TVアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』に登場する「ブラック・マジシャン・ガール」が、コトブキヤが展開するフィギュアシリーズ「キューポッシュ」で立体化され、2015年11月に発売されることが決定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は5,184円(税込)。"ブラマジ"の愛称で親しまれているブラック・マジシャン・ガールは、主人公・武藤遊戯のカードデッキのメインカードの1つ。愛用する「ブラック・マジシャン」の弟子で師匠と弟子の絆は強く、その特殊効果で墓地に眠る師匠の力を攻撃力に変えて戦うことも可能。『遊☆戯☆王』シリーズでも屈指の人気を誇るキャラクターで、コトブキヤからは2011年3月に1/7スケールのフィギュアが発売されている(2015年4月再販)。『キューポッシュ ブラック・マジシャン・ガール』は、シリーズ第5弾として2013年7月に一度発売されているが、今回は「Ver.1.5」として一部付属品と関節パーツをリニューアル。帽子はマグネットで着脱可能で、新規付属となる「魔法の筒」に加え、「魔術の呪文書」は支柱パーツを使って宙に浮いている様にディスプレイすることができる。セット内容は本体に加え、魔法の筒&エフェクトパーツ、杖、魔術の呪文書、表情パーツ3種(笑顔、ウィンク顔、はわわ顔)、差し替え用手首一式(平手、杖持ち手、ピースサイン)、専用ベース(足裏マグネット対応)、可動支柱一式(支柱×3、支柱用アーム、延長パーツ(細・太)、収納用チャック袋となる。商品価格は5,184円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2015年11月を予定している。(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS
2015年07月02日声優の悠木碧が、モンブランやコーヒーゼリーなどの"お菓子擬人化"に挑戦したフォトブック『悠木碧フォトブック Sugary Fairy~季節のスイーツを添えて~』(主婦の友社)が、24日に発売される。『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公・鹿目まどかや、『妖怪ウォッチ』の未空イナホ、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』の比企谷小町など、数々の人気アニメで声優を務めてきた悠木は、2011年度の第6回声優アワードでは歴代最年少の19歳で主演女優賞を受賞。アニメ公開を控える『ワンパンマン』で主要キャラクター・戦慄のタツマキ役も決定するなど、声優としてさらなる活躍が期待されている。今回発売されるフォトブックは、雑誌『声優グランプリ』(主婦の友社)で2013年5月号から開始された連載「悠木碧のSugary Fairy」を書籍化したもの。「甘~いお菓子を擬人化したら…」というテーマのもと、さまざまなテイストの衣装に身を包み、わたあめ、ローズジャム、コーヒーゼリーなどの"お菓子の妖精"になりきった悠木を、29パターンも見ることができるという。『悠木碧フォトブック Sugary Fairy~季節のスイーツを添えて~』は、6月24日発売。B5判96ページの仕様で、定価は3,000円(税別)となる。
2015年06月23日ロッテリアは9月上旬までの期間限定で、「甘熟王バナナシェーキ」「甘熟王バナナミルクパイ」を、ロッテリア店舗にて販売している。○バナナの王様"甘熟王"使用のデザートが新登場両商品は、バナナの王様として人気のブランドバナナ"甘熟王(かんじゅくおう)"を使用し開発した、ファストフードの定番であるシェーキとフライドパイの新たなフレーバー。"甘熟王"は、約40年にもおよぶ独自の栽培経験を活かし、時間をかけて栽培された「ほかではマネのできない甘さとコクがある」というブランドバナナ。「甘熟王バナナシェーキ」は、ひんやりあと味さっぱりとしたコクのあるシェーキに"甘熟王"の本来の味を感じられるようにカットサイズの果肉をトッピングし、自然で濃厚な甘さが味わえるシェーキに仕上げた。価格は260円(税込)。「甘熟王バナナミルクパイ」は、"甘熟王"をフィリングに使用し、サクサクのパイ生地で包んだデザートニューで、一口食べると豊かなバナナの香りと味わいが口いっぱいに広がるという。価格は170円(税込)。
2015年05月21日JR東日本ウォータービジネスはこのほど、「青森りんご 王林」を発売した。○"りんごの中の王様"「王林」を使用した果汁100%ストレートジュース同商品は、"エキナカから「ここにしかない価値」を届ける"「acure made<アキュア メイド>」ブランドより発売となる、青森りんごシリーズの第3弾商品。2010年から続く青森りんごシリーズでは、「つがる」「トキ」「王林」「ふじ」と4品種を展開予定で、第3弾の今回は、"りんごの王様"が名前の由来の「王林」となる。「りんごの中の王様」という意味を込めて命名された黄色品種の「王林」は、「ふじ」「つがる」に次いで3番目に生産量が多く、りんごシリーズでも昨年より仲間入りを果たしている。青りんごのような見た目から、酸味が強いように感じられるが、実は、今年好評を得ている「トキ」よりも糖度が高く、芳醇な甘味を楽しめるという。酸化防止剤を使用しない「密閉搾り」製法でつくった果汁100%ストレートジュースで、2014年度に収穫した青森県産の王林のみを使用した。280mlペットボトルで、価格は160円(税込)。販売場所は、JR東日本エキナカ飲料自販機、JR東日本ウォータービジネス通信販売、JR東日本のエキナカ店舗など。
2015年03月16日サードウェーブデジノスは、14日より開催される「将棋電王戦FINAL」に、対戦用PCとして「GALLERIA 電王戦」モデルを提供すると発表した。また、東京・秋葉原の「GALLERIA Lounge」にて、「将棋電王戦FINAL」のパブリックビューイングを実施する。「将棋電王戦FINAL」は5人のプロ棋士と5つのコンピュータ将棋ソフトが、5対5の団体戦で勝負する将棋棋戦。3月14日から4月11日までの毎週土曜日に対局が行われる。「将棋電王戦FINAL」の対局スケジュールは以下の通り。2015年3月14日:第1局 斎藤慎太郎 五段 vs Apery2015年3月21日:第2局 永瀬拓矢 六段 vs Selene2015年3月28日:第3局 稲葉陽 七段 vs やねうら王2015年4月4日:第4局 村山慈明 七段 vs ponanza2015年4月11日:第5局 阿久津主税 八段 vs AWAKEサードウェーブデジノスは、コンピュータ将棋ソフトを動作させる対戦用PCとして、8コア/16スレッドのIntel Core i7-5960X Extreme Editionを搭載したハイスペックPCを提供する。主な仕様はIntel Core Core i7-5960X Extreme Edition(8コア/16スレッド/3.0GHz)、チップセットがIntel X99 Express、メモリがPC4-17000 64bit、ストレージが250GB SSD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX960 2GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が750W 80PLUS GOLD、OSがWindows 8.1 Pro 64bit。本構成での価格は税別379,980円から。また、サードウェーブデジノスは同社が東京・秋葉原に開設したショールーム「GALLERIA Lounge」にて、「将棋電王戦FINAL」のパブリックビューイングを実施する。地下1階フロアの100型スクリーンで、対局を自由に観戦することができる。
2015年03月13日●カスパロフ氏「ミスをしないコンピュータに1勝すれば、人間はまだ負けたことにはならない」人間とコンピュータが将棋を舞台に戦う「将棋電王戦」は、いよいよ最終局面へ。最後の団体戦となる「将棋電王戦FINAL」が、3月14日に開幕する。「将棋電王戦」は2012年に始まった、プロ棋士とコンピュータとの真剣勝負。2013年の第2回から5対5の団体戦形式になり、これまで開催された3回すべて総合成績でコンピュータが勝利を収めている(棋士の段位は対局当時のもの)。○これまでの「将棋電王戦」■2012年 第1回米長邦雄永世棋聖●-○ボンクラーズ■2013年 第2回阿部光瑠四段○-●習甦佐藤慎一四段●-○ponanza船江恒平五段●-○ツツカナ塚田泰明九段(引き分け)Puella α三浦弘行八段●-○GPS将棋■2014年 第3回菅井竜也五段●-○習甦佐藤紳哉六段●-○やねうら王豊島将之七段○-●YSS森下卓九段●-○ツツカナ屋敷伸之九段●-○ponanza結果を見ればこれまで人間側も一矢報いてはいるが、全体的にはコンピュータが押している。この状況を人間が打破するか、それともコンピュータの強さが人間を飲み込むか――。チェスでは1997年に専用コンピュータ「ディープ・ブルー」が当時の世界チャンピオン、ガルリ・カスパロフを破った。「将棋電王戦」も結果はどうあれ、将来的にそうしたマイルストーンになることは間違いない。今回行われる5局の先手後手を決める振り駒を行った人物は、誰であろうカスパロフ氏だった。そのカスパロフ氏は電王戦の結果に触れ、「ミスをしないコンピュータに5試合のうち1勝すれば、人間の知性はまだ負けたことにはならない」と語っている。だが人間側としては抵抗だけでなく、逆襲を期したいところだ。その電王戦FINALの開催概要は次の通り。第1局 3月14日(土)9:30 会場:京都・二条城▲斎藤慎太郎五段 vs △Apery(第2回将棋電王トーナメント第5位/開発者・平岡拓也)第2局 3月21日(土)9:30 会場:高知・高知城△永瀬拓矢六段 vs ▲Selene(第2回将棋電王トーナメント第4位/開発者・西海枝昌彦)第3局 3月28日(土)9:30 会場:函館・五稜郭▲稲葉陽七段 vs △やねうら王(第2回将棋電王トーナメント第3位/開発者・磯崎元洋)第4局 4月 4日(土)9:30 会場:奈良・薬師寺△村山慈明七段 vs ▲ponanza(第2回将棋電王トーナメント第2位/開発者・山本一成)第5局 4月11日(土)9:30 会場:東京・将棋会館▲阿久津主税八段 vs △AWAKE(第2回将棋電王トーナメント第1位/開発者・巨瀬亮一)今年も昨年と同じく、日本各地を巡っての戦いになる。本記事では主にコンピュータ側からの視点で、これら5局の展望を語っていきたい。人間側については、もうひとつの展望記事「プロ棋士編」を参照していただきたい。●第2回、第3回の出場棋士の平均年齢は30を超えていたが、今回の平均年齢は26○迎え撃つコンピュータ「将棋電王戦FINAL」では、昨年11月に行われた「第2回将棋電王トーナメント」の上位5ソフトがコンピュータ側の代表として戦う。特徴的なルールである「ソフトの事前提供」は前回と変わらない。これは本番と同じ仕様のソフトを事前に棋士に貸し出すというもの。プロ棋士はそれを使って本番となる対局前に、自由に対局して研究をすることができる。対して開発者は電王トーナメント終了後の一定期間のみ改良が認められ、その後はプログラムに手を加えることができない。このルール、当然ながらコンピュータ側にとって厳しい条件だ。事前に不利になる順を見つけられ、再現性を確立されればそれが本番でも通用してしまう。こうした事前研究に備えた開発者もいたが、本質的な対策を施すことは難しい。前回は終わってみれば既知の通りコンピュータ側が勝ち越したが、今回どうなるかは未知数だ。前回と同様に、プロ棋士がどれだけ事前に対策を練り、本番に生かしてくるかが今回の大きな見どころになるだろう。さて、今回見逃せないのが、ニコニコチャンネルで配信されている「電王戦FINALへの道」という動画の存在。棋士と開発者それぞれのインタビューに加え、部分的にではあるが練習対局まで見ることができる、ファン垂涎の企画だ。はっきり言って、これを見ずにおくのはもったいない。損である。本記事の執筆時点(3月8日)で70! もの動画がアップされているので、別表(以下画像)を参考に、ぜひとも関心のあるナンバーを見ていただきたい。異なる時間設定で指されている練習対局に目を通しておけば、本番がまた違った視点で楽しめることだろう。将棋があまりわからないという方には、ナンバー4の味噌汁をつくる斎藤五段、ナンバー30の竜王就位式に出席した稲葉七段、ナンバー57の阿久津八段と八王子将棋クラブ、ナンバー59~62の師匠から語られるエピソードと、このあたりが特に印象に残ったのでおすすめしておきたい。○対戦カードと展望それでは注目の対戦カードを見ていこう。今回、出場棋士は日本将棋連盟理事の片上大輔六段が話したように、若手中心で構成されている。第2回、第3回の出場棋士の平均年齢は30を超えていたが、今回の平均年齢は26と確かに若い。これはおそらく、コンピュータにより親しんでいるであろう年齢層、という期待があると思われる。それだけ対コンピュータ戦略を練ってくる可能性も高くなることが予想されるわけで、コンピュータにとっても厳しい戦いが待っていることは間違いないだろう。対する出場ソフトの特徴はどうか。ここでは前述の「電王戦FINALへの道」で指された練習対局の内容と結果にも触れながら、紹介していくことにしよう。○第1局 △Apery(開発者・平岡拓也)-▲斎藤慎太郎五段今年のトップバッターは、昨年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝を果たしたApery(エイプリー)。「将棋電王戦」は今回が初出場。名前の意味は「猿まね」。既存の手法でも良いところは積極的に真似をして強くなる、そんな思いが込められている。斎藤五段との練習対局では1分将棋、30分切れ負けともに振り飛車を採用。1分将棋では四間飛車穴熊から飛車を成らせる大胆な構想を見せたが、堅実にとがめられて敗北。30分切れ負けでは向かい飛車から素早く仕掛け、一瞬の切れ味で斎藤陣を崩壊させた。定跡形を踏襲するオーソドックスなスタイルで、棋風はコンピュータらしく攻め寄り。穴熊の扱いでは人間に一日の長がある印象を受けた。本番では30分切れ負けの将棋のように、穴熊に組まれないような定跡を選んだほうが勝率が高くなるのではないだろうか。●AWAKEは一人のアマチュアに敗れたが、その対コンピュータ戦略が衝撃的だった○第2局 ▲Selene(開発者・西海枝昌彦)-△永瀬拓矢六段Selene(セレネ)もAperyに続き今回が「将棋電王戦」初出場。ギリシア神話の月の女神セレーネーの名を冠している。なお、神話におけるセレーネーは羊飼いの少年エンデュミオーンを愛し、その美貌をとどめるために老いることのない永遠の眠りにいざなったとされる。ちょっと怖い。ちなみに開発者の西海枝(さいかいし)氏曰く、Seleneのイメージはモデルの蛯原友里とのこと。永瀬六段との練習対局は、1分将棋は互いに三間飛車に振って相振り飛車に。攻め方がまずく、玉を上に逃して入玉され、大差の負けになってしまった。30分切れ負けでは「鬼殺し」という有名な奇襲戦法を採用、駒損ながら一方的にパンチを浴びせ、そのまま押し切った。特徴はなんといっても序盤の戦型選択。特に鬼殺しは非常に珍しい指し方であり、作戦的に損をしても相手の不慣れな戦いに持ち込みたい、という意図が見える。この戦略が吉と出るか凶と出るか。○第3局 △やねうら王(開発者・磯崎元洋)-▲稲葉陽七段やねうら王は前回の「将棋電王戦」に続いての出場。今回は「おもてなし定跡」という少し変わった定跡を搭載していることがあってか、練習対局でも珍しい序盤になることが多いようだ。しかし動画に出ていた対局は通常の定跡形で、トリッキーな序盤は本番まで持ち越しになるかもしれない。稲葉七段との練習対局では、1分将棋、30分切れ負けともに横歩取りへ誘導した。1分将棋では△3三桂戦法を用い、稲葉七段の誘いにのる形で竜を捕獲され、形勢を損ねた。30分切れ負けは際どい勝負になり、終盤で稲葉七段に失着が出て逆転勝ち。2局とも人間ペースで進んでいただけに、本番での巻き返しを期待したい。○第4局 ▲ponanza(開発者・山本一成)-△村山慈明七段ponanza(ポナンザ)は唯一の団体戦皆勤賞となるプログラム。昨年は「世界コンピュータ将棋選手権」「電王トーナメント」と続いて2位に甘んじる結果になった。名前はコンピュータ将棋界に革命を起こしたBonanzaにあやかっている。村山七段との練習対局では居飛車3種の指し回しを披露した。「小手試し」の20分切れ負けでは矢倉、1分将棋は横歩取り、30分切れ負けは初手▲7八金の趣向から角換わりに。いずれも積極的に攻勢をとったponanzaが押し切っている。もともと定跡にあまり頼らないタイプだが、今回は30分切れ負けの練習対局でわかるように、初手から工夫を凝らしている。片上六段によると、山本氏は「人間の将棋に無いものを出したい」と話していたという。相手が研究家で知られる村山七段だけに、序盤で定跡を離れ力戦に持ち込むメリットは大きいだろう。○第5局 △AWAKE(開発者・巨瀬亮一)-▲阿久津主税八段「第2回電王トーナメント」で雪辱を果たし、初出場を決めたAWAKE(アウェイク)。開発者の巨瀬氏は元奨励会員という異色の経歴で注目を集める。阿久津八段との練習対局は1分将棋のみ公開されている。AWAKEの四間飛車に阿久津八段は居飛車穴熊で対抗。終盤でコンピュータらしい詰みまわりの見切りを発揮して勝利を収めた。AWAKE関連で触れておきたいのが、2月末と3月1日の2日間で行われた「電王AWAKEに勝てたら100万円!」というイベントでの敗北。AWAKEは一人のアマチュアに敗れたのだが、その対コンピュータ戦略が衝撃的だった。人間は角交換したのち、わざと自陣に隙を作ってコンピュータに角を打たせる。打った角は成れるのだが、手が進むと逃げ場がなくなり、コンピュータは大きな駒損を強いられてしまう、というものだ。イベントのAWAKEはノートパソコン上で動いていたこと、持ち時間の違いなど、本番とは状況が異なるので再現性は定かではない。しかし、あくまで想像だが、公開されていない練習対局でこの筋が実現しているとしたら――興味は尽きない。今日のコンピュータ将棋がここまで強くなった一因には、棋士の棋譜を利用した機械学習が挙げられる。最近では逆に、プロ間でもコンピュータの指した手が参考にされるケースが増えてきた。敵としてではなく、しかし手を取り合う味方でもない、互いに自らの目的のために利用し合う関係があってもいい。それによってより洗練された将棋が生まれるのであれば、それは尊いことであると思う。さて、「最後の団体戦」とアナウンスされた今回の対戦、どのような結末を迎えるだろうか。まずはそれを見届けよう。
2015年03月10日デンソーは3月5日、ドワンゴと日本将棋連盟が3月14日から4月11日にかけて開催する「将棋電王戦FINAL」に協賛し、昨年の「第3回将棋電王戦」に引き続きロボットアーム「電王手さん」を提供すると発表した。今回の「電王手さん」は2014年度のグッドデザイン大賞を受賞した医薬・医療用ロボット「VS-050S2」をベースに、将棋対局専用に設計・開発された。その最大の特長は"成り駒"動作を実現したグリッパー(指の役割)部分にある。前回まではコンプレッサーで駒を吸着していたため、いったん駒を吸い上げて成駒専用の台に移動させ、反対面から吸着し直してから盤上に置く必要があった。しかし、新開発のグリッパーで駒を掴み、裏側に回転させること可能となったため、前述のようなイレギュラーな動作が必要なくなり、より通常に近い将棋対局を再現できる。「将棋電王戦」は現役プロ棋士5名がトーメントを勝ち抜いた5つのコンピューター将棋ソフトと団体戦で対決するイベント。2011年から開催されており、対戦成績ではコンピューター側が勝ち越している。
2015年03月05日高橋和希氏による漫画原作が2016年に20周年を迎える『遊☆戯☆王』シリーズの新作TVアニメ『遊☆戯☆王DM バトルシティ編』が、2015年4月よりテレビ東京系にて毎週火曜26:05~の深夜枠で放送されることが明らかになった。アニメ『遊☆戯☆王』シリーズは、2000年に放送を開始。『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』(1998年)、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』(2004年)、『遊☆戯☆王5D’s』(2008年)、『遊☆戯☆王ZEXAL』(2011年)と歴史を重ね、現在は第5シリーズとして『遊☆戯☆王ARC-V』(テレビ東京系毎週日曜17:30~18:00)が放送され、漫画では漫画誌『Vジャンプ』(集英社)にて『遊☆戯王ZEXAL』が連載中。2016年には、完全新作となるアニメーション映画『劇場版 遊☆戯☆王』の公開も予定されている。同シリーズ初の深夜枠での放送となる『遊☆戯☆王DM バトルシティ編』は、3枚すべてを集めたものは「決闘王」の称号を得ると言われる伝説のレアカード「三幻神」を手に入れるため、海馬瀬人が決闘大会「バトル・シティ」の開催を宣言。古の記憶に導かれた武藤遊戯をはじめ、城之内克也、孔雀舞などデュエリストたちが一堂に集結する中、その影では謎の男・マリクが暗躍。全てのカードの頂点に座す"神のカード"と己のプライドを賭けた、遊戯たちの激しい決闘が描かれる。また、3月21日、22日に東京ビッグサイトで開催される「AnimeJapan2015」のADKブースでは、『遊☆戯☆王ARC-V』出演キャストによるスペシャルステージ(22日)も開催。榊遊矢役の小野賢章、ユーゴ役の高木心平、ユート役の高木万平、黒咲隼役の金城大和ほかの出演が予定されている。(c)高橋和希スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS
2015年03月03日ワコムは2月10日、「CGアーティスト森田悠揮ZBrushテクニックセミナー」をデジタルハリウッド駿河台ホールにて開催した。セミナーにはCGアーティスト森田悠揮氏とPixologic社COOのハイミ氏、マーケティング担当のトマ氏が登壇。オークの山田有祐氏が司会を務めた。森田氏の実演に会場が沸いたセミナーの様子をレポートする。○デジタルライブスカルプティングを披露同セミナーは、3Dモデリング制作を行っている人から3Dモデリング制作に興味がある人までの幅広い層を対象に行われた。「ZBrush」はゲームや映像作品の3Dモデリング制作に使われているデジタルスカルプティングソフトウェア。今回のセミナーに登壇した森田氏は、「CG Student Awards 2013」にて、世界第3位を受賞。セミナーでは、ZBrushとペンタブレットを使ったデジタルライブスカルプティングを披露した。また、実演と平行してZBrushの開発元であるPixologic社のハイミ氏とトマ氏がソフトウェアを解説し、質疑応答も実施。会場には液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズのフラッグシップモデル「Cintiq 27HD」を中心とした液晶ペンタブレットを展示し、その場で体験できるようになっており、セミナー終演後には、実際に試してみる参加者の姿も見られた。○「爬虫類っぽい」クリーチャーを作成セミナー冒頭で進行の山田氏が尋ねたところ、来場者の中でZBrushを使っているのは4~5割程度。森田氏はセミナーが行われる1時間半~2時間の間にクリーチャーの頭部を作ると話し、実演が開始された。森田氏が作るのは「爬虫類っぽい」クリーチャーということで、トカゲを意識しながら作ると説明。普段はクリーチャーであれば何の動物をベースに作るかを考え、大量の資料を見て、動物の構図を頭にたたき込んでからさっと作るようにしているとのこと。最初の段階では印象だけを重視しているので、ディテールにはあまり凝らずに進めるのだという。目の周りが決まるとそれ以外の部分も決まるということで、目の周りから重点的に作っていた。会場からの「自分で絵を描くのか」という質問に対しては、デッサンを本格的に習ったことはないが、デッサンは観察力をつけるためにあるため、観察力さえあればできなくても大丈夫だとの回答をしていた。○ZBrush 4R7をPixologic社が紹介森田氏による作業の中盤には、Pixologic社によるZBrushの説明が行われた。ZBrushの特徴は、紙とペンがあれば何かが描けるのと同じように、ZBrushがあれば経験がなくても制作を始められるということだ。「粘土をこねるように作業を進められる」と例えていた。産業分野ではゲーム、映画、マーケットデザインのイラストレーション、製品製作前のコンセプト段階でのアート、テレビコマーシャルなどさまざまな場面で使われており、利用者に合わせて幅広く活用できるという。ハイミ氏とトマ氏は、今回の来日で2月8日に行われたワンダーフェスティバルに参加し、「日本では漫画文化が強い」と実感したとのこと。このほどリリースされた「ZBrush 4R7」についても、いち早く詳細を紹介。ZBrushの特徴のひとつに「ZBrushだけですべての作業が完結できること」があるが、4R7ではそれがさらに強化されたという。○最終的な質感をイメージして作業を進行Pixologic社が「ZBrush 4R7」の説明をしている間に、森田氏の実演も進行。大まかな形が完成。続くディテールでは、質感を考えて作業を進めるという。今回のクリーチャーについては、ぬるっとした首の皮にし、ヒダや顔のシワをつけていた。最終的な質感をイメージしていると作業が早く進むのだという。その様子を見ていたハイミ氏は、球からアウトラインを作っていったことに注目し、「作業をやっていく中で調整を重ねてドラゴン(クリーチャー)ができあがっていった」と話した。トマ氏は作業の早さがZBrushならではであると強調。山田氏は、「デジタルでは、良くも悪くもとことんディテールを突き詰められる」とデジタルならではの特徴を読み取って説明していた。○液晶ペンタブレットは「アナログで制作しているみたい」セミナーの後半では、山田氏が事前アンケートの結果を紹介。会場にいるZBrushユーザーではペンタブレットを使っている人が多いという内容だった。それについて、最近液晶ペンタブレットを買ったという森田氏は、「アナログで制作しているみたいで慣れるとすごく使いやすい。5時間で慣れてしまった」と話した。購入したのは「Cintiq 13HD」だという。メインのディスプレイとミラーリングして使っているという山田氏は、「Cintiq 13HDなら原型を作る感覚のまま、フィギュアを作る感じに近いので良い選択だった」と振り返っていた。そしていよいよ森田氏のクリーチャーが完成。ハイミ氏は「2時間以内で作った作品ではハイクオリティ」と評価していた。森田氏はもともとはモデラー志望ではなく、いろいろなものを作っていたのだという。しかし、クリーチャーを作るのが楽しく、生き物が好きだったことから、現在ではクリーチャーの仕事が9割を占めるようになったそうだ。また森田氏は、日頃から使えそうな質感や造形を頭にストックしておくことの大切さを強調。現存の動物から使える要素を探して、イマジネーションに取り入れておく。実際の作業においては、シルエットが決まれば完成形も見えるため、ディテールにとらわれずに形を突き詰めて、最終的に良い物をつくることを心がけるように意識していると話し、セミナーは幕を閉じた。
2015年02月17日メガハウスが展開するアクションフィギュア「ヴァリアブルアクション Hi-SPEC」シリーズより、『ヴァリアブルアクション Hi-SPEC 魔動王グランゾート ハイパーグランゾート』の予約受付が、2月9日16:00からプレミアムバンダイにてスタートする。2015年6月下旬発送予定で、価格は12,528円(税込)。「ハイパーグランゾート」は、TVシリーズ本編の1年後を部隊としたOVA作品『魔動王グランゾート 最後のマジカル大戦』(1990年)に登場する、八頭身となったグランゾートの最終形態。『魔動王グランゾート』シリーズからの「ヴァリアブルアクション」は、これまでに「グランゾート」「ウインザート」「アクアビート」「ヘルメタル」「ワイバースト」「ハービザン」など続々と立体化されてきたが、「ヴァリアブルアクション Hi-SPEC」での立体化は同シリーズ初。しかも「ハイパーグランゾート」自体の立体化も本商品が初となる。『ヴァリアブルアクション Hi-SPEC 魔動王グランゾート ハイパーグランゾート』は、美麗な塗装表現と脚部にダイキャストを使用しており、「Hi-SPEC」シリーズならではの質感と重量感で立体化。プロポーションから可動にいたるまで、これまでのアクションフィギュアのノウハウを集結した「ハイパーグランゾート」に仕上がっているという。全高は約180mm。商品価格は12,528円(税込)で、予約締切は2015年3月中旬。商品の発送は、2015年6月下旬を予定している。(C) サンライズ・R
2015年02月09日メリーチョコレートカムパニーは2月1日、お湯や温めた牛乳を注いで使用する「メリー チョコレートドリンクベース」と、「バナナの王様・甘熟王(かんじゅくおう)」とコラボレーションした「甘熟王バナナケーキ」を発売する。「メリー チョコレートドリンクベース」は、お湯や温めた牛乳を注ぐだけで、チョコレートショップの味わいを手軽に楽しめる、濃縮液状タイプのチョコレートドリンクベース。自宅用として1本から購入できるが、バレンタインデーの贈り物などにも適した6本の詰め合わせも用意している。全国百貨店にて、1個108円、6個入648円で販売する。「甘熟王バナナケーキ」は、同社の百貨店ブランド「クレ ド カカオ」とスミフルの「バナナの王様・甘熟王」がコラボレーションしたケーキ。生地には、甘くてコクのあるバナナ"甘熟王"のピューレを練り込んで焼き上げた。しっとりとした食感と、バナナの豊かな香りが特長となっている。価格は1個162円。「クレ ド カカオ」ショップ82店舗で、4月中旬までの期間限定で販売する。※価格は税込
2015年01月27日メリーチョコレートカムパニーは22日より順次、「甘熟王ゼリーチョコレート」と「甘熟王バナナチョコレート」を発売する。○「リュクラ」と「バナナの王様・甘熟王」がコラボ両商品は、大手量販店約40店舗で展開している、メリーチョコレートの量販店銘店コーナーオリジナルブランド「リュクラ」と、スミフルの「バナナの王様・甘熟王(かんじゅくおう)」がコラボレーションしたチョコレート。"毎日をがんばる女性たちのご褒美チョコレート"をコンセプトにしている。「甘熟王ゼリーチョコレート」は、「甘熟王」のおいしさをそのまま生かした果汁やピューレを使ったゼリーを、ミルクチョコレートでコーティング。「甘熟王」の質の高い甘さと、カカオの香り高いチョコレートとともにバランスよく引き立つ味わいに仕上げたという。45g入りで、価格は378円(税込)。「甘熟王バナナチョコレート」は、サクッとした食感を楽しめるコーンフレークとチョコクランチ、「甘熟王」の果汁やピューレを使ったゼリーを混ぜ合わせた、ブロックタイプのホワイトチョコレート。素材となるバナナに「甘熟王」を選ぶことで、バナナの香り、味わいが一層際立つチョコレートに仕上げたという。50g入りで、価格は378円(税込)。
2015年01月17日ケイ・オプティコムは、携帯電話サービス「mineo」のファンサイト「マイネ王」を公開した。ユーザーが知りたいこと、困っていることをユーザー同士で情報交換できる場として提供する。「マイネ王」では現在、「mineoって本当にいいの?」「meinoって本当に安くなるの?」「本州のもっとも人口の少ない村でmineoは使えるか」「毛利元就が3本の矢の折れなさと4GBの多さを子供に教える(動画)」などのコンテンツを用意。閲覧は自由だが、ユーザー登録により、コメントの記入も可能になる。また、将来的にはユーザー発信でのコンテンツ投稿も行えるようになる。なお、同サイトのオープンを記念して、1月31日までプレゼントキャンペーンを実施。「マイネ王」にユーザー登録し、指定のコンテンツへコメント記入した人を対象に、抽選でパナソニック製「寒冷炎暑対応タブレットFZ-E1」などをプレゼントする。
2015年01月13日今年で放送開始から25周年を迎えたTVアニメ『魔動王グランゾート』の5枚組CDボックス『魔動王グランゾート マジカル音楽大全集』が、2015年2月25日に日本コロムビアより発売されることが决定した。価格は7,800円(税別)。『魔動王グランゾート マジカル音楽大全集』は、これまで発売されたTVアニメやOVAのサウンドトラック、主題歌集に加え、ムービックから1990年に発売された『魔動王グランゾート アニメイトカセットコレクション11』などを5枚組で収録した豪華ボックスセット。Disc1は「魔動王グランゾートヒット曲全集」、Disc2は「魔動王グランゾート音楽全集 TV版I」、Disc3は「魔動王グランゾート音楽全集 TV版II」、Disc4は「魔動王グランゾート音楽全集 OVA版」、Disc5は「アニメイトカセットコレクション11」という構成となる。ボックスの絵柄には新規描き起こしのイラストを使用され、「マジカル音楽解説書」と称したブックレットには音楽集、ヒット曲集、シングルなどのイラストをカラーで収録。さらにマジカルインタビューと題した、作曲家の田中公平氏、主題歌を歌った鈴木けんじ、ラビ役の安達忍のインタビューの収録も予定されている。『魔動王グランゾート』は1989年~90年に放送されたサンライズ制作のTVアニメ。『魔神英雄伝ワタル』と『魔神英雄伝ワタル2』の間に放送され、原作に広井王子氏、メカニックデザインに大河原邦男氏、音楽に田中公平氏、脚本の高橋良輔氏と豪華スタッフが名を連ね、当時のロボットアニメブームも後押しして人気を博した。人々が月に移民するようになった西暦2100年が舞台で、町内の福引きで月旅行を当てた主人公・遥大地が魔動王「グランゾート」を召喚し、月の地下世界「ラビルーナ」の支配を企む邪動族と戦う姿が描かれる。12月24日には、TVアニメ全41話を収録してHDリマスターを施した全9枚組の『魔動王グランゾート Blu-ray BOX』が発売される。(C)サンライズ・R
2014年12月17日大ヒット漫画『遊☆戯☆王』の連載開始から数え20年目を迎える2016年、新作映画が公開されることが明らかになった。『遊☆戯☆王』は1996年から週刊少年ジャンプで連載を開始し大ヒットを記録。今回の映画は、シリーズ1作目のキャラクター武藤遊戯と海馬瀬人を主人公にした作品で、新作オリジナルストーリーが描かれる。また映画公開を前に、2000年から4年間に渡って放送されていたTVアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』のデジタルリマスター版『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 20th リマスター』が来年2月7日(土)朝7時30分から、テレビ東京系列で放送を開始することも発表になった。『劇場版 遊☆戯☆王』2016年 全国公開
2014年12月15日ドワンゴおよび日本将棋連盟は、2015年春に開催する「将棋電王戦FINAL」の開催日程と対戦カードを発表した。「将棋電王戦FINAL」は、これまでに開催された第2回・第3回と同様、5名のプロ棋士と5つのコンピュータ将棋ソフトによる全5局の団体戦。前回の第3回では、プロ棋士が1勝4敗で大敗するという結果に終わっており、プロ棋士の逆襲となるか注目が集まっている。対局は2015年3月14日から4月11日までの毎週土曜日に開催され、第1局(3月14日)は「斎藤慎太郎五段 vs Apery」、第2局(3月21日)は「永瀬拓矢六段 vs Selene」、第3局(3月28日)は「稲葉陽七段 vs やねうら王」、第4局(4月4日)は「村山慈明七段 vs ponanza」第5局(4月11日)は「阿久津主税八段 vs AWAKE」。また、26日に開催された発表イベントにて、元チェス世界王者のガルリ・カスパロフ氏が振り駒を行った結果、第1局の先手番は棋士側に決定した(棋士は第1・3・5局で先手番▲、第2・4局で後手番△)。さらに、本対局を記念したイベントとして、伝説の元チェス世界王者のガルリ・カスパロフ氏と現在チェス日本ランキング1位の羽生善治氏の初となる特別対局が行われるほか、前回、将棋ソフト・ツツカナに敗れた森下九段が、継ぎ盤を使用してツツカナに挑む雪辱戦「電王戦リベンジマッチ」、自動車を将棋の駒に見立てて戦う地上最大の対局「電王戦×TOYOTA リアル車将棋」が順次開催されることも発表されている。イベント名:「ガルリ・カスパロフvs羽生善治 チェス対局」開催日時:2014年11月28日(金)10:00~13:00番組ページはこちらイベント名:「電王戦リベンジマッチ 森下卓九段 vs ツツカナ」開催日時:2014年12月31日(水)10:00~番組ページはこちらイベント名:「電王戦×TOYOTA リアル車将棋」羽生善治名人 vs 豊島将之七段開催日時:2015年2月8日(日)10:00~番組ページはこちら
2014年11月27日リドリー・スコット監督が旧約聖書に綴られたモーゼの物語を基に描いたアドベンチャー映画『エクソダス:神と王』のポスター画像が公開になった。スクリーン上で英雄が起こした“奇跡”の数々を描き出すため、スコット監督は過去最大のスケールで撮影にのぞんだという。その他の写真本作は紀元前1300年を舞台に、最強の王国エジプトの王家の養子として育てられるも、兄弟同然に育ったエジプトの王ラムセスに反旗を翻した男モーゼの数奇な運命を描いた超大作。ヘブライの民を救うために繰り広げられるエジプト軍との壮絶な戦いや、有名な紅海の海が真っ二つに割れる場面も登場する。『ダークナイト』トリロジー、『アメリカン・ハッスル』のクリスチャン・ベイルがモーゼ役を、“狂気の王”として彼の前に立ちはだかるラムセス役を『ゼロ・ダーク・サーティ』『華麗なるギャッビー』のジョエル・エドガートンが演じ、ベン・キングズレー、シガーニー・ウィーバー、ジョン・タトゥーロらが出演する。長きに渡って繰り返し語り継がれてきた物語を、21世紀のスクリーンに新たに描き出すため、スコット監督は徹底的にリアリティを追求することを決めた。その結果、『エイリアン』の撮影も行われたイギリスのパインウッド・スタジオで屋内シーンを撮影した後、地中海に面したスペインで大規模なロケ撮影が行われることになった。ラムセスの宮殿、ヘブライの貧民街、エジプトの街なみの巨大セットが実際に建てられ、15000人ものエキストラが撮影に参加。さらに戦争のシーンでは17台のカメラが持ち込まれ、馬55頭、騎手48人、エキストラ300人が戦闘を展開した。本作の撮影規模は、過去のリドリー・スコット作品の中でも最大であるばかりか、彼の過去作『グラディエーター』『ロビン・フッド』『キングダム・オブ・ヘブン』の3本を足しても本作の規模には及ばないほどだという。監督がこれだけの予算と人材を投じて描くのは、民を守るために立ち上がり、苦境に決して負けることなく戦い抜こうとした男が起こす“奇跡”の数々だ。このほど公開されたポスター画像には、自身の運命と真正面から向き合い、戦うことを決めた主人公モーゼの凛々しい姿と、“戦う者だけに「奇跡」は訪れる”というコピーがデザインされており、映画ファンの期待をさらに高める内容になっている。『エクソダス:神と王』2015年1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2014年11月27日ドワンゴおよび日本将棋連盟は、11月1日から3日までの3日間、最強のコンピュータ将棋ソフトを決める「第2回将棋電王トーナメント」をTOIRO(埼玉県さいたま市)を開催し、2015年春開催の「将棋電王戦FINAL」へ進む5つのコンピュータ将棋ソフトが决定した。「将棋電王トーナメント」は、統一したハードウェアを用いて将棋ソフトの強さを競う大会で、今回は全25ソフトが参加。持ち時間は、予選リーグが15分・秒読み10秒、決勝トーナメントは2時間切れ負け(チェスクロック方式)というルールで行い、その結果、巨瀬亮一氏の開発した「AWAKE(アウェイク)」が優勝。「電王」の称号と賞金250万円を獲得した。以降の結果は、第2位が「ponanza/ポナンザ」(開発者:山本一成氏/下山晃氏)、第3位が「やねうら王」(磯崎元洋氏/岩本慎氏)、第4位が「Selene/セレネ」(西海枝昌彦氏)、第5位が「Apery/エイプリー」(平岡拓也氏/杉田歩氏/山本修平氏)。これら上位5つのソフトは、2015年春に開催される「将棋電王戦FINAL」に進み、阿久津主税八段、村山慈明七段、稲葉陽七段、永瀬拓矢六段、斎藤慎太郎五段ら5人のプロ棋士と対戦することになる。なお、本トーナメントの模様は「ニコニコ生放送」にて生中継されており、各番組ページよりタイムシフト視聴が可能。詳細は公式サイトまで。イベント名:「将棋電王戦FINAL」開催時期:2015年春(日時および会場は後日発表)対戦形式:5人の現役プロ棋士 対 5つのコンピュータ将棋ソフトの団体戦出場棋士:阿久津主税八段、村山慈明七段、稲葉陽七段、永瀬拓矢六段、斎藤慎太郎五段出場規程:出場棋士は、主催者側が用意した本番と同じソフトおよびハードで練習対局を行う持ち時間:各5時間・秒読み1分、休憩2回(昼休憩1時間、夕食休憩30分)公式サイトはこちら
2014年11月05日リドリー・スコット監督が旧約聖書に綴られたモーゼの物語を基に描いたアドベンチャー映画『エクソダス:神と王』の新映像がこのほど公開になった。本作は“神になろうとした男”ラムセスと、“神に選ばれた男”モーゼを主人公にした壮大なスペクタクルを描いた作品だ。最新映像本作は紀元前1300年を舞台に、最強の王国エジプトの王家の養子として育てられるも、兄弟同然に育ったエジプトの王ラムセスに反旗を翻した男モーゼの数奇な運命を描いた超大作。ヘブライの民を救うために繰り広げられるエジプト軍との壮絶な戦いや、有名な紅海の海が真っ二つに割れる場面も登場する。『ダークナイト』トリロジー、『アメリカン・ハッスル』のクリスチャン・ベイルがモーゼ役を、“狂気の王”として彼の前に立ちはだかるラムセス役を『ゼロ・ダーク・サーティ』『華麗なるギャッビー』のジョエル・エドガートンが演じ、ベン・キングズレー、シガーニー・ウィーバー、ジョン・タトゥーロらが出演する。このほど公開された新映像では、栄華を極めた巨大王国エジプトの光景と、彼らに虐げられているヘブライの民の姿が描かれる。何不自由のない生活を送り、人々から信頼と賞賛を集めていたモーゼは数奇な運命に導かれるように、ラムセスと刃を交える。映像の後半は神が起こしたかのような災難が次々に登場し、40万の民を率いるモーゼと彼らを根絶やしにしようとするラムセスの対決と、モーゼが起こす“奇跡”が描かれる。主演のベイルは「モーゼのストーリーをどこまで描くか選ばなければならなかった。脚本を執筆したスティーヴ・ザイリアンは、本作を革命の話として捉え、彼の解釈による(革命家としての)エクソダスのストーリーとなった。だからこそ、このタイトルは“モーゼ”ではなく“エクソダス”なんだ。モーゼはとてつもない重荷を背負い、運命に抗いながら懸命に頑張る。本作は、あまりに大きなプレッシャーをかけられた男が、前へ進もうとする話にすべきだと思った」とコメント。モーゼの話は長年に渡って繰り返し語られてきたが、本作では最新の映像技術と壮大なスケールで、“新たなモーゼの物語”を描き出すようだ。『エクソダス:神と王』2015年1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2014年10月29日森永乳業は20日、「甘熟王バナナアイス」より、オムレットタイプのデザートアイス「甘熟王チョコバナナオムレット」を発売する。○スポンジケーキ、アイス、ソースの3つの複合的な食感を楽しめる同商品は、「甘熟王」を使用した、オムレットタイプのデザートアイス。「甘熟王(かんじゅくおう)」は、"バナナの王様"と呼ばれる、甘くおいしい高糖度系バナナ。1972年にスミフルが"最高のおいしさ"を求めて、"高地栽培"のバナナを開発、その"独自の栽培経験"を生かして開発された、甘くてコクのあるバナナ。「甘熟王」のバナナピューレを使用したバナナアイスの中に生チョコソースを入れ、バナナ風味のスポンジケーキで包んだ。「甘熟王」ならではの芳醇なバナナの香りと濃厚な味わいを、相性の良い生チョコソースとの組み合わせで楽しめるという。パッケージには、甘熟王のキャラクターである「バナナの王様」をあしらい、劇場をイメージした落ち着いた赤を基調にしたデザインとした。内容量60mlで、希望小売価格は160円(税別)。
2014年10月10日2012年の初演以来、毎年夏に催されている『ONE-HEART MUSICAL FESTIVAL』も今年で3回目。すっかりミュージカル界の“夏フェス”としてファンには恒例のイベントとなっているが、今回は元宝塚トップスターで現在は女優として幅広く活躍中の大和悠河が初参加。ミュージカルの名曲をスターたちが歌い継ぐというこのステージならではの新しい表情を見せている。今井清隆や大澄賢也、岡田浩暉、坂元健児、武田真治らミュージカル界の実力派から、藤岡正明、入野自由、上口耕平ら若手メンバー、さらに海外からマテ・カマラスも参加しての豪華キャスト。大和に意気込みを聞いた。「セクシーキュートな曲から、内面の心情にグッと迫る曲まで歌わせていただいて、お稽古がすごく新鮮でした」と笑顔で語る大和の担当は4曲。ソロで歌う『Show Me How You Burlesque』は、4年前に公開され大ヒットした『Burlesque』からの1曲で、ミュージカル女優の多くが憧れのひとつにあげるナンバーだ。「コンサートで歌うのは劇中で歌うのと違って、一瞬でその世界に入らなければいけないので大変ですね。特にこの曲は英語の歌詞ですし、ダンスもバーレスクらしい激しいもの。難しいですが、映画を見て“女性たちがカッコいい!”と思った感動をそのままお伝えできるよう大切に頑張ります」と大和は話す。さらに『CHICAGO』からは名曲「AND ALL THAT JAZZ」を、こちらも腕と腰を泳ぐようにくねらせてクールに踊る有名な“フォッシー・ダンス”と共に歌う。「劇中ではヴェルマが歌う曲ですが、11月に上演される宝塚OG版『シカゴ』では、私はロキシー役。だからこの機会に歌えることが嬉しいですし、その世界観にひと足先に触れることが出来てよかった」と目を輝かせる。7月にパリへ行ってきた時には、これらの曲に合う衣装を探すべく「ランジェリーショップ巡りをしました」とのドッキリ発言も。「さすがはフランス製というか、衣装に出来るようなしっかりした作りのものが多いから(笑)。このコンサートはミュージカルファンと出演者の“お祭り”という雰囲気があって、他のキャストも衣装はほとんど自前らしいですよ」と注目ポイントも教えてくれた。その他、宝塚在団中に共演経験のある彩輝なお、彩乃かなみらと歌う『レベッカ』のナンバーや、マテ・カマラスとデュエットで歌う『ダンスオブヴァンパイア』から『愛のデュエット』など、多彩な曲を披露している大和。実は本作上演の期間も並行して他劇場のミュージカル『美少女戦士セーラームーン』にタキシード仮面役で出演中だ。7月のパリ行きは同役での「Japan Expo」への参加が目的だったのだが、現地での人気ぶりに驚きつつ、舞台へのモチベーションはさらに高まった様子。「8月生まれのせいか、夏は大好き。暑さに負けない熱いステージをお届けしたい」と充実の表情を見せてくれた。
2014年08月22日1989年に放送されたTVアニメ『魔動王グランゾート』を振り返るイベント「魔動王グランゾート25周年ラビルーナ同窓会」が16日、東京・テアトル新宿にて行われた。このイベントは、サンライズ制作のアニメを約1カ月間にわたって上映する「サンライズフェスティバル2014」の初日オールナイトイベントとして行われ、『魔動王グランゾート』のメインキャストから遥大地役の松岡洋子、ガス役の松田辰也さん、ラビ役の安達忍が登壇。今年で25周年を迎えた『魔動王グランゾート』を振り返るトークショーが実施された。会場のテアトル新宿は、立ち見が出るほどの大盛況。ロビーには、当時のスタッフや『魔動王グランゾート』に影響を受けたクリエイターが描いたイラスト色紙、さらには11体の可動フィギュア「ヴァリアブルアクション」シリーズを展示。また、期間中はテアトル新宿限定で「サンライズフェスティバル2014湧昇」スペシャルドリンクである「湧昇ソーダ」も販売されている。今回のイベントは、昨年行われた『魔神英雄伝ワタル』25年周年記念のトークショー担当者が「グランゾートでもやりたい!」と発言したのがきっかけ。司会を務めたライターの小林治氏は「やるなら松岡さん、松田さん、安達さんをそろえたかった」と語っていたが、すでに声優業を引退していた松田さんの連絡先は不明。諦められないスタッフが、とあるブログへ書き込まれた本人のコメントを見つけ、ブログ管理者を通じてようやく連絡することができたという。3人がそろったのは1992年に発売された『魔動王グランゾート』のOVA以来、約22年ぶり。「湧昇ソーダ」で乾杯、そして「ドーマ・キサラ・ムーン! 光出でよ!」「汝グランゾート!」「汝ウインザート!」「汝アクアビート!」といったファン感涙の掛け声も披露され、観客は感無量の様子。さらに、25周年を記念してキャラクターデザインの吉松孝博氏が新たに描き起こしたビジュアルが公開されると、3人は「25年経ってもかわいい!」と大絶賛。ステージには、当時の番宣ポスターも置かれていたため、2枚の対比は特に感慨深いものだった。3人それぞれにサンライズ作品の縁はあるが、最も多く出演している安達は、ガンダムシリーズでは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ケーラ・スゥ役、『機動戦士Vガンダム』ケイト・ブッシュ役で出演。「2人ともすごく悲惨な死に方をするんですよ……(笑)」とこぼしていた。松岡は『GEAR戦士電童』出雲銀河など男の子役が多く、特に『舞-乙HiME』のマリア・グレイスバートなどの女性を演じる時は、不安も多かったという。そして、松田さんが代表作のひとつである『伝説巨神イデオン』のデクを演じたのは、中学2年生の頃。ちょうど声変わりの時期で、富野喜幸監督(現:富野由悠季)からは「もっと声出せ! 叫べ!」と檄が飛んだ当時を振り返った。そして、この3人の共演作といえば『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』。松岡は、クールでひねた感じのカール・リヒター・フォン・ランドルを演じるのに苦労したらしく、演出スタッフから「宝塚みたいに演じたらどうか」とアドバイスを受けたエピソードを紹介。本作は2011年にBlu-ray BOX化され、オーディオコメンタリーも収録されているが、前述のように松田さんの所在がわからず、出演がかなわなかったという。それぞれが演じるキャラクターについて、松田さんは「ガスは自分とタイプの違うキャラなので、言葉づかいも含めてかなり苦労しました」と振り返り、当時はグリグリ役&エヌマ役の林原めぐみによく怒られていた模様。松岡は「大地はオーディションの時点から演じやすく、すんなり入ることができました」と話していたが、当時は大地が乗る「魔動王グランゾート」(CV:大滝進矢)だけが喋ることを、安達も松田さんもうらやましがっていたらしい。また、ガスのフルネーム「山本ガス」については、どのタイミングで「山本」とついたのか、実はサンライズの担当もわからないという驚きの事実も判明。ラビも本名はマリウス・フォン・ラーマスというのに、母親の名前が「サユリ」というあたりのネーミングのゆるさも『魔動王グランゾート』の魅力と言えるのかもしれない。そして、スタッフからの手紙を3人が読むという形で「Blu-ray BOXが12月に発売」「公式サイトがプレオープン! みんなで決めるオーディオコメンタリー投票も実施」と、うれしいニュースも明らかに。さらに、「3人のコメンタリーを聞きたいな。ガス君も参加してくれますよね?」という松田さんへの公開オファーから松田さんは快諾し、Blu-ray BOXに3人の貴重なコメンタリーが収録されることが決定した。トークショー後には、井内秀治監督が自らセレクトした13本をオールナイトで上映。第1話は、本イベントに間に合ったという「HDリマスター版」が初公開された。なお、「サンライズフェスティバル2014 湧昇」公式サイトには、井内監督からのコメントも寄せられている。「サンライズフェスティバル2014 湧昇」は、8月16日~9月13日の期間でテアトル新宿、新宿ピカデリーにて開催中。(C)サンライズ
2014年08月19日「悔しいです!!」のネタで一躍有名となった、お笑いコンビ「ザブングル」の加藤歩。そんな彼が、往年の名作ドラマ「スクール☆ウォーズ」とコラボを果たした「モナ王」の新CMのスペシャルムービーに出演している。しっとりとしたモナカ皮と、さっぱりとしたバニラアイスが一体となったロッテ「モナ王」。そして今回、コラボを果たした「スクール☆ウォーズ」は、山下真司が演じるラグビー部監督が、落ちこぼれ高校生のラグビー部を率いて、全国優勝を果たすまでを描いたドラマ。この4月より、TOKYO MXでは「ヤヌスの鏡」「アリエスの乙女たち」など、大映テレビ系ドラマの再放送が続いているが、「スクール☆ウォーズ」は“過剰に熱い大映ドラマ”を代表する人気作品となっている。現在放送中の新CMでは、原作でお馴染みの山下真司が出演。さらにCMに合わせて制作されたスペシャルムービーも公開されている。この動画になぜ芸人・ザブングル加藤が出演しているのか?ここまで来れば、ピン!と来たドラマ通も多いかもしれないが、ザブングル・加藤さんの持ちネタ「悔しいです!」は、実は、「スクール☆ウォーズ」が元ネタとなっているからだ。スペシャルムービーで、宮田恭男が演じる川浜高校ラグビー部員・森田が、試合で109対0という大差で惨敗したときに口走った「悔しいです!」の一言が、実は元ネタだったと明かす加藤さん。それを踏まえたスペシャルムービーでは、宮田の顔が加藤さんのオモシロ顔にモーフィングするという、インパクト大のショートムービーに仕上がっている。加藤さんは、今回の出演について「子どもの頃から『スクール☆ウォーズ』大ファン」といい、鳴かず飛ばずだった苦しい時代に思いついたそうだ。その時に「絶対いけるな!」と思ったと当時をふり返っている。しかし、TVやイベントなどで披露している「悔しいです!」のネタだが、加藤さんは宮田さんと「まだ一度もお会いしたことがないんです。もちろん、ご挨拶もさせて頂いたことがなくて、本当にすみません!」と得意の顔芸を織り交ぜながら謝罪している。しっとりモナカ皮とさっぱりアイスのような“組み合わせの妙”が楽しめる(?)スペシャルムービーは、YouTubeおよび「モナ王」特設サイトで配信中。(冨岡晶(cinemacafe.net名義))
2014年05月07日14SSコレクションのショーのオープニングを飾ったシャツとパンツは、滲みのある大きな格子柄が強い印象を与えた。その柄は、板締めと捺染(プリント)を合わせたものだった。「若い人が、染めって古いという印象を持っている気がしているんですよ」。だが、高橋はその古さがとても格好いいと感じている。「27歳って若いじゃないですか。表裏一体で、フレッシュな分、浅いんですよ」。よく自覚していると思うが、はたして、そのことが現実的なものづくりとどうかかわっているのか。「伝統と若さをぶつけると、うまくバランスがとれるのではないかと思い、どっしりした染めを選び、一方でポップな柄を選んだ」と、明かしてくれた。イッセイミヤケというブランドの重さに、若い高橋が向かっていく姿勢、それが、デザイン上の方法“極端と極端をぶつける”に、つながっていたのだった。さらに、染めへの“愛着”は続く。「染めの印象が古いから、若くしたいんだったら、染めを省けばいい」と、短絡的に考える風潮があるという。「実際はそうではなくて、古いものをちょっと変えれば、今の時代のものになるんです」先のオープニングを飾った染めについて、深く解説してもらった。一般の人にとって、技術の見えない部分はわかりにくいものだ。染める時は反物になっており、板締めは、布を何回も折って板に挟んで染める。折る回数の検討。そして、布の選択、つまり、布に撚りがかかってシボができているのか、平滑なのかでも、染めた際の滲みが変わってくる。染めたあとは、洗って、乾燥する。次に手捺染(ハンドプリント)の工場で、黒の格子の白地部分を染める。分業になっているので、今度は、蒸し屋に持って行き色を定着させる。というように、工程は、簡単に説明してもらっただけでも、これだけある。染めには染めの良さがあるし、その技術を継承していくことも、次世代の大切な役目だ。高橋は考える。若い人にもっと日本の伝統技術を知ってもらいたいと。「若い人って、色と形だけで見てしまって、それこそ、染めとプリントの違いがわからないじゃないですか。でも、それでいいんです。それがきっかけでうちの店に入って、店員さんが話して、凄いなと感じてもらえば、間口を広げていかなければ」。使命を感じているようだ。こうして、話を聞いていくと、高橋の好奇心がファッションだけでなく、建築、デザイン、芸術と幅広いことがわかる。加えての海外生活。その経験がさらに見識を深めた。学生時代から既に、三宅一生氏が築いた社内文化と共通するベースを持ち合わせていたと思うが、「会社に入って、ファッション以外のことに興味を示すかが、いかに大事かということがわかった」と、しみじみと語る。目前の仕事だけに埋没している暇はない。あらゆる方面に向かって、常にアンテナを張っていなければならない。■スタートに立ったばかり学生時代を知っている青年が、世界の表舞台に躍り出た。正直言って嬉しい。デビューショーは、ドキドキして見てしまったし、最後に挨拶に出てきた時は、眩しく感じた。もちろん、日本人として応援態勢だが、それゆえに厳しい意見も言わせてもらいたくなる。なぜなら、日本のデザイン界を担う人材の1人として期待しているからだ。あるメディアに「イッセイミヤケメンを率いる高橋悠介」と書かれていたが、まだ、船出したばかり。デザイナー=ブランドを率いる、という短絡的な図式はあてはまらない。まだ、率いらせてもらっている状況と、辛口トークを展開させてもらった。デザインは、1人でできるものではない。技術スタッフやショップスタッフ、店頭ディスプレイなどに加え、工場の人々にも支えられている。と同時に、またそういう人達に対して、デザイナーは、大きな責任を負っている。とはいえ、名前を張ってチーム全体持っていこうという意志は、相当なもの。三宅一生氏の鋭い眼にかなうコレクションをつくっていく厳しさにも、日々直面していることだろう。本人も言っていたが、「スタートに立ったばかり」、これからだ。1/4に戻る。
2013年09月04日「子供の頃から、建築家になりたいと思っていた」高橋は、中学校の3年生頃に、ファッションに出合う。反抗期と共に、自分のお小遣いで自ら服を買い始めるが、ちょうどその時期は裏原ブーム、“おしゃれな友達”と人気のあったショップを回っていた。さらに、メンズファッション雑誌の裏原マップを見て、奥の奥まで行こうと友達を誘う。ところが、周りはそこまでする気がなかった。「他の人よりファッションが好き、という気持ちが強いことがわかりました」と、高橋。ぼろぼろのデニムにも自分でヤスリをかけたり、染料を買って染めたりして、手を加えていた。その“好き”は、衣服だけではなく、ジョン・ロブなどの革靴ブームにも影響され、靴職人にも興味を抱くことに。“手でものを作ることが好きな”少年が、将来ファッションデザイナーになることを、無意識に思い描いていたとしても不思議はない。しかし、“ファッションにはまった”少年が、それを仕事とするまでには、まだいくつかの出会いと経験、そして時間が必要だった。高校2年の時、進路を考えるようになった高橋は、建築家という選択肢もありつつ、受験を避けて、中学・高校からそのまま推薦で大学へ。そこで、1年生の時は、油絵や彫刻などの美術から、プロダクト、インテリア、テキスタイルなどのデザインに至るまで、幅広いフィールドから10種類のクラスをとることができた。高橋の旺盛な好奇心を満たすだけではなく、視野を広げることに大いに役だったことは想像に難くない。2年生になると、専攻を決めなくてはならなくなり、テキスタイルデザインを選ぶことに。そのきっかけの一つが、「ミシン屋さんに行って、シャツの縫い方を教えてもらった時に、『これからはテキスタイルの時代』と言われたわけですよ」という。その人が、どういう根拠からアドバイスをしたかは知るよしもないが、的を射ていたことは確かだ。だが、ファッションだけでなく、「同時にインテリアも捨てきれない。両方できるのではという思いもあった」という。若いということは、さまざまな可能性に満ち溢れていることでもある。ファッションデザインに絞られていくには、まだ時間が掛かる。「芸術論の授業をとって、現代アートにも出合い、特にミニマルアートやコンセプチュアルアートにはまりました」。その頃はパリコレにも興味を持ち、好きになったフセイン・チャラヤンの作品について、「蘊蓄(うんちく)を並べていた」という。そういう高橋に、先生からうってつけの大学があると勧められ、2年生の時、大学の国際教育プログラムでテキスタイルコースがあるロンドンのカレッジに留学することになる。3/4に続く。
2013年09月03日コリン・ファースが『英国王のスピーチ』の続編に出演するようだ。吃音に悩まされた英国王ジョージ6世を演じ、アカデミー賞主演男優賞に輝いたコリンは、第二次世界大戦中を舞台にした続編でも引き続き同役として出演することに同意したと報じられている。ある関係者は「The Sun」紙に「続編は、ナチス・ドイツによるロンドン大空襲の時期の家族の姿を描きます。ジョージ6世を診ることになった民間人である言語療法士のような一般家庭と比べて、特権のある皇室一家がどのように戦火の危機にさらされるかといった所に焦点が当てられるでしょう」と明かし、さらに「もちろんジョージ6世を中心に描きますが、同時に皇室全体が戦争によってどのような影響を受けるかということにも重点を置きます。ロンドン大空襲時代には興味深いテーマがまだまだあります。続編はまだ初期段階ですが、製作側はすぐにでも始めたがっていますよ」とコメントしている。第1作目は製作費用900万ポンド(約11億円)と低予算にも関わらず、2億5,000万ポンド(約316億円)の興行収入を叩きだし、アカデミー賞での4部門受賞を始め、英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞など数々の賞を総なめにした。コリンだけでなく、前作でジョージ6世の妻・エリザベス王妃を演じたヘレナ・ボナム=カーターや言語療法士を演じたジェフリー・ラッシュらも続編での続投に乗り気なようで、第1作を手がけたトム・フーパーが再びメガホンを取る模様だ。■関連作品:英国王のスピーチ 2011年2月26日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2010 See-Saw Films. All rights reserved.
2012年09月25日日興アセットマネジメント(以下、日興アセット)が運営する資金運用体感ゲーム『世界の投信王』のオフィシャル・サポーターにスルガ銀行が就任したと発表した。『世界の投信王』は、仮想の運用資金10億円を使って、世界35の国・地域の株式市場と連動している架空のインデックスファンドに投資し、その運用成果を競うオンラインゲーム。運用開始は2010年、主な対象は投資初心者で、遊びながら投資や投資信託の知識を身につけてもらうことを目指している。現在は日本、中国、アメリカの3カ国において、国際分散投資を体感するためのツールとして展開しており、これまでの参加者は1万3,000人以上(2012年9月11日現在)に上る。今回、スルガ銀行は『世界の投信王』のコンセプトに共感し、オフィシャル・サポーターに就任。10月1日から開催される『世界の投信王』の四半期レース「秋の陣(日本)」(日本居住者対象)の成績上位者10名には、オフィシャル・サポーター特別賞「スルガドリーム賞」が授与されるほか、入賞者には賞品としてクオカード5,000円分が同行よりプレゼントされるという。「秋の陣(日本)」のレース期間は10月~12月で、参加募集締め切りは9月27日15:00まで。締め切り時間までに「世界の投信王」に登録してポートフォリオを完成すると、レースに参加可能となる。登録は無料。日興アセットは、「インターネットバンキング大手のスルガ銀行がオフィシャル・サポーターとなっていただいたことにより、より多くのみなさまに『世界の投信王』に参加していただき、投資信託をより深く知っていただく機会になればと考えている」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月21日バイク買取専門店のバイク王はこのほど、バイク買取台数100万台突破を記念して100万円が当たる豪華なキャンペーンを開始すると発表した。バイク王のメインキャラクターである雨上がり決死隊を起用した新CMも全国で放映する。キャンペーンはすでにスタートしており、期間は10月11日まで。「感謝! 100万台突破!! 毎日当たるキャンペーン! 100名様に! さらに最高100万円!!」と題して展開する。キャンペーン内容は、期間中にバイク王の無料出張買取サービスを利用してバイクを売却した利用者、もしくはバイク王の各店舗へ直接持ち込んで売却した利用者の中から、抽選で毎日1名に、「選べる豪華賞品」をプレゼント。外れた人の中からも、抽選で64名に、「全国グルメセット」などをプレゼントする。Wチャンスとして、期間中1名に100万円分のJCBギフトカードもプレゼントする。新しく放映が始まるCM「社員」編(15秒)は、買取台数が100万台を突破したことへの感謝を込めた内容で、雨上がり決死隊の2人とともにバイク王のスタッフが多数登場。合唱しながら今回のキャンペーンを告知する。このCMの撮影時は、7テイクも撮影が繰り返されたが、紙吹雪を大量に使用するため、テイクごとに地面を掃除するのが非常に大変だったという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日日興アセットマネジメントは5日、同社が提供している『世界の投信王』の今年4月にスタートした四半期レース「春の陣」が6月末をもって終了し、チャンピオンが決定したと発表した。「世界の投信王」は、世界35の国や地域の株式市場に連動する架空のインデックスファンドを投資対象とした運用体感ゲーム。現在は、日本、中国、米国から12,000人を超える参加者がトップの座をめざして運用成果を競っている。4月にスタートした四半期レース「春の陣」において、厳しい投資環境の中、レースを制したのは、ハンドルネーム「misia」さんだった。2位以下を1%以上引き離して、”投信王”に輝いた。しかし、レース期間中は欧州の政府債務問題が顕在化したことで投資家のリスク回避姿勢が高まった時期だったため、3カ月間のパフォーマンスは-3.46%とマイナスの水準にとどまった。日興アセットマネジメントによると、「世界の投信王」で国や地域を選ぶときに注目する要素は無限にあるという。例えば、「GDP」「企業業績」「金利」といった経済指標が一般的だが、「人口」や「イベント(オリンピック、ワールドカップ、大統領選など)」といった要素もよく注目される。「世界の投信王」では、株価に影響を与えたものとして、「為替」「資源」「天災(洪水など)」「政局」「投資家心理」などを取り上げてきたが、今回は「格付」に注目した分析結果を以下のように公表した。「格付」とは、債券の発行体が元利金を将来きちんと返済できるかどうかという信用力を記号化したもの。最も信用力の高い格付は、「AAA(トリプルエー)」で、信用力が下がるにつれ「AA(ダブルエー)」、「A(シングルエー)」、…、「B」、…、「C」と表記される。格付は債券の投資判断をするときに重視される指標だが、株式の投資判断にはあまり関係がなさそうにみえる。だが同社では、政府債務問題が投資家を消極的にしたという現象もあったため、格付と株価の関係をチェックしてみた。四半期レース「春の陣」が競われた4-6月に、「世界の投信王」の投資対象のうち、格付が変更された国が3つあった。まずスペインだが、4月26日にS&P社が「A」から「BBB+」に引き下げ、6月13日にムーディーズ社が「A3」から「Baa3」に引き下げた。【図表1】はスペインの格付と株価の推移となっている。日本は、5月22日にフィッチ社が「AA-」から「A+」に引き下げた。【図表2】は日本の格付と株価の推移。「ここまで見ると、格付がその国の株価にも一定の影響を与えている、と言えなくもなさそうです」(日興アセットマネジメント)。また、6月20日に、今度はムーディーズ社がトルコの格付を「Ba2」から「Ba1」へ”引き上げ”た。トルコは2001年の経済危機を機に構造改革を進め、2008年以降、世界的に金融環境が悪化する中でも相対的に高い経済成長を維持したことなどから、国際的な信頼度が高まっている。ムーディーズ社は、今回の”格上げ”の理由として、「財政の改善に向けたトルコ政府の取り組みを評価したようです」(日興アセットマネジメント)。6月末までのトルコの株価は【図表3】のとおりだが、今回の格上げが評価され、さらに信用力の向上が期待できるとなれば、今後注目度が高まる可能性がある。「『世界の投信王』の投資対象としても十分に検討する必要がありそうです」(同社)。ちなみに、「misia」さんらランキング上位者の多くはトルコへ投資している。『世界の投信王』は、これからも四半期ごとに参加者を募集する。次のレースは10月にスタートする「秋の陣」で、参加締め切りは9月27日の15時。「より多くの方に世界の頂点をめざしてご参戦いただきたいと思います」(同社)。(※ 文中にある格付は、自国通貨建ての長期債務に対して、ムーディーズ社、S&P社、フィッチ社が付与したもの)(※ 【図表1】~【図表3】の株価は、『世界の投信王』の投資対象である架空のインデックスファンドの基準価額)(※ データは過去のものであり、将来の運用成果などを約束するものではない)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日バイク王 バイクライフ研究所は31日まで、公式Facebookページで「お好きなバイクプレゼント!!」キャンペーンを実施している。応募者の中から抽選で1名に、全国に11店舗展開する「バイク王ダイレクトSHOP(仙台、千葉、柏(※6月1日オープン予定)、草加、上尾、相模大野、小山、名古屋、名古屋みなと、伊丹、福岡)」で、30万円を上限に好きなオートバイがプレゼントされるという。同研究所はこのほど、調査レポート「ツーリングの気持ちいい時期到来! オートバイの後ろに乗せてみたい芸能人は?」をリリース。サブコンテンツとして「この春・夏に好きな人と行きたいツーリング(タンデム)スポット」を発表した。同キャンペーンはこの内容に関連したもので、ライダーのオートバイでの外出をサポートすることを目的としている。応募はFacebook利用者限定。バイク王 バイクライフ研究所公式Facebookページから、キャンペーンページにアクセスし、専用フォームへ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月18日