毎月の生理は人によって不定愁訴もさまざまですが、自律神経やホルモンバランスが崩れているときは、いつもより生理痛が重かったり、体調を崩したりすることもしばしば。気候がきまぐれな秋は寒暖差が大きく、自律神経が振り回されがちです。こんな時は、いつもよりちょっとだけ自分の体に気を配って体調を整えたいところ。思っている以上にデリケートな期間である生理中に食べるものも、少しだけ見直してみませんか?■生理中に食べたいもの・貧血対策食材毎月生理がある女性は慢性的に貧血気味。爪や瞼の粘膜が白っぽい人は特に造血食材を積極的に摂りたいところ。レバー、小松菜、ほうれん草、ひじき、プルーンなどに多く含まれています。 ・大豆製品イソフラボンを含む大豆は、女性ホルモンを整える働きがあります。ホルモンバランスが大きく変動している生理中は是非食べたい食材です。豆腐、豆乳、味噌など、積極的に取り入れるようにしましょう。 ・血行を良くするもの&体を温めるもの生理痛は血流が悪いことも原因に。血行を良くし、体を温めるものを摂ることで生理痛も楽になります。ビタミンEを多く含むドライフルーツやナッツ類、DHAを含む青魚が血流改善に役立ちます。体を温める食材は根菜類など。これから寒くなる季節は、生野菜より温野菜、葉物より土の中で育つ野菜を選ぶと体が温まります。■生理中に避けたいもの・カフェイン刺激のあるカフェインは、PMSでイライラしがちな人はさらに神経が興奮する状態に。生理中はノンカフェインのものを選びましょう。コーヒーを控えるほか、眠気覚ましの栄養ドリンクも大量に含まれているので避けた方が◎・チョコレート女の子が大好きなチョコレート。疲れた時やイライラした時にちょっと欲しくなる人もいると思いますが、生理中は避けない食品。カフェインが多く含まれるだけでなく、白砂糖は体を冷やす原因に。また、「チラミン」という物質も子宮を収縮させる作用があるので生理痛が悪化する原因にもなります。甘いものが欲しくなったら、今の季節は焼き芋などにすると体も冷やさずお薦めです。・体を冷やすもの体が冷えると血流が悪くなり、生理痛が悪化する原因に。生野菜や果物も摂り過ぎは要注意。アイスも生理中は我慢しましょう。・インスタント食品体に必要な栄養素がほとんど摂れず、栄養の吸収を妨げてしまうことも。生理中は避けましょう。いかがでしたか?こうして見ると、生理中はバランスの良い食事をすることが良さそうですね。生理のたびに体調不良や目の下のクマを作っていては残念です。長いつきあいになる生理。体調管理をするコツの参考にしてくださいね。
2015年10月01日彼氏が「生理まだきてない?」としつこく聞いてくるのに余計にイライラしませんか。生理不順の人は特に返答に困りますよね。いつもよりも遅れている理由も明確にわからないし、元々生理の周期が定まってないといつ来るともいえないし・・・。そもそも何でそんなにしつこく聞いてくるのか!今回は、生理についてしつこく聞いてくる彼氏の本音をまとめて見ました!■1.避妊の心配「生理が来ないってなったら一番心配するのは妊娠の問題かな。だから、毎月生理がきたか確認して安心したい」(22歳/学生)ちゃんと避妊しているつもりでもやっぱり心配ですよね。それはお互い様だと思いますが、男性はには「生理の予感」が感知できない分不安感大きいのかもしれません。女性は長年の勘で「あ、そろそろ来るな」とかわかりますもんね。基礎体温を毎日測って変化を見ておくと、彼氏にも「生理の兆し」が伝えられそうですね。■2.デートプランの変更「姉が生理だと動きたくないだるいと連呼するので、彼女もそうなのかなと思いデートプランを考え直してあげたいから事前に知りたい。特に毎月来てるような時期は気にしてしまう」(26歳/飲食)「家で休んでいたいとか、体調によってあると思うから」(22歳/学生)デートプランのことまで考えてくれているなんて、ありがたいですよね。生理に伴う症状は個人差があり、重い人だと失神してしまう人もいるくらいですからね。先の予定を考える上でも「そこは被りそうだから」と伝えてくれるとアクティブなプランや外泊は避けられるから、わかるならすぐに言って欲しいというのが彼氏の本音だそうです。■3.ただただ心配「温かい飲み物とか、冷えないようにとか、いろいろ気を使ってあげたい」(20歳/学生)「女友達に生理について熱弁されて、すごくつらいって聞いたから少しでも和らげてあげたい」(23歳/学生)女兄弟が家族にいる場合苦しんでいる姿を間近で見て知っているため、彼女のことをすごく心配してくれる人が多いようです。夜中に電話して「痛くて眠れない」と言うと、「今から家まで行くから少し散歩する?気がまぎれると思うよ」なんて家まで駆けつけてくれる彼氏もいるようですよ!■4.どういう変化が起こるのか把握しておきたい「元カノとは生理前や生理中にイライラして喧嘩することが多くて険悪になることが多かった。だから今の彼女もそういうふうになってしまうのか知って、元カノの二の舞にしたくない」(27歳/アパレル)普段以上に神経質だったりイライラしやすかったりしますもんね。「生理だからしかたないのかな」と彼に甘んじて受けてもらえるのは申し訳ない気持ち半分、嬉しい気持ち半分ですね。■おわりに多くの男性が生理周期についてちゃんと伝えて欲しいと思っているようです。しつこいけれど、それは愛情の裏返しかもしれませんよ。(佐久間優/ハウコレ)
2015年03月23日「 あなたの生理は大丈夫? 正常な生理ってどういうもの?【生理のお話1】 」「 生理痛はどうして起こる? 痛みの原因と油の関係【生理のお話2】 」でお話させていただきましたが、生理の痛みがひどくなるには、ちゃんと理由がありました。それでは、辛い生理痛から解放されるために具体的にどのようなことを実践すればよいのでしょうか? 画像:(c)sunabesyou - Fotolia.com■クスリで痛みがとれる訳生理痛で苦しむ女性の多くは、薬でその痛みを抑えようとします。しかし、ここで考えてほしいのですが、なぜ薬で痛みがなくなるのでしょうか。痛み止めの薬は、子宮を収縮しているプロスタグランジンという物質の産生を抑えているのです。しかし、プロスタグランジンは生理痛の痛みのきっかけではありますが、直接の原因ではないため、一時しのぎにしかならないのです。その上、プロスタグランジンは、胃粘膜の保護や血小板の凝固など体内の様々な働きに関与しているため、その産生が抑えられることで他の働きまでもがストップしてしまうことになるのです。薬は、あくまで一時的に痛みを抑えているだけで根本的な解決にはなっていないということを十分に理解しておく必要がありますね。辛くて頼らざるを得ないこともありますが、依存をしてしまうとリスクもあることを十分に理解しておきたいですね。どうすれば、根本解決ができるのか。今すぐ始められる簡単な解決法を次頁でお話させていただきますね。■ポイント1:温める月経トラブルの原因の大半は「冷え」からくる、血行不良です。何より冷えをなくすことが一番の解決策。手先足先が冷えていなくても骨盤まわりの体液循環だけ滞りがちな方も多いです。腹巻やレッグウォーマー、ストールなど冷やしやすいお腹、手首、足首、首まわりを温めることを心がけましょう。また子宮を冷やす原因の1つが実は使い捨ての生理用ナプキン。これらは石油系素材でつくられており、膣から有害物質を吸収してしまうだけではなく、子宮まわりを冷やす原因ともなっているのです。オーガニックの布ナプキンをTPOに応じて使い分けることもお勧めです。■ポイント2:油の種類 前回 もお話させて頂きましたが、痛みを大きくしてしまう原因が摂取している油の種類のバランスの悪さなのです。サラダ油に代表されるオメガ6系の油の摂りすぎが、より痛みや辛さを大きくしているのです。オメガ6の摂りすぎに注意すると同時に、痛みや炎症を鎮静化してくれるオメガ3の油をできる限り意識してみましょう。オメガ3には、亜麻仁油、しそ油、えごま油、インカインチオイル、チアシードオイル、フィシュオイルなどがありますが、月経トラブルのある女性や更年期障害で悩んでいる女性には、女性ホルモンのバランスを整えてくれる作用のある亜麻仁油がおすすめです。またグループ的にはオメガ6系に入りますが、月見草油(イブニングプリムローズオイル)という油は月経トラブルにはよい効果をもたらしてくれますよ。■ポイント3:ストレスフリーな生活女性の体はとってもデリケート。悩みを抱えていたり、ショックな出来事があると、生理が遅れてしまったり、止まってしまったり、とすぐに子宮に影響が及びます。それほど心と子宮は密接に連動しているのです。また、自律神経には、活動・緊張状態で優位となる交感神経と、休息・リラックス状態で優位となる副交感神経の2つがありますが、男性並みに忙しく働いていたり、夜更かし、ストレスは、交感神経を刺激しすぎてしまい、血管を収縮させてしまいます。その結果、血液循環が悪くなり、子宮や卵巣の冷えにも繋がってしまうのです。頑張りすぎる自分に時にはブレーキをかけたり、自らの心を緩めることができるそんな方法を幾つか知っておくとよいですね。■子宮を大事にしてあげてあまりに月経のトラブルが多いと、「生理なんてなかったらいいのに!」「下半身をとってしまいたい!」なんて心の中で叫んでいる女性も多いかもしれませんね。しかし、今までお伝えしてきました通り、痛みには理由があり、全ての症状は体からのメッセージ。毎月訪れる月経の度にひどい痛みがあることは決して当たり前ではなく、体内のSOSサインなのです。これは生理痛に限ったことではありません。『辛い→嫌だ→薬で解決』という今までの流れをそろそろ改めて、取り替えることのできない大切な自身の体と向き合ってみませんか。女性の象徴でもある大切な場所。向き合うことできっとよい変化があることでしょう。
2014年06月21日1ヵ月に1度訪れる、女性の宿命である生理。みなさんは快適に生理期間を過ごせていますか? ナプキンでかぶれる、PMS(生理前症候群)や生理痛がひどいなど、生理の不快感に悩まされている方は、布ナプキンを試してみてはいかがでしょうか? 近頃ショップの店頭などでよく見かけるようになった布ナプキン。使い捨てでないというと、手入れや持ち運びが大変そうなイメージがしますが、根強い愛用者を増やしている布ナプキンには、使い捨てのナプキンでは得られないメリットがあるようです。■布ナプキンを使うことのメリット1.とにかく肌や体にやさしく使い心地が良い。市販の使い捨てナプキンには科学物質が使われているため、肌に合わずにかぶれたり、かゆみの原因になったりすることも。天然素材からできている布ナプキンを使えば、肌にやさしいだけでなく、使用感がとても心地よく、PMSや生理痛が軽減したという声もあります。特にシルク素材のものは排毒(デトックス)効果が高いとされ、使い心地も抜群。2.色柄が豊富で、下着を選ぶような楽しさがある。3.手間がかかるからこそ、自分の体とじっくり向き合える。布ナプキンを洗いながら、経血の量や色、臭いなどを見ることで、自分の身体の状態に敏感になり、より自分の身体を慈しめるように。4.ゴミが出ないので環境にやさしい。1回の生理で出るナプキンのゴミは相当な量。それだけのゴミを毎月排出していることを考えると、ゴミの出ない布ナプキンはかなりエコです。5.布なので1度購入すれば長年使うことができる。■布ナプキンの種類布ナプキンには大きくわけて次の3種類があります。1.プレーンタイプハンカチのように四角い布を折りたたんで使います。きれいな布面が肌に触れるように折り返して使うので、毎回交換する必要はなし。2.一体型タイプ使い捨てナプキンと同じ構造。肌に触れる面の布と、裏側の布との間に、モレ防止の吸収体(布を何枚も重ねたもの)が入っていて、ショーツに固定できる羽がついています。汚れたらその都度交換し、使い捨てナプキンと同じ要領で使え、防水シート付きや服にひびかない薄型もあります。3.ホルダー&パッドタイプショーツに固定する「ホルダー」と、吸収用の「パッド」を組み合わせて使うタイプ。ホルダーに重ねた「パッド」に吸収させるため、汚れたら「パッド」だけを交換すればOK。量に応じてパッドの枚数を調節することもできます。プレーンタイプをパッド変わりにしたり、量が少ない時、おりもの用として使いたい時はホルダーのみ、パッドのみなどの使い方も可能。■布ナプキンのお手入れ法外出時には、替えの布ナプキンと、使用済みの布ナプキンを保管しておく密閉式ビニール袋を用意。袋に水や、石鹸水を入れておくと後で洗濯する際に汚れが落ちやすいです。家に帰ったら、すすぐ→洗う(汚れの部分にだけ石鹸をつけて、汚れをつまむように洗う)→洗濯機へ。手洗いの時点で汚れが落ちなかった場合は、水やぬるま湯に、セスキ酸ソーダを溶かしたものに2、3時間から1晩つけ置きしてから洗濯機へ。お手入れは、デリケートな服や下着のお手入れとだいたい同じ要領ですね。使い心地がよくて、いろいろ選べる楽しさもある布ナプキン。生理期間は、辛くても毎月付き合っていかなくてはならない時間だからこそ、より快適に過ごしたいですね。
2014年06月19日「 あなたの生理は大丈夫? 正常な生理ってどういうもの? 【生理のお話1】 」でお話させていただきましたが、どうして辛い生理痛は起こってしまうの? 画像:(c)Piotr Marcinski - Fotolia.com■生理痛の本当の原因は? 何より一番の生理痛の原因は「冷え」つまり、「血液循環の悪さ」です。月経は、毎月一定の周期で繰り返す子宮内膜の剥離出血です。冷えている場合、常に体内の血液の流れは滞り、特に骨盤内は渋滞しやすい状態。そこでいつも以上に多量の血液が狭い子宮口めがけて流れ出ようとすると、そこに圧迫が起こるのは当然のこと。そしてその月経での血液の排出をスムーズにするために、プロスタグランジンというホルモンのような働きをする生理活性物質が体内で分泌されています。プロスタグランジンが、子宮を収縮してくれ、子宮内膜を剥がれやすくするため、血液が排出されやすくなります。しかし普段から冷えていて血行が悪いと、なかなか経血が外にでてくれません。そのためより多くのプロスタグランジンを分泌し、子宮を収縮させて外へ排出しようとするのです。これでお腹が痛くなるのは当然ですよね。またその他の原因としては、子宮の入り口(子宮頸部)が狭いことが原因で経血がスムーズに排出されない場合も考えられます。■鍵を握るのは「油のバランス」今すぐ摂りたい油はコレ! プロスタグランジンには炎症をより強くしてしまうもの、炎症を鎮静してくれるものと様々な種類があります。これらは全て脂肪酸を材料につくられ、局所ホルモンともよばれています。画像:(c)BRAD - Fotolia.comこの中で炎症を強くしてしまうものはオメガ6といわれる不飽和脂肪酸を材料としてつくられます。オメガ6は、サラダ油やコーン油、ベニバナ油、大豆油などの油。また、その逆で、炎症を鎮静してくれるものはオメガ3といわれる不飽和脂肪酸を材料としてつられ、代表的なものは、亜麻仁油(フラックスオイル)や、しそ油、えごま油、インカインチオイル、青背の魚油などです。一般的に家庭でよく使われるものはオメガ6の脂肪酸です。オメガ3の重要性や認知度は高まってきているものの、加熱ができない油であるため、まだまだ日常使いができていない方が多いかもしれませんね。オメガ3の中でも特に亜麻仁油は「リグナン」という女性ホルモンの働きを助けてくれる成分も入っていますから、オメガ3の中でも生理痛に悩んでいる方にはお勧めです。サラダにかけたり、納豆と混ぜたり、お料理の仕上げなどに使ってみてはいかがですか。痛みの根本原因は先ほど述べました「冷え」であっても、その痛みをさらに大きく辛いものにしてしまう引き金が、日頃摂っている油である可能性が高いのです。オメガ3とオメガ6のバランスは、1:1~1:4くらいが理想だといわれています。まずは日常生活で使っている油の種類を確認してみましょう。さらに次回は、生理痛を根本から改善する方法と鎮痛剤の問題についてお話させて頂きます。
2014年06月14日自分の生理について人と比べることってありませんよね。毎月憂鬱な生理。でも当たり前だと思っているその辛い症状、それって普通なのでしょうか。画像:(c)Africa Studio - Fotolia.com■月経のしくみ月経は、毎月子宮内に準備している受精卵のためのベッドメイキング(子宮内膜)が妊娠不成立により、剥がれて排出される出血のこと。排卵後1週間ほどたつと、子宮内膜は、ホルモンの影響を受けて肥厚し、いつでも受精卵を受け入れられるようふかふかベッドの準備をします。しかし受精しなければそれは必要がなくなり、子宮内膜ははがれ、血液とともに排出されるのです。これを毎月女性は繰り返しているのですね。■理想の月経理想の月経の特徴についてまとめてみました。あなたの月経は正常ですか? ・目安の月経周期は25~38日・1回の月経期間の経血量は20~140g・月経期間は4日間前後。(3日目以降は減ってくるのが普通です)・大きな塊がなくサラサラとした経血・生理痛などの辛い症状がない上記に当てはまらない場合はどのようなケースが考えられるのでしょうか。次でお伝え致します。■原因はなに? 現代に増えている月経異常前述の「理想の月経」と比べていかがでしたでしょうか。月経量はかなり個人差があるものの、少なすぎても多すぎても問題です。受精卵が着床する場所が子宮内膜ですから、それが剥がれ落ちる経血の量が少ないということは、子宮内膜も薄く、着床し辛いということが考えられます。画像:(c)ryanking999 - Fotolia.comまた、正常な経血は僅かな粘り気はあるものの、塊がいくつもある月経も正常ではありません。けがで出血しても固まる通常の血液と違い、経血は固まってはいけませんから、血液のタンパク質を溶かすプラスミンという酵素が分泌され、経血をサラサラの液状にします。レバーのような塊が多くでてしまう場合は、プラスミンで溶かしきれないくらい経血量が多いことも考えられます。月経周期や月経自体に問題がある方は現代に増えています。月経不順や、突然月経が来なくなる続発性無月経は、不規則な生活、ストレス、過度なダイエット、過激なスポーツなどが原因になっていることが多いほか、月経をコントロールする脳の視床下部や下垂体の機能低下、甲状腺や副腎の病気が原因になっていることもあります。また女性の悩みとして圧倒的に多い生理痛の原因と、月経を整えるポイントについては次回お話させていただきます。
2014年06月07日若い女性に多いといわれる生理不順。「特に体に不調を感じないから」「妊娠の心配はないから」などと放っておくと、さまざまなトラブルを引き起こすもとに。冷え症や肌荒れなどの女性に多い悩みや、婦人科系の疾患なども、生理不順と大きな関わりがあるといわれています。将来の妊娠・出産のためにも、とても大切な生理周期。まだ先のことと放置せずに、自分の体を見つめなおしてみましょう。 ■生理不順ってどういう状態!?「前月の生理がいつだったか覚えていない」という人はいませんか?まずは、自分の生理周期をしっかりと把握するようにしましょう。生理が始まった日を1日目として、次の生理の前日までの期間が25日~38日程度であれば、正常な生理周期といわれています。これより周期が短かったり長かったりすると、生理不順ということになります。ただし、毎月同じ日数でなくても、数日の前後は正常範囲内です。また、数ヶ月周期がずれたとしても、その後正常な周期に戻るようであれば、さほど心配はありません。生理期間は通常3日~7日程度ほど。それよりも長く出血が続いたり、逆に1~2日で終わってしまったりした場合は、たとえ正常な周期であっても注意が必要です。また、3ヵ月以上生理が来ていない「無月経」の場合は、できるだけ早めに婦人科を受診することをおすすめします。■生理不順の原因とは生理不順の原因でもっとも大きいとされているのが、ホルモンバランスの乱れです。生理は、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンの分泌によって行われます。卵巣機能の低下によってこれらのバランスの乱れが、生理不順や無月経といった症状を引き起こすことが多いといわれています。ホルモンバランスは、肌の代謝とも深く関わっています。バランスが崩れると、肌荒れや乾燥、ニキビやくすみなどの肌トラブルの原因になることも。美容のためにも、健康のためにも、ホルモンバランスを整えて生理不順を改善することは、とても大切なことなのです。ホルモンバランスが乱れる原因には、ストレスや睡眠不足、不規則な食生活などが考えられます。中でも、大きく影響するといわれているのが、大幅な体重の減少です。無理なダイエットで急激に体重を落としたり、極端な食事制限によって必要な栄養素が不足したりすると、女性ホルモンの分泌に大きなストレスとなり、ひどい場合は生理が止まってしまうことも。「キレイになりたい」と思ってダイエットをしても、それが美容や健康を損ねることになってしまっては元も子もありません。栄養バランスを考えた食事で、健康的なダイエットを心がけるようにしましょう。■食生活で生理不順を改善生理不順になる原因には、前述したように、ストレスや睡眠不足、不規則な食生活などがあげられます。普段の生活を見直し、改善を心がけるようにしましょう。ホルモンバランスを整えるためにおすすめの食材は、イソフラボンやビタミンE。大豆製品などに多く含まれるイソフラボンは、女性ホルモンとして分泌されるエストロゲンと非常に似た働きをするといわれています。また、かぼちゃやモロヘイヤ、ナッツ類などに多く含まれるビタミンEは、ホルモンの分泌を調整し、生殖機能を正常に保つ効果があるとされています。規則正しく、栄養バランスを考えた食事をとるようにしましょう。生理不順だと感じたら、基礎体温をつけてみることをおすすめします。特に、周期がさほど不規則でなくても排卵のない無排卵月経などは、基礎体温をつけないと確認することが難しいのです。生理不順は放置すると妊娠しにくくなる恐れもあり、また病気が原因の場合もあります。気がかりなことがあったら、早めに婦人科で相談するようにしてくださいね。
2013年03月27日ストレス社会や女性進出というキーワードを耳にしますが、それと同時に体に異変を感じる女性が増えている傾向もあります。女性ホルモンの乱れから生理不順を招いている方が多いのです。生理の周期が、24日以内または39日以上の方は要注意です。脳や卵巣、子宮などにトラブルがある可能性もあり、疲れやストレスなどの精神的な原因も考えられます。女性ホルモンの乱れは、体調はもちろんですが、お肌のトラブルを招いたり、むくみやすくなったり、と美容にも大きな影響を与えてしまうのです。ホルモンバランスを整える手段としては、体を温めるケアや、血をきれいにする食べ物をとることもポイントです。以下の成分を積極的に摂取しましょう。●ビタミンE血行を促進しホルモンをコントロールする脳下垂体に働きかけてくれて自律神経を正常な状態に戻してくれる効果があります。玄米などに含まれます。●アルギニンごぼうに含まれるアルギニン。昔から中国では古血を下す食品として有名です。脳に働きかけ、女性ホルモンの分泌を促します。ごぼう以外にも、納豆や卵などにも含まれます。●鉄分言わずと知れた血液には不可欠な成分。ホルモン分泌作用はもちろん、安胎作用もあります。黒豆やレバーなどに含まれます。大切な自分の体と向き合ってあげましょう。もし生理不順が気になると感じたら、この機会に専門医師の診察を受けるようにしてみてください。
2012年11月22日生理が重い、生理不順、ニキビ、肌荒れなど、避妊だけでなく、いろいろな症状の治療に使われるピルですが、隠れた副作用も知っておきたいものです。副作用が比較的少ないと言われている低用量ピルでさえ、ひとによっては気持ちが悪くなったり、めまいや乳房の張り、体重増、頭痛、性器出血、憂うつ感などの症状が伴ったりすることがあります。そして、あまり知られていませんが、ビタミンB欠乏症も副作用のひとつに挙げられています。何らかの理由でピルを常用しなければならない状態にあるなら、ビタミンB群は不足しないよう、しっかり摂取するよう心がける事が必要です。ビタミンB群の仲間をご紹介すると、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの合計8種。このなかでも特に意識して摂(と)ってほしいのは、ビタミンB6です。健康なひと、もしくはピルを服用していないひとについては、あまり不足することが無いと言われている栄養素なのですが、実はピルユーザーについては不足傾向にあるのです。ビタミンB6はタンパク質をアミノ酸に分解するのに欠かせない成分です。もしタンパク質が分解できなければ、体の20%を占める筋肉や内臓、皮膚、ホルモンなどに作りかえることができなくなってしまいます。つまり、ビタミンB6は、生命を維持するために大変重要な栄養素なのです。ビタミンB6は、カツオやマグロなどの魚、お肉のレバーに多く含まれています。ほかには、きな粉や大豆、バナナなども比較的多いほうです。ごく一般的な食材で摂(と)ることができるので、ピルユーザーは意識してビタミンB6の摂取をこころがけるといいですね。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年09月19日生理痛の時期に悩まされる女性は多いのではないでしょうか。下腹部に激痛が走ったり、腰痛をはじめイライラしたり憂鬱になってしまうこともあります。生理痛でも個人差があるので症状が違ったり、同じ人でも月によって変化する事もあります。やはり生理が来て初日や2日目がつらい方が多いみたいですね。出来れば体がつらい時は家で休んでいたいなんて思う方は多いと思いますが、大切な予定や仕事などなかなか自分の生理の不調に合わせたスケジュールを組むのは難しいですよね。出来るだけ症状を和らげるケアができるようにしましょう。■そもそも生理痛の原因はなに?生理痛の痛みには原因は大きく分けて二つあります。1.プロスタグランジンというホルモンがあるのですが、これは経血をスムーズに排出するために分泌されるものです。これが過剰に分泌されてしまうと子宮が激しく収縮してしまい痛みが発生しちゃうのです。出産の時に陣痛で痛みを伴う時も同じホルモンが分泌されるために痛むのですよ。2.2つ目は子宮の出口が狭い場合です。子宮の出口には子宮頸管という部位があって出産経験のない方などは、その管が細い状態なので、経血が通る時に痛みがでてしまうという事なのです。生理痛の原因の一つであるホルモンの過剰分泌は、ストレスなどの自律神経が乱れていたり、血行不良で起こりやすいようです。なので、体のケアはもちろん心のケアも欠かせないですね。後編では、生理痛を和らげるためのテクニックをご紹介したいと思います。---------------------------------------取材/ビューティーコーディネーター 平野宏枝セミナー講師、美容ライター、美容コンサルタント、読者モデルなどで活躍中。積極的にメイクボランティア活動も行う。独自の小顔マッサージ、 ファンデーションを使わないツヤ肌立体ベースメイクなど、好評なオリジナルセミナーを都内中心に行い、女性の美サポートに力を注ぐ。 Blogはこちら Facebookはこちら ---------------------------------------
2011年10月03日