蜷川実花展「Light of」が東京・六本木の新ギャラリースペース・コンプレックス665(complex 665)で開催される。期間は2016年10月21日(金)から12月3日(土)まで。一瞬の閃光を捉えた作品群蜷川実花展「Light of」で展示される作品は、花火や野外フェスの暗闇で煌めく光を写真で捉えたもの。一瞬の閃光を、力強く鮮烈に映し出している。視覚的な鮮やかと、刹那な美を止めようとする衝動、それを通して永遠なるものに触れようとする作家自身の視点は、観る者に強い印象を残すだろう。小山登美夫ギャラリーは北参道から六本木に移転なお、2016年10月、小山登美夫ギャラリーが北参道から六本木へ移転し、シュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリーと共に新しく建設されるギャラリービル「コンプレックス665(complex 665)」に新スペースをオープンすることになった。オープン日は、2016年10月21日(金)。また、六本木アートナイト2016に合わせて、10月21日(金)、22日(土)の2日間に限り営業時間を11:00~21:00までに延長。本展は入場が無料なので、気軽に足を運んでほしい。【概要】蜷川実花展「Light of」が六本木・コンプレックス665で開催 -住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665ビル 2F開催期間:2016年10月21日(金)~12月3日(土)OPEN:11:00-19:00休廊日:日、月曜日、及び祝日入場無料※本展より、小山登美夫ギャラリーは北参道から六本木に移転。※会場スペースの関係上、贈花等は行えない。【六本木アートナイト2016関連イベント】10月21日(金)、22日(土)の2日間に限り・営業時間を11:00~21:00までに延長・サイン付き蜷川実花写真集「Light of」(河出書房新社、税込価格3,456円、53頁)を、先着50名様に限り販売。
2016年09月17日小山登美夫ギャラリー、シュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリーが、東京・六本木の新商業施設「コンプレックス665(complex665)」に集結。オープン日は、2016年10月21日(金)。なお、なお、小山登美夫ギャラリーは北参道から六本木の「コンプレックス665」に移転する。六本木は、文化発信地として、ここ数年変遷を遂げてきた。2003年の六本木ヒルズの開業を皮切りに、森美術館、国立新美術館、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHTといった、東京を代表する多彩な美術館が続々と開館。また、国内外のアートファンが足を運ぶ個性豊かな実力派のギャラリーも点在しており、六本木は東京のアートシーンを語る上で欠かせない街となっている。そして、2016年10月、小山登美夫ギャラリー、シュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリーも、商業施設「コンプレックス665」に新スペースをオープンする。10月のオープニングにおいては、ギャラリーアーティストによる新作および未発表作品の展示を、3ギャラリー全てにおいて実施。3F・タカ・イシイギャラリーでは荒木経惟、マリオ・ガルシア・トレス、畠山直哉など複数の作品を展示する「Inaugural Exhibition: MOVED」を、2F・小山登美夫ギャラリーでは蜷川実花展「Light of」を、シュウゴアーツでは小林正人の「Thrice Upon A Time」をオープニング展として開催。国内外で活躍する彼らの「現在」を展示する本展とともに、新たなアートシーンを繰り出すこの街の進化に期待が高まる。【概要】コンプレックス665(complex665)オープン日:2016年10月21日(金)住所:東京都港区六本木6-5-24■施設概要3F:タカ・イシイギャラリー2F:小山登美夫ギャラリー2F:シュウゴアーツ1F:タカ・イシイギャラリーオフィス、ブロードビーン営業時間:火~土11:00-19:00(シュウゴアーツのみ日曜日も営業[12:00 –18:00])
2016年09月17日9月3日(土)、さいたまスーパーアリーナにて開催された国内最大級のファッションイベント「第23回 東京ガールズコレクション 2016 AUTUMN/WINTER」にて、「バリコレ STAGE」が開催。先日開催され日本中に感動を与えたリオデジャネイロオリンピックのウエイトリフティング女子48kg級銅メダリスト・三宅宏実や、藤田ニコル、堀田茜らが登場した。2005年8月から年2回開催している史上最大級のファッションフェスタ「東京ガールズコレクション」(以下、TGC)。人気モデルが集結するファッションショーをはじめ、旬のアーティストによるライブ、話題のゲストが登場するスペシャルステージなど、TGCならではの豪華ステージとともに、東京のガールズカルチャーを世界へ発信する。第23回目となる今回のテーマは“LOVE ME”。キービジュアルには写真家・映画監督として活躍する蜷川実花が撮り下ろした鮮やかな花の写真が起用されるなど、新たな注目を集めている。NHKにて2012年にスタートした、障害者のための情報バラエティー「バリバラ」。その特別企画であるバリアフリー・ファッションの祭典「バリコレ」のステージが開催。ステージ上には、リオデジャネイロオリンピックのウエイトリフティング女子48kg級銅メダリスト・三宅選手に、車いす陸上(1,500m)日本選手権優勝の渡辺勝、パラ競泳(バタフライ平泳ぎ)日本選手権優勝の西田杏、パラバトミントン日本選手権優勝の藤原大輔、藤田ニコル、堀田茜、鹿沼憂妃らが登壇した。三宅選手は、先のオリンピックで「皆さんの応援が力になった」とふり返り、登壇者とともに4年後の東京オリンピックに向けての期待を寄せた。また西田選手は本日が二十歳のお誕生日!「TGCはずっと憧れていた舞台。二十歳の誕生日に、こんなキレイな衣装で歩くことができて、一生の思い出になりました」と、満面の笑みで喜びを伝えた。リオ2016パラリンピック競技大会は、9月7日(日本時間)の開会式を経て8日から18日まで開催予定。(text:cinemacafe.net)
2016年09月03日国内最大級のファッションイベント「第23回 東京ガールズコレクション 2016 AUTUMN/WINTER」が9月3日(土)、さいたまスーパーアリーナにて開催され、ゲストにフジテレビ系「月9」ドラマ「好きな人がいること」から、桐谷美玲、山崎賢人、野村周平が登場した。2005年8月から年2回開催している史上最大級のファッションフェスタ「東京ガールズコレクション」(以下、TGC)。人気モデルが集結するファッションショーをはじめ、旬のアーティストによるライブ、話題のゲストが登場するスペシャルステージなど、TGCならではの豪華ステージとともに、東京のガールズカルチャーを世界へ発信する。第23回目となる今回のテーマは“LOVE ME”。キービジュアルには写真家・映画監督として活躍する蜷川実花が撮り下ろした鮮やかな花の写真が起用されていた。「好きな人がいること」(通称スキコト)は桐谷さん演じるパティシエのヒロイン美咲が、山崎さん、野村さん、三浦翔平演じる3兄弟とひと夏を過ごすラブコメディードラマ。本作より登場したのは今回のTGCでファーストフェイスも務めた桐谷さんと、山崎さん、野村さん。3人が登場すると会場は張り裂けんばかりの歓喜の悲鳴が起き、ランウェイでは終始声援が送られ、笑顔で手をつないだりと仲が良さそうな様子を見せるとさらに客席のボルテージはマックスになった。さらに、“胸キュン”なしぐさが随所に散りばめられていることでも話題の本作だが、会場ではいままでの放送からそんなシーンをピックアップした名場面集を上映。ひとつひとつの映像が流れるたびに、山崎さんと野村さんが互いにそのシーンを再現(?)し、ふざけあうような場面も見られ、その様子にさらに“胸キュン”してしまう客席であった。9月5日(月)には、恋の三角関係になにかが起きる第8話が放送され、物語はいよいよクライマックスへ近づく。(text:cinemacafe.net)
2016年09月03日国内最大級のファッションイベント「第23回 東京ガールズコレクション 2016 AUTUMN/WINTER」が9月3日(土)、さいたまスーパーアリーナにて開催。ファッションだけでなくライブパフォーマンスでも沸かせたのが、渡辺直美や「BOYS AND MEN」「超特急」ら。2005年8月から年2回開催している史上最大級のファッションフェスタ「東京ガールズコレクション」(以下、TGC)。人気モデルが集結するファッションショーをはじめ、旬のアーティストによるライブ、話題のゲストが登場するスペシャルステージなど、TGCならではの豪華ステージとともに、東京のガールズカルチャーを世界へ発信する。第23回目となる今回のテーマは“LOVE ME”。キービジュアルには写真家・映画監督として活躍する蜷川実花が撮り下ろした鮮やかな花の写真が起用されていた。「PUNYUS×OWNDAYS」のコラボステージでは、渡辺直美がTGCではもはやおなじみとなったビヨンセものまねパフォーマンスを披露。楽曲にのせ迫力のボディを揺らしながら激しいダンスを披露し、会場は熱気に包まれた。「BOYS AND MEN」(通称ボイメン)のショーがはじまると、会場にはメンバーカラーのペンライトが揺れた。「BOYS AND MEN」は、名古屋を活動拠点とした東海地方出身・在住のメンバーで構成された10人組み日本の男性タレント・俳優ユニット。1曲目の「Wanna be!」を歌い終えると、MCでは「初めてなんで舞い上がってますよ(笑)」と恐縮しつつも、「みなさんには元気を持って帰ってもらいたい!」と元気いっぱいに2曲目の「YAMATO☆Dancing」を披露した。続いて登場したのはボーカル2人とダンサー5人からなる音楽グループ「EBiDAN」の選抜ユニット「超特急」。通常の衣装とは違ったシックな出で立ちでクールにウォーキングし、楽曲「Yell」を歌唱。2曲目はコミカルなダンスで話題となった「バッタマン」。ステージを縦横無尽に動き回り、さらに6号車ユースケはランウェイを絶叫しながら全力疾走!「ランウェイ楽しいー!!」と、メンバーも客席も大興奮で幕を閉じた。(text:cinemacafe.net)
2016年09月03日国内最大級のファッションイベント「第23回 東京ガールズコレクション 2016 AUTUMN/WINTER」が9月3日(土)、さいたまスーパーアリーナにて開催。ファッションステージトップを桐谷美玲が飾り、会場を沸かせた。2005年8月から年2回開催している史上最大級のファッションフェスタ「東京ガールズコレクション」(以下、TGC)。人気モデルが集結するファッションショーをはじめ、旬のアーティストによるライブ、話題のゲストが登場するスペシャルステージなど、TGCならではの豪華ステージとともに、東京のガールズカルチャーを世界へ発信する。第23回目となる今回のテーマは“LOVE ME”。キービジュアルには写真家・映画監督として活躍する蜷川実花が撮り下ろした鮮やかな花の写真が起用されていた。開幕を迎え、約1年9か月ぶりの来日となる韓国グループ「2NE1」のリーダー・CLのパフォーマンスと共に、ローラが登場し、会場のボルテージは一気にMAX!大歓声の中、クールにランウェイウォークの先陣を切った。その後、中条あやみ、藤田ニコル、玉城ティナ、松井愛莉、水原希子、香里奈ら人気モデルたちが続々と登場した。これまでローラや菜々緒などがオープニングを務めてきたが、今回のファーストフェイスは桐谷さんが抜擢。「CECIL McBEE」のステージにてシックな花柄のワンピースに黒のライダースジャケット、そしてハットという秋らしい出で立ちを披露。大人な雰囲気を醸し出し、会場を盛り上げた。桐谷さんはこのほか現在フジテレビにて放送中の月9「好きな人がいること」ステージに登場する予定だ。(text:cinemacafe.net)
2016年09月03日7月某日、都内某所の篠山さんの事務所に取材に伺う。編集者、カメラマン、ライター、全員ド緊張。仕方がない、だって写真界の巨匠が、扉の向こうにいるわけだから…。ドキドキしながら部屋に入ると、テレビや雑誌で見たことがある“お馴染みの髪型”の篠山紀信さんが、いた!うわ、本物だ!――はじめまして。アンアンという雑誌の者です…。篠山:知ってるよ(笑)。僕も最初の頃は、結構いろいろやってたんですよ?‘90年代に入ってからも、貴花田撮ったり、(ビート)たけし撮ったり…。随分やりましたよ。僕が写真家になった‘60年代、そして‘70年代は、雑誌が元気だったからね。アンアンも相当おしゃれな雑誌だったんだよ。とんがっててさ。でも、よその会社がアンアンを真似した、しかももうちょっと大衆寄りの雑誌を出しちゃったら、そっちが売れちゃってなぁ。マガジンハウスはおしゃれなんだけど、大衆向けっていうのが下手なんだよな(笑)。――今のアンアンの読者は、20~30代の女性がメインなのですが、その世代にとっては、篠山さんは“気がついたらもう巨匠だった”という存在です。改めて伺うのもなんですが、篠山さんはそもそもどんな活躍をされて、今この場所まで来られたんですか?篠山:えー、そんな話したら、1冊自伝が書けちゃうよ?(笑)僕がデビューしたのは‘60年代だったんだけど、もともとはね、広告会社でカメラマンをやってたの。――あの、なんで写真をやろうと思われたんでしょう…?篠山:そこから?!あのね、僕は新宿のお寺の次男でね。僕が高校生の時は経済成長の真っ盛りで、いい大学に入って銀行とかに入るのが、良い人生とされてたの。僕もそういうふうに生きるんだろうなって思って、中学高校を過ごしてて。まあ、主体性のない少年だったんだろうね。でも大学受験に失敗しちゃって。その時に、予備校の広告でも見ようと新聞を開いたら、まだ募集してる大学の広告が出ててね。そこに、“写真学科”って文字を見つけて、“あ、ここ行こう”って、直感で思ったんだよ。写真を仕事にしようって。写真部に入っていたわけでも、カメラを持ってたわけでもないのに。それで大学に入って、3年の時になぜか広告会社の入社試験受けたら、受かっちゃったもんで、写真家になったというわけ。――まったくもって、偶然だったわけですね?篠山:そうそうそう。そこで広告写真をいろいろ撮りながら、自分が撮りたいと思う作品も作って…ってやってるうちに、いろいろな雑誌からお声がかかるようになって、雑誌でも写真を撮るようになった。雑誌って、広告ほどお金は儲からないんだけど、名前が出るから目立つわけ。しかも、当時は雑誌が本当に売れていて、100万部売れるとか、よくあることだったから、そんなにたくさんの人が見てくれるって、楽しいんだよね。それでおもしろくなってきちゃって、芸術カメラマンをやめて、芸能カメラマンになっちゃった(笑)。――写真を撮って発表する。その根っこには、ご自身のことを知ってほしいとか、いろんな人に認められたいっていう気持ちもあったんでしょうか?篠山:うーん、それよりも写真ってさ、撮ったときは1枚だけど、印刷して複製することによって本当にたくさんの人の手に渡るでしょう?これって写真特有の可能性だと思うわけ。そこがおもしろかった。芸術的な写真を撮って、「はい、これがアートでございます。さあ皆さんありがたく鑑賞しなさい」って見せるのは、僕はつまんない。それよりも、毎週毎週100万人が僕の写真を見てくれて、おもしろいとかカッコいいとか反応があるというほうが、社会を受け入れて、時代を撮ってるって感じがして、自分には向いてる気がしたんですよ。だから僕はアーティストではないの。写真は、時代の映し鏡。その時代の社会の突出した人や物や事を撮って、雑誌というメディアを使いながら写真をばらまいてきたっていうのが、篠山紀信という写真家。逆に言うと、今この印刷メディアがしぼんじゃってる時代には、‘70年代の僕みたいな写真家は絶対出てこない。活躍する人もいるけれど、僕とは違うスタイルの写真家だよね。――数々の著名人を撮影されていますが、ご自身で撮りたいと思う人を選ばれているんですか?篠山:誰かを撮りたいなんて思うヒマもないほど、仕事ばっかりしてきたからなぁ…。というか、僕は頼まれれば何でも撮るの。あのね、人事権は僕にない。時代に人事権がある。時代に「篠山くん、この人を撮りたまえ」って言われるの。――すごい名言…!篠山:ハハハ(笑)。あのね、基本、僕は受け身なんですよ。頼まれれば、金魚だって撮る。――金魚?!篠山:そうそう。金魚のカレンダーを撮影したんだけどさ。最初は「金魚?!蜷川実花に頼めよ!」って言ったんだけど(笑)、実は金魚、撮ったことなかったから、いざ撮るとなったらちょっと緊張しちゃってさぁ。50年近くやってきたけど、意外とまだ撮ったことがないものってあるんだよね。そういう被写体を前にすると、やっぱりちょっとドキドキするんだよ。――9月3日から、原美術館で「篠山紀信展『快楽の館』」という展覧会を開催されますが、“原美術館で撮影した写真を、原美術館に飾る”という内容だそうで…?篠山:おっしゃるとおり。最初はね、「展覧会やりませんか?」ってお話を頂いて。僕も原美術館は知っていたけど、それほどちゃんと建物を見たことがなかったから、一度見せてくださいって言って、伺ったの。そしたら、それはそれは素敵な建物で、そこで写真が撮りたくなっちゃった。――西洋モダニズム建築のデザインを取り入れた、レトロで素敵な建物ですよね。ロマンティックな雰囲気も漂っていて。篠山:今から78年前に建った建物で、戦争も越えて、ずっとあの土地に建ってるんだよね。いわゆる美術館のホワイトキューブの無味乾燥な展示場とはまったく違って、空間に色気があるんだ。窓から入ってくる光とか、壁の質感とか、あの土地の持つ磁場とか、すべてが魅力的で。それで、この建物の持つエネルギーを受けて、僕がこの場所で作った作品を、同じ場所に戻してみんなに見てもらうっていうことを、やってみたいと思ったんです。それで原俊夫館長にお願いをしたら、快諾してくださって。しかも、ヌードをやりたいっていったら、「どうぞ、どうぞ」と。公立の美術館だと、ヌードを飾るんでも大変なんだよ?あれはダメ、これは無理、とか。でも館長は、「篠山さんがやりたいようにやってください」って、10日間も美術館を僕の撮影のために開けてくれた。こんな贅沢、後にも先にもきっともうないだろうな。――館長はどんな方なんですか?篠山:80代の男性で。そういえば、毎日撮影を見に来て、僕の横にぴたっとくっついてたのは、僕を監視してたのか…?いや、たぶんレンズの先の女の子を見てたに違いない(笑)。いや、とにかく、すごく懐の深い方ですよ。写真って、カメラの前のものを写すということではなくて、被写体が存在する場のありさま、空気、雰囲気を撮るものだと思うんです。だから僕にとって、“場”っていうのは本当に大事なもの。そういう意味で原美術館は、本当に“撮りたい!”という気持ちにさせてくれる場なんです。10日間、飽きるどころかアイデアがどんどん湧いてきてしまって、終わりが近づくほどに、もっと撮りたい気分になりましたね。素晴らしいでしょ。――空間の持つ力、すごいですね。篠山:いや、それは私の才能の力です。――そうでした!大変失礼いたしました(笑)。篠山:んなことない(笑)。冗談冗談。――それにしても、確かに篠山さんといえばヌードのイメージはありますが、なぜ今回、この空間でヌードを撮ろうと?篠山:僕が撮りたいと思ったことを直截に表現できるのは、何も身に着けていない身体なんです。被写体が服を着てたりメイクをしていると、そっちのイメージが先行してしまうというか。別にヌードってことで客を呼ぼうとか、そんな気持ちはないよ?10日間、延べ30人以上のモデルさんに来てもらって、どんどん撮影してね。確かに体力的には大変でしたけど、撮ってるうちに、どんどん気持ちよくなってくるんだよ。アラン・ロブ=グリエって人のフランス文学で、『快楽の館』という本があって、それがとてもおもしろいんだけども、原題は、『ランデブーの館』っていうんです。――出会う、という意味に近い?篠山:そうそうそう。原美術館という建物との出会い、モデルさんたちが毎日やってきて出会って去っていくということ、その10日間を切り取った写真たちと、見に来てくれるお客さんとの出会い…。この場所での出会いっていうのが、この展覧会の一番のコンセプトなんだ。他の美術館でこの作品を見せても、なんにも意味がない。ここで見ることに、意味がある。だから、終わったら何をするかっていうと、全部破いちゃう。――え?!破いちゃう?!篠山:だって、壁に貼ったのは引っぺがすしかないし。――もったいない…。篠山:もったいないって思うところがダメなんだよ。いっときの快楽っていうのが、清々しくてかっこいいじゃない。1回きり、その場限りっていうのが素敵じゃない。僕はそこがいいなって思うんですよ。今はみんな、情報に触れると見た気になっちゃうことが多いけれども、その場に行かないと感じられないことっていうのもあるわけだから、ぜひ足を運んでほしいね。◇しのやま・きしん写真家。1940年生まれ、東京都出身。日本大学藝術学部写真学科卒。広告会社勤務を経て、‘67年にフリーカメラマンに。以降、広告、写真集、雑誌などのメディアで、数えきれないほどの名作を生み出している。アイドルから建築物、歌舞伎まで、被写体は幅広い。◇9月3日から‘17年1月9日まで、原美術館で展覧会「篠山紀信展『快楽の館』」が開催される。原美術館の建物や庭で撮影された、70点あまりのヌード作品が飾られる。巡回の予定は一切なく、この4か月のみで終了予定。空前絶後の貴重な機会。詳しくは美術館のサイトで。※『anan』2016年8月31日号より。写真・内田紘倫
2016年08月24日「ぐるっと展望!現代アート入門 ―高橋コレクション―」展が福井県、金津創作の森にて開催される。会期は2016年7月16日(土)から9月25日(日)まで。現代アートコレクターで精神科医・高橋龍太郎による「高橋コレクション」。彼のコレクションは、草間彌生ら日本の現代アート史に残る名品はもとより、今注目の若手作家の人気作品まで、国内作家を網羅している。本展は、そんな高橋コレクションから日本の現代アートを牽引するアーティスト達の作品が約60点登場する。出展されるのは、日本の伝統美術という文脈のもと再解釈する作品が世界で高い評価を受ける村上隆や、映画『ヘルタースケルター』の監督をはじめアート界に留まらず様々なシーンで活躍し、毒々しいまでビビッドな世界観を演出する蜷川実花など、国内だけでなく世界でその名を知られるアーティストの作品ばかりだ。その他、女の子をモチーフにした絵画が有名な奈良美智。さらに、現在新宿、ミズマアートギャラリーで展覧会を開催中の会田誠の作品も。多くの日本人に馴染のあるアーティストが多数出展し、アートに近寄り難いイメージを持つ人にも、楽しめるコンテンツになっている。まさに展覧会タイトルの通り、日本のアートシーンの今をぐるっと展望できるこの展覧会。今最も注目を集めているアーティスト達の作品を一度に見られるこの貴重な機会に、是非足を運んでみてはいかがだろうか。【開催概要】ぐるっと展望!現代アート入門 ―高橋コレクション―会期:2016年7月16日(土)から9月25日(日)会場:金津創作の森 アートコア ミュージアム-1、ギャラリー、ホワイエ住所:福井県あわら市宮谷57-2-19休館日:月曜日(祝日の場合は開催、翌平日休館) ※8月15日(月)は開館開館時間:10:00~17:00 ※最終入場は16:30まで料金:一般800円(600円)、大学生500円(400円)※障がい者および65歳以上400円、高校生以下無料※( )内は、20名以上の団体料金※半券で2回目が団体料金で観覧(障がい者および65歳以上を除く)■出展作家会田誠、清川あさみ、チームラボ、奈良美智、山口晃、菅木志雄、草間彌生、村上隆、蜷川実花、ヤノベケンジ、荒木経惟ほか
2016年07月25日渋谷パルコは2016年8月7日(日)の休業へむけて、パルコミュージアムと縁の深いアーティストによる3つの企画展を連続開催。ラストを締めくくるのは、時代時代にパルコと深く関わった12組のアーティスト、ミュージシャン、ファッションブランドが競演する最後の展覧会『SHIBUYA,Last Dance_』だ。期間は、2016年7月29日(金)から8月7日(日)まで。小沢健二・佐藤可士和・寺山修司・森山大道・東京スカパラダイスオーケストラといった、アート・デザイン・音楽など様々な分野から選ばれたメンバーが参加。また、現代男性に向けて新しい日常着を提案する「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」やこれまで渋谷パルコにてバリエーション豊富なコラボレーションモデルを提案してきた、ヨウジヤマモトのブランドセレクト型ショップ「「グラウンド ワイ」といった、ファッションブランドも仲間に加わる。会場では、「ラストダンス」をテーマにした新作や、貴重な旧作からテーマに沿った作品を展示。絵画、グラフィック、ポスター、立体、写真、映像、音楽、衣装、エッセイなど、渋谷パルコならではの豪華アーティスト達による幅広い展示内容は、夢の競演と呼ぶにふさわしい。また会期中には、出品アーティストはじめ渋谷パルコに関わりのあるアーティスト達による、トークショーやアートインスタレーション、ライブパフォーマンスなども開催される予定だ。『SHIBUYA,Last Dance_』に向けて製作されたオフィシャルポスターは、森山大道とアートディレクター・井上嗣也の初めてのコラボレーションによるもの。このポスターは、展覧会会場にて限定販売される。なお、6月18日(土)から7月4日(月)までは、蜷川実花の写真展「IN MY ROOM」が開催された。蜷川が捉えた男たちのプライベートモードな表情が集結し、綾野剛や斎藤工、菅田将暉らの普段とは違った顔を見せた。また、2016年7月8日(金)から25日(月)までの期間は、イラストレーター山口はるみの個展「Hyper! HARUMI GALS!!」が開催。エアブラシを用いて描かれたスーパーリアルな”HARUMI GALS”の原画およそ20点を展示するほか、”自由を求める女たち”をテーマに「のように」シリーズのポスター展示と合わせて最新のイラストも紹介している。【企画概要】■蜷川実花写真展「IN MY ROOM」会期:2016年 6月18日(土)~7月4日(月)時間:10:00~21:00(最終日は18:00閉場/入場は閉場の30分前まで)入場料:一般500円、学生400円、小学生以下無料・蜷川実花写真集『IN MY ROOM』発売日:2016年6月30日(木)に発売。仕様:カラー 152ページ、モノクロ 40ページ■山口はるみ展「Hyper! HARUMI GALS!!」会期:2016年 7月8日(金)~7月25日(月)時間:10:00~21:00(最終日は18:00閉場/入場は閉場の30分前まで)入場料:一般500円、学生400円、小学生以下無料TOGAコラボレーションアイテムポーチ 3,900円+税トートバッグ 5,000円+税Tシャツ 2種(展覧会場限定/ミツカルストア限定)各5,000円+税ポケットTシャツ 8,000円+税ロングスリーブTシャツ 15,000円+税■SHIBUYA PARCO MUSEUM FINAL EXHIBITION 2016 『SHIBUYA, Last Dance_』会期:2016年7月29日(金)~8月7日(日)時間:10:00~21:00(入場は閉場の30分前まで)会場:パルコミュージアム(渋谷パルコ PART1・3F)、エントランスホール(渋谷パルコ PART1・1F)入場料:無料【会場情報】パルコミュージアム場所:渋谷パルコ パート1 3F住所:東京都渋谷区宇田川町15-1TEL:03-3477-5873
2016年07月23日蜷川実花が手掛けるブランド「M / mika ninagawa」のウェディングコレクションに、待望の‟和装”が登場。2015年のデビュー以来、蜷川独自の色彩感覚をいかしたカラフルなドレスが世に送り出されてきた。デザインからディテールにいたるまですべて彼女がディレクションするドレスは、映画『さくらん』『ヘルタースケルター』や写真作品の鮮やかなパレットが、そのまま洋服に落とし込まれたような、華やかな仕上がりだ。そして、第4弾となる今回、日本女性の晴れの日を艶やかに祝う、個性豊かな和装を提案する。日本の伝統美を改めて振り返り、蜷川のエッセンスを溶け込ませた。蜷川作品の中で出会える、写実的な花々は袖や襟元でまた違った表情をみせてくれる。また、2016年7月19日(火)にデビューコレクションを東京・明治記念館にて発表した。ランウェイには、モデルの秋元梢が登場し、豪華絢爛な和装ルックを披露。古き良き日本を感じさせる会場の雰囲気と、緑豊かな景色が和装を一層引き立てる。登場した7つの和装は、ピンクやレッド、ブルー、パープルをメインカラーに様々な花が描かれている。バラやガーベラ、ハイビスカスなどが咲き誇る華やかなドレスは、一生に一度の機会に思い切り和風に着こなしたい。1ルック目は、白無垢を思わせるオールホワイト。裾や襟の赤いラインがアクセントになり、清楚な中にも優美な魅力を感じさせる。また、秋元梢の着用した和装は、蜷川ワールドがより全面に表現された一着だ。レッドをメインカラーに、梅の花や富士山を思わせる和傘など様々なプリントをミックス。胸元の半衿には、バラの刺繍がちらりと顔をのぞかせる。【詳細】「M / mika ninagawa」ウエディングコレクション‟和装”展開時期:2017年1月全国の有名ホテル、結婚式場、衣装店でレンタルスタート※レンタルのみでの取り扱い。型数:全7型【問い合わせ先】株式会社クラウディア住所:京都市右京区西院高田町34番地TEL:075-315-2345
2016年07月22日「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」が、7月30日から9月11日まで、伊丹市立美術館(兵庫)で開催される。『pink』『東京ガールズブラボー』『リバーズ・エッジ』などで知られる漫画家、岡崎京子。下北沢の理髪店に生まれ育ち、短大在学中にデビュー。1985年に初めての単行本『バージン』を刊行した。以後、漫画雑誌をはじめ、週刊誌やファッション誌、音楽雑誌を舞台に次々と作品を発表してきたが、1996年に不慮の事故によって活動を休止。それ以後も、未完作品の出版や復刊が相次ぎ、2012年には、蜷川実花がメガホンをとり『ヘルタースケルター』が映画化されるなど、現在も新たな読者を獲得し続けている。昨年、東京・芦花公園の世田谷文学館でも開催されて話題を集めた本展は、女の子たちの夢や憧れを紡ぐ少女漫画とは対照的な、都市に生きる少女の日常、変容する家族像、高度資本主義下における女性の欲望や不安といった、時代の現実を果敢に描き続けた岡崎京子の、これまでの仕事を取り上げる大規模な展覧会。会場では、幻の単行本未収録作品も含む300点以上の原稿や原画をはじめ、学生時代のイラストやスケッチ、1980年から1990年代の作品掲載誌などが展示される。また、祖父江慎とコズフィッシュがデザインを手掛け、多数の原画や単行本未収録の作品、よしもとばなな、小沢健二らによるエッセイなどを掲載した約400ページにおよぶ展覧会公式カタログも販売される。なお、本展は12月3日から2017年の1月22日まで、福岡の三菱地所アルティアムに巡回する。【イベント情報】「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」会場:伊丹市立美術館住所:兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20会期:7月30日~9月11日時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)料金:一般800円、大高生450円、中小生150円休館日:月曜日
2016年07月10日蜷川実花による写真展「Light of」が、ザ・パーキング銀座で開催される。会期は、2016年7月22日(金)から8月16日(火)まで。本展は、蜷川実花の新作写真集『Light of』の発売にともない実現したもの。“花火”と“フェス”をテーマに構成された本写真集より、蜷川実花自身による空間構成で展開される。またザ・パーキング銀座としては初めての写真展だ。さらに、本展を記念したTシャツやiPhoneケース、トートバッグなどが発売。蜷川による初のZINEもラインナップ予定だ。独自のスタイルを貫き挑戦を続ける表現者と、独自の世界観が集まった空間を展開するザ・パーキング銀座両者によるコラボレーションをぜひ堪能してみて。【概要】Mika Ninagawa「Light of」会期:2016年7月22日(金)〜8月16日(火)場所:ザ・パーキング銀座住所:東京都中央区銀座5-3-1 ソニービルB3F■写真集蜷川実花『Light of』発売時期:2016年7月下旬期間限定特価:2,700円+税※2016年10月1日以降、定価3,200円+税単行本/A3変形(タテ220ミリ×ヨコ300ミリ)/並製 56ページ 河出書房新社刊©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
2016年07月10日渋谷パルコは、2016年8月7日(日)の一時休業向けた企画として、渋谷パルコ売り尽くしセール「ザ・閉店セール」を2016年6月23日(木)よりスタートする。期間中、アパレルや雑貨ショップ約130ショップでは、最大70%OFFでアイテムを提供する。また、セール以外にも東京ニューエイジによる期間限定ストア「Neverending Store」や渋谷地区最大級の「水着&ゆかた売場」、蜷川実花写真展「IN MY ROOM」など、休業にむけて様々な企画が用意される。7月15日(金)から始まる第2弾では、ミントデザインズ(mintdesigns)、ジュンオカモト(JUN OKAMOTO)、シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)をはじめとする東京のデザイナーが手がけるブランドのセールを行う。ビジュアルは、映画「シン・ゴジラ」とコラボレーション。‟シン・ゴジラ”とパルコアラを融合させたユニークなデザインに仕上げた。なお、映画『シン・ゴジラ』は2016年7月29日(金)より公開となる。【詳細】ザ・閉店セール<第一弾>開催期間:2016年6月23日(木)~7月14日(木) 住所:東京都渋谷区宇田川町15-1<第二弾>開催期間:7月15日(金)~7月28日(木)内容:約75ショップが参加するタイムセール、ワゴンセール、サンプルセール、MAX70%オフ、 真夏の福袋など<最後の10日間>※予定開催期間:7月29日(金)~8月7日(日)内容:セールに加え、縁のあるアーティストやクリエイターとの連動企画、43年間を懐かしむイベントなど
2016年07月10日渋谷パルコPART1・3Fの「パルコミュージアム」では、写真家・蜷川実花による新作写真展「IN MY ROOM」が6月18日(土)より開催中だ。渋谷パルコは、渋谷宇田川町地区再開発計画に伴い、2016年8月7日に一時休業をすることになり、パルコミュージアムも一旦終了となる。これに伴って「パルコミュージアム」では、「SHIBUYA PARCO MUSEUM FINAL EXHIBITION」と銘打ち、渋谷パルコと縁の深いアーティスト達による3つの展覧会を開催する。その第一弾となるのが、蜷川実花写真展「IN MY ROOM」だ。本展では、新井浩文、綾野剛、斎藤工、東出昌大ら、モードな服に包まれた色気香る「オトコたち」をプライベートな視線で撮影した作品を、鑑賞者それぞれが体験、鑑賞出来るように写真を展示。雑誌『EYESCREAM』の人気連載「蜷川実花のプライベートモード」の世界を展開する。また、一般発売に先駆けて「蜷川実花のプライベートモード」を完全書籍化した写真集「IN MY ROOM」も先行発売される。本書では、いま最も旬な「オトコたち」36人のポートレート約250カット、巻末には各モデルとの対談も収録されている。会期は、7月4日(月)まで。(text:cinemacafe.net)
2016年06月27日女優の桐谷美玲が主演を務める、7月11日スタートのフジテレビ系月9ドラマ『好きな人がいること』(毎週月曜21:00~21:54 ※初回は15分拡大)の主題歌を、元KARAのJY(知英)が担当することが17日、明らかになった。曲のタイトルは、ドラマと同じ「好きな人がいること」。軽快なギターの音色と、楽しげなメロディーが印象的なアップテンポな楽曲で、JYは「夏にぴったりのさわやかな曲なので、ドライブやビーチサイドにオススメです!」と話している。JYは作詞にも挑戦。自身の体験を元にした、友情から恋愛に発展していく女子心を歌っている。作曲は前作「最後のサヨナラ」同様、山本加津彦が手がけた。また、ミュージックビデオは蜷川実花が監督を務め、グアムで撮影。蜷川がプロデュースしたチャペル、海、ショッピングモールなど7つのシチュエーションで6パターンの衣装を着こなしている。「セカンドシングルの段階で月9ドラマの主題歌になるなんて、本当に驚いていますし、うれしすぎて信じられませんでした」というJY。作詞は「何度も何度も考えては書き直しました」というが、「曲を聞いた方々が、好きな人や大切な人のことを思い出せる曲になればいいなと思いながら言葉を選びました」と込めた思いを語っている。『好きな人がいること』は、桐谷演じる恋愛下手な主人公・櫻井美咲が、三浦翔平・山崎賢人・野村周平演じる柴崎三兄弟の経営する海辺のレストランが舞台のラブコメディ。桐谷が演じるのは、恋に仕事に頑張るものの、うまくいかないキャラクターで、そんな彼女の心情に寄り添う楽曲を探していたフジテレビの藤野良太プロデューサーは、デモテープを聞いて「この曲だ!」と一発で決めたといい、「この楽曲がドラマと共に、多くの方々の毎日を彩ってくれることを願っています」と話している。
2016年06月17日小栗旬や藤原竜也をはじめ、現在第一線で活躍する俳優・女優たちを厳しくも愛を持って育ててきた故・蜷川幸雄。多種多様なキャスティングと独創的で強烈な演出で“世界のニナガワ”としてその名を轟かせた蜷川さんの傑作舞台「彩の国シェイクスピア」シリーズ全22作品が、映像配信サービス「dTV」にて独占配信中だ。去る5月12日、惜しまれつつも80歳でこの世を去った世界的な演出家、蜷川さん。“演劇界の革命児”とも呼ばれ、国際的にも高く評価された舞台演出家として文化勲章も受賞するなど、数々の功績を残してきた。現在、dTVの「シアターチャンネル」では、そんな巨匠による傑作舞台「ロミオとジュリエット」をはじめとした名作を配信中。さらに、映像配信サービスでは初めてとなる「彩の国シェイクスピア」シリーズ全22作品を独占配信がスタートしている。現在は夫婦となった市村正親と篠原涼子が初共演した名作悲劇「ハムレット」をはじめ、小栗さんが主演を演じ、男性俳優のみが集結した“オールメール・シリーズ”の名作「お気に召すまま」や「間違いの喜劇」、阿部寛、藤原さんらが出演し、シェイクスピア作品の中でも特に人気が高いローマ悲劇「ジュリアス・シーザー」、唐沢寿明、田中裕子、長谷川博己などによる「冬物語」など、数々の名作を名優たちの演技と共にもう一度楽しむことができる。<配信タイトル>(全22作品)「十二夜」「リチャード三世」「ハムレット」「ペリクリーズ」「タイタス・アンドロニカス」「間違いの喜劇」「マクベス」「お気に召すまま」「コリオレイナス」「恋の骨折り損」「オセロー」「リア王」「から騒ぎ」「冬物語」「ヘンリー六世」「じゃじゃ馬馴らし」「アントニーとクレオパトラ」「シンベリン」「トロイラスとクレシダ」「ヘンリー四世」「ヴェニスの商人」「ジュリアス・シーザー」蜷川幸雄「彩の国シェイクスピア」シリーズはdTVにて配信中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月16日写真家・蜷川実花と、エレクトロニックミュージック界の巨匠・アトムハートがコラボレーション。写真と音楽がリンクするライブイベント「Bcc:Holiday」が、2016年6月17日(金)、東京・渋谷の「コンタクト(Contact)」で開催される。ベルリンを中心にヨーロッパで活躍するアトムハートが、全く新しいテクノセットを披露する本イベント。天高8メートルの特設会場に、3台のプロジェクターを設置し、アトムハートが即興で奏でる音楽に合わせ、400点以上にのぼる蜷川実花のストリートスナップが巨大なマッピングとして映し出される。一夜限りで出現する、豪華コラボレーションによる新感覚のアート空間。この機会に是非足を運んでみてはいかがだろう。【開催概要】Bcc:Holiday開催日:2016年6月17日(金)会場:コンタクト(Contact)住所:東京都渋谷区道玄坂2丁目10−12時間:22:00 オープン料金:3,500円 /フライヤー持参 3,000円/CONTACT S MEMBER 2,500円/23歳以下 2,500円/23:00までの入場 2,000円出演:ATOMtm(Senor Coconut)、GONNO (WC | Merkur | mulemusiq | International Feel)、1DRINK、DJ NOA
2016年06月13日今年も8月27日(土)、28日(日)に放送される「24時間テレビ」。すでに発表されている番組の“顔”であるメインパーソナリティーに「NEWS」を迎えて行われるこの放送。この度、もうひとつの“顔”となる「チャリTシャツ」が、写真家で映画監督の蜷川実花が手がけたことが分かった。今回放送される「24時間テレビ39」は「愛~これが私の生きる道~」をテーマに、4人になった「NEWS」が初めてメインパーソナリティーを務め、チャリティーパーソナリティーの波瑠とともに“愛”に支えられ強く前向きな“生きる道”を選んだ人々にスポットを当て、「生きるヒント」と「愛」と「幸せ」をもう一度考え直すきっかけを伝える。今年のチャリTシャツを手がけた蜷川さんは、写真家としての活躍はもちろんのこと、初監督作『さくらん』(2007)や、同じく監督を務めた『ヘルタースケルター』(2012)は22億円の興行収入を記録するなど、映像作品も多く手がけ評価されている。また、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事にも就任している日本を代表するアーティストとして世界でその名を知られている。今回のチャリTシャツは、蜷川さんの代表的なモチーフともいえる鮮やかで美しい花のプリントは施されている。チャリTシャツとしては初めて写真をプリントしたものになったそう。真っ青な空、色鮮やかな花々、愛らしい蝶は、未来に開かれたような美しい世界を表現。その写真の枠には今年のテーマである愛=LOVEの文字が。それぞれのアルファベットの向きや大きさは違い、一見「LOVE」の文字には見えず隠れているが、これは「愛」には色々な形があることを暗に表しているという。このチャリTシャツには蜷川さんに加え、デザイナーの半田淳也も参加している。今回パーソナリティーを務める「NEWS」と蜷川さんは「NEWS」17枚目のシングル「KAGUYA」を蜷川さんがCDジャケットとミュージックビデオを監督として手がけている縁もある。手越祐也は今回の「チャリTシャツ」に「可愛い!実花さんっぽい!写真から生命力やパワーを感じました。気合が入りました」、小山慶一郎は「チャリTシャツを着て、実花さんのパワーを感じながらやっていけるのは心強いです。このチャリTシャツを着て、24時間テレビを盛り上げていきます!」とメンバーも気に入った様子で、さらに気合いが入ったようだ。蜷川さんは今回のチャリTシャツについて「着ていてウキウキする、明るい気持ちになるものにしたく、男女問わず皆が着ることのできるよう、誰もが好きな、希望のつまった“青い空”が象徴的な写真を選びました」と、プリントされた写真について解説。さらに、「チャリTシャツを作っていた次期は生命のはじまりと、生命が終わっていく、グラデーションで重なっていた時期でした。『愛』を、恋愛や家族愛というものより、大きな生命体として受け止めていたころで、今年の24時間テレビのテーマが『愛』だったので運命的なものを感じました」と、蜷川さん自身にも「生命」ついて考える出来事が重なったことで、番組への思いがより深くなったようだ。「『愛』は、深すぎる、本当に小さなことでも『愛』を感じようと思うと、そこかしこに『愛』は転がっている。『愛』は、元からすぐ傍にあるもの、沢山の『愛』に気づいて感じてほしいという思いを込めました」。なお、今回のチャリTシャツは6月11日(土)より全国のイオングループ店のほか、日テレ屋(汐留店・東京駅店)、24時間テレビチャリティーグッズ通販サイトにて取り扱い開始。24時間テレビ39「愛~これが私の生きる道~」は、8月27日(土)、28日(日)日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年06月10日写真家で映画監督の蜷川実花氏が、今年の日本テレビ系『24時間テレビ39「愛~これが私の生きる道~」』(8月27日~28日)のTシャツを手がけたことが10日、明らかになった。毎年、番組のシンボルとなるTシャツ(チャリTシャツ)だが、今年は初の写真プリントデザイン。胸元に配置されたその写真には、青空や花、蝶が写っており、蜷川氏は「着ていてウキウキする、明るい気持ちになるものにしたく、男女問わず皆が着ることのできるよう、誰もが好きな、希望のつまった"青い空"が象徴的な写真を選びました」と説明する。枠には、さまざまな向きや大きさで描かれた、今年のテーマである愛(=LOVE)の文字が隠されているが、これにより「『愛』には、色々な"形"がある」というメッセージを表現。蜷川氏に加え、デザイナーの半田淳也氏も参加している。今年のメインパーソナリティーを務めるNEWSの手越祐也は「第一印象は『かわいい! 実花さんっぽい!』。写真から生命力やパワーを感じました。メインパーソナリティーとして、気合が入りました」とコメント。小山慶一郎も「実花さんのパワーを感じながら、やっていけるのは心強いです。このチャリTシャツを着て、24時間テレビを盛り上げていきます!」と意気込みを語っている。蜷川氏は、製作していたのが「生命のはじまりと、生命が終わっていく、グラデーションで重なっていた時期でした」といい、「『愛』を、恋愛や家族愛というものより、大きな生命体として受け止めていたころで、今年の24時間テレビのテーマが『愛』だったので、運命的なものを感じました」とコメント。「『愛』は、元からすぐ傍にあるもの、たくさんの『愛』に気づいて感じてほしいという思いを込めました」と狙いを話している。カラーは黄色、水色、ピンク、白の4種類で、サイズは6種類。価格は1,600円で、日テレ屋や全国のイオングループの店舗で販売される。
2016年06月10日イラストレーターの山口はるみによる展覧会「Hyper! HARUMI GALS!!」が、7月8日から25日まで渋谷パルコパート1・3階のパルコミュージアムにて開催される。8月7日に一時休業をするパルコミュージアムでは、これに伴い、渋谷パルコと縁の深いアーティストたちによる3つの展覧会を行う「SHIBUYA PARCO MUSEUM FINAL EXHIBITIONS」という企画を実施。同展は、第1弾となる蜷川実花の写真展「IN MY ROOM」に続く第2弾として開催される。会場では、パルコのオープンと同時にその広告制作にイラストレーターとして参加した山口はるみの代表作はもちろん、強力なコラボレーターを迎え描き下ろした16年の最新“HARUMI GAL”を発表する。コラボレーターには、トーガ(TOGA)のデザイナーである古田泰子、エルメス(HERMES)やメゾン マルジェラ(Maison Margiela)、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)などとのコラボレーションで知られるフランスの写真家で映像作家のカミーユ・ヴィヴィエ、“シンガポールの国宝”と呼ばれるアートディレクターのテセウス・チャンの3人が起用され、展示空間を演出する。【イベント情報】山口はるみ展「Hyper! HARUMI GALS!!」会場:パルコミュージアム(渋谷パルコパート1、3階)住所:渋谷区宇田川町15-1会期:7月8日~25日(7月25日は18:00閉場、入場は閉場の30分前まで)時間:10:00~21:00料金:一般500円、学生400円、小学生以下無料
2016年06月07日蜷川実花による写真展「IN MY ROOM」が、6月18日から7月4日まで渋谷パルコパート1・3階のパルコミュージアムで開催される。同展は、8月7日に一時休業をするパルコミュージアムの締めくくりに、渋谷パルコと縁の深いアーティストたちによる3つの展覧会を行う企画「SHIBUYA PARCO MUSEUM FINAL EXHIBITIONS」の第1弾となるもの。会場では、6月30日に発刊される蜷川の写真集『IN MY ROOM』から収録作品を展示する。『IN MY ROOM』は雑誌『EYESCREAM』の人気連載「蜷川実花のプライベートモード」が書籍化したもので、今最も旬な“オトコたち”を、プライベートモードに捉えた写真作品が綴られている。選ばれた“オトコたち”は、窪塚洋介、永瀬正敏、綾野剛、斎藤工、村上淳、渋谷慶一郎、妻夫木聡、金子ノブアキ、松山ケンイチ、早乙女太一、大森南朋、玉木宏、猪子寿之、堂珍嘉邦、伊勢谷友介、浅野忠信、坂口健太郎、東出昌大など。蜷川実花は、2001年「第26回木村伊兵衛写真賞」受賞発表の後に新作写真展「まろやかな毒景色」をパルコギャラリーで開催。以降、2003年「Liquid Dreams」、2008年「蜷川妄想劇場」、2012年「へルタースケルター」と継続的にパルコで個展を発表してきた。2007年には初監督作品となる映画『さくらん』の展覧会「さくらん極彩色絢爛展」をパルコミュージアムで開催、監督2作目となる映画『へルタースケルター』ではパルコの広告に起用されるなどした、パルコゆかりのアーティストである。【イベント情報】「IN MY ROOM」会場:パルコミュージアム(渋谷パルコパート1、3階)住所:渋谷区宇田川町15-1会期:6月18日~7月4日時間:10:00~21:00(7月4日は18:00まで、入場は閉場の30分前まで)入場料:一般500円、学生400円、小学生以下無料
2016年06月04日蜷川有紀の絵画展「薔薇のおもちゃ箱」が、東京・渋谷のBunkamura Box Galleryで、2016年6月15日(水)から6月21日(火)まで開催される。日本古来の岩絵の具を使用して、深紅のバラや女性の内に秘められた愛を表現し、その独創的な作品にファンが多い蜷川有紀の展覧会。過去に数回、Bunkamura Galleryで個展を開催してきたが、今回はより小さなスペースに、作品が凝縮されて展示される。展示されるのは、2015年に制作されたシリーズ「薔薇のアンドロギュノス」の作品や、シンガポールを外遊してきた「薔薇迷宮」の作品群など。映画作家としての経験から確立された、豪華絢爛でいて混沌とした世界観を楽しむことができる。また、会場内では、蜷川本人が愛用した私物が売られる「薔薇の蚤の市」も開催される。作家が在廊していれば、本人から直接購入することもできる。【概要】蜷川有紀 絵画展「薔薇のおもちゃ箱」会期:2016年6月15日(水)~6月21日(火)会場:Bunkamura Box Gallery住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1開館時間:10:00〜19:00(最終日は17時まで)※作家在廊時間:連日12:00~18:00(16日のみ 12:00~15:00)
2016年06月03日蜷川実花が6月30日、いま最も旬な“オトコたち”36人のポートレートを収録した新作写真集『IN MY ROOM』を発売する。同写真集は、雑誌『EYESCREAM』の人気連載「蜷川実花のプライベートモード」を完全書籍化もの。同連載に登場したいま最も旬な“オトコたち”36人のポートレート約250カットを収録し、巻末には各被写体とのインタビューも掲載される。今回登場するのは、新井浩文、窪塚洋介、永瀬正敏、綾野剛、斎藤工、村上淳、MIYAVI、渋谷慶一郎、菅田将暉、妻夫木聡、金子ノブアキ、松山ケンイチ、早乙女太一、大森南朋、竜星涼、玉木宏、登坂広臣、猪子寿之、村上虹郎、大東駿介、小林直己、堂珍嘉邦、NAOTO、鈴木亮平、柄本佑、伊勢谷友介、三浦貴大、中村達也、瀬戸康史、浅野忠信、坂口健太郎、間宮祥太朗、成田凌、吉村界人、東出昌大、窪田正孝ら36人。なお、関連イベントとして、東京・渋谷のパルコ-ミュージアムで6月18日から7月4日まで写真展「IN MY ROOM」を開催する。【書籍情報】『IN MY ROOM』著者:蜷川実花出版社:スペースシャワーネットワーク並製/192ページ/B5判発刊:2016年6月30日価格:3,000円【イベント情報】「IN MY ROOM」会場:パルコミュージアム(渋谷パルコパート1、3階)住所:渋谷区宇田川町15-1会期:6月18日~7月4日時間:10:00~21:00(7月4日は18:00まで、入場は閉場の30分前まで)入場料:一般500円、学生400円、小学生以下無料
2016年06月02日元AKB48で女優の前田敦子(24)が16日、自身のツイッターを更新し、12日に亡くなった演出家の蜷川幸雄さんへの思いをつづった。2014年に蜷川さん演出の舞台『太陽2068』で舞台に初挑戦した前田は、「2年前に私を新しい世界に優しく手招きして導いてくださった蜷川さんには、一言で言えないくらい本当に感謝しています」と追悼。そして、「教えて頂いた言葉がずっと巡っています。文章には書き表せられない心のなかにだけ止めて置きたい感情も沢山あります」とつづり、「教えて頂いた全てをずっと大切にしていきます」と誓った。
2016年05月17日演出家・宮本亜門が、12日に亡くなった演出家の蜷川幸雄さんに対して、所属事務所を通じて追悼のコメントを発表した。宮本は「日本の創作力をこれほど世界に知らしめた演出家はいません」と蜷川さんの功績に触れた。更に、蜷川さんから「俺はこんな苦労してモノクロで革命を起こしているのに、なんで亜門はカラフルにそれをできるんだ」と言われたエピソードを明かしながら、蜷川さんこそが「日本の魅力を力強く、大胆に、美しい革命を世界に魅せつけたクリエーター」だったと語る。そして、同じ演出家として「蜷川さんが全身全霊で伝えてくれた、生きるパッションとクリエーションの力を、自分なりに精一杯受け継ぎたいと思います」と決意を表明した。■宮本亜門コメント日本の創作力をこれほど世界に知らしめた演出家はいません。「俺はこんな苦労してモノクロで革命を起こしているのに、なんで亜門はカラフルにそれができるんだ」とおっしゃっていましたが、これほど見事に日本の魅力を力強く、大胆に、美しい革命を世界に見せつけたクリエーターはいません。心からご冥福を祈ると共に、蜷川さんが全身全霊で伝えてくれた、生きるパッションとクリエーションの力を、自分なりに精一杯受け継ぎたいと思います。
2016年05月13日俳優・藤原竜也が、12日に亡くなった演出家の蜷川幸雄さんに対して、所属事務所を通じて追悼のコメントを発表した。藤原は「最期に会えて良かったです」と、蜷川さんが亡くなる前日、病院にお見舞いに行ったことを明かした。1997年、蜷川さんの舞台『身毒丸』主役オーディションで抜擢されてデビューした藤原は、「僕を産んでくれたのは蜷川さんです。沢山の演劇人生をありがとうございました」と感謝の言葉を捧げ、「真面目に突き進んでいきます」と思いを表した。藤原の代表作となった舞台『身毒丸』は1998年、2002年、2008年と再演。藤原は更に『ハムレット』(2003年、2015年)、『ロミオとジュリエット』(2004年~2005年)などのシェイクスピア作品や、『唐版 滝の白糸』(2000年)、『下谷万年町物語』(2012年)といった唐十郎作品など、多くの蜷川演出作品に携わっていた。■藤原竜也コメント最期に会えて良かったです。僕を産んでくれたのは蜷川さんです。沢山の演劇人生をありがとうございました。真面目に突き進んでいきます。
2016年05月13日俳優の吉田鋼太郎が、12日に亡くなった演出家の蜷川幸雄さんに対して、所属事務所を通じて追悼のコメントを発表した。吉田は「偉大な演出家であり、最大の恩師であった蜷川さんの訃報に言葉が見つかりません。今はまだこの現実を受け止められておりません」と悲しみを綴った。吉田はシェイクスピア劇、ギリシア悲劇など広く舞台俳優として活動しており、近年はNHK連続テレビ小説『花子とアン』(2014年)、テレビ東京系ドラマ『東京センチメンタル』(2016年)など、映像での活躍も注目されている。蜷川作品においても常連であり、『タイタス・アンドロニカス』(2004年、2006年)、『オセロー』(2007年)、『アントニーとクレオパトラ』(2011年)、『ヘンリー四世』(2013年)などの作品で主演を務めていた。
2016年05月13日俳優の市村正親が、12日に亡くなった演出家の蜷川幸雄さんに対して、所属事務所を通じて追悼のコメントを発表した。現在67歳の市村は「50歳でリチャード三世で初めて演出して頂きました」と、蜷川さんとの初タッグ作品を挙げる。その後、53歳で演じたハムレットについて「イチ(市村)でハムレットをやりたいと言われ、こんなに光栄な事はありませんでした」と綴った。更に市村は「蜷川さんの代表作NINAGAWA・マクベスをやらせて頂きました」と2015年に出演した蜷川作品に触れ、「最後の演出でしたが、ニーナと出会う事が出来て本当に役者としてシェークスピア俳優にさせて頂きました。感謝してもしきれません」と故人への謝意を表しながらも、「悔しいです! 淋しいです!」と思いをにじませた。■市村正親コメント50歳でリチャード三世で初めて演出して頂きました。その後ハムレットを53歳。イチでハムレットをやりたいと言われ、こんなに光栄な事はありませんでした。そして蜷川さんの代表作NINAGAWA・マクベスをやらせて頂きました。渾身の魂からの演出に心から感謝です。最後の演出でしたが、ニーナと出会う事が出来て本当に役者としてシェークスピア俳優にさせて頂きました。感謝してもしきれません。運命を呪います。しかし現実を受け止め、これからは天国からの演出に心を傾けたいと思っています。悔しいです! 淋しいです!
2016年05月13日TOKIOの国分太一(41)が13日、TBS系情報番組『白熱ライブ ビビット』(毎週月~金8:00~9:54)で、12日に亡くなった演出家の蜷川幸雄さんとの思い出を語った。国分は、2005年にMCを務めていたトーク番組『R30』に蜷川さんがゲスト出演した時のことを振り返り、「すごい厳しいイメージがあったので、ちゃんとできるかものすごく緊張したんですけど、演出家というより一人のゲストとして語ってくれた。笑顔でいろいろ教えてもらいました」と話した。また、「蜷川さんの舞台に自分も立ちたいなと思ったこともあるんですけど残念ながら蜷川さんの目に留まらなかったんだなと。それは悔しい部分もある」と思いを告白。「蜷川さんのパワフルな演出を受け止められる役者さんもすごいなと思う。それを受け止められないと完璧な舞台はできないので」と加えた。NEWSの加藤シゲアキも、「蜷川さんに演出してもらうのは僕としても一つの夢でした」と明かし、「一つの夢が叶わずに終わってしまった。すごくさみしい気分ですね」と残念がった。
2016年05月13日写真家で映画監督の蜷川実花氏(43)が12日、自身のインスタグラムを通じ、父で演出家の蜷川幸雄さんが同日に亡くなったことを明かした。80歳だった。実花氏は、格子越しに桜が映し出された写真を投稿。「今日、父が逝ってしまいました」と報告し、「最期まで闘い続けたかっこいい父でした。父の娘でいられたことを誇りに思います」とつづった。ファンからは700件を超える追悼コメントが続々と寄せられている。蜷川さんは昨年12月に軽度の肺炎で入院。今年2月から舞台を上演予定だったが、十分に回復しなかったことから延期が発表されていた。
2016年05月12日