「普通に撮ったものを載せるくらいで『盛る』とか『キラキラした写真』は撮らないですね」 戸田恵梨香(29)は、昨今の“インスタ映え”ブームに興味が無いようだ。戸田は現在Instagramで260万人を超えるフォロワー数を誇っているが、3月26日放送の「深イイしゃべくり合体SP」(日本テレビ系)にて上記のように発言。 そもそも戸田がInstagramを始めたのも「期間限定」としていたが、途中からやめ時が分からなくなってしまったという。「いつやめたら良いのか…」とも打ち明け、だからこそ“インスタ映え”にも「興味がない」とキッパリ。 同番組ではInstagramでの戸田の投稿を紹介したものの、目線がズレていたりバッティングセンターでただバットを振っている様子を写したりと「撮っただけ」のものが多い。出演者からは「スゲエやっつけ感!」「フォロワーの人に謝ってくれる?」といった応酬もあったが——。 ネットではそんな戸田の“媚びない姿”を絶賛する声が上がっている。 《戸田恵梨香のインスタほんとに素って感じで好き》《戸田恵梨香はさばっとしてるのが魅力だしいい》《もう、戸田恵梨香。ってだけでもインスタ映えなんだよ》 さらに“インスタ映え”ブームを懐疑するひとたちからの、賛同の声も。 《「インスタやめたいけどやめられない。いつやめればいいんだ」私たちと同じ人種だ》《インスタ映えとかうるさすぎ。だから何?って思う》《いやむしろ、「インスタ映え」なんかにこだわってる人の方が異常なだけでしょ》 ファンのためにも、“媚びない投稿”を続けてほしい。
2018年03月27日女優の戸田恵梨香が26日、都内で行われた「2018ランコム ミューズ」就任記者発表会に出席した。「2018ランコム ミューズ」就任記者発表会に出席した戸田恵梨香フランスのコスメティック・ブランド「ランコム」は、アジアマーケット戦略の一環として、日本人初のイメージキャラクターに戸田恵梨香を起用。ブランドの世界観を体現する輝く女性として、CMや広告ビジュアル、ランコムが主催するイベントへの出演など、 様々な活動を行っていくという。特注のドレス姿で登壇した戸田は「このシャープなスタイルの中に、エレガントさだったりチャーミングさが表現されていて、着ていて気分が上がりますね」とすっかり気に入った様子で、同ブランドのイメージキャラクターに選ばれて「本当に光栄に思っています。女性が未来に向かって輝けるように橋渡し的な存在になれるということは、この仕事をやっていて本当に良かったと思える瞬間ですね」と感想を。同ブランドの「Love your age」というキャッチコピーにも触れて「その言葉は本当にいい言葉だなと思いました。年齢を重ねることをネガティブととらえるのではなく、重ねれば重ねるほど人生が豊かになるということをより多くの女性の方々に伝えられたらいいなと思っています」とイメージキャラクターとしての意欲を見せた。その戸田は今年の8月17日で30歳を迎える。「先輩方を見ていると、皆さんキラキラと輝いていらっしゃいます。30代40代になると楽しくなるというお話も伺いますので、私もこれからどういう30代を過ごせるのか、すごく楽しみにしています」とコメント。また、MCからの「毎日笑顔で過ごすために心がけていることは?」という質問には「私は美味しい食事をいただくことだったり、空や海、自然と触れ合うことで心から元気になれるような気がします。そうすると体調も良くなりますしね」と回答していた。
2018年02月26日神崎恵×VOCEウェブサイト編集長のトークイベント2018年3月7日(水)、伊勢丹新宿店本館6階 催物場 EVENT STAGEにおいて、美容家・神崎恵と、VOCEウェブサイト編集長・三好さやかによるトークイベントが開催される。開催時間は18:00から19:00まで(予定)。雰囲気別のメイクアップ方法や、コスメデコルテの魅力や効果的な使い方などをチェックすることができそうだ。招待人数は50名。トークショーの申し込みは、2月21日(水)10:00に公開される「VOCEウェブサイト」の記事から応募することができる。3月7日(水)から3月12日(月)まで、イセタン メイクアップ パーティ開場内で、コスメデコルテの新ポイントメイクアップアイテムを8,000円(税抜き)以上購入した人を対象に、神崎恵のサイン入りコンパクトミラーが、数量限定でプレゼントされる。神崎恵のプロフィール美容家の神崎恵は、1975年12月13日生まれ。神奈川県出身。パールダッシュ所属。自ら試し、本当に良いものだけを勧めるスタイルが幅広年代から支持を集め、Instagramのフォロワー数は19万人を超える。3児の母でもある。著書には、「読むだけで思わず二度見される美人になれる」、「大人のための美容本」などがある。(画像は神崎恵 オフィシャルブログより)【参考】※神崎恵 オフィシャルブログ※VOCEウェブサイト※パールダッシュ※神崎恵 Instagram
2018年02月17日「RADWIMPS」の野田洋次郎と、女優・夏木マリがボイスキャストを務めることでも話題のウェス・アンダーソン監督最新作『犬ヶ島』。この度、野田さんと夏木さんが「第68回ベルリン国際映画祭」に日本人ボイスキャストを代表して参加することが決定した。カンヌ、ベネチアと並んで世界三大映画祭のひとつとして数えられるベルリン国際映画祭。「第68回ベルリン国際映画祭」では、オープニング作品として上映&コンペティション部門への正式出品もすでに決定している本作。今回2人は、そんな盛大な祭典のオープニングで開催されるレッドカーペットに初参加!野田さんは、「ひょんな流れから出演のお話をもらい、まさか映画祭にまでお邪魔できるとは想像もしていませんでした。せっかくなのでまだ出会っていない共演者、監督たちと共に楽しんできたいと思っています」と参加が楽しみと話し、一方夏木さんは、「ある日、私がiPhoneで録音した声がベルリン国際映画祭のオープニングになるなんて、ビックリ仰天!!!!!」喜びのコメントを寄せている。さらに発表にあわせて、アンダーソン監督独特の世界観を感じられる場面写真も到着。愛犬を探す主人公の少年と、首輪、服、犬種から個性的際立つ犬たちの姿が公開。風変りな性格を持つキャラクターたちを数々生み出してきた監督だが、今作での犬たちはそれぞれどんなキャラクター性を持ち合わせているのだろうか?『犬ヶ島』は2018年5月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年02月09日発達障害を抱えるピアニスト・野田あすか初の全国ツアー『野田あすかピアノ・リサイタル ~全国ツアー2018~』が3月から開催される。野田あすかピアノ・リサイタル チケット情報昨年、「金スマ」(TBS系)でも紹介され話題を呼んだ野田。22歳で生まれつきの脳の障害・発達障害と診断されるまで、人とコミュニケーションをうまくとれないことに本人も家族も苦しんできた過去を持つ彼女が奏でるピアノは、その温かくやさしい響きで多くの人の心を掴んでいる。初の全国ツアーへの想いを聞いた。ツアーが決定しての感想を尋ねると「全国ツアーってテレビで見るような人がやるものだと思ってた」と笑う野田。「去年は、私がしあわせな気持ちで弾いて、お客さんもしあわせになってくれるといいなと思ってやっていました。だけど最後の浜離宮朝日ホール(東京凱旋公演)では『私がいっぱい希望をもらったリサイタルだったな』と思ったら泣いちゃって。そういう気持ちを東京や大阪の大きな街だけじゃなくて、いろんなところに届けられるのはすごくしあわせだし、楽しみです」リサイタルは第一部はクラシック曲、第二部は自作の曲を披露する二部構成。第一部の曲は「光」をテーマに選んだと言い、「去年、お客さんに希望をもらったから、その希望が出す“光”をテーマにした曲を弾きたくて」と、『月光ソナタ(ピアノソナタ第14番)』全楽章(ベートーヴェン)や『月の光』(ドビュッシー)を披露するという。中でも『月光』への挑戦は野田にとって大きく、「今まで私はソナタ全楽章を人前で弾いたことがなくて。ソナタの全楽章を人前で弾くのはすごく大きなチャレンジなんです。と語り、「だけど温かい気持ちで見守って下さい!」とニコリ。第二部では『心がホッとするCDブック』収録曲のほか新曲『木もれびの記憶』も披露予定。これも「光」にまつわる曲で「小学生の頃、昼休みに先生が『みんな外で遊びなさい』と言うんだけど、私は『遊びなさい』だけじゃ何をしていいかわからなくて。大きな楠の木の下に45分座って、みんなを眺めていました。楠の木に寄りかかっていると、木と話しているような気がして。上を見ると楠の木は緑が薄いから、太陽が当たると緑色の光になって私を照らして。自分を守ってくれてるような気がしていたのを思い出して、タイトルにつけました」。「来たときより少しだけにっこりして帰ってくれるような演奏会になると思います」という全国ツアーは3月21日(水・祝)にスタート。島根、新潟、高知、静岡、愛知、大阪、兵庫、宮崎とまわり、東京では紀尾井ホールにて7月13日(金)に開催。取材・文:中川實穂
2018年02月08日発売中の「FRIDAY」(講談社)が報じた女優の戸田恵梨香(29)とモデルで俳優の成田凌(23)の交際。 同誌によると今月8日、記者とカメラマンの乗った車両がほかのターゲットを張り込んでいたところ、たまたま成田がハンドルを握った戸田名義の車両が接触。事故の処理をしている中で、2人のドライブデートが発覚したというのだ。 「現場には戸田さんの事務所社長も駆けつけ、記者と知るとかなり動揺したそうです。その後、同誌の発売前に一部スポーツ紙が2人の熱愛を報道情報。“スクープ潰し”をされたと、同誌のスタッフは怒り心頭でした」(芸能デスク) いっぽう戸田は同誌の記者と知ると、動揺するどころか豪快に笑い飛ばしたという。すっかり肝が据わっているようだが、以前も今回に負けず劣らずの苦い経験を味わっていた。 「綾野剛さん(35)との交際が報じられていた12年夏、一部週刊誌が戸田さんの父親を直撃。そのとき父はすでに綾野を紹介されていたことを明かしたのですが、記者に対して『松山ケンイチさん(32)も紹介された』と漏らしてしまったのです。戸田さんが松山さんと交際していたことは公になっていなかっただけに、彼女は父親に電話して“猛抗議”。その後は交際相手を父親に紹介しなくなってしまったといいます」(前出・芸能デスク) 成田をすでに紹介したか、気になるところだが……。苦い経験をその後に生かしている戸田だけに、今後のドライブデートはかなり慎重になりそうだ。
2017年10月16日神崎恵の史上最高のあなたプロデュースキャンペーン神崎恵が愛用しているココンシュペールニュートリションオイルが、「神崎恵の史上最高のあなたプロデュースキャンペーン」を実施中。ココンシュペールの濃厚オイルを使用した感想をSNSにアップすると、投稿者の中から抽選で4名が、神崎恵と美容師によるヘアメイクのプロデュースを受けることができる。当選者は、神崎恵と2ショットでのトークも可能。スペシャルイベントの開催日時は、2017年11月27日(月)11:00頃。開催場所は、都内某所(当選者にのみ詳細が明かされる)。応募期間は、9月22日(金)0:00から10月31日(火)23:59まで。応募方法の詳細は、ココンシュペールのウェブサイトを確認。ココンシュペールの特長クラシエから販売されている「ココンシュペール」は、「女性が本当の欲しいヘアケアとは何か。」を徹底的に追求。「金のまゆのアミノ美容液」が、髪の内部からダメージを補修する。シャンプー&トリートメントはノンシリコン処方で、すっきり艶やかな洗い上がりを実現。「AIRY BLOOM」、「SLEEK & RICH」、「PURE SCALP」の3種類。ニュートリションオイルは、光をまとった艶髪をつくる、洗い流さないタイプのヘアトリートメントオイル。メーカー希望小売価格は、1,800円(税抜き)。(画像はココンシュペールより)【参考】※ココンシュペール※神崎恵オフィシャルブログ
2017年10月11日「耳にかけるだけ」で表情筋にアプローチし、顔面をトリートメントしてくれる人気商品『イヤーアップ』。それに惚れ込んだ神崎恵さんとコラボした『耳からはじめる美容革命ear up feat. 神崎恵』が、TSUTAYA・ 蔦屋書店のみの先行限定商品として10月25日(水)に発売します。※9月25日(月)より予約開始商品発表会にて、神崎さんの美容法とオリジナル別注カラーに込めたこだわり、そして、効果や使い方について伺ってきたので、レクチャーを。仕事と家庭を両立する女性「神崎恵」の美しさに迫る!忙しくても、いくつになっても“女心”がある仕事とプライベートの両立って大変。とくに大人の女性は、仕事での責任が増えたり、家庭を持つようになったりすることで、なかなか自分の“美容”にまとまった時間を割くことができなくなったりしますよね。 仕事と家庭を両立している女性の一人、神崎恵さんは、「女性は何歳になっても“女心”がある」と話します。「自分を投げ出してしまうと、鏡を見る度に悲しくなり、女性としての自分が失われてしまうもの。ほんの少し肌の調子が良いときや、目が大きく見えたとき、フェイスラインがすっきりしていたとき・・・そんな些細な変化で気分が上がりますよね。」 と、等身大の気持ちを語ってくださいました。頑張りすぎない美容『イヤーアップ』は毎日の味方仕事と家庭を両立している上、とびきり美しい神崎さん。どんな風に、両立及び美容を行なっているのか気になりませんか? ストレスを溜めないことを意識している神崎さんは、「ストイックすぎず、頑張りすぎないようにしている」ようで、スキンケアをフルラインで行なわない日や、簡単に作れる食事にする日もあるのだとか! 「バタバタしがちな日は、余裕をつくり出すようにしている。“つけるだけ”、“塗るだけ”で気持ちが明るくなるアイテムを周りに増やすのもおすすめ」とのこと。 まさにその1つが、『イヤーアップ』ですよね。神崎「最初は半信半疑だったけど変化に驚き!」日頃から美容に気を使っている神崎さんだからこそ、最初『イヤーアップ』を知ったときは、「時間とお金をかける美容法がたくさんある中で、まさか耳につけるだけでリフトアップされるなんて信じられない!と半信半疑だった」そう。 ですが、片耳のみに装着し、比較してみてびっくり!「目が開いたんです。もしや、私たち女性を救ってくれるのでは?!と思いました!」と、その実力に惚れこみ、今回のコラボ版が誕生しました。神崎恵さんオリジナル別注カラーへのこだわり“見て”ときめき、“つけて”美肌と美髪に見せてくれるピンク色既存の『イヤーアップ』は、髪に馴染むブラック。ですが、今回発売するのは可愛らしいピンクです。 このデザインには神崎さんのこだわりがつまっているようで・・・「楽しく女性がわくわくできるようなデザインにしたかった」のだそう。カラーは神崎さんの好きなマゼンダピンクとピンクゴールドの組み合わせ。 何度も色味を調節したというこだわりのピンクは、「色を見てときめくプラス、肌と髪をきれいに見せてくれる色」と、自信作。たしかに、これまでの商品は髪に馴染ませ隠していたのに対し、こちらはイヤーアクセサリー感覚で、見せて歩きたいほどキュートなデザインですよね。 収納して持ち運ぶことができる、付属のポーチもとっても素敵!バッグの中に入れても、お部屋やデスクに飾っても楽しくなりそうな予感です。『イヤーアップ』の効果と使い方 耳ツボ刺激で表情筋にアプローチすでに『イヤーアップ』についてご存知、使っている方もいらっしゃると思いますが、今一度、その効果と使い方をおさらいします。 側面に丸い磁石がついているから、耳にかけるだけで美顔にとって大切なツボである「完骨」、「磁会」、「耳門」、「聴宮」を自然に刺激。表情筋へと働きかけ、まるでプロのマッサージを受けたような感覚へと導いてくれるのです。 「耳を引っ張る、触るなどの耳ツボへの刺激やマッサージは美容家さんが日頃から取り入れているケア。それを、手を動かさず、仕事や家事の合間にできるのってシンプルのうれしい!」と、神崎さんも太鼓判の手軽さ。 使い方①左右を確認して耳の角度に合わせる『イヤーアップ』に書かれた「R」と「L」で左右を確認したら、磁石が肌に触れるよう耳に装着します。カーブを自由に変更して装着できるので、自分の耳に合わせて角度を変えてください。②磁石がツボにあたるよう調節する耳を挟むように装着したら、しっかりフィットさせ、先端の磁石をツボに合わせます。神崎さん「ときどき時期を指で押してくるくるマッサージするのもおすすめ」耳が小さい人は・・・耳のサイズが小さくてなかなかフィットしないという方は、『イヤーアップ』を優しく広げ、ハート型をつくるように山を2つくってみて。 山の位置は必ずしも中央である必要はありません。上のほうが合う人もいれば、下方につくったほうがしっくり来る人もいます。 最初はなかなかむずかしいかもしれないけれど、なれてくるとピタッとフィットしますよ。『耳からはじめる美容革命ear up feat. 神崎恵』商品概要価格:9,800円(税抜) 予約開始日・場所:2017年9月25日(月)・全国のTSUTAYA・ 蔦屋書店 発売日・場所:2017年10月25日(水)発売・全国のTSUTAYA・ 蔦屋書店(※一部店舗覗く) 内容:別注カラーイヤーアップ・オリジナルポーチ・小冊子(16P、A5判)神崎恵さんに会える!イベントも開催決定今回のコラボ商品の発売を記念し、TSUTAYABOOKSでTカードを提示して購入した方の中から抽選で、「神崎恵さんによるミニトークショー& 写真撮影会」に参加できるという特典も! 日程及び開催場所は、【東京】12月16日(土)【大阪】1月28日(日)となります。神崎さんの美貌を至近距離で拝むことができるチャンスは見逃せません! 『耳からはじめる美容革命ear up feat. 神崎恵』
2017年09月26日昨年大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」の主題歌で大ブレークした人気バンドRADWIMPS。メンバーの中でもボーカル・野田洋次郎(32)は異例の活躍をみせている。 RADWIMPSとしては2月から5月まで全国ツアーを開催。また12年から始動しているソロプロジェクト「illion(イリオン)」の楽曲「BANKA」は、7月公開の映画「東京喰種 トーキョーグール」で主題歌に起用された。 さらに野田は、俳優としても活躍中。4月クールのテレビ東京系ドラマ「100万円の女たち」で連ドラ初主演を務め、15日に最終回を迎えるTBS系ドラマ「ハロー張りネズミ」でもキーパーソン役として出演している。 「これまでRADWIMPSはコアなファン層に支えられていましたが、『君の名は。』で一躍全国区になりました。ツアーはどこの会場も満席です。俳優としても15年公開の映画『トイレのピエタ』で主演を務めており、デビュー作ながら映画賞を受賞。演技力も高く評価されていました。15年に初エッセイ集『ラリルレ論』(文藝春秋)も発売していますが、こちらもかなり好評。今後、執筆業のオファーも増えそうです」(レコード会社関係者) 音楽界の枠を超えて成功を収めた野田だが、抱いている“ある願い”だけはなかなかかなわないままだという。 「ドラムの山口智史(32)が、15年9月末から持病であるフォーカル・ジストニアと呼ばれる神経症のため無期限休養中なのです。いまだにメドが立たたないままで、ドラムはサポートメンバーを入れて活動を続けています。野田もほかのメンバーたちも、山口の1日も早い復帰を願って励まし続けています」 再び4人でステージに立つ日を願って、野田は活動を続けている。
2017年09月09日現在TBSにて放送中の瑛太主演ドラマ「ハロー張りネズミ」の9月15日(金)放送の最終回に、「RADWIMPS」の野田洋次郎がゲスト出演することが決定した。本ドラマは、1980~1989年にわたり「週刊ヤングマガジン」(講談社)にて連載されたていた弘兼憲史の同名マンガが原作。「あかつか探偵事務所」の所員で、通称「ハリネズミ」七瀬五郎役の瑛太さんを始め、同じく事務所の所員・小暮久作役の森田剛、そして深田恭子、蒼井優、リリー・フランキー、山口智子ら豪華キャストが出演していることでも話題だ。放送開始以来、人情モノや企業ミステリー、超常現象、ホラー、恋愛相談などまさにジャンルレスな展開を繰り広げ話題を呼んできた本作だが、9月8日(金)今夜放送の第9話では、出演者たちの豪快なコスプレが炸裂!ゴロー(瑛太さん)らが幼稚園児たちに向けたヒーローショーを披露する「下赤塚戦士レッドマン」を放送する。そして、来週放送の最終話では、ついに徳川埋蔵金まで掘り出しに行ってしまうという。そんな最終話に、なんと野田さんが出演!野田さんは、本作で主題歌を担当しており、ドラマの音楽を担当する「SOIL&"PIMP"SESSIONS」とタッグを組み、「SOIL&"PIMP"SESSIONS feat. Yojiro Noda」として、主題歌「ユメマカセ」を制作している。今回野田さんは、徳川埋蔵金探しから帰ってきたメンバーたちのもとに、“謎の依頼人役”として登場するそう。果たして、その気になる依頼内容とは…?野田さんは「3か月を共に駆け抜けた結束ある張りネズミチームの最終話という大事な場面、果たして自分なんかがお邪魔していいのだろうかと最初はだいぶためらいがありましたが、どうせなら最後の最後のシーンを盛大にお祝いできればと参加させていただきました」と今回の出演経緯を語り、「お陰でとても楽しいフィナーレを過ごさせてもらいました。大根監督、張りネズミチームの皆さんありがとうございました!そしてお疲れ様でした!!」とコメントしている。「ハロー張りネズミ」は毎週金曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月08日未成年との飲酒・淫行で無期限活動停止となった俳優の小出恵介(33)が、女性側と示談が成立していたことが15日、わかった。所属事務所が「小出恵介が代理人弁護士を通じて、相手方の女性及び親権者を交えて話し合いを行った結果、6月10日に示談が成立したことをご報告申し上げます」と発表した。示談については「当事者間で守秘義務を負っていることを鑑み、当社より内容を開示させていただくことは控えさせていただいております」とのこと。「ただし、示談におきましても、相手方の女性が警察当局に真実を明らかにしていただくことにつきましては、一切妨げておりませんことを付言いたします」と補足した。一方で「刑事事件に関しましては、当社は事態を把握後速やかに警察にご相談をさせていただき、以降、当事者である本人と相手方女性の間で交わされたものを含む一連のやり取り、示談及びその交渉の経緯等の資料・情報につきまして、当社が把握しうる限りを、順次警察に提出・提供させていただいており、本件につきましての全てのご判断を委ねてまいる所存です」としている。そして、「小出恵介本人の為にも小出を擁護するのではなく、本件に捜査が及ぶ場合には、当人に全面的に協力させ、当人が負うべき責任と義務を誠実に全うさせる所存です」と説明。また、本人の会見については、「現在、捜査の進捗を見守っている状況であり、捜査への影響を回避するため、当面開催できないものと判断しております」と現時点では開催は厳しいとの見方を示した。さらに、「当社といたしましては、小出恵介のとった行動の社会的責任の重さを真摯に受け止め、引き続き厳正かつ責任をもった対応を進めてまいります」とコメント。「多大なるご迷惑をおかけしている全ての関係者の皆様、応援して下さっているファンの皆様に対し、あらためて深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
2017年06月15日世界累計3,000万冊の発行部数を誇る、石田スイの話題沸騰の超人気コミックを実写映画化する『東京喰種トーキョーグール』。この度、「RADWIMPS」野田洋次郎のソロプロジェクト、illionによる本作の主題歌「BANKA」をフィーチャーした特別予告が公開された。人の姿をしながらも人を喰らう怪人「喰種(グール)」。水とコーヒー以外で摂取できるのは人体のみ、という正体不明の怪物たちが、人間と同じように暮らしている街・東京。ごく普通のさえない大学生の金木研(カネキ/窪田正孝)は、ある日、事故に遭い重傷を負ってしまう。病院に運び込まれたカネキは、事故のとき一緒にいた知人のリゼという少女の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店「あんていく」で働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生・霧島董香(トーカ/清水富美加)と出会う。「あんていく」は喰種が集まる店で、トーカもまた喰種なのだった。トーカはぶっきらぼうな態度を取りつつもカネキを助ける存在となっていく。カネキは愛する人や友人とどう向き合うか葛藤する中、喰種を駆逐しようとする人間側の捜査官・CCGとの熾烈な戦いが始まるのだった…。到着したのは、6月17日(土)より新宿ピカデリーを皮切りに、全国の劇場で上映される特別予告。映像では、「本物の喰種、初めて見た?」という蒼井優演じるリゼの印象的なセリフと共に、赫子と呼ばれる触手のような捕食機関が腰から生え、人間から喰種となってしまったカネキ(窪田正孝)の姿や、クインケと呼ばれる喰種対策用の武器を振りかざす亜門(鈴木伸之)、真戸(大泉洋)が。いままでベールに包まれていた“喰種”と、それに対抗する“人間”の姿が映し出される。また、人間の敵であるとされる喰種にも家族や友人がおり、普通の生活があることが垣間見える姿も描かれることで、「人間と喰種、2つの世界に居場所を持てるただ一人の存在」であるカネキの葛藤も描かれている。そして今回の映像には、野田さんのソロプロジェクト、illionによる主題歌「BANKA」の音源が解禁。illionは、これまでヨーロッパやアジアでのリリースや、ロンドン、ハンブルグでライブを行うなど、海外のオーディエンスにも大きな支持を得ており、その高い音楽性に共鳴した映画側からのラブコールにより、illionによる初の映画主題歌書き下ろしが実現。儚くも美しいillionの調べにのせて、切々と歌い綴られていく壮大な詩曲が完成した。illionは、「作品全体から原作の石田先生やファンの方たちへのリスペクトが溢れていました。『やり切る、届ける』という覚悟のような想いと共に主題歌提供のお話を頂き、自分もこの映画のスタッフ、キャストの皆さんの熱量に追いつきたいと思いながら曲作りをしていきました。スクリーンの中でもがくすべての登場人物たちの未来に、わずかでも光がありますようにと願いながら。映画『東京喰種 トーキョーグール』に参加させて頂き、光栄に思います」とコメント。萩原健太郎監督は、「どのジャンルにも捉われないillionとしての野田さんの世界観に惹かれ、オファーしました」と語り、「救いようのない現実が突きつけられ、絶望で胸が締め付けられました。それでも最後に訪れる微かな光に涙せずにはいられませんでした。映画『東京喰種』が持つ、“醜さと背中合わせの美しさ”をまさに凝縮した楽曲にしてくださった野田さんの才能に驚愕しました」と楽曲について語っている。なお、7月21日(金)に主題歌「BANKA」が、110の国と地域で配信がスタート。 また26日(水)には、最新作「P.Y.L」に主題歌「BANKA」を追加収録したデラックス盤のリリースも決定。パッケージデザインも新たに、期間生産限定盤として販売される。『東京喰種トーキョーグール』は7月29日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:東京喰種トーキョーグール 2017年夏、全国にて公開(C) 2017「東京喰種」製作委員会
2017年06月14日「RADWIMPS」の野田洋次郎が、テレビドラマ初出演&初主演を務める「100万円の女たち」の取材会が本日3月30日(木)に行われ、野田さんをはじめ、福島リラ、松井玲奈、我妻三輪子、武田玲奈、新木優子が登壇した。青野春秋の同名人気コミックを原作とした本作は、売れない小説家・道間慎(野田洋次郎)が、家賃兼生活費として毎月100万円もの大金を支払う5人の謎の美女たちと、ひとつ屋根の下で暮らす様子を描いた密室ミステリードラマ。物語が進むにつれて、彼女たちとの奇妙な共同生活を通じ、女たちの過去や存在理由などが少しずつ解明されていき…というストーリー。取材会では、売れない小説家・道間慎を演じる野田さんは、「本当にわからないことだらけで、そういう人が主演で心もとないと思うんですけど(笑)」と話し、「あんまり既成の枠というものに縛られずにやりたいなと。あんまり固まった意思を持たずに、ふっと来て、その場で感じたことを素直にやれたらと思います」とコメント。また本作には、慎と一つ屋根の下で暮らす謎の5人の女性たちとして、今回登壇した女性キャストたちが登場するのだが、それぞれの印象を求められると、「ひとりひとりですか?そういう話になります?そうですか…何の会ですかこれは」と笑いつつも、ほうじ茶を愛する女に扮する我妻さんについては、「役とかけ離れていて、普段ずっと喋っています」と明かし、家では全裸の女を演じる福島さんについては、「常に家の中で裸なので、とてつもないオーラを発してるんですけど、だんだん裸がなじんできまして。カメラが止まっているときでも喋れる(笑)。リラさん自身は現場でもお姉さん的雰囲気。女性ばかりの現場なので、美容グッズとか、コラーゲン的なものを初めていただいたりして」と普段のバンド活動では無い雰囲気を楽しんでいるよう。ほかにも、「すごくしっかりしている(新木さん)」、「“シュッシュ”をいただいて…すごくいい香りが部屋に充満するんで、びっくりしちゃって…すごくありがたい(松井さん)」、「あんまり喋らない。あまり仲良くなった実感がない(笑)。ちょうどひと回り違うので、ひと回り上のおじさんから喋られても困ると思うので、距離を保ちながら、遠くから『元気かー?』って(笑)(武田さん)」とそれぞれのエピソードを披露した。一方、女性陣からは「結構気さくな方で。初日から前に会ったことがあるんじゃないかというような感じがしました」(福島さん)、「すごく思っていたよりも気さくで、優しくて、誠実な方」(新木さん)、「食卓のシーンではワイワイ喋りすぎてしまって。全然話を聞かないなんてことが起きてしまうときに、野田さんが『ちゃんと話を聞こうね』ってみんなをひっぱってってくれるようなところも頼もしいなと思っています」(松井さん)とそれぞれ信頼を寄せていると話していた。木ドラ25「100万円の女たち」は4月7日(金)よりNetflixにて独占配信開始、13日より毎週木曜日深夜1時~テレビ東京ほかにて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月30日4月よりテレビ東京にて新たに新設される「木ドラ25」第1弾、「RADWIMPS」の野田洋次郎が主演する「100万円の女たち」。この度、野田さん演じる主人公が一つ屋根の下で暮らす謎の5人の女性キャストが決定し、同時に野田さんのコミックの雰囲気そのままの劇中ビジュアルも到着した。道間慎(野田洋次郎)は売れない小説家。彼は半年前から5人の謎の美女たちと一つ屋根の下で暮らしている。女たちは家賃兼生活費として毎月100万円もの大金を慎に支払う。この共同生活にはいくつかルールがあり、彼女たちに対する質問は一切禁止されている。5人の美女たちの年齢は10代から30代と幅広いが、彼女たちがなぜこの家に集まってきたのか、普段は何をやっているのかなど一切は謎に包まれている…。しかし、彼女たちとの奇妙な共同生活を通じ、女たちの過去や存在理由などが少しずつ解明されていく。同時に彼自身の身にも思いもよらなかった変化が起き始め、彼を取り巻く環境はどんどん変わっていく。そしてある日、美女たちとのちょっと奇妙な共同生活に幸せを感じ始めていた慎に、すべてを崩壊させる事件が起きる――。原作は、「ビックコミックスピリッツ」(小学館)にて連載された青野春秋の同名コミックを基に描く、謎が謎を呼ぶ密室ミステリードラマ。テレビドラマ初出演&初主演となる「RADWIMPS」の野田さんが演じるのは、売れない小説家・道間慎。ある日どこからともなくやってきた、全く素性の知れない5人の美女たちとひとつ屋根の下で暮らすことになるという役どころだ。そして今回、そんな共同生活をしていく5人の女たちが発表。女たちは、家賃兼生活費として毎月100万円の家賃を慎に支払っているのだが、100万円もの家賃を支払える女たちにはそれなりの背景がある。彼女たちがなぜこの家に集まってきたのか、普段は何をやっているのか。様々な謎が毎回少しずつ明らかになっていくという。そんなミステリアスなストーリーを彩る女たちのひとり、コーヒーを愛し家の中では常に全裸、妖艶な魅力と得体の知れないオーラを放っている白川美波役を、『ウルヴァリン:SAMURAI』にメインキャストとして出演し、話題作『ゴースト・イン・ザ・シェル』にも出演する福島リラ。また紅茶を愛し、なぜか無類の読書好きで常に本を読んでいる、ヨガ好きな女・塚本ひとみ役に、元「SKE48」松井玲奈。ほうじ茶を愛し、言葉数が少なく無駄話をしないが、たまに優しい一面を見せる小林佑希役を『ヒロイン失格』や連続テレビ小説「とと姉ちゃん」など話題作に出演する我妻三輪子。アセロラジュースを愛し、生い立ちに何か秘密を抱えている陰のある高校生・鈴村みどり役を「non-no」専属モデルで女優としても活動する武田玲奈。牛乳を愛し、一見とらえどころがないが大物感が漂うオーラを放つ・開菜々果役に「ゼクシィ」の8代目CMガールに起用され注目を集めた新木優子が扮する。今回、“家にいるときは裸で過ごす女性”という役柄に、戸惑ったと話す福島さんは、「でも、原作マンガを読み進めるにつれ、そんなことは全く気にならなくなるほどその奇妙独特な世界に引き込まれ、白川美波という女性に魅かれてしまいました」と役柄について語り、「悶々と小説を書く一人の男と、彼を取り巻く5人の女性陣。ナゾだらけの女たちと道間慎の不可解な関係がどう展開するのか、私も楽しみです。そして女性5人、力を合わせて道間慎をいじり倒したい!」と気合十分だ。また、「私が演じる塚本ひとみは、私と同じ位置にほくろがあり、ほかにもたくさんシンパシーを感じる部分があります」と話す松井さんは、「原作を読んだときの衝撃をドラマでも感じていただけるよう、体当たりで演じたい」と意気込み、我妻さんは「誰だってこの物語にでてくる誰かに当てはまる瞬間があるはずです。ギクッとする瞬間があるはずです。私が演じさせて頂く小林佑希からも、そんな瞬間をお届けできるよう、私の精一杯で努めさせて頂きますので、ギクッとしてもらえたら光栄です」と見どころを語った。「100万円の女たち」は4月7日(金)よりNetflixにて独占配信開始。4月13日(木)より毎週木曜深夜1時~テレビ東京にて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月21日「Netflix」とテレビ東京の強力タッグで贈る、「RADWIMPS」野田洋次郎主演の新ドラマ「100万円の女たち」。この度、本作の主題歌を「第40回日本アカデミー賞」最優秀アニメーション作品賞を受賞した『この世界の片隅に』の音楽を担当したコトリンゴが手掛けることが分かった。道間慎(野田洋次郎)は売れない小説家。半年前から5人の謎の美女たちとひとつ屋根の下で暮らしている。女たちは家賃兼生活費として毎月100万円もの大金を慎に支払う。この共同生活にはいくつかルールがあり、彼女たちに対する質問は一切禁止されている。5人の美女たちの年齢は10代から30代と幅広いが、彼女たちがなぜこの家に集まってきたのか、普段は何をやっているのかなど一切は謎に包まれている…。しかし、彼女たちとの奇妙な共同生活を通じ、女たちの過去や存在理由などが少しずつ解明されていく。同時に彼自身の身にも思いもよらなかった変化が起き始め、彼を取り巻く環境はどんどん変わっていく。そしてある日、美女たちとのちょっと奇妙な共同生活に幸せを感じ始めていた慎に、すべてを崩壊させる事件が起きる――。木曜深夜にドラマ枠「木ドラ 25」を新設し、その第1弾として配信&放送される本作は、「ビックコミックスピリッツ」(小学館)にて連載された青野春秋の同名コミックを基に、謎が謎を呼ぶ密室ミステリードラマを描いていく。主演には「RADWIMPS」のボーカルで、『トイレのピエタ』では日本アカデミー賞新人俳優賞受賞するなど役者としても類まれな才能を開花させた野田さん。テレビドラマ初出演&初主演となる今回は、ある日どこからともなくやってきた全く素性の知れない5人の美女たちと、ひとつ屋根の下で暮らすことになる、売れない小説家・道間慎役を演じる。そして今回、本作の主題歌を『この世界の片隅に』のテーマをはじめ、劇中歌、BGMの全てを手掛け、第40回日本アカデミー賞優秀音楽賞、毎日映画コンクール音楽賞、おおさかシネマフェフティバル音楽賞を受賞したコトリンゴさんが書き下ろすことが決定。コトリンゴさんは、「主人公である道間さんの流され漂っている感じ、割り切れない感情、それからミステリアスな状況をどう表現できるだろうと思い試行錯誤しています。どうぞ、お楽しみに!」とコメントを寄せている。主題歌決定にはすごく悩んだと言うプロデューサー・五箇公貴は、「今回、野田さんにはRADの全国ツアーの合間を縫って連続ドラマの主演をやっていただくという、相当な負担をかけることになります。その上楽曲を書き下ろして頂くということは、当初から現実的ではないなと思っていました。もちろん『RAD』の楽曲という選択肢は浮かんだけれども書き下ろしができない中で、果たしてその選択肢が正解なのか。野田さんご本人とも議論しましたし、悩みました」と明かし、「悩みながら脚本を作っていく過程で、ふと今回のテーマは女性が歌うべきなんじゃないかという思いがどんどん強くなっていきました。その上で、このドラマはショッキングなことが沢山起こるストーリーなので、見終わったときにやさしい気持ちになれると読後感がいいなと考えました。そしてドラマの中で野田さん演じる主人公の慎が書いている小説、『漂う感情』の世界観も音楽で表現できたらかなり素敵な作品になるのではないかという思いに至りました。そう思ったら私の中で主題歌は『コトリンゴさんしかいない!』となっていました」とコトリンゴさん起用までの経緯を語った。木ドラ25「100万円の女たち」は4月7日(金)よりNetflixにて独占配信開始、13日より毎週木曜日深夜1時~テレビ東京ほかにて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月10日野田秀樹が故・十八代目中村勘三郎へのオマージュの意を込めて書いたNODA・MAP『足跡姫~時代錯誤冬幽霊~』が開幕。公演に先立って、17日に公開舞台稽古が行われた。NODA・MAP『足跡姫~時代錯誤冬幽霊~』チケット情報物語の時代は江戸。幕府から御法度とされている女カブキが、河原で上演されている。三、四代目出雲阿国座の看板踊り子、三、四代目出雲阿国(宮沢りえ)と、踊り子ヤワハダ(鈴木杏)が妖艶な踊りを見せるこの女カブキを、歌舞伎の『伊達の十役』ならぬ、“伊達の十役人”(中村扇雀)は様々に役を変えながら取り締まろうとする。阿国の弟、淋しがり屋サルワカ(妻夫木聡)ら男たちが踊り子達にすり替わり難を逃れるが、サルワカは一座の座長、万歳三唱太夫(池谷のぶえ)の逆鱗にふれ、一座に紛れ込んだ、腑分けもの(野田秀樹)、戯けもの(佐藤隆太)ら、さらには阿国までが、一座を追い出されそうになってしまう。そこで弟の窮地を救い、一座に残るべく、阿国は座長に嘆願し、出雲阿国座の再興の夢を託して、サルワカに女カブキの「筋」となる台本を書かせる。しかし、大衆をあっと言わせる「筋」など書くことができないサルワカの前に、売れない幽霊小説家(古田新太)が現れ、サルワカの台本に手を加え、その「筋」が、座長に気に入られて、新作「足跡姫」が上演されることに……。舞台には、花道やスッポン、下座音楽や大向こうなど、歌舞伎の趣向がたっぷり。その中に野田流のテンポの良い言葉遊びが混じり、さらに、幕府への謀反を企てた由井正雪、歌舞伎の創始者である出雲の阿国ら、実在の人物の名が虚構と溶け合って、重層的な世界を作っていく。そこには、芸術への情熱や、冒険心、反骨精神などが溢れている。これらは全て、十八代目勘三郎が目指したもの、あるいは、勘三郎という存在に人々が求め託したものだ。つまり、彼は直接的には登場しないが、舞台のそこここにその面影が、足跡がある。観客は、ひたむきな阿国を鮮やかに演じる宮沢、無邪気なサルワカを瑞々しく演じる妻夫木、コミカルな演技と共に能風の所作や殺陣でも魅せる古田、出演者中唯一の歌舞伎俳優である扇雀ら俳優達の生き生きとした演技に引き込まれ、やがて、野田の舞台芸術への強い想いを目の当たりにするだろう。人は皆、辛い現実を前にした時、これは虚構であってほしいと願う。一方で舞台人は常に、虚構を現実であるかのように演じたいと願う。野田は戦友の死を通して、今回の『足跡姫』に、先人の肉体が滅びても残った者が連綿と継いでいく芸能や精神と、一回毎に終わってはまた始まる舞台そのものを重ねた。野田が舞台を通して描く、死と再生という無限の物語は、観た後も私達の胸にどこまでも響き続ける。まるで足跡のように。取材・文:高橋彩子
2017年01月24日元AKB48で女優の前田敦子とロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎が1日、それぞれ自身のツイッターを更新し、一部で報じられた交際報道を否定した。前田は「全く、ないですよ!!」と否定。「そんな根も葉もない噂で出ちゃうと相手方にも、ファンのみなさんに申し訳ないです。全くありませんよ」と続け、「なんで!! びっくり!! !! !!」と驚いた。野田も「なんだろう。熱愛報道みたいなのが出てるみたいですがまったくの事実無根です」と否定。「正月早々。相手方にも申し訳ないので、伝えさせてもらいます。なんだかなぁ」とつぶやいた。
2017年01月01日「自分が演劇を本当に志したいと思うきっかけになったのが野田さんの作品なので、どこか“ホーム”に帰るような感覚があります。帰るからには、成長した姿を見せなくてはというプレッシャーもありますし、今までNODA・MAPを見てくださった方たちが見たことのない、新しい私として表現したいですね」NODA・MAP第21回公演 『足跡姫』チケット情報約3年ぶりにNODA・MAPに参加する心境を、そう話す宮沢りえ。2004年の『透明人間の蒸気』以来、自身にとって7作目の野田秀樹作品『足跡姫~時代錯誤冬幽霊~』(あしあとひめ ときあやまってふゆのゆうれい)に、初共演となる妻夫木聡ら充実のキャストで挑む。「稽古場でアイディアを提供し合ったり、挑発し合えることが、すごく楽しみです。自分が出した音に響いてくれる人がいて、その反応がまた私に響いてくる。そうやってお互いが鳴らし合う鐘が、より高いところへ行くガソリンになる。妻夫木さんは、その鐘にいちばん大切な“誠実さ”が溢れている人。ハッとするような瞬間が、積み重なっていくといいなと思っています」絶大な信頼を寄せる古田新太との共演も心強い。二心同体の役を演じた『MIWA』をはじめ、「なぜかカップリングされることが多いんです」と笑顔を見せる。「古田さんは、大きな視野で周りを客観的に見る目をちゃんと持ちながらも、挑戦することを恐れない人。頼もしいし、負けていられない気持ちになります。トランポリンを使った今回のチラシの撮影でも、先に撮り終えた古田さんと妻夫木さんがとても上手だったと聞いたら俄然、闘争心が湧いてきて。お陰でたくさん跳んで、筋肉痛になりました(笑)」江戸時代が舞台になる本作品。野田によると、“残ることのない、肉体を使う芸術”をモチーフに、生前深い親交があり、歌舞伎『野田版 研辰の討たれ』などをともに生み出した故・中村勘三郎へのオマージュを書き下ろすという。「野田さんがそれを照れたりせず潔く表明されたことに、まず驚きましたし、感動しました。こういう具体的な言葉を発表するのは、とてもエネルギーの要ること。野田さんの新しい挑戦に対する意気込みを感じます」「心と体をストレッチして」そんな野田の思いに応えたいという宮沢。「1+1=2にならないのが野田さんの作品で、肉体から湧き出るとても創造的な表現が常に求められます。1+1=100になっても、0になっても、それに対してピタッと吸着できる自分でありたいし、できれば時折、野田さんのイメージをいい意味で壊せるくらいでありたい。“そんな見せ方もあるんだ!”と驚く野田さんの顔が見られるように、脳みそを柔軟にして稽古に臨もうと思います」公演は1月18日(水)から東京芸術劇場 プレイハウスにて。チケットの一般発売は12月10日(土)午前10時より。なお、チケットぴあでは11月3日(木)午前11時まで無料会員向けインターネット抽選先行「プレリザーブ」を受付。取材・文/岡﨑 香
2016年11月02日広汎性発達障がい、解離性障がいがありながらも、数々のコンクールに入賞し、5年ほど前からソロコンサートを開いている宮崎出身のピアニスト、野田あすか。彼女が初めて東京でのソロコンサートに挑む。野田あすか ソロコンサート今回のコンサートは二部構成。前半では、ショパン「幻想即興曲」、ドビュッシー「2つのアラベスク」第1番といったクラシックを予定しているが、なんといっても注目は、後半に彼女が演奏する自作曲の数々だ。「この1年間に作った曲から何曲か弾きます。『あしたに向かって』は、明日に向かってがんばるエネルギーを充電して、爆発させるイメージの曲です。いつもがんばれるわけではないから、エネルギーを貯めるためにひと休みしたり、心をゆったりさせたりするところもあります。そういう、私の中のエネルギーの動きを曲にしました。また、『しあわせのプレゼント』を作った時は、まわりのひとや、ステージでわたしを包む光や音などを、表現したいと思いました。前半は、私がメロディで、その周りを、人や光の伴奏に包んでもらっています。後半は、幸せのメロディーを音にしました」幼いころから、障がいが原因で、いじめや転校、退学、自傷、パニック、右下肢不自由、左耳感音難聴などでの入退院を繰り返してきた野田。今も腕にはリストカットの傷が残る。しかし、今の彼女にあるのは感謝の気持ち。その情感豊かな演奏にも、紆余曲折を経て辿り着いた、明るさや優しさがあふれている。「私は今まで周りのみんなに迷惑をかけたり困らせたりしてきました。でも、ステージで演奏させていただくようになって、自分だけが練習して自分だけが舞台に立っているのではなく、たくさんの方に支えられて励ましてもらっていたことに気づいたんです。また、舞台のお手伝いをしてくれるひとやCDを聴いてくれるひとがたくさんいるんだとわかりました」他の楽器を弾いた経験もあるそうだが、ピアノのどこに魅せられたのだろうか?「ヴァイオリンやトランペットならひとつの音を自分で伸ばしたり、音を大きくしたりすることができるけれど、ピアノの音は、一度鍵盤を叩いたらあとは消えていく。その一音一音が切ないの。大事に弾き過ぎて、先生に『ちょっと遅い』と言われてしまうこともあります」はにかむように笑う姿が印象的だが、その言葉や音には、常にしなやかな強さがある。「東京でソロで弾くのは初めてなので緊張もしているけれど、心を込めて、みなさんがほっこりにっこり帰ってくれるように弾きます。いつもの私のコンサートでは泣いている人もいるけど、最後はみんな笑顔なので、ぜひ自由に楽しんでほしいです」公演は10月19日(水)東京・王子ホールにて。チケット発売中。取材・文:高橋彩子
2016年10月11日RADWIMPSのヴォーカル、野田洋次郎のソロプロジェクト「illion」が2016年10月12日(水)にアルバムを発売予定だ。RADWIMPS(ラッドウィンプス)は、その独特の歌詞と音楽性で多くのファンを魅了し続ける4人組のロックバンド。2016年3月には、彼らのドキュメンタリー映画も公開され、益々注目を集めている。ヴォーカルの野田洋次郎は、2012年からソロ活動を開始し、ファーストファーストアルバム『UBU』をイギリスやドイツなど、世界8ヵ国で2013年にリリースした。より前衛的な楽曲が並び、また海外での活動を視野に入れ、多くの楽曲が英語詞で構成されており、海外のオーディエンスにも大きな支持を得ている。注目のアルバムには、2016年7月15日(金)より全世界先行配信が開始された新曲「Water lily」を含めた全10曲を収録予定だ。また、初回限定盤は、CD+DVDの2枚組で、新作アートワークをフィーチャーしたアートブックが付属する。DVDには、ロンドンで行われた初ライブの映像や、街頭ビジョンのみで公開されていたAbbey Road Studiosでの「BRAIN DRAIN」スタジオライブ映像、「MAHOROBA」「BEEHIVE」のミュージックビデオなどが収録される。【詳細】illion アルバム ※タイトル未定発売時期:2016年10月12日(水)価格:・初回限定盤 (CD+DVD+アートブック) 3,500円+税 ・通常盤 (CD) 2,500円+税 ■CD収録楽曲「Water lily」ほか10曲収録予定■DVD収録内容(初回限定盤のみ)・Live at London, O2 Shepherd's Bush Empire 2013「BEEHIVE」「LYNCH」「γ」「MAHOROBA」「BRAIN DRAIN」「GASSHOW」・Music Clip「BRAIN DRAIN (Performed in Abbey Road Studios)」「MAHOROBA」「BEEHIVE」「MAHOROBA (Music Clip Making)」
2016年07月18日女優の上野樹里と、料理研究家でシャンソン歌手の平野レミを母に持つ「TRICERATOPS」のボーカル・和田唱が結婚したことが両事務所を通して発表された。上野さんのSNS上では早速、和田さんとのツーショットが披露され、ファンから祝福の声が上がっている。上野さんは、1986年5月25日生まれの兵庫県出身。2002年、NHK月曜ドラマ「生存 愛する娘のために」で女優デビューを果たすと、2003年のNHK朝の連続テレビ小説「てるてる家族」で三女を熱演。2004年には、主演映画『スウィングガールズ』が大ヒットを記録し、第28回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞。一躍知名度を上げると、2006年には、フジテレビ系月9ドラマ「のだめカンタービレ」の野田恵を好演し、一気に人気爆発。その後も「ラスト・フレンズ」「素直になれなくて」など話題作に立て続けて出演し、2011年には「江~姫たちの戦国~」の江役で大河ドラマ初主演を務め上げ、実力派女優としてのキャリアを着実に積んでいる。2人は2015年秋からの交際を経て、5月26日(木)に入籍。両事務所からの発表では、連名で今回の結婚について「2人にとって、とても自然なことでした。そしてそのことにとても喜びを感じています」と心境をコメント。続けて「お互い支え合いながら 一歩一歩、前に進んでいこうと思っておりますので、皆様に温かく見守って頂けたら幸いです。ありがとうございます」と挨拶。また上野さんは、自身のインスタグラムでも結婚を報告。「ファンの皆さんのたくさんのお手紙やメッセージの中に、私のプライベートが充実しているのか、幸せな恋をしているのか、結婚しないで仕事をやって行くのか、などなど、ご心配とお気遣いをしてくださっていました。早く、皆さんに言いたくて言いたくて、やっと言えるタイミングが来て嬉しい限りです!」と、ファンへ報告できる喜びを噛み締め、「皆様、私は幸せです、そして、これから何事も、もっといいエネルギーでパワフルにがんばれそうですよ!」と幸せ宣言!そして「こんなに素敵なパートナーとこれから生きていけることは何よりの喜びです。そして、何事も超えていきます。どうぞよろしくお願い申し上げます」と、結婚への決意と想いを語った。また、和田さんとのツーショット写真を公開すると、ファンからは「のだめのときからかれこれ10年ファンです!おめでとうございます」「ぎゃぁー!!可愛い!!ステキな御夫婦本当におめでとうございます♪」「ツーショットありがとうございます!和田さんデレデレ!和田樹里ちゃんになったのですね!」と祝福の声が上がった。同居はこれからの予定で、挙式、披露宴は現時点で未定だという。(text:cinemacafe.net)
2016年05月26日「マンガ大賞2016」の授賞式が29日、ニッポン放送イマジンスタジオにて行われ、野田サトル氏の漫画作品『ゴールデンカムイ』が大賞に選ばれた。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載中の『ゴールデンカムイ』は、日露戦争の帰還兵で、"不死身の杉元"として恐れられた青年・杉元佐一が、隠された金塊をめぐって北海道全土を舞台に繰り広げる冒険劇が描かれる。アイヌ民族の少女アシリパをはじめとした魅力的なキャラクターや、ミステリー、歴史、民俗、サバイバル技術など、多様な要素が凝縮されたエンターテインメント作品となっている。受賞のコメントを求められた野田氏は、「『ダンジョン飯』に勝ててうれしい」と、同じく「マンガ大賞2016」ノミネート作で、「全国書店員が選んだおすすめコミック2016」において1位に輝いた人気コミック『ダンジョン飯』を引き合いに喜びの第一声。本作を描いたきっかけについて尋ねられると、「主人公の杉元佐一というのは自分のひいじいちゃんの名前なんです。屯田兵として戦ったひいじいちゃんの話をいつか描きたいと思っていました」と、意外な事実とともに動機を明かした。さらに、「実際になかなか話を広げていくことができずにいた時に、担当編集の大熊さんが北海道を舞台にした狩猟小説を薦めてくれました。それがおもしろかったので、その2つをくっつけちゃえばいいやと始まりました」と説明。作品で描くものにはリアリティを出すために、知床や網走刑務所など、作中のモチーフとなった場所をはじめ、現地の猟師を取材したという野田氏。さらにアイヌ文化に造詣の深い中川裕教授がアイヌ語監修を務めるなど、あらゆる面で本物を志向している。創作へのこだわりについても野田氏は、「やはり取材で、本物を見て描くようにしています。徹底的に取材して詳細に描くことで、現地の方にも、『こいつ本気だ』と思ってもらえるんです」とコメント。授賞式に参加した担当編集の大熊八甲氏も、「野田先生は、その行動力と、情報・知識量を作品に落としこむ力がすごい」と語る。式では、野田氏が描き下ろした受賞イラストも公開された。今年ノミネートされたのは、『ゴールデンカムイ』をはじめ11作品。そのほかの順位は以下となる。「マンガ大賞2016」順位大賞 野田サトル『ゴールデンカムイ』2位 九井諒子『ダンジョン飯』3位 石塚真一『BLUE GIANT』4位 三部けい『僕だけがいない街』5位 たかみち『百万畳ラビリンス』6位 沙村広明『波よ聞いてくれ』7位 眉月じゅん『恋は雨上がりのように』8位 安藤ゆき『町田くんの世界』9位 東村アキコ『東京タラレバ娘』10位 山本さほ『岡崎に捧ぐ』11位 イーピャオ 小山ゆうじろう『とんかつDJアゲ太郎』
2016年03月29日夜神月とLの死から10年後の世界を舞台にした『デスノート 2016』の追加キャストが発表になり、戸田恵梨香が『DEATH NOTE』『DEATH NOTE the Last name』『L change the World』に引き続きミサミサこと弥海砂(あまね・みさ)役で出演することが明らかになった。戸田は「嘘でしょ!と思いました。本当ですか?って(笑)。10年前の作品で月とLも亡くなっているし、当時も10年後の物語を作ることはないだろうと思っていたので本当に驚きました」と話し、本作にかける思いを寄せた。その他の情報『デスノート 2016』は、原作に登場する“6冊ルール”(人間界で同時に存在していいノートは6冊まで)をもとに、死神が地上にばらまいた6冊のデスノートを巡って、キラ復活を望む者、それを阻止する者たちによる攻防戦を描くシリーズ最新作。過去3作で戸田が演じた弥海砂は、天真爛漫で無邪気なトップアイドルでありながら、死神に魅入られデスノート保持者となり、愛する夜神月(藤原竜也)のために“第二のキラ”となる過激な行動力を合わせ持った人物だった。『デスノート 2016』では10年前にデスノートの所有権を放棄したことで、デスノートに関する記憶は失っており、月への想いを持ち続けたまま、女優として活動を続けているという設定で、何者かにその“記憶”が狙われるという。佐藤貴博プロデューサーは「戸田恵梨香さんの演じる弥海砂の復活は、10年後の『デスノート』を企画するにあたり、必ず実現させたいと思っていた」と話し、メガホンを執る佐藤信介監督は「海砂。それは、デスノート事件で生き残った伝説の人物。海砂は今、何を想い、新たな事件にどう関わるのか。戸田恵梨香さんの登場は、物語のひとつの柱となり、そしてこの続編に、デスノートの息吹をふき込みました」とコメント。2006年に公開された『DEATH NOTE』が映画初出演作になった戸田。「スクリーンデビューさせていただいた作品なので、思い入れは強くて。10年前の『デスノート』のときはまだまだ新人で、役者を始めて1年も経っていないのにとても大きな作品に参加させていただいたので、芝居もままならない状態でした」と当時を振り返り、「だから前作を観ると恥ずかしくて仕方がないんですけど、今回はその当時に戻れるのか、戻っていいのか? 戻るべきなのか、進むべきなのか? いまの自分だったら、海砂をどう演じられるのだろうか? というところでとても悩みました。10年経ったいま、『デスノート』を通してまた改めて伝えられるメッセージがあるのかもしれないなと思います」と語っている。『デスノート 2016』10月29日(土)丸の内ピカデリー・新宿ピカデリー他全国拡大ロードショー
2016年03月09日加瀬亮が主演し、戸田恵梨香と共演するドラマW『この街の命に』が4月2日(土)から放送されることが決定した。『SPEC』シリーズ以来の共演となるふたりは、動物愛護センターに配属され、殺処分の現実に直面する獣医を演じる。その他の情報産地偽装やクローン技術、テロ事件、死刑の基準など、社会的なテーマに鋭く切り込んできたドラマW。今回は「日本国内で1年間に殺処分される犬猫は10万頭を超える(環境省平成26年度発表)」という事実を取り上げ、ある街の行政センターを舞台に、犬や猫を救おうと踏み出した獣医と職員たちの葛藤と再生を描く。メガホンをとった緒方明監督は「殺処分ゼロを目指すことがそんなにたやすいことではないこと、日本のペット産業の問題点、犬や猫たちの生態系。さらに調べていくうちに“人間とペットとの関係”を飛び越えて、“人と動物の命とは”というもはや解答を出すことの難しい命題にまでたどりつきました」と語り、「もともと動物が好きでこの仕事についたはずなのに動物を処分しなければならないという矛盾。悲しみ、怒り、あきらめ、切なさ、やりきれなさ、開き直り、などなど複雑な感情を体にしまいこんで日々を営む人々の物語です」と説明する。加瀬演じる主人公は、「誰かがやらなければならない仕事」と自分に言い聞かせながら殺処分を遂行し、同僚の獣医(戸田)はそんな毎日に心を病み、病院で処方された精神安定剤が手放せないという役どころだ。加瀬は「人と動物などの問題は、業を含む難しい題材ですが、今回、このような機会をいただいて、自分にとって様々な角度からそれらについて考える良い時間となりました」と話し、戸田は「私自身子供の頃から犬と生活をしてきて、たくさんの思いをそれらに抱いていました。この台本を読んだ時には戸惑いましたが、一人でも多くの人に事実を知ってもらうべき題材だと思いましたし、やらせて頂けて良かったと思っています」とコメント。今回と同じく同僚でありながら『SPEC』では常にいがみ合っている役だったふたり。撮影時のエピソードについて加瀬は「現場で戸田さん一人がズバ抜けて犬との接し方に長けていることにびっくりしました。戸田さんのマネージャーさんと自分のマネージャーが、再度の共演なので現場でモニターをみながら『敬語で戸田と加瀬が話してること自体もの凄い違和感だね』などと、『SPEC』の時との違いを笑っているのを目撃しました(笑)」と暴露。戸田は、スーツで坊主頭、考えるよりも先に体が動くタイプの役だった『SPEC』とは、まるで正反対のキャラクターを演じた加瀬との共演について「殴り合いがないのが淋しかったです(笑)。髪の毛も伸びていますし、スーツじゃないし、表情も柔らかですし、なんだか妙に恥ずかしかったのを覚えています」と明かした。ドラマW『この街の命に』4月2日(土)夜9時よりWOWOWプライムにて放送
2016年02月19日野田秀樹作・演出のNODA・MAP第20回公演 『逆鱗』が1月29日、東京芸術劇場で開幕。公演に先立ち、28日にゲネプロが行われた。NODA・MAP第20回公演『逆鱗』チケット情報物語の主な舞台は、とある水族館と、深い海の底。水族館では、館長の鵜飼綱元(池田成志)、館員のイルカ・モノノウ(満島真之介)、警備員のサキモリ・オモウ(阿部サダヲ)らがせわしなく働いている。そこに現れたのが、電報配達人のモガリ・サマヨウ(瑛太)。電報を届けようとするモガリを、館長の娘で人魚学の若き研究者である鵜飼ザコ(井上真央)が留め置く。ザコはある企みを胸に秘め、人魚学教授の柿本魚麻呂(野田秀樹)と共に水族館で“人魚ショウ”を開こうとしていた。一方、海の底では、NINGYO(松たか子)をはじめとする人魚らと、彼女達の母である逆八百比丘尼(銀粉蝶)が、神秘的な雰囲気で佇んでいる。表層的にコミカルに物事が動く水族館と、時の流れが止まったかのような海の底。舞台では、対照的なふたつの世界が、入れ替わり立ち替わり現れる。ほとんど何もない白い美術の中、舞台上を横切るアンサンブルキャストや数枚の透明パネルだけで、場所や時代が瞬時に移るさまはマジカルだ。このふたつの世界は奇妙に繋がっている。逆八百比丘尼は水族館では鰯ババアとしてお馴染みの存在だし、モガリやサキモリは夢か現かわからぬまま海中を彷徨って人魚達に出会う。そうかと思えば、人魚ショウの出演者オーディションに、本物の人魚であるはずのNINGYOが応募する場面も。時に登場人物自身も混乱しながら、水族館と海底とを往還する。やがて、重要な任務を負う“潜水鵜”として海に潜るサキモリ、モガリ、イルカらと共に、劇は怒涛の展開へ。果たして、人魚の正体とは、届けるはずの電報とは、逆さについた鱗=逆鱗とは……?無数のピースが合わさって迎えるクライマックスには息を飲む。劇中、モガリが“誰もいない海”を見ることができる人はいないと指摘する台詞があるが、そうしたものを観客が目撃し得る演劇の特性、そして観客としての責務にも、思いを巡らさずにはいられない。現実と非現実を行き交いつつ、圧倒的な真実を浮かび上がらせる、野田秀樹流ファンタジー。主要俳優陣の生き生きとした確かな演技と、アンサンブルキャスト達による息の合った動きが、独特の世界に命を吹き込んでいた。公演は2016年1月29日(金)から3月13日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて。その後、3月18日(金)から3月27日(日)まで大阪・シアターBRAVA!、3月31日(木)から4月3日(日)まで福岡・北九州芸術劇場 大ホールでも上演。取材・文:高橋彩子
2016年02月05日松たか子さんに瑛太さん、井上真央さん、阿部サダヲさんという豪華キャストが揃うNODA・MAPの新作舞台『逆鱗』。野田秀樹さんの舞台といえば、“キル→着る→KILL(殺す)→生きる”だったり、“オイル→老いる”など、単なるダジャレかと思いきや、そこから思いもよらない壮大な世界を見せてくれる。今回は、水族館に現れた人魚の物語ということだけれど…一体どんな舞台に?そして12年ぶりに野田作品に出演する阿部さんの心境は?***野田:前回、出てもらった『透明人間の蒸気(ゆげ)』から12年も経ってるんだね。まあこの間にも、何回か声は掛けていたんだけれど、台本が気に入らなかったみたいで…(笑)。阿部:いや…単にタイミングが合わなかっただけです。この12年の間にNODA・MAPの舞台も観に行ってますし!野田:そうそう『THE BEE』の時、長野まで観に来てくれたんだった。いつか俺の役をサダヲにやってほしいって言ったんだよね。阿部:(恐縮して)…ああ、はい。野田:僕が阿部さんを初めて認識したのは20年くらい前なんだけれど、その時、こういうすごい人が出てきたんだなって、とても印象に残ったんだ。それで『透明人間~』に出てもらったら、やっぱりすごく上手くて、また絶対にお願いしたいと思っていました。今回久しぶりだったけど、全然落ちぶれてなくて安心した。阿部:よかったです。野田:まあそれは冗談として、今回、阿部さんが出てくれることになって、どんなセリフを書いても、噛み砕いてもっと面白くしてくれるから大丈夫っていう安心感があったのよ。もし他の人だったら、こんなに長々書かないよなっていう昭和ギャグを連発したり…ほんとすみません(笑)。阿部:最初、半分だけいただいた台本では、ガチャガチャしたシーンばっかりで、ここからもっとふざけていくのかと思っていたんですよ。メンバー的にふざける人が多いですし。野田:確かにそうだね(笑)。阿部:でも、後半の台本を読んだらどんどん思いもよらない展開になっていって、読み終わったときには言葉が出なかったです。野田:うん。この作品に限らずだけど、ガチャガチャした芝居だと思って観ていると、いつの間にか引き返せないところにいるというか。知らず知らずのうちに作品の中に引きずり込みたいとは、いつも思ってる。阿部:ただ、台本のト書きに、でっかい水槽が運ばれてくるって書いてあるから期待してたんですけど…。野田:スタッフからも「水を使うんですか?」って聞かれたりしたからね(笑)。ただ、舞台に本物の水槽や水を出すよりも、僕は演劇のアナログ感でできることってあると思ってるからさ。演劇って言ったもん勝ちで、ここは海の底だって言ったら海の底になる。そういうリアリティって演劇ならではで、演劇をやってる身としては、やっぱり演劇でしかできない世界を作りたいし、劇場に来た人にしか感じられない衝撃を見せたいというのはあるかな。阿部:それにしても、文字を使った言葉遊びが出てきますけれど、あんなにたくさん考えるんですね。あまりの数に、じつは野田さん、暇なのかなって(笑)。野田暇なんでしょうね(笑)。◇右/のだ・ひでき劇団「夢の遊眠社」を解散後、‘93年にNODA・MAP設立。『THE BEE』『エッグ』など、国内のみならず海外でも作品を上演し、高い評価を得ている。左/あべ・さだを’92年より大人計画に参加。舞台、ドラマ、映画と幅広く活躍。バンド“グループ魂”では、ボーカルを務める。映画『殿、利息でござる!』が5/14公開予定。◇1月29日(金)~3月13日(日)池袋・東京芸術劇場 プレイハウス作・演出・出演/野田秀樹出演/松たか子、瑛太、井上真央、阿部サダヲ、池田成志、満島真之介、銀粉蝶S席9800円A席7800円サイドシート5500円当日券あり。NODA・MAPTEL:03・6802・6681www.nodamap.com大阪、北九州公演あり※『anan』2016年2月3日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・望月リサ
2016年01月27日今年8月にメジャー・デビュー1周年を迎えた植田真梨恵。3rd Single『わかんないのはいやだ』も好評の中、10月からは2度めの全国ツアー「植田真梨恵LIVE TOUR UTAUTAU vol.2」をスタートさせる。【チケット情報はこちら】彼女の楽曲はすっと心に響きつつ、ある癖になるメロディが心に引っかかり、また繰り返して聴きたくなる。そんな話を振ると「なんでしょうね、ちょっと珍味みたいな感じかな」と笑いながら首を傾げた。そう、確かに中毒性があるかもしれない。「メジャー・デビューしてから更にいろいろな方に歌を届ける機会が増えたので、よりわかりやすく真っ直ぐに届くものをという気持ちと、より誰も聴いたことがない音楽を、という気持ちがどんどん大きくなっている気がします。私自身が新しく挑戦したい部分が増えたというか。あれ?ちょっと面白い味だな、でも癖になるな、みたいな楽曲にしたい気持ちが更に大きくなってきてるかも。そう、まさに珍味ですね(笑)。でも最初の一口は食べやすくあって欲しかったり。そして歌詞は単純に楽しい!だけでなく、ストレートに届くものにしたいし。あと、カラオケで歌いやすかったらいいな、とかも思ったり。なんか詰め込んでますね(笑)」曲を作る事がどんどん楽しくなっている日々。「特に自分の心が揺れた瞬間を、ぎゅっと閉じ込められた時は本当にぴたっと来る」と続ける。最新曲『わかんないのはいやだ』は、まさにそんな曲。友人が飼っていた大事な猫・ミーコがいなくなり、一緒に探していた時になんと言葉をかけたらいいんだろう…と悩んだ時の気持ちからできたそう。「タイミング的に出来てすぐにリリースもできて。本当に旬な私の気持ちが入ってます。Bメロの珍味的なところも好み(笑)」(ミーコは後日、なんと自力で帰ってきたとか!)そんな思いで作られた、宝物のような大切な楽曲たちと共にステージを作り上げるライブも目前。「UTAUTAU(うたうたう)」と名付けられたツアーで東京、大阪、名古屋、そして故郷・福岡を周る。「特に歌のパワーが強い楽曲をひたすら選んで、私自身も隅々まで歌って歌って歌う。そんなステージにしたいと思います。前回のツアーが、会場全体で一緒に同じ方向に行こうね!という感じだったら、今回は客席と打ち合うというか、バチバチと歌のパワーをぶつけ合うイメージ。よりエネルギッシュに、よりパワフルに歌のパワーを放ちたいと思います!」10月3日(土) 東京・TSUTAYA O-EAST、10月10日(土) 大阪・UMEDA CLUB QUATTRO、10月11日(日) 愛知・ElectricLadyLand、10月25日(日) 福岡・DRUM Be-1。チケットは発売中。
2015年09月30日韓国ドラマ版「のだめカンタービレ~ネイル カンタービレ」でオリジナルキャラクター、イ・ユヌ役の吹き替えを担当した人気声優・梶裕貴。<前篇>では声優として駆け出しの頃をふり返ってもらったが、<後篇>では大先輩との共演について、さらには年齢と共に変化してきた役柄と今後の展望について語ってもらった。本作で梶さんが演じたのは、オリジナルキャラクターのイ・ユヌ。千秋真一(チャ・ユジン)の恋のライバルとして、ピアノ科の落ちこぼれ音大生・野田恵(ソル・ネイル)を奪い合う誠実な王子様キャラクターだ。本作では、「のだめ」ファンにはお馴染み、アニメ版で声優を務めた関智一、川澄綾子ら先輩声優と共演。尊敬している役者のひとりだという、千秋先輩(ユジン)役の関さんにはアフレコ現場で助けられたそうで「僕は第6話からの参加だったので、すごく気を遣ってくださって、途中からの僕でも居易いというか、お芝居しやすいような空気作りをしていただいていたように感じます。個人的に、色々な不安やプレッシャーもあったのですが、収録後、関さんが『いやもー、梶くん、完璧で言うことないよ』と、冗談を交じえつつ言ってくださって、少しホッとしたのを覚えています(笑)」。収録が楽しくスムーズに行われたというエピソードに垣間見える、座長としての存在感を示す関さん。彼がアニメ版「のだめ」のときからその声と芝居で作り上げてきた千秋先輩(ユジン)という確立されたキャラクターに対して、梶さん演じるユヌは、同じ年齢感のキャラクターであり、さらにユジンとネイルの仲をかき乱すそうとする、言わば“対等な立場”。それ故に、「観ている方が、ユジンとユヌを対等に感じていただけるような話し方や発声を意識して演じた」のだとか。そもそも、中学生や高校生ではない年齢感で、かつカップルの仲に割って入る役どころ自体、あまり経験がなかったそうで「挑戦でしたね」と当時の思いを語る。さらに言うと、意外なことに梶さんが“吹き替え”作品でここまでのメインキャラクターを演じること自体、自身初。そういった点でも挑戦だったようだ。「ここまで登場シーン、セリフの多い役をレギュラーでやらせていただくのは初めてでした。そして演じたことのないような役どころというのもあったので、完成した作品をいち視聴者として、僕自身早く観てみたいです」と目を輝かせる。実は、アニメ作品に多く出演するまでは、海外ドラマや映画の吹き替えの仕事の方が多かったと話す梶さん。「(アニメと違って)吹き替えの場合は、既に実際に役者さんが演じていて、表情も動きも人それぞれ違うので、演じる役者さんの呼吸やテンポを、自分の中に溶け込ませてお芝居することが大事」と役作りの裏側を明かす。さらに吹き替えの魅力を訊ねてみると、アニメとはまた違った年齢層のユーザーが吹き替え作品を見るからといい、その真意をこんな言葉で語ってくれた。「『より多くの方に作品、そしてお芝居を見ていただきたい』というのが、僕の役者としての願いなんです。アニメ作品だけじゃなく吹き替え作品も、声優のお芝居…表現方法のひとつなんですよ、ということをより多くの方に知っていただけたらな、という思いがあります」。声優本来の“表現者”としての幅広さや、奥深さを伝えたいと語る梶さん。すでに本作でこれまでにない年齢のキャラクターを表現し、ふり幅の広さを見せているが、「年相応、と言いますか、自分の年齢とキャリアが上がっていくとともに、少しずつ演じる役の幅も広がっていくようなお仕事をしていけたらと思っています」と今後も更なる成長を胸に誓っていた。いま、アニメやゲームで大活躍する梶さんが、“吹き替え”という世界でも新たな魅力を発揮していくことで、観る側も新しいエンターテインメントの楽しみ方を知ることができるのだろう。梶さんが本作で奏でたような新しい音色を響かせる度に、新しいエンターテインメントの境地へと運んでくれるのではないか…そんな期待を抱かずにはいられない。そんな想いを知ってか知らずか、梶さんは最後にこう締めくくった。「これをきっかけに『のだめ』という作品はもちろん『吹き替えって面白いな』『吹き替えで観る海外ドラマ、映画って面白いんだな』ということを、改めて感じていただけたら嬉しいです」。(text:cinemacafe.net)
2015年07月01日普段は俺様系なのに、ふとしたときに見せる優しさが憎めないツンデレ系男子。紳士的で優しいけれど、ここぞというときは男らしい王子様系男子。正反対の魅力を持つ男性の間で揺れる心は、乙女の永遠の命題のひとつ。そんな乙女心について「女性は、いわゆるツンデレみたいなところが良いのかもしれないですけど…」と言いながらも「のだめは千秋先輩のもとに行ってしまいますが、極力皆様にはユヌを気に入っていただけるように頑張りました」と意気込みを語るのは、韓国ドラマ版「のだめカンタービレ~ネイルカンタービレ」でオリジナルキャラクター、イ・ユヌ役の吹き替えを担当した人気声優・梶裕貴だ。「ポケットモンスターXY」で発明大好きな優しいメガネっこ男子・シトロン役から、「進撃の巨人」では巨人の駆逐に執念を燃やすエレン役、さらに「アオハライド」で恋に悩める思春期真っ只中の高校生役まで…一聴、ひとりの人間が演じているとは思えないほどに幅広い“少年期”の役を演じ分け、アニメやゲームの流行と共に広がりをみせる昨今の声優ブームの中でも、確固たるイメージと、唯一無二の魅力を放つ梶さん。だが、本作では、定評のある“少年期”の役とは一味違う、いつもよりも少しお兄さんで、甘くほろ苦い“大人の恋愛”に挑戦した。新しい魅力を表現した本作への想いを訊ねる内に、いままであまり語られなかった“吹き替え”に対する想い、そして声優としての彼の理想が見えてきた――ロングインタビュー<前篇>。本作は、天才音大生であり完璧主義者の千秋真一(チャ・ユジン)と、彼に恋するピアノ科の落ちこぼれ音大生・野田恵(ソル・ネイル)との成長と恋模様を描いたクラシック音楽コメディ「のだめカンタービレ」の韓国ドラマ版。原作の魅力はそのままに、梶さん演じるオリジナルキャラクター、イ・ユヌが千秋先輩の恋のライバルとして登場する。2人の仲を揺るがすオリジナルキャラとして、さらに胸キュン度を上げる活躍を見せている。まずは、大人気作品でオリジナルキャラクターとして参加することとなった率直な感想を聞いてみた。「『のだめカンタービレ』という、既にアニメやドラマなどでメディア化されていた人気作品に、まさか途中から参加できるとは思っていなかったのでとても嬉しかったですね。その上、オリジナルキャラクターのイ・ユヌという、のだめを千秋と奪い合う恋敵という大事な役所で…。当然プレッシャーはありつつ、でも楽しみながら収録させていただきました」。イ・ユヌは、海外の名門音大に通うイケメンチェリスト。あるとき偶然耳にしたネイル(のだめ)のピアノ演奏とその人柄に惚れ、突然、ネイルとユジンが在籍する学園へと転入してくる。その後、ネイルを「“僕の”ネイル」と呼び、優しく振舞い、ついにはユジンとネイルが住むアパートにまで引越してくるという猛アタックっぷり!いつも優しくて紳士的なユヌと、クールで俺様なユジンの間でネイルの心は揺れるのだが…。「ユヌは、ユジン(千秋先輩)とは対象的に、優しく柔らかい印象のあるキャラクター。ユジンとの対比、ギャップが出るような構図だったので、とにかくその誠実さ、清潔感みたいなものを意識しながら演じさせていただきました」と役作りについて解説。対比から生み出したというこの王子様的キャラクターは、ネイルだけでなく観る者の乙女心まで揺さぶる魅力的なオリジナルキャラクターに仕上がっている。ひとつひとつの言葉を丁寧に、かつ真剣に選びながら答える姿が、まさに演じたイ・ユヌのように、優しく、誠実な雰囲気そのままの梶さん。「僕も極力、人に優しく接することができればと思っています。どちらかと言ったらユヌタイプだと思いますね」と自らも共通点を感じているようで、ユヌなりの優しさや強さが理解できたとも。「のだめに対して、演奏家として、そして男としての想いを伝えるところとか、ユジンに対して強い言葉を投げかけるシーンは、彼の儚さ、それと同時に芯の強さも感じられて、その辺りは、同姓でありながらもすごくカッコいいなと感じました」と、“男”としても共感する部分があったようだ。男として共感できるという話だが…梶さんにも、ユヌのように女性を奪い合うような経験があったのだろうか?「僕はこんなにバチバチできませんね(笑)。いや、気持ちとしてはたぶん好きな子がいたらそれくらいの想いがあるとは思うんですけど、恋敵を前にどうこうっていうのは、正直できない…というか、しないというか。その子と1対1のときに攻めたいですね(笑)」と照れくさそうに告白。自分とは少し違ったガンガン攻めるタイプのユヌについて「男らしいですよね。彼が言ってること、間違ってないと思います。もうちょっとユジン先輩もネイルに優しくていいんじゃないかって(笑)」と、その想いには賛同しているよう。声優という仕事は、声帯という“楽器”を演奏するという点で、イ・ユヌと同じく“演奏者”と言えるだろう。実はイ・ユヌは天才チェリストでありながら、人知れず左手に痛みを抱えており、物語中盤ではその痛みが原因で演奏家を続けられるかどうかの瀬戸際に立つことになる。「…なかなかツラいと思いますね。(自分は)故障しないように日頃からケアをしたり、いろいろ我慢していることもあったりしますけど、ユヌも当然そうしているであろう中で、仕事というか、演奏している上で起きてしまったことなので」「彼の『僕には時間がないんだ』という言葉は、非常に胸にくるものがありました。どうしようもない恐怖感、だからこそ今やれることをやっておきたい、という想いがものすごく伝わってきて、そういったシーンは僕もすごく感情を込めながらお芝居できました」。演奏者としてユヌの感情に寄り添った梶さんは、さらに「彼にも一度崩れかける、腐ってしまいそうになる展開がありましたけど、そのときの気持ちはものすごく分かります」と、自身も声優を生業とする中で、ツラい経験があったと続ける。そんなとき、梶さんを救う転機となったのが、数々の先輩声優から掛けられた言葉だったという。「先輩の役者さんからのお言葉は大きいです。今よりも全然仕事が無いとき、その現場その現場で出会った先輩方がたまにご飯に連れてってくださったりしたんです。その時に、『お前は大丈夫だから』というようなお言葉をかけていただいて。でも『嬉しいけど、本当にそんなときが来るのかな?』なんて思いつつ…」「でも結果、こういった素敵な作品で重要な役を任せていただけるようになって、いただいたお言葉、そして先輩方の存在がなければ、もしかしたら僕も途中で腐ってしまっていたかもしれないなと思うと、本当に大切で、ありがたい存在ですね」。劇中では、ユヌにも自身の怪我と向き合う転機が訪れる。自暴自棄になった彼がいかに立ち直るのか…その過程の迫真の演技には、梶さんのこうした実体験を通した役作りがあったのだろう。<後篇>では、「のだめ」ファンにはお馴染み、アニメ版でも声優を務めた関智一、川澄綾子ら先輩声優との本作での共演エピソードを語ってもらった。(text:cinemacafe.net)
2015年06月26日映画『トイレのピエタ』の初日舞台挨拶が6月6日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演を務めたロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎、共演する杉咲花、松永大司監督が登壇した。手塚治虫がこの世を去る直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、松永監督がシナリオを書きあげた本作。余命3か月を告げられた窓ふきのバイト青年・宏(野田さん)と、彼の前に突然現れた女子高生・真衣(杉咲さん)が“人生最後の夏”に体験する純粋で鮮烈なラブストーリーが描かれる。「僕の人生にとって、かけがえの経験になった。この作品を通して、リアルな死の恐怖を味わった分、いまは生きる喜びを何千倍もかみしめている。本当に幸せいっぱい」(野田さん)、「今日は泣きそうです。監督の演技指導は厳しかったが、最後まで私のことを信じてくれた。それに年下の私が言うのも生意気ですが、野田さんは本当に頑張っていた」(杉咲さん)と思い入れの強い本作の封切りに、それぞれ感無量の様子だった。劇中では野田さんが見事な“窓ふき”を披露しており、「監督から『演技の練習はしなくていいから、とにかく窓ふきだけは練習してくれ』と言われて。半年間は家のありとあらゆる窓をふいていた」(野田さん)。松永監督も「窓ふきだけはウソをつけないですから」とこだわりを語った。また、杉咲さんはプールで泳ぐシーンを司会者から褒められると「小さい頃、人魚になりたかったからですかね…」とメルヘンな返答。現場ではプールサイドに待機する野田さんが、スタッフさながら“水面に浮かぶ落ち葉をきれいにする係”を担っていたのだとか。当時をふり返る杉咲さんから「そういえば、プールに落ち葉が残ってましたよ」と“クレーム”が入ると、「1年前のこと、いま言う?」と野田さんは困惑。その奔放ぶりにタジタジだった。『トイレのピエタ』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年06月06日