そろそろ家を買おうと決意し、住宅ローンの仮審査をしました。ところが私のまったく知らなかった夫のカードローンが発覚! そのローンを返済してしまわないと審査が通らないということでした。何よりもそんなクレジットカードを使っていたことが信じられず、家どころではない私。義両親と同居の家を買うはずが、それどころではなくなった私の体験談をお話しします。 家を買うために夫と私は同じ年で、30代半ばにさしかかるころ、そろそろ家を買おうかという話になりました。そのとき長男が5年生と長女が3年生。ちょうどアパートの契約も更新の時期だったので、更新せずに家を買うことにしました。 まだ新しい家に引っ越すのは先になりそうでしたが、アパートの更新の時期が近かったので一旦夫の実家に引っ越し、新しい家に義両親とともに同居することにしていました。新築では予算オーバーだったので、中古で十分広さのある家が見つかり、手続きを進めることに。 発覚した夫のカードローン家も見つかり、いざ手続きに入ると、住宅ローンの仮審査があります。車のローンも終わっていたので大丈夫だろうと思っていると、銀行から「1つ夫名義のカードローンが残っているので、その返済が終わらないと住宅ローンは手続きできません」と。 何のことだかわからず夫に話を聞くと、コンビニ払いにしているローンが40万ほど残っているとのこと。夫は急にタブレット端末やゲーム機などを買ってきたり、釣り道具がいつの間にか増えていたりしていたので、支払いはどうしたのかと思っていたのですが、クレジットカードを使用して通帳には残らないようにおこづいで返済していたというのです。その話を聞いて、私の中で家どころではなくなってしまいました。 私のとった行動はしかし、アパートの更新時期は迫っています。当初の予定を変更して、私は子どもたちと3人で私の実家に帰ることにしました。夫は義実家へひとりで帰ってもらい、ローンのことが片付くまで一緒に住めないことを伝えました。 荷物は義実家へ運んではいたものの、私と子どもたちの荷物は私の実家へ。子どもたちも、私の実家からなら転校せずに通えました。しばらくそんな生活をしていると夫から話がしたいと連絡があり、義両親とともに話をすることになりました。 夫と義両親との話し合い家も決まっていることなので話を進めたい義両親は、「息子のしたことだから、カードローンは立て替えるから完済しなさい」と。夫は「もうカードローンは使わない! ごめん」と謝ってくれました。 子どもたちのことや、家のこともあるのでこれ以上長引かせるのもよくないと、私も決心することに。夫のカードは私が没収し、持っていいのは通帳に記帳される家族カードのみにしました。 いくら夫婦でもお金の問題は信用問題。家を買うことがなかったら発覚しなかったのかと思うと、今でもゾッとします。それからは家族カードなので何か買うとわかるようになり、夫も大きな買い物をするときは私に相談するようになりました。立て替えてもらったお金は、月々義両親に返済し、無事に家を買うことができました。 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2023年09月03日この度、新千歳空港国際アニメーション映画祭実行委員会は、2023年11月2日(木)~6日(月)の5日間、北海道新千歳空港にて開催する「第10回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」の、コンペティション短編部門の入選作品を発表しました。今年は、世界93の国・地域より集まった2,000件以上の応募作品の中から、全58作品が入選しました。あわせて、コンペティション部門を審査する国際審査員6名も発表しました。世界93国・地域、2,157作品の応募の中から、最先端のアニメーション58作品が入選映画祭のメイン部門であるコンペティション短編部門では、30分以内のアニメーション作品を対象とし、2023年4月24日~6月30日まで募集をしました。その結果、今年度は93の国・地域から2,157作品の応募があり、そのうち58作品がインターナショナル/日本/学生/ミュージックアニメーションコンペティションの各カテゴリに入選しました。入選作品は映画祭会期中に新千歳空港シアターで上映され、審査員による審査を経て、賞金100万円の短編グランプリをはじめとした各アワードが授与されます。全入選作品詳細は、映画祭公式サイト( )をご確認ください。コンペティション短編部門 ノミネート作品一例インターナショナルコンペティション 『Christopher at Sea』(Tom CJ BROWN/フランス)インターナショナルコンペティション 『The Miracle』(Nienke DEUTZ/ベルギー)日本コンペティション 『マイ スクール』 (大島慶太郎/日本)ミュージックアニメーションコンペティション 『I Inside the Old I Dying』(Joaquín COCIÑA、 Cristobal LEÓN/チリ)短編部門 入選作品発表 : コンペティションを審査する国際審査員が決定!4年ぶりに海外ゲストが来場。インターナショナル・日本コンペティションの審査員に就任したのは、本映画祭で2014年と2019年に2度の短編部門グランプリを受賞し、アニー賞へのノミネート歴をもつポーランドのアニメーション作家トメック・ポパクル。映像インスタレーションのほか、舞台コラボレーションにも取り組む日本を代表する現代美術アーティスト束芋。国内外で活動する現代美術キュレーター金澤韻の3名です。学生コンペティションの審査員は、ルーマニアのアニメーション映画祭「アニメスト」のフェスティバルディレクターでありプロデューサーのミハイ・ミトリチャ。国際映画祭で多くの受賞歴をもち、プロデューサーとしても活動するハンガリーのアニメーション作家ナディア・アンドラセフ。そして、短編作品『骨嚙み』がオタワ国際アニメーション映画祭でグランプリを受賞、本映画祭でも審査員特別賞を受賞し、アニメーションにおけるセクシュアリティやジェンダー表象の研究にも取り組む新進気鋭のアニメーション作家である矢野ほなみの3名です。こちらの3名は、後日発表となる長編部門の審査も担当します。映画祭会期中は、各国際審査員によるトークプログラムや関連上映プログラムも実施します。国際審査員プロフィールなど詳細は映画祭公式サイト( )をご確認ください。インターナショナル、日本コンペティション国際審査員トメック・ポパクルトメック・ポパクルTomek POPAKUL(ポーランド)アニメーション監督、ミュージシャン、グラフィックデザイナー、ミュージックビデオ・クリエーター。ウッチ映画大学でアニメーション演出と特殊効果を専攻しながら、脚本も同校で1年間学ぶ。卒業制作の『Ziegenort』は多くの国際映画祭で上映され、ヴロツワフのニューホライズン国際映画祭アニメーション部門最優秀賞、クラクフ映画祭最優秀アニメーション賞、オーバーハウゼン国際短編映画祭優秀賞、ブルックリン映画祭最優秀アニメーション賞など多くの賞に輝く。短編映画 『Acid Rain』は、これまでに35の賞を獲得し、約90の映画祭で上映。栄誉あるアニー賞にノミネートされ、アカデミー賞の候補にもなった。2023年には最新作である短編アニメーション映画 『ZIMA』が完成した。ミュージシャンとしては、ASTMAという名で活動。Wysokie Pokrzywyというレーベルを設立し、インターネットラジオのRadio KapitałのEXOZENTRYKIMEミックスシリーズのホストも務める。Audile Snow、Pointless Geometry、Intruder Alertというレーベルからアルバムをリリースし、ミュージックビデオの制作とカバーアートも手掛ける。束芋束芋Tabaimo(日本)手書きドローイングと日本の伝統的な木版画を思わせる色彩を用いたアニメーション・インスタレーションで知られ、現代日本社会に潜む問題をシュールでシニカルに表現。2011年、第54回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展に日本代表として参加。2006年にイスラエルのバットシェバ・ダンス・カンパニーのオハッド・ナハリンとのコラボレーションを皮切りに、様々な舞台コラボレーションに取り組んでいる。2016年、映像芝居「錆からでた実」(東京芸術劇場 シアターイースト公演)を演出。この舞台作品は、2020年に米国4都市を巡回した。2022年サーカスアーティストヨルグ・ミュラーとのコラボレーション作品「もつれる水滴」が世界初演として日本ツアーを行い、同年秋、フランス4都市を巡るツアーを開催。2022年にドイツのフォルクヴァンク美術館にて新作インスタレーション作品を発表。2023年にはコペンハーゲンのGL Strandにて大規模個展を開催。金澤 韻金澤 韻KANAZAWA Kodama(日本)現代美術キュレーター。東京藝術大学大学院美術研究科修了、および英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート現代美術キュレーティングコース修了。熊本市現代美術館など公立美術館での12年の勤務を経て、2013年よりインディペンデント・キュレーターとして活動を開始する。国内外で展覧会企画多数。その仕事には、漫画やアニメーションで表現する作家との協働も多い。現代美術オンラインイベントJP共同主宰。株式会社コダマシーン共同代表。京都芸術大学客員教授。学生コンペティション国際審査員ミハイ・ミトリチャミハイ・ミトリチャMihai MITRICĂ(ルーマニア)ブカレスト・アニメーション国際映画祭「アニメスト」の共同設立者でありディレクター。アニメストはルーマニア唯一のアカデミー賞公認の映画祭であり、ルーマニア国内とモルドバ共和国の様々な都市でフォローアップや特別上映会が開催されている。アニメーション、ルーマニアの短編映画、ホラー映画全般を軸に様々な国際映画祭で短編映画のキュレーターや選考委員を務める。また、アヌシーやクレルモンフェランなどのマーケットでルーマニア映画のプロモーションを行い、世界中の映画祭に審査員として招かれている。2014年からはフリーランスの短編アニメーション・プロデューサーとして、地元出身の次世代を代表するアニメーターたちと仕事をしている。制作会社Safe Frameと共に手掛けた最新作『Cradle』(監督・アニメーション:パウル・ムレシャン)は、100以上の国際映画祭で上映されている。ナディア・アンドラセフナディア・アンドラセフNadja ANDRASEV(ハンガリー)アニメーション作家。ブダペストのモホイ=ナジ芸術大学で修士号を取得する。アニメーション・サンフロンティエールの修了生で、Open Workshopへの参加経験を持つ。監督作『The Noise of Licking』と『Symbiosis』は数々の映画祭で上映され、カンヌ国際映画祭シネフォンダシヨン部門同率3位入賞、サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)映画祭短編アニメーション部門審査員賞など、40以上の賞を獲得した。実写映画で経験を積んだのち、現在はアニメーション映画の監督、プロダクション・マネージャー、プロデューサーとして、また様々な国際映画祭で予備審査のプログラマーや審査員として活躍している。監督としては、強迫観念、覗き見、セックスにまつわる個人的なテーマを扱うことを好む。矢野ほなみ矢野 ほなみYANO Honami(日本)瀬戸内海島生まれ。2017年東京藝術大学大学院映像研究科修了。『骨嚙み』(2021)は第45回オタワ国際アニメーション映画祭で短編部門グランプリを受賞、第29回レインダンス映画祭で短編アニメーション部門最優秀作品賞、2022年第25回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞受賞、他25の受賞。 NHK「みんなのうた」ほか、EDやMV等も手掛ける。現在最新作「エリ」(仮)を制作している。国際審査員 : 新千歳空港国際アニメーション映画祭とは新千歳空港国際アニメーション映画祭は、北海道と世界を結ぶゲートウェイである新千歳空港ターミナルビル(北海道千歳市)を会場とした、アニメーション専門の国際映画祭です。記念すべき10回目の開催となる今年は、2023年11月2日(木)~11月6日(月)の5日間で、国内外の話題作など招待作品の上映はもちろん、アニメーションの意義を拡張する様々なプログラムを展開し、アニメーションの意義を拡張するような新しい価値を生み出す「遊び場」として、エネルギーを持ち帰ることができる文化交流拠点の創造を目指します。第10回 新千歳空港国際アニメーション映画祭 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月01日積水ハウス株式会社は、本日発表の「第17回キッズデザイン賞」において、「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」で6作品、「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」で2作品、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門」で1作品、計9作品の「キッズデザイン賞」を受賞しました。キッズデザイン賞は、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が主催する2007年に創設された顕彰制度で、「子どもたちが安全に、そして安心して暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・サービス・空間・活動・研究の中から、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を選び、広く社会に発信していくことを目指しています。子ども用にデザインされたものはもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子どもや子育てに配慮されたデザインであればすべてが対象となります。キッズ・ファースト企業である積水ハウスは、第1回キッズデザイン賞から17年連続、累計116作品を受賞しており、これは住宅・建設業界の応募企業の中で最多となります。受賞作品一覧表1: 積水ハウスは“「わが家」を世界一幸せな場所にする“というグローバルビジョンのもと、子どもたちや高齢者を含む誰もが安全で使いやすい「スマート ユニバーサルデザイン」の推進など、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組み、人生100年時代における「幸せ住まい」を追求し続けてまいります。キッズデザイン賞 公式サイト: キッズデザイン協議会HP: 受賞作品詳細〈子どもたちを産み育てやすいデザイン部門〉「一つ屋根の下で一緒に過ごす!」フジ虎ノ門こどもセンター【アプリケーション・サービス】一つ屋根の下で、ケアの必要な健常児とチャレンジドが一緒に過ごすこどもセンターを医療法人が運営。こどもたちが安心して学び生きるためのコミュニケーションを実践しています。小児難病や発達障がい、不登校児を支援、放課後児童クラブを併設、保護者様の子育て不安解消等、”すべてはこども達のために”をテーマに、地域の持続可能な暮らしを支える場を目指します。公式サイト: おおばやしマタニティクリニック 【建築・空間】屋内外がフレキシブルに利用できるテラス付きの空間で、コロナ禍でも対応可能な密にならない待合室を作りました。賑やかなお兄ちゃん、お姉ちゃんが一緒でも安心です。通院する月日を愛おしく感じていただける場所です。公式サイト: ~子育て世代へ LIFE IDEASを盛り込んだ住まい提案~積水ハウス ノイエ 【建築・空間】共働きを中心とした子育て世代の家族に向け、積水ハウス ノイエでは、家事を効率化しつつ子どもと一緒に過ごす時間を楽しめるアイデアやデザインが盛り込まれた『パッケージプラン』を提案しています。吟味を重ねてつくり上げた理想のプランの中から最適な住まいを提案し、家族みんなが楽しく共に成長できる住まいを提供していきます。公式サイト: グランドメゾン新梅田タワーTHE CLUB RESIDENCE 【建築・空間】開発が進むうめきた2期エリア西側の大淀南に位置する、51階建て総戸数871戸の大規模分譲集合住宅と店舗・保育所の複合施設です。便利な都心で暮らしたい、でも子育てするのは環境面で不安・・。そんな子育て世帯の不安に応えつつ、さらに多世代・地域の人たちと一緒になって豊かに暮らせる「都市型コンパクトタウン」を創出しました。公式サイト: 分譲マンションにおける子育て支援サービスの提案 【建築・空間】これまでの分譲マンションにはない子育て支援サービス(設備)を提案します。1.共用エントランスに自動水栓・ソープディスペンサを備えた手洗いを設置。2.住戸玄関ポーチにネットスーパー用受取りボックスを設置。住戸内ではなく共用部に設置することで居住者共通のメリットとなります。今後子育て支援サービスとしてシリーズ化が可能です。フォレストプレイス香椎照葉The Terrace「シェアテラス」【建築・空間】大規模な集合住宅における住民のコミュニティづくりは、セキュリティや防災、子育てなどの観点から住宅開発の重要課題です。また、集合住宅に計画される集会施設は日常あまり使われていない現状があり課題でした。この「シェアテラス」は、フォレストプレイス香椎照葉ザ・テラス(分譲マンション342世帯)のいわゆる集会施設ですが、その機能に留まらず「コミュニティの要」として、子育て世代を中心に多世代が集い、世代を超えて触れ合うことで様々なコミュニティが醸成される場です。公式サイト: 〈子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門〉HUE 〜子どもの幸せを育む住まい〜 【建築・空間】積水ハウスとミナ ペルホネンのコラボモデルの提案です。HUEとは色相という意味で、子どもたちが家族との日常の中で想い出を紡ぎ、「心の幸せ」や「豊かな感性」を育むことがテーマです。中庭の自然、多彩なイドコロ、愛着のわくインテリアやアートを備えた、これからの時代の新しい住まいです。公式サイト: 『幸せ住まい学習』 積水ハウスの住育 【コミュニケーション】児童・生徒へ住まいに関する学びを提供し、関心、興味を育む目的で開発された住育メニューです。モデルハウスに組み込まれた住まいづくりの工夫を、普段触れる機会が少ない児童・生徒が探索、発見し、自ら学び取る内容としました。実物に触れる「現場見学型」と、学校に居ながら疑似体験する「オンライン型」を整備し、学校の要請に応じて実施しています。公式サイト: 〈子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門〉いつもの暮らしが子どもの備え 〇〇と防災 【コミュニケーション】いつ来るかわからない災害に向けて「わざわざ備える」のではなく、大人から子どもまで人それぞれの暮らしや興味・関心にあった「備えのあるいつもの暮らしをする」ための取り組みです。色々な切り口「〇〇」から、「これならできそう!」という備えのある暮らしを提案し、大人から子どもまで参加できるワークショップ・体験型展示などのイベント実施や、家庭で役立つ情報の継続発信をしています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月25日9月9日(土) より東京・国立映画アーカイブで開催される映画祭『第45回ぴあフィルムフェスティバル2023』のコンペティション部門『PFFアワード 2023』の最終審査員が発表された。映画祭のメインプログラムである『PFFアワード』は、1977年にスタートした世界最大の自主映画のコンペティション。これまでに黒沢清、塚本晋也、佐藤信介、李相日、荻上直子など、180名を超えるプロの映画監督を送り出してきた。今年は557本の応募から入選を果たした22作品が、映画祭でグランプリ他各賞を競う。その賞を決定する今年の最終審査員は、PFFと縁の深い映画監督の石井裕也をはじめ、石川慶(映画監督)、岸田奈美(作家)、國實瑞惠(プロデューサー)、五月女ケイ子(イラストレーター)といった各ジャンルの第一線で活躍するクリエイター5名が務める。賞は数時間にわたる討議の末に決定し、9月22日(金) の表彰式で最終審査員により、グランプリ(1作品)、準グランプリ(1作品)、審査員特別賞(3作品)が発表される予定だ。<イベント情報>『第45回ぴあフィルムフェスティバル2023』9月9日(土)~23日(土) 東京・国立映画アーカイブ10月14日(土)~22日(日) 京都文化博物館※月曜休館公式サイト:
2023年08月22日「SF界のノーベル文学賞」といわれるヒューゴー賞の長編部門をアジア圏作品として初受賞した世界的大ベストセラー「三体」が映像化、超大作SFドラマをWOWOWで日本独占初放送・配信する。2007年、北京オリンピック開催間近の中国。ナノ素材(マテリアル)の研究者ワン・ミャオは、突然訪ねてきた警官シー・チアンによって正体不明の秘密会議に招集される。そこで世界各地で相次ぐ科学者の自殺、そして知り合いの女性物理学者の死を知らされたワン・ミャオ。一連の自殺の陰に潜む学術組織“科学境界(フロンティア)”への潜入を依頼された彼は、科学境界の“主”を探るべく、史強とともに異星が舞台のVRゲーム「三体」の世界に入るが、そこにはある秘密が…。SF超大作ドラマ「三体」は、2023年1月に中国の配信プラットフォーム“テンセントビデオ”で配信。配信開始1時間で話題性の高さを表わす“熱度指数”が同プラットフォーム史上最速で2万超えを記録し、“ホットランキング”でも30日連続でランキング1位を独占。さらに評価参加数が過去最高となる220万を突破し、記録的ヒットとなった作品。脚本執筆に4年、撮影に126日間、最新の映像技術を駆使して映像化不可能ともいわれた原作の世界観を忠実に再現した驚異的なクオリティーに、視聴者からは絶賛の声があがった。謎が謎を呼ぶ予想のつかないサスペンス展開と、人類に迫り来る巨大な危機に立ち向かう重厚な人間ドラマも見どころとなっている。SF超大作「三体」は10月7日(土)・8日(日)に第1~10話、11月に第11~20話、12月に第21~30話とWOWOWにて3か月連続放送・配信(第1話無料放送/期間限定無料配信)。(シネマカフェ編集部)
2023年08月17日アニメ作家、塚原重義が原作・脚本・監督を務める劇場長編アニメーション『クラユカバ』が、第27回ファンタジア国際映画祭にて、長編アニメーション部門の観客賞・金賞を受賞した。探偵業を営む荘太郎に舞い込んだのは、自身の暮らす扇町を騒がす奇怪な集団失踪事件の解明。目撃者はいない。目的も分からない。しかし、被害者に共通したのは現場に残された“不気味な轍”…手がかりを求めて訪れたのは、奈落に巣食う地下迷宮“クラガリ”。そこに、現れた銀髪の少女との出会いをキッカケに事態は大きく動き出す。2018年・2020年にかけて実施した2回のクラウドファンディング企画にて累計1,570万364円の支援を集めた本作は、探偵業を営む荘太郎が、町で起こる奇怪な“集団失踪事件”の解明に挑む姿が描かれた痛快探偵活劇。荘太郎を演じるのは令和4年度花形演芸大賞・大賞を受賞し、“最もチケットが取れない講談師”と言われる六代目神田伯山。監督を務めた塚原重義は、2002年頃よりアニメーションの自主制作を始め、近年はオリジナルの短編作品を発表しつつ、「SEKAI NO OWARI」ライブのステージデザイン協力など、映像以外の世界観構築も手掛けている。本作が初の長編アニメーション監督作品となり、事件の真相はもちろん、塚原監督が作り出すノスタルジーを感じるフィルムも必見だ。ファンタジア国際映画祭はカナダ・モントリオールで1996年から開催されている北米最大のジャンル映画祭。ジャンル映画の中でも特にアジア映画に強みを発揮しており、なかでもアニメーション部門は、日本の名監督であった、故・今敏の名前から由来してグランプリが今敏賞と名付けられていることでも知られている。なお本年の長編アニメーション部門には『THE FIRST SLAM DUNK』(原作・監督・脚本:井上雄彦)、『SAND LAND』(原作:鳥山明)など、日本でも話題を集めた作品が選出されている。観客賞は、映画祭参加者からの投票により決定される賞で、本作は映画祭開催中2回の上映が行われ、各回ともに満席となっていた。上映後に行われた塚原監督登壇のトークセッションでは、観客から多くの歓声が上がった。<塚原重義監督コメント>本作がワールドプレミアの場でこのような素晴らしい賞をいただけたこと、そして何より文化圏の異なる地の方々に楽しんでいただけたことが大変光栄です。これを今後の糧としていきたいです。本作は現在、国内上映に向けて進行中。今後の展開にも注目だ。(シネマカフェ編集部)
2023年08月16日部長は女性社員に言い寄ったり、仕事をサボって遊んでいるという証言がありました。それを聞いて焦った部長は、主人公は勝手に自分でこけただけで、以前から優秀な清掃員だと思っていたと話します。主人公に同意を求めますが、彼は今まで部長が散々目上の人に対し媚びを売り続けたことを指摘。社長の娘にも同様に擦り寄っていたことを暴露すると、その話を聞いた社長は激怒し、部長を連行していきました。その後、彼は改めて娘と話をすることになり、助けてくれたことに感謝します。社長の娘の告白…出典:進撃のミカ半年前…出典:進撃のミカ帽子が吹き飛ばされる出典:進撃のミカ木に引っかかってしまった出典:進撃のミカそのことに気づいた主人公出典:進撃のミカ取りに行ってくれた出典:進撃のミカ無事に取ることに成功出典:進撃のミカそれがきっかけで目が離せなくなった出典:進撃のミカブラコンだと理解する出典:進撃のミカ社長の娘は、主人公のことを異性としても好きだと告げました。半年前、義兄がどんな人か気になって、密かに意識していた娘。父からは、再婚のことを伝えるまで声をかけてはいけないと言われていたので、こっそり遠くから見ていました。すると、不意に帽子が風に飛ばされ、木の高い位置に引っかかってしまいます。それに気づいた主人公が、娘の帽子を取ってやりました。それからというもの、娘は主人公から目が離せなくなったと言います。戸惑う彼は、娘が「いきすぎたブラコン」だと理解しました。イラスト:進撃のミカ本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
2023年08月12日世界最大級の自主映画コンペティション「PFFアワード」を擁する映画祭「第45回ぴあフィルムフェスティバル2023」が9月9日(土)から開催される。コンペ部門は毎年、最終審査員によって審査が行われるが、今年も一般の観客・映画ファンの中から選ばれた一般審査員による審査も実施される。「ぴあフィルムフェスティバル」は“新しい才能”を発見、紹介、育成する映画祭で、これまでに多くの映画監督、スタッフ、俳優が「PFFアワード」を機に注目を集め、キャリアを築いていった。アワードでは最終審査員によってグランプリ、準グランプリ、審査員特別賞など各賞が選出されるが、映画を愛する一般の観客の声、視点によって作品を選ぶ賞「映画ファン賞」が存在する。一般審査員はアワード入選作品の関係者・知り合い以外の応募者から3人が選ばれ、映画祭期間中に「PFFアワード2023」の入選作品すべてを観賞。審査会議を経て「映画ファン賞」を選び出し、9月22日(金)に開催予定の授賞式に登壇する。なお、本アワードは入賞した監督に長編映画製作援助システム「PFFスカラシップ」への挑戦権が与えられるが、映画ファン賞もグランプリなどと同様に挑戦権が与えられる。仕事で映画を批評する人、映画製作の世界にいる人の視点と、いち観客として映画館に足を運ぶ観客の視点は違うはず。今年も明日の才能を発掘したい、まだ観たことのない映画に出会いたい応募者が集まりそうだ。「第45回ぴあフィルムフェスティバル2023」映画ファン賞一般審査員 募集要項「第45回ぴあフィルムフェスティバル2023」【東京】日程:2023年9月9日(土)~23日(土) ※月曜休館会場:国立映画アーカイブ(東京都中央区京橋3-7-6)【京都】日程:2023年10月14日(土)~22日(日) ※月曜休館会場:京都文化博物館(京都市中京区三条高倉)【企画紹介】<コンペティション部門>(1) PFFアワード2023<招待作品部門>(2) イカすぜ!70~80年代・大森一樹再発見・斎藤久志再発見・日比野幸子プロデューサー再発見・山中瑶子『あみこ』への道・塩田明彦監督がみつめる相米慎二の少年少女・アルノー・デプレシャン監督『女囚701号 さそり』を語る・驚異のデビュー作・『陽炎座』4Kデジタル完全修復版ワールドプレミア上映(3) アルノー・デプレシャン監督特集(4) ピーター・バラカン氏による音楽映画シリーズ「ブラック&ブラック」(5) 特別企画・生誕120年 小津安二郎が愛したふたり・20代監督の衝撃作!(6) 第29回PFFスカラシップ作品『恋脳(れんのう)Experiment』(岡田詩歌監督)「第45回ぴあフィルムフェスティバル2023」公式サイト:
2023年08月10日第75回(2022年)カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で最優秀演技賞を受賞するなど、世界中から絶賛されたヴィッキー・クリープス主演の注目作『エリザベート 1878』から新たなビジュアルが解禁された。本作は、ヨーロッパ宮廷一の美貌と謳われ、「シシィ」の愛称で広く知られるオーストリアの伝説的皇妃エリザベートを『ファントム・スレッド』のヴィッキー・クリープスが演じ、これまでにない大胆かつ自由奔放な表現で映画化。この度解禁された新ビジュアルは、エリザベートが格式高い装いに身を包みながらも、リラックスした表情でタバコをくゆらせる姿が切り取られたもの。19世紀末、貴族女性にとって禁じられていた習慣にも関わらず、実際に好んでタバコを吸っていたといわれるエリザベートの型破りな一面を覗かせた鮮烈なビジュアルに仕上がっている。絶世の美貌で名高い皇妃エリザベートには数々の逸話が残されており、身長172cmにして45kg~50kgの体重、ウエスト50cmほどの体型を維持していたといわれる。そのスタイルを保つため、ミルクやオレンジなどの果物だけを食べるといった極端な食事制限に加え、乗馬やフェンシングなどの激しいスポーツを実践していたという。さらに、自慢の豊かな髪のために毎日の身繕いで特別手間をかけ、月に一度か二度、侍女全員がつきっきりとなり、特製のシャンプーで髪を洗う“洗髪の儀”を行ったなど驚くべき逸話が語り継がれている。本作では、そんなエリザベートの史実を参考にしながらも、大胆な解釈で新たなエリザベート像を現代に蘇らせ、タバコを吸う、中指を突き立てるなどの反抗的な仕草を通して、彼女の置かれた立場や孤独との戦いを現代的に表現。監督・脚本のマリー・クロイツァーはその演出について、「私にとって重要だったのは、これまで通りルールを知ったうえでそれを破ることでした。エリザベートの生涯をかなり深く研究しましたが、映画の物語に落とし込む際には、内容も形式もかなり自由なものにしました。私たちが語り描くことのすべては、芸術的な判断によるものなのです」と語っている。また、本作をいち早く鑑賞した東宝版「エリザベート」の初演でエリザベート役を演じた、女優の一路真輝からもコメントが到着。本作を「革命的な映画」と評し、「真実と嘘の境目は誰にもわからない。でもこの映画を観た後はエリザベートが自由になれて良かったと心から思う、そこに真実があるのだとも」との言葉を寄せている。『エリザベート 1878』は8月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月27日2021年のカンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞受賞、2022年アカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト選出作品『大いなる自由』の公開を記念し、1999年製作のナチ政権下で迫害された同性愛者たちを描く貴重なドキュメンタリー『刑法175条』が限定上映、ジャーナリストで作家の北丸雄二と主にクィアの作家による作品の上映・発信を行う「ノーマルスクリーン」の秋田祥登壇のトークイベントが行われた。Bunkamura初の配給作品となる『大いなる自由』は、戦後ドイツで男性同性愛を禁ずる「刑法175条」のもと、愛する自由を求め続けた男の20余年にもわたる闘いを描いた、静かな衝撃作。ドキュメンタリー映画『刑法175条』は7月21~23日の3回のみ限定上映、7月22日にトークイベントが行われた。20数年前、N.Y.のゲイ&レズビアン映画祭で同作を初めて観たという北丸氏。本作を再見した感想を「当時と印象が違った。この映画が撮られた1995年から2000年、そして今。色々な時代のことを考えなくてはいけない」と明かす。「ホロコーストの生き残りの人たちが存命で、語れる最後のチャンスに作られた」作品「取材当時の90年代はホロコーストでゲイがこんな迫害されていたことを人々は知らないんですよね。ホロコーストの生き残りの人たちが存命で、語れる最後のチャンスに作られ、そして2023年にこれがこうして上映されて、こんなにたくさんの方が来場している。今この時代だからこそなおさら観てほしいし、TVとかで放送してほしい」と語り、本作が作られた当時のことを「1969年にアメリカで起こった現代ゲイ解放運動の嚆矢とされている<ストーンウォールの反乱>というものがあり、1994年にストーンウォールが25周年を迎えます。そこで初めてストーンウォールの資料の発掘・聞き取りが始まるわけです。エイズがピークを迎えて、それを克服しようとしている時代に、世界各国でゲイの歴史をもう一度掘り起こす動きが出てきた。その中の1つとして、このドキュメンタリーが作られたのではないか」と分析する。秋田氏は「ちょうど今NETFLIXで『エルドラド:ナチスが憎んだ自由』という作品が配信されているんですが、1920年代のベルリンでクィアの人々が集まったクラブについてのドキュメンタリーで、『刑法175条』でインタビュアーをしていたホロコースト記念博物館のクラウス・ミュラーさんが監修していて、すごくよくできてる」と話す。「でもそのクラブを舞台にした作品なので、収容所の中とか175条のことはそこまで多くは出てこない。『刑法175条』の監督ロブ・エプスタインの『ハーヴェイ・ミルク』を配給したパンドラが『ピンク・トライアングルの男たち』というまさに強制収容所に送られた同性愛者の体験記を出版していますが、20年以上経った今、こういった作品がまた作られてほしいと思います」と語った。2023年、「ナチスの動きのようなものが世界のあちこちで生まれている」また、北丸氏は女性同性愛者がナチスドイツの摘発対象とされなかった理由を、「女性たちが主権を持っていなかったこともあるが、<アーリア人種を産むことができた>というのが理由なんですよね。そして産むことができるということはレズビアンが矯正できたことになる。日本でも“女性は産む機械”なんて発言がありました」と語り、さらに劇中、ヒトラーの台頭でクィアの人々が集まったクラブが閉鎖されたエピソードに触れる。「トランプ就任翌日にホワイトハウスのホームページからゲイとレイズビアン、エイズに関する一切の情報が消えてしまったというのによく似ている。歴史というのはこうして繰り返すのだろうと思いました。2023年の今、こうしたナチスの動きのようなものが世界のあちこちで生まれているんですよね」と指摘。それを受け秋田氏は「トランプやボルソナーロ(前ブラジル大統領)、イスラエルの状況など、この数年でも色々な変化があります。映画の中で、ユダヤ人はニンニク臭いから席を変えてほしいといわれた、と登場人物が学校での記憶を語るシーンがありましたが、トランプの差別的な発言にすごく近い。自分がいま世界で起こっていることをここ10年くらいで体験しなかったら、教室で『ユダヤ人はにんにく臭い』と言われたことがホロコーストと繋がっていくとはピンと来なかったかもしれません」とコメントした。「映画というのはすごい力があります」そして、1945年の終戦から1957年、1968年と3つの時代を描いた映画『大いなる自由』について北丸氏は「強制収容所に入れられていたハンスは本来ならば終戦によって解放されるはずなのだけど、そのまま刑務所に横滑りしてしまう。『刑法175条』に登場した、収容所で酷い目にあっていた同性愛者たちと同じ目にあっているのですよね」と関連性を語る。「ドイツでは1969年に同性愛が非犯罪化されましたが175条が廃止されたのは1994年。2002年に初めて政府として同性愛者コミュニティに謝罪するんです。2005年には欧州議会も同性愛者をナチスの犠牲者として追悼し、他の構成員と同じ尊厳と保護を受けると決議しました。ひとつひとつ謝罪して、カタをつけてきたんですよね。ところが日本政府はまだ包括的な差別禁止法というものがない。同性婚に関しても“社会が変わってしまう”と逡巡してしまう」と現在の日本の状況を憂う様子も。「でも、90年代に盛り上がりをみせたゲイ運動があって、その流れの中でつくられたこの作品を今こんなにたくさんの人が見ている。今度は日本でそういった運動が盛り上がるといいですよね。LGBT運動の盛り上がりって、女性の活躍の運動とも連動しているし、全ての反差別運動、全ての人権運動、全ての民主主義運動と連動している」と続ける北丸氏。「自由とか、平等とか、そういう話だと思っていただければいいと思う。今日本でもトランスジェンダーバッシングだとか、反動がたくさん出てきていますが、くじけそうになったときは歴史が味方してくれてること、この国のこの小さな社会だけじゃなくて、いろんなところで人権のために戦っている人たちがいるんだっていうことを支えにして、時代を変えていきたいと思っています」と力を込める。最後に「日本のジェンダーギャップ指数とかを見ても、全く意外な数字ではない。でも、映画というのはすごい力がありますよね」と語る秋田氏を受け、北丸氏は「この映画や『大いなる自由』はもちろん、レインボー・リール東京やトランスジェンダー映画祭、そして様々な作品が公開されています。そういう小さなひとつひとつの力が合わさって、いまここまできているんですよね」と締め括った。『大いなる自由』はBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:大いなる自由 2023年7月7日よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国にて公開©2021FreibeuterFilm•Rohfilm Productions
2023年07月25日時代が流れるとともに、価値観や流行も移り変わるもの。歳を重ねると、若い世代と自身の生まれ育った世代との違いに、驚かされることがありますよね。若い工事作業員の『ひと言』に衝撃大阪府内の、ある工務店の日常を漫画で描いている、『工務店の日報』のInstagramアカウント(komuten_no_nippo)。昨今、同店では若い作業員が増加するとともに、今まではあまり考えられなかった事例が起こるようになったといいます。『飛馬』と書き『ペガサス』と読むという、若い作業員。そう、若手の作業員が増えることで、『フリガナがないと名前が読めない』という事例が増えているのです!ファッションや言葉遣いと同様に、名付けにも流行があります。きっと若手の作業員たちは、いわゆる『キラキラネーム』が流行った世代に生まれたのでしょう。珍しい漢字を使ったり、従来の音読みや訓読みにはない特殊な読み方をしたりと、個性的な『キラキラネーム』。特徴的であるがゆえに、フリガナがないと読むのが困難というデメリットがあります。若手の作業員の名前が『ペガサスくん』であることを知り、先輩は戸惑いつつも「おお、かっこええなあ…」と告げたのでした。『キラキラネーム』の流行した世代が社会人になったことから、同様の経験をしたさまざまな職業の人が、このエピソードに共感したようです。・自分の世代は『〇子』が流行っていました。もう一度ブームよ来い!・あるある!子供の名前が読めず、その子の親御さんにムッとされることがありました…。・電車で吹き出した。華やかなお名前と地味なお顔のギャップがすごい。寄せられたコメントの中には、実際に特徴的な名前の人による「いろいろな手続きの際に困ることがある」という体験談も。関わる周囲の人だけでなく、本人にも困惑や悩みがあるようです…![文・構成/grape編集部]
2023年07月14日2022年、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)と新人監督賞の2冠、セザール賞最優秀新人監督賞を受賞した『サントメール ある被告』から、登場人物たちの貴重な証言を映した本編特別映像が解禁された。監督は、国際的に注目を集めるセネガル系フランス人女性監督アリス・ディオップ。撮影監督に『燃ゆる女の肖像』のクレール・マトン、脚本にはゴンクール賞作家のマリー・ンディアイが参加している。このたび初公開となった本編特別映像は、本作の登場人物たちを次々見せていくもの。被告のロランス、女性裁判官、弁護士、検察官、娘の父親、ロランスの母親、裁判を傍聴し影響を受ける作家のラマ――。1つの事件から様々な側面が見えてくる本映像。実際の裁判記録をそのままセリフに使用したという緊迫感ある演出が感じとれるものとなっている。また、本作を観た国内外の著名人からのコメントも到着。『すばらしき世界』の西川美和監督は「この作品の人種的、社会的、歴史的、言語的な背景の複雑さの多くを、日本に暮らす私が読み解くことは難しい」としながらも「あらゆる世界をつなげる細くて強い糸を持っている」とコメント。『ケイコ 目を澄ませて』の三宅唱監督は「『みること』と『誰かをジャッジすること』を切り離し、わたしたちを勇敢にさせ、地獄から救い出そうとする」と称賛。『偶然と想像』撮影監督の飯岡幸子は「衒いなく置かれるカメラは気付けば見ているこちらまで撮り始める。映画の外側に隠れていることは出来ないのだ」と、そのカメラの意図を語る。『マイスモールランド』川和田恵真監督は、「望まれる“私”から逃れようとするたびにどんどん道が塞がれてしまった彼女のこと。どんなに想像してもその心の深淵は見えない。それでも他者をわかろうとすることを諦めたくない、という希望が最後に残った」と述べている。さらには海外から名優ケイト・ブランシェット、『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督、『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督、ヴェネチア映画祭で審査員長を務めていた俳優ジュリアン・ムーアなど、錚々たる映画人がコメントを寄せる。なお、初日に合わせ、アリス・ディオップ監督の来日も決定している。『サントメール ある被告』は7月14日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月12日ダウンタウンの松本人志(59)に対し、“お笑い賞レースの審査員をやりすぎ”などと批判する“提言動画“が波紋を呼んだオリエンタルラジオの中田敦彦(40)。7月10日、中田は自身のYouTubeチャンネルにて妻・福田萌(38)との対談動画を公開し、本騒動について初めて夫婦で語り合った。“提言動画”について「(中田は)私に言わないで勝手に世に出した」と明かしつつ、「よっぽど自分の中に確信とか覚悟とか」があるからこその選択だと思ったという福田。そして、「もう世に出てしまったものはしょうがない。彼の気持ちを届けたかったっていうことだから。私も受け止めました」と当時の心境を淡々と話した。一方で福田は、「麻痺してんのかなとも思う。自分が心配になる。『また燃えてますね~』とかいわれて『あ、そうなんです~(笑)』みたいな」と、発言がたびたび波紋を呼ぶ中田にに慣れてしまった自分への不安もこぼしていた。それに対し中田は、「炎上の話になったときもメンバーはすっごい笑ってて、普通はあのレベルで炎上したらみんな心配になるのかなと思うんですけど」と、“麻痺している”仲間として自身が率いるRADIO FISHメンバーを挙げ、「いい身内を持っているってやっぱり思う」とコメント。世間から批判を浴びた提言動画だが、「(夫婦の)関係はいいから何を言われてもなんとも感じなかった」と、一貫して中田への愛を保つ福田。そして動画の最後には、結婚生活を振り返って「環境とか立場とか変わってるけどずっと幸せ」と涙を見せ、中田のことを「ずっと楽しいFUJIYAMA」とジェットコースターに喩えて称賛していた。どんなに炎上を起こされても、夫を信じ、支え抜く福田の愛にネット上では感動する声が。《お互いに通じ合ってるから、誰がなんと言おうといい夫婦》《いつでも味方でいてくれる奥さんがいるだけで羨ましい》いっぽうで、“寛容すぎる”と感じる人もいるようだ。《身内で許しあい、褒めあってめでたし感出してる》《私だったら、腹が立って恥ずかしくて耐えられない》動画内で、もう(炎上)事件を起こさないでと福田に頼まれ、「それは無理(笑)」「事件は起こるでしょう、起こさざるを得ないと思います(笑)」と宣言した中田。また事件が起こったとしても二人で乗り越えていくことだろうーー。
2023年07月11日カンヌ国際映画祭「ある視点部門」審査員賞受賞、2022年アカデミー賞国際長編映画賞オーストリア代表作品『大いなる自由』が7月7日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて公開。Bunkamura初の配給作品となる本作は、戦後ドイツで男性同性愛を禁ずる「刑法175条」のもと、“愛する自由”を求め続けた男の20余年にもわたる闘いを描いている。この度、刑務所の中、主人公のハンスが聖書に針で綴ったラブレターを通じて恋人に想いを伝える本編映像が解禁された。第二次世界大戦終戦後の1945年、恋人と共に投獄された1957年、そして刑法改正が報じられた1968年という3つの時代を行き来しながら、決して愛する自由を諦めないハンスの闘いを描いていく本作。1957年、ハンスは恋人のオスカー(トーマス・プレン『名もなき生涯』、Netflixシリーズ「バイオハッカーズ」など)と共に投獄される。刑務所の中でも愛を貫こうとするハンスに対し、オスカーはふたりにとっての前向きな未来を想像できずにいた。そんなオスカーにどうにか想いを伝えようと、ハンスは聖書に針で穴をあけてラブレターを綴るが、それを恋人に届ける術がない。そこで、ハンスは配膳係として施設内の移動がしやすい囚人仲間のヴィクトールに聖書の配達を頼むことに。このシーンは、ある条件つきでそれを引き受けたヴィクトールが、オスカーの居室の前にやってきたところを捉えたもの。扉の小窓から聖書を届けたヴィクトールだったが、監視用ののぞき窓からこっそり中を覗いてしまう。いぶかしげに聖書を眺めるオスカーは、ところどころ穴が開けられていることに気づく。それを上にかざし、懸命に文字を繋げていくオスカー。「オスカーへ。昨日、君の名前を呼んだけど聞こえなかったかな。会いたくてたまらない。針で書いたメッセージが君に伝わるといいんだが。心配しなくていい。何とかなる。絶対にもう問題は起こさない。君に誓って約束する」と続く恋文は、ハンスの声によるナレーションで明らかになるが、彼の“逢えぬ恋人”へのあふれる想いは声だけも充分伝わってくる。劇中言葉数の多くないハンスだけに、彼の想いをまっすぐ感じることができるシーンだ。このシーンにおいてヴィクトールはハンスの“恋路”の協力者である一方、同性愛者である彼とオスカーの関係をいぶかしげに見ていることも伺える。しかし、1945年にハンスが初めてこの刑務所に収監されてから25年にも及ぶ交流の中で、お互いへの共感や、愛への渇望を分かち合い、その関係はゆっくりと変化していくことになる。脚本も担当したセバスティアン・マイゼ監督は、「この映画を制作する過程で、ハンスとヴィクトールの関係に、何らかの定義づけが必要だと考える人たちがいました。でも、それは本当に重要なことなのでしょうか。全てのものにはたしてカテゴリーが必要なのでしょうか。このふたりは精神の深いところで何か相通じて、それぞれが愛と自由に憧れを抱きながら出会うのです。どんなに強い弾圧があろうと、必ずや、その憧れの前に道は開けるだろう、そう私は考えています」と、ハンスとヴィクトールの行く末を示唆する。ハンスを演じたフランツ・ロゴフスキは、「これは“同性愛の映画”というだけでなく、ラブストーリーであり、人間ドラマでもあります。今回ハンスを演じる上では、いくつか身体的なアプローチを試したり、ハンスの人生における“本当の感情”や“絆”を見つけようとしました」と語る。この言葉をふまえて本シーンを観ると、ハンスという人物に込めようとした熱い感情が伝わってくる。また、ヴィクトールを演じたゲオルク・フリードリヒについて「初めての共演で、一緒に仕事できることをお互いすごく嬉しくうれしく思っていました。ゲオルグはとても誠実、言行一致のまさに素晴らしい人。刺激的だし、彼といると、とても自然体でいられるのです」と称える。監督によると、お互いをプッシュし合うような両者の演技は息を呑むほどだったといい、「私は最初からふたりの間に特別なエネルギーが生まれることを予感し、最終的にそのエネルギーが映画の核となったと思います」とコメント。ふたりの共演シーンにも注目だ。なお、7月9日(日)にはBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下での19時10分の回の上映後に、ロングラン上映が続く映画『エゴイスト』松永大司監督によるトークイベントが決定している。『大いなる自由』は7月7日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:大いなる自由 2023年7月7日よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国にて公開©2021FreibeuterFilm•Rohfilm Productions
2023年07月06日サンダンス映画祭・審査員特別賞受賞の『プレジデント』より予告編と追加場面写真が解禁。さらに監督からのコメントも到着した。2017年の軍事クーデターで、独裁者ロバート・ムガベ大統領が辞任し、エメルソン・ムナンガグワを暫定大統領に任命したジンバブエ共和国。本作は、クーデター後初となる大統領選の行方を現職のムナンガグワに挑戦する野党MDC連合の党首ネルソン・チャミサの姿を通して記録したドキュメンタリー。監督はユニセフやユネスコのメディア・コンサルタントとしても活躍するデンマーク出身の女性監督カミラ・ニールセン。ジンバブエの新憲法制定に向けた権力闘争を追った前作『Democrats(民主主義者)』(2014年)はトライベッカ国際映画祭で最高賞を受賞するなど高評価を受けた。その続編とも位置付けられる本作は、ジンバブエの、民主化を求める国民と与党の激しい対立を臨場感をもって映し出し、サンダンス国際映画祭でワールドシネマ・ドキュメンタリー審査員特別賞を受賞した。独裁者ムガベから政権を奪取した際、ジンバブエの軍事指導者たちは、自分たちが支配権を握るのではなく、国民選挙で民主化を確保すると口では約束。この度解禁された予告編では、独立以来ジンバブエを支配してきた与党を倒すべく、40歳の弁護士であるカリスマ、ネルソン・チャミサが、リチウム、プラチナ、金、ダイヤモンドなど60種類もの鉱物資源があるにもかかわらず、国民は貧困に喘いでいるジンバブエの国を変えようと動き出す姿がとらえらている。何十年もの間、腐敗した政治があらゆる手段を用いて権力にしがみついてきた中、自由で公正、かつ透明な選挙は本当に行われるのか?殺害予告に、銃声と、国内外が注目した選挙戦はさながらサスペンス映画の様相を見せる。民衆が真の民主主義を勝ちとることはできるのか…?併せて解禁となった追加場面写真からも、チャミサが民衆の支持を得ている様子や、チャミサが所属するMDC連合の本部の前に駐車された警察車両など物々しい雰囲気が垣間見れる。さらに、公開を前に、同じアフリカのギニアの駐日ギニア共和国大使館顧問であるオスマン・サンコン氏および、本作監督のデンマーク人監督カミラ・ニールセンよりコメントが到着した。■オスマン・サンコン コメント長期政権→クーデター→軍事政権ボクの生まれたギニアは今この状態にあります。欧米の価値観ではこの状態では民主主義国家と認めてもらえません。ジンバブエではこの状態から大統領選挙を行なうことになりました。本当に民主的な国家とはなんなのかこれから選挙が行なわれるギニアではどうすべきなのかこの映画を見て一緒に考えてもらえませんでしょうか■カミラ・ニールセン監督 コメント観客の頭でなく心に訴えかける必要があるので、私は、観客自身が考えながら観るシネマ・ヴェリテというスタイルでドキュメンタリー映画を作っています。本作は、ハリウッド映画のように、あらすじはドラマチックな三幕構成となっていて、音楽を使っています。そのため、ジャーナリズムとは違い、観客は物語に引き込まれ、理解し、感じることができると思います。現在、世界はほとんどの場合高齢の男性に動かされていて、若い人は、政治に興味がないかもしれませんが、もし民主的なプロセスを尊重し、何年かに1度投票するということをしないと、ある日世界はさらに悪くなるかもしれません。本作の日本での公開のタイミングは、これ以上ないほど完璧なタイミングです。8月23日にジンバブエで次の大統領選挙があります。国際社会の(本作で描かれている)前回の大統領選の扱いは、恥ずべきものでした。本作が国際社会の目を覚ますことができればと思っています。ジンバブエの国民と連帯して、確実に、2018年に起こったことが繰り返されないようにすべきです。『プレジデント』は7月28日(金)より池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月02日昨年のヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)と新人監督賞をW受賞したフランス映画『サントメール ある被告』を手掛け、ケイト・ブランシェットやバリー・ジェンキンスから賞賛を浴びる新たな才能、アリス・ディオップ監督が7月に来日決定。監督からのメッセージ動画が到着した。若き女性作家ラマが傍聴する、ある裁判。被告は、生後15か月の幼い娘を殺害した罪に問われた女性ロランス。セネガルからフランスに留学し、完璧な美しいフランス語を話す彼女は、本当に我が子を殺したのか――というストーリー。ドキュメンタリー作家として高い評価を受け、初めての長編劇映画となる本作でセネガル系フランス人女性監督アリス・ディオップは、実際の裁判記録をそのままセリフに使用する斬新な手法と巧みな演出が絶賛され、『TAR/ター』の俳優ケイト・ブランシェット、『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督、『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督など錚々たる映画人が評価。いまや世界で最も次回作が期待される才能となった。そんなディオップ監督が7月に来日、「観客と話したい」というディオップ監督の希望から、貴重な3daysトークイベントの開催も決定した。到着したメッセージ動画で監督は「観客は刑事裁判の陪審員になったように感じるでしょう。皆さんを『体験』へと誘う映画なのです」と、本作の魅力を語っている。なお、来日に合わせ、監督が2021年に発表したドキュメンタリー映画『私たち』の上映も決定した。『私たち』(C)Sylvain Verdet<『私たち』あらすじ>パリを南北に走るRERのB線沿い、「郊外」と呼ばれる地域に暮らす人々を追う。移民の整備士、サン=ドニ大聖堂でルイ16世の死を悼む信心深い人々、患者宅を訪ねて回る看護師、かつてドランシー収容所に収監された人々の記憶、夏の静けさを楽しむ若者たち、作家、狩猟愛好家、監督自身の幼少期の思い出の場所…。数々の断片が全体を構成し、「私たち」の全貌が見えてくる。2021年ベルリン映画祭エンカウンターズ部門作品賞受賞。『サントメール ある被告』は7月14日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。■アリス・ディオップ監督来日3 daysトークイベント日程・Day 17月14日(金)18:30~Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下『サントメール ある被告』アフタートーク・Day 27月15日(土)17:00~ 東京日仏学院 エスパス・イマージュ『私たち』アフタートーク・Day 37月16日(日)18:30~Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下『サントメール ある被告』アフタートーク※やむを得ない事情により中止となる場合もあり。(シネマカフェ編集部)
2023年06月29日アカデミー賞の資格を得るためのルールが、一部変更になった。アカデミー賞は劇場で上映される映画のためのものだということがより強調された形だ。現状では、年内に最低7日間、アメリカ国内の6つの指定都市のうちひとつの街で劇場公開されれば、資格がもらえる。これは「資格を得るための上映」と呼ばれる。だが、2024年以後の公開作品は、「資格を得るための上映」の後、45日以内にアメリカの10都市で最低1週間上映しなければならなくなる。本格公開が年明けの場合、配給会社はアカデミーに公開計画を提出する必要がある。この変更の影響を受けるのは、主に配信作品と小規模のインディーズ映画。1週間だけ公開して資格を得れば、あとは配信という方法は、オスカーを狙う以上、来年からは通じなくなる。文=猿渡由紀
2023年06月22日阪急交通社(大阪市北区梅田 代表取締役社長 酒井淳)は、第1回「JATA SDGsアワード」地球環境部門において、「環境保全型トイレの寄贈」が特別賞を受賞したことをお知らせします。このアワードは、旅行業界における「持続可能な開発目標(SDGs)」達成に向けた取組みの推進を目的とするもので、地球環境部門は海洋資源、森林資源、生物多様性および気候問題等における積極的な活動やイノベーションが対象となります。当社の「環境保全型トイレ」の取組みは、阪急阪神ホールディングスグループの社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の一環として行う環境保全活動です。世界自然遺産や国立公園を中心に、環境保全とオーバーユースの防止を考慮しながら、適正な環境で大自然をゆっくり観賞いただけるよう、地域の自治体の協力を得て推進してまいりました。2007年12月に初めて屋久島に「環境保全型トイレ」を設置して以来、熊野古道、知床、礼文島、小笠原諸島・父島、釧路に設置を行い、2023年6月の奄美大島・金作原で7例目となりました。設置する「環境保全型トイレ」は、処理槽内の微生物の働きで分解・処理を行うもので、最終的には堆肥として資源化も可能となる環境に優しい機能を有しています。6月の奄美大島においては、ソーラーパネル併設型のバイオトイレの設置が実現しました。今回の受賞を契機として、地域の豊かな自然を守りながら、より一層訪問する方々に快適な環境を提供していけるように取組みます。阪急交通社は、日本の豊かな美しい自然を永く後世に残すために、これからも環境保全活動をはじめとする社会貢献活動を継続してまいります。■該当するSDGグローバル指標6.1、6.2 適切なトイレへのアクセス6.3 適切な汚水処理15.1 山地の持続可能な利用15.4 山地生態系の保全参考資料: 阪急交通社 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月15日10月23日(月)~11月1日(水)に開催される第36回東京国際映画祭で、コンペティション部門の審査委員長をドイツの映画監督、ヴィム・ヴェンダースが務めることが決定した。ヴィム・ヴェンダースは、『ことの次第』(1982)でヴェネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞するなど、キャリアを通じて世界中で多くの栄誉を受けてきた。『パリ、テキサス』(1984)でカンヌ国際映画祭パルムドール、『ベルリン・天使の詩』(1987)で同カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞し、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(1999)、『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(2011)、『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』(2014)の3作品で米国アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門へのノミネートを果たした。また、親日家としても知られ、特に『東京物語』(1953)を観て魅せられたという小津安二郎監督への傾倒は深く、1985年には小津安二郎へのオマージュとしてドキュメンタリー映画『東京画』を製作し、高い評価を得た。東京・渋谷の公衆トイレのリノベーションを紹介したアートプロジェクトThe Tokyo Toiletの一部である最新作『パーフェクト・デイズ』(2023)は、日本の俳優である役所広司を主演に迎え、今年のカンヌ国際映画祭で同氏に最優秀男優賞をもたらした(ドイツ人アーティスト、アンセルム・キーファーのポートレイト映画『アンセルム』も同映画祭Special Screenings部門に選出)。同監督の東京国際映画祭への参加は1991年のクロージング作品『夢の涯てまでも』、1993年のヤングシネマコンペティション部門の審査委員長、2011年の『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』以来4回目の参加となる。また、小津安二郎監督特集も決定。今年で生誕120年となる、日本が世界に誇る巨匠の特集を小津ファンでもあるヴィム・ヴェンダース監督を迎える中で特集を組めることは内外の映画ファンにとっても大きな喜びとなるだろう。詳しい上映作品及びイベントに関しては、後日発表される予定だ。■コメントヴィム・ヴェンダース東京国際映画祭にまた戻ってこられることを嬉しく思います。以前の私の初めての審査委員長体験は本当に良い思い出しかなく、今でも当時の審査委員の人たちとは交流があり、お互いに「クローディーさん(プロデューサーのClaudie Ossard)」、「ポールさん(作家のPaul Auster)」、「ヴィムさん(監督ご本人)」と「さん」を付けて日本風に呼び合っています。今年の東京国際映画祭は私が敬愛する巨匠・小津安二郎監督の死後60年、生誕120年の記念すべき年に開催されるもので、そんな機会に参加できることは私にとっては特別なことです。東京国際映画祭チェアマン 安藤裕康昨年秋ヴィム・ヴェンダース監督が世界文化賞受賞のため訪日した際、親日家で知られる同監督に今年の審査委員長就任を打診したところ、前向きな反応を頂いて心強かった。そして今年、小津安二郎生誕120年の記念の年に、同監督を敬愛するヴィム・ヴェンダース監督に審査委員長をお引き受け頂くことになって、本当に有意義だと思う。また、同監督の最新作『パーフェクト・デイズ』に主演している役所広司さんが、この度のカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞されたとの素晴らしいニュースも喜ばしい限りだ。第36回東京国際映画祭は10月23日(月)~11月1日(水)、日比谷・有楽町・丸の内・銀座エリアにて開催。(text:cinemacafe.net)
2023年06月12日いよいよ6月11日(日本時間6月12日)に開催される米演劇・ミュージカル界の最高峰、第76回トニー賞受賞式。「ミュージカル部門」「演劇部門」「ミュージカル・演劇共通部門」の26部門のうち、ぴあアプリでは『お熱いのがお好き』が今年最多の13ノミネート、『&ジュリエット』『ニューヨーク・ニューヨーク』『シャックト』が9ノミネートで肩を並べるなど話題が集まる「ミュージカル部門」に注目。当アプリの「水先案内人」としてもお馴染み、WOWOW『はじめてのトニー賞』(2022)にもコメンテーターとして出演したミュージカル文筆家・町田麻子さんに、賞の行方について独自の視点から予想と希望を綴っていただきました。堅いのはやはり『お熱いのがお好き』個人的希望は『&ジュリエット』ブロードウェイにはトニー賞の“前哨戦”と目される演劇賞がいくつかあり、その結果を見る限り、今年のミュージカル部門は『お熱いのがお好き』がめっぽう強い。言わずと知れたマリリン・モンロー主演映画の、名匠ケイシー・ニコロウ(『アラジン』『ブック・オブ・モルモン』)演出・振付、『ヘアスプレー』コンビ(マーク・シャイマンとスコット・ウィットマン)の音楽による舞台化で、ほとんどの前哨戦を制しているほか、当のトニー賞でも今年最多の13ノミネートを受けている。そのうち何賞かは、ホリプロが出資している抱腹絶倒のとうもろこしコメディ『シャックト』にも行くだろうが、『お熱い~』の新作作品賞は堅いと言っていいだろう。前哨戦に基づくこの予想を覆して作品賞を獲る可能性があるとしたら、オフ・ブロードウェイでの高評価を引っ提げてオンに進出した『キンバリー・アキンボ』。今年の前哨戦で名前が挙がっていないのは、オン作品のみを対象とするトニー賞と違ってオン・オフを問わない各賞では、オフでの上演時に既に受賞済であるからに過ぎず、『お熱い~』との直接対決はトニー賞が初めてなのだ。小ぢんまりとした佳作ゆえ、大作『お熱い~』がやはり強そうな気はするが、個人的にはぜひ日本で上演されてほしいので、番狂わせで話題をさらって弾みをつけてほしいところ。少なくとも主演女優賞は、早老症の女子高生を見事に演じたベテラン女優、ヴィクトリア・クラークにぜひ獲ってほしい。ヴィクトリア・クラーク写真:REX/アフロただ「個人的に」で言ったら、じつは最も応援しているのは『&ジュリエット』。ブロードウェイでは観ていないのだが、2019年にロンドンで観た際、その展開のあまりの面白さに文字通り口をあんぐりと開けた状態で幕間を迎え、クライマックス・ナンバーではセットと照明と音楽と振付のあまりの融合ぶりに爆上がりした記憶がある。トニー賞は“現在、此処(ニューヨーク)で上演される意義”が問われる賞でもあるため、コロナ前のロンドンで生まれた本作の勝機が少ないのは承知の上で、脚本賞と振付賞、なんなら作品賞も獲ってほしいのが本音。まあ何を隠そう、今年は大本命の『お熱い~』を観られていないため、観ていたら個人的にも『お熱い~』を推している可能性は十分にあるのだが。『パレード』より、ベン・プラット(右)(C)Getty Imagesさらっと白状したついでに言うと、リバイバル作品賞に関しては、前哨戦から三つ巴が予想される3作のうち『スウィーニー・トッド』も『イントゥ・ザ・ウッズ』も観られていない。だがここで『パレード』を推す理由は、単に「唯一観られた作品だから」というだけでなく、昨年の今頃は日本で『ガイズ&ドールズ』を手掛けていたマイケル・アーデンの演出と、主人公レオ役のベン・プラットの演技が実際に衝撃的だったから。以下ネタバレになるのでこれから観劇予定のある方には次の段落まで読み飛ばしていただきたいのだが、なんとベン・プラット、15分の休憩時間中ずっと板付きなのである。冤罪で収監されたレオの精神状態のまま、衆人環視のもと舞台上に居続ける姿には、自身も役と同じユダヤ系の俳優としての凄まじい覚悟を感じた。主演男優賞は激戦の様相だが、個人的にはぜひ彼に。『スウィーニー・トッド』(C)Matthew Murphy and Evan Zimmermanそんなわけで、今年はノミネートを6以上受けた8作品のうち半分しか観られていないなかでの心許ない予想&希望となったが、観ていないということは、受賞後に観られる可能性があるということ。ブロードウェイ作品はじつは、トニー賞の行方を占いながら観るのも楽しいが、受賞直後の最も盛り上がっている時に観るのはもっと楽しい。次なる訪問に思いを馳せながら、今年の結果を見守るとしよう。文:町田麻子第76回トニー賞「ミュージカル部門」ノミネーション一覧ミュージカル作品賞■『&ジュリエット』■『キンバリー・アキンボ』■『ニューヨーク・ニューヨーク』■『シャックト』■『お熱いのがお好き』ミュージカル・リバイバル作品賞■『イントゥ・ザ・ウッズ』■『キャメロット』■『パレード』■『スウィーニー・トッド』ミュージカル主演男優賞■クリスチャン・ボール(『お熱いのがお好き』)■J.ハリソン・ジー(『お熱いのがお好き』)■ジョシュ・グローバン(『スウィーニー・トッド』)■ブライアン・ダーシー・ジェームズ(『イントゥ・ザ・ウッズ』)■ベン・プラット(『パレード』)■コルトン・ライアン(『ニューヨーク・ニューヨーク』)ミュージカル主演女優賞■アナリー・アシュフォード(『スウィーニー・トッド』)■サラ・バレリス(『イントゥ・ザ・ウッズ』)■ヴィクトリア・クラーク(『キンバリー・アキンボ』)■ローナ・コートニー(『&ジュリエット』)■ミカエラ・ダイアモンド(『パレード』)ミュージカル助演男優賞■ケヴィン・デル・アギーラ(『お熱いのがお好き』)■ケヴィン・カフーン(『シャックト』)■ジャスティン・クーリー(『キンバリー・アキンボ』)■ジョーダン・ドニカ(『キャメロット』)■アレックス・ニューウェル(『シャックト』)ミュージカル助演女優賞■ジュリア・レスター(『イントゥ・ザ・ウッズ』)■ルーシー・アン・マイルズ(『スウィーニー・トッド』)■ボニー・ミリガン(『キンバリー・アキンボ』)■ナターシャ・イヴェット・ウィリアムズ(『お熱いのがお好き』)■ベッツィ・ウルフ(『&ジュリエット』)ミュージカル演出賞■マイケル・アーデン(『パレード』)■リア・ディブソネ(イントゥ・ザ・ウッズ)■ケイシー・ニコロウ(『お熱いのがお好き』)■ジャック・オブライエン(『シャックト』)■ジェシカ・ストーン(『キンバリー・アキンボ』)ミュージカル脚本賞■デヴィッド・ウエスト・リード(『&ジュリエット』)■デヴィッド・リンゼイ=アベアー(『キンバリー・アキンボ』)■デヴィッド・トンプソン & シャロン・ワシントン(『ニューヨーク・ニューヨーク』)■ロバート・ホーン(『シャックト』)■マシュー・ロペス & アンバー・ラフィン(『お熱いのがお好き』)ミュージカル装置デザイン賞■ベオウルフ・ボリット(『ニューヨーク・ニューヨーク』)■ミミ・リエン(『スウィーニー・トッド』)■スコット・パスク(『シャックト』『お熱いのがお好き』)■マイケル・イヤーガン & 59プロダクションズ(『キャメロット』)ミュージカル衣装デザイン賞■グレッグ・バーンズ(『お熱いのがお好き』)■クリント・ラモス & ソフィア・チョイ(『KPOP』)■スーザン・ヒルファーティ(『パレード』)■ジェニファー・モーラー(『キャメロット』)■パロマ・ヤング(『&ジュリエット』)■ドナ・ザコウスカ(『ニューヨーク・ニューヨーク』)ミュージカル照明デザイン賞■ケン・ビリントン(『ニューヨーク・ニューヨーク』)■ラップ・チー・チュー(『キャメロット』)■ヘザー・ギルバート(『パレード』)■ハワード・ハドソン(『&ジュリエット』)■ナターシャ・カッツ(『お熱いのがお好き』『スウィーニー・トッド』)ミュージカル音響デザイン賞■カイ・ハラダ(『ニューヨーク・ニューヨーク』)■スコット・レーラー & アレックス・ニューマン(『イントゥ・ザ・ウッズ』)■ギャレス・オーウェン(『&ジュリエット』)■ジョン・シヴァース(『シャックト』)■ネヴィン・スタインバーグ(『スウィーニー・トッド』)<番組情報>生中継!第76回トニー賞授賞式6月12日(月) 8:00(※日本時間)放送・配信(同時通訳)[WOWOWプライム][WOWOWオンデマンド]字幕版は6月17日(土) 21:00放送・配信 [WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]※放送終了後WOWOWオンデマンドでアーカイブ配信あり配信期間:生中継版6月17日(土) 20:59まで/字幕版7月2日(日) 23:59までナビゲーター:井上芳雄、宮澤エマゲスト:市村正親、平方元基、三浦宏規詳細はこちら:
2023年06月11日松本人志(59)に対して、“お笑い賞レースで審査員をやりすぎている”と猛批判したオリエンタルラジオの中田敦彦(40)。5月29日に投稿したYouTube動画で、「審査員って権力なんですよ」「松本さんが『面白い』って言うか言わないかで新人のキャリアが変わるんですね」などと主張。しかし、大御所への思い切った「提言」は相方の藤森慎吾(40)から苦言を呈されるだけでなく、トミーズ雅(63)や上沼恵美子(68)など錚々たる芸人勢の逆鱗に触れる事態に。1週間あまり沈黙していた中田だが、6月8日に自身のYouTubeチャンネルで藤森との対談を配信。お笑い界に波紋を広げた“松本批判”について、「愛ゆえに提言しているわけですから。クレイジーラブ」などと語っていた。そんな中田はつい最近も大御所の存在に反発していたようで、“過去の発言”がネット上で物議を醸しているのだ。注目を集めているのは、今年4月7日に中田のYouTubeサブチャンネル「中田敦彦のトーク」で公開された「HIPHOP界のレジェンドZeebraさんを語る!芸人のラップバトルを開催したい」と題する動画。高校生時代に日本のラップ音楽を聞くなかで、’99年5月にリリースされたDragon Ashの代表曲『Grateful Days』にゲストボーカルとして参加したラッパーのZeebra(52)に衝撃を受けたという中田。最近になってZeebraのラップバトルでのパフォーマンスをTikTokで見るようになり、「凄みがあった」「共感できるのは『俺がナンバーワン』っていうゴリゴリが欲しくて、俺、ずっと心のなかでZeebraさんを求めてたんだなっていうのが見えた」と大絶賛した。Zeebraがラップバトルで相手を大胆にディスるパフォーマンスが「今、俺にとって気持ちいい」と心酔する中田は、お笑い界と重ねて「芸人同士もそうであろうぜ!と思っちゃう」と提案。レジェンドであるZeebraが、若手ラッパーと正面からラップバトルでぶつかり合う姿が「健康的」だとも評した。■「マジで弱ったらボコボコにしてやっからね。上の大御所たち」そんな中田の熱弁は止まらない。「いくら演芸が面白くても生き様が面白くねぇんだよ」と主張し、大御所芸人が審査員を務めるお笑い賞レースの構造を猛批判。もはやZeebraの話題は遠ざかり、お笑い界への不満が中心となっていた。ヒートアップした中田は動画の終盤で、「いつかもうマジで全員と喧嘩してやるからな。弱ってるところボコボコにしてやる」と宣言。続けて「弱ってるとこいくの?弱り待ち?(笑)」と自らツッコむと、こう言い放ったのだ。「マジで弱ったらボコボコにしてやっからね。上の大御所たち。マジで冗談じゃねぇぞって思ってるから。20年ぐらい上の先輩、全員ボコボコにだよ。向こうがちょっとでも弱ったらボコボコにする。マジで。俺、絶対許さねぇ」「俺なんかこっから元気になる一方でしょ。大御所さんたち、めちゃめちゃ老いていくからね。『あー、もう元気なくなっちゃったな』『丸くなっちゃったなぁ』なんて言ったら、俺、乗り込んでボコボコにするから」大御所への“宣戦布告”をした中田は、「(俺は)全然丸くなんないんだから。今でも温度アツアツなんだから。よし、やってやるぜ、早く弱りやがれと思ってるからね」と続ける。気持ちが昂っていたのか、ハイテンションでこう意気込みを見せた。「『どんな気持ち〜?!』とかやってやるからね。『はいはいはいはい、(大御所たちが)完全に時代から取り残されました。はい、俺ガンガンやってまーす!どんな気持ち〜?!』とかっていうのをやるからね。勝負なんだから、人生は。(中略)俺、マウントとるために頑張ってんだから。ナンバーワンになるために頑張ってんだからさ。まだやってやるよ」ひとしきり思いの丈を語ると、視聴者に向けて自身が運営する有料コミュニティサイト「PROGRESS(プログレス)」への入会を促した中田。「俺が天下をとった時に『プログレス』に入ってない人、全員外様。ボコボコにします」と述べ、ラップ調でも繰り返しアピール。最後は「ボコられないために『プログレス』へ入ろう」と、締めくくった。熱い向上心を語っていた中田だが、「弱ったらボコボコにしてやる」などと述べた動画の後半部分が6月9日頃からSNSで改めて拡散。本動画の中で松本の名前は出していなかったが、あからさまな大御所芸人への批判にネット上では冷ややかな声が上がっている。《中田さん好きだったのに…痛々しくて、最後まで見れなかった…》《ちょっとね、おさえた方いいかもよ独りじゃないんだし。家族いるんだし》《バチバチに尖ってた時代の松本人志に心酔した結果、尖り方を間違えてしまった悲しきモンスター》波紋を呼んだ「提言」は、ラップに感化された行動だったのだろうか。
2023年06月11日《アナタの旦那、先輩を攻撃しまくってるけど大丈夫?》《家庭で笑えていますか?》ダウンタウンの松本人志(59)に対して、“お笑い賞レースの審査員をやりすぎ”と批判したオリエンタルラジオの中田敦彦(40)。5月29日にYouTubeチャンネルを更新し、「松本人志さん以外の価値観を持つ人たちにそのハンドルを渡す事でお笑い界に新しい価値観や新しいスターができる土壌を作ることがお笑い界全体への貢献になる」と持論を展開。そして松本に、「審査員ちょっと何個かやめてくれないですか」と呼びかけていた。中田の「提言」がお笑い界に波紋を広げるなか、そのとばっちりが愛妻の福田萌(38)にも及ぶことに。騒動後、福田のSNSには冒頭のような心配の声だけでなく、《旦那なんとかしろ!》《相手の事を考える事の出来ない両親、子供が不憫だわ》といった心無い声が寄せられているのだ。中田と福田は’12年6月に結婚し、現在は2人の子供とともにシンガポールで暮らしている。昨年6月に結婚10周年を迎え、その心境を中田はYouTubeで次のように語っていた。子供が生まれ育児に追われるなか、「独身貴族を謳歌している同年代が輝いて見えた」こともあったという。しかし、家族ができて10年経った現在は「勝ち誇っている俺がいるんだよね。ちょっとざまぁみろとも思っているのね。俺、こんな幸せなんだぜ。いま寂しさに震えて寝てるんだろ、独身貴族たちよ。震えて眠れ」「俺の幸福って勝利と共にあるわけ。圧倒的勝利感」と幸せを噛みしめていた。だが一方で、福田は夫の影響で“炎上”に悩まされたこともあったという。「’17年4月に中田さんは暗に松本さんを批判するブログを書き、翌月に出演したラジオで当時所属していた吉本興業の幹部などから謝罪を要求されていると暴露しました。ちょうどその頃から中田さんのレギュラー番組が減り、一部週刊誌の取材に萌さんは『干されていない』と回答。Twitterでも《もし仮に彼を干した人物がいるのなら、それは紛れもなく“私“です》と、釈明していました。その直後の’18年10月下旬、あるメディアに掲載されたインタビューで中田さんは『いい夫やめました』と宣言。しかし、その記事について萌さんは何も知らされておらず、ひどく傷ついたそうです。しかも中田さんは“妻の要求に応えてきたのに不満をぶつけられる”と赤裸々に語っていたため、批判の声が萌さんに飛び火したというのです。中田さんの“松本批判”について萌さんはSNSやブログで触れていませんが、“もらい事故”のようになっています。いまやチャンネル登録者数500万人を超える中田さんは、自らの発言が持つ影響力をもう少し自覚した方がいいかもしれません」(芸能関係者)中田が“松本批判”をしてから1週間経った5日は、ちょうど福田の誕生日だった。波紋が広がるなか、動画の更新もなく沈黙を貫く中田の胸中はいかに――。
2023年06月07日ダウンタウン・松本人志(59)に“お笑い賞レースの審査員をやりすぎ”と苦言を呈したオリエンタルラジオの中田敦彦(40)。お笑い界に波紋を広げることとなったが、彼が運営する月額定額制オンラインサロン「PROGRESS」でも“ある変化”が起きていたーー。5月29日、中田はYouTubeを更新し、「松本人志さん以外の価値観を持つ人たちにそのハンドルを渡す事でお笑い界に新しい価値観や新しいスターができる土壌を作ることがお笑い界全体への貢献になる」と持論を展開。そして「審査員ちょっと何個かやめてくれないですか」と提案したのだ。さらに、「松本さんに対して何も物が言えない空気ってすごいある」とも語り、「これ見てる粗品くんどう思う?」とお笑いコンビ・霜降り明星の粗品(30)に呼びかけ。「まぁ、(松本に)言えないよね。吉本から数千万円借りてるし。だから、粗品くん、俺代わりに言うわ。松本さん、審査員やりすぎですよって」と笑った。中田は「ごめん、俺の意見だわ。粗品くんは関係ない。とばっちりでした」と釈明したが、粗品の相方・せいや(30)はツイッターで《真っ直ぐ勝負してないウンコみたいなやつが相方の名前使うな 中田》と猛反発する事態に発展した。松本を批判しただけでなく、後輩までも怒らせてしまった中田。この状況に対して、30日に中田は月額定額制のオンラインサロンで“アンサー”を返したのだが、なんとその内容がSNS上で流出することに。その内容についてある週刊誌記者は言う。「オンラインサロン内での配信番組でせいやさんについて話した1分ほどの内容が流出。その中で中田さんは、せいやさんがとても怒っていたことについて、自分は粗品さんのことを批判してないと釈明。その上で、せいやさんのTwitterでの強い言葉づかいについて、『ウッっってなった』『組にぶち込んだら若い衆が出てきた』と苦笑していました。この動画はTikTokやTwitter上でたちまち拡散され、多くの人に知られることとなりました」オンラインサロンのメンバーにのみ公開されるはずだったこの配信がSNS上で拡散されたのは、中田にとっては予想外の事態だったのだろう。この翌日、オンラインサロンのメンバーにある“警告”があったという。あるオンラインサロンの会員は本誌にこう打ち明ける。「31日に“内部情報が流出している”として、SNS上で流出動画を公開していたアカウントへの法的措置を取ること、流出させているアカウントを発見したら通報するようアナウンスされたのです。サロン内で配信された過去の動画などは一部メンバーのみに公開が制限されるようにもなりました。そもそもサロン内の情報を流出させてはいけないのは規約にもあるので、当然ではあるのですが、こうしたアナウンスをするということは流出をかなり警戒しているのだと思います」味方であるはずの相方・藤森慎吾(40)も自身のYouTubeで今回の中田の騒動に苦言を呈している。サロン公式サイトによると参加者は国内外に5000人以上いるということだが、サロン参加者は中田の味方をするだろうかーー。
2023年06月02日2022年・第75回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞したモロッコ映画『青いカフタンの仕立て屋』から、伝統衣装カフタンドレスを紡ぐ繊細な手仕事を映した本編映像が解禁となった。2021年、日本初公開されたモロッコの長編映画『モロッコ、彼女たちの朝』(19)が大ヒットしたマリヤム・トゥザニ監督の最新作。本作で描かれるのは、民族衣装のカフタンを作る仕立て屋。カフタンとは結婚式や宗教行事などフォーマルな席に欠かせない伝統衣装で、コードや飾りボタンなどで華やかに刺繍されたオーダーメイドの高級品。母から娘へと受け継がれる着物のようなものが、安価で手早く仕上がるミシン刺繍が普及した現在、手間暇かかる手刺繍をほどこすカフタン職人は貴重な存在となっている。この度解禁となったのは、仕立て屋ハリムが、滑らかなペトロールブルーのシルク地に刺繍を施す繊細な手仕事のシーン。ため息が出るほどに艶やかな、カフタンドレスを紡ぐシーンだが、マリヤム・トゥザニ監督は、伝統を守る仕立て職人の指先にレンズを向け、撮影監督とともに官能的な映像を作り上げた。監督は本作で、消えゆく伝統工芸の美しさを伝える一方で、本作では男性の生きづらさを生むタブーに踏み込み、前作以上に挑発的なラストを作り上げた。戒律と法律が異性愛しか許さないモロッコ社会には、真の自分を隠して生きる人々がいる。伝統を守る仕事を愛しながら、自分自身は伝統からはじかれた存在と苦悩する1人の男、ハリムとその妻のミナ、そして若い職人のユーセフ。1針、1針、想いを込めながらドレスを紡いでいくモロッコ伝統工芸が3人の濃厚な時間を彩る。『青いカフタンの仕立て屋』は6月16日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年05月31日5月29日、オリエンタルラジオの中田敦彦(40)がYouTubeで、ダウンタウン・松本人志(59)がお笑いの賞レースの審査員をやり過ぎているとし、「審査員何個かやめてくれないですか」と苦言を呈した。中田は『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)、『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)、『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)、『キングオブコント』(TBS系)など、若手芸人を審査する番組に松本が多数出演していることを指摘。長年松本が審査員として君臨するお笑い界を「他の業界だったら信じられないぐらいの独占状態になるんですよ」「松本さんが『面白い』って言うか言わないかで新人のキャリアが変わるんですね」と指摘した。さらに中田は、「松本さん以外の価値観を持つ人たちにそのハンドルを渡すことで、お笑い界に新しい価値観や新しいスターを作る土壌を作ることがお笑い界への貢献になるのではないか」と持論を展開。「審査員何個かやめてくれないですか」と苦言を呈したのだ。これを受けて相方の藤森慎吾(40)も30日にYouTubeを更新。「(松本に)オファーがあって需要があるわけだから。それは揺るぎない事実ですし」「自分の“面白い”と思う人に認めてもらいたいと思うのは自然なことで。そこに情熱を傾けて毎日相方とネタ合わせする若手の後輩の芸人たちも、その努力は俺は素敵なものだと思う」と、中田とは反対の意見であると語った。さらに動画内で「平穏に暮らしたい」と繰り返した藤森。「野心がメラメラで新しい時代を作ってやろうと考える人ももちろんいる」と中田のスタンスを推察したが、藤森自身は異なるタイプであると説明した。中田が“松本批判”を繰り広げた動画は、5月30日19時30分時点で116万回以上再生され、大きな波紋を呼んでいる。中田の動画を受け、藤森は先輩芸人から連絡をもらったとも明かしており、SNS上では、「平穏に暮らしたい」のにもかかわらず、相方により思わぬ形で“渦中”に巻き込まれてしまった藤森に同情する声が続出している。《あっちゃんが「ヒーロー芸」なら藤森さんは「巻き込まれ芸」ですな。お祓いとまではいわんけど、玄関に盛り塩くらいしといた方がええんちゃうか、と思っちゃう。》《藤森さん もう典型的な勘違いの調子乗りとは解散した方がいいんじゃないの?》《相方がコレだと藤森さんが気の毒だなとしか》《傲慢なやっちゃな。炎上しなきゃ売れないのかい?そんなの長続きしないし、後で干されるだけだぜ…。嫁さんと子供が泣きまっせ。相方の藤森クンにも迷惑かかるから、今からでも遅くないから、方針転換した方がいいですぜ。》
2023年05月31日「若手を審査する仕事めっちゃ多い。松本さんはあらゆる大会の顔役なんですよ。審査員って権力。それが(松本に)集中。漫才、コント、大喜利、漫談にもいる。これって全部のジャンルの審査委員長が松本人志さんっていうとんでもない状況」こう語ったのはオリエンタルラジオの中田敦彦(40)。中田は5月29日に自身のYouTubeチャンネルで「松本人志への提言」と題した動画を公開。そこで、お笑い業界が松本人志(59)を中心にして回っていることへの疑問を展開した。中田は冒頭の発言に続いて、「これって松本さんが『面白い』って言うか言わないかで新人のキャリアが変わる。それだけ偉大、求められているという見方はあるけど、実際にやることでその業界のためになるかどうかで言うと、僕の意見ではあまりためにならないと思う。一つの価値基準しかないから」とコメント。さらに、こう述べた。「だからこそ正直『審査員やりすぎでないか?』っていうのが私の意見です」「少なくとも松本さん以外の価値観を持つ人にそのハンドルを渡すことで、お笑い界に新しい価値観や新しいスターができる土壌をつくることがお笑い界全体の貢献になると思う」中田が指摘するように、実際松本は『M-1』と『キングオブコント』で審査員、『THESECOND』ではアンバサダー、さらに大喜利王決定戦『IPPONグランプリ』ではチェアマンという役割を果たしている。しかし、松本が審査員を“独占”しているとした中田だったが、松本の“真意”は違うようだ。’16年12月、博多華丸・大吉の博多大吉(52)はラジオ番組で、自身が2015年の『M-1グランプリ』の審査員をオファーされた際に当初は乗り気でなかったことを告白。その上で最終的に引き受けた理由について、“本当はお笑いコンテストの審査員はやりたくない”と考えている松本から酒席で言われたことがきっかけだったという。その発言について、ラジオで大吉はこう語っていた。「後輩のためや。自分が出ることによって松本人志の名前で(取り上げる)ネットニュースが一つでも増えて、一人でも多くの人が若手のネタを観てくれるんなら、俺はその役はやらなあかんやろ」その話を聞いて同年、初めて『M-1』の審査員を務めた大吉は「断ろうと思えば断れたかもしれないですけど。やっぱり、ああいう先輩の背中を見てますから、ここで逃げるのは男じゃないな、と」と話していた。後輩のために身を呈して審査員という大役を背負い続けている松本。その点を中田はどう考えるだろうか?
2023年05月30日現地時間5月27日夜、フランスで開催されていた第76回カンヌ国際映画祭の授賞式にて、映画『Perfect Days』で主演を務めた役所広司が男優賞に輝いた。日本の俳優の受賞は、2004年の『誰も知らない』の柳楽優弥以来2人目で、さらにエキュメニカル審査員賞も受賞し、作品としてはW受賞となった。エキュメニカル審査員賞は、キリスト教徒の映画製作者、映画批評家らによって1974年に創設されたもので、日本人の監督作では過去に青山真治監督の『EUREKA(ユリイカ)』が2000年、河瀬直美監督の『光』が2014年、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が2021年に受賞しており、邦画としては4作品目となる。併せて、役所広司本人、さらに会場で感動の表情を浮かべていた監督のヴィム・ヴェンダース、そしてカンヌで一緒にプレミア上映に立ち会ったキャストからコメントが到着した。■役所広司日々を丁寧に静かに重ねるように生きる。この平山という男を演じるのは、大きな挑戦でした。ヴィム・ヴェンダースという偉大な監督には、フィクションの存在であるこの男にとても大きなリスペクトがありました。それが私を導き、平山という男をこの世界に生み出した気がします。このような賞をいただいてとても光栄です。日本の、世界の、映画が少しでも、もっと素晴らしいものになるようにこれからも努力を重ねていきたいと思います。日本でもみなさんに、「平山」という男をご紹介できる日が楽しみです。■ヴィム・ヴェンダースこれ以上の言葉を私は見つけることができない。“役所広司は、監督をする者にとって最高の俳優である”彼こそが俳優である。それも最高の俳優だ。彼こそが平山であり、『PERFECT DAYS』というこの映画の心臓であり、魂なのだ。この映画を通じて私たちはゆっくりと平山の視線や生き方を受け入れていく。彼の目を通してこの世界をみつめる。そうすることで彼が選びとった人のために生きるというその姿に癒しを感じるようになる。他の俳優でも平山を「演じる」ことはできるだろう。けれど役所広司は平山そのものになった。穏やかさ、謙虚さ、大きな心。同じようなひとに対してだけでなくすべてのひとに対しても。自然に対してもそれをもつ。とくに木々には静かで美しい感情を抱いている。カンヌの劇場から泣いて帰る人がいるとしたら、それはこの偉大な俳優が彼らを旅に連れ出したのだ。彼らの魂に、より良く生きることとは何か。満たされた生き方はどういうものか。そういう考えに火をともしたのだ。こんなことを成し遂げる俳優は世界にそうはいない。私は彼と一緒に映画をつくれたことをとても幸せに思う。この賞は、私と、そしてカンヌに集まったチームの全員が待ち望み、そして夢にみたものである。■中野有紗受賞、本当におめでとうございます。役所さんの演技、作品に取り組む姿勢は私の心に強く響きました。役所さんの存在の素晴らしさが更に世界に伝わったような気がして、自分の事のように嬉しく感じています。その様な受賞作品に、私も出演させて頂けた事を心より光栄に思って居ります。本当におめでとうございました。■アオイヤマダ受賞おめでとうございます。人それぞれの日常や居場所が主人公であり、それこそが平和ということ。与えられた時間を精一杯生きること。そして、決して一人では生きられないこと。私はこの作品に携わらせて頂き、改めて意識することができました。ヴィムさんがみつめる日本には、私たちが気がつくことができない、新芽のような美しさがあります。素晴らしい機会を下さったこと、本当に感謝しております。■田中泯嬉しい!役所さんの受賞が自分のことのように嬉しい。そうして『PERFECT DAYS』を受け入れたフランス、カンヌにヤッホーだ。この作品に関わった全ての人の心の内に秘められていたことがこの結果だった、と僕は信じます。ヴェンダース監督がそんな人々の先頭で喜びに浸っているに違いない。役所さんが体現した平山さんは、自分のテンポとメロディーで生きたい人々の本当の例題となるでしょう。言葉少ない役所さんは、ずっと踊っていた!<作品情報>『PERFECT DAYS』原題:『PERFECT DAYS』/上映時間:124分/製作:日本/日本配給予定【スタッフ】監督:ヴィム・ヴェンダース脚本:ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬エグゼクティブ・プロデューサー:役所広司プロデュース:ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬【キャスト】役所広司、柄本時生、中野有紗アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり田中泯、三浦友和 ほか(C)2023 MASTER MIND Ltd.『PERFECT DAYS』トレーラー
2023年05月29日第30回全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園2023」の初戦審査会が開催され、大会歴代最高となる応募総数584校の中からブロック審査会へ進出する81校(特別招聘校を含む)が決定しました。写真甲子園実行委員会(北海道「写真の町」東川町)は、5月17日に応募締め切りを迎えた第30回全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園2023」の初戦審査会結果を発表しました。初戦審査会を突破した81校(特別招聘校を含む)は、本戦大会進出19校(特別招聘校を含む)を決めるブロック審査会へ進出します。初戦審査会結果(ブロック審査会進出校)北海道ブロック北海道北広島高等学校札幌創成高等学校北海道旭川北高等学校白樺学園高等学校北海道岩見沢東高等学校東北ブロック青森県立弘前南高等学校宮城県泉松陵高等学校宮城県白石工業高等学校仙台市立仙台工業高等学校宮城県農業高等学校北関東ブロック栃木県立栃木工業高等学校群馬県立桐生工業高等学校新島学園高等学校星野高等学校埼玉栄高等学校栃木県立宇都宮高等学校群馬県立富岡実業高等学校群馬県立前橋工業高等学校城北埼玉高等学校埼玉県立戸田翔陽高等学校南関東ブロック千葉県立四街道高等学校千葉県立君津高等学校桐光学園高等学校神奈川県立城郷高等学校向上高等学校翔凜高等学校(特別招聘校)千葉県立柏の葉高等学校川崎市立川崎総合科学高等学校神奈川県立逗子葉山高等学校神奈川県立川崎北高等学校神奈川県立横浜清陵高等学校東京ブロック東京都立白鴎高等学校東京都立大泉高等学校豊島岡女子学園高等学校トキワ松学園高等学校女子美術大学付属高等学校昭和鉄道高等学校東京都立八丈高等学校東京都立総合芸術高等学校早稲田実業学校高等部桐朋高等学校北陸信越ブロック新潟県立新潟高等学校富山県立富山東高等学校伊那西高等学校中越高等学校福井県立丹生高等学校東海ブロック関市立関商工高等学校静岡聖光学院高等学校光ヶ丘女子高等学校愛知県立小牧南高等学校藤ノ花女子高等学校鶯谷高等学校静岡県立伊豆伊東高等学校豊川高等学校東邦高等学校名古屋市立山田高等学校近畿ブロック京都府立綾部高等学校大阪府立農芸高等学校大阪府立工芸高等学校大阪府立四條畷高等学校和歌山県立神島高等学校大阪府立藤井寺高等学校大阪府立生野高等学校帝塚山学院高等学校奈良県立香芝高等学校和歌山信愛高等学校中国ブロック出雲北陵高等学校広島県立海田高等学校山口県立南陽工業高等学校島根県立平田高等学校山口県立小野田工業高等学校四国ブロック香川県立観音寺第一高等学校愛媛県立今治北高等学校大三島分校高知学芸高等学校香川県立高松西高等学校高知県立高知農業高等学校九州・沖縄ブロック佐賀県立致遠館高等学校熊本県立第二高等学校沖縄県立那覇工業高等学校八代白百合学園高等学校沖縄県立浦添工業高等学校初戦審査会審査会は、5月28日に写真甲子園審査委員8名により審査が行われました。6時間強に及ぶ厳正な審査によって応募総数584校から81校(特別招聘校を含む)が選抜されました。審査委員(敬称略・順不同)審査委員長:立木 義浩(写真家)審 査 委 員:公文 健太郎(写真家)中西 敏貴(写真家)須藤 絢乃(写真家)鵜川 真由子(写真家)浅田 政志 (写真家)村上 悠太(写真家)西村 昌晃(北海道新聞社編集局写真映像部長)審査会の様子審査会の様子審査会の様子審査会の様子初戦応募概況初戦応募校数584校(昨年度:533校)※歴代最高応募数うち初応募校97校(昨年度:67校)※これまでの応募校総数2,383校昨年度比全国11ブロックのうち7ブロックで応募校数増となり、中でも北関東ブロック、南関東ブロック、東京ブロック、近畿ブロック、中国ブロック、四国ブロックは歴代最高応募数となりました。都道府県別では、26都道府県で応募数増となりました。584校の初戦応募校数は過去最多であった2022年大会(第29回)の533校を51校上回る歴代最高応募校数となりました。特別招聘校について新型コロナウイルス感染症の影響により、2022年大会(第29回)本戦大会を途中出場停止となりました翔凜高等学校を特別枠として2023大会(第30回)本戦大会に招聘いたします。(初戦審査会及びブロック審査会につきましてはオープン参加となります。)※なお、同じく第29回大会本戦大会を途中出場停止となりました東京都立総合芸術高等学校につきましては、特別枠について辞退の申し入れがあり通常枠にて写真甲子園に参加しております。ブロック審査会2019年大会まで、全国各地11会場で実施していたブロック審査会は、2021年大会より審査会場と出場校とをオンライン上でつなぎ、相互通信による形で審査会を実施しています。全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園」1994年に北海道「写真の町」東川町で始まった全国の高等学校写真部日本一を決める大会「写真甲子園」は2023年で節目となる30回を数えます。これまで全国から延べ9,498校、28,494名の高校生が挑戦し、その腕を競い合ってきました。この大会では、全国の高校写真部・サークルなどから、共同制作による作品(組写真)を募集し、初戦審査会(1回戦)での作品審査、全国11ブロック毎に行われるブロック審査会(2回戦)でのプレゼンテーション審査によって優秀校18校を選抜し、本戦大会開催地である東川町に集結し、東川町・美瑛町・上富良野町・東神楽町・旭川市を撮影フィールドに同一機材・同一撮影地で高校写真部の全国一を目指します。写真甲子園の最新情報はこちら第30回全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園2023」オフィシャルサイト : 大会公式SNSTwitter: Instagram: facebook: YouTube: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月28日米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」において、各部門の公式審査員が決定した。今回発表されたのは、各部門の優秀賞が翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補となるライブアクション部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパン)およびノンフィクション部門、および今年3年目を迎えるスマートフォン映画作品部門supported by Sony’s Xperiaの公式審査員たち。国際的な視点をより多岐にとりいれるべく、ライブアクション部門/アジア インターナショナルの審査員が、ノンフィクション部門を。ライブアクション部門/ジャパンの審査員が、スマートフォン映画作品部門supported by Sony’s Xperiaをあわせて審査していく。ライブアクション部門インターナショナルカテゴリー審査員は、坂井真紀(俳優)、萩原聖人(俳優)、横浜聡子(映画監督・脚本家)。ライブアクション部門アジア インターナショナルカテゴリーおよびノンフィクションカテゴリー審査員は、アダム・トレル(プロデューサー/配給)、松永大司(映画監督)、MEGUMI(俳優/プロデューサー)。ライブアクション部門ジャパンカテゴリーおよびスマートフォン映画作品部門supported by Sony’s Xperia審査員は、内田也哉子(エッセイスト)、ダグラス・モントゴメリー(グローバルメディアの専門家)、山戸結希(映画監督)が務める。なお各受賞作品の発表は、6月26日(月)に開催のアワードセレモニーにて発表。ライブアクション部門の3カテゴリーおよびノンフィクション部門、アニメーション部門の各優秀賞受賞作品は翌年のアカデミー賞短編部門ノミネート候補として推薦されるとともに、その中からSSFF & ASIA 2023グランプリ=ジョージ・ルーカスアワードを決定する。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」は6月6日(火)~26日(月)TORQUE SPICE&HERB, TABLE&COURT(渋谷)、二子玉川ライズ スタジオ&ホール、 ユーロライブ、表参道ヒルズ スペースオー 、赤坂インターシティコンファレンスにて開催予定(※開催期間は各会場によって異なる)。※オンライン会場は4月27日(木)~7月10日(月)(cinemacafe.net)
2023年05月27日映画『PERFECT DAYS(パーフェクト・デイズ)』が2023年12月22日(金)より公開される。本作は第96回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされており、監督はヴィム・ヴェンダース、主演は本作で第76回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞に輝いた役所広司が務める。ヴィム・ヴェンダースが渋谷の“公共トイレ”を題材に『PERFECT DAYS』は、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた長編映画。清掃員の平山という男を主人公に、日々の小さな揺らぎを丁寧に追った作品だ。監督を務めるヴィム・ヴェンダースは、『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』など、数々の傑作映画を手掛けてきたドイツの名匠。日本の公共トイレのなかに“平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所(small sanctuaries of peace and dignity)”を見出したというヴィム・ヴェンダースが、『PERFECT DAYS』ではフィクションの存在をドキュメントのように映し出した。その瞬間、その瞬間にしかないものたちの美しさに注目だ。主演は役所広司、トイレ清掃員に主演を務めたのは、ヴィム・ヴェンダースが長年リスペクトしてやまないと話す役所広司。静かに淡々とした日々を過ごしていたある日、思いがけない出来事がおきるトイレ清掃員・平山を演じる。主人公・平山…役所広司渋谷の公共トイレ清掃員。いくつもの風変わりなトイレを清掃してまわる。平山の姪…中野有紗平山のもとに突然訪れる姪。平山の妹…麻生祐未ホームレス…田中泯平山と奇妙なつながりをもつホームレス。平山の同僚清掃員…柄本時生平山の同僚清掃員のガールフレンド…アオイヤマダ居酒屋のママ…石川さゆり平山が休日に訪れる居酒屋のママ。居酒屋のママの元夫…三浦友和カンヌ映画祭で役所広司が最優秀男優賞なお、映画『PERFECT DAYS』は、2023年に開催された第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。主演の役所広司は最優秀男優賞に輝き、監督・是枝裕和の『誰も知らない』で男優賞を受賞した柳楽優弥以来の快挙を達成した。役所広司はカンヌ国際映画祭・男優賞の受賞に際して次のようにスピーチしている。「僕は賞が大好きです。でも、こうやって華々しいカンヌ映画祭でスピーチするのは、あまり好きではない。でもカンヌ映画祭と審査員の皆様、本当にありがとうございました。パーフェクト・デイズを見てくださったお客様もここにいらっしゃると思いますが、本当にありがとうございました。この映画を製作した柳井康治さんに心から感謝したいと思います。彼がいなければ、映画は世に出ることはなかったと思います」また、第36回東京国際映画祭では、審査委員長としてヴィム・ヴェンダースが来日することを記念し、『PERFECT DAYS』を特別先行上映。第96回⽶国アカデミー賞国際⻑編映画賞の⽇本代表にも選出されている。映画『PERFECT DAYS』あらすじ東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。彼は淡々と過ぎていく日々に満足している。毎日を同じように繰り返しているように見えるが、彼にとってはそうではなかった。毎日はつねに新鮮な小さな歓びに満ちていた。まるで風に揺れる木のような人生である。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読み耽るのが、歓びである。いつも持ち歩く小さなフィルムのカメラで木々を撮る。彼は木が好きだった。自分を重ねているのかもしれない。あるとき彼は、思いがけない再会をする。それが彼の過去にすこしづつ光をあてていく。【作品詳細】映画『PERFECT DAYS』公開日:2023年12月22日(金)~TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー※10月24日(火)~30日(月) TOHOシネマズ日比谷にて特別先行上映監督:ヴィム・ヴェンダース脚本 :ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬出演:役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和製作:柳井康治エグゼクティブ・プロデューサー :役所広司プロデュース:ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬、國枝礼子、矢花宏太、ケイコ・オリビア・トミナガ、大桑仁、小林祐介製作:MASTER MIND配給:ビターズ・エンド
2023年05月19日