日本時間3月11日に行われる“映画の祭典”第96回アカデミー賞。長編アニメーション賞にノミネートされている宮崎駿(83)監督作『君たちはどう生きるか』に受賞の期待がかかるなか、宮崎監督が見せた”まさかの近影”が話題を集めている。3月3日、アカデミー賞公式YouTubeチャンネル「Oscars」がライブ配信を行った。長編アニメーション部門にノミネートされた作品の製作者などからが登壇し、司会と映画について語るという内容で、宮崎監督とプロデューサーの鈴木敏夫氏(73)は、事前収録された映像で登場した。鈴木氏は冒頭で「アカデミー協会と投票してくださったみなさんに感謝します」とノミネートへの感謝を述べると、宮崎監督に「宮さん、この作品は自伝なんですか?」と質問。宮崎監督は「いや、でも心の中にあったことですね」と答える。その後は“作品を作ってよかったこと”という質問に対して「最後まで終わったこと。残ったのはボロボロになっている自分です」と自虐混じりに答え、苦労を経て映画が完成したことについて「お金が増えたからです」と笑いながら鈴木氏をねぎらうなど、終始和やかな様子だった。おなじみのコンビネーションを見せた2人だが、宮崎監督をよく見ると“トレードマーク”ともいえる立派にたくわえられた髭が完全に剃り落とされているのだ。そんな宮崎監督の“激変”ぶりに動画のコメント欄やSNS上では驚く声が続出した。《宮﨑駿監督、なんだか違和感あると思ったら、髭がなくなってるからだ!!!!!お元気そうでよかったです》《え?宮崎監督、ヒゲ剃った!?一瞬誰か分からなかったよ!》《宮さん髭ないと全然ちげーな》《髭の無い宮崎駿監督を見たのは多分人生で初めてなので、別人のコラ画像だと思ってしまった》『千と千尋の神隠し』以来となる2度目の受賞も囁かれる宮崎監督。授賞式に備え、”イメチェン”も済まし準備は万全?
2024年03月04日今年も映画ファンお待ちかね、アカデミー賞の日が刻々と近づいている。受賞者に授与される像のニックネームから、通称"オスカー"の愛称で親しまれるこの映画の祭典は今年96回目を迎える。すでに前哨戦として、全米映画批評家賞、PGA(全米プロデューサー組合賞)など、様々な映画賞がすでに発表されている。歴代オスカー受賞者の統計から、結果がアカデミー賞に反映されると言われているDGA(全米監督組合賞)、BAFTA(英国アカデミー賞)などの受賞結果を基に、今年のアカデミー賞を展望してみた。アカデミー多様性基準の施行でアジア作品席巻昨年の第95回アカデミー賞受賞式 Photo by Kevin Winter/Getty Imagesアカデミー賞を管轄する米国映画芸術科学アカデミーが、今年より新たにノミネート作品の選出ガイドライン(“Representation and Includsion Standards ー代表性と包摂の基準”)を施行した。「これまでのアカデミーは、多様性と平等性に欠けている」との世論を反映してのガイドラインだが、その恩恵を受けてアジア系の俳優や作品のノミネーションが目立っている。そしてなんと言っても注目されているのは、日本映画3作品だ。『君たちはどう生きるか』©2023 Studio Ghibli筆頭を飾るのが、長編アニメーション賞候補の宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』。日本アニメがこの部門で候補に上がるのは、2019年の細田守監督作品『未来のミライ』以来。先日開催されたBAFTA(英国アカデミー賞)の長編アニメ部門でも、ピクサーやマーベル作品をしりぞけて見事受賞を果たしたことから、今月の米国アカデミー賞受賞にも大きな期待が寄せられる。『ゴジラ-1.0』©2023 TOHO CO., LTD.次に話題となっているのは、日本映画として初の視覚効果賞候補となっている『ゴジラ-1.0』。本作の山崎貴監督は、脚本、VFXともに手掛けたというからスゴい。ちなみにアカデミー視覚効果賞を、監督自身が受賞したのは、1969年の第41回アカデミー賞にて、『2001年宇宙の旅』におけるスタンリー・キューブリック監督の受賞が最初で最後。アメリカのゴジラ熱はかなり熱いうえに、『ゴジラ-1.0』は批評家の支持も高く興行的にも成功しており、山崎監督のオスカー受賞も夢ではない。『PERFECT DAYS』©2023 MASTER MIND Ltd.日本からの映えあるノミネート作品3本目は、『PERFECT DAYS』。ヴィム・ヴェンダース監督作品だが役所広司主演の日本製作と言うことで、国際長編映画賞にノミネートされており、第94回アカデミー賞(2021年)同部門における日本作品『ドライブ・マイ・カー』以来の受賞が期待されている。本作は、大都会でコツコツと働くトイレ清掃員(役所広司)の日常を詩情的に描いた作品。2023年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、役所さんが男優賞を受賞するという快挙を果たしている。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』©2022 CTMG. © & TM 2022 MARVEL. All Rights Reserved.さて、BAFTAで受賞した作品はアカデミー賞でも受賞する確率が高い、という一般論がある。先日開催されたBAFTAでは長編アニメーション部門で『君たちはどう生きるか』が見事に受賞を果たしている。ハリウッド評論家たちのアカデミー賞下馬評では、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が先頭を走っている。だが、感触的に最後はアカデミー会員の投票がものを言い、『君たちはどう生きるか』が受賞するのでは…と筆者は予想している。主要部門で『オッペンハイマー』を追いかける『哀れなるものたち』『オッペンハイマー』© Universal Pictures. All Rights Reserved.原爆の父とされる科学者ロバート・オッペンハイマーの苦悩に満ちた半生を描いた映画『オッペンハイマー』は、今年度の映画賞サーキットにおいて主役格と言っても過言ではない。テーマがテーマだけに日本ではまだ未公開で、やっと今年に入ってから公開が3月29日に決まったところだ。しかし本国アメリカとイギリスではこれまで行われた映画賞において『オッペンハイマー』が席巻している。BAFTAでは作品賞をはじめ、キリアン・マーフィーの主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.の助演男優賞、そしてクリストファー・ノーランが監督賞も受賞して主要部門を総なめにした。『哀れなるものたち』©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.『オッペンハイマー』の良きライバルとなっているのは、11部門でノミネートされている、エマ・ストーン主演『哀れなるものたち』。BAFTAではエマ・ストーンの主演女優賞受賞を筆頭に、5部門で栄冠に輝いている。米国アカデミー賞において『オッペンハイマー』は、作品、監督、主演・助演男優部門での勝利が有力視されているが、『哀れなるものたち』は主演女優賞をはじめヘア・メイクや舞台美術(Production Design)などの美術部門での受賞が濃厚と見られており、オスカー像の個数では接近戦となりそうだ。『ホールドオーバーズ』Seacia Pavao / © 2023 FOCUS FEATURES LLC.さて、日本では6月21日公開予定の秀作『ホールドオーバーズ』で主演男優賞候補ポール・ジアマッティ受賞の可能性も捨てたものではない。彼の役どころは万年不機嫌な全寮制私大教授。クリスマス休暇で帰る場所がない学生たちのお守りを押し付けられたことから始まるハートフルな人間ドラマだ。ポール・ジアマッティという俳優は、アメリカ映画において縁の下の力持ち的な性格俳優として知られている。今回が初のノミネーションで、えてしてセンチメンタルだと言われる米国アカデミー会員がいかにも心寄せそうな俳優といえる。アカデミー賞/ジミー・キンメル Matt Sayles/ABC via Getty Images今年のアカデミー賞司会に抜擢されたのは、2017、2018、2023年に引き続いて米人気コメディアンのジミー・キンメル。2018年にジミーが司会をした授賞式では、作品賞のプレゼンターが誤った作品のタイトルを読み上げてしまうというハプニングがいまだに忘れ難い。とにかく当日までは何があるか分からないアカデミー賞、授賞式が楽しみである。第96回アカデミー賞はハリウッドのドルビー・シアターにて、現地時間3月10日(日)16時より開催予定。(文・取材:神津トスト明美 / Akemi Kozu Tosto)(Akemi Kozu Tosto/神津トスト明美)■関連作品:スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース 6月16日(金)全国の映画館で公開© 2022 CTMG. © & ™ 2022 MARVEL. All Rights Reserved.君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.PERFECT DAYS 2023年12月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 MASTER MIND Ltd.オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.ホールドオーバーズ(仮題) 2024年6月21日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開Seacia Pavao / © 2023 FOCUS FEATURES LLC.
2024年03月04日「BS松竹東急 アカデミー賞 プレミアム・コレクション」この度、BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)の放送枠よる8銀座シネマでは、3月11日(月)(日本時間)に開催される第96回アカデミー賞授賞式を記念して「BS松竹東急 アカデミー賞 プレミアム・コレクション」と題した特集を、3月7日(木)夜8時より、9日間にわたって放送いたします。© 1991 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.© 2008 映画「おくりびと」製作委員会© 2008 Celador Films and Channel 4 Television Corporation今回の特集では、歴代アカデミー賞受賞作品の中から『アパートの鍵貸します』、『グリーンブック』、『ブルージャスミン』、『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』、『テルマ&ルイーズ』、『ペーパー・ムーン』、『スラムドッグ$ミリオネア』、『おくりびと』、『ユージュアル・サスペクツ』の9作品をセレクト。時が経っても色褪せない不朽の名作を、ぜひ放送でお楽しみください。第33回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞ほか全5部門受賞『アパートの鍵貸します』 3月7日(木)夜8時© 1960 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.名匠ビリー・ワイルダーがサラリーマンの悲哀をペーソスたっぷりに描く、ハリウッド屈指の傑作コメディニューヨークの保険会社に勤めるバド(ジャック・レモン)は、上司の情事のために自分のアパートを貸している。そして、その見返りに昇進を約束されていた。ところがある日、人事部長に呼び出され、自分にも鍵を貸してほしいと言われる。出演:ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン、フレッド・マクマレイほか監督:ビリー・ワイルダー1960年日本公開第91回アカデミー賞作品賞、助演男優賞、脚本賞『グリーンブック』 3月8日(金)夜8時© 2019 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. ALL RIGHTS RESERVED.行こうぜ、相棒。あんたにしかできないことがある。1962年、ニューヨーク。ナイトクラブの用心棒トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、ある日、ドクター・シャーリーという黒人ピアニスト(マハーシャラ・アリ)に運転手として雇われる。ふたりは〈黒人用旅行ガイド=グリーンブック〉を手に南部での演奏旅行へ出発するが……。出演:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニほか監督:ピーター・ファレリー2019年日本公開第86回アカデミー賞主演女優賞『ブルージャスミン』 3月9日(土)夜9時© 2013 GRAVIER PRODUCTIONS,INC.女は皆、嘘つき。 堕ちていく、虚栄の花・ジャスミンの運命は―。ニューヨークで裕福な暮らしを謳歌していたジャスミン(ケイト・ブランシェット)は、実業家の夫・ハル(アレック・ボールドウィン)との結婚生活が破綻しすべてを失う。しかし、エリート外交官のドワイト(ピーター・サースガード)と出会い、彼こそが再び上流階級にすくい上げてくれる存在だと確信する。出演:ケイト・ブランシェット、サリー・ホーキンス、アレック・ボールドウィン、ピーター・サースガードほか監督:ウディ・アレン2014年日本公開第87回アカデミー賞脚色賞『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』 3月11日(月)夜8時© 2014 BBP IMITATION, LLC英国政府が50年以上隠し続けた驚愕と感動の実話1939年、イギリスがドイツに宣戦布告。天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)ら6人は、イギリス政府の機密作戦に参加、ドイツ軍が誇る暗号「エニグマ」の解読に挑む。しかし、本当の闘いは解読後に始まったのだったー。出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グード、マーク・ストロング、チャールズ・ダンスほか監督:モルテン・ティルドゥム2015年日本公開第64回アカデミー賞脚本賞『テルマ&ルイーズ』 3月12日(火)夜8時© 1991 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.リドリー・スコット監督が放つ、2大女優共演の傑作バイオレンスドライブ旅行に出かけた平凡な主婦のテルマ(ジーナ・デイヴィス)とダイナーのウェイトレス・ルイーズ(スーザン・サランドン)。だが、道中のバーでレイプされそうになったテルマを救うため、ルイーズが男を射殺。ふたりの旅は一変、悪夢のような展開に。出演:スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス、マイケル・マドセン、ブラッド・ピット、ハーヴェイ・カイテルほか監督:リドリー・スコット1991年日本公開第46回アカデミー賞助演女優賞『ペーパー・ムーン』 3月13日(水)夜8時© 2024 Paramount Pictures.愛しあう、信じあう、助け合う、この心の宝石をきのうへ置き忘れていませんか母親を亡くした少女アディ(テイタム・オニール)を親戚の家まで送り届けることになった詐欺師のモーゼ(ライアン・オニール)。はじめは渋々引き受けた彼だったが、大人顔負けの聡明なアディを詐欺の相棒にして旅行を続けることになる。やがてふたりの間には…。出演:ライアン・オニール、テイタム・オニール、マデリーン・カーンほか監督:ピーター・ボグダノヴィッチ1974年日本公開第81回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚色賞ほか全8部門受賞『スラムドッグ$ミリオネア』 3月14日(木)夜8時© 2008 Celador Films and Channel 4 Television Corporation爆発しそうなエネルギーと生命力に心打たれる、世界が絶賛した“ある少年”の物語世界最大のクイズショー「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと1問正解で番組史上最高額の賞金を獲得できたはずの少年ジャマール(デヴ・パテル)が警察に逮捕された。それは学歴もなく、スラム育ちの孤児だったため不正が疑われたからだった。出演:デヴ・パテル、フリーダ・ピント、マドゥル・ミッタル、アニル・カプール、イルファン・カーンほか監督:ダニー・ボイル2009年日本公開第81回アカデミー賞外国語映画賞『おくりびと』 3月15日(金)夜8時© 2008 映画「おくりびと」製作委員会滝田洋二郎監督が、企画者の本木雅弘主演で描いたヒューマンドラマチェロ奏者の小林大悟(本木雅弘)は、リストラを機に帰郷し、「年齢問わず、高給保証!実質労働時間わずか。旅のお手伝い」との求人広告にひかれNKエージェントを訪れる。しかし、それは遺体を棺に納める仕事だった。出演:本木雅弘、山﨑努ほか監督:滝田洋二郎2008年公開第68回アカデミー賞助演男優賞、脚本賞『ユージュアル・サスペクツ』 3月16日(土)夜9時©2024 Paramount Pictures.歯車の狂い始めた犯罪計画を卓越した構成で描いたサスペンス・ミステリー銃を積んだトラックの襲撃容疑でヴァーバル・キント(スティーヴン・ボールドウィン)ら5人の前科者が集められた。彼らは、伝説の裏社会の黒幕・カイザー・ソゼによる麻薬取引襲撃作戦に加担させられることに。しかし、渋々作戦に乗り出すものの、肝心の麻薬が出てこない。出演:スティーヴン・ボールドウィン、ガブリエル・バーン、チャズ・パルミンテリ、ケヴィン・ポラック、ピート・ポスルスウェイト、ケヴィン・スペイシーほか監督:ブライアン・シンガー1996年日本公開【放送スケジュール】・3月7日(木)夜8時『アパートの鍵貸します』・3月8日(金)夜8時『グリーンブック』・3月9日(土)夜9時『ブルージャスミン』・3月11日(月)夜8時『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』・3月12日(火)夜8時『テルマ&ルイーズ』・3月13日(水)夜8時『ペーパー・ムーン』・3月14日(木)夜8時『スラムドッグ$ミリオネア』・3月15日(金)夜8時『おくりびと』・3月16日(土)夜9時『ユージュアル・サスペクツ』【BS松竹東急(BS260ch)】<全国無料放送> 2022年3月に開局。映画、歌舞伎・演劇・音楽、スポーツ、オリジナルドラマのほか、あらゆるジャンルを放送する全国無料総合チャンネルとして、視聴者のみなさまの暮らしに、上質感やワクワク感をお届けします!平日夜8時からのよる8銀座シネマと土曜夜9時からの土曜ゴールデンシアターで、映画をノーカットで放送。よる8銀座シネマは「一番身近な映画館」、土曜ゴールデンシアターは「魂ゆさぶる映画の時間」をコンセプトに、古今東西の名作・話題作を年間300本以上ラインアップしています。【お知らせページ】 【局公式X(旧・Twitter)】@BS260_official【BS松竹東急をみるには】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月04日映画芸術科学アカデミーが3月10日に開催を控える第96回アカデミー賞授賞式のプレゼンター第二弾を発表した。バッド・バニー、クリス・ヘムズワース、ドウェイン・ジョンソン、マイケル・キートン、レジーナ・キング、ジェニファー・ローレンス、ケイト・マッキノン、リタ・モレノ、ジョン・ムレイニー、キャサリン・オハラ、オクタヴィア・スペンサー、ラミー・ユセフの12名。ゼンデイヤ、ミシェル・ヨーら第一弾の13名とあわせて25名になった。映画ファンは「素晴らしいリスト!できれば2025年の司会はジョン・ムレイニーが務めてくれるとうれしいな」「クリス・ヘムズワースを呼ぶならトム・ヒドルストンも。あのゴールデンコンビを見たい」といった感想を寄せている。ジョンは、今年1月に映画芸術科学アカデミーが開催したガバナーズ賞授賞式で司会を務め、高い評価を得た。ファンから「ぜひ次のオスカーの司会に!」と推されている実力派コメディアン&ホストだ。今年のアカデミー賞で司会を務めるのは今回が4度目となるジミー・キンメル。アカデミー会員による最終投票は2月27日に締め切られ、あとは結果発表を待つのみ。最多13ノミネートは『オッペンハイマー』。『哀れなるものたち』が11ノミネート、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が10ノミネートと続いている。(賀来比呂美)
2024年03月01日3月8日(金)に開催される第47回日本アカデミー賞授賞式で司会を務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一と女優の岸井ゆきの。羽鳥にとっては5度目、岸井にとっては初となる晴れの舞台への思いを語り合った。■岸井ゆきの、日本アカデミー賞司会に向け「なるべく日本映画は映画館で鑑賞」コロナ禍に突入した2020年からの3年間は大きな制約のなか行われた日本アカデミー賞。昨年2023年は、4年ぶりに観客をフルに動員し華やかさが戻ってきたなか、映画『ケイコ 目を澄ませて』で、自身初となる最優秀主演女優賞を受賞した岸井。「まず受賞した瞬間、1回心臓が飛び跳ねてしまったのに、その当日に関係者の方から『来年(司会を)お願いします』と言われて、もう一度心臓がグンってなってしまったんです」と振り返る。それでも岸井は「ちゃんと落ち着いてから考えるために、一旦司会のことは忘れよう」と思ったというが、岸井が所属する事務所のユマニテに赴くたびに「(過去に日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞し司会を行なった)安藤サクラさんの『怪物』のポスターや、シム・ウンギョンさんの作品が飾ってあるので、その都度『来年は私が司会をやるんだ』と思い出すんですよ」と常に頭の片隅にはあったという。取材やイベントなど、ことあるごとに「映画愛」を爆発させている岸井。ライフワークとして普段から洋邦問わず、さまざまな映画を観ているというが「今年は特に日本映画は映画館で観ようという意識がありました。受賞者が決まってから、DVDで作品を観るもなんだかな、と思ったので」と、ここでも映画への思いを吐露する。今年の優秀賞受賞作に出演している俳優、スタッフとも「多くの方は存じ上げている」という岸井だが、司会業は初めて。これまで安藤サクラや長澤まさみ、有村架純らとタッグを組んできた羽鳥は「毎年同じなのですが、俳優さんには俳優さんならではの質問をしていただければと思っています。一応時間の制約はあるのですが、タイムキープは僕の方でしっかり行いますので、自由にやっていただければ」と背中を押す。羽鳥の言葉に岸井は「私は話し始めると長くなってしまうので心配だったのですが、そう言っていただけると安心です。しっかりと聞きたいことをぶつけてみたい」と意気込む。■注目は役所広司、加瀬亮(岸井)、高橋文哉(羽鳥)優秀賞のラインナップを見た岸井は「(『PERFECT DAYS』で優秀主演男優賞を受賞した)役所広司さんはずっと昔から作品を観てきた俳優さん。これまでお会いしたことがなく、聞いてみたいことがたくさんあるので、すごく楽しみです」と笑うと「(『首』で優秀助演男優賞を受賞した)加瀬亮さんも素晴らしかったので、撮影時のお話を聞いてみたいです」と目を輝かせていた。一方の羽鳥は「皆さん本当に素敵な方ばかりですよね」とリストを見入ると「僕は新人俳優賞を受賞された高橋文哉さんに注目したいです。この間からバラエティ(『グルメチキンレースゴチになります!25』)でご一緒させていただいているのですがちょっと天然なにおいがするんですよね。だから俳優としての格好いい文哉さんをこの場で目に焼き付けたいです」と語っていた。「やっぱり映画は最高です」日本時間3月11日(月)にアメリカで行われる第96回アカデミー賞には、視覚効果賞に『ゴジラ-1.0』、国際長編映画賞に『PERFECT DAYS』、長編アニメーション賞に『君たちはどう生きるか』の3作品がノミネート。本作は、日本アカデミー賞でも優秀賞を受賞している。岸井は「私もオスカーのノミネート中継を見ていたのですが、『PERFECT DAYS』はドイツの監督と日本人の俳優がコラボした作品で、いろいろな国の映画人が一緒に作品を作るという現場を私も経験してみたいなと思いました」と感想を述べると、羽鳥も「『ドライブ・マイ・カー』のときも盛り上がりましたし、こういう相乗効果はいいですよね」と期待を口にしていた。これまでは作品チームの一員として日本アカデミー賞に参加していた岸井。今年は司会者として授賞式に臨む。「これまでで一番賞を楽しめるかもしれません。久々の再会をステージ上で果たせるというのも司会者の特権なので、存分に味わえたらいいなと思っています」。そんな岸井に羽鳥も「しっかりサポートしていけたら」と頼もしい言葉をかけていた。昨年、各映画賞で高い評価を受けた『ケイコ 目を澄ませて』。岸井は「日本アカデミー賞というのは、他の映画賞とはちょっと毛色が違う印象があったので、まさかインディペンデントだったあの映画が(最優秀主演女優賞を)受賞するとは思わなかったんです」と大きなサプライズだったという。だからこそ「受賞によって大きなプレッシャーを感じ、自分のなかでこれ以上のことはないと思ってしまったんです。本当に『ケイコ 目を澄ませて』は映画作りという面で、相当なエネルギーを使った作品だったので、もう自分の役者人生は右肩下がりになっていくんだろうなって」と胸の内を明かした岸井。しかし、そんな岸井の心配は杞憂に終わったという。「映画の世界には、『ケイコ 目を澄ませて』で経験した熱量を持っている人はまだまだいるんだと思える1年でした。たくさんの素敵な出会いがあり、やっぱり映画は最高だなと思えたんです」。そんな希望の満ち溢れた映画界、映画人たちが集う日本アカデミー賞。羽鳥は「授賞式を観て『映画って面白そうだな』と劇場に足を運んでいただけるきっかけになってくれたらいいですね」と述べると、岸井も「面白い映画はたくさんあります。そんな映画のお祭りなので、ぜひ楽しんでいただけたら」と語っていた。取材・文・撮影:磯部正和
2024年03月01日3月10日に開催される第96回アカデミー賞授賞式にて、パフォーマンスを行うミュージシャンたちが明らかになった。主催者の映画芸術科学アカデミーが発表した。ビリー・アイリッシュ&フィニアス・オコネル(『バービー』より「What Was I Made For?」)、ライアン・ゴズリング&マーク・ロンソン(『バービー』より「I’m Just Ken」)、ベッキーG(『Flamin’ Hot』より「The Fire Inside」)、ジョン・バティステ(『ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー』より「It Never Went Away」)、スコット・ジョージ&ジ・オセージ・シンガーズ(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』より「Wahzhazhe(A Song For My People)」がそれぞれ生ライブを行う。これら5曲は歌曲賞にノミネートされている。映画ファンは特に『バービー』のビリーとライアンの出演を喜んでいる様子。ビリーについては「2回目のオスカー獲得となるか?楽しみ!」「受賞間違いなし!」と期待の声を寄せている。ビリーは2022年、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌「ノー・タイム・トゥ・ダイ」で初めてアカデミー歌曲賞を受賞した。ライアンについては、発表前から「絶対に歌ってほしい!」とアカデミー賞での生ライブを熱望するファンが多かった。「シム・リウやキングズリー・ベン=アディルら他のケンも出演してくれたら本当にうれしい」「私の人生最高の日になる」「本当に実現するんだ!」と喜びの声を上げている。(賀来比呂美)
2024年02月29日「TVer」では、「日本アカデミー賞特集」を開始。授賞式当日のウェルカムレセプションやレッドカーペットの模様を限定ライブ配信する。今回の「第47回 日本アカデミー賞」では、阿部サダヲ、神木隆之介、綾瀬はるか、安藤サクラ、磯村勇斗、浜辺美波、アイナ・ジ・エンド、桜田ひより、高橋文哉ら豪華俳優陣が受賞している。そんな各賞の受賞者が出演するドラマを順次配信。また、新人俳優賞受賞者のスペシャルインタビュー完全版や、TVerだけのオリジナルコンテンツも順次展開。さらには、ここでしか見られない授賞式直前の豪華な顔ぶれを楽しめる、ウェルカムレセプションやレッドカーペットを無料ライブ配信し、見逃し配信も実施される。もちろん、日本テレビ系で地上波放送される授賞式は、リアルタイム配信。昨年、最優秀主演女優賞を受賞した岸井ゆきのとアナウンサー・羽鳥慎一が司会を務め、2023年の日本映画界を牽引した作品・俳優の各賞の授賞の模様や、受賞者のスピーチが楽しめる。■日本アカデミー賞特集配信予定2月23日(金)・「懐かしの名スピーチ集」24時00分ごろ~配信2月26日(月)特集開始・各受賞者が出演するテレビドラマを順次配信3月3日(日)・第47回 日本アカデミー賞新人俳優賞インタビュー完全版などTVerオリジナルコンテンツを順次配信3月8日(金)・「ウェルカムレセプション」13時50分~配信予定・「レッドカーペット」14時45分~配信予定・「ウェルカムレセプション・レッドカーペット」見逃し配信 18時00分ごろ~配信予定・「第47回 日本アカデミー賞授賞式」21時00分ごろ~配信予定3月9日(土)・「第47回 日本アカデミー賞授賞式」見逃し配信 19時00分ごろ~配信予定3月17日(日)・「第47回 日本アカデミー賞 授賞式全授賞シーン版」24時00分ごろ~配信予定※各作品の配信期間、話数ごとの配信予定は番組詳細ページでご確認ください※配信予定は予告なく変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください(シネマカフェ編集部)
2024年02月27日映画芸術科学アカデミーが3月10日に開催を控える第96回アカデミー賞授賞式のプレゼンター第一弾を発表した。マハーシャラ・アリ、ニコラス・ケイジ、ジェシカ・ラング、マシュー・マコノヒー、ルピタ・ニョンゴ、アル・パチーノ、ミシェル・ファイファー、サム・ロックウェル、ゼンデイヤに、昨年の受賞者たちであるブレンダン・フレイザー、ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァン、ジェイミー・リー・カーティスと名優ぞろい。ファンも興奮した様子で、「なんというメンバーだ。これは絶対に観なくては」「素晴らしいセレクション」「『スカーフェイス』コンビのアル・パチーノとミシェル・ファイファーが一緒にプレゼンターを務めたら胸アツ」「クイーン・ゼンデイヤ!!!」などの感想をXに寄せている。また、ライアン・ゴズリング、ニコール・キッドマン、レオナルド・ディカプリオなど、プレゼンターを務めてほしい人の名前も挙げている。第96回アカデミー賞の司会は昨年に続いてジミー・キンメルが務める。『オッペンハイマー』が最多13ノミネート、『哀れなるものたち』が11ノミネート、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が10ノミネートを獲得。アカデミー会員による最終投票は2月22日から行われており、27日に締め切られる。(賀来比呂美)
2024年02月27日A24と韓国CJ ENMが初の共同製作で贈る注目作『パスト ライブス/再会』が、第39回インディペンデント・スピリット賞にて作品賞と監督賞をW受賞した。本作は、ソウルで初めて恋に落ちた幼なじみのふたりが、24年後の36歳、N.Y.で再会する7日間を描くラブストーリー。物語のキーワードは「運命」の意味で使う韓国の言葉“縁ーイニョンー”。見知らぬ人とすれ違った時、袖が偶然触れるのは、前世(PAST LIVES)で何かの“縁”があったから。久しぶりに顔を合わせたふたりは、N.Y.の街を歩きながらこれまでの互いの人生について語り合い、過去自分たちが「選ばなかった道」に想いを馳せる。本作でメガホンをとったセリーヌ・ソン監督は、長編映画監督デビューながらすでに各国の映画賞で244ノミネート84受賞(2月26日時点)と本年度の賞レースを席巻。第96回アカデミー賞では作品賞・脚本賞の2部門に見事ノミネート。そしてこの度、日本時間2月26日早朝に発表された第39回インディペンデント・スピリット賞で、作品賞と監督賞をW受賞。米非営利団体Film Independent所属会員の投票によって決定する同賞では過去に、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』や『ノマドランド』など、米国アカデミー賞でも作品賞に輝いた数々の作品が受賞を果たしている。授賞式に登壇したセリーヌ・ソン監督は、「この作品について、この場で話せることをとても光栄に思います。作品の中でも描いているのですが、東洋の概念にイニョンというものがあり、現世で同じタイミングに同じ空間にいる相手とは、前世でも互いを知っていたということを意味します」と作品のテーマに寄せてコメント。「この映画を作るにあたり、このステージに立つみんな(キャストとスタッフ)に対して同じことをずっと感じてきました。みんなも同様に思ってくれていたはずです。今もこうしてチームを代表してこの作品賞を受け取っているわけですが、その共通の思いがあるので、いつも心強く、寂しさを感じたことがありませんでした。本当にありがとうございます」と喜びのスピーチをした。本年度の映画賞レースでは、これまでに作品賞に69ノミネート13受賞、また同じく監督賞については、40ノミネート11受賞を記録している本作。監督自身の実体験を基に緻密で繊細なストーリー構成が幅広く評価されていることが分かる。ほかにも「IndieWire」誌や「Hollywood Reporter」誌、「Rolling Stone」誌など複数の海外メディアがこぞって、<ベストムービー>に挙げ、映画レビューサイト・ロッテントマト98%の高評価を獲得(2023年10月3日時点)するなど、世界中から絶賛の声があがっており、今回、改めてセリーヌ・ソン監督のフレッシュな才能と、再会の物語の美しさを世界にアピールする結果となった。『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:パスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
2024年02月26日第81回ゴールデングローブ賞で作品賞&主演女優賞2部門受賞の『哀れなるものたち』が全世界興収1億ドル突破目前の大ヒットを記録している。『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーンが再集結した本作は、主人公・ベラが辿る数奇な運命と冒険の旅を描く物語。1月26日から劇場公開され、公開3日間(特別先行含む)の興行収入成績でFOX/Disney配給サーチライト作品として、『ブラック・スワン』(最終興収3.8億)、『シェイプ・オブ・ウォーター』(最終興収8.9億)に次ぐ、史上第3位という輝かしい大ヒットスタートを切った。5週目となった2月23日~25日週末も都心劇場で満席が続出する盛況ぶりで、ついに今週中にもアカデミー賞作品賞受賞作『ノマドランド』(最終興収4.3億)を抜いて、最終興収でも第3位となる見込みとなった。全世界での興行収入も2月25日時点で9,960万ドルにまで数字を伸ばし、コロナ後では『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』しか達成していない、限定公開作品全世界興収1億ドル超えも目前。エマ・ストーンの2度目の主演女優賞受賞への期待も高まり、作品賞でもゴールデングローブ賞で作品賞を分け合った『オッペンハイマー』との一騎打ちに注目が集まっている、来たる3月11日(月)発表の第96回アカデミー賞を待たずして、快挙の達成となった。オスカーの最有力候補として躍進中の本作に、引き続き注目が集まる。『哀れなるものたち』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年02月26日2月24日(現地時間)、全米映画俳優組合賞(SAG賞)授賞式がロサンゼルスのシュライン・オーディトリウムで開催された。映画部門では、『オッペンハイマー』が最高賞の作品賞の位置付けにあるキャスト賞を含む3部門を受賞。すでに英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞などの賞でも作品賞を受賞しており、3月のアカデミー賞受賞に弾みをつけた。© Universal Pictures. All Rights Reserved.テレビ部門では、コメディ部門を「一流シェフのファミリーレストラン」が独占。リミテッドシリーズは今年の賞レースで作品もキャストの演技も高く評価されている「BEEF/ビーフ」の主演コンビが受賞した。【映画部門】■キャスト賞『オッペンハイマー』■主演女優賞リリー・グラッドストーン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』■主演男優賞キリアン・マーフィー『オッペンハイマー』■助演女優賞ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『ホールドオーバーズ(仮題)』■助演男優賞ロバート・ダウニー・Jr.『オッペンハイマー』■スタント・アンサンブル賞『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』【テレビ部門】■ドラマシリーズ作品賞「メディア王 ~華麗なる一族~」(別タイトル:サクセッション、キング・オブ・メディア)■ドラマシリーズ女優賞エリザベス・デビッキ「ザ・クラウン」■ドラマシリーズ男優賞ペドロ・パスカル「THE LAST OF US」■コメディシリーズ作品賞「一流シェフのファミリーレストラン」■コメディシリーズ女優賞アヨ・エデビリ「一流シェフのファミリーレストラン」■コメディシリーズ男優賞ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」■テレビ映画・リミテッドシリーズ女優賞アリ・ウォン「BEEF/ビーフ」■テレビ映画・リミテッドシリーズ男優賞スティーヴン・ユァン「BEEF/ビーフ」■スタント・アンサンブル賞(コメディ&ドラマシリーズ)「THE LAST OF US」■生涯功労賞バーブラ・ストライサンド(賀来比呂美)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年02月26日全米映画俳優組合賞(SAG)が発表された。俳優たちが演技に対して投票するこの賞で、作品部門にあたるキャスト賞を受賞したのは、『オッペンハイマー』。この映画では、キリアン・マーフィが主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.が助演男優賞を受賞した。主演女優賞は、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のリリー・グラッドストーン、助演女優賞は『The Holdovers』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフだった。ダウニー・Jr.とジョイ・ランドルフはここまでの賞を制覇してきており、オスカーもほぼ確実になったといえる。この受賞結果で、マーフィとポール・ジアマティ(『The Holdovers』)が競り合う主演男優部門はマーフィが、グラッドストーンとエマ・ストーン(『哀れなるものたち』)が競り合う主演女優部門はグラッドストーンが、一歩先に出た感じだが、まだわからない。アカデミー賞の投票において俳優は最も大きな部分を占めることから、SAGの結果は予想上、非常に参考になるが、2021年にはSAGがチャドウィック・ボーズマンに主演男優賞を与えたのに対し、アカデミーはアンソニー・ホプキンスを選んでいる。『オッペンハイマー』3月29日(金)公開(C)Universal Pictures. All Rights Reserved.『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』3月1日(金)よりアカデミー賞ノミネート記念凱旋上映画像提供 Apple文=猿渡由紀
2024年02月26日3月10日(日本時間3月11日)に授賞式が開催される「第96回アカデミー賞」に、『オッペンハイマー』『哀れなるものたち』に次ぐ10部門でノミネートされている『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の凱旋上映が決定した。本作がノミネートされている部門は、「作品賞」、「監督賞(マーティン・スコセッシ)」、「主演女優賞(リリー・グラッドストーン)」、「助演男優賞(ロバート・デ・ニーロ)」、「作曲賞(ロビー・ロバートソン)」、「撮影賞(ロドリゴ・プリエト)」、「編集賞(セルマ・スクーンメイカー)」、「美術賞」、「衣装デザイン賞」、「主題歌賞」の全10部門。マーティン・スコセッシ監督の『ディパーテッド』ぶり2度目の受賞や、ロバート・デ・ニーロの『ゴッドファーザーII』(助演男優賞)、『レイジング・ブル』(主演男優賞)ぶりとなる3度目のオスカー受賞(受賞すれば主演と助演の合算でダニエル・デイ=ルイス、ウォルター・ブレナン、ジャック・ニコルソンに並び最多受賞タイ)にも期待がかかるが、今回特に注目されているのは、ゴールデングローブ賞ドラマ部門で、先住民女性としてはじめて主演女優賞を受賞し、歴史的快挙を成し遂げたリリー・グラッドストーンがノミネートされている「主演女優賞」部門。受賞有力視されているが、ゴールデングローブ賞では部門が分かれていたため直接対決はなかったものの、今回は『哀れなるものたち』のエマ・ストーンと1つの席を争う形に。さらには、本作が遺作となったスコセッシ監督の盟友で、元「ザ・バンド」のメンバーであるロビー・ロバートソンの受賞にも注目だ。開催中の「第74回ベルリン国際映画祭」でスコセッシ監督が金熊名誉賞を受賞し、記者会見では「映画は自由だ。『しなければ』ではなく、『したい』でいい。自分が何を扱うべきなのか、が芸術なんだ」と映画人を鼓舞するコメントを力強く語り、アカデミー賞授賞式へはずみをつけた。そんな話題作が今回、全国10館でノミネート凱旋上映が行われる。Apple Original Films『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は3/1(金)~3/14(木)アカデミー賞10部門ノミネート記念凱旋上映。・上映日:3月1日(金) ~3月14日(木)・上映劇場:全国10館(2D字幕版)TOHOシネマズ すすきの、TOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 日本橋、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、TOHOシネマズ 新宿、グランドシネマサンシャイン 池袋、ミッドランドスクエア シネマ、TOHOシネマズ 梅田、TOHOシネマズ なんば、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13(シネマカフェ編集部)■関連作品:キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 2023年10月20日より世界同時劇場公開画像提供 Apple TV+
2024年02月23日2月24日(土) 21時からWOWOWにて生放送・ライブ配信される番組『第96回アカデミー賞直前総予想』より、 MCを務める中島健人のインタビューが公開された。──中島さんにとってのアカデミー賞の魅力とは?中島世界中の役者やスタッフが集まって、年に一度、みんなで同業者のことを心から称え合う場所という面もあり、すごくいいですよね。やはり世界で一番映画が注目される瞬間ですし、世界で一番ラッキーな方々が集まる場所だと思うんです。だから僕はあの場所をパワースポットだと思っています。──中島さんはレッドカーペットリポーターとして、実際にそのパワースポットに立ってみたわけですが、得たものも多かったのでは?中島それは本当にたくさんありますね。あの時もタイカ・ワイティティ監督やレニー・ゼルウィガー、ポン・ジュノ監督といった方たちにインタビューできたということで、自分が急速に成長したという感覚がありました。本当に刺激を受ける場所でしたし、自分の視点をインターナショナルに変えてくれた場所だったなと思います。──授賞式で印象的だったところはありますか?中島アメリカのアカデミー賞授賞式で最高なのは、やはり歌曲賞のパフォーマンスですね。日本のアカデミー賞でもそういう機会があればいいのに!特に印象に残っているのは、第91回のレディー・ガガとブラッドリー・クーパーがデュエットした「シャロウ」(『アリー/スター誕生』主題歌)。あれは永遠に忘れられない瞬間で、憧れますね。──今年気になる作品、もしくは受賞を期待している作品についてお伺いしたいのですが。中島やはり『オッペンハイマー』は本命だと思っています。それと昨年の興行収入世界一だった『バービー』も注目しています。『バービー』は今の社会をカジュアルに風刺している映画で、『オッペンハイマー』は日本にとっては、ものすごくセンシティブな作品だと思うんですが、そういった作品がアメリカでどう評価されるのか、ものすごく楽しみですね。──中島さんは、クリストファー・ノーラン監督にインタビューもされているんですよね。中島2020年にリモートでインタビューをさせていただきました。そのときにゲリラオーディションで、実際にノーラン監督に芝居を観てもらったことがあるんです。斎藤工さんにも「健人さんは本当に予想だにしないことをやってくるのでビックリですが、そういうところが好きです」と言ってもらいました(笑)。ノーラン監督が、オスカー像を手にしているところを見たいです。そしていつかはノーラン監督の映画に出たいなと思っています!──それでは俳優部門で気になる人は?中島やはり『オッペンハイマー』で主演男優賞にノミネートされているキリアン・マーフィーですね。彼はスケアクロウ(ノーラン監督の映画『バットマン ビギンズ』に登場する悪役)の時から好きでしたし、ノーラン監督の推し俳優という感じがしているので、是非とも主演男優賞に輝いてほしいなと思っています。そして主演女優賞ですが、『哀れなるもの』のエマ・ストーンが気になります。身体を張って挑戦している彼女が『ラ・ラ・ランド』に続いて再び主演女優賞を受賞するのか注目しています。──その他の部門で気になる人はいますか?中島監督賞のノーラン監督ですね。監督賞には、本当に強者が揃ったという感じもありますが、その中でノーラン監督が初のオスカーを手にするのかというところに注目していますし、絶対にとってほしいなと思っています。それとメイク・ヘアスタイリング賞で『マエストロ:その音楽と愛と』のカズ・ヒロさん、歌曲賞で『バービー』のビリー・アイリッシュ(対象曲「What Was I Made For?」)なども気になっています。──今年は『PERFECT DAYS』(国際長編映画賞)、『ゴジラ-1.0』(視覚効果賞)、『君たちはどう生きるか』(長編アニメ映画賞)と、日本の作品が3本ノミネートされています。中島2022年の第94回に『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞をとりましたが、日本の作品がノミネートされるのは本当に嬉しいですよね。近年は韓国勢の強さを感じていますし、アカデミー賞にアジアの風穴が開いてきていると感じています。──その中で『ゴジラ-1.0』や『君たちはどう生きるか』も全米で大ヒットしましたし、2月から北米で公開された『PERFECT DAYS』の興行も順調とのことで。それは明るいニュースではないかなと思うのですが。中島日本のアイコンであるゴジラがここまで受け入れられることもうれしいですし、日本の視覚効果がハリウッドで受け入れられているというのは本当にすごいことだと思います。実は僕、(山崎監督のデビュー作)『ジュブナイル』から山崎監督の作品が好きで。22歳の時に、山崎貴監督の芝居のワークショップを受けたことがあるんですけど、そのときに「スターになったら一緒に仕事をしようね」と言われたんですよ(笑)。まだ一緒にお仕事はできていないですが、いつか山崎監督の映画に出演したいです。それとジブリの作品もそうですが、日本のコンテンツがグローバルに受け入れられているというのも素晴らしいですよね。『PERFECT DAYS』は、とてもリアルな日常が描かれていて親近感を覚えるとともに、役所広司さんが演じることでとても魅力的な作品として成立していて、すごく好きな作品です。日本の3作品は、本当に全部受賞してほしいなと思っています。──今年の『生中継!第96回アカデミー賞授賞式』はスタジオ出演になりますが。意気込みはいかがですか?中島とにかくアカデミー賞に対して、熱を持って接することが映画ファンをもっと多く増やす秘訣だと思うし、それに少しでも貢献出来ると嬉しいと思っています。僕が2020年にアカデミー賞の授賞式に行った時は、すべてのことがはじめてだったんですけど、ビギナーズラックでいろんな方に話しかけることもできました。何事も一発目ってすごく大事だなと思いましたし、そこで僕のエンタメに対する思考も変わったんですよ。『パラサイト 半地下の家族』が受賞した年だったので、韓国勢がレッドカーペットを誇らしい感じで歩いていて素晴らしいなと思いつつ、ちょっとだけ羨ましさもあったんですよね。そこから視点が世界に向かうようになりましたし、番組ではそうしたこともお伝えできたらなと思っています。──2月24日に放送される事前番組『第96回アカデミー賞直前総予想』ではMCを務めることになりますが、ゲストには『ドライブ・マイ・カー』で共同脚本を務めた大江崇允さんと、女優の松本穂香さんが出演されます。こちらの意気込みもぜひお願いします。中島大江(崇允)さんに関しては『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー賞授賞式に参加したという実績もあるので、その裏話を聞けたらうれしいですし、(松本)穂香さんに関しては、自分にとっても大切な作品(『桜のような僕の恋人』)を一緒に作り上げた戦友でもあるので。実は当時、彼女が映画についてのコラムを書いているという話を聞いていて。映画にかなり詳しいことを知っていました。だから大きな信頼を置いていますし、安心して生放送ができるんじゃないかと思っています。今から楽しみです。──最後に視聴者へメッセージを。中島僕自身、アカデミー賞に携わらせていただくのが5年目になります。本当に僕にとって、人生を変えた大きなきっかけがアカデミー賞の授賞式だったので。5年目という節目のタイミングで、今までの恩返しじゃないですが、今まで以上に映画に対して熱を持って向き合っていけたらと思っています。オスカーの行方を予想する番組『第96回アカデミー賞直前総予想』は、MCに中島健人を迎え、2月24日(土) 21時から生放送・ライブ配信。スタジオゲストとして大江崇允、町山智浩、松本穂香、宮下兼史鷹(宮下草薙)が出演する。また、『第96回アカデミー賞授賞式』は、3月11日(月) 7時から生中継される。<番組情報>『第96回アカデミー賞直前総予想』2月24日(土) 21:00 [WOWOW プライム] [WOWOW オンデマンド]WOWOWオンデマンドでは3月11日(月) 6:59までアーカイブ配信【出演者】MC:中島健人(Sexy Zone)スタジオゲスト:大江崇允、松本穂香、町山智浩、宮下兼史鷹(宮下草薙)『生中継!第96回アカデミー賞授賞式』3月11日(月) 7:00~ [WOWOW プライム][WOWOW オンデマンド]字幕版:3月11日(月) 21:00〜 [WOWOW プライム] [WOWOW オンデマンド]WOWOWオンデマンドでは3月19日(火) 23:59までアーカイブ配信【出演者】案内役:ジョン・カビラ、宇垣美里スタジオゲスト:中島健人(Sexy Zone)【関連番組】■『第96回アカデミー賞ミニガイド ~時代を動かした名スピーチ~』■『第96回アカデミー賞ノミネーション』・作品・監督篇・男優篇・女優篇・注目の部門篇随時放送中/WOWOWオンデマンドで配信中番組オフィシャルサイト:
2024年02月23日第47回 日本アカデミー賞の話題賞結果が、22日深夜放送のニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00〜27:00)内で発表された。今回で47回目の開催を迎える“日本映画界最高の名誉”『日本アカデミー賞』(3月8日 グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールにて授賞式開催)。同賞において唯一、一般の映画ファンが投票に参加できるのが「話題賞」で、2月2日に投票が締め切られ、この度最終結果が明らかになった。作品部門では『キリエのうた』、俳優部門では『キングダム 運命の炎』『ゴジラ-1.0』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-/-決戦-』『BLUE GIANT』(声の出演)に出演した山田裕貴が選ばれた。同局では受賞者のスペシャルインタビューも交え、今年も日本アカデミー賞授賞式の模様を『オールナイトニッポン0(ZERO)〜第47回日本アカデミー賞スペシャル〜』として3月8日27時から2時間に渡って放送する。【編集部MEMO】1980年の「第3回 日本アカデミー賞」から創設された『日本アカデミー賞 話題賞』。同賞は、ニッポン放送の看板番組『オールナイトニッポン』リスナーによる「今年、最も話題を集めたと思われる作品」と「俳優」をもとに投票で決定するもので、歴史と伝統を誇る日本アカデミー賞全部門の中で、一般の映画ファンが投票に参加できる唯一の賞となっている。(※選考対象作品:2023年1月1日〜2023年12月31日までの期間に公開され、選考基準を満たした作品。詳細は日本アカデミー賞協会ホームページ参照)
2024年02月23日本年度アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞ノミネート作品『世界の人々:ふたりのおばあちゃん』(原題 Nǎi Nai & Wài Pó)が3月22日(金)よりディズニープラスにて独占配信されることが決定した。米カリフォルニア州・フリーモント出身の映画製作者ショーン・ワンが贈る本作は、Nai Nai(父方の祖母)とWài Pó(母方の祖母)に宛てた個人的な“ラブレター”のような作品。83歳と94歳になる祖母たちの何気ない日常を楽しく、そして生き生きと映し出した約16分にわたる映像となっている。本作は、「第96回アカデミー賞」にノミネートされたほか、プレミア上映された「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW2023)」では審査員特別賞と観客賞を受賞。さらには、米映画祭「AFI Fest」&「シアトル国際映画祭2023」でも見事、審査員特別賞に輝いた。なお、ショーン・ワン監督による長編デビュー作『Dìdi(弟弟)』は、先日開催された「サンダンス映画祭2024」にてワールドプレミアを迎えたほか、審査員特別賞(アンサンブル)と観客賞を受賞。今後の活躍が期待される監督である。『世界の人々:ふたりのおばあちゃん』は3月22日(金)よりディズニープラスにて配信。(シネマカフェ編集部)
2024年02月22日「第96回アカデミー賞授賞式」を独占生中継するWOWOWでは事前番組として「第96回アカデミー賞直前総予想」を2月24日(土)に放送。そのスタジオゲストとして、大江崇允、松本穂香、町山智浩、宮下兼史鷹(宮下草薙)が出演することが決定した。3月11日(月)(※日本時間)に開催される映画の祭典「第96回アカデミー賞授賞式」。その模様を、3月11日(月)午前7時よりWOWOWが独占生中継。番組案内役にジョン・カビラと宇垣美里、スタジオゲストに中島健人(Sexy Zone)が出演する。注目集まるオスカーの行方を徹底予想する番組「第96回アカデミー賞直前総予想」は、MCに中島さんを迎え、2月24日(土)21時より生放送・ライブ配信される。そして、中島さんと一緒に受賞予想に参加するスタジオゲストは、第94回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』で共同脚本を務め、授賞式にも参加経験のある映画監督・脚本家の大江崇允、中島さんとは映画『桜のような僕の恋人』で恋人役を演じ、定期的に映画に関するコラムを執筆している松本穂香、カリフォルニア在住で現地アメリカの情報にも精通している映画評論家の町山智浩、サブカルチャーに精通し無類の映画好きで知られる、お笑いコンビ「宮下草薙」の宮下兼史鷹の4名(※五十音順)。様々な舞台で活躍する真の映画好きが出演し、ノミネート作品の紹介や受賞予想、さらには現地アメリカの最新情報も交えながら伝える。「第96回アカデミー賞授賞式」は3月11日(月)7時~WOWOWにて生中継・ライブ配信。「第96回アカデミー賞直前総予想」は2月24日(土)21時~WOWOWにて生放送・ライブ配信。(シネマカフェ編集部)
2024年02月20日クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』が、第77回英国アカデミー賞授賞式にて《作品賞》《監督賞》《主演男優賞》《助演男優賞》《撮影賞》《編集賞》《作曲賞》の最多7部門を受賞した。本作は、第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話に基づき描いた作品。ノーラン監督が脚本も兼務し、主演のキリアン・マーフィーほかエミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナーらが出演する。併せて、ノーラン監督から受賞についてのコメントが公開された。クリストファー・ノーラン監督 コメント私たちの映画は、絶望の気配で幕を閉じる必要がありました。しかし、現実の世界では、核兵器の数を減らすために長い間懸命に闘ってきた様々な個人や組織があり、1967年のピーク以降、彼らはほぼ90%の削減を成し遂げてきました。昨今、それは間違った方向に進んでいます。だからこそ、この賞を受けるにあたり、私は改めて、これまで闘ってきた彼らの努力を認識し、彼らが平和のための努力の必要性と可能性を示したことに目を向けたいと思います。このような賞をいただき光栄です。感謝いたします。<作品情報>『オッペンハイマー』3月29日(金) 公開『オッペンハイマー』ビジュアル公式サイト: Pictures. All Rights Reserved.
2024年02月20日2月18日、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式が開催された。今回は、77回の歴史を誇る同賞授賞式で「初めて」の出来事が多数あった。作品賞と監督賞は『オッペンハイマー』とその監督クリストファー・ノーランが受賞した。ノーラン監督はこれまでに『インセプション』と『ダンケルク』でどちらの賞にもノミネート歴があるが、3度目にして初めて受賞が叶った。同作からはキリアン・マーフィーが主演男優賞も獲得。アイルランド人俳優が同賞を受賞するのは初めてだという。助演男優賞を受賞したロバート・ダウニー・Jr.(『オッペンハイマー』)が前回英国アカデミー賞を受賞したのは、『チャップリン』で主演男優賞を獲得した31年前。この「31年」という前回との受賞間隔が最長記録を更新したという。アニメ映画賞は宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』に贈られた。日本の作品が同部門で受賞するのは初めて。主な受賞作、受賞者は以下の通り。作品賞『オッペンハイマー』監督賞クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』主演女優賞エマ・ストーン『哀れなるものたち』主演男優賞キリアン・マーフィー 『オッペンハイマー』助演女優賞ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『ホールドオーバーズ(仮題)』助演男優賞ロバート・ダウニー・Jr.『オッペンハイマー』脚本賞ジュスティーヌ・トリエ&アルチュール・アラリ『落下の解剖学』脚色賞コード・ジェファーソン『アメリカン・フィクション』英語作品賞『関心領域 The Zone of Interest』アニメ映画賞『君たちはどう生きるか』(賀来比呂美)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibliオッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年02月19日第47回 日本アカデミー賞「新人俳優賞」受賞者撮りおろしビジュアル「NEW CINEMA FACE 2024」が15日、公開された。同ビジュアルは、第35回(2011年)より開催し、今年で12年目を迎える新人俳優賞受賞者(アイナ・ジ・エンド、市川染五郎、原菜乃華、黒川想矢、柊木陽太、福原遥、高橋文哉、桜田ひより)の撮りおろし企画。2月23日~3月15日まで、東京・渋谷 RAYARD MIYASHITA PARKに掲出される。日本アカデミー賞の歴史の中で第5回から設けられた「新人俳優賞」。1982年の初回の受賞者である佐藤浩市、真田広之、中井貴一、石田えり、かとうかずこ、田中裕子の6人に始まり、歴代「新人俳優賞」受賞者はその後も「主演」「助演」で再び日本アカデミー賞を受賞するなど各方面で活躍を続けている。選出は日本アカデミー賞協会会員約4,000人の投票により決定。原則として映画初出演でなくとも、主演・助演クラスの大役を演じ、印象を与えた俳優を対象としている。コメントは以下の通り。○■アイナ・ジ・エンド(『キリエのうた』)映画の撮影は、キャストの裏側で何百倍の数のスタッフさんが動いてくれていて、「この人たちのおかげで映画が撮れるんだ、出てる人たちだけがすごいんじゃないんだ。この方々がこうやって守ってくれてるから、私は私のお芝居と、歌うことに精一杯でいいんだ」って思えた瞬間でした。将来は自分のことというより、自分が教えてきてもらったことを次の世代に、未来の子供たちに愛を持って教えていきたいという気持ちが強いです。○■桜田ひより(『交換ウソ日記』)一つの作品を通して泣いたり笑ったり、観ている側と創っている側で共鳴しあえるところが映画の魅力だと思います。私自身、映画が大好きで、とても大切なもので人生の一部になっています。みなさんにとってもそうであったらいいなと思います。(将来のことは)あまり想像がつかないのですが……ずっとお芝居を続けられていたら嬉しいです。年齢を重ねながら、少しずつ大人な自分になっていきたいです。○■原菜乃華(『ミステリと言う勿れ』)私にとって映画は、恩人のような存在です。作品一つで人生や考え方を左右してしまうような力を持っていて、観てくださった方のこれからに関与してしまう怖さもあります。だからこそ、その責任も背負いながらお芝居していかなければいけないなと日々思いながら現場に立っています。具体的な目標ではないですが、年齢を重ねても、意見やアドバイスを素直に聞くことができて、変化し続けられるような柔軟な人でありたいです。○■福原遥(『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』)普段自分が生きている世界と全然違う世界に入らせてもらえる場所と言いますか、作品の中、世界観にしっかり浸れて自分自身とも向き合える存在だと感じています。いろんな世界に連れて行ってくれるものだと思います。(10年後20年後の自分も、)色んな作品に携わっていられたらなって思います。そしてまた、この日本アカデミー賞の舞台に立てるように頑張りたいです。○■市川染五郎(『レジェンド&バタフライ』)映画はお客さまに平面で届くので、舞台の人間としては「いかに立体的に見せるか」「画面を通してどれだけ熱量を伝えられるか」を意識しています。舞台と映像との違いは色々ありますが、作品にかける想いや臨み方に違いはないと感じました。今後も、自分が“その瞬間”に感じていることを大事にしていきたいと思っています。出会った人、作品に、とにかく熱意を注いで、その積み重ねで過去と未来を繋いでいくような生き方をしたいです。○■黒川想矢(『怪物』)(映画は)いつ、どんな時代に観ても、受け取るものがたくさんある気がしています。「怪物」でカンヌ国際映画祭に行かせていただいた時に、外国の方からメッセージをいただいたことが心に残っています。言語がわからなくても伝わるものなのかな、と思います。(10年後20年後は)何をしているか想像はつかないのですが、まず人として、優しくありたいです。その上で、人に頼ることもできて頼られることもある。そんな人でありたいです。○■高橋文哉(『交換ウソ日記』)映画館で観るときの「映画を観ることしかできない時間」が僕はとても好きなので、映画のスクリーンの中に自分がいるということがすごくありがたいです。あまり映画館に行かない人が一歩踏み出す動機になるような作品を創りたいと思いながら日々撮影しています。『10年後20年後は)必要とされる役者になりたいです。「この役者がいれば大丈夫」と思っていただける役者になれるように、いろんな役に挑戦していきたいと思います。○■柊木陽太(『怪物』)映画は、出演経験もまだ少ないので、どちらかというとまだ観る側という感覚です。映画館で観て、笑ったり泣いたり、ワクワクしたりするところが魅力だと思います。(10年後20年後のことは)まだちゃんと想像はできないのですが、これまでお会いしてきた先輩方はすごく優しく接してくださるので、すごく嬉しいし、自分もそういう人になりたいと思います。良い人も悪い人もいろんな役を演じ分けられる俳優になりたいです。【編集部MEMO】「NEW CINEMA FACE」は、日本アカデミー賞 新人俳優賞受賞者の撮り下ろし企画。毎年、期間限定で掲出されると多くの人々が現地を訪れ、映画ファンのフォトスポットとして話題になっている。その年の映画界に現れた、次世代の映画界を担う新人俳優賞受賞者たちが一堂に会し、新たな装いと表情を見せる。(C)日本アカデミー賞協会
2024年02月15日日本アカデミー賞・新人俳優賞受賞者の撮りおろし企画「NEW CINEMA FACE 2024」が今年も開催。次世代の映画界を担う新人俳優賞受賞者の撮りおろしビッグボードがRAYARD MIYASHITA PARKに登場し、受賞者のインタビューもMIYASHITA PARK公式サイトで公開される。3月8日(金)に開催される第47回日本アカデミー賞授賞式に先駆け、昨年に引き続き、渋谷のランドマークであるRAYARD MIYASHITA PARKに、次世代を担う俳優が期間限定で集結。多くの人々が現地に訪れ、映画ファンのフォトスポットとして話題となっていた本企画。新人俳優賞受賞者たちの撮りおろしビッグボードやメイキング映像が、ここでしか見られない新たな装いで登場する。受賞者のインタビューも2月26日(月)よりMIYASHITA PARK公式サイトにて公開される。新人俳優賞受賞者に聞く「自分にとって映画とは?10年後20年後の自分像は?」※女性から五十音順・敬称略アイナ・ジ・エンド『キリエのうた』映画の撮影は、キャストの裏側で何百倍の数のスタッフさんが動いてくれていて、「この人たちのおかげで映画が撮れるんだ、出てる人たちだけがすごいんじゃないんだ。この方々がこうやって守ってくれてるから、私は私のお芝居と、歌うことに精一杯でいいんだ」って思えた瞬間でした。将来は自分のことというより、自分が教えてきてもらったことを次の世代に、未来の子供たちに愛を持って教えていきたいという気持ちが強いです。桜田ひより『交換ウソ日記』一つの作品を通して泣いたり笑ったり、観ている側と創っている側で共鳴しあえるところが映画の魅力だと思います。私自身、映画が大好きで、とても大切なもので人生の一部になっています。みなさんにとってもそうであったらいいなと思います。(将来のことは)あまり想像がつかないのですが、ずっとお芝居を続けられていたら嬉しいです。年齢を重ねながら、少しずつ大人な自分になっていきたいです。原菜乃華『ミステリと言う勿れ』私にとって映画は、恩人のような存在です。作品一つで人生や考え方を左右してしまうような力を持っていて、観てくださった方のこれからに関与してしまう怖さもあります。だからこそ、その責任も背負いながらお芝居していかなければいけないなと日々思いながら現場に立っています。具体的な目標ではないですが、年齢を重ねても、意見やアドバイスを素直に聞くことができて、変化し続けられるような柔軟な人でありたいです。福原遥『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』普段自分が生きている世界と全然違う世界に入らせてもらえる場所と言いますか、作品の中、世界観にしっかり浸れて自分自身とも向き合える存在だと感じています。いろんな世界に連れて行ってくれるものだと思います。(10年後20年後の自分も、)色んな作品に携わっていられたらなって思います。そしてまた、この日本アカデミー賞の舞台に立てるように頑張りたいです。市川染五郎『レジェンド&バタフライ』映画はお客さまに平面で届くので、舞台の人間としては「いかに立体的に見せるか」「画面を通してどれだけ熱量を伝えられるか」を意識しています。舞台と映像との違いは色々ありますが、作品にかける想いや臨み方に違いはないと感じました。今後も、自分が“その瞬間”に感じていることを大事にしていきたいと思っています。出会った人、作品に、とにかく熱意を注いで、その積み重ねで過去と未来を繋いでいくような生き方をしたいです。黒川想矢『怪物』(映画は)いつ、どんな時代に観ても、受け取るものがたくさんある気がしています。『怪物』でカンヌ国際映画祭に行かせていただいた時に、外国の方からメッセージをいただいたことが心に残っています。言語がわからなくても伝わるものなのかな、と思います。(10年後20年後は)何をしているか想像はつかないのですが、まず人として、優しくありたいです。その上で、人に頼ることもできて頼られることもある。そんな人でありたいです。高橋文哉『交換ウソ日記』映画館で観るときの「映画を観ることしかできない時間」が僕はとても好きなので、映画のスクリーンの中に自分がいるということがすごくありがたいです。あまり映画館に行かない人が一歩踏み出す動機になるような作品を創りたいと思いながら日々撮影しています。(10年後20年後は)必要とされる役者になりたいです。「この役者がいれば大丈夫」と思っていただける役者になれるように、いろんな役に挑戦していきたいと思います。柊木陽太『怪物』映画は、出演経験もまだ少ないので、どちらかというとまだ観る側という感覚です。映画館で観て、笑ったり泣いたり、ワクワクしたりするところが魅力だと思います。(10年後20年後のことは)まだちゃんと想像はできないのですが、これまでお会いしてきた先輩方はすごく優しく接してくださるので、すごく嬉しいし、自分もそういう人になりたいと思います。良い人も悪い人もいろんな役を演じ分けられる俳優になりたいです。「NEW CINEMA FACE 2024」は2月23日(金・祝)~3月15日(金)RAYARD MIYASHITA PARKにて掲出。第47回日本アカデミー賞授賞式は3月8日(金)に開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:レジェンド&バタフライ 2023年1月27日より全国にて公開©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会ミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社交換ウソ日記 2023年7月7日より公開©2023「交換ウソ日記」製作委員会キリエのうた 2023年10月13日より全国にて公開Ⓒ2023 Kyrie Film Bandあの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 2023年12月8日より全国にて公開(C)2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会
2024年02月15日3月10日(日)に開催されるアカデミー賞授賞式のプロモーション動画が公開された。“主演”は司会を務めるジミー・キンメル。昨年世界中で大ヒットした『バービー』のバービーランドの中で迷ってしまい、変てこバービー(ケイト・マッキノン)の家にたどり着く。タキシード姿のジミーはケンの一人だと勘違いされ、「中年の危機のケン?」「離婚してすべて失ったケン?」「サイズアップが必要なタキシード着用のケン?」と聞かれるが否定し、「ハリウッドに帰りたいんです」と訴える。変てこワゴンに乗って、オスカーズランド(ハリウッド)に向かう2人。道中、今年のアカデミー賞の作品賞にノミネートされている映画が『バービー』の世界観と変てこバービーの主観で紹介される。例えば『哀れなるものたち』は、エマ・ストーン演じるベラが変てこバービーの「いとこ」であり、「もっと変てこなバービーなんだ」と説明されるといった具合にだ。2人はなんとか無事オスカーの会場にたどり着くが、ジミーはこれで4度目の司会を務めるがいまだに「ナーバスだ」と不安な顔を見せる。すると、変てこワゴンの後部座席からアメリカ・フェレーラ演じるグロリアが登場。『バービー』の中で見せた名演説シーンを再現するかのように、ジミーに「こんな司会者であらねばならない」と説く。その後、「オスカーの司会をするのは、女性でいるよりも難しいことだ」とジミーが的外れなことを言って場をしらけさせた瞬間、今度は後部座席からライアン・ゴズリング演じるケンが現れる。オスカーの後に出席者が喜んで食べることで知られているファーストフード「イン・アンド・アウト・バーガー」の商品を手にして。ジミーに「それはオスカーの“後”に食べるものだよ。特に受賞者が」と指摘されたケンは、「それはありえないや」と商品をポイ捨て。「でも、グレタ(・ガーウィグ)は監督賞が確実だからよかったな!」と喜ぶ。グロリアは困った顔でグレタが監督賞にノミネートされていないことをケンの耳にささやき、ケンはその事実を知って絶叫する…という皮肉が効いた内容となっている。ノミネートが確実視されていた監督賞にグレタ、主演女優賞にマーゴット・ロビーが、候補入りを逃したからだ。なお、ライアンとアメリカは助演男優賞、助演女優賞にノミネートされている。(賀来比呂美)
2024年02月14日株式会社GeoDesign(ジオデザイン)は、web集客が学べる無料講座「web集客アカデミー」を提供開始いたしました。「web集客アカデミー」は、webサイトを作成してビジネスを成長させたい人に役立つ情報満載のガイドです。webサイトを作成して売上とトラフィックを増やすための重要なポイントを、わかりやすく解説しています。「web集客アカデミー」の3つのポイント● ポイント1「ニーズにあったweb設計」webサイトを作成して売上とトラフィックを増やすには、あなたのwebサイトに興味を持って訪れる可能性が高い人々(ターゲットオーディエンス)を知ることが重要です。ターゲットオーディエンスを理解することで、彼らのニーズや興味に合ったwebサイトを作成することができます。● ポイント2「反響を高めるweb設計」訪問者が簡単に目的のページを見つけられるように、webサイトの構造を明確にする必要があります。また、読みやすいテキストとわかりやすい画像を使用することも重要です。● ポイント3「集客戦略の考え方」SEOとソーシャルメディアを使用して訪問者をwebサイトに引き付ける必要があります。SEOとは、検索エンジンでwebサイトをより上位に表示させるための技術です。ソーシャルメディアは、webサイトの存在を宣伝し、訪問者を呼び込むのに役立ちます。「web集客アカデミー」では、これらの重要なポイントを詳しく解説しています。webサイトを作成してビジネスを成長させたいかた必見の無料コンテンツです。<「web集客アカデミー」の魅力>● webサイトを作成して売上とトラフィックを増やすための重要なポイントを、わかりやすく解説。● ターゲットオーディエンスの理解、webサイトのナビゲーション、SEOとソーシャルメディアの活用など、さまざまなトピックを網羅。● webサイトを作成してビジネスを成長させたい人に役立つ、実践的な情報が満載。「web集客アカデミー」を活用して、ぜひ成功するwebサイトを作成してください。【サービス概要】サービス名: web集客アカデミーサービス内容: 売上を上げるためのweb集客の知識をつける無料講座価格: 無料お申込み: サイトへアクセスするのみ(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年02月13日監督組合賞(DGA)が発表された。長編映画監督賞に輝いたのは、『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン。DGAの結果とオスカー監督賞の結果は重なることが多く、早くからフロントランナーと考えられてきたノーランは、これでさらにオスカーへと一歩近づいた形だ。劇場用映画新人監督賞は、『パスト ライヴス/再会』のセリーン・ソン。ソンは、オスカーの監督部門からは漏れたが、作品と脚本部門で候補入りしている。ドラマシリーズ部門の受賞者は『The Last of Us』のピーター・ホア、コメディシリーズ部門の受賞者は『一流シェフのファミリーレストラン』のクリストファー・ストーラーだった。『オッペンハイマー』3月29日(金) 公開文=猿渡由紀(C)Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年02月12日アカデミー賞に新たな部門が新設されることになった。キャスティング・ディレクター部門で、来年の授賞式からスタートする。アカデミー賞に新たな部門が加えられるのは、2001年に長編アニメーション部門ができて以来のこと。映画において重要な役割を果たすキャスティング・ディレクターにオスカーを創設することは長い間話し合われてきたが、キャスティングの決定には監督も大きくかかわっているとして、一部の監督が抵抗を示していた。スタント・コーディネーターやスタントマンも自分たちの部門の設立をずっと望んできており、今後どうなるかが注目される。文=猿渡由紀
2024年02月09日宮崎駿監督映画『君たちはどう生きるか』の音楽を担当した久石譲のインタビュー映像が、アカデミー賞公式YouTube「Oscars」で公開された。『君たちはどう生きるか』(The Boy and the Heron)は、宮崎監督10年ぶりの最新作。「第81回ゴールデン・グローブ賞」アニメ映画賞受賞、「第51回アニー賞」7部門ノミネート、「第78回毎日映画コンクール」大藤信郎賞受賞など、国内外で注目されている。そして先月、「第96回アカデミー賞」のノミネート作品発表が行われ、本作が長編アニメ映画賞部門に選出。今回公開された映像では、本作の映像とともに久石さんのインタビューが収録されており、そこでは宮崎駿監督とのやり取り、青サギの登場シーンの音楽や、本作のメインテーマ曲である「Ask me why」の制作秘話が語られている。コメント欄には「本当に天才ですね」、「この一年で聞いた中で最高のサウンドトラック」、「これが作曲賞にノミネートされなかったことが未だに信じられない」などの声が寄せられている。(シネマカフェ編集部)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2024年02月07日本年度・第96回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートを果たしたドイツの新鋭イルケル・チャタク監督最新作『The Teacher’s Lounge』(英題)が邦題『ありふれた教室』として、5月17日(金)より公開。若き女性教師の悪夢のような極限心理をあぶり出す本作から、ティザーチラシ、特報が解禁された。仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラは、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を得つつあった。そんなある日、校内で相次ぐ盗難事件の犯人として教え子が疑われる。校長らの強引な調査に反発したカーラは、独自の犯人捜しを開始。するとカーラが職員室に仕掛けた隠し撮りの動画には、ある人物が盗みを働く瞬間が記録されていた。やがて盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は噂となって広まり、保護者の猛烈な批判、生徒の反乱、同僚教師との対立を招いてしまう。カーラは、後戻りできない孤立無援の窮地に陥っていく…。ある新任女性教師の視点で進行する物語は、校内で発生した小さな事件が予想もつかない方向へと激しくうねり、わずか数日間で学校の秩序が崩壊してしまう異常な事態へと突き進んでいく。第73回(2023年)ベルリン国際映画祭パノラマ部門でワールドプレミアされW受賞を果たしたのを皮切りに、ドイツ映画賞最多5部門(作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞)の受賞を達成、米映画レビューサイト「ロッテン・トマト」では99%FRESHという高い数字を獲得しており、世界の映画祭を席巻。さらに先日、本年度アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートを果たした本作は、これが日本での劇場公開は初となるドイツの新鋭イルケル・チャタクの長編4作目にあたる最新作。チャタク監督は教育分野で働く様々な人々へのリサーチを行い、自らの子ども時代の実体験も織り交ぜてオリジナル脚本を執筆した。誰にとっても馴染み深い学校という場所を“現代社会の縮図”に見立て、正義や真実の曖昧さをサスペンスフルに描ききったその試みは、ミヒャエル・ハネケやアスガー・ファルハディといった名匠の作風を彷彿とさせる。また、主演のレオニー・ベネシュはハネケ監督の代表作『白いリボン』で注目され、「THE SWARM/ザ・スウォーム」「80日間世界一周」などのTVシリーズで活躍。次々と重大な選択や決断を迫られるカーラの葛藤を生々しく体現した本作でドイツ映画賞主演女優賞の受賞を果たし、ヨーロッパ映画賞女優賞にもノミネートされた。本作『ありふれた教室』が追求した多様なテーマは、教員のなり手不足や過酷な長時間労働、モンスター・ペアレンツなどの問題がしばしば報じられる日本社会とも無縁ではない。教育現場のリアルな現実に根ざし、世界中の学校やあらゆるコミュニティーでいつ暴発しても不思議ではない“今そこにある脅威”を見事にあぶり出す、極限のサスペンス・スリラーが誕生した。今回解禁となったティザーチラシでは、主人公の教師カーラがメインに捉えられ、目元には赤いアザのようなものが見受けられるが表情が全て見えないため、謎めいた不気味さを醸し出している。裏面では人混みのなかカーラが呆然とした表情で佇み、「窃盗」「絶望」「崩壊」等の不穏なキーワードが散りばめられ、両面ともにただならぬ空気が漂うビジュアル。併せて公開された特報では、ある盗難事件をきっかけにカーラが次第に追い詰められていく様子がうかがえる。生徒や同僚教師との対立、そして教室での叫び声…。学校の<不都合な真実>とは何か。緊迫感漂う音楽も相まってカーラの混乱が垣間見える特報となっている。『ありふれた教室』は5月17日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月07日本年度アカデミー賞に作品賞、主演男優賞、助演女優賞ほか5部門ノミネートされている『ホールドオーバーズ』(仮題/原題:The Holdovers)が、6月21日(金)より全国公開決定。併せて、場面写真3点が解禁された。『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペイン監督とポール・ジアマッティが再びタッグを組んだ本作。1970年冬、ニューイングランドにあるバートン校を舞台に、それぞれの事情で寮に残り、クリスマスと新年を過ごす孤独な3人の物語。誰もが浮かれるクリスマスに弾かれ者たちが寄り添い合い、小さな絆を築き上げていく。主演のジアマッティは、古い価値観で教鞭をとる古代史の非常勤教師で、生徒からも教師たちからも嫌われているポール・ハナムを演じる。第81回ゴールデン・グローブ賞をはじめ各映画賞で助演女優賞を受賞してきているダヴァイン・ジョイ・ランドルフは、ひとり息子のカーティスをベトナム戦争で亡くした学校の料理長メアリー・ラム役に。映画初出演となるドミニク・セッサは、頭が良く、傷つきやすく、トラブルメーカーだが心根は悪くないバートン校の生徒、アンガス・タリーを演じている。本作では誰もいない学校での自由気ままな生活の中、ちょっとした冒険や災難を通じて、この3人に小さな繋がりが生まれていく様を描き出す。監督は、『サイドウェイ』と『ファミリー・ツリー』でアカデミー賞脚色賞を2度獲得しているアレクサンダー・ペイン。脚本はブラッドリー・クーパー主演のテレビドラマ「キッチン・コンフィデンシャル」の企画を手掛けたデヴィッド・ヘミングソンが担当。本作により、第81回ゴールデン・グローブ賞のミュージカル・コメディ部門でジアマッティとランドルフが主演男優賞と助演女優賞を受賞。さらに第96回アカデミー賞では作品賞、脚本賞、編集賞、主演男優賞、助演女優賞の5部門にノミネートと、現在、全米の映画賞を席巻し続けている。ダヴァイン・ジョイ・ランドルフこの度解禁する場面写真は、飾り気のないクリスマスツリーを背景に、クリスマスディナーを囲む3人の姿と、古代史の授業をするハナム先生(ポール・ジアマッティ)と本を片手に怪訝な顔をする料理長のメアリー(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)の写真。雪に閉ざされたバートン校で、3人きりで過ごすクリスマス…それぞれの曇った表情に明るさは宿されるのか、注目だ。『ホールドオーバーズ」(仮題)は6月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月02日第96回アカデミー賞の受賞作品が発表。宮﨑駿の『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞を受賞した。さらに、山崎貴監督『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞受賞を果たした。作品賞は『オッペンハイマー』また、クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』が最多の13部門ノミネートを果たし、作品賞に輝いた他、監督賞、キリアン・マーフィーの主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.の助演男優賞、撮影賞、編集賞などを受賞。11部門でノミネートされた『哀れなるものたち』は、エマ・ストーンの主演女優賞、美術賞、衣装デザイン賞などにおいて受賞を果たしている。作品賞◆アカデミー作品賞受賞:『オッペンハイマー』『American Fiction(原題)』『落下の解剖学』『バービー』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『マエストロ:その音楽と愛と』『パスト ライブス/再会』『哀れなるものたち』『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』『関心領域』監督賞◆アカデミー監督賞受賞:クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』ジョナサン・グレイザー『関心領域』ジュスティーヌ・トリエ『落下の解剖学』マーティン・スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』主演男優賞◆アカデミー主演男優賞受賞:キリアン・マーフィー『オッペンハイマー』ブラッドリー・クーパー『マエストロ:その音楽と愛と』コールマン・ドミンゴ『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』ジェフリー・ライト『American Fiction(原題)』ポール・ジアマッティ『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』主演女優賞◆アカデミー主演女優賞受賞:エマ・ストーン『哀れなるものたち』アネット・ベニング『ナイアド ~その決意は海を越える~』キャリー・マリガン『マエストロ:その音楽と愛と』リリー・グラッドストーン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』ザンドラ・ヒュラー『落下の解剖学』助演女優賞◆アカデミー助演女優賞受賞:ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』アメリカ・フェレーラ『バービー』ダニエル・ブルックス『カラーパープル』エミリー・ブラント『オッペンハイマー』ジョディ・フォスター『ナイアド ~その決意は海を越える~』助演男優賞◆アカデミー助演男優賞受賞:ロバート・ダウニー・Jr.『オッペンハイマー』マーク・ラファロ『哀れなるものたち』ロバート・デ・ニーロ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』ライアン・ゴズリング『バービー』スターリング・K・ブラウン『American Fiction(英題)』国際長編映画賞◆アカデミー国際長編映画賞受賞:『関心領域』『Io Capitano(原題)』『PERFECT DAYS』『Society of the Snow(英題)』『The Teachers’ Lounge(英題)』長編アニメ映画賞◆アカデミー長編アニメ映画賞受賞:『君たちはどう生きるか』『マイ・エレメント』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『ニモーナ』『ロボット・ドリームズ』脚本賞◆アカデミー脚本賞受賞:ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ『落下の解剖学』ジョシュ・シンガー、ブラッドリー・クーパー『マエストロ:その音楽と愛と』サミー・バーチ、アレックス・メチャニク『May December(原題)』セリーヌ・ソン『パスト ライブス/再会』デヴィッド・ヘミングソン『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』脚色賞◆アカデミー脚色賞受賞:コード・ジェファーソン『American Fiction(原題)』グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック『バービー』クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』トニー・マクナマラ『哀れなるものたち』ジョナサン・グレイザー『関心領域』撮影賞◆アカデミー撮影賞受賞:『オッペンハイマー』『伯爵』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『マエストロ:その音楽と愛と』『哀れなるものたち』編集賞◆アカデミー編集賞受賞:『オッペンハイマー』『落下の解剖学』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『哀れなるものたち』『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』美術賞◆アカデミー美術賞受賞:『哀れなるものたち』『バービー』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『ナポレオン』『オッペンハイマー』衣装デザイン賞◆アカデミー衣装デザイン賞受賞:『哀れなるものたち』『バービー』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『ナポレオン』『オッペンハイマー』メイクアップ&ヘアスタイリング賞◆アカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞:『哀れなるものたち』『Golda(原題)』『マエストロ:その音楽と愛と』『オッペンハイマー』『雪山の絆』音響賞◆アカデミー音響賞受賞:『関心領域』『マエストロ:その音楽と愛と』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』『オッペンハイマー』『ザ・クリエイター/創造者』作曲賞◆アカデミー作曲賞受賞:『オッペンハイマー』『American Fiction(原題)』『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『哀れなるものたち』歌曲賞◆アカデミー歌曲賞受賞:『バービー』What Was I Made For?/ビリー・アイリッシュ、フィニアス・オコネル『ジョン・バティステ: アメリカン・シンフォニー』It Never Went Away『バービー』I’m Just Ken『フレーミングホット!チートス物語』The Fire Inside『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』Wahzhazhe (A Song For My People)視覚効果賞◆アカデミー視覚効果賞受賞:『ゴジラ-1.0』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: VOLUME 3』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』『ナポレオン』『ザ・クリエイター/創造者』長編ドキュメンタリー賞◆アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞:『20 Days in Mariupol(原題)』『Bobi Wine: The People’s President(原題)』『Four Daughters(原題)』『The Eternal Memory(原題)』『To Kill a Tiger(原題)』短編ドキュメンタリー賞◆アカデミー短編ドキュメンタリー賞受賞:『The Last Repair Shop(原題)』『Island in Between(原題)』『Nai Nai & Wài Pó(原題)』『The ABCs of Book Banning(原題)』『The Barber of Little Rock(原題)』短編アニメ映画賞◆アカデミー短編アニメ映画賞受賞:『WAR IS OVER! Inspired by the Music of John and Yoko(原題)』『Letter to a Pig(原題)』『Ninety-Five Senses(原題)』『Our Uniform(原題)』『Pachyderme(原題)』短編実写映画賞◆アカデミー短編実写映画賞受賞:『The Wonderful Story of Henry Sugar』『Invincible(原題)』『Knight of Fortune(原題)』『Red, White and Blue(原題)』『The After(原題)』
2024年01月26日「第47回日本アカデミー賞」授賞式に先立ち、正賞15部門各優秀賞および新人俳優賞が決定した。その年の日本映画界を締めくくる映画賞である「日本アカデミー賞」。今回は、2023年1月1日(日)~2023年12月31日(日)までに公開され、選考基準を満たした作品(日本映画149作品、外国映画221作品)に対し、日本アカデミー賞協会会員による投票を行った。<優秀作品賞>には、「第96回アカデミー賞」にノミネートされたことでも話題の『ゴジラ-1.0』や『PERFECT DAYS』。『怪物』『こんにちは、母さん』『福田村事件』が決定。『ゴジラ-1.0』<優秀主演男優賞・女優賞><優秀助演男優賞・女優賞>には、『ゴジラ-1.0』から神木隆之介と浜辺美波、安藤サクラ。『こんにちは、母さん』から吉永小百合、大泉洋、永野芽郁。ほかにも、鈴木亮平、水上恒司、綾瀬はるか、磯村勇斗、菅田将暉、上戸彩らが選ばれた。『ゴジラ-1.0』さらに“新人俳優賞”には、岩井俊二監督の音楽映画『キリエのうた』で映画初主演を務めたアイナ・ジ・エンド、ティーンに支持されている青春小説の映画化『交換ウソ日記』で初共演した、高橋文哉と桜田ひより。そして、原菜乃華、福原遥、市川染五郎、黒川想矢、柊木陽太に決定した。『交換ウソ日記』なお授賞式は、3月8日(金)にグランドプリンスホテル新高輪にて開催。司会は、連続5回目となる羽鳥慎一と、第46回最優秀主演女優賞受賞の岸井ゆきの。「授賞式の日にちが近づくにつれて不安な気持ちもありますが、同じ俳優として、俳優さんへ質問できることがすごく楽しみな気持ちです」と岸井さんは心境を語っている。「第47回日本アカデミー賞」主な受賞者・作品一覧■優秀作品賞『怪物』『ゴジラ-1.0』『こんにちは、母さん』『福田村事件』『PERFECT DAYS』■優秀アニメーション作品賞『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』『君たちはどう生きるか』『窓ぎわのトットちゃん』『名探偵コナン 黒鉄の魚影』『BLUE GIANT』■優秀主演男優賞阿部サダヲ神木隆之介鈴木亮平水上恒司役所広司■優秀主演女優賞綾瀬はるか安藤サクラ杉咲花浜辺美波吉永小百合■優秀助演男優賞磯村勇斗伊藤健太郎大泉洋加瀬亮菅田将暉■優秀助演女優賞安藤サクラ上戸彩永野芽郁浜辺美波松坂慶子■優秀外国作品賞『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『バービー』『パリタクシー』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『TAR/ター』■新人俳優賞アイナ・ジ・エンド桜田ひより原菜乃華福原遥市川染五郎黒川想矢高橋文哉柊木陽太「第47回日本アカデミー賞 授賞式」は3月8日(金)グランドプリンスホテル新高輪にて実施。(シネマカフェ編集部)■関連作品:福田村事件 2023年9月1日よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国にて公開(c)「福田村事件」プロジェクト2023こんにちは、母さん 2023年9月1日より全国にて公開©2023「こんにちは、母さん」製作委員会怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.PERFECT DAYS 2023年12月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 MASTER MIND Ltd.
2024年01月25日