Screenshot from YouTube『愛の不時着』予告編 - Netflix休日、ノープランになってしまった人のためにおすすめしたいのは、「家で映画やドラマを一気に観まくる」プラン。明日の予定も思い切ってオフにして、夜更かしも気にせずストーリーに没頭する時間はきっとかけがえのない充実感をもたらしてくれるでしょう。Netflixでは、新旧の映画はもちろん、話題のオリジナルシリーズが続々と配信中。今回は、現在公開中の映画&ドラマのなかから、アジアに絞ったおすすめ4作品を編集部がピックアップ!さて、今週末は3連休。好きなおやつやお酒なんかも用意して、至福の引きこもりプランを遂行しましょう。1. ドラマ『愛の不時着』(2019年/韓国)パラグライダー中に大きな竜巻にのみ込まれ、北朝鮮に不時着してしまった韓国の財閥令嬢ユン・セリ(ソン・イェジン)は、そこで出会った堅物の将校リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)の家で、身分を隠して暮らすことになる。不法入国となってしまったセリを無事韓国へ帰そうと試行錯誤しながらも、セリを全身で守るジョンヒョク。そして、徐々に縮まる2人の距離...。劇中では北朝鮮の町並みや、暮らし、スタイル、そして訛りまで忠実に再現。登場する韓国の俳優たちも、北朝鮮の方と錯覚してしまうほど迫真の演技を魅せる。中盤には、ジョンヒョクと、いつもキュートなキャラクターで楽しませてくれる部下5人がソウルへ脱北するシーンも。普段軍服で過ごす彼らがソウル男子になるべく、見よう見真似でおしゃれを楽しむ姿もかわいらしい。自分のいのちに代えてもセリの幸せを願い守り続けるジョンヒョク。結ばれてはいけない国境の壁を越えた2人の恋の行く末は...。1話90分とたっぷりの内容で、毎回笑ったり泣いたりを繰り返しあっという間に終わる、そして続きが気になって仕方のないドラマである。2. 映画『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』(1991年/台湾)『台北ストーリー』『恐怖分子』に次いでエドワード・ヤン監督が1991年に発表した『牯嶺街少年殺人事件』。映画史に残る傑作と評されながら1992年の初上映とその後のVHS化以降、長らくDVD化もされず封印されてきた幻の名画が、2017年に日本で約25年ぶりにデジタルリマスター版が解禁となり、さらには2019年8月にNetflixでも配信がスタート。ついに手元のスマホでも観られる時代に。1960年代の台北を舞台に描いた激動と、息もできないほどひりひりした青春。光と影で構成された3時間56分という大作は、色褪せるどころかますますみずみずしく、鮮烈だ。 3. 映画『母なる証明』(2009年/韓国)第92回アカデミー賞にて歴史的快挙を成し遂げた韓国映画『パラサイト 半地下の家族』。その監督・共同脚本を手掛けた、いま世界でもっとも注目を集めるポン・ジュノにとって長編4作目となる、2009年公開映画『母なる証明』は、母と息子の絆を描いた社会派サスペンス。韓国の田舎町で起きた凄惨な殺人事件の容疑者となってしまった純粋な青年トジュン(ウォンビン)と、息子の冤罪を晴らすべく奔走する母親(キム・ヘジャ)だが...。キム・ヘジャは、本国では“韓国の母”と称されるほど数々の母親像を演じてきた大女優である。冒頭のダンスシーンは、観た人の記憶にいつまでも焼きつくだろう。4. 映画『TOKYO! 』(2008年/フランス・日本・韓国・ドイツ合作)前作で紹介したポン・ジュノ、さらにフランスより『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー、『ボンヌフの恋人』のレオス・カラックス、3人の鬼才監督が競作したオムニバス映画。すべて東京を舞台に繰り広げられる3つの短編、1話目は「インテリア・デザイン」(ミシェル・ゴンドリー監督/藤谷文子、加瀬亮主演)、2話目は「メルド」(レオス・カラックス監督/ドゥニ・ラバン主演)、「シェイキング東京」(ポン・ジュノ監督/香川照之、蒼井優主演)で構成されている。ジュノ監督作は、香川照之演じる引きこもりの主人公と、蒼井優演じる配達ピザ屋の少女の奇妙な心の交流を描くファンタジック・ラブストーリー。シーンに一定して流れる繊細な緊張感に息を呑み、ときめき、恋を錯覚してしまうかもしれない。竹中直人、荒川良々、松重豊、山本浩司といった個性的な共演キャストも見逃せない。
2020年03月19日中条あやみ主演映画『水上のフライト』が、2020年11月13日(金)に全国公開される。実話をもとに描いた感動ヒューマンドラマ映画『水上のフライト』は、実在するパラカヌー日本代表選手・瀬立モニカとの交流を通じて、脚本家・土橋章宏が書き上げたオリジナルストーリー。事故で歩けなくなった失意のヒロインが、パラカヌーを通して新たな夢を切り開く感動ヒューマンドラマを、『雪の華』の中条あやみを主演に迎えて描きだす。夢を絶たれたヒロインと、カヌーの出会い中条演じる主人公・遥は、自分の実力に絶対の自信を持つ“負け知らず”の人生を歩んできた女性。走高跳で世界を目指し、有望スポーツ選手として活躍していたが、ある日不慮の事故に合い、二度と歩くことができない身体となってしまう。将来の夢を絶たれた遥は、心を閉ざし自暴自棄になるが、周囲の人々に支えもあり、“パラカヌー”という新たな夢を見つけることにー。きらめく水面を背景に、母の愛、淡い恋心、恩師との約束…そして、大切な人の想いを乗せて、どん底から道を切り開いていく。難易度の高いパラカヌーに挑む中条あやみの熱演ぶりにも注目だ。温かな愛に包まれて不慮の事故で心を閉ざした遥を取り囲む仲間・家族・コーチには、旬な俳優勢が抜擢。裏方で遥を支える颯太役を『居眠り磐音』の杉野遥亮、心配しながらも温かいまなざしで包み込む母・郁子役 を『アマルフィ女神の報酬』の大塚寧々、父親代わりに厳しく熱く導いていくコーチの宮本役を『引っ越し 大名!』の小澤征悦が担当する。監督に兼重淳なお監督は、『泣くな赤鬼』『キセキ ―あの日のソビト―』を手掛けた兼重淳が務める。作品詳細映画『水上のフライト』公開日:2020年11月13日(金)※当初2020年6月12日(金)だったが延期となった。監督:兼重淳脚本:土橋章宏主題歌:「ひとりで生きていたならば」SUPER BEAVER出演:中条あやみ、杉野遥亮、高月彩良、冨手麻妙、大塚寧々、小澤征悦配給:KADOKAWA
2020年03月13日映画『空白』が、2021年9月23日(木・祝)に公開。古田新太と松坂桃李が実写映画初共演となる。「全員被害者・全員加害者」のサスペンス・ヒューマンドラマ映画『空白』は、現代の罪と偽り、そして赦しを映し出すサスペンス・ヒューマンドラマ。ある死亡事故から現代社会の“空白”を映し出し、登場人物たちが愛と憎しみの果てに「全員被害者・全員加害者」の様相を呈していく物語を描く。この物語が浮き彫りにするのは、現代における人と人のつながりや家族の絆、そしてメディアの正体。何が本当なのか?誰が正義なのか?など思わぬ方向に感情が増幅してしまう危険性をはらむ現代社会を映し出していく。映画『空白』あらすじ全てのはじまりは、よくあるティーンの万引き未遂事件。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主に見られ逃走した女子中学生、彼女は国道に出た途端、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまった。女子中学生の父親は「娘が万引きをするわけがない」と信じ、疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。真相はどこにあるのかー?少女の母親、学校の担任や父親の職場も巻き込んで、この事件に関わる人々の疑念を増幅させ、事態は思いもよらない結末へと展開することにー。登場人物/キャスト様々な想いや誤解に右往左往する登場人物たちをチェック。映画『一度死んでみた』『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の出演をはじめ、今回7年ぶりに主演を務める古田新太、そして『耳をすませば』『孤狼の血 LEVEL2』の公開を控える松坂桃李による、高い演技力にも注目だ。添田充(古田新太)主人公の添田充は、万引き未遂で逃げてしまった果てに交通事故で亡くなった少女の父親。娘の死の真相を追い求めるあまり、やがてモンスター化していき…。古田は主役を演じることについて「いつもふざけてばかりのおいらですが、ちょっと頑張って哀しいお父さんを演じられたらなと思います。社会の何かおかしいなというようなものの話のタネになるような作品になれば。桃李とは“パディントン”と“お父さん”なので、何の問題もありません」と語った。青柳直人(松坂桃李)青柳直人は、古田新太演じる添田充とその娘の親子が住む近所のスーパーの店長。事故のきっかけを作った人物として、物語の鍵を握る。演じる松坂は映画内容に関して、「タイトル通りの作品です。シンプルではありますが様々な解釈ができる、そんな映画になる気がします。」とコメントを残している。また二人の脇を固めるキャストは以下の通り。フレッシュな顔ぶれから、実力派俳優まで多彩なキャストが集う。・充(古田新太)の元妻の松本翔子役…田畑智子・漁師である充の弟子・野木龍馬…藤原季節・充の娘役の花音役…伊東蒼・花音の中学校の担任教師・今井若菜役…趣里・花音をはねた女性ドライバーの母・中山緑役…片岡礼子・青柳直人(松坂桃李)が店長を務めるスーパーアオヤギのパート店員・草加部麻子役…寺島しのぶ『宮本から君へ』河村光庸が企画、吉田恵輔が監督・脚本企画プロデュースは『あゝ、荒野』『新聞記者』『宮本から君へ』など話題作を世に送り出してきたスターサンズ・河村光庸が担当。監督・脚本は『ヒメアノ〜ル』『犬猿』『愛しのアイリーン』で、その才能を世に知らしめた吉田恵輔が務める。一見沈鬱に見える題材をシニカルでブラックユーモアを交えた視点で描く、吉田の演出にも注目したい。【詳細】映画『空白』公開日:2021年9月23日(木・祝)出演:古田新太、松坂桃李、田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、片岡礼子、寺島しのぶ監督・脚本:吉田恵輔企画:河村光庸制作プロダクション:スターサンズ
2020年03月08日映画ってまだ全然可能性があると再確認した突然いなくなった親友。その足跡を辿るうちに浮かび上がる、知らなかった別の顔。誰もが心の裏側に持つ影の部分を覗き見る、静謐で、緻密な映画が誕生した。それが、2月14日公開の『影裏』だ。原作は、第157回芥川賞に輝いた沼田真佑による短編小説。それを『ハゲタカ』、『るろうに剣心』シリーズ、『3月のライオン』で知られる大友啓史監督のメガホンで映画化。主人公・今野秋一に綾野剛。その親友・日浅典博に松田龍平という、考えうる限り最高の組み合わせが実現した。「今、日本映画から失われているディティールやニュアンスというものをしっかりと紡がないと、この作品は映画にはならない。そこに難しさと魅力を感じました」(綾野)日本映画から失われているディティールやニュアンス――その言葉には、映画を愛する綾野らしい危惧がある。「今、瞬発力のある映画はいっぱいあって。そういう映画は僕も好きだし、面白くて観ているんですけど、その数が近年あまりに多すぎるのかなと。ダイレクトに味付けがわかる料理の方が、お客さんも楽です。だけど、世界一とも言われるデンマークのレストラン・noma(ノーマ)では一見すると土のような料理が出ます。見た目だけで言えば、どんな味かまったくわからない。でも世界一のレストランに美味しいですよと出されたら食べてみようかという気持ちになる。そこですよね、今の日本映画に必要なものは。今、日本映画はそこから始め直さなきゃいけない気がしています」(綾野)笑って泣ける映画ももちろん素晴らしい。だけど、エンドロールが終わるまで自分がどんな感情にさらされるのかわからない、そんな映画ももっと世に出てしかるべきだ。「僕はこの『影裏』を本当に面白い作品だと思っているし、観たことのない映画ができた、少なくとも僕の人生にはなかった映画ができたという自信がある。『影裏』をやって、映画ってまだ全然可能性があると再確認しました」(綾野)冷静に、だけどその皮膚から熱が迸るような口調で、綾野は想いを込める。ふと我に返ったように、横にいる大友監督に「頭おかしいんですよ、大友さんは」と冗談めかしてボールを振ると、大友監督も「お互い様ですからね、頭おかしいのは」と投げ返す。その短いやりとりに、信頼の二文字が浮かぶ。「僕はそんなに大それたことは考えていないんですよ。もともとはテレビドラマをつくっていて、映画界に来て10年。このあたりで僕のつくるこういった作品が、映画界に少しでも刺激を与えられればという想いはあったし、自分のキャリアを紐解くと大作エンターテイメントが多かったので、自分自身違う可能性を探りたいという気持ちもあった。でも、いちばんは何かと言うと、自分が今観たい映画、大人の映画をつくりたかった、ただそれだけです。勧善懲悪とか簡単なものじゃなくてね。人間って簡単に割り切れない複雑な感情の生き物ですから、その複雑さをあまりコントロールせずに、じっくり描きたいなと。日本では今、こういう文学的な映画をつくるのは難しいんだけど、あえてそこに挑戦してみたかったんです」(大友)綾野くんは、静かに怒っている俳優だと思う綾野剛と松田龍平というキャスティングは、大友監督たっての希望だった。監督は本作を「静かに怒っている映画」だと表現する。「今野はセクシャルマイノリティで、きっと腹の中では社会に対する怒りを色々溜め込んでいるけれど、理性でそれを封じ込めようとして生きている人。そう易々と発散しないわけです。これを、狂気を持たない俳優が演じるとすごくフラットな役になる。脚本の表面上だけをなぞるんじゃなくて、その奥にある怒りを当たり前のようにたたえてくれている人かどうかが、キャスティングでは重要でした。それは、社会に対する目線と言葉を持っているということでもある。そういう意味でも、綾野くんは静かに怒っている俳優だし、理性と狂気の両方を成立させる技術を持っている。決して表には出さない、今野が奥底に秘めた怒りや狂気を、直接的に僕が何か説明しなくても、ちゃんと捉えられていることが、綾野くんにお願いした一番の理由です」(大友)「僕は大友さんがやるって言ったんで、やりますと。台本を読む前に、出演を決めました。でも、そういうふうに決まっていく方が映画はいいですよね。プロダクションはシーン数や、番手なども気にするところだと思います。もちろんそれも大事だと思うけど、俳優にとっては単純にワクワクできるかどうか。本来は、監督と共演者で選ぶのが一番自然。この作品をこのメンツでやらなきゃいけないという使命感にかられることが一番いい仕事の仕方だと思っています」(綾野)この映画は、綾野剛と松田龍平のドキュメンタリー撮影は、物語の舞台であり、大友監督の故郷である盛岡で、地元の多大な協力を得ながら行われた。現場での綾野の集中力は、大友監督の目から見ても畏敬の念を抱くほどだった。「綾野くんは、ずっと今野であることに集中していましたね。普通の役者ならオフショットは素の自分に戻っている。でも綾野くんは違った。ずっと今野なんです。役を生きるって簡単に言葉にするけど、他人の人生を生きるのはまったくもって簡単なことではない。それを非常に高いレベルで綾野くんはやっていた。きっとこの何年かの間でやってきた仕事が、綾野くんを俳優として相当鍛え上げたんだろうなと思いました」(大友)そんな大友監督の証言を裏付けるのが、そのあとに続いた綾野の話だ。劇中、今野と日浅は夜釣りに出かける。しかし、日浅は今野の服装から車の停め方まで些細なことにケチをつけ、ふたりは険悪な雰囲気になる。撮影当時のことを尋ねると、綾野はすかさず「イラっとしましたね」と切り出した。「『そんな言い方する?』って普通に思いました。確かにはしゃいだ俺も悪かったよと。彼の思っていたパフォーマンス以上のことを、彼の心も考えずにしちゃったものだから置いてけぼりのような気持ちになって出た台詞なんだということはわかるし、悪かったとも思う。でも、人のニットキャップを見て『ゴムみたいで気持ち悪いんだわ』とか言わなくても良くない?って。悲しくて怒りました」(綾野)それは俳優が役の気持ちを代弁するというよりも、自分自身が今野となって感じたことをそのまま語っているような言葉だった。綾野が使った「俺」という一人称は、何の垣根も違和感もなく、今野秋一そのものだった。「もちろんすごく考えてやっているし、僕は俳優のことを圧倒的な努力と経験を積んで、鍛錬を重ねたアスリートだと思っているけど、いざ芝居が始まれば特別難しいことは何もしていない。今野でいようという感覚さえなかったです」(綾野)綾野の言葉は、ひとつひとつの語彙に彼の人間性が表れる。磨き抜かれた言葉の数々は、彼がいかに日々演じるということに厳然と向き合っているか、その証拠でもある。「芝居って言葉を饒舌に紡げば紡ぐほど難しく捉えられるけど。実は『渇望に潤いを与えて〜』みたいな小難しいものじゃなく、演じているときはもっと“ひらがな”みたいな感覚です。同じ「いたい」でも、胸が「痛い」のか、ここに「居たい」のか、漢字ならわかるけど、ひらがなだとわからない。そういう感じなんです。僕はただ、台本と、共犯者となってくれたロケーションと共に、今野と真剣に向き合った。その綾野剛のドキュメンタリーを撮ってもらったと言っても過言ではないです」(綾野)「言われてみれば本当その通りですね。僕のキャリアはドキュメンタリーから始まっているんですけど、今回はその頃の感覚に戻りたくて取り組んだ作品でもある。台本があって、今野と日浅という役がいるから、フィクションのような気がするけど、僕が意識していたことは、そこで起きたことをそのまま切り取って記録するということで。何が決定的な方向違いがない限り、できるだけ、そのまま、生のままで切り取っている。でもそれは若いカメラマンではできないことで。数多のドキュメンタリーやフィクションを撮影してきた(撮影の)芦澤(明子)さんだから、そこに流れてくる見逃してはいけない瞬間や感情を、僕の思いともしっかり同期しながら、つかまえてくれた。そして僕はそれに満足して、毎晩ひとりでおいしいお酒を飲んでいたっていう(笑)。そんな日々でした」(大友)いつだって僕は裸足で歩いている昨年公開の『楽園』、『閉鎖病棟 ―それぞれの朝―』、そして今回の『影裏』。立て続けに公開された一連の作品を、綾野は「三部作」と位置付けて、その背景にあるものを説明した。「撮影は、『影裏』、『楽園』、『閉鎖病棟』の順番だったんですけど、この三部作では表層的な瞬発力をあてにしないでやってみようと考えていました。わかりやすく言うと、この三部作では髪型も変えていないし、見た目も体重も変えていない。状況や、環境や、置かれている立場が変われば、いかようにでも変容できることを表現すべきだと思って、あえてそうさせてもらいました」(綾野)近年、役づくりを語る上で、体重の増減など外見上の話題が先行することが多い。実際、それも役に近づく重要な手立てではある。綾野自身、2017年に公開した『亜人』では、4ヶ月に及ぶ肉体改造で「亜人」という特殊な設定に説得力をもたらした。その経験を踏まえた上で、今はまたまったく別のアプローチから「役を生きること」に向き合おうとしていた。「髪型を染めたり変えたり、体を大きくしたり痩せることで、役者は役づくりをした気分になれるんですけど、それって作品づくりにはならないんですよね。どれも頑張れば役者じゃなくてもできることだから。そうではなくて、役者だからできることは何か考えたとき、もっと心の変異に目を向けてみようと思ったんです」(綾野)その成果は、スクリーンに焼きつけられている。きっと多くの観客が、そこに今野がいるとしか思えない綾野の姿にため息をこぼすはずだ。そして、そんな実験を経て、綾野はもうすでに次のステージへと向かっている。「この『影裏』をやったことで確実に大きく変わっているはずなんですけど、それが何なのかは現場に行かないとわからないし、『影裏』でやったことが他の現場で活かせるかと言ったら、そうでもない。役者は、現場に行ったら毎回ゼロスタート。知恵とか見識は増えて、楽する方法も覚えて、どんどん芝居が上手くなっているかと思いきや、毎回ゼロからやり直し。大変な仕事だなと思います」(綾野)途方もない道だ。まだ誰にも切り開かれていない荒野を、地図も磁石もなしに、歩いていく。それが、役者として生きていくということ。「歩き方ぐらいはずいぶん成長したのかなと思います」と付け加えて、最後にこう結んだ。「まあいつだって裸足で歩いているので。そういうものなのかと思います」(綾野)そう世界一幸せそうな苦笑いを、綾野は浮かべた。丈夫なトレッキングシューズなどいらない。足の裏にいくつもの傷をつくりながら、これからも綾野剛は荒野を歩き続ける。『影裏』公開中(撮影/杉映貴子、取材・文/横川良明)
2020年02月17日西森博之による伝説のツッパリ漫画が、ドラマに引き続き賀来賢人や伊藤健太郎出演で『今日から俺は!!劇場版』として映画に。この度、本作の公開を記念して、スペシャルドラマの放送が決定。映画の男気(ツッパリ)ビジュアルも到着した。2018年10月~12月に放送されたドラマ「今日から俺は!!」は、1988年~1997年まで連載され、累計4000万部超えを記録した伝説のツッパリ漫画を福田雄一がドラマ化。同クールドラマの中で視聴率はコアトップ独走、「Hulu」全コンテンツで初動視聴数歴代1位など数々の輝かしい記録を打ち立てた。今回放送が決定したスペシャルドラマは夏に放送予定となっており、メインは三橋(賀来さん)の良きライバル、仲野太賀演じる紅高番長・今井勝俊(!?)ドラマでは穴に落とされ、バナナの皮を食わされ、三橋に散々な目に遭わされてきた今井だが、ついに三橋からメインの座を奪う下克上を達成…か?そして、“ツッパリ最強コンビ”三橋&伊藤が写る真っ赤な映画ビジュアルも完成。金髪頭の三橋とツンツン頭の伊藤(伊藤さん)が、「伊藤てめぇ…髪が邪魔なんだよ」「うるせぇ。我慢しろ」と言い合っている、本作らしさ溢れるビジュアルだ。『今日から俺は!!劇場版』は7月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年02月10日「ゲーム・オブ・スローンズ」のHBOと「SHARLOCK/シャーロック」のBBCが強力タッグを組み、「ライラの冒険」三部作をドラマ化した「ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤」。その第1話が、本日1月29日(水)より2月17日(月)までの期間限定でAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて先行無料配信スタート。合わせて、本作のダフネ・キーン、ジェームズ・マカヴォイらが壮大なファンタジー・アドベンチャーとともに語られる“少女の成長物語”について語るコメントが到着した。「ひとりの子供がひとりの女性へと成長していくストーリー」本作の世界観について、『LOGAN/ローガン』で注目を集めたダフネ・キーンは「これは成長の物語。ファンタジーやいろんな要素で彩られているとはいえ、これはひとりの子供がひとりの女性へと成長していくストーリーなの。原作の第1巻ではある組織が私たちの魂であり、個性でもあるダイモンを奪い取ろうとする。物語自体は必ずしもその組織への批判ではなくて、疑問を投げかけているのよ」と語る。また、コールター夫人を演じるルース・ウィルソンも「このドラマはひとりの子供の視点を通じてより成熟したテーマが描かれているの」と、主人公の少女ライラの成長物語であり、あらゆる世代に向けられた普遍的なテーマだという。さらに、原作小説が長い間、大きな人気を博している理由についてダフネは「とても共感しやすいからだと思うわ。私が読んだ時もまるで自分がライラになって冒険の旅に出たような気持ちですっかりハートを掴まれたもの。それに知的好奇心も刺激されるの」と語り、「一度読み始めたら、もっと読みたくなる本」と評している。「『ロード・オブ・ザ・リング』のような重厚さではなく、もっとスピリチュアル」ライラの叔父アスリエル卿を演じるジェームズ・マカヴォイは、原作の大ファンだという。「『ロード・オブ・ザ・リング』のような重厚さではなく、もっとスピリチュアルなドラマ。かといって『ハリー・ポッター』の世界観もとてもはっきりしていたけど、このドラマのほうが『ハリポタ』ほどの気まぐれさはないんだよ」と言う。また、原作者のフィリップ・プルマンについては、「気骨があって恐れ知らずのストーリーテラー。真相を探る冒険をするライラやロジャー、そしてウィルに読者や視聴者がついて行きたいと思わせるものを描き上げることのできる素晴らしい作家」と賞賛を寄せる。「彼の描いたものを演じる僕らもとても怖かったし、ドキドキしたし、無事に生きていることの幸せを感じたくらい。ダストの正体、マジステリアムの正体、オーソリティの謎に挑むライラの旅路、そして自分の人生を自分の手で掴んでいく姿……どれを取ってもとても魅力的で原作ファンも視聴者も前のめりになるはずさ」と本作の仕上がりに自信を見せた。「みんな思春期に何かを発見していくもの」そして、製作総指揮も務めている原作者のプルマンは自身の作品の魅力について「ストーリー全体が誰もが人生の中で向き合う物事だからじゃないかと思うよ。ウィリアム・ブレイクの言葉を借りれば、子供から大人へと変わる事、無垢から経験を積むことだね。思春期というのは目に見える身体的な変化だけじゃなく、物事の捉え方や考え方、そして世界観も変わっていくという意味もある。このストーリーのテーマはまさにそれだし、これは誰もが経験することだ。みんな思春期に何かを発見していくものだと私は考えているからね」と、壮大なファンタジー・アドベンチャーの中に描かれる成長物語という、もう一つのテーマについても解説している。(text:cinemacafe.net)
2020年01月29日テレビ朝日では1月26日(日)今夜、内野聖陽が主演、松下由樹、高嶋政伸らが共演、人気ドラマシリーズを映画化した『臨場劇場版』をオンエアする。「半落ち」、「クライマーズ・ハイ」などで知られる横山秀夫のミステリー小説を原作に2009年、テレビ朝日で連続ドラマ化。翌年にはセカンドシーズンとなる「続章」もオンエアされた「臨場」。事件現場に臨み初動捜査に当たることで、遺体や現場に残された物証から、事件の筋立てを読む“臨場”。内野さんが強烈な個性の検視官・倉石義男を演じた本作。乱暴な物言いで周囲とのあつれきも気にせず、自分が正しいと思ったことは貫き通す組織にとっては厄介者の倉石たちが、それぞれの想いを胸に事件と向き合っていく姿を描き人気を博した同作の劇場版として製作され、2012年に公開されたのが本作『臨場劇場版』。都内で無差別通り魔事件が発生。だが、事件の実行犯は精神喪失が認められ、被害者遺族たちの願いも虚しく無罪となってしまう。その2年後――。事件で無罪を勝ち取った弁護士と、精神鑑定を行った医師が相次いで殺害される。警視庁と神奈川県警の合同捜査本部が立ち上がり、2年前の事件の被害者遺族に疑いの目が向けられた。そんな中、殺害現場に臨場した警視庁刑事部検視官・倉石は、死亡推定時刻に疑問を抱き、犯人が別にいると考える。彼が追った先にいた真犯人とは…というストーリー。倉石に反感を抱く一ノ瀬和之には大河ドラマ「功名が辻」や『散り椿』『ウスケボーイズ』などで知られる渡辺大。倉石の人柄に惹かれた元白バイ隊員の小坂留美には「OUR HOUSE」や「G線上のあなたと私」も記憶に新しい松下さん。組織に馴染まない倉石と対立する管理官の立原真澄には「黒革の手帖」「TWO WEEKS」などのドラマから『ラプラスの魔女』『響 -HIBIKI-』といった映画まで様々な役を多彩に演じ分ける高嶋さん。そのほか平山浩行、益岡徹、若村麻由美、柄本佑、市毛良枝、長塚京三ら豪華キャストが脇を固める。『臨場劇場版』は1月26日(日)今夜21時~テレビ朝日系でオンエア。(笠緒)■関連作品:臨場劇場版 2012年6月30日より全国にて公開© 2012「臨場」劇場版 製作委員会
2020年01月26日『映画 おかあさんといっしょすりかえかめんをつかまえろ!』が本日から公開になる。本作は単にスクリーンを観るだけでなく、スクリーンのおにいさん、おねえさんと歌ったり、クイズに参加したり、記念撮影もできる“観客参加型”映画だ。そこには様々な仕掛けやノウハウがつまっているが、その根底にあるのは、毎朝放映されている番組の収録で子どもたちとふれあい、一緒に歌い、体操をしてきた出演者と作り手たちの知見だ。何年にも渡って子どもたちと共に過ごしてきた出演者だから語ることができる本作の魅力を、小林よしひさと上原りさに聞いた。『おかあさんといっしょ』は1959年に放映を開始し、これまでに数々の名曲や人気キャラクターを生み出し、その時々の子供たちや家族と時間を過ごしてきた。一昨年には初めての映画『映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険』が公開されたが、本作は構成、スケールなどすべてがパワーアップしている。小林前作は初めての映画でしたので、今回は前回の経験をいかして、より子どもたちに多くのものが与えられるような演技や語りかけにしたいという想いはありました。もちろん実際に子どもたちに観てもらうまではわからないのですが、自分的には非常によくできたなと思っていますし、観終わったときにはすごく満足感がありました。上原前作は私たちも番組の“おにいさん、おねえさん”からハズれない設定で、冒険するお話と『ガラピコぷ~』のアニメーションの2本立てになっていたんですけど、今回はアニメーションも実写もすべてひとつのストーリーに沿って展開されていて、お話も子どもたちにも伝わりやすいし、お父さんお母さんにも投げかけられるメッセージがつまった作品になったと思います。ちなみに本作は番組で人気のキャラクター“すりかえかめん”がフィーチャーされた作品で、歌あり、体操あり、物語、アニメーションもありで考え抜かれた構成になっている。そして上映時間は65分。これも長年に渡って子どもたちと付き合ってきたからこそ導き出された尺のようだ。小林番組の収録も1時間を超えないぐらいで終えるようになっているんです。というのも、ある時間を超えると子どもたちの集中力がどんどん切れてきてしまう。だからこの映画の上映時間も子どもたちの集中力の限界ぐらいに設定されているんだと思うんです。もちろん、映画の中にもポイントになる場所で子どもたちの集中力が切れないような仕掛けもあるんです!上原番組に関連したコンサートも上演時間がだいたい1時間なんですけど、その中でも工夫を凝らさないと離脱しちゃう子どもたちが増えてしまうんですね。そういう点では今回の映画は歌も随所にちりばめられていますし、歌がない部分には視覚的な変化だったり、観ている子どもたちに声を出してもらう場面があるので、飽きる部分がない作品になっています。さらに本作は大きなスクリーンの映像と、おともだち(観客)が同じ空間に集まって一緒に映画を観ることにこだわった内容になっているのもポイントだ。小林いつもの番組をただ映画館で観るだけだと絶対に面白くないと思うんです。映画にしたからこその面白さがそこにないとダメだと思ってましたから、テレビではできないんだけど、映画館ならできる表現があると思いましたし、演じる上でも気をつけました。上原せっかく大きなスクリーンで迫力のある映像で映るわけですから、それに見合った演技をしたいと思いましたし、これまでよりは少し大きく動くシーンもありました。いつもの要素は変えずに“映画だからこそ成り立つもの”を意識することがポイントだったのかもしれません。劇中ではおにいさん、おねえさんが何度もスクリーンから呼びかけ、映画館に集まったおともだちが応えることで映画が前に進んでいく。劇場に一体感が生まれ、参加しながら映画を楽しめる仕掛けだが、呼びかけのタイミングやポイントを間違ってしまうと映画館は静かなままだ。そこには長年に渡って子どもたちと一緒に番組をつくってきた出演者、作り手の経験や知見が活かされている。小林そこは経験でしか掴めないことがやはり多いですね。おにいさんになった頃はガムシャラにやっていましたけど、次第に“引く”ことも覚えて、どうすれば子どもたちが応えてくれるのか、どれぐらいの間を持たないと子どもたちが答え切れないとか……繰り返していく中で経験として出来上がってきた部分なんです。ですから、この映画の中に登場する“間”とかも、これまでの経験があるからこそできている部分だと思います。上原番組に初めて参加した時はまだ20歳でしたから、子どもたちとふれあう機会もそれまでには多くはなかったですし、先輩たちから学んで自分のものにしていった部分は多いです。そうして自分の中に積み重なっていったものがあったからこそ、私ひとりで子どもたちに呼びかけることができたと思います。小林収録で会う子たちとは“一期一会”なんですね。僕たちはその子に1度しか会えないかもしれないし、その子も1回しか収録には来れない。だからその1回を楽しんでもらうためには毎回が“勝負”だと思ってます。上原一生に一度のことなんですよね。おねえさんになった最初の頃からずっと言われてきたのが“あなたたちにとって収録はルーティーンになるかもしれないけど、収録に来る子どもたちは一生に一度のことなんだ”ってこと。そこはずっと根底にあります。つまり本作は映画のサウンドトラックが半分入っていないような状態で上映が始まり、子どもたちの声が合わさって初めて“完成した映画”になるのだ。小林そうですよね。だから映画館で子どもたちが声を出してくれて初めて映画が完成するんだと思います。上原そもそも『おかあさんといっしょ』が、子どもたちがいないと成立しない世界を描いていますから、映画でもそこに子どもたちがいることを大前提としてコール&レスポンスの場面があるんだと思います。小林ですからぜひ映画館で一緒に声を出して、映画を完成させてほしいです!『映画 おかあさんといっしょすりかえかめんをつかまえろ!』公開中(C)2020「映画 おかあさんといっしょすりかえかめんをつかまえろ!」製作委員会
2020年01月24日坂口健太郎主演で2018年4月~6月にかけて放送された連続ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」の劇場版が2021年に公開決定。さらに、映画公開のタイミングでスペシャルドラマの放送も決定した。謎の無線機が“現在”と“過去”の2人の刑事をつなぎ、共に未解決事件を解決していった本作。“現在”を生きる刑事・三枝健人を連続ドラマ初主演となった坂口さんが演じ、“過去”を生きる熱血刑事・大山剛志役の北村一輝とタッグを組んで、多くの未解決事件を解き明かした。過去を変えたせいで、現実が思わぬ方向に塗り替えられてしまう矛盾。そして、複雑に絡み合う骨太な人間ドラマも相まって、謎を深めていく予測不可能なヒューマンサスペンスとして話題をさらった。放送後は「GYAO Awards 2018」を受賞し、「テレビ見逃し部門」において年間で最もユーザーに支持されたテレビ番組に選ばれるなど絶大な指示を得た作品が、映画&スペシャルドラマとして帰ってくる。坂口さんは、「また三枝健人の役をできること。そして、映画では連続ドラマで出来なかった新しいいろんな要素も加わり、すごく楽しみ」と撮影を心待ちにしていた様子。今作への意気込みをたずねると「良い意味で視聴者の期待を裏切りたい。アクションシーンで“キャラクターの強さ”を出したり、(自分が)ボロボロになる姿を見せたい。『シグナル』という魅力的な物語をお届けするのと同時に、新しい坂口健太郎を見てもらえたら」と、本格アクションにも果敢に挑み、普段の柔和なイメージとは違う新境地を切り開く思いをコメント。そして、『シグナル』ファンへ向けては「僕自身も『シグナル』ファンの一人です(笑)。公開はまだまだ先ですけど、楽しみにしておいてください」と作品への愛情を語っている。また、橋本一監督は「魅力ある『シグナル』ワールドに参加できますこと、光栄の至りです!」という言葉と共に、劇場版のテーマは「坂口健太郎をとことんまでに痛めつける」ことと示唆。「身も心もボロボロ、満身創痍になった坂口君の晴れ姿、お楽しみに!」と意味深にコメントしている。連続ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」とは…主人公の警察官・三枝健人(坂口健太郎)は、幼い頃に友達の女子児童が誘拐・殺害された事件で、被害者を連れ去った謎の女を目撃。そのことを警察に伝えるも誰にも相手にされず、事件は未解決のまま15年が経ち、時効が迫っていた。そんなある日、廃棄処分されるはずだった無線機から聞こえてくる声を耳にする。その声の主は、健人と同じ事件を追う刑事・大山剛志(北村一輝)で、事件に関する手がかりを話していた。無線機越しに大山と交信を続けるうちに、健人は大山が過去を生きている人間であることを知る。無線機でつながった2人はお互いを信じ、諦めない姿勢を貫いて、見事、時効目前の女児誘拐殺人事件に終止符を打つ。その後、健人は、桜井美咲(吉瀬美智子)率いる警視庁・長期未解決事件捜査班に配属。「過去を変えれば現在の被害者を救うことができる」と、無線機を使って長期未解決事件の解決に光を見出した健人は、過去の時代を生きる大山と時空を超えた捜査を開始。2人は協力して多くの事件を解決する。やがて健人は、自分の家族の運命を狂わせた集団暴行事件にたどり着き、兄の事件の悲しい真相を知ることに。ドラマのラストは、健人と美咲が現在の大山の元へ向かうシーンで終わっていた。映画『劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班』は2021年、公開予定。スペシャルドラマ「シグナル(仮)」は2021年、カンテレ・フジテレビ系全国ネットにて放送。(text:cinemacafe.net)
2020年01月15日全世界で人気を集めた傑作ドラマ初の劇場版『ダウントン・アビー』が日本での公開をスタートしている。本作は英国の大邸宅を舞台に、当主、娘たち、邸宅で働く人々のドラマが描かれる作品で、観れば観るほど新たな発見があり、深みにハマっていく内容。日本公開からまだ数日だが、早くもリピート観賞する観客も出てきているようだ。本作の舞台になっている大邸宅ダウントン・アビーは“カントリー・ハウス”と称される巨大な屋敷と庭からなる施設。そこにはクローリー家の人々と使用人が暮らしており、様々な人々が出入りする。家の当主は単なる金持ちや成功者ではなく、この家を先代から引継ぎ、それを守り、次の代に渡す使命を負っている。2010年にスタートし、6シーズンが製作されたドラマは、様々なエピソードを盛り込みながら“ダウントン・アビーを一体、誰が相続し、守り抜くのか?”がメインのドラマとして描かれた。シリーズは2015年に終了したが、ファンの熱が冷めることなく続いており、満を持して製作されたのが映画版だ。ドラマに続いて名手ジュリアン・フェロウズが脚本を執筆。ドラマの最終回から2年後の1927年秋が舞台で、英国国王夫妻のダウントン・アビー訪問と、邸宅内の激動のドラマが描かれる。本シリーズは膨大な数の登場人物と錯綜するドラマ、キャラクターの成長、現実社会とのリンク、邸宅の継承をテーマにしつつも“時代の変化と共にカントリーハウスは維持できなくなっていく”ことを同時描く脚本の巧みさなど、見どころ満載の作品だが、そもそもがTVシリーズを基にしているので前シリーズを熱心に観ていなくても“途中参加”できる仕掛けが随所に盛り込まれている。映画版も存分に楽しむには予習必須だが、“飛び込み”で劇場に足を運んでも、観ていくうちにキャラクターの関係や物語の展開が少しずつ把握できるようになっている。ちなみに本シリーズは英国の上流社会を舞台にした作品ではあるが、その展開は時に衝撃的だったり、爆笑を誘うエピソードも多い。謎に導かれて、予想を裏切る展開に翻弄されて……気がつくと想像以上に刺激的な体験をした気持ちになれる。そんな“意外の一面”も『ダウントン・アビー』の魅力のひとつだ。『ダウントン・アビー』公開中
2020年01月14日オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんの映画評。今回は『パラサイト』です。なんとも形容しようがないんだけど、とてつもない娯楽作で社会派で。しかも5分後の展開が全くわからない!そんなとてつもない傑作が『パラサイト 半地下の家族』よ。いや、マジで傑作としか言いようがないのよ~。あまりにもブッ飛びすぎてる物語を生み出したポン・ジュノ監督にそれを伝えたところ「それが一番うれしいホメ言葉」とな!「格差社会を描いているとか社会派とか、映画祭や先に公開された欧米ではそんなことばかりを言われたんだけど、それよりも映画を娯楽として楽しんでもらいたいんですよね。だから、ブッ飛んでいる、っていうのはオッケー!」物語の主人公は、家族全員が無職でその日暮らしをする、一男一女の子供がいるキム一家。長男ギウがたまたま紹介されたアルバイトが、IT企業CEOの娘の家庭教師だったことをきっかけに、彼らは徐々にその家庭に寄生していくの。パパは運転手、ママは家政婦、ギウの妹は子守り兼美術講師。それぞれのスキルを発揮して、完全にセレブ一家は偽装したキム一家の虜に…。これだけでも十分おもしろいんだけどね~。ここから先はマジでネタバレ厳禁!「これまでの作品はだいたいオチを決め、それに向かって脚本を仕上げていたんですが、じつはこの脚本を書いているときは、10ページ書いたところで、自分でも先がわからなくなっちゃって(笑)。続きを書きながら、そのつどプロデューサーに“おかしくない?”って確認してたんですよ。でも、キム一家の父役のソン・ガンホと長男役のチェ・ウシクだけは、やってもらうことを想定した当て書きをしています」そうやって悩みながら書いたわりには、これまた驚きの4か月で脱稿。これ、監督の脚本執筆の最短記録だったんですって!ひぃ、こんなクレイジーな話を4か月で書くなんて、マジで天才の所業じゃん!「書き始めて2か月半くらい経ったときかな。物語が急転するきっかけのシーンのアイデアがぽーんと浮かんで、そこからは芋づる式に後半をスラスラ書けちゃったんですよ~」観れば一発でハマるんだけど、ネタをバラすわけにはいかねぇ本作。中毒性高すぎておヤバよ!「どの国も、今は娯楽の選択肢が多すぎて、映画に目を向けてもらうのは大変。でも、これは確実に楽しんでもらえますよ!」『パラサイト 半地下の家族』監督・脚本/ポン・ジュノ出演/ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チェ・ウシク、パク・ソダムほか配給/ビターズ・エンド1月10日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー。©2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVEDポン・ジュノ1969年、韓国生まれ。『スノーピアサー』(’13)やNetflix映画『オクジャ/okja』(’17)で英語作品にも挑戦。本作で第72回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した。※『anan』2020年1月15日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・よしひろ まさみち(オネエ系映画ライター)(by anan編集部)
2020年01月08日映画評論ユニット「お杉とB子」が、令和最初に迎える新年、おすすめ映画をPick Up。2020年新春。笑う門にも胸アツにもHAPPYきたる。お杉:新しい年に向けて、痛快ムービーでパワーを注入したい。まずは『サイゴン・クチュール』。小さな洋裁店を切り盛りする家族ドラマかと思いきや、SFファンタジー。B子:老舗アオザイ店の娘ニュイが、‘60年代のサイゴンから現代にタイムスリップ。自己チューな自分の行く末を知り、運命を変えるべく奮闘するの。お杉:ミス・サイゴンを鼻にかけ、わがまま放題のニュイが笑える、笑える。でも、改心した彼女の成長は素直に応援したくなるんだよね。B子:ガールパワー全開だし、ポップでキッチュな世界観が、ベトナム映画新世代を感じさせる。ファッションデザイナーを目指す展開だから、最新ブランドもののみならず、華麗なアオザイで楽しませてくれる。お杉:なぜ、ニュイはアオザイの良さがわからないのか不思議なくらい。B子:若いときは伝統の素晴らしさが理解できないのかもね。『燃えよスーリヤ!!』では空手の精神を知ってびっくり。百人組手なんて極真空手の大山倍達(ますたつ)かと思ったよ。お杉:生まれながら痛みを感じない体質のスーリヤは、カンフー映画に衝撃を受けて、悪を倒すべく修行を重ねるの。そんな彼が初恋の少女スプリと再会。アイデンティティと正義のために戦っちゃいます。B子:痛みを感じないから、死と隣り合わせ。おかげで過保護に育ったスーリヤは、とっても純真。だから、子ども時代の価値観のまま突き進む。祖父の教えを守り、常に水を飲めるように水タンクを背負ってるし。お杉:インパクト強いシーンの連続よね。しかも、インドにおける女性の地位も浮かびあがらせ、エンタメしつつ、けっこう社会派な一面も。B子:スーリヤ役のアビマニュ・ダサーニーはこれがデビュー作だけど、アクション演技が素晴らしいからハリウッド入りもあるかもね。お杉:『エクストリーム・ジョブ』のアクションもいい。とはいえ、それはラストのお楽しみ。なにしろ、失態続きの麻薬捜査班が、捜査のためにチキン店を偽装営業しちゃうんですから。B子:そのチキンが絶品で商売大繁盛。捜査そっちのけになっちゃって、さあ、どうなる!ってお話。この「水原カルビチキン」が、ほんとおいしそうなの~。お杉:捜査員たちのキャラも濃いめの味付け。『サイゴン・クチュール』の好青年役のS.Tもかわいかったけど、新米刑事役のコンミョン(5urprise)もかわいい。どこの国でもアイドルは侮れないわ。B子:チキン刑事たちが追う悪党役もチャーミングっていうの?強面なのに、言動が笑える。子どものケンカみたいだし。お杉:そんな笑いのなか、捜査班がキレキレのアクションを見せるわけ。メリハリ利きまくりよ。B子:まじ、胸がすっとしたわ。お杉:胸アツなのは『ティーンスピリット』。イギリスのワイト島に住むポーランド移民の高校生ヴァイオレットが歌手を目指して、世界的オーディション番組『ティーンスピリット』に挑む。B子:上昇志向が強いわけじゃないけれど、閉塞感に満ちた現状を変えたい10代の歌ウマ少女に、エル・ファニングがハマってる。お杉:歌唱力もあるよね。オーディションでの熱唱には魂が揺さぶられた。さすが『ラ・ラ・ランド』の音楽スタッフが再結集した作品。B子:元オペラ歌手ヴラドや友達の助けを借りてオーディションを勝ち抜くヒロインの成長は本当に胸アツ。新春早々、気分がアガる。『サイゴン・クチュール』監督/グエン・ケイ、チャン・ビュー・ロック出演/ニン・ズーン・ラン・ゴック、ホン・ヴァン、ジエム・ミー 9X、オアン・キエウ、ジエム・ミー、S.Tほか新宿K’s cinemaほかにて公開中。©STUDIO68『燃えよスーリヤ!!』監督・脚本/ヴァーサン・バーラー出演/アビマニュ・ダサーニー、ラーディカー・マダン、グルシャン・デーヴァイヤー、サルタージ・カッカルほか12月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。©2019 RSVP, a division of Unilazer Ventures Private Limited『エクストリーム・ジョブ』監督/イ・ビョンホン出演/リュ・スンリョン、イ・ハニ、チン・ソンギュ、イ・ドンフィ、コンミョン、シン・ハギュン、オ・ジョンセほか1月3日よりシネマート新宿ほか全国公開。© 2019 CJ ENM CORPORATION, HAEGRIMM PICTURES. CO., Ltd ALL RIGHTS RESERVED『ティーンスピリット』監督・脚本/マックス・ミンゲラ出演/エル・ファニング、ズラッコ・ブリッチ、レベッカ・ホール、アグニエシュカ・グロホウスカほか1月10日より角川シネマ有楽町ほか全国公開。© 2018 VIOLET DREAMS LIMITED.お杉とB子‘19年ベスト1は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。人間に注ぐ視線に、タラちゃんのイメージが変わった。(お杉)アダム・サンドラーが初めて、オスカー候補になるかもとワクワク中。でもサフディ兄弟作品だと、無理かしら?(B子)※『anan』2019年1月1日-8日合併号より。(by anan編集部)
2019年12月27日大友啓史監督最新作『影裏』に出演する松田龍平が、中国の海南島で行われた第2回海南島国際映画祭においてベストアクター(最優秀俳優賞)で初の海外映画賞を受賞したことが分かった。中国の4大国際映画祭のひとつ「海南島国際映画祭」(Hainan Island International Film Festival)は、中国最大のリゾート地・海南島にある三亜、海口、瓊海の3市をつなぐ「島全体での映画祭」を目指し、昨年初めて開催。2回目となる今年は、フランス人女優のソフィー・マルソーがアンバサダーを務め、マスタークラスには黒沢清監督が招待され特集上映も実施した。日本から唯一、今年から新たに創設されたコンペティション部門に選出された本作は、今回12月8日昼(現地時間)にワールドプレミア上映が行われ、キャストの綾野剛、松田さん、大友監督が登壇。綾野さんが中国語で「こんにちは、中国のみなさん、僕のことをガンズと呼んでください」と挨拶すると、会場からは驚きと喜びの声があがり、今回演じた今野役へのアプローチを問われると「まずは演じるというよりもその人物を生きるという感覚が強いです。映画の中でちゃんと生活するということを心掛けました。龍平君との時間が長かったので彼との時間をすごく大切にしました」と回答。一方、松田さんは「この作品は決してわかりやすいエンタテイメント映画ではないので、こうやってみなさんと触れ合える機会を作ってくれた海南島国際映画祭に感謝します」と述べ、大友監督も「映画を上映した後に皆さんの前に立つといろいろなものが伝わってくるものです。自分自身、完成した映画を再発見することにもなり、そういう意味では海南島国際映画祭で多くの人に見ていただけて、僕自身も思うところがあり、とても感謝しています」と挨拶した。そして閉会式前には、3人がオレンジカーペットイベントに参加。綾野さんは「第2回目でこれだけの規模の映画祭を僕は他に知らないです」と盛り上がりに驚きを隠せない様子。「映画は世界の共通言語、ノーボーダーだなと改めて思いましたし、ワールドワイドいろいろな国の方がいらっしゃって、わくわくするしすごく心地がいいです。参加できてよかったです」と喜んだ。続いて、閉幕式でコンペティション部門のベストアクター(最優秀男優賞)に松田さんの名がコールされると、松田さんは驚いた表情を浮かべながらステージへ。「信じられないです。胸がどきどきしています」と心境を明かしつつ、「賞をいただけると思ってなかったので言葉の準備をしていなくて何を言ったらよいか…ただ、海南島国際映画祭に本当にただただ感謝しています。賞をありがとう。それから、映画にかかわった監督をはじめスタッフのみんな、とても素晴らしい賞をいただきました」と感謝を述べていた。『影裏』は2020年2月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:影裏 2020年2月14日より全国にて公開©2020「影裏」製作委員会
2019年12月10日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、Amazon Prime Videoで配信中のドラマ『モダン・ラブ 〜今日もNYの街角で〜』をご紹介します。■ドラマ『モダン・ラブ 〜今日もNYの街角で〜』シーズン1・全8話。字幕版、吹き替え版ともにAmazon Prime Videoで配信中ここで出会えば、どんな恋愛だって映画になりそうな街、ニューヨーク。恋人と別れた後に妊娠が発覚するキャリア女子や、2度目のデート中に大ケガをして救急車で運ばれるオタク系男子、ホームレスの女性が産む赤ん坊を養子にもらうために共同生活に奮闘するゲイカップルなど、さまざまな8組の愛の物語が描かれます。なかでもアン・ハサウェイ演じる弁護士女子は、外見も仕事も完璧なのに、病気のためにテンションが上がったり落ちたりして、人間関係に悩みます。NYタイムズ紙の人気コラムに投稿された話を元に作られただけあって、みんなライフスタイルが本当にオシャレ。なのにどこか抜けていて、不器用なところに共感を覚えます。おまけに!カメオ共演で登場するメンツがすごい。アンディ・ガルシアやエド・シーランが登場する回もあって、記者は思わず「うっそー!?」と声をあげてしまいました。1話約30分でエピソードが軽快なこともあり、記者は8話をイッキ見。しかも第8話ではそれまでに登場した主人公たちがいろいろな場面に登場し、物語の始まりやその後を見せてくれます。ぜひともイッキ見してください!
2019年12月09日ハーゲンダッツ(Häagen-Dazs) クリスピーサンド6000個を無料配布。2019年12月6日(金)から2020年1月2日(木)まで、映画を観ながらクリスピーサンドが楽しめるイベントが、福岡の映画館プレミアム・ダイニング・シネマにて実施される。ハーゲンダッツ クリスピーサンド6000個無料配布ハーゲンダッツは、12月10日(火)発売の新作を含む「ハーゲンダッツ クリスピーサンド」を無料サンプリングを実施。会場は、映画を観ながら本格的な食事を楽しむ新スタイルの映画館として誕生した福岡のプレミアム・ダイニング・シネマだ。期間中は、ゆったりとした座席で映画を鑑賞しながらクリスピーサンドを味わうことができる。新作含む3フレーバー対象フレーバーは全3種。中から濃厚な味わいのチョコレートソースがとろりと出てくる、期間限定フレーバー「フォンダンショコラ」、甘酸っぱいイチジクと濃厚なマスカルポーネのハーモニーが楽しめる「マスカルポーネ&いちじく ~ラム酒仕立て~」、コク深いキャラメル味の「キャラメルクラシック」がラインナップする。【詳細】ハーゲンダッツ クリスピーサンド6000個無料配布期間:2019年12月6日(金)~2020年1月2日(木)会場:ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13 スクリーン7番住所:福岡県福岡市博多区住吉1-2-22 キャナルシティ博多対象フレーバー:・ハーゲンダッツ クリスピーサンド フォンダンショコラ<期間限定>・ハーゲンダッツ クリスピーサンド マスカルポーネ&いちじく~ラム酒仕立て~<期間限定>・ハーゲンダッツ クリスピーサンド キャラメルクラシック対象:プレミアム・ダイニング・シネマを利用者※座席にて食事オーダー時、スタッフへ希望のクリスピーサンドの種類を伝える。※合計6,000個※1人1個※なくなり次第終了
2019年12月05日「PRINCE OF LEGEND」の新章、ドラマ「貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-」と映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』の主題歌を、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」片寄涼太が担当することが決定した。白濱亜嵐主演で先日スタートしたばかりのドラマは、ホストが支配する街・ナイトリングを舞台に、白濱さん演じるシンタロウがホストと戦い、成り上がるまでの物語が描かれる。そして映画は、ドラマの出演キャストに加え、前作を彩った個性豊かな王子たちも再集結し、「貴族」と「王子」がNo.1の座をかけて一大バトルを繰り広げる。そんな2作の主題歌は、本作のための書き下ろされた楽曲「Possible」。日本を代表するプロデューサー/DJの「m-flo」の☆Taku Takahashiが、芸術的な音楽性で目覚ましい躍進を遂げている気鋭のシンガーソングライター・向井太一と共作し書き下ろした楽曲で、アーバンな雰囲気を纏ったトラックに乗せ、片寄さんの甘く柔らかい歌声が響く。前作「PRINCE OF LEGEND」シリーズより、総資産数兆円といわれている朱雀グループの御曹司“セレブ王子”朱雀奏を演じている片寄さん。今回の映画では、“伝説の王子”として「貴族」と対峙する重要な役どころで登場。「前回のシリーズではメインのキャラクターとなる朱雀奏を演じさせて頂きましたが、今回は歌での存在感を感じて頂けたら」と語る片寄さんは、「Possible」について「いま流行りのシティポップの要素が盛り込まれたとてもお洒落な一曲になっています。歌詞とトップラインは☆Takuさんが声をかけて下さったシンガーソングライターの向井太一さんに制作して頂きました。自分も向井さんの楽曲やアルバムを趣味的にとても自然に聴かせて頂いていたので、このようなカタチでご一緒させて頂ける事に驚くと同時に、とても嬉しかったです。作品に少しでも華を添えられる楽曲になっていたらなと思います。作品と合わせて楽曲も是非気に入ってやってください」とコメントしている。ドラマ「貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-」は毎週水曜日深夜24時59分~日本テレビにて放送、11月28日(木)よりHulu&dTVほかにて配信開始。映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』は2020年3月13日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2019年11月28日2017年にバカリズムが原作・脚本・主演を務め、話題となった連続ドラマの映画化『架空OL日記』が2020年2月に公開。先日発表された夏帆、臼田あさ美、佐藤玲、山田真歩、三浦透子というドラマ版キャスト陣に加え、この度、映画に新たに出演するキャストが明らかになった。まず、バカリズムさん演じる“私”と同じ「みさと銀行」で働くソヨン役には、『サニー 永遠の仲間たち』や『怪しい彼女』などで人気を確立し、日本でも『新聞記者』で好演を見せるなど活躍の場を広げているシム・ウンギョン。出演決定について、「ドラマ『架空OL日記』は以前から楽しく観させて頂いた作品で、その映画版に自分が出演できることになり、本当に嬉しく思っております」と喜びをコメント。「バカリズムさんの想像力、世界観がとても深いことにびっくり」したそうで、「銀行員ユニフォームが似合いすぎて、そしてその格好で普通に振る舞っていらっしゃる姿を間近で見られて幸せでした」とふり返った。同じく、「みさと銀行」で働き、彼女たちの上司となる小野寺課長役には映画・ドラマと数々のヒット作に出演し続けている坂井真紀。初めて脚本を読んだ時の印象について「幸せを運んでくれる面白さだと思いました」とコメント。「控え室でみんなでお昼をいただいている時に、バカリズムさんが女子に囲まれてお話しされている姿が、いつものロッカールームそのものでした(笑)」と現場の雰囲気を楽しんだ様子だ。さらに、私の地元の友達・リエ役には、ドラマ「監察医 朝顔」や「ハケン占い師アタル」など話題作への出演が続く志田未来。「映画化!ということで、ファンの皆さんにもたくさん愛されていた作品だったんだなと思いました。そこに出演させて頂けるということで、とても嬉しかったです」と出演決定を喜びつつ、バカリズムさんの脚本に「こういう会話あるある!と、至る所で共感」したという。同じく私の友達・クミ役には、話題を呼んだタナダユキ監督の配信ドラマ「夫のちんぽが入らない」や「ボイス 110緊急指令室」など活躍の場を広げている石橋菜津美。「どんなキャラクターなのかも楽しみで、決まったと聞いた時台本を読むのが待ち遠しかったです」と意欲を語る石橋さん。「バカリズムさんの衣装姿があまりにも自然で女性同士でいるような感覚になってしまい、不意に忘れてしまう事が多々ありました。とても可愛かったです!!」と語り、「職場の女性同士とは違ったその3人の雰囲気も楽しんで頂けたら」と映画の見どころにも触れた。この豪華な顔ぶれの新キャストに、バカリズムさんは「皆さん、新キャストという感じではなくドラマ版にもいたような気がするほど、最初からいつも通りな雰囲気でした。たぶんご覧になる人も同じような感覚になると思います」と手応えをコメント。「坂井さんが、僕が衣装の紺色のワンピースを着るたびに『それが一番似合う』と絶賛してくださいました」と撮影をふり返っている。『架空OL日記』は2020年2月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:架空OL日記 2020年、全国にて公開予定©2020『架空OL日記』製作委員会
2019年10月28日■フルハウスシチュエーション・コメディの金字塔。ミシェル役のオルセン姉妹が可愛かった!ミシェルはいないけど、続編『フラーハウス』もネトフリで楽しんでます。■ビバリーヒルズ高校白書/青春白書ティーンドラマの決定版。ありがちなソフトな内容ばかりではなく、ドラッグや自殺、人種差別など、テーマもなかなかリアリティがあって、かなりのめり込んだ。セレブカジュアルっぽい着こなしも真似してた。■フレンズ大好きなコメディで、終わっちゃったときはロスに苦しんだ。未だにこれを超えるドラマに出会ってないかも。最近は、レイチェル(ジェニファー・アニストン)以外、ほとんど見かけなくなったのが残念。あの6人が再集結するところが見たい。■アリー my LoveNHKで吹き替え版をやってて、毎週すごく楽しみだった。ブルース・ウィリスやロバート・ダウニー・Jrなどの大物俳優や、マライア・キャリー、スティングといったビッグゲストが出てくるのも楽しかったよね。今でも映画を観ていて、ときどき脇役でビリーとかジョン・ケージが出てくると、旧友に出会ったような気持ちになってなんだかとてもうれしくなる。■大草原の小さな家時代も国も、生活様式も何もかも違うけど、ローラと自分を重ね合わせながら見てた。意地悪なネリーの雑貨屋さんに売ってる瓶入りのキャンディーが食べたくて仕方がなかったなぁ。“好き”をこじらせて、今でもフリル付きのワンピースとエプロンの重ね着を楽しんでる友達もいる。■ER緊急救命室医療ドラマ、いろいろあるけど、やっぱりこれ!臨場感があって、嘘っぽいところがまったくないのがいい。ダグラス(ジョージ・クルーニー)もいいけど、やっぱジョン・カーター(ノア・ワイリー)が好き。彼がいなくなって、見るのをやめちゃった。■セックス・アンド・ザ・シティVHSのテープが切れるくらい、ほんと数えられないくらい観た。友達とカフェとかでこのドラマの話で盛り上がるときは、タイトルを口にするのがはばかられるので、「SATC」って略すのがルール。いつか絶対買う!と思いながらも、未だにルブタン買えてない。■ツイン・ピークス風変わりなユーモアのあるデイル・クーパーのキャラがツボ。ダブルRダイナーの、“すげぇうまい”ブラックコーヒーと、チェリー・パイが食べてみたい。昭和生まれが「懐かしい」と感じる映画11選
2019年10月20日1.スウィート17モンスター出典:母親への複雑な想いに先生への反抗、本気の兄妹喧嘩、親友とのケンカ、イケメンへの恋……青春時代のイタいあれこれが嫌というほど詰まっていて、思わず目を背けたくなりますが、そこはぐっとこらえて!全米No.1の映画批評サイト「ロッテントマト」での評価も高く、満を持しての日本公開となった本作は、オトナ女子が記憶の片隅に追いやった「あの頃の自分」にもう一度出会える、愛しい青春映画です。出典:2.女神の見えざる手出典:ラスベガスで起きた銃乱射事件から数週間。奇しくも今月、全米の銃規制法案を巡る攻防を描いた『女神の見えざる手』が公開されます。『ゼロ・ダーク・サーティ』でアカデミー主演女優賞にノミネートされた実力派女優ジェシカ・チャステインが、銃規制法案に賛成の立場をとる陣営を支援するロビイストを熱演。思わぬ展開にぐっと引き込まれます。出典:3.ザ・サークル出典:での「いいね!」や、インスタ映えを意識した写真撮影などの日常に、“SNS疲れ”を感じている人も少なくないのではないでしょうか?今週末公開となる映画『ザ・サークル』が描くのは、まさにすべてがオープンになった「完全な」社会。人類の明日を予見するSNSサスペンスに、エマ・ワトソンとトム・ハンクスが挑みます。出典:4.エイミー、エイミー、エイミー出典:『エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』は、幼い頃から「一夫一妻制は悪だ!」と教育された恋愛恐怖症の主人公が、本気の恋に目覚める爆笑ラブコメディ。『ブリジット・ジョーンズの日記』から16年。DRESS世代が絶対に観逃せない、笑って元気をもらえる1本です!出典:5.彼女がその名を知らない鳥たち出典:『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』など、実際に起きた事件をモチーフとした原作の映画化に定評のある白石和彌監督が、初の大人向けラブストーリーに挑んだ本作。蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊が演じる登場人物が全員「嫌なやつ」という設定でありながら、ラストに提示されるそのあまりにも美しい究極の愛の形に、号泣必至の一本です。出典:6.20センチュリー・ウーマン出典:ゲイをカミングアウトした自身の父親を題材に描いた前作『人生はビギナーズ』で大絶賛されたマイク・ミルズ監督が、自身の母親をテーマに6年ぶりに発表した新作『20センチュリー・ウーマン』。本年度アカデミー賞で脚本賞に見事ノミネートされた本作は、ミルズ自身の母親だけでなく、20世紀を生きたすべての女性たちへ贈るラブレターだ。出典:7.勝手にふるえてろ出典:中学の同級生「イチ」に約10年間片思い中の24歳のOLヨシカ。そんなヨシカの前に、暑苦しい会社の同期「ニ」が現れ、告白されて……。芥川賞作家・綿谷りさの同名小説を元に、“脳内片思い”と“リアル恋愛”の間で揺れる恋に臆病なヒロインを実力派若手女優・松岡茉優が熱演!ラブコメ史上最もキラキラしていない主人公の登場です。出典:8.15時17分、パリ行き出典:現在87歳のクリント・イーストウッド監督が、実際に起きた列車テロ事件を描いた最新作『15時17分、パリ行き』。この作品でイーストウッドは、犯人に立ち向かった若者3人にそれぞれ自分自身の役を演じさせるという、前代未聞の試みに挑戦しました。実際の事件の起こった場所で撮影に挑み、究極のリアリティーを徹底追及します。出典:9.オーシャンズ8出典:ジョージ・クルーニーが凄腕の詐欺師ダニー・オーシャンを演じ、強盗集団オーシャンズ”を率いて盗みを行う『オーシャンズ11』から約17年。サンドラ・ブロック演じるダニーの妹、デビー・オーシャンを主人公に、チーム全員が女性の“オーシャンズ”が帰ってきました!豪華キャストで贈る、最高に楽しい犯罪エンタテイメントの登場です。出典:.アリー/スター誕生出典:この冬、最高にエモーショナルでロマンチックなラブストーリーが登場しました。同名映画の4度目のリメイクとなる『アリー/スター誕生』は、主演のブラッドリー・クーパーとレディー・ガガ、ふたりの演技と歌声が素晴らしく、観る者の心を震わせます。ラストステージの圧巻のパフォーマンスは、ファンならずとも必見です!出典:.ムーンライト出典:マイアミの貧困地区を舞台に、自分の居場所とアイデンティティを模索する黒人少年の姿を描いた話題の映画『ムーンライト』。詩的な台詞と色彩豊かな圧倒的な映像美、エモーショナルな音楽で彩られ、LGBTQをテーマにしたラブストーリーが作品賞を受賞したのはアカデミー賞史上初!また、黒人だけのキャスト・監督・脚本家による作品が作品賞に輝いたのも史上初という、アカデミー賞の歴史を変えた作品となり、世界中に問題提起を投げかけ魅了してやみません。出典:.パーティで女の子に話しかけるには出典:『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェル最新作は、イギリスの人気作家ニール・ゲイマンの短編を映画化した『パーティで女の子に話かけるには』。パンクミュージックとファッションに彩られ、エル・ファニングが惑星から来た美少女・ザンを演じる、新たな「ボーイ・ミーツ・ガール」ムービーの名作です。出典:.デトロイト出典:イラクを舞台に米軍爆発物処理班の兵士たちを描いた『ハート・ロッカー』、オサマ・ビンラディンの捜索に執念を燃やすCIA女性分析官を描いた『ゼロ・ダーク・サーティ』など、センセーショナルな題材選びに定評のあるキャスリン・ビグロー監督。新作『デトロイト』は、米国デトロイト暴動で起きた戦慄の一夜を映画化した、必見の衝撃作です。出典:
2019年10月12日米NBCで2018年秋に放送をスタートし、視聴率No.1を獲得(米ニールセン調べ)し、シーズン2の製作も決定しているミステリー&ヒューマンドラマ、『MANIFEST/マニフェスト』が、海外ドラマ専門チャンネル“スーパー!ドラマTV”にて、10月15日(火)22:00より独占日本初放送されることが分かった。この度、本ドラマはタイムカプセル郵便を運営している日本郵趣協会とのタイアップが決定、切手の博物館・展覧会・イベント会場等に配布されるコラボチラシが公開された。本ドラマの製作総指揮を務めるのは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ/一期一会』をはじめとする数々の大ヒット作を手がけた監督、ロバート・ゼメキス。本作の物語は、2013年4月7日、家族たちとジャマイカで休暇を過ごした帰りの空港から始まる。ニューヨーク市警察に勤務するミカエラは、ニューヨークを発つ直前にプロポーズされた、恋人で同僚のジャレッドへの返事に迷っていた。そのとき、ミカエラたちが乗る予定だった飛行機が定員超過になっているため、次の便まで待つ乗客に400ドルの航空券引換券を提供するという案内が入る。ジャレッドへの返事を数時間でも延ばしたいミカエラは次の便を待つことにしたが、搭乗したモンテゴ航空828便は途中で凄まじい乱気流に見舞われる。乗客たちが墜落を覚悟したそのとき、乱気流は突然消え失せ、828便は無事空港に着陸する。ところが、空港には国家安全保障局と地元警察が待ち構えており、乗客たちは現在の日付が自分たちがジャマイカを発った日から5年半以上も経た2018年11月4日だということを知らされる。この度、『MANIFEST/マニフェスト』がコラボしたのは、自分が書いた手紙が指定した未来の日付に届くというサービス、“タイムカプセル郵便”だ。未来の自分や大切な人に宛てて、10年後まで手紙を送ることができる。コラボレーションチラシにも「消息を絶った旅客機がたどり着いた先は5年後の未来―。」と記載されているように、本作では、828便の飛行機に搭乗した主人公・ミカエラたちが着陸すると、5年の歳月が経過している。そのことによって壊れてしまった家族や恋人・友人などそれぞれ大切な人との関係を修復しようと奮闘する本作のストーリーにちなんだものだ。このチラシは、明日10月8日(火)より、切手の博物館や展覧会、イベント会場等で順次配布予定。『MANIFEST/マニフェスト』海外ドラマ専門チャンネル“スーパー!ドラマTV”にて、10月15日(火)22:00より独占日本初放送
2019年10月07日英国の人気ドラマ『ダウントン・アビー』がスクリーンに登場。映画『ダウントン・アビー』として、2020年1月10日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。『ダウントン・アビー』とは?ドラマ『ダウントン・アビー』は、20世紀初頭を舞台に、イングランド郊外に佇む大邸宅“ダウントン・アビー”で暮らす貴族クローリー家とその使用人たちの生活を描いた人気作品。人間関係が絡み合う伯爵一家の内情だけでなく、タイタニック号沈没事件や政治の変動など、当時の社会背景もふんだんに盛り込んでいるのも特徴。2010年放送開始以来、ゴールデングローブ賞やエミー賞といった名立たる賞を受賞している。英国国王夫妻がダウントン・アビーに!映画版『ダウントン・アビー』は、TVシリーズ最終回から2年後の1927年が舞台。英国国王夫妻が、ダウントン・アビーに訪れるという一大事を描く。グランサム伯爵家の長女メアリーはかつての執事・カーソンと共に、パレードや豪勢な晩餐会の準備にあたり大忙し。しかしそんな中、一族やメイドたちのスキャンダルや、ロマンス、陰謀が次々と明るみになっていく。やがてメアリーは、重要な決断を迫られることになるのだが…。キャストキャストは、ヒュー・ボネヴィル、ジム・カーター、ミシェル・ドッカリー、エリザベス・マクガヴァーン、マギー・スミスなど、ドラマ版お馴染みのメンバーが勢ぞろい。またアカデミー賞受賞経験を持つイメルダ・スタウントンといった新キャストも参加する。こだわりの衣裳デザイン衣裳デザインを手掛けるのは、ドラマ版同様アンナ・メアリー・スコット・ロビンス。当時の衣裳を仕立てる為に、博物館に通い詰めたという彼女は、生地も拘り抜いたヴィンテージ品を使用。美しい刺繍入りのシルクやビーズのついたフランス製のモスリンなど、うっとりとするようなドレスの数々が披露されている。脚本にジュリアン・フェローズなお脚本は、ドラマに引き続きアカデミー賞脚本賞受賞のジュリアン・フェローズが担当。アメリカで公開された際には、全米初登場No.1を記録した。【詳細】公開日:2020年1月10日(金)監督:マイケル・エングラー脚本:ジュリアン・フェローズ出演:ヒュー・ボネヴィル、ジム・カーター、ミシェル・ドッカリ―、エリザベス・マクガヴァーン、マギー・スミス、イメルダ・スタウントン、ペネロープ・ウィルトン配給:東宝東和
2019年10月07日男子と付き合う前のデートで、一番距離を縮めるのにもってこいなのは映画デートだと思います。あの薄暗い空間のなか至近距離で、しかも恋愛映画なんかを観たら、そりゃお互いを意識するのは当然ですよね。この映画デートの際、せっかくなので、ただじっと映画を観ているだけだともったいないので、隣でいろいろとモテテクを発動させてみましょう。今回は、元No.1キャバ嬢のナナミ・ブルボンヌさんに「映画館でできるドキドキ興奮テク」について聞いてみました。■1.唇を触る「映画を観ながら、集中するシーンでちょっとだけ前のめりになって、人差し指を唇にあててみましょう。あたかも映画のなかに完全に気持ちが入り込んでいる感じを出しつつ・・・・・・」こうすると、カレは隣で映画を観ながらも、チラチラとあなたのことが気になってしまって全然映画に集中できなくなってしまうんだとか。唇を触るって、男子に対する強いセックスアピールですので、これは日常的にも使えるテクですよ。■2.階段をのぼるときに手をつないでもらう「上映時間前後になると、劇場の照明が一気に暗くなって足元が見えませんよね。そんなときには『手貸してもらっていい?』と言って、男子に手をつないでもらいましょう。これを断る男子はいません」これはいい方法ですね。なので、あえて劇場に入るのは上映時間ギリギリにして、あとは映画デートの日にはハイヒールなど、不安定めな靴ででかけましょう。■3.手を肘掛けに乗せる「上映中は、あなたとカレの間にある肘掛けにずっと手を置いておきましょう。カレは『手、つないでいいのかな・・・・・・? どうなのかな・・・・・・?』とずっとドキドキしてしまいます」これは男子は相当やきもきしてしまいそうですね(笑)。もちろん、そこでカレが手を握ってくれたら大成功。映画が終わる頃には立派なカップル成立ですね。■4.さりげなく勝手に間接キッス「肘掛けに置かれているカレの飲み物を、上映中勝手に飲んで間接キスをするのもいいでしょうね。カレは全然気にしていないふりをするでしょうけど、内心ドキドキで、自分の飲み物を飲むあなたを横目でじっと見ているはず」そのために、あえてあなたの分の飲み物は買わないようにしておきましょう。「私はいらないや」とか言いつつ、勝手に飲んじゃいましょう。■5.怖いところでボディタッチ「怖い映画を観るときには、絶叫シーンで必ずカレにしがみついてください。かなり自然なので全然おかしくありませんし、相当嫌いな相手でない限り、これをされてドキドキしない男子はいません」そもそも2人で映画に行くくらいなんだから、こういうことをされたら絶対にドキッとしてしまうような関係性ではあるはず。なのでそこは臆せず、あくまで「身体が勝手に・・・・・・」という感じを出して、おもいっきりボディタッチです。■おわりにどうでしたか?気になる男子がいたら積極的に映画デートに誘いましょう。劇場に入ってしまえばあとはもう、あなたの恋のトラップにかかったようなものです。(遣水あかり/ハウコレ)
2019年09月03日森山未來が初めて海外作品の主演に挑み、全編カザフスタンロケを敢行した日本・カザフスタン合作映画『オルジャスの白い馬』が、2020年1月18日(土)より公開されることになった。本作はカザフスタンの大草原を舞台に、突然父を亡くしてしまった少年オルジャスと、彼の前に突然現れた不器用だが正義感の強い男カイラートとのふれあいを描くヒューマンドラマ。早く大人になりたい年頃のオルジャスは、果てしない空に抱かれながらも、どこか行き場のない想いを抱えている。そこへある日、現れた男カイラートは、無口ながらもオルジャスに乗馬の仕方を教え、一緒に草原を走り、仕事も手伝わせてくれる。オルジャスの世界に疾風のように現れた男は、世界を鮮明に塗り替えていく――。主演を務めるのは、大河ドラマ「いだてん」の美濃部孝蔵役をはじめ常に新しい挑戦をし続ける森山未來と、『Ayka(アイカ)』(原題)で2018年カンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いたサマル・イェスリャーモワ。アジアを代表する若手国際派俳優ふたりがW主演。森山さんは初の海外主演作となる本作で、全編カザフ語で演じ乗馬もこなして熱演を披露、愛する人に真実を語れない不器用な男カイラートを演じている。監督・脚本は、日本人監督とカザフスタン人監督が共同で担当。日本側からは『シグナル100』の竹葉リサ監督、カザフスタン側からは『春、一番最初に降る雨』のエルラン・ヌルムハンベトフが参加した。撮影監督はベルリン国際映画祭で受賞歴もある若き名手アジズ・ジャンバキエフがつとめ、雄大な自然とそこで起こる人々のドラマを詩情豊かに捉えている。2018年10月から約1か月、全編カザフスタンロケで行われた撮影において、森山さんと竹葉監督はほかの日本人技術スタッフを伴わず現地に入り、製作スタイルはもちろん映画産業のシステム自体が日本とは全く異なるカザフスタン人スタッフたちとの共同作業に臨んだ。公開決定に併せ本邦初公開となった場面写真は、森山さん演じるカイラートと少年オルジャスがカラフルなペイントが施された待合所でささやかな交流を繰り広げるシーン、カイラートが短銃を片手に勇ましく馬で駆ける姿、カイラートとオルジャスの母アイグリ(サマル・イェスリャーモワ)が笑顔を見せる姿などを切り取ったものとなっている。『オルジャスの白い馬』は2020年1月18日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月30日■『セーラー服と機関銃』(1981年)薬師丸ひろ子さんと主題歌が大好きでした。ただし、「カイ……カン」というセリフ以外、内容をほとんど覚えていない。■『転校生』(1982年)尾美としのりさん、小林聡美さんのコンビが初々しい。今でもたまに観たくなります。この映画のあと、尾道の学校に転校したいと父親にせがんだけれど、実現しなかった(笑)。■『E.T.』(1982年)地球外生命体をテーマにしたスピルバーグのSF大作。月をバックにして子どもたちの自転車が空を飛ぶシーンに驚愕したものでした。大人になる前に、ぜひE.T.に会いたいと思って早30年余。純粋さをなくしてしまいました。■『南極物語』(1983年)南極観測隊が南極に置き去りにしてきたそり犬と1年後に現地で再会する――そんな実話を元にした大作映画。当時、文部省特選作品となったこともあって、PTAや教育委員会が映画館のないようなところでも積極的に上映され、大ヒットしました。■『ネバーエンディング・ストーリー』(1985年)ファンタジー映画の金字塔。リマールの主題歌も好きでした。今となっては、はてしなく昔の映画になってしまったが、ファンタージェンをずっと探しているわたし。■『スタンド・バイ・ミー』(1986年)当時は、あのリバー・フェニックスが“ピチピチ”のアイドルでした。スティーヴン・キング原作では一番好きな映画です。男の子に生まれたかったと思った、最初で最後の日。■『トップガン』(1986年)アメリカの戦闘機パイロットの青春群像劇。わたしの中で、トム・クルーズといえば、これ。いよいよ来年、続編公開!生きててよかった!■『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年)デミ・ムーアの可愛さったらない。映画を観て、勢いでショートにして大失敗。苦い思い出。■一連の『クレヨンしんちゃん』もの(1993年〜)子どもも大人も楽しめる一級品揃い。全部欠かさず観ています。おすすめ!■『もののけ姫』(1997年)ジブリは全部いいけれど、年代的にはこれかな。■『タイタニック』(1997年)誰がなんと言おうと、やっぱり好き。ふたりとも乗れたはず……と思えてならない。昭和生まれが「懐かしい」と感じるドラマ8選昭和生まれが「懐かしい」と感じる少女漫画8選
2019年08月22日長かった梅雨が明け、ようやく夏本番。せっかくなら、夏を思いっきり愉しみませんか?野外で映画を観たり、ヨガで汗を流したりすることができるイベントが、恵比寿ガーデンプレイスにて開催中です。 いよいよ関東地方でも梅雨明けが発表されました。例年より少し遅いけれど、これからが夏本番。せっかくだったら夏を感じられるスポットやイベントに顔を出したいところです。そんなあなたにぴったりのイベント「YEBISU GARDEN PICNIC」が、8月25日(日)までの期間、恵比寿ガーデンプレイスにて開催されています。 本イベントは、今回で5回目。毎年パワーアップしているコンテンツの数々があなたを待っています。特に注目なのは、夏の夜空の下で映画鑑賞を愉しむことができる、「PICNIC CINEMA」。“下を向いていたら、虹を見つけることはできない”をテーマに、7月26日(金)の『gifted/ギフテッド』から8月25日(日)の『グランド・ブダペスト・ホテル』まで、5週間に渡り計15作品を野外で上映します。 (c) 2007 Warner Bros. Entertainment, Inc. 本イベントのプロデュースを手がけるのは、全国を旅する移動映画館「キノ・イグルー」。上映作品は、『フォレストガンプ』、『最高の人生の見つけ方』、『西の魔女が死んだ』など。どれも、鑑賞後にちょっとだけ自分のこれまでを振り返ったり、忘れていた何か大切なことを思い出させてくれたりするような、そんな映画が多数上映されます。 (C) 2008「西の魔女が死んだ」製作委員会 今年の映画ラインナップはこちら またイベント期間中は、会場となるセンター広場に約300㎡の人工芝エリアを設けられていて、朝陽や夜風を感じながら体験できる「PICNIC YOGA」を開催。都会にいながら、心地よい開放感を感じられるコンテンツが満載です。 もちろん、飲食も。アメリカ生まれ、沖縄育ちのアイスクリームショップ“BLUE SEAL”が販売するイベント限定フードの他、今年3月にリニューアルしたばかりの恵比寿三越B2フードガーデンの、出来たてのお総菜やドリンクなど、施設内各店舗の“美味しいもの”を持ち込むことも可能です。それぞれに自由なピクニックをお楽しみいただけます。 夏は暑いからと、涼しい施設内で過ごすことも多くなる季節ですが、ときにはこうした野外イベントで、太陽の光を思いっきり浴びながら、食べて、ごろんと昼寝して、そしてまったり映画を観る……。そんな過ごし方をしてもいいのかもしれません。きっと、夏の素敵な思い出になりますよ。 YEBISU GARDEN PICNIC期間:2019年7月13日(土)~8月25日(日)時間:イベントにより異なります料金:入場無料場所:恵比寿ガーデンプレイスセンター広場主催:恵比寿ガーデンプレイス内容:野外シネマ、ヨガ、ワークショップ、他※詳細は恵比寿ガーデンプレイスホームページで、順次公開します※荒天の場合、中止することがありますURL:出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年08月11日梅雨が明け、本格的な暑さがやってきました。夏ドラマも中盤戦に差し掛かり、熱き戦いを繰り広げています。そこで今日は、夏クール注目のイケメンを大特集!今期は、スポーツに武道――“熱い男”たちが話題を一身に集めています。企業のラグビー部に集う“熱き男たち”の戦い「ノーサイド・ゲーム」大泉洋さんが池井戸作品と初タッグを組んだことでも知られる日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」。本社から郊外の工場へと左遷された主人公・君嶋(大泉洋)が、低迷するラグビー部のGMを担うこにとなり…。仲間と共に再起を懸け試合に挑む姿が「とにかく熱い」「男たちの絆が胸を打つ」と反響を呼んでいる、まさに夏にぴったりのスポーツドラマです。2019年は、ラグビーワールドカップが日本で開催される年ということもあり、注目の一作と言えるでしょう。中でも、アストロズの主将・岸和田役をつとめる高橋光臣さんは、学生時代のほとんどをラグビーに捧げたという本格派。自らの活躍よりもチームとしての勝利を優先させる、情の深い役どころを熱演しています。そのほかにも、チームメンバーとして天野義久さん、廣瀬俊朗さん、齊藤祐也さんら実際のラグビー元日本代表選手たちがレギュラー出演。“力強く戦う”迫力ある試合シーンを実現してくれているのも見どころです。次回の放送の第5話では――君嶋の経営戦略と監督・柴門(大谷亮平)の最新ラグビー理論が功を奏したアストロズは、ひとつひとつ勝ち星を重ねていきます。そんな折、カザマ商事買収の道筋をつけた滝川常務(上川隆也)が府中工場の視察にやってきて…。波乱万丈の予感!一体どうなるのでしょうか。天真爛漫!ピンク頭の“強い男”に心奪われる「偽装不倫」東村アキコさんの同名漫画を原作に、嘘から始まる2つの恋を描いたドラマ「偽装不倫」。杏さん演じる主人公・濱鐘子は、幸せな結婚を夢見て婚活に励んできたものの一向に成果が出ず、切なさを紛らわすために出かけた旅路の途中、偶然出会った年下イケメン・伴野丈(宮沢氷魚)に「既婚者だ」と嘘をついてしまったことから、不思議な充実感を覚えていきます。不倫という形を望む丈――その影には、大きな病との葛藤を隠していて…。一方、鐘子の姉・葉子(仲間由紀恵)にも疑惑が。イケメン商社マン(谷原章介)と結婚し、何ひとつ不満がないように見える葉子ですが、旦那様とは正反対のタイプの年下男子に「独身」と偽り恋をしているから驚きです。瀬戸利樹さん演じるピンク頭の彼氏・風太の職業は、プロボクサー。彼もまた、“強い男”なんですね~。汗を流しながら、懸命にスパーリングする姿に心奪われた方も多いことでしょう。またプライベートでは一転、とびきり甘え上手で人懐っこく、母性本能をくすぐるタイプの風太。どんな相手にもにっこり笑顔でグイグイ距離を詰めていく様子は、魔性そのもの!?葉子が嘘をついてしまったのにも思わず納得の天真爛漫さを備えています。次回放送の第5話では、鐘子と行くはずだった岩手旅行に一人でやってきた丈。東京駅で鐘子と一緒にいた賢治(谷原章介)を鐘子の夫だと思い込んでいる丈は、鐘子を旅行に誘ったことを後悔していました。一方の葉子も、夫の出張の隙を狙って風太との休日デートを強行。姉妹の気になるダブル不倫の行方は…?“クールな強さ”が癖になるアクションシーン「あなたの番です」最後にもう一人、“強い”と言えばこの人を忘れてはいけません。夏クールから第2章となる反撃編に突入した話題のドラマ――都内マンションで起こった交換殺人ゲームを契機に、愛する妻を殺された主人公・手塚翔太(田中圭)が事件の真相に迫っていくノンストップ・ミステリー「あなたの番です」に満を持して登場した、横浜流星さん演じる新キャラクターです。横浜さん扮する二階堂忍は、大学院でAIの研究をしているドライで不愛想な青年。頭脳明晰だがコミュニケーション能力が低く、極度の偏食かつ潔癖症という謎めいた役どころ。しかしながら、翔太がとある犯人グループに拉致されかけた際、「めんどくせぇなぁ…」小さく舌打ちしながらも、履いていたサンダルを脱ぎ捨て、華麗なる回し蹴りをお見舞い。数秒でノックダウンさせてしまう“クールな強さ”がとにかくカッコイイんです!極真空手初段の持ち主で、中学時代に世界大会で優勝した経歴を持つ横浜さん。劇中でのアクションシーンに一層の期待が高まります。次回放送の第16話では、事件を追っていた刑事・神谷(浅香航大)が殺害され――翔太は、集まった情報をもとに二階堂と犯人探しを始めます。一方、駅のホームから何者かに突き落とされた黒島(西野七瀬)。その日の足取りを追うと、ある人物の差し金であることがわかり…。いよいよ後半戦に突入した本作。SNSでの犯人予想も佳境、是非推理してみてはいかがでしょうか。以上、暑い夏の癒しに最適な“強い男”たちの背中――是非、注目してご覧くださいませ。(text:Yuki Watanabe)
2019年08月07日何やら神の思し召しなのだろうか?西洋的、東洋的な宗教観の違いはあれど、奇しくもいま、天使や悪魔、天国や地獄が描かれるドラマや映画がSNSで大好評となっている。今回は、イッキ見&リピート間違いナシの4作品に注目した。「グッド・オーメンズ」天使&悪魔の異色バディ×「クイーン」!?Amazon Prime Videoにて5月31日より配信されるや、「SHERLOCK/シャーロック」をはじめとする英国ドラマファン、英国俳優ファンの間で話題をさらっている本作。アダムとイブの、あのイブがリンゴを食べたエデンの園で出会って以来、約6000年(!)にわたり腐れ縁が続いている天使アジラフェルと悪魔クロウリーが、世界の終わりをもたらす“反キリストの少年”を見つけるために奔走するファンタジー・コメディだ。本作は、「LUCIFER/ルシファー」(キャラクター創造)や「アメリカン・ゴッズ」(原作&製作総指揮)、『コララインとボタンの魔女』などの生みの親ニール・ゲイマンと、「ディスクワールド」シリーズなどのファンタジー作家テリー・プラチェットによる1990年発表の同名小説を、ゲイマン自身が脚色とショーランナーをつとめて映像化。1話あたり約1時間が全6話、ゲイマンも言うようにさながら「6時間の映画」のような形で楽しむことができる。心優しくお茶目な天使アジラフェルを「マスターズ・オブ・セックス」や『トワイライト』シリーズのマイケル・シーン(声:山本兼平)、皮肉屋なツンデレ悪魔のクロウリーを「ドクター・フー」「ジェシカ・ジョーンズ」などのデヴィッド・テナント(声:関俊彦)が演じており、本来なら決して交流してはならない天使と悪魔が、地球で暮らしながらこっそり友情を育んできた、という設定に悶絶する人が続出。「可愛い!」「しんどい」「キャスティングが完璧すぎ」「二人が仲良く一日を過ごすだけのスピンオフはまだですか」などなど、その関係性に注目が集まっている。加えて、大天使ガブリエルを「MAD MEN マッドメン」『ベイビー・ドライバー』のジョン・ハムが演じているほか、「エメラルド・シティ」のアドリア・アルホナ、次世代美少年サム・テイラー・バック、さらに『ハリー・ポッター』シリーズのミランダ・リチャードソン、「ベター・コール・ソウル」のマイケル・マッキーン、「Fleabag フリーバッグ」のビル・パターソン、「サクセッション」(メディア王~華麗なる一族~)のブライアン・コックス、『オリエント急行殺人事件』のデレク・ジャコビといったベテラン勢が参加。あのベネディクト・カンバーバッチも声の出演で登場するなど、実に豪華な顔ぶれ。さらに、全てお見通し(?)の神の声を『スリー・ビルボード』の母親役でアカデミー賞に輝いたフランシス・マクドーマンドが担当し、ブラックユーモアを含ませた語りでスパイスを与えている。やはり一番の魅力は天使&悪魔バディのキャラ造形で、アジラフェルは寿司も食す美食家で、ロンドンのソーホーに古書店を構えている。また、クロウリーはお洒落なマンションに植物と暮らし、愛車のヴィンテージのベントレーに「クイーン」は欠かさない。地球での暮らしにすっかり馴染んだこの2人は、大好きな世界を破滅させてなるものかと、反キリストの子を陰ながら監視し、終末(ハルマゲドン)を阻止しようとするが、やがて赤ん坊の時期に取り違えがあったことが発覚。2人はそれぞれ天国や地獄の上層部をごまかしながら、結託してその子を探し出そうとするのだが…。お互いのことを放っておけない2人のおっさん、いえ、天使と悪魔のみならず、クセが強すぎる天使たち・悪魔たち、願いむなしく世界は破滅を迎えてしまうのか、その行方にもハラハラさせられっぱなし。そんなストーリーを、原作にも登場する「クイーン」の「ボヘミアン・ラプソディ」や「地獄へ道づれ」「マイ・ベスト・フレンド」などの楽曲が彩り、いっそう深い“沼”へと誘う。なお、天使と悪魔がバディという“禁断の関係”に立腹したキリスト教団体が、配信停止を求める抗議文をなぜか配信元のAmazonではなくNetflixに送っていたことがニュースに。これには原作者&クリエイターのゲイマンやNetflix側、Amazon側もTwitterで小粋に反応してみせている。「グッド・プレイス」クリスティン・ベル主演のポップな天国!?上記「グッド・オーメンズ」のクリエイター、ニール・ゲイマンが、ファンからの質問に「(悪魔の)クロウリーも好きなんじゃないかな」と答えているのが、Netflixで配信中の“死後の世界”ものとなる本シリーズ。天国のような素敵な場所、“グッド・プレイス ”(いい所)を舞台にした本作で、主人公エレノアを演じるのは『アナと雪の女王』シリーズのアナ役や「ヴェロニカ・マーズ」のタイトルロール、「ゴシップガール」の“ゴシップガール”の声でお馴染みのクリスティン・ベル。「サタデー・ナイト・ライブ」「ブルックリン・ナインーナイン」「マスター・オブ・ゼロ」などのマイケル・シュアがクリエイターをつとめ、来るシーズン4が最終シリーズとなる。ある日、“グッド・プレイス ”(いい所)で目覚めたエレノア。彼女はスーパーの駐車場で亡くなったと聞かされるが、超自己中で生前に善い行いをした覚えが全くないのに、手違いで“いい所 ”に送られてしまったらしい!?エレノアは、これはラッキーとばかりに馴染もうとするが、彼女が来てからというもの“いい所 ”では異変が続発。自分のせいだと思ったエレノアは、ソウルメイトである倫理学者チディから“授業”を受け、死んだ後ながら善人になろうと奮闘する。誰だって、完璧な善人とはいかなくとも、“普通の人”ならば、ほんのちょっとズルや小さなウソは多少なりとも身に覚えがあるはず。1話約22分、“いい所”の世界観がポップで、テンポもよく進むため気軽に観ることができるが、現代社会における善人とはどんな人物を指すのか、善と悪を区別するものは何なのか、意外と奥深いテーマもはらんでいる。その上、「登場人物のダメさがリアル」「イッキ見で終わった」など、個性豊かなキャラクターやシーズン1終盤からの怒涛の展開にハマる人が続出。また、“いい所 ”ではFワードは使えないため、fuckはforkに、Holy shitはHoly shirtなどに“自動変換”される点も面白く、海外ドラマファンや映画ファンが思わずニヤニヤしてしまう小ネタも至るところに。クリスティン演じるエレノアを取り巻くキャラクターには、“グッド・プレイス ”を設計した天使(?)マイケルに「CSI:科学捜査班」「チアーズ」のテッド・ダンソン。エレノアのソウルメイトである倫理学者で、優柔不断すぎるチディに、本作がきっかけで注目を集め、アダム・ドライバー×ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』にも出演したウィリアム・ジャクソン・ハーパー。エレノアの隣人となる、ウザかわいいお嬢様タハニには、同じく本作でブレイクした英女優ジャミーラ・ジャミル。彼女は若い女性たちに行き過ぎたダイエットの弊害や体形差別について啓発するアカウント「I Weigh」も運営している。エレノアと共通点のあるジャニュことジェイソン役マニー・ハシントは、本シリーズの監督のひとり、ドリュー・ゴダード監督の『ホテル・エルロワイヤル』や、『トップガン』の続編『Top Gun : Maverick』(原題)にも抜擢されている要注目俳優。ダーシー・カーデンが演じる、“いい所”および“悪い所”のガイド役、死後の世界版アレクサともいえるジャネットも人気キャラクター。彼女がいま話題の「ボトル・キャップ・チャレンジ」に挑むと、こうなる。『神と共に』2部作が世界中でヒット!その一方で、日本人なら誰もが一度は想像を巡らせたことのある地獄の世界が、怨霊との超絶バトルやロン毛の閻魔大王付きで描かれるのが『神と共に第一章:罪と罰』『第二章:因と縁』の2部作(公開中)。ハリウッドばりの最新VFXで表現された地獄に、下界の“地獄”を生き抜く家族の愛や師弟愛などがてんこ盛りに詰め込まれている。アメリカ、カナダ、香港、台湾などで『新感染 ファイナル・エクスプレス』を超える大ヒット、韓国では第一章だけで1440万人を動員し、韓国映画史上歴代2位。第二章との累計では韓国人口の半分以上にあたる2700万人を動員する快挙を達成。続編となる第三章・第四章も予定されている。人気ウェブコミックを原作にした本作で描かれるのは、死者たちが49日間に受けなくてはならない<殺人、怠惰、嘘、不正、背徳、暴力、天倫>の7つの地獄の裁判。その地獄の裁判を無罪で通ったものだけが、現世に生まれ変われるという。その裁判で死者の弁護を務める3人の冥界の使者と、裁判を受ける死者の地獄めぐりの旅が本筋で、第一章では消防士の兄(チャ・テヒョン)、第二章では従軍中の弟(キム・ドンウク)が使者たちと共に地獄の裁判に臨む。“韓国のアベンジャーズ!?”といわれるほど、子役出身やアイドルからベテランまで人気俳優が揃った中で、特に人気を集めているのが3人の使者たちだ。リーダー格のカンニム(ハ・ジョンウ)は単独行動をとりがちだが、その分、ほかの2人に信頼を置いている。時には警護担当のヘウォンメク(チュ・ジフン)と冥界の武器を手にして魔物たちと戦うことも。そのヘウォンメクは天然で、ちょっぴり抜けたところがあり、そこをしっかり者の補助弁護士ドクチュン(キム・ヒャンギ)がフォローする、という見事なチームワーク。第一章で「かわいいの極み」と言われた彼らが、第二章では、なぜこの3人がチームなのかが明らかにされており、その因縁の深さに「つらい…」「愛おしさが天元突破」と涙なしには観られない展開に。彼らの過去を知る屋敷につく神として人気者マ・ドンソクが出演している点にも注目。松山ケンイチ&染谷将太がイエスとブッダに「聖☆おにいさん」そして日本発としては、“下界”が舞台ではあるが、神の子・イエス役に松山ケンイチ、目覚めた人・ブッダ役に染谷将太を迎えた「聖☆おにいさん」が好評を受けて第II紀が登場。このところプロデューサーとしても大活躍を見せる俳優・山田孝之が製作総指揮、「今日から俺は!!」『銀魂』の福田雄一が監督・脚本をつとめ、「ピッコマTV」での独占配信中だ。中村光による累計1,600部超えの大ヒットギャグ漫画を原作に、イエス(松山さん)とブッダ(染谷さん)の聖人コンビが東京・立川でアパートをルームシェアし、下界でのバカンスをゆる~く満喫していく。松山さん主演『聖の青春』でライバル同士を演じたこともある、演技力に定評のある2人だけあって「ハマりすぎ」「かわいい」との声が上がっている。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング神と共に第一章:罪と罰 2019年5月24日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 LOTTE ENTERTAINMENT & DEXTER STUDIOS All Rights Reserved.神と共に第二章:因と縁 2019年6月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 LOTTE ENTERTAINMENT & DEXTER STUDIOS All Rights Reserved.
2019年07月16日イケメン評論家の沖直実さんが、令和のイケメンを分析しつつ、新たなイケメンビジネスを発表。「イケメソ宅急便」って何なのか、語っていただきました。文・沖直実イケメンの細分化で未知の可能性が広がる!令和になってもイケメンを追いかけ続けている私、沖直実ですが令和もきれいな色白の肌に切れ長の瞳の塩顔イケメンがイケメン業界を牽引していくと思われます。塩顔イケメンは親近感があり身近に感じる顔で、例えば隣の隣の電車の車両にいるのではないかと妄想させるリアルイケメンです。しかし、同時に経済の不安定から男はやはり男らしく頼りがいがあってほしいと、ワールドワイドな大谷翔平さん等サバイバル能力をもっているイケメン魅力を感じる女性も多く、ほか、本当に顔が美しいク-ルビュ-ティ系など、女性の好きなイケメンの細分化がどんどん進んでいます。私が考える女性の3大欲求は美容、食、イケメンですが、最近の女性は本当に忙しい。働いている女性も結婚して家にいる女性もとにかく忙しくどこかで癒されたい。そういう時代の流れもあり、今イケメンをビジネスの切り口にしている企業や案件、人々って本当に多いんです。もちろん、私もそのひとりなんですが(笑)。去年、紅白歌合戦に出た「刀剣乱舞」などの2.5次元舞台は本当に大人気で、チケットは即完売、イケメンビジネスの際たるものですし、他にもイケメンイベント、DVD、添い寝男子など、とにかくイケメンを使ったビジネスがいっぱい。やっぱり女子って好きな物や人、特にイケメンに対して財布の紐がゆるくなるのよね~。いっしょに泣いちゃうイケメソとは?ところで私が関わっているビジネスに「イケメソ宅泣便」なるものがあります。みなさん、ちょっと聞いたら怪しいと思いますよね~? 実はこんなサ-ビスになっております。ずばりイケメソとはメソメソ泣くイケメンのこと。人は涙を流すとストレスや緊張を軽減してデトックスできるという説があるんです。この「涙活」という活動を提唱している寺井広樹さんと、1万人のイケメンストックがあるイケメン評論家の私、沖直実とがタッグを組んだイケメソ宅泣便。一般的に泣くということはマイナスと思われがちなのですが、人によっては一粒の涙で1週間のストレス解消効果があるんだそうです。日頃、ストレスがたまっている方に涙を流してもらい、ストレスを癒そうという企画で法人限定でビジネスしています。お客さまは、お好みのイケメンをホ-ムペ-ジから選んでもらい、そのイケメンを企業の会議室等に派遣します。やってきたイケメンが社員さん達と一緒に泣ける動画を見て一緒に涙を流してくれたり、ハンカチで涙を拭いてくれる「頬ポン」というサ-ビスをするというもの。これ、社員さん同士が動画を見て一体化する福利厚生の役割もあって、大体その会社の女性社員さんグル-プで受注がくることが多いのですが、たまに上司が女子社員へのねぎらいのような感じで受注もきたりするのです。配達される“イケメソ”は全員感涙療法士という資格をもっているのですがこの感涙療法士とは、全米感涙協会が認定している新しい医療職です。写真は、イケメソ代表として、最近お客様から大変好評を頂いている竹内渉くん。とても純粋で優しいイケメソ男子です。今までのお客さまからは「イケメンの美しい泣き顔に癒された」「頬ポンが本当にドキドキした」「会社の女性同士の結束力がより高まった」などの感想をいただいております。イケメン達はイケメン評論家の私がオ-ディションをして選んでいるので、昭和顔の正統派イケメンから、弟系かわいいイケメン、癒し系、塩顔系、インテリ系、スイ-ト系等等、本当にいろんなタイプを揃えています。ストレスだらけの女子のみなさん、イケメンでぜひデトックスを!Information「イケメソ宅急便」利用料金は、『泣く』にかけて、一企業で7900円(10人いたら1人790円)。HPからご予約いただけば、関東近郊のオフィスに“イケメソ”がお邪魔しちゃいます。沖直実さん2004年からイケメン評論家として活躍。ラジオ、雑誌、テレビのイケメンコメンテーターであり、7月8日「有吉反省会」にも登場!寺井広樹さん実業家、プロデューサー、コラムニスト。著書多数。「離婚式」「涙活」など新たなライフスタイル提案を続けている。©Simon Winnall/Gettyimages
2019年07月06日オーストラリアで5週連続TOP10入りとなる大ヒットを記録した青春サーフィン映画『ブレス あの波の向こうへ』が、7月27日(土)より日本公開。海外ドラマ「メンタリスト」のサイモン・ベイカーが初監督、脚本、出演をつとめたことでも話題を呼ぶ本作から、冒頭の本編映像がシネマカフェに到着した。何事にも流されてきた内向的な少年が、サーフィンをきっかけに自分がどんな人間なのか気づき、居場所を見つめ直していく様を描いた本作。オーストラリアで最も栄誉あるマイルズ・フランクリン文学賞を受賞したサーフ文学「ブレス」を、「メンタリスト」や『プラダを着た悪魔』などで知られる人気俳優サイモンが映画化した渾身の1作だ。『スタンド・バイ・ミー』(’86)や『6才のボクが、大人になるまで。』(’14)などに代表される、ティーンエイジャーが大人への階段をひとつ登る姿を描いた“カミング・オブ・エイジ・ムービー”として「傑作」と、あのニューヨークタイムズ紙が絶賛。本国オーストラリアでは、第8回オーストラリア・アカデミー賞にて作品賞を含む9部門にノミネートされるなど、高い評価を得た。そんな本作から、冒頭3分の本編映像が解禁。1人の少年が青白い水の中をゆったりと泳ぐ姿が、幻想的な音楽にのせて映される場面から始まっている。その後、2人の少年が長く息を止める遊びをしながら、まるで鏡の中にいるかのように水中で顔を合わせ笑う姿が映され、その無邪気な少年たちの姿にどこか懐かしさと愛おしさを感じる映像。真面目で堅物な両親を持ち、読書好きで内向的な少年パイクレットと、親との関係が良好とは言えず、傷が絶えない怖いもの知らずのルーニーという、性格も境遇も正反対だった2人の少年の出会いを映し出しており、そこに「川で出会ったルーニーから恐怖心が何かを教わった」というナレーションが重なる。なぜか息子を海に近づけようとしない父親と、気の強い友人ルーニーの間で、なんとなく流されて生きるパイクレットに、この後何が起こるのか。ある出来事をきっかけに大人へと急成長していく美しき少年の姿が気になるばかり。公開に先駆けて本作を観賞した方々からは、「ただのサーフィン映画と思っていたら命の重みを描いていて青春映画として良かった」「今までのサーフィン映画とはひと味違うところが良い」「最後の決断が今までの青春映画とは違って素晴らしい」など、文化系男子がサーフィンを通じて自分を見つめ直す青春映画という点と、「サーフィンを始めた時のワクワク感が良い」「本物のサーファーをキャスティングしているだけに小道具等含めてリアルで良い」など、サーフィンの魅力を映したスポーツ映画の2つの要素で評価を集めている。『ブレス あの波の向こうへ』は7月27日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレス あの波の向こうへ 2019年7月27日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開© 2017 Screen Australia, Screenwest and Breath Productions Pty Ltd
2019年06月25日映画『命みじかし、恋せよ乙女』が、2019年8月16日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ他にて全国順次公開される。樹木希林海外デビュー作にして最後の出演作『命みじかし、恋せよ乙女』は、ドイツと日本を舞台に、生きる事の美しさと残酷さを描いた感動ドラマ。物語は、ドイツ・ミュンヘンで、酒に溺れ仕事も家族も失ったカールの元へ、突然ユウと名乗る日本人女性が訪ねてくることから始まる。風変りな彼女と過ごすうちに、人生を見つめ直し始めるカールだったが、その矢先彼女は忽然と姿を消してしまう。ユウを捜し訪れた日本で、カールがユウの祖母から知らされたのは、驚きと悲哀と感動に満ちた物語だった―。カールが日本で訪れる旅館の老女将を務めるのが、2018年9月に死去した女優・樹木希林。日本でのロケが行われたのは2018年7月6日から16日。本作は、樹木にとって初の海外出演作であり、女優として最後の出演作品となった。スクリーンには、観るものの心をぐっとつかんで離さない樹木希林最後の姿が映し出される。主演は日本人舞踏家の入月絢ら主演を務めるのは、第87回アカデミー賞において衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、作曲賞を受賞したウェス・アンダーソン監督作品『グランド・ブダペスト・ホテル』で好演したゴロ・オイラー。酒におぼれ、人生を見失ったカールを演じる。また、突如カールの前に現れる日本人ユウは、日本人舞踏家の入月絢が扮する。監督は、ドイツ人のドーリス・デリエが務める。【詳細】『命みじかし、恋せよ乙女』公開日:2019年8月16日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ他にて全国順次公開監督・脚本:ドーリス・デリエ出演:ゴロ・オイラー、入月絢、樹木希林原題:Cherry Blossoms and Demons配給:ギャガ
2019年06月14日