今回のテーマは、食事とうつ病、地中海料理で発症を予防!?ヨーロッパ全体の中でも年齢調整自殺率が低いといわれる地中海沿岸地域。うつ病の予防には、食生活も関係があると言われるけれど…今回は食事とうつ病の関係について、精神科医の徳増先生から教えてもらいました。こんにちは。精神科の徳増です。今回は、食事とうつ病についてお話しさせていただこうかと思います。うつ病は病院に通い正しい治療を受ければ、治る可能性が高い病気であることが広く知られています。しかし、その予防法についてはあまり論じられていません。地中海沿岸諸国では、ヨーロッパ全体と比べて年齢調整自殺率が低いことをご存じでしょうか?地中海料理は、豊富なオリーブオイル、魚介類、ナッツ類、野菜、果物を使うことが特徴的ですが、ヨーロッパ15の国の自殺率を比較すると、ギリシャやスペインなど、オリーブオイルを多く摂取する国ほど自殺率が低いことがわかっているのです。気候条件、民族性、失業率など、自殺率にはさまざまな要因が関与していますが、食事とうつ病のリスクの関連を調べる大きな研究スペインで行われました。するとその結果は、「典型的な地中海料理を食べている人ほどうつ病になりにくい」というものでした。さまざまな考察が可能ですが、一つには、うつ病とメタボリックシンドロームは関係があることが知られていますので、地中海料理はヘルシーで良いということが言えるかもしれません。食材別でみると、オリーブオイルは一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)を豊富に含んでおり、抗酸化作用を有します。魚はω-3系脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)に富んでおり、これが中枢神経系の神経細胞膜の流動性を高め、セロトニンの輸送を促進するとされています。木の実や穀類に含まれる葉酸・ビタミンBは、s-アデノシルメチオニンという物質を作り、神経伝達物質の代謝に必要とされています。これら、不飽和脂肪酸、抗酸化物質、葉酸、ビタミンBなどの作用が組み合わさることでうつ病のリスクを減らすと考えられるでしょう。最近、日本でうつ病が多いのは、食生活が欧米式に変わったことが影響しているのではないかと考える学者もいます。食生活は、体だけではなく心の病気にも影響するということでしょうか。地中海料理、近いうちに日本でもブームがくるかもしれませんね。【PROFILE】お名前(ふりがな):徳増卓宏(とくますたかひろ)先生専門科:精神科年齢:27歳勤務先:都内某病院好きな女性のタイプ:母性的な人初デートに連れていく場所は?:お台場とか…海の見える街なぜドクターを志したのですか?:大学受験の時に、ふと医者を目指そうかなと思いました女性たちからイケメンドクターといわれることにどう思いますか?:純粋にうれしいですね<2013年7月17日現在>
2013年11月29日Q:黒カビの発生を予防する効果があるのは、次のうちどれでしょうか?A:わさびB:からしC:しょうが(答えは矢印の下です!)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓解答:A:わさび解説:わさびには抗菌作用があり、浴室や冷蔵庫など、カビを防止したい箇所で役立ちます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月28日日本と同様、手洗い重視の習慣1月23日、ミネソタのニュースサイト INDEPENDENT には手洗いの重要性についての記事が掲載された。インフルエンザが心配な季節、いつもより念入りに手洗いうがいを実行している人が多いのではないだろうか。この習慣、日本では誰もがしているといってもよいほど浸透しているが、アメリカではどうだろうか。記事では、インフルエンザなどの感染症予防に最も有効な手段は手を洗うことだとしている。私たちの手は常に様々なものを触っている。ドアノブ、パソコンのキーボード、携帯電話、自分の顔や髪など。ほとんどの物は無害だが、中には病気の原因となるものが付着している。手洗いは感染症から身を守る最も確実な方法だ。手洗いを重視しているのは日本と同様だ。わかってはいるけれど…実際は?アメリカ公衆衛生協会がトイレ後の手洗いアンケートと事実調査した結果、調査対象となった大人の91%が手を洗うと答えた。しかし、実際に洗っていたのは83%だった。また、10代への調査によればトイレの後、手を洗っていたのは女子が58%、男子が48%にとどまった。しかし、どの程度ていねいに洗えば手洗いの効果が出るのだろうか。普段、ほんの少し手を濡らしただけで手を洗った気分になっていることはないだろうか。正しい手洗いとは少なくとも20秒、ちょうどハッピーバースデーの歌を歌い終わる程度洗うことだ。ほんの少しの予防が感染症の蔓延を防ぐ。これは治療と同じ価値がある。そして、清潔なタオルかペーパーで手を乾かすことは言うまでもない。記事ではトイレの後に限らず、ゴミを処理した後、動物に触れた後なども手を洗うことを勧めている。元の記事を読む
2013年01月25日手洗い、うがい、適度な運動、加湿にマスク…。風邪予防で気を付けていることは多いけれど、食べ物ではどうでしょうか? 風邪予防に効果的なビタミンCなど気軽にとりたいですよね。最近ビタミン不足だなぁと感じたときにも、冬にぴったりの熱々で美味しいレシピのご紹介です。材料(作りやすい分量*4~5人分)・卵:3~4個・鶏肉:1枚(300~400g程度)・レンコン:正味200g程度・生姜:1~2片・水:5カップ(1リットル)・麺つゆ:適量・粉末だし:適量・うどん:4~5人分・お好みの薬味:適量作り方1. まず、材料を準備します。レンコンは皮を剥き、薬味はお好みで刻んでおきます。2. 鶏肉は今回もも肉を使用しましたが、胸肉でもOKです。厚みが均一でない場合は厚い部分をそぎ切りして開きます。全体をフォークで刺して穴をあけたあと、一口大に切り、分量外の塩を少量ふって揉み込みます。 3. レンコンは水を入れた鍋の上ですりおろします。(特に白だし等を使ってつゆの色味を綺麗に出したい場合はこの方法が酸化しにくく、おすすめです。)4. 生姜もすりおろして加えます。香りも活かすため、皮は剥かずにすりおろします。5. 粉末だし、麺つゆ、鶏肉を加えて中火で加熱します。(生姜を入れているため味付けは普段より少し薄めでOK。)沸騰してきたら灰汁をとり、香りがとぶため灰汁をとった後は弱火にし、沸騰させすぎないようにします。6. かるく溶いた卵を2~3回にわけて加えます。円を描くように少しずつ加えてその都度よく混ぜます。終わったら、卵が固まる前に火を止めて完成! おろしレンコンの、温かい大根おろしとふやけた揚げ玉の中間のような不思議な食感も魅力的です。また、意外にビタミンCが豊富なため、定期的に食べると風邪予防にもつながります。体を温めてくれる生姜も一緒に、美味しく食べて風邪予防しませんか?
2013年01月11日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「ホウレン草のカレー」を含めた全4品。風邪予防、美肌効果などに効果があるホウレン草を使ったカレーに、ニンジンの甘みが広がるライスを添えて。 たっぷりホウレン草のカレー ホウレン草を1.5束も入れた、鉄分たっぷりのカレー。食べやすく、お子様にもオススメ! おろしニンジンライス すりおろしたニンジンをお米と一緒に炊いた、彩りのきれいな一品です。 カリフラワーのサラダ カリフラワーのゆで加減はお好みで! 手に入りやすい旬の野菜を使っても。 お好みフルーツヨーグルト プレーンヨーグルトとキウイ、バナナの身体に良いデザート。カレーの後に最適。 ⇒今週の献立一覧はこちら レシピ制作: E・レシピ
2012年12月26日薬用せっけん「ミューズ」等を扱うレキットベンキーザー・ジャパンはこのほど、「インフルエンザと自宅待機期間の過ごし方に関する意識調査」の調査結果を発表した。同調査は、昨年冬(2011年11月~2012年2月頃)にインフルエンザを発症した20~50代の人を対象として11月に実施。400人から回答を得た。「インフルエンザにかかった際の『自宅待機期間』に外出したか」との問いには、30.5%が「外出した」と答えた。「外出の理由」は、「食べ物・飲み物の調達のため」というやむを得ない理由が多かったものの、「熱が下がったから」「体のダルさが軽減したから」「仕事を休めなかったから」など、感染予防意識の低さや社会的な体制の不備による外出も目立った。「外出時の行き先」を尋ねたところ、もっとも多かったのは「スーパー」の(55.7%)。次いで「コンビ二」が43.4%となった。「会社などの仕事」は32%だった。また「それらの場所に行く交通手段」は、「バス」が22.1%、「電車」が19.7%と、公共交通機関を利用している人が多いことが明らかになった。インフルエンザの診断を受けた場合、症状が落ち着いてからもウイルスが体内に潜伏している可能性が高く、周りの人に移しかねない。そのため熱が下がってから2日あるいは症状がはじまった日の翌日から7日目まではできるだけ外出しないという指針が設けられている。自宅待機期間については「厚生労働省のQ&Aページ」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月19日内閣広報室は13日、首相官邸ホームページに「インフルエンザ&ノロウイルス特集ページ」を新設した。同特集ページは、冬に流行のピークを迎えるノロウイルスとインフルエンザへの注意喚起を目的として、家庭や職場でできる予防対策や政府の取り組みなどをまとめたもの。「インフルエンザにかからないためには」「政府が取り組むインフルエンザ対策」「ノロウイルスによる感染を防ぐには」などを閲覧できる。「インフルエンザにかからないためには」では、感染経路を断つこと、予防接種を受けること、免疫力を高めることなどを推奨。「正しい手の洗い方」など、インフルエンザから身を守るために気をつけるポイントを紹介する。ノロウイルスについても、家庭でできる予防対策の3つのポイント、「手洗い」「人からの感染を防ぐ」「食品からの感染を防ぐ」について、具体的な方法を示すなど、感染の拡大防止を呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日雪印メグミルクは12月5日、神戸市で開催された第41回日本免疫学会学術集会において、「プロバイオティクス『ガセリ菌SP株』の経口投与によるインフルエンザAウイルスに対する感染予防効果」の研究発表を行った。同社は北海道大学遺伝子病制御研究所内に、寄附講座として「プロバイオティクス・イムノロジー研究部門」を開設している。同社保有のプロバイオティクス乳酸菌「Lactobacillus gasseri SBT2055(ガセリ菌SP株)」には、有用な生理機能があることが明らかになっており、同研究部門でさらに研究を進めた結果、インフルエンザウイルスに対する感染予防効果が明らかとなった。研究では、ガセリ菌SP株を経口投与したマウスと、ガセリ菌SP株を投与しなかったマウスにH1N1型インフルエンザウイルスA/PR/8を経鼻感染させた。するとガセリ菌SP株を経口投与したマウスでは、投与しなかったマウスに比べてウイルス感染後の生存率が有意に高くなった。さらに、肺組織中のウイルス量と肺組織の炎症を示す指標では、ガセリ菌SP株を投与したマウスは投与しなかったマウスよりも低い値を示した。このことから、インフルエンザウイルス感染で起こった肺の過剰な炎症状態が軽減化され、マウスの感染後致死率が低下している可能性があることが分かった。これらの結果から、ガセリ菌SP株は経口摂取後に、腸管から離れた組織である肺の免疫機能を調節することで、インフルエンザウイルスに対する生体防御機能を高めていることが予想されるという。今回の結果は、ガセリ菌SP株摂取のインフルエンザウイルス感染に対する予防効果と、その作用機序の一端を示すもので、今後さらに研究を深め、ガセリ菌SP株が持つ生態防御機能の解明が進むことが期待される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月11日インターネット調査会社のマーシュはこのほど、「インフルエンザとワクチン接種に関するインターネット調査」の結果を発表した。同アンケート調査は11月9日~12日にインターネット上で行われ、1,800件の回答を得た。「今シーズン(2012年~2013年にかけて)の予防接種」について聞いたところ、「今のところ受ける予定はない」という人がもっとも多く49.1%。「すでに受けた」人は9.2%、「これから受ける予定」の人は25.1%だった。前回の2011年の調査では11月下旬にアンケートを行ったが、この時は接種済みの人が17.0%。これから受ける予定の人と合わせると35.4%で、今回の調査とほぼ同じ割合となっていた。予防接種を受けたかどうかに関わらず、「昨シーズンにインフルエンザにかかったかどうか」を聞いたところ、「かからなかった」という人が大多数で88.8%だった。「かかった(医療機関で診断を受けた)」人は6.9%で、このうち約半数の52.8%は昨シーズンの予防接種を「受けた」と回答した。ワクチンの接種状況に関係なくすべての人に、「どれくらい予防効果が期待できると思うか」を聞いたところ、発症の予防については69.2%が、かかった場合の重症化の予防については71.1%が「期待できる」と回答した。前回2011年の調査と比較してみると、発症の予防が2.5%減、重症化の予防が2.3%減と、それぞれ低下していた。調査の詳細は「マーシュ公開調査データ発表ページ」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月03日総合医療メディア会社の「QLife」は21日、「世帯所得別のインフルエンザの予防ならびに治療行動に関する一般生活者アンケート」の調査結果を発表した。同調査は9日~10日までインターネット上で行われ、一般生活者1,000人から回答を得た。「今シーズンのインフルエンザ予防接種の意向・実施」について聞いたところ、「すでにした」は11.4%。「するつもり」を加えても46.2%と過半数に届いていないことがわかった。世帯所得別に見てみると、「すでにした」「するつもり」と回答した401~600万円世帯は41.6%だった。世帯年収が上がるにつれ数値は高くなり、1,001万円以上の世帯では51.4%となった。「予防接種の値段」についての問いには、60.2%が「高い」と回答。世帯年収が上がるにつれて高いと感じる人は減少するが、1,001万円以上世帯の世帯でも51.2%が「高い」と答えた。詳細は「QLife内の調査結果発表ページ」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日においが気になるこの季節…特にワキガで悩んでいる女のコには死活問題。実は、身近な果物でワキガなどの気になる体臭が予防できるとしたら、こんなにうれしいことはないですよね!その果物とはいったい・・・実はその果物とはリンゴ。リンゴには、ワキガなどの「体臭を予防する効果がある」と言われています。汗腺には、全身に分布する「エクリン腺」と、ワキの下や陰部などに集中する「アポクリン腺」の2つがあります。このうちワキガの原因となるのは「アポクリン腺」。アポクリン腺から分泌される「タンパク質」や「脂肪酸」などに、誰の皮膚にでも存在する「常在菌」が繁殖してしまうとワキガ臭となります。でも、アポクリン腺から分泌される数ある成分の中で「どれが臭いの素なのか」、それはまだ明確には解明されていません。ただ研究が進むにつれ、「アポタンパク」という物質が関係しているのではないかと考えられています。アポタンパクとは、アポクリン腺から分泌される「リポタンパク」という物質が、常在菌によって分解されたもの。そしてリンゴには、このにおいの元となる「アポタンパク」を抑制する作用があると言われているのです。現在の段階で明確に分かっていることは、アポクリン腺から分泌される「物質」は、汗腺の中にある内はにおわないということ。だから、汗をかいたら雑菌が繁殖する前にふくことが大切です。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年08月12日6月1日、日本記者クラブで「ワクチン予防医療フォーラム」が開催された。このフォーラムは、今後の日本の予防医療をめぐる環境を充実させていくことを目的として開催されている。7回目となる今回は、独立行政法人国立病院機構三重病院院長の庵原俊昭氏による「ワクチンのABCからXYZまで~ワクチンの基礎から臨床応用まで~」と題した講演が行われた。庵原氏は厚生労働省の「新型インフルエンザワクチンの流通改善に関する検討会」の座長を務めたほか、2010年12月には、インフルエンザワクチンの治験調整医師として治験を主導。国産ワクチンの開発を実現させたことが評価され、第23回人事院総裁賞(個人部門)を受賞した経歴をもつ。ワクチンは、感染予防のほかに、感染しても発症を予防したり、発症したとしても重症化を防ぐ効果があるという。また、一人が感染、発症しても、周囲の人がワクチンを接種していれば、流行を防げるとのこと。現在、麻疹が局地的に出ているが、日本全国に広がっていないのは、多くの子どもたちが麻疹のワクチンを受けているからだと、庵原氏はワクチンの効果をあげた。ウイルスの感染症には、潜伏期間が2週間程度の全身性ウイルス感染症と、潜伏期間2~3日の局所性ウイルス感染症がある。全身性ウイルス感染症には、種痘、麻疹(別名はしか)、水痘などがあり、感染しても、急いでワクチンを接種することで、発症を予防することができる。一方で、インフルエンザウイルスやロタウイルスなど、局所性ウイルス感染症には、ワクチンを接種しても効果はない。流行する前に接種することが必要だ。では、ワクチンを接種すれば、完全に発症を予防できるのだろうか。庵原氏によれば、ワクチンを受ける側とワクチン側、両方の免疫をつくる力や、作られた免疫が持続する期間、そしてワクチンで作られた免疫でカバーできる割合や範囲を考えなければならないそうだ。最近では、子宮頸(けい)がんを予防するワクチンや、肺炎球菌を予防するワクチンなど、新しいワクチンがあるが、子宮頸(けい)がんをおこすウイルスは15種類あり、ワクチンに入っているウイルス2種類ではカバーできるのが70~80%にとどまる。肺炎球菌も90種類以上あるが、ワクチンでカバーできるのは75%程度。しかし、100%ではなくても、予防効果があることはたしかだ。ワクチンを接種したのに発症した場合、血清型や遺伝子型の流行を監視してワクチンの改良に役立てているという。ワクチンは、当然のことながら、その疾患の発症リスクが高まる前に、必要な回数を接種することが大切だ。接種による副反応出現リスクが高くなる前であり、適切な免疫が獲得できる時期に接種することが望ましい。新生児は生後2カ月から6カ月までに、BCG、ポリオ、DPT(三種混合ワクチン)、インフルエンザ、肺炎球菌、ロタなどのワクチン接種が必要。ワクチンによっては、半年の間に3回の接種が必要なものもある。そこで庵原氏は、同時接種を提案。生ワクチンと不活化ワクチンを同時に行っても、個別接種時と免疫原性はかわらず、副反応の増加もない。また、人の免疫力にはゆとりがあり、一度に多くの抗原が入っても、対応する能力が十分あるのが同時接種をすすめる理由だ。庵原氏が病院長を勤める三重病院では、注射ワクチンの単独接種のスケジュール例のほかに、2種類同時接種、3種類同時接種のスケジュール例を作成。母親と相談して接種スケジュールを決定している。もし、複数回の接種が必要なワクチンで、2回目、3回目の接種を逃してしまったとしても、気づいたときに病院で相談することを庵原氏はすすめる。例えばロタワクチンの場合、1回しか接種していない場合では、効果が60%程度なのに対し、2回の接種では81%、3回の接種で88%の効果が報告されているとのこと。3回できなくても、2回接種するだけで、効果がかなりアップするのがわかる。「接種し損ねたことで、子どもに対する負い目を感じるお母さんは多いですが、気にする必要はありません。子どもから大人まで感染症予防のために、ぜひワクチン接種をうけてください」と庵原先生は講演を締めくくった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月05日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」にて、「化学療法中の患者さんのインフルエンザワクチン」の調査を実施した。調査手法は、MedPeer会員医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチ。調査期間は3月2日~3月8日で、有効回答数は 2,444件。「化学療法中の患者さんのインフルエンザワクチン接種」について、「好中球数が低値ならワクチンを見送り、正常値の場合に接種する」と回答した医師が34%となった。「患者さんの状態の良い時に行う」「化学療法の休薬期間に実施する」といったコメントがみられた。「好中球数に関係なくワクチンを接種する」は24%。「インフルエンザ感染の方がリスクが高いので、早めのワクチン接種を勧める」「不活化ワクチンであるので問題ない」という意見がある。「化学療法中はワクチンの接種を行わない」は21%。「思わぬ副作用が生じるかもしれない」「ワクチンの効果があまり期待できない」「化学療法導入前に済ませておくべき」といった声が多く、「罹患(りかん)してから抗インフルエンザ薬で対応する」というコメントもあった。「MedPeer」は医師の会員制コミュニティサイト。医師同士のディスカッション、情報交換を目的としており、その仕組みを利用して各種医師向けリサーチ調査が可能となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月12日インフルエンザが猛威をふるっている今冬、Amazon.co.jpでは加湿機能付きの空気清浄機が大ヒットしている。2月中旬から3月に飛散のピークを迎える花粉症シーズンの到来に向けて、“加湿”“清浄”機能の人気が非常に高い。Amazon.co.jp家電売れ筋ランキングは以下のとおり。(2012年2月1日~13日調べ)1位 SHARP プラズマクラスター搭載加湿空気清浄機450mL/タイプ KC-A50-W¥23,000(メーカー名:SHARP)2位 SHARP プラズマクラスター搭載空気清浄機 14畳用 FU-A51-W¥20,000(メーカー名:SHARP)3位 ダイキン(DAIKIN) パワフル空気清浄機「光クリエール」 ホワイト ACM75M-W ¥20,000(メーカー名:DAIKIN)4位 Panasonic 加湿空気清浄機 ホワイト F-VXG70-W¥27,500(メーカー名:Panasonic)5位 TWINBIRD マイナスイオン発生空気清浄機(12畳)パールホワイトAC-D358PW ¥6,000(メーカー名:TWINBIRD)2万円台の加湿機能付きの空気清浄機が売れ筋だ。さらに室内の清掃で花粉対策ができる便利グッズの人気も高まってきている。これからの季節インフルエンザ、花粉への十分な対策を講じておこう。お問い合わせ: Amazonホーム&キッチンストア
2012年02月23日LEDで情報機器の製造を手がける、日本セック株式会社は、インフルエンザの危険度を可視化する「インフルエンザ予防対策表示器」を発売した。この「インフルエンザ予防対策表示器」は、インフルエンザ拡大の危険性を、湿度や温度などの見地からを計測し危険度を可視化し、予防対策に役立てようとするもの。利用シーンは事務所・工場といった職場はもちろん学校・介護施設、公共施設など大人数が集まる施設内もサポート。危険度は緑・橙・赤の3段階で表示され、安全(緑):インフルエンザ危険度 0~40%注意(橙):インフルエンザ危険度 45~60%危険(赤):インフルエンザ危険度 65~100%※危険度は5%刻みで表示となっている。こちらの「インフルエンザ予防対策表示器」は夏場は「熱中症予防対策WBGT指標表示器」としても活躍するとのこと。詳しくは下の紹介サイトを見てみよう。 公式サイト
2011年11月01日1週間で202人厚生労働省は9月17日、新型インフルエンザの定点報告について発表した。それによると、9月6日~9月12日の、2010年第36週における患者報告数は全国で202人になった。患者数が群を抜いて多いのは、沖縄県の41人。ついで東京都19人、神奈川県・新潟県で16人となった。定点でも沖縄県…定点あたりの数値としては、沖縄県(0.71)、山口県(0.21)、新潟県(0.17)となり、やはり沖縄県の数値が目立った。東京では32週の時点で0.02であったが、36週では0.07に微増傾向。大阪ではここ5週で0.0~0.03。愛知県で0.01~0.02。山口県などでは、34週で0.01だったが、今週は0.21へと激増した。1人の患者から突然感染するという可能性も考えられる。なお、本年第18週以降、注意報レベル以上の警報地域はない。
2010年09月20日新型インフルエンザが猛威をふるっているようです。国立感染症研究所・感染症センターによる患者数の推計は、全国でなんと約150,000例。新型って、普通のインフルエンザと違ってほとんどの人が免疫を持っていないから、はやるときは爆発的にはやっちゃうらしいです。おそろしい!正しい対策を身につけて、この大流行を乗り切りましょう!僕たちにできる一番身近な予防法といえば、やっぱり手洗い!インフルエンザは大体、せきやくしゃみなどで出たしぶきに居るウイルスが原因で感染しちゃうようです。それに触った手をきれいにしておくっていうのは、とても有効な予防になるんですよ!さあ、そこで知りたいのが、正しい手洗いの方法。厚生労働省が薦めている正しい手洗いの方法を実践して、普通の手洗いとの差を検証してみます!普通に手を洗ったんじゃあ違いが分からないので、このように手を絵の具でまっかっかに塗りたくっての検証です!そんなに違いってあるのかなあ~?ないと思うけどなあ~!まずは、普段の僕のやりかたで洗ってみます。こうやって、ハンドソープを手にとって……うおおおおー!一心不乱に両手をこすり合わせます!このような結果に。……ちょっと僕、かなりショック受けてます。赤い。ものすごく赤い。全体的にすごく赤い。汚れ、全くとれてない。特につま先や、指の間などが全然洗えていないことが分かりますよね。誰の目にも明らかですよね。……チクショウ!……えー、さて、次に、厚労省のやつです。きれい好きな僕の手洗いがこんなにもふがいない結果に終わったのだから、厚労省つっても大したこと無いに決まってます。どうせ落ちないですよ。落ちないに決まってますよ。絶対落ちません!まあやるだけやってみますけど!1.まず、石けんを泡立てながら手のひらどうしをこすり合わせ、2.手の甲もしっかりとこすり洗いをします。3.指と指の間も、こう、交差させて丁寧に洗う。このとき、手のひら側からだけでなく、こうやって甲の方からも指を交差させて洗いましょう。指と指の間、水かき部分の汚れは、こっち側からの攻撃に弱いらしいんです!4.そして、親指と手のひらのねじり洗い!親指って、けっこう汚れの残りやすい個所なんです。がっつりねじってやりましょう!5.最後に、こうして手のひらに指先をこすりつけて、指・つめの先の汚れを落とします!ちょっとくすぐったいけど、これもインフルエンザ予防のため!がまんがまん!手を洗ったあとは、清潔なタオル、使い捨てのペーパータオルなどで水分をふき取りましょう。タオルの使いまわしは菌を繁殖させる原因になるのでNGです!……きれーい!すごくきれーい!赤いのが、汚れが、全く残ってない!……たかが手洗いにこうまで差がでるとは思いませんでした。厚労省すごいよ。さすが省庁です。これなら間違いなくインフルエンザ感染を予防できる気がします!みなさんも、一番身近な予防法・手洗いの正しいやり方を身につけて乗り切りましょう!もちろん、栄養や十分な睡眠をとることも忘れずにね!(永田兄弟/オモコロ)【関連リンク】厚生労働省新型インフルエンザ対策関連情報やりよる!厚労省!国立感染症研究所感染症情報センターインフルエンザの流行状況など、詳しい情報がわかります
2009年09月28日冬の訪れとともに、気になるのがインフルエンザや風邪対策。特に今年はインフルエンザの流行が早く、すでにあちこちで耳にします。「かからない」ために必要なのは、家庭での予防の積み重ね。除菌、早めの対処、健康的なカラダ作りなど、日々の意識がけが感染への大きな対策に。そこで今回は、ウィルスが気になった時にスグに使える予防グッズを集めてみました。早め早めの対策で、冬を元気に乗り切りましょう!【1】喉のイガイガに、はちみつパワーで潤いプラス「あ〜、喉がイガイガしてきたなあ」と感じても、仕事中にのど飴は舐めにくいし、外出先だとうがいもできない!そんな時に役立つはちみつベースのオーガニック喉スプレー。乾燥した喉にシュシュッと吹きかければ、即効でウルウルに。世界でたった5人しか採ることができないという希少なマヌカハニーとレザーウッドハニーをベースに、さらに厳選された植物成分をブレンド。喉スプレーでありながらオーガニック食品でもあるという、安心成分100%の自然派ケアアイテムです。ミニサイズで携帯しやすく、仕事の合間や人混みでも気軽にスプレー。天然由来のはちみつパワーで喉を心地よくいたわります。⇒ メイドオブオーガニクス マヌカハニー+カモミールスプレー/madeofOrganics 【2】ひとさじの天然サプリでおいしくはじめる健康習慣カラダに良いサプリはたくさんありますが、ケミカルなものってどうしても抵抗感を覚えてしまいます。毎日続けるのなら尚さら、少しでもカラダに優しいものを取り入れたい。蜂蜜の王様マヌカハニーは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素など150を超える成分を含んだスーパーフード。ニュージーランドの先住民が古くから、そして今も健康維持に活用している天然のサプリメントです。紅茶に入れたり、はちみつトーストにしたり。濃厚かつ芳醇な花の香りが広がる贅沢な味わいで、もちろんそのまま口にしてもOKです。おいしく体調管理ができるスプーン1杯の健康習慣。これなら無理なく続けられそう!⇒ HONEYMARKSマヌカハニーミニサイズ110g 【3】外出先でもシュッ!頼れる除菌スプレーフードコート、公園、公衆のお手洗いなど、外出先で衛生面が気になるシーンはいっぱい。さて、そんな時どうしよう?ジェームズマーティンのフレッシュサニタイザーは、これ1本で除菌、消臭、インフルエンザやノロウィルス対策までできてしまう働き者の除菌スプレー。有名レストラン「ジョエル・ロブション」でも愛用されているほど、その実力は折り紙つきです。洗練されたルックスは人目が多い場所でも使いやすく、シュッとひと吹きすれば約15秒で除菌完了。マスクや脱いだあとのブーツの除菌・消臭にも使えるので、バッグに1本常備しておけば何かと頼りになる存在です。⇒ ジェームズマーティンフレッシュサニタイザー携帯用30mlJAMESMARTIN除菌用アルコール 【4】天然アロマでマスクの時間を心地よく冬場のマスクは必需品。だけど長時間つけた時のニオイや息苦しさが苦手で、つい敬遠してしまうという方も多いはず。そんなマスクのストレスを爽やかに軽減できるのが、PERFECTPOTIONマスクスプレーです。マスクにひと吹きすればスッキリとした天然アロマが広がり、マスク着用時のリラックス気分を演出します。100%天然成分だから口に触れても安心で、人工的な香りが苦手な方にも◎。4種の香りのうち「マム&キッズ」は低アルコール処方だから、親子で使うこともできますよ。⇒ PERFECTPOTIONマスクスプレー 【5】加湿もアロマもOK。欲張りウイルス対策ウォーター乾燥対策に加湿器を使っているご家庭は多いと思いますが、そのいつもの加湿器で、お部屋を潤すついでにウィルス対策までできるとしたら…?それ、ものすごく助かる!グリーンティーラボ抗菌抗ウイルスアロマウォーターは、超音波加湿器の水にキャップ1杯加えるだけで、加湿と、アロマと、除菌・抗菌ができてしまう新発想のウォーターです。人に優しい天然の茶カテキンをベースにしながら、ウィルス除去能力はなんと99%以上。小さな子どもがいると、特に気をつけたいのが家庭内感染。インフルエンザだけでなく、胃腸炎やお腹のウィルスもあなどれません。潤いと除菌のミストで空間を満たして、できる限りの対策を。⇒ グリーンティーラボ抗菌抗ウイルスアロマウォーター(超音波加湿器専用) いかがでしたか?クリスマス、年末年始とこれから大きなイベントが目白押し。せっかくの楽しいシーズン、風邪やインフルエンザに煩わされることなく、家族みんなが元気に過ごせますように。 ■暮らしのはなし 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2001年12月05日