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銀座エリア最大の複合商業施設「GINZA SIX」の屋上庭園「GINZA SIX ガーデン」に、洗練された、ファッショニスタのためのレストラン「VOGUE LOUNGE GINZA SIX(ヴォーグ ラウンジ ギンザ シックス)」が、7月28日(金)~10月29日(日)まで、約3か月の期間限定で日本初オープンする。1892年に米国で創刊し、現在22か国と地域で発行される、世界で最も影響力のあるファッション誌「VOGUE」。「VOGUE LOUNGE GINZA SIX」は、「Food for the Fashionable」をコンセプトに、「VOGUE」を体現するモダンでスタイリッシュな女性のための最高にシックなレストランだ。メニュー監修は、コンデナスト・インターナショナル・レストランのGARY ROBINSON氏。20年以上の経験を持ち、英国王室では最も若いヘッドシェフに選ばれたほか、Young Chef of the YearやExecutive Chef of the Yearも受賞。さらに、アメリカのワシントンD.C.にあるイギリス大使館でエグゼクティブシェフを務め、オバマ元大統領やクリントン元大統領にも料理を提供したという実力派シェフだ。期間中は、エレガントな空間で、上質な食事やドリンクを楽しめるだけでなく、映画やショートフィルムの上映、ヨガクラスなどのイベントも開催する予定。日本・世界の最先端ファッションやアート・カルチャーの発信拠点である「GINZA SIX」で、グルメをはじめ、アートやカルチャー、ファッション、ビューティなど、さまざまな角度から「VOGUE」が表現するトレンドを体感してみたい。「VOGUE LOUNGE GINZA SIX」の営業時間は、11時~23時、ラストオーダーは22時。(text:cinemacafe.net)
2017年07月21日《今ある身近な幸せに気付こう》。斎場の壁に飾られた故人の言葉と、在りし日の笑顔に知人たちは涙を流した−−。 7月3日、冨恵洋次郎さんが肺がんのため亡くなった。7月5日・6日に通夜・告別式が営まれ、37歳という早すぎる逝去を悼み、約800人の人々が参加したという。広島市生まれの冨恵さんは被爆3世。地元の高校を卒業後、20歳からバーを経営してきた。被爆体験者による「証言を聞く会」を始めたのは’06年2月。バーの客から原爆について聞かれたとき答えられず、自ら原爆問題について学ぶ場を設けようと考えたことがきっかけだった。 会は広島の原爆忌(8月6日)にちなんで、毎月6日に11年間一度も欠かさず開催されている。会場は冨恵さんが経営する「バースワロウテイル」。生前の冨恵さんは、活動についてこう語っていた。 「僕自身、被爆者の話を聞いて、『また頑張ろう』と勇気づけられていたんですよ」 昨年5月末、米オバマ前大統領の広島への電撃訪問を契機に、本誌は冨恵さんの半生を取材し、「シリーズ人間『母が語らなかった原爆を僕は知りたい』」(’16年8月16日号)として掲載している。 この取材をきっかけに、冨恵さんは「スワロウテイル」での活動を本としてまとめることも決意した。終戦からすでに72年、被爆者たちは高齢化しており、冨恵さんも「一人でも多くの被爆者の思いを書き残して、たくさんの人に伝えることが必要だ」と、以前から考えていたのだ。 ところが、昨年秋から作業を進めるいっぽうで、まさかの出来事が起こった。12月、冨恵さんは喉の不調を感じた。最初は風邪かと思ったが、年明けには胸に激痛が……。病院で精密検査を受けた結果、“ステージ4の肺がん”と判明し、医師からは余命2カ月と宣告された。だが彼は最期まで弱音は吐かず、周囲にも気丈に振る舞った。フェイスブックにも前向きな言葉があふれた。 《煙草も吸わない自分が37歳でいきなり肺がんになるのが奇跡的な数字。奇跡は奇跡で仕返しします。今は抗がん剤と放射線治療を行っていますが、可能性がある限りなんでもやります》(1月25日) 著書の『カウンターの向こうの8月6日広島バースワロウテイル「語り部の会」の4,000日』と題された本は7月中旬には、冨恵さんのもとへ届けられるはずだったのだが……。編集担当者は言う。 「6月末に病室を訪ねたとき、発売後に予定していた対談やインタビューの打ち合わせを済ませました。本ができあがるのを楽しみにされていたので、届けられなくて本当に悔しいです……」 一日でも長く生きるための治療を模索している最中、容体が急変。みとった友人らによると、決して穏やかな最期ではなかったそうだ。7月6日には冨恵さんが病いを押して参加するつもりだった140回目の「語り部の会」が開催された。告別式後、バーには続々と仲間たちがやってきた。 「亡くなる直前、『原稿に反映してほしい』と、冨恵さんから長いメッセージがLINEに届きました。パソコンで文字を打つのも、活字を読むのもしんどいようで、ご友人たちの助けを借りながら送ってくださったそうです」(編集担当者) メッセージには平和への祈りが込められていた。 《平和活動というと、堅苦しいし、近寄り難いし、もちろん参加も躊躇してしまう。私はこの本をみて、核兵器廃絶、戦争反対の声を高々にあげ、何か活動して欲しいとはこれっぽっちも思わない。被爆者の方たちが創ったこの日本で、どれだけ平和に生きているか。雨風しのげる寝床でゆっくり休めることがどれだけ幸せか。家族がいるという事がどれだけ安心か。それを少しでも感じられれば良いと思う》(6月9日) 「語り部の会」は、これからも冨恵さんの仲間たちが引き継いでいくという。冨恵さんも、平和のバトンの行方を、天国から見守ってくれるだろう−−。
2017年07月21日ギンザ シックスの屋上「ギンザ シックス ガーデン」に、期間限定レストラン「ヴォーグ ラウンジ ギンザ シックス」がオープン。期間は2017年7月28日(金)から10月29日(日)まで。銀座の空に浮かぶ屋上庭園「ギンザ シックス ガーデン」は、豊かな緑に囲まれた広々とした空間。そこにオープンする「ヴォーグ ラウンジ ギンザ シックス」は「Food for the Fashionable」をコンセプトにした、モダンでスタイリッシュな女性に向けたレストランだ。手がけるのはファッション誌の『ヴォーグ(VOGUE)』。期間中は、美しくて上質な料理やドリンクをエレガントな雰囲気の中で楽しめる。メニュー監修は、コンデナスト・インターナショナル・レストランのゲイリー・ロビンソンが担当。彼は英国王室で最も若いヘッドシェフに選ばれた人物で、オバマ元大統領やクリントン元大統領にも料理を提供してきた人物だ。過去には数々の受賞経験も。さらに、映画やショートフィルムの上映のほか、ヨガクラスなどのイベントも開催される予定となっている。【詳細】ヴォーグ ラウンジ ギンザ シックス(VOGUE LOUNGE GINZA SIX)期間:2017年7月28日(金)〜10月29日(日)営業時間:11:00〜23:00 ※LO 22:00場所:ギンザ シックス 屋上「ギンザ シックス ガーデン」住所:東京都中央区銀座6-10-1
2017年07月09日『ラ・ラ・ランド』にも大きな影響を与えたジャック・ドゥミ監督の『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』を彷彿とさせる、カラフル&ポップで小粋な社会派フレンチ・ミュージカル『Surquel pied danser』(英題:Julie and the Shoe Factory)が、邦題『ジュリーと恋と靴工場』として、9月、日本公開されることが決定した。田舎町に住むジュリーは、就職難の中、ようやく高級靴メーカーの工場で試験採用を手にする。だが、靴職人の女たちは迫る近代化の波でリストラされることを恐れ、抗議のためパリの本社に乗り込み騒動を起こす。巻き込まれたジュリーはあやうくクビになりかけるが、ほのかな恋の予感も…。職人の意地とプライドをかけてアイデンティティを求める、勇ましく、たくましい女たちとともに、ジュリーは靴工場閉鎖の危機を乗り越え、本当の幸せを手にすることができるのか?25歳、職なし、金なし、彼氏なしのジュリーがやっと手にしたのは、フランスのロマン市にある高級靴ブランドの靴工場での仕事。ジュリーと女性靴職人たちは、“戦う女”と名付けられた赤い靴を武器に、工場閉鎖の危機を乗り超えようとするーー。そんな現代社会を色濃く映したテーマを、ポップなロマンチック・コメディ・ミュージカルに仕上げたのは、本作で長編デビューとなるポール・カロリ・とコスティア・テスチュの新鋭監督コンビ。2017年のパームスプリングス国際映画祭で新人監督賞にノミネートされ、話題を呼んだ。現代女性の葛藤を抱える主人公ジュリーを好演するのは、『EDEN/エデン』のポーリーヌ・エチエンヌ。くるくると変わるキュートな丸い瞳は躍動感と生命力にあふれ、思わず共感してしまう主人公をみずみずしく演じている。また、どこか60年代のフレンチ・ミュージカルの香り漂う、靴や洋服の計算され尽くした色や配置と、本物のダンサーを起用したコケティッシュな踊りと歌には、いつのまにか魅了されてしまうこと間違いなし。本作の舞台となったフランスのロマン市は、元・米大統領夫人ミシェル・オバマ御用達の「ロベール・クレジュリー(Robert Clergerie)」や、かつては「シャルル・ジョルダン(CHARLES JOURDAN)」の工場もあった場所。実際に高級靴の生産地としても知られている。劇中で使われている靴や靴箱は、現地で作られたものが採用されており、歌やダンスだけでなく、細部までこだわり抜いた、現代の“ジャック・ドゥミ”テイストのミュージカルとなっている。『ジュリーと恋と靴工場』は9月23日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月29日歌手のケイティ・ペリーが、ツイッター史上前代未聞となる1億人のフォロワー数をたたき出した。後には、ジャスティン・ビーバー(9,670万)、バラク・オバマ(9,080万)、テイラー・スウィフト(8,510万)、リアーナ(7,410万人)が続く。この快挙を祝福して、ツイッター自体の公式アカウントにケイティのいくつかのツイートが動画として掲載された。表題にはこう書かれている。「今日我々は歴史を目撃しました。ケイティ・ペリーおめでとう。初の1億人フォロワー突破!」2009年2月にツイッターを始めたケイティだが、人気の秘密はちゃんと本人がツイートしているからだという。「90%は私自身が書いたツイートよ。スペルミスや誤字からもお察しのとおりね」「他の5%は宣伝関係、あとはどこでショーをするかツアー中かなどといったものよ」しかしケイティは、時々携帯やSNSから距離を置いて自由になりたいとも思っているようで、ファンからのツイッターに返信するかとたずねられたところ「時々は返すわ。スイッチが入るともっと頻繁に返信したりもする。でも今はリラックスして休んでいる状態なの。スパンクスをはいて、しばしの間休息状態なのよ」と答え、「ツイッターに関してはバランスをとらないと駄目よ。加えて私にはたくさんのフォロワーがいるけど、誰も彼らのタイムラインを私のツイートで全部埋めて欲しいなんて思っていないわ」と続けた。(C)BANG Media International
2017年06月20日第70回カンヌ国際映画祭で、『In the Fade』(英題)に主演したダイアン・クルーガーが女優賞に輝いた。ダイアンは同作で家族をネオナチ集団に殺害され、復讐を誓う妻を演じている。これを受け、過去10年に渡って交際していたジョシュア・ジャクソンが、オバマ元大統領の有名なフレーズ「イエス・ウィー・キャン」にかけて「イエス・シー・カンヌ」と祝福コメントをインスタグラムに投稿。「僕は彼女のすべての仕事に対する誠実さと献身ぶりを目の当たりにしてきた。彼女が認められて、僕は飛び上がるほどうれしいよ。一つ疑問なのは、なんで(彼女が認められるのに)そんなに時間がかかったのかってことだけど。おめでとう、ジョシュより」とダイアンを称え、ダイアンからも「ありがとう」の返信を受けている。一方、ダイアンの現在の交際相手であるノーマン・リーダスは、受賞した際のダイアンの写真と共に「イエース」のキャプションでシンプルに祝福。それに対してダイアンは「Omg(オーマイガッド)!!!!!!!!!!!! ベイブ!!!!!!!!!」と喜びとノーマンへの愛情を炸裂させた。(Hiromi Kaku)
2017年05月29日第79回アカデミー賞にて、長編ドキュメンタリー賞と歌曲賞の2部門を受賞したアル・ゴア元アメリカ副大統領によるドキュメンタリー『不都合な真実』。その10年ぶりの第2弾『不都合な真実2:放置された地球』が、2017年秋、日本公開されることが決定した。アル・ゴア元アメリカ副大統領が出演し、地球と人類の未来を予見したドキュメンタリー『不都合な真実』は、2006年にカンヌ国際映画祭で特別上映され、大喝采を浴びたことを皮切りに、アカデミー賞で2冠、ドキュメンタリー映画史上に残る記録的大ヒットに。また、翌07年には地球環境問題啓発に貢献したとしてアル・ゴアにノーベル平和賞が授与された。彼が同作で語った「真実」は、世界の意識を変え、地球は美しく生まれ変わっているはずだった――。しかし、あれから10年、地球はかつてないほどの危機に瀕している。世界的なエコムーブメントが巻き起こった後のこの10年間に、果たして何が起こったのか?カメラは再び、衝撃の「現実」を映し出していく。そして前作では見られなかった、必死の形相で声を荒げ、祈るように使命を全うしようとするゴア氏の姿も追っていく。いまも世界中を飛び回り、地球環境問題に取り組む人材の育成を支え、国際的に影響を与え続けているゴアは、わたしたちにどんな「真実」を突き付けるのか?前作同様、5月17日(現地時間)より開催される第70回カンヌ国際映画祭の特別招待作品としても上映が決定している本作。現・米大統領ドナルド・トランプ、前・米大統領バラク・オバマもアーカイブ映像で登場しているという。『不都合な真実2:放置された地球』は2017年秋、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月10日レオナルド・ディカプリオが29日(現地時間)、アメリカの首都ワシントンで行われた地球温暖化対策見直しを政権に抗議するデモに参加した。トランプ大統領の就任100日目となった29日、レオナルドは「ピープルズ・クライメート・マーチ(People’s Climate March)」で20万人(主催者発表)の参加者と連邦議会前からホワイトハウスへと行進。「気候変動はリアルだ!」と書かれたプラカードを掲げて歩いた。トランプ大統領は、昨年の選挙戦で地球温暖化はでっち上げだと公言してパリ協定からの離脱を掲げ、大統領就任後はオバマ前政権による温暖化対策撤廃の大統領令に署名。28日(現地時間)に環境保護庁の公式サイトからは気候変動に関するページが削除された。環境保護運動に熱心に取り組み続けているレオナルドは、昨年12月には自ら製作したドキュメンタリー『地球が壊れる前に』を携えて、ニューヨークのトランプ・タワーまで赴き、次期大統領(当時)と娘のイヴァンカと会談もした。それだけに、現政権の地球温暖化対策見直しには声を上げずにいられなかったのだろう。レオナルドはツイッターで、先住民たちのリーダーや抗議団体の人々との記念写真に「気候の公平性のために戦う先住民のリーダーの方々や先住民の方々に加われて光栄です。私と一緒に、彼らと共に立ち上がって下さい」と呼びかけた。行進終了後にはデモの様子の写真を載せて、「今日のクライメート・マーチは、未来へのインスピレーションと希望をもたらしました。私たちはこれからも一緒に、気候の公平性のために戦い続けなければなりません」とツイートしている。(text:Yuki Tominaga)
2017年05月01日アメリカの大統領選挙では、必ず予期しない大きな出来事がある。しかし、2016年の大統領選ほど「前代未聞」という表現が似合う選挙はなかった。トランプの当選である。 トランプは「とてもひどい」などといった小学校で学ぶ程度の単純な語彙だけを使ってオバマ大統領をけなし、ライバル候補を揶揄し、マイノリティや移民を非難して群衆を湧かせた。 なぜトランプは支持されたのか?主な支持層である地方の白人労働者の怒りや不信感の実態を、当事者が初めて語る。 ※ 私は「ラストベルト(さびついた工業地帯)」と呼ばれる一帯に位置する、オハイオ州の鉄鋼業の町で貧しい子ども時代を送った。記憶をどれだけさかのぼってみても、当時から現在にいたるまで、その町は、仕事も希望も失われた地方都市であることに変わりはない。 控えめに言っても、私と両親との関係はかなり複雑だった。一方の親は、私が生まれてからずっと薬物依存症と闘っている。私を育ててくれた祖父母はどちらも高校を卒業しておらず、カレッジを卒業した親類もほとんどいない。 統計資料によれば、私のような境遇に育った子どもは、運がよければ公的扶助を受けずにすむが、運が悪ければヘロインの過剰摂取で命を落とす。昨年、私の故郷の小さな町で何人もが亡くなったように。 私自身も、将来に望みのない子どものひとりだった。高校では落第しかけ、この町では誰もが抱く、怒りやいらだちに屈しかけていた――。 私は1984年の夏の終わり、オハイオ州のミドルタウンで生まれた。この町には製鉄企業「アームコ」があり、祖母がよく言っていたように、「アームコがこの町をつくった」。 実際、町のまともな公園や施設は、多くがアームコの資金でつくられた。主要な地域組織では、役員にアームコの関係者が名を連ね、アームコは学校に資金援助もしていた。それに、ミドルタウンの住民が何千人も雇用され、私の祖父のように、学校教育を受けていない人でも、かなりの給料をもらっていた。 1980年代のミドルタウンには、とても美しい自慢の市街地があった。にぎやかなショッピングセンターや、第二次世界大戦前から続くレストランがあり、製鋼所でのきつい一日を終えた祖父のような人たちが集い、ビールを一杯(あるいは何杯も)引っかけられるバーもいくつかあった。 だが、いまやショッピングセンターのほとんどは空き店舗になっていて、最後に見たときにはハンバーガー店とディスカウント食料品店、バイキング形式の中華料理店があるだけだった。この光景はめずらしいものではない。 ミドルタウンの市街地は、アメリカの産業の過去の栄光を示す遺物になりはてたのだ。市街地の中心部、つまりセントラル・アヴェニューとメイン・ストリートが交差するところですら、窓ガラスが割られた廃店舗が列をなしている。 目抜き通りからほど近いところに、ソーグ家の屋敷がある。ソーグ家は19世紀にさかのぼる有力で裕福な一族で、ミドルタウンで大きな製紙工場を経営していた。かなりの額を町に寄付し、地元のオペラハウスには一族にちなんだ名がつけられているほどだ。ミドルタウンがアームコを誘致できるほど立派な町になったのも、ソーグ家のおかげだといえる。 ソーグ家の屋敷は、文字どおりメイン・ストリートに面している。同じ通り沿いには、その昔、ミドルタウンの全盛期に富裕層が住んでいた、ぜいたくな家がずらりと並んでいるが、そのほとんどが朽ち果てている。いまでも使われている建物といえば、ミドルタウンの最貧困層用に、建物のなかを区切って共同住宅にしたものばかり。 ここは、かつてはミドルタウンが誇る通りだったが、いまや薬物依存者と売人の待ち合わせ場所になった。暗くなったら近づかないほうがいい。このような変化は、貧困地域に住む白人労働者階層の数が増加したことによる。1970年には、白人の子どもの25%が、貧困地域に住んでいた。それが2000年には40%にまで上昇した。いまは、ほぼ確実にさらに高くなっているだろう。 歴代の市長たちは、ミドルタウンの市街地を再生しようと試みてきたが、むなしい努力に終わっている。再生の取り組みは、いつだって無駄な努力だった、と私は思う。人々が去っていくのは、市街地におしゃれな文化的スポットがないからではない。ミドルタウンには、消費者が十分にいないから、おしゃれな文化的スポットのほうが去っていくのだ。ではなぜ、金払いのよい消費者がいないのか。消費者を雇用するだけの仕事がないからだ。 私は白人にはちがいないが、自分がアメリカ北東部のいわゆる「WASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)」に属する人間だと思ったことはない。 そのかわりに、「スコッツ=アイリッシュ」の家系に属し、大学を卒業せずに労働者階層の一員として働く白人アメリカ人のひとりだと見なしている。そうした人たちにとって、貧困は、代々伝わる伝統といえる。 先祖は南部の奴隷経済時代に日雇い労働者として働き、その後はシェアクロッパー(物納小作人)、続いて炭鉱労働者になった。近年では、機械工や工場労働者として生計を立てている。 アメリカ社会では、彼らは「ヒルビリー(田舎者)」「レッドネック(首すじが赤く日焼けした白人労働者)」「ホワイト・トラッシュ(白いゴミ)」と呼ばれている。こうした貧困に沈む白人たちが、トランプ大統領を支持したのだ。 ※ 以上、『ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち』から引用しました。
2017年04月01日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の2017-18年秋冬コレクションは、前シーズンの続章。花にあふれ、そこには女性の強さと儚さ、そして美しさが描き出されている。デザイナー山縣のインスピレーション源、それは過酷な時代を生き抜いた戦時中の女性。前シーズンの彼女たちの結婚式を思い描いたという服は、混沌とした時代に反するような華やかなムードで覆われていた。今回は花の主張の仕方がより豊富になっている。象徴的であった丸い服は、オバマ大統領が広島の原爆ドームで慰霊碑に献花したリースをそっくりそのまま再現。毛足の短いフェイクファーをベースとし、その上に刺繍でできた立体的な花が所狭しと咲き誇っている。引き続くものもあれば、新たに当時を象徴するアイテムもある。戦時中に女の子がかぶっていた頭巾は、厳しい時代を思わせる余地はこれっぽっちもない。花が連なるように乗せられていて、赤い色味が刺激的でありながら愛くるしい。フリルの重なりと立体的なテキスタイルが相まって、花びらを着るといった感覚だ。フロッキー加工や敷き詰められた精緻な刺繍、和服に用いられるような織り物などは適度なハリを持たせ、ハイウエストにフレアを利かせたようなシルエットにマッチしている。特に当時の女性たちの正装とでもいえようレトロなスカートとジャケットの組み合わせは、360度どこから見ても体との空間が絶妙に図られた美しいシルエットだ。厳しい時代を生きた女性たちを想像しているはずなのに、完成したのは思わず笑顔がこぼれそうな服。芯の強い女性を思い描いたからこそ、楽し気で華やかで、それでいて繊細。そんなコレクションに導かれたのではないだろうか。
2017年03月29日昨年末、オーストラリアのシドニーにジェイ・Z&ビヨンセ夫妻をテーマとしたレストラン「The Carter」がオープンした。カーターとは、ジェイ・Zの名字であり、ビヨンセやブルー・アイヴィーちゃんの名字でもある。「The Carter」のラウンジの壁面には夫妻の顔がアートとして描かれており、バー・ルームはジェイ・Zがマンハッタンで経営しているバー「The 40/40 Club」に感化されたと思われる黄金のアート・デコ・スタイルの装飾が目立つ。ドリンクメニューにもこだわり、有名人の名前を採用。コニャックベースのカクテルには「オバマ・アウト」、ウォッカには「キミエ」(キム・カーダシアンとカニエ・ウェストの愛称)、スパイスラムには「スヌープ・ライオン」(スヌープ・ドッグの別名)が付けられている。フードメニューの「ザ・カーター・チキンウィング」(“ベイ”のホットソース付き)もおいしそうだ。「The Carter」のマネージャーはオーストラリアのメディア「The Music」に、「『The Carter』は、ニューヨークの素晴らしい建築物や食べ物、論争を巻き起こすようなエンターテインメントによってインスパイアされています」と語っている。ハリウッドから遠く離れたシドニーという場所柄ではあるが、すでにロザリオ・ドーソンや彼女との交際がうわさされるコメディアンのエリック・アンドレがパーティーを開催するなど、「The Carter」は盛り上がっている様子。いまのところはビヨンセたちの訪問やコメントはないようだ。(Hiromi Kaku)
2017年03月14日オーストラリア大陸と周辺島嶼の先住民、アボリジニ。彼らはダンスや楽器、アートなど独自の豊かな芸術文化で知られている。オーストラリアの最北エリアキンバリーのニキナ地方には106歳の「ご長寿アボリジニ伝統ペインター」が存在する。COURTESY OF MOSSENSON GALLERIES年齢なんて関係ない!100歳越えのアボリジニ伝統画家!アボリジニの独自のアートを極めたご長寿ペインターとはローンコーナン(Loongkoonan)氏。西洋医学を一切受け入れず、ニキナ地方の伝統的な薬草を使い、古くから伝わる文化や知恵に沿って生きてきた彼女。実は、95歳の時にアボリジニ伝統ペイントを描き始めたという。そして約10年経った今、ワシントンの在米オーストラリア大使館で個展をするほどのインターナショナルなアーティストとなった。COURTESY OF MOSSENSON GALLERIESアボリジニの伝統的なペイントは、元をたどると壁画だが、欧米人が入植した時に絵の具を持ち込んだのが今の絵画のスタイルの起源となったと言われている。「文字」を持たない文化のアボリジニは、絵画の中の一つ一つ意味をもつシンボルで文化や知恵を後世に継承していく。ただ美しいだけではなく、生きていく知恵がそこに記されているというわけだ。「生けるアボリジニの文化財」と言っても過言ではない106歳のローンコーナン氏は、文化や知恵を次の世代へ残すために、ニキナ地方の彼女が生まれ育った地や、そこで採れる薬草や食べ物、湧き水の見つけ方などを描き続けているのだ。チャレンジは何歳になってもできる。COURTESY OF MOSSENSON GALLERIESここ約10年で彼女の絵画の才能が、彼女の「伝えたい」想いとリンクし花開いた。95歳にして新しいことにチャレンジする精神、フットワークの軽さ、衰えない情熱…。彼女の存在は私たちに夢を与えてくれる。その姿は正直で、かっこいい。なによりもこんな風に歳をとりたいと思わせてくれる。106歳の今でも彼女は時々森へ行き、若い世代に指導をしながら狩りをしたり、釣りをしたりして、自然の恵みを受けながら伝統的に暮らす知恵を伝授しているという。「本当に病気になった時まで絵を描くことを続ける」と語る彼女。(参照元:mysinchew) 106歳になった今も情熱を持って、死ぬまで何かを表現しようとするその精神。ローンコーナン氏の生き様は民族を超えて、私たち日本人にも多大なインスピレーションを与えてくれる。Text by バンベニ 桃ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!オバマも支援。大企業による開発という名の「侵略」と4ヶ月間も戦い続けたある先住民に起きた奇跡。 アメリカ ノースダコタ州で先住民スタンディングロック・スー族の保留地の水源が汚染されるという理由から、抗議デモが続いていた石油パイプライン「ダコタ・アクセス・パイプライン」の建...
2017年03月07日ニューヨークで2016年に発表された「アリス アンド オリビア by ステイシー・ベンデット(alice + olivia by Stacey Bendet)」のアイウェア コレクションが、2017年4月7日(金)より日本で順次発売される。2002年に設立したalice + olivia by Stacey Bendetは元々、完璧なパンツを作りたいというステイシーの個人的な探求心から生まれたもの。その後レディ・トゥ・ウェア、ガウン、シューズ、アクセサリーやハンドバッグのコレクションを含むフルライフスタイルブランドへと成長した。周りの世界のあらゆるものからインスピレーションを受け、ステイシーは大胆な色、個性的なプリント、幅広いディテールを取り入れ、ドラマチックで力強いコレクションを生み出している。注目すべきは、ハリウッドのセレブリティ間での人気ぶり。ビヨンセ、グウィネス・パルトロー、ケイティ・ペリー、サラ・ジェシカ・パーカー、ミシェル・オバマ、そしてテイラー・スウィフト等が愛用している。登場する「アリス アンド オリビア by ステイシー・ベンデット」のアイウェアは、オーバーサイズのキャットアイ、スクエア、80年代風のラウンドフレームなどの大胆なシェイプが特徴。ベンデットは、オーバーサイズで存在感のあるサングラスが自身のシグネチャーになっており、まさに「Stacy Face」を連想させるアイテムが並ぶ。スワロフスキークリスタルやステンレススチールスタッズ、そしてポップなカラーは印象的なシルエットにアクセントを加えている。ステイシーは長い間アイウェアに情熱を傾けているので、今回のアイウェアの展開はブランドにとって自然な流れのように見える。なお、彼女はアイウェアの展開について、次のようにコメントを残している。「アイウェアは私のパーソナルスタイルの重要な要素です。アイウェアカテゴリーに取り組むことは、長い間、私のプライオリティリストにありました。最初のコレクションのデザインは信じられない程楽しい経験でした」。日本では、ベンデットがかねてより愛用しているクラシックでオーバーサイズなラウンド型“ステイシー”フレームを含む8スタイルが展開される。【概要】アリス アンド オリビア by ステイシー・ベンデット(alice + olivia by Stacey Bendet)発売日:2017年4月7日(金)発売場所:アリス アンド オリビア 表参道店、オンラインストア価格帯:33,000~83,000円+税
2017年03月06日株式会社お世話や東京都渋谷区に本社を置く、アクセサリー専門問屋の株式会社お世話やでは、和紙の折り鶴を使用した「折り鶴ピアス」が売れている。「折り鶴ピアス」は、折り鶴をアクリル樹脂で固めたピアス。月間想定売り上げの20倍の販売となっているという。おめでたい「鶴」「折り鶴ピアス」は2014年より販売しているロングセラー商品だ。心を込めて折った折り鶴に、日本の職人が樹脂を塗り重ねてできあがる。「鶴は千年、亀は万年」という言葉もあるように、長寿の象徴とされる「鶴」。結婚や出産、伝統的なお祝い事などに用いられることも多い。「折り鶴ピアス」は、このおめでたい「鶴」を身につけることができるよう考えられたのがきっかけだ。海外から人気海外、特に中国では、「鶴」といえば「日本の文化」という印象が強という。また、アメリカの前オバマ大統領が広島を訪れた際に折り鶴を寄贈したこともあり、好調な売れ行きに繋がっていると考えられる。お世話や原宿店では、海外の客が多数。「日本らしい」「MADEINJAPAN」のお土産として選ばれる代表的な商品の1つとなっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※お世話やホームページ
2017年02月01日元テレビ朝日アナウンサーで、ウッチャンナンチャン・内村光良夫人の徳永有美が11日、AbemaTVのニュース番組『けやきヒル’sNEWS』(毎週月~金曜12:00~13:00)で、12年ぶりにキャスター復帰を果たした。徳永は、番組冒頭で「久しぶりなので緊張しているのですが、どうぞよろしくお願いします」とあいさつ。視聴者からは「おかえりなさい!」「あいかわらず綺麗」「いい声、さすがの安定感ですね」といった復帰を歓迎するコメントが寄せられた。番組では、オバマ米大統領の最後の演説や、トランプ次期政権の閣僚人事を審議する公聴会の様子などのニュースを取り上げた。本番終了後、徳永は「ものすごく緊張して、昨日はあまり眠れなかったのですが、今日はオバマ大統領最後の演説という大きなニュースがあったので、そちらに頭が集中できてよかったです」と感想。久々の復帰で、「原稿読みや課題はたくさんありますが、やっぱり生放送のスタジオで話すことはとても楽しいな、ということを深く実感しました」と振り返りながら、「あまり余計なことを考えずに、一つひとつのニュースに向き合っていきたいと思います」と、今後の意気込みを語った。同番組は、月・火・金曜を元SKE48の柴田阿弥、水・木曜を徳永が担当することになっており、あす12日にも徳永が登場する。
2017年01月11日2016年も残りわずか。今年はどんな言葉やニュースが世間を騒がせたのだろうか?株式会社サイバーエージェントでは、このたび、2016年1月1日(金)~12月14日(水)の期間に、「Ameba」のブログサービス「アメブロ」に投稿されたブログ記事をもとに、2016年の「ブログ流行語」の分析をおこなった。2016年「ブログ流行語」ランキングベスト101位:「広島」(656,398件)2位:「熊本地震」(345,558件)3位:「不倫」(212,454件)4位:「ポケモンGO」(155,921件)5位:「卓球」(102,224件)6位:「リオ五輪」(90,082件)7位:「乳がん」(76,735件)8位:「君の名は。」(57,468件)9位:「水素水」(42,878件)10位:「おそ松さん」(42,589件)上記は、2016年1月1日(金)~12月14日(水)に投稿された「アメブロ」内のキーワードを分析し、記事の投稿数をもとにランキング化したもの。他のキーワードに大差をつけて1位となったのは「広島」で、ブログ記事の投稿数は全656,398件。5月のバラク・オバマ米大統領の広島訪問や、8月の原爆死没者らの冥福と恒久平和を祈る声、9月の広島東洋カープリーグ優勝など、年間を通じて話題にあがることが多かったのが「広島」がランキング1位となった要因と言える。「熊本地震」が2位、瞬間的な投稿数が最多に2位は「熊本地震」で345,558件。瞬間的な投稿数では、「広島」よりも「熊本地震」が最も多い結果(41,037件)となった。また「#熊本地震」「#頑張ろう熊本」など、「アメブロ」内のハッシュタグ機能を通じて、現地の情報や復興支援について情報を共有し合うユーザーも目立っており、地震発生から半年以上が経過した現在もなお、これらのタグは利用され続けている。「不倫」「乳がん」「ポケモンGO」など、さまざまなジャンルのキーワードがランクイン3位にランクインしたのは「不倫」(212,454件)。2016年は有名人の不倫に関する話題が目立ったこともあり、新しい報道のたびにブログ上の投稿件数も増える、という流れがみられた。続く4位には、日本のみならず世界的な大ヒットを記録し、社会現象にもなった「ポケモンGO」(155,921件)。7位には、76,735件で「乳がん」のワードが。特に、フリーアナウンサー・小林麻央さんが乳がんと診断されていたことが明らかになった6月9日(木)の翌日には2,030件もの記事が投稿された。小林さんはその後、日々の様子を綴るブログ『KOKORO.』を開設。一般ユーザーからも、数多くの応援コメントや、ブログへの感想、小林さんへの想いを綴った記事が投稿されている。2016年を振り返るにあたり、今年話題になったキーワードやニュースを「Ameba」でチェックしてみてはいかがだろうか。【参考】※「Ameba」
2016年12月26日ハワイ発のガーリックシュリンプ専門店「ジョバンニーズ(GIOVANNI’S)」カフェ&ダイニング1号店が、2016年12月26日(月)、東京・吉祥寺の井の頭公園そばにオープンする。1993年創業の「ジョバンニーズ」はハワイのB級グルメであるガーリックシュリンプの先駆け的存在で、オアフ島ノースショアエリアにて実店舗や移動トラックにて販売をしている専門店。数々の有名人が同店を訪れてはトラックにサインを残していくことでも有名で、オバマ大統領をはじめ、多くのセレブリティにも愛されている老舗だ。「ジョバンニーズ」のガーリックシュリンプは、シンプルな美味しさが魅力。殻ごとぷりぷりに炒めたエビを温かいライスにトッピングし、仕上げに特製ソースをたっぷりかけて頂くガーリックシュリンプは、大きめのガーリックがしっかり効いたパンチのある味わいが特徴だ。吉祥寺店でも、「シュリンプ スキャンピ(ShrimpScampi)」、「ホット&スパイシー(Hot&Spicy)」、「レモンバター(Lemon/Butter)」の3種類のガーリックシュリンプを、現地と同じレシピで提供。ガーリックシュリンプ以外にも、一般的なハワイアンメニューに加え、NYスタイルのミートボールなど、アメリカン・エスニック・アジアン・ジャパニーズと幅広いフードメニュー42種類が用意されている。またオープンを記念して、2016年12月26日(月)から12月30日(金)の期間限定で食べ放題キャンペーンを実施。看板メニューの「シュリンプ スキャンピ」を注文すると、1時間の間食べ放題となる。【店舗情報】「ジョバンニ―ズ」カフェ&ダイナ― 吉祥寺オープン日:2016年12月26日(月)住所:東京都武蔵野市御殿山1-2-1 デュープレックスリズ1階電話:0422-26-9639営業時間:11:30~24:00席数:48席■食べ放題キャンペーン期間:2016年12月26日(月)〜12月30日(金)条件:「シュリンプ スキャンピ」(1,300円+税)を注文。オーダー時にスタッフへ合言葉「ジョバンニーズオープンおめでとう!」を伝える。時間:注文から1時間※1人毎に注文が必要。※在庫がなくなり次第終了。
2016年12月24日アメリカ ノースダコタ州で先住民スタンディングロック・スー族の保留地の水源が汚染されるという理由から、抗議デモが続いていた石油パイプライン「ダコタ・アクセス・パイプライン」の建設計画。「ダゴタ・アクセス・パイプライン」は、ノースダゴタ州からイリノイ州までつなぐ1886キロのパイプラインを建設するプロジェクト。しかしこのパイプの工事はこれまで何度も石油の流出事故により、多くの場所で水が汚染されていた。アメリカの先住民スタンディングロック・スー族は、水源のミズーリ川、そして先祖から受け継いだ土地が汚染されことを懸念し抗議デモを続けていた。そして12月4日、アメリカ陸軍省は水源となるミズーリ川をせき止めたダム湖「オアへ湖」の地下にパイプラインを通す工事を許可しないと発表。ダコタ・アクセス・パイプラインの建設中止のニュースは、数か月にわたって計画に抗議していた先住民や環境保護活動家たちにとって、この決定は歴史的な勝利となった。200以上の部族代表、524人の聖職者が集結
2016年12月23日1969年、N.Y.グリニッジ・ビレッジで実際に起きた“ストーンウォールの反乱”を基にした人間ドラマ『ストーンウォール』。このほど、本作に出演するジェレミー・アーヴァインら、若手注目俳優たちのインタビュー映像がシネマカフェに到着した。自身もゲイをカミングアウトしている、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』のローランド・エメリッヒ監督がメガホンをとった本作。故郷インディアナ州から追われるようにN.Y.へとやってきた青年ダニーの目を通し、社会的に認められないことに傷つきながらも、必死で自分の居場所を探そうとひたむきに生きる若者たちとその時代を、史実に基づき、丁寧に、時に痛烈に描いた意欲作だ。今回のインタビュー映像に登場するのは、主人公ダニーを演じる『戦火の馬』『17歳のエンディングノート』で知られるジェレミー・アーヴァイン、監督も絶賛する新星ジョニー・ボーシャン、『アンチヴァイラル』『神様なんかくそくらえ』のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、『LOVE【3D】』『ネオン・デーモン』のカール・グルスマン、そして『ベルベット・ゴールドマイン』『マッチポイント』のジョナサン・リース・マイヤーズといった注目のイケメン俳優たち。それぞれがLGBT問題や、映画に込められたメッセージ性を熱く語る様子が映し出されているとともに、映画の基となった“ストーンウォールの反乱”についてもわかりやすく説明している。ダニーが惹かれていくハンサムで聡明な活動家トレバーを演じたジョナサンは、「このちっぽけなバーがゲイの人権運動に火を付けた」とコメント。さらに、当時の彼らがいなければ「LGBTのいまの姿はなかった。ゲイプライドマーチに7,100万人も参加することもね」と、“反乱”の影響の大きさにも言及している。また、ストリートで体を売る自分と同様の身寄りのないキッズたちをとりまとめるギャングのリーダー、レイを演じたジョニーも「アメリカ史において画期的な事件」と語り、ジェレミーは「ホームレスの4割がゲイの若者なんだ。それを知って胸が痛み 本作の重要性を認識した。問題はいまも続いているんだ」とも明かしている。反乱の舞台となったゲイバー、ストーンウォール・インは、オバマ大統領により国定文化遺産保護地域に指定され、現在も営業中。現在では「ゲイプライド発祥の地」として全世界から観光客が訪れるスポットともなっている。歴史に残るこの場所で起きた、切実で衝撃的な事実を基に描いたメッセージを、彼らの言葉からも感じ取ってみて。『ストーンウォール』は12月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月21日女優の石原さとみが20日、都内で行われた2016小学館「美的ベストコスメ大賞」発表・贈賞式に出席した。同賞は、2001年の雑誌『美的』創刊以来続く、読者投票により「今年最もよかったコスメ」に贈られるもの。今年は3,755人もの読者による投票が行われ、読者がなりたい有名人を選ぶ「美的ベストビューティーウーマン」に、2年連続で石原さとみが選ばれた。シースルーのロングドレスで登壇した石原は「読者の皆さんに選んでいただいたことがうれしいです。投票していただいた一人ひとりにありがとうございましたと言いたいですね」と一票を投じた読者に感謝の言葉。昨年に続いての受賞に「昨年と会場も一緒でデジャブと思いました(笑)」と笑わせつつ、「やっぱり自分自身飽きたくないと思うので、メイクやファッション含め楽しいという実感があります。1年経ってまたこうして選んでいただいて本当にうれしいです」と笑顔を見せた。その石原は今年、7月公開の映画『シン・ゴジラ』に出演、日本テレビ系のドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』で主演を果たすなど、大活躍の1年だった。「『シン・ゴジラ』は本当に忘れられない作品になりました。オバマ大統領が広島で献花した歴史的な年に米国大統領特使という役柄で参加できたことは意味があると思いますし、こういう役を今後も演じられるように政治経済と色々と勉強したいと思います」と更なる活躍に意欲。また、昨年はこの場所で「人間力を高めたい」と目標を掲げていた石原だが、「成長したと思いますよ。苦しい時や辛いことを乗り越え、この場に爽やかな気持ちで立てていますから」と胸を張り、芸能生活15周年を迎える来年は「無意識の内に余裕や優しさを持っていられる人になっていたいと思います」と更なる成長を目標に上げていた。
2016年12月21日今月10日にストックホルムで開催されるノーベル賞授賞式を目前に、水曜日(現地時間)、オバマ大統領がアメリカのノーベル受賞者をホワイトハウスに招待した。出席者の顔ぶれは、物理学賞を受賞したダンカン・ホールデン、ジョン・M・コステリッツ、経済学賞受賞のオリヴァー・ハート、化学賞受賞のフレイザー・ストッダートの4人のみ。文学賞を受賞したボブ・ディランの姿はなかった。「The Hill」紙によると、ホワイトハウスのスポークスマン・ジョン・アーネストが、「みなさんが気にかけていることだとは思いますが、残念ながら今日、ボブ・ディランは来ません。だからリラックスできますよ」と報道陣に告げたという。ボブの欠席の理由が語られることがなかったが、「彼とオバマ大統領は以前に対面したことがあり、オバマ大統領は楽しい時間を過ごしました」と過去について触れたそうだ。確かにボブは2012年にオバマ大統領から「大統領自由勲章」を授与された際に対面を果たしている。オバマ大統領はボブが文学賞を受賞することが報道されたとき、おめでとうツイートをしたほどのボブのファンとして有名だ。(Hiromi Kaku)
2016年12月02日30代になると、職場では管理職や責任あるプロジェクトを任されることも増え、同等の立場の男性や部下、取引先など様々な人とコミュニケーションをとる場面が増えるはず。人間関係が複雑になると、思ってもいないところで「自分を嫌う人=ヘイター」からの攻撃を受けることもりますよね。そこで参考にしていただきたいのが、24時間365日周囲の視線や批判にさらされている“海外セレブ”。彼女たちはどのように対人関係の問題を乗り越えているのか。そこから、見えてくる「大人の女性」の上手なヘイター対策を学びましょう。キャリアへの嫉みには「自信を見せつける」仕事ができればできるほど反感を買ってしまうことも、「できる女性」であれば起こりうることです。世界的歌姫ビヨンセも輝かしいキャリアや才能を妬まれ、一般人、業界人または同じフィールドで活躍する有名人からも妬まれてきました。最も騒がれたのが2013年、オバマ大統領の就任式の際の国歌斉唱の素晴らしい歌声に対し、「口パク」疑惑が浮上し、執拗な嫌がらせがビヨンセのSNSに寄せられた事件!そんな中、沈黙を守ってきたビヨンセが記者会見をおこない、多くのメディアが「疑惑を暴いてやろう!」と会場につめかけました。ビヨンセが登場すると、すぐさま取材陣に対して、「立ち上がっていただけますか?」と促し、なんとアカペラで国歌を力強く歌いあげたのです。何が起こったのかと驚く記者たちでしたが、最後には拍手喝采。歌い終わった後に「何か質問はありますか?」と余裕の笑顔を見せ、メディア関係者やヘイターたちを一蹴しました。自分の「自信」を見せつけることは、あまり日本人女性はしない行為ですが、ときとして「私は実力があるから仕事を任されているのよ」と力強い姿勢をアピールすることも仕事の場面では大事。また、最後の最後まで沈黙を守るなど「無駄な言い訳をしない」という姿勢も、大人の女性の余裕を見せつけるパフォーマンスなのです。言いたいことをしかるべきときに発言する。これが、ヘイターを黙らせる秘訣かもしれません。恋愛での失敗は「ネタ」にして次へ!恋愛での失敗は、一般人ではあからさまな批判はないものの、女同士で噂や話のネタにされたりと”隠れヘイト”の餌食になることも多いですよね。真剣な交際をしていても馬鹿にされ、恋が終わると「やっぱりね」と自分の悪い部分に対して陰口を叩かれて……。数々のセレブや人気俳優との恋が噂されるテイラースウィフトは、恋愛ネタへのヘイターを上手くかわすプロ。一人の男性と別れると、必ず次の新作ではその男性との恋愛を綴った歌を作り、数々のヒット曲を作ってきました。そんな彼女も、一人の女性。ときには同じ業界の女性セレブからきつ〜い批判や、「いつまで続けるの?」という冷たい批判を受けることも。また、新作を発表すると決まって過去の彼のコメントがSNS上で飛び交うなど、元彼からもヘイトを食らうことで心が折れそうになることもあると、友達にもらすことがあるそう。そんなときに彼女がおこなうヘイト対策はやっぱり、「ネタにして次へのキャリアアップにする」こと。歌に元彼への批判や甘いメッセージを入れつつも、メディアやヘイターが騒いでいる間にあっという間に次の彼が登場!自身の恋愛での失敗を「ネタ」にして、それに食いついているヘイターを横目に、次へと歩を進めるという作戦です。一般人の私たちなら、失恋をしたら「もー!最低だったんですよ、元彼!」と自分からネタにして、周囲の笑いをとっちゃいましょう。ヘイターたちは逆に「かわいそうな人」と同情し、批判を避けられます。そのすきに、次の恋への準備をしてみては?女の敵はやっぱり女一番傷つくヘイトは、なんといっても「同性からの批判」。30代は既婚・未婚など、ライフスタイルが周囲と大きく分かれるとき。結婚している友達から「仕事ばっかりしていると、女の幸せを逃しちゃうよ」なんて心ない言葉をかけられることも……。歌手のセレーナ・ゴメスもそんな「女からのヘイト」に悩まされた一人。Instagramのフォロワー数が1億人を超えるセレーナは、自身の動向やファッション、すべてにおいて注目の的。セクシーなステージ衣装やプラベートの写真を公開すると、必ず注目されるのが「体型」です。「デブ」「ぽっちゃりすぎる」「わざわざ見せなくてもいいのに」という批判の声の主は意外と女性が多いです。同性からの外見批判に対してセレーナは、Instagramに水着の写真とともに「私自身がハッピーなら、それでいいのよ」と投稿したのです。周囲の批判にたいして戦わずに「私はこれでいいと思う」と言い切ってしまうことも大事かもしれません。「共感」したがる女性に対して、突き放すような態度は少し勇気のいるヘイター対策かもしれませんが、ここで大事なのは何よりも「自分を解放してあげる」こと。「どう戦おう!」と作戦を練ったり、繕ったりするよりも「私はいいと思うけどね」と言い、あえて守らないことも楽になる一歩かもしれませんね。女同士の批判はなかなか根深いもの。一度消えた火も思わぬところで燃えていたりと、対応するのに疲れてしまうこともあります。「いいや」と自分を解放することで、周りの声が気にならなくなるというポジティブな気持ちにもなれるだけでなく、自分のメンタルを守るという面でも役に立つかもしれません。世界をまたにかけるセレブだって一人の女性。傷つきながら日々戦っています。ただほんの少しの思考の転換と対応で、ヘイターからの声も気にならなくなるはず。まずは、できることからやってみませんか?
2016年11月02日世界中から約1,000種類のお酒が集まる、日本最大級ワインの祭典「第92回世界の酒とチーズフェスティバル」が、2017年10月11日(水)から10月17日(火)まで大丸東京店で開催される。来場者数約1万人、ワイン約3万本を売り上げる人気企画が再び大丸東京店へ。今回は世界中から約1,000種類のお酒が集結し、毎日300種類以上の試飲が可能になる。今回のテーマは「歴史的瞬間に立ち会うワインたち」。会場には、オバマ大統領主催のTPPランチミーティングにバッグヴィンテージが採用された「2015ブレッド&バター シャルドネ白」や、大正天皇に献上したこともある生産者が手掛ける「2014ヴァンイングート・ハムヴィンケラー・ダッハスベルク・ラインガウ・リースリング1erドライ白」などが揃う。お酒だけでなく、フードも充実。日本のチーズや世界三大珍味も登場。冬においしいラクレットの実演販売も行う。また、参加費500円で、「常識をくつがえす南アフリカワインの魅力」などをテーマにした現役ワイン講師によるセミナーも実施。さらに、オーストリアワインの魅力に迫る参加費無料の講演会も行われる。【詳細】第92回 世界の酒とチーズフェスティバル開催期間:2017年10月11日(水)~10月17日(火)開催場所:大丸東京店 11階催事場住所:東京都千代田区丸の内1-9-1<アイテム例>・「2015ブレッド&バターシャルドネ白」3,110円、・「2014ヴァンイングート・ハムヴィンケラー・ダッハスベルク・ラインガウ・リースリング1erドライ白」3,985円
2016年09月10日●初めての経験「私にできるんだろうか」4月の改編で、各局夜のニュースのメインキャスターが大幅に入れ替わった中、NHKの23時台では『ニュースチェック11』がスタートした。これまで放送されていた『NEWS WEB』を発展的に解消し、ウェブやSNSを大胆に活用している点が他のニュース番組と大きく異なる。このメインキャスターとして白羽の矢が立ったのが、桑子真帆アナウンサー。『ブラタモリ』でタモリの横について歩き回り、天然な一面や親しみやすいキャラクターで、一躍お茶の間の人気を集めた期待のアナウンサーだ。ニュース番組のメインキャスター、そして帯番組のメインも初めての挑戦だという彼女に、手応えと意気込みを聞いた――。――『ニュースチェック11』がスタートして2カ月弱がたちました。もう慣れましたか?慣れたんですかねぇ…(笑)。世の中的にはそんなに早い時間ではないのですが、今日はいつもよりちょっと早起きをしたら、「早起きだな」って感覚になったので、たぶん生活のリズム的には遅い方にシフトできたんだなって感じました(笑)――今の生活サイクルはどのようになっているのですか?起きるのがだいたいお昼くらいで、それからNHKに来て、日中から夜にかけてずっと番組の準備をします。24時に本番が終わってその後帰宅しますが、神経が高ぶっているので、すぐには寝付けなくて、お風呂に入ったりのんびりしたりして、だいたい薄ら明るくなってきたくらいに床に就く感じですね。――4~5時くらいになってしまいますね!すぐ寝ればいいんですけど、帯番組の生放送ってこういう感じなんですね。気持ちがなかなか静まらないというか。――『ニュース7』『首都圏ニュース845』を隔週で担当されていた時には無かった興奮ですか?その2つをやっていたときは、同じ生放送でありながら、徐々に"着陸態勢"に持っていけたので、ここまで寝付くのに時間はかからなかったです。『ニュースチェック11』は1日の一番最後にズドーンってあって、そっからワーってハイな状態が続くので、なかなか着陸できないという感じですね。――今回、メインキャスターの話を受け時の心境はいかがでしたか?びっくりしました! NHKでは最初地方局に赴任するんですけど、だいたいのアナウンサーは帯番組を夕方に担当して、1回でも代行などをして経験するんです。でも私は夏休みのメインキャスターの代行も経験したことがないですし、帯番組のメインは本当に初めてなので、「どういう感じなんだろう」「私にできるんだろうか」という感じで、不安は大きかったです。――現在もまだ不安はありますか?不安はもちろん無くなってはないんですけど、自分なりに一生懸命やって、なんとかなっているのかな…?という感じですね。自分は報道のアナウンサーとして経験もないし、スキルも本当に底辺のところから始めているので、今の身の丈にあった最大限のことをしようという感じで2カ月弱やってきて、とりあえずは毎日なんとかなってるのかなと思います(笑)――他のインタビューなどで、『クローズアップ現代』の国谷裕子キャスターに憧れているとお話になっていますよね。"メインキャスター"という部分で同じお仕事に就きましたが、1つ夢がかなったという感じですか?国谷さんへの憧れというのは、テレビのメインキャスターということではなくて、国谷さんを小学生の時に見て、1つのテーマに対して真剣に向き合って、ゲストの方の言ったことをさらに深めていくという、その人と向き合う姿勢にすごく感激していて、ああいう女性になりたいというものだったんです。まだまだ、ここからだなという感じですね。●有馬キャスターと至近距離「最初は照れました(笑)」――『ニュースチェック11』は、スピーディーにテンポよくトピックを紹介していく、今までにないニュース番組の印象です。ご苦労している点は結構あるのではないですか?ニュース番組には、1つのテーマをものすごい時間をかけて掘り下げるものと、いろんなニュースをお伝えして"横"の面に広げていくものがありますが、私たちは、どちらかというと後者の"横"の方を重視している番組です。掘り下げる方はそれなりの知識が必要ですが、"横"も全部のニュースをある程度分かった上でお伝えしないと、なにか言うべきことも言えなかったりしますので、楽ではないですよね。――カメラに正対するのではなく、斜めの姿勢で話しかけるというのも、他のニュース番組では無いことですよね。でも、私は今まで帯番組のメインでニュースを経験していないので、先入観がなく、そこは適応できているかな…。楽しみながらやってますね。―― 一方で、1人1人に至近距離の小型カメラもありますよね。あのカメラは有馬さんの解説を聞いた後、視聴者の皆さんに「今の分かりましたか?」って1対1になって話しかけるのを目的にしているのですが、なかなかうまくいかなくて…。――スイッチャーさんとのタイミングが課題なんですね。スタジオがラジオブース風なのも印象的です。ラジオの強さって聞き手に近いというところですよね。リスナーに語りかけるし、お便りも読むし、この双方向性をテレビでできないかということで、視覚的にラジオスタイルで作っちゃおうということにしました。狭く狭く行こうと。2月に1回パイロット版を放送したときに、「もっと狭くしろ、有馬さんともっと近づけ」って言われて(笑)。本当に近くに顔があるくらいで、最初は照れました(笑)。でも、その方がよりアットホーム感も出るし、身近にも感じるし、そこに視聴者の皆さんからのツイートがポンって表示されてくることで、1人でテレビを見てる人もツイートに共感したりとか、みんなで見ている気持ちになれる雰囲気を目指しています。――そのツイートは生放送中にどんどん投稿されてくるのを、タブレット端末でチェックして拾って読んでいますよね。まさにラジオのような、生の双方向のやり取りも新鮮です。うまく双方向できていればいいんですけれど…。番組が終わると、いつも皆さんからのツイートのリストを紙で見るんですけど、「あーこのツイートをご紹介すればよかった!」とか、すごい後悔するんです。――プリントアウトして全部のツイートを見てるんですか! 投稿すれば桑子さんの目に間違いなく届くということですね。もちろんです! 本番中は、自分が回さないといけないですし、有馬さんの解説を受けてそれを理解しないといけないですし、ずっとツイートのモニターを見ているわけにはいかないので、限られた瞬間の中で自分が「これいいな」と思ったものを選ぶのは限界があって、いつも悔やんでます。――日によると思いますが、毎日全部でどれくらいのツイートが来るんですか?番組で紹介するのは250から、多い時には300くらいですが、いただいているのはだいたい4,000から、多い時には5,000を超える時もあります。5月16日は本番前に茨城で震度5弱の地震があったので、5,700くらいありましたね。――印象的なツイートはどんなものですか?地域のニュースに対して「すごく癒やされる」とか「ほのぼのする」という感想を多くいただくので、びっくりしています。NHKは全国に放送局があり、1つの県の中にも支局があって地域に密着して取材しているので、自分の住んでいるところ以外のこんな場所でこんなことがあるんだ!と知ってツイートしてくれるんですね。地元の空気感ってみんな忘れたくないと思うんですが、この番組はそれを思い出させてくれる存在なんですかね。地域のニュースになると「キター!」「癒やされタイム!」というツイートをいただくんです。――Twitterの活用もありますが、『ニュースチェック11』は、ビジュアル面でウェブニュースを意識していますよね。そうですね。今ニュースってテレビで見る人もいらっしゃいますけど、インターネットが重要な情報源になってきています。視覚的にもネットを見ているような感覚になってもらうことで、入りやすくするというのも狙いの1つです。――この番組を始めてから、ウェブニュースの見方も変わりましたか?そうですね。例えばヤフーニュースでは、まずタイトルが見えて、1回クリックするとリード文が読めて、もう1回クリックすると全文が読める3段階になってますよね。私たちのニュース番組は、この2段階目くらいまでを伝えているイメージなんです。だからタイトルで何を伝えて、その次の段階でどこまで伝えるかというのは意識するようになりました。それより詳細を知りたい人は、NHKのウェブサイトで見ることができるという構成もネットっぽいのですが、それがどう受け入れられているのか、気になるところではあります。――このウェブとの親和性は前番組『NEWS WEB』から引き継いでいますよね。担当していたのは先輩の鎌倉千秋アナウンサーでしたが、意識している部分はありますか?やはりTwitterを活用するところですね。『NEWS WEB』では、A・B・Cの意見を全部コメンテーターの方に当てられていたんですが、この番組の場合はそこまでTwitterをきっかけに回すのは難しいので、より共感できるツイートをポッと選ぶことによって、見ている方が「私もそれ思った!」と近くなってくれたらいいなと思っています。あとは私がある考えを思いついて、それをうまく言葉にできないとき、それをきれいに表現されているツイートがあると、「これちょっとお借りしま~す」っていう感じで紹介したり(笑)。私もそこで共感が生まれてるわけなんですけど、見ている人と私たちがより近づけるツールとして、Twitterをうまく使っていきたいなと思ってます。一方で鎌倉さんは、スタジオで話を展開しながら、ツイートからきっかけを探していましたよね。そこのバランス感覚が本当に素晴らしいなと思うんですが、自分がやってみるできないんですよ。有馬さんの解説をちゃんと聞かないと理解できないので、聞き終わった後に「ではツイートを探しますね」と、視聴者の皆さんにちょっと待ってもらうことになってしまうんです。そこが自分の中で不器用だなと思っていて…。――でも、編集長が「解説している人間の脇でツイートを探すのは失礼なので、その部分のムダは仕方ない」と言っていますよね。桑子さんの誠実さが、画面から伝わってきます。そうですか? よかった(笑)●いつもタモリさんが頭の横にいるんです――桑子さんが一躍有名になったのは『ブラタモリ』ですよね。今回『ニュースチェック11』を担当するにあたって卒業されましたが、タモリさんからアドバイスはありましたか?やっぱり私にとって初めての帯番組なので、それを30年以上続けてらっしゃったタモリさんに「どうなんですか? 帯番組」って単刀直入に聞いたんです。そしたら、ひと言「やってみればわかるよ」と。私は意味が分からないので「はぁ~」って言うと、「ま、やってみな」という感じで言われました。――タモリさんらしいですね(笑)はい(笑)。今は「やってみればわかる」っていうあのひと言を、常に頭の片隅に置いて、どういうことなんだろうって思いながら番組に臨んでいます。いつもタモリさんが頭の横にいるんです(笑)。でも、その言葉は今に分かるものじゃないとは思うんですけどね。――『ブラタモリ』では台本も渡されず、まっさらな状態でロケをしていると、いろんな情報が飛び込んでくる形でしたよね。どんどんニュースやツイートが飛び込んでくる『ニュースチェック11』とある種似ていると思うのですが、『ブラタモリ』の経験が生きている部分はあるのですか?生きてると思います! 『ブラタモリ』はそれこそ、インターネット上の情報すら見てくるなと言われるくらい、集合時間にその場にいればいいという状態だったんです。今回も、私は今まで記者でもないし、何かを掘り下げて取材した経験もあんまりなかったので、毎日ほぼまっさらな状態で、今日取り上げるニュースを知って、原稿を見て分からないことがあればネットや新聞で調べてワッって頭に入れ込んで、その中で自分なりに思ったことをまず有馬さんに相談します。「私こう思ったんですけど、どうですかね?」って聞くと「ああいいんじゃない」とか、「その感覚はちょっと違うかもしれない」とか、「個人で持つ考えとしてはいいけど、1アナウンサーとしてだとちょっと偏ってしまう」とか…やっぱりいろんなバランスがあって、そこの難しさっていうのを毎日感じながらやってますね。――タモリさんが有馬さんに代わったという感じですか?ん~どうなんだろう…いや、違いますね。タモリさんは私が添えられるという感じなんですけど、有馬さんはやっぱり自分も主体的になって一緒に番組を作る人です。番組を作っていくという意味では、同じパートナーだけど、そこは全然違います。今話してて分かりました。ありがとうございます(笑)――『ブラタモリ』の桑子さんの最後のロケが熊本でしたよね。今回の地震には心を痛めているのではないでしょうか。つらいですけど、私のつらさなんかよりも、現地で被災された皆さんの方が、比べ物にならないほど大変だ思います。私も、熊本という場所を学んですごく興味を持っていた場所だったので、やはり『ニュースチェック11』でも、本当にたった40秒の1つのニュースかもしれないけれど、そこに自分なりの情報を加えたりできないかなというところを大事にしています。他のニュースもそうですが、それによって後のニュースが落ちることもあるかもしれないけれど、私なりにすごく感銘を受けたり、これは言いたいという気持ちはやっぱり大切にしていて、自由にやらせていただいています。本当に心強いバックがいるので、信頼しています。――桑子さんは広島放送局の勤務時代もありますよね。広島といえば、オバマ大統領が被爆地に米大統領として初めて訪問する予定ですが、このニュースに対する思いはいかがですか?広島には2年間いたのですが、毎日通勤で平和公園を歩いて通っていましたし、被爆された方々に取材して1つの企画を作ったこともあります。広島にいると本当に毎日、核とか平和とか原爆といった言葉を口にするんですよね。そこの東京との温度差をすごく感じましたし、そんな場にいたからこそ、広島の皆さんが抱えているものを少しでも見ていたので、今回オバマ大統領が来るということで、自分なりにこの番組でも注目して、言葉を発していきたいなという思いはありますね。――この4月に、桑子さんも含めて各局夜のニュースキャスターがガラッと変わりました。裏のニュース番組は意識されていますか?そこまで意識はしてないんですけど、私のハードディスクは同じ時間で2番組まで録れるんです。だから自分のところは毎日録って、+1は「今日はここの局を録ってみようかな…」という感じで、ランダムに録画しています。――その中で、気になる番組はありますか?『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のスポーツコーナーって、ラルフ(鈴木崇司アナウンサー)さんの読み方や、映像のテンポなど、すごく引きこまれますよね。私はそんなにスポーツに詳しくないんですけど、なんか見ちゃうんですよ。「あっ、そこ着目するんだ!」と思って見ています。――いろいろお話を伺わせていただき、ありがとうございました。最後にあらためて、番組への意気込みをお聞かせください。ニュース番組なんですけど、情報の内容にしても、量にしても、番組の雰囲気にしても、いわゆる皆さんがイメージするようなニュース番組とは全然違うので、とにかく見ている人が「11時台になったから1チャンネルに合わせてみよっかな」と、無意識に思えるような番組を作っていきたいです。皆さんがツイートを投稿したり、それを見て共感したりして、私も自然体で臨んでいるので、おうちの時間をゆったり過ごしてもらうための1つのツールになれたらと思います。ぜひ、見ていただければうれしいです。■プロフィール桑子真帆(くわこ・まほ)おもな生育地は神奈川県。平成22年NHK入局。これまで『ワラッチャオ!』『ブラタモリ』『ニュース7』を担当。趣味は、旅行(特にイタリア)、映画鑑賞(『ニューシネマパラダイス』『オリバー』『レ・ミゼラブル』)、水泳、ジョギング。特技は、ピアノ(ドビュッシー「月の光」が得意)、クラリネット、サックス、スキー。モットーは「素直でいること、感謝の気持ちを忘れないこと」。○『ニュースチェック11』坪井蘭平編集長に聞く――有働由美子アナと共通する資質――今回、桑子アナを起用した背景を教えてください。私がこの番組を担当するときに、彼女がメインキャスターを務めるというのはもう決まっていたので、実はすごい難しいなと思いました。普通のニュースを作るんだったら指名しませんから(笑)。なので今回は、彼女にアジャストするように番組を作っています。今何を見たいのか、どう感じたのかという感性が常人離れしているので、今やるべきだと思ったら、「予定していた特集はまた来週やります」と言っても構わないと伝えているんです。そうやって本能のままにやらせないと生きないアナウンサーは何人かいて、彼女はその典型。私は『あさイチ』も立ち上げに参加したんですが、有働由美子アナにも同じことを言いました。――打ち合わせなどでの様子はどうですか?頑固ですよ(笑)。周りのスタッフが「これで分かる」と言っても、視聴者の代表という思いで「これじゃ分からない」という雰囲気を出しますね。良い意味で頑固です。――大きく期待をかけられていますね。期待してますよ。だって好きなアナウンサーランキングで、いきなり5位に食い込んだんですから(笑)――桑子アナも、スタッフの皆さんをすごく信頼している様子が伺えます。それは、彼女がとても真面目だからです。本来だったら自分が責任回避していいことも「こうすればよかったな、ああすればよかったな」と反省してるんです。でもそれは大事なことで、他人の荷物を背負える人間だから、他人も彼女の荷物を背負うんです。番組のリーダーなんですね。その資質を持ったアナウンサーはなかなかいないですけど、そこも有働アナと共通する点ですね。
2016年05月26日オバマ大統領の広島訪問が持つ意味伊勢志摩サミットが始まり、世界をリードする7カ国の首脳が8年ぶりに日本に集まるということで賑わっていますね。オバマ大統領がアメリカの大統領として初めて、第二次世界大戦で原爆を投下した広島を訪問することも、今回のサミットに続く重要な行事として話題となっています。戦後70年経っても原爆による心身の傷がいえない日本と、今でも原爆投下を正当化する声が根強いアメリカの国内世論とでは温度差がありましたが、それでもオバマ大統領が、同盟国である日本を大事にしていることの一つの表れとして、この広島訪問は日本としても歓迎すべきことです。しかし、そんなオバマ大統領の任期も今年いっぱい。アメリカでは次期大統領を決めるべく選挙が11月におこなれわれるため、今年初めから各政党が大盛り上がりです。大統領が変わると日本にどんな影響が起こるのかアメリカでは、共和党と民主党という二大政党のどちらかの候補者が大統領に選ばれることになるため、共和党では、実業家・不動産王と呼ばれるトランプ氏が、民主党ではクリントン元大統領の夫人でもあり、上院議員や国務長官を務めたヒラリー・クリントン氏ががぜん注目されています。中でも、ニューヨークのマンハッタンに金ピカのビルを構えるトランプ氏は大胆な発言で日本でも連日のように話題になりますね。不法労働者問題などで苦しむアメリカの国内事情からメキシコとの国境に壁を作るとか、テロへの対策としてイスラム教徒は入国させないなど、本当に大胆です。日本に対しても、日本にある米軍基地の費用は全部日本が負担せよと発言し、他人事ではなくなってきました。トランプ氏の意図は、何より「強いアメリカ」。これまでの政策や関係にとらわれずに、徹底してアメリカの国益だけを考えていくというものに聞こえてしまいます。大国・アメリカがどういう方向へ進んでいくのかとういことは、世界が注目していますが、米軍基地問題を抱える同盟国の日本は特に、次期大統領の候補になるかもしれない人の発言はが大きく影響してきます。改めて考える日米同盟の意味日米同盟は、「日米安全保障条約」というものによって結ばれていますが、その目的は、アメリカのアジア・太平洋地域における軍事的な拠点と、制限のある日本の軍事力を補完する役割として、米軍とともに日本の国を守るというものです。日米、両方にとって大事な関係ということになりますが、トランプ氏の頭の中には、「アメリカが日本を守ってあげている」という認識が強いのでしょう。アメリカの一般国民の中にもそうだと思っている人も決して少なくありません。逆に日本では、日本を守ってもらっているという認識よりも、「駐留させてあげている」と思っている人が多いように思います。日米の国民がもう少し理解し合うことが必要ですね。幼児教育無償化8000億円に苦労する日本は今後どうなる?トランプ氏の発言は、問題提起として意味のあるものともいえます。しかし、トランプ氏は公的な立場になったことが一度もないことから、政治手腕も行政手腕も未知数。経営者感覚は大事ですが、それだけでアメリカの大統領は務まりません。特に多民族国家であり、日本よりはるかに格差の大きいアメリカでは、万人に利する政策などあるはずがありません。その上、大国・アメリカの政策は、世界中に影響を与えます。例えば、以前オバマ大統領が「アメリカは世界の警察ではない」と発言したことから、世界の軍事バランスが崩れ、中国の南沙諸島海域における軍事拠点の不法建設や、イスラム国などによるテロの頻発などが引きおこされたと言われています。もし、トランプ氏が求めるように、日本にある米軍基地の費用の全額日本負担を拒否したら、どうなるでしょうか。沖縄での強い反基地運動なども相まって、もし米軍が日本からいなくなれば、それまでアメリカに頼っていたことを、日本がすべて自分たちの手でやっていかなければなりません。今、日本は防衛費約5兆円ですが、そんな額では済まなくなるのです。20兆、30兆円が必要だという人もいます。幼児教育の無償化のための8000億円の財源を出すことにも四苦八苦している日本で、財政的な面から見ても、非現実的な政策だと言わざるを得ません。そんなことを考えると、アメリカの大統領選は、日本にもとっても影響のあることだということがわかりますね。サミットで訪れている国々も、みな世界に影響のある国です。この機会に、世界の国々がどんな考えを持っているのか、興味を持ってみるのもよいでしょう。
2016年05月26日米人気歌手プリンスさんが57歳で急死したことを受け、バラク・オバマ大統領が「クリエイティブのアイコンを失った」と追悼した。オバマ大統領は声明の中で「本日、世界は1人のクリエイティブのアイコンを失いました。ミシェル(大統領夫人)と私は世界中の何百万人ものファンの皆さんとともにプリンスの急な死を悼んでいます」「(ポップ音楽のその音とメロディーで)こんなにも顕著な影響を与え、またその才能でたくさんの人々の心に触れたアーティストは数多くいません」と追悼の意を表した。さらに、オバマ大統領はプリンスさんの多才さをたたえ、「最も才能のある多作のミュージシャンとして、プリンスは全てをやりました。ファンク、R&B、ロックンロール。楽器演奏の達人、素晴らしいバンドリーダー、衝撃的なパフォーマーでした」「プリンスはかつて、強い精神はルールを打ち破ると言いました。プリンス以上に強く、大胆で、クリエイティブな精神を持つ人はいませんでした」とし、最後に「我々の想いと祈りは、プリンスのご遺族、バンド、彼を愛する全ての人々とともにあります」という言葉で締めくくった。(C)BANG Media International
2016年04月23日オバマ米大統領が出演する新番組『オバマ大統領とサバイバル』が20日、ドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で放送される(18:00~19:00/同日24:00~25:00)。同番組が日本で放送されるのは今回が初。番組ホストを務めるのは、ディスカバリーチャンネルの人気シリーズ『サバイバルゲーム』でおなじみの元イギリス陸軍特殊部隊SAS隊員で冒険家のベア・グリルス。著名人を招いて大自然の中でのサバイバルに挑むシリーズで、今回はさすがのベアも「大物中の大物」「僕の人生で最大の出来事」と緊張した面持ちで出迎えた。舞台はアラスカ州の広大な原野。2人はエグジット氷河を訪れ、気候変動の影響や新たなエネルギー源、環境保護、アラスカの美しい自然を次世代に残すことの大切さなどを語り合う。厳重な警備下が日常の大統領にとって、「最高に楽しみだった」というベアとの冒険。番組はいつも安全に配慮して撮影が行われているが、今回はまるで別次元だった。まず、撮影で通るすべての山岳ルートに狙撃隊が配備され、上空には軍用ヘリが旋回。ヘリからベアが飛び降りるという番組冒頭でのお決まりシーンも、シークレットサービスが空域を閉鎖しているため途中までしか近づけず。いつもであれば必要最小限の撮影クルーも、この日はシークレットサービス、ホワイトハウススタッフ、大統領の食事検査担当、報道陣などが見守り、物々しい雰囲気の中、撮影が行われた。そのほか、大統領ならでは"珍事"も。ホワイトハウスには「大統領が食べる姿を撮影しない」という規則があり、食事検査担当者が撮影を中断しに入りかけた場面もあったが、大統領の意向を尊重して撮影を続行した。そのほか、追跡される危険があるためスマートフォンを持たない大統領がセルフィー(自撮り)に手間取ることも。「アラスカを旅するのは初めてだ。空軍基地に給油で降りる以外はね」と語っていたオバマ大統領。ベアとのアウトドア体験は、「執務室にいるより、間違いなく楽しい」と大満足の冒険となったようだ(C)Delbert Shoopman/NBC
2015年12月19日アメリカのファーストレディこと、ミシェル・オバマ大統領夫人が9月25日(金)の公の場でカスタムメイドの「3.1 フィリップ リム」を着用した華麗なるファッションを披露した。今回、オバマ大統領夫人のファッションが注目されたには、中国の習近平国家主席と彭麗媛夫人が国賓としてアメリカへ初めて訪れた際にホワイトハウスで行われた歓迎のセレモニーでのこと。オバマ大統領夫人に着用された「3.1 フィリップ リム」のドレスとジャケットは、9月14日にニューヨークファッションウィーク中に発表されたばかりの2016 Springコレクションからインスピレーションを得て創った、メタリックのフローラルの刺繍を施したカスタムメイドのセットアップ。国賓をもてなすフォーマルなシーンにおいても、最旬ファッションを上手にコーディネートしてみせた夫人のセンスに脱帽。「3.1 フィリップ リム」は、新進気鋭のNY発のモダンラグジュアリーブランド。2005年にNYコレクションでデビューし、たちまち業界人や批評家、ファッショニスタの間で知名度を上げ、カリスマブランドとなった。日本には2008年4月に、東京・青山に路面店をオープン。現在、世界各地50か国、400以上のブティックや大手百貨店で取り扱われている。(text:Miwa Ogata)
2015年10月01日アメリカの大統領夫人ミシェル・オバマ(Michelle Obama)が3月18日に初来日した。この日、羽田空港へと降り立った婦人が着用していたのは、「ケンゾー(KENZO)」の14-15AWコレクションのサテンドレス。足元には「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の定番コレクション「CHOO 24:7」のポインテッドトゥ・パンプス「AZA」をコーディネートした。夫人はこのジミー チュウのパンプスを愛用しており、ホワイトハウスの他、国内外での様々なイベントに出席する際にも着用しているという。ケンゾーのグラフィカルなプリントが目を引くサテンドレスは、日本国内でもKENZO銀座三越店で取り扱い中。
2015年03月20日歌手のビヨンセ・ノウルズが、バラク・オバマ米大統領の2度目となる就任式でパフォーマンスを披露するようだ。オバマ大統領が2009年に初就任した際にもパフォーマンスをした経験があり、再選に向けての選挙キャンペーンでも支援活動をしていたビヨンセは、今回の式典でアメリカ国歌を歌うという。さらに大統領就任式実行委員会は、今月21日(現地時間)に首都・ワシントンDCにある連邦議会議事堂のウェスト・フロントにて行われる同式典で、ケリー・クラークソンが「My Country Tis of Thee」、ジェイムス・テイラーが「America the Beautiful」などのアメリカ愛国歌を披露すると「USA TODAY」紙に明かしている。オバマ大統領は声明で「バイデン副大統領と私は、今回の就任式で才能あふれる音楽アーティストたちのステージを見れることを非常に光栄に感じています。彼らの音楽はアメリカ国家の心でもあり、国民全員に語りかけるものなのです」と述べた。4年前の大統領就任記念のイベントでエタ・ジェイムズの「At Last」を歌い上げたビヨンセは、長年に渡りオバマ大統領の熱烈な支持者でもあり、再選のキャンペーンの一環としてTシャツをデザインするなど集金活動にも力を入れていた。そんなビヨンセは、昨年11月に行われたアメリカ大統領選挙の際に、オバマ大統領を称える手紙を書いたことも。「毎日、私たちはあなたの心意気とその人柄を知ることができます。あなたは自分自身に正直でいるよう私たちをインスパイアしてくれますね。あなたは私たちが必要としている場所まで連れて行ってくれる指導者です。あなたのおかげで、私の娘や甥はなりたいと望むもの何にでもなれると確信しながら成長できるのです。心からの尊敬と崇拝を、ビヨンセより」。(text:cinemacafe.net)
2013年01月11日