「エイミー」について知りたいことや今話題の「エイミー」についての記事をチェック! (1/4)
エイミー・ワインハウスの半生を描いた『Back to Black エイミーのすべて』より本予告と場面写真が解禁された。2011年に27歳で早逝したエイミー・ワインハウスの波乱に満ちた愛と喪失を描き、彼女の知られざる素顔に迫る本作。監督はサム・テイラー=ジョンソンが務め、エイミー役にはマリサ・アベラが抜擢された。この度解禁された本予告では、エイミーが家族や恋人に囲まれながら成功と名声を掴む様子が描かれ、彼女のヒット曲に合わせて彼女の光と影が映し出される。併せて解禁された場面写真では、エイミーの特徴的なビーハイブヘアやメイクが印象的な歌唱シーン、恋人・ブレイクと顔を寄せ合う2人の姿や、家族といる時に見せるリラックスした表情のエイミーが切り取られている。『Back to Black エイミーのすべて』は11月22日(金)よりTOHO シネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Back to Black エイミーのすべて 2024年11月22日よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開Ⓒ2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
2024年10月18日早逝の歌姫エイミー・ワインハウスの波乱に満ちた半生を描いた『Back to Black エイミーのすべて』より特報映像とポスタービジュアルが解禁。解禁日の9月14日はエイミー・ワインハウスの誕生日。27歳の若さで早逝した稀代の歌姫エイミー・ワインハウス。グラミー賞5部門を受賞するなど、21世紀を代表するアーティストの一人として世界的に知られている。この度解禁となった特報映像では、「世界中に私の声を届けたい」とギター片手に夢を語るエイミーの姿が映し出される。熱烈な恋に落ちるブレイクとの運命的な出会いや、家族とのかけがえのない時間、そして魅力的なハスキーボイスで世界的スターへと駆け上がっていく様子が捉えられている。併せて解禁されたポスタービジュアルでは、1960年代に流行したビーハイブヘアと特徴的なアイラインに身を包み、スポットライトを浴びるエイミーの姿が映し出されている。「私の涙は乾いていく」というキャッチコピーが彼女の内面を物語っているかのようだ。エイミーの“波乱に満ちた愛と喪失”と、知られざる素顔に迫る本作に、ますます注目が集まる。『Back to Black エイミーのすべて』は11月22日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Back to Black エイミーのすべて 2024年11月22日よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開Ⓒ2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
2024年09月14日エイミー・アダムスがコメディ映画『Lazy Susans』に主演することになった。プロデューサーも兼任する。パンデミック中、ボストンの母親たちが結成したロックバンドについての記事を映画化するもの。脚色はこれからで、監督は決まっていない。アダムスは、現在開催中のトロント国際映画祭でお披露目される最新作『Nightbitch』でも母親を演じている。2歳の息子を育てるためにアーティストとしtのキャリアを諦め、専業主婦になった女性の苦悩を描くダークなコメディだ。監督は『幸せへのまわり道』のマリエル・ヘラー。北米公開は12月。文=猿渡由紀
2024年09月10日『魔法にかけられて』のエイミー・アダムスが、20世紀スタジオのコメディ映画『Lazy Susans(原題)』で主演を務めることが分かった。自身の製作会社を通じて製作も行う。「Deadline」が報じた。脚本は『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』のアニー・マモロー&『マネーボール』の原案スタン・シャービン。コロナ禍においてママたちが集まり、結成した実在のバンド「ザ・レイジー・スーザンズ」をモデルに描いた物語だという。監督はまだ決まっていない模様だ。モデルとなったバンド「ザ・レイジー・スーザンズ」は、公式サイトによると「マサチューセッツ州ミルトンに住む5人のワーキングマザーが、パンデミックの最中に始めたバンド。(メンバーに)音楽経験は求めていなかった」とのこと。結成から半年で地元の小さなフェスティバルに参加し、それから8か月後には全国放送のトーク番組「ケリー・クラークソン・ショー」にゲスト出演しオリジナル曲を披露するという、破竹の勢いを見せた。「ザ・レイジー・スーザンズ」はインスタグラムで映画化についての記事を紹介し、「夢じゃないよね?この発表にこれ以上ないほど興奮しています」とコメント。ファンから「おめでとう!」「素晴らしいことだね!」「楽しみ!」と祝福メッセージが寄せられている。(賀来比呂美)
2024年09月06日エイミー・ワインハウスの半生をサム・テイラー=ジョンソン監督が描き、世界各国で初登場1位を記録した『Back to Black』が邦題『Back to Black エイミーのすべて』として、11月22日(金)より日本公開が決定した。世界中で3,000万枚以上のレコードを売り上げ、現在でも月間8,000万回以上のストリーミング再生数を誇る、近年最も偉大なアーティストの1人、エイミー・ワインハウス。様々な音楽的要素を融合させて独自のスタイルとサウンドを作り上げ、アルバム「バック・トゥ・ブラック」を発表してグラミー賞5部門を受賞。その収録曲のヒット・シングル「リハブ」は年間最優秀レコード賞、年間最優秀楽曲賞、さらに最優秀新人賞を受賞するなど、世界的な話題となった。一躍スターとなったエイミー・ワインハウスだったが、アルコール依存症や離婚問題で世間を騒がせたことでも知られる。若くして脚光を浴び、突然の名声に戸惑いながらも、感情むき出しの歌詞に独特のけだるいハスキーボイスで歌い続けたシンガーだった。メガホンをとったのは、ジョン・レノンの若き日を描いた『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』や『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で知られるサム・テイラー=ジョンソン。エイミー・ワインハウスを演じるのは、英国のドラマ「インダストリー」シリーズでメインキャラクターを務め、映画『バービー』では王女バービーを演じた現在ブレイク中のスター、マリサ・アベラ。サム・テイラー=ジョンソン&マリサ・アベラ『Back to Black』プレミア Photo by John Phillips/Getty Imagesそのほか、英国アカデミー賞受賞俳優ジャック・オコンネル、エディ・マーサン、ジュリエット・コーワン、レスリー・マンヴィルなどが脇を固めている。突然の悲劇から13年…多くの著名人が追悼コメントを寄せたエイミー・ワインハウス ロラパルーザにてPhoto by Daniel Boczarski/Redferns2011年7月23日、アルコールやドラックへの依存が深刻化し急性アルコール中毒で27歳の若さで急死したエイミー・ワインハウス。その訃報を受け、多くの著名人が追悼コメントを寄せた。ヘアスタイルを真似ていたというレディー・ガガは「彼女がいてくれたから、私は一人じゃないと思えるようになった」と語り、「彼女はジャズに生き、ブルースに生きた。ポップミュージックの歴史を変えた人物」と称賛。最後に共演したトニー・ベネットは「ヴォーカリストとして素晴らしいセンスを持ったミュージシャンで、類稀な才能がこんなにも早く終わりを迎えて、本当にショックを覚えている」とコメント。レトロ風の楽曲を歌う女性ボーカルとして先駆者的存在だったというアデルは「自分の道を切り開いてくれた」と語る。公私ともに交流があった親友の1人ケリー・オズボーンは「涙が溢れて息が出来ない。“本当のあなたの姿”を決して忘れない」とコメントを寄せていた。ほかにもエルトン・ジョンは「彼女は英国が生み出した最も将来性のあるアーティストの一人だった」と投稿。ケイト・モスは「私の心は彼女と共にあります。この世界から彼女のような才能が消えるのを見るのは悲しい」と、アッシャーは「君を知ることができてハッピーだった。早く逝き過ぎだ。君がいなくて寂しくなるよ」、リッキー・マーティンは「ビューティフルガールよ、良く休んでくれ。君はもう自由なんだから」とコメント。パティ・スミスや「グリーン・デイ」は彼女に捧げる楽曲を披露するなど、エイミー・ワインハウスの音楽は、世界中の人々に愛され、いまなお多大な影響を与え続けている。本作は、親族をはじめエイミー・ワインハウス財団の公認で、その“知られざる素顔”に迫っていく。『Back to Black エイミーのすべて』は11月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年07月23日9月5日から15日に開催される第49回トロント国際映画祭で、デヴィッド・クローネンバーグ監督がノーマン・ジュイソン賞、エイミー・アダムスがパフォーマー賞を受賞することが分かった。『ザ・フライ』『クラッシュ』など独特な作品を作り続け、ファンを獲得してきたクローネンバーグ。同映画祭は「クローネンバーグ監督の革新的なストーリーテリングと、慣例にとらわれないテーマの探求は、世界における現代映画を形成し続けている」と評した。ファンは「クローネンバーグ監督が正当な評価を受けるのはファンとしてうれしい」「偉大な芸術家」「彼にふさわしい」と喜びの声を上げている。アカデミー賞に6度のノミネート経験を持つ演技派俳優のエイミーについては、「この賞はエイミーの卓越したすべての作品を称えるものである」とコメント。ファンは「確かにエイミーはどの作品を見ても素晴らしい」「2025年こそオスカー像を手に!お祈りしています」などの声をXに寄せている。昨年は『デッドプール&ウルヴァリン』のショーン・レヴィ監督がノーマン・ジュイソン賞、『ラスティン ワシントンの「あの日」を作った男』で今年アカデミー主演男優賞にノミネートされたコールマン・ドミンゴと、『ファントム・スレッド』のヴィッキー・クリープスがパフォーマー賞を受賞した。(賀来比呂美)
2024年06月19日タイカ・ワイティティ監督がメガホンを取る『Klara and the Sun(原題)』に、ジェナ・オルテガとエイミー・アダムスが出演交渉中だという。「Deadline」などが報じた。本作は、ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロ(「わたしを離さないで」)の小説「クララとお日さま」を原作とした実写映画。主人公はAIロボットのクララで、原作はクララの視線で描かれている。出演が決まればジェナはクララ役を演じ、エイミーは、ティーンエイジャーの娘にクララを買った母親役を演じるという。ファンはジェナがクララを演じることに「才能豊かなジェナならロボット役も似合うはず」「ジェナが出演するものはなんだって観る」などの感想を寄せている。エイミーに対しては、「エイミーは本当にいつもいい作品を選ぶね」「彼女にオスカーをあげて!」「ついにオスカーを手にする時がきた」とオスカー受賞に期待の声を寄せている模様。エイミーは『Junebug(原題)』『ダウト~あるカトリック学校で~』『ザ・ファイター』『ザ・マスター』『バイス』で助演女優賞、『アメリカン・ハッスル』で主演女優賞とアカデミー賞で6度もノミネートされているが、まだ受賞歴はない。(賀来比呂美)
2024年02月02日2011年に27歳の若さで亡くなったエイミー・ワインハウスの伝記映画『Back to Black(原題)』の予告編が公開された。本作はエイミーがアルバム「フランク」でデビューを飾った2003年から、「バック・トゥ・ブラック」をリリースした2006年までの出来事が描かれる。彼女の名声、音楽業界に与えた影響、そして元夫のブレイク・フィールダー=シビルとの関係に焦点を当てるという。エイミーを演じるのは『バービー』でバービーの一人を演じたマリサ・アベラ。ブレイクはジャック・オコンネルが演じる。マリサはインスタグラムで予告編をシェアし、「彼女の音楽、彼女の人生、彼女が遺したもの #BackToBlack」と紹介。コメント欄では「そうです!私が歌っています。アン・マリー・スピード先生にジャイルズ・マーティン、ありがとう」と、劇中の歌声が自分自身のものであるということを伝え、歌唱指導のコーチと音楽プロデューサーに感謝を述べている。エイミーのファンや映画ファンは「まるで本物のエイミーみたい」「早く観たい。公開まであと数か月待たなきゃならないのがツラい」「足にエイミーのタトゥーを入れるくらいの大ファンです。本当に待ちきれない。文字通り、鳥肌が立った。映画を作ってくれてありがとう。最高のものに違いない」と予告編に好意的。『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』のサム・テイラー=ジョンソン監督がメガホンを取った『Back to Black』は、2024年4月にイギリス、5月にアメリカで公開予定。(賀来比呂美)
2024年01月12日2Dアニメーションの世界と、現実世界を舞台に繰り広げられるミュージカル・コメディの名作の15年後を舞台にした最新作『魔法にかけられて2』より、エイミー・アダムス登場の特別映像が解禁となった。先日ついにディズニープラスにて独占配信を迎えた本作。公開されると、「魔法にかけられて2オマージュたくさんで面白い!やっぱ可愛くて素敵~」「一作目も大好きだけど、2作目も最高だった…!」と新たな魔法の物語に心躍らせる観客が続出した。この度解禁となったのは、キャストやスタッフが本作について語る特別映像。アニメーションで描かれたおとぎの世界“アンダレーシア”に住む、“王子様との真実の愛のキス”を夢見る主人公ジゼルが、王子の継母ナリッサ女王の罠によって、現代のニューヨークに迷い込むところから物語が始まった前作。何もかも初めてだらけの新しい世界に戸惑いながらも、ジゼルは突然歌いだしたり、動物や虫と会話したりと現実世界でも構わずプリンセスぶりを発揮する。ジゼルは天真爛漫で愛情深く、そんなキャラクターを作り上げることができたのは「すべてエイミーのおかげです」とアダム・シャンクマン監督は太鼓判を押す。エイミーもまたキャラクターとの繋がりを深く感じていたそうで、「このキャラクターと強い絆で結ばれている。私自身がジゼルだと感じた」と話す。そんなジゼルは、モーガンという一人娘をもつ弁護士のロバートという男性と恋に落ち、結ばれる。「いつまでも幸せに暮らしました」とハッピーエンディングを迎えた物語の続きが描かれる本作では、ロバートと結ばれたジゼルが、ニューヨークから田舎町モンロービルに引っ越すところから始まる。新たな生活にウキウキするジゼルだったが、慣れた町から離れることに反対だったモーガンとの溝は深まり、新居は欠陥だらけで踏んだり蹴ったりの毎日。“いつまでも”幸せな毎日は現実世界ではそううまくはいかなかった。うんざりするジゼルはある日“魔法の杖”を手にし、その力を借りることを決心。彼女は幸せな生活を望んで、ある願い事を唱えるのだが、解禁された映像では魔法が放たれた瞬間、モンロービル全体がおとぎ話の世界に変貌してしまう。ジゼルは真っ黒なドレスに身を包み、魔法の杖を盗もうとするヴィランのマルヴィーナと戦うはめになったり、ジゼルの親友であるリスのピップが現実世界で話し、町全体の人々が踊りだしたりと、魔法の力によって、現実世界ではありえないハプニングが次から次に起こる。さらには明るく天真爛漫だったジゼルが、魔法のせいでいじわるな継母へと変わってしまったのだ。映像では愛するモーガンを井戸から突き落とす衝撃のシーンもみられ、まさかの展開にエイミーは「彼女の別の部分を探るのは本当に楽しい。邪悪なんです」と新たな一面を演じることに心躍らせている様子。明るく陽気なキャラクターから、邪悪でいじわるな一面までジゼルの変化にも注目してほしい。継母に変わってしまったジゼル、そしておとぎ話の世界に変貌していくモンロービル。深夜12時の鐘が鳴りやめば、魔法のかかった町は二度とも戻らないことに。ジゼルたちは無事家族と共に町を救い、“永遠の幸せ”を取り戻すことができるのか?前作よりさらにスケールアップした、夢と魔法に彩られたファンタジー・コメディに注目だ。『魔法にかけられて2』はディズニープラスにて独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年11月22日ベティーズブルー(BETTY’S BLUE)からサンリオキャラクターズとのコラボレーションコレクションが登場。エイミーとサンリオの人気キャラクターたちをデザインしたウェアを、2022年10月28日(金)よりメランクルージュ店舗ほかにて発売する。サンリオキャラクターズ×ベティーズブルー2021年の春より限定復活し、オリジナルアイテムやコラボレーションアイテムを展開しているベティーズブルーが、ブランド復活後初となるサンリオとのコラボレーションを実現。サンリオの人気キャラクターたちとべティーズブルーのキャラクター“エイミー”をデザインしたトップス3型を展開する。ハローキティ&エイミーが仲良く寄り添うカットソー中でも注目したいのは、サンリオキャラクターズと一緒にエイミーが仲良く寄り添う姿を描いたカットソー。ハローキティ・ポムポムプリン・シナモロール・クロミのプリントには、エイミーのシンボルカラーであるピンクをプラスした。前後両方で着用できる2WAY仕様なので、その日の気分にあわせた着回しを楽しめる。エイミー&シナモロールのスウェットぬいぐるみに扮したエイミーを大切に抱えるシナモロールの姿を落とし込んだ、裏毛スウェットもラインナップ。カラーは、オフホワイトとサックスブルーの2色が揃う。ポムポムプリン&エイミーのロンTベーシックな3色で展開されるロングスリーブTシャツには、ポムポムプリンと一緒にスイーツになったキュートなエイミーの姿をプリント。左袖にはべティーズブルー、右袖にはポムポムプリンのロゴをそれぞれあしらった。【詳細】サンリオキャラクターズ×ベティーズブルー発売日:2022年10月28日(金)12:00~※ECでは10月20日(木)12:00~先行予約を開始。取扱店舗:メランクルージュ店舗、SM2 keittioココリア多摩センター店、CAN ONLINE SHOPアイテム:・2WAYカットソー 5,390円・裏毛スウェット 4,950円・ロングスリーブTシャツ 4,290円
2022年10月23日エイミー・ワインハウスの伝記映画の監督が、サム・テイラー=ジョンソンに決まった。ワインハウスの伝記映画のプロジェクトはこれまでにもいくつかありつつ、どれも実現しないままだったが、監督の決定を受けて、スタジオ・カナルによるこの企画は、ついに動き出しそうだ。タイトルは『Back to Back』。ワインハウスの遺族の協力を得て製作されるという。主演女優のキャスティングはまもなく始まる。テイラー=ジョンソンはイギリス生まれ。写真家アーティストとして活躍した後、『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』で監督デビュー。この映画に主演した23歳下のアーロン・テイラー=ジョンソンと結婚、ふたりの子供を授かっている。文=猿渡由紀
2022年07月12日第94回アカデミー賞授賞式で司会を務めることでも話題の大人気コメディアンヌ、エイミー・シューマー主演の「ライフ・アンド・ベス」が、「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」にて独占配信されることが決定。キービジュアルが解禁された。本作は、仕事も恋も、順風満帆な人生を歩んでいるように見える主人公のベス(エイミー・シューマー)が、ある出来事をきっかけに、自分の進むべき道を見つめ直していく姿を描くコメディシリーズ。ワインの卸売業者としてマンハッタンでいい暮らしを送り、成功した男性と長きにわたって交際していたベスは、突然、自分の過去と向き合わざるを得なくなり、彼女の人生は大きく変わっていくことに…。10代の頃を思い出しながら、自分がどのようにしていまの自分になったのか、そして、これからどうなりたいのか自問自答を繰り返していく中で、トラウマを乗り越え、喜怒哀楽を経験し、自分が成長する手がかりを見つけていく。エイミー・シューマーエイミー・シューマーは主役のベスを演じるとともに、脚本・監督・製作総指揮も務め、彼女とバラエティ番組で共にエミー賞を受賞した盟友ケヴィン・ケイン、ダニエル・パウエル、ライアン・マクフォールも製作総指揮を担当する。さらに、ゲストスターとして、「SUPERGIRL/スーパーガール」ローラ・ベナンティや、「プリズン・ブレイク」マイケル・ラパポートらが登場する。「ライフ・アンド・ベス」は3月18日(金)よりディズニープラスのスターにて配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年03月15日フレッドペリー(Fred Perry)から、故エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)との新作コラボレーションコレクションが登場。2021年8月6日(金)より、全国のフレッドペリー直営店などで発売される。フレッドペリー×エイミー・ワインハウスの新作コラボコレクション今回の新作コレクションでは、両者が過去にコラボレーションした際のオリジナルデザインをベースに、エイミーが愛したクラシカルなスポーツウェアと、ピンナップガールのシルエットをミックス。スポーツウェアにピンナップガールのエッセンスをアイテムラインナップは、エイミー自身がデザインを手掛けた初期のコレクションを彷彿とさせるブラック×イエローのギンガムチェックのタイフロントシャツ&ドレス、千鳥格子パターンのシャツドレスやペンシルスカート、スマートなハイウエストのトラウザーなど。左胸にはエイミーのハートタトゥー刺繍また、ロンドン・カムデンでエイミーを描いたステンシル作品で知られる英国のグラフィティアーティスト・ペガサス(Pegasus)のイラストをあしらったジャケットやピケドレスも、本コレクションを象徴するアイテムの一つとなっている。いずれのアイテムにも、コラボレーションの証として、エイミーを象徴する左胸のハートタトゥーが同じ位置に刺繍であしらわれている。商品情報フレッドペリー × エイミー・ワインハウス・ファンデーション 2021-22年秋冬コレクション発売日:2021年8月6日(金)販売店舗:全国のフレッドペリー直営店、公式オンラインショップ【問い合わせ先】フレッドペリーショップ東京TEL:03-5778-4930
2021年08月09日ベティーズブルー(BETTY’S BLUE)から、限定復活第2弾アイテムとなる「エイミーちゃん」Tシャツなどが登場。2021年6月11日(金)より、全国のメランクルージュ店舗などで販売される。ベティーズブルー限定復活第2弾1985年に誕生したベティーズブルーは、“キュート&ラブリー”をキーワードにしたアパレルが当時の女子中高生の間でブームとなった、平成を代表するファッションブランド。2009年にブランド休止を発表したが、2021年2月に限定復活を遂げ、第1弾アイテムを発売した。くまの「エイミーちゃん」Tシャツ第2弾では、「おかえりエイミー」をテーマに、ブランドを象徴するくまの「エイミーちゃん」Tシャツなどを用意。「エイミーちゃん」は、1998年ごろに誕生したピンク色のくまキャラクター。当時の小中学生から注目を集め、アパレルだけでなく、文房具や雑貨、カプセルトイなど、幅広いアイテムを展開していた。今回は「エイミーちゃん」が顔をのぞかせるポケットTシャツや、ちょこんと座る「エイミーちゃん」が愛らしいリンガーTシャツを用意。両型ともに、後ろの首元には数字の「813(=エイミー)」がプリントされている。“苺柄ショッパー”を再現したエコバッグもその他に、当時人気を博したキャラクターを「空を飛びたいemoくん」と命名してプリントしたラグランTシャツや、アイコニックな苺柄ショッパーをエコバッグとして再現したアイテムも揃う。【詳細】ベティーズブルー 復活第2弾「おかえりエイミー」発売日時:2021年6月11日(金)12:00予約日時:2021年6月4日(金)12:00 ※予約数に達し次第、終了販売先:全国のメランクルージュ店舗(コクーンシティ コクーン2/イオンレイクタウンKAZE/ららぽーと立川立飛/ららぽーと海老名/ららぽーと名古屋みなとアクルス/ゆめタウン廿日市/リノアス八尾/イオンモール高崎)、自社ECサイト「CAN ONLINE SHOP」アイテム例:・エイミーポケットTシャツ 3,190円・エイミーリンガーTシャツ 3,190円・キャラクターラグランTシャツ 3,190円・ショッパー柄エコバッグ 2,090円
2021年06月07日音楽映画祭「Peter Barakanʼs Music Film Festival」が、角川シネマ有楽町にて2021年7月2日(金)から7月15日(木)まで開催される。ピーター・バラカン監修の音楽映画祭「Peter Barakanʼs Music Film Festival」は、ラジオDJのピーター・バラカンが監修・作品選定を行った音楽映画に特化した映画祭。日本未公開の作品をはじめ、音楽を題材としたドキュメンタリーやコンサート映画など、様々な時代・ジャンルの映画をラインナップしている。ビリー・ホリデイのドキュメンタリーなど日本未公開作品注目の日本未公開作品は、『Billie ビリー』『ジャズ・ロフト』の2作品。ジャズシンガーのビリー・ホリデイのドキュメンタリー映画『Billie ビリー』では、本邦初公開のライブ映像や知られざる逸話が満載となっており、名曲「奇妙な果実」を歌うシーンなどが映し出されている。『ジャズ・ロフト』は、写真家ユージン・スミスが、1950年代後半にニューヨークにあったロフトでセロニアス・モンクなど多くのジャズ・ミュージシャンたちの貴重な写真や音声を記録していたことを紹介する作品だ。ジャズ関連映画やエイミー・ワインハウスのドキュメンタリーもさらに、ミシェル・オバマのドキュメンタリー映画『マイストーリー』の音楽を担当したジャズ・ミュージシャンのカマシ・ワシントンとバンド・メンバー、LAフィルを含めた16人編成のオーケストラによるライブ映像『カマシ・ワシントン「Becoming」ライブ』や、2020年に日本でも公開された、1958年のニューポート・ジャズ・フェスティヴァルを撮影した『真夏の夜のジャズ 4K』といったジャズ関連映画も登場。また、27歳で逝去した歌⼿エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画『AMY エイミー』、音楽界のトップスターを支えてきたバックシンガーたちにスポットを当てた『バック・コーラスの歌姫(ディーバ)たち』、1970年代後半に音楽で差別に抵抗した「ロック・アゲインスト・レイシズム」によるコンサートを映し出したドキュメンタリー『白い暴動』など、音楽ファン、映画ファンともに楽しめる作品が目白押しとなっている。尚、上映スケジュールやチケット情報などは後日追って発表予定だ。【詳細】Peter Barakanʼs Music Film Festival開催期間:2021年7月2日(金)~7月15日(木)会場:角川シネマ有楽町(ビックカメラ有楽町 8階)住所:東京都千代田区有楽町1-11-1上映作品:全14作品『Billie ビリー』原題:Billie ※日本初公開『ジャズ・ロフト』原題:The Jazz Loft According to W. Eugene Smith ※日本初公開『AMY エイミー』原題:AMY『真夏の夜のジャズ 4K』原題:Jazz On A Summerʼs Day『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』原題:RUMBLE : The Indians Who Rocked the World『バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち』原題:20 Feet From Stardom『Our Latin Thing』原題:Our Latin Thing『⼤海原のソングライン』原題:Small Island, Big Song『スケッチ・オブ・ミャーク』英題:Sketches Of Myahk『サウンド・オブ・レボリューション グリーンランドの夜明け』原題:Sumé : Mumisitsinerup nipaa『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』原題:My Generation『ノーザン・ソウル』原題:Northern Soul『白い暴動』原題:White Riot『カマシ・ワシントン 「Becoming」ライブ』原題:Kamasi Washington’s Becoming for Michelle Obama』
2021年05月24日エイミー・アダムスとジェイク・ギレンホールが『Finding the Mother Tree』を共同プロデュースすることになった。アダムスは主演も兼任する。原作は、本日アメリカで出版された生態学者スザンヌ・シマードの回顧録。森について長年研究してきたシマードは、木々はお互いにコミュニケーションを取っていることを発見した人。この回顧録の映画化権には多くが興味を示したが、アダムスのプロダクション会社ボンド・グループ・エンタテインメントとギレンホールのプロダクション会社ナイン・ストーリーズが共同で勝ち取った。アダムスが主演する次回公開作は、14日にNetflixで配信開始となる『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』。ギレンホールの次回主演作は、デンマーク映画『THE GUILTY/ギルティ』のハリウッドリメイク版。こちらもNetflixで配信される。文=猿渡由紀
2021年05月06日エイミー・アダムス主演のNetflix映画『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』より、戦慄に満ちた展開の一端が収められた予告編が公開された。家の外に出ることを極端に怖がる広場恐怖症を抱え、独りで籠りきりの生活を送る心理学者のアナ(エイミー・アダムス)。向かいの家に越してきたジェーン(ジュリアン・ムーア)と知り合い、その夫アリスター(ゲイリー・オールドマン)との生活を覗き見始めるが、ある日、ジェーンが恐ろしい暴力に遭遇する瞬間を目撃。通報するもアリスターは何も起きていないと主張し、警察も病を抱えるアナの証言を受け入れず、さらにはジェーンを名乗る別な女性までもが現れ、自分自身への疑心暗鬼に陥ってしまう――。本作は、A・J・フィンによる全世界100万部突破の人気同名小説が原作。広場恐怖症を抱え、籠りきりの生活を送るアナが、隣人の恐ろしい事件を目撃したことから、不可解な出来事に翻弄されていくサスペンス・スリラー作品。到着した予告編は、衝撃的な事件を目撃し、どんどん不安定になっていくアナの姿が描かれていく。事件を目撃したのは彼女だけ。本当に起きたことなのか、それとも彼女の幻覚なのか…終始、手に汗握ること必至の映像だ。広場恐怖症を抱えるアナを演じたエイミーは「闇と秘密を抱えて葛藤する、というアナのキャラクターに興味を持ちました。ライト監督のことも大好きで、前々から一緒に仕事をしたかったので、すごくワクワクしたし、作品のテーマにもものすごく惹かれるものを感じました」と思いを明かす。一方ジュリアンは、初共演のエイミーについて「私は彼女のファンだったので、共演のチャンスに飛びつきました。彼女は傑出した役者だし、人柄も素敵。彼女と仕事ができることにスリルを感じました」とふり返っている。エイミーとジュリアンのほかにも、本作には名優ゲイリー・オールドマンや、アンソニー・マッキー、ワイアット・ラッセルらが出演している。Netflix映画『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』は5月14日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年04月10日アカデミー賞の前哨戦の1つである、第78回ゴールデン・グローブ賞授賞式が現地時間2月28日に開催され、『ノマドランド』がドラマ部門作品賞を受賞した。テレビの部ドラマ部門ではNetflixの「ザ・クラウン」が作品賞、主演男女優賞を独占、さらに助演女優賞も受賞、Wノミネートだった主演女優、助演女優賞の候補者を除いて全て制覇した。『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督は「つらい人生を歩んでいる全ての人々に、この作品を贈ります。さよなら、とは言いません。また会いましょう、と言います」とスピーチしたジャオ監督は監督賞も受賞。アジア系アメリカ人女性として初であり、さらに女性監督の受賞は1984年のバーブラ・ストライサンド(『愛のイエントル』)以来、2度目の快挙だ。ドラマ部門主演男優賞を受賞したのは、昨年43歳の若さで亡くなったチャドウィック・ボーズマン(『マ・レイニーのブラックボトム』)。妻のテイラー・シモーヌ・レドワードが代理で受賞した。同主演女優賞は『The United States vs. Billie Holiday』(原題)のアンドラ・デイが受賞した。助演女優賞のジョディ・フォスター(『The Mauritanian(原題)』)など、下馬評とは異なるサプライズ受賞がいくつか飛び出し、映画部門で最多6ノミネートされた『Mank/マンク』は残念ながら、無冠となった。今年はコロナ禍により、例年は1月開催の授賞式が2月末となり、さらに史上初の試みとして、ニューヨークとロサンゼルスに会場を分け、ティナ・フェイとエイミー・ポーラーが米国東西両岸から2元中継で司会を務めた。米国の東西両岸の会場のセットでティナとエイミーはオープニング・トークを実施。ティナ・フェイは授賞式直前に報道された、賞を主催する団体「ハリウッド外国人記者協会(HFPA)」の会員の人種の偏りや映画会社による豪華な接待疑惑などについて「HFPAは90人程度のインターナショナルな、黒人抜きのジャーナリストによる構成で、彼らはいい生活を求めて、毎年映画の取材旅行に出かけています」「では、ヨーロッパの変人たちが今年は何を選んだのか見てみましょう」と踏み込んだ。最初に発表になったのは映画部門の助演男優賞。昨年の助演女優賞受賞者のローラ・ダーンがプレゼンターとして、ロサンゼルスの会場であるビヴァリー・ヒルトンに登場、『Judas and the Black Messiah』(原題)のダニエル・カルーヤの受賞を発表した。自宅で待機していたダニエルがZOOMでスピーチを始めたのだが、いきなり接続が悪くて音声が聞こえない。ローラ・ダーンが「中継がうまく行かないようです」と一旦切り上げたが、ダニエルは「繋がってるよ!」と言い続けて、再び画面が戻り、スピーチすることができた。他の候補者たちもZOOMで参加し、ビル・マーレイ(『オン・ザ・ロック』)はシャンパングラスを掲げて祝福。自宅で家族や親しい人々と参加した候補者たちはいつもよりリラックスした表情。スピーチの最中も彼らが受賞者に寄り添い、時には子どもたちがハグしたり、和やかな雰囲気だった。受賞を逃した候補者のリアクションも例年より大きめ。テレビの部のドラマ部門で「ザ・クラウン」のダイアナ妃を演じたエマ・コリンの主演女優賞受賞を、同部門候補だった共演者のオリヴィア・コールマン(「ザ・クラウン」)は自分のことのように喜んでいた。セリフの大半が韓国語であることから、作品賞ではなく外国語映画賞候補になり、見事受賞を果たした『ミナリ』のリー・アイザック・チョン監督は自宅から幼い娘と一緒に参加。アメリカに移民した韓国人の一家を描く半自伝的な作品について「この子のために作りました」とスピーチ。映画について「自分たちの言葉で語ることを学ぼうとする家族の物語です。それはどのアメリカの言葉や外国の言葉よりも深い、心の言葉です」と語った。映画の部<ドラマ部門>作品賞『ノマドランド』主演女優賞アンドラ・デイ(『The United States vs. Billie Holiday』)主演男優賞チャドウィック・ボーズマン(『マ・レイニーのブラックボトム』)<コメディ・ミュージカル部門>作品賞『続ボラット栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』(Amazon Prime Video)主演女優賞ロザムンド・パイク(『I Care a Lot』)主演男優賞サシャ・バロン・コーエン(『続ボラット栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』)アニメーション作品賞『ソウルフル・ワールド』(Disney+)外国語映画賞『ミナリ』助演女優賞ジョディ・フォスター(『The Mauritanian』)助演男優賞ダニエル・カルーヤ(『Judas and the black Messiah』)脚本賞アーロン・ソーキン(『シカゴ7裁判』)監督賞クロエ・ジャオ(『ノマドランド』)作曲賞『ソウルフル・ワールド』トレント・レズナー、アッティカス・ロス、ジョン・バティステ歌曲賞「lo si(Seen)」(Netflix『これからの人生』)テレビの部<ドラマ部門>作品賞「ザ・クラウン」(Netflix)主演女優賞エマ・コリン(「ザ・クラウン」)主演男優賞ジョシュ・オコナー(「ザ・クラウン」)<ミュージカル/コメディ部門>作品賞「シッツ・クリーク」主演女優賞キャサリン・オハラ(「シッツ・クリーク」)主演男優賞ジェイソン・サダイキス(「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」)<リミテッドシリーズ/テレビ映画部門>作品賞「クイーンズ・ギャンビット」(Netflix)主演女優賞アニャ・テイラー=ジョイ(「クイーンズ・ギャンビット」)主演男優賞マーク・ラファロ(「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」)助演女優賞ジリアン・アンダーソン(「ザ・クラウン」)助演男優賞ジョン・ボイエガ(「Small Axe」)セシル・B・デミル賞ジェーン・フォンダキャロル・バーネット賞ノーマン・リア(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ソウルフル・ワールド 2020年12月25日よりDisney+(ディズニープラス)にて配信©2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.ノマドランド 2021年3月26日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved.【Netflix映画】シカゴ7裁判 2020年10月9日より全国にて公開【Netflix映画】マ・レイニーのブラックボトム 2020年12月18日よりNetflixにて配信ミナリ 2021年3月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24
2021年03月01日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。コロナ禍で気軽に映画館へ足を運べず見逃していた話題作が、さっそくソフト発売。これからの時期にぴったりな一作でした!■『ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー』2月26日(金)発売。Blu-ray通常版5,280円、DVD通常版4,180円(ともに税込み)。販売元/TCエンタテインメントアメリカの学生にとって一大イベントとなっている卒業パーティー。それをテーマにした物語です。主人公はモリーとエイミーの仲よし2人組。恋愛を謳歌している同級生や、パリピたちから見たら2人はスクールカーストでいえば下のほう。それでも真面目に勉強した結果、輝かしい進学先を勝ち取ったのです!しか~し、蓋を開けたら同級生たちもちゃっかりハイレベルな進路先が決まっていたからもう大変。2人は失った青春を卒業パーティーで取り戻そうと必死になるのでした。校長が薄給だからとバイトにいそしんでいたり、コメディならではの振り切った描写は笑いの連続です。その温度感で、体形の自虐をNGとする反ルッキズムや、セクシュアリティに関するセリフが飛び出してくるので説教くささもなし。これぞ若さ!といった下ネタもバシバシと小気味よく登場します。噂やイメージで同級生をヤリマンやオタクと決めつけていたけれど、話してみたらいいやつじゃん、という人間関係あるあるを卒業パーティーをきっかけに経験する2人。普遍的部分を入れつつ現代的な要素も盛り込んだ、いまの時代に合った青春コメディ映画でした。これはぜひ観てほしい!「女性自身」2021年3月2日号 掲載
2021年02月21日日本でもスマッシュヒットを記録したオリヴィア・ワイルド初監督作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のBlu-ray&DVDの発売が2021年2月26日(金)に決定。豪華特典も明らかになった。オリヴィア・ワイルドが監督を務めたほか、脚本、主演の全てが女性で、これまでになく大胆でパワフルな青春コメディとして話題を呼んだ本作。米公開時にテイラー・スウィフト、ナタリー・ポートマンら多くのセレブが絶賛と支持を表明し、数々の映画賞を席巻。今夏公開された日本でもスマッシュヒットを記録。ビーニー・フェルドスタインやケイトリン・デヴァーらキャスト陣の魅力も相まってSNSの口コミでも「今年ベスト級」の声が続出した。Blu-ray&DVDのデザインを手掛けるのは、本作の劇場公開時のアートワークを手掛けた大島依提亜氏。豪華版Blu-ray/DVDの特典には、神出鬼没、奇想天外なキャラクターで観客から熱狂的な視線を浴びたジジ(演じるのは故キャリー・フィッシャーの娘であるビリー・ロード)をイメージしたノートが付属。さらに、コラムニストの山崎まどかによる「モリーとエイミーのお部屋トリビア」リーフレットも封入される。映像特典には、オリヴィア監督やキャストによるインタビューを収録。Amazon.co.jp限定で、海外版キーアートを使用した非売品ミニポスター付き商品も販売される。なお、映画配給会社ロングライドの公式ウェブストア「LONGRIDE STORE」では、公開時に話題となったイラストレーター/漫画家のサヌキナオヤ氏による、モリーとエイミーのサイドストーリー4コマのしおり付きで、豪華版Blu-ray/DVDを数量限定発売。さらに、オリジナルスウェットと豪華版Blu-rayのスペシャルパックも50セット数量・期間限定で発売。劇場用パンフレットも同ストアで販売されている。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』Blu-ray&DVDは2021年2月26日(金)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年12月15日エイミー・アダムスとグレン・クローズが出演する、3世代にわたる家族の“愛”と“再生”の物語、Netflix映画『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』が11月24日(火)より独占配信開始。この度、複雑な家族模様を映した予告編が公開された。本作は、J.D.ヴァンスによるニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー第1位の回顧録「ヒルビリー・エレジー」を原作とした実話に基づく物語。名門イェール大学に通うJ.D.ヴァンスは、理想の職に就こうとしていたとき、家族の問題によって記憶から消そうとしていた苦い思い出のある故郷へ戻ることを強いられる。故郷で彼を待ち受けていたのは、薬物依存症に苦しむ母ベヴ。快活で利発な祖母マモーウとの思い出に支えられながら、彼は自分の夢を実現するために自分自身のルーツを受け入れなくてはならないことに気づく――。監督を務めるのは、『ビューティフル・マインド』でアカデミー賞監督賞を受賞し、『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズなども手掛けたロン・ハワード。薬物依存症に苦しむ母ベヴ役は、『魔法にかけられて』のエイミー・アダムス。祖母マモーウ役は、『天才作家の妻 -40年目の真実-』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のグレン・クローズ。そして、J.J.エイブラムス監督作『SUPER8/スーパーエイト』に出演し、『砂上の法廷』ではキアヌ・リーヴスとの共演を果たした期待の若手ガブリエル・バッソがヴァンス役を演じているほか、ヘイリー・ベネット、フリーダ・ピントら実力派が参加している。到着した予告編では、ドラッグ依存症に苦しむ母、その息子、そして育ての親である祖母の親子3世代が、葛藤を抱えながら、再生しようともがき懸命に生きる姿が映し出されている。なお本作は、11月より日本でも一部劇場にて公開も予定されている。Netflix映画『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』は11月24日(火)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年10月18日黒澤明監督の『生きる』(1952年)が、『Living』(原題)としてイギリスでリメイクされることになった。「The Hollywood Reporter」などが伝えた。監督は、2011年に『Beauty』(原題)でカンヌ国際映画祭のクィア・パルムを受賞したオリヴァー・ハーマナス、脚本は日系イギリス人小説家で、ブッカー賞とノーベル文学賞の受賞者カズオ・イシグロ(「わたしを離さないで」)に決定。イシグロ氏は「私たちの多くは毎日長い時間、机やパソコンの画面の前に固定される生活を強いられています。新型コロナウイルスが発生してからはなおさらです。そんななか、全体像を見ようとすると、自分のがんばりがどれだけ役に立っているか可視化できず、悩んでいる人もいます。そういった人たちの心に響く物語になると信じています」と語っている。『キャロル』のプロデューサーコンビのスティーヴン・ウーリー&エリザベス・カールセンが製作を行い、「黒澤プロダクション」も関わる。主演は『ラブ・アクチュアリー』で英国アカデミー助演男優賞、『ナターシャの歌に』でゴールデングローブ主演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞したビル・ナイが務める。共演者にはNetflixの「セックス・エデュケーション」でエイミー役を演じているエイミー・ルー・ウッドが決まっているという。『Living』の舞台は1952年のロンドンで、主人公は第二次世界大戦後に公務員として働くウィリアム。机の上に山積みになっている書類仕事を目の前にしながら、彼は病により余命わずかだと悟る。死を目前としたウィリアムは、単調な人生に意味を見出だす冒険を始めるのだった。『Living』は来春、イギリスで撮影開始予定。(Hiromi Kaku)
2020年10月16日シアーシャ・ローナンをはじめとする人気俳優陣でロングセラー小説を映画化した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』がデジタルは先行配信中、ブルーレイ&DVDが10月14日(金)にリリースされる。この度、アカデミー賞を受賞した衣装に迫ったブルーレイ&DVD特典映像として収録される「モダンクラシックをつくる」の一部が特別公開された。ブルーレイ&DVDには、劇場では見られなかった豪華声優陣による日本語吹替版を収録。さらに、メイキング映像など作品をより深く楽しめる特典映像が収録されている本作。この度到着したのは、キャスト陣やグレタ・ガーウィグ監督が登場する「モダンクラシックをつくる」の一部。「モダンクラシックをつくる」は、ガーウィグ監督が本作を現代的に描くためにこだわった美術セットやロケーション、衣装などについて、キャスト、スタッフ、ガーウィグ監督らのインタビューで紹介される映像。今回その中から、アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した本作の衣装にまつわる秘密に迫る部分で、劇中でシアーシャ演じるジョーとティモシー演じるローリーが衣装を交換していることと、その意図が明かされている。「ジョーとローリーは服を交換している」と話すガーウィグ監督。幼なじみでいつもじゃれ合っている2人だが、「ジャクリーン(・デュラン/衣装デザイナー)は、いたるところで2人の衣装を交換している。服を入れ替え2人が一体であることを表している」という。さらに「ジョーが指輪を渡される時にローリーが着ているベストは、求婚シーンでジョーが着ている」とも明かす。また、「ジャクリーンは衣装によって役作りされるのをわかっている。ジャクリーンは役の性格を表すような服を作った」とメグ役のエマ・ワトソンや、エイミー役のフローレンス・ピューもジャクリーンが作りあげた衣装に絶賛を贈っている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年10月12日アメリカで名づけられたジェネレーションZ:Z世代と呼ばれる1990年代後半~2000年生まれの若者たち。生まれたときからインターネットが存在していたデジタルネイティブであり、SNSや音楽・動画配信などは物心ついたときから身近な存在で、その影響力も承知している。個性を磨きつつお互いを尊重し合い、環境問題やフェミニズム、BLM運動などへの意識・関心も高い傾向があるという。いまハリウッドでもZ世代の若手俳優たちは活躍目覚ましく、確かにそれぞれが確固としたスタイルを持っているように思う。そんなZ世代のニュースター6人に注目した。次世代の牽引者ティモシー・シャラメ『DUNE/デューン 砂の惑星』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督から「1920年代のサイレント・スターの様な、類稀なるカリスマ性があり、見る者にロマンスを感じさせる」と言われたティモシー。どこか儚げで、観る者をうっとりとさせる稀有な色気を表情や仕草、そして演技から魅せることのできるZ世代の牽引者のひとり。2019年「最も影響力のあるドレッサー」で2位に選ばれたり、アカデミー賞授賞式のファッションにに“サステナブル”(持続可能)素材を取り入れたことも話題となった。1995年12月27日、ニューヨークのマンハッタン生まれ。海外ドラマ「ロイヤル・ペインズ 救命医ハンク」や「HOMELAND/ホームランド」のゲスト出演を経て、クリストファー・ノーラン監督『インターステラー』(2014)で注目を浴び、2017年の『君の名前で僕を呼んで』で大ブレイク。年上の男性オリヴァーに恋い焦がれる少年エリオを鮮烈に演じて当時21歳でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。同作のヒットと、さらにグレタ・ガーウィグの初監督作『レディ・バード』への出演もあり、『シークレット・チルドレン禁じられた力』(2015)、『マイ・ビューティフル・デイズ』(2016)、『荒野の誓い』『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』(ともに2017)ほか、ブレイク以前の過去作も次々に日本上陸。ドラッグ依存症の青年を熱演した『ビューティフル・ボーイ』(2018)も大きな注目を集め、Netflix映画『キング』(2019)では初の歴史ドラマに挑むなど、ファンを魅了し続けている。もっと知りたい必見作:『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『レディ・バード』のグレタ監督とシアーシャ・ローナンの主演コンビで現代的アップデートをさせた「若草物語」。マーチ家の4姉妹に関わり、大きな影響を及ぼしていく隣人ローリーは、ジョー役がシアーシャならばティモシーしか思いつかない。こっそりダンスのシーンやプロポーズのシーンなど、この2人だからこそ生まれた情感を確かめてみて。ゼンデイヤ、史上最年少でエミー賞受賞『DUNE/デューン 砂の惑星』でティモシー演じる主人公ポールの予知夢に登場し、運命的に出会うチェイニーを演じているのが、ゼンデイヤ。子役から活躍してきた演技力はもちろんのこと、ファッションアイコンとしての注目度も高くレッドカーペットでも存在感抜群。1996年9月1日、カリフォルニア州オークランド生まれ。モデルやCM出演を経て、ディズニー・チャンネルのコメディ「シェキラ!」(2010~2013)のロッキー・ブルー役でブレイク、サントラにも参加した。同じく「ティーン・スパイ K.C.」(2015~2018)では主演とプロデューサーを兼ね、2015年には「タイム」誌が選ぶ「最も影響力のあるティーン30人」に選出された。トム・ホランド主演『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)でピーター・パーカーの友人MJ役に起用され、さらにファン層を拡大。これまでのスパイダーマン作品とは違う、ちょっとシャイでドライなMJは好評を博し、トムとは交際報道も出たほど。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)でもMJ役を続投。『グレイテスト・ショーマン』(2017)では空中ブランコ乗りのアン・ウィーラー役を演じ、「ハイスクール・ミュージカル」のザック・エフロンとディズニー・チャンネルOB共演を果たした。もっと知りたい必見作:「ユーフォリア/EUPHORIA」Z世代俳優やインフルエンサーが集結し、それぞれの悩みや葛藤を描いたA24×HBO制作の海外ドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」では、ある事情からドラッグに溺れる主人公ルーを熱演、アイドル的なイメージを一新させた。第72回エミー賞ではドラマ部門主演女優賞を初ノミネートで初受賞。同部門の史上最年少にして、アフリカ系にルーツを持つ女優として史上2人目の快挙となった。名匠や気鋭監督が名指しするルーカス・ヘッジズ2020年劇場公開作品が限られた中で、ジョナ・ヒル監督『mid90s ミッドナインティーズ』(2018)、トレイ・エドワード・シュルツ監督『WAVES/ウェイブス』(2019)、アルマ・ハレル監督の『ハニーボーイ』(2019)と3本の出演作が相次いで公開されたルーカス・ヘッジズ。いずれも作品のカギを握る重要な役柄ばかりで、監督からの厚い信頼を感じさせる。もちろん映画ファンにとっても、彼の名があればグッと期待値が上がる若き実力派だ。1996年12月12日、ニューヨークのブルックリン生まれ。父は『アバウト・ア・ボーイ』でアカデミー賞にノミネートされた監督・脚本家のピーター・ヘッジズ。ウェス・アンダーソン監督『ムーンライズ・キングダム』(2012)のボーイスカウト役で本格デビューし、テリー・ギリアム監督『ゼロの未来』やジェイソン・ライトマン監督『とらわれて夏』(ともに2013)、アンダーソン監督『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)に参加。2016年の『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で主人公の甥を演じ、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされる。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の彼の演技を見たグレタ監督が『レディ・バード』(2017)で“娘が家に連れてきてほしい理想のボーイフレンド”役に起用、『スリー・ビルボード』(2017)でもフランシス・マクドーマンドの息子役を好演し、20代前半にしてアカデミー賞作品常連に。父が監督・脚本を手掛けた『ベン・イズ・バック』(2018)ではジュリア・ロバーツの息子役で、ドラッグ依存に苦しむ青年を演じた。もっと知りたい必見作:『ある少年の告白』『レディ・バード』ではゲイを周囲に隠す役どころだったが、俳優ジョエル・エジャトンが製作・監督・脚本・出演を担った『ある少年の告白』(2018)では、大学で辛い経験をした上に信心深い家族によって“同性愛を治す”転向療法の施設に強制入所させられる青年を熱演。同作には、趣旨に賛同したグザヴィエ・ドランやトロイ・シヴァンも出演した。夏至の女王からマーベルヒーローへ!フローレンス・ピューずば抜けた表現力とその作品選びから、“芯の強さ”を感じさせるフローレンス・ピュー。日本でも話題騒然となったアリ・アスター監督の『ミッドサマー』のダニー役、ティモシーも出演した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(ともに2019)の4女エイミー役で知名度、人気ともに急上昇中だ。1996年1月3日、イングランド・オックスフォード生まれ。「ゲーム・オブ・スローンズ」のメイジー・ウィリアムズと共演した学園ホラー『The Falling』(2014/原題)でデビュー。その後、幽閉生活で不倫の恋に溺れ豹変していく『レディ・マクベス』(2016)で英国インディペンデント映画賞主演女優賞を受賞するなど絶賛を浴び、アスター監督の目にも止まることに。その後、Netflix映画『アウトロー・キング~スコットランドの英雄~』『呪われた死霊館』、『トレイン・ミッション』(いずれも’18)と出演。『ファイティング・ファミリー』(2019)では黒髪となって実在の女子プロレスラーに。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』では最も幼いエイミーが大人の女性へと成長していく姿を繊細に演じ分けてアカデミー賞助演女優賞に初ノミネート。『ミッドサマー』後の同作の撮影は「セラピーになった」と語るなど、素の飾らないキャラも魅力。2021年4月29日に公開が決まった『ブラック・ウィドウ』ではエレーナ役に抜擢された。もっと知りたい必見作:「リトル・ドラマー・ガール愛を演じるスパイ」韓国の鬼才パク・チャヌク監督が製作総指揮、スパイ小説の大家ジョン・ル・カレ原作の「リトル・ドラマー・ガール」は『レディ・マクベス』と共に要チェックの作品。フローレンスの唯一無二の美しさ、激しくも繊細な感情表現、演じることへの姿勢までも伝わってくる熱演。現在U-NEXTにて吹替版、本国再編集版のみの配信。主演作が相次いで公開!ケルヴィン・ハリソン・Jrアフリカの紛争国からの移民でナオミ・ワッツ&ティム・ロス演じる夫婦の養子を演じた『ルース・エドガー』、失意から道を踏み外していく『WAVES/ウェイブス』(ともに2019)と、“完璧”なアフリカ系の高校生を演じた2作品が今年連続公開。洗練されたカリスマ性がスクリーンに映える。1994年7月23日生まれ、ルイジアナ州ニューオリンズ出身。地元の名門音楽学校でジャズを学んでいたが、ミュージカル出演を機に演技に目覚める。『それでも夜は明ける』『エンダーのゲーム』(ともに2013)で端役をつかみ、ヒストリーチャンネルのミニシリーズ「ROOTS/ルーツ」で主役を得ると、サンダンス映画祭グランプリ『バース・オブ・ネイション』(2016)に抜擢。2017年には、『WAVES/ウェイブス』シュルツ監督の前作『イット・カムズ・アット・ナイト』(2017)で注目されゴッサム・インディペンデント映画賞にノミネート、Netflix映画『マッドバウンド 哀しき友情』にも出演した。『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』(2018)ではクリステン・スチュワート扮する“リロイ”の交際相手を演じた。もっと知りたい必見作:『イット・カムズ・アット・ナイト』『イット・フォローズ』の製作陣と「A24」がタッグ、シュルツ監督の才能にほれ込んだジョエル・エジャトンが製作総指揮と主演をつとめた終末スリラー。夜にやってくる“それ”の感染から逃れるため、サバイバル生活を強いられる一家はまるで現在のコロナ禍!?隔離生活の中、悪夢にうなされ続けるケルビンの迫真の演技は見逃せない。4歳から子役として活躍!キャスリン・ニュートンハリウッド実写映画『名探偵ピカチュウ』で、コダックをパートナーに連れていたルーシー・スティーヴンス役で知られるキャスリン・ニュートン。4歳から子役としてTVシリーズ「オール・マイ・チルドレン」に出演、近年も映画や、Netflixシリーズ「ザ・ソサエティ」(2019)、HBOの「ビッグ・リトル・ライズ」(2017~2019)などに意欲的に参加してきた。1997年2月8日、フロリダ州オーランド生まれ。TVシリーズや短編映画出演を経て、2011年に公開されたキャメロン・ディアス主演のコメディ映画『バッド・ティーチャー』で長編映画デビュー。『パラノーマル・アクティビティ4』(2012)で主人公のひとりアレックス・ネルソンとして出演、注目を集めるように。映画『レディ・バード』『スリー・ビルボード』(ともに2017)、『ベン・イズ・バック』(2018)にも参加。「ビッグ・リトル・ライズ」ではリース・ウィザースプーン演じる母の秘密や両親の不仲に心を痛める多感な娘を繊細に演じた。主演ドラマ「ザ・ソサエティ」も好評を得ていたが、残念ながらコロナ禍の影響でシーズン2がキャンセルされている。もっと知りたい必見作:『ベン・イズ・バック』『スリー・ビルボード』では出演シーンはわずかながらフランシス・マクドーマンドを相手に印象に残る演技を見せたキャスリン。弟役のルーカス・ヘッジズとは縁があり、その後『ベン・イズ・バック』ではルーカス演じるドラッグ依存の兄を案じる妹役を好演、存在感を発揮した。(text:Reiko Uehara)
2020年10月09日ジュリアン・ムーアとエイミー・アダムスが『Dear Evan Hansen』に出演することになった。ブロードウェイミュージカルを映画化するもので、主演は舞台版でトニー賞を受賞したベン・プラット。プラットが演じるティーンエイジャーのエヴァン・ハンセンは、自殺した生徒と親友だったと嘘をつくことからトラブルに巻き込まれる。ムーアの役はプラットの母。アダムスは別の生徒の母を演じる。監督は『ワンダー 君は太陽』のスティーブン・チョボスキー。舞台版同様、作詞作曲は『ラ・ラ・ランド』のベン・パセックとジャスティン・ポールのコンビが手がける。製作、配給はユニバーサル。文=猿渡由紀
2020年09月02日『her/世界でひとつの彼女』『リチャード・ジュエル』の女優オリヴィア・ワイルドが初の監督を務めた『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』から、本編映像がシネマカフェに到着した。今回解禁されたのは、観客から「あのシーンが1番好き!」との声多数の、自己肯定感アップならぬ、親友コンビが織りなす相互肯定感アップの話題のシーン。パーティーを目前にしてドレスアップしたエイミーとモリー。お互いを奮い立たせるため、「あんた完璧すぎ」「輝いてる」などと褒めちぎり合う様子が映し出されている。「吸入器をお願い、息が限界」「美しさで目がやられた!」などと言い合う姿はおかしくもあり、目頭が熱くなる。見送ってくれた先生に背中を押されながら、お目当てのパーティー会場に足を踏み入れようとする2人の後ろ姿は、期待と不安で緊張気味だ。最後に手をギュッとつないで、お互いに「愛してる」の一言。ドアの向こうには一体何が待ち受けているのか、2人の一夜限りの冒険の結末に期待が高まる映像に仕上がっている。本作は、EMPIRE誌の2020年発表「ティーン映画ベスト50」で第10位にランクイン。オリヴィア・ワイルド監督は、自身が高校時代に観た80年代から90年代頃の青春映画へのラブレターだと語り、『初体験/リッジモント・ハイ』『フェリスはある朝突然に』『クルーレス』など、先達が生み出した青春傑作へのオマージュシーンが込められていることも明かしている。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月28日ロングセラー小説「若草物語」をいま人気の俳優陣で爽やかに映画化した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のBlu-ray&DVDが10月14日(水)リリース。本作には、劇場では観られなかった日本語吹き替え版を収録している。本年度アカデミー賞受賞(衣装デザイン賞)、作品賞ほか6部門にノミネートされた本作は、ルイザ・メイ・オルコットの自伝的小説「若草物語」を、『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督がアレンジして映画化。マーチ家の四姉妹のうち、活発で信念をまげない作家志望の次女ジョーにフォーカスを当て、幼少期からではなく成長し大人になった姿から物語が構成されている。今回ディスクに収録されることが決定した日本語吹き替え版では、シアーシャ・ローナン扮するジョーを、声優初挑戦、舞台版でも同役を演じた朝夏まなと。ジョーのソウルメイトであり彼女に愛を告白する、ティモシー・シャラメ扮するローリーは、これまでも『君の名前で僕を呼んで』などでティモシーの吹き替えの経験がある人気声優の入野自由が担当。朝夏さんは「初めての吹き替えのお仕事が、ジョー役で運命を感じました。舞台にはなかったシーンが描かれていて、またジョーのことがもっと好きになりました」とコメント。入野さんは「自分にとって最良の幸せって何なんだろうか、人生って何なんだろうか。そんな事を強く考えさせられました」と作品の感想を明かし、「理想と現実の間で悩みながら迷いながら、自分の意志を貫く彼女の姿を観ていただきたいです」とメッセージを寄せる。ほかにも、大平あひる(エイミー役)、高島雅羅(マーチ伯母役)、清水理沙(メグ役)、田中有紀(ベス役)、日野由利加(ママ役)、渡部俊樹(フレデリック役)が参加する。さらに今回、日本語吹き替え版の予告編も到着。朝夏さんと入野さんが吹き替えるジョーとローリーのやり取りも収録されている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』Blu-ray&DVDは10月14日(水)リリース、9月16日(水)デジタル先行配信。(cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年08月28日オリヴィア・ワイルド監督はじめ、脚本、主演の全てが女性主導の爆走青春コメディ『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』から、主人公の高校生バディがまさかの“覆面”姿でカージャックを目論む(!?)シーンの本編映像が到着した。この度解禁した映像では、お目当の“Aクラス”のパーティーになかなかたどり着けないモリー(ビーニー・フェルドスタイン)とエイミー(ケイトリン・デヴァー)が、パーティー会場を知るピザの配達車に乗り込んだシーン。髪の毛をマスクに見立てるという秀才ならでは(?)の驚きの覆面で車に乗り込み、ピザ屋の配達員が車に戻るや飛び出したふたりに「マンソン・ファミリーの再来か?」とビックリ。そう、ここは映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でブラッド・ピット扮するクリフ・ブースが車を乗り回していた地域。何やらカルト感が漂うふたりに動揺する配達員。ところが、エイミーの口から飛び出した、まさかの住所のお尋ねに一気に拍子抜け…。冷静に状況を把握すると、滑稽なふたりの行動に呆れ返りながら、なんとダッシュボードにあった本物の銃を見せ「悪党から身を守るためだ君らも用心しろ」と、ふたりは逆にお説教をされることに…。ふたりは身をもって、本にはない教訓を学んだのだった…。彼女たちに負けないくらいコミカルな顔芸とリアクションをみせ、笑いを誘うこのピザ屋の店員は、俳優やコメディアンとして活躍するマイク・オブライエン。本作に校長先生役で登場するオリヴィア監督の夫、ジェイソン・サダイキスと同じく、米NBC放送の大人気コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」出身で、番組では世界的ラッパーJay Zのパロディや、TVレポーターになりきって道を這う虫(Bugs)にインタビューしたりと、爆笑必至なコメディをみせている強者。本作にはエイミーやモリー、クラスメイトたちだけではなく、オブライエン演じるこのピザ屋の配達員や、クラス担任のファイン先生(ジェシカ・ウィリアムズ)にブラウン校長(ジェイソン・サダイキス)、エイミーの父親(ウィル・フォーテ)や母親(大ヒットドラマ「フレンズ」でお馴染みのリサ・クドロー)ら大人たちも、高校生バディをあたたかく見守る魅力的なキャラクターとして描かれている。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月20日「終わってほしくない」「この時間がずっと続いてほしい」。そんなふうに思える映画と一生のうちにどれだけ出会えるだろう。その映画のエンドロールを見つめながら、一抹の寂しさとともに充実感や多幸感を噛みしめるひとときは何事にも代えがたい。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は間違いなく、2020年を代表するそんな映画になるはずだ。女優や活動家としても知られるオリヴィア・ワイルドが女性脚本家や女性製作陣、新進気鋭の女優たちと生み出したのは、笑って泣ける青春バディムービーのネクストレベルにして最高峰。しかも、豊潤なまでにキラキラとして色鮮やかな個性たちが映画の中に息づいている。ステレオタイプは不在!最先端のハイスクールバディと多様な登場人物たち6月、大作映画が軒並み公開延期となる中、待望の本作の公開決定が発表されるや、コロナ禍に疲弊した映画クラスタのSNSは大いに沸いた。海外ドラマ「The O.C.」「Dr.House」や映画『トロン:レガシー』『ライフ・イットセルフ未来に続く物語』などで知られる女優オリヴィア・ワイルドの初監督作品の評判は、プレミア上映された「SXSW2019」での熱狂から、各映画祭・映画賞での受賞・ノミネート、米脚本家組合(WGA)や英国アカデミー賞オリジナル脚本賞へのノミネート、アカデミー賞前日のインディペンデント・スピリット賞新人作品賞獲得などから伝わり、期待値はかなり高いものだった。さらに、本作の主人公となる親友2人組モリー&エイミーを演じるのは、期待の女優ビーニー・フェルドスタインとケイトリン・デヴァーという尊いコンビだ。これが面白くないわけがない。『レディ・バード』でシアーシャ・ローナンの親友を演じていたビーニーは、『mid90s ミッドナインティーズ』を初監督した俳優ジョナ・ヒルの実の妹。オリヴィア監督からの誘いで主演の座を射止め、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門)にもノミネートされた。彼女が演じるモリーはちょっぴり仕切り屋で、知的好奇心も向上心も旺盛、ミシェル・オバマや最高齢の米最高裁判事“RBG”ことルース・ベイダー・ギンズバーグを尊敬するザ・生徒会長だ。また、エイミー役のケイトリンはこれまで『ショート・タイム』や『デトロイト』、「アンビリーバブル たった1つの真実」と壮絶な役柄の印象が強く、その演技力は注目されていたが、本作ではモリーの親友でフェミニスト、レズビアンをカミングアウトしているが意中の彼女には告白できずにいる女子高生役に。オリヴィア監督の発案でビーニーと10週間にわたり共同生活を送ったそうで、本作では弾ける笑顔も怒り顔さえも、楽しんで演じている様子が窺えることが嬉しい。彼女たちが演じる主人公2人は共に勉学にいそしみ、高校生活のほとんどを図書館や社会活動で過ごしてきた、と思われる。学校でもずっと一緒で、おそらく家でもずっとチャット。お互いをほめ合う姿が微笑ましい、仲良しコンビだ。それぞれイェール大とコロンビア大に進学が決まっており、離ればなれになる入学までの夏休みはアフリカのボツワナで現地女性のために生理用品を作るボランティアをすると決めている。そんな彼女たちの高校生活の終業を海外ドラマ「glee」などでも聞き慣れたベルが告げると、学校の人気グループのスケボー少年タナー(実際に有名スケートボーダーでもある日系のニコ・ヒラガ)の合図を皮切りに大騒ぎが始まる。ごくごく当たり前にアフリカ系やヒスパニック系、アジア系が入り交じり、LGBTQ+の生徒たちが存在している、人気Netflixドラマ「セックス・エデュケーション」では見慣れた“インクルージョン”で“ラブ・マイセルフ”な現在の定番がここにはある。また、典型的な“体育会系”のいじめっ子や意地悪なチアリーダーは見当たらないことにもすぐに気づくはず。例えば、俳優キューバ・グッディング・Jr.の息子メイソン・グッディングが演じる学校1番人気の“体育会系”男子ニックは、陽気でピースフルな雰囲気の持ち主。その人気者男子たちと一緒にいるのは、『グッド・ボーイズ』のモリー・ゴードン演じるセクシーなルックスで謎多き“トリプルA”。いわゆる学園のマドンナ…ではないが、登場するだけで場面が一変するエキセントリックなジジは、常にトンでいる状態だがそれは孤独の裏返し。母が故キャリー・フィッシャー、祖母が故デビー・レイノルズという芸能一家のビリー・ロードが好演を見せる。さらに、クールで孤高、群れない主義でもパーティーにはとりあえず顔を出すホープは、演じたダイアナ・シルヴァーズがNetflix「スペース・フォース」や『ミスター・ガラス』とはまるで印象が違うこともあり、本作で開花した彼女の魅力で人気が出そうなキャラ。演劇部のゲイコンビ、アランとジョージは自らも企画性の高い(?)パーティーを主催する。ときに生徒会長のモリーにも一喝する彼らは決して“ウォールフラワー”(壁の花)ではなく、自信にあふれて咲き誇っている。「デイブレイク~世界が終わったその先で~」のオースティン・クルートとコメディドラマ「The Real O’Neals」(原題)にも出演したノア・ガルヴィンの名コンビも必見だ。ところが!勉強もせずに遊んでいると思っていた彼ら同級生たちが実はちゃっかりハーバードやスタンフォードといった難関大への進学やグーグルへの就職を決めていると知ったモリーは愕然とする。「勉強しかしてこなかった」ことを激しく後悔し、呼ばれてもいない卒業前夜のパーティーで思う存分楽しんでやる!と息巻くのだが…。こうした同級生たちは、たとえ全員が同じ卒業式の青いローブを着ていても、それぞれの個性がローブに収まりきれないほど眩しくキラキラと輝いている。そして、その中にいるモリーとエイミーも、“ガリ勉”と日本式に言いまとめてしまうことに抵抗を感じるほど、たった一夜で大きく変わったことに気づくはずだ。タイトルの「Booksmart(ブックスマート)」が「本で賢くなった実践に乏しい人」を意味するように、彼女たちに最も足りなかったのは恋愛の実地体験や身近な友人たちとの本音での交流だった。それでも、彼女たちが(おそらく嫌いな)“一夜漬け”でも劇的に物事の見方が変わる、そんな事件はたった1日しかない高校最後の日だからこそ起こり得る。“俺たち”はもう十分!?“私たち”の青春映画爆誕!オリヴィア監督は「『ビバリーヒルズ・コップ』や『リーサル・ウェポン』などを参考に、性格の異なる2人が、命がけの状況でお互いを補い合う姿を描きたかった。“ガールズ映画を作ろう”という考えはなかった」と語っている。実際にモリーとエイミーを待ち受ける怒涛の一夜の冒険は、爆笑あり、アクションあり、危険すぎる駆け引きあり、セクシーな妄想あり、そしてズキュンと胸に来る10代の痛みありとワイルドに盛り沢山。しかも、その展開はビーニーの兄ジョナ・ヒルの出世作『スーパーバッド童貞ウォーズ』をほぼ踏襲しているところがまたユニークだ。オープニングで相棒エバン(マイケル・セラ)が車で迎えに来るところや、憧れの人(エマ・ストーン)のパーティーに是が非でも行きたいのに、なかなかたどり着けないところ、ぎこちない初体験…といったシーンの数々が本作ではモリー&エイミーVer.で書き換えられている。また、オリヴィア監督は自身が影響を受けた青春映画として、それまで話したこともなかったタイプの違う学生たちの補修授業の1日を描く『ブレックファスト・クラブ』(85)や、性体験を赤裸々に描いた『初体験/リッジモント・ハイ』(82)、70年代の夏休み直前の一夜を描いた『バッド・チューニング』(93)、イケてない同級生を変身させる『クルーレス』(95)といった作品を挙げている。いずれも青春映画の名作、金字塔として語られる作品ばかり。『初体験/リッジモント・ハイ』にはショーン・ペンやジェニファー・ジェイソン・リー、フィービー・ケイツ、『バッド・チューニング』にはマシュー・マコノヒー、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ベン・アフレックといった俳優たちが初々しく登場しており、こうした作品が若手の登竜門になる点はいまも変わらない。とはいえ、いま2020年になってこれらの作品を見返してみると、たとえそれが“あの頃”のリアルであったとしても、「#MeToo」や『ハスラーズ』『レディ・バード』『ミッドサマー』のような映画を経た後では違和感がありまくりだ。あれは“私たち”の青春とはまるで別物、と感じる人たちは少なくないのではないだろうか(もちろん好きな方も多いとは思う)。本作の製作総指揮には、『俺たちフィギュアスケーター』『俺たちニュースキャスター』などの「俺たち」シリーズや『バイス』のウィル・フェレルとアダム・マッケイの名前があるものの、主なプロデューサー陣はそれこそ『ハスラーズ』や『スキャンダル』『20センチュリー・ウーマン』『her/世界でひとつの彼女』「デッド・トゥ・ミー」などを手掛けてきた女性たち。そして、脚本にはミラ・クニス&ケイト・マッキノンによる女性コンビを描いた『バッド・スパイ』監督・脚本のスザンナ・フォーゲル、製作陣のひとりでNetflixのスマッシュヒット映画『ロマンティックじゃない?』『セットアップ:ウソつきは恋のはじまり』のケイティ・シルバーマンら、気鋭の女性クリエイターたちが結集している。いずれも女性主人公がこれまでにない活躍を見せ、既存の価値観に一石を投じていくものだった。本作でオリヴィア監督や女性スタッフ陣が次世代俳優たちと作りあげたのは、まさにその系譜で“私たち”の青春の一夜だ。終盤、ある女性がある事件を機に“英雄”と呼ばれるのも(決して“女神”ではない)、実に本作らしい。この青春映画の新たな金字塔を、リアルタイムに自分事として触れることのできる世代が心底羨ましい。本国から約1年遅れをとってしまったが、日本の劇場がドッカンドッカンと楽しい笑い声で沸く日が本当に楽しみだ。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月20日オリヴィア・ワイルド監督作品『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』から、ケイトリン・デヴァー演じるエイミーが熱唱するカラオケシーンの本編映像が到着。また、本作には音楽が効果的に使われている点も魅力となっている。今回到着したのは、好きな人を前にしてつい熱がこもるエイミー(ケイトリン・デヴァー)のカラオケシーン。エイミーが、意中の人ライアン(ヴィクトリア・ルエスガ)にうながされ、クラスメイトたちの前でカラオケするドキドキの場面が捉えられている。緊張して戸惑いながらも、ライアンの期待に応えようと覚悟を決めて歌い出すエイミー。曲はアラニス・モリセットの、元カレに対する怒りを激しいロックスタイルで歌った90年代の大ヒットナンバー「You Oughta Know」。まるでアラニス本人が憑依したようなエモーショナルな力強いその歌声に、ライアンも飛び跳ねてノリノリ。エイミーも完全にスイッチが入った様子で熱唱し、クラスメイトたちも拍手喝采を送っている。実際に見事な歌声を披露したケイトリンの新たな魅力にも注目だ。最新ヒットチャートから懐かしのヒットソングまで劇中を彩る楽曲の数々ちなみに本シーンだけでなく、劇中を彩る音楽も魅力のひとつ。世界的に有名な「ゴリラズ」や「カサビアン」、日本でもお馴染み「SEKAI NO OWARI」の「ANTI-HERO」などの楽曲をこれまでプロデュースしてきた凄腕、ダン・ジ・オートメーターが音楽を担当。冒頭に流れるサム・シュピーゲルによる80年代ファンクのオマージュ「To Whom it May Concern」を皮切りに、「デス・グリップス」の「I’ve Seen Footage」、DJ Shadow&「Run The Jewels」フィーチャリングの「Nobody Speak」など、縦ノリ系のアガる曲が使用されている。ジジが登場するシーンでは、LGBTQ+フレンドリーな覆面女性ラッパー・レイケリ47の「Money」が流れる。同曲が収められたアルバムのテーマは「美とエンパワメントとアイデンティティの探求」。フェミニストの主人公2人のイメージにまさにぴったりだ。エイミーとモリーがパーティーに行くためにお揃いの勝負服を着て、気合いを入れるシーンではドミニク・ヤング・ユニークの「Throw It Down」や、プラスサイズの歌姫で『ハスラーズ』への出演も記憶に新しいリゾの「Boys」、先駆者的女性トリオ「ソルト・ン・ペパ」の「Push It」といった女性ラッパーの曲も数多く使われている。そして耳に残るのは、終盤にある印象的なシーンを盛り上げる「Slip Away」。同性愛を公言しているパフューム・ジーニアスことマイク・ハドレアスが恋心を力強い歌詞で表現した楽曲。なお、本作のパンフレットでは音楽ジャーナリストの高橋芳朗が音楽コラムを寄稿している。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月19日