4日(現地時間)、有名人などに質問&回答してもらえる「reddit AMA」に、キアヌ・リーブスが“降臨”。ファンからの質問に答えた。最近仕事で訪れた東京での出来事や、故リヴァー・フェニックスとの楽しかった思い出、お勧めの本など、様々な質問に答えたキアヌ。その中で、興味深いやりとりが…。あるファンに「いままでオファーを断って、後悔している役はありますか?」と聞かれると、「(断って後悔している役は)ないよ…でも、ずっとウルヴァリンを演じてみたいとは思っていたんだ」と答えたのだ。『X-MEN』シリーズのウルヴァリンといえば、長らくヒュー・ジャックマンが演じてきた当たり役。ヒューは過去にウルヴァリン役を「卒業した」と発言するも、現在製作中のライアン・レイノルズ主演作『デッドプール』第3弾で再演することを認めている。ウルヴァリンになりたいと思い続けていたキアヌの夢を叶えるべく、ファンは「ライアン・レイノルズに『デッドプール3』に出演できないか頼んでみて!ヒュー・ジャックマンとめちゃくちゃおもしろいカメオシーンができるんじゃない?」「マーベルのマルチバースでなら100%実現可能だよ!」「(マーベルの社長)ケヴィン・ファイギ、頼むよ~!」「キアヌのウルヴァリン、見たい!」と興奮した様子でコメントをつづった。実は、キアヌは2020年にも「ウルヴァリンを演じたかった」とラジオで発言したことがある。3年経ったいまもその思いは消えていないようだ。(賀来比呂美)
2023年03月06日キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック』シリーズ第4弾『John Wick: Chapter 4(原題)』の最終予告編が公開された。配給会社のライオンズゲートは「ジョン・ウィックは主席連合(ハイテーブル)を倒すための道を発見する。しかし、彼は自由を獲得する前に、世界中に強力な連盟を持つ新しい敵と対峙し、旧友を敵に回さざるを得ない」と説明文を添えている。最終予告編では、シリーズ初登場となるビル・スカルスガルド、ドニー・イェン、真田広之、リナ・サワヤマらの新シーンが見られる。リナは過激なアクションシーンに挑戦しており、キアヌ演じるジョンが、リナにこてんぱんにやられた男に「アーメン」と祈るほど。あるシーンでは、砂漠で「ジョン・ウィックが自由と平和を手に入れる唯一の方法は“死”だ」という印象的なことを言われるジョン。「あぁ。いや、違うかな」と返事をし、瞬時に声の主に銃を向ける。予告編だけでもすでに見ごたえたっぷりな仕上がりに、映画ファンは大喜び。「このシリーズの好きなところの一つは、アクションシーンのコレオグラフィー(振り付け)だね。カット割りが少なくて長回し。めちゃ楽しい!」「全然飽きない映画シリーズの一つ」「真田広之はこのユニバースで最高の追加キャストの一人になるだろう。彼のアクション本当に楽しみだ」と期待の声を上げている。また、予告編の最後に犬が登場することに歓喜の声を上げているファンも。(賀来比呂美)
2023年02月17日ジョナ・ヒルの次回監督作にキアヌ・リーヴスが主演するようだ。タイトルは『Outcome』。脚本はヒルとエズラ・ウッズが共同執筆した。だが、どのような内容なのか、またどんなジャンルなのかはわかっていない。ヒルはプロデューサーも兼任する。ヒルは2018年の『mid90s ミッドナインティーズ』で監督デビュー。最近は、ドキュメンタリー映画『スタッツ:人生を好転させるツール』を監督した。俳優としての最近作は、『ドント・ルック・アップ』。リーヴスの最近作は、声の出演をした『DC がんばれ!スーパーペット』。文=猿渡由紀
2022年11月18日2023年3月24日全米公開予定の『John Wick:Chapter4』(原題)より、予告編が公開された。予告編の冒頭では、ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)が亡くなった妻に祈りを捧げているシーンからスタート。新キャラのケイン(ドニー・イェン)から「さよならを言いに来たのか?奥さんに聞こえているとでも?」と言われると、「ハローと言いに来た。聞こえていないかも」と答える。「じゃあなぜ?お前は死ぬよ」「死なないかもしれない」というやり取りをした後、ジョンは新しい敵マルキ・ド・グラモン(ビル・スカルスガルド)と対峙することに。ウィンストン(イアン・マクシェーン)より一騎打ちを命じられるのだ。そこからは『ジョン・ウィック』シリーズならではのド派手なアクションが繰り広げられる。真田広之演じるシマヅとの刀バトル、ケインと近距離での刀&銃バトルなど、予告編から大胆なアクションを放出している。予告編を観た映画ファンは、「『ジョン・ウィック』シリーズがこの先何本作られても、決して飽きることはない。それぞれの映画にある狂気とスリルが大好き。キアヌの演技は毎回最高だ」「チャド・スタエルスキ監督は常によいものを作り続けている」「最後に何が起こるのか楽しみ。かと言って、このシリーズは終わってほしくない」などの感想を寄せている。『John Wick:Chapter4』(原題)(C) APOLLO(賀来比呂美)■関連作品:ジョン・ウィック 2015年10月16日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開Motion Picture Artwork © 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. © David Lee
2022年11月11日キアヌ・リーヴスが『Ballerina』に出演することがわかった。映画は『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフで、リーヴスはジョン・ウィックとして出演する。イアン・マクシェーンも『ジョン・ウィック』と同じウィンストン役で登場するようだ。家族を殺された女性が復讐を誓うという物語で、主演はアナ・デ・アルマス。レン・ワイズマンが監督する。一方で『ジョン・ウィック4』は、来年3月の北米公開が予定されている。リーヴスは『コンスタンティン』の続編にも出演することが最近明らかになった。文=猿渡由紀
2022年11月10日『スピード』や『マトリックス』シリーズなど数多くの映画で主演を務め、世界的な人気を誇る俳優のキアヌ・リーブス。ハリウッドのトップスターであるにもかかわらず、キアヌの飾らない人柄は有名で、誰に対してもフレンドリーな対応をすることで知られています。キアヌ・リーブスの『いい人伝説』に新たなエピソードが2022年8月、ジェームズ・ロードナイトさんとニッキーさんは、イギリスのニューサンプトンシャー州にあるホテルで結婚式を挙げました。海外メディア『Newsweek』によると、挙式のすぐ後にホテルのバーでジェームズさんがキアヌの姿を発見!キアヌはたまたま同じホテルに宿泊していたのです。そこでジェームズさんはキアヌに声をかけて、「僕たち、ついさっき結婚したのです。よろしかったらこの後のパーティーで一緒に飲みませんか?」と誘いました。するとキアヌは気さくに「じゃあ後で行きますよ」と答えたそうです。ニッキーさんは、「キアヌが来てくれなかったとしても、夫が彼に話しかけてくれただけで嬉しかった」といいます。ウエディングパーティーが始まってから1時間後、ホテルのスタッフがニッキーさんにこう伝えてきたのです。「非常に特別なゲストが外にいらして、あなたと話したいといっています」会場の外でニッキーさんたちを待っていたのは…キアヌ!彼は約束を守り、2人を祝福するためにパーティーに顔を出してくれたのです。ニッキーさんがキアヌに「中で1杯いかがですか?」と勧めると、彼は「長時間のフライトの後なので、長くは滞在しませんから」と丁寧に断ったのだとか。キアヌは夫婦と写真を撮り、数人のゲストとも快く記念撮影をしてくれたといいます。Had the most amazing weekend!! #married #dreamwedding #keanureeves #fawsleyhall pic.twitter.com/a0RC8eS4WP — Nikki Roadnight (@MrsNRoadnight) August 22, 2022 感激したニッキーさんは、キアヌと撮った写真をTwitterに投稿。すると、見ず知らずのカップルのパーティーに参加したキアヌの優しさに、驚きと称賛の声が殺到しました。・キアヌは最高!信じられないくらい、いい人だよね。・おめでとう!あなたたちはラッキーだ。・俺は有名人に興味はないがキアヌは別だ。彼の人柄のよさは類を見ないよ。有名人の中にはプライベートで声をかけられることを嫌がる人もいるでしょう。しかし、誰にでも優しいキアヌには、そんな心の壁は存在しないようです。ハリウッドスターがウエディングパーティーに祝福に来てくれるなんて、一生忘れられない思い出になるでしょうね![文・構成/grape編集部]
2022年09月17日『ジョン・ウィック』シリーズ4作目『John Wick: Chapter 4』(原題)のティザー動画が、公式SNSで公開された。タイトルロールをキアヌ・リーブスが演じる大人気シリーズ。第4弾には真田広之、ビル・スカルスガルド(『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』)、ドニー・イェン、2作目よりバワリー・キング役で出演しているローレンス・フィッシュバーンらが出演する。ティザー動画には、ドニーとキアヌによる激しい刀バトルや、弓、銃、犬、ヌンチャクを使ったド迫力のアクションシーンが収録されている。一瞬ではあるが、ともにアクション・レジェンドとして名高い真田さんとドニーの対決シーンも映っており、「私のヒーローのドニー・イェンとヒロユキ・サナダが同じシーンで見られるなんて、夢のよう。文字通り、泣いています」とファンから感動の声も。本編では2人のアクションにも注目だ。ほかには「ドニー・イェンとキアヌが共演するとは意外だった。彼のアクションを見るのが本当に楽しみ。彼のことを知らない人へ。彼は21世紀のブルース・リーです」「最近は劇場で映画を観ようとあまり思わないのですが、これは間違いなく劇場で観るべき」「1分ちょっとの動画でこれだけ素晴らしいんだから、映画も期待できる」などの感想が寄せられている。『John Wick: Chapter 4』は2023年3月24日全米公開予定。(賀来比呂美)■関連作品:ジョン・ウィック 2015年10月16日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開Motion Picture Artwork © 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. © David Lee
2022年07月25日人間が知らない間に突然“スーパーパワーを手に入れてしまったペットたち”の未知なる大冒険を描く最新作『DCがんばれ!スーパーペット』が8月26日(金)より全国公開。この度、7月29日(金)の全米公開に先立ち、オリジナル版で声優を務めるドウェイン・ジョンソンやケビン・ハート、世界的スーパーヒーロー・バットマン役を務めたキアヌ・リーブスらが、アメリカ・ロサンゼルスにて開催されたキッズスクリーニングイベントに参加した。現地時間7月13日(木)に開催されたイベントでは、本作の世界観をイメージした楽しい装飾と、子どもたちが遊べる遊園地のような雰囲気で彩られた会場に、スーパーマンの相棒である空飛ぶスーパードッグ・クリプト役のドウェイン・ジョンソン(日本語吹替版では楠大典)、クールでちょっとマヌケな無敵バリアドッグ、エース役のケビン・ハート(日本語吹替版では高木渉)、バットマン役のキアヌ・リーブスをはじめ、ヴァネッサ・ベイヤ-(PB役)、ジャミーラ・ジャミル(ワンダーウーマン役)などのオリジナル版の吹替を務めたハリウッドスターたちとジャレット・スターン監督が子どもたちの前に登場。本作でプロデューサーも務めるドウェインは、黒のシャツに白いパンツのスタイルで登場すると、レッドカーペットで待つクリプトの着ぐるみと一緒に笑顔で記念撮影。さらにケビンは緑のセットアップ。エースと絆を深めるバットマン役のキアヌは黒のスーツを着こなしていた。レッドカーペットでのインタビューでは、ドウェインがプライベートでも親交のあるケビンとの共演について「ケビンとは元々仲が良いから、声でも二人のやりとりを楽しんでもらえると思います。この作品は声優陣のケミストリーがとにかく最高だから、ぜひ楽しんでほしいな」とコメント。そして、今作でDC作品に初参戦したキアヌは「まだ完成した映画を観てないんだけど、コミックで読んでいたスーパーヒーローを演じて楽しかった。監督も素晴らしかった。ぜひみんなも楽しんで」と語った。本作が長編アニメーション映画のデビューとなったジャレット・スターン監督は「映画が完成するまでに4年もかかりましたよ」と感慨深げに語りつつ、「この映画は本当に楽しくて、アクションも満載な素晴らしいヒーロー映画。さらにエモーショナルなところもあって、キャラクターたちを愛おしく感じると思うからぜひ観てね!」とメッセージを贈った。スクリーニング会場ではステージまでの階段を、集まった子どもたちとグータッチしながら降りてくるなど、和やかな雰囲気に包まれた。さらにケビンがお客さんを盛り上げている間、手をぐるぐるまわして小さくダンスするキアヌの姿も話題となった。なお、日本では字幕版上映も決定。新宿ピカデリー、大阪ステーションシティシネマほか、一部劇場にて上映される。『DCがんばれ!スーパーペット』は8月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:DC がんばれ!スーパーペット 2022年8月26日より全国にて公開© 2022 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2022年07月14日アフタヌーンティー・ティールーム(Afternoon Tea TEAROOM)初の家庭用紅茶シリーズ「リトルリーブス(Little Leaves)」に、3種類の新作が登場。2022年4月1日(金)より既存のラインナップに追加され、全6種類が展開される。アフタヌーンティー初の家庭用紅茶シリーズ「リトルリーブス」2021年に誕生した「リトルリーブス」は、より身近でアフタヌーンティーの紅茶を楽しめるよう開発された、初の家庭用紅茶シリーズ。手軽なティーバッグスタイルを採用しており、毎日のティータイムや食事など、自宅やオフィス等の場所を問わずに豊かなティータイムを楽しめる。アッサムやダージリンなど3種の新作今回は、ミルクと相性が良いインド・アッサム地方産の濃厚なアッサムティー「オーガニック イングリッシュミルクティーブレンド」、さわやかな渋みと芳醇な香りが特徴の「オーガニック ダージリン」、マイルドなケニア産茶葉に豊かなベルガモットが香る「ディカフェ アールグレイ」の3種類が新たにラインナップ。これに、既に人気を博している「オーガニック アールグレイ」、「オーガニック セイロン」、「オーガニック ルイボス」の3種類を加えた、全6種類での展開となる。商品情報アフタヌーンティー・ティールーム「リトルリーブス」新作ティーバッグ3種発売日:2022年4月1日(金)販売店舗:全国のスーパーマーケット等※アフタヌーンティー・ティールーム、アフタヌーンティー・ベイカリー、アフタヌーンティー・ラブアンドテーブル、アフタヌーンティー・ティールームウェブストア(楽天市場)、アフタヌーンティーオンラインストアでは販売しない。価格:・「オーガニック イングリッシュミルクティーブレンド」430円・「オーガニック ダージリン」484円・「ディカフェ アールグレイ」592円※いずれもティーバッグ20個入り。【販売店舗・商品についての問い合わせ先】Little Leavesお客様窓口TEL:0120-975-642(受付時間:9:00〜17:00 ※土・日・祝日を除く)
2022年03月26日キアヌ・リーヴスの出演作が、テンセントビデオ、Youku、MIGU Videoといった中国のストリーミング配信サービスから締め出されたようだ。「Variety」誌によると、今月初めにキアヌが第35回チベットハウス・ベネフィットコンサートに出演したことが影響しているという。チベットの独立を認めない中国は、これまでもチベットやダライ・ラマに支援表明したアーティストを“追放”してきた。キアヌが同コンサートに出演すると発表された今年1月は、ちょうど彼の主演作『マトリックス レザレクションズ』の公開時期と重なっており、中国国内では愛国主義者たちによる同作のボイコット運動がSNSで行われた。その結果なのか、中国で興行的には成功と言える成績を収めることはできなかった。そして今度はストリーミング配信サービスからの締め出しだ。「ロサンゼルス・タイムズ」紙によれば、テンセントビデオでは少なくともキアヌの出演作19本が観られなくなったという。同紙によると、この措置が、国からの指示で行われたのか、ストリーミング配信サービスが独自の判断で行ったのかは不明だという。チベット支持の表明や、ダライ・ラマとの交友によって中国のブラックリストに載っているとされるセレブリティーには、リチャード・ギア、レディー・ガガ、セレーナ・ゴメスなどがいる。(Hiromi Kaku)■関連作品:マトリックス レザレクションズ 2021年12月17日より全国にて公開©2021 WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED
2022年03月25日マット・リーブスが監督を務めた映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』が日本での公開をスタートした。本作は誰もが知る人気ヒーロー、バットマン=ブルース・ウェインが若い頃の物語を描いた作品で、リーブス監督は原作の本質を徹底的に掘り下げ、自身がキャリアの中で追求してきたテーマ、コラボレーションを通じて得たテクニックを総動員して“誰も知らなかったバットマンの物語”を描き出している。犯罪が多発する都市ゴッサムの実業家ブルース・ウェインは、幼少期に暴漢に両親を殺され、復讐の気持ちから街の悪を打倒するべく変装してバットマンとしての活動を開始した。本作が描くのはブルースが活動を始めた2年目の物語で、彼あてに次々にクイズを出しては連続殺人を行う謎の男リドラーとバットマンが対決する。DCコミックスの『バットマン』が好きだったリーブス監督は、共同で脚本を手がけることになり、まずこの物語が“消え去ることのない危機”の物語であることにこだわったと語る。「バットマンがユニークなのは、常にそこにはゴッサムという街があり、私たちの実際の世界と同じように必ずそこには犯罪であったり腐敗がある。その中で彼はどう立ち向かうのか? 自分のアイデンティティや過去に向かい合う。そして、完全に消え去ることはないにしても、自分をいやしたり、心の傷から立ち直ろうとする。犯罪を一瞬にして消し去ることはできなくて、少しずつ減らしていくしかないという点も現実の世界と同じですよね。バットマンの神話がとても面白いのは、根本的にこの物語がとても人間的だからだと思います」多くのヒーロー映画では、悪人が出現して街を壊滅させるか、人類を破滅させるかの計画を立て、そのことを知ったヒーローが最悪の計画を“未然に防ぐ”ために戦う。しかし『THE BATMAN-ザ・バットマン-』では悪いことはすでに起こっている。映画のファーストカットからリドラーの計画はすでに始動しており、ブルース・ウェインは自分が生まれるよりも前か、幼少期に起こった出来事によって苦しめられる。最悪の事態は止められない、すでに起こっている、完全になくすことはできない。その時にヒーローはどう立ち向かうのか? そこで起こった感情にどう向き合うのか? 本作はこれまでのヒーロー映画にはない問題を全面に押し出した作品になった。「危機はバットマンの中にあります。この映画で彼の若い頃を描きたかったのは、彼の“内なる危機”を描きたかったからです。そして、外部にある危機もまた消え去ることはありません。それに対してどう向き合っていくのかが、本作の物語になります」本作に登場する悪役リドラーは、姿を見せず、遠隔でメッセージや指示、ヒントを出してバットマンを翻弄する。彼は自分で計画し、それを遂行することを重視する。つまり、何が起こるのか“自分で制御したい”キャラクターだ。対照的に本作のバットマンは先にも書いた通り、何かを未然に防ぐことはできない。悪いことはすでに起こっているか、目の前で起こる。そこでわきあがる怒りや戸惑いの感情はブルースや観客を翻弄する。見た目にも、物語的にも感情的にも”見通し”が悪くなり、行く先は薄暗くはっきりと見えない。リーブス監督は、撮影監督のグレイグ・フレイザーと、この感覚をビジュアルで描くことに注力した。「観客がより共感してくれること、キャラクターにより共鳴してくれること、つまり、観客が主観的な経験をすることこそが映画だと思っています。なので、撮影する際には常にそう考えてアプローチをしています。観客をキャラクターの視点に置くヒッチコックにも近い感じです。ショットもヴィジュアルもデザインする際には“主観的かどうか”をガイドにしました。また、映画の中で僕を最も感動させるのは光です。グレイグと僕は光に対する想いが似ているんですよ。闇とは何なのか? 闇から光へと立ち現れるバットマンはどう見えるのか? 光と影のコントラストにはどのような意味があるのか? 映画のエモーショナルな部分を担うだけでなく、作品のテーマ性にも関わっているんです。グレイグは光を扱う天才で、今回も彼との仕事は本当に楽しいものでした。いろいろな映像を見せ合ったり、インスピレーションを得るために、1970年代の映画をふたりでたくさん観ました。例えばアラン・J・パクラ監督の『コールガール』。偉大なるゴードン・ウィルスが撮影を手がけた素晴らしいネオ・ノワール映画です。あの作品の照明について話し合ったりしました。他には『大統領の陰謀』とか『タクシー・ドライバー』とか。ウォン・カーウァイの作品も。クリストファー・ドイルの撮ったものも結構観ました。『猿の惑星』シリーズではこれまた光の扱いの名手であるマイケル・セレシンと仕事をしましたが、グレイグと僕には何か特別に通じるものがあるように思います。彼は本当にすごい撮影監督だと思うし、彼と仕事ができるのは最高でした」バットマンは“自分自身”を救おうとしている『THE BATMAN-ザ・バットマン-』避けることのできない惨事は存在する。理不尽な争いや暴力の連鎖が起こってしまう。自分の親や、さらにその親の世代が起こしたことで自分が窮地に立たされてしまう。その過程で人間は内なる怒りや、混乱や衝動とどのようにして向き合うのか? このテーマは、リーブス監督の前々作『猿の惑星: 新世紀』と前作『猿の惑星: 聖戦記』から引き継がれたものだ。「その通りだと思います。『猿の惑星』2作品と『THE BATMAN―ザ・バットマン―』は、どちらも人間の本質に迫る物語だというところで繋がりがあるように思います。『猿の惑星』では、我々の中にある暴力性や、暴力への引力にどう向き合うのか? が描かれました。我々は自らの動物/獣的な面を凌駕できるものなのか? シーザーは完璧ではない世界の中で正しい道を探す、完璧ではないヒーローでした。それは『THE BATMAN―ザ・バットマン―』が描く世界でもあります。とても完璧だとは言えない世界で、主人公は非常にパーソナルな葛藤を抱えている。スーパー・ヒーローの物語というのは一見すると、他人を救うために活動しているように思えますが、本作でのバットマンは“自分自身”を救おうとしているのです。決して整合性をもつことのない幼少期の経験を理解しようと彼はバットマンとして行動している。それは幼い頃の恐怖を何度も何度も経験しているようなものです。シーザーとバットマンの葛藤はどちらも非常に人間的なもので、このふたつのシリーズに共通しているものがあると思いますし、そのどちらにも関わることができて、僕は本当に幸運だと思っています。『THE BATMAN―ザ・バットマン―』は主人公の葛藤の物語です。僕らは彼の意志の強さや強靭さに憧れつつ、彼の脆さや痛みに共感する。僕がこのストーリーにワクワクするのはそういう点なんです」完璧ではない世界で、バットマンは恐怖や怒り、葛藤を抱えている。敵をブチのめせば、その混乱は消えるだろうか? 戦いの果てに暴力や恐怖のない完璧な世界は訪れるだろうか? 本作にはリドラーが仕掛ける謎よりも深くて見通しの立たない“迷宮”が広がっている。『THE BATMAN-ザ・バットマン-』公開中(C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC
2022年03月16日現在大ヒット上映中の『マトリックス レザレクションズ』から、メインキャストたちが登場する貴重なメイキング映像が特別公開された。本作は、全世界で空前の社会現象を巻き起こしたアクション超大作『マトリックス』の新章となる作品で、『マトリックス』シリーズの創造者であるラナ・ウォシャウスキーがメガホンを取り、ネオ役のキアヌ・リーブス、トリニティー役のキャリー=アン・モスが待望の再共演したことでも話題となっている。公開された映像にはハードなアクションシーンの裏側から、撮影の合間に見せるキャストや監督たちのほほえましいオフショットまで、ファン必見の見逃せない映像が凝縮されている。これらの印象的なシーンの撮影地となったのは、先日USプレミアも行われたアメリカ・サンフランシスコ。建物を確保したり路面電車を動かしたりと、撮影においてはさまざまなハードルがあったが、『マトリックス』のファンだと言うフランシスコのロンドン・ブリード市長は、撮影許可を求めに来たラナとすぐに意気投合。「自分のために役を用意してくれるのか」とジョークを飛ばすほどの打ち解けようで、ミーティングはわずか10分ほどで終了し、無事サンフランシスコでの撮影が決定した。ちなみにブリード市長は、実際に本作にカメオ出演も果たしている。メイキング映像の中で、ネオ役のリーブスは、モーフィアスやスミスとの白熱バトルで、稀代のアクションスターらしい貫禄溢れるアクションを披露。一方でカメラが回っていないところでは、ラナ監督と談笑したり、バッグス役のジェシカ・ヘンウィックにアクションのアドバイスを行い、うまく出来たことを報告するヘンウィックと笑顔でハイタッチを決めたりと、相変わらずの“人の良さ”を炸裂させている。ネオを導くモーフィアス役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世は、道場でのネオとの格闘シーンでキレのあるアクションを披露したかと思えば、撮影の合間にはヘンウィックたちと謎のダンスに興じるお茶目な一面も見せ、本作のキャスト・スタッフ陣の仲の良さがうかがえる一幕も。ネオの宿敵スミスを演じたジョナサン・グロフが、シリーズファンにはおなじみの名台詞「ミスター・アンダーソン!」を叫ぶシーンの撮影風景も登場。メイキング映像でもその迫力は健在だ。さらに映像の後半では、映画のハイライトでもある迫力満点のカーチェイスシーンの裏側をたっぷりお届け。華麗にバイクでジャンプを決めるトリニティーや、彼女が運転するバイクの後ろに乗り次々と襲い来る敵をなぎ倒していくネオ、道路での車大爆破シーンなど、CGなしで全身全霊でアクションに打ち込んでいる姿を確認することができる。【作品情報】『マトリックス レザレクションズ』12月17日(金)より全国公開中(c)2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
2021年12月23日12月18日、19日の全国映画動員ランキングは、キアヌ・リーブス主演の大ヒットSFシリーズの第4弾『マトリックス レザレクションズ』が初登場で首位を飾った。本作は、ラナ・ウォシャウスキーがメガホンをとり、キアヌ・リーブスをはじめ、キャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット・スミスらが続投し、ネオとトリニティーの新たな物語を描くシリーズ18年ぶりの新作。先週トップの『あなたの番です 劇場版』は2位に入り、3位と4位には新作2本がランクインした。3位は、見た目は赤ちゃん、中身は大人のボス・ベイビーが活躍する人気アニメーションの続編『ボス・ベイビーファミリー・ミッション』。前作から25年後を舞台に、大人になったボス・ベイビーが再び赤ちゃんの姿に戻り、極悪ベイビー軍団に立ち向かう様を描く。4位には、現在放送中のTVシリーズ『仮面ライダーリバイス』の劇場版『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』が入った。2021年放送の『仮面ライダーリバイス』からリバイとバイスが、『仮面ライダー』からは初代ライダーが登場するほか、2071年からやってきた謎のライダーも姿を現す。そのほか先週2位の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は5位に、先週3位『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』は6位につけている。『マトリックス レザレクションズ』次週は『エッシャー通りの赤いポスト』『香川1区』『劇場版 呪術廻戦 0』『キングスマン:ファースト・エージェント』『レイジング・ファイア』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『マトリックス レザレクションズ』2位『あなたの番です 劇場版』3位『ボス・ベイビーファミリー・ミッション』4位『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』5位『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』6位『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』7位『ミラベルと魔法だらけの家』8位『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』9位『そして、バトンは渡された』10位『ラストナイト・イン・ソーホー』
2021年12月20日キアヌ・リーブス主演で、全世界に社会現象を巻き起こしたアクション超大作の新章『マトリックス レザレクションズ』。今回は、解禁されている情報の中でも謎に包まれたヒロイン、トリニティーをピックアップ。ラナ・ウォシャウスキー監督や、トリニティーを演じてきたキャリー=アン・モスの言葉から掘り下げていく。◆ネオとは初対面?主婦の「ティファニー」として暮らしている!?過去作ではネオ(キアヌ・リーブス)やモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)らと共に、人類の未来のために機械と戦っていたトリニティーだが、予告編ではその面影は見られない。ネオと握手し、「前に会った?」と語りかけるという初対面のような反応を見せており、本作では主婦の「ティファニー」として登場することも発表されているが、これまでと異なる名前の理由とは?その一方で、銃弾を止めるネオと共に、傷つきながら街中やビルの屋上などを奔走し、高層ビルからジャンプするシーンも…。本予告では、ネオを後ろに乗せてお馴染みのバイクを駆る姿も収められており、トリニティー本来の頼もしい一面も見せている。しかし、マトリックス=仮想世界に繋がれている様子も映し出され、モーフィアス(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)が「トリニティーを救いたければ戦え!」とネオを鼓舞するシーンが!トリニティーは再びマトリックスに囚われており、本作でのネオは彼女を再び取り戻すために戦っているようだ。◆ラナ・ウォシャウスキー監督、そしてキャリー=アン・モスの語るトリニティーそんなトリニティーの役柄について、本作で再びメガホンを取るラナ・ウォシャウスキーは、キャリー=アンのおかげで、このキャラクターが生まれ変わったと語っている。「トリニティーは以前から勇猛果敢だったけど、今回は桁違いに進化しています。それはもちろんキアヌ扮するネオも同じ。一緒にこの新作に取り組んだら、どんな化学反応が起きるか、撮影前からとても楽しみでした」とコメント、第3作『マトリックス レボリューションズ』(03)から18年の時を経て新章を作ることはもちろん、キアヌやキャリー=アンらと再結集することも心待ちにしていた様子だ。新章の始まりを待ちわびていたのは、トリニティーを演じたキャリー=アンも同様だ。本作の制作をラナから電話で聞いたキャリー=アンは、そのことを夫に報告した際、思わず嬉し泣きしてしまったと振り返っている。その後サンフランシスコでラナやキアヌと再会し、台本の読み合わせをしたキャリー=アンだが、予想を遥かに超えた内容に驚きを隠せなかったという。「トリニティーについてはいろいろなパターンを想像していたけど、ことごとく外れてしまったし、読み合わせが終わっても気持ちの整理がつきませんでした」と語っていることからも、その衝撃の大きさがうかがえる。また、トリニティー役について、「この役を演じるために数々の試練を乗り越えてきたけれど、今となっては最高の思い出。人生の糧にもなっています」と、『マトリックス』での人生の血肉となっていることも語っている。例えば、第2作『マトリックス レボリューションズ』(03)では、ハイウェイでの逆走シーンで世界中の度肝を抜き、バイクがトリニティーの代名詞となった。しかし、元はバイク恐怖症で、それを克服したことを当時のインタビューで明かしている。同じく代名詞であるスコーピオン・キックをはじめとして、格闘シーンも多数あるトリニティーだが、キャリー=アン自身は実は体術も得意ではなく、「体術を習得するのではなくて、ダンスを覚える要領で型や動きを頭に入れるようにしています」と独自のコツを告白する。自分自身では得意ではなかったことでも、乗り越えることで世界を驚かせるキャラクターを生み出せることをキャリー=アン自身が体現している。困難を乗り越え進化し続けるキャリー=アンの姿は、まるでトリニティーそのものといえそうだ。『マトリックス レザレクションズ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マトリックス レザレクションズ 2021年12月17日より全国にて公開©2021 WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED
2021年12月19日●「PARADOX」は挑戦の曲「めちゃくちゃ楽しかった」キアヌ・リーブス主演の映画『マトリックス』シリーズ最新作『マトリックス レザレクションズ』が17日より全国公開。同作の日本向けインスパイアソング「PARADOX」を手がけたロックバンド・MY FIRST STORYのボーカル・Hiroに、同楽曲や『マトリックス』シリーズに対する愛着、そして自身について話を聞いた。――「PARADOX」は、世界的人気を誇る『マトリックス』シリーズのインスパイアソングです。楽曲制作のオファーを受けた際のお気持ちは?戸惑いが大きかったです。「なぜ俺らなの?」と。『マトリックス』という映画を知らない人はいないじゃないですか。なぜ選ばれたのか、喜びよりも戸惑いや恐れ多いという感覚が今も消えません。まだ実感できていない部分があります。――「PARADOX」は、MY FIRST STORYにとってどのような位置づけの楽曲でしょうか?僕らにとって挑戦でした。自分たちのエゴを入れるよりも、俯瞰で見て作品としていいものを作ろうという考えが大きかったです。だから、今までの僕らの楽曲や、ファンが求めている楽曲とちょっと違うかもしれません。でも僕の中では、これがマイファス(MY FIRST STORY)でできる限界、バンドでできる限界。これ以上やるとソロっぽくなってしまう。「ここがギリッギリだな」というところを攻めました。――制作にあたって『マトリックス』サイドからのリクエストは?めちゃめちゃありました。そのリクエストが自分としては助かりました。サビ始まりについて「英語がいい」とリクエストがありましたが、僕も英語がいいと思っていました。日本市場のことを考えるとサビの始まりは日本語が好まれるんですけど、「このメロディーだったら日本語より英語がいいな」という思いがあったところに、『マトリックス』側が「英語がいい」と言ってくれて助かりました。――タイトルも、「PARADOX」ではない可能性があった?ありました。最初、サビの始まりの「Never Let You Down」を仮タイトルにしていましたが、『マトリックス』っぽくないなと思ったんです。『マトリックス』の世界観に寄り添いながら、自分の見たもの・感じたものを混ぜ込んで作ったので、タイトルも近しいものにしたいと思って悩んでいたら、パッと「PARADOX」という単語が浮かんできました。サビの終わりにも歌詞としてハメているし、『マトリックス』と韻を踏んでいるし『これしかないな』と思ってつけました。迷いはなく、仮タイトルと比べて圧勝でした。――「PARADOX」は、『マトリックス』シリーズのみならず、ご自身のことも投影しているのでしょうか?インスパイアソングということで、楽曲やメロディーは『マトリックス』っぽさを出すことは1ミリも考えてなかったです。ただ歌詞は言語化するので、そこで間違った表現をしないように、監督の意思を反映したいという思いがありました。「僕はこう感じました」という思いと、『マトリックス』側が「こういうものを作りました」ということを合わせることはできると思ったので、すごく自由に書けました。映画の中に、歌詞に使えそうなワードは散らばっているし、それに加えて自分が当てはめられるものを当てはめて。大きな枠組みの中で自由に遊んでいる感覚で、めちゃくちゃ楽しかったです。――『マトリックス』シリーズに関わって成長できたことや学べたことは?『マトリックス』は、小さい頃見た印象が強くて「アクション映画だな」という感覚でしたが、今回インスパイアソングを書くことになり、もう一度シリーズを見返したら、アクションはもちろん、ヒューマンドラマがすごく描かれていました。また、『マトリックス』は詩的表現が多く、自分だったらこう言っていたことを、こう表現できるんだとバンドに生きることもありました。音楽面で成長できたと思います。●『マトリックス』の好きなポイントは「比喩表現」――『マトリックス』シリーズは、ご自身にとって青春時代の思い出だということですが、覚えているエピソードや受けた影響などを教えてください。小学生のときに見た、ネオが銃弾をよけるシーンが印象に残っています。曲で言ったら大サビみたいな瞬間。あの感じがたまらなかったです。とりあえずマネしたい(笑)。ベッドの上で、一人でやっていましたし、同級生とふざけ合ってずっとやっていました。――そうなんですね(笑)小学3~4年生の頃に金曜ロードショーで見て「かっけー!」って。小中学生の頃に聴いた曲って歌詞を見ずに歌える。『マトリックス』もそんな風に記憶に刻まれている感覚がありました。『マトリックス』という単語も印象的でしたし、この文字が縦に羅列しているのも近未来感やSF感があって斬新でした。そして今回、シリーズを改めて見返して、当時見たときよりもずっと複雑で深い作品だと感じました。誰しもが抱くような中二病をこじらせていた頃の妄想を映像化・言語化しながら、ヒューマンドラマも描かれている。「こんな深い世界だったんだ!」と思い知らされました。――作中で、特に印象に残っている詩的なセリフは?直接言わない比喩表現が好きです。「(真実が知りたかったら)白ウサギの後を追え」とか「まるでシルクでケツを拭くようだ」みたいな表現があって、カッコいいと思いました。そういった表現の仕方が自分の感性にはまったくなくて、一個一個のセリフさえも監督のセンスを感じます。――最新作はいかがでしたか?僕の中では、(過去の)3作で完結していました。『マトリックス レボリューションズ』であんなにきれいにまとまってしまっていたから、「次、何するの?」って思ったんです。でも、『レザレクションズ』を見てしっくりきました。『ここだけは絶対!』というところを押さえている。思い出をさかのぼりながら新しいものを見ている感覚がありました。スッと入ってきましたし、作品が今風にアレンジされている。最新作も含めて、きれいなまとめ方だと思いました。――お気に入りのシーンは?『レザレクションズ』で「おっ!」と思ったのは、ネオとトリニティーの再会シーンです。やりとりのなかで展開されるある子のセリフに「マトリックスってこんな映画だったっけ!?」って驚きました。過去3部作ではありえない、リアルな言葉、ある種届きやすい日常会話がバッと出てきたので、めちゃくちゃ印象に残っています。――改めて、今回『マトリックス』シリーズに携わったことで芽生えた気づきや新たな野望はありますか?まずは、「PARADOX」がどういう評価を受けるのか楽しみです。評価次第では、もっとやりたいことができる気がします。昔はもっと純粋にやりたい音楽、作りたい音楽をやろうという気持ちが強かった気がします。「好きなバンドの楽曲やろうよ」みたいな(笑)。それくらいピュアに、今やりたいこと、今だからやれることを意識して、さらに何かが作れる気がします。●SNSとの付き合い方は? 見るのは「料理レシピ(笑)」――『マトリックス』は、何が真実なのか嘘なのか考えさせられる作品です。現代も、情報が多すぎて何が真実なのか嘘なのか分かりにくい時代です。そうした中、例えばHiroさん自身のSNSとの向き合い方は?自分に都合の良い情報だけ入れるようにしています。僕は猜疑心が強くてあまのじゃくでもあるので「これネットに載っていたよ」と言われると、「“ネット情報=正解”みたいな考え方して大丈夫?」と思ってしまいます。僕はインスタグラムだけやっていますが、自分が苦じゃないように、更新できるときにやっている感覚です。スマホは娯楽として持っているだけで、電話とメールだけできればいいかなという考えで、SNSにこだわりはないです。――HiroさんにとってSNSとは?プロモーションの一個、ですかね(笑)。それくらい割り切ってやってます。日頃の感情を書くこともないですし、自分とは別のものとして考えています。――ちなみに、HiroさんがSNSでよく見るものは?おすすめに表示される外国人のふざけた動画とかは見たりします。あとは料理のレシピとか(笑)。「うまそ~!」と思いながら見ています。――では、日頃のストレスの発散方法は?直接誰かに話します。「こういうことあったんだけど、どう思う?」とか。人に話すことでストレス発散します。それでけっこう満足します。――2022年の目標は?僕にとって、この1年はすごく長かったです。かなり変化の年でした。来年以降どうなってるか分かりませんが、この変化の感じが、僕としては気に入っているんですよね。小さいことだと引っ越しとか。自分の身の回りの変化、一緒にいる人の変化がすごくありました。いい方向に変化してくれたら、というのを意識して生きていこうと思っています。2022年も楽しみたいです!■Hiro(MY FIRST STORY)2011年夏、東京渋谷でMY FIRST STORYを結成。2012年4月にアルバム『MY FIRST STORY」でデビュー以降、確かな楽曲、ライブパフォーマンスが話題を呼び、全国の大型フェス出演や海外アーティストとの共演も数多く務め、着実に実力を付けた。2016年の最終公演は日本武道館にて開催、1万2,000人を動員しSOLD OUT以降、数々のアリーナでの公演を実現させた。コロナ禍以降、開催が出来ていなかったアリーナ公演を2022年2月10日、東京・日本武道館にて行う。
2021年12月18日“SFアクションの金字塔”と呼ばれ、世界中を熱狂の渦に巻きこんだ『マトリックス』シリーズ。謎に包まれている18年ぶりの最新作『マトリックス レザレクションズ』が、いよいよ公開を迎えます。そこで、本シリーズを知り尽くしているこちらの方にお話をうかがってきました。声優の小山力也さん【映画、ときどき私】 vol. 437シリーズ1作目からキアヌ・リーブス演じる主人公ネオの日本語吹き替えを担当している小山さん。『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアーや『名探偵コナン』の毛利小五郎など、幅広いキャラクターを演じていることでも知られている小山さんに、第一線で活躍し続ける秘訣や『マトリックス』の魅力などについて、語っていただきました。―ネオを演じるのは久しぶりとなりましたが、また演じてみていかがでしたか?小山さんリハーサルをしているうちに昔のことを思い出し、感慨深いものがありました。『マトリックス』といえば、僕にとっては劇場映画の吹き替えで最初の大役。いままでいろんな役をやらせていただいていますが、そういったこともあってネオについては鮮明に覚えているので、感覚を取り戻すのに時間はかかりませんでした。―小山さんにとって、ネオは演じやすいキャラクターですか?それとも苦労されることのほうが多いのでしょうか。小山さん1作目のときは、吹き替えの経験が浅かった時代で、僕自身がまだ新しい世界に戸惑っているところがありました。でも、そのなかでもいろいろなことを吸収したいという気持ちが『マトリックス』の世界に戸惑いながら成長するネオと重なる部分があったので、そういう意味では演じやすかったのかもしれませんね。ただ、キアヌさんといえば、ピュアでかっこよくて、エネルギーがあり、それでいてお芝居も洗練されている方なので、一番意識しているのは、そういう彼の良さを決して汚さないこと。そのために、息つぎのタイミングや表情の出し方というのは、確認するようにしています。キアヌさんは、吹き替えていて楽しい存在―最新作では、経験を重ねたからこそできたこともあったと思いますが。小山さんそうですね。僕とキアヌさんは同世代で、お互いに歳を取りましたが、今回の彼は歳を重ねたからこその良さがでていて、とても素敵だなと思いました。僕としては昔よりもいろいろな方法論や技術が増えたので、それを応用することができたのはよかったかなと。特に、日本語と英語では語順が違うので、英語のセンテンスの並びに合わせながら日本語の感情を出すように工夫しています。―小山さんから見たキアヌさんの魅力とは、どんなところですか?小山さんストイックに減量してヒーローを演じたと思ったら、オフでは無精ひげでちょっとぽっちゃりしてしまうところとか、二枚目なのに気取っていないところがいいですよね。純粋で子ども心を持っている方なんだろうなと思っています。そういう部分も、ネオとリンクしているのかもしれないですね。工夫しなければいけないことは多いですが、僕にとってキアヌさんは吹き替えていても楽しい存在。自分と役の気持ちをうまく膨らませて演じていらっしゃるので、僕はキアヌさんの遊び心を自分なりに想像しながら演じるようにしています。20年以上経っても、あのときの気持ちは忘れたくない―新作のなかで吹き替えていて楽しかったシーンと難しかったシーンについて教えてください。小山さん楽しかったのは、やっぱりトリニティーと久しぶりに会話できたこと。演じているキャリー=アン・モスさんも大人の魅力が増していてとても素敵だったので、思わずこちらまでドキドキしてしまいました(笑)。自分が相手をしていただいているつもりで演じられたのは、うれしかったです。難しかったのは、非常に凝っている特撮やグラフィックのディテールをつかまなければならなかったこと。そういう部分を想像しながら演じるのは、苦労したところです。―ちなみに、過去の作品のなかで忘れられないシーンもありますか?小山さん人の頭の後ろに装置が付けられていて、そこに長い鉄の棒がグサッと刺さるシーンを最初に見たときはやっぱり驚きましたね。あの場面はいまでも怖いですし、1作目はいま観ても新しいと感じます。―確かに、色褪せない魅力がありますよね。ご自身のキャリアにおいて、『マトリックス』シリーズとの出会いはどのようなものになりましたか?小山さん僕はドラマ『ER緊急救命室』で初めて吹き替えをやらせていただいたばかりだったので、そのときはまだド素人。にもかかわらず、なぜか『マトリックス』ほどの大作に主役で声をかけていただいたので、「本当に自分でいいのかな?」という戸惑いと喜びの両方がありました。あの気持ちは20年以上経っても忘れられないですし、これからもそのときの初心は持ち続けていきたいです。あとは、映画の反響が大きかったこともあり、日本語の吹き替えに受け継がれてきた伝統や先人たちの足跡、世界でどういった評価をされているのかも知ることができたので、そこで得たものは、今後も大切にしたいと思っています。ルーティンをなくすことで、プレッシャーが減った―そこから長年にわたって、第一線を走り続けていらっしゃいますが、ご自身で秘訣を挙げるとすればどんなことがありますか?小山さん先ほどの話とつながりますが、作品を汚さないことです。スタッフやキャストをはじめ、あらゆる才能が集まり、お互いの技術を切磋琢磨し合うことで素晴らしい作品が完成しているので、僕がそれをおとしめてはいけない、という意識はつねに持っています。―では、現場で欠かさずされていることは何かありますか?小山さん昔はいろんなルーティンがありましたが、フィギュアスケート羽生結弦選手が「一切のルーティンをなくしました」と話しているのを聞いて、実は僕もすべてなくすことにしたんです(笑)。不安も多少ありますが、いろいろなことの時間を節約できるようになり、楽になりました。あとは、よく見て、よく聞くことですね。―以前は、どのようなルーティンをされていたのでしょうか。小山さん直前に見直したり、準備運動したり、決まったペンを使うとか、そういったことですね。もちろん、見直す必要があるときもありますが、決めてしまうことで「これをしなかったから今日はうまくいかないんじゃないか」というプレッシャーになるのはよくないといまは思っています。ただ、イチローさんが現役時代にたくさんのルーティンを持っていたというのを聞いて、それもまた超一流の証明なんだなと。もちろんそこはイチローさんの素晴らしいところでもありますが、それを捨ててかかる羽生さんもすごいなと感じたので、僕も一旦なくすことにしました。忖度なしで励ましてくれる周りに支えられている―どちらも深いですね。今回、タイトルの「レザレクションズ」は「復活」という意味ですが、いま小山さんが復活させたいことはありますか?小山さんここ最近は、コロナや地震などで大変な思いをされた方が多いと思うので、できればいろいろな命を復活させたいです。科学の進歩とともに、助かる命が増えてほしいと願っています。―本当にその通りですね。劇中ではネオもさまざまなピンチを迎えますが、小山さんにとって声優人生で一番ピンチだったことといえば?小山さんコンディションを崩してしまって声が出なくなったり、求められているものができなかったりしたことは何度かあり、そのときはつらかったです。―苦しい時期や悩みは、どのようにして乗り越えていらっしゃるのでしょうか。小山さん自分が信頼している人や心を許せる人から励ましてもらうと、それが一番の力にはなりますね。たとえば、身内が「私がついているから大丈夫だよ」と声をかけてくれたり、先輩が「気にすることないよ。今日がダメでもまた今度ね」みたいに言ってくださったりとか、さりげない言葉でもこの人に言ってもらえたから助かった、ということはたくさんありました。そんなふうに、何の忖度もなく励ましてくれる周りの方には本当に感謝しているので、その気持ちは忘れたくないですし、きれいごとではなく、僕自身も誰かを励ませられる存在になりたいと思っています。日本語の吹き替えで作品をおもしろくしたい―これまでかなり幅広いキャラクターの声を演じていらっしゃいますが、今後挑戦してみたい役はありますか?小山さんどんな役かというよりも、歴史に残るような素晴らしい俳優さんや心から感銘を受ける作品に関わっていけたらいいなと思っています。あとは、どんな作品でも、「日本語の吹き替えでおもしろくするぞ!」という意気込みはあるので、1本でも多くの作品に携わりたいです。―ちなみに、ネオ以外にも実は『マトリックス』シリーズで演じてみたいキャラクターがあれば、教えてください。小山さん今回で言うなら、役名は伏せますが、一番の悪役でしょうか。ベラベラとしゃべっているところが少しコメディチックでもあったので、トライしてみたいなと思いました。―それでは最後に、公開を待っている観客へ向けて、見どころや注目のシーンを教えてください。小山さんいまではVRやAIが当たり前のように現実に入ってきているので、以前よりも人間が人工知能に負けてしまうのではないかといった恐怖や『マトリックス』の世界もリアルに感じられるかもしれません。そんななかで、この作品では人と人のつながりが復活する様子や前に進むために必要なことなどが大事に描かれているので、人間ドラマとしても考えさせられるはずです。SFとして楽しめるのはもちろんですが、そういった部分を自分に置き換えながら観ていただけたらうれしいなと思っています。インタビューを終えてみて……。『マトリックス』シリーズへの思い入れの強さはもちろんですが、どの作品に対しても深い敬意を払っていらっしゃるのが伝わってくる小山さん。忘れずに持ち続けている初心や仕事への向き合い方など、非常に興味深いお話を聞かせていただきました。ぜひ、本作に込められた小山さんの思いを感じながら、ネオに注目してみてください。興奮と覚醒が止まらない!さらなる進化とともに復活を遂げ、まさに新章の幕開けにふさわしい『マトリックス レザレクションズ』。アドレナリン全開の刺激的な映像と予想を上回る展開で、見たことのない世界へと一気に引き込まれること間違いなし。圧倒的な没入感は、ぜひスクリーンで体感してみて!写真・安田光優(小山力也)取材、文・志村昌美ストーリーもし世界がまだ仮想世界=マトリックスに支配されていたとしたら?ネオは、最近自分の生きている世界の違和感に気づき始めていた。 やがて覚醒したネオは、マトリックスに囚われているトリニティーを救うため、何十億もの人類を救うため、マトリックスとの新たな戦いに身を投じていく。衝撃が止まらない予告編はこちら!作品情報『マトリックス レザレクションズ』12月17日(金)より全国ロードショー配給:ワーナー・ブラザース映画©2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.写真・安田光優(小山力也)
2021年12月16日キアヌ・リーブス主演のアクション超大作『マトリックス』の新章『マトリックス レザレクションズ』が、公開初日の12月17日(金)0時(=16(木)24時)より本編上映を開始する<最速上映>を行うことが決定。主要キャラクターたちの新たなビジュアルも解禁となった。いよいよ公開まで1週間を切った本作。解禁されたばかりの本予告では、天地が逆転するような銃撃戦や超高層ビルからのジャンプ、キアヌ演じるネオの壁走りからの回転蹴りなど、“映像革命”の名をほしいままにした“マトリックス的アクション”も大幅にアップデートされ、SNSでも期待と興奮の声が続々。先日12月7日(火)には、キアヌとトリニティー役キャリー・アン=モスがL.A.から“バーチャル来日”するイベントも実施された。そんな全世界待望の新章をいち早く体験できる12月17日(金)<最速上映>は、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ新宿、新宿バルト9、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国31の劇場で実施。また、新宿ピカデリーでは『マトリックス』のコスプレで来場すると抽選で豪華プレゼントを贈呈する。さらに今回は、本作の新たなキャラクタービジュアルも解禁。ネオ、トリニティーをはじめ、モーフィアス(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)、バッグス(ジェシカ・ヘンウィック)、アナリスト(ニール・パトリック・ハリス)、そしてバッグスの仲間レクシ―(エレンディラ・イバラ)が、それぞれ“赤と青”のサングラスをかけたスタイリッシュなビジュアル。『マトリックス』といえば、真実を知ることができる「赤いピル」と、何事もなかったように今までの生活に戻れる「青いピル」の存在が知られる。本作の予告にも赤と青のピルが登場しているが、キャラクターごとにデザインの異なるファッショナブルなサングラスにも注目だ。『マトリックス レザレクションズ』は12月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マトリックス レザレクションズ 2021年12月17日より全国にて公開©2021 WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED
2021年12月10日女優の柴咲コウが7日、都内で行われた映画『マトリックス レザレクションズ』(12月17日公開)のプレミアイベントに登壇。本作の日本語吹き替え版で声優を務めたことがサプライズ発表された。キアヌ・リーブス主演の映画『マトリックス』シリーズ最新作。キャストには、ネオ役のキアヌ・リーブスをはじめ、キャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット・スミス、ランバート・ウィルソン、ダニエル・バーンハードらが続投した。イベントではまず、本作の日本版インスパイアソング「PARADOX」を手掛けたMY FIRST STORYから代表してボーカルのHiroが登場。続いてサプライズで柴咲が登場し、「実は本作で少しですが声をやらせていただきました」と明かし、「私自身のシーンは少しなんですがキアヌさんもいらっしゃいました。神のようでした」と本作でのキアヌの印象を語った。イベントで本編冒頭14分を特別上映。柴咲は「またあの世界が堪能できるんだという高揚感がすごくて、いったいどんな世界になっていくのか、ワクワクが止められない14分。ファン待望だと思うので胸アツですよね」と声を弾ませた。また、海外から主演のキアヌ・リーブスとキャリー=アン・モスがリモート出演。柴咲はキアヌとは共演した『47Ronin』以来の久々の“再会”となり、「感動します。胸がいっぱい」と感激。キアヌも「本当に最高の気持ちです。本当だったらそこにいてハグをしたり直接『こんにちは』と言いたいですが、再会できたことをうれしく思っています」と喜んだ。柴咲はまた、『47Ronin』でキアヌと共演したときの印象を「素直で真っすぐなピュアな方だなという印象」と告白。日本語で書かれた直筆の手紙をもらったことを明かし、「本当に感動しました。『これからよろしく』という内容だったんですけど、日本語を練習して書いてくださって感動しました」と振り返った。
2021年12月07日キアヌ・リーブス主演、大ヒットシリーズの新章『マトリックス レザレクションズ』から、ストーリーに迫る本予告が解禁。スタイリッシュで先進的なアクション満載の『マトリックス』らしい新カットが多く含まれた映像が到着した。「何十億の人間がここで一生を過ごす。忘却と共に」という意味深なメッセージから映像がはじまる本映像。本作の主人公ネオは再び“仮想世界=マトリックス”に支配された世界で暮らしており、その中で目の前の現実を疑いながら生きていることがモーフィアスの語りから推測することができる。さらに、シリーズ1作目ではモーフィアスの助けを得て、仮想世界から現実へと目覚め、救世主として人類を救ったネオだったが、現実世界では再びネオがプラグに繋がれているシーンが…。後半の映像では、再び現実世界へと目覚めたネオが、「彼女は僕を信じた、今度は僕が信じる」「トリニティーを救いたければ、戦え!」という台詞から、未だマトリックスに捕らわれているトリニティーを救いに行く描写へと続く。ネオはトリニティーを仮想世界から救い出し、彼女を取り戻すことができるのか。ほかにも、ビジネマスマンの姿をしたスミスが、過去シリーズのエージェント・スミスと同様にネオを「アンダーソン君」と呼んでいたり、過去でネオともにマトリックスと戦ったナイオビも再び登場。仮想世界および現実世界は、本作では一体、どうなっているのか――。当時、映像革命の名をほしいままにした“マトリックス的アクション”も大幅にアップデート!天地が逆転するような銃撃戦や超高層ビルからのジャンプ、そしてキアヌ演じるネオの壁走りからの回転蹴りなど、期待感が一層高まる描写が連続。そして富士山のふもとを走る新幹線でのバトルなども描かれており、日本と本作の関わりにも注目だ。『マトリックス レザレクションズ』は12月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マトリックス レザレクションズ 2021年12月17日より全国にて公開©2021 WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED
2021年12月07日「忠臣蔵」を大胆にアレンジしたハリウッド映画『47RONIN』(2013)の続編(タイトル未定)が製作されることが明らかになった。すでにブダペストで撮影が始まっているという。製作会社の「Universal 1440 Entertainment」が発表した。『47RONIN』に主演したキアヌ・リーブスは出演せず、今作のメインキャストを務めるのは、女優、YouTuberとして活躍するアンナ・アカナ(『アントマン』)とマーク・ダカスコス(『ジョン・ウィック:パラベラム』)。前作の300年ほど後の時代が描かれ、サムライの氏族が密かに存在する現代が舞台となる。「Universal 1440 Entertainment」の重役グレン・ロスは、「現代に舞台を設定した『47RONIN』の続編で、日本の古風なサムライたちの物語を続けられることに大変うれしく思います」。前作のカール・リンシュ監督からバトンを引き継いだ俳優・監督のロー・ユアンに対しては「多様で包括的なサムライのビジョンを実現させてくれるだろう」と太鼓判を押す。脚本はジョン・スウェットナム(『ステップ・アップ5:アルティメット』)と長編デビューとなるエイミー・ガルシア、A・J・メンデスの3人。「Collider」によれば、劇場ではないプラットフォームで2022年に公開予定だという。『47RONIN』にはキアヌのほか、真田広之、柴咲コウ、菊地凛子らが出演していた。(Hiromi Kaku)■関連作品:47RONIN 2013年12月6日より全国にて公開© Universal Pictures
2021年12月06日全世界で空前の社会現象を巻き起こしたアクション超大作『マトリックス』の新章『マトリックス レザレクションズ』から、キアヌ・リーブス演じるネオをはじめとしたメインキャラクターたちのキャラクタービジュアルと、新たなキャラクター設定が解禁となった。キャラクタービジュアルに登場するメインキャラクターたちは、それぞれ個性的なサングラスや眼鏡を着用し、中には銃を構えているキャラクターの姿も。クールでスタイリッシュな本作ならではのビジュアルに仕上がった。さらに今回は、これまでベールに包まれていた新章『マトリックス レザレクションズ』のキャラクター設定も明らかに。ネオやトリニティーなど前作からキャストごと続投するキャラクターもいれば、モーフィアスやスミスのようにキャストが一新されたキャラクター、そして新章で初登場となる完全な新キャラクターまで、様々な人物たちが登場。謎多き新章の一端が見えてきた。ネオ/トーマス・アンダーソン(キアヌ・リーブス)キアヌは本作でも、ネオ/トーマス・アンダーソン役を再演。“マトリックス”から救出された救世主として、今回も“進むか、とどまるか”の二者択一を迫られる。セラピーに通い「青いピル」を服用しており、日常生活の中で徐々に“何か”に気づき始めるが――。『マトリックス』(99)でのトーマスは、大手企業に勤めるプログラマーながら裏では凄腕ハッカーとして暗躍していた。やがてモーフィアスと出会い、真実を知ることができる「赤いピル」と、何事もなかったようにいままでの生活に戻れる「青いピル」の選択を迫られ、「赤いピル」を飲んで覚醒。救世主ネオとして戦いに身を投じていく、という役どころだった。果たして本作のネオが選ぶ道とは?その先に待ち受ける運命とは!?トリニティー/ティファニー(キャリー=アン・モス)トリニティーは、本作では主婦の「ティファニー」というキャラクターとして登場。かつてネオと共に人類を救うために戦ったトリニティーの面影は感じられず、穏やかな女性としてネオの前に現れる。これまでのシリーズでは、ネオとは深く愛し合う恋人関係でもあったが、予告編でも観られるように、本作の2人は初対面のよう。しかし握手を交わした瞬間、思わずネオに向かって「前に会った?」と語り掛ける彼女。一体、何が起こっているのか!?モーフィアス(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)これまでのシリーズではローレンス・フィッシュバーンが演じてきたモーフィアス。本作では、『アクアマン』(18)のブラックマンタ役や『キャンディマン』(21)への主演で知られる注目株、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が演じている。ネオを導きながらも、自分自身の存在意義を見定め、使命を全うしようとするモーフィアス。果たして、キャストが一新された理由とは?いままでのモーフィアスとは何が違うのか?スミス(ジョナサン・グロフ)これまでのシリーズでは、ネオの前に幾度となくヒューゴ・ウィーヴィング演じる宿敵エージェント・スミスが立ちはだかったが、本作で登場する「スミス」は、有能でそつがなく、愛嬌と商才を兼ね備えたビジネスマンタイプの男性。演じるのは、「glee/グリー」のジェシー役や、Netflixオリジナルシリーズ「マインドハンター」への主演で知られるジョナサン・グロフ。予告編で彼が語る「長い年月の果てに、始まりに戻ったのさ」が意味するものとは?スミスもモーフィアス同様、本作での役割やその正体が気になるキャラクターとなっている。バッグス(ジェシカ・ヘンウィック)本作の新キャラクターとなるバッグスは、伝説の救世主ネオを崇拝している。印象的な青い髪に、腕には白ウサギのタトゥーを入れており、「真実を知りたければついてきて」とネオをモーフィアスの元へ連れて行く。『マトリックス』1作目では、ネオが「白ウサギを追え」というメッセージを受け取り物語が動き出したことから、彼女も重要な鍵を握る人物の1人であることは間違いなさそうだ。演じるジェシカ・ヘンウィックは、「Marvel アイアン・フィスト」「ゲーム・オブ・スローンズ」や『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で知られる注目のアジア系女優。本作予告編でも華麗なアクションを披露しており、劇中での活躍にも期待が高まる。アナリスト(ニール・パトリック・ハリス)もう1人、新キャラクターとして登場するのは、青い眼鏡をかけた心理カウンセラー。ネオのセラピーを行い、彼に「青いピル」を処方している。さらに、部屋では“黒猫”を飼っているという設定。演じるのは、『ゴーン・ガール』やTVシリーズ「ママと恋に落ちるまで」で知られるニール・パトリック・ハリス。ネオとの関係はもちろん、その正体や目的にも注目が集まる新キャラクターとなっている。このほかにも、さらに気になるキャラクターが多数登場。果たして新章では、どんな物語が展開されるのだろうか?『マトリックス レザレクションズ』は12月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マトリックス レザレクションズ 2021年12月17日より全国にて公開©2021 WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED
2021年12月03日キアヌ・リーブス主演の映画『マトリックス』シリーズ最新作『マトリックス レザレクションズ』(12月17日公開)の日本版インスパイアソングに、ロックバンド・MY FIRST STORYが描き下ろした新曲「PARADOX」が決定した。『マトリックス』シリーズの大ファンであり、若者から絶大な人気を誇るMY FIRST STORY。新時代の未体験の世界を描く『マトリックス レザレクションズ』と、新時代の音楽シーンを駆け抜けていくMY FIRST STORYのコラボレーションが実現した。今回のために描き下ろされた新曲「PARADOX」は、『マトリックス』の世界観をイメージして制作されたアップテンポでパワフルな楽曲となっている。本作のオファーを受けたときの印象を「とても光栄だった」と語るボーカルのHiroにとって『マトリックス』シリーズは、「洋画の代名詞であり、また青春時代の思い出として残っている」と、自身にとって思い出深い作品。楽曲を制作する上では、「例えば、じゃあネオだったらどう考えるのかとか、トリニティーだったらどう考えるのかとか、モーフィアスだったらどう考えるのかっていう視点で考えたり、全体像で物語を俯瞰的に見て制作しました」と、キャラクターや物語を意識したことを明かし、注目ポイントとしては、シリーズ作品のワードや言い回しなどを参考にした点をあげた。そして、完成した楽曲「PARADOX」について、「今までの僕らの楽曲とはちょっと違った感じになっていると僕は思っているので、新しいMY FIRST STORYを楽しんでいただけたらなと思っています」と、マイファスの新たな一面を感じさせる楽曲となったと自信を見せる。「PARADOX」は、日本版インスパイアソングとして今後テレビCMなどで使用される。いまだ、ベールに包まれている『マトリックス レザレクションズ』。約20年の時を経て描かれる“仮想世界”は一体、どんな世界なのか。○■MY FIRST STORY・Hiroコメント全文日本版インスパイアソングのオファーを受けたときは、シンプルにすごくうれしくて、とても光栄でした。小さい頃から見ていた『マトリックス』シリーズに携われるというか、一緒に何かできるというのがすごく自分にとって光栄なことだなと思いました。『マトリックス』は、僕にとってはやっぱり洋画の代名詞というか。日本でも知らない方がいらっしゃらないぐらい有名だと思うのですが、青春の思い出として残っています。初めて観たときは、アクロバティックで CG もすごくて、「なんかすごい映画があるな」という印象だったんですけど、改めて大人になって観てみるととても深くて。仮想空間なのか現実なのかという線引きだったり、ボーダーラインがちゃんと描かれていて、大人になって観るとより面白いなと思いました。「PARADOX」を制作する上では、『マトリックス』の世界観にどこまで近づけているか分からないんですけど、僕の中ではストーリーがあって。例えばネオだったらどう考えるのかとか、トリニティーだったらどう考えるのかとか、モーフィアスだったらどう考えるのかという視点で考えたり、全体像で物語を俯瞰的に見て制作しました。歌詞を書くにあたっては、『マトリックス』シリーズを観直しました。ワードやセリフなど、歌詞が要所要所に散らばっていたりするので、そこに注目して見てもらえたらなと思います。今までの僕らの楽曲とはちょっと違った感じになっていると僕は思っているので、新しい MY FIRST STORY を楽しんでいただけたらなと思っています。『マトリックス』は三部作で完結はしている中で、結構期間が空いて今回の新作が登場します。CG の技術や作品としての完成度がどんどん高くなっていると思うのですごく楽しみです。(C)2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERV
2021年11月30日キアヌ・リーブス主演映画『マトリックス レザレクションズ』より、新たなポスタービジュアルが完成した。キアヌ演じるネオと、キャリー=アン・モス演じるトリニティーが並ぶ今回のビジュアル。現在公開中の予告編では、終始素顔の2人が映し出されているが、本ポスターではサングラスをかけ、全身黒の衣装をまとう、まさに本作らしい出で立ちの2人がお披露目された。これまでは、人類を救うために戦う同志にして、深く愛し合う恋人関係でもあった2人。しかし、予告編に登場するシーンでは、まるで初対面かのような姿が確認でき、今回のポスターに描かれているのは一体どんな関係の2人なのか?彼らの背景に描かれているマトリックス・コードが降り注ぎ緑色に輝くビル群が意味するものとは?色々謎めいたビジュアルとなっている。また、本作の公開を待ち望む著名人からコメントも到着。引き続き本作でも予告編のナレーションを担当している遠藤憲一は「マトリックスの独特の美しさは健在。その世界観を壊さないように意識しました。マトリックスのファンの方は昔の予告をよく覚えて下さっているので、自身の22年の垢をそぎ落としながらあの当時を思い出しながら収録しました」と話す。「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズの神山健治監督も「マトリックスを超える設定のSF映画は僕の中には存在していない。そのマトリックスが同じ監督、同じキャストで帰ってくる。どのようにアップデートされたのか、その全貌を観るのが楽しみでならない」と期待を寄せた。『マトリックス レザレクションズ』は12月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:マトリックス レザレクションズ 2021年12月17日より全国にて公開©2021 WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED
2021年11月26日『スピード』で共演して以来、交際説が何度か浮上したサンドラ・ブロック&キアヌ・リーヴス。このたびサンドラが、「Esquire」誌で「交際したことはない」と明言したが、キアヌにまつわる「ロマンティックな話」を明かした。『スピード』での共演や、一時期は同じパブリシストが2人を担当していたことで距離が縮まり、仲のよい友人関係である2人。『スピード』の公開から1年ほどが経った頃、サンドラはキアヌとつるんでいたときに、なにかの拍子に「シャンパンを飲んだこともトリュフも食べたことがない」と話したそうだ。キアヌは「本当に?」と言っただけで、次の話題に切り替わった。それから数日後、サンドラは自分の家のリビングで女友だちとマニキュアを塗っていると、外でエンジンの音が聞こえることに気付く。キアヌがバイクでやってきたのだった。彼は玄関のベルを鳴らし、サンドラはドアを開ける。キアヌは花束、シャンパン、トリュフを抱えていた。「シャンパンとトリュフがどんなものか、試してみたいんじゃないかなと思って」と言ったという。リビングに通されたキアヌは、ソファに座ってサンドラのためにシャンパンを注ぎ、トリュフも開けた。そして、無言で両手を差し出した。サンドラが“ネイル中”だったのを察したのだろう。サンドラは自分と同じように、ブラックのマニキュアをキアヌの爪に塗ったそうだ。実にロマンティックな話だが、キアヌはこの直後にデートを控えていた。お相手に電話をかけて「すぐに行く」と告げ、サンドラ宅をすぐに去って行ったという。(Hiromi Kaku)
2021年11月24日全世界で社会現象を巻き起こした伝説のアクション超大作の新章『マトリックス レザレクションズ』が、全米に先駆け、12月17日(金)に日本公開。主演はもちろん、前作に引き続きキアヌ・リーブスが担当。今回は、これまで世界を熱狂させ続けてきた本シリーズの主演キアヌ・リーブスの足跡を振り返ってみた。◆瞬く間にスターダムへ!『マトリックス』までの歩みいまや名実ともに世界的人気俳優となったキアヌは、減速すると爆発してしまうバスでの緊迫感あふれるエピソードを描いたアクション映画『スピード』(94)で主演を務め大ブレイクした。そのほか、昨年29年ぶりの新作が公開されたコメディ映画『ビルとテッドの大冒険』(88)や、故リヴァー・フェニックスと共演した『マイ・プライベート・アイダホ』(91)、キャスリン・ビグロー監督の『ハートブルー』(91)などで話題を博す。時間旅行をする能天気な高校生から、市長の息子でありながら親に反抗するカリスマ性を見せる青年、SWAT隊員まで多様なキャラクターを演じ分けるキアヌに多くのファンが魅了された。その後『マトリックス』(99)、『マトリックス リローデッド』(03)、『マトリックス レボリューションズ』(03)の3部作で主人公ネオ役を演じ、その世界的人気は不動のものに。この世界が実は作られた「仮想世界」だったという衝撃的な設定で、観る人の価値観を一変させた『マトリックス』。その世界観と合わせ革新的な映像も人々を魅了し、世界中のさまざまなカルチャーに多大な影響を与え、日本でも興行収入が3作累計で255.8億円の大ヒットを記録。『リローデッド』公開時には、渋谷に100人以上のコスプレイヤーが集結。『レボリューションズ』でのキアヌの来日イベントには約2,000人ものファンが詰めかけ、海外メディアでも取り上げられるほどの社会現象を巻き起こした。そんなキアヌだが、先日解禁になった本作の特別映像内のインタビューで、「『マトリックスで人生が変わった』と言われたら、『ありがとう、僕もだよ』と答えているんだ」と、彼の温かい人間性がうかがえる言葉でシリーズへの想いを語っている。◆不動の人気を掴んだ『マトリックス』後の歩みキアヌの作品選びはジャンルの枠に縛られず、多様。根強い人気を誇るアメコミ原作のファンタジーアクション映画『コンスタンティン』(05)で悪魔祓いを生業とする男をハードボイルドに表現。一方、同名の韓国映画をリメイクしたラブストーリー『イルマーレ』(06)では、想いを寄せる“未来”の女性と文通する青年・アレックス役など、幅のある演技でファンを熱狂させ続けてきた。2013年には「忠臣蔵」をモチーフにしたファンタジーアクション大作『47RONIN』に主演し、真田広之や浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ、赤西仁、田中泯ら日本人俳優とも共演。公開当時キアヌが来日して開かれた会見では、現在もハリウッドでアクション俳優として映画やドラマなどで活躍する真田さんが、「世界的なビッグスターでありながら、いい意味で普通の人。シャイで謙虚でこの役にピッタリでした。キアヌと(アクションの)トレーニングをするときも、すでに彼は日本語や日本の文化も学び、剣についても練習を積んでいた」と、撮影中のキアヌの真摯な姿勢に称賛を送っていた。◆『ジョン・ウィック』、そして『マトリックス レザレクションズ』へ近年のキアヌは、新たな主演作『ジョン・ウィック』シリーズでも改めて評価され、2014年に公開となった1作目では、『マトリックス』をはじめ数々のアクション大作でスタントやスタントコーディネーターを務めたチャド・エスタルスキが初監督を務めた。『マトリックス』ではカンフー×VFXでの斬新なアクションが大きな話題を呼んだが、『ジョン・ウィック』ではカンフー×ガンアクションによる“ガンフー”が登場。世界中の目の肥えたアクションファンをうならせた。シリーズはすでに3作が公開され、現在、日本も舞台の一つとして登場する予定の4作目が撮影中。真田さんも参加する。まさに『マトリックス』がきっかけとなっていた。そして、そんなキアヌの最新作にして、『マトリックス』の新章となる『マトリックス レザレクションズ』が12月17日(金)公開。本作は3作目『レボリューションズ』の続編ではなく、1作目の続編ということは明かされているが、未だ謎が多いまま。当時から歳を重ねた様子のネオは、仮想世界・マトリックスの存在を知らない様子で、前作にも登場しているヒロインのトリニティ(キャリー=アン・モス)とも初対面の様子。また、現在公開中の予告編では、仮想世界に残るか、それとも真実を知るか選択を迫られた際に登場した「青いピル」をネオが服用。1作目では「赤いピル」を飲み真実を知ることを選んだネオだが…。そんな謎が深まるばかりの本作について、現在SNS上では「#マトリックス考察」のハッシュタグを中心に、様々な考察や予想が飛び交っており、ファンの熱量が高まり続けている。『マトリックス レザレクションズ』は12月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マトリックス レザレクションズ 2021年12月17日より全国にて公開©2021 WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED
2021年10月24日全世界で空前の社会現象を巻き起こした伝説のSFアクション超大作『マトリックス』の新章『マトリックス レザレクションズ』より、本作のキャスト、スタッフが登場する特別映像が解禁された。1999年、1作目が公開されるや、これまで誰も観たことがない驚愕の映像体験で世界中を熱狂させた『マトリックス』。我々の生きるこの世界が、実は仮想世界であるという衝撃的な設定とアクション映画の概念を塗り替えた超絶アクション、緑にきらめくマトリックス・コード、クールでかっこいいネオとトリニティーのルック、斬新な映像と撮影手法、VFXとカンフーの組み合わせや、日本のアニメから影響を受けた異文化的斬新なアクションなど、その衝撃は映画の域を超え、映像/カルチャー/クリエイター/概念等、多くの影響を与えた伝説的な一作。まさに映像革命を起こした作品だ。全世界が待ち焦がれた新章となる『マトリックス レザレクションズ』は、そんな伝説の1作目の続編として物語が展開。ネオやトリニティー、仮想世界=マトリックスはどうなっているのか?いまだ謎多き新章について、現在WEBメディアやSNS上では、考察記事や【#マトリックス考察】に代表される考察ツイートが連日投稿され、盛り上がりを見せている。「新章のネオは、赤いカプセルではなく青いカプセルを飲み、仮想世界の存在を知らないまま年を取った姿では?」「鏡に映る別人のようなネオは、かつてのエージェント・スミスなのでは?」「仮想世界=マトリックスは再構築されているのでは?」「トリニティ―はまだ目覚めていない救世主なのでは?」など、先日解禁された予告編映像から様々な憶測が飛び交っている。この度解禁された特別映像では、主演のキアヌ・リーブスをはじめ、トリニティー役のキャリー=アン・モス、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット・スミスら前作からの続投キャスト、さらに、ネオを導くモーフィアス役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世(『アクアマン』)、ネオの宿敵エージェント・スミス役のジョナサン・グロフ(「マインドハンター」)、ほかにもニール・パトリック・ハリス、ジェシカ・ヘンウィック、プリヤンカー・チョープラーなど、新章で初登場するキャスト陣も多数登場し、『マトリックス』の印象的なシーンと共に、自身が『マトリックス』と出会った時の感動や衝撃、後世に与えた影響についてそれぞれ語る様子が収められている。主演のキアヌは、「『マトリックス』を作ることは、自分を超えた新しい世界への挑戦だった」と当時をふり返ると共に、「『マトリックスで人生が変わった』と言われたら、『ありがとう、僕もだよ』と答えているんだ」と、作品の影響力の高さをキアヌならではの温かみ溢れる言葉で表現。キャリー=アン・モスは、本作で人生が大きく変わったことを「一生に一度のチャンスだった」と語り、「『よけてみな(Dodge this.)』があんなに有名になるなんて!」と多くのファンに愛されている劇中セリフに言及。そのほか、興奮気味に『マトリックス』について語るキャストたちのコメントは必見だ。本作は、日本では全米公開に先駆けて12月17日(金)の公開が決定している。日本のファンにとっては、ひと足早いクリスマスプレゼントとなりそうだ。また、ムビチケカードの発売も開始されており、黒い背景に緑色の文字が流れるという、作品を象徴する「マトリックス・コード」をあしらった印象的なデザインとなっている。『マトリックス レザレクションズ』は12月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マトリックス レザレクションズ 2021年12月17日より全国にて公開©2021 WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED
2021年10月15日全世界で空前の社会現象を巻き起こした伝説のアクション超大作『マトリックス』の新章『マトリックス レザレクションズ』の公開日が12月17日(金)に決定。全米公開の12月22日に先駆けての公開となる。さらに、本作に出演する豪華キャスト陣が『マトリックス』の衝撃を振り返る、特別映像も到着した。登場するのは、主演のキアヌ・リーブスをはじめ、トリニティー役のキャリー=アン・モス、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット・スミスら前作からの続投キャスト。さらに、ネオを導くモーフィアス役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世(『アクアマン』のブラックマンタ役など)、ネオの宿敵エージェント・スミス役のジョナサン・グロフ(Netflixオリジナルシリーズ『マインドハンター』主人公のFBI捜査官ホールデン役など)、ほかにもニール・パトリック・ハリス、ジェシカ・ヘンウィック、プリヤンカー・チョープラーなど、新章で初登場するキャスト陣も多数登場し、『マトリックス』の印象的なシーンと共に、自身が『マトリックス』と出会った時の感動や衝撃、後世に与えた影響についてそれぞれ語る様子が収められている。主演のキアヌは、「『マトリックス』を作ることは、自分を超えた新しい世界への挑戦だった」と当時を振り返るとともに、「『マトリックスで人生が変わった』と言われたら、『ありがとう、僕もだよ』と答えているんだ」と、作品の影響力の高さをキアヌならではの温かみ溢れる言葉で表現。キャリー=アン・モスは、本作で人生が大きく変わったことを「一生に一度のチャンスだった」と表現し、「『よけてみな(Dodge this.)』があんなに有名になるなんて!」と多くのファンに愛されている劇中セリフに言及。そのほか、興奮気味に『マトリックス』について語るキャストたちのコメントは必見だ。また、日本公開日が決定した本作から、ムビチケが登場。ムビチケカードのデザインには、黒い背景に緑色の文字が流れる、作品を象徴する印象的な「マトリックス・コード」が採用された。『マトリックス レザレクションズ』特別映像【発売情報】『マトリックス レザレクションズ』ムビチケカード価格:一般 1,500円(税込)※詳細情報は映画公式サイトをご覧ください。『マトリックス レザレクションズ』12月17日(金)より公開
2021年10月15日かつてない映像体験で世界中を熱狂させた『マトリックス』の新章となる『マトリックス レザレクションズ』から、初の予告編が全世界で一斉解禁された。監督は、『マトリックス』シリーズの生みの親であり、シリーズ全作品を監督しているラナ・ウォシャウスキー。本作でも最新のVFXによって創り出される現実と見紛う仮想世界と、まるで悪夢のような現実世界。そして数々の画期的な発明によって撮影されたアクションシーンなど、『マトリックス レザレクションズ』でしか見ることのできない唯一無二の映像革命を見せてくれる。キャストには、ネオ役のキアヌ・リーブス、トリニティー役のキャリー=アン・モスらが、それぞれ同じ役を続投。新キャストとして、ネオを救世主と信じ、世界の真実を伝え彼を導くモーフィアス役に、『アクアマン』のブラックマンタ役で知られるヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が、ネオの宿敵エージェント・スミス役に、Netflixオリジナルシリーズ「マインドハンター」のジョナサン・グロフが、それぞれ抜擢。ほかにも新キャラクターを演じる、ニール・パトリック・ハリス、クリスティーナ・リッチらの出演が決定している。今作はシリーズ3作目『マトリックス レボリューションズ』の続編ではなく、1作目の続編となる。今回全世界で一斉解禁された予告編は、2分52秒のスケールたっぷり、迫力満点の見応え十分な映像だ。閑静な住宅街の映像から始まり、セラピストの男に向かって「夢とは思えない夢を見た」と話すキアヌ・リーブス演じる主人公ネオ。マトリックス・コードで形作られた街の中を歩いていたり、見知らぬ敵と戦っていたり、得体の知れない機械に体を繋がれていたりするカットがフラッシュバックする。自分が狂ってしまったのかと不安になるネオに、男は「ここではよくある」と返す。その後もネオが自分のいる世界に違和感を覚えるシーンが続く。青いカプセル、「不思議の国のアリス」の本、鏡に映る老人など好奇心をくすぐられる謎を散りばめた構成だ。そして後半には、モーフィアスから赤と青のカプセルの選択を迫られるシーンや、白ウサギのタトゥーの女性に付いていくシーンなど、1作目を彷彿とさせるシーンが続き、怒涛のアクションシーンへと突入。最後にはエージェント・スミスがネオに向かって「長い年月の果てに、始まりに戻ったのさ。マトリックスにね」という意味深長な言葉を言う。世界は未だにマトリックスに支配されたままだったのか?そして、ネオはマトリックスから人類を救う救世主ではなかったのか?見れば見るほど謎が深まる。テクノロジーが進歩し、高度な情報社会となった現代では、目に見えるものが真実とは限らない。日常的に目にするインターネット上でのフェイクニュースやSNSの書き込みをはじめ、何が真実か見極める力が必要となっている。それは、我々がすでにマトリックスに囚われているのということを意味しているのかもしれない。常に時代の先を行き、はるか未来を見せてくれた『マトリックス』。何が真実で、何が真実でないのか、先行き不透明ないまの時代を生きる我々に『マトリックス レザレクションズ』が見せる世界にいっそう期待が高まる。◆「鬼滅の刃」TV放送で、遠藤憲一によるタイトルコールver.がオンエア記念すべきマトリックス・デー当日の9月11日(土)には、19時から放送予定のTVアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編 特別編集版 第一夜「兄弟の絆」のCM用に特別に編集された『マトリックス レザレクションズ』の30秒CMが投下される。この映像は『マトリックス』シリーズ全ての予告編でナレーションを担当してきた俳優の遠藤憲一のタイトルコールが入ったスペシャル映像。抑えたトーンのそのタイトルコールは、ファンにとっては身震いするほどのスペシャルなものとなるだろう。『マトリックス レザレクションズ』は12月、世界公開。(text:cinemacafe.net)
2021年09月09日真田広之(60)がキアヌ・リーブス(56)主演の映画『ジョン・ウィック』第4作目に、出演することが報じられた。各メディアによるとクランクインは今夏を予定しており、フランスやドイツ、日本でも撮影が予定されているという。本シリーズ初登場となる真田は、重要な役柄を演じると報じられている。真田がキアヌと共演するのは、’13年公開の『47RONIN』以来8年ぶり。共演当時、キアヌは真田を“師匠”と呼ぶほど尊敬していたという。「現場に慣れない日本人キャストの緊張をほぐそうとするなど、撮影現場での真田さんはいつでも全体に気を配っていたといいます。そういった真田さんの真摯な姿に感銘を受けたキアヌは、『彼のような師匠に助けていただきとても光栄です』と語っていました」(映画関係者)■「正しい日本文化を伝えたい」今年2月に水俣病を題材とした『ミナマタ』がアメリカで公開され、6月18日には『モータルコンバット』が日本で公開。’22年には作家・伊坂幸太郎の小説を原作とした『バレット・トレイン』の公開も控えるなど、真田を起用した海外作品が相次いでいる。’99年から’00年にかけて、英国の名門劇団ロイヤル・シェークスピア・カンパニーで唯一の日本人キャストとして参加した真田。’03年公開のハリウッド映画『ラスト サムライ』では見事な殺陣を披露し、世界的に名が知れ渡ることとなった。以降、海外を拠点に活躍する真田だが、“日本人ゆえの使命感”を持っているようだ。「真田さんは日本の描写を入念にチェックすることでも知られています。海外で活動する数少ない日本人俳優として、真田さんは『正しい日本文化を伝えたい』と常に意識しているといいます。そんな姿勢は多くの製作陣から信頼されており、『ミナマタ』では監督から“監修してほしい”と頼られるほど。真田さんはセットから小道具まで、撮影前から隅々まで確認したといいます。『ジョン・ウィック』の新作でも、真田さんの“目利き”が期待されることでしょう」(前出・映画関係者)■「後輩たちが挑戦しやすい環境をつくる」’19年に米ロサンゼルスで開催された「第5回アジアン・ワールド・フィルム・フェスティバル」では、特別賞を受賞した真田。その際、「自分の役割は、日本の後輩たちがハリウッドに挑戦しやすくなるような環境をつくること」とコメントしていた。最近では小栗旬(38)や山下智久(36)、新田真剣佑(24)など海外進出する俳優も増えている。真田はそんな後輩たちの躍進のため、模範となるよう励んでいるという。「真田さんは海外進出したばかりの頃、映画関係者やエージェントとの関係を築くために何度もロスを訪れたといいます。そこで痛感したのは、“自分が求めた報酬に相応する力量”が要求されること。海外では一つのシーンに対して納得がいくまで何度もテイクを重ねますが、精神的にも肉体的にも過酷になることがあります。しかしそこでギブアップしてしまうと、『“日本人とはもうできない”という前例を作ってしまう』と真田さんは危惧していました。還暦を迎えた今でもプロ意識を高く持ち、ロールモデルであり続けることを意識しているのです」(プロダクション関係者)海外を舞台に第一線で走り続ける真田。その勇姿は後輩たちにとって、希望の光となっていることだろう。
2021年06月19日キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック4』に、真田広之が出演することが明らかになった。「Deadline」が報じた。監督のチャド・スタエルスキ監督は「俳優、武闘家、どちらの面でもヒロユキに長い間あこがれていました。ジョン・ウィックファミリーに彼を迎えることは、楽しみで光栄です」とコメント。同作にはほかにドニー・イェン、リナ・サワヤマ、シャミール・アンダーソンの出演が決定している。ファンの反応は、真田とキアヌが2013年に公開された『47RONIN』で共演歴があることを覚えていて「再共演が楽しみ!」と喜ぶ声や、「今回ばかりはジョン・ウィックはやられてしまうかもしれない。キャストを見てよ」とアクションの達人たちの出演にジョンの命を心配する声も。世界で大活躍中の真田は、最近では、ジョニー・デップ共演の『MINAMATA』(原題)、ザック・スナイダー監督の話題作『アーミー・オブ・ザ・デッド』、ゲームを実写化した『モータルコンバット』などに出演。来年には、伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」をハリウッドで実写化する『Bullet Train』(原題)の公開も控えている。『ジョン・ウィック4』は今夏、ドイツ、フランス、日本で撮影を予定しており、全米公開は2022年5月27日。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジョン・ウィック 2015年10月16日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開Motion Picture Artwork © 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. © David Leeジョン・ウィック:チャプター2 2017年7月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開© 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.ジョン・ウィック:パラベラム 2019年10月4日より全国にて公開®, TM & © 2019 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2021年06月18日