『ゴーン・ベイビー・ゴーン』、『ザ・タウン』で監督・脚本・製作をこなしフィルムメイカーとしてもその才能を遺憾なく発揮してきた俳優、ベン・アフレック。そんな彼の第3作目の監督作となる『アルゴ』が現在、カナダ・トロントにて開幕中の第37回トロント国際映画祭にて9月7日(現地時間)にワールドプレミアが開催され、監督・主演を務めたベンを始めアラン・アーキン、ジョン・グッドマン、ブライアン・クラストンらキャスト陣が登壇、会場を大いに盛り上げた。1979年11月4日、イラン革命が激しさを増すテヘランで過激派がアメリカ大使館を占拠し、大使館員が人質にとられてしまう。大混乱の中逃げ出し、カナダ大使の自宅に身を隠した6人のアメリカ大使たちを安全に国外へと脱出させるため、CIAの救出作戦のエキスパート、トニー・メンデスはウソの映画を企画する――。アメリカ大使館人質事件の実話を元にした前代未聞の救出劇を描く本作。トロント国際映画祭で遂にワールドプレミアを迎えたが、プレミア上映を終えたベンは興奮気味に「最高だ。この作品は自分でもすごく好きだし、すごく誇りに思っているからね!」と語り、感動もひとしおといった様子。さらに「アメリカとカナダの関係性が人の命を救ったという、カナダについてすごく特別なことを描いた作品だから、とりわけカナダでプレミア上映できて嬉しかった。それからアメリカ人には分からないようなカナダについてのジョークを、カナダの人たちが全部笑ってくれたのも嬉しかった。そういうところも含めて本当に本当に昨日のプレミアは感動的だった!」といまだ感動冷めやらぬ熱い口調で喜びを口にした。終映後は会場からスタンディングオベーションで迎えられ、大盛況のワールドプレミア上映となったが、話題作が多く上映されるこのトロント国際映画祭で、本作がどのような評価を受けるのかにも注目が集まる。『アルゴ』は10月26日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:アルゴ 2012年10月26日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2012年09月11日ベン・アフレックが監督と主演を務めた『アルゴ』が、現地時間7日にカナダで開催されたトロント映画祭のワールドプレミア上映され、観客からスタンディングオベーションで迎えられた。その他の写真『アルゴ』は、1979年にイランで実際に起こった事件でありながら、最高機密情報として18年ものあいだ秘匿されてきたエピソードを基にした作品だ。CIAの人質奪還のプロたちが、過激派によって占拠された米大使館から逃げ出し、カナダ大使館に身を隠した6人のアメリカ人職員たちを、“想像を絶する作戦”で救出しようとする緊迫のドラマを描いており、アフレックは、救出作戦を率いるトニー・メンデスを演じている。近年、俳優だけでなく監督としての評価も高まりつつあるアフレックは「この作品は自分でも誇りに思っている。しかもこの作品は、アメリカとカナダの関係性が人の命を救ったということを描いた作品だからカナダでプレミアができてうれしかった」と語り、「アメリカ人にはわからないようなカナダのジョークを、カナダの観客が全部笑ってくれたのもうれしかったよ」と笑みを見せた。また、上映前のレッドカーペットにはアフレック監督をはじめ、アラン・アーキン、ジョン・グッドマン、ブライアン・クランストンらキャスト陣も登壇し、会場を盛り上げた。映画祭は、観客の投票によって決まる観客賞(ピープルズ・チョイス・アウォード)が最高賞となるが、本作にどのような評価が集まるのか賞の行方も含め、注目が集まっている。『アルゴ』10月26日(金)丸の内ピカデリーほか全国公開
2012年09月11日ジェームズ・フランコ、ミラ・クニス、ケイシー・アフレックの3人が『クラッシュ』のポール・ハギス監督が手がける恋愛群像劇『Third Person』(原題)に出演することが決定した。既にオリヴィア・ワイルドとリーアム・ニーソンの共演も決まっている同作は3都市を舞台に3組のカップルを描く群像劇で、メガホンを取るハギス監督は本作について「3つの異なったストーリーラインで、それぞれ恋人関係の始まり、真ん中、そして終わりに焦点を当てます。イタリアのカップルは付き合いたてで、パリのカップルはしばらく付き合っている中堅カップル、そしてニューヨークのカップルは破局寸前、とそれぞれ異なるカップルを描き出します」と語っている。ジェームズとミラが演じるのは、ニューヨークのカップル。さらに、イタリアのカップルをケイシー・アフレックとモラン・アティアス、パリのカップルをオリヴィア・ワイルドとリーアム・ニーソンが演じる。ジェームズとミラは2013年に公開となる『オズ はじまりの戦い』でも共演している。本作は10月からローマでクランクインする予定で、製作陣は来月に開催されるトロント国際映画祭で同作の配給先を探す予定だという。■関連作品:オズ はじまりの戦い 2013年3月8日より全国にて公開
2012年08月24日ポール・ハギス監督の次回監督作『Third Person』に、豪華なキャストが集まりつつある。3つの違った話が平行して進むラブストーリーのようだ。現在、出演が決定しているのは、ジェームズ・フランコ、ミラ・クニスのほか、リーアム・ニーソン、オリヴィア・ワイルド、ケイシー・アフレック。映画は、恋の始まり、真ん中、終わりなど、違った恋愛のステージにある男女たちを描く人間ドラマ。パリ、ローマ、ニューヨークを舞台に、別々の物語が平行して展開する。ハギス監督は脚本とプロデュースも兼任。撮影は10月17日、ローマでスタートの予定だ。『クラッシュ』で監督デビューを果たし、作品部門と脚本部門でオスカーを受賞したハギス監督は、その後、『ミリオンダラー・ベイビー』『007/カジノ・ロワイヤル』『硫黄島からの手紙』などの脚本も手がけ、高く評価された。だが、監督第2作目の『告発のとき』、3作目の『スリーデイズ』は不振に終わっている。この夏、北米で爆発的にヒットした『Ted』に出演したクニスは、今、キャリアが絶好調。次回作は来年公開のサム・ライミ監督作『Oz: The Great and the Powerful』だ。『オズの魔法使い』のプレクェルに当たるこのアドベンチャー・ファンタジー映画には、フランコも出演する。ニーソンの次回作は2008年にスマッシュヒットした『96時間』の続編。ワイルドはまもなく北米公開される『The Word』でブラッドリー・クーパー、ゾーイ・サルダナと共演する。文:猿渡由紀
2012年08月23日ベン・アフレックが監督と主演を務める『アルゴ』が、現地時間9月6日(木)からカナダで開催されるトロント映画祭でワールドプレミア上映されることが決定した。その他の写真『アルゴ』は、1979年にイランのアメリカ大使館で起きた人質事件に対して、CIAが仕掛けた“前代未聞の救出作戦”の一部始終を実話を基に描いた作品。アフレックのほか、アラン・アーキン、ブライアン・クランストン、ジョン・グッドマンらが出演し、ジョージ・クルーニーがプロデューサーを務めている。映画祭での上映は、現地時間9月7日(金)を予定しており、アフレック監督、アーキン、グッドマンらキャストと製作陣がレッドカーペットに登壇する予定。さらに本作でアフレックが演じたCIAエージェントのモデルになったトニー・メンデス氏の登場も予定されている。トロント映画祭にはコンペティション部門がないが、過去に『アメリカン・ビューティー』や『スラムドッグ$ミリオネア』『英国王のスピーチ』が観客賞を受賞し、その後にアカデミー作品賞・監督賞を受賞しており、近年、監督としての評価が高まっているアフレックと、彼の最新作『アルゴ』がトロントでどのような評価を集めるのか気になるところだ。『アルゴ』10月26日(金)丸の内ピカデリーほか全国公開
2012年08月22日オスカー候補にも選ばれ、世界的な映画スターとして活躍するも、突然、ラッパー転向を宣言し、映画ファンの注目を集めた名優ホアキン・フェニックス。彼の“引退後”とその裏側を追った衝撃のドキュメンタリー『容疑者、ホアキン・フェニックス』の予告編映像がこのほど公開された。『容疑者、ホアキン・フェニックス』予告編ホアキン・フェニックスは、1974年生まれの米国人俳優。故リバー・フェニックスの実弟で、子役としてそのキャリアをスタートさせた後も着々と出演作を積み、26歳の時に出演した『グラディエーター』でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。さらにその5年後には『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』でゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞し、オスカーにもノミネートされた。そんな名優ホアキンが、俳優の引退とラッパー転向を宣言したのは2008年のこと。彼は「嘘の自分を演じるのに疲れた」というコメントを残して表舞台から去った。彼は永遠に映画の世界から姿を消し、ストリートの声を届ける活動に専念するのか?その疑問に答えるのが、ホアキンの親友で、自身も俳優として活躍するケイシー・アフレック監督が手がけた『容疑者、ホアキン・フェニックス』だ。このほど公開された予告編は、ホアキンの突然の引退宣言で幕を開け、ハリウッドを去り、ラップを披露するホアキンの姿に迫るも、約2年間に渡る彼の活動のすべてが、実は本作のための“ウソ”であることが明かされる衝撃の展開に。ホアキンの人生と巨費を投じた“イタズラ”によって人々が怒り、爆笑しながら翻弄されていく様が描かれている。『容疑者、ホアキン・フェニックス』4月28日(土) シネマライズ他 全国順次ロードショー(C)2010 Flemmy Productions LLC
2012年03月09日ニューヨークのマンハッタンにそびえたつ、最高級マンション“ザ・タワー”を舞台に、この最上階に居を構える大富豪vs彼に騙された使用人たちが繰り広げる、大逆転計画を描いた痛快コメディ『ペントハウス』。コメディファンにとってはたまらない、稀代のコメディアンが本作で遂に初共演を果たした。その2人とは、俳優のみならず監督・脚本などマルチな才能を発揮しているベン・スティラーと、90年代に一世を風靡し、不動の地位を築いたエディ・マーフィーである。絶妙な掛け合いを見せる2人に、本作について語ってもらった。ある日、“ザ・タワー”の最上階に暮らすVIPであり詐欺師・ショウが使用人たちの全財産を騙し取っていたことが発覚したのをきっかけに、ベン扮する“ザ・タワー”の熱血管理マネージャー・ジョシュを中心に使用人たちが結束!最上階のペントハウスに隠された全財産を取り戻すべく、無謀な計画が始まるのだが…。熱い魂を燃やすジョシュの奪還計画について、ベンは熱く説明する。「ジョシュと仲のいいドアマンのレスターは、年金を全部ショウに注ぎこんで、自殺まで考えてしまうんだ。もちろんジョシュも被害者の一人だったけど、レスターの金も騙し盗られたことを知り、ついに堪忍袋の緒が切れるんだ。怒ったジョシュは、レスターを追い込んだショウへの腹いせも込めて車を壊したり、先頭に立ってみんなをこの強奪作戦に引きずりこんでいくんだ」。しかし、詐欺で生計を立てる大富豪に立ち向かうには、素人集団では歯が立たない。そこで、ジョシュがチームに引き入れるのが、エディ扮する泥棒のスライドである。「ジョシュは毎日のようにスライドと顔を合わせている。スライドはいかがわしいことばかりしてる怪しい男でね、盗品を売りさばくのが仕事で、時にはジョシュをからかっている。が、いざ計画実行となったとき、切り札として泥棒のプロであるスライドにご登場願うことになるんだ」。実は、同じ保育園に通っていた幼なじみであるジョシュとスライドの2人。だが、ジョシュにとってスライドは「消したい過去だね」とベン。エディも自身の役について「街で会うたびにたかったり朝から盗品を売りつけたり、怪しいのもいいところだよ」と決して否定しない。実際に演じてみてのご感想は?「最高に楽しかったよ!ファミリー映画がずっと続いてたからね、チャラいキャラは久しぶりだった。すごく久しぶりだっただけに、エライ新鮮だった。みんなに“待ってました!”と言われる気がするね」。現在46歳のベンと、50歳のエディ。コメディ俳優として開花した時期こそ異なれ、歳が近いこともあって“笑い”について通じ合うものも多かったようだ。「同じテレビを見てたり年も近いからすごく話も合ったよ」と明かすベンだが、エディの演技を初めて近くで見て、何を感じたのか?「言わずもがなの人だからね。同時代に育った人間にとってここ25年のコメディで一時代を築いた人だし、最高だったよ!すごくおもしろいし頭のいい人だし、アドリブ満載でこれぞ“エディ・マーフィ流”という感じだった。彼の演技には2つの面があるんだ。一方で何をするか分からないアブない男を演じてるのに、それでいてすごく憎めない感じもさらりと出している。コメディを観客的に見てて、コメディをすごく愛してる人だね。毎日ワクワクしながら仕事ができたし、驚きの連続だったよ。素人さんみたいに彼の話芸に酔いしれていたよ」。同年代と言えば、強奪作戦チームの一味に加わる、人の良すぎるウォール街の“負け組”Mr.フィッツヒューを演じるマシュー・ブロデリックも、舞台を中心にコメディ界を牽引してきた一人。エディは興奮しながら、彼との共演についてふり返る。「どの登場人物も応援したくなるんだけど、中でもマシュー・ブロデリックは同期でね。彼の映画は全部観てるよ。セットでプロフェッショナルな彼の一挙手一投足を見てると“ああ、あれはあの映画の感じだ”“そうそうこんな声だ”とか…蘇ってくるんだ」。このほかにもケイシー・アフレックにガボレイ・シディベ、マイケル・ペーニャと、ツワモノがチームに揃ったが、果たして彼らの“奪還”は果たされるのか…?最後まで目が離せないこの大逆転劇について、ベンとエディそれぞれにその見どころを語ってもらった。「貧乏人が金持ちに騙される、これは永遠のテーマだよね。その図式を貧乏人が逆転して成功に持ち込もうと企む、初期の“大逆転”同様、不朽のテーマだ」(エディ)「あり得ない組み合わせの人物が登場したり、この物語に観客がノッてきてるとき、どこかで歯車が狂いだして、みんなが望まない方向に行くところが面白いよね。話がどんどんややこしくなるんだ。練りに練った脚本だというのをヒシヒシ感じるし、監督と脚本家はそこに苦心しただろうから、この映画はリアルでハラハラするよ!」(ベン)ぜひ、2人が繰り出す“笑い”を心ゆくまで楽しんでほしい。■関連作品:ペントハウス 2012年2月3日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開© Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:億万長者VS使用人の一大バトル『ペントハウス』メモパッドを5名様にプレゼントローラ、1泊200万円超の高級ペントハウスで大はしゃぎ犯罪素人チームが挑む強奪ミッション!『ペントハウス』試写会に10組20名様ご招待ベン・スティラー、次回主演作の通行人役をチャリティ・オークションで募集失言続きのブレット・ラトナー監督、アカデミー賞授賞式のプロデューサーを辞退
2012年02月03日ベン・スティラーとエディ・マーフィという2大コメディスターが初競演した話題作『ペントハウス』の日本公開が2012年2月3日(金)に決定し、予告編映像が公開された。『ペントハウス』予告編『ペントハウス』は、NYマンハッタンの一等地に立つ全米一の最高級マンション“ザ・タワー”を舞台に、ビルの管理マネージャー(ベン・スティラー)と使用人たちが、最上階(ペントハウス)に住むVIP居住者に騙し取られた自分たちの財産を奪い返すため、隠された20億円を強奪する作戦に出るという物語。本作でスティラーは熱血過ぎる管理マネージャー役を、マーフィは強奪作戦の助っ人を頼まれる泥棒役を演じている。今回公開された予告編では、タワーに勤めるマネージャーのスティラーが「本当の価値は極上のサービスだ」と仕事に胸を張る場面から始まり、最上階の住人である金融王に全財産を奪われてしまったことを知った使用人たちが、助っ人を頼んだ泥棒から盗みの技を習う様子がコミカルに描かれている。FBIが24時間監視する中、トリックが仕掛けられたペントハウスへ乗り込むために、最高級マンションの外壁を伝うスリリングなシーンも。予測不能でハチャメチャな強奪ミッションに出る使用人たちの奮闘に、ワクワクさせられる映像となっている。『ラッシュアワー』シリーズのブレット・ラトナー監督がメガホンをとり、ケイシー・アフレックや、『プレシャス』でアカデミー主演女優賞にノミネートされたガボレイ・シディベなど豪華キャストが顔を揃えた『ペントハウス』は、2012年2月3日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほかで全国ロードショー。『ペントハウス』2012年2月3日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー
2011年12月22日元祖“おしゃべり系俳優”とも言うべきコメディ俳優、エディ・マーフィーとコメディ映画界の申し子ベン・スティラーが初競演!コメディ界きっての2人がノンストップで贈るアクション・コメディが2012年のお正月映画として日本公開されることが決定、このほど邦題が『ペントハウス』に決定した。アメリカの街を駆け回る刑事とチンピラの凸凹コンビがいまなお高い人気を誇る『48時間』(’82)や代表作とも言うべき人気刑事シリーズ『ビバリーヒルズ・コップ』と、80年代から90年代にかけて、その軽快な持ち味で不動の人気を集めたエディ・マーフィー。近年では、昨年シリーズに幕を閉じたドリームワークスの人気アニメーション映画『シュレック』シリーズでロバのドンキーのボイスキャストを務めるなど、俳優としての活動は多岐にわたる。実写出演作では、残念ながら2007年公開の『ドリームガールズ』以降、日本公開作に恵まれなかったエディだったが、このほど待望の最新主演作が日本公開される運びとなった。舞台となるのは、ニューヨーク・マンハッタンの超高級マンション“ザ・タワー”。最上階のペントハウスに住む大富豪から全財産を騙し取られたタワーの使用人たちが、財産を取り戻すため難攻不落のペントハウスに潜入していく姿をコミカルに描く。共演キャストには今回初タッグとなるベン・スティラー(『ナイト ミュージアム』)を始め、『オーシャンズ』シリーズなどで知られるケイシー・アフレックら実力者たちが集結。本作でプロデューサーも務めるエディだが、これ以外にも『ビバリーヒルズ・コップ』のTVドラマ化の計画も囁かれているが、果たして本格的な“カムバック”となるのか?さらに、エディと言えば来年開催される第84回アカデミー賞授賞式の司会に抜擢されたことでも話題を集めているが、元祖“おしゃべり俳優”の久々のマシンガントークに期待がかかる。『ペントハウス』は2012年お正月第二弾、TOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開。■関連作品:ペントハウス 2012年冬、TOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開© Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
2011年11月02日『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で世に出て以来、ずっと同じヘアスタイルをキープしてきたベン・アフレックがこのところ髪を伸ばし始めてイメージ・チェンジ。七三分けで重めの前髪というスタイルはインターネット上で「ジャスティン・ビーバーみたい」と言われ続けていたが、新作映画の役作りのためであることが分かった。ベンが監督・主演を務める『Argo』(原題)の撮影がまもなく始まるのだ。1979年に起きてから444日にも及んだイランのアメリカ大使館人質事件の実話を映画化するもので、CIAがハリウッドの映画関係者たちの協力を得て、偽の映画撮影を装って人質救出を実行するというストーリー。そこで80年代らしい髪形に変えてみたというわけだが、前髪を下ろして額を隠すだけで、ずいぶんと雰囲気が変わるものだ。『Argo』はブライアン・クランストン、アラン・アーキン、ジョン・グッドマンが共演し、ジョージ・クルーニーとグラント・ヘスロフがプロデューサーを務める。映画は2012年に公開予定。(text:Yuki Tominaga)写真がそのうさわの髪型。作品はどのような仕上がりになるのか?© Broadimage/AFLO■関連作品:ザ・タウン 2011年2月5日より丸の内ルーブル、新宿ピカデリー ほか全国にて公開© 2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:ベン・アフレック インタビューベンが選ぶ最高の犯罪映画ベスト11も!オスカー作品賞の結果を占うアメリカ製作者組合賞は『英国王のスピーチ』が受賞英国アカデミー賞ノミネーション発表、『英国王のスピーチ』が最多14部門で候補に個性派名脇役のピート・ポスルスウェイトが死去ジョニーが主演賞Wノミネート!オスカー前哨戦のゴールデン・グローブ賞候補が発表
2011年07月27日「リスキーなキャリアを選択する恐怖に打ち勝つことは、どれだけ重要でしょうか?」――。ジェシカ・アルバは自らの女優としての果敢な挑戦をそんな言葉で表現する。スティーヴン・キング、スタンリー・キューブリックら名だたる面々から激賞された、ジム・トンプスンによる傑作中の傑作「おれの中の殺し屋」(扶桑社海外文庫刊)を映画化した『キラー・インサイド・ミー』で彼女が演じたのは、娼婦として体を売って生計を立てるジョイス。新境地と呼ぶにふさわしいこの役に彼女は何を感じ、どのような思いでこのリスキーな勝負に身を投じたのか?「悲劇的なラブストーリーが気に入ったの」周辺の住人の苦情を受けて、ケイシー・アフレックが演じる主人公の保安官助手ルーはジョイスの元へ向かう。そこでの彼女との出会い、彼女が彼に投げかけた罵声が彼の中に眠っていた何か――タイトルの示すところの“殺人者”――を呼び覚ますことになる。ジェシカは「登場人物はみな、暗い一面を持ち合わせている。映画は人々の内側を深く掘り下げ、 内面にある一番大きな恐怖や暗闇と向かい合っているの」と語り、こう続ける。「最初に脚本を渡されたときはエイミー役(※ルーの婚約者である教師/ケイト・ハドソン)だったの。でも、ジョイスの方が好きだったわ。私にとっては魅力的で…何よりバッドガールを演じるのはとても楽しいことなの。白と黒だけでは、(世の中の全てを)語ることはできない、ということがこの映画の魅力…見た目と中身は必ずしも一致しないもの。ジョイスが本当にバッドガールとは思えないわ。彼女はとても悲しい人。そんな彼女がルーの殺人鬼という一面に火をつけてしまったという悲劇的なラブストーリーが気に入ったの」。さらに、ジョイスが抱える背景についても言及。冒頭の「リスキーなキャリアを選択する恐怖」とは、自身のみならず、演じたジョイスの人生をも重ねた上での思いと言えるのかもしれない。「1950年代には、自立した考えを持つ強い女性にはほとんど選択肢なんてなかった。結婚してその後の人生を幸せに過ごすか、結婚しないか。男性に養ってもらえなければじゃじゃ馬扱いされる――この考えが彼女の行動に繋がっていたのだと思うわ。彼女は冒険心を持っていて、“答え”を持たないことが好きだったんだと思う。人はセクシャリティの善悪を決めたがるものだけど、多くの女性が男性の目を惹くためにそれを利用してる。彼女がそうした道ではなく、もっと難しい道を選んだことに、ある意味、感心してるわ」。挑戦する志――「突き進むことは、必要なこと」ジェシカもまた“難しい道”を選んだ。この選択、挑戦について彼女はこう語る。「(2008年に)娘を産んでから、人生は短いと感じてるわ。怖いと思っていることや自分への挑戦になると思われることに突き進むことが、唯一、必要なことだと思ってる。それが、私にとって良い結果に繋がるってね。この役でそうした全てを具現化できると思ったの。私は演じる役の職業を細かく分析しようと思わないし、それが役の魅力につながるとも思わない。人はみな、悲しさだったり、愛されたいという欲望や誰か、もしくは何かの一部として必要とされたいという気持ちを持ってる。その人間らしさの深さが、良い演技や興味深い役柄に繋がるのだと思うわ」。そして、最後にこの映画のプロジェクトが持つ意味を人生に喩えながらこんな言葉で表現してくれた。「多くの物語は人々の暗い一面を敬遠しがちだけど、これは完璧にさらけ出している。それはとてもかっこいいことだと思うわ。人は美しいもので包み隠すことが好きで、全ての物事があたかも、甘く素敵で美しいかのように思い、キャンディランドのジンジャーブレッドハウスに住んでいるフリをするものよ。でも、それは人生の10%の部分でしかないわ。残りの90%は幸せを手にするために、頭や心の中で何を考えているかを問い正しながら、そこまでたどり着く道のりなの」。きれいに飾り立てられてはいない道のりを、己の意志で歩んだひとりの女性。ジョイスという役を経て、今年30歳を迎える彼女はどのような一歩を踏み出すのか?その先に何を掴むのか?期待して待ちたい。■関連作品:キラー・インサイド・ミー 2011年4月16日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2010 KIM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:毎年恒例、オスカー前夜に最低映画を表彰する第31回ゴールデン・ラズベリー賞発表
2011年04月08日ブラッド・ピットは現在ルイジアナ州ニューオリンズで最新主演作『Cogan’s Trade』(原題)を撮影中だ。本作に出演しているブラピは、プロデューサーも務めている。今週から撮影に参加したブラピが演じるジャッキー・コーガンは捜査官。オールバックのヘアスタイルにヤギヒゲを生やし、かなりワイルドな雰囲気を醸し出している。映画はコーガンがマフィアが仕切るポーカーゲームの際に起きた強盗事件を調査していく犯罪スリラー。監督は『ジェシー・ジェイムズの暗殺』でもブラピと組んだアンドリュー・ドミニク。同作でオスカー助演男優賞候補になったケイシー・アフレックや『バーン・アフター・リーディング』のリチャード・ジェンキンス、ジェームズ・ガンドルフィーニが出演するほか、ハビエル・バルデムの参加もうわさされている。フレンチクオーターに邸宅があり、ニューオリンズはブランジェリーナ家の拠点のひとつ。現在はまだアンジーも子供たちも現地入りしていないが、じきにいつも通り、一家が勢ぞろいすることになるようだ。(text:Yuki Tominaga)写真はニューオリンズで『Cogan’s Trade』撮影中のブラッド・ピッド。© Splash/AFLO■関連作品:マネーボール (原題) 2011年10月、丸の内ピカデリーほか全国にて公開メガマインド 2011年春、公開■関連記事:ブラピの両親がブランジェリーナ家と同居のため、南仏に移住ブランジェリーナ、シャイロの誕生地・ナミビアの自然保護区に200万ドルを寄付息子の誕生日に出演作のプレミア出席、パリでもブランジェリーナは超多忙!ブランジェリーナ、養子縁組家族を祝福する日に15万ドルを寄付『ハングオーバー!』製作チーム+ダウニー・Jr.の『デュー・デート』全米2位発進
2011年03月11日俳優としての活躍はもちろん、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でのアカデミー賞脚本賞をはじめ、映画の製作部分にも深く関わり続けるベン・アフレック。クリント・イーストウッドの後継者との呼び声も高い彼の、『ゴーン・ベイビー・ゴーン』に続く待望の監督第2作『ザ・タウン』がまもなく公開となる。プロの強盗として生きてきた男が、ある女性との出会いをきっかけに人生を描いた本作。監督としてそして主演俳優として、どのように作品に臨み、何を伝えようとしたのか?彼が愛する犯罪映画の紹介と共にインタビューをお届け!原作はチャック・ホーガンによる小説「強盗こそ、われらが宿命」(ヴィレッジブックス刊)。ベンの最初の“動機”は主人公のダグという男への興味だった。「元々はダグを演じたいと思ったんだ。とても興味深いキャラクターだと思って。多くの意味でチャレンジになるし、それまでに演じた役とは違うことができると思ったし、とにかく刺激的な役だった。それで、脚本を書いたら、今度は『監督もやってみたらどうだ?』と言われたんだよ。そのときはちょっと素直な見方ができなかったな。(なじみの深い)ボストンが舞台の映画だけを監督するような落とし穴にハマりたくなかったんだ。『これ、ボストンが舞台だから、やったら?』と毎回言われたくないしね。僕はあらゆるタイプのストーリーを監督したいからね。でも、この作品をもっと深く考えてみると、とても興味深い要素がたくさんあることに気づいた。ラブストーリー、人物重視のドラマ、これまでに描かれなかった特殊な場所でのとてもユニークで興味深く、古典的な強盗モノ…。だから、原作から様々な意味でインスピレーションを受けたよ」。ちなみに、あるインタビューで語ったところによると、ベンが選ぶ犯罪映画ベスト11は以下の通り。1位『狼のシンジケート/ダーティ・エディー』(’73)2位『男の争い』(’55)3位『ヒート』(’95)4位『インセプション』(’10)5位『オーシャンズ11』(’01)6位『バンク・ジョブ』(’08)7位『ユージュアル・サスペクツ』(’95)8位『現金に体を張れ』(’56)9位『レザボア・ドッグス』(’92)10位『スナッチ』(’00)11位『ハートブルー』(’91)プロの犯罪者を描いた作品を好んでいることがうかがえるが、犯罪の世界から足を洗おうとする男を描いているという点で、本作は、ベンが3位に挙げたマイケル・マン監督『ヒート』と重なる部分も。「監督として、自分がどの映画にヒントをもらったかは分かるよ。『ヒート』はこの映画の大きな手本のひとつだし、それと同時に、あの作品はあまりにも大きな存在なので、単なるマネにだけはしないようにした。あの映画の完成度といったら、とにかく素晴らしいからね。それに僕は、『男の争い』、『エディ・コイルの友人たち』、『アモーレス・ペロス』、『バンク・ジョブ』、『Gomorrah』などもヒントにした。どれも、武装銀行強盗を土台にしながらも、人間性を興味深く掘り下げた映画だから」。そして、ダグの幼なじみであるジェムを演じたジェレミー・レナーは本作で見事、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。ダグとジェムの友情をどのように築き上げていったのか?ベンはこう説明する。「友情というのは無理強いできるものではないんだ。一生、ある人物を実際には知ることができないかもしれない。でも、僕らはとにかくうまくいったんだ。それに、僕はジェレミーの才能に頼り、一緒に生まれ育ったジェムとダグという関係を信じた。生まれたときからずっと知っている相手だと、説明できない安らぎとか居心地のよさがあるよね。だから、そういう役を演じるには、一緒にいるときにストレスを全部捨てなければならない。そして、自分を相手役の俳優に全部さらけ出し、意気投合できることを願うしかないんだ。ジェレミーはとにかく素晴らしい俳優なので、それにすぐに応じてくれたよ」。“監督”としてはより、重く社会的な題材に惹かれる傾向があるように思えるが、俳優としての作品選びとの間に差は?「重い題材の映画にも出演してるよ。キャリアのある時点では、タイプキャスト(※人気を博した役に、役柄のタイプが固定されること)されてしまう時期もある。でも演技上、僕が内面性を出そうとした作品は確かにある。自分のキャリアの包括的な方向性については、あまりよく説明できないけど、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の僕の役をふり返っても、あの感じはいまでもまだ続いていると思う。『これは重い映画かどうか?』なんてことを考えるよりも、どんなキャラクターかということに基づいて僕は出演を決めているんだ」。先に挙げた犯罪映画ベスト11には、先日、亡くなったピート・ポスルスウェイトの出演作が2作(『ユージュアル・サスペクツ』、『インセプション』)入っている。『ザ・タウン』が遺作となったポスルスウェイトだが、生前こう言っていたそう。「ベンは俳優として培った経験を演出に反映させる力があり、俳優にとっては本当に理想的な監督だよ。彼は、何かがうまくいかず、やり直したいときはもちろん、その逆に、望みどおりのシーンが撮れたときもちゃんと分かっていた。ムダに何度も撮るということがないんだ。彼の次の監督作にまた出演のチャンスがあれば、僕は絶対飛びつくよ」。“監督”ベン・アフレックの力量を存分に感じてほしい。© AFLO© Kaori Suzuki■関連作品:ザ・タウン 2011年2月5日より丸の内ルーブル、新宿ピカデリー ほか全国にて公開© 2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:オスカー作品賞の結果を占うアメリカ製作者組合賞は『英国王のスピーチ』が受賞英国アカデミー賞ノミネーション発表、『英国王のスピーチ』が最多14部門で候補に個性派名脇役のピート・ポスルスウェイトが死去ジョニーが主演賞Wノミネート!オスカー前哨戦のゴールデン・グローブ賞候補が発表シャーリーズ・セロンとデートできる権利チャリティ・オークションで2万ドルで落札
2011年02月04日開催中の第23回東京国際映画祭(TIFF)でクロージング作品として上映される『ザ・タウン』の撮影現場の様子を捉えた画像が到着した。ベン・アフレックが監督、脚本、主演の3役をこなしている本作。TIFFのオープニングを飾った『ソーシャル・ネットワーク』や、同じくTIFFの初日に本編映像の一部を世界初上映した『トロン:レガシー』などと比べ、会期中のキャスト陣の来日などがないだけに、やや地味な印象を受けてしまいがちだが、作品およびベンの監督としての手腕にかなりの高評価が寄せられているという。本作はボストン近郊を舞台にしたクライム・ムービー。全く証拠を残さない完全犯罪に命を張ってきた強盗一味のリーダー・ダグ(ベン)は、ある偶然から人質にとった女性と恋に落ちてしまう。彼女との新しい人生を願う一方で、古くからの仲間たちは彼が一味を抜けることを決して許しはしない。FBIの執拗な捜査も迫り来る中、メジャーリーグのスタジアム襲撃という最後の大仕事に向かうのだが…。日本では『アルマゲドン』の印象が強いベンだが、“映画製作者”としての評価も高く、幼い頃からの盟友マット・デイモンと共に書き上げた『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の脚本がオスカーとゴールデン・グローブ賞を受賞。日本では未公開ながら初監督作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』はナショナル・ボード・オブ・レビューやボストン映画批評家協会賞などの新人監督賞を受賞している。『ザ・タウン』は全米初登場1位を獲得し、公開6週を過ぎても依然としてTOP10圏内に残っており(10月25日現在)、累計8,400万ドル以上を稼ぎ出し、『ソーシャル・ネットワーク』と共にアカデミー賞有力候補とも言われている。今回到着した写真に写っているジョン・ハムは、本作への出演の経緯について「ベンが監督と聞いて俄然、興味がわいたよ。彼の作品の大ファンだったし、今回の作品にも夢中になったね」と語っている。また、ベンが演じるダグと恋に落ちるクレアを演じたレベッカ・ホールは、現場でのベンの様子について「ベンが監督業と役者業を完全に区別している姿を見て興味深いと思ったわ。でもその2つを分けることはすごく大事なことだと思うの。何しろ監督業と役者業っていろんな意味で全く違うものだからよ。でもベンはこのバランスが見事にとれていたと思うわ」と称賛を送る。ちなみに近年、TIFFのオープニングおよびクロージングで上映された作品は、その後の日本での劇場公開でヒットを記録するという法則が確立しつつあると言われている。一昨年の第21回のオープニングは『レッドクリフ PartI』で、クロージングはアニメーション映画『ウォーリー』。前回第22回はオープニングが海洋ドキュメンタリー『オーシャンズ』でクロージングは2年連続のピクサー作品『カールじいさんの空飛ぶ家』。いずれもヒットを飛ばしており、今年の『ソーシャル・ネットワーク』と本作『ザ・タウン』にも期待がかかる。この点について、TIFFの特別招待作品の選定に携わっている映画祭事務局長の都島信成氏は「もちろん、そのような可能性のある作品を各社から出していただいているということはあると思いますが、同時に、映画祭で選定されたことが広く映画ファンに対し、ある種の『格』づけを行えていることもあると思います」と解説。この『ザ・タウン』については「大変クオリティの高い犯罪ドラマ。ハリウッドと言うと、アイディア不足でシリーズものやリメイクばかりと言われる中、このような質の高い作品が作られつつあるという現状を知らしめたく選定しました」とその選定理由を明かし「『ソーシャル・ネットワーク』をはじめ、ライバルは多数いると思いますが、(アカデミー賞で)作品、監督、脚色、主演男優賞部門でのノミネートが期待できると思います」と太鼓判を押す。俳優として活躍しつつ、監督としても質の高い作品を作り出すということで、ベンを“次世代のクリント・イーストウッド”と称する声もあるとか。『ザ・タウン』は日本では2011年、全国にて公開。どの作品を観るべきか迷うほど、世界各国から話題作が集まるTIFFだが、“ハズレなし”を信じてこのクロージング作品を劇場公開に先駆けて観ておくのもアリかも?特集「東京国際映画祭のススメ2010」■関連作品:第23回東京国際映画祭 [映画祭] 2010年10月23日から10月31日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2010 TIFFザ・タウン 2011年、全国にて公開© 2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURESソーシャル・ネットワーク 2011年1月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.■関連記事:TIFFインタビュー『海炭市叙景』南果歩×谷村美月×竹原ピストル×熊切和嘉【TIFFレポート】加瀬亮映画初主演作と同じ脚本家作品に「光栄でプレッシャー」【TIFFレポート】『チェブラーシカ』原作者ビックリ?日本の観客は「大人ばかり」【シネマモード】今年はドレスも省エネ気味?第23回東京国際映画祭第14回ハリウッド・アワード授賞式に新旧ハリウッド・スターが勢ぞろい!
2010年10月28日一昨年、俳優を引退してラッパーへの転身を宣言したホアキン・フェニックスが、アメリカの人気TVショー「Late Show with David Letterman」に22日に出演し、昨年2月に同番組に出演したときに見せた奇行は全て演出だったと告白、謝罪した。ホアキンのラッパー転身劇は、義弟のケイシー・アフレックによって『I’m Still Here』(原題)でドキュメンタリー映画化され、ヴェネチア国際映画祭でも上映されたが、実はこれはフェイク・ドキュメンタリーであることが判明。同作の中には無精ヒゲにサングラス姿のホアキンが「Late Show with David Letterman」で、司会のデイヴィッド・レターマンを相手に挙動不審な行動を取り続ける様子が収められている。22日、こざっぱりした身なりで同番組に現われたホアキンはレターマンに対して「あなたはインタビュー経験豊富だから、演技と素の姿の見分けがつくだろうと思っていたので…。でも、謝ります。悪気はなかったんです」と謝罪をしつつ、前回の出演時、最後にレターマンと握手するときに一瞬サングラスを外したのは、レターマンに「どうにかして感謝の意を表したかったから」と釈明。ケイシーがその行為に激怒したことを明かした。レターマンは前回のホアキン出演時について、「馬鹿にされたような気はしたけどね」と言いながら、『I’m Still Here』に収められたシーンについて100万ドルのギャラを要求。この映画で大金は儲けていないと抗弁するホアキンに「私には関係ないね」と、つれない態度を装いながら、溜飲を下げていたようだ。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:帰らない日々 2008年7月26日よりシャンテ シネほか全国にて順次公開© 2007 Focus Features LLC. All Rights reserved■関連記事:心が震える愛と復讐の物語『帰らない日々』独占試写会に30組60名様ご招待
2010年09月24日俳優からラッパーへの転身を図った義兄、ホアキン・フェニックスを追ったドキュメンタリー映画『I’m Still Here』(原題)が9月開催のヴェネチア国際映画祭で上映されるケイシー・アフレックが、本作の女性スタッフ2人からセクシャル・ハラスメントで訴えられている。「The Hollywood Reporter」誌によると、まず最初に訴えを起こしたのはプロデューサーのアマンダ・ホワイト。ケイシーが女性との性的関係の武勇伝の数々を吹聴して不快な思いをさせたり、宿泊先のホテルの部屋へアマンダを連れ込もうとするなど、撮影中に様々なセクハラを受けたという。彼女が部屋へ行くのを拒むと、後にケイシーは彼女のギャラの支払いを拒否したという。アマンダはセクハラに加えて、口頭契約違反と精神的苦痛を受けたとして、200万ドルの損害賠償を要求している。もう1人は撮影監督のマグダレーナ・ゴルカ。彼女はケイシーのセクハラに耐えかねてプロジェクトから降りたが、ケイシーはそれまでの仕事に対してギャラも支払わず、作品に彼女の名前をクレジットすることもなかった。アマンダからの訴えが起こされた時点でケイシーの弁護士は、彼女は1年前に解雇されており、映画の公開が迫ってきたこの時期の訴えは、彼女の嫌がらせだとして、徹底抗戦の構えを見せていたが、同じ週に新たな訴えが起こされるとは穏やかではない。ホアキンの妹でケイシーの妻、サマー・フェニックスの心中やいかに?(text:Yuki Tominaga)写真はホアキンとケイシー。© AFLO■関連作品:ジェシー・ジェームズの暗殺 2008年1月12日より丸の内プラゼールほか全国にて公開©2006 Warner Bros. Entertainment Inc.■関連記事:【第80回アカデミー賞】演技だけではない!アカデミー賞候補者イケメンNo.1は?【第80回アカデミー賞】ノミネート発表!『ゼア・ウィル〜』VS『フィクサー』?第65回ゴールデングローブ賞ノミネート発表!『スウィーニー・トッド』他が4部門ベン&ケイシー・アフレック兄弟がハリウッド映画祭でそろって受賞!【ヴェネチア映画祭レポートvol.11】まだまだ続く、ヴェネチア・サプライズ
2010年08月02日今年のアカデミー賞において『インビクタス/負けざる者たち』で助演男優賞候補になったマット・デイモンのこれまでのキャリアを讃えて、アメリカン・シネマテーク・アワードが贈られることになり、授与式のガラ・パーティが27日、ロサンゼルスのビバリー・ヒルトン・ホテルで開催された。アメリカン・シネマテーク・アワードは、新人でも超ベテランでもなく、いま、まさに脂の乗った中堅のポジションにいる映画人が対象。『ボーン・アルティメイタム』などのアクションからドラマ、コメディまで幅広いジャンルの作品に出演し続けている近年のめざましい活躍が評価されたもの。会場には、マットの少年時代からの親友、ベン・アフレックと夫人のジェニファー・ガーナー、弟のケイシー・アフレック、シャーリーズ・セロン、ロビン・ウィリアムズ、ドン・チードル、グレッグ・キニアといった出演作の共演者たち、そして『インビクタス/負けざる者たち』のクリント・イーストウッド監督や最新作『グリーン・ゾーン』のポール・グリーングラス監督も、マットを祝福するために出席した。盟友ベンがプレゼンターを務め、賞を手渡されたマットは感激の面持ちだったが、共演者たちのお祝いスピーチはなぜかジョーク合戦に。「私とマットは2000年に『バガー・ヴァンスの伝説』でウィル・スミスと共演したけど、ウィルの出演作で大ヒットしなかったのはあの作品だけ。私と彼が組んだ『ハンコック』はうまく行ったんだけど…」とシャーリーズが言えば、ケイシーはマットと2人でプライベート旅行に出かけたときの面白写真を公開したり、とかなり自由なムードだった様子。仲良しのジョージ・クルーニー、ビル・クリントン元大統領からのメッセージも送られたこの日の模様は、アメリカのABCで来月放映を予定している。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:インビクタス/負けざる者たち 2010年2月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.グリーン・ゾーン 2010年5月14日よりTOHOシネマズスカラ座ほかにて公開© 2009 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:オスカー主演男優賞のゆくえクルーニー&フリーマンの戴冠阻むは“過小評価の男”?モーガン・フリーマンの南アフリカ訪問の特別映像が到着!各地で熱狂的歓迎NAACP(全国有色人種向上協会)イメージ・アワードで『プレシャス』6冠!就活に効能アリ?『インビクタス』学生座談会で熱い意見続出【読者レビューをウォッチ】『アバター』旋風に負けず、邦画勢に高ポイント続々
2010年03月30日