14日(現地時間)、第63回グラミー賞授賞式が開催された。タイカ・ワイティティ監督が、『ジョジョ・ラビット』のサウンドトラックでグラミー賞の最優秀編集サウンドトラック・アルバム賞を受賞し、「爆笑。なんてこった」と心境をツイートした。受賞スピーチでは「グラミー賞って、だれにでもあげてしまうのかなと思うよ」というジョークを飛ばし、「今日はハッピーだ」とツイッターで締めくくった。最優秀編集サウンドトラック・アルバム賞は、グラミー賞の長い歴史の中で、2000年に設立された賞で、初めての受賞者はアニメ映画『ターザン』のフィル・コリンズ。今年、ワイティティ監督以外にノミネートされていたのは『幸せへのまわり道』『ビルとテッドの時空飛行 音楽で世界を救え!』『ユーロビジョン歌合戦~ファイア・サーガ物語~』『アナと雪の女王2』のプロデューサーたちだった。ワイティティ監督は『ジョジョ・ラビット』でアカデミー賞の脚色賞を受賞しており、あとはエミー賞とトニー賞を受賞すれば、世界に16人しかいないEGOT達成者となる。ファンは早速、「おめでとう!」と祝福するとともに、様々な映画を挙げ「舞台化してトニー賞を受賞して!」とEGOT達成のため、監督に発破をかけている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2021年03月16日2019年7月、長らく世界興収歴代1位の座をキープしてきた『アバター』が、『アベンジャーズ/エンドゲーム』にその座を明け渡した。しかし、2021年のいま、先週末に『アバター』が中国で再公開されたことで状況は変わる。「Box Office Mojo」によると『アバター』は再公開後の中国で、週末だけで約2100万ドル(約22億9000万円)の興収を稼ぎ出し、これが世界興収にプラスされて1位に返り咲いた。『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2年経たずして2位に陥落したのだった。“敗れた方”のマーベル・スタジオは、ツイッターで「おめでとう!ジェームズ・キャメロン(監督)、ジョン・ランドー(プロデューサー)、それにナヴィ族のみなさん。世界興収の王座を取り戻しましたね!3000回愛しています@アバター」と称賛を贈った。『アベンジャーズ/エンドゲーム』で最も印象的なセリフの1つ「3000回愛してる」を用いているところが粋だ。キャメロン監督も青いハートの絵文字で応えた。ファンは「『アベンジャーズ/エンドゲーム』も再公開したらどうなるかな?」「中国だけでなく、世界中で『アバター』を再公開してほしい。続編公開も近付いていることだし」などとコメントしている。(Hiromi Kaku)■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedアベンジャーズ/エンドゲーム 2019年4月26日より全国にて公開©Marvel Studios 2019
2021年03月15日イギリスで15日の母の日の直前、ケンジントン宮殿のインスタグラムアカウントからジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子が故・ダイアナ妃に作ったという手作りカードが公開された。ジョージ王子のカードは、クレヨンで描いた風景画に「ダイアナおばあちゃまへ。ハッピー、ハッピー、マザーズデイ。大好きだよ、いつも思っているよ。たくさんの愛を込めて。ジョージより」というメッセージが添えられたもの。シャーロット王女のピンク色のカードは、カラフルに塗られた大きなハートが印象的。「ダイアナおばあちゃま。母の日におばあちゃまのことを思っています。大好き。パパが寂しがっているよ。たくさんの愛を。シャーロットより」とパパ・ウィリアム王子の様子を亡きダイアナ妃に伝えた。コメント欄にはこの「パパが寂しがっているよ」という文章に、「思わず涙した。なんて美しいんだろう」と心打たれた人たちの声が多数寄せられている。4月に3歳になるルイ王子は、自分で色塗りしたとみられるハートのマークと、様々な生き物のシールで緑のカードを彩った。「LOUIS」という手書きらしい署名が立派!「毎年母の日には、ウィリアム王子のためにジョージ、シャーロット、ルイが、祖母のダイアナ妃にカードを手作りしています」という習慣も明かされた。3きょうだいが作ったというゴージャスなケーキの写真も公開されている。(Hiromi Kaku)
2021年03月15日イギリスで、メーガン妃が王室で人種差別を受けたと告白したインタビュー番組が放送されてから4日後、ウィリアム王子が沈黙を破った。木曜日(現地時間)、記者に「あのインタビュー番組から、弟さんとお話になりましたか?」と聞かれたウィリアム王子は、「彼とはまだ話していませんが、話すつもりです」と回答。さらに、「教えていただきたいのですが、王室は人種差別主義的なファミリーなのでしょうか?」と聞かれると、「私たちは、決して人種差別主義的な一家ではありません」と断言。ヘンリー王子とは現在「距離を置いている」関係であることも明かした。この日は、弟夫婦のインタビュー番組の放送から初めてウィリアム王子&キャサリン妃が公に姿を見せ、子どものためのメンタルヘルス教育を行う学校に訪問。英「テレグラフ」紙によると、事前に側近がメディアに「ご夫妻は質問には答えません。質問することもお控えください。学校という環境下において、不適切です」と釘を刺していたという。メーガン妃はインタビューで、子ども(アーチーくん)が生まれる前に、王室のメンバーから「子どもの肌の色はどのくらい濃く(黒く)なるのか」という懸念を受けたと告白。対談相手だったオプラ・ウィンフリーが、そのメンバーがエリザベス女王でもフィリップ殿下でもないことを確認した。メーガン妃は「名前を明かせばその人物は大打撃を受ける」として、名前は明かさなかった。(Hiromi Kaku)
2021年03月12日2019年から母校のテキサス大学で教授を務めているマシュー・マコノヒーが、政界進出を考えていることを明かした。故郷テキサス州の州知事候補選への立候補を、「真剣に考えている」という。テキサス州ヒューストンのクライムストッパーズが運営するポッドキャスト「Balanced Voice」に出演したマシューは、テキサス州知事選について尋ねられると、「検討を再開しているんだ。ぼくの指導者の役割とは何だろうかって。何かを指導して、共有するものがあるとは強く思っている」と語った。「人生の次のチャプターで、ぼくが足を踏み入れようとしているカテゴリーは何なのだろう」と自問した。次のテキサス州知事選は2022年の予定で、現職のグレッグ・アボット州知事が再選を目指していると伝えられている。昨年11月にも、マシューは「The Hugh Hewitt Show」でテキサス州知事選ついて「わからない。ぼく次第ではないんだ。ぼくよりも、人々次第だ」と語っていた。ツイッターでの反応は、「政治に関する経験がないセレブの政界進出にはうんざり。下積みから始めて!」「頼むから俳優業に専念してくれ」など否定的な声が多いが、「アボットを倒せるんじゃないか」「マシューが州知事になったらテキサスに引っ越す」などの良い反応も見られる。カリフォルニア州知事を務めた第2のアーノルド・シュワルツェネッガーになるか?(Hiromi Kaku)
2021年03月12日『House of Gucci』(原題)を撮影中のレディー・ガガが、共演者アダム・ドライバーとの2ショットをSNSにアップした。イタリアのアルプスをバックとした写真で、メイクや衣装によって、ガガもアダムもいつもとは別人のように見える。メディアでは、撮影現場での2ショットも公開されている。今作は、サラ・フォーデン著の「The House of Gucci : A Sensational Story of Murder, Madness, Glamour, and Greed」(原題)を基に、ロベルト・ベンティヴェーニャが脚本を担当。イタリアのファッションブランド「グッチ(Gucci)」の創業者一族についてが描かれ、物語の中心となるのはマウリツィオ・グッチ(創業者グッチオ・グッチの孫)の暗殺事件。1995年、妻のパトリツィア・レッジアーノがマフィアにマウリツィオの暗殺を依頼し、それが明るみとなって懲役を科された。パトリツィアは18年の刑期を終えて、2016年に釈放されている。このパトリツィアを演じるのがガガで、マウリツィオを演じるのがアダム。2人のほかにアル・パチーノ、ジャレッド・レト、ジェレミー・アイアンズらが出演。監督は巨匠リドリー・スコットで、現在イタリアのミラノで撮影中だという。ガガにとって今作は、女優として高い評価を受けた『アリー/スター誕生』から、初の映画出演となる。今年11月24日全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2021年03月11日実写ドラマ版「パワーパフガールズ」のパイロット版で、主要キャラを演じる3人の女優が明らかになった。「Variety」誌によると、ブロッサム役にクロエ・ベネット(「エージェント・オブ・シールド」のスカイ役)、バブルス役にダヴ・キャメロン(『ディセンダント』シリーズのマル役)、バターカップ役にヤーナ・ペローが決定したという。クロエは「!!!!」、ダヴは「タウンズヴィルの街が攻撃されている」、ヤーナは「ギャラが保証された」とジョークを飛ばしながら「本当に感謝している。夢みたいで信じられない。感情の整理中。幸せすぎる」とそれぞれが「パワーパフガールズ」への出演をインスタで報告し、喜びを爆発させている。なんとダヴは2013年4月9日に、ツイッターで「実写映画の『パワーパフガールズ』で、本当にバブルス役を演じたいな」とつぶやいていた。“映画”ではないものの8年後にバブルス役をゲットしたことで「夢が叶ったね」「本当に実現した」など、ファンもびっくり。ヤーナは今作が映像デビューになるが、ブロードウェイでの大きな公演(「Jagged Little Pill」や「ハミルトン」)に出演し、舞台で活躍している女優だ。オリジナルのアニメ版では、タウンズヴィルの街を守るために戦っていた3人のパワーパフガールズは幼稚園児だったが、実写ドラマでは20代の女性となっている。現時点では、パイロット版のみの制作が明らかになっている。(Hiromi Kaku)
2021年03月11日セレーナ・ゴメスが、次にリリースするアルバムが受ける評価によっては、音楽活動から引退することを示唆している。セレーナは「VOGUE」誌4月号とのインタビューで、「人々が私を(アーティストとして)必ずしも真剣に受け止めてくれているわけではないのに、音楽活動を続けるのは難しい」と、自身の歌手としての評価に満足していないことを吐露。「『なぜ、音楽を続けているんだろう。どんな意味があるんだろう』と思った瞬間はある。『Lose You To Love Me』は私がリリースした曲で最高傑作だと感じたけれど、ある人たちにとっては十分ではなかった」と悲しみを明かしている。「私の音楽を楽しんでくれている人はたくさんいるから、感謝もしている。それが音楽を続けてきた理由でもある。でも、次にアルバムを出すときは違うかも。音楽活動から引退するかもしれないから、その前に、最後にもう一度だけトライしてみたい」と語った。とはいえ、セレーナは自身の発言が絶対的なものではないとし、現在は「俳優業に集中している」と強調。この記事を受け、ツイッターでは「WE LOVE YOU SELENA」(みんなセレーナのことが大好きだよ)がトレンド入りし、ファンたちが「どうか音楽活動を続けて」「たとえ歌手を辞めるとしても、あなたの決断を尊重する」など、セレーナへの思いを伝えている。(Hiromi Kaku)
2021年03月11日ヘンリー王子とメーガン妃が有名司会者オプラ・ウィンフリーのインタビューを受けた2時間の特別番組が、アメリカやイギリスで放送された。2人はメーガン妃が妊娠中の第2子が女児で、夏に出産予定であるということなどポジティブな情報も明らかにしたが、注目が集まっているのは、第1子アーチーくんが生まれる前に、ある王室メンバーに「肌の色はどのくらい暗く(黒く)なるのか?」と懸念されたなど、王室で受けた人種差別的なネガティブな情報だ。思わずオプラが、その懸念を抱いていたのが「エリザベス女王でも、フィリップ殿下でもない」ことを2人に尋ねて念を押したほど。エリザベス女王でもフィリップ殿下でもないということは確かだが、メーガン妃はそれを言った張本人にとって「大打撃になりかねないので、名前は明かしません」と名前を出すことを避けた。メーガン妃に直接ではなく、ある人物がヘンリー王子に告げたことであるとも明らかに。ヘンリー王子はその時の“ある人物”との会話を「気まずく、ちょっとショックを受けてしまった」とふり返っている。また、メディアが「ヘンリー王子との結婚前、メーガン妃がキャサリン妃を泣かせた」と書いたことにも言及。実際は「メーガン妃がキャサリン妃に泣かされた」という完全に真逆のことが起きていたという。「キャサリン妃から後日謝罪があり、手紙や花束が送られてきた」というフォローもしていたが、「結婚式の7.8か月後に全く正反対のことをメディアに書き立てられたのがショックだった」という恨み節も。ほかにも、実父との不仲などについて2時間のインタビューで語りつくしたメーガン妃。セリーナ・ウィリアムズ、ガブリエル・ユニオンらセレブはこのインタビュー番組を見て、メーガン妃を支持することを表明している。(Hiromi Kaku)
2021年03月09日ゴールデングローブ賞、放送映画批評家協会賞など数々の賞を受賞したアニャ・テイラー=ジョイ主演作「クイーンズ・ギャンビット」の勢いがまだまだ止まらない。場所をテレビから舞台に移し、ミュージカル化されることが明らかになった。「Variety」誌などによると、「オクラホマ!」や「Jagged Little Pill」などの舞台を手掛けてきた製作会社の「Level Forward」が、ウォルター・テヴィス著の原作小説「クイーンズ・ギャンビット」の舞台化権を手に入れたという。歌あり、踊りありのミュージカルで、主人公のベス・ハーモンが男性優位のチェス界でどのようにのし上がっていくかに期待が高まる。舞台化も楽しみだが、アニャのシーズン2に関するコメントにも注目が集まっている。放送映画批評家協会賞で主演女優賞を獲得した際に、「私たちにとって思い入れがあり愛情を注いだキャラクターたちと、みなさんにもっと一緒の時間を過ごしたいと言われるのは本当にうれしいこと。でも、私たちは(ワンシーズン限りの)リミテッドシリーズを意図して制作しました。だから、みなさんにシーズン2を求められていることに、すごく驚いています。そうは言っても、『ありえないことなんてない』です」と語った。つまり、シーズン2が制作されることは「完全にないわけではない」というのだ。ファンが熱望の声を上げ続ければ、実現するかもしれない。(Hiromi Kaku)
2021年03月09日第26回放送映画批評家協会賞授賞式が開催された。映画部門では、ノミネーション時点では『Mank/マンク』が12ノミネーションを獲得・リードしていたが、最多4部門受賞となったのは『ノマドランド』だった。同作は作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞を受賞した。「The Wrap」によれば、この20年以上、放送映画批評家協会賞の受賞者・作品の70パーセントがオスカーを獲得しているという。作品賞についてはこの10年で5回、オスカーの受賞作品と一致している。テレビ部門は「ザ・クラウン」が主要賞をほぼ独占。チャールズ皇太子役のジョシュ・オコナーとダイアナ妃役のエマ・コリンの劇中“夫婦”が主演賞を獲得した。映画部門作品賞『ノマドランド』監督賞クロエ・ジャオ 『ノマドランド』主演男優賞チャドウィック・ボーズマン 『マ・レイニーのブラックボトム』主演女優賞キャリー・マリガン 『Promising Young Woman』助演男優賞ダニエル・カルーヤ 『Judas and the Black Messiah』助演女優賞マリア・バカローヴァ 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』外国語映画賞『ミナリ』テレビ部門ドラマ部門作品賞「ザ・クラウン」主演男優賞ジョシュ・オコナー 「ザ・クラウン」主演女優賞エマ・コリン 「ザ・クラウン」助演男優賞マイケル・K・ウィリアムズ 「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」助演女優賞ジリアン・アンダーソン 「ザ・クラウン」コメディ部門作品賞「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」主演男優賞ジェイソン・サダイキス 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」主演女優賞キャサリン・オハラ 「シッツ・クリーク」助演男優賞ダニエル・レヴィ 「シッツ・クリーク」助演女優賞ハンナ・ワディンガム 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」リミテッドシリーズ&テレビ映画部門作品賞(リミテッドシリーズ)「クイーンズ・ギャンビット」作品賞(テレビ映画)「ハミルトン」主演男優賞ジョン・ボイエガ 「Small Axe」主演女優賞アニャ・テイラー=ジョイ 「クイーンズ・ギャンビット」助演男優賞ドナルド・サザーランド 「フレイザー家の秘密」助演女優賞ウゾ・アドゥーバ 「ミセス・アメリカ~時代に挑んだ女たち~」(Hiromi Kaku)■関連作品:ノマドランド 2021年3月26日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved.
2021年03月09日有名司会者のオプラ・ウィンフリーがヘンリー王子&メーガン妃にインタビューした特別番組「Oprah With Meghan and Harry:A CBS Primetime Special」(原題)が、アメリカ・イギリスでまもなく放送を迎える。英王室としては、メンバーから離脱した2人が何を語るのか、戦々恐々だろう。しかし、英「デイリー・エクスプレス」紙によると、「女王の心にあるのは自分の務めとフィリップ殿下だけ」という。99歳のフィリップ殿下は先月中旬から体調を崩し、持病の心疾患の治療処置を受けて現在も入院中。英「タイムズ」紙は、エリザベス女王は番組を見ず、国の様々な問題に集中すると報じているが、王室のアドバイザーたちは万が一エリザベス女王が“口撃”にあったときのために備えているという。具体的には、ヘンリー王子&メーガン妃の素行に関する新しい情報を暴露し、報復する準備だそうだ。「タイムズ」紙といえば、先日「メーガン妃が王室のスタッフをいじめていた」という疑惑を報じたばかり。インタビュー番組の放送直前というタイミングであるため、メーガン妃は「計算された中傷キャンペーンだ」として批判。メーガン妃の弁護団は「タイムズ紙は、バッキンガム宮殿が(メーガン妃たちをけん制するために)まったく正しくない話を広げることに利用されている」と書面で主張している。番組が放送される日は、イギリスでは「コモンウェルスデー」(3月8日)でもあり、事前に録画された番組「A Celebration For Commonwealth Day」でエリザベス女王やフィリップ殿下ら王室メンバーがお祝いする。(Hiromi Kaku)
2021年03月08日ニコラス・ケイジ(57)が5度目の結婚を果たしたことが分かった。お相手は日本人女優のリコ・シバタ(26)で、ニコラスは「People」誌に「本当です。私たちはとても幸せです」と結婚を認めている。ラスベガスの「ウィン・ホテル」で2月16日に小さな式を挙げたという2人。この日は2009年に他界したニコラスの父オーガスト・コッポラの誕生日で、ニコラスにとって大切な日であり、「父に敬意を表して選んだ」という。ニコラスの衣装は「トム・フォード(TOM FORD)」のタキシード、花嫁は和装スタイルで、2人が熱いキスを交わした写真が公開されている。花嫁がバージンロードを歩いているときに流れた曲は、「Kiroro」の「冬のうた」という情報もある。挙式後のパーティーには、ニコラスの3番目の妻アリス・キムと、アリスとの間にもうけたカル=エルくんも出席した。ニコラスはパトリシア・アークエット、リサ・マリー・プレスリー、アリス、エリカ・コイケとの結婚歴があり、今回は5度目。2019年3月にエリカと結婚した際は、4度目の結婚生活が4日で破綻したことで話題となった。今回の結婚についてはすでに約3週間が経過しており、つい先日、ニューヨークのセントラル・パークで2人が仲良く馬車に乗っている姿が目撃されている。結婚生活は順調のようだ。とはいえ、SNSには「半年もつかな?」「過去の4回の結婚でなにも学んでいない」などの厳しい声が寄せられている。(Hiromi Kaku)
2021年03月08日2014年の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』以降、複数のMCU作品でスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じてきたエリザベス・オルセン。スカーレット・ウィッチを主人公としたドラマ「ワンダヴィジョン」までもが制作されたにも関わらず、つい最近まで母親が役名を間違えて覚えていたというかわいらしいエピソードを明かした。「The Tonight Show」にリモート出演したエリザベスは、司会のジミー・ファロンとトーク中に、現在Disney+で配信中の「ワンダヴィジョン」が「残すところあと1話!」という話題で盛り上がった。すると、エリザベスは「先日母が、私の演じている役を『ずっとレッド・ウィッチって呼んでいた』と言ってきた。『この4年間』と言っていたけど、私は(スカーレット・ウィッチ役を)6.7年演じているのに…。先週、私がスカーレット・ウィッチと呼ばれていることを知ったんだって」と話した。するとジミーは「クククッ…」と笑いをこらえながら思わず顔を手で覆ってしまった。エリザベスは「母が『なんで一度も訂正してくれなかったの?』と言うもんだから、『ジョークか何かなのかなと思っていたし、私が演じている役名だと思ってレッド・ウィッチと呼んでいるだなんて知らなかった』と答えた」という。現在、エリザベスはスカーレット・ウィッチ役で『ドクター・ストレンジ』続編の撮影のため、ロンドンに滞在している。「The Tonight Show」では、ジミーとエリザベスが「ワンダヴィジョン」をパロディ化した「ファロンヴィジョン」も公開に。エリザベスがロンドンにいることから、リモートで制作した。(Hiromi Kaku)
2021年03月05日ダコタ&エル・ファニング姉妹が、製作会社「Lewellen Pictures」を立ち上げた。「Lewellen」(ルウェレン)という名前の由来は、姉妹の愛犬・ルウェレンだとみられる。同社は映画とドラマだけでなく、ポッドキャストのようなメディアの製作も行っていくという。初のプロデュース作品は、ミーガン・ミランダの犯罪スリラー小説「The Last House」を基にしたドラマになる。また、「The Wrap」などによると、「Lewellen Pictures」はエルの主演ドラマ「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」の製作を担当している「Civic Center Media」&「MRCテレビジョン」とファーストルック契約も結んだことも明らかになっている。子役出身の俳優は、大人になるとキャリアの停滞により俳優業を断念したり、アルコールや薬物に手を出して人の道を外れてしまうことも少なくないが、ファニング姉妹は順調そのもの。ダコタは歴代のファーストレディを描くドラマ「The First Lady」で、アメリカの第38第大統領ジェラルド・フォードの唯一の娘スーザン・フォードを演じることが決定。エルは主演・製作総指揮を務める「THE GREAT」が好評で、ゴールデングローブ賞では自身の主演女優賞を含む3ノミネーションを獲得した。2人が姉妹を演じる映画『The Nightingale』の公開も控えている。(Hiromi Kaku)
2021年03月05日Disney+で配信される実写版『ピノキオ』の新たなキャストが発表された。ジョセフ・ゴードン=レヴィット(ジミニー・クリケット)、キーガン=マイケル・キー(正直ジョン)、ロレイン・ブラッコ(新しいキャラクターのかもめのソフィア)がそれぞれのキャラクターの声を担当する。タイトルロールのピノキオの声を務めるのは、Netflixドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」でマイルズ役を演じた子役のベンジャミン・エヴァン・エインズワース。また、シンシア・エリヴォがブルーフェアリーを演じるという。ジョセフが声を担当するジミニーは、オリジナル版で美声の持ち主として描かれており、今作でも歌声を披露するとみられている。シンシアも、舞台で鍛え上げた素晴らしい歌声を聴かせてほしいとファンから期待の声が上がっている。今作は、実写とCGを融合させて作られるハイブリッド版の『ピノキオ』。すでにトム・ハンクス(ゼペットじいさん)、ルーク・エヴァンス(コーチマン)の出演が発表されていた。今月からイギリスで撮影が始まるという。監督はロバート・ゼメキスで、脚本はゼメキスと『シンデレラ』のクリス・ワイツが共同執筆した。劇場公開はなく、Disney+で直接配信となる。(Hiromi Kaku)
2021年03月04日「アニメーション界のアカデミー賞」と称されるアニー賞のノミネーションが発表された。ディズニー&ピクサーの『ソウルフル・ワールド』とカートゥーン・サルーンの『ウルフウォーカー』が最多10ノミネーションを獲得。ピクサー映画の『2分の1の魔法』が7ノミネーションと続いた。長編作品賞は『ソウルフル・ワールド』『2分の1の魔法』『The Croods:A New Age』『ウィロビー家の子どもたち』『トロールズ ミュージック★パワー』の5作品。日本からは長編インディペンデント賞に湯浅政明監督作の『きみと、波にのれたら』と岩井澤健治監督作の『音楽』がノミネート。『ウルフウォーカー』や『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』、フランスの『カラミティ』と競う。湯浅監督は長編監督賞の候補にも選出されるという快挙。湯浅監督も岩井澤監督も喜びのコメントをツイートしている。「Entertainment Weekly」などによれば、アカデミー賞の長編アニメ映画賞は、これまでにアニー賞の受賞作品が13回選ばれているという。昨年のアカデミー賞は、アニー賞長編作品賞を獲得した『クロース』ではなく、『トイ・ストーリー4』だった。第48回アニー賞授賞式は4月16日にバーチャルで開催される。(Hiromi Kaku)■関連作品:きみと、波にのれたら 2019年6月21日より全国にて公開©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会音楽 2020年1月11日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開予定©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテンソウルフル・ワールド 2020年12月25日よりDisney+(ディズニープラス)にて配信©2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.ウルフウォーカー 2020年10月30日よりYEBISU GARSEN CINEMAほか全国にて公開© WolfWalkers 2020
2021年03月04日ゲーム「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の実写映画に、ヒュー・グラントが悪役として出演することが明らかになった。また、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のソフィア・リリスの出演も決定したという。「The Hollywood Reporter」などが伝えた。タイトル未定の同作には、クリス・パイン、ミシェル・ロドリゲス、ジャスティス・スミス(『名探偵ピカチュウ』)、レゲ=ジャン・ペイジ(「ブリジャートン家」)の出演がすでに報じられていた。「ダンジョンズ&ドラゴンズ」は、1974年に発売された世界初のロールプレイングゲーム。アメリカ発のテーブルトークRPGで、世界中に5000万人以上のファンを抱えている。舞台は魔法が使えるファンタジーの世界で、プレイヤーは人間、エルフ、ドワーフなどのキャラクターを選択できる。小説、コンピューターゲームなど、様々な形で関連作品が作られており、2000年には同名で映画化もされた。今作は、『スパイダーマン:ホームカミング』の脚本家ジョナサン・ゴールドスタイン&ジョン・フランシス・デイリーが監督・脚本を務める。アメリカ公開は今年11月を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で製作に遅れが生じており、2022年5月27日に延期されている。(Hiromi Kaku)
2021年03月03日「GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」のクリエイター、リズ・フラハイヴ&カーリー・メンシュが手掛けるAppleのアンソロジードラマ「Roar」(原題)のキャストが明らかになった。「Variety」誌が報じた。ニコール・キッドマン、シンシア・エリヴォ(『ハリエット』)、メリット・ウェヴァー(「ゴッドレス -神の消えた町-」)、アリソン・ブリー(「GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」)の4人。全員がエミー賞、グラミー賞、オスカー、トニー賞のいずれかにノミネートまたは受賞経験がある演技派として活躍している面々だ。今作は、『P.S. アイラヴユー』の原作者セシリア・アハーンの短編集「Roar」をベースに女性目線で描かれる全8話・各30分のドラマ。クリエイター&ショーランナーのフラハイヴ&メンシュにとって、Appleと独占包括契約を結んでから同サービスで初めて手掛ける作品となる。2人はニコールや原作者アハーンらとともに製作総指揮も務める。企画は3年前から進んでいたが、キャストが決定し、いよいよ本格化する模様。2人の代表作となった「GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」は、2019年にシーズン4へ更新され、完結するはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で更新が取り消しされシーズン3で打ち切りとなっていた。作品自体は高評価を受けていたため、「Roar」への期待も高まる。(Hiromi Kaku)
2021年03月03日『ブラック・クランズマン』『ザ・ファイブ・ブラッズ』のスパイク・リー監督が、今年9月11日に発生から20年を迎えるアメリカ同時多発テロとニューヨークの街について、複数のパートで構成されるドキュメンタリー映画を製作中であることが分かった。タイトルは『NYC Epicenters 9/11 →2021 1/2』(原題)で年内にHBOで放送、HBO Maxで配信されるという。リー監督は「オレンジと青(ニューヨークのカラー)の血が流れるニューヨーカーとして、私たちの/私の街が911テロ事件の中心地となったことや、新型コロナウイルスにどのように対処してきたかを『スパイク・リー作品』で描けることを誇りに思います」とコメント。ニューヨーカーたちに行った200回以上のインタビューを通じ、「なにがニューヨークを地球上で最も素晴らしい街にしたのか、多様な市民たちがどのようにそうしてきたのかについて、深く掘り下げていく」と語っている。リー監督はマイケル・ジャクソンをテーマとした『Bad 25』や『マイケル・ジャクソンの旅: from モータウン to オフ・ザ・ウォール』など、数々のドキュメンタリー作品を撮り、高い評価を受けている。今作の製作に対するファンの反応は、「あれから20年が経ったなんて、信じられない」「スパイク・リー監督の作品なら、なんでも楽しみ」など。(Hiromi Kaku)
2021年03月02日『ワンダーウーマン』シリーズのガル・ガドットが、第3子を妊娠中であることをSNSで発表した。2008年に結婚した夫のヤロン・ヴァルサノ氏、長女アルマちゃん(9)、次女マヤちゃん(3)とともに写っている家族写真と「さあ、まただ」という短文を投稿。夫と子どもたちはガルの少しふくらんだお腹に手を当てている。この投稿には、『ジャスティス・リーグ』仲間のジェイソン・モモアや、ヒラリー・スワンク、ケイト・ハドソン、エミリー・ラタコウスキーらから祝福メッセージが寄せられた。昨日、ゴールデングローブ賞授賞式のプレゼンターを務めたガルは、お腹のふくらみが目立たない、長い美脚を際立たせるデザインの「ジバンシィ オートクチュール(Givenchy Haute Couture)」の白いミニドレスを着用していた。「家族が私のすべて」というガルは、『ワンダーウーマン 1984』に家族全員で仲良く出演。「一緒に映画に出られて、彼らは映画の一部になった。それって、すごく大きな意味があること。みんなでずっと大切にしたい思い出になった」とFOXの報道番組「Good Day DC」で語っている。『ワンダーウーマン』はすでに第3弾の製作が決定している。同作で第3子とガルが共演する可能性にも期待したい。(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンダーウーマン 1984 2020年12月18日より全国公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics
2021年03月02日「サンディエゴ・コミコン」などを主催している「コミコン・インターナショナル」の公式ホームページに、「2021年のコミコンに関する声明」というお知らせが掲載された。「サンディエゴ・コミコン」は、今年もオンラインイベント「コミコン・アット・ホーム」として開催するという。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年も同じスタイルが取られていた。ワクチンが開発され、接種を受ける人が増えてきてはいるものの、例年通りに対面で7月にコミコンを開催するのは「安全を守るためには時期尚早」として、2021年のコミコンは延期することを決定したという。代わりに昨年と同様、7月23日から25日まで無料オンラインイベント「コミコン・アット・ホーム」を開催。昨年は4日間だったが、今年は複数回のイベント延期による資金難により、3日間になってしまったという厳しい“懐事情”も明かしている。昨年と違う点は、「コミコン・アット・ホーム」に加え、今年11月にサンディエゴでいつものコミコンのような大規模ではないものの、対面での小さなイベントを企画中だということだ。参加者数、予算などの細かいことが決定次第、同ホームページで知らせるという。(Hiromi Kaku)
2021年03月02日コロナ禍の影響で、会場を2つに分けたばかりか各賞の候補者たちは自宅からの参加を余儀なくされた第78回ゴールデン・グローブ賞。毎年恒例のレッドカーペットのファッションチェックも今年は無理かと思われたが、少しでも華やかに、という思いからか、おうち参加のスターたちはドレスアップして登場した。映画のドラマ部門で主演女優賞を受賞したアンドラ・デイ(『The United States vs. Billie Holiday(原題)』)は「シャネル(CHANEL)」のオートクチュールのドレス。ライトグレーで上部はクロシェット、ふわりとしたスカートの軽やかな装いだ。ミュージカル・コメディ部門で主演女優賞を受賞したロザムンド・パイク(『I Care a Lot(原題)』)はボリュームあるスカートの真っ赤なドレス。「モリー・ゴダード(Molly Goddard)」のデザインで、足元には「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」の黒のワークブーツを合わせている。テレビの部のリミテッドシリーズ部門主演女優賞を受賞したアニャ・テイラー=ジョイ(「クイーンズ・ギャンビット」)は「ディオール(Dior)」のグリーンのドレス。深いVネックに胸元に小さなベルトがついていて、共布のコートを羽織って重厚感も出せる。ブロンドの髪はストレートにおろした髪をかけた耳やデコルテを飾るのは「ティファニー(Tiffany & Co)」のダイアモンドのアクセサリーで、180万ドル以上の品だそう。テレビの部で圧勝した「ザ・クラウン」でダイアナ妃を演じ、主演女優賞に輝いたエマ・コリンは「ミュウミュウ(MIU MIU)」のドレス。黒のベルベットにクリスタルの刺繍、白のオーガンザの大きな襟は16~17世紀のヨーロッパの王侯貴族に流行したひだ襟を思わせるデザイン。スタイリングしたハリー・ランバートのインスタを見ると、道化師のイメージもあるようだ。大きく張った肩のデザインも個性的だ。自宅から夫のキース・バーンと娘2人と一緒にリモート参加したニコール・キッドマン(「フレイザー家の秘密」)は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のホルターネックのドレス。インスタに「私の暮らしにグラマーを取り戻してくれて、ありがとう、ルイ・ヴィトンとニコラ・ジェスキエール。もう長い間、こういうことしていなかったから」とハートの絵文字付きで投稿した。映画の部で助演女優賞候補のアマンダ・サイフリッド(『Mank/マンク』)は「オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar de la Renta)」のオフショルダーのドレス。ネックラインのフローラルな飾りと背中が大きく開いたデザインで、春を先取りした。18世紀のロシアに君臨した女帝、エカチェリーナ二世を演じた「THE GREAT~エカチェリーナの時々真実の物語」がテレビの部でミュージカル・コメディ部門作品賞や主演女優賞などにノミネートされたエル・ファニングは「グッチ(GUCCI)」のアレッサンドロ・ミケーレがデザインしたミントグリーンのドレスを着用。クリスタルのブローチで飾られたドレスに、ヴィンテージのダイアモンドとプラチナのアクセサリーを合わせた。同作でエカチェリーナの夫、ピョートル三世を演じたニコラス・ホルトは「ジョルジオ・アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のダブルのスーツ。ヴェルヴェットのジャケットに黒のTシャツを合わせた。授賞式前に、主演作の「エミリー、パリへ行く」がゴールデン・グローブ賞主催団体「HFPA」に豪華接待を行ったことが報じられてしまったリリー・コリンズは主演女優賞候補として気丈に参加。「サンローラン(Saint Laurent)」のワンショルダーのプリントドレスはウエスト部分に大胆なカットがあるデザインに、ゴールドの大ぶりなイアリングなど「カルティエ(Cartier)」のジュエリーを合わせた。プリントドレスでは、ヴィオラ・デイヴィスが着た「Lavie by CK」のドレスが華やか。デコルテ部分がアシンメトリーで片側がオフショルダー、マーメイドライン、とディテールにも凝っている。鮮やかなライムグリーンのドレスを選んだのはプレゼンターを務めたシンシア・エリヴォ。「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のネオンカラーのドレスに白の革手袋、メタリックの厚底ハイヒールというインパクトある出立ち。カラフルなドレスといえば、ジョー・エレン・ペルマン(『ザ・プロム』)が選んだ「ジョナサン コーエン(JONATHAN COHEN)」のパッチワーク・ドレス。イエロー、ピンク、ブルー、オレンジ、レッドetc.が賑やかにマッチしている。モノトーンの装いはエイザ・ゴンザレス、スリットの入った「ヴェルサーチ(Versace)」の黒のドレス。ネックラインと胸元にシルバーのラインでアクセントがつけてある。それにしても、エイザのようなシンプルなドレスはレッドカーペットでこそ映えるスタイル。まだ収束までは少しかかりそうだが、大勢のギャラリーに囲まれて輝くスターたちのおしゃれ競争を再びみられる日が待ち遠しい。(text:Yuki Tominaga)
2021年03月01日アカデミー賞の前哨戦の1つである、第78回ゴールデン・グローブ賞授賞式が現地時間2月28日に開催され、『ノマドランド』がドラマ部門作品賞を受賞した。テレビの部ドラマ部門ではNetflixの「ザ・クラウン」が作品賞、主演男女優賞を独占、さらに助演女優賞も受賞、Wノミネートだった主演女優、助演女優賞の候補者を除いて全て制覇した。『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督は「つらい人生を歩んでいる全ての人々に、この作品を贈ります。さよなら、とは言いません。また会いましょう、と言います」とスピーチしたジャオ監督は監督賞も受賞。アジア系アメリカ人女性として初であり、さらに女性監督の受賞は1984年のバーブラ・ストライサンド(『愛のイエントル』)以来、2度目の快挙だ。ドラマ部門主演男優賞を受賞したのは、昨年43歳の若さで亡くなったチャドウィック・ボーズマン(『マ・レイニーのブラックボトム』)。妻のテイラー・シモーヌ・レドワードが代理で受賞した。同主演女優賞は『The United States vs. Billie Holiday』(原題)のアンドラ・デイが受賞した。助演女優賞のジョディ・フォスター(『The Mauritanian(原題)』)など、下馬評とは異なるサプライズ受賞がいくつか飛び出し、映画部門で最多6ノミネートされた『Mank/マンク』は残念ながら、無冠となった。今年はコロナ禍により、例年は1月開催の授賞式が2月末となり、さらに史上初の試みとして、ニューヨークとロサンゼルスに会場を分け、ティナ・フェイとエイミー・ポーラーが米国東西両岸から2元中継で司会を務めた。米国の東西両岸の会場のセットでティナとエイミーはオープニング・トークを実施。ティナ・フェイは授賞式直前に報道された、賞を主催する団体「ハリウッド外国人記者協会(HFPA)」の会員の人種の偏りや映画会社による豪華な接待疑惑などについて「HFPAは90人程度のインターナショナルな、黒人抜きのジャーナリストによる構成で、彼らはいい生活を求めて、毎年映画の取材旅行に出かけています」「では、ヨーロッパの変人たちが今年は何を選んだのか見てみましょう」と踏み込んだ。最初に発表になったのは映画部門の助演男優賞。昨年の助演女優賞受賞者のローラ・ダーンがプレゼンターとして、ロサンゼルスの会場であるビヴァリー・ヒルトンに登場、『Judas and the Black Messiah』(原題)のダニエル・カルーヤの受賞を発表した。自宅で待機していたダニエルがZOOMでスピーチを始めたのだが、いきなり接続が悪くて音声が聞こえない。ローラ・ダーンが「中継がうまく行かないようです」と一旦切り上げたが、ダニエルは「繋がってるよ!」と言い続けて、再び画面が戻り、スピーチすることができた。他の候補者たちもZOOMで参加し、ビル・マーレイ(『オン・ザ・ロック』)はシャンパングラスを掲げて祝福。自宅で家族や親しい人々と参加した候補者たちはいつもよりリラックスした表情。スピーチの最中も彼らが受賞者に寄り添い、時には子どもたちがハグしたり、和やかな雰囲気だった。受賞を逃した候補者のリアクションも例年より大きめ。テレビの部のドラマ部門で「ザ・クラウン」のダイアナ妃を演じたエマ・コリンの主演女優賞受賞を、同部門候補だった共演者のオリヴィア・コールマン(「ザ・クラウン」)は自分のことのように喜んでいた。セリフの大半が韓国語であることから、作品賞ではなく外国語映画賞候補になり、見事受賞を果たした『ミナリ』のリー・アイザック・チョン監督は自宅から幼い娘と一緒に参加。アメリカに移民した韓国人の一家を描く半自伝的な作品について「この子のために作りました」とスピーチ。映画について「自分たちの言葉で語ることを学ぼうとする家族の物語です。それはどのアメリカの言葉や外国の言葉よりも深い、心の言葉です」と語った。映画の部<ドラマ部門>作品賞『ノマドランド』主演女優賞アンドラ・デイ(『The United States vs. Billie Holiday』)主演男優賞チャドウィック・ボーズマン(『マ・レイニーのブラックボトム』)<コメディ・ミュージカル部門>作品賞『続ボラット栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』(Amazon Prime Video)主演女優賞ロザムンド・パイク(『I Care a Lot』)主演男優賞サシャ・バロン・コーエン(『続ボラット栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』)アニメーション作品賞『ソウルフル・ワールド』(Disney+)外国語映画賞『ミナリ』助演女優賞ジョディ・フォスター(『The Mauritanian』)助演男優賞ダニエル・カルーヤ(『Judas and the black Messiah』)脚本賞アーロン・ソーキン(『シカゴ7裁判』)監督賞クロエ・ジャオ(『ノマドランド』)作曲賞『ソウルフル・ワールド』トレント・レズナー、アッティカス・ロス、ジョン・バティステ歌曲賞「lo si(Seen)」(Netflix『これからの人生』)テレビの部<ドラマ部門>作品賞「ザ・クラウン」(Netflix)主演女優賞エマ・コリン(「ザ・クラウン」)主演男優賞ジョシュ・オコナー(「ザ・クラウン」)<ミュージカル/コメディ部門>作品賞「シッツ・クリーク」主演女優賞キャサリン・オハラ(「シッツ・クリーク」)主演男優賞ジェイソン・サダイキス(「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」)<リミテッドシリーズ/テレビ映画部門>作品賞「クイーンズ・ギャンビット」(Netflix)主演女優賞アニャ・テイラー=ジョイ(「クイーンズ・ギャンビット」)主演男優賞マーク・ラファロ(「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」)助演女優賞ジリアン・アンダーソン(「ザ・クラウン」)助演男優賞ジョン・ボイエガ(「Small Axe」)セシル・B・デミル賞ジェーン・フォンダキャロル・バーネット賞ノーマン・リア(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ソウルフル・ワールド 2020年12月25日よりDisney+(ディズニープラス)にて配信©2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.ノマドランド 2021年3月26日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved.【Netflix映画】シカゴ7裁判 2020年10月9日より全国にて公開【Netflix映画】マ・レイニーのブラックボトム 2020年12月18日よりNetflixにて配信ミナリ 2021年3月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24
2021年03月01日Netflixとスカイダンスが、『ターミネーター』のアニメ版を開発中であることを発表した。スカイダンスは同シリーズ最新2作の『ターミネーター:新起動/ジェニシス』と『ターミネーター:ニュー・フェイト』を製作している。製作を担当するのは、アニメの「攻殻機動隊」シリーズ、「B:The Beginning」、「東のエデン」などを手掛けたProduction I.G。『プロジェクト・パワー』の脚本を執筆したマットソン・トムリンがショーランナー&製作総指揮を務める。「Netflixとスカイダンスが、私に固定観念を打ち破る、予想を裏切る、ガッツのある『ターミネーター』を作る機会を与えてくださったことを、光栄に思います」と語っている。『ターミネーター』はこれまでに映画が6本製作され、合計で2000億円以上の興行収入を得た人気作品。アーノルド・シュワルツェネッガーの一番の代表作といっても過言ではないだろう。2008年には実写ドラマ「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」も製作されたが、アニメ化は今回が初めて。つい先日、Netflixは現在アニメシリーズに本腰を入れていると報じられたばかり。『ジョン・ウィック』の脚本家デレク・コルスタッドによるゲーム「スプリンターセル」のアニメ、ザック・スナイダー監督作『アーミー・オブ・ザ・デッド』のスピンオフアニメなど、複数のアニメシリーズが製作中。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年03月01日先週アメリカで公開開始となった実写版『トムとジェリー』が、好調なスタートを切った。「Variety」誌によると、北米でのオープニング興収が1370万ドル(約14億6000万円)で、コロナ禍においては12月に公開された『ワンダーウーマン 1984』の1670万ドル(約17億8000万円)に次ぐ記録。アメリカより早く公開されている国もあり、現在の世界興収は製作費が7900万ドル(約84億2000万円)のところ、その約半分の3880万ドル(約41億3800万円)を稼ぎ出しているという。北米では42%の映画館が営業再開しており、同作は2475の映画館で上映中。また、『ワンダーウーマン 1984』と同じく、同作は劇場公開と当時にHBO Maxでも配信開始となっていることを考えれば、オープニング興収は上々の結果とのこと。映画の興行収入などの分析を行っている「Box Office」のアナリシストは、「新型コロナウイルスの感染者数が減り、ワクチン接種が本格的に展開され、もっと多くの映画が公開されるようになれば、映画館に行くということに臆することがなくなり、観客が戻ってくるでしょう。マスクを着用したり、ソーシャルディスタンスを守るという安全・健康対策を取ることは必要ですが」と語っている。『トムとジェリー』は、日本では今月19日に公開。(Hiromi Kaku)■関連作品:トムとジェリー 2021年3月19日より全国にて公開©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
2021年03月01日『バイオハザード』シリーズや『モンスターハンター』など、監督&主演俳優としてたびたびタッグを組んできたポール・W・S・アンダーソンとミラ・ジョヴォヴィッチが、再びともに新しい作品に取り組むという。「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作者ジョージ・R・R・マーティンの短編小説「In the Lost Lands」(邦題:<喪土>に吼ゆ)が映画化されることになり、アンダーソンが監督&脚本、ミラとデイヴ・バウティスタ(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』)が主演することが決定した。3人は、プロデューサーも務める。「The Wrap」などが報じた。ミラが演じるのはグレイ・アリスという危険で恐れられている魔女。変身の力を手に入れようと躍起になっている女王の依頼を受け、グレイ・アリスは案内人の漂流者ボイス(デイヴ)とともに不気味な荒野「ロスト・ランズ」へと赴く。今作の映画化に関しては、2015年にミラが主演、コンスタンティン・ワーナーが監督、ジャスティン・チャットウィンが出演し、2015年後半にドイツで撮影が始まると具体的に報じられていた。6年が経ちミラ以外の面々が一新され、いよいよ本格的に製作が始まるようだ。(Hiromi Kaku)
2021年02月26日玩具からアニメ化、実写映画化されてきた「G.I.ジョー」が、今度はAmazonで実写ドラマ化される。「Deadline」によると、「デアデビル」や「高い城の男」のエリック・オルソンがショーランナー&クリエイターを務め、さらに映画版3本の製作を担当してきたロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラとともに、製作総指揮も務める。製作に携わるのは「パラマウント スタジオ」「Entertainment One」「Skydance TV」。今作では、映画の『G.I.ジョー バック2リベンジ』でエイドリアンヌ・パリッキが演じたキャラクターのレディ・ジェイが主人公として描かれる。レディ・ジェイが初登場したのは、1984年のアニメ版「地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー」で、のちにフィギュア化され、コミックにも出演した。「G.I.ジョー」は、もともとは米「ハズブロ」社が1964年に発売した男児向けのアクション・フィギュア。1980年代に「地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー」としてアニメ化され、このアニメが2009年に公開された実写映画版『G.I.ジョー』の基になった。実写映画は、第3弾『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』が年内に公開予定だ。第4弾の製作もすでに決定している。(Hiromi Kaku)■関連作品:G.I.ジョー 2009年8月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開©2009 by Paramount PicturesG.I.ジョー バック2リベンジ 2013年6月8日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2021年02月26日アメリカで、テレビ批評家協会によるプレスツアーがオンラインで開催された。マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギが、Disney+で配信中または今後配信されるドラマの未来について語った。エリザベス・オルセン主演の「ワンダヴィジョン」については、「私はマーベルに長くいすぎて、もはや何に対してもはっきりとした『ノー』や『イエス』が言えなくなっています。『ワンダヴィジョン』の次のシーズンに関しても」とシーズン2の制作の可能性を残す発言をしている。2018年に、マーベルキャラクターたちが主人公を務めるスピンオフドラマが作られると報じられた当初は、どの作品も1シーズンで完結のリミテッド・シリーズになるとのことだった。ファイギは「MCUの楽しいところは、ドラマと映画の間を行ったり来たりして、クロスオーバーができる点だというのが明らかですよね。常に、物語に基づいて変化するでしょう。シーズン2に進んでいくものもあれば、長編映画になってまたドラマに戻ってくるものも。『ミズ・マーベル』(原題)はドラマデビューした後、映画『キャプテン・マーベル』の第2弾に登場しますし。これはまだ発表していないのですが、今後配信予定のドラマは、シーズン2を作ろうとしているものもありますよ」と、いくつかの作品がシーズン2に進むことをほのめかしている。(Hiromi Kaku)
2021年02月25日2019年3月、ジョニー・デップがアメリカのバージニア州で、元妻アンバー・ハードに対して5000万ドルの名誉棄損訴訟を起こした。アンバーが「ワシントン・ポスト」紙に寄稿し、ジョニーの名前は出さなかったとはいうものの、ジョニーによる家庭内暴力の被害者であることをほのめかしたため。このたび、提訴からほぼ3年後の2022年4月11日に裁判が始まることが決定した。これまでも、ジョニーの『ファンタスティック・ビースト3』の撮影、アンバーの『アクアマン2』の撮影、新型コロナウイルスのパンデミックなどにより何度も延期され、最新の開始日は今年の5月7日に設定されていた。「Deadline」によると今回の延期の理由はジョニーとアンバーのスケジュールの都合ではなく、新型コロナの影響で未処理の案件を多数抱えた同州の裁判所で、最も早く民事陪審裁判を行えるのが2022年4月11日なのだという。ジョニーはイギリスでもアンバーが絡む名誉棄損訴訟を起こし、ジョニーのことを「妻を殴る人」と書いたタブロイド紙「The Sun」紙に昨年敗訴。『ファンタスティック・ビースト3』の降板を余儀なくされた。もちろん、ジョニーは敗訴という結果に納得しておらず、3月に行われる2時間ほどの口頭審理で挽回し、上訴の機会を狙う。(Hiromi Kaku)
2021年02月25日