アカデミー賞の前哨戦の1つである、第78回ゴールデン・グローブ賞授賞式が現地時間2月28日に開催され、『ノマドランド』がドラマ部門作品賞を受賞した。テレビの部ドラマ部門ではNetflixの「ザ・クラウン」が作品賞、主演男女優賞を独占、さらに助演女優賞も受賞、Wノミネートだった主演女優、助演女優賞の候補者を除いて全て制覇した。『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督は「つらい人生を歩んでいる全ての人々に、この作品を贈ります。さよなら、とは言いません。また会いましょう、と言います」とスピーチしたジャオ監督は監督賞も受賞。アジア系アメリカ人女性として初であり、さらに女性監督の受賞は1984年のバーブラ・ストライサンド(『愛のイエントル』)以来、2度目の快挙だ。ドラマ部門主演男優賞を受賞したのは、昨年43歳の若さで亡くなったチャドウィック・ボーズマン(『マ・レイニーのブラックボトム』)。妻のテイラー・シモーヌ・レドワードが代理で受賞した。同主演女優賞は『The United States vs. Billie Holiday』(原題)のアンドラ・デイが受賞した。助演女優賞のジョディ・フォスター(『The Mauritanian(原題)』)など、下馬評とは異なるサプライズ受賞がいくつか飛び出し、映画部門で最多6ノミネートされた『Mank/マンク』は残念ながら、無冠となった。今年はコロナ禍により、例年は1月開催の授賞式が2月末となり、さらに史上初の試みとして、ニューヨークとロサンゼルスに会場を分け、ティナ・フェイとエイミー・ポーラーが米国東西両岸から2元中継で司会を務めた。米国の東西両岸の会場のセットでティナとエイミーはオープニング・トークを実施。ティナ・フェイは授賞式直前に報道された、賞を主催する団体「ハリウッド外国人記者協会(HFPA)」の会員の人種の偏りや映画会社による豪華な接待疑惑などについて「HFPAは90人程度のインターナショナルな、黒人抜きのジャーナリストによる構成で、彼らはいい生活を求めて、毎年映画の取材旅行に出かけています」「では、ヨーロッパの変人たちが今年は何を選んだのか見てみましょう」と踏み込んだ。最初に発表になったのは映画部門の助演男優賞。昨年の助演女優賞受賞者のローラ・ダーンがプレゼンターとして、ロサンゼルスの会場であるビヴァリー・ヒルトンに登場、『Judas and the Black Messiah』(原題)のダニエル・カルーヤの受賞を発表した。自宅で待機していたダニエルがZOOMでスピーチを始めたのだが、いきなり接続が悪くて音声が聞こえない。ローラ・ダーンが「中継がうまく行かないようです」と一旦切り上げたが、ダニエルは「繋がってるよ!」と言い続けて、再び画面が戻り、スピーチすることができた。他の候補者たちもZOOMで参加し、ビル・マーレイ(『オン・ザ・ロック』)はシャンパングラスを掲げて祝福。自宅で家族や親しい人々と参加した候補者たちはいつもよりリラックスした表情。スピーチの最中も彼らが受賞者に寄り添い、時には子どもたちがハグしたり、和やかな雰囲気だった。受賞を逃した候補者のリアクションも例年より大きめ。テレビの部のドラマ部門で「ザ・クラウン」のダイアナ妃を演じたエマ・コリンの主演女優賞受賞を、同部門候補だった共演者のオリヴィア・コールマン(「ザ・クラウン」)は自分のことのように喜んでいた。セリフの大半が韓国語であることから、作品賞ではなく外国語映画賞候補になり、見事受賞を果たした『ミナリ』のリー・アイザック・チョン監督は自宅から幼い娘と一緒に参加。アメリカに移民した韓国人の一家を描く半自伝的な作品について「この子のために作りました」とスピーチ。映画について「自分たちの言葉で語ることを学ぼうとする家族の物語です。それはどのアメリカの言葉や外国の言葉よりも深い、心の言葉です」と語った。映画の部<ドラマ部門>作品賞『ノマドランド』主演女優賞アンドラ・デイ(『The United States vs. Billie Holiday』)主演男優賞チャドウィック・ボーズマン(『マ・レイニーのブラックボトム』)<コメディ・ミュージカル部門>作品賞『続ボラット栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』(Amazon Prime Video)主演女優賞ロザムンド・パイク(『I Care a Lot』)主演男優賞サシャ・バロン・コーエン(『続ボラット栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』)アニメーション作品賞『ソウルフル・ワールド』(Disney+)外国語映画賞『ミナリ』助演女優賞ジョディ・フォスター(『The Mauritanian』)助演男優賞ダニエル・カルーヤ(『Judas and the black Messiah』)脚本賞アーロン・ソーキン(『シカゴ7裁判』)監督賞クロエ・ジャオ(『ノマドランド』)作曲賞『ソウルフル・ワールド』トレント・レズナー、アッティカス・ロス、ジョン・バティステ歌曲賞「lo si(Seen)」(Netflix『これからの人生』)テレビの部<ドラマ部門>作品賞「ザ・クラウン」(Netflix)主演女優賞エマ・コリン(「ザ・クラウン」)主演男優賞ジョシュ・オコナー(「ザ・クラウン」)<ミュージカル/コメディ部門>作品賞「シッツ・クリーク」主演女優賞キャサリン・オハラ(「シッツ・クリーク」)主演男優賞ジェイソン・サダイキス(「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」)<リミテッドシリーズ/テレビ映画部門>作品賞「クイーンズ・ギャンビット」(Netflix)主演女優賞アニャ・テイラー=ジョイ(「クイーンズ・ギャンビット」)主演男優賞マーク・ラファロ(「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」)助演女優賞ジリアン・アンダーソン(「ザ・クラウン」)助演男優賞ジョン・ボイエガ(「Small Axe」)セシル・B・デミル賞ジェーン・フォンダキャロル・バーネット賞ノーマン・リア(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ソウルフル・ワールド 2020年12月25日よりDisney+(ディズニープラス)にて配信©2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.ノマドランド 2021年3月26日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved.【Netflix映画】シカゴ7裁判 2020年10月9日より全国にて公開【Netflix映画】マ・レイニーのブラックボトム 2020年12月18日よりNetflixにて配信ミナリ 2021年3月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24
2021年03月01日Netflixとスカイダンスが、『ターミネーター』のアニメ版を開発中であることを発表した。スカイダンスは同シリーズ最新2作の『ターミネーター:新起動/ジェニシス』と『ターミネーター:ニュー・フェイト』を製作している。製作を担当するのは、アニメの「攻殻機動隊」シリーズ、「B:The Beginning」、「東のエデン」などを手掛けたProduction I.G。『プロジェクト・パワー』の脚本を執筆したマットソン・トムリンがショーランナー&製作総指揮を務める。「Netflixとスカイダンスが、私に固定観念を打ち破る、予想を裏切る、ガッツのある『ターミネーター』を作る機会を与えてくださったことを、光栄に思います」と語っている。『ターミネーター』はこれまでに映画が6本製作され、合計で2000億円以上の興行収入を得た人気作品。アーノルド・シュワルツェネッガーの一番の代表作といっても過言ではないだろう。2008年には実写ドラマ「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」も製作されたが、アニメ化は今回が初めて。つい先日、Netflixは現在アニメシリーズに本腰を入れていると報じられたばかり。『ジョン・ウィック』の脚本家デレク・コルスタッドによるゲーム「スプリンターセル」のアニメ、ザック・スナイダー監督作『アーミー・オブ・ザ・デッド』のスピンオフアニメなど、複数のアニメシリーズが製作中。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年03月01日先週アメリカで公開開始となった実写版『トムとジェリー』が、好調なスタートを切った。「Variety」誌によると、北米でのオープニング興収が1370万ドル(約14億6000万円)で、コロナ禍においては12月に公開された『ワンダーウーマン 1984』の1670万ドル(約17億8000万円)に次ぐ記録。アメリカより早く公開されている国もあり、現在の世界興収は製作費が7900万ドル(約84億2000万円)のところ、その約半分の3880万ドル(約41億3800万円)を稼ぎ出しているという。北米では42%の映画館が営業再開しており、同作は2475の映画館で上映中。また、『ワンダーウーマン 1984』と同じく、同作は劇場公開と当時にHBO Maxでも配信開始となっていることを考えれば、オープニング興収は上々の結果とのこと。映画の興行収入などの分析を行っている「Box Office」のアナリシストは、「新型コロナウイルスの感染者数が減り、ワクチン接種が本格的に展開され、もっと多くの映画が公開されるようになれば、映画館に行くということに臆することがなくなり、観客が戻ってくるでしょう。マスクを着用したり、ソーシャルディスタンスを守るという安全・健康対策を取ることは必要ですが」と語っている。『トムとジェリー』は、日本では今月19日に公開。(Hiromi Kaku)■関連作品:トムとジェリー 2021年3月19日より全国にて公開©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
2021年03月01日『バイオハザード』シリーズや『モンスターハンター』など、監督&主演俳優としてたびたびタッグを組んできたポール・W・S・アンダーソンとミラ・ジョヴォヴィッチが、再びともに新しい作品に取り組むという。「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作者ジョージ・R・R・マーティンの短編小説「In the Lost Lands」(邦題:<喪土>に吼ゆ)が映画化されることになり、アンダーソンが監督&脚本、ミラとデイヴ・バウティスタ(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』)が主演することが決定した。3人は、プロデューサーも務める。「The Wrap」などが報じた。ミラが演じるのはグレイ・アリスという危険で恐れられている魔女。変身の力を手に入れようと躍起になっている女王の依頼を受け、グレイ・アリスは案内人の漂流者ボイス(デイヴ)とともに不気味な荒野「ロスト・ランズ」へと赴く。今作の映画化に関しては、2015年にミラが主演、コンスタンティン・ワーナーが監督、ジャスティン・チャットウィンが出演し、2015年後半にドイツで撮影が始まると具体的に報じられていた。6年が経ちミラ以外の面々が一新され、いよいよ本格的に製作が始まるようだ。(Hiromi Kaku)
2021年02月26日玩具からアニメ化、実写映画化されてきた「G.I.ジョー」が、今度はAmazonで実写ドラマ化される。「Deadline」によると、「デアデビル」や「高い城の男」のエリック・オルソンがショーランナー&クリエイターを務め、さらに映画版3本の製作を担当してきたロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラとともに、製作総指揮も務める。製作に携わるのは「パラマウント スタジオ」「Entertainment One」「Skydance TV」。今作では、映画の『G.I.ジョー バック2リベンジ』でエイドリアンヌ・パリッキが演じたキャラクターのレディ・ジェイが主人公として描かれる。レディ・ジェイが初登場したのは、1984年のアニメ版「地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー」で、のちにフィギュア化され、コミックにも出演した。「G.I.ジョー」は、もともとは米「ハズブロ」社が1964年に発売した男児向けのアクション・フィギュア。1980年代に「地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー」としてアニメ化され、このアニメが2009年に公開された実写映画版『G.I.ジョー』の基になった。実写映画は、第3弾『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』が年内に公開予定だ。第4弾の製作もすでに決定している。(Hiromi Kaku)■関連作品:G.I.ジョー 2009年8月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開©2009 by Paramount PicturesG.I.ジョー バック2リベンジ 2013年6月8日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2021年02月26日アメリカで、テレビ批評家協会によるプレスツアーがオンラインで開催された。マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギが、Disney+で配信中または今後配信されるドラマの未来について語った。エリザベス・オルセン主演の「ワンダヴィジョン」については、「私はマーベルに長くいすぎて、もはや何に対してもはっきりとした『ノー』や『イエス』が言えなくなっています。『ワンダヴィジョン』の次のシーズンに関しても」とシーズン2の制作の可能性を残す発言をしている。2018年に、マーベルキャラクターたちが主人公を務めるスピンオフドラマが作られると報じられた当初は、どの作品も1シーズンで完結のリミテッド・シリーズになるとのことだった。ファイギは「MCUの楽しいところは、ドラマと映画の間を行ったり来たりして、クロスオーバーができる点だというのが明らかですよね。常に、物語に基づいて変化するでしょう。シーズン2に進んでいくものもあれば、長編映画になってまたドラマに戻ってくるものも。『ミズ・マーベル』(原題)はドラマデビューした後、映画『キャプテン・マーベル』の第2弾に登場しますし。これはまだ発表していないのですが、今後配信予定のドラマは、シーズン2を作ろうとしているものもありますよ」と、いくつかの作品がシーズン2に進むことをほのめかしている。(Hiromi Kaku)
2021年02月25日2019年3月、ジョニー・デップがアメリカのバージニア州で、元妻アンバー・ハードに対して5000万ドルの名誉棄損訴訟を起こした。アンバーが「ワシントン・ポスト」紙に寄稿し、ジョニーの名前は出さなかったとはいうものの、ジョニーによる家庭内暴力の被害者であることをほのめかしたため。このたび、提訴からほぼ3年後の2022年4月11日に裁判が始まることが決定した。これまでも、ジョニーの『ファンタスティック・ビースト3』の撮影、アンバーの『アクアマン2』の撮影、新型コロナウイルスのパンデミックなどにより何度も延期され、最新の開始日は今年の5月7日に設定されていた。「Deadline」によると今回の延期の理由はジョニーとアンバーのスケジュールの都合ではなく、新型コロナの影響で未処理の案件を多数抱えた同州の裁判所で、最も早く民事陪審裁判を行えるのが2022年4月11日なのだという。ジョニーはイギリスでもアンバーが絡む名誉棄損訴訟を起こし、ジョニーのことを「妻を殴る人」と書いたタブロイド紙「The Sun」紙に昨年敗訴。『ファンタスティック・ビースト3』の降板を余儀なくされた。もちろん、ジョニーは敗訴という結果に納得しておらず、3月に行われる2時間ほどの口頭審理で挽回し、上訴の機会を狙う。(Hiromi Kaku)
2021年02月25日F・スコット・フィッツジェラルド著の「華麗なるギャツビー」(「グレート・ギャツビー」)が、アニメ映画化されるという。製作会社「DNEG」の長編アニメ部門がツイッターと公式HPで発表した。2012年に『The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore』(原題)でアカデミー短編アニメ賞を受賞したウィリアム・ジョイスがメガホンを取るという。ジョイスは「これまでに映画化された作品は、実写であるゆえの制約がありました。革新的なアニメなら捉えどころのない特色を実現が可能です」と自信を見せている。製作陣には、ジョイスの長年の友人だというイラストレーター&作家のブライアン・セルズニックも名を連ねる。「ウィリアム・ジョイスが構想する豊かなおとぎの国は、フィッツジェラルドの書いたきらめく散文の世界に見事にマッチすることでしょう。このユニークなシネマ体験を実現させる手伝いができることに興奮しています」とコメント。「華麗なるギャツビー」はこれまで何度も映像化されてきたが、今年に入って新たな映像化ラッシュが進んでいる。理由の一つとして挙げられるのは、1925年に出版された「華麗なるギャツビー」は、今年1月1日に米国で著作権保護期間が終了したため。先月も「実写ドラマ化」企画が進んでいることが報じられたが、こちらはフィッツジェラルドのひ孫がコンサルティング・プロデューサーとして参加する、リミテッドシリーズだ。(Hiromi Kaku)
2021年02月24日ザック・スナイダー監督が、3月18日にHBO Maxで配信されるスナイダー版『ジャスティス・リーグ』について、「Vanity Fair」誌に語った。スナイダー監督は撮り直しや再編集に与えられた予算は7000万ドル(約74億円)だったと明かし、「私はギャラを受け取っていない」と話している。(もちろん、降板前に撮った映画についてはギャラが支払われている)。その理由を、「だれにも借りを作りたくなかったから。また、ギャラをもらわないことで彼ら(ワーナーやHBO Max)に対して強くものを言える交渉権を保つことができた」と赤裸々に語っている。2017年に公開された『ジャスティス・リーグ』は、スナイダー監督が家庭の事情で途中降板したため、バトンタッチを受けたジョス・ウェドンが完成させた作品。これが残念ながら不評で、「スナイダー監督が最後まで手掛けた『ジャスティス・リーグ』が観たい!」という声が、ファンの間で何年も上がっていた。ベン・アフレックやガル・ガドットらキャストも「#リリース・ザ・スナイダー・カット」というハッシュタグでスナイダー版の製作を応援し、製作にこぎつけた。スナイダー版にはオリジナルのキャストに加え、『スーサイド・スクワッド』でジョーカーを演じたジャレッド・レトもジョーカー役で出演している。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2021年02月24日アン・ハサウェイが代表作『プラダを着た悪魔』についてふり返り、自身が主人公アンドレア・サックス役を演じる女優候補の9番目だったことを明かした。つまり、アンドレア役を獲得するには程遠い存在だったというのだ。先日、コンテスト番組「ル・ポールのドラァグ・レース」にリモートでサプライズ出演したアンは、出場者から「これまで、必死に戦ってゲットした役はある?」と尋ねられた。すると「私は『プラダを着た悪魔』で9番目の候補だった。でも役をつかみ取った」と明かし、「くじけないで。絶対にあきらめてはダメ」とエールを贈った。アンドレア役の「1番目」の候補は、当時『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムスであり、レイチェルがオファーを断ったことが報じられている。また、ジュリエット・ルイスとクレア・デインズがオーディションを受けたということも報じられた。「アンが9番目の候補だった」ことを知ったファンたちは、こぞって「1番目から8番目の候補が知りたい」とほかの候補者に興味津々な様子をツイート。「本当に?彼女のために書かれた役みたいだった!」「彼女じゃなければ、まったく別物になっていた」「アンはいつだって私のナンバーワン」とアンを称える声も多数寄せられた。(Hiromi Kaku)■関連作品:プラダを着た悪魔 2006年11月18日より日比谷スカラ座ほか全国にて公開©2006 TWENTIETH CENTURY FOX
2021年02月22日19日(現地時間)、ついにキム・カーダシアンがカニエ・ウェストとの離婚手続きを開始した。長い間「不仲説」がささやかれており、1月には「離婚が差し迫っている」と報じられていた。夫婦で暮らしていた家から、カニエのスニーカーコレクション500足ほどが運び出されている様子や、バレンタインデーの数日前や18日に、お気に入りの婚約指輪をつけずに外出するキムの姿が目撃されていた。すでに2人は別居しているとのことだが、カニエはノースちゃん、セイントくん、シカゴちゃん、サームくんの4人の子どもに会うためにキム宅を訪れている。関係者によれば、「カニエは子どもたちの人生において、大きな役割を果たしたいと思っているし、キムもそれを阻止する気はまったくない」という。2人の関係に決定的な亀裂が入ったのは、昨年7月。カニエは、キムが長女ノースちゃんを妊娠していた時に、最初は2人が「中絶しよう」と考えていたことを暴露。「俺がこの子を誕生させよう」とキムを説得したんだとも。その後「キムは医者と一緒にワイオミングまでやってきて、映画の『ゲット・アウト』みたいに俺を閉じ込めようとした。なぜなら、俺が前日に娘の命を救って泣いていたからだよ」とドラマチックに語っていた。執筆時点でキムのインスタグラム・アカウントの名前は「キム・カーダシアン・ウェスト」になっている。(Hiromi Kaku)
2021年02月22日『たかが世界の終わり』のグザヴィエ・ドラン監督が、BTSのVに「一緒に仕事をしたい」とラブコールを送った。ドラン監督は、韓国の雑誌「ARENA HOMME PLUS」とのインタビューで、韓国人アーティストの中からだれを監督作にキャスティングしたいかと尋ねられた。すると『パラサイト 半地下の家族』でギウ役を演じたチェ・ウシクとBTSのVを挙げ、「私は本当にウシクのことが大好き。Vはすごく魅力的だからいつか一緒に仕事をしてみたい」と語った。BTSのファンは喜び、「ぜひ実現してほしい。テヒョン(V)とウシクが一緒に演技することを」「テヒョンにまた俳優をやってほしい。魅力があるし、才能もあるから」「世界は俳優のテヒョンを必要としている」などとツイッターでコメントしている。現在31歳のドラン監督は、20代前半からヴェネチア国際映画祭やカンヌ国際映画祭などで作品が上映され、高い評価を受けてきた。2016年のカンヌ国際映画祭では、『たかが世界の終わり』がコンペティション部門でグランプリとエキュメニカル審査員賞を受賞している。(パルム・ドールはケン・ローチ監督作『わたしは、ダニエル・ブレイク』が受賞)。アデルの「Hello」のMVの監督を務めたり、『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』などの作品には俳優として出演しているなど、多才なことで知られている。(Hiromi Kaku)
2021年02月19日『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』のアリ・アスター監督の最新作『Disappointment Blvd.』(原題)に、ホアキン・フェニックスが主演することが正式に決定した。「The Hollywood Reporter」などが報じた。アスター監督とラース・クヌーセンが、共同経営する製作会社「スクエア・ペグ」を通してプロデューサーを務める。また、A24も製作と資金調達を行う。アスター監督は前2作と同様、脚本も手掛ける。昨年、ホアキンはアスター監督の新しいプロジェクトへの出演を検討していると報じられていた。それは『Beau Is Afraid』(原題)というタイトルのホラー映画だったのだが、今回ホアキンの出演が決定した『Disappointment Blvd.』と同じ作品なのか、違う作品なのかは現在のところ不明。アスター監督は手元にたくさんの脚本を抱えているといわれている。『Disappointment Blvd.』では、史上最も成功した起業家の生き様を、数十年にわたって綿密に描くという。『ジョーカー』でオスカーを獲得し、俳優として高い評価を受けたホアキンと、『ミッドサマー』でその名を知らしめたアスター監督、『レディ・バード』や『フェアウェル』など良質な作品を生み出し人気のA24がそろった今作。「これはすごいことになる…」と多くの期待の声が寄せられている。(Hiromi Kaku)
2021年02月19日パリス・ヒルトンが40歳の誕生日を迎えた17日、婚約を発表した。お相手は、交際1年の起業家・DJのカーター・リウム。インスタグラムで「ソウルメイトを見つけたら、ただわかるんじゃない。感じる」とパリス節を炸裂させ、誕生日にカーターから誘われた旅行先のトロピカルビーチで、プロポーズされたことを報告した。片膝をついて婚約指輪を差し出したカーターに、パリスは「イエス。永遠にイエス」と答えたという。「永遠に一緒に過ごしたいと思う人は、彼以外にいない」とのろけた。コメント欄にはクリス・ジェンナー、ミランダ・カー、オリヴィア・パレルモらセレブたちから祝福メッセージが届いた。恋多きパリスが婚約するのはこれで4回目。モデルのジェイソン・ショウ、ギリシャの資産家の息子パリス・ラティス、俳優のクリス・ジルカと婚約していたことがある。パリスは先月、カーターと一緒に体外受精のプロセスを開始したことをポッドキャストで話しており、カーターを「とても協力的である」として褒めていた。代理母出産で子どもを授かった経験を持つキム・カーダシアンのアドバイスに従ったという。(Hiromi Kaku)
2021年02月18日『パディントン』シリーズ第3弾の製作が正式に決定したことが明らかになった。過去2作品を製作した「スタジオカナル」社の代表が「私たちスタジオカナルは、1作目、2作目と同様、最高の技術を用い、注意を払って『パディントン3』の製作に一生懸命取り組んでいると認めます」と「Variety」誌に語った。先週、『パディントン』のキャストのヒュー・ボネヴィルもラジオ番組に出演した際に、最新作の企画が「前進している。実現するだろう」と話していた。詳細については不明だが、これまで報じられた情報によれば、「スタジオカナル」とともにシリーズを手掛けたデヴィッド・ハイマンの製作会社と再びタッグを組むことが分かっている。また、監督は過去2作品の監督・脚本を担当したポール・キングが「3作目は監督しない」と発言しており、製作総指揮として作品に関わる模様。キング監督は『チャーリーとチョコレート工場』のスピンオフ映画『Wonka』(原題)やライアン・レイノルズ主演のコメディ映画の監督業を控えている。『パディントン』シリーズは、マイケル・ボンドの児童向け作品「くまのパディントン」を原作として、2014年にCGと実写を組み合わせて映画化。2017年に続編が製作された。パディントンの声はベン・ウィショー、日本語吹き替え版は松坂桃李が務めている。(Hiromi Kaku)■関連作品:パディントン2 2018年1月19日より全国にて公開© 2017 STUDIOCANAL S.A.S All Rights Reserved.
2021年02月18日エマ・ストーン主演作『Cruella』(原題)の予告編が公開された。前日には、同作やディズニー・スタジオの公式SNSからポスターを公開し、予告編の公開も約束していた。エマが演じているのは、ディズニーアニメ『101匹わんちゃん』に登場する悪女クルエラ。予告編では「かなり早くから、私は人とは違うように世界を見ていることに気付いていた」というクルエラのナレーションとともに、若きファッションデザイナーのエステラ(のちのクルエラ)が登場。ある日、エステラは非常にしゃれていて、恐ろしいほど格調高い“ファッション・レジェンド”の女男爵(エマ・トンプソン)の目に留まる。2人の関係は思いがけないできごとを引き起こし、エステラが乱暴、ファッショナブルで、復讐心に燃えるクルエラとなるきっかけを与えてしまうことに…。クルエラの狂気に満ちた高笑い、「私はクルエラ!」と名乗る最後は必見だ。予告編の感想には「(1996年に『101』でクルエラを演じた)グレン・クローズは伝説。エマのお手並み拝見!」「エマがいい感じだからすごく期待している」などおおむね好評&期待の声が上がっている。また、「基本的に『ジョーカー』。だけど作っているのはディズニー」とホアキン・フェニックス主演作の『ジョーカー』の雰囲気に似ているという意見も多数寄せられている。(Hiromi Kaku)
2021年02月17日ジョーダン・ピール監督の最新作(タイトル未定)で、キキ・パーマーが主演を務めることが決定した。ダニエル・カルーヤも、主演キャストとして出演交渉中だという。「The Hollywood Reporter」が報じた。今作に関しては、ジャンルがピール監督の得意な「ホラー」であること以外、詳細は全く明らかになっていない。ピール監督は脚本と製作も担当する。ユニバーサル・ピクチャーズと5年間の独占契約を結んでいる、ピール監督の製作会社「Monkeypaw Productions」もプロデュースを行う。キキは、12歳のときに主演した2006年の『ドリームズ・カム・トゥルー』で大ブレイクしたのち、俳優、シンガーソングライター、プロデューサー、テレビ番組の司会とマルチエンターテイナーとして活躍してきた。最近ではジェニファー・ロペス主演の『ハスラーズ』に出演。ダニエルは、ピール監督作の『ゲット・アウト』に主演し2018年のアカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた。今作での再タッグに期待が高まる。ツイッターでは、2人の起用に「最高のチョイス。たとえどんな役だとしても」「すでにすばらしい映画だ」「めちゃくちゃ楽しみ」「みんなが喜んでいるね」など、興奮の声が多数寄せられている。今作は2022年7月22日に全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2021年02月17日エマ・ストーン主演作『Cruella』(原題)のポスターが、同作やディズニースタジオの公式SNSアカウントから「ハロー、Cruel(残酷な)世界。新しい予告編は明日公開です」というメッセージとともに公開された。同作は、ディズニーアニメ『101匹わんちゃん』に登場する悪女クルエラを主人公とした実写映画。今回公開されたポスターは、ダークメイクを施しクルエラに扮したエマのアップで構成されているもので、『101匹わんちゃん』のテーマカラーともいえる白・黒・赤の3色のみが使われているのが印象的だ。2019年のD23 Expoで、エマ演じるクルエラが3匹のダルメシアンのリードを持っているファーストルックが公開されていたが、クルエラを“寄り”で見られるのはこのポスターが初めて。監督は『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のクレイグ・ガレスピーで、キャストはエマのほか、エマ・トンプソン、マーク・ストロングらが出演。エマが「Entertainment Weekly」誌に語ったところによると、舞台は1970年代のロンドンで、1996年にグレン・クローズが同じくクルエラを演じた実写映画『101』より前の話だという。『Cruella』はアメリカで5月に公開を予定している。(Hiromi Kaku)
2021年02月17日2017年に、「いつか大統領選に出馬することを真剣に考えている」と語っていたドウェイン・ジョンソンが、いまもその気持ちがあることを明らかにした。ドウェインは現在、自身の半生をドラマ化した「Young Rock」(原題)に出演中。「自分の過去を振り返り、笑い、製作した作品で、視聴者を笑顔にしたり笑いを届けられるのがうれしい」と自信を見せている。同作の中で起きるできごとは実話または、実話をドラマ向けにアレンジしているというのだが、先日放送された記念すべき第1話では、2032年にドウェインが大統領選に立候補し、テレビ番組でインタビューを受けているというシーンがあった。このシーンについて、「USA Today」がまだ起こっていない未来の“真相”をドウェインに尋ねると、「もし人々がそう望むのなら、将来的に大統領選に出馬することを考えたい。本当だ。ふざけて答えているわけではない。本当に、みなさん次第なんだ…だから私は待つし、(意見を)聞く。現状をしっかりと把握して、世論に耳を傾けたい」と語った。ツイッターでは、「2032年まで待たなくちゃダメ?」「2024年に出馬して!あなたには大統領になる器がある!」「2016年の大統領選からあなたに出てほしいと思っていたよ」「絶対投票する」などの声が上がっている。(Hiromi Kaku)
2021年02月16日クリストファー・マッカリー監督が、『ミッション:インポッシブル』第7弾の撮影を終えたことをインスタグラムで報告した。「仕上げのためにロンドンに戻る」という。同作は今年11月19日に公開を予定している。しかし、第7弾と連続して撮影予定だった第8弾については、主演のトム・クルーズのスケジュールの都合により、延期を余儀なくされていることが明らかになった。「Deadline」などによると、まもなくトムは7月2日全米公開の『トップガン マーヴェリック』のプロモーション活動を始めなければならないという。第7弾は、当初は昨年2月に撮影開始予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミックにより延期に。さらに、昨年8月にはイギリスでの撮影中にバイク事故が起き、セットが炎上。幸い、けが人は出なかったが、6週間かけて作ったセットが大ダメージを受け、撮影が中断された。度重なる撮影の中断・延期に、プロデューサーでもあるトムはイライラ…。昨年12月には、新型コロナウイルスの感染防止対策を怠ったスタッフに、トムが怒鳴りつけている音声が流出した。現在のところ、第8弾の公開日は2022年11月4日だが、同作の撮影開始は第7弾の劇場公開後とみられており、延期される可能性は十分にありそうだ。(Hiromi Kaku)
2021年02月16日バレンタインデーの14日、ヘンリー王子&メーガン妃が、第2子の誕生を控えていることを発表した。代理人が「People」誌に、「アーチーがお兄ちゃんになります。ヘンリー王子夫妻は、第2子が生まれることを大変喜んでいます」とコメントした。長年の友人で写真家のミサン・ハリマンが、iPadでリモート撮影したという2人の写真も公開。芝生の上に座っているヘンリー王子の膝に頭を乗せて寝そべるメーガン妃が、ヘンリー王子を見上げ、お互いに微笑み合っているという白黒写真だ。ヘンリー王子はメーガン妃の頭を右手でやさしく支え、メーガン妃は膨らんだお腹に右手を当てている。実は、バレンタインデーはヘンリー王子にとって特別な日。故ダイアナ妃も1984年のバレンタインデーに第2子妊娠を発表したのだった。第2子とは、もちろんヘンリー王子のことである。その日、バッキンガム宮殿はダイアナ妃の妊娠にエリザベス女王とフィリップ殿下が「とても喜んでいる」とコメントを発表し、ダイアナ妃が「男の子でも、女の子でも、性別にこだわりはない」と言っていることも明らかにした。ヘンリー王子&メーガン妃夫妻には、2019年5月6日に第1子アーチー・ハリソンくんが誕生。昨年11月、メーガン妃は同年7月に流産したことをエッセイにつづり公表していた。(Hiromi Kaku)
2021年02月15日2005年の大ヒット作『Mr.&Mrs. スミス』がリブートドラマ化へ。来年、Amazonの「Prime Video」で配信されるという。映画版ではブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーが主演を務めたが、今作では「アトランタ」のドナルド・グローヴァーと「Fleabag フリーバッグ」のフィービー・ウォーラー=ブリッジが主演。「Variety」誌によれば、2人は製作総指揮も務め、「FARGO/ファーゴ」シーズン4のプロデューサーのフランセスカ・スローンがショーランナーに決定している。「Prime Video」の公式ツイッターアカウントも発表した。アマゾン・スタジオの重役ジェニファー・サルクは「まさに夢のチーム!ドナルド・グローヴァーとフィービー・ウォーラー=ブリッジは、世界で最も才能豊かな演技者・クリエイターの2人です」と2人を歓迎し、期待の声を寄せている。ドナルドとフィービーは2018年の『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』でランド・カルリジアン役&L3-37役ですでに共演したことがある。ファンの反応はというと、「すごいことになりそう」「ドナルドとフィービーなら間違いなし」「おもしろそう」「コメディ色が強くなりそう」など、おおむね好評。「この2人が作って主演するなら、オリジナルものが観たかった」という声も。(Hiromi Kaku)
2021年02月15日デビッド・ベッカムが、自身の製作会社「Studio 99」を通じて、プーマ(PUMA)とアディダス(adidas)の創立者の険悪な関係を描くドキュメンタリー・ミニシリーズ「World War Shoe」(原題)を開発中だという。「Deadline」が報じた。監督は、2017年にチャップリンのドキュメンタリー『Stealing Charlie Chaplin』(原題)のメガホンをとったフィリップ・ボーツワインが務める。今日、世界で有名なスポーツブランドとして知られているプーマとアディダス。それぞれドイツ人のルドルフ・ダスラーとアドルフ・ダスラーが立ち上げたブランドだ。2人は兄弟で、かつて靴製造会社の「ダスラー兄弟商会」を設立し、経営していたが、1940年代に意見の対立により別々の道を行くことになったという過去がある。「Studio 99」のニコラ・ホーソンは、「これはドラマティックで人の心をつかむ物語です。世界中のたくさんの人に共感してもらえて、かつ、まだ語られていない物語を見つけられるというのはめったにないことです」と語っている。また、「Studio 99」とともに製作を担当する「Boat Rocker Studio」と「Matador Content」も、「(プーマやアディダスの)スニーカーを、これまでとは同じようには見られなくなることをお約束します」と自信をもって製作に臨むことを表明している。(Hiromi Kaku)
2021年02月12日人気ゲーム「The Last of Us」がHBOでドラマ化されることが明らかになった。主人公のジョエルをペドロ・パスカル、ヒロインのエリーをベラ・ラムジーが演じるという。HBO、ペドロ、ベラといえば、共通点に「ゲーム・オブ・スローンズ」がある。HBOは製作&放送、ペドロはオベリン・マーテル役、ベラはリアナ・モーモント役で同作に出演していた。ベラは幼いながら勇敢で肝の座った領主という難役を見事に演じ、多くのファンを感動させ魅了した。今年、18歳になる。ゲームのファンはツイッターなどで「なんて最高なキャスティング!」「適役としか言いようがない」と喜びの声を上げる人もいれば、「ジョエル役にはどちらかと言えばニコライ・コスター=ワルドー(「ゲーム・オブ・スローンズ」)の方がよかった!」とジョエルの外見と似ているニコライの名前を挙げる人も。また、ほかのキャラクターの配役を「ゲーム・オブ・スローンズ」の出演俳優で推す&予想する人たちもいた。ドラマ版「The Last of Us」の脚本は、ゲーム版の脚本家でクリエイティヴ・ディレクターのニール・ドラックマンが共同クリエイターを務める。ドラックマンは、「ベラ・ラムジーを『TLoU』のメンバーに迎えられてものすごくうれしい!」「それに、主演のもう1人、ペドロ・パスカルが私たちのドラマに参加します。超楽しみ!」とツイッターで報告している。同ゲームは、ある寄生菌により、人類が瀕死の危機に陥ったパンデミック発生から20年後のアメリカが舞台。HBOのドラマ「チェルノブイリ」のクレイグ・メイジンが脚本と製作総指揮を担当する。(Hiromi Kaku)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2021年02月12日トム・ホランドが、『スパイダーマン』シリーズ第3弾に歴代スパイダーマンのトビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドが出演するといううわさを否定した。「Esquire」誌との対談で「ノー、ノー。彼らは今作には登場しないよ」と語り、「ものすごく重要な情報のかけらを、ぼくに隠しているということがない限り。それって、隠しておくにはあまりにも大きな秘密だから、無理だと思う」と“分析”した。しかし、マーベルファンはトムのコメントを疑問視している模様。トムはこれまで何度もマーベル映画について悪気なく「ネタバレ」してしまい、製作陣から要注意人物として認定されている。製作陣はトムからのネタバレを避けるために、あえて全体の台本を渡さなかったり、インタビューの場にドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチを“お目付け役”として派遣したりと対策を行ってきた。実際にトムが「ぼくは、製作陣がいまだにぼくをだましているという可能性を100%確信している」と言うくらいだ。トビーの出演については、『スパイダーマン』第3弾への出演は「ギャラを上げてほしいと訴えている」ことが最近報じられ、その数日後「ついに契約書にサインした」とまで報じられている。本当にトムには知らされていないだけかもしれない。(Hiromi Kaku)
2021年02月10日料理上手で知られるブレイク・ライヴリーが、姉ロビンの誕生日を祝うため、“ユニコーンケーキ”を焼き上げた。顔はピンクで、金色の角付き。カラフルな花や星でデコレーションした力作だ。インスタグラムにケーキを映した動画を投稿し、「このケーキをデコレーションした後に、ポール・ハリウッドが握手をしてくれなかったら、やめてやる」とポールに向けてキャプションを添えた。ポール・ハリウッドとは、イギリスの料理コンテスト番組「ブリティッシュ ベイクオフ」の審査員で、厳しい審査を行うことで知られている。本当に気に入った出場者とは握手を交わすことでも有名。気になるポールの評価はというと…。なんと、ポールは自身のインスタグラムのアカウントに、ブレイクの投稿動画をリポスト(リグラム)。「よくやったね、ブレイク…握手に値するよ。テントの下で会おう」とブレイクのケーキを認めた。「ブリティッシュ ベイクオフ」は、片田舎の芝生の上に張った白いテントの下で行われている。ブレイクのお菓子作りの才能には、セレブ仲間もびっくり。サルマ・ハエックは「気に入った」、シャロン・ストーンは「オーマイゴッド。すごい。スーパーウーマンでスーパーママだね」と絶賛している。(Hiromi Kaku)
2021年02月10日『レディ・バード』や『ミッドサマー』など個性的な作品を世に送り出し、大ヒットさせることで定評のある「A24」が、ロサンゼルスのポルノ業界を描いた『Pleasure』(原題)のアメリカでの配給権を獲得した。今年後半に、完全無修正版とR指定版の2バージョンをアメリカで公開するという。「A24」がツイッターで発表した。「『Pleasure』は、みなさんが決して観たことがないような作品です。ニンジャ・タイバーグは衝撃的なデビューを果たしました。驚くほど素晴らしい」と自信を見せている。『Pleasure』は女性監督ニンジャ・タイバーグの作品で、2013年にカンヌ国際映画祭で上映された同名の短編映画を基に、長編映画に作り直したものだという。つい先日、オンライン開催となったサンダンス映画祭で世界初上映された。「世界一のポルノ女優になる」という夢を持って、スウェーデンの小さな町からロサンゼルスへとやってきたベラ・チェリー(ソフィア・カペル)が、ポルノ業界に飛び込み、実情を知るという物語。「A24」が配給権を獲得したことに、ファンは「この映画は『A24』がゲットするに違いないと思っていた!」「サンダンスで上映されたのを観たけど、すごくよかったよ」「これは予想していたこと」などのコメントを寄せている。(Hiromi Kaku)
2021年02月09日アカデミー賞の前哨戦の一つ、放送映画批評家協会賞のノミネーションが発表された。Netflixの『Mank/マンク』が12ノミネーションを獲得しリード。『ミナリ』が10、『マ・レイニーのブラックボトム』が8、『この茫漠たる荒野で』 が7ノミネーションと続いている。製作スタジオ別では、Netflixが圧倒。作品賞の10作品のうち、『ザ・ファイブ・ブラッズ』『マ・レイニーのブラックボトム』『Mank/マンク』『シカゴ7裁判』のNetflix4作品が占めている。昨年亡くなったチャドウィック・ボーズマンは、主演男優賞&助演男優賞にノミネート。死後、2部門でノミネートを受けた俳優は、26年の放送映画批評家協会賞史上初めてだという。受賞作品や受賞者は、3月7日に発表される。作品賞『ザ・ファイブ・ブラッズ』『マ・レイニーのブラックボトム』『Mank/マンク』『ミナリ』『この茫漠たる荒野で』『ノマドランド』『あの夜、マイアミで』『Promising Young Woman』『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』『シカゴ7裁判』監督賞リー・アイザック・チョン 『ミナリ』エメラルド・フェンネル 『Promising Young Woman』デヴィッド・フィンチャー『Mank/マンク』スパイク・リー 『ザ・ファイブ・ブラッズ』レジーナ・キング 『あの夜、マイアミで』アーロン・ソーキン 『シカゴ7裁判』クロエ・ジャオ 『ノマドランド』主演男優賞ベン・アフレック 『ザ・ウェイバック』リズ・アーメッド 『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』チャドウィック・ボーズマン 『マ・レイニーのブラックボトム』トム・ハンクス 『この茫漠たる荒野で』アンソニー・ホプキンス 『ファーザー』デルロイ・リンドー 『ザ・ファイブ・ブラッズ』ゲイリー・オールドマン 『Mank/マンク』スティーヴン・ユァン 『ミナリ』主演女優賞ヴィオラ・デイヴィス 『マ・レイニーのブラックボトム』アンドラ・デイ 『The United States vs. Billie Holiday』シドニー・フラニガン 『Never Rarely Sometimes Always』ヴァネッサ・カービー 『私というパズル』フランシス・マクドーマンド 『ノマドランド』キャリー・マリガン 『Promising Young Woman』ゼンデイヤ 『マルコム&マリー』助演男優賞チャドウィック・ボーズマン 『ザ・ファイブ・ブラッズ』サシャ・バロン・コーエン 『シカゴ7裁判』ダニエル・カルーヤ 『Judas and the Black Messiah』ビル・マーレイ 『オン・ザ・ロック』レスリー・オドム・Jr. 『あの夜、マイアミで』ポール・レイシー 『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』助演女優賞マリア・バカローヴァ 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』エレン・バースティン 『私というパズル』グレン・クローズ 『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』オリヴィア・コールマン 『ファーザー』アマンダ・サイフリッド 『Mank/マンク』ユン・ヨジョン 『ミナリ』(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】Mank/マンク 2020年11月20日より一部劇場にて公開、2020年12月4日よりNetflix独占配信開始【Netflix映画】マ・レイニーのブラックボトム 2020年12月18日よりNetflixにて配信ミナリ 2021年3月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24【Netflix映画】この茫漠たる荒野で 2021年2月10日よりNetflixにて配信
2021年02月09日先週金曜日、『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐役などで知られるクリストファー・プラマーが、自宅にて亡くなった。91歳だった。アカデミー助演男優賞を受賞した『人生はビギナーズ』や『ドラゴン・タトゥーの女』など、60年以上の俳優人生で200作品以上に出演。グラミー賞以外のエミー賞、アカデミー賞、トニー賞を受賞し、EGOTに王手をかけた数少ないアーティストの1人だった。レジェンド級の名優の訃報に、多くの俳優仲間が嘆いている。『サウンド・オブ・ミュージック』で共演したジュリー・アンドリュースは、「今日、世界は完ぺきな俳優を亡くしました。私は大事な友人を失いました。一緒に作り上げた作品、長年の間に共有したユーモアや楽しかった思い出を大切にしたいと思います」と「Yahoo! Entertainment」にコメント。遺族にお悔やみを伝えた。わずか2年前に『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』でクリストファーと共演したクリス・エヴァンスは、ツイッターに「本当に胸が張り裂けそうです」「信じられない死」と悲しみをつづった。同作での共演中に、「一緒にピアノを弾いたことがお気に入りの思い出の一つ」だったと明かした。同じく、『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』に出演したアナ・デ・アルマスも「すごく悲しい。大好きなクリス」とインスタグラムにつづり、「あなたの隣で学べたのは、私のキャリアで最高の経験の1つとなりました」とクリストファーに感謝の意を表した。アナが体調を崩したときは、ビタミン剤をくれるなど、本当に親切に接してくれたという。(Hiromi Kaku)■関連作品:サウンド・オブ・ミュージック 1965年6月26日公開
2021年02月08日毎年、アメフトの祭典「スーパーボウル」では試合が盛り上がるのはもちろんのこと、放送されるCMも話題になる。今年は人気俳優ティモシー・シャラメが、「キャデラック」のCMで『シザーハンズ』のエドワード・シザーハンズ&キムの息子エドガーを演じて話題沸騰!キム役はウィノナ・ライダーが再演しているが、残念ながらエドワード役のジョニー・デップは“不在”だ。CMは、キムの「これはシザーハンズ(ハサミの手)を持つ少年の物語。違う違う、“あの人”ではなくて…この子。私の息子のエドガーの話です」というナレーションから始まる。父エドワードから受け継いだシザーハンズを持つエドガーの日常には困難がいっぱい。バスで降車を知らせる紐を引っ張ろうとすれば切ってしまうし、フットボールではキャッチしたボールに穴を開けてしまう。バイト先でも一苦労。表情を曇らせがちな息子を喜ばせようと、キムはキャデラックの電気自動車「LYRIQ」をプレゼントする。同車にはハンズフリーでの自動運転支援システムを搭載しているため、エドガーでも運転できるのだ。喜んだエドガーは車を走らせ、初めて笑顔を見せる…というストーリー。ウィノナは、「ティモシーが私の息子、エドガーを演じるだなんて本当に夢のようだった。ティモシーは本当に素晴らしい子。才能があるしやさしい。すぐに仲良くなった」と「Variety」誌に語っている。(Hiromi Kaku)■関連作品:シザーハンズ 1991年7月より公開
2021年02月08日