台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』が、6月14日(金) に公開されることが決定。併せて本ポスターと予告編が公開となった。『オールド・フォックス 11歳の選択』は、『黒衣の刺客』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞し、昨年10月には引退を発表した侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督作品の助監督を務めてきたシャオ・ヤーチュエン監督による最新作。これまでシャオ・ヤーチュエン監督作全てのプロデュースを侯孝賢が務めているが、本作が最後のプロデュース作となる。主演のリャオジエを演じるのは、『Mr.Long ミスター・ロン』などで日本でも知られている子役のバイ・ルンイン。そして日本でもスマッシュヒットを記録した『1秒先の彼女』のリウ・グァンティンがダブル主演としてリャオジエの父親役に扮し、慎ましやかに支え合いながら生きる父子役を演じている。また、リャオジエに影響を与える“腹黒いキツネ”(オールド・フォックス)と呼ばれる地主のシャ役をアキオ・チェン、シャの秘書役をユージェニー・リウ、経済的には恵まれているが空虚な日々を生きる人妻・ヤンジュンメイ役を、初の台湾映画出演となる門脇麦が務める。公開された予告編では、1989年、バブルに揺れる台湾を舞台に、父と慎ましく暮らす11歳の少年リャオジエの姿が。彼の夢は父と家を買い、亡くなった母の夢だった理髪店を開くことだが、家を買えると思った矢先、不動産価格は2倍に高騰してしまう。不公平を知ったリャオジエはついにオールド・フォックスと出会う。オールド・フォックスはリャオジエが住む家の家主の呼称で、高級車を何台も所有し、不動産バブルで儲けまくっていた。オールド・フォックスは「不平等を利用し、強者になれ」とリャオジエに生きる術を教えるが――。さらに、リャオジエの父と門脇演じるヤンジュンメイの大人のキスシーンや、リャオジエ父子が自宅の壁に線を引き身長を測る心温まるシーン、そして「私みたいになりたいか?」とオールド・フォックスに問われ岐路に立たされたリャオジエの姿が映し出されている。■門脇麦 コメント台湾映画でしか感じられない色彩や湿度、空気感がどうしたって強烈に昔から好きで、これまで沢山の台湾の作品に触れてきました。台湾映画に出演できるなんて信じられない!と夢心地で現場に向かい、スクリーンに映る自分を観ても、やっぱり信じられない!と夢心地で、幸福すぎる時間を過ごさせていただきました。その場にただ居さえすれば全てが成立する現場の空気、監督の言葉以上に何かが伝わる眼差し、今思い出しただけでも胸が震えるような、そんな経験をしました。日本での公開、とても嬉しいです。ひとりでも多くの方にこの作品が届きますように。■シャオ・ヤーチュエン監督 コメント金馬執委會提供他人を思いやることですべての社会問題が解決できると思うほど、私も単純ではありません。しかし思いやりがなければ、社会的な格差と矛盾は拡がっていくことでしょう。では現代社会に向き合い、私は父親として、思いやりが人間としての基本であることを、子供にどう説明したものでしょうか?「オールド・フォックス」このストーリーは、私が子供から十年以上も受け続けた問いが発端となっています。かつて私は両親から価値観を与えられました。しかし世界は変わっていきます。私自身にも新たな学びが必要です。それによって私は自分の子供たちに、変わっても良いもの、変えてはいけないものが何なのかを、伝えられるのではないでしょうか。『オールド・フォックス 11歳の選択』予告編<作品情報>『オールド・フォックス 11歳の選択』6月14日(金) 公開『オールド・フォックス 11歳の選択』ポスタービジュアル公式サイト: BIT PRODUCTION CO., LTD. ALL RIGHT RESERVED
2024年02月09日侯孝賢プロデュース、シャオ・ヤーチュエン監督による台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』が6月14日(金)より全国公開されることが決定。併せて本ポスターと本予告が解禁された。バブル期の到来を迎えた台湾。11歳のリャオジエ(バイ・ルンイン)は、父(リウ・グァンティン)と2人で台北郊外に暮らしている。自分たちの店と家を手に入れることを夢見る父子だったが、不動産価格が高騰。リャオジエは現実の厳しさと、世の不条理を知ることになる。そんなリャオジエに声をかけてきたのは、“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主のシャ(アキオ・チェン)だった。他人にやさしい父と違い、他人なんか見捨てろと言い捨てるシャ。果たしてリャオジエは、どちらの道を歩んでいくのか…。侯孝賢監督作品の助監督を務め、台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐ俊英・シャオ・ヤーチュエンが監督を務めた本作。これまでのシャオ・ヤーチュエン監督作全てのプロデュースを侯孝賢が務めており、本作が最後のプロデュース作となる。昨年の東京国際映画祭でワールドプレミア上映され、人生の選択肢を知って成長していく少年と、彼を優しく見守る父の姿に心打たれる人が続出。2023年の第60回台北金馬映画祭で監督賞、最優秀助演男優賞(アキオ・チェン)、最優秀映画音楽賞、衣装デザイン賞の4冠を達成した。シャオ・ヤーチュエン監督:金馬執委會提供主演のリャオジエには『Mr.Long/ミスター・ロン』などで日本でも知られている日台のダブルで、台湾では神童と呼ばれる天才子役バイ・ルンイン。そして日本でもスマッシュヒットを記録した『1秒先の彼女』のリウ・グァンティンがW主演としてリャオジエの父親役に扮し、慎ましやかに支え合いながら生きる父子役を演じている。リャオジエに影響を与える“腹黒いキツネ”(オールド・フォックス)と呼ばれる地主のシャ役には、台湾の名脇役アキオ・チェン。シャの秘書役に『怪怪怪怪物!』のユージェニー・リウ。そして、門脇麦が経済的には恵まれているが空虚な日々を生きる人妻・ヤンジュンメイを演じ、初の台湾映画出演を果たした。門脇麦この度解禁された予告編では、1989年バブルに揺れる台湾を舞台に父と慎ましく暮らす11歳の少年リャオジエの様子を映し出す。父と家を買い、亡くなった母の夢だった理髪店を開く夢を抱くリャオジエ。しかし、時代の波は父子に無情な現実を突きつける。家を買えると思った矢先、不動産価格は2倍に高騰、少年は残酷な現実を知る。貧しさ故にいじめにも遭い不公平を知ったリャオジエは、遂にオールド・フォックスと出会う。オールド・フォックス(腹黒いキツネ)はリャオジエが住む家の家主の呼称で、高級車を何台も所有し、不動産バブルで儲けまくっていた。オールド・フォックスは「不平等を利用し、強者になれ」とリャオジエに生きる術を教えた。リャオジエはオールド・フォックスの高級車でいじめっ子たちをギャフンと言わせ、力を知ると同時に「君の父は負け組だ」と人のいい父を蔑まれる。オールド・フォックスへの憧れと、父を馬鹿にされた悔しさに挟まれ、リャオジエは初めて父に反抗的な態度を取り「どんな大人になりたい?」という疑問を突きつけられる。「知るもんか!」と泣きながら自転車を走らせるリャオジエ。果たして彼が選ぶ未来とは…。そして、リャオジエの父と門脇さん演じるヤンジュンメイの大人のキスシーンやリャオジエ父子が自宅の壁に線を引き身長を測る心温まるシーン、そして「私みたいになりたいか?」とオールド・フォックスに問われ岐路に立たされたリャオジエの姿が描かれ、心揺さぶる予告編となっている。また本ポスターは、オールド・フォックスの横顔のシルエットの中に父の働くレストランの厨房で宿題をするリャオジエと働く父の姿、そして2人並んで自転車に乗る父子の慎ましやかな日常の姿が収められており、オールド・フォックスという存在に翻弄される父子が表現されている。そして、「ただ、夢をかなえたかったー」というコピーが見るものの胸をざわつかせる。門脇麦/ヤンジュンメイ役 コメント台湾映画でしか感じられない色彩や湿度、空気感がどうしたって強烈に昔から好きで、これまで沢山の台湾の作品に触れてきました。台湾映画に出演できるなんて信じられない!と夢心地で現場に向かい、スクリーンに映る自分を観ても、やっぱり信じられない!と夢心地で、幸福すぎる時間を過ごさせていただきました。その場にただ居さえすれば全てが成立する現場の空気、監督の言葉以上に何かが伝わる眼差し、今思い出しただけでも胸が震えるような、そんな経験をしました。日本での公開、とても嬉しいです。1人でも多くの方にこの作品が届きますように。シャオ・ヤーチュエン監督 コメント他人を思いやることですべての社会問題が解決できると思うほど、私も単純ではありません。しかし思いやりがなければ、社会的な格差と矛盾は拡がっていくことでしょう。では現代社会に向き合い、私は父親として、思いやりが人間としての基本であることを、子供にどう説明したものでしょうか?「オールド・フォックス」このストーリーは、私が子供から十年以上も受け続けた問いが発端となっています。かつて私は両親から価値観を与えられました。しかし世界は変わっていきます。私自身にも新たな学びが必要です。それによって私は自分の子供たちに、変わっても良いもの、変えてはいけないものが何なのかを、伝えられるのではないでしょうか。『オールド・フォックス 11歳の選択』は6月14日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月09日スタジオジブリの長編アニメーション映画『となりのトトロ』と、アウトドアブランド「フォックスファイヤー(Foxfire)」がコラボレーション。ユニセックスで楽しめるアウターやスウェットなどが、全国のフォックスファイヤー直営店ほかで販売される。『となりのトトロ』がアパレルに『となりのトトロ』とフォックスファイヤーは、春夏に引き続き秋冬でもコラボレーションを実施。まずはじめに注目したいのは、クヌギにちょこんと腰かけたトトロのグラフィックと、英題ロゴ「MY NEIGHBOR TOTORO(マイネイバートトロ)」の文字入りのワッペンが印象的な、ふかふかのフリースブルゾンだ。フロントボタン仕様となっており、両腰のポケット口ファスナーのスライダーには、限定デザインの牛ヌメ革引き手を採用している。“コマで空を飛ぶトトロ”配したクルーネックスウェットまた、コマで空を飛ぶトトロという劇中の印象的なシーンを切り取ったクルーネックスウェットもラインナップ。フロント部分には、トトロのグラフィックと共にカモフラージュ柄の“Foxfire”ロゴを配した。パーカーやフリースマフラーもこのほかにも、背面にトトロのイラストをプリントしたパーカーや、フリースブルゾンと同様にボリューム感があり、保温性も抜群のボアフリース素材のマフラーも用意。マフラーの両端にはコーデュロイ生地を配し、そこへ配したトトロのワッペンがアクセントとなっている。【詳細】『となりのトトロ』×フォックスファイヤー販売店舗:全国のフォックスファイヤー直営店、公式オンラインサイトアイテム例:・となりのトトロフリースブルゾン 19,800円カラー:カプチーノ(メンズ)/オフホワイト(ウィメンズ)サイズ:カプチーノ M、L/オフホワイト WM、WL・となりのトトロフリースマフラー 5,280円カラー:カプチーノ/オフホワイトサイズ:フリー・となりのトトロエアレイヤーパーカー 22,000円カラー:グレーサイズ:S、M、L、XL・となりのトトロエアレイヤークルー 16,500円カラー:グレーサイズ:S、M、L、XL
2023年12月17日オスカー俳優のジェイミー・フォックスが、ある女性に性的暴行を加えたとして訴えられた。「People」誌がニューヨーク最高裁判所に提出された女性の訴状を入手した。※以下には性暴力被害に関する記述がございます。ご注意ください。訴状によると、2015年8月、友人と共にニューヨークのレストランのルーフトップバーを訪れた女性はジェイミーが来店していることに気づき、写真を撮らせてもらえないかと声をかけた。ジェイミーは「もちろんだよ、ベイビー」と快諾。何枚か写真を撮ったというが、その時のジェイミーは泥酔しているように見えたという。女性はジェイミーに店の奥の方に連れていかれ、「ワオ…スーパーモデルみたいなボディだね」「とてもいい匂いがする」などと言われた。そしてジェイミーは女性のトップスの下に両手を入れて触ってきたため、女性はジェイミーから離れようとした。近くにセキュリティースタッフがいたが、見て見ぬふりをして去っていったという。すると、ジェイミーは女性の下半身にまで手を入れて触ってきた。女性の友人がやってくると、やっと止めたということだ。女性は「肉体的、精神的に傷つき、不安、苦痛、経済的な損害を受け続けている」として損害賠償を求めている。ジェイミー側は「そのような事件は決して起きていない」と広報担当者が声明を発表し、全否定している。ニューヨーク州では、2022年11月24日から2023年11月24日の一年間に限り、「Adult Survivors Act」が施行されていた。これは、成人の性的暴行被害者が、いつ被害を受けたかということに関わらず(時効が過ぎていても)加害者に対して民事訴訟を起こすことができるという法律。施行中に訴えを起こされたセレブリティにはジェイミーのほかにアクセル・ローズ、キューバ・グッディング・Jr.らがいる。(賀来比呂美)
2023年11月24日Netflixの実写ドラマ「ONE PIECE」シーズン2に、ジェイミー・リー・カーティスが出演するようだ。製作総指揮、脚本、共同ショーランナーを務めるマット・オーウェンズが「Deadline」に明かした。「非常に重要な役に有名俳優をキャスティングする機会に恵まれました。ジェイミー・リー・カーティスが『ONE PIECE』のファンだということもわかって。ジェイミーが『ファンだ』と言うや否や、私たちは『よし、彼女に出演してもらおう。さぁどうしよう』となりました。そしてとてもラッキーなことに、シーズン2に出てくるDr.くれはがジェイミーにぴったりな役だったんです」。製作チームは今年のアカデミー賞で、ジェイミーが助演女優賞(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)を獲得した際にDr.くれはのフィギュアを贈って受賞を祝ったという。実は、ファンから「Dr.くれは役にはジェイミーがいい!」という要望は前から出ており、ジェイミー本人もインスタグラムでストライキが終わったら「Dr.くれは役をもらうために働きかける」と宣言していた。その投稿にはDr.くれは役に扮したジェイミーのイラストや、「ONE PIECE」ファンであることをアピールする写真がアップされていた。コメント欄にはオーウェンズから「“働きかける”なんて必要ないですよ。フィギュアを贈ったのはそういうわけですから。(ストライキが終わって)私たちが手にするべきものを得て仕事を再開したら、話をしましょう!」と匂わせていた。ハリウッドでは、全米脚本家組合のストライキは終了したものの、全米映画俳優組合のストライキは継続中。オーウェンズはストライキが終結したら「彼女をディナーに招待して話をします」「どうしてもシーズン2に出演してほしいので!」と語っている。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年10月06日トミー・リー・ジョーンズとジェイミー・フォックスが共演するAmazon Original Movie最新作『眠りの地』が、Prime Videoにて独占配信。ポスタービジュアルと場面写真も初公開された。本作は、葬儀屋ジェレマイア・オキーフ(トミー・リー・ジョーンズ)が、代々続く家業を巨大企業から守るため、カリスマ的で口が達者な弁護士ウィリー・E・ゲイリー(ジェイミー・フォックス)を雇うところからスタート。企業の腐敗や人種的不公正を暴きながら、徐々に絆を深め、共に怒り、共に笑いながら、感動的な勝利をつかみ取る、実話にインスパイアされた物語だ。トミーとジェイミーのほかにも、「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」でエミー賞にノミネートされたジャーニー・スモレット=ベル、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』のママドゥ・アティエ、『ライトスタッフ』のパメラ・リード、「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」のビル・キャンプ、「サクセッション」のアラン・ラックが共演する。本作の監督・脚本は、「クローズド・ガーデン」のマギー・ベッツ。また、『SAYURI』のダグ・ライトも脚本を担当している。プロデューサーには、『キッズ・オールライト』でアカデミー賞にノミネートされたセリーヌ・ラトレイ、『月に囚われた男』で英国アカデミー賞ノミネートのトルーディ・スタイラー、『グラン・トリノ』のジェネット・カーンとアダム・リッチマン、『トゥルーライズ』のロバート・シュライバーと名プロデューサーたちが集結。さらにジェイミーもプロデューサーに名を連ねている。Amazon Original Movie『眠りの地』は10月13日(金)21時~Prime Videoにて独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2023年09月26日サンローラン(Saint Laurent)は、2023年秋ウィメンズコレクションの新作「ジェイミー 4.3 チェーンバッグ」スモールサイズを全国のサンローランストアほかで発売。「ジェイミー」チェーンバッグに新作スモールサイズが登場「ジェイミー 4.3 チェーンバッグ」は、滑らかなラムスキンのボディーに、“YSL”のカサンドラロゴとゴールドのチェーンをあしらったチェーンバッグ。特徴的な幾何学模様「カレ リヴ・ゴーシュ ステッチ」は、1966年にオープンしたプレタポルテブティック「リヴ・ゴーシュ」のスクエアロゴから着想を得たものだ。今回、新たに登場するスモールサイズは、カサンドラロゴが煌めくフラップデザインと、フェミニンでしなやかな印象のシルエットはそのままに、横幅約25cmのコンパクトなサイズ感に仕上げたことで、よりモダンな表情を演出。軽量で携帯しやすく、デイリーに楽しめるデザインに仕上げた。詳細「ジェイミー 4.3 チェーンバッグ」スモール 390,500円発売日:2023年9月1日(金)取扱店舗:全国のサンローランストア、公式サイト素材:ラムスキン 100%カラー:ブラックサイズ:25X16X7cm、ストラップドロップ/29~52cm【問い合わせ先】サンローラン クライアントサービスTEL:0120-95-2746
2023年09月09日ジェイミー・フォックスがコメディ映画『Not Another Church Movie』に出演することがわかった。神様の役で、ミッキー・ロークが悪魔を演じる。監督、脚本はジョニー・マック。撮影は脚本家と俳優のストライキが始まる前に終わっており、映画は今年の最終四半期に公開される。フォックスは、今年4月に緊急入院し、ファンを不安にさせた。病名は不明ながら、退院後、シカゴにある脳卒中、脳の病気を専門とするリハビリ施設で治療を受けていると報道されている。フォックスの最近作は、声の出演をした『スラムドッグス』。次回作は来月のトロント映画祭で上映される『The Burial』。共演はトミー・リー・ジョーンズ。文=猿渡由紀
2023年08月25日今年4月に「医学的合併症」を起こして緊急搬送されたジェイミー・フォックスが、療養後初の動画をインスタグラムに投稿。元気そうな姿を見せた。療養中は「地獄のような日々」だったといい、「回復への道のりにはでこぼこの穴もあった」と回復の過程がスムーズではなかったことを示唆。しかし「でも、戻ってきて仕事ができるようになった」と復帰をアピール。長い間、ファンの前に姿を見せず、情報をアップデートしなかった理由については「みんなには私が笑っている、楽しんでいる、パーティーをしている、ジョークを飛ばしている、映画やテレビに出演している姿を見てほしくて。チューブにつながれて、『この先、生きられるのかな?』と悩む姿は見てほしくなかった」と説明した。結局、どんな症状で入院したのかについては詳しく触れなかったジェイミー。同じく、ジェイミーのプライベートを明かさなかった家族に感謝を伝え、「彼らは私を守ってくれた。こういう時にはみんなにもそうであってほしいと思う」と述べた。ジェイミーの復帰宣言に、過去に共演歴のあるウィル・スミスは「よかった!泣けてくるよ。大好きだ、ジェイミー。きみの光は今すごく必要とされているんだから」、キャメロン・ディアスは「世界はあなたのパワー、光、力を求めてる。あなたが元気になってとてもうれしい」とコメント。そのほか、ジェレミー・レナー、リース・ウィザースプーンらも喜びのメッセージを送っている。(賀来比呂美)
2023年07月24日メゾン キツネ(Maison Kitsuné)の2023年秋冬コレクションから、新作ロゴ「ボールドフォックス(BOLD FOX)」がデビュー。メンズ・ウィメンズのウェアが、2023年7月5日(水)に発売される。定番ロゴ“フォックス”を再解釈「ボールドフォックス」は、メゾン キツネのアイコン“フォックス”を再解釈した新しいロゴ。従来より太く力強いラインでロゴを縁取った、ニューデザインへと進化を遂げている。そんな「BOLD FOX」を起用した2023年秋冬コレクションには、タートルネックやフーディ、Tシャツ、ハーフパンツなど、日常に欠かせないエッセンシャルなアイテムが勢ぞろい。ピンクやイエロー、ブルーなど、単色で染上げたウェアに対して、トーンオントーンでロゴをあしらったモダンなデザインに仕上げている。【詳細】メゾン キツネ2023秋冬の新作「ボールドフォックス」発売日:2023年7月5日(水)アイテム価格例:・コンフォートフーディ 41,800円・ファインリブドタートルネック 41,800円・コンフォートTシャツ 20,900円・オーバーサイズフーディ 45,100円・レギュラージャンパー 41,800円・コンフォートジップドフーディ 49,500円【問い合わせ先】メゾン キツネ カスタマーセンターTEL:0120-667-588(フリーダイヤル)
2023年07月02日ジェイミー・フォックスが「医学的合併症」により救急搬送され入院したと報じられてから約1か月。先週末、娘のコリーヌがインスタグラムのストーリーズで「父が退院して数週間になります。回復中です」とジェイミーの退院を報告した。また、「実は昨日、父はピックルボールを楽しんだんですよ!」と、ジェイミーがレクリエーションスポーツを楽しめるくらい元気になっていることも伝え、「みなさんの祈りとサポートに感謝しています。来週には私たちの仕事に関しての発表もあります」とファンに謝意を表し、今後のプロジェクトの発表も告知した。一方で、ジェイミーの入院という繊細な情報を「乱暴に」報じたメディアに対しては、「悲しかった」と苦言を呈した。「ジェイミー・フォックスの家族は、最悪の事態に備えている模様」と、あたかもジェイミーが危篤かのように報じた一部メディアを批判した。ファンはツイッターに「ありがとうコリーヌ。私たちはジェイミーのことが心配でたまらなかったけれど、同時にあなた方のプライバシーを尊重し、報告を待っていました」「本当によかった」「元気になったと聞いてただただうれしいです」「危ない状態なのかと思っていたので安心しました」などのコメントを寄せている。(賀来比呂美)
2023年05月15日サンローラン(Saint Laurent)は、2023年春夏ウィメンズコレクションの新作「ジェイミー 4.3 チェーンバッグ」を全国のサンローランストアほかで発売。「ジェイミー」新作チェーンバッグ「ジェイミー」は、2018年春夏コレクションで初登場したバッグシリーズ。特徴的な幾何学模様の「カレ リヴ・ゴーシュ ステッチ」は、1966年にオープンしたプレタポルテブティック「リヴ・ゴーシュ」のスクエアロゴから着想を得ている。ラムスキン×カサンドラロゴそんな「ジェイミー」シリーズに新しく仲間入りする「ジェイミー 4.3 チェーンバッグ」は、これまで以上にフェミニンでしなやかな印象のチェーンバッグ。肌に吸い付くような滑らかなラムスキンに、“YSL”のカサンドラロゴとゴールドのチェーンをあしらった。【詳細】サンローラン「ジェイミー 4.3 チェーンバッグ」537,900円取扱店舗:全国のサンローランストア、公式サイト素材:ラムスキン 100%カラー:ブラックサイズ:43X29X9cm/ストラップドロップ:30~54cm【問い合わせ先】サンローラン クライアントサービスTEL:0120-95-2746
2023年05月12日絶賛公開中の『ハロウィン THE END』よりメイキング特別映像が解禁。主演のジェイミー・リー・カーティスのインタビューと撮影中の様子が収められている。1978年、鬼才ジョン・カーペンターが生み出した『ハロウィン』(78)から続く、“ブギーマン”との死闘を描く本シリーズ。本作でついに最終章を迎える。主演を務めるジェイミー・リー・カーティスは1978年、当時19歳でシリーズ第一作目となる『ハロウィン』に主演。この作品の監督・脚本を務めたジョン・カーペンターと、プロデューサーの故デブラ・ヒルが生み出したローリーは、カーティスの輝かしいキャリアを決定づける役柄となった。その後、シリーズの成功によって、ローリーというキャラクターがもつ強さは困難に立ち向かう力の象徴として認知され、いまやホラー映画のアイコンとして位置付けられている。解禁された映像でカーティスは「心も魂も血も振り絞って生きてきた」と前作で娘を殺されたローリーの壮絶な4年間をふり返る。前作から4年後の本作で、再びマイケルの凶刃が彼女を襲うことになるのだが、本映像の中には、4日間かけて撮影されたというローリーとマイケルの最後の戦いの舞台裏も収められている。現在65歳という年齢にも関わらず、激しいアクションにも挑戦し、「生々しく、残酷に」とホラーにおけるアクションのこだわりを見せる場面も。デヴィッド・ゴードン・グリーン監督が「ジェイミーは『ハロウィン』の象徴」と言い表すように、常に全力で演じ、製作面でもスタッフをサポートしてきた。一方で、突然自分のメガネをスタッフのシャツで拭くなど、お茶目な一面も垣間見られ、彼女がどれだけスタッフに愛され、慕われてきたか感じ取ることができる。カーティスが「彼らの深い関わりと友情はとても特別」と言うように、長年シリーズを共にしたスタッフとの絆は固い。映像の最後には、クランクアップ時の様子を映しており、感極まったカーティスが涙ぐむ場面も。これまでローリーと一心同体で歩んできたカーティスは「ローリーに別れを告げるのは辛い」と心境を明かしている。先日行われたアカデミー賞授賞式のスピーチでも、ジャンル映画を支えてきた人々に称賛を送ったカーティス。彼女の45年の集大成となる伝説の最終決戦を見届けてほしい。『ハロウィン THE END』はTOHO シネマズ 日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハロウィン THE END 2023年4月14日、TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開Ⓒ2022 UNIVERSAL STUDIOS
2023年04月14日12日(現地時間)にアカデミー賞で助演女優賞(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)を受賞したジェイミー・リー・カーティスが、朝の情報番組「Today」に出演。司会者のサヴァンナ・ガスリーに「彼女(オスカー像)に名前は付けましたか?」と聞かれ、「娘の応援をするという意味で、(オスカー像の代名詞は)They/Themにしようと思って。ただThemって呼ぶようにします」と話した。ジェイミーは夫で俳優・監督のクリストファー・ゲストと1984年に結婚し、養子2人を迎えた。2021年、そのうちの1人がトランスジェンダーであることをジェイミーが公表。「AARP」誌に「息子が娘ルビーになるのを、夫と共に驚きと誇りを持って見守ってきました」と語った。こういった経緯があり、ジェイミーはオスカー像をジェンダーニュートラルな代名詞「They/Them」で呼ぶというのだ。「They(オスカー像)は元気にしていますよ。うちで落ち着くことでしょう」とオスカー像にペタッと寄り添うジェイミー。「ここ数日間に起きたことは、私の人生で全く思いもしなかったことです。すべてのことに、本当に本当に感動しています」と感極まって涙声になってしまった。(賀来比呂美)
2023年03月15日ミーガン・フォックスが『Subservience』に主演することになった。SFスリラーで、監督はS・K・デール。家事を助けるために購入されたAI(フォックス)が意識を持ち出し、持ち主(ミケーレ・モローネ)を危険に晒すという物語らしい。撮影は年明けに始まる。フォックスは今年日本公開された『ティル・デス』でもデイルと組んだ。次回作は来年公開予定の『エクスペンダブルズ4』。文=猿渡由紀
2022年12月22日イギリス人俳優のジェイミー・フラッターズ(Jamie Flatters)が『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のプレミアにルイ・ヴィトンを着用して登場しました。©LOUIS VUITTON2023年春夏プレコレクションから黒とグレーのシルクショートスリーブシャツに、ダブルブレストの黒ウールコートとシグネチャーリラックスパンツを合わせ、2022年秋冬プレコレクションのフラワーフロック テーラードブルゾンを着用。黒のLVミッドナイト アンクルブーツでコーディネートを完成させて。【ルイ・ヴィトンについて】1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」という精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
2022年12月21日映画『ハロウィン』最終章となる『ハロウィン THE END』が来年4月に公開されることが決定。主演のジェイミー・リー・カーティスが日本のファンに向けた特別コメント付きの超特報映像も到着した。1978年、鬼才ジョン・カーペンターが32万5,000ドルの製作費をかけて生み出し、4,716万ドルの全米興行収入を記録した『ハロウィン』(’78)は、いまなおホラー映画の金字塔として愛され続けている。そして、映画史に残るホラー・アイコン“ブギーマン”を生み出し、数多くの作品やクリエイターたちに影響を与えた。その78年版から40年後を描いた正統な続編『ハロウィン』(’18)は、全世界で2億5,561万ドルを稼ぐ大ヒットを記録し、批評家や観客からも高い評価を獲得。2021年には続編となる『ハロウィン KILLS』が公開され、全世界で1億3,164万ドルの興行収入を記録した。最終章では、前作に引き続きデヴィッド・ゴードン・グリーンが監督・脚本・製作総指揮を、キャラクター原案、製作総指揮、音楽をシリーズ生みの親であるジョン・カーペンターが務め、『透明人間』『ハッピー・デス・デイ』など良質ホラー作品を製作するブラムハウス・プロダクションズを率いるジェイソン・ブラム(製作)、ダニー・マクブライド(製作総指揮・脚本)ら、『ハロウィン』(’18)からの強力な製作陣が続投。ジェイミー・リー・カーティス-(C)Getty Images主人公ローリー・ストロードを1978年の『ハロウィン』からシリーズを支え続けるジェイミーが務めるほか、ローリーの孫娘アリソン役のアンディ・マティチャックやカイル・リチャーズ、ウィル・パットンが続投、本作の物語の鍵を握る一人コーリー役としてローハン・キャンベルが新たに参加している。今回公開された映像では、冒頭、ジェイミーが日本のファンへ日本語で挨拶をしたあと、45年に渡るローリーとマイケルの戦いをふり返りながら、本作で最終決戦を迎えることを告げる。そして、第1作目の映像を含む過去のシリーズの映像を交えながら、これまでのローリーとマイケルの戦いをプレイバックするとともに、さらにパワーアップして帰ってきたマイケルの姿、そして第1作目を彷彿とさせる衣装を身にまとったローリーが、「さあ 行くわよ」とマイケルに挑まんとする姿がとらえられた。なお本作は、今月に全米公開され、40,050,355ドルの興行収入で全米No.1のオープニングを記録している。『ハロウィン THE END』は2023年4月、TOHOシネマズ 日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハロウィン THE END 2023年4月、TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開Ⓒ2022 UNIVERSAL STUDIOS
2022年10月31日テレビ朝日のマスコットキャラクター・ゴーちゃん。と、J-WAVEのリスナー会員サービス「J-me」のオフィシャルキャラクター・ジェイミーが、21日~29日に「J-WAVE META STUDIO」でメタバースラジオ番組を配信する。テレビ朝日は、21日、22日、23日の3日間、六本木ヒルズとオンラインで開催される日本最大級のデジタル・クリエイティブフェス「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2022」(主催J-WAVE 以下、イノフェス)の会場で、リアルとメタバースを横断するJ-WAVEとの初のコラボレーション企画を行う。今年7回目の開催となるイノフェスでは、六本木・J-WAVEのスタジオがメタバース化され、「J-WAVE META STUDIO」として公開されるが、そのメタバーススタジオにてジェイミーとゴーちゃん。によるラジオ番組を配信することが決定した。VRやARを駆使したバースデーイベントを開催するなど常に新しいテクノロジーに興味深々のゴーちゃん。がジェイミーとイノベーティブな未来について語り合う。ご近所仲間の2人によるメタバースラジオ番組に注目だ。テレビ朝日が手がけるメタバース空間「光と星のメタバース六本木」にはジェイミーとゴーちゃん。の2ショットスペシャルコラボパネルも設置される。さらに光と星のメタバース六本木内には、「イノフェス」も手がける開発ユニット「AR三兄弟」と『新世界 メタバースTV!!』が共同開発した巨大な顔が壁から飛び出す仰天コンテンツ「メタの壁 by 『新世界 メタバースTV!!』」が登場。同番組MCの関智一&ぺこぱ3人の顔がVR空間上のテレビ朝日本社ビルから突如出現し、その「顔」は次元を超えて六本木ヒルズアリーナの「イノフェス」の会場でテレビ朝日周辺に隠されたメタバースとリアルな世界の結節点から「メタ顔」が飛び出てくるARコンテンツとなっている。実際にMC3人が「メタ顔」を体験して記念撮影した模様は、23日の『新世界 メタバースTV!!』(10:00~)に放送される。
2022年10月19日2003年に公開されたディズニー製作の『フォーチュン・クッキー』について、主演のジェイミー・リー・カーティスが続編製作にやる気を見せた。主演作『Halloween Ends』のプロモーション活動で、トーク番組「The View」に出演したジェイミー。ファンから「『フォーチュン・クッキー』の続編出演には前向きですか?」という質問が寄せられると、「もうディズニーとは連絡を取っているんですよ。友だちがディズニーで働いていて。それに私、ディズニーの新しい『ホーンテッド・マンション』の映画にも出るので」と答えた。『フォーチュン・クッキー』は、ジェイミー演じる母親とリンジー・ローハン演じる娘の中身がふとしたことから入れ替わってしまうというコメディ。「中身が入れ替わってしまうおばあちゃんにならせてください。それで、リンジー・ローハンがセクシーなおばあちゃんになって、いまもいろんな意味で(ライアン役の)マーク・ハモンと幸せで。単純に、リンジーがホットなおばあちゃんになっている姿が見たいです。それに、私がいまの子供たちとどう接しようとするのかも見たいですね。私がオールドレディとなったこの時代の世界で、過保護な親になってみたいんです」と続編の構想について語った。ジェイミーとリンジーとの友情は現在も続いており、メールを送り合う仲だという。ディズニーがGOサインさえ出せば、また2人が母娘を演じる『フォーチュン・クッキー』続編製作が実現するようだ。【更新】10月11日15:55 記事の内容に誤りがあり一部修正いたしました。(賀来比呂美)
2022年10月11日オーストラリアの広大な砂漠地帯で記憶を失った男が、自分を探して疾走する大ヒットクライムサスペンス「ザ・ツーリスト俺は誰だ?」(全6話)。この度、主演ジェイミー・ドーナンが80年代の大ヒット曲をドライブ熱唱するシーンを含む舞台裏の特別映像と、撮影のメイキング写真が解禁となった。この度解禁された特別映像は、「ザ・ツーリスト」撮影の裏側:ジェイミー・ドーナン熱唱編では、記憶喪失の“男”を演じたジェイミーほかキャストやスタッフが本作の魅力や撮影の舞台裏について語っている。(左)ダニエル・ネットハイム監督(右)ジェイミー・ドーナン「砂漠地帯を舞台にしたロードムービーのようだが、ミステリー、スリラー、西部劇、ロマンスの要素もある」と、様々なジャンルがミックスされた本作の特徴をダニエル・ネットハイム監督が解説する。(左)ジェイミー・ドーナン(右)シャローム・ブルネ=フランクリンジェイミーは「第1話の終わりで彼の悪の部分が垣間見られる。目が離せなくなるはず」と本作の魅力を話す。そんな彼が出会うのが、ルーシー・ミラーという女性。「ルーシーはレストランの店員でそこに彼が客としてやってくる」と演じるシャローム・ブルネ=フランクリンは言い、ジェイミーが「はじめは2人の間につながりがあるのかは分からない」と続けている。「彼女は現在を自分のものにしようとする旅に出る。でも過去からは逃げている」と意味深な言葉を続けるルーシーが気になる。その謎の“男”を、地元クーパー・スプリングス警察の警官ヘレン・チェンバーズが取り調べるが、「ヘレンは新人警官で、いつも怖くて行動を起こせない人だったけど、ついに行動する勇気を持つ。彼女は勇敢だと思った。まさにピッタリの言葉だと思う」とダニエル・マクドナルドは解説する。さらに、“男”を執拗に追い続ける不気味な男、ビリーを演じたオラフル・ダッリ・オラフソン(『LIFE!』)は「すごくいい作品になると思う。視聴者は全員に何が起こっているのかを発見できる内容だし、それはすばらしいことだ。そして、ジェイミーの歌声も聞ける」と笑顔を見せる。ジェイミー演じる“男”は、この直後にとんでもない事態になることも知らず、1981年の大ヒット曲、キム・カーンズの「ベティ・デイビスの瞳」を車中で熱唱するのだ。本作は、エミー賞と並び世界四大映像祭の1つである、世界的なテレビ番組コンクール「モンテカルロ・テレビジョン・フェスティバル(モンテカルロ・テレビ祭)」にて6月21日に、TVドラマ部門において最優秀賞にあたるゴールデンニンフ賞と、最優秀クリエイション賞をW受賞、さらに観客賞も受賞する快挙を達成。本作は早くもシーズン2の製作が決定している。「ザ・ツーリスト 俺は誰だ?」はスターチャンネルEXにて全話配信中。BS10スターチャンネルにて毎週月曜23時~放送中(全6話)。(text:cinemacafe.net)
2022年08月12日ジェイミー・ドーナン主演のクライムサスペンスドラマ「ザ・ツーリスト」が、7月29日(金)より「スターチャンネルEX」にて全話配信。「世界コアラの日」でもあることに合わせ、主人公の記憶喪失の“男”が記憶を取り戻すカギとなる(?)コアラのぬいぐるみを持った新場面写真が解禁となった。また、ドーナン演じる旅行先のオーストラリアで記憶を失くす主人公の“男”を追う、謎の男ビリー・ニクソンを演じたオラフル・ダッリ・オラフソンと、同じく“男”を追うロジャース警部を演じたデイモン・ヘリマンのインタビューが到着した。ロジャース警部役デイモン・ヘリマン本作では、観る者に恐怖や謎を与えドラマを盛り上げている2人。「ビリーは決していい人ではなく、登場人物の誰もが彼に会いたがらない人物です」と、オラフソンは明かす。「ビリーに会うと大抵いいことはないですからね。ビリーという役はどんな俳優でも演じたいと思う役柄だと思います。ナルシストで、サイコパスな人物を演じるのはとても演じ甲斐があります。このようなスケールの大きな作品に参加できて光栄でした。現代の西部劇的な作品でもあります」と、キャラクターと作品についてコメント。ビリー役オラフル・ダッリ・オラフソンアイスランド出身のオラフソンはオーストラリアでの撮影が初めてでアウトバック(砂漠地帯)にワクワクしたといい、南オーストラリアで育ったヘリマンも撮影を楽しんだという。「ロジャース警部はキャリアのある、とても尊敬されている警部です。彼はプライドが高い仕事人間ですが、家族思いな男でもあります。そのことがストーリーにも大きく関わってきます」とヘリマン。本作について「コメディとシリアスなドラマが混在している」といい、「この“男”は誰で、どこから来たのか、どんな経歴なのか、誰が彼を知っているのか、登場人物と同じように探求頂ければと思います」とアピールした。そして、7月29日(金)の「世界コアラの日」にちなんだ場面写真には、本作でキーアイテムとなるコアラのぬいぐるみを手にするジェイミーの姿が収められている。「ザ・ツーリスト 俺は誰だ?」(全6話)はスターチャンネルEXにて全話一挙配信中。BS10スターチャンネルにて8月8日(月)23時~毎週月曜放送。(text:cinemacafe.net)
2022年07月29日フェンディ(FENDI)の2022年秋冬コレクションから、フォックスファーをあしらった「フェンディ ファースト」バッグが登場。大胆“F”フレームの「フェンディ ファースト」新作「フェンディ ファースト」は、アーティスティック ディレクターのキム・ジョーンズが手掛けたアイコンバッグ。“F”の文字をフレームに配した、大胆なシルエットが魅力だ。クラッチバッグとしてはもちろん、付属のストラップを利用して、ショルダーバッグとしても使用することができる。“ふわふわ”のフォックスファーそんな「フェンディ ファースト」から、“ふわふわ”のフォックスファーを纏ったリュクスな新作が登場。柔らかなファーの質感を引き立てる、ポピーレッド、ブラッシュピンク、パステルミントグリーンの3色が揃う。なお、サスティナビティティも考慮しており、バッグには、他のプロセスで廃棄となったフォックスファーをアップサイクルして使用している。【詳細】フェンディ「フェンディ ファースト」バッグ新作発売時期:2022年7月中旬販売店舗:フェンディブティック、公式オンラインストア価格:528,000円【問い合わせ先】フェンディ ジャパンTEL:03-3514-6187
2022年07月25日ケネス・ブラナーの自伝的作品『ベルファスト』より、少年バディの父親を演じたジェイミー・ドーナンのインタビュー映像が解禁。作品の舞台となる、出身地ベルファストへの思いや役作りなどについて語っている。『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の若き大富豪クリスチャン・グレイ役で一躍注目を集めたジェイミー・ドーナン。彼が本作で演じるのは、監督・製作・脚本を担当したブラナーが自身を投影したという少年・バディの父親役。税金のことでちょっとしたトラブルを起こし、金にだらしない一面もありながら、家族のために単身イギリスへと出稼ぎに赴く大黒柱だ。1~2週間に1度、愛する家族の元に戻ると子煩悩な父親へと変身し、子どもたちと遊び、学校へ送り出し、映画館に連れて行く。家族を愛し、愛される良き父親だ。出稼ぎで家を空けがちだからこそ、ベルファストを襲う危険を正確に理解し、大切な家族を何としても守り抜こうとする父親役を、ジェイミーは強い意思を感じさせる演技で体現している。ジェイミー自身もベルファスト生まれのベルファスト育ち。そんな彼は本作の役作りについて「このキャラクターの中には僕が過去に出会った人々の性格が少しずつ入っている。すぐにこの役に入れたんだ」とケネス同様、自身のルーツとなる故郷の物語にすんなり入り込めたそう。オファーを受けた当初も、脚本を読み、タイトルを見た瞬間に「“いいぞ”と思った」と言い、「すぐこのキャラクターに感情移入できたし、監督にとってどれだけ大事な物語か理解できた。ベルファスト出身というのは僕自身も誇りに思っていることだ。それを表現できるのはありがたい」と出演を決めたと語っている。また、「ケネスは本当に素晴らしい方法で故郷の人々の善良さを表現してくれた」とケネスとの撮影をふり返りながら、「アイルランドでは何世紀も過酷な状況が続き、人々は苦しみ、そしてお互いを傷つけ合ってきた。だからユーモアで乗り切るしかなかったんだ。ケネスはそのユーモアをうまく引き出してくれたよ。喜びに満ちた脚本を書いてくれた」とも明かしており、過酷な状況においても、未来を見据え、ユーモアと笑顔を忘れずに生きた人々を描いた本作に想いを馳せている。『ベルファスト』は3月25日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月25日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2022年03月02日ガル・ガドットとジェイミー・ドーナンが共演することになった。スパイスリラー映画で、タイトルは『Heart of Stone』。監督は『ワイルド・ローズ』のトム・ハーパー。製作配給権は、競売の結果Netflixが獲得している。ストーリー設定などは明らかにされていない。ドーナンの最近作は、ケネス・ブラナー監督の『ベルファスト』。今作での演技は高い評価を受けており、来週8日に発表されるオスカーノミネーションで助演男優部門に食い込むことも期待される。ガドットの次回作は今月公開予定の『ナイル殺人事件』。こちらもブラナーが監督をしている。文=猿渡由紀
2022年02月02日ミュージカル『ジェイミー』が、8月8日に開幕。これに先駆け、報道陣にゲネプロが公開された。イギリスのBBCで放送されたドキュメンタリー「Jamie: Drag Queen at 16」をベースにミュージカル化された本作。番組の舞台になったサウス・ヨークシャーで初演されたあと、本場ウエストエンドにも進出し、2018年のローレンス・オリヴィエ賞で5部門にノミネートされた。9月にはAmazon Prime Videoでの映画版配信も決定している。ドラァグクイーンに憧れる16歳のジェイミー(森崎ウィン / 高橋颯:Wキャスト)は、高校卒業を記念して行われるプロムに“自分らしい”ドレスで参加することを目指していた。誕生日に母マーガレットから真っ赤なハイヒールを贈られたのを機に夢に向かって突き進もうとするも、教師や同級生・保護者から猛反対される。さらにジェイミーの夢を理解できない父との確執も深まって──。取材日にタイトルロールを務めていたのは、ダンス&ボーカルグループ・WATWINGメンバーの高橋だ。母の応援を胸にショードレス専門ショップのオーナーや仲間たちと打ち解け、ドラァグクイーンになる夢を叶えようとする主人公ジェイミーを、高橋は等身大のキャラクターとして立ち上げる。ジェイミー:高橋颯ハリのある歌声で高校生らしい若さを打ち出しつつ、喜怒哀楽といった感情表現の豊かさが高橋の魅力に感じられた。父から決定打を喰らって打ちのめされるソロナンバー「Ugly in This Ugly World」や、互いを想う母子のやり取りが胸に迫る「My Man, Your Boy」でその本領が垣間見られる。ジェイミーを見守る大人たちには、ベテランキャストが揃い踏みだ。母マーガレットに扮する安蘭けいの必聴ナンバーは、我が子ジェイミーに対する無償の愛を歌う「He’s My Boy」だろう。ジェイミーにドラァグクイーンの手ほどきをするヒューゴ役の石川禅は、かつて自身がロコ・シャネルの名でショーの世界にいた頃の武勇伝を語る「The Legend of Loco Chanel」などで迫力の歌声を響かせた。左からヒューゴ/ロコシャネル:石川禅トレイ・ソフィスティケイ:吉野圭吾ジェイミー父/サンドラ・ボロック:今井清隆ライカ・バージン:泉見洋平ジェイミー:高橋颯プリティ:山口乃々華このほか、進路指導の授業から発展する冒頭の「And You Don’t Even Know It」や、興味本位でショーを観に行ったはずの同級生がジェイミーにノックアウトされた様子を歌う「Everybody’s Talking About Jamie」など、にぎやかなダンスナンバーでステージが彩られる瞬間も。一方で、親友プリティ(田村芽実 / 山口乃々華)がジェイミーを励まし、その背中を押す「It Means Beautiful」も沁みる。プロムのためドレスを身に纏ったクラスメイトたち左から:田野優花フランク莉奈鈴木瑛美子伊藤かの子ディーン:矢部昌暉ジェイミーを目の敵にするクラスメイト・ディーンとの関係性の変化もみどころフィナーレは、周囲に“自分らしさ”を認められたジェイミーを中心に展開される「Out of the Darkness(A Place Where We Belong)」。くちびるに紅を差し、真っ赤なピンヒールで楽しそうにパフォーマンスする姿に心が躍った。逆境をバネに道を切り開いたジェイミーのたくましさから、前向きなエネルギーを受け取れるだろう。ミュージカル『ジェイミー』は8月29日(日)まで東京建物Brillia HALLにて上演。その後9月4日(土)から9月12日(日)まで大阪・新歌舞伎座にて、9月25日(土)から9月26日(日)まで愛知県芸術劇場 大ホールにて上演される。※高橋颯の「高」は“はしご高”が正式表記。取材・文:岡山朋代撮影/田中亜紀ミュージカル『ジェイミー』チケット情報
2021年08月13日ミュージカル『ジェイミー』が開幕した。本作は、イギリスBBCで放送されたドキュメンタリーをベースにつくられた英国発のミュージカル。ドラァグクイーンに憧れる高校生・ジェイミーの夢に向かって突き進む姿が、多くの観客に爽快な感動をもたらし、2017年の初演以来、今なおロングラン上演が続いている。そんな大ヒット作品がついに日本に初上陸。ジェイミー役に森崎ウィン、髙橋颯(WATWING)の2人を迎え、フレッシュな若手キャストに、安蘭けい、石川 禅ら実力あるベテラン勢が華やかに作品世界を彩っている。今回は、ジェイミー:森崎ウィン、プリティ:田村芽実、ディーン:佐藤流司によるゲネプロをレポートする。ポップミュージックが奏でる、ジェイミーの夢への大冒険左から:森崎ウィン保坂知寿安蘭けい樋口麻美自分らしく生きたい。誰に口出しをされることもなく、誰に嘲笑われることもなく、自分の好きだと思ったものを愛し、自分の信じた道を貫き、自分の夢を叶えたい。そんな当たり前のことが、私たちの生きる世界では、とても難しい。カビの生えた社会規範に、嫉妬まじりの世間の目。いろんなものが手足を縛り、私たちを生きにくくさせている。だからだろう。こんなにもジェイミーを応援したくなるのは。時につまずき、涙を流しながらも、とびきりキュートな笑顔で立ち上がるジェイミーの姿に心が揺り動かされるのは。ジェイミーが暮らすシェフィールドは、労働者たちの街だ。人々を支配する保守的な価値観。職業適性テストで決められる自分の将来。まぶしい夢を見る子どもたちを、教師のミス・ヘッジ(樋口麻美)は「現実を見なさい」とたしなめ、同級生のディーンはジェイミーを「ホモ野郎」と蔑む。左から:小西詠斗太田将熙佐藤流司川原一馬MAOTO左から:安蘭けい保坂知寿狭苦しい灰色の檻の中で、ジェイミーは言う、「自分の生き方をまっとうするのに許可なんていらない」と。お仕着せのタキシードじゃ私じゃない。もっと自分らしい服装でプロムに出たい。16歳のジェイミーの胸に宿ったその夢から物語は一気に動き出す。そんなジェイミーの冒険をきらびやかに飾るのが、音楽だ。ポップスを主体としたキャッチーなメロディが、あなたも一緒に踊ろうよと観客の手を引く。高揚感たっぷりの「誰も知らない」に乗せて繰り出される高校生たちの軽快なステップ。椅子代わりのボックスを使ったムーブに、笑い声まで聴こえてきそうな賑やかなダンスは、まるで手づくりのカーニバルだ。ドレスを着てプロムに出ることを決めたジェイミーに向けてプリティが歌う「スポットライト」も、静かに心を奮い立たせる力強いミディアムナンバー。田村の透明感ある歌声に、軽やかなクラップが溶け込み、まるでジェイミーへのエールのように劇場に響き渡る。ジェイミーの母・マーガレット(安蘭けい)が歌う「我が子」も、母の愛と願いに溢れた極上のバラードだ。オーセンティックなメロディラインに、安蘭けいの力強く伸びやかなヴォーカルが映える。物語的にも、ジェイミーと母にとって大きなターニングポイントとなる大事な場面。悲しみを振り払うような安蘭の歌声に胸を締めつけられることだろう。森崎ウィンが体現する、ジェイミーの強さと脆さジェイミー:森崎ウィンこうした楽曲の良さもさることながら、何より観客を沸かせるのは、キャスト陣の好演だ。ジェイミー役の森崎はいつもより少し高めのトーンで、ジェイミーの愛らしさを演出。森崎自身が内包している太陽のような明るさと月のような翳りが、ジェイミーのキャラクターにうまくマッチしている。マーガレットやプリティの前で見せるパワフルな一面と、ある出来事を境にさらけ出されるジェイミーの脆さの両方を、豊かな感情表現で印象づけてくれた。森崎の小さな顔と長い脚が、ドラァグクイーンに憧れる役どころにぴったり。真っ赤なハイヒールがその脚線美をより際立てている。注目は、ハイヒールを履いた状態で踏むステップの足さばきと腰使い、しなやかな腕のライン。愛すべき新たな主人公が、ここに誕生した。そしてディーン役の佐藤は憎まれ役ながら、終盤でのジェイミーとの関係性につい頬が綻んでしまう。劇中でディーンのバックボーンが詳しく語られることはないが、その屈折した内面をつい観客が想像したくなるのは、佐藤が演じているからこそ。また、厳格な態度でジェイミーを突き放すミス・ヘッジだが、注目してほしいのは彼女の足元。そこに教師としてではない人間としての彼女のキャラクターが見えたとき、思わずいとしさがこみ上げてくる。ジェイミー:森崎ウィンディーン:佐藤流司近年、「多様性と調和」が社会のテーマとなっている。誰も差別しない。誰も排除しない。平等で公平な社会を築いていこう。そう号令をかけるのは、今この社会がまださまざまなアンフェアに満ちているからだ。そんな偏見と迫害が根強く残るこの社会の一員として、本作で特に響いた台詞がある。詳述は避けるが、ある場面で女子生徒たちがお互いのドレスについて「私だったら着ないけど、あなたには似合っている」というようことを話すのだ。きっと、こういうことでいいんじゃないんだろうか。人は、それぞれ違う。性別とか、人種とか、宗教といった大きなことから、好きな色も、お気に入りのバンドも、よく行くショップも、みんな違う。「他の人とは違う」と悩むことや、それを謗ること自体、そもそも奇妙な話なのかもしれない。だって、みんな違うのだから。この世に同じ人なんていない。だから、それを恥じることも、疎むこともない。同じになんてなる必要はない。ただ、尊重すること。私だったら着ないけど、あなたには似合っている。そうやって認め、称えるだけで、たぶん世界はもっと生きやすくなる。もし自分の常識やルールにないものに出くわして、それが自分の見てきた世界や信じてきた正しさを揺るがすもののように思えて、つい攻撃したくなってしまう人がいたら、どうかこんなふうに思ってほしい。それは決してあなたを脅かすものではないのだ、と。理解はできなくてもいいから、受容する。それだけで、きっとあなた自身も楽になる。色とりどりのドレスを眺めながら、そんなことを改めて思い直した。ミュージカル『ジェイミー』は、8月29(日) まで東京建物Brillia HALLにて上演。その後、大阪公演は9月4日(土) から9月12日(日) まで新歌舞伎座にて、愛知公演は9月25日(土) から9月26日(日) まで愛知県芸術劇場 大ホールにて上演される。撮影/田中亜紀取材・文/横川良明ミュージカル『ジェイミー』チケット購入はこちら
2021年08月09日ミュージカル『ジェイミー』(原題:Everybody’s Talking About Jamie)の公開ゲネプロが7日、8日に東京・東京建物Brillia HALLにて行われ、森崎ウィン、高橋颯(※高ははしごだか)、安蘭けいが取材に応じた。同作は英BBCで放送された実話を基に2007年イギリスでミュージカル化され、大ヒットを記録し、映画化も決定した。ドラァグ・クイーンに憧れる16歳の高校生ジェイミー・ニュー(森崎/高橋 Wキャスト)が、母親から真っ赤なヒールをプレゼントされた事を機に、高校のプロムにドラァグ・クイーンとして出席する夢を抱き始めるも、学校や教師、保護者からの猛反対を受ける。マイノリティに理解のない周囲からの心無い言葉、ジェイミーの事を理解できない父親との確執など、多くの困難を乗り越えながら、それでもなお、自分らしくあろうとするジェイミーの姿を描いていく。初日を目前に、森崎は「ほっとしている部分もありつつ、緊張感が高まっていて、カンパニーが今、すごく1つになっているので、このまま引き締まっていきたいと思います」、高橋は「もう1チームを観ることができるので、勇気をもらってやれそうです。初日から全力でやります」、安蘭は「本当に幕があくんだと思ってワクワクしています。今は出来る状況じゃないけど、乾杯したい気分です。2人を見守りたいと思います」とそれぞれ心境を表す。森崎は「作品を通して、お越しいただいた方の背中を押せるような作品でありたい」と語り、「お客様と一緒に成長していきたいですし、そうできると信じています。安全対策は万全に、心よりお待ちしております」とメッセージ。高橋は「ここまでたくさんの方に、すごく見守ってもらって、支えてもらってきました。ジェイミーとして、やっと舞台にたてるので、お芝居でしっかり返せるように、感謝の気持ちをお客さんに届けられたらと思います」と意気込んだ。7日のゲネプロには、Wキャストの森崎ウィン、田村芽実、佐藤流司、吉野圭吾、泉見洋平、樋口麻美、8日には高橋颯、山口乃々華、矢部昌暉、吉野圭吾、永野亮比己、実咲凜音が登場。ほかシングルキャストの安蘭けい、伊藤かの子、太田将熙、川原一馬、小西詠斗、鈴木瑛美子、田野優花、フランク莉奈、MAOTO、保坂知寿、今井清隆、石川禅が登場した。○公開ゲネプロ 8月7日
2021年08月08日イギリスで大ヒットし、ウエストエンドでロングラン上演を続けるミュージカル『ジェイミー』が日本に初上陸する。実話を元に、ドラァグクイーンになることを夢見るゲイの高校生ジェイミーが、さまざまな問題や困難を乗り越えていく姿をポップミュージックで綴る。ジェイミーをダブルキャストで演じる森崎ウィンに話を聞いた。ミュージカル「ジェイミー」チケット情報現在、舞台の稽古真っただ中。「演出を手掛けるジェフリー・ペイジさんは、ジェイミーがゲイだからこうして、というのはまったくないんです。あくまでも一人の人間としての描き方で、型にはめない。『僕は指揮者だから、指揮者はバイオリニストに弾き方は教えない。持ってきたものに対して全体のバランスをとるから』と。僕もプロとして彼に提示できるものをすべて持っていきたいです」と気を引き締める。ジェイミーはイギリスの公営住宅に母親と住み、子どものころから母親の服を着、靴を履いて遊んでいた。父親は家を出て行ってしまったが、母親から真っ赤なハイヒールをプレゼントされたことをきっかけに、夢に向かって突き進むことを決心する。ミュージカルの元となったジェイミーの姿は、英BBCのドキュメンタリー番組で放映され、森崎はその本人と対談する機会があった。「ジェイミーはいろんなエピソードを笑って話してくれましたが、いじめられていたこともあり、相当傷ついてきたんだなと目を見ていたら想像がつきました。僕は自分なりのジェイミーを作りますが、彼から得たものを化学反応として気持ちで発せられたらと思います」。ほかにも届けたい思いがある。「恐怖心を解いて、自分らしく自由になること。ジェイミーご本人も『何でもいいのよ、どんな服でも自分が自信をもって着れば、すごく素晴らしくなるから』と言っていました。観客が自分らしくいられる、背中を押すような作品にしたいです」。映画やドラマでも活躍中の森崎。2018年公開のスティーブン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』では、オーディションを勝ち抜きハリウッドデビューを果たした。「この世界にいていいんだと言われた気がした。向いているのかなと悩むより、まずは努力しよう」と考えるようになったという。大きいミュージカルは今作で2本目だが、来年は『ピピン』の主演にも抜擢され、大役が続く。「いつか海外公演もやりたいですし、ブロードウェイにも立ってみたいですね、人生一度きりですから。早く自由に行動できる社会に戻ってほしいですが、ジェフリーは『コロナは言い訳。それでもできることはある』と。まずは『ジェイミー』の日本初演で、こんなにいい作品を作ったんだと自分たちを認め合えるカンパニーにして、自信を持ってみなさんに届けたいです」。公演は8月8日(日)から29日(日)まで東京建物Brillia HALL、9月4日(土)から12日(日)まで大阪・新歌舞伎座、9月25日(土)・26日(日)愛知県芸術劇場 大ホールにて。チケット発売中。取材・文:米満ゆう子
2021年08月05日ドラァグクイーンを夢見る男子高校生を主人公にした、話題のミュージカル『ジェイミー』。2週間後に開幕が迫った7月下旬、「バンドリハーサルのぞき見会」がオンライン配信された。演劇関係者でもなかなか立ち会えないバンドリハーサル。気になるその中身とは?『ジェイミー』の音楽世界を彩るミュージシャンは、音楽監督・ピアノ・コンダクターを兼任する前嶋康明を筆頭に全部で13人。自己紹介を終えると、さっそくリハーサルがスタートした。M1の『誰も知らない』は、オープニングにふさわしく、本作への期待感をグッと高めてくれるナンバー。曲名にもなっている「誰も知らない」というコーラス部分は、一度聴いたら必ずや口ずさみたくなるフレーズだ。演奏が終わるとテナーサックスの竹村から、「“タラタッ、タラタ”にするか、“タタタン、タタタン”にするか」と前嶋に質問が。前嶋は後者を選択しつつ、「そうなんだよ」と納得の表情。竹村の「いいね、有意義な時間」とのやり取りに、チームの雰囲気のよさが滲む。続いてM2『頭の中の壁』。悲しい思い出を抱えつつも、前を向き、壁を越えていこうとするジェイミーの心の移り変わりを、見事にメロディで表現した一曲だ。M3の『スポットライト』は、ジェイミーの親友プリティがメインのナンバー。優しく、そして力強くジェイミーの背中を押すプリティだが、その美しく伸びやかな旋律は、聴く人すべての応援歌になるだろう。M4『伝説のロコシャネル』は、これまでの楽曲から一転。ジェイミーをドラァグクイーンの世界へと導くロコシャネルの半生が、ムーディなメロディに乗って語られる。特に冒頭のシンバルとトランペットが印象的。M5『もし昔の私に会えたなら』はジェイミーの母親マーガレットのソロ。一音一音をたっぷりと響かせるスローバラードで、マーガレットの後悔や悲哀を秘めつつ、その根底にあるのはジェイミーへの愛だと感じさせる切ないナンバーだ。M6『芸術』はジェイミーや生徒たちによるアップテンポなナンバー。リズムで聴かせつつ、カットインする重厚なギターサウンドがカッコいい。そして最後はM18『アンコール』。こちらはぜひ劇場でご確認を…。『ジェイミー』の楽曲について前嶋はこう語る。「ポップスを下敷きにした数あるミュージカルの中でも、この作品の楽曲はすごく覚えやすい。どの曲もスッと入ってくるので、ぜひラフな感じで楽しんで欲しいです」取材・文:野上瑠美子
2021年08月02日ドラァグクイーンを夢見る高校生を主人公にした、実話ベースのミュージカル『ジェイミー』。待望の日本初演開幕を前に、ジェイミーを愛し、支え、時に叱咤し導いていく、大人役のキャスト陣(安蘭けい、石川禅、今井清隆、保坂知寿、泉見洋平、吉野圭吾、樋口麻美、実咲凜音、永野亮比己)に、役どころへの想い、カンパニーの魅力について語ってもらった。ドラァグクイーンを魅力的に演じたい――それぞれの役どころについて教えてください。安蘭主人公ジェイミーの母親であるマーガレットを演じます。ドラァグクイーンに憧れる息子を全力でバックアップする、すごく懐が深い母親の役なので、演出のジェフリー(・ペイジ)とも相談しつつ、自分が思う、自分なりのマーガレットがつくれればいいなと思っています。石川僕はヒューゴというドラァグクイーン専門のドレスショップのオーナーで、かつてロコ・シャネルと言われた伝説のドラァグクイーンです。ジェイミーにとっては先輩や先生のような人物ですね。日本ではまだまだマイノリティな存在ですが、お客さまに「ドラァグクイーンって素敵だな」とか、現役のドラァグクイーンの方々には「これなら共感出来るな」と思っていただけるよう、そしてそう演じられなければ負けだと思って取り組んでいきたいです。今井ジェイミーの父親であり、安蘭さん演じるマーガレットとは元夫婦という役どころです。お客さまにとっては嫌な男であり、この役だけだとちょっときついので(笑)、ドラァグクイーンのサンドラ・ボロック役でいろいろ発散していきたいと思います。一同(笑)。保坂私はマーガレットの親友のレイという役です。彼女はとてもジェイミーに対して寛容なのですが、その理由づけとして、彼女もマイノリティな部分を抱えている、という設定をジェフリーが加えてくれました。それが今、私の中で大きな支えになっていて。またマーガレットが自分の幸せを見つける、先に進むための力添えが出来るような存在でありたい、とも思っています。泉見ライカ・バージンというドラァグクイーンの役です。ライカの「花束もらったらなんでも許せちゃう!」というセリフが好きで、この人がよく表れているなと。シリアスなテーマも多く描かれる作品ですが、その中でライカは、ほんわかした存在でありたいと思っています。吉野トレイ・ソフィスティケイというドラァグクイーンの役です。一番大事にしたいのは、やっぱり中身。こんな生い立ちがあって、今こうして立っているという中身さえしっかり埋まっていれば、そこに居るだけでいいんじゃないかなと。とにかく居る!居る、居る、居る!(笑)安蘭うん、わかったから、大丈夫(笑)。吉野そういう想いで舞台に立ちたいと思います。自分の中から出てきたものこそが本物樋口ジェイミーの学校の先生のミス・ヘッジを演じます。マジョリティ代表みたいな存在で、ジェイミーにとっては最初の社会の大きな壁であり、そうでないと生きていけないんだっていうことを強く生徒たちに教える人物です。また、ミュージカルにとってとても大切な“第一声”を担う役どころでもあるので、しっかりお稽古を積み上げていけたらと思います。実咲私も同じくミス・ヘッジ役で、ジェイミーを含めたすべての生徒たちに対して、愛情がある上での厳しさを伝えている先生です。劇中、常に怒鳴っているので(笑)、すごくパワーのある女性だとは思うのですが、少し奥手な場面もあり、その完璧じゃないところが魅力的な人だなと思います。永野僕はトレイとライカのふた役を演じます。同じドラァグクイーンでも生きざまがまったく違うふたりなので、しっかり演じ分けられるのか……。今も模索しながらですが、素晴らしい大先輩方のいいところをいっぱい盗んで、自分なりのドラァグクイーンをつくっていけたらと思います。石川これだけ周りの個性が強いとね(笑)。吉野でも真似する必要はないので!泉見うん、永野くんの中から出てきたものが本物だと思うよ。一同おー!大人チームでジェイミーを支えていく――稽古の「のぞき見会」にも参加させていただきましたが、雰囲気のよさがよく伝わってきました。改めてこのカンパニーならではの魅力や強みとは?石川とうこ(=安蘭)さんはもともと知寿さんのファンなんでしょ?安蘭そうなんです! 中学生の時、知寿さんが出ていた劇団四季の『キャッツ』を観てミュージカルに憧れたので。一同へ~。安蘭だから今回共演出来るのが夢みたいです。稽古中は知寿さんへの“好き”は閉じていますけど、もしかしたら溢れ出ちゃっているかもしれません(笑)。樋口その感覚わかります!私も保坂教の信者なので(笑)。保坂やめてよ~。今井僕もちーちゃん(=保坂)に憧れて四季入ったんだよ。石川僕も憧れてましたよ!吉野僕もそれで四季に入りました!保坂もういいから!一同(笑)。石川つまりこのカンパニーは、すべて保坂知寿からスタートしているという……(笑)。安蘭知寿さんから派生してね(笑)。今回のカンパニーってざっくり若者チームと大人チームに分けられるくらい、それぞれの世界がありますよね。そしてみんながジェイミーを応援するっていうお話ですけど、カンパニーとしても、ジェイミー役の(森崎)ウィンくんと(髙橋)颯くんのふたりを、私たち大人チームが支えていこうっていう気持ちがすごく強くて。それが作品にも表れていくと思いますし、ジェイミーを中心に一丸となって、いい作品がつくれるのではないかと確信しています。取材・文:野上瑠美子ミュージカル『ジェイミー』チケット情報
2021年07月29日