ダイビング中に深海で檻に閉じ込められた姉妹が決死の脱出に挑む姿を描き、全世界で大ヒットを記録した海洋パニックスリラー『海底47m』からスケール、アクション、ロケーション、そしてスリルと恐怖が進化と深化を遂げた『海底47m 古代マヤの死の迷宮』が7月23日(木・祝)の「海の日」に公開。本作では、シルベスター・スタローンとジェイミー・フォックスの娘たちが映画デビューを果たしている。今回解禁となる本編映像は、4人の女子高生が秘密のダイビングスポットへ向かい、夏休みを満喫する姿を映した、若さ溢れるフレッシュな1シーン。アレクサ(ブリアンヌ・チュー)に連れられ、観光客も知らないという秘密のスポットにやってきた4人。ニコール(システィーン・スタローン)はすぐさま崖から飛び込む一方、ミア(ソフィー・ネリッセ)は小道から安全に降りようとサーシャ(コリーヌ・フォックス)に提案する。異母姉妹である2人は日常でも互いに距離感を感じていたが、サーシャがミアに「飛ぼう」と誘ったことがきっかけで一緒に海に飛び込む。お互いの心が開いている様子も垣間見れる、夏らしい爽快感あふれる映像となっている。本作でスクリーンデビューを果たしたサーシャ役のコリーン・フォックスと、ニコール役のシスティーン・スタローン。彼女たちの父親は、言わずと知れたハリウッドスターの名優たち。この2人について、ヨハネス・ロバーツ監督は「コリーヌ・フォックスはキャリアをスタートさせたばかりだ。ジェイミー・フォックスの娘で、すごいカリスマ性がある。彼女はただただ素晴らしく、とても美しく才能のある女優だ。上手いよ」と絶賛!また、システィーンについても、「(これまで)彼女は演じたことがなかった。シルベスター・スタローンの娘で、信じられないほどのエネルギーに満ちている。彼女が登場するとワクワクするよ」と評価し、父親譲りのエネルギッシュな魅力について明かしている。父親であるシルベスターとジェイミーの2人は、昨年8月に行われたプレミアイベントにも参加。女優デビューとなる愛娘の晴れ姿を見に来る様子は、まるで授業参観に来た父親の姿のよう(!?)で、少し照れくさそうに親心を見せる表情にも注目だ。『海底47m 古代マヤの死の迷宮』は7月23日(木・祝)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海底47m 古代マヤの死の迷宮 2020年7月23日 新宿ピカデリーほか全国公開©THE FYZZ FACILITY FILM 11 LTD
2020年07月01日『ブラックパンサー』、『クリード』シリーズのマイケル・B・ジョーダン主演、人種差別が根強く残る30年前のアラバマ州で実際に起った冤罪事件を基に描いた『黒い司法 0%からの奇跡』。そのブルーレイ&DVDリリース、デジタル配信にあわせ、マイケルが演じた主人公ブライアン・スティーブンソン本人が語る特別映像が到着した。1980年代のアラバマ州で、犯してもいない罪によって死刑宣告をされた黒人男性ウォルター・マクミリアン(ジェイミー・フォックス)。彼の無罪を勝ち取るため、立ち上がった新人弁護士ブライアン・スティーブンソン(マイケル・B・ジョーダン)が人種差別が立ちはだかる中、“真の正義”を求め、可能性0%から奇跡の逆転劇に挑む実話ドラマ。主人公であるブライアン・スティーブンソン本人は、今回到着した特別映像の中で、本作は弱者にも焦点を当てて描いていること、また囚人たちの苦悩だけではなく、彼らの家族の苦しみもしっかりと描いている点が素晴らしいと映画を称賛している。また、マイケルやジェイミー・フォックスなど演技派俳優陣の素晴らしい演技を通じて、”私たちの闘いの本質を世間に知ってほしい”と語る。さらに本作を通して伝えたかったこととして「残虐で不公平なのはデータや統計ではなく、人間そのものだという事実を知って、変化を起こしてほしい。希望を持つことが重要だ」と話し、「逆境にめげず、闘い続ける方法を探し、健全な社会を築かなければならない。世界を変えたいなら、不都合も受け入れるんだ、わずかでも行動すれば今以上の正義を生み出せる」と心動かされるメッセージを送っている。ブルーレイ&DVDには、ブライアンの生い立ちや、彼が代表を務める非営利組織「EJI」での活動について語られる映像特典「平等な正義イニシアチブ」が収録。併せて見ることで、より作品への理解が深まる内容となっている。『黒い司法 0%からの奇跡』はブルーレイ&DVD発売中、レンタル中、デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:黒い司法 0%からの奇跡 2020年2月28日より公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年06月17日冤罪で死刑囚となった黒人男性を救おうとする黒人弁護士を描く実話映画『黒い司法 0%からの奇跡』が、アメリカで、今月にかぎり無料でストリーミングレンタルできることになった。ミネアポリスで起きた白人警察による黒人男性の殺害事件をきっかけに、アメリカで大規模な抗議デモが起きていることを受けてのもの。製作配給のワーナー・ブラザースは、「この国に根強く残る人種差別についてもっと知りたい方に見ていただければと思います」と声明を発表している。主人公の弁護士役とプロデューサーを兼任するのは、マイケル・B・ジョーダン。ジェイミー・フォックスが死刑囚を演じる。監督はデスティン・ダニエル・クレットン。映画は昨年のトロント映画祭でお披露目された。文:猿渡由貴
2020年06月05日新発見に沸く古代マヤ文明。その海底に沈んだ遺跡が未体験の恐怖の舞台となる海洋パニックスリラー『海底47m 古代マヤの死の迷宮』が、7月23日(木・祝)の「海の日」に公開が決定、予告編も到着した。本作は、ダイビング中に海底に落下、深海で檻に閉じ込められた姉妹が決死の脱出に挑む姿を描き、全世界で大ヒットを記録した『海底47m』のシリーズ第2弾。あれから3年、スケール、アクション、ロケーション、そして何よりもスリルと恐怖が進化と深化を遂げて帰ってきた。今作では前作のコンセプトをしっかりと受け継ぎつつ、ダイビングの中で最も危険が伴うとされている「洞窟ダイビング」という要素を新たに追加。作品の目玉となる水中の撮影には、イギリスのバジルドンにあるプールと、『スター・ウォーズ』や『007』シリーズの撮影でも知られるパインウッド・スタジオの2か所にセットが組まれた。メインとなるマヤ文明の都市、迷路のようなトンネル、高くそびえる柱、らせん状の石の階段、堂々たる彫像、そして目玉の「祭壇」と、かつてマヤ族が生贄を捧げた壮大な洞窟が完全再現され、500年前の海底遺跡で決死の撮影の末に作品が完成した。また、キャストにはジェイミー・フォックスの娘であるコリーヌ・フォックス、シルベスター・スタローンの娘のシスティーン・スタローンと、名優たちの子どもが本作で映画デビュー。『やさしい本泥棒』のソフィー・ネリッセ、米Huluのティーンホラー「Light as a Feather」(原題)のブリアンヌ・チューと海底へ向かう。太陽の日差しが降り注ぐ夏のメキシコ。4人の女子高生たちは、メキシコの<海底に沈むマヤ文明の遺跡>を探検しようと危険な洞窟ダイビングに挑戦する。しかし、突如大きな衝撃が走り神殿は崩落。そこに現れたのは、巨大な人食いホオジロザメだった!必死で逃げる4人だが、命綱は切断され、助けを呼ぼうにも無線は通じない。ようやく見つけた逃げ道は激しく渦巻く潮流で塞がれており、残りの酸素もごくわずか...脱出確率0%の迷宮を4人は突破できるのか――。未体験のパニックに、緊張と興奮、そして悲鳴が無限ループする、緊張感あふれる予告編に仕上がっている。『海底47m 古代マヤの死の迷宮』は7月23日(木・祝)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE LIVEライブ・ビューイング海底47m 2017年8月12日よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開© 47 DOWN LTD 2016, ALL RIGHTS RESERVED
2020年06月04日黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警察官に喉を膝で押さえつけられて死亡。この事件をきっかけに、全米で人種差別に対する抗議デモが拡大しており、多くのセレブたちもデモに参加したり、自身の意見をSNSで述べたりしている。そのうちの1人、コール・スプラウスは、サンタモニカで平和的なデモに参加したところ逮捕されたことをインスタグラムで明らかにした。警察官に退去を命じられ、応じない場合は逮捕すると言われたコール。周りの人たちが帰りだした頃に、道を遮る新たな警察官たちの列が出現し、結局逮捕されてしまったのだという。「ストレートの白人男性であり、公的な人物でもあるぼくだけど、この運動においてはだれとも変わらず、制度に基づいた結果になったよ。これはまったく作られた話じゃないんだ。メディアがでっち上げないように願うよ」とつづった。投稿した写真は「Black Lives Matter」(黒人の命は大切だ)というスローガンのもの。ジョン・キューザックは暴動によって燃やされた車を撮影していたところ、警棒を持った警察が近づいてきて「あっちへ行け。早く!」と怒鳴りつけられた。警官がジョンの自転車を強く叩く様子も映っている。ジェイミー・フォックス、ニック・キャノンらも抗議デモに参加した。(Hiromi Kaku)
2020年06月02日マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・フォックス、ブリー・ラーソンら映画ファン必見の演技派俳優が共演した『黒い司法 0%からの奇跡』のBlu-ray&DVDが6月17日(水)にリリース決定。本作は、冤罪の黒人死刑囚のために闘う弁護士の実話を映画化。わずか30年前、人種差別が根強く残るアラバマ州で、死刑宣告を受けた黒人のウォルター。新人弁護士ブライアンは圧倒的に不利な裁判に挑み、いかにその判決を覆したのか?歴史に残る前代未聞の逆転劇が描かれる。『ブラックパンサー』のマイケルが弁護士ブライアンを、『ベイビー・ドライバー』のジェイミーが不当な判決を受ける死刑囚ウォルターを、『キャプテン・マーベル』のブリーがブライアンと共に闘う同志エバを演じている。辛口批評サイト「Rotten tomatos」の視聴者評価では驚異の99%を記録した本作が、早くもリリース決定。本編に加え特典映像として、メイキングや未公開シーン集などが収録される。『黒い司法 0%からの奇跡』Blu-ray&DVDは6月17日(水)リリース、デジタルセル・レンタル配信同日開始。(cinemacafe.net)■関連作品:黒い司法 0%からの奇跡 2020年2月28日より公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年04月18日新型コロナの影響で、ピクサーの『ソウルフル・ワールド』も、延期が決まった。北米公開予定は6月19日だったが、新たな公開日は11月20日となる。これを受けて、ウォルト・ディズニー・アニメーションの『Raya and the Last Dragon』は、11月25日から来年3月12日に動いた。『ソウルフル・ワールド』は、プロのジャズミュージシャンになることを夢見る中学校の先生が主人公。ある日、彼はついにジャズクラブで演奏する機会を得るが、その前に事故に遭い、魂が体から離れてしまう。彼の魂は、魂が集まるところに運ばれ、そこで彼は別の魂と仲良くなるのだった。声の出演はジェイミー・フォックスとティナ・フェイ。文=猿渡由紀『ソウルフル・ワールド』公開日未定
2020年04月14日『ロケットマン』も記憶に新しいジェイミー・ベルが、増悪の闇から抜け出そうした実在の“元レイシスト”役に挑む主演作『SKIN/スキン』。この度、予告編映像と新ビジュアルが解禁された。イスラエル出身のユダヤ人監督ガイ・ナティーヴが、過去の自分と決別するために計25回・16か月に及ぶ過酷なタトゥー除去手術に挑んだブライオン・ワイドナーを追うTVドキュメンタリー「ERASING HATE」(’11)に感銘を受けたことから誕生した本作。この度公開された予告編では、増悪と暴力の世界に生きていたジェイミー演じるブライオンが、ジュリーや彼女の子どもたちと出会い、差別主義者たちの組織から脱会しようと、もがき苦しむ壮絶な姿が映し出されている。また、予告編と併せて公開された新ビジュアルでは、過酷な道を歩むブライオンに、光が差し込むように寄り添うジュリーの姿がとらえられている。ジュリーを演じたダニエル・マクドナルドは、本作に先駆けて制作され、見事2019年・第91回アカデミー賞短編実写賞を受賞した『SKIN 短編』にも出演。『パティ・ケイク$』でラッパーを演じた彼女のパフォーマンスに圧倒された監督は、長編『SKIN/スキン』にもぜひ出演してほしいと直々に依頼をしたという。ブライオンに愛を教え、優しく、力強い母の姿を演じたダニエルの熱演も見逃せない。『SKIN/スキン』は5月9日(土)より新宿シネマカリテ、ホワイト シネクイント、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年04月06日北米の映画業界が新型コロナウイルスの影響で、アメリカ同時多発テロ発生時を上回る大打撃を受けている。月曜日(現地時間)を迎えるまでは「確定」とはならないが、「Comscore」によると3月13日から15日までの北米のチケットの売り上げは、5530万ドル。過去20年でワースト(最低)の見込みだ。2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ後でも、最初の週は6630万ドル、翌週は5970万ドルと、先週より売り上げている。これまでの史上最低記録は2000年9月15日から17日までの5450万ドルで、当時はキアヌ・リーヴス主演の『ザ・ウォッチャー』、ジェイミー・フォックス主演の『ワイルド・チェイス』、キルスティン・ダンスト主演の『チアーズ!』などが上映されていた。史上最低2番目の売り上げ記録となった先週は、ピクサーの『2分の1の魔法』(第1位)、K・J・アパ主演の『I Still Believe』(第2位)、ヴィン・ディーゼル主演の『Bloodshot』(第3位)などが上映。『2分の1の魔法』は先々週に公開が始まり、4000万ドルを売り上げたが、先週末は1050万ドルと売り上げが74パーセントも落ち込んだ。通常なら3月中旬といえば子連れファミリーが映画館に行く時期でもあり、このジャンルの映画は十分に売り上げが見込める。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの映画館が閉鎖されていたり、外出を控える人が増えているため、このような結果となったとみられる。(Hiromi Kaku)
2020年03月16日おとな向け映画ガイド今週のオススメはこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明20/2/24(月)イラストレーション:高松啓二今週末に公開される映画は24本(ライブビューイング、映画祭を除く)。全国約100スクリーン以上で拡大上映されるのが『野性の呼び声』『スケアリーストーリーズ 怖い本』『劇場版「SHIROBAKO」』『しまじろうと そらとぶふね』『初恋』の5本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が19本です。この中から、おすすめしたいおとな向きの4作品をご紹介します。『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』年老いた美術商、成功とはいいがたい彼の人生の終盤に、大きなチャンスが巡ってきます。オークションの下見会で見つけた小さな肖像画。署名がないので安価ですが、これは隠れた名画に違いない、72歳の主人公オラヴィは、その絵画にひと目で魅了されます。調べていくうちに、この絵は19世紀ロシアを代表する画家レーピンの作品だ、と確信します。もしそれが事実で、真相を知るのが彼だけならばひと財産、ですが。証拠がなければ二束三文。さて、最後にして最大のディールは……。フィンランドの首都ヘルシンキを舞台にした現代の物語です。旧市街で小さな美術店を営むオラヴィ。オークションの落札価格さえインターネットで調べられる時代ですが、彼の商売道具はタイプライターと昔ながらの紙のカード。家族も顧みず、絵画に没頭した人生。娘との確執もあり、孤独なひとり暮らしです。ギャラリーをたたむことになるかもしれないという経済状況。朝、ベーカリーでブリオッシュを一つ買うのが毎日のささやかな楽しみです。そんな彼の店に、疎遠だった孫がやってきます。問題児のため学校の職業体験課題の引受先がなく、祖父を頼ってきたのです。店番をさせると意外や商才もあり、オラヴィの調査の大きな力になってゆきます。何か小さな希望がみえてきます。クラシカルな主人公の顔と風体、帝政ロシア領時代の雰囲気を残す街の景観、それが相まって、しみじみとした趣を感じさせる映画になりました。ちなみに、彼のいきつけというベーカリーは、エクベリという老舗です。ガイドブックによればヘルシンキ最古だそうです。孫の教育のために訪れるミュージアムは、アテネウム美術館。国宝級の美術品が撮影に使われています。絵画をめぐるミステリー、スリリングなオークション、ヘルシンキの街のたたずまい、そして家族の絆。観終わったあとも気分良く映画館を出られる素敵な作品です。首都圏は、2/28(金)からヒューマントラストシネマ有楽町他で公開。中部は、2/28(金)から名演小劇場で公開。関西は、3/6(金)からシネ・リーブル梅田他で公開。『野性の呼び声』子どもの頃に読んだことがあるひとも多いかと思います。日本製アニメになったこともあります。勇敢で、誇り高い名犬バックの半生を描いた、ジャック・ロンドンの古典名作、久々の映画化です。バックの父はセント・バーナードで、母は牧羊犬のスコッチ・シェパード。19世紀末のアメリカ、カリフォルニアの判事の家で生まれました。賢くていたずら好きのお坊ちゃん犬。それが、小金稼ぎの悪党に捕まり、ゴールドラッシュのカナダにそり犬として売り飛ばされてしまいます。雪を知りません。夜の雪原でどう寝たら良いか、ましてそりを引くなんて、わけがわからない。そんな世間知らずのバックが、多くの苦難と経験を積んで、強くたくましいリーダー犬になっていきます。そしてソーントンという、傷心の旅を続ける男と巡り合います。演じているのがなんとハリソン・フォード(感動のキャスティング!)。大自然のなかでともに生き、強い友情で結ばれていきます。前半は、高貴な生まれの主人公が、低い身分に落ち、さまよい苦しんだのち尊い存在になるという、日本でいえば貴種流離譚のようなストーリー。後半は、信頼という絆でつながった「ふたり」の、壮大なアドベンチャーです。原作は何度も映像化されていますが、今回は、これまでのような人間目線とは異なり、原作と同じように、バックの立場でその半生を描いたのが特徴です。それを可能にしたのがCG。実際の動物を調教して撮影するのでなく、アニメでもない、新しい表現スタイルです。シルク・ド・ソレイユでパフォーマーだったテリー・ノータリーが、犬の身振り手振りを四足で演じ、それをCG化した上、実写映像を多く溶け込ませたハイブリット。子どもの頃のやんちゃさ、苦難の日々の不屈さ、ソーントンとのおだやかな日々、成犬としてのりりしさ。実写版『ライオンキング』にも驚きましたが、リアルに表現される主人公バックは、喜怒哀楽、とても表情豊かです。『黒い司法 0%からの奇跡』アメリカ南部アラバマ、黒人死刑囚の冤罪を晴らそうと活躍する弁護士の物語。実話を元にした映画です。日本ならインデペンデント作品となるタイプの、とてもシリアスなテーマですが、マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・フォックスという人気の俳優が主演し、ワーナー・ブラザースが配給したメジャー映画。全米では12月のホリデーシーズンに公開された珠玉のエンタテインメント作品です。時代は1988年。ハーバート・ロースクールを卒業したエリート弁護士ブライアン(ジョーダン)は、あえて南部で、冤罪被害者を救済する活動に飛び込みます。最初に手がけたのが、死刑囚ウォルター(フォックス)の事件です。18歳の白人女性が殺害され、ウォルターの無実を立証する黒人の証人が多くいるにもかかわらず、白人男性の曖昧な証言だけで下された死刑判決。調べていくうちに、犯行を裏付けた証言は司法取引によりでっちあげられた偽証とわかります。まだ根強く残る人種差別意識、白人社会の反感のなか、無罪という正義を勝ち取ることができるか、可能性「0%からの奇跡」を描いています。『アラバマ物語』(1962年)という名作映画がありました。黒人青年の白人女性への暴行容疑をめぐる裁判劇。弁護にあたるグレゴリー・ペックは、アメリカの良心を体現したヒーローでした。この原作に描かれたのが、ほかならぬアラバマ州モンロービル。まさに『黒い司法』の舞台なのです。『アラバマ物語』の記念館があり、街の自慢なのですが。本質はなにも変わっていないという皮肉。この映画に登場する他の冤罪被害者の事件が解決したのは、つい最近という事実に慄然とします。だからこそ、今でも活動を続けるブライアン・スティーブンソン氏のこの映画が公開される意味は大きいのです。『PMC:ザ・バンカー』2024年、アメリカ大統領選挙当日、南北朝鮮の軍事境界線を越えて、北朝鮮のKINGが亡命をしてくるという荒唐無稽なポリティカルアクションです。さすが韓国映画。大胆、です。略語が多いので解説しながら紹介します。映画の中心になるのは、PMC(Private Military Company=民間軍事会社)の多国籍傭兵部隊です。CIAから依頼された彼らのミッションは、DMZ(DeMilitarized Zone=軍事境界線)の地下30メートルに作られたバンカー(シェルターのようなもの)で開かれる南北秘密会議の咳から北側の要人を誘拐すること。CIAの企みは、その要人が持つ情報で北の核武装を解除し、選挙で劣勢の現職大統領支持率を一気にあげ、勝利に導こうというもの。当初の計画では10分で片がつくはずでした。ところが、会談前にソウルに北からスカッドミサイルが打ち込まれ、しかもあろうことか、会場に現れたのは北側の最高指導者!ここからは、地下要塞での壮烈バトルです。地下のバンカーには南北双方のエリアが存在し、高級ホテル並のスイート・ルーム、いくつもの会議室、トンネルでセクターがつながっています。ここで、13人の傭兵隊と、中国に雇われた別のPMCが入り乱れての凄まじいサバイバルを繰り広げるというわけです。この臨場感がすごいんです。傭兵部隊の隊長は『神と共に』のハ・ジョンウ。多国籍部隊ですので、アメリカ、メキシコ、ラトビアなど、様々な人種のツワモノが登場します。ドラマの重要な役割をになう、KINGの主治医役で『パラサイト 半地下の家族』のイ・ソンギュンが出演しています。首都圏は、2/28(金)からシネマート新宿他で公開。中部は、2/28(金)から岐阜・大垣コロナシネマワールドで、愛知は近日公開。関西は、2/28(金)からシネマート心斎橋で公開。
2020年02月24日冤罪の死刑囚たちのために闘う弁護士ブライアン・スティーブンソンの実話を映画化した『黒い司法 0%からの奇跡』から、マイケル・B・ジョーダンらキャスト陣や監督が語る信念の特別映像が到着した。「この映画はブライアン・スティーブンソンの実話」とマイケル・Bの言葉から始まる本映像。「彼はみんなに知ってもらうべき英雄だ」と自身が演じたブライアンを称賛する。現在も司法の闇と戦い続けるブライアン本人が続けて登場し、現状に対し「刑事司法制度には多くの問題があって不公平な判決や冤罪が頻繁に起こっている」と警鐘を鳴らす。ウォルター・マクミリアン(ジェイミー・フォックス)がいわれのない罪で逮捕される瞬間が挿入され「アラバマ州で起きた殺人事件で有罪となり死刑宣告を受けた」と解説する。マイケル・Bとブライアンが肩を組み、仲良く雑談する様子に続いて、デスティン・ダニエル・クレットン監督は「ブライアンと話していく中でマイケル・Bの理解が深まっていった。感動したよ」と撮影当時の2人を思い返す言葉が。ブライアンから多くのことを吸収したマイケル・Bは「生死にかかわる仕事の邪魔をしたくないから連絡する度に申し訳なかった」と謙虚な人柄が顔をのぞかせる。また、ブライアンのサポートとして、エバ・アンスリーを演じたブリー・ラーソンもエバ本人と密にコミュニケーションを取ったそうで「彼女の信念に大きな刺激をもらった。彼女らしさを正確に描きたかった」と打ち明けている。冤罪の死刑囚という難しい役どころを演じきり、全米映画俳優組合賞にノミネートされたジェイミーは「このような役は模倣じゃだめなんだ。彼(ウォルター)の精神を自分の中に取り込むんだ」と熱弁。監督は「彼(ジェイミー)は非常に深い部分で作品とつながっていた。我々のほとんどがそうだった」と言及、さらにマイケルBは「魔法みたいだった。作品を大切に思う人が集まって作る映画はあまりない。これは世の中にある物語の一つにすぎないかもしれない。でも絶対語られるべきなんだ」と続ける。最後にジェイミーが、「黒人でも白人でもアジア人でも鑑賞後にこう思うだろう “これは繰り返してはならない”」とひと言。本作に込めた、それぞれの信念がまさに伺える映像となっている。『黒い司法 0%からの奇跡』は2月28日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:黒い司法 0%からの奇跡 2020年2月28日より公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年02月19日ブルース・ウィリスとメーガン・フォックスが『Midnight in the Switchgrass』に出演することになった。犯罪スリラーで、ふたりの役はFBI捜査官。ほかに、地元の刑事の役でエミール・ハーシュも出演する。監督は『アイリッシュマン』など100本以上の映画をプロデュースしてきたランダル・エメット。今作が監督デビュー作となる。撮影は来月9日、プエルトリコで開始。ウィリスの最近作は、エドワード・ノートンが主演と監督を兼任した『マザーレス・ブルックリン』。ハーシュは今年のオスカーに10部門でノミネートされたタランティーノの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演している。文=猿渡由紀
2020年02月18日『リトル・ダンサー』『ロケットマン』のジェイミー・ベル主演で、白人至上主義者として生きてきた若者の苦悩と贖罪を描く実話を元にした『SKIN/スキン』が5月9日(土)より公開されることが決まった。白人至上主義者に育てられ、憎悪と暴力に満ちた生活を送っていたブライオンは、シングルマザーのジュリーと出会い、これまでの自分の悪行を悔い、新たな人生を始めようと決意する。しかし、脱会を許さないかつての同志たちから執拗な脅迫、暴力を受けることとなり、その矛先はジュリーたちにも向き始める…。本作は、実際に2003年に米国で発足したスキンヘッド集団「ヴィンランダーズ」の共同創設者ブライオン・ワイドナーの実話を基につくられた社会派ドラマ。新鋭監督ガイ・ナティーヴは、憎悪の円環から脱け出そうとする元レイシストの男を主人公に、レイシズムの非道、人間の再生の軌跡、そして彼を支えようとする社会の寛容を鮮烈に描き出す。イスラエル出身でユダヤ人であるガイ・ナティーヴ監督は、このブライオン・ワイドナーを題材にMSNBCが制作したTVドキュメンタリー「Erasing Hate」(2011)から、この実話の長編映画製作に強い興味を抱いたという。アメリカで女優として活躍する妻のジェイミー・レイ・ニューマンの助言により、まずは長編のための出資を募ることを目的に人種差別を題材にした短編『SKIN』(原題)を製作。すると2019年、第91回アカデミー賞短編実写映画賞を受賞した。この短編を足がかりに、夫婦は物語や設定を一新した同タイトルの長編の製作に取りかかった。暴力と憎悪の渦から脱け出そうとするブライオン役を果敢に演じたのは、『ロケットマン』も記憶に新しいジェイミー・ベル。短編『SKIN』にも出演した『パティ・ケイク$』「アンビリーバブル たった1つの真実」のダニエル・マクドナルドが、ブライオンに新たな道を示す女性ジュリー役に。本作は、2018年のトロント映画祭で高い評価を受け、「A24」が北米で配給。ジェイミーの圧巻の演技を始め、現代社会に巣くう人種差別問題をテーマにしながらも未来への希望を込めて描ききった監督の手腕は、大きな称賛を集めた。日本でもヘイトスピーチが社会問題となり、世界各国でレイシズムの嵐が吹き荒れる昨今。レイシストとして育てられたひとりの若者と彼の周りの人々の交流を通して、どのようにこの問題を克服するのか、本作では重要なテーマを真正面から取り上げ、希望の光も映し出す。『SKIN/スキン』は5月9日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年02月03日ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』、その来日公演が1月29日(水)に幕を開ける。2006年にビヨンセ、ジェニファー・ハドソン、ジェイミー・フォックス、エディー・マーフィーら豪華キャストによって映画化され、日本でも大ヒットを記録した『ドリームガールズ』。元々は『コーラスライン』を生み出した鬼才、マイケル・ベネットの演出・振付により1981年にブロードウェイで初演されたミュージカルで、オリジナル版はトニー賞6部門に輝いたほか、その後もたびたびリバイバルされている。ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』今回来日するのは、2009年にブラックミュージックの殿堂、NYのアポロシアターで誕生したロバート・ロングボトム演出・振付版。2010年、2013年、2016年に続き、じつに4度目の上陸となる人気公演だ。始まりは1962年のニューヨーク。シカゴ出身のエフィー、ローレル、ディーナはボーカルトリオを結成し、成功を夢見てオーディションに挑戦する日々を送っていた。プロデューサーのカーティスに見初められた3人はデビューし、トップスターの仲間入りを果たすのだが……? 公演は2月16日(日)まで。東京・東急シアターオーブにパワフルな歌声が響き渡る!文:町田麻子ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』
2020年01月28日映画『黒い司法 0%からの奇跡』が2020年2月28日(金)より公開される。弁護士ブライアン・スティーブンソンの“奇跡の実話”を描く映画『黒い司法 0%からの奇跡』は、冤罪の死刑囚たちのために闘う弁護士ブライアン・スティーブンソンによる“奇跡の実話”を、『ショート・ターム』の監督デスティン・ダニエル・クレットンが描いたドラマ作品。舞台となるのは、黒人への差別が根強く残る1980年代のアメリア・アラバマ州。無実の罪で死刑宣告された黒人の被告人ウォルターを助けるため、新人弁護士ブライアンが立ち上がることから物語は始まる。しかしそんなブライアンが直面するのは、仕組まれた証言に、白人の陪審員たち、証人や弁護士たちへの脅迫といった、数々の差別と不正。果たしてブライアンは、最後の希望となり、罪なき黒人たちを救うことができるのか?可能性0%からの奇跡の逆転劇に挑むー。Who is ブライアン・スティーブンソン?日本ではあまり馴染みのないブライアン・スティーブンソンだが、彼は社会正義活動家としても活躍する、アメリカの著名弁護士。アラバマ州モンゴメリーを拠点とする司法の校正構想の事務局長も務める人物だ。アメリカでは“黒人の3分の1が刑務所に入ったことがある”という深刻な人種差別問題を抱える中、ブライアンは多くの死刑囚の救済措置を勝ち取ってきた。貧困者や黒人に対する偏見に立ち向かうその姿勢は高く評価されており、マッカーサー財団の“天才”賞ほか、数々の受賞歴を有している。キャスト主人公にマイケル・B・ジョーダン本作では、そんなブライアン・スティーブンソンの“駆け出し”時代を、「クリード」シリーズや『ブラックパンサー』で知られるるマイケル・B・ジョーダンが演じる。絶望の淵に立つ人々に寄り添いながら、不利な司法システムの中で闘う弁護士を熱演する。豪華オスカー俳優が共演また共演者には、オスカー受賞歴のある豪華実力派俳優が集結。不当な判決を受ける死刑囚ウォルター役を『Ray/レイ』のジェイミー・フォックス、ブライアンと共に黒人死刑囚を助けるための法律事務所で働く女性エバ役を、『ルーム』『キャプテン・マーベル』で主演を演じたブリー・ラーソンが演じる。【詳細】映画『黒い司法 0%からの奇跡』公開日:2020年2月28日(金)監督:デスティン・ダニエル・クレットン脚本:デスティン・ダニエル・クレットン/アンドリュー・ランハム原作:「黒い司法 黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う」ブライアン・スティーブンソン著/亜紀書房刊キャスト:マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・フォックス、ブリー・ラーソンほか配給:ワーナー・ブラザース映画
2020年01月19日日本時間1月10日より全米で拡大公開されると、興収ランキングが30位から5位にジャンプアップしたマイケル・B・ジョーダン主演『黒い司法 0%からの奇跡』(原題:Just Mercy)。この大ヒットスタートを記念し、主人公の弁護士がジェイミー・フォックス演じる冤罪の死刑囚と初めて面会をする重要なシーンの本編映像が解禁となった。「ロッテントマト」では83%と高評価を獲得し、「感動的で、訴えかける」「感動的なパフォーマンス!」「心を奪われる」といった声が続出、公開規模が4館から2375館に拡大された全米では興収ランキング5位となった本作。「俺たちは生来有罪なんだ」今回解禁となったのは、マイケル演じる主人公ブライアン・スティーブンソンがジェイミー演じる死刑囚ウォルターと初めて刑務所で面会をする重要なシーン。死刑を言い渡され、何も可能性を見出せないウォルターのまるで生気のない、虚ろな目が印象的。ウォルターは「俺たちは生来有罪なんだ」と淡々と語る。そんな表情しか見せないウォルターの告白を真摯に受け止め、ブライアンは「僕は信じません」と彼を見つめ返す。マイケルはこのシーンに関して「出会いのシーンはとても強烈だったが、事件に関わっていくために必要な自分自身を深く掘り下げるきっかけをブライアンに与えたと思う。それはブライアンにとってもウォルターにとっても、人生の大切な瞬間になったと思うし、ブライアンの自己発見を促し、将来なっていく弁護士の方向性を決めたんだ。それを見せるのはとても大切なことだと感じたよ」と回想している。果たして、彼らはここからどうやって不可能に近い裁判を闘っていくのだろうか。『黒い司法 0%からの奇跡』は2月28日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月16日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。今回は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『On Keeping a Notebook: Photographs and Drawings』Jamie Hawkesworth / Joan Didionジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、ミュウミュウ(MIU MIU)などのファッションフォトで活躍するのみならず、初作品集『Preston Bus Station』でも高い評価を得たイギリス人写真家、ジェイミー・ホークスワース(Jamie Hawkesworth)の44点の写真と5点のドローイング作品、アメリカのカウンターカルチャーを描き出す作家ジョーン・ディディオン(Joan Didion)のエッセイをカップリングし限定出版されたコレクタブルな1冊。【書籍情報】『On Keeping a Notebook: Photographs and Drawings』写真:Jamie Hawkesworth / Joan Didion出版社:The Gould Collection言語:日本語、英語ソフトカバー/92ページ/250×180mm発刊:2019年価格:8,400円■Shelfオフィシャルサイトで『On Keeping a Notebook: Photographs and Drawings』を購入する
2019年12月29日マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・フォックス、ブリー・ラーソンら共演で、冤罪の黒人死刑囚たちのために闘う弁護士ブライアン・スティーブンソンが起こした奇跡の実話を映画化した『黒い司法 0%からの奇跡』(原題『Just Mercy』)。この度、日本版メインビジュアル&場面写真が解禁となった。1980年代アラバマ州。犯してもいない罪で死刑宣告された被告人ウォルターを助けるため、新人弁護士ブライアンは無罪を勝ち取るべく立ち上がり、可能性0%からの奇跡の逆転劇に挑むが…。この度解禁となったメインビジュアルは、可能性が限りなく0%に近い、死刑囚の冤罪を立証すべく立ち上がったマイケル・B・ジョーダン演じるブライアン・スティーブンソンが未来を見据えるかのように奮い立つ姿が印象的。「今こそ、【真の正義】を問う」という、いま助けが必要な人々に手を差し伸べるだけでなく、根強い差別やヘイトがはびこる社会に対して、いまも闘い続けている彼の信念を感じるコピーが配されている。併せて、賞レースでも評価の高いジェイミー・フォックスや、デスティン・ダニエル・クレットン監督とは『ショート・ターム』『ガラスの城の約束』でも組んでいるブリー・ラーソンを含む場面写真も解禁。先日発表されたナショナル・ボード・オブ・レビューでは「表現の自由賞」を受賞し、大人のための映画賞では助演男優賞(ジェイミー・フォックス)とBest Buddy Picture賞、そして全米映画俳優組合(SAG)賞助演男優賞(ジェイミー・フォックス)へノミネートされている本作に、引き続き注目していて。『黒い司法 0%からの奇跡』は2020年2月28日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月23日ディズニー&ピクサー映画『ソウルフル・ワールド』が、2020年12月25日(金)よりディズニー公式動画配信サービス「Disney+」にて独占配信。世界の映画祭でも高い評価を得た本作は、第78回ゴールデングローブ賞では、アニメーション作品賞、音楽賞を受賞。続く第93回アカデミー賞では長編アニメーション賞、作曲賞を受賞する快挙を遂げた。『モンスターズ・インク』の監督が描く、“魂の起源”を探るストーリーディズニー&ピクサー映画『ソウルフル・ワールド』は、生まれる前の魂<ソウル>の世界を舞台に、人生を輝かせてくれる“人生のきらめき”を見つけるストーリーが描かれる長編アニメーション。『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』など、ディズニー&ピクサーを代表する名作アニメ映画を世に送り出してきたピート・ドクター監督が描く、新たなる物語だ。登場人物物語の主人公となるのは、ジャズ奏者を夢見る中学校の音楽教師ジョー。ある日、彼は夢へのチャンスを掴む目前に、マンホールへ落下し、気づけば彼の“ソウル”だけが肉体から離れてしまう。やがてジョーのソウルが辿り着いたのは、人間が生まれる前に性格や才能、自分の個性や興味 を決める場所“魂<ソウル>の世界”。そしてそこで、自分のやりたいことが見つけられず、「人間の世界に行きたくない」と何百年もソウルの世界に留まっているソウル“22番”と出会う。何を試しても“きらめき”を見つけられず、「人生って、そんなに大切なものなの?」と言う22番。ジョーは「人生には楽しいことがたくさんある」と“きらめき”を持つことの素晴らしさ伝えようとする。まるで人生の迷子のように“生きる目的をみつけられない”22 番と、ジャズ・ピアニストになりたいという夢だけを追いかけ、“夢を叶えるためになんとしても地上に戻りたい”ジョー。果たしてジョーは地上に戻り、夢をかなえられるのか?そして、22番は“人生のきらめき”を見つけられることができるのか?正反対の2人の出会いが奇跡を生む。声優キャスト主人公のジョーに声を当てるのは、『ジャンゴ 繋がれざる者』のジェイミー・フォックス。また魂“22番”はティナ・フェイが務めるほか、アーミア・クエストラブ・トンプソン、フィリシア・ラシャド、ダヴィード・ディグスらが声優キャストとして参加する。日本語版声優に浜野謙太&川栄李奈また、日本語版の主要声優キャストも決定。ジョー役には、バンド「在日ファンク」のボーカル兼リーダーで、俳優としても活躍する浜野謙太が抜擢。浜野にとって本作が洋画アニメーション声優初挑戦となる。また、ソウル“22”番を演じるのは、女優の川栄李奈。2人は、US本社のオーディションを経てディズニー&ピクサーの日本版声優の座獲得。ディズニー&ピクサー声優初挑戦という、2人の声にも期待したい。劇中を彩るジャズミュージックゴールデングローブ賞でノミネートされた、美しい音楽も見逃せない。ジャズミュージックの歌詞は、人気ミュージシャンのジョン・バティステによって、本作の為に描きおろされたもの。作曲は、人気バンド「ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)」のトレント・レズナーと、そのプロデューサーであるアッティカス・ロスが担当している。詳細ディズニー&ピクサー映画『ソウルフル・ワールド』日本公開:2020年12月25日(金)よりディズニープラスにて独占配信※当初2020年夏公開を予定していたが延期。監督:ピート・ドクター共同監督:ケンプ・パワーズ製作:ダナ・マレー■『ソウルフル・ワールド』© 2021 Disney/Pixarディズニープラスで配信中
2019年11月14日マイケル・B・ジョーダン主演、ジェイミー・フォックス、ブリー・ラーソンら共演で、冤罪の黒人死刑囚のために闘う弁護士の実話を映画化した『Just Mercy』が、『黒い司法 0%からの奇跡』として公開決定。予告編が到着した。本作は、冤罪の死刑囚たちのために闘う弁護士ブライアン・スティーブンソンが起こした逆転劇の映画化。黒人への差別が根強い1980年代アラバマ州、犯してもいない罪で死刑宣告された黒人の被告人ウォルターを助けるため、新人弁護士ブライアンは無罪を勝ち取るべく立ち上がる。しかし、仕組まれた証言、白人の陪審員たち、証人や弁護士たちへの脅迫など、数々の差別と不正がブライアンの前に立ちはだかる。ブライアンは彼らの最後の希望となり、可能性0%からの奇跡の逆転劇に挑む!主人公の弁護士ブライアンを演じるのは、『ブラックパンサー』や『クリード』シリーズなどで知られるマイケル・B・ジョーダン。絶望の淵に立つ人々に寄り添いながら、不利な司法システムの中で闘う若き弁護士役で熱い演技を見せる。不当な判決を受ける死刑囚ウォルターには、『フッド:ザ・ビギニング』にも出演するオスカー俳優ジェイミー・フォックス。ブライアンと共に黒人死刑囚を助けるための法律事務所で働く女性エバを『キャプテン・マーベル』のオスカー女優ブリー・ラーソンが演じる。監督は、世界中の映画祭で絶賛されたブリー主演『ショート・ターム』で注目を集めたデスティン・ダニエル・クレットンが務める。今回解禁となる予告編では、差別によって不当な扱いを受ける黒人死刑囚たちを助けるため、ブライアンが周囲から反対されながらも奮闘する様子が胸に迫る形で描かれていく。ブライアンが見出した“真の正義”とは何か、観る者全てに問いかけるヒューマンドラマといえそうだ。『黒い司法 0%からの奇跡』は2020年2月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月06日ジェイミー・リー・カーティスが、ハロウィン当日に「恐怖で叫び声を上げる季節がやってきた…」とキャプションを添え、『ハロウィン』(2018)の続編『Halloween Kills』(原題)に関する動画を公開した。撮影現場を映した21秒の短い映像で、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督が「アクション!」と声を掛ける姿や、ジェイミー演じるローリーの娘&孫を前作から演じているジュディ・グリア、アンディ・マティチャックの姿が確認できる。暗く、おどろおどろしい映像と音楽が恐怖を誘うが、最もインパクトが強いのは最後のシーン。ストレッチャーに横たわっているジェイミーが血まみれなのだ。劇中でジェイミー(ローリー)に何が起こるのかは不明だが、撮影裏のためジェイミーは笑顔で「ハッピー・ハロウィン!」とカメラ目線で言っている。ファンたちはジェイミーが公開した撮影現場映像を観て「待ちきれない」、「ありがとう」、「スクリーム・クイーン!」と喜びの声を上げた。2018年に公開された『ハロウィン』は、ジェイミーが出演し、1978年に公開された『ハロウィン』から40年後の世界を描いた作品。女性が主役のホラー映画で、史上最高のオープニング興収を稼ぐ大ヒットとなった。『Halloween Kills』、『Halloween Ends』(原題)の3部作構成になることが発表されている。『Halloween Kills』は来年10月16日に全米公開予定。(Hiromi Kaku)■関連作品:ハロウィン(2018) 2019年4月12日より全国にて公開(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS
2019年11月01日ハリウッドの第一線で活躍し続ける名優レオナルド・ディカプリオを製作に迎え、『キングスマン』シリーズで一躍人気俳優となったタロン・エガートンが主演を務めたアクションエンタテインメント『フッド:ザ・ビギニング』が公開中。この度、“カーチェイス”さながらの馬を使った追走劇が収められた大迫力の本編映像が公開された。これまでケヴィン・コスナーやラッセル・クロウなど、錚々たるハリウッド俳優が主演し実写映画化されてきたロビン・フッド。本作『フッド:ザ・ビギニング』で描かれるロビン・フッドは、これまで描かれてきたストーリーとは異なり、伝説のヒーローであるロビン・フッドがいかにして生まれたのかを描く前日譚だ。表の顔は領主、裏の顔はフードをかぶった盗賊というふたつの顔を持ったヒーローが、敵も味方も鮮やかに大胆に欺く姿が時代を超えてスタイリッシュに描かれている。公開された映像に収められているのは、執拗に迫る敵の追っ手から逃れるため、馬に乗った状態で街中を駆け抜けるエガートン演じるフッドの姿。大きな馬を巧みに操り、狭い階段を走り抜ける大迫力のシーンとなっている。本作のセカンドユニットを率いたアクションディレクターのサイモン・クレーンは、「現代的なカーチェイスのスリルやアドレナリンやニアミスを、馬や馬車を使って表現するのが面白かった。『ベン・ハー』と『ワイルド・スピード』を足した感じだ。ロビンとジョンは建物の間を疾走し、横滑りするように角を曲がり、炎から逃れる。これまでの映画では見たこともないね」 と語っており、まさに新たな伝説の始まりを象徴づける印象的な映像に仕上がっている。フッドの師であるジョン役を演じたジェイミー・フォックスは、「今までとは違うものを期待してほしい。今の時代を感じさせる最高の映画だ。驚異的なスピードで飛んでいく弓矢や、カーチェイスさながらの馬での追走劇といった現代的な要素がすごく気に入っている」と胸を張る。その驚くべき身体能力をもって、弓だけでなく、“ホース・チェイス”まで見事にやってのけたエガートンも「この作品のロビン・フッドには、今の世界とのつながりをものすごく感じる」と明かしている。ロビンのことを、これまでと同じような物語の主人公としてではなく、自分の魂と葛藤し、自分自身が予想もしなかった情熱とスキルを見出してゆく男として演じたと言う。『フッド:ザ・ビギニング』公開中
2019年10月25日タロン・エジャトンが弓矢による超絶アクションを披露するアクション・エンターテイメント『フッド:ザ・ビギニング』。全編を通し、驚きのハイパーシューティング・アクションが最大の見どころとなる本作だが、この度、カーチェイスならぬ、馬を使った圧巻の“ホース・チェイス”シーンの本編映像が到着した。今回入手した映像に収められているのは、執拗に迫る敵の追っ手から逃れるため、馬に乗った状態で街中を駆け抜けるタロン演じるフッドの姿。馬を猛スピードで乗りこなしながら巧みに操り、狭い階段を走り抜ける大迫力のシーンとなっている。「『ベン・ハー』と『ワイルド・スピード』を足した感じ」本作のセカンドユニットを率いたアクション・ディレクターのサイモン・クレーンは、「現代的なカーチェイスのスリルやアドレナリンやニアミスを、馬や馬車を使って表現するのが面白かった。『ベン・ハー』と『ワイルド・スピード』を足した感じだ。ロビンとジョンは建物の間を疾走し、横滑りするように角を曲がり、炎から逃れる。これまでの映画では見たこともないね」と語っており、まさに新たな伝説の始まりを象徴づける印象的な映像に仕上がっている。フッドの師であるジョン/ヤキヤ役を演じたジェイミー・フォックスは、「今までとは違うものを期待してほしい。今の時代を感じさせる最高の映画だ。驚異的なスピードで飛んでいく弓矢や、カーチェイスさながらの馬での追走劇といった現代的な要素がすごく気に入っている」と胸を張る。その驚くべき身体能力をもって、弓だけでなく、“ホース・チェイス”まで見事にやってのけたタロンも「この作品のロビン・フッドには、今の世界とのつながりをものすごく感じる」と明す。ロビンのことは、自らの魂と葛藤しながら、自分自身が予想もしなかった情熱とスキルを見出してゆく男として演じたと語っている。『フッド:ザ・ビギニング』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フッド:ザ・ビギニング 2019年10月18日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2019年10月25日タロン・エジャトン主演で伝説のヒーロー、ロビン・フッドがいかにして生まれたのかを描く『フッド:ザ・ビギニング』。この度、タロンが演じるロビンの思わず惚れ惚れするカッコいい場面写真を、シネマカフェが入手した。タロンが演じるロビンは、かつての宿敵であったムーア人のジョン(ジェイミー・フォックス)の助けを借りて“弓の早打ち”と“隠れ打ち”を覚え、フッド=頭巾で顔を隠してロビン・フッドとして成長していく。タロンとジェイミーは、ラーズ・アンダーソンというアーチェリーの達人の指導のもと、これまでの映画にはなかった早撃ちアーチャーを目指し、トレーニングを積んだ。超早打ちと驚異的な身のこなしで知られるアンダーソンは、「本作を見て、アーチェリーがすごくエキサイティングで、ダイナミックなものだとわかってもらえたらうれしいね」と語る。アンダーソンが特にうれしかったのは、タロンができる限り素早く正確に弓を引けるよう熱心に取り組んだことだという。「タロンには、どんな体勢からでも矢を放つことができるようになってほしかったが、実際にそこまで頑張ってくれた」と笑みをこぼす。アンダーソンが語るように、本作ではタロンがダイナミックかつ、アクロバティックな弓矢によるシューティングアクションを披露しており、すでに鑑賞したマスコミ関係者から「今まで観たタロンの中で一番カッコいい!」といった声も上がっているほど。今回入手した場面写真でも、タロンが精悍な表情で弓矢を構え、凛とした佇まいを見せる姿や慎重に狙いを定める姿などが収められており、思わずため息が出てしまうほどのカッコよさ!これまでにも、美しく軽やかに敵を倒していく『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのレゴラスや、万里の長城を守るべく奮闘する『グレートウォール』のウィリアム、熱狂的ファンを生み出した『バーフバリ』シリーズで称えられていたバーフバリ、『アベンジャーズ』シリーズでお馴染みのホークアイなど、数々の“弓矢男子”が活躍してきたが、この秋はタロン演じるロビン・フッドが観客の心を掴むことになりそうだ。『フッド:ザ・ビギニング』は10月18日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フッド:ザ・ビギニング 2019年10月18日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2019年10月20日映画評論ユニット「お杉とB子」が今回おすすめするのは『フッド:ザ・ビギニング』です。時代考証をふっ飛ばす、アクション快作。お杉:有名なキャラクターの原点を描きたくなるのが、エンターテインメント業界クリエイターの性?何度も映画化されてきたロビン・フッドの原点に、タロン・エガートン主演で迫っちゃうよ。製作はなんと、レオナルド・ディカプリオです。B子:十字軍に徴兵された若き領主ロビンが、強欲な州長官に闘いを挑むアクション快作。領主様がいかにして、義賊ロビン・フッドになったかを斬新なアプローチで描いてる。お杉:いつの時代の話なんだって思うくらいに、衣装もアクションも現代的よね。序盤に十字軍の狙撃兵が醸し出す緊張感なんて、『プライベート・ライアン』顔負けだった。B子:アクション映画好きには、たまりませんな。ロビンが戦場で運命的な出会いを果たすジョンを師匠代わりに、戦士の訓練を積むシーンは『ロッキー』っぽい。監督が映画オタクなのかもしれないね。お杉:それでいて、シェイクスピア劇みたいな薫りもすれば、ヤングアダルト系SF映画みたいな空気感もある。マリアンをめぐる三角関係まであるし、盛りだくさん!B子:盛りだくさんといえば、キャストもね。州長官役のベン・メンデルソーンは邪悪さを漂わせ、恋敵役のジェイミー・ドーナンは野心と愛のはざまで揺れ動く男心を滲ませる。ただし、イケメン2人に熱愛されるマリアン役のイヴ・ヒューソンに関しては疑問の余地ありなんだよね。お杉:あら、悪い男好きとしては、メンデルソーン様の後ろ姿だけで萌え萌えよ。ヘアスタイルとか衣装デザインとか、時代考証は一切無視して楽しんでください。だって、それが製作サイドの狙いなんだから。B子:ロビン・フッド自体がおとぎ話みたいなものよ。民間伝承は時代とともに変わるもの。2019年版は、これでいいのよ!『フッド:ザ・ビギニング』監督/オットー・バサースト出演/タロン・エガートン、ジェイミー・フォックス、ジェイミー・ドーナンほか10月18日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。©2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.お杉とB子ハロウィーンはリアルじゃなくて、ゲームで楽しむ。非課金派だけど、ポケコロやマイリトルドールのイベントが楽しみ(お杉)中山美穂が熱演する『108~海馬五郎の復讐と冒険~』(10月25日公開)。松尾スズキのファンじゃなくとも爆笑必至ですよ。(B子)※『anan』2019年10月23日号より。(by anan編集部)池田エライザさんのヘルシービューティのヒミツ
2019年10月18日レオナルド・ディカプリオ製作、タロン・エジャトン主演で注目を集める『フッド:ザ・ビギニング』から、オフショットも含めたメイキング映像が到着。タロンが華麗なシューティングテクとともに、『ロケットマン』で話題となった美声を披露している。この度解禁となったのは、本作の貴重なメイキング映像に加え、タロン、ジェイミーのお茶目なオフショットまで収められた豪華映像。撮影時のメイキング風景や壮大なセット、美術が堪能できる映像の中でも特に注目なのは、本作で、かつて誰も見たことがないスピーディーでスタイリッシュなシューティングアクションに挑戦したタロンの特訓風景。現代最強の弓使いラーズ・アンダーソンに師事したというタロンは、ラーズも驚くほどの速さで技を習得し、メイキングを収めるカメラに向かって「今の撮ってた?」とドヤ顔を見せる余裕ぶり。華麗な身のこなしで次々と的を射る姿は、まさに現代のロビン・フッド!真剣にアクションと向きあう姿が収められた一方で、撮影時、なぜか歌を披露する姿も収められており、『ロケットマン』で伝説的ミュージシャン“エルトン・ジョン”を演じたことでも話題をさらったタロンの、サービス精神旺盛な一面を確認できる。もちろん、そのサービス精神はフッドの師ジョンを演じたジェイミー・フォックスも同様。撮影用の衣装をつけたままダンスを披露する姿や、こちらも美しい歌声を響かせている姿が切り取られている。そんなジェイミーに対し「好感のかたまりだ」とコメントしているタロン。実はこの2人、本作の撮影を通して強い信頼関係を築いたらしく、タロンの歌声を傍で聞いていたジェイミーは、自分の歌声について「どう?」と聞いてきたタロンに「iTunesよりひどい」とジョークで返すなど、仲の良さが伺える。そのほかにも、ロビンの恋人で自立心旺盛な女性、マリアン役を演じたイヴ・ヒューソン、フッドや民を追い詰める冷酷無情な州長官を演じたベン・メンデルソーン、マリアンの愛を勝ち取ろうとする傍ら、街の指導者になろうとしているウィルを演じたジェイミー・ドーナンや、オットー・バサースト監督が登場、本作の見どころを明かしている。『フッド:ザ・ビギニング』は10月18日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フッド:ザ・ビギニング 2019年10月18日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2019年10月17日PR(#)『フッド:ザ・ビギニング』公式サイト公式サイト()(C)2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.『キングスマン』シリーズのタロン・エガートンが主演を、レオナルド・ディカプリオが製作を務める超大作『フッド:ザ・ビギニング』がついに公開になる! 本作が描くのは、世界で最も有名な英雄のひとり“ロビン・フッド”の誕生秘話。彼はなぜ庶民のために戦うヒーローになったのか? 誰もが気になる彼の“始まりの物語=ザ・ビギニング”を、リアルで緊迫感のあるアクションと、先の読めない人間ドラマを交えて描いている。予告編映像世界で最も有名な英雄はいかにして生まれたのか?本作の主人公はイングランドの広大な屋敷で暮らす領主ロビン(タロン・エガートン)だ。彼は幸福に暮らしていたが、十字軍に徴兵され、戦場から戻ってきた時には戦死したことにされ、領地も財産もすべてが政府に没収されていた。さらに街では政府が戦争のために人々に過酷な労働を強要し、税は上がるばかり。ロビンは戦場で出会った最強の戦士ジョン(ジェイミー・フォックス)とタッグを組み、アッと驚く方法で政府に戦いを挑む。本作では長年に渡って語り継がれてきたロビン・フッド伝説のすべてを見直して、まだ誰も知らないドラマが描かれる。ポイントは、おとぎ話やファンタジーではなく徹底的にリアルな物語として描かれていること。ロビンはなぜ弓矢の達人なのか? 彼はなぜロビン・フッド(頭巾)と呼ばれるのか? 彼はどうして敵から盗んだ金や財宝を庶民に与えるのか? そのすべてが明らかになる!人気ヒーローの完全新生に挑んだのは、俳優だけでなくプロデューサーとしても活躍するレオナルド・ディカプリオと、『キングスマン』『ロケットマン』など映画ファンを熱くさせる人気作に連続して出演しているタロン・エガートン。現代のハリウッドで最も“作品を選ぶ眼”が確かなスターふたりが手を組んだのが『フッド:ザ・ビギニング』だ!アクションだけじゃない。手に汗握る“策略”のドラマ本作で描かれる戦いは目にも止まらぬ速度で描かれるアクロバティックなアクション。ここでも製作陣は徹底的に”リアルであること”にこだわっており、手持ちカメラの映像が生み出す緊張感マックスの状況、戦士たちの息つまる駆け引き、観ているだけで痛みが伝わってきそうな生々しい格闘が次々に登場! 熾烈なアクションに加えて、馬車の激走シーンや画面を埋め尽くすほどの爆発シーンも満載で、アクション映画の”新機軸”を感じられるはずだ。さらに本作では人間同士の緊迫感のある”策略”のドラマが大きな役割を果たしている。財産をすべて失ったロビンは政府から金を盗み、それを献上することで政府の中枢に食い込んでいく。庶民を痛めつける冷酷極まりない州長官に接近しようと、あえて傲慢な領主を演じるロビン。すべてを見通すような鋭い眼をもつ州長官の前でロビンは素性を隠し通せるのか? 危機的な状況が幾度も訪れ、欧州を影で牛耳る教会の存在や、結果がまったく予想できない”無謀な作戦”がサスペンスを盛り上げる。観客はロビンが最後にヒーローになることを知っている。しかし、その展開は誰も予想できないはずだ!“伝説”から誰も共感する“現代的ヒーロー”へ!レオナルド・ディカプリオは本作が”非常に今日的でパワフルな作品”であること、そして伝説的な存在を”現在の私たちというレンズを通して描いていること”に魅力を感じて、製作に名乗りをあげたという。彼が感じた通り、本作では伝説の英雄ではなく、争いの時代に翻弄され、迷いながらも成長していく等身大の主人公の物語がしっかりと描かれる。かつては何不自由のない暮らしの中で少し不遜なところもあった青年が、過酷な争いの中で時に自分を見失い、しかし決して”譲れないもの”を守ろうと決意し、本心を隠して行動することに苦しみながら成長していく。ここに描かれるのは完全無欠のヒーローではなく、弱さや迷いを抱えながらも情熱を失わない、現代の観客が共感できるキャラクターだ。ロビン役のタロン・エガートンは「この作品のロビン・フッドには今の世界とのつながりをものすごく感じる」とコメント。劇中ではロビンの成長ドラマだけでなく、彼と戦士ジョンの熱い友情劇、かつて愛した女性マリアンの前で素性を隠して振舞わなければならない切ない場面も。重層的な人間ドラマが観る者の胸をうつ!『フッド:ザ・ビギニング』10月18日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
2019年10月17日ロビン・フッド伝説を現代の作品へと生まれ変わらせる『フッド:ザ・ビギニング』が、10月18日(金)に公開される。この度、中世が舞台の物語でありながら、現代的でスタイリッシュな衣装を身にまとったキャスト陣をとらえた場面写真が公開された。これまでケヴィン・コスナーやラッセル・クロウなど、錚々たるハリウッド俳優が主演し実写映画化されてきたロビン・フッド。“特別な作品”を製作することを最も大切にしているというレオナルド・ディカプリオを製作に迎え、『キングスマン』シリーズや『ロケットマン』などで人気を集めるタロン・エジャトンが主演に抜擢され話題となった本作。疑うことを知らない特権階級の若者がヒーローとして成長していくまでを描き、スピード感満載のシューティング・アクションが繰り広げられる中で、その世界観を表現した衣装の数々も注目ポイントのひとつとなっている。本作のような時代ものでは、衣装デザインが制限されてしまうことが多い。しかし、衣装を担当したジュリアン・デイ(『ボヘミアン・ラプソディ』で英国アカデミー賞にノミネート)は、そんな常識を覆し、規則破りのノッティンガム・ファッションを作り上げた。“モダン・メディーヴァル(現代的中世)”と名付けられたそのスタイルは、近未来的なエッジが効いているものの、しっかりと現実に根差した衣装だ。劇中で最も重要となるロビンの衣装と“頭巾(フード)”について、デイは「何百種類もの頭巾を見てみたけど、心からワクワクするようなものは見つけられなかった。次に、バイカー用のレザージャケットについてリサーチをし始めて、マーロン・ブランドが着ていたようなバイクジャケットと、侍が戦のときに着る装束とを合わせたようなものを作ったんだ」と制作秘話を明かしている。その他にも、英国空軍1945年モデルの飛行服を参考に作られたノッティンガムの炭鉱夫たちの作業服や、ベルベットやメタリックな素材を多用したノッティンガムの上流層の服装など、様々な時代・デザインからのインスパイアを受けて本作の衣装をデザインしていったという。とくにレジスタンス的な一着となったのは、民衆から税金を搾り取る冷酷無比な州長官を演じるベン・メンデルソーンが着ている長い革のコートだ。「身のこなしが見事なベンには、厳格さや簡素さを感じさせるニュートラルなグレイを着せた。その上に彼のあの大きな個性が加わっているんだ。」 と、デイは振り返っている。ロビンの師匠役・ジョンを演じたジェイミー・フォックスも、「監督のオットー・バサーストとプロデューサーのレオナルド・ディカプリオが抱いていたビジョンは、ロビン・フッドの物語を新鮮な形で解釈したものだった。アクションや登場人物、そして衣装にも素晴らしい捻りが加えられているんだ」と、デイが手掛けた衣装が、この新たな伝説誕生のため重要な役割を果たしたことを語っている。本作のアクションはもちろん、世界観を華やかに彩る斬新な衣装の数々にも注目してほしい。『フッド:ザ・ビギニング』10月18日(金)公開
2019年10月08日10月7日(月)放送の日本テレビ「映画天国」は、3人のサラリーマンの“上司排除作戦”を描いて大ヒットしたコメディの続編で、2014年に全米公開された『モンスター上司2』をオンエアする。3人の男性がそれぞれ苦しめられていた上司を元詐欺師のアドバイスをもとに“排除”しようとする…テンポのよいコメディ映画として大ヒットした前作から約3年、今度は3人が立ち上げた会社を取り戻そうとする姿を描く本作。ニック、デール、カートの3人は独立してビジネスを立ち上げることを決意するが、悪徳投資家の口車に乗せられてすっからかんに…。そこで会社を取り戻すため、彼らはとんでもない作戦を決行する――というのが今回のストーリー。ニック役には『JUNO/ジュノ』や『ハンコック』『宇宙人ポール』などの作品に出演しているほか、製作者、監督としても作品を世に送り出しているジェイソン・ベイトマン。デール役には『パシフィック・リム』シリーズをはじめ『モンスターズ・ユニバーシティ』『LEGO ムービー』では声の出演も担当するチャーリー・デイ。カート役には『ベガスの恋に勝つルール』や『栄光のランナー/1936ベルリン』『マザーズ・デイ』のジェイソン・サダイキス。また『マイ・ファニー・レディ』のジェニファー・アニストン、『アメリカン・ビューティー』のケビン・スペイシー、『Ray/レイ』のジェイミー・フォックスら前作の“モンスター上司”たちも続投する。また今回も本番組お馴染み「さらば青春の光」による新作映画をテーマにしたコントもオンエアされる。映画天国『モンスター上司2』は10月7日(月)深夜26時09分~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2019年10月07日トロント国際映画祭が、現地時間9月5日に開幕する。オスカー予測の上でも重要な役割を果たすこの映画祭は、今回もまた期待作が目白押し。ハリウッドスターが集まることでも有名で、今年もニコール・キッドマン、ジェニファー・ロペス、マイケル・B・ジョーダン、ダニエル・ラドクリフ、クリスチャン・ベール、マット・デイモンなどがレッドカーペットを歩く予定だ。オープニング作品は音楽ドキュメンタリー『Once Were Brothers: Robbie Robertson and The Band』。クロージング作品はロザムンド・パイク主演の『Radioactive』。この映画祭で世界プレミアを果たすのは、先に述べたオープニング、クロージング作品のほかに、タイカ・ワイティティ監督、スカーレット・ヨハンソン出演の『Jojo Rabbit』、トムハンクス主演の『A Beautiful Day in the Neighborhood』、ライアン・ジョンソン監督、ダニエル・クレイグ主演の『Knives Out』、マイケル・B・ジョーダンとジェイミー・フォックスが共演する『Just Mercy』、ブロードウェイ劇の映画化で、ケリー・ワシントンが再び主演する『American Son』などがある。ひと足先にヴェネチア、テリュライドでプレミアされた作品では、是枝裕和監督が初めてフランス語と英語で撮影した『真実』、ホアキン・フェニックス主演の『ジョーカー』、レネ・ゼルウェガーがジュディ・ガーランドを演じる『Judy』、エディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズ共演の『Abominable』など。さらに、それより早くカンヌで受賞したボン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』、ペドロ・アルモドバル監督の『Pain and Glory』なども上映される。トロントは、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンと違い、審査員が話し合いで賞を決めるのではなく、一般観客の投票で決まるのが大きな特徴。つまりは、気取った小難しい作品よりも、ストレートに人々の心に響く作品が受賞するということ。昨年の受賞作も、『グリーンブック』だった。ご存知のとおり、この映画は、見事、オスカーも受賞している。その前にも、『スラムドッグ$ミリオネア』『英国王のスピーチ』『アメリカン・ビューティ』などがその道をたどった。今年もまたここから、次のオスカーが生まれるのだろうか?それを期待しつつ、これから映画祭レポートを書かせていただくことにする。受賞結果発表は、現地時間9月15日(日)。取材・文=猿渡由紀
2019年09月05日