本日4月1日(金)はエイプリルフール!映画界でも“うそ”にまつわるニュースが続々登場しているが、一方で、新年度の始まりに併せてジョギングやフィットネスなどのスタートを奨励する「トレーニングの日」でもある。そこで、<a href="">『エンド・オブ・キングダム』</a>から、アメリカ大統領のシークレットサービスを演じるジェラルド・バトラーの最強の肉体づくりの秘訣となる(!?)トレーニングシーンの本編映像と画像が到着した。完全無欠の“ホワイトハウス”が陥落するという、その斬新な設定の面白さと迫力あるアクションで話題となった2013年公開の<a href="">『エンド・オブ・ホワイトハウス』</a>の続編となる本作。今度は舞台をイギリス・ロンドンに移し、シークレットサービスのマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)&ベンジャミン・アッシャー米国大統領(アーロン・エッカート)と、現代最大の敵・テロリズムとの壮絶な闘いを描く。今回、「トレーニングの日」に解禁となったのは、映画の冒頭で、大統領とマイクがトレーニングするシーン。広大な公園の中を護衛付きで仲良くランニングする2人。もうすぐ生まれるマイクの子どもの話題で盛り上がる中、突如“後ろ向き走り”を始めるマイク。実はこの“後ろ向き走り”、下半身の筋肉が表裏バランスよく鍛えられていないと非常に難しい走り方。「すごいな!何でできた体だ?」と驚愕する大統領の問いかけに、マイクは「酒や悪いことばかり(笑)」と余裕たっぷりに答えているのだ。しかし、もちろんそれはジョーク。鍛え抜かれたSEXYな肉体が魅力のバトラーは、本作で最強のシークレットサービス・マイクを再び演じるにあたり、「できるだけ身体を鍛え、柔軟な身体にしておくんだ。僕はいつもスタントの人たちと訓練する。多くが元ネイビーシールズや英陸軍特殊空挺部隊の隊員だ。ロケ地であるロンドンとブルガリアでは彼らと訓練した。ボクサーや格闘家ともね。僕はたくさんの戦い方を学んできたが、毎回、映画に新鮮さをもたらせるよう努力している。今回も同じだ」と明かしている。この4月から新生活が始まる人も、そうでない人も、健康な身体作りが不可欠! 特殊部隊指導の実戦訓練はさておき、まずは日々のストレッチと“後ろ向き走り”を可能にする(?)バランスよいボディ作りから始めてみては。『エンド・オブ・キングダム』は5月28日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月01日米BOX OFFICE MOJOは3月4日~3月6日の全米週末興業成績を発表した。『デッドプール』を下し、ディズニーの新作3DCGアニメ『ズートピア』が初登場首位にランクイン。動物たちが築いたハイテク社会“ズートピア”を舞台に、キツネの詐欺師ニックと新米警察官として張り切るウサギの警察官ジュディが天敵関係を超え、陰謀の全容解決に奔走する冒険譚だ。監督は『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーアと『ボルト』のバイロン・ハワードが共同で務める。2位も初登場の『エンド・オブ・キングダム』。2013年公開の『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編で、米ワシントンから英ロンドンに舞台を移し、英国首相の葬儀のために集まった各国首脳が巻き込まれたテロ事件から米国大統領を守るシークレットエージェントの活躍を描く。ジェラルド・バトラーをはじめ、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマンらが続投でキャストに名を連ね、新鋭のイラン人監督ババク・ナジャフィが指揮する。公開から首位独走を続けた『デッドプール』は4週目にして3位に陥落。累計興収は3億1,115万8,132ドルとついに3億ドルの大台を超えた。4位『Whiskey Tango Foxtrot(原題)』も初登場。2002年アフガニスタン紛争時に現地をルポした女性ジャーナリスト・キム・バーカーが2011年に出版した回顧録を映画化した作品で、戦火における奮闘をティナ・フェイ主演でコミカルに描く。前週2位の『Gods of Egypt(原題)』は5位に、レオナルド・ディカプリオが悲願のアカデミー賞を初受賞したことでも話題になった『レヴェナント: 蘇えりし者』が10位から6位に浮上したのを除き、その他ラインナップは順位を下げた。
2016年03月07日ホワイトハウス陥落という斬新な設定と大迫力のアクションで大ヒットした『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編『エンド・オブ・キングダム』。このほど、3月3日ひな祭り、“女の子”の日を記念して、本作に登場する最強女子画像を特別に解禁。その最強女スパイを演じている英国女優は、あのトム・ハーディの愛妻であることが分かった。ホワイトハウス陥落の悪夢から2年――。イギリスの首相が不可解な死を遂げ、葬儀のために各国首脳陣が大集結したロンドン。史上最大の超厳戒態勢の中、同時多発テロが勃発。またもや命を狙われるシークレットサービスのマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)と大統領ベンジャミン・アッシャー(アーロン・エッカート)。王国=“キングダム”の未来は、決死の逃亡を繰り広げるこの男たちに託された!今回、ひな祭りに解禁された画像に映し出されているのは、テロリストの巣窟となったロンドンの街を暗躍する凄腕女スパイMI6(英国秘密情報部)のジャクリーン。シークレットサービスのマイクと大統領が決死の逃避行中に遭遇する、重要な役割を担う人物だ。演じているのは、クールなビジュアルが魅力的な英国女優シャーロット・ライリー。ロンドン芸術演劇アカデミーを出て、TVドラマを中心に活躍。近年では『オール・ユー・ニード・イズ・キル』や『白鯨との闘い』に出演した注目の女優で、そんな彼女の夫は、本年度アカデミー賞で悲願のオスカーを獲得したレオナルド・ディカプリオの『レヴェナント:蘇えりし者』に出演している“野獣系”俳優トム・ハーディ。アカデミー賞最多6冠の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や強烈な悪役を演じた『ダークナイト ライジング』などでもおなじみのトムは、野性味あふれる肉体と、狂気と渋さが共存する演技で英国男優ファンを中心に人気を博し、特に『レヴェナント:蘇えりし者』ではレオナルドを裏切り、生き埋めにして放置という極悪野獣男を熱演。彼自身、初のアカデミー賞「助演男優賞」にノミネートされた。そんな2人は2009年のTV映画「嵐が丘」の共演がきっかけで恋に落ち、2014年に結婚。昨年、めでたく第1子が誕生している。先日のアカデミー賞授賞式のレッドカーペットにも仲よく登場し、まさに公私ともに順風満帆なこの“最強”夫婦。本作では凄腕スパイとなる妻ジャクリーンの勇姿にも、目が離せなくなりそうだ。『エンド・オブ・キングダム』は5月28日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月03日ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマンら実力派俳優らが集結し、完全無欠の“ホワイトハウス”が陥落するというその斬新な設定の面白さと、迫力のアクションで爆発的大ヒットを飛ばした『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編として注目を集める『エンド・オブ・キングダム』。このほど迫力満点の予告映像が解禁された。ホワイトハウス陥落の悪夢から2年――。 イギリスの首相が不可解な死を遂げた。 首都ロンドンで行われる葬儀は、世界を牛耳る各国首脳が大集結する式典となる。街は、史上最大の超厳戒態勢化にあった。 そんな中、各国首脳を狙ったロンドン同時多発テロが勃発。数々の歴史的建造物が崩壊し、犠牲者が出続ける中、命からがら逃げ出した米国大統領と、そのシークレットサービス。これは、我々が立ち向かうべき、“いまそこにある危機”。未来は、この男たちに、託された…。2013年に公開された前作・ホワイトハウスから、舞台をイギリスの首相の葬儀のために各国首脳陣が大集結するロンドンに移し、米大統領のシークレットサービスのマイク・バニング役にジェラルド・バトラー、アメリカ大統領ベンジャミン・アッシャー役にアーロン・エッカート、副大統領アラン・トランブル役にモーガン・フリーマンが再集結。さらに、シャーロット・ライリー、ジャッキー・アール・ヘイリーら実力派キャストが新たに加わり、史上最大の超厳戒態勢の中で起きた同時多発テロに、マイクとベンジャミンがまたしても巻き込まれ、決死の逃亡を繰り広げることとなる。今回、解禁された予告映像では、ビックベンやロンドンブリッジなどの歴史的建造物が次々爆破され、人々が銃弾に倒れゆく光景に重ねて、史上最高度の厳戒態勢で要人警護にあたる“王国(キングダム)”に対し「お前たちの時代は終わった」と告げるテロリストが登場。マイクとベンジャミンの2人は、絶体絶命の危機から生き残るため、決死の思いでロンドンの街中でカーチェイスや接近戦を繰り広げ、大爆発に見舞われ、さらには乗り込んだ大統領専用ヘリコプターがミサイルを被弾…!?手に汗握るシーンの連続で、アクションの魅力をこれでもかというほど詰め込んだ、迫力満点の予告映像に仕上がっている。史上最高のシークレットサービスと若き大統領が、テロ攻撃というまさに“いまそこにある危機”に立ち向かう姿を描いた本作。ハリウッドを代表する豪華キャストたちが贈るアクション超大作の魅力を、まずはこちらの映像から味わってみて。『エンド・オブ・キングダム』は5月28日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月26日2013年に公開され、完全無欠のはずの“ホワイトハウス”が陥落するという斬新な設定と、迫力あるアクションで全世界で大ヒットとなった『エンド・オブ・ホワイトハウス』。このほど、ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマンという“渋メン”実力派キャストが再集結した、その続編『エンド・オブ・キングダム』(原題『London Has Fallen』)の日本公開が決定。ポスタービジュアルも解禁となった。ホワイトハウス陥落の悪夢から2年――。英国の首相が不可解な死を遂げた。首都ロンドンで行われる葬儀は、各国首脳が大集結する式典となるため、街は史上最大の超厳戒態勢下に置かれる。だが、その中で同時多発テロが勃発。数々の歴史的建造物が崩壊し、犠牲者が出続ける中、命からがら逃げ出した米国大統領(アーロン・エッカート)とシークレットサービス(ジェラルド・バトラー)が、その危機に立ち向かう…。今回は、舞台をホワイトハウスから英国・ロンドンに移し、まさに“いまそこにある危機”といえる“現代最大の敵” =テロリズムとの壮絶な闘いを描き出す本作。米大統領のシークレットサービス、マイク・バニングにはジェラルド、 アメリカ大統領ベンジャミン・アッシャーにはアーロン、副大統領アラン・トランブルにモーガンと、前作に引き続きハリウッドを代表する豪華キャストが再集結。さらにアンジェラ・バセット、メリッサ・レオなども続投し、トム・ハーディの伴侶で『白鯨との闘い』のシャーロット・ライリー、『ロボコップ』『エルム街の悪夢』などのジャッキー・アール・ヘイリーら新たな実力派キャストも加え、万全の布陣が整った。解禁となったポスタービジュアルには、史上最大規模のテロ攻撃を受け、崩れ落ち燃え上がる“王国”の街並、そして世界の命運を託された男たちの静謐ながら熱い眼差しが映し出されている。メガホンを取るのは、イラン・テヘラン生まれ、スウェーデン育ちの新進クリエイター、ババク・ナジャフィ。今度の標的は“世界”となるだけに、さらにスケールアップした闘いが幕を開けることになりそうだ。『エンド・オブ・キングダム』は5月28日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開(text:cinemacafe.net)
2016年02月22日ジェラルド・バトラー主演作『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編『エンド・オブ・キングダム』が5月に公開されることが決定した。最新作では、英国のロンドンを舞台に、シークレットサービスの主人公とテロリストの戦いを描く。その他の情報前作では、ワシントンのホワイトハウスが襲撃され、米大統領シークレットサービスのマイク・バニング(バトラー)が混乱する状況下で敵に立ち向かったが、新作はそれから2年後が舞台。イギリスの首相が謎の死を遂げ、ロンドンで行われる葬儀に各国の首脳が集結。厳重な警備体制が敷かれる中、ロンドン同時多発テロが発生し、マイクは、米国大統領と決死の逃亡劇を繰り広げる。バトラーだけでなく、大統領役のアーロン・エッカート、副大統領役のモーガン・フリーマンが続投し、シャーロット・ライリー、ジャッキー・アール・ヘイリーらが新キャストとして出演する。『エンド・オブ・キングダム』5月28日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
2016年02月22日『エンド・オブ・ホワイトハウス』(13年)の続編『エンド・オブ・キングダム』(原題:『London Has Fallen』)が、5月28日より日本公開されることが決定し、ポスタービジュアルが22日、公開された。完全無欠のホワイトハウスが陥落するという斬新な設定と、迫力あるアクションで大ヒットを記録した『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編となる本作は、舞台をイギリス・ロンドンに移し、製作費も大幅にスケールアップ。前作を超える"現代最大の敵(テロリズム)"との壮絶な闘いを描く。物語は、ホワイトハウス陥落の2年後。イギリスの首相が不可解な死を遂げ、葬儀のために各国首脳陣が大集結したロンドンで、超厳戒態勢の中、同時多発テロが勃発する。再び命を狙われたマイクとベンジャミンは、決死の逃亡を繰り広げていく。キャストには、米大統領のシークレットサービス、マイク・バニング役にジェラルド・バトラー、アメリカ大統領ベンジャミン・アッシャー役にアーロン・エッカート、副大統領アラン・トランブル役にモーガン・フリーマンと、前作に引き続きハリウッドを代表する俳優が再集結。さらに、シャーロット・ライリー、ジャッキー・アール・ヘイリーらも出演する。公開されたポスタービジュアルは、史上最大規模のテロ攻撃を受け、崩れ落ち燃え上がる"王国(キングダム)"の街並みと、世界の運命を託されたマイクらの静かながらも熱い思いに満ちたまなざしが印象的なデザインに仕上がっている。(C)LHF Productions, Inc. All Rights Reserved.
2016年02月22日映画配給会社「ギャガ」の2015年~2016年のラインナップ発表会が2月17日(火)に開催され、アカデミー賞候補からエンターテイメント超大作まで全27作品が発表されたが、その大半の25作品を洋画が占めた。昨年はアカデミー賞作品賞『それでも夜は明ける』を配給するなど、メジャー作品とは一線を画した洋画作品が映画ファンの支持を集めるが、今年もまもなく授賞式が行われるアカデミー賞ノミネート作品を数多く擁している。作品賞ノミネートの8作中、3作が同社配給となる。最も公開が早いのは第二次大戦中、ドイツ軍が誇る暗号機・エニグマによる暗号の解読で連合国軍の勝利に大きく寄与した英国人の天才数学者の人生を描いた『イミテーション・ゲームエニグマと天才数学者の秘密』。人気海外ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチが主演男優賞にもノミネートされている。4月17日(金)公開の『セッション』は、名門音楽学校を舞台に繰り広げられるジャズドラマーと鬼教師の狂気を帯びたレッスンを描いたドラマ。作品賞に加え、J・K・シモンズが助演男優賞候補となるなど計5部門にノミネート。もう1作『SELMA』(原題)はマーティン・ルーサー・キングJr.牧師が率いたデモ行進がアメリカ世論を動かしていくさまを描いたドラマで、作品賞と主題歌賞にノミネートされている。ちなみにセルマは1965年3月7日に黒人有権者登録の妨害に抗議するために600人が立ち上がったアラバマ州の町の名前だ。オスカー関連以外では、2009年に日本でも「このミステリーがすごい!」海外編1位を獲得したミステリー小説を映画化した『CHILD 44』(原題)が夏に公開となる。リドリー・スコットが製作、トム・ハーディ、ゲイリー・オールドマンらを迎え、スターリン体制下のソビエトで起こる子供を狙った連続殺人事件の恐るべき真相を描き出す。アルゼンチンで『アナと雪の女王』を抑えて年間No.1ヒットを記録した『WILD TALES』(原題)はペドロ・アルモドバルが製作を務めており、アカデミー賞外国語映画賞ノミネートを果たした。些細なことから人生の歯車を狂わせていく人々の姿をサスペンス、コメディ、バイオレンスを交えて描き出す。先の『SELMA』同様に歴史上の実在の人物や実際に起きた事件を基にした作品も多数。『SAINT LAURENT』(原題)は“モードの帝王”イブ・サン=ローランの愛と苦悩を描いたドラマでギャスパー・ウリエルが主演を務める。喜劇王チャップリンの遺体を盗み、身代金を要求するという奇想天外な事件を基にした『THE PRICE OF FAME』(原題)は7月公開。『WOMAN IN GOLD』(原題)はナチスに奪われたクリムトの名画を巡り、オーストリア政府に裁判を挑んだ女性の実話を描く。『LIFE』(原題)は、「LIFE」誌の若手カメラマンが偶然出会ったデビュー前の若手俳優ジェームズ・ディーンに魅せられ、彼が撮ったの1枚の写真が2人の運命を大きく変えていくさまを描いており、デイン・デハーン、ロバート・パティンソンが出演。「U2」やビョークに愛された伝説のロックフォトグラファー、アントン・コービンがメガホンを握る。“スパイダーマン”トビー・マグワイアが伝説のチェスプレイヤーで、日本でも信奉者の多いボビー・フィッシャーを演じる『PAWN SACRIFICE』(原題)は2016年公開。そして、実在の人物を描いた作品の中でもホットなテーマで注目を集めるのが、米政府の不正な個人情報取得を告発したCIAの情報工学者・スノーデンを描く『SNOWDEN』(原題)。オリバー・ストーンが監督を務め、ジョセフ・ゴードン=レヴィットがタイトルロールを演じる。このほか、ハートウォーミングなアンサンブル作品として支持を集めそうなのが4世代の家族が集う恒例のクリスマスディナーで起こる騒動を描く『LET IT SNOW』(原題)。ダイアン・キートン、ジョン・グッドマン、アマンダ・セイフライド、オリヴィア・ワイルドらがクセ者の家族の面々を演じる。名優イアン・マッケランが93歳となった名探偵シャーロック・ホームズを演じる『Mr. HOLMES』も楽しみな作品。とぎれとぎれの記憶を辿りつつ、辿り着いた真相とは?ちなみに本作には真田広之も出演しており、ホームズとどのように絡むのかも楽しみなところ。従来のギャガ配給作とは経路の異なる超大作が、神話のエジプトを舞台にした『GODS OF EGYPT』(原題)でジェラルド・バトラー、ジェフリー・ラッシュらが出演している。ショーン・ペンの久々の監督作『THE LAST FACE』(原題)はシャーリーズ・セロン、ハビエル・バルデム出演の愛のドラマ。アフリカの内戦地を舞台に恋に落ちる男女の姿を描く壮大な物語。これまでもアフリカを舞台に多くのラブストーリーが世に送り出されてきたが、ショーン・ペンがどのようなドラマを紡ぎ出すのか?注目が集まる。オスカーレースを争う良作に実話を基にした作品、エンターテイメント、超大作と多彩なラインナップの全27作品。洋画苦戦のいま、奮闘が期待される。<ギャガ2015年~2016年ラインナップ一覧>『妻への家路』『イミテーション・ゲームエニグマと天才数学者の秘密』『セッション』『あの日の声を探して』『小さな世界はワンダーランド』『A MOST VIOLENT YEAR』『海街diary』<※邦画>『Child 44』『THE PRICE OFFAME』『WILD TALES』『NIGHTCRAWLER』『みんな!エスパーだよ!』<※邦画>『FATHERS ANDDAUGHTERS』『13 MINUTES』『Saint Laurent』『WOMAN IN GOLD』『プライドと偏見とゾンビ(仮題)』『LIFE』『SELMA』『LET IT SNOW』『QUEEN OF THE DESERT』『SEASONS』『PAWN SACRIFICE』『SNOWDEN』『Mr. HOLMES』『THE LAST FACE』『Gods OF EGYPT』(text:cinemacafe.net)
2015年02月18日毎年恒例になっている映画ファン向けのサイト「TC Candler」の“世界で最もハンサムな顔”ランキングの2014年度版が発表された。スポーツ選手や歌手などもいるが、俳優が圧倒的に多数ランクインしているといえる。トム・クルーズ(83位)、レオナルド・ディカプリオ(33位)、ジョージ・クルーニー(20位)、ブラッド・ピット(16位)などの大御所俳優はやはり上位に来ているようだ。そのほかにも、マシュー・マコノヒー(92位)、ジュード・ロウ(88位)、ジェイク・ギレンホール(68位)、ベン・アフレック(60位)、ベネディクト・カンバーバッチ(46位)、ブラッドリー・クーパー(28位)、チャニング・テイタム(19位)、ジェラルド・バトラー(8位)、ライアン・ゴスリング(7位)、など有名俳優がランクインしている。また、テレビドラマ「ハンニバル」でレクター博士を演じ注目を集めているデンマーク出身の俳優マッツ・ミケルセン(53位)や、こちらのサイトでも紹介している好評上映中の映画『サンバ』に出演したフランス出身の俳優オマール・シー(13位)など、非英語圏の俳優がランクインしているのにも注目だ。さて、気になる日本人の順位だが、52位にアメリカデビューも果たした歌手の赤西仁、29位に台湾人とのハーフでアジアでも活動している俳優の金城武、ACミラン所属で国際的な評価も高いサッカー選手の本田圭佑が24位で日本人1位という結果になった。いずれも国際的に活躍している有名人だというのが特徴だといえるかもしれない。ちなみに3位は『インセプション』『ダークナイト ライジング』で知られる俳優トム・ハーディ、2位は韓国アイドルグループ「スーパージュニア」と派生グループ「Super Junior-M」のチェ・シウォン、1位は2015年に公開が待たれる官能系映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の俳優ジェイミー・ドーナンという結果になった。2014年“世界で最もハンサムな顔”の上位10人は以下の通り。1位ジェイミー・ドーナン(俳優・モデル)2位チェ・シウォン(歌手・俳優)3位トム・ハーディ(俳優)4位ディエゴ・ボネータ(歌手・俳優)5位マイケル・ファスベンダー(俳優)6位イドリス・エルバ(俳優)7位ライアン・ゴスリング(俳優)8位ジェラルド・バトラー(俳優)9位マティアス・スーナールツ(俳優)10位テギョン(歌手)(text:cinemacafe.net)
2014年12月31日世界中で1,600万部以上のベストセラーとなり、映画化もされた「P.S.アイラヴユー」の原作者セシリア・アハーンによる新たな恋愛小説が、リリー・コリンズ主演で映画化、『あと1センチの恋』としてクリスマスシーズンに日本公開されることが決まった。ロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)は、6歳からの幼なじみ。くだらない話も夢の話も恋の話も、何でも2人は共有し、ずっと一緒に青春を過ごしてきた友達以上、恋人未満の間柄。2人の夢は、小さなイギリスの田舎町を離れ、一緒にアメリカのボストンにある大学へ進学することだった。ところが、ロージーはクラスで人気の男の子と一夜を共にし、妊娠。彼女だけが地元に残り、アレックスをボストンの大学へと送り出す。お互いを想いながらも言葉にできないままに、初めて別々の人生を歩むことになる2人は、再会を誓うが――。幼なじみの男女2人が、互いに気持ちがありながら、いつでも言えたはずの「好き」というたったひと言が伝えられず、12年間もすれ違い続けていく、もどかしくも甘い恋の形を描いた本作。原作は、多くの女性の涙を誘ったジェラルド・バトラー&ヒラリー・スワンクの『P.S.アイラヴユー』(’07)の作家セシリア・アハーンによる「愛は虹の向こうに」。邦題は『あと1センチの恋』となったが、近づいてはすれ違って…を繰り返す、あと“1センチ”が届かない2人の距離感を見事に表している。予告編映像にも、ちょっとした勘違いが原因で、疎遠になってしまったり、気持ちを伝えようと思って決心して連絡をしたら、ちょうど相手に彼女ができていたり、そんな恋の甘酸っぱい瞬間が詰まっている。運命のいたずらに翻弄され、近づいては離れていく2人の姿に、切ない想いがあふれ出していく。ロージーを演じるのは、『白雪姫と鏡の女王』でアクティブでキュートな白雪姫を演じたリリー・コリンズ。相手役のアレックスには、『スノーホワイト』での演技が評価され、『ハンガーゲーム2』『ハンガーゲーム』最終章2部作にも続けて出演する、若手英国俳優のサム・クラフリン。ハリウッドでも注目される2人が贈る、“あと1センチ”のところで繰り広げられる恋は、この冬イチバンの胸キュン映画となりそうだ。『あと1センチの恋』は12月13日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月02日『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編となる『London Has Fallen(原題)』の監督候補に、スウェーデン人のババック・ナジャフィが挙がっている。同作品の監督はフレデリック・ボンドに決まっていたが、今月半ば映画の方向性について意見が合わず降板し、監督が不在の状態になっていた。ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマンは今回も続投。舞台はロンドンで3人は、イギリスの首相の葬式に出席。だが、テロリストはこのチャンスに世界から集まったリーダーを殺そうと狙っていた。映画の北米公開は来年10月。撮影は、1カ月ロンドンで行われた後、バトラーが『Geostorm(原題)』の撮影に入るため一時中断し、来年2月に再開することになっている。バトラーは1作目に続き、今作でもプロデューサーを兼任する。文:猿渡由紀
2014年09月29日300人のスパルタ兵士の壮絶な闘いを描いた『300<スリーハンドレッド>』。その続編となる、スパルタのDNAを継いだ男たちの最後の戦いを史実「サラミスの海戦」を基に描き出す『300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~』が、6月20日(金)より公開となる。公開当時、「THIS IS SPARTA!(スパルタをなめるな!)」というセリフで一世を風靡した前作『300』は、実は現在公開中の『X-MEN:フューチャー&パスト』で若きマグニートー役、マイケル・ファスベンダーのデビュー作だ。このほど、前作出演時のファスベンダーのビジュアルと貴重な予告編映像が到着した。前作で、ペルシア帝国100万の大軍を相手にひるむことなく命を賭け、死闘を繰り広げたのは、レオニダス王(ジェラルド・バトラー)率いる最強国家スパルタのわずか300人の勇敢な兵士たち。映像の天才ザック・スナイダーが創り上げた圧倒的な世界観は全世界に熱狂的を呼び、レオニダス王の「THIS IS SPARTA!」という雄叫びは当時、日本でも流行したほど。極限まで鍛え上げられた肉体美、斬新な映像の戦闘シーン、男気溢れるイケメン筋肉軍団たちは、世の女性たちをも虜にした。その『300』は、世界119か国で初登場1位を獲得し、『X-MEN:フューチャー&パスト』では“過去”のマグニートーとして、本年度アカデミー賞「作品賞」の『それでも夜は明ける』では冷酷な奴隷主、『SHAMEーシェイムー』ではセックス依存症の男と、いまや幅広い役柄で活躍する演技派俳優マイケル・ファスベンダーのスクリーンデビュー作としても知られている。ファスベンダーは、血気盛んな若き戦士ステリオスとして、見事に割れた腹筋と、かけ出しのころとは思えない存在感を発揮、当時から注目を集めていた。『300』の予告編映像は、当時はまだYouTubeに予告編をアップすることが主流でなかったため、貴重なものになるという。そして、その続編となる本作でも、イケメンマッチョ軍団が勢揃いする。監督のノーム・ムーロが、「『300』作品に出演するからには『300』の掟を受け入れてもらわないといけない。掟のひとつがトレーニングを通して肉体を磨き上げること」と語るように、キャストたちには最高のコンディションで撮影に臨むことが求められ、専門トレーナーたちが食事制限と運動で戦闘シーンに向けた体づくりをサポートしていた。「ギリシアの自由市民はスパルタ人と違って、画一的ではないんだ。だから、指導にあたるトレーナーには個々のキャストに合ったマンツーマンの指導を増やしてもらう必要があったよ」と語るのは、本作では製作を担当したザック・スナイダー。キャストは前作でおなじみのスパルタ王妃レナ・ヘディ、ペルシャのクセルクセス王ことロドリゴ・サントロという面々に加え、主人公の勇者テミストクレス役に『L.A.ギャングストーリー』のサリバン・ステイプルトン、宿敵となる女戦士アルテミシア役に『ダーク・シャドウ』のエヴァ・グリーンほか、『タイタンの戦い』のハンス・マシソン、アンジェリーナ・ジョリー監督作『Unbroken』(原題)で主演を務めるジャック・オコンネルらが参戦。全米では初登場1位の大ヒットスタートを切り、すでに話題を呼んでいる本作から、再び世界的スターが現れるのか?前作に引けを取らないイケメン筋肉男子たちの活躍にぜひ注目してみて。『300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~』は6月20日(土)より全国にて3D/2D/IMAX3D同時公開。【初回生産限定スペシャル・パッケージ】『300 <スリーハンドレッド> 』コンプリート・エクスペリエンス発売日:6月4日(水)ブルーレイ:2,381円(税別)/DVD:1,429円(税別)発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ(text:cinemacafe.net)■関連作品:300[スリーハンドレッド] 2007年6月9日よりサロンパス ルーブル丸の内ほか全国にて公開(C)2006 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~ 2014年6月20日より丸の内ルーブルほか全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2014年05月30日『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノ監督が、ジェラルド・バトラー主演で新たな父と息子の絆を描く『スマイル、アゲイン』。日本人選手も数多く活躍する欧州サッカーのシーズン開幕と共に公開された本作は、元スター選手を演じたジェラルド・バトラーの華麗なプレーと、肉食系(?)ママたちからのモテモテぶりが好評を博している。出世作『300[スリーハンドレッド]』では屈強なスパルタの戦士、今年公開の『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』ではベテラン・サーファー、『エンド・オブ・ホワイトハウス』では凄腕のシークレットサービスを演じてきた肉体派ジェラルド・バトラー。本作で演じるのは、かつて中村俊輔選手が活躍したスコットランドのセルティックやプレミアリーグの名門・リバプールでプレーし、UEFAチャンピオンズリーグではあのベッカムとゴール数を競ったこともある、という設定の欧州サッカー界のスーパースターだ。ケガで引退後、すっかり落ちぶれてしまった元サッカー選手、ジョージ・ドライヤー。元妻と息子とは5年も音信不通で、まさに公私共に“戦力外通告”を受け、崖っぷちに立たされていた。そこでジョージは、サッカー解説者の仕事を手に入れ、元妻とヨリを戻し、ひとり息子との絆を取り戻すべく、新天地アメリカへと乗り込んでいくのだが、就活はパッとせず、元妻は再婚目前。そんな時、息子が通うサッカーチームのコーチを任されることになった彼は、家族を再生させるべく精一杯の努力を始める……。ご覧のとおりのセクシーなコーチの出現に色めき立つのは、子どものみならず、チームのママたち。『シカゴ』のキャサリン・ゼタ・ジョーンズ、『キル・ビル』のユマ・サーマン、『ファミリー・ツリー』のジュディ・グリアといった、ひとクセもふたクセもあるママ軍団と、『ヒッチコック』のジェシカ・ビール演じる元妻に翻弄されるジェラルドは、モテモテでも情けない、何とも憎めないダメ男を好演する。それでも、彼の第一目標は家族の再生。ママ軍団の誘惑を振り切り、息子にとってたった一人のヒーローでありたいと奮闘するジェラルドの勇姿と、この夏イチバンのハートフルな物語に、あなたも癒やされてみては。『スマイル、アゲイン』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(上原礼子(cinema名義))
2013年08月23日ヒュー・ジャックマンを始め、オールスター“ゴージャス”キャストを徹底的に無駄遣いし、全米をドン引きさせた映画『ムービー43』の予告編と場面写真がついに解禁。映倫がかろうじて「R-15指定」と判断するほど、放送禁止用語&場面がヒド過ぎてこれ以上は踏み込めないという、その内容の一部が明らかになった。『レ・ミゼラブル』のヒューや、『タイタニック』のケイト・ウィンスレット、『キック・アス』のクロエ・グレース・モレッツ、『アメイジング・スパイダーマン』のエマ・ストーン、さらにハル・ベリーやリチャード・ギア、ジェラルド・バトラー、ユマ・サーマン、ナオミ・ワッツといった、超豪華トップスターたちが名を連ねている本作。ところが、興行的には大惨敗で、有名な映画評論サイト「ロッテン・トマト」では支持率わずか4%という絶望的な数字を記録。辛口の大物批評家、故ロジャー・エバートからも「観てから5分後には早くも後悔する」「観たことを記憶から消したくなるほどの映画」という、最大限の酷評を浴びせられている。そして今回予告編と同時に公開されたのがヒューが喉を抑えているビジュアル。何か詰まらせている様子で、ついつい「どうした!?」と心配してしまう。そもそもの始まりは、これまで弟のボビーとともに『メリーに首ったけ』『愛しのローズマリー』などのヒット作を世に送り出してきたピーター・ファレリー監督が、本作の企画を立ち上げたこと。そのプロジェクトは、製作資金を提供するはずだったスタジオが、あまりに非常識すぎる内容に怖じ気づいて撤退するなどの迷走を重ねながらも、構想&撮影に6年間もの歳月を費やし公開に至ったのだ。ピーター・ファレリーほか、『ラッシュアワー』のブレット・ラトナー、『スーパー!』のジェームズ・ガンなど、総勢10人のキレ者&クセ者監督が腕によりをかけて製作したはずが、彼らの意図とはまったく異なる形で、もはや都市伝説と化してしまった本作。「これで公開していいの?」と思わず叫びたくなる、前代未聞の3G(下品、下劣、下衆)コメディの衝撃度を、この予告編で確認してみて。『ムービー43』は8月10日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。※『ムービー43』の予告編映像はcinemacafe.net記事ページよりご覧いただけます。(C) 2013 Relativity Media(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムービー43 2013年8月10日より全国にて公開(C) 2013 Relativity Media
2013年06月21日年間に何本もの大作に出演する、今や大物のジェラルド・バトラーだが、肉体的にも精神的にも進化することにぬかりはないようだ。6月15日(土)から公開される『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』では、超ハードなサーフィンの特訓を通して、伝説の大波≪マーヴェリックス≫に若きサーファー、ジェイと共に挑むフロスティの心の葛藤や、死と対面しながらも、自然と向き合う強靭な精神力を魅せる。バトラーにサーフィントレーニングをはじめとした役作りについて語ってもらった。■映画「マーヴェリックス/波に魅せられた男たち」に惹かれた理由は? ちょうどサーフィンをまた始めようかと、スタントマンでサーファーの友人とマンハッタン・ビーチにライセンスを取りに行こうとしていた時、この映画の脚本が舞い込んだんだ。真のサーファーと呼ばれる人々の挑戦と葛藤を通して、“サーファー魂”とは一体何たるものか?という疑問を追求した内容には、心底シビレたね。大波を乗りこなすにはどんな資質が必要なのか、サーファーと海はどんな絆で結ばれているのか、といったサーファーでなくとも興味を惹かれる疑問の数々を、役者としてサーファー役を演じることで、自分なりに理解してみたいと思ったんだ。■演じられたフロスティのキャラクターについてについて教えてください。フロスティはサンタクルーズの地元民で、ごついブーツに分厚い上着のいかにも労働者、といった風貌だけど、実は読書好きな詩人でもあったりして、かなりの変わり者だね。幼い頃からサーフィン一筋だった彼は、危険に立ち向かうスリルと冒険心を大人になった今でも忘れられずにいるがために、良き夫、良き父親として家庭に落ち着きたいという思いと常に葛藤しているわけだけれど、ジェイとの出会いによって父親としての自分に目覚めることになるんだ。■サーフィンのトレーニングはいかがでしたか?プロのサーファーじゃないことを考えれば、我ながらかなり頑張ったと思うよ。本来なら小さい波から始めて中くらいの波、といった具合に数年かけて練習した上で、大波に挑戦するのが普通だし、マリブやハワイの大波を経験しているサーファーたちの間でさえ、マーヴェリックスは伝説のビッグウェーブとして畏れられる存在だからね。大波に上手く乗るには、ポイントまで牽引してもらうのがいいと聞いて試してみたら、かなりいい感じで乗りこなせたんだ。ボードから落っこちないようしっかりつかまりさえすれば、迫力満点のシーンが撮れるって確信したよ。持久力をつけるために、とにかくひたすらパドリングの練習を重ねたよ。ボードに膝座りしたまま腕をパドルのようにして漕ぐわけだけど、キツイ姿勢だから初めは50メートルも行けば腰が痛くなってギブアップ、って感じだった。でも最後には何キロもの距離をパドリングで進めるまでになったよ。来る日も来る日も、海に入ってパドリングやサーフィンを猛特訓したんだ。普段使わない筋肉が鍛えられて、身体つきもかなり変わったと思うよ。■バトラーさんの役作りのポイントとは? 演じるのがどんな役柄であれ、肉体的なトレーニングを通して精神面での準備をするのが、僕のやり方なんだ。役を演じるのに必要なスタミナや自信、根性といったものは、肉体的訓練によって自然に備わると信じているからね、今回も大波を何度も乗りこなすことで徐々に自信がついて、冷静な心構えで演技に臨むことができたよ。■作品情報『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』6月15日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷・シネリーブル池袋ほか全国ロードショー 公式サイト 監督:カーティス・ハンソン 出演:ジェラルド・バトラー、ジョニー・ウェストン、エリザベス・シュー、アビゲイル・スペンサー配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンの公式サイト (c)2013 Twentieth Century Fox Film Corporation and Walden Media, LLC. All Rights Reserved.
2013年06月11日6月8日公開のポリティカルアクション映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』の主演俳優でプロデューサーも兼任した、イギリス人俳優のジェラルド・バトラー。先日行われた来日記者会見ではジョン・デンバーによる「故郷に帰りたい」を歌い出したり、花束ゲストの鈴木奈々やお笑いコンビのハリセンボンを満面の笑みで抱きしめたり、上機嫌なチョイ悪オヤジぶりを披露していた。ここまでショーマンシップに溢れ、ファンサービスに抜かりがないハリウッド俳優は珍しい。だがバトラーの陽気さには、とある理由があった。それは映画『オペラ座の怪人』『300 スリーハンドレッド』で一躍日本でも人気となったバトラーが、過去に経験した大きな挫折が関係している。ウーマンエキサイトでは、来日中のバトラーに話を聞いた。北朝鮮テロリストに占拠されたホワイトハウスを舞台に、元大統領専属のシークレットサービスが孤軍奮闘する様を描いた本作。バトラー演じるマイク・バニングは、大統領夫人の命を救えなかったという過去のトラウマを背負っている。物語はド派手なアクション場面を中心に展開しながらも、過去のしがらみを断ち切るために立ち上がる一人の男のヒロイズムを丹念に描く。「実は僕もマイクのような経験の持ち主でもあるんだ。僕は俳優になる前、弁護士になるためにとある法律事務所で働いていた。」「でも事務所の仕事に面白味を感じることができず、そのせいか仕事のパフォーマンスも悪かった。そして弁護士の資格取得試験の一週間前に、事務所側から『クビだ』と言われたんだ」とバトラーは静かに振り返る。弁護士になるために費やした時間は、なんと7年間。「その長い時間は僕の失敗であり、無駄な期間だったと言えるだろね。でも僕は俳優になりたいという思いを胸に、クビになった翌日にロンドに引っ越した。」「そこから、それまでの2倍の努力をして、今は俳優という仕事をしている。だからマイク・バニングは特別なヒーローじゃない。どこの世界にも存在している人間だと思える」と打ち明ける。大きな挫折を見事に乗り越え、成功の道を歩むバトラー。そこに至るまで、どんなことを心がけてきたのだろうか? 「僕は常に笑う、ということを心がけてきた。ネガティブな意識を、笑うことによってポジティブに変えるんだ。ナーバスになればなるほど、僕は笑う。」「先日も大きな注射をオシリに打ったんだけど、凄く怖くてね。だから僕はゲラゲラと笑ったよ。医者は『おい、おい、コメディー番組じゃないんだから!』と言っていたけどね」と明かす。ナーバスな時こそ、笑う。この人生哲学があるからこそ、明るく輝いているのだろう。バトラーは「大きな挫折を経験したり、僕の時と同じような状況にある人がいるとしたら、僕は『大丈夫だよ、時間はたっぷりあるんだから』と言いたいね」と実感を込めながら、笑顔で語ってくれた。『エンド・オブ・ホワイトハウス』は6月8日から、新宿ピカデリーほかにて全国公開 ・公式サイト
2013年06月07日彼だったら、やってくれそう――。『エンド・オブ・ホワイトハウス』のジェラルド・バトラーは、そう思わせてくれる。演じるマイク・バニングは、大統領から絶大な信頼を寄せられる敏腕シークレットサービス。ある出来事をきっかけに第一線を退いているものの志は高く、愛国心と忠誠心なら誰にも負けない。そんな頼もしいキャラクターを嬉々として演じ、テロリストに占拠されたホワイトハウスから大統領を救い出そうとする展開に説得力をもたらしている秘密は、ジェラルドの屈強な外見も去ることながら、作品や役に対する献身にある様子。来日したジェラルド・バトラーに、熱い思いを語ってもらった。製作に名を連ねるスター俳優は少なくないが、肝心なのはプロデュース業をどこまで全うするか。『エンド・オブ・ホワイトハウス』の主演俳優兼プロデューサーとして、ジェラルドは脚本家たちとディスカッションを重ね、資金集めにも奔走したそうだ。「これまでにも何本かの作品を製作してきたけど、ここまで規模の大きい作品は初めて。とは言え、僕が製作を手がけてきた作品には共通点があるんだ。それは、物語が持つ可能性を信じられたということ。『エンド・オブ・ホワイトハウス』の場合もエキサイティングで力強い作品になると確信できたし、観客に訴えかけるべきメッセージを感じた。出来上がったいまも“僕が作った”と言えることを誇りに思っているよ」。訴えかけるメッセージの体現者であり、シークレットサービスのスキルを駆使してテロリストに立ち向かうマイク・バニングを演じるにあたっては「リサーチとトレーニングにかなりの時間を費やした」という。「シークレットサービスやネイビーシールズにたくさんの話を聞かせてもらったよ。彼らは自らの能力を限界まで引き出し、ものすごい勇気をもって任務にあたっている。そんな職業の男を演じるのだから、役に飛び込むには大きな決意が必要だった。それに、彼らはファイトシーンの動きも考えてくれたんだ。彼らのおかげでリアルな場面が出来上がったし、意見を交わし合いながら、僕も彼らの一員になれた気がしたね」。過去作の『300<スリーハンドレッド>』などを更なる例に挙げるまでもなく、屈強なボディと迫力のアクションには定評あり。もちろん「トレーニングは大好き!」だそうだ。「役のためのトレーニングも好きだし、日常生活で体を鍛えるのも好き。例えば『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』ではサーファーの体になる必要があったし、『300<スリーハンドレッド>』のときはスパルタの戦士の肉体を作り上げなければならなかった。でも、それぞれ楽しくて仕方がなかったよ」。『エンド・オブ・ホワイトハウス』では、「決してカッコいいだけじゃない、生々しい体と体のぶつかり合いを見せられる肉体」を目指した。「実は撮影中、首の骨が2本ほど折れてしまったんだけど、あまりに熱中していたせいか気づかなくて…。後から医者に言われて分かったんだ。それ以外にも薬莢が目に入ったり、腕と腿が痣だらけになったりもしたけど、撮影中は全く気づかなかった。それもトレーニングのおかげかもね(笑)」。目をキラキラさせつつ、「腿の痣は写真にも撮ったよ!」と自慢げに胸を張る姿は大きな子ども!?骨折や痣は全て完治したのか尋ねると、「全部治った!と君には言っておくよ」などという曖昧な返答が返ってきた。直後、「大丈夫。大丈夫」と大笑いするものの、ジェラルド・バトラーという俳優が、自らを酷使する題材を好んできたのは確かだ。「“普通”が苦手なんだ。それが正しいことだとは思わないけど、僕は必要がなくても茨の道を選んでしまうタイプ。でも、肉体的もしくは心理的な挑戦が大きければ大きいほど、自分に返ってくるものも大きいと思うんだ。観客に対して深遠で大きな衝撃を与えられる気もするしね。ホワイトハウスに潜入して大統領を救おうとするマイク・バニングも、アフリカに孤児院を建てるサム・チルダース(『マシンガン・プリーチャー』)も、誰かに何かを感じさせられる役柄。そもそも映画って、2時間しかないだろう?だったら、自分を大変な目に追い込んでも何か特別なものをもたらす2時間にしたいんだ」。見事なまでにワーカホリック。そんな彼がリラックスできる時間はあるのだろうか?ふと思って訊いてみると、「リラックスってどういう意味?僕の辞書にはないよ(笑)」。そのイタズラっ子のような笑顔から察するに冗談なのだろうが、冗談ではないかもしれない。「仕事をしているときは流れに乗るのが大事だからね。確かにノンストップで突き進む方かな。でも、去年はプライベートな時間もたくさん持つことができて、スコットランド、タイ、コロンビア、イタリア、スイスを旅したんだ。実は日本に来る前にも8日間ほど、スパしかない砂漠でひたすらリフレッシュしてきたよ」。好きな国は、インドとアイスランド。しかし、旅立つまでにもささやかな葛藤はあるようで、「“行かなくては!”と思って立ち上がらないと、なかなか行けない」と苦笑する。「旅先に望むのも、ちょっと極端な場所が多いしね。極限の地というか…。肉体的にも精神的にも、ハードな地をつい選んでしまうんだ。たまに、“休暇なのに、なんでオレはこんなに疲れているんだ!?”と思うこともあるよ(笑)」。ちなみに、好きな国の中に日本を入れてくれなかったことを指摘してみると、「もちろん日本も!」との返答。「だから、来るといつも予定より長く滞在してしまうんだ。それは日本の人々が好きだから。僕の心をとろけさせてくれる国」だそうだ。可笑しな休暇事情を明かし、(無理矢理言わせたが)日本への愛を口にしながらも、「でもね」と言葉を繋ぐ。そして「でもね」の先にあるのは、やはり映画に対する熱い思いだ。「最近は仕事が本当に楽しくて仕方がない。プロモーション活動も含めてね。役者はあまり宣伝活動が好きではないものだと思うし、僕もそうだけど、いまは世界中を回って自分の作品のことを話すのが楽しいし、嬉しい。それだけ映画作りに誇りを持っているんだ」。(photo:Manna Kikuta/text:Hikaru Watanabe)■関連作品:エンド・オブ・ホワイトハウス 2013年6月8日より全国にて公開(C) 2013 Olympus Productions,Inc
2013年06月07日サラ・ジェシカ・パーカーとジェラルド・バトラーが、第19回ノーベル平和賞コンサートの司会に抜擢された。その年のノーベル平和賞受賞者を前にノルウェーのオスロで行われる同コンサートには、先日シールとジェニファー・ハドソンがパフォーマンスを行うことが発表されたばかりだが、今回サラとジェラルドの2人が今年の司会に起用されることが発表された。これまでに同コンサートの司会はリーアム・ニーソンやメリル・ストリープ、トム・クルーズ、オプラ・ウィンフリーなどが務めており、昨年はヘレン・ミレンとロザリオ・ドーソンがショーを進行している。今年は欧州連合(EU)がその平和活動や人権問題への取り組みが評価され、同賞を受賞することになっている。第19回ノーベル平和賞コンサートは、12月11日(現地時間)に開催される。■関連作品:SEX and the CITY/セックス・アンド・ザ・シティ [海外TVドラマ]
2012年11月21日今月17日に撮影開始予定だったジェラルド・バトラー主演作『Motor City』の撮影が、一時的に停止状態に陥った。クルーも解散されたが、映画の製作自体は続行する形で努力が進められているという。『Motor City』は、アルバート・ヒューズが監督を務めるアクション映画。バトラーのほかに、ゲイリー・オールドマン、ミッキー・ローク、エイドリアン・ブロディ、アンバー・ハードらが出演する。バトラー演じる主人公は刑務所から出てきたばかりの男で、復讐しようとするリベンジの物語らしい。プロデューサーはジョエル・シルバー。今月17日の撮影開始を目指して準備が進められていたが、先週末、突然にしてクルーに帰宅命令がおりたという。理由は、北米の配給をするワーナー・ブラザースが、北米公開日を来年3月31日と決めたことにあるらしい。そうなると、ポスト・プロダクションの期間が12週間しかないことになる。プロデューサーたちは、スポークスパーソンを通じ、「複雑なビジュアルエフェクトも必要とされるにも関わらず、ポスト・プロダクションにこれほど短い期間しか与えられないことがわかったため、製作を延期するという決断に達した。クオリティを妥協することなく、この映画を3月31日までに届けることは不可能」とコメントしている。同作品はエメット/ファーラ・フィルムズ、エンヴィジョン・エンタテインメント、フォーサイト・エンタテインメントらが出資するインディーズ映画で、ワーナーは出資していない。文:猿渡由紀
2012年09月03日エイドリアン・ブロディが、ゲイリー・オールドマンの代役として新作『Motor City』(原題)で悪役を演じることになりそうだ。『フロム・ヘル』のアルバート・ヒューズ監督が手掛ける同作には、ジェラルド・バトラー、ドミニク・クーパー、ジェイク・ギレンホール、アンバー・ハードらが共演し、現在エイドリアンはゲイリーが演じる予定だった出獄後に自分を陥れた人間に復讐する元陸軍隊員として出演するための交渉に入っているという。チャド・セント・ジョンが脚本を担当する本作は、来年4月の全米公開を目指して9月にもジョージア州・アトランタで撮影を開始する予定。エイドリアンは近年では、ウッディ・アレン監督作品『ミッドナイト・イン・パリ』や昨年の東京国際映画祭に出品された『Detachment』(原題)などに出演し、最近では中国が舞台の作品『1942』(原題)の撮影を完了したばかりだ。■関連作品:ミッドナイト・イン・パリ 2012年5月26日より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開Photo by Roger Arpajou -(C) 2011 Mediaproduccion, S.L.U., Versatil Cinema, S.L. and Gravier Productions, Inc.
2012年08月29日俳優のアーロン・エッカートが、『Olympus Has Fallen』(原題)に出演することが決まった。元シークレット・サービスのエージェントが、ホワイトハウスを占拠したテロリストと死闘を繰り広げるアクション映画で、アーロンはアメリカ大統領を演じるという。また、先に出演が決まっているジェラルド・バトラーは、本作のプロデュースも担当する。同作で脚本家デビューとなるクレイトン・ローテンベルガーとカトリン・ベネディクトの脚本を基に、『ザ・シューター/極大射程』のアントワーン・フークアがメガホンを取る予定。また同作と似たプロットの、ローランド・エメリッヒ監督による最新アクション大作『White House Down』(原題)では、ジェイミー・フォックスが大統領役に興味を示して出演を検討中だという。
2012年06月26日ジェイミー・フォックスが、『デイ・アフター・トゥモロー』や『紀元前1万年』で知られるローランド・エメリッヒ監督のアクション大作『White House Down』(原題)のキャストに加わるかもしれない。ジェイミーは、ホワイトハウスがテロ集団によって襲撃され、大統領を含めた全員が人質となるという極限状態で闘うシークレット・サービスを描いた同新作スリラー映画への出演を検討しているようだ。出演契約は完了していないものの、ジェイミーは大統領役に興味をそそられており、この役柄について代理人を通して製作者と接触しているという。また、チャニング・テイタムも大統領を救う使命をおびたエージェント役に関して出演交渉中だ。間もなく公開となる『アメイジング・スパイダーマン』も手がけたジェームズ・ヴァンダービルトが同作品の脚本を担当し、2013年に公開予定を目指して年内にクランクイン予定とのこと。本作は、ジェラルド・バトラーが出演予定の『Olympus Has Fallen』(原題)に続く、ホワイトハウスを題材にした2作目のアクション映画となる。そんなジェイミーは、セス・ゴードンが手がけたコメディー作品『モンスター上司』が最後のお目見えとなっていたが、レオナルド・ディカプリオが悪役を演じることでも話題のクエンティン・タランティーノ監督最新作『ジャンゴ繋がれざる者』が次回作として待機中だ。■関連作品:アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.ジャンゴ繋がれざる者 2013年3月、丸の内ピカデリーほか全国にて公開
2012年06月08日だんだんと気温も高くなり、ジメジメした6月を過ぎればもう夏。少し気が早いが、夏といえば「フジロックフェスティバル」や「サマーソニック」など海外から多くのアーティストが来日する大型の野外フェスティバルを楽しみにしている方も多いのでは?音楽ももちろん、開放的な場所ならでのファッションも楽しみたいのが夏フェス。そこで今年の夏フェスを予定している、検討している方の参考になりそうなのが、海外でひと足先に行われている“春フェス”に参加しているハリウッドセレブたちのファッション。あなたが注目するのは誰のファッション?今年も大勢のセレブが顔を見せたのが、海外の春フェスの中でも最も人気の超大型フェス、アメリカ・カリフォルニア州で行われる「コーチェラ・フェスティバル」だ。出演アーティストは日本でも大ブレイクした「アークティック・モンキーズ」や「ジャスティス」などの若手から「レディオヘッド」やノエル・ギャラガー率いる「ノエル・ギャラガーズ・ハイフライ・バーズ」といったロック界の大御所まで様々で、1日の観客動員は約7万5千人にのぼった。この会場にいたセレブたちの目撃報告も多数!今年の夏の流行カラーであるネオン系グリーンのワンピースにエスニック風のヘアスタイルで決めるのは、世界を股にかけるお騒がせスーパーセレブ、パリス・ヒルトン。昨年『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』で映画初出演を果たした英国モデルのロージー・ハンティントン=ホワイトリーは、大胆に足を見せる花柄のショートパンツにゆったりとした白シャツというフェスを楽しむ気満々の超ラフなスタイルで。さらに、ジュリア・ロバーツの姪でファッションセンスも注目されるエマ・ロバーツは今年流行のフリンジを大胆にあしらったチューブトップス&ホットパンツでキュートワイルドに決める。若手セレブカップルでは、ロバート・パティンソン&クリステン・スチュワートの『トワイライト』カップルや、ソフィア・コッポラ監督の新作映画『The Bling Ring』の撮影でカリフォルニアに来ていたエマ・ワトソンが新恋人と共に会場を訪れていた。黒いファーのコートとスキニージーンズにロングブーツを合わせるという22歳の甘さを感じさせない大人びた装いで恋人と現れたエマ。うわさの彼、ウィル・アダモウィッツは、エマと同じキャンパスに通うオックスフォードの大学院生。2人は人前で堂々とキスも披露し、ラブラブぶりを見せつけていたようだ。そのほか、昼間に行われたプールパーティーでは、アニマル柄のワンピースに大きな帽子を被ったエマ・ワトソンと仲良く参加していたリリー・コリンズは、色とりどりのラインがプリントされた水色のワンピース姿。また、白のシャツワンピの胸元からビキニを覗かせたセクシーな出で立ちで現れたリー・ミシェル(「glee/グリー」)は、「ラコステ」が主催するパーティーに参加。若手以外にもジェラルド・バトラーやダイアン・クルーガー、さらに「ブラック・アイド・ピーズ」の歌姫・ファーギーが旦那様のジョシュ・デュアメルと共に参加。みな一様にシャーベットカラーなどの流行を取り入れながら、フェスならではの大胆な“攻め”スタイルを披露していた。ぜひ、開放感たっぷりのセレブファッションを参考にして、夏フェスの計画を立ててみては?「フジロックフェスティバル’12」公式サイト「サマーソニック 2012」公式サイト© Splash/アフロ
2012年05月25日5月20日(現地時間)、開催中のカンヌ国際映画祭でジョルジオ・アルマーニ主催によるハイチ復興支援を目的としたチャリティイベント「ハイチ:カーニバル・イン・カンヌ」が開催され、俳優ショーン・ペン率いる「J/P Haitian Relief Organization」、映画監督で脚本家のポール・ハギス率いる「Artists for Peace and Justice」、そしてモデルのペトラ・ネムコヴァの「Happy Hearts Fund」など、ハイチ復興支援団体の連合イベントが初めて実現した。同映画祭でのチャリティ目的としたイベントの開催は、1984年と1996年に行われた有料上映以来初めての試み。会場にはショーンらのほかにジェラルド・バトラー、ダイアン・クルーガー、ジェシカ・チャステイン、ベン・スティラー、クリス・ロック、デビッド・シュワイマー、ユアン・マクレガー、ジャダ・ピンケット・スミス、トム・ハーディ、ロバート・デ・ニーロ、ショーン・コムズ、ジョシュア・ジャクソン、ミシェル・ロドリゲス、ハーヴェイ・ワインスタインなど錚々たるセレブリティに加え、主催者であるジョルジオ・アルマーニ、ロベルタ・アルマーニ、クリエイティブ・アーティスト・エージェンシーのブライアン・ロード、アメリカ映画協会会長のクリス・ドッド、カンヌ国際映画祭のアーティスティック・ディレクター、ティエリー・フレモーらが参加した。俳優・監督として、これまで幾度にわたり出品作品に関わり、2008年には審査員長を務めるなど、カンヌ映画祭とは縁の深いひとりであるショーン。俳優業の傍らで、一昨年にハイチで起きた大地震の救済活動を行う支援団体「J/P Haitian Relief Organization」を同年に設立し、その人道的支援が称えられハイチ共和国の無任所大臣に任命されている。今回のチャリティ・イベントでは、義援金を目的とした数々のチャリティ・オークションが行われたが、ショーンは即興で自身とハイチの地で3日間一緒に過ごす権利を出品し、3名の入札者からそれぞれ12万8,000ドル超という値で落札された。ほかには、「U2」のボノのギターとライヴのバックステージで彼と会える権利が21万5,000ドル超、米ランジェリー・ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」の人気モデルたち“ヴィクトリアズ・シークレット・エンジェルズ”とのランチ&ファッションショーでのVIP待遇が11万5,000ドル超で落札され、チャリティ・イベントの全体収益は200万ドル以上にのぼった。同イベントでは、米シンガーソング・ライターのライル・ラヴェットにより3団体のために書き下ろした楽曲が披露され、ハイチ大統領ミシェル・マテリ氏からは同イベントを共催したショーン、ハギス監督、ペトラへ感謝のスピーチを収めたビデオが届いた。第65回カンヌ国際映画祭は5月27日(現地時間)まで開催。特集:第65回カンヌ国際映画祭あなたが観たいのは?「カンヌ映画祭」投票■関連作品:ギャングスター・スクワッド (原題) 2012年秋、全国にて公開
2012年05月22日映画版『オペラ座の怪人』で演じた、切なく狂気的なファントム役でたちまち世界中の女性を虜にし、以来『300<スリーハンドレッド>』に代表されるようなワイルドな“男の中の男”として唯一無二の存在を確立してきた、ジェラルド・バトラー。そんな彼が俳優としての原点に立ち返った一作『英雄の証明』がまもなく公開となる。「これほど完璧な挑戦はない」。本作での挑戦をそう語るワケとは?ウィリアム・シェイクスピア最後の悲劇「コリオレイナス」を、現代に舞台を移し大胆に解釈した本作。戦争と政治的不安がもたらす人間の栄華盛衰を題材に、ローマの孤高の独裁者・コリオレイナスと敵国のリーダー・オーフィディアスの宿命の戦いを描いていく。監督も務めるレイフ・ファインズが演じる独裁者・コリオレイナスを己のために戦う“陰”のリーダーとするなら、ジェラルド扮するオーフィディアスは民のために戦いに身を投じる“陽”のリーダー。まるで対照的な2人の関係を、ジェラルドは「完璧な同志」と説明する。「オーフィディアスは、コリオレイナスのカリスマ性、パワー、頭脳、高潔さに惹きつけられている。でも僕(オーフィディアス)は彼(コリオレイナス)を嫌ってもいる。彼は僕が戦ってきたものすべてを破壊した男なんだ。だから僕は自分の手で彼の首をつかみたい、彼の心臓にナイフを突き立てたいと思っている。でも同時に彼のことが頭から離れない。オーフィディアスはこう思っているんだ。『コリオレイナスは自分の階級の誰とも似ていない。彼は孤独な存在だ』と。そして、自分と対等に戦えるのはコリオレイナスだけだと思っている。そういう意味で、2人は完璧な同志なんだ」。『300<スリーハンドレッド>』(’07)で魅せたレオニダス王然り、『ベオウルフ/呪われし勇者』(’05/未)のベオウルフ然り、“戦う英雄”というイメージがすっかり定着しているジェラルド。先日公開された『マシンガン・プリーチャーズ』では、危険と隣り合わせのアフリカに実際に降り立ち、伝説の男サム・チルダースの“闘志”を見事に体現し、その内側から沸き立つ人間的な強さを証明した。そんな彼が、本作では奇しくも俳優としての原点に立ち返ることとなった。「面白いことに、プロの俳優としての最初の仕事が、スティーヴン・バーコフ演出の舞台『コリオレイナス』だったんだ。これは僕にとって特別な芝居だし、とても好きな戯曲でもある。オーフィディアスは強くて、複雑で、情熱的な英雄だ。この役にレイフが僕を望んでくれたことを光栄に思った。僕にとっては最初の仕事だから、特別な作品だよ。これほど完璧な挑戦はない」。憧れである英雄を作り上げるために、とにかくリサーチを怠らなかったというジェラルド。「チェチェン戦争の資料も読んだし、特にチェ(・ゲバラ)を調べた。こういった革命家について調べたよ。それに僕は以前、レオニダスやベオウルフ、それからアッティラ大王といった歴史的英雄を演じているけど、そういった英雄の感性を取り込むことに魅力を感じるんだ。英雄はそれぞれ違うからね」。では、十人十色の英雄がいる中で、今回演じたオーフィディアスはついていける存在?「もちろん、彼に従うよ。彼はかなりロマンチックで、美しい人間だと思う。カリスマ性もあるし、思いやりもあって、人を愛している。自分が信じることなら犠牲も厭わない。それに、コリオレイナスとの関係でもかなりの温情を示すんだ。ただ、彼は想像力が豊かな人間ではないね。とにかく、オーフィディアスは演じてみたいキャラクターだよ。いいやつだし、彼にならついていけるよ」。現在42歳。屈強なフィジカルだけでなく、類まれなるリーダーとしてのカリスマ性を兼ね備えた彼が作り上げる、新たなる“英雄”。その闘志が燃え尽きることはなさそうだ。■関連作品:英雄の証明 2012年2月25日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© Coriolanus Films Limited 2010■関連記事:レイフ・ファインズVSジェラルド・バトラー!『英雄の証明』試写会に10組20名様をご招待ジェラルド・バトラー、サーフィン映画の撮影中に大波にさらわれ危機一髪
2012年02月24日レイフ・ファインズが、出演だけでなく監督も務めたサスペンス・アクション『英雄の証明』が25日(土)から日本公開される前に、ファインズがインタビューに応じた。その他の写真『英雄の証明』は、ウィリアム・シェイクスピアの悲劇『コリオレイナス』を現代に置き換え、斬新な解釈で描いた作品。強大な権力でローマ帝国を率いるも護民官の策略によって国を追われた王コリオレイナス(ファインズ)と、ローマ侵略を狙う小国リーダー、オーフィディアス(ジェラルド・バトラー)を主軸に、戦乱の世で“戦うこと”によってのみ、自らの存在を確認しようとする男たちの姿を、スリリングな物語と重厚な演出で描く。『愛を読むひと』などの文芸作品で名演を見せる一方で、『ハリー・ポッター』シリーズなどの超大作にも出演するなど、幅広い分野で活躍を続けるファインズがついに初監督を務めた。まず彼は本作を手がけるにあたり、『グラディエーター』や『ランゴ』などを手がける脚本家ジョン・ローガンとタッグを組み、万全の体制で準備を整えたという。「シェイクスピアが描いた世界や問題は現代社会にも存在しますから、現代化することは特に難しいとは思いませんでした。脚本家のジョン・ローガンには大きくふたつの才能があります。キャラクターを理解する力。そして、視覚的に文章を書く力です。初めて彼の脚本を読んだとき『まるで映画を観ているみたいだ』と思いました」。シェイクスピアが描いた時代も、ファインズが生きる現代も悲しいことだが世界は“戦い”に満ち、多くの裏切りや悲劇が生まれている。そして状況はより複雑に、過酷になっている。「撮影ではとにかく“リアルさ”を追求するよう心がけました。私自身も、対テロリスト特殊部隊SAJと共に集中訓練を行い、兵士の無駄のない動き、武器の構え方や使い方、白熱する戦闘の中で戦術的に考える方法を学びました」。そんな過酷な撮影現場でファインズと共に戦ったのは、バトラーを始め、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ブライアン・コックスら“名”も“実力”もある俳優たちだ。「私は俳優として監督にアイデアを提案するのが好きですから、自分が監督する際も俳優には様々な提案をしてほしいと思いました。ただ、監督として自分のビジョンをかなえるためには、彼らのアイデアを受け入れられないこともあります。そういった時は『タフにならなければ』と思いましたね」。ファインズが実力派俳優たちがアイデアを戦わせて撮りあげた『英雄の証明』。そこには名優たちの“真剣勝負”が写しとられているのではないだろうか。『英雄の証明』2月25日(土) 丸の内ルーブルほか全国ロードショー(C)Coriolanus Films Limited 2010
2012年02月23日元麻薬売人という異色の経歴を持ち、ある出会いをきっかけにアフリカの内紛地域の子供たちの救出活動に身を投じている男、サム・チルダースの壮絶な半生を描いた『マシンガン・プリーチャー』。今なお紛争が続く危険地帯を実際に肌で感じ、衝撃的な真実を描き出したのは『007/慰めの報酬』でヒットメイカーの地位を確立したマーク・フォースター監督。前作の大ヒットから一転、全く毛色の異なる本作でメガホンを取った彼が発見した新境地とは――?本作に込める想い、初タッグを組んだジェラルド・バトラーとの撮影話と共に語ってくれた。『チョコレート』、『ネバーランド』など登場人物の心の揺れを繊細に映し出す作品や『007』のような大作エンターテインメントまで、幅広いジャンルの作品を手がけてきたフォースター監督。本作でメガホンを取る決め手となったのは何だったのだろう?「どの作品も自分を変えるものだと考えているし、そもそも“この映画を作りたい”という気持ちは個人的な理由から生まれるものだと思う。今回の場合は、サム・チルダースという一人の男に魅了されました。今ふり返ると、映画に影響を受けたというよりスーダンの子供たちや、彼らの置かれた環境に影響を受けたという方が正しいかもしれない。人はどんなに苦しくても『勇気』というものを持ち続け、信じ続ける生き物である、ということを学んだよ」。ゲリラの襲撃により親を亡くした子供たちや、地雷により命を落とす子供たちを目の当たりにし、闘志を奮い立たされるサム・チルダース。チルダース本人曰く「自分が子供たちを救ったのではなく、子供たちに自分が救われた」というように、フォースター監督も「いつも感じることだが、子供たちとの仕事は驚きを与えてくれる」と言う。今回も撮影を行った南アフリカの子供たちにたくさんのパワーを与えられたようだ。「出演してくれた南アフリカの子供たちはみな、演技は初体験だったが、驚くほどの自然体で状況に適応し、とてもリラックスして演じてくれた。見ていて実に美しい光景だったよ。撮影自体はすべて計画どおりに進んだので、披露できるほどドラマティックな逸話はなかったな(苦笑)」。サム・チルダースという強烈な経歴の持ち主を演じる俳優に選ばれたのは、最近では肉体派俳優としての活躍が目立つジェラルド・バトラー。本作で製作にも名を連ねるジェラルドについて、監督は“男の中の男”と認める。「キャスティングの際に、観客が見ていて信じられる存在で、極めて男性的な俳優がいいと思った。そういう役者を探してみると、これか決して多くはないんだ。その点、ジェラルド・バトラーは“男の中の男”的な人間の強さをリアルに演じられる。これが決め手となったね。彼もサム・チルダースの物語に強く心を動かされたひとりだった。だからほかのスタッフと同じように、大変な情熱をもって撮影に臨んでくれた。映画の中身については、彼や脚本家のジェイソン・ケラーと密に話し合ったし、ペンシルバニアのサムの家に行き、彼への取材も行なった。実話の映画化だから、私たちはそのスピリットを正確に模索する必要があると感じていたんだ。クリエイティブな面でも、ジェラルドとは本当にがっつりと組んだよ」。現在42歳。常にリアリティを追求したエンターテインメント作品を作り上げてきた監督の徹底した姿勢がうかがえる。そんな彼の監督人生の中で、影響を受けた作品を尋ねると、1本のドキュメンタリー映画を挙げてくれた。「ドキュメンタリー映画『WATARIDORI』はとても強烈だった。詩と人生、アートがひとつになった作品だったからだ。鳥たちの生態が人間の生き方のメタファーとして描かれていて、渡り鳥の旅の高みが自由を象徴し、その次には突然悲劇が訪れることもある。それらすべてが美しく昇華された、本当に素晴らしい作品だった。私が撮った『主人公は僕だった』で、ウィル・フェレルがテレビに出演するシーンで渡り鳥を登場させているんだけど、あれはこの映画への敬意の表明なんだ」。さらに自身の映画作りのモットーについて「今という時代への意識」が重要だというフォースター監督。「どんな物語を作るにしても、人々が生きている今という時代への意識を高められるように努めているし、自分が映画を作るうえで、それは重要なこと。自分のモットーは、“自分がこんなふうに接してほしいと思うように、他人に接する”ということ。現代は映画作りに関わらず、行動のすべてが周囲に影響を与えている。常にそれを忘れようにしないといけない。時の流れがスピードアップしている現代だからこそ、我々の言葉や作り出すもののインパクトが大きくなる。それに対する自覚は大切なことだよ」。ちなみに次回作『World War Z』(原題)では、ブラッド・ピットを主演に迎え、世界規模にわたるゾンビの侵略戦争を描く。鬼気迫るパニック・スリラーという、また180度異なる作品で今度は“今”の時代にどんな問題提起をするのか――?■関連作品:007/慰めの報酬 2009年1月17日、18日先行公開、1月24日より丸の内ルーブルほか全国にて公開Quantum of Solace © 2008 Danjaq, LLC, United Artists Corporation, Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.マシンガン・プリーチャー 2012年2月4日よりヒューマントラストシネマ有楽町&渋谷ほか全国にて公開© Ilze Kitshoff © 2011 MGP Productions, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:GG賞ノミネートの歌声が感動を誘う、『マシンガン・プリーチャー』特別予告編が到着アンジェリーナ・ジョリーがクレオパトラ役に挑戦。相手役にふさわしい男優は誰?ダニエル・クレイグ、短編映画で女装姿披露ナレーションは『007』のMが担当シリーズ最高の世界興収!『007/慰めの報酬』サンプラーブルーレイを5名様にプレゼントファッション小噺vol.“100”リトル・ブラック・ドレスでアクションを。
2012年02月12日元麻薬密売人でありながら牧師に転身し、アフリカ・スーダンの子供たちの救援活動に人生を捧げた男サム・チルダース。その半生を、『300<スリーハンドレッド>』のジェラルド・バトラー主演で映画化したのが、現在公開中の『マシンガン・プリーチャー』だ。本作について、描かれたチルダース本人はどう思っているのか。そのコメントが届いた。その他の写真まず映画の前半で描かれるのは、暴力と犯罪にどっぷり浸かったチルダースの荒れた生活だ。だが、そんな彼に大きな転機が訪れる。麻薬とアルコールを断ち牧師となった彼は、ボランティアでアフリカの北部ウガンダや南部スーダンに行った際に、現地の子供たちの置かれている状況に衝撃を受けるのだ。「地雷で吹き飛ばされた幼い子供の死体を見た。その瞬間、あらゆる手段を使って子供たちを助けようと心に誓ったんだ」映画で描かれる90年代~00年代のスーダンは内戦の真っ只中で、国内は荒廃。中でも反政府組織“神の抵抗軍(LRA)”は住民を大量殺害したうえに子供を誘拐し、強制的に少年兵にしたり性的搾取を行うなど、非人道的な行いを繰り返していた。そんな現実を目にしたチルダースは、スーダンに孤児院を建設し、子供たちを守るための戦いに身を投じる。尊い命を守るために牧師が武器を持って応戦する、その行為に対しては観客の賛否も分かれるところだが、映画でチルダースを演じたジェラルド・バトラーは「彼がやらなかったら、あまりにたくさんの子供たちが死んでいた」と評価する。この点に関しては、チルダース自身の意見も明快だ。「私は、自分の行いがすべて正しいと言うつもりはない。だが、誰かに誘拐されたあなたの子供を私が取り戻してあげると言ったら、あなたはなんと答えるだろうか」また、本作の中で賛否が分かれるであろう点がもうひとつある。チルダースはアフリカの子供を助ける活動に熱中するあまり、一時期、自らの家族を顧みなくなってしまうのだ。「特に、娘との仲は長い間、断絶状態にあった。なぜなら僕は家にまったくいなかったからね」と、崩壊寸前だった家庭環境を語るチルダース。だが、幸いなことに状況は好転したようだ。「今は娘も理解してくれて、彼女自身も非営利団体に参加している。子供たちを救いたいという情熱は僕と同じくらいだよ。アフリカや世界中の子供たちを救うことが、彼女の人生の目的になったんだ」そんなチルダースの情熱は、今も消えていない。スーダンでは依然紛争が続いており、彼の活動は今日も続いているのだ。今回、本作に協力した理由を、「スーダンに関する知識を広めるため。それによってもっとたくさんの子供たちを救うことができる」と語るチルダース。日本の観客も彼のメッセージをしかと受け止め、まずは知るところから始めるべきだろう。『マシンガン・プリーチャー』公開中(C)2011 MGP Productions,LLC.All Rights Reserved.
2012年02月09日たくさんの尊い命を無残にも奪う内戦が続いたスーダンで子供たちの救出活動を続け、“銃を持った牧師(マシンガン・プリーチャー)”と呼ばれる一人のアメリカ人、サム・チルダース。彼の数奇なる激動の半生を、ジェラルド・バトラーを主演に迎えて映画化した『マシンガン・プリーチャー』が2月4日(土)より公開される。主演のみならず製作総指揮も務めたジェラルドの渾身の演技はもちろん、これに加えて観る者の心に強く訴えるのが、本作で流れる主題歌である。公開に先駆けて、本年度ゴールデン・グローブ賞で主題歌賞にノミネートを果たしたクリス・コーネルが歌う主題歌が流れる特別版の予告編映像がシネマカフェ独占で到着した。酒と麻薬に溺れ、刑務所の厄介になる生活を繰り返していたサム・チルダースは、ボランティアの一環で訪れたスーダンの地で、衝撃的な光景を目撃する。内戦で親を亡くした子供たちの悲惨な現実を目の当たりにし、改心したサムは、愛する家族と離れてまでも、子供たちのために教会と孤児院を建設することを決意する。子供たちを救いたい、その一心で危険な場所に身を投じる彼だったが、その道のりは激しく、困難なものだった――。本作のために主題歌「THE KEEPER」を歌うのは、MTV選出による“音楽界で最も偉大な声を持つ22人”に、デヴィッド・ボウイやスティーヴン・タイラーらを抑えて12位にランクインした、カリスマ的アーティスト、クリス・コーネル。これまでにも『コラテラル』(’04)や『007/カジノ・ロワイヤル』(’06)など数多くの映画音楽を手がけてきた彼だが、本作への参加の決め手について「信じがたいこの物語に惹き付けられてしまったんだ。同時に、サムの人生を、そしてサムが助けている子供たちの体験を、たった1曲の中で表現するのは絶対に無理だと思ったんだけど、だからこそ挑戦してみたかったんだ」と言い切る。それから脚本を読んで書き上げた4曲の中から、マーク・フォースター監督の太鼓判によって「THE KEEPER」が主題歌に選ばれた。「自分にとって新しいものというのは、いつだってインスピレーションを得るものだと思う。僕は音楽的にもアーティスティックな面で言っても、出来る限り幅広い人たちとコラボレーションするべきだと思ってる」と音楽作りのマインドについて語るクリスは、本作で初めてマーク・フォースター監督と手を組んだが、「作曲家としてこういう素晴らしい映画や監督とコラボできる機会は滅多にないし、光栄だよ」と充実感を露にする。クリス曰く「もし、サムがウディ・ガスリー(アメリカの伝説的フォーク歌手)で、自分の人生は二の次にして、子供たちの命を救おうとしているとしたらどんな曲を歌うだろうか、というコンセプトを考えて曲を書いてみたんだ」という「THE KEEPER」(=守る人)。ぜひ、その魂がこもった音楽と共に、“Keeper”として闘う一人の男の生きざまを目にしてほしい。『マシンガン・プリーチャー』は2月4日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:マシンガン・プリーチャー 2012年2月4日よりヒューマントラストシネマ有楽町&渋谷ほか全国にて公開© Ilze Kitshoff © 2011 MGP Productions, LLC. All Rights Reserved.
2012年02月01日アフリカの内戦地を舞台にした映画『マシンガン・プリーチャー』の試写会が31日に都内で行われ、戦場カメラマンの渡部陽一がトークショーに登場した。その他の写真『マシンガン・プリーチャー』は、『チョコレート』のマーク・フォースター監督が『300〈スリーハンドレッド〉』のジェラルド・バトラーを主演に迎えた作品。麻薬と酒におぼれる人生から改心し、スーダンで内戦に巻き込まれている子供たちのために教会や孤児院を建設した実在の人物、サム・チルダースの半生を映画化している。そのスーダンにカメラマンとして何度も足を運んだ経験を持つ渡部氏は、「スーダンでは民族、そして資源をめぐって常に争いがうごめいています。そしていつも犠牲になるのは子供たちです」と内情を吐露。さらに内戦下のルワンダを訪れた際に出会った少年兵の写真を披露し、「この少年兵たちは、自分たちの家族を守るためや、強制的に武装兵にされてしまった子がほとんどです。彼らの声を世界中の人に届けたいと思ったことが、戦場カメラマンになるきっかけでした」と自身の体験を語った。また本作では、子供たちを危険から守るために銃を手に戦うチルダースの姿が描かれるが、それについて渡部氏は、「陸の孤島と呼ばれるスーダンでいったい何が起こっているのか、主人公から見た実体験が胸に刺さりました。この21世紀にアフリカで何が起こり、子供たちがどう過ごしているのかが描かれていますので、皆さんに彼らの声を聞いてほしい」と訴えかけた。『マシンガン・プリーチャー』2月4日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー(C)2011 MGP Productions,LLC.All Rights Reserved.
2012年02月01日