ジョージ・クルーニーやブラッド・ピット、マッド・デイモンなど錚々たるメンバーの出演で話題を呼んだ『オーシャンズ』シリーズのスティーヴン・ソダーバーグ監督が、活動休止を考えているようだ。これまでも監督業から身を引きたいと公言していたソダーバーグ監督だが、今回は、来年1月を目処にハリウッドでの仕事を休止したいと語っているという。「休止をここ5年間くらい計画していたんだ。だから今回日取りを決めて、それが潮時だと思うんだ。来年の1月にはおさらばするよ」。さらにソダーバーグ監督は、もし監督の座に復帰した場合には、テレビの仕事にシフトするかもしれないと明かした。「自分で課した休止の後、もし復帰して何かやるなら、恐らく映画ではなくてテレビの方にシフトするかもしれないね」。今週末6月29日には、チャニング・テイタムとマシュー・マコノヒー共演で男性ストリッパーの世界を描いた最新作『Magic Mike』(原題)の全米公開を控えるほか、9月28日(金)にはアメリカ総合格闘技界の女王ジーナ・カラーノと豪華キャストを結集させたスパイ・アクション『エージェント・マロリー』が日本でも公開されるソダーバーグ監督。さらに、『トラフィック』に出演したキャサリン・ゼタ=ジョーンズと再タッグを組む『The Bitter Pill』(原題)も控えている。■関連作品:エージェント・マロリー 2012年9月28日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2011 Five Continents Imports, LLC. All rights reserved
2012年06月28日映画の歴史と共に数々の名作と銀幕スターを送り出してきた「パラマウント スタジオ」の設立100周年を祝って、ブラッド・ピットやハリソン・フォード、トム・クルーズなど豪華ハリウッドスターと監督たち、総勢116名が集結!その様子を収めた貴重な映像が到着。さらに、パラマウントがこの夏送り出す最新アニメーション『マダガスカル3』の日本語版予告編もこのほど公開となった。『ローマの休日』や『インディ・ジョーンズ』シリーズといった往年の名作から、『トランスフォーマー』や『ミッション:インポッシブル』などの人気シリーズまで、これまで数多くの名作を送り出してきた「パラマウント スタジオ」。今回届いた映像には、その記念すべき100周年を祝すべく、数々の名作が生み出されてきた“スタジオ18”にパラマウント作品に関わってきたハリウッドセレブたちが集まり、記念撮影をする様子が収められている。ショーン・ペンやマーティン・スコセッシ監督などが雑談しながらスタジオ入り。さらに、撮影の待ち時間にはジョージ・ルーカス監督と楽しげに話すハリソン・フォード、ブラッド・ピットとジョージ・クルーニー、ダコタ&エル・ファニング姉妹にレオナルド・ディカプリオなどなど、どこを見回してもビッグスターだらけの夢のような光景に興奮すること間違いなし!この豪華さに思わず“CG!?”と疑ってしまいたくなるほど。しかし、これだけの人数が集まってもさすがはプロのスターたち、たった一回の撮影で全員が完璧な笑顔で写真に収まっている。そして、気になるのがパラマウント代表が最後に告げる「25年後にまた会いましょう」という言葉。この錚々たるメンバーが再び勢揃いする日がくることを予感させるが…。この記念すべき年にパラマウントが送り出す最新作『マダガスカル3』の日本語版予告編もこのほど到着。主人公のライオン・アレックスの吹き替えを務める玉木宏やシマウマ・マーティ役の柳沢慎吾のコミカルな掛け合いも要チェック!『マダガスカル3』は8月1日(水)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:マダガスカル3 2012年8月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
2012年06月22日アメリカの大手映画会社パラマウント ピクチャーズが今年、生誕100周年を迎え、スタジオの作品に携わった116人の映画人が記念撮影を行った。『マダガスカル3』特別動画パラマウントが誕生したのは1912年。フランス映画の配給によってスタジオの礎を築いたスタッフたちはスタジオを設立。その後も『サンセット大通り』や『十戒』『ローマの休日』『ゴッド・ファーザー』『サタデー・ナイト・フィーバー』など数々のヒット作を世におくりだした。記念撮影は今年1月に行われ、スティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、デイヴィッド・フィンチャー、トム・クルーズ、ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオ、ハリソン・フォード、ジョージ・クルーニー、ジャック・ニコルソン、メリル・ストリープ、シャーリーズ・セロン、キャメロン・ディアス、ナタリー・ポートマンらが参加。パラマウントは現在もアメリカだけでなく世界の映画マーケットにヒット作を多く送り込んでおり、最新作『マダガスカル3』も6月上旬に全米公開され、2週連続で興収ランキング首位を記録している。このほど公開された特別映像は、記念撮影が行われたときの模様と、スタジオの最新作『マダガスカル3』の日本語版予告編を編集したもの。『マダガスカル3』は、NYの動物園を抜け出したライオンのアレックスたちがヨーロッパを舞台に大冒険を繰り広げる姿を描いている。『マダガスカル3』8月1日(水) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー※3D/2D同時公開
2012年06月22日ジョージ・クルーニーが、新作『August:Osage County』(原題)をプロデュースすることになった。ジョージは、ピュリッツァー賞とトニー賞最優秀作品賞を受賞したトレイシー・レッツの同名戯曲の映画化作品の製作に参加するため、ワインスタイン・カンパニー社と契約を結んだという。海外人気ドラマ「ER 緊急救命室」でジョージとタッグを組んだジョン・ウェルズがメガホンをとり、俳優としても活躍するグラント・ヘスロヴが製作と脚本を担当する。本作は、散り散りに暮らしていたものの、家族の危機によって中西部の家に戻ってこざるを得なくなったある一家の女性たちを描いたブラック・コメディだ。女家長のバイオレット・ウェストンを名優メリル・ストリープ(『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』)が、母・バイオレットとの関係がうまくいかない娘・バーバラをジュリア・ロバーツ(『白雪姫と鏡の女王』)が演じることが決定している。ジョージは「グラントと僕はこの作品のために仕事ができるのをとても喜んでいるんだ。キャストも本も良いことはもちろんだし、このプロジェクトを取りまとめるのにハーヴェイ・ワインスタイン以上の人を思いつかないね。それになんといっても僕らの昔からの友達であるジョン・ウェルズと一緒にやれるのが楽しみなんだ。こんな素晴らしいチームで、作品の役に立てるのは光栄だよ」とコメント。一方のハーヴェイも「ジョージとグラントは、良いテイストと直感力を持った才能のあるプロデューサーだし、仕事の上での倫理観も業界一なんだ。2人の才能はこの芸術的に優れた作品に完全にフィットするから、個人的にも参加して欲しかったんだ。『August:Osage County』(原題)に参加してもらって嬉しいし、とても幸運だと思っている」とジョージの参加を喜んだ。■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox
2012年06月21日今年で俳優生活30周年を迎えるニコラス・ケイジの主演最新作『ハングリー・ラビット』の日本公開を記念して行われた投稿企画“祝!ニコラス・ケイジデビュー30周年がんばれ!ニコラスキャンペーン”の審査結果がこのほど発表された。その他の写真本企画は、投稿者から“ニコラス・ケイジへの愛があり、見た人も思わずニコラスを応援したくなる一言”を募集して、優秀者を表彰しようというもの。審査は日本公開前に実施され、「ジョージ・クルーニーより濃く、ブルース・ウィリスより困り顔、それがニコラス・ケイジ!新作『ハングリー・ラビット』哀愁漂うアクションに期待」というコメントが、ぴあ映画生活部門のグランプリに輝いた。ちなみに映画公式サイトには、自分の名前を入力すると“名前 LOVE NICOLAS”というフレーズが入ったステッカー画像を作成することができる特設ページが新設された。作成した画像はそのままTwitterやFacebookに投稿することもできる。本作は、平凡な暮らしを送っている穏やかな高校教師のウィル(ケイジ)が、何者かに暴行されてしまった妻の仕返しをするために、謎の男に“代理殺人”を依頼したことを機に、想像を絶する戦いに巻き込まれてしまう姿を描くサスペンス・アクション。『世界最速のインディアン』や『バンク・ジョブ』を手がけた名匠ロジャー・ドナルドソンが監督を務めている。『ハングリー・ラビット』公開中
2012年06月20日ジョージジェンセンジャパンはこのほど、iPhone向けの無料ウォッチアプリをリリースした。デンマークを代表するブランドであるジョージジェンセンの伝統やデザイナー情報、メンズ・レディースのウォッチコレクションを美しい写真と3Dアニメで紹介する。好きなアイテムがあれば、FacebookやTwitterへ簡単に投稿できる。アプリはApp Storeよりダウンロードできる。なお同社ではこれを記念して、ジョージジェンセンを代表するKOPPEL(コッペル)ウォッチのストラッププレゼントキャンペーンを15日より7月31日まで実施する。期間中にジョージジェンセンの東京本店/丸の内店/梅田店のいずれかでKOPPELウォッチコレクションのケースサイズ41mmのモデルを購入した人に、レッドとブラックのストライプが凛々しい付け替え用NATOスタイルストラップをもれなくプレゼントする。キャンペーン期間中でも景品がなくなり次第終了する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月18日心地良い風に人々の温かいウェルカム――いつだって旅行者を惹きつけて止まない、楽園・ハワイ。そろそろ夏休みの計画を立てたいこの時期に、ハワイを舞台にした映画3本が立て続けに公開。お馴染みのハワイ、いつもと違うハワイ、それぞれハワイの異なる面を教えてくれるので、ぜひ旅行プランの参考にしてみては?先ずはハワイといえば、何はともあれ王道のビーチ!ため息が出るほど鮮やかなブルーは常に期待を裏切ることなく美しい。特に、一年中気候が穏やかなハワイでも、乾季のいまは水温もちょうど良く海を満喫するにはベスト・シーズン。『ソウル・サーファー』は実在のプロサーファー、ベサニー・ハミルトンがサメに片腕を奪われながらも勇気を失わず生き、夢を掴むまでを描いた感動作。ハワイに生まれ育った彼女にとって、幼い頃から海はごく身近なもの。その海で起きた悲惨な事故。それでも彼女は海に入ることを止めなかった。先日、来日したベサニーはこう語った。「事故の後は、またサメに遭遇するのかもしれない…という恐怖よりも、片腕になったことでサーフィンを続けられないのではないか…という恐怖の方が強かったんです」。世界中のサーファーにとっての聖地であるハワイ。撮影が行われたワイメア・ベイ、サンセット・ビーチ、タートル・ベイ・リゾートは、実際ベサニーが親しみ、多くのサーファーが集うサーフィン・スポットだ。もちろんハワイの海はマリン・スポーツだけでなく、白砂をのんびりと散歩したり、海風を感じるだけでも心癒されるはず。島全体に点在するビーチだが、特に「全米一美しいビーチ」にも選ばれたラニカイ・ビーチや、潮の満ち引きによって海の真ん中に現れるカネオヘ・サンドバーは、共に数々のCMやTV撮影も行われている絶景ビーチ。いずれにしてもそれぞれ特徴があり、また時間帯によっても異なる表情を見せるので、色々と巡って、お気に入りを見つけるのもおすすめだ。といっても、ビーチもしくは買い物だけがハワイの楽しみではない。最近では、いわゆる観光地ではない、ローカルなカフェやファーマーズ・マーケットを巡り、ロコ(地元民)の生活を体験するような旅が人気上昇中。ジョージ・クルーニーが“パラダイス”とはほど遠い家族の父親を演じる『ファミリー・ツリー』では、華やかなビーチ・リゾートとしてのハワイではなく、ロコの普通の暮らしを覗くことができる。一家で出かけるカウアイ島も、“ガーデン・アイランド”という別名にふさわしく手付かずの自然が豊かに残り、観光地として発展しているオアフ島とはまた違った滞在が楽しめるはずだ。ちなみに、『ファミリー・ツリー』のサントラは、聞くだけでゆったりとしたアロハな時間が流れる素敵な一枚なので、旅行前、テンションを上げるにはぴったり!(もしくは残念ながら計画が無い人は、せめて気分だけでも…。)また、観光地として超メジャーなハワイも、その歴史は意外と知られていない。『プリンセス・カイウラニ』はハワイ王朝最後の王女の生涯と、ハワイ史の悲劇にインスパイアされた歴史ドラマ。王政崩壊後も、23歳で病に倒れるまで国民のために戦い続けた、若き美しきプリンセスはいまもなお、文化や伝統を重んじるハワイの人々にリスペクトされ続けている。悲しい歴史の真実を知ってこそ、アロハスピリットの本当の意味を理解できるのかもしれない。本作の撮影で、王朝政治が行われたイオラニ宮殿に初めてカメラが入ったことにも注目。ホノルルのダウンタウンにあり見学も可能なので、訪れてみるのもいいかも。初心者にもリピーターにも楽しみがあり、知れば知るほど深いハワイ。あなたはどう楽しむ?特集:『ソウル・サーファー』リアル・ヒロインに会いたい!■関連作品:プリンセス・カイウラニ 2012年7月7日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2010 Oahu Productions LLC. All rights reserved.ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Foxソウル・サーファー 2012年6月9日より全国にて公開© 2011 Enticing Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2012年06月12日『スター・ウォーズ』シリーズを筆頭とするハリウッド映画の金字塔を打ち立てた名匠、ジョージ・ルーカス監督が引退を夢見ているようだ。ジョージはハリウッド業界での仕事を辞めて、趣味のために自宅で小規模な映画を作ることを夢見ていると「Empire」誌に語った。「会社事業も、業界の付き合いも、いま背負っている全てのビジネス上の義務も捨て去って、のこぎりとハンマーでも持って趣味の映画を作るために自宅のガレージに引きこもるつもりさ」と話すルーカス監督は、さらに「以前からずっと、もっと映画の本質を突いた実験的な作品を創りたかったんだ。映画館での興行の心配もしなくていいような映画をね」と続けたという。1月にも同様のコメントを残していたジョージだが、2005年に『スター・ウォーズ』シリーズの最終作『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』が公開された当時も似た発言をしていた。今後『インディ・ジョーンズ』シリーズ最新作などを含めた数々のハリウッド映画のプロデューサーを務める予定もあるため、ルーカス監督のこの夢が早々に実現することはなさそう。ただ、1999年から2005年にかけて発表した新『スター・ウォーズ』3部作と70年代から80年代にかけて製作したオリジナル3部作に手を加え、近年発表したリマスター版や特別篇などが批判を受けてきたことから、同シリーズの最新作を手がける可能性は低そうだ。ルーカス監督は以前「どうしてこれ以上作る必要があるんだい?みんなから常に批判されて、ひどい人間だなんて言われているのにさ」と洩らしていた。■関連作品:インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 2008年6月14日、15日先行公開、6月21日より全国にて公開TM & © 2008 Lucasfilm Ltd.. All Rights Reserved. Used under authorization.
2012年06月06日先日、歓喜の中閉幕を迎えたカンヌ国際映画祭。その公式スポンサーである高級宝飾ブランド「ショパール」が主催する「ショパール・トロフィー 2012」授賞式パーティーが、5月18日(現地時間)にカンヌのホテル・マルチネスの最上階テラスで行われ、今後最も活躍が期待される若手俳優に授ける「ショパール・トロフィー賞」が『ファミリー・ツリー』のシャイリーン・ウッドリーと『少年は残酷な弓を射る』のエズラ・ミラーの2人に贈られた。2001年より国際映画界の新しい才能を奨励することを目的に、その年の“映画界の新星”となる女優・男優それぞれ一人ずつを選び、その功績を称える同賞。今年はショパール主催のもと、アメリカのエンターテインメント雑誌「Variety」誌も共同で参加。過去の受賞者には、フランスが誇る実力派女優オドレイ・トトゥやマリオン・コティヤール、最近では『ミッドナイト・イン・パリ』のレア・セドゥなど、映画界の第一線で活躍する錚々たる顔ぶれが並ぶ。授賞式には、シャイリーンは太ももまでスリットが効いた黒のドレスに「ジェイソン・ウー」のサンダルを合わせた大人セクシースタイル、エズラは長髪にハットでパンキッシュな雰囲気な中にタキシードでしめ、個性が光るパーティスタイルで登場。現在、シャイリーンは20歳、エズラは19歳とまさにこれからの活躍が楽しみな2人。シャイリーンは本年度アカデミー賞で脚本賞を受賞した『ファミリー・ツリー』でジョージ・クルーニー演じるちょっとダメな父親に反抗しながらも支えるしっかり者の娘・アレックスを演じ、映画初出演とは思えぬ繊細な演技でナショナル・ボード・オブ・レビュー助演女優賞授賞を始め、各国の映画祭で多くの賞賛を浴びた。一方、エズラは『少年は残酷な弓を射る』で母親に恨みを持ち、遂には家族を破滅へと追いやる悪魔のような少年を熱演。その過激すぎる内容が世界中で賛否両論の大論争を繰り広げる中、妖艶で危険な美貌と複雑な心情を見事に演じ上げるさまが多くの女性を虜にし、映画人たちの間にも強い印象を残している。授賞式のプレゼンターとして若き才能を祝福したのは、今年カンヌでハイチ支援のチャリティ・イベントを開催したショーン・ペン。ショーンからそれぞれトロフィーを手渡される際も、2人は堂々とした立ち振る舞いで大物の予感をさせた。今後、エズラはエマ・ワトソンとの共演作『The Perks of Being a Wallflower』(原題)、さらにミア・ワシコウスカ主演の『ボヴァリー夫人』への出演も決定している。『ファミリー・ツリー』はTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開中、『少年は残酷な弓を射る』は6月30日(土)よりTOHOシネマズ シャンテにて公開。(Photo by ショパール)特集:特集:第65回カンヌ国際映画祭特集:ハリウッドニューセレブ■関連作品:少年は残酷な弓を射る 2012年6月30日よりTOHOシネマズ シャンテにて公開© UK Film Council / BBC / Independent Film Productions 2010ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox
2012年05月31日5月16日(現地時間)、華やかに開幕した第65回カンヌ国際映画祭の初日、映画界の問題児ことサシャ・バロン・コーエンが大暴れ!主演作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』の世界各地での公開を目前に控え、これまで各国で騒動を起こしてきた独裁者・アラジーン将軍の姿で、愛すべきラクダに乗って、いま世界で一番賑やかな舞台に登場。好き放題なワールドプロモーションの終幕を飾った。本作は、自由の国・アメリカを舞台に、サシャ扮する身元不明となった“ワディヤ共和国”の独裁者・アラジーン将軍に襲いかかる人生最大の試練と恋を描いたコメディ。世界の映画人と観光客で賑わうカンヌの海上に颯爽とクルーズで現われ、美女を伴い豪遊する姿がキャッチされたアラジーン将軍ことサシャ。彼とイチャイチャする美女とは、ジョージ・クルーニーとの破局や『ジャッカス』のスティーヴォーとの蜜月など恋のうわさが絶えない33歳のイタリア人モデル、エリザベッタ・カナリス。セクシーな水着姿を披露した彼女はクルーズ後には将軍にゴミ袋に包まれ、カンヌの海に捨てられてしまうという驚きのスタントまで見せた。その後もサシャの暴走は止まることを知らず、床から天井まで自身の将軍肖像で占拠(デコレート)された老舗高級ホテル・カールトン前で演説を披露。新たに就任したフランス大統領に祝辞を述べたかと思えば、N.Y.の街で行ったのと同様に、「ワディヤ1」のナンバープレートを付けた“愛ラクダ”のオサマに乗り、美女ボディガード軍団を伴ってカンヌの街に繰り出す始末。このゲリラパフォーマンスに道行く人々やビーチの人たちは一時騒然!だが、そんな人々の反応などよそに、将軍は立ち寄ったカフェでオサマにコーヒーを勧めるなど、独裁者としての余裕を見せつけた。さすがは「世界のお騒がせ男」の名を欲しいままにするサシャ、このワールドプロモーションを失速することなく最後まで“好き放題”を貫徹!爆笑のパフォーマンスで世界の映画祭に強烈なパンチを食らわせていた。『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』は9月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて順次公開。特集:第65回カンヌ国際映画祭■関連作品:第65回カンヌ国際映画祭 [映画祭]ディクテーター 身元不明でニューヨーク 2012年9月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて順次公開© 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.■関連記事:【カンヌレポート】B・ウィリス&B・マーレイら、W・アンダーソン組集合で開幕!いよいよ開幕、カンヌ映画祭今年注目すべき華麗なるミューズを一挙チェック!S・B・コーエン、オスカー授賞式の遺灰(?)ばらまき事件を謝罪していたアンナ・ファリス、『ディクテーター』でコメディ・スター・オブ・ザ・イヤー受賞将軍様がラクダに乗りN.Y.をパレード!?『ディクテーター』超過激映像が解禁
2012年05月17日映画『ファミリー・ツリー』の公開を記念して、タレントの神田うのが“アロハキャンペーンPR大使”に就任。5月17日(木)、都内で開催されたイベントで産後シェイプアップのためのフラダンスに挑戦した。ジョージ・クルーニーを主演に迎え、全編ハワイで撮影された本作。仕事ばかりで家族を顧みなかった男が、妻が事故で昏睡状態に陥ったことをきっかけに徐々に家族と向き合い、人生を再生させていく。ハワイアンスタイルで登場したうのさんは、大のハワイ好きで「ハワイから帰ってきて、(日本は)寒いからその翌日のフライトでまたハワイに向かったこともある」と言うほど。昨年10月に長女を出産したが、「娘の海外旅行デビューもハワイになると思います」と語った。この日は産後ダイエットを兼ねてフラダンスに挑戦。「妊娠で19キロ太ったんですがその後、15.5キロ戻しました。ここから先は努力しないと戻らないと思うけど、完全母乳で育てているので食事でダイエットはできない。しっかり食べて、体を動かして、以前の体に戻れたらいいなと思います」と意気込む。福島県いわき市のレジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」のフラガールのみなさんから直接指導を受けたうのさん。バレエ経験があるだけにすぐに振付を覚え、「フキラウソング」に乗せて華麗な舞を披露した。指導にあたったフラガールの石井美子さんから「こんな短期間でほぼ完璧に覚えて素晴らしい」と絶賛されると、「褒められて伸びるタイプなので嬉しい!子供と一緒にやりたい」と満面の笑みを浮かべていた。芸能界にもこれから出産を控える女性タレントや女優が多いが、うのさんは先輩ママとしてアドバイスを求められると「マタニティ生活は限られた期間なので楽しんで!私は楽しんだ結果、体重が増えましたが(笑)、産んだ後に戻りますから」とエールを送った。映画を観て「ハワイに行きたくなった」と語るうのさん。一方、映画の中でジョージ・クルーニーの妻が、実は浮気をしていたことが明らかになるが、これについては「(夫が)忙しいから浮気をするというのはNG!私なら家族の行事を作って『一緒に遊ぼう』、『どこか行こう』って言います。奥さんで男性は変わると思います。(夫の)いいところを引き出す妻にならないと」と強調。報道陣からの「2人目のお子さんの予定は?」という問いに、「いま妊娠すると、1学年しか違わなくて大変そう。2つくらい離れている方がいいかな」と語り、浮気の心配については「私のところは大丈夫!娘が絆を深めてくれました」と家庭円満をアピールした。『ファミリー・ツリー』は5月18日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。特集:Livin’ Lovin’ Hawaii■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox■関連記事:『ファミリー・ツリー』ジョージ・クルーニー 等身大の“ダディ”役への挑戦、そして発見『ファミリー・ツリー』シャイリーン・ウッドリーインタビュー 現代セレブの“凄み”G・クルーニー宅でオバマ大統領選挙資金集めパーティ開催シメにはバスケットボール梅宮一家、父娘孫の三世代が初共演!“ジイジ”辰夫は孫の成長にウルウル“素顔”を見たら、もっと好きになっちゃいそう。『ファミリー・ツリー』×ハワイ
2012年05月17日ダンディズムとスマートさを感じさせる大人の男の色気、そして少年のような熱いハートとやんちゃさ。この全てを兼ね備えた俳優はそうそういない。俳優、監督として、人をリードし惹きつけてやまない、ジョージ・クルーニー。言わずと知れたハリウッドの頼れる“兄貴”であり“ミスター・パーフェクト”のイメージが定着した彼がその脚本に惚れ込んだ『ファミリー・ツリー』では見事な愛され“ダメ親父”っぷりを見せている。「良い脚本を手にしたら、自分は何も…ね?」。そう断言する彼はこの役のどこに惚れこみ、役を通して何を発見したのか?ジョージに語ってもらった。ジョージ=クレバーな独身貴族というイメージを抱く人も少なくないだろうが、これまでにも『素晴らしき日』(’96)での父親役を始め、『オー・ブラザー!』(’00)、『シリアナ』(’05)、『ファンタスティックMr.FOX』(’09)と、父親役や夫役を演じた作品も少なくない。だが、本作で見せる父親役が新鮮な印象を放つのは、これまでにない“等身大”の不器用さが備わっているためだろう。「『ファミリー・ツリー』は今までの役とは違うんだ。もっとずっと感情が絡んでいるし、家族との繋がりが強い作品だからね。クセのある作品だし、とにかく良く出来た脚本だった。僕が唯一苦労したのは、素材をうまく活かしたいということなんだ。これは、いわば、人が“一人前になる”成長のストーリーみたいなものだけど、何と、その一人前になるのが50歳の男なんだよ(笑)。それから、これまで何回か父親を演じた経験があるけど、『ファミリー・ツリー』は子供たちが素敵だったんだ(笑)。(次女役の)アマラ(・ミラー)は初めての映画だったから、いくつものカットを撮ることを知らなくて、与えられたアイスクリームをずっと食べ続けていたんだ。7カット撮り終わったときには、7個のアイスを食べちゃっていたんだよ!」ジョージが演じる父親・マットは、妻に浮気され、多感な娘に反抗され、おまけに事故で昏睡状態に陥った妻に浮気相手がいたことを知らなかったのは自分だけ…という面目丸つぶれ状態に。でも、そんな彼のことをジョージは全てをひっくるめて「ナイス・ガイ」と呼ぶ。「この映画の僕の役は簡単に入りこめる。彼はナイス・ガイで、仕事熱心だし、彼なりには家族によく尽くしていると思っている。彼は何もかも適切にやっていると思っているんだ。(ロバート・)レッドフォードが『普通の人々』(’80)について話していたことで覚えてるんだけど、彼は『あの作品の登場人物たち、あの家族は何事もなくうまくいっていた』と言うんだ。夫婦の関係は冷え切っているとはいえ(表面上は)何もかも順調だったはずが、途中で悲惨な出来事が起こる。こういう考えが好きなんだ。(本作では)人生の過程で、子供たちは失敗し、妻が煙草を吸って酒を飲み浮気をしていたとしても、彼はそんなことになっているとは全く気づいていない。でも、ある事件が起きて、この男は自分がいままで主張してきたものを全部失ったことを認めざるを得なくなる。彼には人を“見抜く”力がないんだ。僕がいつも演じるキャラクターはしっかりした人物で、徐々に心を失っていることに気づくけど、今回の役は心を失ってはいないが、優しい男。ただ認識が甘い。監督ともずいぶん話し合ったんだけど、(必要なのは)許すこと、受け入れること。妻を許すとか彼女がやったことを許すというだけではなくてね。人としての失敗を許すということ。こういう考えがあるから、この役は面白いと思ったんだよ」。役に対する冷静かつ愛情深い分析を見せるジョージだが、同時に「この作品は“エモーショナルなこと”だけじゃなくて、“家族”という要素と深く結びついているから難しかった。『自分をそのまま見せているだけだから簡単だよ』と言う役者がいるけれど、本当に自分自身を演じることは役者にとっては一番大変なことだよ」とパーソナル部分に関わる今回の役がいかにチャレンジングだったかを明かす。また、そこをカバーしてくれる人こそが「理解し合える監督」であり、本作で初めて組んだアレクサンダー・ペイン監督(『サイドウェイ』)もその一人だったことを認める。「僕が(作品への出演の)判断を下すときのポイントは2つだけなんだ。監督と脚本、この2つさ。僕はペイン監督と仕事がしたいとかなり前から思っていたんだ。機会があって監督とトロントで夕食を一緒にしたとき、彼が僕に脚本を送ってくれると言ったんだ。実は、僕はどんな脚本だろうと関係なく出演しようと思っていたんだけど。脚本を読んで自分はとてもラッキーだと思ったよ。彼のような才能を持っている人はなかなかいないよ。彼は物語の“面白い”から“悲しい”への切り替えを見事に捉えることができるんだ。例えばラストの方のシーンでは、(自分の妻の不倫相手の妻を演じた)ジュリー(ジュディ・グリア)が面白いところを見せている。ひどく悲しいのに、おかしいんだ。ジュリーはまさに渾身の演技を見せた。あれは監督の演出力の賜物だよ。彼はとても賢くて、才能があって…もっと働くべきだね」。長年の下積み時代を経てTVドラマシリーズ「ER/緊急救命室」で花開かせて以来、スクリーンで彼の顔を見ない年はないほど、あらゆる役を生きてきたジョージ。その輝かしいキャリアの中で、本作は間違いなく彼の代表作と呼べる1本となるだろう。もちろんそれはジョージ自身にとっても同じはず。「僕にとって『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』(’97)や『ピースメーカー』(’97)は一種の助走のようなものだった。役者として仕事を手にし始めた時期というのは、とにかく、『ノー』と言わずに仕事を受けるものなんだ。かなりの数のTVシリーズに出演し、2、3本の映画に出るようになったときだったから、とても嬉しかった。あちこちに電話をかけて『「バットマン」が決まったぞ、ワオー!』、『僕はイシュタール役だ、ウワァー』って(笑)。(どんな役でも演じる)可能性はあるからね。それから、僕もだんだん分かってきたんだよ。自分の責任範囲が単に演じる役だけではなく、これから作る映画全体に及ぶってことがね。おかげで、次に取り組んだ『アウト・オブ・サイト』(’98)、『スリー・キングス』(’99)、『オー・ブラザー!』(’00)はとても良く出来た脚本だった。あの3本にたどり着けてラッキーだったよ。その後は、できるだけ良く出来た脚本に焦点を絞るようにしているんだ。もう一つ大事なのは、一緒に組む監督と互いに理解しあうこと、同じタイプの映画を作りたいと考えているかどうかってことだ。それに、素晴らしい人たちと協力することは役者にとっては自分の身を守ることに繋がる。つまり、自分の多くの欠点を隠せるからね。(小声で)ペイン監督も僕の悪いところを隠してくれているよ」。特集:Livin’ Lovin’ Hawaii■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox■関連記事:神田うの「娘が絆を深めてくれた」と家庭円満を強調!『ファミリー・ツリー』シャイリーン・ウッドリーインタビュー 現代セレブの“凄み”G・クルーニー宅でオバマ大統領選挙資金集めパーティ開催シメにはバスケットボール梅宮一家、父娘孫の三世代が初共演!“ジイジ”辰夫は孫の成長にウルウル“素顔”を見たら、もっと好きになっちゃいそう。『ファミリー・ツリー』×ハワイ
2012年05月17日「The OC」の第1シーズンでミーシャ・バートンのちょっぴり生意気な妹を演じた女の子といえばピンとくる人も多いかもしれない。その後もドラマを中心にキャリアを積み重ね、「The Secret Life of the American Teenager」(’08~)では妊娠と向き合う主人公の女子高生役に抜擢され、全米のティーンを虜にしたシャイリーン・ウッドリー。まもなく公開となる長編映画初出演作となる『ファミリー・ツリー』ではジョージ・クルーニー演じる主人公の長女役を好演しアメリカ国内のみならず世界的にも高い評価を得ている。「The OC」の頃は10代前半でまだまだ“子役”といった風情を残していた彼女もすでに20歳。次世代のハリウッドの担い手として注目を集めるシャイリーンの素顔に迫る!オーディションは「覚えていない」ハワイを舞台に人生最大の危機と岐路を迎えた中年男が、もがきながら家族の絆を取り戻していく姿を描いた本作。シャイリーンは主人公・マットの娘で高校生のアレックスを演じている。監督のアレクサンダー・ペイン(『サイドウェイ』)は、彼女の過去の作品を観たことはなく、オーディションでの演技のみで起用を決めたという。オーディションの思い出を尋ねるとシャイリーンからは「覚えていないんです」との答えが…。この言葉から彼女の女優としての意識の高さ、“凄み”が見えてくる。「覚えていないというのはオーディションがうまくいったということのしるしではないかと思います。その瞬間に存在を発揮したということなんじゃないかと。実際、この映画の中にも撮影したことを覚えていないシーンがいくつかあります。それは自分が本当に存在感を発揮できたかどうかを判断する決め手になると思ってます」。10代にして家族の様々な問題に直面するアレックス。時に周囲の誰よりも大人であり、時にごく普通の17歳らしい脆さをのぞかせる。役柄への共感は?という問いにシャイリーンは「もちろんです!」と即座に頷いた。「私も不安な時期を経験してますから。世の中のものが全て嫌いになったのは、たぶん14~15歳のときだったと思いますが…でもそんな時期はすぐに終わったので、自分の経験はこの役にそれほど助けにはなってないわね(笑)」。“父親よりも大人っぽい一面をのぞかせる娘”を演じなくてはいけなかったわけだが、よりによって、情けないダメなパパを演じたのはハリウッド随一の大人の男、ジョージ・クルーニー!共演の感想やいかに?「L.A.で読み合わせのために彼が部屋に来るまでは、それほどドキドキはしていなかったんです。でも彼を見たら冷や汗が出て手が震えました。でも彼はそばに来て私をハグしてくれて『ようこそ、お嬢さん』と言ってくれたんです。それですぐに怖い気持ちは消え去りました。とっても素晴らしい人です。私は彼を“ジョージ・クルーニー”という有名な映画スターとして見てはいません。ジョージ・クルーニーという名前のケンタッキー出身の優しい人というだけです。そして全ての面でダイナミックな人です」。先述の「The Secret Life of――」ではティーン・チョイス・アワードへのノミネートを始め、若い観客からの支持を集め、またヤング・アーティスト・アワードなど若い世代の俳優向けの賞で受賞対象とされることが多かったシャイリーン。だが本作での好演で「ゴールデン・グローブ賞」など名だたる映画賞で大女優たちと共に候補者に名を連ね、若き実力派女優として認知されるようになった。5歳から演技を始め、16年のキャリアを誇るが、決して本人は小さい頃から女優を志望していたわけではなかったという。「そうなったのはたまたまなんです。私は演技のレッスンを受けていましたが、エージェントから母に電話が来て、私のことを面白そうだと言ったんです。でも私は『大きくなったら女優になりたい』なんて思ってなくて、教師か心理学者になりたかったんです。実はいまもその気持ちは持っています」。周囲から見れば女優としてのキャリアは約束されたようなものだが、彼女は冷静そのもの。「本当に役者になりたいと思ったことはありません。“アーティスト”になりたいんです」と明かし、こう続ける。「この業界にいると自分が商品のような気がすることがよくあります。注目を集めるぐらい良い演技をしたり、人の注意を引いたりすると人間ではなくて、突然、ポスターに顔が載る人のようになるんです。そういう人にはなりたくないですね」。TVよりハイキング!?現代スターの趣味は?そうした彼女の“スタイル”は私生活にも反映されている。撮った写真を自分なりに加工し、FacebookやTwitterなどで共有できるアプリケーション「Instagram」を愛用しているところは現代の若者らしいが、一方でTVは持っておらず、親友の家で録画された番組を見るのだとか。TVシリーズでブレイクした彼女がTVを持っていないというのは何とも皮肉だが…その理由は?「使わなかったからです。TVには興味がなくって。もし自由な時間があったら、むしろ外へ行って木登りとか自転車、ハイキングなんかがしたいですね」。意外な一面をのぞかせるが、もちろん女優の仕事をやめたいわけではない。4年目に突入した「The Secret Life of――」について、いまなお「楽しい」と笑顔で語り、さらに今回初めて映画の現場を経験したことでTVシリーズとは違う面白さを感じたよう。今後、一緒に仕事をしてみたい映画人を尋ねると複数の名前を口にした。「ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ジェームズ・フランコ、ナタリー・ポートマン。大女優のメリル・ストリープとも共演してみたいです。それにダニー・ボイル監督と一緒に仕事をしてみたい。彼の映画は全部好きです。『スラムドッグ$ミリオネア』は私がここ5年間に観た映画の中で、No.1。それに『127時間』も映像が素晴らしかったです」。矢継ぎ早にこれだけ挙げてくれるのだから、彼女が興味を失いスクリーンからいなくなってしまう心配は不要だろう。自らの人生へのアプローチの仕方を「“誰も助けてくれないから、自分というものを持たなければならない”という考え方」と語る20歳。これからどんな人生を切り拓いていくのか楽しみだ。© JJC/Rex Features特集:ハリウッドニューセレブ■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox■関連記事:G・クルーニー宅でオバマ大統領選挙資金集めパーティ開催シメにはバスケットボール梅宮一家、父娘孫の三世代が初共演!“ジイジ”辰夫は孫の成長にウルウル“素顔”を見たら、もっと好きになっちゃいそう。『ファミリー・ツリー』×ハワイ本年度アカデミー賞脚色賞受賞!『ファミリー・ツリー』原作本を3名様にプレゼント『ファミリー・ツリー』みたいな父親なら“共犯関係”もアリかも!?
2012年05月14日ジョージ・クルーニーが、11月の大統領選挙で再選を目指すバラク・オバマ大統領への寄付金集めパーティを10日(現地時間)、ロサンゼルスの自宅で開催し、オバマ大統領を支持するハリウッドのスターたちが集まった。スタジオ・シティにあるジョージの自宅で、著名シェフのウルフギャング・パックの料理を振る舞うディナー形式で行われたパーティには、ロバート・ダウニーJr.やジャック・ブラック、トビー・マグワイア、ビリー・クリスタル、サルマ・ハエック、バーブラ・ストライザンドと夫のジェームズ・ブローリン、プロデューサーのジェフリー・カッツェンバーグ、さらにジョージの恋人でプロレスラーのステイシー・キーブラーももちろん出席し、オバマ大統領を囲んだ。会費は1人4万ドルで、約150人が出席。パーティ前に行われたくじ引きイベントの収益と合わせて、ひと晩で約1500万ドル(約12億円)が集まった。「E! Online」によると、出席者たちは翌朝、バスケットボールに興じたという。「忘れられない光景だったわ」とステイシーは語る。「ジョージとオバマ(原文ママ)は同じチームで、彼らが勝ったのよ」。(text:Yuki Tominaga)© Press Association/AFLO■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox■関連記事:『ファミリー・ツリー』シャイリーン・ウッドリーインタビュー 現代セレブの“凄み”梅宮一家、父娘孫の三世代が初共演!“ジイジ”辰夫は孫の成長にウルウル“素顔”を見たら、もっと好きになっちゃいそう。『ファミリー・ツリー』×ハワイ本年度アカデミー賞脚色賞受賞!『ファミリー・ツリー』原作本を3名様にプレゼント『ファミリー・ツリー』みたいな父親なら“共犯関係”もアリかも!?
2012年05月14日本年度のアカデミー賞脚色賞に輝いたジョージ・クルーニー主演作『ファミリー・ツリー』の試写会が10日に開催され、梅宮辰夫と梅宮アンナの父娘が登壇し、“家族”にまつわるトークを繰り広げた。その他の写真“芸能界一有名な父娘”ということで実現した今回のトークショーだが、実は映画の舞台となったハワイとも一家は縁が深く、アンナ曰く「初めて(ハワイに) 行ったのは母のおなかの中にいたとき。もう100回は行っている」のだとか。さらに、梅宮辰夫と妻・クラウディアの挙式は、劇中でも重要な場所となるカウアイ島で行われたことが語られ、梅宮家とハワイとの切っても切れない縁に観客も感心しきりだった。映画の感想を聞かれた梅宮は「男は家庭と家族に責任を持たないと!」と、威厳たっぷりの父親像を力説。アンナも「父親らしい父親なんですよ(笑)。劇中の一家は私たち家族に似ているところがある。15歳のころの私も、長女のアレックスのようなことを言ってましたから」と、ドラマやセリフへの親近感を語った。また、梅宮家の円満の秘訣について、アンナは「すごく仲もいいし、けんかもする。言いたいことを言うから仲が良いのでは」と答え、さまざまな波乱を乗り越えた一家ならではの、温かな家族の絆が垣間見える一幕もあった。この日は、劇中音楽を提供したジェフ・ピーターソンによる生演奏と、梅宮アンナの愛娘である百々果ちゃんらによるフラダンスも披露され、会場はハワイムード一色となった。『ファミリー・ツリー』は、ハワイで何不自由なく暮らしていた男が直面したさまざまなトラブルを通して、人生を見つめ直し、家族の絆の再生を図ろうとする物語。『アバウト・シュミット』『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペインが監督を務め、ユーモラスな会話劇の中に、人生や家族といったテーマを盛り込んだ感動作となっている。『ファミリー・ツリー』5月18日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー取材・文・写真:渡部あきこ
2012年05月11日俳優の梅宮辰夫とその娘でタレントの梅宮アンナ、その娘の百々果の親子三世代が5月10日(木)に開催された映画『ファミリー・ツリー』の試写会イベントで、映画イベントでの初共演を果たした。ジョージ・クルーニー主演作の中でも最高傑作との高い評価を得ている本作。愛する妻が事故で昏睡状態に陥り、おまけに彼女が浮気をして彼との離婚を考えていたと知らされた男性が、自分の人生と向き合い、失われた家族の絆を取り戻そうとする姿を描く。映画の舞台はハワイで、ジョージ・クルーニー演じる主人公はカメハメハ大王の末裔という設定ということで、辰夫さんとアンナさんはハワイアンスタイルで登場。梅宮さん一家は40年ほど前から繰り返しハワイを訪れており、いまでこそ芸能人を始め多くの日本人がハワイに足を運ぶようになったが、その先駆け的存在でもある。この日、辰夫さんは妻のクラウディアさんとハワイで挙式した際の写真を持参したが「石原裕次郎さんがハワイで挙式したと聞いて『俺も』と思いました」と明かした。ちなみに2人の挙式のときには既にクラウディアさんのお腹の中にはアンナさんがいたということで、アンナさんは「いまで言う“授かり婚”ですね」とニッコリ。辰夫さんは「でも4年半もお付き合いした結果なので、いまのような刹那的なものではないですよ」と釈明した。この日、百々果さんは4歳の頃から習っているというフラダンスを母と祖父の前で披露。アンナさんは「最初は全然できなかったけど、こうやってみなさんの前でできるようになって嬉しい」と娘の成長に目を細める。辰夫さんは、少し瞳が潤んでいることを司会者に指摘され、慌ててごまかしていたが「才能があると思ってます」と親バカならぬ“ジジバカ”ぶりを見せつけた。映画で描かれる家族模様について辰夫さんは「我々がそのまま映っているような気がしないでもないですね」と自分たち一家を重ね合せつつ「男が家庭と家族に責任を持ってやらないといけない。ウチは最終的には『誰のおかげで生きていけるんだ!』ってなるから」と昔ながらの父権主義を強調。アンナさんも、自身と娘の関係を「私が長女で百々果が次女の姉妹みたいな関係だから、(辰夫さんは)おじいちゃんというより父親のよう」とうなずいた。ちなみに、つい2日前も辰夫さんと百々果さんは「フラダンスと勉強、どっちが大事か?『やめろ』『やめない』で大ゲンカになった」とか。アンナさんのときとどっちが大変?という問いに「どっちもどっちだな。これ(アンナさん)も聞かなくて手に負えなかった」とボヤキ顔。アンナさんは「(報道陣は)みんな知ってるじゃん!」とイタズラっぽく笑っていた。それでもアンナさんから、辰夫さんと百々果さんは「手や足が似てる。あと、私は料理は苦手だけど、(百々果さんが)料理が好きなのはジイジに似てくれた」と語ると、辰夫さんは言葉には出さないものの感慨深げな表情を見せた。なお本作に劇中音楽で参加しているギタリストのジェフ・ピーターソンが都内で開催される「ウクレレスーパージャム2012」に出演するために現在、来日中でこの日もゲストとして登場。挿入歌をギターで奏で、観客はその魅惑的な音色に耳を傾けた。『ファミリー・ツリー』は5月18日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。特集:Livin’ Lovin’ Hawaii■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox■関連記事:“素顔”を見たら、もっと好きになっちゃいそう。『ファミリー・ツリー』×ハワイ本年度アカデミー賞脚色賞受賞!『ファミリー・ツリー』原作本を3名様にプレゼント『ファミリー・ツリー』みたいな父親なら“共犯関係”もアリかも!?ハリウッドNo.1セクシー“ナイスミドル”はJ・デップ!ジョージ、ブラピを抑え戴冠ジョージ・クルーニー主演!心震える感動作『ファミリー・ツリー』試写会15組30名様ご招待
2012年05月10日常夏の楽園、ハワイ。旅行者にとっては、非日常を代表するパラダイスでも、そこに住む人には至ってごく当たり前の日常が横たわっています。映画では、ハワイといえばパラダイスとして扱われることが多いけれど、『ファミリー・ツリー』で描かれているのは楽園に住む人たちの日常とそこに生まれた人生の危機。アレクサンダー・ペイン監督(『サイドウェイ』)ならではの、情緒豊かでユーモアあふれる語り口が魅力です。「楽園」ハワイにある「日常」ジョージ・クルーニー演じる弁護士マット・キングは、美しい妻と二人の娘に囲まれて、ハワイ・オアフ島に暮らしています。ところがある日、妻がボートの事故で突然昏睡状態に。それをきっかけに、妻には愛人がいて離婚を考えていたことが発覚するのです。さらに、そのことをすでに知っていた長女はこの状況にショックを受けて荒れまくり、家族はバラバラ状態。人生最大の危機に直面したマットですが、さらに頭の痛い問題が。彼と親戚たちはカメハメハ大王の血を引く先祖より、カウアイ島に広大な原野を受け継いでいたのですが、売却するかどうかのはざまで思い悩んでいます。家族、絆、そして大いなる遺産の問題に一気に直面し始めたマットは、いったいこれからの人生のためにどんな決断を下すのでしょうか。当たり前のことですが、この作品を観ていると、どこに暮らそうとも、人生には悲喜こもごもがあることを、思い知らせてくれます。しかも、好きな人にとっては“楽園”のような存在のジョージ・クルーニーを普通の父親(いえ、むしろかっこ悪い父親)=“日常”として扱っているあたりもこの作品の面白いところ。楽園だって、ジョージだって、それが日常になってしまえば、ありがたみも薄れるということなのでしょうか。でも、やはり多くの部外者(特に女性)にとっては、ハワイもジョージも楽園であることには変わりありません。リアルなハワイの普通な生活(ちょっとアッパーですが)を描いた作品なだけに、登場人物たちの言動にも説得力が増し、「ハワイの人の生活はこんな感じなのね」と羨ましく感じたりもします。例えば、父と次女が食事をするのがワイキキの会員制クラブハウス「オーシャン・アウトリガー・クラブ」。海辺の絶景テラスで食事するのなんて大して特別なことでもないなんて、どうしてくれましょう。劇中には、ほかにも羨ましいハワイの日常風景が多く登場します。緑豊かな住宅地や、リゾート感あふれる家のインテリア。さらには、男性は正装ながら着心地がよさそうなアロハを着、バックにはハワイアンミュージック。そして、1820年代にイギリス人宣教師によって伝えられたものの発展形だというハワインアンキルトも本当に生活に溶け込んでいました。ハワインアンキルトというと、ホノルルのお土産屋さんであまりにも頻繁に見かけるので、あくまでも土産物ではないかという疑いがありましたが、やっぱりちゃんとハワイアンたちに愛されていたようでほっとしました。無味乾燥な病室で眠る母に優しくかけられていたり、父と娘が家でブランケット代わりに一緒にくるまっていたり、視覚からハワイアン・ムードを盛り上げてくれていました。足をのばしたくなる、魅力的スポット個人的には大好きなカウアイ島が、多く登場していたのも大満足でした。カウアイのリフエ空港からも近いキプ・ランチは、キプ・カイ・ビーチを望む絶景スポットで、ツアーでも楽しめることのできる場所。劇中では、これが一族の所有地ということになっており、キプ・ランチで母娘が思い出深いキャンプを経験したというエピソードが登場します。実は、カウアイの主な楽しみのひとつに、トレッキング&キャンプがあります。島には、歩き、もしくは船でしか行くことのできない小さなビーチ、滝などが数多くあり、コースの所要時間も数時間から数日までいろいろ。本土やヨーロッパからやってくるバッグパッカーや、アウトドアファンを魅了しています。ただ、平均的なハワイ滞在日数が7日間程度という日本人にとっては、本格的なトレッキング&キャンプは実現しにくいもの。カウアイ島はもともと映画のロケ地としても多く使われている島で、本作に登場しているキプ・ランチや、陸路では到達不可な海岸線ナ・パリ・コーストなどフォトジェニックな風景が多数。『ジュラシック・パーク』『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』ほか、数々の映画にも登場していますから、見覚えのある方も多いでしょう。また、キング家族が滞在する「プリンスヴィル リゾート」でのビーチ散策や、小さなローカルショップ&レストランが点在する小さな街・ハナレイでのランチなど、スクリーンに映し出される美しい景色、ワイキキよりも数段ローカル感漂う風景を見れば、次回のハワイ旅行では、ロコもしくはハワイ通を気取ってカウアイ・ステイをメインにしたくなるかもしれませんね。どんなに日常の素顔を見せられても、「オアフ島にカウアイ島、どっちでもいいから、ハワイに行きたい!」と思う人が続出しそうな『ファミリー・ツリー』ですが、オアフ・シーンにもカウアイ・シーンにも共通しているのは、マナを感じさせる空気。人生の危機にある家族を包み込むどこか神秘的な力の存在が、不思議とスクリーンを通してでも感じられるのです。ハワイの風景、常に人々の髪を揺らす風などが生み出す空気感ゆえなのでしょうか。自分もハワイにいるような、頭のスイッチが切り替わったような、おおらかな気分になるのです。もっと知りたい、ハワイの“素顔”ハワイは近年、パワースポットとして人気ですが、地元の人からよく言われるのがマナの力。これも関係しているのかもしれません。ハワイで撮影された映画だから、ハワイのマナが宿ったのか…。マナとはそもそも神々が持つ力とか、不思議な力のことを指すようですが、自然を始め、人やあらゆるものの中に、その力が宿っていると信じられていて、信仰深い人々はその力に感謝しながら生きているとか。ハワイのように自然に囲まれた環境に暮らしていると、人間では及ばない、大きな力の存在を意識することは多々あるはず。きっと、そんな見えない力に鈍感になっている都会人ですら、ハワイに行くとそれに何となくでも気づけるのでしょう。だから、ハワイはパワースポットと呼ばれているのかもしれません。そんな土地ですから、王家の歴史や文化、伝統が息づいている聖なる土地も、現代文明に冒されることなく、数多く残されています。旅行者にはなかなか気づかないこともありますが、それを言い訳にせず、自分がそこに足を踏み入れる際は、尊重すべき地元の伝統、風習などを知っておきたいもの。聞けば、地元の信仰を無視したような心無い行いが絶えないという悲しい話もあるそうですから、事前に調べて粗相のないようにしたいものです。まずは、どんな旅でも同じですが、その土地、その地の文化に敬意を表することが大事ですよね。私たちにとっては観光地でも、地元の人々には暮らしがあるという当たり前のことに目を向ければ、旅はもっと楽しくなるはず。楽しむだけ楽しんで、“迷惑”を置き去りにするくらいなら、行かない方がましですからね。映画を通して、キング家の日常と騒動を目にするだけでも、知り合いの生活を垣間見て、少しは地元の人に親しみを持てたような気がするのではないでしょうか。お気に入りの観光地のひとつ。そんな位置づけだったかもしれないハワイも、その素顔を知れば、もっと親しみを込めた新しい視線で見つめることができるかもしれませんね。(text:June Makiguchi)特集:Livin’ Lovin’ Hawaii■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox■関連記事:本年度アカデミー賞脚色賞受賞!『ファミリー・ツリー』原作本を3名様にプレゼント『ファミリー・ツリー』みたいな父親なら“共犯関係”もアリかも!?ハリウッドNo.1セクシー“ナイスミドル”はJ・デップ!ジョージ、ブラピを抑え戴冠ジョージ・クルーニー主演!心震える感動作『ファミリー・ツリー』試写会15組30名様ご招待名作ホラー『キャリー』のリメイク、クロエ・G・モレッツらがキャスト候補に
2012年05月09日サシャ・バロン・コーエンが2月に行われたアカデミー賞授賞式のレッドカーペットで、取材中のライアン・シークレストに粉をぶちまけた件について、シークレストに謝罪していたことが明らかとなった。2月27日に行われた第84回アカデミー賞授賞式の際、サシャは主演作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』で演じた独裁者・アラジーンに扮してレッドカーペットに登場。出席するスターたちにインタビューを行っていた「アメリカン・アイドル」の司会でおなじみのライアン・シークレストに、北朝鮮の故・金正日総書記の遺灰と称する白い粉を振りかけた。サシャは先週末にコメディ番組「Saturday Night Live」にカメオ出演し、同番組に出演しているライアンにバックステージで無礼を詫びたという。「(サシャの妻で女優の)アイラ・フィッシャーを見かけたので挨拶したら、彼女が『夫が失礼をして、すみませんでした』と言うから、『いいよ、いいよ。大丈夫。そう言ってくれて、ありがとう』と答えたんだ。まさか彼が番組に出てくるとは思わなかったから」。番組を終えると、サシャはライアンの元へ足を運び、毒舌キャラから素顔のサシャに戻って授賞式時の無礼を詫びたという。「心から謝ってくれて、とてもいい人だったよ」とライアンはふり返る。サシャはさらに、当初のターゲットは実はライアンではなかったと告白したそうだ。「本当はジョージ・クルーニーだったんだ。ただ、ジョージはいくつもノミネーションを受けていたから、さすがにまずいという話になって、不幸にも僕が選ばれたんだ」とライアンは暴露。これで少しは溜飲が下がったかも。(text:Yuki Tominaga)© Retna/AFLO■関連作品:ディクテーター 身元不明でニューヨーク 2012年9月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて順次公開© 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.■関連記事:アンナ・ファリス、『ディクテーター』でコメディ・スター・オブ・ザ・イヤー受賞将軍様がラクダに乗りN.Y.をパレード!?『ディクテーター』超過激映像が解禁あのお騒がせ男、今度は世界一危険な独裁者に!サシャ・バロン・コーエン最新作公開
2012年05月09日ジョージ・クルーニーがアレクサンダー・ペイン監督とタッグを組んだ『ファミリー・ツリー』で、ずばり注目すべきはちょっとダメで、でも決してへこたれない父ジョージ・クルーニーの等身大の奮闘。そこには、愛する娘との“素敵な共犯関係”も描かれています。ジョージ演じる主人公・マットは、弁護士の仕事に明け暮れる男。ハードワークのせいで美しい妻と娘2人のいる家庭を顧みない傾向にあるものの、どこにでもいそうな一般的中年男と言えます。そんなマットが自らのダメぶりを突きつけられるのは、意識不明の昏睡状態に陥った妻には浮気相手がいて、自分との離婚を本気で考えていたことが発覚したから。夫失格の烙印を押されてしまったマットは、妻の浮気相手が誰なのかを調査し始めます。ここで調査の相棒として登場するのが、思春期真っ只中の長女・アレックス。浮気中の母に対する不信感と母に浮気されてしまった父の不甲斐なさに辟易するアレックスは、父の探偵ごっこに付き合うハメに。とは言え、もともとは父のことが大好きで、だからこそ母の浮気を許せなかったアレックスのこと、「浮気相手を突き止める!」という目標を掲げた父娘探偵のパートナーシップを通し、素敵な共犯関係を結んでいくのは時間の問題です。これまでの作品でも小粋な会話劇を成立させ、本作や『サイドウェイ』でアカデミー賞脚色賞を受賞しているアレクサンダー・ペイン監督だけに、登場人物たちが繰り広げる会話の面白さは折り紙つき。父・マットと娘・アレックスが探偵ごっこの際に交わす会話もウィットに富んでいて、思わず顔がほころんでしまうものばかりです。最初のうちはギスギスしていた雰囲気が、やがて長年コンビを組んできた刑事ドラマの主人公さながら(!?)息もピッタリの関係に変化していく過程もキュート。よくある“友達母娘”ならぬ、“友達父娘”のような対等性からは父・マットの父になりきれない未熟さも伝わってくるところではありますが、人間は何歳になっても成長し続けるもの。父の成長ドラマ、娘の成長ドラマとして楽しめるところにも『ファミリー・ツリー』の面白さがあります。気ままな映画スターのスティーブン・ドーフとエル・ファニングが束の間の父娘タイムを楽しむ『SOMEWHERE』、弱小野球チームのゼネラルマネージャーを務めるブラッド・ピットとケリス・ドーシーが父娘の絆を感じさせる『マネーボール』など、父娘の素敵な関係を描いた映画は最近の作品だけに目を向けても多々ありますが、ジョージ・クルーニー&長女役シャイリーン・ウッドリーも負けてはいないところ。2人揃って各映画賞を席巻したことも、その魅力を証明しています。こんな父娘って素敵だな…と思わせてくれるマット&アレックス、そしてジョージ・クルーニー&シャイリーン・ウッドリーと共に、『ファミリー・ツリー』の旅を楽しんでみませんか?(text:Hikaru Watanabe)特集:Livin’ Lovin’ Hawaii■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox■関連記事:本年度アカデミー賞脚色賞受賞!『ファミリー・ツリー』原作本を3名様にプレゼントハリウッドNo.1セクシー“ナイスミドル”はJ・デップ!ジョージ、ブラピを抑え戴冠ジョージ・クルーニー主演!心震える感動作『ファミリー・ツリー』試写会15組30名様ご招待名作ホラー『キャリー』のリメイク、クロエ・G・モレッツらがキャスト候補にシネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第25回)セクシーな“ナイスミドル”俳優は誰?
2012年05月02日ジョージ・クルーニーが出演だけでなく、監督、共同脚本、製作を務めた『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』が日本で公開中だ。アメリカ大統領選挙を舞台に、そこに渦巻く人間の欲望や駆け引きに迫った本作を、日本の政治家はどう見ているのだろうか? そこで自民党所属の参議院議員、世耕弘成氏に話を聞いた。その他の写真『スーパー・チューズデー…』では、アメリカ大統領選挙の予備選が行われる“スーパー・チューズデー”に向けて、有力候補(クルーニー)、正義感あふれる広報官(ライアン・ゴズリング)、秘密を抱えるインターンの選挙スタッフ、ライバル候補の参謀ら様々な人物の思惑が交錯し、正義の実現と挫折、裏切りのドラマが描かれる。本作は、アメリカの民主党予備選に出馬したハワード・ディーン候補の選挙スタッフを務めていたボー・ウィリモン氏がそこで見た光景や体験を参考に描いた戯曲を基にした作品だ。自民党広報本部長代理や自民党幹事長補佐を担当してきた世耕氏は本作について「改めて政治及び、選挙というもののドロドロさを痛感しましたね」と笑顔を見せるも、ゴズリング演じる広報官については「彼は何だかんだ言って、非常にドライに見えても、実のところ候補者にすごく忠誠心を持ち、一生懸命やっているんですよね。ですから、私は彼の“忠誠心”というものには一種の共感を覚えました」と語る。本作に登場する選挙の“裏方”たちは、それぞれが野心を抱えながらも、時に協力し、候補者の当選という目標に向かって全力を尽くす。世耕氏は、選挙で戦う人間の条件について「まず、良い選挙運動をやろうと思ったら、1人が1番いいんですよ。選挙というのは、みんなでワイワイやるものではなくて、指揮系統がしっかりしていることが大事です。要するに、ピラミッド形式になっていて、その頂点に誰かがいなくてはいけないんですよね。だから、そういう意味では必要なことというのは、リーダーの言う事を聞き、ちゃんとそこで力を発揮できる人ということになりますね」と説明する。しかし、映画ではそのピラミッドが、ある事件を機に崩れ、歪み、様々な人間模様を描き出していく。本作は、実際の選挙戦を戦った裏方が脚本に関わった作品だけあり、政治の世界の“生々しさ”がしっかりと描かれている。世耕氏は「政治のことを軽薄に見て、『政治家達は、いい加減にやってるんだろうな』と思っているような人たちにこの映画を観てほしいですね。実際はこういう形で真剣勝負をし、人間性などすべてをかけた戦いをしていて、それを経た人が議員になっている。その中でまた、更に勝ち抜いていった人が総理大臣になっているんです。そういうことを理解してほしい」とコメントした。『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』公開中
2012年04月26日先日、主演作2本を引っさげて若手人気俳優テイラー・キッチュが来日した際、「久々に現れたハリウッドの新星」、「ジョニー・デップ、ディカプリオに続くスター」といった表現が多く見られたが、裏を返せば彼よりひと回り、ふた回り上の世代のスターたちの人気、存在感がいかに大きいかがよく分かる。勢いに乗った若手とは一線を画した落ち着きや渋み、顔に刻まれたシワやそこはかとなく漂う悲哀までもが何ともカッコいいのが四十路、五十路を過ぎたスターたち。そんな年齢を重ねた男たちの中で最もセクシーなのは誰?シネマカフェのランキング企画「シネマカフェゴコロランキング5」では、「セクシー“ナイスミドル”ハリウッド俳優」をテーマにこの1か月投票を受け付けてきた。その結果を大発表!キング・オブ・ナイスミドルに輝いたのは?接戦を制し、第1位の座を獲得したのはジョニー・デップ!「えっ?あのジョニーがもう中年ってこと?」という不満または感慨の声も聞こえてきそうだが、永遠の青年のような美しさを誇る彼も今年6月で49歳、年齢的には立派な中年だ。そうは思えないあの妖しさをも感じさせる神秘的なかっこよさが堂々の1位に輝いた理由と言えるのかも。「理由なんてありませんが?見つめるだけで、そこに居るだけでオーラが漂っております」(30代・女性)といった声を多く集め、アラフィフを迎えても人気は高まる一方。「決して意図していない姿。なのに青年のときから美しい。自然なだけでなく、哲学を感じさせる生きざまは素晴らしい!」(20代・女性)、「映画の役柄とは対照的な素顔のジョニーにドキッとする」(20代・女性)など、その生き方や来日時などに垣間見せる素顔がセクシー!という声も。最新主演作『ダーク・シャドウ』を携えてまもなく来日することも決定。セクシービームが再び炸裂しそうだ。惜しくも首位の座はジョニーに譲ったものの、幅広い層の支持を集めて2位となったのはジョージ・クルーニー。特にエキセントリックなことをするでもなく、自然なたたずまいの中に「渋み」と「色気」を滲み出しているのがこの男の特徴。「どんな女性の心をも掴みそう」(30代・女性)、「渋さの中に男気を感じる。妖艶さがある」(30代・女性)など、女性の憧れる“大人の男”を体現している俳優と言える。「とてもダンディでスマートな紳士でありながらチャーミング」(30代・女性)、「知的なのにユーモアがあり、そしてハンサム」(40代・女性)など知性と諧謔を併せ持っているところにメロメロの女性も多数。先日、アンジェリーナ・ジョリーとついに入籍することが大きく報じられたブラッド・ピットは3位にランクイン。ジョニーと同じく今年で49歳となるが若手の追随を許さず!近年では単にかっこいいだけではない中年男を演じることも多くなってきたが「年を重ねるごとにナイスガイに成長してますます渋みが増してきた」(20代・女性)と、いまだに人気は根強い。英国から第4位にランクインしたのは色気ムンムンの39歳、ジュード・ロウ。ジュードを推す票の中で多かったのが、外見や佇まいだけでなく、その声をセクシーと評する意見。映画だけでなく大小様々な舞台で活躍する男だけあって、その色気たっぷりの美声にも注目してほしい。そして5位には、40代、50代のファンの熱烈な後押しを受けたリチャード・ギアが滑り込んだ。最近では日本のCMにも出演しコミカルな一面を見せているが、齢60を過ぎてもセクシー!代表作『プリティ・ウーマン』(’90)の頃と比べ、すっかり髪は白く(というより銀色?)なったが、あの甘い笑顔は変わらない。「甘いフェィスのまま上手く老けたなぁ」(20代・女性)というコメントが年を重ねても変わらないその魅力を端的に伝えている。ランキング圏外ではハリソン・フォードやロバート・ダウニーJr.、ベニチオ・デル・トロらの名が並んだ。日本人ながら“ハリウッドスター”として渡辺謙の名前も!上位に入った男たちはいずれも外見的なかっこよさのみならず、男気やユーモア、少年っぽさを感じさせる男たちばかりで、女性のみならず男性のファンも多いのも特徴。彼らの内面的な魅力も含め、女性は“セクシー”と感じているようだ。若手の台頭も待ち遠しいが、セクシーオヤジたちの牙城を崩すのは至難の業?あなたのキング・オブ・セクシー“ナイスミドル”は誰?「セクシー“ナイスミドル”ハリウッド俳優」ベスト51位:ジョニー・デップ2位:ジョージ・クルーニー3位:ブラッド・ピット4位:ジュード・ロウ5位:リチャード・ギア次回の「シネマカフェゴコロランキング5」のテーマは、「理想の“母親”女優は?」。こちらもぜひ、ご応募ください。「シネマカフェゴコロランキング5」■関連作品:ダーク・シャドウ 2012年5月19日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDラム・ダイアリー 2012年6月30日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 GK Films, LLC. All Rights Reserved.ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第26回)あなたの“理想の母親”女優は誰?ジョニー・デップ、超過密スケジュールの間を縫っての緊急来日が決定!ジョージ・クルーニー主演!心震える感動作『ファミリー・ツリー』試写会15組30名様ご招待ジョニー・デップ、親友のコンサート会場で近くに居合わせた女性から訴えられる“普通じゃない”ヴァンパイア、ジョニーが暴走!『ダーク・シャドウ』予告編到着
2012年04月23日『ドライヴ』で天才的な運転技術を持つスタントマンをクールに演じているライアン・ゴズリングが3日(現地時間)、ニューヨークでタクシーとぶつかりそうになったジャーナリストを救出、実生活でもヒーローになっていた。イギリス人の女性記者、ローリー・ペニーがTwitterに投稿したつぶやきから明らかになったもので、彼女は「たったいま、ライアン・ゴズリングに助けてもらいました。本当にたったいま。私は右側を見ずに六番街を横切ろうとしていたんです、(車は左側通行の)ロンドン出身だから」とつぶやいた。「するとライアン・ゴズリングが私をつかんで『ほら、気をつけて!』と言って、タクシーから遠ざけてくれました…」と偶然にもライアンに助けられた経験をつぶやいたペニーだが、最初はそれがライアンだと気づかなかった。そばにいた女性が「あなた、ラッキーね」と教えてくれたという。果たして本物のライアンだったのか、メディアからの問い合わせに彼のパブリシストは回答を寄せていない。(text:Yuki Tominaga)© Barcroft Media/AFLO■関連作品:スーパー・チューズデー~正義を売った日~ 2012年3月31日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Ides Film Holdings, LLC ドライヴ 2012年3月31日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 Drive Film Holdings, LLC. All rights reserved.■関連記事:俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.3鬼才ニコラス・W・レフンが語る「愛」男も女も惚れこむ!『ドライヴ』ライアン&キャリーの新ビジュアル公開俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.2運命に翻弄される“正義”の若き野心家ジョージ・クルーニー、スーダン大使館前のデモ参加中に一時身柄を拘束される俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.1『ドライヴ』で魅せる“謎”の男
2012年04月05日ジョージ・クルーニーが、監督・出演・制作と意欲的に携わり完成させたポリティカル・サスペンス。大統領を目指す州知事の姿を通して、現代社会における政治と権力の構図、そしてあらゆる欲望入り混じる人間模様を描き出した本作で主演を務める、ライアン・ゴズリングのインタビューをお届けする。●政治や権力に関わることはどれほど有害だと思いますか?かなり有害だよ。僕自身はそういう世界に関わったことはないけれどね。これは映画の中の話だ。この映画の好きなところは、政界を舞台にしながら、政治のことをあまり知らなくても楽しんで観てもらえるところだ。舞台はハリウッドでもウォール街でも、どこでもありえる。●この映画にはハリウッドとの接点があると思いますか? プロセスを通して誠実さを保ちながらやり遂げることは難しいことでしょうか?仕事で誠実さを保つのは難しいことだと思う。本当のことが言えない。自分が言うことは全部削除されて、背景から取り除かれるからだ。言うことには慎重にならないといけない。僕はそういうふうにこのキャラクターを関連付けた。●ジョージは『ネットワーク』(76)、『候補者ビル・マッケイ』(72)、『大統領の陰謀』(76)といった70年代を象徴する映画にインスピレーションを受けたそうです。彼が望む感覚を得られるようにそういった映画や、ほかの作品を観るように言われましたか?言われなかったよ。そういった映画ではなく、ドキュメンタリーを観るように指示された。撮影中にそういった映画について、たくさん引用していたけれど、観ろと言われたことはなかった。もうすでに見ていると想定していたのだと思うし、別の世界に浸ることを望んでいなかったのだと思う!●ジョージは悪ふざけをすることで有名ですが、どのように対処しましたか? いつも警戒していましたか?そう、いつも警戒していないといけない。●ターゲットにされました?されたよ。●仕返ししました?いや、それは不可能だ。●マスコミを信頼していますか?してない。●この映画は『ドライヴ』(11)のような寡黙なキャラクターを演じるのとはどう違いますか? この映画ではかなりのセリフがありますよね? 俳優としてはどちらが好きですか?2つは異なる経験だし、それぞれが何か違うものを表現している。バランスなんだ。あの映画では話さないことがいい。言葉が少ないことによってもっと多くを語れるようにね。映画に沈黙の空間があるのはいいものだ。あんなふうに演技できるのはめったにないから楽しめたよ。●『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督との仕事はいかがでしたか?僕たちは全然違うけど、考え方には通じるものがある。僕がアイデアを出すと、彼もまったく同じアイデアを出すんだ。最初に会った時に、僕は運転すること自体を描く映画だと思った。スピード感のある運転だけじゃなく、実際に車を運転するという経験と、音楽を聴きながら自分の車に座っているイメージが浮かんだ。すると監督が「この映画は音楽を聴きながら車を乗り回す男の話だ」と僕に言ったんだ。彼にわかっていたのは感覚だけだった。僕は思ったよ。僕はこの人とあまり違わないのかなってね。僕たちは同時に同じ夢を共有している。今はそれを有効に使うことを考えているんだ。●次回作は?今僕は、1950年代のギャング映画『Gangster’squad』を撮影中なんだ。ショーン・ペンがギャングのミッキー・コーエン役を演じている。ジョシュ・ブローリン、エマ・ストーン、ロバート・パトリック、マイケル・ペーニャ、素晴らしいキャストだ。●そういった素晴らしい俳優たちと共演するのはどんな感じですか?怖い!僕の大好きな俳優たちがたくさん出ている。だから僕にとっては大きなチャンスだし、全員、役作りのスタイルが違うんだ。そのプロセスを彼らと経験するのは面白かったよ。作品情報『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』監督:ジョージ・クルーニー出演:ライアン・ゴズリング、フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティ、マリサ・トメイ、ジェフリー・ライト、エヴァン・レイチェル・ウッド 配給:松竹3.31 モラルなき闘いが始まる(C)2011 Ides Film Holdings, LLC
2012年03月30日ジョージ・クルーニーが出演だけでなく、監督、共同脚本、製作を務めた『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』が31日(土)から日本公開されるのを前に、本作の原作と共同脚本を手がけたボー・ウィリモン氏が来日し、インタビューに応じた。その他の写真『スーパー・チューズデー…』では、アメリカ大統領選挙の予備選が行われる“スーパー・チューズデー”に向けて、有力候補(クルーニー)、正義感あふれる広報官(ゴズリング)、秘密を抱えるインターンの選挙スタッフ、ライバル候補の参謀ら様々な人物の思惑が交錯し、正義の実現と挫折、裏切りのドラマが描かれる。本作はウィリモン氏が2008年に執筆した戯曲『ファラガット・ノース』が原作。民主党予備選に出馬したハワード・ディーン候補の選挙スタッフを務めていたウィリモン氏がそこで見た光景や体験を基に描いた作品だ。しかし、クルーニー監督は本作を「政治映画とは思ってない」と公言。ウィリモン氏もその考えに首肯する。「この映画は背景がたまたま“政治の世界”というだけで、本質的には人間がもつ裏切りや野心、欲望、忠誠心を描いています。だから映画のために脚色する際もその軸からはブレないように注意しました」。物語の中心にいるのはゴズリング演じる広報官スティーヴン。彼はスピーチ原稿を書き、マスコミ対応をし、候補者のイメージ戦略まで行う敏腕スタッフで、その行動力と次々に飛び出す力強い言葉は“候補者ではなく、実は広報官が出馬しているのでは?”とさえ思うほどだ。「候補者というのは実は“ひとりの人間”ではありません。例えるならオバマというのは、何百人もの人間が関わって作り上げた“アイデア”のようなものなんです。そこには顧問がいて、参謀がいて、スタッフがいて、候補者を演出します」。本作に登場する人物たちは、表面的には“良いこと”ばかりを口にするが、実際には様々な思惑を抱えている。「政治の世界は演劇の世界に似ています。いかにして裏側を隠して“良いイメージ”を作り上げるかに腐心するわけです。でもFacebookやTwitterを見ていると、みんなが政治家になったようにも見えますね。みんなが“自分のイメージ”を作り上げる気分を知っているのかもしれません」。ちなみにウィリモン氏は本作が初の映画脚本だが、いきなり自分の書いたセリフをクルーニーやゴズリング、フィリップ・シーモア・ホフマンら名優たちが口にすることになった。「確かに脚本家とスピーチライターは似ている部分がありますね。ただ、映画の脚本はスピーチと違って、思っていることを全部書くわけではありません。あえて言わないことで会話の“行間”を読ませたり、想像力をふくらませたりします。時には本心と逆のことを言う場合もあります」。選挙の裏側を知り尽くした男が描く、普遍的な人間ドラマ。画面に映る会話の裏側に、どんな本心や狙いが渦巻いているのか想像しながら観たい作品だ。『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』3月31日(土) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年03月29日今週末の3月30日(土)に公開を控える、『ドライヴ』と『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』という全く毛色の異なる作品で、これまでに見せたことのない男気あふれる存在感を放つライアン・ゴズリング。その魅力に迫る3連続インタビュー、第2弾はジョージ・クルーニーと初競演を果たした『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』について語る彼の動画インタビューをお届け!全く過去を明かさないドライバーを演じた『ドライヴ』とは対照的に、本作でライアンが演じるのは、正義感に満ち満ちた若き広報官・スティーヴン。4年に一度のアメリカ大統領選挙の前に多くの州で同時開催される“スーパー・チューズデー”と呼ばれる予備選に向けて、その卓越したリーダーシップと頭脳を用いて、民主党の有力候補マイク・モリス(ジョージ・クルーニー)の選挙キャンペーンを率いていく彼だが、敵陣のブレインから持ちかけられた話をきっかけに、選挙戦の裏で渦巻く陰謀に巻き込まれていくことに――。いまハリウッドで、映画監督から最も出演を熱望されている俳優と言っても過言ではないライアン。その中でインディペンデント作品への出演を選んできた彼だが、これまでの作品とは一線を画す本作への出演は「ジョージ・クルーニーと一緒に仕事がしたかったから」と明かす。ジョージの監督第4作目にして、初共演を果たした監督ジョージ・クルーニーについてこう語る。「彼はおもしろいんだ。演出するときの彼は畳み込むように、たくさんしゃべる。打楽器みたいにね。ビートを刻んでいるみたいに話すんだ、シーンのリズムを保つみたいにね。会話にもはっきりしたリズムがある。とても音楽的なんだ」。選挙戦を軸に、そこに関わる人間の野心と思惑が絡み合う駆け引きがスリリングで、片時も目が離せない本作。フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティ、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド、ジェフリー・ライトと、ジョージ・クルーニーの元に集まった本格派の面々が織り成すアンサンブルは見事だ。その渦巻きの中心に飛び込むのは、どんな気分なのか?「マリサ・トメイは大好きな女優なんだ。悪かったことがないし、いつも素晴らしい。ポールもそうだし、この映画の全員がそうだ。いろいろなタイプの俳優たちが揃っていた。僕には本当に大きなチャンスだった。でも同時に緊張したよ。まだ新参者だからね。実力を証明してきた俳優たちの中に入って共演するのは緊張するよ」。錚々たる顔ぶれの中で揉まれながら、そこに興奮を覚えている様子のライアン。「みんな、仕事のスタイルは違うよ。全然違う。だからいつも気をつけていないとね。誰もが同じものを求めているんだけど、そこに到達する方法が全員違うんだ」。そう語る彼の表情には、若きスティーヴンの野心と重なり合うものを感じずにはいられない。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.1:『ドライヴ』で魅せる“謎”の男■関連作品:ドライヴ 2012年3月31日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 Drive Film Holdings, LLC. All rights reserved.スーパー・チューズデー~正義を売った日~ 2012年3月31日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Ides Film Holdings, LLC■関連記事:ジョージ・クルーニー、スーダン大使館前のデモ参加中に一時身柄を拘束される俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.1『ドライヴ』で魅せる“謎”の男ジョージ・クルーニー、ブラピらが出演の朗読劇、200万ドル以上をチャリティに寄付シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第24回)理想の“尽くす男”俳優は?スーツ男子1位は藤木直人!向井理、G・クルーニーら色気と知性を備えた俳優たちも
2012年03月28日ホラーの名作『キャリー』(’76)のリメイク作のキャスティングが進行中だが、『ヒューゴの不思議な発明』のクロエ・グレース・モレッツがヒロイン役として有力視されている。スティーヴン・キング原作の小説をブライアン・デ・パルマ監督が映画化した『キャリー』は、学園でひどいいじめを受ける気弱な少女・キャリーが超能力の持ち主だったことから引き起こる悲劇を描く。キャリーを演じたシシー・スペイセクは鬼気迫る名演でオスカー主演女優候補となった。MGMが製作にあたるリメイク作では『ボーイズ・ドント・クライ』(’99)のキンバリー・ピアースが監督を務める。当初、MGMは『ファミリー・ツリー』のシェイリーン・ウッドリーにオファーしたが、彼女は出演を見送ったという。現在15歳のクロエは年齢的にもピッタリ、卓越した演技力と度胸もある。もう1人の有力候補は『ラブソングができるまで』(’07)のヘイリー・ベネット。現在24歳で、テレンス・マリック監督の新作『Lawless』(原題)でライアン・ゴズリングと共演している。ほかにもダコタ・ファニングや『エンジェル ウォーズ』のエミリー・ブラウニング、『ミッシング ID』のリリー・コリンズらがオーディションを受けているという。キャリーの狂信的なキリスト教信者の母親役にはジョディ・フォスター、ジュリアン・ムーアの名前が挙がっている。オリジナル版で母親を演じたパイパー・ローリーも同役でオスカー助演女優賞候補となった。今回も、女優たちの迫真の演技に期待がかかるリメイクになりそうだ。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO■関連作品:ミッシング ID 2012年6月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Foxヒューゴの不思議な発明 2012年3月1日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第25回)セクシーな“ナイスミドル”俳優は誰?アンジェリーナ・ジョリー、オスカー授賞式後の“右脚”騒動に「興味なし」ジョージ・クルーニー、スーダン大使館前のデモ参加中に一時身柄を拘束されるジョージ・クルーニー、ブラピらが出演の朗読劇、200万ドル以上をチャリティに寄付【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~
2012年03月28日先月開催された第84回アカデミー賞授賞式で、ドレスのスリットから右脚を露出した大胆なスタイルで話題をさらったアンジェリーナ・ジョリー。彼女がプレゼンターを務めた脚色賞の受賞者のひとり、ジム・ラッシュ(『ファミリー・ツリー』)は壇上で腰に手を当てて右脚を突き出した彼女のポーズを真似てみせ、その後もTwitter上で「アンジーの右脚(AngiesRightLeg)」を名乗るアカウントまで登場したが、当の本人は一連のお祭り騒ぎに全く興味がなかったようだ。「正直言って全然気にしてなかったわ」とアンジェリーナはニュースサイト「The Huffington Post」のインタビューに笑いながら答えている。TVのワイドショーなどは見ないという彼女は「インターネット上で自分に関する記事を見つけてもクリックしないし」と語る。パートナーのブラッド・ピットと6人の子供たち、友人たちも話題にしなかったという。「私の周囲の人々はそんな話はしない。確かに少しは耳に入ってきたけど、気にはしなかったわ。女性として自分の好きなドレスを選んで、それを着て夜を過ごした。それだけのことよ」。(text:Yuki Tominaga)Michael Yada / © A.M.P.A.S.■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century FoxIn the Land of Blood and Honey (原題)■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第25回)セクシーな“ナイスミドル”俳優は誰?ジョージ・クルーニー、スーダン大使館前のデモ参加中に一時身柄を拘束されるジョージ・クルーニー、ブラピらが出演の朗読劇、200万ドル以上をチャリティに寄付【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~
2012年03月26日ジョージ・クルーニーが出演だけでなく、監督、共同脚本、製作を務めた『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』が31日(土)から日本公開されるのを前に、クルーニー監督と、主演のライアン・ゴズリングが作品について語る特別映像がこのほど公開された。『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』特別動画『スーパー・チューズデー…』の舞台はアメリカ・オハイオ州。アメリカ大統領選挙の予備選が行われる“スーパー・チューズデー”に向けて、有力候補(クルーニー)、正義感あふれる広報官(ゴズリング)、秘密を抱えるインターンの選挙スタッフ、ライバル候補の参謀ら様々な人物の思惑が交錯し、正義の実現と挫折、裏切りのドラマが展開していく。自身も活発に政治活動を行い、『グッドナイト&グッドラック』では共産主義者を排除しようとする“赤狩り”に立ち向かったキャスター、エドワード・マローを描いたクルーニー監督が、最新作で描くのはアメリカ大統領選挙の裏側だ。しかし、クルーニー監督は「政治サスペンスだけど僕は政治映画とは思ってない。特定の政治的主張を押しつけない内容になってる」と言う。ちなみに本作の原題は『Ides of March』。ジュリアス・シーザーことカエサルが暗殺されたローマ暦の3月15日を意味するタイトルで、クルーニー監督は本作で、人間の欲望や野心から生まれる深いドラマを描いている。特別動画にはゴズリングが、自身が演じた広報官スティーヴン・マイヤーズについて語る映像も収録されている。『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』3月31日(土) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー(C)2011 Ides Film Holdings LLC
2012年03月23日ジョージ・クルーニーが16日(現地時間)、ワシントンのスーダン大使館前でデモに参加中、警察に身柄を拘束された。ジョージは父親でジャーナリストのニックさんと共に、スーダン政府による市民への攻撃に抗議するデモに参加していた。デモ隊は大使館敷地内に入り、退去を命じる警察の警告を無視したため、ジョージたちは連行されたという。逮捕される直前、ジョージは「私たちが望むのはたった2つのことです。スーダンの人道的危機が世界最悪のものになる前に、スーダン国内に入って支援が出来るようにすること。もう1つは、政府が無差別殺りくを止めること。何の罪もない人々、子供たちが殺され、レイプされ、飢餓に苦しんでいます」と訴えた。保釈金100ドルを支払い、約3時間後に釈放されたジョージは初めて逮捕された経験について「ひどい扱いを受けた。(逮捕は)これが最後になることを願うよ」とジョークを飛ばし、いつも通りの余裕を見せた。連行される際、後ろ手に手錠をかけられたときも動じる様子もなかったジョージ。騒動が大きく報じられることでスーダンの現状に関心を向けられるならば望むところ、ということのようだ。スーダンでは、昨年独立した南スーダンと政府軍の戦闘が続いている。政府軍の空爆や砲撃により、農作業もできずに食料不足も深刻化している。ジョージは自らが設立した人権団体のメンバーらとスーダンを訪問し、13日に帰国したばかり。翌14日の上院の公聴会に出席し、連日の爆撃で多くの死傷者が出ている現状について証言、米国政府のさらなる関与を求めたばかりだった。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:スーパー・チューズデー~正義を売った日~ 2012年3月31日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Ides Film Holdings, LLC ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox■関連記事:ジョージ・クルーニー、ブラピらが出演の朗読劇、200万ドル以上をチャリティに寄付【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~スーツ男子1位は藤木直人!向井理、G・クルーニーら色気と知性を備えた俳優たちも【アカデミー賞】脚色賞に『ファミリー・ツリー』、脚本賞はウディ・アレン監督へ
2012年03月19日繊細でいて、静かなる狂気と野心を秘める男――。静と動のギャップが、この男には似合う。いまハリウッドで最も注目される演技派俳優、ライアン・ゴズリング。その名を一躍押し上げた『きみに読む物語』から『ラースと、その彼女』、『ブルーバレンタイン』と、惜しみない“愛”を魅せ女性の心を掴んできた彼の、新たなる魅力が発見できる2作がまもなく公開となる。その2作とは、『ドライヴ』と『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』。公開に先駆けて、3回にわたり俳優ライアン・ゴズリングの魅力に迫っていく。映画『ドライヴ』でライアンが演じるのは、名のない“ドライバー”。昼はカースタントマンとして、夜は強盗の逃走を請け負う運転手として、その巧みなドライブテクニックを駆使する職人である。どんな過去を歩んできたのか、なぜドライバーになったのか、一切説明のなされないところに、ライアンは惹かれたという。「“ドライバー”というキャラクターで重要なのは、『謎めいている』ということなんだ。原作では彼の過去のストーリーがもっと具体的に描かれているけど、映画では全くの謎に包まれたキャラクターとして演じたんだ。観客は彼がどういう人物なのか、それぞれに思うことがあるはずだよ。逆に言えば、彼の人となりについては観客に委ねるのが一番だと思う。だから、あまり多くを語りたくないんだ。僕が話す“ドライバー”の印象は、僕が思っていることでしかないからね。演技や役柄に自分なりの意見を入れすぎてしまうと、それが『観客を導く』という結果になってしまう。つまり観客のイマジネーションを潰してしまうことに繋がりかねないんだ。だから、自分の意見を言うことに重きを置きすぎないことが大切だと感じているよ」。一切の感情を伏せ、機械的に仕事に徹する寡黙なドライバーは、人妻アイリーン(キャリー・マリガン)に恋に落ちたのをきっかけに、内に秘めていた感情を爆発させる。愛する女性を守るため、危険な裏社会の抗争にひとり身を投じていく彼のストイックな姿には、哀愁漂うものがある。「僕がこの映画でニコラス(ニコラス・ウィンディング・レフン監督)と組んだ当初は、本当に大まかな脚本しかなかったんだ。とても良い脚本だったけれど、ニコラスと僕はファンタジーの要素を追加していき、まるで夢の中の出来事のような作品にしていった。夢と言っても、悪夢だよ。悪夢に変わっていくような夢なんだ。ニコラスと僕が最初にやったのがその作業だね。その後、キャリー・マリガンやアルバート・ブルックスたちが参加してきて、それぞれのキャラクターの詳細を決めていった。“ドライバー”は登場人物の誰と比べても“特異”だったから“ドライバー”に関しての詳細は、撮影も終盤に差し掛かった頃から決めることが多かったんだ。映画の撮影はほとんどが脚本に合わせて撮っていこうとするものだけど、ニコラスはそういったやり方を嫌っていたし、僕らもそれに賛同していた。だからこの映画に参加して、現場の状況や感覚に応じて臨機応変に作っていったのは、とても良い経験だった」。一人で孤独に生きてきたドライバーの中に芽生えた、愛の結末とは――。この珠玉のラブストーリーの中で、彼が魅せる感情と衝動の爆発、そして一筋の涙にぜひ注目してほしい。ライアンに本作の魅力について語ってもらった。「この映画には夢のような要素があり、こういったジャンルとしては珍しい。ある種、非現実的な要素も多くあって、とてもユニークだと思う。僕は個人的に日本で大ヒットする気がしているんだ(笑)。ジョークではないよ。この映画の本質が、どこか日本人の人となりに通ずる点があると思うんだ。そういった点に注目してほしいね」。■関連作品:ドライヴ 2012年3月31日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 Drive Film Holdings, LLC. All rights reserved.■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第24回)理想の“尽くす男”俳優は?今までにないほどにクール!ライアン・ゴズリング主演『ドライヴ』試写会に20組40名様ご招待鑑賞後には女子はイチコロ?ライアン・ゴズリングインタビュー動画が到着ジョージ・クルーニーが一歩リード?オスカー前哨戦の火蓋が落とされる!
2012年03月18日