スペインから4人の新鋭カメラマンによる作品が出展される展覧会「Photography Now! Vol.2 - Spanish New Horizon」が、3月13日から4月26日まで東京・六本木の「イマコンセプトストア(IMA CONCEPT STORE)」で開催される。昨年行われた「Photography Now!」展に続く2度目の開催となる同展は、一昨年にパリの写真ギャラリー「ル・バル(LE BAL)」で行われた展覧会の巡回展となる。会場にはスペインという土地と向かい合いながら、それぞれ4年以上の歳月をかけて制作された写真家たちの作品を展示。写真集から展覧会への変換を模索しながら、4人の個性が共存しあうことを目指した。展覧会に参加するメンバーは、いずれも出版した写真集が高く評価された4人。リカルド・カセスはスペインのカラフルな鳩レースを記録した「Paloma al aire」を発表し、写真界で一躍有名に。オスカー・モンゾンは車とそれに乗る人の関係性を暴いた写真集「KARMA」を、アレックス・プラデモントは“一番近いもの”と“一番遠いもの”という両極端の概念について追求した「Almost There」をそれぞれ発表。アントニオ・コバノヴァはスペイン最大級の都市型公園であるカサ・デ・カンポを舞台に、「Casa de Campo」を制作した。また、3月14日には来日作家によるギャラリートークを開催。20日から22日までの3日間には、リカルド・カセスによる「フォトジンワークショップ」が行われる。このワークショップでは、参加者が持ち寄った写真を用いながらフォトジンを制作。初日は参加者1人1人の作品の分析しながら、それぞれにカセスがソリューションを提案。それを2日目にはイメージとしてふくらませ、3日目に編集やレイアウトなどの作業を行う。完成したフォトジンは印刷、撮影されて会場に展示される他、ブログでも公開。持ち帰り用のPDFデータも用意する。【イベント情報】Photography Now! Vol.2 - Spanish New Horizon会場:イマコンセプトストア(IMA CONCEPT STORE)住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル会期:3月13日から4月26日まで時間:11:00から22:00まで休館日:不定休料金:無料
2015年02月17日オリエンタルホテル広島(広島県広島市)は3月9日、スペイン料理のディナーコースとフラメンコのステージを楽しめるイベント「メグスタ エスパーニャ」を開催する。同イベントでは、スペインの「タブラオ」(フラメンコのステージを見ながら食事ができる店)を再現したような会場を1日限定で用意する。会場内の特設ステージでは、男性を含めた6人のバイレ(フラメンコダンサー)がダンスを披露するという。提供する料理は、ホテル総料理長・上野教男(うえの よしお)氏によるスペイン料理のディナーコースとなる。オリジナリティーあふれる新感覚のメニューを用意するとのこと。同イベントの料金は1人8,500円(税・サービス料込)で、要予約。開場時間は18:30、開演時間は19:00で、21:30終演予定となる。フリードリンク付き。
2015年02月05日ココスは2月5日、「スペイン料理フェア」を開催する。同フェアでは、色鮮やかなぬくもりのある食卓をイメージし、メインのスペイン料理をはじめ、タパスと呼ばれるスペインの小皿料理などさまざまなメニューバリエーションを用意した。『「大地の恵と海の幸で焼き上げた」情熱のミックスパエリア』(1,280円)は、具材にスペイン産生ハム、ハーブソーセージ、チョリソー、タラ、エビ、ムール貝、アサリを使用した具だくさんのパエリア。『サルスエラ~スペイン風ブイヤベース~』(1,280円)は、魚介のだしにタラやムール貝、エビ、イカ、ホタテといった具材のうまみが溶け込んだスープが特徴で、トマトの酸味やターメリックの風味も楽しめる。『鶏モモ肉のコンフィとソーセージのオーブン焼き』(1,180円)は、クミンの香りと、具材のうまみが溶け込んだ料理。しっとりとやわらかく仕上げた鶏モモ肉とプリプリとした食感のソーセージ、たっぷりの白いんげん豆の味わいが楽しめる。そのほかにも、『タコとゆで卵のバジルマリネ』(単品490円/セット390円)や『牡蠣ときのこのアヒージョ』(単品490円/セット390円)、『ヤリイカの墨煮』(単品590円/セット490円)、『スペイン風ソーセージ』(単品590円/セット490円)といった小皿料理も提供する。※価格は全て税別
2015年01月29日この男、いま世界で最も特異な才能を発揮しているフィルムメイカーかもしれない。スペインの鬼才として名を馳せる監督、アレックス・デ・ラ・イグレシア。唯一無比のオリジナルが存在する彼の作品は世界に多くの熱狂的なファンを持つ。まだ知名度の低い日本でももっと注視したい存在だ。その他の写真ヴェネチア映画祭で監督賞を受賞するなど、数々の受賞歴を持ち、輝かしいキャリアを誇るイグレシア監督だが、そんな自身のステータスや名声にはまったく興味なし。いわゆる作家主義やアート系とはまったくの対極をいくサービス精神溢れる作品を一貫して発表している。その点について本人はこう明かす。「僕としては自分から生まれたアイデアをひとつひとつ形にしているだけ。僕としてはただ自分の作りたい映画を作っているだけだよ」今回同時公開となる2作品でも彼のスタンスは変わらない。『スガラムルディの魔女』では人食い魔女の聖地に迷い込んでしまったドジな強盗団ご一行の必死の逃亡が、『刺さった男』では頭に鉄筋が刺さり動けなくなった元エリート広告マンの運命がとてつもないテンションで描かれる。一見すると奇想天外にして荒唐無稽。でも、そこに現代社会への警報ともとれる痛烈なメッセージが隠されていたりもする。このイグレシア監督ならではの独自の世界観について、彼のミューズにしてパートナーでもある女優のカロリーナ・バングはこう語る。「彼のイマジネーションが反映された脚本には毎回驚かされるわ。役者として言わせてもらうと、彼の脚本は読んだとき、実際に演じているとき、出来上がったものをみたときの3度ともまったく印象が変わるの。だから演者としては役作りをどうとかではなくて。もう彼に身を捧げるしかないのよ(笑)。『スガラムルディの魔女』ではパンクな魔女を、『刺さった男』では主人公を取材しようとする女性記者を演じたけど、どちらも“私はどこに連れて行かれるの?”といった感じだったわ(苦笑)」。一方監督はこう語る。「今回、カロリーナは2時間もワイヤーに吊られっぱなしでいたことがあった。このようにね、僕の作品の撮影はハードで無茶な要求もするから(苦笑)。信頼できる俳優じゃないととてもじゃないけど任せられない。だから毎回同じような顔ぶれが揃うんだ」あのクエンティン・タランティーノも絶賛する才人、アレックス・デ・ラ・イグレシア。その作品世界は体感しないともったいない!『スガラムルディの魔女』『刺さった男』11月22日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて上映取材・文・写真:水上賢治
2014年11月20日スペイン出身のアーティスト・パブロメサ(pablomesa)による初の東京展示会「COLLAGENO」が、10月18日より東京・代官山の「M ROOM」にて開催される。絵画制作からアパレル・店舗デザインまで幅広く手掛ける作者が、日本の古雑誌や地図を中心に素材を厳選し初のコラージュに挑戦。同じくギリシャ語の「kolla(膠)」を語源とする「コラージュ」と「コラーゲン」の共通点に着目し、真の美しさについて問い掛ける。パブロメサは1981年スペイン・マドリード出身。プラド美術館の傍で生まれ育ち、デザイン学校を卒業後は絵画を始め企業ロゴデザイン等を制作。2009年開催の「ヴォーグファッションナイト イン マドリード」では「ミッソーニ(Missoni)」の店舗デザイン、11年にはブルゴス・人類進化博物館の展示物制作を手掛けた。13年の来日後は名古屋での個展やライブペインティング、企業用キャラクターを制作した。【イベント情報】パブロメサ「COLLAGENO」会場:AMIW/バナーバレット(Banner Barrett)代官山店内「M ROOM」住所:東京都渋谷区猿楽町11-1ラフェンテ代官山1階会期:10月18日から26日時間:11:00から20:00入場無料
2014年10月05日ローソンは「ナチュラルローソン」の店舗にて、「スペインフェア」を開催している。○スペインの食文化を弁当やサンドイッチに同フェアは、日本とスペインの交流400周年を記念し展開するもの。食文化の交流をテーマに、スペインでなじみの深いメニューをモチーフにした弁当やサンドイッチなど5商品を販売する。また、地ビールやワインなど日本ではなかなか手に入らない商品を取りそろえる。「鶏と野菜のチリンドロン煮」は、にんにくと唐辛子を炒めて香りをだし、鶏肉とパプリカ、ズッキーニ、マッシュルーム等をトマトと煮込み、七穀ごはんにのせ、オリーブをトッピングした。価格は330円(税込)。「スペイン風オムレツとチリンドロンチキン」は、野菜をたっぷり使ったスペイン風オムレツと、野菜のトマトソース煮(チリンドロン)と国産ローストチキンの、2種類のサンドイッチを組み合わせた。23日発売。価格は350円(税込)。「ツナのピカディーリョ」は、みじん切りにした玉ねぎ、きゅうり、赤・黄ピーマンなどを、オリーブオイルとワインビネガーで和え、ツナとオリーブを加えた。「ピカディーリョ」とは、きざんだ野菜をオイルとビネガーであえたシンプルなサラダのこと。価格は298円(税込)。「完熟トマトのピザまん」は、スペイン産ブラックオリーブを使用したピザまん。グリルした赤ピーマンをまぜ、うまみと甘味を出した。またチョリソーでコクを出し、隠し味にオレンジ果汁を加え、すっきりした後味に仕上げた。価格は164円(税込)。「いかのボカディージョ」は、スペインでおなじみのサンドイッチ。オーブンで焼いたパンで、キャベツといかリングをはさみ、タルタルソースととんかつソースのシンプルな味付けに、オリーブオイルとレモン果汁でさっぱりと仕上げた。まちかど厨房併設ナチュラルローソン店舗のみ販売。価格は240円(税込)。
2014年09月21日数年前から、あちこちで見かけるようになったスペイン風居酒屋「バル」。ワインを飲みつつ、気軽にタパス(小皿料理)を味わえる場として人気を集めていますよね。筆者にも行きつけのお店があって、ときどき訪れては仲間と一緒においしい料理を楽しんでいます。ただ、スペイン料理って脂っこいし太りそう…?というのが、ちょっと心配だったんです。そこで、バルの店長さんに聞いてみたら、「そりゃ食べ過ぎたら太るけど、普通に食べるだけなら、むしろキレイになれますよ。スペイン料理には美人度がアップする食材がたっぷり入ってますからね。恋にだって効きます」とのこと。スペイン料理を食べると美人度が上がる?恋に効果的!?これは聞き捨てならない台詞です。どういうこと?と思って詳しく教えてもらいました。■スペイン料理は女性を美しくする?昨年12月、米フィットネス誌が発表した「もっともセクシーな体のセレブ」ランキングでみごと1位に輝いた、スペイン出身の女優ペネロペ・クルス。約3年前、出産後ダイエットに成功して以来、以前と変わらぬ抜群のプロポーションを誇っている彼女の大好物は、なんと揚げ物だそう。実はスペイン料理や地中海料理でよく使われるオリーブオイルは、脂肪燃焼効果で知られるオレイン酸や老化防止作用のあるビタミンEなどを含む、美容とアンチエイジングに適した油なのです。ニンニク(ガーリック)も多用されますが、このニンニクには高い抗酸化力があるため美肌に効果的。代謝を促し、脂肪が燃えやすい体を作るのにも役立ちます。また、スペイン人が好むエビ・イカ・イワシといった魚介類に含まれるビタミンB群には、肌や髪を美しく保つ効能があると言われています。ということは…「片口イワシの唐揚げ」、「エビのアヒージョ」のようなオリーブオイル+ニンニク+魚介のメニューは最高の美容食!?ちなみに、魚介によく合う白ワインは有機酸の含有量が赤ワインより多く、カルシウムの吸収を助けるとか。カルシウムは肌のキメを整えるのに欠かせない成分。揚げ物やアヒージョと一緒に味わえばキレイが加速しそうです!■スペイン料理は恋に効く?スペイン料理にはモテ食材もたっぷり使われています。例えば…【パエリア】魚介たっぷりのスペイン風炊き込みご飯。あの鮮やかな黄色の元となるサフランは、中世からスパイスとしてだけでなく、媚薬としても重宝されてきました。また、アクセントとして使われているコショウやニンニクには体を温め、活力をアップさせる効能が。バルやレストランで食事デートをした後、彼が元気になったらそれはパエリアのお陰かも!【スペイン風オムレツ】卵を使うのはもちろんですが、牛乳や生クリーム、チーズを入れることも多いこのメニュー。卵や乳製品には、男性ホルモンの中で唯一の恋愛ホルモンと呼ばれる「テストステロン」の分泌を促す亜鉛が豊富に含まれています。今日こそは彼を落としたい、という時に注文すれば効果絶大!?【サングリア】ご存知の通り、サングリアは赤ワインにフルーツを漬け込み、炭酸やオレンジジュースで割ったもの。飲み続けていればキレイになれるのはもちろん、媚薬効果で彼と情熱的な一夜を過ごせるかもしれません。それぞれの材料の効能は・赤ワイン…媚薬効果があると言われる「フェニルエチルアミン」という物質を含む・リンゴ…女性の美しさを引き出すホルモン「エストロゲン」の分泌を促すホウ素を含む・オレンジ…美肌・リラックスに効果的・バナナ…美肌・便秘改善に効果的・シナモン…美肌・ダイエットに効果的■相手に合わせたお店の選び方スペイン料理は、相手との関係やその日の雰囲気によってお店を選べるのも魅力です。彼と2人きりで楽しみたいときは、タパスをつまみながらお酒と会話を満喫できるバルタイプのお店に。片思い中の彼を含むグループのみんなで行くのなら、大皿料理を囲んでわいわい盛り上がれるダイニングバータイプのお店をチョイスするのが良さそうです。もう少しで付き合えそう、と手応えを感じている男性とは食事をしながらフラメンコショーを見られるレストランもおすすめ。情熱的なステップとギターの音色にモテ食材の効果が加われば、彼のハートに火がついて恋が実るかも!?美容に良し、恋愛に良しと魅力いっぱいのスペイン料理。次のデートや食事会に「パエリアを食べよう」と提案してみてはいかがでしょうか。(文=AYAME)
2014年05月09日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「スペイン風オムレツ」を含めた全4品。ふわふわでジャガイモの甘み広がるスペイン風オムレツに、塩気の効いたアンチョビのスパゲティーがピッタリ! スペイン風オムレツ ボリュームがあるふわふわなオムレツは、卵液に生クリームを入れてコクを出しましょう。お好みでタバスコを振るとピリッと引き締まった味に。 アンチョビのスパゲティー 材料はシンプルなので、コツをつかめば簡単です。しっかり香りがたってからアンチョビを加えるのがポイント。 イカのバジルマリネ バジルペーストの代わりにバジルソースでもOK! サッとゆでたイカがバジルと良く合います。ワインにもピッタリ。 パンプキンスープ 玉ネギ入りのなめらかで濃厚なパンプキンスープはカボチャ嫌いな子供にも人気のメニューです。 ⇒今日の献立一覧はこちら
2014年02月11日日本とスペインにおける「慶長遣欧使節団派遣400周年」を祝う記念イベントとして、スペイン文化交流公式大使である世界的テノール歌手、プラシド・ドミンゴが来日公演を開催する。「プラシド・ドミンゴ コンサート イン ジャパン2013」の公演情報主役デビューからすでに半世紀以上というキャリアを誇り、長年にわたってオペラ界の頂点で活躍を続ける、スペインが生んだスーパーテノール、プラシド・ドミンゴ。特にその名声を世界的なものとしたのは、故ルチアーノ・パヴァロッティ、ホセ・カレーラスとともに結成した「3大テノール」だろう。1990年のサッカーW杯イタリア大会や、1998年のバルセロナ五輪など、ビッグイベントの開会式や閉会式で圧巻のパフォーマンスを披露し、世界中のファンを熱狂させてきた。一方で親日家としての顔ももつドミンゴ。東日本大震災の直後の2011年4月、多くの海外アーティストの来日中止が相次ぐなか、予定通り日本公演を開催。被災地に想いを寄せてアンコールで披露した「ふるさと」では、客席の人々を促して会場全体が大合唱。音楽の力を通じて、日本のファンの心に未来への希望の灯をともしてくれたことは記憶に新しい。日本スペイン交流400周年にあたる2013年、両国の架け橋となるため、日本に戻ってくるプラシド・ドミンゴ。いまだ衰えぬ輝かしい美声で、再び感動を届けてくれることだろう。「プラシド・ドミンゴ コンサート イン ジャパン2013」は、10月12日(土)に東京国際フォーラム ホールA、10月15日(火)にBunkamuraオーチャードホールで開催。チケットは発売中。
2013年09月27日上戸彩と高良健吾を主演に迎えて贈る、異“食”の時代劇『武士の献立』。現在、“美食の街”スペインのサン・セバスチャンにて開催中の第61回サン・セバスチャン国際映画祭にて9月25日(現地時間)、本作が「料理部門」で上映されることに合せて、上戸さんと朝原雄三監督が現地入りを果たし舞台挨拶を行った。江戸時代、加賀藩。優れた舌と料理の腕を持つが、気の強いお春(上戸彩)は、藩の料理方である舟木伝内(西田敏行)にその才能を買われ、藩に代々料理人として仕える舟木家に嫁ぐことに。しかし、夫となる跡取り、安信(高良健吾)は不器用で料理が大の苦手。お春は、義母・満(余貴美子)の力も借りながら、必死に“包丁侍”である夫の料理指南を始める。次第に上達していく安信に、喜ぶお春だったが…。舞台に立った上戸さんは、「カイショ・ドノスティア、ブエナス・タルデス。ソイ、アヤ・ウエト(こんにちは、ドノスティアのみなさん)。エストイムイ フェリス デ エスタル エン サン セバスチャン(サン・セバスチャンに来れて嬉しいです)。エスケリカスコ(ありがとう)。“美食の街”と言われるサン・セバスチャンで初のお披露目とのこと、大変光栄に思います」とスペイン語で挨拶。朝原監督は、「本作を撮っていたときには、海外のお客様がご覧になることをまったく想像していませんでしたので、ちょっと分かりにくい部分もあったかな、と改めてみなさまと一緒に映画を観てそう思いました」と日本の作品ながら“お・も・て・な・し”の心に欠けていたと反省?さらにその後の公式ディナーでは、ゴルカ・チャパルテギ(サン・セバスチャンの星を持つRestaurant ALAMEDAシェフ)、高木慎一朗(たかぎ・しんいちろう/金沢・銭屋:料理人)による本作にオマージュを捧げた特別ディナーも振る舞われた。朝原監督と上戸さんは、ロビーでおよそ100人を出迎え、日本ならではの“お・も・て・な・し”としてお土産にお箸を配っていた。このディナーも含め、上戸さんに“美食の街”の感想を聞いてみると、「治部煮がおいしかった!」「ゴルカさんの角煮も美味しくて…」「ピンチョスも美味しかった!」と大満足の様子で笑顔を浮かべていた。『武士の献立』は12月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:武士の献立 2013年12月14日より全国にて公開(C) 2013「武士の献立」製作委員会
2013年09月26日主演・福山雅治×監督・是枝裕和がタッグを組み、カンヌ国際映画祭でも「審査員賞」を受賞した感動作『そして父になる』。9月21日(現地時間)、スペインで開催中の第61回サン・セバスチャン国際映画祭にて本作の公式上映が行われ、福山さんと是枝監督が参加し会場を大きく沸かせた。6年間育てた息子が、病院内で取り違えられた別の夫婦の子供だったことを知った父親が苦しみながら成長する姿を中心に、家族のあり方や愛、絆とは何かを問いかける本作。福山さんが初の父親役を演じていることでも話題となっている。この日行われたレッド・カーペットと舞台挨拶には、2人揃ってスーツでキメた福山さんと是枝監督。そして、福山さんは「こんばんわ、福山雅治です。サンセバスチャンは大好きな街です3回目です。映画を楽しんでください」とスペイン語で挨拶し、現地の映画ファンの心を掴む。挨拶後に感想を聞いてみると、「スペイン語は日本語のカタカナみたいに話して大丈夫と聞いていたのですが、ど頭でつまづいてしまいまして…。おかげで緊張がとれてスムーズに話せました」と笑いながら感想を語った。上映後ロビーで待機していた観客に、「ブラボー!」「コングラチュレーション!」と歓声が上がり、温かい拍手が2人に降り注いだが、福山さんは「上映後の観客の熱気がすごく、(カンヌに続き)また届いたと感じました」と感激した様子だった。是枝監督も同じく、「出口まで観客の方が待っていてくれて、暖かい拍手を聞いて作ってよかったと改めて思いました」とコメントし、興奮冷めやらない様子。発表モニターに映し出された観客のレーティング映像では、『風立ちぬ』などのライバル作を抑えて暫定1位!「観客賞」に王手をかけた。『そして父になる』は9月24日(火)~27日(金)より全国にて先行公開、9月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして父になる 2013年9月24日~27日より全国にて先行公開、9月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013『そして父になる』製作委員会
2013年09月23日【父はスペインに行ったことがあるというときのアブナイ英語】My father has gone to Spain.【こんなふうに聞こえるかも】父ちゃんはスペインに行っちまって帰ってこないんだ【ネイティブが使う英語】My father has been to Spain.「行ったことがある」という過去の経験を表すときは「have[has] been to」と言います。「have[has] gone to」では、行ってしまって、そのままそこにいる(帰ってこない)という意味になりますので、注意しましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月21日ペネロペ・クルスがスペインのブランド「ロエベ」の新たな顔に抜擢された。ペネロペは今回、同ブランドと3年契約を結び、来春の新作コレクションから初登場するという。ペネロペが出演する新広告は、マート・アトラスとマーカス・ピゴーの写真家コンビによって撮影される予定だ。同ブランドのクリエイティブ・ディレクター、スチュアート・ヴィヴァースはペネロペの起用について「ペネロペは最も有名なスペイン人女性です。我々にとっては、今回のペネロペの起用は自然の成り行きで、正しい選択だったと思います」とペネロペへの期待感を語った。ペネロペの前には、ジゼル・ブンチェンやケイト・モス、ステファニー・シーモアらが同ブランドの顔を務めている。最近、妹のモニカ・クルスと共に英ランジェリーブランドの「エージェント・プロヴォケイター」と提携し、同ブランドのディフュージョンラインとなる「ラジャン」を手がけたペネロペ。「私とモニカにとって、今回の挑戦はとってもエキサイティングなことだわ。私達ずっとエージェント・プロヴォケイターの大ファンだったから、今回の長期に渡るコラボをとっても楽しみにしているの。彼らとチームを組めるなんて信じられないくらいハッピーよ」と語っている。
2012年11月13日スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(以下「S&P」)は10日、スペインの長期ソブリン格付けを「BBB+」から「BBB-」に2ノッチ(段階)、短期ソブリン格付けを「A-2」から「A-3」にそれぞれ引き下げた。長期ソブリン格付けのアウトルックは「ネガティブ」。格下げは、経済および政治面での圧力の高まりにより、スペインの財政に対するリスクが増大しつつあるとのS&Pの見方を反映している。S&Pでは、中央政府の政策は以下の要因により制約される可能性が高いとしている。深刻化する景気後退により社会の不満が増大し、中央政府と地方自治体の間で緊張が高まる可能性がある。欧州連合(EU)加盟国間の政策策定の枠組みは、依然として予見可能性に欠けるとS&Pは考える。最近の発言から、S&Pでは、2012年6月29日のEU首脳会議で発表された、銀行とソブリン間の悪循環を断ち切るためのコミットメントによって、ESM(欧州安定メカニズム)から欧州の大手銀行への資本増強が可能になることはないとみている。S&Pの従来の想定は(8月1日に同国の格付けを据え置いた主要な要因であった)、経営難に陥ったスペインの金融機関への公的融資は、最終的にはEU加盟国で相互負担され、これにより、スペインの一般政府純債務は2015年以降も対国内総生産(GDP)比80%を下回るというものであった。S&Pではスペインの統治機構(国内および多国間の機関等とも)が現在の経済・財政危機に起因する深刻な問題に対処する能力は低下しているとみており、したがって、格付け規準(2011年6月30日付「Sovereign Government Rating Methodology And Assumptions」)に準じて、同国の長期ソブリン格付けを2ノッチ引き下げた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日『シルビアのいる街で』(2007)で日本でも熱狂的なファンを獲得したスペインの映画監督ホセ・ルイス・ゲリンの長編作品を一望する映画祭が、27日(金)まで渋谷シアターイメージフォーラムで開催されている。その他の写真上映されているのは、処女長編『ベルタのモチーフ』(1983)から『メカス×ゲリン往復書簡』(2011)までの8本。「映画とは、そこにはないものを見るということ」。そう話すゲリン監督の映画は、無人の風景や人物の後姿からも私たちのイマジネーションが喚起されることをあからさまにする。そして、サイレンスのなかのざわめきや孤独がはらむ豊かさも捉え、差し出す。「『ベルタのモチーフ』では、映画の撮影隊が忘れられた村に入っていきますが、同じようなことが別な作品でも起こります。ビクトル・エリセ(『ミツバチのささやき』『エル・スール』の名匠)に『まるで幽霊がよみがえってきたような映画だ』と言われたことがあります。映画を通して死者がよみがえる、感情がよみがえる、というわけです。私の映画は、常に現在と過去…。伝説なり神話なりとの間の緊張感によってかたちづくられています」。彼のフィルムは“亡霊の映画”と呼んでもいいかもしれない。そのとき私たちは、過去にひたる郷愁ではなく、何かをよみがえらせる生々しい想像力を手にすることになる。ジョン・フォード監督の『静かなる男』のロケ場所を探索する『イニスフリー』(1990)にしても、1930年に無名の映画監督によって記録された家族の肖像から創作の羽をひろげてゆく『影の列車』(1997)にしても、ドキュメンタリーがいつの間にか類稀なるフィクションの世界に私たちを招き入れるのだ。「時間が私にとっていちばんのミステリーです。考えると、めまいを起こしそうになります。私が映画を撮るのは、時の不思議さを何とか伝えたいと思うからです」。そこには、観客の視点を固定せず、自由に解釈できる宇宙が拡がっている。「いつも、被写体に対して、どのような関係を持つかを考えながら撮ります。そして、撮られた被写体が、観客とどのような関係を持つのかということを考えます」。ホセ・ルイス・ゲリン映画祭期間:6月30日(土)~7月27日(金)場所:渋谷 シアターイメージフォーラム取材・文:相田冬二
2012年07月03日ムーディーズ・インベスターズ・サービスは13日、スペイン国債格付を「A3」から「Baa3」に引き下げ、さらなる引き下げ方向で見直しの対象とした。ムーディーズは、3 カ月以内に見直しの結論を出す予定としている。ムーディーズ・インベスターズ・サービスによると、スペイン王国の格下げの決定は、次の要因を反映している。(1)スペイン政府は、自国の銀行システムへの資本注入のために、欧州金融安定基金(EFSF)またはその後継機関である欧州安定メカニズム(ESM)から最大1,000 億ユーロを借り入れる意向である。これにより、金融危機の発生以来、大幅に増大した同国の債務負担は、さらに膨らむとみられる。(2)スペイン政府の金融市場へのアクセスは大きく制約されている。これは、銀行への資本注入のための資金をEFSF あるいはESM に依存する度合いや、新規発行国債の主な買い手としてECBから資金調達している国内銀行に依存する度合いが高まっていることに表れている。(3)スペイン経済の低迷が続いているため、政府財政の悪化と、突然の資金調達の停止に対する脆弱性の高まりが、今後数年以内に力強い経済成長がある程度見込まれる場合に比べ、より深刻に懸念される。また、ムーディーズは13日、ソブリン格付の引き下げに伴い、スペインの銀行再編基金 (FROB) の格付を、「A3」から「Baa3」に引き下げ、さらなる引き下げの方向で見直しの対象とした。FROBの債務は、政府が全額を無条件で保証している。ムーディーズはさらに13日、スペイン政府の短期予備格付を(P)Prime-2から (P)Prime-3 に引き下げた。同様に、FROB の短期格付もP-2からP-3に引き下げた。引き下げ方向での見直しにおいて、ムーディーズは、「現在行われているスペインの銀行システムの外部監査の結果、EFSF/ESM からの融資の条件と詳細、銀行システムへの資本注入に向けた具体的な実行戦略、に重点を置く」としている。また、ユーロ圏レベルで何らかの新たな措置がとられる場合は、それも考慮するという。加えて、「ギリシャのユーロ離脱のリスクが高まれば、スペインの格付(ならびに他のユーロ圏諸国の格付)は、マイナスの影響を受ける可能性がある」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日『カルメン』(’83)を始め、『タンゴ』(’98)や『サロメ』(’01)など“舞踏”をテーマにした映画を数多く送り出してきたスペイン映画界の名匠カルロス・サウラ監督の最新作『フラメンコ・フラメンコ』の公開記念イベントが、2月6日(月)、シネマート六本木で行われ、意外にも(?)フラメンコと縁のある女装家のミッツ・マングローブがトークショーを行った。カンテ(歌)、バイレ(踊り)、ギターの伴奏が主体となったスペイン・アンダルシア地方に伝わる民族芸術、フラメンコ。本作は会話のある演技ではなく、21幕から構成された様々なパロ(曲種)のみで人の誕生から死、そして再誕までの人生のすべてを描き出す。フラメンコを題材にした映画にちなんで、ミッツさんは真っ赤なドレスで登場。その迫力に押されてか、客席にざわめきが沸き起こった。イギリスで過ごした幼少期には、家族旅行でスペインを訪れて生のフラメンコを鑑賞したり、「父親の仕事の関係で、アントニオ・ガデス(フラメンコ界のカリスマダンサー)を子供ながらに知っていた」というミッツさん。本作を観て、子供の頃の憧れを思い出したようで、「安い酒場でフラメンコを見て、あの真っ赤なドレスをブワッて翻す姿に憧れて、家に帰ってベットのシーツを巻きつけてちゃぶ台の上で踊ってました」と照れながら明かし、会場を笑いで包んだ。さらに、本作では女性だけでなく男性も情熱的なフラメンコを魅せるが、好みの男性を尋ねられると「うん、まあイタリア人よりはスペイン人よね。スペイン人の男は激しい!」と実感を込めて(?)語った。さらに、バレンタインの予定について聞かれると「予定なんてないですよ。いままでバレンタインという行事に参加した思い出がないの」と表情を曇らせたと思いきや、「だいたい私、(チョコを)あげる方なのか、もらう方なのか分かんないでしょ(笑)」と開き直ってみせ、会場を沸かせた。最後に、「女性の情熱的な部分が色気としてにじみ出ているのがフラメンコだと思う。その情熱とか色気とかを(観るだけじゃなく)私生活にちゃんと活かしていってほしい!」と本作を通して女性たちにエールを送りつつ、「私はやっぱり偽者として生きているから、こんなにも“本格派”の女にはなってはいけないと思いました。これからも“偽り”を極めていきます!」と独自の哲学も明かしていた。『フラメンコ・フラメンコ』は、2月11日(土)よりBunkamura ル・シネマほか全国にて順次公開。■関連作品:フラメンコ・フラメンコ 2012年2月11日よりBunkamura ル・シネマほか全国にて順次公開
2012年02月06日人気のスペインバル『白金Baru GINZA Bodega ~Espanolas Tapas~』が、10月31日(月)に銀座ベルビア館にオープン。おすすめは、幻の豚「黒美豚」や厳選素材を使ったプランチャ(鉄板焼き)や、特選ムール貝の白ワイン蒸しなど。また、注文後に炊き上げるパエリアも大人気。おいしいワインやシェリーと共に会話を楽しみながら、ちょっとずつつまんでお楽しみあれ。お問い合わせ:白金Baru GINZA Bodega ~Espanolas Tapas~ tel.03-3538-4000
2011年10月31日スペインを中心として若い世代を中心に絶大な支持を受けている「ロシアン・レッド」は間もなく世界デビューを果たす注目の女性シンガー・ソングライター。アーティスト名「ロシアン・レッド」は1986年スペイン・マドリッド生まれのルルデス・エルナンデス(Lourdes Hernández)によるソロ・プロジェクト。ある女性がつけていた口紅の色「ロシアン・レッド」に一目惚れしたことに由来する。2008年の母国スペインでのデビュー・アルバム『I Love Your Glasses』は、若い世代を中心に絶大な支持を受け、スペインの2009年のベスト・女性ヴォーカリストやベスト・デビュー・アルバムに選ばれたり、2010年にはエルヴィス・プレスリー生誕75周年を記念してリリースされたトリビュート・コンピ『Vivaエルヴィス』のスペイン版にて、「ラヴ・ミー・テンダー」をエルヴィスとデュエットするなど、これまでテレビ/広告/ファッション誌/映画など様々なシーンに登場するスペインを代表する女性シンガー・ソング・ライターとして活躍。またファッションアイコンとしての一面も強く持つ彼女は、マドリッド拠点の女性下着を中心に展開するブランド『Woman’s Secret』とのコラボ/タイアップほか、スペインで最も売れているメジャー・ファッション誌Yo Dona’sなど数誌で表紙を飾っている。そんな彼女の日本でのデビュー・アルバム「フエルテベントゥーラ」は、プロデューサーにトニー・ドゥーガン(ベル&セバスチャン、ティーンエイジ・ファンクラブ、くるり、デヴィッド・バーン、スーパー・ファーリー・アニマルズ、ダーティ・プリティ・シングス、モグワイ、ART-SCHOOL等)を迎え、さらにレコーディングメンバーではベル&セバスチャンより、スティービー・ジャクソン、リチャード・コルバーン、ミック・クック、ボビー・キルディアといった優れたミュージシャンが参加。ロシアン・レッド自身の作詞・作曲による12曲に、“彼女の声や表現のために”徹底して追求されたサウンド・プロダクションが行われた。デビュー・アルバム「フエルテベントゥーラ」は、iTunesとmoraではデジタル・アルバムがすでにリリース、12月7日にはボーナス・トラック5曲を追加した日本盤CDでデビューを飾る予定。そして10月25日(火)には東京・代官山UNITにて単独では日本で初のお披露目となるスペシャル・ショウケースが決定。メランコリックな感情からカラッと楽観的なポップさ、ミステリアスかと思えばユーモア溢れる世界を覗かせたりと、自身のアコースティック・ギターにのせて英語で自在に表現する比類のない音楽性、そして日本の若者にも大きく影響を与えうるファッショナブルな存在感を持つ注目のスペイン発の女性アーティスト「ロシアン・レッド」の世界を感じに是非足を運んでほしい。彼女の最新ミュージックビデオや最新情報を見たい方は下の公式サイトまで。 ロシアン・レッド ソニーミュージック公式サイト
2011年10月08日公開中の織田裕二主演作『アンダルシア 女神の報復』のロングランを受け、物語の舞台であるスペインに感謝の意とヒットの報告を行なうため、織田と本作でメガホンをとった西谷弘監督が、六本木にあるスペイン大使館に表敬訪問を行った。その他の写真スペイン国の大使、ミゲル・アンヘル・ナバーロ・ポルテラ閣下とがっちり握手を交わした織田は、「スペインの街と人々の協力があって撮影ができたことを感謝しております。スペインと日本のスタッフみんなが言葉の壁を乗り越え同じ映画人として通じ合い、この作品に情熱をかたむけ、それが映画にも出ていたと思う」と、スタッフ・キャストを代表して感謝の言葉を伝えた。大使は「スペインと日本は歴史や文化的なことを含め、過去と現代が混合して存在しているという共通性がある。スペインを舞台にした素晴らしい作品を作っていただいたことを、織田様と西谷監督に感謝申し上げたい。映画というものは人が人を知るうえでの最高のツールだ。私もぜひこの作品を観たい。スペイン側からも日本に撮影に来てもらい、交友関係を継続していけたらとなるこのような機会を継続していけたら」とコメント。織田は「今、映画館に行くと上映していますので、大使にも本国スペインのみなさんにもぜひ観ていただきたい」とPRすると大使は「大使館としても本作を推薦したい。本国で上映されればヒットすることは間違いない」と話した。最後に織田は「こうして文化的な交流ができたことを大変光栄に思っております。いつの日かまた素晴らしい映画を作れる日を楽しみにしております」と笑顔を見せた。映画『アンダルシア…』は、織田が外交官・黒田康作を演じるシリーズ第3弾。スペインを舞台に、北部の公国・アンドラで起こった日本人投資家殺害事件の調査にあたった黒田が、国際犯罪の巨大な闇に巻き込まれ命がけの任務に挑む。『アンダルシア 女神の報復』公開中
2011年08月02日公開中の映画『アンダルシア 女神の報復』主演の織田裕二と西谷弘監督が8月2日(火)、スペイン大使館を訪問し、ミゲル・アンヘル・ナバーロ・ポルテラ駐日スペイン大使に謁見した。外交官・黒田康作の活躍を描く人気シリーズの劇場版第2弾となる本作。バルセロナ、そしてタイトルにもあるアンダルシア地方でおよそ1か月にわたるロケが敢行された。織田さんはポルテラ大使とガッチリと握手を交わし「撮影は大変でしたが、スペイン、そして街の人々の協力があったからこそできました」と感謝を伝えた。西谷監督も「準備も含め、半年ほどスペインに滞在し、スタッフやキャストの半分近くが現地の方でしたが、彼らの協力のおかげで映画が完成しました。彼らが日本に来て、映画を観て興奮しているのがすごく嬉しいです」と笑顔で語った。風習や文化の違うスタッフとの撮影について、監督曰く、「通常は映画を撮り終わる頃になってやっとお互いの気持ちが分かり合うものですが、今回はスペインのスタッフは人の気持ちに立って動いてくれて、こちらも正直に向き合うことができた。通常の半分くらいで距離が縮まりました」と述懐。大使は織田さんと監督の訪問を感謝すると共に「私たちの国の素晴らしい場所で撮影していただき、また、スペイン人のスタッフと良好な関係を築いたというとこが素晴らしいと思います」と喜びを語った。大使からスペインの印象を尋ねられた織田さんは「以前にもバルセロナやアンダルシアを訪れたことはあったんですが、あの暑さを体験して、あのきつさの中でフラメンコや闘牛が生まれたんだなと感じました。そのエキスが映画に注入されていると思います」と語り、「ぜひ閣下にも映画を観ていただいて、ぜひ本国のみなさんにも観てほしいです!」とスペインでの配給の実現を熱望。大使は「ぜひ拝見したいと思います。スペイン人は日本のものを受け入れようとする気持ちを強く持っています。日本の人々やいろいろなものがスペインにとっては魅力のタネと言えます。日本人の目から見たスペインのイメージを見るいい機会ですし、ぜひ、大使館としても推していけたらと思います」と協力を約束した。大使からは「映画は人が人を知るよいチャンスです。ぜひこうした機会を今後も継続していければ」と映画を通じての両国のさらなる交流の要望に、織田さんも「ぜひ、また素晴らしい映画が作れるのを楽しみにしています」と満面の笑みで応じていた。『アンダルシア 女神の報復』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:アンダルシア 女神の報復 2011年6月25日より全国東宝系にて公開© フジテレビジョン/東宝/電通/ポニーキャニオン/日本映画衛星放送/アイ・エヌ・ビー■関連記事:黒木メイサ、鮮やかなブルードレスで登場!理系女子に期待の眼差し伊藤英明、インターポール役の参考に銭形警部?「ルパン」見るも15分で「何か違う」織田裕二、20年ぶりの「キターッ!」絶叫も新しい命は「まだ来ないですね」織田裕二、ネタバレぎりぎり!伊藤英明に銃を向けられ「怖かった!」織田裕二主演!キャスト登壇『アンダルシア』完成披露試写会に10組20名様ご招待
2011年08月02日今月27日、スペイン版のウォーク・オブ・フェイムが首都マドリッドに誕生し、ペネロペ・クルス&ハビエル・バルデム夫妻をはじめ、スペインを代表する映画関係者25人の名前が刻まれた星型のプレート除幕セレモニーが行われた。夫妻を何度もキャスティングしてきたペドロ・アルモドバル監督もスペイン映画アカデミー創立25周年を記念したこのイベントに出席。マドリッドの中心地にあるマルティン・デ・ロス・エロス通りは周辺にアートハウス系の映画館や映画関連書店が多い、映画ファンにはなじみある場所だ。ハリウッドでも活躍中のアントニオ・バンデラスや女優のマリサ・パレデスなど俳優16人、アレハンドロ・アメナーバル、カルロス・サウラ、いまは亡きルイス・ブニュエルなどスペインを代表する監督9人の計25人のプレートが設置されたが、今後も年に1、2枚ずつプレートを増やしていく予定だという。(text:Yuki Tominaga)写真はセレモニーの様子。右からハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、ペドロ・アルモドバル監督。© Splash/AFLO■関連作品:ドン・ジョヴァンニ天才劇作家とモーツァルトの出会い 2010年4月10日よりBunkamuraル・シネマ、銀座テアトルシネマにて公開© 2009: Edelweiss Production (Italia), Intervenciones Novo Film 2006, AIE e Radio Plus (Spagna)アレクサンドリア 2011年3月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて順次公開© 2009 MOD Producciones,S.L.ALL Rights Reserved.長ぐつをはいたネコ 2012年、全国にて公開PUSS IN BOOTS (R) and © 2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.抱擁のかけら 2010年2月6日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Juan GattiEl Deseoパイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.BIUTIFULビューティフル 2011年6月25日よりTOHシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© Menageatroz S. de R.L. de C.V., Mod Producciones S.L., Ikiru Films S.L.■関連記事:『カーズ2』全米初登場1位!初日興収はディズニー/ピクサー史上第2位!【ハリウッドより愛をこめて】公開直前、期待と混乱?ゆれる『ハリポタ』ファン【ハリウッドより愛をこめて】セレブ妊娠ブーム到来?最もセクシーな彼女の相手は…ハビエル・バルデム主演!『ビューティフル』試写会に20組40名様ご招待和製ジャック・スパロウを演じてほしい俳優1位は水嶋ヒロ!キムタクらもランクイン
2011年06月29日ローマのコロッセオやスペイン広場、ナポリのカゼルタ宮殿に、アマルフィ海岸など世界遺産を含む数々のイタリアの名所でのロケを敢行し、完成前から大きな話題を呼んでいた『アマルフィ 女神の報酬』。本作の完成披露試写会が6月24日(水)に開催され、主演の織田裕二を始め、天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市、伊藤淳史、佐野史郎に監督の西谷弘が上映前の舞台挨拶に登壇した。織田さん、天海さん、戸田さんの3人は、大阪での舞台挨拶の後に新幹線で帰京し、この完成披露に駆けつけるという強行日程だったが、笑顔で観客の歓声に応えた。主人公の外交官・黒田を演じた織田さんは「奇跡がいっぱい詰まった映画です」と胸を張った。撮影中のエピソードを尋ねると「台本にはそんなこと書いてなかったのに、監督に急に『ちょっと車にひかれてくれ』と言われまして…。スタントが入るのかと思ったら、衣裳を渡されて『ああ、俺がやるのか』と(苦笑)。まさかスペイン広場で車にひかれることになるとは思わなかったです」と明かしてくれた。商社マンの藤井を演じた佐藤さんは、プロデューサーから口止めされていたにもかかわらず、この作品の重大な秘密を暴露。「この映画、全編イタリアロケを謳ってますが、実は1カットだけ日本で撮影されています。あるシーンのフィルムが使えなくなって、帰国後にセットを組んで撮り直しました」とのこと。さてさて、いったいどのシーンなのか…。大使館の研修生・安達役の戸田さんは、完成した作品を観ての感想を聞かれ「撮影中は正直、いっぱいいっぱいだったので、やっと落ち着いて映画を観て『こういう作品だったんだ!』といち観客として興奮しました」と笑顔で語った。一方、伊藤さんは外交官の谷本に扮したが「僕の方は、イタリアで3日休んで1日働いて、4日休んで2日働き、2日休んで帰国、という感じでした…。もちろん1日ごとの撮影に集中しましたが、申し訳ないような気持ちです」と苦笑を浮かべた。愛する娘を誘拐されてしまう紗江子役の天海さんは、試写で作品を鑑賞した際に大泣きしたことを織田さんに暴露されたが、改めて感想を尋ねると「スクリーンの中にいる自分に嫉妬してしまうくらい、素敵な男性に囲まれてました(笑)。ストーリーをもう知っているのに、いろんな人の思いが胸に迫ってきて、あるシーンを境に堰を切ったように涙があふれてきました」と語った。佐野さんが演じたのは黒田の存在を疎ましく思う、在イタリア大使館参事官・西野。「僕の演じた役が、どのように見えるのか?映画を観た方々に話を聞きたいです。現場でも織田くんと、謎解きのようにどういう人物なのかって話してました」とふり返った。西谷監督は「3か月間ずっとイタリアで撮影に臨みました。だからこそ、にじみ出ているものがあると思います」と作品への強い思いを語った。『アマルフィ 女神の報酬』は7月18日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:アマルフィ 女神の報酬 2009年7月18日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョン■関連記事:“青”から“黒”の織田裕ニへフジが総力上げる『アマルフィ』、シリーズ化なるか?
2009年06月25日