カヤックは、サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営するクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」上で、ダンボールとスマートフォンだけで遊べるおもちゃ「ダンボッコ キッチン」の出資公募を開始した。「ダンボッコ キッチン」は、アプリを起動した状態のiPhone本体を、ダンボールでできたフライパン、鍋、まな板などにセットして遊ぶ「おままごと」用のおもちゃ。身近で温かみのある段ボールでできたおもちゃと、iPhoneアプリによるさまざまな演出を組み合わせることで、リアルな音や質感が感じられる「次世代のおままごと」を楽しめるという。また、「ダンボッコ」のiPhoneアプリは随時アップデートされ、新しい料理が追加されていく。例えば鍋でコーンポタージュを煮込んだり、フライパンでオムライスをつくったり、まな板で玉ねぎを刻んだりといった動作から、パエリアやポトフ、アクアパッツァなどといったメニューまで取りそろえるとのこと。フライパンを傾けると具材が動いたり、鍋のフタを閉じると湯気が立ち込めたりと、音や映像によるさまざまな効果が用いられている。そのほか、同製品のキットは接着剤や両面テープを一切使わずに組み立てることができ、角を丸く、強度を考慮した構造になっている。加えて、段ボール製であるため、子供が好きな色を塗ったり、落書きしたりといったカスタマイズも可能だ。なお、同製品の購入を希望する場合、同製品の特設ページより申し込むことで支援が成立。合計の目標金額を達成した時点で、支援者には出資額に応じた内容のダンボールキットが発送され、量産化の準備が整い次第製品化される予定だ。ちなみに、同製品はダンボールとスマートフォンを組み合わせたおもちゃ「ダンボッコ」シリーズの第1弾として発表するもので、今後も続々とシリーズ展開を行うとのこと。
2015年01月26日このところ、タッチ式の液晶パネルを採用した製品が増えている。代表的なものはもちろんスマートフォンだが、それ以外にも、カーナビやデジタルカメラ、中にはオーディオ機器といった製品にまで、タッチ式の液晶パネルを搭載しているものがある。スマートフォンが普及し、その操作体系に馴染んだ人が増えた結果、他の機器でもスマートフォンライクな操作体系を実現するためのデバイスとして、タッチ式の液晶パネルが使用されるケースが多いようだ。○スマホのタッチパネル汚れ、どうしてますか?タッチ式の液晶パネルの場合、操作をするには直接手で触れる必要がある。当然、液晶パネルは皮脂などで汚れていく。この汚れを落とすのはなかなか面倒だ。このような汚れが付きにくくする製品として話題になっているのが、2014年11月にキングジムが発表した「iガラコ」だ。iガラコは、スマートフォンのタッチパネル用のコーティング剤。自動車のフロントガラス用コーティング剤でトップシェアを持つソフト99とキングジムが共同開発した製品だ。製品の外見も、ソフト99がリリースしている自動車用の「ガラコ」をそのまま小さくしたようなデザインを採用している。下の写真が、コーティング前のスマートフォンだ。写真では分かりにくいかもしれないが、液晶パネルはかなり汚れが目立っている。液晶パネルにiガラコを直接塗布して、ティッシュペーパーで拭き取り、2時間程度以上乾燥させることで、表面にコーティング膜が形成される。コーティング膜が形成されると、皮脂などの汚れをはじき、拭き取りやすくなるという。1回の塗布で、約1カ月間効果が持続する。というわけで、iガラコを塗布してみた。塗布の際に1つだけ、注意しなければならない点がある。それは、塗布後に2時間以上きっちりと乾燥させることだ。乾燥時間が短く、コーティング膜が形成される前に触ってしまうと、塗布する前よりも指紋などの汚れが付きやすくなる。そうなると、また塗布からやり直しだ(実は、筆者も一度やり直した)。非常に分かりにくいのだが、2時間以上乾燥させた結果が、下の写真だ。コーティング後の液晶パネルに触れてみると、やはり指紋などの汚れは付着する。この点は塗布前と変わらない。ただ、汚れが付いても、少し拭くだけで落ちるようになった。なかなか効果的な製品だといえるだろう。さて、このようになかなか効果的なiガラコだが、希望小売価格が1,800円(税別)と、少々高めだ。1本に3ml入れられていて、約20回使用できるということだが、「i」が付かないほうの自動車用「ガラコ」は、iガラコよりも圧倒的に容量が多いが、600円程度で販売されている。とはいえ、スマートフォン用に専用開発された製品ということで納得できなくもない。それよりも問題なのは、入手が困難という点だ。筆者はヨドバシ.comの通信販売を利用したが、注文してから届くまでに約1カ月かかった。キングジムによると、注文が多く生産が追いつかず、品薄になっているとのことだ。以前、Amazonのマーケットプレイスで、iガラコが1本3,400円という価格で出品されていたのを見たことがある。これはさすがにやりすぎではないだろうか。なお、キングジムによると、現在増産を行っており、2月以降には増産分が市場に出回るとのことだ。なかなか便利な製品だと思うが、購入するのなら、市場で普通に入手できるようになってからでも遅くはないだろう。
2015年01月26日スマートフォンやタブレットと連動させて遊ぶ次世代オモチャ、スマートトイ。大人だからこそ楽しみたい次世代スマートトイを紹介する本連載、第10回目はスマホの通知を腕元で受け取れる、スイス生まれの格安スマート「トイ」ウォッチをチェック!!○着信の錯覚は妖怪のしわざ?ポケットの中でイタズラする妖怪をご存知だろうか。スマートフォンの通知がブルっとバイブした気がして取り出してみると、そうでもなかったやつ。そう、それ、"スマホあるある"。絶対ブルったはずなのに、何事もなかったかのように佇むスマホ。この事象にはれっきとした名前が付いていて、幻想振動症候群、またはファントム・バイブレーション・シンドロームというらしい。きっと中2病っぽい妖怪が、「喰らえファントム・バイブレーション!!」と技を繰り出しているのだろう。そんな妖怪のイタズラともおさらばできそうなのが、今回紹介するスマートウォッチ「ZeSplash」だ。なんでもスマホとBluetoothで接続し、着信やメールの通知を振動と音で知らせてくれるという。つまりスマホをポケットに入れたままでも、腕元で通知を受け取ることができる。妖怪ファントム泣かせのスマートウォッチだ。画面は防水型のタッチパネルで、マイクとスピーカーを内蔵。タッチスクリーンを使用して電話をかけたり、ボイスコントロールでスマホをハンズフリー操作することも可能。電話をかけてきた相手の情報を表示したり、毎日の歩数やカロリー消費量も測ってくれる。いわゆるスマートウォッチだが、価格は2万円を切るお手頃なウォッチだ。これさえあれば、妖怪ファントムのスマホ鳴らしの攻撃を防げるかもしれない。というわけでさっそくその実力を確かめてみた。○誰からの電話か手元で確認。着信ウォッチさっそく使ってみようとしたが思わぬ落とし穴があった。それはこの「ZeSplash」のiOSアプリがリリースされていないため、機能が一部制限されるのだ。公式サイトには「iOS 4.0以上/Android 2.3以上」となっているものの、iOSは基本動作のみで、全ての機能が使えるのはAndroid端末のみとのこと。これも妖怪のしわざなのだろうか。気を取り直してとりあえずまずはiPhoneとペアリング。「ZeSplash」の電源ボタンを押し、スマホのBluetooth設定画面からあっけなくペアリング。するとiPhoneの連絡先などを自動で同期する。iPhoneに電話がかかってくると、登録名で通知され、スマホをポケットやカバンに入れたままでも誰からの着信か腕元で確認できる。着信ラグは2~3秒ほど。そのまま「ZeSplash」で応対することもできるが、本体のスピーカーから音がダダ漏れになるため注意が必要だ。また着信通知だけでなく、スマホの着信履歴を見ることもできるため、気付かなかった着信を見るのにも便利だ。○画面をスワイプで切り替え。タッチウォッチベルトや本体の一部は防水ラバー製で、画面はタッチパネル式となっている。「ダイヤル」「電話帳」「音声コントロール」「情報」「Music」「歩数計」「通知」「アプリ」などの機能をスワイプで表示。左右でモード切り替え、下にスワイプすると前画面に戻る。○ハンズフリー操作で、近未来ウォッチ腕元の「ZeSplash」からSiriを呼び出し、遠隔操作することもできる。例えばSiriに音声メモをお願いしたり、天気を聞いたりすることも。スマホを腕元でコントロールするちょっとした近未来気分が味わえる。ただし「ZeSplash」の画面上には検索情報は表示されず、音声のみの応対が続くため、こちらも公共の場での使用には注意が必要だ。妖怪ダダ漏れ。○文字盤を簡単チェンジできる、入れ替えウォッチスマートウォッチらしい楽しみ方として、時計文字盤を上下スワイプで切り替えることが出来る。5種類のバリエーションから選べ、いつでもチェンジできる。○スマホ忘れてますよーの、お知らせウォッチ腕時計型の特長をいかした機能として、「紛失防止機能」が便利。スマホと10メートル以上離れるとZeSplashが振動して教えてくれる。これがあればスマホを家に忘れて出かけることや、居酒屋に置き忘れることもなくなるかも。幻想の振動ではなく、リアルに助けるバイブレーション。○結論:スマート・トイウォッチこれはスマートウォッチではなく、スマート「トイ」ウォッチ。「Apple Watch待ち」の人が「雰囲気」を楽しむにはいいかもしれないが、全体的に「トイ」感が強いため、本格的にスマホと連動して「操作」するのは現実的ではない。どちらかというと、スマホと連携する「通知ウォッチ」として捉えたほうが良さそうだ。ただし単なる通知ウォッチと言って侮るなかれ。最近のスマホが大画面化する中、カバンから取り出すのが面倒だったり、本体が大きすぎてうっかり落としてしまう人も多いだろう。個人的にも昨年iPhone 6をポケットから取り出す時に落として画面を割ったこともあった。街中を歩いている時にポケットでブルって来ても腕元でさっと通知だけを確認できれば安全であり、これぞスマートではないか。今年はApple Watchの発売が噂されているが、案外初めはこういった「通知」のためだけに使用されるかもしれない。そういった意味では、似たような一部機能が一足先に使えるスマホ連携時計に、「トイ」以上の価値を見出す人もいるかもしれない。
2015年01月23日ワイモバイルは1月20日、スマートフォンやタブレットを一元管理できる法人向けサービス「デバイスマネジメントサービス」を開始すると発表した。端末管理者の業務負担と、利用する社員自身が行う設定作業の手間を大幅に軽減し、セキュリティ対策の徹底化を図るとともに、組織ごとに必要な端末機能の統一化などを迅速に行うことで、業務の安全性と効率化を促進する。基本サービス利用料金は、1IDあたり月額500円で、オプションサービスが月額200円。3月31日までにサービス登録が完了したユーザーを対象に、申込みから3カ月間、利用料金が無料になるキャンペーンも実施する。
2015年01月21日KDDIは19日、2015年春モデルとしてスマートフォン4機種、フィーチャーフォン2機種を発表した。春モデルは、スマートフォンの操作性を取り入れたフィーチャーフォン「AQUOS K」が登場する。スマートフォンではシリーズ最新機種が投下され、シニア向けスマホ、ジュニア向けスマホを揃え、より多くの世代にアプローチする端末を用意した。目玉商品となるのは、スマートフォンの要素を取り入れた"ガラホ"の「AQUOS K」。外観は従来型のフィーチャーフォンだが、指を使ったスクロール操作など、スマートフォンに似た操作が行える。また同機種では、4G LTE、Wi-Fiテザリングに対応し、クアッドコアCPUを搭載するハイスペックフィーチャーフォンに位置づけられる。フィーチャーフォンのもう1機種として「GRATINA2」を発表している。スマートフォンは、「INFOBAR A03」「AQUOS SERIE mini」がシリーズ最新モデルとしてリリースされる。このほか、シニア向けの「BASIO」、そしてジュニア向けの「miraie」もラインナップに加わり、年齢を問わずに選べる自由が増える。キャリアアグリゲーション、WiMAX 2+、2月から本格的にサービスインとなるVoLTEサービスにも、miraieを除く3機種が対応する。また、スマートフォンはこれまでディスプレイの拡大傾向が続いていたが、今回は5インチ以下のラインナップとなっており、コンパクトさを強調したものとなっている。なお、今回発表された端末の発売予定日は以下のとおり。AQUOS K(2月下旬)GRATINA2(2月上旬)INFOBAR A03(2月中旬)AQUOS SERIE mini(1月下旬)BASIO(2月中旬)miraie(1月下旬)(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月19日スマートフォンや携帯電話などで、自分撮りを行う「selfy」が世界的に流行している。そうした「selfy」ブームに合わせ、スマートフォンを先端に設置して、自撮りができる「セルカ棒(自撮り棒)」も大きなブームとなっている。ただし、Twitterなどでは、街中でセルカ棒を使うと危険だとするツイートも多く見受けられる。実際、東京ディズニーリゾート(東京ディズニーランド/東京ディズニーシー)では、セルカ棒の使用を禁止しているという。その理由について、オリエンタルランド広報部に話を聞いた。まずは、セルカ棒の使用について改めて聞いてみた。「セルカ棒を使用しているゲスト(客)が急激に増えているが、ゲストの安全を考慮して、当パークではセルカ棒の使用を禁止させていただいている。伸ばした棒の先端などが、顔や体に当たると危険なので」とのことだった。セルカ棒だけでなく、東京ディズニーリゾートでは、三脚等の使用も禁止しているそうで、「セルカ棒だけでなく、三脚などの撮影補助機材の持ち込みも禁止させていただいている。こちらもゲストの安全を考えてのこと」と説明してくれた。園内で実際にセルカ棒を使用している人を見かけた場合については、「キャスト(園内スタッフ)よりお声がけさせていただき、使用をご遠慮してもらう」という。園内での記念撮影については、「タイマーを使って撮影していただくか、お近くのキャストに声をかけていただければ撮影します。気軽に声をかけて欲しい」とのこと。混雑が予想される園内では、安全に配慮しセルカ棒を使うのではなく、キャストの方にお願いをして、撮影してもらおう。
2015年01月19日大日本印刷(DNP)とKiiは、スマートフォン用などのモバイルアプリケーションの開発・運用に求められる汎用的なバックエンドシステムの機能をAPIで提供するBaaS型のクラウドサービス「Device Backend by Kii」の提供を、2月1日に開始すると発表した。サービスは、DNP柏データセンターで運用する。「Device Backend by Kii」の機能としては、会員管理、プッシュ通知、データ管理、位置情報、Things(モノ)管理がある。会員管理では、ユーザー登録(サインアップ)、ログイン/ログアウト、グループ管理、SNS(Twitter、Facebook)認証、SMS(ショートメッセージ)による電話番号認証、メールアドレス認証などの各種会員管理と認証を提供。プッシュ通知では、運用者から会員へのメッセージ、アップデートやお買い得情報などのメッセージ、ユーザー間同士の交流などを、管理用のポータル画面での簡単な設定によって配信する。データ管理では、各種フォーマットのデータの保存・整理・共有・同期・検索、画像や動画などのファイルのアップロード/ダウンロード、ファイル公開の制限設定。位置情報では、スマートフォンの位置情報に基づくデータの取得や検索を行い、その場所に最適な情報の配信など、位置情報と連動したさまざまな機能の提供を可能にする。そして、Things(モノ)管理では、スマートフォンだけでなく、アプリを搭載してインターネットに接続したIoT用の"モノ"(ウェアラブルデバイスなど)からも、上記機能を利用できる。価格は初期導入費用が5万円、月額利用料が10万円(いずれも税別)となっている。
2015年01月14日スマートフォンは、携帯電話とコンピュータ両方の顔を持ちます。ですから、スペック表を見れば専門用語のオンパレード……これではおいそれと比較できません。このコーナーでは、そんなスマートフォン関連の用語をやさしく解説します。今回は「Google Cast」についてです。***Google Castは、音楽や動画をストリーミングデータとして他のデバイスに配信する機能(ソフトウェア)です。ディスプレイのHDMI端子に挿して利用する小型メディアストリーミング端末「Chromecast」にあわせて公開され、AndroidやiOS向け再生アプリに組み込まれる形で利用されています。アプリ以外にも、WEBブラウザ「Google Chrome」の拡張機能(プラグイン)としても配布されており、特別なハードウェア要件は存在しないため、Google ChromeがサポートするOS(Windows/Mac/Linux/Chrome OS)で動作します。ただし、動画のように表示する側の処理能力が問われるコンテンツも扱うため、ある水準以上のCPU/GPU性能が求められます。Google CastはAppleの「AirPlay」によく似ていますが、動画や静止画、音楽といったコンテンツは送信側の端末(スマートフォン/パソコン)にあるものだけが対象ではありません。WEB上にあるデータをChromecastなどGoogle Cast対応デバイスに再生指示できるため、YouTubeのような動画サイトのコンテンツも事前にダウンロードすることなく再生できます。Google Castは仕様とソフトウェア開発キットが公開されているため、サードパーティー製アプリの開発も可能です。実際、「dビデオ」や「Hulu」などの動画サービス視聴アプリは、Google Castに対応しています。Google Castを受信できるデバイスはChromecastやNexus Playerなど種類が少ないため、アプリ紹介時には"Chromecast対応"と表現されがちですが、機能としてはGoogle Castが利用されているのです。1月時点ではGoogle製品しか販売されていないGoogle Cast対応デバイスですが、2015年中にはテレビなど家電に組み込まれる形で登場します。日本メーカーではSONYやSHARPが採用を表明している「Android TV」は、Chromecast相当の機能が標準装備されるため、より手軽に動画や音楽を楽しむことができそうです。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月14日みずほ銀行は8日、スマートフォン向け「かんたん残高照会アプリ」の提供を開始した。このたびは、Android OS向けにサービスを開始し、iOS向けは後日にサービスを開始する予定。「かんたん残高照会アプリ」は、ワンタッチで口座残高を確認できる「かんたんログイン」と、入出金が発生した際に知らせてくれる「プッシュ配信」の二つの機能を特徴としているスマートフォン向けサービス。従来、口座情報の確認には、顧客に同行のサービスへアクセスする必要があったが、同アプリの利用により、手持ちのスマートフォン端末で入出金の更新有無を簡単、便利に確認することができるようになったとしている。同行は、顧客と銀行の双方向のコミュニケーションサービスを実現する次世代チャネル構築を通じて、顧客に、「いつでも」、「どこでも」、「ベンリに」、金融サービスを利用してもらえるよう、新サービスの開発へ積極的に取り組んでいくとしている。
2015年01月13日ロジックは、指を通すことでスマートフォンを固定する「ホルダーリングW」を発売した。価格は税込み1782円。「ホルダーリングW」は、スマートフォンなど端末の背面に設置し、リングに2本の指を通すことでスマートフォンを固定できるリング。しっかりとホールドできることで、操作性の向上に加えて、端末の落下を防ぐ。また、リングを利用しスマートフォンスタンドとしても使用可能。端末からの取り外しもでき、水洗いすれば再度利用できる。「ホルダーリングW」のサイズ/重量は、幅約57mm×高さ約24mm×奥行き約8mm/約17g。背面が平面の端末であれば、設置可能。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月10日総務省は1月7日、近年、スマートフォンに蓄積された利用者情報が、不正なアプリによって外部送信される事例が発生していることから、通話履歴や購買履歴など、スマートフォンの利用者情報の取扱いに係る安心・安全な利用環境の整備を目指して、スマートフォンにおけるアプリケーションの動作とプライパシーポリシーの記載内容を解析し、両者の結果の整合性等について検証する、第三者検証の仕組みの確立に向けた実証実験を2月に実施すると発表した。これは、平成21年4月から開催している「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会」において、「スマートフォン安心安全強化戦略」が取りまとめられ、この中で「アプリケーション等について、利用者情報の適切な取扱いが行われているかどうか等を、運用面・技術面から第三者が検証する仕組みが民間主導により整えられることが望ましい」という提言が行われたことから実施されるもの。実証実験では、スマートフォンアプリにおける利用者情報の適切な取扱いが行われているかどうか等を技術面から第三者が検証する仕組みについて構築・実証する。具体的には、アプリによる利用者情報の外部への送信の有無等を解析し、アプリ提供者が公開しているプライバシーポリシーとの突合を行い、結果を表示する第三者検証システムプロトタイプを構築。このシステムを活用し、アプリ開発事業者から提供されたアプリに対して、アプリ解析(動的解析・静的解析)及びプライパシーポリシー解析結果の整合性等に関する実証を行う。また、今後のプライパシーポリシーの普及・啓発のため、プライパシーポリシー作成の支援に向けた検証も行うという。
2015年01月08日Cerevoは5日、スマートフォンやクラウドと連携するスマート・スポーツ分野の新ブランド「XON」の第1弾製品として、スマートフォンと連携するスノーボード・バインディング「SNOW-1」(スノウワン)の開発を発表した。2015年内に販売開始する予定。価格は400~600ドル程度を想定する。「SNOW-1」は、Bluetooth 4.0 LEとGPSや荷重センサーを搭載したスノーボード・バインディング。SNOW-1を装着して計測したデータは、Bluetoothで連携したスマートフォンやタブレットへリアルタイムで転送され、荷重や重心の掛け方を可視化して、自分の滑りを分析できる。製品には、3軸加速度センサー、曲げセンサー、荷重センサー、高輝度LEDなどを搭載。荷重センサーは左右それぞれの足元に4カ所ずつ搭載し装着したスノーボーダーの荷重の掛け具合や重心位置を、曲げセンサーではスノーボードの部位別しなり具合を計測できる。高輝度LEDはバインディングのつま先・ヒール部に装着しており滑走を演出するほか、フォームの確認用として一定の荷重状態やしなり状態に応じて光らせる設定も可能。測定データは、スマートフォンで撮影した動画と重ね合わせて表示できる。GPSを利用した滑走軌跡も確認できる。本体サイズは、W300×D165×H270mm。バッテリはリチウムイオン。製品には防水加工が施される。無料のiOS/Androidアプリも用意する予定。なお、同製品は米国時間2015年1月6日から米・ラスベガスで開催される家電関連展示会「2015 International CES」で実機展示とデモンストレーションを行う。
2015年01月05日中国小米科技は4日(現地時間)、Google+の公式アカウントにて、2014年のスマートフォン販売台数と年間売上高を発表した。それによると、スマートフォンの販売台数は前年と比べ227%増の6,112万台、年間の売上高は前年比135%増となる735億元(約1兆4千億円)だった。小米科技は2010年4月に設立された中国・北京に本社を置くスマートフォンメーカー。中国以外ではインドなど7カ国でスマートフォンの販売を行っている。また同日の投稿によると、今後さらに多くの国や地域に市場を拡大していくという。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月05日スマートフォンは、携帯電話とコンピュータ両方の顔を持ちます。ですから、スペック表を見れば専門用語のオンパレード……これではおいそれと比較できません。このコーナーでは、そんなスマートフォン関連の用語をやさしく解説します。今回は「サファイアガラス」についてです。***ほぼすべてのスマートフォンが、ディスプレイ表面に透明なガラスを貼っています。タッチ式が半ば前提とされているだけに、安定した誘電率と高い電気絶縁性を求められることはもちろんですが、キズが付きにくい/割れにくいという"タフさ"も求められています。そのタフさで注目されているのが「サファイアガラス」です。高純度のアルミナ(α-Al2O3)を人工的に巨大結晶化したもので、アルミナとシリカを主成分とする一般的な化学強化ガラス(アルミノケイ酸ガラス)とは組成が異なり、正確には「ガラスのように無色透明なサファイア」といえます。サファイアガラスの特徴は、「硬度」と「強度」です。宝石のサファイアと変わらない化学特性により、引っかきキズが付きにくいうえに割れにくく、耐摩耗性にも優れています。アルミノケイ酸ガラスと比べると製造コストは嵩みますが、そのタフさはスマートフォンに適しています。タッチディスプレイの表面以外では、すでにスマートフォンへの導入が進んでいます。iPhone 6/6 Plusはその好例で、リアカメラのレンズ部分とホームボタンの素材(Touch IDセンサーの保護用)にはサファイアガラスが採用されています。タッチディスプレイ表面での採用も期待されますが、2014年12月現在サファイアガラスを採用した端末は日本国内で発売されていません。しかし、米国では4.5インチ液晶表面にサファイアガラスを採用した「Brigadier」が8月に発表され、いよいよディスプレイでの採用が始まりました。日本でもサファイアガラス採用端末が発売される日は、そう先のことではないでしょう。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年12月28日新生銀行はこのたび、新生総合口座パワーフレックスのインターネットバンキングサービス「新生パワーダイレクト」において、スマートフォンでのサービスを拡充したと発表した。2014年2月より開始したスマートフォン用「新生パワーダイレクト」では、「新生パワーダイレクト」のサービスのうち、口座情報一覧や投資信託を除く入出金明細、振込・振替に加え、円普通預金と13通貨の外貨普通預金の振替などが 24時間365日利用できる。このたびはさらに、主な機能に直接アクセスできるショートカットメニューをログイン直後の画面にウェルカム画面として配置したほか、円定期預金や2週間満期預金の取り扱いを開始した。スマートフォンは顧客の取引チャネルの一つとして重要度を高めつつあることから、今後もさらなる機能の充実を図り、スマートフォンによるインターネットでの取引の利便性を一層高めることにより、顧客に、さらに付加価値の高い商品・サービスを提供していくとしている。○「新生パワーダイレクト」スマートフォンで提供する機能・メニュー一覧このたび追加した機能は★印で表している。口座情報口座情報一覧(投資信託を除く)入出金明細(投資信託を除く)お取引レポート★振込・振替振込・振替振込・振替状況照会/取消振込登録先一覧★振込・振替限度額の変更★通知Eメール登録・変更★資産運用外貨普通預金2週間満期預金★円定期預金★レート照会為替レート普通預金金利定期預金金利お客さまサポート限度額変更★パスワード変更★通知Eメール登録・変更★電子お取引レポートサービスご登録/解除★よくあるご質問
2014年12月26日日本通信とVAIOは12月25日、日本通信が構想するMSP事業(通信とハードウェアを組み合わせたソリューション)に必要なモバイル機器(モバイルネットワーク機能を内蔵する機器)に関して協業することで合意したと発表した。日本通信は、MVNO市場およびSIM市場を開拓するとともに、モバイル・ソリューション事業の展開を図っているなか、今回の協業はその大きな一歩を踏み出すものとしている。VAIOは、ソニーからVAIOブランドとPC事業を継承して「VAIO株式会社」として2014年7月1日に事業を開始し、さまざまななパートナーと協業を推進している。両社は協業の下、来月にもVAIOブランドのスマートフォンを日本市場に投入するプロジェクトを進めているという。
2014年12月25日VAIOと日本通信は25日、通信機能とハードウェアを組み合わせたモバイル機器に関し、協業することで合意した。VAIOはこの協業により、スマートフォン市場へ参入することになる。VAIOは、2014年7月1日にソニーからVAIOブランドとPC事業を継承して事業を開始。12月時点では「VAIO Pro」「VAIO Fit」というPCのみのラインナップを揃えている。しかし同社は、キヤノンやセルシスとの連携など、さまざまなパートナーとの協業を進めており、事業開始時にも代表取締役・関取高行社長が「デジタルな商品についてアイデアを持つ社員がいれば、VAIOブランドでの展開があり得る」という方向性を示しており、スマートフォンやタブレットなど、PC以外のジャンルに参入する可能性は存在していた。両社は、2015年1月にVAIOブランドのスマートフォンを日本市場に投入するプロジェクトを進めている。具体的な製品概要は、製品発売を決定した段階で改めて案内するという。
2014年12月25日MMDLaboはこのほど、「2014年スマートフォンでの健康データ管理に関する調査」の結果を発表した。同調査は12月1日~3日、スマートフォンを所有している20歳以上の男女562人を対象に、同社が運営するWEBサイト「MMD研究所」にて実施したもの。健康への気遣いについて聞いたところ、「普段から気遣っている」が32.2%。「気遣っている」の39.5%と合わせると71.7%の人が健康に気遣っていることがわかった。スマートフォンで健康に関する記録をしているかどうかという質問をしたところ、「現在記録している」と回答した人が19.2%だった。「過去に記録をしていた」人の11.0%と合わせると、30.2%の人が健康に関する記録をした経験があることがわかった。また「現在記録をしている」と回答した人の30.4%が「普段から健康に気遣っている」と回答し、健康志向が高いことが明らかとなった。スマートフォン連携の健康管理や活動記録ができるグッズについて聞いたところ、「知っており、利用している」が10.1%、「知っており、過去に利用していた」が5.5%、「知っているが利用していない」が50.5%となり、合わせて認知度は66.1%という結果となった。なお、昨年行った同様の調査と比較すると18.7ポイント増えている。
2014年12月22日スマートフォンやタブレットと連動させて遊ぶ次世代オモチャ、スマートトイ。専用アプリを用いることで今までにはないオモチャの楽しみ方が広がってきている。そんなハイテクオモチャを子供だけに遊ばせるのはもったいない! ということで、大人も楽しめる、いや大人こそ楽しみたい次世代ハイテクトイを紹介する連載、始めます。○これは何? 謎の白い物体これは今年の2月に発売され、この年末年始にかけて口コミで売れ行きを伸ばしているという、とある製品。電池で駆動するコンパクトな物体で、本体上部の口からフイルムのようなものを吐き出すのだとか。一体これは何なのか、この製品を個別に初体験した者たちの証言を以下にまとめてみた。■証言1:「これは写真の美白加工が楽しめるプリンタよ」これはそうね、きっと持ち運べるプリクラみたいなものじゃないかな。PCにつなげて写真を簡単に印刷できる機器みたいな。美肌に加工されてる写真なら、カタチとして残しておきたいもの。女子会ではきっと重宝されるわ。■証言2:「SNS専用プリンタだね、うん」わかるよーわかるよー、でもどっちかつーと、SNSの写真をプリントするものっしょ。俺がFacebookに上げてたパーリーの写真が何枚もプリントされててさー。写真をリアルでシェアできるって、まじやばばっしょ。■証言3:「違うよ。コンパクトコピー機よ」てかまじ意味わかんないー。あたしが見たのは同じ写真が何枚もあったんだけど。多分、記念写真用のコピー機じゃない? そもそもこの本体にカメラとか付いてないし。誰かが撮った写真をコピーして、みんなに配る? 誕生日とか? 結婚式とか?■証言4:「プリントする写真付き手紙だぉ」写真? コピー? それならメールすればいいぉ。これは、きっとメッセージプリントだぉ。贈りたい写真にメッセージ添えて渡すの。手紙的な? アナログな的な? 大事な人との記念日に使うのもいいかもだぉ。使ったモノは明らかに同じなのに、人によって証言が違う。一体どれが真実なのか……。○トイカメラがスマート化?今回の製品は、パリピのバイブスをアゲるスマートトイだ。「パリピ」とは、パリっとしたピーナッツのことではない。そもそもピーナッツを食べる擬音は"カリッ"とかもしれないし、"ポリポリ"かもしれないし、しかも食べ過ぎるとニキビができるかもしれない。そうではなく「パリピ」とはパーティピープルの略で、飲んで騒いでクラブ行くっしょみたいな人たちだ(自分調べ。ちなみに画像検索結果はこちら)。きっとパーティで柿ピーを食べているんだろう。そんなパリピをノリノリにさせる(バイブスをアゲる)アイテムとして、昔から根強い人気を誇るのが、インスタントカメラ「チェキ」シリーズだ。撮った写真がすぐに印刷され、その場ですぐにシェアできるプリント機能付きのインスタントカメラ。SNSやデジタル全盛のこの時代、逆にアナログ的な楽しさが受けている。結婚式や同窓会、そしてパーティなどではチェキで撮った写真をその場で友達と交換したり、メッセージを書いて贈るなど、パーティの雰囲気を盛り上げるツールとして人気が高い。中には「チェキで撮る」という特別感を利用して、好きな人の写真を撮ったり、二人で一緒に映ったりと、恋のワンチャンあるでこれ的な使い方もされている(自分調べ)。しかし今はスマホ全盛の時代。このトイカメラも時代のニーズにあわせて進化した。それがこの「スマホ de チェキ」だ。トイカメラがスマホと連携するスマートトイカメラに進化した、と思ったら違った。チェキカメラ本体にスマホ連携機能を付けるという進化ではなく、スマホと連携するチェキのWi-Fiプリンタ版だ。つまりカメラはスマホのものを使用しつつ、撮った写真をプリンタに転送することで、「その場で楽しめる」チェキならではの味が残されている。○これぞ「チェキ」! スマホ写真がその場でプリント本体の電源を立ちあげ、スマホのWi-Fi設定画面からプリンタのアクセスポイントに接続。あとは専用アプリを立ち上げ、「写真を選択」をタップし、「接続してプリントする」をタップすれば、約16秒で印刷される。○アプリで写真加工、メッセージもスマホで撮影した写真をそのままプリントするだけではなく、アプリを使って写真を加工できるのも便利。テンプレートからフレームを選んだり、写真にフィルターをかけたり、テキストを入れてメッセージを書くこともできる。誕生日や贈り物に添えるメッセージカードとしての役割も果たしてくれる。一発撮りを楽しむチェキのワンチャン感も大事だが、フイルムがもったいない。撮り直しができるスマホ写真で一番のお気に入りをフイルムに印刷したい、過去にSNSにあげたお気に入りの一枚をプリントしたい、そんなスマホ連携をうまく活かした立派なスマートトイだ。使い方によって一眼レフで撮った写真データをスマホに入れてそれをプリントするというテクニックもある。ただし、デジカメで撮ったようなパキッとした画ではなく、あくまでチェキならではのふわっとした味のある発色になる。○結論! 年末年始にヒーローになれる便利グッズ忘年会にクリスマス、新年会に同窓会……確かにパリピならずとも、この季節は人が集まるシーンが待ち構えている。実際にこのスマホ de チェキを持っていくだけで、パーリーのヒーローになれる可能性を秘めている。スマホで撮った写真がその場でプリントされるサプライズ、それは知らない人にはまるでマジックに見えるに違いない。さらにチェキやインスタントカメラを知らない世代にとっては、白いフイルムに画像が浮かび上がってくること自体が驚きの体験になるだろう。これまでのスマートトイストーリーで紹介してきた製品は、どこか使う人を選ぶ、モノ好きな人が最先端感を楽しむものが多かった。しかし今回はパーティピープルに限らず、どんな人にも刺さりそうなスマートトイだ。それがあるだけでみんなが楽しめる、みんなの笑顔がこぼれる、「トイ」の原点を考えさせられるモノ。年末年始に使うだけではなく、クリスマスのプレゼントにもよろこばれるアイテムだ。○オマケ:その後、パリピのバイブス■証言5:「つーか、これスマホの写真をプリントするものだし」とりま(とりあえずまあ)、みんな間違いであり正解ってとこかな。実は君たちが言ってたこと、このスマホ de チェキで全部できるんだよねー。これぜーんぶ、スマホで撮った写真をこのプリンタにWi-Fiで送ってるんだよ。正解はスマホに連携するプリンタ版チェキってところかな。女「えーすごーい! スマホから飛ばしてるの? じゃ写真、一緒に撮ろうよー」男「いいね! (ツーショットゲットー)」女「ねーねー、それならこの写真もプリントしたいんだけど」男「いーよー。じゃ写真をLINEで送ってー。(LINE IDゲットー)」女「あたしもスマホ de チェキ、欲しいんだけど!」男「じゃ今度の日曜日、一緒に買い行こう(デート口実ゲットー)」クリスマス前に恋のワンチャンあるでこれ。
2014年12月22日スマートフォンは、携帯電話とコンピュータ両方の顔を持ちます。ですから、スペック表を見れば専門用語のオンパレード……これではおいそれと比較できません。このコーナーでは、そんなスマートフォン関連の用語をやさしく解説します。今回は「プロジェクトAra」についてです。***「プロジェクトAra」は、Googleが推進するハードウェア規格です。Android端末を機能ごとにモジュール化し脱着可能な構成とすることで、自由に機能の入れ替えができることが最大の特徴です。カメラやディスプレイなど主要部分もモジュール化されるため、自分好みのオリジナル端末を作りあげることが可能です。Araではモジュールの寸法が規格化されています。1辺が20ミリのモジュールは、エンドスケルトン(Endoskeleton、内骨格の意)と呼ばれるフレームパーツに装着され、共通の高速シリアルインターフェイス「UniPro」で接続されます。最新の仕様(v0.11)では、エンドスケルトンのサイズは大/中/小の3種類が用意され、大は91x164x9.7mmで装着できるモジュールの個数が横4×縦7、中は68x141x9.7mm/横3×縦6、小は45x118x9.7mm/横2×縦5とされています。Araをスタートさせた理由としてGoogleは、新しい技術をより速くスマートフォンに採り入れるられることを挙げています。サードパーティーにモジュール開発キット(MDK)を公開することで、ハードウェアにおける自由で開かれたプラットフォームを提供し、モジュールマーケットを通じて販売することでエンドユーザの利便性も追求します。エンドスケルトンを提供する企業がGoogleのみなこともポイントです。Googleは生産設備を持たないため、製造は他企業に委託しますが、設計はGoogleが管理します。これはプラットフォームの細分化を避けるためと考えられ、中核部分をGoogle1社で開発しているAndroid OSと同じです。表現を変えれば、Araは"Androidのハードウェア版"といえるでしょう。もっとも、現時点でAraは商用段階ではなく、研究/開発段階という位置付けです。2015年1月には試作機第2弾が発表される予定ですが、エンドユーザが手にできるのはその先のこととなります。
2014年12月21日ロームは12月17日、スマートフォンやタブレットなどのディスプレイ搭載機器向けに、周囲光のRGB成分、色温度や照度を検知するカラーセンサ「BH1745NUC」を発表した。近年、周囲のRGB成分を分析して自動でディスプレイ画像を調整したり、照度に応じてディスプレイのバックライトを調光するために、スマートフォンやタブレットなどのディスプレイ搭載機器にカラーセンサの導入が始まっている。従来のカラーセンサはRGBなどの可視光をしっかりと検知するため、透明の光学窓が使用されていたが、デザイン性の高まりを受け、筐体に合う暗い光学窓が求められるようになってきた。しかし、暗い光学窓を使用した場合、可視光を通しにくくなることで、可視光の情報が赤外線の情報に埋もれてしまい、正確な色味を検知できなくなるという課題があった。そこで今回、独自の赤外線除去技術と演算方式など、長年培ってきた光センサ開発のノウハウを駆使し、暗い光学窓にも適用可能なカラーセンサを新たに開発した。これにより、業界最高の赤外線除去特性を実現することで、赤外線の影響を従来比で1/10以下とし、可視光だけを効率良く抽出できるようになった。そして、デザイン性を重視した暗い光学窓を使用しても可視光だけを検知することで、さまざまな照明に対して、照度、色温度をより正確に算出することができるようになったという。なお、サンプル価格は300円(税抜き)。9月よりすでにサンプル出荷を開始しており、2015年4月から当面月産50万個体制で量産を開始する予定。生産拠点は前工程がローム(京都市)、後工程がROHM Electronics Philippinesである。
2014年12月18日スマートフォンの利用コストが抑えられるMVNOサービスが人気を集めている。最近では、格安SIMカードとスマートフォンをセットで販売する"格安スマホ"も注目度が増している。格安スマホというと「スペックも低いのでは? 」と思われがちだが、実際には高性能なスマートフォンも次々と「格安スマホ」として市場に出てきている。その好例がASUS製の「ZenFone 5」。大手携帯キャリアが販売していない、魅力あふれるスマートフォンに仕上がっている。そこで本稿では、ZenFone 5とSIMカードをセットで提供しているMVNOサービス各社のサービス内容を比較し、どのサービスがお得かチェックしてみた。対象となるのは、ハイホー、ニフティ、楽天モバイルの3サービスである。○ZenFone 5の特長本題の前に、まずはZenFone 5の特長を簡単におさらいしておこう。同端末は、ASUS JAPANが今秋発売した5インチのAndroidスマートフォン。SIMロックフリーのため、NTTドコモのネットワークを利用したMVNO各社のサービスが利用できる。参考までに、ASUSオンラインショップでの価格は16GBモデルが28,944円(税込)となっている。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、レッド、ゴールドの4色で展開する。本体サイズは72.8(W)×148.2(H)×10.34(D)mm、重量は145g。OSはAndroid 4.4、プロセッサには1.2GHzのクアッドコアCPU(Snapdragon 400)を採用する。RAMは2GB。端末の背面に800万画素のメインカメラを、前面に200万画素のインカメラを搭載している。ソフトウェアの面では、高い文字変換精度を誇るジャストシステム社製の「ATOK」を標準搭載。スピーディーな文字入力が行える。○共通事項を確認本稿で比較するのは、ハイホーの「hi-ho LTE typeD ミニマムスタートwith ZenFone 5 【LTE】」、ニフティの「NifMo(ニフモ)」、楽天の「楽天モバイル」の3サービスである。いずれもZenFone 5と格安SIMをセットで販売している。3サービスすべてNTTドコモが提供するLTEサービス「Xi」エリア、およびFOMARエリアに対応しており、下り最大150Mbpsの高速LTE通信を全国の幅広いエリアで利用できる。○端末価格に違いが!さて、それではZenFone 5の価格と支払い方法、ネットワークの月額利用料金を比較してみよう。ハイホーではZenFone 5(16GB)の端末代込みのコースを提供している。2年契約が必須。月の通信容量は2GBで、データ通信専用なら月額1,980円で利用できる。SMS機能を付加させると140円/月、音声通話機能を付加させると700円/月の追加料金がかかる仕組みだ。ちなみに2年経過後は、データ通信専用なら月額933円になる。つまり差額の1,047円を24回で割賦払いしている計算になる。このことから、端末価格は1,047円×24=25,128円と分かる。NifMoではZenFone 5(16GB)の一括払いと割賦払いの両方を提供している。一括払いの場合は31,112円。割賦払いの場合は月額1,297円の24回払い(総額31,128円)となる。音声通話機能を付加させると700円の追加料金が発生。データ通信プランは、2GB(900円/月)、4GB(2,500円/月)、7GB(3,500円/月)に対応する。2GBプランを選択した場合、1,297円+700円+900円=月額2,897円となるが、いまならキャンペーン中につき月額2,697円で提供している。楽天モバイルの提供するZenFone 5は、内蔵ストレージが8GBとなる。市販モデルの半分になっているので、スマホでたくさん写真を撮りたい人や、好きな音楽を入れて使いたい人は注意が必要だ。端末は一括払いのみ提供しており、価格は26,400円となっている。購入時には楽天ポイント1,500ポイントが付与される。料金プランは、通信速度最大200kbpsのベーシックプラン(1,250円/月)、2.1GBパック(1,600円/月)、4GBパック(2,150円/月)、7GBパック(2,960円/月)を用意する。NTTドコモのネットワークを利用し、同じスマートフォンを扱う3社だが、料金形態が異なることがお分かりいただけたと思う。端末価格についてはハイホーが最安で、ASUS JAPANのオンラインショップよりも安価に提供している。NifMoでは一括払いと割賦払いの両方に対応しているが、価格設定はやや高め。楽天モバイル版では、ストレージの小ささに注意が必要だった。○独自サービスの違いこのほか3社では、それぞれ独自の自社サービスを乗せることで差別化を図っている。通信容量が2GBに設定されているハイホーでは、オプションで通信容量が追加(チャージ)できる仕様。低速時は200kbpsとなる。しかし同社のサービスで特筆すべきなのは、この低速時に機能する「バーストモード」にある。これは、"通信し始めの一定量だけ、低速を解除して高速通信できる"という機能だ。テキストメインのWebサイトやTwitterのタイムラインなどでれば、すぐに読み込みが完了する。これにより、例え利用制限時であっても、ストレスは最小限に抑えることができる。NifMoでは、ソフトバンクテレコムが提供する公衆無線LANスポット「BBモバイルポイント」が無料で利用できる「NifMoコネクト」を提供。専用アプリでWi-Fiの電波を自動で検知し、接続の切り替えが行える。JR駅構内や空港、カフェ、ファーストフード店など、BBモバイルポイントのステッカーのあるエリアで高速インターネット通信が利用可能となる。また、ECアフィリエイトやリワード広告の売上を還元することで毎月のNifMo料金を割引する会員サービス「NifMoバリュープログラム」も用意されている。楽天モバイルでは「楽天ポイント」が利用できること、他の楽天サービスがシームレスに利用できることが特長として挙げられる。同社のサービス利用者なら、利便性が高まることが期待できる。また10円/30秒の「楽天でんわ」が利用可能。これにより、電話代を圧縮することができる。このほか、渋谷区神南にある「楽天カフェ」でスタッフにサービスの概要を聞くことができる点もメリットとなっている。***本稿で紹介してきた格安SIMサービスのうち、一般ユーザーが最も無駄なく使えるものを選ぶとしたら、どのサービスになるだろうか。それは、ハイホーの「hi-ho LTE typeD ミニマムスタートwith ZenFone 5 【LTE】」ということになりそうだ。契約時に選択したデータ通信容量を使い切ったあとは低速モードに入る点は3社とも同じ。しかし、ハイホーであれば200円/100MBで追加チャージできるほか、低速時にもバーストモードにより使い勝手を損なわない。月額料金も最安値となっている。また、ハイホーに加入したユーザーを対象に「楽天でんわ」の通話料1,000円分のクーポンを無料で提供している。あわせて利用すれば通話料金をおさえて音声通話が利用できる。Wi-Fiスポットを有効に使いたい、ショッピングで割引やポイントを活用したい、という人ならNifMo、楽天モバイルも選択肢に入ってくることだろう。"格安スマホ"の魅力は、なんといってもその利用料金の安さにある。データ通信量の大きなプランは大手キャリアの提供するサービスと差がなくなるため、格安SIMサービスならではのメリットが損なわれる。このため、市場では今後ともデータ通信量2GB近辺のサービスが人気を集めるのではないだろうか。ハイスペックなZenFone 5が格安スマホのラインナップに加わったことは、いちユーザーとして嬉しい限りだ。格安SIMサービスでZenFone 5を使いたいと考えている人は、本稿を参考にしてほしい。
2014年12月18日NXP Semiconductorsは12月15日、スマートフォン用オーディオシステム向けに第3世代スマートアンプ「TFA9897」を発表した。同製品は、市場で普及しているスマートフォンにプレミアムクラスのオーディオ性能を実現する。また、8Ωマイクロスピーカ向けに最適化された、独自の最新アルゴリズムを採用している。そして、これまでのスマートアンプICと同様に、システム全体が1チップ化されており、CoolFlux DSP、電流検出機能内蔵の高効率クラスDアンプ、DC/DCコンバータが集積されている。このように、同製品はターンキー型ソリューションを提供し、すべてのプラットフォームと互換で、集積も容易である。さらに、シンプルな電流検出アンプとは異なり、レイテンシを最小に抑える保護機能を提供し、出力定格の高い他のアンプに対し、高い競争力を実現している。採用されている先進的な組み込みアルゴリズムについては、別途ライセンス契約は不要。また、設計の際に音質のカスタム化とともに、スマートフォンの性能の最適化法の選択を可能にする補助ツールも用意されている。加えて、デザインイン活動に対しては、同社の専門のフィールドアプリケーションチームが支援する。同チームは世界各地に配属され、ハードウェア、ソフトウェア、音響技術全般にわたって、世界をリードする専門知識を提供しているという。
2014年12月17日ニールセンは12月17日、2014年における国内のPCとスマートフォンのインターネットサービス利用者数ランキングを発表した。スマートフォン視聴率情報「Nielsen Mobile NetView(ニールセン・モバイル・ネットビュー)」、PC版インターネット視聴率情報「Nielsen NetView(ニールセン・ネットビュー)」のデータを基に集計した。期間は1月~10月。集計結果によると、PCでのインターネット利用者数は月間の平均で5206万8,000人で、2013年と比べると8%減少した。PCからの利用者数の多いトップ10を見ると、すべてが2013年と比べて10%以上減少している。トップ10は、Yahoo!が4098万6000人で1位、Googleが2772万人と続いた。トップ10にはFC2とYouTube、マイクロソフト、楽天、アマゾン、ウィキペディア、MSN、アメーバがランクインしている。一方のスマートフォンは、インターネット利用者数が2013年から34%と大幅に増加し、約4400万人となった。トップ10にランクインしたサービスの利用者数は、28%~60%程度増加している。1位のGoogleと2位のYahoo!は、共に月間約4000万人前後が利用しており僅差だった。2位以降は、LINE、Facebook、楽天、Twitter、YouTube、Amazon、Ameba、FC2と続いた。スマートフォンアプリの利用者数のトップ10では、最も多かったのがLINEで、2年連続の1位だった。LINEの月間平均利用者数は、2013年から約1000万人増加し、約3100万人となった。LINE以外では、2位のGoogle Play、3位のYouTube、4位のGooge Maps、6位のGoogle Search、7位のGmailと、Google関連のサービスが上位を独占した。TwitterとYahoo! JAPANは、2013年より50%以上の利用者が拡大している。なお、ニールセンのスマートフォンの普及率の調査では、2014年に16歳~49歳の普及率が70%になったという。2015年以降の利用者拡大は50代以上に限られると予測しており、利用者数はこれまでのような急成長から、緩やかな成長へと移行すると分析している。
2014年12月17日スマートフォンは、携帯電話とコンピュータ両方の顔を持ちます。ですから、スペック表を見れば専門用語のオンパレード……これではおいそれと比較できません。このコーナーでは、そんなスマートフォン関連の用語をやさしく解説します。今回は「MVNO」についてです。***MVNOとは「Mobile Virtual Network Operator」、日本語では「仮想移動体サービス事業者」を指します。携帯電話回線などの無線通信基盤を他の通信事業者から借り受け、独自のサービスをくわえて提供する企業のことです。その多くが携帯電話会社との直接契約よりも割安なモバイル通信サービスであることから、MVNOという言葉は「格安SIM」という意味合いで利用されています。無線通信で利用できる電波の帯域には限りがあるため、無線通信サービスの免許を受けることができるのは日本にかぎらず数社ですが、MVNOはその許認可を受けた事業者の設備を利用するため、当局から免許を受けていない企業でも参入できます。日本では、データ通信とは切っても切れない関係のインターネットサービスプロバイダやパソコンメーカーを中心に事業展開が進められています。スマートフォンでMVNOを利用する場合、サービスを提供する事業者と契約のうえSIMカードを入手します。そのため、利用する携帯電話回線に制約がない(どの通信会社のSIMでも利用できる)「SIMフリー端末」がベストですが、MVNO事業者の多くはNTTドコモの回線を借り受けており、SIMロック端末であってもNTTドコモのものであれば利用できるケースが多いようです(3G契約のSIMカードがLTE端末で利用不可という例外はあります)。MVNOが割安な理由としては、携帯電話会社と直接契約したときに比べ、期間あたりのデータ通信量の制約が厳しいことが挙げられます。サービスによっては、音声通話がサポートされない、データ通信速度に制限がある、SMSが利用できない、といった機能制限もあります。サービス内容は事業者やプランによってまちまちですから、料金とデータ速度/容量、そして機能を秤にかけ、自分に適したMVNOサービスを選ぶといいでしょう。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年12月13日パナソニックは12月11日、LED光源を高速点滅させることでさまざまな情報を送ることができる可視光通信技術を発展させ、その光源から発信されるさまざまな情報を搭載したID信号である光IDを、スマートフォン搭載のイメージセンサと専用アプリを用いて高速受信する技術を開発したと発表した。従来の可視光通信方式を利用した光IDをスマートフォンで読み取るためには、専用の受光器をスマートフォンに装着して用いる必要がある他、約十数bpsレベルと低速でしかデータ送受信を行えない、などの制約条件があった。今回の方式を利用すると、スマートフォンに専用のアプリケーションソフトをインストールするだけで、スマートフォンと光IDの発信機器(デジタルサイネージ、LED照明など)との間での光ID送受信が可能になるのに加え、従来技術の数百倍となる数kbpsの通信速度が実現する。また、同技術は、QRコードやARマーカーなどの画像読み取り方式とは異なり、受信時に読み取り位置を合わせたり複雑な画像を認識処理したりする手間が不要である。このため、人混みのなかで対象のコードに近づかなくても数m程度離れたところから、起動したスマートフォンのカメラをLED光源またはその光源で照らされた対象物にかざすだけで光IDをすばやく受信することができる。この光IDの受信は、スマートフォンのイメージセンサで画像を取得し、ブロック単位に分けて情報の読み取りが行われているため、スマートフォンの動画撮影スピード(フレームレート)を超える速さで、情報を読み取ることが可能である。さらに、Bluetoothや超音波などを用いた情報送信方式のように、電波干渉・音波干渉を考慮する必要がないため、隣接する場所において複数の光ID発信器を設置し、多様な情報を提供することができる。そして、光IDの送信には、単色(白色)LEDの輝度(明暗の差)を利用している。このため、光IDの発信機器には、従来の可視光通信技術が適用されていた白色照明のみならず、看板照明やショーウィンドウなどで用いられる間接光などに加え、デジタルサイネージに用いられる液晶ディスプレイの利用が可能であり、幅広いシーンでの活用が見込まれるという。今後、同技術を活用した光IDシステムを開発し、流通業界、交通業界および博物館・美術館などの展示装飾業界への展開を検討していくとコメントしている。
2014年12月11日IDC Japanは12月10日、国内家庭市場におけるスマートフォン/タブレット/PCの利用実態調査の結果を発表した。発表によると、スマートフォンの所有率は62.3%、タブレットは26.1%、PCは96.8%であることがわかった。2013年7月の調査と比べると、スマートフォンは12.5ポイント、タブレットは6.0ポイント所有率が上昇しているという。スマートフォンへの所有率は若年層ほど高い傾向にあるが、タブレットは、30~50歳台の所有は27%前後と中心となっている一方、10~20歳台では24.0%、60歳台以上では22.3%と若年層や老年層への普及が進んでいない状況となっている。こうした状況の要因として、スマートフォンの大型化、1年前に比べてタブレットの価格が上昇し、タブレットに興味があるユーザー層での購入が一巡したことが挙げられている。また、タブレット購入前の想定に対し、実際の利用で「想定よりも利用できていない」「ほとんど利用していない」「まったく利用していない」の回答の合算は47.0%と、スマートフォンの19.1%、PCの18.7%に比べ満足度が低いことがわかった。これは「利用用途が少ない」「キー入力が面倒である」が主な理由となっている。タブレットの利用率はスマートフォンやPCに比べ低く、これら機器の補助的な利用状況であることから、利用用途が少なく、利用頻度の低さにつながっていると、同社では見ている。ウェアラブルデバイスについて説明を行ったうえで、その利用意向を聞いたところ、62.7%がウェアラブルデバイスを利用したいと答えた。用途については、カロリー消費や睡眠時間/質、歩行記録などの「ヘルスケア系」のデータ収集用途で利用意向が強い一方、スケジュール/メールの通知などの「通知系」や歩行ナビゲーションなどの「操作系」での利用意向は、ヘルスケア系の用途に比べると低い結果となった。ウェアラブルデバイスで収集されたデータは、スマートフォンに加え、PCやタブレットなどの個人所有機器でデータ共有して利用したいという意向が約60%あり、同社はデータを複数の機器で共有しながら利用することがウェアラブルデバイスでは重要となるとしている。
2014年12月11日フォーカルポイントは12月10日、TUNEWEARのイヤホン「TUNESONIC for スマートフォン」を発売した。価格はオープンで、同社の直販サイトでの販売価格は2,680円(税別)。TUNESONIC for スマートフォンは、iPhoneやAndroidスマートフォンに対応したマイクコントローラーを装備するカナル型のイヤホン。ドライバーはφ9mmで、マグネットにはネオジムレートを使用。クリアでダイナミックなサウンドを実現している。ハウジングには、制振性能の高いアルミ素材を採用。再生周波数帯域は20Hz~20kHzで、インピーダンスは16Ω。感度は、88dB SPL/mW(1kHz)だ。イヤーパッドは、XS/S/M/Lの4サイズが付属。耳へのフィット感が高く、高い遮音性を実現している。カラーはブラック/ブラック、ホワイト/ゴールド、ピンク/ブラックの3パターンが用意されている。
2014年12月10日シード・プランニングは12月9日、スマートフォン・タブレットの利用動向の調査を実施し、2020年までの展望を発表した。スマートフォンは、従来の6万~8万円程度の高級機と、3~4万円以下の廉価版の二つが主力となる。廉価版スマートフォンは、フィーチャーフォンからの乗り換え需要が拡大することを見込み、2020年にはスマートフォンの1億1400万契約、そのうち30%を占めるようになると予測している。スマートフォン以外の通信端末は、タブレットが2000万回線、M2M、IoT通信モジュールのモバイル回線分が7700万台となる。スマホ向けアプリは、2020年でも現在のiPhone向けのApp StoreとAndroid端末向けのPlayストアという2強体制に変わりはないが、Windows Phone向けのWindowsストアが後を追う格好だ。アグリケーションは、Amazon、楽天、ヤフー、NTTドコモ、KDDIなどがある。アプリストア・アグリゲーションサービス市場は、2013年の3倍に伸長し、約4億9900億円になるという。SNS関連サービスの市場は、Facebook、LINE、Twitter、ミクシィ、サイバーエージェントの主要5社の合計が2020年度に約1兆1900億円となり、2013年度比の約20倍に成長する。これは、従来のテキストによるコミュニケーションだけでなく、スタンプ、電話、ゲームなどSNSのサービスに広がりを見せていることが大きい。動画コンテンツの市場は、現在でもスマートフォン普及に比例して拡大している。YouTube、ドワンゴ、dビデオ、auビデオパスの4サービスの市場規模は、2013年度が約1700億円。2020年度には約2倍の約3400億円になる。スマートフォンやタブレットによる決済システムは、今後も注目を集める分野だ。モバイルECにおいて、2013年度の4兆3000億円から2020年には11兆5000億円に増加する。モバイル決済の手数料は、平均3.1%から2.6%で推移し、2013年度の1333億円から2020年度2990億円に増加する。通信端末の増加により、モバイルデータのトラフィックは今後5年間に13倍~16倍に増加する。このため、自宅外での公衆Wi-Fiサービスの必要性がこれまで以上に高まる。さらに、2020 年東京五輪に向けて、海外からの観光客が増加することを見越して、公衆Wi-Fiの整備が進む。公衆Wi-Fi契約回線数は、2013年度の1500万契約回線から2020年度には3200万契約回線へと増加すると見込んでいる。スマートフォン、タブレット端末のアクセサリー類では、今後ウェアラブル機器のバリエーションが増えるのに伴い、運動/ヘルスケアとの連携サービスが定着する。2013年度はウェアラブル機器が25億円、アクセサリー類が約1640億円の市場に対し、2020年度にはウェアラブル機器が600億円、アクセサリー類が3400億円の市場に成長する。調査は、2014年8月~11月の間、スマートフォン利用者で月額1万円以上のARPU者400人に対してアンケートを実施した。
2014年12月10日ソフトバンクテレコムは、名刺認識・管理アプリケーション「CAMCARD(キャムカード)」の日本国内における独占代理店であるキングソフトと連携し、法人向け名刺管理ソリューション「CAMCARD BUSINESS(キャムカードビジネス)」の販売を12月8日から開始すると発表した。「CAMCARD」は、米INTSIG Information Corporationが開発・提供する、名刺をスマートフォンで撮影するだけで瞬時に名刺情報をデータ化して保存することができるサービス。ソフトバンクテレコムは、名刺登録枚数無制限で、名刺情報を共有できるアカウント登録上限数3人の「CAMCARD BUSINESS」の無料プランを国内で独占提供するほか、企業のスマートフォンやタブレットのリモート管理サービス「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」や、法人向けクラウドサービスで提供している「Google Apps for Business」を利用中の顧客に、ソフトバンクテレコム限定の特別プランを提供する。「CAMCARD BUSINESS」は、スマートフォンを利用して名刺を撮影するだけで、自動でトリミングや明るさ調整などの画像補正を開始。OCR変換技術をアプリに搭載しているため、データ化できる。また、スキャナーによる一括取り込みや、オペレーターによる高精度なデータ補正も利用できる。有料プランは、月500円(税別)/アカウントから。
2014年12月08日