マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)が、新作フレグランス「デカダンス(DECADENCE)」の発売を記念したヴォードビルショー(軽演劇)を、ニューヨーク・ローワーイーストサイドにあるプライベート・シアターにて開催した。透き通るエメラルドグリーンのマイクロバッグ型ボトルの「デカダンス」。ゴールドチェーンにブラックのタッセルが付いており、キャップ部分にはパイソンモチーフがあしらわれておりゴージャス。アメリカでは今年9月に発売を予定しており、日本での発売時期は未定。この発売を記念したヴォードビルショーでは、カクテルパーティーに続いて歌姫のジェイミー・ボーチャートと、マーク・ジェイコブスの愛犬であるネヴィル・ジェイコブスが登場。さらに、「デカダンス」のキャンペーンモデルを務めるアドリアナ・リマもヴォードビルショーのデビューを飾った。また、会場にはソフィア・コッポラやキム・ゴードン、ジェイミー・ボーチャート等も訪れた。
2015年06月30日巨匠フランシス・F・コッポラの孫で、ソフィア・コッポラの姪にあたるジア・コッポラが初監督を務めた『パロアルト・ストーリー』のDVDが9月2日(水)に発売されることが決定した。『パロアルト・ストーリー』場面写真本作は、サンフランシスコの街、パロアルトを舞台に、若者たちの思春期の悩みをテーマにしたジェームズ・フランコの原作小説を、美しい映像と洗練された音楽で描いた新感覚青春映画。主演をジュリア・ロバーツの姪エマ・ロバーツが演じ、次世代のハリウッドを担う多彩な才能たちが結集。悩み多き思春期を繊細なタッチで描いた本作は、ヴェネチア映画祭やトロント映画祭などで高く評価された。ジア・コッポラは写真家として活動する傍ら、水原希子を起用したユナイテッドアローズのCMディレクターやPV監督としても活躍するクリエイターなだけに、『ヴァージン・スーサイズ』を思わせるその洗練された映像美にも注目! また、このほど発売されるDVDの特典映像には、ジアの実母が撮影し、フランシス・F・コッポラが撮影現場に登場するメイキング&インタビューシーンが収録されており、芸術一家の貴重な映像が楽しめる内容となっている。なお本作は、ポニーキャニオンが贈る最新名画シリーズ『映画美食宣言 シネマ・スペシャリテ 第4弾』の対象作品となっており、特設ページでは全11作品を紹介。購入者を対象にした店舗参加型および、公式HP・ハガキ・twitterなどから誰でもが参加できるプレゼントキャンペーンを実施中だ。『パロアルト・ストーリー』DVD 9月2日(水)発売DVD:3800円+税発売元:アンプラグド販売元:ポニーキャニオン
2015年06月22日あおぞら銀行はこのたび、東京都千代田区麹町に建築中の「ソフィアタワー(2016年10月竣工予定)」に2017年5月を目処として、本社ビルの移転を行うことを決定したと発表した。新本社への移転により、顧客のアクセス利便性を確保しつつ、新築ビルの安全性を背景とした業務継続体制の強化、新しい環境構築による生産性の向上等を目指していくとしている。○新本社の概要移転先:上智大学四谷キャンパス6号館「ソフィアタワー」(地上17 階、地下1階)。主要テナントとして、1階(店舗部分)および7~16階(オフィス部分)への入居を予定している所在地:東京都千代田区麹町6丁目1番25 他の一部。住居表示は決定次第告知するとしているアクセス:JR中央線、東京メトロ丸ノ内線、南北線 四ッ谷駅・東京メトロ有楽町線 麹町駅移転時期:2017年5月(予定)○現本社所在地:東京都千代田区九段南1丁目3番1号
2015年06月09日映画やブランドのイメージフィルムなども手がけるソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)の姪ジア・コッポラ(Gia Coppola)が、長編監督デビューを飾る映画『パロアルト・ストーリー』。このほど、ジアの実母が撮影したという貴重なメイキング映像が到着した。女優ジュリア・ロバーツ(Julia Fiona Roberts)の姪のエマ・ロバーツ(Emma Roberts)を始め、「イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)」のモデルとして活躍し、俳優ヴァル・キルマー(Val Kilmer)の息子のジャック・キルマー( Jack Kilmer)、ミュージシャンとしても活躍する俳優ナット・ウルフ(Nathaniel Wolff)など次世代を期待される俳優たちが顔を揃えた本作。物語は、俳優のジェームズ・フランコ(James Franco)が手掛けた小説を原作に、内気で繊細な少女・エイプリルと彼女を取り巻くティーンたちを描いた青春群像劇が展開する。撮影当初、ジア・コッポラ率いる製作陣は大きな問題を抱えていたとのこと。主役のエマ・ロバーツが撮影初日に参加できなくなり、初日にして撮影中止の可能性も浮上していたという。今回到着した映像には、不安の中で揺れ動くジアの表情や舞台裏が収められている。しかし、エマ・ロバーツの強い要望もあり、撮影スケジュールを変更して撮影は続行。彼女を筆頭に、10代・20代の同世代の俳優たちが多かったこともあり、撮影時は共同生活をしながら進められたようで、映像の中には、夜更かしをするジャック・キルマーの姿やナット・ウルフが即興でピアノを弾き、現場を盛り上げる和気藹々とした雰囲気が収められている。映画『パロアルト・ストーリー』は、新宿シネマカリテで行われる「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015」(開催:5月16日~6月26日)で、6月6日から限定公開。
2015年06月02日ソフィア・コッポラ監督作『ロスト・イン・トランスレーション』や、『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督作の常連キャストとしても知られるビル・マーレイ主演の感動作『ヴィンセントが教えてくれたこと』の日本公開が、このほど決定した。ヴィンセントはアルコールとギャンブルをこよなく愛する、気難し屋のちょい悪オヤジだ。ある日、お隣にシングルマザーのマギーと12歳の息子オリバーが引っ越してくる。仕事で遅くなるマギーから頼まれ、オリバーの放課後の面倒を渋々見ることになったヴィンセントは、行きつけのバーや競馬場にオリバーを連れ歩き、オッズの計算方法、バーでの注文方法、いじめっ子の鼻のへし折り方など、一見ろくでもないことを教え込んでいく。始めは反発しあっていた2人だったが、ヴィンセントの嫌われ者の顔の裏側に、本当の優しさや心の傷を感じ取ったオリバーは、その思いを何とか周囲に伝えようとする…。2014年北米でたった4館からスタートし、4週間後には2,500館に拡大、最終的には4,400万ドルを突破する驚異の快進撃を果たし、全米を笑いと涙で包んだハートウォーミングな感動作『ヴィンセントが教えてくれたこと』の公開が、2015年秋に決定した。昨年トロント国際映画祭でワールド・プレミアが行われると、主演のビルの演技に対して「オスカー候補入り間違いなし」「彼のキャリアで最高の演技」と高い評価が飛び交った本作。残念ながらオスカーノミネーションはかなわなかったものの、2015年のゴールデン・グローブの主演男優賞にノミネートされたほか、多くの批評家から絶賛を浴びた。キャストには、主演のビルのほかにも、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたメリッサ・マッカーシーが悩めるシングルマザーを演じ、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』での好演が記憶に新しいナオミ・ワッツが妊婦のストリッパー役を務めるなど、それぞれ型破りな役柄で観る者に新鮮な驚きを与えている。また、オリバー役でビル相手に堂々と渡り合ったジェイデン・リーベラーは、ラスベガス映画批評家協会賞始め数々のベスト子役賞を受賞した。同時に公開となったティザーキーアートでは、クラシックカーを運転し、サングラスをして助手席にはロシア人ストリッパーを乗せたヴィンセントと、その車に必死に併走しているオリバー、そして後ろで心配そうなオリバーのママ・マギーの姿が。問題だらけの彼らの関係性を表した、疾走感あふれるビジュアルとなっている。「さあ、人生のホームワークを始めよう。」というキャッチ・コピーが目を惹く本作。タイトルが示す“ヴィンセントが教えてくれたこと”とは一体なんなのか?公開まで楽しみに待ちたい。『ヴィンセントが教えてくれたこと』は2015年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月12日巨匠フランシス・F・コッポラ監督の孫娘にして、第67回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した『SOMEWHERE』などで知られ、ファッショニスタでもあるソフィア・コッポラ監督の姪ジア・コッポラが長編監督デビューを飾る『パロアルト・ストーリー』(原題『Palo Alto』)。6月6日より新宿シネマカリテで上映されることが決定し、このほど、ジア・コッポラ監督のコメントと本作の予告編映像が到着した。本作で主人公となる少女・エイプリルを演じるのは、ジュリア・ロバーツの姪で、12年にスマッシュヒットを記録した『セレステ&ジェシー』など話題作に出演し、注目を集めている若手女優エマ・ロバーツ。さらに、「イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)」のモデルとして活躍し、俳優ヴァル・キルマーの息子で今回が映画初出演となるジャック・キルマーがナイーヴな少年を好演しているのも見どころとなる。また、本作の原作である小説を手掛けたジェームズ・フランコがエイプリルと関係を持ってしまう男としても出演。彼の小説についてジア・コッポラ監督は、「ここまで若者がリアルに描かれていて、私自身が気に入った小説には出逢ったことがなかった」と語っている。また、ノンクレジットだがF.F.コッポラも声の出演で少しだけ本作に参加。さらに、音楽界の注目プロデューサーでありながらブラッド・オレンジとしても活躍しているデヴ・ハインズが本人名義での新曲を2曲書き下ろしたほか計4曲を提供。ソフィア・コッポラの映画音楽はインディーズの流行を取り入れた選曲で知られるが、姪のジアもそのセンスの良さを感じさせるみずみずしいサウンドに仕上がっており、今回到着した予告編映像でも若者たちの葛藤を抱えながら煌めく青春ワンシーンを見事に表現している。映画『パロアルト・ストーリー』は、新宿シネマカリテで行われる「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015」(開催:5月16日~6月26日)で、6月6日から限定公開。
2015年05月03日多くのミュージシャンに多大な影響を与えた天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの伝説の黄金期を描く映画『JIMI:栄光への軌跡』。本作で、ジミの才能を見出し、世界に解き放った女性リンダ・キースを演じているのが、英国出身の新鋭女優イモージェン・プーツだ。大作だけではなく名だたる巨匠たちのアート系作品でも幅広く活躍し、本作ではレトロファッションをキュートに着こなす彼女に注目した。1966年5月。名もないバックバンドのギタリスト、ジェームズ(アンドレ・ベンジャミン)はN.Y.のナイトクラブのステージでリンダ・キース(イモージェン・プーツ)と出会う。ジェームズの才能を見出したリンダは、ジェームズを音楽プロデューサーのチャス・チャンドラーと引き合わせる。それまで陽の目を浴びることのなかった天才ギタリストは、彼らとロンドンに渡り…。音楽にそれほど詳しくない人でも、その名は耳にしたことがあるだろう天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックス。本作は、ジミにとって人生最大の転機となった1966年のニューヨークのナイトクラブでの運命的な出会いから、イギリスでのデビュー、やがて頂点に昇りつめるまでの伝説の2年間を描いている。その中で、ジミの人生を大きく動かしたヒロインの1人、リンダ・キースを演じているのがイモージェンだ。リンダは「ローリングストーンズ」のギタリスト、キース・リチャーズのガールフレンドでもあった。「彼女が時代を動かし、揺さぶった女性であることは確かなことよ」とイモージェンは言う。10代でデビューした彼女は『Vフォー・ヴェンデッタ』(’05)、『28週後…』(’07)などで注目を浴び、コリン・ファレル、アントン・イェルチン共演の『フライトナイト/恐怖の夜』(’11)、『ニード・フォー・スピード』(’14)といった大作のヒロインから、フィリップ・シーモア・ホフマン、クリストファー・ウォーケンら共演の『25年目の弦楽四重奏』(’12)などにも相次いで出演してきた。2011年にフランスの名門ブランド「クロエ(Chloe)」のフレグランスの広告塔にも抜擢され、2012年には「エイチ&エム(H&M)」が「マルニ(MARNI)」とコラボレーションしたコレクション「MARNI at H&M」のキャンペーンフィルム(監督はソフィア・コッポラ)にも出演し、映画界だけでなくファッション界でもその人気も確立。また、『リング』シリーズの中田秀夫監督の英国進出作の『Chatroom/チャットルーム』(’10)、ケイリー・フクナガ監督、ミア・ワシコウスカ主演の『ジェーン・エア』(’11)に出演するなど、ジャンル問わず活躍の場を広げ、その演技を評価される若手女優へと成長を遂げてきた。最近では、マイケル・ウィンターボトム監督の『ミスター・スキャンダル』(’13)でブリティッシュ・インディペンデント・アワーズ「最優秀助演女優賞」を受賞、今後も、ピーター・ボグダノヴィッチの13年ぶりの新作長編『シーズ・ファニー・ザット・ウェイ』(’14)、クリスチャン・ベールやナタリー・ポートマンなど豪華キャスト共演のテレンス・マリック監督作『The Knight of Cups』(’15)など、名匠の話題作が控えている。本作のキャスティングときを、製作のジェフ・クロッタがふり返って言う。「彼女たち(イモージェン・プーツとキャシー・エッチンガム役のヘイリー・アトウェル)は脚本を読んで、この作品と恋に落ちた。製作準備を進める18~20か月の間、役を降りずにずっと待っていてくれたんだ。ほかの仕事が終わるたびに、進捗をチェックしてくれた」。その役が実際に動き出すまでの間を、イモージェンも「撮影開始の1年半前に(監督のジョン・)リドリーに会ったの。誰かを世の中に送り出すことの意味と、他の人達が自分のことにとらわれている間、人は孤独であるということを話しあったの。これは音楽だけじゃなくて、映画業界でもよくあることだから」と明かす。さらに、「ジミとリンダの関係は、キャシー・エッチンガム(ジミのガールフレンド)と彼との関係とは全く違ったものだわ。性的な関係ではなかった。この映画では、リンダは手に入れることのできない女性として描かれている。彼女とジミは好奇心と興奮とプラトニックな愛情で互いに引きつけられる。彼女は母のように彼のことを気にかけている」と役柄を説明。「たぶんリンダにとって彼を手放すのはつらいことだったでしょうね。彼女はジミのために必死に働き、戦った。それはグルーピーの域を超えるものだったと私は思う」と、役への情熱を語った。今年、イタリアのブランド「ミュウミュウ(Miu Miu)」の春キャンペーン広告モデルにも抜擢された彼女は、本作の好演でいっそう注目を集めることになりそうだ。『JIMI:栄光への軌跡』は4月11日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、有楽町スバル座、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月11日マキタスポーツと池松壮亮がW主演を務める映画『この世で俺/僕だけ』が1月31日(土)に公開を迎え、都内劇場でマキタさんと池松さん、月川翔監督の3人が舞台挨拶を行なった。サエない中年男と悪になりきれない不良高校生が偶然の出会いを経てある事件に巻き込まれ、やがて思うがままに暴走するに至るまでを描くエンタテインメント作品。「LOUIS VUITTON Journeys Awards 2009」で審査員を務めたウォン・カーウァイ、ソフィア・コッポラらから激賞された月川監督がメガホンをとり、異色の2人組のせめぎ合いを描き出す。マキタさんは撮影中の苦労を問われると「全然、なかったですね」とすました顔で答えたが、その後、すぐに「ありました。全編が苦労と言えば苦労でした」と訂正。「2年前の今頃の撮影で寒かったです。月川さんはモニターを見ながら『ククク』って意地悪な顔で笑ってた…」と恨み節も。劇中、何度も何度も池松さんに投げ飛ばされるシーンもある。月川監督は「マキタさんの必死な姿が見たくてイジメ抜いた」とドSな笑みを浮かべて充実感をにじませるが、マキタさんは「受け身をとりますけど、おじさんなので。この業界、労災とかないんでね…」とボヤいていた。池松さんは先日、発表された「第57回ブルーリボン賞」で助演男優賞を受賞した。司会者がこの件に言及し、客席からは祝福の拍手がわき起こったが、なぜかここでマキタさんが「ありがとうございます」と感謝。さらに司会者が池松さんに、マキタさんとの共演の感想を尋ねると、なぜかここでもマキタさんが「そうですねぇ…」と強引に割り込み、このマキタさんのハイテンションに池松さんは「マキタさん、今日すごいですね」と若干、引き気味…?改めて池松さんはマキタさんについて「普通の役者さんと向き合うより怖い。“生身”なので怖いです」とマキタさんと対峙して感じた普通とは違う“感覚”に言及する。本作は、一昨年に撮影され、2年を経てようやく公開を迎えたが、池松さんは「2年もかかったのは申し訳ない気もしています」と語りつつも、感慨深げ。「一昨年撮影した作品で公開されていないのがこれだけだったので、こうして公開されてひとつ、何かが終わった感じです。またここからもう1回、頑張ろうと思います」と晴れ晴れとした表情で語った。『この世で俺/僕だけ』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日2月14日(土)バレンタインデーに公開となる、ジェームズ・マカヴォイ&ジェシカ・チャステイン主演の2つの恋愛映画『ラブストーリーズ コナーの涙』『ラブストーリーズ エリナーの愛情』。NYイースト・ヴィレッジを舞台に、ひと組のカップルの別れから再生を男の視点、女の視点からそれぞれ描く本作の衣装を担当しているのがソフィア・コッポラ作品などでお馴染みのステイシー・バタットだ。彼女が手がけ、ジェシカが着こなす大人のNYファッションスタイルに注目した。エリナ―(ジェシカ・チャステイン)とコナ―(ジェームズ・マカヴォイ)は、子どもを失い、結婚生活を解消した。それぞれ新たな生活を送っていくが、その日々は空虚なものだった。お互いに求めあいながらも、すれ違うふたりの心。そのとき、同じ時を過ごしていながら、彼らは同じ景色を見ていたのだろうか…。NYを舞台に、時が経ち、傷が癒えたふたりの心に再び愛が灯るまでを描いていく本作は、ひとつの愛から生まれた、ふたつの愛の物語。女には分からない男の気持ちを描いた『ラブストーリーズ コナ―の涙』に主演するのは、『X-MEN』シリーズでも知られるジェームズ・マカヴォイ。また、男には分からない女の秘めた想いを描いた『ラブストーリーズ エリナ―の愛情』の主演は、アカデミー賞に過去2度ノミネートされ、『インタステラー』での好演も記憶に新しいジェシカ・チャステイン。ハリウッドで最も旬なふたりが贈る、愛し合いながらもすれ違ってしまう男女の真実を新しい形で描く新しいラブストーリー“ズ”。その斬新な試みや、切なく心を締め付けられる大人の愛の物語、そしてNYの街の風景にも注目だが、特に、時を経て変化していくジェシカ演じるエリナーのファッションはこなれていて、都会的。それもそのはず、本作のコスチューム・デザイナーは、知る人ぞ知るファッションスタイリスト、ステイシー・バタット。ソフィア・コッポラの『SOMEWHERE』『ブリングリング』で知られ、同じくNYを舞台にした大人気ドラマ「GIRLS」や、ゾエ・カサヴェテス監督『ブロークン・イングリッシュ』、近年では『メイジーの瞳』の衣装などを手がけている。彼女はマーク・ジェイコブスの元で修行した後、スタイリストとして、アニー・リーボヴィッツなどの大御所カメラマンと共に働いてきたキャリアの持ち主だ。ポスタービジュアルともなっている、幸せいっぱいなエリナーとコナーのデートシーンでは、ブロンドのロングへヤーに淡いフラワープリントの落ち感のあるワンピースというフェミニンなスタイル。また、大学へ通うエリナーが着ているのは、ダークトーンのボーダーのトップスにフラットシューズというミニマルでデイリーなスタイル。さらに、シャツにクラッシュジーンズを合わせた、肩の力の抜けた都会的なカジュアルスタイルも、自立した女性らしく決まっている。コナーに再会する際に着ているブラックのサロペットは、カジュアルの中にも女性らしさを感じさせる。体のフィット感や肌見せ感、無造作な髪型まで、トータルでこなれた大人っぽいものに。その後、ひと回り成長したエリナーは、アップにまとめたヘアにトレンチコートを着こなし、精神的にも落ち着いた様子が、ファッションにも表れていく。本作を観賞したファッションエディターも、「全体的にベーシックなアイテムを使いつつ、シンプルかつ女性らしさを感じさせるエリナーのファッションには、1人の女性のかわいらしさや、強さなどの二面性を感じさせる。本人のパーソナリティがファッションに反映されていて本当にお洒落」と太鼓判。いますぐにでも日々のファッションに取り入れられそうなリアルクローズから、大人流のNYスタイルをお手本にしてみては。『ラブストーリーズ コナーの涙 | エリナーの愛情』は2月14日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて2作同時公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月28日ディズニーでお馴染みのプリンセスたちが登場し、主人公の“新米”プリンセス、ソフィアを手助けする人気アニメ「ちいさなプリンセス ソフィア」。このほど、2月14日(土)バレンタインデーにディズニー・チャンネルにて日本初放送となる特別エピソードに、中川翔子が映画『塔の上のラプンツェル』に引き続いてラプンツェル役で出演を果たすことが分かった。ソフィアはどこにでもいる平凡な女の子だったが、ある日、母親と国王が再婚。暮らしは一変し、華やかな王族の仲間入りをすることに。立派なお城での新生活で戸惑いながらも、周りのディズニーキャラクターのサポートにより、ソフィアは外見だけでなく内面の美しさを磨くことで“本当のプリンセス”へと成長していく――。ディズニーが描く新たな“等身大”プリンセス・ストーリー「ちいさなプリンセス ソフィア」は、女の子やそのママたちを中心に人気に火が付き、関連グッズやDVDも大ヒット。今回、日本初放送される特別エピソード「ちいさなプリンセス ソフィア/プリンセス アイビーの のろい」では、中川さんが声を務めたラプンツェルが “先輩”プリンセスとして登場、かつてないピンチに直面するソフィアの成長を見守っていく。中川さんは、「ラプンツェルは私にとって憧れのプリンセスで、再び演じるという大きな夢が叶いました」と、その喜びをコメント。「今回は歌も担当させていただいたんですが、この地球が回る限り、ずーっと残るものなので、身が引き締まる思いですね」と気持ちを新たにした様子だ。「今回のお話の中で登場するラプンツェルは、困ったソフィアたちを助けてあげるんですが、そんな彼女に私自身もすごく影響を受けていて、いつもラプンツェルを心に思い浮かべて過ごしています。これからラプンツェルに出会う女の子たちの未来は無限大ですよね。どんなふうにも未来を輝かせることができるから、夢は1個だけじゃなくて、 1日10個くらい持って欲しいです!」と、自身も憧れのプリンセスと夢について語ってくれた。映画とはちょっぴり違った雰囲気の“お姉さん”ラプンツェルと、“等身大”プリンセス、ソフィアが紡ぐ物語をぜひ楽しみにしていて。「ちいさなプリンセス ソフィア/プリンセス アイビーの のろい」は2月14日(土)14:00~ディズニー・チャンネルにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年01月20日天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの黄金期を描いた『JIMI:栄光への軌跡』が、4月に公開される。主演を務めた「アウトキャスト」のメンバー、アンドレ3000ことアンドレ・ベンジャミンが、ギターを猛特訓して“ジミヘン”の左利き奏法をマスターしたことでも話題の本作だが、今回シネマカフェが注目するのは、彼が生きた60年代を象徴するファッション。ジミの風変わりなドレスセンスだけでなく、ジミをスターへと導いた2人のヒロインが魅せる、ツイッギーやマリー・クワントに代表される“スウィンギング・ロンドン”と呼ばれる60年代のレトロキュートなファッションに迫った。1966年5月、無名のバックバンドのギタリスト、ジェームズ(アンドレ・ベンジャミン)は、ニューヨークのナイトクラブ“チータ”でリンダ(イモージェン・プーツ)と出会う。彼女に才能を見出され、やがて音楽プロデューサーのチャス・チャンドラーと知り合うことに。陽の目を浴びることのなかった彼が、次第にスターダムをのし上がっていく――。本作の魅力は、音楽はもちろんのこと、リアルに再現された60年代ロンドンファッションだ。独特なドレスセンスで知られるジミは、キャリア初期にはシンプルなトレンチコートを着用。本編では、古着屋で見つけたという英国王立陸軍獣医軍団のジャケットを、アンドレが着こなしている。コスチューム・デザイナー、レオニー・ブレンダーガストは、細心の注意を払って各キャラクターの性格を表す衣装を準備した。自らもスウィンギング・ロンドンが大好きだと言うレオニーは、「60年代のロンドンはダイナミックな時代だったわ。ロックンロールがあって、ポップな時代が訪れようとしていた。マリー・クワントがファッションを変えようとしていたの。私たちは正確に当時のロンドンを再現しようと務めた。物語が始まるN.Y.では、まだ50年代の影響が色濃く残っていたわ。ジミがロンドンに渡って、やっとハイファッションとミニスカートになるのよ」と語る。劇中で、ジミが他界する1年前まで交際していたキャシー・エッチンガムを演じるのは、『ある公爵夫人の生涯』で18世紀英国貴族夫人、『キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー』で第二次大戦下イギリス軍のエージェントと、その時代のファッションを着こなしてきたヘイリー・アトウェル。そしてジミの渡英のきっかけを作ったキース・リチャーズの彼女リンダ・キースを演じるのは、現代のファッション・アイコン、イモージェン・プーツ。2011年「Chloe(クロエ)」のフレグランスの広告塔に抜擢され、2012年には「H&M(エイチ&エム)」と「MARNI(マルニ)」がコラボしたコレクション「MARNI at H&M」のキャンペーンフィルム(監督はソフィア・コッポラ)にも出演した。ヘイリーは、「リンダはいつもシックで上品な感じがするけど、キャシーは明るくて、力強くて、派手なの。彼女のトレードマークは、白いゴーゴーブーツよ。衣装の多くは60年代の洋服を収集する個人のものだったの。毎日、トレーラーの控え室に、カラフルな衣装が堂々と並んでいた。それはまさに私が考えるキャシーそのものだったわ」と話す。またイモージェンは、「日を追うごとにスカートの丈が短くなっていって、本当にワクワクした。どれも素敵でゴージャスだった。衣装が私を60年代にタイムスリップさせてくれたの。服を通じて、キャラクターをつかんだ。だからファッションは、重要なカギね。私の黒く染めたモッズ・ボブもそうよ。どれもキャラクターになりきるうえで、大切だったの」と、ファッションの重要性を明かした。現代でも女性の憧れであるスウィンギング・ロンドン。クールな音楽を聞きながら、レトロでカラフルなファッションにも注目してみて。『JIMI:栄光への軌跡』は4月よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月06日昨年暮れに発表された“世界で最もハンサムな顔”ランキング。前回NO.1のマイケル・ファスベンダーを始め、トム・ハーディ、ライアン・ゴズリングなどの人気俳優、さらにジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットら大御所、「SUPER JUNIOR」のシウォン、「2PM」のテギョンら演技者としても活躍するK-POPアイドルたちを抑え、1位を獲得したのは、2月13日、バレンタインデー公開される『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナン。彼は、ソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』でキルスティン・ダンスト演じるアントワネットと“昼顔”関係になるフェルセン伯爵役に大抜擢され、モデルから華麗なる転身を遂げた美しき英国俳優。昨年、全世界にファンを持つベストセラー官能小説の映画化でも主演を勝ち取り、2015年の注目株のひとりといわれている。そんな彼を始めとする、期待のブレイク男子をピックアップしてみた。■「シンデレラ」「ピーター・パン」…話題の実写映画に抜擢された新鋭ディズニーが贈る実写版『シンデレラ』(2月14日公開)でシンデレラ役を射止めた新星リリー・ジェームズと共に、チャーミング王子役に抜擢されたのは、スコットランド出身の若手俳優リチャード・マッデン。人気TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のロブ・スターク役で認知度を上げた彼は、優しい端正な顔立ちと青い瞳が魅力の生粋の王子様キャラ。2010年にはジャパニーズホラーの巨匠・中田秀夫監督がメガホンをとった英国映画『CHATROOM チャットルーム』にも出演。現在、パトリス・ルコント監督の最新作でアラン・リックマン、レベッカ・ホール共演の“昼顔モノ”『暮れ逢い』が日本公開中というタイムリーな英国男子だ。一方、ディズニー・アニメとして知られる「ピーター・パン」も今年、『Pan』(原題/7月24日全米公開)として実写化される。物語は「ピーター・パン」の前日譚となる模様で、ワーナー・ブラザースが製作。ヒュー・ジャックマンが海賊の“黒ひげ”として悪役を演じるほか、ルーニー・マーラが酋長の娘タイガー・リリーに、またアマンダ・セイフライドがウェンディの母親役を務めることが分かっている。同作で、ネバーランドにたどり着いた孤児のピーターを助けるフック船長を演じているのが、アメリカ・ミネソタ出身のギャレット・ヘドランドだ。ブラッド・ピット主演の『トロイ』でデビュー後、ディズニーのSF大作『トロン:レガシー」で初主演を務め、来日も果たしている。ジャック・ケルアック原作『オン・ザ・ロード』や、コーエン兄弟の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』では、ややクセの強い男を演じていたが、豪華キャストがずらりと並んだ『Pan』ではどんな魅力を放っているのか、ぜひチェックしておきたい。■『アベンジャーズ』『ジュラシック・ワールド』…超大作の続編でブレイク必至また、中田監督の『CHATROOM チャットルーム』で主演を務めていたのが、『キック・アス』シリーズで知られるアーロン・テイラー=ジョンソン(当時はアーロン・テイラー)。ハリウッド映画版『GODZILLAゴジラ』で主人公の若き兵士を演じていたことも記憶に新しいアーロンは、今夏の話題作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(7月4日公開)で正真正銘のスーパーヒーローに仲間入り。『GODZILLA』でも共演したエリザベス・オルセンが演じるワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチの双子の弟、ピエトロ・マキシモフ/クイック・シルバー役に扮しており、同作で一気にブレイクする可能性大。さらに、およそ20年ぶりに“開業”する『ジュラシック・ワールド』(8月7日公開)で主人公を務めるのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラット。先日公開された予告編では、久しぶりに目にする動く恐竜たちにウズウズしたファンも多いのでは?これまでのシリーズを手掛けてきたスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮というのも楽しみ。クリスは、賞レースでも注目されている『LEGO(R) ムービー』で主人公エメットの声を務めており、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が2014年全米興収NO.1という大ヒットもあって、全米ではすでに人気者。今後も『荒野の七人』のリメイクなどオファーが相次いでいるという。■新章『スター・ウォーズ』で覚醒まちがいなし!?個性派の2人に注目続編といえば、いよいよ今年、満を持して登場するのが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日全世界同時公開)。J・J・エイブラムスが監督を務める新章では、ストーリーの詳細はまだ明らかにされていないものの、先日解禁された特報映像で早くも話題沸騰。オリジナルシリーズからは、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、ハン・ソロ役のハリソン・フォード、レイア役のキャリー・フィッシャーらが続投する。新キャストとしては、映像に登場していたストーム・トルーパー姿の「フィン」役のジョン・ボイエガ、Xウイングに乗り込む「ポー・ダメロン」役のオスカー・アイザック、新ヒロインといわれる「レイ」役のデイジー・リドリーのみ、ようやく役名が発表されたところ。注目すべきは、ティラー・スウィフトもファンを公言する大人気のTVシリーズ「GIRLS/ガールズ」や等身大ヒロインを描いた映画『フランシス・ハ』に出演している、身長191cmの個性派イケメン、アダム・ドライバー。そして、ロングランヒットとなった『アバウト・タイム愛おしい時間について』や、ファスベンダー主演の『FRANKーフランクー』で注目を集めたアイルランド俳優ドーナル・グリーソンだろう。「セックス・アンド・ザ・シティ」「ゴシップガール」と同じくニューヨークを舞台にしながら、リアルなアラサー“こじらせ”女子を主人公にした「GIRLS/ガールズ」。アダムが演じているのは、製作総指揮・監督・脚本・主演の1人4役を務める女性クリエイター、レナ・ダナムの相手役となる、つかず離れずの“セフレ”。一方、『ハリー・ポッター』シリーズの“マッドアイ”ムーディことブレンダン・グリーソンを父に持つドーナルは、ロンの兄・ビル役としても知られており、相次いで日本公開された上記の2作でさらに“赤毛”ファンを増やしている。いずれも超大作や話題作に抜擢された若手実力派ばかり。いまから彼らの名前をチェックしておいて。(text:cinemacafe.net)
2015年01月05日「サンローラン(SAINT LAURENT)」が、定番アイテムを展開するパーマネントコレクションのキャンペーンビジュアルを公開した。今回モデルとして起用されたのは若手俳優のジャック・キルマー(Jack Kilmer)。彼はサンローラン15SSメンズコレクションのキャットウォークにも登場している。撮影はメインコレクションと同様、クリエイティブディレクターのエディ・スリマン(Hedi Slimane)。アイテムには、エディのスタイルを象徴するスモーキングジャケットやレザージャケット、クラシックウエスタンシャツなどがラインアップ。1995年6月6日生まれのジャック・キルマーは、今最もサンローランが注目している俳優の1人で、俳優ヴァル・キルマーの息子。2014年8月に公開されたソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)の姪にあたるジア・コッポラ(Gia Coppola)のデビュー作「Palo Alto」では親子共演を果たしている。
2014年11月14日「ギャップ(Gap)」は11月3日、映画監督ソフィア・コッポラが手掛けるホリデー・キャンペーンムービーを公開した。このムービーは“知っているようで知らない、身近なあなたへ”というコピーとともに、フォールシーズンにローンチしたメッセージ“ドレスノーマル”を表現したもの。全4部作となっており、そのうち二つはアメリカとイギリスでテレビ放映が決定している。「ガントレット」では今シーズンのマストハブアイテム、クレイジーストライプのセーターを着た女性が登場。帰省した彼女が母親と再開し、変わり者のいとこやテンションの高い叔母などの家族に囲まれながら、週末を過ごす様子が映し出されている。どこか懐かしいジョニー・キャッシュの「I Got Stripes」をBGMに、フェスティブかつアットホームな雰囲気を映し出した。その他、パーティー会場で男女の出会いを追った「ヤドリギ」、フェアアイルセーターを着こなした少年が昔のヒットナンバーを歌う「クルーナー」、レストランでピンボールに夢中のレザーバイカージャケット姿の女性を映した「ピンボール」も同時公開。また、キャンペーンポスターも放映に合わせて展開される。こちらは、家族にたくさんのプレゼントを買う大変さをテーマにした、「when all you really know about her is that you really like her (僕の知らない、大好きな君に)」というキャプションがついた、フェアアイルセーターを着ている女性の写真や、「you’ve got a nephew who is already cooler than you (大人の僕より、ずっとクールな君へ)」というキャプションのついた、クレイジーストライプのセーターを着ている小さな男の子の写真を撮り下ろした。グローバルプレジデントのスティーブ・サナックスは「ソフィア・コッポラは前回のシリーズ同様、忠実かつ率直なトーンでホリデーの映像シリーズを通してドレスノーマルの第2章に息を吹き込んでくれた」と語っている。
2014年11月05日LVMHグループの現代アートミュージアム「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」が10月27日、パリ・ブローニュの森にオープンする。その開館式が20日に開催された。開館式ではLVMHグループ代表のベルナール・アルノー、フランス共和国大統領フランソワ・オランドらが美術館の開館を宣言した。その他、文化・通信大臣フルール・ペルラン、パリ市長のアンヌ・イダルゴ、建物の設計を担当したフランク・ゲーリーなどが式に参加。また、ニコラ・ジェスキエール、カール・ラガーフェルド、J.W.アンダーソン、ラフ・シモンズなどグループのデザイナーや映画監督のソフィア・コッポラ、女優のミシェル・ウィリアムズ、US『VOGUE』編集長のアナ・ウィンター、建築家のピーター・マリノらセレブリティが駆け付けた。式の当日、会場となった美術館の建物は、照明デザイナーのエルヴェ・デコットによるイルミネーションで彩られた。また、オペラ歌手のナタリー・デセーが、チェリストのアンリ・ドマルケットによる演奏と共に、セルゲイ・ラフマニノフ作『ヴォカリーズ』を歌い上げ祝福。その後、オランド大統領が退席すると、会場では美術館に併設されるレストラン「ル・フランク」のディレクター、ジャン=ルイ・ノミコによるディナーがふるまわれた。
2014年10月24日オスカー前哨戦ともいわれるトロント国際映画祭で「観客賞」を受賞した『The Imitation Game』(原題)のベネディクト・カンバーバッチを始め、『X-MEN:フューチャー&パスト』のジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、『ドラキュラZERO』の日本公開も近づき注目を集めるルーク・エヴァンス、『ホビット』シリーズのマーティン・フリーマンやオーランド・ブルームまで、相変わらずの人気ぶりを誇る英国俳優たち。そして、この秋以降の新作映画でも、次世代を担う英国俳優たちが続々と登場する。個性派から正統派まで、これからマストチェックの新鋭・英国男子たちに注目した。まずは、現在『アバウト・タイム愛おしい時間について』『FRANK―フランク―』と出演作が2作も公開中の、ドーナル・グリーソン。『ハリー・ポッター』シリーズのロンの長兄ビル・ウィーズリー役で知られ、『わたしを離さないで』『アンナ・カレーニナ』などに出演してきた彼は、アイルランド出身の31歳。ハートウォーミングな家族の物語とタイムトラベルを絶妙のさじ加減で融合させたリチャード・ カーティス監督『アバウト・タイム愛おしい時間について』では、レイチェル・マクアダムスとキュートな恋を繰り広げ、ビル・ナイとの父子関係も「泣かせる!」と評判に。また、ファスベンダーが終始マスク姿でカリスマ・ミュージシャンを演じる『FRANK―フランク―』では、イケメンを封印するファスベンダーをよそに、グリーソンが演じるジョンが、フランクの才能やバンドが作り出す音楽に圧倒される“凡人”として、観客と同じ目線から物語を牽引する。実の父親は、『ハリー・ポッター』で“マッドアイ”ムーディを演じていた個性派俳優ブレンダン・グリーソン。舞台経験も豊富でトニー賞にノミネートされたこともあり、脚本の執筆や監督業など多才ぶりを発揮。何といっても、オスカー・アイザックやアダム・ドライバーらと共に『スター・ウォーズ/エピソード7』(仮題/2015年12月18日全米公開)に抜擢されており、アンジェリーナ・ジョリーの監督2作目『Unbroken』(原題)、シアーシャ・ローナン共演の『Brooklyn』(原題)など、話題作への出演が相次ぐ実力派だ。また、日本でも大人気のクロエ・グレース・モレッツの相手役を、現在公開中の『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』で務めているのはジェイミー・ブラックリー。クロエと恋に落ちる前途有望なロックミュージシャン、アダムを演じているが、劇中では実際にギターの演奏や歌声もジェイミー自身が披露。「歌もギターも演技も、全部上手な人」「完璧」と、クロエからも太鼓判を押されている。これまで、クリステン・スチュアート主演の『スノーホワイト』、カンバーバッチ主演の『フィフス・エステート/世界から狙われた男』などに出演してきているが、今年はネット社会の闇を描いたブライアン・シンガー(『X-MEN』シリーズ)製作総指揮のサスペンススリラー『U Want Me 2 Kill Him/ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム』も日本で公開され、2015年にはエマ・ストーン共演のウディ・アレン最新作にも名を連ねるなど、ジワジワと注目を集めている。一方、“第2のカンバーバッチ”との呼び声高いのが、『フィフス・エステート』にも出演し、スタイリッシュ・スリラー『ザ・ゲスト』(公開:11月8日)が控えているダン・スティーブンス。海外ドラマシリーズ「SHERLOCK/シャーロック」で日本のみならず、世界的ブレイクを果たしたカンバーバッチと同様、ダンもまたドラマシリーズ「ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~」で突如伯爵家の相続人のひとりとなった中産階級の弁護士マシューを演じてブレイク。ブルーアイズが印象的なダンは、ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ共演の人気シリーズ最終章『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』(公開:2015年3月)にも出演するなど、やはり引く手あまた。同じく「ダウントン・アビー」から実写版『シンデレラ』にリリー・ジェームズが抜擢されており、両者とも目が離せない存在となっている。さらに、舞台出身者が数多い英国俳優の中でも、モデルから俳優に転身した経歴を持つジェイミー・ドーナンは、全世界1億部という大ベストセラーの映画化『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(公開:2015年2月13日)で、“秘密”の性癖を持つ主人公の大富豪グレイ役に抜擢されたイケメン英国男子。ソフィア・コッポラ監督の目にとまり、『マリー・アントワネット』で映画デビュー。キーラ・ナイトレイの元彼としても名を馳せた。おとぎ話のキャラクターたちが現実の世界に暮らすファンタジードラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」や、猟奇殺人鬼を演じた「THE FALL 警視ステラ・ギブソン」などでも好演を見せており、全女子注目の本作によって大ブレイク間違いなしといわれている。大抜擢といえば、実写版『シンデレラ』の王子様に選ばれた、「ゲーム・オブ・スローンズ」の“悩める王子”ロブ・スタークことリチャード・マッデン。『300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~』に若きギリシア戦士で出演していたジャック・オコンネルは、アンジーが渾身作『Unbroken』の主演に選んだ男だ。それから、全米NO.1ヒットスタートを切った『ハンガー・ゲーム』に続くヤングアダルト小説の映画化『The Maze Runner』(原題)で、イケメン変身ぶりを見せている『ラブ・アクチュアリー』のトーマス・ブロディ=サングスター。これからが楽しみな英国男子のひとりだ。さらに、『ダーバージェント』続編シリーズの公開が控えているテオ・ジェームズも、エキゾチックな男らしい顔立ちでますます注目を集めること必至。その魅力もさまざまな彼らの今後の活躍に、ぜひ注目してみて。(text:cinemacafe.net)
2014年10月16日数々の著名人や一流ファッション誌のメイクを手掛けるメイクアップアーティスト、ローズ・マリー スウィフト(Rose Mary Swift)によるローコスメブランド「アールエムエスビューティー(RMS Beauty)」が日本初上陸。11月15日にコスメキッチン一部店舗で発売される。ローズは、20年以上に渡りメイクアップアーティストとして活躍。『ヴォーグ』や『ハーパーズバザー』を始め、「ルイ・ヴィトン」や「ラルフローレン」の広告、ミランダ・カーやソフィア・コッポラらセレブリティのメイクも手掛けてきた。数年前に健康問題と化粧品に使われる化学物質の関係に気付いたローズは、長期的な健康と美容をサポートする化粧品の開発に着手。「肌に潤いを与え美しく輝かせる、体に本当に良いもの」というコンセプトを元に、オーガニック原料を使用したナチュラルカラーコスメが誕生した。また、ほぼすべてのプロダクトに非加熱のココナッツオイルを使用していることも特徴の一つ。多くの化粧品の製造過程において、原料を高温で加熱することにより肌によい酵素やビタミンなどの栄養分が取り去られてしまうことがある。この事態を避けるため、RMS Beautyでは、原料を最小の熱で加工して製造している。「ボリューマイジングマスカラ」(3,800円)には、ミネラル色素とオーガニックワックス(ミツロウ・カルナウバロウ)を配合。まつ毛をいたわりながらボリューミーな目元を演出する。アイシャドウ「クリームアイシャドウ」(3,800円)は、美容クリームと保湿クリームの2役も兼ねているので、目元を美しく彩りながらエイジングケアも期待出来る。その他、唇にも頬にも使用できる「リップチーク」(4,800円)、は、オーガニック由来のオイル、ワックス、バター配合で高い保湿力を実現しながら軽やかな使用感が魅力の「リップシャイン」(3,400円)、軽やかな使い心地のコンシーラー「アンカバーアップ」(4,800円)、サテンパールの輝きのハイライター「ルミナイザー」(4,900円)などがそろう。販売店舗(予定)は、コスメキッチン代官山本店、渋谷ヒカリエ店、阪急うめだ店、玉川高島屋S.C店、名古屋ラシック店、札幌ステラプライス店、ルミネ有楽町店、ピープル バイ コスメキッチン天神地下街店。
2014年10月14日子どもたちの間で『アナと雪の女王』と並んで大ブレイク中のディズニーアニメ「ちいさなプリンセス ソフィア」。このたび本作の最新予告編映像がどこよりも早くシネマカフェに到着した。歴代ディズニープリンセスが特別出演することでも話題の本作。今回のお話には、今年ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが実写化した映画『マレフィセント』で注目を集めた「眠れぬ森の美女」からオーロラ姫が特別出演している。主人公・ソフィアはどこにでもいる平凡な女の子。母親と国王の再婚をきっかけに庶民の暮らしから一変、華やかな王族の仲間入りをすることに。立派なお城での新生活で戸惑いながらも、周りのディズニーキャラクターの手助けもあり、外見だけでなく内面の美しさを磨くことで“本当のプリンセス”へと成長していく、というディズニー初の等身大プリンセスによるストーリー。今回解禁となったシリーズ最新作のタイトルは、「とくべつな いちにち」。吹雪の中、出かけて行ってしまった父である国王の帰りを待つソフィア。祝日は家族で過ごしたい!と、いても立ってもいられず探しに行く彼女の前に、オーロラ姫と森のどうぶつたちが現れ…。ソフィアの天真爛漫なキャラクターが魅力的なのはもちろん、歴代のディズニープリンセスが毎回、特別出演を叶えていることも人気の理由のひとつ。これまでのシリーズでも「シンデレラ」のシンデレラ姫、「アラジン」のジャスミン王女、「リトル・マーメイド」の人魚姫・アリエルも特別出演を果たしており、ソフィアを見守る歴代プリンセスの新しい一面も見ることができる本作は、親子揃って楽しめる。子どもたちの間でも大人気で、ソフィアのなりきりドレスの売上は『アナと雪の女王』のエルサ、アナに次いで第3位。書籍や関連グッズも好評で、各地で開催されるイベントも大盛況となっている。さらに、本作は『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー』といった数々の大ヒット作が受賞したアニー賞「最優秀未就学児向けテレビアニメーション番組賞」も獲得。あらゆる世代の心を踊らせる作品に仲間入りした“ちいさなプリンセス”を、まずは予告映像から楽しんでみて。「ちいさなプリンセス ソフィア/とくべつな いちにち」DVDは11月5日(水)より発売開始。(text:cinemacafe.net)
2014年10月08日話題の『進撃の巨人』や『寄生獣』、『るろうに剣心』など、近年の日本映画界では“実写化”がブームとなっているが、ハリウッドを始めとする海外作品でも、実写化作品の本数は年々増えてきている。そんな実写化隆盛の映画界において、どんな作品でも「どうやって映像化するのか?」「そもそも映像化できるのか?」といった声が沸くが、今回はそんな中でも特に困難と言われる最新の「ファンタジー(おとぎ話)」映画をピックアップしてご紹介したい。ファンタジーやおとぎ話といえば、夢や魔法といった、見たこともない美しい世界観が観る者の心を躍らせるが、そんな“美”という観点から見た時に期待したいのが、フランス発の映画『美女と野獣』(公開:11月1日)だ。タイトルからも分かるとおり原作となるのは、ディズニーでアニメ化もされた、フランスで生まれた世紀のラブ・ストーリー「美女と野獣」だ。主人公は、父の身代わりに、野獣の城に囚われの身となった美しい娘・ベル。彼女は死を覚悟するも、野獣はディナーを共にすること以外、何も強要しなかった。やがてベルは、野獣の恐ろしい姿の下にある、悲しい瞳の存在に気づき始めるのだが…という誰もが知る愛の物語が実写化される。主人公・ベルを演じるのは、カンヌ国際映画祭で「パルム・ドール」に輝いた『アデル、ブルーは熱い色』で知られる、フランスの若手女優レア・セドゥ。野獣を演じるのは、『ブラック・スワン』『危険なメソッド』などで知られるフランスを代表するセクシー男優、ヴァンサン・カッセル。豪奢な城、陰鬱とした森、そして絢爛なドレス…その美しき世界観に早くも日本でも注目を集めている。ファンタジーと言えば最近、立て続けにヒットを飛ばしているディズニー作品は外せない。これまでに「不思議の国のアリス」(『アリス・イン・ワンダーランド』)や「眠れる森の美女」(『マレフィセント』)が実写化されてきたが、今後もこの流れは続いていくようで、2015年には「シンデレラ」を実写化した作品が日本で公開される。すでに海外で公開されている予告編映像では、物語のキーアイテムであり、女子なら一度は憧れたであろう“ガラスの靴”がお披露目されている。主人公のシンデレラ役には、ドロドロ系英国ドラマ「ダウントン・アビー」で一躍人気となったリリー・ジェームズ。さらに、継母役にはケイト・ブランシェット、フェアリー・ゴッドマザー役をヘレナ・ボナム・カーターが演じている。『プラダを着た悪魔』を手掛けたアライン・ブロッシュ・マッケンナが脚本を担当し、『マイティ・ソー』でメガホンを取ったケネス・ブラナーが本作の監督を務めている。また、ディズニー・アニメとして人気の「ピーターパン」も実写化で話題を集めている。こちらの映画『Pan』(原題)は、ディズニーではなく、ワーナー・ブラザースが製作。物語は、「ピーター・パン」の前日譚となるようで、ネバーランドにたどり着いた孤児の少年が、海賊たちやインディアン部族たちを相手に活躍する姿が描かれる。ヒュー・ジャックマン(黒ひげ役)、ギャレット・ヘドランド(フック船長役)、ルーニー・マーラ(タイガー・リリー役)、アマンダ・セイフライド(詳細不明)とハリウッドで活躍する錚々たる顔ぶれで注目を集めており、2015年の7月より全米で公開される予定だ。最後に、前述の大作とはまた違った風合いとなりそうなソフィア・コッポラが監督オファーを受けているという『人魚姫』をご紹介。これまでご紹介した3作品は、多少ディテールに変更は見られるものの、世界観そのものは原作やディズニー・アニメ作品の流れを汲んで製作されるようだが、このコッポラ版『人魚姫』は、軽快なカリビアン・ミュージックに彩られたディズニー版『リトル・マーメイド』とは少し違ったものになりそうだ。原作はご存じ、ハンス・クリスチャン・アンデルセン原作の悲劇のおとぎ話「人魚姫」。基本的なストーリーラインはディズニー版『リトル・マーメイド』と同じだが、大きく違うのは、浜で助けた王子様が人魚姫を愛さないということ、さらに「尾ひれを人間の足に変える飲み薬」を処方してくれた“海の魔女”が2つ目に渡す、「王子の流した血で人魚の姿に戻れる短剣」というアイテムが切なすぎる結果を生み、人魚姫は一方的な愛を抱えたまま死を選ぶという切なすぎる結末だ。果たして、どんな作品が出来上がるのか、今後さらに注目を集めそうだ。そのほかにも、『ピノキオ』や『ジャングル・ブック』などまだまだ、おとぎ話の実写化作品は今後も製作されていく予定。また先日、話題をさらった「テトリス」の実写化作品の詳細も気になるところ。海外の製作費の規模や、最新鋭のCG技術、実力を備えた豪華なキャストたち、これまで想像もしなかった物語がスクリーンで描かれる日は近いのかも?(text:cinemacafe.net)
2014年10月03日本格ミステリー映画『記憶探偵と鍵のかかった少女』の特別動画が公開された。本作は、他人の記憶に潜入する探偵ジョンが、16歳の美少女アナの記憶に隠された謎の真相に迫る姿を描いた作品で、特別動画は、謎めいたヒロインを演じ注目を集めるタイッサ・ファーミガをフィーチャーした内容となっている。特別動画映画は、他人の“記憶”に潜入し謎を解く記憶探偵ジョン(マーク・ストロング)が、資産家夫妻からの依頼で、自室に閉じこもり絶食している16歳の少女アナの記憶に潜り込み、その理由を探るミステリー。アナを演じたタイッサ・ファーミガは、『マイレージ、マイライフ』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたヴェラ・ファーミガの妹で、TVドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』や、ソフィア・コッポラ監督『ブリングリング』に出演し注目を集める若手女優のひとりだ。動画は、記憶探偵ジョンが、アナの部屋で、真相に迫る糸口をつかもうと駆け引きをしながらアナと会話をするシーンが収録されているが、ファーミガは「台本を読み始めてすぐに彼女を大好きになってしまった」という。「非常に深みがある役だから。最初に読んだときは表面的にしか読めなかったのだけれど、最終的には彼女が持つ秘密を理解し、役を深く掘り下げることが出来た」。そのため、彼女は役について深く考察し、精神病についての本を読み、撮影現場では頻繁に監督と話をしてアイデアを交換したという。しかし、アナはどこまでも“謎”の多い女性。観客は記憶探偵と一緒に彼女の“記憶”の中で捜査し、彼女の秘密を見つけ出し、想像もしなかった真相を見つけることになる。ちなみに謎を解くカギは記憶探偵ジョンとアナの関係の変化だそうで、ファーミガは「台本を読んだとき、監督にもふたりの関係性が肝なんだと強調されたわ。自由はアナが世界で最も欲しているもの。彼女は両親によって自由を奪われている。彼らは彼女のことが理解できないから。そこでどうやって自由が手に入るのか彼女は悩み、ジョンを必要とするのね。ジョンも過去の悲劇にとらわれているという意味では近い存在だから。そして最後にはお互いに自由を与えることができたのだと思うわ」と語っている。『記憶探偵と鍵のかかった少女』公開中(C)2013 OMBRA FILMS, S.L. - ANTENA 3 FILMS, S.L.U. - MINDSCAPE PRODUCTIONS, S.L. - THE SAFRAN COMPANY - OMBRA FILMS, LLC.
2014年09月29日ミランダ・カーやソフィア・コッポラなど数々の著名人や一流ファッション誌のメイクを手がけるNYを拠点とするファッション&メイクアップ・アーティスト、ローズ・スウィフトが開発したメイクアップブランド「RMS Beauty(アールエムスビューティー)」が、この秋日本に初上陸。11月15日(土)より、コスメキッチン一部店舗にて独占販売をスタートする。「RMS Beauty」最大の特徴は、プロダクトに配合される天然成分の多くを非加熱で作ったローコスメブランドであることだ。原料がオーガニックであることはもちろん、加工工程においても、原料の過熱を最小限にとどめ、ビタミンなどの肌によい成分を破壊することなく配合し、コスメティックでありながら、スキンケア効果を考え、肌本来の持つ美しさを追及しているというから、美容だけでなく健康にも意識の高い女性たちにとってアップカミングなコスメティックブランドだ。開発者であるローズ・スウィフトは自分自身、以前は化学製品のコスメティックを使い続けていたが、短期的には美しく仕上がるものの長期的にみると健康が損なわれていることに気づき、長い間使い続けられる良質な成分が必要であると考え、自らが製品開発に携わる「RMS Beauty」を設立した。そのため毎日使う人の健康を考え、有毒な化学物質から身を守ることをモットーに、ほぼすべてのプロダクトに非加熱のココナッツオイルを使用するなど、「肌に潤いを与え、輝かせる、体に本当に良いもの」をコンセプトに、徹底した製品づくりを行っており、ヘルスコンシャスな女性たちから支持されている。たとえば、マスカラにはミネラル色素とオーガニック植物ワックス(ミツロウ・カルナウバロウ)を配合し、まつ毛をいたわり、活力を与えながらボリュームや存在感をアップさせる。ハイライターとしても使用できるミネラルクリームシャドゥのアイポリッシュは、これ1つで目元の美容クリームと保湿クリームの二役を兼ねたスグレモノ。そのほか、オーガニック由来のオイル、ワックス、バターを配合し高い保湿力を持ったリップなど、いずれもこれまでにない革新的な内容で、つい乗り換えたくなってしまうこと必至だ。(text:Miwa Ogata)
2014年09月24日9月20日(土)に公開を迎える『バツイチは恋のはじまり』。ひと足お先に公開された本年度のフランス映画祭では、最高賞の「観客賞」に輝いたばかり。主演を務めるのは、『イングロリアス・バスターズ』で大ブレイクしたダイアン・クルーガー。バレエを学び、モデルとしても輝かしいキャリアを築いた彼女は、3か国語を操るクール・ビューティーだ。本作でも、カジュアルスタイルから鮮やかなドレスまで幅広い着こなしはさすが!オシャレ女子は要チェックのダイアンのファッションに注目した。歯科医師のイザベル(ダイアン・クルーガー)は、イケメンで仕事がデキる完璧な彼氏とパリで同棲中。結婚式を数か月後に控えるも、一家に代々伝わる「一度目の結婚は必ず失敗する」という呪いのようなジンクスが気になって仕方がない。「何とかしてバツイチになりたい!」と考えるイザベルは、お調子者の旅行雑誌編集者ジャン=イヴ(ダニー・ブーン)を口説き落とし、結婚して即離婚をしようと決意。彼の世界半周旅行に同行することに…。まず、誰もが目を奪われるのは、ジャン=イヴと出かけたイザベルのパーティ用の真っ赤なドレス。こちらは、今年映画のモデルになったことでも話題の「イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)」のもの。胸元に深く大胆なスリットが入っているが、計算しつくされたラインのおかげでいやらしさはなく上品。大人の女性らしさを際立たせている。そして旅行中は、1枚でサラリと着れるワンピースをチョイス。たとえラクチンな服でも、素材に気を使うのが大人の女性ファッションだ。フランスのファッションブランド「ザディグ エ ヴォルテール(ZADIG&VOLTAIRE)」は、ラグジュアリーな素材でもリラックス感のあるファッションを提案しているとあって、普通のワンピースとは一線を画している。また、冬のパリでは洗練された「ベル・エール(BEL AIR)」のダウンで差をつける。有名デパート「Galeries Lafayette (ギャラリー・ラファイエット)」を始め、パリに20店舗以上のオンリーショップを構える日本未入荷のブランドだ。表情に変化をつけたいときには、やはりメガネがマストアイテムだろう。本作ではニューヨークを拠点に展開する「セリマ・オプティーク(SELIMA OPTIQUE)」を使用。デザイナーのセリマ・サラウンは、ここ数年のニューヨークのファッションシーンに多大な影響を与えたひとりで、ナオミ・キャンベル、マドンナ、ソフィア・コッポラ、ローリン・ヒルなど、オシャレセレブの間でも愛用者は多い。最後に、その人のオシャレ度を一瞬で確認できるものといえば、時計。1833年創業の高級時計マニュファクチュール「ジャガー・ルクルト(Jaeger-LeCoultre)」をさりげなく身に着けているとは、さすがブランドアンバサダーのダイアン。デザイン性だけでなく、機能性にもこだわるのが、デキる女の技だ。そんなダイアンが、驚くほどのキュートさで明るいコメディエンヌぶりを発揮している本作。日本の女子たちも、ぜひ彼女のオシャレを参考にしてみて。『バツイチは恋のはじまり』は9月20日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか公開。(text:cinemacafe.net)
2014年08月01日伊勢丹新宿店本館2階TOKYO解放区では7月2日から15日まで、音楽カルチャーマガジン『ネロ(Nero)』とコラボレーションしたイベント「acute grrrls Nero × TOKYO解放区issue」を開催している。同店で本年5月に開催し大好評を得たという、90年代のガールズカルチャーをフィーチャーしたイベント「'90s girls culture@TOKYO解放区」。次ぎにスポットを当てたのは、同じカルチャーの中でも少女っぽいガーリーな可愛さだけではない、“エッジが効いていて(acute)、可愛くて(acute)、行動的(act)な現代の女の子達(grrrls)”。この世界観を象徴する作品としていまだに絶大な支持を集める、ソフィア・コッポラ監督作品『ヴァージン・スーサイズ(The Virgin Suicides)』(1999年)をイメージソースに、女の子達の本質的な強さと美しさをテーマにした雑誌Neroとのコラボレーションでショップは展開。店頭には今回のために製作されたNero初のオリジナルアパレルライン「ネロ クローゼット(nero closet)」や、国内外ブランドとのコラボアイテムを始め、レコードやポストカード、Neroのバックナンバーなどが並ぶ。ウエアは、「ハーツレボリューション(HEARTSREVOLUTION)」はNeroとコラボレーションしたカットソーを、「ガーリーローズ(Girly Rose)」はバージンスーサイズをイメージしたワンピースやブラウス、スカートをラインアップ。またロンドンのファッションマガジン『ルラ(Lula)』の元編集長リース・クラーク(Leith Clark)が「レン(WREN)」とコラボした「WREN×Leith Clark」のアイテムも登場。雑貨は、タイのブランド「スレトシス(Sretsis)」のハート形サングラスや伊勢丹限定アイテムのユニコーンピアス、フランスの人気バンド「フェニックス(Phoenix)」のイラストが描かれたマグカップなどがあり、同じくフランスの人気モデル・シンガー のペティート・メーラー(Petite Meller )」のニューシングル「Backpack」を先行販売する。ペティートと「オリンピアラタン(Olympia Le-Tan)」がコラボしたブルゾン(9万2,000円)も店頭で予約販売を受け付けている。井上由紀子が編集長を務めるNeroは、音楽・アート・ファッション・カルチャーが独自の視点で盛り込まれ、日本に留まらずパリやニューヨークでも注目を集めている。
2014年07月04日ころころと笑う。とは、まさに彼女の笑い声を指すのではないか。「昨日は1日オフだったから、原宿や渋谷に行ったの。109で可愛いものをいろいろ買い込んじゃったわ。ソックスに、スマホケースに…私はとにかくカワイイものが大好き!だから、日本のアクセサリーは私の好みにピッタリね」と、うきうき語る姿がとびっきりチャーミング。出演作『マレフィセント』を引っ提げ、エル・ファニングは待望の初来日を果たした。とは言え、滞在はわずか数日。プロモーション活動の合間を縫い、多忙な16歳は「カワイイもの」を求めて精力的に東京の街を駆け巡ったようだ。日本に到着した際は開口一番、「キディランドに行きたい!」と目を輝かせていたが?「もちろん行ったわ!時差ボケで朝早くに目が覚めちゃったから、丸1日ショッピングできたの。ハローキティのグッズも買ったし、ブライスドールも買ったし…。夜には新宿のロボットレストランに連れて行ってもらったのよ。何だかキラキラピカピカしていて、アメリカにはない雰囲気だった(笑)。アメリカにない感じと言えば、女の子たちのファッションね。着こなしに自信を持っていて、本当にクールだと思う。私の地元には個性を周りに合わせようとする子も多いけど、日本の女の子たちは“目立って何が悪いの?”って感じ。重ね着も上手だし、気分に合わせてファッションを選ぶ姿勢が素敵だわ」。そんなエル自身の本日の装いは、『マレフィセント』で演じたオーロラ姫を思わせるワンピース。ガーリーなシルエットを長い手脚でキュートに着こなす姿からはすでに女性らしさも漂っていて、映画の中のあどけない“オーロラ姫”とは少々印象が異なるが、「そうなの。おかしいわよね。自分でも、映画を観ていて『あれ?私、ちょっと若くない?』って思ったわ(笑)。でも、撮影当時は14歳だったんだもの。今は16歳だし、2年って大きいわね」と笑う。ディズニーの名作アニメ『眠れる森の美女』のヒロインにして、邪悪な妖精・マレフィセントに呪いをかけられる悲運のプリンセス、オーロラ。エル自身もディズニーアニメを観て育ち、「大人になったら何になりたい?と聞かたら、『ディズニーアニメのお姫様』と答えるような子供だった」という。「だから、ある意味、今回の作品でオーロラを演じられたことは人生のゴールよね(笑)。プリンセスを演じた自分を誇らしく思っているわ。しかも、ディズニープリンセスの中で、オーロラは一番のお気に入りだったの。私もオーロラも髪がブロンドで外見に共通点があるし、ドレスは私の大好きなピンク色だし(笑)。そんな思い入れのあるキャラクターに息を吹き込むことができただけじゃなくって、新しい世代に向けてオーロラ姫を演じられたのが私にとっては特別なこと。だって、まだ幼い従妹は『マレフィセント』や『アナと雪の女王』を観ながら育っていくんだもの。そう思うと、本当に嬉しくなるわ」。しかしながら、この『マレフィセント』はおとぎ話の単なる実写化ではない。悪役として知られるマレフィセントの事情を描く挑戦的な姿勢が、すでにそれを物語っている。「生まれながらにして邪悪な人間は誰もいない。それが、この作品のメインテーマなの。マレフィセントがそうしたように、人は自分の身に起きたことを受け、自分を守ろうとしたり、行動を起こしたりする。そうすることで、時に誤解を受けてしまうものなのよね。オーロラの父もそう。結構な悪者だけど(笑)、実は可哀想な人なんじゃないかしら。でも、自分で選択して運命を決めたわけだから、哀しいけど仕方のないことよね」。また劇中には、エル曰く「おとぎ話の中だとあっさり受け入れられがちだけど、よくよく考えるとちょっとおかしいこと(笑)」を、愛情と敬意をもってユーモラスに描くシーンも見られる。ハンサムな王子がオーロラ姫にキスをするシーンがまさにそうで、本作のフィリップ王子は一目惚れして恋に落ちたとは言え、出会って間もない姫へのキスを「していいのかな…」とためらう。「ちょっとユーモアがあっていいわよね。おとぎ話のそういった部分にあえて言及しているのが、この映画の面白い部分でもあると思う。確かに、出会って間もない上に、寝ている女の子にキスをするなんて問題があるもの(笑)」。ちなみに、エルがキスシーンに初めて挑戦したのは『ジンジャーの朝さよなら、わたしが愛した世界』の撮影にて。その時は「どうしよう!?って思った」そうだが、今回のあまりにも有名なシーンにはどのような気持ちで臨んだのだろうか。「そうよね。あまりに有名なシーンだったのはよく分かってる。でも、笑っちゃったりして、なかなか撮れなかったの(笑)。オーロラは眠っていて、まつ毛も動かしちゃいけないから、私はとにかくじっとしていなくちゃいけなかった。けれど、目をつむっていても、顔が近づいてくるのって気配で分かるでしょう?息もかかってくるし!だから、どうしてもビクッと身構えちゃうのよね。恥ずかしさもあったのかな…。いろんなアングルから何度も撮ったから、撮影には1日かかったの」。2歳8か月で女優人生が始まり、ソフィア・コッポラの『SOMEWHERE』、J.J.エイブラムスの『SUPER8/スーパーエイト』、フランシス・フォード・コッポラの『ヴァージニア』、キャメロン・クロウの『幸せへのキセキ』など、錚々たる監督たちの作品に次々と出演。順調にキャリアを重ねる中、「ここまで大きな規模の撮影に参加したのは初めて。しかも、共演はアンジェリーナ(・ジョリー)だし」と目を輝かせる。「特殊効果を多用した作品という点でも、私にとってはものすごい挑戦だった。髪型や衣装が変わるたびに全身をスキャンされるなんて、今までの撮影にはなかったことよ。台の上に立って、ちょっとずつ台を回してもらいながらスキャンされるの(笑)。グリーンバックでの演技も慣れなかったし、初めての経験だらけだった。そんな中、演じるキャラクターに思いを注ぎ込むことの大切さを知ったし、演じることの楽しさを改めて感じたわ。すぐそばには、世界一素晴らしいお手本がいたしね。マレフィセントが自分のかけた呪いの恐ろしさに気づき、眠っているオーロラの隣で涙するシーンのアンジェリーナには本当に胸を打たれた。目をつむっていても、感情がひしひしと伝わってきたの」。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:マレフィセント 2014年7月5日より全国にて公開(C) 2014 Disney Enterprises, Inc.
2014年07月02日ソフィア・コッポラ監督がティーン窃盗団を描いた最新作『ブリングリング』のBlu-ray&DVDが発売されることになり、国内外で活躍するダンスユニット「CYBERJAPAN DANCERS」が宣伝応援団に就任した。その他の写真コッポラ監督が、アメリカの高級住宅街ビバリーヒルズで実際に起こった若者による窃盗事件を映画化。ハリウッド・セレブに憧れる若者たちが窃盗団“ブリングリング”を結成し、SNSを駆使して、パリス・ヒルトン、オーランド・ブルーム、リンジー・ローハンといったセレブ宅に侵入し盗みを繰り返していく様と事件の顛末を描く。メンバーのユリサは「本当にこんな事件が起こったのかと思うと、衝撃を受けた。それに一度泥棒に入っただけでは、窃盗に気づかないパリス・ヒルトンの豪邸や、カギをドアマットの下に隠すセキュリティの甘さに驚いた」と目を白黒。出演作『ノア 約束の舟』の公開を控えるエマ・ワトソンが窃盗団の一員を演じており「『ハリー・ポッター』のハーマイオニーとは180度違う、過激でセクシーな役柄だった」とアピールしていた。今後、「CYBERJAPAN DANCERS」のメンバーは“いいね!”が20万件を超える自身のfacebook上を中心に、『ブリングリング』のプロモーションを実施していく予定だ。『ブリングリング』Blu-ray&DVD7月2日(水)発売取材・文・写真:内田 涼
2014年05月22日2/2より続く。――コスメの店頭にはたくさんの色や商品があって、どれを選べばいいか迷ってしまいます。メイクアップイベントやカウンターに行ったら、いつものイメージとは真逆のメイク、新しいカラーのアイシャドーやリップを試してみると、素晴らしい発見があるかもしれない。タトゥーや整形とは違い、メイクは気に入らなければ何度でもやり直せるから、どんどんチャレンジして、自分らしさを追求してみて。――今年のナーズのホリデーコレクションも、色鮮やかなアイテムがそろいましたね。美しい色達でしょう。マットなホットピンクのブラッシュ「4046」は、しっかり発色させることも、柔らかい印象を演出することもできる。限定フォーミュラのアイシャドーでは、特にメタリックブラックの「2088」と明るいオーキッドの「2087」が気に入っている。まつげのキワにのせて、黒などスモーキーなアイライナーを合わせると目元の印象が強って、日本人女性のダークな瞳の色も美しく際立たせるんだ。リップスティックは、トレンドでもあるオレンジレッドの「9601」、ホットピンクの「9602」などがおすすめ。いずれにしても自分が好きなカラーをつけるのが大事だよ。―このホリデーコレクションは、ギイ・ブルダンがモチーフとなっていますね。クリエーティブディレクターのフランソワ・ナーズ(Francois Nars)と同様、あなたもブルダンにインスパイアされましたか?フランソワにとってブルダンの影響は非常に大きくて、子供時代から仏『ヴォーグ』誌などの雑誌の切り抜きを壁に貼っていたそう。ブルダンが彼に影響を与えように、僕にとってはフランソワこそがインスパイアの源だった。彼は本当に偉大で、一緒に働けることを幸せに思っているよ。――ファッション、カルチャー、アートに大変お詳しいですが、いつもアンテナを張っているのですか?当然のことだね。特にファッションは、この業界では共通言語みたいなものだからね。フォトグラファーとも、映画について話したりする。そういったことを知らないと、クリエーター達とコミュニケーションもできない。ファッションやカルチャー業界で働くなら、その歴史を多く知っていればいるほどインスピレーションを得ることができる。僕は、幸運にも旅をする機会が多いから、異なる文化やスタイルに触れることも、すべてクリエーションの源になる。美にまつわる仕事に就くなら、美しい物事を愛していなくては務まらないから。――最近は何にインスパイアされましたか?僕が常に注目しているのは「時代」そのもの。時代感やトレンドを、雑誌やアートなどで人々がどう解釈して表現するのかに一番興味を引かれる。例えば70年代の映画『キャバレー(Cabaret)』(1972)は、20、30年代の再解釈をしているもので、そのミックス感覚が面白い。ソフィア・コッポラ監督の『マリーアントワネット(Marie-Antoinette)』(2006)は、時代考証に基づきながらも単なる焼き直しではなく、モダンなアプローチによって、ワクワクするものができるのだと教えてくれた。様々な時代を参考にすることは、メイクアップをデザインする時にも使える技だよ。
2013年12月12日ソフィア・コッポラ監督がエマ・ワトソンら新進の若手俳優たちを起用し、ハリウッドセレブの邸宅で盗みを繰り返していた実在のティーン窃盗団を描いた『ブリングリング』。本作のエマ…これまで見せてきたキャラとは180度違う、“グレ”っぷりが話題を呼んでいる。無軌道なティーンがパリス・ヒルトン、オーランド・ブルーム、リンジー・ローハンなどハリウッドセレブ宅に窃盗を繰り返し、被害総額は3億円にのぼったという事件をベースにした本作。エマが演じる窃盗団メンバーのひとりニッキーは、家では良い子なフリをするも、一歩外に出ればタバコを吸ったり、盗んだ服やアクセサリーで着飾ってクラブに入り浸る生活を送る、グレてしまった女の子。ご覧のように、忍び込んだハリウッドセレブ宅で拳銃を見つけ、それを手にして仲間に挑戦的な視線を投げかけるシーンもあるようだ。世界中で大ヒットとなった『ハリー・ポッター』シリーズで、優等生ハーマイオニー役を演じ、すっかりその役柄イメージが定着していたエマ。同シリーズ卒業以来、そのイメージを払拭すべく次々に新しい役柄にチャレンジしており、出演映画が立て続けに公開を迎える今年は“エマ・イヤー”ともいえそうだ。先週末公開された『ウォールフラワー』では奔放で恋多き人気者の女の子・サムを演じ、そして12月14日(土)公開の本作『ブリングリング』では、欲望の赴くままに盗みを働く、セクシーで!ビッチな!モデル志望の女の子を好演しており、新たな一面を見せている。エマ自身、本作では「“エマ”としては絶対やらないようなことをする」と明かしており、「キャラクターを通して、いつもとは正反対の自分を探索するのは楽しかった。いろんなクレージーなことを、公然とやれたから(笑)」と語るように、この役を演じることで自分を自ら解放することもできたようだ。また「イギリス英語だし、役のキャラクターとかけ離れているから、最初は彼女がニッキーを演じるのを想像しにくかった」というソフィア・コッポラ監督は明かす。「でもオーディションを受けてもらったら、キャラクターの片鱗が見えたの。それっぽく演じたり、デフォルメするのは簡単だったと思うけど、彼女は役に真剣に向き合ってリアリティを出してくれた」と大絶賛。「エマが全身で役にぶつかって変容するのを見るのは感動的だったわ」と、彼女の挑戦にベタ惚れの様子だった。先日発表された、英「エンパイア」誌が選ぶ“最もセクシーな女優部門”で、スカーレット・ヨハンソンやジェニファー・ローレンスなど名だたる女優を抑え、見事1位に輝いたエマ。女優として急成長を遂げ、年々美しさと輝きを増す彼女のさらなる活躍に注目だ。『ブリングリング』は12月14日(土)より渋谷シネクイントほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:ブリングリング 2013年12月14日より渋谷シネクイントほか全国にて公開(C) 2013 Somewhere Else, LLC. All Rights Reserved
2013年11月28日ヴェネチア国際映画祭金獅子賞やアカデミー賞脚本賞始め、数多くの賞に輝いたソフィア・コッポラ監督がエマ・ワトソンを主演に実在した10代の窃盗団の顛末を描いた最新作『ブリングリング』。シネマカフェでは女の子ばかりのティーン窃盗団の中で唯一の男の子マークを演じるイズラエル・ブルサールに注目した。本作は実際にあった事件を基に被害総額3億円、ハリウッド・セレブの豪邸を襲ったティーン窃盗団「ブリング・リング」を追ったセンセーショナルな物語で、5人のティーン窃盗団を演じるのは『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソンに、ケイティ・チャン、クレア・ジュリアン、タイッサ・ファーミガとフレッシュでキュートな女子ばかり。女子の中でひとり頑張るイズラエル・ブルサールは、1994年生まれの19歳。ロブ・ライナー監督作『FLIPPED』(原題/’10)や、スティーヴン・ヘレク監督作『THE CHAPERON』(原題/’11)に端役で出演しているが、日本公開される出演作品は、実は今回が初めて。彼が演じるマークは学校に馴染めない転校生で、レベッカ(ケイティ・チャン)に出会うことにより、日常生活が劇的に変化していく。コッポラ監督はマークという役柄について、「私は、人々がアイデンティティを追求していく姿にいつも魅かれます。本作ではほとんどのキャラクターがあまり同情できない人物なので、ストーリーに入り込んでいく方法を探さなければなりませんでした。唯一、この中で最も共感できたのはマークでした」と、彼が本作を描くにあたって重要なキャラクターだったことを明かした。そして、イズラエルは「マークとは自己嫌悪に悩むところに共通点があると思う。ミシシッピで育った僕は子どもの頃みんなに好かれてなくて、自分もクラスが嫌いで学校に行きたくなかった」と、自身をふり返って切り出す。「映画の最初のマークは、すごい孤独でどうしようもないやつに見えると思う。それからレベッカと知り合って友達になるんだけど、マークはどんどんレベッカに惹かれていくんだ。そして何もかもダメになったとき、レベッカを頼って裏切られる。その体験からマークは成長していく。ソフィア(監督)は、マークを物語のハートの部分にしたかったんだと思うんだ。彼にはどこか憎みきれない部分があるからね。そのへんをうまく表現できていたらいいと思ったんだ」と語った。また、「観ていると、マークがゲイだと分かると思うんだけど」と言うイズラエル。「そのことについてソフィアと話し合ったんだ。ストーリーの中でマーク自身が、ゲイだってカミングアウトするシーンはなし、それは本作で重要な部分じゃない。ストーリーの本質とずれてしまうからね。だから、マークを自然に演じるようにしたんだ」と話してくれた。「主役はリアルなティーンであることが重要だったの」とフレッシュなキャスティングにこだわったソフィア・コッポラ監督。本作と共に新星イケメン俳優イズラエルの今後の活躍も期待したい。『ブリングリング』は12月14日(土)より渋谷シネクイントほか全国にて公開。(小泉浩子(cinema名義))■関連作品:ブリングリング 2013年12月14日より渋谷シネクイントほか全国にて公開(C) 2013 Somewhere Else, LLC. All Rights Reserved
2013年11月13日インターネットでセレブの住所や外出情報を集め、空き巣を働いていたティーン・エイジャーの窃盗グループを『ハリー・ポッター』の“優等生”エマ・ワトソンが演じたことで話題の、ソフィア・コッポラ監督・最新作『THE BLING RING』(原題)。そのモデルとなった窃盗グループを率いていた青年が、パリス・ヒルトンに「落ち着いてほしい」と忠告していたことが米ゴシップサイト「TMZ」の取材で明らかになった。青年の名はニック・プルーゴといい、2009年に犯した数々のセレブ宅強盗の罪を償い、服役後、今年4月に出所している。彼は先日、パリスがTV番組のインタビューに「もし彼ら(犯人グループ)を見かけたら、どうするか分からないわ。私は争いごとが好きな人間ではないけれど、きっとこう言ってやるでしょうね。『あなたたちには助けが必要よ。そして私の持ち物を返してちょうだい』って」と答えていたのを見て、困惑しているようだ。ニックが言うには、パリスを始めとする被害者たちには総額100万ドル(約1億円)を返却しており、彼女の持ち物もほとんど返しているとのこと。この釈明がをパリスが知っているのか分からないが、どうやらこの一連の犯罪の初被害者にあたるパリスは、『THE BLING RING』の公開で、当時の悔しさが蘇ってしまったようだ。(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:THE BLING RING (原題) 2013年12月、渋谷シネクイントほかにて全国にて公開
2013年06月17日セレブの豪邸ばかりを狙った実際の窃盗事件を題材にした、ソフィア・コッポラ監督の最新作『The Bling Ring』(原題)で、ワイルド&セクシーな窃盗犯のリーダーのニッキーを演じたエマ・ワトソンが、ポールダンスにハマっているようだ。映画のタイトル“The Bling Ring”は、2008年10月から2009年8月にかけて起きた連続空き巣事件の犯人グループの名前。当時被害に遭ったのは、パリス・ヒルトンやオーランド・ブルーム、リンジー・ローハンなど有名なハリウッド・セレブばかり。インターネットを駆使してターゲットとなるセレブの住所や留守時間を調べ、合計300万ドル(約3億円)もの金品を盗む犯行に及んだ。さらに、ほとんどのメンバーが10代の少女たちだったことで、当時大きな話題を呼んだ事件だ。海外メディアがYOUTUBEなどで公開している本作の映像では、窃盗団たちがあるセレブのクローゼットを物色した後、ナイト・クラブに忍び込むシーン。エマは、きらびやかな洋服や靴でいっぱいのウォーク・イン・クローゼットの中で、真っ赤なファーをまとったり、高額なブランド服を手に取ったりと女友たちと大騒ぎ、その後、怪しげなピンクと青が怪しげに光るナイトクラブで友達を前にポールダンスを披露。デニムのショートパンツとTシャツを着たまま、大胆に両足を開いたり、体を勢いよく回転させお尻をポールにこすりつけるなど、プロも顔負けのセクシーなパフォーマンスをキメている。エマがポールダンスにハマったのは、『The Bling Ring』撮影中だと関係者は英「The Sun」誌に話している。「撮影の待ち時間はとても長いので、俳優たちはいろんなことをします。今回は共演者にポールダンスをしている女優がいたため、エマもやってみようと思ったようです。というのも、体を鍛えるいいトレーニングになりますからね」。始めは面白半分でトライしてみたところ、その解放感に魅了され、すっかり気に入ってしまったとのことだ。いまはスポーツとしてポールダンスを楽しんでいるというエマ。これまで『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役でお馴染みの“超真面目な優等生”キャラのイメージが強く、彼女自身も英オックスフォード大学で学ぶ身だけに日本での公開が決定すれば、大きな話題になりそうだ。(text:Mieko Nakaarai)
2013年04月16日