ロサンゼルスを舞台に、エマ・ストーン演じる女優志望のミアとライアン・ゴズリング演じるジャズピアニストを目指すセバスチャンの恋と夢を描き出す『ラ・ラ・ランド』。本年度アカデミー賞で史上最多タイの14ノミネートを獲得している本作は、『雨に唄えば』や『シェルブールの雨傘』など往年の名作を彷彿とさせながら、現代の夢追い人も共感できるミュージカル・エンターテインメント。本作には、いま注目すべき日系イギリス人女優ソノヤ・ミズノが出演する。クールビューティーなルックスと、長い手足を生かした伸びやかなダンス、豊かな表現力はひと際目を引く存在だ。ソノヤさんは1988年東京生まれ、イギリス・サマセット育ち。11歳から20歳まで、かの英国ロイヤル・バレエ・スクールで学び、卒業後はドイツ・ドレスデン国立歌劇場バレエやスコティッシュ・バレエなどに在籍し、数々の舞台を踏んできた。20歳のときにモデルとしても活動をスタート。「シャネル(CHANEL)」「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQUEEN)」「イヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」といったトップブランドや雑誌でモデルを務めた。2015年には、「ケミカルブラザーズ」feat.ベックのミュージックビデオ「Wide Open」でダンサーを務めて話題となり、アリシア・ヴィキャンデルが美しすぎるAIロボットを演じたアカデミー賞視覚効果賞受賞作『エクス・マキナ』で、ハウスキーパーのAIロボット・キョウコを演じて鮮烈な長編映画デビューを果たした。日本では、2016年のユニクロスポーツのCMでクールに踊る彼女を目にした人も多いかもしれない。『エクス・マキナ』では、驚異的なAIを生み出したIT企業社長ネイサンとキレッキレのディスコダンスを踊ってみせたり、抜群のスタイルを惜しげもなく披露したりと、一躍注目を集めた。ハリウッドの“イットガール”と呼ばれ、後にアカデミー賞も受賞したアリシアや、主人公のドーナル・グリーソン、ネイサン役のオスカー・アイザックといった実力派との共演は、ソノヤさんにとっても大きな刺激になった様子だ。続く、“バレエ版『ピッチ・パーフェクト』”とも呼ばれる『ハートビート』では、名門マリインスキー・バレエに所属していたキーナン・カンパ演じる主人公ルビーのルームメイト、ジャジー役に。AIロボのキョウコはひと言も言葉を発っしないキャラクターだったが、同作ではバレエと恋の両立に悩むジャジーを快活に演じており、劇中では自慢のバレエはもちろん、アイリッシュ・ダンスなども華麗に披露している。そして今回の『ラ・ラ・ランド』でも、出演シーンはわずかながら、エマ演じるミアのルームメイト、ケイトリン役をオーディションでゲット。ミアをはじめ、同じ夢を追う個性豊かな女子4人がルームシェアをしながら、夜ごとに“仕事につながる”出会いを求めて出かけていくのだ。鮮やかな原色ドレスに身を包んだ彼女たちが「サムワン・イン・ザ・クラウド(Someone In The Crowd)」を歌いながらパーティーに繰り出すシーンは、序盤の見どころの1つとなっている(ソノヤさんは黄色のドレスを着用)。さらに、エマ・ワトソン主演のディズニー実写映画『美女と野獣』(4月21日公開)にも出演しており、こちらでも見事なダンスを披露する可能性大。『エクス・マキナ』監督&脚本のアレックス・ガーランドにも気に入られた様子でナタリー・ポートマン主演の次回作『Annihilation』(原題/’17)にも参加するほか、ミュージシャン志望の女性役で主演を務めるスリラー『Ambition』(原題/’17)など、出演作が続いている。アリシアや2人のエマといった、トップ女優へと駆け上がる彼女たちを間近で見てきたソノヤさん。今年は、彼女自身が輝く番かもしれない。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラ・ラ・ランド 2017年2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年02月24日ナタリー・ポートマンが、2月27日(日本時間)に迫った第89回アカデミー賞にて主演女優賞にノミネートされている『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』。このほど、2度目のオスカー獲得に期待がかかるナタリーの役作りについて、その秘密が明かされる特別映像がシネマカフェに到着。彼女の名演を間近で目撃した共演者やスタッフたちの証言が、メイキング映像とともに収められている。1963年11月22日、ジョン・F・ケネディ大統領は、テキサス州ダラスでのパレードの最中に銃撃される。だが、目の前で愛する夫を暗殺されたファーストレディのジャッキーには、悲しんでいる時間などなかった。すぐにジョンソン副大統領が新たな大統領に就任し、刻一刻と夫が過去の人になっていく状況を目の当たりにしたジャッキーは…。『レオン』で鮮烈なデビューを飾り、彗星のごとく映画界に現れたナタリー・ポートマン。『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を獲得した経験を持つ彼女は、本作で “史上最も有名なファーストレディ”“世界で最も愛されたファッションアイコン”として熱狂的な人気を獲得していたジョン・F・ケネディ大統領夫人、ジャッキーことジャクリーン・ケネディに。知られざるファーストレディの姿を完全再現する熱演を見せ、アカデミー賞主演女優賞に2度目のノミネートを果たしている。今回の特別映像では、スタッフとキャストがナタリーの名演について語っている。まず、監督のパブロ・ララインは、「ナタリーは演技をするうえで欠かせない謎めいた雰囲気を持ち合わせている」とコメント。ケネディ元大統領の弟、ロバート・ケネディ役を演じたピーター・サースガードは「ナタリーが演じるジャッキーはまさに本人の生き写しだった」と語り、ジャッキーにインタビューする記者役のビリー・クラダップは「キャラクターが乗り移ったような、洗練された演技を目にすれば、人はただ言葉を失うよ」と、皆、口々に絶賛を贈る。さらに、6年前、ナタリーにオスカーをもたらした『ブラック・スワン』の監督であり、本作ではプロデュ―サーを務めたダーレン・アロノフスキーは、「撮影の過程で感動的だったのは、目の前に写っているのがナタリーであることを忘れていた瞬間があったことだよ」と明かし、いかに彼女がジャッキーになりきっていたかを想像させるコメントを寄せた。そんなナタリーは2度目のオスカー獲得となるのか、受賞につながる6つのポイントに迫った。(1)映画賞を席巻中!アカデミーの前哨戦となる数々の映画賞を席巻してきたナタリー。現時点で、17受賞25ノミネートを果たしている。(2)演じたのは歴史に残る実在の人物!過去の受賞歴を振り返ると、エディ・レッドメインのホーキング博士をはじめ、実在の人物を演じた俳優がオスカーを獲得した例は数多い。ましてやジャクリーン・ケネディという現代アメリカを代表する存在の女性をここまで精妙に演じていれば、なおさらかも。(3)素顔を封印した、なりきりっぷり!これまでの受賞者の共通点は、映画の中でいかに“役になりきって“いるか。ジャッキー本人がスクリーンに現れたかのような姿は、ナタリーが演じていることを忘れるほどで、『ブラック・スワン』のニナ・セイヤーズ役と同様、ナタリーの素顔を想像できない。その“なりきりっぷり”は、これまでの賞レースの結果でも裏付けられている。(4)オスカー獲得率の高いキャラ!過去にオスカーを獲得している人の多くは、極限的な状況に陥る“囚われの姫君”キャラクターを演じている場合がある。往年の名作『ガス燈』のイングリッド・バーグマンから、昨年受賞した『ルーム』のブリー・ラーソンにいたるまで、そうした状況から脱却しようとするキャラクターはアカデミー会員に好まれる傾向がある。実際に賞を射止めた『ブラック・スワン』も同じタイプのキャラクターといえる。(5)前回のオスカー受賞が6年前でも関係ない!?トム・ハンクス(『フィラデルフィア』『フォレスト・ガンプ/一期一会』)や、ケヴィン・スペイシー(『ユージュアル・サスペクツ』『アメリカン・ビューティー』)など、過去には、5年以内に再度オスカーを獲得した俳優も多い。その人が過去にどんな栄光を与えられていたかに関わらず、本当に素晴らしいと思った人に投票するのがアカデミー会員。以前の受賞歴が邪魔になることは決してない、はず。(6)愛するわが子がナタリーに幸運をもたらす!?前回受賞時には、第1子を妊娠中だったナタリー。妊婦姿でオスカー像を受け取る姿が印象的だったが、今回はなんと第2子を妊娠中。ネットでは「ナタリーが賞レースシーズンにまた妊娠!妊娠したら賞をもらえるチャンスなのでは」と予想する人も多く、妊娠=受賞のジンクスが成り立つ予感!?最も美しいマタニティドレス姿での受賞スピーチを世界中が期待している。徹底的な役作りと下調べを経て、見事にジャッキーを21世紀に蘇らせたナタリー。「過去最高の演技」と絶賛される彼女の努力と圧倒的な実力に期待していて。『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』は3月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2016 Jackie Productions Limited
2017年02月23日2013年のCMTミュージック・アワードで、元婚約者&現夫と3ショットを披露(写真:AP/アフロ) ニコール・キッドマン(49)が、オンラインマガジン「The Edit」のインタビューで、過去にミュージシャンのレニー・クラヴィッツ(52)と婚約していたことを明かした。 インタビューでは、HBOの新TVシリーズ『Big Little Lies』で、クラヴィッツの一人娘ゾーイ・クラヴィッツと共演することに触れ、「ゾーイのことはよく知っているわ。だって、彼女のお父さんと婚約していたから」とあっさり告白している。 二人が交際していたのは、キッドマンが前夫トム・クルーズと離婚した2年後の2003年頃。さらにその2年後にあたる2005年にキース・アーバンと出会い、翌年に再婚した。2007年に『Vanity Fair』誌でキッドマンは、再婚前に“ある人物”と婚約したことを公表したが、相手の名前については言明を避けていた。今回、その謎の婚約者の正体がクラヴィッツであったことがわかり、驚きが広がっている。
2017年02月17日第68回カンヌ国際映画祭においてエマニュエル・ベルコが女優賞を獲得した『モン・ロワ愛を巡るそれぞれの理由』が、3月25日(土)より公開される。本作で彼女の相手役として、セクシーで魅力的なダメ男を演じているのは、フランスを代表する名優ヴァンサン・カッセル。グザヴィエ・ドランのカンヌ・グランプリ受賞作『たかが世界の終わり』やハリウッド大作『ジェイソン・ボーン』などにも出演する彼が、本作ではまた新たな魅力を見せつけている。弁護士で知性と教養にあふれる主人公トニー(エマニュエル・ベルコ)が、元夫ジョルジオとのハリケーンのような愛の苦悩に満ちた10年間を振り返りながら、物語が進行していく本作。ヴァンサン演じるジョルジオは、スタイリッシュなレストランを経営し、女性を喜ばすことにかけては天才的、何もかも完璧と見せかけて、実は女やお金、派手な遊びなどあらゆる欲望にだらしがないジョルジオ。次から次へと繰り出される笑ってしまうほどの身勝手さと、時折のぞく弱さや正直さは、愛さずにはいられないダメ男っぷり。ヴァンサンといえば、元妻モニカ・ベルッチ共演の『ドーベルマン』やジャン・レノ共演の『クリムゾン・リバー』などの話題作で知られ、2004年の『オーシャンズ12』でオーシャンたちと敵対する怪盗ナイト・フォックス役では見事なカポエイラ・パフォーマンスを披露し、08年には『ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵No.1と呼ばれた男』で強盗と脱獄を繰り返した伝説の犯罪王を演じてセザール賞最優秀男優賞を獲得。その後も、ナタリー・ポートマンのオスカー受賞作『ブラック・スワン』やレア・セドゥがベルを演じた『美女と野獣』の野獣役など、話題作への出演が相次いでいる。その特徴的な顔立ちや存在感から荒々しくファンタジックな役柄も多いが、本作で演じるのは1人の女性が愛した等身大の男性の姿。脚本の第一稿では、ジョルジオの異常性があまりにも強かったため、彼の性格の微妙なニュアンスや複雑さをうまく表現するため、キャラクター同士のバランスを再構築することを自ら監督に提案したという。男女の10年にもおよぶ愛の物語を描くに当たり、主演のエマニュエル・ベルコとマイウェンという才能ある女性陣に加え、ヴァンサンの“男性としての目線”を加えたことが功を奏したといえる。ヴァンサンは本作での役柄について、「彼は状況次第であっちについたり、こっちについたりしようとするんだ。愛する女性と一緒にいながら、元カノに対して責任を感じていて捨てることができない。ジョルジオは一度も、単独で画面に映ることがないんだ。この物語は、ある1人の女性の視点から描かれていて、彼女が苦しみながらも愛している男性をファンタジーの中で見ているんだ。これはタイトル(原題:MON ROI/私の王様)によく表れているよ。心を奪った相手の前で愛と無力さを宣言しているような感じにも聞こえるからね」と語る。好きにならずにいられないダメな色男…。俳優としての円熟期を迎えた現在50歳のヴァンサンの大人の色気に、魅了されてみて。『モン・ロワ愛を巡るそれぞれの理由』は3月25日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月13日『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を獲得した国民的女優ナタリー・ポートマンが主演する『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』。この度、日本でも今週公開となる映画『たかが世界の終わり』を手掛ける若き天才監督督グザヴィエ・ドランから、本作を絶賛するコメントが到着した。1963年11月22日、夫であるジョン・F・ケネディ大統領が目の前で銃弾に倒れ、ジャッキーことジャクリーン・ケネディの人生は一変した。しかし、彼女には愛する夫の死を悲しむ時間などなかった。夫の名が後世に残るかどうかは自分にかかっている。そう気付いたジャッキーは、最後の使命に身を投じる。ケネディ大統領を一番近くで見続け、彼を 伝説にした妻・ジャッキー。24歳で未来の大統領と結婚、31歳でホワイトハウスに入り、34歳で未亡人となったファーストレディの「最後の使命」とは――?第89回アカデミー賞にて3部門(主演女優賞、衣装デザイン賞、作曲賞)でのノミネートを果たした本作は、いまもなお高い人気を誇る世紀のファーストレディ、ジャクリーン・ケネディのJFK暗殺後の知られざる姿を描いたもの。主人公のジャッキーことジャクリーン・ケネディ役には、近年女優業以外にも監督、脚本家としても活躍する才能高き女優ナタリー。ジャッキーの独特のハスキーボイスとアクセントを完璧にマスターし、強さと弱さをあわせ持つ後期で繊細な魂をドラマティックに演じ切っており、メディアからも「過去最高の演技」と絶賛され、本年度の賞レースを席巻、現在までに16受賞・24ノミネートを果たしており、2度目のオスカー獲得に期待がかかる。そして今回、「最近の映画でこれほどエクスタシーを感じたものはほかにない!」と本作に対する熱いラブコールを寄せたのは、20歳という若さで監督デビューを果たした『マイ・マザー』が大きな話題となり、その後も『わたしはロランス』『Mommy/マミー』などを発表してきたドラン監督。昨年は史上最年少の若さでカンヌ映画祭の審査員も務めるなど世界から注目を集めている。また、彼のツイッターやインスタグラムでも、数回に渡り本作を紹介。主演のナタリーに対しては、「その優れた美学と感性をもって、これまでの彼女自身の限界を超えた最高の演技を見せてくれた!歩き方から声の抑揚、そして笑い方から静止する動作にいたるまで、彼女は現代における演技の技法を新しく塗り替えたんだ」と彼女の演技に心から魅了された模様。なお、ドラン監督の次回作『The Death and Life of John F. Donovan』(原作)には、ナタリーの出演も決まっており、絶賛する彼がどんな演出を施すのか、こちらも気になるところだ。『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』は3月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2016 Jackie Productions Limited
2017年02月12日昨年10月、日本でも公開されたナタリー・ ポートマン主演作で製作にも名を連ねた『ジェーン』。この度、本作のBlu-ray&DVDの発売が4月5日(水)に決定し、合わせて日本語吹き替え版のキャストとして人気声優の坂本真綾や森川智之らが担当することが明らかになった。アメリカ西部で夫と娘とともに穏やかに暮らしていたジェーン(ナタリー・ポートマン)。しかしある日、夫が撃たれ、逃げ帰って来たことでその平穏は奪われてしまう。相手は悪名高きビショップ一家。地の果てまで追い続け、全てを奪い去るビショップ(ユアン・マクレガー)の恐ろしさを知るジェーンは、瀕死の夫と愛する娘を守るため、わらにもすがる思いから南北戦争の英雄でかつての恋人・ダン(ジョエル・エドガートン)に助けを求める。迫る敵を前に、徐々に明らかになるそれぞれの過去、そして人生の真実。 運命に抗い、戦うことを決意したジェーン。彼女はいま、愛のために銃を取る――。『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、新作『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』でも再度同賞にノミネートされ注目を集めているナタリーがプロデュースし、主人公ジェーンも務めた本作は、命に翻弄されながらも家族のために生きる、勇気ある女性の姿を描き出す物語。またジェーンの宿敵役には、『スター・ウォーズ』シリーズエピソード1~3で共演経験のあるユアン・マクレガー、ジェーンのかつての恋人役を『ブラック・スキャンダル』に出演し、『ザ・ギフト』の監督・脚本など製作側にも活動の場を広げるジョエル・エドガートンが演じている。そして今回、Blu-ray&DVD発売決定に伴い、吹き替えを担当する豪華声優陣が決定!ナタリー演じる主人公ジェーン役には、かつて『スター・ウォーズ』シリーズや『ブラック・スワン』などでナタリーの声を演じてきた坂本さん、ユアン演じるジェーンの宿敵ジョン・ビショップ役には、同じく『スター・ウォーズ』シリーズなどでユアンの声を演じた森川さんが担当。坂本さんは、「西部劇という埃っぽい舞台の中でも変わらず凛とした美しさのナタリー・ポートマン。彼女自身も母親になり、本作ではジェーンの“母”としての強さが表現されていたので、そこに力強く寄り添えたら、と思い吹き替えを演じました」と役作りについて語り、「恋をしている若い頃から、苦労を重ね“母”として周りを圧倒していくまで、主人公ジェーンが変貌していく姿を楽しんで演じたので、ぜひその変化を感じていただけたら」とメッセージ。また、ユアンが臨むその新境地をどう演じているのかなと考えながら、痛いところをつくやっかいなキャラクターを意識して演じたと言う森川さんは、「ユアンの悪役姿、とてもはまっているので、その姿をぜひ楽しんでもらいたいですね」とコメントを寄せた。さらに、ジョエル演じるジェーンのかつての恋人ダン・フロスト役を、本作の監督であるギャヴィン・オコナー監督が手掛ける『ウォーリアー』でもジョエルの吹き替え務めた咲野俊介が担当する。なお、Blu-ray&DVDの特典映像には、撮影の舞台裏&キャストインタビューや、海外版&日本版予告編などが収録予定となっている。『ジェーン』Blu-ray&DVDは4月5日(水)よりリリース。※レンタル同時スタート(cinemacafe.net)
2017年02月07日ナタリー・ポートマン主演で、いまもなお高い人気を誇る世紀のファーストレディ、ジャクリーン・ケネディのJFK暗殺後の知られざる姿を描く『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』。この度、1月25日に永眠したイギリスの名優ジョン・ハートが、本作でキーパーソンを演じた場面写真が到着した。1963年11月22日、夫であるジョン・F・ケネディ大統領が目の前で銃弾に倒れ、ジャッキーことジャクリーン・ケネディの人生は一変した。しかし、彼女には愛する夫の死を悲しむ時間などなかった。夫の名が後世に残るかどうかは自分にかかっている。そう気付いたジャッキーは、最後の使命に身を投じる――。ケネディ大統領を一番近くで見続け、彼を伝説にした妻・ジャッキー。24歳で未来の大統領と結婚、31歳でホワイトハウスに入り、34歳で未亡人となったファーストレディの<最後の使命>とは…?先日、世界中に大きな驚きをもたらしたジョンの突然の訃報。『ハリー・ポッター』シリーズの杖職人オリバンダー老人役や、『エレファント・マン』などで知られる彼は、1月22日に77回目の誕生日を迎えたばかりだった。舞台俳優として俳優のキャリアをスタートした後、『わが命つきるとも』で映画デビューを飾り、その演技力から一躍注目を浴びたジョンは、代表作でもあるデヴィッド・リンチ監督作の『エレファント・マン』では、生まれつき奇形な外見を持つ青年ジョン・メリック役に大掛かりな特殊メイクで挑み、英国アカデミー賞主演男優賞を獲得した。そんなジョンは本作にも出演しており、突然の事件に戸惑うジャッキーに道しるべを示す神父という重要な役どころを演じている。温かい言葉を並べる神父役は、まさにジョン・ハートという人間そのままを表したようだ。2015年には膵臓ガンを公表していたジョン。本作はまさにがんとの闘病最中に撮影されていたという。2006年の『V フォー・ヴェンデッタ』以来、2度目の共演となったナタリーは、この訃報を受け「ジョン・ハートが亡くなったと聞いて、とてもとても悲しい気持ちでいっぱいです。2度も彼と共演できた私はラッキーです。どの作品も彼の演技によって素晴らしい出来になりました。彼は最も才能のある役者であり、一人の人間としてもとても魅力的な人でした。頭がよくて、ユーモアがあっ て、とても温かな素晴らしい方でした。現在大変な時期を過ごしているであろう彼の家族に愛を送ります。そして永遠に残る彼の映画を観ながら、その幸運を噛みしめたいと思います」と追悼のコメントを発表。監督のパブロ・ララインも「ジョンは無敵で、決してひるむことのない勇敢な人でした。きっと永遠に変わることはないでしょう」とコメントを寄せている。『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』は3月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年01月30日29日(現地時間)行われた全米俳優組合賞(以下SAG賞)授賞式で、『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンが主演女優賞を獲得した。エマのほかに主演女優賞にノミネートされていたのは、『Arrival』(原題)のエイミー・アダムス、『ガール・オン・ザ・トレイン』のエミリー・ブラント、『ジャッキー/ファースト・レディ 最後の使命』のナタリー・ポートマン、『マダム・フローレンス!夢見るふたり』のメリル・ストリープと強敵揃い。SAG賞の主演女優賞を獲得した女優は、ジェニファー・ローレンス、ケイト・ブランシェツト、ジュリアン・ムーア、そして昨年のブリー・ラーソンと、過去4年間、アカデミー賞の主演女優賞に輝いていることから、エマがオスカーを手にする可能性はかなり濃厚と見られる。受賞スピーチのために登壇したエマは、興奮のためか、ややパニック状態でスピーチを始めた。しかし、『ラ・ラ・ランド』のデミアン・チャゼル監督に感謝の気持ちを述べた後、「ライアン、あなたは最高よ!それは紛れもない事実だわ!異論のある人はいないでしょ」と言って劇中のパートナーを褒めたたえ、会場を沸かせた。同作で共演したライアン・ゴズリングも主演男優賞にノミネートされていたが、残念ながら賞は『Fences』(原題)のデンゼル・ワシントンの手に。オスカー俳優のデンゼルだが、意外にもSAG主演男優賞は初めての受賞であった。(Hiromi Kaku)■関連作品:ラ・ラ・ランド 2017年2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年01月30日米西海岸時間1月24日(火)早朝、ついに今年のアカデミー賞候補のラインナップが発表された。本来であれば前回お約束した「ノミネーションで必ずきそうな俳優~女優編~」のはずなのだが、ノミネーション発表済みということで、主演女優賞にノミネートされた5人の女優たちを分析、現地目線のオスカー獲得度を交えてお送りする。1.レースの大穴!ゴールデン・グローブ賞で女優賞を獲得したフランス人女優イザベル・ユペール『エル(原題)』先日行われたゴールデン・グローブで映画の部ドラマ部門女優賞を受賞し、界隈の下馬評を覆したイザベル・ユペール。その予想外の受賞を皮切りに彼女の勝算が急上昇中。生粋の外国人女優がオスカーを獲得するということはそうそうあることではないものの、いずれの年にも例外はある。今年がその年になるかどうかは見てのお楽しみといったところ。☆ 現地目線オスカー獲得度:80%2.“人種多様性”を掲げるアカデミーの証ルース・ネッガ『ラビング愛という名前のふたり』まだ人種差別が平然と行われていたころのアメリカで、差別に立ち向かった白人男性と黒人女性のカップルを描いた本作でヒロインを演じたルース・ネッガ。去年は「白人すぎるアカデミー」などと揶揄されたことから、今年は日本の渡辺謙を含む世界各国多人種の著名映画人683名を新メンバーとして招待したアカデミー。加入メンバーの多様性が広がったことから投票にもその結果が反映されたと見え、難しい役柄を見事に演じあげたルースのノミネーション入りとなった。ただ、実際に受賞となると果たしてどうなるか。☆ 現地目線オスカー獲得度:20%3.『ブラック・スワン』以来の再受賞なるか!?ナタリー・ポートマン『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』暗殺されたジョン・F. ケネディ元大統領の妻ジャッキーを悲痛なまでに再現したナタリー。ファッションはもちろん、さりげない身のこなしや話し方までジャッキーにそっくりなナタリーの熱演は、まるで今は亡きファーストレディに取り憑かれたかのよう。『ブラック・スワン』での受賞がなければナタリーの主演女優賞はほぼ確実ともいえるほどの名演技だが、今回の主演女優賞レースでは、初めてノミネーションを受けた強力なライバルが控えているため、ナタリー受賞はやや厳しめかも。☆ 現地目線オスカー獲得度:50%4. ゴールデン・グローブ映画女優賞もいただき済み、業界のお気に入り候補!エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』「アメイジング・スパイダーマン」シリーズでピーター・パーカーの恋のお相手グウェンを演じたときはポップでライトウエイトな女優なのかと思いきや、去年の『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』ではアカデミー助演女優賞候補になったほどの演技派で、話題沸騰中のミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』では歌って踊れて演技も抜群という素晴らしい才能の持ちぬし。今年のアカデミー賞レースで先頭を走る有力候補。☆ 現地目線オスカー獲得度:85%5.ハリウッドの女王ふたたび降臨!、はたして実際の受賞はいかに!?メリル・ストリープ『マダム・フローレンス!夢見るふたり』1977年作品『ジュリア』で映画デビューして以来、ハリウッドを代表する演技力と記録的なアカデミー賞ノミネート回数から、まさに“女王”と呼ばれるにふさわしいメリル・ストリープ。『マダム・フローレンス~』では、実在した“音痴の歌姫”として知られる社交界の大物マダムを好演してくれたメリルだが、これまでの統計から見てドラマディ(コメディタッチの軽めのドラマ)に冷たい感ありのアカデミーなだけに、今回メリルは苦戦を強いられるのでは…?☆ 現地目線オスカー獲得度:40%(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2017年01月28日第89回アカデミー賞のノミネーションが24日に発表され、『ラ・ラ・ランド』が最多14ノミネートを果たした。『イヴの総て』(1950)、『タイタニック』(1997)と並んでアカデミー賞史上最多となる。『ラ・ラ・ランド』は、作品賞をはじめ、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンがそれぞれ主演男優・女優賞の候補に挙がっているほか、デイミアン・チャゼルの監督賞、そして、脚本賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、作曲賞、主題歌賞(2曲)、音響編集賞、録音賞にノミネート。主題歌賞では「オーディション(ザ・フールズ・フー・ドリーム)」と「シティ・オブ・スターズ」の2曲が候補に挙がっている。最高賞となる作品賞にはほかに、『メッセージ』『フェンス』『LION/ライオン ~25年目のただいま~』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『ムーンライト』がノミネートされた。『ムーンライト』は、ナオミ・ハリスの助演女優賞やマハーシャラ・アリの助演男優賞など、ほかにも7部門で候補に挙がっている。そして、『ムーンライト』と並んで8ノミネートを受けた『メッセージ』は、ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督賞の候補にも挙がっており、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『LION/ライオン ~25年目のただいま~』が6部門と続いている。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』からはケイシー・アフレックが主演男優賞にノミネートされており、ライアンのほか、『ハクソー・リッジ』のアンドリュー・ガーフィールド、『はじまりへの旅』のヴィゴ・モーテンセン、『フェンス』のデンゼル・ワシントンとその栄冠をかけて戦う。一方で、主演女優賞には3部門での候補に挙がっている『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』のナタリー・ポートマン、メリル・ストリープ、イザベル・ユペール、ルース・ネッガがエマとオスカー像を巡って競うことになる。長編アニメーション賞には、スタジオジブリの『レッドタートルある島の物語』が候補入り。ディズニーの『ズートピア』や『モアナと伝説の海』などと争う。なお、『君の名は。』はノミネートを逃した。第89回アカデミー賞式典は来月26日にハリウッド&ハイランドセンター内のドルビー・シアターで開かれる。第89回アカデミー賞ノミネート(一部抜粋)■作品賞『メッセージ』『フェンス』『ハックソー・リッジ』『最後の追跡』『ヒドゥン・フィギュアズ』『ラ・ラ・ランド』『LION/ライオン ~25年目のただいま~』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『ムーンライト』■監督賞ドゥニ・ヴィルヌーヴ『メッセージ』メル・ギブソン『ハックソー・リッジ』デイミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』ケネス・ロナーガン『マンチェスター・バイ・ザ・シー』バリー・ジェンキンス『ムーンライト』■主演男優賞ケイシー・アフレック『マンチェスター・バイ・ザ・シー』アンドリュー・ガーフィールド『ハックソー・リッジ』ライアン・ゴズリング『ラ・ラ・ランド』ヴィゴ・モーテンセン『はじまりへの旅』デンゼル・ワシントン『フェンス』■主演女優賞イザベル・ユペール『エル』ルース・ネッガ『ラビング愛という名前のふたり』ナタリー・ポートマン『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』メリル・ストリープ『マダム・フローレンス!夢見るふたり』■助演男優賞マハーシャラ・アリ『ムーンライト』ジェフ・ブリッジス『最後の追跡』ルーカス・ヘッジズ『マンチェスター・バイ・ザ・シー』デーヴ・パテール『LION/ライオン ~25年目のただいま~』マイケル・シャノン『ノクターナル・アニマルズ』■助演女優賞ヴィオラ・デイヴィス『フェンス』ナオミ・ハリス『ムーンライト』ニコール・キッドマン『LION/ライオン ~25年目のただいま~』オクタヴィア・スペンサー『ヒドゥン・フィギュアズ』ミシェル・ウィリアムズ『マンチェスター・バイ・ザ・シー』■長編アニメーション賞『クボ・アンド・ザ・ツー・ストリングス』『モアナと伝説の海』『マイ・ライフ・アズ・ア・ズッキーニ』『レッドタートルある島の物語』『ズートピア』■撮影賞『メッセージ』『ラ・ラ・ランド』『LION/ライオン ~25年目のただいま~』『ムーンライト』『沈黙 -サイレンス-』■作曲賞ミカ・レビ『ジャッキーファーストレディ最後の使命』ジャスティン・ハーウィッツ『ラ・ラ・ランド』ダスティン・オハローラン、ハウシュカ『LION/ライオン ~25年目のただいま~』ニコラス・ブリテル『ムーンライト』トーマス・ニューマン『パッセンジャー』(C)BANG Media International
2017年01月25日2月26日(現地時間)に開催される第89回アカデミー賞のノミネートが24日に発表。賞レースで快進撃中の『ラ・ラ・ランド』が最多14ノミネーションを得た。日本のスタジオジブリが海外と共同製作した『レッドタートルある島の物語』が長編アニメーション部門にノミネートされた。今年のノミネーション発表は、ブリー・ラーソンや渡辺謙など、過去のアカデミー賞受賞者や候補者が映像に登場し、それぞれの思い出を語りながら候補を発表していくという新しいスタイル。前哨戦の目玉の1つ、第74回ゴールデン・グローブ賞(以下、GG賞)で作品賞など候補になった部門すべてを制覇し、最多7部門を受賞した『ラ・ラ・ランド』は作品、監督、主演男優、主演女優、作曲、主題歌賞(2曲)など13部門で14ノミネーション。『イヴの総て』(50)『タイタニック』(97)と並ぶ最多ノミネーションを獲得した。次いで、8部門で候補になったのは『メッセージ』、GG賞ドラマ部門作品賞を受賞した『ムーンライト』。後者はマハーシャラ・アリの助演男優賞受賞が有力視されている。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、『LION/ライオン~25年目のただいま~』、メル・ギブソンが1945年の沖縄戦を描いた『Hacksaw Ridge』(原題)が6部門で候補になった。昨年の「オスカーは真っ白」騒動を受けて、各俳優賞でアフリカ系の俳優が候補入りを果たしている。主演男優賞にデンゼル・ワシントン、主演女優賞にルース・ネッガ、助演男優賞には前出のマハーシャラに加えてインド系のデヴ・パテル、助演女優賞は候補5人のうち3人(ヴィオラ・デイヴィス、オクタヴィア・スペンサー、ナオミ・ハリス)がアフリカ系だ。GG賞ではドラマ部門の授賞は各作品が分け合う形になったので、アカデミー賞でも得票がバラついた結果、『ラ・ラ・ランド』が圧勝という形になる可能性もある。今年は『ラ・ラ・ランド』が大本命視されているが、監督や俳優は各映画賞によって結果が異なる状況が続いている。先が読めないだけに、より楽しみなオスカー・レースが展開される。授賞式は2月26日(現地時間)、ロサンゼルスのコダック・シアターで開催される。主要部門候補は以下の通り作品賞『メッセージ』『Fences』(原題)『Hacksaw Ridge』(原題)『最後の追跡』『Hidden Figures』(原題)『ラ・ラ・ランド』『LION/ライオン~25年目のただいま~』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『ムーンライト』主演男優賞ケイシー・アフレック(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』)アンドリュー・ガーフィールド(『Hacksaw Ridge』原題)ライアン・ゴズリング(『ラ・ラ・ランド』)ヴィゴ・モーテンセン(『はじまりへの旅』)デンゼル・ワシントン(『Fences』原題)主演女優賞イザベル・ユペール(『ELLE』)ルース・ネッガ(『ラビング愛という名前のふたり』)ナタリー・ポートマン(『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』)エマ・ストーン(『ラ・ラ・ランド』)メリル・ストリープ(『マダム・フローレンス!夢見るふたり』)助演男優賞マハーシャラ・アリ(『ムーンライト』)ジェフ・ブリッジズ(『最後の追跡』)ルーカス・ヘッジズ(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』デヴ・パテル(『LION/ライオン~25年目のただいま~』)マイケル・シャノン(『Nocturnal Animals』原題)助演女優賞ヴィオラ・デイヴィス(『Fences』原題)ナオミ・ハリス(『ムーンライト』)ニコール・キッドマン(『LION/ライオン~25年目のただいま~』オクタヴィア・スペンサー(『Hidden Figures』原題)ミシェル・ウィリアムズ(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』)監督賞ドゥニ・ヴィルヌーヴ(『メッセージ』)メル・ギブソン(『Hacksaw Ridge』原題)デイミアン・チャゼル(『ラ・ラ・ランド』)ケネス・ロナガン(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』)バリー・ジェンキンス(『ムーンライト』)脚色賞『メッセージ』『Fences』(原題)『Hidden Figures』(原題)『LION/ライオン~25年目のただいま~』『ムーンライト』オリジナル脚本賞『最後の追跡』『ラ・ラ・ランド』『ロブスター』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『20センチュリー・ウーマン』撮影賞『メッセージ』『ラ・ラ・ランド』『LION/ライオン~25年目のただいま~』『ムーンライト』『沈黙 -サイレンス-』作曲賞『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』『ラ・ラ・ランド』『LION/ライオン~25年目のただいま~』『ムーンライト』『パッセンジャー』主題歌賞「Audition」(『ラ・ラ・ランド』)「Can’t Stop the Feeling」(『Trolls』原題)「City of Stars」(『ラ・ラ・ランド』)「The Empty Chair」(『Jim: The James Foley Story』 原題)「How Far I’ll Go」(『モアナと伝説の海』)長編アニメーション映画賞『Kubo and the Two Strings』(原題)『モアナと伝説の海』『My Life as a Zucchini』(原題)『レッド・タートルある島の物語』『ズートピア』外国語映画賞『幸せなひとりぼっち』(スウェーデン)『ヒトラーの忘れもの』(デンマーク)『Tanna』(オーストラリア)『セールスマン』(イラン)『ありがとう、トニ・エルドマン』(ドイツ)(text:Yuki Tominaga)■関連作品:LION/ライオン~25年目のただいま~ 2017年4月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) Long Way Home Holdings Pty Ltd and Screen Australia
2017年01月25日ナタリー・ポートマンが第74回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門主演女優賞にノミネートされている『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』。ナタリーはすでに各地の映画賞にて13冠を達成しており(1月8日現在)、いよいよ日本時間1月9日(月・祝)に発表となるゴールデン・グローブ賞に大きな弾みをつけている。1963年11月22日、夫であるジョン・F・ケネディ大統領の暗殺事件により、ジャクリーン・ケネディの人生は一変した。だが、彼女には愛する夫の死を悲しむ時間などなかった。「夫が築き上げてきたものを単なる過去にはさせない」そう決意したジャッキーが葬儀までの4日間に取った行動が、最愛の夫を伝説にする――。“ジャッキー”の愛称で親しまれ、いまなお高い人気を誇る世紀のファーストレディ、ジャクリーン・ケネディ。JFK暗殺後から葬儀までの彼女の知られざる姿を、本作では描き出す。悲劇のファーストレディ、ジャッキーを演じるのは、『ブラック・スワン』(‘10)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたナタリー。また、彼女とは『ブラック・スワン』以来2度目のタッグとなる監督ダーレン・アロノフスキ―が本作では製作をつとめ、ガエル・ガルシア・ベルナル主演『NO』でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたチリ出身のパブロ・ララインが、初の英語作品としてメガホンをとっている。今回のゴールデン・グローブ賞では、見事ドラマ部門主演女優賞にノミネートされたナタリー。ワシントンDC映画批評家協会賞、放送映画批評家協会賞、女性映画批評家協会賞など、現時点で13の主演女優賞を獲得しているのに加え、19の賞にてノミネートを果たしている。本作に並々ならぬ思いを寄せるナタリーは、特徴あるジャッキーのアクセントを真似るため言語のコーチを雇い、撮影開始前の1か月間に猛特訓したという。さらには、映像資料を繰り返し鑑賞して仕草や歩き方などを徹底的に研究、演技に反映させている。こうした細やかなディティールを表現することにこだわった役作りが実を結ぶ形で、アカデミー賞に向けた賞レースを席巻しているといえそうだ。ゴールデン・グローブ賞をはじめ、今後の動向にもぜひ注目していて。『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』は3月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月08日年が明け、いよいよ本年度アカデミー賞に向けた映画賞レースは本格化。とはいえ、日本公開がまだまだ先の作品が多く、現状ではピンときていない人も多いのでは?いまのところ、ライアン・ゴスリング×エマ・ストーン×『セッション』監督で贈るミュージカル『ラ・ラ・ランド』、ブラッド・ピット製作総指揮で貧困やドラッグ、LGBTに斬り込んだヒューマンドラマ『ムーンライト』、マット・デイモン製作総指揮で盟友ベンの弟ケイシー・アフレック主演の『マンチェスター・バイ・ザ・シー』といった作品が前哨戦を牽引しているが、本年度アカデミー賞はとりわけ女優部門が華やかとなりそうなのだ。日本でも高い人気を誇る若手演技派から、注目の新星、ベテランまで混戦模様となっている。■主演女優賞には人気実力派がひしめくまず、主演男優賞では、『Manchester by the Sea』のケイシーや『ラ・ラ・ランド』のライアン、『Hacksaw Ridge』(原題)のアンドリュー・ガーフィールド、『ラビング愛という名前のふたり』のジョエル・エドガートン、『Fences』(原題)のデンゼル・ワシントン、『はじまりへの旅』のヴィゴ・モーテンセン、『ハドソン川の奇跡』トム・ハンクスといった顔ぶれが、おおかた揃いつつある。ライアンと並んで数多くのノミネートを受けているのが、『ラ・ラ・ランド』エマ・ストーンだ。一昨年は、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。トム・ハンクスが『ハドソン川の奇跡』の記者会見中にもかかわらず絶賛したことでも話題を呼んだ同作は、エマが「ヴェネチア映画祭」で女優賞を受賞し、快進撃が始まった。「キャバレー」でブロードウェイデビューも果たしているエマでも、歌とダンスを猛特訓したという。L.A.を舞台にし、オーディションに落ち続けても女優になる夢をあきらめないという役柄は、アカデミー会員でなくても共感を集めること必至。そんなエマと、おそらく対抗することになりそうなのが、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』のナタリー・ポートマン。ノミネートされれば、自身が受賞した『ブラック・スワン』以来、2度目。誰もが一度は目にしたことがある1963年11月22日のJFK暗殺のその後、ファーストレディとして、妻として、母としての“ジャッキー”の4日間に迫っていく。ナタリーは外見はもちろん、英語のアクセントや歩き方まで見事“ジャッキー”を再現しているという。だが、『ザ・マスター』など4度の助演女優賞+『アメリカン・ハッスル』での主演女優賞ノミネートを誇る、『メッセージ』エイミー・アダムスにもそろそろオスカーを獲らせてあげたいような…。ゴールデン・グローブ賞(コメディ/ミュージカル部門)は2年連続受賞しているが、オスカーが無冠なのは意外ですらある。同作では、『ブレードランナー』も控えるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のもと、突然飛来した謎の知的生命体とコミュニケーションを試みる言語学者に。多様性を受け入れない“不寛容さ”が世界的問題となる中、どんな“メッセージ”を彼女が伝えようとするのか、気にならずにいられない。■今年は何か違う!?多彩な顔ぶれに注目さらに、無冠のベテランにも注目したい。まず、『人生はビギナーズ』のマイク・ミルズ監督が自身の母親をテーマに描いた半自伝的作品『20TH CENTURY WOMEN』(原題/6月公開)のアネット・ベニング。激動の70年代を軽やかに生きた女性を体現したアネットは、キャリア最高の演技と絶賛を受けている。アカデミー賞にノミネートされれば、『キッズ・オールライト』以来6年ぶり実に5度目。加えて、ポール・ヴァーホーヴェン監督初のフランス語映画『Elle』(原題/夏公開)から、フランスの実力派イザベル・ユペールの初ノミネートもあるかも。作品はカンヌをはじめ高い評価を得ているが、アカデミー外国語映画賞の候補からは漏れてしまったため、イザベルのノミネートに期待する。また、昨年は「白いオスカー」と物議を醸し、ボイコット騒動などもあったが、今年は少し風向きが異なりそうだ。『ラビング愛という名前のふたり』で夫(ジョエル・エドガートン)と深い愛で結ばれた妻を演じた新星ルース・ネッガは、まず主演女優賞候補に入るだろう。デンゼルの監督&主演作『Fences』で妻を演じたヴィオラ・デイヴィス、作品賞候補の筆頭株『ムーンライト』のナオミ・ハリス、さらにNASAに協力していた天才黒人女性を描く『Hidden Figures』(原題)から主演タラジ・P・ヘンソンほか、助演にオクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイのうち誰かがノミネートされるかもしれない。ちなみに同作の音楽は、ファレル・ウィリアムズが務めている。助演女優賞といえば、ほかに『マンチェスター・バイ・ザ・シー』からミシェル・ウィリアムズ、『LION/ライオン~25年目のただいま~』からはニコール・キッドマン、『20TH CENTURY WOMEN』からはグレタ・ガーウィグなど、世代も個性もさまざまな女優たちが揃いそう。助演男優賞候補としては、『ムーンライト』で主人公の少年の面倒を見る麻薬ディーラーを演じたマハーシャラ・アリ。続いて、Netfilx配信中『最後の追跡』からジェフ・ブリッジスとベン・フォスター、『LION/ライオン』デヴ・パテルなどが上げられる。(text:cinemacafe.net)
2017年01月03日12月・1月のハリウッドは、とにかく映画賞ラッシュ。放送映画批評家協会(Broadcast Film Critics Association)、ナショナル・ボード・オブ・レビュー(NBR/National Board of Review of Motion Pictures)などの各授賞式はすでに行われ結果が出ている。ドラマ映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)/Manchester by the Sea』、主人公リーを演じるケイシー・アフレック、ドラマ映画『ムーンライト』、ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』、ドラマ映画『フェンシズ(原題)/Fences』で主人公トロイを演じたデンゼル・ワシントンそして『ジャッキー』で主人公を演じたナタリー・ポートマンは、批評家ならびに映画ファンからも絶賛されており、このことから見てもアカデミー賞へのノミネーションは確実と見られている。ちなみに、これらの映画賞はハードコアな映画ファンでもない限り、いったい誰の手によって選ばれているのか余り知られていないだろう。基本的にはアメリカの映画批評家たちが選んだものと思って間違えないのだが、彼らは制作の現場に関わっている人たちとは違う。だが1月中盤から2月になるとアカデミー賞を筆頭に映画の現場に携わる人たちによって選出される映画賞が増える。とくにアカデミー賞は現場に携わるプロ中のプロであるアカデミー会員たちによって選出される栄えある賞だ。よって批評家たちの投票結果と多少異なってくるのは当然のことだが、過去の統計を見ると、批評家たちが選ぶ映画賞の受賞結果がアカデミー賞ノミネーションがかなり重複しているのがわかる。冒頭に挙げたアカデミー賞に向けて話題の作品も、まだ日本では耳慣れないものが多い。「イマ旬!」では今回2本、次回3本の割り振りでアカデミー賞レースの上位を走る5作品について紹介していこうと思う。『マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)/Manchester by the Sea』【あらすじ】マサチューセッツの街で修理屋として生計を立てながら物静かに暮らしている男リーは、ある日故郷の兄ジョーが倒れたという知らせを受ける。急いで帰ったもののジョーは亡くなっていた。ショックを受けるリーに追い打ちをかけるように待っていたのは、ジョーの息子パトリックの養育権をリーに託すという、思いもかけぬ兄からの遺言だった。その昔、余りにつらい過去を振り切るためあとにした故郷。いっぽうティーンのパトリックは昔はあんなに仲の良かった叔父リーに拒絶されたと感じ、一層殻にこもってしまう。溝の深まる甥っ子と叔父の関係。兄の死が引き起こした様々な出来事は、嫌が応にしてリーに辛い過去と向き合う試練を突きつけていた。【アカデミー賞候補本命度】作品賞をはじめ主要部門と言われている主演・助演男優&女優賞候補はもちろん、マルチ部門でのノミネーションそして受賞が有力視されている。ケイシー・アフレックもさておき、元妻を演じるミシェル・ウィリアムズ、甥っ子を演じる新星ルーカス・ヘッジなど、観ている者を引き込まれずにはいられない胸に迫る演技が素晴らしい。悲痛なストーリーではあるが、つらい部分を乗り越えて見ているといいことがある作品で主人公リーと同様の心の旅ができる。【注目点:ケイシー・アフレック】本作で、“ベン・アフレックの弟”という肩書きから見事卒業した感ありのケイシー。年末時点でさまざまな映画賞にて主演男優賞を受賞、あるいは候補にノミネートと順風漫歩。オスカー本線ではライバルにデンゼル・ワシントンが立ちはだかっているが、『トレイニング・デイ』で主演男優賞受賞経験のある彼に比べてフレッシュなケイシーのほうが受賞確率が高いのでは。少々気がはやいが、もしもケイシーが主演男優賞を受賞すれば兄ベンも成し遂げていない快挙を達成することになる!『フェンシズ(原題)/Fences』【あらすじ】ピューリッツァー賞を受賞した舞台劇の映画化作品。1950年代のピッツバーグを舞台に黒人公民権運動などで激動する世の中を生きる労働階級の男トロイを中心にその妻とティーンエイジャーの息子との葛藤を描くドラマ。若き日には黒人野球チームで名を馳せたトロイだが自分の人種が足かせとなり大選手になれなかったと決めつけ、必死で働き続けなければ家族を養っていけない自分の人生に苦い思いを抱きつつ生きてきた。やがてアメフトで優秀な息子にプロへの道を歩むチャンスが巡ってきたとき、彼の心の中で何かが疼き始め、その余波がやがて家族へと広がっていく。【アカデミー賞候補本命度】主演男優賞候補デンゼル・ワシントン、助演女優賞候補ヴィオラ・デイヴィスでアカデミー賞のノミネーションを受けることはほぼ確実といってもいいだろう。舞台劇の映画化は、往々にして膨大なセリフの量が特徴だが本作も例外ではない。途中でカットを入れずにすごい量のセリフを淀みなくデリバリーするデンゼルのテンションは、観ているこちらがグッタリしてしまうほどの凄さで、まさに芸術の域。【注目点:デンゼル・ワシントン&ヴィオラ・デイヴィス】ならばデンゼルに再びオスカー像を…!と言いたいところだが、本作でデンゼル以上に注目されるべきは、助演女優ヴィオラ・デイビス。気丈だが愛情あふれるトロイの妻を熱演したヴィオラが、髪振り乱し、涙溢れ、流れる鼻水をものともせず、妻としての心情を夫にぶちまけるシーンは、映画史上に残るであろう名場面。業界内ではヴィオラのオスカー受賞必至の噂が飛び交っており、筆者も大いに同感。次回の「イマ旬」では執筆時点で映画賞予想サイトGoldderby.comにおいてアカデミー賞レースのトップ10圏内に入っていて、筆者も応援中の3作品を現場目線でご紹介。乞うご期待!(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2016年12月30日マンダリン オリエンタル 東京で、バレンタインに向けた限定メニューやアフタヌーンティーなどを提供する「Flowers by マンダリン オリエンタル 東京」が開催。期間は2017年2月1日(水)から3月15日(水)まで。“Flowers”をテーマに、花を取り入れた食事メニューやカクテル、スイーツなどを展開する。同時期に日本橋三井ホールで開催される花のデジタルアート展『FLOWERS by NAKED 2017』と共に楽しむことができそうだ。フレンチ料理「シグネチャー」限定メニュー10年連続で「ミシュランガイド東京」の一つ星を得ているフレンチ料理「シグネチャー」では、梅と桜が香る平目のカルパッチョや、白いメレンゲにハイビスカスとシャンパンのソースを合わせたデザートなどが楽しめる。限定メニューは、前菜とメイン、デザートの3種類。アラカルトまたはコースで提供される。カクテル「エリクシール」「マンダリンバー」では、花と媚薬をイメージしたカクテル「エリクシール」が登場。試験管に入れられた2つの媚薬をミックスするようにして、1つのカクテルが生み出される。ドライアイスの上に様々な花をあしらい、まるで雲の上のお花畑のようなカクテルに。「フラワーアフタヌーンティー」38階「オリエンタルラウンジ」では、花を取り入れたデザートや軽食メニューを堪能できる「フラワーアフタヌーンティー」が開催される。サンドイッチにはミモザやガーデンフラワーがトッピングされ、一口サイズのケーキ、プティフールには、エルダーフラワーやラベンダー、オレンジフラワーといった花々を取り入れた。また、1階の「グルメショップ by マンダリン オリエンタル 東京」では花をテーマにしたチョコレートやマカロンなどのスイーツが販売される。概要Flowers by マンダリン オリエンタル 東京期間:2017年2月1日(水)から3月15日(水)場所:マンダリン オリエンタル 東京住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1■37階 フレンチファインダイニング「シグネチャー」時間:ランチ 11:30~14:30 / ディナー 18:00~22:00料金:・アラカルト:前菜「平目のカルパッチョとアロエのジュレ 梅干しのクリーム ミモザと桜の花」 6,500円、メイン「サフランのリゾット アンディーブのキャラメリゼ ビーツのエミルション」 7,500円、デザート「イル フロッタント ハイビスカスとシャンパーニュのクレームアングレーズバッカラ マンテカート」 2,500円・コース:ランチ 12,000円、ディナー 20,000円※税・サービス料別■37階 「マンダリンバー」時間:11:30~26:00料金:カクテル「エリクシール」 3,000円 ※税・サービス料別■38階「オリエンタルラウンジ」時間:アフタヌーンティー 12:00~17:30料金:「フラワーアフタヌーンティー」 平日 4,200円/土日祝 4,800円 ※税・サービス料別【問い合わせ・予約】マンダリン オリエンタル 東京TEL: 0120-806-823 (レストラン総合予約)
2016年12月29日黒澤明監督の『七人の侍』、その舞台をメキシコに移した『荒野の七人』を原案に、豪華キャストで映画化した『マグニフィセント・セブン』。本作で、デンゼル・ワシントンやクリス・プラットらが演じるワケありのアウトロー7人を雇うエマ・カレン役を務めた、ハリウッドでいま最もホットな若手女優ヘイリー・ベネットのインタビュー映像がシネマカフェに到着した。『スター・ウォーズ』の世界観にも影響を与えたといわれる、黒澤監督の1954年の代表作『七人の侍』。その舞台を西部開拓時代のメキシコに移してハリウッドリメイクされた1960年の『荒野の七人』。これら最高峰の名作たちを原案として、『トレーニング デイ』『サウスポー』などの骨太作品で知られるアントワーン・フークア監督がリメイク。すでにトロント国際映画祭オープニング作品、ヴェネツィア映画祭クロージング作品を飾り、全米公開(9月)では初登場No.1の大ヒットとなっている。金鉱を求める冷酷非道な悪漢ボーグに支配された町で、雇われたワケありのアウトロー7人。軍隊なみの人数と武器を誇る敵を前に、7人の男たちが命がけの戦いに挑む本作で、ひときわ目を引くのが、ヒロインを務める若手女優ヘイリー・ベネットの存在だ。ヘイリーといえば、ヒュー・グラントが80年代の元ポップスターを演じた『ラブソングができるまで』(‘07)で、セクシーでわがままな人気シンガー・コーラを演じ、持ち前の美貌と歌声を披露。スクリーンデビュー作で大成功をおさめたヘイリーは実力が評価され、歌手としても活躍することに。その後も映画への出演を続け、本作のメガホンをとったフークア監督作品『イコライザー』ではデンゼルとの共演を果たした。また、現在公開中の『ガール・オン・ザ・トレイン』では、物語の鍵を握る失踪した“理想の妻”メガンを演じ、強烈な存在感を発揮して話題に。2015年に全米を席巻した革新作『ハードコア』が4月に日本上陸するほか、今後もリリー・コリンズと共演するウォーレン・ベイティ監督作『Rules Don’t Apply』(原題)、ライアン・ゴズリング、ナタリー・ポートマン、マイケル・ファスベンダー、クリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェットら豪華キャストが集うテレンス・マリック監督作『Weightless』(原題)など話題作への出演が控えている。まさにいま最もホットな若手女優といえる彼女は、インタビュー映像では自身が演じたキャラクターとその役作りや、再共演した主演のデンゼル、本作でメガホンを取ったフークア監督について語っている。本作では、夫を殺した悪党への復讐のため自ら立ち上がり、7人の用心棒を雇う未亡人エマを演じているヘイリー。役作りのために、ほかのキャストと同様に銃と乗馬のトレーニングを受けたという。また、キャラクターを表現するために「ボクシングをして自分の中の怒りや気概を引き出す努力をした」と独自のアプローチについても述べ、「アントワーンやデンゼルと一緒に、新しい自分を発掘できてとても楽しかった」と撮影をふり返っている。米「Forbes」誌が発表する「世界で最も稼いだ女優」ランキングで、昨年に続き2年連続ナンバー1に輝いているジェニファー・ローレンスに、いまだによく間違えられるというヘイリー。現在Instagramのフォロワー数は67万人を突破しており、「今年いちばんキタ!感のある女優」「目線がエロティックで惹かれる!」と日本国内でも知名度を上げ話題沸騰中!これまで「カワイイ」「セクシー」系の役が多かった彼女が、今回は銃を手にし、勇気を奮い立たせて立ち向かう。強い女性に挑戦する新しいヘイリー・ベネットの姿を本作で堪能してほしい。『マグニフィセント・セブン』は2017年1月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月26日寡作の巨匠テレンス・マリック監督のもと、クリスチャン・ベイルら、豪華ハリウッドスター競演で贈る『聖杯たちの騎士』。このほど、本作でクリスチャン演じる主人公の脚本家と許されない恋に落ちる人妻を演じたナタリー・ポートマンのインタビュー映像が、シネマカフェに到着した。気鋭の脚本家リックは、ハリウッド映画の脚本依頼を請けたことをきっかけにセレブリティな生活へと溺れていく。しかし、心の奥底にある怯えや虚無感を拭い切れず、進むべき道を探して彷徨う日々を送っていた。そんな彼の前に現れる6人の美しい女性たち。リックは彼女たちとの愛の記憶の中で、自分の過去と向き合い始める――。『マネー・ショート華麗なる大逆転』や『ダークナイト』3部作などで知られるクリスチャンが演じる、迷えるイケメン脚本家リックを取り囲むのは、『キャロル』のケイト・ブランシェット、『マイ・ファニー・レディ』のイモージェン・プーツ、『スラムドッグ$ミリオネア』のフリーダ・ピント、『ライト/オフ』のテリーサ・パーマー、『パーフェクト・ルーム』のイザベル・ルーカスといった、それぞれタイプの異なる美女たち。その中でナタリーは、リックと恋に落ちる人妻のエリザベスを演じている。彼女は、共演したクリスチャンについて「とても自然体で、面白くて、いたずら好き」と楽しげにコメント。「彼はとても喜んで人を受け入れていく方だったので、彼の前では安心していられました」と語り、彼の包容力を絶賛。わずか数日の撮影の中で、いきなり激しい繋がりを演じなければいかない状況だったが、すぐに居心地のよい関係性になれたと明かしている。また、マリック監督について、初めてその作品に触れたのは大学生のころだったという。カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した『天国の日々』(’78)を観て圧倒されたそうで、「彼の作品は全て、何度も何度も繰り返し観ました。それでも、やはり『天国の日々』が一番心に残っています」というナタリー。「映像とサウンドの組み合わせ方や、感情や雰囲気を創り出す手法に独特の感性があり、詩情あふれる人だと思います」と、独特といわれる監督の手法に触れながら、尊敬を込めてその魅力を語っている。今年、自ら製作・主演を務めた『ジェーン』が公開され、2017年には早くも各映画賞で高い評価を得ている『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』も控えるナタリー。憧れの巨匠と、実力派俳優と組んだ彼女のまた新しい姿を、本作で見つめてみて。『聖杯たちの騎士』は12月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月22日ナタリー・ポートマンが、“ジャッキー”の愛称で親しまれたファーストレディ、ジャクリーン・ケネディを演じ、早くも各映画賞にて絶賛を受けている『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』の日本公開日が2017年3月31日(金)に決定。特報映像が解禁となった。1963年11月22日、夫ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺事件により、ジャクリーン・ケネディの人生は一変した。しかし、彼女には愛する夫の死を悲しむ時間などなかった。事態を飲みこめない幼い2人の子どもたちへの対応に苦慮し、夫の命を奪った犯人に怒り、さまざまな感情がジャッキーを襲う中、「忘れさせはしない。夫が輝いた時代を」と決意する。彼女が葬儀までの4日間に取った行動が、最愛の夫を伝説に変える――。謎多き大事件としていまなお論議が交わされている、ジョン・F・ケネディ暗殺。その衝撃的な瞬間を誰よりも近い場所から見ていたファーストレディ、ジャクリーンこと“ジャッキー”の知られざる姿を描いた本作。『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたナタリーは、本作では徹底的な下調べと役作りを行い、外見だけでなく、話す英語のアクセントや歩き方まで見事再現。先日発表された第74回ゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)主演女優賞にもノミネートされ、すでに放送映画批評家協会賞、女性映画批評家協会賞などにて受賞を果たしている。解禁となった特報映像では、ファーストレディとしてのジャッキーの人生が一変した1963年11月22日が映し出される。銃撃を受けた夫の頭を膝に抱えながら移動する場面や、ホワイトハウスから教会へ行進する大掛かりな葬儀の様子など、歴史に残るシーンの再現も伺える。また、ファッションアイコンとして人気を誇るジャッキーの華麗なファッションや、優雅で洗練されたホワイトハウスの内装など、こだわりの衣装や美術も垣間見える。『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキ―が製作を務め、ナタリーと再タッグを組んだ本作に、引き続き注目していて。『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』は2017年3月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月21日クリスチャン・ベイルが、ナタリー・ポートマン、ケイト・ブランシェット、イモージェン・プーツらアカデミー賞女優から新鋭女優まで6人の美女と関わる、テレンス・マリック監督作『聖杯たちの騎士』。このほど、独特の撮影スタイルで知られる巨匠監督の手法をとらえた、クリスチャンとナタリーによる美しい本編シーンが解禁となった。気鋭の脚本家リックが、ハリウッド映画の脚本依頼を請けたことをきっかけにセレブな生活に溺れていき、人生に彷徨い始める物語。リックは、6人の女性たちとの愛の記憶の中で、改めて自分の過去と向き合い始めるのだ。台本を役者に渡さず、俳優たちの即興芝居をうながすなど、その独特な撮影方法でも知られるテレンス・マリック監督。本作でも、撮影中に監督が主人公リックを演じるクリスチャンの役柄の設定を話しながら、その場で彼が反応する演技をしていくこともあったようだ。また、撮影監督としてマリック監督の映像美を支えるのは、『ゼロ・グラビティ』から『レヴェナント:蘇えりし者』まで、3年連続アカデミー賞受賞のエマニュエル・ルベツキ。あるときは、マリック監督とルベツキから高性能小型カメラ(GoPro)を渡されたクリスチャンは、「あの役と一緒にドライブに行ってきて」と言われ、小型カメラを手に持ったり、ダッシュボードに置いたり、ただ会話をしたり、散歩したり、時には泳いだりもしたという。ところが、そのときにハプニングが!クリスチャンが泳いでいる最中に、マリック監督のフッテージが大量に入った高性能小型カメラが、波にさらわれてしまったのだ!驚いたクリスチャンとスタッフたちは何時間も探したが、結局カメラは見つからず、いまも海の底に眠っているとか…。今回届いた映像は、その決定的瞬間!ではないものの、クリスチャンとナタリーが波打ち際でラブラブに戯れるシーンを収めたもの。マリック監督の独特な撮影方法を垣間見ることのできる貴重な映像となっている。『聖杯たちの騎士』は12月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月19日オスカー女優ナタリー・ポートマンの夫で振付師のバンジャマン・ミルピエの“挑戦”に密着した『ミルピエ ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』と、音楽史に輝く偉人たちに愛された世界最高峰のオペラハウスに迫る『ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿』という、世界二大劇場を描くドキュメンタリーが共に12月23日(金・祝)より公開される。年の瀬は、目にも耳にも美しい優雅な映画を見て、気持ちよく新しい1年を迎えたいもの。そんな気分にピッタリな、厳かで豪華絢爛の世界二大歌劇場のドキュメンタリーには、オペラやクラシック・バレエ好きはもちろんのこと、ふだん「ちょっと敷居が高いな」と感じている人にもオススメの貴重映像が満載となっている。まず、『ミルピエ ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』は、『ブラック・スワン』でも知られるバンジャマン・ミルピエが、バレエの殿堂パリ・オペラ座において新作を完成させるまでの40日間に密着する。ミルピエはニューヨーク・シティ・バレエ団でキャリアを積んだ後、2013年、錚々たる有力候補を押しのけ、史上最年少でオペラ座の芸術監督に大抜擢された。団内の階級制度を否定し、初めて黒人ハーフダンサーを主演に起用するなど、伝統ある名門に大胆な変化をもたらしていくが、ダンサーの怪我やストライキ、衣装の不具合など次々にトラブルが襲い掛かる。果たして、公演は無事に初日を迎えられるのか――?伝統と革新のせめぎ合いに挑んだミルピエが見出した、次世代スターダンサーたちの躍動的な演技は息をのむほどに美しい。また、ともに公演を創り上げる気鋭のクリエイターやスタッフたちの仕事ぶりも丹念に描かれ、開幕に向けた興奮と喜びを鼓舞していく1作となっている。さらに、『ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿』は、母国イタリアはもとより、世界中から称賛と羨望を集めるオペラハウスの歴史と、現在の活動の両方を同時に体感することができるアート・ドキュメンタリー。「シーズン初日」に向けて働く劇場スタッフ、アーティスト、劇場幹部などが臨場感たっぷりに紹介され、実際にオペラ公演を訪れたとしても知ることのできない貴重な“舞台裏”が満載。合間には、スカラ座の歴史的なエピソードが、俳優による再現ドラマと、実際のアーティストによる舞台映像、インタビューを使って語られ、240年に及び偉人たちと共に創り上げられてきた「伝説」が生まれる瞬間に、時空を超えて立ち会うことができる。劇場に縁のある芸術家たちには、ジュゼッペ・ヴェルディ、ジャコモ・プッチーニ、アルトゥーロ・トスカニーニ、マリア・カラス、ルキノ・ヴィスコンティ…と枚挙にいとまがないほどの豪華な顔ぶれ。なぜ、スカラ座はこれほどまでに人々を魅了し、世界最高峰のオペラハウスになりえたのか、本ドキュメンタリーはその秘密にも迫っていく。『ミルピエ ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』『ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿』は12月23日(金・祝)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月18日賞レースでにぎわっている映画界で、第22回放送映画批評家協会賞が発表された。『ラ・ラ・ランド』が8冠に輝き、同作のデミアン・チャゼル監督が監督賞と脚本賞を受賞し、そのほか撮影、音楽、編集部門でも受賞した。主演のライアン・ゴズリングとエマ・ストーンも主演男優賞と主演女優賞の候補に挙がっていたが、残念ながらそれぞれ『Manchester by the Sea』(原題)のケイシー・アフレックと『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』のナタリー・ポートマンに譲った。『ラ・ラ・ランド』は12日早朝(現地時間)、来年1月に開催されるゴールデン・グローブ賞で最多7部門でノミネーションを受けたばかりで、これからの賞レースの大本命のうちの1作品として盛り上がりを見せている。ほかに、コメディ映画賞を『デッドプール』、コメディ映画主演男優賞を同作のライアン・レイノルズ、コメディ映画主演女優賞を『スーサイド・スクワッド』のマーゴット・ロビーが受賞。テレビ部門の作品賞には「ゲーム・オブ・スローンズ」が輝いた。「ウォーキング・デッド」の強烈なキャラクター・ニーガン役を演じているジェフリー・ディーン・モーガンがドラマ部門のゲスト賞を獲得した。(Hiromi Kaku)
2016年12月13日アカデミー賞の前哨戦の1つ、放送映画批評家協会賞(現地時間)にて作品賞などにノミネートされている『Loving』が、『ラビング愛という名前のふたり』として2017年3月に日本公開されることが決定。人種を越えた結婚が違法だった時代に結ばれた夫妻の、ポスタービジュアルも解禁となった。本作は、『英国王のスピーチ』『キングスマン』のコリン・ファースが映画化を熱望した実話。時は1958年、バージニア州。大工のリチャード・ラビングは、恋人のミルドレッドから妊娠したと告げられ、大喜びで結婚を申し込む。異人種間の結婚は法律で禁止されていたが、子どものころに出会って以来、友情が愛情へと変わっていった2人にとって、別れなどあり得ないことだった。2人は法律で許されるワシントンDCで結婚し、地元で新居を構えて暮らし始めるが、夜中に突然現れた保安官に逮捕されてしまう。2人は離婚か、生まれ故郷を捨てるか、二つに一つの選択を迫られることに──。コリン・ファースが魅せられ、プロデューサーに名乗り出てた実話を元にした本作は、いまからわずか60年前、アメリカのいくつもの州で異人種間の結婚が禁じられていた時代が舞台。だが、活動家でもなく、ごく普通の労働者階級のラビング夫妻の訴えによって、1967年についに法律が変わる。きっかけは、妻のミルドレッドが、ケネディ大統領の弟であるロバート・ケネディ司法長官に書いた1通の手紙。愛する夫のリチャードと“生まれ故郷で夫婦として暮らしたい”という、ごく当たり前の願いからだった。監督・脚本を務めたのは、ジェシカ・チャステイン×マイケル・シャノンの『テイク・シェルター』、マシュー・マコノヒー主演『MUD マッド』が絶賛されたジェフ・ニコルズ。気鋭の監督が、実在の夫妻の慎ましくも美しい人生を、丁寧に慈しむようにスクリーンに焼きつけていく。夫婦役を演じるのは、『ブラック・スキャンダル』で腐敗したFBI職員を演じ、自身で監督を務めたサイコスリラー『ザ・ギフト』、ナタリー・ポートマン主演『ジェーン』などで今年、注目を集めた実力派ジョエル・エドガートンと、「エージェント・オブ・シールド」や『ウォークラフト』などで知られるルース・ネッガ。この主演の2人が、自分たちの“LOVING(ラビング)”という名の通り、観る者すべての心を揺さぶる、ただひたすらに愛を貫いた夫婦を熱演。歴史までもを変えたアメリカ史上最も純粋なラブストーリーを体現している。『ラビング愛という名前のふたり』は2017年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月12日『ダラス・バイヤーズクラブ』『わたしに会うまでの1600キロ』のジャン=マルク・ヴァレ監督が、ジェイク・ギレンホールを主演に贈る『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』。いま、彼をはじめ、いずれもカナダ・ケベック州出身の映画監督たちが世界の映画界を席巻している。1:ジャン=マルク・ヴァレ監督アカデミー賞ノミネート!『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(2017年2月18日~公開)『ナイトクローラー』で狂気的な演技で人々を魅了させたジェイクが、妻を亡くしたのに涙の一滴すら流せず、自らの感情とうまく向き合えない哀しみと虚しさを、繊細な演技で見事に表現した本作。メガホンをとったのは、1963年、カナダ・モントリオール生まれのジャン=マルク・ヴァレ監督。モントリオール大学で映画製作を学び、’95に長編デビュー。2013年、『ダラス・バイヤーズクラブ』が数々の映画祭で高い評価を受け、第86回アカデミー賞では作品賞を含む6部門ノミネート、激ヤセしてHIV患者になりきったマシュー・マコノヒーとジャレッド・レトが主演男優賞・助演男優賞をW受賞した。また、2015年には、カナダ・フランスの合同製作『カフェ・ド・フロール』も話題を呼び、リース・ウィザースプーン主演『私に会うまでの1600キロ』では第87回アカデミー賞主演女優賞・助演女優賞の2部門にノミネートされた。近年のこの3作品など、苦難や喪失と向き合いながら人生を切り拓いていく作品を数多く発表してきたマルク・ヴァレ監督。監督は、今回のジェイク主演の本作について、「この映画の脚本で描かれている、人生を再び歩み始めるための、そして光を見付けるための勇気がいる旅路が美しかった。この作品は苦悩について掘り下げようとしているように見えるけど。人生や愛を称賛しているんだ。だから惹かれたんだ」と、込めた思いを語っている。2:グザヴィエ・ドラン監督カンヌの申し子!『たかが世界の終り』(2017年2月11日~公開)若手作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)は自分がもうすぐ死ぬことを知らせるため、長らく疎遠にしていた母や兄夫婦、妹が暮らす故郷へ帰ってくる。しかし、家族と他愛のない会話を交わすうちに、告白するタイミングを失ってしまい…。劇作家ジャン=リュック・ラガルスの舞台劇「まさに世界の終わり」を原作に、自分の死期が近いことを伝えるため12年ぶりに帰郷した若手作家の苦悩と家族の葛藤や愛を描き、第69回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた。グザヴィエ・ドランもまたモントリオール出身。6歳のころから子役として映画やTVドラマに出演していたが、19歳で完成させた監督デビュー作『マイ・マザー』が、第62回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品されるなど世界に衝撃を与え、その後も話題作を次々に発表。『Mommy/マミー』(’14)は第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、ジャン=リュック・ゴダール監督の『さらば、愛の言葉よ』とともに審査員賞に輝いた。監督6作目『The Death and Life of John F. Donovan』(原題)でキット・ハリントン、ジェシカ・チャステイン、ナタリー・ポートマンらと初の英語作品に挑戦。また、俳優としても自身の作品ほか、『エレファント・ソング』『神のゆらぎ』などにも出演する。3:ドゥニ・ビルヌーブ監督SF界期待の実力派!『メッセージ』(2017年5月公開~)星人とのコンタクトを描いた米作家テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を映画化したSFドラマ。ある日、突如として地球上に降り立った巨大な球体型宇宙船。言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、謎の知的生命体との意思疎通をはかる役目を担うこととなり、“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを探っていくが…。1967年、ケベック州トロワ・リビエール出身。数本の短編映画を制作した後、『Un 32 Aout Sur Terre(英題:32nd Day of August on Earth)』(’98)で長編監督デビューを果たす。アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『灼熱の魂』(’10)で国際的に注目を集め、2013年には米国進出作『プリズナーズ』と『複製された男』の2本のスリラーを発表し、カナダの俊英として高い評価を得る。麻薬戦争を題材にしたクライムアクション『ボーダーライン』を経て、傑作SFの続編『ブレードランナー 2049』でもメガホンを取る。いずれも、カナダ・ケベック州という地で育った3人の“フレンチカナディアン”が、それぞれ独自の色を持った作品で2017年の映画界を賑わせる!(text:cinemacafe.net)
2016年12月10日映画『ミルピエ ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』が2016年12月23日(金・祝)、Bunkamuraル・シネマ他にて全国公開される。バンジャマン・ミルピエは、長年に渡り世界最高峰の芸術を提供し続けてきたバレエの殿堂“パリ・オペラ座”の芸術監督に、史上最年少で就任した天才振付師。本作は、彼の異端とも言える伝統に対する挑戦と、オペラ座公式プロデュース作品でしか成し得ないバックステージを圧巻の映像美で描き出すドキュメンタリーだ。名作『ブラック・スワン』の振付師であり、女優ナタリー・ポートマンの夫として知られる稀代のダンサーであるミルピエ。20年近く芸術監督を務めたブリジット・ルフェーヴルの退任後、ニコラ・ル・リッシュ、マニュエル・ルグリら錚々たる有力候補を押しのけ、史上最年少でパリ・オペラ座の芸術監督に大抜擢された彼は、就任後わずか1年半ほどでパリ・オペラ座の芸術監督を辞任することに。350年以上の歴史と伝統を誇る名門に挑み、次々と革新をもたらしていた彼の身に一体何があったのか、なぜパリ・オペラ座はミルピエを起用したのか。伝統と革新が激しくぶつかり、歴史に新たなページが刻まれる瞬間を捉えた作品だ。映画では、ルピエの芸術監督として初の仕事であり、彼が歴史と伝統に対峙しながら挑む演目『Clear, Loud, Bright, Forward』のバックヤード、そして完成までの道程を紹介。ルー・リードやビョークの『メダラ』『拘束のドローイング』に参加したピアニストのニコ・マーリーが音楽を担当。気鋭ファッションデザイナー、イリス・ヴァン・ヘルぺン(Iris Van Herpen)が衣装を手がけ、レオノール・ボーラック、ユーゴ・マルシャン、ジェルマン・ルーヴェなど総勢24名、次世代のスターたちが出演していることも注目だ。また本作の上映を記念し、パリ・オペラ座の新芸術監督に就任したオーレリ・デュポンの伝説の引退公演『マノン』の限定上映が決定。2016年12月10日(土)から12月22日(木)まで、Bunkamura ル・シネマで公開される。彼女の引退公演は2015年5月18日にパリ・オペラ座ガルニエ宮で行われ、映画界や政界などのセレブを含む総計2000人を超えるファンが駆けつけ、これまでの彼女のダンサーとしての努力と経験を基盤とする円熟した踊りに酔いしれる一夜に。20世紀を代表する振付家の一人、ケネス・マクミランが英国ロイヤル・バレエ団の芸術監督/主席振付師時代に発表した文学バレエの傑作である『マノン』を、錚々たるキャストで披露している。【映画情報】ミルピエ ~パリ・オペラ座に挑んだ男~原題:Relève公開時期:2016年12月23日(金・祝)Bunkamuraル・シネマ他で全国公開監督:ティエリー・デメジエール/アルバン・トゥルレー音楽:ニコ・マーリー衣装:イリス・ヴァン・ヘルペン出演:バンジャマン・ミルピエ、レオノール・ボーラック、ユーゴ・マルシャン、ジェルマン・ルーヴェ、アクセル・イーボほか2015年/フランス/110分©FALABRACKS,OPERA NATIONAL DE PARIS,UPSIDE DISTRIBUTION,BLUEMIND,2016『ミルピエ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』公開直前記念オーレリ・デュポン引退公演『マノン』限定上映期間:2016年12月10日(土)~12月16日(金) 連日19:10~、12月17日(土)~12月22日(木) 連日12:25~会場:Bunkamura ル・シネマ住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 6FTEL:03-3477-9264料金:2,500円(税込)映像監督: セドリック・クラピッシュ出演:オーレリ・デュポン、ロベルト・ボッレ、ステファン・ビュリョン、アリス・ルナヴァン、バンジャマン・ペッシュ、カール・パケットほか2015年/フランス/135分©Opéra National de Paris, la Belle Télé and France Télévisions 2015
2016年12月04日ナタリー・ポートマンが現在のハリウッド映画界について、「白人男性ばかり」と発言した。ナタリーはJ・F・ケネディ夫人だったジャクリーンを演じた『ジャッキー』の全米公開に合わせて、「New York Magazine」のウェブサイト「Vulture」のインタビューに応えて「お飾りみたいなものばかりで、素敵な女性の役がないから」と、ここ数年ハリウッドと距離を置いていた理由を語った。ナタリーはウィリアム・ワイルダー監督の『サンセット大通り』(50)やアルフレッド・ヒッチコック監督の『マーニー』(64)を例に挙げて、「彼らはときどき性差別的な発言もするけど、自分を持った女性のキャラクターを主人公にしていたわ。でも、いまの映画は白人男性ばかり。ごくたまに女性についての作品があるという感じよ」とハリウッドの実情について語る。次回作はアメリカ合衆国最高裁判事のルース・ベーダー・ギンズバーグの伝記映画『On the Basis of Sex』(原題)に主演するが、この作品にふさわしい女性監督が見つかるまで待ち続けたという。監督が誰なのかは今後発表予定だが、「いまのハリウッドにはびこるジェンダー差別の問題を考えると、そうしないわけにはいかないでしょう?」と、圧倒的に数の少ない女性監督の起用へのこだわりを見せた。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月01日テレンス・マリック監督の最新作『聖杯たちの騎士』が12月23日(金・祝)から公開される前に、主演のクリスチャン・ベイルのインタビューが届いた。様々なジャンルの作品に出演し、観客、評論家から高い評価を集めているベイルは、マリック監督と長年に渡って連絡を取り続けていたようだ。その他の画像ベイルは子どもの頃から俳優として活躍し、近年は徹底的に役に向き合う実力派俳優として『ダークナイト』『アメリカン・ハッスル』などに出演。『ザ・ファイター』ではアカデミー助演男優賞に輝くなど、人気・実力ともに世界のトップクラスにある俳優だ。そんな彼は、マリック監督の『ニュー・ワールド』に出演して以降も、監督と連絡を取り合っていたという。「いつも素晴らしい会話をしているけど、何度か新作の話が持ち上がった。この作品に関して彼は、僕に役の説明をしたいと言ってきたんだ。そしてそれだけだとも言った。“何が起きるか試して見よう”的なアプローチだとね」。通常、ベイルほどのスター俳優になると、完成した脚本か、しっかりと書かれたシノプシスを読んで出演を決めることが多い。しかし、ベイルは「すべての監督とこのような撮影方法が出来るわけではないけど、テリーとだったら間違いないと思った」という。監督が、ベイルに与えたのは“リック”という役だ。ベイルは監督から受け取った断片的なエピソードや情報を基に、想像を膨らませ、監督に伝えては、リックという男が形作られた。「多くのことが実際の映画では出てこない情報だけど、僕はそれらの情報に頼るしかなかった」。リックは脚本家で、大成功を収めているが、妻や実家の両親、兄弟とはトラブルを抱えていて、心の中に大きな“空白”を抱えている。「周りから見れば彼は成功者だけれど、彼は自分自身のことをそうは思っていない。だからこそ彼は旅路に出る。行き先がどこかもわからないけれど、いつか忘れてしまった何かを再び取り戻そうとしているんだ」映画は、リックが様々な女性と出会い、交流を重ねながら自身の進むべき道を見つけようと彷徨う姿が描かれる。ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマンら演技派女優たちとの演技もまた、“段取り”を繰り返すものではなかった。「この撮影でのスタンスが“準備が整う前に始めよう”だったので、自分がまだ何をするかもわかっていないうちからカメラが回り始めた。人生みたいだよね。次に何が起きるかなんてわからないのだから」。観客もまた、ベイルと同じように次に何が起こるかわからない気持ちを抱えて、リックの“心の旅”を見守ることになるだろう。「とにかく撮影中、素敵な“わからない”という要素がたくさんあった。他の監督では楽しむことはできないだろうけど、テリーとだからこそ、楽しむことができたんだ」『聖杯たちの騎士』12月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショー
2016年11月30日ナタリー・ポートマンが主演を務め、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件をファーストレディ、ジャクリーン・ケネディの視点から描く『JACKIE』が、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』として、2017年春、日本公開されることが決定した。“ジャッキー”の愛称で親しまれ、いまなお高い人気を誇る世紀のファーストレディ、ジャクリーン・ケネディ。だが、1963年11月22日、彼女の人生は一変する。テキサス州ダラスでパレード中、夫のジョン・F・ケネディ大統領が、目の前で暗殺されたのだ。しかし、彼女には、愛する夫の死を悲しむ時間などなかった。葬儀を取りしきり、副大統領の大統領就任式に立ち会い、さらにホワイトハウスから出て行かなければならない。事態を飲みこめない幼い2人の子どもたちにも対応しながら、夫の命を奪った犯人への怒り、さまざまな感情がジャッキーを襲う中、何よりも彼女の心を占めたのは、事件の直後から夫が「過去の人」として語られることへの憤りだった。夫の名が後世まで語り継がれるかどうかは葬儀までの4日間の自分自身にかかっている。ジャッキー自身が、そのことを一番理解していた――。本作は、未だ語り継がれるJFK暗殺事件を、ファーストレディ“ジャッキー”の視点から描いた意欲作。『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたナタリーが、外見だけでなく、話す英語のアクセントまで徹底的に再現し、ファーストレディを熱演。早くも、2度目のアカデミー賞ノミネートの呼び声も高い。『ブラック・スワン』の監督ダーレン・アロノフスキ―が本作では製作をつとめ、ガエル・ガルシア・ベルナル主演『NO』でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたチリ出身のパブロ・ラライン監督が、初の英語作品としてメガホンをとった。そのほか、ピーター・サースガード、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ、ジョン・ハートら実力派キャストが脇を固めている。また、公開決定に合わせ、鮮烈な赤い色が目を引くポスタービジュアルが解禁。ジャッキーといえば、その波乱の人生だけではなく、ファッショニスタとしても有名。真っ赤なセットアップと3連のパールネックレスという可憐なファッションに身を包みながらも、その中に凛とした強さと気品を漂わせるナタリーの表情が印象的なビジュアルとなっている。『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』は2017年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月28日ナタリー・ポートマンが主演する映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』が来年の春に日本で公開されることが決定した。本作はジョン・F・ケネディ大統領の妻ジャクリーンを主人公にしたドラマで、ベネチア映画祭で脚本賞受賞に輝くなど、すでに高い評価を集めている。その他の画像本作は、ジョン・F・ケネディが暗殺され、全世界に衝撃がはしる中、ジャクリーンが、愛する夫を“過去の人”ではなく永遠に語り継がれる大統領として人々の記憶に残すべく奔走する日々が描かれる。最愛の夫を失った悲しみを抱えながら、葬儀を取り仕切り、子どもたちに対応し、数日後にはホワイトハウスを去らなければならない。ポートマンが、そんなジャクリーンの複雑な感情を演じており、今後も様々な映画賞で評価されることになりそうだ。本作は、『NO』を手がけたチリ出身のパブロ・ラインが監督を、ダーレン・アロノフスキーが製作を務め、ポートマンのほか、ピーター・サースガード、ジョン・ハートらが出演する。『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』2017年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
2016年11月25日インディペンデント・スピリット賞のノミネーションが発表になった。最多ノミネーションは、『Moonlight』と『American Honey』の6部門。作品部門には、この2作品のほかに、『Manchester by the Sea』『ジャッキー』『Chronic』が候補入りした。その他の情報主演男優部門の候補は、ケイシー・アフレック(Manchester by the Sea)、デビッド・ハレウッド(Free in Deed)、ヴィゴ・モーテンセン(Captain Fantastic)、ジェシー・プレモンズ(Other People)、ティム・ロス(Chronic)。主演女優部門の候補は、アネット・ベニング(20th Century Women)、イザベル・ユペール(Elle)、サーシャ・レーン(American Honey)、ルース・ネガ(Loving)、ナタリー・ポートマン(Jackie)。監督部門の候補は、アンドレア・アーノルド(American Honey)、バリー・ジェンキンス(Moonlight)、パブロ・ラレイン(Jackie)、ジェフ・ニコルズ(Loving)、ケリー・リチャード(Certain Women)。今年の賞レースでフロントランナーと考えられている『ラ・ラ・ランド』は、2000万ドル以上の予算がかかっているため、資格外となった。受賞発表はオスカー前日の2月25日。文:猿渡由紀
2016年11月24日映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』が、2017年3月31日(金)にTOHO シネマズ シャンテほか全国の劇場で公開される。ジョン・F・ケネディの妻“ジャッキー”の物語“ジャッキー”の愛称で親しまれ、今なお高い人気を誇るファーストレディ「ジャクリーン・ケネディ」。ジョン・F・ケネディ暗殺後の知られざる彼女の姿を描いた『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』。1963年11月22日、夫である第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディは在任中にテキサス州ダラスで暗殺された。ジャクリーンの人生は一変。愛する夫の死を悲しむ時間などなく、葬儀の執り仕切り、代わりに昇格する副大統領の大統領就任式へ立ち会い、ホワイトハウスからの退去など、するべきことが山積みだった。そんな中、何よりも彼女の心を占めたのは、事件の直後から夫が「過去の人」として語られることへの憤り。夫が築き上げてきたものを単なる過去にはさせない、そう決意したジャッキーが葬儀までの4日間に取った行動が、最愛の夫を伝説にする。深い悲しみに浸りながら、夫から受け継いだものやケネディ政権とそれを取り巻く人々を指す“キャメロット”を守り抜く姿が描かれる。ファーストレディの視点から描いた重厚感ある意欲作に取り組むのは、『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたナタリー・ポートマン。外見だけでなく、話す英語のアクセントまで徹底的に再現して情感豊かに演じ切る。ナタリー・ポートマンがジャッキー役『ブラック・スワン』の監督ダーレン・アロノフスキ―が本作では製作をつとめ、『NO』でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたパブロ・ララインが、初の英語作品となる本作のメガホンをとる。ジャッキー伝説1 - ホワイトハウスを修復ちなみにジャクリーン・ケネディがファーストレディになり、行ったことで有名なのは、”ホワイトハウスの修復”。「単なる大統領の自宅&仕事場ではいけない、アメリカの歴史、芸術、文化、国家を象徴する場所にしよう」と考えたジャッキー。過去の大統領遺愛品から良質なものを厳選、また、自身で調達した資金で芸術品を集め、ホワイトハウスを修復したという。その後、1962年にTV番組が、史上初めてホワイトハウスの奥深くに奥深くを取材。その内部を公開した。もちろん番組の制作風景も、『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』で再現されている。ジャッキー伝説2 - ファッションアイコンジャクリーン・ケネディはその美しさからファッションアイコンとしても注目を集めた。シチュエーションに合わせてエレガント、フェミニン、ゴージャスなど幅広く着こなし、ピルボックスハットやAラインコートなどは彼女が着たことが影響して流行となった。街には“ジャッキー・マネキン”もしばしば見受けられた。アカデミー賞にノミネート第89回アカデミー賞ノミネーションが発表され『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』からは、「主演女優賞(ナタリー・ポートマン)」、「衣装デザイン賞(マデリーン・フォンテーヌ)」、「作曲賞(ミカ・レヴィ)」が選出された。KIHACHIとのコラボメニューも映画『ジャッキー/ファーストレディ』とキハチ(KIHACHI)のコラボレーションメニューが青山本店、および横浜クイーンズイースト店で期間限定発売される。期間は3月15日(水)から4月14日(金)まで。青山本店ではファッションアイコンとして愛されたジャッキーのイメージにあう「赤」をテーマにしたサラダを提供。リコッタチーズと苺、 生ハムにパリッと香ばしいパンをあわせ、白ワインヴィネガーとはちみつのドレッシングをかけた一品だ。 春らしい軽やかな味わいに仕上がっている。そして横浜クイーンズイースト店では、ピンク色に染まった「ズワイ蟹を忍ばせた紅芯大根のスープ」を販売。鮮やかな赤の野菜“紅芯大根”の甘みが増すようにじっくりとソテーし、 ズワイ蟹とあわせた贅沢な一品となっている。ナタリー・ポートマンが着用した劇中衣装が日本上陸また、日本公開に先駆け、ナタリー・ポートマンが着用した劇中衣装が日本上陸。2017年4月2日(日)まで、バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)銀座本店・横浜店・福岡店の3店舗にて、期間限定で展示される。第89回アカデミー賞 衣装デザイン賞にノミネートされた、衣裳・マデリーン・フォンテーヌは、これまで『アメリ』や『イヴ・サンローラン』など、ファッションが物語のポイントとなる作品を手がけてきた人物。銀座本店では、ケネディ暗殺事件当日に着用していたピンクのシャネルスタイルスーツ、横浜店ではジャッキーがホワイトハウス内を案内するTV番組「A Tour of the White House with Mrs. John F. Kennedy」の際に着用した暗紅色のツーピース、福岡店では、ディオールの黒のドレスが実際に展示される。また、新宿店と神戸店ではバーニーズ ニューヨークで販売されているブランドを使用し、ジャッキースタイルをオマージュしたコーディネートが紹介される。ストーリー1963年11月22日、ジャッキーの愛称で親しまれたジャクリーン・ケネディの人生はこの日を境に一変した。テキサス州ダラスでパレード中、夫のジョン・F・ケネディ大統領が目の前で暗殺されたのだ。しかし、彼女には愛する夫の死を悲しむ時間はなかった。事態を飲みこめない幼い二人の子供たちへの対応に苦しみ、夫の命を奪った犯人に怒り、様々な感情がジャッキーを襲う中、何よりも彼女の心を占めたのは、暗殺されるや否や夫が「過去の人」として語られることへの憤り。夫の名が後世まで語り継がれるかどうかは葬儀までの4日間のジャッキーにかかっている―彼女自身がそのことを一番理解していた。夫が築き上げたものを単なる過去にはさせない―ジャッキーの決意が、最愛の夫を伝説にする。作品詳細映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』公開時期:2017年3月31日(金)TOHO シネマズ シャンテほかにて全国公開出演:ナタリー・ポートマン、ピーター・サースガード、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ、ジョン・ハート監督:パブロ・ラライン脚本:ノア・オッペンハイム製作:ダーレン・アロノフスキ―ほか配給:キノフィルムズ© 2016 Jackie Productions Limited<コラボメニュー>■水牛のリコッタチーズと苺、 生ハムのピアーダサラダ販売期間:2017年3月15日(水)~4月14日(金)展開店舗:キハチ 青山本店価格:2,160円(税込)■ズワイ蟹を忍ばせた紅芯大根のスープ展開店舗 : キハチ 横浜クイーンズイースト販売期間:2017年3月15日(水)〜4月14日(金)価格:1,400円(税込)※ 天候・仕入れの状況により、 食材やメニューが変更になる場合あり。※ 上記税込料金に、 ディナータイムはサービス料として10%が追加される。■バーニーズ ニューヨーク『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』衣装展示開催期間:2017年3月7日(火)~4月2日(日)・銀座本店住所:東京都中央区銀座6-8-7 交詢ビル営業時間:月~木・日 11:00~20:00 金・土 11:00~20:30・横浜店住所:神奈川県横浜市中区山下町36-1営業時間:11:00~20:00・福岡店住所:福岡県福岡市中央区天神2-5-55営業時間:11:00~20:00
2016年11月17日