日本の漫画・アニメ、小説は、国内のファンのみならず、海を超えたハリウッドのクリエイターたちをも魅了してきました。ゆえに、それらを原作としたハリウッド映画は多くあります。そんな日本の作品が原作の洋画を紹介します。小説、マンガ、アニメ…ハリウッドで進化を遂げた日本の名作日本の作品が原作のハリウッド映画①:オール・ユー・ニード・イズ・キルまずは、2014年に公開された大ヒットSFアクション映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』です。謎の侵略者たちとの死闘が続く近未来の地球が舞台の同作。戦闘経験のない広報官のウィリアム・ケイジは、訳あって最前線に送られ戦死してしまいます。しかし、目を覚ますと、そこは戦闘前にいた前線基地。『死に戻りのループ』にハマってしまった彼は人類の未来をかけて戦う決意を固めていく……というのがあらすじです。原作は桜坂洋さんの、同名ライトノベル『All You Need Is Kill』。世界的スター、トム・クルーズが主演を務め、莫大な製作費を投じて映画化されました。小説で描かれた設定はそのままに、本作はリアリティあるアレンジが加えられています。緊迫の戦場描写やクールなメカ、死を繰り返して成長していくトムの演技、さらに字幕に原作の固有名詞を使うなど、原作リスペクトに満ちた一作で、2020年現在、続編も企画されています。日本の作品が原作のハリウッド映画②:ゴースト・イン・ザ・シェル次は、2017年公開のSFアクション超大作映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』です。 View this post on Instagram A post shared by Ghost In The Shell (@ghostintheshell) on Mar 26, 2018 at 12:20pm PDT舞台は、肉体にさまざまなインターフェイスを埋め込むのが常識となった近未来。多くの凶悪犯罪に立ち向かうエリート組織『公安9課』を束ねる、全身義体の少佐は、世界を揺るがすサイバー犯罪を追う中で、自らの過去の秘密と対峙していく……というあらすじです。 View this post on Instagram Follow director @rupertmsanders to get an exclusive look at the making of #GhostInTheShell. A post shared by Ghost In The Shell (@ghostintheshell) on Feb 28, 2017 at 4:30pm PST士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』、そしてそれを元にした押井守監督のアニメ映画版は世界中のクリエイターに刺激を与え、あの『マトリックス』のアイディア元になったことでも有名です。これまで幾度となくアニメシリーズ化もされている、日本が誇る人気コンテンツですが、2017年にハリウッド実写版がお披露目となりました。 View this post on Instagram Critics are saying Ghost in the Shell is "Mindblowing. You've never seen anything like it" (Kevin Steincross, Fox-TV). Own the film on Blu-ray TODAY. Link in bio. A post shared by Ghost In The Shell (@ghostintheshell) on Jul 25, 2017 at 9:57am PDT主演にスカーレット・ヨハンソン、共演にビートたけしさんを迎えるなどインパクト十分のヴィジュアルや、豪華なグラフィック技術が魅力の本作。原作では『草薙素子』という名前で日本人的なヴィジュアルの主人公を、実写版ではアメリカ人のスカーレットがあえて演じていることに違和感を覚えた人も多いことでしょう。しかし、ミスマッチにも思えるキャスティングが、クライマックスで物語のひねりにつながるなど、原作リスペクトも感じられる演出もあり、コンテンツの入り口として実に見やすい良作となっています。日本の作品が原作のハリウッド映画③:Death Note/デスノート次は、2017年に世界的配信サイト『Netflix』で公開となった映画『Death Note/デスノート』です。ある日、名前を書いた相手の命を奪える『デスノート』を手に入れたことで、悪を私刑制裁していくようになっていく、主人公の高校生、ライト・ターナー。そんな彼の運命は、1人の名探偵と同級生によって狂わされていく……というあらすじです。原作は、日本で爆発的な社会現象となった、大場つぐみさんと小畑健さんによる同名漫画『DEATH NOTE』です。アニメ化もされ世界中で多くのファンを獲得しましたよね。原作からかなり大胆なアレンジを加えたことや、心理戦の物足りなさにファンからはネガティブな声もあった同作。しかし、原作で心臓麻痺一辺倒だった『死亡シーン』が華麗に進化をしていたり、名優ウィリアム・デフォーが演じた死神・リュークの顔が、あまりに『デフォー』で笑えたりなど、一歩引いてみるとかなり楽しめる作品となっています。日本の作品が原作のハリウッド映画④:アリータ: バトル・エンジェル次は、木城ゆきとさんによる日本の名作SFアクション漫画を映画化した2019年公開の映画『アリータ: バトル・エンジェル』です。公開中の映画「ALITA(アリータ)」の原作は、日本のマンガ『銃夢(ガンム)』。今も連載は続いていますか?という質問をよく受けますが、なんと、最新シリーズを「イブニング」にて連載中なのです!タイトルは『銃夢火星戦記』(いま6巻まで出てますよ〜) pic.twitter.com/jMkv3lt6qa — 銃夢火星戦記はイブニングで連載中 (@gunnm_tantou) March 1, 2019 富裕層の住む空中都市と、そこから落ちてきた瓦礫を利用して生活する貧困層の都市に二分してしまった世界が舞台。空中都市から落ちて肉体と記憶を失ってしまった少女のアリータは、新たに肉体を与えてくれたイド博士に育てられながら、自身に秘められた300年前の秘密、そして世界を巻き込む闘いに身を投じていく……というのがあらすじです。 View this post on Instagram An angel falls. A warrior rises. See #Alita: Battle Angel in theaters February 14. A post shared by Alita: Battle Angel (@alitamovie) on Dec 20, 2018 at 6:00am PST制作に名匠ジェームズ・キャメロン、監督にロバート・ロドリゲスを迎え、ハリウッドでも屈指の作り手たちから、実に10年を超えるラブコールの末生まれた本作。その美麗なCGヴィジュアルとアクションは、まさに息を呑むできです。 View this post on Instagram On February 14, the battle begins. Get tickets now at AlitaTickets.com #Alita A post shared by Alita: Battle Angel (@alitamovie) on Feb 3, 2019 at 3:21pm PST観ているうちに愛おしくなってしまう、主人公アリータの繊細な作り込みに、ファンが次々とハートを撃ち抜かれた本作。原作シリーズの人気パートに繋がるようなラストの展開に、アメリカのファンが資金を募り高層ビルに続編を求める看板を出した…なんて熱狂的なエピソードも残っています。日本の作品が原作のハリウッド映画⑤:スピード・レーサー最後は、日本の名作アニメを、原作の空気感をそのまま実写化した、2008年公開の名作『スピード・レーサー』です。天才的な才能を持つレーサーの『スピード』は、亡くなった伝説的レーサーの兄を越えるべくレースで腕を磨く日々。そんな折、彼の前に謎の覆面レーサーが現れ……というのがあらすじです。タツノコプロが1967年に世に送り出したアニメ『マッハGO GO GO』を、『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー姉妹が映画化した本作。シリーズの大ファンという監督コンビの愛が炸裂した内容で、興行はそこまで振るわなかったものの、映画好きからは高い評価を受けました。あえて世界観を現実に寄せることはせず、華やかでポップなアニメの質感をヴィジュアルや演出で見事に実写に落とし込んでいます。アニメの持つスピード感や速さを追い求める主人公の気持ちが、クライマックスで頂点に達する演出は、胸が熱くなります!ハリウッドの潤沢な予算とテクニックで、日本原作の名作がどのような変身を遂げたのか、是非みなさんもご自分の目で確かめてみてください![文・構成/grape編集部]
2020年09月17日『スター・ウォーズ』や『地獄の黙示録』『ジュラシック・パーク』などの名作映画の映像をふんだんに使い、ハリウッドの映画音響にフォーカスした世界初のドキュメンタリー映画『ようこそ映画音響の世界へ』。本作の女性監督ミッジ・コスティンは、映画音響に関するドキュメンタリーの製作にあたり「男性だけの歴史にしたくなかった」と語っている。この度解禁となった新場面写真では、『デッドプール』や『ラ・ラ・ランド』など日本でも大ヒットした映画の音づくりを手掛けた効果音編集者アイ=リン・リーが真剣にミキサー台に向かう姿や、自身の仕事について楽しそうに語る技術者たちを捉えている。世界中の観客を楽しませるハリウッド映画の影で裏方と呼ばれる仕事だが、それでも彼女たちの表情は輝いている。そこには本作の監督を努めたミッジ・コスティンによる「映画の“音”への情熱」が投影されている。本作が初の長編監督作品となるコスティンは、ハリウッドに女性音響スタッフがほとんどいなかった1990年代からトム・クルーズ主演の『デイズ・オブ・サンダー』(90)やブルース・ウィリス主演の『アルマゲドン』(98)などといった作品で音響の技術を磨いてきた。初めは映像編集の仕事の傍ら、お金のために音響編集の仕事を引き受ける程度だったという監督。彼女の興味は「物語」にあったためだったが、音響編集の作業をしていくうちに「音」こそが物語やキャラクターを明確にし、感情を表現できるということに気がついていく。それから音に情熱を注ぐようになり、現在は自身の母校であり、ルーカスやスピルバーグを輩出した南カリフォルニア大学の映画芸術学部で教鞭を振るっている。『ブラックパンサー』(18)や『フルートベール駅で』(13)の監督を務め、本作にも出演しているライアン・クーグラーは彼女の教え子の1人だ。ある日、同僚のボベット・バスターから本作製作の提案を受けたコスティンは「より多くの人に“音”の重要性を届け、人々の意識を開く」という自身の夢を叶えるためのまたとないチャンスだと思い、監督を引き受けたという。本作は、女性が少ない現場で活躍してきたコスティンならではの視点で描かれる。映画の音の歴史を紐解いていく前半から、現代の映画音響の進化が明かされる後半になるにつれ、多くの女性スタッフの活躍も紹介。「男性だけの歴史にしたくなかった」と監督は話しており、実際、映画内では映画音響の仕事に“性別は関係ない”と考える女性技術者の声を聞くこともできる。例えば、映画『ブレイブハート』(95)などを手掛けた効果音ミキサーのアンナ・ベルマーは「アクション映画はスタッフも男性だと思う人が多いが、性別を気にするなんてバカみたい。問題は経験」と話し、『ダークナイト』(08)や『インセプション』(10)などを手掛けたミックスダウン技術者のローラ・ハーシュバーグは「ミキサー台は複雑に見えて男じゃなきゃ扱えないと思ってしまいそうだけど、実際に必要なのは指先の動きだけ」と語っている。いまや性別問わず映画を愛する多くの者たちが働く現場となった映画業界。彼らは音の持つ効果を信じ、自らの仕事に誇りを持って日々挑戦を続けている。「私は自分の仕事が大好き。関わった作品を見直すとすごいと思うし、満足感がある」「楽しくてその上お金がもらえる」「夢みたいな仕事」と自慢の仕事への思いを語る、実に楽しそうな彼女たち。本作の魅力は映画音響の歴史や秘密が次々と明かされるということだけでなく、映画愛のあふれる音響技術者たちの仕事風景や、彼ら・彼女らによって語られる仕事に対する熱い思いは、観る者を幸せな気持ちにさせてくれる。『ようこそ映画音響の世界へ』は8月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ようこそ映画音響の世界へ 2020年8月28日 新宿シネマカリテほか全国公開© 2019 Ain’t Heard Nothin’ Yet Corp.All Rights Reserved.
2020年08月28日名作映画の映像をふんだんに使い、ハリウッドの映画音響にフォーカスしたドキュメンタリー映画『ようこそ映画音響の世界へ』より、今年、ファイナル・カット版が公開された戦争映画の金字塔『地獄の黙示録』の音作りの裏側に迫る本編映像が到着した。フランシス・フォード・コッポラ監督が、ベトナム戦争の闇を壮大なスケールで描いた戦争大作『地獄の黙示録』。製作40周年を記念して、コッポラ監督自ら1979年の劇場公開版より30分長く、2001年の特別完全版より20分短いバージョンに再編集し、新たなデジタル修復を施したものが、2月から公開された。今回到着した映像では、本作で音響スタッフを指揮したウォルター・マーチの“音響デザインスケッチ”が映し出されるところからスタート。多くの作品でコッポラ監督とタッグを組むマーチは、『イングリッシュ・ペイシェント』(’96)では同年度のアカデミー賞編集賞と2度目の録音賞を受賞。この2部門での受賞歴を持つ唯一の人物であるマーチは、“映画音響の世界に関わるもの全員の父親”とも呼ばれるほど偉大な人物。そんなマーチは本作の音響制作に当たり、いまでは当然のようになっている“5.1chサラウンドシステム”を世界で初めて実現させた。音を映画館のあちこちに移動させるという未知の技術は、観客の意識を戦場の真っ只中に連れていくことに成功したのだ。さらに映像では、音の制作を“担当制”にしたと明かしていて、環境音や武器の音、船の音、群衆のガヤなど、全編において一人が一つの音のみを担当したという。そしてそれぞれが担当音に責任を持ち、最終的にマーチが一つの音にまとめ上げていく。まさにオーケストラのようだ。戦場の音を見事に表現した本作でマーチは、同年度のアカデミー録音賞を受賞している。『ようこそ映画音響の世界へ』は8月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ようこそ映画音響の世界へ 2020年8月28日 新宿シネマカリテほか全国公開© 2019 Ain’t Heard Nothin’ Yet Corp.All Rights Reserved.
2020年08月19日華やかなハリウッド業界。スクリーンの中で華麗に活躍する彼らを観て、我々は元気をもらっているわけですが、そんな彼らも今の活躍からは想像できない過去を背負っていることがあります。無視や暴行など、卑劣ないじめの被害にあってもなお挫けず、ショービズ界を駆け上がっていった不屈のスターたちを紹介します。無視、嫌がらせ、暴力…いじめに屈しなかったスターの過去いじめられっ子だったセレブ①:クリスチャン・ベールまず紹介するのは、徹底した役作りと肉体改造で知られる実力派俳優、クリスチャン・ベールです。鬼気迫る演技で何度もアカデミー賞にノミネートされる一方で、2003年公開の映画『リベリオン』や、2005年公開の映画『バットマン ビギンズ』から続く3部作など、娯楽作品にも分け隔てなく出演して人気を博してきました。そんなクリスチャン、今や知らない人も多いですが、元々は子役出身。3人いる姉の一番上がミュージシャンであることから、その影響で音楽の道を目指していましたが、のちに俳優を志すようになりました。10歳から演劇学校に通い始め、13歳の時に名匠スティーブン・スピルバーグ監督の1987年公開の映画『太陽の帝国』で、見事主役の座を獲得しています。この役の成功でスターの仲間入りを果たしたクリスチャンでしたが、同級生たちはそんな活躍を妬んでか、彼に殴る蹴るのいじめを行なっていたそうです。インタビューでクリスチャンは「彼らのせいで地獄を見た」と当時を振り返っています。いじめられっ子だったセレブ②:ミーガン・フォックス次は、印象的な眼差しと抜群のスタイルを活かしたセクシーな役柄で人気の女優、ミーガン・フォックスです。5歳から演技やダンスの練習を始め、1999年に13歳でモデルとしてデビューしました。彼女を一躍有名にしたのは、2007年公開のSF超大作『トランスフォーマー』でしょう。ホットパンツ姿で金属生命体たちと爆炎の中を駆ける姿に、世界中が魅了されました。そんなミーガンは、傭兵チームVS殺人ライオンという豪快な設定のアクションスリラー映画『ローグ(原題)』でアクションに挑戦しています。これまでのようなセクシーな役柄からの脱却の想いも込めているそうですが、そう考える彼女には、モテるゆえの苦悩があったようです。 View this post on Instagram Training for #RogueMovie A post shared by Megan Fox (@meganfox) on Nov 11, 2019 at 11:31am PST雑誌のインタビューで過去を振り返った彼女は、10代の頃、派手な格好や自信に満ちた振る舞い、さらに学校で人気者の男子とたびたび恋愛関係になっていたことを明かしています。しかし、それが原因で一部の女子から無視やケチャップを投げつけられるなどの嫌がらせに遭い、トイレでランチを食べる状態にまで追い詰められてしまったそうです。いじめられっ子だったセレブ③:ジェシカ・アルバ次は、エキゾチックかつキュートな顔立ちで一斉を風靡した女優、ジェシカ・アルバを紹介します。11歳の時に友人の後押しもあり、ビバリーヒルズで開催された演技コンテストに出場し、思わぬ優勝を勝ち取ったことで演技の楽しさに目覚めたというジェシカ。その後、1994年公開の映画『僕達のサマーキャンプ 親の居ぬ間に…』でデビューを飾りました。2000年には、連続ドラマ『ダーク・エンジェル』の主役で大ブレイク。2005年公開の『シン・シティ』や『ファンタスティック・フォー/超能力ユニット』などでセクシーかつキュートな役を熱演し、ハリウッドのセックスシンボルの1人となりました。そんなジェシカですが、高校時代には彼女が混血であることや、貧しい生まれでかわいい服や流行りのアイテムが買えなかったことなどをからかわれ、ひどいいじめに遭っていたそう。保健室で1人ランチをとることも多く、いじめが深刻化した時は、父親が学校の校内まで送り届けてくれていたそうです。いじめられっ子だったセレブ④:ウィノナ・ライダー次は、数々のトラブルや苦難を乗り越え、カムバックを果たした実力派女優のウィノナ・ライダーです。 View this post on Instagram That bag A post shared by Winona Ryder (@winonaryderofficial) on Mar 16, 2020 at 10:16am PDT12歳の時に業界入りを果たした子役出身のウィノナ。1986年、ウィノナが16歳の時に青春映画『ルーカスの初恋メモリー』で映画デビューしました。1988年に、映画『ビートルジュース』に出演し、1990年には映画『シザーハンズ』でのクールでキュートな美少女ヒロイン役で大ブレイクを果たしました。しかし、2000年代前半には万引きや大麻の所持で逮捕されるなど、苦難の時を迎えます。その後、2016年から始まった大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス』で、息子のために大活躍する母親役を演じ、再び人気を取り戻しました。そんなウィノナ、中学時代はボーイッシュな格好をしていたせいで、トイレで髪を掴まれ壁に叩きつけられて大ケガを負うなど、壮絶ないじめの被害に遭っていました。彼女はスターになった後年、地元でサインをせがんできた相手がかつてのいじめっ子だったことに気付くや「あんたなんかくたばっちまえ!」と啖呵を切った、という胸のすくようなエピソードも残っています。いじめられっ子だったセレブ⑤:ハリソン・フォード最後は、70歳を超えた現在も現役バリバリ、ハリウッドのレジェンド俳優、ハリソン・フォードです。 View this post on Instagram A post shared by Harrison Ford (@harrisonford_official_page) on May 2, 2019 at 1:35am PDT大学時代にドラマコースを選んだことで演技に目覚め、その後、俳優を目指して奮闘。1966年には、端役で映画デビューを果たします。しかしなかなか芽が出ず、大工として食いぶちをつなぎながら実に11年も下積みを重ね、1977年公開の映画『スター・ウォーズ』のハン・ソロ役で大ブレイク。1981年には『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』で、もう1つのハマり役、考古学者インディアナ・ジョーンズを演じて世界的大スターにのし上がりました。80歳となる2022年には、なんとシリーズ5作目の公開が予定されています。そんなハリソンですが、小学校時代にはグラウンドの丘の上から突き飛ばされるなどいじめを受けており、高校に入ってからもさまざまな嫌がらせを受けてきました。しかし、シャイで優しい性格ゆえか、決してやり返すことはせず、耐え抜いていたそうです。目立つゆえにイジメの対象にされてきたスターたち。しかし、その隠し切れないオーラこそが才能ともいえます。不屈の魂でいじめっ子の遥か上にのし上がったことは、ある意味、一番の復讐。そんな彼らをこれからも応援していきたい限りです![文・構成/grape編集部]
2020年08月17日是枝裕和監督&福山雅治主演の『そして父になる』が、ハリウッドでリメイクされることが決定したという。「Variety」誌など複数メディアが報じた。オリジナル版は「子どもの取り違え」をテーマに扱った作品。第66回カンヌ国際映画祭において、審査員賞を受賞した。ハリウッド版『そして父になる』の監督に起用されたのは、今年のゴールデングローブ賞で主演女優賞(オークワフィナ)受賞と外国語映画賞ノミネートを果たした『フェアウェル』のルル・ワン。プロデューサーも兼任するとのこと。制作・配給会社「フォーカス・フィーチャーズ」のもと、現在企画中。脚本は劇作家のサラ・ルールが手掛ける。こういった情報が報道されたことを受け、ワン監督がツイッターを更新。「プロジェクトがリークされるのは本当に不愉快です。なぜなら、総合的な背景や全体像に欠けているので。もし、あるフィルムメーカー(映画製作者)がいまどんなことに着手しているのかを知りたい人がいれば、本人に聞いてくれた方がいいです。私はいつでも情熱をあらわにしているのですから」とツイートした。さらに、「P.S. 私は“リメイク”というものを信じていません。とりあえずいまはそれだけ(言っておきます)」とハリウッド版『そして父になる』が完全なリメイク作品ではないと強調した。(Hiromi Kaku)■関連作品:そして父になる 2013年9月24日〜27日より全国にて先行公開、9月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2013『そして父になる』製作委員会
2020年08月13日ハリウッドの映画音響にフォーカスした世界初のドキュメンタリー映画『ようこそ映画音響の世界へ』が8月28日(金)より公開。この度、世界中で愛され続け、熱狂的なファンも多い『スター・ウォーズ』シリーズの音響制作の裏側に迫る本編映像が解禁された。解禁となる映像では、冒頭から『スター・ウォーズ』シリーズの有名なシーンの音の裏側が次々と映し出される。そして、ジョージ・ルーカス監督が語るのは、シリーズで音響デザインを担当したベン・バートについて。ルーカスやスティーヴン・スピルバーグといった著名な映画人を輩出した名門・南カリフォルニア大学の学生だったバート。彼は卒業する頃、音声に興味がある学生を求めて学校を訪れたルーカスの代理人と出会い、『スター・ウォーズ』のアウトラインを聞いてすぐに飛びついたという。撮影の始まる1年も前から、ロサンゼルス中で『スター・ウォーズ』のためのあらゆる音を録音。映像のメインには、2人が数か月も試行錯誤しながら、シリーズ屈指の人気キャラクター・R2-D2の声を創り出したエピソードを語る様子が収められている。ドロイドのR2-D2について「何を言っているかわかるようにしたかった」と話すルーカスと「意味不明になるのが心配だった」と語るバート。2人はルーカスの家で映画に音を入れる作業をしながら失敗を繰り返していた。話し合いをする中で、R2-D2の声へのイメージを膨らませ、バートは「言葉とは音の表情なんだと気づいた」と話す。それから問題は一気に解決し、バートが録音した声とキーボードの音を重ねてあの馴染みのあるR2-D2の声が誕生。音響デザイン「あり」と「なし」の場合が比較される場面もあり、音が与える印象の重要性にも気づかされる。さらに映画の中では、バートが『スター・ウォーズ』に関わることになって最初に任された、ウーキー族の声に合う音を集める過程などを知ることができるシーンも。チューバッカの声に隠された驚きの正体とは…?このほか映画音響に関する見逃せない・聴き逃がせない多くの情報が明かされる全編は、できれば音響設備の整った劇場で堪能したい。『ようこそ映画音響の世界へ』は8月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ようこそ映画音響の世界へ 2020年8月28日 新宿シネマカリテほか全国公開© 2019 Ain’t Heard Nothin’ Yet Corp.All Rights Reserved.
2020年08月07日生きていれば、誰もが抱えている人生の痛み。ときには、対処法がわからずに悩み続けることもありますが、長年にわたってその苦しみと戦い続けてきたハリウッドスターが自らの半生を赤裸々に描いた話題作がまもなく日本での公開を迎えます。それは……。世界各国の映画祭で称賛の『ハニーボーイ』【映画、ときどき私】 vol. 316若くしてハリウッドのトップスターに上りつめたオーティス。ところが、撮影に忙殺されるストレスからアルコールに溺れるようになり、飲酒事故を起こしてしまう。更生施設に送られたオーティスに告げられたのは、PTSDの兆候があるという驚きの診断だった。原因を突き詰めるために、過去の記憶を辿るオーティスが真っ先に思い出したのは父のこと。人気子役として活躍していた12歳のオーティスは、前科者で無職の“ステージパパ”ジェームズの感情に振り回される日々を送っていたのだ。しかし、オーティスがカウンセラーに打ち明けたのは意外な言葉だった……。サンダンス映画祭で審査員特別賞に輝いたのをはじめ、辛口映画批評サイトでも絶賛されている本作。実力派として評価されているいっぽうで、“ハリウッドの問題児”としても知られている俳優シャイア・ラブーフが、リハビリ施設で治療の一環として書き上げた自伝的脚本が基になっていることでも注目を集めています。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。アルマ・ハレル監督ポン・ジュノ監督から「2020年代に注目すべき気鋭監督20人」の1人に選ばれるなど、新たな才能として期待されているイスラエル系アメリカ人のハレル監督。本作は、以前から交流のあったシャイアとの見事なコラボレーションによって誕生した傑作です。今回は、その背景や作品を通して得た気付きなどについて語っていただきました。―最初にシャイアさんから、父親との話を聞いたときの印象はいかがでしたか?監督もともとは、私の1作目のドキュメンタリーを見たシャイアが連絡をくれたことがきっかけで知り合い、その後は一緒にMVを作ったり、私の作品を彼がプロデュースしてくれたりという関係でした。そんななか、彼から脚本が送られてきて、お父さんとの話を聞かされたんですが、心をギュッとつかまれるような思いがしたのを覚えています。まるで彼らと同じ部屋にいるような感覚に陥ると同時に、「この映画を作らなきゃ!」と思わせる何かがそこにはありました。―オーティスとはシャイアさん自身を投影した役ということもあり、大人になったパートは自らが演じようと考えていたそうですね。ただ、それに対して監督が父親役を演じるようにシャイアさんに言ったそうですが、その意図を教えてください。監督それを決めたのは、シャイアが脚本の第一稿を送ってくれたときで、彼がまだリハビリ施設にいたころなので、かなり初期の段階でした。私がそうした理由は、脚本を読んだだけで実はシャイアが父親役を演じたいと考えて書いていることが伝わってきたからです。ただ、彼にはそれを後押ししてくれる最後の一押しが必要だったんですよ。過去にも彼はドキュメンタリーのなかで、自分の若い頃を演じることで心理的な浄化、つまりカタルシスのようなものを得ようしていたことがありますが、今回はその続きのような意味合いがあったように感じました。依存症や虐待との戦いは一生かかるもの―とはいえ、自身が抱えるトラウマを作品にし、自らそれを演じることはシャイアさんにとっては挑戦でもあったと思います。間近でご覧になっていて、変化を感じることはありましたか?監督もちろんありましたが、なかでも一番大きな変化を感じたのは、いろいろな国でプレスからのインタビューを受けているときでした。というのも、撮影中は本当に集中していましたし、彼はまるで自分のなかにいる“悪魔”に命を吹き込んでいるような状態でしたから。私も現場では、シャイアを通して彼のお父さんに会っているかのような感じがしたくらいです。それがインタビューを受け始めると、どこか柔らかくなったと感じる部分がありました。もしかしたら、彼自身が背負ってきたものの重さや父親の期待に応えるためにどれだけがんばってきたのか、ということに自分で気づけたんじゃないかなと思います。―それは父親役を自ら演じることで、シャイアさんがようやく得られた感情なのかもしれませんね。監督あとは、その頃はちょうど彼が断酒して1年経っていたときだったので、自分が取っていた行動が父親と重なるところがあり、いろいろな思いから解き放たれたように感じていたのかもしれないですね。依存症や虐待との戦いは、魔法のように急に治るものではなく、一生かかるもの。だからこそ、そういったことに光を当てることは重要なことだと思っています。シャイア自身もその戦いとしっかり向き合っている人ですから。シャイア以上の役者はいないと感じている―確かに、その葛藤は作品からも伝わってきました。では、アーティストとして、そして人としてシャイアさんからインスピレーションを受けた瞬間があれば、教えてください。監督まずは、彼には何にでも挑戦できる能力があるところ。そして、演技をするうえでは真実をつねに模索しているところがすばらしいと思っています。役者としては、彼と同じレベルの人はいるかもしれないけれど、彼以上の人はおそらくいないと思うほど、私にとってはベストな役者です。それほど瞬間的にその場所に存在し、真実に触れることができる力を持っている人だと感じています。あとは、彼は言語とのつながりが深いので、彼が選んで話している言葉を聞いていると、「あぁ、やっぱり物書きなんだな」ということがよくわかりますね。―そういった部分は、劇中のシャイア像を作り上げていくうえでも、参考になったのではないでしょうか?監督そうですね。それと彼の興味深いところは、いままで演じてきたすべてのキャラクターに影響を受けていること。私は20代のシャイアを演じたルーカス・ヘッジズと2人で、シャイアが出演したいままでの作品を観ながら、それらがどんなふうに彼に影響を与えたか分析しました。少年時代といまのシャイアが違うのは当然ですが、言葉使いなどを見てみると、これまでのキャラクターの堆積がいまのシャイアを作り上げている部分があることがわかったのです。3人の役者から若い男性の変遷を見ることができた―非常に興味深いポイントですね。そんななか、10代のシャイアを見事に演じ切ったのは、天才子役と言われるノア・ジュプくん。圧倒的な存在感でしたが、現場での彼に驚かされたことはありますか?監督ノアもシャイアと同じように、その瞬間に存在することができる役者のひとりなんですが、一番驚いたのは、「なんて健康的な子なんだろう」ということでした。というのも、子役と仕事をするときにいつも心配なのは、みんな大人っぽいので、つねに演技しているんじゃないだろうかということなんですよ。きちんと子ども時代を経験できずに大人になってしまう人が多いのは、子役によくある話ですし、今回は特にそういった内容に話でしたからね。余計に気になっていたんです。でも、ノアはちゃんと自分自身も周りも愛せる子で、家族もきちんとサポートしてくれているので、家族ともお互いの気持ちをしっかりと分かち合える環境にいます。その様子を見た私とシャイアは、「私たちは絶対にあんなふうにはなれないわね」と言っていたくらい(笑)。新しい世代だからというのもあるかもしれないですが、それほどノアは自分自身とも居心地のいい関係を保っていると感じています。ノアとルーカスとシャイアは、それぞれ約10歳ずつ年齢が離れていますが、彼らを見ていると、若い男性が社会に対して持っている意識の変遷のようなものが見えるようにも思いました。この作品で自分自身も成長を感じられた―なるほど。また、今回描かれているのは、人生における痛みについて。誰もが何かしらの痛みを抱えて生きており、その痛みは人を苦しめるいっぽうで、ときに人を強くする部分もあると思います。監督自身はそういった人生の痛みとどう向き合っていますか?監督すごくいい質問だと思いますが、撮影が終わってからも、作品ができてからも、その問題は私自身のなかで、チョロチョロと水が流れていくような影響を与え続けているような気がしています。特に、こういった題材だと物語のなかにあるダークな部分に自分も入っていかないといけないですからね。私の場合は、こうしてインタビューを受けているときに、いままで言えなかったことが話せるようになったり、父親との関係がより深くなったりするのを感じることがありました。そういう意味では少し気持ちが軽くなったところもあると思います。おそらくそれは、私の父もアルコール依存症で、一か所に定住しないような人だったというのもあるかもしれません。私が父と一緒に時間を過ごせるのは映画館だったので、私たち2人にとってのお家は映画館でした。そういったことも全部つながっているような作品なので、これまでの過程を通して、私もいまの自分にたどり着けましたし、自分自身が成長できたと思わせてくれる作品になったと思います。痛みの先にある“光”を見つける!役者の演技や映像美が観る者の心を掴んで離さない珠玉の1本。たとえ、内に抱える痛みやトラウマをすべて消し去ることはできなくとも、それらを胸に秘めたまま新たな希望を見つけることはできるもの。“ハリウッドスター” シャイア・ラブーフを通して感じる人生の光と影は、あなたの痛みにもそっと寄り添ってくれるものとなるはずです。琴線に触れる予告編はこちら!作品情報『ハニーボーイ』8月7日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開配給:ギャガ© 2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月06日ヴェネチア映画祭のラインナップが発表になった。昨年の金獅子賞は『ジョーカー』だったが、コロナでアメリカからの渡航が難しいことも受け、今年はハリウッドの存在感が薄い。一方で、これまで批判が多かった、女性監督の作品が少ない問題は、今年、かなり改善されている。コンペに入ったのは、フランセス・マクドーマンド主演、クロエ・ジャオ監督の『Nomadland』、黒沢清監督の『スパイの妻』、ヴァネッサ・カービー、シャイア・ラブーフ出演の『Pieces of A Woman』、ヴァネッサ・カービー、ケイシー・アフレック出演の『The World to Come』など。また、ホライゾンズ部門で上映されるソフィア・コッポラの姪ジア・コッポラの『Mainstream』には、アンドリュー・ガーフィールドが出演する。アウト・オブ・コンペ部門では、ヘレン・ミレン、ジム・ブロードベント出演の『The Duke』が注目される。ヴェネチアは、コロナ勃発後に開催される初めての映画祭。これに先立つサウス・バイ・サウスウエスト、トライベッカ、カンヌ映画祭はすべてキャンセルとなり、ヴェネチアよりやや遅れて始まるはずだったテリュライドも、最近になってキャンセルを発表している。ヴェネチア映画祭は9月2日から12日まで。文=猿渡由紀
2020年07月29日登場人物の声、環境音や効果音、音楽など、ハリウッドの映画音響にフォーカスした世界初のドキュメンタリー映画『ようこそ映画音響の世界へ』の予告編が到着した。世界的に活躍する映画監督たちや名作などに携わった映画音響界のレジェンドなどのインタビューと共に、“音”が映画にもたらす効果と重要性について迫っていく本作。今回到着した映像では、『地獄の黙示録』のワンシーンからスタートし、名作映画の中でも音が印象的なシーンの映像と共に、ソフィア・コッポラやアン・リー、ジョージ・ルーカスら映画監督たちが映画音響の重要性を語っている。そして、映画に音がなかった時代から、1927年に初めてのトーキー映画が誕生し、ハリウッド・ルネサンスの時代を経て、現代へと日々発展し続ける映画音響の世界。そんな映画製作の裏側を少し覗くことができる。観客を作品世界に引き込んでいく音の重要性。短い映像ながらも存分に伝わってくる予告編となっている。『ようこそ映画音響の世界へ』は8月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ようこそ映画音響の世界へ 2020年8月28日 新宿シネマカリテほか全国公開© 2019 Ain’t Heard Nothin’ Yet Corp.All Rights Reserved.
2020年07月22日ハリウッドの映画音響に焦点を当てた世界初のドキュメンタリー映画『Making Waves(原題)』が、邦題を『ようこそ映画音響の世界へ』として公開されることが決定。併せて、ポスタービジュアルが解禁となった。映画音響と一言でいってもその中身は広く、登場人物の声はもちろん、環境音や効果音、音楽など、映画における“音”の全てを指す。本作では、著名で独創的な監督たちや映画音響界のレジェンドを始めとした、その道のスペシャリストたちへのインタビューと共に、“音”が映画にもたらす効果と重要性に迫っていく。インタビュー出演は、ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、ソフィア・コッポラ、デヴィッド・リンチ、ライアン・クーグラー、アン・リー、クリストファー・ノーラン、『スター・ウォーズ』などを手掛けたベン・バート、『地獄の黙示録』などで知られるウォルター・マーチ、『ジュラシック・パーク』などに携わったゲイリー・ライドストロームなど。1927年に初めてのトーキー映画『ジャズシンガー』が誕生して以降、映画音響はいま現在も日々発展し続けている。そんな映画音響の進化において大きな偉業を残した、『キング・コング』『市民ケーン』『鳥』『ゴッドファーザー』といった往年の傑作から、第91回米アカデミー賞で最多ノミネートとなった『ROMA/ローマ』や、今年続編が公開されることでも話題の『ワンダーウーマン』といった近年の名作映画の映像をふんだんに使って知られざる映画音響の歴史を紹介する。また、裏方として名作映画を支えてきた音響技術者たちが、オーソン・ウェルズやアルフレッド・ヒッチコックがもたらした革新、ビートルズが映画音響に与えた影響、『スター・ウォーズ』のチューバッカやピクサーアニメの人気キャラクターたちが生き生きとして見える秘密など、実際の創作と発見にまつわる貴重な体験談を語る。現代では、優れた女性技術者の活躍も目覚ましく、性別問わず仕事に誇りを持ってエネルギッシュに働く姿にも注目。観客を作品世界に引き込んでいく、未知なる音作りに挑み続ける音響技術者たちの飽くなき挑戦と奥深き仕事の秘密を映し出す。『ようこそ映画音響の世界へ』は8月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ようこそ映画音響の世界へ 2020年8月28日 新宿シネマカリテほか全国公開© 2019 Ain’t Heard Nothin’ Yet Corp.All Rights Reserved.
2020年07月08日伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」を原作とするハリウッド実写映画『Bullet Train』(原題)の主演が、ブラッド・ピットに決定したという。「Variety」誌などが報じた。ブラピは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でアカデミー賞の助演男優賞を受賞後初の出演作品として、デイミアン・チャゼル監督の『Babylon』(原題)に主演予定だったが、新型コロナウイルスの影響で同作の撮影が2021年に延期に。スケジュールに空きができ、『Bullet Train』に出演することが決まったとのこと。撮影は年内の開始が見込まれている。監督を務めるデヴィッド・リーチ(『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』)とブラピは、監督&俳優として本格的にタッグを組むのは今作が初めてだが、2人の付き合いは長い。リーチ監督はつい数年前までスタントマンとして活躍しており、『ファイト・クラブ』、『ザ・メキシカン』、『オーシャンズ11』、『スパイ・ゲーム』、『トロイ』、『Mr.&Mrs.スミス』でブラピのスタントマンを務めた。その縁で、ブラピはリーチ監督作の『デッドプール2』にカメオ出演した。(Hiromi Kaku)
2020年07月07日「愛の不時着」のユン・セリ役で日本でも大人気のソン・イェジンが、ついにハリウッド進出か。映画『アバター』で知られるサム・ワーシントン出演の『Cross』(原題)に交渉中であることを韓国メディアが伝えている。ソン・イェジンの所属事務所MS Teamエンターテインメントによれば、かなり前向きに検討中とのこと。また、もうひとり出演検討中と名前が挙がっているのが、『パラサイト 半地下の家族』で“リスペクト!”されるパク社長を演じたイ・ソンギュンで、彼にとっても本格的なアメリカ進出となる。『Cross』(原題)はSF映画の傑作として名高い『ガタカ』や、『ザ・ホスト 美しき侵略者』『TIME/タイム』ほか、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた『トゥルーマン・ショー』などのアンドリュー・ニコルがメガホン。舞台となるのは、近未来、2つに分断された貧富の格差がある架空の多民族国家。ソン・イェジンは、貧しい国側に暮らすシングルマザーで、国からの脱出を試みた夫が国境近くで亡くなった後、ひとりで息子を育てている強い女性ベラを演じるといわれている。また、サム・ワーシントンは裕福な国側の人間で、イ・ソンギュンはカリスマ性にあふれた国境守備隊長ギデオン役を提案されているという。10年間にわたって『Cross』の企画を温めていたニコル監督は、昨年、世界唯一の分断国家である韓国を訪れて大きなインスピレーションを受けたらしく、韓国俳優を起用して、韓国で撮影する意向を固めたとか。Netflixで190か国に配信されている「愛の不時着」ソン・イェジンとアカデミー賞作品賞の『パラサイト』イ・ソンギュンとくれば、世界的にも知名度は抜群。2021年3月から、韓国での撮影開始を目指しているという。(text:Reiko Uehara)
2020年07月06日伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」がハリウッドで映画化される。監督は『デッドプール2』や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のデヴィッド・リーチ。「The Hollywood Reporter」などが報じた。制作スタジオはソニー・ピクチャーズ、製作はリーチ監督と彼の長年の制作パートナーのケリー・マコーミックが制作会社「87North」を通じて行う。『イコライザー2』のアントワーン・フークアとキャット・サミックも名を連ねている。脚本は『ライト/オフ』で共同プロデューサーを務めたザック・オルケウィックが手掛け、リーチ監督がリライトを担当する。内容に関する詳細は明らかになっていないが、キアヌ・リーブス主演作の『スピード』やリーアム・ニーソン主演作の『フライト・ゲーム』のようなタイプの作品になるとのこと。原作では東北新幹線内で殺し屋たちが繰り広げるバトルが描かれている。製作開始時期は、新型コロナウイルスへの安全対策に配慮しながら今秋を予定しているという。ソニーは4月にも日本の作品(漫画)「ワンパンマン」を映画化予定であることを発表している。(Hiromi Kaku)
2020年06月25日フジテレビ系「土曜プレミアム」では“2週連続巨獣SP”をお届け。6月20日(土)今夜は、日本が世界に誇る“怪獣”をハリウッドの手で映像化、渡辺謙らが出演しモンスターバースシリーズ第1弾作品として公開された『GODZILLA ゴジラ』を放送する。1954年に第1作が日本で製作され、そのヒットを受けシリーズ化。モスラ、キングギドラなどのライバル怪獣との対決を描き一時代を築いたゴジラは、その後1984年にリメイクされ再びシリーズ化。“平成ゴジラ”シリーズとして愛されると、2010年代に入り庵野秀明総監督による『シン・ゴジラ』の大ヒットと、Netflixで世界配信されたアニメーション版も大きな話題を呼び、50年以上の歴史を経たいまもなお、日本のみならず世界中から愛される存在となっている。そんな“モンスター・オブ・モンスター”であるゴジラを、ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズがハリウッドで映画化した本作。キャストには主人公の空軍所属のフォード・ブロディ役のアーロン・テイラー=ジョンソン、謎の研究機関・モナークの研究者、芹沢猪四郎博士役の渡辺さんをはじめ、エリザベス・オルセン、ジュリエット・ビノシュ、サリー・ホーキンスら豪華なメンバーが集結した。ストーリーは芹沢博士がフィリピンの鉱山崩落事故現場で、太古の昔から存在する驚がくの物体を発見。同年、日本の原子力発電所で働くジョー・ブロディは、妻のサンドラ、息子のフォードに誕生日を祝ってもらうため帰途につくも、発電所で原子炉崩壊の大事故が発生。サンドラが事故の犠牲となる。15年後の2014年、空軍兵器係となった息子のフォードのもとに、父のジョーがいまもなお立ち入り禁止区域となっている原子力発電所跡地に不法侵入し逮捕されたという連絡が入る。身柄引取りのため日本に向かい、ジョーと15年ぶりの再会を果たしたフォード。「あの発電所には秘密がある」というジョーとともに改めて発電所跡地に侵入した2人は、そこで芹沢博士を中心に研究されている恐るべきプロジェクトを目にする…というもの。本作はモンスターバースシリーズとして、次週6月27日(土)本枠で放送される『キングコング:髑髏島の巨神』を経て、昨年公開された『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』へと続き、最新作『ゴジラVSコング』の公開も控えている。土曜プレミアム『GODZILLA ゴジラ』は6月20日(土)今夜21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2020年06月20日木曜日(現地時間)、ハリウッド商工会議所から2021年に「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」入りする35人のセレブの名前が発表された。「栄誉を受けることになった人たちに会うのが待ちきれません。彼らは世界で最も有名な歩道に埋め込まれた星がお披露目されるとき、ハリウッドの歴史の一部になるのだと実感するでしょう」と主催者はコメントしている。「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」とは、ハリウッドにあるハリウッド大通りとヴァイン通りの道沿いの歩道。セレブの名前が刻まれた2600個以上の星型プレートがずらりと埋め込まれている。プレートには、その人物が活躍している映画、テレビ、音楽、舞台、ラジオの5つの分野のいずれかのマークも記されている。以下は2021年に「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」入りする35人のセレブ。映画ジョシュ・ブローリン、ドン・チードル、ベネディクト・カンバーバッチ、ザック・エフロン、シャイア・ラブーフ、ナオミ・ワッツ、モリス・チェスナット、ジャンカルロ・ジャンニーニ、ジミー・スミッツ、アリ・マッグロー、ライアン・オニールテレビニック・キャノン、コートニー・コックス、マーラ・ギブス、ジェニファー・ルイス、ローラ・リニー、グレッグ・マティス、メメット・オズ、サラ・ポールソン、ピーター・ロス、クリスチャン・スレーター音楽ザ・シャイ・ライツ、ケリー・クラークソン、ミッシー・エリオット、アナ・ガブリエル、ジェファーソン・エアプレイン、ザ・ジャッズ、ドン・マクリーン、ソルト・ン・ペパー、トリーシャ・イヤーウッド、チャーリー・パーカー舞台サラ・ブライトマン、ルチアーノ・パヴァロッティ、オーガスト・ウィルソンラジオビッグボーイ(Hiromi Kaku)
2020年06月19日そこまで映画に興味はなかったけれど、出演俳優にひと目惚れをしてしまってどハマり…なんて人も少なくない昨今。イケメンぞろいのハリウッドの映画界ですが、名前が『トム』の俳優はひときわ美形ぞろいな印象です。映画界で活躍する5人の『トム』と名のつくイケメン俳優をフォーカスしました!あなたもお気に入りのトムを見つけて、映画の世界に足を踏み込んでみてはどうでしょうか。天然、キュート、野生的…あなたの『推しトム』は誰?トムと名前が付くイケメン俳優①トム・ハーディ最初に紹介するのは、イギリス出身の俳優トム・ハーディです。トム・ハーディは、2015年公開の映画『マッド・マックス怒りのデス・ロード』や、2018年公開の映画『ヴェノム』で主役を演じるなど、役ごとにまったく違うイメージを見せる、演技の多彩さと繊細さが魅力の俳優。 View this post on Instagram A post shared by Tom Hardy (@tomhardy) on Dec 1, 2017 at 6:24pm PSTそんなハーディは、ロンドンでいくつもの演劇学校を渡り歩いてスキルを磨いてきた演技派としても知られています。デビュー作は、2001年に公開された、名匠リドリー・スコット監督の映画『ブラック・ホークダウン』。その後、2010年の映画『インセプション』のイームス役でブレイクを果たしました。日本では『トムハ』の愛称で親しまれる彼の魅力は、ムキムキ&硬派なビジュアルから想像できないほどの人懐っこさではないでしょうか。まるで子犬のように、変顔をしたり笑顔を見せたりする無邪気な様子はキュンときちゃいますよね…。トムと名前が付くイケメン俳優②トム・ヒドルストン次は、イングランド出身の俳優、トム・ヒドルストンです。『トムヒ』の愛称で親しまれる彼を、有名な『あの役』で一度は目にした人も多いのではないでしょうか。『あの役』とは、2012年公開の映画『アベンジャーズ』などに代表されるアメコミ映画・ドラマの一大叙事詩シリーズ『マーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)』での名悪役・ロキです。兄への思いをこじらせた、ずる賢くもチャーミングな性格で、世界中で黄色い声援を獲得しました。ヒドルストンは、なんとイギリスの名門校『イートン・カレッジ』の出身で、同級生にはイギリス王室のウィリアム王子などがいるそうです。その後はケンブリッジ大学を出るなど、まさに秀才エリートですね。 View this post on Instagram I've met so many brave children in South Sudan, who keep smiling in spite of the civil war which continues around them. The great people @Unicef and @unicefssudan are on the ground, helping to protect them from physical and psychological abuse, providing clean water, vaccines and education. We mustn’t forget about them. @Unicef_Uk #southsudan #southsudannow A post shared by Tom Hiddleston (@twhiddleston) on Dec 1, 2016 at 2:15am PST13歳から俳優を目指していたヒドルストンは、2006年にデビュー。2011年公開の映画『マイティ・ソー』でのロキ役という大抜擢を経て、スターの仲間入りを果たしました。187㎝の高身長で、性格はチャーミングかつ超紳士。ユニセフの英国大使を務めるなど、慈善活動にも積極的です。トムと名前が付くイケメン俳優③トム・フェルトン次は、世界的大ヒット映画で活躍した子役出身のイギリス人俳優、トム・フェルトンです。その映画とは何を隠そう 『ハリー・ポッター』シリーズ。フェルトンが演じたのは主人公・ハリーのライバルであり、悪らつないじめっ子役であるマルフォイです。回を重ねるごとに、望まずに悪の道へ引きずり込まれていく様を見事に演じていました。2020年5月現在、32歳のフェルトン。デビューは1995年の広告のモデルで、当時は8歳でした。その後、『ハリー・ポッター』シリーズで大ブレイクを果たし、2011年には大ヒット映画『猿の惑星: 創世記』にも出演しました。フェルトンは、ドラマなどを中心に比較的落ち着いたキャリアを積む一方で、ミュージシャンとしても活動しています。そんなフェルトンが、『ハリー・ポッター』シリーズで共演した美人女優、エマ・ワトソンの初恋の相手であることは、ファンの間では有名な話。エマのInstagramで笑顔のツーショットを撮るなど、現在でも友人関係のようですね。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram Tom’s @origin_series is out on 14th November. Congrats dear friend. #TFToleratingmysubparskatingskillssince1999. A post shared by Emma Watson (@emmawatson) on Nov 8, 2018 at 7:01am PSTトムと名前が付くイケメン俳優④トム・ホランド次は、いつも笑顔でおっちょこちょいなイケメン、イギリス出身俳優のトム・ホランドです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by Tom Holland (@tomholland2013) on Jun 29, 2019 at 6:50pm PDT『トムホ』の愛称で、圧倒的な女性人気を誇るホランド。彼の出世作といえばMCUの『スパイダーマン』シリーズでの、主人公ピーター・パーカー役でしょう。愛嬌たっぷりに画面を駆け巡り、世界中を魅了し続けていますよね。ホランドの芸能デビューは2008年の舞台『ビリー・エリオット』で、映画への初出演は意外にも声優でした。しかも、その作品はスタジオ・ジブリの映画で2010年に公開された『借りぐらしのアリエッティ』。日本では神木隆之介さんが演じた、人間側の主人公・翔役の吹き替えを務めています。 View this post on Instagram Trying out some rings with @bobbydazzler84. My arms are shaking like crazy A post shared by Tom Holland (@tomholland2013) on Feb 8, 2018 at 1:27pm PSTそんなホランドの魅力といえば、その天真爛漫さ。映画のネタバレをしてしまうことで有名で、映画のインタビュー中に共演者のジェイク・ジレンホールに口を押さえられるなど、その『犯歴』は数知れません。また、そんなキュートさと裏腹に肉体はバキバキ。身体能力も高く、テレビなどでは難なくバク転を披露しています。まさに『ギャップ萌え』ですね…。トムと名前が付くイケメン俳優⑤トム・クルーズ最後は、『トムと名のつくイケメン俳優』といったら外せないハリウッドのレジェンド、トム・クルーズです。圧倒的な笑顔のさわやかさと、身体を張り続けるサービス精神で、今なお多くのファンを魅了し続けています。彼はハイスクール時代、レスリング部でケガをし、代わりに入った演劇部がきっかけで芸能の道を目指すことになります。その後、ニューヨークで演劇の訓練を積み、1981年公開の映画『エンドレス・ラブ』でデビュー。1986年には、空戦映画『トップガン』が世界的大ヒットとなり、世間にその名を刻み込みました。トムの名をさらなる次元に押し上げたのが、今や自身がプロデューサー兼主演を務める『ミッション・インポッシブル』シリーズでの、度を越したノースタントアクションです。超高層ビルの壁面を走り、飛行機にしがみつき、ヘリを操縦するなど、縦横無尽の活躍を見せています。新作ではついに宇宙での撮影をするとも報じられており、目が離せません!イケメンの『トム』はまさに十人十色。お気に入りのトムが見つかったら、ぜひ出演作も見てみてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月29日2018年の韓国映画『コンジアム』が、英語でリメイクされることになった。ハリウッドのマネジメント会社ブラックボックス・マネジメントと、韓国のBHエンタテインメントがパートナーシップを組むことになり、その第一弾として生まれた企画。両社は今後も韓国映画を英語でリメイクしたり、アメリカの映画を韓国で効果的にマーケティングしたりなどのプロジェクトで協力していく。『コンジアム』の舞台は、今は心霊スポットとして有名なかつての精神病院。そこに潜入するライブ配信の企画に参加した一般人たちが恐ろしい状況に直面していくというホラー映画だ。オリジナルの監督はチョン・ボムシク。文=猿渡由紀
2020年05月28日ハリウッドが、いよいよ撮影再開に向けて動き出した。先週、カリフォルニア州知事ギャヴィン・ニューサムは、ハリウッド関係者に、コロナ対策撮影ガイドラインの作成と提出を要請。提出締切は週が明けた5月25日月曜日だったが、それよりひと足早く、22日金曜日には、ジョージア州知事ブライアン・ケンプが、撮影に向けて独自の提案書を発表している。税金優遇制度を設けて積極的に撮影の誘致を行ってきたジョージア州は、近年、アメリカにおける撮影のメッカに成長してきた。最近では、たとえば、マーベルのスーパーヒーロー映画や『ワイルド・スピード』シリーズ、Netflixの『ストレンジャー・シングス』、『ウォーキング・デッド』などが撮影されている。昨年度、映画やテレビの撮影が州にもたらした経済効果は、州にとって史上最高の29億ドル。これらを支える経験豊かなクルー、立派な撮影スタジオ、ケータリングサービスもそろっている。ケンプ州知事の提案書に盛り込まれた事柄には、現場の人数を極力減らすこと、カメラが回る直前まで俳優同士の間にアクリル板を設置し直前にそれを外すこと、俳優はできれば家でメイクをし衣装を着てくること、オーディションは対面でなくリモートで行うこと、どうしても実際に会ってオーディションをしたい場合は、時間に余裕を持ってアポを入れ、その人の番が来るまでは自分の車の中で待機してもらうことなどがある。他には、レンズのトリックを使って共演者同士の距離を実際より近く見せる、撮影中にクルーが食べるスナックはひとり分ずつ袋に入れシェアさせないようにする、といったことも入っている。しかし、これらの提言、また、カリフォルニアがまもなく発表するガイドラインは、それ自体で成立するものではなく、映画俳優組合(SAG-AFTRA)の了承が必要だ。俳優たちがまだ不安と感じれば、新たな項目が足されることになるだろう。一方で、映画館も、ビジネス再開に向けて期待を膨らませている。大手劇場チェーンは、かなり前から7月頭のオープンを狙い、6月中旬から準備を始める姿勢を示していたが、最近になって、にわかにそのスケジュールは現実味を帯びてきた。新作の公開が次々延期される中、唯一7月17日の北米公開日を動かさないできたクリストファー・ノーランの『TENET テネット』も、ほんの少し前まで「無理ではないか」と言われていたのに、今では一転し、たぶん大丈夫だろうと見る向きが強い。それどころか、さらに状況を楽観したラッセル・クロウの次回作『Unhinged』は、予定より早く7月1日に公開日を変更している。ただし、まだコロナが収束していない状況とあり、どれだけの人が映画館に駆けつけてくるのかは不明だ。映画館側は、観客に安心してもらうため、万全の体制を取り、アピールする必要がある。そのための手段としては、定員は通常の半分かそれ以下に限り、上映回の間には徹底した清掃と除菌のために長い時間を空けること、オンラインでの予約発券をさらに徹底させること、ポップコーンやドリンクなどの販売も事前に決済し、現地で受け取るだけにすることなどが考えられる。外出禁止令の間、Netflixの会員数が増加したことが示すように、コロナで人はこれまで以上にストリーミングサービスに親しむようになった。このことが映画館の命を脅かすのではないかという不安がある反面、散々家にこもらされてきた人々は外に出たくて仕方がないはずだとの予測もある。実際、最近の調査では、映画ファンを自認する人の8割が、「すぐにでも映画館に行く」と答えている。ハリウッドの再起動=“re:START”が、期待どおり順調に進むことを願いたい。文:猿渡由紀
2020年05月27日女性は、何歳になっても恋をしたいものです。そんなときは、ハリウッド映画から恋をする方法を学ぶとよいでしょう。ここではハリウッド映画に共通している幸せな恋について紹介します。ステータスの異なる男女が恋をするハリウッド映画によくある幸せな恋の共通点は、ステータスの異なる男女が恋をするということです。例えば、お金持ちで地位や名誉を持っている男性が、貧しい暮らしをしている女性と恋をするというストーリーがあります。ステータスが異なることで、価値観が合わないことがあったり、周りの人から反対されたりとうまくいかないこともあるけれど、お互いに魅かれ合い幸せな恋をする展開になっているハリウッド映画は多いです。そのため、恋をしたいと思ったら、ステータスの異なる人との出会いを求めてみてはいかがでしょうか。例えば、婚活パーティーに参加してみるのもよいでしょう。婚活パーティーでは、参加できる男性の職業や年収などに条件を設けていることも少なくありません。そのため、ハイスペック男性のみが参加できるパーティーに参加してみるという方法があります。気になる男性をみつけ、声をかけたことで、幸せな恋を掴めるかもしれません。古くからの友人が恋をする古くからの友人で、女性の恋などの相談に乗っていた男性が最愛の相手になるというストーリーは、ハリウッド映画の幸せな恋の共通点です。例えば、家族を失ったり失恋したりして悲しいときに、いつもそばに寄り添ってくれているのが古くからの友人男性であるケースも多いです。男性に支えられ続けていくことで、相手のことを意識するようになり、恋人へと発展するストーリー展開になっている映画があります。自分がつらいときに話をきいてもらいたいと思う男性が思い浮かぶのなら、それは恋の始まりかもしれません。男性の行動を振り返ってみると、彼の優しさに気づくこともあるでしょう。男性といっしょにいることで、ほっとしている自分に気づくこともあります。今まで友達だと思っていたけれど、気づかないうちに男性のことが好きになっていることも多いです。そんな時は、自分から告白してみるのもよいでしょう。幸せな恋を掴めるかもしれません。幸せな恋を掴もうハリウッド映画から恋する方法を学ぶことで、幸せな恋を掴めるかもしれません。恋がしたいと思ったら、ステータスの異なる男女が恋をするストーリーを思い浮かべ、ハイスペック男性が集まる婚活パーティーに参加してみるのもよいでしょう。また、古くからの友人が、恋人になることもあるでしょう。
2020年05月12日Hollywood style!ワイルドかつハリウッドスターのショートヘアーをまとめています。クリス・エヴァンス風サイドバック『キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ』で主人公として活躍したクリス・エヴァンスをイメージしてカットしていきました。周りは刈上げ外国人風なサイドバック仕上げとなっております。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。クリス・エヴァンス風サイドバックを見るルーク・エヴァンズ風ショート『美女と野獣』で悪役ガストン役で出演したルーク・エヴァンズをイメージしてカットしていきました。サイドバックは刈り上げてトップには長さを残しました。ルーク・エヴァンズ風ショートを見る外国人風ショートバック&サイド海外で人気のショートバック&サイドを切っていきました。サイドとバックはグラデーションにみじかくしています。またjijiでは外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。外国人風ショートバック&サイドを見るTimofei Rudenko風パーマメンズファッジモデルのTimofei Rudenkoをイメージしたツーブロック外国人クセ毛スタイルです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。Timofei Rudenko風パーマを見るザック・エフロン風ツーブロックショートハイスクール・ミュージカル、ヘアスプレーで活躍していたザック・エフロンをイメージしてカットしていきました。周りはグラデーションに刈り上げて前髪はそるようにしていきました。直毛の方はパーマで動きをつけるのがおススメです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ザック・エフロン風ツーブロックショートを見るドメニコ・ベラルディ風パーショートセリエAのサッスオーロに在籍しているドメニコ・ベラルディ選手をイメージしてカットしていきました。周りは刈り上げてトップにパーマで動きをだしました。クセ毛の方は活かすようにカットすると乾かしただけでも形になってきます。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ドメニコ・ベラルディ風パーショートを見るチアゴモッタ風ベリーショートイタリア代表でパリサンジェルマンに所属するチアゴ・モッタ選手をイメージしています。ベリーショートで3㎜からのグラデーションをかけたベリーショートです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。チアゴモッタ風ベリーショートを見るサミ・ケディラ風刈上げツーブロックユヴェントスに所属するサミ・ケディラ選手の髪型をイメージしました。サイドバックをグラデーションで刈り上げてトップを残したスタイルです。サミ・ケディラ風刈上げツーブロックを見るオリヴィエ・ジルー風ベリーショート外国人風のベリーショートです。ユーロ2016に出場している、サッカーフランス代表のジルー選手をイメージしてカットしていきました。サイドバックをグラデーションに刈り上げてトップを少しのこしていきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。オリヴィエ・ジルー風ベリーショートを見るマルキージオ風ショートユーロ2016に出場している、イタリア代表クラウディオ・マルキージオ選手をイメージして切っていきました。サイドバックは適度に短くして、バランスをとっていきます。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。マルキージオ風ショートを見るいかがでしたでしょうか?一度はチャレンジしてみたいハリウッドスターのようなショートスタイル特集でした。
2020年04月14日フランス映画といえば、ひとクセあるユーモアや会話劇など、ハリウッド映画とはまた違った魅力があるもの。2010年代以降では『最強のふたり』や『アデル、ブルーは熱い色』や、アニメーションの『ディリリとパリの時間旅行』『失くした体』など、映画ファンの中で大きな話題になる作品もしばしば。そんなフランス映画の中でも、2020年に特に注目すべき意欲作4本をピックアップした。アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート!ミュージカルじゃない『レ・ミゼラブル』名匠スパイク・リーをはじめ各界著名人がこぞって絶賛し、第72回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞、第92回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートなど、世界中で高い評価を受ける『レ・ミゼラブル』(公開中)。長編映画初監督のフランス映画界の新鋭ラジ・リの才能に、世界が熱狂している。フランスでは『アナと雪の女王2』に続く大ヒットスタートを記録し、大きな波紋を呼んだ。舞台となるのは、ヴィクトル・ユゴーの同名小説の舞台として知られ、日本人の思い描くフランスのイメージとはまるでかけ離れた、危険地帯と化したパリ郊外の街・モンフェルメイユ。警察の犯罪防止班に加わったステファンが、些細な事件をきっかけに、取り返しのつかない大きな渦へと巻き込まれていく様を、まさに“ミゼラブル“(=悲惨)でリアルな差別や抑圧の問題として、緊張感あふれる描写で克明に描き出した。グリム童話の名作をモチーフに過激リメイク!?『白雪姫~あなたが知らないグリム童話~』グリム童話の名作として知られ、ディズニー・アニメーションやハリウッド映画など、様々なアプローチで映画化されてきた「白雪姫」。その名作をモチーフとしつつ、エロティックスリラーとして過激に映画化した『白雪姫~あなたが知らないグリム童話~』(4月24日公開)が物議を醸している。主演を務めるのは、『夜明けの祈り』に主演したフランス映画界の新たなミューズ、ルー・ドゥ・ラージュ。その透明感と妖しさの入り混じった不思議な魅力で、隠れながら生活しつつも次々に男を翻弄していく娘・クレアを演じる。義理の娘であるクレアに恋人を奪われ、嫉妬に狂う義母・モードを演じるのは、フランス映画界の至宝イザベル・ユペール。モードはクレアに復讐を誓う一方、クレアは周りの男たちとの奇妙な共同生活をするうち、自身の中にもある感情が芽生えていくことに気づく…。果たして、名作をどのように新解釈するのか、注目が集まる。撮りためたホームビデオをふり返る斬新アイディアが話題『PLAY 25年分のラストシーン』1993年のパリから始まり、25年にわたって撮りためたホームビデオを繋ぐという、斬新な手法で話題の『PLAY 25年分のラストシーン』(6月5日公開)。リチャード・リンクレイターがメガホンを取り、世界中で高い評価を受けた『6才のボクが、大人になるまで。』を彷彿とさせながらも、同作の倍以上となる年数の経過を表現し、10代・20代・30代をそれぞれ演じるキャストを分けながら当時を再現するなど、新たな表現のアイディアに称賛と注目の声が集まっている。1990年代当時の出来事や、時代の移り変わりを知る世代、同年代にとっては共感を抱かせ、それぞれの過去に想いを馳せてしまうこと間違いなし!主人公たちの成長から、自分を改めて見つめ直してみては?仏ラブコメ映画ランキングで『アバウト・タイム』越えのNo.1!『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』フランスで大ヒットした『あしたは最高のはじまり』のユーゴ・ジェラン監督と、『エール!』の製作陣が再タッグを組んだ最新作。海外では昨年公開された本作は大ヒットを記録し、フランスの権威ある映画サイト「ALLOCINE」での2010年代のラブコメ映画ランキングで『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』や『シング・ストリート 未来へのうた』といった名作を押さえ、堂々の1位を獲得した。主演は、第72回カンヌ国際映画祭で前途有望な若手俳優に贈られる「ショパール・トロフィー」を受賞したフランソワ・シビル。今年1月には、大女優ジュリエット・ビノシュとの共演作『私の知らないわたしの素顔』も公開された、いま大注目のイケメン実力派俳優だ。ヒロインのオリヴィア役は、キュートなルックスと名門大学を卒業した経歴を持つ才女ジョセフィーヌ・ジャピ。フランス中を魅了したその屈託のない弾ける笑顔は、日本でも注目を集めそう。本作で描かれるのは、恋しか知らなかった主人公ラファエルが、ひと目惚れから結婚した妻・オリヴィアと大喧嘩した翌朝、彼女と立場が逆転してしまった“もう一つの世界”で目覚めるというストーリー。オリヴィアとの運命的な出会いも全てなかったことになっている世界で、ラファエルは彼女の大切さに気づき、自分の行いをふり返る。ラファエルが最後に下す、人生最大の決断とは…?世知辛いご時世だからこそ沁みる、“愛“を知りたい全ての人に贈る今年一番のファンタジック・ラブストーリーだ。『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』は5月1日(金)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レ・ミゼラブル(2020) 2020年2月28日より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© SRAB FILMS LYLY FILMS RECTANGLE PRODUCTIONSラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから 2020年5月1日より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開© 2018 / ZAZI FILMS – MARS CINEMA – MARS FILMS – CHAPKA FILMS - FRANCE 3 CINEMA – C8 FILMS白雪姫~あなたが知らないグリム童話 2020年4⽉24⽇よりヒューマントラストシネマ渋⾕にて公開© 2019 Mandarin Production – Gaumont
2020年03月29日N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)とニューバランス(New Balance)がコラボレーションしたスニーカー「ML850」が、2020年4月4日(土)に発売される。コラボレーションシューズの「ML850」は、1996年に登場したランニングシューズがベース。オリジナルと同様に、サポート性を実現するウェビングテープや、衝撃吸収材のABZORB、クッション材C-CAP、フルグラウンドコンタクトソール、安定性を高めるROLLBARを搭載している。コラボレーションモデルの大きな特徴は、シリーズ初となるレスキューカラーのオレンジアッパーをはじめとする、目を引く配色。アメリカ海軍が緊急時に使用するストロボライトからインスピレーションを得ている。また、シューホールの数を減らし、リフレクター効果のあるイエローとオレンジ2色のシューレースを採用。さらに、半透明のアウトソールやブルーのROLLBAR、トップに透明なTPU素材をレイヤーにしたタンなど、異素材を組み合わせ、アイキャッチに仕上げている。つま先横にはミルスペックをプリントし、ミリタリーなアクセントをプラスした。【詳細】N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス×ニューバランスML850発売日:2020年4月4日(土)販売店舗:ミスターハリウッド、ミスターハリウッド大坂、N.ハリウッド直営店舗、N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス取扱店、ニューバランス(原宿、六本木19:06、大阪)、N.ハリウッド ZOZOTOWN、N.ハリウッド 公式オンラインストア、ニューバランス公式オンラインストア価格:19,580円(税込)サイズ:D/ 23.5、24.0、25.5~29.0cmカラー:オレンジのみ【問い合わせ先】株式会社ニューバランス ジャパンお客様相談室TEL:0120-85-0997
2020年03月28日映画制作会社「Rakuten H Collective Studio 株式会社」が初めて製作を担う映画が『BEAST』(原題)に決定。モリーナ・バッカリンを主演に迎え、3月末にニュージーランドでクランクイン予定となっている。2019年に米国を拠点に映画の製作・配給を手掛ける「The H Collective, Inc.」との合弁により、映画制作会社「Rakuten H Collective Studio 株式会社」を設立し、映画製作事業に参入した楽天。初めて製作を手掛ける本作は、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』や、『コン・ティキ』ではアカデミー賞にもノミネートされたエスペン・サンドベリが監督、アーロン・W・サラが脚本を担当し、『デッドプール』シリーズでヒロインを演じたモリーナが主演を務めるサバイバル・スリラー。物語は、モリーナ演じるジェシカの身に突然起きた飛行機事故からスタートし、たどりついた南太平洋の無人島でサバイバル生活を繰り広げていく。愛する子どもたちのもとへ戻るため、心に抱える闇や想像を絶するほどの恐ろしい現実に立ち向かっていく…という内容だ。本作についてサンドベリ監督は「自らのために闘う勇気と強さを見出し、これまで抱えていた被害者意識から自分を取り戻す女性を描いた物語です。心理的にも身体的にもサバイバルストーリーであり、観客を魅了し興奮させるだけでなく、インスパイアさせることができるものになると確信しています」と自信をみせ、「『BEAST(原題)』は、ホラー、スリラー、アクション、ヒューマンドラマを掛け合わせた新しいジャンルを作ります。強い女性像と大切なテーマを描いた、今の時代にこの上なくぴったりな作品です!」とコメントしている。(cinemacafe.net)
2020年02月20日放送映画批評家協会賞が発表された。作品賞は、クエンティン・タランティーノの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。今作で、彼は脚本賞も受賞したほか、ブラッド・ピットが助演男優賞を受賞している。監督賞は『1917 命をかけた伝令』のサム・メンデスと『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノが、同点受賞。主演男優賞は『ジョーカー』のホアキン・フェニックス、主演女優賞は『ジュディ/虹の彼方に』のレネー・ゼルウィガー、助演女優賞は『マリッジ・ストーリー』のローラ・ダーンだった。脚色賞は 『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』のグレタ・ガーウィグ。放送映画批評家協会賞はオスカーと同じ投票システムを使っていることもあり、オスカー作品賞を予測する上で、重視されるアワードだ。しかし、昨年は放送映画批評家協会が『ROMA/ローマ』を選んだのに対し、オスカーは『グリーンブック』だった。文=猿渡由紀
2020年01月14日N.ハリウッド アンダーウエア(N.HOOLYWOOD UNDER WEAR)とループウィラー(LOOPWHEELER)によるコラボレーションアイテムが、2019年12月14日(土)よりミスターハリウッド、N.ハリウッド直営店舗で、15日(日)よりループウィラー各店などで発売される。今回製作されたのは、ループウィラーの特徴的な“吊り編み機”を使用した吊裏毛生地のジップアップスウェット。N.ハリウッド アンダーウエアの特徴的なデザインを踏襲し、両ブランドのこだわりが詰まった1着が完成した。ループウィラーの縫製技術やパターンメイクをベースに、バックに入るセンターシームや内側に内蔵された袖のリブ、フロントに配した細身のポケットなど、N.ハリウッド アンダーウエアの代表的なアイテムのディテールを追加。ポケットの裏側には、ループウィラーの特徴的なディテールであるiPhoneが入るポケットを内蔵している。ボディには、柔らかく、もっちりとした風合いのN.ハリウッド オリジナルの霜降りスウェットと、吊り編み機で編み上げたループウィラー オリジナルの定番スウェットを組み合わせて使用した。通常ブルーであしらわれる袖先の“ループウィラー”タグは、コラボレーション専用の特別カラーで配置。首元にも、両ブランドのネームを配した特別仕様のタグを取り付けている。【詳細】N.ハリウッド アンダーウエア × ループウィラー発売日、販売店舗:・2019年12月14日(土)ミスターハリウッド、ミスターハリウッド大阪、N.ハリウッド直営店舗、N.ハリウッド ゾゾタウン、N-HOOLYWOOD.COM・2019年12月15日(日)ループウィラー(千駄ヶ谷、大阪、福岡)価格:32,000円+税【問い合わせ先】ミスターハリウッド住所:渋谷区神宮前 4-13-16TEL:03-5414-5071
2019年12月16日ジョニー・デップ風 スパイラルパーマ『アリス・イン・ワンダーランド』パイレーツ・オブ・カリビアン』主演俳優ジョニー・デップをイメージして作りました。くせ毛でパーマを悩まれている方、クセ毛に似合うカラーを探している方、お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルを得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。【外国人くせ毛風パーマ】【クセ毛カット】【外国人パーマ】ジョニー・デップ風 スパイラルパーマを見るトム・クルーズ風ショートカット世界的にヒットした映画『ミッション:インポッシブル』に主演のトムクルーズをイメージして作りました。シンプルなカットなので髪質も気にせずできるスタイルになります。くせ毛でパーマを悩まれている方、クセ毛に似合うカラーを探している方、お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルを得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。【外国人くせ毛風パーマ】【クセ毛カット】【外国人パーマ】トム・クルーズ風ショートカットを見るトム・ハーディー風バズカット海外ドラマ「TABOO」の中の役作りでしたバズカットをイメージして作りました。外国人のような柔らかいくせ毛のようなスタイルが得意です。刈上げも絶妙な刈上げラインで外国人感を出すことができます。くせ毛でパーマを悩まれている方、クセ毛に似合うカラーを探している方、お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルを得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。【外国人くせ毛風パーマ】【クセ毛カット】【外国人パーマ】トム・ハーディー風バズカットを見るデビット・ベッカム風オールバックポンパイングランド出身の元サッカー選手、モデルのデビット・ベッカムのポンパヘアーをイメージして作りました。長さはありますが、清潔感もあります。くせ毛でパーマを悩まれている方、クセ毛に似合うカラーを探している方、お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルを得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。【外国人くせ毛風パーマ】【クセ毛カット】【外国人パーマ】デビット・ベッカム風オールバックポンパを見るクリス・プラット風 サイドバック『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のスター・ロード役で主演を務めたクリス・プラットをイメージして作りました!パーマは根元からしっかりとかけているのでセットも楽に出来ます!くせ毛でパーマを悩まれている方、クセ毛に似合うカラーを探している方、お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルを得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。【外国人くせ毛風パーマ】【クセ毛カット】【外国人パーマ】クリス・プラット風 サイドバックを見るクリス・エヴァンス風サイドバック『キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ』で主人公として活躍したクリス・エヴァンスをイメージしてカットしていきました。周りは刈上げ外国人風なサイドバック仕上げとなっております。くせ毛でパーマを悩まれている方、クセ毛に似合うカラーを探している方、お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルを得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。【外国人くせ毛風パーマ】【クセ毛カット】【外国人パーマ】クリス・エヴァンス風サイドバックを見るジェンセン・アクレス風 ベリーショートスーパーナチュラル、テンインチ・ヒーローに出演のジェンセン・アクレスをイメージして作りました。くせ毛でパーマを悩まれている方、クセ毛に似合うカラーを探している方、お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルを得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。【外国人くせ毛風パーマ】【クセ毛カット】【外国人パーマ】ジェンセン・アクレス風 ベリーショートを見るヘンリー・カヴィル風ショートマン・オブ・スティール、ジャスティス・リーグに出演のヘンリー・カヴィルをイメージして作りましたくせ毛でパーマを悩まれている方、クセ毛に似合うカラーを探している方、お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルを得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。【外国人くせ毛風パーマ】【クセ毛カット】【外国人パーマ】ヘンリー・カヴィル風ショートを見るレオナルド・ディカプリオ風ショート1997年公開の「タイタニック」の船の上で風に当たるシーン時のレオナルド・ディカプリオをイメージして作りました。全体にパーマをかけてナチュラルなクセ毛感をだくせ毛でパーマを悩まれている方、クセ毛に似合うカラーを探している方、お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルを得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。【外国人くせ毛風パーマ】【クセ毛カット】【外国人パーマ】しました。レオナルド・ディカプリオ風ショートを見るキアヌ・リーブス風ミディアムショートマトリックスやジョン・ウィックで活躍したキアヌ・リーブスの髪型をイメージしてつくりました。パーマはクセ毛のようにうしろに流れる様にしました。くせ毛でパーマを悩まれている方、クセ毛に似合うカラーを探している方、お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルを得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。【外国人くせ毛風パーマ】【クセ毛カット】【外国人パーマ】キアヌ・リーブス風ミディアムショートを見る
2019年12月12日日本でも大ヒットを記録した『最強のふたり』から8年、ハリウッドでリメイクされた『THE UPSIDE/最強のふたり』がついに日本上陸。ケヴィン・ハート、ブライアン・クランストンというアメリカで絶大な人気を誇るふたりに関わるキーパーソンを演じているのは、久々のヒロイン役となるニコール・キッドマンだ。フランスのオリジナル版をリスペクトしながらリメイクされた本作には、“ハリウッドらしい”変更点が至るところに見られる。その1つが、ブライアン扮する大富豪フィリップの秘書イヴォンヌのキャラクター。もちろんオリジナル版にも、フランスのベテラン女優アンヌ・ル・ニが演じた秘書が登場するが、ハリウッド版では物語の鍵ともいえる重要な役どころを担っている。イヴォンヌを演じるニコールといえば、アカデミー賞助演女優賞にノミネートを果たした『LION/ライオン ~25年目のただいま~』や『ある少年の告白』、海外ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」、さらにはアメコミ映画の『アクアマン』まで、近年では母親役を演じることが多くなってきた。本作では、才色兼備の有能な秘書に。少しだけ謎めいた雰囲気のあるイヴォンヌ役を演じられる女優はニコールしかいない、という製作陣の強い要望により今回のキャスティングが実現した。本作が初共演となったブライアンは、「ニコールの参加は純粋に嬉しかったよ!撮影の合間は長い待ち時間があるから、普通、俳優は衣装部屋に退散するんだけど、ニコールはいつもセットにいるんだ。大女優なのに驚いたよ。彼女は素晴らしい俳優だね」と称賛を惜しまない。次回作の『The Goldfinch』(原題)でも母親役を演じているニコール。メガネ姿の知的なヒロインに、ぜひ注目してほしい。『THE UPSIDE/最強のふたり』は12月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(text:cinemacafe.net)■関連作品:THE UPSIDE/最強のふたり 2019年12月20日より全国にて公開©2019 STX Financing, LLC. All Rights Reserved.
2019年11月24日グザヴィエ・ドラン監督の最新作『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』が、2020年3月13日(金)より劇場公開される。豪華ハリウッドキャストで描く、美しき人気スターの“死”の真相2009年『マイ・マザー』で監督・脚本家デビュー(当時19歳)して以来、カンヌ国際映画祭の常連となった若き天才 グザヴィエ・ドラン。彼独自のフィルターを通して映し出される美しい色彩も評判が高く、『Mommy/マミー』『たかが世界の終わり』など、映画界に革新をもたらす数々の作品を世に送り出してきた。そんなドランのデビューから10年を経て製作された本作は、1人の少年との“秘密の文通”から明かされる、切なくも衝撃的なスターの“死”の真相を描いたスキャンダルな物語。執筆に5年もの歳月をかけたストーリーは、ドランが8歳の頃、当時夢中だった『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオに手紙を書いた、幼き頃の実体験からインスピレーションを得たという。またドランは、「本作では 2 組の“母と息子”を描きました。母と息子、それは僕がこれまで描いてきたテーマの一つですが、集大成だと思っています。」ともコメントを残している。キャストドラン作品初となるハリウッドスターを迎えた『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』は、その豪華キャスト勢も見どころ。映画は、全編英語で上映される。主人公に「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントン映画の主人公であり、29歳の若さで逝去する人気俳優 ジョン・F・ドノヴァンを演じるのは、TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で一躍世界的スターへと躍り出たキット・ハリントン。その美しい容姿とは裏腹に、どこか強い孤独感を漂わせるジョンは、何故死ぬ必要があったのか?華やかなスターの“裏側”に隠された真実を繊細な演技で映し出す。ナタリー・ポートマンやキャシー・ベイツもまたそんな人気俳優ジョンと“秘密の文通”を交わし、彼の死の真相を握るキーパーソンの少年は、『ルーム』で一躍注目を集めた子役ジェイコブ・トレンブイが抜擢。そのほかナタリー・ポートマン、キャシー・ベイツ、スーザン・サランドンのアカデミー賞受賞女優が出演し、主人公と少年の脇を固める。物語を彩る美しい映像と音楽さらに本作は、ドランならではの色彩美に加え、卓越した音楽センスも健在。アデル、ザ・ヴァーヴなど歌詞と物語がシンクロする絶妙な音楽、登場人物のほとばしる感情に揺れる映像で、華やかなスターの光と影、スキャンダラスな世界の表と裏に迫る。中でも、もとより親交が深いアデルは、ドラン作品のファンとしても知られている人物。過去には、彼女のヒット曲「Hello」のPV監督をドランにオファーするなど、夢のコラボレーションを実現してきたが、今回は5年ぶりに2人が再タッグ。アデルの名曲「Rolling in the Deep」をフルで流した、贅沢なオープニングシーンから物語の幕があける。<ストーリー>『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』スターが死んだ。孤独を抱えた俳優と彼に憧れる少年の”秘密の文通”によって明かされる死の真相とは?舞台はアメリカのニューヨーク。人気俳優のジョンと、彼に夢中な少年ルパート。一通のファンレターから始まった“秘密の文通”は、いつしか孤独を抱える二人の支えになっていた。しかし、手紙が100通を超えた頃、ジョンが謎の死を遂げてしまう。ジョンは自殺したのか、あるいは事故や事件だったのか?彼の死の真相の鍵を握るのは、文通相手の少年ルパートだけだった。それから10年が過ぎたころ、ルパートはかつてジョンと交わした “秘密の文通”を一冊の本として出版。さらには、著名なジャーナリストの取材も受け、すべてを明かすと宣言するのだが…。■ムビチケ情報発売日:12月20日(金)価格:1,500円(税込) ※当日一般1,900円特典:メイキングフォト両面ポスター(B4 サイズ・絵柄2種)※特典は数量限定のため、なくなり次第終了※2種類のうち1種類、絵柄は選択不可。詳細映画『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』公開日:2020年3月13日(金)監督:グザヴィエ・ドラン脚本:グザヴィエ・ドラン、ジェイコブ・ティアニー出演:キット・ハリントン ナタリー・ポートマン スーザン・サランドン ジェイコブ・トレンブレイ キャシー・ベイツ提供・配給:ファントム・フィルム、松竹 PG12
2019年11月18日11月15日より配信中のNetflix映画『アースクエイクバード』。リドリー・スコットが製作総指揮をとり、ウォッシュ・ウェストモアランドが監督を務め、さらに数々の賞に輝き、『リリーのすべて』で第88回アカデミー賞で助演女優賞も受賞したアリシア・ヴィキャンデルが主演を務める。第32回東京国際映画祭に特別招待作品として出品もされた同作に、主要キャストとして抜擢されたのが、EXILE/三代目J Soul Brothersの小林直己だ。日本在住経験のある作家 スザンナ・ジョーンズ原作の小説を実写化した同作は1980年代の東京を舞台にしており、日本に住むイギリス人女性リリーとみられる死体が発見されたことから、主人公のルーシーに容疑がかけられ、そこに絡む日本人カメラマン禎司の姿も浮かび上がっていく。この禎司を演じた小林は、アメリカで数々のオーディションを受け、メインキャストとして名を連ねることになった。今回は小林のインタビューを行い、2回にわたり同作への思いや、EXILEへの思いを紹介していく。○■多くのノワールと反転した構造に――『アースクエイクバード』の中で直己さん演じる禎司はとても謎めいていて、ルーシー(アリシア・ヴィキャンデル)とリリー(ライリー・キーオ)がその魅力に惹かれないと物語が成立しないという重要な役でしたね。原作を読んでも脚本を読んでも、禎司はずっと重しのように存在していたので、その存在感に対して意識はしていました。ただ、禎司をどう演じようと考えたというよりは、どれくらい禎司のことを知ったらいいのかというところからアプローチをしました。禎司は日本人カメラマンの役なので、実際に写真を撮りはじめるところから始めて。というのも、自分もダンスを15年間やってきて、「積み重ねた時間は嘘をつかないな」と感じていたので、禎司を演じるにあたっても実際に写真を撮り始めることで、暗室で現像している時間がにじみ出るのではないかと思ったんです。――禎司が生まれたと言われる鹿児島にも行ったそうですね。行きました。彼が生まれ育った鹿児島に行って過ごして感じたことが、セリフひとつの説得力に関わってくるのかなと思ったので。原作の禎司にはほとんどセリフがないんですよ。監督のウォッシュ・ウェストモアランドと撮影が始まる前にLAで食事をしたんですけど、そのときに日本人の精神性や文化について、「こういうことは言わないんじゃないか」ということから、僕自身のバックグラウンドについても話しました。その中から彼がワードを抽出してくれて、禎司の精神性を表すカギとなるセリフになっていました。ウォッシュが僕を認めてくれて、僕に自由にシェイプすることを与えてくれたというか。だから、そうやって演じた結果が、仰ってくださったような謎めいた存在感に繋がってるとしたら、アプローチとして間違ってなかったなと思います。――直己さんが禎司を知って突き詰めていくのと同時に、観客には彼のことがわからないという感覚が絶対に必要なわけで、そのあたりはどう考えていましたか?僕も台本を読んで「禎司って何なんだろう」と考えたとき、人によっては 禎司はミステリアスだったりクローズマインドに見えるかもしれないけれど、彼自身には確固たる価値観があって、彼の追っている真実があると思ったんです。それをオープンにしないだけ、もしくは不器用なだけか、おそらくその両方だと思ったんですね。僕もどちらかというと禎司に近いタイプで、全てを話すわけじゃないし、そうすることのほうが尊いし、「伝わるものだけ伝わればいい」と思っていた方の人間だったので、そこに関しては、何を見せようとか、ここを隠そうとかは考えずに、「禎司として生きたらどうなるんだろう」ということに興味を持っていました。そのためには向き合いたくないことにも向き合わないといけないからタフな経験をしましたけど、それは僕の人生にとっても役者としても大きな挑戦であり、成長させてももらいました。――禎司を見て、これはファム・ファタールではないかと思ったんですね。もちろん、オム・ファタールという言葉があるのも知った上で、役割としてはファム・ファタールがやってきたことではないかと。この話自体が、ノワールスリラーでもあるんですけど、多くのノワール作品って、主人公がいて、出会う相手の謎を解いていくうちにいろんなことが明らかになっていく。だいたいがその主人公は男性で、出会う相手が女性であり、謎めいたファム・ファタールであったりすると思うんですけど、今回の『アースクエイクバード』の場合は、主人公がルーシーという女性で、彼女が出会う謎めいた男性が禎司になっている。その構造が面白いし仕掛けだなと思います。僕も改めて出来上がった作品を見て気づいたところですね。――反転しているということですね。演じているときには、その視点は意識してなかった感じですか?そうですね。でも行間から意味深さを感じていました。台本を読み終わったときに感じたのが、教会のでっかいパイプオルガンから出る低い音が通奏低音みたいに鳴ってるような感覚で。それは禎司から発せられてるのか、ルーシーからなのかは分からないけれど。日本という特殊な環境の中に、ルーシーがどんどん入り込んでいく中での禎司の役割は意識していました。○■時代性を感じた作品に――同じ時期に『その瞬間、僕は泣きたくなった−CINEMA FIGHTERS project−』の主演作『海風』も公開になったわけで、この2作を見たら、直己さんが演じた蓮と禎司のふたりに共通して「弱さ」のようなものが感じ取れました。自分の芝居のスタイルは、メソッド・アクティングというやり方で、過去の経験、記憶、感覚を使うものなんです。だから演じるときには自分に向き合わないといけない。そもそも映画って、映画を通して、自分自身の人生を見てるところがあると思うんです。僕は、抱えている過去や後悔があって、それを解消したいからこそ、一日一日、いい日になればいいなと思って生きてると思ってて。そういったことが、蓮にも禎司にも共通していました。もしかしたら、それは僕自身の哲学なのかもしれないですね。だから、他の人が蓮や禎司をやってもまったく違うものになっていたかもしれないし。特にふたりともに、母性 に対しての複雑な過去を持っているし。もちろん、そこから何をするのかは違うにしても、確かに共通するものはあるかもしれないですね。――それと、蓮も禎司も女性に頭をなでられているシーンがあって。直己さんは、『HiGH&LOW』シリーズで不死身の源治を演じてたりもすることもあって、強いイメージを持ってる人も多いと思うんですよ。でも、ここへきて、それとは違う役が続くのは2人の監督がそういう部分を引き出したいと思う視点があったのかなと。そうなのかもしれないですね。それと、時代性もあるのかもしれない。女性の社会的な立場が変化していて、性別、男性性や女性性に縛られない表現の中で、魂が寄り添う姿を描くときに、社会の規範やルールでだけは描けなくなっていると感じます。でも、人間なんてそもそもそういうもんだと思うんです。社会の規範やルールは、集団生活をするために生まれたものでしかないですから。そういう時代性があぶりだされている作品が、世界中で見られるNetflixで作られているのも興味深いなと思います。――直己さんが今の時代で、関心のあることって何になりますか?『アースクエイクバード』では、Netflixに、リドリー・スコットの制作会社スコット・フリー、そしてインターナショナルなクルーがいて、それぞれバックグラウンドや言語や文化が違う人たちとものを作りました。その経験を通して、改めて自分が日本という国で特殊な見方をしてたんだなって気づいたんです。例えば性別であったり出自であったりとか、そういうことに関して、目が開くような体験もありました。言葉を使うときにも、言いたい言葉も、言いたくない言葉も出てきました。例えば男性性や女性性で単純に物事を語りたくないし、「日本人として」と いう 言い方もあれば、「日本で生まれて育って日本語を使って生活をしてきた」という言い方もあると考えるようになりました。でも、だからこそ、何が好きで何が嫌いなのか、それが核になるということも、この撮影の経験を通して感じたし、そんなやり取りを『アースクエイクバード』の中でもしていると思うんです。■小林直己EXILE/三代目J SOUL BROTHERSのパフォーマーとして全国ライブツアーなど精力的にアーティスト活動を行う。パフォーマー以外に役者としても活動し、舞台にも積極的に参加。劇団EXILE公演のほか、2013年2月より行われた「熱海殺人事件40years’ NEW」(つかこ うへい作・岡村俊一演出)で大山金太郎役を熱演。各方面より好評を得る。2017年からは俳優として本格的に活動をはじめ、「たたら侍」(2017年) 「HiGH&LOW」シリーズなどに出演。Netflixオリジナル映画「アースクエイクバード」(2019年)も11月15日より配信スタート。日本ならず、アメリカにおいても俳優として活動の場を広げている。
2019年11月18日ハロウィン直前の先週末、ハリウッドの様々な場所でパーティーやイベントが開催。今年もセレブたちが気合いを入れたコスプレ姿で参加した。テキーラブランド「カーサミーゴス」の創立者ランド・ガーバーが主催したパーティーには、ニーナ・ドブレフがビリー・アイリッシュ、パトリック・シュワルツェネッガー&彼女がオースティン・パワーズ&フェムボット、「ARROW/アロー」のスティーヴン・アメルがホットドッグの仮装を披露。しかし、目立ち度抜群だったのは、何といってもジェシカ・ビール&ジャスティン・ティンバーレイク夫妻。ジェシカはつい先日出演したトーク番組で、20年前にジャスティンが活躍していたボーイズ・グループ「イン・シンク」について「興味がない」と語っているインタビューが“発掘”され、あたふたしていた。これを逆手に取り、ジェシカは当時のジャスティン、ジャスティンが“マイク”、4人の友人がほかのメンバーになりきり、「イン・シンク」としてパーティーにやってきたのだ。彼らはダンスフロアで夜遅くまで踊って楽しんでいたとのこと。デミ・ロヴァートは『IT/イット』のペニーワイズに扮し、パーティーを主催した。「アメリカン・ホラー・ストーリー」の100話記念イベントも、盛り上がったようだ。出演者のエヴァン・ピーターズは、交際中のホールジーと夫婦デュオ「ソニー&シェール」の姿で登場した。(Hiromi Kaku)
2019年10月28日