パリジェンヌは、ピンクと花と洋服がお好き。 今パリで一番パリジェンヌが集まる場所、それが「アパルトマン・セザンヌ」です。誰かのおうちに遊びに来たような空間がこのブティックのコンセプト。 いつも何かしらのストアイベントをして盛り上がっているセザンヌですが、訪れたこの日はドライフラワーのコラボイベントを開催していました。エントランスからお花が目に飛び込んできます。ラブリー!! いい香りに包まれて入店。店内はドライフラワー一色。ピンクやベージュで可愛くコーディネートされており、パリジェンヌのツボをバッチリ押さえています。自分のアパルトマンにもドライフラワーを飾りたくなってきますね。こんなに花盛りなイベントは見たことがないかもしれません。うまくトレンドを作り上げていくセザンヌのコンセプトはさすがです。ちなみにブーケはもちろん販売されています。 パリの人気ブティック「セザンヌ」店内を覗き見! セザンヌでは、服だけでなく、シューズやバッグもオリジナルで作られています。服と小物、全体のスタイルが統一されているので、つい全身ルックで買ってしまいたくなります。 パリジェンヌが大好きなフラワープリントはセザンヌルックのアイコン。ママンのワードローブから引っ張ってきたようなノスタルジー溢れる素材感は、セザンヌらしい魅力の一つです。 チェーンの巾着ポシェットは人気アイテム。スエードのパッチワークを使った新作を発見!ベージュのところだけキラキラ素材になっていて、絶妙のカラー合わせですね。シックなのに使いやすそう! キャメル色にブルーを合わせるフォークロアテイストもセザンヌらしいルックのひとつです。水玉模様のカシュクールブラウスやブルーのフリルブラウスは、どちらもシルキータッチで大人っぽくて素敵。 バックもキャメル色で大人っぽくクラッシックに。カッチリなりすぎずに、ソフトな印象に仕上がるのがセザンヌの特徴です。60年代後半からヒッピースタイルに入るフレンチカジュアルは、こんなテイストでしたね、懐かしい。 こんなユニークな柄物をジャケットの下に着て、遊び心を忘れないのがパリジェンヌスタイル。パリジェンヌは子供の頃バレエを習ったことがある人が多いのです。何か自分にスライドさせてノスタルジーに想いを馳せるのでしょうか…。 フランス人は困っている人を見逃さない、意識が非常に高い民族です。セザンヌも売り上げの一部を団体に送る活動に協力をしています。この”DEMAIN(あした)”プロジェクトのアイコンは、可愛いマルチカラーのTシャツ。大人気です。ジャケットの下に着たい! このエコバックは最低価格5ユーロからで、寄付したい価格を自分で決めてお支払いするシステム。進んでいますね! ハイウエストデニムはセザンヌのオリジナルシルエットが人気です。クローゼットの中にいるようなディスプレーも魅力。あれもこれも欲しくなっちゃいます。 デニムの足元はもちろんフェミニンに。赤のプチポシェットと合わせてパリジェンヌスタイルの完成です! レアなコラボ雑貨や、インテリアも見逃せない! セザンヌが扱う雑貨やステーショナリーも見逃せません。大人気のポーチはパリの人気ショップやアーティストとコラボしています。今回は18世紀からのフランス式ハンドプリントを復元しているおしゃれトリオ、アントワネット・ポワソン。私も一緒にお仕事していますが、とってもパリジャンらしいハイセンスな感覚のメーカーです。 特別にセザンヌのためのオリジナルデザインをしています。ノートも美しい! セザンヌでは、石鹸、クッション、筆記用具などオフィスでも使えるものも陳列されています。 イニシャル好きのパリジェンヌ。自分の名前に関係なく好きなアルファベットを見つけたいですね。 インテリアをワンランクアップ! 今パリで人気の押し花アーティストの作品もドライフラワーに合わせて販売していました。 国内外からも、ファンがパリに集まる理由。 こんなおしゃれな商品をたくさん揃えているセザンヌには、「セザンヌアディクト」と呼ばれている大ファンが全国各地にいます。フランスの遠い地域に住んでいても、ネット通販でセザンヌルックを楽しめる、それがセザンヌの支持が厚いポイントなのです。いつかパリに行った時にはセザンヌに寄りたいな、と思う女性がたくさんいるのです。 お買い物に夢中のパートナー連れや、ご家族連れのために、セザンヌではシネマを放映しています。なんて優しい心遣い! しかもだいぶオシャレシネマです。私も少しここで休憩を取りましょうかね……。 【SHOP INFORMATION】 アパルトマン・セザンヌL’APPARTEMENT SÉZANE1 rue saint Fiacre, 75002, Parisセザンヌのボーイフレンドショップ(メンズショップ)・アトリエ オクトーブルL’ATELIER OCTOBRE12 rue d’Uzès, 75002 Parisセザンヌ・コンシェルジュLA CONCIERGERIE32 rue des jeuneurs, 75002, paris 文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年05月02日Marieさんネイビーでまとめたプレッピールックはにかんだ笑顔が可愛いMarieさんは、デニムとニットのシンプルな組み合わせに、プリントシャツをチラ見せさせてアクセントに。 Yealさんちょっぴりギークな個性的なスタイルイヤホンやメガネなど小物使いが得意なYealさん。赤リップで個性を更にアップデート。トップス / Petit Bateau、シューズ / SUPERGA Julietteさんベーシックスタイルは小物使いが鍵!デニムミニ、ニットの定番スタイルを格上げするのはレザーキャップ!色味をまとめてブロガー風に着こなしに。スカート / A.P.C Feryelさんオールブロックの上品コーデエレガントなブラックドレスには、ショルダーバッグでもカジュアルになりすぎないレザー素材をチョイスして。バッグ / lssey Miyake、シューズ / H&M Mayaさん王道ストリートカジュアル!デニムにレースアップシューズに合わせたストリートスタイルのポイントはボーイフレンドの蛍光カラーキャップ!トップ、シューズ / 共にAmerican Apparel Marilouさんこれぞフレンチスクールガール!ニットとシャツの合わせ方、色の落ちたストレートデニム…ザ・スクールガールなコーデに赤のスニーカーが効いている!トップス / ZARA、シューズ / CONVERSE lnesさん差し色には赤いビッグバッグを!ベーシックカラーのコーデは、差し色に赤を効かせればたちまちスタイリッシュに!ぱっつん前髪のヘアスタイルだってファッションスタイルのひとつ。 Alineさんお嬢様風コンサバルック!デニムにジャケットを合わせたコンサバステイルには、ガーリーなトップスでフレッシュな愛らしさをプレス。ジャケット / Etam、トップス / new look Sophieさんハードなアイテムは甘口アイテムでガーリーに昇華スタッズ付きのバックや、エンジニアブーツなどのハードなアイテムをブラウスやスカートで女性らしくノーブルに着こなしたSophieさん。大人っぽい色味でまとめたのも上手に着こなすコツ!トップス / KANZO、バッグ / Alexander Wang
2018年04月30日Lrisさんブラックメインのコーデに小技が爽やかなマニッシュスタイル!シャツ襟のガーリーなデザイン、少し破けたボトムスの微妙な丈など随所にわたるこだわりで、重くなりすぎないブラックコーデに。トップス / vintage Jeanneさんピンクニットで作るプレッピーガール顔回りを明るくするピンクニットで華やかに。プレッピーな要素をプラスするインナーシャツもポイント!トップス / H&M、パンツ / Acne Studios Nannaさん小物使いで一歩先に行くスタイルシンプルベーシックなコーディネートながらも、ブルーメガネのファニーな演出で個性をプラスした小物使いが◎トップス / Soaked in luxury Maraudさんフレンチブランド《セント ジェームス》でつくるパリスタイル!朝食のバケットを買いに行った帰りにだというMaraudさんはまさにパリジェンヌ!カジュアルなボーダートップスにフレアスカートを品良く合わせたガーリーなフレンチスタイル。トップス / St.James Sofiaさんロック×ボヘミアンのミックスコーデ鮮やかなブルーのワンピースは、黒のカーディガンでトーンダウン。ユニークなタイツで足元のお洒落も抜かりなく。アウター / MONKI、ワンピース / vintage Calypsoさんホワイト×グレーのモードスタイルタイトスカートに淡いトーンのゆるスウェットでまとめたコーディネートは今すぐにでも真似できるスタイル!トップス / Supreme being、スカート / H&M Aimeeさん大人マニッシュスタイル!ショート丈ニットのおじパンツ、レザーシューズの組み合わせがマニッシュながらも、アップにしたヘアはで女性らしく。ニット / ZARA、パンツ / vintage FUDGE:2014 April vol.130より
2018年04月28日自然体で着こなすからラフで上品なスタイルが完成する 肩の力を抜いた自然体のスタイルもパリの女の子の得意技。着心地の良いコットン素材やリネン、シルクなどの天然素材にこだわって、潔くシンプルに着こなすのが品良くまとめる秘訣。ストイックな印象になりすぎないように小物はとびっきりガーリーなストローハットやバスケットをプラスして。足し算と引き算の知的なバランスを楽しんで。 カーディガン / DRESSTERIOR中に着たTシャツ / PETIT BATEAUパンツ / GUNG HOサスペンダー/ FIL DE FERバック / ebagosソックス / RAILROAD SOCKシューズ / Dr.Martens 天然素材を選んで脱ほっこりの大人ナチュラル トップス:背中開きにアソーンでボタンがあしらわれた、バックスタイルが可愛い一枚 / ERICA CAVALLINI SEMI COUTUREロマンチックなブラウスは17歳の少女をイメージしたというブランド / Bilitis dix-sept ansハット:一番スタンダードなデザインのカンカン帽 / SEEBERGERTシャツ:胸にあのワニが刺繍されたTシャツはスポーツウェアならでは / LACOSTE 真夏は首の詰まったTシャツが気になる / FiMelange おじさんみたいなヘンリーネックシャツ / helth knit ニット:ボーダーだけじゃない、古着のようなこなれたカラーが素敵 / ORCIVALインナー:お洋服だけでなく、インナーにもこだわりを持って選びたい / GINGER ALEメガネ:かつて一大ブームを巻き起こしたイギリスの老舗ウェアブランドから オーセンティックなセルロイドメガネ / Oliver Goldsmithコート:シンプルなコートは快適さを追求したストックな佇まいが魅力 / GALLEGOバック:クラッチバックもラフィア素材で真夏らしく / rapiecage小物でレディなエッセンスをプラスしたい時はリボン付きのラフィアバック / Bilitis dix-sept ansブーツ:機能よし、見た目よし、吐きやすい一足 / Dr/Martensパンツ:リラックムードが高まる緩めのおじパン / SAN FRANCISCO カーキのパンツはキレイめの色味と生地なら、男性っぽくなりすぎてスマートに履けるはず / SMITH パリといえばやっぱり手始めはボーダートップス! マリンスタイルとして一番最初に思い浮かべるのは、白×ブルーのボーダートップスを主役にした王道のスタイル。そんな定番スタイルもいいけれど、今年は”ネオマリン”なスタイルに挑戦するのが気分。ヴィヴィッドな赤いパンツにネイビーのボーダーニットを合わせて、小物は爽やかな白のキャスケットやレースアップシューズをON。全体をトリコロールでまとめる小粋なカラーバランスがパリジェンヌらしい! ニット / BAND OF OUTSIDERSコート / mysticパンツ / Tutto Beneキャスケット / BURBBERRY BLUE LABELシューズ / Timberland 定番のイメージを払拭させるネオマリンな新提案 トップス:セーラーカラーのようなディティールがマリン気分を盛り上げる / MHL帽子:帽子もネイビーをセレクトして小物から春らしさを取り入れたい / CA4LAジャケット:眩しいほどに真っ白なノーカラージャケットで品良く決められるアイテム / ANALOG LIGHTINGシットアップ:肌になじむコットン素材のセットアップ / PETIT BATEAUジャケット:ヴィヴィットな赤色は大人の女性こそ似合う / Scyeパンツ:キレイ目のスラックスはラフなボーダーと合わせたい / FIL DE FER 白いボトムスを持っていないななら、絶対手に入れるべき!きちんと感◎ / ANALOG LIGHTINGシューズ:人気の《ミネトンカ》のシューズはモカシューズだけでなく、デッキシューズもラインナップ / MINNETONKAプリントアイテムが人気 / FLUFバック:エコバックでも黒をチョイスすることでスタイリッシュにキメラれる!/ modern farmerカットソー:スウェットのような襟元のディテール / WIN NEELS 男の子のようなトップスに/ WIN NEELSボーダーの代名詞ともいえる《オーシバル 》。厚地の記事のシャツとの相性抜群! / ORCIVALちょっぴりキチンとを感を出したい時はネイビーベースのボーダーがおすすめ / HML. FUDGE:2014 April vol.130よりphotograph:Sannomiya Motofumistyling:Kiyomiya Miohair & make-up:Onishi Akemimodel:Emmy
2018年04月17日知的さ感じるスタイルで気分はパリの学生 パリの大学生さながら、シックなプレッピースタイルを実現させるなら、洗練されたデザインのベーシックアイテムでまとめるのがポイント!ホワイトとネイビーでまとめた清潔感のあるスタイルに、華奢なアクセサリーをほんのひとさじ。そのちょっぴりフェミニンなエッセンスがパリのエスプリの真骨頂! デニムジャケットジャケット / BLUE BLUEニット、中に着たシャツ / Violet Buffalo Wallowsスカート / HMLバック/ LABOUR AND WAITブレスレット / Sabrina Dehoffソックス / FiMelangeシューズ / REGAL シンプルなスクールアイテムでフレンチ・プレッピーに挑戦!! シャツ :《アクロス ザ ヴィンテージ》の人気商品のひとつでもある定番のB.D.シャツ / ACROSS THE VINTAGE綺麗なブルーシャツで爽やかに / BAND OF OUTSIDER丸襟は重ね着した時のポイントとして大活躍 / HML.バッグ:フレッピースタイルには欠かせない、学生風のサッチェルタイプ / HAIKON WORKジャケット:フロント部分のタッグがさりげなくてお洒落 / MUVEIL WORKコート:寒暖差が激しい日々のマストアイテム / TRADITIONAL LEATHERWEARニット:外国人のように一枚でさらりと着たいシンプルさがおしゃれなニット / YAECA、HYKE、ニットキャップ:春夏もニットキャップはマストハブ! / iliann loebネックレス:ガーリーな雰囲気をプラスしてくれる正統派パール / Soffitoコーデュラナイロンディパック:今やパリの街でもディパックが人気の模様 / Herver Chapelier時計:シックで華奢な時計は大人の女性への第一歩に買いたいアイテム / INDUNAジャケット:プレッピーの代名詞ともいえる金ボタンのジャケットにはスウェットにシャツを合わせて少年のようなスタイルを楽しみたい / ANALOG LIGHTINGメガネ:洗練されたスタイルにギークな丸メガネをプラス / EnaLloidパンツ:はき心地の良い白の一本 / COMPTIOIR DES COTONNIERSシューズ:伝統とモダンが共存したバイカラーの一足 / REGAL Shoe&CO.ヴァンプが短めのレディなローファーを発見! / FRED PERRYソックス:ラインソックスは少し長めのスリークォーターを選択 / Tabioスカート:短めのプリーツが美しい / beautiful peoples、DRESSTERIOR パリジェンヌはシンプルスタイルにガーリーな印象を与えるのがお得意 定番のトレンチコートもギンガムチェックを選べばスイートな印象に早変わり。コートを主役に着こなすから他はシンプルに。パリの女の子はシックな印象のブラックが大好き!こんな風に全体をモノトーンで統一するだけで、ガーリーなのにシックなちょうどいいバランスに。足元はバレエシューズにソックスなんてバレエ学校に通うバレリーナみたい。 コート / Tutto Beneニット / MASKAスカート / ELFORBRバック/ SCYEブレスレット / Sabrina Dehoffソックス / Tabioタイツ、シューズ / スタイリスト私物 タイムレスに乙女心をくすぐるクラシックなワードローブ サングラス:時にはレトロなシネマ女優のように気取ってかけたい大きめのサングラス / EMMANUELLE KHANHチェーンバック:パーティシーンで活躍するチェーンバック女の子の荷物を入れるのは、小さくてキュートなバックで十分 / rougeloupブラウス:1920年代のモダンガールを思わせるようなエレガントなブラウス / THEATRE PRODUCTSカーディガン: ペールトーンのバイカラーとして春のニュアンスを感じさせてくれるアイテム / AKANE UTSUNOMIYAスカート:オーガンジーとギンガムチェックのレイヤードがとびっきりキュート!ガーリーな格好を楽しみたい日に是非 / Billitis dix-sept ans切り替えからふわっと広がるレトロなスカーはスタイルがよく見える優秀な一枚 / HiROMTHiSTLEコート:丸襟・Aラインのグットガールなトレンチコート / SWANLAKEバレッタ:コームのようなバレッタを、クラッシックスタイルにピッタリ! / THEATRE PRODUCTSコンビネゾン:ジェーンバーキンのようにバスケットを合わせてパリの街を歩きたい / HiROMTHiSTLEバック:エナメルと千鳥格子のレトロなクラシックバックはシンプルな着こなしもキュート / TILA MARCHパンツ:パンツスタイルだってギンガムチェックを選べばクラシカルに決まる / ANALOG LIGHTINGシューズ:春になると纏いたくなる薄いピンクを足下から取り入れるのも良いかも / Le Stileシャツ:ブルーのギンガムチェックは、パンツを合せてボーイッシュに着たり、 ふわりと広がるスカートに合わせえてガーリに着て / Ready for the Weekend FUDGE:2014 April vol.130よりphotograph:Sannomiya Motofumistyling:Kiyomiya Miohair & make-up:Onishi Akemimodel:Emmy
2018年04月16日■メンズライクな白シャツを無造作に着るシャツの魅力といえば、1枚で着るのはもちろん、ジャケットのインナーや羽織りものとしても使えるところ。パリジェンヌはそんな優秀さを当たり前のように知っていて、日々のおしゃれにシャツを大活躍させています。これからのシーズンだと出番が多いのが白シャツで、これは彼女たちの定番。胸元のボタンを上から3つほどあけて、セクシーさを演出することも忘れません。それだけで女性らしく映るので、ネックレスなどは不要であるともいえそう。その着こなしを私たちが真似るのは決して難しいことではないのに、なぜか躊躇してしまうのは、やはりお国柄なのでしょうか。とはいえ、それをサラリと取り入れているのに、決していやらしく見えない女性がいるのも事実で、見つけると「あ、パリジェンヌ発見!」と、思わず目で追ってしまう自分がいます。白シャツにデニムがあれば「白いシャツにデニムがあれば」というキーワードは、何十年も前からありますよね。それでも、デニムはシーズンごとに細かいアップデートがされているもの。スキニーデニム好きのパリジェンヌも同様で、彼女たちが物持ちが良いからといって、毎シーズン同じアイテムを身につけているわけではありません。例えば、ハイライズのデニムや、カットオフのデニムというように、旬なものをクローゼットに追加して、おしゃれを楽しんでいるのです。■フェミニンなブラウスをカジュアルに着こなす春の彼女たちの着こなしを盛り上げるのは、フェミニンなブラウス。今シーズンも裾がフレアになったものや、一部がレース使いになったものが人気のようですが、カシュクールタイプのものにも注目が集まっている様子。カシュクールは「心を隠す」という意味がありますが、そのデザインは名前でイメージできるような、ロマンティックさを持ちながらも、エレガント。スキニーデニムで女性らしくという着こなしもアリですが、ファッショニスタはあえてボーイズ系のダメージデニムを合わせて、その対照的なバランスを楽しんでいるようです。足元はNOTヒール靴日常スタイルにおいて、ヒール靴はあまり履かないパリジェンヌ。フェミニンなブラウスにカジュアルなデニムを合わせたのなら、足元には女性らしさを加えると思わせつつ、スニーカーやローファーをオン。これが流行に敏感な女性たちから、支持されているファッショニスタの着こなし。フランスではまだまだスニーカーが根強い人気ということもありますが、ここ数年チェックしていると、バレエシューズは押され気味だなと思います。「パリジェンヌらしさ」というのも、時代によって変化してゆくのかもしれません。■春は着心地の良いブラウスで装ってこの春は、クローゼットにフランス女性っぽいブラウスを1枚加えてみませんか。素材はハリのあるナチュラルさが魅力のコットン素材よりも、流れるようなシルエットを作ってくれる、シルクやレーヨン素材を。このような素材を選んでおくと、肌寒い日に羽織る、裏地のないジャケットやカーディガンとの重ね着も、もたつかずきれいに着こなすことができますよ。Text/KUMICO
2018年04月12日今パリで一番パリジェンヌが集まる場所、それが「アパルトマン・セザンヌ」です。誰かのおうちに遊びに来たような空間がこのブティックのコンセプト。 いつも何かしらのストアイベントをして盛り上がっているセザンヌですが、訪れたこの日はドライフラワーのコラボイベントを開催していました。エントランスからお花が目に飛び込んできます。ラブリー!! いい香りに包まれて入店。店内はドライフラワー一色。パリジェンヌが大好きなピンクやベージュで可愛くコーディネートされています。パリジェンヌのツボをバッチリ押さえたイベントで、パリジェンヌたちは自分のアパルトマンにもドライフラワーをデコレーションしたくなってしまうのですね。こんなに花盛りなイベントは見たことがないかもしれません。うまくトレンドを作り上げていくセザンヌのコンセプトはさすがです。 セザンヌでは、服だけでなく、シューズやバッグもオリジナルで作られています。全体のスタイルが統一されているからこそ、全身ルックで買ってしまうのです。 パリジェンヌが大好きなフラワープリントはセザンヌルックのアイコン。ママンのワードローブから引っ張ってきたようなノスタルジー溢れる素材感は、セザンヌらしい魅力の一つです。 チェーンの巾着ポシェットは人気アイテム。スエードのパッチワークを使った新作を発見!ベージュのところだけキラキラ素材になっていて、絶妙のカラー合わせですね。シックなのに使いやすそう! キャメル色にブルーを合わせるフォークロアテイストもセザンヌらしいルックのひとつです。水玉模様のカシュクールブラウスやブルーのフリルブラウスは、どちらもシルキータッチで大人っぽくて素敵。 バックもキャメル色で大人っぽくクラッシックに。カッチリなりすぎずに、ソフトな印象に仕上がるのがセザンヌの特徴です。60年代後半からヒッピースタイルに入るフレンチカジュアルは、こんなテイストでしたね。懐かしい。 こんなユニークな柄物をジャケットの下に着て、遊び心を忘れないのがパリジェンヌスタイル。パリジェンヌは子供の頃バレエを習ったことがある人が多いのです。何か自分にスライドさせてノスタルジーに想いを馳せるのでしょうか。 フランス人は困っている人を見逃さない、意識が非常に高い民族です。セザンヌも売り上げの一部を団体に送る活動に協力をしています。この”DEMAIN(あした)”プロジェクトのアイコンは、可愛いマルチカラーのTシャツ。大人気です。ジャケットの下に着たい! このエコバックは最低価格5ユーロからで、寄付したい価格を自分で決めてお支払いするシステム。進んでいますね! ハイウエストデニムはセザンヌのオリジナルシルエットが人気です。クローゼットの中にいるようなディスプレーも魅力。あれもこれも欲しくなっちゃいます。 デニムの足元はもちろんフェミニンに。赤のプチポシェットと合わせてパリジェンヌスタイルの完成です! セザンヌが扱う雑貨やステーショナリーも見逃せません。大人気のポーチはパリの人気ショップやアーティストとコラボしています。今回は18世紀からのフランス式ハンドプリントを復元しているおしゃれトリオ、アントワネット・ポワソン。私も一緒にお仕事していますが、とってもパリジャンらしいハイセンスな感覚のメーカーです。 特別にセザンヌのためのオリジナルデザインをしています。ノートも綺麗ですね。 セザンヌでは、石鹸、クッション、筆記用具などオフィスでも使えるものも陳列されています。 イニシャル好きのパリジェンヌ。自分の名前に関係なく好きなアルファベットを見つけたいですね。 インテリアをワンランクアップ! 今パリで人気の押し花アーティストの作品もドライフラワーに合わせて販売していました。 こんなおしゃれな商品をたくさん揃えているセザンヌには、「セザンヌアディクト」と呼ばれている大ファンが全国各地にいます。フランスの遠い地域に住んでいても、ネット通販でセザンヌルックを楽しめる、それがセザンヌの支持が厚いポイントなのです。いつかパリに行った時にはセザンヌに寄りたいな、と思う女性がたくさんいるのです。 お買い物に夢中のパートナー連れや、ご家族連れのために、セザンヌではシネマを放映しています。なんて優しい心遣い! しかもだいぶオシャレシネマです。私も少しここで休憩を取りましょうかね……。 【SHOP INFORMATION】 アパルトマン・セザンヌL’APPARTEMENT SÉZANE1 rue saint Fiacre, 75002, Parisセザンヌのボーイフレンドショップ(メンズショップ)・アトリエ オクトーブルL’ATELIER OCTOBRE12 rue d’Uzès, 75002 Parisセザンヌ・コンシェルジュLA CONCIERGERIE32 rue des jeuneurs, 75002, paris 文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年04月04日MAISON KITSUNE《メゾン キツネ》のキツネモチーフの丸首カーディガン90年代のニューウェーブをテーマに、ブランドアイコンである”キツネ”をモチーフ使いしてさりげない遊び心を演出。プレーンな丸首カーディガンも胸の“キツネ”のワンポイントが、子供っぽくなるどころか大人の女性が切ることで遊び心が引き立つ一枚。 TE TRICOTEUR《ル トリコチュール》のコットン・ガンジーセーター元々フィッシャーマンのために生まれた“ガンジーセータ”で人気の《ル トリコチュール》から春夏向けのコットン素材が登場。伝統的でプレーンなデザインのミドルゲージニットだからカジュアル過ぎず大人っぽくシックに着こなそう。 DANTON《ダントン》の丸首ワークジャケットフランス国鉄の制服や作業服などの作ってきた由緒あるブランド《ダントン》。メンズライクかつワークテイストながら、襟やポケットなど丸みを帯びたシルエットがいかにもフレンチワークテイストらしく、可愛らしさも兼ね備える。機能性も抜群で長く着続けられる頼もしい一枚。 Herve Chapelier《エルベシャプリエ》のフレンチデイパックアメリカのブランドにはない美しい中間色を表現したカラーリングや、飽きのこないシンプルなデザインが魅力の《エルベシャプリエ》。光沢のあるナイロン素材が上品さも兼ね備え、後ろ姿も知的で洗練されたパリジェンヌに。 agnes b《アニエス ベー》のモノトーンアイテムフレンチスタイルを代表する《アニエス ベー》の注目アイテムは、ゴールドのフロントボタンがキュートな丸首のカーディガン。オーセンティックな白シャツや黒のスリムなパンツと合わせてモノトーンのコーディネートに徹すればまさにフレンチシックな着こなしが完成!
2018年03月30日A.P.C《アー・ペー・セー》のボーダーマリンニットパリジェンヌのワードローブに必要不可欠!と言っても過言ではないアイテムなのが、もともとは漁師の仕事着だったショルダーボタンのついたマリンニットです。そんなワークウェアを白×黒のモードな印象に昇華したこの一枚は《アー・ペー・セー》ならでは。シンプルなタイトスカートを合わせてフレンチマリンスタイルに。 LACOSTE《ラコステ》のタッタソール・チェックシャツ繊細な細いラインで刻まれたタッタソール・チェック柄がポイントのシャツはフレンチブランド《ラコステ》のアイテム。主張しすぎない控えめさがフレンチトラッドの魅力。スポーツブランドらしい機能性も兼ね備えた優秀シャツは、この春のコーディネートの主役にも、脇役にも、万能に対応してくれそう。 PETIT BATEAU《プチバトー》のケーブルニットトップスフレンチトラッドを語るうえで欠かせないベーシックブランド《プチバトー》のシンプルなケーブルニットに注目!ネイビーと白のコンビ、少し広めの首回り、フェミニンなショート丈など随所にフレンチマインドが垣間見えるスペシャルな一枚。 SAINT JAMES《セント ジェームス》のボーダーTシャツ言わずと知れたフレンチボーダーTシャツの代名詞《セント ジェームス》は1889年創業の老舗。ノルマンディーの海の色を表現したブルーボーダーはフレンチマリンスタイルのアイコンとも言える一枚。100年以上変わらず流行に左右されに不朽のTシャツはワードローブの永久定番。 ORCIVAL par GALLEGO DESPORTES《オーシバル × ギャレゴ デスポート》のキャンバススカートともにフレンチブランドの《オーシバル》と《ギャレゴ デスポート》がコラボした《オーシバル パー ギャレゴ デスポート》。フランスの伝統的な船乗りさん達のワークウェアをイメージソースに、マリンとワークテイストをバランスよくミックス。ヌケ感のあるレトロな風合いのキャンバススカートはネクストブレイクの予感。
2018年03月28日春先の足もとはもう完璧?いよいよ春本番。軽やかなコーデが増えてきましたね。足元もそろそろブーツを脱ぎ捨ててパンプスやサンダルの出番が増えてきそう。春はどんな靴を履こうかなんて考えている方へ、今年は足元をもっとおしゃれにしてみませんか?そんな今回はFUDGE×靴下屋のコラボソックスをご紹介。手持ちのシューズにプラスしてあげるだけでもおしゃれを底上げすることができるしコーディネートの幅もぐんと広がりそう!ソックス合わせに苦手意識がある人も今回のコラボソックスにぴったりのコーデを紹介しているので是非参考にしてみてください。 気分はまるで“パリジェンヌ”今回のコラボソックスのテーマは“パリジェンヌな足もと”。ファッションの発信地でおしゃれなイメージのパリに憧れている方も多いのでは?そしてコラボソックスのイラストを手掛けているのはFUDGE ONLNEでiPhoneケースなどのデザインでもおなじみアナログな線画とグラフィカルな要素を組み合わせ、スタイリッシュでありながら人間味を感じさせる独自の世界観を構築する≪motograph≫。今回もmotographらしいおしゃれなデザインが光るアイテムに仕上がっています!それではいよいよ気になるコラボソックスをご紹介。 足元コーデのアクセントにぴったりなソックスとポーチのセットパリをテーマにしたモチーフにしたオリジナルプリントのソックスがFUDGEと《靴下屋》のコラボで登場。オールシーズン履けるソックスは、パリシックな装いの主役になるアイテムです。パリシックなファッションはシンプルなデザインが多いからこそ小物使いがとても大切になってきますよね。ポップなデザインはシンプルなシューズに合わせて足元のアクセントになること間違いなし!それにソックスと同柄のポーチがセットになっているのも今回のコラボアイテムの嬉しいポイント。コスメなどの収納にかばんの中で大活躍してくれそう!FUDGE×靴下屋オリジナルプリントセット※ポーチ付 ワンポイント刺繍が可愛いソックス3足とポーチセットが登場!お次はワンポイント刺繍が可愛いソックス3足とポーチのセット。オールシーズン使えるソックスはそれぞれに靴、バッグ、メガネの刺繍をあしらっています。それぞれ幅広いコーデに使えるカラーをラインナップしているのでこの春の活躍度も◎例えばパリ風コーデに欠かせないデニム×パンプスにはホワイトソックスを合わせてみたり、 シンプルなデザインにはボーダー柄のソックスがおしゃれのアクセントに。 ガーリーな花柄ワンピースにはネイビーソックス×シューズでカジュアル感をプラスして。 本当に着回し力抜群なので、春コーデに欠かせないアイテムになりそうですよね! FUDGE×靴下屋オリジナル刺繍3足セット※ポーチ付 いかがでしたか?いつものコーデにプラスするだけで簡単におしゃれ度がワンランクアップできるなんて素敵ですよね!デザインが可愛いだけじゃなくて、靴下って実はとても優秀なアイテムなんです。あなたも是非このソックスをワードローブに追加して、今年の春はパリシックなコーデを満喫してみて!
2018年03月20日オシャレで洗練されたパリジェンヌは、同性から見てもカッコイイですよね。それは外見だけに収まらず、可憐さの中にも強さを感じさせる内面にも言えることではないでしょうか?そんな大人女子の憧れであるパリジェンヌのライフスタイルは、いたってシンプル。ほどよく肩の力を抜いて、シンプルライフを始めてみませんか?永遠の憧れ!オシャレで凜としたパリジェンヌシックでモダンな装いに身を包み、背筋を伸ばし颯爽と歩く”パリジェンヌ”。そんなパリジェンヌたちは、いつの時代も大人女子を虜にしてやまない憧れの的。可憐でいて、その中にもどこか芯の強さを感じさせる女性たちには、きっと秘訣があるに違いありません!今回は、大人女子の憧れ、パリジェンヌの意外なまでのシンプルライフをご紹介します。今日からあなたも自然体の”素敵”を手に入れませんか?意外とシンプルなクローゼットオシャレで洗練されたイメージのあるパリジェンヌは、さぞかしたくさんの洋服を持っているのだと思いきや、クローゼットの中身は意外とシンプル。普段着と、お出掛け用のワンピース、スポーツウェア…。その数、わずか10着ほど。最近、パリジェンヌのコンパクトなクローゼットの中身を取り上げた書籍を多く見かけます。それほど日本女性には衝撃的な事実だということでしょう。オシャレの定義パリジェンヌは、オシャレを”目立つこと”ではなく、”その場に美しく溶け込み、調和すること“だと考えています。パリジェンヌをイメージすると浮かび上がるベーシックな色合いも、中世の建物が多く残るパリの街並みに似合うものばかりですものね。そうしてTPOを大事にすることで”素敵”が生み出されているのです。流行に振り回されない流行の最先端である華の都、パリ。そこに暮らす女性たちは、流行りを追いかける日本女性とは少し考え方が違うようです。パリジェンヌは、目先の流行に飛びつき振り回されることを格好悪いことだと思っています。ラフで洗練されたシックな装いは、確かに流行りのアイテムでも高級ブランドのものでもありません。ほとんどの女性たちが、自身が一番魅力的に見える洋服を何年も着続けているのです。「今度のお出掛けに着ていく洋服がない…。」と悩んでいるなら、もう一度クローゼットを開けてみましょう。そこにはきっと、あなたにぴったりの洋服があるはずです!メイクで隠さない!“完璧でないこと”を愛するパリジェンヌは、日中はほとんどメイクをしません。日本女性が必死に隠すそばかすだって、チャームポイントにしてしまうのです。日中のメイクといえば、ベースを軽く整え、リップを塗る程度。そのため、お仕事中のパリジェンヌを覗き見るとTシャツにジーンズ、ぺたんこ靴にすっぴんといういたってシンプルなスタイルの方ばかりなのです。ですが、夜になるときちんとメイクをしてドレスアップするのがフランス流!そのきっちりメイクだって、どこかのパーツで抜け感を出すことを忘れません。見栄をはらないパリジェンヌが自然体で格好良く見える秘訣は、見栄をはらないことです。女子会は基本、おいしいバケットとチーズ、ワインを用意して自宅で行います。庭で採れた果物でジャムを作り、親しい人にお裾分けをしたり、野菜の皮やヘタでブイヨンを作ったり。高級レストランでフレンチのフルコース、なんてイメージとはかけ離れていますが、無駄な見栄をはらないことこそがパリジェンヌのキラキラした笑顔を作っているのですね!日常に運動を取り入れるパリでは、姿勢がよくスラリとした女性が多く見受けられます。ですが、何もダイエットのためにジムに通ったり、辛い食事制限をしているわけではありませんよ。パリジェンヌは、無駄な出費はしませんがウィンドウショッピングは大好き!休日はブティックや書店をのぞいたり、蚤の市を当てもなくフラフラしたり、一日中歩いていることも少なくないのだとか。また、パリでは犬を飼っている人が多く、犬のお散歩でカロリー消費をしていることもスタイル維持の秘訣だそうです。バカンスを楽しむ毎日仕事に追われ、一体私は何のために働いているのだろう…と感じたら、思い切って休暇を取るという選択肢もあるのだということを忘れないで。パリでは、7月14日の革命記念日前後からバカンスシーズンが始まります。実は、パリジェンヌが倹約するのも毎年のバカンスのためなのです。日常のしがらみは一切忘れて、1ヶ月間思いっきり遊ぶ!日本では1ヵ月のお休みを取ることは難しいですが、疲れたらリフレッシュすることは大事です。そして、こうなりたいから働く、あれが欲しいから働く、という風に理想の自分を掲げてみるのもよいかもしれません。さっそく「シンプルライフ」始めてみませんか?大人女子の永遠の憧れであるパリジェンヌのシンプルライフをご紹介しました。オシャレで洗練されたスタイルは、無理に自分を作り込もうとせず、ひとつのものを大事に愛する心から生まれていることがわかりました。最近少し心が疲れてきたなと感じているなら、今日からさっそくシンプルライフを始めてみませんか?ほどよく肩の力を抜くことで自然と笑顔も増え、あなたらしい”素敵”を引き出してくれるはず!パリジェンヌに学ぶことはまだまだありそうですね!
2018年02月21日世田谷美術館で開催中の『パリジェンヌ展』に行ってきました。美しいパリジェンヌのアートやファッション、さらに彼女たちのリアルな生き方にも触れられる女子必見のアート展、その詳細をレポートします!パリのアートやファッションが勢ぞろい!【女子的アートナビ】vol. 99『ボストン美術館パリジェンヌ展時代を映す女性たち』では、18世紀から20世紀のパリで生きた女性たちの姿やライフスタイルをテーマにした作品を展示。絵画を中心に、彫刻や写真、ファッションに関するものまで約120点の作品を楽しめます。同展は5つの章で構成され、まずは第1章「パリという舞台」からスタート。ここでは、18世紀の王侯貴族や上流階級の女性たちの華やかなファッションや暮らしぶりなどを見ることができます。学芸員さんの解説によると、この時代、上流階級の女性たちは単に着飾っていただけではなく、自宅でサロンを開いて知識人たちをもてなす女主人として活躍していたとのこと。洗練された会話術を駆使して客人を接待し、知らない人同士を結び合わせ、社交の場を作るのが彼女たちの大事な役割だったそうです。パリジェンヌの現実は…続く第2章のタイトルは「日々の生活」。壁が暗めの色調で、なんとなく重い雰囲気が漂う展示室です。ここでは、18~19世紀のパリジェンヌたちが社会的にどういった役割を期待されていたのか、その理想から外れた女性たちはどんなふうに批判されたのかをリアルに伝える作品が展示されています。フランス革命を経て、ナポレオン統治下となったパリでは社会が大きく変化。でも、伝統的な価値観は残り、良き妻、良き母として家庭を守るのが女性の役割とされていました。いっぽうで、自立して生きようとする女性たちが出てきたのもこの時代。ですが、かなり強いバッシングを受けたようです。こちらの壁面に並んでいるのは、オノレ・ドーミエなどが描いた風刺画。例えば、夫のボタン付けを拒否する妻や、書き物に専念して育児をおろそかにしている母親など、新しい生き方をしようとする女性の姿が批判的に描かれています。家庭のことを押しつけられ、昔の女性たちは気の毒…と言えないのが悲しい現実。約170年前のパリも現代も、女性の役割はそれほど変わっていないのかもしれません。おしゃれなパリジェンヌの登場!第3章は一転して明るいピンク色の部屋になっています。タイトルは、『「パリジェンヌ」の確立』。主に19世紀後半の作品が展示されています。フランス第二帝政下の19世紀、パリの街は大改造が行われ、機能的でエレガントな都市に生まれ変わりました。ファッション産業も発展し、おしゃれなパリジェンヌの姿は雑誌や美術作品などを通して拡散され、パリは流行の発信地へと進化。洗練されたパリジェンヌは、海外の女性たちにとっても憧れの存在となっていきます。特にアメリカの女性たちはパリの流行を熱心に取り入れていたそうで、ボストン美術館では当時のファッション関連の装飾品なども多数所蔵。今回の会場では、ファッションが描かれた作品だけでなく、靴や手袋なども展示。ため息が出るような美しいドレスも見ることができます!活躍するパリジェンヌたち次は2階の展示室へ。第4章のテーマは「芸術をとりまく環境」。19世紀後半に、画家や女優、モデルとして活躍したパリジェンヌたちが登場します。印象派の画家として有名なベルト・モリゾ、アメリカからパリに渡り芸術家として大きく開花したメアリー・カサットなど、女性画家たちの作品なども見ることができます。ふたりとも今では有名な画家ですが、当時、女性は国立美術学校での教育が制限され、職業芸術家になる方法も限られていました。差別や偏見もあるなかで自分の道を切り開いてきたパリジェンヌたちの作品、ぜひじっくりと鑑賞してみてください。こちらは、展覧会のメインヴィジュアルのひとつ、エドゥアール・マネの《街の歌い手》です。モデルとなった女性ムーランは、マネの “ミューズ”。彼女は画家にインスピレーションを与える存在で、マネの重要な作品に何度もモデルとして登場しています。最後の第5章は20世紀のパリに生きた女性がテーマで、タイトルは「モダン・シーン」。ランウェイのような舞台にバレンシアガ、ピエール・カルダンなどのドレスが並んでいます。周囲にはダンサーや歌い手、女優などパフォーマーとして活躍した女性たちの写真やポスターなども展示。往年のスター、ブリジット・バルドーの魅力的な写真などを通して、パリジェンヌたちのさまざまな生き方を見ることができます。あの中村さんも絶賛!プレス内覧会では、展覧会の音声ガイドを担当したフリーアナウンサーの中村江里子さんが登場。同展を見た感想として「ドレスや肖像画などの作品を通して、社会の中でパリジェンヌという女性たちの位置づけが変わっていく様子を見られるのが楽しい」とコメント。さらに「良妻賢母がよしとされていた時代、社会に出ていく女性たちが増えていく移り変わりをしっかりと見ていくことができたのが興味深かった」と展示構成について絶賛されていました。また、長年パリ暮らしをしている中村さんから見た現代版パリジェンヌの印象については、「自由でのびやかで、でもわがままな人たち。わがままというのは自分自身を主張するし、とても大切にしているということ。その姿勢が魅力的」と語っていました。憧れのパリに生きた女性たちの姿をアートの視点で掘り下げていく “女子のための” 展覧会、ぜひ一度足を運んでみては?Information会期:~4月1日(日)休館日:月曜日※2/12は開館、翌2/13(火)は休館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)会場:世田谷美術館料金:一般 1,500円/大学生・高校生900円/中学生・小学生 500円/65歳以上1,200円※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しております。
2018年02月10日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2018年1月第4週のテーマは「ひねりのあるアイテム」。エッジが効いたシルエットは、着こなすのが難しいと思っていませんか?オーソドックスなカラーを合わせれば、品良くまとまります。■動きのある洋服で、街の視線を釘付けに2017年から流行中の「袖コンシャス」は、ひねりがあるアイテムの定番。シフォンやレースでふんわりさせたり、ファーをあしらったボリュームたっぷりの袖を、よく見かけました。この冬もブームは継続中。でも、アウターで隠れてしまうのが、袖コンシャスのさみしいところ。袖の短いポンチョを合わせる手もありますが、気温を選びます。ならば、形の面白いパンツや、裾に表情のあるスカート、ストールなどをプラスしてみましょう。コートを着ても脱いでも、個性的にキマります。■街で見かけた「ひねりのあるアイテム」が素敵な人まあるい袖がなんとも気になる、土屋さんのコーディネート。ふんわりと白いプルオーバーは、動くたびに袖が弾み、とても楽しそうな雰囲気。大きなネックレスも、よく映えています。首元はグレーのハイネックで引き締め、ぼんやり見えてしまうのを防ぎました。「シンプルだけど、ちょっと遊び心のあるお洋服が好き」とのこと。トップスに負けず劣らず、印象的なスカート。タイトなマーメイド風シルエットを、大人のブラックでエレガントに仕上げています。同じくブーツもモノトーン。ショート丈にしたことで、モード感が増しました。唯一、明るい色が入っているのはネイル。FENDIの人気コレクション「バッグバグズ」をイメージしているといいます。@両国土屋杏理さん(34歳)162cmクレイジーキッチン代表TOPS:ENFOLDNECKLACE:ENFOLDSKIRT:ENFOLDSHOES:UNITED NUDE
2018年01月25日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2018年1月第2週のテーマは「デニムとブーツ」。暖かいうえにかわいい、そんな一石二鳥のファッションを追いかけました。■防寒もおしゃれもあきらめないスタイルデニムをブーツインすると、暖かさは最強。でも、ヒールもないボアのローブーツでは、ボーイッシュになりすぎてしまうことも。そこで試してみたいのが、女性らしいコートや柄物を合わせること。足元が重たいぶん、明るいカラーがおすすめです。ふんわりと広がるAラインのトップスや、カールを効かせたヘアスタイルなどを合わせて、トータルで甘みをプラスしてみては。■街で見つけた「デニムとブーツ」が素敵な人岡川さんのコーディネートは、ころんと丸いUGGのムートンブーツが主役。インディゴブルーのスキニーデニムを合わせた、オーソドックスなスタイルです。ここに、やわらかなグレーのチェスターコートを持ってきたのが、かわいらしく仕上がるポイント。丈感もほどよく、美脚効果を発揮しています。シンプルになりすぎないよう、ストールとニットは柄物を。同系色でまとめているため、柄が2種類あってもうるさくなりません。バッグは、オーセンティックな革のショルダー。使い込むほど味が出る革なら、大きめサイズでも上品な印象がキープできます。コンパクトなまとめ髪とパールのイヤリングも、冬美人のコツです。@京都岡川晴奈さん(30歳)163cm理学療法士COAT:le-tiroirKNIT:LOWRYS FARMPANTS:-STOLE:-BAG:IL BISONTESHOES:UGG
2018年01月10日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2018年1月第1週のテーマは「ユニークなディテール」。ちょっとだけ冒険感覚のアイテムを取り入れれば、コートスタイルがさらに楽しくなります。■細部にこだわったアイテムを合わせて2017年の「おしゃれびとスナップ」でも、さまざまなコートの着こなしをご紹介してきました。日々代わり映えのしないコーデを避けるには、明るい色のアイテムを合わせたり、インパクトのある小物を取り入れたり。さらに、そのアイテムの素材感やつくりにこだわってみるのもひとつの方法。上質な布、糸を使ったものや美しい刺繍。コートの下からも存在感を発揮する、チュールやプリーツ、流行のシャギーニットなどもおすすめ。すこし派手すぎる……?と思っていたアイテムが、シンプルなコートのおかげで中和されることもあります。■街で見つけた「ユニークなディテール」が素敵な人シンプルな黒いコートに、カーキのロングワンピース。色味はシックだけど目を引くのは、バックシャンなスカートのなせる技ではないでしょうか。たっぷりと入ったプリーツの段が、歩くたびに揺れ、とてもドレッシーに見えます。仕事で外出しているところだった稲井さん。「歩きやすいスニーカーとたくさん入るバッグで、実用重視のコーディネートです」と笑うけれど、コートと色を揃えた足元はとてもスマート。バッグにも大きなファーのチャームがふわり。旬のポイントをしっかり押さえています。首元には、金継ぎをイメージしたという金糸の刺繍が効いた、ストール。たっぷりと巻きつければ、レトロモダンなムードが漂います。@新宿稲井たもさん(30歳)158cmライターCOAT:ZARATOPS:MUJIONE-PIECE:CLANESTOLE:AGRISBAG:GIANNI CHIARINISHOES:MUJI
2018年01月04日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2017年12月第5週のテーマは「粋なレディルック」。カジュアルなお洋服も、コーディネートやアイテム選びでぐっと上品に仕上がります。■ラフなアイテムでつくる「女っぽ」ムード冬のレディといえば、膝丈のスカートやデコルテが美しく見えるニット、白を使ったコーデなどが定番です。でも、気の置けない女友達との集まりなどでは、もうひと工夫したいもの。「THE・レディ」から一皮むけたコーディネートに挑戦してみましょう。おすすめなのは、ラフなアイテム。首元の詰まったトップスやワイドパンツ、マキシ丈スカートといったカジュアルな洋服も、見せ方次第で"女っぽ”コーデに早変わりします。たとえば、ウエストマークで体をすらりと見せたり、パンプスで華奢な足首をアピールしたり。風が吹くたびに揺れるピアスなどもいいですね。■街で見つけた「粋なレディルック」の人サロペット風のスカートが目を引く、真由美さんのコーディネート。ともすればカジュアルなアイテムを、上品な小物使いで、エレガントにまとめました。コートでだぶつきがちなシルエットも、ハイウエストのおかげですっきり。もともとの長身もあいまって、脚長効果も抜群です。ひときわインプレッシヴなのは、赤いファーのクラッチ。「今日は昼間の忘年会だったので、派手すぎず、控えめになりすぎないパーティールックです」との言葉通り、このバッグがいい働きをしています。それを持つ手元も、鮮やかなネイルとゴールドリングの組み合わせでぬかりなし。耳には、主役級のピアスを添えました。ミドルヒールのショートブーツは、折り返しもあり、足首が美しく見えるデザイン。ロングスカートと濃いタイツで重くなりがちな足元を、すっきり仕上げるポイントです。@六本木町田真由美さん(40歳)171cmネイリストCOAT:GERARD DARELTOPS:BIRTHDAY BASHSKIRT:BIRTHDAY BASHBAG:BIRTHDAY BASHSHOES:DIANA
2017年12月27日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2017年12月第3週のテーマは「印象的なストール」。シンプルなコートの表情を変える、手軽でおしゃれなテクニックを紹介します。■ストールが叶えてくれる、スタイルアップやイメチェンストールは、ただのアクセサリーではありません。選び方や巻き方を工夫すれば、すらりと長い脚や小顔も叶えてくれる、スタイルアップのアイテムなのです。シンプルに垂らせば、縦のラインが強調され、すっきり長身に。厚手のストールでするミラノ巻きは、顔の近くに立体的なシルエットを作ることで、顔を小さく見せてくれます。DRESS世代におすすめしたいデザインは明るい色で、ふんわりと華やかにふくらんだもの。顔周りをやさしく包み込んで、肌をきれいに見せてくれるはずです。■街で見つけた「ストールが印象的」な人ドロップショルダーのコートに、黒のスキニーデニム。甘辛ミックスなスタイルを、ふんわりした柄ストールで品良くまとめました。さっと肩に羽織っただけのシンプルなストール使いが、こなれた大人の印象を与えます。コートの袖からバングルを覗かせることで、ぐっとノーブルな仕上がりに。バッグは、ワニ革のヴィンテージ。「おばあちゃんからもらったお気に入りのバッグ。この革がようやくなじむ年頃になってきて、すごくうれしいんです」と、真帆さん。ストールの柄と同系色なので、パンチのあるアイテムが並んでも、きちんと統一感があります。ピンクのヴィンテージピアスも、キッチュな存在感が面白いところ。プチ・アクセは、遊び心をくわえるのにぴったりな小物です。@渋谷北村真帆さん(31歳)160cm会社員STALL:ASZAKKACOAT:UNITED ARROWSTOPS:BEAMSPANTS:ZARABAG:vintageSHOES:DIANA
2017年12月21日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2017年12月第3週のテーマは「小物を効かせたコートルック」。ビビッドなバッグを差し色にした、上級者のコーディネートを紹介します。■同じコートでも、小物使いで印象チェンジ毎日同じコートに同じマフラー、同じバッグでは、ちょっと退屈してしまう冬。小物が充実した季節です。ぜひ、さまざまな色や柄を取り入れてみましょう。顔の周りにくる帽子やマフラーを白系にすれば、レフ板効果でぱっと肌が明るく。赤はつややかな女性らしく、深いブルーはハンサムに、こっくりとしたグリーンならエレガントにまとまります。濃い色を使うときは、バッグや靴など、面積の少ないもので取り入れるのがおすすめ。ぴりりと存在感を発揮しつつ、うるさくなることもありません。■街で見つけた「小物を効かせたコートルック」が素敵な人黒と茶のツートンカラーがしゃれたコートに、レッドのクロスボディバッグを効かせた知世さん。黒のフリンジが、向きによってバッグの表情を変えるのも面白いところです。ボルドーのリップで、艶っぽさをプラスしました。コートの下は、ストレートのデニムに白いニット。身長152cmと小柄ながら、ハイヒールのブーツでスタイルアップを実現しています。手元には、ミニマルなリングを添えて。主役ではないけれど脇役でもない、絶妙な温度感のアクセサリーが似合います。@月島西田知世さん(29歳)152cm会社員COAT:CORTES WORKSPANTS:JETBAG:3.1 Phillip LimTOPS:3.1 Phillip LimSHOES:Geox
2017年12月12日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2017年12月第2週のテーマは「白いコート」。雪の季節にまといたくなるアウターのひとつです。甘くなりすぎないよう、カジュアルに仕上げたコーデを見つけました。■第一印象を明るくしてくれる白コートAラインのかわいらしい白コートは、ちょっと甘く見えすぎるかも……と思われるかもしれません。でも、大人の女性にとって白は強い味方。面積の広いアウターで白を取り入れると、レフ板効果が生まれ、顔色が明るく見えます。細身のシルエットや柄ものを選べば、甘くなりすぎることなく、DRESS世代にもぴったり。ノーカラーやボタンが小さめのものも、大人っぽく、おすすめです。■街で見つけた「白いコート」が素敵な人ゆったりとした白いコートは、スイートなイメージ。そこに、カジュアルなニットのベレー帽やスキニーデニムを合わせることで、30代でもしっくりくるテイストに仕上げました。コートに入った大柄のチェックも効いています。「上下のシルエットのバランスに気をつけました」と、茜さん。トップスは白系、ボトムスは黒系にまとめると、引き締め効果もあります。バッグでも甘めのモチーフを入れたいなら、黒が正解。ビッグリボンもばっちりなじんでいます。足元はレディなフラットシューズで、肩の力を抜いて。もっと寒くなってきたらショートブーツや、ハンサムなローファーを合わせるのもいいでしょう。@表参道茜さん(33歳)163cm会社員COAT:GALLARDAGALANTEPANTS:aquagirlBERET:USEDBAG:kate spade new yorkSHOES:DIANA
2017年12月05日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2017年11月第5週のテーマは「デザインパンツ」。素材やパターンで工夫を凝らしたデザインパンツは、旬コーデを作れる優秀なアイテムです。■粋なパンツルックに欠かせない1本春夏から流行の続くワイドパンツや、ビッグアウターと相性のいいスキニーパンツは、もはや定番。そこにどんなエッセンスを加えるかが、おしゃれの腕の見せどころとなってきました。光沢のあるベロアやコーデュロイの質感を楽しんだり、フリンジやファーを部分使いしたりと、目を引くデザインがたくさん登場しています。初心者が失敗しない着こなしのコツは、シンプルなトップスを合わせること。足元だけで周りとはひと味違うセンスが際立つことでしょう。■街で見つけた「デザインパンツ」が素敵な人グレンチェックのコートに、毛足が長いフリンジのデザインパンツ。メンズライクなショートブーツを合わせて、すきのないハンサムルックに仕上げている郁美さん。寒色でまとめたコーディネートに、明るいベージュのニットで、女性らしさもプラスしています。バッグは、こちらも旬のファー素材。ともすると甘くなりがちなアイテムですが、持ち手がリングなら、スタイリッシュな雰囲気を邪魔しません。ゆるやかなパーマヘアから覗くのは、ハワイで買ったというピアス。冬のコーデに夏のエッセンスをちょい足しする遊び心が素敵です。@新宿郁美さん(33歳)163cmサービス業COAT:FRAMeWORKTOPS:ZARAPANTS:ZARABAG:ZARASHOES:ー
2017年11月28日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2017年11月第3週のテーマは「存在感のある帽子」。洋服との相性もばっちりの、こなれたトータルコーディネートを紹介します。■キャップやベレー帽は"変わり素材”に注目依然としてトレンドが続くキャップやベレー帽。秋冬はレザーやファー、ベロア、スウェードといった、ひとクセある素材が人気です。頭周りのインパクトが強くなりがちなので、洋服はシンプルにまとめるのがおすすめ。ハットはいっそうクールに、つばの広い女優タイプが注目を集めています。オーソドックスなキャップ系で素材感を楽しむか、スタイリッシュなハットでハンサムにキメるか。いずれも小顔効果が高いので、全身のバランスアップにも役立つでしょう。■街で見つけた「存在感のある帽子」が素敵な人妙子さんの帽子は、ボリューム満点のフェイクファー。ブルゾンにニット、ロングスカートというプレーンな服装のなかで、ぐっと視線を集めるポイントに。帽子からは、ゆるやかなカールとハイカラーが効いた髪の毛がちらり。カジュアルなピアスとともに、顔まわりを彩りました。細かいところまで手を抜かないのが、印象的な帽子をさらりとかぶるポイントです。真っ赤なコンバースとディッキーズのスカートは、なかなかアクティブな印象。かっちりめのバッグを合わせることで、帽子とちぐはぐにならないよう、全体のイメージを整えました。もちろん、細いベルトでウエストマークすることも忘れません。@江古田珍坂妙子さん(37歳)160cmTOPS:KBFSKIRT:DickiesBAG:A.P.C.BLOUSON:green label relaxingSHOES:CONVERSECAP:Casselini
2017年11月13日「ハロウィン仮装スナップ」を特集。2017年は平日にも関わらず、昨年同様大きな賑わいをみせた東京・渋谷。ファッションプレスはその一部を撮影。様々な仮装やコスプレを紹介する。スパイダーマン×デッドプールマーベルシリーズからは、映画『スパイダーマン ホームカミング』の公開が記憶に新しい「スパイダーマン」と、2016年に公開された映画『デッドプール』から「デッドプール」が登場。スパイダーマンのコスチュームに合わせて、足元は赤いアシックスのランニングシューズに。こうなると、アシックスのブランドロゴも、蜘蛛の巣柄のスパイダーマンの身体の一部に見えてきそう。ジャック・スパロウ今年7月にシリーズ最新作が公開された映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」から、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウ。ルックスはもちろん、アンニュイな表情、絶妙な姿勢の反り具合とかなりのクオリティーだ。マリオ&ルイージ何に仮装しようか迷った時に、重要視するのは仮装のしやすさ。そんな選考基準を十分に満たした、マリオとルイージの人気は今年も健在。こちらのグループは、傷メイクやハイソックスなどでオリジナリティを演出していた。マリオシリーズ新作の「スーパーマリオ オデッセイ」も発売されたばかりと、時事性も◎。ジョーカー&ハーレイ・クインクリストファー・ノーラン版バットマンのジョーカー&昨年公開の映画『スーサイド・スクワッド』で大活躍のハーレイ・クイン。映画間の壁を超えた共演は、ハロウィンならではの楽しみである。Dr.スランプ アラレちゃん定番のキャラクターやお化けに扮する人たちと並んで多かったのが「アラレちゃん」。その中でも、3つ子がアラレちゃんのコスプレをしたのかと思わせるほどの統一感を見せた3人組がこちら。キョンシー加藤一二三今年テレビで引っ張りだことなった将棋界のレジェンド・加藤一二三。“ひふみん”の愛称で親しまれる同氏のチャームポイント(?)であるすきっ歯もしっかり再現。ヤンキー一口でヤンキーと言っても様々なジャンルがある。特攻服を身に纏った彼女たちはツッパリ系暴走族ヤンキーといったところだろうか。鮮やかなピンクは夜の渋谷の街に映える、まさに「スケバン」なコスプレだった。セーラームーン気軽に性別を超えた格好ができるのもハロウィンの醍醐味。彼らの"月に代わるおしおき"は敵に大ダメージを与えること間違いなしだろう。ちなみに、期間限定のセーラームーンカフェが全国で順次開催中。彼らを見てセーラームーンの世界を体感したくなった人は是非チェックしてみて。ビールの売り子ファンタジーなキャラクターが多い中でこんなユニークなアイデアも。満面の笑みが眩しいこちらの2人は「本物の売り子さんですか?」とつい声をかけてしまいそうなクオリティに仕上がっていた。with B今年のトレンドを行く仮装も多数。その中の1つがこちら。ちなみに彼らは、ブルゾンちえみ抜きの純粋な(?)「with B」。是非、ハロウィンの渋谷でブルゾンちえみを見つけて欲しいところだ。寅さん『男はつらいよ』シリーズで渥美清が演じた寅さんも、時代を超えて渋谷に出現。過去には、パリコレに進出したファッションブランドのビューティフル ピープル(beautiful people)が同氏をモチーフにしたセットアップを発売するなど、実はファッション界でも注目が高い(?)人物である。みやぞん今年大ブレイクを果たした、お笑いコンビANZEN漫才・みやぞんが何故か集団で登場。どこか憎めない彼の笑顔を模した、お手製マスクの再現性はかなりのものだ。
2017年11月03日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2017年10月第4週のテーマは「技ありアウター」。おしゃれと機能を兼ね備えた1枚を、街へ探しに行きました。■アウターをさらりと楽しめるのは秋だからこそこの秋に流行しているアウターは、ブルゾンやガウンなど、防寒力の弱いものが目立ちます。本格的に寒くなってくると、ダウンや厚手のコートに手が伸びてしまうので、薄めなアウターはこの数週間にしっかり活用したいところ。ノーカラーのように首元を見せて着たいデザインも、今のうちに。ボタンを留めずに羽織って、インナーをちらりと見せるのも、秋らしいテクニックです。■街で見つけた「技ありアウター」が素敵な人ゆったりと羽織ったコートワンピースから、秋色カラーのスカートがちらり。思わず目を奪われてしまう、印象的なコーデです。アウターとボトムスの丈を揃えるのは上級者。ともすれば重たく見えがちなサイジングを、色合わせで乗り切りました。胸元には、こまかなタックが何本も入り、裾まで伸びて、かろやかに揺れます。「腰あたりでボタンを留めて、胸元のタックやスカートも際立たせるのが好き」と、岡部さん。シンプルな黒のニットと明るいスカートの組み合わせは、コートを脱いでも隙がありません。ともすると甘く見えがちなワンピースコートを、辛めのアイテムとマッシュアップ。個性的な黒いトートバッグと、きりりとしたローファーを組み合わせました。@六本木岡部祥子さん(33歳)162cm会社員COAT:mina perhonenTOPS:mina perhonenSKIRT:mina perhonenBAG:mina perhonenSHOES:Church’s
2017年10月31日■パリジェンヌの秋ファッションに欠かせない本命アイテムパリジェンヌの秋ファッションに欠かせないアイテムといえば、ライダースジャケット。レザー素材のものを長く愛用し、「自分サイズ」に育てていく彼女たち。魅力的な価格のフェイクレザータイプも良いけれど、大人のパリジェンヌスタイルを確立させるためには、上質なレザーを選びたいところ。重ね着はあまりしないパリジェンヌ。ライダースジャケットの下に着ているのは、たいてい薄手のカットソーやニット、ブラウス。そして首元には、彼女たちの定番アイテムであるストールをくるりと巻きます。ここ最近の彼女たちのストール選びを見ていると、着こなしのポイントになるパープルやブルーといった明るい色ではなく、地味めな色を選んでいるように思います。例えば、黒のライダースジャケットにならライトグレーや黒×白のチェック柄など。またプリント柄であれば、黒ベースのものを。共通しているのは薄手・厚手にかかわらず、巻くとボリュームの出る大判タイプであるという部分。体にフィットするライダースジャケットに合わせると、バランス良く決まるのです。さらに小顔効果を発揮してくれるのも嬉しいですね。冬に向けてストールを買い足そうと思っているパリジェンヌファンには、地味めな色合いのものがおすすめ。素材感や編み方、プリント柄に特徴があるものを選べば、自分らしさをアピールできますよ。■モード&定番靴でパリジェンヌらしい足元にボトムス人気はやはりスキニーデニム。くるぶし上4~5cmほど上ですっきり着こなします。裾はカットオフタイプだったり、一折りさせたり、とにかく足首見せは重要といえそう。そして足元はスニーカー。人気継続の白はもちろん、黒も目立ちます。この2足さえあれば、今旬の普段着スタイルはお手のものといった様子。また日本では素足で履いているように見せるため、フットカバーを愛用する方が多いですが、パリジェンヌは、白や黒、ラメ入りタイプのショートソックスを合わせることも。さらに、網タイツや25デニールぐらいの薄手タイツをセレクトするのもパリ流。おしゃれに見えるのはもちろん、セクシーさもほんのりプラスされているような気がしませんか?デニムの足元を、少しきれいめに仕上げたいときは、アンクルブーツがおすすめ。昨年は白スニーカーオンリーという感じでしたが、アンクルブーツが復活している様子です。もともとアンクルブーツは、彼女たちの定番靴。パリジェンヌのワードローブになくてはならない存在ともいえそうです。彼女たちが好むのは、細身のフォルムに太めヒールのもの。石畳の上でも歩きやすく、コーディネートのバランスが取りやすいという利点もあります。■基本のワードローブにトレンドエッセンスを加えて私がファッショニスタの着こなしをチェックしていて気になったのが、ローファールック。足元にトラッドなローファーを合わせてちょっぴりマスキュラン(男性的)に。ラフな雰囲気のデニムコーデを引き締めますし、ドレッシーなクロップドパンツとの相性も抜群です。トップスには流行色であるボルドーのニットをオン。インナーにシルクの白シャツを合わせても◯。アウターに選びたいのはシンプルなウールやカシミヤのコート、そしてレザーバッグを。トレンドをさりげなく取り入れるパリジェンヌの着こなしには、いつも「らしさ」が漂っています。トレンディな着こなしに挑戦したい場合は?トレンディな着こなしに挑戦したいなら、プリント柄のロングドレスを投入するのがおすすめ。足元はスニーカーでカジュアルダウンして。某ブランドを手がけるフランス人の知人は、同じ生地で作ったブラウスとロングスカートを打ち出す予定だそう。ポイントはセットアップにすると、ワンピースのように見えるところ。ロングスカートにスニーカーを合わせるパリジェンヌもいますが、ワンピースの方が流行りだといいます。プリント柄は主張し過ぎないものをセレクトして、活躍させやすい1枚に。さらにオールシーズン使える素材や、シックな色を選べば着回しのバリエーションも広がりますよ。■パリジェンヌの秋ファッション、参考にしてみては?パリジェンヌは基本のワードローブにトレンドをミックスさせて、おしゃれを楽しんでいるといえそう。盛りすぎないからエレガントに見え、さりげないからこそクールに決まる。この秋はどんなパリジェンヌスタイルで自分らしさをアピールしたいですか?きちんと計画して、冬のパリジェンヌスタイルにつなげていきたいですね。
2017年10月25日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2017年10月第3週のテーマは「こなれた靴下コーデ」。カジュアルになりすぎない靴下テクをご紹介します。■大人っぽいアイテムを合わせれば、靴下を履いてもクール風が冷たくなってきたら、靴下の出番。近ごろは白ソックスをスポーツサンダルに合わせたり、レースソックスをローファーに合わせたり、さまざまなコーディネートが市民権を得てきています。もちろん大人の女性らしく、パンプスやミュールで仕上げるのも素敵。靴下の色味を洋服と揃えれば、全体のイメージを邪魔することなく、ほどよいヌケ感が出ます。防寒に役立つ厚手のソックスでも、カジュアルになりすぎないテクニックです。■街で見つけた「靴下コーデがこなれた」人全身をシンプルにまとめたコーデのなかで、足元のマスタードイエローが目を引きます。靴下は、グレーのリブニット。厚手のタイプはラフに見えがちですが、ヒールのあるパンプスに合わせて、ぐっとレディライクに仕上げました。ボーイフレンドデニムをゆるくロールアップしつつ、ベージュのチェスターコートでトラッド感も忘れません。耳元には、猫と馬のピアス。キャッチにはストーンやパールが使われているため、キッチュなモチーフも子どもっぽくなりすぎません。「遊び心のあるアクセサリーや、アクセントになる原色を取り入れるのが好きなんです」と話す木下さん。バッグは珍しいコルク素材。夏でも冬でも使える、不思議な質感がポイントです。@新宿木下茉美さん(29歳)165cmCOAT:USEDTOPS:UNIQLOPANTS:net shopBAG:Thailand MarketSHOES:net shop
2017年10月23日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2017年10月第2週のテーマは「女らしいジャケット」。ニュアンスのある素材を選ぶと、ぐっとこなれて見えるんです。■とろみ素材を選んで、ラフだけど品よく着こなすかっちり見えるのがジャケットのいいところでもあるけれど、肩の力も抜けてきたDRESS世代のコーディネートにおすすめなのは、すこしラフだけど品のある着こなし。とろみ素材のジャケットなら、きちんと感を残しつつ、女性らしいやわらかな空気が生まれます。上品なタイトスカートも、ボーイフレンドデニムも合わせられる、懐の広さが魅力です。もうすこし寒くなったら鮮やかなカラーニットを合わせたり、シャツでハンサムに着こなしたり、インナーでも遊べます。■街で見つけた「女らしいジャケットが素敵」な人光沢があるベージュのジャケットは、とろりとやわらか。ラフに腕をまくって着こなしました。洋服が大好きで、札幌でセレクトショップを経営しているという有希さん。袖口からのぞくネイビーの小花柄が、なんとも上級者のコーディネートです。ボトムスは、人気の続くカジュアルなワイドパンツを合わせました。ともすればハンサムになりすぎるコーデを、抜け感のあるアップヘアと印象的なピアスで中和。細部でも、ちょっとした女性らしさをプラスするのがポイントです。足元は鮮やかなブルー。ハラコのショートブーツが、すぐそこまで来ている本格的な秋を感じさせます。@新宿熊谷有希さん(39歳)セレクトショップ経営JACKET:USEDBLOUSE:KOREAPANTS:KOREABAG:KOREASHOES:Fabio Rusconi
2017年10月11日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2017年10月第1週のテーマは「秋のライダース」。この時期のアウターは、さらりと羽織るだけで存在感を発揮します。■レディに見せてくれるレザーの魅力今季も人気の続くライダースジャケット。ロックバンドのパンキッシュなイメージが強い、と感じる方もいるかもしれません。でも、ふんわりしたスカートや上品な柄スカーフなどに合わせれば、レディなコーデも可能。むしろ、レザーのしっとりとした大人っぽさを味方につけられるのです。いろいろな色や形が出ていて、合わせ方は自由。スモーキーな色やクロップド丈を選べば、ぐっとモダンに仕上がるでしょう。さらりと羽織る、秋ならではの着こなしを楽しんでみてください。■街で見つけた「秋のライダースジャケットが素敵」な人黒のシンプルなライダースに、同じく黒いレースのスカートを合わせたアヤさん。夏から流行の続くレースモチーフは、落ち着いた色なら秋でも着られます。辛口のジャケットに甘口のボトムスは、おしゃれの黄金バランス。ジャケットの下は、袖から前面に大ぶりのフリルをあしらったノースリーブブラウス。やわらかな巻き髪に秋らしい深みのあるオレンジ色で、上品なムードを演出しています。ジャケットのあるなしでがらりと印象が変わる、デートにおすすめのコーデです。バッグはライダースに寄せて、直線的でハンサムなシルエットに。今季もさまざまなアイテムに登場しているスモーキーブルーをチョイスしました。@新宿アヤさん(30歳)154cmJACKET:STUDIOUSTOPS:NINESKIRT:NINEBAG:UNITED ARROWSSHOES:DIANA
2017年10月05日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2017年9月第4週のテーマは「小物遣いが素敵な人」。帽子やバッグ、靴などのアイテムをうまく使えば、すぐさま"こなれ”コーデに大変身です。■プラスαが楽しい、秋の小物使い暑い日でも着られる洋服に、さっと秋っぽさを足せるのが、プラスオンアイテムの魅力。こっくりカラーの大ぶりアクセサリーやファーの靴、ニットのバッグなど、ラインナップも豊富なので、選ぶだけでも楽しくなってきます。目立つ素材を重複させないのが、合わせ方のポイント。たとえば、サンダルもベルトもファーにしてしまうと、ちょっとアクが強すぎます。全身鏡でトータルバランスをチェックしながら、印象的なアイテムを上手に取り入れていきましょう。■街で見つけた「小物使いが素敵」な人カジュアルなカーキのパンツに、紺のプリーツが華やかなトップスを合わせた山元さん。歩くたびに胸元や裾がふんわりと揺れ、秋風の心地よさを感じさせます。コーディネートに唯一明るい色を差しているのが小物。この時期の明るいカラーは、夏をひきずっているように見えがちですが、帽子の素材をフェルトにしたことでその問題もクリア。スモーキーブルーのリボンで、トップスのカラーともほどよくバランスをとりました。バッグは、巾着型に絞れる個性的なデザイン。足元は定番のバレエシューズを合わせました。@新宿山元亜紀さん(38歳)フリーライター166cmTOPS:rooms SHOPPANTS:d’un a dixBAG:-SHOES:guHAT:BRONTE
2017年09月27日シンプルで上質、自分のスタイルを大事にした、大人のファッション。街ゆくそんな女性のスナップをご紹介。2017年9月第3週のテーマは「夏から秋のスライドコーデ」。暦の上ではすっかり秋でも、まだ暑い日がある季節。コーディネートにひと工夫して、秋のムードを演出しましょう。■素材や柄をチェンジして、秋の気配を漂わせる洋服選びに悩む、季節の変わり目がやってきました。快適に過ごすためのおすすめは、素材や柄だけを秋らしくシフトしたり、アイテムで季節感を出したりすること。基本のコーディネートは変わらないので、すぐに取り入れられるうえ、暑くて困ることもありません。たとえば夏と同じTシャツ×パンツの組み合わせでも、素材をニットやベロアにしたり、ダークトーンの色を取り入れたり。1枚では夏っぽすぎる白いTシャツも、ストールやファーバッグなどをプラスすれば、すぐさま秋モードです。■街で見つけた「夏から秋のスライドコーデ」が素敵な人今季トレンドのグレンチェックを、上品なタックパンツで取り入れた金井さん。白いTシャツはニット素材で、袖先にモヘアのラインもあしらわれており、半袖でも秋らしくキマっています。さらに、短めの裾は、パンツに前だけイン。細いベルトで、レディな装いに。足元は、クールなブルーのパンプス。ちらりと指が覗く特徴的なデザインで、スタンダードなコーディネートに遊び心を足しました。バッグは洋服のトーンに合わせてグレージュ。赤茶のストラップが唯一の暖色で、よいアクセントになっています。@新宿金井由貴さん(31歳)書道教師157cmTOPS:ZARAPANTS:ZARABAG:POTIORSHOES: PELLICOBELT:MAISON BOINET
2017年09月20日ファッションや映画など多様な文化を滋養にして、美しくしなやかに生き方を主張するパリジェンヌたち。世田谷美術館で開催する『ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち』のキャッチコピーも「『パリジェンヌ』は流行じゃなくて、生き方です!」とある。アメリカ・ボストン美術館所蔵のマネやドガ、ルノワールなど印象派の絵画のほか、写真やイラスト、服飾資料なども展示し、多角的に“パリジェンヌ”の源泉をたどる本展。その記者発表会が9月5日、三軒茶屋の世田谷文化生活情報センターで行われた。【チケット情報はこちら】会見では世田谷美術館・学芸部主査の塚田美紀氏が登壇し、5つのチャプターに分けられた本展について解説。チャプター1では、ルイ14世の死去により、文化の中心がヴェルサイユから、裕福な市民のサロンがあるパリへと移行する様子を紹介。技巧を凝らしたドレスや、日本の有田焼まで取り入れたティーセットも展示される。チャプター2では、フランス革命後、19世紀に見られた女性への視線が示される。小説家として活躍するような進歩的な女性も当時は登場していたが、フラゴナールの『良き母親』に見られるように「パリジェンヌの実態というよりは、社会的に期待されたイメージ」(塚田氏)が数多く描かれた。チャプター3では、19世紀半ばにパリの街の大改造が行われたことで、市民の消費も拡大。パリジェンヌのモードが発展を遂げ、ついには世界中で注目を浴びるに至った様子が示される。サージェントの『チャールズ・E.インチズ夫人』は、パリジェンヌ風のドレスに身を包んだアメリカの女主人を描いた名作だ。続くチャプター4では、いよいよ19世紀後半にルノワールやドガら印象派の巨匠たちの作品が登場する。中でも注目は、マネの大作『街の歌い手』。今回は約70年ぶりの修復後、初の公開となる。その後も画家たちのミューズとなった多くの女性たちや、カサットやモリゾなどの女性画家、またサラ・ベルナールら女優の台頭によって、パリジェンヌの名声は高まってゆく。チャプター5では、20世紀に入ってのカルダンやバレンシアガのドレスや、踊り子のイラスト、モデルや女優の写真までを紹介。5つのチャプターをたどることで、パリジェンヌが後世の文化にいかに影響を与えたかを改めて感じられる内容になっている。本展は2018年1月13日(土)から4月1日(日)まで東京・世田谷美術館で開催。その後は4月11日(水)から6月10日(日)まで広島・広島県立美術館にも巡回予定。取材・文佐藤さくらPhotographs(C)Museum of Fine Arts, Boston
2017年09月19日