2018年からフランスへ移住した私は、フランスの生理用品の選び方や種類にびっくり! 日本だとナプキン派が多く、種類も品質も選べるほどですが、フランスではナプキンの種類も少なく似たようなものしかありません。「なんでこんなに少ないの?」と私がびっくりした、フランス人が選ぶ生理用品やその使用方法を紹介します。 タンポン派が多いスーパーなどでは、極薄タイプから夜用タイプまでナプキンが一応揃っているのですが、日本に比べて選べるほどなく、徳用パックは存在しません。1パック14個入りが主流のようです。 それに比べて、タンポンの種類はナプキンよりも揃っていて、自分に合ったタイプを選ぶことができます。フランスでは「装着している違和感がなく動きやすい」との理由から、圧倒的にタンポン派が多いように思います。 月経カップ使用者が多いフランス移住当初、私が一番びっくりしたフランスで売られている生理用品は「月経カップ」。月経カップとは医療用シリコンや天然ゴムで作られたカップのことで、腟の中に直接入れて装着し、経血が溜まったら(最長12時間)カップを取り出して洗います。 使用後に煮沸消毒をおこなうことで、何度でも使用できて経済的。フランスではナチュラル志向やエコへの関心が高いため、月経カップがとても普及しているようで、スーパーに3,000円前後で売られていました。 生理用ショーツは存在しない日本だと防水加工された生理用ショーツは当たり前のように売られていますが、私が知る限りフランスには存在しません。私の周りのフランス女性たちは生理中でもTバックやおしゃれなレース物など、普段使っているショーツを使用する人がほとんど。私は「生理中にTバックなんて経血漏れが心配で無理!」とフランスの友人に言うと、「タンポン使えば漏れないよ」と答えるくらい経血漏れなんて気にしないで過ごしている方が多いです。 日本ではナプキンが主流でナプキン使用中の快適さを求められるのに対し、フランスでは「生理中でも普段と変わらない動きやすさを重視」という意識が強め。また経済的で手軽さも求められているように思います。月経カップは長時間交換することなく使用できて、夜間の経血漏れの心配が少ないのでいつか試してみたいと考えています。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO著者:岩見エリ
2021年04月08日カーリー(carly_japance)さんは、フランス人の夫、ジャンさんとの日常を漫画に描いています。フランスではパートナーに「mon poussin(ぼくのひよこちゃん)」など愛称を付けることが多く、カーリーさんの夫は、よくかわいらしい動物に例えて呼んでくれるそうです。しかし、ある時カーリーさんは、夫から呼ばれた愛称に衝撃を受けたといいます。その呼び名とは…。「oh my ブタ」「あらあら、ぼくの子ブタちゃんたら」といったニュアンスなのでしょうが、『ブタ』だけ日本語になることで、なんともいえない破壊力があります…。ちなみにフランスでは食べ物をこぼしたり、食事のマナーが悪かったりするのを『ブタ』と比喩することがあるそうです。読者からは「穏やかな表情と言葉のギャップがすごい」「吹き出しました」といったコメントが寄せられています。国際カップルならではの会話に、クスッとさせられますね![文・構成/grape編集部]
2021年03月30日ミス・フランスになることを夢見る主人公をモデル、アレクサンドル・ヴェテールが演じる『MISS ミス・フランスになりたい!』。この度、幼なじみにミスコン出場を告白する本編映像が解禁となった。この度到着したのは、自分自身も忘れかけていた「ミス・フランスになる」という夢にチャレンジすることを、大事な幼なじみエリアスに告白するシーンの本編映像。映像は、主人公アレックスが、幼なじみでボクサーとして成功しているエリアス(クエンティン・フォーレ)に再会、久々に2人で食事をすることになるシーンから始まる。待ち合わせのレストランに現れたのは、美しい女性の姿。「(君は)アレックス?」というエリアスの問いかけに、「アレクサンドラ」と優雅に答えている。エリアスは「何があった?」と問いかけるが、アレックス/アレクサンドラは「ミス・イル・ド・フランスとして全国大会に出る」と冷静に返答する。しかし、それを聞いてエリアスはさらに混乱。「ミス・イル・ド・フランス…君が?」「嘘だろ」「どうやって?」。そんなエリアスに、ミスコン出場者として自身の写真が掲載されたスマホのニュース画面に映し出された記事を提示、そして「女でいると強くなれる」とその想いを告白する。「ミスコンで優勝するために手を借りたい」「要るのは努力と勝者の考え方」「今は他の子に負けてる」と頼み込むアレクサンドラ。そして、なぜボクサーである自分にそんなことを頼んでくるのかが理由が分からず返答に困ったエリアスに対して、実は「それだけじゃない」「(エリアスに)再会して昔を思い出した、輝いてた頃を」「優勝したい」と、いまの自分があるのはエリアスに再会したことがきっかけだったと、本音を全てぶちまける。やがて“アレクサンドラ”の真剣な気持ちに打たれたエリアスは「明日ジムに来い」と、その夢に協力を申し出る。自分の本音を曝け出すことで、周囲もどんどん幸せに巻き込んでいく魅力を切り取った瞬間となっている。ドラァグ・クイーンのローラやインド人のお針子など個性的な仲間たちに助けられ、挑戦を始めるアレックス。ローラに紹介された地区を仕切る“女王陛下”と呼ばれるボスからは「24時間、寝る時もコルセットを着けて、靴のサイズは普段より小さめの25.5センチ。ペタンコ靴は禁止、普段は12センチヒール、疲れたら8センチ(のヒール)。つけまつげと、谷間メイク。水着用に膨らみを隠す技も学んで」と厳しい指導を受ける。そして、ボクシング選手のエリアスからは精神面を鍛えるアドバイスをもらい、めきめきと美しさと自信を増していくことに。地区大会でも過酷な競争を乗り越え、夢が少しずつ現実になっていく。その中でも“真の美しさ”“本当の自分”を見つけようと、もがいていくアレックス。その運命を変える瞬間は見逃せない。『MISS ミス・フランスになりたい!』は2月26日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MISS ミス・フランスになりたい! 2021年2月26日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2020 ZAZI FILMS ‒ CHAPKA FILMS ‒ FRANCE 2 CINEMA ‒ MARVELOUS PRODUCTIONS
2021年02月18日パリでジェンダーレスモデルとして活躍するアレクサンドル ・ヴェテールの主演映画『MISS ミス・フランスになりたい!』から、ミス・フランスの審査会場に挑むシーンを切り取った本編特別映像が解禁された。生物学的には男性であることを隠して、ミス・フランスの審査会場に初めて“女性”として入るアレックス。緊張の面持ちで佇むアレックスに審査員は「ミス・フランスになりたい?」と質問、「何者かに」と率直にその想いを答えるが、その様子を見ていたミス・フランスのディレクター、アマンダ(パスカル・アルビロ)はアレックスに対して、ほかの参加者とは違う“何か”を感じ取る。その後、アマンダからミス・フランスで勝ち抜くためには「インスタのアカウントの開設」が大切と指導を受け、早速下宿先の仲間たちと一緒に“インスタ映えしそうな写真”を撮ってアップロード、加えて「視聴者が見るのは気品と物腰、そして女性らしさ」というアドバイスの通りに、マスカラやヘアメイクなどで自らを少しずつ魅力的にアピールしていく。「孤児の教育に力を注ぎたいです」と、ミスコン定番の“質疑応答”の練習にも真面目に取り組むアレックス。しかし「(人気サッカー選手の)“エムバペ”は?」「“子アザラシ”も入れろ」と仲間たちからの横やりも…。「支離滅裂になる」「だから何だ?」「人気ワードで票が集まる」と、アレックスを応援するあまり本筋からずれていってしまうという仲間たちとのやりとりもユニークなシーン映像となっている。主人公アレックスを演じたアレクサンドル・ヴェテールは、2016年当時、男女両性の特徴を持つアンドロジナス的スタイルを提案することでも知られるジャン=ポール・ゴルチエのウィメンズのショーに出たことをきっかけに一気に注目を集めたモデル。日本でも大人気となったNetflixオリジナルドラマ「エミリー、パリへ行く」にも、短いシーンながらゲスト出演している。『MISS ミス・フランスになりたい!』は2月26日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MISS ミス・フランスになりたい! 2021年2月26日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2020 ZAZI FILMS ‒ CHAPKA FILMS ‒ FRANCE 2 CINEMA ‒ MARVELOUS PRODUCTIONS
2021年02月05日今年10月、本国フランスで公開されてすぐに再ロックダウンになり1週間しか劇場公開されなかったにも関わらず好成績を残し、「フランス映画祭2020 横浜」でも上映された『MISS』(原題)が『MISS ミス・フランスになりたい!』として2021年2月下旬に日本公開されることが決定した。9歳のアレックス(アレクサンドル・ヴェテール)の将来の夢は「ミス・フランスになること」。しかし、自分を愛してくれていた両親を事故で失って以降、自分を取り戻せないまま24歳になった。そんな中、大好きだった幼なじみのエリアス(クエンティン・フォーレ)と偶然再会、彼が努力の末に小さな頃からの夢を叶えたことを知り、自分も忘れかけていた“夢”ミス・フランスコンテストにもう一度向き合うことを決意する。その後、下宿先で全てを明かしたアレックスは、母のような存在である家主のヨランダ(イザベル・ナンティ)をはじめ、ドラァグ・クイーンのローラ(ティボール・ド・モンタレンベール)など、多国籍でボーターレスな下宿の個性的な面々に助けられながら、過酷な“ミスコン”競争の審査を一歩ずつ突破、夢が少しずつ現実に近づいていくが…。主演を務めるのは、“ジェンダーにとらわれないモデル”として活躍中のアレクサンドル・ヴェテール。近年では話題のNetflixオリジナルドラマ「エミリー、パリへ行く」やAmazonプライムオリジナルドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル」などにゲスト出演。映画では本作が初主演となり、端正な瞳の奥にチャーミングな光を宿すと同時に、劇中では悩める若者の感情の機微をフレッシュに表現した。原案・監督はTVドラマを中心に多くの作品を手掛けるルーベン・アウヴェス。前作のコメディ『The Gilded Cage』(13/仏題:La cage doree)は「Rotten Tomatoes」でも88%Freshの高評価を獲得、本作が劇場公開長編2作目。俳優としても『イヴ・サンローラン』や『あしたは最高のはじまり』に出演、今後も活躍が大いに期待されている。コンテストの厳しい戦いの中、夢だった美しく華やいだ衣装を纏いながら“真の美しさ”や“本当の自分”と向き合い、自分だけの生き方をもがきながらも見つけようとするアレックスのまっすぐな姿は共感を呼ぶことになるだろう。『MISS ミス・フランスになりたい!』は2021年2月下旬、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MISS ミス・フランスになりたい! 2021年2月下旬、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2020 ZAZI FILMS ‒ CHAPKA FILMS ‒ FRANCE 2 CINEMA ‒ MARVELOUS PRODUCTIONS
2020年12月17日さまざまなイベントが中止や延期を余儀なくされた今年。そんななかでも、各主催者の尽力によってなんとか開催へとこぎつけているものもありますが、そのひとつが「フランス映画祭2020 横浜」。毎年6月が恒例ではあるものの、ようやく12月に開幕することとなり、映画ファンにとってはひと足早いクリスマスプレゼントとなりそうです。そこで、こちらの方々にお話をうかがってきました。女優イザベル・ユペールさん&ジャン=ポール・サロメ監督【映画、ときどき私】 vol. 347今回、貴重なお時間を割いてくださったのは、映画祭において本年度のフランス代表を務め、日本にも多くのファンを持つ大女優イザベル・ユペールさんと主演最新作『ゴッドマザー』でタッグを組んだジャン=ポール・サロメ監督。フランス映画界を代表するおふたりに、映画にしかできないことや日本への思いについて語っていただきました。―まずは、映画祭に関わるうえで楽しみにしていることはありますか?ユペールさん私が期待しているのは、日本にいる多くの観客がフランス映画と出会うこと。それに貢献し、映画や映画に対する愛を讃えているこの映画祭は、とても重要な存在だと思っています。私自身もフランス映画祭で何度か日本を訪れたことがありますが、毎回日本のみなさんの映画に対する熱狂的な思いを感じることができました。これは私にとって本当に大きなことなんですよ。―では、ご自身の作品が映画祭のオープニング作品として、遠く離れた日本で上映されるいまのお気持ちを監督からお聞かせください。監督フランス映画祭は、フランスの映画界にとっても大切な映画祭なので、そのオープニングで自分の作品が上映されることは、非常に誇らしいことです。ただ、今回横浜に行けないのは、とても残念なことですね。新作が日本でどのように受け入れられるのかを直接見たいと思っていましたから。ただ、作品が海外に出て、国外でも存在していることは重要だと感じています。―それはなぜでしょうか?監督たとえば、『ゴッドマザー』はコメディではありますが、いまのような難しい時期のなかでも、問題解決につながる何かをどこの国の観客にももたらすことができると思っているからです。そんなふうに、この映画の持っている感動が国境を越える瞬間を見たかった気持ちはありました。でも、心配はしていません。なぜなら、フランス以外の国でもヒットを記録しており、この映画の持っている普遍性はすでに証明されているからです。私にとって、自分の作った映画が海外で封切られることは夢のひとつでもありますが、この作品によってそれをまた実現することができました。女性が徐々に変わっていく様子に注目してほしい―ananwebでは今年の8月に公開された主演作『ポルトガル、夏の終わり』でも、ユペールさんにお話を聞かせていただきました。その際、役作りは内面よりも形から入るタイプとおっしゃっていましたが、この作品ではどのようなことを意識されていたのでしょうか?ユペールさん今回演じた役は、人目を引くようなところがあるとても魅力的なキャラクター。特に、ある重要な場面においては、お金持ちのアラブ人女性に変装もしているんです。そんなふうに、その過程ごとに彼女自身も徐々に変化していく様子を表さなければならなかったので、今回もすべての衣装に意味がありました。冒頭で着ていたセーターからだんだん変わっていく服のテイスト、そして内面的にも別の女性へと変わっていく様子は注目してほしいですね。―監督は、ユペールさんと一緒の現場を通して感じたことはありましたか?監督イザベルが素晴らしいのは、具体的なところを重視する点ですね。というのも、脚本を書いて、人物像がいったん決まってしまうと心理的な側面を気にしなくなってしまいがちなんですが、彼女はいつも一緒に何かを探してくれようとしていました。それによって、ときには脚本に書かれていることを超えた映像を作り出すことができたので、作品をよりよいものにするための建設的な会話をつねにできていたように感じています。彼女は映画作家にとって、とても刺激的な存在なんですよ。―おふたりにとって、非常に充実した現場だったんですね。監督そうですね。お互いに本質的なところに直行する性質を持ち合わせているので、映画の素材自体を大切にし、無駄なことに頭を悩ませることもありませんでしたから。私はそういったときに発揮される彼女のエネルギーが好きでしたが、彼女もまた同じような考えを持つ私のことを必要としてくれていると感じることができました。そういう意味でも、私とイザベルはとても気が合っていたと思います。もちろん撮影は仕事ですから、いつもずっとふざけ合っていたわけではありませんよ(笑)。でも、それくらい現場の雰囲気はとてもよかったです。重要なのは感動を人と分かち合うこと―現在、世界的にエンターテインメントが危機に見舞われています。こういう時期だからこそ改めて映画について考えたこともありましたか?ユペールさんロックダウンのときに気がついたのは、「私たちは映画やあらゆる形の芸術表現を必要としているんだ」ということでした。もちろんこれだけ難しい環境のなかにあって、人間の儚さを感じる状況でもありますが、私たちにとって空想力がいかに大切なことかということを再び感じることができたと思っています。映画を観たいとか、本を読みたいとか、音楽を聞きたいとか、そういったことは空気と同じくらい人間が生きていくために必要なものだと言えるでしょう。今回は特に映画についてお話しますが、映画は私たちにとって本質的で、重要で、生命にも関わるものだということを確認できたと考えています。―まさにおっしゃる通り、今回のことで多くの人がエンターテインメントの大切さに改めて気づかされたと思います。監督イザベルが言ったことに付け加えさせてもらうとすれば、感動をほかの人と分かち合うのがいかに重要かということも理解した時期になったのではないでしょうか。いまは家のテレビやインターネットで映画や演劇を観ることはできますが、それは映画館や劇場に行って観るのとは決して同じではありません。なぜなら、他の観客と感動を共有したり、交流したりすることが欠けているからです。そういったことができなくて寂しいという感情をすべての人が抱いたのではないかと思っています。いま人々は映画館の再開を待っているところなので、ロックダウンが明けたら多くの人が劇場に詰めかけることになるでしょうね。そして、それはきっと映画やさまざまな芸術の未来にとって安心できる要素になるものと感じています。芸術を危うくしているのは無関心な人たち―こういうときだからこそ映画に救われている人も多いと思いますが、いまの危機的状況のなかで支えになっているものは何ですか?ユペールさんここ数か月間、私はずいぶんと仕事をしてきましたので、恵まれた立場にいると思います。いまは自分がどれほど幸運だったのかということを痛感しているところで、そういう思いが支えと言えるかもしれません。ただ、フランスの演劇や映画、音楽、ダンスといったすべて芸術に対して心配しているところはあります。アメリカやほかの国に比べると、フランスの芸術は国家からの援助を受けることができているかもしれませんが、援助金は実際に必要とされているよりは少なく、対応が遅いところもありますから。ただ、それよりも芸術という存在を危うくしているのは、無関心な人がいることのほうが大きいかもしれません。―なるほど。そのなかで、監督も新たな気づきなどはありましたか?監督そうですね。世界中が同じ問題に直面しているので、いまは病気の人や脆弱な立場に置かれている人たちのことを考えずにはいられません。こういった状況は、経験したことがありませんから気づかされたことはいろいろありましたが、私もイザベル同様に映画という仕事に関われていることについて、とても恵まれていると感じています。ちなみに、『ゴッドマザー』は一度公開が延期になったあと、1回目のロックダウンと2回目のロックダウンの間に公開することができ、ヒットを記録しました。多くの観客が映画館に足を運んでくださったことによって、この映画が存在している証にもなったと思います。同時に、「映画を観たい!」という気持ちが人々のなかにあることもわかったので、これらのことから見ても、映画は人が生きるために必要であると証明してくれたのではないかと感じています。―それによって、ご自身の意識も変わりましたか?監督このことは映画という仕事を続けていくうえで、私にとってはとても刺激的で重要なエネルギーとなりました。未来は不確かではありますが、映画を必要であることを人々が意識してくれたので、これからも映画に関わり続けていきたいと思っています。ただ、社会的に大きな問題が起きて危機に陥っている事実を無視することはできないので、映画という“バブル”のなかに閉じこもることなく、時々は現実に立ち返ることもしていくべきだと感じているところです。日本には来るたびに驚嘆させられている―ユペールさんは以前から日本が大好きだとおっしゃってくださっていますが、ご自身にとって日本とはどのような存在かを教えてください。ユペールさん私だけではなく、フランス人の多くが日本に魅了されていると思いますよ。それくらい日本は魅力的な国ですし、私たちにとってはいろいろなことを発見してみたい国ですから。私は何度も来日していますし、過去には数週間の撮影で東京や京都、富士山などいたるところに行ったこともありますが、そのたびに日本の素晴らしさに驚嘆しています。とはいえ、暮らしたことがあるわけではないので、もしかしたら美しい側面しか見ていないのかもしれません。それでも日本には詩的なところがありますし、日本の映画や文学、ファッションなどがとても好きなのです。そんなふうに日本人は芸術的ビジョンを重視しているところがあるので、フランス人は惹かれるんでしょうね。あと私は日本の映画監督も大好きですが、まだ一度も日本人の監督の作品に出演したことがありません。これは私からのメッセージだと受け取ってもらっていいですよ(笑)。ちなみに、本当は今年の9月に日本公演を行うはずだった『ガラスの動物園』という演劇作品の上演を来年の9月に東京で行う予定なので、それを楽しみにしたいと思います。監督私も日本の魅力については、イザベルが言っていることすべてに同意しています。ただ、ひとつだけ追加するとしたら、日本料理も素晴らしいということですね。ユペールさんもちろん、私も大好きですよ!インタビューを終えてみて……。現在、フランスも厳しい状況にあるにもかかわらず、オンライン取材を受けてくださったユペールさんとサロメ監督。画面越しでもさすがのオーラと映画に対する熱い思いはひしひしと伝わってきました。ユペールさんは前回の取材終わりにも「これからお寿司を食べに行くの」とおっしゃっていましたが、今回も日本のことについて本当に楽しそうに話してくださっていたので、その姿にはこちらまでうれしくなってしまうほど。一日でも早く、おふたりが安心して来日できる世界になってほしいと願うばかりです。日本にいながらフランスを近くに感じられる!痛快な社会派コメディ『ゴッドマザー』をはじめ、話題のフランス映画が一気に10本も堪能できる「フランス映画祭2020 横浜」。フランス気分が味わえるだけでなく、今回はドライブインシアターを同時開催するなど、幅広い楽しみ方ができること間違いなしです。ぜひ、足を運んでみては?取材、文・志村昌美ストーリーアラビア語の通訳として警察で働いているパシャンス。ある事件を捜査している最中に、警察が追うドラッグディーラーのひとりが、自分の母親を世話してくれている看護師の息子だと気がついてしまう。彼を助けることを決意したパシャンスだったが、それをきっかけに、彼女は驚くべき行動へと出るのだった……。いますぐ行きたくなる予告編はこちら!作品情報「フランス映画祭2020 横浜」会期:12月10日(木)~12月13日(日)場所:横浜みなとみらい21地区、イオンシネマみなとみらいほか©Unifrance©Philippe Quaisse/UniFrance©Guy Ferrandis
2020年12月09日2020年6月現在、新型コロナウイルス感染症はまだ収束していませんが、日本を始め世界の多くの国では経済活動を再開し始めています。そんな中、あるフランス人デザイナーが考えたレストランでの感染防止策が注目を集めています。それはクリストフ・ゲルニョンさんが考案した『プレクシート(Plex’Eat)』です。プレクシートは透明の釣り鐘型のアクリルカバーで、お客さん一人ひとりの座席の上に設置されます。飛沫を防ぎながら、同じテーブルで食事をする人や店員と安心して会話しながら、食事をすることができます。海外メディア『INSIDER』によると、プレクシートはすでにパリのレストラン『H.A.N.D.』で一時的に導入されているのだそう。飛沫対策として使用されている透明のフェイスシールドがありますが、プレクシートは顔の周りを大きなフェイスシールドで囲まれているようですね。レストランでおいしい食事を味わうのは幸せなことです。しかしこれからは外食する時も、誰もが自分自身と周りの人を守るためにしっかりと感染対策をする必要があります。すでにフランス国内のほかのレストランやベルギー、カナダ、また日本からも問い合わせが来ているとのこと。近い将来、日本のレストランでもプレクシートがお目見えするかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月03日フランスの名優ミシェル・ピコリが脳卒中のため12日(現地時間)に亡くなった。94歳だった。家族がフランスのメディアに公表した。1925年12月27日、ミシェルはヴァイオリニストの父とピアニストの母のもとにパリで誕生。1940年代後半から2015年までの間、ジャン=リュック・ゴダール、ルイス・ブニュエル、ジャン・ルノワール、アルフレッド・ヒッチコック、ジャック・リヴェット、ジャン=ピエール・メルヴィルらの200以上もの作品に出演した。代表作はブリジット・バルドーを相手に脚本家の夫ポール・ジャヴァルを演じたゴダール作品の『軽蔑』。長い俳優人生で、数々の賞を受賞した。フランス版アカデミー賞のセザール賞では主演男優賞に4回ノミネートされ、フランス版トニー賞のモリエール賞では2回のノミネート経験を持つ。1980年にカンヌ国際映画祭で男優賞(『虚空への跳躍』)、1982年にベルリン国際映画祭で男優賞(『Une etrange affaire』)を受賞し、演技に高い評価を受けた。近年では2011年にナンニ・モレッティ監督の『ローマ法王の休日』で主役のローマ法王を演じ、称賛された。私生活では3回結婚しており、1978年に結婚した3人目の妻とは亡くなるまで添い遂げた。(Hiromi Kaku)
2020年05月19日フランスを感じるベビーギフト株式会社バケーションは、オンラインストアおよび実店舗にて、出産祝いのプレゼントにぴったりの「フランスブーケ」の販売を開始しました。中にはフランス発の肌に優しい”おくるみ”と、天然ゴムと食用塗料でできた、”きりんのソフィー歯固め”がセットに。フランスカラーに包まれたおむつも添えられ、まるでブーケのようなラッピングが可愛いギフトです。赤ちゃんにとことん優しいアイテムフランス生まれのおくるみは、イラストレーター・マティアス・アドルフソン氏による様々なデザインが注目を集めるブランド「AtelierChoux(アトリエシュウ)」のもの。GOTS(Global Organic Textile Standard)認証を受けたオーガニックコットン100%で、赤ちゃんを優しくくるんでくれます。またフランスで長年愛される歯固め「きりんのソフィー」も、天然ゴムと食用塗料のみから作られる、安心安全なベビーアイテムです。赤ちゃんにも環境にも配慮したベビーギフトはいかがでしょうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社バケーションのプレスリリース※商品詳細
2019年12月30日日本橋三越本店では、フランスの“美味しい”“可愛い”が集まる「三越フランス展」を10月9日から14日まで、本館7階 催物会場にて開催する。リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー 右上:「パン リベルテ」(1/4 税込994円)、右:「バゲット」(税込335円)、中央:「ミュスリ」(1/4 税込778円)、中央下:「クロワッサン」(税込357円)、左下:「クロワッサン リンツァー」(税込443円)香ばしい香りがたまらないバゲットやバターの風味豊かなクロワッサン、マロンクリームの濃厚なおいしさが際立つスイーツなど、この季節だからこそのおいしさが楽しめる「フランス展」。ケーキ作りの繊細さをパン作りに生かした、素朴な見た目と飽きのこない優しい味わいが特徴のリベルテ・パティスリー・ブーランジェリーからは、「パン リベルテ」(1/4 税込994円)や「クロワッサン」(税込357円)などが登場。ミシュラン二ツ星・レフェルヴェソンスの生江シェフと、 大阪の人気パン屋ル・シュクレクールの岩永との絆によって生まれたブリコラージュ ブレッド アンド カンパニーは、「パン オ レザン」(税込381円)や「すき焼きサンド」(税込1,501円)などを販売する。ティルプス「富士山カヌレ」(5個入 税込1,944円)パティスリー サンニコラのオリジナル商品として地元で親しまれている「クレムレ」からは、「カヌレ クレムレ モンブランカシス」(1個 税込389円)と「カヌレ クレムレ ヴァニラキャラメル」(1個 税込389円)が各日200点限り登場。ボルドー伝統菓子カヌレをくりぬいてクリームを詰め、色鮮やかにトッピングをしている。また、入手困難スイーツとして話題の、ティルプスの「富士山カヌレ」(5個入 税込1,944円)が限定復活し、フランス展に初登場。松本酒造の酒粕と黒木本店の焼酎を練りこんだジャパニーズカヌレは見逃せない。メツゲライクスダ「パテ・パンタン カナール・エピナール」(100gあたり 税込1,728円)近年のシャルキュトリブームの流れから、今注目が集まっているパテ・クルートも登場。メツゲライクスダの5kg限りで販売する「パテ・パンタン カナール・エピナール」(100gあたり 税込1,728円)は、鴨肉と豚肉のバランスの良さにほうれん草がアクセントになった、クルート型を使用しないタイプのパイ包み。パイとの組み合わせが食べやすく、さまざまな素材を使った味の個性はもちろん、断面や上部のデコレーションの美しさにも注目。ファームキュー「熊本・天草産ホロホロ鳥のパテ・クルート」(100gあたり 税込1,944円)会期中は、日替わりのパテ・クルートも登場。10月9日から11日までは、パシフィック カレンツの「ホロホロ鳥のパテ・アンクルート モリーユと黄桃風味」、10月9日から13日までは品川プリンスホテルの「フォレスティエール」、10月12日から14日までは、ファームキューの「熊本・天草産ホロホロ鳥のパテ・クルート」が、それぞれ各日4kg限り、100gあたり税込1,944円で登場する。この他、フランスのエスプリが感じられる、ボタンや手芸材料、インテリアアイテム、可憐な色使いで愛らしいモチーフがあしらわれたフランスの雑貨などが並ぶ。詳細は公式サイトにて。また、インスタグラムではキャンペーンを実施中。「@mitsukoshi_nihombashi」をフォローし、投稿本文に「#三越フランス展」のハッシュタグ、および「@mitsukoshi_nihombashi」を記載し、「私の好きなフランス」に関する写真を自身のインスタグラムで投稿すると、抽選で1名に「総額10万円相当!!シャルキュトリセット」がプレゼントされる。詳しくは、キャンペーンサイトをチェック。【イベント情報】三越フランス展会期:10月9日~10月14日会場:日本橋三越本店 本館7階 催物会場
2019年10月07日フランスで観客100万人を動員した、シャルロット・ゲンズブール主演の感動作『母との約束、250通の手紙』。フランスの三島由紀夫とも評される伝説の文豪、ロマン・ガリのベストセラー自伝小説「夜明けの約束」を映画化した、本作の予告編とポスタービジュアルが解禁された。フランス文学界で最も権威のあるゴンクール賞をただ1人、2度も受賞しただけでなく、外交官、映画監督、そして名作『勝手にしやがれ』で知られる女優ジーン・セバーグの夫でもあったガリ。彼を伝説の作家に育てあげようと、人生の全てを捧げた母・ニーナと、その想いに全力で応えようとした少年・ロマンの絆を描いた本作で、シャルロット・ゲンズブールは母のニーナを、『イヴ・サンローラン』のピエール・ニネが大人になったロマンを演じている。■息子の成功を信じる母を支え続けた想いとは…?解禁された予告編には、アパルトマンの片隅で階上から見下ろし嘲笑を浴びせる住民たちに向かって、ロマンを連れたニーナが「私の息子は作家になる。偉大になるのよ!」と宣言する姿が。その後も、ニーナが「よく聞くのよお前は大物になる」「生きて有名にならないと意味がない」「愛する息子よどんな時も書き続けなさい死ぬのは許さない」とロマンが大人になるまで叱咤激励を飛ばし続けるシーンが続く。そんなニーナに対し、ロマンは幼心に「僕は約束した母の途方もない夢を叶えると」と決めて小説家を志し、やがて軍に入隊して戦争へ。母の重すぎる愛情に包まれ、一心に生きるロマンだったが、時に「勝手に僕の人生を決めないで!」「分かってる!」とその期待に押しつぶされそうになるシーンも。そして、老いたニーナが「帰ってきた時お前が許してくれますように」という言葉と共に、立派に育ったロマンを迎えるのだが…。頑なに息子の成功を信じ、激しく濃密な愛でロマンを導いてきたニーナを駆り立てたもの、そこにあった真意は何なのか、気になる内容となっている。■シャルロット・ゲンズブール×ピエール・ニネ、見つめ合う親子がポスターにまた、同時に公開されたポスタービジュアルは、ニーナと大人になったロマンがテーブルで向かい合う、予告編の最後のシーンを切り取ったもの。愛情あふれる視線をロマンに向けるニーナとその手を取り口づけるロマン、親子の幸せなひと時に「あの日、ぼくは誓った母の途方もない夢を叶えると――」というコピーが添えられている。『母との約束、250通の手紙』は1月31日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月25日フランスのアカデミー賞と言われる「セザール賞」にて最多10部門にノミネート、フランスで動員400万人突破した大ヒット作『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』(原題『Le grand bain』)から、本予告映像とシーン写真が到着した。本作は、スウェーデンで実際に起き、ドキュメンタリーも公開されるなど話題を呼んだ、実話を基に描くサエないおじさんシンクロチームの人生リスタートをかけた感動のヒューマンドラマ。監督は、フランス公開1週目で興行収入25億円を突破した『セ・ラ・ヴィ』(’17)にも俳優として出演したジル・ルルーシュ。主演は『潜水服は蝶の夢を見る』でアカデミー賞にノミネートされた、フランスを代表する演技派俳優のマチュー・アマルリック。今作では、うつ病を患い引きこもりがちのなさけないニートおじさんを演じている。今回到着した予告編では、そんなマチュー扮するベルトランが地元の公営プールで男子シンクロナイズド・スイミングの練習風景を偶然目にするシーンからスタートし、現在の日々をどうにかしたいと思っていた彼が、チーム入りを決意する姿が映し出される。そしてそこで出会ったのは、家庭や仕事、将来になにかしらの不安を抱え、ミッドライフ・クライシス真っただ中のおじさんたち。不満だらけの短気おじさん・ロラン(ギョーム・カネ)、会社は倒産寸前の中二病おじさん・マルキュス(ブノワ・ポールヴールド)、ミュージシャンを目指し続ける夢追いおじさんシモン(ジャン=ユーグ・アングラード)、いつも一人ボッチのピュアな童貞おじさんティエリー(フィリップ・カトリーヌ)…。彼らと“世界の頂点・金メダル”を目指すことになるが、そう簡単には上手くいくはずもなく、あらゆるトラブルが彼らを襲い始めるのだ。登場するのは、まるでダメなおじさんたちだけど、思わず応援したくなる愛らしさで溢れた部分も。まずはこちらから、おじさんたちの逆転の幕開けを覗いてみて。『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』は7月12日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢 2019年7月12日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、ほか公開©2018 -Tresor Films-Chi-Fou-Mi Productions-Cool industrie-Studiocanal-Tf1 Films Production-Artemis Productions
2019年04月20日本国フランスで動員200万人超の大ヒットを記録した、心ときめくラブストーリー『Tout le Monde Debout』。本作の邦題が『パリ、嘘つきな恋』で決定し、併せて日本公開日とシーン写真も解禁された。■ストーリージョスランは、パリの大手シューズ代理店で働くビジネスマン。イケメンな上に、お金持ちな彼は常に女性にモテモテだが、女性に対して求めるのは一時的な関係だけ、という軽薄な男だった。ある日、亡くなった母の家を訪ねたジョスランは、部屋に残されていた母の車椅子に座っていた。すると、偶然その場を訪ねて来た美しい女性ジュリーと遭遇、彼女の気を惹くために「自分は車椅子生活を送っている」と思わずうそをついてしまう。そんな彼のうそも知らずに、ジュリーは姉のフローレンスをジョスランに紹介する。フローレンスは以前事故に遭い車椅子生活を送っているが、バイオリニストとして世界を飛び回る傍ら、車椅子テニスプレーヤーとしても活躍する美しく魅力的な女性だった。ジョスランは会うたびにどんどん彼女に惹かれていくが、本当のことをまだ伝えられずにいた…。■監督はフランスで人気のコメディアン!主人公のジョスランを演じるのは、フランスで大人気のコメディアン、フランク・デュボスク。本作は監督デビュー作になり、脚本も担当している。フランク・デュボスクは、ジョスランを通して「愛をもって相手を見れば、差異に対する偏見は消える」ことを伝えたかったとコメントしている。そして、車椅子生活ながらも行動力とユーモア、優しさに溢れた魅力的な女性・フローレンスを演じるのは、アカデミー賞俳優ジャン・デュジャルダンの元妻、アレクサンドラ・ラミーだ。本作ではパリの華やかな風景や、プラハの美しい景色なども見どころのひとつ。見た人誰もが軽やかで幸せな気持ちになれる、大人のための極上のフレンチ・ラブストーリーとなりそうだ。『パリ、嘘つきな恋』は2019年5月24日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年12月18日赤べこ、張子虎、もちつき兎などなど、日本全国にある郷土玩具をフランス人アーティスト、フィリップ・ワイズベッカーがデザイン化!郷土玩具から十二支のオリジナルデッサンを作り上げ、生活雑貨ブランドの「中川政七商店」と一緒に暮らしの道具を制作しました。素朴で温かみのある、郷土玩具をモチーフにした雑貨たちを紹介します。■ 鉛筆描画のアーティストが描いた日本の郷土玩具のデッサン郷土玩具は子どものおもちゃとして、置物として、また縁起物として、日本で古くから親しまれてきました。時代を超えて愛されてきた郷土玩具ですが、愛らしくしみじみと温かい造形が最近改めて注目を浴びるようになり、全国を回って集める愛好家もいるほどです。鉛筆描画で有名なアーティスト兼イラストレーターの、フィリップ・ワイズベッカーもその一人。フィリップ・ワイズベッカー氏来日するたびに郷土玩具を求めてフランスに持ち帰っていたそうで、このたび郷土玩具のオリジナルデッサンを中川政七商店と共同で商品化する運びとなりました。素朴ながら豊かな表情を持つ郷土玩具を、鉛筆描画のやさしいタッチで拾い上げたデザインは、見ているだけで心がほっと和みます。■ かわいすぎる!郷土玩具を描いた暮らしの道具たちワイズベッカーのデッサンで作った暮らしの道具の一部をご紹介します。お正月に使いたくなる干支の大皿や酒器、箸置きなど、かわいいアイテムがたくさん!これからの季節にぴったりのデザインなので、ちょっとした手土産やプレゼントにしても喜ばれそうです。ワイズベッカー九谷焼 大皿価格/各50,000円(税抜)石川県の伝統工芸、九谷焼の窯元「上出長右衛門窯」の大皿です。十二支を描いた全12種をご用意。一枚一枚職人が手描きで仕上げた貴重な品です。ワイズベッカー越前漆器 酒器価格/各4,000円(税抜)200年の伝統を持つ福井県鯖江市の漆器「漆琳堂」が制作した酒器です。オフホワイト、ブラック、レッド、グリーンの4色で展開しています。ワイズベッカー伊万里焼 蕎麦猪口価格/各2,000円(税抜)江戸時代から続く、佐賀県の磁器・伊万里焼の蕎麦猪口。白磁に青いデッサンが描かれ、凛としたなかにもユーモラスな表情を楽しませてくれます。ワイズベッカーKUTANI SEAL 箸置価格/各4,500円(税抜)九谷焼の転写ブランド「KUTANI SEAL」による箸置。1セット6個入りです。ワイズベッカーブリキ缶入り煎茶/菓子価格/各2,500円(税抜)110年以上の歴史を持つ東京浅草の「加藤製作所」で作られたブリキ缶です。紺の缶にはティーバッグの煎茶、朱色の缶にはお菓子が詰まっています。ワイズベッカーふきん価格/各500円(税抜)蚊帳にも使われる生地を5枚重ねで縫い合わせた丈夫なふきんです。紺と朱色の2色展開です。■ 原画展も東京と大阪で開催!ワイズベッカーとのコラボによる暮らしの雑貨たちは、全国の「中川政七商店」「遊 中川」「日本市」のブランド直営店およびオンラインショップにて販売しています。一部ショップでは、ワイズベッカー描き下ろし郷土玩具の原画12点を展示する巡回展も開催予定です。生の原画を見られる貴重なチャンス!お買い物の折にぜひお立ち寄りください。■原画巡回展「フィリップ・ワイズベッカーの郷土玩具十二支めぐり」開催【開催予定店舗】・東京2018年11月28日(水)~12月11日(火)中川政七商店 二子玉川ライズ店2018年12月19日(水)~12月31日(月)中川政七商店 GINZA SIX店・大阪2019年1月4日(金)~1月15日(火)中川政七商店 ルクア イーレ店
2018年11月24日資生堂パーラーより「山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ」「山形県産 ラ・フランスのパフェ」が登場。2018年11月1日(木)から11月30日(金)の期間限定で、「山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ」は銀座本店 サロン・ド・カフェ、「山形県産 ラ・フランスのパフェ」は日本橋店、横浜髙島屋店、横浜そごう店、ラゾーナ川崎店にて販売される。山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ銀座本店 サロン・ド・カフェ限定での提供となる「山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ」は、とろけるような上品な甘さが口いっぱいに広がる山形県東根市岡田果樹園にて収穫されたラ・フランスを使用したパフェ。メープルアイスクリームとアールグレイゼリーの相性が良く、キャラメルソースのコクとメープルシュガーの軽やかな甘みのバランスも絶妙。別添えのプラリネソースをかけて味の変化を楽しむのもおすすめだ。山形県産 ラ・フランスのパフェ「山形県産 ラ・フランスのパフェ」は「山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ」とは違ったアレンジを施した一品。フレッシュのラ・フランスをワインのコンポート、ソルベ、ソースに仕立て、香りと甘さが引き立つようミルクアイスクリームと合わせられた。また、チョコクランチやシナモンの効いたシュトロイゼルの食感もポイント。最後まで飽きることなく、ラ・フランスの豊かな風味を堪能することが出来る。【詳細】資生堂パーラー「ラ・フランスのパフェ」提供期間:2018年11月1日(木)~11月30日(金)メニュー詳細:山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ 1,980円(税込)販売店舗:資生堂パーラー 銀座本店 サロン・ド・カフェ山形県産 ラ・フランスのパフェ 1,728円(税込)販売店舗:日本橋店/横浜髙島屋店/横浜そごう店/ラゾーナ川崎店<店舗情報>■銀座本店 サロン・ド・カフェ住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル3階営業時間:火~土 11:30~21:00(L.O.20:30)、日・祝 11:30~20:00(L.O.19:30)定休日:月曜(祝日の場合は営業)TEL:03-5537-6231(予約不可)■日本橋店住所:東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋髙島屋S.C.本館8階営業時間:11:00~22:00(フード L.O.21:15/デザート・ドリンク L.O.21:30)定休日:百貨店に準ずるTEL:03-3246-5288■横浜髙島屋店住所:神奈川県横浜市西区南幸1-6-31 高島横浜店6階営業時間:10:00~20:00(L.O.19:15)定休日:百貨店に準ずるTEL:045-311-5111(代)■横浜そごう店住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店2階営業時間:10:00~20:00(L.O.19:15)定休日:百貨店に準ずるTEL:045-465-5733■サロン・ド・カフェ ラゾーナ川崎店住所:神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ2階営業時間:10:00~21:00(L.O.20:30/軽食・サンドウィッチ L.O.20:15)定休日:無休(施設に準ずる)TEL:044-874-8593
2018年11月03日フランスやモロッコでは、ランチとして食べる人が多いタブレ。主食にもなるサラダのようなメニューで、美肌作りと腸活に効果的な栄養をたっぷり摂ることができます。タブレの効果とそのレシピをご紹介します。タブレってどんな食べ物?タブレはクスクスという世界最小のパスタをサラダ仕立てにしたもの。レバノン発祥のタブレですが、パリのデリカテッセンに並ぶ定番の惣菜として人気です。さっぱりとした風味で、食欲のないときにも食べやすいのが特徴です。クスクスは輸入食品店などで手に入れることができますよ。タブレを食べて得られるうれしい効果とは食物繊維が大腸をキレイにクスクスは、1食分(50g)あたり1.5gの食物繊維が含まれています。これは、同量の白米と比べると約7倍、玄米の約2倍に相当します。食物繊維には、腸内の悪玉菌を減らし、有害物質を排泄してくれるデトックス効果が期待できます。また、食物繊維が大腸内で発酵・分解されることによってビフィズス菌などの善玉菌が増え、腸内環境の向上につながります。コラーゲン生成に欠かせない栄養素を補給できる美肌をつくる要因のひとつが、肌の土台となるコラーゲン。コラーゲンは、3本のアミノ酸の鎖が鉄分とビタミンCによって結びつき、編まれたように絡まることで強化されます。つまり、ビタミンCや鉄分が不足すると、コラーゲンの結びつきが弱くなり切れやすいものになってしまいます。(※1)基本のタブレに使われる食材は、パセリとレモン。パセリはビタミンCや鉄分などのビタミン・ミネラルの宝庫ですが、大量に食べるのが難しく、彩りとして添え物になりがち。その点、タブレにすればパセリをたっぷりと使うことができるので、豊富な栄養素をとり入れることが可能になります。また、爽やかさをプラスしてくれるレモンにもビタミンCが豊富です。ビタミンCには鉄分の吸収を助ける働きがあるのもうれしいポイントです。簡単!「タブレ」の作り方とダイエットへの活用法フランスで定番の「基本のタブレ」《材料2人分1人分283kcal》クスクス100gお湯110mlパセリ2束50gトマト中1個200gきゅうり1本レモン1/2個オリーブオイル大さじ1塩小さじ2/3《作り方》1.深めの容器に入れたクスクスに沸騰したお湯をかけ、さっと混ぜ合わせてからオリーブオイルで和える。2.1の容器にラップをかけて、3分~5分蒸らす。3.粗くみじん切りにしたパセリ・きゅうり・トマトをクスクスと合わせ、レモン汁・塩で味を調えてから2時間以上冷蔵庫で冷やす。■ポイントきゅうりやトマトのような水分の多い野菜を使うことが、しっとりとした仕上がりにするコツ。玉ねぎやセロリなど、シャキシャキした野菜をプラスするのもおすすめです。《タブレをダイエットにとり入れるポイント》調理で使うオリーブオイルに含まれるオレイン酸には、悪玉コレステロール(LDL)を減少させる効果があり、適量を摂ることでダイエットをサポートしてくれます。また、鶏むね肉・ささみ・ゆで卵などのタンパク質をプラスすれば、ダイエッター向けのパワーサラダに。たっぷりの野菜が満腹感をもたらし、食べ過ぎを防いでくれるという効果も期待できます。さらに、ごはんやパンの代わりにタブレを食べるようにすれば、野菜の摂取量を無理なく増やすことができ、健康的なダイエットにつながりやすくなります。 見た目も美しく、おしゃれな食事を楽しめるタブレ。 好みでミントの葉をアクセントに加えると、清々しい風味となり食べやすさがアップします。好みのハーブを加えて自分好みの探すのも楽しいですね。 【参考】(※1)星真理「アスリートのための分子栄養学」体育とスポーツ出版社(2014年54ぺージ) 【執筆者】衞藤敬子/管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2018年10月28日でも今年の夏は本当に暑いですね、、、。暑いのは結構好きなんですがこの湿気だけはたまらないですね。(汗) フランスの人は本当に一ヶ月、長い人では二ヶ月近くバカンスを取ります。その間は仕事の連絡も取れないので、レースや生地の発注から納品まで事前に済ませておかなくてはなりません。うっかりしてのんびり構えていると慌てて大変な事になります、、、。(汗) 何年か前にフランス人の友人が住んでいる南フランスのエクサンプロヴァンスに夏休みを利用して遊びに行ってきました!直行便が無いのでパリからのトランジットでクタクタになりながら無事到着!南フランスなのでさすがに8月ということもあり大変暑かったです。でもカラットしているので気持ちの良いバカンスのスタート! 2,3日はのんびりエクサンプロヴァンスの街を散策。木々に囲まれた静かな庭のようなカフェの木陰で冷えたロゼワインを飲んだりして楽しみました。 車ですぐの距離のマルセイユにも遊びに行き、そこから船ですぐそばの小さな島にまで行きました!風が強く砂浜が少なく小石だらけの浜辺でしたが、街からこんなに近くにこんな自然に囲まれた環境があるなんてとても羨ましくもあり、東京と較べ「いいな〜〜!」と嫉妬さえ感じてしまいました、、、。(マルセイユの街は友人が10代の頃ガラの悪い若者達に囲まれて殴られた事があったくらい、ある意味危ない部分もあるので行く場所には気を付けてくださいね!!たまに移民の問題とかでもニュースになっていますね) さてここまで来たらサントロペまで行こうという事になり、友人の車で出発!せいぜい2時間くらいで着く予定です。大きく繁ったオリーブの木々を見ながら山沿いをドライブ。すぐに海が見えて来ました! いよいよサントロペだ!! と思ったらクルマ、車の大渋滞、、、。片側一車線の海沿いの道は延々とサントロペの街までこの渋滞が続いているようです。対岸にその街は見えるのにクルマの動きはノロノロで全然進みません、、、。(汗)はやる気持ちを抑えて(諦めて)途中でクルマを止めて道沿いの砂浜に降りて日焼けしたお兄さんからアイスクリームを買って、近くて遠いサントロペの街を眺めながら休憩です!「もうすぐ行くからね〜〜!待っててね〜〜!」と誰に言うでなく、、、。 気合いを入れ直して再出発しましたが結局それから3〜4時間掛かってやっとサントロペに到着!(疲れました、、、。)続きは次回に!! Bilitis dix-sept ans
2018年08月03日6月21日(木)~24(日)まで、13年ぶりに横浜にもどり開催された「フランス映画祭2018」が好評のうちに閉幕。観客の声から選ばれる「エールフランス観客賞」は、結婚式でのドタバタ人間模様を描いた『セラヴィ!』が受賞した。横浜・みなとみらいホールで行われたオープニングセレモニーでは、フランス映画祭団長の名女優ナタリー・バイと、横浜出身でフェスティバル・ミューズを務めた常盤貴子が開会を宣言。『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた是枝裕和監督、本映画祭の特別協賛である日産自動車のカルロス・ゴーン会長も駆けつけていた。そして、満員となったオープニング作品『セラヴィ!』の上映を皮切りに、日本未公開のフランス映画、長編14本と短編1本が上映。上映会場となったイオンシネマみなとみらいには多くの観客が詰めかけ、会期中には『セラヴィ!』ほか、鬼才フランソワ・オゾン監督が登壇した『2重螺旋(らせん)の恋人』、『夜明けの祈り』『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌ監督がLGBTをテーマにした『マルヴィン、あるいは素晴らしい教育』など6作品が満員御礼!会場は連日、フランス映画ファンの熱気でいっぱいとなった。上映後に行われた各回の来日ゲストによるQ&Aやサイン会も大盛況。今年は、会場での一般客の撮影を規制せず、サイン会に移動する前のロビーでは各回のゲストの撮影時間がとられるなど、観客とフランス代表団の交流の場を設ける形に。13年前の横浜時代を彷彿とさせる、横浜ならではのアットホームな映画祭が実現した。また、若い世代にフランス映画と接する場を作るべく、オープニングセレモニーのみ、横浜市民は500円で鑑賞できる割引サービスを実施。横浜市立大学、東京藝術大学、早稲田大学にて授業の一環として学生を対象としたマスタークラスも開催され、フランス映画の作り手と日本の学生たちが接する場が設けられた。横浜市立大学の学生たちは、ボランティアスタッフとして映画祭の各会場にて活躍したという。そんな中、上映時に配布したアンケートによって選ばれる「エールフランス観客賞」を、オープニング作品の『セラヴィ!』が受賞。日本でも大ヒットした『最強のふたり』の監督コンビによる、ベテラン・ウェディングプランナーをとりまく結婚式での人間模様を描いたコメディが観客の心をつかんだ様子だ。『セラヴィ!』は7月6日(金)より渋谷・シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年06月27日当然のことながら日本とは事情がまったく違うフランス。そもそも”ママ友”の概念すらなかった!?みなさんには“ママ友”がいますか?実は筆者は“ママ友”が苦手。もちろん、とても気の合う仲良しもいるのですが、以前、保育園の行事と出張が重なってしまい、どうしても手伝うことができなかったことで“ママ友”グループから、母子ともに仲間はずれにされるという事件があり、“ママ友”と聞くとどうしても構えてしまうのです。思えば、赤ちゃんだった娘を初めて公園に連れていく“公園デビュー”のときもちょっと構えてしまった筆者。もともと人付き合いが苦手なのかもしれません。そんな話を、20年来の友人マリーと話していたときのこと。マリーはフランス人で、パリ郊外で4人の子どもを育てるベテランママです。しかしいまいち話が通じない。というのも、彼女には“ママ友”という概念がさっぱり理解できないようなのです。「子ども同士が友だちだからって、親同士が友だちじゃなくてもいいんじゃない?」“ママ友”とは、というところから話を始めて、その概念を「保育園や幼稚園、公園など子どもの通う施設を介して知り合う保護者、主にママさんのことで、友人のように親しく付き合うが、子どもの卒業などと同時に疎遠になっていくこともある人間関係」と説明しました。しかし彼女から見ると「それは“友人”とはちがうの?」とか、「気兼ねするなら会わなければいいのに?」などの疑問があるようで、「それはね…」とさらなる説明が必要に。なぜ日本人が“ママ友”と仲良くするかというと、子育て中は情報交換や相互協力が必要な場面にたびたび直面するからで、そうしたときにスムーズにコトを運ぶために人間関係を損ねたくないという事情があります。マリーによれば、フランスでも小学校や幼稚園の送り迎えでほかのママさん(ときにはパパということも)と顔を合わせることがあるそうですが、「あいさつはするけど、それ以上の話は特にしない」とのこと。互いに礼儀正しくはしており、話をする必要があればするとのこと。ときには感じの悪い人もいるそうですが、そういう人としいて付き合う必要はないと言います。「子どもは子ども。大人の人間関係を持ち込むことはない」でもママ友って、子ども同士が仲良しだったりすることからも発生します。つまり、たいして気が合わなくても子どもが遊びたがるからなんとなくいつも一緒にいる、といったケースもあります。その場合、親同士の人間関係が子どもにも影響するのを恐れてママ友とも友好的な関係を築きたいわけで…。すると、「それはそれ。大人の人間関係に、子どもはoff-limits(立ち入り禁止)。それと同じで、子どもの人間関係にも大人が手を出すことはできないもの」との回答。だから、もし子どもの友だちの親と気が合わないな、と感じたら深く付き合うことはないし、たとえいさかいがあったとしても親の感情で子どもたちが遊ぶことを制限するということはないそうです。誕生日パーティーなど、お友だちを招くことがあっても、子どもだけを預かるので親が顔を合わせるのはわずかの時間。「そこではお互いに礼儀正しく接するだけ。子どもの前で仲が悪いそぶりを見せるなんてもってのほか」なのだそう。親の人間関係で知り合う子どもは子どもにとって単純に”友だち”。純粋に仲良くなって楽しく遊べるのがちょっとうらやましい「相談相手は家族、友人に。情報交換はメールだけでいいんじゃない?」では、学校などに関する悩みがあるときはどうするのでしょう。そういった話をしたいときは、自分の友人や夫と話すのが一般的なのだそう。もともと自分の友人なのでなんの気兼ねもいらないし、もしその友人に同年代の子どもがいれば、一緒に遊ぶこともできるので家族ぐるみの付き合いになることが多いとか。子どもに関する悩みなどは家族やとても親しい人とシェアするものであって、子どもの送迎やイベントごとで顔を合わせる程度の知り合いにはむしろ話さないと言います。「PTAの人々には、私たちはとても感謝しているの」ただ、日本ではPTAなどでどうしても一緒に働かなくてはならない場面に遭遇します。フランスではこんなときはどうするのでしょう。聞いてみると、フランスではPTA(彼女の子どもたちが通う学校では「PTA」という言い方はしないそうですが)はあくまでも任意であって、立候補して活動に参加するシステムなのだそう。役員さんたちは政治家のように、仕事や家庭の事情から参加できない人々から信任を受けてPTA活動をするのだそうです。また、活動は平日でも夕方以降に行われるため、働いている人にも配慮があるといいます。なるほど、そもそも押し付け合いや義務感といったものが生じないシステム(注:日本でもPTAは任意参加です)であるため、参加しない人への不満というものもないのですね。学校によっては組織自体がないところもあるそうです。「ただ、やってくれている人には私たちはとても感謝しているの。顔を合わせれば丁寧にお礼を言ったりして立ち話をすることもある」とのこと。しかしそれはあくまでも社交の域を出ないようです。フランス流でいこうどうやら“ママ友”のような関係を築かなくても問題なさそうな環境のフランス。また、個人主義で多様性の国・フランスと、全体主義で均質性が重要視される日本では、いくら丁寧でもあいさつ程度の関係で終わらせようとすると、相手の感じ方にかなり違いがありそうです。とはいえ、子どもと大人の付き合いを分けて考えることや、独身時代からの友人とも家族を交えた付き合いを続けることなどは、ストレス軽減に役立ちそう。ちょっと真似てみたいところではないでしょうか。もし“ママ友”との付き合いに疑問や疲労感があるのなら、“フランス流”にいくのもいいかもしれません。<文・写真:フリーランス記者岩佐 史絵>
2018年06月11日そこはまるでパリ! フレンチスタイルにこだわった空間フランス人が地元で通うブラッスリーを再現した「オーバカナル 赤坂」。メニューだけでなく内装やカトラリー、さらにはサービスにいたるまで、とことんフレンチスタイルにこだわっています。お店に足を踏み入れれば、まるでパリへ旅行に来たような気分に。メニューは、フレンチの定番から季節の食材を使用した日替わりメニューまで、幅広いラインアップが揃います。フランスの大衆食文化が詰まったお店「オーバカナル 赤坂」は、3つの顔を持ち合わせています。フランス人が食事をするのに欠かせない「ブラッスリー」「カフェ・バー」「パティスリー・ブランジェリー」の形態を取り入れ、それぞれに本格的なフランスの味を追求。メインの食事からデザード、コーヒーの一杯まで、フランスの大衆食文化を満喫できます。フランスの国民的料理「ステーキフリット」が味わえるフランス人が日常的に食べている、いわゆるフランスの国民的料理といえるのが「ステーキフリット」(1,980円)です。カリカリに揚げられた山盛りのポテトフライの上に盛られたステーキは見た目にも迫力満点! ややレアめに焼かれたステーキは、一口食べると香り高いバターの風味が口いっぱいに広がります。料理だけじゃない! 洗練されたサービスも魅力「オーバカナル 赤坂」は、ホールスタッフのスマートな接客も魅力です。広い店内でも行き届いたサービスを心がけ、心地よい食事のひとときを提供してくれます。壁一面に設えられた鏡や、フランス語のポスター、飛び交うフランス語でのオーダーなど、まるで本当にパリにいるような錯覚に。デートや女子会など様々なシーンで使える、大人のためのカジュアルフレンチレストランです。東京メトロ南北線六本木一丁目駅で下車。3番出口より徒歩2分のところに「オーバカナル 赤坂」はあります。本場フランスの空気感とフランス大衆料理を味わいに、ぜひ訪れてみてください。スポット情報スポット名:オーバカナル 赤坂住所:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル2F電話番号:03-3582-2225
2018年03月23日国によってモテる女性のタイプは違います。日本ではふんわりカワイイ系が好まれますが、フランスではあまり人気がないそう。恋愛が長い間うまくいかない方は、フランス女子のような可愛さを狙ってみてはいかがでしょうか?今すぐ簡単にできるポイントを3つご紹介します。一点特化型メイクベースメイクにアイメイク、リップメイクとどれも気を抜かないのが日本式。ですが、フランスでは一点特化が主流です。ファンデーションを塗らず素肌でお出かけするのも当たり前。目のメイクを強調したらチークは塗らない、リップを華やかにするときは、アイメイクは塗らない、などです。ただし、普段お化粧をあまりしない方には、全く塗らないパーツがあると不安になるので例えば・・・リップを華やかにする時は、アイメイクやチークを控えめに。アイメイクを目立たせたい時は、その他のパーツを控えめに。を実践してみてはいかがでしょうか?フランス式のメイクは、どこか抜け感があるので優しい印象にしたい時にぴったりです。落ち着いた声フランスでは高くて幼い声よりも、穏やかで落ち着いた声が人気です。落ち着いた声の方が説得力や、誠実さが増しますね。ですので好意をアピールするときは、無理して声をワントーンあげる必要がないのです。「えー?!」という甲高い声も不要。共感はゆっくりと深くうなずけば十分です。それと、会話をする際は、相手の目を見ることも忘れずに。共感より話し合い日本では、とにかく男性を褒めて肯定するというテクニックが有効です。でもフランスではあまり良くないんだそう。男女が対等と考えるため、自分の意見や考えをきちんと言えることが求められます。もちろんケンカ腰ではいけません。お互いに意見を言い合い、聞き合えることが大切です。彼に共感するだけでなく、自分の意見もどんどん言いましょう。まとめ可愛さの基準はそれぞれです。もしかしたら気になるカレはフランス式の可愛さにクラっとくるかも。自分や相手に合った方法でアピールしてみてくださいね。
2018年02月03日本格フレンチをリーズナブルにいただく贅沢本場フランスでフレンチの洗礼を受けた名シェフ・山下敦司氏がオープンした「AIX:S(エックス)」は、高級なイメージのあるフレンチの常識を覆したリーズナブルさが特徴。もちろん食材や料理には一切の妥協をせず、一流店らしい気品に溢れたメニューが並んでいるものの、ランチコースは3,700円、ディナーコースは5,800円、ワインのペアリングも3グラス3,500円と、どれもリーズナブル!店内もラグジュアリーで重厚感があり、オレンジ色のやさしい光に照らされたエントランスを入っていくと、開放感があり心地いいメインダイニングが広がります。もはや芸術品!目も舌も驚く至福のメニュー「人参のスープ抹茶のパスタ添え」は、単なるパスタではありません!ヌードル状に仕上げた抹茶のゼリーで、持ち上げても切れない弾力があり、小気味いい食感を楽しめる新鮮な一皿です。「サーモンの燻製モンブラン仕立て」は、ムース状にしたピンクの紫芋をサーモンの上に絞って美しくあしらった芸術品。燻製の深い旨みと濃厚な芋の甘みが重なり合い、ねっとり甘美な味わいを奏でます。「仔牛のロスティー」は柔らかジューシーな仔牛をまろやかなポテトといっしょに頬張る贅沢な逸品。生命力に満ちた牛の旨みを、繊細でクリーミーなポテトが極限まで引き立てます。文/萩原かおりスポット情報スポット名:AIX:S住所:東京都港区北青山2丁目9-8 セントラルレジデンス北青山アクシルコートB1電話番号:03-6434-0356
2018年01月11日気取らない家庭風の店内でいただく本格フレンチ田舎風料理が自慢のフレンチレストラン、「ルミエール デュ ソレイユ」。東京・国立にある白っぽい外壁のビル1階に構えるお店です。外には、おすすめのメニューが表記された手書きの看板が出され、フレンチながら親しみやすい雰囲気が漂います。白を基調とした、明るく清潔感あふれる店内。気取り過ぎないインテリアが気持ちを安らがせてくれます。太陽の恵みにあやかって名付けたお店の名前「ルミエール」は「光」、「ドュ ソレイユ」は「太陽」という意味のフランス語です。店名の「ルミエール ドュ ソレイユ」とは、日の光を表現した言葉。この世のすべてのものが太陽の光を浴びて出来ている、という意味で店名に決めたそうです。本当においしいものを提供したいという想いは、食材にも表れています。使う野菜は、地元国立で採れた新鮮野菜や、山梨県の契約農家が作る無農薬野菜ばかり。シェフの故郷仙台からは、鮮度抜群の魚が届きます。ほかにも、北海道のエゾ鹿や岩手県の短角牛など、選りすぐりの食材が勢ぞろい。海の幸が折り重なった、贅沢なスペシャリテをどうぞシェフ自慢のスペシャリテの一つが「自家製スモークサーモンと帆立と蟹のガトー仕立て 地元国立のお野菜たっぷりのサラダ」です。スモークサーモンの下には、帆立と蟹が重なって層を作っています。国立で育った無農薬野菜はどれもみずみずしく、シャキシャキの歯ごたえ。色鮮やかな数種類のソースやジュレで、見た目にも美しい一品です。白ワインとの相性も抜群なので、ぜひ一緒にお楽しみください。上質な鴨肉に深い味わいのソースがベストマッチメイン料理には、「ハンガリー産の鴨のムネ肉のロースト ポルト酒ソース」はいかがでしょう。鴨ムネ肉の皮目をカリッと焼き、中はジューシーにしっとりと火を通し、きれいなロゼ色に仕上げた一皿。鴨肉の絶妙な焼き加減からも、シェフの腕が一流であることが分かります。鴨肉やジビエと甘みのあるソースの組み合わせは、フランスでは定番。さっぱりした味わいの鴨肉に、コクと甘みのポルト酒ソースが見事にマッチしています。世代問わず人気! 敷居が高くないので使いやすい20代の若い人から60代以上の年配まで、幅広い年齢層の人々が利用しています。女性のお客さんが目立ちますが、男性も全体の2割ほど来店。平日のお昼は、女子会やママ会など女性の集まりが多いそう。土日になると、家族連れやデート、記念日で利用する場面が見られます。混雑を避けてゆっくりと過ごしたい人は、平日の夜がおすすめ。品数が少なく気軽に楽しめるプティコースや、手頃な価格で飲めるグラスワインなども揃っています。JR中央線「国立駅」南出口から歩いて約8分、富士見通り公民館の先にあります。2つのフランス国旗を目印に向かってください。ビルの1階部分に入り、階段を四段ほど上がったところから入店できます。気構えせずリラックスした気分で、本格フレンチの味をゆっくりと堪能してください。スポット情報スポット名:ルミエール デュ ソレイユ住所:東京都国立市中1-18-36 S・Iツインビル 1F電話番号:042-574-5537
2017年12月09日■フランス人の朝食は「甘いもの」が定番先日フランスの友人と、どのような朝食をとっているかという話になりました。私が知る一般的なフランス人の朝食は、ヴィエノワズリー(菓子パン)とカフェオレで軽く済ませるというもの。中でもクロワッサンやパン・オ・ショコラが代表的でしょう。パンの代わりに、ビスケットやサブレを食べることも。その菓子類のパッケージには、きちんと「プチ・デジュネ(朝食)」と書かれているのです。朝から甘いものを食べるフランス人ですが、逆に塩気の多いものはとらないそう。特に最近は、健康を考えた朝食を積極的にとっている人も多いと言えそうです。では友人が普段よく食べているという、朝食メニューをご紹介していきましょう。タルティーヌがメインの朝食1.バターとジャムを塗ったタルティーヌ2枚2.シトロンプレッセ(レモンを絞ったジュース)3.カフェオレタルティーヌとは、スライスしたパンにバターやジャムなどを塗ったもの。フランスではバゲットが一般的でしょう。彼女はこんがりと焼いてバターとフランボワーズのジャムを塗るのが好きだそう。以前、それをカフェオレに浸して食べている人を見かけて、衝撃を受けたことがありますが、それもフランスならではだとか。またカフェオレにはコクが出て、甘さも優しいブラウンシュガー(スティックタイプ)を、半量加えて飲むそうです。ミューズリーがメインの朝食1.バニラヨーグルト入りミューズリー2.オレンジプレッセ(オレンジを絞ったジュース)3.カフェオレミューズリーとは、栄養価の高いオーツ麦やドライフルーツ、ナッツ類などを混ぜたシリアルの一種で、砂糖やオイルを使用しておらず、ヘルシーなのが特徴です。さらにヨーグルトと一緒に摂ることで満腹感を得ることができるため、ダイエットに用いられることも多い食材。彼女はバニラが香る、自家製のヨーグルトと合わせて食べているとのことでした。フランスはシリアルの種類が豊富で、スーパーでも目移りするほど。健康を考えた朝食を心がけるフランス人が増えてきていることがわかります。■体を起こす柑橘系のジュース彼女が教えてくれた朝食メニューの中で、気になるのが柑橘系のジュース。レモンやオレンジといった柑橘類には、紫外線の吸収を高める「ソラレン」が多く含まれるため、朝や日中にとると紫外線によるシミを作りやすいとも言われています。しかしこれらのジュースには、体を起こす効果があるようなので、とる時間は考えつつも定期的に取り入れてみると良いでしょう。彼女から教えてもらったジュースの作り方は、とてもシンプルで簡単です。シトロン・プレッセの作り方シトロン・プレッセ(citron pressé)は、レモン1/2個分を絞り、熱湯を注ぐだけ。季節によっては冷たい水を加えても◯。ちなみにカフェで注文すると、グラスに入ったレモン果汁・水・砂糖の3点が運ばれてきます。これらを混ぜ合わせて自分好みの味に作ります。オレンジ・プレッセの作り方オレンジ・プレッセ(orange pressé)は、オレンジ1個分を絞って作るフレッシュなジュース。果肉が入っているので、食感も楽しいですよ。このままでも十分に美味しいけれど、グレープフルーツとレモンの果汁(どちらも1/2個分)を加えるのが彼女のおすすめです。美容面において朝や日中にとるのが不安な方は、日が沈んでからビタミン補給としてお試しくださいね。疲労回復効果もあるので、仕事で疲れて帰ってきた日にもおすすめです。■ときにはフランス流の朝食を楽しんでフランス流の朝食は、ゆっくり食べる時間がない日にもぴったりです。フルーツを絞る手間を省きたいのであれば、市販の果汁100%のストレートオレンジジュースでもOK。慌ただしいときこそ、いつもとは違うメニューで気分を変えてみませんか?お腹と心を満たして1日を心地よくスタートさせましょう。
2017年11月22日遊び心あふれる本格フランス料理のお店神楽坂の一角にある、赤い外観が目印の「WINE BAZAR PETIT PARIS(ワインバザール プチパリ)」。店内には、シンプルな素材を使ったウッディなインテリアやカラフルなチェア、ワイン箱などが配置されて、遊び心あふれる演出が施されています。オープンキッチンやテラス席なども設置され、解放感もたっぷりです。あえて日本人好みにアレンジするのではなく、ベーシックでフランス人好みの本格的なフランス料理にこだわっています。フランスの雰囲気をたっぷり感じられる”小さなパリ”フランス産を中心としたワインやシャンパンを100種類以上取りそろえており、ワインなどのアルコールをメインに楽しみたい方にもおすすめです。もちろん、料理も本場フランスで楽しまれている本格的な味が楽しめます。ワイン箱などがちりばめられた店内と、本格的なフランス料理で、まるでフランス旅行をしているかのような気分に浸ってみてください。お肉好きにおすすめの「牛ランプ肉のステーキ」お店の人気メニューは「牛ランプ肉のステーキ ヘミングウェイが愛したレシピで」です。肉厚にカットされた牛ランプ肉はほどよい焼き加減で、ジューシーに仕上げられています。ピリッとしたブラックペッパーが効いた特製のソースは、お肉との相性抜群です。しっかりとお肉の味が楽しめるお店の人気メニューです。名前の通り、あの有名な小説家アーネスト・ヘミングウェイが愛した味を、ぜひお楽しみください。一押しは「スズキのポワレとじゃがいものヴァプール」さっぱりとしたメイン料理を楽しみたい方には「スズキのポワレとじゃがいものヴァプール レモン、バター、ケッパーのムニエル」がおすすめです。ふわっとしたスズキと蒸されたほくほくのじゃがいもは、濃厚なのにさっぱりといただくことができます。フランス料理らしい繊細で華やかな見た目は、女性からも大人気。お肉より魚派という方にもおすすめの一押しメニューです。本場フランスの味を堪能しよう!本場フランスのエッセンスをたっぷり取り入れたこの店は、非日常が味わえる素敵なお店です。フランスを感じるインテリアなど、いつもとは違う雰囲気の中で、本格的なフランス料理と、ぴったりなマリアージュのワインを堪能できます。フラっとひとりで立ち寄るにも、デートや友人同士で楽しむのにもおすすめのお店です。都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂駅」から歩いて2分ほどの場所にあるお店です。A3出口より右手に進み、交差点を越えて一つ目の路地を右折した先にあります。本格的なフランス料理を楽しみたくなったら、ぜひ「プチパリ」を訪れてみてください。スポット情報スポット名:WINE BAZAR PETIT PARIS住所:東京都新宿区神楽坂5-7-3 山桝ハウス 1F電話番号:03-6475-5585
2017年10月01日フランスのパリをテーマにしたこだわりの店舗札幌にある、ブラウンで統一したおしゃれな外観が特徴の「カトルフィーユ」は、パリの街並みを思わせるレンガ造りの建物が目印です。屋根とドアのカラーを統一し、スタイリッシュな雰囲気を演出。建物の1階にあるので、ふらっと気軽に立ち寄れるところが魅力。店内はパリをイメージしたインテリアで、シャンデリアやエッフェル塔の壁画などがあります。かわいいパンダが出迎えてくれる、フランス・パリの雰囲気溢れるお店です。自慢のフランスパンで人々に幸せを届けるお店閑静な住宅街に佇むカトルフィーユは、大人が毎日通いたくなる小さなお店です。パリのパン屋をイメージしたフランスパンの専門店で、お店に並ぶパンだけでなく外観と内観にもこだわっています。店名のカトルフィーユは、フランス語で四つ葉を意味する言葉。「四つ葉を見つけたときのような小さな幸せを届けたい」という想いを込めた店名からは、訪れる人々の幸せを願うシェフの気持ちが伝わってきます。こだわり素材で一味違う仕上がりに。絶品パンメニュー「カトルフィーユ」に並ぶフランスパンには、全てこだわりの素材を使用しています。フランス産最高級小麦と十勝産全粒粉を主体とし、マーガリン、イーストフード、ショートニングは不使用という本格的なフランスパンです。素材の良さを生かしたパンはどれも一味違う仕上がりが特徴。フランスパンの新しいおいしさに気づくきっかけにもなります。絶品メニューをお得に楽しむおいしいパンをお得にゲットしたいなら、当日焼き立てのパンが入った「おまかせパンセット」(1,080円)がおすすめ。一流店で修業したシェフが焼く、美しくおいしいパンを気軽に楽しむことができます。魅力的なパンばかりで選びきれないときに、選択肢に入れるのもひとつの方法です。予約不可なので、お店で見かけたらぜひ挑戦してみてください。店内の雰囲気にも注目! フランスの雰囲気を味わって店内が明るいイメージのパン屋と違い、カトルフィーユは照明を控えています。スポットライトで主役となるパンが照らし出されていて、パンの印象とシャンデリアの輝きを強めています。訪れる人々のパンを選ぶ時間をより楽しいものにする、フランスの雰囲気溢れるおしゃれなパン屋をイメージした工夫です。東西線の円山公園駅から徒歩7分程。5番出口から出て、高級住宅街の中にある一軒家を目指すルートです。朝食やおやつにぴったりなパンを求めて、ぜひ行ってみてください。スポット情報スポット名:Quatre Feuilles住所:北海道札幌市中央区南3条西23丁目1-6電話番号:011-688-6246
2017年09月24日最近はフランス婚ともいわれるようになっている「事実婚」。日本では「あえて結婚しない」を選択をするカップルは少ないですよね。フランスでは2015年に生まれた子供の両親が、婚姻関係のない状態=事実婚が、全体の58%を占めていることがわかりました。どうしてフランスはそんなに事実婚が多いのか、その実情について解説します。事実婚とは?日本では「事実婚=婚姻状態のないカップル」というイメージですが、フランスではもう少し細かく分かれています。・結婚・・・法的に婚姻関係にあるカップル・パックス(PACS)・・・法的な婚姻関係はないけれど、税制など優遇してもらえる・ユニオンリーブル(Union Libre)・・・一緒に暮らしているカップル(同棲と同じ位置づけ)前述の事実婚が占めている「58%」というのは、パックスとユニオンリーブルが混ざっている状態です。事実婚というと「自由なカップルのスタイル」のような気がしますが、実際はもっと現実的な問題があるのです。結婚する手続きがめんどうフランスの結婚制度は、日本の入籍みたいに紙一枚で役所にいけば済むものではありません。結婚するには、書類の準備がまず必要です。・出生証明書(Acte de Naissance)・独身証明書(Certificat de Capacité Matrimoniale)・慣習証明書(Certificat de Coutume)などを市役所に提出し、役所での書類チェックのあと、「この二人で結婚しますが反対する人はいませんか?」という紙が役所の前に張り出されます。形式的なもので実際反対することはありませんが、これを張り出してから10日間は何もできません。10日が過ぎたら、やっと結婚の手続き。結婚の手続きも、紙一枚ではなくて、市役所で市長による結婚式を行います。教会で結婚式を挙げない人も、こちらは必須です。きちんとアポイントをとるので、前もっての準備が必要なのです。20〜30分くらいで終わるものですが、この入籍式というのが「本当の結婚式」。日本のように、結婚記念日が入籍日と結婚した日が異なることはないわけです。実際は、このあと教会で宗教上の結婚式を挙げ(しない人もいます)、そのあと披露パーティという流れになることが多いのです。思い立ったらすぐ結婚!というわけはいかず、結婚式をしたくない人でも市役所で式をしないといけないわけで、こういう手続きそのものがめんどうになってしまうことも……。離婚はもっと大変離婚も、結婚同様、日本みたいに紙一枚で済むものではありません。もともとはカトリックに則っているわけですから、離婚そのものが認められていたわけではなかったので、離婚の手続きはさらに厳しいのです。昔に比べると書類などの手続きはかなり簡素化されましたが、お互いが弁護士をたてて裁判所に出向かないといけないのです。子供がいるとさらに複雑になり、離婚するのに2、3年かかるのも普通。フランスでは親権は両親にあるので、どちらが養育することになっても両者の同意がないとなかなか決まらないのです。これなら、最初から結婚せずにパックスのほうがいい、ということになります。婚姻関係があるかは誰も気にしない「あの二人はカップルだよね!」といったときに、彼らが結婚しているかどうか表からはわかりません。子供が生まれたあとでも同じです。わからないし、実際は誰も気にしていません。結婚していなくても左手にリングをしている人たちもいるので、実際は誰もわからないものです。結婚にこだわるとするならば税制上優遇されることもありえることと、子供たちへの法的な保護がより強くなるということでしょうか。そこを意識しなければ「結婚制度」にこだわる必要がないのです(滞在許可書の問題があるので、EU以外の国との国際結婚は別です)。日本人女性は結婚そのものに憧れている、というところもあり、何とか結婚するために婚活をしている人も少なくないのではないでしょうか。フランスの女性はどちらかというと「長期的にカップルでいたい」「シングルでいたくない」という観点から相手を探すところはあります。しかしそれは結婚したいからというよりは「子供が欲しいから」という理由のほうが強くある気がします。出産には期間が限定されているところがありますから。でも「結婚という制度」が目的ではありません。結婚してもしなくても、子供は産めますし、家族でいることもできるのです。フランスは日本の戸籍制度はないですし別姓も認められているので、日本と同じに考えることはできないのは事実。どんな形で生まれた子供も権利は一緒で守られているので、いわゆる「婚外子差別」もありません。結婚するほうが税制上優遇されることもあり、どちらをとるかはカップル次第。でも「自由の国だから」というよりは、実質的な理由からなのですね。参照:在フランス日本国大使館
2017年06月24日フランス=ファッションの街、オシャレな街というイメージが強いせいか、フランス人女性はいつも流行に乗っている印象があるかもしれません。また最近では、ベストセラー『フランス人は10着しか服を持たない』(ジェニファー・L・スコット著、大和書房)で、少ない洋服の数でオシャレを楽しんでいるイメージがあるかもしれませんね。日本とフランスで、オシャレについての考え方の違いはあるのでしょうか?実際にはどうなのか、フランス在住者の立場で考察してみます。トレンド、なにそれ?ショップのウインドウを見れば、今シーズンの流行りはある程度わかります。しかし実際に街を歩いても、今フランスで流行っているものが実はよくわかりません。「流行りだから着よう」という発想そのものがフランス人にはあまりないように感じられます。むしろ日本の女性の方がトレンドにとても敏感です。東京に行くと1〜2日電車に乗り街中を歩いていると「今なにが流行っているのか」すぐわかります。そういう意味では日本の女性の方がトレンドにとても敏感であるでしょう。ファッションに携わっている人はともかく一般的な女性たちは、そこまで「今年のトレンドがなにか?」を気にしようとも思っていないのが現状です。トレンドよりも自分のスタイルトレンドよりも彼女たちが気にするのが、「自分らしいスタイルとはなにか?」ということです。自分の肌の色、髪の色、質感、骨格など、みんな違います。自分の個性をどのように活かすかが大切なので、小さい頃からなにが「自分のスタイル」か考えているし、よくわかっているようです。もし自分に関するキーワードが「黒、カジュアルシック」だとしたら、たとえそのときに流行が「白」だったとしても自分のスタイルにあった色を着続けます。黒中心だとしても素材を変えたり小物でアレンジしつつ、季節やトレンドを楽しみ自分のスタイルを貫くのです。あくまでのこだわるのは、トレンドよりも自分のスタイル。街にいても全体のトレンドはわかりませんが、同じ人をずっと追って見ていくと「その人のスタイルやテーマ、こだわっていること」がわかります。わたしも、フランスに来てから「トレンドは追わなくちゃ!」から「トレンドを自分の好きなスタイル」に取り入れるとしたら?という発想に変わりました。今は白とグレーが基調、どんなにカジュアルでも「シックでフェミニン」というスタイルから離れないように気をつけています。衣替えがない衣替えという発想がないフランスでは、基本クローゼットには夏物も冬物も一緒が普通です。着たいときに好きなものを着るのが基本なので5月でも寒ければ薄いダウンを着ることもあるし、3月でも急に暑くなればサンダルを履くこともあるので、すぐ取り出せるところにものがある、という前提です。つまり収納のことを考えれば、実質的に洋服の数は日本の女性よりは少ないはずです。プチプラブランドが台頭して、ファッションアイテムの数は増えたと思いますが、概してコーディネート力や自分スタイルを貫くことが大切、という発想なわけです。極端な話、自分のスタイルに合致しているものならプチプラでも流行が過ぎても何年でも着続けるのが特徴です。おもしろいことにフランスの女性雑誌には、日本の雑誌ようなトレンドアイテムを使った1週間、1ヶ月コーディネイトなどはまったく存在しません。「トレンドアイテム」を自分だったらどう取り入れるか?という発想でオシャレを楽しむのです。自分のスタイルを貫くために「自分はどうオシャレをしたいのか」自分で考えるのがあたりまえの環境なのです。「オシャレをしたい気持ちがあるからこそ服の数が増えてしまう」という悩みは日本もフランスも一緒。何気なく買ったものにまったく手を通さないのは「自分のスタイルではない、自分のスタイルと合わない」ということ。ただ流行を追うだけではなく、自分に徹底的に似合うもの、自分が着たいものを考えてみるきっかけにしてはいかがでしょうか。
2017年06月22日この時期になると、フランス人は夏のヴァカンスに向けてみんながそわそわします。なんといっても会社員には年5週間の有給休暇がある国。フリーランスの人やパン屋さんなどのお店なども、最低年間2週間はとります。ヴァカンスはフランス人と切っては切れないもの。夏が終わるとクリスマスのヴァカンスはどうするの?クリスマスが終わると次は?と終始ヴァカンスの話でもちきり。ヴァカンスのために働いている、といってもいいかもしれません。今回は、フランス流のヴァカンスの過ごし方をご紹介します。旅行型ヴァカンス思いきり非日常空間に身を置くために、ヴァカンスで長期の旅行を楽しむこともあります。単位は1週間、2週間、長い人は3週間、4週間の場合もあります。ホテル滞在型もありますが家やアパルトマン(日本でいうマンション)を借りることも。たいていは家やアパルトマンを借りる単位が1週間単位で、土曜日にチェックイン、土曜日チェックアウト(日毎の場合は、日割り)。5日間でヨーロッパ何カ国も周遊する日本のツアーとはペースが全然異なり、海辺で本を読んだり、ワインを飲んでぼーっとしたり、自然やカルチャーを楽しんだりして、ただのんびりと毎日を過ごします。みんながヴァカンスに行くので、残って仕事をしている人のためにお土産をたくさん買っていく必要もありません。旅行から戻ったら、お互い写真を見せたり話をしておしまい、という感覚です。家改造DIYヴァカンスインテリアやキッチンなど、自分たちで家を改装しようとする人が多いフランス。ペンキを塗ったり壁紙を変えたりなどするにはまとまった時間が必要なので、ヴァカンスの休みを利用することも。いわゆる「のんびりお休み」とは違いますが、自分たちのしたいように家や空間を変えていく楽しみがあります。業者の人にやってもらうこともありますが、業者の人たちもヴァカンスなのでいないことも。家族や友達に手伝ってもらうこともあります。ただ何もしないヴァカンスを楽しむお休みがとれても、経済的にどこにも行くことができない場合もあります。そんなときは家でゆったりと何日間も過ごすというのもあり。あの人たちは出かけるのにわたしはどこにも行けない……と人と比べることもフランス人は考えないので、今の自分にぴったりなヴァカンスを選んで楽しむのです。例えば15年前にスタートしたパリ・プラージュ。これはパリ市が7月、8月にセーヌ川沿いに人工の砂浜を敷いてヤシの木を置き、パリに残っている人たちが少しでもヴァカンス気分を味わえるように企画したもの。これが大当たりして毎年続いています。ビーチチェアや子どもの遊び場もあるのでわざわざ海辺に出かけなくても、セーヌ川沿いで水着姿になってパラソルの下で本を読んだり、友達と楽しく過ごしたりすることができるのです。フランス式のヴァカンスは「何かしなくちゃ、時間がもったいない!」 という発想がないので好きなことを好きなように過ごす、というのがポイント。 「何もしない」それが贅沢な時間の過ごし方なのです。ヴァカンスはフランス人にとってなくてはならない「心と体のお洗濯」なので、自分たちが楽しむ過ごし方をすることが一番大切です。せっかくのお休みなのに用事をすませて一日が終わるのはもったいないですよね。週末以外で有給などを使って定期的にお休みをとり、何もしない贅沢を楽しむ時間にあててみるのはいかがでしょうか?この何もしない時間こそが、リフレッシュできる大きなポイントになるはずですよ。
2017年06月18日食後にデザートの習慣があるフランス。当地で暮らして3年になりますが、フランス人女性の胃袋の大きさには驚かされるばかり!そんなフランスの定番スイーツといえば、卵とミルクたっぷりのクラフティ。フルーツをたっぷり混ぜ込んで作る、もっちりした食感のお菓子です。オシャレな時短レシピが得意な友人Maelys(マイリス)に教えてもらった、とっておきのレシピをご紹介します。とても簡単に作れるので、みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね!クラフティはダイエット中でも安心なめらかな口当たりが楽しめるクラフティ。ビタミンCや食物繊維たっぷりのフルーツを混ぜ込んで作るため、便秘がちな人や美容を気にする人にもぴったりです。使用するフルーツは、さくらんぼや「フリュイ・ルージュ(イチゴやラズベリーなど、赤い実のフルーツをまとめた呼び名)」が定番。おいしくて美肌効果も期待できる、優秀なスイーツなのです。牛乳と卵の相乗効果で、腹持ちのよさも抜群!アーモンドミルクとブルーベリーの相乗効果!通常は牛乳で作るクラフティですが、友人のレシピではアーモンドミルクを使います。実はフランスでも、アーモンドミルクは美容に関心の強い女性たちに人気!無糖のものは牛乳と比べてカロリー半分、コレステロールゼロのドリンクです。クラフティに混ぜ込むフルーツは、初夏に旬を迎える、ポリフェノールたっぷりのブルーベリーを使います。アンチエイジングや美肌効果があることが知られていますよね。食物繊維も豊富で、腸内環境を助けるはたらきもあります。クラフティのレシピPhoto by sweetsholicそれでは早速、甘酸っぱいブルーベリーたっぷりのクラフティの作り方をご紹介しましょう!【材料】(直径21〜23cmのタルト皿または丸型1台分)薄力粉・・・1カップアーモンドミルク(無糖)・・・1カップグラニュー糖・・・1/2カップ卵(Lサイズ)・・・3コブルーベリー・・・300g粉砂糖(飾り用)・・・お好みで【作り方】1. ボウルに卵を割り入れ、グラニュー糖、薄力粉の順に加えて、泡立て器でダマがなくなるまで混ぜます。アーモンドミルクを加え、滑らかになるまでよく混ぜましょう。2. タルト皿にオーブンシートを敷き、1の生地を流し入れます。ブルーベリーを散らし、200度に予熱しておいたオーブンで35〜40分間焼成。ほんのり温かい状態または、冷やしていただきましょう。青空の下で食べるクラフティは最高!食後のデザートやおやつにいただくことの多いクラフティですが、甘すぎず腹持ちもよいので朝食にも最適です。また、崩れることなく持ち運べるので、持ち寄りパーティーやBBQのデザートにもぴったり!おいしくてヘルシーなフランスおやつ、みなさんも味わってみてくださいね。参考:TIME、わかさ生活
2017年06月16日