アカデミー賞受賞のギレルモ・デル・トロ監督、脚本、製作により新たに映像化したストップモーション・ミュージカル長編アニメーション『ピノキオ/Pinocchio』(原題)がNetflixにて近日独占配信。この度、本作のキャラクターたちに“命”を吹き込む、豪華実力派のボイスキャスト陣が解禁された。イタリア人作家カルロ・コッローディが書いた『ピノッキオの冒険』は1883年に出版された児童文学の金字塔。普遍的な愛と悲しみを描いた名作として、現代でも世界中の人々に愛されている物語。この物語の新たな映画化企画を長年に渡って温めてきたのが、映画『シェイプ・オブ・ウォーター』で第90回アカデミー賞作品賞、監督賞をはじめ4部門を受賞した鬼才ギレルモ・デル・トロであり、その悲願とも呼べる壮大なプロジェクトはNetflixとのタッグにより、ストップモーション・ミュージカル長編アニメーション化。イタリアでファシズムが台頭するムッソリーニ政権下、父親の願いによって魔法のように命を吹き込まれた“木製の人形の少年”ピノキオが父の期待に応えようと奮闘する愛と冒険の旅を描く。ピノキオ役には新人のグレゴリー・マンが大抜擢。流れ者のコオロギ、ジミニー・クリケット役には、『トレインスポッティング』や『スター・ウォーズ』シリーズ、『ドクター・スリープ』のユアン・マクレガー、ゼペットじいさん役は『ハリー・ポッター』シリーズのフィルチ役で知られ、「ゲーム・オブ・スローンズ」にも出演したデヴィッド・ブラッドリー。ほかにも、『サスペリア』『オクジャ/okja』のティルダ・スウィントン、『007 スペクター』『ジャンゴ 繋がれざる者』のクリストフ・ヴァルツ、『ブルージャスミン』『オーシャンズ8』のケイト・ブランシェットらアカデミー賞受賞俳優たち。さらに、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」や『IT/イット』シリーズのフィン・ヴォルフハルト、『ヘルボーイ』や『パシフィック・リム』などデル・トロ作品ではお馴染みのロン・パールマンなど、豪華実力派俳優陣によるボイスキャストが明らかに。監督はデル・トロと共に、『ファンタスティック Mr.Fox』のマーク・グスタフソンが担当し、脚本もデル・トロとパトリック・マクヘイルが担当、さらに音楽は『シェイプ・オブ・ウォーター』『グランド・ブダペスト・ホテル』などのオスカー受賞の作曲家アレクサンドル・デスプラが手掛ける。キャラクターのオリジナルデザインはグリス・グリムリー、パペットは『ティム・バートンのコープスブライド』のマッキノン・アンド・サンダースによるもの。製作チームには『ダーククリスタル』などマペットやアニマトロニクスの第一人者であるジム・ヘンソン・カンパニーが参加するなど、スタッフも豪華。デル・トロは「この夢のプロジェクトを何年も追求してきた結果、Netflixで完璧なパートナーを見つけました。私たちは長い時間をかけて素晴らしいキャストとクルーを集め、Netflixからの継続的なサポートに恵まれ、静かに、慎重に、辛うじて一歩を踏み出すことができました。私たちは皆、アニメーションを愛し、情熱を持って練習しており、この古典的な物語を全く新しい方法で再現するには理想的なメディアだと信じています」と熱いコメントを寄せている。Netflix映画『ピノキオ/Pinocchio』(原題)は近日独占配信予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年08月20日ギレルモ・デル・トロが監督するストップモーションアニメ版『ピノキオ』のキャストが決まった。ピノキオ役はニューフェイスのグレゴリー・マン。ゼペットを演じるのはデビッド・ブラッドリー。それ以外を、ユアン・マグレガー、ケイト・ブランシェット、ティルダ・スウィントン、クリストフ・ヴァルツ、ロン・パールマン、ジョン・タトゥーロ、ティム・ブレイク・ネルソン、フィン・ウォルフハードらが固める。撮影は昨年秋にオレゴン州で開始しており、コロナの間も継続してきたという。共同監督は『ファンタスティック Mr. Fox』のマーク・グスタフソン。Netflixが世界配信する。文=猿渡由紀
2020年08月20日リー・ワネルが、古典ホラーのリメイク版『Wolfman』を監督することになった。主演はすでにライアン・ゴズリングで決定している。プロデューサーは、低予算ホラーを次々にヒットさせてきたジェイソン・ブラム。ワネルとブラムは、今週末日本公開となる『透明人間』を大成功させたばかりだ。脚本はブラムの妻ローレン・シューカー・ブラムとレベッカ・アンジェロが執筆した。オリジナルは1941年公開の『狼男』。2010年にはベニチオ・デル・トロ主演、ジョー・ジョンストン監督で『ウルフマン』としてリメイクされた。しかし、このバージョンは、興行面でも、批評面でもぱっとせずに終わっている。文=猿渡由紀
2020年07月09日ユアン・マクレガーがイベント会社「エース・ユニバース」のビデオ・インタビューに応じ、ギレルモ・デル・トロ監督が製作中のストップモーション・アニメ『ピノキオ』について語った。ユアンは同作で“しゃべるコオロギ”ことジミニー・クリケットの声を務めており、ほかにもロン・パールマン、ティルダ・スウィントン、クリストフ・ヴァルツ、デイビッド・ブラッドリーらが声優として出演している。ユアンによると、自身の役についてはほぼ録音を終えているといい、「歌う曲が1曲残っているか、残っていないか」くらいだとのこと。ただし、ストップモーション・アニメという特性上、「映画の完成までには相当な時間がかかるだろう」と語っている。ミュージカル映画でもある今作の音楽を手掛けるのは、『グランド・ブダペスト・ホテル』と『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー作曲賞を受賞した、フランス人作曲家のアレクサンドル・デスプラ。彼によると、フランスに住んでいた頃にはよく歌を書いていたものの、アメリカで映画音楽を作り始めてからはなかなかその機会に恵まれなかったという。「だから、この映画は、私にとって素晴らしい。7曲か8曲の歌を書くことができるんだ。すごく難しいことだけれど、歌える俳優たちがいてくれるのが心強い」とコメントした。(Hiromi Kaku)
2020年06月17日アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督、ギレルモ・デル・トロ監督、サルマ・ハエックらが、母国メキシコの映画・テレビ業界のスタッフのために緊急支援基金「Sifonoforo」を立ち上げた。メキシコもほかの国と同様、新型コロナウイルスにより制作の中止、映画館の閉鎖などで、映画・テレビ業界――特に技術スタッフが打撃を受けているという。メキシコ映画芸術科学アカデミー(以下、AMACC)によると、3万以上を超える家庭が収入源を失っており、仕事の再開の目途も立っていないとのこと。これを受けてイニャリトゥ監督ら前述の映画人に加え、アルフォンソ・キュアロン監督、ディエゴ・ルナ&ガエル・ガルシア・ベルナルらも自身の制作会社などを通じて「Sifonoforo」を支援。現在までに1,000万ペソ(約4,700万円)の寄付金が集まっている。イニャリトゥ監督は「Sifonoforo」の運営を担うAMACCの会長らとオンライン会議を行い、その模様を公開。「Sifonoforo」は、政府のいかなる支援や協力を受けず、映画業界の個人それぞれの熱い想いから誕生したと話した。申請期間は今後2か月または、資金が尽きるまでだが、設立者たちは「寄付を続けてくれればそれだけ多くの家庭を助けられる」として寄付を呼び掛けている。申請者は2万ペソ(約9万4,000円)を受け取ることができる。(Hiromi Kaku)
2020年06月12日ライアン・ゴズリング主演で『狼男』がリメイクされそうだ。まだ決定ではなく、ゴズリングが検討している段階だが、ユニバーサル・ピクチャーズと脚本家らは、彼の主演を強く願っているとのこと。映画は、「ネットワーク」や「ナイトクローラー」的なトーンになるとのことだ。ユニバーサルの古典ホラー「狼男」が製作されたのは、1941年。主演はロン・チェイニー・Jr.。2010年にはベニチオ・デル・トロ主演でリメイクされたが、興行面でも批評面でも失敗に終わっている。文=猿渡由紀
2020年06月01日マイケル・B・ジョーダンが、今年のシネマコンの「Male Star of the Year(今年のスター俳優)」に選出された。シネマコンとは、全米劇場所有者協会(NATO)が主催している年1回のコンベンションで、今年は3月30日から4月2日までラスベガスの「シーザース・パレス」で開催される。シネマコンのディレクターは、「今年のスター俳優」にマイケルを選出した理由を次のように語っている。「マイケル・B・ジョーダンは、『フルートベール駅で』でスクリーンに登場した瞬間から、映画業界で一目置くべき存在になるということを観客に知らしめました。『クリード』シリーズのアドニス・クリードから『ブラックパンサー』のエリック・キルモンガーまで、どんな役でも幅広く対応し、活力に満ちた演技を見せてくれます。マイケルほど、情熱を持って献身的に物語を伝える存在はいません」。マイケルの待機作には、トム・クランシーの「容赦なく」を原作として映画化した『Remorse』(原題)があり、全米公開予定は9月だが、シネマコンでいち早く上映される。「今年のスター俳優」の歴代受賞者にはベニチオ・デル・トロ(2018)、チャーリー・ハナム(2017)、ジェシー・アイゼンバーグ(2016)、ポール・ラッド(2015)らがいる。(Hiromi Kaku)■関連作品:フルートベール駅で 2014年3月21日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2013 OG Project, LLC. All Rights Reserved.ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpanther
2020年02月26日親や教師から批判が殺到し、全米の学校図書館に置くことが禁じられたいわくつきの短編集を原案にギレルモ・デル・トロ企画、製作で映画化した『スケアリーストーリーズ 怖い本』。この度、ラナ・デル・レイが歌う「魔女の季節」が彩るモンスター満載のMVが公開された。デル・トロたっての希望でエンディング曲「Season of the Witch」を提供したのは、アメリカ人シンガー・ソングライターのラナ・デル・レイ。2年ぶり6枚目のアルバム「ノーマン・ファッキング・ロックウェル」により第62回グラミー賞の「年間最優秀アルバム」と「年間最優秀楽曲」の主要2部門にノミネートされ、2月12日に開催された英国の音楽誌「NME」が主催するNME Awards 2020では「Best Album In The World」を受賞し、いま最も勢いにのるアーティストのひとり。今回エンディング曲として採用された「Season of the Witch」のオリジナルは、“英国のボブ・ディラン”と呼ばれたドノヴァンが1966年に発表した「魔女の季節」。過去にはアル・クーパーやロバート・プラント、ジョーン・ジェット、「ホール」など錚々たるアーティストにカバーされてきた名曲として知られる。彼女に「魔女の季節」を歌ってもらいたいデル・トロはラナを起用したことについて、「以前から彼女のファンだったけど、この映画の企画が進んでいるときに直感で彼女に『魔女の季節』を歌ってもらいたいと思ったんだ。彼女ならきっと魔法をかけたみたいにこの曲を歌ってくれるって。彼女に頼んだのは大正解だった。彼女は素晴らしいアーティストで、彼女に参加してもらったことはとっても誇らしいよ」と絶賛。また、最近では新生『チャーリーズ・エンジェル』でアリアナ・グランデ、マイリー・サイラスとのコラボ、過去にはレオナルド・ディカプリオ主演『華麗なるギャツビー』やティム・バートン監督の『ビッグ・アイズ』などに楽曲提供してきたラナも、デル・トロへの想いは格別のよう。彼がハリウッドの殿堂入りを果たした式典でも敬意を表すスピーチを行い、本作のアメリカでの公開時には「『スケアリーストーリーズ 怖い本』とともに、私の歌が広がっていくなんて感激!」とTwitterでコメントしていた。今回解禁されたMV映像内に流れる彼女の歌は、本作の物語とリンクし、ガンメルの不気味なイラストや本作に登場するモンスターたちとも相性抜群。また1950年代・60年代のアメリカーナを取り入れたラナのスタイルや哀しみを帯びた声は、1968年のアメリカ郊外を舞台にしたレトロな雰囲気にもマッチ。何度も“♪~魔女の季節がやってきた”と繰り返す抽象的で不穏な歌詞も、呪われた本がひとりでに書いた物語に沿って、次々と人が消えてゆく不可解な恐怖に拍車をかけている。『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。ラナ・デル・レイ「Season of the Witch」(アルバム未収録)はデジタルで配信中。(text:cinemacafe.net)
2020年02月18日スター俳優たちの場面写真とポスタービジュアルがお披露目され、注目を集めたウェス・アンダーソン監督の最新作『The French Dispatch』(原題)から、世界中のファン待望の予告編映像が解禁された。ベニチオ・デル・トロやティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライトという新参組に、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、レア・セドゥ、フランシス・マクドーマンド、シアーシャ・ローナン、ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ウィレム・デフォーら、お馴染みの常連組も合わせ、豪華キャストが集結している本作。20世紀のフランスのある架空の街、「ニューヨーカー」誌をモデルにした「The French Dispatch」の記事を3つの物語にした形で、アンダーソン監督によれば「ジャーナリストへのラブレター」を描くという。予告編には、アンダーソン監督ならではのポップな色使いの雑誌社の様子が映し出されるカラーパートと、何やら不穏な雰囲気のモノクロパートに分かれ、その中には1968年5月に学生運動から広がったフランスの「五月革命」を思わせるシーン、早速話題を呼んでいる頭にタオルを巻いたティモシーのバスタイムなどのシーンが登場している。『The French Dispatch』は7月24日より全米公開予定。(text:Reiko Uehara)■関連作品:The French Dispatch(原題) 2020年より公開予定
2020年02月12日今夏、全米公開となるウェス・アンダーソン監督作『The French Dispatch』(原題)の新しいポスターが公開された。これにより、いままでベールに包まれてきた、豪華キャストの演じるキャラクターが明らかに。特に話題を呼んでいるのが、タオルをターバンにして頭にかぶり、裸で風呂に入りながら書き物をしているティモシー・シャラメ。ブリーフケースを持ち、デスクにずらりと並んだ札束を目の前にたたずむスーツ姿のエイドリアン・ブロディや、絵の具まみれの絵描き、ベニチオ・デル・トロも目立っている。ポスターから様々な情報が読み取れる上に、タイトルにもなっている「The French Dispatch」は、「ザ・ニューヨーカー」誌にインスパイアされた架空の週刊誌であることも明らかになった。「ザ・ニューヨーカー」誌が公式サイト上で、映画の場面写真を独占的に掲載した。アンダーソン監督はティーンエイジャー時代から同誌の大ファンであり、自身が生まれる前に発売された雑誌まで集めているコレクター。ビル・マーレイ演じる「The French Dispatch」の編集者アーサー・ハウィッツァー・Jr.は「ザ・ニューヨーカー」誌の創刊者ハロルド・ロスに同誌への寄稿者A・J・リーブリングを足したようなキャラクターで、ジェフリー・ライト演じるローバック・ライトは作家のジェイムズ・ボールドウィンとやはりA・J・リーブリングをミックスさせたキャラクターなのだという。「ザ・ニューヨーカー」誌の影響を受けた今作は、まもなく予告編が公開される。(Hiromi Kaku)
2020年02月12日幼少期からホラーやモンスターをこよなく愛し、アニメや漫画など日本のカルチャーにも影響を受けてきたギレルモ・デル・トロ。人間の女性と異形の生き物との愛を描いた『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞を獲得した彼が、ストーリー原案・製作を手掛けたのが『スケアリーストーリーズ 怖い本』だ。デル・トロが生み出してきた作品には、数々のクリーチャーと共に、それぞれ個性的なヒロインも登場してきた。様々な想いを抱え、自らの選択で運命を切り拓いていく彼女たち!知れば知るほど勇気や希望をもらえるような、魅力あふれるデル・トロ作品のヒロインたちに注目した。仲間思いな作家を夢見るメガネっ子!デル・トロ作品史上“友達にしたい”NO.1ヒロインヒロイン/ステラ(ゾーイ・コレッティ)『スケアリーストーリーズ 怖い本』のニューヒロイン・ステラは、アメリカの小さな町・ミルバレーに住むオカルト・ホラー大好きなメガネっ子。部屋の中には関連するフィギュアや映画のポスターなどが所狭しと並べられており、まるでデル・トロの女の子版とも言えるようなキャラクター。そんな彼女が夢見るのは、なんとホラー作家。他人にはなかなか理解してもらえないその夢と、引っ込み思案な性格から、どこか社会に馴染めず、常に近くにいるのは仲良しのチャックとオギーのみ。しかし、仲間のためなら果敢な行動をとれるのが彼女の魅力のひとつ。3人で街の不良トミーに追いかけられると、近くにいた車のドライバーに助けを求めたり、偶然手にしてしまった1冊の本が仲間たちを脅かしていることが分かると、その本の秘密を追い求める、勇気ある一面を見せる。普段は物静かだが、仲間思いで優しい心を持ったステラは、デル・トロ作品史上“友達にしたい”NO.1ヒロインだ。厳しい現実の中で夢を見る本好きな少女!デル・トロ作品史上“逆境に負けない”NO.1ヒロインヒロイン/オフェリア(イバナ・バケロ)デル・トロ作品史上“逆境に負けない”NO.1ヒロインといえるのが、『パンズ・ラビリンス』の読書好きな12歳のオフェリア。自分に関心がない義父と彼に追従する母との暮らしに孤独感を抱き、“おとぎ話”の世界に逃避する日々を送る。亡き父譲りの優しい性格で、自らの価値基準で冷静な判断をくだすことができるのが彼女の魅力。悲劇に見舞われ続け、気持ちがズタズタになっても究極の選択に彼女なりの答えを見つけ出す。厳しい現実の中で葛藤しながら自ら進むべき道を探し出す姿勢に、勇気づけられるだろう!“彼”のためなら大胆に!デル・トロ作品史上“愛情深い” NO.1ヒロインヒロイン/イライザ(サリー・ホーキンス)幼少期のトラウマから声が出せなくなった『シェイプ・オブ・ウォーター』のイライザ(サリー・ホーキンス)。ある日、半魚人のような不思議な生き物と出会う。“彼”と仲良くなるため、レコードを一緒に聞いたり、好物のゆで卵を一緒に食べたり、2人は距離を縮めていく。好きな人にだけ見せる特別な笑顔やチャーミングな表情、さらに愛を紡ぎ幸せに浸るイライザ。そんな“彼”に危険が迫ることが分かったとき、誰もが驚くほどのアイディアで大胆な行動力を発揮する。恋するイライザはとにかくキュート!愛する“彼”のためなら危険を顧みずに行動する彼女は、デル・トロ作品史上最も“愛情深い”ヒロインだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パンズ・ラビリンス 2007年10月6日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開©2006ESTUDIOSPICASSO, TEQUILA GANG Y ESPERANTO FILMOJシェイプ・オブ・ウォーター 2018年3月1日より全国にて公開ⓒ 2017 Twentieth Century Fox
2020年02月09日背筋が凍るような物語と挿絵の強烈なモンスター。一度読んだら脳裏に焼き付いて離れない原作を映画化した『スケアリーストーリーズ 怖い本』。この度、ギレルモ・デル・トロによって魂を宿されたモンスターの誕生秘話満載のビジュアルノベライズが刊行されることが決定した。本書の中でデル・トロは「子ども時代の経験や思い出は良いもの、楽しいものであるべきだと誰もが口を揃えるが、そんな“完璧な”環境で育ったとしたら、子供は現実の世界で生きる準備はできない。この本が素晴らしいのは、世の中には恐ろしい側面があると認めていることだ」と、自身が原作に夢中になった理由を明かしている。さらに、映画化にあたってはデル・トロは2つのルールを決めたという。(1)(原作のように)短編を集めたアンソロジーにはしない。(2)挿絵のモンスターをきちんとスクリーン上で息づかせる。このルールに則り、数か月かけて作られたモンスターたちは、原画以上にトラウマを与える存在に変貌した!失われた体の一部を探して彷徨う【大きな足指】や、誰もが恐れおののく極悪フェイスの【カカシのハロルド】、不気味な笑顔を浮かべつつ徐々に迫ってくる“青白い女”こと【ペール・レディ】、そして挿絵では頭部のみの【ジャングリーマン】はデル・トロが創造力を駆使し、身体がバラバラになる究極生命体に...。ガンメルが挿絵で描いたモンスターは、どのように本から飛び出したのか?普段は目にすることができない貴重なコンセプト・アートや秘蔵写真、そして『シェイプ・オブ・ウォーター』など、デル・トロ作品では常連の特殊造形担当マイク・ヒルによるモンスター具現化のためのクリーチャー資料も満載。また、映画では描き切れなかった詳細な人物背景についての書き下ろしも収録。様々な角度から映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』制作の舞台裏に迫る。デル・トロがストーリー原案を担当した映画シナリオを徹底的に読み解く全192ページのフルカラー。いろんな意味で眠れない夜を過ごすこと間違いなしの1冊となりそうだ。『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。「スケアリーストーリーズ 怖い本ギレルモ・デル・トロ&アンドレ・ウーヴレダルの世界」は2月21日(金)より2,000部限定発売。発売元:DU BOOKS発行元:ディスクユニオン(text:cinemacafe.net)
2020年02月07日『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督がオスカー受賞後はじめて企画・製作し、ストーリー原案を担当した『スケアリーストーリーズ 怖い本』。今回、デル・トロに見出されたアンドレ・ウーヴレダル監督、そしてキャストの面々が、本作の魅力や撮影の裏側について語る特別映像が解禁された。まず、いかにも“何かが出そう”な廃墟となった屋敷を訪れる子どもたちの映像をバックに、「この映画は現代的なホラー映画と僕が見て育った、アンブリン(アンブリン・エンターテインメント)映画を融合したんだ」と話すのは、ウーヴレダル監督。彼は、ハリウッド映画は未経験ながらも、その独特な感性にデル・トロが惚れ込み、本作に大抜擢された。アンブリンとはスティーヴン・スピルバーグが1982年に設立した製作会社で、『E.T.』『グーニーズ』『グレムリン』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などの作品でお馴染み。デル・トロは「キャラクターに対して素晴らしいセンスを持っていて、ユーモアのセンスも見事で、作品のテンポ感覚も最高なんだ。それにもちろん、すごく怖い」と、そんなウーヴレダル監督の過去作をべた褒め。本作についても「他のホラー映画とは違うタイプだ、ジェットコースターのように観客は恐怖を楽しむんだ」と、手に汗握りながら“怖い”を楽しめる仕掛けのあるアトラクション作品として太鼓判を押す。また、デル・トロは時代背景にもこだわり、その舞台に1968年を選んだ。この年は、ジョン・F・ケネディ大統領やキング牧師が暗殺され、長期化したベトナム戦争への反戦運動が高まり、世界各地でデモや暴動も多発した。1968年はそれまでの価値観が大きく覆り、かつて想像すらしなかったようなことが起こった激動の年だったのだ。その点について、作家志望のメガネっ子ヒロイン・ステラ役のゾーイ・コレッティは、「ここで描かれている時代は特殊、現実味を帯びている」と話し、1968年が“何が起こっても不思議ではない年”だったからこそ、この物語の舞台になったことを明かした。ラモン役マイケル・ガーザも「僕たちは時間をかけてキャラクターに深みを持たせ、リアルに作り上げていったんだ」と設定だけでなく、演技においても非現実の世界をよりリアルに近づけられるよう丁寧に役作りをしたと語っている。さらに映像内では、本作のストーリーを簡単に知ることができる。町外れの幽霊屋敷に忍び込んだステラたちは1冊の本を見つける。その“怖い本”には毎夜ひとりでに新たな物語が書かれていき、主人公になった者は消えていく。そんな“怖い本”の呪いにふり回されるステラたちはどうなるのか…。ステラの友人・チャック役オースティン・ザユルは「一度本に捕まれば恐怖からは逃げられない」とその怖さを語り、ウーヴレダル監督も「“怖い本”は恐怖を利用して物語を書く、彼らの中にある恐怖を現実にする」と、本作の恐怖は、実は襲われた人間が持つ恐怖心が源になっていることについて触れている。映像後半にはラモンが必死に何かから逃げようとするメイキングシーンもあり、ガーザは「アンドレは逃げ場のない感じを出すのがうまいんだ、彼はホラーをよく知っている」と苦笑いを浮かべ、大変だった撮影をふり返っている。「緊張と恐怖を作り出したかった、2時間 観客には怖がってほしい」と語る監督の手腕を、本映像からも確かめてみてほしい。『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年02月05日ギレルモ・デル・トロ監督が、2018年にアカデミー賞で作品賞、監督賞などを獲得した『シェイプ・オブ・ウォーター』以来となる、最新作『Nightmare Alley』(原題)の製作を開始したという。サーチライト・ピクチャーズが発表した。同作は、1946年にウィリアム・リンゼイ・グレシャムが書いた「Nightmare Alley-悪魔の往く町」を原作とした映画で、ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、リチャード・ジェンキンス、ロン・パールマン、ルーニー・マーラ、デヴィッド・ストラザーンが出演する。ブラッドリーは野心的で言葉巧みに人を操る才能を持つ若い男性、ケイトは彼よりももっと危険な精神科医の女性を演じる。今週からカナダ・トロントで主要撮影が行われているとのこと。製作チームは、前作『シェイプ・オブ・ウォーター』から俳優のリチャードのみならず、コスチューム・デザイナー、撮影技師、視覚効果のスーパーヴァイザー、編集者が再集結している。脚本はデル・トロ監督と脚本家のキム・モーガンが担当。『Nightmare Alley』の公開日は発表されていない。(Hiromi Kaku)
2020年01月31日『シェイプ・オブ・ウォーター』ギレルモ・デル・トロ監督の原点『スケアリーストーリーズ 怖い本』から、デル・トロの心を鷲掴みにした激ヤバビジュアルのモンスター“ペール・レディ”(青白い女)の劇中写真&登場シーンが解禁となった。黒いロングヘアに、もちっとした青白い肌。ちいさい目でこちらを見据え、のんびり近づいてくる、まあるい背中の洋ナシ型シルエット。すでに本編映像でちらりと見ることができるインパクト大な“ペール・レディ”は、遠目には、よちよち歩く着ぐるみマスコットのようでたいそう可愛らしい。しかし間近で見るとその印象はがらりと変わる。口角は大きく上がり微笑みをたたえてはいるが、真っ黒な瞳の奥は暗く濁っていて一切の感情はうかがえない…。脂っぽい髪はべったりと体に張り付き、血の気のない、なめし革のような皮膚が不恰好に垂れさがっている。命のぬくもりが感じられない無機質な表情とふくよかな体形はアンバランスで、何とも言えず不気味。見ているだけで不安で落ち着かない気持ちになるのに、なぜか目が離せない。得体のしれない恐怖心を煽られる、デル・トロ印の魅力的なクリーチャーが新たに誕生した!ペール・レディはスティーブン・ガンメルの挿絵に登場し、液体に近い黒鉛で描かれており、映像化する際にもそんな原画の再現に力を注いだデル・トロは、その透き通るような肌質にはこだわりが相当にあったようで「モンスターたちの色彩も、白やオイスター・グレイ、イエロー・パーチメント(羊皮紙のような黄色)などを混ぜて青白くしたかったんだ。一部ではデジタル効果を使って質感が固体よりもより滑らかに、液体っぽく感じられるようにもした」と明かす。さらに、しっとりと湿った黒々としたロングヘアは、同じく長い黒髪に白いワンピースをまとい井戸やテレビから這い出る“日本で最も有名な怨霊”・貞子ともいい勝負!?造形を担当したのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』でもデル・トロと一緒に半魚人を創作したマイク・ヒル。「彼女の何かにとても惹かれたんだ!」と語る彼は、本のページから実際に這い出てきたような錯覚に陥るほど、“ペール・レディ”を誰もが怯えるモンスターとして見事に作り上げている。『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月30日ウェス・アンダーソン監督最新作『The French Dispatch』の全米公開日が決定した。配給のサーチライト・ピクチャーズの発表によると、今年の7月24日だという。同日公開の映画は、ほかにドウェイン・ジョンソンとエミリー・ブラントが主演するディズニーの『Jungle Cruise』(原題)がある。今作の正式タイトルが『The French Dispatch of the Liberty, Kansas Evening Sun』(原題)であることも明らかになった。20世紀のフランスの架空都市にある、アメリカの新聞社の支局で働くジャーナリストたちの物語が描かれる。今月中旬、IMDbが上映時間を「4時間1分」で、1部が「1時間57分」で2部が「2時間4分」という情報を掲載し、話題となったがこれは誤りで、現在は「108分」に訂正されている。豪華キャストが出演することでも注目されている今作。ベニチオ・デル・トロ、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、レア・セドゥ、フランシス・マクドーマンド、ティモシー・シャラメ、ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ウィレム・デフォーらと錚々たるメンバーが集結している。キャストのほとんどは、アンダーソン監督の過去の作品にも登場した常連メンバーだが、ベニチオとティモシーが参加するのは初。(Hiromi Kaku)
2020年01月30日世界的ベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの出版秘話を、『タイピスト!』レジス・ロワンサル監督が映画化した本格ミステリー『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』。本作から、Netflixオリジナルシリーズ「このサイテーな世界の終わり」で注目を集める若手英国俳優アレックス・ロウザーの新たな一面を捉えた場面写真を入手した。ロウザーが演じているのは、囚われた9人の翻訳家の一人であるアレックス・グッドマン。永遠の子どものような雰囲気を持ち、ずば抜けて聡明。「デダリュス」海賊版の翻訳がファンの間で注目され、25才という若さで英語の公式翻訳者に抜擢されるという天才肌の役どころ。自由奔放で憎めないキャラクターとなっていて、地下室での翻訳作業初日に居眠りを決め込んだかと思ったら、「後半に追い上げるタイプだから」と言い訳をしてみたり、室内をスケボーで移動しながら参考図書を探したりと、9人の中でもムードメーカー的な登場人物として存在感を放っている。本作の出演にあたり、ロウザーは「ストーリー全体を頭に入れて意識しながら演じなくてはならなくて、大変だったけどやりがいもあった。ぼくにとって読書や文学は人生の大切な一部だ」と語っており、ベストセラー小説の原稿が人質にとられる、という本作への思い入れが強かった様子。さらに、「様々な国から集まった優れた俳優たちと一緒に演技するのは最高だった。仲良くなってパリのバーにしょっちゅう繰り出して、あまりうまくないフランス語で一生懸命コミュニケーションを取ろうとしてね。これぞEUの理想だ!って感じだったよ」と撮影当時のエピソードを明かしている。ロウザーといえば、Netflixで配信中のドラマ「このサイテーな世界の終わり」で自分をサイコパスだと信じる主人公マーヴィン役を演じていることでも話題沸騰中。加えて、同じくNetflix制作のドラマ「ブラック・ミラー/BLACK MIRROR」でシリーズ最高のエピソードの1つにも挙げられるシーズン3第3話「秘密」に主演しているほか、今年公開が予定されているウェス・アンダーソン監督の最新作『The French Dispatch』(原題)ではベニチオ・デル・トロやティモシー・シャラメら豪華キャストとの共演が決定!子どものころから芝居の経験を積んでいる若き演技派であり、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』ではベネディクト・カンバーバッチの青年時代を演じ、ロンドン映画批評家協会賞ヤング・パフォーマー賞も受賞、俳優デビューを飾った舞台では演技をマギー・スミスに絶賛されるなど、その実力は折り紙つき。いまや最旬の英国若手俳優となっている。今回はそんなロウザーの新たな一面が垣間みえる場面写真&メイキング画像が解禁。唇から血を流し、必死な表情で力強く正面を見据える1枚や、頭を抱え、怯えた表情をみせる翻訳者の中で呆然と立ち尽くし、うつろな表情をみせている1枚、さらには下着姿で尋問されているかのようなシーンカットも届いており、地下室で追い詰められていく翻訳者たちの緊張感が伝わってくる。床に寝転がりロワンサル監督と入念に演技の打ち合わせをしている様子を収めたメイキング画像も到着しており、今後ますますの活躍が期待されるロウザーが、本作でどんな役割を果たすのか。期待が高まる新写真となっている。『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』は1月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:9人の翻訳家 囚われたベストセラー 2020年1月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開© (2019) TRÉSOR FILMS – FRANCE 2 CINÉMA - MARS FILMS- WILD BUNCH – LES PRODUCTIONS DU TRÉSOR - ARTÉMIS PRODUCTIONS
2020年01月23日全米の学校図書館に置くことが禁じられたいわくつきの児童書シリーズを、ギレルモ・デル・トロ監督が企画・製作、ストーリー原案を担当し映画化した『スケアリーストーリーズ 怖い本』。この度、本作のトラウマ級本予告映像と不気味なポスタービジュアルが公開された。デル・トロ監督が10代の頃、多大な影響を受けた本シリーズは、1981年に第1作が発表され、全米で大ベストセラーになるも、実際の事件を彷彿とさせるような描写やおどろおどろしい挿絵に親たちや教師から苦情が殺到、児童書にも関わらず、全米の学校図書館に置くことを禁止するか否かの論争が巻き起こった。本作は全米で公開されると瞬く間に話題となり、初日に1位を記録、全世界で興収110億円を超える大ヒットに。日本でも公開を待ちわびる声が相次ぐ本作から今回到着した映像では、“怖い本”の物語の主人公となってしまった高校生のステラたちが、究極の恐怖に囚われるシーンが映し出されている。本の物語が勝手に綴られていく奇妙なシーンや、「私死ぬのかも」と怯え、逃げ回る場面が登場。本を焼き、引き裂くも、その物語は止まらない、成す術のない恐怖が彼女たちを襲う。ラストでは、赤い光が点滅する廊下にデル・トロ監督のこだわりが詰まった、黒髪で白く丸いフォルムの“何か”が迫り来る!そしてポスタービジュアルでは、闇の中から伸びる長く青白い腕と少女が写し出されており、まるで“あなたが次の主人公”とでも言っているかのようだ。『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年01月15日「金曜ロードSHOW!」では『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開を記念してシリーズを連続オンエア中。12月20日(金)今夜は完結編に直接繋がる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を地上波初、本編ノーカットでオンエアする。“全9作”によるサーガの8番目の物語となる本作は、1977年~83年にかけ公開された『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』から『エピソード5/帝国の逆襲』、『エピソード6/ジェダイの帰還』の“オリジナルトリロジー”から30年後が舞台。「ファースト・オーダー」が再び銀河を手に入れようと暗躍。レイア姫率いる「レジスタンス」との攻防が繰り広げられるなか、ファースト・オーダーの兵士だったフィンが少女・レイと出会い、伝説のスターシップ「ミレニアム・ファルコン」に乗り込んだことで、新たなる戦いが始まる物語が描かれた『エピソード7/フォースの覚醒』に続くのが本作。「ファースト・オーダー」とレジスタンスの戦いが激化するなか、水の惑星オク=トーに向かったレイ(デイジー・リドリー)は、古代の建造物が残る島で伝説のジェダイ・ルーク(マーク・ハミル)を見つけ出す。レイはルークにレイア(キャリー・フィッシャー)のもとに戻るよう頼むも門前払い。だがルークの弟子だったカイロ・レン(アダム・ドライバー)が父親のハン・ソロ(ハリソン・フォード)を殺しダークサイドに堕ちたことを知ったルークは、レイにフォースの操り方を伝授することに。その頃、カイロ・レンはレイアを昏睡状態に陥れる。レイアに代わってレジスタンスのリーダーに就任したホルド提督(ローラ・ダーン)だったが、ホルドを信用できないポー(オスカー・アイザック)はフィン(ジョン・ボイエガ)と整備士のローズ(ケリー・マリー・トラン)と共に、極秘で「ファースト・オーダー」の戦艦に潜入しようとする。戦艦の防御シールドのコードを破る達人がいるというカント・バイトを訪れたフィンとローズは、謎の男・DJ(ベニチオ・デル・トロ)と出会うが…というのが本作のあらすじ。本日公開された完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に直接繋がる物語だけに、本作を見ることでより『スカイウォーカーの夜明け』が理解できるのは間違いない。本作を見てから最新作を観るのも、最新作の興奮を劇場で体感してから本作を視聴するのも、どちらもおすすめだ。金曜ロードSHOW!『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月20日(金)、通常より放送時間を早め19時56分~、地上波初、本編ノーカットでオンエア。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)本日より全国にて公開。(笠緒)■関連作品:スター・ウォーズ/最後のジェダイ 2017年12月15日より全国にて公開ⓒ 2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月20日『シェイプ・オブ・ウォーター』で第90回米アカデミー賞で作品賞はじめ計4部門を受賞し、2019年にはハリウッドの殿堂入りも果たしたギレルモ・デル・トロ。オスカー受賞後はじめてストーリー原案・製作を担当した『SCARY STORIES TO TELL IN THE DARK』が『スケアリーストーリーズ 怖い本』として2020年2月28日(金)より日本公開が決定。初映像となる特報が解禁となった。本作の基となったのは、累計700万部もの売り上げを誇りながらも、全米では図書館に置くことが禁じられた児童書シリーズ「スケアリーストーリーズ怖い本」。ギレルモ・デル・トロが10代の頃に多大な影響を受けた本シリーズは、1981年に第1作が発表され、全米で大ベストセラーに。しかし、実際の事件を彷彿とさせるような描写やおどろおどろしいスティーブン・ガンメルの挿絵に親たちや教師から苦情が殺到、児童書にも関わらず子どもには過激すぎるとして全米の学校図書館に置くことを禁止する論争が巻き起こった。そして、日本文化をはじめ、幅広い物語に影響を受けてきたデル・トロは、自身の原点の一つといえるこの“怖い本”の映画化に、「今作を任せられる監督は彼しかいない」とスティーヴン・キング原作『死のロングウォーク』の監督にも決定している期待の新星アンドレ・ウーヴレダルを大抜擢。強力なタッグが実現した。「新たな恐怖は本の中からやってくる」解禁された特報映像では、全ての元凶である“怖い本”が登場し、背筋が凍りつくような戦慄の一部を体感することができる。ある夜、高校生のステラたちは、古い洋館の地下室で一冊の本を見つける。そこには美しい手書きの文字で書かれた物語が。しかし、それは絶対に持ち帰ってはいけない、読んではいけない危険な1冊だった。毎夜、血のように滲み出す文字が新たなページを綴るとき、一番の恐怖が現実となって襲い掛かる――。今回の特報で、赤い光が点滅する廊下に姿を見せた不気味な“何か”は、デル・トロがこだわりを詰め込んだフォルムになっており、恐ろしさを感じさせつつも好奇心を掻き立てる映像だ。また、併せて解禁となったポスタービジュアルでも、特報映像にも登場する白くて丸みをおびたフォルムで存在感を放つ“何か”が廊下の奥にうっすら見てとれる。本の1ページ目も大きく開かれ、まるで物語への入り口のよう。これから語られる“恐ろしい話”への期待が膨らむビジュアルとなっている。本作は現地時間8月9日(金)に全米で公開されると瞬く間に話題となり、初日には全米1位を記録するなど大ヒットを記録している。『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2020年2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月31日ジェームズ・ガンが、監督と脚本を務める『スーサイド・スクワッド』のキャスト24名をツイッターで一挙公開した。つい最近、出演がうわさされていたアリアナ・グランデの元婚約者でコメディアンのピート・デヴィッドソン、12代目「ドクター・フー」のピーター・カパルディの本決まりが明らかに。そのほかの“新顔”は、アリシー・ブラガ(『シティ・オブ・ゴッド』)、フルラ・ボルク(『ピッチ・パーフェクト2』)ら。また、ガン監督の代表作ともいえる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのキャストで弟のショーン・ガンや、マイケル・ルーカー、ガン監督の初監督作品『スリザー』に出演したネイサン・フィリオンの出演も確定。2016年の前作から引き続き出演するのは、マーゴット・ロビー、ジェイ・コートニー、ジョエル・キナマン、ヴィオラ・デイヴィス。ジャレッド・レトとウィル・スミスは出演しない。ガン監督の投稿内に名前はないが、ヴィランとしてベニチオ・デル・トロが出演交渉中であることが報じられている。製作は今月アトランタにおいて開始予定で、全米公開は2021年8月6日。(Hiromi Kaku)
2019年09月17日昨年のカンヌで最も話題となり、あのギレルモ・デル・トロ監督も絶賛した北欧ミステリー『ボーダー 二つの世界』から、主人公ティーナの様々な表情を切り取った新場面写真がシネマカフェに到着した。イラン系デンマーク人の新鋭アリ・アッバシ監督と、“スウェーデンのスティーヴン・キング”と称され『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作者のヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストが自身の原作を基に監督と共同で脚本を手掛けた本作。カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品され、ベニチオ・デル・トロら審査員を驚愕させ見事グランプリを受賞したほか、スウェーデン・アカデミー賞で最多6部門受賞、本年度アカデミー賞(R)スウェーデン代表作品にも選出され、メイクアップ&ヘアスタイリング賞でノミネート。さらに、ギレルモ・デル・トロ監督は「強い詩。社会に見捨てられた者が人生において愛と怒りの間で選択を迫られる、大人のためのおとぎ話」と絶賛。Rotten Tomatoesでは満足度驚異の97%(8月27日時点)を記録している。そんな世界が注目する本作から到着したのは、生まれつき醜い容姿に悩まされるティーナの印象的な場面写真。常に孤独や疎外感を感じながらも持ち前の嗅覚を活かして税関職員として働いているティーナは、自宅近くの森の中に裸足で踏み入り、生い茂る樹木が広がる空間に抱かれ、野生の動物たちに話しかけるささやかなひとときだけが唯一自分を解放できる方法。場面写真では、ティーナが森の中にある湖に体を沈めながら、落ち着いた表情を見せるカットや、孤独を埋めるために同居する男性と食事をするシーンが収められている。また、嗅覚だけを頼りにスマホのメモリーカードに保存された違法データを突き止める場面や、家宅捜索先で不審物を見つけ出す模様も到着。そして、勤務中に“奇妙な旅行者”ヴォーレと出会い惹かれていくティーナ。そんな彼と勤務中に急接近する場面や森で佇む後ろ姿も公開された。ティーナの内面やその特殊能力が写し出されたどれも印象的なカットだ。本作をいち早く鑑賞した日本のミステリー界をけん引する作家たちは、「こんな映画、観たことない」(乙一)、「誰も知らない北欧の神秘(ミステリー)が、あなたの胸奥を直撃する」(島田荘司)などと絶賛しており、ますます公開に期待が高まる。『ボーダー 二つの世界』は10月11日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ボーダー 二つの世界 2019年10月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開©Meta_Spark&Kärnfilm_AB_2018
2019年09月02日ギレルモ・デル・トロが製作総指揮を手掛ける『MAMA』の続編に抜擢されたケビン・コルシュ、デニス・ウィドマイヤー監督作『セーラ 少女のめざめ』。覚醒する女子を描くこの新しいホラー映画から、予告編が到着した。ハリウッドで暮らすセーラは、女優としてのキャリアを夢見る若い女性。オーディションには軒並み落選し、セーラは自分の野望とそれにそぐわない才能に折り合いを付けられず、ライバルたちを心の中で見下すことで冷静を保っていた。しかし、スターになるためなら悪魔に魂を売ることもいとわないという彼女の強い願望が、恐ろしい力を呼び覚ましてしまう…。スティーブン・ソダーバーグやブライアン・シンガーなど、数々の名監督を輩出した登竜門「サウス・バイ・サウスウェスト映画祭」で世界初上映された本作は、スタンディングオベーションで絶賛され話題に。『ホステル』シリーズなどを手掛ける現代ホラー映画界の帝王イーライ・ロスも、本作について「最高にスタイリッシュな傑作ホラー」と語っている。キャストには、『トーナメント』のアレックス・エッソー、『LOOPER/ルーパー』のノア・セガン、『ハンティング・パーク』のパット・ヒーリーが名を連ねている。今回到着した予告編では、セーラの日常が冒頭に映し出されるも、映像が進むにつれ、「死んじゃう」と叫ぶ苦しむ様子や、生々しい血も…。また予告編と併せて、ポスタービジュアルと場面写真も到着。ポスターには涙する美しい女性と、反対にゾンビのような姿の人物が血を流し写っている。場面写真でも、髪が抜けた姿や血まみれな姿がとらえられている。彼女の身に起こっていることは一体何なのか?そして覚醒の意味とは…その真相は劇場のスクリーンで確かめてみて。『セーラ 少女のめざめ』は7月26日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:セーラ 少女のめざめ 2019年7月26日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開©2014 ASTRAEUS PICTURES,LLC ALL RIGHTS RESERVED
2019年07月21日海外ドラマ・エンターテイメント専門チャンネルのFOXでは、9月23日(月・祝)に「第71回エミー賞 授賞式」を日本独占生中継!さらにノミネートされている話題作「POSE」の放送も決定した。今回71回目を迎えるエミー賞は、テレビドラマ界のアカデミー賞とも称され、テレビ業界における優れた業績に贈られる米テレビ界最高の権威を持つ賞。エミー賞の対象となる部門は、コメディ部門、ドラマ部門、バラエティー・トークシリーズ部門など多岐に渡り、それぞれの作品や監督、俳優、脚本などに対して賞が与えられる。授賞式には、超一流のハリウッド俳優たちが集結することでも話題。昨年の第70回授賞式では、ベン・スティラーやマイケル・ダグラス、ベニチオ・デル・トロ、アンジェラ・バセット、タラジ・P・ヘンソンらがプレゼンターを務め、さらに受賞者が壇上で行った公開プロポーズも話題に。なお、FOXチャンネルでは授賞式直前、レッドカーペットの模様も放送する予定。こちらも必見だ。さらに、FOXチャンネルでは今回のエミー賞ノミネート作「POSE」のシーズン1全8話を一挙放送!ドラマ部門の作品賞をはじめ、主演男優賞(ビリー・ポーター)、キャスティング賞、衣装賞(歴史劇部門)、ヘアスタイリング賞(シングルカメラ・シリーズ部門)、メイクアップ賞(シングルカメラ・シリーズ部門)と6ノミネートを果たした。本作の舞台は経済が華やかになってゆく80年代後半のN.Y.。LGBTQの若者たちは、母親代わりの「マザー」の元に集まり、「ハウス」と呼ばれるグループで共同生活を送っていた。そして、毎週ダンスホールに集まっては、ファッションとパフォーマンスを競い合うコンテストに参加する――。この“ボール・カルチャー”を軸に、プライドと純愛、そして夢を追いかける彼女たちの姿を描いていく。文中の「マザー」は、ハウスのリーダーで子どもたちの住む場所や食事なども提供する存在のことで、「ハウス」は、ボールで競い合うグループのこと。そして、「ボール・カルチャー」の“ボール”は、LGBTQの人たちがテーマに沿ったファッションやヴォーギングと呼ばれるダンスの技を競い合うコンテストのことで、N.Y.では 69年ごろから登場したアンダーグラウンドなサブカルチャーだ。ボール・カルチャーを通して、当時のLGBTQコミュニティを映し出す本作は、すでに話題となっており、現在シーズン3の製作も決定している。「第71回エミー賞 授賞式」は9月23日(月・祝)9時~FOXチャンネルにて日本独占生中継。(cinemacafe.net)
2019年07月18日午後から福岡に入り、用事をすませてからの夜ごはん。用事が終わるのは21時をまわりそう。その時間から、入れそうなお店を探していて、福岡の友人に尋ねてみると、「食べたいものは?」とお返事が。「美味しいワインを飲める、フレンチがいい、美味しいものをアラカルトで食べることができるお店」と返信をしたら、「ここはどう?」と教えてもらったのが、「Bistro Babylon(ビストロバビロン)」。 バスク料理のビストロ。バスクは、スペインとフランスにまたがる地域で、独自の言葉をもち、独特の文化を育んできた土地、そして、何年か前からfoodieたちが注目していた美食の地として、最近はよく耳にする地名です。地図で見れば、海あり、山あり、ということは、福岡に似ているのでは?確かに、福岡は美味しいものがたくさんあって、しかも素朴で家庭的な雰囲気のお店も多く、美食の街に違いないです。(バスクに似てる!) 用事を終えてタクシーで福岡市はコンパクトシティ、タクシーて2,000円も乗れば、だいたい行きたいところへ行けるような距離感です。お店があるのは、福岡市営地下鉄空港線の室見駅を出てすぐのところで、天神から行くのなら地下鉄が便利なのですが、この日は博多港の方にいたので、タクシーで向かいました。21時30分の予約、ラストオーダーは22時、タクシーの中で、ハラハラしながら向かうこと15分くらい。久しぶりに乗った福岡のタクシーは、なんだかとてもフレンドリーな感じで、運転手さんが積極的にお客さんとコミュニケーションを取ろうとしているようでした。そして、今回利用したタクシーほぼ100%が交通系電子マネーでの支払いができました。これ、かなり大きな進化です。そして、何よりも、まず驚いたのは、福岡空港が見事に綺麗に変身していること。地下鉄を出て、すぐに出発ロビーに通じるエスカレータがあり、預ける荷物がなければ、そのまま保安検査場へ進めるので、かなり時間の短縮になるはず。福岡は、ますます進化してます。 赤い外観の可愛らしいビストロバビロンは、バスク地方の旗が目印、入り口で、すでに、「居心地がいい」雰囲気を感じます。扉をあけて、名前を告げて、席に案内されると、これからデザートというお客さんが数組いました。ドリンクリストをみて、「スパークリングはありますか?」と伺うと、「Txakoli(チャコリ)」を勧めていただき、そちらをオーダーしました。 こちらがTxakoli。しっかり冷えている感じ、伝わりますか?超微発泡で、爽やかな酸味があって、大好きなタイプのワインです。軽く思えるけど、案外アルコール度数もあるので、気をつけないと、飲みすぎるの間違いなしです。 オーダータイムメニューの品数が多くて、お料理を選ぶのが大変!そんなにたくさん食べられない、でも、色々食べたい、どうしよう。時間とお腹と欲望と、三者のせめぎ合いの結果、選んだのは、豚レバーの田舎風パテと砂肝コンフィのペリゴール風サラダ。魚介、”キントア豚”という豚肉の生ハム、ソーセージとフレンチフライ(この日は売り切れ)、美味しそうなお料理が並んでいて、今度はもう少し大人数で来なくてはいけないな、と心に留めました。 ”キントア豚”は、バスク豚といわれる豚で、30年ほど前に絶滅の危機を迎えたところを、メニューにあった「ピエール・オテイザ」氏を中心としたグループが飼育に尽力し復活させた品種です。食事のあと、シェフが(ご主人)、「この豚肉を食べて、絶対に欲しいと思って、お店で使うことにした(そこにいたるまでも大変だったんです)」という豚肉で、ビストロバビロンにはピエール・オテイザ氏純血100%のキントア豚で作られた生ハムやサラミがメニューにあります。次回は、しっかりいただきたいと思います。 まずは、お通し。豚肉のリエットとバゲット。リエットは、プチ、プチとした食感があり、カリッとしたバゲットにのせていただくと香ばしさも加わって、とても美味しいです。 つづいて、田舎風パテです。メニューにもあったのですが、ビストロの定番。やはり、これは絶対に食べたくなってしまうひと皿です。光の加減で赤く写っているのですが、とても綺麗な色のパテでした。実は、夜も遅かったので、食べきれなかったらどうしよう?と、少し少なめにとお願いしていたのですが、そんな心配は無用でした。ここでは、ワインはバルベーラを合わせました。 つづいて、サラダ。メニューにあった「セロリラブ(celeri-rave)」がのっています。時計の2時の方向にある白い物体、これがセロリラブ。見た感じは、蕪みたいですが、噛んでいると、確かにほのかに、セロリの風味がしてきます(味の方がセロリを感じました)。砂肝のコンフィが、ふわふわした感じで、柔らかくてとても美味しい。これも、外したくないメニューです。ワインは、ソーヴィニオン・ブランを合わせました。 シェフと奥様この時点で、11時を周りそうな時間で、他のお客さんはみなさん帰ってしまいました。わたしはというと、もう少し、食べたい、飲みたいと思いつつ、食後酒にFino(シェリー)をお願いしました。気候もいいし、本当に気持ちのいい夜で、1日の終わりをこんな気持ちで迎えられるなんて、幸せだな、って、ついついのんびり。片付けがあるだろう原井シェフと奥様、手を止めて少し話をしてくださいました。東京のお友達と食事をしたら、お友達は終電を気にしていて、福岡だとタクシーで帰っても大したことないけどね、って。本当にそうですね。東京は、終電逃したら、7-8,000円は覚悟しなくてはならないし。福岡は住みやすいし、美味しいものがあって、本当にいいところ、ということでみんな意見が一致しました。 豊かな食材を使った素朴な料理というイメージのあるバスク料理、ビストロバビロンでは、赤いテーブルクロスやバスク名物唐辛子がぶら下がった海外のビストロにいるような素敵な雰囲気の中で、身体も心も喜ぶ食事を楽しむことができました。おふたりの雰囲気に和んでしまって、初めて伺ったとは思えなかったです。美味しかったです!ごちそうさまでした! シェフと奥様 Bistro Babylon(ビストロバビロン)住所:福岡県早良区室見4丁目24-21 トーコンビル1階TEL:092-831-5158Open:ランチ12:00 PM – 2:00 PM/ディナー6:00 PM – 11:00 PM(ラストオーダーは10:00PMまで)Homepage:ym-c.com/babylon
2019年05月23日昨年の第71回カンヌ国際映画祭で最も話題となったスウェーデン作品『Border』(英題)が、邦題『ボーダー 二つの世界』として10月11日(金)より全国で公開されることが決定した。イラン系デンマーク人の新鋭アリ・アッバシ監督と、“スウェーデンのスティーヴン・キング”と称され『ぼくのエリ200歳の少女』の原作者としても知られるヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストが自身の原作を共同で脚本化した本作。主人公は、醜い容貌のせいで孤独と疎外を強いられる女性ティーナ。国境の税関に勤める彼女は不気味な男との出会いにより、人生が一変する事件に巻き込まれていく。ジャンル映画の枠を超えて高い評価を受け、カンヌの第2コンペティションである「ある視点部門」に出品されると、ベニチオ・デル・トロら審査員を驚愕させ見事グランプリを受賞。さらに第54回スウェーデン・アカデミー賞では作品賞ほか最多6部門を受賞。本年度アカデミー賞スウェーデン代表作品にも選出され、メイクアップ&ヘアスタイリング賞でノミネートを果たすなど、各国の映画賞を席巻した。重厚な人間ドラマと奇想天外なストーリーテリングは評論家たちから高い評価を受け、『シェイプ・オブ・ウォーター』のオスカー監督ギレルモ・デル・トロも「強い詩。社会に見捨てられた者が人生において愛と怒りの間で選択を迫られる、大人のためのおとぎ話。メイクアップFX(特殊メイク)に興味があるなら、これ以上に良いものはない。上位1%」と絶賛を贈っている。善悪、美醜、性別、貧富、国境…自己と他者を分けるもの(ボーダー)とは一体、何か?謎が謎を呼び、螺旋のように絡み合いながらたどりつく、心をわしづかみにされるような衝撃の真実とは――。なお、本作には各国の映画祭で「ショッキング過ぎる」と話題になったシーンがあるが、製作者の意向を汲み修正は一切なし、ノーカット完全版での日本公開が決定(R18+指定)。『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』『THE GUILTY/ギルティ』『特捜部Q』シリーズなど、数々の傑作ミステリーやスリラーを送り出してきた北欧映画が本作でさらなる進化を遂げることになりそうだ。ストーリー税関職員のティーナは、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける特殊能力を持っていた。ある日、彼女は勤務中に奇妙な旅行者ヴォーレと出会う。ヴォーレを見て本能的に何かを感じたティーナは、後日、彼を自宅に招き、離れを宿泊先として提供する。次第にヴォーレに惹かれていくティーナ。しかし、彼にはティーナの出生にも関わる大きな秘密があった――。『ボーダー 二つの世界』は10月11日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年05月13日レオナルド・ディカプリオがフォックス・サーチライト・ピクチャーズ製作、ギレルモ・デル・トロ監督最新作となる『Nightmare Alley』(原題)の主演として、出演交渉に入っているという。「Variety」誌などが報じた。デル・トロ監督は『シェイプ・オブ・ウォーター』でプロデューサーを共に務めたJ・マイルズ・デイルと今作も一緒に製作し、キム・モーガンと脚本も執筆する。作家ウィリアム・リンゼイ・グレシャムの同名小説を原作とした『Nightmare Alley』は、1947年にも映画化されたことがある。日本では『悪魔の往く町』のタイトルでDVD販売中だ。『悪魔の往く町』はある町の見世物小屋で働くことになった野心的な詐欺師のスタンが、読心術師のジーナとその夫でアルコール依存症のピートと組み、一儲けしようとたくらむ物語。デル・トロ版はより原作に近い話になるとのこと。ディカプリオが出演するとすれば、スタンを演じるとみられる。ディカプリオは念願のアカデミー主演男優賞受賞を果たした『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)以来スクリーンに姿を見せていなかったが、7月26日にアメリカで公開となる『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で4年ぶりに復帰する。(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年秋、全国にて公開予定
2019年04月24日優しい色合いの店内がくつろぎの時間を演出渋谷ヒカリエにある「ビストロ&バー タコニョッキ」は、解放感溢れる店内が魅力のひとつになっています。白を基調とした店内に優しい色合いの木目調のテーブルや椅子が揃えられ、誰もが自然体でいられる空間。たっぷりと光が差し込む大きな窓は、開放的な造り。カウンター席も設けてあり、お一人様でも気兼ねなく利用できるのがうれしいところです。店名の由来のお店は、「渋谷ヒカリエ」と共に2012年の「渋谷ヒカリエ」のグランドオープンに合わせて、「タコニョッキ」はオープンしました。それ以来、買い物客や観光客に愛されるお店として、たくさんの人を笑顔にする料理を作り続けています。店名の由来は、開店当時「タコニョッキ」をスターターメニューとしていたことから、たくさんの人に覚えてもらえるようにと親しみを込めてつけられたものです。特製ソースで味わう「鶏もも肉と茄子のロースト」鉄板でじっくりと焼いた、鶏肉と茄子がお店特製のマンゴーのサルサソースにマッチした「鶏もも肉と茄子のロースト」。トマトベースのサルサソースと甘いマンゴーで作ったソースが、どんなワインにもピッタリ合うのが特徴です。シンプルで馴染み深い食材ばかりなのに、見た目にも鮮やかでカジュアルなお店の雰囲気を象徴するような一品になっています。ライブ感ある演出で楽しめる濃厚カルボナーラお店が自信を持っておすすめするのが、「まるごとグラナチーズ仕上げのカルボナーラ 」。チーズと卵黄が絡んだまろやかな味わいに、このお店の売りでもある、冷えた白ワインは相性抜群です。カルボナーラの味の要ともいえる仕上げのチーズは、お客さんの目の前でチーズの器を使って完成させます。ビストロでは珍しい演出で、五感すべてを使って堪能できます。味だけではなく、演出と空間づくりも大事にするお店「タコニョッキ」は、気軽さが魅力のビストロで、ワインを一緒に楽しむことができるお店です。昼間は賑やかな渋谷の街を、夜は都会の煌びやか景色を眺めながら、ゆったりとした大人の時間を過ごせます。また、焼きたてのパンがビュッフェスタイルでいただけるうれしいサービスで、カジュアルかつアットホームな雰囲気を大事にしています。お店は、JR・東京メトロ・私鉄各線「渋谷駅」隣接の商業施設、渋谷ヒカリエの7階にあります。駅と直結しているため、天気の心配も必要ありません。仕事帰りにも立寄りやすいので、気軽にビストロ料理とワインを楽しみたいときは、ぜひお店を訪れてみてください。スポット情報スポット名:ビストロ&バー タコニョッキ住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 7F電話番号:03-6434-1460
2019年03月12日今月初め、ギレルモ・デル・トロが監督・脚本、J・J・エイブラムスがプロデューサーを担当し、アクション映画『Zanbato』(原題、“斬馬刀”の意とみられる)を企画中であることが報じられた。「Collide」によれば、主役は10歳から15歳くらいで破壊的な攻撃力を持つ、『キック・アス』のヒットガールや『アリータ:バトル・エンジェル』のアリータのような強い少女で忍者だという。デル・トロ監督は、「Collider」のこの記事をリツイートするとともに、「この映画を6年ちょっとかけて企画しているんだ。J・Jの超厳重なセキュリティシステムに感謝だよ。情報が流出しなかったんだから。企画は着実に進んでいるよ。次にどの企画の撮影が始まるかっていうニュースを待っていてね」とファンに伝えた。デル・トロ監督は多くの企画を抱えており、現在はストップモーション・アニメの『Pinocchio』(原題)の製作に入る直前であることも明かしている。また、追加ツイートで『Zanbato』は「忍者モノではない」と忍者映画であることは否定したが、「忍者は出てくるけどね…」と気になるコメントも残した。(Hiromi Kaku)
2019年03月06日「俺のビストロ」と、高級食パンである銀座の食パンを販売する「俺のベーカリー(Bakery)」を併設した新業態「俺のビストロ&ベーカリー心斎橋」が、2018年12月13日(木)に大阪・心斎橋にオープンする。なお、新業態のオープンとともに「俺のベーカリー」が大阪初出店となる。「俺のイタリアン」、「俺のフレンチ」などの人気店を輩出してきた“俺の”レストランシリーズ。さらに、2016年には食パンの販売とカフェが一緒となる「俺のベーカリー&カフェ」、2018年には新業態となる「俺のグリル&ベーカリー」をオープンしている。ミシュラン星付き級の料理人が腕を振るう料理を、高級店の3分の1ほどの手頃な値段で提供することで人気を博した「俺のイタリアン」をはじめ、“俺の”レストランシリーズは、手軽に美味しいものを味わえる店舗として数多くの人に愛されてきた。「俺のビストロ」は、イタリアン・フレンチといった垣根もなくし、より気軽に楽しめる店を目指す新業態のカジュアルレストラン。一方、「俺のベーカリー」は、東京地域以外では初めて出店となる。看板メニュー「銀座の食パン~香~」をはじめ、素材を製法にこだわりぬいたパンを提供していく予定だ。【詳細】俺のビストロ&ベーカリー心斎橋オープン日:2018年12月13日(木)住所:大阪府大阪市中央区東心斎橋1-19-11 鰻谷スクエア1階
2018年12月06日