1994年に恵比寿にオープンし、世界各国の秀作を上映し続けてきた単館系シアター「恵比寿ガーデンシネマ」が2011年1月28日(金)に休館し、17年間の歴史に幕を閉じることが発表された。ミニシアターブームの先駆け的な存在として多くの映画ファンを生み出してきた本映画館。ロバート・アルトマン監督の『ショート・カッツ』で開館し、その後も『スモーク』、『モーターサイクル・ダイアリーズ』などインディーズ系の作品がセレクトされることが多く、映画通に愛される映画館として良質の作品を上映し続けてきた。過去に上映された数ある作品の中で、最も高い興行収入を記録した作品はマイケル・ムーア監督作の『ボウリング・フォー・コロンバイン』。ちなみに、本映画館歴代興行収入ベスト10は以下の通りとなっている(※年度は日本公開年度)。1位:『ボウリング・フォー・コロンバイン』(マイケル・ムーア監督/’03)2位:『スモーク』(ウェイン・ワン監督/’95)3位:『モーター・サイクル・ダイアリーズ』(ウォルター・サレス監督/’04)4位:『リアリティ・バイツ』(ベン・スティラー監督/’94)5位:『ロッタちゃん はじめてのおつかい』(ヨハンナ・ハルド監督/’00)6位:『ショート・カッツ』(ロバート・アルトマン監督/’94)7位:『グッバイ、レーニン!』(ヴォルフガング・ベッカー監督/’04)8位:『17歳のカルテ』(ジェームズ・マンゴールド監督/’00)9位:『セントラル・ステーション』(ウォルター・サレス監督/’99)10位:『デッドマン・ウォーキング』(ティム・ロビンス監督/’96)10作中、実に7作が2000年までに公開された作品。このランキングを見ても、本映画館が90年代のミニシアターブームを引っ張ってきたことがうかがえる。また恵比寿ガーデンシネマと言えば、忘れてはならないのがウディ・アレン監督!本映画館における過去最多上映監督に堂々と君臨!通の間では「ウディ・アレンと言えば恵比寿ガーデンシネマ」というほど、高い人気を博してきた。本館の最後の上映作品に選ばれたのも、ウディ・アレンにとって記念すべき40作品目の監督作となる『人生万歳!』。現在も上映中のこの記念碑的作品と共に恵比寿ガーデンシネマはその歴史に幕を閉じることに…。また、1月15日(土)からは17年間の感謝の意を込めて、過去のヒット作から選りすぐりの作品を上映する「恵比寿ガーデンシネマ・ベストセレクション」の開催も決定!映画館を共に盛り上げてきたウディ・アレン作品からは『ウディ・アレンの夢と犯罪』、『マッチポイント』、『さよなら、さよならハリウッド』などが上映される。そのほかの上映作品は未定。どんな“お別れ”を用意してくれるのか?この、洒落た映画館ならではの最後のチョイスに期待!シネマコンプレックス(複合型映画館)が映画興行の主体となっていく中で、貴重な単館系映画館がまたひとつなくなってしまうのは寂しいが、最後の思い出にぜひ足を運んでみては?『人生万歳!』は現在公開中。恵比寿ガーデンシネマ公式サイト■関連作品:人生万歳! 2010年12月11日より恵比寿ガーデンシネマほか全国順次公開© 2009 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.■関連記事:ウディ・アレン インタビュー「ニューヨークを舞台にあと50本は作ることができるよ」ウディ・アレン×エヴァン・レイチェル・ウッド『人生万歳!』試写会に10組20名様ご招待【ハリウッドより愛をこめて】ウディ・アレンがぼやき節!マイケル遺児は学校へ?
2010年12月13日映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の25周年記念のブルーレイBOX発売にあわせた同窓会イベントが10月25日(現地時間)、ニューヨーク市内で行われ、マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、ロバート・ゼメキス監督ら8人が顔を揃えた。世界的ヒットを飛ばした人気SFタイムトラベラーシリーズで、主人公の男子高校生マーティ・マクフライ(マイケル)が友人の科学者ドク(クリストファー)の作ったタイムマシン“デロリアン”で辿りついた過去、未来で家族や友人のために様々な冒険を繰り広げる物語。マイケルは1991年、30歳のときにパーキンソン病と診断され、1998年に公表。2000年以降は俳優業から身を引き、活動はドラマへのゲスト出演や声優業などのみに留まっていた。今年は、カナダ・バンクーバー五輪の閉会式に出席し、またホラーやSF映画のアワード「スパイクTV・スクリーム賞(Scream Awards)」用に製作された同作の予告編のリメイクに出演するなど話題を呼んだがこの日、映画のイベント出演が久々に実現した。午前中にウォルドルフ・アストリア・ホテルで記者会見に臨んだマイケルは、「ご存知のとおりタイムトラベルの話だけど、映画自体がタイムレス(色褪せない)。作品(※『パート2』)の舞台の2015年が過ぎても、変わらず人々に愛されるんじゃないかな。世代を超えて愛され続けるこの素晴らしい作品に出会えて、本当に光栄に思うよ」と感慨深げ。ゼメキス監督も「親子関係や友情など、誰もが一度は悩むような全世界で共感してもらえる人間関係をベースにしたのが、この作品の成功の秘訣じゃないかな」と分析した。現在49歳になり、プライベートでは妻で女優のトレイシー・ポランとの間の4人の子供がいる父親でもあるマイケルだが、「子供と一緒にこの作品を観たことはないんだ。映画に出ている俳優としての僕と、父親としての僕は、子供たちにとっては全く別だと思う。子供は友達に、お父さんが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に出ているなんてすごいね!とか言われることは、実は恥ずかしいと思っているんじゃないかな」と控えめ。マーティの母親役を演じ80年代には日本でもアイドル的人気を誇ったリー・トンプソンも、同じく49歳となり、夫の映画監督ハワード・ドイッチとの間に2人の子供を持つ母親に。「子供たちと一緒に何度か観たことがあるわ。娘の友達に、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に出てるなんてすごい!と言われたことも。世代を超えて愛されている証拠よね。いまの映画はCGが多く使われているものが多いけど、この作品は脚本がしっかりしていてストーリーが面白いから、いまのCGに慣れた子供たちでも十分楽しめる傑作だと思う」と微笑んだ。また劇中、一番のお気に入りの台詞を聞かれ、マイケルは「『デロリアンでタイムマシンを作ったの!?(Did you make a time machine out of DeLorean!?) 』かな」。リーは「カルバン・クラインよ。イカすわ!(That’s Calvin Klein. Oh my God, he’s a dream!)」。ドク役で御年72歳のクリストファー・ロイドは「これから行くところに道は要らん(Where we are going, we don’t need roads.) 」とそれぞれ25年前に“タイムスリップ”し、懐かしそうに笑い合った。同日午後7時から場所をレストラン・グスタヴィーノスに移してブルーカーペットイベントが行われ、ヒルバレー市長を演じたドナルド・フュリラブも加わり9人が出席。招待されたファン、関係者約200人を前に、マイケルは「マーティ・マクフライ役を演じられて、本当に光栄だよ。だってブータンに旅行に行ったときにも『マーティ!』と声を掛けられたから。それぐらい愛されている映画ということだね」とゴキゲン。リーも「シリーズの中で『パート2』が一番好きなのよ。なぜなら特殊メイクでおっぱいを大きくしてもらったから(笑)」と愛嬌タップリ。クリスは「このシリーズは、1885年、1985年、2015年と3つの時代を行ったり来たりする本当に壮大なシリーズ。色んな時代に行くことができて、本当に楽しかった」とご満悦。ゼメキス監督は「過去と未来では、未来の方が表現するのが難しかったよ。ホバー・ボードは無いけど、フラット・テレビは実現したね。50%くらいは当たっていたかな!」と会場の笑いを誘った。一方、マイケルは「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」の活動について、「これからも財団の活動を行っていきたい」と話したが、自身の健康面、俳優業についてのコメントはなかった。ほかに、メアリー・スティーンバージェン、ヒューイ・ルイス、脚本のボブ・ゲイル氏、プロデューサーのニール・カントン氏が出席した。(text:Yoko Saito)「バック・トゥ・ザ・フュ―チャー25thアニバーサリーBlu-rayBOX」価格:8,500円(税込)発売日:11月10日(水)発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント© 2010 Universal Studios. All Rights Reserved.■関連作品:バック・トゥ・ザ・フューチャー 1985年12月より公開バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 1989年12月より公開バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 1990年7月より公開
2010年10月26日アシュトン・カッチャーが、アメリカのゴシップ雑誌「Star」の最新号で「妻のデミ・ムーアを裏切って浮気している」と記事を掲載されたことに対して、Twitterで反撃した。「Star」誌最新号のカバーストーリーとして、アシュトンが20代のセクシーな女性と浮気をしていて、デミとの結婚生活が危機を迎えているという内容の記事を掲載しているが、アメリカのゴシップ・サイト「Access Hollywood」によると、アシュトンはTwitterで「『Star』が僕を“浮気男”呼ばわりするのは名誉毀損に当たると思う。僕の弁護士にも同意してほしいところだ」とつぶやき、「『Star』へ、書いていることがフィクションの場合、『報道の自由』という建前は通用しないぞ」と結んだ。デミもTwitterで夫を援護、フィクションを書いているという彼の指摘に対して「鋭い!」と返信した。「Star」誌は電子版の同記事には、「アシュトンの代理人は記事の内容を否定している」という一文を付け加えている。(text:Yuki Tominaga)© Newscom/AFLO■関連作品:バレンタインデー 2010年2月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© MMIX NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:ティーン・チョイス・アワード発表!2冠のサンドラ・ブロック、自身の十代を懐かしむ豪華キャスト15名が競演!『バレンタインデー』キャンドルを2名様プレゼント豪華キャスト9名の直筆サイン入り!『バレンタインデー』ポスターを1名様にプレゼント「最も胸きゅんな映画」ランキング!1位はラブコメの帝王のあの群像劇来年は“男女逆転”が流行に!?日本人の“理想のバレンタイン”徹底調査
2010年09月03日イランのメディアが、3月から拘束されていたジャファル・パナヒ監督が保釈されたと報道している。パナヒ監督は、昨年6月のイラン大統領選挙に関する反政府的内容の作品を制作したのを理由に3月1日に拘束された。デビュー作『白い風船』でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人賞)を受賞、『チャドルと生きる』で2000年のヴェネチア映画祭金獅子賞を受賞、2006年の『オフサイド・ガールズ』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞するなど、国際的に活躍するパナヒ監督の解放を求めて、スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、フランシス・コッポラ、アン・リー、スティーヴン・ソダーバーグ、マイケル・ムーアといった監督たちが署名運動を行っていた。パナヒ監督は23日に閉幕したカンヌ国際映画祭の審査員に決まっていたが、渡仏はかなわず、オープニング・セレモニーでは彼のネームプレートが置かれた椅子が用意され、最終日にはイランのアッバス・キアロスタミ監督の『Copie conforme』(原題)で女優賞に輝いたジュリエット・ビノシュが受賞スピーチでパナヒ監督解放を訴えた。保釈金は20億イラン・リアル(約1,800万円)で、解放されたパナヒ監督は、家族や弁護士との面会を求めて16日からテヘランのエビン刑務所でハンガーストライキを始めていた。(text:Yuki Tominaga)カンヌ国際映画祭で、ジュリエット・ビノシュはパナヒ監督と同じイラン人監督、アッバス・キアロスタミからのパナヒ監督拘束に関する手紙を読み上げた(右は映画祭会長ジル・ジャコブ)。© REUTERS/AFLO■関連作品:第63回カンヌ国際映画祭 [映画祭] 2010年5月12日開幕© Brigitte Lacombe – ad design graphiqueオフサイド・ガールズ 2007年9月1日よりシャンテ・シネほか全国にて順次公開■関連記事:【カンヌレポート 最終回】バルデム受賞にペネロペ涙!最高賞はタイ作品映画祭開催中のカンヌで、豪華セレブが集うエイズ研究チャリティ・ガラ開催【カンヌレポート 番外編】ファッションで見るカンヌ!ベストドレッサーは誰?【カンヌレポート 06】ディエゴ・ルナ初監督作にカンヌっ子拍手!雨の日に観たい映画ランキング大発表!1位はあのミュージカルの傑作
2010年05月26日昨年急死した歌手マイケル・ジャクソンさんのドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソンキング・オブ・ポップの素顔』の予告編が解禁となった。現在編集作業中の同作は、元マネジャーのマーク・シャフェル氏が10年間撮りためたマイケルさんのプライベート映像を中心に構成されるもの。これまでマイケルさんのプライベートはほとんど謎だったが、生まれ育った故郷インディアナ州ゲーリーへの旅や、自宅兼遊戯施設ネバーランドの深層部などが明らかになる。予告編では、マイケルさんが「みんなの愛がいつも僕を守ってくれるんだ」とファンに語りかけたり、生家で子どものころや家族との思い出について語る姿が映し出されるほか、ネバーランド内部の映像も登場。なお、ナレーションはクリス・ペプラーが務めている。『マイケル・ジャクソンキング・オブ・ポップの素顔』6月25日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2010年05月07日マイケル・ジャクソンのマネージャーの手で撮影された、素顔のマイケルを捉えたプライベート・フィルム『マイケル・ジャクソンキング・オブ・ポップの素顔』の予告編が到着した。マイケルがロンドンで実施する予定だったライヴのリハーサルの様子を収めた『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が短期間での公開にもかかわらず爆発的なヒットを記録したことは記憶に新しいが、この『マイケル・ジャクソンキング・オブ・ポップの素顔』の撮影者は、マイケルが生前、最も信頼を置いていたマネージャーたち。そこで映し出されるのは10年間にわたる、プライベートでのマイケルの姿である。『THIS IS IT』が“キング・オブ・ポップ”として最高のパフォーマンスを見せるための仕事モード全開のマイケルの姿を捉えているとすると、本作が切り取っているのは“キング・オブ・ポップ”という称号から解き放たれた、まさに“素顔”のマイケルの姿なのだ。くつろいだ雰囲気の中で何気ない日常の会話を交わすマイケル、優しい笑顔を浮かべ周囲の人々と触れ合うマイケル、家族や子供の頃について語るマイケル、バースデイ・パーティで、生クリームを塗られおどけるマイケル。そして、今回到着した予告編にはマイケルの夢の国“ネバーランド”の映像も!誰も知らなかったマイケルがここに…。『マイケル・ジャクソンキング・オブ・ポップの素顔』は全世界に先駆け日本で公開。マイケルの命日でもある6月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:マイケル・ジャクソンキング・オブ・ポップの素顔 2010年6月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© Flamingo Features, All copyrights reservedマイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:映画館大賞『グラン・トリノ』に栄冠!中谷美紀が選ぶ1本は『アンヴィル!』マイケル人形が生々しすぎて、横に立てない!オリアンティ、亡きマイケルと幻の競演“キング・オブ・ポップ”最後の雄姿『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』DVDを2名様にプレゼントあの映像がよみがえる!『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』特製Tシャツを3名様にプレゼント劇場で見られなかったマイケルがここに!『THIS IS IT』DVD発売直前 未公開映像公開
2010年05月07日まるで床の上をスススーっと滑るかのように後進していく「ムーンウォーク」。マイケル・ジャクソンにあこがれる人でもそうでなくても、思わずまねしたくなるこの技。なんとかあのムーンウォークをマスターしたい!そこで、数多くのアーティストPVやコンサート、テレビCMなどで活躍しているダンサー、海藤莉那(かいとう・まりな)さんに教えてもらうことになりました。ちなみにクラシックバレエやガールズヒップホップ、ジャズダンスなどが守備範囲だそうです。――さて、「ビリー・ジーン」をかけながら……では莉那さん、お手柔らかにお願いします!「はい!まずムーンウォークを練習するときは、滑りやすい床で行うのがおススメです。最初はスニーカーではなく靴下で練習するのがベスト。自分の姿を確認できる鏡があれば最高の環境です。では基本からゆっくり練習していきましょう」■基本ステップ「まず両足をそろえ、背筋をぴんと伸ばして立ちます」――はい。(シャキーン!)「次に右足のひざを曲げて、つま先出ちにします。そして全体重をつま先に乗せてください。このとき、きちんと体重をかけてくださいね」――はい。(ぐっ)「OKです。次に、左足に体重を乗せたまま、適当なところまで右足を後ろへ引きます。ポイントは、右足をかかとから後ろへスライドさせることです」――はい。かかとから後ろへ引くんですね。かかとから、かかとから……「右足を後ろへ引いたら、さっと右ひざを曲げ全体重も右足つま先へ。――さっ!この体重移動の瞬間に右足を同じように後ろへ引いていきます。この動きを左右交互に繰り返します。まずはこの基本ステップをひたすら練習して、体で覚えましょう」■ポイント「ステップに慣れてきたら、次はポイントを押さえましょう。まず、上半身の姿勢はきちんとまっすぐか、やや前傾くらいにキープしてください」――はっ。ステップに集中していたら猫背になっていました。(シャキーン!)「次に、体重移動のポイント。左右交互に移動させるので、つい上半身がふらふらしがちになります。これを防ぐために、床と頭が並行な高さのまま移動していくイメージをしながら、体重移動をするときの境目をなくすよう意識してみてください」――さらに軸足に力が入りますね。かなり力を入れないとこけそうです。「そう、逆に言えば、スライドさせる足は床の表面をこすっているだけなんです。その分、軸足で体をしっかり支えなくてはならないんですね。そして両脚が曲がる瞬間はありません。必ず片脚のひざが伸びていることを意識しましょう。これがより浮遊感を表現するコツ。何度も言いますが、『軸足はしっかり、引く足はリラックス』」――ちょっとだけマイケル・ジャクソンに近づいてきた気がします!■マスター編「さらにマイケル・ジャクソンに近づきましょう。まず、足をスライドさせるときの幅をさらに広くします。するとさらに移動距離が増え『ふわ~』っと移動しているように見えます」――わっ難しいですね。ふらふらします。そっか、ふらふらしたら軸足をしっかりと……ブツブツ「そして、足をスライドさせるときはかかとから。これをさらに意識してみます。まずかかとからすーっと後ろへ引き、足の裏全体で床をべたーっとなでます。そしてかかとから指の付け根にかけて徐々に床から離していくイメージ。すると、足の動きにややウエーブ感が生まれます。どちらに体重がかかっているのか見ている人にバレないようにしましょう」――足の裏で床をなでつけるんですね。馬の駆け足を滑らかにしたような、それとも猫の手まねきのような感じかな……ブツブツ「あ!できてますよ!かなりマイケルに近づいてます!」――ほ、本当ですか?(ぜえぜえ)POW!はあはあ、ぜえぜえ。じんわりと汗をにじませる私の横で、すら~っとさわやかにムーンウォークをこなす莉那さん。なるほど、「一連の動きをしっかり行い、あくまで表情は『ふふふ~ん♪』と冷静なままキープ」することで、より「なにやらすごいことが起こっている!?けれどこの人の余裕な表情はなんだ!?」と、見る人へのイリュージョン効果をアップさせるようです。つまり、そんな表情が自然と浮かぶくらいまでひたすら練習することがマスターへの道なのですね。ッア!(栗林弥恵/プレスラボ)【関連リンク】【Q&A】電話中、彼女をクスッと笑わせる一発芸ってありますか?【Q&A】普通に歩いていてもよくコケてしまいます。転ばないで歩く方法は?【Q&A】どうしたら趣味を見つけられる?
2010年05月02日マイケル・ダグラスの息子、キャメロン・ダグラスが20日、ニューヨークの連邦地裁より、違法薬物所持と薬物の大量取り引きの罪で禁固5年の実刑判決を言い渡された。前日に息子の減刑を訴える手紙を公開したマイケルは、前妻でキャメロンの母親であるディアンドラ・ルーカーと傍聴席に座り、「僕の引き起こした悪夢に、家族や愛する人々を巻き込んでしまったことをお詫びしたい」とキャメロンが判事に訴えるのを、必死に涙をこらえながら聞いていた。マイケルと現在の妻でキャメロンの継母にあたるキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、祖父のカーク・ダグラスを含む家族や友人から減刑を求める手紙は判事のもとに37通届けられたという。13歳のときからドラッグに手を染めてきたキャメロンは逮捕後の昨年8月以来、クリーンな状態で過ごしている。判事によれば、手紙を送った人々は「(キャメロンが)ついに中毒から抜け出せる準備ができたと信じている」という。だが、判事は刑務所に入ることが被告にとって「人生を改める最後のチャンスになるはず」として、5年の実刑判決を下した。当初10年と言われていた実刑年数は半減されたが、閉廷後、大勢の取材陣に囲まれながらも無言で連邦地裁を後にしたマイケルの表情は険しいものだった。(text:Yuki Tominaga)裁判所を後にするマイケル・ダグラスと前妻ディアンドラ・ルーカー。© Splash/AFLO■関連作品:ウォール・ストリート 2010年、全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:マイケル・ダグラス、N.Y.の判事に薬物所持で有罪となった息子の減刑を訴えるキャリー・マリガン『17歳の肖像』インタビューオスカー候補24歳の素顔と成長
2010年04月22日マイケル・ダグラスの息子で昨年7月に逮捕され、後に覚せい剤とコカインの売人をしていたと自ら認めたキャメロン・ダグラスに対する判決前日、マイケルが判事に宛てた手紙が公開された。直筆で便せん5枚にもおよぶ手紙でマイケルは「私は息子を愛しています。しかし、彼の行いに目をつむることもしません。彼が壊れていくのを見たくはないのです」と、前妻との間にもうけたキャメロンを断罪しつつも、有名人家庭に育ち、両親の不仲を目の当たりにした息子のつらい生い立ちに言及、「私自身、有名な父親を持ったことで自分探しに苦しむ気持ちは分かります。それが二世代(祖父、父)分となったときの感覚は私にも分からない」と綴った。マイケルはさらに、ドラッグやアルコールの問題もダグラス家とは無縁ではないとして、自身が90年代にアルコール依存でリハビリ施設に入ったこと、弟のエリックが2004年にアルコールと処方せん薬のオーバードーズで亡くなったことを例として挙げている。31歳になるキャメロンは罪を認めており、少なくとも懲役10年が下される可能性があるが、マイケルはこの手紙で息子の減刑を求めている。ドラッグにはまったわが子を救おうとする姿はかつての主演作『トラフィック』を彷彿とさせる。父の真情が息子に確かに伝わっていることを願いたい。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ウォール・ストリート 2010年、全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:キャリー・マリガン『17歳の肖像』インタビューオスカー候補24歳の素顔と成長
2010年04月21日昨年急逝したマイケル・ジャクソンが行う予定だったライヴのリハーサルの模様、言わばマイケルの最後の雄姿を捉え、期間限定の公開ながら全世界で爆発的なヒットを記録した『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』。本作のDVD&ブルーレイが1月27日(水)よりリリースされるが、これに先立ちシネマカフェに、本作の未公開映像がDVDの予告編と共に到着した。こちらの映像は、昨秋より公開されてきた劇場版では見ることができなかった正真正銘の未公開映像で、今回のDVDとブルーレイに特典映像として収録されているもの。アマゾンの大自然の現状を挙げ、子供たちのための地球の未来を憂い、このツアーの意図を熱く語るマイケルとスタッフたち。火薬を使った演出や、クレーンで客席の上を飛び回って歌うという演出について入念に打ち合わせをする姿に、マイケルを支えてきたライヴスタッフのコメントなどが映し出される。ちなみに、27日(水)にリリースされるDVD&ブルーレイには、マイケルがカムバックに賭ける思いを語る映像や、最高のダンサーを求めて開かれたオーディションの風景、マイケルの衣裳に関する映像など特典映像が満載!映画では明かされなかったマイケルの姿がここに。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』DVD&ブルーレイは1月27日(水)リリース。※こちらの特別映像は、MOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』デラックス・コレクターズ・エディション(DVD)価格:3,990円(税込)『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』コレクターズ・エディション(DVD)価格:2,980円(税込)『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』Blu-ray Disc価格:4,980円(税込)発売日:1月27日(水)発売・販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント公式サイト:■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:C・イーストウッド奮戦!そして映画ファンが選ぶ2009年ベストムービーは…?ブラピ再降臨 vs J・デップ!写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【後編】ファッション小噺vol.最終回2009年、映画界のベストドレッサーは?助演男優賞の瑛太に阿部サダヲ「いいな」、鶴瓶「この辱めを…」報知映画賞授賞式【ハリウッドより愛をこめて】グラミー賞候補発表!マイケルのために何をする?
2010年01月19日泣く子も黙る“アポ無し突撃取材”で知られる、ドキュメンタリー監督マイケル・ムーア。その彼が、ヴェネチア、トロント、L.A.、デトロイト、N.Y.など、アメリカを始めとする世界各都市で絶賛された最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』の日本公開を控え、11月末に待望の初来日を果たした。最新作のテーマは、ずばり「お金」。アメリカにおいて、持てる者と持たざる者の格差を広げ続ける元凶となった社会システム=資本主義をめった斬り。この不況を機に、持たざる者から基本的人権や安定した生活を送る権利すらも奪うこととなったこのシステムを“悪”と見て、今回も徹底的に弱者の代弁者としての立場をとっている。ただし、社会的弱者を擁護すると、資本主義社会では時に保守派層から目の敵にされることも多い。これまで取材をする上で、身の危険を感じることがあったのではないだろうか。「脅迫は、2002年に『ボウリング・フォー・コロンバイン』でアカデミー賞を受賞し、授賞式でイラク戦争に対する批判をして客席からブーイングを受けた直後から始まったんだ。あの夜、家に帰ったら自宅の壁に馬糞が塗られ、敷地内にもいくつか放置されていたんだ。それで、ボディガードを雇わなくてはならなくなったんだ。一番ひどい時期には、全部で9人、1日3交代で雇っていた。あと、イリノイ州で、ある男が自宅の地下室で爆弾が暴発したことを機に逮捕されるという事件があったんだけれど、彼は家で爆弾を作っていて、その爆弾を仕掛けるいわば標的のリストというものが見つかって、その中に僕の名前が入っていたということもあったね。『華氏911』の後は、6回ほど実際に襲われた。ナッシュビルから来た男は、僕をナイフで襲おうとしたし、オレゴン州から来た男は鉄パイプで襲おうとした。フロリダから来た男は、スターバックスから出てきたところで僕をたまたま見かけ、買ったばかりの熱いコーヒーを僕の顔に浴びせようとしたんだ。そのときは、ボディガードが側にいて、自分の顔で受けてくれたんだ。そのおかげで2度の火傷を負ったんだ。僕の仕事には、日々こういった危険にさらされる可能性が伴う。例を挙げればきりがないけれど、僕の人生の詳細を話すことで、君を飽きさせたくないから、このぐらいにしておくよ」。実際、こういった卑劣な脅しや攻撃により、かなり怖い思いをしてきたと話すムーア監督。一体、その恐怖にどう打ち勝っているのだろうか?「実のところ、恐怖感に対処するなんて、しばらくは上手くできなかったんだ。でもあるときから、こう思うようになったんだ。これまでの自分の人生はとてもいいものだった、善人として生きてきたし、素晴らしい娘も育てたし、自分の芸術、つまり映画や執筆活動を通して社会に貢献したという自負もある、と。だからもし、いま命が尽きたとしても、もういいじゃないか、僕の人生は恵まれすぎているぐらいだというような境地に達したんだ。もういいんだと思えるようになった瞬間から、不思議な心の平穏を覚えるようになったよ。この心の安らぎを得られてからは、恐怖心の90%は払拭できた。なぜなら、もう失うものはない、もし殺されてしまっても、いままで素晴らしい人生を生きられたのだから、誰にもそれを奪うことはできない、僕を敵視する人々には、僕から奪い取れるものなど何もないのだと感じたから。ただ、今回この映画を撮るにあたっては、ウォール街を敵に回してはいけないよと、多くの人からアドバイスを受けていたんだ。政治家を相手にするよりももっとタチが悪い、どうなるかわからないよとね。でも、それで怖がって何もしなかったとしたって、交通事故による死亡の危険は常にある。いまこの瞬間に大地震が起きて死んでしまうかもしれないんだからね。人間は何が起こるか先のことなどわからないんだから、何もしないでいるわけにはいかなかったんだ」。恐怖だけでなく、様々な取材活動を通じて、怒り、悲しみ、絶望などを覚えてきたはずだが、どうやってその感情に折り合いをつけ、冷静な作品作りへの糧にしているのだろう。「僕はEメールによって、多くの人の声を聞いている。決して何か媒体を持っているわけでもないし、雑誌に執筆しているわけでも、TV番組、新聞社を持っているわけでもない。でも、いろいろな人が僕に彼らの物語を教えてくれるんだ。僕は彼らの物語を世間に広める役となった。考えてみれば、僕は特権階級の出身じゃないし、大学も出てないし、本来はミシガンの小さな町でゼネラルモーターズの工場で部品を作って一生を終わるべき階級の人間だった。でも、どういうわけか、一般市民の声を世界中に広げる立場に置かれた。その立場については、自分自身でも敬意を持っているつもりだ。だからとにかく、声なき人々の声を、その立場に置かれた人間の責任としてしっかりと伝えていくことが僕の役割だと思って、精一杯やっているんだ」。本作をはじめ、過去の作品でも、アメリカの破綻したシステムと他国のシステムを比べてきた監督だが、日本も幾度となく例に取り上げてきた。11月30日に東京証券取引所で行われた会見では、「これまで私は自分の本や映画の中で、日本に対しては尊敬の念を持って描いてきました」とコメント。「現在、アメリカで家を失う、もしくは自己破産になる理由の第1位は医療費が高すぎて払えない、ということです。おそらく日本ではそのようなことはないと思います。なぜ日本の方々は、誰かが病気になったら助け合い、そして保険制度もちゃんとしているのだろうかと考えたところ、それは社会的にセーフティーネットを構築しているからだと思います。それが、残念なことにアメリカにはなく、どんどんお金がなくなって、家から出ないといけなくなっています。ほかの国では大丈夫なのに、なぜアメリカだけはこのような状況なのだろうかと、自分の作品の中で永遠のテーマとして描いているつもりです。私自身アメリカ人で、アメリカを愛していて、アメリカ以外には住みたくないとさえ思っていますが、アメリカの現状は目を覆いたくなることばかりです。アメリカを愛していますが、アメリカのようになりたいとかアメリカの真似をしたいといった思いは一切捨てて下さい。Be Japan!日本でいて下さい!みなさんが1945年以来作り上げた日本でいて下さい!教育の価値を十分大切だとわかっていた日本でいて下さい!そして、“解雇はしない”と言っていた日本になって下さい!他国を一切侵略しない、そして侵略しようとする国をサポートしないと言っていた国に戻って下さい!」と訴えかけていた。取材時にさらに、アメリカのような行き過ぎた金融資本主義への道をたどらないために、日本へのアドバイスを求めると「まず、あらゆるビジネスにたずさわる者が、何か行動を起こす前に、自問するべきだと思う。“これは良いことであるか”“これは社会のために正しいことであるのか”“私利私欲のために自分はこれをやるのか?お金儲けのためだけなのか”と。それがひとつの判断基準になることだけは間違いないね」と熱く訴えた。原題は『CAPITALISM:A LOVE STORY』。ラブストーリーという副題には、金持ちが持つお金への愛を意味しているとされていたが、本当のところ、もうひとつの深い意味があるようだ。「以前は、金持ちが持つお金への愛を意味していると考えていたけれど、いま思えば、確かにこの映画のラブストーリーは、僕の祖国への愛を意味しているのかもしれない。僕はこの映画を通して自分の祖国への愛を表現したと言えるね。愛しているからこそ、自分はあきらめられないんだ。しっかり闘って、闘い続けて、アメリカをもっと良い国にしたいと思っているんだ。アメリカが何をするかをとても気にかけている。アメリカが何をするかは、自国民のみならず、全世界を巻き込んで影響する。全世界のほとんどの人はアメリカ大統領を選ぶための一票を持っていないのに、その一票で選ばれるアメリカの大統領は彼らの生活にも大きな影響を与えてしまう。一万マイル離れた日本のあなたの生活にも影響を及ぼす。だから、彼を選ぶ権利をもっていないあなたがたのためにも、アメリカ国民として、気をつけていなきゃいけないし、より重い責任を感じているんだ」。残念ながら、オバマ大統領が、アフガニスタンへの兵力増派を発表したのは、この取材が行われた夜もこと。すでに、取材時にそのことを知っていたムーア監督は、憔悴した様子で「これまで支持してきたオバマ大統領を初めて批判することになってしまった、つらいことだ」と話していた。これまでに発表してきた『ロジャー&ミー』、『ボウリング・フォー・コロンバイン』、『華氏911』、『シッコ』で取り上げてきた様々な社会問題も、元をたどれば全て資本主義のせいだという結論に至ったと話すムーア監督。つまり、満を持して製作された本作は、ジャーナリスト、マイケル・ムーアの集大成であり、渾身の作品と言える。そのせいだろうか。個別に行われた取材では、これまでの活動をふり返り、抱えて来た悲しみや怒りといったやりきれない感情を静かに明かし、アメリカの変革を心から願うというエモーショナルなものとなった。いまの心境についてはこう話していたのも印象的だ。「いまは次のプロジェクトとして、本を執筆しようかなと思っているんだ。それから、自分が住む町、地元へ何らかの直接的な貢献をしたいとも考えている。あと、健康管理もしたいかな(笑)」。大仕事をやり遂げただけに、しばらくは映画制作を休みたいとも、とある取材で明かしたムーア監督。だが、「映画監督という仕事は大好きでやりがいを感じている。まだ、撮りたいという気持ちはあるよ」という言葉を信じて、次回作の完成を待ちたい。詳しい取材の裏側については、verita NEWSに一足先に掲載中。気になる方は、映画館に行く前に、チェックを。(text:June Makiguchi)verita NEWS■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:M・ムーア監督、ロストバゲージした荷物が到着しスーツ姿にお着替え初来日のM・ムーア監督、成田での指紋事件を激白&小倉優子に突撃取材!?“不況”を感じる瞬間っていつ?救世主マイケル・ムーアに寄せられる叫びの数々【どちらを観る?】“お金”を考える『クリスマス・キャロル』&『キャピタリズム』もう一本の“マイケル”映画『キャピタリズム』見参!予告編映像を独占先行配信
2009年12月11日今年6月、50歳という若さでこの世を去ったスーパースター、マイケル・ジャクソンの幻と化した最後のステージ舞台裏に密着したドキュメンタリー『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』。4週間という短い上映期間で記録的ヒットとなった本作が早くもブルーレイとDVDとなって2010年1月27日(水)に発売される。このDVDと約130分の映像特典に日本未発売の特製Tシャツとブックレットがセットになった1万セット限定生産のメモリアルDVDボックス「マイケル・ジャクソンTHIS IS IT DVD BOX」が何と、11月30日(月)の告知解禁後1日で予約完売となった。11月27日(金)までの全国320館での公開では、わずか4週間という期間で累計興行収入44億円を突破、数ある話題作を押しのけて、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』、『レッドクリフ PartII ―未来への最終決戦―』に続き、本年度日本国内興行成績(海外作品)で堂々の3位(11月26日時点)を獲得した本作。コンサート・フィルム/ドキュメンタリーというジャンルで洋画年間TOP3入りを果たすのは、日本の映画史上初となった。世界的に見ても、日米を含む世界25か国で初登場No.1を獲得、北米ではマドンナ、ローリング・ストーンズ、プリンスなどのコンサート・フィルムの成績を抜いて、コンサート・フィルムとして歴代1位(11月24日時点)を獲得し、改めて失った存在の大きさを世界中に知らしめる結果となった。ファン垂涎のDVD映像特典には、マイケルの「カムバックに賭ける想い」(2種)や「スタッフが語るマイケル・ジャクソン」など、劇場では観られなかった映像が満載。これに加え、ブルーレイには代表作「スリラー」や「スムーズ・クリミナル」のショートフィルムも付いてくる。今回の完売記録は、洋画はもちろん、ドキュメンタリー映画史上でも快挙であり、Amazon.co.jpDVDストア、楽天ブックスのランキングでは、第1位に「マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(DVD・2枚組)」がランクインしたほか、2位、4位にも同時発売されるブルーレイとDVD(コレクターズ・エディション)が並んだ。このたびシネマカフェに、こちらのDVD発売の予告編映像も到着。まだ劇場で観ていないという人もまずはこちらをチェック!※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「マイケル・ジャクソン THIS IS IT コレクターズ・エディション」(DVD・1枚組)価格:2,980円(税込)「マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション」(DVD・2枚組)価格:3,990円(税込)「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」(Blu- ray)価格:4,980円(税込)「マイケル・ジャクソン THIS IS IT メモリアル DVD BOX」(完全限定10,000 セット)価格:9,975円(税込)※11月30日(月)完売「マイケル・ジャクソン IN ソウル・トレイン」(DVD)価格:3,990円(税込)発売日:2010年1月27日(水)発売/販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:報知映画賞『沈まぬ太陽』に栄冠!渡辺謙、瑛太、松たか子、岡田将生ら受賞“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』4日間で6億超の大ヒットで上映延長ライオネル・リッチーが甦ったマイケル(?)にサイン!マイケル映画全世界公開
2009年12月02日新作映画『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』のPRで初来日し、ロストバゲージの憂き目に遭ったマイケル・ムーア監督が11月30日(月)夜、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた同作の試写会に、自身のスーツを着用し舞台挨拶に立った。配給のショウゲートによると、同日夕方までに航空会社から荷物が監督の元へ届けられ、試写会に間に合った。ムーア監督が利用したのはJALのファーストクラス。だが地元の空港からシカゴ空港でトランジットしたためか、思わぬトラブルに巻き込まれてしまった模様。同日昼の会見では急遽、日本で買い求めたカジュアルウエアで代用していた。試写会には社会派風刺コント集団、「ザ・ニュースペーパー」の松下アキラが米オバマ大統領、福本ヒデが鳩山由紀夫首相に扮して来場。オバマ大統領支持者で知られるムーア監督はふたりに対し、初来日して14日に皇居を訪問し天皇、皇后両陛下を前に、腰をほぼ90度に曲げる深いお辞儀をしたオバマ大統領を真似たお辞儀をして歓待。オバマ大統領のお辞儀は物議を醸したが、松下さんを見つめながらムーア監督は「初来日し天皇に深々お辞儀をしたことは素晴らしいこと。なぜなら日本、そして日本のみなさんへの敬意を表したから。あなたを誇りに思います」と真摯に述べた。本作は、昨秋以降の世界的金融危機を背景に資本主義を批判したマネー・ドキュメンタリー。ムーア監督は「みなさま方と一緒に観ます。日本で観る初めての映画になります」と言って舞台あいさつを締めくくると、劇場後方席へ向かい、自作を鑑賞した。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は12月5日(土)、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、2010年1月9日(土)より全国にて公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:初来日のM・ムーア監督、成田での指紋事件を激白&小倉優子に突撃取材!?“不況”を感じる瞬間っていつ?救世主マイケル・ムーアに寄せられる叫びの数々【どちらを観る?】“お金”を考える『クリスマス・キャロル』&『キャピタリズム』もう一本の“マイケル”映画『キャピタリズム』見参!予告編映像を独占先行配信マイケル・ムーアへの“逆”突撃取材権を贈呈!宣伝アイディア募集試写会開催
2009年12月01日最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』のPRで初来日した社会派ドキュメンタリー監督マイケル・ムーアが11月30日(月)、東京証券取引所・東証ホールで会見し、入国時の税関で起きた“指紋事件”を語った。初めての日本の印象を司会者から聞かれたムーア監督は「みなさん大変フレンドリーで歓迎ムードを感じる」と前置き。だが「昨日、(成田)空港の税関で指紋を求められたんだ。55歳になるけど一度もなかったこと。自分のプライバシーを守る権利があるから『なぜ?』と聞いたら、別室に連れて行かれた。僕が質問した人は返答できず代わりに現れた上司のような人が、任意で指紋を取らせるか、国外退去で指紋も取られるかの二択だと言った。どっちにしろ指紋を取られるなら仕方ないと思って取らせたよ」と一挙にまくしたてた。税関で渡されたという説明文が記載された紙を広げてみせ、オカンムリ?と思いきや「コメディのように感じているよ。外国の方がアメリカに入国するときも指紋を取られるんだって?知らなかった」と笑顔を見せた。続いて金融、社会状況が厳しい日本にメッセージをと、会場の質問者から求められると「アメリカでは7.5秒に一家族が家を差し押さえられ退去させられる現実がある。拳銃による殺人事件と自殺が年間それぞれ1万5千件。その酷さは他国の比ではない。僕はアメリカを愛しているから、なぜアメリカだけこうなんだろう?と思う。でもアメリカのような傾向が日本にもあると聞いている。世界の国の人々を苦しめる原因はブッシュ政権の政策にあった」と持論を展開。「ブッシュ政権をサポートしたと日本を非難しているわけではないが、1945年以降、平和を大切にし作りあげてきた日本に戻って!」と呼びかけた。本作は、昨年のリーマン・ブラザーズの経営破綻が引き金となった世界同時不況を俯瞰し、巨大企業の利潤の追求が与えた功罪など、お金にまつわる悲喜こもごもを暴き資本主義を痛烈批判したマネー・エンタテインメント。内容に引っ掛け、初めて同所での会見が実現した。後半、株入門本の著書もあるタレントの小倉優子が花束プレゼンターとして登場すると、ムーア監督は、突撃取材で知られるだけに矢継ぎ早の質問を開始。「儲かっている?」と尋ね「昨年はダメでした」と答える小倉さんに「かわいそうだから、この花束あげるよ」と手渡された花束を“返品”。また「新しい首相は好き?」とも問い、「好き」と答える小倉さんに「お母さんから10億円もらったの?」と鳩山由紀夫首相の母親からの巨額な資金提供疑惑をネタにし、取材陣の爆笑をさらっていた。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は12月5日(土)、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、2010年1月9日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:“不況”を感じる瞬間っていつ?救世主マイケル・ムーアに寄せられる叫びの数々【どちらを観る?】“お金”を考える『クリスマス・キャロル』&『キャピタリズム』もう一本の“マイケル”映画『キャピタリズム』見参!予告編映像を独占先行配信マイケル・ムーアへの“逆”突撃取材権を贈呈!宣伝アイディア募集試写会開催お金はどこへ消えた?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』試写会に15組30名様ご招待
2009年11月30日アポなし突撃取材という強硬スタイルで、社会問題の根源を徹底追究するマイケル・ムーア監督の最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』。12月5日(土)の公開に先駆けての、監督の初来日に合わせて、検索・共有ウェブサイト「NAVER」では本作に因み、100年に一度と言われる不況の“体感”をテーマにエピソード募集企画を展開している。投稿された方の中から25組50名様には本作の試写会が当たるチャンスも!さて、一体どんな投稿が集まったのか?本作のテーマはずばり、人々を苦しめる世界的経済不況がなぜ起きたのか。ムーア監督が、アメリカのキャピタリズム(資本主義)の原理を分かりやすく解説しながらその根源を究明していく。もちろんこの不況は日本にも波及。今回、NAVERで「もしかして、今不況なんじゃ?って感じた瞬間」というお題を出したところ、「某うどん屋の鰹節が有料になった」、「某お菓子の中身が減った」、「一軒家で20名ルームシェア」、「合コンのお相手の男性たちの羽振りが悪くなった」、「外資系の金融機関で8年間勤めたが、今年の夏に部署がなくなりリストラ」などなど…、リアルすぎる不況エピソードが押し寄せた。また、本作の劇中で、ムーア監督はN.Y.ウォール街にお金の袋を携えて乗り込んでいるが、集まった意見の中には「この映画をきっかけに何かが変わればと期待しています。永田町にアポなし突撃お願いします!!」という切実な依頼も。ムーア監督宛てに続々と集まる、“不況をなんとかしてほしい”という声。映画を通して世界を動かす、そんな絶大なパワーをもつ彼がまもなく来日し、いまの日本を目にして発する言葉とは?『キャピタリズム』は12月5日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日(土)より全国にて公開。NAVER「【100年に1度です】『もしかして、今不況なんじゃ?』って感じた瞬間」■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:【どちらを観る?】“お金”を考える『クリスマス・キャロル』&『キャピタリズム』もう一本の“マイケル”映画『キャピタリズム』見参!予告編映像を独占先行配信マイケル・ムーアへの“逆”突撃取材権を贈呈!宣伝アイディア募集試写会開催お金はどこへ消えた?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』試写会に15組30名様ご招待マイケル・ムーア、永田町に乗り込む?新作引っさげ、初来日決定!
2009年11月25日今回、おすすめする映画は“お金”について深く考える、いや考えざるを得ない2本。一方はディズニーのファンタジー、もう一方は資本主義にメスを入れるドキュメンタリーと全く毛色は違うけれど、どちらも深く胸に響くものがある。連日のようにお金にまつわるダークなニュースが流れ、ごく普通の幸せを求めることが難しいこの時代だからこそ考えてみたいテーマ、お金──。まずは『Disney’sクリスマス・キャロル』。原作はこの季節になると読みたくなる文豪チャールズ・ディケンズの小説。金や金を生み出す仕事が全てという強欲でエゴイストで冷酷な老人・スクルージが、クリスマス・イヴの夜に3人のクリスマスの亡霊と一緒に過去、現在、未来を旅し、人生を見つめ直す心温まる物語。これまでに50回以上も映像化されているが、小説の世界観を再現しきった映画はないと言われ続けてきた。それに終止符を打ったのが『バック・トゥー・ザ・フューチャー』シリーズで知られるロバート・ゼメキス監督だ。俳優の表情や動きをデジタルに取り込み再現するパフォーマンス・キャプチャーという技術を取り入れることで、アニメーションでも実写映画でもない幻想的な世界を作り出し、史上最高のタイムトラベル・ストーリーを完成させた。そして、お金は有り余るほど持っているのにクリスマスを過ごす相手がいないスクルージが、周りの人を愛することで自分の未来を変えていくストーリーに込められたメッセージは“気づき”。貧しくても愛する人(家族)がいることが何よりも幸せ…とは言い難い時代ではあるけれど、そんな時代だからこそ“気づき”が大切なのだと感じる1作だ。自分はなんて強欲な人間だったんだ…!と、気付く以前の“意地の悪い”スクルージのような人間は現代にもいる。2008年9月のリーマン・ブラザーズの経営破綻を引き金に100年に一度の世界同時不況に陥っているわけだが、その原因を作った投資銀行や保険会社の役員たちだ。彼らは(一般市民の)税金で倒産を免れたにもかかわらず、その後も1億円以上のボーナスを手に!今現在もとてつもない額のマネーをふところに入れ続けている。そんな理不尽なマネーの流れに一石を投じたのがマイケル・ムーア監督の『キャピタリズム〜マネーは躍る〜』。そもそもアメリカの資本主義(キャピタリズム)って何?どうしてこれほどまでの不況になったの?アメリカの1%の富裕層が底辺の95%より多い富を所有しているってどういうこと?などなどいまの経済をわかりやすく紐解いていく、言わば経済の教科書。もちろんムーア監督お得意の突撃取材も満載。そして、この映画のメッセージは『Disney’sクリスマス・キャロル』と同じ“気づき”にある。私利私欲の塊である1%の人間に好き勝手させないためには、99%がそのことに気付き、立ち上がることが必要なのだとムーア監督は声を上げている。あなたが恋人と、友人と、家族と語り合いたい映画は『Disney’sクリスマス・キャロル』と『キャピタリズム〜マネーは躍る〜』のどっち?(text:Rie Shintani)■関連作品:Disney’sクリスマス・キャロル 2009年11月14日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!ジム・キャリー&ゼメキス監督『クリスマス・キャロル』動画インタビューが到着!JUJU熱唱&ハリセンボン乱入!春菜「独り身の人は映画館で温め合いましょう!」もう一本の“マイケル”映画『キャピタリズム』見参!予告編映像を独占先行配信クリスマス・シーズン到来を前に『クリスマス・キャロル』全米初登場1位!
2009年11月20日昨年9月の「リーマン・ショック」に端を発した、世界的大不況とアメリカ経済の破綻を題材にした、マイケル・ムーア監督最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』。今回は、$マークのついた大袋を手に、“みんなのおカネを取り返せ!”とN.Y.ウォール街に食ってかかるムーア。あまりに分かりやすく痛快な戦いざまを、まずはシネマカフェに独占先行で到着した予告編映像でちょっとだけ披露!映像の冒頭を飾るのは、ムーア監督作品ですっかりおなじみのキャスティング(?)となったアメリカ前大統領ジョージ・W・ブッシュ。彼が青い顔をしてアメリカ経済の先行きの不安を宣言し、予告編はスタート!ムーアが本作で相手どったのは、一個人や一企業というスケールを超えた、“経済”。一般市民の生活に大打撃を与えている不況の根源を、徹底的に追求する。だが、取材をするにも「マイケル・ムーア」の名前を出せば門前払い…。果たして、アポなし取材の果てに、彼がとらえた真実とは?まもなく冬のボーナス・シーズン、他人事では済まされないだけに、ムーアが斬り込んだ経済の真実に注目が集まる。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は12月5日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、2010年1月9日(土)より全国にて公開。こちらの特別映像はMOVIE GALLERYおよび『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』作品情報ページでもご覧いただけます。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』動画ページ『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』作品情報ページ■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:マイケル・ムーアへの“逆”突撃取材権を贈呈!宣伝アイディア募集試写会開催お金はどこへ消えた?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』試写会に15組30名様ご招待マイケル・ムーア、永田町に乗り込む?新作引っさげ、初来日決定!マイケル・ムーア『キャピタリズム』がN.Y.とL.A.限定公開で大ヒットスタートM・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ち
2009年11月12日つい先日、マイケル・ムーア監督の初来日が発表された『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』。11月24日(火)に「おカネってナニ?働くってナニ?映画の宣伝アイデア大募集」と題した本作の試写会が開催されるが、この場で映画の宣伝のためのアイディアを観客から大募集、最優秀賞受賞者には、ムーア監督に“逆”突撃取材する権利が贈呈されるという。本作の配給元のショウゲートは、「私たちでは考えつかないような面白いアイディアを募集しています。面白ければ本当に実現させたいと思っていますし、もし実現すれば、その方は映画業界から注目されるでしょうね。ショウゲートにスカウトするかもしれません!」とコメント。映画業界を目指す人にとっては願ってもないチャンスと言えそう。また、“お金”をテーマに日本社会をも覆う世界同時不況の原因にバッサリと斬り込んでいる本作だけに、現況に苦しむ人から意外な妙案が出てくるかも?優秀なアイディアを出した方には、ムーア監督のお株を奪う“突撃”方式で来日中の監督を逆取材できる権利をプレゼント!応募は、11月9日(月)より発行されているフリーペーパー「ジョブアイデム」、および総合求人サイト「e-aidem(イーアイデム)」から携帯電話もしくはハガキにて、11月13日(金)まで受付中。ハガキは必着、携帯でのご応募は12:00まで。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は12月5日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日(土)より全国にて公開。e-aidem■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:お金はどこへ消えた?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』試写会に15組30名様ご招待マイケル・ムーア、永田町に乗り込む?新作引っさげ、初来日決定!マイケル・ムーア『キャピタリズム』がN.Y.とL.A.限定公開で大ヒットスタートM・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ちM・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品
2009年11月10日今年6月、世界中のファンに惜しまれながらこの世を去った“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンの最後の雄姿を収めたドキュメンタリー『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が、先週28日(水)、全世界で同時公開となった。日本では同日19時より全国324館で公開スタートし、31日(土)までの4日間で、全国興行収入6億4,663万6,400円、動員50万9,251人を記録する大ヒット!これに伴い、急遽本作の上映期間が見直され、延長可能な劇場において追加2週間の上映期間延長を決定した。元々、2週間限定の上映と告知されていた本作だが、前売り鑑賞券の販売枚数は最終的に24万枚に迫る異例の売れ行きを示し、これを受けて全国のファンと劇場から上映期間の延長を求める声が多く寄せられた。さらに、公開後の休日突入で、東京・新宿ピカデリーでは10月31日(土)に同館の動員記録である『崖の上のポニョ』を500名近く上回る4,023名(興行収入599万2,500円)を動員するなど、満席で鑑賞できない観客も続出。配給会社のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは、米国本社ならびに興行部門を統括する松竹と検討の上、2週間の追加上映を決定するに至った。現在公開中の全国324館のうち、およそ7割の劇場が、上映期間を11月27日(金)まで延長できる見込み。なお、本作の上映に続くように、11月7日(土)からは1988年にマイケル・ジャクソン自らが主演・原案・製作総指揮を務めたミュージカル・ファンタジー『ムーンウォーカー』も全国にて公開されるが、こちらもファン垂涎の過去のマイケルの映像が大スクリーンで見られるとあって、こちらも大きな反響が見込まれる。音楽界のキングの超越した影響力は、映画界にも及んでいる。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は、丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開ムーンウォーカー 2009年11月7日より新宿ピカデリー、なんばパークスシネマほか全国にて公開© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.■関連記事:ライオネル・リッチーが甦ったマイケル(?)にサイン!マイケル映画全世界公開【ハリウッドより愛をこめて】マイケルの最後の雄姿、その全貌を目撃!マイケル・ジャクソン映画、公開直前に本編映像が到着!あの名曲のリハーサルが…ブルーのジャケットで踊る、マイケル最後のリハーサル新画像が日本初公開!マイケル・ジャクソンの死因は致死量の麻酔薬。当局は「殺人」と見なす?
2009年11月02日全世界で公開を迎えた『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』。本国アメリカで大々的に開催されたレッドカーペット・イベントに負けじ!ここ日本で開催されたジャパン・プレミアの様子を、会場を訪れたライオネル・リッチーに黒木メイサら豪華スペシャルゲストたちの写真とコメントを中心にお届け!最初にステージに現れたのは、クリスタル・ケイ!マイケルの思い出を尋ねられ「小さい頃からモノマネして『フーッ!』とかやってました」とコメント。加藤ミリヤは「マイケルのクリエイティビティを少しでも盗みたい!」と映画の開始が待ちきれない様子。マイケルばりの真赤なハットをかぶって登場したのは歌姫・伊藤由奈。彼女も小さい頃からのマイケルの信奉者の一人だったようで「小学生の頃、ムーンウォークが出来なくて練習してました。いまでも出来ません!」と語った。このほか、CHEMISTRYの2人(川畑要&堂珍嘉邦)に、清水翔太、西野カナ、JUJU、HOME MADE 家族(MICRO、KURO、U-ICHI)、ZEEBRA、AI、松下奈緒に俳優の石黒賢と多彩な顔ぶれがそれぞれにマイケルへの熱い思いを口にした。ひと際大きな声援を浴びていたのが黒木メイサ!胸元の開いた黒いドレスと真っ赤なヒールをポイントにしたハイヒールで颯爽と登場し「マイケルは常に何かを伝えようとしてきた人。この映画で何を伝えようとしたのか知りたいです」と映画への期待を口にした。そして、最後に登場したのは思わぬ超大物ミュージシャン。80年代にマイケルと双璧をなす人気を誇ったスーパースター、ライオネル・リッチーが来場し、会場の盛り上がりは最高潮に!「彼が10歳の頃から知っているし、スーパースターになっていく姿を見てきたけれど、僕にとってはいたずら好きの彼のイメージが残ってるよ」とマイケルを偲んだ。会場には子供から大人まで、熱狂的なマイケルのファンが大挙。カメラマンエリアのすぐそばには、大ヒット曲「スリラー」のミュージックビデオでマイケルが着ていたのと同じような印象的な赤い衣裳でマイケルのマスクをかぶったファンの姿も。ライオネルはこのファンに気づくと大喜びで駆け寄り、記念撮影とサインに応じていた。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定で公開中。■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】マイケルの最後の雄姿、その全貌を目撃!マイケル・ジャクソン映画、公開直前に本編映像が到着!あの名曲のリハーサルが…ブルーのジャケットで踊る、マイケル最後のリハーサル新画像が日本初公開!マイケル・ジャクソンの死因は致死量の麻酔薬。当局は「殺人」と見なす?【ハリウッドより愛をこめて】泥沼化するマイケル埋葬問題51歳の誕生日に決着?
2009年10月29日「This is it」――。誰にも真似できない、唯一無二の音楽スタイルを築きあげたキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソン。彼は世界中の人々に愛され、数々の音楽賞にも輝きました。この地球上で最も天才的なパフォーマーでありシンガーソングライターと言っても過言ではありません。しかし数か月前、彼の悲劇的な最期以来、マイケル・ジャクソンの“才能”はないがしろにされ、彼は痛み止めや現実逃避のために数々の薬物を使っていた“過去のセレブリティ”として報道されてきました。しかし、マイケルの遺したドキュメンタリー『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』を観れば、彼のこうしたネガティブな面を忘れ、なぜ彼がここまで偉大で才能に恵まれたエンターテイナーとして崇められるのか、再確認できるはずです。マイケルという人間の内面やユーモアに満ちた素顔、そして彼がショービズ界で最も努力家で忙しい人物と言われていた所以を、見てとれると思います。生前には、UKで行うはずだった「THIS IS IT」ツアーは準備不足では、と疑われていたマイケルですが、この映画を観ればそんな不安も消えるはず。彼の音楽は変わらず素晴らしく、かつ楽しそうな雰囲気から、いかに彼がこのツアーに入れ込んでいたかがうかがえます。この映画では、彼がいかにあらゆる面にこだわり、いかに完ぺき主義者だったかも見せています。私はいま、ハリウッドで作品を観てきたばかりですが、一つだけ言えるのは、マイケル・ジャクソンという天才に再び恋に落ちたということ。とても素晴らしい映画でした!今日、レッドカーペット・プレミアイベントがノキア・シアター(マイケルがツアーのためにリハーサルしていた場所)で行われ、その歴史的イベントを取材してきましたが、ファンは大スクリーンにマイケルが登場することに興奮しきり、会場は異常な熱気に包まれていました。レッドカーペットには、パリス・ヒルトンやウィル・スミス、ヴィヴィカ・A・フォックス、元ボクサーのシュガー・レイ・レナード、アメリカン・アイドルからは出身歌手のデイヴィッド・クックとアダム・ランバート、それからコメディアンのマーティン・ローレンス、歌手のケイティ・ペリー、ジェニファー・ラブ・ヒューイット、そして本作の監督ケニー・オルテガやマイケルのバックシンガー&ダンサーたちとバンドの姿がありました。特に、私の大好きなアレックス・アル、マイケルのバンドでベースを担当していた人物ですが、彼を見られたことは何より嬉しかったです!とにかく、イベントは感動的で、会場にいる全ての人がマイケル・ジャクソンの人生を祝うことに興奮していました。もちろん私もこんな素敵な瞬間にいられたことに感謝しますし、読者のみなさんにはとにかく、映画を観て!と言いたいです。マイケルがショーのためにどれだけ準備をしていたのか、ステージに立つことに全てを捧げたマイケルという男を、間近で観ることができますよ。(text:Lisle Wilkerson)© Reuters/AFLO■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:マイケル・ジャクソン映画、公開直前に本編映像が到着!あの名曲のリハーサルが…ブルーのジャケットで踊る、マイケル最後のリハーサル新画像が日本初公開!マイケル・ジャクソンの死因は致死量の麻酔薬。当局は「殺人」と見なす?【ハリウッドより愛をこめて】泥沼化するマイケル埋葬問題51歳の誕生日に決着?【ハリウッドより愛をこめて】ザ・キング・オブ・ポップ、永眠の地はどこに?
2009年10月28日世界的大不況が叫ばれる中、“お金”を題材にアメリカ経済の現状に警鐘を鳴らすドキュメンタリー『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』。“アポなし取材”を得意スタイルとする、異才マイケル・ムーアがこの新作を引っさげ、11月下旬に初来日することが決定した!『ボウリング・フォー・コロンバイン』(’02)でドキュメンタリー作家として、ここ日本でもその名を知らしめたムーア。以来、『華氏911』(’04)、『シッコ』(’07)と新作ごとに大きな波紋を投げかけてきた。興行成績の面でも高い記録を残してきたにもかかわらず、「行くまでの時間が長過ぎるから」という理由で、意外にもこれまで来日経験はゼロ。4度目の正直となる今回は、「(フライト時間が)12時間くらいなら行けるかも」との安直と思える理由で、“アポあり”で来日するに至った。本作でムーアが描きだすのは、ずばり“まじめに働く99%の労働者”と、“搾取する側、1%のCEO”の相反する生活の実態。「ウォール街の飽くなき利益の欲求」を独自のスタイルで斬っていく。また、本作で初めて字幕監修を務めるのが、分かりやすい経済解説で、TVでも活躍中の経済アナリスト、森永卓郎。“小学生でも世界同時不況が2時間でわかる字幕”を完成させた。そんな森永さんはムーア監督について「今度は、金融資本主義者の仮面を剥ぎに行った。そこに現れた彼らの素顔は、戦争を仕掛ける死の商人と同じだった。ウォール街に乗り込んだ監督が、最後に断行した勇気あるお仕置きに拍手を送りたい」と大絶賛。どことなく容貌も似ている二人、来日した際には日米の“資本主義”を相手に結託?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は12月5日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開後、2010年1月、全国にて公開。■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月、全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:マイケル・ムーア『キャピタリズム』がN.Y.とL.A.限定公開で大ヒットスタートM・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ちM・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品マイケル・ムーア、次は恋愛映画に挑戦?GM破綻を受けアメリカの“経済”を斬る!
2009年10月28日何かと物議をかもすマイケル・ムーアの最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』がニューヨークとロサンゼルス限定で9月23日(現地時間)より公開され、オープニングでの1館あたりの興行収入が約60,000ドルという大ヒットスタートを記録した。この数字はここ最近の同規模の作品『スラムドッグ$ミリオネア』の166%という数字で、ムーア監督の過去の作品と比べても『華氏911』の218%、『ボウリング・フォー・コロンバイン』の230%と並外れた数字であることが分かる。本作は100年に1度と言われる世界同時不況の原因をムーア流に追究する“マネー・エンターテイメント”。ウォール街で$マークの入った大袋を手に「僕たちのお金を返してもらいに来たよ!」というセルフと共にアポなし突撃取材を展開する。10月2日からは全米拡大公開を迎えるが、どこまで数字を伸ばせるか?そしてアメリカ以外の各国での反応は?日本では12月、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、さらに1月、全国にて公開。■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月、全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:M・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ちM・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品マイケル・ムーア、次は恋愛映画に挑戦?GM破綻を受けアメリカの“経済”を斬る!
2009年10月02日新作を発表するごとに、その鋭い社会批評とユーモアで波紋を投げかけるマイケル・ムーア監督。昨年9月の「リーマン・ショック」に端を発したウォール街の金融危機と世界同時不況の真実に切り込んだ最新作『Capitalism: A Love Story』(原題)が第66回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門においてワールドプレミアとして世界で初めて上映された。上映中、様々な場面で拍手や大きな笑いがわき起こるなど、観客の反応はおおむね好意的。上映後には10分以上ものスタンディングオベーションが!ムーア監督は会場のバルコニーから身を乗り出し、満員の客席に向かって感謝の言葉を繰り返した。ヴェネチアのコンペ部門にドキュメンタリー作品が出品されるのは史上初の快挙。映画は、アメリカ型の市場原理主義経済の崩壊および、金融危機がアメリカに与えた壊滅的な影響を克明に描写。庶民の生活が苦しい中で企業救済のために公的資金が投入されることに対し、怒りを露わにするムーアが、お得意の突撃スタイルで「金を返してくれ!」とシティバンクやモルガンスタンレーといったウォール街の銀行に突入していく姿も。上映に先立っての公式会見で監督は「アメリカという国では民主主義が不当な扱いを受けていると思う。経済は人間の生活の大きな要素を占めるけれど、人々が自分の住む社会の経済の運営に対する発言権を持たないような社会を民主主義社会と呼ぶことはできない。僕は“アメリカン・ドリーム”という考えを、生活の全ての要素において適用するべきだと思う。投票所の中だけでなくてね」と舌鋒鋭くアメリカ型の経済を批判していた。コンペの結果発表は9月12日(土)。果たしてその結果やいかに?日本では先日の総選挙により、政権交代がなされることになったが、野党に転落した自民党の総裁、麻生首相も本作に登場しているとか…。『Capitalism: A Love Story』は10月2日より北米での公開をスタート。日本では12月の公開を予定している。© Kazuko Wakayama■関連作品:Capitalism: A Love Story(原題) 2009年12月公開© Front Street Productions, LLC.第66回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]■関連記事:ジョージ・クルーニー、恋人についての質問にCMのキメ台詞で切り返し!マット・デイモン、主演するソダーバーグ監督の新作を携えてヴェネチア映画祭に登場!ニコラス・ケイジ&エヴァ・メンデス、波紋を呼ぶ一作を引っさげヴェネチア入りM・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品塚本晋也最新作、ヴェネチア国際映画祭出品決定初コンペ出品の快挙!
2009年09月09日去る6月25日に急逝し世界に衝撃を与えた“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソン。多くのファンが待ち望みながら、実現しえなかった彼のコンサート「THIS IS IT」の数百時間にも及ぶリハーサルとビハインド・ザ・シーンの映像を盛り込んだドキュメンタリー『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が10月、全世界同時に公開される。これに先駆けて、本作の新たなビジュアル画像が日本で初公開!生前のマイケルの貴重なリハーサルの一部が明らかとなった。以前に公開されていた場面写真は、ステージ上にそびえる“THIS IS IT”の文字の前でマイケルが決めのポーズを取っているものだったが、今回新たに公開された写真では、ブルーのジャケットを姿で、バックダンサーを従えてキレの良いダンスを見せている。洋服を着ていてもはっきりと分かる鍛え抜かれた肉体とともに猛特訓に挑む彼の最後の勇姿がうかがえる。また、本作の日本版公式ホームページも近日中にスタートすることが決定。同サイトでは、映画の前売り鑑賞券の発売情報などの新しい情報が随時更新されるほか、ここでしか発表されないお宝情報も発表されるとあってファン垂涎のサイトになりそう。世界中のファンが注目する本作で、マイケルの最後の映像をまとめ上げるのは、同コンサートのクリエイティブ・パートナーであったケニー・オルテガ監督(『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』)。監督は、「コンサートとしての『THIS IS IT』は観ることができなくなってしまいましたが、本作によってマイケルの貴重な肖像を披露することができます。最後のカーテン・コールの準備まで入念にしていたマイケル。このコンサートは彼の最高傑作となっていたでしょう」と早すぎるマイケルの死を惜しむコメント。本作を「ファンたちへの贈りもの」と称し、「この映像には、驚異的でユニークかつ特別な何かがあります。マイケル・ジャクソンが限られた人々にしか見せなかった、創造的な天才の世界を垣間見させてくれるのです。ファンたちは、いまだかつて見たことのないマイケル・ジャクソンの姿に出会うことになるでしょう。それは、制作の現場にいる偉大なアーティストとしての彼の姿です」と満を持して贈り出す。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は10月28日(水)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:マイケル・ジャクソンの死因は致死量の麻酔薬。当局は「殺人」と見なす?【ハリウッドより愛をこめて】泥沼化するマイケル埋葬問題51歳の誕生日に決着?
2009年09月01日世界中を驚かせた突然の死から2か月。ロサンゼルス郡検視当局の毒物検査の結果、マイケル・ジャクソンの死因は強力な麻酔剤プロポフォールの過剰投与によるものであることが24日、明らかになった。テキサス州ヒューストンで公表された32ページにわたる捜査令状には、マーレイ医師が不眠症に悩むマイケルが亡くなるまでの6週間、毎晩プロポフォール50ミリグラムを点滴静注していたと供述したとある。依存症を避けるため、プロポフォール以外の薬も併せて投与することもあり、亡くなる当日の6月25日午前1時に精神安定剤10ミリグラム、午前2時と3時、5時、7時半に異なる催眠鎮静剤をそれぞれ2ミリグラムずつ投与した。それでもマイケルは眠りにつくことが出来ず、午前10時40分頃、マーレイ医師がマイケルからの度重なる要求に応じて、マイケルが「ミルク」と呼んでいた白い液体状のプロポフォール25ミリグラムを投与すると、ようやく眠った。マーレイ医師は10分ほどベッドサイドに付き添っていたが、トイレに行くため席を外し、2分足らずで戻るとマイケルの呼吸は停止していたという。AP通信によると、検視当局はマイケルの死を殺人とみなし、主治医のコンラッド・マーレイ氏を容疑者とする可能性もあるという。遺族の関係者は「当局や警察の捜査を全面的に信頼する。正義が果たされる日を待つ」と」と声明を発表した。死の前日まで、目前に控えたロンドン公演のリハーサルを精力的にこなしていたマイケル。その雄姿は映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』として10月28日(水)より世界同時公開される。(text:Yuki Tominaga)今年5月21日、ビバリーヒルズの医療センターを訪れた際の生前のマイケル。© Splash/AFLO■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】泥沼化するマイケル埋葬問題51歳の誕生日に決着?
2009年08月26日まず、マイケル・ジャクソンにまつわる新たな情報から…。たしか以前、マイケルが最終的に眠る場所が決まったとお伝えしたと思いますが、どうやらまだ彼の遺体は待機中みたい!これっておかしすぎませんか!?どうやらジャクソン一家は飽きもせずにまだ、どこに遺体を埋葬するか議論を交わしているのだとか。いまは家族の中で、唯一、兄のジャーメインだけがいまだにマイケルをネバーランドに埋葬することに固執しているようですよ。さらに先週末、父親のジョー・ジャクソンは報道陣に対して、息子の死から2か月以上を経て、8月29日に「Forest Lawn Cemetery」に埋葬することを明かしました。もしもマイケルが生きていたら、8月29日は彼の51歳の誕生日でした。埋葬は内々で行われるため、特別な式は行われません。とにかく、29日までは墓地の冷凍安置所に安置されたままのマイケル。この一連の出来事、どう考えてもおかしいと思いませんか?全く恐ろしいかぎりです。一方、ジャーメインは9月26日にウィーンで追悼コンサートを予定しています。もしこれが本当に実現したらおもしろいのですが…、元々は8月29日のマイケルの誕生日に行われる予定だったのです。しかし、企画段階で問題が浮上し、延期になってしまいました。おそらく、ライオネル・リッチーやアッシャー、マドンナ、ホイットニー・ヒューストン、U2など豪華アーティストたちが駆けつけると思われるこのイベント。当初は、バラク・オバマ米大統領も出席するとも発表されていましたが、その発表後すぐ、ホワイトハウスは大統領は参加しないし、そんな話も全くないと発表しました。うーん、何だか胡散臭い話ではありますが、もしこのコンサートが実際にうまくいけば、世界中が見守ることになるでしょう。チケットは8月20日より発売されています。さて、51歳の誕生日と言えば、ポップの女王、マドンナがフィンランドで51歳の誕生日を迎え、ライヴ会場に集まったファンから歌で祝福されていました。公演後、マドンナは荷物をまとめ、子供と年下の彼・ジーザスと一緒にイタリアのポルトフィーノを訪れ、誕生日を祝いました。現地では、友人のドメニコ・ドルチェとステーファノ・ガッバーナと一緒に過ごし、さらに、イタリアの首相シルヴィオ・ベルルスコーニの家に滞在していたマドンナ。さすが、ずいぶんとハイクラスなお友達が多いですね!(text:Lisle Wilkerson)写真は、死の直前までロンドン公演に向けてリハーサルを繰り返していたマイケル。この模様は映画(『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』)として公開されることも決定した。© Reuters/AFLO■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より全国にて2週間限定公開
2009年08月21日マイケル・ダグラスの息子で、2003年の映画『グロムバーグ家の人々』で父や祖父・カークと共演もしているキャメロン・ダグラスが違法薬物所持で逮捕されたことが、3日に明らかになった。AP通信などの報道によると、現在30歳のキャメロンは大量のメタンフェタミン(覚せい剤)を販売目的で所持しており、先週28日、マンハッタンのホテルで米司法省麻薬取締局(DEA)によって逮捕された。キャメロンは、マイケルと2000年に離婚した前妻・ディアンドラの間に生まれた息子。2007年にもカリフォルニア州でコカイン所持容疑で逮捕されている。今年4月には新作『Ghosts of Girlfriends Past』(原題)のプレミアに息子を連れて出席していたマイケル。息子の更正を願っていた彼はいまどんな気持ちでいるだろうか。現在は国外にいるためコメントは出せない、と彼を古くから知る代理人は話している。(text:Yuki Tominaga)4月にL.A.で開催された『Ghosts of Girlfriends Past』のプレミアに一緒に出席したマイケル・ダグラス、キャメロン・ダグラス父子。© Newscom/AFLO
2009年08月05日銃規制やイラク戦争、医療問題などアメリカにはびこる社会問題に独自の視点で切り込み、世界的な反響を呼んできた、ドキュメンタリー界の暴れん坊監督、マイケル・ムーア。そんな彼が“経済問題”をテーマに描いた最新作『Capitalism: A Love Story』(原題)が、9月に開催される第66回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門、ならびに2009年トロント国際映画祭特別上映に正式出品されることが決定。ヴェネチア国際映画祭のコンペ部門にドキュメンタリー作品が出品されるのは初の快挙となった。生まれ故郷の自動車工場が閉鎖され、失業者が増大したことを題材にした、監督デビュー作『ロジャー&ミー』(’89)で、独自のアポなし突撃取材を確立させたムーアだが、その最初のターゲットとなったGM(ゼネラル・モーターズ)が今年で破綻。徹底した批判・追究の精神を貫き通してきた彼は、この大不況がもたらした現実を受け、あらためて資本主義に則った巨大企業の支配力、そして利潤追求の姿勢に待ったをかける。既に完成前の作品を観た数少ない人の話によれば、「優秀なスタッフと働いているマイケル・ムーアは、いままさに絶好調だ!と断言できる」とのこと。アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞を受賞した『ボウリング・フォー・コロンバイン』(’02)、カンヌ国際映画祭を制した『華氏911』に続き、ヴェネチアの地で、自身5年ぶりの快挙となるか?『Capitalism: A Love Story』は12月、全国にて公開。■関連作品:Capitalism: A Love Story(原題) 2009年12月公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:マイケル・ムーア、次は恋愛映画に挑戦?GM破綻を受けアメリカの“経済”を斬る!
2009年07月31日『ボウリング・フォー・コロンバイン』や『華氏911』、『シッコ』など独自の突撃スタイルで社会問題に一石を投じ、作品ごとに注目を集めるマイケル・ムーア。アメリカの銃社会、イラク戦争、医療問題をテーマにしてきた彼の最新作が12月に日本公開されることが決定した。タイトルは『Capitalism: A Love Story』(原題)。100年に一度の大不況と言われるいま、ずばり“経済問題”をテーマに、原点に立ち返る。監督デビュー作『ロジャー&ミー』(’89)で、GM(ゼネラル・モーターズ)の会長に“アポなし突撃取材”を始めてから、ちょうど20年。そのGMが破綻したいま、ムーアは巨大になりすぎた企業による支配力と、利益ばかり追求する姿勢がアメリカ国民のみならず世界中の人々に、いかに壊滅的な影響を与えてきたかを鮮明に描き出す。企画が進行する中で、経済危機にフォーカスしていくムーア。今年2月には、ウォール街や金融業界で働く人々に向かって、「自ら名乗り出て、あなたが知っていることをみんなで共有しよう」、「ヒーローになって、アメリカの歴史最大の詐欺行為を暴露することに手を貸してほしい」と呼びかけた。また、タイトルにもあるように、なぜ“愛の物語(=A Love Story)”を作るに至ったのか?という疑問については、「そろそろ“恋愛映画”を作ろうと思ったんだ。完璧なデートムービーになるよ」と宣言するムーア。「全てが入っているんだ――“欲望”“情熱”“ロマンス”、そして“毎日解雇されている14,000の人々”。これは禁じられた愛であり、誰もその名前を口にしようとはしない。もう言ってしまえばいい、“それが資本主義”なんだ!」と声高に語っている。『Capitalism: A Love Story』(原題)は10月2日に全米公開。ちょうど米国上院がウォール街に7,000億ドルの緊急支援策を可決した日から数えてちょうど1年と1日後の公開となる。日本では12月に公開予定。■関連作品:Capitalism: A Love Story(原題) 2009年12月公開© Front Street Productions, LLC.
2009年07月10日