●マーケティングは、大企業だけのものじゃない11月9日、日本国内で初めて「Facebook Marketing Boot Camp」が開催された。同イベントは中小企業やスタートアップ、個人事業主などを対象に、Facebookを通じたデジタルマーケティングの実施をサポートする目的で行われたイベントだ。世間一般的に、大企業とは異なり、マーケティングにかけられる人材・資金コストが限られているのが中小企業やスタートアップ。これに対し、Facebookはどのようにアプローチしてゆくのか。Facebook Japan 執行役員 SMB(中小企業)事業担当の井上英樹氏に、詳しい話を伺った。○マーケティングがスモールスタートできる時代井上氏 : このたび日本で初の開催となったFacebook Marketing Boot Campは、東京会場で約400名、金沢会場で約100名、大阪会場で約300名と、トータルで800名ほどのお客さまにご来場いただき、大盛況となりました。一昔前まで、マーケティングは膨大な予算が必要で、ノウハウを蓄積した専門知識を持つ人材が、マスメディアに対して時間をかけてやっていくものとして認識されていたと思います。しかし、状況は変わりました。今やデジタルが普及し、生活者は多くの時間をデジタル環境、モバイル環境で過ごしている状況です。それゆえ、中小企業やスタートアップ、個人事業主であっても、デジタルを活用することでマーケティング活動ができる時代になったといえます。Marketing Boot Campを開催した背景には、Facebookのソリューションやサポート体制、海外進出の方法をお伝えするのはもちろん、こういった「現状」をお伝えしながら、中小企業・スタートアップの方々と共に日本を盛り上げていきたい、という思いもありました。――― もともと中小企業・スタートアップは、マーケティング活動を行う上でどういった課題を抱えているのでしょうか?みなさんが共通してお持ちの課題は、やはり資金と人材のリソースが限られていることだと思います。資金面では予算を割けないこと、人材面ではデジタルを理解している方や、広告運用に必要な知識を持つ方が少ないこと、そして情報を学びとる場がないことなどが挙げられます。具体的に言うと、そもそもデジタルを活用して「どんなことが」「どこまで」できるのか知らない・わからないという企業は多いように感じます。現状を知らないがゆえに「マーケティング=大企業がやるもの、マス向けの広告を出すもの」といった、旧来の価値観を持ってしまっている企業もあるのではないでしょうか。とくに小規模な組織だと、デジタルに関する知識を身につける時間を確保しづらい面もあります。自社製品・サービスを作ったり、提供したりすることにリソースの大半を割き、次いで経理や人事などの業務に残りのリソースを割く、ということは当然の流れと言えるでしょう。また、マーケティングは販路を構築するために欠かせない業務ですが、やらなくても事業は回っていきます。そういった背景があり、マーケティングの優先順位を上げきれていない中小企業・スタートアップは少なくないでしょう。○北海道の中小企業がアジアへ、海外売上を30倍に――― 企業の規模に関わらず、デジタルを活用する企業・そうでない企業に二極化している面もあるのでしょうか?そうですね。規模に関わらず、「マーケティング = 事業全体の目標を達成するための柱」だと考え、デジタルを活用すれば予算に応じた施策を打っていけると気づいている企業は、先進的な取り組みをしている印象です。今回のMarketing Boot Campに登壇いただいた、健康食品・化粧品等の企画・製造・販売を行う北の達人コーポレーションさま(本社 : 北海道札幌市)の取り組みは、とてもよい事例だと思います。北の達人コーポレーションさまは、2014年9月からの4カ月、日本で展開する広告と同じ戦略で、言語とターゲットを変えて広告を出稿する「Facebookを活用したアジア圏への海外進出キャンペーン」を香港・台湾・シンガポールに向けて実施し、海外売上を30倍に成長させました。海外売上のうちFacebook広告経由で発生した割合は80%を占めます。加えてこのキャンペーンを実施後、北海道のドラッグストアで同社の商品写真を見せ、「これ置いてないの?」と尋ねる台湾人観光客が続出したそうです。それまで同社は店舗販売をしていなかったのですが、あまりの反響の大きさに、ドラッグストアから商品を卸してほしいと問い合わせがきたのだといいます。インバウンドのお客さまからのニーズが生まれたことで、販売チャネルを増やすことにも成功しました。●Facebookが、中小企業の海外進出プラットフォームへ○Facebookなら、日本から出ることなく"気軽に"海外進出できる―――勝因はどんなところにあったのでしょうか?まずは、いきなり「何か買ってください」と押しつけるのではなく、最初にサンプルをお送りするという、ハードルを一つ下げたアプローチを行ったところです。また、基本的なところになるのですが、複数のクリエイティブをテストし、最も良いものに注力したことが考えられます。このテストでは、キャッチコピーと写真を3種類ずつ用意して、掛け算で全9種類のクリエイティブを同時に出し、反響の良かったクリエイティブの配信を増やしていきました。Facebook広告には複数回している広告のうち、効果の良いものを多く表示する調整機能(自動)があるので、それを活用してもらいましたね。この事例は、海外展開を目指す中小企業・スタートアップに、希望を与えるものになったと感じています。デジタルがない時代であれば、海外進出するとなると、現地調査はもちろん、リアル店舗の準備、現地での人材採用など、非常に高いコストがかかります。しかし、Facebook広告を使えば、どのエリアに対するどの広告が良い結果を出しているか、日本にいながらにしてチェックできるわけです。海外マーケットに挑戦する上で、ほとんど手間をかけることなく、インパクトを出せる可能性がある。もちろん、各国の言語を使って広告コピーを考えるなどの努力は必要ですが、それさえ乗り越えればFacebookという情報発信のプラットフォームを活用することで、数千~数万円で気軽に海外へ挑戦できます。○コミュニティ・Eメール・チャットで広告主のサポートを強化――― 今後、こういった成功事例を見て、あとに続きたい企業も多く出てくると思います。彼らに向けて、どのようなサポートを行っていくご予定ですか?大きく2種類のサポート対象者がいます。1人目は、Facebookに費用を直接支払い、広告を運用する広告主です。以前はオンラインのヘルプセンターを設けていただけでしたが、今春から広告主同士のコミュニティを作りました。その中で相談をあげると、知識のある人が答えてくれるほか、過去の履歴も参照できます。同時に、Facebook社員が正しい回答がなされているか確認したり、誰も回答していない質問に答えたりと、コミュニティを活性化する動きも行っています。さらに同時期から、過去180日間に100円(1ドル)以上、広告出稿をしていただいたお客さまに対し、Eメールでのサポートを開始しました。日本語で質問を書いて送っていただくと、初期対応に関しては1営業日以内に回答をお戻しします。また、トライアルとして、一定額以上出稿いただいているお客さまには、リアルタイムでのチャットサポートを開始しました。どれくらいの規模感で、どういったサポートを提供すれば、お客さまの役に立てるか、私たちの側でも模索している段階です。2人目は、エージェンシーのサポートを受けながら、広告を運用する広告主です。私たちからエージェンシーに対し、積極的に情報提供を行うことで、間接的に支援を行っていきます。○中小企業・スタートアップでも世界相手に勝負できるプラットフォームがある――― 最後に、中小企業・スタートアップに対し、メッセージをお願いします日本では中小企業が会社の数でいうと99.7%、就労人口でいうと70%を占めます。大企業がデジタルを活用している状況があっても、それだけでは国民全員が「成長している」実感は持てないでしょう。皆が「未来がある」と希望を持てる社会を作るためには、中小企業・スタートアップの層を盛り上げていかなければ、と強く思います。人口減少が続く今の日本では、経済成長が頭打ちだと言われ、「5~10年がんばれば景気が良くなる!」といったムードはありません。2020年の東京五輪に伴う観光誘致で、訪日外国人観光客は増えていますが、活気は足りていない印象を受けます。また、日本経済の世界におけるシェアは4%だと言われます。残り96%は別の経済が存在するわけです。しかし、わずか4%の中で「成長しない」「伸びない」と悲観的になるのではなく、96%を含めた世界経済全体に対し挑戦できる世の中にしていきたいと、私は個人的に思っています。そんなチャレンジに貢献できるのが、世界共通のプラットフォームとなるFacebookです。実名のIDベースで、趣味趣向などを元に精緻で多種多様なターゲティングができることが、Facebookの圧倒的な強みです。狙ったターゲットに9割以上の確率でリーチでき、近隣という狭い範囲でも、もちろん海外に対してもアプローチできます。ターゲティングとリーチを掛け合わせたとき、Facebookは大きなパワーを発揮するはずです。一社でも多くの日本企業が、Facebookというグローバルなプラットフォームを通じて、世界に挑戦してほしいと思っています。
2015年12月10日厚生労働省は3日、「2015年賃金引上げ等の実態に関する調査」の結果を発表した。それによると、民間企業で働く労働者の平均賃上げ額(1人当たり)は前年比28円増の月額5,282円となり、比較可能な1999年以降で最も高くなった。改定率は1.9%だった。同省は「景気の回復を背景に企業の業績、雇用情勢が改善しており、その動きを反映している」と分析している。○企業規模が小さいほど賃上げ額は減少2015年中に平均賃金を引き上げた・引き上げる企業は同1.8ポイント増の85.4%となった。平均賃上げ額を企業規模別にみると、5,000人以上の企業は同1,204円増の7,248円と、1999年以降で初めて7,000円を上回った。一方、1,000~4,999人は同127円減の5,999円、300~999人は同211円減の4,633円、100~299人は同282円減の3,947円と、規模が小さいほど賃上げ額は低くなった。同省は中小企業の賃上げ動向について、「(賃上げに向けて)整ってきている状況で、今後とも注視していく」と話している。産業別では、「金融業、保険業」が最も高く同2,384円増の7,603円。次いで「建設業」が同346円増の7,370円、「不動産業、物品賃貸業」が同161円増の6,381円と続いた。調査時期は2015年8月、有効回答は常用労働者100人以上の企業1,661社。
2015年12月04日帝国データバンクは、2016年に創業から節目の年を迎える企業(個人経営、特殊法人等含む)を「周年記念企業」として、企業概要データベース「COSMOS2」(146 万社収録)から10年刻み(200 周年以降は 50 年刻み)で抽出し、調査・集計した。それによると、2016年に、創業10周年・50周年・100周年といった節目の年を迎える企業(周年記念企業)は全国で13万5,292社に上り、うち創業100周年を迎えるのは大同特殊鋼や主婦の友社、霧島酒造など1,830社あることが、帝国データバンクが11月16日に発表した「2016 年『周年記念企業』調査」で明らかになった。2016年に周年記念を迎える全国の企業13万5,292社のうち、上場企業は383社あるという。全体では2006年に創業して10周年を迎える企業が2万4,415社と最も多く、1976年創業の40周年が2万2,187社で続く。上場企業では、1946年創業の70周年が92社で最多だった。また、1916年創業の100周年は1,830社、1816年創業の200周年は7社、1566年創業の450周年も4社あったとのこと。このうち、450周年を迎える西川産業は室町時代の1566年、ヒゲタ醤油大阪夏の陣の翌年である1616年に、それぞれ創業した(詳細はこちらを参照)。100周年を迎える企業には、大同特殊鋼や主婦の友社などの大手企業の他、本格芋焼酎「黒霧島」で知られる霧島酒造や、NHK連続ドラマ「マッサン」の主人公のモデルとなったニッカウヰスキー創業者の、妻リタが英語教員をしていた小学校などを運営する帝塚山学院などがある。この他、ジャパネットたかたは30周年を、2011年12月に史上最年少(当時)の25歳でIPOを果たした社長として注目された村上太一氏が創業したリブセンスは10周年を、それぞれ迎える。創業10周年・50周年・100周年企業の社数を業種別に見ると、10周年ではサービス業が8,149社(33.4%)で最多であり、50周年では建設業(6,495社、35.6%)、100周年では小売業(491社、26.8%)がそれぞれ最多だった。同じく創業10周年・50周年・100周年企業の、本社所在の都道府県別に見たところ、10周年・50周年・100周年のいずれも東京都が最多で、大阪府が続く。2016年を前に、既に周年記念への準備を進めている企業も少なくないという。サッポロビールは2015年8月に、札幌市の「サッポロガーデンパーク」を140周年記念事業の一環として2016年春に向けてリニューアルすると発表した。また、主婦の友社は、2008年に部数低迷により休刊した老舗雑誌「主婦の友」のブランドを復活させた雑誌を、100周年を前に2014年秋に刊行し、2015年も第2弾の発売を予定しているという。周年記念は自社ブランドの向上や販売促進に寄与する他、社員の士気を高め、企業活力の向上にも繋がると同社はいう。さらに、各種の周年イベントはギフトやノベルティ関連企業、飲食店やホテルなどにとっても大きなビジネス・チャンスとなっており、2016年も多くの周年記念企業の動向が注目されるとしている。主な周年記念企業(100年以上)
2015年11月17日IDC Japanは14日、国内の企業における、企業向けモビリティソリューション導入/検討状況を調査し、その問題点および導入ポイントについて分析した結果を発表した。これによると、タブレットの導入率が高い企業で「高い導入効果が出た」と回答する企業が多いことが判明した。モビリティソリューションに対する投資を主導する部署は、本社部門や経営者管理部門が35.0%と最も多く、次いでIT部門が25.1%となった。この結果に対し、同社はPCなどの一般的な機器導入は、IT部門が主導することが多いが、モビリティソリューションは企業内における新たな市場分野であり、本社部門や経営/管理部門を中心に運用ルールを定めながら導入することが求められるためと分析している。モビリティソリューションの導入目的としては、50.1%の企業が「生産性の向上」と回答。しかしながら、「販売や売上額の増加」は約23%、「カスタマーサービスの改善」は約12%と低い回答率となり、「工数/業務効率改善」を細分化した目標の項目も同様に低い回答率にとどまっており、導入にあたっての具体的な目標設定がされている企業が少ないことが明らかになった。モビリティソリューション導入した企業の同ソリューション投資に対する評価は、約57%の企業が「会社上層部の期待に添っている」と回答。また、タブレットとスマートフォンの社内導入率と評価を分析すると、それぞれの機器の導入率が40%を超える企業では、タブレット導入企業の「上層部の期待に添っている」とする回答率がスマートフォンよりも高い傾向となった。この結果については、モバイル機器の社内導入率が上昇することで、業務アプリケーションなどへの展開が進み、より大画面のタブレットで導入効果が出やすくなっているためとしている。IDC Japan PC,携帯端末&クライアントソリューション シニアマーケットアナリストの浅野浩寿氏は、「モビリティソリューションでは効果測定が十分にされないために、継続的な導入が進みにくい傾向が見られる。効果測定が十分にされていない1つの理由は、導入段階で導入目的を十分に細分化できていないことにあると考えられる」と分析結果を述べている。
2015年10月16日グローバルに活躍する企業が世界的に増えているが、会計基準の違いや人材確保など、現地法人の立ち上げには多くの労力がかかるのも事実。メキシコ人のレニさんは、企業が海外で会社を設立するためのサポートが仕事。成長著しいアジア諸国、とくにシンガポールや中国へと進出を考えているイベロアメリカ(かつてスペインとポルトガルの植民地だった国々)企業の、スムーズなビジネスの船出を後押しするのが仕事だ。南米とアジアに横たわる15時間の時差を物ともせず、少しの工夫で子育ても仕事も充実させる彼女に話を聞いた。■これまでのキャリアと今の仕事について教えてくださいメキシコのクエルナバカ市で生まれ育ち、大学ではコミュニケーションを専攻しました。大学在学中の夏休みに、何となくイタリア語を学んでみたいとペルージャに2カ月半滞在。これが後に私の人生で大きな意味を持つことになりました。大学卒業後、修士号を取るためにフランス・ボルドーへ。必修だった1年間のインターンシップ先として、パリの広告代理店を選びました。そこでクライアントから、中国や香港のマーケットの話を毎日聞かされ、アジア文化を体験したいという思いが強くなり、インターンの残りの半年は交換留学制度を使って香港で過ごすことに決めました。卒業後、そのまま香港で海外での会社設立コンサルティングを行う「CWCC」に勤務。ラテンアメリカの企業が、中国で事業をスタートさせるためのサポートが主な仕事です。とても充実した日々を過ごしていましたが、香港で出会ったオランダ人の夫が2011年にシンガポール転勤を命じられ、中国を離れることに。シンガポールでの就職先は決まっていませんでしたが「イタリア語が話せる」ということが決め手になり、現在勤務しているPeople & Projects(P&P)にヘッドハントされました。P&Pの設立者3人が全てイタリア人で、従業員やクライアントにもイタリア人が多かったんです。前の会社と同様、イベロアメリカのクライアントがシンガポールや中国でビジネスを始めるためのサポート役を、マネジャーとして担当しました。しかし、本気で南米のクライアントを増やしたいなら、現地に支社を置く必要があると考え、上層部を説得。2014年にその提案が認められ、メキシコへ異動となりました。今度は夫が私に同伴する形で、今は息子と共に3人で故郷メキシコで暮らしています。■現在のお給料はどうですか?以前の会社と比べて、お給料は上がりました。というのも、今はP&Pの共同経営者として働いているため、基本給の他に会社の利益の一部も給与としてもらっているからです。イベロアメリカ唯一の支部のトップとして働いているため、責任も増しましたがそれがモチベーションにもなっていますね。■今の仕事で気に入っているところ、満足を感じる瞬間は?現在の私のボスは私自身。トップとして働いているので、時間の使い方などに融通がつけられることが気に入っています。デスクワークよりも外に出てクライアントを増やしたり、コネクションを作ったりする方が得意なので、今は南米を飛び回っています。現在20カ月になった息子も、1歳までは一緒に泊りがけの出張にも連れて行っていたんですよ。イベロアメリカに関わることなら、成長戦略や事業計画まで全て任せてもらえることも気に入っていますね。■逆に今の仕事で大変なこと、嫌な点は?イベロアメリカに住む人々は、何事ものんびり。しかし他の国でビジネスをするためには、その国のルールに合わせる必要があり、会計資料の提出などは期限厳守が鉄則です。「いつ出せますか_」と何度も確認し、やっと提出された書類も不備が多くて「早く直して下さい!」とまた催促。クライアントを追いかけまわしているような気分なり、それがストレスでした。今は部下がその業務を担当してくれているので、大分楽になっています。■日本人のイメージは?前に勤めていたCWCCでは、日本デスクとラテンアメリカデスクを除いて全てが中国人でした。そのため、日本人とは「外国人同士」というくくりで親しくなり、お酒を飲みに行ったり、香港の美味しい日本食レストランに連れて行ってもらったのも良い思い出です。ただ、根から明るくオープンマインドなラテンアメリカ人とは異なり、日本人は「同僚」と「友人」を分けて考えているようで、みんなとても親切ですが、常に目には見えないバリアがあり、真の友人になるのは難しいように感じていました。仕事面では日本人はみんな規律正しく勤勉で、ラテンアメリカデスクは良く比較されて怒られていましたよ(笑)。例えばクライアントに「火曜日までに必要書類を提出して下さいね」と指示をすると、日本は締め切り前の週の金曜に、ラテンアメリカは締め切りを過ぎた金曜に提出してくるといった具合です。■最近TVやラジオ、新聞などで見た・聞いた日本のニュースは何ですか?9月11日に関東を襲った台風のニュースをテレビで見ました。家や家族を失った方々に心からお悔やみ申し上げたいです。また東北の震災から力強く復興を続けている様子は、いつ見ても心打たれます。■ちなみに、今日のお昼ごはんは?ブロッコリーのスープと「アラチェラ」という牛ハラミ部分のステーキ。それにメキシカンビーンズを添えたものです。アラチェラは柔らかく美味しい上に安いので、メキシコではとても人気があるんですよ。値段は200メキシコ・ペソなので、米ドルで11ドルくらいですね。■休日の過ごし方を教えてくださいメキシコとシンガポールや中国では15時間の時差があるので、少し変則的な働き方をしています。平日は午後5時前に一旦仕事を切り上げて、息子が寝るまで一緒に過ごします。彼が寝たメキシコ時間午後8時頃、中国は午前11時なので、そこから2時間ほど現地と電話やメールなどをやり取りします。基本的に土日が休みですが、金曜の午後はアジアでは既に週末なので、よりリラックスした感じ。反対に日曜の午後は仕事をすることも多いです。休日は近くの公園で家族に出かけて、そこで走ったりヨガをしたりと汗を流してリフレッシュするのが好きです。■将来の仕事や生活の展望は?いつか社会貢献ができる会社を持つのが夢です。メキシコには美しいビーチが沢山あるので、ビーチの近くでヨガや瞑想などスピリチュアルなトリートメントを提供できるセンターを作れたら素敵だなと考えています。また、来年会社が日本支部を立ち上げる予定なんです。イベロアメリカの国にとって日本は重要な貿易相手国なので、日本でのビジネス拡大に弊社が少しでもお手伝いできたら嬉しいですね!
2015年10月08日プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンはこのほど、「働くママの家事」に関する実態調査の結果を公表した。同調査は、20代~50代の週3日以上働く子どもをもつ女性対象に3日にインターネットを通じて実施。各世代均等割付で計400人から有効回答を得た。○効率的にやりたいけど、手抜きはしたくない「毎日の家事で意識していること」を聞くと、トップ3は「効率よく行う」(94.0%)、「コストをかけない」(91.0%)、「時短を意識する」(90.3%)となった。 次いで回答が多かったのが「便利なモノ(家電・日用品・外部業者等)をもっと積極的に使いたい」(76.5%)、「スピードだけを追い求めて、質を落としたくない」(74.3%)だった。「スピードだけを追い求めて、質を落としたくない」と考える母親は、20代が79.0%、30代が76.0%、40代が73.0%、50代が69.0%だった。若い世代ほど家事とのスピードと質の両立への意識が高まる傾向が見られた。「効率化できていると思う家事」のトップ3は、「洗濯」(69.9%)、「ゴミ出し」(68.0%)、「料理」(66.0%)と、毎日もしくは規則的に行う家事が中心となった。 逆に、「効率化できていない」と感じている家事のトップ3は、「布団干し・ベッドマットの手入れ」(69.0%)、「下駄箱の手入れ」(65.5%)、「拭き掃除・雑巾かけ」(64.0%)だった。スマートにできない家事No.1となった「『布団干し』に対する意識」を聞くと、「天気次第では干せない」(93.5%)、「重いので面倒だ」(89.3%)、「日中干す時間・余裕がない」(82.3%)という結果になった。「日頃、寝具に関してどのような手入れを行っているか」を聞くと、布団については圧倒的に「天日干しをする」(67.7%)が多かった。一方ベッドマットやパットについては、「天日干しをする」(21.1%)よりも、「除菌スプレーをする」(23.7%)と回答した人が多く、「掃除機をかける」(21.5%)も、天日干しを上回る結果となった。
2015年09月29日米Googleは9月1日(現地時間)、新しい企業ロゴを公表した。PC、モバイル機器、TV、車のダッシュボードなど様々なデバイスで見やすく、シンプルで親しみやすいデザインを目指した。PC向けの検索サービスを提供するスタートアップから始まったGoogleは、急速に事業の幅を広げ、新たな分野にも積極的に進出してきた。そうした変化を企業イメージとして示すために、同社は過去に何度か企業ロゴを変更している。今回の変更は、Sundar Pichai氏を新CEOにAlphabetの子会社として再出発するGoogleを印象づける。またPCからモバイル、TV、IoT、車などにサービスを広げる中、あらゆる種類のデバイスにフィットするようにロゴをアップデートした。新しい「Google」ロゴは、4色のアルファベットの組み合わせというスタイルは変わらないが、ロゴタイプにSans-Serifを用いたフラットなデザインになった。ブラウザのタブなどに表示されるコンパクトな「G」ロゴは小文字の"g"から大文字の"G"に変わり、Googleロゴの4つの色を備える。またインタラクティブパーツやトランジションなどに用いる「ドット」を用意した。
2015年09月02日働くママにとって、子どもの急な発熱は大ピンチ! 前回は、正社員時短ママとフリーランスで働くママに、どんなふうに対応しているか聞きました。今回はフルタイムで働く正社員ママに話を聞きました。以前、時短制度を利用していたときは何かあれば私が休んで対応していましたが、フルタイム勤務に戻してからは、極力、仕事を休まないように夫婦で協力しています。病児保育やベビーシッターさんを活用していますが、空きがない時は、子どもを看ながら私が在宅勤務するか、夫婦でフレックスや半休を活用して交代で看ます。基本的にアポなどがある日はリスケしない方向で調整します。特に困るのはインフルエンザなどの感染症ですね。休む期間が長くなるので夫婦の仕事予定とシッターさん、病児保育とフル活用です。病児保育は利用料は安いですが、医師の診断書が必要なことや予約が取りづらいこと、利用できる時間が短いのが難点。また、兄妹のどちらかが元気だと保育園と病児保育室と2カ所にお迎えに行く必要があるので、そこも夫婦で調整が必要です。実家も遠くはないですが、普段から子守りを頼んでいない親に、病気の子どもを看てもらうのはかえって面倒なこともあるのでお願いしていません。よく来てくれるシッターさんは保育士資格を持つ方でとても安心です。ただ、やはり料金が高いのでシッターさんの利用には慎重になりますね。前日夜などに予約するとプラス料金も発生してしまいますし、持ち出しが多くなるので。平日はどうしてもバタバタと慌ただしので、休日はあまり無理をさせず、よく寝かせるようにしています。シフト制の接客サービス業なので、基本的に急に休むのは難しいですね。休むと他の人に迷惑がかかってしまうので。これまでに子どもの病気が理由で休んだり、遅刻や早退をしたことはありません。夫は会社員ですが、やはり休むのが難しい環境なので、子どもが病気のときは近くに住む母に看てもらっています。私の勤務時間は日によって違いますが、夕方までにあがれることはほとんどないので、平日のお迎えは、休みのとき以外、毎日、母にお願いしています。夕飯は自宅で食べさせるので、仕事が早く終わったほうが、夕飯の買い物の支度をし、子どもを実家に迎えに行きます。だいたい夫のほうが先に終わるので、平日の夕食は夫に作ってもらうことが多いです。今回話を聞いた2人のママは共に仕事に対する強い責任感をもち、多忙な日々に全力投球している姿が印象的でした。もちろんそれは「フルタイムだから」という理由だけではないと思いますが、同じママとして刺激を受けるところも多かったです。ちなみに企業によってはベビーシッター会社と法人契約を結んでいるところもあるようです。一般的にベビーシッターの利用料は高いので、なんらかの割引があるととても助かりますね。この機会にご自身や旦那さんの会社の福利厚生を一度チェックしてみては?・ 子供が熱で保育園欠席! パパとママどちらが仕事を休む? ~正社員時短・フリーランスママの場合~
2015年07月05日イノベーティブな発想に基づくプロジェクトを、企業内でビジネスとして成立させるために必要なノウハウとは?イノベーションを起こそうとする企業が、真に大切にすべきこととは?こうしたテーマに特化したセミナーやワークショップ、人材交流会を開催するコミュニティ「Innovation Cafe」が注目を集めている。昨年7月には「業務改革」(vol.0)、今年2月には「事業開発」(vol.1)をテーマにシンポジウムを開催し、数多くの参加者を集めたことからも、このコミュニティに対する期待の大きさ、ニーズの高さが伺える。そして2015年7月15日に秋葉原コンベンションホールにて、「技術開発」をテーマとしたシンポジウム(vol.2)が開催される(お申し込みはこちら)。今回は、これに先立ち、同Cafeの実行委員たちに、コミュニティ起ち上げの経緯や活動の目的などを聞いた。○なぜ今、イノベーションが必要なのか取材当日集まっていただいたのは、大成建設、大成ロテックを経て、現在はビジネスプロセス・コンサルィングなどを行う株式会社オランの代表、木内里美氏、CAC-社会起業家研究ネットワークの代表で、ソーシャルイノベーションに関する著書もある服部篤子氏、そしてITソリューションで企業の情報活用を支援するウイングアーク1st株式会社の奥田哲史氏と平田寛美氏の4人。ウイングアーク1stは、同Cafeのスポンサーであり、事務局の役割も担っている。同Cafe発案の原点は日本の将来に対する危機感だと、発起人の一人、木内氏は語る。「今後日本の高齢化はいっそう進み、20年後には急激に国力が劣化します。その時にも日本が今と同じような力を持ちつづけるには、イノベーションを起こして海外へ発信し、ビジネスにしていかなければなりません」そして、かつての仕事仲間である田辺 要平氏(大成建設)や、データサイエンティストとしても有名な河本 薫氏(大阪ガス)らと、イノベーター支援のための具体的な活動を模索し始めた。これが同Cafe誕生へとつながっていく。○異端・異才ならではの発想と、企業内の壁「イノベーションを起こせるのは、“異端児”です。だから“異端児ネットワーク”をつくり、その多様性の中から得た気づきを、イノベーションにつなげてもらえるような環境を用意したいと考えました。ただ異端児的な人材は、自分がやろうとしていることに対する熱意も知識もある反面、企業という組織の中にある政治を利用することが苦手で、想いを達成することができないことが多いものです」(木内氏)型破りな人材が、既存の事業とかけ離れた分野で何かを始めようとしても、予算取りや上層部の説得という壁にぶつかったり、社内で敬遠されたりするようになるのは、想像に難くない。ウイングアーク1stがスポンサーとなることを決めた理由の一つも、そこにあった。新しいビジネスを起こそうとしている同社のユーザーが、社内の壁を前に行き詰まっているケースをしばしば目にしていたのだ。「個人やチームが持つイノベーションへの熱い想いを、なんとか支援したい、当社製品のユーザー様に限らず、日本企業のイノベーションをしっかり支えていきたいと考え、事務局も引き受けることにしました」(奥田氏)「同Cafeでは企業内の個人やチームが、企業のリソースを上手く使いながらイノベーションを実現していく方法にフォーカスをあてることにしました。その方が効果も大きなものになりえるからです」(平田氏)○それぞれの想いが結実して生まれたInnovation Cafe企業内イノベーションの成功事例をコミュ二ティで役立てていきたいとの考えから、平田氏は、服部氏に参加をオファーする。服部氏は阪神淡路大震災をきっかけに市民の力、特にNPOの活動に着目し、社会起業家、ソーシャルイノベーションへとその研究の幅を拡げていった人物で、企業内イノベーターへの取材をまとめた『未来をつくる企業内イノベーターたち』(近代セールス社)の著者でもある。「今の社会には、政策と市民のニーズの間にギャップがあり、歪みが生じています。それを埋めるために多くのNPOが活動していますが、草の根運動では成果を上げるのに時間がかかってしまいます。だから企業がそうしたギャップ、つまり今目の前にある課題を、自らのビジネスにどう取り込んでいけるかを考えることが必要です。それこそがイノベーションとなり、社会的な成果につながるものとなるはずです」(服部氏)木内氏の抱く将来への危機感とは別の角度から、イノベーションの必要性を捉える服部氏だが、イノベーションを支援したいという想いは同じ。服部氏は実行委員となることを快諾する。こうして同Cafeの骨格ができあがった。○企業の内外からイノベーションを支援同Cafeでは、企業内イノベーションを実現させた(実現させつつある)人材を「バリスタ」としてシンポジウムに招き、その体験談からノウハウを学び取ってもらう他、バリスタたちが実践した人の巻き込み方、政治力の利用の仕方、新規ビジネスを定着させるためのノウハウなどを凝縮し、「イノベーターセオリー」として確立しようともしている。「最初の発想だけでなく、ビジネスとして定着するまで、全体をどうデザインしていくかがわかっていないと、実を取ることができません。そこを我々が『セオリー』にまとめ、ノベーションを起こすための手法として参加者と共有したいと考えています」(ウイング1st奥田氏)こうしたセオリーが必要となるのは、裏を返せば、企業内に新しい発想を評価できる人材がいないということの証でもある。「今の日本企業には、異端な人材の活かし方を知っている人が少ない。経営者も含めて、まず異端・異才を認知する力が必要です」(木内氏)そこで同Cafeでは、きちんとした評価のできる人材、個人を認められるリーダーの育成をも視野に入れつつ、同時に同Cafe自体がイノベーティブなプロジェクトを評価する役割をも担おうとしている。「成功した企業内イノベーターの場合、自社内よりも先に外部から評価されていることが多いですね。まず外部で認められ、何かの賞をとって、ようやく社に認められたという話は良く聞きます」(服部氏)「Innovation Cafeでは今まで表に出てきたことのないイノベーターを採り上げ、社外からその人の仕事の価値を認めることで、企業内イノベーションの支援につなげられればと考えています」(平田氏)○1500いいねを超えCafe Member同士の異業種交流もすすむ参加者や登録者はCafeMemberとされ、Member同士の業種をこえた交流も、同Cafeの大きな活動目的だ。立ち上げ当初から企業内の様々な部門から関心を集めており、Memberは今後ますます増えていくことが予測される。「企業の人は一人ひとりと喋っていると有能さを感じるのに、成果が出せていない人も多い。成果を出すためには、様々な人たちとコラボレーションし、知恵を出し合う場が必要です」(服部氏)「考え方が違う異業種の人から得られる影響は非常に大きいし、自分のヒントや力になります。そういう体験を広く味わってもらえるコミュニティにしたいですね」(木内氏)次回のシンポジウムは7月15日に開催される。イノベーションにつながる発想を持っている方、社命でイノベーションを起こすことを求められている方のみならず、イノベーティブな人材を育てる立場の方にも必見の内容となるだろう。「今は企業にも余裕がなくなってきて、本業に関係ないセミナーには参加できないという話も聞きますが、個としてその雰囲気を打ち破って、ぜひ参加していただきたい。それくらいでないと、社内の壁など打ち破れないでしょう」(木内氏)
2015年06月19日・ 「老後が不安」なママ世代の、不安の本当の正体とは? ・ 年金、私は結局いくらもらえるの? ・ 公的年金で、サラリーマン家庭が特に知っておくべきポイント4つ の続きです。私たちが、年金で知りたいことは、「自分は、どこから、いくらもらえるの?」ということ。だったら年金制度を、もらえる先ごとに「公的年金」「企業年金」「個人年金」にわけて考えてみると、全体像が把握しやすい。今回は、企業年金で知っておくべきポイント3つについて、年金のプロ、大江英樹さんにお話を伺った。■年金制度のわかりにくさの元凶? 企業年金を理解するためのポイント3つ<ポイント1>企業年金とは、給与の後払いのことである「企業年金という言葉自体が、実は年金制度の理解を難しくしているんです」と、大江さん。では、どう考えればいいのだろう?「『企業年金とは、給与の後払い』であると理解したほうが、ずっとスッキリします。アメリカでは公的年金をSocial Security、企業年金のことをBenefitと呼びますが、こちらのほうが実態を上手に表現した言葉かもしれません」。<ポイント2>企業年金は、分けて受け取る退職金会社を定年退職した後にもらえるお金としては、退職金と企業年金がある。この2つの違いについてもどう違うのか迷ってしまう。「名前と受け取り方が違うだけで、実態は同じものです」。こちらも図にして、視覚的にイメージしてみよう。 <ポイント3>企業年金には、2つのタイプがある企業年金のうち、分けて受け取る年金型には、下記の図のように2つのタイプがある。・退職後に貰う金額が確定しており、会社が一括してそのお金を管理・運用する=確定「給付」型・お金を出すのは会社だが個人が自分の分を管理・運用し、その成果次第で退職後に貰える金額が異なる=確定「拠出」型確定拠出年金は、従業員ひとりひとりに口座が割り当てられ、会社が出した掛け金が従業員の口座に割り振られる。確定拠出年金の場合は、従業員は、割り振られた自分の分のお金を自分で運用することになる。近年、確定「拠出」型の企業年金の制度を導入する会社は増えている。それに伴い、世の中に確定拠出年金という言葉は広まりつつあるが、多くの人が「会社で確定拠出年金は導入されたけれど、よくわからない」というのが現状だ。今後、世の中に広まっていくことが必須の確定拠出年金。次回は、「企業型確定拠出年金のポイント3つ」を取り上げ、企業型の確定拠出年金のポイントを整理する。年金についてもっと詳しく知りたい人は?◇ 自分で年金をつくる最高の方法確定拠出年金の運用【完全マニュアル】 (著者:大江英樹/日本地域社会研究所) 定価:本体1,680円(税別)
2015年06月15日全研本社は6月8日に、同社が運営する働き方と天職を考えるウェブマガジン「瓦版」で、ブラック企業に対するユーザーからの意見をまとめて発表した。厚生労働省は2015年5月18日から、悪質なブラック企業に対し、是正勧告の段階で社名を公表することを決定した。これまでは、労働基準法違反容疑などの書類送検が公表の基準だったが、より厳しく対処することで、従業員に違法な労働を続ける企業を取り締まり、労働環境の改善を図るとしている。対象は大企業となっている。今回の調査では瓦版ユーザーを対象に、男性170人、女性164人の計334人が回答。年代は、20代が209人、30代が73人、40代が31人、その他が21人。ブラック企業の定義については、「長時間労働」と回答した人が44%。次いで「パワハラの横行」が33%となった。「低賃金」と回答した人は14%と少ない結果に。同社は、低賃金の会社はその分仕事量が少なく、裏を返せば、ブラックな長時間労働の会社は、給与こそ並みでも、労働時間が異常に長いのではと考察している。「その他」の自由回答では、「サービス残業100時間超」、「人が定着しない」、「利益のみの追求で人を大切にしない」、「業務以外の打ち合わせが多い」などが挙げられた。
2015年06月08日会社員など組織に所属しながら働く人とフリーランスで働く人とでは、恋人として付き合う上で何か違いはあるのだろうか。フリーランスで働く男女と実際に付き合った経験のある人100人に、どうだったか聞いてみた。Q.フリーランスで働く恋人ならではの付き合ってよかったこと、悪かったことを教えてください。■時間がある・「会いたいときに会える」(30歳男性/和歌山県/食品・飲料/販売職・サービス系)・「いつでも会える」(32歳男性/埼玉県/機械・精密機器/技術職)・「時間に融通が利くので、旅行に頻繁に行ける」(26歳男性/新潟県/農林・水産/技術職)・「時間に自由がきくので、よく会いに来てくれたことはよかった」(32歳女性/東京都/食品・飲料/事務系専門職)・「平日など、デートの自由度が高いこと」(28歳女性/東京都/建設・土木/事務系専門職)・「会える時間は多いけど、お金の不安がある」(46歳女性/大阪府/学校・教育関連/専門職)・「空き時間が取りやすいので、すいてる時に遊園地とかに行けること」(25歳女性/山形県/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「時間が余っている」(34歳男性/東京都/金融・証券/事務系専門職)・「余裕がある」(30歳女性/東京都/建設・土木/事務系専門職)■予定を合わせやすい・「休みの融通が利くので予定を合わせやすかった」(35歳男性/北海道/小売店/販売職・サービス系)・「比較的、相手の時間が自由なので、休日を合わせやすかったこと」(30歳男性/山口県/学校・教育関連/専門職)・「休みがとりやすいのが良かった」(32歳女性/兵庫県/建設・土木/技術職)・「時間の制約がなくて、デートがしやすかったです。悪い点は、支払いにいちいち領収書をもらうところです」(42歳男性/千葉県/電機/技術職)・「平日でも会えるときがあった。好き嫌いが激しかった」(50歳以上男性/東京都/その他/その他)■予定が合わない・「休日が定まっておらず、デートのスケジュールが立てにくい」(23歳女性/東京都/その他/事務系専門職)・「なんか、時間がうまく合わなかったです」(33歳男性/東京都/情報・IT/技術職)・「相手は時間が自由になるので急な予定は入りやすいが、逆に休みが不定期なので計画が立てにくい」(50歳以上男性/山梨県/建設・土木/技術職)・「忙しくてあまり会えない」(28歳女性/大阪府/電機/事務系専門職)・「時間に束縛されないが、変な時間に働くことがあってちぐはぐな生活感がある。合わせてくれるが先の予定が立てづらい」(46歳男性/岐阜県/電力・ガス・石油/技術職)・「急に仕事の電話が来る」(28歳男性/三重県/警備・メンテナンス/営業職)■お金がある・「お金持ちが多い」(24歳女性/愛知県/生保・損保/営業職)・「いつもおごってもらえた」(34歳女性/岡山県/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「デート代の一部を経費にできたこと」(37歳女性/東京都/商社・卸/事務系専門職)・「時間とお金がある」(29歳男性/東京都/医療・福祉/専門職)■忙しさと収入が安定しない・「相手の繁忙期が状況によって異なる(安定感がない)」(30歳女性/北海道/小売店/事務系専門職)・「時間も仕事量も不規則なので、たくさん遊べる時と、そうでないときの落差が激しかった」(46歳男性/東京都/その他/クリエイティブ職)・「稼ぎがいいときは羽振りがいいけど、貧乏な時はこちらがださなければならなくなる」(36歳女性/大阪府/学校・教育関連/専門職)・「仕事が安定しないときはデートの予算も少なくなるのがちょっとわびしい」(32歳女性/山形県/医療・福祉/専門職)・「安定していないせいか、なんとなく安心感がなかった」(28歳女性/富山県/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「自由がきくが、締切が近づくと会えない」(34歳女性/大阪府/その他/その他)・「時間の自由がきくので平日でもデートできるが、給料に浮き沈みがある」(33歳女性/京都府/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「時間が自由になる、が、仕事がたてこんでいる時は全然会えない」(31歳女性/京都府/金融・証券/営業職)■刺激的・「刺激的だった」(29歳女性/神奈川県/金融・証券/販売職・サービス系)・「仕事の仕方など今まで気にしなかったことを考えられた」(28歳女性/北海道/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「かなり自己主張が強い人が多いと思います」(47歳男性/東京都/建設・土木/技術職)・「自由闊達に自分のやりたいことをやり、責任を取っているのでとても人として自立している」(32歳男性/神奈川県/機械・精密機器/事務系専門職)・「がんばってる姿が好き」(24歳男性/神奈川県/情報・IT/営業職)・「見識が広がる」(33歳男性/茨城県/運輸・倉庫/営業職)・「思い切りのいい人で他ではできない体験を一緒にたくさんできた」(25歳女性/富山県/ホテル・旅行・アミューズメント/秘書・アシスタント職)・「社長っぽくてかっこよさがあった」(28歳女性/北海道/自動車関連/技術職)・「生きていく力強さを感じる」(31歳男性/東京都/食品・飲料/技術職)■感覚が合わない・「とにかく金銭・時間感覚がサラリーマンと違う。すれ違いでけんかばかりになりすぐに別れてしまった」(31歳男性/大阪府/機械・精密機器/事務系専門職)・「学生の頃はただ楽しくて良かったが、私が体育会系の営業職で就職したら、一度も就職したことのなかった彼には仕事の忙しさや付き合いの多さを全く理解してもらえなかったので別れた」(31歳女性/神奈川県/不動産/秘書・アシスタント職)・「考えが独特で振り回された」(36歳男性/山梨県/機械・精密機器/販売職・サービス系)フリーランスで働く男女の特徴として、付き合ったことがある人から回答が集中したのは「時間がある」「自由」「予定を合わせやすい」という内容だった。また、「お金がある」「考え方が刺激的」といった回答もあった。いいところは悪いところにもなり得るのか、「予定が合わない」「収入が安定しない」「感覚が合わない」といった声も挙がっていた。調査時期: 2015年4月24日~25日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 100人(フリーランスで働く男女と付き合った経験のある人限定)調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年06月01日働く女性たちに、キラキラしただけではないリアルなエピソードを聞いていくこのシリーズ。今回は、企業で都合の良い存在になってしまう同僚を見てきた女性に話を聞きました。会社に都合よく扱われてしまう人には、ある共通した条件があるようなのです。今回ご登場いただいたのは、大学卒業後、ある自治体の新卒未就労者支援事業の紹介予定派遣を経て正社員になり、その後転職をして商社で一般職をしているHさん(26歳)です。○社長に物を投げつけて飛び出していった同僚――最初に入った会社はどういう会社だったんですか?20代の社長が経営する、外回りの営業が中心の会社です。最初は社長も外回りをやってたんですけど、だんだんやらなくなってきて、社員にダメ出しばっかりしてましたね。――どんなダメ出しがあったんですか?朝の出勤時間よりも一時間は早く来いって言われてました。営業に出かける準備は、前日にちゃんと仕込んでおけば15分もあればできるんです。なのに一時間も前に来させるなんておかしいので、私は断固として行かないようにしていました。――周りの同僚はどうでしたか?それが、同じ年くらいの同僚には、「朝早くなんて来る必要ないんだよね」って話し合っているのに、いざ、朝になるとちゃんと一時間前に来てしまうんですよ。――その一時間で何をしているんですか?普通にお金を計算したりとか、事務全般ですね。もちろん、早く来てもお金なんか支給されないんですよ。でも、来ちゃうんです。その子の気持ちもわかるんですよ。いちいち歯向かったり反発するのって、めちゃめちゃ面倒くさいじゃないですか。そんな面倒くさい思いをして抗議をするくらいなら、まだ朝早く来たほうが楽なんだと思います。私もそういう気持ちはありましたから。――そんな状態で、会社の空気なんていいわけないですよね……そうです。だから、あまり文句を言えないでいた同僚の女の子は、ある日突然爆発して辞めちゃったんです。朝、早く来ているのに、その時間内で朝ごはん食べていたら怒られちゃって。最後は、そんな小言を言った社長に物を投げつけて外に飛び出して言って、それで辞めてしまいました。○おかしいことはおかしいと言う気力――辞めるときには、文句は言われないんですか?それはないんですよ。人材は使い捨てだから、またすぐ派遣会社から紹介してもらえばいい。そこの社長は言っていました。「不況で人があぶれていいところに就職できないと、うちみたいな会社にも比較的経歴のまともな人が来るからいい」って。――それはなんか怖いですね……。Hさんは小出しで歯向かっていたから、突然切れることはなかったんですかね私は父が法律に詳しかったり、大学で労働について学んでいたりもしていて、周囲に励まされていたので、面倒くさいけどおかしいことはおかしいって言う気力がありました。でも、そんな状態の会社にずっといてもいけないと思って、一年になる前に辞めたんです。そのときまで雇用契約書すらもらっていなくって、辞める直前に私から言って契約しました。――その後は、転職はうまくいったんですか?まだ大学の就職課が条件的に使えたので、大学で求人を見て、今度は商社の一般職の正社員になれました。欠員がちょうど出ていたのと、英語が多少できたこともあり。それと、前のブラック会社も一応、正社員だったんで、正社員をやっていたということが合格に結び付いたそうです。あんな会社でも、経歴としては役に立つんだなと。○残業代も出ない営業男性――今度の会社はどんな雰囲気ですか?ぬるいといえばぬるいけれど、空気は前の会社に比べて悪くないです。私は絵描きになりたいという夢があるので、ここで働きながら、少しずつダブルワークもしていきたいなと思っています。――今の会社の仕事も大変ではないですか?営業の人たちに比べると、随分楽ですね。定時で帰れることも多いし、もし残業があっても、ちゃんと残業代を出してもらえるし。でも、会社の中には、なんとなく慣習みたいなものもいっぱいあって。――それはどんな慣習でしょう私たち事務には残業代が出るんですが、営業の人たちには出ない。それに、私たち事務は有給も取りやすいんですが、営業の人たちは全くとらないんです。――そんなに違いがあるんですか会社は男女の仕事が分かれていて、事務は女性、営業は男性って感じなんですね。だから、女性は有給とってもいいし、残業代ももらっていいけれど、男性は有給もとっちゃいけないし、残業代も出ないってなってる感じです。でも、同じ事務の女性で、有給をとってもいい空気なのに、かたくなにとろうとしない人もいて、あれはなんなんだろうって思って。――学校の皆勤賞を目指そう、みたいな価値観が会社員になっても沁みついているのかもしれないですよね。自分にも最初はそういうのありましたから。営業の人たちは、自分たちが有給もとれず、残業代も出ないことに関してはどう思っているんでしょうねたぶん、この会社にずっといるから、そういうもんだと思ってるんだと思います。疑問も持ってないから、私たち事務が有給をとってようが残業代をもらっていようが、うらやましそうな目で見られたこともありません。「男とは、営業とはそういうもんだ」という空気にのまれているんだと思います。私も、それはおかしいんじゃないの? って思っても、自分の立場では、他人の労働環境についてまで異議申し立てはなかなかできないですよね。――確かに空気を重んじる会社でそれはできないですよね私個人としては今の会社に入ったことで環境はよくはなったとは思っています。でも、会社には多かれ少なかれ、今の環境を変えるために、一人で抗うのは面倒くさいと思う人がいて、その気持ちのせいで付け込まれてしまうこともあるってことがわかりました。それと、やっぱり、長く同じ環境にいたり、労働についての知識がないと、ブラックな環境にいて、それに気づいていても、それがブラックであると説明できないってことってあるんですよね。自分がそういう目にあったら、面倒でもちゃんと抗っていかないといけないと思っています。○まとめブラックな企業や、ブラックとまではいかないけれど、都合の良い条件下でも働き続けていってしまう人には、ふたつの特徴があることがわかりました。ひとつは、会社に抗ったり交渉して労働環境を良くすることと、自分が言われたことに従うことを天秤にかけて、従うほうが心理的コストもかからないし楽だと思ってしまう人。そして、もうひとつの特徴は、会社の慣習に慣れすぎて、自分の働き方が、そもそもおかしいのかどうかも考えていない人ではないかと思います。確かに、会社で、上司や経営者から言われたことにいちいち抗っていると、職場の空気を乱してしまいかねません。それが嫌で、自分だけが耐えればなんとかなる。と思う人もいることでしょう。何もかもに疑問を持つ必要はないと思いますが、あまりにもおかしかったら、面倒くさがらずに動いてみることも必要かもしれません。その見極めもまた難しいのですが……。西森路代ライター。地方のOLを経て上京。派遣社員、編集プロダクション勤務を経てフリーに。香港、台湾、韓国、日本などアジアのエンターテイメントと、女性の生き方について執筆中。現在、TBS RADIO「文化系トークラジオLIFE」にも出演中。著書に『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)、共著に『女子会2.0』(NHK出版)などがある。
2015年05月30日企業業績の改善や株主還元の強化から、5月の決算発表時に、増配を発表する企業が目立ちました。また、配当金について、利益の一定額を配当に回す政策を打ち出す企業も散見されました。今回は、日本企業の配当政策について調べてみました。○配当金と配当政策投資家(株主)は、投資先企業の株価の上昇という形で投資の成果を受け取ることが期待できるほか、投資先の企業が稼いだ利益から配当金という形で受け取ることができます。株価上昇の大きな原動力は企業業績の向上であり、そのため、設備投資や事業拡大などの投資が必要であることから、企業が稼いだ利益を、配当に回すのか、投資に回すのかは重要な問題と言えます。そのため、企業が稼いだ利益の割り振り(利益処分)は、企業の経営方針を決める最高の会議である、株主総会の重要な議題の一つとなっています。こうした利益処分の考え方は、配当政策と呼ばれ、日本企業はこれまで、安定した金額を継続して支払う配当政策を採ることが一般的でした。安定配当を配当政策に掲げる場合、企業は配当金額を減らすこと(減配)に抵抗感があり、増配に対して慎重な姿勢を取ることから、配当金額は低く抑えられる傾向となり、年間配当金額を株価で除した配当利回りは、相対的に低くなっていました。1990年代後半、株価が低迷する中、株式投資において配当金が注目され、海外投資家などからの強い要求もあって、安定した低い水準の配当金ではなく、例え変動したとしても、企業業績に見合った配当金を求める声が徐々に高まりました。ステップアップ安定配当の政策下では、高業績などにより配当金を増やす場合でも、増額する部分を「特別配当」、「記念配当」と称して追加的に支払う形式にし、将来、元の水準に戻した場合に、減配と見られるのを避けるようなことが行なわれていました。○配当性向配当性向とは、その決算期の企業の最終利益に対する配当金の割合を示すものであり、その期の配当金をその期の最終利益で除して算出します。日本企業の配当性向は30%程度と言われており、40%~50%程度といわれる欧米企業に比べると低い水準にあります。なお、利益を配当に回すか投資に振り向けるかは、企業の成長段階や経営スタイルなどによって変わるものであり、配当性向の水準だけで企業の優劣を決めることには注意が必要です。足元で、日本企業は「稼ぐ力」を強く求められるようになっており、ROE(自己資本利益率)の向上や、その先にある株主還元の強化が大きな課題となっています。すでに導入されたスチュワードシップ・コードや、6月から適用予定のコーポレートガバナンス・コードなどにより、これまで利益を蓄えて着実な経営に留まっていた企業は、蓄えた資金を、更なる成長のための投資や、配当や自社株買いなどの株主還元に、振り向けることが求められつつあります。このような流れを受けて、2015年の配当総額は初めて10兆円を上回る見通しとなるなど、増配を発表する企業が目立ちました。また、決算発表時に、配当政策として配当性向の採用を掲げる企業が散見され、そうした政策転換を行なった企業の株価が上昇するケースも見られました。現状では、ROEの向上に注目が集まっていますが、投資家として配当利回りや投資収益を考えた場合、配当の源泉は企業の利益であることから、新たな市場拡大や利益率改善などによるROA(総資産利益率)の向上を通じてROEを引き上げるという、まさに「稼ぐ力」の強化が望まれる時代に変化しつつあると考えられます。ステップアップ配当総額は6年連続で増えています。配当性向は配当額を最終利益で除して算出しますが、配当額に自社株買いを加えた額を最終利益で除して算出する「総還元性向」も注目を集めつつあります。(2015年5月21日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、投資信託・投資・経済の専門用語をテーマで学べる「語句よみ」からの転載です。→「語句よみ」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが経済一般・関連用語についてお伝えすることなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、当資料に掲載する内容は、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年05月21日ユーザーローカルは5月12日、ビジネスSNS「LinkedIn」の人気企業ランキングを集計し、その結果を発表した。同ランキングは、「それぞれの企業アカウントを、何人のユーザーがフォローしているか」をもとに順位付けしたもの。これによると、最も人気のある日本企業は日産自動車で、フォロワー数は25万8,611人となった。また、同社は、「LinkedIn人気企業ランキング」のサイトを公開し、同結果のほか、登録社員数のランキングや日別のフォロワー数推移グラフを掲載している。これらのデータは、ユーザーローカルが提供するソーシャルメディア解析ツール「Social Insight」にて、さらに詳しく分析することが可能だ。
2015年05月12日ライオンはこのほど、IT企業に勤める20歳代女性を対象とした「ライフスタイル」に関する調査の結果を公表した。同調査は、IT企業(ヤフー、アイスタイル、フリークアウト)に勤める20歳代女性を対象に、今年3月にインターネットを通じて実施。59名から有効回答を得た。○新社会人女子のお手本? 若手女子社員のライフスタイルとは「職場生活の満足度」について聞いたところ、76.5%が満足していると回答した。その理由は「人間関係に恵まれている(79.5%)」が最も多く、以下、「職場環境が整っている(59%)」「仕事が自分に合っている(51.3%)」が続いた。また、将来結婚を考えている人(84.3%)に聞いたところ、9割以上が「結婚後も仕事を続けたい」と回答した。「仕事上で日頃から心掛けていること」を聞くと「コミュニケーションを大切にしている」が78.4%と最も多かった。フリーコメントによると、その秘訣は「デジタルツールに頼らない」「誰に対しても笑顔で接する」フラットコミュニケーションにあることが伺えた。「職場に限らず、日々の生活の中で充実感を得られるのはどのような時か」を聞いたところ、「友人や仲間といる時(59.1%)」に次いで「仕事に打ち込んでいる時(54.6%)」「趣味に打ち込んでいる時(54.6%)」が上位に挙げられた。「週末にしていること」を聞いた。その結果「掃除・洗濯(87.2%)」が最も多く、次いで「休息・寝だめ(74.5%)」となった。それに対し「もっとやりたいと思っていること」では「勉強(57.5%)」が最も多く挙げられた。健康のために日頃から何かしらに取り組んでいる人を対象に「健康のためにしていること」を聞いた。トップ3は「栄養のバランスを考えて食事をする」「野菜をたくさん食べる」「睡眠をしっかりとる」となった。また、「美容のためにしていること」のトップ3では、「スキンケアを怠らない」「野菜をたくさん食べる」「睡眠をしっかりとる」が入った。
2015年05月09日6月より、企業のあるべき行動を記した「コーポレートガバナンス・コード」が導入されることとなり、市場でも注目が集まっています。日本の企業や株価にどのような影響を与えるか、今回はコーポレートガバナンス・コードと資本効率について調べてみました。○コーポレートガバナンス・コードコーポレートガバナンス(企業統治)とは、透明性が高く、迅速な意思決定を行なうための仕組みを意味します。企業が株主から経営を託された者として、また、顧客や従業員などの関係者に対する責任を果たすことをめざし、取るべき行動原則を記した「コーポレートガバナンス・コード」は、そうした仕組みを強化するために、6月1日より導入されることとなりました。同コードでは、OECD(経済協力開発機構)のコーポレートガバナンス原則や、英国のコーポレートガバナンス・コードなどをベースに、東京証券取引所(東証)と金融庁が原案を策定しました。そこには、株主が議決権などの権利を適切に行使できるような環境整備や、経営の透明性を高めるために経営戦略や財務情報などの適切な情報開示を行なうことに加え、企業価値の向上をめざし株主総会以外でも経営陣と株主が対話を行なう体制を整える、といった原則が定められています。東証は、こうした内容を適用した上場規則を同じく6月1日より施行することで、日本の上場企業に同コードの実施を求める予定です。また、実施しない場合はその理由を説明することが求められ、さらに、その説明をしない企業には、東証による社名の公表や、改善報告書の提出などの措置がとられます。同コードは政府の成長戦略の一環として位置付けられており、グローバル競争に打ち勝つための「攻め」の経営判断を後押しする仕組みとして、日本企業の持続的な成長、そして「稼ぐ力」の向上を促すことをねらいとしています。同じく持続的な企業成長を促すという主旨で「スチュワードシップ・コード」が昨年に導入されました。これは、機関投資家が顧客から預かった資金を適切に管理・運用する責任を果たすための「株主」側の行動原則です。「企業」側の行動原則であるコーポレートガバナンス・コードとともに、「企業価値を向上させるための車の両輪」として、日本企業の「稼ぐ力」の向上に寄与することが期待されます。ステップアップ同コードでは、独立した社外取締役を2名以上選任するべきとしています。外部の立場にある社外取締役が株主の視点に立って経営を監視することで、日本企業の収益力や国際競争力の向上につながることが期待されています。○資本効率コーポレートガバナンス・コードで焦点となっているのが、資本効率です。資本効率とは、企業が株式発行などにより調達した資本をどれだけ効率的に活用して利益を上げているかを示すものです。資本効率の指標として代表的なものが、株主が投資したお金(自己資本)を使ってどれだけ効率的に利益を上げているかを示すROE(自己資本利益率)です。近年の日本では、長らく続いた景気低迷を受け、財務の安定を優先して手元資金を積み上げたり、設備投資を控えたことなどから、収益率が低下し、ROEが欧米企業などと比較して低い傾向にありました。同コードでは、外部の声を経営に反映し易くさせることで手元資金の活用が進むと期待されているほか、政府も「グローバル水準のROEの達成」をコーポレートガバナンスの強化の目安の一つとしています。こうした取り組みを受け、ROEを経営目標に設定したり、増配や自社株買いといった株主還元によって資本効率を高める動きがみられるなど、日本企業にも既に変化が現れ始めています。足元では、こうした日本企業の変革の兆しがROEを重視する海外投資家を中心に市場で好感され、日本株式の上昇に寄与しました。6月よりコーポレートガバナンス・コードが適用されることで、日本企業の資本効率改善へ向けた「変革」が更に拡がることが期待されています。ステップアップ最近では、日本の機関投資家の議決権行使の判断基準にROEが用いられるようになり、ROEが一定以下の場合、トップ人事に反対するなど、「物言う株主」としての動きが拡がりつつあります。ROE向上へ向けた動きは企業だけでなく、株主側にも拡がっているようです。(2015年5月7日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、投資信託・投資・経済の専門用語をテーマで学べる「語句よみ」からの転載です。→「語句よみ」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが経済一般・関連用語についてお伝えすることなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、当資料に掲載する内容は、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年05月07日ランスタッドホールディング・エヌ・ヴィーは、勤務先として魅力的な企業をグローバル規模で調査・表彰する、ランスタッドアワードの2015年度の調査結果を明らかにした。ランスタッドアワードは、「勤務先としていま最も人材をひきつける魅力のある企業」を、第三者機関であるICMAに委託する調査によって選定し、表彰を行うというもの。18歳~65歳までの男女に対し、調査対象企業ついて「社名を知っているかどうか」、「その企業で働きたいかどうか」を問い、評価の高い企業を発表する。1999年にベルギーで開始して以来、「エンプロイヤーブランド・企業魅力度」を測る世界最大級のアワードとして高い評価を得ている。ランスタッドアワード2015・グローバル表彰イベントは、4月23日(ベルギー・ブリュッセル時間)に行われた。世界で最も働きたい企業1位となったのは、米国のマイクロソフト。2位はソニー(日本)、3位はサムスン(韓国)となった。1位のマイクロソフトは、世界の回答者の67.8%が「働きたい」と回答し、性別・年齢別・学歴別の全てにおいて「最も働きたい企業」として支持された。これは、1999年にランスタッドアワードの調査を開始して以来、初めてのこととなるという。2位のソニーは、回答者の約62%が「働きたい」と回答した。世界5カ国では1位に選ばれ、ヨーロッパ地域では「最も働きたい企業」という結果になっている。特に男性や44歳以下の若年層、大卒の回答者から高い支持を受けた。
2015年04月30日ランスタッドホールディング・エヌ・ヴィーは26日、勤務先として魅力的な企業をグローバル規模で調査・表彰する、2015年度の「ランスタッドアワード」調査に基づき、「世界で最も働きたい企業」としてノミネートされた10社を発表した。○ソニーは昨年2位「ランスタッド2015・グローバル表彰」は、グローバル化した市場経済の中で、勤務先として世界で最も魅力的なグローバル企業を表彰するもの。対象は世界22カ国・地域の約22万人。昨年は1位「BMW」(ドイツ)、2位「ソニー」、3位「サムスン」(韓国)であった。現在発表されているのは、2015年度の上位ノミネート企業10社。ソニーは2年連続で「世界で最もエンプロイヤーブランドの高い企業」の最終候補企業となった。最終的な受賞企業及び順位は、4月23日に、ベルギー・ブリュッセルにて発表予定。表彰順に応じ上位3社にはゴールド、シルバー、ブロンズ賞が授与される。○ノミネート企業「コカ・コーラ」(アメリカ)「フィリップス」(オランダ)「GE」(アメリカ)「サムスン」(韓国)「HP」(アメリカ)「シーメンス」(ドイツ)「IBM」(アメリカ)「ソニー」(日本)「マイクロソフト」(アメリカ)「タタ・コンサルタンシー・サービシズ」(インド)(※画像は本文とは関係ありません)
2015年03月30日ベビーのお世話や、幼児の相手など、ママにとって優秀なボトムの一番のポイントは、動きやすいこと。そこで今回は、ママにとって動きやすく、なおかつオシャレ要素もある優秀なボトム3選をご紹介します。■子どもと一緒でも動きやすい優秀ボトムス(1)キュロット一見スカートにも見えるキュロットは、ママにはありがたいアイテムのひとつ。スカートのような上品なシルエットながら、動きやすさも兼ね備え、おしゃれしたい気持ちもしっかりとカバーしてくれます。最近は、トレンドの影響もあって多様なデザインのキュロットが出ているので、お気に入りの1枚を見つけてみては?■子どもと一緒でも動きやすい優秀ボトムス(2)スウェットパンツここ数年ブームなのが、スウェットパンツ。スウェットならではの履き心地のよさに加え、細身でスタイリッシュに履けるようなデザインが多く出ています。シャツを合わせたかっこいいスタイリングも人気で、オシャレママの間ではすでにマストアイテムになっています。部屋着としても外出着としても使えるので、外出の際、わざわざ着替える必要がなく、ベビーから幼児のママまで、幅広く人気のアイテムです。■子どもと一緒でも動きやすい優秀ボトムス(3)ジャージーデニムデニムを履きたいけれど、やっぱり動きにくさが気になって…という人におすすめなのが、ジャージーデニムです。ジャージを思わせるような伸縮性の高い素材で作られているのに、見た目はどこから見てもデニム。そんなアイテムが人気を集めています。有名デニムブランドでも販売されていて、オンラインストアでは入荷後、即完売してしまうこともあるとか。デニムなのに楽ちんな履き心地は、一度履くとやみつきになるようです。ママになると、子どもたちのお世話や遊び相手という視点から、洋服を選ぶ基準は産前と大きく変わってきます。自分のおしゃれを楽しみつつも、着心地などに不便を感じないスタイルを見つけられるとよいですね。今回ご紹介したアイテム以外にも、自分なりの着心地の良さを活かしたお気に入りを見つけてください。
2015年03月29日日本には世界的に有名な企業がたくさんあります。そしてその多くの企業は国内展開を念頭にしてきたため、規模の拡大やグローバル展開に力を入れるというタイミングで企業名すら変える場合もあります。松下電器がPanasonicに変更・世界ブランドに統一されたのは記憶に新しいところではないでしょうか。企業の理念やイメージを表し、こうした未来の方向性などもビジュアルで表す役目を担っているのがロゴデザインです。そんな日本企業のロゴデザインを外国の方はどう見ているのでしょうか。今回は、日本在住の外国人20名に「ロゴデザインのかっこいい日本企業は?」と質問してみました。■トヨタ(アルゼンチン/30代前半/男性)■トヨタ(ブラジル/20代後半/男性)■トヨタ(オーストラリア/40代前半/男性)■トヨタ・Lexusです。(ベトナム/30代前半/女性)■トヨタ・コムス(タイ/30代後半/女性)■ホンダ(台湾/40代前半/男性)今回は回答の幅が広すぎるため、ひとまず企業の分野で分けてみました。一番に自動車メーカーが上がるのが、世界における日本のイメージを表していて興味深いですね。現在のトヨタマーク+ロゴタイプは、1989年に制作されました。赤は1936年に制定された初代トヨタマークを踏襲、エンブレム用に開発されたマークは、CIデザイナーの上原昌氏が日本デザインセンター所属時代にデザインしたものです。併用しているレクサスのロゴも構成は同じですが、色が黒。より性能の高さにラグジュアリーさやシックさ、ファッショナブルな印象を強めているのがわかります。一方のホンダですが、現在のロゴはブランドスローガン設定やVI規定の刷新を行った2000年から仕様。コーポレートカラーの「ホンダレッド」(PANTONE特色PANTONE186C、DIC特色F101)もこの時に定められました。赤が与える印象は、若々しく活動的かつパワフル。まさに自動車を想起させる色ですね。ちなみにゲームメーカーの任天堂も、かつて赤をロゴに採用していましたね。■TOTO(ドイツ/40代前半/女性)■TOTO(中国/20代後半/女性)「ウォシュレット」で全世界に衝撃を与え、魔法とまで言わしめたTOTOにも2票。建築・デザイン系ギャラリー間の運営やTOTO出版からのデザイン関連書籍の発行など、デザインの普及活動にも積極的な企業です。1917年に東洋陶器株式会社から出発。1961年までのロゴはイラストでしたが、1962年にイメージ強化と小さい製品にも記載できる「東洋陶器(Toyotoki)」の社名のみに変更しています。今のロゴは1969年の商標変更時に登場し、自動車や電車から見る看板やネオンにも読みやすいようにデザインされました。ロゴカラーは瑠璃色で、1960年代まで製造していた食器で特色とされていた色つけ技術から来ています。こうしたフォントの比率などを指示した基本資料は、小倉のTOTO資料館でも見ることができるそうです。TOTOは陶器色つけ技術を元にした色設定ですが、INAXなどのトイレメーカーなども水色系のロゴ。ジャンルは違いますが、IBMなどのパソコンメーカー系、Facebookなどの情報を扱うWebサービス系の企業などが採用している色でもあり、清潔さや落ち着きはもちろんのこと、製品に対する信頼性の高さを印象づける色でもあります。■LINE(アメリカ/20代後半/男性)■特定の企業は思いつかないが、IT関連の企業の多くはかっこいい。(スウェーデン/40代後半/女性)近年目につくのがLINEのようにグリーン系を利用した企業ロゴ。ロゴカラーといえばインパクトの赤、信頼性の青に二分されるとも言われてきましたが、どうやらその状況も変わってきているようです。LINEは韓国のIT企業・NAVERから分離したため、系統として近い色を踏襲していると予想できます。またNAVER本国サイトでは親しみやすさと信頼性を印象づけるため、CIにグリーンを採用したという記載があるため意図も近いと考えても遠くはなさそう。とはいえNAVER GREENはPANTONE 361C、CMYK70/0/100/0、LINEはPANTONE 802C、CMYK63/0/84/0と若干の違いがあり、より彩度が高く若々しい印象です。日本のIT企業ではGREEやドワンゴなどの青系(海外ではTwitterやFacebook)、楽天などの赤系(PintersestやYouTube)、サイバーエージェントの緑系(NAVERなど)、Sumallyやクックパッドなどのオレンジ~黄系(Etsyなど)とさまざまですが、企業が目指す方向性やサービスが近いものはロゴの色も近くなることが多いようです。■三菱(スペイン/30代後半/男性)■日立(ペルー/30代前半/男性)■ニコン(イスラエル/30代後半/女性)■JAL(フィリピン/40代前半/女性)■クボタ(チュニジア/40代後半/男性)■SONY(ロシア/20代前半/女性)■キリンビール(トルコ/30代前半/女性)■サークルK(イギリス/20代前半/女性)このほか、音楽機器メーカーから白物家電、カメラ、航空会社、食品、コンビニエンスストアと非常に幅広い企業が回答にあがりました。白・シルバー系のSONY、黒+赤の三菱や日立、JAL、KIRIN、サークルK、黒+黄のニコン、水色のクボタなど、色で分類するとなんとなくその企業にある印象とつながる気がするのが面白いところです。中でも黒+赤、黒+黄など2色使いのロゴには歴史の長い企業も多く、黒で製品の信頼性や伝統を、アクセントカラーで革新性やアクティブさを伝えるなど、意味を強化しているのがポイントです。例えば、Nikonのサイトでは「すでに信頼を得ているデザイン要素を維持し、新たなニコンの表現要素を付加する」としてロゴ書体とイエローを踏襲し、可能性をエレメントで追加しています。また黄で広がりと情熱を、黒で信頼性と高品質を表しているという記載もあります。■文字列になっている企業はかっこいいと思います。(マレーシア/30代前半/男性)企業ステートメントを加えたデザインのことでしょうか。世界的に有名なものとしてはAppleの「Think different」ですが、国内でもたくさん採用されています。前述のSONYには「make.believe」(筆者的には以前の「It’s a SONY」の印象が強いのですが…)、三菱なら「Changes for the Better」など。日本国内向けとしてキリンの「おいしさを笑顔に」のように日本語のものもあります。TOTOのように一目でわかることがロゴの基本ではありますが、新聞や映像など媒体によっては企業理念を伝える効果的な要素となっています。その企業の理念やイメージをグラフィカルに表すロゴ。要素は企業名と色のみ(場合によってはアイコンやマークも)ですが、デザイナーが手がける仕事としては最も難しいという人も多い分野です。シンプルながらも、それだけの重みが詰まったデザインだということなのでしょう。今回は見た面にもわかりやすい色を中心に取り上げてみましたが、デザイン要素ひとつひとつに確固たる意味が与えられています。興味がある人はフォントや細部などの理由もぜひ調べてみてくださいね。
2015年03月23日女性の社会進出率が高い北欧で、得意な外国語を活かし映像制作会社でバリバリ働くミア・テレマニウスさん。スウェーデン、ストックホルムに住むキャリアウーマン・ママです。休日には娘さんと大好きなダンスやヨガをして、親子の絆を深めながら脳を休め、常にクリエイティブな思考ができるように心がけています。■これまでのキャリアの経緯は?歌とダンス、それが私の長年の情熱。いつか、劇場関係で仕事するのだと思ってきました。ですが、人生は違う方向へと逸れていきました。大学に入学する前に、フランスとイタリアへ語学留学しました。外国語にはいつも興味があって、運よく得意でもあるんです。ストックホルム大学ではデジタルメディアを専攻し、修士号をとりました。卒業後は、国営スウェーデン放送にヘッドハンティングされ、イタリアを舞台にした番組の共同ディレクターを務めました。イタリア語ができたおかげです。それからもフリーランスとして、または社員としてテレビ番組の制作に携わってきました。スウェーデン国営放送に番組のアイデアを提案し、許可を得て制作した番組が昨秋にテレビで放映されました。現在、私はチムニーという、メディア全般での制作を請け負う会社に勤め、映画、コマーシャル、テレビ番組、社内コミュニケーション、B to Bやウェブ向けのビデオをつくっています。私が働くストックホルムの本社に約300人が働いているほか、シンガポール、シドニー、コペンハーゲンなど、世界10カ所にオフィスがあります。■今の仕事で気に入っているところ、満足を感じる瞬間は?この会社では同僚と協力して仕事ができる点が気に入っています。クリエイティブな仕事でコラボレーションするのは大好き。"同じ世界の言葉を話す"同僚と心をかわし、同じゴールに向かってプロジェクトを進められるのは幸せなことです。■逆に今の仕事で大変なこと、嫌な点は?ただ、同時にたくさんの制作をこなさなければならないときは、疲労困憊してしまいます。そのためにも、日ごろからエネルギーを蓄えておくことが大切。ヨガや瞑想をしたり、音楽を聴いたり。オフィスでは座ってだけでなく、立っても仕事のできる「Sit&Stand」というデスクを使っていて、気分転換に有効ですね。北欧のオフィスでは導入しているところが多いんですよ。うまく気分転換できると、新しいアイデアも浮かんできます。■ちなみに、今日のお昼ごはんは?お昼は自宅から何かを持ってくるか、BENTOスタイルのランチボックスを買って、オフィスで食べることが多いです。今日はヤキトリランチボックスにしました。値段はだいたい70~80クローネ(約1,000~1,200円)です。■日本人のイメージは?日本といえば、大好きなのが宮崎駿監督の映画! 一番好きなのは「ハウルの動く城」です。彼の映画は娘と一緒に全部見ています。ストーリーもアニメも本当に素晴らしいですね。■休日の過ごし方を教えてください。休日は娘と過ごします。水泳、ダンス、ヨガ、アウトドアアクティビティ、なんでも一緒にやっています。音楽を聴いたり、歌ったり、映画をみたりと2人で楽しんでいます。■将来の仕事や生活の展望は?私のモットーは「直観を信じること」です。仕事もレジャーもこの言葉を信じて、切り開き、楽しんでいければと思っています。私の話、少しでも皆さんのお役に立てたかしら?皆さんにもグッドラック!
2015年03月17日子育てと仕事の両立、想像するだけでも難しいですよね。でも実際、働きながらイキイキとしているワーキングママが多いのも事実。また、様々なワーキングスタイルの中でも、一番縛りが厳しいのが、会社勤めする「サラリーマンママ」です。略して「リーママ」。広義には「働いてお金を稼いでいるママ」のことを指します。博報堂では、「リーママプロジェクト」と称し、博報堂の社内ママメンバーが中心となって、働くママの力を社会に還元し、未来の幸せにつなげたいというプロジェクトが始動しています。『リーママたちへ 働くママを元気にする30のコトバ』という本も出版されています。もがき苦しくても「大丈夫、なんとかなる」企業で働くママたちは、どこか後ろめたい気持ちを持って働いています。16時に退社する時のまわりの目の冷たさ。子どもが熱で急遽休みをとるときの嫌な雰囲気。有休をとっているのに、自宅で結局大量の電話とメール対応……。もがき苦しみながらも「せっかくここまでがんばってきたんだから、もう少しがんばってみよう」と力を振り絞っているんです。そんなママたち自身の心の支えが「大丈夫、なんとかなる」です。ほかにも、リーママたちを励ます「糧ことば」をたくさん紹介します。まだ独身のアラサー女子にも、糧になる言葉がいっぱいです。働くすべての女性に共通する「糧ことば」「今が一番大変な時だから。これ以上辛い時は来ないから」仕事と子育ての両立は、初日が一番大変。でも、だんだん慣れてくるもの。絶対に子どもは成長します。「もっとダメでいい」できないことを並べるよりも、少ないけれどできることをきちんとやればいいのです。「月に一回、自分のための有休をとる」病気看病または病気療養のための有休は、休みじゃない。月に一度の有休で、美容院、ネイル、買い物、リラクゼーションなど、思いっきり自分のための日をつくって、リフレッシュしましょう。「諦めるは、明らめる」優先順位をつけて、本当にやりたいことや、やらなければならないことに絞るからこそ、見えてくることもあります。きっと賢い選択をしているはずです。幸せは自分が決めるもの大人の女性としての幸せと充実。それは、経済的余裕が少しばかりあることと、社会のため、会社の同僚のため、家族のために少しでも役に立てたと思えること。そして、それらを自ら進んで行っていると胸を張って言えることが、自分の成長につながり、未来を築いていく力になります。自分の未来を他人に預けるのではなく、自分の手で握るということ。誰のためでもない、自分のためにこそ働く。自分の意思で選んだ道だからこそ、後悔はない。働くママのイキイキ感も、そんな自主性から生まれてくるように思います。仕事と子育てを両立しているママたちは存在するのですから、今から諦めなくても大丈夫です。「糧ことば」を手に、明日はもっとイキイキとして働きましょう。
2015年02月23日ペルー国内に拠点を持つ日本進出企業と現地企業間の投資や貿易、交流をサポートする日秘商工会議所(CCIPJ)。そこで働くディアナ・デル・カルメン・ぺレス・オオシロさん(28歳)は、ここでの仕事は自分に合っていると話してくれました。さてその理由とは?■これまでのキャリアの経緯は?情報処理系の専門学校を卒業後、2007年から3年間、日本の埼玉県にある某大手企業の工場で働きました。その後ペルーに戻り、改めて大学に進学。昨年6月に企業管理コースを卒業したばかりです。在学中も仕事を探しましたが、時間的な面で学業との両立が難しく、なかなか見つかりませんでした。CCIPJは比較的融通が利いたので勉強を続けることができ、とても助かりました。■現在のお給料は以前のお給料と比べてどうですか?現在のお給料は1700~2000ソレス(約63,000~74,000円)。私の年齢からすると正直安い方だと思います。ただ私はペルーでの就労経験がなかったし、大学も去年卒業したばかりなので、これからもっと経験を積んでお給料を上げていきたいですね。■今の仕事で気に入っているところ、満足を感じる瞬間は?私はCCIPJのオフィスに存在する秩序や相手への敬意、そして規律正しさがとても好きです。そういうのは日本人の性格の基本的な部分でもありますよね。それを維持し続けるのは大変だけど、自分自身も成長できると思うんです。今は事務局長以下3人という小さな所帯ですが、みんな互いを尊重していて、とても働きやすいですよ。友人にはもっと稼いでいる人もいますが、社内や上司とのトラブルに悩んでいたりしますしね。ここはそういう問題がありません。■逆に今の仕事で大変なこと、嫌な点は?難しいのは言葉の問題でしょうか。私は平仮名やカタカナは読めますが、話すのは無理。なので、日本人の会員さんとのコミュニケーションが難しい時があります。■ちなみに、今日のお昼ごはんは?普段はお弁当を持ってくることが多いのですが、時間のない時や仕事の状況によっては、このビルの1階にあるレストランを利用します。今日のメニュー(昼定食)は、前菜が大麦入りのスープと野菜のキッシュ、メインがアサードと呼ばれる牛肉の煮込みとジャガイモのピューレでした。ここは日系人が経営しているので、和食メニューも豊富。それにしても洋風スープのカップが味噌汁椀だなんて、ちょっと面白いでしょう?これに飲み物がついて9ソレス(約330円)。ペルーには、ランチメニューを安く提供してくれるこうした店がたくさんあります。■日本人のイメージは? あるいは、理解し難いところなどありますか?日本の文化はとても興味深く、いつも何か新しいことを教えてくれますね。何かを達成するための努力、規律をもっているところが特に素晴らしいと思います。あと、日本食がヘルシーでとても好きです。特に好きなのはマキ(巻き)や春雨を使った料理ですね。ペルーのマキはカリフォルニアロール的なもので、クリームチーズやアボカドが入っていたり、トウガラシ味のピリッとしたソースがかかっていたり。甘いマンゴーを使ったマキもあるんですよ。どれもとっても美味しいです。■最近TVやラジオ、新聞などで見た・聞いた日本のニュースは何ですか?日本の消費税が5%から8%に上がったことでしょうか。経済を再活性化させるための措置だと思うけど、また日本が不況にならないかと気になります。物価も上がるだろうし、消費が減るか、そのコストに見合う代替品を探すようになりますよね。個人的には消費税を上げる必要はなかったんじゃないかって思うんですけれど。■休日の過ごし方を教えてください。長期の休みは旅行に行くことが多いですね。週末や短い休みなら、リマで家族や友達とよく一緒に過ごします。■将来の仕事や生活の展望は?経験を積んで、大手企業のロジスティック部門で働いてみたいですね。企業管理は私の専門なので、その関連部署でもっと学んでみたいです。
2015年02月03日社会人になって21年目に入った。その半分以上を外資系の企業や団体で働いている。たまに日本企業にお勤めの方から、「日本企業と外資系との違いは何ですか?」と、とてもバッサリとした切り口の質問を受けることがある。「日本企業といってもいろいろあるのと同じで、外資系にもいろいろあるので…違いを一言でなんか言えない」というのが本音だ。だが、それをそのまま言ってしまっては、会話がそこで終わってしまう。だから、「そうはいってもですね…」と、以下の話をする。○日本企業と外資系とのもっとも大きな違い日本企業の中にいると社内での議論や仕事仲間同士の会話で「誰が」「何で」といった「前提」を強く意識することが少ない。これは日本語独特の文法も関係してくるのかもしれない。例えば、「ランチ行かない?」と職場で誰かが私に言ったとする。この会話には「誰が」といった主語や、「何で」といった理由は含まれていない。だが、余程、私が「勘違い」な人間でない限り、「ランチに行く」のは、声をかけた人と、声をかけられた私である。他のメンバーが加わるのかもしれないが、そのメンバーが誰かは、「ふわっ」としている。曖昧であってもあまり問題にはならない。「特に重要な相談ごと」があるわけでもないことは「阿吽の呼吸」で分かる。ランチに行く「理由」については気にもならない。私の想像だが、日本人同士には「そこまで言葉で言わなくても、相手は分かってくれている」という前提と安心感がある。この点、異なる言語、宗教、文化で育った者たち同士のコミュニティの場合、「そこまで言わないと、相手は分かってくれない」というのが前提のことが多い。「ランチに行かない?」と声をかけると「君と僕と二人でかい?」と、日本人同士ではあまり交わさないような会話の流れになることもある。「今度、新しいプロジェクトを始めることになったから相談をしていいか?」と「何で」という「理由」が、会話上続くこともある。「言わなくても相手はすでに分かってくれている」という前提のあるなしは、社員同士のランチのような他愛のない話であれば大きな問題ではない。だが、これが外交問題や、ビジネス上の重要な戦略についての議論、あるいは大きな契約に関わる「前提」の場合、当事者同士の勝手なバイアス(思い込み・先入観)が重大な失敗を招くことがある。だから、特に重要な話の時には、相手から「しつこい」と思われるくらい、前提となる言葉の定義や具体的な意味を、繰り返し確認して聞くクセがついた。自分の「常識」というのをあまり信用しないことにしている。こうして、日本企業と外資系とのもっとも大きな違いを挙げるとするならば、「言葉(文字)で言わないこと(書かれていないこと)」の確認にいかに手間ヒマをかけるかだと感じている。一方、こうした前提(条件)についての「勘違い」「早とちり」は、必ずしも外国人相手や外資系企業などで起こるわけではない。日本に住む者同士でも地域や世代の違い、何よりも個人差によって「前提」のミスコミュニケーションはよく生じる。これは、どちらか一方に責任があるのではなく、双方に原因がある。「異なることが前提」の異文化間よりも、「言わなくても分かってくれている」と思っていた間柄でのミスコミュニケーションの方が、生じてしまった後からの痛手や影響は、双方にとって大きいこともある。親しくて大切な間柄にこそ、丁寧な説明、あるいは、意を察することの胆力が必要なのかもしれない。<著者プロフィール<片岡英彦1970年9月6日東京生まれ神奈川育ち。京都大学卒業後、日本テレビ入社。報道記者、宣伝プロデューサーを経て、2001年アップルコンピュータ株式会社のコミュニケーションマネージャーに。後に、MTVジャパン広報部長、日本マクドナルドマーケティングPR部長、株式会社ミクシィのエグゼクティブプロデューサーを経て、2011年「片岡英彦事務所」を設立。(現 株式会社東京片岡英彦事務所 代表取締役)主に企業の戦略PR、マーケティング支援の他「日本を明るくする」プロジェクトに参加。2011年から国際NGO「世界の医療団」の広報責任者を務める。2013年、一般社団法人日本アドボカシー協会を設立代表理事就任。
2015年01月29日日本ブランド戦略研究所は20日、「企業情報サイトユーザー評価ランキング」の結果を発表した。同調査は業種別に抽出した有力企業252社の企業情報サイトの6コンテンツ(「会社案内」「ニュースリリース」「技術・品質・安全情報」「CSR・環境への取り組み」「IR情報」「理念・ビジョン」)をユーザーが評価するという形式で実施。調査期間は2014年10月、有効回答数は1万2,600人。○20社中10社は食品・水産業調査の結果、1位は食品・水産業の「サントリー」に。コンテンツの豊富さと頻繁な更新、ユーザビリティが評価され、6コンテンツのうち「ニュースリリース」「技術・品質・安全情報」「CSR・環境への取り組み」「理念・ビジョン」の4コンテンツで1位を獲得。前々回1位、前回2位から返り咲いた。次いで2位はWEBサイトを一新した「キリン」。3位「トヨタ自動車」、4位「サッポロビール」、5位「カルビー」という結果になった。業界別に見ると、上位20社のうち10社が「食品・水産業界」。他「機械・輸送用機器」「化学・繊維」「電機・精密」も多数ランクインした。
2015年01月21日サイボウズはこのほど、育児をしながら働く女性250人とマネジメント層の男性250人を対象に実施した、「育児をしながら働く女性」をテーマにしたインターネットリサーチの結果を明らかにした。調査期間は2014年12月8日~9日。同調査では、「育児をしながら働く女性」には自身の体験を、「マネジメント層の男性」には、育児をしながら働く女性の現状について自身が思うことを質問している。育児をしながら働く理由について尋ねたところ、育児をしながら働く女性、マネジメント層の男性共に、最も多い回答は「家計に必要だから」(女性78.8%・男性76.0%)となった。回答に大きな差が見られたのは「自由なお金が欲しいから」で、女性は44.0%が回答したのに対し、男性は24.8%のみが回答し、19.2ポイントの差が見られた。逆に「仕事にやりがいを感じているから」は女性は28.0%だったが、男性は46.0%で18.0ポイントの差が出ている。育児をしながら仕事を行う上で、課題に感じていることを尋ねたところ、女性の最も多い回答は「子どもと過ごす時間が短い」(46.0%)だった。一方、男性は24.4%のみにとどまっている。また、「子供に十分な教育機会を提供できていない」も、女性が男性よりも15.6ポイント高い結果となり、両者にギャップがあることがわかる。一方、男性が最も多く回答した項目は「上司や同僚など職場での理解不足」であり、理解できていない部分があると自覚している方が多いことが明らかとなった。現在の職場環境について取り組んでほしいと思う事を聞くと、多くの項目で女性よりも男性の方が高いポイントとなった。特に差のあった項目は「柔軟な時間帯で勤務が可能な制度」で、女性は58.0%の方が回答したのに対し、男性は73.2%が回答した。女性が男性よりも多く回答した項目は「育児中の女性への評価改善」で、女性が38.8%回答したのに対し、男性が32.0%と6.8ポイント差となっている。また、育児をしながら働く女性についてマネジメント層の男性に悩みを尋ねたところ「仕事を頼みづらい」という趣旨の回答が多かった。また、「育児と仕事を両立できないことによる優秀な社員の退職」という回答も目立つ。
2015年01月05日企業向けSNSを提供するビートコミュニケーションは12月17日、「ビジネス環境と我々の働き方の変化」に関する慶應義塾大学 総合政策学部教授 竹中 平蔵氏のインタビューを公開した。竹中 平蔵氏は著書の中で「これから世界はフラットな世界とスパイキーな世界に分かれていく」と語っており、今回のインタビューではこの発言を中心に、これからのビジネス環境がどのように変化し、働き方もそれに連れてどのように変わるかについて尋ねている。同氏によると、モバイル通信やクラウド技術を始めとするデジタル技術の革新によって「課長・部長などの管理職が不要になり始めている」という。これは、デジタル技術の活用で「一部の意思決定者と作業担当者がいれば事足りる」ことによるもので、働き方が大きく変わり、職場へ行くことなく仕事ができるようになっていくとのことだ。これは、時間による労働管理の終焉に繋がり、「成果で労働を計る必要が出てくる」と竹中氏。テクノロジーの変化だけではなく、それに伴う価値観の変化が働き方をも変えて行く未来がやって来る。ビートコミュニケーションによると、2025年頃にはホワイトカラーに就く社会人の1/3がオンラインワーカーになるといい、個人の置かれている状況や価値観に合わせて働き方が選べる時代になる可能性がある。そうした時代の変化に合わせるには、様々な働き方をサポートするコミュニケーションのプラットフォームとして、社内SNSが効果的のようだ。
2014年12月22日主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」とハイキャリア女性の転職サイト「LiB(リブ)」は、働く女性をテーマに「2014年のニュース」に関するアンケートを実施した。調査は12月2日~7日にかけて実施し、188名から有効回答を得た。○約3割は「企業が女性が働くことの価値をより認めはじめた」と回答2014年は「女性が働く」ことについて、どのような年だったと思うか尋ねたところ、最も多かった回答は「保育園不足やマタハラなど、働き続けることがこれまでより難しくなった年」(39.9%)だった。回答者を主婦層に絞るとその傾向はさらに高くなり、48.7%と約半数を占めている。次に多かったのは「企業が女性が働くことの価値をより認めはじめた年」(26.6%)だった。「出産後も働き続けられるような環境が整い始めた年」(10.6%)、「経営幹部や議員、士業などハイキャリア層が増えた年」(10.1%)はそれぞれ約1割、「自由にキャリアを選べるようになりはじめた」は5.9%だった。続いて、女性の活躍推進が掲げられるようになり「女性が働きやすくなった」実感はあるか聞くと、84.0%が「ない」と回答した。「ある」と回答した16.0%の女性に、どのような点で変化を感じるか尋ねると、27.0%が「育休、産休等の女性を支持する制度が増えた」、22.0%が「周囲の社員の理解が進んできた」と回答した。
2014年12月19日福岡で働きたいと考えるクリエイターを支援する福岡市では、クリエイター同士と地元IT・クリエイティブ企業との交流を行なうイベント「ぼくらの福岡クリエイティブキャンプ IN FUKUOKA ~移住クリエイター×地元クリエイターでつくるぼくらの未来~」を、福岡市内の福岡県Ruby・コンテンツ産業振興センターにて開催する。開催日は2014年12月20日。同イベントは、福岡市内のIT・クリエイティブ企業や、福岡を始めとした九州のクリエイターたちが出会い・交流し、福岡で働くことや、これからの福岡のクリエイティブシーンを考える場をつくることを目的としたもの。参加対象者は、福岡や九州のクリエイター・エンジニアをはじめとしたIT・クリエイティブに関わる人や、福岡のIT企業で働きたいと考えている人となっている。トークゲストとして、鎌倉に拠点を構える村式の住吉優代表が登場。IT企業と地元企業が繋がり、鎌倉を盛り上げている『カマコンバレー』の一員として、IT・クリエイティブで地域をどう面白くさせているかという事例を紹介する予定だ。ほか、同イベントに参加する企業は現在求人を行っている企業のため、来場した採用担当者と、直接コミュニケーションをとることも可能となっている。なお、来場者特典として、「博多英語漬けシェアハウス」の1カ月滞在権(1名)や、九州大学芸術工学部大橋キャンパスで開催するイベント「dotFes 2014 福岡」(12月21日)の当日券が割引購入できる優待券(10名)をプレゼントする。現在、同イベントの公式サイトにて参加者を募集している。
2014年12月10日