メリル・ストリープが、英国初の女性首相マーガレット・サッチャーを演じ、本年度米アカデミー賞主演女優賞に輝いた映画『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』の特別動画がこのほど公開された。本動画では、サッチャーの夫・デニスを演じたジム・ブロードベントが本作の魅力と、共演者ストリープについて語っている。『マーガレット・サッチャー』特別動画『マーガレット・サッチャー…』は、現段階において英国史唯一の女性首相であり、その強い信念から“鉄の女”と称されたマーガレットの姿を、政治家だけでなく妻であり、母であり、何よりひとりの女性として描いた作品。自身も『アイリス』の演技でアカデミー助演男優賞に輝き、名優として映画ファンから大きな信頼を集めているブロードベントが本作で演じたのは実業家で、 “鉄の女”を夫として支えた実在の人物、デニス・サッチャーだ。しかしブロードベントは本作を「決して一直線な伝記映画ではない」と語る。「とても複雑で、たくさんの次元があるから、その分とても興味深くて(脚本を)読むのが難しい。刺激的な脚本だ。なんというか、たくさんの光と陰があるから、その複雑さがとても魅力的だね」。本作は登場人物それぞれの多面的な魅力をじっくりと掘り下げ、それを名優たちが見事に演じきっている作品だが、ブロードベントはストリープがサッチャーという人物を完璧に捉えていることに驚いたという。「メリルと昼食を食べているとき、ふたりでサッチャーについて大まかに語っていたんだ。すると、メリルが自分の言っていることをしめすために突如マーガレット・サッチャーの喋り方を演じた。その地点で、ほんの少し喋っただけなのに、彼女が『もしかしたら演じられないかも』という私のほんの少しの疑いをすべて消し去ったよ」。特別動画ではブロードベントが、ストリープが食事の席で演じてみせたサッチャーがいかに素晴らしいものだったかについてじっくりとコメントしている。『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』3月16日(金) TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー(C)2011 Pathe Productions Limited Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.
2012年02月28日今年のオスカーで最多11部門でノミネートされた『ヒューゴの不思議な発明』、10部門で候補となった『アーティスト』(両作品とも5部門ずつ受賞)は共に1930年代始めが舞台。その影響もあってか、クラシックな装いの女優たちも多かった。昨年の主演女優賞受賞者で今年は主演男優賞のプレゼンターを務めたナタリー・ポートマンは「クリスチャン・ディオール」の1954年のヴィンテージ・ドレスを着用。フレグランス「ミス・ディオール シェリー」のCMに出演するナタリーがディオールを着るのは当然だが、昨年は、直前に当時ディオールのデザイナーだったジョン・ガリアーノの人種差別的暴言騒動を受けて別のブランドを着て授賞式に臨んだのは記憶に新しい。今回着用した赤に黒のポルカドットのストラップレス・ドレスはカジュアルにも見えるデザインだが、デコルテでV字を描く「ハリー・ウィンストン」のダイヤモンドのネックレスがゴージャス感を演出。ナタリーはドット柄に合わせてネイルカラーを黒にしている。『アルバート・ノッブス』で主演女優賞候補となったグレン・クロースは「ザック・ポーゼン」の濃い緑色のストラップレス・ドレスでシックに決めた。胸元のVカットやフィッシュテイルには花の刺繍をあしらうなど、ディテールに凝ったドレスに同色のタキシード風のジャケットを合わせている。『ファミリー・ツリー』でジョージ・クルーニーの反抗的な娘を好演した20歳のシャイリーン・ウッドリーは、アップにした髪に白のドレスで60年代風のスタイルで人生初のオスカー授賞式に現われた。クロシェのモチーフをアクセントにした「ヴァレンティノ」のロングスリーブのドレスは少し重めな印象も与えるが、同時に年相応のみずみずしい若さも感じさせる。いまどきの無難なスタイルでお茶を濁さないこだわりで、今後のレッドカーペットを賑わせるひとりになってくれそうだ。エマ・ストーンの「ジャンバティスタ・ヴァリ」のフューシャのドレスはネック部分の大きなボウが印象的。まとめ髪に「ルイ・ヴィトン」のクラッチとアクセサリー、ハイネックのデザインでかっちりとした印象だが、実は前身頃はウエストまでスリットがあり、動くと肌がちらりと見えるセクシーなデザインでもある。TVシリーズ「30Rock」(原題)で主演、脚本、製作総指揮も務める才媛、ティナ・フェイは普段のコメディエンヌぶりとはまるで違う装いでレッドカーペットに現われた。「キャロリーナ へレラ」のミッドナイト・ブルーのストラップレス・ドレスはウエストのペプラムなどディテールにも目配りの効いた一着。アップにまとめたヘアスタイルもエレガントだった。ペネロペ・クルスは「ジョルジオ・アルマーニ」のグレイがかったブルーで裾がたっぷりとした、お姫様が着るようなロング・ドレス。オフショルダーのデザインに、ショパールのダイヤモンドのネックレスが映える。ウェーブを効かせたヘアスタイルといい、古きよきハリウッドの女優スタイルを踏襲し、風格を見せた。ちなみに今年82歳で助演男優賞を受賞し、最高齢受賞記録を更新したクリストファー・プラマーは自前の古いベルベット製のスモーキング・ジャケットを着て出席。「しぶとく踏ん張り続けていると、そのうちまた流行が巡ってくるんだ」そうだ。(text:Yuki Tominaga)特集:第84回アカデミー賞■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPASアルバート・ノッブス© Morrison Films / Chrysalis Films 2011 ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!【アカデミー賞】ジャン・デュジャルダン、フランス人初の主演男優賞を受賞!
2012年02月27日授賞式前から今年のトレンドとして、セクシーな装い――胸元が大きく開いたものやスリットの入ったデザイン――が増えるのでは、と言われていたが、そのトレンドに乗ってみせたのは、ほかならぬアンジェリーナ・ジョリー。彼女が着用したのはお気に入りの「アトリエ・ヴェルサーチ」の黒のベルベット地のドレス。ストラップレスのロング・ドレスの右側には深いスリットがあり、彼女が歩くたびに右ももが見え隠れした。脚本賞のプレゼンターとして登壇すると、腰に手をあてて右脚をのぞかせる立ち姿が女王様然として、大迫力!ドレスも「サルヴァトーレ・フェラガモ」の靴も彼女のための特注品だ。真っ赤に燃える鮮やかなオレンジのストラップレス・ドレスが印象的だったのは『マリリン 7日間の恋』で主演女優賞候補となったミシェル・ウィリアムズ。前日開催のインディペンデント・スピリット賞授賞式で見せたボーイッシュなショートパンツ姿とは180度違うセクシーなスタイルだが、両日とも「ルイ・ヴィトン」の衣装だ。ペプラムやフリルをあしらったドレスのウエスト部分にはリボンの形をしたブローチでアクセントを付け、クロコダイルのピンクのクラッチで甘さも演出した。黒地にゴールドの刺繍がほどこされた「アレクサンダー・マックィーン」のドレスという大胆なチョイスが話題を呼んだのは、『ヘルプ~心をつなぐストーリー~』で助演女優賞候補となったジェシカ・チャステイン。華やかな刺繍があるのでネックレスはつけず、髪は下ろしたスタイルでナチュラルな彼女本来の魅力を活かした。ちなみにハリー・ウィンストン社のイエローダイヤモンドのイアリングは200万ドルという超高価な品だ。ジェニファー・ロペスと2人でプレゼンターを務めたキャメロン・ディアスは「グッチ・プルミエール」のストラップレス・ドレス。ヌード・カラーのシルクにシルバー色のビーズをでふちどったシフォンのプリーツ。プラチナ・ブロンドのボブ・カットとダイヤモンドのネックレスもドレスの色とマッチし、バランスよく決めた。「イヴ・サンローラン」の黒のワンショルダーのドレスがシックだったのはメラニー・グリフィス。漆黒をまとった大人の女性の妖艶さを振りまいていた。女優ではないが、ゴージャスな装いでひと際注目を集めたのはジョージ・クルーニーの恋人、ステイシー・キーブラー。彼女が着たのは、今回サンドラ・ブロックの衣装も手がけた「マルケッサ」のオフショルダーのドレス。トレンドカラーのゴールドで、腰の辺りにドレープでバラの花のようなポイントを作ったデザインだが、スーパーモデルばりのスタイルの持ち主の彼女は難なく着こなしている。『ファミリー・ツリー』での主演男優賞受賞はならず、オスカー像は持ち帰れなかったジョージだが、隣に自分より長身の金色に輝く恋人がいるのがせめてもの慰めになるだろうか。(text:Yuki Tominaga)特集:第84回アカデミー賞■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.ヘルプ~心がつなぐストーリー~ 2012年3月31日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!【アカデミー賞】ジャン・デュジャルダン、フランス人初の主演男優賞を受賞!
2012年02月27日映画への愛に満ちた2作、『アーティスト』と『ヒューゴの不思議な発明』がそれぞれ5部門ずつ受賞した第84回アカデミー賞。フランス映画界を代表してやって来た『アーティスト』チーム、主演男優賞候補となったジョージ・クルーニーやブラッド・ピットを始め、多彩な顔ぶれが授賞式に集まり、レッド・カーペットの華やかさも格別だった。注目が集まるハリウッド女優たちの装いで、目を引いたのは白とメタリック・カラーのドレス。「エリ・サーブ」のワンショルダーの白いドレスを見事に着こなしたのはミラ・ジョヴォヴィッチ。流れるようなシルエットが美しく、スパンコールをあしらったきらびやかなドレスとレトロなデザインのイーディ・パーカーのクラッチの質感も完璧な調和を見せていた。主演作『ドラゴン・タトゥーの女』のイメージに合わせて、賞シーズンは常に黒を着続けていたルーニー・マーラが、主演女優賞候補となったオスカー授賞式でついに白いドレスを身にまとって登場、鮮烈な印象を与えた。「ジバンシィ」の構築的なデザインのドレスは彼女の肌の白さにもなじみ、前髪を短く切りそろえた黒髪とのコントラストも絶妙。そして、毎回何を着るか注目のファッション・アイコン、グウィネス・パルトロウも今年は白いドレス。「トム・フォード」のシンプルなデザインに合わせて、ネックレスもイヤリングもなし。羽織っていた長いケープは、ロバート・ダウニーJr.と一緒に長編ドキュメンタリー賞のプレゼンターとしてステージに立つときは外していた。『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』でタイトルロールの元英国首相を演じ、『ソフィーの選択』以来、29年ぶりに主演女優賞を受賞したメリル・ストリープは、手にしたオスカー像がかすみそうなほど輝くゴールドの「ランバン」のドレス。チェーン・ベルトでマークしたウエストから作られたドレープとロングスリーブで体型もカバー、堂々たるゴージャスな佇まいを見せた。『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で助演女優賞に輝いたオクタヴィア・スペンサーもプラチナ・カラーに光り輝くシルクとチュールのキャップ・スリーブのドレス。アメリカで活躍する日本人デザイナー、庄司正のブランド「TADASHI SHOJI」に特注した一着。庄司は彼女のお気に入りのデザイナーで、1月のゴールデン・グローブ授賞式にも同プランドのラベンダー色のドレスを着ていた。キャメロン・ディアスと共に衣装デザイン賞、メイクアップ賞のプレゼンターを務めたジェニファー・ロペスはズヘア・ムラッドのヌードシルクのチュールとクリスタルをあしらった特注ドレス。髪はアップにしてアクセサリーはイヤリングのみにし、深いVネックラインと上腕部を見せる奇抜なデザインを際立たせた。スパンコールやビーズを使い、キラキラしたメタリックなドレスは大人気で、メリッサ・マッカーシーが助演女優賞候補になった『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』のキャストで、メリッサも含めたキャスト6人で短編映画の賞のプレゼンターを務めたエリー・ケンパー(「アルマーニ・プリヴェ」の錆色のストラップレス)とローズ・バーン(「ヴィヴィアン・ウェストウッド」の黒のワンショルダー)もスパンコール仕様のドレスで注目を集めた。(text:Yuki Tominaga)特集:第84回アカデミー賞 />■関連作品:ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン 2012年4月28日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDヘルプ~心がつなぐストーリー~ 2012年3月31日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.マーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.ドラゴン・タトゥーの女 2012年2月10日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.アーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!【アカデミー賞】ジャン・デュジャルダン、フランス人初の主演男優賞を受賞!
2012年02月27日第84回アカデミー賞のすべての部門が発表された。今年は『アーティスト』と『ヒューゴの不思議な発明』がそれぞれ最多の5部門を受賞したほか、クリストファー・プラマー、メリル・ストリープらベテラン勢の演技が高い評価を集めた。その他の写真本年度の注目は、脚本賞、脚色賞の受賞作が作品賞など主要部門の受賞作ではないことだろう。『ミッドナイト・イン・パリ』の脚本を手がけたウディ・アレン、『ファミリー・ツリー』を手がけたアレクサンダー・ペイン(本作は彼を含む3人の共同執筆)は共に名演出家であるだけでなく、優れた脚本家として以前よりゆるぎない評価を集めており、改めてふたりの作家としての腕の確かさが証明される結果となった。ちなみに本年度最多部門で受賞した『アーティスト』と『ヒューゴの不思議な発明』、俳優部門の受賞作『マーガレット・サッチャー…』『ヘルプ…』は日本での公開を迎えていないが、助演男優賞に輝いた『人生はビギナーズ』はすでに全国公開中で、受賞結果を受けて多くの観客が劇場を訪れることが予想される。本年度のアカデミー賞の全受賞結果は以下の通り。■第84回アカデミー賞全受賞結果【作品賞】『アーティスト』【監督賞】ミシェル・アザナビシウス『アーティスト』【主演男優賞】ジャン・デュジャルダン『アーティスト』【主演女優賞】メリル・ストリープ『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』【助演男優賞】クリストファー・プラマー『人生はビギナーズ』【助演女優賞】オクタビア・スペンサー『ヘルプ心がつなぐストーリー』【脚本賞】『ミッドナイト・イン・パリ』【脚色賞】『ファミリー・ツリー』【撮影賞】『ヒューゴの不思議な発明』【編集賞】『ドラゴン・タトゥーの女』【美術賞】『ヒューゴの不思議な発明』【衣装デザイン賞】『アーティスト』【メイクアップ賞】『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』【視覚効果賞】『ヒューゴの不思議な発明』【録音賞】『ヒューゴの不思議な発明』【音響編集賞】『ヒューゴの不思議な発明』【作曲賞】『アーティスト』【歌曲賞】“Man or Muppet”『マペッツ』【長編アニメ映画賞】『ランゴ』【外国語映画賞】『別離』(イラン)【長編ドキュメンタリー賞】『UNDERFEATED(原題)』【短編ドキュメンタリー賞】『SAVING FACE(原題)』【短編実写映画賞】『THE SHORE(原題)』【短編アニメ賞】『THE FANTASIC FLYING BOOKS OF MR.MORRIS LESSMORE(原題)』
2012年02月27日第84回アカデミー賞の俳優部門は、主演男優賞に『アーティスト』のジャン・デュジャルダン、主演女優賞に『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のメリル・ストリープ、助演男優賞に『人生はビギナーズ』のクリストファー・プラマー、助演女優賞に『ヘルプ心がつなぐストーリー』のオクタビア・スペンサーが選ばれた。その他の写真本年度の授賞式の中で、最も会場が一体感に包まれたのは、史上最年長でオスカーを手したクリストファー・プラマーの受賞を観客が祝福した時間帯だったのではないだろうか。プラマーは1929年生まれのカナダ人俳優。舞台やテレビなどでも活躍しながら『サウンド・オブ・ミュージック』『シリアナ』『終着駅 トルストイ最後の旅』などで重厚な演技を披露。『カールじいさんの空飛ぶ家』では、カールじいさんに対峙する元冒険家の声を演じるなど、現在もハリウッド映画の最前線で活躍しているため、決して“功労賞”ではなく、『人生はビギナーズ』の演技に対しておくられたものと考えてよさそうだ。また主演女優賞は、これまでに17回の候補入りを果たし“オスカー常連”と称されているメリル・ストリープが『クレイマー、クレイマー』『ソフィーの選択』に続いて3度目の受賞を果たした。その一方で『アーティスト』のジャン・デュジャルダンと、『ヘルプ…』のオクタビア・スペンサーは共に初ノミネートで初受賞。ふたりともハリウッド映画出演経験の多い俳優ではないが、その演技が多くのアカデミー協会員の評価を集めたようだ。■第84回アカデミー賞受賞【主演男優賞】ジャン・デュジャルダン『アーティスト』【主演女優賞】メリル・ストリープ『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』【助演男優賞】クリストファー・プラマー『人生はビギナーズ』【助演女優賞】オクタビア・スペンサー『ヘルプ心がつなぐストーリー』
2012年02月27日第84回アカデミー賞、ラストを飾るのはもちろん作品賞!今年の最高栄誉を手にしたのは…『アーティスト』!最多3冠を獲得したゴールデン・グローブ賞を始め、英国アカデミー賞でも最多7冠と、映画賞レースの前哨戦で圧倒的な強さを見せてきた『アーティスト』。サイレント映画がアカデミー賞作品賞を受賞するのは第1回アカデミー賞受賞作『つばさ』(’27)以来の快挙、さらにフランス映画としては史上初の快挙となる。一騎打ちが囁かれていたマーティン・スコセッシ監督作『ヒューゴの不思議な発明』とは、「映画へのオマージュ対決」として注目されていたが、フランスから送られたハリウッド映画への“愛”に軍配が上がった。喜びのステージ上には、スタッフ&キャスト、そして犬のアギーの姿も!製作のトマ・ラングマンは「心の底からありがとうと言いたいです。誰でも欲しがる、夢のような賞を我々にいただけたのは、映画へトリビュートできる機会をいただけたからです」とコメント。続いて、ミシェル・アザナヴィシウス監督はまず早朝のフランスにいる子供たちに向かって「『こんにちは』と言いたいです。30分後に寝てくださいね(笑)」とお茶目なコメント。さらに、「ビリー・ワイルダーとビリー・ワイルダーとビリー・ワイルダー、この3人に感謝をしたいと思います!」と“映画愛”を叫ぶと、会場からは惜しみない拍手と歓声が送られた。特集:第84回アカデミー賞■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPASアーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!【アカデミー賞】ジャン・デュジャルダン、フランス人初の主演男優賞を受賞!
2012年02月27日アカデミー賞の華とも言うべき主演女優賞。第84回の主演女優賞に輝いたのは、『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』のメリル・ストリープ!プレゼンターとして登場したのは、昨年の主演男優賞受賞者のコリン・ファレル。候補者一人ひとりにラブコールを送っていた。そして、メリル・ストリープの名前が呼ばれると、会場にいる人すべてがスタンディング・オベーションでこの大女優に最大の称賛を贈り、改めて彼女に対するリスペクトと愛が証明された瞬間となった。今回のオスカーノミネートで史上最多の17回目のノミネートとなったメリル。1979年に『クレイマー、クレイマー』で最優秀助演女優賞、1982年に『ソフィーの選択』で最優秀主演女優賞を受賞しているが、残りの14回は涙をのんでいた。3度目の受賞をもたらした『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』では英国初の女性首相マーガレット・サッチャーを“本人そっくり”と言われるほどに見事に演じている。オスカー像に負けぬ輝きを放つゴールドのドレスで堂々の登場を果たしたメリルは、「アメリカ中の半分くらいが『また?』と言ってると思いますが、どうでもいいです(笑)」と軽妙な挨拶で沸かせ、最愛の夫に向かって「私にとって一番大事なことを与え、教えてくれたのはあなたです」と一番最初に感謝。37年に及ぶ女優人生をふり返り、「私の同僚のみんな、友人のみんなを本当に光栄に思います。ここを見渡すと、私の人生を目の当たりにしているようです。本当に大事なのは友情、愛、そして喜びです。これまで一緒に映画を作ってきてくれたみなさん、本当にありがとう」と並々ならぬ思いを口にし、会場に感動をもたらした。特集:第84回アカデミー賞 Vejar / © A.M.P.A.S.■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPASマーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】ジャン・デュジャルダン、フランス人初の主演男優賞を受賞!
2012年02月27日メリル・ストリープが圧倒的な演技力で演じ切る<鉄の女>マーガレット・サッチャーの栄光と挫折を描く人間ドラマ『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』。本日発表の米国アカデミー賞にて、主演メリル・ストリープが実に29年ぶりの自身オスカー3度目の受賞となる主演女優賞を受賞し、メイクアップ賞とW受賞となった。第69回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞、第65回英国アカデミー賞主演女優賞、第62回ベルリン国際映画祭名誉金熊賞、そしてこの度の受賞で益々勢いを増すメリル・ストリープ、3月上旬にはメリル&フィリダ・ロイド監督が来日してのプレミア試写会舞台挨拶+来日記者会見も予定している。作品情報『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』監督:フィリダ・ロイド『マンマ・ミーア!』出演:メリル・ストリープ、ジム・ブロードベント配給:GAGA(c)2011 Pathé Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.
2012年02月27日いよいよ佳境に入ってきた今年のアカデミー賞授賞式。監督賞に続き、『アーティストの』のジャン・デュジャルダンが栄えある主演男優賞を獲得した。トーキーへの移行期を迎えるハリウッドの黄金時代を舞台に、映画産業の変革により没落していくスター俳優を見事に演じているジャン。これまでの賞レースも含め、下馬評でも受賞を有力視されてきたが、今回の受賞でフランス人の俳優としては初の主演男優賞受賞、さらに母国語が英語でない受賞者としても『ライフ・イズ・ビューティフル』(’97)のイタリア人俳優ロベルト・ベニーニ以来の受賞となる快挙を果たした。壇上に上がるやガッツポーズを見せ、「この国が大好きです」と挨拶したジャン。劇中では声なき声を見事に表現しているが、「声にするなら…メルシー・ボクー!(ありがとう)」と叫び、フランス語でこの上ない喜びを露にした。特集:第84回アカデミー賞 Ikei / ©A.M.P.A.S.■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPASアーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!
2012年02月27日続々と授賞が発表されている本年度アカデミー賞。栄えある監督賞を手にしたのは『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督!最有力視されてきた巨匠、マーティン・スコセッシ監督は受賞を逃した。トーキーへの移行期を迎えるハリウッドの黄金時代を舞台に、白黒のサイレントで描いた異色ラブストーリー。錚々たる巨匠を押しのけて初の快挙を果たしたアザナヴィシウス監督は、「世界一幸せの監督です」と喜びを露にし、キャスト&スタッフに感謝。さらに「(出演の)犬のアギーにも感謝してます。私の言うことは理解できないと思いますが…(笑)。映画にも感謝しています。この作品は喜びをもたらしてくれる映画だと思います」と改めて映画に対する愛を語った。特集:第84回アカデミー賞■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!
2012年02月27日第84回アカデミー賞授賞式で、『人生はビギナーズ』のクリストファー・プラマーが助演男優賞を獲得した。マイク・ミルズの実体験を基に、晩年に突然ゲイであることをカミングアウトする父親と息子の愛と人生の再スタートを描いた本作。クリストファーは、自身に正直に自由を謳歌する父親をユーモアたっぷりに演じている。現在82歳、その俳優歴は半世紀以上にのぼる大御所中の大御所。『サウンド・オブ・ミュージック』(’64)のトラップ大佐役など数々の作品で名演を見せてきた彼だが、意外にもオスカーノミネートは2009年の『終着駅-トルストイ最後の旅-』が初めてで、今回の受賞は同賞において最高齢での初受賞となった。今回の助演男優賞部門は、同い年のマックス・フォン・シドー(『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』)や、ニック・ノルティ(『Warrior』)などベテラン勢が揃ったが、クリストファーがこれまでの映画賞レースと順当の強さを見せた。手にした金のオスカー像に向かって「あなたは私より2歳しか年上じゃないんだね。母の種にいたときからこのスピーチを予定してました」と冗談を飛ばすや、ほかの候補者に称賛を贈り「(共演の)ユアン・マクレガーとこの賞を共有したい」と語った。特集:第84回アカデミー賞 Harbaugh / ©A.M.P.A.S.■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS人生はビギナーズ 2012年2月4日より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Beginners Movie, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!
2012年02月27日第84回アカデミー賞オリジナル脚本賞に『ミッドナイト・イン・パリ』、脚色賞には『ファミリー・ツリー』が授与された。プレゼンターのアンジェリーナ・ジョリーは、足元の大きく開いたセクシーなドレスで登場、受賞者の名前を読み上げた。まず、共同脚本も務めた『ファミリー・ツリー』のアレクサンダー・ペイン監督は「保育園を休んで映画に連れて行ってくれてありがとう」と自身の少年時代をふり返り、母親に感謝を述べた。『ミッドナイト・イン・パリ』のウディ・アレン監督はこの日は欠席した。『ファミリー・ツリー』、『ミッドナイト・イン・パリ』、2作ともにここにきて初受賞となった。特集:第84回アカデミー賞■関連作品:ミッドナイト・イン・パリ 2012年初夏、新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開© 2011 Mediaproducción, S.L.U., Versátil Cinema, S.L. and Gravier Productions, Inc.ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!
2012年02月27日今年はクリス・ロックがプレゼンターとして登場し、発表された長編アニメ映画賞。その栄冠に輝いたのは『ランゴ』!オスカー常連のディズニー/ピクサー作品がノミネーションに不在の今年、ドリームワークス作品の健闘が目立つなか、見事勝利を手にした『ランゴ』。ジョニー・デップを始め、キャストのモーション・キャプチャを最大限に駆使した傑作アニメーションである。また、長編ドキュメンタリー賞は『Undefeated』(原題)に授与された。特集:第84回アカデミー賞■関連作品:ランゴ 2011年10月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 Paramount Pictures. All Rights Reserved.第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!
2012年02月27日第84回アカデミー賞授賞式で、助演女優賞に『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』のオクタヴィア・スペンサーが輝いた。1960年代のアメリカ南部の町を舞台に、作家を目指す一人の若き白人女性と黒人メイドが手を取り黒人差別の実態を本にしたため世に訴えていく姿を描いた感動作。オクタヴィアは、料理上手でパワフルな黒人メイド、ミニーを演じる。アカデミー賞俳優部門のゆくえを占う第18回全米映画俳優組合賞では共演のヴィオラ・デイヴィスと並んで受賞を果たしていたオクタヴィア。プレゼンターとして登場したクリスチャン・ベイルに呼ばれると、涙を浮かべ、家族全員への感謝の言葉を述べ「あらゆる人に感謝したい」と喜びのスピーチを見せた。特集:第84回アカデミー賞■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPASヘルプ~心がつなぐストーリー~ 2012年3月31日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!
2012年02月27日モーガン・フリーマンのスピーチで幕を開けた第84回アカデミー賞。9回目の授賞式司会を務めるビリー・クリスタルによる笑いあふれる歌のパフォーマンスと各作品のパロディ映像で会場を一気にヒートアップさせた。まず最初のプレゼンターとして紹介されたのは、トム・ハンクス。彼の口からまず最初に発表された撮影賞は、『ヒューゴの不思議な発明』に。続く撮影賞も『ヒューゴの不思議な発明』が受賞し、早くも同作が2冠を獲得した。特集:第84回アカデミー賞■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPASヒューゴの不思議な発明 2012年3月1日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!
2012年02月27日第84回アカデミー賞。続いてプレゼンターとして紹介されたのは、キャメロン・ディアスとジェニファー・ロペス。それぞれホワイトとシルバーの美しいドレスで登場し、会場を魅了した。2人が発表したのは、女性はもちろん、俳優が役作りをするうえで重要な、衣裳デザイン賞とメイクアップ賞。衣裳デザイン賞は白黒のサイレント映画『アーティスト』、そしてメイクアップ賞はメリル・ストリープ主演の『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』に授与された。特集:第84回アカデミー賞■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPASマーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.アーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!
2012年02月27日マーク・ウォールバーグが、まもなく発表予定の第84回アカデミー賞の授賞結果を「もう知っている」と話したことが物議を醸している。授賞式当日にはフランスのパリに滞在予定で式には出席しないマークだが、ニュースサイト「The Huffington Post UK」の取材に、「最優秀作品賞は『アーティスト』、最優秀男優賞はジャン・デュジャルダン(『アーティスト』)が獲るよ」と明言。「誰に獲ってほしいかを話してるんじゃない。誰が勝つかを知ってるんだ」と話した。なぜ発表前の結果を知り得たのかを尋ねられると、「プライスウォーターハウス(PwC)に友達がいるから」と答えている。PwCはアカデミー賞の投票管理を1934年の第1回授賞式以来ずっと務めており、本年度は今月1日に映画芸術科学アカデミー会員に最終投票用紙を発送、21日までに返送された結果を2人の担当者が集計。授賞式前に結果を知っているのは、この2人だけだ。マークによれば、本年度の授賞結果は、最優秀主演女優賞は『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』のヴィオラ・デイヴィスで最優秀助演女優賞も同作のオクタイヴィア・スペンサー。「クリストファー・プラマー(『人生はビギナーズ』)が最優秀助演男優賞を獲る。『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』が音響編集賞で、『ヒューゴの不思議な発明』は衣裳、美術、撮影賞を獲る」と語っている。果たして授賞結果はマークの予言通りになるだろうか?彼が挙げたのは下馬評で本命視された候補ばかりなので、すべて的中もあり得るが、映画芸術科学アカデミーとPwCの78年にわたる信頼関係にひびが入りかねない問題発言だ。(text:Yuki Tominaga)© Theodore Wood/Camera Press/AFLO■関連作品:トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 2011年7月29日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© TR3ヒューゴの不思議な発明 2012年3月1日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.人生はビギナーズ 2012年2月4日より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Beginners Movie, LLC. All Rights Reserved.ヘルプ~心がつなぐストーリー~ 2012年3月31日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.アーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!
2012年02月27日封建的な男社会に風穴を開け、国内はもとより世界にその強大なリーダーシップを知らしめた、英国初にして唯一の女性首相マーガレット・サッチャー。3月16日(金)より公開される『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』では、“鉄の女”と呼ばれた彼女の、ひとりの妻として、母としての顔を描き出している。演じたメリル・ストリープも「素晴らしい関係」と語るマーガレットと生涯彼女を支え続けた夫・デニスの愛とはどんなものだったのか?その若き日々を映しだした本編の一部が、メリルの心温まるコメントと共に到着した。1925年に雑貨商の家に生まれたマーガレットは、父の影響で政治家を志し、25歳にして初の下院議員選挙に挑むも落選してしまう。落選で失意の淵にいた彼女にプロポーズしたのが、その後生涯を共にすることになる心優しき事業家、デニス・サッチャー。野心に燃えるマーガレットをデニスは寛容に受け入れ、一国の首相となる妻を支えていく――。若き日のマーガレット・サッチャーを演じるのはアレキサンドラ・ローチ。メリルは「彼女のかわいい上を向いた鼻を私の鼻みたいにしようなんて話もあった(笑)」と冗談を交えながら、彼女に「勇気のある素敵な女優」と称賛を贈る。今回届いた映像は、そんな彼女に対してハリー・ロイドが演じるデニスが運命のプロポーズをするシーン。喜びのあまり涙を流し震えるマーガレットと、優しく手を差し出すデニスの姿が感動を誘う。さらにその後、手を取りあい「Shall We Dance?」を踊り、2人が人生の新たなる一歩を踏み出す姿が描かれる。現在は認知症を患い、夫が既に他界したことも忘れるようになったマーガレット。彼女がふり返る“妻”としての日々とは――。想像を巡らせながら、この若き日の一組の夫婦の愛を感じてみては?『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』は3月16日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:マーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.■関連記事:メリル・ストリープ来日!『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』ジャパン・プレミアに20組40名様ご招待メリル・ストリープとジュリア・ロバーツがトニー賞受賞舞台の映画化で初共演家では怖いママ?メリル・ストリープ、ベルリン映画祭にて名誉金熊賞を授与第65回英国アカデミー賞発表、『アーティスト』が作品賞ほか7冠で圧勝!メリル・ストリープ圧巻の演技!『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』試写会に10組20名様ご招待
2012年02月22日『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』で本年度アカデミー賞主演女優賞候補になっているメリル・ストリープとジュリア・ロバーツが初共演する映画の製作が正式決定した。ピューリッツァー賞とトニー賞作品賞を受賞したトレイシー・レッツ作の舞台「August:Osage County」(原題)の映画化で、ワインスタイン・カンパニーが製作。監督は「ER 緊急救命室」、「ザ・ホワイトハウス」などTVで活躍し、ベン・アフレック主演の『カンパニー・メン』で長編映画監督デビューを飾ったジョン・ウェルズが務める。オクラホマ州オーセージ郡に暮らす母親失格の女性と、実家に里帰りする彼女の娘たちの物語は、それぞれが問題を抱えて壊れた家族の姿を通して現代アメリカ社会の問題をも描き出す。メリルが麻薬中毒の母親・ヴァイオレットを、ジュリアは強情で頭の固い長女・バーバラを演じる。ジュリアは「『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』でメリル・ストリープの素晴らしい演技を見て、彼女との共演がますます楽しみになり、一緒に仕事できることが誇らしくなりました」とコメントを発表。ワインスタイン・カンパニーは今秋からの製作開始を目指している。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:マーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.■関連記事:家では怖いママ?メリル・ストリープ、ベルリン映画祭にて名誉金熊賞を授与第65回英国アカデミー賞発表、『アーティスト』が作品賞ほか7冠で圧勝!メリル・ストリープ圧巻の演技!『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』試写会に10組20名様ご招待【ハリウッドより愛をこめて】“笑い”でオスカー助演俳優部門を席巻する、注目の2人いよいよ決戦!アカデミー賞候補発表『ヒューゴ』VS『アーティスト』の一騎打ち?
2012年02月20日『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』で英国初の女性首相、マーガレット・サッチャーを本人そっくりに演じ、第69回ゴールデン・グローブ賞に続き、先日発表された第65回英国アカデミー賞でも主演女優賞を獲得したメリル・ストリープ。銀幕デビューから30余年にわたり映画界の第一線に立つ彼女が、ドラマティックなものからコメディまで幅広い役をこなす類まれなる多才な女優であり映画界への貢献が非常に高いことを評され、現在開幕中の第62回ベルリン国際映画祭にて名誉金熊賞を授与した。世界に多大な影響をもたらし、その強力なリーダーシップから“鉄の女”と呼ばれたサッチャー元英国首相の知られざる妻として、母として、そして一人の女性としての生き様が多くの女性の共感を呼ぶ本作。メリル自身も女優としてのみならず、4人の子供の母親としての顔も知られており、まさに女性にとっては憧れの存在。そんな彼女へのお祝いの挨拶にこの日駆けつけたのは、俳優のジェイク・ギレンホール。ジェイクはメリルの息子の同級生で、「13歳の頃、自宅で遊んでいたときはすごく怖いメリル・ママだった」と暴露し、会場を沸かせた。それを受けてメリルもジェイクと息子とのエピソードを披露し、母親としての一面をのぞかせた。さらに、メリルは劇中のサッチャーのように人生をふり返り「これまでの人生を、これまで自分を支えてくれた人全てに感謝したい」と語り、本作の監督フィリダ・ロイドや共演のジム・ブロードベントにも感謝の言葉を送った。そして大歓声が沸く中、メリルはトロフィーを授与。興奮冷めやらぬ中、本作の上映会が幕を開けた。主演女優賞のゆくえが注目される第84回アカデミー賞の結果発表(2月27日)ののち、本作を引っさげ3月上旬に来日を予定しているメリル。世界中の映画ファンを魅了し続ける彼女の快進撃はまだまだ続きそうだ。『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』は3月16日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。© Andreas Rentz /Getty Images■関連作品:マーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.第62回ベルリン国際映画祭 [映画祭]■関連記事:第65回英国アカデミー賞発表、『アーティスト』が作品賞ほか7冠で圧勝!メリル・ストリープ圧巻の演技!『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』試写会に10組20名様ご招待【ハリウッドより愛をこめて】“笑い”でオスカー助演俳優部門を席巻する、注目の2人いよいよ決戦!アカデミー賞候補発表『ヒューゴ』VS『アーティスト』の一騎打ち?オスカー獲得に注目集まるメリル・ストリープ、最新主演作を引っさげ来日決定!
2012年02月16日みなさん、こんにちは!先週24日(現地時間)に発表された本年度アカデミー賞のノミネーションを見たり聞いたりしている方も多いかと思います。私も当日はWOWOWでの取材のため、発表会場を訪れていましたが、そこでは様々なサプライズがありました。まず一つ目の驚きでみんなの注目の的となっていたのが、レオナルド・ディカプリオのまさかの主演男優賞候補の落選です。クリント・イーストウッド監督作『J・エドガー』での渾身の演技から、候補入りを確信していた人たちにとってはまさかの結果でした。また、主演女優賞ノミネートにグレン・クローズ(嬉しい!)が候補入りしたのも驚きでした。その一席には、ティルダ・スウィントン(『少年は残酷な弓を射る』)かシャーリーズ・セロン(『ヤング≒アダルト』)が選出されることが有力視されていました。そして、おそらく最も驚きだったのは、マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』が11部門で最多ノミネートを果たしたということでしょう。それまでの映画賞レースを制してきた『アーティスト』は、10部門ノミネートにとどまりました。日本の映画ファンのみなさんにとっておそらく驚きだったのが、この2人のノミネートではないでしょうか?助演女優賞にノミネートされたメリッサ・マッカーシー(『Bridesmaids』<原題>/上写真右)と、助演男優賞にノミネートされたジョナ・ヒル(『マネーボール』/上写真左)です。アメリカでは驚きでも何でもない選出なのですが、この2人の昨年の活躍には目を見張るものがありました。『Bridesmaids』は昨年最もヒットした映画の一本であるし、観た人に聞けば全員、メリッサがベストパートを演じていたと言うでしょう。彼女は本作に加えて、アメリカの人気コメディ番組「Mike and Molly」にも出演しており、数々の賞を獲得しています。一方、ジョナ・ヒルは『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(’07)を始めとした数々の大作に出演する、いまハリウッドで最もホットな若手コメディアンの一人。彼は最近、大幅な減量に成功したのですが、これでジョージ・クルーニーやブラッド・ピットから主演男優賞を略奪できるかもと冗談を飛ばしているのだとか!とにかく、メリッサとジョナの2人はいま最も勢いに乗る注目スターなので、アカデミーが彼らを選出するのも全く不思議ではないのです。さて、こうして候補作を見ると、ある傾向が見えてきます。作品賞での一騎打ちが予想されるこの2作は映画作りへのオマージュを捧げています。片や、アメリカの巨匠マーティン・スコセッシの『ヒューゴの不思議な発明』ではフランス映画にオマージュを捧げていますし、フランスの若手監督ミシェル・アザナヴィシウスが手がけた『アーティスト』は往年のアメリカ映画にオマージュを捧げています。この2作に加えて、作品賞部門にノミネートされた映画には、“フランス・パリ”に縁ある作品が多く集まりました。ウディ・アレン監督作『ミッドナイト・イン・パリ』とスティーヴン・スピルバーグ監督作『戦火の馬』は2作共にフランスで撮影されています(『戦火の馬』は一部)。このほかに関心が集まるのは、男優・女優同士の戦いでしょう。主演男優賞部門では、親愛なるジョージ・クルーニーとブラッド・ピットがバトルを繰り広げますし(個人的には、ジョージが勝つと思いますが)、主演女優賞部門では、一方はハリウッドにおける、一方は政治における歴史的人物を演じた2人の素晴らしい女優が勝負を賭けます。その2人とはご存知の通り、『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』のメリル・ストリープと『マリリン7日間の恋』のミシェル・ウィリアムズです。こちらの女優勝負では、私はメリル・ストリープが勝利するのでは、と予想しています。これまで何度も賞レースを制してきたと思われているメリルですが、実際に栄冠を手にしているのは2回のみ。17回もノミネートされているのですが!オスカーを獲得したのは1983年の『ソフィーの選択』以来なのです。さて、みなさんはこの賞レース、予想の準備はできていますか?今年は間違いなく混戦になりそうです!(text:Lisle Wilkerson)(原文)Hey readers! Well, by now, you have probably seen a list or maybe heard some of the nominations that came out on Tuesday, Jan. 24 (US Time).I was at the nominations event to do reports on it for WOWOW, and I must say that there were quite a few surprises.One of the biggest surprises (and one of the things that EVERYONE was talking about) was the fact that Leonardo DiCaprio was left out of the Best Actors category. Everyone that that FOR SURE he would be nominated for his extraordinary work in the Clint Eastwood film, "J. Edgar".Another big surprise was that Glenn Close got the nomination for Best Actress (which I was very happy about!!!). Many people were saying that Tilda Swinton or Charlize Theron would probably be in that slot instead.And probably the biggest surprise of all was the fact that Martin Scorsese’s film "Hugo" was the big winner in the nominations, getting ELEVEN nominations altogether!!! "The Artist", which so far has been the big movie to beat at all the awards ceremonies, received 10 nominations.There were two nominations that are probably a big surprise to Japanese movie fans...Melissa McCarthy for Best Supporting Actress (for her role in "Bridesmaids")and Jonah Hill for Best Supporting Actor (for his role in "Moneyball") . BUT for those of us here in the U.S., it isn’t really that big of a surprise at all. These two comedians/actors have had a tremendous year in 2011."Bridesmaids" was one of the biggest and best selling movies in 2011, and if you ask ANYONE, Melissa McCarthy was the best part of the film. She also stars in one of the most popular tv shows here in the U.S., "Mike and Molly", and has been winning awards for her starring role in that as well.Jonah Hill has been a big part of many big films such as "Superbad", and is currently one of the hottest young male comedians/actors in Hollywood. He also lost ALOT of weight, and has recently been jokingly telling the press that he is now ready to take the leading man roles away from George Clooney and Brad Pitt!!None the less, Melissa McCarthy and Jonah Hill are two bright rising stars, so it is no surprise that the Academy has decided to recognize them both with a nomination for their work.Now some very interesting trends in this year’s nominees....the two films that will probably be battling it out for "Best Picture" are BOTH homages to making movies. "Hugo", which is directed by veteran American director Martin Scorsese, pays homage to French films. And "The Artist", which is directed by a young French director, Michel Hazanavicius, pays tribute to American movies.This year in the "Best Picture" category, there also seems to be a bit of a theme...France/Paris. First of all you have "Hugo" and "The Artist", and you also have Woody Allen’s "Midnight in Paris" and Steven Spielberg’s "War Horse", which both take place in France (just part of "War Horse" does).Another interesting thing about the nominees is that this year BFFs (Best Friends) George Clooney and Brad Pitt are competing against each other for "Best Actor"(In my opinion, George Clooney will win this award).And in Best Actress you have two incredible actresses who are nominated for "Best Actress" for playing historical icons, one a Hollywood icon, and the other an icon in politics.Of course I am talking about Meryl Streep for her role in "The Iron Woman", and Michelle Williams for her role in "My Week with Marilyn". For this category, I have a feeling that Meryl Streep will win. Many people think that Meryl has won many times, but in actuality she has only won TWICE. Even though she has been nominated 17 times!!! And the last time she won an Oscar was in 1983 for her role in "Sophie’s Choice".So readers, have you already started predicting who YOU think will win? I must say that this year it is VERY hard to predict!!!© AP/AFLO© ロイター/AFLO■関連作品:Bridesmaids (原題)© 2011 Universal Picturesヤング≒アダルト 2012年2月25日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures and Mercury Productions, LLC. All Rights Reserved.少年は残酷な弓を射る 2012年6月、TOHOシネマズ シャンテにて公開© UK Film Council / BBC / Independent Film Productions 2010アルバート・ノッブス© Morrison Films / Chrysalis Films 2011 マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.マーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox戦火の馬 2012年3月2日より全国にて公開© Dream Works II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.ミッドナイト・イン・パリ 2012年初夏、新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開© 2011 Mediaproducción, S.L.U., Versátil Cinema, S.L. and Gravier Productions, Inc.ヒューゴの不思議な発明 2012年3月1日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.アーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS■関連記事:ミシェル・ウィリアムズが選ぶ、勝負服は?注目すべきアカデミー賞ファッション人間以上にバトル過熱化?巨匠&名優が擁立する、アカデミー賞級の“犬”たち『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』がSAG賞を席巻!3部門を制覇鬼才デヴィット・フィンチャー、オスカー候補女優を「パーフェクト!」とベタ褒め『アーティスト』快進撃はさらに続く!監督協会賞も受賞し、オスカーに王手
2012年01月31日みんな大好き学園ドラマ「glee/グリー」の撮影現場に潜入!2か月にわたってお届けしてきた「glee/グリー」特集の最後を飾っていただくのは、スー・シルベスター役のジェーン・リンチです。鬼教師としてグリー部に様々な試練を与えながらも、グリー部のことがちょっと好き?なスー先生。「複雑なキャラクターだからこそ、演じるのが楽しいのよ」と微笑むジェーンに、まずはスー先生について語っていただきました。「彼女は悪くなろうと思って悪役になっているわけじゃない。本来は優しい気持ちの持ち主なんだけど、意地悪になることによって優しさを守っているの。そういった気質や家族の事情から戦士にならなければいけないと心に決めた彼女は、自分にとっての軍服であるジャージを毎日着ている。“戦士”だからこそ、争い事が見つからない場合は自分で争い事を作り出してしまうのよね。それに、彼女は危険人物なわけではなく、あくまでも馬鹿げた人間(笑)。彼女の世界観は異様なものなの。そんな彼女が包み隠さず言うようなことを、人々は“自分も言えたらいいのに”と願っている。間違っていることもあるけど、それがスー・シルベスターなのよ」。「ジャージは大好きだし、着心地がとってもいいから毎日着ていたいくらいよ」という定番服のジャージを脱ぎ、シーズン1の第15話ではマドンナの「ヴォーグ」を披露して大好評。「『glee/グリー』の中でもっとブルース・スプリングスティーンの曲を取り上げてほしいわ。いま居るところから飛び出したいと切望しながらも、大きくて苛酷な外の世界に対して恐れや不安を抱く若者の心情に触れているところが、彼の曲にも私たちの番組にも共通していると思うから」とも提案するジェーンですが、今後パフォーマンスしてみたい曲は?「あまり自分のパフォーマンスについて考えたことはないんだけど…、ジョニ・ミッチェルなんて素晴らしいと思うわ。彼女の曲には、スーの不安や切望に通じる内容のものがたくさんあるから」。スー・シルベスターの力強さを持ちながら、スーとは異なるエレガントなたたずまいで取材陣を魅了するジェーン。ウィットに富んだコメントも魅力的な彼女に、自身が注目する共演者をこっそり聞きました。「特定の1人の名前を挙げるのはためらわれるか?名前を挙げなくたって侮辱することにはならないし、何も心配なんかしないわよ!(笑)」と雄々しく(?)宣言するジェーンが名前を挙げたその人は…?「クリス・コルファー(カート役)はとてもとても興味深い若者だと思う。私は彼の成長ぶりに感心しているの。18歳で番組に出演し始めた彼は、メディアが彼にスポットライトを当てる中、少年から大人の男性に成長していった。そんな彼が自ら仕事を開拓していく姿勢が私は好き。脚本家でもある彼は、自分で脚本を書いた映画に出演したばかりなの。それに、私はほかの子たちが突然有名になった現実にどう対処してきたかについても本当に感心させられているわ。彼らは有名人である前に役者であり、この仕事を愛しているのよ」。そう語るジェーン自身も、役者という仕事をこよなく愛するひとり。「私はずっと女優になりたかったの。人生の中で女優になりたいと思っていなかった時期はないわ」と断言します。「どうしても女優になりたくて、自分が成功していないときもずっと女優でい続けたの。役者の仕事さえしていれば、成功している感覚でいられた。だから、自分自身をインスピレーションにしていたようなものね(笑)。もちろん、実際に影響を受けた女優も大勢いて、ジェニファー・ソーンダースやメリル・ストリープは何と言っても外せない存在。最近のお気に入りは『Bridesmaids』や『Mike&Molly』のメリッサ・マッカーシーね。彼女たちは怖いもの知らずで大胆不敵で、たとえ失敗したとしても拍手を送らずにはいられないほどなの」。さらに、「スーという役は女優としての自分を奮い立たせるチャレンジングなもの」とも。「スーは複数の文章をコンマやセミコロン、ハイフンでつなぎ合わせたような文章を話したり、相手を対話に招き入れようとせず一人芝居的に話したりもするから、台詞を憶えるのすら時として困難。そういった台詞を、自分の心の内から真摯に出てきた気持ちで言わなければいけないのも難しい作業だわ。その分、やりがいがあるけどね。この番組の脚本は本当に刺激的で、常軌を逸した領域に役を連れて行ってくれる。私の役目は、それを現実的なものにすることなの。ね?自分を奮い立たせるチャレンジングな役でしょう(笑)?私はいつも『自分が一番好きな役はいま演じている役』と答えてしまうのだけど、それが本当のところだと思うわ!」「glee/グリー」に、スー先生に、女優業にたっぷりの愛情を注ぐジェーン・リンチの興味深い話が聞けたところで、残念ながら撮影現場潜入レポも終了。最後に、激写してきたスー先生の教員室も併せてご覧ください。「日本にはまだ行ったことがないから、ぜひ行ってみたいわ。私は日本食を毎日食べているのよ!」とインタビューを締めくくってくれたジェーン。「glee/グリー」キャストのみなさん、今度は日本でお待ちしております!(text:Hikaru Watanabe)© KAORI SUZUKI「glee/グリーシーズン2」DVDレンタル中<セル>「glee/グリーシーズン2DVDコレクターズBOX」価格:18,480円(税込)発売中「glee/グリーシーズン2ブルーレイBOX」価格:23,100円(税込)発売中発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン公式サイト:© 2011 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.■関連作品:glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.223大人気「glee」の舞台裏に潜入!第7回シネマカフェ的海外ドラマvol.222大人気「glee」の舞台裏に潜入!第6回シネマカフェ的海外ドラマvol.221大人気「glee」の舞台裏に潜入!第5回シネマカフェ的海外ドラマvol.220大人気「glee」の舞台裏に潜入!第4回渡辺直美、ショック!あこがれの男性はゲイだった…
2012年01月26日先日発表された第69回ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門で見事、主演女優賞に輝いたハリウッド随一の大物女優、メリル・ストリープが注目の主演作『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』を引っさげ、3月上旬に来日することがこのほど決定した。英国初の女性首相として、世界中に影響を与え続けた“鉄の女”ことマーガレット・サッチャーの知られざる、妻・母としての素顔をとらえた真実の物語。本作でサッチャーを演じるメリルについて、製作期間中からその写真がネットで公開されるや否や、英国のみならず各国で「そっくり!」、「アカデミー賞はすでに射程距離!」という声が飛び交っていた。先日獲得したゴールデン・グローブ賞に続き、24日夜に発表される第84回アカデミー賞へのノミネートも有力視されている。そんなメリルが来日するのは、2009年に大ヒットミュージカル『マンマ・ミーア!』のPRで12年ぶりの来日を果たして以来、約3年2か月ぶり、3度目。『マンマ・ミーア!』に続き、再び本作でメリルとタッグを組んだフィリダ・ロイド監督と共に来日する予定だ。前回もそのチャーミングな姿と語り口で数多くの日本人を魅了したが、今回はまた毛色の異なる自信作を引っさげ、どのようなメッセージを届けてくれるのか。また、オスカー本番後、嬉しい報告を伴っての来日となるのか、注目が集まる。『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』は3月16日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:マーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.■関連記事:ジョージ・クルーニー、G・グローブ賞主演男優賞獲得!『アーティスト』は最多3冠メリル・ストリープ、本年度ベルリン国際映画祭で金熊名誉賞を受賞オスカー史上最多ノミネートのメリル・ストリープ、未使用スピーチを本にして出版?J・クルーニー、レオ、ブラピの3大スター対決!ゴールデン・グローブ賞候補が発表
2012年01月23日『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』で英国初の女性首相マーガレット・サッチャーを演じ、本年度ゴールデン・グローブ賞主演女優賞に候補入りし、各映画賞を賑わせている大御所女優、メリル・ストリープがこのほど、2月9日(現地時間)より開催される第62回ベルリン国際映画祭にて金熊名誉賞を授与されることが発表された。アカデミー賞に史上最多の16回ノミネート、うち2度の受賞(『クレイマー、クレイマー』『ソフィーの選択』)を誇る大女優のメリル。『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』では、男社会の中で絶大なリーダーシップを発揮し“鉄の女”と呼ばれた元英国首相マーガレット・サッチャーの栄光と失墜、そして妻・母として生きる彼女の半生を熱演している。作品ごとに賞レースに名前が挙がると言っても過言ではないメリルだが、ベルリン映画祭とも縁深く幾度にもわたり同映画祭に出席しており、2006年には『めぐりあう時間たち』でジュリアン・ムーア、ニコール・キッドマンと共に銀熊賞に輝いている。今回、女優としての輝かしい功績が称えられ「ドラマティックなものからコメディまで幅広い役をこなせる、類まれなる多才な女優」として名誉賞が授与される運びとなった。なお、同映画祭ではメリルへのオマージュとして、『クレイマー、クレイマー』や『マディソン郡の橋』を始めとする彼女の主演作が特集上映されるほか、『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』の上映時に同賞の授与が行われる予定だ。年を重ねるごとにみなぎるパワーと圧倒的な存在感を見せるメリル。本作をして、しばらく遠のいていたアカデミー賞“受賞”を果たし、映画界の“鉄の女”となるか?『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』は3月16日(金)よりTOHOシネマズ 日劇にて公開。■関連作品:マーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.第62回ベルリン国際映画祭 [映画祭]■関連記事:オスカー史上最多ノミネートのメリル・ストリープ、未使用スピーチを本にして出版?J・クルーニー、レオ、ブラピの3大スター対決!ゴールデン・グローブ賞候補が発表
2012年01月04日俳優としてアカデミー賞最多ノミネート数を誇る女優メリル・ストリープが、受賞しなかったときも含めて、候補になった際は毎回受賞スピーチの原稿を用意していたことを明かし、未使用に終わったスピーチをまとめた本を出版したいと語っている。これまでアカデミー賞に16回ノミネートされ、1979年に『クレイマー、クレイマー』で最優秀助演女優賞、1982年に『ソフィーの選択』で最優秀主演女優賞を受賞しているメリルだが、残りの14回は涙をのんでいる。「でも、毎回スピーチを用意して席についているのよ。つまり14回分の未発表のスピーチがあるわけ。どれもとっても良い出来なのよ。いつか、まとめて本にしようかしら」とメリルはイギリスの映画雑誌「Empire」誌上で語った。たまに、サプライズ受賞して本当にノープランでスピーチを始めてグダグダになってしまう受賞者もいるし、たいてい受賞スピーチには「私が受賞するとは思わなかった」という一言が入るが、実際は晴れの舞台を前に何も準備しない候補者は稀ということだろう。昨年は『ジュリー&ジュリア』で主演女優賞候補になり「私はもうすっかり歳を取ったのに、彼らはまだ私を候補に挙げるのかって驚いたわ」と語るメリル。来年はイギリスのマーガレット・サッチャー元首相に扮した『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』で再度オスカー主演女優賞ノミネートは確実とうわさされている。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:マーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.■関連記事:J・クルーニー、レオ、ブラピの3大スター対決!ゴールデン・グローブ賞候補が発表
2011年12月22日英国初の女性首相で、世界史のその名を残す女性マーガレット・サッチャー女史の半生を描いた映画『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』の予告編がこのほど公開された。映画『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』予告編『マーガレット・サッチャー…』は、現段階において英国史唯一の女性首相であり、その強い信念から“鉄の女”と称されたマーガレットの栄光と、それまでにたどった苦しみと挫折、最愛の夫の存在など、政治家だけでなく妻であり、母であり、何よりひとりの女性としてのサッチャーの姿を描いた作品。幾度もオスカーを受賞してきた名女優メリル・ストリープがマーガレットを演じるほか、『アイリス』で米アカデミー助演男優賞を受賞したジム・ブロードベントらが出演する。このほど公開された予告編では、圧倒的に男性優位だった議会に女性としての乗り込んだマーガレットが“サッチャー首相”へとのぼりつめていく過程が紹介された後、政治家として活動するために支払った家庭での犠牲や軋轢、議会での対立など彼女を追いつめる困難の数々が描かれる。さらに、1982年に起こったフォークランド紛争や、労働組合制度の改革など、常に決断を迫られ、戦いを余儀なくされてきた彼女の“鉄の女”としての側面と、愛する夫と子どもたちと暮らす中で迷い、立ち止まる“ひとりの女性”としての側面が交互に登場している。これまでも『英国王のスピーチ』や『クィーン』など実在の英国人のエピソードを重厚なタッチで描いた作品は、対象とする人物の有名/無名を問わず、そのドラマ性が高い評価を受けており、本作も第69回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされたのを始め、ニューヨーク映画批評家協会賞、ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞で女優賞を受賞するなど、早くも注目が集まっている。『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』2012年3月16日(金) TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー(C)2011 Pathe Productions Limited Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.
2011年12月16日ファッション雑誌「VOGUE」誌の主催による「FASHION’S NIGHT OUT 2011」(以下、FNO)のオープニング・セレモニーが、11月5日(土)に表参道ヒルズにて開催され、アメリカ版「VOGUE」の編集長アナ・ウィンターを始め、世界各国の「VOGUE」編集長やファッションデザイナー、さらに冨永愛、土屋アンナ、TAOらカリスマモデルが一堂に会した。「ファッション、ショッピングをもっと楽しんでほしい」という願いのもとアナの呼びかけで始まった「FNO」は、昨年、一昨年と大盛況を博し、今年も例年通り9月に世界18か国で開催予定であったが、先の東日本大震災の影響を受け日本のみ11月開催の運びとなった。また、今年は3.11に沈む日本の復興支援とさらなるファッション業界の活性化を目的に、再びアナの呼びかけによりイタリア、フランス、ドイツなど世界各国の「VOGUE」編集長たち、さらには最前線で活躍する有名ブランドのトップデザイナーなど現在のファッション業界を牽引する総勢50名が日本で初集結を果たした。彼らを一目見ようと大勢の買い物客が詰めかける中、イベントの幕開けを飾ったのは、世界を股にかけて活躍するタップダンサー・熊谷和徳。故郷・仙台に捧げるダンスを披露し、喝采を浴びた。さらに、FNOアンバサダーを務める冨永さんに土屋さん、TAOさんの3人が登場。冨永さんはその長い美脚を大胆に見せるオールインワンのショートパンツスタイルに同柄のヒールで技を効かせた衣裳で、土屋さんはルージュのドレスに編み込みヘアというビビッドなスタイルで、TAOさんは金のスパンコールがあしらわれたトップスにスリットが効いたアジアンテイストの大胆なプリントのスカートを着こなすなど、三者三様の衣裳で観衆を魅了した。念願のイベント開催を迎え、FNO主催者のコンデナスト・インターナショナル会長、ジョナサン・ニューハウスは「今回は、災害に見舞われたこの国を支援するためにFNOを開催しました。震災直後から、アナ・ウィンターや渡辺三津子(日本版「VOGUE」編集長)にこのプランを実現できるように相談してきました。こうして世界各国のデザイン&ラグジュアリーに関わる友人たちを迎えられて本当に嬉しい。I LOVE JAPAN!」と喜びを語った。そして、いよいよ観衆が待ちわびた各国の編集長たちが登場すると、会場の熱気は最高潮に。中でもひと際大きな歓声で迎えられたのは、アナ・ウィンター。『プラダを来た悪魔』でメリル・ストリープ演じる“鬼編集長”のモデルとして日本でも広く知られる彼女だが、この日はグレーのセットアップスーツに大きめのサングラス、そして胸元にはピンク&ゴールドのネックレスというシックな出で立ちで登場。その後、「DIOR HOMME」や「BURBERRY」などの海外デザイナー勢、さらに「ミハラヤスヒロ」や「ツモリ・チサト」、「A BATHING APE」のNIGOなどの日本人デザイナーが登壇し、世界各国のファッション界をリードする総勢50名がステージに華を添えた。彼らを代表してアナはマイクを手にすると、「ハロー、トウキョー!」と元気に挨拶。「日本にこれて本当に良かった。3年前に私がこのイベントのためにマイケル・コース(デザイナー)と来日したときは、誰も来てくれないんじゃないかと思ってましたが、たくさんの人が足を運んでくれました。今年はさらに多くの方々がこうして集まってくれたことに本当に感謝しています。今日は存分に楽しんでいって下さい」と感謝の思いを述べ、イベント開催を祝った。FNOでは表参道、青山、原宿を中心に420店舗が参加。アパレルショップではチャリティーを目的に、FNOロゴ入りTシャツやオリジナル・バッグなどが販売され、その一部が東日本大震災の復興活動の義援金として贈られる。さらに、コスメショップなどでは特別メイクプランなども用意されており、表参道の至るところで行列ができ、「買い物を楽しんでほしい」というアナたちの思いが見事に成就された一日となった。■関連作品:プラダを着た悪魔 2006年11月18日より日比谷スカラ座ほか全国にて公開©2006 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:運命に立ち向かう男『アジャストメント』iPhoneケースを2名様プレゼントマット・デイモン主演『アジャストメント』試写会に10組20名様ご招待『ガリバー旅行記』キャスト同士でベタ褒め!「彼女はタフだよ」と言わしめたのは…20代のロマコメ・プリンセス2人が夢の共演、現在撮影快調オーウェン・ウィルソン、ジェニファー・アニストンとの共演作でスクリーンに復帰
2011年11月07日11月に突入し、年末がぐっと近づいてきましたね。ということは、アワード・シーズン本番もまもなく到来!そう、ハリウッドにとっては一年の中でも最も盛り上がってくる時期がやってきたわけですが、既に各所の映画評論やエンタテインメント誌、ウェブサイトでは、来るアカデミー賞に向けて各々が受賞を有力視する名前を発表しています。それによれば、2012年のアカデミー賞は“ビッグ・ネーム”の対決の場となりそうですよ。まず、主演男優賞の有力候補との呼び声高いのは、以下の錚々たる豪華俳優勢。ジョージ・クルーニー(『ザ・ディセンダンツ』<原題>)、ブラッド・ピット(『マネーボール』)、レオナルド・ディカプリオ(『J・エドガー』<原題>)、ゲイリー・オールドマン(『Tinker Tailor Soldier Spy』<原題>)、マット・デイモン(『ザ・ズーキーパー』<原題>)、ジャン・デュジャルダン(『The Artist』<原題>)。次に主演女優賞の有力候補として挙げられているのは次の6名のレディたち。メリル・ストリープ(『The Iron Lady』<原題>)、ミシェル・ウィリアムズ(『My Week With Marilyn』<原題>)、グレン・クローズ(『アルバート・ノッブス』)、ルーニー・マーラ(『ドラゴン・タトゥーの女』)、シャーリーズ・セロン(『Young Adult』<原題>)、ジョディ・フォスター(『Carnage』<原題>)である。さらに、監督賞ですが、こちらは“巨匠”勢と無名の新鋭監督のバトルが見られそうです。スティーヴン・スピルバーグ(『戦火の馬』)にウディ・アレン(『Midnight in Paris』<原題>)、クリント・イーストウッド(『J・エドガー』)という巨匠から、ミシェル・アザナヴィシウス(『The Artist』)、アレクサンダー・ペイン(『ザ・ディセンダンツ』)、ジョージ・クルーニー(『The Ides of March』<原題>)まで、こちらも錚々たる名前が挙がっています。そして、栄えある作品賞についてはいまのところ、『The Artist』と『ザ・ディセンダンツ』の候補入りが確実視されていますが、そのほかにも『戦火の馬』に『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』、『マネーボール』、『J・エドガー』、『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』、『Midnight in Paris』、『And possibly』(原題)といった作品が名を連ねています。ここに挙げた作品について、詳しい内容を知らない方がほとんどかと思いますが、ご心配なく。まだアメリカでもほとんどの作品がこれからの公開なのですから、また評価も変わってくるのかもしれませんが、これまでの“評論”によれば、ここに挙げた作品がどうやら有力そう。次回のコラムでは、この有力作品たちについて深堀りしていきたいと思っていますので、お見逃しなく!(text:Lisle Wilkerson)(英語原文)Well, everyone as we get closer to the end of the year, you know what this means....AWARDS SEASON!!!!Yep, Hollywood’s favorite time of the year is right around the corner.And OF COURSE there are already various movie critics and entertainment magazines, websites that have already called out the names of who THEY think might be walking away with the Golden Statue come Oscar night.It looks like Academy Awards 2012 might just be the year of the BIG NAME nominee.For Best Actor, the nominees may include:George Clooney(The Desendants),Brad Pitt(Moneyball),Leonardo DiCaprio(J. Edgar),Gary Oldman(Tinker,Tailor, Soldier, Spy),Matt Damon(We Bought a Zoo),Jean Dujardin(The Artist).And for Best Actress:Meryl Streep (The Iron Lady),Michelle Williams(My Week With Marilyn),Glenn Close(Albert Nobbs),Rooney Mara(The Girl With The Dragon Tattoo),Charlize Theron(Young Adult),Jodie Foster(Carnage).As for best Director, it looks like it might be a mixed bag of "old time" directors" teaming up with more unknown directors.Steven Spielberg (War Horse),Woody Allen(Midnight in Paris),Clint Eastwood(J. Edgar),Michel Hazanavicius(The Artist),Alexander Payne(The Descendants),George Clooney(The Ides of March).And as for the most conveted Best Picture award....so far people seem to agree that The Artist and The Descendants will be a shoo-in for nominations.Some of the other very likely nominees will be:War Horse,Extremely Loud and Incredibly Close,Moneyball,J. Edgar,Midnight in Paris,And possibly,The Girl With The Dragon Tattoo,The Help.Now readers I am sure that you haven’t even heard of most of these films...DON"T WORRY. Most of them haven’t even been released here in the US either! However according to the "current buzz" of the film, critics are saying that these are the forerunners.In my next article I will go into more depth on some of the nominees, so STAY TUNED!!!!■関連作品:The Ides Of March (原題)戦火の馬 2012年3月、全国にて公開© Dream Works II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.J・エドガー (原題) 2012年1月28日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.アルバート・ノッブス© Morrison Films / Chrysalis Films 2011 マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開ザ・ディセンダンツ (原題) 2012年、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century FoxTinker Tailor Soldier Spy (原題)My Week With Marilyn (原題) 2012年、全国にて公開■関連記事:ジョージ・クルーニーの元カノが「私たちの関係は父と娘のようだった」と告白【TIFFレポート】仏『最強のふたり』に栄冠日本『キツツキと雨』は審査員特別賞ブラッド・ピット、誘拐され12年間奴隷として生きた男の実話を映画化、出演も6児のパパのブラッド・ピット、「まだまだ子供が欲しい」ジョージ・クルーニーが一歩リード?オスカー前哨戦の火蓋が落とされる!
2011年11月01日メリル・ストリープの娘役を演じた『マンマ・ミーア!』では明るい太陽の下で躍動し吹き替えなしで「ABBA」の歌声を響かせ、ミーガン・フォックスと共演した『ジェニファーズ・ボディ』ではミーガンの役柄と対極の内気で臆病な女子高生役と、まさに変幻自在という言葉がぴったり。作品ごとに全く異なる表情を見せるアマンダ・セイフライド。『ジュリエットからの手紙』に、グリム童話の名作を基にした『赤ずきん』と次々と話題作に出演、そのたびにまばゆいばかりの輝きを増してゆくが、そんな彼女が官能的な一面をさらけ出しているのがタイトルトールを演じた『クロエ』である。“魔性の女”という言葉だけで括れない魅力を放つ娼婦・クロエを彼女はどのように捉え、自らを変貌させていったのか――?アマンダが見つけたクロエの中に潜む“弱さ”「『ワオ!』という感じ。これまで演じたきたキャラクターと全く違って、どうやったら良いかさえ分からなかった」と最初に脚本を読んだときの印象をふり返るアマンダ。クロエは、孤独や老いへの焦燥にさいなまれる産婦人科医のキャサリンの依頼を受け、彼女の夫・デヴィッドを誘惑する。だがそれだけにとどまらず、クロエはキャサリンの心の隙につけ込み、翻弄していく。クロエとは何者なのか?アマンダはこう語る。「彼女はビジネスに関してとても賢い子なの。経験豊富だけど、まだ若いし心が傷ついている。ずっと自活してきたけれど、一度も愛した経験はないし、誰かと前向きな人間関係を持ったこともない。彼女には驚くほどの“弱さ”がある。そこが美しいわ。それに彼女にだっていいところもあるし、観客も分かってくれると思う。そういう全てが混ぜ合わさって彼女をとても興味深いキャラクターにしているの。でも演じるのはとても難しかったわ」。クロエの変貌――内面そして対外的な変化とその過程についてアマンダは「彼女の変化はキャサリンと関係している」と語りこう続ける。「キャサリンがすることは、どんな些細なことでもクロエに影響を与え、彼女の感情に付け加えられていく。クロエが経験したことのないシチュエーションなの。彼女は男性を誘惑してお金をもらってきた。でも、クロエはいままで自分がすることを誰かと分かち合ったことはなかったの。クロエにとって全てが新しい経験だわ。クロエは空想に浸り始め、その度合いがどんどん大きくなって、情熱的な執着へと変わっていくの」。ジュリアン・ムーアとの対話の中で感じた衝撃そう、アマンダの“魔性”が、リーアム・ニーソン演じるデヴィッドではなく、ジュリアン・ムーア扮するキャサリンの心を“浸食”していく、というのが大きなポイントなのだ。アマンダはジュリアンと共に、一糸まとわぬ姿での官能的なシーンを演じている。ジュリアンと単なる共演という以上の濃厚な時間を過ごしての感想を聞いてみた。「この映画に入る前はとても緊張していたの。怯えていたのよ。一緒に撮影した性的なシーンはとても難しかったわ。セックスシーンは2人とも初めてだったし、2人でクスクス笑っていたわ。幸運にも想像以上にうまくいったけれどね。ジュリアンは素晴らしい人よ。1週間と経たないうちに、彼女の周りで楽に過ごせるようになったわ。彼女はとても快活な人なの。たくさんのことを学べたわ。何が必要かをちゃんと分かっているし、近づきやすくて全然怖くない人なの」。2人の間で交わされる会話は、ある意味、セックスシーン以上に官能的と言えそうだが…。「物語を話しながらも、私はキャサリンから多くのものを聞き出そうとするけれど、自分でもそれに反応しているの。クロエの頭の中が急速に回転しているのを観客は感じると思う。でもそれはとても率直な反応だわ。クロエはキャサリンの夫に自分がしていることを話すけれど『キャサリンは興奮してる?もうやめた方がいい?しゃべり過ぎた?』って考えが渦巻いている。脚本に書かれたセリフはとても素敵で、見事だったわ。クロエは自分の力が及ぶところにキャサリンを引き留めようとしているだけなの。でもその後、2人の力関係が入れ替わる。本当に強烈だわ」。最後にクロエがたどり着くのは?彼女は何者になるのか?アマンダの考えを聞いてみた。「クロエには邪悪なところはないわ。ただ妄想癖のある、傷ついた女性なの。私は映画の最後にクロエは、どちらかと言えば、聖人になると感じたわ」。果たして彼女の示唆の意味するところは?女優アマンダ・セイフライドの実力と魅力を見せつけるのに、これ以上うってつけの役柄はないかもしれない。その無垢なる官能を堪能してほしい。特集「『クロエ』愛する人のすべてを見てみたい?」© Startraks/AFLO■関連作品:クロエ 2011年5月28日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2009 Studio Canal All Rights Reserved.■関連記事:雅子meets『クロエ』 「2人で一緒にいる空間を大切にするのが、結婚の秘訣」ジュリアン・ムーア『クロエ』インタビュー「これは私たちの人生を描いた映画なの」『赤ずきん』女性監督が証言、『トワイライト』を超える新たな“恋のジレンマ”真似してみたい『クロエ』ファッション上品&誘惑的な着こなしで男性の心を虜に?あなたは愛する人のすべてを見たい?『クロエ』“美しい髪”セットを10名様プレゼント
2011年05月30日