『シャイニング』から40年後、雪に囲まれた展望ホテルの惨劇で生き残ったダニーのその後を、ユアン・マクレガー主演で描く『ドクター・スリープ』。鬼才スタンリー・キューブリックが手掛け、現在でも語り継がれるホラー映画の金字塔の要素と、ホラーの帝王スティーヴン・キングによる原作の要素を見事なまでに融合させたのは、キング原作のNetflixオリジナル映画『ジェラルドのゲーム』でも注目されたホラー界の俊英 マイク・フラナガン。キングの著作を初めて手にしたのは小学5年生のときという、根っからのキングファンが、監督&脚本を務めた本作についてたっぷりと語ってくれた。「キューブリック版を積極的に無視し、まったく別の方向へ読者を導く」原作小説「ものすごく怖かったし、僕の世の中への見方を完全に変えてしまった」とフラナガン監督は、初めてキングの小説に触れたときのことをふり返る。「(理解するには)幼すぎたけれど、キングの作品をどんどん読み始めたんだ」と言い、「彼の小説をたくさん読むことが人生におけるひとつの指針につながった。というのは、とても怖がりの子供だった僕は、彼の小説から一瞬で勇気を奮い起こす方法を学んだからだ」。もちろん、2013年に発表された「ドクター・スリープ」の原作小説が発売された日のことも鮮明に覚えている。「キングは、キューブリックがトランス一家の背景について映画で変更した点を投げ捨て、自分の視点からだけに限ってストーリーを続けていて…。愛読者にとっては、その綱引きはじつに刺激的だった。キューブリックがあの題材から創りだしたものは、彼の作品として象徴的であり、ポップカルチャーの中、そして映画ファンとしての僕の頭の中にしっかり入りこんでいた。そのキューブリック版を積極的に無視し、まったく別の方向へ読者を導くこの小説を読んで、すごくワクワクしたよ」。そこには、映画『シャイニング』には盛り込まれなかった多くのテーマが蘇っていた。「特筆すべきは、キング自身と同じレベルの依存症に焦点を当てたことと、贖罪についても触れている点だ。僕が最初に感じたのは、『このストーリーはすごくいい』ということだった。僕は、ダニー、アブラ、ローズ・ザ・ハットという3人のキャラクターたちも大好きだ」。また、「『シャイニング』と『ドクター・スリープ』の間にある矛盾もとても気に入った」と監督は続ける。「それは、依存症と回復、迫りくる氷と炎。キングは1作目の小説から数多くのすばらしい要素を採り、それらを何かまったく新しいものの中で輝かせたんだ」。最大の挑戦――キングとキューブリックが描いた世界を融合させる「僕の中には、キングの小説を忠実なかたちで映画化すべきだという強い思いがある。それと同時に、キューブリックの映画版を崇拝する気持ちもある」と監督は力説する。「当初、自分の中のそのふたつの思いがぶつかり合っていた。でも、その両方を満足させようとするなかで、自分のためにそれをうまくやれたら、観客にも満足してもらえる作品になるんじゃないかと考えたんだ。キューブリックとキングの間の細い綱をいかに渡るかを学ぶプロセスだった。両者に敬意を払いつつ、単独の映画として成り立つ作品を作ること。僕はそれを最初から優先させた」と、絶賛を受けている本作の成功の“秘密”を打ち明ける。「共感できる俳優」ユアン・マクレガーが演じるダニー「ダニーは父ジャックと同じ問題――深刻なアルコール依存症に薬物摂取、そして暴力的な傾向――に苦しんでいる。ジャックはその特質により、呪われたホテルにとってあれほどたやすい標的にされてしまったのだが、ダニーはそれを受け継ぎ、それが彼の人生を決めてしまったんだ」と監督。ダニーは「自分自身の悪魔、強さ、弱さに対処しなければならない欠点だらけの人物であり、自分自身よりもずっと大きいストーリーの中に引き込まれてしまう人物」であり、「彼を演じるには本質的に人が共感できる俳優が必要」だったと明かす。「ユアンは、ダニーに傷ついた人間らしさをすごくもたらしてくれた。彼の演技のなかで、彼がホスピスで患者と一緒にいるシーンが僕はとても気に入っている。美しく、謙虚なんだ。僕がユアンから連想するのはそういうところだね」と語り、「しかも彼は映画史上最大級の作品に出演してきた、まさに“映画スター”なんだよ」と絶賛を惜しまない。加えて、ダニーが抱えるトラウマについても、「ダニーはずっと自分の特別な力=シャイニングに苦しめられてきた。血の海や殺人が見えたりするんだからね。シャイニングのせいで、ダニーはもろくなり、恐ろしいモノの標的にされてきた。だが今、彼はその力のおかげで、まさに命が尽きようとしている人を見て、彼らが心安らかになるために何が必要かがはっきり分かる。それは彼を苦しませてきたこの能力を完全に再解釈させるものであり、彼の人生とシャイニングに初めて目的が生まれる」と語り、「小説においてそのときが、ダニー・トランスがストーリーのヒーローとしてほんとうの意味で登場するときだった」という。キングが生んだ最強のヴィラン、ローズ・ザ・ハットその一方で、レベッカ・ファーガソンが演じたローズ・ザ・ハットは、「スティーヴン・キング小説のかたき役としては長年の中でも最高傑作のひとつ」と断言する。「彼女の体験――非常に長い年月を生きてきたこと、その間にやってきた恐ろしいこと――のどれをとっても、僕たちが心を寄せるようなものは何もない。彼女はあらゆる意味で人間離れしている」。そして、「スティーヴン・キング小説にこれまで登場した多くの悪役と比べ物にならないほどの怪物なんだが、そんな彼女にもどこか、惹きつけられるような、自信に満ちた、とてもチャーミングな側面がある」と続ける。「レベッカ・ファーガソンは僕がこれまでに会った人の中でもとりわけチャーミングな人だ。そして彼女はすばらしい悪役に何が必要かを理解していた。それは、“好かれなければならない”ということだ。恐れられたいけれど、同時に好かれないといけない」と言い、「美しく、色っぽく、人を惹きつける。それこそ彼女の狙いなんだ。彼女はその魅力を利用して人を誘い込むんだよ」というローズ役は、まさしくレベッカにぴったりだろう。また、“3つの異なるストーリーがまとまって1つの点になる”本作のもう1つの物語は、カイリー・カラン演じるアブラ。「アブラは自分のシャイニングを“不思議なパワー”と表現するんだが、彼女はそれが何かふつうではないものだとは考えてもいない。彼女とダニーは、そんなことよりももっと大きな問題のひとつを共有している。それは、それぞれの家族への愛情から、自分たちのとても大きな部分を占めているこの能力を隠す必要があると感じているということだ」。キューブリックの音を求めて、原点『シャイニング』に立ち戻るキングの原作とキューブリックの世界観を結ぶため、ときには『シャイニング』という原点に立ち戻ることも必要だったという。「キューブリックの天才ぶりが垣間見えることは『シャイニング』に多くあるが、そのひとつが音楽やサウンドデザインだった。彼は音を使って、シーンに不可解な恐怖感をもたらしていた」。その点は『ドクター・スリープ』にも、確かに受け継がれているようだ。「音の使い方のせいで観る者はどこか不安を感じる。『ドクター・スリープ』には独自のアイデンティティをもたせることが重要だったが、同時にキューブリックが作り出した感覚にも少し立ち戻りたいと考えていたんだ」。生粋のファン、監督が語るキング作品の魅力とは?さらにキングについて、「周りと違う人間、そしてその違いのせいで孤独を感じている人間の物語を綴るのが非常にうまい。彼らの究極の願いは理解され、認められること。そしてその願いこそ、自らを定義することにつながる」というフラナガン監督。「世の中に自分をさらすことには常に恐怖が伴うものだ。その恐怖は誰もが若くして学ぶことだが、キングは心の底にあるその恐怖を巧みに利用して物語を綴るんだ」と、さすが長年のファンらしい分析。本作では大人になったダニーも、その違いゆえの孤独と恐怖に立ち向かうことになる。彼は自分の人生を取り戻すことができるのか。フラナガン監督が導き出した“答え”を、スクリーンで確かめてみてほしい。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・スリープ 2019年11月29日より全国にて公開©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
2019年11月28日ホラー映画の金字塔『シャイニング』の新たな恐怖を描いた続編『ドクター・スリープ』が、11月29日(金)に日本で公開される。この度、前作で生き延びて、大人になったダニーを演じるユアン・マクレガーが、映画の核心を語る特別インタビュー映像が公開された。『シャイニング』から40年。237号室、バスタブの中の老婆、双子の姉妹、そして血のエレベーター……。 少年だったダニーが、再び恐怖に包まれた“呪われたホテル”に戻る。監督と脚本は、Netflixで配信されたスティーヴン・キング原作の『ジェラルドのゲーム』でメガホンを取ったマイク・フラナガンが務めている。今回、公開されたインタビュー映像では、マクレガーが、自身の演じた40年後のダニーについて語っている。「原作小説と脚本は“再生”について描いていると感じた。恐ろしい体験をしたダニーが、どう生きていくのかが問われる。自分がほかの人と違う“特別な力=シャイニング”をもつこととどう向き合うのか。ダニーは父と同じように、酒に逃げるようになる。しかし、それにも限界が訪れる。父は、オーバールックホテルの職に就く5~6か月前に酒を絶った。そしてダニーも酒を絶ったのち、オーバールックホテルに辿り着くことになる」と、トラウマを抱え葛藤している主人公ダニーを分析。そして、40年前に惨劇を起こした父ジャックと同じ道を歩んで“呪われたホテル”に戻ると明かしている。そのほか、マクレガーは同じ力をもつ少女アブラについて、キング史上最恐の女性ヴィランであるローズについて、そして舞台となる“呪われたホテル”についてそれぞれ語る。最後に、「スティーヴン・キングの小説『ドクター・スリープ』の映画化だ。これ以上いいアイデアはない。キングの描いた物語のおかげで、独特な映画になるだろう。もちろん映画と小説のファン両方を楽しませるため、考え抜かれて作られている」と結んでいる。『ドクター・スリープ』11月29日(金)公開
2019年11月28日オビ=ワン・ケノービ役に復帰することが決まったユアン・マクレガーが、伝説的ホラー映画『シャイニング』の正統続編にあたる『ドクター・スリープ』で主演を務めている。前作からおよそ40年。そこに受け継がれた恐怖の正体とは?ホラー映画の金字塔『シャイニング』とは?スティーブン・キングの原作をもとに、数々の名作を世に残したスタンリー・キューブリックが監督・共同脚色を手掛けたホラー映画の金字塔、それが『シャイニング』だ。公開は1980年。当時ニューズウィーク誌が「史上初の叙事詩的ホラー映画」と評し、その後も、多くの映像作家に影響を与えた。また、長年にわたりファンが議論や考察を重ねており、その奥深い恐怖と魅力が人々を虜にしている。舞台は、コロラド州の雪山に建つ展望ホテル。そこに冬季休業中の設備管理を任された小説家志望のジャック(演じたのはジャック・ニコルソン)、妻のウェンディと息子のダニーがやって来るが、閉ざされた空間で、次第にジャックは精神的に追い詰められ、内に秘めた狂気を覚醒させてしまう。逃げ場を失った母子の運命は?ダニーはシャイニング=特殊能力の持ち主『シャイニング』、そして40年後を舞台にした『ドクター・スリープ』に共通して登場するのが“シャイニング”というキーワード。本シリーズにおいては一種の特殊能力を意味しており、そのバリエーションは多種多様。実は登場人物の1人であるダニーは、このシャイニングの持ち主であり、彼の場合は、他人と言葉を介さずにコミュニケーションを取れ、さらに心の中を読んだり、かすかに未来を予見することもできるのだ。40年前、父親が巻き起こした惨劇を生き残ったダニー(ユアン・マクレガー)は、成長した後も深いトラウマに苦しみ、何より自分の特殊能力から逃れようと、深刻なアルコール依存症に陥っている。そこに訪れた、ある出会い…。過去と決別し、人生の目的を見出そうと一歩を踏み出すダニーの物語が『ドクター・スリープ』の重要なポイントである。「237号室」や「鏡」などのキーアイテム特殊能力を意味する“シャイニング”のほかにも、『シャイニング』『ドクター・スリープ』の両作品には、同じ設定やアイテムが共有されている。例えば随所に登場する<鏡>は、目の前の幻想/目を背けたい現実を両方映し出し、キャラクターが抱える不安や恐怖を同時に観客に見せつける重要なアイテム。劇中に登場する文字列「REDRUM」が、鏡に映すと「MURDER(殺人)」となる演出も見逃せない。また、惨劇の舞台となった展望ホテルの中でも、特に<237号室>には要注意!ここはある事件の舞台となった部屋で「絶対に入ってはいけない」とされている。一体何が?さらに水色のドレスを着た<双子の少女>や、大量の血液があふれ出す<エレベーター>など、象徴的なキーアイテムがどちらの作品にも登場し「40年経っても終わらない恐怖」を示唆。なお、これら一連のシーンは、スティーブン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』にてオマージュとして登場している。『シャイニング』40年後…再びあのホテルへ狂気に陥った父親ジャックによる惨劇を生き残ったダニーは40年後、生まれ持ったシャイニングに導かれ、自分に似た能力者の少女・アブラと出会う。時を同じくして、周辺では、少年少女の連続失踪事件が発生。その犯人は、同じ特殊能力を持ったカルト集団だった。アブラもターゲットだと知ったダニーは、彼女を守ろうと奮闘。そして、事件解決のカギを求めてたどり着いたのが、かつて惨劇の舞台となった雪山の展望ホテルだった…。主人公が幼少期のトラウマを克服するために、あえて恐怖に立ち向かうという姿は、日本でも大ヒットした『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』2部作にも共通しており、原作であるスティーブン・キングが描き続ける“命題”とも受け取れる。キング原作に関しては今後、『ペット・セメタリー』の再映画化版が来年1月に日本公開されることも決定。ホラー界の“キング”が、再び脚光を集めている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・スリープ 2019年11月29日より全国にて公開©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
2019年11月26日おとな向け映画ガイド今週のオススメは『すみっコ…』を含むこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明19/11/25(月)イラストレーション:高松啓二この週末に公開の作品は30本(ライブビューイングを除く)。全国のシネコンで拡大上映されるのは『ドクター・スリープ』。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が29本です。この中から、おとなの映画ファンにオススメしたい3作品と、上映中の話題の1本をご紹介します。『ドクター・スリープ』スタンリー・キューブリック監督が1980年に発表したホラーの名作『シャイニング』。リゾートホテルの冬季閉鎖中に管理人として雇われた売れない小説家ジャックが、次第に狂っていき、最後は妻と息子を襲う……。古いゴシック調のホテルの不気味さ、主演ジャック・ニコルソンの狂気、映像的にも恐ろしく、記憶に残る作品でした。これは、その続編。何とか生き残った、あの超能力=シャイニングの持ち主、ジャックの息子ダニー(ユアン・マクレガー)が、惨劇のトラウマをかかえたまま40代となり、そして因果は巡る……、というお話です。新たに登場するのは、ダニーと同じシャイニングを持つ少女アブラ(カイリー・カラン)、そして彼女のような超能力保持者を狙う謎の集団とその女ボス、ローズ・ザ・ハット(レベッカ・ファーガソン)。サイキッカーが入り乱れての超絶バトル。最終決戦の場所は……、あのホテル……です。ダニーの脳裏にやきついているさまざまなイメージや、前作とよく似た雰囲気の役者たちもでてきます。前作を映画ファンは大傑作と評価しましたが、原作者スティーブン・キングは気に入らず、自身で別にTV映像化。が、このTV版のできがいまいちで、と両巨匠の対立はいまや伝説です。キングは2013年に小説の続編を書くのですが、その映画化には、キューブリックの遺族とキングの両者を納得させる必要がある、そういうハードルを越えてきた続編です。キューブリックの『シャイニング』をリスペクトしつつ、そのファンをうならせ、『IT』などのキング信者も満足させる、その課題はクリアできるかー。『ファイティング・ファミリー』全米のCATVなどで大人気のプロレス、WWE。イギリスからひとりその世界に飛び込んだ実在の女性、リング名「ペイジ」の、異色スポ根映画です。まず、彼女の家族にびっくりします。イギリス北部の町で、レスリング・ジムを営んでいるのですが、ヘビメタのオジー・オズボーン一家みたいな、ド派手で本音まるだし、やや露悪趣味。モヒカンで髭面の親父、唇にピアスの母親、口をひらけば4文字言葉の連発です。WWEはそんな彼らのあこがれの総本山。家族の夢を背負い、ペイジはWWEのファームNXT(入門クラス)をクリアし、晴れの舞台への道を歩むのです。WWEの大スター、ドウェイン・ジョンソンが本人役で特別出演し、彼女の道をアシストするのですが、その存在感たるや圧巻です。ペイジを演じるフローレンス・ビューはレスラー役は初体験。WWEは、もちろん完全ガチンコではないにしても、体を張った試合ぶり、高度なテクニックと体力を身につけるための訓練の様子も生半可なものではありません。そんな舞台裏が覗けるのも魅力ですが、実は、ペイジを支える家族のドラマも重要な要素。『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』などの太っちょコメディアン、ニック・フロスト演じる父親を始め、本音で生きる母、家族思いで不器用な兄。やや乱暴で、そして泣かせる人情劇でもあります。Fighting with My Family(C) 2019 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC., WWE STUDIOS FINANCE CORP. AND FILM4, A DIVISION OF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.『幸福路のチー』SMAPの「あのころの未来に……」の歌詞が印象的なあの歌(『夜空ノムコウ』)を思い出しました。アメリカに暮らす現代の台湾女性が、祖母の死で久しぶりに故郷に帰り、生きてきた道を振り返る。少女から40過ぎのオトナになるまでを描いた台湾のアニメ映画です。彼女が何を考え、どんなふうに生きてきたか。そこに、台湾の現代史が織り込まれます。1975年の4月5日、国民党の蒋介石総統が亡くなった日に主人公チーは生まれます。6歳のときに、田舎から、台北郊外の「幸福路」という町に両親と引っ越し、小学校に入学。ランドセルに黄色い帽子、チーの姿はまるでちびまる子ちゃんです。いじめっ子、お金持ちの子、さまざまな事情のクラスメートがいます。仲良くなったのは駐留アメリカ軍人を父に持つ金髪のハーフ、ベティと、わんぱくなエンでした。3人は日本のアニメ『ガッチャマン』ごっこをしたり、子供ながらに真剣に夢を語りあっていました。38年も続いた戒厳令が終わり、民主化のなかで青春時代を過ごしたチー。いまは決してうまくいっていないわけではないけれど、これでよかったのだろうか……何かがちがう。人生のなかで、ふと立ち止まるとき、故郷の景色が浮かんできます。それでも日々は続きます。水彩画のような温かいタッチで、どこか我々にとっても懐かしく、心が和む作品です。首都圏は、11/29(金)からシネマカリテほかで公開。中部は、12/21(土)から三重・進富座、1/3(金)から伏見ミリオン座で公開。関西は、11/29(金)から京都シネマ、1/24(金)からテアトル梅田ほかで公開。『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』最後の一本は、上映中の作品です。いま、大変な話題になっています。実は、小学生対象のアニメと考え、ほぼスルーしていた映画でした。それが11/8に公開されると、大作映画目白押しのなか、興行ベストテンの3位に登場。2週目は動員50%増で2位に躍進する大ヒットとなりました。内容も、ぴあの初日満足度調査でもダントツの1位という評価です。『この世界の片隅に』『カメラを止めるな!』『若おかみは小学生』『愛がなんだ』などと同じように、大掛かりな宣伝ではなく、SNSなどで作品のよさが拡散した映画です。観て参りました。遅ればせながらですが、オススメ致します。「すみっコぐらし」、不勉強にも知りませんでした。リラックマやたれぱんだのような、いわゆる癒やし系のゆるキャラです。その初めての映画化。映画でも最初にキャラを紹介してくれます。ひとみしりのしろくま、自信のないぺんぎん、とんかつのはじっこ、えびふらいのしっぽ、はずかしがりやのねこ……。みな、引っ込み思案で「すみっこ」が好き。すみっこにいると、おちつくという存在たちです。その「すみっコぐらし」たちがある日、お昼にでかけた喫茶店で、世界のおとぎ話が入った飛び出す絵本を見つけます。それからは、すみっコキャラが、桃太郎やマッチ売りの少女、人魚姫といった絵本の世界と一体となっていく、冒険もあり、感動もある、ファンタジックなストーリーです。脚本は小演劇界注目の「ヨーロッパ企画」角田貴志。ナレーションは井ノ原快彦と本上まなみが担当しています。実にかわいい。映画が評判になったのは、そのかわいさと、大人も泣ける、といううわさです。私はひねくれているので、泣けませんでしたが、自称引っ込み思案なので、この「すみっこが好き」な感じはすごくわかります。全国のイオン系のシネコンで公開中です。このぶんだと、お正月まで上映されると思います。お近くに小学生の女のお子さん、またはお孫さんがおありなら、ぜひご一緒にご覧になるのをオススメします。きっと、映画のあとの会話が楽しいものになると思います。都心の映画館では、おひとりのおとなのお客さんも多いそうです。この映画を楽しむポイントは、感動とか、感激とか、あまり多くを期待しないことです。ひとりでのんびり、ぼんやり観るのが一番かも。でも人気ですからネット予約はお忘れなく。
2019年11月25日スティーヴン・キングの原作を基に、ユアン・マクレガーが壮絶な惨劇を生き延び、大人になったダニーを演じる『ドクター・スリープ』。本作では、900人の候補者から大抜擢されたカイリー・カランと、レベッカ・ファーガソンを驚愕させたジェイコブ・トレンブレイという2人の次世代子役が重要な役割を担っている。11月8日に全米で公開を迎えた本作は、米批評家サイト「Rotten Tomatoes」の観客スコアは91%を獲得(11月11日時点)。「ホラー愛好家のみではなく、あらゆるジャンルの中で今年のベスト映画の1つ」「原作本と映画『シャイニング』両方の解釈が素晴らしい」と激賞レビューが続出、すでにキング映画最高傑作の呼び声も高い。ユアン・マクレガー、大抜擢の少女に「生まれつきの才能がある」『シャイニング』から40年、ダニーの周りで起こる児童連続失踪事件を皮切りに、子どもたちの存在が重要なポイントとなる本作。今回、ダニーと同じ“シャイニング”の力を持つアブラ役に抜擢されたのがカイリー・カラン。カイリーは7歳の時からの演技経験があり、舞台を中心に活躍していたが、ここまで大きな映画作品は初めて。彼女を抜擢した経緯について、マイク・フラナガン監督は「カイリーは自ら撮影したオーディションテープで、900人ほどの候補者の中から這い上がってきた」と明かす。競演したユアン・マクレガーも「とても自然に、シーンをいろんなやり方で演じることができる。生まれつきの才能があるんだ」と語り、彼女の演技に目を見張ったという。映像作品の経験が少ないカイリーを選んだ理由について、「“シャイニング”は、ある人がもつ言葉では表現できない無形の力だと言えるが、それを彼女はもっていたんだ」と監督は語る。「オーディションは最終的に5人の候補者まで絞られたが、オーディションテープからカイリーが特別なのはわかっていたが、実際にオーディションにやってきてユアンの横に座り、ダニーとアブラが初めて会うシーンを演じたカイリーを見て、改めてふたりの間に何か深いものがあると感じたよ。そのときアブラ役は彼女しかいないと思った」と明かし、彼女がまるでアブラのように不思議な力を持っているのではと思ったとふり返った。レベッカ・ファーガソン「誰かの演技であれほどショックを受けたことはない」また、“特別な力=シャイニング”で事件を目撃したアブラが見つけた少年ブラッドリーを演じているのが、『ルーム』や『ワンダー君は太陽』で天才と呼ばれたジェイコブ・トレンブレイだ。本作でも出演時間こそ長くないものの、その存在感で共演者や製作チームを驚かせた。事件にかかわる謎の女、ローズを演じたレベッカ・ファーガソンは、目の前で彼の演技を目撃したときの興奮を「監督の『アクション!』という声が聞こえたとき、狂乱状態に入る準備をしているジェイコブが見えた。彼は過呼吸になり、叫び始めた。それを見た私は唇が震え、喉の奥につかえを感じ、涙を止めることができなかった。だからシーンの間ずっと涙を拭っているのよ。誰かの演技であれほどショックを受けたことは今まででもないわ」とふり返っている。彼の演技を目の前で“目撃”したファーガソンだけではなく、監督や製作チームもその演技に愕然、ほかの共演俳優もスタッフもその場から少し離れ、回復する時間を取らなくてはいけないほどの強烈なものだったという。物語が展開するうえでの支点となる、本作において欠かせない存在となる子どもたち。2人の次世代子役の熱演に注目してほしい。『ドクター・スリープ』は11月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・スリープ 2019年11月29日より全国にて公開©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
2019年11月22日ユアン・マクレガーが『シャイニング』で生き残り、大人になったダニーを演じる『ドクター・スリープ』。このほど、『シャイニング』のメッセージが本作に継承された瞬間を描く緊迫の本編映像が解禁された。「『ショーシャンクの空に』以来最高のスティーヴン・キング映画」など、すでにスティーヴン・キング映画最高傑作の呼び声も高い本作。今回、謎のメッセージ“REDRUM”がダニーの前に突如現れる本編映像が解禁となった。40年前の“呪われたホテル”での惨劇のトラウマを抱えたダニーは、人を避けるように暮らしている。ある日、ひとり暮らしをしている部屋の黒板に「ハロー」という文字が浮かび、その後も、他愛のないやり取りが続いていたが、眠りについたダニーは突如何かが崩れるような轟音でベッドから転がり落ちる。そしてダニーが見つめた鏡には、ひび割れた黒板に“REDRUM”の文字が。戦慄の表情を浮かべ振り返るダニーが目にしたのは、“MURDER”、“殺人”を意味する言葉だった…。実はこの言葉は、40年前に“特別な力=シャイニング”を持つダニー自身がドアに記したメッセージ。『シャイニング』では、狂気に取り憑かれた父ジャックを倉庫に閉じ込めた母ウェンディが眠りについた横で、ナイフを手に取った少年ダニーが口紅でドアに“REDRUM”と書き込んでいた。目覚めた母が見たのは鏡で反転した“MURDER”の文字列。この後、ダニーはおそるおそる黒板に近付き、「WHO(誰を?)」と問いかけるが…。謎のメッセージを送ったのは誰なのか?そしてダニーにはどんな運命が待ち受けているのか?ますます気になる映像となっている。『ドクター・スリープ』は11月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・スリープ 2019年11月29日より全国にて公開©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
2019年11月11日“ロック様”ことドウェイン・ジョンソンが企画・プロデュースし、実在の女性ファイター一家を描いた『ファイティング・ファミリー』。本作の製作を手掛けるのは、英国の映画会社「Film4 Productions」。20年以上にわたって数々の名作を生み出し、全世界で高い興行成績を収め、ファンを獲得し続ける“良作”映画請負人ともいえる制作会社に注目した。2014年、世界規模のプロレス団体WWEで起きた女性ファイター・ペイジ(サラヤ・ジェイド・ベヴィス)の奇跡の実話を基に、英国ワーキングクラスの家族を愛情たっぷりに描く本作。“本人役”で出演するドウェインが映画化を熱望した本作では、製作を手掛けた「Film4 Productions」も非常に大きな役割を果たしている。『トレインスポッティング』から『女王陛下のお気に入り』まで賞レース常連同社が近年に手掛けた作品には、今年2月の第91回アカデミー賞でオリヴィア・コールマンが主演女優賞を受賞した『女王陛下のお気に入り』(’18)、前年の第90回アカデミー賞にて主演女優賞と助演男優賞を獲得した『スリー・ビルボード』(’17)、アカデミー賞受賞はならなかったものの、ルーニー・マーラがカンヌ女優賞を獲得するなど受賞数を伸ばした『キャロル』(’15)など。ブラッド・ピットの「PLAN B」と共同製作し、第86回アカデミー賞で作品賞、助演女優賞、脚色賞を受賞した『それでも夜は明ける』(’13)、メリル・ストリープに2度目のアカデミー賞主演女優賞受賞をもたらした『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(’11)といずれも賞レースを席巻。なかでも、第81回アカデミー賞にて作品賞含む8部門を受賞した『スラムドッグ$ミリオネア』(’08)は多くの人の記憶に残り続けている。さらに遡ってみても『ショーン・オブ・ザ・デッド』(’04)、『モーターサイクル・ダイアリーズ』(’04)、『エリザベス』(’98)と英国含む各国でスマッシュヒットを記録した映画が続き、英国北部の失業者たちが男性ストリッパーを目指す『フル・モンティ』(’97)や、いまやハリウッドの人気俳優の仲間入りをしたユアン・マクレガーの出世作『トレインスポッティング』(’96)も「Film4 Productions」が製作。同作は、ヘロイン中毒の若者たちの日常を音楽に乗せて生々しく描き、全世界で人気を博したほか、20年ぶりの続編として『T2 トレインスポッティング』が“当時のオリジナルメンバー集結”で2017年に公開されたことも記憶に新しい。映画ファンから絶大なる信頼を寄せられ、コアなファンでなくとも“知られた”“観られた”作品を作り続けてきた「Film4 Productions」。そんな会社の新作とあれば、本作も期待せずにはいられない。『ファイティング・ファミリー』は11月29日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファイティング・ファミリー 2019年11月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC., WWE STUDIOS FINANCE CORP. AND FILM4, A DIVISION OF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年11月08日『グレイテスト・ショーマン』も記憶に新しいザック・エフロンが、IQ160の頭脳と美しい容姿で“シリアルキラー”の語源になった稀代の殺人鬼を演じる『テッド・バンディ』。本作では、直接的な殺害シーンは描かれないにもかかわらず、恐るべき事件の真相が次々と炙り出されていく。そんなNo.1シリアルキラーをはじめとした背筋がゾッとするのに目を離すことができない衝撃の新作映画が11月、12月に公開される。ザック・エフロンが演じるシリアルキラーの語源になった男『テッド・バンディ』12月20日公開1970年代のアメリカ、30人以上の女性を惨殺したとされるテッド・バンディ。“シリアルキラー”の語源になった稀代の殺人鬼で、プロファイリングの第一人者である元FBI捜査官に、「テッド・バンディほどチャーミングでな男が、どうして殺害など冒すことが出来るのだろう?」と云わしめ、最後までその二面性で周囲を翻弄し続けた。ポスタービジュアルにも使用された実際の判事の言葉「極めて邪悪、衝撃的に凶悪で卑劣」という言葉のとおりに、その余罪はいまなお謎に包まれており、本当の被害者の数は誰も知らない…。しかし、女性にとっては恐怖の対象でしかないはずが、刑務所には連日多くのファンレターが寄せられ、魅惑的なカリスマ性も持ち合わせた男だった。3度死刑判決を受けるものの、無罪を主張。法律を学んでいた彼は、ついには自らが弁護人となり法廷で徹底抗弁を繰り広げた。本作では、世界を震撼させた殺人犯の裏側へと迫ると共に、バンディの長年の恋人(リリー・コリンズ)の視点を通して“善人”としての姿を描き、観客を予測不可能な迷宮に誘い込んでいく。世界を恐怖のどん底に叩き落す『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』11月1日公開世界各国で大ヒットを飛ばし、ホラー映画史上No.1ヒット作品となった『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編にして完結編。前作で子どもばかりをさらっていき、町を恐怖のどん底に突き落とした殺人ピエロ・ペニーワイズが帰ってくる。前作から27年後を舞台に、ピエロに立ち向かった「ルーザーズ・クラブ」の面々が大人になって、再び殺人ピエロに対峙する様子を描く。冒険映画のようなハラハラドキドキさせる展開は前作のままに、子どもたちを心の底から震え上がらせた殺人ピエロ・ペニーワイズの恐怖は倍増!前作では明かされなかった、27年ごとに子どもが消える謎が遂に明かされる続編は、ルーザーズ・クラブの絆が一層試され、恐ろしいながらも最後まで見届けたくなること間違いなしの1作になっている。大人になったダニーが再び呪われたホテルへ『ドクター・スリープ』11月29日公開スティーヴン・キングの小説を原作にし、ロンドン王立大学の研究チームによって“数学的計算による世界最高のホラー”にも認定された傑作『シャイニング』の40年後を描いた続編。呪われた雪山のホテルで父親に殺されかけるという悲惨な過去を体験したダニーが大人(ユアン・マクレガー)へと成長、前作で惨劇を繰り広げ、封印されたはずのホテルに再び向かう。子どもの頃に彼が持っていた不思議な力と同じ力を持った謎の少女・アブラと共に、亡霊たちが巣食い、人を狂わせる呪われたホテルで起きる新たな恐怖に立ち向かう様は、心の底から恐ろしくも目が離せないこと間違いなし!彼らに待ち受ける想像を絶する結末を見逃さないで。(text:cinemacafe.net)■関連作品:IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 2019年11月1日より全国にて公開©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.ドクター・スリープ 2019年11月29日より全国にて公開©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reservedテッド・バンディ 2019年12月20日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 Wicked Nevada,LLC
2019年10月31日8月にディズニーが『スター・ウォーズ』のオビ=ワン・ケノービを主役としたスピンオフドラマを製作することを発表した。オビ=ワンを演じるのは、1999年の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』から演じてきたユアン・マクレガー。ユアンがこの件に関する裏事情をトーク番組で語った。「本当に気まずかったよ。製作陣はすべてを秘密にしておきたかった。もちろん、それは僕だってわかる。でも、『またオビ=ワンを演じたい?』って何度も何度もみんなに聞かれる中、本当はもう話がついているのにそれを言えないってね…」と苦悩。「4年もの間、『そうだね、また演じられたらうれしいよ。声をかけてもらえるといいな』って言い続けた。その間、バツの悪い思いをした。ウソついたってことだよ!」と4年も前からオビ=ワンに再就任していたことを明らかにした。8月に開催されたディズニーのイベントで、舞台にサプライズ登場したユアン。ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディに「観客のみんなの前で、みんなを証人として、『もう一度、オビ=ワン・ケノービを演じたいか?』って僕に聞いてくれない?」と“お願い”し、キャスリーンがそのように聞くと「イエス!」と答え、最近決まったかのように一芝居を打っていた。(Hiromi Kaku)
2019年10月30日ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングが、2013年に発表した『シャイニング』の続編小説を基に、ユアン・マクレガーが幼い頃壮絶な惨劇を生き延びて大人になったダニーを演じる映画『ドクター・スリープ』が、11月29日(金)に日本公開される。この度、ダニーを演じたマクレガーのコメントが到着。40年前の惨劇のトラウマを抱えたダニーが、『ドクター・スリープ』でトラウマを克服しようと葛藤する役どころや、少女アブラとの“新たな出会い”、ジャック・ニコルソンの有名なシーンについて語った。「演じる僕の立場から言うと、ダニーがどん底のところから始まるところがすごく好きだ。彼はボロボロの状態で、人生で最悪の時にいるんだよ」と、マクレガーは幼少期のトラウマを抱えて成長し、人を避けるように暮らしているダニーの役柄に惹かれたと語る。「彼はどん底からから立ち直ろうとしている。そんな中彼は、自分の持つ特別な力“シャイニング”を他人の手助けをするために使おうと考える」という。ホスピスで働き始めたダニーは、シャイニングで人々を安らかに見送ることから、「ドクター・スリープ」と呼ばれるようになる。自分を取り戻し始めた彼は、特別な力で児童連続失踪事件を目撃した少女アブラと出会い、人生が大きく動き出す。(c)2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved40年間引きずっているトラウマを克服しようとするダニーについて、「彼を苦しめる“呪われたホテル”の悪魔は、いわばメタファーだ。僕らを恐れさせるものは、自分の中にある。自分が嫌う自分の部分なんだよ。自分が過去にやったこと、恥だと思っていること。そういうものを、人はできるだけ見ないようにするものだ。取り払うには向き合って、時間をかけるしかない。そうやって取り除いてしまえば、もうずっと抱えていなくていいんだ」と、自分自身から逃げるように引っ越したダニーの心の内側を推察し、役作りを進めたという。そして、『シャイニング』でダニーの父を演じたジャック・ニコルソンが“破壊されたドア”越しに覗き込む有名な「あのシーン」と同じ構図で撮影した場面について、「注意深くやらないとなと思っていた。あのシーンは本当に有名だけど、それを実際にやる僕としては、あまり重い意味を持たせたくなかった。当時ダニーはそこにいなかったから、僕はあのシーンをあくまで普通にやろうとした」と、クールな演技を心掛けたことを告白している。『ドクター・スリープ』11月29日(金)全国ロードショー
2019年10月29日巨匠スティーヴン・キング原作、ユアン・マクレガー主演『ドクター・スリープ』から、新映像が詰まった日本版本予告と『シャイニング』を彷彿とさせる本ポスター2点が解禁となった。今回解禁された本ポスター2点は、『シャイニング』を彷彿とさせるインパクトの強いビジュアルが目を惹く。1枚目では赤く染まった“呪われたホテル”の廊下で、三輪車に乗る幼きダニーとホテルに戻る大人になったダニーが対峙する形で映し出されている。2枚目は、ホテルに狂わされたジャック・ニコルソン演じる父親ジャックさながらに、“破壊されたドア”越しに部屋の中を覗き込むダニーの姿が…。いずれのポスターにも「呪われたホテルが、目を覚ます」という“新たな恐怖”を予感させる一文が配されている。同時解禁された日本版本予告では、雪山のホテルの惨劇を“特別な力”で生き残り、いまはホスピスで働きながら人を避けるように暮らしているダニー(ユアン・マクレガー)のもとに、謎のメッセージが届く瞬間から始まる。轟音に目覚めたダニーが鏡越しに見つめた先には“REDRUM”という文字列が浮かび上がる。実際には“MURDER”、つまり“殺人”を意味するメッセージ。「幼い頃にいた“ホテル”、その住人たちが戻ってきた」雪に閉ざされた“呪われたホテル”の重い扉を開いたダニーの脳裏に、幼き日に目にした“呪われたホテル”の記憶が鮮烈に蘇る。また、ある日、ダニーの前に“特別な力(シャイニング)”で「事件」を目撃した少女アブラ(カイリー・カラン)が現れる。さらに2人の周りでは、謎の狂信的な集団による児童の失踪事件が続き、やがてアブラにも危険が迫る。「後悔しないか」アブラにこう問いかけたダニーは、事件の謎を追い「昔いた場所だ。呪われた場所」へと向かう。それは、40年前に惨劇が起こったあの“呪われたホテル”だった…。40年の時を経て、『シャイニング』のホテルの呪いが解き放たれる本作。新たな恐怖と謎が膨らむ映像となっている。『ドクター・スリープ』は11月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月16日全米ですでに公開中の話題騒然作品から、日本でも今年の暮れにかけて公開予定の注目作品まで、選りすぐりの4作品をピックアップしてみた。トラウマ・ホラー『Midsommar』超常現象もの、モンスターもの、殺人鬼もの等々、ホラーにも色々種類があるが、本作『Midsommar』はトラウマ・ホラーとでも名付けるか。とにかく見ている側は、緊張と不安のあまり自分の精神状態がヤバくなるのではないかという究極の恐怖を感じる脳幹奇襲型(!?)ホラー映画である。本作の監督は、『ヘレディタリー/継承』の仕掛け人アリ・アスター監督。アスター監督の提供する恐怖は、「明かりを消すのが怖い」とか「ベッドの下に呪われた人形が隠れているのではないか」といった恐怖とはまったく異なる。監督の崇拝者たちは『ミッドソマー』の美しくもおぞましく不快な描写を賛美し、反アスター派は作品の「グロテスク」さと「行き過ぎ」な性・暴力描写を糾弾する。アスター流恐怖の演出は、異常に不快なシーンをこれでもかというほど見せつけ聞かせ、見ている側は脳みそが気持ち悪くなる状態にまで追い込まれる異常な怖さだ。ソーシャル・メディアでは、「美しく強烈なホラー」、「これまでにない新しい恐怖体験が出来る!」など、怖いもの見たさをそそるコメントが目につく。『Midsommar』の予告編は、一見すると美しく大して怖いシーンもなさそうな映画に見せている。だが2時間45分の『Midsommar』体験では脳みそに恐怖をねじ込まれるという凄い体験をさせられる。そしてこの「脳みそ拷問」が快感だというホラー・ファンが多いのである。ともすると数日で忘れてしまうような作品が溢れている昨今のハリウッド映画界で、アスター監督の作品は異彩を放っている。刺激的に不快な同監督の持ち味を、「興味深い」と受け取るか「不快」と感じるかで、『ミッドソマー』への意見は180度変わってくる。だが得てして、周囲の状況に敏感で繊細な方や精神的に不安定な気分の時は、この映画を観に行かない方が身のためである…と言うと、かえって怖いもの見たさで劇場に押しかけるホラーファンが目に見えるようだが。劇場版では物足りなくアスター監督の「不快の美」にもっとドップリ浸かりたい方は、4時間版のディレクター・カットがブルーレイで公開予定。10月9日更新:邦題『ミッドサマー』として2020年2月に日本公開決定。殺人ピエロ再び現る『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』2017年に大ヒットしたスティーヴン・キングのベストセラー小説を基にしたホラー作品、待望の完結編。続編ではグッと豪華になった出演陣が話題となっている。もちろんペニーワイズ役は前作同様ビル・スカルスガルドだが、赤毛の少女ビヴァリーの大人役をアカデミー賞主演女優賞候補経験者ジェシカ・チャステインが演じている。クールなエージェントのような役柄が多いいつものジェシカからは想像できない選択だ。そして弟をペニーワイズに殺された少年ビルの大人役は、映画『X-MEN』シリーズのプロフェッサーX役でお馴染みのジェームズ・マカヴォイ。また、口の悪いリッチー少年の大人役を、人気コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」の人気者のビル・ヘイダーが演じている。ソーシャルメディアでは、心を動かす彼の熱演が話題になっている。2作目は、恐ろしい連続子ども失踪事件から何年もの年月が経過したあの田舎町から始まる。町の子どもたちが再び姿を消し出した。「負け組」の中では、マイクだけが恐ろしい思い出と共に町に残っていたがほかの仲間たちは、それぞれが大都市に引っ越し個々が成功した生活を営んでおり、恐ろしい思い出も風化しつつあった。そんなある日、マイクから「負け組」メンバーそれぞれに「どうしても至急帰ってきてくれ」という電話が入る。スタンレー以外の5人が顔を合わせ楽しい思い出を語るうちに、恐ろしい殺人ピエロの影が見え隠れする。スタンレー欠席の理由が分かるとともに「負け組」とペニーワイズの最後の死闘が幕をあける。ネタバレを避けるために多くは語らないが、この作品で真の主人公は心理学の根幹に位置する子ども時代のトラウマだ。本作は、数あるキング作品の中で最も恐ろしく同時に奥の深い作品かもしれない。スーパーマンが“悪”だったら?『ブライトバーン』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の人気監督ジェームズ・ガンが製作にまわり、これまでジェームズ・ガン監督のチームでショートを製作していた新人監督デヴィッド・ヤロヴェスキーがメガホンを取り注目を集めたホラーサスペンス。本作の脚本を手掛けたブライアン・ガンはジェームズ・ガンの兄弟でマーク・ガンは従兄弟。スーパー・ヒーロー映画だらけのハリウッドで、本作はもしもスーパーマンが正義の味方でなく、悪の権化だったらどうなるかという新鮮な角度から攻めていく。カンザス州にあるブライトバーンという田舎町に住むトリーとカイル夫妻は、不妊治療を重ねても子どもができずに悩んでいた。そんなある夜、夫婦の農場に轟音が響き隕石が落下。その中にはかわいい男の赤ちゃんが入っていた。天の贈り物だと信じて赤ん坊をブランドンと名付け、我が子として育て始める夫婦。だが12歳の誕生日を境に優しく穏やかだったブランドンの性格が急変する。ブランドンを戒めようとした人たち、疑問を抱いた人々が次々に無残な死を遂げるという事件がおこる。愛する息子だがブランドンを疑わざるを得なくなっていた夫婦の身にも危険が迫る。そして地球にも。マーベル・ヒーロー映画の監督として有名になったジェームズ・ガンが、ライバル社DCコミックの英雄スーパーマンをモチーフにしたアンチヒーローものを製作したところが興味深い。「伝説の要素が備わった興味深いストーリー」「怖くて残酷で新鮮なアイデアの映画!」と評価する映画ファンが目立った。エンド・クレジットを観終わってから劇場を出ることをオススメする。『シャイニング』の30年後が舞台『ドクター・スリープ』2013年の出版と同時にニューヨーク・タイムズ紙ベストセラーとなったスティーヴン・キングのホラー小説の映画化。巨匠スタンリー・キューブリック監督により映画化された『シャイニング』の続編。舞台となるのはシャイニングから30年以上が経過した現代。ダニーは幼少期にルックアウト・ホテルで体験した恐ろしい経験からトラウマに苦しみ続け、大人になってからもアルコール依存に走り、定職にもつけない状態だった。しかし、地元のホスピスで自分の特殊能力が患者の穏やかな最期を手助けできることを知って献身的に働くようになる。やがて自分と同じ能力を持つ少女に出会い心理的な強い絆で結ばれるダニー。だが、少女との出会いが過ぎ去ったはずの恐怖を呼び戻し、彼らのシャイニングを付け狙う恐ろしい生き物の存在を呼び寄せることになるとは思いもよらないことだった。歴代に残る名作ホラーの続編であることや、主演にユアン・マクレガーが起用されたことなどから前評判の高い作品。ユアンが演じるのは『シャイニング』では幼かったダニーが成長した姿だ。全米でもまだ未公開のため一般映画ファンの反応は未知だが、本来の全米公開が来年の1月24日だったところを、配給会社の米ワーナーブラザーズ側で、「映画の出来がかなり良い!」ということで、全米公開日が今年の11月8日に繰り上げられた。(text: Akemi Kozu Tosto/神津トスト明美)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)■関連作品:IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 2019年11月1日より全国にて公開©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年10月07日映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』が、2020年3月20日(金)に公開される。主演はマーゴット・ロビー。スーサイド・スクワッドの“ハーレイ・クイン”が主人公に『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』は、2016年に公開された『スーサイド・スクワッド』の“悪カワヒロイン”ハーレイ・クインが主人公の物語。ハーレイ・クインとは?元々は犯罪者たちを治療する美しい精神科医のインテリ女子。だが、治療対象だった世界で最も有名な悪中の悪ジョーカーと恋に落ち、彼のためならどんな犠牲もいとわず我が身を捧げる、愛に狂わされてしまった“悪カワ”なヒロイン。特殊能力はないが、運動神経抜群でバトルをさせたら予測不能だ。極悪ヒロインなのにオシャレでカラフルなハーレイ・クイン。『スーサイド・スクワッド』公開以後、国内外の数々の有名人がコスプレとツインテ―ルを披露し、世界中のハロウィンの仮装でハーレイ・クインが一気に定番化するなど、話題を呼んだ。2作目は、クセモノだらけの最凶チームが結成!続編『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』では、そんなハーレイ・クインが、恋人のジョーカーと別れた“後”の物語が描かれる。モラルのない天真爛漫な暴れぶりで街中の悪党たちの恨みを買うなか、謎のダイヤを盗んだ少女を守るため、悪を牛耳る残忍でサイコな敵ブラックマスクとの全面対決へ。悪VS悪のカオスな戦いを前に、ハーレイはとってきおきの切り札、クセ者だらけの最凶チームを新結成。ヴィランだけの世界で、予測不能のクレイジー・バトルが始まる!そしてハーレイは少女を守り抜くことができるのか?マーゴット・ロビーが主演ハーレイ・クインを演じるのはマーゴット・ロビー。アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のシャロン・テート役など、話題作への出演が続く注目女優だ。その高い演技力で評価を得ている彼女だが、今回はその優れた身体能力をフルに活かした“壮絶アクションシーン”に挑戦。スプリンクラーから雨のように水が 降り注ぐ中で、謎のダイヤを盗んだ少女“を助ける為に、悪党たちとのバトルを繰り広げるクールなハーレイ・クインの姿をみることができる。最凶ヴィランに、ユアン・マクレガーハーレイ・クインと悪 VS 悪のカオスな戦いをくり広げるヴィラン ブラックマスク。ローマン・シオニスとも呼ばれるその男は、悪を牛耳る残忍で極悪な敵。ハーレイと息をつかせぬバトルを繰り広げるので是非ご注目を。演じるのは『スター・ウォーズ』シリーズや『プーと大人になった僕』のユアン・マクレガー。その他、ハントレス役のメアリー・エリザベス・ウィンステッド、レニー・モントーヤ役のロージー・ペレス、ブラックキャナリー役のジャーニー・スモレット=ベルが出演。監督は、キャシー・ヤンが務める。【詳細】映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』公開日:2020年3月20日(金)監督:キャシー・ヤン出演:マーゴット・ロビー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ロージー・ペレス、ジャーニー・スモレット=ベル、ユアン・マクレガー原題:Birds of Prey (And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)
2019年10月06日マーゴット・ロビーがハマり役となったキュートな悪党、ハーレイ・クインを再び演じる主演作『Birds of Prey (And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)』が、邦題『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒Birds of Prey』として2020年3月20日(金)に日本公開されることが決定した。セクシーでクレイジー、なのにめちゃめちゃキュートな“悪カワ”ヒロイン、ハーレイ・クイン。スクリーン初登場の『スーサイド・スクワッド』(2016)は公開時に『スター・ウォーズ』シリーズの新作を上回るバズを記録(comscore 調べ)、世界のみならず日本でも数々の有名人がハーレイ・クインのコスプレとツインテールを披露し、世界中のハロウィンの仮装で一気に定番化するなど、人気を集めたキャラクター。元々は犯罪者たちを治療する精神科医だったが、治療対象だったジョーカーと恋に落ち、彼のためならどんな犠牲もいとわず我が身を捧げる、愛に狂わされてしまったヒロインに。特殊能力はないが、運動神経抜群でバトルをさせたら予測不能の動きを見せる。そしてこの度、ハーレイ・クインが初めて主人公となる本作が公開決定。元新聞記者という異色の経歴を持つDC初のアジア系女性監督、キャシー・ヤンがメガホンをとる。解禁された映像では、行き過ぎた恋をしたジョーカーと別れ、新たな人生を始めたハーレイが、自分以外にも自由という名の“覚醒”を求めるワケありげな女性たちと出会い、自由を勝ち取るためチームを組む内容がうかがえる。ハーレイがどのように華麗な覚醒をするのか?その物語と展開は未だベールに包まれている。さらに併せて解禁されたカラフルなポスターに描かれるのは、奇抜で、どこかトボけた表情がキュートなハーレイ・クイン。“Birds of Prey”が意味する「猛禽類=鋭い爪とクチバシを持ち、他の動物を捕食する強く早い鳥類」のごとく、ハーレイの顔の周りを翼をつけて飛び回るのは、ハントレス役のメアリー・エリザベス・ウィンステッド(『ジェミニマン』)、レニー・モントーヤ役のロージー・ペレス(『フィアレス』『悪の法則』)、ブラックキャナリー役のジャーニー・スモレット=ベル(『ハンズ・オブ・ストーン』)、さらに『スター・ウォーズ』シリーズや『ドクター・スリープ』のユアン・マクレガーがローマン・シオニス/ブラックマスク役で登場する。『スーサイド・スクワッド』から3年。世界中から愛される存在となったマーゴット演じるハーレイ・クインは、本作ではどんなクレイジーな大暴れを魅せてくれるのか?続報にも注目だ。『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒Birds of Prey』は2020年3月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月03日マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインが主役の『バーズ・オブ・プレイ』(原題)の予告編が公開された。予告編は、ハーレイがバーで「ハーレイ・クインってなにか知ってる?ハーレイ・クインの役割は仕えること。マスター(仕える人)がいなかったら、なにものでもない。だれも気にかけない。私たちがそれ以上であってもね」と語り、酒をショットでグイッとあおるシーンからスタート。恋人同士だったジョーカーとは「別れた」と言い、髪を切ったり壁に貼ったジョーカーの似顔絵にナイフを投げつけたりと、失恋で荒れた様子もうかがわせる。「再出発したかった」というハーレイは、ゴッサム・シティにおいて「解放を求めているのは私だけじゃなかった」ことに気づき、ブラックキャナリーやハントレスらと知り合っていくようだ。そして、カサンドラ・ケインという少女を悪の手から守ることに。豪快な銃撃戦、ハーレイの狂気に満ちた笑いと振る舞い、「ミス・クインはおれのもの」、「きみにはおれが必要だ」とハーレイに迫るユアン・マクレガー演じるヴィランのブラック・マスクなど、見どころ満載。『バーズ・オブ・プレイ』の全米公開日は2020年2月7日。(Hiromi Kaku)
2019年10月02日マーゴット・ロビーが、『Birds of Prey』(原題)のポスターをSNSで公開した。ポスターの中心となっているのは、口をすぼめているマーゴット演じるハーレイ・クイン。ハーレイの目の前には衣装&『Birds of Prey』(猛禽類)のタイトルにふさわしい、羽根を身につけた7人の登場人物が飛んでいる。ハーレイ・クインを含めたその7人とは、以下の通り。・ハーレイ・クイン役(マーゴット・ロビー)・レニー・モントーヤ役(ロージー・ペレス)・ハントレス役(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)・ブラックキャナリー役(ジャーニー・スモレット=ベル)・カサンドラ・ケイン役(エラ・ジェイ・バスコ)・ブラックマスク役(ユアン・マクレガー)・ヴィクター・ザズー役(クリス・メッシーナ)ユアン演じるヴィランのブラックマスクが、役名を象徴するブラックマスクを着けていないことに注目が集まっている。ただし、ブラックマスクの定番衣装の白いスーツは着用している。今作の全米公開日は2020年2月7日で、マーゴット演じるハーレイ・クインは、ジェームズ・ガン監督がメガホンを取り脚本を担当する新たな『スーサイド・スクワッド』への出演も決定している。(Hiromi Kaku)
2019年09月18日ユアン・マクレガーが『シャイニング』で描かれた壮絶な惨劇を生き延びて大人になったダニーを演じる『ドクター・スリープ』。この度、レベッカ・ファーガソンも登場する、“新たな恐怖”を予感させるUS版メイン予告編が全世界同日解禁となった。この度、解禁となったUS版メイン予告編の冒頭は、ユアン演じる大人になったダニーが、『シャイニング』で惨劇が起きたホテルの重い扉を開くシーンから始まる。迷路のような絨毯が敷かれ、“REDRUM”と刻まれたドアの亀裂からダニーの視界に、「ハロー、ダニー」とささやく双子の姉妹が現れる。そう、あの住人たちが“戻ってきた”のだ。40年前の雪山のホテルの惨劇を生き残ったダニーの周りで、不可解な児童連続殺害事件が起きる。人を避けるかのように暮らすダニーの元に、ある日「ハロー、聞こえる?」とメッセージが届く。声の主は、特別な力=“シャイニング”で殺害事件を目撃した少女アブラ(カイリー・カラン)だった。「この残酷な世界は、僕らには危険だ」というダニーの言葉に重なり、謎の女性ローズ(レベッカ・ファーガソン)が率いる狂信的な集団の存在と幼い少女が襲われている姿が映し出される。アブラの存在に気づいたローズは、離れた場所にいる彼女にメッセージを送る。だが、アブラは「頭に入ってこないで!」と全身で拒絶、ローズはアブラの凄まじい力によって倒れ込むが、「こんなに強い力は初めてよ」「さあ、逃げなさい。必ず見つけて、一生苦しませてあげる」とほくそ笑む。そして、事件の謎を追うダニーとアブラが向かった先は、40年前に惨劇が起きたあのホテル!彼らにさらなる恐怖が迫り…。あのホテルの呪いが40年の時を経て解き放たれる、衝撃の映像となっている。『ドクター・スリープ』は11月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月09日スティーヴン・キングの原作小説を基に1980年に公開された、スタンリー・キューブリック監督の映画『シャイニング』は、ホラー映画の金字塔と呼ばれる名作。その原作者キング自ら書いた『シャイニング』の続編小説を新しく映画化した『ドクター・スリープ』が、11月29日(金)より全国ロードショーされる。この度、作品の場面写真が公開された。双子の姉妹、血のエレベーター、237号室バスタブの老婆、迷路を暗示する絨毯など、『シャイニング』にはいくつもの謎が登場したが、中でも象徴となっているのが、メッセージ「REDRUM」。文字列を裏返すと「MURDER」の文字が浮かびあがる。かつて書かれた“REDRUM”の文字今回発表された写真は、映画『ドクター・スリープ』のカギとなる場面を切り取ったもの。ユアン・マクレガーが演じる、成長したダニー(『シャイニング』の男の子の役)が突然の轟音に目覚め、 謎のメッセージを目にした瞬間だ。衝撃でひび割れた黒板には「REDRUM」という文字が浮かびあがっている。果たして、ダニーに待ち受ける、あの惨劇を超える恐怖とは何か……。物語の謎を握る少女アブラには、映画初出演となるカイリー・カラン。共演には『ミッション:インポッシブル』シリーズのレベッカ・ファーガソン。監督は、キング原作の Netflix 作品『ジェラルドのゲーム』で注目される新鋭マイク・フラガナンが務める。『ドクター・スリープ』11月29日(金)より全国ロードショー『シャイニング』ブルーレイ『シャイニング』ブルーレイ ¥2,381+税DVD特別版 コンチネンタル・バージョン ¥1,429 +税ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント(c) 2019 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2019年09月05日ユアン・マクレガーが主演をつとめる、『シャイニング』に続く新たな恐怖を描いた『ドクター・スリープ』の日本公開が11月29日(金)に決定。日本版特報映像が到着した。ホラー界の帝王スティーヴン・キングが2013年に発表した小説を基に、監督&脚本をNetflixで配信されたキング原作『ジェラルドのゲーム』のマイク・フラナガンがつとめる本作。今回解禁された特報では、40年前の雪山の惨劇で狂った父親に殺されかけ、トラウマを抱える大人になったダニーが眠りにつく姿が映し出される。すると突如、何かが崩れるような轟音で飛び起き、ベッドから転がり落ちてしまう。起き上がった先の鏡には、亀裂の入った黒板の中央に“謎“のメッセ―ジ“REDRUM”の文字が浮かび上がり、ダニーは戦慄の表情を浮かべる。時を同じくして彼の周りで児童ばかりを狙った不可解な連続殺人事件が起こる中、特別な力を持つ少女アブラと出会うダニー。アブラはダニーに対し、「あなたも魔法が?」と無邪気に尋ねる。「魔法じゃない、“シャイニング”だ」と彼が告げると、“呪われたホテル”で目にした不気味な双子の姉妹、大量の血が流れ出すエレベーターなどの記憶が呼び起こされる。そして、事件の謎を追うダニーとアブラは、あの惨劇が起きたホテルへと向かい…。また、同時解禁された場面写真は、『シャイニング』で呪われたホテルに狂わされたジャック・ニコルソンが演じる父親ジャックさながらに、“破壊された壁”越しに部屋の中を覗き込むダニーの姿が切り取られ、新たな恐怖を予感させている。『ドクター・スリープ』は11月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月29日映画『ドクター・スリープ』が、ユアン・マクレガー主演で、2019年11月29日(金)に全国公開される。キューブリックの名作ホラー映画『シャイニング』の40年後映画『ドクター・スリープ』は、1980年公開の映画『シャイニング』の続編として、2013年にスティーヴン・キングが発表したホラー小説に基づいた作品だ。本作の舞台は、父親に殺されかけるという悲惨な過去を体験した幼い息子・ダニーの40年後。子供の頃を過ごした呪われたホテルへと誘われるダニー。そこで彼に囁きかける、封印されたはずの”住人たち”。ダニーを新たに襲う恐怖が描かれる──映画『シャイニング』をおさらい1980年にスタンリー・キューブリック監督、ジャック・ニコルソン主演で映画化された『シャイニング』では、冬季閉鎖中のリゾートホテルの管理人一家が、そこに巣食う悪霊たちによって次第に狂気の淵に沈みゆくさまが描かれた。主演は『スター・ウォーズ』シリーズのユアン・マクレガー主人公・ダニーを演じるのは、『スター・ウォーズ』シリーズのオビ=ワン・ケノービを務めたユアン・マクレガー。前作『プーと大人になった僕』のハートフルな作品とは一変して、ホラー作品に挑む。その他、『ミッション:インポッシブル フォールアウト』のヒロインを演じたレベッカ・ファーガソンの出演も決まっている。なお本作の監督・脚本は、『オキュラス/怨霊鏡』や『サイレンス』など、ホラー作品を数多く手掛けるマイク・フラナガンが務める。ストーリーダニーは、40年前の雪山のホテルの惨劇で、狂った父親に殺されかけたトラウマを抱えている。大人になった今も人を避けるかのように孤独に暮らす彼の周りで、児童ばかりを狙った不可解な連続殺人事件が起きる。そんなある日、彼の前に謎の少女、アブラが現れる。アブラは特別な力でその事件を目撃していたのだ......。ダニーとアブラはこの連続殺人事件の謎を追うなかで、40年前のあの惨劇が起きたホテルに辿り着く。亡霊たちが巣食い、人を狂わせる呪われたホテルで起きる新たな恐怖。そしてふたりに待ち受ける想像を絶する結末とは──作品情報映画『ドクター・スリープ』公開日:2019年11月29日(金)原作:スティーヴン・キング監督・脚本:マイク・フラナガン出演:ユアン・マクレガー、レベッカ・ファーガソン、カイリー・カラン原題:『DOCTOR SLEEP』
2019年06月17日初映像となる予告編が公開され、話題を呼ぶユアン・マクレガー主演の『シャイニング』続編、『ドクター・スリープ』が2019年冬、日本公開されることが決定。謎めいたビジュアルと日本語字幕付きUS版予告編が到着した。スティーヴン・キングが2013年に発表した「シャイニング」の続編となる同名小説を基にした本作。ユアン・マクレガーが壮絶な過去を体験した幼い息子ダニーの40年後、大人になった姿を演じている。監督&脚本を務めるのは、キング原作のNetflix映画『ジェラルドのゲーム』(’17)でメガホンをとったマイク・フラナガン。今回解禁されたUS版予告編は、ユアン演じるダニーが“誰か”と黒板を通して“会話”しているところから始まる。「ハロー」「おはよ」「学校」と他愛ないやりとりが続く中、ある夜、轟音で起こされたダニーが見つめる鏡の先には、“REDRUM”と謎の文字が浮かびあがる――。子どもの声を察したダニーは、ある少女から「あなたも魔法を使えるの?」と尋ねられ、「この世は残酷で恐ろしい。僕らのような者は皆殺された」と意味深な言葉を口にする。そして、「子供の頃よく不思議なものを見た。僕はその力を魔法ではなく“シャイニング”と呼ぶ」と答える姿も。連続して浮かび上がるダニーの記憶。雪に閉ざされた展望ホテル、その廊下で三輪車をこぐ幼き日のダニー、呪われた237号室、バスタブの老婆、血のエレベーター、不気味な双子の姉妹…。すると突如、家が斜めに傾きはじめダニーは家の中を滑り落ちる。“外”に放り出された彼が見つけたのは、「REDRUM」の文字が書かれ、“破壊された扉”。そこから中を覗きこむダニーは、何を見つけたのか。何度でも見直したくなる、“記号”だらけの謎めいた予告編となっている。同時解禁されたビジュアルには、謎のメッセージ“REDRUM”のみが記され、タイトル『ドクター・スリープ』の文字が反転しており…。果たして、“REDRUM”が示す不吉なメッセージとは…!?1980年に鬼才スタンリー・キューブリックによって映画化された『シャイニング』は、閉ざされた雪山のホテルで、狂気にとらわれた男ジャック・トランス(ジャック・ニコルソン)とその家族に襲い掛かる恐怖を描いた。後世の様々な作品に影響を与え、いまなお観客を魅了し続ける金字塔であり、スティーヴン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』でも引用されて注目を集めたばかり。本作ではその惨劇から生き残ったジャックの息子・ダニーの40年後が描かれ、世界は再び戦慄に包まれる――。『ドクター・スリープ』は2019年冬、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年06月14日『シャイニング』の続編、マイク・フラナガン監督作『Doctor Sleep』(原題)の予告編が公開された。主演はユアン・マクレガーで、『シャイニング』(スタンリー・キューブリック監督作)では子どもだったジャック・トランスの息子ダニーを演じている。予告編は、ダニーが黒板を通じて自分と同じような能力を持つ少女アブラ・ストーン(カイリー・カラン)とコミュニケーションを取っているところから始まる。実際にアブラと会ったダニーは、「世界は暗い。ぼくらみたいな人には2、3人しか会ったことがないが、みんな死んでしまった」とアブラに警告する。そのほか、レベッカ・ファーガソン演じるカルト集団のミステリアスなリーダーも登場。まるで映画『シャイニング』の映像そのものと思わせるようなシーンやセットがあるが、キューブリック監督の大ファンであるフラナガン監督が注意深く作り込んだものだという。予告編を見て本編に期待を寄せるファンが多数で、「『サイレンス』や『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』の、ホラー・サスペンスを得意とするフラナガン監督だから楽しみ」というコメントも見られた。また、アメリカでは9月に『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』、10月に『ジョーカー』、11月に今作と3か月続けてワーナー・ブラザースのホラー映画が公開になることから、「ワーナー、グッドジョブ!」という声も上がっている。(Hiromi Kaku)
2019年06月14日『君の名前で僕を呼んで』で初主演ながらアカデミー賞主演男優賞候補となり、世界中から熱狂的な賛辞が贈られたティモシー・シャラメ。彼の最新作となる『ビューティフル・ボーイ』では一転、薬物依存と闘う青年を「自分を100%捧げた」というほどの役作りを重ねて演じ切った。彼の俳優人生でターニングポイントとなったのは、繊細で卓越した演技力が要求される“同性愛者”と“薬物依存者”という2つの役柄。映画史を紐解いていくと、輝かしいオスカー俳優たちも過去にこの2つの役柄を演じ、俳優としての才能を開花させ、注目を集めてきた。今回は、多くのビューティフル・ボーイたちが演じてきた2つの役柄に注目した。■レオナルド・ディカプリオ 『太陽と月に背いて』&『バスケットボール・ダイアリーズ』『レヴェナント:蘇えりし者』で念願のアカデミー主演男優賞を受賞した、世界的なスター俳優レオナルド・ディカプリオ。彼はキャリアの初期、『太陽と月に背いて』(95)において、フランス文学史上に残る詩人アルチュール・ランボーを演じ、同じく詩人であったポール・ヴェルレーヌとの破滅的な愛を全身で表現。また同年に公開された初主演作『バスケットボール・ダイアリーズ』は、バスケットボールに夢中な“不良少年”がドラッグに手を出したことがきっかけで破滅の道をたどる様を描いた青春ドラマ。ティモシー同様に美しく堕ちていく様を体現した。■キアヌ・リーブス 『マイ・プライベート・アイダホ』&『スキャナー・ダークリー』『スピード』『マトリックス』『ジョン・ウィック』などのシリーズでその人気を確かなものにしたキアヌ・リーブス。彼は『マイ・プライベート・アイダホ』(91)で、市長の息子として裕福な家庭に生まれながらも、見せかけの環境を飛び出し、男娼として生活をする主人公スコットを演じた。突然眠り込んでしまうナルコプシーという病を抱えながら彼に恋するマイクを演じたリヴァー・フェニックスは、将来を期待されながらも本作公開の2年後にドラッグの過剰摂取により急逝。その後、『マトリックス』後に出演した『スキャナー・ダークリー』(06)では“物質D”とよばれる強力な麻薬がはびこる近未来のアメリカを舞台に、潜入捜査官フレッドことボブ・アークターが自身もドラッグにおぼれ、現実と妄想が入り混じる旅を、実写映像をアニメーション化する手法で描いた。■ヒース・レジャー 『ブロークバック・マウンテン』&『キャンディ』アメリカ中世部を舞台に20年間に渡り惹かれ合う2人の男を描いた『ブロークバック・マウンテン』(05)にてアカデミー主演男優賞にノミネート。共演は徹底した役作りでカメレオン俳優といわれるジェイク・ギレンホール。「普遍的なラブストーリー」として同作品賞にノミネートされるも、受賞には至らず様々な憶測を呼んだ。一転、『キャンディ』(06)では詩人志望の青年を演じ、恋人の画家志望のキャンディと互いに愛し合いながらもドラッグに溺れて転落していく道のりが描かれた。ヒースは『ダークナイト』撮影直後に処方薬の併用摂取で亡くなり、死後にアカデミー賞を受賞した。■ユアン・マクレガー 『ベルベット・ゴールドマイン』『トレインスポッティング』デヴィッド・ボウイを意識して作られたといわれる『ベルベット・ゴールドマイン』(98)。70年代にカリスマ的人気を誇ったバイ・セクシャルのロックスター、ブライアン・スレイドをジョナサン・リース・マイヤーズが演じ、ユアン・マクレガーは彼の人生に多大なる影響を与えるヴォーカリスト、カート・ワイルドを熱演。美形俳優たちの耽美な共演に多くの人が熱狂した。ジャンキーの役で、彼の名を世界中に知らしめた作品といえば、スコットランドを舞台に、ヘロイン中毒の若者たちの日常を斬新な映像感覚で描いた『トレインスポッティング』(96)。2017年には20年ぶりの続編となる『T2 トレインスポッティング』も公開され、話題となった。■ルーカス・ヘッジズ 『レディ・バード』『ある少年の告白』『ベン・イズ・バック』ティモシーと『レディ・バード』(17)で共演し、プライベートでも仲がいいことで知られるルーカス・ヘッジズは、同作において自らが同性愛者であることを家族に言えない苦悩を抱えるダニーを演じた。その事実が発覚するシーンは主人公レディ・バード(シアーシャ・ローナン)同様に観る者を驚かせた。そして、NYタイムズ紙によるベストセラーに選ばれた実話を元にした『ある少年の告白』(18)では、両親によって同性愛を“治す”矯正セラピーに通わされるジャレッドを好演。さらに、ドラッグ依存症の療養施設から抜け出し、家族の元に戻ってきた息子ベンを演じるジュリア・ロバーツ共演『ベン・イズ・バック』と立て続けに出演作が控える。■ティモシー・シャラメ 『君の名前で僕を呼んで』&『ビューティフル・ボーイ』ティモシーを一躍世界的スターダムに押し上げた作品は、自身の主演男優賞を含むアカデミー賞4部門にノミネートされ、見事脚色賞を受賞した『君の名前で僕を呼んで』。17歳と24歳の青年の、初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びを共演のアーミー・ハマーと見事に体現し、世界中から熱狂的な賛辞が贈られた。その後『ビューティフル・ボーイ』においては、8年という長い歳月をかけてドラッグ依存を克服し、いまやNetflixオリジナルシリーズ「13の理由」の脚本家として活躍するニックを繊細に演じ、再び世界中を魅了している。『ビューティフル・ボーイ』は4月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビューティフル・ボーイ 2019年4月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.
2019年03月16日総合格闘家で元UFC王者のコナー・マクレガー(30)が米国時間11日、武装強盗と器物損壊の容疑で逮捕された。地元紙マイアミ・ヘラルドによると、11日の早朝5時ごろマクレガーは繁華街を歩いていた。そこに通りかかったファンが携帯電話を取りだし、マクレガーの写真を撮ろうとしたところ、マクレガーはその携帯電話を叩き落とし、足で何度も踏みつけたという。そしてどういうわけか、踏みつぶした携帯電話を拾い上げて持ち去ったのだとか。ファンは被害届けを提出。マクレガーの一連の行動は防犯カメラに録画されていたため、これを元に捜査を進めた警察によって同日17時56分に逮捕された。担当の弁護士は、「携帯電話に関するちょっとした口論に巻き込まれた。マクレガー氏は警察の対応に感謝し、全面的な協力を約束している」と声明を発表した。マクレガーは数日前から交際相手のディー・デヴリン、二人の間に生まれた息子コナーJr.をはじめとした家族総出でマイアミに滞在していた。その目的は、母親の60歳の誕生日を祝うためだ。Instagramには、高級リゾートホテルで開いた盛大なバースデーパーティーの模様を投稿。「命を与えてくれてありがとうお母さん!全身全霊で愛しているよ」とメッセージを贈り、70万件の「いいね」をもらっていたが、急転直下の逮捕劇に家族の動揺は察するに余りある。マクレガーの逮捕はこれが初めてではない。昨年4月、仲間数人と共にUFCの選手やスタッフを乗せたバスを襲撃。仲間の一人と激しい口げんかをした相手選手を探し出し、仕返しするためだったという。ゴミ箱などを投げつけてフロントガラスを割り、その破片で負傷者が出てしまった。その後法廷での謝罪、バス会社への賠償など誠実な態度を見せたおかげで刑務所行きは免れたが、UFCの会長は「史上最悪の事件だ。彼は自らの経歴に凄まじい汚点を残した」とコメントしていた。UFC史上初の二階級同時王者という輝かしいキャリアに、さらに自ら泥を塗ったコナー。彼の今後の処遇に注目が集まるのは必至だ。
2019年03月12日ジュード・ロウ(46)が、約4年に渡って交際している経営心理学者のフィリッパ・コーン(32)と婚約したようだ。「The Sun」紙が伝えた。水曜日(現地時間)、左手の薬指に大きなダイヤモンドの指輪を身につけて外出したフィリッパは、満面の笑みを浮かべていたという。ジュードはフィリッパの「知的さと独立心」に惚れ切っているという。同紙によれば、すでに5月にフランスで結婚式を挙げることも決まっており、ジュードの長男で俳優のラファティ(22)がベストマンを務める。招待客は、ジュードの俳優仲間のジョニー・リー・ミラー、ショーン・パートウィー、ユアン・マクレガー、プロデューサーのブラッドリー・アダムスら。ダンスと大量のお酒で祝う、古風な結婚式を予定しているとのこと。恋多きジュードには1997年に結婚、2003年に離婚したセイディ・フロストとの間にラファティ、アイリス(18)、ルディ(16)、モデルのサマンサ・バークとの間にソフィア(9)、歌手のキャサリン・ハーディングとの間にエイダ(3)の5人の子どもがいる。また、女優のシエナ・ミラーと婚約中にジュードが子どものナニー(子守り)と浮気し、シエナに謝罪するも破局に至り、話題を集めたこともあった。(Hiromi Kaku)
2019年02月28日「くまのプーさん」を実写映画化し、公開から2週連続No.1を記録、観客動員数は180万人、国内興行収入は24億円を突破(11月11日現在)した『プーと大人になった僕』。12月5日(水)より先行デジタル配信、12月19日(水)よりMovieNEX発売となることに併せ、本作で“大人になったクリストファー・ロビン”を熱演したユアン・マクレガーの魅力に迫った。■忘れかけた“大切なもの”を取り戻す、新たな冒険が幕を開ける!A・A・ミルンによる児童文学をもとに、クリストファー・ロビンとくまのぬいぐるみ・プーの冒険と友情を描いたディズニー・アニメーション「くまのプーさん」。感動的な別れで幕を閉じてから長い歳月が流れたロンドンを舞台に、本作では旅行カバン会社での仕事に追われ、妻のイヴリンや愛する娘・マデリンとの関係もギクシャクしているクリストファー・ロビンとプー、そしてピグレット、ティガー、イーヨーという懐かしい“100エーカーの森”の仲間たちが新たな冒険を繰り広げていく。■ハリウッド超大作から個性的なアート作品まで、ユアン・マクレガーが“愛される”理由とは?主人公となる大人になったクリストファー・ロビンを演じるのは、英・スコットランド生まれの人気俳優ユアン・マクレガー。90年代を代表する青春映画『トレインスポッティング』で一躍スターの仲間入りをした彼は、声優も含めると70本を超える映画に出演している“愛され”俳優だ。その魅力はずばり、ハリウッド超大作から個性が際立つアート系作品まで、幅広い作品に出演し、唯一無二の存在感を刻み続けたキャリアにある。『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』を皮切りとした「スター・ウォーズ」新3部作で、若き日のオビ=ワン・ケノービという大役に挑んだかと思えば、ミュージカル映画『ムーラン・ルージュ』では生歌に挑戦。ティム・バートン監督の『ビッグ・フィッシュ』やマイク・ミルズ監督の『人生はビギナーズ!』、ゲイの青年を繊細に演じた『フィリップ、きみを愛してる!』などでも演技の幅広さを見せつけた。また、『ガンズ&ゴールド』では新人監督とのタッグで本格アクションに取り組み、最近では『シャイニング』続編での主演が決定するなど、常に俳優としての可能性を追求する姿勢も、ファン、そして映画人に愛される理由だろう。実写版『美女と野獣』では声優として、魔女の呪いをかけられ、燭台に変えられたレディファーストな給仕長・ルミエールを好演したのも記憶に新しい。今年9月には本作のプロモーションで、待望の初来日も果たしたばかり。都内で行われたジャパンプレミアでは、幸運なファンを前に「この作品は、感じるままに受け止めてみてほしいし、何よりもこの作品を心から楽しんでほしい。本作への出演はとても美しい経験だった」とふり返っていた。■大人にこそ見てほしい!“大切なもの”に気づき、取り戻す感動ドラマ再会したプーとともに、本当に大切なものを思い出すクリストファー・ロビンこそ、時間や情報に追われる私たち現代人の分身だ。しかも、愛され俳優のユアンが生き生きと演じるからこそ、等身大のクリストファー・ロビンに誰もが共感できるのも、この作品の大きな魅力になっている。あなたにとって、忘れたくない大切なものは?クリストファー・ロビンとプー、そして仲間たちの絆。「ただ、大切なものを大切にする」という“100エーカーの森”流のライフスタイルは、観る者の心を和ませる。なお、MovieNEXには、製作の舞台裏や貴重なウォルトとプーの出会いやプーたちの秘密も明らかになるエピソードを収録した貴重なボーナス・コンテンツを収録。さらに、MovieNEX(初回版)はプーと森の仲間たちによる可愛いアウターケース付き(両面仕様)となっている。『プーと大人になった僕』は12月5日(水)より先行デジタル配信開始、12月19日(水)よりMovieNEX(4,200円+税)発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:プーと大人になった僕 2018年9月14日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc.
2018年12月02日「くまのプーさん」を実写化し、プーとの奇跡の再会によって忘れかけていた“大切なもの”を取り戻す姿を描いた映画『プーと大人になった僕』のMovieNEXが、12月19日(水)にリリース決定。この度、リリース記念としてクリストファー・ロビン役のユアン・マクレガーのインタビュー映像が公開された。プーと大親友のクリストファー・ロビンが、「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」と約束を交わした感動の別れの後、大人になりロンドンで暮らすクリストファー・ロビンとプーの奇跡の再会からはじまる感動の物語を描いた本作。9月に日本でも公開された本作は、公開開始から2週連続No.1、観客動員数は180万人、国内興行収入は24億円を突破した(11/11現在)。そんな本作が、今回早くもMovieNEXになって登場!リリースに先駆けて公開された映像では、プーとユアンがツーショットで出演。劇中では「“何もしない”は最高の何かにつながる」と何度も繰り返されるプーの名言。ユアンはこの言葉を受け、「描かれたプーの哲学は自分のために時間を使うこと。働きづめじゃなく“何もしない”をすることだ。だから僕もこの映画の撮影後はプーの忠告どおり休んだよ。何か月も“何もしない”を楽しんだ」と影響を受けていたことを告白。また、本作で声優をやってみたいキャラクターについては、「プーの声は僕じゃダメだ。プーの声はやっぱりジム(・カミングス)でないとね」と言い、続けて「僕はイーヨーならできるかもしれません」とイーヨーの声マネも披露!ディズニー作品の実写化が続く昨今だが、実写で演じたいディズニーキャラについては、「ロビン・フッドあれがいい」と語っている。なお本MovieNEXには、製作の舞台裏や貴重なウォルトとプーの出会い、プーたちの秘密も明らかになるエピソードを収録した超貴重なボーナス・コンテンツを収録。MovieNEX(初回版)は、プーと森の仲間たちによるキュートなアウターケース付き(両面仕様)となっている。『プーと大人になった僕』MovieNEXは12月19日(水)リリース、12月5日(水)先行デジタル配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:プーと大人になった僕 2018年9月14日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc.
2018年11月16日『スーサイド・スクワッド』のスピンオフ映画で、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインの単独映画『Birds of Prey』(原題)に、ユアン・マクレガーの出演が決定したようだ。ヴィラン(悪役)のブラックマスクを演じるという。「Deadline」が報じた。ブラックマスクことローマン・シオニスは、ゴッサム・シティのギャングのリーダー。原作コミックによれば、ブラックマスクは莫大な財産と企業を手に入れるために、両親を殺害したという過去を持っている。しかしそれらを全て失うことになり、バットマンことブルース・ウェインに会社を救ってもらうも逆恨みしているというキャラクターだ。プロデューサーも務めるマーゴットは「ハーレイには友達が必要だと思うの。人とお互いに影響し合うのが好きな子だから」と語っている通り、『Birds of Prey』ではメアリー・エリザベス・ウィンステッド(ハントレス役)、ジャーニー・スモレット=ベル(ブラックキャナリー役)ら女子ヒーロー集団が活躍。『Birds of Prey』のヴィランは、8月頃からブラックマスクになるということがささやかれていた。その役を演じるのが、メアリーと「FARGO/ファーゴ」シーズン3で共演し、現在交際中のユアンだというのはただのめぐりあわせか?2人の関係はユアンが長年連れ添い、4人の子どもをもうけた妻イヴとの離婚のきっかけになったといわれている。(Hiromi Kaku)
2018年11月02日ユアン・マクレガーが大人になったクリストファー・ロビンを演じる、現在公開中の映画『プーと大人になった僕』。本作はプーとクリストファー・ロビンの物語だが、もうひとつ、“父と娘の愛”が描かれていることを言及するユアンと監督のコメントが到着した。本作は、プーさんと大親友のクリストファー・ロビンが「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」と約束を交わした感動の別れの後、大人になりロンドンで暮らすクリストファー・ロビンとプーの奇跡の再会からはじまる感動の物語。毎日仕事に追われていたクリストファー・ロビンは、ある日家族と過ごすはずだった週末にまで仕事を任されてしまい、仕事と家族の両立で悩んでいた。そんな彼の元にプーが現れたことで、彼の仕事、家族、自分自身との関わり方が変わりはじめる。家族のための仕事のはずが、いつの間にか仕事優先になってしまい、“本当に大切なモノ”が見えなくなっているクリストファー・ロビン。娘・マデリンも、父親との外出を楽しみにしていたが、その予定がなくなってしまったことで、クリストファー・ロビンとマデリンの2人の絆は、気づかないうちに薄れていってしまう…。娘・マデリンについて、「とてもまじめな女の子」と説明するマーク・フォスター監督は、「父親を喜ばせようといつも勉強に励んでいます。彼女は寄宿学校に入学できるよう準備しているのですが、本当は家族と一緒に過ごしたいと思っているのです」と明かす。一方、クリストファー・ロビンを演じるユアンは、「家族のために頑張っているというのは、違う形で父からの愛を彼女が欲していることは明らかだし、実はこのストーリーが描いているのはそこなんだよ」と、仕事で家族との時間を割くことができなくなっても、違う形で愛情を注ぐことの大事さが、この映画が語る部分だと語っている。“家族”が大切なことは誰もがよくわかっていること。しかし、毎日仕事に追われ、ほかのことを犠牲にしてしまっている人たちも少なくないのが現実。そんなときこそ少し立ち止まって、自分にとって“本当に大切なモノ”を思い出しながら本作を鑑賞してみては?『プーと大人になった僕』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:プーと大人になった僕 2018年9月14日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc.
2018年10月08日10月6日(土)今夜のフジテレビ系「土曜プレミアム」では、名作童話「ジャックと豆の木」をベースに“その後”の物語を描き出した3Dアドベンチャー超大作『ジャックと天空の巨人』をオンエアする。とある田舎町で18歳の青年ジャックが馬と引き換えに手に入れた豆。そして嵐の夜、ジャックの家に変装したイザベル姫が現れると、床から突然巨大な豆の木が飛び出し。つるに巻き取られた家はぐんぐん上空へ運ばれていく。ジャックは地上へ落下、姫だけが天空のかなたへと連れ去られてしまった。天空には巨人のすむ国があるといい、すぐさま国王の命令のもと衛兵エルモント率いるイザベル救出隊が結成される。ジャックも隊に志願し迷路のようなつるをつたい、高さ1万メートルもの豆の木を辿って天空を目指し、伝説の国へたどりつく。次々と襲いかかる困難のなか、果たしてジャックはイザベル姫を助け出すことができるのか?『X-MEN』、『ワルキューレ』で知られるブライアン・シンガー監督がメガホンを取って世界的不朽の名作「ジャックと豆の木」の世界観を拡張、人間と巨人の壮絶バトルをド迫力の映像で描くアクション大作に仕上げた本作。主人公の青年・ジャック役には『シングルマン』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などのニコラス・ホルト、イザベル姫には『アリス・イン・ワンダーランド』のエレノア・トムリンソン、エルモントには『美女と野獣』や『プーと大人になった僕』のヒットも記憶に新しいユアン・マクレガー、ロデリック卿に『ハンガー・ゲーム』のスタンリー・トゥッチといったキャストを迎えた。また日本語吹き替えキャストとして先日留学を発表したタレントのウエンツ瑛士、平愛梨、森川智之らをはじめ、「ガレッジセール」ゴリ、「スリムクラブ」真栄田賢ら吉本芸人も参加。吉本芸人が演じる“巨人四天王”にも注目。土曜プレミアム『ジャックと天空の巨人』は10月6日(土)21時~フジテレビ系でオンエア。(笠緒)■関連作品:ジャックと天空の巨人 2013年3月22日より全国にて公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2018年10月06日