4月から5月にかけて韓国から世界へ配信され、大きな反響を呼んだオンラインライブ「Beyond LIVE」。最先端のAR&デジタル技術を使った想像を上回る規模の公演に、世界中のK‐POPファンが熱狂した。危機を転機に。韓国配信ライブ最前線!多くのアーティストのツアーが中止となり、ファンの悲しむ声が溢れた、この春。そんな中、いち早く未来形オンラインライブの配信に踏み出し、世界に驚きと希望を届けたのが、韓国のSMエンターテインメントだ。4月に予定していた東京ドームコンサートの見送りが発表されたSuperMを皮切りに、WayV、NCT DREAM、NCT 127、東方神起、そしてSUPER JUNIOR。所属グループ6組が、ライブ配信アプリ「V LIVE」を通して、4月末から6週にわたり「Beyond LIVE」シリーズを生配信。ステイホーム中のファンは、週末の楽しみを取り戻した。なかでも世界中のファンにときめきと感動を与えたのは、最先端のAR技術を使い、この公演のために作り上げられた画期的なステージ構成だ。双方向のビデオチャットやデジタルペンライトの連動など、自宅でもライブ感を味わえるコンテンツが充実。さらに今後、ライブの感動を何度でも楽しめるアーカイブ映像の配信も予定している。チケットの完売や当落に一喜一憂することもなく、常に“神席”状態で楽しめるオンライン公演。ニューノーマルに突入した世界で、オフライン公演と並ぶ新しいライブカルチャーの形のひとつとして、今後の進化から目が離せない!東方神起(2020.5.24)画面越しでも光る王者の貫禄。圧巻のパフォーマンスを披露!「Beyond LIVE」の5組目に登場した東方神起。序盤から、二人の情熱を表すような炎や花火のARが、全力のステージを彩る。MCではチャンミンが、長いキャリアの中でも初のオンライン公演を「第4次産業革命ですね(笑)」と表現。リモートでステージ上に映るファンと共にチャレンジした「We are T!」の掛け声も大成功し、「久しぶりに会えて嬉しい」と、ユンホが満面の笑顔を見せた。楽曲の雰囲気に合わせ、雲や巨大なクジラ、ヘリコプターなど、オンライン公演だからこそ可能な3Dグラフィックスも続々と登場!東方神起’04年に韓国、翌年に日本でデビュー。安定した歌唱力とパフォーマンスで、日本でも幅広い世代に愛されている。今年は日本デビュー15周年のアニバーサリーイヤー。公式サイトでは記念動画を配信中!SuperM(2020.4.26)オンライン公演の先陣を飾ったK‐POP界のアベンジャーズ。「Beyond LIVE」トップバッターは、SuperM。この日初披露の新曲「Tiger Inside」では、3Dグラフィックスの檻からメンバーが登場!同じく3Dの虎がステージを駆け回るという迫力の演出にも劣らない圧倒的な7人のオーラで、ファンを魅了した。「Jopping」では、巨大コロシアムがペンライトの波で埋まるMVの一部をARで再現。新時代の幕明けを感じさせる「Beyond LIVE」のスタートにふさわしいステージで、先陣を切った。いつも目の前にいるファンが、後ろの画面に映る初めての状況にメンバーもドギマギ。世界中のファンと様々な言語で交流を楽しんだ。SuperM世界的人気を誇るSHINee、EXO、NCT、WayVの選抜メンバー7人で構成されたスーパーユニット。昨年リリースしたデビューミニアルバム『SuperM』は、米ビルボード・チャートで1位に輝く快挙を成し遂げた。※『anan』2020年7月15日号より。文・本田珠里(by anan編集部)
2020年07月09日ぴあが発行するエンタテインメント・ライブ・マガジン『ぴあMUSIC COMPLEX(PMC)』にて、大フィーチャーしているBABYMETAL。2020年1月25・26日にわたって千葉・幕張メッセにて開催されたBABYMETAL「METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN EXTRA SHOW LEGEND - METAL GALAXY」のライブレポートをいち早くお届けしようと、この度、ぴあアプリに出張。1月26日[DAY-2]のレポートを届ける。「METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN EXTRA SHOW LEGEND - METAL GALAXY」2日目。前日に引き続き、2万5千人の観客で埋め尽くされた幕張メッセのフロアは、意外にも静かだった。以前は、BGMとして流れる数々のメタル名曲に合わせてシンガロングする光景が見受けられたが、新規のファンが増えたからか、はたまたこれから繰り広げられるショーに向けての緊張が高まっているからか、目の前にいる人の数には不釣り合いなほど静かだった。しかし、場内アナウンスにて開演が近いことが告げられると、次第に歓喜の波が広がっていき、BGMの曲が終わるごとに「もうはじまるんじゃないか」という期待が盛大な拍手となって場内を満たしていった。そして、客電が落ちると、真っ赤に輝くスクリーンでフロアが照らされ、そこに浮かび上がる無数のフォックスサインのシルエットに出迎えられるように、BABYMETALと3人のサポートダンサーがステージに姿を現した。流れる曲はもちろん、Disc-2のオープニングを飾るインストナンバー「IN THE NAME OF」である。前日に目にしているとは言え、超巨大LEDスクリーンの威力はやはりすさまじい。トライバル感あふれるビートとリチュアル感たっぷりのムードで観客をいきなり圧倒したあとは、「Distortion (feat. Alissa White-Gluz)」へ。初日と比べても、2日目は最初からサウンドがビシッと決まっている。シンセの上モノと腹の底から響くような迫力ある演奏が鼓膜を心地よく震わせる。もちろん、メインステージに立つ3人も前日の疲れなんてまったく見せていないどころか、SU-METALは意思の強さを感じさせる眼力でフロアを見つめる。間奏では指の動きだけでサークルピットをつくるように促し、ラストは「スクリーム!」と叫ぶ声が幕張メッセ中に響いた。メタルクイーンの堂々たる貫禄だ。続く「PA PA YA!! (feat. F.HERO)」ではいきなりのお祭り騒ぎ。3人が立つメインステージがフロアに向かって移動し、観客はそれを無数に振り回されるタオルで出迎えた。スクリーンに大映しになるタイを代表する国民的MC、F.HEROによるラップパートは3人のダンスの見せ場でもある。躍動感のある細かな動きから目が離せない。そして、曲終わりにはメインステージの通り道となっていた両サイドから盛大に光の粒子が吹き上がった。この室内花火の演出(ジャープ)は、[DAY-1]には見られなかったもの。てっきり、演目による違いは多少あるとはいえ、基本的な演出は両日共通していると思い込んでいたので、これにはたいそうびっくりした。「前日と同じようなことをやるつもりはない」というチームBABYMETALの意思をここではっきりと受け取ったのだった。いつもなら終盤に披露される「KARATE」が4曲目に投入されたのも驚きだった。さらに「Kagerou」の前には、この日の演奏を担当した前日とは異なる神バンドの面々(「西の空の守護神」)によるソロパートが大きくフィーチャーされ、その技術を遺憾なく発揮。ダイナミックなプレイで観客を唸らせた。特に、ドラムの人間離れした手技・足技に大きな喝采が贈られた。「Kagerou」本編は無数の炎が揺れる演出が定番となっているが、これをさらに効果的にしているのが3人のパフォーマンスをとらえるカメラワーク。曲のエンディングで、たったひとつで揺らめくフレイマーの向こうにSU-METALを映し出したのが実に幻想的だった。事前の計算通りであろう、ベストショットを届けてくれた。この日は多くのハイライトがあったが、そのうちのひとつが初披露となった「BxMxC」。音源以上に邪悪で激重な演奏もすばらしかったが、それ以上に観客を熱狂させたのがSU-METALのボーカルだ。この曲は、ここ数年にわたってヒップホップ界で大流行しているトラップでよく用いられる高速のフロウ(節回し)を取り入れた歌唱がファンの間で話題となったが、この特殊な楽曲を彼女は見事に歌いこなしたのである。照明は極力抑えられ、リリックビデオのようにデザインされた歌詞が黒地のスクリーンに映し出されるだけというストイックな空気感のなかでのパフォーマンスは、今、改めて思い出すだけでも鳥肌モノである。SU-METALという歌い手の実力が、我々の想像のさらに上を行っていたことを実感した瞬間でもあった。『METAL GALAXY』リリース以降に顕著なのだが、最近のBABYMETALのライブは文字通り目が離せない。レポート執筆のためにメモをとる時間すら惜しい。ちょっと視線を落としている間にメンバーがどんなパフォーマンスを見せるのか、どんな演出が展開されるのかと考えると気が気でない。これはもう、ひとつの名作映画のようなものだ。巨大スクリーンとメインとなる可動式ステージは当然離れたところに位置するものの、ステージの壁面もスクリーンになっているため、3人が画面のなかでパフォーマンスしているように見える。それも映画を観ているような錯覚に陥らせる理由のひとつになっていたと思う。BABYMETALのショーはもはや芸術作品――「何を大げさな」と笑うかもしれないが、あの場に居合わせた人間なら真顔でうなずいてくれるはずだ。2日間の演奏を聴き比べて感じたのは、東の神は非常にタイトで正確なプレイが特徴的で、それに対して西の神は実にダイナミックな演奏で聴かせるという、甲乙つけがたい魅力があるということ。しかし、BABYMETALとサポートダンサーたちは、このタイプの異なるグルーブにきっちり合わせたパフォーマンスを完遂したのである。実はこの作業、かなり大変だったのではないか。今にはじまったことではないが、BABYMETALは裏での苦労をステージ上で見せることがまずない。PMCでのインタビューでも、「ステージに立って表現しているものがすべて」と話しているぐらい自分たちのライブに対して高い意識を持っている。そういった姿勢も今回の名演につながったのは間違いのないところだ。最高の演奏で楽曲のポテンシャルを一段上に引き上げた「シンコペーション」に続いては、イントロが鳴った瞬間に大歓声が上がった「ヘドバンギャー!!」。何よりインパクトがあったのは間奏での煽り。SU-METALの片目のアップと、彼女のリアルタイムの姿がスクリーンに映し出される。何も言葉にすることなく、震え上がるほど鋭い視線だけで土下座ヘドバンをフロアの客全員に求めたのである。もちろん、MOAMETALもそんな彼女の行動をサポートすべくフロアを見つめる。観客が戸惑いを見せるなか、BABYMETAL初期のライブで大活躍した骸骨姿のBABYBONEの面々がフロアへ突入し、皆を煽りまくった。もちろん、その間もSU-METALは2万5千人を凝視している。この、儀式的な畏怖感と滑稽さが入り混じる感じも唯一無二。これぞBABYMETALというひとときに震えた。そこから再び、ガラッと空気が変わったのは「Starlight」。銀河の中から放たれているかのような荘厳なロングトーンで場内が包まれ、「Shine」では強烈に発光するシングルの照明がフロアを照らすなか、SU-METALの慈悲にも似たボーカルがスッと胸に染みていくのだった。この展開を引き取るメロディックスピードメタルナンバー「Arkadia」が本当によかった。『METAL GALAXY』のラストを飾るこの楽曲は、あらゆる困難を乗り越えてきたBABYMETALを導く道標のように希望で満ちあふれているからだ。彼女たちの未来を思うと、グッとこみ上げてくるものがある。しかし、さらに多くの観客の涙腺が崩壊したのはラストの「イジメ、ダメ、ゼッタイ」。以前はライブの定番だったBABYMETALを代表するこの楽曲が披露されたのは、なんと2年以上ぶり。SU-METALとMOAMETALのふたり体制になってからは初となる。しかも、[DAY-1]のラストと同様に、サポートダンサー3名と2組のバンドメンバーが勢揃いしたのだ。アレンジは少しだけ変わって、よりパワフルに。さらに、4人の凄腕ギタリストがソロを順々に弾くという夢のような演出や、間奏のセリフをSU-METALやMOAMETALとサポートダンサーが一節ずつ担当するというサプライズもあった。言っておきたいのは、ただ久しぶりの楽曲を披露したから感動的だったわけではないということ。この曲をやったということから、BABYMETALが数々の試練を乗り越え、これまでの活動を肯定する姿勢を感じ取ったからこそ、多くの感動を呼んだのだ。エンディングでメンバー全員が満面の笑みだったこともその実感をより強いものとした。BABYMETALは本格的に次のフェイズへ向かって駆け出したのである。ライブの最後には、結成10周年イヤーに何かが起こることが知らされた。具体的な内容は4月1日の〈FOX DAY〉に発表されるという。〈最終楽章〉と謳われたそれは、きっと我々がまったく予想していない、驚きに満ちたものなのだろう。期待して待ちたい。 阿刀大志=文PMC編集部=編集 Photo by Taku Fujii Photo by Takimoto “JON” Yukihide【公演概要】公演タイトル:「METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN EXTRA SHOW LEGEND - METAL GALAXY」(メタルギャラクシーワールドツアーインジャパンエクストラショーレジェンド -メタル ギャラクシー)日程:2020年1月25日(土)DAY-1 、1月26日(日)DAY-2会場:幕張メッセ国際展示場【セットリスト】【Release Information】『LIVE AT THE FORUM』5.13 release(BD)¥7000+tax品番:TFXQ-78181、(DVD)¥6000+tax 品番:TFBQ-18224ほかBABYMETAL『LIVE AT THE FORUM』主要販売サイト:※商品イメージ画像添付(商品のジャケット写真とは異なります。)3rd Album「METAL GALAXY」now on sale(2CD)通常盤 - Japan Complete Edition -¥3,500 +tax 品番:TFCC-86687ほか【METAL GALAXY WORLD TOUR】2020/2/3(月) スウェーデン, ストックホルム / Fryshuset 2020/2/4(火) ノルウェイ, オスロ / Sentrum Scene2020/2/5(水) デンマーク, コペンハーゲン / Vega Main Hall 2020/2/8(土) ドイツ, ハンブルグ / Große Freiheit 362020/2/9(日) フランス, パリ / Élysée Montmartre2020/2/11(火) オーストリア, ウィーン / Gasometer 2020/2/13(木) ドイツ, ケルン / Carlswerk Victoria 2020/2/14(金) ドイツ, ベルリン / Huxleys 2020/2/16(日) ベルギー, ブリュッセル / AB2020/2/17(月) オランダ, ティルブルフ / 013 2020/2/19(水) イギリス, グラスゴー / Barrowland 2020/2/20(木) イギリス, カーディフ / The Great Hall 2020/2/22(土) イギリス, マンチェスター / O2 Apollo 2020/2/23(日) イギリス, ロンドン / Eventim Apollo2020/2/26(水) フィンランド, ヘルシンキ / House of Culture 2020/2/28(金) ロシア, サンクトペテルブルグ / M12020/3/1(日) ロシア, モスクワ / Adrenaline Stadium2020/3/20(金)千葉 / 幕張メッセ国際展示場 【KNOTFEST JAPAN 2020】2020/3/22(日) バンコク / GMM LIVE HOUSE2020/3/27(金) クアラルンプール / KL Live2020/3/29(日) ジャカルタ / Basket Hall Senayan2020/4/3(金) 台北 / NTU Sports Center 1F2020/5/16(土) マニラ / MALL OF ASIA ARENA 【PULP SUMMER SLAM FESTIVAL】2020/6/5(金)〜7(日) ドイツ /【Rock am Ring】2020/6/5(金)〜7(日) ドイツ /【Rock im Park】2020/6/8(月) ポーランド、ワルシャワ / Stodola2020/6/10(水)〜 13日(土)オーストリア /【Nova Rock Festival】2020/6/11(木)〜 13日(土)スイス /【Greenfield Festival】2020/6/14(日) イギリス,ドニントン / Donington Park【Download Festival】2020/6/17(水) オランダ, ユトレヒト / Tivoli Ronda2020/6/19(金) ベルギー /【Graspop Metal Meeting】2020/6/21(日) フランス /【Hellfest】2020/6/23(火) スペイン, マドリード / La Riviera2020/6/24(水) スペイン, バルセロナ / Razzmatazz【関連リンク】BABYMETAL Official Web Site()
2020年02月04日ぴあが発行するエンタテインメント・ライブ・マガジン『ぴあMUSIC COMPLEX(PMC)』にて、大フィーチャーしているBABYMETAL。2020年1月25・26日にわたって千葉・幕張メッセにて開催されたBABYMETAL「METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN EXTRA SHOW LEGEND - METAL GALAXY」のライブレポートをいち早くお届けしようと、この度、ぴあアプリに出張。まずは、1月25日[DAY-1]のレポートを届ける。幕張メッセのホールふたつ分を使用した広大なフロアは、赤と電球色が交互に並ぶ照明で照らされていた。それはまるで見事な朝焼けのようであり、これからまばゆい光の中で繰り広げられる熱演を予告しているように見えた――。BABYMETALが昨年夏から敢行してきたワールドツアーの日本公演の追加公演「METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN EXTRA SHOW LEGEND - METAL GALAXY」の内容は、2019年11月16・17日のさいたまスーパーアリーナ公演終演後に流れたムービーで、BABYMETALらしい言い回しで予告されていた。「東の空の守護神」と「西の空の守護神」が「鋼鉄の交響曲を奏でる夜」に、「放たれた三本の矢」が「勇者達〈アベンジャーズ〉となって舞い踊る」と。これが意味するのは、〈METAL RESISTANCE第8章〉において、BABYMETALのふたりと、日替わりで彼女たちをサポートしているダンサー3人と、彼女たちのパフォーマンスを爆音でもり立てる2組の神バンドが一堂に会するということに他ならない。そんなライブが2日間にわたって開催されるということは、2枚組の最新作『METAL GALAXY』のDisc-1とDisc-2の収録曲を2日にわけて全曲披露するのではないかということも、コアなファンであれば容易に想像できた。つまり、大まかなセットリストと演出の一部を堂々と告知していたのである。結果として、計5万枚のチケットは見事にソールドアウト。公演初日となるこの日も、最後方にあるシートエリアから眺めている限り、フロアはパンパンだった。まだ開演30分前にもかかわらず、だ。どれだけの人が今日という日を楽しみにしていたのか、開演前からビンビンに伝わってくる。運命の[DAY-1]は、太陽と月が重なり合う神秘的な映像と、おなじみのナレーションで幕を開けた。〈いまだかつて見たことのない世界へたどり着く〉、そして〈一夜限りの特別な夜〉という言葉に観客が大いに沸き、Disc-1のオープニングナンバー「FUTURE METAL」が始まったのだが、耳をつんざくディストーションサウンド以上に驚かされたのが、会場の幅いっぱいに広がる超巨大LEDスクリーンだった。巨大スクリーンの存在は、昨年10月11日、アメリカ・ロサンゼルスで行われた初の北米アリーナ公演「METAL GALAXY WORLD TOUR LIVE AT THE FORUM」でも演出の鍵を握っていたが、今回はあのときよりも大きい。幕張メッセの幅が112.5mなので、遠くからの目測にはなるが、おそらく100m近い幅のもので、高さも15mほどはあったのではないだろうか。ロサンゼルス公演で、「日本ではこんなスクリーンは使えないんだろうなあ」と嘆いていた自分が浅はかだったことを、ほんの数ヶ月で痛感させられることになったのである。しかもこのスクリーンはただ巨大なだけではない。続く「DA DA DANCE (feat. Tak Matsumoto)」(を含む一部の楽曲)では、事前に準備してあった、BABYMETALの世界観を増幅する映像素材を正面のスクリーンに映し出し、メンバーのリアルタイムなパフォーマンスを両サイドのスクリーンに映すという使い分けをしたのだ。なるほど、BABYMETALの映像素材はたしかに凝っているが、それが映し出されている間は当然メンバーのパフォーマンスがスクリーンで見られなくなるわけで、これはその問題を解決する妙手となったのである。メインとサイドのスクリーンは1:3:1といったところだろうか。大会場ではあるが、ステージまでの距離感を感じさせない見事な演出で壮大なメタルエンターテインメントは進行していくのだった。SU-METALのボーカルは常に“今”がベスト。ライブを重ねるごとに進化していく歌声は、会場の外まで届けることを意識しているかのように真っ直ぐに突き抜けていく。MOAMETALのダンスは振りと表情がより連動し、女性らしいしなやかさも随所に感じさせる。この日は、パートごとにサポートダンサーが変わり、3人ともステージに上がるという変則的な内容となったが、それを感じさせないほど上手い連携を各ダンサーととっていた。「Elevator Girl」「Shanti Shanti Shanti」と定番の流れのあと、女性のナレーションで懐かしの某ヒット曲をオマージュたっぷりに擦り倒す映像が流れた。このコミカルな演出は最近のBABYMETALのライブでは全く登場することがなかっただけに、長年のファンを中心に歓喜の声が上がった。そして、映像によって導かれた先に待ち受けていたのは、スクリーンに大映しになったSABATONのフロントマン、ヨアキム・ブローデンの姿だった。そう、『METAL GALAXY』でまだ未披露だったフォークメタルチューン「Oh! MAJINAI (feat. Joakim Brodén)」が始まったのである。曲の展開に合わせて無数に増殖するヨアキムの姿にフロアは大爆笑&大興奮。BABYMETALとサポートダンサーも、コサックダンスを取り入れたコミカルな振りを楽しげに披露している。3人が重なり合うように両手を広げて舞う光景は牧歌的で、愛らしさにあふれていた。同じく、この日が初披露となった「Brand New Day (feat. Tim Henson and Scott LePage)」もすばらしかった。最新作の中では最もメタルから離れている楽曲ではあるが、全く違和感がないどころか、しっかりセットリストに馴染んでいた。この楽曲で注目したいのはダンスだ。このあとにプレイした「Night Night Burn!」もそうなのだが、動きが実にしなやか。BABYMETALのダンスというとキメの多さが特徴的だが、この2曲に関しては流れるような動きに目を奪われる。「こんなパフォーマンスもできるのか」と多くの観客が驚いたことだろう。もちろん、楽曲の世界観に合わせたものではあるが、年齢を重ねた彼女たちだからこそ体得できた表現でもあるはず。BABYMETALはいまだ進化の途中なのである。最近のBABYMETALのライブを観ていると、常に完成形を見せてくれているような感覚に陥ることが多いが、まだまだ完成はしていない。これまで何度も歌い重ねてきた「ヤバッ!」や「ギミチョコ!!」や「メギツネ」も、観るたびに違う興奮を与えてくれるのだ。3人が黒いマントをまとい、広大な銀河を背にパフォーマンスした「THE ONE」は、会場をやさしく包み込むようなSU-METALの歌もさることながら、MOAMETALの穏やかな笑みが非常に印象に残った。エンディングでは、3人がステージの中心に向かってフォックスサインを高く掲げたところで暗転した。少しの間を置き、2万5千人の声に応えて流れ始めたのは、戦国時代をモチーフにしたムービー。以前は、「Road of Resistance」のパフォーマンス前によく流れていたものだ。「Oh! MAJINAI (feat. Joakim Brodén)」の前に流れたコミカルなナレーションもそうなのだが、数年前までBABYMETALのライブでよく使われていた手法がこの日は随所で見られた。今回の追加公演は、『METAL GALAXY』の総決算的なライブになると予想していたが、実際はこれまでの活動をトータルで振り返るような色が濃い。しかし、ノスタルジーに浸っている暇はなかった。ステージに見慣れぬ光景が広がっていたからだ。なんと、BABYMETALのふたりとサポートダンサーの3人が、BABYMETALのロゴフラッグを手にしてステージに現れたのである。しかも、東西神バンドのメンバーも全員登場し、計13人の大編成で最後の曲「Road of Resistance」をパフォーマンスしたのだ。まさに映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のよう。この光景にフロアは熱狂。いつも以上に一体感のあるシンガロングで彼女たちの熱演に応えた。「METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN EXTRA SHOW LEGEND - METAL GALAXY」1日目、BABYMETALはこちらの予想を上回るショーで魅せてくれた。実は、巨大LEDスクリーンと、前後上下に可動するステージは、ロサンゼルス公演をベースにしたもの。それを日本でのアリーナ公演を経て徐々にブラッシュアップしていったのである。同じセットを使い回すのではなく、常に最良を目指すチームBABYMETALの探究心にも胸を打たれる公演となったのである。「これ以上の驚きはない」そんな余韻に浸っていた自分は、翌日に「これ以上」の瞬間が訪れることをまだ知らなかった――。阿刀大志=文PMC編集部=編集Photo by Taku Fujii Photo by Takimoto “JON” Yukihide【公演概要】公演タイトル:「METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN EXTRA SHOW LEGEND - METAL GALAXY」(メタルギャラクシーワールドツアーインジャパンエクストラショーレジェンド -メタル ギャラクシー)日程:2020年1月25日(土)DAY-1 、1月26日(日)DAY-2会場:幕張メッセ国際展示場【セットリスト】2020年1月25日(土)DAY-101. FUTURE METAL02. DA DA DANCE (feat. Tak Matsumoto)03. Elevator Girl04. Shanti Shanti Shanti05. Oh! MAJINAI (feat. Joakim Brodén)06. ヤバッ!07. Brand New Day (feat. Tim Henson and Scott LePage)08. ギミチョコ!!09. メギツネ10. Night Night Burn!11. THE ONE12. Road of Resistance【Release Information】『LIVE AT THE FORUM』5.13 release(BD)¥7000+tax品番:TFXQ-78181、(DVD)¥6000+tax 品番:TFBQ-18224ほかBABYMETAL『LIVE AT THE FORUM』主要販売サイト:※商品イメージ画像添付(商品のジャケット写真とは異なります。)3rd Album「METAL GALAXY」now on sale(2CD)通常盤 - Japan Complete Edition -¥3,500 +tax 品番:TFCC-86687ほか【METAL GALAXY WORLD TOUR】2020/2/3(月) スウェーデン, ストックホルム / Fryshuset2020/2/4(火) ノルウェイ, オスロ / Sentrum Scene2020/2/5(水) デンマーク, コペンハーゲン / Vega Main Hall2020/2/8(土) ドイツ, ハンブルグ / Große Freiheit 362020/2/9(日) フランス, パリ / Élysée Montmartre2020/2/11(火) オーストリア, ウィーン / Gasometer2020/2/13(木) ドイツ, ケルン / Carlswerk Victoria2020/2/14(金) ドイツ, ベルリン / Huxleys2020/2/16(日) ベルギー, ブリュッセル / AB2020/2/17(月) オランダ, ティルブルフ / 0132020/2/19(水) イギリス, グラスゴー / Barrowland2020/2/20(木) イギリス, カーディフ / The Great Hall2020/2/22(土) イギリス, マンチェスター / O2 Apollo2020/2/23(日) イギリス, ロンドン / Eventim Apollo2020/2/26(水) フィンランド, ヘルシンキ / House of Culture2020/2/28(金) ロシア, サンクトペテルブルグ / M12020/3/1(日) ロシア, モスクワ / Adrenaline Stadium2020/3/20(金)千葉 / 幕張メッセ国際展示場 【KNOTFEST JAPAN 2020】2020/3/22(日) バンコク / GMM LIVE HOUSE2020/3/27(金) クアラルンプール / KL Live2020/3/29(日) ジャカルタ / Basket Hall Senayan2020/4/3(金) 台北 / NTU Sports Center 1F2020/5/16(土) マニラ / MALL OF ASIA ARENA 【PULP SUMMER SLAM FESTIVAL】2020/6/5(金)~7(日) ドイツ /【Rock am Ring】2020/6/5(金)~7(日) ドイツ /【Rock im Park】2020/6/8(月) ポーランド、ワルシャワ / Stodola2020/6/10(水)~ 13日(土)オーストリア /【Nova Rock Festival】2020/6/11(木)~ 13日(土)スイス /【Greenfield Festival】2020/6/14(日) イギリス,ドニントン / Donington Park【Download Festival】2020/6/17(水) オランダ, ユトレヒト / Tivoli Ronda2020/6/19(金) ベルギー /【Graspop Metal Meeting】2020/6/21(日) フランス /【Hellfest】2020/6/23(火) スペイン, マドリード / La Riviera2020/6/24(水) スペイン, バルセロナ / Razzmatazz【関連リンク】BABYMETAL Official Web Site ()
2020年02月03日N.Flyingが11月28、29日に中野サンプラザホールで、12月1日に森ノ宮ピロティホールでライブツアー「N.Flying 2019 1st Hall Live in Japan」を開催。ツアータイトルにもあるとおり、彼らにとってはこれが初めてのホールツアー。その東京公演2日目の模様をレポートします。文・尹 秀姫【ペンになってもいいですか!?】vol. 118苦難を乗り越えてたどり着いた夢のホールツアースンヒョプの「What’s Up Tokyo! Make Some Noise!」のシャウトで11月にリリースしたばかりの新曲「Kick-Ass」からライブはスタート。N.Flyingの特徴的なツインボーカルが、歌声だけでなく、全身を使って会場を盛り上げていきます。2曲目の「Stand By Me」では2人が目を合わせながらハーモニーを重ねて、「Wanna Be」ではボーカル2人が力いっぱいジャンプしながらステージを端から端まで駆けめぐり、「Hot Potato」ではメンバー同士の掛け合いでも楽しませてくれます。最初のMCではフンが流暢な日本語で「それにしてもみなさんの熱量はすごいですね。1曲目の『Kick-Ass』はライブ初披露の新曲でどうなるかなと思ってましたが、みなさんおめでとうございます。完全に優勝です!」と、N.Fia(N.Flyingのファンの名称)の盛り上がりを称えていました。イ・スンヒョプ 1992年10月31日生まれ ラップ、ボーカル、ピアノ、ギター。「今回は初めてのホールライブ、たくさんの新曲を仕込んできました。全部ぶっ放していきます!」というスンヒョプの言葉からはじまった「Sunset」は、韓国で10月にリリースしたばかりの6枚目のミニ・アルバム収録曲。華やかなメロディが印象的な「Delight」では、ステージの脇と中央に置かれたミラーボールが光を乱反射してプリズムを作り出し、曲の世界観を見事に表現していました。続く「Pinhole」では、スンヒョプとフェスンが顔を見合わせながらハーモニーを重ねる様子に2人の信頼関係が見て取れるよう。日本初披露の「불놀이(Firework)」ではスンヒョプが拡声器を手に持ち、会場を大いに煽る一幕も。チャ・フン 1994年7月12日生まれ ギター。「MVとジャケット撮影の時、監督さんから『とにかく君たちの等身大の姿をカメラにおさめよう』と言ってくれたので、そのままのN.Flyingを撮影できた作品なんです」とジェヒョンが紹介した「GOOD BAM」は、これまでの激しさから一転してチルなサウンドで、会場も一体となって手を右に左にふりふり。続く「Automn Dream」「Color」とエモなメロディが光る曲が続き、N.Flyingの幅広さを見せたかと思えば、次のパートではメンバー全員が大好きだというKing Gnuの「白日」のカバーから、昨年韓国で大ヒットした「Rooftop」の日本語版、駆け抜けるメロディが爽快な「Songbird」、そして会場も一体となって歌った「Fall With You」まで、N.Flyingがホールクラスの会場を盛り上げられるライブバンドになったことを実感させてくれました。キム・ジェヒョン 1994年7月15日生まれ ドラム。「ここから最後の盛り上がりを見せてくれますよね?」と客席を煽ってはじまった「The World Is Mine」では2人のボーカルのかけあいからはじまり、再びジャンプ! 気づくとドラムのないパートでジェヒョンが踊っているのも、N.Flyingのライブならでは。フンがギターを替えてはじまった「Lupin」はこの日一番の激しいサウンド、レーザー光線とカラフルな照明が交差する派手なステージで会場を盛り上げ、「The Real」そして本編最後の「Doll」まで駆け抜けます。ライブTシャツを身に着けたメンバーが登場すると、アンコールで韓国の新曲「Pardon」を披露。ユ・フェスン 1995年2月28日生まれ ボーカル。スンヒョプの言葉でこの日、サポートベースを務めた後輩のドンソンへ拍手が送られると、それを見ていたフェスンが「うらやましい」とポツリ。その言葉を聞き逃さなかったフンが「じゃあフェスンくんにも拍手を!」と言うと、会場からはあたたかい拍手が送られました。最後にスンヒョプが「僕たちN.Flyingは80歳までバンドとしていい曲を作ってみなさんに聞かせますね」と宣言。「Run」と「HOU R U TODAY」でライブは終了。のはずが、会場の拍手が鳴り止まず。予定外のダブルアンコールにメンバーは大喜びし、この日最初に歌った「Kick-Ass」でライブを締めくくりました。来年2月にはN.Flyingにとって初のファンミーティングが決定! ライブでは見ることのできない姿を見せたいと、メンバー全員楽しみにしていると語ってくれました。年内には「FNC KINGDOM」の出演もあり、同じ事務所の先輩・後輩たちとのコラボステージも準備しているそう。これからもまだまだ楽しみの尽きないN.Flying、彼らの活躍から目が離せません。
2019年12月06日音楽をこよなく愛する、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。【音楽通信】第11回目は、EXILE SHOKICHIさんのライブレポートをお届けします!初の単独アリーナツアー全国6都市8公演を開催【音楽通信】vol. 11EXILE&EXILE THE SECONDのボーカル&パフォーマー・SHOKICHIさんが、2019年6月29日から9月15日まで、全国6都市8公演にわたり開催した自身初の単独アリーナツアー『EXILE SHOKICHI LIVE TOUR 2019“UNDERDOGG”』。2ndソロアルバム『1114』を引っさげて行われた同ツアーの7月3日さいたまスーパーアリーナ公演では、オープニングでステージ上の高台に組み立てられたドラムセットにSHOKICHIさんが登場。華麗なるドラムさばきを披露し、会場は「キャーッ」という割れんばかりの歓声に包まれます。演出の炎が上がり、ダンサーも現れて場内のボルテージは一気に上昇。新作から「マボロシ」、1stアルバムから「Don’t Stop the Music」と、新旧織り交ぜたナンバーをパフォーマンス。ノリにのる観客とのコール&レスポンスも軽快で、アリーナの椅子がおおいに揺れます。キャッチーな「Futen Boyz」では、上のステージから客席にのびる花道へと歩いて近づいてくるSHOKICHIさんに、観客はすっかりメロメロ。「Ooo!」では、口にくわえたホースをシンセサイザーにつなぎ音を加工させる“トークボックス”を使用する姿も。続いてアッパーな「HERE WE GO」では躍動感あふれるダンスで魅了します。そしてアッという間にバックヤードに消えたSHOKICHIさんですが、裏で汗を拭いたり、水を飲んだりする様子をすべてカメラがとらえて、会場のスクリーンに映し出しています。休憩があと何分で終わるのかを示す数字が、スクリーンの右上にカウントされ、衣装チェンジをして準備完了。SHOKICHIさんがステージに再登場すると、待ってましたとばかりに高揚する場内に「Underdog」が浸透し、トロピカルな「サイケデリックロマンス feat.SALU」では、ショッピングカートに入ったSALUさんが呼び込まれ、チアフルなムード一色に。「Rock City」ではSHOKICHIさんがバンドメンバーを紹介し、バンド&ダンスメンバーとのぴったりと息の合ったチームワークを披露。続いてSALUさんと「Good Vibes Only」、SALUさんひとりで、自身の強い思いが込められた「RAP GAME」へ。ここで、それまでの空気とは一転し、映画スターのように白い螺旋階段から現れたSHOKICHIさん。女性ダンサーとのパフォーマンスはなんとも艶やか。バラードの「白夜」で花道から中央のステージへと降り、身につけていた白いタンクトップを破り捨てて、見事に鍛え上げられた肉体美をさらして会場の女性たちをノックダウン。そんな興奮をさますかのように、上のステージへと戻って、真っ赤なピアノの前に座るSHOKICHIさん。「こんなにたくさん集まってくれてありがとうございます!」と感謝を伝え、ツアーグッズのフラッグ&ピンクに光るライトブレスレットがきらめく場内を見て、「ピンク、きれいですね」と笑顔。ここからは「青の日々」でしっとりと歌声を聴かせ、ピアノを演奏するSHOKICHIさん。自身の歌に聴き入る観客に「あったかいなあ」と喜びもひとしおの様子。さらに、7月生まれのファンクラブ会員を募り、応募者の中から抽選で選ばれたひとりがステージに上がれるという企画も。当選した「山形から来た」という女性とのコミカルなやり取りに、場内は大爆笑。アリーナという大会場なのに、アットホームであたたかい空間が生まれるなか、この女性へ向けてバラード「君に会うために僕は生まれてきたんだ」を歌い上げて、誕生日を祝福します。最後にはスクリーンに、応募した7月生まれのファンクラブ会員のかた全員のお名前が紹介されていました。そんなひとときを経て、またガラリとムードが変わります。激しいビートが鳴り響き、「Bad Speed Play」「WHITEOUT」「Cult Personality feat.EXILE SHOKICHI」「BACK TO THE FUTURE」とたたみかけるように展開。そして衣装チェンジをしたSHOKICHIさんがステージに登場し、hideさんの曲「ROCKET DIVE」をギターで弾き語り、さらに「Giver」「GENERATION」「GOING ON」「YEAH!! YEAH!! YEAH!!」「Going Crazy」といったこれまでの自身の音楽活動に沿ったナンバーを繰り広げます。その際、初めてオリジナルの曲を作り始めた中学3年生の頃やオーディションの様子、以前のツアー映像などもスクリーンに流れ、それぞれの楽曲にまつわるSHOKICHIさんのヒストリーが一目でわかる構成になっていました。SHOKICHIさんは、「初のソロツアーなので、これまでこういうことがあって、こんな思いがあってここに立っているんだということをわかっていただきたくて。楽しんでいただけていたら、本当にうれしく思います」としみじみ。さらに、「葛藤やくじけそうな思いも自分の糧になって、ここにつながっていると今は思います。みなさんが応援してくださって、音楽を聴いてくださっているからこそ、自分のチョイスした道に、誇りを持てます。ありがとうございます!」と語り、「必死に生きている男の音楽があることを忘れないでいただきたいと思います。これからもよろしくお願いします!」と感無量のようでした。本編のラストは、ラブバラード「The One」。SHOKICHIさんと一緒に、歌を口ずさむ観客ら、さいたまスーパーアリーナが一体となった瞬間です。ハートフルな空気のなか、「みんな最高!」と言ってステージを去ったSHOKICHIさんに、なりやまないアンコール。真っ暗な会場に輝くたくさんのピンクの光がウェーブをしながら、拍手の音はどんどん大きくなります。しばらくするとアンコールがスタート。マジックショーのようなステージセットが組まれた箱の中から、衣装チェンジしたSHOKICHIさんが登場し、「Back 2U」を披露。「アンコールありがとうございます! SHOちゃんコールとビッグウェーブでしたね」と語り、「ありがとうを超す言葉が見当たらない」と大感謝。また、自身のソロプロジェクトをするに至った経緯を説明し、「これからもたくさん音楽を作っていきたいです。今もツアー中だけど(曲を)作っています」と発表して場内を沸かせます。さらに「来年はPERFECT YEARもありますから忙しいですよ!楽しい地獄(笑)」と、これからも楽しさを提供してくれることを約束したSHOKICHIさんは、ツアーの「最後はこの曲だと決めていた」というドラマチックなバラード「Future」をピアノで弾き語り、大盛況のうちにライブは幕を閉じました。会場には、友人やグループで来ている女性のほか、ご夫婦やお子さんを連れたママ、家族と幅広い年代のファンのかたが集合。SHOKICHIさんの音楽が、たくさんの人たちを元気づけた夜でした。取材後記アッパーチューンからバラードまで、変幻自在に魅せてくれたEXILE SHOKICHIさん。X JAPANのhideさんのカバーなど、意外ながらも、斬新なセットリスト。ヒップホップ、オルタナティブR&B、ロックとさまざまな音楽がジャンルレスに響き合い、SHOKICHIさんの音楽への熱い思いが存分にほとばしっていたアリーナ公演でした。セットリスト01.1114 Miracles02.マボロシ03.Don’t Stop the Music04.Futen Boyz05.Ooo!06.HERE WE GO07.Underdog08.サイケデリックロマンス feat. SALU09.Rock City feat. SWAY & Crystal Kay10.Good Vibes Only feat. JP THE WAVY, EXILE SHOKICHI11.Never Say Goodbye feat. EXILE SHOKICHI & SALU12.RAP GAME13.白夜14.Diamond Dust feat. EXILE SHOKICHI15.青の日々16.君に会うために僕は生まれてきたんだ17.Bad Speed Play18.WHITEOUT19.Y.L.S.S. Remix feat. (PKCZ & CrazyBoy)20.Cult of Personality feat. EXILE SHOKICHI21.BACK TO THE FUTURE22.ROCKET DIVE23.Giver24.GENERATION25.Going On26.YEAH!! YEAH!! YEAH!!27.Going Crazy28.The One29.Back 2U30.FutureInformation
2019年10月10日DEAR KISSが昨日8月12日に東京・SELENE b2にて4thワンマンライブ「DEAREST DREAM NEXT DIMENSION」を行った。「DEAR KISS/Meik」チケット情報今回のワンマンライブで、DEAR KISSは初披露の『Overture』を経て新曲『ずっきゅんらぶ』を1曲目にパフォーマンス。“お祭りソング”で会場に集まったLIPS(DEAR KISSファンの呼称)を魅了し、満員のフロアを大きく揺らした。さらに5人はライブの序盤から中盤にかけて、巨大スクリーンを駆使して映像とダンスをコラボレーションさせた“ダンスVJ”のコーナーや『My LIFE is Beautiful』と『シェキナ』のリミックス楽曲で会場を盛り上げたほか、バラード曲『Sweet Kiss』やアダルトな雰囲気を醸し出す『バンビ』を含む多様なセットリストで観客を楽しませた。その後『Feel so Good!!』でオーディエンスを沸かせたメンバーは、新曲『ずっきゅんらぶ』を再び披露。続けて『REIMEI』『ハーメルンの夕暮れ×Love or Hate』といったキラーチューンを歌唱し、その勢いのまま『Step and Shout』でライブ本編を締めくくった。アンコールではこれまでのライブのオープニングで使用されていたSEが流れ、LIPSのテンションが上昇。5人は四島早紀が作詞を手がけた『Dearest』を歌い上げた。ファンに向けた挨拶では4月にグループに加入した伊山摩穂が「DEAR KISSが私のことを救ってくれた。これからはDEAR KISSがもっと大きくなるように貢献して恩返ししていきたい。本当にメンバーやスタッフさん、LIPSの皆さんのことが大好きです!」と涙ながらに思いを述べ、四島は「2年前と比べたら(山崎)みいわも(齋藤)里佳子も見違えるように成長しました。ののこも大人になったなって思うし、摩穂なんて前からDEAR KISSに居たんじゃないかというくらいのパフォーマンスを見せてくれて。私も27歳なりの壁はあるけど(笑)、いろんな曲をこれからもみんなと楽しんでいきたい。もっともっとDEAR KISSのことを好きになってもらえるようにこれからもがんばっていきます!」と意気込みを語った。そして彼女たちはダブルアンコールでこの日3回目の『ずっきゅんらぶ』を熱演。ラストナンバーとして『Yes Smile』を届け、4thワンマンライブの幕を閉じた。またDEAR KISSは本公演で、10月から11月にかけてMeikとのツーマンライブツアーを行うことを発表。10月27日(土)福岡・LIVE SPOT WOW、11月3日(土・祝)大阪・梅田Zeela、11月4日(日)愛知・R.A.D、ツアーファイナルは11月11日(日)に東京・shibuya eggmanで開催される。チケットは、8月26日(日)11:00まで先行抽選受付中。なおYouTubeでは今回のワンマンライブより『Overture』から1回目の『ずっきゅんらぶ』までのライブ映像を公開中。
2018年08月17日NHK「おかあさんといっしょ」で9年間歌のお兄さんを務めた横山だいすけが、4月14日(土)・15日(日)大阪城ホールにて、初の単独ライブ『横山だいすけ Family Live 2018 in 大阪城ホール』を開催する。これを記念して、3月6日、大阪市内で「だいすけお兄さんと一緒に踊ろう!」と題したイベントを行った。「横山だいすけ Family Live 2018 in 大阪城ホール」チケット情報横山のファンクラブ会員から抽選で選ばれた約100名の親子の「だいすけお兄さ~ん」という大きな掛け声で呼び込まれ、歓声の中横山が登場。まずは、約1カ月後に迫った初の単独ライブについて聞かれると「着々と準備を進めているところです。皆さんからリクエストを募って、ディズニーやジブリの歌や歌謡曲など、今まで僕が歌ったことのない歌や皆さんの知っている歌も歌いますし、今までやりたいと思っていたことをたくさん入れたファミリーライブになると思うので、楽しみにしていただきたいです」と意気込みを語っていた。そして、「子どもには元気に踊って、大人も大きな声を出して、みんなで楽しんでほしいという意味を込めてファミリーライブというタイトルにしました。泣いちゃっても騒いじゃってもOKというライブにしたいと思っています」とファミリーライブをアピール。また、ゲストについて聞かれると「鈴木福くんや瀧本美織さん、タコヤキレインボーさん、そしてここで初めて言うんですが、同志社香里高校と池田高校のダンス部の皆さんにも出演していただくことになりました!」と発表。そして、今回のライブのテーマソング『地球カーニバル』が完成したことが発表されると、「この歌は振付があるので、みんなと一緒に踊って楽しみたいと思っています。今日ここにいらっしゃる皆さんに初めて見てもらうことになるので、ぜひここで覚えて帰ってもらいたいです」と観客に語りかけていた。そこで横山と鈴木が踊る『地球カーニバル』のDVDが流れると、初めて見るはずなのに早くも映像に合わせて一緒に踊る子どもやお母さんも。そして横山が「テンポがちょっと早く感じるかもしれませんが、サビの部分は覚えやすいので、少しでも覚えて帰ってもらえると嬉しいです」と振付をレクチャー。何度か練習した後、横山が皆と一緒に踊っている動画と写真を撮影すると、子ども達はいち早く横山の周りを囲んでいた。最後に「今日、皆さんと踊ってみて、大阪城ホールでたくさんの人と踊るのがさらに楽しみになりました!また大阪城ホールで皆さんに会えるのを楽しみにしています!」とコメントし、イベントは終了した。『横山だいすけ Family Live 2018 in 大阪城ホール』のチケットは発売中。取材・文:華崎陽子
2018年03月07日宇多田ヒカルがその歌声に惚れ込み、彼女の最新アルバム『Fantôme』に客演参加(“ともだち with 小袋成彬”)を果たした若きSSW/プロデューサー・小袋成彬(おぶくろなりあき)。元々は「TOKYO RECORDINGS」というレーベル/プロダクションを主宰し、これまでに水曜日のカンパネラやiriなどの楽曲を手がけたり、松本潤&有村架純主演映画『ナラタージュ』の主題歌を野田洋次郎(RADWIMPS)と共作するなど、裏方として暗躍してきた彼だが、この度4月に宇多田ヒカル全面プロデュースの元、初のソロアルバム『分離派の夏』をリリースすることに。そして、本作をもってソニー・ミュージックレーベルズ EPICレコードジャパンからメジャーデビューを果たす。そんな彼のプレミアム・ライブが、先日2月5日にSpotify Japanのオフィス内にて行われた。「小袋成彬 Spotify LIVE」と題された本イベントは、アルバムからの先行トラック“Lonely One feat.宇多田ヒカル”が、男性新人ソロアーティストとして国内史上初となるSpotifyバイラルランキング(※)1月25日付のウィークリーランキング(日本)初登場1位を記念してのもの。集まったのはメディア関係者と、抽選で選ばれた幸運なオーディエンス数10名。さらに、その応募数があまりにも多かったため、当日はSpotify Japanの各種SNSで生配信も行われた。予定されていた時刻を少し過ぎた頃、小袋成彬とバックの演奏を務める2人が物々しい機材に囲まれたステージへ現れた。そして、すでにネット上にUPされている『小袋成彬 1stアルバム「分離派の夏」ティザー映像』が上映されると、たちまち空気がピンと張り詰める。彼がソロアルバムを作ることになった理由、そして「芸術とは何か」を問い質すかのような映像は、これから始まるライブパフォーマンスに対して、そして彼の作り上げる作品の世界観へと我々を没入させるかのような演出だ。宇多田ヒカルとの共演曲“Lonely One feat. 宇多田ヒカル”を含む7曲を披露しながらも、MCはなし。後の取材時には、「ライブは自身の作品を再解釈する行為」と語っていた通り、オーディエンスを前にしながらも、あくまでも内省的に自己と向き合い続ける様は、どこか鬼気迫るような迫力すらも感じさせた。もちろん、宇多田ヒカルに「この人の声を世に送り出す手助けをしなきゃいけない」という使命感を感じさせたという圧倒的な歌唱力や、海外の最新鋭の音楽ともリンクする音楽性にも注目がいくだろうが、あくまでもそれは装飾に過ぎないのだろう。自身に内面とひたすらに向き合い続けた結果、生まれた楽曲の数々は、まさしく「芸術」と呼ぶに相応しいもの。そしてそれは我々オーディエンスの心を大きく揺さぶった。未だ26歳という若さながら、音楽業界で広く暗躍し、さらには宇多田ヒカルにその才能を認められるという稀有な逸材=小袋成彬。すでに5月に開催予定の初ワンマンにも予約が殺到。大坂BIG CATでのイベントライブ「HOPE!」や、埼玉史上最大のロックフェス「VIVA LA ROCK 2018」、長野県で開催される野外フェス「TAICOCLUB’18」への出演も決定するなど、音楽リスナーから大きな注目を浴びている。しかし、そんな状況とは裏腹に、「『作品を作ること』と『作品を届けること/売ること』は切り離している」と語っている通り、あくまでも芸術家としてのスタンスをみせている。今後、彼が国内音楽シーンにどのような波紋を広げるのか。期待しながら見届けたい。(※)バイラルランキングとは、いまソーシャル上にシェアされ、再生されている話題の楽曲をSpotifyが独自にチャート化したもの。
2018年03月02日ベドウィン&ザ ハートブレイカーズ(BEDWIN & THE HEARTBREAKERS)のイベントをレポート。2017年3月22日(水)、東京・渋谷のサウンド ミュージアム ビジョン(SOUND MUSEUM VISION)にて開催された。2017年春夏コレクションを含むアーカイブウェアをミュージックライブ形式のショーで発表。日本のストリート、ヒップホップカルチャーを盛り上げるDJ、MC、バンドが、ベドウィン&ザ ハートブレイカーズの衣装を着用してパフォーマンスを行った。最初に登場したのは実の兄弟である5lackとPUNPEE。今回は5lackがMC、PUNPEEがDJを務め、セッションという形で共演した。5lackはストライプのセットアップにゴールドの大振りのネックレスを合わせて、ステージで一際存在感を放つ。PUNPEEは無地のジャケットをボタンで留めて、いつもの彼らしくブランドのアイテムを着こなしていた。YOUNG JUJUはスポーティなジャケットにシャツとサスペンダーをスタイリング、呂布は大きなフード付きのダウンを着用していた。他にもDJ MOCA、DJ SHINTARO、DJ EMMA、yahyelなどが登場し会場を盛り上げた。
2017年03月26日2016年4月1日、『ラブライブ!』μ’s最後のワンマンライブとなる「ラブライブ! μ’s Final LoveLive!~μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪~」が、東京ドームにて開催され、μ’sの9人がステージに登場した。出演したのは、高坂穂乃果役の新田恵海、絢瀬絵里役の南條愛乃、南ことり役の内田彩、園田海未役の三森すずこ、星空凛役の飯田里穂、西木野真姫役のPile、東條希役の楠田亜衣奈、小泉花陽役の久保ユリカ、矢澤にこ役の徳井青空のμ’s9人。今回のライブは、スクールアイドルグループ・μ’sの、ワンマンライブとしてはファイナルになると銘打っており、国内だけでなく海外でもライブビューイングを開催するなど、全世界から注目を集めるライブとなった。初の東京ドーム公演ということもあってか、開演前から会場は熱気に包まれており、場内に流れている「Super LOVE=Super LIVE!」の曲に合わせ、メンバー順に次々とペンライトの色を変えていく観客からは、このライブを盛り上げ、絶対に成功させるという気概すら感じられた。1stシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」、TVアニメ1期OP「僕らは今のなかで」と、はじまりを予感させる2曲を皮切りにライブがスタート。ステージ構成も東京ドームにふさわしく、センター、一塁、三塁、ピッチャーマウンド、そしてバックネットと5つのメインステージを配置している。また、μ’sのメンバーがトロッコで球場を駆け抜けていくため、見切れ席となるステージ裏でも十分に楽しめる配置となっている。初公開のメイド服で「もぎゅっと"love"で接近中!」を披露したあとには、「Wonder zone」、「これからのSomeday」、「Love wing bell」をトロッコからメドレーでパフォーマンス。新田、内田、久保によるユニット・Printempsは1stシングル「Love marginal」のジャケットイラストをイメージした衣装で登場し、「WAO-WAO Powerful day!」、「NO EXIT ORION」、そして移動式ステージで観客の真上を通過していく「sweet&sweet holiday」で会場を魅了する。三森、飯田、楠田のユニット・lily whiteは全身がバルーンで飾り付けられた衣装をまとい「思い出以上になりたくて」や、バルーンに囲まれたトロッコで移動しながら「ふたりハピネス」、「春情ロマンティック」と歌い上げていく。lily whiteのMCでは、会場外の桜が満開だったことに触れ、観客に手伝ってもらい、白とピンクのサイリウムで彩られた満開の花を東京ドームに咲かせていた。南條、Pile、徳井のユニット・BiBiは「Cutie Panther」、「錯覚CROSSROADS」、そして4回めのワンマンライブ「μ’s →NEXT LoveLive!~ENDLESS PARADE~」から定番となったBiBiコールで盛り上がる「PSYCHIC FIRE」の熱唱で会場はひとつに。劇場版『ラブライブ! The School Idol Movie』の劇中歌「Angelic Angel」は今回が初披露。メンバーに合わせた衣装や髪型、扇子を使った振り付けだけではなく、モニターとキャストを一体化させることで、扇子の動きの軌跡を表現していく。歓声の大きさがその完成度の高さを物語っているようだ。飯田、Pile、久保による「Hello,星を数えて」、南條、楠田、徳井の「?←HEARTBEAT」、新田、内田、三森が見せた「Future style」でのアニメーションPV再現や、「だってだって噫無情」、「No brand girls」で巻き上がる火柱や花火の演出が会場をより一層燃え上がらせていく。観客との一体化が、ライブ成功の要因になったのは間違いない。ファンと一緒に作った「ミはμ’sicのミ」を全員で合唱し、「SUNNY DAY SONG」のサビではともにダンスをする。「Snow halation」では会場全体をオレンジのサイリウムで照らし、場内に表示されているモニターも観客席を映すほど。公演最後の曲となるダブルアンコールの「僕たちはひとつの光」では、会場センターに大きな花が出現。劇中と同じく、ゆっくりと花開いていき、μ’sが姿を現していく。劇中最後のライブで披露した同曲を、ファイナルライブ最終公演で見事歌いきった。舞台から去っていくμ’sを、場内に流れるインストの「僕たちはひとつの光」を歌いながら見送る観客。別れを惜しむように声を張り上げる観客に向けて、新田が「これからももっともっとよろしくお願いいたします!」と返す。そして、まさにいまの気持ちを体現するかのような歌詞「いまが最高!」をμ’sと観客で歌い上げ、「ラブライブ! μ’s Final LoveLive!~μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪~」は幕を下ろした。
2016年04月04日『アイドルマスター ミリオンライブ!』初のライブツアー「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!!」大阪公演初日が2016年3月12日、オリックスホールにて開催された。大阪公演には春日未来役の山崎はるか、最上静香役の田所あずさ、伊吹翼役のMachico、ジュリア役の愛美、箱崎星梨花役の麻倉もも、佐竹美奈子役の大関英里、望月杏奈役の夏川椎菜、所恵美役の藤井ゆきよ、百瀬莉緒役の山口立花子、横山奈緒役の渡部優衣、高坂海美役の上田麗奈、島原エレナ役の角元明日香、高山紗代子役の駒形友梨、二階堂千鶴役の野村香菜子が出演した。角元と野村は大阪初日のみの参加となる。既に終わった名古屋・仙台公演は、共通の基本フォーマットのもと、参加した10名のメンバーのほとんどを入れ替えた、いわばA面・B面的な構成だった。そして今回の大阪公演は、名古屋組、仙台組、ツアー初参加組がバランスよく入った14人構成なこともあって、セットリストの変化やメンバーの成長という「ツアーの醍醐味」が感じられはじめる公演となった。大阪は3rdツアー初の2日制であり、公演リーダーは藤井ゆきよと地元出身・渡部優衣のコンビ。5都市を巡るツアーはここが折り返し点となる。オープニングの「Dreaming!」で全員が登場すると、今まではメインステージ上の5つのお立ち台に2人ずつが立っていたのが、リーダー以外は3人ずつに。凝集感というか、見た目にも人数が増えたのが明らかだ。その中でもスラリとした長身の2人・渡部優衣と藤井が並び立つ姿には華がある。そして渡部優衣の「ついに、帰ってきたで大阪ーー!」の叫びには地元愛がにじむ。会場が大阪となれば、ご当地ネタで誰もが思い浮かべるのが食べ物の話だ。夏川が「楽屋のたこ焼きがおいしかったです。たこ焼きパワーで頑張る!」とアピールすれば、ステージでは麻倉がたこ焼きを本当に幸せそうに食べていた話題も。当の麻倉はといえば、「皆さんも是非食べてくださいね。あ! ライブも楽しんでくださいね」と、彼女らしい言葉で周りを笑顔にしていた。大阪ならでだったのが、リーダー藤井肝いりの「ミリオン興行演芸劇場」という企画コーナー。出演者たちが4組のトリオを組み、ショートコントや漫才風のネタを見せるというものだ。本業ではないし、微笑ましい感じのステージになるのかな……と思いきや、トップバッターの「もちぜっきーズギター(麻倉・愛美・大関)」チームから、麻倉の個性を最大限に活かしたシュールでかわいいネタと、関西出身の愛美のノリツッコミが冴える。驚いたのが駒形、角元、野村の同一事務所トリオによる「大阪スペクランド」チームで、3人とも喋りが立つ上に息がぴったり。立派にショートコントとして成立していた上に、角元が演じる人物のクソガキ感も素晴らしかった。それぞれの個性が出たネタ見せコーナーのラストは、リーダーの渡部優衣と藤井がご当地ネタをふんだんに織り込んだ掛け合い漫才を披露してきっちりと締めたのだった。ライブパートで感じたのは、今回のツアーに参加するミリオンスターズ総勢37人の層の厚さだ。非常に完成度と満足度が高かった名古屋・仙台を経ての三公演目だが、「恋愛ロードランナー」で海美が乗り移ったように熱いパフォーマンスを見せた上田、「Precious Grain」や「Persona Voice」で圧倒的な表現とボーカル力を見せつけた田所らは大阪がツアー初参加。ステージの顔になれるエースが次から次にと出てくるのは驚きしかない。一方、大阪初日のみの参戦で、大会場のライブ自体が初めてなのが角元・野村の2人。角元のステージで印象深かったのが麻倉と歌った「Smiling Crescent」。ライブでの絡みは初めてとは思えないぐらいバランスのいい2人で、ダンスの先生は「姉妹みたい」と評したとのこと。かわいさときらきらした存在感にますます磨きがかかる麻倉と、ステージ上でバランスよく映えるパフォーマンスを見せる初ステージ組がいたことに頼もしさを覚えた。野村はソロで「恋心マスカレード」を披露し、まずは千鶴としての「さぁ、行きますわよ!」の一言で会場の空気を引きこむ。初ステージらしい初々しさが随所にありながらも、間奏で4人のダンサーを従えてのダンスは堂に入ったもの。すでにたくさんの経験を積んで先を行く仲間たちに囲まれてのライブ初ステージには緊張や難しさもあったと思うが、この日のために懸命に積み上げてきた、今できるものを全力で見せる姿勢には好感が持てる。ステージの最後には野村から「明日も出たい!」「これから思い出をいっぱいいっぱい作っていけたらと思います」と、今日を楽しんで、これからに思いをはせる言葉が聞かれた。だが今回のライブで印象的だったのは、新鮮な顔ぶれのそれと同じぐらい、大ライブ出演経験の多い常連組のパフォーマンスが鮮烈に感じられたことだ。中でも圧倒的と表現したくなったのが関西出身の愛美。彼女がギターを奏でる弾き語りステージがどうやらすごいらしい……ということは、会場の観客には既に知れ渡っている様子。そんな期待感のハードルが上がりに上がっている状態の中、愛美が「プラリネ」を歌い終えると、会場は驚嘆と感動の叫びに包まれた。これぞベストアクトと思われた仙台公演でのそれを軽々と超えてきたMachicoの「Believe my change」など、素晴らしいパフォーマンスが続出する大阪公演初日だった。好パフォーマンスが続く空気ができあがる上では、地元凱旋ライブに気合が乗りまくっていた渡部優衣と、率先して緊張しながらステージを楽しんでいた藤井、ふたりのリーダーが果たした役割も大きいだろう。オープニングMC中、ゲーム用に収録が入るキャラクター挨拶でとちった藤井は、堂々と「TAKE2!」と叫んで、テンションましましでリトライ。失敗しても楽しんじゃっていいんだ、という姿勢に緊張がほぐれたメンバーもきっといたはずだ。藤井のソロの「アフタースクールパーリータイム」で、テンションが上がった藤井がちょっとしたミスをした際、会場の観客たちは歓声やコールでが自分たちが支えるから大丈夫! という意志を見せ、それを受け取った藤井が感謝して、感激していることがステージからはっきり伝わってきた。完璧ではなくても、こんなに幸せなステージはなかなかないはずだ。できあがった空気のベストライブを受けての二日目、明日は一体どんなステージを見せてくれるのかが楽しみでならない。「大好きな仲間と大阪にこれて、ほんまに幸せやなと思ってます! 今日はほんまにほんまに、ありがとうございました!」(渡部優衣)。○「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!!」大阪公演初日(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
2016年03月13日米App Annieは、昨年1年間の世界のアプリ市場動向を総括した「2015年アプリ市場総括レポート」を発表した。このレポートでは、2015年の世界のアプリ市場の重要トレンド、国別トップアプリやパブリッシャーのランキング等に関する情報を分析し提供している。それによると、2015年のトレンドとしては、音楽や動画のストリーミングアプリの台頭、アプリを通じたモバイルコマースの活性化、相乗りアプリ及びタクシー配車アプリの流行などが挙げられという。相乗りアプリ及びタクシー配車アプリでは、特に中国、メキシコ、ブラジルはiPhoneで顕著で、インドはAndroidデバイスで先行。この4市場では、スマートフォンユーザーの20%以上が2015年第4四半期、主要な配車アプリまたは相乗りアプリ1種類以上を日常的に利用したという。プラットフォームでは、Google Playがダウンロード数、iOSが収益でリードする構造は以前と変わらないものの、iOSの国別ダウンロード数で中国が首位に立ったこと、米国のダウンロード数シェアでGoogle PlayがiOSを上回ったことなど、地域ごとに大きな変化もあるという。パブリッシャーの世界収益ランキング(ゲーム以外)では、LINEが首位。同社のコミュニケーションアプリであるLINEは、アプリの世界収益ランキングでは2位に、世界ダウンロード数ランキングでは9位に入っている。一方ゲームの世界収益ランキングでは、MixiのMonsterStrikeが2位、GungHo OnlineのPuzzle&Dragonsが3位、LINEのDisney Tsum Tsumが10位にランクインしている。日本のトップパブリッシャーは、ダウンロード数(ゲーム以外)でYahoo Japan、ダウンロード数(ゲーム)と収益(ゲーム以外)でLINE、収益(ゲーム)でMixiとなり、パブリッシャーランキングでは、GungHo Online、BANDAI NAMCO、Cocone、SQUARE ENIX、Sega Sammy Holdingsといったパブリッシャーが上位にランクインした。
2016年01月21日アドビ システムズは、IT大手アドバイザリ会社である米・ガートナー社の調査レポート「Magic Quadrant for Digital Marketing Analytics(デジタルマーケティング・アナリティクス分野のマジッククアドラント) 2015年版」において、同社が「リーダー」に選ばれたと発表した。ガートナー社が「Magic Quadrant for Digital Marketing Analytics」調査レポートを作成したのは、今回が初めてのこと。実行能力の評価には、製品/サービス、総合的な存続力、販売/価格設定、市場対応力/実績、マーケティング、顧客エクスペリエンス、運用などの評価基準が含まれるという。アドビは、評価対象となった12ベンダーのうち「実行能力」において最高評価を獲得したということだ。今回の評価について、Adobe Analytics担当バイスプレジデントであるビル イングラム氏は、「Magic Quadrant for Digital Marketing Analytics調査レポート2015年版のリーダー・クアドラントにおいて、当社が実行能力で最高評価を獲得したことは、世界の著名なブランド企業がデジタルマーケティングを推進するうえで、AdobeMarketing CloudのバックボーンであるAdobe Analyticsを信頼していることを裏付けていると確信しています。当社の継続的なイノベーションにより、マーケターはワークフローを最適化して業績を向上させることができます。先日発表した業界初の機能である『Analysis Workspace』では、アドビのクリエティブ業界における豊富な知見を活かし、データサイエンティストが『分析における創造性』を発揮することや、より多くの社員がデータを高度に活用することが可能です」とコメントしている。また、顧客/パートナーのコメントとして、アウディのブランドポータル責任者、マイケル アドルフ氏は、「Adobe Analyticsにより、当社のチームはお客様にオンラインで情報を提供するうえでの最善の方法について洞察を得て、データに基づいた判断ができるようになりました。我々は常に、関連性が深く、影響力の強い情報と利便性、そして心に残るブランド体験のバランスを取ることに取り組んでいます」と述べている。このほか、スターウッドホテル&リゾートのデジタルアナリティクス担当アソシエイトディレクター、ジェン ヤセンダ氏は「お客様をよく知ることにより競争上の優位性を得ることができます。また、Adobe Analyticsの高度な分析能力により、検索チャネルのレポーティングとトラッキングの効率が大幅に向上します。AdobeAnalyticsのリアルタイムセグメンテーションにより、担当チームはパフォーマンスの詳細を把握できます」とコメントしている。なお、評価結果の詳細は、Adobe Experience ManagerのWebサイトで参照できる(英語のみ)。
2015年10月05日神奈川県・横浜市に9月11日よりオープンするライブホログラフィック専用劇場「DMM VR THEATER」の記者発表会が、1日に行われた。本稿ではそのレポートをお届けする。○古い仕組みと新しい技術の融合冒頭では、DMM.futureworks 黒田貴泰代表取締役が、同劇場の仕組みについて解説。200年以上前から使われてきた「Peppers Gost」という原理を用い、3DCG映像に奥行きを加え、そこに本当に人やキャラクターがいるかのような演出を行うのが基本的な構造となる。古くからの安定した手法を採用した一方で、1.9mmピッチのLEDビジョンの採用や、投影する映像の作り込みを高めるなど、新しい技術も取り入れていると黒田代表取締役はコメント。また、人間を模したロボットなどの分野でも語られる「不気味の谷」現象についても言及し、「ステージ上では、(投影したホログラフィック映像が)人間に見えることは最低限のこと。"人間っぽいものの先"を突き詰めて、お客様に満足していただくことが大切になる」と語った。このプレゼンテーション中は、利用イメージの提示以外にも、ステージ上の構造を利用した奥行き感のある図示を交えて行われ、プレゼンテージョン手法としても強い印象を受けた。○hideのライブを体感可能な映像イベントまた、会見では、同劇場の第一弾公演コンテンツとして9月11日から公開される、先行プレミアム公演「hide crystal project presents RADIOSITY -prologue-」から、有名曲「ピンク スパイダー」が披露された。hideの代表曲でありながら、オーディエンスを前に披露されたことがなかった同曲のライブを楽しめる内容となっていた。なお、プレゼンテーション中で黒田代表取締役は、同劇場を横浜固有のものとするのではなく、日本全国、あるいは世界各国に同様の機能を持つ劇場を作ることで、「ライブ」や「演劇」といったエンターテインメントを同時に別の場所で行えるようにしたいという展望も述べていた。昨今、映画館でスポーツや音楽ライブ、イベントなどをライブビューイングで鑑賞することも浸透しつつある。このライブホログラフィックがそうした流れの中、あらたなエンターテインメントの一分野を切り開くか、注目していきたい。
2015年09月02日『アイドルマスター ミリオンライブ!』のライブイベント「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 2ndlLIVE ENJOY H@RMONY」が4日、千葉・幕張メッセで行われた。『ミリオンライブ!』単独での大規模ライブは昨年6月の中野サンプラザ公演以来2度目。初日公演には山崎はるか(春日未来役)、田所あずさ(最上静香役)、Machico(伊吹翼役)、麻倉もも(箱崎星梨花役)、雨宮天(北沢志保役)、伊藤美来(七尾百合子役)、夏川椎菜(望月杏奈役)、藤井ゆきよ(所恵美役)、渡部優衣(横山奈緒役)、木戸衣吹(矢吹可奈役)、小岩井ことり(天空橋朋花役)、駒形友梨(高山紗代子役)、近藤唯(篠宮可憐役)、戸田めぐみ(舞浜歩役)、山口立花子(百瀬莉緒役)が出演した。初日の新発表としては、ゲーム『ミリオンライブ!』の新展開となる「765プロ全国キャラバン編」が4月6日にスタートすること、『ミリオンライブ!』第3のCDシリーズが今夏スタートすること、そしてミリオンスターズの新展開が今夏発表されることなどが明かされていた。今回のステージは大階段とスクリーンを据えたメインステージに、会場後方のサブステージという2ステージ構成。今回のアイデア賞は、ステージサイドに用意された4台のトロッコだ。一見ステージの一部のようなデザインのトロッコに出演者が乗ると、そのままトロッコは動き出して会場後方のサブステージに移動。後方ステージで曲が終わると、メインステージでは次の演者が既にスタンバイしているという仕組みになっている。2曲目の「乙女ストーム!」で山崎とMachicoが下手、伊藤と夏川が上手からトロッコで後方に向かうと、スタンド席前方の観客はあまりの演者の近さに息を呑んだほど。ようやく独特のステージ転換に慣れてきた6曲目、前か? 後ろか? と首を振るものの、「合言葉はスタートアップ!」を歌う藤井と渡部の歌声は聞こえてくるが姿が見えない。よくよくあたりを見回すと、会場左サイドに移動していたトロッコ上に2人が出現している! そのまま歌い終えるまでに右サイドに移動と、トロッコの移動ルートがそのまま花道がわりになるという新しい試みだった。全員が制服風の新衣装で登場したライブは、フルメンバーでの「Thank you!」でスタート。これまでに発売されたアルバム「LTP」「LTH」シリーズのソロ曲、ユニット曲を次々と披露していく。第1ブロックはメインステージ、後方ステージ、トロッコをフルに使った目まぐるしくスピード感のあるセット構成。第2ブロックには小岩井ことり、駒形友梨、山口立花子ら大会場ライブには初登場のフレッシュな顔ぶれも登場して、メインステージを中心にじっくりとパフォーマンスを見せる構成だ。小岩井が感極まった表情で「『Maria Trap』歌いたかったの。今日は最高のプロデューサーさんたちの前で歌えて朋花も私もとっても幸せです」と語ったり、近藤が懸命に涙をこらえたりと、フレッシュさと涙にあふれたブロックだった。第3ブロックの頭には、全員がトロッコに乗りながら、『アイドルマスター』シリーズ全てのはじまりの楽曲である「THE IDOLM@STER」を披露。会場後方寄りに4台のトロッコが直列して仮設ステージが出現し、全員が揃って腕を折り曲げるような、少女の力強さを示すおなじみの振りを揃えている姿を見ると、彼女たちもまた「アイドルマスター」の一員の末娘たちであることを実感する。そこからは「PRETTY DREAMER」「センチメンタルビーナス」「Hello コンチェルト」「マリオネット」「Blue Symphony」のユニット曲をトリオで畳み掛けるように披露。「PRETTY DREAMER」で山崎はるかと木戸衣吹のおなじみの組み合わせに駒形友梨を加えたように、定番メンバーと大会場初登場メンバーを組み合わせて、熟成と新鮮さのバランスを取っているように思えた。そして休憩を挟んだラストブロックはノンストップ! 3ブロックの出演者を織り交ぜて、会場全体を使って燃え尽きるまでのパフォーマンスを見せた。大会場初参戦の面々が加わることで多くの新鮮な新しい光景が見られたのが印象的だった。(作中の765プロの)高木社長から新展開の発表がされたあとは、全員が揃っての「Welcome!!」でライブは締め。この曲では間奏の台詞を順番に言っていく定番のくだりがあるが、山崎の「ここまでこれたよ!」と田所の「まだまだこれから!」の声が、今まで以上に心に響いたステージだった。アンコールでは挨拶で全員がそれぞれの想いを伝えたが、だんだん涙に包まれてウェットになりかけた雰囲気を、満開の笑顔とハキハキしたコメントで意識的に明るく変えた木戸の姿が特に印象的だった。そして最後はトロッコに乗って、客席の一番近くを回りながらの「Thank You!!」でライブの幕は閉じられたのだった。明日は引き続き、「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 2ndlLIVE ENJOY H@RMONY」最終日の模様をレポートする予定だ。
2015年04月04日『アイドルマスター ミリオンライブ!』のラジオ番組『ミリオンラジオ』の公開録音イベント"THE IDOLM@STER MILLION RADIO SPECIAL PARTY 02 ~Welcome!! 2015年~"が12月27日、新宿BLAZEで開催された。今回は、パーソナリティの山崎はるか (春日未来役)、田所あずさ (最上静香役)、麻倉もも (箱崎星梨花役)に加えて、ゲストの阿部里果 (真壁瑞希役)、上田麗奈 (高坂海美役)、藤井ゆきよ (所恵美役)が出演した昼の部「Day Party」をレポートする。『ミリオンライブ!』最初のCDアルバムシリーズ『LIVE THE@TER PERFORMANCE』の発売記念イベントでは"ぴょんころもち"として、毎回のようにイベントに参加していた山崎、田所、麻倉の『ミリラジ』パーソナリティトリオ。そんな三人が参加するイベントで名物になっていたのが、前説にぴょんころもちが登場してのオープニング漫才だ。今回はそんな漫才が「みりらじ歳末笑い締め」として久々に復活。麻倉のかわいいボケと田所の一生懸命なボケに、真ん中の山崎が孤軍奮闘で次々とツッコミを入れていき、漫才にも進歩が感じられた。トークコーナーでは「シアターミッション ゲームで振り返るミリオンライブ2014」と題して、6人でゲームに挑戦。2015年の『ミリオンライブ!』にまつわる出来事を振り返りながら、「やせろ矢吹可奈万歩計カウントゲーム」「未来になりきれアドリブアフレコゲーム」「どっち、どっち? 運命の選択ゲーム」「手抜きじゃないよ、ハーモニーシアターゲーム」「つなぐぜ氷の味 利きカキ氷対決」「中村繪里子さんクイズ」の6つのゲームを行った。アドリブアフレコでは、上田がお題の映像を台詞で地元富山の薬のCMに仕立てたりと技を見せるも、「おもしろいこととか言わないでいいよねー。(o・∇・o)終わりだよー」と口パクに合わせる気もないいつも通りの麻倉が一番ウケていた。高級品と普通の梅干しを当てる「どっち、どっち? 運命の選択ゲーム」では、麻倉が実は苦手らしい梅干しを一生懸命食べたりも。そんな麻倉のかわいさにゲストは「もちょかわいいね~」(上田)、「もちょかわいいな~」(阿部)、「私ももちょにあーんってされたい!!」「私ももちょと汽車ぽっぽやりたかった!!」(藤井)とメロメロな様子だった。山崎がしっかり仕切り、田所がオチ担当を押し付けられるいつも通りの和やかな番組の様子は、1月1日に配信の『ミリオンラジオ』で楽しんでほしい。『ミリオンラジオ』でおなじみの「ミリラジシアター」は、今回は生アフレコの特別編。物語のテーマになったのはキャラクターの入れ替わり。気風のいい箱崎星梨花ととふわふわした女の子らしい所恵美など、普段とは一味違った公演に客席は笑いと感嘆に包まれていた。後半のライブパートは、山崎、田所、麻倉による『ミリオンラジオ』テーマソング「U・N・ M・E・I ライブ」からスタート。6月のライブで初披露した際は田所の体調が良くなく、参加が危ぶまれた中だったこともあり、今回はようやく楽しさ100%でのステージとなった。ソロでは「夢色トレイン」(麻倉)、「恋愛ロードランナー」(上田)、「...In The Name Of。 ...LOVE?」(阿部)、「フローズン・ワード」(藤井)、「Catch my dream」(田所)、「未来飛行」(山崎)と、最新の「LIVE THE@TER HARMONY」シリーズの最新ソロ曲を披露。ほとんどの出演者が二度目の披露ということで、それぞれに工夫を凝らし、よりよいステージにしようとする意気込みが感じられた。唯一初披露となった田所は「Catch my dream」をさわやかで前向きに聴かせ、また違う最上静香の歌の魅力を表現してみせた。ゲストの藤井、上田、阿部はユニット"灼熱少女"のユニット曲「ジレるハートに火をつけて」を披露。なかなか歌われる機会がないユニット曲、しかもオリジナルメンバーの2人に、別ユニットの阿部が加わるこの日限りのスペシャルバージョンに会場は大いに盛り上がった。ライブパートのラストは、『ミリオンライブ!』テーマソングのひとつ「Welcome!!」を全員で歌い、幸せで楽しいムードの中終了。最後は山崎が音頭をとって「アイマスですよ、アイマス!」でステージと会場が声を揃え、イベントを締めくくった。
2014年12月28日ラックは12月16日、「日本における、標的型サイバー攻撃の事故実態調査レポート」を公開した。レポートは、特定の企業や組織を狙った「標的型攻撃」について、国内で実際に発生した約80件の実例を調査・分析し、判明した事実を解説したもの。併せて、複数の標的型攻撃の関連性についても解明を紹介している。具体的には、ラックが調査した約80件の標的型サイバー攻撃の被害事案をもとに、技術的なポイントと攻撃者の攻撃手法の傾向、事案間に共通して見られる事実を解説している。攻撃に使われるツールは、一般的に流通していないものや流通するツールをカスタマイズしたもので、ウイルス対策ソフトによる検出を回避しようとする意図が見て取れる。また、最新の攻撃手法も常に取り込んでいることがうかがえるという。また、複数の標的型サイバー攻撃の痕跡から、同一の攻撃者が異なる企業を同時に狙っている傾向がある。標的型攻撃を受けた複数の企業を調査することでわかった。発見したマルウェアは、通信先コンピュータのIPアドレスなどが、既に調査済みの事案のものと同一だったことから、感染原因も同一であると類推。早期解明につながったケースもあったという。
2014年12月18日サイオステクノロジーは10月10日、「LifeKeeperとU-Cloudの動作検証レポート」を公開したと発表した。同レポートは「LifeKeeper for Linux」及び「LifeKeeper Single Server Protection」と「U-Cloud」の組み合わせで実際に行った動作検証をまとめた導入ガイド。事前準備からインストール、設定までの構築が行えるハンズオンマニュアルとなっている。レポートのダウンロードは下記リンクよりダウンロードすることができる。LifeKeeper for LinuxとU-Cloudの動作検証レポートLifeKeeper Single Server ProtectionとU-Cloudの動作検証レポート
2014年10月14日この秋ウーマンエキサイトで速報レポートした、2013年の春夏パリコレクションにみるトレンドやファッションショー自体の愉しみ方をファッションデレクターの伊藤佳代子氏がトークライブスタイルでお届け。モナコ在住のセレブ 畑中由利江さんとのトークセッション。この秋冬ファッションに 即効取り入れられるおしゃれのコツも紹介。スパークリングワインのサービス付き。 ・お申し込みはこちら 【イベント詳細】講師:東京ソワール マーケティングディレクター 伊藤 佳代子エコール ド プロトコール モナコ 代表 畑中 由利江会場:エコール ド プロトコール モナコ 赤坂アネックス校日時:2012/10/27(土)13:00-15:00 料金:¥5,250(スパークリングワインサービスあり)定員:各回限定15名
2012年10月22日