鬼才ティム・バートンが「不思議の国のアリス」の“その後”の物語を描いた、『アリス・イン・ワンダーランド』から6年。待望の続編『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は、お馴染みマッドハッター役ジョニー・デップをはじめ、アリス役のミア・ワシコウスカ、赤の女王役のヘレナ・ボナム=カーター、白の女王役のアン・ハサウェイらが続投、新たに時間の番人“タイム”役にサシャ・バロン・コーエンを迎えた。今回、製作を務めたティム・バートンに代わってメガホンをとったのは、『ザ・マペッツ』で“マペット(操り人形)”たちと人間が共存する世界を描いたジェームズ・ボビン監督だ。そして、ボビン監督のもと、前作の世界観を引き継ぎながらも、また新しいワンダーランドの創造を任されたのは、ピーター・ジャクソン監督の『ロード・オブ・ザ・リング』三部作や『ホビット』三部作などに携わり、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』でアカデミー賞に輝いたプロダクション・デザイナー、ダン・ヘナ。本作では、再び不思議の国、ワンダーランドへと誘われたアリスが、親友マッドハッターの悲しみの原因を探るため“時間の旅”に向かうのだが、この新たな冒険をファンタジー世界の名手、ダン・ヘナはどのように構築したのだろうか?まさに“時を越えて”読み継がれているルイス・キャロルによる原作を、「私も子どものころに読んでワクワクしていた」と語るダン。「ですが、子どものころに感じていたことを、映画に携わるにあたって実際に視覚化するということはなかなか大変でした。本作の脚本を読んだときに、ちょっと“奇妙な感じ”が印象に残ったんですが、とにかく素晴らしいものでしたので、それを基にものづくりをするということには非常にやりがいを感じました」と、脚本に触れた際の心境を明かす。「前作の『アリス・イン・ワンダーランド』では多くのデジタル・オペレーションを使っていて、今回はそれを参考にしつつも、前作に比べてよりフィジカルな部分が多くなりましたね。自分たちの手で新たに作ったものと、デジタル・オペレーションとを組み合わせて素晴らしい作品ができたと思っています。従来的なファンタジーの世界から一歩踏み出した、ワクワクすると同時に奇妙な感じもする、この『アリス』の世界で、ものづくりができたことは本当に楽しいことでした」と、試行錯誤の末の撮影をふり返った。監督が本作のワンダーランドで目指したのは、実際に手にとることができそうな“リアルさ”だ。過去、子ども時代のマッドハッターが家族と暮らしていたハイトップ帽子店をはじめ、ウィッツエンドの街並みや、子ども時代の赤の女王や白の女王が暮らすお城、現在のマッドハッターや赤の女王の家など、今回はキャラクターたちの個性や心情とともに、彼らのリアルな日常が垣間見えるかのような世界が広がっている。ダンも「前作ではデジタル環境をより多く使用していましたが、今作では実際に人が出たり、入ったりできるセットをつくり、大道具という以上に、その中でお芝居ができる“環境”そのものをつくりました」と明かす。「それは、作品の世界をつくる上で、役者さんたちにとっても手助けになったのではと思っています。実際に手で触れられる環境でお芝居をすることで、グリーン・バックのときとは違った気持ちで違ったアプローチができたのではと思います」と、その手応えを力強く語る。一方で、アリスが時間の流れをさかのぼる旅は、現実にはあり得ない、最もファンタジックなもの。「“時間の旅”の部分は、いろいろ考えて一番工夫をこらしました」とダンは言う。「時間の流れを波と捉え、そこから海の中を突き進んでいくような見え方を作っていきました。時間の波を進んでいく際に、その波の中に過去のできごとが走馬灯のように見えるかたちにして、ある場所からある場所への二点間の移動であると同時に、時間の流れの中を旅しているんだ、ということを表現するのに非常に注力しました」と、そのコンセプトに言及。過去へとさかのぼる旅は、同時に過去への執着や後悔などもまた浮き彫りにさせることを見事に表現してみせた。また、見れば見るほど、細部まで作りこまれていることが分かるタイムの城についても、「永遠に動き続ける、という象徴的で巨大な時計を軸に、非常に大きなものとして具体的にセットに盛り込んで表現するということが大きな目標のひとつでした」と、ダンは語る。「城そのものに関しては、巨大なメカニズムになっていて、床や天井という仕切りが見えるわけではないのですが、何層にも分かれていて無限の大きさを感じられるようなものを表現しなければなりませんでした。そして、機械仕掛けの巨大な時計ですね。ねじやスプリングなどの部品という細かい部分までもデザインしました」と苦労をにじませながら、「城の中には、タイムの小さい部屋のようなものがあり、そこでは彼自身がリラックスしていられるような空間として作りました」といった“遊び心”も忘れない。「広大なスペースを感じさせ、海の真ん中にあるような雰囲気で、タイム自身が時間の波の中に存在するというような、いろいろな要素が盛り込まれた複雑さがそこにはあります。それをどう表していくのか、自分の中でも課題となっていました」と、“時間”という形のないものと、その番人タイムの城の表現に挑んだ難しさをふり返るダン。時間の波を果敢にくぐり抜けていくアリスの姿は、父親の跡を継ぎ、大海原で船を操る現実世界でのアリスにも重なっている。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』MovieNEXは11月2日(水)より発売(同日、ブルーレイ・DVDレンタル開始)※10月26日(水)先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)
2016年10月25日ティム・バートンが製作・監督を務め、「不思議の国のアリス」のその後を描いて大ヒットを記録した『アリス・イン・ワンダーランド』から早6年。その続編として今夏公開された新たな冒険物語『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が、早くも11月2日(水)にMovieNEXで登場する。さらに前作と、いまなお根強い人気を誇るディズニー・アニメーションの『ふしぎの国のアリス』の2作も、同日にMovieNEXにて発売。この3作品は、映画の枠を超え、ポップカルチャーにおいて不動の地位を確立した、ディズニーの『アリス』の物語をまとめておさらいするチャンス。シネマカフェでは、それぞれの見どころを裏話とともにご紹介する。■ウォルト・ディズニー念願のアニメーション化!『ふしぎの国のアリス』(’51)好奇心の強い少女アリスが、白うさぎを追いかけて“ふしぎの国”に迷い込み…というストーリーでお馴染みの、言わずと知れたディズニー・アニメーションの人気作。原作は、世界で最も愛読されている物語のひとつ、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」。実は本作は、ウォルト・ディズニーがアニメーション化を熱望し続けた作品ではあったものの、世界的ベストセラーが原作ということもあり、実際の製作までなんと14年もかかっている…という裏話も。結果的に、悩み抜いたウォルトとスタッフたちの手によって、原作を尊重しつつも独特な世界観がミュージカル・ファンタジーとしてでき上がった。のちに実写作品でジョニー・デップが演じて人気を博したキャラクター、マッドハッターも、もちろん登場しているので要チェック!■ジョニー・デップ×ティム・バートンの黄金コンビでメガヒット!『アリス・イン・ワンダーランド』(’10)最新作『ミス・ぺレグリンと奇妙なこどもたち』も話題を呼んでいる鬼才ティム・バートンが、ルイス・キャロルの原作に独自のオマージュを捧げ、“アリスのその後の世界”を描いた本作。バートンならではの美しくも奇妙な世界観、そして個性的すぎるキャラクターたちが観る者を引きつけ、日本でも興行収入118億円超えの大ヒットを記録した。主人公は、美しく成長した19歳のアリス(ミア・ワシコウスカ)。白うさぎによって不思議の国へ導かれ、奇妙な住人たちと出会い…というところまではアニメーション版と共通するが、本作では国を支配する残忍な赤の女王(ヘレナ・ボナム =カーター)を倒すため、なんとアリスが運命をかけた戦いに巻き込まれていく!自分が何者か見いだせず悩んでいた少女が、冒険を通して“戦う女性”として活躍する、まったく新しいアリスの物語となった。そして忘れてはならないのが、幾度となくバートンとタッグを組んできたジョニー・デップの存在。世界中にファンを持つカリスマ俳優が演じたマッドハッターは、アニメーション版以上にビジュアルも性格も奇抜ながら、デップの魅力も手伝って大人気のキャラクターとなった。ちなみに、本作では奇妙な世界観を表現するために、マッドハッターの目は3倍の大きさに、赤の女王の頭は4倍の大きさに加工されている。まるでアリスの内面を映し出したような、奇妙だが現実感も備えた見事な世界観は、こうした細部のこだわりからでき上がっているのだ。■マッドハッターを救うためアリスが過去にさかのぼる!『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(’16)前作から6年ぶりに満を持して登場した新作では、あのマッドハッターが“悲しい過去”にとらわれてなんと命の危機に!アリスはさらに成長し、船長として大海原で活躍するまでになったが、再び導かれるように不思議の国へ。そして、友人マッドハッターを救うべく、禁断の“過去へさかのぼる”時間の旅へと出発する。奇妙な住人たちは引き続き登場し、本作では宿敵・赤の女王と、新たに時間の番人タイム(サシャ・バロン・コーエン)という脅威がアリスの前に立ちはだかる。さらに「赤の女王の頭はなぜ、大きいのか」「なぜ、あれほどまでの暴君になったのか」という秘密も、彼女の切ない過去と共に明かされる。果たして、アリスはマッドハッターを救い、自らの運命も切り開くことが出来るのか!?不思議の国の美しくも奇妙な世界は、さらに色鮮やかにパワーアップ。そして、誰もが縛られがちな“時間”や、過去への後悔という普遍的で深いテーマを、迫力満点な冒険を通して描いた作品として、そのドラマ性は前作よりも高い評価を得ている。ちなみに、本作では過去をさかのぼることで若いマッドハッターが登場するが、特に“アリスに会う前”の彼は性格も異なるため、髪の色や髪型、服などには微妙な変化が。真ん中で分けてなでつけたようなヘアスタイルで、髪のウェーブも少しゆるめ。まだそこまでの“マッド”さがないところに注目だ。過去、現代、そして前作も含めて、いろんなマッドハッターを比較してみるのも面白いだろう。ルイス・キャロルの原作に始まり、ウォルト・ディズニー渾身のアニメーション版、さらに、それらの世界観を受け継ぎつつも、迫力の映像美やより現代的なテーマで時代と共に進化してきた実写映画。こうして、あらためて作品を見返すことで、ディズニーが生み出してきた“アリス”の世界の魅力を堪能できるはず!秋の夜長に、まとめてイッキ観してみるのはいかが?『ふしぎの国のアリス』『アリス・イン・ワンダーランド』『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は11月2日(水)よりMovieNEXで登場。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は10月26日(水)よりデジタル配信開始(ほか2作品はデジタル配信中)。(text:cinemacafe.net)
2016年10月23日夏に公開され、好評を博した『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のデジタル配信が26日(水)から始まり、来月にはブルーレイやDVDがおさめられたMovieNEXが発売されるのを記念して、本作の未公開映像が公開になった。ファンの間でも人気の高いキャラクター“赤の女王”の恐ろしくも、思わず笑ってしまうシーンだ。公開された未公開シーン『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズは、ルイス・キャロルの小説の世界観を基に、主人公アリスが不思議な国“ワンダーランド”で冒険を繰り広げる作品で、『…時間の旅』ではアリスが親友のマッドハッターの危機を救うために再びワンダーランドを訪れ、時間をさかのぼる危険な旅に出る。このほど公開になった映像に登場する赤の女王は、かつてワンダーランドを支配していた恐ろしい女王。美しい白の女王は妹だが、彼女のことを憎んでいる。未公開シーンは、赤の女王が植物でつくられた新たな住みかで、時の番人タイムから受け取ったオルゴールを眺める場面で、よく観ると、斬首刑を模したオルゴール人形が妹の白の女王になっている。それを見て不敵な笑みを浮かべる赤の女王は恐ろしいが、どこか奇妙で思わず笑みがこぼれるのではないだろうか。なぜ、赤の女王はここまで妹のことを憎んでいるのか? なぜ赤の女王は他の人よりも“ほんの少し”だけ頭が大きいのか? 彼女が怒りっぽい理由は? これらの疑問が『…時間の旅』ではついに明らかになる。劇中でアリスは、ハッターを救うために時間を“逆方向”に旅するため、赤の女王だけでなく、白の女王やハッターなどおなじみのキャラクターの過去が語られる。MovieNEXには、この他にも貴重なボーナスコンテンツが収録されており、より深くワンダーランドの現在と過去を存分に楽しむことができそうだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』10月26日(水)先行デジタル配信開始11月2日(水) MovieNEX発売
2016年10月20日ティム・バートン監督とジョニー・デップ主演で全世界で大ヒットを記録した究極のファンタジー・アドベンチャー『アリス・イン・ワンダーランド』と、ディズニーを代表する名作アニメーション『ふしぎの国のアリス』が、この度MovieNEXで11月2日(水)に新発売されることが決定した。現在公開中の『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の前作となる『アリス・イン・ワンダーランド』。本作は19才のアリスがワンダーランドに迷い込み、摩訶不思議な住人たちと出会い、想像を絶する冒険を経て自分自身の未来を見出していくまでを描いた究極のファンタジー・アドベンチャー。バートン監督&ジョニー主演で贈る本作は、日本はもちろん全世界で大ヒットを記録した作品だ。そして同時発売となる『ふしぎの国のアリス』は、世界の125の言語で翻訳されているルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」を原作に1951年に製作。ウォルト・ディズニーの第13作目となる長編アニメーションで、製作翌年のアカデミー賞作曲賞にもノミネートされている。製作から半世紀たったいまもなお、愛され受け継がれている作品だ。ディズニーの代表作とも言えるこの2作。スマホやタブレットなどでいつでもどこでも楽しむことが可能だ。『アリス・イン・ワンダーランド』『ふしぎの国アリス』MovieNEXは11月2日(水)より同時発売※2作品共にデジタル配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開(C) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
2016年08月11日ヒルトン東京1階のマーブルラウンジでは9月3日から10月31日まで、デザートフェア「アリスとハートの女王様からの挑戦状」が開催される。同フェアは、8月27日まで開催中のルイス・キャロル作『不思議の国のアリス』の世界観をモチーフにしたデザートフェア「アリスからの招待状」の第2弾となるもの。第1弾では、圧倒的な可愛らしさと細部にまでこだわったアリス・ワールドがソーシャルメディアを中心に拡散され、スタートとほぼ同時にフェア最終日まで満席となった。第2弾となる今回の「アリスとハートの女王様からの挑戦状」では、物語の後半にアリスと邪悪なハートの女王様が繰り広げる様々なエピソードから発想を得て、可愛いだけではない、ちょっぴりダークでひねくれた大人なアリスの世界を表現。ハートの女王様の機嫌を損なわないようトランプたちがバラ園にある白いバラを赤いペンキで塗るというエピソードから誕生した「赤く塗っちゃえロールケーキ」は、溢れんばかりのベリークリームをバラの香りのスポンジケーキで包んだロールケーキ。4つのトランプの柄をモチーフにした「トランプ・タルト」は、ブルーベリー、ストロベリー、ラズベリー、チェリーの4つのフレーバーで展開され、それぞれハート、スペード、ダイヤ、クラブの模様を描いた。また、物語のクライマックスでもある女王様のタルトを盗んだ不届き者を暴く不思議の国の裁判所のエピソードからは、2種類の女王様タルト「洋梨とフランボワーズタルト」、「マスカット&アーモンドタルト」が登場。2段重ねのチェリーシュークリーム「ルリジューズ」は、いつも不機嫌な女王様の口癖「首を切っておしまい!」をイメージしている。さらに、苺、スポンジ、クリームがグラスの中で層になった愛らしい「マイ・リトルアリストライフル」の他、前回に引き続き人気の「Eat meお食べなさいクッキー」、苺とブラックタピオカで作る「Drink meお飲みなさい」、各種マドレーヌやマカロンなども楽しむことができる。アクションステーションでは、シェフが目の前で焼き上げる「クロッフル」や、好みのアイスクリームにクッキーやフルーツを合わせてカスタマイズする「コールド・マーブル・アイスクリーム」、真っ赤な「女王様のチョコレートファウンテン」も登場し、マシュマロや苺、ブラウニーとともに楽しめる。また、ダークでちょっぴり不気味なハロウィーンスイーツも登場。マシュマロとゼリーで作るリアルな目玉がユニークな「目玉のカップケーキ」や、オレンジケーキに黒で蜘蛛の巣を描く「スパイダーネットケーキ」、「黒ゴマとパンプキンのロールケーキ」や食べるまで味の想像も出来ない「毒薬ショット」など、ダヴィッドの遊び心溢れるユニークなラインアップにも注目。なお、第1弾に引き続き、国内外で活躍する版画家の西脇光重によるアートワークがブッフェ台に飾られる他、原宿の人気コンセプトショップ・水曜日のアリスによるアリスグッズや絶好のフォトセッションスポットとなる「ハートのクイーンの椅子」などが登場。フェアは毎日14時30分から17時30分まで開催され、価格は平日が3,600円、土・日・祝日が3,720円となっている。
2016年08月10日公開中の映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が日本でも公開され、好評を博している。本作は、『アリス・イン・ワンダーランド』の“続編”という位置づけだが、製作者たちは“新しい物語”を描くことに注力したようだ。キャストと監督が語る特別映像が公開になった。公開された特別映像『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズは、ルイス・キャロルの小説の世界観を基に、主人公アリスが不思議な国“ワンダーランド”で冒険を繰り広げる作品だが、このほど公開になった映像でジェームズ・ボビン監督は「新しい物語だ。新しい役柄や世界を披露したい」と語る。前作はまだ少女のアリスが、ワンダーランドでの冒険を通じて成長し、自分の意思で自身の進むべき道を選び取るまでが描かれたが、本作では“時間”をテーマに大人に成長したアリスが現在の自身の環境を見つめなおしていくドラマが、ワクワクする冒険と共に描かれる。さらに“時間を逆行する冒険”というモチーフを取り入れたことで、前作に登場したキャラクターを“そのまま”使うのではなく、過去や変化になったきっかけをイチから創造。前作を観ていない観客でもすべてのキャラクターの事情や変化が楽しめるのが大きな特徴だ。映像には、色鮮やかなワンダーランドや歯車がひしめきあう“タイムの城”など華麗な本編カットや、ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイらのインタビューを収録。前作とは異なる展開や、人物造形の一端を垣間見える映像がたっぷりと収録されており、なぜスタッフたちが長いインターバルを経て、“新しい”作品を製作したのかが伺える内容になっている。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』公開中
2016年07月13日『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズの新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(公開中)のキャストやスタッフが主人公アリスについて語るインタビュー映像がこのほど、公開された。前作から6年の時を経て公開される本作では、再び美しくも奇妙な"ワンダーランド"へ誘われたアリス(ミア・ワシコウスカ)が、悲しい過去に心を奪われた友人マッドハッター(ジョニー・デップ)を救うべく、"時間をさかのぼる冒険"へと出発する。イギリス出身のジェームズ・ボビン監督は、本作のベースとなった、同じく英国のルイス・キャロルによる小説『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を「イギリス人にとってDNAの一部のようなもの」と紹介。アリスについては「家父長支配的だったビクトリア朝時代の社会において、新しい考え方を持った人物。当時から、古風な社会に暮らす現代的な女性といったキャラクターでした」と話す。また、「ルイスが人々に理解してもらいたかったのは、アリスはそれ以前の世代とは全く異なる世代の女性であり、現状に耐えるようなことはしないということ」と推察。「アリスの世代は婦人参政権論者として育った世代だったので、彼女らがあらゆる意味で世界を変えた。それは僕にとって重要」と社会的な背景も踏まえて語る。そんなキャロルの作風を取り入れつつ、ティム・バートンが作り上げた前作のキャラクターたちを主体に、彼らがどうなったか、過去に何があったのかを描く本作。前作終盤で成長の兆しを見せたアリスは、本作では、船長として大海原を航海するほどタフなヒロインへと進化した。ミアも、自身が演じる成長したアリスを「自己が確立された女性像」と評価。「冒頭で、アリスが船長として航海していたことから強くなり、自分自身のことがよくわかるようになっていたのに、イギリスに戻り、自分に求められていることがあまりにも程度の低いことだったと知りがっかりするというのが良い。自分にはそれ以上の価値があり、幸せでいられるだけでも、自分がやりたいことをやれるだけでも良いと思っているというアングルが良い」と話し、「アリスみたいなキャラクターが、若い子供たちや女の子たちにとって最初の接点になるなら、とても素晴らしい」と期待を寄せる。製作を務めたスザンヌ・トッドは、本作について「現代の女性が共感できる、20代女性のための要素も含まれている」とアピール。「アリスは自分のキャリアでやりたいことをわかっており、集中して取り組んでいますが、同時に家族関係にも対処しなければならず、母親との関係を再構築していかなければなりません」と説明し、これは「20代の時に両親と自分の間によく起きるもの。その年頃のすべての若い女性にとって分岐点となるので、現代の女性はアリスの旅路に共感すると思います」と語る。このほか、映像では赤の女王役ヘレナ・ボナム=カーターが「信じた道を進み自分自身を旅する」、白の女王役アン・ハサウェイが「人の上に立つ人物。夢を追い不可能を可能にする」といった言葉で、それぞれアリスを表現。本編のシーンと共に映されるインタビュー映像から、おのおのが抱くアリスへの思いが伝わる。(C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved./Disney.jp/Alice-Time
2016年07月04日「不思議の国のアリス」のその後を描いた映画『アリス・イン・ワンダーランド』が、7月1日(金)今夜放送の「金曜プレミアム」に登場する。同作は全世界で愛され続けるルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の“その後”を『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』『ダーク・シャドウ』などで知られるティム・バートン監督とジョニー・デップ主演のコンビで映像化した作品。その“絵本”の世界をそのまま実写にしたような独特の映像美は公開当時大きな話題となり、多くの人を魅了。映画だけでなくファッションや音楽といった様々な分野にもその影響が波及したのも記憶に新しい。19歳に成長したアリス(ミア・ワシコウスカ)は、パーティーを抜け出し、白うさぎを追いかけて大きな穴に落ちてしまう。行き着いた先は「ワンダーランド」。そこでアリスは、マッドハッター(ジョニー・デップ)、白の女王(アン・ハサウェイ)、赤の女王(ヘレナ・ボナム=カーター)など、まか不思議な住人たちと出会う。マッドハッターは、アリスこそがワンダーランドの独裁者・赤の女王による支配を終わらせることのできる“救世主”だと信じていた。いつの間にかワンダーランドの運命を背負ってしまったアリスは、赤の女王との戦いに巻き込まれていく―というストーリー。未だ熱狂的なファンが多い本作だが、続編となる最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』も7月1日(金)本日から全国公開中。今夜放送の『アリス・イン・ワンダーランド』の“はじまり”の物語を描く作品で、悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターを救うため、時間を遡ったアリスを待ち受ける、秘められた真実と“時間の番人”タイムとの戦い。はたして、マッドハッターを救うことはできるのか? そして、運命に逆らい過去を変えることはできるのか――。アリスやマッドハッターら主要キャストたちが再集結し、物語のキーとなる<時間>を司るタイム役をサシャ・バロン・コーエンが演じている。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』鑑賞の前に前作を観て予習してみては?金曜プレミアム『アリス・イン・ワンダーランド』は7月1日(金)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開(C) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
2016年07月01日ジョニー・デップら豪華キャストが6年ぶりに再集結した『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が7月1日(金)にいよいよ公開となる。本作は『アリス・イン・ワンダーランド』の“はじまり”の物語。悲しい過去に心を奪われたマッドハッターを救うため、時間をさかのぼるアリスの冒険を描く。シネマカフェでは映画のベース、「鏡の国のアリス」の物語が生まれた“はじまり”を紐解くため、原作者ルイス・キャロルのゆかりの地イギリス・ロンドンを巡る現地取材を敢行!今回は劇中で印象的なシーン、マッドハッターが愛する“ティーパーティー”からインスピレーションを得たカフェ「マッドハッターティー」をご紹介!ロンドン・ソーホー地区に位置するサンダーソンホテル。その中のレストランにあるのが「マッドハッターティー(MAD HATTER’S AFTERNOON TEA)」だ。白を基調にしたモダンなつくりになっており、光が差し込む中庭で食事をすることができる。店内は女性同士や、子ども連れのママ友だち、カップルなどが多くみられた。席についてまず目に入るのが、テーブルの上にある洋書。物語を読むように本を開くとそこにメニューが!さらに「アリス(Alice)」「チシャ猫(Cheshire Cat)」「赤の女王(Queen of Hearts)」「マッドハッター(Mad Hatter)」「白うさぎ(White Rabbit)」と書かれた瓶の中に紅茶の茶葉が入っており、香りを楽しみながら紅茶を注文。ちなみに「アリス」には黒スグリ、バニラ、キャラメル、柑橘類、ベルガモット、矢車菊、マロウブルーが入っており、バニラの香りがふんわり伝わる中国紅茶で、これら全てオーダーメイドのお茶となっているためここでしか味わうことができない。アフタヌーンティーには、スコーンやサンドイッチのほかに最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のカギとなる時を刻む“時計マカロン”や、トランプ兵クッキー、てんとう虫ケーキ、美しい蝶になってアリスと再会するアブソレムを彷彿とさせる芋虫チョコ、さらには“Drink Me”ボトルに入ったマンゴードリンクがあったり…とキュートなお菓子が登場する。夜になるとカクテルなどが出される「マッドハッターのほろ酔いイブニングティー(MAD HATTER’S TIPSY EVENING TEA)」に変わるとのこと。アリスファンには大満足のティーパーティが楽しめること間違いなしだ。映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』でもマッドハッターと三月うさぎ、ヤマネのティーパーティーは健在!しかし思わぬ来客のせいでとんだパーティーになってしまい…。彼らに訪れるハプニングとは?マッドハッターたちは無事パーティーができるのか?ぜひ劇場で見届けてみて。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)
2016年06月26日ジョニー・デップやミア・ワシコウスカら豪華キャストが6年ぶりに再集結したシリーズ最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が7月1日(金)にいよいよ公開となる。本作は『アリス・イン・ワンダーランド』の“はじまり”の物語。ティム・バートンが製作総指揮に回り、新しく『ザ・マペッツ』のジェームズ・ボビン監督を迎え、悲しい過去に心を奪われたマッドハッターを救うため、時間をさかのぼるアリスの冒険を描く。シネマカフェでは映画のベース、「鏡の国のアリス」の物語が生まれた“はじまり”を紐解くため、原作者ルイス・キャロルのゆかりの地イギリス・ロンドンを巡る現地取材を敢行!そこから見えてきたアリスのまだ知られざる秘密と映画へ込められたメッセージ。今回は彼の終焉の地となった<ギルフォード編>をご紹介!■ギルフォードとルイス・キャロルの関係性とは1862年7月4日、“黄金の午後”でアリスらリデル一家の3人娘に「不思議の国のアリス」の原型となる物語を即興で語り聞かせたキャロル氏。その作品を「地下の国のアリス」と銘打ち1864年のクリスマスプレゼントとしてアリスにプレゼントされたが、その間にキャロル氏はリデル家の人々と距離を置くことを余儀なくされてしまう。その後キャロルは1865年に「不思議の国のアリス」、1871年にその続編「鏡の国のアリス」を発表した。この「鏡の国のアリス」はギルフォードを訪れているときに書き上げたという。ギルフォード駅から歩いて20分程のところにあるギルフォード城跡。この周辺にはキャロル氏の姉妹が住んでいたという家があり、毎年クリスマスにはギルフォードを訪れていたというキャロル氏。1897年のクリスマスにも姉妹の家に滞在していたが、66歳の誕生日を間近に控えた1898年1月14日、不幸にもインフルエンザから併発した肺炎で亡くなった。キャロル氏の葬式は生前、牧師として説教をしていたという聖メアリ教会で行われ、彼はマウント墓地に埋葬されている。ザ・マウントストリートの丘をひたすら登っていくと大きな木の隣にひっそりと彼の石碑があった。■まさに映画のワンシーン?キャロル氏が滞在していたという家の近くにギルフォードミュージアムがあり、そこにはルイス・キャロルの遺品が展示されている。家にあったキャンドルや遊んでいたという玩具、さらにはキャロル氏が自分の作品を商業的なプロジェクトに提供したというビスケット缶。「鏡の国のアリス」のイラストレーションが描かれてるものだ。さらにアリスの初期のイラストも。ディズニーアニメーションの「不思議の国のアリス」が公開されて以来、アリスと言ったら青色の服を思い浮かべるが、ごく初期のイラストではアリスは黄色いドレスを着用していたのだ。そのほかにもキャロル氏が子ども用に手紙の書き方を記したガイドブックや、切手入れなどがある。また、ギルフォード城跡の公園には「鏡の国のアリス」の記念碑がある。鏡の中に入っていくアリスの姿が形となっていまも見ることができる。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』でミア演じるアリスがアブソレムに誘われて再びワンダーランドに行く入り口としても“鏡”が使われている。まさにこの記念碑と重なるシーンだ。さらに、ミュージアムから歩いて15分ほどのところにあるウェイ川にはアリスとその姉が「不思議な国のアリス」の物語を読んでいる像がある。この像は「鏡の国のアリス」記念碑とは違い、実際のモデルとなったアリス・リデルを似せて作られているため、前髪が短くショートカット。姉とは違う方向を見るアリス、その視線の先には…穴へ飛び込もうとしているウサギが!「こっちだよ」と言わんばかりに彼女を“ワンダーランド”に誘う白ウサギの姿も確認できる。アリスが迷い込むワンダーランドでの冒険は、彼女自身の成長の旅ともいえる。最新作の『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』でもキャロル氏のメッセージは踏襲され、ティム・バートン、ジェームズ・ボビン監督はじめキャスト陣が“時間”というテーマのもと物語を作り上げた。まさに原作「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の本質を描いた作品なのだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)
2016年06月19日ティム・バートン、ジョニー・デップを始め豪華キャストが6年ぶりに再集結したシリーズ最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が7月1日(金)にいよいよ公開となる。本作は『アリス・イン・ワンダーランド』の“はじまり”の物語。悲しい過去に心を奪われたマッドハッターを救うため、時間をさかのぼるアリスの冒険を描くファンタジー・アドベンチャーだ。シネマカフェでは前作の“はじまり”を描く本作にちなんで、「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の原作者ルイス・キャロルのゆかりの地イギリス・ロンドンを巡り、この物語が生まれた“はじまり”を紐解く現地取材を敢行!原作者キャロル氏が学生時代から過ごしていた<オックスフォード編>、彼の終焉の地<ギルフォード編>に分けてご紹介!世界に“ルイス・キャロル”の名を知らしめるきっかけとなったのは1865年に出版された児童小説「不思議の国のアリス」。数学者、写真家、作家、聖職者と多彩な顔を持つキャロル氏は、オックスフォード大学のクライスト・チャーチ・カレッジに入校し、学士号を得るほど優秀な成績を修めていた。キャロル氏が過ごしていた学生寮の学寮長リデルとは家族ぐるみで親交を深め、リデル家の3人娘の写真を好んで撮るように。そのとき彼を虜にしたのは1人の少女、次女のアリスだったのだ。アリスをモデルとし、彼女のために物語を作り上げた。その物語は小説の枠を超え、様々な分野に影響を与えるほどまでに。150年の月日が経ったいまでも世界に愛され続けている「アリス」シリーズ。その理由は、勇気をもって行動すること、冒険することの素晴らしさを教えてくれる、いつの時代の人にも当てはまる普遍的なメッセージが隠されていることであろう。アリス自身が迷い込むワンダーランドは、実は彼女自身の心の中を描いているとも言われており、その冒険を通して自分自身と向き合うことで、彼女の成長していく様が見ることができる。最新作の『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』でもキャロル氏のメッセージは踏襲され、豪華スタッフ陣が“時間”というテーマのもと物語を作り上げた。まさに「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の本質を描いた作品といえる。そんな彼の軌跡を辿って行く。■ルイス・キャロルが卒業した大学は物語の入口!?彼が通っていたオックスフォード大学は現在、学生が授業中の時間に観光客用に校舎が公開されており、大聖堂、中庭、白うさぎが飛び込んだ穴のモデルとなった長くうねる階段、さらに『ハリー・ポッター』の撮影にも使われた食堂も見学できる。その食堂にあるのが、キャロル氏の肖像画。実名チャールズ・ラトウィッジ・ドジスンとして飾られてる。また、「不思議の国のアリス」で描かれているアリスの首が伸びるシーンの元になったと言われている暖炉にある両脇の首の長いオブジェがあったり、ステンドグラスには物語に登場するキャラクターが散りばめられていたりとオックスフォード大学の食堂は原作ファンには堪らない場所となっている。そしてオックスフォード大学自然史博物館には「不思議の国のアリス」に登場するドードー鳥の骨格と復元像があり、その周りにも白うさぎやネズミ、カメなど物語に関わる動物たちがおり、入口すぐ近くにはアリスのコーナーが作られていた。また大学を出た向かい側には「Alice’s Shop」という世界一有名なアリス・ショップがある。あいにく内装は撮影禁止となっていたが、外観からもアリスの世界観が伝わるキュートな作りになっている。建築は500年以上と古く、物語が書かれた当時は雑貨店で、よくアリスがお菓子を買いに訪れていたのだとか。いまでは所狭しと原作の関連グッズが並び、アリスファン必見のオフィシャルショップとなっている。■少女たちとの川遊びは“黄金の午後”リデル家の三姉妹と共に川遊びに出かけた際にキャロル氏が「不思議の国のアリス」の原型となる物語を即興で語り聞かせた場所というのがオックスフォードの東西と南側をテムズ川。大学から歩いて10分ほどで到着する川辺はアリスたちの散歩コースになっていたという。1862年7月4日にアリスたちと出かけたキャロル氏はその日を「All in the Golden Afternoon(黄金の午後)」と呼ぶほど心に残る1日だったそうだ。川辺にはパブやカフェなどがあり、ロンドンの午後を優雅に過ごす人たちの姿もあった。オックスフォードは、リデル一家と出会い「不思議の国のアリス」の誕生と共に“ルイス・キャロル”が生まれた地。少し変わり者(?)なキャロル氏が描いた“不思議な国”は、アリス・リデルという少女がいたからこそできた物語だった。そんな本作から着想を得て、“不思議な国”を独特な世界観で実写化したティム・バートンとジェームズ・ボビン。成長したアリスが現代のような強い女性となって登場し、キャラクターたちは原作に登場する動物たち。キャロル氏の世界観を見事に表現できたのは彼らだったからに違いない。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)
2016年06月06日今夏に公開になる『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の新画像が公開になった。主人公のアリス、親友のマッドハッターをはじめ、赤の女王、白の女王の姉妹、そして本作から登場する時の番人・タイムがズラリと揃ったビジュアルだ。その他の画像本作は、ルイス・キャロルの名作小説のキャラクターと世界観を実写映画化した『アリス・イン・ワンダーランド』のその後を描く作品で、アリスが親友マッドハッターの危機を救うために、再びワンダーランドに戻り、時間をさかのぼる冒険を繰り広げる。前作は、父を失い、自分に自信が持てないでいた若きアリスが、不思議の国=ワンダーランドに迷い込み、冒険を繰り広げる中で立派な女性に成長していくドラマが描かれたが、新作では彼女が、自分のためではなく、親友マッドハッターを救うために危険な冒険に出かける。それは“時間”をさかのぼる旅で、劇中ではワンダーランドのおなじみのキャラクターの過去が描かれるという。なぜマッドハッターは、悲しい過去に心を奪われてしまったのか? 赤の女王と白の女王の姉妹の過去は? 新作はこれまで誰も知らなかった“秘密”が明かされる展開になりそうだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』7月1日(金) 全国ロードショー
2016年05月13日今夏に公開になる『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のワールドプレミアが現地時間10日にロンドンで行われ、ジョニー・デップ、ミア・ワシコウスカ、サシャ・バロン・コーエンらが登場した。その他の写真本作は、ルイス・キャロルの名作小説のキャラクターと世界観を実写映画化した『アリス・イン・ワンダーランド』のその後を描く作品で、アリスが親友マッドハッターの危機を救うために、再びワンダーランドに戻り、時間をさかのぼる冒険を繰り広げる。プレミア会場のレスタースクエアにはブルーカーペットが設置されたほか、“アリス”の世界観を感じさせるデコレーションが施された。会場には全世界からファンと報道陣がつめかけ、デップらが姿を見せると大きな歓声があがった。前作に続いてハッターを演じるデップは「マッドハッターは(自身の)子どもの家庭教師の真似をしたんだ。彼女にはいっていないから、これを見て知るだろうけど。だけどまたミアと共演できたこと、ティムとジェームズ・ボビンの素晴らしいコラボ作品に出演できることがラッキーだと思うんだ。多くの俳優陣とは何度も一緒に仕事していることもあり、家族と再会するような気持ちだよ」と語り、ワシコウスカは「ジョニーはとても素敵な方で、共演できることをいつも光栄に思います。今回の作品で彼と一緒に多くのことを体験できて、とても楽しかったわ。ファンの皆さんに会えて本当にうれしいし、多くの人たちが来てくれて驚いているわ。この作品を楽しんでもらいたいわ」と語った。前作でメガホンをとったティム・バートンは本作では製作にあたり、ジェームズ・ボビンにバトンを渡したが、バートンは「監督のジェームズに会ったときすごく良いエネルギーや考えをもっていたのを感じたんだよ。元の世界観も素晴らしかったけど、新しい要素を足せる場所でもあるんだ」と説明。「男女問わず、アーティスティックかつ情熱的で、現実世界で溶け込めないような人が、問題解決のために頭の中のファンタジーワールドへ逃亡するには、すごく共感してもらえる映画だと思うよ」と完成した作品に自信を見せた。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』7月1日(金) 全国ロードショー
2016年05月11日あのグリム童話の「白雪姫」に大胆なアレンジを加え、アクション大作へと変貌させた『スノーホワイト』。さらに、ルイス・キャロルによる児童文学の名著「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を基にした『アリス・イン・ワンダーランド』など、今年は有名な童話や児童文学の実写映画化の続編が次々と公開される。さまざまな物語が実写化されていく中で、子どものころ夢に描いた童話の世界に改めて触れ、あのころの感動が蘇り、魅了されている方も多いはず。記憶の中には誰しも、お気に入りの物語の1編が、きっと残っているのではないだろうか。それぞれの思い出に残る物語を実写化することは難しい一面もありながら、現代的な要素をひと捻り加えたり、最新CC技術を駆使したりして、大ヒットを遂げてきた実写化映画は数多い。今後もとどまることを知らない、童話実写化ブームに注目した。まず、『スノーホワイト/氷の王国』では、圧倒的な映像美と壮大なスケールで、「白雪姫」の背後に隠されていた物語を描く。前作でクリス・ヘムズワース演じる“ハンター”エリックが倒したはずの、邪悪な女王ラヴェンナ。彼女には妹・“氷の女王”フレイヤがおり、今回はこの危険な姉妹が強敵となる。ラヴェンナを演じるのはもちろんシャーリーズ・セロン、妹のフレイヤはエミリー・ブラントが演じ、ハンターとともに戦う“戦士”サラにはジェシカ・チャステインと豪華な美女たちの競演も見どころ。原作がグリム童話とは思えない大胆な演出、こだわり抜かれた煌びやかな衣装や、壮大な世界観を感じさせる音楽など、かつてない「白雪姫」の物語を堪能することになりそう。また、今後注目したい期待の実写化作品といえば、『美女と野獣』(原題/2017年公開予定)だろう。『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニー役を演じ、男の子なら一度は恋に落ち、女の子なら憧れたであろうエマ・ワトソンが、プリンセスのベルを演じる。脇を固める俳優は、『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』「ダウントン・アビー」のダン・スティーヴンス、『スター・ウォーズ』シリーズのユアン・マクレガー、『ウォルト・ディズニーの約束』などで知られるオスカー女優エマ・トンプソン。ミュージカル映画になるという情報もあり、音楽を担当することになった巨匠アラン・メンケンによる豪華キャストたちの歌声にも期待が高まっている。さらに、アンデルセンの童話が原作の『リトル・マーメイド』(原題/公開未定)では、主人公のアリエルを『フィフス・ウェイブ』が日本公開中のクロエ・グレース・モレッツが演じ、イタリアの童話「ピノッキオの大冒険」が原作の『ピノキオ』(原題/公開未定)はロバート・ダウニー・Jr.がプロデューサー兼キャストとして参加とのこと。なんと、これらの作品はそれぞれの原作に沿った物語で忠実に再現するらしく、親しみのある物語でも、かつて知る由もなかった新しいストーリーを目の当たりにするのでは?とアメリカで話題になっている。さらには、白雪姫の妹の物語を描く『ローズ・レッド』(原題)や、オーロラ姫のその後を描く新ドラマ「After」(仮題)の企画が進められているなど、“童話実写化ブーム”はまだまだ続きそうだ。『スノーホワイト/氷の王国』は5月27日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月04日製作ティム・バートン&主演ジョニー・デップが贈る、空前のブームを巻き起こした待望のシリーズ最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』。7月1日の日本公開が待ち焦がれる中、本作の日本版予告編がこのほど解禁された。豪華スタッフ・キャストが集結した、『アリス・イン・ワンダーランド』の“はじまり”の物語を描く本作。悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターを救うため、時間を遡るアリスの冒険を描くファンタジー・アドベンチャーだ。彼女を待ち受けるのは、秘められた真実と“時間の番人”タイムとの戦い。はたして、マッドハッターを救うことはできるのか? そして、運命に逆らい過去を変えることはできるのか――。想像を超えた映像美でルイス・キャロルの児童文学小説「不思議の国のアリス」のその後を映画化し、社会現象を巻き起こした『アリス・イン・ワンダーランド』。映画の大ヒットのみならず、ファッションや音楽といった様々な分野に並みならぬ影響を与え続けており、未だ熱狂的なファンも多く抱えている。キャストには、好奇心旺盛な主人公・アリス役にミア・ワシコウスカ、マッドハッターのジョニー・デップ、白の女王のアン・ハサウェイ、赤の女王のヘレナ・ボナム=カーターら豪華キャスト陣が再集結し、個性豊かなキャラクターを熱演。また、チェシャ猫、白うさぎ、などのおなじみ人気キャラクターたちも登場し、ティムが創り上げた奇妙で美しい“ワンダーランド”世界が色鮮やかに蘇る。さらに、物語の重要なキーとなる<時間>を司るタイム役には、『ポラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のサシャ・バロン・コーエンが好演している。そして今回解禁されたのは、「興奮しやすく感情的で夢見がちな娘よ…」というナレーションから始まる日本版予告編。1匹の美しい青い蝶(アブソレム)に誘われ、不思議な鏡を通り抜けるとそこに広がるのは、かつて訪れた美しくも奇妙な “ワンダーランド”の世界。そんな再び呼び戻されたアリスに待ち受けていたのは、大切な友達マッドハッターの命の危機だった。未だ見たことのない“強い意志を持つ大人の女性”へと成長したアリスが、自らの力を信じマッドハッターのために強敵“タイム”に立ち向かっていく姿が描かれている。今回の映画の見どころの一つは、多くの謎に包まれている新キャラクターと幻想的な“時間の世界”。巨大な振り子や空から吊るされている沢山の懐中時計や押し寄せる時空の波、そして歯車で出来た不気味なロボットに加え、タイム自身までもが歯車で出来ているという、見たことがないワンダーランドの摩訶不思議な映像世界が映し出されている。そのほかにも、四季を感じさせる、溜息が出るほどの煌びやかなシーンやアリスを後押ししてくれるマッドハッター、白の女王、チェシャ猫、白うさぎ、双子のトウィードルダムとトウィードルディー、あの一度聞いたら忘れないドスのきいた高笑いをする赤の女王など、人気キャラクターも相変わらずの多彩な“狂気”を帯びて登場している。個性的なキャラクターと、息をのむほど美しい映像が凝縮された今回の予告編。アリスの新たな戦いを、まずはここから不思議な世界へと繰り出してみて。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月22日今夏に公開になる『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の予告編映像が公開になった。ミア・ワシコウスカ演じるアリス、ジョニー・デップ演じるマッドハッターらおなじみのキャラクターが登場し、新たな冒険を繰り広げる作品で、予告編ではアッと驚くシーンが次々に登場する。『アリス・イン・ワンダーランド』/新作の予告編本作は、ルイス・キャロルの名作小説のキャラクターと世界観を実写映画化した『アリス・イン・ワンダーランド』のその後を描く作品だ。映像の冒頭でアリスは青く美しい蝶に誘われ、鏡のこちら側から“向こう側”へと足を踏み入れる。そこは彼女はかつて冒険を繰り広げた不思議の国の入り口で、アリスはマッドハッターが危機を迎えていることを知らされる。映像では空に突如現れたドアからアリスがまっさかさまに落ちていく豪快な場面や、アリスが白の女王らが守る中で時計を覗き込み、その先に広がる歯車が動く空間に足を踏み入れる場面、時をつかさどる“タイム”に出会う場面などが登場。マッドハッターを救うために時間を“さかのぼる”アリスの冒険が個性的なキャラクターの登場シーンと共に描かれる。前作同様、アリスの衣装や、劇中に登場する小道具、背景、キャラクターの造形にたっぷりと時間がかけられているようで、映像を何度か繰り返し観ると新たな発見がある内容になっている。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』7月1日(金) 全国ロードショー
2016年04月22日LGBTコミュニティを正しく扱う映画、ニュース、テレビなどを表彰するGLAAD賞が発表された。映画部門で受賞したのは『キャロル』。TVコメディシリーズは、アマゾンの『トランスペアレント』、ドラマシリーズはNetflixの『センス8』、テレビ用映画またはミニシリーズは、HBOの『Bessie』が受賞。リアリティ番組は、ケイトリン・ジェンナーの『I am Cait』とジャズ・ジェニングスの『I am Jazz』が同点受賞した。『キャロル』/その他の情報『センス8』は、最近、女性としてカミングアウトしたリリー・ウォシャウスキーがクリエートしたSFミステリー。ウォシャウスキーは、カミングアウト以来初めて公の場に姿を現し、受賞スピーチで「カミングアウトしたのには多くの理由がありますが、GLAADのすばらしい人たちも、そのひとつです」と語った。『I am Cait』と『I am Jazz』ではジェンナーとジェニングスが、『Bessie』では主演のクイーン・ラティファが舞台に上がって賞を受け取っている。『キャロル』公開中文:猿渡由紀(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
2016年04月04日ジョニー・デップをはじめ豪華スタッフ・キャストが集結した<a href="">『アリス・イン・ワンダーランド』</a>の続編、<a href="">『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』</a>。日本でも7月に公開されることが決定した本作から、早くも華やかな衣装を身にまとったアリスとマッドハッターの場面写真が到着した。悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターを救うため、時間を遡るアリスの冒険を描くファンタジー・アドベンチャー。彼女を待ち受けるのは、秘められた真実と“時間の番人”タイムとの戦い。はたして、マッドハッターを救うことはできるのか?そして、運命に逆らい過去を変えることはできるのか――。2010年、想像を超えた映像美で「不思議の国のアリス」のその後を映画化し、日本をはじめ世界的ブームを巻き起こした『アリス・イン・ワンダーランド』。そんな待望のシリーズの最新作は、『アリス・イン・ワンダーランド』の<はじまり>を描いた物語が展開され、チェシャ猫や“赤”と“白”の女王といった人気キャラクターたちの謎に満ちた幼年期の驚くべき<秘密>も初めて語られるようだ。今回脚本を担当するのは前作から続投となり、『美女と野獣』『ライオン・キング』など名作を生み続けてきたリンダ・ウールヴァートン。ティム・バートンが製作総指揮を、また<a href="">『ザ・マペッツ』</a>のジェームズ・ボビンが監督を務めている。キャストには、大人の女性へと成長した主人公のアリスを演じるミア・ワシコウスカをはじめ、マッドハッター役のジョニー、白の女王を演じるアン・ハサウェイ、赤の女王役のヘレナ・ボナム=カーターら豪華キャスト陣が再集結し、個性豊かなキャラクターを熱演。そのほかお馴染みのチェシャ猫、白うさぎ、双子のトウィードルダムとトウィードルディー、賢者の芋虫・アブソレムといった人気キャラクターたちも登場し、バートンが創り上げる奇妙で美しい“ワンダーランド”の世界が色鮮やかに蘇っている。そして、物語の重要なキーとなる<時間>を司るタイム役に、<a href="">『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』</a>のサシャ・バロン・コーエンが抜擢されている。また、プロデューサーのスザンヌ・トッドは、 「『アリス・イン・ワンダーランド』から本作までの間にキャラクターたちに何が起こったのか、彼らの過去にはどんな秘密が隠されているのかを、原作本のプリズムを通してまったく新しいストーリーに仕立てたリンダの脚本は本当に素晴らしく、皆一読で気に入りました」と大絶賛。原作者ルイス・キャロルの長年のファンであるジョニーも、原作に敬意を表した脚本を高く評価し、 「ルイス・キャロルの作品を脚色するのは、不可能にも近い作業だと思うんだ。原作に忠実でありながらも、それを新たな角度から見つめ直したリンダの脚本は、実に素晴らしいよ」 と太鼓判を押している。“バートン×ジョニー”というヒットメーカーに加え、キャスト・スタッフが絶賛する質の高い脚本と、誰も体験したことのない美しいな映像世界、そして映画をより華やかに彩る実力派俳優陣が揃った本作。ルイス・キャロルが生んだ魅力あふれるキャラクターたちは、今度はどんな冒険の旅に出るのだろうか。期待して待ちたい。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月01日2010年に公開された『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズの最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の新画像が公開になった。ミア・ワシコウスカ演じる主人公アリスと、ジョニー・デップ演じるマッドハッターが、ワンダーランドにいる場面を捉えたものだが、新作ではマッドハッターを救うためにアリスが大冒険を繰り広げるという。その他の情報本シリーズは、ルイス・キャロルの名作小説のキャラクターと世界観を実写映画化したシリーズで、前作は全世界で大ヒットを記録した。新作では、悲しい過去に心を奪われたマッドハッターを救うためにアリスが再びワンダーランドを訪れ、時間をさかのぼる冒険に旅立つ。新作も前作に続いて、リンダ・ウールヴァートン。ルイスが脚本を執筆。完成度の高い脚本が仕上がったそうで、デップは「ルイス・キャロルの作品を脚色するのは、不可能にも近い作業だと思うんだ。原作に忠実でありながらも、それを新たな角度から見つめ直したリンダの脚本は、実に素晴らしい」と語っている。ふたりの他、ヘレナ・ボナム・カーター、アン・ハサウェイらが出演し、サシャ・バロン・コーエンが時間の番人“タイム”を演じる。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』7月1日(金) 全国ロードショー
2016年04月01日『フォックスキャッチャー』のベネット・ミラーが、『クリスマス・キャロル』を監督することになった。その他の情報チャールズ・ディケンズの古典文学は、すでに何度か映画化されており、2009年にもロバート・ゼメキスがパフォーマンス・キャプチャー版を製作している。今回の『クリスマス・キャロル』は、劇作家トム・ストッパードが脚色。ストッパードは4度トニー賞を受賞、『恋に落ちたシェイクスピア』でオスカーの脚本賞を受賞している。ミラーは『カポーティ』と『フォックスキャッチャー』で、オスカーの監督部門にノミネートされている。『フォックスキャッチャー』では、カンヌ映画祭の監督賞も受賞した。また、彼が監督した『マネーボール』は、作品部門ほか6部門でオスカーにノミネートされている。文:猿渡由紀
2016年03月04日ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが共演した映画『キャロル』が日本で大ヒットを記録していることを記念して、明日20日(土)から、上映劇場(一部をのぞく)で、来場者に日本限定のオリジナルポストカードがプレゼントされることが決定した。その他の画像本作の舞台は1950年代のニューヨーク。裕福で、愛する娘にも恵まれているが、どこか謎めいた女性キャロルと、ジャーナリストになりたい夢を持っているが生活のために百貨店で働いている若い女性テレーズは偶然に出会い、ふたりの運命が大きく動いていく様が描かれる。映画は公開前から多くの映画賞で栄冠に輝き、試写会参加者の口コミも広まっていたため、公開初日から満席の回が続出。公開から数日で早くもリピーター客が出現するなど、息の長い興行が期待されている。これを記念して、20日(土)から全国の『キャロル』上映劇場(一部をのぞく。配布劇場は映画公式サイトに掲載予定)で、来場者にキャロルとテレーズのポストカードがプレゼントされる。カードは数量限定でなくなり次第、終了になる。『キャロル』公開中(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
2016年02月19日ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが出演する映画『キャロル』が先週から日本でも公開され、好評を集めている。公開前に実施されたモニター試写のデータによると、作品のクオリティだけでなく、観客それぞれが自分自身の境遇や将来について想いをはせることができるドラマに高い評価が集まっているようだ。その他の写真本作の舞台は1950年代のニューヨーク。裕福で、愛する娘にも恵まれているが、どこか謎めいた女性キャロルと、ジャーナリストになりたい夢を持っているが生活のために百貨店で働いている若い女性テレーズは偶然に出会い、ふたりの運命が大きく動いていく様が描かれる。本作はカンヌ映画祭で好評を集め、本年度のアカデミー賞では主演女優賞、助演女優賞にノミネート。完成度の高い作品として映画ファンから期待を集めていたが、実際に作品を観賞した観客の声を集約したところ、「恋愛がしたくなった」「家族について考えた」「自分の夢について考えた」という声が「感動した」という感想とほぼ同数集まった。また女性の主人公の作品だけに、同性からの支持が高く「時代は変わっても女性としての生き方、苦しみ、悩みは同じだと思った」「ふたりの女性のどちらの気持ちも理解できた。複雑な女性の心理がよく描けている」などの声があがっている。もちろん、映画としての評価も高く、出演者の演技、演出、スーパー16ミリフィルムを駆使した映像を評価する声も多い。オスカーの発表も控えており、今後、口コミでさらに観客層が広がっていくのではないだろうか。『キャロル』公開中(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
2016年02月17日明日から公開になる映画『キャロル』の特別映像が公開になった。映画のダイジェスト、メイキングを中心に、主演のケイト・ブランシェットとルーニー・マーラ、トッド・へインズ監督が作品の魅力を語った模様も盛り込んだ映像だ。特別映像本作の舞台は1950年代のニューヨーク。裕福で、愛する娘にも恵まれているが、どこか謎めいた女性キャロルと、ジャーナリストになりたい夢を持っているが生活のために百貨店で働いている若い女性テレーズは偶然に出会う。優雅な大人の女性に“憧れ”を抱いたテレーズはキャロルと親しくなり、やがて言葉では言い表すことのできない感情を抱きはじめる。一方、キャロルもテレーズの存在が大きくなっていく。ブランシェットは「人は誰かを愛してしまうと、自分を抑えることができなくなる」という。劇中でキャロルとテレーズは現在の環境や人間関係を断ち切るようにして旅に出かけ、そこで自身の本当の想いに向き合うようになる。それは単純な“幸福”だけではなく、現在の環境をすべて捨て去ってもいいのかという迷い、周囲の眼に対する恐れ、自分の本心がわからなくなる混乱を含んでいる。へインズ監督は「困難に立ち向かって、2人が追い求めていたのは、根源的で独自の愛だった」と分析し、劇中でキャロルは「心に従って生きなければ人生は無意味」と言い放つ。本作は、自分の心のままに生きられる相手、心を開くことができる相手に出会ってしまったふたりの喜び、迷い、恐怖を繊細なタッチで描いており、マーラは「舞台は50年代でも古くさくない。ラブストーリーはいつだって私たちの心をつかむわ」と語っている。『キャロル』2月11日(木・祝)全国公開(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
2016年02月10日2010年に公開された『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズの最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の特報映像が公開になった。タイトルの通り、新作ではアリスが“時間”を超える旅に出る!特報映像本シリーズは、ルイス・キャロルの名作小説のキャラクターと世界観を実写映画化したシリーズで、前作は全世界で大ヒットを記録した。このほど公開になった映像では、こちらの世界で暮らしていたアリスに「知らぬ間事件が起きているぞ」という声が聞えてくる場面からはじまる。そこで彼女は鏡を通って再びワンダーランドへと向かうが、マッドハッターが窮地に陥っており、彼女は時間の番人“タイム”と戦うため、過去へと旅立つ。映像には、アリス、マッドハッターだけでなく、赤の女王や白の女王、など前作にも登場したキャラクターが顔を見せ、巨大な歯車によって時を刻む時計や、空から無数の懐中時計が釣り下がった空間など、“時”をモチーフにした空間が次々に登場。劇中では、アリスが過去にさかのぼる過程で、おなじみのキャラクターの過去や、ワンダーランドの知られざる秘密が明かされるという。前作に続いてミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム・カーター、アン・ハサウェイが出演し、サシャ・バロン・コーエンが物語のカギを握る“タイム”を演じる。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』7月1日(金) 全国ロードショー
2016年02月03日元「ピチカート・ファイヴ」の野宮真貴が著述家の湯山玲子らと共に1月29日(金)、伊勢丹新宿店で開催された映画『キャロル』とのコラボパーティ「キャロルナイト」に出席した。1950年代、ニューヨークで出会い、恋に落ちた貴婦人・キャロルと若きテレーズの姿を描いており、ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラがそろってアカデミー賞にノミネートされたことで注目を集めている。2人の出会いがテレーズが働く百貨店だったことから、ファッションブランド「LUGHA(ルーガ)」とのコラボが実現。湯山さんのプロデュースによる一夜限りのスペシャルパーティが開催され、代官山のヴィンテージショップ「EVA fashion art」のオーナー・宮崎聖子氏も出席した。3人はそれぞれに映画や1950年代にインスパイアされたファッションで登場。特に野宮さんは赤い帽子にキャロルをイメージしてデザインされた「LUGHA」の新作、映画の中にも登場する「フェラガモ」の靴という、映画の中から抜け出てきたような佇まいで会場をわかせていた。映画について、湯山さんは「ここ2~3年の映画でベスト!この映画をテーマにひと晩語り明かしました」と絶賛。野宮さんは「50年代という、まだまだ保守的な時代に強く生きるキャロルが印象的でした」とキャロルに深く共感を覚えたよう。また、劇中で展開するキャロルとテレーズの恋についても、湯山さんは原作者のパトリシア・ハイスミスを「“サスペンスの女王”と呼ばれていますが、アメリカの向田邦子です(笑)。人情の機微を意地悪に描いている」と語り「年上の女性が年下の人に惚れた時、こうやって恋愛を進めていくのか…というお手本のよう。エレガントにモデラートに、相手を尊重しながら恋をする。モラルを感じます」とキャロルの恋愛スタイルを“教科書”として称える。「彼女は全てを自分の責任として引き取っていく。心強さを感じます」と語った。一方、野宮さんは、キャロルとテレーズの関係について“誘惑”がポイントであると強調!「すごくキレイな誘惑で、キャロルのような人に誘われたら、どうなってもいいですね(笑)」と恍惚の表情で語っていた。『キャロル』は2月11日(祝・木)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月30日東京・表参道のパスザバトン(PASS THE BATON)にて2月5日から28日まで、2月11日より全国ロードショーの映画『キャロル』とのコラボレーション企画が実施される。『キャロル』は同性ながらに惹かれ合うふたりの女性の姿を描いた、本年度アカデミー賞最有力とも言われる話題の映画。『太陽がいっぱい』などで知られる作家のパトリシア・ハイスミスが別名義で発表した原作をもとに、鬼才と謳われる監督のトッド・ヘインズが映画化した。ふたりの女性は、若手女優最大注目株とも言えるルーニー・マーラと、オスカー受賞女優のケイト・ブランシェットが演じている。舞台は1950年代のニューヨーク。高級百貨店でアルバイトをするテレーズは、クリスマスで賑わう売り場にて、鮮やかな金髪に艶めいた赤い唇が印象的な女性、キャロルと出会う。このうえなく美しいその女性に憧れを抱くテレーズだったが、その美しさに隠された本当の姿を知るうちに、憧れは思いもよらない感情へと変わっていく。今回パスザバトンでは、『キャロル』にインスピレーションを受け、「もっとも強く美しい色 私にとっての赤」と題したイベントを開催する。映画の中で主人公たちの思いを代弁するかのような役割を果たす映画のキーカラーとも言える「赤」にフィーチャー。様々な赤色の出品物を展示・販売し、ファッションやインテリアの中で赤色をより魅力的に見せるコーディネートを提案する。なお、期間中に同企画のアイテムを購入した人には、先着で『キャロル』の鑑賞券をプレゼントする。【イベント情報】「もっとも強く美しい色 私にとっての赤」会場:パスザバトン住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10会期:2月5日~28日
2016年01月25日2月11日より公開されるケイト・ブランシェット主演の映画『キャロル』と、今年20周年を迎える伊勢丹のリ・スタイルから生まれたファッションブランド・ルーガ(LUGHA)がコラボレーションするポップアップイベントが、1月27日から2月1日まで伊勢丹新宿店本館3階で開催される。『キャロル』は、アメリカの人気作家パトリシア・ハイスミスが別名義で発表した大ベストセラー小説が原作。1952年のニューヨークを舞台に、高級百貨店でアルバイトする若きテレーズと、この上なく美しき魅惑の女性キャロルが出会うところから物語が始まる。監督は鬼才トット・ヘインズが務め、実力派若手女優ルーニー・マーラと、アカデミー賞の常連である大女優ケイト・ブランシェットの競演が話題を呼ぶ。また50年代のニューヨークを美しく再現した衣装や作品を引き立てる名曲の数々も脚光を浴び、本年度アカデミー賞最有力候補と名高い作品だ。物語の中で2人が出会った場所が百貨店であることから、今回のコラボレーションイベントを企図。劇中で描かれる50年代のニューヨークの世界観を、ファッションで表現する。ルーガはクラシカルなレースをあしらったドレスなど、映画からインスパイアを受けてデザインされた新作コレクションを紹介。また、代官山のヴィンテージショップ、エヴァ ファッション アート(EVA fashion art)のオーナー・宮崎聖子氏が、世界中を巡って買い付けた50年代のヴィンテージアイテムの中から、映画に登場する2人のキャラクターをイメージしてセレクトしたアクセサリーや小物なども販売する。会場ではビリー・ホリディやジョー・スタッフォードといった本作の魅力を盛り上げる音楽がBGMで流れ、劇中でキャロルが着用しているサルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)のシューズや、衣装デザインを手掛けたデザイナー、サンディ・パウエルのデザイン画を始め、印象的な映画のシーンを切り取ったパネルが展示される。また会期中の29日には、雑誌・テレビで活躍する著述家・湯山玲子を迎え、1日限りの招待制のスペシャルパーティー「キャロルナイト」を開催。ミュージシャンの野宮真貴をゲストにトークセッションを行う他、コスメブランドM・A・Cと、人気ヘアサロンGARDENのトップスタイリストが集結し、クラシカルな女優気分が味わえるヘアメイクを伝授するなど、様々なコンテンツを用意している。
2016年01月19日2010年に公開され、全世界で10億ドル、日本でも118億円もの興行収入を記録した『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズの最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が7月1日(金)に公開されることが決定した。主演のミア・ワシコウスカをはじめ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーターら前作のキャストが再集結する。その他の情報本シリーズは、ルイス・キャロルの名作小説のキャラクターと世界観を実写映画化したシリーズで、前作は全世界で大ヒットを記録した。新作は、悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターを救うために、アリスが再びワンダーランドを訪れ、時間をさかのぼる冒険に旅立つ。サシャ・バロン・コーエンが新キャラクターの“タイム”を演じるほか、時間をさかのぼる冒険の中で、個性的なキャラクターのこれまで誰も知らなかった過去も描かれる。前作で監督を務めたティム・バートンが製作を務め、『ザ・マペッツ』シリーズを大成功させたジェームズ・ボビンが監督を務める。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』7月1日(金) 全国ロードショー
2016年01月15日小説、写真集、伝記など、2015年も教養や道徳、自分の知らない世界を広げてくれる様々な本が刊行された。そこで、FASHION HEADLINEのなかで紹介した、話題の書籍、本にまつわるニュースをピックアップしてご紹介する。是非、お正月休暇を機に、手に取ってみてほしい。■『SAPEURS the Gentlemen of Bacongo』ダニエーレ・タマーニ14年、NHKのドキュメンタリー番組「地球イチバン」で特集された、世界一エレガントな紳士集団・サプールを特集した写真集。イタリア人写真家のダニエーレ・タマーニが「サプール」の中心的人物を撮影したスナップを始め、インタビューや彼らのファッションセンスに衝撃を受けたデザイナーのポール・スミスによる序文などで構成されている。6月に日本語版が刊行されたがその後、大きな反響を呼び、発売1ヶ月で3刷に至ったほどの売り上げをみせた。■『GIRL IN A BAND キム・ゴードン自伝』キム・ゴードンアメリカで発売後、ニューヨークの「ストランド・ブック・ストア(Strand Book Store)」を始めとする有名書店で軒並み完売した書籍がついに日本で刊行。同自伝では、ソニック・ユースの誕生、アルバム解説、ラストステージ、映画『ラストデイズ』、「エックスガール」の設立、日本でのファッションショーなどについて語られる。更に、約30年の結婚生活の末に突然離婚した元夫、サーストン・ムーアとの出会いや破局など、プライベートについての真実も明かされている。■『LABYRINTH OF UNDERCOVER 25 year retrospective』15年、アンダーカバーが設立25周年を記念して展覧会「LABYRINTH OF UNDERCOVER 25 year retrospective」を開催した。本展の図録である本書には、94-95AWから15-16AWまでの25年分のコレクションより、各シーズン2から3点、計100点近くのコレクションルックを撮り下ろした写真を中心に、各シーズンのコンセプトや09年、11年に行われたインスタレーションの解説などを掲載。■『CRAFT BAKERIES - パンの探求 小麦の冒険 発酵の不思議』BREAD LABパン屋やパンのお供が集結するマーケット「青山パン祭り」のメンバーを中心に15年8月に発足したBREAD LABが発刊した書籍。“小麦にこだわる”、“酵母にこだわる”などそれぞれの店舗の特徴ごとに分けてカテゴライズして国内外のクラフトベーカリーを紹介している。その他、パンを始めとした様々な食品の発酵の不思議やパンの味を左右する素材などについても追及した、濃い内容を掲載。■『不思議の国のアリス・150周年記念アニバーサリーエディション』ルイス・キャロルヴィヴィアン・ウエストウッドが、カバーと見返しのデザインを手掛けた150周年記念スペシャルエディション。ヴィヴィアンは同書のファンであり、ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベルの11-12AWコレクションでは、同書にインスパイアされたショーを発表している。また、発売を記念し南青山で、ヴィヴィアン・ウエストウッドによる一夜限りの茶会も開かれた。■『THE 501(R) XX A COLLECTION OF VINTAGE JEANS』ジーンズの定番とされている「リーバイス501」の1890年頃から1966年までの変遷を、51本のデニムの写真とともに紐解く本書。監修者は、ビンテージウエアショップ「ベルベルジン」の店長・藤原裕と、古着屋・スマイリーの店長・川又直樹が501の歴史を辿る。■『火花』又吉直樹今年最大トピックスのひとつであろう、第153回芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹による処女作『火花』。そんな本作の冒頭とラストシーンに描かれる熱海海上花火大会が印象的だ。又吉は小説家の太宰治好きでも知られているが、実は、昭和23年に熱海の旧旅館起雲閣の別館で『人間失格』の第2の手記までを書き上げた太宰も熱海に縁があった。執筆中には起雲閣の本館(熱海市指定有形文化財・現在見学のみ可能)に宿泊したこともあるという。■本を通じて感性を豊にする新スポット泊まれる本屋”をコンセプトにしたホテル「BOOK AND BED TOKYO」池袋にオープンしたこのホテルでは、“本を読んでいたら、いつの間にかマブタが重くなって気づいたら朝だった”というような、最高の眠りを宿泊者へ体感してもらえることを目的としている。宿泊者が本に埋もれながら眠ることが出来るよう、本棚の中にベッドを埋め込むなどのユーモアな工夫も。ブックセレクトは“本のある暮らし”を提案する本のセレクトショップ・SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSが担当している。NADiff、銀座ソニービルの新店舗「ナディッフ・デュ・シャン」ナディッフが、銀座のソニービルにブック&スーベニアショップ、ナディッフ・デュ・シャンをオープン。お店のコンセプトは、“アート、写真、映像、映画、デザインなど“image”にまつわる表現を複層的に取り扱うこと”。国内外の写真集や流通の少ないアートブック、グッズなどのアイテムを中心に、ユニークなデザイングッズや、お土産にも最適なギフトアイテム、希少古書なども取り扱われる。(ナディッフには、毎週木曜日、FASHION HEADLINEにて【NADiffオススメBOOK】として連載を行っていただいています)
2015年12月31日ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラという世代を代表する2大女優が美の競演を果たす『キャロル』。すでにアメリカではニューヨークとロサンゼルスの4館の先行公開で大ヒットスタートを切り、絶賛を受けている本作から、美しくも切なく心揺さぶる最新予告編と、ポスタービジュアルが解禁となった。本作でカンヌ国際映画祭「主演女優賞」を獲得したルーニー・マーラと、オスカー女優のケイト・ブランシェットの美の競演で日本でも話題の本作。監督は、『エデンより彼方に』の鬼才トッド・ヘインズ。原作は、「見知らぬ乗客」「太陽がいっぱい」の大人気作家パトリシア・ハイスミスが別名義で発表しながらも大ベストセラーとなった幻の小説だ。4館での先行スタートながら、オープニング3日間の1館あたりの興行収入平均は63,378ドルで、『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』『ジュラシック・ワールド』『007 スペクター』といった大作を上回る数字を記録。有力紙・批評サイトからも、「ケイトとルーニーのアカデミー賞確実!」「素晴らしきラブストーリーの殿堂に、新たな傑作が仲間入りした!」と、今年最大級の賛辞を受けている。予告編の始まりは、1952年のニューヨークの高級百貨店。クリスマスシーズンにアルバイトをするテレーズ(ルーニー)は、鮮やかな金髪、艶めいた赤い唇、真っ白な肌にゆったりとした毛皮のコートのそのひとに、一瞬で目を奪われる。そのひともすぐにテレーズを見て、二人の視線が交わった。彼女の名前はキャロル(ケイト)。50年代を見事に再現した魅惑的な衣装、名曲の数々、そしてスーパー16ミリフィルムで撮影された流麗な映像が、映画史に残る運命の“出会い”の瞬間に観る者を一気に引き込んでいく。続く映像では、キャロルに憧れるテレーズが「女に憧れるなんてガキだな」と恋人に揶揄される姿や、キャロルが夫と離婚訴訟中で大切な娘を夫に奪われようとしていることが分かる。そして、夫に娘を連れて行かれ孤独なキャロルは、車での小旅行にテレーズを誘う。やがて、この旅がきっかけで、二人の運命が大きく動きだすことになるのだが…。ジョー・スタッフォードが切なく歌うショパンの「別れの曲」とともに、映像には、離婚訴訟でますます傷ついていくキャロルや、「会いたい」と大粒の涙を流すテレーズの姿が。やがて、見つめ合う2人が選んだ最後の決断とは…?「このうえなく美しく、このうえなく不幸なひと。キャロル、あなたが私を変えた」というポスタービジュアルのコピーも意味深な、映画史に記憶される愛の物語を、まずはこちらの映像から確かめてみて。『キャロル』は2016年2月11日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月02日