『スタジオジブリ交響曲集』がアメリカでLP化され、7月26日より発売元のモンド(MONDO)のオフィシャル・サイトで販売がスタートする。LPは2005年にリリースされたチェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団による『チェコ・フィルプレイズ スタジオジブリ交響曲集』を基にしており、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』、『猫の恩返し』、『ホーホケキョとなりの山田くん』からの楽曲を2枚のLPに収録。また、アートワークは個性的な映画ポスターアートで注目を集める人気アーティストのタイラー・スタウト(Tyler Stout)によるもので、『ハウルの動く城』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』による3パターンのジャケットで発売(収録曲は同じ)。『ハウルの動く城』盤はパープルとピンク、『もののけ姫』盤はレッドとブルー、『千と千尋の神隠し』盤はイエローとグリーンのカラー・バイナルとなる。完全限定生産で、それぞれ価格は30ドル。30cmのLPジャケットにタイラー・スタウトが感じたジブリの世界観が投影されている。MONDOは独自にデザインした映画ポスターやサウンドトラックを販売しているテキサス州のアートブティック。上映中の私語は厳禁というユニークなシステムと本格的なディナーとドリンクを提供することで知られる映画館のフランチャイズ・チェーン、アラモ・ドラフトハウス(alamo-drafthouse)が運営している。
2013年07月25日名作映画をオーケストラの生演奏とともに鑑賞できるコンサート「名作シネマとオーケストラ」(通称:シネオケ)のリハーサルが、7月17日、東京・上野の東京文化会館 大ホールで行われた。「名作シネマとオーケストラ」の公演情報シネオケは、最新のデジタル技術により、映画から台詞や歌以外のオーケストラ楽曲部分のみを完全に取り除き、その映画全編をオーケストラの生演奏とともに巨大スクリーンで鑑賞できるコンサート。昨年、佐渡裕が指揮をとった『ウエスト・サイド物語』で日本初上陸し、東京・大阪で2万人を超える観客が大絶賛した。今回は、ハンフリー・ボガートとイングリット・バーグマン主演のロマンス映画『カサブランカ』(2011年7月アメリカで初演)、ミュージカル映画の傑作『雨に唄えば』(2013年3月ロンドンで初演) 、アルフレッド・ヒッチコック監督のホラー映画の代表作『サイコ』(2010年7月アメリカで初演)の3作品が上演される。本公演で指揮を務めるニール・トムソンは、バーンスタイン、小澤征爾、クルト・ザンデルリングに師事し、ロンドン交響楽団などの指揮やコンクールの審査員を務めるなど、多才なイギリスの指揮者。シネオケの海外公演では『サイコ』『雨に唄えば』などで指揮を務めている。自身も『サイコ』楽曲のファンだというトムソンは、リハーサルで東京フィルハーモニー交響楽団の演奏者たちに情熱的に指示を出した。『サイコ』は、オープニングから音楽によって観客に緊張感を与え、全編を通して不安と恐怖心をあおる。トムソンは実際にメロディを口ずさみながら、音の強弱、メロディの抑揚などを細かく確認し、背筋が凍るようなドキドキ感と、張りつめた緊張感を演奏に吹き込んでいった。特に、クライマックスの「キッキッキッキッ」という鬼気迫るバイオリン演奏から押し寄せる恐怖は、生のオーケストラ演奏による臨場感があってこそ生まれるもの。これらの演奏が映画とひとつになったとき、これまでに味わったことのない感動を覚えるだろう。また7月19日(金)18時よりフジテレビのエンタメ情報番組『男おばさんL』の軽部真一と笠井信輔の両アナウンサーによるスペシャルトークショーも行われる。「“シネオケ”とは何か?」など、見る前に知ると一層面白くなるポイントを紹介する予定。同18時30分開演『サイコ』公演のチケット購入者のみ入場可能。取材・文:門宏■名作シネマとオーケストラ7月19日(金) 14:00開演 vol.2「カサブランカ」7月19日(金) 18:30開演 vol.4「サイコ」7月20日(土) 12:00開演 vol.2「カサブランカ」7月20日(土) 16:30開演 vol.3「雨に唄えば」7月21日(日) 12:00開演 vol.3「雨に唄えば」7月21日(日) 16:30開演 vol.4「サイコ」会場:東京文化会館 大ホール指揮:ニール・トムソン管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
2013年07月18日初日は13のブランドが秋冬コレクションを発表2月15日、5日間続くイベントのスタートを祝福するかのような快晴の中、ロンドン・ファッションウィークが始まった。初日は Zoe Jordan から始まり、Bora Aksu、PPQ、Jean-Pierre Braganza、Sass & Bide など13のブランドが2013年秋冬コレクション(AW13)を発表した。会場中継はYahoo!のTwitterでYahoo! UK&IRELAND では会場に行けない多くの人々のために、ショーのレビューをTwitter で報告している。Zoe Jordan は大胆なプリント柄のラフなカットソーや、シンプルなワンピースにファーのコーディネートで注目を浴びた。トルコ人デザイナー Bora Aksu は、1920年代アール・デコ調をベースに、モノトーンとグレーのシックなコーディネートからラズベリーピンクとブラックベリーのポップなカラーコーディネートまで、幅広い展開を見せた。ファッション・ジャーナリストの Susie Lau はロンドン・ファッションウィークは回を重ねるごとにエキサイティングになっている。ファッション記者やバイヤーにとってニューヨーク、パリ、ミラノよりも見る価値があるショーだ。と語る。ファッションウィークは19日まで開催。会場はテムズ川に近いサマセット・ハウス(Somerset House)で、連日9:00~20:45(最終日は18:00)まで行われる。元の記事を読む
2013年02月18日『M:i』シリーズに続き、トム・クルーズが挑む新シリーズ『アウトロー』のロンドンプレミアが12月10日(現地時間)、ロンドンの中心地の一つでもあるレスター・スクウェアにて開催され、会場は詰めかけたファン2,500人以上と各国から集まった報道陣の熱気に包まれた。さらに、同プレミア会場にてトムが約1年ぶりの来日を約束した。ピッツバーグ近郊。突然、白昼に公然と6発の銃弾が発射され、5人が殺害される事件が発生。そして、警察の捜査が進み、わずか1時間後には容疑者として、元軍人のスナイパー、ジェームズ・バーが逮捕される。しかし、容疑者のジェームズは殺人容疑を否認し、彼自身がかつて軍で最も恐れていた男、ジャック・リーチャーへの連絡を要求する…。レッド・カーペットに誰よりも早く登場し、2時間かけて丁寧に一人一人にファンサービスを行ったトム。日本の報道陣には「日本には1月に行くことになっているので、みんなに会えるのが待ち切れないよ。『アウトロー』を日本でお披露目するのを楽しみにしている。1月に会いましょう!楽しいホリデーを!」と宣言。さらに「ジャック・リーチャーは、尊敬すべき高潔な人で、助けを必要とする者を救う、素晴らしいマインドを持つ、ウィットに富んだ男なんだ。続編はぜひやりたいね。最高に楽しめるハードボイルド・アクションなんだ」と本作への自信を伺わせた。このロンドンプレミアを皮切りにワールドツアーがスタートする本作。トムを始め、クリストファー・マッカリー監督、そしてヒロインを演じたロザムンド・パイクも共に来日を約束した『アウトロー』ジャパン・プレミアは来年1月9日(水)に開催される予定だ。『アウトロー』は2013年2月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:アウトロー 2013年2月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年12月12日東京交響楽団の2013年度シーズンラインナップ発表記者会見が、12月3日にミューザ川崎で行われた。「ユベール・スダーン Grand Finale」と題し、任期最終年を迎える音楽監督ユベール・スダーンとの集大成のシーズンとなる。東京交響楽団の公演情報ユベール・スダーンは、2004年9月の音楽監督就任以降、明確なコンセプトと洗練された音楽作りで、東京交響楽団を国際レベルに通用するオーケストラへと導いてきた名匠。ラストシーズンでは「これまでに最も聴衆の皆さんに満足していただけた演奏、曲目を選びました」と語るように、ハイドンの最初と最後の交響曲、モーツァルトの戴冠ミサとレクイエム、ブルックナーの交響曲第4番、ベルリオーズのロメオとジュリエット、シューベルトの交響曲第2番など、活動の集大成といえるプログラムが並ぶ。また、2013年に生誕200年を迎えるヴェルディとワーグナーについて「各コンサートのアンコールでぜひ取り上げたい」と、現在プログラムを計画中とのことだ。その他、スダーン以外の指揮者陣についても、各々が十八番とするプログラムを据えた充実のラインナップ。特に、自身の成功のきっかけとなった「春の祭典」を指揮する首席客演指揮者クシシュトフ・ウルバンスキ、「アルプス交響曲」を指揮する次期音楽監督ジョナサン・ノットのふたりは注目を集めそうだ。2013年度シーズンは、東日本大震災の被害により現在復旧工事中の本拠地、ミューザ川崎シンフォニーホールのリニューアル・オープンとなる。「ようやく我が家に戻ってくることができます。この2年間は非常に大変な日々を過ごしましたが、素晴らしい楽員たちに支えられ、乗り切ることができました」とスダーンも感慨深げ。4月7日(日)の「リニューアル・オープン・コンサート」では、スダーンが「大好きな作曲家」というブルックナーの作品から、交響曲第9番とテ・デウムを取り上げる。「このホール、このオーケストラ、そして作曲家の偉大さを感じてもらうにはこの曲以外にないと思いました」と、スダーン渾身のプログラムで、本拠地の復活に華を添える。東京交響楽団2013年度シーズンのチケットは、サントリー定期演奏会、川崎定期演奏会、東京オペラシティシリーズが1月16日(水)より順次一般発売。また、2013年度だけの特別企画として、ユベール・スダーン指揮の5公演をセットにした「スダーン・セット券」も1月16日(水)より発売。特典として、CDプレゼントや、スダーン監督との記念撮影などが用意されている(※スダーン・セット券はTOKYO SYMPHONYチケットセンターでのみ販売)。
2012年12月07日日本が誇る“Jカルチャー”を発信する英国最大規模のイベント「HYPER JAPAN」が、ロンドンのアールズコート(ブロンプトンホール)にて、「HYPER JAPAN 2012 Christmas」として11月23日~25日(現地時間)の3日間開催される。今年は、クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビルVol.1』(’03)で、出演・殺陣振付を担当し、一躍その名を世界に知らしめるきっかけとなった「かむゐ」のステージ&ワークショップが行われる。既成の枠にとらわれない表現方法で芝居、形式美、武術を融合した独自の立ち廻りパフォーマンスを確立した殺陣パフォーマンスグループだ。その直後には、サプライズゲストとして同じく同作に楽曲を提供した日本屈指のギタリスト・布袋寅泰が緊急参戦することも決定!刀技とJ-ROCKの迫力で、海外オーディエンスを大いに盛り上げてくれること必至だ。さらに、海外の若者に人気の“ジャパニメーション”と呼ばれる日本のハイクオリティなアニメーションを始め、アート、エンターテインメント、マンガの4部門で、高い評価を得た作品を鑑賞できる文化庁とのコラボレーションで開催される「文化庁メディア芸術祭」もまた、熱気にあふれたイベントになるだろう。今年は、ハリウッド映画にも影響を与えた押井守監督の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(’95)などで知られる制作会社「プロダクション I.G」の石川光久と、アニメ評論家の氷川竜介によるトークセッションが行われる。また、“食育”が叫ばれる日本の食文化を書籍、雑誌、ウェブ、イベントと多角的に紹介していく「Eat-Japan」の反応も気になるところ。今回は、ベスト・ブリティッシュ・ショコラティエ賞を受賞したウィリアム・カーリー氏が、和のテイストを取り入れたチョコレートのステージデモンストレーションを行う。さらに、海を越えても“ジャパニーズ・サケ”として愛される日本酒が20種以上も体験できる欧州最大規模の日本酒イベント「Eat-Japan SAKE EXPERIENCE 2012」も開催される。そのほか最新のテクノロジーから組木細工、版画、習字、着物などさまざまな日本の伝統文化がお披露目され、海外に“Jカルチャー”を発表する貴重な場となりそうだ。「HYPER JAPAN 2012 Christmas」日時:11月23日~25日(現地時間)会場:ロンドン・アールズコート(ブロンプトンホール)主催:クロスメディア社公式サイト:www.hyperjapan.co.uk/Facebook:::■関連作品:ももへの手紙 2012年4月21日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012『ももへの手紙』製作委員会
2012年11月23日Bunkamuraオーチャードホールの新年を飾る恒例の「東京フィルハーモニー交響楽団 ニューイヤーコンサート」に、日本を代表するピアニスト、小山実稚恵の出演が決定した。「東京フィルハーモニー交響楽団 ニューイヤーコンサート2013」の公演情報本公演は、東京フィルの挂冠名誉指揮者・尾高忠明の指揮で、ヨハン・シュトラウス二世のワルツ「春の声」、ポルカ・シュネル「観光列車」などのニューイヤーの定番曲から、2013年に生誕200年を迎えるヴェルディとワーグナーの作品、フィナーレには「ボレロ」を披露する。会場内では獅子舞が登場するほか、枡酒販売も行われるなど、お正月の雰囲気たっぷりに演出。また公演の最後には、毎回人気のお年玉抽選会も。海外往復航空券や同コンサートでオーケストラを指揮できる(曲目は「ラデツキー行進曲」)指揮権など、豪華なお年玉が当たる。今回出演が決定したピアニスト、小山実稚恵は、チャイコフスキー国際コンクール第3位、ショパン国際ピアノコンクール第4位という、二大コンクール両方で入賞を果たした唯一の日本人ピアニスト。オーチャードホールでは、2006年から2017年まで12年間に及ぶ壮大なリサイタル・シリーズを展開中。本公演では、定評のあるラフマニノフの作品から「パガニーニの主題による狂詩曲」を披露する。「東京フィルハーモニー交響楽団 ニューイヤーコンサート2013」は、2013年1月2日(水)・3日(木)にBunkamuraオーチャードホールで開催。チケットは発売中。
2012年11月14日ベトナム国立交響楽団の音楽監督を務める本名徹次が、11月3日、長年のベトナム音楽界における貢献に対して、ベトナム政府より「KY NIEM CHUONG」(文化功労賞)を授与された。「本名徹次」の公演情報本名徹次は、2001年よりベトナム国立交響楽団のミュージック・アドバイザー兼指揮者を務め、2009年から同音楽監督を務めている。2011年には、日本とベトナムの文化交流の促進に貢献したことが評価され、日本国より外務大臣表彰を授与されている。今回の文化功労賞受賞にあわせ、ベトナム国立交響楽団の音楽監督の任期も2017年3月まで延長されることが決定。2011年に同楽団初のアメリカ・ツアーを成功に導いた本名徹次。2013年には、同楽団とのイタリア・ツアーを実施予定のほか、「日本ベトナム外交関係樹立40周年」を記念して大規模な日本ツアーも行う予定だ。
2012年11月05日読売日本交響楽団は、2013年4月より、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の元コンサートマスターのダニエル・ゲーデ(46歳)と、べルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の第1コンサートマスターの日下紗矢子(33歳)のふたりをコンサートマスターに迎えることを発表した。「読売日本交響楽団」の公演情報1966年、ドイツ・ハンブルク生まれのダニエル・ゲーデは、1994年から2001年までウィーン・フィルハーモニー管弦楽団およびウィーン国立歌劇場管弦楽団のコンサートマスターを務めた世界的ヴァイオリニスト。現在はソリストや室内楽奏者として国際的に活躍するほか、ニュルンベルク音楽大学の教授として後進の指導にもあたっている。日本での活動も活発で、最近では軽井沢の「夏の弦楽アンサンブルアカデミー・YEK」音楽祭ほか、多くのコンサートに出演。読響コンマス就任にあたって「日本はこれまでに40回以上、およそ年3回のペースで訪れている大好きな国。(コンマス就任には)とても興奮しており、期待しています。オーケストラでの演奏活動が好きなので、日本のオーケストラで演奏できることを、とても楽しみにしています」と抱負を述べた。兵庫出身のヴァイオリニスト、日下紗矢子は、日本音楽コンクール第1位、パガニーニ国際音楽コンクール第2位など国際コンクールでの受賞歴多数。2008年より、クルト・ザンデルリンクらが歴代指揮者を務めたドイツの名門オーケストラ、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の第1コンサートマスターとして活躍中。2013年4月からは、今回発表となった読響コンマスとの兼務となるが「ベルリンと東京とふたつのオーケストラでコンサートマスターを務めることになりますが、どちらの活動も私にとって大変重要。しっかりと勉強を続けながら、大切にしていきたい」と意気込みを語った。今回新たに就任するダニエル・ゲーデと日下紗矢子は、今年3月に退任したソロ・コンサートマスターの藤原浜雄と2013年5月末に退任予定の同デヴィッド・ノーランの後任となる。2013年6月以降のコンサートマスターは小森谷巧を含めた3人体制。ふたりの今後の読響演奏会への出演は、ダニエル・ゲーデが2013年3月16日(土)、18日(月)、19日(火)にゲスト・コンサートマスターとして出演予定。コンマス就任後の初登場は8月を予定している。日下紗矢子は、11月19日(月)開催の大阪定期演奏会にソリストとして出演し、シベリウスのヴァイオリン協奏曲を演奏。2013年1月8日(火)、9日(水)にはゲスト・コンサートマスターとして出演予定のほか、就任後の初登場は7月を予定している。
2012年11月05日DIESEL ART GALLARY(ディーゼルアートギャラリー)は、ロンドンの「fabric(ファブリック)」から発表されたアートワークを展示する、世界初のエキシビジョンを開催する。ディーゼルアートギャラリーは、世界中から様々なジャンルのアーティストを招いて年4回のアート展を開催しており、今回は世界で最も影響力のあるクラブのひとつでもある、ロンドンの「fabric」のアート作品が今年最後のエキシビジョンとして登場する。fabricは、90年代にロンドンで主流となった商業的なクラブとは正反対を目指し、音楽のパフォーマンスとリリースに専念したクラブ。エキシビジョンでは、13年間に渡るナイトクラブの歴史を象徴するポスターやイメージを見ることが出来る、貴重な機会となっている。今回の取り組みは、fabricが初めてロンドンを飛び出して、その哲学や精神が視覚的に表現されたアートワークを展示。さらにオープニングに合わせてクリエイティブディレクションを務めるキース・ライリーが来日し、「今回DIESEL ART GALLERYで皆様に私たちのアートを紹介する機会を与えてもらったことに非常に感謝しています。日本という確かな審美眼をもった国で、私たちの最初のエキシビションができることに喜びを感じています。かねてより日本文化と、繊細な美を表現する能力に尊敬の念を持っていて、影響を受けているので、そういった経緯からある種の凱旋のように私は感じています。展示作品は、写真やモデルメイキング、純粋なデザインといった広範囲かつ集中的なプロセスの結晶です。それらを構成しているのは私たち自身の投影であり、作品は私たちの情熱や存在、そしてハートを写し出す鏡です。すなわち、作品は"私たち自身"なのです。この機会に皆さんが少しでも私たちの作品の中に美を見つけてくれたらと願っています。」とコメントしている。【US by fabric】アーティスト: キース・ライリー期間: 2012年11月16日 (金) ~ 2013年2月15日 (金)場所: DIESEL ART GALLERY東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F時間: 11:30~21:00DIESEL ART GALLERY公式サイト: 公式サイト(英):元の記事を読む
2012年11月01日東京交響楽団・次期音楽監督の発表記者会見が10月10日にミューザ川崎で行われた。第3代音楽監督には英国人指揮者のジョナサン・ノットが就任する。任期は2014年9月より3年間。「東京交響楽団」の公演情報1962年生まれ、現在49歳のジョナサン・ノットは、ドイツのバンベルク交響楽団の首席指揮者を務めているほか、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、シカゴ響、ロサンゼルス・フィル、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管など、世界の名門オーケストラから引く手あまたの指揮者。古典から現代音楽まで膨大なレパートリーをもっており、プログラミングの巧みさが魅力のひとつだ。これまでの東京交響楽団との共演は、2011年10月に行われた定期演奏会の1度のみ。ドビュッシーの「夜想曲より“シレーヌ”」、シェーンベルクのピアノ協奏曲 作品42(ピアノ:小菅優)、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」(全曲)を指揮したが、このたった1度の共演がまさに「運命の出会い」になった。記者会見でジョナサン・ノットは「東京交響楽団との初共演は昨年でしたが、特別な絆をはっきりと感じました。もちろん、そのときオーケストラが音楽監督を探しているとは全く知りませんでした。しかし、5日間オーケストラと一緒に音楽作りをした結果、今日ここに至っている訳です」と運命の出会いを振り返る。「私は『指揮者の役割とは何か』とよく自分に問いかけます。正確なリズムを刻むこと、音程はあっているか、ボーイングは、音楽家が互いの音楽を聞くようにすること。答えはたくさんあると思います。でも最も重要なのは、『音楽家たちが、指揮者がいなければ絶対にしないようなリスクを取る』ということではないでしょうか?リスクを取らなければ得られないような冒険、私が最後にそれを感じ、行動をしたのがバンベルク交響楽団とでした。(彼らとも)一度共演しただけで一緒に音楽の旅に出ようと思いました。それから12年経ちますが、まだその旅は続いています。東京交響楽団ともこれから良い旅に出て、ともに楽しい時を過ごせればと願っています」と抱負を述べた。近年の東京交響楽団は、2004年から音楽監督を務めているユベール・スダーンのもと、古典から後期ロマン派までの作品を体系的に取り上げ、アンサンブルの質を飛躍的に向上させてきた。音楽評論家やファンから高い支持を得ており、そこにジョナサン・ノットの豊かな発想による音楽作りが加わることで、さらに鮮やかに花開きそうだ。ジョナサン・ノットの次回出演は、2013年10月13日(日)のサントリーホール公演。チケットの一般発売は2013年6月3日(月)を予定。
2012年10月15日世界的に活躍する作曲家・冨田勲の新制作「イーハトーヴ」交響曲・世界初演公演の制作発表が8月27日に都内で開催。ヴァーチャルシンガー、初音ミクの出演が発表された。冨田勲新制作交響曲「イーハトーヴ」世界初演の公演情報冨田勲は、シンセサイザーの可能性にいち早く着目するなど、独創的な音楽技法を追求し続け、特に電子音楽の分野で世界的評価を得てきた。1974年よりビルボード・クラシカルアルバムチャート連続第1位(『月の光』、『展覧会の絵』、『惑星』)を獲得。日本人として初めてグラミー賞4部門にノミネートされるなど、音楽シーンの最先端を歩んできた。今年80歳を迎えた世界的巨匠が新制作する「イーハトーヴ」は、構想に10余年をかけた大作。『注文の多い料理店』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『雨にも負けず』など、宮沢賢治の作品を題材にして、人間や自然を超越した宇宙的な力を音楽で描くという壮大なものだ。今回の制作発表でのビッグニュースは、何といってもヴァーチャルシンガー、初音ミクの起用だろう。作曲者自身の熱烈オファーにより実現したという驚きのコラボ。PC用の音声合成ソフトの一種である初音ミクが、冨田勲の交響曲の中でどのように登場するのか。記者会見では『注文の多い料理店』を題材にした楽曲「猫のレストラン」を例にあげて、構想の一端が明かされた。「料理店(山猫軒)の中に人は出てこない。声だけはどこかから聞こえてくるけれど、ボーイの案内もない。色々な部屋に通されて、結局は自分たちが食われるということ分かる。逃げ出そうとしたけれど逃げられない。そこで、突然サーカスみたいな音楽とともに初音ミクが出てきて『わたしは初音ミク、かりそめのボディ』と歌うんです。ミクロの世界、パソコンの中にしかいられないミクが、もうあなた方も出られないんですよ、と暗示する訳です」他にも『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』などの楽曲の重要なポイントで登場するという。「異次元からきた、何者か分からないもの、宮沢賢治の世界観を表現するには初音ミクしかないんです」と、起用の理由を冨田勲は熱く語った。これまでの初音ミクのコンサートといえば、事前にCGで作成したミクのパフォーマンス動画に合わせて、バンドやコーラスが演奏するというスタイル。今回は逆に、大友直人の指揮、日本フィルハーモニー交響楽団と合唱団の総勢300名の演奏に合わせて、初音ミクがライブで歌い、踊るという新しい試みになる。「技術的なハードルが高いですが、目処は立ってきました。電子音楽の歴史に残る冨田先生と初音ミクのコラボは、非常に野心的な試みです」と、初音ミクを手がけるクリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之も意気込みを語る。冨田勲新制作交響曲「イーハトーヴ」世界初演は、11月23日(金・祝)に東京オペラシティ コンサートホール(東京都)で開催。チケットは発売中。
2012年08月29日日本パラリンピアンズ協会は、8月29日~9月9日に開催されるロンドン2012パラリンピック競技大会(ロンドンパラリンピック)を直前に控え、「第2回パラリンピック選手の競技環境その意識と実態調査」と題した調査を実施した。調査は6月13日~8月6日に、2012年ロンドンパラリンピック日本選手団代表選手およびコーチ・スタッフ、2010年バンクーバーパラリンピック日本選手団代表選手およびコーチ・スタッフを対象に実施。232名(夏季選手110、冬季選手26、夏季コーチ・スタッフ70、冬季コーチ・スタッフ26)の有効回答を得た。最初に選手に対して「普段どれくらい練習しているか」について聞いたところ、33%が「ほぼ毎日」、約5割が「週に3~5日」と回答。多くの選手が仕事との両立をしていることから考えると、かなりのハードスケジュールといえる。練習拠点について尋ねると、前回調査では「障害者スポーツセンター」「障害者スポーツセンター以外の公共施設」の回答が多かったが、「民間スポーツクラブ」の役割も高まっている。競技のために選手が個人負担した年間費用についての質問では、「50~100万円」が最も多く(32.6%)、次に「100~150万円未満」が17.0%だった。「150万円以上」とした人が全体の約3割。「250万円以上」と回答した選手も11.9%いた。推計では平均で年間144万円程度の負担となっている。続いて専任(パーソナル)コーチについての質問では、前回調査では「専任コーチがいない」(55.3%)が「専任コーチがいる」(44.7%)を上回っていたが、今回は「専任コーチがいる」(54.5%)が多数となった。しかし、「競技を継続するうえでの課題は?」の問いに「コーチ、指導者の不足」と挙げる人が27.9%おり、コーチや指導者の確保については引き続き大きな課題となっているようだ。競技を継続するにあたっての課題では、その他に「費用がかかる」(64.0%)「練習場所がない」(33.0%)、「仕事に支障が出る」(27.9%)となっている。同様の質問をコーチやスタッフに行ったところ、約6割が「費用がかかる」と回答。次いで「自分以外に練習をサポートする人の確保」(43.8%)、「職場の理解」(32.3%)、「練習場所の確保」(32.3%)で、選手とほぼ同じ認識であることが分かった。選手・コーチに対し「オリンピック選手との違いは?」と尋ねたところ、選手は「競技団体の組織力」「一般の関心」がともに1位で51.2%。競技環境、マスコミの扱いがそれに続いた。コーチやスタッフも、選手と同様に「競技団体の組織力・経済力」(56.3%)が1位。次いで「競技環境」(47.5%)、「一般の関心」(41.3%)、「スポンサー」(28.8%)、「マスコミの扱い」(20.0%)だった。2020年東京オリンピック・パラリンピック招致について尋ねると、85.1%の選手が「とても賛成」「賛成」と回答。その理由として「パラリンピックに対する関心を高めるいい機会となる」(78.2%)、「障害者スポーツ全体の活性化になる」(75.6%)、「パラリンピック選手の競技環境が良くなると期待できる」(71.4%)などの意見が寄せられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日日本パラリンピアンズ協会は、8月29日~9月9日に開催されるロンドン2012パラリンピック競技大会(ロンドンパラリンピック)を直前に控え、「第2回パラリンピック選手の競技環境その意識と実態調査」と題した調査を実施した。調査は6月13日~8月6日に、2012年ロンドンパラリンピック日本選手団代表選手およびコーチ・スタッフ、2010年バンクーバーパラリンピック日本選手団代表選手およびコーチ・スタッフを対象に実施。232名(夏季選手110、冬季選手26、夏季コーチ・スタッフ70、冬季コーチ・スタッフ26)の有効回答を得た。最初に選手に対して「普段どれくらい練習しているか」について聞いたところ、33%が「ほぼ毎日」、約5割が「週に3~5日」と回答。多くの選手が仕事との両立をしていることから考えると、かなりのハードスケジュールといえる。練習拠点について尋ねると、前回調査では「障害者スポーツセンター」「障害者スポーツセンター以外の公共施設」の回答が多かったが、「民間スポーツクラブ」の役割も高まっている。競技のために選手が個人負担した年間費用についての質問では、「50~100万円」が最も多く(32.6%)、次に「100~150万円未満」が17.0%だった。「150万円以上」とした人が全体の約3割。「250万円以上」と回答した選手も11.9%いた。推計では平均で年間144万円程度の負担となっている。続いて専任(パーソナル)コーチについての質問では、前回調査では「専任コーチがいない」(55.3%)が「専任コーチがいる」(44.7%)を上回っていたが、今回は「専任コーチがいる」(54.5%)が多数となった。しかし、「競技を継続するうえでの課題は?」の問いに「コーチ、指導者の不足」と挙げる人が27.9%おり、コーチや指導者の確保については引き続き大きな課題となっているようだ。競技を継続するにあたっての課題では、その他に「費用がかかる」(64.0%)「練習場所がない」(33.0%)、「仕事に支障が出る」(27.9%)となっている。同様の質問をコーチやスタッフに行ったところ、約6割が「費用がかかる」と回答。次いで「自分以外に練習をサポートする人の確保」(43.8%)、「職場の理解」(32.3%)、「練習場所の確保」(32.3%)で、選手とほぼ同じ認識であることが分かった。選手・コーチに対し「オリンピック選手との違いは?」と尋ねたところ、選手は「競技団体の組織力」「一般の関心」がともに1位で51.2%。競技環境、マスコミの扱いがそれに続いた。コーチやスタッフも、選手と同様に「競技団体の組織力・経済力」(56.3%)が1位。次いで「競技環境」(47.5%)、「一般の関心」(41.3%)、「スポンサー」(28.8%)、「マスコミの扱い」(20.0%)だった。2020年東京オリンピック・パラリンピック招致について尋ねると、85.1%の選手が「とても賛成」「賛成」と回答。その理由として「パラリンピックに対する関心を高めるいい機会となる」(78.2%)、「障害者スポーツ全体の活性化になる」(75.6%)、「パラリンピック選手の競技環境が良くなると期待できる」(71.4%)などの意見が寄せられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日いま欧米で注目を集めているポーランドの若手指揮者クシシュトフ・ウルバンスキが、東京交響楽団の首席客演指揮者に就任することが決定。8月9日にポーランド大使館で記者会見が行われた。「東京交響楽団」の公演情報1982年ポーランド生まれのウルバンスキは、現在、アメリカ・インディアナポリス交響楽団音楽監督とノルウェー・トロンヘイム交響楽団首席指揮者を兼任。今後も、2013年春のチェコ・フィルとのヨーロッパ・ツアー、2014年5月のベルリン・フィルへのデビューほか、ウィーン響、ハンブルク北ドイツ放送響、フランス放送フィル、ナショナル響、ロサンゼルス・フィル、フィンランド放送響など、名門オケへのデビューや客演が予定されており、楽壇を席巻する活躍が期待される。東響とのこれまでの共演は、2009年11月東京オペラシティシリーズ(ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界」ほか)、2011年6月サントリー定期・川崎定期演奏会(ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ほか)の2回のみ。スコアを全て暗譜してリハーサルを行うなど、非凡な才能を発揮。圧倒的なパワーで聴衆、楽団員を魅了し、早くも今回のポスト就任決定に至った。記者会見でウルバンスキは「(過去2回の共演を通じて)恵まれた出会いだと確信しました。今回のポスト就任は非常に名誉に思っています」と語る。また同団楽団長・大野順二も「初共演での『新世界』は非常に衝撃的。楽団員も『ぜひともまた共演したい』とすぐに心をつかまれました。彼は義理堅い男で、日本の他の楽団からオファーがあっても『東京交響楽団は日本でデビューした特別なオケだから、しばらくは他では振らない』と言ってくれており、非常にありがたい。長く良い関係を築いてきたいです」と思いを寄せる。来日の度にレベルアップした才能をみせてくれるというウルバンスキ。楽団からも「どこまで行くのか」と期待も高い。今後の東響とのタッグに注目が集まる。クシシュトフ・ウルバンスキの首席客演指揮者の任期は、2013年4月から3年間。次回公演については今後公式サイトなどで発表となる予定。
2012年08月14日夏の暑い日々、冷たいアイスクリームがおいしい季節だ。更にロンドン五輪で盛り上がっている今、サーティワン アイスクリームから「地球」をイメージしたソルベが販売しているらしい。早速食べに行ってきた。それがこの「サーティワンワールドレコード」。9月末までの期間限定フレーバーだ。使用しているアイスは2種類。世界を繋ぐ5大陸をキウイソルベ、海をソーダソルベで表わしている。緑と青のマーブル模様もきれいだが、更に目を引くのはアイスにちりばめられているポップロックキャンディー。色とりどりの、青・赤・黄・緑・オレンジの5色はスポーツの応援に沸く人々を表現。食べてみるとキウイとソーダのソルベはさっぱりと冷たく夏にぴったりの味わい。暑かった体を胃袋からひんやり冷やしてくれる。そこにポップロックキャンディーのパチパチ感が加わると口の中が賑やかお祭り騒ぎでまさにオリンピック!実に爽やかなアイスクリームに仕上がっていた。“ 手を取り合い世界中が心を一つに”“数々の世界記録が生まれるように”という想いを込められているそうだが、色・味共に見事に想いを表現されている「サーティワンワールドレコード」。アイスといえば買ってその場で食べるのが王道かもしてないが、実はサーティワン アイスクリームでは30分までなら無料でドライアイスを付けてくれる。家の近くのサーティワン アイスクリームでアイスを買って持ち帰り、閉会式に向けて盛り上がるロンドン五輪をアイスを食べながら観戦、なんていうのも面白いかも。
2012年08月09日日産自動車は6日(英国現地時間)、多目的コンパクトバン「NV200」をベースとした「NV200 ロンドンタクシー」を公開した。同タクシーは、日々30万もの人々が利用するロンドンタクシーの未来の姿を提案したもので、ロンドンでの実証運行を2013年に予定。ディーゼル車と100%電気自動車の2タイプが用意されており、現行のロンドンタクシーに比べて大幅なCO2排出量の削減を達成するという。100%電気商用車「e-NV200」をベースとしたタイプは、現行のロンドンタクシー(ディーゼル車)との比較で、約5分の1のランニングコストを実現。ディーゼルタイプは、TX4型の現行タクシーに対し、競争力のある価格で提供されるとともに、約50%の燃費改善が見込まれている。内部は、3名が乗車できる後部座席と、後部座席に対面して座れる折りたたみ式の座席を2つ用意し、大人5名の乗車が可能。助手席は取り外され、荷物用スペースとなっている。また、スライドドアの採用により、乗客の乗り降りが容易になり、通常のヒンジドアと比べて不意な開閉による歩行者・自転車等への衝突リスクが軽減されるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日ロンドンオリンピックで連日盛り上がっておりますが、みなさんはロンドンについてよく知っていますか? ロンドンってどんな街なのでしょうか? ロンドン在住の有名ブロガー、グラム・素子さんに聞いてみました。――いつぐらいからロンドンにお住まいでしょうか?素子さん2007年の12月から在英5年目になります。――どういったきっかけでロンドンに住むようになりましたか?素子さんピアニストの仕事と、同時に続けていた副業、多忙な毎日で体調を崩したことがありました。その後、休養も兼ねて、昔からの夢だった大人の語学留学目的で渡英。今の夫に知り合って結婚して、気がつけばもうイギリス生活も5年になります。――ロンドンは暮らしやすいでしょうか?素子さん日本と比べてしまうと、不自由なこと、不便なこと、とても多いと思いますが、それでも私にとっては住みやすい町です。移民がとても多く、世界のあちこちから人が集まっているので、多様な文化の中で「孤独、疎外感」を感じることが余りありません。また、ロンドンには日本の方も割合に多く住まわれているので、日系の食材店や、本屋、美容院などもあります。お値段は高いですが、お金にある程度余裕がある人でしたら、必要なものは手に入りやすいのではと思います。――素子さんがロンドンという街について思うところがあれば聞かせてください。素子さん私はロンドン、イギリスが好きです。渡英当初は観光客気分で、あっという間にハイテンションで2年過ぎました。楽しくて、目新しいものばかりで、興奮状態だったのでしょう。3年を過ぎたあたりから、生活をするということがだんだん現実味を帯びてきて、自分の言語能力のなさや、日本とは違うスローで不便なサービス、なかなか地域に溶け込めない孤独感や、ごみで溢(あふ)れる駅や週末の電車、上映が終わったとのポップコーンやシェイクが散らばる映画館、セール時に平気で床に商品を置きっぱなしで店内はひどいことになっていたり……そういうことばかりが目に付いてしまいました。その上お天気は常に安定せず、冬は4時には真っ暗で、雨ばかり、好きな食べ物はなく、とにかく落ち込みました。――現実に暮らすことと観光客では違うでしょうね。素子さんとことん落ち込んで「もういいや」と開き直った後は楽でした。むしろ、楽しくて、どんどんロンドンに引かれていっています。バスの運転手のドライバーさんがターバンを巻いていたり、大きな声で鼻歌を歌いながら、「この歌詞の続きは何だったっけ?」、「○○だよ」こういうやり取りが乗客と行われたり。美しい青空にカメラで撮影したら、車の中のおじいちゃんがポーズを取ってくれているのを写真を見て発見、大笑いしたり。しゃんと歩きながら、マナーの悪い人たちに、「こら!公共の道路で広がって歩くんじゃない!」とつえをぶんぶん振り回して怒るおばあちゃんがいたり。スーパーなどで私が食材を見ていると、「それはね、こうやって食べるとおいしいのよ、ディアー」と優しく教えてくれるご婦人がいたり。落ち込んでいた私に「無理するなよ!パブにでも行って、ビール飲んだら気分良くなるよ」とアドバイスをくれるポストマン……ここにはいっぱい、面白く刺激的で、優しい人がいます。――色んな文化圏からさまざまな人がロンドンに来てるんですね。素子さんロンドンの面白さは、異文化を体験できること、それも英国の文化だけではなく、世界あらゆるところから集まる人たちが、一生懸命生きている、それを感じられることです。世の中にはいろいろな文化や習慣があるのだと、肌でびりびり感じられることが魅力です。――日本とは随分違っていますね。素子さん何もかも不便でスローな英国だからこそ、本当のスローライフが送れます。多少のことでイライラしない、平常心で、とにかくまあやっていこうよ、そういうスタンスが私は大好きです。医療など、心配な面も多々ありますが、自分が柔軟になって健康で居ること、ストレスをなるべく流していくこと、怒らず、あせらず、比べず、それらを学んでいくとロンドンは楽しいです。――楽しい人は多いでしょうか?素子さん何もかも完ぺきでなくていい、人はそれぞれみんな違うんだから……という意識を感じます。ロンドンにいると、故障したエスカレーターを「がははは、動かねえな」、「本当だなあ」そう会話しながら、がんがん足でけっているエンジニアさんとか、うちにアラームの点検に来る度に5分で終わって、後の20分はひたすらお茶を飲んで、勝手に人のパソコンで音楽を聴いていくエンジニアさんがいます。とにかくみんな、個性的で正直で、素朴で面白いんです。それぞれ、みんなわが道を生きている、そういう思いがひしひしと伝わってきます。――ロンドンは緑は多いですか?素子さん街中でもいたるところに公園があります。みんな天気が良い日は読書をしたり、ヨガをしたり、自由です。6月の美しいブルーベルの花のじゅうたんや、ラベンダー畑、バラが咲き乱れるイングリッシュガーデン、そこで広げるサンドイッチやワインの美味しいこと。日本にいたころは冬でもお日さまが照ってくれていましたが、イギリスの冬は長く暗く、本当に厳しいです。その中で人々が待ち望むクリスマスの温かさ、長く暗い冬を終えて水仙が咲き始め、春を感じさせると、本当に生き返った気になります。お日さまのありがたさ、温かさをこの国でさらに知りました。――ロンドンというと「ブロックと石」作りの街というイメージですが、そうでもないんですね。素子さん私は郊外に住んでいますが、さらに電車に少し乗るだけで、あっという間に羊が大勢でのんびりしているような田舎の風景が広がります。まさにヨーロッパの牧歌風景です。近所の公園には、たくさんの野生のシカが住んでいますし、お庭でリスやキツネを見ることも多いです。ロンドンの中心街で興奮しっぱなしで疲れたら、少し郊外に足を伸ばすだけで、このような癒しが待っているのはとてもありがたいことです。――お話を伺っているとロンドンは少し不思議な街ですね。素子さんロンドンは不思議なところです。エネルギッシュにさまざまな人種、文化がひしめき合い、中にはマナーの違いや文化の違いに面食らうこともありますが、それを受け入れて、さらに自分という存在がどういうものなのか、世界とどうつながっているのかを確認できる、素晴らしい機会を設けてくれる場所だと思います。一筋縄ではいかないロンドン生活ですが、私は今、すべてを受け入れながら、のんびり、スローに、時にはぷんぷんしながら、ここでの生活を楽しんでいます。(高橋モータース@dcp)グラム・素子さんのblog『ロンドン工夫しながら豊かな生活』
2012年08月04日オリンピックの開催で世界の目がロンドンに集まっています。ユーロ圏とは一歩距離を置いて自国通貨£(ポンド)を守っているイギリスの首都、それがロンドンですが、物価はどんなものでしょうか? 暮らしやすい街なのでしょうか。ロンドン在住の有名ブロガー、グラム・素子さんに聞いてみました。グラム・素子さんは2007年からロンドン在住で、『ロンドン工夫しながら豊かな生活』というとても面白いBlogの執筆者であります。――日本の人にわかりやすいようにロンドンの物価を知りたいんですが……。以下の品物の価格を教えてください(※ 1£(ポンド)=122円計算です)素子さん : 全てに当てはまるかと思いますが、購入場所によって値段もかなり変わります。駅の構内の小売店での値段と、スーパーでの値段、また近所の小さなショップでは全て値段が違います。平均的なスーパーの、オファーや割引がないときでの価格をお答えします(イギリスではオファーによって値段が変わります)。コカコーラの340ml缶1本大体330ml缶が8本入ったセットで、£3.84(約468円)です。1本で売られているのを近所の小さなお店で見ましたが50ペンス(約61円)でした。ミネラルウォーター500mlボトル1本色々種類があり、またスーパーの自社製品だともっと安いですが500mlペットボトルが8本セットで£2(約244円)程度です。ちなみに、先日は大変のどが渇き、電車を降りた駅の構内で同じものを1本だけ購入しましたが£1.49(約182円)しました。ビッグマック単品少し前に見たきりですが、私の住む南西ゾーン4の地域においては、£3(約366円)程度だったと記憶しています。イギリス国内でも、場所によって値段が違います。牛肉ステーキ1パウンド(約453.6グラム)ぐらいでこれも色々ありますが、国産で、産地指定のオーガニックのサーロインでしたら、£12(1,464円)位だと思います。鶏もも肉1パウンドぐらいでこちらでは胸肉のほうがずっと高いので、£3(約366円)程度です(皮を取り除いたフィレ)。魚(鮭)1パウンドぐらいで骨を取り除いたフィレの状態で£8(約976円)ぐらいです。牛乳1リットル(1,000ml)でこちらの単位は1パイントです。2パイント(1.14リットル)で90ペンス(約110円)程度です。映画のチケット代(大人/子供)大人£9.70(1,183円)/12歳以下の子供£6.65(約811円)カラオケ1時間ひとり最近は、パブなんかでも歌えたり、KARAOKE BOXなるものもあるみたいですが、日本ほど一般的ではありません。日系の人向けのカラオケボックスの値段はわかりませんが、私がオンラインで調べたロンドンに3店舗展開するチェーンのものですと、17時以降21時まで1人£5(約610円)程度、21時以降ですと£7(約854円)程度でしょうか。お店のロケーションや、設備によっても違うと思います。タクシー初乗り£6(約732円)程度です。――日本(東京)と比べてロンドンで「高いなあ!」と思われるのはどんなものでしょうか? またそれはいくらぐらいするのでしょうか?タバコは1箱約911円、そのうち税金が78%素子さん : 私は喫煙しないので日本のタバコの値段は分かりませんが、友人からはイギリスでは驚くほど高いと聞きます。20本入りのタバコが£7.47(約911円)、内税金が£5.83(約711円)で、約78%が税金ということですよね。そして、これら嗜好品に限らず、イギリスでは交通費、光熱費、家賃、様々なものがほぼ毎年値上がりします。タバコの例では、私が渡英した2007年は£5.33(約650円)でした。交通費は高価それから、交通費も高いと思います。今でこそ円高でそうも思わなくなってきましたが、地下鉄の初乗り、例えばPiccadilly Circusから隣のCharing Crossまで(歩いても10分位です)が£4.3です。私が来た当初は1£が230円以上しましたので、1,000円近かった記憶があります。我が家はゾーン4なので、中心部に行くため夫は毎日40分ほど電車に乗りますが、定期代が£160(約19,520円)ほどです。こちらでは会社から交通費が支給されることは少ないので、日本と変わらない感覚であっても、常に遅れやキャンセルばかりの電車のサービスを考慮すると、どうしても高く感じてしまいます。紙類は高価で質がいまひとつ後は紙類が高いです。トイレットロール9個入りが5£(約610円)以上します。そして、質は値段に全く見合っていません。日本で街頭で配っていた無料のティッシュのほうがずっと柔らかいです。日本に帰ってトイレットペーパーのあまりの柔らかさに驚きました。日本で言う消費税は20%そして税金です。付加価値税率(VAT)は20%(品目により異なります)、子供服や食材(調理済みのものは外食、もしくは出来合いのものと同じとみなされる場合があります)、医薬品、新聞などといった生活必需品にはかかりませんが、外食や、普通に私が服を路面店で購入したり、靴を買ったり、電化製品などにももちろん付加価値税がかかります。ガソリンは高騰しているガソリン代も非常に高いと思います。レギュラーガソリン1リッターが2012年6月時点で£1.3(約159円)強でしょうか。これにも税がかかっています。やはり私が渡英した2007年、5年前では1リッター96ペンス(約117円)であったことを見ると、イギリスの物価の上昇率がお分かりいただけるかと思います。外食は結構高くつく!外食にもそのように税金がかかっているので、日本のように安くて美味しいおうどんやさん、定食屋さんなどはなかなかありません。最近では不況で、レストランも色々なオファーをしていますが、ちょっとテーブルクロスがかかったお店で3コースミールなどを食べると、サービスやらチップやら、どんどん積み重なっていき、1人8,000円から1万円などすぐに飛んでいきます。かといって、サービスやお料理の質に満足かといわれたら、首をひねってしまう場合も少なくありません。移民の方が経営されているお店は、割とお値打ちにお食事がいただけますが、それでもお酒やサービス、日本ではただのお水代(水道水はただですが、最初から出してくれるわけではないので、自分で頼まなければいけません。もしくはミネラルウォーターやお茶、和食のお店ではお茶もほぼ有料です)それらをどんどん加えられると最終的には控えめでも3,000円はすぐになくなってしまいます。例えば、日本で1,000円のカレーを食べるとします。何も飲まなければ1,000円のみ支払えばいいでしょう。それがイギリスでは8£(約976円)のカレーを食べたら、ミネラルウォーターに2£(約244円)、ご飯がついていないのでライスを頼んで3£(約366円)、これに総額の12.5パーセントがサービスチャージとして自動で加えられる場合も多いです。以前はチップはあくまでも「気持ち」だったと思うのですが、それでもマナーとして、置いて来るのが基本ですが、あまりに酷いサービスに払う必要はありません。最近はやたらと自動で加算されてくる気がします。13£(1,586円)の飲食合計代金に、サービス料が1.6£(約195円)ほど加算され、結局15£(1,830円)程度の支払いになることになります。8£(約976円)のカレーですと、今のレートで約1,000円程度でしょうから、イギリスで同じようなものを食べた場合には1,800円強かかるということになります。個人所得税は……最後に個人所得税です。控除されるのは年収8,105£(988,810円)までで、基本税率は20パーセントですが、サラリーに応じて40パーセントまで課税されます。――こうして挙げて頂くと結構何でも高価な感じですが……。素子さん : 物価の高さというよりも、年々必ず上がる物価と、人々の収入の割合、払ったものに対する恩恵やサービスの質、これらのバランスが全く取れていません。それが問題ではないかと思います。――逆に、日本(東京)と比べてロンドンで「安いなあ!」と思われるのはどんなものでしょうか? またそれはいくらぐらいするのでしょうか?素子さん : 食料品(フルーツ、乳製品など)、医薬品、DVDなどです。後はコンサートなど、芸術イベントのチケットですね。食料品の安さ! 野菜と果物日本ではりんごは1個単位で買っていましたが、こちらでは小ぶりのものが6個ほど入って3£(約366円)位ではないでしょうか。イチゴも日本のものほど甘くないですが、自然の優しいすっぱい味のする国産で、1パック3£(約366円)、ベリー類も豊富です。スーパーでブラックベリー、ラズベリー、ブラックカラントなどはまとめて2つで3£(約366円)などの安売りをしているときも多いです。ジャガイモやにんじんも、地元のマーケットで買うと2キロで1£(約122円)だったりします。小麦粉も1.5キロで90ペンス(約110円)程度です。乾燥レンズ豆なども、カレーに入れたり大変重宝しますが500gで1£(約122円)しません。乳製品も安価である!後は乳製品が安いです。日本のデパートで同じ銘柄のチーズを見たときには、価格にショックを受けました。フランスから輸入されるブリーやカマンベールも2£(約244円)あれば買えます。ちょっとこだわって、専門のチーズショップに行っても、ノルマンディーのカマンベールが6£(約732円)もあれば買えます。イギリスのチェダーチーズなども、銘柄にこだわらなければ、スーパーの自社ブランドでしたら300グラムで2£(約244円)程度ですし、こだわっても4£(約488円)位でしょうか。それにチーズは常にオファーをしているので、結局ひとつ買うともう1つもらえるなど(BUY1 GET1FREE)、定価で買うことが余りありません。ヨーグルトも濃厚で、500mlポットが2つで2£(約244円)など、とても安いです。そして美味しいです。チキンは胸肉の方が高価ヘルシー&処理が楽という理由で、チキンの胸肉の皮が取り除かれたものがとても高いです。500グラムで7£(約854円)ほどします。ですが、丸鶏は丸々1匹で、1.5キロくらいのものが4£から5£(約488円~約610円)です。人の手がかかったものほどイギリスでは高いような気がします。さすが英国!紅茶も安い!紅茶もものすごく安いです。ティーバッグが80個入っていて2£(約244円)程度です。そして美味しいです。子羊は高級食材ですが……イギリスでも割りと高級な食材に入る子羊も、今の円高で考えると安いです。ハーフレッグの子羊、臭みもなく美味しいウェールズ産のものが、1キロで10£(約1,220円)位です。医薬品も安価に医薬品は、鎮痛剤などはそれこそ30ペンス(約37円)などでひと箱買えてしまうものもあります。風邪薬なども薬局の自社製品であれば、割と安く買えます。DVDは時間が経つと安価にDVDなどは、リリースされてから少し時間がたつだけでグンと値段が下がります。芸術鑑賞がしやすい環境です!それから、番外かもしれませんが、美術館、博物館の入場料は個人の所有でなければ無料が多いです。大英博物館もナショナルギャラリーもV&Aも全て無料です。クラッシックコンサートなどは、ロンドンシンフォニーなどの大御所のものでも、安い席でしたら9£(1,098円)で見られます。教会などでは常に、安いコンサートが開かれていますし、無料のランチタイムコンサートもたくさんあります。ロンドンでは、世界中から集まる芸術、バレエに音楽、アート、ミュージカル、演劇、そういったものも大変刺激的です。ビンテージやアンティークのマーケットも、古いものを大切にするイギリスならでは、掘り出し物がたくさんあって楽しいです。――ロンドンの家賃について知りたいのですが、相場はどのくらいでしょうか? また外国人にとって賃貸は借りやすい環境でしょうか?素子さん : ロンドンで相場という観念はあまり通用しないと思います。なぜなら、残念なことに未だに階級社会の名残もあり、また、世界中のあらゆる国から流れてくる移民たちによって、そこには何一つ平均が存在しません。例えば、高級住宅街といわれる場所は、それこそ馬専用の信号があって、上流階級の方々が優雅に馬のレッスンをされる姿が見られる場所や、映画に出てくる貴族が住んでいるような豪邸、広大な庭を持つお城さながらの邸宅が集まっている地域もあります。かと思えば、生活保護を受けて暮らしている方々が多く住む場所もあります。カウンシルフラットという公営住宅には、誰でも入居できるということにはなっていますが、実際は家賃を払えない低所得の方が優先されます。家賃は格安で、それでも払えない人には政府の手当てがおります。入居を待っている人たちは数百万人と言われています。中には親子3代で、仕事をすることもなく、生活保護を受け続けてカウンシルフラットに住み続けている家族も、もはや少なくありません。という事情で、イギリスでは平均を算出することはとても困難です。安全に、通勤や通学に便利な場所に住もうと思うと、ある程度の出費は覚悟しないといけないのではと思います。場所によっては60万円の賃貸も例えば、知り合いの英人カップルは、高級住宅街のサウスケンジントンの2ベッドルームフラットに住んでいますが、家賃は光熱費を含まずに60万円以上払っています。ロンドンの中心部から公共交通機関を使い1時間ほど離れた場所でも、場所によるかと思いますが、私の知り合いは同じく2ベッドルームのフラットに20万円ほど払っています。場所や間取りによっては平気で100万円を超える家賃もいっぱいあります。3.5億円以上の物件もごろごろあるロンドン郊外に離れても、そこそこ人気の住宅街であればとても高いです。ウィンブルドンビレッジなどの高級住宅街は、それこそ中心部からは遠く離れていますが、新築ではなく中古の物件で、4、5ベッドルームの家だとすると、広告で3.5億円程度のものがたくさん売りに出されていました。そのような超高級住宅街が、ロンドンにはあちこちにあります。そして、その間には、カウンシルエステート(公営住宅の群)が並び、落書きが目立つような地域もたくさんあるんです。平均的なものが無い代わりに、お金持ちはとんでもなくお金持ちです。でも、お金が無い人が不幸せかと言ったら、イギリス人はユーモアを持って自分であることに誇りを持っている人が多いですから、常に嬉しいことや楽しいことをそれぞれ持って暮らしている方が多い気がします。「他人は他人、俺は俺」他人と比べないことも素敵だと思います。イギリスでは古い住宅が好まれるが……イギリスでは新築よりも古いものが好まれますが、決して日本の家のように機能的ではないし、窓枠も木であったり、サウスケンジントンのカップルはいつも雨漏りに悩まされています。知人友人からはボイラーが壊れて水しか出ない、酷いと漏電していたなど、様々な話も耳に入ってきます。もちろんウォッシュレット、自動で炊いてくれるお風呂などは一般的ではありません。シェアするのも普通ですが……一軒の家を、大人数で借りて、一部屋を自分のものとし、キッチンやバスルームなどは共同という、ハウス、フラットシェアもロンドンでは割と普通です。私が以前お会いした語学留学の学生さんは、違法でありながら、ひとつの部屋を更に二つに区切って、4ベッドルームの家に8人で暮らしているといっていました。また、別の学生さんは、あまり治安が良くないといわれる街で、数年間ボイラーが壊れて温かなお湯が使えないまま、それでも週に80£の家賃を同居の大家さんに払っていました。彼女のお部屋は日本のサイズにして6畳もありませんでした。もちろん、キッチン、バス、トイレなどは共同でしたが、大家さんがパーティをされるときなど、キッチンを突然使えないといわれることも多く、大変困っていました。大家さんの娘が勝手に私物を……ある友人は、同居の大家さんのお嬢さんが勝手に部屋に入ってきて、自分のかばんや衣類を見につけて出かけてしまう、食料品も食べられたり、化粧品も使われてしまうと嘆いていました。それでもそこそこ人気のエリアに住んでいた彼女は、週に120£(14,640円)を払っていました。もちろん、こういうことは法律で禁止されていますから、きちんと話し合えばよいのでしょうが、語学留学などの場合、言葉の壁があったり、頼れる人がいなかったり、結局泣き寝入りで終わってしまうケースも少なくないと思います。フラットシェアではこんな感じに……学生さんのお話を聞くと、大体月に400£から600£(約48,800円~約73,200円)をフラットシェアで払われている方が多いように思います。もっと安い場合もあると思いますが、治安の面で問題があったり、建物自体に問題があったり、かなりのリスクがあるのではと思います。ワンルームと日本で言われる「スタジオフラット」でも、大体月に800£(約97,600円)程度は見ておいたほうが良いのではと思います。また、一軒家やフラットにご家族のみで住まわれている方は、地域によりますが、月に1,300£から3,000£(約158,000円~約366,000円)は払っていらっしゃるのではないでしょうか。本当に、この場合は、ロンドンにおいてはあまりに相場というものが存在しないので、払っていらっしゃる方はもっと払っていらっしゃるし、その反対もあるのではと思うのです。「外国人だから」ということはない外国人として住みやすいかどうか、日本人に関しましては、日系の不動産会社もいくつかありますし、外国人だからという理由で断られるというのはあまり聞いたことがありません。私のお隣りさんは、エストニアの方ですし、反対側のご近所さんは南アフリカの人です。お向かいにはスペインの方が住んでいます。これだけ移民があふれている国で、スーパーでも大きなところにいけば、イスラムの方のためのハラルミートも売られていますし、インドの香辛料やお米、ギーなどのコーナーが充実していたり、東ヨーロッパや中近東の食材が充実していたり、住んでいる地域によって違ってきますが、私はここで疎外感を感じることが余りありません。みんな違うし、みんなそれぞれだからです。――1カ月、どのくらいのお金があればロンドンで暮らせるのでしょうか?素子さん : これも目的によるのではないでしょうか。外食などを一切しなければ、食費は日本と同じか、どれだけでも切り詰めることができます。ですが、キッチンが共同だったりすると、自炊ができずに思わぬ出費になってしまうこともあるかもしれません。それに、限られた食材(日本のように四季によって食材が豊かに変わるということがありません。)の中で、生きていくだけのために切り詰めて食べていくのは、長期にわたるととてもストレスがたまってしまいますから、留学やワーキングホリデーで短期の数年の滞在である場合と、長くここで暮らしていかなければいけない場合と、全く違ってくると思います。ですが、スーパーなどでは自社ブランドの格安ラインで、本当に驚くほど安いパスタなども売られていますから、品質にこだわらなければどれだけでも切り詰めることは可能だと思います。ただ、健康を害する恐れがないか、心配です。円高レートが効いている光熱費は日本と同じ位の感覚で、今のレートだったら良いのではないでしょうか。フラットを数人でシェアされる場合は、電気とガス、水道で月に50£(6,100円)程度ではないかと思います。一軒家や、家族だけでの暮らしになると、また数字も変わってくるはずです。これに、カウンシルタックス(家にかけられる税金)も払わなければいけません。フルタイムの学生の場合免除されるなどと色々ありますが、カウンシルタックスの値段も、住む地域によって違うのが実情です。私の知り合いは月に100£(約12,200円)払っているそうです。我が家はもう少し高く払っています。テレビのライセンスも払わなければいけません。車を持つか持たないかでも全く違いますし、住んでいる場所によっては交通費も馬鹿になりません。日用品も買わなければいけません。学生さんの場合は、フルタイムであると様々な免除があり、交通費も安くなったりとメリットがありますが、それでも月に最低15万円から20万円は見ておかないと、いざという時のために心細いのではと思います。それも今のレートでの話です。学生さんだったら、色々旅行もしたいと思うし、交友もしたい、観光も、やりたいこともいっぱいあると思うので、やはり20万円位は(しつこいようですが今のレートの場合)必要ではと思います。家族の場合はまた別ですご家族の場合はまた事情が違うと思います。駐在の方々は会社からサポートを受けられている方も多いので、このあたりの事情は全く違ってくると思います。私どものように家族2人で子供なし。ロンドン郊外に暮らして、物凄い贅沢をしているわけでもない。車もない。住まいは一軒家(これは、私のピアノを置く場所が必要なのと、夫が庭がないと住めない南ア人という我儘からきていますが、それでも私たちにはそれが必要なのですから仕方がありません)。たまには友人とパブでワイワイ飲んだり、近所のなじみのレストランにふらっと月に2度ほど行く位。日系のお店での和食材もどうしても必要なものだけ。記念日に素敵なレストランに奮発していくのが楽しみ。映画は夫がイギリス映画協会(BAFTA)のメンバーですので映画は試写会で無料で見る。そういう環境の中で、それでも(個人のことなので詳しくは申し上げられませんが)月に50万円は必要です。どこに消えていくのだろうと思いますが、保険や、セキュリティや、(我が家は空き巣に入られています、それ以来セキュリティアラームをつけています。)夫の交通費、食費、交際費、カウンシルタックスや、たまには洋服や靴も買いたい、(それでも日本にいた頃より物欲はなくなりました)、日用品にジムの会費、それに家賃! 毎年上がり続ける様々な物価、ロンドンに暮らすのは、お金があればあるだけ楽になる、それが残念ながら現状です。素子さんにとても丁寧な説明を頂きました。高価なものがある一方で、大英博物館が無料(!)、食料品は安いなどうらやましい面もあるんですね。ロンドンの物価事情、あなたはどのように感じましたか?(高橋モータース@dcp)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月01日ビー・エム・ダブリューは、「MINI CROSSOVER」に2種類のパッケージオプションを追加した。台数限定「ロンドン・パッケージ」と、期間限定「BE HAPPY! パッケージ」だ。「ロンドン・パッケージ」はMINIの生まれ故郷・イギリスにちなんだドレスアップオプションで、イギリスの象徴、ユニオン・ジャックがモチーフに。内容はルーフとボンネットに貼るロンドン・パッケージ・スペシャル・ステッカーと、ドアミラーキャップ「UNION JACK」の2点。300台の限定で、「MINI CROSSOVER」全モデルに装着可能だ。「BE HAPPY! パッケージ」は、数々のメンテナンスをセットにした安心のプログラム。車検費用、延長保証、MINIエマージェンシー・サービスがセットになっており、万一の際も少ない負担額で安心を手に入れられる。具体的には、初年度に登録すれば落書き・ホイール損傷・パンク・フロントガラスの損傷が1年の間に1回補償されるリペアサービス、3年間または走行距離20万kmまで消耗品などを無償で交換できる「メインテナンス・プログラムMINI TLC.」、初回車検時に10万円分をサポートする車検費用パッケージなど。「ロンドン・パッケージ」の提供価格は3万2,000円。「BE HAPPY! パッケージ」は9月末までの期間限定で、提供価格は9万8,000円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日インターネット調査会社のマクロミルは、7月27日にロンドンオリンピックが開幕することを受け、6月20日・21日に全国の20歳~59歳の男女を対象に「ロンドンオリンピックに関する調査」を実施した。有効回答数は500。最初に、ロンドンオリンピックの観戦予定について尋ねたところ、「観戦したい」が30%、「やや観戦したい」が46%で、合計で76%が「観戦したい」と回答した。どのように観戦・結果をチェックするかを尋ねると、「テレビ中継を自宅でリアルタイムに観る」が最多で69%、「ニュース番組で観る」が61%、「テレビのダイジェスト版で観る」49%、「インターネットのニュース・情報をパソコンで見る」が47%という結果になった。ロンドンとの時差はあるが、生中継で観戦したいと回答する人が多いようだ。次に、観戦したい競技・イベントを尋ねると、最も人気が高かった競技は「水泳(競泳)」で59%、次いで「サッカー」(56%)、「陸上競技」(48%)という結果になった。また、日本の選手にメダルを期待する競技を尋ねると、1位は同様に「水泳(競泳)」で64%、2位が「柔道」(57%)、3位が「体操競技(体操)」が(52%)、4位が「サッカー」(39%)だった。続いて、金メダルの獲得を期待する日本の選手・チームを尋ねたところ、最も期待が高いのは「北島康介(男子水泳)」(73%)だった。次いで、男子体操の「内村航平」が58%、女子レスリングの「吉田沙保里」が47%、男子ハンマー投げの「室伏広治」が45%。サッカーの「なでしこジャパン」は5位で40%だった。そのほか、「伊調馨(女子レスリング)」、「男子体操団体」、「入江陵介(男子水泳)」、「福見友子(女子柔道)、「U-23日本代表(男子サッカー)」などの声も寄せられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月11日今秋に創立40周年を迎える新日本フィルハーモニー交響楽団の2012-2013シーズン定期演奏会のラインナップが発表された。2003年より音楽監督を務めるクリスティアン・アルミンクの任期最後のシーズンとなる。「新日本フィルハーモニー交響楽団」のチケット情報節目となるシーズンには、楽団と縁の深い指揮者陣が登場。音楽監督アルミンク(9月・4月・7月・8月)を筆頭に、“Music Patner of NJP”のダニエル・ハーディング(11月・12月・6月)、インゴ・メッツマッハー(1月)、ヴォルフ=ディーター・ハウシルト(10月)、大野和士(7月)、井上道義(5月)、下野竜也(3月)が、それぞれの個性が発揮される「名刺代わり」のプログラムを披露する。アルミンクは、2003年に32歳の若さで音楽監督に就任。以来、古典から現代、小編成からオペラまで、バラエティ豊かなプログラムを一貫したテーマに基づいて取り上げるほか、現代作品の日本初演も数多くおこなうなど、楽団のクオリティ向上に貢献してきた。これまでを振り返り「大きな喜びと誇りも感じる一方、メランコリックな気持にもなります。厳しいときもありましたが、総合的にみると、素晴らしい10年。オーケストラと一緒に成長してきたと実感しています。今後の新日本フィルは、さらにエキサイティングな道のりを歩むことになるでしょう」と感慨もひとしお。ラストシーズンにアルミンクが選んだプログラムは、ブラームスのレクイエム(9月)、ドビュッシーの映像(9月)、ブルックナーの交響曲第5番(4月)など。任期最終公演では、2003年の音楽監督就任披露公演で自ら選曲したマーラーの交響曲第3番を披露し、集大成を飾る。アルミンク退任に伴い、2013-2014シーズン以降の指揮者陣もあわせて発表。“Conductor in Residence”にインゴ・メッツマッハーが就任。任期は2015年夏までで、1シーズン4プログラム6公演を指揮するほか、楽団への音楽的アドバイスや地域活動への協力を行う予定だ。また“Music Patner of NJP”のダニエル・ハーディングは、任期を2年延長し、2015年夏まで同職を務める。新日本フィルハーモニー交響楽団 2012-2013シーズン定期演奏会は、サントリー・シリーズ[全8回]が9月7日(金)、トリフォニー・シリーズ第1夜・第2夜[全8回]が9月14日(金)よりスタート。チケットは、連続券が発売中。前半5公演(1回券)が6月30日(土)10時より一般発売。
2012年06月29日スポーツの祭典であるオリンピック。今年行われるロンドンオリンピックでもさまざまな競技が行われます。花形と言われるマラソンや短距離走といった陸上競技や、メダルが期待される水泳、体操など注目の種目がめじろ押し。さて、そんな数多く行われる競技種目の中で、読者のみなさんはどの競技に注目しているのでしょうか? アンケートで調査してみました!調査期間:2012/5/3~2012/5/7アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 899件(ウェブログイン式)●第1位水泳……239人読者が最も注目しているオリンピック種目は水泳でした! メダルが期待できる北嶋康介選手が出場する男子平泳ぎや、男子メドレーリレー、さらにはこちらもメダルの獲得が期待される、星奈津美選手の女子バタフライなど、見逃せない種目ばかりです。●第2位サッカー……185人次に多かったのが、日本代表の躍進が目立つサッカーです。海外で活躍する選手が多数いる男子サッカーも人気ですが、それ以上に世界一となった女子サッカー日本代表に注目が集まっております。世界一エレガントなサッカーをすると言われていますし、やはり一番輝いているメダルの獲得を期待しちゃいますね。●第3位体操……102人次は世界一の内村航平選手などが出場する体操競技がランクイン。男子の団体総合は、前回の北京オリンピックで惜しくも銀メダルだっただけに、今回は金メダルを獲得してほしい所です。また、今年のNHK杯で優勝した田中理恵選手のエレガントな演技にも注目です。●第4位マラソン……75人第4位には花形競技と言われているマラソンが入りました。男子マラソンには、日本からもニートランナーとして話題になった藤原新選手などが出場。女子にも大阪国際女子マラソンで優勝した重友梨佐などが出場します。前回の北京ではメダルに届かなかっただけに、躍進を期待したいですね。●第5位バレーボール……48人続いてランクインしたのは、毎回感動的な試合を見せてくれるバレーボールです。男子のほうは立ちはだかる世界の壁にはね返されている場面が目立ちますが、女子はもしかしたら……という期待が持てるシーンが多いだけにいやが上にも注目してしまいますね。最後に、どの選手に注目しているのか聞いてみました。第1位北島康介選手(男子水泳)……148人第2位内村航平選手(男子体操)……87人第3位田中理恵選手(女子体操)、澤穂希選手(女子サッカー)……42人第5位ウサイン・ボルト選手(男子陸上)……26人第6位藤原新選手(男子マラソン)……20人※複数回答可 7位以下省略。やはり北島康介選手の注目度は圧倒的のようで、ひとりだけ100票を超えております。もう4度目のオリンピックだけあって、実力だけでなく、知名度も抜けています。それに続くのが、体操の内村航平選手。こちらも圧倒的な強さと人気を兼ね備えた選手だけあって、多くの読者に注目されています。3位には女性アスリートが同票でランクインしました。田中選手の華麗な演技、そして澤選手の力強いプレー、どちらも要チェックです!さて、いよいよ開幕が迫ってきましたが、注目の種目が多いだけにあれこれとテレビ中継を見続けてしまいそうです。時差は8時間ですから、一晩中テレビを見て寝不足になってしまう心配はなさそうですが、目の疲れには気をつけないといけませんね(笑)。(貫井康徳@dcp)
2012年06月19日IOC(International Olympic Committie)スポンサーのパナソニック株式会社は、ロンドンオリンピックのマラソンコースを実際に走ったかのような体験ができるWEBコンテンツ「RUN@LONDON」を2012年6月18日にリリースした。このほどリリースした新コンテンツRUN@LONDONでは、まず自分の代わりとなって走るランナーを作成しスタート。ロンドンオリンピックのマラソンコースのスタート地点であるザ・マルから、トラファルガー広場、セントポール大聖堂、ギルドホール、タワーブリッジ、ビッグベンなどの名所を経由し、周回コースを走る雰囲気が味わえる。同社ではリリースにあわせ、プレゼントが当たるRUN@LONDONプレゼントキャンペーンも実施。ロンドンオリンピック観戦ツアーのほか、デジタルムービーカメラ、オリンピックオリジナルグッズなどが抽選で当たる。キャンペーンは6月18日~7月9日まで実施する。さらに7月以降、同サイトは順次グローバル展開する。Facebook・Twitterとのコネクト機能も実装され、世界中のユーザーとロンドンオリンピックのマラソンコースを走ることができるという。対応言語は日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語の予定。また、同社はロンドンオリンピック スペシャルサイト号外メーカー2も公開している。同サイトは、好きなように大見出しの選択、写真のアップロードができ、自分だけの号外新聞を作ることができるWEBコンテンツ。スマートフォン版もリリースしており、ダウンロードして使用可能とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月19日本場の味を体験した女子、多数!歴史と最先端の文化とが交錯する都市・ロンドン。そこで暮らす人々も、「紳士・淑女のたしなみ」という言葉を重んじているようです。その一方で、最先端のファッションにも精通しています。新旧両方の価値観をもつ街ですが、皆さんはどのようなことをイメージしますか?女性497名にうかがいました。>>男性編も見るQ.ロンドンと聞いてイメージすることを教えてください(複数回答)1位オリンピック19.5%2位紅茶18.1%3位紳士12.4%4位歴史のある格式高い街11.2%5位おしゃれ9.5%■オリンピック・「最近、CMなどでも聞くようになってきた」(30歳/情報・IT/技術職)・「今年がオリンピックイヤーなので。藤原新選手に期待」(26歳/自動車関連/事務系専門職)・「オリンピックの開会式を見てみたい~」(25歳/団体・公益法人・官公庁)■紅茶・「ロンドンに留学経験のある父の影響か、こういうイメージが強い」(27歳/医薬品・化学/技術職)・「アフタヌーンティーを楽しみたい」(23歳/食品・飲料/販売職・サービス業)・「ロンドンに住んでいる友達のお土産は必ず紅茶!」(32歳/小売店/事務系専門職)■紳士・「ジェレミーのホームズの印象が強いから」(29歳/小売店/販売職・サービス業)・「品がある人が歩いていそう」(30歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「電車やお店のドアなど、レディーファーストという意識がしっかりあるそうです」(29歳/ 金属・鉄鋼/技術職)■歴史のある格式高い街・「物語の舞台にもなる、格式高いイメージ」(24歳/ソフトウェア/技術職)・「石畳が特徴的な町並みを思い浮かべます」(28歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)・「世界史によく出てくるので」(27歳/医薬品・化学/技術職)■おしゃれ・「バーバリーなど、おしゃれなショップがたくさんあるから」(27歳/食品・飲料/営業職)・「チェックのジャケットの印象が強い」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「街並みがお洒落だと思う」(25歳/医薬品・化学/事務系専門職)■番外編:新旧の文化が交錯する街・天候や歴史について「ロンドンは霧が多いとか、インドがイギリスの植民地だったこととか」(27歳/食品・飲料/技術職)・ロックの街「ロックも高貴で格調あるイメージ」(45歳/食品・飲料/販売職)・寒そう「ロンドンに研修旅行へ行った人に聞いた」(21歳/医療・福祉/専門職)総評1位は、「オリンピック」。これは当然の結果かもしれません。しかしながら、2位の「紅茶」とは、まさに僅差。紅茶好きの女性は多いのですね。「おいしい紅茶の淹れ方に興味があり、ロンドンを探訪した」などの、実際にロンドンに行った人の意見が多く見られました。3位は「紳士」です。英国紳士の気質は、多くの女性にとって、興味があるものなのかもしれません。また、映画を通じて英国の紳士・淑女の文化にあこがれる、という意見も。英国紳士の一例として、シャーロック・ホームズの名前を挙げる人も目立ちました。「おしゃれ」は、5位にランクイン。「人々のセンスがおしゃれである」、「街並みや雰囲気がおしゃれである」といった意見が多かったですね。バーバリーをはじめ、チェック柄のイメージが強いというコメントも見受けられました。歴史を重んじる街でありながら、流行の発信地でもあるロンドン。オリンピック中継のときには、街並みも要チェックです!(文・OFFICE-SANGA澤井輝一)調査時期:2012年4月26日~2012年5月9日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性497名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】行ってみたいジブリ映画の舞台になった場所ランキング【女性編】一週間語学留学をするなら行きたい国ランキング【女性編】東京のイメージランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年06月13日今年はやっぱりアレしかない!?かつては、世界の中心だった英国。その首都・ロンドンは、大都会のイメージがありますよね。ファッションや音楽など、流行の発信地でありながら、古い街並みも健在。さまざまなイメージがわきそうですね。そんなロンドンのイメージについて、男性337名に訊いてみました。>>女性編も見るQ.ロンドン、と聞いてイメージすることを教えてください(複数回答)1位オリンピック26.1%2位紳士16.2%3位紅茶12.9%4位歴史のある格式高い街10.1%5位サッカーが盛ん6.6%■オリンピック・「2012年はそのイメージしかありません」(31歳/学校・教育関連/専門職)・「さかんに報道するせい」(31歳/ソフトウェア/技術職)・「最終予選など、ロンドンオリンピックの話題が最近よく出てきているから」(28歳/医薬品・化粧品/技術職)・「まさにオリンピックイヤーだから」(29歳/学校・教育関連/事務系専門職)■紳士・「文化的なイメージの代表格」(24歳/団体・公益/専門職)・「紳士がたくさん歩いていそうなイメージ」(26歳/自動車関連/技術職)・「男の人がみんな、背広を着て歩いていそう」(29歳/機械・精密機器/事務系専門職)■紅茶・「テレビなどの影響で、紅茶を飲むシーンが頭に浮かぶ」(28歳/その他)・「食事がいまいちだけど、紅茶はおいしい」(27歳/情報・IT/技術職)・「日本では簡単に叶わないような、優雅なひとときが待っていそうな気がする」(23歳/運輸・倉庫/販売職・サービス業)■歴史のある格式高い街・「大英帝国の首都というイメージ」(25歳/学校・教育/専門職)・「ロンドンの昔ながらの建築とかを観たい」(33歳/その他)・「古い建物と、こじんまりしている街並みという印象が強い」(28歳/情報・IT/技術職)■サッカーが盛ん・「プレミアリーグでも、相当な数のクラブチームは、ロンドンが本拠地だったはず」(39歳/その他)・「サッカーチームのアーセナルが好きなのですが、プレミアリーグがもっと話題になっていた頃は、中堅チームくらいまでは大体の選手を把握していました」(28歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)・「ベッカム氏が大好きだから」(30歳/その他/専門職)■番外編:芸術・文化の発祥地のイメージ・ロックの街「ビートルズ、スティング」(37歳/ホテル・旅行/販売職・サービス業)・魔法使い「小学生の頃にハリー・ポッターにハマっていて、それ以来、ロンドンには魔法使いのイメージがある」(22歳/団体・公益法人・官公庁/その他)・おしゃれ「ファッションショーが開催されるから。ロンドンコレクションを小さいときにテレビで見た」(27歳/建設・土木/技術職)総評やはり、1位は、「オリンピック」でした。オリンピックイヤーですからね。2位の「紳士」との差が開いたのも、当然の結果といえるでしょう。テレビなどでも、盛り上がってきましたものね。3位に選ばれたのは「紅茶」です。一度、本場のティータイムを体験してみたい、という意見が目立ちました。5位には「サッカーが盛ん」がランクイン。プレミアムリーグのファンから、熱い支持を得ました。惜しくも圏外でしたが、「フィッシュ&チップス」という意見も寄せられました。本場の味をすでに体験済みの人も多い模様。日本のものと比べると、どちらがおいしいのでしょうか。興味のある人も多いかもしれませんね。ほかにも、「ロンドンといえば、シャーロック・ホームズ」というコメントもいただきました。その歴史ゆかしい伝統文化もまた、ロンドンという街の大きな魅力であるのでしょう。(文・OFFICE-SANGA澤井輝一)調査時期:2012年4月26日~2012年5月9日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性337名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】行ってみたいジブリ映画の舞台になった場所ランキング【男性編】一週間語学留学をするなら行きたい国ランキング【男性編】東京のイメージランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年06月13日世界屈指のオーケストラ、バイエルン放送交響楽団のベートーヴェン交響曲全曲演奏会が、11月26日(月)から12月2日(日)まで東京と横浜で開催される。「バイエルン放送交響楽団」日本公演の公演情報バイエルン放送交響楽団は、1949年設立とドイツの楽団の中では比較的歴史の浅いオーケストラながら、その実力は世界屈指。グラモフォン誌をはじめ、各国の専門誌がオーケストラのランキングを選出する際には、ウィーン・フィルやベルリン・フィルと並んで必ずトップ5に入るほど。2003年に現首席指揮者マリス・ヤンソンスが就任して以降、その音楽性と人気にはますます磨きがかかり、充実の一途を辿っている。この世界屈指の楽団が今秋の日本公演で挑むのが、“音楽史の金字塔”ことベートーヴェンの交響曲全9曲だ。「ベートーヴェンの音楽には“不屈の精神”が滲み出ている」と評すヤンソンスは、これまでもベートーヴェンの交響曲をレパートリーの中核に入れているが、短期の日本ツアーでこれだけ集中的に取り上げるのは非常に稀だ。しかも“第九”こと交響曲第9番のために、欧州屈指の合唱団であるバイエルン放送合唱団を帯同、ソリストも藤村実穂子らの超一流歌手陣を起用と、その意気込みたるや並々ではない。ドイツ音楽の伝統にのっとった、名匠ヤンソンスとバイエルン放送響の重厚なサウンドは、大きな感動をもたらしてくれるに違いない。バイエルン放送交響楽団 ベートーヴェン交響曲全曲演奏会は、11月26日(月)から12月1日(土)にサントリーホール(東京都)で、12月2日(日)に横浜みなとみらいホール(神奈川県)で開催。チケットの一般発売は6月2日(土)10時より。また一般発売に先駆け、チケットぴあではインターネット先行先着プリセールを6月1日(金)23時まで受付。◆バイエルン放送交響楽団 ベートーヴェン交響曲全曲演奏会指揮:マリス・ヤンソンス【第1日】11月26日(月) サントリーホール第4番・第3番「英雄」【第2日】11月27日(火) サントリーホール第1番・第2番・第5番「運命」【第3日】11月30日(金) 19:00開演サントリーホール第6番「田園」・第7番【第4日】12月1日(土) 19時開演 サントリーホール第8番・第9番「合唱付」【横浜公演】12月2日(日) 15時開演 横浜みなとみらいホール第2番・第9番「合唱付」※その他の日本公演スケジュール11月23日(金・祝) 京都コンサートホール11月24日(土) 兵庫県立芸術文化センター11月28日(水) 東京文化会館
2012年05月31日新日本フィルハーモニー交響楽団が、創立40周年を記念した特別演奏会を5月5日(土・祝)・7日(月)に開催する。「新日本フィルハーモニー交響楽団 創立40周年記念 特別演奏会」の公演情報1972年、指揮者・小澤征爾のもと、楽団員による自主運営オーケストラとして創立した新日本フィル。これまでにロストロポーヴィチやゴールドベルク、朝比奈隆、ブリュッヘンなど、国内外の優れた音楽家と共演を重ねてきた。近年では、すみだトリフォニーホールを本拠地とし、音楽監督クリスティアン・アルミンクのもと、シーズン毎の独創的な企画やプログラム、コンサート・オペラの上演などで非常に高い評価を得ている。今回の特別演奏会を指揮するのは、2010年9月よりMusic Partner of NJPを務めるダニエル・ハーディング。ソリストには、世界の一流歌劇場で活躍を続け、「ここはわが家のよう」と新日本フィルに全幅の信頼を寄せるメゾ・ソプラノ藤村実穂子が出演。プログラムは、藤村の十八番『ヴェーゼンドンク歌曲集』(ワーグナー作曲)と、ハーディングの代名詞ともいえるマーラー作品の中から交響曲第1番『巨人』を披露する。「新日本フィルハーモニー交響楽団 創立40周年記念 特別演奏会」は、5月5日(土・祝)にサントリーホール、5月7日(月)にすみだトリフォニーホールで開催。チケットは発売中。■新日本フィルハーモニー交響楽団 創立40周年記念特別演奏会[日程・会場]5月5日(土・祝) 18:00開演サントリーホール5月7日(月) 19:15開演すみだトリフォニーホール[出演]指揮:ダニエル・ハーディング(Music Partner of NJP)メゾ・ソプラノ:藤村実穂子[曲目]R.シュトラウス:組曲「町人貴族」op.60ワーグナー(モットル編):女声のための5つの詩「ヴェーゼンドンク歌曲集」op.91マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
2012年04月27日19世紀末のウィーンで活躍した後期ロマン派の大作曲家グスタフ・マーラーの作品を取り上げる注目の企画。エリアフ・インバルと東京都交響楽団による「マーラー・ツィクルス」が、9月よりスタートする。「インバル=都響 [新]マーラー・ツィクルス 第I期ラインナップ」の公演情報※ツィクルス=特定の作曲家の作品を連続して演奏する音楽会の意。本企画を指揮するエリアフ・インバルは、マーラー作品演奏における現代の権威として世界的に名声を得ている巨匠。1980年代にフランクフルト放送交響楽団(現hr交響楽団)とマーラーの交響曲全集録音をリリース。複雑なスコアの細部まで漏らさず表現された精緻な演奏で、今日ではマーラー演奏の名盤のひとつに数えられている。また、都響とは1994~96年にマーラーの全交響曲ツィクルスを行ったほか、2008年のプリシンパル・コンダクター就任以降も、マーラーの交響曲を積極的に演奏。いずれも非常に演奏水準の高い名演として人気を博している。マーラーの音楽について「単なる繰り返しも、スタンダードな演奏法も存在しない」と語るインバル。2007年から都響と再びいくつかの交響曲を取り上げた際、素晴らしい変化を感じたという。「(以前と比べて)都響は大きな成長を遂げ、高い集中力と深い理解、色彩豊かで、リズミックなアーティキュレーション、透明性、美しい豊かな響き、雰囲気、そして何よりもマーラーに必要とされるあらゆる表現法のパレットを手に入れていたのです」という発言は、今回の新たなツィクルス挑戦のきっかけをうかがわせる。マーラーを聴いたときの体験を「真の革命、そして無限の真理の発見、人間の運命の本質、地獄と楽園、変容と歓喜が訪れた」と語り、その出会いを「“自分の作曲家”を見つけた」とまで評するインバル。今回のツィクルスが、今年で77歳を迎えた巨匠のマーラー演奏の集大成となりそうだ。「インバル=都響 [新]マーラー・ツィクルス」は、9月15日(土)に東京芸術劇場よりスタート。■インバル=都響 [新]マーラー・ツィクルス 第I期ラインナップ・ツィクルス(1):交響曲第1番「巨人」ほか9月15日(土)東京芸術劇場9月16日(日)横浜みなとみらいホール9月20日(木)東京文化会館・ツィクルス(2):交響曲第2番「復活」9月29日(土)東京芸術劇場9月30日(日)横浜みなとみらいホール・ツィクルス(3):交響曲第3番10月27日(土)横浜みなとみらいホール10月28日(日)東京芸術劇場・ツィクルス(4):交響曲第4番ほか11月3日(土・祝)東京芸術劇場11月4日(日)横浜みなとみらいホール・ツィクルス(5):交響曲第5番ほか2013年1月20日(日)東京芸術劇場2013年1月22日(火)サントリーホール2013年1月19日(土)横浜みなとみらいホール
2012年04月13日東京フィルハーモニー交響楽団の創立100周年を記念し、特別演奏会が5月2日(水)に開催されることが決定した。「東京フィルハーモニー交響楽団 創立100周年特別演奏会」の公演情報1911年に誕生した「いとう呉服店(現大丸松坂屋)少年音楽隊」をルーツとする東京フィルハーモニー交響楽団。現存している日本最古のオーケストラであるその歴史は、まさに日本の西洋音楽史そのものといっても過言ではない。約150名の楽員数は日本では最多、コンサートオーケストラとしては世界的にも異例の規模を誇る。2011年に迎えた創立100周年を祝して、同3月18日に予定されてい記念演奏会は、東日本大震災の影響により中止となっていたが、今回ようやく開催が決定。同楽団の桂冠名誉指揮者チョン・ミョンフンを指揮に迎え、“悠久の響き”への願いを込め、ドヴォルザークの「新世界」交響曲とラヴェルの「ボレロ」(東京フィル150人編成版)を演奏する。「東京フィルハーモニー交響楽団 創立100周年特別演奏会」は、5月2日(水)にサントリーホールにて開催。チケットの一般発売は、4月14日(土)10時より開始となる。■東京フィルハーモニー交響楽団 創立100周年特別演奏会5月2日(水) 16:00開演サントリーホール 大ホール指揮:チョン・ミョンフン(東京フィル 桂冠名誉指揮者)ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調「新世界より」作品95ラヴェル:ボレロ(東京フィル150人編成版)
2012年04月13日