女優の中村アンが出演するアンダーアーマー新ブランドムービー「THE ONLY WAY IS THROUGH. 前へー中村アン」が、28日に公開された。今年4月からアンダーアーマーのブランドアンバサダーを務めている中村。2020年ブランドメッセージ「THE ONLY WAY IS THROUGH. 前へ」は目標達成のために努力を続ける人々の精神・宣言を表現し、“究極の美ボディ”を追い求め、キープし続ける姿を捉えた。今回の新ブランドムービーでは、中村がトレーニングに打ち込む姿勢と意志にフォーカス。常に変わり続ける環境下でも揺るがず、自分らしくありのままに進む中村の姿を通じて、「一歩が踏み出せない」という女性たちを勇気づけ、スポーツに対する壁が少しずつなくなっていくことを目指している。「トレーニングも仕事も人生全体的に挑戦し続ける。恐怖に勝って、前に進む姿勢はすごく共感できます」と語る中村。「ANNE’S STORY」ムービーでは、「フィットネスはちょっと怖い、できないかもみたいなのがあるじゃないですか」と問いかけ、「でも、その恐怖の“一歩前”に進むと景色が変わって、波に乗れる瞬間が来る。やっぱりその瞬間が楽しいし、その“恐怖に勝つ”ことはすべてのことに共通していると思います」と力強い言葉を残している。
2020年08月31日中村藤吉本店から、夏限定のひんやり“お茶スイーツ”が登場。京都・中村藤吉本店の「ひんやりお茶スイーツ」中村藤吉本店は、京都・宇治市で1854年に創業した老舗銘茶店。中村銘茶と呼ばれるこだわりの煎茶、玉露といったお茶だけでなく、直営店では和スイーツを展開している。関東には2017年に初上陸し、東京・銀座のギンザ シックスに直営店をオープンした。そんな中村藤吉本店からこの夏だけの限定スイーツが登場。店舗によって味わえるメニューも異なるのでぜひチェックして欲しい。京都・宇治本店京都・宇治本店で味わえるのは“抹茶づくし”の「季節のまるとパフェ[夏]」。抹茶塩でアクセントを効かせた抹茶のソフトクリームに、中村藤吉本店人気No.1の“ぷるぷる食感”の生茶ゼリイを重ね、伊予柑餡やゆずスライスで爽やかな風味をプラスした。トップには、伊予柑ヨーグルトクリームを贅沢にのせて、抹茶で中村藤吉本店の屋号“まると”を描いた。食べ進めるごとに、もちもちとした白玉や、サクサクの抹茶クランブルなどが顔を出し、口の中に入れたときの食感の違いも楽しむことができる。また、京都・宇治本店では、濃厚モンブランを氷で包んだ新感覚のかき氷も提供。繊細な甘さの和栗を使った抹茶モンブランクリームで、抹茶アイスクリームと生茶ゼリイをくるりと包み込み、上から抹茶のかき氷をふんわりとのせた。ケーキのような不思議な味わいが特徴で、別添えの練乳を加えて“味チェン”しても楽しめる。東京・銀座店東京・銀座店では“抹茶づくし”のふわふわかき氷「夏の茶ごろも」を発売。綿雪のようにふわふわのかき氷の中には、注文を受けてから作り上げるひんやり本葛と特製抹茶餡を忍ばせた。特製抹茶蜜が付属するので、好みの甘さに調整しながら味わえる。抹茶の豊かな風味とコクが感じられる、贅沢な夏スイーツとなっている。京都駅店・平等院店中村藤吉本店京都駅店・平等院店では、抹茶ときな粉を合わせた「まると氷(薫りきなこ)[抹茶]」を展開。香ばしいきな粉の香りと抹茶のほろ苦さを感じられる抹茶きな粉クリームをひんやり冷たい氷にたっぷりとあしらった。クリームの中に入れた特製きな粉は、別添えでも用意され“追いきな粉”をして楽しむことも。氷の中には、抹茶アイスクリーム、生茶ゼリイが入っており、別添えの黒蜜とも好相性だ。【詳細】中村藤吉本店 季節限定2020年夏メニュー■中村藤吉本店 宇治本店住所:京都府宇治市宇治壱番十番地TEL: 0774-22-7800・季節のまるとパフェ[夏] 1,540円(税込)期間:2020年8月8日(土)~8月31日(月)・まると氷[濃茶栗] 1,430円(税込)期間:2020年8月8日(土)~9月中旬■中村藤吉本店 銀座店住所:東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 4FTEL:03-6264-5168・夏の茶ごろも 1,600円(税込)期間:2020年8月8日(土)~8月31日(月)■中村藤吉本店 京都駅店住所: 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町ジェイアール京都伊勢丹 レストラン街[JR西口改札前イートパラダイス]3FTEL: 075-352-1111■中村藤吉本店 平等院店住所: 京都府宇治市宇治蓮華5-1TEL: 0774-22-9500・まると氷[薫りきなこ] 1,320円(税込)期間:2020年8月8日(土)~9月中旬
2020年08月17日俳優として活躍している中村繁之(なかむら・しげゆき)さん。そのかっこよさと高い演技力で、多くの人から支持されています。そんな中村繁之さんの現在の姿や、これまで出演した映画やドラマ、YouTubeチャンネルなど、さまざまな情報をご紹介します!中村繁之の現在は?『今』の姿をインスタで見てみると…1982年にジャニーズ事務所のオーディションに合格し、同事務所に入所した中村繁之さん。1983年にアイドルグループ『イーグルス』のメンバーとして、レコードデビューしました。1985年には、シングル『Do ファッション』でソロデビュー。この頃の中村繁之さんの姿がこちらです。中村繁之 1985年ソロデビュー後、中村繁之さんは数々のCDをリリース。そして、1993年にジャニーズ事務所を退所しました。そんな中村繁之さんはインスタグラムやFacebook、ツイッターのアカウントを持っており、現在の姿を見ることができます。 この投稿をInstagramで見る 緊急事態宣言 みんな何してる? 俺? バジル植えてる 緊急事態宣言から、何日目でが出るでしょうか #うちで過ごそう 中村繁之 (@s.h.i.g.e.y.u.k.i)がシェアした投稿 - 2020年 4月月7日午後11時40分PDT この投稿をInstagramで見る 50才になりました 中村繁之 (@s.h.i.g.e.y.u.k.i)がシェアした投稿 - 2017年 9月月4日午前6時48分PDT中村繁之さんの年齢は、2020年で53歳。現在は、渋さのあるかっこよさがとても魅力的で、ファンからはこのような声が上がっています。・渋くて、相変わらずかっこいい。・昔もかっこよかったけど、今も変わらずかっこよすぎ!・ワイルドになった!中村繁之は『旅行作家・茶屋次郎8 渡良瀬川殺人事件』『アットホーム・ダッド』などに出演俳優として、これまで数多くの作品に出演している中村繁之さん。これまで出演した、主な映画やドラマはこちらです。映画『V・マドンナ大戦争』『ザ・サムライ』『借王2』『安藤組外伝 群狼の系譜3』『実録・九州やくざ戦争 九州の義王』ドラマ『な・ま・い・き盛り』(フジテレビ系)大河ドラマ『独眼竜政宗』(NHK)『ダンシングライフ』(TBS系)『遠山の金さん』(テレビ朝日系)『旅行作家・茶屋次郎8 渡良瀬川殺人事件』(テレビ東京系)『相棒 Season8』(テレビ朝日系)ほかにも、2004年4~6月にかけて放送されたドラマ『アットホーム・ダッド』(フジテレビ系)では、上田聡役を演じました。ドラマ『アットホーム・ダッド』番組紹介主人公・山村和之は、大手広告会社に勤め、一家の大黒柱として妻の美紀と娘の理絵を養っている。そんな彼が念願のマイホームを手に入れた。プライドと自信にあふれ、まさに男として油の乗り切った状態だ。一方、隣人の杉尾優介は全く逆の存在。人材派遣会社の経営をしている妻に養ってもらい、自分は「専業主夫」をしている。和之の価値観からすると専業主夫なんて言語道断、男の風上にも置けない生き方だ。優介を見て、同じ男として恥ずかしいとまで思う和之。ところが…ある日、和之は会社を辞めざるを得なくなってしまう。時を同じくして、妻の美紀にはもう一度働かないかという誘いが来る。当面の生活のためには、美紀が働き、和之が専業主夫をするという逆転生活をせざるを得なくなる。それは和之にとって辛い決断だ。嫌々ながらも専業主夫の世界に足を踏み入れる和之。これまで家のことは美紀に任せきりだった和之には、当然のことながら戸惑うこと、慣れないことばかりで失敗の連続。エリート会社員としての和之のプライドはズタズタ。しかし落ち込んでばかりはいられない。元々努力家の和之は負けてたまるかと奮起し、頑張り始める。そうなると人間とは不思議なもの。主夫として生活をうまく切り盛りすることに意欲と情熱を感じ始める。以前はバカにしていた隣人の優介は、いつしか主夫の先輩として和之の指南役となっていく。こうして「立派な専業主夫」を目指す和之の悪戦苦闘の日々が始まる。一方美紀は、働きに出ることで新しい生きがいを見出し、主婦をしているうちに失いかけていた女の輝きをどんどん取り戻していく。それは和之にとってはあまり面白くないことだ。こうして彼ら夫婦の間に微妙な隙間が生じていく。そして、彼らは否応なく家族のあり方を考え直さざるを得なくなっていく。アットホーム・ダッドーより引用中村繁之のYouTubeチャンネルに絶賛の声中村繁之さんは、YouTubeチャンネル『中村繁之【公式】SHIGE channel』を開設しており、自身が作詞作曲した楽曲などを披露しています。投稿されている動画はまだ少ないものの、更新を楽しみにしているファンも多いようです。中村繁之さんの素敵な歌声に注目しながら、ご覧ください!「がんばらなくていいよ」~がんばっている人たちへ送る歌~「永遠の花」中村繁之さんの今後の活躍も応援しています!中村繁之 プロフィール生年月日:1967年9月1日出身地:千葉県血液型:B型身長:171cm趣味:イラスト、料理、作詞・作曲特技:スキー、野球所属事務所:株式会社ウェスタ1982年にジャニーズ事務所のオーディションに合格し、入所。1983年にアイドルグループ『イーグルス』のメンバーとして、レコードデビューする。1985年には、シングル『Do ファッション』でソロデビュー。1993年にジャニーズ事務所を退所した。俳優としても活躍し、これまで数多くの映画やドラマに出演している。[文・構成/grape編集部]
2020年08月04日俳優・中村倫也の素顔にせまる「その素顔が知りたい。俳優・中村倫也」が5月14日(木)深夜に日本テレビでオンエア。中村さんの最新作『水曜日が消えた』の撮影現場に「zero」が密着、デビューからこれまでの日々と最新作の舞台裏などを紹介する。2005年に映画『七人の弔』で俳優デビューした中村さん。舞台初主演作となった「ヒストリーボーイズ」で第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。そのころを契機に大河ドラマ「軍師官兵衛」や『ピース オブ ケイク』、『3月のライオン』『孤狼の血』などで注目を集めるように。「ホリデイラブ」「崖っぷちホテル!」などを経て2019年1月クールの「初めて恋をした日に読む話」で演じた高校教師役、7月クールの「凪のお暇」で演じた自由すぎるイベントオーガナイザー役も好評で、この春クールの「美食探偵 明智五郎」では主演を務めるなど、いま最も熱い俳優の1人となった中村さん。今回は中村さんの映画最新作となる『水曜日が消えた』の撮影現場に「zero」が密着。2005年に俳優デビューしてから15年を経てブレークしたいま、中村さんが何を思い、何を感じているのか。またデビュー当時の赤裸々な思いなど、下積み時代の苦労なども語る。また『水曜日が消えた』で演じる、曜日ごとに入れ替わる7つの人格をもつ難役に挑む姿から、俳優・中村倫也の過去と現在に迫っていく。『水曜日が消えた』は、1人の人間の内側で曜日ごとに入れ替わって暮らしている7人の“僕”。ほかの“曜日”とは直接会うことはできず、日記を通してのみ間接的に互いを知っている。そのうちの最も地味でつまらない1人、通称“火曜日”の視点を通して描かれていく世界の物語――。同じ肉体のなかで7つの人格が入れ替わるという役柄の僕を中村さんが演じ、石橋菜津美、中島歩、休日課長、深川麻衣、きたろうらが脇をかためる。『水曜日が消えた』は近日公開。「その素顔が知りたい。俳優・中村倫也」が5月14日(木)深夜25時29分~日本テレビで放送。(笠緒)■関連作品:水曜日が消えた 近日公開©2020『水曜日が消えた』製作委員会
2020年05月14日歌手の美輪明宏(84)が2月11日、「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した。19年9月に脳梗塞を患った美輪。その元気な姿にファンも胸を撫で下ろしたようだ。番組で脳梗塞に気づくまでの経緯を明かした美輪。ファンから「ゆっくり休んでください。私たちはそれまで待ってます」との手紙を受け取り感動したというエピソードも話した。ネットでは《美輪さん徹子の部屋出てる!元気だよかった!涙》《美輪さん病み上がりなのに、観ていたこちらが癒された》《また舞台に立つ姿が見たいと心から思うのです》と美輪の回復を喜ぶ声が上がっている。番組で「一番辛かったのは脳梗塞によってツアーが中止になったこと」とも明かしていた美輪。大病を患いながらも、ステージに立つ情熱を忘れなかった。そんな美輪にとって入院生活は退屈だったようで昨年12月、本誌の取材に対しこう明かしている。「私の病室は、ほかの病室より広くて景色もよかったのですが、やはり四角四面で、白とグレーだけの無彩色の中にいたものですから、入院初日から早く自宅に帰りたかったですね」続けて美輪は「もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから」と笑みを浮かべて話し、今年の目標について「私自身の希望は、毎年やってきましたお芝居やコンサートを続けながら、本を書いたりテレビのお仕事をしていきたい」と明かした。しかし「ゆっくりと焦らず、自然の流れのままに参りたいと思います」とあくまで自然体でありたいとも語っていた。18年、ラジオで「自分はまだまだ青春時代の延長」と語っていた美輪。これからも晴れやかな“青春の日々”を謳歌できるよう願っている――。
2020年02月12日4月スタートの中村倫也主演、東村アキコ原作ドラマ「美食探偵 明智五郎」に、小芝風花の出演が決定。中村さんと初共演を果たす。本作は、中村さん演じる探偵・明智五郎が類まれなグルメの知識を使って、殺人事件を解決しながら殺人鬼へと変貌する主婦と対決する“恋する毒殺サスペンス”。『魔女の宅急便』や『ガールズ・ステップ』の小芝さんが演じるのは、美食家・明智がこよなく愛する移動弁当屋「いちご・デリ」の店主・小林苺。いつも探偵に助手として駆り出されてしまう、明智の相棒だ。確かな味覚と料理の腕を持っており、それが事件解決の鍵になることも。今回、日本テレビドラマ初出演となる小芝さん。演じる苺役について「すごく喜怒哀楽がはっきりしている元気な女の子です。料理の腕も良くて、中村さん演じる明智五郎さんの探偵事務所の前で“いちご・デリ”という移動販売のワゴン車でお弁当を販売しています。明智さんが常連客なのですが、色々振り回されながら、明智さんの助手を頑張っています」と説明。また、デリカーを自ら運転し、弁当を販売する苺を演じるため、普通自動車運転免許を取得。「中村さんを横に乗せて運転するかもしれないと思って、必死に勉強して一発で合格!昨年末は免許取得に捧げました(笑)」と明かしている。そして今回中村さんとは初共演だそうで「すごく優しい方です。本読みで初めて顔を合わせた時から、優しく声を掛けて下さって。チャーミングな方で、カメラが回っている時もそうではないときも、ずっと笑わせて頂いています。だから、すごく楽しく和やかな現場です」と中村さんの印象や撮影現場での様子を報告。「この作品を見てくださった皆様に面白さと、ゾッとする恐怖と、続きが気になる!というワクワク感をお届けできるように頑張りますので是非、楽しみにしていてください」と意気込みも語っている。第1話ストーリー江戸川探偵事務所。ここで探偵業を営む明智五郎(中村倫也)は、三度の食に命をかける美食家にして変わり者の探偵。キッチンカーで移動弁当屋を営む小林苺(小芝風花)は、明智に料理の腕を買われたがために、明智の周りで次々と起こる厄介な事件に巻き込まれることに…。あるとき、明智の元へ夫の浮気に悩む主婦が依頼に訪れるが、明智はランチタイムを犠牲にして浮気調査をすることに気が進まない様子。浮気された主婦の気持ちに感情移入した苺は、尾行中の明智に弁当を届ける約束をしてしまう。明智は、主婦の夫が若い女性の家で毎日1時間、濃厚なランチタイムを過ごしていることを突き止めるものの、事態は思わぬ殺人事件に発展し――。「美食探偵 明智五郎」は4月期日本テレビ日曜ドラマにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年01月30日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー美輪さんが2020年の抱負を語ってくれました。■’20年はゆっくりと焦らず、自然の流れのままにこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。’20年をどんな年にしたいか。私自身の希望は、毎年やってきましたお芝居やコンサートを続けながら、本を書いたりテレビのお仕事をしていきたい。でも、今の心境は、“水の世は、波のまにまに風のまに、ゆらりゆるりと参りましょう”ーーです。高望みをして、うんと期待していると裏切られるし、そうかといって絶望的になる必要もない。ひょっとしたらすべて希望どおりにうまくいくかもしれない……。考えてみれば、今売り出したいと思うような、タレント志望のいい男やいい女は全国にたくさんいます。いっぽうで、そうは思っていても、売れないまま消えていく人たちもたくさんいます。私の場合、デビューから70年近くかかりましたが、髪の毛を見せただけで、“あっ美輪さんだ!”と言われるくらいまで、“有名になる”というプラスを手に入れることができました。これはすごく奇跡的なことで、ありがたいこと。普通だったらなかなか手に入らない恩恵を受けているわけですからね。だから希望どおりにいかなくても、泣き言を言って、ぶつぶつ文句を言う筋合いではない、そう思っているのです。’20年のテーマは“水の世は、波のまにまに風のまに、ゆらりゆるりと参りましょう”。ゆっくりと焦らず、自然の流れのままに参りたいと思います。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月31日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー美輪さんがプラス思考になる発想の転換法を語ってくれました。■今年は世界と戦える日本の若いアスリートが増えたこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。今年はラグビーが大変盛り上がりました。私はオリンピックやW杯のようなスポーツの祭典のときだけは、国粋主義に戻ります(笑)。日本が外国と対戦するときは、負けてほしくないですからね。昔は体格的にも体力的にも日本選手は明らかに劣っていましたが、今は堂々とした背丈や体格で、見劣りしない。実力も世界レベル。みんな応援したくなりますよ。どこのスタジアムも超満員で、若い女性たちもたくさん応援に来ていました。もうずいぶん前の話ですが、若い女性に“好きなタイプの男性は?”と聞いて、“ガッチリ体形で、ひげの生えた毛深い人が好き”なんて答えると、“エッチな女”だと思われる偏見の時代があったんです。いっぽうで、宝塚の男役のような中性的で“王子様みたいな人が好き”と答えると、“清楚な女”だと言われていました。だからラグビー会場に応援に行くと、そういう女だと思われるのが嫌で、“行かない”という方も結構いたんです。ところが時代は大きく変わりました。最近はガッチリ体形で毛深い男性が好きだと言っても、誰も驚かない。“男性の色気に反応して何が悪いの?”って、あからさまに言える社会風潮になったことは、結構なことだと思っています。“笑わない男”稲垣啓太選手(29)や堀江翔太選手(33)など、テレビに引っ張りだこの人気でした。ラグビー以外でも、今年は世界と戦える日本の若いアスリートが増えました。バスケットボール界では、NBAに入った八村塁くん(21)。技術も素晴らしいのですが、インタビューの受け答えがしっかりしていて論理的。おまけに低音で太い響きのあるいい声をしています。とても期待しています。それからゴルフ界に彗星のごとく現れた女性アスリート。全英女子オープンで快挙を達成した、渋野日向子さん(21)。とくに中年のおじさんたちが、“シブコ”に夢中ですね(笑)。彼女は日本のおじさんたちが好きなグラマーなスタイル。体全体に肉付きがあって、骨盤がパーンと張っている。そしてくびれてるところはくびれていて、なおかつ笑顔がとてもかわいい。私はそんな視線のファンも多いのではないかと邪推しましたけど……(笑)。それにしてもゴルフ発祥の地で行われたメジャー大会で、いきなり優勝したのですからすごいです。実力もさることながら、人を引き付ける力も備わっている。これから、さらに楽しみな選手です。まだまだ日本も捨てたものじゃないですね。次から次へと世界で活躍する、若くて有望なアスリートが出てくるのですから。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月30日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー美輪さんがプラス思考になる発想の転換法を語ってくれました。■首が前に垂れると、冷静な判断ができなくなるこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。高齢になると誰しも筋肉が衰え、足腰が弱ってきます。そして背骨が曲がったり、姿勢も猫背になって首が前に垂れるようになる。こうなると、だんだん物事を冷静に判断できなくなっていくんです。背骨が支えて居る首の後ろのほうを、できるだけまっすぐ上に持ち上げるように姿勢を正せばイライラが減ります。無意識のうちに首が前に垂れて、肩が前肩、巻き肩になっていることもあります。そういうときは、両肩を開き、おなかを引っ込める。そして左右の肩甲骨を後ろでくっつけるようにして顎を引く。そうすると呼吸が整い、感情的になっていても、ス~ッと理性が戻り気力も湧いてきます。マイナス志向になっているときというのは、ふと気づくと猫背になっている、そういうケースが実は多いんです。最近は年配の方だけでなく、若い人たちも首が前に垂れて猫背気味の人が多いですね。その原因はスマホです。長時間スマホを使用していると、どうしても首が前に垂れて、猫背になる状態も長くなる。そして視線が斜め下に向いている時間も長くなって、知らず知らずのうちに日常的に視線が下向きになってしまう。そして思考まで下向きになってしまうわけです。習慣的に視線を自分の目の位置と同じ高さ、あるいはそれ以上の高さで見ようとしなくなっている人が多いと思います。街を歩いている人たちを見ていても、だいたい斜め下か下を向いていますよ。本来は、背筋と首を伸ばして姿勢を正し、視線は自分の目の位置よりやや上を見るようにするのが理想的です。真っすぐ前を見るよりも、日常的にやや上を見るようになれば、理性的で知性的な生活が送れると思います。呼吸も整い、血圧もスーッと下がってきます(笑)。人生にはよいことと悪いことがある。プラスとマイナスを数えていくと半分半分ですーー。今は悪いことばかりを考えるネガティブ志向に陥りがちな世の中だけに、マイナスからプラス志向になる発想の転換が、必要とされているのです。そういうときに、会話の中に“ルンルン”を入れてみる。フッと雰囲気が変わりますから、怒っているときに、“ふざけるんじゃない!ルンルン”と言うと、怒っていることにならないでしょ(笑)。とにかく感情的にならないことが大事です。そのために姿勢を正して理性を保つ。目線を上げて前向きに。これが、健康と希望を生み出す秘訣になります。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月29日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー美輪さんが病気との向き合い方を語ってくれました。■“ルンルン”は救いの言葉。不思議と楽になり理性が戻るこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。おかげさまで今は、私の公式携帯サイト(麗人だより)の仕事をはじめ、徐々にではありますが、ラジオやテレビなどの仕事にも復帰しております。どんな病気でも治るまでに時間はかかりますが、その機会をうまく活用すれば無駄にはならない。私はいつもそう考えています。今回もそうですが、私はさまざまな情報を吸収するために時間を使います。新しいことを知り、勉強することで、これからの人生の糧になる。そういう前向きな発想がどんどん湧いてくるんです。今、人生の岐路に立っている人などは、時間をうまく使いながら、これまで知らなかった新しい情報を吸収してみてはどうですか。最近、私がずっとおすすめしてきたので、みなさん、もうご存じの方もいるかもしれませんが、会話の途中に“ルンルン”って入れると、笑いが生まれ、深刻な問題も深刻じゃなくなって気が楽になるんです。これは救いの言葉。本心をぶつけ合っても、ソフトな印象を受けるから、気分が上がる。私のように病気になると、人間は悲観的になったり、感情的になったりするものです。ただ“感情的になるな”と言われても、冷静な思考回路に戻すことは容易ではありません。体自体がマイナスの気にすっぽり包まれていますから。そういうとき、私は“それがどうしたの、ルンルン”と言いながら、常にプラスの発想に転換するようにしています。自分自身を振り返っても“お医者様に診てもらって、お薬を飲んで治せばいい。今まで治らなかったことはないでしょ?”“終戦後、余命4カ月と言われたけど、4カ月で治ったでしょ?”“これまでいろんな病気になったけど、この年まで生きているじゃないか”と。そんなことがこれまでの人生の中で何十回もありました。そのたびに“あれも治った、これも治った、じゃあ今度も治るはず、ルンルン”と言って、常にプラス思考になるように心がけています。とくに悲観的なことを考えているときに“ルンルン”と言えば、不思議と楽になる。“なんでこんなことで悩んでいるんだろう?”って。その隙に理性が戻り、感情的にならずに、物事を冷静に捉えることができるようになる。大病や大きなケガをすると、変に絶望的になったりする人もいますが、それは自分自身にとっていちばんよくないことです。理性で感情をコントロールすることは、生きるうえでとても大事なことですから。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月28日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー入院生活から現在の生活までを語ってくれました。■狭いところが苦手なので、初日から早く自宅に帰りたかったこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。9月11日、仕事が終わって自宅で話している最中に、うまく言葉が出なくなったんです。“あっ、これは何かおかしい”と、私が言ったら、すぐにスタッフが“病院に行きましょう”と。自宅から車で病院に行き、生まれて初めてMRI検査を受けました。検査後、脳の画像を見たら、血管の一番先のほうにある細い血管の脇に、ほんの数ミリぐらいの白い点がぽつんと1個あって、“犯人はこいつだ!”と。結果は軽い脳梗塞で、大事に至らずよかったと思っております。それよりもMRI検査の、あの不快な大きな音は何ですか?耳栓をしていましたが、ガ~ンガ~ン、キ~ンキ~ン、ガチャガチャとか。次から次へといろんな音が切れ目なくずっと頭の中で響くので、“もうここから出してください!”って、言いそうになりました(笑)。入院したのは1週間。入院中はときどきテレビを見たり、あとは瞑想したりしていました。じつは私、閉所恐怖症で、MRI検査も嫌でした。それと病室とか会社のオフィスなど、室内が四角四面の密室も苦手なんです。その密室の中でエアコンや換気扇の微妙な風の音が聞こえる状態もダメで……。音が商売ですので、そういう音はとくに敏感になるんです。私の病室は、ほかの病室より広くて景色もよかったのですが、やはり四角四面で、白とグレーだけの無彩色の中にいたものですから、入院初日から早く自宅に帰りたかったですね。それに病院は、朝からざわざわしていて、看護師さんが体温計を持ってきたりするでしょ?ほんの1週間の入院でしたが、私の体内時計が病院のタイムスケジュールにセットされてしまい……。退院してからも6時起きが今もずっと続いています。だから夜9時ごろになると、もう最高に眠いんです(笑)。今、自宅で毎日欠かさずやっているのは、お医者様から指導されたリハビリです。筋力を鍛える運動と言葉のトレーニング。体の筋を伸ばす体操が結構ハードで。リハビリというよりもストレッチのような感じで、そういう運動を1日に2~3回繰り返しています。言葉のトレーニングは、たとえば、“あいうえお”を早く言ったり、遅く言ったりするプログラムがあって、これも毎日続けています。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月27日アイドルグループ・嵐の松本潤と歌手・俳優の美輪明宏が17日、都内で行われた「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2019」結果発表&新CM発表会に登場した。約40年にもわたる「きのこの山」と「たけのこの里」の戦いに終止符を打つべく行われた、過去2回の「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙」で敗北した「きのこ党」。3月には「新きのこ党」と名を改め松本が党首に就任した。さらにたけのこ党も「新たけのこ党」党首に美輪を迎え、再戦を行っていた。今年の9月には、軽い脳梗塞のため、2週間程度の入院が必要となり、上演中の『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと』が公演中止となっていた美輪。復帰後初となる公の場に、松本が「まず、お元気になられて良かったです。心配してたので」と声をかけると、「私はどんなことがあってもフェニックスのように、不死鳥のように蘇るんです。でも、ご心配くださってありがとう」と応えた。選挙では、新きのこ党は6,021,986票、新たけのこ党は4,565,799票を集め、145万6,000票もの差で新きのこ党の勝利に。松本は「商品をリニューアルしたのが大きかったんじゃないかと思います」と勝因を分析し、美輪にもリニューアルした「きのこの山」を勧める。「死なないかしら」とブラックジョークを飛ばした美輪に、松本は「死なないです。絶対に死なないです!」と保証。美輪は「さすがのリニューアルですね。残念ながら、たけのこの里にも負けませんね」とそのおいしさを認め、「松本さん、今日は本当にありがとうございます。これからもたけのこの里、きのこの山、そして松本さんを愛することにいたします。では皆様そういうことでございますので、ありがとうございました。ごきげんよう、ルンルン!」とその場を後にした。
2019年12月17日軽い脳梗塞で療養中だった歌手の美輪明宏(84)が、11月17日に放送されたTBSラジオ『美輪明宏の薔薇色の日曜日』に出演し元気な様子を見せた。9月11日に入院が報じられてから約2カ月ぶりの出来事だ。9月11日放送の『ごごナマ』(NHK総合)に生出演した後、体調の違和感を訴えたという美輪。病院で検査を受けたところ軽い脳梗塞が発覚し、入院していた。さらに療養のため、10月から11月にかけて全国公演を予定していた『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと』は中止に。12月23日に開催予定の『クリスマスディナーショー&トークショー』は美輪の体調を考慮し、トークショーのみ開催されることとなった。ラジオ冒頭で「ごきげんよう、美輪明宏です」と挨拶した美輪は、「リスナーの方にも心配おかけしまして申し訳ございませんでした」とお詫びした。リスナーから届いたお見舞いのメッセージを読み、「人の心の温かさが今の時代にこんなにも溢れているのかと思ったら少し涙が出ました。ありがたいことです」と感動を露わにした。続けて現在の体調については、「言葉のもつれは残っているが痛みなどはなく、言葉や運動のリハビリをして過ごしている」と明かした美輪。そして、「私は不死身です。不死鳥のように蘇ります。乞うご期待。ルンルン」とキッパリ。最後にリスナーへのメッセージとして、「私は死にましぇーん!あれです。そっくりそのまま使わせていただきたいと思います。ルンルン」とお茶目に締めくくった。そんな元気そうな美輪の様子に安堵した声が広がっている。《もう復帰なさったなんて大丈夫なのかな。お元気そうでよかったけど無理はなさらないで》《よかったよかった。まだ現世での美輪明宏さんの言葉を聞きたいですから》9月12日に美輪の容体を所属事務所に確認した本誌記者宛にも、ラジオと同じように美輪本人からメッセージがこう届いていた。「ご心配をお掛けしました。申し訳ございません。ですが私は不死身です。不死鳥のように蘇ります。こうご期待。ルンルン」18年5月に放送された同ラジオで「いつまでも元気でいるためには、年齢といった数字に振り回されないことが大事」と語った。その上で、「自分はまだまだ青春時代の延長で、その時代の人間がここにいると常に思い込むようにすると若くしていられる」と若さの秘訣を明かしていた。不死鳥のごとく見事に帰り咲いた美輪。いつまでも元気で活躍することを願うばかりだ。
2019年11月18日9月11日夜、衝撃的ニュースが日本中を駆け巡った。『歌手で俳優の美輪明宏が、脳梗塞で入院―――』美輪さんは同日の昼に、NHK総合『ごごナマ』に生出演し、元気な姿を見せていた。その数時間後の出来事に、番組を見ていた人たちは、さぞや驚いたことだろう。じつは本誌記者も、入院前日の10日、東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスで上演中のコンサート『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと~』の上演後に、ご本人と話をしたばかりだった。楽屋を訪ねると「コンサートは今年で最後になるかも……」と、これまでの取材時には見たことがない疲れた様子で、心配していた矢先の入院報道だった。さっそく状況を確認するため、12日、所属事務所に連絡を取ってみた。担当マネージャーによると、『ごごナマ』に生出演した後、体調の違和感を訴えたという。「病院で検査を受けたところ、軽い脳梗塞と診断されました。意識もはっきりしているし、会話もふだんと変わりません。でも大事を取って2週間ほど入院することになりました」入院により、23日まで予定されていた東京公演は中止に。美輪さんは、「コンサートを楽しみにされていたファンの方々に申し訳ない」と話していたという。担当マネージャーと話し終えた30分後、突然記者の携帯メールの受信音が鳴った。なんと美輪さんからのメッセージが届いたのだ!「ご心配をお掛けしました。申し訳ございません。ですが私は不死身です。不死鳥のように蘇ります。こうご期待。ルンルン」2日前に会った時とは違い、気丈でユーモアたっぷりのいつもの美輪さん節。何だかひと安心だ。ちなみにメッセージの最後にある“ルンルン”は、美輪さんが再び脚光を浴びさせたい言葉である。「会話の途中にルンルンって入れると、深刻な問題も深刻じゃなくなって気が楽になるんです。これは救いの言葉。本心をぶつけ合っても、ソフトな印象を受けるから、気分が上がる。皆さんで、はやらせていただきたい」と、入院前日のステージの上でも話していた。年齢をまったく感じさせない圧倒的な声量で、観客を魅了していた美輪さん。アンコールで歌った『愛の讃歌』で、涙するファンも。不死身の美輪さんだけに、元気な姿で復帰する日も近いだろう。
2019年09月17日NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』に出演している中村勘九郎が来阪。弟・中村七之助とふたりが中心となり、中村屋一門で行う毎年恒例の全国巡業公演「錦秋特別公演2019」の会見に臨んだ。今回、関西では堺、京都、神戸で上演、全国14か所を巡演する。歌舞伎を観る機会の少ない地方に「自分たちが全国各地に足を運び、たくさんの方に歌舞伎を観てもらおう」とスタート、15周年を迎えた今年で47都道府県制覇となった。「中村勘九郎 中村七之助 錦秋特別公演 2019」チケット情報今回のプログラムは『芸談』から始まり3演目を上演。幕開きは、勘九郎と七之助がスーツ姿で登場し、素顔で語る人気のトークショー『芸談』だ。観客の質問コーナーもあり、芸談からプライベートな話まで楽しく盛り上がる。「初めて歌舞伎をご覧になる方の緊張を少しでも和らげ、リラックスした状態で後の演目をご覧いただきたい」。そして、まずは中村屋の門弟一同でにぎやかに踊る『艶紅曙接拙 紅翫(いろもみじつぎきのふつつか べにかん)』を上演。「江戸の風物詩を織り込み、物売りもたくさん出て来て、さまざまな役が登場する、ビジュアルで楽しんでいただける演目です」。次に『三ツ面子守(みつめんこもり)』。背負った子供をあやすため、子守の娘がおかめ・えびす・ひょっとこの3つのお面を素早くかけ替えて軽妙に踊る。「歌舞伎を代表する舞踊のひとつで、子守の役として踊り分けをするというテクニック的にも難しい踊りです」。この公演でおなじみの中村鶴松が修行を重ね、「うまくなってきました。大抜擢で踊ってもらいます」。最後は、羽衣伝説をもとにした『松廼羽衣(まつのはごろも)』。松の枝にかけられた天女(七之助)の羽衣を取った漁師の伯竜(勘九郎)が、羽衣を返す代わりに舞を所望し、天女は優美に舞いながら天へと帰って行く。「ファンタジーにあふれたお話を、常磐津でしっとり踊ります。常磐津舞踊の中でも本興行でかかることが少ない演目。この公演ではそういうものも大事にしていきたいと、チョイスしました。七之助とふたりでしっかり踊るのは約1年半ぶりなので、楽しみです」。錦秋特別公演をきっかけに、歌舞伎に興味を持ち、南座や大阪松竹座へ足を運ぶようになった人も増えている。「続けてきてよかった」と言いつつも「どの劇場でも、初めて生で歌舞伎を観る方が7割ぐらいいらっしゃるので、まだまだだな、と。今年、15周年を迎えましたけれど、やはり初心を忘れずにやってくことが一番ですね。マラソンランナーの役をやっていたので持久力がつき、体力的には結構上がったんじゃないかな。番組をきっかけに来てくださるお客様も多いと思いますので、いい意味で期待を裏切りたいと思っています」。公演は10月18日(金)大阪・フェニーチェ堺 大ホール、10月19日(土)京都・ロームシアター京都 メインホール、10月20日(日)兵庫・神戸国際会館 こくさいホールにて上演。その他、全国を巡演。取材・文:高橋晴代
2019年09月12日歌手・俳優の美輪明宏が11日、軽い脳梗塞のため、2週間程度の入院が必要と診断された。これに伴い、東京芸術劇場 プレイハウスにて上演中の『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと』が12日から公演中止になることを、主催のパルコが発表した。『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと』は12日から23日までの公演が中止となる。中止となった公演は払い戻しとなる。また、東京以外の公演の開催については、現在未定とのことだ。
2019年09月11日恒例となった美輪明宏の秋のコンサート。今年は『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと~』と題して開催される。シャンソンの名曲の数々に、そしておしゃべりに、何を込めるのか。美輪の思いをたっぷり聞いた。【チケット情報はこちら】「私のコンサートに来られたお客様は、よく、“映画を何本も観たような気持ちになる”とおっしゃいます。なかでもシャンソンは、いろんな人生のドラマが歌われていますから、そこから生きることを楽しむ方法を学べたりもするんです。たとえば恋愛に関しても、尽くして尽くして裏切られるという歌が多いのですが、そんな歌を聴けば、失恋してつらい思いをしてらっしゃる方も、きっと歌のヒロインのようにいい女になったつもりで生きていけるでしょうし(笑)、お仲間がいるとホッとして、ひとりでひがんだり妬んだり嫉んだりしなくてすむと思うんです」。そんなふうにシャンソンが描く世界は私たちの人生に励ましや安らぎを与えるのだと、詞の魅力を語る美輪。さらには、そのドラマチックで詩的な詞を乗せるメロディの美しさも格別だと言う。「デジタル化が進んだ今の人工的な音と違って、メロディに色彩があるんです。歌い手たちも豊潤な声で歌っていました。そういった美しい叙情にぜひ触れてほしいんです」。そこには、「芸術こそが今の荒れた世の中を落ち着かせてくれると思うんです」という美輪の強い信念がある。かつてシャンソン歌手として「銀巴里」で歌っていた頃には、文化人が集い芸術を語り合う時間があった。「フランス映画やドイツ映画も人気で、日本映画も小津安二郎監督や成瀬巳喜男監督の叙情的な素敵な作品がたくさんありました。もしかしたら今の若い方には、却ってレトロなものが新しく感じられるかもしれませんし、スマホやゲームから離れてそうした芸術に触れることで豊かな情操が育まれると思います。ですから、シャンソンもそんな芸術のひとつとして復活させたいと思い、今回のコンサートはオールシャンソンでいくことにしたんです」。朝ドラ『花子とアン』や紅白歌合戦で話題になった美輪の訳詞による『愛の讃歌』も歌われる。『バラ色の人生』『枯葉』といった珠玉の名曲は原曲のままフランス語で。曲の合間の語りには、歌にまつわる話はもちろん、少しでも幸せな世の中になるようにという美輪の愛があふれることだろう。美輪明宏が届けてくれるものは、やはり特別である。公演は9月7日 (土)から東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて。チケット好評発売中。取材・文:大内弓子
2019年08月09日アイドルグループ・嵐の松本潤と、歌手・俳優の美輪明宏が、7日より放送される「きのこの山」「たけのこの里」の新TV-CM 「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙 2019 開幕」編に出演する。2018年、約38年にもわたる「きのこの山」と「たけのこの里」の戦いに終止符を打つべく行われた「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙 2018」で敗北した「きのこ党」。3月には「新きのこ党」と名を改め、 松本が党首となり、再選挙を訴える「応援#募集活動」を実施した。その結果、「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙 2019」の開催が決定し、特設サイトなどで投票の受付を開始する。新CMでは松本に加え、「新たけのこ党」党首となった美輪が登場。選挙演説中の松本のもとへ、美輪が乱入する。リニューアルしたことで自信ありげに勝利宣言しようとする松本を「お黙りなさい!」と一喝する美輪は、「たけのこの里」もリニューアルしたことを宣言し、とまらないおいしさを伝える。松本と三輪は今回が初共演となり、松本は「まさか美輪さんが“たけのこ”カラーのグリーンヘアにしてくるとは……」、美輪は「簡単に歴史は動かせないわよ!」とコメントを寄せた。撮影ではスーツ姿で監督と談笑しながら、リラックスした雰囲気でスタジオ入りした松本。 監督と軽く打ち合わせをした後「どんなテンションでやろうかな」と悩んでいたものの、本番に入ると自ら台詞の言い回しを提案しながら、1発 OKを連発する。パッケージを顔の横に掲げるシーンでは、監督の指示する絶妙な位置に苦戦しながらも応え、かなめとなるセリフ「unstoppable(アンストッパブル)」も難なくクリアし大絶賛を受けた。また、両党党首が初対面をする場面では、松本を見かけた美輪が「お手柔らかにどうぞ」と 声をかけ、松本さんも「こちらこそお手柔らかによろしくお願いします」と返答する。白熱した会談の終わりの握手写真では「その写真は後で僕にもください」という松本に対し、「やめた方がいいと思います」との美輪のコメントにスタジオから笑いが。別れ際には、美輪から松本へ「愛してるよ〜ん」とラブコールもあり、最後は和やかな雰囲気で終了した。
2019年08月05日中村雅俊デビュー45周年を記念した『中村雅俊45thアニバーサリー公演』が7月に東京・明治座で上演される。芝居とライブの二部構成となる公演について中村に話を聞いた。【チケット情報はこちら】1974年4月にドラマ『われら青春!』で俳優デビューし、同年7月にはドラマ挿入歌『ふれあい』で歌手デビュー、その日から45周年を迎える感想を中村は「改めて長い間やってきたんだっていう実感……がないんです(笑)」と明かし、「今をどう生きているかが一番!」と、第一線を走り続ける理由を感じるひと言。今回の公演は、中村の両輪である“芝居”と“歌”をそれぞれ披露する二部構成。第一部は鴻上尚史が脚本・演出、鹿目由紀が脚本を手掛け、中村が勝海舟の父・勝小吉を演じる時代劇『勝小吉伝 ~ああわが人生最良の今日~』を上演する。鴻上とは昨年上演された『ローリング・ソング』に続いてのタッグ、共演者は賀来千香子、東啓介、愛加あゆ、山崎銀之丞、田山涼成、寺脇康文と共演経験のあるキャストが多く揃い、中村にとっては安心する座組だという。「若手の東くんと愛加さんは初めてですが、歌がうまいと聞いて、ひょっとすると芝居にも歌が入るのかな?と思っています。俺が第二部で歌だけやるにも関わらずね(笑)。鴻上さんだったらやりそうだなあ。そしたら田山くんなんかは“ちょっと歌わせてくれよ”って飛び入りしてくるかも(笑)」と楽しそうに語った。第二部は中村のLIVE『yes!on the way』。「皆さんの知っている曲を多くやろうかなと思っています」とセットリストも決まっているそうだが、「言えるのは、俺が楽器をたくさんやるってこと。サックス、ピアノ、ギター、ハーモニカと弾きますよ」と中身は開幕までのお楽しみ。さらに7月15日(月・祝)に開催される一夜限りのスペシャルライブには小椋佳、松山千春がスペシャルゲストで参加するなど、アニバーサリーならではの企画も用意されている。「楽しんでもらえると思います。ライブの中で、ファンの皆さんと一緒に“ここまできたね”と思えたらいい。でもここで終わりじゃないのでね。on the way、途中なので!」最後に45年前の自分に声をかけるとしたら?と聞いてみた。「“よかったね、中村くん”かな。いきなりドラマの主役でデビューして、デビュー曲もオリコンで10週間1位だったんですよ。そのときは、これから先でこれ以上の結果は出せないと思った。それで不安だったんだろうね。当時の取材では“八百屋になろうかな”とか言ってるんですよ(笑)。だから45年後もまだやれてるってことで、“よかったね、中村くん”と言いたいです」中村の魅力が詰まった公演は7月6日(土)から7月31日(水)まで東京・明治座にて。チケット発売中。また、7月1日(月)には歌手生活45周年を記念したシングルベスト盤『yes! on the way』を発売する。取材・文:中川實穗
2019年06月05日4月2日(火)に開幕を控えた美輪明宏の『毛皮のマリー』。寺山修司が美輪のために書き、美輪自身が演出、美術、主演を務めてきた作品だ。美輪がこの舞台に込めるものは何なのか。そして、今なおこの舞台が求められるのはなぜなのか。熱い稽古のあと、美輪が語った。【チケット情報はこちら】稽古も大詰めを迎えたこの日、まさにクライマックスのシーンが繰り広げられていた。男娼として生きる毛皮のマリー(美輪)とその息子・欣也(藤堂日向)の奇妙で哀しい因果関係が、長い長い台詞で、マリーの口から語られる。「長台詞にはやはり、大変なエネルギーと技術が必要で、音程、速度、強弱、リズムといったものを、言葉で表現しなければならないんです」と自身でも語るように、表現者としての凄みを、このシーンだけでも改めて感じさせてくれる美輪。その力に魅了されたからこそ、寺山修司も自身の思いのすべてを、美輪に仮託したに違いない。寺山が『毛皮のマリー』で描いたのは、自身の母子関係にも重なる、母の“無償の愛”である。「『愛の讃歌』でも歌われているように、愛とは与えっぱなしで見返りなど要求しないものなんです。それを『毛皮のマリー』では、いろんな人間を出して、母子ばかりか、男同士でも、無償の愛は尊いものだということを描いているのだと思います」。“醜女のマリー”と呼ばれるマリーの下男(麿赤兒)、美少女・紋白(深沢敦)をはじめ、見世物小屋かのように様々な人間が登場するのも、「そこには、“見世物の復権”というテーマを掲げていた寺山のメッセージがあるんです」と美輪は言う。「どんな人間であっても、下手物扱いしたり蔑視したり差別したりするのは間違っているということです。さらに、人前で話してはいけないとされている性的なことも、本来は命のもとなんだから、下品でいやらしい言葉だとするのはおかしいということを寺山は言っていました。ですから、この作品の魅力は、反社会的で背徳的とされていることを美しく描くところにあると思うんです。そして、そんな芸術性あふれる作品が少なくなりつつある今こそ、寺山修司という天才が作り出した作品が必要だと思っています」。そんな美輪の思いを受け止めてか、欣也役の藤堂、マドロス役の三宅克幸といったオーディションに合格して初参加している面々も、真摯な演技が光る。「芸術は人の心のお薬のようなものです」と言う美輪。今という時代に危機感を抱きながら懸命に、愛と美しさを伝えてくれる。公演は、4月2日(火)から東京・新国立劇場 中劇場にて上演後、福岡、愛知、大阪を巡演予定。チケット好評発売中。取材・文:大内弓子
2019年03月27日「テレビで言いたいことを言っても嫌われないのがすごい」と、カンニング竹山(47)を以前から高く評価していた美輪明宏さん(83)。その竹山と異色の対談が実現。幅広く活躍する才能を持つ大先輩が、竹山に授けたアドバイスとは?美輪「私と対談するなんて、不思議だと、そうお思いにならなかった?」竹山「はい。最初マネージャーから話を聞いたときは驚きました。でも、“美輪さんと対談するんだ”と妻に話したら、“美輪さんって、あの美輪さん?なんで?間違ってるんじゃないの!”って。いちばん驚いていました」美輪「“惚れられてるらしい”って言えばよかったのに(笑)」竹山「いやいや(笑)。初めてお話しさせていただいたのは、美輪さんがレギュラー出演されている『ありえへん∞世界』(テレビ東京系)にお邪魔したときです」美輪「もう7~8年ぐらい前になりますね。ところで、竹山さんをはじめ、最近はいろんなお笑いの人たちが、学者さんたちと同じようにコメンテーターとしての扱いも受けていますね。コメントもロジカルで、ふさわしい発言をなさっています。その中でいちばん目立つのがあなたですよ」竹山「ありがとうございます」美輪「政治、経済に関連する読み物を注意して読んだりされていらっしゃる?」竹山「本も読みますし、新聞もインターネットで6紙ぐらい買って、ザッと見ています。世の中で何が起こっているか。新聞によって書き方も違う。そういうのを見比べて読むのも面白い」美輪「右寄りや左寄りとか」竹山「テレビでいろいろ言うときって、いろんな方が見ていらっしゃるわけですから、あまり偏りすぎないように常に中道でいなければいけないと心掛けているところはあります。その中で、右や左じゃなくて、おかしいものはおかしいと言うようにしています」美輪「奥様は何ておっしゃってる?」竹山「妻は意外と反対してますね。コメンテーターとかをやらずに、お笑いだけをやってほしいと思ってるんだと思います」美輪「やはり、できれば波風を立てないでいてほしいのでしょう」竹山「そうですね。僕はまったくその気はないですけど、もし立候補したら妻は離婚するって言ってます(笑)」美輪「政界からそういう要請があるのですか?」竹山「要請はちょこちょこ。話が遠回りで来たりはするんですけど、ぜんぜん興味がないですから」美輪「政治家になったらお終いですよ」竹山「好きなことも言えなくなりますから。ところで美輪さん!僕はこのままのスタンスでやってていいんでしょうか(笑)」美輪「お笑い芸人だからとか、コメンテーターだからとか、別にジャンル分けしないほうがいい。まったく自由でいいと思います」竹山「世間の流れがジャンル分けするようになっている気がする半面、僕は僕だから、分けられるのが嫌だと思ったりして……」美輪「ジャンル分けなんて、全然無視したほうがいいです。そういうことを言いだしたら、私なんかジャンルはめちゃくちゃですから」竹山「(笑)。歌手だし役者だし」美輪「演出家でしょ、舞台美術をやって、衣装も音楽も担当して、作詞・作曲もやる。歌い手としてシャンソンを歌い、クラシックの曲も歌う。役者としてチャンバラもやるし、女形もやる。そうかと思ったら、身の上相談もやる。もうめちゃくちゃでしょ?(笑)」竹山「美輪さんにもおっしゃっていただいたので、これからもいろんなことに自信を持って、やる人になります」美輪「それをおやりになれるのだから、存分に羽を伸ばしておやりになったほうがいいんじゃないですか」竹山「仲間から“おまえは自由に何でもやれていいな”ってたまに言われるんです。それはそれで言われるとうれしいんですけど、自分自身でそれが見えていないことがあって、“俺はこのままでいいんだろうか?”と思うことがあるんです。でも、今日美輪さんとお話しして、このままでいいんだなと確信しました!」美輪「根本的に人柄がよくないと続かない。人柄の悪い人は見透かされます。あなたは人柄がいい。だから、キレ芸で怒りの竹山というのは、結局営業用でしかなかったのよ(笑)」竹山「そんなはっきりと言われても……。自分ではわからないところがありますけど、あと20年ぐらいはまともに頑張りたいと思っていますから」美輪「自然体で“望まれればやれますよ”というスタンスで、これからもおやりになればよろしいと思いますよ」
2019年03月17日「テレビで言いたいことを言っても嫌われないのがすごい」と、カンニング竹山(47)を以前から高く評価していた美輪明宏さん(83)。その竹山と異色の対談が実現!美輪「私と対談するなんて、不思議だと、そうお思いにならなかった?」竹山「はい。最初マネージャーから話を聞いたときは驚きました。でも、“美輪さんと対談するんだ”と妻に話したら、“美輪さんって、あの美輪さん?なんで?間違ってるんじゃないの!”って。いちばん驚いていました」美輪「“惚れられてるらしい”って言えばよかったのに(笑)」竹山「いやいや(笑)。初めてお話しさせていただいたのは、美輪さんがレギュラー出演されている『ありえへん∞世界』(テレビ東京系)にお邪魔したときです」美輪「もう7~8年ぐらい前になりますね。ところで、竹山さんをはじめ、最近はいろんなお笑いの人たちが、学者さんたちと同じようにコメンテーターとしての扱いも受けていますね。コメントもロジカルで、ふさわしい発言をなさっています。その中でいちばん目立つのがあなたですよ」竹山「ありがとうございます」美輪「じつは竹山さんの履歴を全然存じあげなくて。私は面白いと思った方の人生に興味があって、その方の過去の歴史を詮索するのが趣味なんです。どういう方なんですか?」竹山「どういう方って……。どこから説明すればよろしいですか?」美輪「お生まれはどちらですか?」竹山「生まれは福岡です」美輪「え~、九州人?」竹山「はい、うちの父親の実家は筑豊、炭鉱ですね」美輪「素敵」竹山「僕は福岡市生まれで、3人きょうだい(兄、姉)の末っ子で育ちました」美輪「私は『ボタ山の星』という筑豊の子どもたちの歌を作っているので、“筑豊”って聞くとなんだかとても親しい感じがします」竹山「僕が小学校4年生ぐらいになるときまでは、父が貿易とか金貸しみたいな商売をやっていて、けっこう裕福でしたね。手広くやっていたみたいですけど」美輪「その当時は、そうでないと生きていけなかった時代ですからね。お父さんも何でもやらないといけない時代だったんですよ」竹山「だから、小学校ぐらいまでは結構お坊ちゃんで育ちましたね。父がもともと貧乏だったのもあると思うんですけど、無理やりバイオリンをやらされたり(笑)」美輪「バイオリンをお弾きになるの?」竹山「もうだいぶ忘れましたけど」美輪「今も持ってらっしゃる?」竹山「最近新しいのを買いました」美輪「ストラディバリウス?」竹山「そんなの買えないですよ。割と普通に売っている数十万円ぐらいのやつを買いました」美輪「裕福な家庭でお育ちになられたのですね」竹山「ところが、父の会社が倒産。生活は一変し、借金生活になりました。当時、まだ小学生でしたけど、いろんなものを見ましたね。“人間って金で変わるんだ”と」美輪「いちばん大事なところを勉強なさったのね」竹山「貧しくなった途端、父と仲がよかった友達たちの態度が豹変しましたからね。親戚連中も態度が変わり……父もどこかに行って家からいなくなりました」美輪「“この人は大丈夫な人間だ”と信じ込んでいた人ほど、豹変するんですよ」竹山「それが高校生になると世はバブルを迎えて、倒産後、どこかに行ってた父が、土地転がしで儲かって家に帰ってきたんです。僕は東京で芸人になろうと思って19歳で上京。そこで小学校の同級生(故・中島忠幸さん)と『カンニング』というコンビを組むんですけど、21歳ぐらいのときにバブルが弾けました。その後父は、何十億円という借金ができるとわかって、商談中の事務所で脳出血で倒れて急死したんです。52歳でした」美輪「ショックだったでしょうね」竹山「そうですね。でも、亡くなって蓋を開けてみると莫大な借金だけが残ってました。父は僕と兄の名前を使い、会社の常務とかにしてたり、僕らの名前で勝手に土地を転がしていたり……。めちゃくちゃしてたな親父!って(笑)」美輪「責任を取られた?」竹山「いえ、遺産放棄という手続きをしたので負債は免れました。でも、何もかもなくなりましたね。唯一残ったのは実家の家だけ。父がだいぶ前に母の名義に変えていたんです。だから、家以外はすべてなくなりました。家だけは母が住めるようになりました」美輪「竹山さんはいろんな経験をされてこられたのですね」竹山「それから10年ぐらい売れないまま、東京でやっていたんですけど、30歳ぐらいから、漫才ネタで怒ったりすることがウケ出して、なんとなく仕事が上向きになってきたんです。でも、34歳のとき、相方が白血病になって……。36歳で亡くなりました。そこからはずっと1人でやってますね」美輪「その方は今でもずっとあなたを守ってらっしゃるわね」
2019年03月15日常盤貴子主演ドラマ「グッドワイフ」第4話に、浅野忠信を父に持つ新人俳優・佐藤緋美(さとう・ひみ)が出演することが決定。浅野さんが怪演を見せた「A LIFE~愛しき人~」と同枠の日曜劇場で堂々のドラマデビューを果たす。「グッドワイフ」は、巨匠リドリー・スコット製作総指揮によるアメリカの人気海外ドラマを原作に、オリジナル要素を加えて描く痛快リーガルヒューマンエンターテインメント。常盤さんが、東京地検特捜部長である夫が汚職で逮捕、不倫スキャンダルまで発覚するなか、16年ぶりに弁護士に復帰する蓮見杏子に扮し、杏子の夫を唐沢寿明が演じるほか、小泉孝太郎、吉田鋼太郎、滝藤賢一、賀来千香子と豪華俳優が集結していることでも話題だ。今回、ドラマデビューが決まった佐藤さんが出演する回は、2月3日(日)放送の第4話。杏子の専業主婦時代が描かれる重要な回だ。演じるのは、野球部所属の高校生・荻原翔平。彼は、杏子のかつての住まいの近所に住んでいて、翔平の母・奈津子(須藤理彩)と杏子は大親友といえるほどの仲。また翔平も杏子は気軽に相談できる相手だったが、杏子の夫・壮一郎の事件以降、奈津子の方から連絡を絶っていたのだ。しかしある日、喫煙がバレ、野球部が大会に出られなくなることを恐れた翔平は、杏子を頼って神山多田法律事務所を訪ねてきた。杏子に諭され、奈津子に説明するため2人で翔平の自宅に行くが、ある傷害致死事件の重要参考人だと言い、警察が翔平を連行してしまう…。昨年、初舞台にして主演という大役に大抜擢され、俳優デビューを果たした佐藤さん。今回の出演に関して「自分も実際に野球をやっていたので、その時を思い出して演じました。翔平との共通点はあまり無かったけど、ないからこそ、役者としてやりがいがありました」「舞台とはまったく違うし、人見知りな性格なので緊張しましたが、無事に撮影を終えることができてよかったです」とドラマデビューの感想を語った。また、目標にしている俳優について聞かれると「一番近くに大先輩がいるし、役者として尊敬している人もたくさんいますが、やっぱり目標は自分自身。佐藤緋美という役者でありたいです」と言い、今後については「とにかくいろんな作品に出演できる俳優になりたいです。ドラマ・映画・舞台、これからもっともっといい作品に出会えたらいいなと思っていますし、楽しみです」と期待に胸をふくらませた。ほかにも第4話には、翔平の母を演じる須藤理彩をはじめ、翔平と同じ野球部員の中村明宏役に「まえだまえだ」の前田旺志郎、翔平と明宏が忍び込むマンションの管理人役にお笑い芸人の平井“ファラオ”光の出演も決定した。「グッドワイフ」は毎週日曜日21時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2019年01月27日毎年恒例、年末年始の人気企画、麗人・美輪明宏さん(83)による愛のメッセージ。今回のテーマは「新時代を生き抜く知恵」。来年5月の改元で、日本は新時代へと突入する。「昭和」と「平成」という激動の時代を強く生き抜かれた美輪さんが語る、希望の持てる未来とは――。私が常々言っていることですが、ものにはプラスとマイナス、陰と陽、“正負の法則”というものがあります。古いものにも、新しいものにも両面があります。何かを得れば何かを失う。何かを失えば何かを得られる。これは真理です。これからの時代で危惧しているのは、人間がデジタルの方向ばかりに突き進むことです。誰もが携帯やスマホを持つ時代の中で、知らず知らずのうちに多くの人たちが、SNSを中心とした生活になってきています。次から次へと新しい情報が飛び交い、自分の中で処理しきれない。でもつながっていないと不安になる……。今、そういう人たちが蔓延しているのではないでしょうか。そうなると、情緒不安定になる人たちが増える危険性がある。デジタルに使われる人じゃダメ。主従関係が、デジタルが王様で、人間のほうが従うようになってはいけない。あくまでも人間が主でなければいけないのです。今は力関係が逆転しかかっています。とくにAIの人工知能が人間の代わりにいろんなことをやるようになりました。これからもっとAIが進歩したら、力関係の逆転がもっと早く進むかもしれません。ただし、人間の皮膚、ため息、まなざし、そして手触りの感覚など、AIが人間に代わってできないものもあります。“介護にロボットを!” と、声高におっしゃる人もいますが、ロボットの声は機械で作った音。そんな声でずっとしゃべられてごらんなさい、優しさが伝わると思いますか。介護でそっと手と手が触れ合ったときに、温かな脈拍が伝わったり、何も言わなくても目と目が合ったら優しいまなざしを感じたりできるのは人間だけです。かすかにまばたきをしたとか、ふっと息がかかるとか、そういう皮膚感覚は、どれだけ科学が進んでもAIには無理です。人間の何げない動きから生まれるつながりこそが、生きている証しでもあるのです。恐ろしいのは、世の中がバーチャルとリアルでごちゃ混ぜになっていること。いずれ人間は、どこかで危険を感じ、本能的にデジタルと正反対のアナログに回避すると思っています。実際、最近はアナログレコードがどんどん売れるような動きもあります。人間はどこかでマズイと感じたら、再び正反対なものにまた戻ろうとする、そういう本能が働くと思います。“アナログの力”が必要になるんです。若い人にもそんな力を持っている人が、たくさんいます。体操の内村航平や白井健三とかね。あれこそアナログでしょ。それから藤井聡太七段。あれも機械じゃないんですよ。人間の頭脳と情緒とか人格とか、そういったものの集大成が人の心を動かしている。たどたどしい日本語で一生懸命コミュニケーションをとろうとする、女子テニスの大坂なおみにも人間的な魅力を感じます。クイズ番組で東大生たちがいろんな知識を披露しているじゃないですか。あれもアナログですよね。デジタルと対等に向かい合ってるわけだから。私は、進化を続けるデジタル時代を否定しているわけではありません。「温故知新」――古きを学びて新しきを知る。そういう知識をつけることで、今の自分の立ち位置、置かれている状況などが見えてくるのです。そうすると、自分がどれだけありがたい生活をしているか。ふだんは考えることのなかったいろんなことが学べて、新しい発見もいっぱい出てくるはずです。そして、“感謝すること”、“満足できること”が、自分の身近なところにあることに気づく。“あなたは毎日ご飯が食べられているでしょう?”“住む場所があるでしょう?”“今まで何が不満でぜいたくを言っていたのか……”。まずは自分自身を見つめ直すこと。そしてそれを次のステップへつなげる。ただ古きよき時代に浸るのではなく、昔のよかった部分を継続しながら、今のいい部分は活用する。そして自分に合う部分は新しい進化も取り入れる。それが新時代を生き抜くためのヒントです。
2019年01月03日毎年恒例、年末年始の人気企画、麗人・美輪明宏さん(83)による愛のメッセージ。今回のテーマは「新時代を生き抜く知恵」。来年5月の改元で、日本は新時代へと突入する。「昭和」と「平成」という激動の時代を強く生き抜かれた美輪さんが語る、希望の持てる未来とは--。最近は、“新しいからいい” 、“古いから悪い”といった風潮がありますよね。そもそも新しいとか、古いとかを、良しあしの判断基準にしていること自体がおかしい話です。じゃあ、ミロのヴィーナスやモナ・リザの絵は古いからよくないのですか?そんなことはないわけだし、もし、流行遅れだなんて言ったら笑われますよ。文明や文化がどんどん進化しても、いいものはいつまでもいいままで残り、色あせないのです。日本の古きよき時代には、素晴らしい文化がありました。ファッションにしても、そう。戦前までは自由で、長髪の男性もいたし、ラッパズボンをはいている人もいました。“モダンボーイ”“モダンガール”なんて言葉もはやりました。そのまま行けば日本は、世界有数の耽美的なおしゃれな国になっていたはずです。ところが、その後の戦争で軍人たちが、“文化は軟弱である。国策に反する”と、進化をストップさせたのです。女性がおしゃれなワンピースなどを着ていると、憲兵に連行されて、強制的にもんぺに着替えさせられたり……。音楽もクラシック、ジャズ、シャンソン、タンゴ、流行歌、すべてダメ。戦時歌謡と軍歌以外は歌ってはならない。そういう状態が、敗戦まで5年間ぐらい続いたわけです。軍人たちが戦争さえ起こさなければ、日本はありとあらゆる分野で、世界的な文化国家になっていたでしょう。彼らの罪は本当に重いですよ。以前、あるフランス人のデザイナーに「日本の文化をどう思う?」と聞いたことがあります。すると、「フランスの文化が世界一だと思っていたけど、日本にはかなわないと思った」と。その理由を尋ねると、「平安時代の十二単の色の数の多さ」だと言いました。日本の十二単の色の数は、ざっと数えて約500種類もあります。たとえば、御納戸色、朱鷺色、そして水浅葱や浅葱色といった、とても詩的な名前が付けられています。そのデザイナーは、「日本人のデリカシー、その美意識の高さには、とても歯が立たない。このような国はほかにない」と言ったものでした。日本人の繊細さ、美意識の高さは誇れるものです。
2019年01月02日毎年恒例、年末年始の人気企画、麗人・美輪明宏さん(83)による愛のメッセージ。今回のテーマは「新時代を生き抜く知恵」。来年5月の改元で、日本は新時代へと突入する。「昭和」と「平成」という激動の時代を強く生き抜かれた美輪さんが語る、希望の持てる未来とは――。私は世の中をいつも俯瞰で見ています。便宜上、「明治」「大正」「昭和」「平成」という言葉を使いますが、“この時代だったからこうなった”と、特別に時代を区切って考えることはしない人間です。そもそも地球というのは、はるか大昔からずっと変わらず回り続けています。平成は「災害の時代」という向きもありますが、過去にも大地震や津波、そしてさまざまな天変地異が起きました。でも、時間はずっと同じように流れていきます。1時間は1時間。1日は1日……。昔も今も変わってない。平成から新元号になることで、何か大きく変わるみたいに錯覚を起こす方々もいるようですが、そんな時間の流れは変わりません。メディアが話題作りで、そう思わせたいだけ。惑わされないでください(笑)。元号に限らず、“師走です”、“夏至になりました”という言葉なども、人間が便宜上、勝手に付けただけのこと。ただ時間が淡々と流れている。その延長線上でさまざまなことが起き、変化を続けている、そう考えればいいのです。ただ言えることは、人間が生活していく中で、いろんなものが新しく生み出されてきました。デジタルの時代になり、情報通信の分野でとくにそれが顕著です。目の前で起きたことを、すぐに世界中に発信できる時代。つい数十年前までは、想像もできなかった進化がさまざまな分野であります。昭和26年、私が長崎から東京に来たころは、汽車で28時間もかかりました。しかも当時は、客車の椅子は木。座席はすべて向かい合わせで、もちろん冷暖房なんてありません。夏は窓を開けっぱなし。だから、目的の駅に着くと、顔を洗うための洗い場が、駅のホームにずらっと並んでいました。まるで学校にある共同の手洗い場のようでした。乗客たちはそこで顔を洗ってから、おのおの目的地へと向かう。今なら長崎から東京まで飛行機で2時間ちょっと。便利になりました。そして今では、当たり前のように使われている生活用品が普及し始めたのが、「神武景気」(昭和29年12月~32年6月)あたりからです。電気洗濯機、電気釜、冷蔵庫、そして電話……。そのころの通信手段は手紙、電報、電話だけ。まだ電話は、各家庭にあったわけではなく、電話のある家にご近所の人が借りに行くという時代でした。ご近所さん宛てにかかってきたときには、“○○さん、お電話ですよ!”と呼ばれて、“申し訳ありません。じゃあ、お借りします”と言って、使わせてもらっていたんです(笑)。「平成」の前には、そんな時代があったのです。こうしてみると、近年は、とくに変化のスピードが年々、早くなっているようです。そんなデジタルな時代だからこそ、「人のつながり」が大事なのです。
2019年01月01日2019年3月に全国12か所で開催される「中村七之助 特別舞踊公演2019」。この公演について中村七之助が意気込みを語った。【チケット情報はこちら】本公演は、中村屋一門が行うおなじみの全国巡業公演。古くは十八世勘三郎が率いた親子会に始まり、2005年からは勘九郎と兄弟で務めてきた。2018年は歌舞伎座・平成中村座で行われた十八世勘三郎七回忌追善興行のほか、「平成中村座スペイン公演」、パリ公演「ジャポニスム2018」などで大役を果たし、2019年末上演の「風の谷のナウシカ」歌舞伎版への出演も発表された七之助が全国各地に足を運ぶ。群馬・ながめ余興場や岐阜・かしも明治座、東座といった昔ながらの芝居小屋での公演では、客席から演者までの間が2メートルあるかないかの至近距離で立ち回りや舞踊が繰り広げられる。演目は、中村鶴松が美しい海女の姿に扮する「汐汲」。ハイライトは、鶴屋南北の「於染久松色読販」から見どころを抜粋した「隅田川千種濡事」だ。「於染久松色読販」は2018年2月の博多座でも七之助が七役を演じており、自身も「平成中村座などでも、これまで自分が演じてきた自負がある」と語る。今回、七之助は許嫁・お光、油屋娘・お染、丁稚・久松、土手のお六の四役早替りを務める。演目を迷っていた七之助に「歌舞伎を初めて観る人に醍醐味を伝えるとしたら、早替りを見せるのはどうでしょう」と声をかけたのは、「隅田川千種濡事」で共演する中村いてうだと言う。「隅田川千種濡事」に決めた七之助は、演目の見どころを「男も女も見せることができて、エンターテインメント性があるところ」と語る。さらに「この演目は舞台裏が非常に大変で、共演者、スタッフがひとり欠けたら成立しない。しかも毎日違う会場で、広さも使える部分もそれぞれ違う。昨日捌けられた部分が、今日は捌けられないこともある。お客さまとの距離もとても近い。私にとっては本当に毎日がチャレンジで、とても楽しみです」と続けた。「汐汲」の前には、七之助、鶴松による「芸談」が行われる。ここでは「隅田川千種濡事」を観るにあたって、七之助が演目の予備知識を解説。さらに「中村屋ヒストリー」と題し、十八世勘三郎など中村屋の秘蔵映像を振り返りながら、七之助と鶴松が懐かしい話に華を咲かせる。「中村七之助 特別舞踊公演2019」は、3月2日(土)より群馬・ながめ余興場を皮切りに開催。チケットの一般発売に先駆けて、群馬、埼玉、長野、石川、広島、千葉、岐阜公演の抽選先行、大阪公演は先着先行を実施中。取材・文:横山由希路
2018年12月26日名古屋パルコにて「中村佑介展」が期間限定で開催されます。“ASIAN KUNG-FU GENERATION”のCDジャケットや“謎解きはディナーのあとで”の書籍カバーなど、話題の作品に多数携わる人気イラストレーター・中村佑介さんの展覧会情報をお届けします。「中村佑介展」名古屋パルコで開催2018年11月16日~12月2日まで名古屋パルコにて「中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA」が期間限定で開催されます。東京・池袋パルコで開催された同展覧会には、2万5千人以上が来場。人気のイベントに注目が集まります。中村佑介さんとは1978年生まれの兵庫県出身のイラストレーター。人気バンド・ASIAN KUNG-FU GENERATIONのCDジャケットや、“謎解きはディナーのあとで”、“夜は短し歩けよ乙女”などの書籍カバーを手掛ける注目のイラストレーターです。ファン必見の原画やオリジナルグッズが多数展開ASIAN KUNG-FU GENERATION『ソルファ』330点以上の作品を展示予定本展覧会では原画や完成イラスト以外に、アイディアスケッチや着色前の線画など貴重な作品が330点以上展示される予定。中村佑介さんのほぼ全てのアートワークが集結するとあって、ファン必見の展覧会です。オリジナルグッズを販売会場では、ここでしか手に入らないオリジナルグッズが展開予定。イラスト付きサイン会の実施会場内のショップで対象商品を含む2,000円(税込)以上グッズを購入すると、イラスト付きのサイン会に参加できるそう。2018年11月24日と25日の二日間、各日60名のみの貴重なサイン会です。参加希望社への整理券配布は初日より実施するそうなので、参加希望の方はお早めの来場がおすすめです。「中村佑介展」イベント詳細期間2018年11月16日~12月2日営業時間10:00~21:00※最終日は18:00閉場 / 入場は閉場の30分前まで。会場名古屋パルコ西館6F・パルコギャラリー、南館8F・特設会場の2会場入場料一般800円学生500円小学生以下無料イラスト付きサイン会情報日時:2018年11月24日、25日 各日13:00~会場:パルコギャラリー内定員:各日60名参加条件:展覧会初日より、会場内ショップにて対象商品を含む2,000円(税込)以上購入すると、参加希望者には整理券を配布。<対象商品>作品集『Blue』、『NOW』、展覧会図録『BEST』、中村佑介2019カレンダー、 ぬりえブック『COLOR ME』※定員に達し次第、参加券配布を終了。※サインは対象商品にする。※サイン会開催時は一部作品を観覧できない可能性あり。※イベントは予告なく変更となる場合あり。問い合わせ先「中村佑介展」に参加しよう森見登美彦著『夜は短し歩けよ乙女』人気作品のCDジャケットや書籍カバーなど、多岐に渡って活躍する中村佑介さんの大展覧会。ぜひこの機会に「中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA」に足を運んで、貴重な作品を見てみませんか。イベント情報イベント名:中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA催行期間:2018年11月16日 〜 2018年12月02日住所:名古屋市中区栄3-29-1名古屋パルコ西館6F・パルコギャラリー、南館8F・特設会場の2会場
2018年11月19日平成中村座 十一月大歌舞伎〈十八世中村勘三郎七回忌追善〉が11月1日(木)に初日を迎える。今回平成中村座が設営されるのは、おなじみの浅草寺境内。役者の名前を染め抜いた何本もの幟がはためき、中村屋の紋〈角切銀杏〉の櫓を掲げた入り口をくぐると、大提灯と中村座オリジナルの三色の定式幕が目に入る。平土間の席には座布団が並び、江戸時代の芝居小屋にタイムスリップしたかのようで、一気に芝居心が刺激される。歌舞伎座や国立劇場とはまた違った客席と舞台の一体感がいい。「江戸時代の芝居小屋を現代に復活させたい」。故・十八世中村勘三郎のそんな長年の夢が、2000年に平成中村座として実現。以来、大坂、名古屋、そしてNYやベルリンと、各地で大勢の人々を魅了してきた。「父が19歳の時に唐十郎さんのテント芝居を観て、”こういう小屋を作りたい”と夢を抱き、かなったのがこの平成中村座です。日本国内だけではなく海外へも行かせていただきました。そして”もっといろいろなことができそうだ”ということが確信に変わったときに、父が逝ってしまった。その父の夢を僕らが引き継ぎました。先輩後輩皆さんのお力を借りて、これからも続けていきたいと思います」と中村勘九郎は製作発表で語っていた。今回の演目は昼の部が、血で血を洗う源平争乱にあって颯爽と生き抜いた武将を描く『源平布引滝 実盛物語』、長い晒を使った力強くあでやかな舞踊『近江のお兼』、だましだまされ化かし合いの物語『江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし』。夜の部は、出演者一同によるにぎやかな『弥栄芝居賑』、十七世/十八世中村屋のために書き下ろされた舞踊劇『舞鶴五條橋』、大星由良之助の本心とお軽平右衛門兄妹の情が響き合う『仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場』。亡き父に代わり奮闘する中村勘九郎と中村七之助、そして盟友中村扇雀に、中村芝翫。中村屋ゆかりの演目と顔ぶれで、秋の浅草を満喫したい。11月26日(月)まで。文: 五十川晶子
2018年11月01日「中村屋」は、大阪・天満の天神橋筋商店街にあるコロッケ屋さんです。 この道40年のお店が生み出す、親しみやすい味が大人気。 「コロッケ」以外にも「ハムカツ」や「ミンチカツ」など、「中村屋」でぜひとも味わいたい絶品メニューをご紹介します。約40年の歴史を持つ「中村屋」食べ歩きで楽しめる揚げ物メニューが人気天神橋筋商店街のアーケードを入ってすぐのところにある「中村屋」は、約40年もの間、地元住民から親しまれてきたお店です。 人気の「コロッケ」以外にもバラエティ豊かなメニューをお手頃価格で取りそろえています。「中村屋」の揚げ物メニューは片手で食べられるので、食べ歩きで楽しむのが主流です。 昔なつかしい、ほっこりした味わいは、多くの人に愛されています。テレビや雑誌などでも紹介される人気ぶりこれまでに「中村屋」はテレビや雑誌などのメディアで多く紹介されてきました。関西地方で放送されている人気番組「ごぶごぶ」では、司会のダウンタウン・浜田雅功さんのお気に入り店としてたびたび登場しています。さらに、2018年4月には大阪を訪れていた安倍晋三首相ご本人が直接来店し、コロッケを購入したサプライズもあったそう。地元住民はもちろん、著名人にも評判のお店であることがわかります。1日で5,000個売れる「コロッケ」特にリーズナブルな「コロッケ」(70円)は「中村屋」の看板商品です。 年代や性別を問わず人気が高く、多いときには100人以上の行列ができたり、1日で5,000個売れることもあるそうです。ほどよく混ぜ込んだ牛肉は主張しすぎず、ジャガイモのホクホク感が堪能できる一品です。 ラードを使い、サクッとした食感に揚げています。 少し甘さを感じられる味わいなので、ごはんのおかずとしてだけでなく、おやつにもぴったり。食べ歩きしたいことを伝えれば、揚げたてのコロッケを小袋に入れてくれます。 冷めてもおいしくいただける点も大きな魅力で、テイクアウト用のパックに入れてもらっている人も多く見られます。若い世代に人気の「ハムカツ」若い世代から支持されている「ハムカツ」(70円)も人気です。 凝縮された旨みのあるハムを揚げた、一度口にすればやみつきになること間違いなしの一品です。ビールや焼酎などで晩酌を楽しむ大人の方にもおすすめです。 家族や友人とのホームパーティーでおみやげに持っていっても喜ばれるでしょう。お肉の旨みたっぷりの「ミンチカツ」ボリューム感のある揚げ物を食べたいときには「ミンチカツ」(120円)がおすすめです。 食べ盛りの子どもや学生も大満足の食べ応えです。 ひき肉の旨みがたっぷりと詰まったジューシーなおいしさが魅力で、脂っこくなくて食べやすく、サクサクと食べられます。そのままでもおいしくいただけますが、パンに挟んでアレンジしてみるのもおすすめです。 トマトやレタスなどのフレッシュな野菜と合わせれば、贅沢なサンドイッチが出来上がりますよ。大人気「中村屋」の穴場な時間帯「中村屋」は、長い行列ができることでも有名です。お昼や夕方は、OLやサラリーマン、主婦といったお客さんが大勢集まり、瞬く間に行列ができてしまいます。混雑を避けたいなら、夏場は14:00~15:00頃が狙い目です。 スケジュールに余裕がある場合は、ピークの時間帯から少しずらして足を運ぶのがおすすめですよ。昔なつかしい「中村屋」のコロッケを片手に散歩しよう「中村屋」の昔なつかしい味わいのコロッケを片手に、天神橋筋商店街をぶらぶらとお散歩してみてはいかがでしょうか。 街中で楽しむ食べ歩きでは、店内での食事とはまた違ったおいしさが感じられるはずですよ。スポット情報スポット名:中村屋住所:大阪市北区天神橋2丁目3-21電話番号:06-6351-2949
2018年09月04日