SMAPのメンバー5人がそろう唯一のレギュラー番組であるフジテレビ系『SMAP×SMAP』(毎週月曜22:00~22:54)が15日、SMAPの解散発表後初の放送を迎え、番組冒頭で、「今後の対応につきましては 近日中に視聴者の皆様に報告させていただきたいと思います」とテロップが表示された。SMAPは14日未明、今年12月31日で解散すると正式に発表。これを受け、15日の『SMAP×SMAP』番組冒頭では「昨日、SMAPの活動についての発表がなされましたが、『SMAP×SMAP』の今後の対応につきましては 近日中に視聴者の皆様に報告させていただきたいと思います。本日は予定通りの放送内容をお送り致します。」というテロップが、無音の白バックで約25秒間にわたって表示された。その後、片岡愛之助がゲストの看板コーナー「ビストロSMAP」がスタート。コント企画に栗山千明、ライブコーナーに絢香を迎えての放送となる。同番組は、1996年4月にスタートし、今年20周年。"スマスマ"の愛称で親しまれ、メンバーがゲストに料理を振る舞う「ビストロSMAP」には海外VIPもたびたび出演し、ほかにもアイドルが本格的なコントに挑戦するなどの先駆的な取り組みで人気を集めてきた。今年1月に発覚した"SMAP解散騒動"を受け、メンバーは2月8日の同番組に生出演して謝罪。また、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が、5月に解散を否定したことを受け、フジテレビの亀山千広社長は同月の定例会見で、9月の契約更新時期での番組終了説を否定していた。なお、番組ホームページでは、放送開始20周年を記念しての名シーン募集が、引き続き告知されている。
2016年08月15日SMAPが年内で解散することを発表したことを受け、メンバー5人が唯一そろってレギュラー出演するフジテレビ・関西テレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』(毎週月曜22:00~22:54)も、終了することになるとみられる。同番組は、1996年4月にスタートし、今年20周年。メンバーがゲストに料理を振る舞う看板コーナー「ビストロSMAP」には海外VIPもたびたび出演し、ほかにもアイドルが本格的なコントに挑戦するなどの先駆的な取り組みで人気を集めてきた。今年1月に発覚した"SMAP解散騒動"を受け、メンバーは同18日の同番組に生出演して謝罪。また、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が、5月に解散を否定したことを受け、フジテレビの亀山千広社長は同月の定例会見で、9月の契約更新時期での番組終了説を否定していた。今回のジャニーズ事務所の発表を受け、制作するフジテレビと関西テレビは、番組の今後について発表する見込み。フジテレビは9月5日に、秋の改編発表会を行う予定となっている。なお、次回15日の同番組は、13日深夜の時点で「ビストロSMAP」に片岡愛之助、コント企画に栗山千明、ライブコーナーに絢香をゲストに迎えて放送する予定。番組ホームページでは、放送開始20周年を記念しての名シーン募集が告知されている。
2016年08月14日●多くの関係者もショック今月23~24日にわたって放送されたフジテレビ系大型バラエティ特番『FNS27時間テレビフェスティバル!』の全平均視聴率が、過去最低の7.7%に終わった。これまでのワーストは2013年の9.8%で、昨年も10.4%を記録していただけに、まさに急落と言える。さらに、時間帯別の最高視聴率も、古舘伊知郎をゲストに迎えた『ホンマでっか!?TV』の13.3%にとどまるなど、「番組が盛り上がるヤマ場がなかった」という現実にショックを受けている関係者は多い。このところジリジリと視聴率が下がっていたとはいえ、1987年のスタートから、30年にわたって"夏の国民的イベント"と言われた番組に、何が起きているのだろうか。○リレー方式のMCと番組の物足りなさ今年は、メインMCを立てず、コーナーごとに異なる"MCリレー"方式を採用したが、まずこれが、『27時間テレビ』ならではのお祭りムードを奪っていた。大物タレントが27時間無理をしたり、めったに出ない番組で暴れたり、だんだん疲れていったりするから面白いのだが、今回はそれがなかったのだ。そのため、「2時間前後の特番を続けて放送しているだけ」という印象が強く、明石家さんまがSMAP騒動について中居正広に切り込み、ベッキーと生電話で話したこと以上のトピックスはなかった。しかも、MCたちが司会を務める各番組(『痛快TVスカッとジャパン』『ホンマでっか!?TV』『さんまのお笑い向上委員会』『いただきハイジャンプ』『キスマイBUSAIKU!?』『バイキング』『ネプリーグ』)が、人気があるとは言えない状況だけに、『27時間テレビ』に組み込まれたところで、毎週放送されている他局のレギュラー番組に勝つのは難しい。また、『スカッとジャパン』を両日に放送し、『サザエさん』とコラボさせるなど、それなりの軸に据えていたが、27時間を任せるほどの大胆さもなかった。そもそも、『27時間テレビ』という番組自体が、視聴率が好調のときにやるべきものと言える。たとえば、現在トップをひた走る日本テレビなら、『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』『踊る!さんま御殿!!』などの高視聴率番組をリレーしてもいいし、どれか1つをメインにしてもいいだろう。フジが現在不振なら、放送中の番組をベースにせず、「全く異なる新たな番組で挑む」くらいの大胆な策が必要ではないか。ともあれ、今回は腹をくくって奮闘する大物MCも、軸になる人気番組も、両方がないところに、現状の苦しさが表れていた。○お祭りムードも対抗意識もなし「番組を引っ張る存在がいない」寂しさは、他のコーナーにも表れていた。目玉企画の1つ、『ナオトの!27時間でみんなと一緒に100曲歌うフェス』は、7月7日に亡くなったばかりの永六輔さんが作詞した「上を向いて歩こう」を歌ったラストこそ感動があったが、「なぜナオト・インティライミなの?」「27時間で100曲ってキツイの?」などの放送前から指摘されていた疑念は消えず…。ナオトとコラボしたアーティストの顔ぶれには、大物も旬もいなかった。同様に、芸人のネタ見せトーナメント『笑わせたもん勝ちトーナメントKYO-ICHI』でも、M-1やR-1の優勝者もベテランの大物もいないなど、多くの視聴者を巻き込む華に欠けた。一方、FNSの系列局を生かした企画は例年1つだが、今年は『FNS全国高校生スーパーダンク選手権』『FNS全国そっくりキャラ選手権』の2つを放送。しかし、前者は2度目であり、後者は『笑っていいとも!』の定番企画だったものだけに、目新しさがない分、視聴者をクギづけにすることができなかった。何より、各地の局員や名物市民がハジけまくるお祭り感や、「他局には負けられない」という秘めた対抗意識が見られなかったのが寂しい。dボタンで視聴者が参加するデータ放送も、「例年の2倍採用した」というが、当然ながら各コーナーに対する視聴者の関心が高くなければ、一部ファンへのサービスにすぎず、起爆剤とはならなかった。●ここで打ち切ってしまうべきなのか○課題が露呈したエンディングもう1点、大きな課題を露呈したのが、番組のエンディングだ。通常、長時間番組は、終盤に向けて盛り上がりが増し、クライマックスを迎えるエンディングでの感動が約束されているようなものだが、今年はそれもなし。『スーパーダンク選手権』の出場チームに、Hey! Say! JUMPのメンバーを加えた27人が同競技に挑戦したのだが、アイドルたちが次々に失敗。エンドロールが流れる間の"泣きの一回"でも、高校生が2度失敗したが、それをなかったことにして、最後の1人が強引にシュートを決め、「成功」のテロップを出して締めくくった。当然ながら、27時間走り切った感動や達成感はなく、あるのは「アイドルと高校生にズルをさせた」という後味の悪さだけ。本来、スタッフと出演者が、失敗を笑いに変えて終わらせるものだが、それができないところに同番組の苦境がある。思えば、1987年のスタート当初は、『24時間テレビ 愛は地球を救う』のパロディであり、"笑い"という太い軸でエンディングまで大笑いさせてくれた。しかし、2000年代後半ごろから笑いの要素が減り、感動にフィーチャーすることが増え、今年は両方ともほとんど感じられなかった。今後、『27時間テレビ』はどうなってしまうのだろうか…。○亀山社長と松本人志の本音昨年10月、フジテレビの亀山千広社長が「検証というか、もう一度しっかり考えるところに来ている」「やめるという決断は勇気のいることだと思う」と"見直し"の検討に入っていることを明かしていた。同様に、ダウンタウンの松本人志も同局系『ワイドナショー』で、「毎年やらないといけないのかな。休んでみてもいいのでは?」と提案していた。大型イベントだからこそ、スタッフの勤続疲労や義務感によるモチベーション低下もあるだろうし、今回の視聴率を見ても、多くの視聴者から支持されていないのは明白だ。視聴者、出演者、スタッフが望んでいないのであれば、打ち切りもやむをえないのだが、果たして本当にそうなのか…。番組を打ち切るのは簡単だが、その後は『笑っていいとも!』のように、毎年失ったものの大きさに気づかされるかもしれない。分わかっているのは、"見る人"と"出る人"のモチベーションを上げるためには、"作る人"がもっと頑張るしかないということだ。来年、復活を遂げた『27時間テレビ』が見られることを、切に願っている。○『FNSの日』(27時間テレビ)歴代視聴率1987年:19.9%(総合司会:タモリ、明石家さんま)1988年:14.0%(タモリ、笑福亭鶴瓶)1989年:14.7%(タモリ、明石家さんま)1990年:11.7%(須田哲夫アナ、河野景子アナ)1991年:11.7%(桂三枝、八木亜希子アナ、有賀さつきアナ)1992年:19.0%(ビートたけし、逸見政孝)1993年:17.9%(ビートたけし、逸見政孝)1994年:13.8%(ビートたけし)1995年:15.1%(ビートたけしほか)1996年:14.4%(ビートたけしほか)1997年:11.6%(ダウンタウン)1998年:12.1%(中居正広)1999年:13.3%(中居正広)2000年:13.9%(中居正広)2001年:11.4%(※MCリレー)2002年:11.6%(みのもんた)2003年:10.3%(みのもんた)2004年:16.9%(ナインティナイン、中居正広)2005年:13.0%(笑福亭鶴瓶)2006年:12.6%(中居正広)2007年:12.4%(香取慎吾)2008年:13.8%(明石家さんま)2009年:13.8%(島田紳助)2010年:12.6%(島田紳助)2011年:14.0%(ナインティナイン、中居正広)2012年:14.1%(タモリ)2013年: 9.8%(女芸人イレブン)2014年:13.1%(SMAP)2015年:10.4%(ナインティナイン、中居正広)2016年: 7.7%(※MCリレー)(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区)■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などに出演。取材歴2,000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
2016年07月27日お笑い芸人の永野が16日、東京・台場のフジテレビ本社屋・周辺エリアで開幕した夏イベント「お台場みんなの夢大陸2016」(8月31日まで)のオープニングセレモニーに登場。同局の亀山千広社長にひんしゅくを買っていたが、無事に同イベントのナビゲーターとして認められた。永野は、渡辺直美、りゅうちぇるとともに、同イベントのナビゲーターに就任することになっていたが、6月20日の制作発表で、亀山社長の前で「♪お台場より 普通に 汐留が好っき~」と、日本テレビを賛美してしまい、亀山社長から「もう一度ナビゲーターを検討するように」と言われてしまった。この日のオープニングセレモニーでも、亀山社長は「永野さんはほっといて良いと、主催者は思っています」とジャブ。しかし、永野はそれにもめげず、最高潮のテンションでステージに登場し、ナビゲーターとして認めてもらうべく、オリジナルパフォーマンス「お台場みんなの夢大陸応援大会」を披露することになった。その内容は、永野が「夢大陸そのものになります」と擬人化。観客に「夢大陸! 夢大陸!」とコールしてもらい、そのリズムの乗って永野扮する夢大陸が踊り出すが、途中で倒れてしまうため、観客が「夢大陸がんばれー!」と応援するというもの。そうすると再び立ち上がり、コールが始まり、倒れて…という流れを、永野が疲れるまで繰り返すというものだ。顔をしかめる亀山社長をよそに、永野はこの茶番を、りゅうちぇるを巻き込んで強行。立ち会ったアンタッチャブルの山崎弘也が「人生において何の時間だったのか分からない」と酷評するほどだったが、それなりに盛り上がり、共催の斎藤真人東京都港湾局長が意外にも乗ったため、亀山社長は「港湾局長が喜んでいただければ、僕としては満足です」と、永野のナビゲーター就任が容認された。そして、開幕宣言。ナビゲーターではないものの、「ナビゲーターのナビゲーターとして来ました」という山崎が「開幕~する~!!」と叫び、イベントがスタートした。
2016年07月16日●番組同士の掛け合いにテレビの醍醐味テレビ局が一斉に衣替えを行う春の番組改編。今回も各局、課題の時間帯に新番組を投入したり、リニューアルを図ったりと、録画視聴が増える中でリアルタイム視聴を取り込むためのタイムテーブルを作成した。この戦略を考えるのが、"テレビ局の中枢"とも言われる「編成部」。今回は、民放キー局の「編成部長」に、春改編を総括してもらい、今後の展望についても語ってもらった。最後に登場するのは、かつての王者・フジテレビ。視聴率の苦戦が伝えられるが、視線の先にあるのは、目の前の数字だけでなく、テレビ全体の将来に向けた"未来への投資"だった――。(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区)――春改編の目玉は、前身から30年以上続いた『ごきげんよう』、50年以上続いた『昼ドラ』を終了させての "平日15時間生放送化"だったと思います。これを断行しての手応えはいかがですか?その時に起こった出来事をなるべく柔軟な形、最善のスピード感で視聴者の皆さんにお届けできる体制としては、本当にいい形でインフラが整ったと考えています。熊本地震や、オバマ大統領の広島訪問など、不幸なニュースや良いニュースも含めて、われわれが皆さんに伝えたいトピックや情報が、できる限り早く届けることが、本当にやりやすくなったと実感しています。――視聴率の面ではいかがですか?今回の改編で、『バイキング』と『直撃LIVE グッディ!』がそれぞれ時間を拡大してつながりましたが、両番組とも少しずつ上がってきているんですね。関東だけではなく、系列局のエリアでも、数字が分かりやすく上がってきているので、そういう意味では少し手応えを感じています。――『バイキング』と『グッディ!』が切り替わるタイミングで、坂上忍さんと安藤優子さんの掛け合いが始まりました。どこから番組が切り替わったのか分からないような演出が面白いですよね。なかなか画期的だと思うんですが、そういった今までのテレビのルールに縛られない柔軟性や有機性が、視聴者の皆さんにとってちょっとドキドキしたりとか、何これ!?と思っていただけたりするというのも、1つのプラス要因かなと思っています。『バイキング』というバラエティに近い番組と、『グッディ!』という報道寄りの番組が、同じテーマを共有してそれぞれの見解を述べたりするということも、面白いコラボだなと思いますね。――フジテレビさんでは、かつてニュース番組『スーパータイム』の逸見政孝キャスターが、バラエティの『夕やけニャンニャン』で掛け合いをしていたこともありましたよね。その連動感が復活したような印象です。そういったところがテレビの強みだと思います。僕たち制作者と演者さんが同じ目的を持って、面白がってアドリブを出したり、空気感を表現したりするのは、テレビの醍醐味の1つですよね。――プライム帯のバラエティも新番組を4本投入されました。早速、『超ハマる!爆笑キャラパレード』でアルコ&ピースの平子さん演じる「意識高い系IT社長・瀬良明正」が話題になっています(笑)彼のキャラクターは…なんていうんですかね(笑)。開始早々からネット上での反応が大きくて、特別支持を集めるというのは、面白い現象だなと思っています。――キャラクターが番組を超えて一人歩きしている印象です。僕たち制作者側の手を離れて視聴者のみなさんに届いて、それがネット上の口コミだったりとか、それ以外の皆さんの生活の中での会話だったりで一人歩きして、初めて番組が完成すると思うんです。そういう意味では、早速そういう反応が出たことはすごくうれしいと思っていますが、いわゆる世帯視聴率では苦戦している状況なので、もっともっと話題づくりを工夫しなければいけないなと思ってますね。――改編発表の際に、今の時代にあえて土曜19時にネタ番組を投入することについて「フジテレビがやらなければ」と強い決意で話していられましたよね。今、若い世代の視聴者の方がテレビから離れ気味と言われていますけど、若い人たちも年月がたてば、中年層・高齢層になっていきますから、未来を考えた時に、どうしても今やらなければいけないチャレンジがあります。刹那的に今の世帯視聴率だけをとるというのは、たぶんテクニック的にはできなくはないのですが、未来への投資を考えなければいけないと思うんです。そういう意味で、『キャラパレード』というのは、今のテレビを取り巻く環境の中でチャレンジと映っていると思うのですが、僕らはそれを自覚してあえてやっているんです。――水曜22時の『モシモノふたり』も若い層を意識した番組ですよね。はい。新感覚のものを提案することで、F1(女性20~34歳)・F2(女性35歳~49歳)・ティーンはもちろん、若い男性の視聴者の皆さんの反応も見てみたいというところですね。火曜19時の『そこホメ!?』、金曜19時の『金曜日の聞きたい女たち』もそういう考え方でやってますが、苦戦していることは確かです。でもここで僕たちが迷ったりブレたりして、小手先の世帯視聴率をとりにいくと、本当に未来が分からなくなってしまうんです。今やっているトライを、苦戦しながらも、確固たる決意を持って実行中というところですね。●とんねるず・めちゃイケ・スマスマは「僕らの誇り」――次の月9ドラマ『好きな人がいること』も、昨年7月クールで若者の強い支持を受けた『恋仲』チームの制作陣で、まさに若い人を狙っていますよね。世帯視聴率は9~10%台でしたが、今回そのチームでもう一度チャレンジするというのは、まさにその決意の表れということでしょうか。僕は世代別のマーケティングというのはあまり好きではなくて、年配でも気持ちが若い人っているじゃないですか。僕なんか47歳ですけど、精神年齢はだいぶ若いと思っていて(笑)、何歳だからということではなく、若い人には刺さりたいんだけど、年配の方にもちゃんと響いてくださる方がいると信じて、こういうコンテンツはやっていきたいと思っています。――そのドラマですが、4月クールは正直苦戦という結果だったと思います。月9・木10・日9それぞれの枠(※)で思いを持ってやっているんですけど、今は視聴者の皆さんに、テレビの前に座って見てもらうには、ものすごく刺激的だったり、飛び道具があったり、何だこれ!?という違和感だったり、作品性というより企画性が高いもの、つまり見る前の話題性がすごく大事になってきていると思っています。フジテレビのドラマは、決して他局に比べてクオリティが劣っているとは思わないのですが、最初に見てもらうための入口を、もっともっと僕ら編成がうまく打ち出す必要があるのかなと思っています。(※)火10は関西テレビ制作、「オトナの土ドラ」は東海テレビ制作――そこを踏まえて、7月クールのドラマへの期待はいかがですか?今、テレビよりもネットの方が生活者の皆さんに近いという危機感を持っています。そこでテレビがあらためて視聴者の皆さんと距離を縮めるには、どれくらいリアリティがあって、共感してもらえるかということがポイントになると思うんです。そういう意味では、月9の等身大の若者たちの恋愛模様。木10『営業部長 吉良奈津子』で松嶋菜々子さんが演じる子育てと仕事の両立という世の中の女性たちが多く体験するようなストーリー。日9『HOPE~期待ゼロの新入社員~』も、Hey! Say! JUMPの中島裕翔さん演じる自信のない青年が、ひたむきに仕事に向き合いながら会社の中で自分のポジションを作っていくという作品で、今の若い人たちが自分を投影してもらえる部分がたくさんあると思うんです。その共感という部分はすごく意識して作品を並べているつもりですし、期待したいと思いますね。――フジテレビさんの改編といえば、毎回長寿番組の『とんねるずのみなさんのおかげでした』『めちゃ×2イケてるッ!』の存続云々が騒がれますが…。ことあるごとに面白くネット上を騒がせたりしていますが、誰も言っていないことが勝手にニュースに踊るのが不思議ですけどね(笑)。まことしやかに終了することになっていたことは、大変心外です。もちろん以前に比べて視聴率はとりづらいし、苦労している部分はたくさんありますけど、フジテレビの新卒採用の面接官をやっていると、やっぱり『とんねるず』『めちゃイケ』って圧倒的な人気なんですよ。逆に言うと、そういう番組が今すごく少ないんですよね。――"そういう番組"とは?今の時代、生活に役立つとか、情報性があるようなバラエティが全盛だと思うのですが、いわゆる王道のエンタテインメントというものに関しては、僕らが灯を絶やすわけにはいかないんです。世帯視聴率のことだけを考えると、やっぱり灯が絶やされがちなんですよ。でも、僕らフジテレビが辛抱して、新しい笑い・新しいバラエティの王道を続けていけば、まためぐりめぐってお客さんも戻ってくると信じています。そのためには、ずっと同じことをやっていてはいけないと思うので、その辺の努力が足りないとか、最近つまらなくなったという意見があれば、ものすごく真摯に受け止めたいと思います。――昨今隔週2本撮りのバラエティがほとんどの中で、『とんねるず』も『めちゃイケ』も、それから『SMAP×SMAP』も、収録日を週2回もとっていますよね。テレビの世界も、コンビニエンスに撮って出していくということが、時代とともに主流になってきている中で、視聴者の目に触れない部分で時間とカロリーをかけて汗をかいている部分は、これみよがしに見せるものではないですが、やっぱりそれだけのことをやって、笑いやエンタテインメントを作っているということは、僕らの誇りではありますよね。昔、お正月にやっていた『新春かくし芸大会』は、タレントさんと制作者が何カ月も日々汗をかいていたんです。そうやって、コンテンツに手間をかける番組って、年々なくなってきているのですが、やっぱり必要だと思うんですよね。そうしないと制作者も育たないし、業界の未来にもつながっていかないと思うので、すごい重要なポイントだと思います。もちろん、他局でも汗をかいているなというのは、画面から伝わってくるので、そこはリスペクトします。そうじゃない番組が数字をとってると「くそっ!」って思いますけど(笑)。僕らの番組でそれが伝わっていないとすれば、努力が足りないと思うので、そこは反省すべきポイントだと思いますね。――他局で言うと、日本テレビさんの好調な『ザ!鉄腕!DASH!!』や『世界の果てまでイッテQ!』は、汗をかいているように見えますよね。汗かいてると思いますね。純粋にそこはリスペクトしますし、負けてられないなという思いもありますので、僕らは僕らのやり方で違う汗のかき方をして、いつか日曜日の強い牙城を崩したいなと思います。――今年ももうすぐ『FNS27時間テレビ』(7月24日18:30~25日21:24)の季節ですが、以前亀山千広社長が会見で「もう一度しっかり考えるところに来ている」と"見直し"発言をされました。それを踏まえて、やはり今年も放送するという意図は?"見直し"というのは、やる・やらないという話ではなくて、『27時間テレビ』という考え方・コンセプト・姿勢を考え直すタイミングに来ているということです。今年の27時間テレビは、その趣旨をしっかりと打ち出していきたいと思っています。――夏といえば、こちらも恒例になりました大型音楽特番の『FNSうたの夏まつり』(7月18日11:45~23:24)も、今年は11時間に大幅にスケールアップしての放送ですね。夏ですし海の日ですし、視聴者の皆さんに休日を目いっぱい楽しんでいただきたくて大スケールアップしました。これでもか!という超豪華なキャスト、規模感、さまざまな趣向を凝らした演出でお届けするので、ぜひご期待いただきたいと思います。――あらためて今後の秋改編も見据え、意気込みをお願いします。偉そうな意味ではなくて、本当にこのまま刹那的な視聴率だけをとりにいくと、テレビの未来は描けないと思っています。ネットの人たちもテレビの話題をしていることが多いので、テレビに関心がないわけでは決してない。だから、僕らはリアルタイムで見たい!と思ってもらえるための番組開発やサービス、工夫を今まで以上に実行しなければならないと思っています。テレビがつまらないと言われればそれは期待の裏返しだと捉え、その期待に応えられるタイムテーブルを作っていきたいと思います。
2016年06月30日お笑い芸人の永野が、フジテレビの夏イベント「お台場みんなの夢大陸」(7月16日~8月31日)のナビゲーターに就任することになり、20日に東京・台場の同局本社で行われた制作発表会見に登場。「親よりも好きなんですよ」と、同局の亀山千広社長に絡みまくった。東京・台場地区周辺で開催される恒例の同局夏イベントだが、今年は「『みんな』×『夏祭り』」をテーマに開催。生野陽子、山崎夕貴、三田友梨佳、永島優美アナウンサーの「みんなの夢大陸PR隊」、男性アナの「オマツリ男アナ9人衆」に加え、永野、渡辺直美、りゅうちぇるが「ナビゲーター」に就任し、盛り上げていくことになった。永野は登場するなりハイテンションで、「生きていて一番幸せです!」と絶叫。昨年、ブレイク前にも同イベントに参加しており、その時の子供たちとはしゃぐ映像が流されたが、「今ほど知名度がなかったんで、本当に不審者が来たと思われました」と苦い思い出を振り替えた。このように初めから飛ばす永野だったが、亀山社長は「永野ってアナウンサーうちにいたかなぁ?と思ってました」と知らなかった様子。これを聞いた永野は、ここぞとばかりに、全力で社長に売り込みをかけはじめた。まずは「『お台場みんなの夢大陸』に捧げる歌を作ってきました」と前置きしてから、いつものBGMに乗せてダンスと歌唱。しかし、「♪夢大陸より 普通に 富士急が好っき~」「♪お台場より 普通に 汐留が好っき~」と歌ってしまい、説明を求められた永野は「社長、いなかったですよね?こういうタイプ。(最近は)こびへつらうタレントばっかりですよ」と力説した。しかし、微妙な空気になってしまったのを察したのか、永野はその後「親より社長が好きなんですよ」「朝方に社長と2人で世の中を斬る番組をやりたい」「『夢大陸』は純粋に社長と一緒に行きたいですね」と、次々にこびへつらう発言を連発。渡辺直美からは「先輩ですけど、マジでポンコツが来たなと思いましたね」と言われる始末で、同イベント団長の矢延隆生人事局長は「この後ナビゲーター検討委員会をもう一度開きます」と頭を抱え、亀山社長も「すぐに開いて」と指示を出していた。今年の同イベントには、人気番組のコラボブースのほか、真夏に雪が降る「アクアスノーガーデン」や、チームラボによる宇宙空間をテーマにしたアトラクション、4mのルフィ像が出迎える「ONE PIECE FILM GOLD FESTIVAL~アイランド オブ ゴールド~」、連日開催の「めざましライブ」、4度目のコラボとなる「居酒屋えぐざいるPARK」などが展開される。
2016年06月20日『笑っていいとも!』のタモリさん(70)に変わってお昼の顔となった俳優でタレントの坂上忍さん(48)。今やテレビで見ない日はないと言っても過言ではありませんが、 2016年4月21日発売の『女性セブン』によって坂上さんの異常ともいえる“パワハラ・セクハラ”ぶりが報じられ、話題となっています。記事によると、坂上さんが担当しているお昼のバラエティー番組『バイキング』(フジテレビ系)は、2年間で出演者が31人も降板しており、その原因の一つには坂上さんの“酒癖の悪さ”があるとのこと。特に問題となっているのは、2015年9月に六本木で行われた全レギュラー陣とスタッフが参加した『バイキング』の打ち上げで、坂上さんが男性スタッフの服を脱がせて全裸にさせ、爆笑していたという一幕。その状況を見た共演者の江角マキコさん(49)やいとうまい子さん(51)は無言になり、他の男性共演者も引いていたと言います。打ち上げに参加した男性スタッフからは、『史上最低の打ち上げだった』との批判も出ているようで、共演者やスタッフの間では不穏な空気が流れています。【画像出典元】坂上忍オフィシャルブログ「綺麗好きでなにが悪い!」 Powered by Ameba●本番前の飲酒を強要!? EXILEメンバーが続々降板するワケ坂上さんの横暴ぶりはそれだけにとどまりません。本番前に飲酒する(チューハイを4〜5本)ことで知られている坂上さんですが、その非常識な酒盛りに『EXILE』メンバーも参加させられていたと4月22日掲載の『NEWSポストセブン』が報じています。礼儀正しく体育会系である『EXILE』メンバーは先輩の誘いを断れず、とくにNAOTOさん(32)は「こんなことでいいのか?」と悩んでいたとの証言もあるようです。今年の3月末にはNAOTOさん、関口メンディーさん(25)が降板となり、またEXILEと同じ事務所である『E-gils』のamiさん(27)も同じく降板となりましたが、その裏には坂上さんの横暴ぶりに耐えきれなくなったという本音があるのではないでしょうか。●ネット上では「アル中はやく消えろ」と厳しい批判もそんな坂上さんに対し、ネット上では、『アルハラにセクハラにパワハラって完全に終わってるなコイツ』『この人が出たら速攻チャンネル変える』『マツコや有吉の毒舌は大丈夫だけど、こいつのは拒絶反応が出る』『ただのアル中じゃん。はやく芸能界から消えろよ』『何様なんだろうって感じ。面白くないし』『バイキングの視聴率が低いのはこいつのせい』『坂上ってたしか逮捕歴あるよね?アル中の犯罪者がお昼の顔って日本どうなってんの?』と数多くの批判が寄せられています。----------2014年4月に放送が始まって以来、視聴率が2〜3%と大苦戦している『バイキング』。以前フジテレビの亀山千広さん(59)が「テキトーに相づち打ってる感じが……」と『バイキング』の出演者へ苦言を呈していましたが、その原因は坂上さんへの不信感にあるのかもしれません。【画像出典元】・坂上忍オフィシャルブログ「綺麗好きでなにが悪い!」 Powered by Ameba/(文/パピマミ編集部・上地)
2016年04月22日DMM.comは4月1日、ロボット「世界の亀山モデル(KAMEYAMA)」を発売すると発表した。販売価格はプライスレス(送料も無料)。KAMEYAMAは、ユーザーが頼れる存在として、ニーズに寄り添った機能を特徴としている。必要のない時にはおとなしく待機しつつ、オーナーの問題を感知すればすぐに駆けつけるエコ機能を採用。ユーザーの意思を瞬時に読み取れるため、内容を伝え終える前に答えてくれるウザ…臨機応変かつ柔軟な対応ができる機能も搭載している。また、KAMEYAMAのもう1つの特徴として、ユーザーの好みに声やテンション、カラーをカスタマイズできるオーダーメイドである点が挙げられる。ユーザー自身のテンションに比例してテンションを上げたり、与える飲食物によってカラーが変更できるなど、世界に一つだけの亀山モデルを実現した。DMM.comが秋葉原に昨年開設した「DMM.make AKIBA」との事業連携を想定しており、「場所と技術の共有」によるロボット産業の脱ガラパゴス化に貢献するとしている。なお、ロボットの燃料はガソリンで、当日購入者を対象にガソリンが特別にプレゼントされる予定だ。なお、ご想像通りかと思いますが、このニュースはエイプリルフール企画の紹介記事です。エイプリルフール関連記事今年もやります! エイプリルフール 2015まとめ - 続々更新!!エイプリルフール 2015 ネット企業まとめ - ECナビ、グルーポン…etc純金で作られた「GOLDEN Pepper」、販売価格は198億円マイクロソフト、"かわいいクラウド"を採用した「Bing Cute Cloud」バイドゥ、スマホから愛を伝えるメッセージを送信できるツール開発
2015年04月01日”鉄道の日”の10月14日(日)、三重県のJR亀山駅や亀山駅前広場周辺、駅前通りで、鉄道をテーマにした「亀山”駅”サイティングまつり2012」を開催する。時間は10時00分~15時00分。雨天決行。ただし、荒天の場合は中止する場合もある。この日は亀山駅前が歩行者天国になり、鉄道グッズの販売や鉄道模型(HOゲージ)の運転が企画されている。また、亀山駅長による亀山駅構内ツアーを行うほか、駅前広場特設ステージでは、亀山愛児園によるマーチングドリルや、亀山中学校及び関中学校の吹奏楽部による演奏、宝塚OGの出演などイベントが多数催される。飲食も充実している。「2011中日本・東海B-1グランプリin豊川」でゴールドグランプリに輝いた亀山みそ焼きうどんをはじめ、三重大生による「農らく食堂」、亀山高校茶道部の茶席「茶気茶気」など、駅前商店街や亀山市内のお店が出店する。「鉄道の日」関連イベントとして、JR東海の企画「亀山駅長の駅構内ツアー」が11時00分と13時30分の2回開催。各回先着25名で、30分前から駅舎前で整理券を配布。入場券を購入してのツアーとなる。JR西日本は旧亀山機関区の転車台や給水塔を巡る「旧亀山機関区鉄道遺産見学ツアー」を11時00分、12時30分、14時00分の3回予定。各回先着50名で、それぞれ45分前から駅舎前で整理券を配布。駅前から約15分歩いて会場まで移動となる。なお、直接会場に行っても見学できないので注意。ほかに乗車記念切符付きの「ミニSL運転」、電車のペーパークラフト作りなども企画されている。ステージイベントは、亀山中学校吹奏楽部の演奏、元宝塚歌劇団星組の久城彬さんを招いて亀山ミュージカル「遥かなる時代をこえて」、亀山愛児園の園児による「マーチングドリル」。ほかにもクラブピューマン(口笛演奏)、八房流南京玉すだれ・玻璃香一座、ITバンド、TMBTHE45オーケストラ、亀山高校バトン部、濱崎収・佐熊つる子・ミユキッズ「亀山めぐり唄」、関中学校吹奏楽部などが出演する予定だ。また、当日は、関連イベントとして、JR東海による井田川駅から亀山駅までを歩く「さわやかウォーキング」も開催。コースは、井田川駅→能褒野神社→石上寺→和田一里塚→能褒野神社弐の鳥居→亀山城多門櫓→旧武家屋敷跡→亀山駅(まつり会場)の約10.8キロメートル。所要時間約2時間30分、スタート受付時間は8時30分~11時05分。なお、今年は、全国の鉄道ファンが待ち望んでいたサプライズ企画も準備しているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日昨年の東日本大震災発生から1年後、世界各国から寄せられた“2012年の3.11”の映像を、リドリー・スコット監督やプロデューサーの亀山千広氏らがつなぎ合わせて制作した映画『JAPAN IN A DAY〔ジャパン イン ア デイ〕』が、第25回東京国際映画祭(TIFF)の特別オープニング作品として上映されることが決定した。その他の写真本作は、スコット監督が「震災から1年後の3.11をあなたはどう過ごしましたか?」と、世界各国から映像を募集。日本を中心とした12か国(英国、米国、フランス、ドイツ、中国、南極大陸など)から集まった約8000件、総計300時間にものぼるひとつひとつの映像を、スコット監督や亀山氏がつなぎ合わせて完成させた作品。東京国際映画祭は昨年のTIFF ARIGATOプロジェクトに引き続き、今年も募金等を通して震災への取り組みを実施。今年の3月11日に収録された投稿映像を1本の映画にまとめあげた本作は、復興への道のりとしての意義ある作品として、特別オープニング作に選出されたようだ。スコット監督は、「人々の物語、秘密、そして願いを捉えることによって、いま地球に生きるということがどういうことなのかを提唱すると同時に、日常生活や願い、恐怖、そして日本の人々の夢を、具体的な瞬間に焦点を当てて描いた」と語り、「スクリーンを通しておくる日本人へのラブレター」とコメントしている。『JAPAN IN A DAY〔ジャパン イン ア デイ〕』11月3日(土)TOHOシネマズ六本木ヒルズ他にて全国順次公開
2012年09月14日1997年のドラマ放送開始以来、ドラマ・映画と国民的人気を誇ってきた「踊る大捜査線」シリーズが遂にファイナルを迎える!待望の第4弾『踊る大捜査線 THE FINAL』(仮題)が2012年9月に公開されることが決定した。織田裕二扮するサラリーマン上がりの刑事・青島俊作と、湾岸警察署刑事課の仲間が事件を解決していく姿を描いた大人気シリーズ。人間味あふれるドラマと個性的なキャラクターたちが人気を呼び、1997年1月にスタートした連続ドラマは平均視聴率18.2%という高視聴率を獲得、日本中に“踊るブーム”を巻き起こした。さらに、ドラマに続き製作された映画版も一世を風靡し、劇場版2作目『踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では観客動員数1,260万人、興行収入173.5億という前代未聞の大記録を樹立、いまだ日本実写映画興行収入記録の頂点に君臨し続けている。昨年7月、7年ぶりの映画公開でファンを沸かせた3作目『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』、そしてスピンオフも含め、5作にわたる映画化で累計動員数3,000万人を記録している。前作から2年ぶりとなる待望の第4弾にしてファイナルを迎えるにあたり、フジテレビ映画事業局長・亀山千広氏は「ファンのみなさんが多くいらっしゃる作品なので嬉しい反面、責任もある。製作者の自分たちでファイナルと言っていいのだろうか、という想いもあります」と複雑な心境を話す。実は、前作を製作する段階で、『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』と本作『踊る大捜査線THE FINAL』(仮題)で一区切りをつけることをレギュラー出演者にも相談していたという。かの名台詞のように、事件は現場で起きている、組織を作っているのは現場の力であることを訴え、正義のために走り続けてきた青島刑事。最新作では改めてそんな青島刑事と仲間たちの物語をより強く描くことになりそう。主演の織田さんも「最後と聞いて寂しい思いもありますが、、青島15年の集大成を魅せられるよう頑張ります。お楽しみに!」とファイナルに向け、強い意気込みを見せている。また、「いろいろなメディアを使ってお祭り的にファイナルを迎えたい」という亀山氏の発言もあり、来年はまた“踊る”旋風が巻き起こりそうだ。本作の撮影は、来年1月中旬にクランクインし、8月頃完成予定。『踊る大捜査線THE FINAL』(仮題)は2012年9月、全国東宝にて公開。
2011年12月29日昨年7月、7年ぶりとなるファン待望の新作として公開され、興収70億円を突破した『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』のDVD&ブルーレイが早くも2月2日(水)に発売されることが決定した。ファンのお楽しみと言えば、ここでしか観ることができない特典映像。すでに「プレミアム・エディション」に6つの未公開シーンが収録されることが発表されたが、発売2週間を前に、新たな特典映像が加わることになった。主役はなんと“トリビアな”あの人!本編は湾岸署を襲った最悪の猟奇的連続殺人事件から7年後を舞台に、強行犯係係長に昇格した青島(織田裕二)が、新しい湾岸署への引っ越しを一任される中、金庫破り、バスジャック、殺人事件、爆弾予告など8つの事件が同時発生。やがて、新湾岸署を占拠した犯人が“ヤツら”の解放を要求する。柳葉敏郎、深津絵里らおなじみの顔ぶれが揃ったのはもちろん、小栗旬、伊藤淳史といったニューカマー、そして小泉今日子、稲垣吾郎、岡村隆史ら、かつて青島が逮捕した犯罪者たちが再登場する。そして今回、緊急追加されることになったのが、2007年1月27日にフジテレビ系「トリビアの泉復活SP 踊る大へぇへぇ祭り!!」内の企画として放送された伝説のスピンオフ作品『警護官 内田晋三』。主演を務めるのは、同番組に出演していた高橋克実。亀山千広プロデューサー、本広克行監督、脚本に君塚良一という鉄板の布陣で製作され、いまも『踊る』シリーズのファンの間では語り草になっている一作である。これまでパッケージ化されたことはなく、まさにファン待望の商品化となった。クリスマスの夜、大規模テロが警戒される中、大臣警護にあたる警視庁警備部警護課警護第二係班長の内田晋三警部が取った行動とは!?目玉ともいえる『警護官 内田晋三』(約14分)は、『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』の「プレミアム・エディション」、「スタンダード・エディション」の初回生産分、及び初回限定生産の「カエル急便おまとめパック」に収録される。『警護官 内田晋三』収録と記された“ステッカー”が目印。未公開6シーンと『警護官 内田晋三』を両方楽しむなら、過去最大規模となる4時間超えの映像特典を収めた「プレミアム・エディション」初回生産版、もしくは「カエル急便おまとめパック」がおすすめだ。『踊る』レジェンドはまだまだ終わらない!『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』のDVD&ブルーレイは、2月2日(水)より同時発売。『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! スタンダード・エディション』[DVD]価格:3,990円(税込)『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! スタンダード・エディション』[ブルーレイ]価格:4,935円(税込)『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!プレミアム・エディション』[DVD]価格:7,140円(税込)『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!プレミアム・エディション』[ブルーレイ]価格:8,085円(税込)『踊る大捜査線 THE MOVIE 3カエル急便おまとめパック』[DVD]価格:13,545円(税込)『踊る大捜査線 THE MOVIE 3カエル急便おまとめパック』[ブルーレイ]価格:14,490円(税込)発売元:フジテレビジョン、アイ・エヌ・ピー販売元:ポニーキャニオン発売日:2月2日(水)公式サイト:© 2010フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー■関連作品:踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! 2010年7月3日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー■関連記事:織田裕二『踊る3』公開25日で20回鑑賞ファンに大感激夏の陣!『インセプション』が『アリエッティ』、『トイ3』、『踊る3』抑え1位に織田裕二故いかりやさんに「送りだすために『3』作った」織田裕二「泣きそう!」深津絵里のいかりや長介への思いに温かい拍手青島と室井がガッチリ握手!織田裕二の「ただいま」に会場全体「おかえり!」
2011年01月19日織田裕二が7月3日(土)、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇1で行われた主演映画『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』の初日舞台挨拶で、“先輩”和久平八郎こと故いかりや長介さんへの思いを吐露した。警視庁湾岸警察署を舞台に、刑事課の青島俊作(織田さん)らの人間味溢れる奮闘ぶりや組織内の葛藤を描いたフジテレビ系人気ドラマシリーズの劇場版第3弾。織田さんは、前作までベテラン刑事(スペシャルドラマ「歳末特別警戒スペシャル」から指導員)を演じたいかりやさんと名コンビぶりでファンを魅了してきたが、7年ぶりの新作では“ひとり立ち”し、係長に昇進した。7年間のブランクが空いたことに「こんなに経ってしまった。お待たせして申し訳ない。和久さんが亡くなられて何も考えることができなくて、止まってしまった。でも『青島よぉ、いつまでそのままでいるんだ、お前ら、やれるだろ。何、感傷に浸っているんだよ』って言われている気がした。和久さんを送りだすために、“踊る流”に死とか仲間を大事に新作を作ったつもり。和久さんに届いたら、観てくれたら、どんな声が返ってくるのかなと思う」としみじみした表情で心境を吐露。湾岸署の署長(北村総一朗)、副署長、刑事課長の3人組、スリーアミーゴスの北村さんも、客席に向かい、「あ、和久さん、ご覧になっていた?和久さん、ありがとう」と語りかけた。プロデューサーの亀山千広氏は「6月23日に僕と脚本の君塚良一と本広克行監督と、(和久さんの甥役の)伊藤(淳史)くんの4人で、いかりやさんのお墓参りに行きました。クランクインの前に行こうかと迷いましたが、今年は7回忌でしたので、その前に行くはどうかと思って。(命日の)3月20日も撮影をしていたと思います」と明かした。一方、ユースケ・サンタマリアは「スピンオフの『新署長真下正義の憂鬱』の製作が決定しました。それから私と小栗(旬)くんと伊藤くんで“ブブセラ3”としてデビューします」と“舌好調”挨拶。深津絵里も「夏のへこたれそうなときに、元気を私たちから吸い取って…吸い取れないか、奪い取って?」と話し、会場の笑いを誘った。この日の舞台挨拶は、史上最多となる全国41劇場に同時生中継されて1万人が“鑑賞”。挨拶は2回行われ、2万人が楽しんだ。前2作とも興行収入100億円を超え、前作『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』が邦画実写の歴代興収173.5億円で1位の記録を持つ超人気シリーズ。前作は408スクリーン、本作は447スクリーンで公開されており、配給元の東宝によると、この日の正午時点で観客動員が前作対比102%。「興行収入100億円超えは確実」と発表した。亀山氏は「やるからには目指したい。まずは3ケタを超えたいですね」と前作超えを目標に設定。今夏は今月10日(土)に『トイ・ストーリー3』、17日(土)にスタジオジブリの新作『借りぐらしのアリエッティ』など話題作が続々公開されるが、「劇場がにぎわうのはいいこと、相乗効果がある」と期待を寄せていた。『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! 2010年7月3日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー■関連記事:織田裕二「泣きそう!」深津絵里のいかりや長介への思いに温かい拍手青島と室井がガッチリ握手!織田裕二の「ただいま」に会場全体「おかえり!」小泉孝太郎と福田沙紀が“禁断の関係”に?高校教師と女子高生がまさかの同棲!7年ぶりの映画『踊る大捜査線』に織田裕二予告「現場に血は流れます」
2010年07月03日大人気シリーズ7年ぶりの復活作となる劇場版第3弾『踊る大捜査線THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』(本広克行監督)の製作報告会見が2月23日(火)、東京・台場のフジテレビで行われ、主演の織田裕二、新加入キャストの小栗旬らキャスト総勢13人が出席。織田さんは「すでにスーツは3着ダメになりました。現場に血は流れます!」と大波乱ぶりを予告した。最新作は、新湾岸署の開署式までの3日間を舞台に、強行犯係係長に昇進した青島(織田さん)らが引越し作業中に金庫破り、バスジャックなど8つの事件に巻き込まれる物語で、1月6日(水)にクランクインし3月15日(月)アップ予定。この日、正式タイトルと約1分のダイジェスト映像が、初めて発表された。撮影後の会見とあってキャスト陣は全員、衣裳で登場。織田さんは「係長になった青島です。係長になってもいいことなんてなくて、悪いことが増えて。仲間(部下)が新たに加わり、そこで悩まされ、上からも文句を言われて」と劇中を彷彿させるボヤき口調で苦笑いしつつ「でもそこがいままでと違う芝居で、やっぱり『踊る』は深いと思い、ワクワクドキドキです。今回、テーマは2つで“仲間”と“生きる”。『踊る』流の生きる、を見て、幸せを感じ、いいものを観たと感じてもらえる映画になる予定です」と生き生きした表情。内容についての質問には「とりあえずスーツは3着ダメになりました。思ってもみなかったアクションが…」と明かそうとして、ネタばれを予知したのか「(スーツは)ただ破れただけかも」と警戒線を張った。青島の同僚、恩田すみれ役の深津絵里は昇進していない設定。「(劇場版の)『2』ですみれさんは撃たれていますし、刑事という仕事にどういう心境で向かっているか考えました。テーマの“生きる”ことの素晴らしさはすみれも一番感じていると思いますし、そこを埋める作業が大変でした」とすみれの心をしっかり掴んでいる様子。青島の相棒的存在のエリート官僚・室井役の柳葉敏郎は「室井は(作品を)やるたびに階級が変わる男ですが、今回は広島に飛ばされ、どうなるんだろうと楽しみ半分、不安半分です」。『踊る』復活を感じた瞬間を聞かれ「今日、(ほかのキャストの)みなさんの顔を見たときです。何せ僕は会議室で小栗くんとのシーンばかりで、今日初めて織田くんとのシーンが…」と楽しげな表情で、詳細をチラリと明かした。一方、新加入組はそれぞれ緊張気味。新キャラクターのキャリア官僚・鳥飼誠一役の小栗さんは「『踊る』の大ファンで、こんな形で歴史的作品に出させていただけるとは。青島さんと室井さんの両方とご一緒させていただくのはこの中で僕だけ。現場で、『あぁ、青島さんだ!』、『あぁ、室井さんだ!』と思いながらやっていて、いい思い出になりました。どうもありがとうございます」と喜びを吐露。故・いかりや長介さんが演じた指導員・和久の甥であり新人刑事役の伊藤淳史は「責任ある大きな役をいただき、プレッシャーもありますが、みなさんに助けられ、お芝居しています…なんてな」といかりやさんの名フレーズを“襲名”し、織田さんらを笑わせた。ドラマシリーズ番外編「踊る大捜査線番外編 湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル」の主人公だった篠原夏美役で2度目のシリーズ出演となる内田有紀は「12年経って(交通課から刑事課になり)青島さんの下にいられるなんて。現場は夢のよう」と喜びいっぱいだった。同シリーズは1997年に連続ドラマとしてスタート。劇場版は1998年公開の第1弾が興行収入約101億円、2003年公開の第2弾が興収173.5億円とそれぞれ邦画実写では歴代第4位、第1位の記録を誇る。記録更新について聞かれた織田さんは「僕は興行には関係ない」と苦笑い。代わって答えた、プロデューサーを務めるフジテレビ常務、亀山千広氏は「(映画が)出来上がることが先決で7月3日(土)の公開に向けてがんばります、結果は後からついてくる」と記録更新に自信をのぞかせていた。『踊る大捜査線THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』は7月3日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! 2010年7月3日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー
2010年02月24日大切にしていた絵本におもちゃ、あの宝物はどこへ行ってしまったのか――?フジテレビが開局50周年記念作品として、プロダクション I.Gとのタッグで贈るフルCGアニメーション・ムービー『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』がこの夏、公開される。忘れ去られた宝物――すなわち“ホッタラケ”にされた数々の宝物で出来た不思議な島に迷い込んでしまった女子高生・遥の冒険を描いた本作。6月11日(木)に製作発表記者会見が行われ、声優を務める綾瀬はるか、戸田菜穂、谷村美月、監督の佐藤信介、製作の亀山千広(フジテレビ)が出席した。この日は、製作途中の本編の一部が初めて披露された。キャスト陣にとっても今回初めて見る映像だったが、綾瀬さんは「初めて見るタイプの映像です。すごくきれいですね。早く続きが見たいです」と笑顔で感想を述べた。自身が演じる遥を「明るく元気な高校生」と説明する綾瀬さん。「活発で天真爛漫な感じが出るように意識して演じました」と語った。本作では、声優のセリフにアニメーションの動きを合わせる“プレスコ”という手法で収録が行われたが、綾瀬さんは「初めての経験でした。アフレコのように、(声優が)映像に合わせなくてもいいので楽なんですが、絵コンテしかない状態で(動きを)想像しながらセリフを言わなくてはいけないので『これでいいのか?』と思いながらやっていました(笑)」とふり返った。曰く「“下に落ちる”と脚本に書いてあっても、どれくらいの長さを落ちるのか?どれくらい急なのか?といったことを自分のイメージだけでやるのは難しかったです。叫び声を長く出し過ぎて、のどが痛くなることもありました(苦笑)」とのこと。劇中の遥は、母からもらった大切な手鏡をホッタラケの島で探すが、綾瀬さん自身、かつて大切にしていたが、いまはどこにあるか分からない宝物はあるかと尋ねると「100冊くらいの小さな童話のセットがお気に入りでしたが、どこかに行ってしまいました…」と答えてくれた。遥の母親の声を演じた戸田さんは、今回が声優初挑戦となったが「以前からやってみたかったので嬉しい」と明かし、「監督からは『優しいお母さんで』と言われまして、そのようにやってみましたが…」とふり返った。戸田さんにも、忘れてしまった宝物について尋ねてみると「実家の物置にたまに入ると、いまでも昔の服やテストの答案が残ってるんです(笑)。母が、大切にとっておいてくれてありがたいんですが…」と語り、ふと思い出したように「アコーディオンを昔、大切にしていたんですが、いまどこにあるのか分からないですね」と明かした。同じ質問に対して、「“もの”ではないんですが、中学の頃、仕事が忙しくて、数学の一部を勉強してないままほったらかしになっています。数学は苦手でして…」と苦笑交じりに語ったのは、遥の友人・美穂の声を担当した谷村さん。「アニメはお芝居の勉強にもなるし、何よりすごく好きなので嬉しいです。自然体でのびのびとやらせていただいています」と笑顔を見せた。自身の役柄については「しっかりしたタイプの女の子」と語り、「真面目さ、優等生っぽさが声に出るようにしました。声だけで遥との友人関係を作っていかなくてはいけないところが難しかったです」とも。4年前から本作に取り組んできた佐藤監督は「観終わった後に『終わっちゃったんだ…』と寂しい気持ちになるような世界、キャラクターを作り上げていきたい」と完成に向けて意気込みを語った。製作の亀山氏からは「遥が日本人のかわいい女の子に見えるようにという点に気を遣いました。後は、スカートの長さ――ギリギリ見えそうで見えない感じのかわいらしいエロティシズムにこだわりました。(実写の)綾瀬さんでは絶対出来ないので(笑)」と見どころが明かされた。綾瀬さんは、役名が自身と同じ“はるか”であることに「愛着を感じます!」とも。完成が楽しみな『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』は、8月22日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜 2009年8月22日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョン/Production I.G/電通
2009年06月12日