映画『TANG タング』(8月11日公開)の公開初日舞台挨拶が11日に都内で行われ、二宮和也、満島ひかり、市川実日子、小手伸也、奈緒、山内健司・濱家隆一(かまいたち)、景井ひな、武田鉄矢、三木孝浩監督が登場した。同作はイギリスのハートウォーミング小説『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の映画化作。ゲーム三昧で妻に捨てられた、ダメ男・春日井健(二宮)はわけあって無職で人生に迷子中だが、ある日、家の庭に突然現れた記憶を無くした不良品ロボット・タングに出会う。迷子同士の運命の出会いは、ポンコツコンビの驚きにみちた壮大な冒険の幕開けとなる。今作のオファーについて、二宮は「僕は嵐の活動をしていた時だったので、活動している最中はお受けできませんという話をしていたんですけど『活動休止してからでも構わないのでやっていただけませんか』と言っていただいて、ありがとうございますと。そんな環境ありませんから。普通だったら次の方なのかまた違うタイミングになってしまうかというところを、待っていただけるということだけで感謝でした」と振り返った。また、作品のキャッチコピーに欠けて「君とならきっと大丈夫、と思える存在」について聞かれると、二宮は「一緒に仕事をしてくださる人たちなのかな。僕は若い頃に先輩から、とにかく『一緒に死んでくれる人を探しなさい』と教わって生きてきたので、どんどん成長して大きくなっていったときに、君を使って生き永らえようとする人は増えてくるだろうから、そういう人ではなく、君とだったらこの作品でどんなことになってもかまわないという人を見つけなさいと教えられてきたので」と明かす。さらに「僕は共演者の方達、製作陣、人の運は誇るべきものを持っているなと思って。そこは今回もそうですし、次回もそうであってほしいなと思うと、皆さんかなと思います」とまとめた二宮。その言葉を言ったのが誰か聞かれると「いかりや長介さんです」と語った。
2022年08月11日ザ・ドリフターズの高木ブーが22日、東京・赤城神社で行われた映画『ソー:ラブ&サンダー』(7月8日公開)の大ヒット祈願イベントに、声優・三宅健太、お笑いコンビ・見取り図とともに参加した。イベントには、クリス・ヘムズワース演じるソーの声を長年担当している声優の三宅健太、マーベル好きを長年公言しており、本作の宣伝アンバサダー就任と吹替声優への参加が先日発表された見取り図の盛山晋太郎とリリー、さらに本作のキーとなる“雷神”にかけて、高木ブーがザ・ドリフターズの名物コントでおなじみの雷様のコスチュームで登場した。高木は、MCからの質問に「ソーですね」を繰り返して笑いを誘い、「孫が大ファンで部屋にポスターが飾ってあります。そういう意味では雷様やっていて良かったなと思います。ありがとうございます」と喜んだ。盛山から「長く芸人をやる秘訣」を尋ねられると、「あ~これはいろいろあるな。僕はキャラクターの問題があるからね」と答え、盛山が「雷様というキャラクターは皆さんが知っている」と言うと、「それでいいと思う。それが高木ブーである」と返し、「グループの中では余計なことをしない。それがチームワークがよくなった理由だと。人によっては生意気なほうがいい場合もあるけど」と持論を語った。三宅は「ずっと子供のときからテレビで見ていた神様ですから、涙が出てきて。もう光栄です」と高木との対面に感激。そして、「雷様として普段から気をつけていることは?」と尋ねると、高木は「地でいっていたのかな。僕がワーワー騒いでもウケないと思う。私なりのものがあって皆さんがそれを認めてくれたからだと思う」と話した。また、「長さん(いかりや長介さん)がよくボヤくんですよ。それを『はいはい』って聞いてあげるのが私の役目で。うまくいっていたと思うよ。ケンカはあり得ないので。年齢の違いも芸の違いもあるんだけど、各々が自分のことをわかっていたんだろうと思う」と語ると、三宅は「アベンジャーズに強く言いたいですね『ケンカしちゃだよ』って」と感銘を受けていた。
2022年06月22日《けんちゃんこんな写真見つかった!台湾ロケの時だよ。若いねー。私も。この笑顔のけんちゃん忘れません》Instagramにこうつづったのは研ナオコ(67)だ。3月29日、志村けんさん(享年70)が新型コロナウイルス感染による肺炎で亡くなってから1年。冒頭のように投稿した彼女は、さらに志村さんと互いに笑顔を交わす写真もアップしている。『8時だョ!全員集合』(TBS系)や『志村けんのだいじょうぶだぁ』(フジテレビ系)など数々のコント番組で、志村さんとの共演を重ねてきた研。さらに音楽ユニット「けん♀♂けん」を結成し、01年12月にCDもリリースした。そんな研は昨年4月、本誌で志村さんとの思い出を回想している。2人が初めて出会ったのは『8時だョ!全員集合』の楽屋だったという。彼女はこう続けている。「『全員集合』の本番前、私はドリフのメンバーがいる楽屋に、よく遊びに行っていました。そのとき、志村さんはまだいかりや長介さんの付き人をやっていたころだったかな。楽屋にいた志村さんとしゃべっていたら、とにかく笑いが止まらなくて。だから私は『なんだ、メンバーより面白いじゃん!ねぇ長さん、この子ドリフのメンバーに入れたらどう?』って、いかりやさんに言ったことがあるんです(笑)」当初から志村さんの才能を見抜いていた研。それから約50年にわたり、公私ともに2人は交友関係を築いてきた。「研さんにとって、志村さんは“気遣いのできるひと”。研さんはコント出演のたびに緊張していたそうですが、志村さんはフォローしてくれたといいます。お互いにシャイで好き嫌いも似ていたため、研さんは『一緒に仕事がやりやすかった』とも話していました。またプライベートでは研さんの家族や共通の友人を交え、たびたび食事をしていたそうです」(スポーツ紙記者)■「またいつか会えるような気がする」しかし、彼女にはある心配事があったという。「『けんちゃんはお母さんに孫を見せてあげてほしい』と研さんはずっと考えていました。ですが、志村さんの交際する女性は『結婚に向いていない子ばかりだった』といいます。そのため、“もったいない”と感じていたそうです」(前出・スポーツ紙記者)それほど志村さんを想っていた研は訃報の当時、《けんちゃん、駄目だった(涙)》とツイートしていた。50年来の友人を亡くした心痛は計り知れない。「新型コロナが感染拡大するなか、研さんはアマビエのコスプレをSNSで披露しました。それは志村さんが“コロナで入院した”という知らせが耳に入ってきたためです。アマビエのコスプレは『私がやらなきゃだめだ!』と、必死の願いを込めたものだったといいます。しかし、志村さんは亡くなりました。当時は頭が真っ白になったそうです。しかし次第に受け止められるようになり、今では『けんちゃんの笑顔を思い出すたびに、またいつか会えるような気がする』と語るようになりました」(前出・スポーツ紙記者)訃報から1年。志村さんの笑顔とともに、研は歩みを進めていく。
2021年04月01日志村けんさん(享年70)がこの世を去ってから今日で1年。ドリフターズの最年少メンバーであった志村さんの死は日本中に大きな悲しみをもたらした。一周忌を迎えるということで、3月28日にはフジテレビが局の垣根を超えた異例の特別番組を放送。4月3日には志村さんがMCを務めた『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)が一夜限りの復活を果たす。その存在の大きさはますます際立つばかりだ。68年にいかりや長介さん(享年72)へ弟子入りする形で芸能生活をスタートさせた志村さん。74年に荒井注さん(享年71)がドリフを脱退すると、正式メンバーに昇格。「東村山音頭」で脚光を浴び、押しも押されぬドリフの人気メンバーとなる。ドリフ解散後も“バカ殿様”などであらゆる世代からも愛された志村さんの歩みを、貴重な秘蔵写真とともに改めて振り返りたい――。■中島みゆきとの幻の対談相葉雅紀(38)や千鳥の大悟(41)、優香(40)など数多くの芸能人から慕われていた志村さん。そんな志村さんには、憧れていた女性歌手がいる。中島みゆき(69)だ。11年、志村さんはブログで中島みゆきのコンサート「夜会」を訪れたことを明かしたうえで、こう綴っていた。《三十年前から中島みゆきさんのファンでコントでも曲使わせて貰って今日は楽屋にお邪魔して握手求められて ドキドキ》実は41年前、本誌で志村さんと中島みゆきが対談を行っていたのだ。食事をしながら対談を行うというもので、憧れの中島との対面ともあって取材は大盛りあがり。しかし、対談しながらの食事にはあまり集中できなかったようで、中島は当時のオールナイトニッポンで「対談の時って、物、食えるもんじゃないな。今度、タッパ持っていこうと思った」と述懐していた。■美女とデート&愛犬同伴の誕生日パーティ優しく紳士な人となりで知られる志村さん。しかし、時には“やんちゃ”な一面も。また生涯独身を貫いた志村さんだが、数多くの女性と浮名を流した。かつてはいしのようこ(53)との交際がたびたび報じられ、以降も恋の噂は後を立たなかった。本誌も数々の現場に遭遇。11年9月に高級飲食店に美女とデートする姿や、19年2月には都内のバーで仲間に囲まれて愛犬同伴で自身の誕生日パーティを楽しむ姿を目撃している。今年8月には、志村さんが出演予定だった映画『キネマの神様』が公開され、代役を盟友の沢田研二(72)が務める。志村さんの“遺志”は、これからも決して消えることはない――。
2021年03月29日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代におなかがよじれたお笑い番組の話。同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。’81年にスタートした『オレたちひょうきん族』は『笑っていいとも!』や、その前身番組『笑ってる場合ですよ!』とともに、フジテレビが’80年代に掲げた“楽しくなければテレビじゃない”というキャッチフレーズを体現し、もり立てた伝説的番組。世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(53)はこう語る。「当時、関東地方で漫才を見る機会はお正月番組など数少なかったのですが、’80年代の漫才ブームによって身近な存在になりました。そんな潮流をうまく引き込み、B&Bやツービート、紳助・竜介、さんまさんなどを起用したのが、『ひょうきん族』です」牙城は『8時だョ!全員集合』(TBS系)だ。「『全員集合』は毎週土曜、1時間近くの生放送だったため、放送事故が起きないよう、いかりや長介さんという絶対的リーダーのもと、セットも含めて作り込まなければ成立しない番組だったそう。一方の『ひょうきん族』は収録番組。アドリブを入れ込むなど、出演者のアイデアで勝負できました。実際にその場のノリで発生したキャラもあったといいます」(牛窪さん・以下同)いわば“悪ノリ”ができたのも、現場の勢い、熱量があったから。「父がフジテレビの局員でしたので、私は月に1回、たけしさんが好きだというおいなりさんを手作りして携え、撮影現場に連れていってもらっていました。そこで目にしたのは、本番スタート5秒前からカウントダウンで、2までしゃべり続けている、さんまさん(笑)。スタッフの笑い声がそのまま録音されていたり、コーナーによっては裏方のスタッフが登場したりと、内輪ウケ的なネタも満載。そんな“業界通”な笑いが支持を得たのだと思います」『全員集合』にも加藤茶の“チョットだけョ”のような、エッチな笑いはあったが、基本的には家族で見ることを意識した番組作り。「『ひょうきん族』は、現在ではコンプライアンスの観点から放送できないような、事件を風刺したどぎついキャラにも挑戦。また、コントのセットや衣装にはお金がかかるものですが、時代はバブル経済に入る成長期だったことも味方しました」そして’80年代半ばには『全員集合』を逆転し、日本のお笑い文化をけん引する番組へと成長した。「“漫才ブーム”“バブル景気”“ゆるいコンプライアンス”などの、時代的な背景が化学反応を起こし、テレビの無限のパワーが発揮された番組といえます」「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月07日・懐かしい!・自然と笑顔になってしまうのだから、すごい。・こんな時代だからこそ、胸に響く。2021年1月29日、YouTubeで公開された1本の動画が大きな反響を呼んでいます。動画は、コーヒーの『BOSS』と『ザ・ドリフターズ』がコラボしたキャンペーンによるもの。バラエティ番組『ドリフ大爆笑』(フジテレビ系)の中でも、特に人気のギャグや名作コントをはじめ、動きや表情、メイク、衣装など、瞬間的におもしろさが伝わるシーンが、キャンペーン動画の至るところに使われています。さらに、動画に使われている曲は、今も高い人気を誇る『いい湯だな』。歌詞が、仕事にまつわる内容にアレンジされ、現代のさまざまな職業の人たちに届く内容となっています。「つぎ、いってみよう!」という、今は亡き、いかりや長介さんの決め台詞が胸に響く今回のコラボ動画。新型コロナウイルス感染症の影響により、いまだかつてない苦境に立たされている人は多いことでしょう。だからこそ、「明日は今日より、笑えるはずさ」という言葉を信じ、笑顔と明るさだけは忘れないでいたい…そう思わされます。[文・構成/grape編集部]
2021年01月29日2020年12月28日に放送されたバラエティ番組『ドリフ・バカ殿・志村友達大集合SP』(フジテレビ系)に出演した『ザ・ドリフターズ』の3人と、お笑いコンビ『千鳥』。オープニングではモノマネとして、いかりや長介さん役を『千鳥』のノブさん、志村けんさん役を『千鳥』の大悟さんが務めました。大悟さんは加藤茶さんから「志村に似てる」とお墨付きをもらうほど。ネット上でも反響が上がっていました。大悟、志村けんとのコントを回顧以前、志村けんさん演じる人気キャラクター『ひとみ婆さん』とのコントに挑戦した大悟さん。当時の映像を振り返り、「テレビで見ていたひとみ婆さんの姿に、思わず頬が緩んでしまった」と思い出を語りました。テレビで見たひとみ婆さんだから喜んじゃって。あれも、ケツが何もほとんど決めてなくてルールは「ひーちゃん」って呼んでくれっていうのと、あと終わりに「俺がケツ叩いたらどこで終わってくれてもいい」って。だから今のも編集してるからですけど、たぶん15分ぐらいですよ。多分、間で2人でプライベートの話もずっとやっちゃってたから編集したんちゃうかな。ドリフ・バカ殿・志村友達大集合SPーより引用プライベートでも志村さんと仲の良かった大悟さんは、とても嬉しそうに志村さんとのコントを回顧。横で映像を見ていた相方のノブさんは「キャラになってコントをしてましたけど、時折少年大悟の顔になっていた」と、大悟さんの隠しきれていない喜びを感じ取っていたようです。エンディングでの大悟の姿にもらい泣き番組のエンディングでは、出演者全員で『いい湯だな』を歌いました。そこでの大悟さんの姿と加藤さんの合いの手に注目が集まっています。バラエティ番組『8時だョ!全員集合』(TBS系)やバラエティ番組『ドリフ大爆笑』(フジテレビ系)などを見ていた人にはおなじみの、この曲。加藤さんは、今の時代に合わせた合いの手にアレンジしていました。ババンババンバンバン「風邪ひくなよ」ババンババンバンバン「風呂入ってるか」ババンババンバンバン「コロナに気を付けろよ」ババンババンバンバン「また来年お会いしましょう」ドリフ・バカ殿・志村友達大集合SPーより引用悔しくも、志村けんさんが亡くなったのは新型コロナウイルス感染症による肺炎でした。だからこそ、加藤さんの「コロナに気を付けろよ」は、多くの人の心に響いたのでしょう。また、曲の最中、大悟さんはずっと涙をこらえている様子が映っていました。最後は涙を流さないように、天を見上げて手を振る姿に、もらい泣きをした人が多かったようです。ネット上では、たくさんの感想が寄せられていました。・エンディングで大悟さんがずっと泣くのをこらえてて、もらい泣きした。・カトちゃんの「コロナに気を付けろよ」が心に沁みた。・大悟さんがエンディングで天に向かって手を振っていたな。志村さんにかな…。それを見て号泣。時代が変わっても、たくさん笑わせてくれたドリフのコント。志村さんは、多くの人の心に笑いを届け続けることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年12月29日志村けんさん(享年70)が新型コロナウィルスによる肺炎のため、今年3月29日に亡くなってから8カ月が経つ。だが、所属事務所・イザワオフィスのHPのトップページでは、いまも生前と同じ「事務所の顔」として写真やプロフィールなどが掲載され続けている。さらにDVD発売などの情報は、NEWのマークをつけていまも更新が続く。「所属タレントが亡くなった場合、ほとんどの場合はひっそりとHPからなくしていくケースがほとんどです。なかにはファンの気持ちを思い、残すケースもありますが、“事務所の顔”であり続けることはめずらしいでしょうね」(芸能関係者)実は志村さんだけではなく、2004年に急逝した、いかりや長介さん(享年72)もイザワオフィスのHPでは“健在”だ。メンバー2人が他界してもなお、ドリフターズのメンバー全員が同社HPのトップにはずらりと並んでいるのだ。いしだあゆみ(72)、麻生祐未(57)、小泉孝太郎(42)など、一線級で活躍する所属タレントがいるにも関わらず、いまだ志村さんやいかりやさんを“顔”として掲げ、いまもなお新着情報を更新し続けているのはなぜなのかーーイザワオフィスに聞いてみた。「いまも志村の名前を冠にした番組は続いていますし、DVDやグッズの販売も続くので、HPを変える理由がありません。新着情報は今後も更新していく予定です」確かに「志村友達」のように名前を冠した番組は続いている。今後、新たなDVD発売も予定されている。加えて“志村さんのみならず、ザ・ドリフターズはいまも事務所にとって大切なグループ”とイザワオフィスは言う。「ドリフターズは41年前の事務所の設立時からの所属で、看板として貢献してくれた、感謝すべき存在です。そしてグループとして解散したわけでもない。今でもそのコントは映像で流れています。われわれとしては“ドリフターズはまだ活動中”と考えています」「8時だョ!全員集合」の番組終了から35年。いかりやさんと志村さんが天国に旅立った後も、ドリフターズはイザワオフィスの看板タレントなのだ。
2020年12月05日千鳥の大悟(40)が志村けんさん(享年70)の愛車を500万円で購入していたと6月25日、FRIDAY DIGITALが発表した。記事によると志村さんのことを「師匠」と慕っていた大悟は免許がないにもかかわらず、志村さんの愛車であるキャデラック・エスカレードを買い取ったとのこと。いっぽうで「家にはクルマもないし、いつかクルマを買うならというのもあるし」と述べ、“師弟愛”的な美談ではないと強調したという。そんな大悟の行動に、ネットでは《大悟君、なかなか粋な事をするではありませんか。志村さんが、どんなリアクションをするか想像しています》《師匠も絶対喜んでくれてると思う。大悟ってこういうところが大きな魅力の一つだと思う》《志村さんの車も幸せだと思う》と感激する声が上がっている。「志村さんは大悟さんをとても可愛がっていました。クリスマスイブに『ご飯行こう』と誘うだけでなく、『振り向いてお前がいると嬉しいんだ』との言葉をかけたこともあるそうです。志村さんといえばバカ殿の姿が印象的ですが、プライベートでは言葉数が少なかった。そのため、当初は気を使って後輩芸人である大悟さんにも敬語で話していたそうです。吉本の先輩芸人たちと違う志村さんの姿が、大悟さんにとっても新鮮だったようです」(テレビ局関係者)志村さんと楽しい時間を過ごしてきた大悟。そばで「師匠」を見つめることで、芸人として学ぶこともあったようだ。「『ヒゲダンスの曲はジャケット買いしたレコードの曲』といった秘話だけでなく、『アイーンはもともと長さん(いかりや長介さん)への威嚇だから脇見せるくらいの角度でやれ』『本物のスケベは真面目な顔で鼻血を流す』などコントの秘訣も志村さんは大悟さんに伝授しました。もともと大悟さんにとって、コントは苦手分野。ですが、志村さんのお陰で前向きな気持ちになったようです」(前出・テレビ局関係者)今月18日、「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)で志村さんについて「代わりがおるかいな!」と断言していた大悟。愛車を購入したことで、かけがえのない思い出がまたひとつ増えたのかもしれない。
2020年06月26日2020年6月21日に放送されたバラエティ番組『志村友達 大集合スペシャル』(フジテレビ系)。同年3月に亡くなった、お笑いタレントの志村けんさんと深い親交がある著名人がゲスト出演し、これまでに放送された人気番組『ドリフ大爆笑』『志村けんのバカ殿様』などのコントが一挙公開されました。ネット上では「何度見ても面白い」「たくさん笑った」といった反響が寄せられ、多くの人々が志村さんを偲び、また彼が遺したコントを楽しんだようです。研ナオコが着用していた衣装が話題に翌22日、番組に出演したタレントの研ナオコさんが、ブログを更新。研さんは、志村さんが所属していたコントグループ『ザ・ドリフターズ』の加藤茶さんや高木ブーさん、仲本工事さんらとともに撮影した、オープニング時の写真を公開しました。番組のオープニングでは、1977年に放送開始した『ドリフ大爆笑』のパフォーマンスを再現。『ザ・ドリフターズ』のいかりや長介さんの代役をお笑いトリオ『ダチョウ倶楽部』の肥後克広さんが、そして志村さんの代役を研さんが務めました。研さんはブログで「番組を見てくださりありがとうございます」という感謝の言葉とともに、オープニングで自身が着用していた衣装について、次のような想いをつづっています。実際にけんちゃんが愛用していたメガネと衣装をお借りしましたとても特別な思いでけんちゃんの代役を務めさせていただきました。研ナオコオフィシャルブログーより引用研さんのブログに対し、視聴者からは絶賛のコメントが寄せられています。・オープニングの研さんが、とても志村さんに似ていて、冒頭から笑いました。・やや大きいサイズのズボンを着ている研さんを見て、涙が出ました。研さん、ありがとうございます。・志村さんの衣装が似合っていました。きっと志村さんも番組を見て、笑っていたと思います。志村さんをリスペクトする想いで、代役に挑んだ研さんの姿は、多くの人の胸を打ちました。志村さんも、きっと見守っていてくれたことでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年06月25日「収録前の相葉さんは、いまにも泣きだしそうなほど憔悴していて、共演者すら声を掛けられなかったそうです。心の底から志村さんを慕っていただけに、相葉さんの心痛は計り知れないものがあります」(日本テレビ関係者)日本中に衝撃を与えた志村けんさん(享年70)の訃報。志村さんとともに『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)で司会を務める嵐の相葉雅紀(37)も悲しみに打ちひしがれていた。4月4日に、同番組は志村さんを追悼する特別編を放送。番組史上最高となる27.3%の視聴率を記録した。番組冒頭、相葉は悔しさをにじませながらこう語った。《志村さんが亡くなったことは信じられませんし、受け止めることができません。嫌です、悲しすぎます。志村さんの優しい笑顔が頭から離れません》2人の出会いは番組がスタートした’04年にさかのぼる。嵐としてデビュー後、同番組が初の単独でのバラエティ番組レギュラーとなった相葉。しかし、相葉は早々に“事件”を起こしていた。「番組が始まってすぐ、志村さんの計らいで出演者やスタッフとの食事会が開かれました。緊張していたこともあって、お酒が回った相葉さんが志村さんの膝を枕にして寝てしまったんです。しかし、志村さんは『男に膝を貸すのは初めてだよ』と笑って許したそうです。スタッフが起こそうとすると、『嵐もやって疲れてるんだからいいよ』と優しく気遣っていたといいます」(前出・日本テレビ関係者)思わぬハプニングもあり、2人の距離はどんどん縮まっていった。「志村さんは人として裏表のない相葉さんをとてもかわいがり、収録が終わると毎回のように食事に誘っていました。相葉さんも志村さんの舞台があると、自分でチケットを購入して必ず観劇していたそうです。また志村さんは『将来的には相葉がMCをできるようにしてあげたい』とスタッフに語っていたそうです。当初はパネラーだった相葉さんが途中で司会に昇格したのも、志村さんの後押しがあったからだと聞いています」(前出・日本テレビ関係者)公私にわたって志村さんとの絆を強めていくいっぽうで、相葉はスランプを抱えていた。「番組スタート時の嵐は、今のような国民的アイドルではありませんでした。ほかのメンバーは個々で舞台やドラマに出演していましたが、それに比べて当時の相葉さんは仕事量が少なかった。相葉さん自身もそのことに悩んでいたそうです」(テレビの制作関係者)そんな相葉の葛藤を察していたのが志村さんだった。「あるとき、相葉さんが志村さんに『嵐としての立ち位置がわからない……』とこぼしたことがありました。すると、志村さんは『いつどんな風が吹くかわからないから、その準備だけしておけば大丈夫だから』と優しくアドバイスを送ったそうです。それ以来、相葉さんの仕事への向き合い方が変わったといいます。積極的に過酷な猛獣とのロケなどに挑戦し、めきめきと実力を伸ばしていきました。生涯にわたって独身を貫いた志村さんですが、相葉さんのことはまるで息子のように温かく見守っていたようです」(前出・日本テレビ関係者)4日の特別編で、相葉は涙ながらにこう語っていた。《グループの中で僕だけお芝居の仕事をもらえなかったときに、志村さんが僕に「焦るんじゃないよ。相葉くんには『志村どうぶつ園』があるでしょ。ドラマは3カ月で終わるけど、『志村どうぶつ園』はずっと続くからね。俺がずっと続かせるからね」って。すごく救われたことがありました》その後、次々と冠番組や主演ドラマの仕事を獲得していく相葉だが、そこには“志村流仕事術”があったようだ。「ドリフターズ時代は先輩のいかりや長介さんをいじることの多かった志村さんですが、『志村どうぶつ園』では相葉さんにあえて振り回されることで、視聴者を笑わせていました。志村さんの姿に感銘を受けた相葉さんも別のバラエティ番組などで積極的に後輩からいじられるようにしていったそうです。そうした相葉さんの垣根のなさは共演者やスタッフからも『本当に仕事がやりやすい』と評判だといいます」(前出・テレビの制作関係者)「女性自身」2020年4月28日号 掲載
2020年04月14日これまでの活躍を振り返るインタビューに応えてくれた研ナオコさん(66)。訃報など誰も予想しない時期の取材だったが、志村けんさん(享年70)について語る研さんは終始笑顔だったーー。「志村さんとは付き合いが長いですよ。彼がドリフターズのメンバーになる前からですからね」本誌記者にそう振り返るのは研ナオコさん。3月29日、新型コロナウイルス感染による肺炎により、志村けんさんが70歳でこの世を去った。《けんちゃんと、もう会えなくなっちゃう悲し過ぎてあり過ぎる思いが整理できません一緒に仕事が出来て幸せでしたありがとう…》『8時だョ!全員集合』(TBS系)や『志村けんのだいじょうぶだぁ』(フジテレビ系)など、コント番組で志村さんと多数共演していた研さんは、訃報の翌日、ツイッターで悲しみをそうつづった。本誌が研さんにインタビューを行ったのは、志村さんの訃報以前。今年50周年に突入した芸能生活を振り返ってもらったが、志村さんについて話す研さんの表情はとりわけやわらかかった。2人の出会いは、’69年に放送が開始された『8時だョ!全員集合』の楽屋でのこと。「『全員集合』の本番前、私はドリフのメンバーがいる楽屋に、よく遊びに行っていました。そのとき、志村さんはまだいかりや長介さんの付き人をやっていたころだったかな。楽屋にいた志村さんとしゃべっていたら、とにかく笑いが止まらなくて。だから私は『なんだ、メンバーより面白いじゃん!ねぇ長さん、この子ドリフのメンバーに入れたらどう?』って、いかりやさんに言ったことがあるんです(笑)」研さんの提案が実現したかのように、’74年、志村さんはザ・ドリフターズに加入。以降、コント番組やCMなどでも、志村さんと研さんのコンビは、お茶の間に笑顔を届けた。「志村さんとのコントは、毎回、セリフがきっちりと決まっていなくて、スタッフさんも私たちが何をするかわかっていなかったんです。だから、撮りこぼしがないように、つねに現場にあるすべてのカメラを回しているんですよ。私たちもお互いが何を言うか、わからないので2人で笑っちゃうんです。だって、くだらないアドリブばっかりだったんだもん(笑)」志村さんとバラエティ番組を席巻していた当時を懐かしむ研さん。今年は芸能生活50周年を記念し、梅沢富美男(69)とのエンターテインメントショー「梅沢富美男劇団」の公演も予定している。また、研さんは「研ナオコ Naoko Ken」チャンネルにて、YouTubeでの活動にも挑戦中!“戦友”志村さんへの思いを胸に、研さんの芸能活動の勢いは止まらない。(取材:インタビューマン山下)「女性自身」2020年4月21日号 掲載
2020年04月09日新型コロナウイルスによる肺炎で、志村けんさん(享年70)が亡くなったのは3月29日深夜のこと。感染症予防の措置で、遺体は病院から斎場へ直行。そのまま荼毘に付され、遺族は臨終の顔を見ることさえかなわなかった。そして、けんさんは31日に遺骨となって東京・東村山の実家へ悲しみの帰宅を果たした。これまで何人もの女性と浮き名を流した志村さんだが、晩年を知る芸能関係者は「志村さんの周りには常にたくさんの女性がいました。しかし、そのなかでも最後に心を許していた女性がいたのです」と語る。その女性が、グラビアやラウンドガールとしても活躍するモデル・奥村美香さん(32)だという。そこで本誌は彼女を直撃した。だが、彼女は首を横に振るばかり。本誌の取材に対しては消極的だったが、志村さんについての質問を記者が重ねていくうちに思い出が次々とよみがえってきたようだ。初めて会ったのは、2年半前。食事会で意気投合したこともあり、すぐに2人の関係は深いものとなっていった――。亡くなる4日前の25日に放送された『あいつ今何してる?過去爆笑&涙3時間SP』(テレビ朝日系)で、志村さんは“結婚まで考えた女性”がいたことを明かしている。彼の古くからの知人も「真剣に結婚まで考えた女性は、過去に5人はいたと思います」と語るほど、志村さんは常に結婚願望を持っていたようだ。実際、周囲にはいつも多くの女性がいた。だが、その裏側で孤独も抱えていたという。奥村さんが語る。「ふだんから、けんさんのお酒の量はすごかったです。見かねて『ほどほどにしたほうがいいですよ』と言ったことがあります。でも周りの人が、お酒を勧めるんですよね。けんさんは断らない人なので、飲んじゃうんです。最初はノンアルコールビールから始まるのですが、次は食事に合わせて焼酎かワインか日本酒。落ち着いたら、ハイボール。お酒はきっと、寂しさを紛らせるために飲んでいたと思います。というのも、よく深夜に《全然、眠れないんだ》とLINEがきていました。《今日も眠れなかった》《一睡もできなかった》《お酒を飲まないと眠れない》と……。誕生日会は毎年、盛大にやっていました。でも、けんさんは孤独だったのだと思います。飼っている犬のことをよく話していて、写真も見せてくれました。『犬といっしょに寝ているんだ……』とも言っていました」奥村さんには、大御所芸人が人知れず抱えていた“本音”も漏らしていたという。「あれだけの方なのに、『いくつになっても何年やっても、舞台は慣れるものじゃないよ。舞台中は眠れないんだ』と言っていて、びっくりしたことがあります。それに『お笑いのネタが思いつかない』『ネタがかぶってしまう』と言って、悩んでもいたこともありました。『志村魂』といえば、『天才!志村どうぶつ園』で共演している相葉雅紀さんのことも言っていました。『相葉くんは毎回、自腹でチケットを取って見に来てくれるんだよ』と言っていましたね。あとは、いかりや長介さんの名前を出すこともあって『これからは、役者に力を入れていきたい。役者が夢』とも言っていました。最近も『映画で初めて主演するんだよ』と、すごくうれしそうに話していたんです。だから撮影の日も、とても楽しみにしていたんだと思います。その矢先に亡くなってしまうなんて、あまりにも残酷です……」志村さんは、松竹映画100周年記念作品『キネマの神様』(12月公開予定)での初主演が決まっていた。4月から撮影に合流する予定だったが、コロナウイルス感染が判明したことでやむなく出演を辞退している。また現在、放送中のNHK朝の連続テレビ小説『エール』にも日本を代表する作曲家・小山田耕三役で出演。昨年末から、収録にも参加していた。長く芸能生活を送ってきた志村さんだが、意外なことに『エール』が初めてのドラマ出演。志村さんはいつも台本を持ち歩くほど、燃えていたという。70歳を機に、新たな挑戦に乗り出していた志村さん。だがそんななか、新型コロナウイルスの魔の手が行く手を阻んだ……。「私にとって、けんさんはとても大切な人でした。たしかに、ときにはケンカすることもありました。でも寂しそうにしていたら放っておけなかったし、すっかり情が移っていました。今でも、亡くなったことが信じられません。実感がわかないんです。だって、今年も『志村魂』を母と見に行こうと約束していたのに……。けんさんが亡くなったニュースは、今でも見られません。その事実から逃げたい。もっとしてあげたかったこともあったし、話を聞きたかった。辛すぎて毎日、涙が止まりません。けんさんは時々、月についてのLINEを送ってくれました。それも深夜の2時や3時に突然、《今日は満月が綺麗です》と。そのメッセージが、今も心に残っています――」日本中の人々から愛されながらも、人知れず愛を求め続けていた志村さん。彼はいま、天国から大好きだった月を眺めているのだろうか。「女性自身」2020年4月21日号 掲載
2020年04月07日「これまでドラマ出演のオファーはすべて断っていたそうです。しかし今回の朝ドラには、並々ならぬ熱意を持っていました。いつも台本を持ち歩いているほどで、周囲からも期待の声が上がっていたんです」(テレビ局関係者)3月29日、志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎でこの世を去った。享年70。各紙によると近親者のみで通夜・葬儀・告別式を行い、後日にお別れの会の開催を検討しているという。17日に倦怠感を訴え自宅静養に入り、19日に発熱と呼吸困難の症状が出たという志村さん。20日に主治医から重度の肺炎と診断され、緊急入院することになった。医師が新型コロナウイルスの検査を実施し、23日に陽性と判明。24日には感染症の専門病院に転院し、ICUで治療を受けているとも報じられていた。12月公開予定の松竹100周年記念映画『キネマの神様』で初主演が決定していた志村さん。そしてもうひとつ意欲を燃やしていたのが、初のドラマ出演だった。3月30日にスタートしたNHK連続テレビ小説『エール』。志村さんは日本を代表する作曲家・小山田耕三役で出演し、昨年12月から収録に参加。3月6日にもシーンの収録が行われていたという。70歳にして役者挑戦を続けていた志村さん。その裏には今のテレビ業界を憂う考えがあったようだ。「志村さんは最近のテレビ番組を見て『コント番組も時代劇もどんどんなくなって、画一的になってきた』とこぼしていました。長年にわたって第一線で活躍してきた志村さんは『今のテレビ業界を変えていきたい』という気持ちが芽生えていたようです。だから自分がまったく新しいことに挑戦することで、化学反応を起こしたいと考えたのでしょう」(芸能関係者)そこには同じく俳優に挑戦した、いかりや長介さん(享年72)の存在もあったのだろう。かつて不仲が報じられたこともあった2人。だが昨年4月の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)で志村さんは「僕の師匠としては間違いなかった」と語っていた。「最近の志村さんは、亡きいかりやさんについて『何か新しいことに挑戦する気持ちはわかる気がする』と話していました。そして『俺も(いかりやさんみたいに)賞を狙おうかな』とも。年を重ねた今の自分だからこそ、できる演技がある。そしてそれがエンタメ界の未来につながっていく。そう信じて、志村さんは覚悟を持って取り組んでいたのだと思います」(前出・芸能関係者)残念ながら、その夢はかなわなかった。だが出演シーンはすでかなり撮り終えていたものの、訃報を受けて「エール」の公式Twitterはこうつづった。《志村けんさん、いつまでも新しいことにチャレンジする姿に、みな「エール」をもらいました。収録したシーンは、そのまま放送させていただく予定です。謹んでお悔やみを申し上げます》「女性自身」2020年4月14日号 掲載
2020年03月30日お笑いタレントの志村けん(69)が4月5日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)にゲスト出演。自身の50年の芸能人生を振り返りながら、師匠である今は亡きいかりや長介さん(享年72)への想いを語った。東京の東村山市に生まれ育ち、学生時代は「ザ・ビートルズ」に憧れていたという志村。大学に進学した2人の兄とは別の道に進みたいと、コメディアンになることを決意した。そして大好きな「音楽」と「笑い」の2つを兼ね揃えていた「ザ・ドリフターズ」のリーダーであるいかりやさんへ弟子入りすると決めたという。そんな志村がドリフターズの付き人をつとめてから6年、転機が訪れる。メンバーの荒井注さん(享年71)が、体力の限界を理由に脱退したのだ。そんななか、いかりやさんの推挙もあって志村が新メンバーとして加入することに。急きょ付き人から“見習い志村”として『8時だョ!全員集合』に出演することになる。しかし当時の荒井さんの抜けた穴は大きく、コントは低迷。志村もなかなか人気の出ない日々が続いていた。だがある日の番組会議中、志村が何気なく「東村山音頭」を歌った。それを聞いたいかりやさんが「舞台でやってみろ」と提案。本番で披露したところ、大ウケしたという。以来、「カラスの勝手でしょ」や「ヒゲダンス」などヒットギャグを連発。志村はドリフターズに欠かせない中心メンバーとなっていった。しかし志村の人気上昇とは対照的に、全員集合の視聴率は徐々に低迷。1985年に終了してしまう。これを機にいかりやさんは俳優という違うジャンルにシフトし始め、ピン芸人としてブレイクする志村とは違う道を歩んでいくこととなった。このころから、世間では“いかりやと志村の不仲説”が囁かれるようになった。だが番組内では志村自身も知らなかった、その後のいかりやさんのプライベートが明らかに。実の息子である浩一さんがVTR出演し、告白したのだ。いかりやさんが志村の番組録画を毎回チェックしていたことや、亡くなる直前に志村の舞台を一観客として見に行っていたエピソードが紹介された。そのVTRを神妙な面持ちで見つめていた志村。番組の最後にMCの中居から「志村さんにとって、いかりや長介さんとは?」と尋ねられると、稀代のコメディアンは涙ながらにこう語っていた。「師匠としては間違いがなかったですね」この様子にツイッターでも、感動の声が続出。《今日の金スマの志村さん見ながら子供時代を思い出した》《ドリフ世代ではないけど、志村さんといかりやさんの師弟愛に心打たれて、思わずドリフ大爆笑のオープニング動画を探した》など、幅広い世代からドリフターズ愛が寄せられていた。
2019年04月06日これまでTVドラマの中で数々の名台詞が生まれていますが、その中でも私たちの世代で「カンチ!セックスしよう!」はあまりにも有名です。その『東京ラブストーリー』が27年の時を経て、ただいま再放送中。このコラムが更新される日には最終回が放送予定のはず。ネットでは若者たちが「ツッコミどころ満載すぎて、ありえない」と言っていますが、携帯電話もSNSもないんだから仕方ないじゃない!良き時代ですよ!と私は完全に年寄りサイドの意見です。まあ、私用で会社に電話をかけすぎだとは思うけど。再放送が始まって最初の方は懐かしいなあと胸をきゅんきゅんさせながら見ていたのですが、物語が進んでいくうちに私は重大な事実に気づいてしまったのです。それは第7話の放送でリカが言った台詞で確実なものになりました。リカはカンチに会社を休んで彼の実家の愛媛に行こうと誘います。「そんなの無理だよ」と言うカンチにリカは「私はカンチに無理して欲しいの」と言いました。ああ、やっぱり!私がうまく恋愛をできないのは、無意識のうちに「恋愛とは赤名リカのようにするものである」が刷り込まれ、そしてそれを実行しているからなんだ!リカが夜中にカンチに電話をかけます。「もしもーし!あれ、寝てた?」迷惑そうなカンチにお構いなしで話を続けるリカ。こ、これ…、私じゃん…。「24時間好きって言ってて!仕事してても、友だちと遊んでてもカンチの心全部で好きって言ってて!」すごい勝手…、これも、私だ…。「私はカンチが全部だよ!」すごい重い…、完全に私だ…。実際に私は元カレに言われたことがあるのです。「繭子ちゃんって、リアル赤名リカだよね」と。その当時は、完全に誉め言葉だと思っていたのですが、今こうしてドラマを見ていると、赤名リカから鈴木保奈美さんの可愛さを奪ったら何も残らないじゃないかというぐらいヤバい女だということに気づきました。「無理しないでいいからね」と世間一般の優しい彼女が声をかける中、「私はカンチに無理して欲しいの」と堂々と言うリカ。すごくわかる。私は、相手が無理をしてくれることが愛情だって思っているから。例え寝ていても私のことが好きだったら夜中に電話がかかってきても嬉しいはずだから。24時間好きって言ってくれるのが恋人だと思っているから。あー、いかりや長介さんの「だめだこりゃ」の声がどこからか聞こえてきます。でも今さら、軌道修正なんてできないよ。トホホだよ。(これも赤名リカの台詞)となると、これはもう「赤名リカみたいな女を探している」という男性と出会うしかありません。読者の皆様のまわりにもそんな男性がいらっしゃいましたら、ぜひご一報を!夜の公園で大声で「セックスしよ!」と叫んで通報されるかもしれませんが、それでも良いという方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報を!
2018年10月18日3月25日の放送で終了し、45年の幕を降ろす「ポンキッキーズ」(BSフジ)。公式ブログである「beブログ」も今月中に終了することが13日、発表された。同日のブログではガチャピンとムックが連名で「ぼくの宝物」というタイトルで記事を投稿。2人は番組を通して得た声援を「宝物」とし、感謝の気持ちを述べた。 「ぜーんぶ、ぼくとムックの宝物です。『抱えきれないぐらいの宝物ですね!』そうだね、ムックこの宝物を、ずっと大事にしていきます。みんな、ありがとう」 同番組に出演していた鈴木蘭々(42)も12日、週刊誌にコメントを寄せた。鈴木は同番組のことを自ら志願してオーディションを受けた「思い出の番組」と明かし、料理コーナーを回想している。 「『ママのお弁当クッキング』のコーナーで、一生懸命にお弁当を作るお母さんに感動した記憶があります。もし番組が復活したら猫の役で、また出たいな」 また爆笑問題扮する「爆チュー問題」(おおたぴかり・たなチュー)の2人も同誌に出演時の思い出を語った。 「おおた」こと太田光(52)曰く、同キャラクターは「ドリフターズ」のいかりや長介さん(享年72)と仲本工事(76)を参考にしたそうで「ネズミになってアホなことを言い合うようになった」と告白した。さらに「もし『帰ってきたポンキッキーズ』をやる時は、必ず声をかけてください!」と呼びかけた。 また「たなチュー」こと田中裕二(53)も「子供番組ではありましたが子供だけでなく、大人にも刺激を与えていた番組でした」と同番組の偉大さを改めて強調した。 Twitterでも同番組の終了を惜しむ声が上がっている。 《ガチャピン、ムック今までありがとうございました。大好きだったよ》《爆チュー大好きでした。子供の頃の朝の楽しみで、歌などは今も覚えているものばかり》《シスターラビッツの着ぐるみを着た鈴木蘭々の可愛さは最強だったよね》 たくさんの思い出の詰まったポンキッキーズ。残り僅かだが、最後まで見届けたい。
2018年03月13日「ダウンタウン」と坂上忍の3人が、ゲストたちとお酒を飲みながら本音で語り合う「ダウンタウンなう」の人気企画「本音でハシゴ酒」。この度、明日4月21日(金)放送回に、現在1児のママとなった鈴木亜美が生後2か月半の赤ちゃんとともに登場。そのほか加藤茶、仲本工事、高木ブー、高嶋政宏がゲスト、飲み仲間として中村静香が参加することが分かった。まず最初に登場するのは、16歳でデビュー後、トップアーティストとして活躍を続けた鈴木さん。昨年、一般男性との結婚を発表、現在35歳で1児のママとなった鈴木さんは、「ダウンタウン」の2人に抱っこしてほしいと、生後2か月半の息子と共に番組出演する。トークでは、夫との出会いや馴れ初め、デビュー早々にスターダムに駆け上がった多忙を極めた当時の生活ぶりや、小室哲哉やほかのアーティストとの意外な関係性などを赤裸々に語り尽くす。続く2軒目のゲストには、伝説のコメディアン「ザ・ドリフターズ」の加藤さん、仲本さん、高木さんが登場。2004年にリーダー・いかりや長介が他界して以来、ほとんど顔を合わせていなかった3人が、すごすぎる「ザ・ドリフターズ伝説」をふり返っていく。最高視聴率50.5%を記録した「8時だヨ!全員集合」や、4,760本のコントを送り出した「ドリフ大爆笑」といった国民的バラエティー番組の舞台裏やハプニングなどが次々と明かされる。さらに、当時のお金事情も…。3軒目のゲストは、芸能界屈指の食通としても有名な高嶋さん。「ダウンタウン」や坂上さんたちがお店に来る1時間も前から現場に入りメニューを試食し、普段は坂上さんが決める料理とお酒を全部決めてしまう。そんな高嶋さんは、観月ありさが主演する新ドラマ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」に出演。共演中の観月さんや、妻・シルビアから「はっきり言って迷惑している」とタレコミ情報が寄せられ…。また、食通の高嶋さんは、「ダウンタウン」の2人を連れて行きたいオススメのお店に関する情報を熱弁するなど、とにかくしゃべりまくるのだが、飲み仲間として参加した中村さんが痛烈な一言を浴びせる!ゲストに登場した高嶋さんが出演するドラマ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」は、美人で名家のお嬢様だが三度の飯より「骨」を愛し、骨格標本を組み立てる標本士を職業にする女性・九条櫻子(観月ありさ)が、法医学・自然人類学の豊富な知識、類いまれなる観察眼、そして物事の本質を見抜く鋭い洞察力と人並み外れた想像力で、周囲の誰しもが気付かない、疑うことすらしない細部にまで着目し、難事件を次々に解決に導いていく物語。本作は、4月23日(日)より毎週日曜日21時からフジテレビにて放送スタートする(初回15分拡大)。「ダウンタウンなう」は4月21日(金)21時55分~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年04月20日「NHK『朝ドラ』で、お笑い芸人がキャラクターの強さを発揮したのは、『澪つくし』の明石家さんまさんが初めて。これは、朝ドラの歴史のターニングポイントになりました」 こう語るのは、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)の著者で、ドラマウオッチャーの田幸和歌子さん。バラエティ番組やドラマ、情報番組のコメンテーターまで、いまテレビで見ない日はないほど出ずっぱりのお笑い芸人たち。その出演の幅は朝ドラまでに広がっている。 「さんまさん出演以前にも、コメディアンや喜劇俳優は昔から出ていました。『てんぷくトリオ』の伊東四朗さんは、三波伸介さんが亡くなった翌’83年『おしん』の父親役に抜擢され一躍人気を博しました」(田幸さん・以下同) そして’85年、『オレたちひょうきん族』で一世を風靡していた明石家さんまが、『澪つくし』に初登場し話題に。 「脚本家のジェームス三木さんがキャラクターを生かしあて書きをした、関西出身のお調子者・ラッパの弥太郎役で登場し、大人気になります。でも実はメインの物語には絡んでいません。1人、笑いのパートを担い、ドラマのなかの『息の抜きどころ』になっていました。ただ彼が、NHKの拘束時間の長さから『早く殺してくれ』と訴えて、後半は出番が減ったんです」 そして、片岡鶴太郎、山田邦子といった人気芸人たちが続けざまに朝ドラに登場し、いくつかの「定番キャラ」を作り上げていった。田幸さんが、芸人俳優の主な“役割”のタイプを解説。 【1】ヒロインを見守り続ける“サポーター”役 「『チョッちゃん』(’87年)の片岡鶴太郎さんや、『純ちゃんの応援歌』(’88年)に出た笑福亭鶴瓶さんは恋の相手にはならないキャラに加えておどけた役を担い、この作品で全国区の人気になりました。この流れは、『カーネーション』(’11年)で、尾野真千子と丁々発止でやりあったほっしゃん。(現・星田英利)へ、さらには『あさが来た』(’15年)の、友近さんへ引き継がれていきます」 【2】ヒロインに厳しい“よき理解者”役 「口うるさく、型破りなヒロインをすぐに怒る厳しい女性を演じたのは、『あぐり』(’97年)での山田邦子さん。その後、温かな理解者へ変わります。彼女は『ノンちゃんの夢』(’88年)にも出演していましたが、『あぐり』でのキャラクターは革新的。これは、『花子とアン』(’14年)の先輩役の近藤春菜さんが受け継いでいます」 【3】大阪・沖縄……舞台の「象徴」役 「大阪が舞台となっている作品は、ヒロインはじめ大阪弁に苦労する人も多いですが、関西の芸人にとっては、言葉の壁がありません。『ふたりっ子』(’96年)の宮川大助・花子、さらには沖縄が舞台の『ちゅらさん』(’01年)のガレッジセールなど、出ているだけで、瞬間的にその土地の空気感を表現してくれるんです」 【4】芸人キャラのまま!“ピンポイント”出演 「『つばさ』(’09年)の麒麟の川島さんが声を生かしDJに。ますだおかだの増田英彦さんは、『だんだん』(’08年)に本人役で司会者として登場。千原せいじさんは、『おひさま』(’11年)で“キモキャラ”の男性役と、芸人のキャラありき!特に多くの芸人が出演した『あまちゃん』(’13年)と『まれ』(’15年)は、ピンポイントでの出演が多かった」 【5】役者顔負けの“演技派” 「片岡鶴太郎さん、原田泰造さんは、役者としてすでに力のある人。意外だったのは、いかりや長介さん。大河『独眼竜政宗』(’87年)、朝ドラ『おんなは度胸』(’92年)から、どんどん演技派俳優になっていきました」 近年は、原点のさんまのように、芸人のキャラを生かしての、あて書きに近いキャラが増えていると田幸さん。 「『まれ』では、その個性そのままの頼りない先輩パティシエ役にドランクドラゴンの鈴木拓さんと、キャラとのギャップを生かし真面目な公務員を演じた板尾創路さんの両極のあて書きを楽しめました」 いよいよ4月3日から放送開始の『ひよっこ』には、メインキャストとしてエレキコミックのやついいちろうが出演。芸人俳優にも注目だ。
2017年04月01日テレビバラエティ番組「志村けんのだいじょうぶだぁスペシャル」の囲み取材が3月4日(土)、都内にて開催され、「ザ・ドリフターズ」の志村けん、加藤茶、仲本工事、高木ブーの4人が12年ぶりとなるテレビ共演の感想を語った。「志村けんのだいじょうぶだぁスペシャル」では、「中居正広のテレビ50年名番組だョ!全員集合笑った泣いた感動したあのシーンをもう一度夢の総決算スペシャル」(2005年10月/TBS系)以来12年ぶりに、「ザ・ドリフターズ」の4人が揃ってテレビに登場。4人が参加したコントを披露し、4人でトークコーナーも行う。ほか、特別ゲストを招いてのコントや、変なおじさんら名物キャラクターも登場。揃って集まったのも久しぶりという4人。コントの感想を尋ねられると、高木さんは開口一番、「楽しかったですよ。やはり、ドリフターズですよ」とにっこり。「5人揃えば一番いいのですけど」と、「ザ・ドリフターズ」のリーダーだった故いかりや長介さんを悼みながら、「ほかの3人はすごいよ。それなりのものは持っているからね。俺はいつも、長さんに、『お前はいつも外から見て笑っているんじゃねえよ』と言われていて」と懐かしんだ。「昔もそうだったのですけど、今回見て、おかしいもん。わかっていておかしいから」と表情をほころばせた。仲本さんは「始まるとテンションが上がって行って、『ほっといたら、ずっとやっているのではないかな』というような気持ちになってきます。時代に逆行したということで、若さがみなぎってきます。気分がいいですね」と嬉しそう。「僕は67歳で、この中では一番年下」という志村さんも「初めのうちはどうかなという気持ちがあったのですが、いざ始まってみると、昔のタイミングとか間(ま)とかがだんだん蘇って来て、『これだ!これだ!』という、いい意味の自信が付きました」とふり返った。加藤さんは「4人集まると、気持ちが高ぶって、年を取った自分を忘れる。これはすごくいいことですね。年に1回は、仕事ではなくて集まって、酒でも飲もうかと。集まったほうがいいのではないかな」と4人での共演を堪能した様子。「長さんがいなくてもできたということは、もともと、いらなかったのかもしれない」と加藤さん流のトークを炸裂させると、志村さんもすかさず「飾り物で置いておかないと。一応、リーダーですから」と志村さん流のツッコミを披露した。今回の4人の共演は志村さんの呼びかけで実現したそう。志村さんは「いま、コントをやる人が少ないので。昔はグラビアアイドルとかいっぱいいたのですが。優香も結婚しているしね」などと笑いを誘いつつ、「セットでコントをやる人が少なくなっているので、ドリフはこういうことをいままでずっとやっていたのだということを、もう1回、再確認してもらおうかなと思って、集まってもらいました」と胸の内を明かした。4人での共演の話を聞いた際の心境を、加藤さんは「『やった!』と思いましたね」と回顧。続けて、「長さんが亡くなってから4人で(コントを)やることがなかったので。年を取った相応の4人を見せられたらいいなと思ったのですが、集まってやってみたら、昔とあまり変わらない感じでした」と収録を終えたコントに自信をのぞかせた。仲本さんも「みんなバラバラで仕事をしているから、何かひとつ足りないというストレスがあるんだよね。でも、こうやって集まって、やってみると、そういうものが全部、すっ飛んじゃう。爽快!気分がいい!」と目を細めた。高木さんが「ドリフターズですよ、これが。そう思っていただければ」と頷くと、仲本さんが「締まったね!」と声を掛け、絶妙の掛け合いを披露した。体調面については、志村さんは「年相応にもの覚えが悪いですね。人の名前が覚えられなくて(笑)」といい、加藤さんも「セリフが覚えられない(笑)」と同意。しかし、仲本さんは「それでも、わかっちゃうからね。『あれ』でもわかっちゃうから。グループだからね」と笑顔。最年長の高木さんが「いまのところ何ともないです」と体調面の不安がないことを告げると、志村さんは「元気だよね。84歳には見えないよな」と驚きを交えて感心した。コメディアンとしての目標を尋ねられ、加藤さんは、「目標は、死ぬまでやりたいですね。死んでも、棺桶に入っても、笑ってもらいたいというものはありますよね。昔の人で、自分の棺桶の中に花火を入れて、ドカーンとたいた人もいたのですけど、そのくらいのことをやってみたいですね」とまんざらでもない様子でコメント。志村さんが「棺桶の側に行かない方がいいね。危ないからね」と怯えた様子を見せ、そのやり取りが会見場を笑いの渦に落とし入れた。テレビバラエティ番組「志村けんのだいじょうぶだぁスペシャル」は、フジテレビ系にて、3月15日(水)19:00から20:54まで放送。(竹内みちまろ)
2017年03月05日●偉大なる先人たちの系譜今年、テレビから一つ文化の灯が消える。SMAPの解散発表に伴い、制作を手がけるフジテレビと関西テレビは先日、グループの冠番組『SMAP×SMAP』(毎週月曜22:00~)の年内終了を正式に発表した。”文化の灯”という表現は、決して大げさではない。特にテレビのフィールドにおいて、『SMAP×SMAP』が20年続けてきた努力はまさに偉大だったように思う。そこにあるものは日本のテレビ史が始まって63年、ハナ肇とクレイジー・キャッツからザ・ドリフターズに受け継がれ、そして”ドリフの子供たち”である団塊ジュニアのSMAPが結果的に引き継いだ「音楽×笑い」という貴重なテレビの財産だった。○テレビの偉大な先人たちとSMAPコントと料理ショーと音楽を1時間のテレビに詰め込んだ国民的グループの「音楽×笑い」、そのルーツを意識すると、やはり2組の偉大な先人たちに行き着くのではないだろうか。日本のテレビの歴史、とりわけバラエティにおける重要なエポックメイキングとして、ハナ肇とクレイジー・キャッツの登場を思い浮かべる人は多いだろう。元々実力派のジャズミュージシャンだった彼らが歴史に名を刻むきっかけとなったのはフジテレビのバラエティ番組『おとなの漫画』(1959年~1964年)への出演だが、その彼らの武器こそ、まさに「音楽×笑い」だった。終戦後に空前絶後のブームを起こした日本のジャズが大衆の手から離れようとしていた1955年頃、ハナ肇はコミックバンドを構想する。「深刻な顔をしてやっているよりは、人を笑わせて楽しませるバンドがいい」。それはまだバンドマンの多くが米軍キャンプを回っていた時代、奏者の彼らが音楽の仕事を続けるためには、広く伝わるステージングを常に模索しなければならなかった事も、深く関係していた。そして結成から4年後の1959年に始まった『おとなの漫画』、さらに2年後に始まった『シャボン玉ホリデー』(日本テレビ 1961年~1972年)で、彼らは持ち前のセンスとリズム感をいかんなく発揮し、テレビバラエティの礎を築く。主婦や子供の格好でコントをやる時も、本業の楽器を手に持った時も、プロミュージシャンである彼らにとって、それは同じ”万国共通のエンターテインメント”だった。だからこそ、視聴者は夢中になり、彼らを一躍スターダムへと押し上げていったのだ。○SMAPという”ドリフの子供たち”さらにクレイジーが次にそのバトンを渡したのも、やはり専業コメディアンではない、ミュージシャン出身のザ・ドリフターズだった。ドリフはクレイジーの弟分という印象が強く、実際にそうなのだが、実はリーダーのいかりや長介はクレイジーのメンバーと同世代になる。上京時期のタイムラグによりデビューは後になったが、いかりやもやはり米軍キャンプのステージを体験しているバンドマンの一人だ。いかりやは前座の演奏を終えてソデから覗き見た、アメリカのプロのエンターテイナーが行う”笑いの絶えない本場のショー”にかなり影響を受けていたという。そしてそれと前後するように、音楽畑のハナ肇とクレイジー・キャッツが、テレビから国民的人気グループへと駆け上がっていった。いかりやがリーダーを引き継いだ時、ザ・ドリフターズはすでに「ショーアップ」を大きく意識していたバンドだった。ポスト・クレイジーに据えられた彼らは1969年、満を持してコントと歌を柱にした自身のメイン番組『8時だョ!全員集合』(TBS 1969年~1985年)をスタート。以降番組は最高視聴率50.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)の記録と共に、日本のテレビに大きく影響を与えることになる。ここでSMAPに話を戻そう。ハナ肇とクレイジー・キャッツが築いた歴史をザ・ドリフターズが大きく花開かせていた1970年代、第二次ベビーブームの中で生まれたのがいわゆる”団塊ジュニア”だ。この世代は幼少期にドリフ人気が直撃しているのだが、その中にいたのが、後にSMAPと呼ばれることになる6人のメンバーだった。全員が1970年代生まれの彼らは、いわば”ドリフの子供たち”とも言える。●SMAPを平成のクレイジー・キャッツに○『SMAP×SMAP』が受け継いだ歴史のバトンSMAPも結成から歴史を辿れば、もちろん専業コメディアンではない。ジャンルが細かく枝分かれしていく音楽業界の中で、彼らはあくまでも歌と踊りを軸にした、一つのアイドルグループだった。しかし昭和末期に産み落とされたSMAPにとって奇跡的な偶然だったのは、かつてのクレイジーと同じように、彼らもまたアイドル冬の時代という「大衆の娯楽の変わり目」にいた。そしてかつてのドリフと同じように、彼らもまた早くから「ショーアップ」を意識していた。自分たちの存在とステージを知ってもらうために、売れない若手アイドルは”万国共通のエンターテインメント”を追求する方に、やはり舵を切ったのだ。SMAPにとって初のプライムタイム進出となったフジテレビでの冠番組『SMAP×SMAP』(1996年~)、通称スマスマは、先にも書いた通り、コントと料理ショーと音楽が1時間のテレビにギュッと詰め込まれている。この構成を最も強く意識していたのは他ならぬSMAP自身だった。■木村拓哉「表現者の手段としてバラエティこそ特別」(麻布台出版社『ポポロ』2012年2月号)■稲垣吾郎「人の前に立って表現する人、人を惹きつける魅力がある人たちはユーモアをみんな持っている」(東京ニュース通信社『SMAP×SMAP COMPLETE BOOK 月刊スマスマ新聞 VOL.4 ~YELLOW~』2012年8月)■草なぎ剛「僕ら5人は性格も個性もバラバラだけど、歌ったり踊ったりして人を喜ばせたいと思う気持ちの強さだけは一緒」(マガジンハウス『anan』No.1834)■中居正広「ライブだけはほかのバラエティーにはない要素だし、『歌があってこそスマスマ』ともいえるので、この番組にライブは絶対に必要なコーナーなんです」(東京ニュース通信社『SMAP×SMAP COMPLETE BOOK 月刊スマスマ新聞 VOL.3 ~BLUE~』2012年7月)個人活動でそれぞれが知った”人を笑わせる価値”、そしてアイドルだからこそ持ち続けていられた”音楽というアイデンティティ”。SMAPの強さは、ここにあった。バブル崩壊で世の価値観が根底から覆された1990年代に、彼らはアイドルというフィルターを通して、専業コメディアンではない弱さを無二の個性とユーモアにひっくり返したのだ。○「音楽×笑い」という武器平均年齢21.6歳の若きアイドルによるレギュラーバラエティは、スタート直前、業界内できっとこけると囁かれていた。しかし彼らがその予想を覆すことも、ある意味必然だったのかもしれない。子供時代をドリフと共に過ごした彼らが『夢がMORI MORI』(フジテレビ 1992年~1995年)のプロデューサーに拾われたきっかけの言葉は、ジャニーズ事務所からの「平成のクレイジー・キャッツにしたいからお笑いを勉強させてほしい」。クレイジーとドリフの血が流れるアイドルの彼らがテレビで勝つために選んだ武器こそ、「音楽×笑い」だった。そして全ての始まりとなったフジテレビ開局翌日の『おとなの漫画』第1回から55年後の未来で、SMAPは叫ぶのだ。■香取慎吾「僕らの武器、テレビでこんなに遊ばせてくれて、フジテレビ最高ー!」香取慎吾(フジテレビ『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』2014年7月27日)こうしてクレイジーとドリフから「音楽×笑い」という貴重なテレビの財産を結果的に引き継いだ国民的グループ・SMAPは、その文化の灯りをグループが唯一全員揃う『SMAP×SMAP』で、必死に守り続けてきた。それはインターネットの登場でさらに価値観が大きく変動した2000年代も、テレビ離れが広く叫ばれるようになった、2010年代の今日までも。もっとも、当の本人たちはまだまだ番組を続けるつもりだったようにも思う。放送終了が決まる1年前のテレビ誌(KADOKAWA『月刊ザテレビジョン』2015年10月号)で、全員が2016年9月9日のデビュー25周年デーを前向きに予想し、リーダーの中居に至っては結成25周年とスマスマ20年を含めて「(内容を)ちょっと考えようかな」とはっきり話していた。局側も分裂騒動の後でさえ、「グループが続く限り番組も続く」と言い切った。その視線の先には間違いなく、変わらぬSMAPの明日が続いていた。予定されているファイナルまで、あと3カ月。彼らの功績を思うと、視聴者に託されたそのカウントダウンはあまりにも短い。■参考文献・犬塚弘+佐藤利明『最後のクレイジー犬塚弘』(講談社)・いかりや長介『だめだこりゃ』(新潮社)・佐藤義和『バラエティ番組がなくなる日』(主婦の友社)著者紹介小娘1983年生まれ、アイドルと音楽を中心に活動する北海道在住のフリーライター。ウェブメディアを中心に、近年は「EX大衆」や「CDジャーナル」などの雑誌にも寄稿し、活動の幅を広げている。自身の首都圏→地方の移住経験を元に、新規・ライトファンを意識したエンタメ記事を研究するのが趣味。
2016年09月19日タレントの加藤茶が11月23日(月・祝)、都内で行われたイスラエル映画『ハッピーエンドの選び方』のPRイベントに出席。「ザ・ドリフターズ」のリーダーで2004年に亡くなったいかりや長介さんが、生前メンバーに自身のガンを告白した様子をふり返った。いかりやさんが、加藤さんをはじめメンバー4人に直接、自身がガンをわずらっていると明かしたのは、亡くなる約1カ月前のことだったのだとか。「リーダーがいなくなるわけで、今後もドリフを続けるためにどうするか相談しましたよね。(いかりやさん抜きの)4人でネタができるか。その心配でした」と当時の心境を語っていた。エルサレムの老人ホームに暮らす発明好きのヨヘスケルが、望まぬ延命治療に苦しむ親友から「発明で安らかに死なせてほしい」と頼まれ、安楽死装置を発明すると、彼のもとに次々と“依頼”が舞い込み…。尊厳死をテーマに、イスラエル版『おくりびと』とも評されるヒューマンドラマで、加藤さんは「重たいテーマだが、笑わせるツボがしっかりある。本当なら不謹慎だと言われそうな、死と笑いを結びつける脚本がとてもうまい」と絶賛した。自身の“ハッピーエンド”について「涙ではなく笑いで見送ってほしい。人を笑わせながら死ねれば」と生粋の喜劇人らしいコメント。現在は45歳下の妻・綾菜さんとの結婚生活を送っており「歳が歳なので、カミさんには自分が死んだあと、いい人がいたら結婚してくれと言ってある」と“遺言”にも言及した。この日はタレントのIMALUが同席し、「うちの両親(明石家さんまと大竹しのぶ)は、まだまだしぶとく生きそうですが、映画を見て同居している93歳の祖母のことを考えました。認知症があるんですが、すごく元気(笑)。足腰が強くて、ごはんもたくさん食べますし」と話していた。『ハッピーエンドの選び方』は11月28日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月23日表参道ヒルズの多目的ホール「スペース オー」で、荒木経惟の写真展「男 -アラーキーの裸ノ顔-」が開催される。期間は4月24日から5月6日まで。この展覧会は月刊文芸誌『ダ・ヴィンチ』の創刊20周年企画の一環として行われるもの。同誌の巻頭連載企画「アラーキーの裸ノ顔」に掲載された作品の中から、全207点の写真を展示。そこには役者、作家、スポーツ選手など、様々な被写体の男ぶりあふれる表情が切り取られている。主な被写体は赤塚不二夫、浅野忠信、いかりや長介、遠藤憲一、及川光博、王貞治、桂歌丸、堺雅人、須賀健太、園子温、染谷将太、五代目中村勘九郎、仲村トオル、野村萬斎、十代目坂東三津五郎、ビートたけし、魔裟斗、松田龍平、三宅一生、山田孝之など。また、会場では3月25日に発刊された写真集の他、関連書籍、DVD、ポストカードなどを販売。スペシャルゲストを招いてのトークイベントも予定されている。【イベント情報】男 -アラーキーの裸ノ顔-会場:スペース オー住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10表参道ヒルズ地下3階会期:4月24日から5月6日時間:11:00から21:00(4月26日は20:00まで、5月6日は18:00まで)料金:無料
2015年04月02日テレビドラマや映画などで、たびたびお笑い芸人が役者として出演することがあります。なかには「俳優としても活躍できるんじゃないか」と思えるほど、高い評価を受ける芸人さんもいますね。そこで、お笑い芸人の誰の演技が好きか、調査してみました。調査期間:2012/10/30~2012/11/4アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■「ドランクドラゴン・塚地武雅さん。安定感がある芸人だし、20年30年たったときには大俳優になっていると個人的には思うぐらい、期待を寄せているし大好き」(24歳/男性)ダントツで高評価が多かったのが塚地さんでした。「失礼かも知れませんが、二枚目俳優さんのように現実離れしたルックスではなく、こういう人いる!という実際に存在してそうな感覚で見ることができて好きです」(23歳/女性)といった意見も。■「いかりや長介さん。『踊る大捜査線』の和久さんの演技が好き。優しさが出ている」(22歳/女性)ベテランで味がありましたよね。これ以外の作品も必見です。■「笑福亭鶴瓶さん。『ディアドクター』や『夢売るふたり』での演技に感心した」(28歳/女性)テレビでは見せない、哀愁漂った演技に魅了された方は多いようです。■「カンニング・竹山隆範さん。渋くて落ち着きがあって安定しているから」(28歳/男性)「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)では俳優業をイジられていますが、やはり世間の評価は高いです。■「劇団ひとりさん。名前からして、もともとコントが劇っぽかったし、演技も個性的で面白くてうまいと思う。特に『ゴールデンスランバー』が好き」(27歳/女性)どことなく感じられる品の良さがありますね。小説家としての一面なども含め、多才ですよね。■「芸人さんかどうかわからないが、堀部圭亮さん。濃い目のルックスが生かせていていい」(32歳/男性)個性的な演技が高評価です。狂気の表現が上手ですよね。■「バナナマン・設楽統さん。色んなドラマに出演しているのを今まで見てきたが、結構役になじんでいて違和感がないので、役者に向いていると思う」(31歳/女性)■「バナナマン・日村勇紀さん。10月に始まった『イロドリヒムラ』(TBS系)が凄い!毎回まったく違うストーリーなのに、うまく演じ分けている」(54歳/男性)バナナマンはコンビ両者とも声が挙がりました。コントで培った演技力がドラマや映画でも生かせているのですね。■「山口智充さん。元気があるし、演技が自然。笑顔もよい」(34歳/女性)ぐっさんは好感度がありますよね。イメージの良さが雰囲気を作っている気がします。■「ネプチューン・原田泰造さん。演技が役に合っていてわざとらしくなく、上手だと思う」(29歳/女性)ぐっさんと少し似ていますが、飾らない良きパパ的なポジションにいますよね。いかがでしたか? 最近はあまり見られる機会がありませんが、ダウンタウン・浜田雅功さんや明石家さんまさんもかつてドラマや映画に出演していました。お笑い芸人とは到底思えないその演技力に、驚くこと請け合いです。みなさんには、好きなお笑い芸人さんの演技はありますか?(くわ山ともゆき+プレスラボ)
2012年12月10日15年もの間、ファンを魅了し続けた大人気シリーズの完結編『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が9月7日(金)、ついに全国で封切られ、公開2日間で早くも観客動員50万人突破の大ヒット!9月9日(日)には主演を務める織田裕二w始め、共演する深津絵里、ユースケ・サンタマリア、水野美紀、脚本を手掛けた君塚良一、メガホンをとった本広克行監督が東京・台場のシネマメディアージュにて公開御礼舞台挨拶に立った。織田さんは今月7日(金)に東京・日比谷のTOHOシネマズスカラ座で行われた初日舞台挨拶を皮切りに、札幌・シネマフロンティア、福岡・Tジョイ博多(以上9月8日)、大阪・TOHOシネマズ梅田、名古屋・ミッドランドスクエアシネマ(以上9月9日)と“弾丸ツアー”を敢行し、その後シリーズの聖地とも言えるお台場にゴール。同所での舞台挨拶がスタートしたのは午後9時過ぎだったが、織田さんらが登場すると、客席を埋め尽くすファン約600人のボルテージは早くも最高潮だ。「ただいまー!弾丸出張を命じられて、たったいま戻ってきました」と織田さん。ミュージシャンとして全国ツアーを行った経験はあるものの、“青島俊作”として東京・大阪以外の都市を訪問するのは、15年の歴史上でこれが初めて。もちろん、各地で熱狂的に迎えられたと言い、なんと大阪では室井を演じる柳葉敏郎がサプライズ登壇したのだとか。全国のファンの思いを背負った織田さんは「ここまで続けられたのは、みなさんの力があってこそ。いまさら聞きますけど、みなさん『踊る』好きですか?」。もちろん客席からのあちこちから「好きーー!」の声が飛び、織田さんも「オレも!」と満面の笑みを見せていた。舞台挨拶の後半には、トレードマークである“青島コート”を身にまとい、ファンは大歓声。すると、織田さんは1997年にテレビ放送された第2話「愛と復讐の宅配便」の撮影現場をふり返り「(いかりや長介さんが演じた)和久さんの爆弾のエピソードで“踊る劇団”のチームワークが出来上がる感覚があった。何かが生まれる“予感”がして、気づいたら15年。いつの間にか大きな存在になっていた」と激白。それだけに15年目のファイナルを惜しむ声は絶えないが、織田さんは「続けたい気持ちもあるが、やっぱりこれで最後。ごめんね」と断言すると、15年分の感謝を込めて深々と頭を下げた。『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョンアイ・エヌ・ピー
2012年09月10日大人気TVドラマの劇場版第3弾『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』のDVD&ブルーレイの発売を記念して、2月2日(水)、都内で“踊るDVD店頭強化命令書授与式”なるイベントが開催された。同シリーズの人気トリオ“スリーアミーゴス”こと、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁の3人が出席し、DVDの販売元であるポニーキャニオンの営業員40名を前に“訓示”を行い、営業員を代表してキャスターの皆藤愛子が命令書を受け取った。昨年、劇場公開された本作が早くもDVD&ブルーレイでリリース。湾岸署の引っ越しのさなかに起こる8つの事件に織田裕二扮する青島刑事らが奮闘する姿を描く本編に加え、4時間にわたる様々な特典映像が収録されている。同時に、携帯配信のドラマとして製作された「係長・青島俊作 THE MOBILE 事件は取調室で起きている」と映画公開前に4夜にわたって深夜に放送された、スリーアミーゴスの誕生秘話も描かれている「深夜も踊る大捜査線3」のDVDも発売となる。スリーアミーゴスは制服姿で壇上に上がったが、相変わらず(?)、神田署長(北村さん)は何をするために呼ばれたのか分かっていない様子。秋山副署長(斉藤さん)、袴田課長(小野さん)に説明され、ようやく理解するも「青島くんのDVDを売れっていうの?」と納得がいかない様子。それでも集まった本物の営業員たちへの訓示を求められると「一番目立つところに置いてほしい!」と力説。かと、思いきや…「とにかく金をかけずに売るように」と付け加える署長節で笑いを誘った。そして、皆藤さんが登場し、営業員を代表して北村さんから命令書を受け取った。なぜか北村さんは皆藤さんのことを「あいとうかいこちゃん」と連呼。小野さんによると、実は以前、北村さんは本当に間違えて“あいとうさん”と呼んだことがあるそうで、いまでは堂々と「あいとうちゃん」呼ばわり。北村さんは1年前の撮影をふり返り「寒くてつらかった。高齢者を酷使して…。そんなときにあいとうかいこちゃんがバレンタインのチョコを持って現場に来てくれた。あれがあったから撮影が続けられたね、“命のチョコ”だよ」としみじみと語った。皆藤さんは今回のDVDについて「めざましテレビと連動した『踊れ 怪盗愛子』も入ってます!」としっかりアピール。さらに話題はこちらも特典として収録されている「湾岸署 署歌」に。小野さんが「冬なのに署歌(初夏)!」とおやじギャグを炸裂させるのをよそに、皆藤さんは「いまでも目覚まし代わりに使ってます!」と愛着ぶりを語り、リクエストに応えて「青空はるか〜♪」と歌いだす一幕も。特典にはほかに、「幻のエンディング」や青島刑事のコートに関するエピソードなど「本編にない映像で、我々が見ても楽しめる」(小野さん)という貴重な映像が数多く収められているそう。さらにスリーアミーゴスは自分たちが出演する「深夜も踊る大捜査線3」をPR。北村さんが(同時発売のDVDの中で)一番安いからお得。3人で割れば一人千円以下ですから」とアピールし、演技について「監督から『石原裕次郎さんみたいに』と言われたけど、無理だっての!」と語ると再び会場は笑いに包まれた。『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』DVD&ブルーレイは発売中。『踊る大捜査線 THE MOVIE3 カエル急便おまとめパック』[DVD]※初回限定生産価格:13,545円(税込)『踊る大捜査線 THE MOVIE3』DVD プレミアム・エディション価格:7,140円(税込)『踊る大捜査線 THE MOVIE3』DVD スタンダード・エディション価格:3,990円(税込)「係長・青島俊作 THE MOBILE 事件は取調室で起きている」DVD価格:3,465円(税込)「深夜も踊る大捜査線3」DVD価格:2,940円(税込)発売元:フジテレビ販売元:ポニーキャニオン発売中■関連作品:踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! 2010年7月3日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー■関連記事:『踊る大捜査線3』DVD&ブルーレイの特典映像に幻のスピンオフ追加収録!織田裕二『踊る3』公開25日で20回鑑賞ファンに大感激夏の陣!『インセプション』が『アリエッティ』、『トイ3』、『踊る3』抑え1位に織田裕二故いかりやさんに「送りだすために『3』作った」織田裕二「泣きそう!」深津絵里のいかりや長介への思いに温かい拍手
2011年02月02日昨年7月、7年ぶりとなるファン待望の新作として公開され、興収70億円を突破した『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』のDVD&ブルーレイが早くも2月2日(水)に発売されることが決定した。ファンのお楽しみと言えば、ここでしか観ることができない特典映像。すでに「プレミアム・エディション」に6つの未公開シーンが収録されることが発表されたが、発売2週間を前に、新たな特典映像が加わることになった。主役はなんと“トリビアな”あの人!本編は湾岸署を襲った最悪の猟奇的連続殺人事件から7年後を舞台に、強行犯係係長に昇格した青島(織田裕二)が、新しい湾岸署への引っ越しを一任される中、金庫破り、バスジャック、殺人事件、爆弾予告など8つの事件が同時発生。やがて、新湾岸署を占拠した犯人が“ヤツら”の解放を要求する。柳葉敏郎、深津絵里らおなじみの顔ぶれが揃ったのはもちろん、小栗旬、伊藤淳史といったニューカマー、そして小泉今日子、稲垣吾郎、岡村隆史ら、かつて青島が逮捕した犯罪者たちが再登場する。そして今回、緊急追加されることになったのが、2007年1月27日にフジテレビ系「トリビアの泉復活SP 踊る大へぇへぇ祭り!!」内の企画として放送された伝説のスピンオフ作品『警護官 内田晋三』。主演を務めるのは、同番組に出演していた高橋克実。亀山千広プロデューサー、本広克行監督、脚本に君塚良一という鉄板の布陣で製作され、いまも『踊る』シリーズのファンの間では語り草になっている一作である。これまでパッケージ化されたことはなく、まさにファン待望の商品化となった。クリスマスの夜、大規模テロが警戒される中、大臣警護にあたる警視庁警備部警護課警護第二係班長の内田晋三警部が取った行動とは!?目玉ともいえる『警護官 内田晋三』(約14分)は、『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』の「プレミアム・エディション」、「スタンダード・エディション」の初回生産分、及び初回限定生産の「カエル急便おまとめパック」に収録される。『警護官 内田晋三』収録と記された“ステッカー”が目印。未公開6シーンと『警護官 内田晋三』を両方楽しむなら、過去最大規模となる4時間超えの映像特典を収めた「プレミアム・エディション」初回生産版、もしくは「カエル急便おまとめパック」がおすすめだ。『踊る』レジェンドはまだまだ終わらない!『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』のDVD&ブルーレイは、2月2日(水)より同時発売。『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! スタンダード・エディション』[DVD]価格:3,990円(税込)『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! スタンダード・エディション』[ブルーレイ]価格:4,935円(税込)『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!プレミアム・エディション』[DVD]価格:7,140円(税込)『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!プレミアム・エディション』[ブルーレイ]価格:8,085円(税込)『踊る大捜査線 THE MOVIE 3カエル急便おまとめパック』[DVD]価格:13,545円(税込)『踊る大捜査線 THE MOVIE 3カエル急便おまとめパック』[ブルーレイ]価格:14,490円(税込)発売元:フジテレビジョン、アイ・エヌ・ピー販売元:ポニーキャニオン発売日:2月2日(水)公式サイト:© 2010フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー■関連作品:踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! 2010年7月3日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー■関連記事:織田裕二『踊る3』公開25日で20回鑑賞ファンに大感激夏の陣!『インセプション』が『アリエッティ』、『トイ3』、『踊る3』抑え1位に織田裕二故いかりやさんに「送りだすために『3』作った」織田裕二「泣きそう!」深津絵里のいかりや長介への思いに温かい拍手青島と室井がガッチリ握手!織田裕二の「ただいま」に会場全体「おかえり!」
2011年01月19日織田裕二が7月27日(火)、東京・お台場シネマメディアージュで、主演映画『踊る大捜査線 THE MOVIE3/ヤツらを解放せよ!』の大ヒット御礼舞台挨拶を行った。今月3日(土)の公開から3週間で観客動員300万人、興行収入40億円を突破(配給の東宝発表)したことを記念した舞台挨拶で、この日、織田さんと本広克行監督は、邦画史上初という、同一人物による1日10回の舞台挨拶を、都内3か所の映画館で敢行。10回目の最後を飾ったメディアージュで約600人のスタンディングオベーションに出迎えられ、織田さんは「もうヘロヘロでしたが、いまの声援でかなり元気をもらいました。こういうのがあるから、映画作りはやめられない」。本広監督も「ヒットしなければできないことですが、まさか10回もやらされるとは思わなかった」とボヤキつつ「ヘロヘロでしたが、勇気をもらいました。これからも、いいもん作りたいなって思います」と揃って感激した様子。続いて織田さんは客席に向かい、「繰り返し観てくださった方もいると思いますが…」と前置きし、「10回以上観た方?」などと鑑賞回数を質問。同所では最高が13回観た女性と判明すると、嬉しそうな笑顔になり、「さっきのお客さんで20回観た方がいて、『公開から25日しか経っていないですが?』と聞いたら、『会社帰りにレイトショーへ通った』と言ってました」と嬉しそうに報告。「これだけファンの方に待っていただける作品はなかなかないので嬉しい。どうもありがとうございます」と深々と頭を下げた。一方、舞台挨拶の後半は“踊るティーチイン”と題し、観客からの質問に答えるQ&Aコーナーが設けられた。「○○でかかる曲についてどう思うか?」など、小ネタ満載の本シリーズのファンらしいマニアックな質問が続出。織田さんはそのひとつひとつに、丁寧にユーモアたっぷりに答え、ファンとの交流を楽しんだ様子だった。『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! 2010年7月3日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー■関連記事:夏の陣!『インセプション』が『アリエッティ』、『トイ3』、『踊る3』抑え1位に織田裕二故いかりやさんに「送りだすために『3』作った」織田裕二「泣きそう!」深津絵里のいかりや長介への思いに温かい拍手青島と室井がガッチリ握手!織田裕二の「ただいま」に会場全体「おかえり!」小泉孝太郎と福田沙紀が“禁断の関係”に?高校教師と女子高生がまさかの同棲!
2010年07月27日20代女性にとって「恩田すみれ」は、主人公と同じくらいカッコいい存在「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!」と聞いて、即座に織田裕二さんの顔が浮かぶ人も多いのではないでしょうか。もはや国民的人気作となった映画『踊る大捜査線』シリーズ。今回は、最新作『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』が大ヒットを記録するなか、登場人物たちの人気度を調査しました>>男性編も見るQ.好きな『踊る大捜査線』のキャラは?(複数回答)1位青島俊作(織田裕二)36.4%1位恩田すみれ(深津絵里)36.4%3位室井慎次(柳葉敏郎)30.4%4位和久平八郎(いかりや長介)23.5%5位真下正義(ユースケ・サンタマリア)21.5%■キャラクター設定が好き!派・青島俊作:「自分を曲げないところがカッコいい」(22歳/医療/その他[専門職])・青島俊作:「ポジティブ過ぎるところが見ていて気持ちいい。友達になりたいタイプ」(29歳/アパレル/クリエイティブ)・恩田すみれ:「さっぱりしていてカッコいいのに乙女心もある。そういうところに憧れる」(27歳/医薬品/研究開発)・恩田すみれ:「彼女のように仕事ができる女性に憧れる」(26歳/食品/販売)・室井慎次:「普段はしっかりしているのに、たまにナマるところがかわいい。不器用な性格も大好き」(25歳/通信/人事)・室井慎次:「エリート側の人だけど、現場のメンバーを信頼し、サポートしているところが好き」(28歳/精密機器/エンジニア)・和久平八郎:「彼のように、ひょうひょうとしているけど人情に厚い上司がいたら楽しいと思う」(25歳/広告/営業)・真下正義:「エリートなのに、そう見えないところが良い」(25歳/金融/金融系専門職)・新城賢太郎 :「だんだん現場の人間に理解を示すようになり、協力的になってきたところがツボ」(25歳/医療/サービス)・神田署長:「あの年代で『若い人にもウケる!』と感じさせるのがスゴい」(26歳/その他[電力]/その他[事務])■見た目が好き!派・恩田すみれ:「美人だけどたまに天然なところがあってかわいい」(27歳/IT/秘書・アシスタント)・柏木雪乃:「雪乃さんは、このシリーズの華。だから、新作にも出演してほしかった!!」(27歳/精密機/研究開発)■演じている俳優が好き!派・室井慎次:「元々、柳葉敏郎さんのファンだった」(23歳/公益法人/総務)・恩田すみれ:「深津絵里さんが好きだから」(24歳/教育関連/その他[一般事務])・真下正義:「この役を演じているユースケ・サンタマリアさんが好きだから」(25歳/IT/営業)総評男性編と同様に主人公「青島俊作」が1位独走かと思いきや、男性編では4位だった「恩田すみれ」が同率で並びました。さばさばしている一方でたまに乙女心を見せてしまう点を評価する声が目立ったことから、20代女性は「恩田すみれ」のように強さと弱さを併せ持つ女性像が好きなのでしょうね。さらに、女性からの支持が高い深津絵里さんが演じている点も得票につながった模様。そんななか、亡くなったいかりや長介さんや『THE MOVIE3』には登場していない新城賢太郎や柏木雪乃にも票が入っていたのが印象的でした。『踊る大捜査線』シリーズは、最新作のヒットで盛り上がっている今だけでなく、ずっと前から20代女性に浸透していたようですね。(文・大城健太郎)調査時期:2010年6月25日~7月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性451名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク映画やドラマ、あなたの気になるエンタメ情報はコチラでチェック【女性編】好きなエヴァンゲリオンのキャラランキング【女性編】主人公の配役がバッチリだった大河ドラマランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年07月22日20代男性はまっすぐな男「青島俊作」を熱烈に支持1997年にTVドラマがスタートした当時から高い人気を維持する『踊る大捜査線』シリーズ。20代男性の中には10代のころから長く慣れ親しんでいる方も多いのではないでしょうか。最新作『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』の大ヒットで注目が集まるなか、20代男性にとって最も魅力的なキャラは誰なのかを明らかにします。>>女性編も見るQ.好きな『踊る大捜査線』のキャラは?(複数回答)1位青島俊作(織田裕二)37.2%2位室井慎次(柳葉敏郎)30.3%3位和久平八郎(いかりや長介)19.1%4位恩田すみれ(深津絵里)15.4%5位真下正義(ユースケ・サンタマリア)13.8%■キャラクター設定が好き!派・青島俊作:「熱い男で好感が持てる」(24歳/精密機器/営業)・青島俊作:「少しヌケたところがあるけれど、それがまたカッコよさを引き立てていると思う」(29歳/学校/その他)・青島俊作:「正義感の強いところが好き」(28歳/化学/営業)・室井慎次:「クールな中に人情と情熱がある」(22歳/金属/エンジニア)・室井慎次:「偽善者は嫌いだし、かといってキャリアを鼻にかける人間も嫌い。室井さんのような官僚が良いと思う」(26歳/自動車関連/営業)・和久平八郎「渋くてカッコよかった。ドリフターズで見せるいかりや長介さんのイメージとは全然違う」(28歳/IT/サービス)・真下正義:「頼りなさそうだけど意外としっかりしているところが好き」(29歳/精密機器/営業)・新城賢太郎:「彼の置かれている立場や『入試で遊ばずに死ぬほど勉強しておいて良かった』という発言にはリアルさがある」(27歳/精密機器/営業)・神田署長:「彼のトボケた感じが好き」(26歳/卸/事業開発)■見た目が好き!派・室井慎次:「彼の頬を膨らますしぐさには思わず笑ってしまう」(28歳/官公庁/総務)・恩田すみれ:「カッコいい女性という感じがするけど、かわいいと感じるときもある」(28歳/教育関連/営業)■演じている俳優が好き!派・恩田すみれ:「深津絵里さんが好きだから」(25歳/自動車関連/エンジニア)・和久平八郎:「いかりや長介さんが、いい味の演技をしていたので」(27歳/小売/企画開発)・真下正義:「好きな俳優さんが演じているので」(24歳/精密機器/設計)・木島丈一郎:「役柄と寺島進さんの雰囲気がよく合っている」(28歳/官公庁/研究開発)総評織田裕二さん演じる主人公「青島俊作」が堂々1位にランクイン。コメントを見ると、そのまっすぐな性格と親近感のあるキャラクターを評価する声が目立ちました。この二つをあわせ持つ彼に魅力を感じない方がおかしいですよね。そんななか、女性編でもランクインされましたが、故・いかりや長介さんが演じたベテラン刑事「和久平八郎」が3位と、根強い人気を見せつけました。彼のいぶし銀のような魅力は、年月を経ても色あせることがないようですね。(文・大城健太郎)調査時期:2010年6月25日~7月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性188名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク映画やドラマ、あなたの気になるエンタメ情報はコチラでチェック【男性編】好きなエヴァンゲリオンのキャラランキング【男性編】主人公の配役がバッチリだった大河ドラマランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年07月22日