伊勢丹新宿店本店では、色や柄の楽しさをテキスタイルで表現するTOKYO発のブランドを紹介する企画「upcoming NEW textile vol.2」を同店本館2階TOKYO解放区で、2月16日まで開催している。同企画は、テキスタイルに特徴のあるブランドにフォーカスし、新しいテキスタイルファッションを紹介するもので、昨年12月開催に引き続き、第二弾となる。今回紹介されるブランドは、スポークンワーズプロジェクト(spoken words project)、スポロガム(SPOLOGUM)、ヴィーエルバイウィー(VL by VEE)、ポルカドットソワーユ(polka dot soielle)の4ブランド。スポークンワーズプロジェクトは、“デニム”をキーワードに箔加工を施した、春を感じさせるテキスタイルファッションを紹介。デニムでストロベリー柄のワンピース(5万2,000円)、ドット柄スウェット(2万2,000円)、Tシャツ(2万3,000円)、デニムペンシルスカート(3万5,000円)、箔ゴムスカート(3万2,000円)、コート(4万5,000円から4万8,000円)などを販売する。スポロガムは、シフォンの透け感や異素材の組み合わせで、春のテキスタイルファッションを紹介。“箔”をテーマに、同企画限定で製作されたというドット柄の箔のTシャツ(1万2,000円)は、ゴールドやシルバーのカラーをそろえ、スポロガム16SSを象徴するような注目アイテム。このほか、同ブランドで人気のシルクスクリーンプリントのストール(1万6,000円から)も春らしいパステルカラーで展開する。ヴィーエルバイウィーは、“Sky Picnic”をテーマに、移り変わる空色や舞い踊る猫や女性を描いたオリジナルテキスタイルを中心に、オーガンジーやレースなど異素材の組み合わせやデニムをチャーミングに仕立てたアイテムを紹介。箔を用いたカットソー(1万5,000円)は同店で先行販売される。このほか、ブラウス(1万8,000円から)、デニムのオールインワン(2万7,000円)、パンツ(2万5,000円)などを発売する。尚、会場で税込32,400円以上購入した先着15名には同ブランドオリジナル刺繍のポーチがプレゼントされるという。ポルカドットソワーユは、“GLASS”をテーマに、手捺染や手刺繍で仕上げられたシルクアイテムなどを紹介。プリント切替ノースリーブワンピース(4万3,000円)、オーバーダイシルクパンツ(2万9,000円)、ラメ刺繍カフスシルクシフォンローブ(4万2,000円)などを展開する。尚、会期中、スポークンワーズプロジェクト、スポロガム、ポルカドットソワーユのワークショップも開催される。■スポークンワーズプロジェクト(予約制)オリジナルTシャツ、バッグ制作日程:2月6日、午後2時から4時定員:Tシャツ10名、バッグ15名参加費用:Tシャツ5,000円、バッグ 4,000円■スポロガム(予約制)オリジナルTシャツ制作日程:2月14日、午後2時から3時30分定員:6名参加費用:4,500円から■ポルカドットソワーユ(予約制)シルクトップスのカスタムオーダー日程:2月13日、午前10時30分から午後8時定員:先着10名参加費用:20,000円■予約方法電話(代表 03-3352-1111)あるいは、来店(本館2階センターパーク/TOKYO解放区)
2016年01月30日トッズ(TOD’S)がバレンタインシーズンに向け、バッグとスモールレザーグッズのカプセルコレクションを、2月3日より伊勢丹新宿店メンズ館1階、阪急MEN’S OSAKA トッズ ブティックにて先行販売する。同コレクションは、日本限定モデルとなる新作トート「ペーパーバッグ」(14万6,000円)と、それにマッチする革小物をセレクトしたもの。「ペーパーバッグ」はパネルを縫い合わせたシンプルな構造ながら自立する機能的なトートバッグで、型押しのカーフレザーをブラック・ホワイト・レッド・ネイビーで染め上げた。このほか、同じ素材を用いたロングウォレット(4万円)、ラウンドジップロングウォレット(5万6,000円)、ウォレット(3万6,000円)、キーケース(2万6,000円)といった定番人気のスモールレザーグッズも展開される。上記2店での先行販売期間は16日まで。また、5万4,000円以上購入すると、先着で数量限定スペシャルギフトのプレゼントも実施される。
2016年01月29日伊勢丹新宿店で27日より開催中のショコライベント「ショコラ・イセタネーション」。初日には、イベント期間の本館ウィンドーのディスプレイを手掛けた左官技能士・挾土秀平と、同じく本イベントに参加している「Toshi Yoroizuka」のオーナーシェフ鎧塚俊彦によるトークショーが開かれた。徹夜でウィンドーを仕上げ、2時間ほどしか寝ていないという挾土さん。ラフなスタイルで登場したが、疲れというよりは安堵の表情が窺えた。「東京の顔とも呼べる場所で、左官士として新しい挑戦が出来た。よくぞ自分にディスプレイを任せてくれたものだと思う」と、率直な意見を語った。8つのジャパニーズデザイナーブランドのルックからインスパイアしたデザートを考案した鎧塚さんは、「普段は味を最優先し、デザインなどは決めずに作り上げていくが、今回は完全にその逆パターンだった」と振り返る。今回2人が顔をそろえたのは、ショコラのイベント。メインウィンドーを飾る大輪のカサブランカの花には、地元である飛騨のから松の落ち葉を用いて、おしべとめしべの部分にチョコレートを使った。「地方出身者として東京に対する憧れも込め、非現実的な世界観でドラマチックに仕上げた」と話す。また作品の展示販売が行われている本館5階には、監修を手掛けた『土のクレヨン』をモチーフに制作されたショコラも置かれている。今回初めて顔を合わせたという2人だが、ジャンルは違えど同じ“職人”として、どこかシンパシーを感じてる模様。一家そろって職人ということもあり、挾土さんの昔ながらの職人気質を感じさせるところが好きだという鎧塚さん。挾土さんは鎧塚さんを、“斬新なものをパッと組み合わせてまとめられる自由な感覚の持ち主”だと言い、「とはいえ最優先は味だとハッキリ言う。職人としての根本は揺るいでいない」と評価。2人は独自の表現でユーモアを含んだトークを展開し、会場を沸かせた。お互いの共通項について、挾土さんはそれを“水仕事”だと表現する。「日本は本来、漆も料理も左官も、すべて水が仕上げてくれる。現代の都市は乾式工法で、乾いているものを切ったり縫ったり打ったりしているだけですべて同じものが出来上がる。水式工法というのは圧倒的に失敗の可能性を伴っていてひとつ間違えると全然ダメなんだけれど、ひとつ大成功したときには僕らの力を越えた偶然の奇跡が起きる。そういう天と地の領域を持っているのが水仕事で、水に込められた一度きりの表現、というのが鎧塚さんとの共通項」と持論を展開。鎧塚さんも圧倒的な違いは後に残るものと食して消えてしまうものだと前置きする一方、タイミングが大事という点ではまったく同じだと同調した。挾土さんが一番力を入れたと話す、交差点に面したメインウィンドー。夜はから松にオレンジの光が当たり、琥珀色のカサブランカの花が夜空に映えていっそう美しく見えるのだそう。このカサブランカのおしべとめしべはチョコレートで出来ている。異業種の2人のコラボレーションがいつか見られる日を想像しながらウィンドーを眺めると、より楽しめるに違いない。
2016年01月29日伊勢丹新宿店では2月1日まで、ショコラ文化を提案する「ショコラ・イセタネーション」を開催中。同期間、同店本館地下2階で100カ国以上のナチュラルなコスメやフードを揃えるビューティアポセカリーでも「美と健康×ショコラ&スイーツ」のコラボイベントを実施。人気ナチュラルフード店のパティシエ・ショコラティエがスーパーフードを使ったスペシャルスイーツを伊勢丹新宿店限定で販売する。同イベントではサンフードスーパーフーズのスーパーフードを使った体に優しいスイーツが登場。スーパーフードとは、栄養素を多く含みつつバランスに優れた自然生まれの食品のこと。ブームになったアサイーやマカ、チアシード、ココナッツオイルのほか、チョコレートでおなじみのカカオもスーパーフードとされる。スーパーフードを提案するのは4ブランド。フランス菓子の経験を活かしたロースイーツを提供するのは赤坂のラ・ターブル・プリム。濃厚な甘みが広がる「ローガトーショコラ」(3,750円)のほか、ラムレーズン、フランボワーズ、キウイなどフルーツたっぷりのロースイーツも登場する。いずれも、添加物はもちろん、卵・乳製品・小麦粉・白砂糖を一切使用せず作り上げた体に嬉しいスイーツだ。また、カカオマジックはローチョコレートとスーパーフードをマリアージュさせた「スーパーフードタブレット3種」(各1,200円)を考案。ローチョコレートの「ロー」とは、Raw=生という意味。栄養素や酵素を壊さない48度以下で調理されたものをローフードと呼び、アメリカ・ロサンゼルスを中心に、現在では世界中にファンがいる美味しくユニークな食事法。ビーガンスイーツブランド、ドーターブテックは「ブラウニー」(1,200円)や「クッキー」(1,500円)をサンフードのスーパーフードを材料に取り入れて考案。さらに、優しい甘みのスイーツに定評のあるごほうび。は、オリーブやソルトを使った玄米サブレ(1,500円税抜)を用意。このクッキーは、コクのある塩味が印象的で、甘党以外の方にもおすすめの一品。全4ブランドが、それぞれのブランドらしいスーパーフードとのコラボスイーツを展開する。同企画の担当者は「同企画を通じて、まずはプロの味で手軽にスーパーフードを体験していただければ」と意気込みを語る。
2016年01月27日沖縄以外では日本初となる空港型市中免税店「Japan Duty Free GINZA」が1月27日、三越銀座店8階にオープンする。Japan Duty Free GINZAは、市中においても空港の免税店同様に消費税のみでなく関税、酒税、たばこ税までもが免税になるのが特徴。訪日外国人旅客のほか、海外旅行に出かける日本の航空旅客も利用することができる。また、全ての商品は出発の空港(羽田または成田)で引き取ることになっているため、ハンズフリーショッピングを楽しめることも利点だ。日本空港ビルデング、三越伊勢丹ホールディングス、成田国際空港の100%子会社であるNAAリテイリングの3社の出資により設立された「Japan Duty Free Fa-So-La 三越伊勢丹」が運営は行う同免税店は、“銀座に自然を見立て陰陽を中和する”という環境デザインコンセプトのもと、売場を「海」「森」「丘」「市」「集落」に見立てた5つのゾーンで構成され、それぞれのゾーンでは、国内外のコスメブランドや、日本免税店初出店のラグジュアリーブランド、ウォッチメゾンなどが展開される。出店店舗のラインアップは、世界の免税店で初出店となるブシュロン(BOUCHERON)のほか、国内の免税店初出店となるヴァレンティノ(Valentino)、サンローラン(Saint Laurent)、ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)、ロジェ・デュブイ(ROGER DUBUIS)、アルビオン(ALBION)など。なお、同免税店には、日本の伝統工芸技術と現代の新しい感性で生まれた作品を紹介する「The 800 hands Japanese Beauty」ゾーンが設置。ここでは東京が誇る匠の繊細な伝統の技で生み出されたアイテムを紹介する「東京手仕事」を始め、「グッドデザイン賞 受賞商品」、「伝統工芸品」、「工業製品」など、4つのコーナーが設けられている。今回のオープンについて、Japan Duty Free Fa-So-La 三越伊勢丹代表取締役の山本兵一氏は「旅する世界のお客さまに最高の喜びを提供するため、日本の伝統と革新が共存する上質で洗練された環境の中、おもてなしに真心を込めて、旅する人の胸に思い出を添えたい」とし、日本空港ビルデング専務取締役の米本靖英氏は「(同免税店の)1日の来店客数は2000人を見込んでいる」と話している。
2016年01月26日伊勢丹新宿本店は、アニメ『ルパン三世』とコラボレーションしたイベント「ISETAN×ルパン三世 LUPINISSIMO IN ISETAN 2016」を、2月3日から8日まで、同店本館7階催物場で開催する。イタリア・サンマリノ共和国を舞台に30年ぶりに新シリーズがテレビ放映(日本テレビ系、読売テレビ系)され、注目を集めているアニメ『ルパン三世』。そんなルパンと伊勢丹がコラボレーションした同イベントでは、ルパン一味のクローゼットがイメージされたエリアが出現。テーラー&カッター(TAILOR&CUTTER)、テーラーケイド(TAILOR CAID)、リッドテーラー(LID TAILOR)など、日本を代表するテーラーが同アニメキャラクターの次元大介や銭形警部のスタイリングを紹介する。テーラー&カッターからは、ルパン三世をモチーフとしたジャケット(18万円から)、パンツ(5万円から)、シャツ(4万円から)を展開。テーラーケイドは、次元のイメージに沿ったスキニースタイルのスーツ(19万円から)、シャツ(4万円から)を紹介するほか、リッドテーラーは、銭形警部のアイコン的スタイルとなるトレンチコート(26万円から)、スーツ(33万円から)、シャツ(4万円から)などを発売する。さらに、テレビ新シリーズでルパンが着用している青色のジャケットをイメージして、同イベントのためにタリアトーレ(TAGLIATORE)が製作したダブルブレストジャケット(8万5,000円)も登場。内側には財宝をイメージした金ボタンとルパンのネームが施されている。創業90年の仕立て屋岩本和栽の4代目であるキサブローは、石川五ェ門をイメージした羽織(11万円)、着物(6万円)、馬乗袴(9万円)などを紹介。会場ではルパン三世、次元大介、峰不二子、銭形警部とコラボレーションした着物も発売される。マドモアゼル タラ(Mademoiselle TARA)からは、テレビ新シリーズのキャラクターである、サンマリノ共和国の名家の令嬢レベッカをイメージしたワンピース(4万9,000円)が発売される。このほか、会期中は峰不二子のクレーンゲーム用フィギュアが先行登場するほか、テレビ新シリーズのキービジュアルをジグレー版画で表現した、原作者モンキー・パンチのサイン入り作品なども展示。また、声優陣による館内放送や、同店メンズ館正面玄関ではルパン三世の愛車であるフィアットも展示される。
2016年01月25日インテリア情報サイト「タブルーム(TABROOM)」が2月1日まで、貴重なインテリアを集めた販売会「リミテッド&アーカイブちょっと特別なインテリアコレクション」を伊勢丹新宿店本館5階のリビングデコールにて開催中。『タブルーム』は、300社を超えるインテリアメーカーやブランドの情報を掲載するインテリア情報サイト。今回開催される販売会では、名作家具の限定カラーや1点モノのスペシャル仕様品、数量限定の復刻品、保存用としてメーカー倉庫にストックされていたアーカイブ品など、他ではなかなか手に入らない貴重なアイテムを展開する。出品ブランドは、アルフレックス(Arflex)、ハーマンミラー(Herman Miller)、アルテック(artek)、ビトッシ(BITOSSI)、アーコール(ercol)、フロス(FLOS)、イノベーター(innovator)、マジス(MAGIS)、メイドバイセブン リユース(MADE BY SEVEN - REUSE-)、ミッドセンチュリーモダン(Mid-Century MODERN)、TOYO KITCHEN STYLE、マルニ木工、天童木工など。
2016年01月24日バリー(BALLY)がアーティストのプシェメク・ソブツキとコラボしたポップアップストアを1月20日から26日まで伊勢丹新宿店本館2階の婦人服・プロモーションで、2月24日から3月1日まで岩田屋本店の本館1階プロモーションスペースにて開催する。同ストアでは、16SSコレクションのシューズ、バッグを豊富にラインナップ。アイコンバッグである「ソメ(SOMMET)」の新作や春夏らしいカラーリングのシューズも販売される。今回コラボしたソブツキはポーランド生まれのアーティスト。イラストレーション、セットデザイン、アートディレクションの分野で活躍している。同ストアではミラノの伝統あるエキゾチックレザー工房「アトリエ ザリアーニ」からインスピレーションを受けた空間を展開。アトリエのムードはそのままに、ソブツキのセンスが融合する店内に仕上がっている。
2016年01月23日伊勢丹新宿店では1月27日から2月1日まで、世界最大級のショコラの祭典「サロン・デュ・ショコラ」とは違うもうひとつのショコライベントとして、「ショコラ・イセタネーション」を全館で開催する。イベントではファッションやビューティ、アートなど、スイーツの垣根を超えた様々な提案を行う。本イベントは、人々を魅了してやまないショコラへの感謝とリスペクトの想いを込めて、伊勢丹がショコラのファッション性・芸術性を向上させることを目的として、今回初めて取り組むイベント。期間中、同店本館のウィンドウは、16年1月より放送がスタートしたNHK大河ドラマ「真田丸」の題字を手掛ける左官技能士の挾土秀平氏による、ショコラをテーマにしたクリエーションで飾られる。これは左官職人の壁塗りの所作が、ショコラを制作する過程のパティシエの動きに、共通項が多いことから着想を得たもの。本館5階センターパークでは、同氏の作品が展示販売される。本館2階では、六本木・恵比寿に店舗を構える人気店「Toshi Yoroizuka」のオーナーシェフ鎧塚俊彦氏と日本人デザイナーとのコラボレートを企画。シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)や、タロウホリウチ(TARO HORIUCHI)など、8つのジャパニーズデザイナーブランドの今シーズンのルックからインスパイアしたデザートを鎧塚氏が考案し、そのストーリーを商品と共に映像や写真で展開する。また、ビューティーアポセカリーではスーパーフードを材料に使用し健康に配慮したショコラを展開する他、早坂香須子氏やエリカ・アンギャル氏を迎えたトークイベントも実施。スイーツ好きに朗報なのは、ショコラをモチーフにしたネックレスやリングなどアクセサリーも製作される。その他、リビング、子供服にアクセサリー、ウェディングなど様々なコンテンツを用意し、ファッションと暮らしにおけるショコラとの新しい関係を提案する。
2016年01月21日伊勢丹新宿店では1月26日まで、着物を“新しいスタイリング”として提案するイベント「ファッションとキモノとイキモノ展」を同店本館2階センターパーク/TOKYO解放区で開催している。同展では、アグリ サギモリ(AGURI SAGIMORI)のデザイナー鷺森アグリが、キモノディレクターのCHOKO、イラストレーターのハセガワ・アヤ、ハイカロリイオトメ(highcaloryotome)のデザイナー山田智子の着物を愛する3人を通じて、和と洋の境界を超えた新しい価値としての「キモノ」や「キモノ雑貨」を紹介する。鷺森は、2010年度の「第28回毎日ファッション大賞」において新人賞・資生堂奨励賞の受賞経験を持つ気鋭デザイナー。女性の美しさと妖しさ、儚さと強さをコンセプトに、日本独自の繊細な美意識と内に秘めた芯の強さを表現し、また様々なクリエーターたちとともに新しい挑戦を続けている。今回のイベントでは、同柄の生地で制作した着物とドレスや、鹿が描かれた和バッグ、“刺繍バックヘッドドレス”などのアクセサリーを販売する。(バックヘッドドレスのオーダー会の詳細は下記参照)「SPUNKY KIMONO STYLE」をブランドコンセプトに持つキモノディレクターCHOKOは、帯まわりに遊び心をプラスする“リングリング帯締め”や、“ネコマタイヤーカフ”、レオパード帯揚げ、草履などを紹介。着物好きが高じ08年に「イラストレーターが手がける着物の世界」をコンセプトとした自らの浴衣ブランド、ポワソンドール(poisson do’r)を立ち上げたイラストレーターのハセガワ・アヤは、同氏の猫を中心とした“イキモノ”のイラストが描かれた小物や帯などを販売する。「ふまじめなものをまじめに作る」をポリシーに、着物や和雑貨のデザインを手掛けるハイカロリイオトメの山田智子からも、同じく猫などの“イキモノ”柄の帯、クッション、ブローチなどがラインアップ。会期中会場には、鷺森アグリ、CHOKO、山田智子が毎日来場する他、着物で撮影を楽しむことができるフォトブースの特設や、税込3万2,400円以上の購入した先着10名を対象にCHOKOオリジナル限定ポーチのプレゼントも行われている。同店担当バイヤーは、「このイベントを通じて、“ファッションの自由さ”を発信したい。着物を従来の伝統ある着こなしとして楽しむだけでなく、新しい価値“キモノ”として捉えることで、その着こなし、つまりファッションの幅を広げていきたい。会場ではキモノへのキッカケになりえる現代風の羽織や帯など、お気に入りのキモノアイテムを発見していただければ」とコメントしている。【イベント情報】「バックヘッドドレス オーダー会」(※各日10名限定)■日時1月22日 午後6時から午後7時(定員:5名)、午後7時から午後8時(定員:5名)1月24日 正午~午後1時(定員:5名)、午後1時から午後2時(定員:5名)1月26日 午後6時から午後7時(定員:5名)、午後7時から午後8時(定員:5名)■予約方法1月18日正午から先着順で、本館2階センターパーク/TOKYO解放区へ電話または来店で受付。■問い合わせ先:大代表 03-3352-1111(伊勢丹新宿店本館2階センターパーク/TOKYO解放区)
2016年01月20日グッチは2016春夏シューズコレクションを伊勢丹新宿店本館2階婦人靴プロモーションで1月27日から2月9日まで紹介する。2015年、グッチのクリエーティブディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)の世界観が反映された同スペースでは、2016年コレクションラインを中心としたシューズを展開。“ブルー/レッド/ブルー”のシグネチャーウェブとダブルGのメタルディテールがあしらわれたヒールローファー(14万5,000円)をはじめ、ホースビットが施されたスリッパ(7万4,000円)、T字ストラップパンプス(12万8,000円)など、2016春夏シーズンを彩るシューズの先行受注、販売を行う。今プロモーションで新色展開をスタートするのは、フリンジとダブルGディテールが特徴のパンプス(11万円)やチャンキーヒールサンダル(7万9,000円)など。このほか、グッチのアイコニックなGGパターンを採用したシューズ(10万6,000円)、レースアップブーツ(26万7,000円)も紹介される。
2016年01月20日2月11日より公開されるケイト・ブランシェット主演の映画『キャロル』と、今年20周年を迎える伊勢丹のリ・スタイルから生まれたファッションブランド・ルーガ(LUGHA)がコラボレーションするポップアップイベントが、1月27日から2月1日まで伊勢丹新宿店本館3階で開催される。『キャロル』は、アメリカの人気作家パトリシア・ハイスミスが別名義で発表した大ベストセラー小説が原作。1952年のニューヨークを舞台に、高級百貨店でアルバイトする若きテレーズと、この上なく美しき魅惑の女性キャロルが出会うところから物語が始まる。監督は鬼才トット・ヘインズが務め、実力派若手女優ルーニー・マーラと、アカデミー賞の常連である大女優ケイト・ブランシェットの競演が話題を呼ぶ。また50年代のニューヨークを美しく再現した衣装や作品を引き立てる名曲の数々も脚光を浴び、本年度アカデミー賞最有力候補と名高い作品だ。物語の中で2人が出会った場所が百貨店であることから、今回のコラボレーションイベントを企図。劇中で描かれる50年代のニューヨークの世界観を、ファッションで表現する。ルーガはクラシカルなレースをあしらったドレスなど、映画からインスパイアを受けてデザインされた新作コレクションを紹介。また、代官山のヴィンテージショップ、エヴァ ファッション アート(EVA fashion art)のオーナー・宮崎聖子氏が、世界中を巡って買い付けた50年代のヴィンテージアイテムの中から、映画に登場する2人のキャラクターをイメージしてセレクトしたアクセサリーや小物なども販売する。会場ではビリー・ホリディやジョー・スタッフォードといった本作の魅力を盛り上げる音楽がBGMで流れ、劇中でキャロルが着用しているサルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)のシューズや、衣装デザインを手掛けたデザイナー、サンディ・パウエルのデザイン画を始め、印象的な映画のシーンを切り取ったパネルが展示される。また会期中の29日には、雑誌・テレビで活躍する著述家・湯山玲子を迎え、1日限りの招待制のスペシャルパーティー「キャロルナイト」を開催。ミュージシャンの野宮真貴をゲストにトークセッションを行う他、コスメブランドM・A・Cと、人気ヘアサロンGARDENのトップスタイリストが集結し、クラシカルな女優気分が味わえるヘアメイクを伝授するなど、様々なコンテンツを用意している。
2016年01月19日フレンチブランド「ザディグ・エ・ヴォルテール(ZADIG & VOLTAIRE)」とパリのチョコレートブランド「ル・ショコラ・デ・フランセ(Le chocolat des Francais)」のコラボレーションによるチョコレートが、ザディグ・エ・ヴォルテール伊勢丹新宿店での発売を皮切りに、同ブランド全店舗にて期間限定で発売となる。「ザディグ・エ・ヴォルテール」は、アフォーダブルラグジュアリーをコンセプトに、ハイクオリティー素材を使用したヴィンテージ感、リラックス感のあるリアルクローズを提案し、全世界に300店舗以上を展開するファッションブランド。パリのチョコレートブランド「ル・ショコラ・デ・フランセ」は、2人の若きパリジャン、ポール=アンリとマチューが2014年に創業し、防腐剤などの薬品は一切使わず、厳選されたカカオバター100%で手作りされているタブレットチョコレートが人気。また味だけでなく、手作業の工房で印刷する数量限定のお洒落なパッケージも魅力で、昨年秋にはパリのトレンディなセレクトショップの代名詞「コレット」や「グランド・エピスリー」といった食材店などで、オリジナルデザインの販売が始まるとパッケージを収集するファンも急増したほど。両ブランドのコラボレーションで生まれた今回のアイテムは、「ザディグ・エ・ヴォルテール」のオリジナルパッケージによる「ル・ショコラ・デ・フランセ」のタブレットチョコレートで、2デザイン、ミルクチョコレート&ソルトキャラメル、ダークチョコレートの2フレーバーで展開する。価格は、1,296円。1月20日(水)~26日(火)、ザディグ・エ・ヴォルテール 伊勢丹 新宿店での販売を皮切りに、1月29日(金)~2月14日(日)の期間、ザディグ・エ・ヴォルテール青山店・なんばパークス店にて、2月3日(水)~14日(日)の期間ではその他、全店舗で発売となる。(text:cinemacafe.net)
2016年01月19日世界的料理人アラン・デュカス(Alain Ducasse)がプロデュースする銀座のラグジュアリーフレンチレストラン「ベージュ アラン・デュカス 東京」は、1月27日から2月14日まで、伊勢丹新宿店本館4階センターパークで、オリジナルスイーツを期間限定販売する。ベージュ アラン・デュカス 東京は、2004年にシャネル(CHANEL)とアラン・デュカス(Alain Ducasse)のコラボレーションによって誕生したフレンチレストラン。今回、同レストランのシェフパティシエを務めるシルヴァン・コンスタン(Sylvain Constans)は、伊勢丹新宿店のファッションとチョコレートスイーツをコラボレーションさせる企画「ショコラ・イセタネーション」の一環として、シャネルのアイコンを5つのスイーツに表現した。「ブトン・シャネル(5個入り)」(2,200円)は、シャネルのジャケットのボタンを象ったダーク&ホワイトのチョコレート詰め合わせ。普段、同レストランの食後のスイーツとして提供されるが、今回のために“香水瓶”“マトラッセ”、“エトワール”の型がデザインされている。「マカロン・ベージュ(3個入り)」(2,000円)は、季節ごとに風味を変えてレストランやテラスで提供されるマカロンを、チョコレート、レモン、フランボワーズの3フレーバーでセット。カメリアのショコラをあしらって、よりフェミニンな印象が醸し出される。「カレ・シャネル」(1,800円)は、同レストランのオープン時より作り続けられているシグネチャー・デザート。表情や色彩の異なる糸で織り成すツイードをカレ(正方形)に切り取ったモチーフで、濃厚なチョコレートとヘーゼルナッツの風味に仕上げられている。「カメリア・ショコラ」(直径10cm 1,800円)は、カメリアの花が象られた生菓子。サブレ、ジャンドゥージャ風味のムースをグラサージュで覆い、“チョコレート尽くしの一輪”に仕立てられる。「マトラッセ」(3cm×10cm 1,800円)は、シャネル・バッグを象徴するキルティングモチーフのマトラッセが、チョコレートとパッションの組み合わせで再現される。会期中、同会場スペースは、シャネル銀座ビルディングの屋上テラス「ル・ジャルダン・ドゥ・ツイード」に見立てられ、シャネルとアラン・デュカスが醸すシンプルでエレガントな空間が演出される。
2016年01月15日三越伊勢丹ホールディングスは1月22日からフランス・パリで開催されるファッション小物の国際展示会、プルミエールクラス(PREMIERE CLASSE)に初出展する。今回、三越伊勢丹がプルミエールクラス出展するのは、婦人靴。ファセッタズム(FACETASM)やニューニュー(newneu.)など、注目のファッションブランドと協業したシューズや、東レ、クラレの最先端技術で開発された人工皮革素材を使用したシューズなどを展示する。婦人靴の担当バイヤーは、プルミエールクラスに出展するにあたり「11年から自社プライベートブランドでは、川上に遡り一から事業者と婦人靴製作に取り組んできた。5年間試行錯誤を重ねる中で、日本国内に留まらずイタリアやスペインなどの作り手との関係が構築され、靴づくりのノウハウも蓄積されてきた。このタイミングでデザインや作りはもちろん、履きやすさにも拘ったメイド・イン・ジャパンの靴を世界のバイヤー達に見てもらいたい」と意気込む。昨年10月の東京コレクションで、一足早く同社との協業で製作したシューズでランウエイに臨んだファセッタズム(FACETASM)とは、「ルックを完成させる上で欠かせないシューズでも、納得がいくクオリティのアイテムを作りたい。また、東京から新しい足元のスタイルを提案したい」という思いが共鳴し、16AWでも協業を継続していくという。その他、TOKYO新人デザイナーファッション大賞のプロ部門の審査に合格した優れたデザイナーたちで構成される「CREATOR’S TOKYO」のブランドとも靴づくりを行うという。また、東レやクラレの人口皮革を使った商品開発について前述のバイヤーは、「お客さまにいつも新しい商品を提案したいと考えた時、高い技術力をベースに開発された人工皮革は、風合いが革に近づいている点や、防水性、防汚性に優れている。靴に適した機能を備えていることに魅力を感じた。人工皮革という次世代の素材を使うことで、これからの未来を見据えた提案になれば」とコメントする。年間約6万足のシューズを販売する伊勢丹婦人靴プライベートブランド。伊勢丹婦人靴では昨年からはOEM業もスタートさせ、16年にはADOグループ約5店舗への商品卸もはじめるという。自社で商品開発を行うメリットについて「ネットワークが広がったこともあり、業界のセオリーから逸脱していたとしても、フレキシブルにお客さまの要望に応えた靴づくりが出来ること。靴づくりに必要な知見を社内にも蓄積することが出来ること」を担当者は挙げる。顧客の声、デザイナーたちの声に応えながら成長した三越伊勢丹の婦人靴。次なる一手に注目したい。
2016年01月13日伊勢丹新宿店メンズ館は、1月20日から2月1日まで、タレントの木梨憲武の父、木梨作三が経営する自転車店「木梨サイクル」とコラボレーションした期間限定ショップを同館1階プロモーションスペースにオープンする。木梨サイクルは、1961年に東京・祖師ヶ谷大蔵に創業以来、変わらぬスタイルで“街の自転車店”として営業している一方、自社でオンラインショッピングサイトも手掛け、ファッションブランドとコラボレーションしたアイテムも販売。同ショップでは、同店メンズ館とコラボレーションした店頭限定品や先行販売品のほか、同サイトで取り扱うオリジナル商品などを展開する。「ISETAN × KINASHI CYCLE」のロゴが入ったキャップ(税込5,300円)は、今回の期間限定ショップのために、伊勢丹メンズ、木梨サイクル、スターター(STARTER)、オーバーライド(override)の4社がコラボレーションして製作、限定販売される。このほか、手塚治虫と赤塚不二夫の作品が融合して生まれた“テヅカフジオ”のTシャツ(税込3,900円)や自転車キーホルダー(税込250円)なども限定アイテムとして販売される。また、会場では木梨サイクルとカバンドズッカ(CABANE de ZUCCa)がコラボレーションしたアイテムが先行販売される。パーカー(税込2万520円)をはじめ、ブロードシャツ(税込19,440円)、Tシャツ(税込8,640円)、デニムパンツ(税込3万240円)、2WAYトートバッグなど。木梨サイクルオリジナル商品としては、「木梨サイクル×タイメックス(TIMEX)」の時計(税込1万5,120円)、ナノ・ユニバース(nano・universe)のダウンベスト(税込2万9,800円)、ポーター(PORTER)のボディバッグ(税込2万円)、デミタ(DEMITA)のタンブラー(税込1,500円)などが販売される。伊勢丹メンズ館の担当バイヤーは、今回の取り組みについて、「木梨サイクルと伊勢丹メンズ館が組むことにより、互いの異なる顧客層を開拓していきたい。木梨サイクル側も普段はオンラインショッピングサイトのみの販売のため、リアルの世界における顧客の関心を把握することができるチャンスでもあり、お互いの今後の商品開発につながれば」とコメントしている。
2016年01月08日伊勢丹シンガポール(ISETAN(S))、ヤマト運輸、ANA Cargoの3社は1月8日、1月9日より、ISETAN(S)のECサイトである「I ONLINE」上で、越境ECサイト「ISETAN JAPAN DIRECT」を新設し、日本の農水産品などの食材をシンガポールの消費者に届ける「お取り寄せ」モデルをスタートすると発表した。ISETAN(S)は、2009年にECサイト「I ONLINE」を立ち上げ、今後更に高まる高品質な日本の食材に対する顧客の要望に応えるため、ニーズの開拓や販売チャネル拡大を推進している。一方、ヤマト運輸とANA Cargoは、2014年5月にパートナーシップを強化し、沖縄国際物流ハブを基点としたビジネスモデルの拡充をはじめ、日本全国の農水産品のアジアへの販路拡大や、越境ECによる「お取り寄せ」モデルを具現化するなど、新たな市場の開拓に取り組んでいる。今回、ISETAN(S)が「I ONLINE」上に越境ECサイトとして「ISETAN JAPAN DIRECT」を新設し、シンガポールに日本の高品質な食材を購入可能にし、ヤマト運輸とANA Cargoが提供する国際間の小口保冷輸送サービス「国際クール宅急便」などの輸送サービスを通して、シンガポールの購入者の自宅まで、出荷から最短翌々日の午前中に届ける。第一弾の食材として、福岡県産のイチゴ「あまおう」を販売。今後は「ISETAN JAPAN DIRECT」の商品ラインナップを充実し、ISETAN(S)の店頭において、定期的に日本産品の試食会などのプロモーションイベントを実施し、日本産品の輸出拡大に取り組んでいくという。
2016年01月08日伊勢丹新宿店では、1月3日から11日まで、日本全国各地の匠の技を紹介するイベント「47都道府県のものづくり-伝統の技、新しい魅力-」を同店本館6階催物場で開催している。宮城県からは明治期に創業し、工芸品を取り扱うしまぬきの“明かりこけし”が登場。手に持って傾けたり、地震で倒れるとLEDライトが自動点灯するなど、伝統工芸に現代需要が昇華された形で紹介されている。山形県の「木のあかり」は、組子(くみこ)の技法が採用されたオブジェクトライトを紹介。組子とは木材で直線や幾何学的な模様を組み合わせる日本古来の伝統技術のことで、同社からは青森ヒバ(ヒノキ科)に組子が施された行燈や照明など、実用性とアートの両面を兼ね備えたライトを販売している。福井県で江戸時代から漆工芸品を手掛ける漆琳堂から紹介されるのは、国産檜と越前漆器の漆と越前和紙が組み合わされた名刺入れ。檜と漆による伝統技術の共演は、シンプルかつ和モダンなデザインとなっている。佐賀県の嬉野からは、開窯400年以上も遡る肥前吉田焼の陶磁器が登場。この長い伝統にとらわれることなく“新しい価値”を発信しているのは、その土地で生まれたブランド・224 porcelain。同ブランドが提供するカップは、国産牛革のカバーを被せ、飲み物の熱がやんわりと伝わるよう新たな工夫が施されている。また、文庫本サイズの一輪挿しも展開、和室にも洋室にもマッチする花器だ。このほか、和歌山県の高田耕造商店からは、職人によって1枚1枚採取された棕櫚(しゅろ)の皮から製造される束子(たわし)や、ほうきが紹介されている。このほうきは、最初は畳やフローリングなどの座敷用として、摩耗してきたら土間や玄関に、最後は庭用といった具合に、ライフスタイルに適合する形で使用できるという。
2016年01月07日ディオール オム(DIOR HOMME)は、1月6日から19日まで、伊勢丹新宿店メンズ館3階で、2016年サマーコレクションの先行ポップアップショップをオープンする。伝統や格式を守りながらも、マスキュリンなドレスコードのルールを遊び心いっぱいに覆すような男性像が表現された2016年サマーコレクション。会場ではジャケットやプルオーバー、Tシャツ、シャツ、バックパック、ナップサック、クラッチバッグ、ポーチ、財布といったアイテムが豊富に販売される。同コレクションは、メンズウエアに見られる様々なサインやシンボルの中でも、ミリタリーユニフォームやスポーツウエアの歴史からもインスピレーションを得ており、アイテムにはカモフラージュ柄やイギリス海軍の制服の色であるネイビーブルーなどのカラーが中心に選ばれている。【イベント詳細】ディオール オム 2016 夏コレクションの先行期間限定ストア開催期間:1月6日から19日会場:伊勢丹新宿店メンズ館 3F住所:東京都新宿区新宿3-14-1問い合せ先:クリスチャン ディオール 0120-02-1947
2016年01月06日日本のもてなしの心を表現すべく、伊勢丹新宿店メンズ館各階で新春にふさわしい「書」が展示されている。同館3階では5日まで柿沼康ニの個展「ONE」が、同館8階では12日まで吉川壽一の「伸展」を披露する。同館1階入口正面には、マンガ『バガボンド』やNHK大河ドラマ『武蔵』『龍馬』の題字などを揮毫する書家・吉川壽一の筆による「伸展」の文字が大きく掲げられる。このテーマは「伸」の文字が“にんべん”と2016年の干支である「申」からなることから「本年のお客さまにとっての伸展」を願って考えられたという。1階正面玄関からエスカレーターで上り、下りする際に見える各階の壁面にも“ちょいアート”と呼ばれるスペースに吉川による書が展示され、最上館である8階「チャーリーヴァイス」にて、同氏の作品約20点を展示販売する。会期中10日、11日の11時から18時には、吉川が顧客と会話し文字を選び、その場で筆を執るイベントを行う。(5万円※各日とも限定数あり)また、プラダ(PRADA)、ディオール オム(DIOR HOMME)、グッチ(GUCCI)など、ラグジュアリーブランドを取り扱う同館3階では、確かな書の技術と前衛的な精神から生まれた独自のスタイルで筆をとる書家・柿沼康ニの個展「ONE」を5日までの期間開催する。同展のために最新作を書き下ろした柿沼は「今回の作品は平面である書の展示ではあるが、自分の脳内構造を示したインスタレーションである」と意気込みを語る。担当バイヤーは柿沼に展示を依頼した経緯を「世界各国で展開するラグジュアリーブランドの中に、日本の正月を想起させる“書”を展示することにより海外からの顧客にも日本の新春を表現したかった」とコメントする。3階では“はじまり”を意味し、柿沼の代名詞的作品でもある「一」をモチーフにした6作品を展示する。新たな年のはじまりに、書家が文字に込めたメッセージを愛でながらのショッピングも粋ではなかろうか。
2016年01月04日京都で培われてきた技術が集結するデザインの祭典「Design Week Kyoto ゐゑ2016」が、16年2月21日から28日までジェイアール京都伊勢丹、京都信用金庫、堀川commonをメインとした約100ヶ所の会場にて開催される。これまで世界100以上の都市で開催されてきた「Design Week」という名のイベントは、工房や工場、スタジオなどをオープンしたり、イベントなどを実施することで、国内外の様々な人たちがその街のモノやコト、ヒトと交流しあう場と時間を創出してきた。様々な「モノやコト」が存在する京都だが、敷居の高いイメージを持つ人にとっては、なかなかそれらに触れたり、知る機会が少なく、観光客はもちろん地元の人ですら“真の京都を知らない”人が多いことが現実にあるという。そこで今回、工芸、芸能、アート、意匠、建築、ハイテクノロジーなど、長い歴史の中で培われたモノやコトが豊富に存在する、ものづくりとイノベーションの街である京都をより理解し、未来へ繋げることを目的にプロジェクトが立ち上がった。開催期間中の1週間は、京都の街中を会場とし、オフィスや工房、カフェなど様々な場所を開放。普段敷居が高いと感じる施設に、誰でも気軽に入ることの出来る機会が設けられる。「普段は接点の持たない業種の方同士でコミュニケーションが生まれたり、そこから新たな創造活動へと繋がるのではないかと考えている」という同プロジェクトチームの話の通り、かつて、京都府京丹波町のクロイ電機と、ドイツ人デザイナーのヴォルフ・ワーグナー(Wolf Wagner)のコラボレーションによって開発されたLEDスクリーン「Matrix」のように、普段は接点のない業種同士のコラボレーションにより新たな創造物を生み出すことを目指す。【イベント情報】「Design Week Kyoto ゐゑ2016」会場:ジェイアール京都伊勢丹、京都信用金庫、堀川commonをメインとした約100ヶ所会期:16年2月21日~28日
2016年01月04日約3年前、ここのがっこうの卒業制作発表で出会ったファッションデザイナー・中里周子と伊勢丹新宿店TOKYO解放区担当バイヤー・寺澤真理。ファッションを愛する2人が語る「ファッションの未来」、そして「真面目と不真面目」とは?■宇宙には夢がある。だから、みんなの「見たい!」をカタチにしたー今回は宇宙に伊勢丹の支店を出すというコンセプトですが、宇宙ってそれだけで未知ですよね。中里周子(以下、中里):宇宙には単純に夢がありますよね。広がりもでますし。今回は本当に多くの人に企画に協力して頂いて、なんとエジプト考古学の吉村作治先生もアイシングクッキーに恵比寿様のような出で立ちで登場しています。周りにスフィンクスたちを引き連れているという(笑)JAXAさんから宇宙服もお借りしてきました。私の昔のバイト先「青山TWINS」とも、くすっと笑ってしまうような、人の心をくすぐるような物を作らせて頂きましたど。みんなが「見たい!」と思うものを一緒に作り上げていった感覚です。寺澤真理(以下、寺澤):みんながみんな、業務だからみたいなことだけじゃなくで「何か面白いものが待っているかもしれない!」っていう熱量で動いているなという感じでしたね。そういったプロセスにも可能性があると思います。中里さんには「何かその先にある」と思わせる才能があると思っています。■ファッションからは、人間に対する愛を感じるー中里さんは「ファッションデザイナー」という肩書きを使われていますね。何か拘りがるのでしょうか?中里:アーティストという括りで紹介されることも多いのですが、「ファッションデザイナー」であることには拘っています。私が言う「ファッションデザイナー」とは“人間に関わる全ての接触のカタチを提案する人”という意味。ファッションをやっているからこそ、人に対して提案する何かがあると思っています。16SSのロエベで、J.W.アンダーソンが脚にラップみたいなものを巻いてきたように、ファッションだからこその人に対する無理強いのようなものがあるように感じますね。この重くも軽くも人間に対して反応できることこそ、ファッションだからこそ持ち得る人間に対する視点だなと思います。人間に対する愛を感じる。ファッションだからこそ持ち得る、人への愛。これが大事。■「真面目」を知っているからこそ、「不真面目」になれるーこのファッションにおける攻め感を受けて立つ時の感覚を言葉で表現するならば?中里:絶対的な美であるモードに対して、「ヘタレ」で挑戦していくことですね。パッと手のひらを返すような美意識を打ち出すことで、モードを翻すこと、それが「ヘタレ」です。もう一つ「不真面目」には美があるんじゃないかとも考えています。「ヌケ感」の底面には「不真面目」があるんじゃないかという考え方です。「モード」と「アンチモード」という二項対立ではなくて、「不真面目」って、全然違うレイヤーにいてひょっとやって来るようなイメージなんです。だから「モード」に対する「アヴァンギャルド」、分かりやすく言えば、コムデギャルソンのような反骨精神を持つことは、「不真面目」とはまた違ったもののような気がします。「不真面目」をイメージするなら、90年代だったらブレスの「自分たちは友達が大事だし、ここで飲みながら展示会やるよ」っていう空気感。だから、「不真面目」とは「おしゃれ」とも近い感覚ですね。「不真面目」なだけだったら心は動かない。「おしゃれ」と「不真面目」と「エレガンス」、この要素がファッションには必要だと考えています。寺澤:それに近い感覚だと「ユーモア」と「知性」と「インテリジェンス」がありますね。ユーモアは誰かをけがしたり、傷つけたりする訳ではないし、そもそも知性がないとユーモアが生まれない。だから「不真面目」も「真面目」を知っていないと生まれないんですよね。その「真面目」から「不真面目」への外し方にその人の個性が出る。それが美意識だと思います。ーいずれにせよ、ファッションにおける立ち位置が、個人の美意識による訳ですから、非常に人間らしい振る舞いと言えそうですね。寺澤:それに、人に対する愛情が表現に繋がっている人のファッションには、こちらも熱量や愛をちゃんと感じますね。そこに愛情がない場合は工業製品かのように感じてしまう。TOKYO解放区の役割はお客さまに「ファッション」を提案することなんだと思っています。モノを買う時の、心が突き動かされる感じ。商品というモノにはなっているのだけど、気持ちがこもってるものが持つ力を私は信じていて、それを共有できる人と一緒に仕事をしたいと思っています。ストーリーがあるファッションの方が、きっとみんなを幸せにするし、寒さが凌げるとか機能をうたったファッションより、これからの未来はより役に立つんじゃないかなと感じています。これからは「思いを持った人」「感覚を大切にする人」が、人間同士いい仕事が出来るんだなと思います。■ISETAN宇宙支店も、だれかの「なんか楽しい」になりたい中里:今回の企画「ようこそ、ISETAN 宇宙支店へーわたしたちの未来の百貨店ー」も多くの人にとっては「はてはて」と思うんじゃないかと思います。寺澤:一つ思うのは、今回の企画にはこれからの未来にとって何かしらのヒントがあると思っています。私が約3年前、中里さんの卒業制作を見て「はてはて、まったく理解出来ないぞ。でも、なんか楽しい」と感じたみたいに、考え方だったり、発想だったり、気付きが噛み締めていくと見つかると信じています。そして、中里さんは、そういったヒントを与えてくれる人なんだと思います。■たとえ買ってくれなくても、作品が誰かの「ネタ元」になったら嬉しいー中里さんの考える未来の自分はどんなイメージですか?中里:大事にしているのは、「ネタ元」でありたいということです。私の作品を見て、買ってくれなかったとしても、その概念や心意気から何かを感じ取ってもらいたいと思っています。私はよくこういった(馬の時計)ものを買うんですけど、時計なのに時計はちっちゃいし、馬のしっぽと身体は質感が違うし「何でそこまでするの!」という意識が発動して、自分だったらこの馬の時計をどう別のものとして表現出来るかを考えてしまいます。そこから、次の提案のアイデアが生まれてくる。自分の作品はそういうネタ元であって欲しいと思っています。身近なところでは、水槽のカタログも作ってみたいし、ドバイにも今は興味があります(笑)。あと2年以内にドバイ進出したいです。アラブ圏ではジュエリー感覚で、鷹を手に乗せているみたいだし。自分達が理解出来ない美意識に、あえて挑戦したい気がします。あとは、ビジネス面を強化していきたい。本当は5000%の熱量で作品作りに向き合うことはいくらでも出来るけど、自分が夢中になってしまうと、周りの人のことが見えなくなってしまう。だから80%の力で全体を俯瞰する力も必要だなと思っています。そう考えると「NORIKONAKAZATO」も「自己表現の場」というだけでなく、ブランドとしての振る舞いを俯瞰することで、いろんな可能性が見えてくるのかなと最近考えています。【イベント情報】タイトル:ようこそ、ISETAN 宇宙支店へーわたしたちの未来の百貨店ー会場:伊勢丹新宿店本館2階=センターパーク/TOKYO解放区会期:15年12月26日から16年1月12日前半「中里周子×寺澤真理『ファッション×デジタルを考えたら、宇宙に行き着いた』」へ戻る。前半「中里周子×寺澤真理『ファッション×デジタルを考えたら、宇宙に行き着いた』」へ戻る。
2016年01月03日新春、ファッションデザイナー中里周子が考える3016年の百貨店の姿を提案したポップアップショップ「ようこそ、ISETAN 宇宙支店へーわたしたちの未来の百貨店ー」が、伊勢丹新宿店本館2階=TOKYO解放区にオープンしている。中里は、14年欧州最大のファッションコンペティション「ITS(International Talent Support)」のジュエリー部門で日本人初のグランプリを受賞。現在は、東京藝術大学美術学部芸術学科博士課程に在籍中というキャリアの持ち主。ファッションにおいても、強烈なメッセージと個性を放つ彼女から、目を離せない。今回は、中里がITSで受賞する約1年前に彼女と出会った、同ポップアップショップの舞台となるTOKYO解放区の担当バイヤー・寺澤真理が「ファッション」をテーマに熱いダブルトークを繰り広げる。二人の出会いの場となったのは、山縣良和が主催する「ここのがっこう」の卒業制作発表会。どうやら、当時から中里は「デパート」に関心があった模様…。■正直、はじめて中里さんの作品を見たときは「なんだこれは?」と思ったー中里さんと寺澤さん、お二人が出会ったのは「ここのがっこう」の卒業制作発表の時だったと聞きました。どんな印象を持ちましたか?寺澤真理(以下、寺澤):13年3月にリトゥン(アフターワーズ)の山縣(良和)さんにお声がけ頂いて、「ここのがっこう」の卒業制作の講評を担当しました。その時の卒業生に中里さんもいて、正直そこで中里さんの作品を目にした時は「なんだこれは?」と思いましたね(笑)中里周子(以下、中里):その時、私が作っていたのが「デパートプロジェクト」。架空のデパートを作るために、ダイナマイトでデパートを作るための土地を爆破する映像や、架空の商品を掲載したショッピングカタログ、人の顔がつながったアクセサリーや洋服などを並べて発表しました。商品説明VTRもありましたね。ー出会いの時から、「デパート」をテーマにした作品を発表していたなんて、運命的ですね。中里:子供の頃から、完成形の物を見せる場であり、何でも買えるものがあるというデパートに惹かれるものがありました。高校が新宿にあったので、学校帰りに伊勢丹に寄ったり。なんだか「伊勢丹は提案するエネルギーが凄いな」と当時の私は思っていました。寺澤: 約3年前の卒業制作発表の時は、中里さんはぶっ飛んでいて面白いけど、販売する場を持っている私から見ると「物を売ること」、つまりは生業に出来る「モノに落とし込む」という表現活動とは一番遠い存在の方かなと、その時は思っていました。講評でも、アーティストとして、その発想のユニークさを活かしたらいいのではとお伝えしていました。■中里さんとだったら、きっと考え方のシフトが出来ると思ったーそんなお二人が今年1月12日まで伊勢丹新宿店で「ようこそ、ISETAN宇宙支店へーわたしたちの未来の百貨店ー」と題したポップアップショップを展開中です。「百貨店という場所で、物を販売する」ことに至るまでに、どんな変化があったのでしょうか?中里:14年の秋冬からブランド「NORIKONAKAZATO」をスタートしたこともあり、どう見せたら自分の作品を手に取ってもらえるのかを考える機会が多々ありました。自分の作品が持つ世界感を大切にしているので、展示会をして、バイヤーさんに来て頂いて、オーダーをつけてもらうというやり方にはあわないなと思うこともあります。例えば、グループ展示会で他のブランドと同じ照明やラックで自分のブランドの服を展示したことがありました。様子を見ていたら、ほとんどの人が私のラックの洋服に手を伸ばさないんです。その時「あぁ、私はこのやり方を続けていたら進歩しない」とふと思いました。つまり、見せるものと、見せる場所が一致していなかったんです。その時考えたのは、みんなの作品が展示会場で手に取れるとしたら、「NORIKONAKAZATO」の商品は、その会場の窓から望遠鏡で向かいのビルを見ないと見られません」とか、そのくらい作品を見せる時の在り方を考えなくてはいけないと思いました。寺澤:私もここ数年、百貨店が従来のように「モノ」を販売することで、お客さまから対価を頂くというかたちの限界を個人的に感じていました。もっと何か別の、次のやりかたにシフトする時期がやってきているのではないか?という、もやもやした思いの突破口の一つに、“物に価値を落とし込むこと”ではない提案をしていくことに可能性があるのではと考えていて、その考え方のシフトが中里さんとだったら出来るんじゃないかと思いました。そんな時、中里さんが昨年写真家・小林健太さん開催した二人展「ISLAND IS ISLAND」でPsychic VR LabさんとVRシステムを使った表現をされることを知ったんですよね。■ファッション×デジタルについて考えたら、宇宙に行き着いた中里:去年の8月末くらいに、寺澤さんから「ファッションとデジタル」をキーワードに、年末年始に伊勢丹で何か出来ないか?という相談を頂きましたよね。ここ数年は、自分の表現を手にとりやすい形に落とすためのバランスを模索していた時期とも言えるかもしれません。だから、自分の表現を手にとりやすい形に落としてみようと思っていたタイミングだったこともあり、やってみたいなと思いました。寺澤:そこからは、伊勢丹チームと中里さんで、7~8回はブレストをしました。ブレストの中から「伊勢丹を宇宙に持っていけたらいいんじゃない?」というアイデアが出て、そこからは加速度を増して企画がふくらんでいった気がしています。中里:私自身は「ファッション×デジタル」を表現するにあたって、光るテキスタイルを使うなど、いわゆる新しいテクノロジーが可能にしたファッション提案をする役割のデザイナーではないと思っています。テクノロジーと真っ向勝負するより、別の角度から「裏技的な」提案をすることが大事だと考えていて、それは単純に「すごい!」とか「おもしろい!」とか、まずそういう直感的な感覚を表現したいなと考えました。だから、才能の無駄遣いというか「ぬけ感」のあるアプローチに繋がっているんだと思います。それは、しっかりとした場であえてふざけてみることで、物事の本質が見えてくるとも考えているからです。■ファッションは必ずプラスの感情で終わらなくてはいけないー中里さんのお話を伺っていると、「表現すること」「伝えること」に対する強い思いを感じます。なぜそこに思いを寄せるのでしょうか?中里:私は人間に関わる全ての“接触の瞬間”に興味があるんです。接触みたいなものをいつも探していて、それを可能にするのがファッションだと思っています。ファッションがアートとこれだけは違うなと思っているのは、ファッションは必ずプラスの感情で終わらなくてはならないという点。「汚い…」とか「触りたくない…」とかでは、ファッションは成立しません。「かわいい!」とか「かっこい!」とか、ファッションと人の接触部分でプラスの感情が生まれます。アートはいわゆる「美」がそこになくても、その価値観は文脈の中で理解していくものなのです。だから、必ずしもプラスの感情につながる表現が全てではないですよね。その意味で、ファッションと人の接触の場所を考える=伝え方を考えることになるんだと思います。そう考えると、百貨店はリアルな売買の場であり、ファッションと人の接触の場でもあります。寺澤:「モノが売れること」が単純でもあり、難しいことでもありますよね。例えば、あるモノを手にした時に人は心が突き動かされたり、そこに共感が生まれたりすることが、購買に繋がるのではないかと思います。私の担当するTOKYO解放区は、13年の3月に伊勢丹新宿店がFASHION MUSEUMをコンセプトにリモデルした際に生まれました。トラディショナルでコンテンポラリーな一面も担う伊勢丹新宿店の中で背負っている役割は、ファッションにおける中里さんの役割と重なる部分もあるのではないかと思います。モノを売るということだけではなく、その先につながる価値観を提案することが役割なのではないかと。中里さんの価値観を提示するというファッションの在り方に未来性があり、将来性があると思っています。今はまだ、色々ともやもやしているし、難しい課題に直面しているなという感覚ですね。もしかしたら、今が何かの通過点の時期なのかもしれない。既成概念やルーティーンを打ち破る時が来ているのかなという気もしています。後編「中里周子×寺澤真理『ファッションだから持ち得る、人への愛。これが大事』」に続く。
2016年01月03日シューズブランド、ウォルター・ステイガー(WALTER STEIGER)は、1月6日から12日まで、伊勢丹新宿店本館2階婦人靴/プロモーションで期間限定プロモーションを実施する。ウォルター・ステイガーは、1932年革職人であったウォルター・ステイガーがパリで創業したシューズブランド。2016年春夏コレクションから本格的に日本での展開をスタートする同ブランドのシューズは、エレガントなシルエットで足を包み込むフィット感があることで知られる。今回のプロモーションでは、同ブランドの代名詞ともいえる独特な曲線を描く“カーブヒール”パンプスを中心に紹介。会期終了後は、東京ミッドタウン内にあるイセタンサローネにおいても、1月20日から2月3日まで実施される。
2016年01月03日産地とクリエイターを結ぶプロジェクト「EN」が16年1月3日から12日まで、伊勢丹新宿店本館3階のリスタイルギフト、銀座三越3階のグローバルメッセージにて開運イベントを開催する。ENは、14年3月に行われた「Mercedes-Benz FashionWeek TOKYO=MBFWT」の連動イベントとして立ち上げられたプロジェクト。クリエイティブチームSELFのもと継続している。最近では今年10月に渋谷PARCOで行われた「旅するパルワゴン」への出展や、フラワーアーティスト・プランティカとコラボレーションアイテムを製作するなどの活動を行っている。今回オープンするポップアップショップでは、アーカイブアイテムから新作コラボレーションアイテムまで、縁起の良いユニークなアイテムを展開。玉の肌石鹸による鯛型のウェルカムソープや、だるまのメッカ高崎による今井だるまのデザイナーズだるま、陶器ブランドのTALKY」による金や銀のスケート箸おきなどが登場する。
2016年01月02日新年を迎えて財布を新しく買い替える人は毎年非常に多く、これは春に買う財布は“財布が張る(いっぱいになる)”ので縁起が良いという、昔からの所以によるものだそう。冬のボーナスの使い道を考え倦ねていた人は、心機一転、財布を新調するのに良いタイミングとも言えよう。伊勢丹新宿店本館1階の婦人雑貨・財布売場の担当バイヤーに、おすすめのラインアップを聞いてみた。■新年ならではの干支モチーフ二人の女性デザイナーが手掛けるブランド・カーマイン(carmine)からは、アートを吹き込んだ賑やかな財布が登場する。しっとり滑らかな質感の豚革を使用しており、ドットやフラワーモチーフを織り交ぜた斬新なデザインがよりいっそうインパクトを放つ。フラップにはデザイナーが書き下ろした申(さる)の絵が飾られており、今回で干支をモチーフにした縁起物の春財布を作るのは3作目になるという。2016年に年女を迎える人たちはもちろん、動物モチーフが好きだという人にもおすすめの逸品だ。遊び心にプラスして、ジャパンメイドというそのクオリティの高さにも驚かされる。■他と差をつけられるのは、圧倒的な存在感の新ブランド点と線が重なりあう印象的なテキスタイルを用いて、着物や扇子、アクセサリーやバッグなど、幅広いアイテムを展開するヒロコレッジ(HIROCOLEDGE)が、新宿伊勢丹に初登場。イエローやゴールドなど、新年に相応しく金運もアップしそうな財布だ。間口を開くと内側がネオンカラーになっているのも特徴で、閉じたときと開いたときでまったく異なる表情が楽しめるのもこのブランドならではの魅力だろう。長財布と折財布共にラインアップされるので、それぞれの個性に注目したい。■長きに渡り強い支持を得る、おなじみのブランドも見逃せない規則性のある独特な柄と機能美に優れたデザインで、リピート買いする人も多いのがヒロコハヤシ(HIROKO HAYASHI)の財布。同ブランドならではの小銭を取り出しやすいギャルソンタイプのデザインが支持を得ているという。使い勝手の良さに加えて、他の小物との調和を保つ洗練された佇まいは、女性にとって最も重要視される点と言えるだろう。縁起をさらに担ぎたい人は、購入日にもこだわるそう。12日ごとに巡ってくる吉日の中でも、最も金運に縁があると言われているのが寅の日。そして2016年最初の寅の日が、1月9日となる。この日を狙って財布を一新すれば、一年の財布事情も豊かなものになるかもしれない。新たなパートナー(財布)を求めて、買い物に繰り出してみてはいかがだろうか。
2016年01月02日伊勢丹新宿本店では、16年1月3日から5日まで、盆栽とモダンインテリアをコラボレーションさせ、日本文化を“新しい価値”として紹介するイベントを同店本館1階ザ・ステージで開催する。「BONSAIを愛でる~進化する日本的室礼(しつらい)~」と題された同イベントでは、江戸時代から続く盆栽園の加藤蔓青園と、モダンなインテリア家具を多く手掛けるタイム アンド スタイル(TIME & STYLE)、伊勢丹新宿店の3社がコラボレーションし、日本古来から受け継がれている日本の美意識とインテリア空間の融合によって生み出される“新たな日本的室礼”が紹介される。加藤蔓青園は、創業160余年、5代にわたる盆栽の老舗で、埼玉県さいたま市旧大宮地区、その名も盆栽町にある盆栽の名家。今回は盆栽をインテリアアイテム「BONSAI」として再解釈し、現代のライフスタイルに調和した空間コーディネートをタイム アンド スタイルのインテリアとともに演出する。会場では現代アートが“掛け軸”と見立てられる。加藤蔓青園の盆栽「五葉松」(税込324万円)の横には、榎本裕一が手掛けた作品「草花」(税込58万3,200円)が“掛け軸”として配されるほか、モダンな空間にもマッチする盆栽「真柏」(税込183万6,000円)なども展開する。会期中は、来店客にBONSAIや日本的室礼をより深く理解してもらうため、加藤蔓青園の五代目・加藤崇寿による説明なども予定しているという。また、尺八の力強くも美しい音色とギターによるセッションライブ(1月4日、5日)も実施される。三越伊勢丹の担当バイヤーは「(今回のイベントでは)単に日本の良さを紹介するだけでなく、その時代の新たな解釈を加えることで、日本が世界に誇る伝統や文化を再認識し、“新たな価値”として発信することに意義があると思う。温故知新の精神を大切にしながら、未来のBONSAIのカタチや美を現代のライフスタイルに調和する形で新提案していきたい」と語っている。
2016年01月01日ラグビー前日本代表ヘッドコーチで、現在はイングランドで代表チームのヘッドコーチを務めるエディー・ジョーンズが、1月1日より三越伊勢丹グループの新春広告に登場する。エディーは、15年のラグビーワールドカップにおいて歴史的快挙を成し遂げ、日本中を沸かせたラグビー日本代表チームの指揮をとった人物。三越伊勢丹グループは「日本人は、現状に満足せず、もっと自分に期待することでさらに輝くことができるはずだ」というエディーの強い信念に共鳴し、日本初となる広告契約を結んだ。新春広告は、伊勢丹新宿店、日本橋三越本店、銀座三越の巨大懸垂幕にも掲出するほか、元旦の朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞朝刊に掲載される。新春広告のメッセージは「あなたに、期待してください。」このメッセージには「『勤勉さ』と『クリエイティビティ』を兼ね備えた日本人は、今よりももっと世界で活躍することができる。現状に満足せず、もっと自分に期待をすることで、『this is japan.』を世界に発信していこう」という意図が込められている。『this is japan.』とは、三越伊勢丹が日本の伝統・文化・美意識が作り出す価値を再認識し、新しい価値として客に提供する取り組み「ジャパン センセィズ(JAPAN SENSES)」を更に深化させ、2015年に新たな企業メッセージとして設定したもの。同社ではこれを経営戦略レベルに位置付け、新たな店作りの基軸として、商品や販売サービスなど“世界に通じる日本の良さ”をグループを挙げて提案している。エディーは撮影時のインタビューで、“日本という国のヘッドコーチ”になったら何を伝えたいかという問いに対し、「信じる勇気を持つこと。ゴールを達成するために、訓練し続けて」とコメントしている。この様子は、三越伊勢丹のスペシャルサイト(URLは下記参照)でも公開される。
2016年01月01日フレッシュな気持ちで新年を迎えると、持ち物も一気に刷新したくなるもの。毎日使うバッグもそのうちのひとつである。伊勢丹新宿店本館1階バッグ売場では、そんな気持ちに応えるかのごとく数々のプロモーションを実施する。お気に入りのアイテムが見つかるよう、概要を紹介していきたい。新春の第一弾を飾るのはゲンテン(genten)。1月3日から12日までの期間、「Meets the TAKUMI」と題した、“匠”をテーマにしたプロモーションを開催する。京都市より初代「未来の名匠」に認定された友禅彫刻師・西村武志が会場へ足を運び、同ブランドアイコンバッグの「トスカトレ」にその場で絵柄を彫刻する実演販売を行う。カラーは、ヌメベージュ・ブラウン・ネイビーの3色をそろえ、彫刻の柄は、麻の葉柄・青海波柄・桔梗柄など10種を用意。刀ひとつで繊細な京友禅の世界を浮かび上がらせる。この他スマートフォンケースの販売や、伊勢丹新宿店限定色による財布のカラーオーダーまで、正月ならではの特典が目白押しな10日間となる。13日から19日までの一週間は、アンテプリマ(ANTEPRIMA)のワイヤーバッグコレクションにフォーカス。可憐なフィオーリ(花)が散りばめられた「フィオリトゥーラ シリーズ」を主役に、16SS新作もお目見えする。20日から26日までの期間は、春のイットバッグにいち早く出合えそうな、ジェローム ドレフュス(JEROME DREYFUSS)のプロモーションを実施。機能美の中にエスプリが宿る同ブランドは、“エフォートレスシック”をテーマにボヘミアンテイストとNYのトレンドスポットSOHOを掛け合わせた、ボーホーシックなバッグを展開する。デザイナーのジェローム ドレフュスはイザベル マラン(ISABEL MARANT)の夫であり、一つひとつのシリーズに男性の名を冠していたり、すべてのバッグにペンライトが付いていたり、そのユニークさも魅力として注目されている。会期中、同ブランドバッグの購入者にペンライトを収めるケースをノベルティとして配布する。27日から2月2日までは「MADE in ITALY for AMMIMAJUS」と題し、ヴィアレプブリカを始め、アルキミアやエリザベスヤンなど、いま注目のイタリアブランドと、三越伊勢丹オリジナルブランド・アンミマユス(AMMIMAJUS)が共同開発したバッグが一堂に集結。バイヤーが直接海外へ出向いて、日本人ならではのサイズ感や使い勝手、旬のカラーリングにこだわって開発した限定品をそろえる。目白押しのプロモーション企画で、新しい1年を晴れやかに彩るバッグがきっと見つかるはず。三が日が過ぎたら、お正月気分の抜けないうちに買い物へ繰り出してみてはいかがだろうか。
2015年12月31日京都西陣で300年を越える織物業の歴史を持つ「細尾」のジャガード織にフォーカスしたポップアップショップ「Japanese Mode Designers by HOSOO Textile」が、16年1月5日まで伊勢丹新宿店本館3階で開催中だ。同ショップでは、細尾のテキスタイルを使ったミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)、クリスチャン・ダダ(CHRISTIAN DADA)、ノワール・ケイ ニノミヤ(noir kei ninomiya)らのアイテムを紹介する。細尾は近年、帯幅よりも広い幅のジャガード織機を持つ強みを活かし、ディオールやミキモトなどのラグジュアリーブランドのショップの壁紙にも自社のテキスタイルが採用されるなど、国内外問わず注目を集めている。同ショップの担当バイヤーは「洋服と着物の中間ともいえる和の要素をモダンに取り入れられるファッションを新年を迎えるタイミングで表現したい」と意気込む。クリスチャン・ダダ15-16FWコレクションの中でも、細尾ジャガードをたっぷりと採用したロング丈のドレスやスカジャンが圧倒的な存在感を漂わせた。和の要素だけが前に出るのではなく、現代のファッションとして見事に和と洋が融合したアイテムも展示する。また、ミハラヤスヒロは13-14FWコレクションから、細尾ジャガードを大胆に使ったメンズスーツやドレスなどを披露している。今回も、シャツのラペルや襟に細尾ジャガードをあしらったアイテムやアウターをラインアップ。ノワール・ケイ ニノミヤも、黒をベースにしたテキスタイルの中に、赤や金の織が多様な表情をみせるトップスとスカートを披露。裏地にも絢爛な色彩が出る細尾ジャガードの特色を堪能できるよう、ジャケットの裏地はシースルー素材になっている。前述のバイヤーは「絹だけでなく、金糸や銀糸なども加わり、複雑な構造が織り重なった細尾の生地には何人もの職人が関わっています。通常の生地よりも多くの工程を経て作られる生地は、その技術と手間暇ゆえに高価なものです。是非、この機会に実際に袖を通してみて欲しい」とコメントする。歴史ある技術であり、日本のアイデンティティをストレートに表現できる技術と、日本の伝統的な素材を臆さずにデザインに採用し評価を得ている3人のデザイナーたちの競演をこの機会に触れてみてはいかがだろうか。
2015年12月30日