アカデミー賞が、最近非難されている同賞における人種問題を受けて、改革を起こすことを発表した。2016年度アカデミー賞における演技部門でのノミネート者がすべて白人であったことを受けて、ウィルとジェイダ・ピンケット=スミス夫妻、スパイク・リー、マーク・ラファロら数々のスターたちがその結果に異論を唱えており、これに対し22日、アカデミー賞のシェリル・ブーン・アイザックス会長は、2020年までに同団体の女性と非白人の会員数を2倍に増やすことを目標にすると発表した。アイザックス会長は声明文の中で「アカデミーは業界が追いつくのを待つのではなく、業界を率先していくことになります。理事会と投票における新たな手法は即座に影響をもたらし、われわれの会員構成を大きく変化させる過程の始まりとなります」とつづっている。さらに理事会のメンバーに新たに3席を追加し、この3人によって同団体の多様性を促進していくことを目指すという。(C)BANG Media International
2016年01月26日2015年9月に公開されたアニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』が、第39回日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞を受賞した。各部門の最優秀賞は、3月4日に発表される。本作は、長井龍雪監督、脚本の岡田麿里氏、キャラクターデザインの田中将賀氏が『とらドラ!』(08~09年)、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(以下『あの花』)シリーズに続いて、再びタッグを組んで製作されたオリジナルアニメ作品。『あの花』と同じく秩父を舞台に、幼少時のトラウマからうまく言葉が話せなくなった主人公・成瀬順(水瀬いのり)ら高校生を中心として心の傷や葛藤など、自分自身の姿に真正面から向き合いながら、人と人との絆などを描いた。昨年、全国142の劇場で公開されると、累計興行収入11億2,000万円、累計動員82万人を記録。第19回文化庁メディア芸術祭"アニメーション"部門に、審査委員会推薦作品としても選出された。TVシリーズ発ではない、完全オリジナル劇場用アニメ作品が興収10億円を超えるのは、スタジオジブリ作品(『千と千尋の神隠し』や『もののけ姫』など)、大友克洋監督作品の『スチームボーイ』、細田守監督作品(『サマーウォーズ』や『おおかみこどもの雨と雪』など)に次ぐ快挙となった。3月30日には、ブルーレイおよびDVDのリリースも決定。完全生産限定版(BDは8,500円/DVDは7,500円)と本編ディスクのみの通常版(BDは5,500円/DVDは4,500円)で発売され、限定版には、昨年放送された公開記念特番や初日舞台あいさつの模様を収録した特典ディスクや総作画監督修正集など掲載の特製ブックレット、劇場パンフレットの縮小版などが付属する(価格はいずれも、税別)。(C)KOKOSAKE PROJECT
2016年01月19日放送映画批評家協会賞が発表され、『スポットライト世紀のスクープ』が作品賞に選ばれた。その他の画像主演男優賞は『レヴェナント蘇りし者』のレオナルド・ディカプリオ、主演女優賞は『ルーム』のブリー・ラーソンが受賞した。主な受賞結果は、以下のとおり。作品賞:『スポットライト世紀のスクープ』主演男優賞:レオナルド・ディカプリオ(『レヴェナント』)主演女優賞:ブリー・ラーソン(『ルーム』)監督賞:ジョージ・ミラー(『マッドマックス怒りのデス・ロード』)コメディ作品賞:『マネー・ショート華麗なる大逆転』コメディ男優賞:クリスチャン・ベール(『マネー・ショート』)コメディ・女優賞:エイミー・シューマー(『Trainwreck』)助演男優賞:シルベスター・スタローン(『クリード/チャンプを継ぐ男』)助演女優賞:アリシア・ヴィキャンダル(『リリーのすべて』)脚本賞:『スポットライト』脚色賞:『マネー・ショート』アンサンブル演技賞:『スポットライト』アニメ映画賞:『インサイド・ヘッド』
2016年01月19日1月18日(月)、「第39回日本アカデミー賞」優秀賞が発表され、『海街diary』が作品賞をはじめ最多12部門を受賞。主演女優賞に綾瀬はるか、助演女優賞に長澤まさみと夏帆、新人俳優賞に広瀬すずとメインキャスト4人がみな受賞を果たしたことが分かった。そのほか作品賞を『海難1890』、『日本のいちばん長い日』、『母と暮せば』、『百円の恋』が受賞した。同賞は、2014年12月14日~2015年12月15日の間に、東京地区において有料で初公開された優秀な劇場用映画およびアニメーション作品を表彰したもの。授賞式の女性司会者は、前年の最優秀主演女優賞を獲得した女優が務めるのが恒例となっており、今年は昨年、『紙の月』で最優秀主演女優賞を受賞した宮沢りえが、西田敏行とともに司会を務める。今回も作品賞には昨年を代表する邦画5作品が選出。吉田秋生の人気漫画の実写化で、鎌倉に暮らす3姉妹の元に腹違いの妹がやってきて、一緒に暮らし始めての1年を描いた『海街diary』は、作品賞をはじめ12部門を受賞。メインキャストの4人がそれぞれ主演女優賞、助演女優賞、新人俳優賞に輝いており、是枝裕和監督が監督署と脚本賞を受賞。菅野よう子が音楽賞、そのほか撮影賞や照明賞などにも輝いた。役所広司、松坂桃李ら実力派俳優たちが勢揃いした『日本のいちばん長い日』。半藤一利氏のノンフィクションを映画化した歴史超大作で、戦争完遂か降伏かの決断を迫られる阿南惟幾陸軍大臣の苦悩を軸に、日本の未来を案じ、身をていした人々のドラマを通して、「終戦前夜、日本で何が起こったのか」に迫る。本作で役所さんは主演男優賞を受賞。昭和天皇の玉音放送を見事に再現した本木雅弘は助演男優賞を受賞した。また原田眞人監督は監督賞と脚本賞をW受賞している。二宮和也と吉永小百合の初共演で話題をよんだ『母と暮せば』。山田洋次監督通算83作品目にして初めてのファンタジー作品。敗戦から3年、長崎で助産婦をして暮らす伸子の元に原爆で亡くなった息子の浩二が亡霊となって現れ、2人の奇妙な暮らしを通じ、大切な人を失った遺族の悲しみ、戦争の傷から立ち直ろうとする人々の姿が描かれる。本作は作品賞とともに、二宮さん、吉永さんがそれぞれ主演男優・女優賞を受賞。昨年、最優秀主演男優賞に輝いた事務所の先輩・岡田准一のあとに、二宮さんが続くことになるのか注目が集まる。そして、安藤サクラ主演の『百円の恋』。自堕落に暮らしてきた主人公の一子が、勤め先の100円ショップの常連客である中年ボクサーとの出会いに触発され、自らもボクサーになることを決意し奮闘するさまが描き出される。安藤さんは主演女優賞を受賞。共演の新井浩文は助演男優賞に輝いている。日本トルコ合作映画として大きな注目を集めた『海難1890』。125年前に串本町樫野崎沖で遭難したトルコ軍艦の乗組員を現地の人々が救助、治療をし、彼らの命を救った「エルトゥールル号海難事故」と、その95年後に戦禍のテヘランで取り残された日本人たちをトルコ機が救出した「イラン・テヘラン在留邦人救出劇」という二つの史実が題材となっている。主演の内野聖陽は、本作で主演男優賞を受賞した。各賞の最優秀賞の発表、授賞式は3月4日(金)16時よりグランドプリンスホテル新高輪にて開催。【第39回日本アカデミー賞優秀賞/受賞結果一覧】<優秀作品賞>■『海街diary』■『海難1890』■『日本のいちばん長い日』■『母と暮せば』■『百円の恋』<優秀主演男優賞>■内野聖陽:『海難1890』■大泉洋:『駆込み女と駆出し男』■佐藤浩市:『起終点駅ターミナル』■二宮和也:『母と暮せば』■役所広司:『日本のいちばん長い日』<優秀主演女優賞>■綾瀬はるか:『海街diary』■有村架純:『映画ビリギャル』■安藤サクラ:『百円の恋』■樹木希林:『あん』■吉永小百合:『母と暮せば』<優秀助演男優賞>■浅野忠信:『母と暮せば』■新井浩文:『百円の恋』■伊藤淳史:『映画ビリギャル』■染谷将太:『バクマン。』■本木雅弘:『天空の蜂』■本木雅弘:『日本のいちばん長い日』<優秀助演女優賞>■夏帆:『海街daily』■黒木華:『母と暮せば』■長澤まさみ:『海街daily』■満島ひかり:『駆込み女と駆出し男』■吉田羊:『映画ビリギャル』<優秀アニメーション作品賞>■『心が叫びたがってるんだ。』■『百日紅~MISS HOKUSAI~』■『ドラゴンボールZ復活の「F」』■『バケモノの子』■『ラブライブ!The School Idol Movie』<優秀監督賞>■大根仁:『バクマン。』■是枝裕和:『海街diary』■武正晴:『百円の恋』■田中光敏:『海難1890』■原田眞人:『日本のいちばん長い日』<優秀脚本賞>■足立紳:『百円の恋』■小松江里子:『海難1890』■是枝裕和:『海街daily』■原田眞人:『日本のいちばん長い日』■山田洋次/平松恵美子:『母と暮せば』<優秀外国作品賞>■『アメリカン・スナイパー』■『キングスマン』■『セッション』■『マッドマックス 怒りのデス・ロード』■『007スペクター』<新人俳優賞>■有村架純:『映画ビリギャル』■土屋太鳳:『orange-オレンジ-』■広瀬すず:『海街diary』■藤野涼子:『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』■藤原篤:『恋人たち』■野田洋次郎:『トイレのピエタ』■山崎賢人:『orange-オレンジ-』『ヒロイン失格』■山田涼介:『映画暗殺教室』<優秀音楽賞>■大島ミチル:『海難1890』■菅野よう子:『海街diary』■サカナクション:『バクマン。』■富貴晴美:『日本のいちばん長い日』■安川午朗:『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』(text:cinemacafe.net)
2016年01月18日第73回ゴールデン・グローブ賞で作品賞と主演男優賞を受賞したマット・デイモン主演『オデッセイ』(2月5日公開)の特別映像が13日、公開された。リドリー・スコット監督とマット・デイモンが初めてタッグを組んだ『オデッセイ』は、NASAの全面協力のもと、火星に独りぼっちで取り残された宇宙飛行士の運命を描いたサバイバル・アドベンチャー。全米2週連続1位のロケットスタートを記録し、公開4、5週目にも返り咲き1位を達成、先日発表されたゴールデン・グローブ賞で作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、主演男優賞(マット・デイモン/ミュージカル・コメディ部門)に輝いた。このたび公開された特別映像では、火星でひとり奮闘する主人公ワトニーだけでなく、3つのドラマが絡みあって繰り広げられるストーリーが明らかに。ワトニーのサバイバルと並行して、不眠不休であらゆる手段を尽くしてワトニー救出の可能性を探るNASA科学者たち、同僚の生存を知り無謀とも思える作戦に身を投じていく宇宙船ヘリウム号のクルーたちの物語が描かれている。ゴールデン・グローブ賞初受賞(俳優として)のデイモンは「リドリーは観客からもっと大きな感動を呼ぶものであれば、喜んでルールを破る。彼が使うキャンバスは、ほとんどの人たちよりも大きいから、それだけのスケールで演じるのはワクワクする経験だ」と監督の手腕を絶賛しつつ、感動のストーリーであることに言及。自身の演じたワトニーについても、「彼が象徴するのは1人の命以上のものだ。彼は、人間の開拓精神や将来への希望を体現している。この役を演じられて光栄に思うよ」と語った。(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年01月13日フロリダ映画批評家協会賞が発表された。作品賞に輝いたのは『マッドマックス怒りのデスロード』。同作品は、監督賞、撮影賞、ビジュアルエフェクト賞も獲得している。その他の画像主演男優賞は『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』のポール・ダノ、主演女優賞は『Room』のブリー・ラーソン。助演男優賞は『Ex Machina』のオスカー・アイザック、助演女優賞は『アクトレス~女たちの舞台~』のクリステン・スチュワート。脚本賞には『スポットライト世紀のスクープ』、脚色賞には『マネー・ショート華麗なる大逆転』が選ばれた。また、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のデイジー・リドリーは、ブレイクアウト賞を獲得した。『マッドマックス怒りのデス・ロード』ブルーレイ&DVDセット(2枚組/デジタルコピー付)3D&2Dブルーレイセット(2枚組/デジタルコピー付)ブルーレイ スチールブック仕様(1枚組/デジタルコピー付)マッドマックス アンソロジー ブルーレイセット(5枚組/デジタルコピー付)発売中発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント文:猿渡由紀
2015年12月25日毒舌・皮肉屋・頑固と三拍子の揃った73歳のおばあちゃんが、ある日突然、20歳の姿に若返ってしまったことから巻き起こる爆笑と感動の物語『あやしい彼女』。このほど、キュートなポーズをとる“20歳”のヒロイン・多部未華子を取り囲む個性豊かなキャスト陣によるポスタービジュアルと、初の本編映像となる特報が解禁となった。可愛いルックスと天性の歌声を持つ20歳の女の子・大鳥節子(多部未華子)。その容姿とは裏腹に、口を開けば超毒舌、相手かまわず罵声を浴びせ、ときには熱く説教をする。そんな“超絶あやしい20歳”の正体は、73歳のおばあちゃん!戦中生まれの下町育ち、早くに夫を亡くし、女手一つで娘を育ててきた彼女に突如訪れた二度目の青春!こうなったら、とことん好きなように生きてやる!と髪型も服装もチェンジ、家族も名前も捨て去って、新たな人生をスタートさせる。そんな彼女の天声の歌声は、たちまち周囲を魅了していくが…。今回解禁となったポスタービジュアルは、煌めくステージを背景に、見た目20歳、中身は毒舌キャラの73歳という強烈キャラを演じる多部さんが、キュートにポーズ。その周りに、その本来の姿(?)73歳の毒舌おばあちゃん・カツ役の倍賞美津子、カツの娘・瀬山幸恵役の小林聡美、音楽プロデューサー・小林拓人役の要潤、バンドに夢中なカツの孫・瀬山翼役の北村匠海ら、個性あふれる全キャストが集結。また、初お披露目となる30秒の特報映像には、ポスタービジュアルにもふんだんに盛り込まれている、多部さんのコミカルで可愛すぎる七変化の表情が凝縮。枝切りはさみをもって鬼の形相でにらんだり、なぜかフライ返しを突き付けたり?「まいったねぇ」という照れ顔から、73歳のおばあちゃんファッション姿まで。極めつけは、要さん演じる小林にどんな男性がタイプかを聞かれた際の衝撃の返答とは…?さらに、小林武史プロデュースによる多部さんの歌声も披露されている。見た目は20歳、中身は73歳という、人には言えない秘密を抱えた異色のヒロインを、クルクル変わる表情で見事に演じきった多部さんの新たな一面に期待が高まる!『あやしい彼女』は2016年4月1日(金)エイプリルフールより全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月18日多部未華子が主演する映画『あやしい彼女』のポスタービジュアルと特報映像が解禁された。ある日突然、20歳の姿に若返ってしまった73歳の毒舌おばあちゃんが巻き起こす騒動と、奇跡を描く本作。特報映像では“あやしい彼女”を演じる多部が歌ったり、踊ったり、変顔したり、恋したり、キュートな七変化を披露している。『あやしい彼女』特報映像『あやしい彼女』は韓国で大ヒットしたシム・ウンギョン主演の映画『怪しい彼女』を、『舞妓Haaaan!!!』や『謝罪の王様』の水田伸生監督がリメイクするヒューマン・コメディ。戦中生まれの下町育ち、はやくに夫を無くし、女手ひとつで娘を育ててきた主人公・カツが、突然若返ったことをきっかけに、二度目の青春を謳歌しようと、大鳥節子と名前を変え、家族も捨てて新たな人生をスタートさせる。そんな中、彼女のもつ天声の歌声がひとりの音楽プロデューサーの目にとまる。ポスタービジュアルには、多部をはじめ、本来の彼女の姿を演じる倍賞美津子や、彼女に翻弄されていく周囲の人々を演じる要潤、北村匠海、金井克子、志賀廣太郎、小林聡美ら個性溢れる全キャストが集結。特報映像では、突然若返った彼女が、オードリー・ヘプバーン風に髪型も服装も変えたり、異性にときめいたり、なぜか枝切りはさみをもって鬼の形相で睨んだり、相手構わず罵声を浴びせ説教をしたりと、ときにぶっ飛んだ行動を起こしながらも、伸び伸びと新たな人生を謳歌していく姿が描かれている。望むような人生を生きられなかった73歳の主人公が、とことん好きなように生きてやる!と踏み出した先にはなにが待つのか? 人には言えない秘密を抱えた“あやしい”彼女を演じる多部の“あやしい”魅力に釘付けになりそうな映像になっている。『あやしい彼女』2016年4月1日(金)エイプリルフール 全国ロードショー!
2015年12月18日多部未華子と倍賞美津子が初共演で"二人一役"を演じる映画『あやしい彼女』(2016年4月1日公開)の特報映像とポスタービジュアルが18日、公開された。本作の主人公は、周囲から煙たがられている73歳の老婦人・瀬山カツ(倍賞)。シングルマザーとして娘を育て、望むような人生を送れなかったある日、娘とケンカし、家出した先で目にした写真館に引き寄せられる。店を出ると、そこには20歳に戻った美しい自分(多部)の姿が。若者に戻り、名前を節子と変えたカツが歌手になるという夢を取り戻し、人生をやり直す様を描く。多部と倍賞のほか、若返った20歳のカツ・大鳥節子の歌声に魅了され惹かれていく音楽プロデューサーの小林拓人役を要潤、バンド青年のカツの孫・瀬山翼役を北村匠海がそれぞれ演じる。初の本編映像公開となる30秒の特報は、多部演じるカツが七変化の表情を披露。鬼の形相で枝切りばさみを持つ姿や鋭いまなざしで小林にフライ返しを突き付けたりする様子など最初から大暴れしている。20歳の女の子とは思えないようなガサツな姿勢で酒とツマミをたしなむ場面が披露されたかと思えば、バンドで故・坂本九氏の名曲「見上げてごらん夜の星を」のカバーをしている歌唱シーンも。終盤では、のぼせてしまったのか銭湯のような場所で白目を剥いているカットまで収録されており、体当たりの多部の演技を楽しむことができる。ポスタービジュアルには、きらめくステージを背景に、瀬山カツ=大鳥節子をはじめ個性的な全キャラクターが集結。上部には「驚異の年齢詐称エンターテインメント」、下部には「エイプリルフールに大暴露(ロードショー)」という言葉も描かれており、特報映像も相まって、見た目は20歳、中身は73歳という人には言えない秘密を抱えるヒロインの破天荒な活躍を予想させる。(C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION
2015年12月18日ヨーロピアン映画アカデミーがヨーロピアン映画賞を発表した。作品賞に輝いたのは、パオロ・ソレンティーノ監督の『Youth』。作品賞のほかソレンティーノは監督賞、マイケル・ケインは男優賞を受賞している。その他の情報女優賞は、『45 Years』のシャーロット・ランプリング。コメディ映画賞は、ロイ・アンダーソンの『さよなら、人類』。ドキュメンタリーには『Amy』、アニメには『Song of the Sea』が選ばれた。ヨーロピアン映画賞を受賞した作品は、オスカーの外国語映画賞を獲得することが多いが、『Youth』は英語であるため、外国語映画部門の資格がない。しかし、作品部門、主演男優部門での候補入りは可能性が十分ある。文:猿渡由紀
2015年12月14日多部未華子と倍賞美津子が初共演で"二人一役"を演じる映画『あやしい彼女』(2016年4月1日公開)の撮影が公開され、多部の"涙の歌唱"シーンが明らかになった。本作の主人公は、周囲から煙たがられている73歳の老婦人・瀬山カツ(倍賞)。シングルマザーとして娘を育て、望むような人生を送れなかったある日、家出した先で目にした写真館に引き寄せられる。店を出ると、そこには20歳に戻った美しい自分(多部)の姿が。若者に戻り、名前を節子と変えたカツが歌手になるという夢を取り戻し、人生をやり直す様を描く。2人のほか、要は若返った20歳のカツ・大鳥節子の歌声に魅了され惹かれていく音楽プロデューサーの小林拓人役を、北村匠海はバンド青年のカツの孫・瀬山翼役をそれぞれ演じる。都内のスタジオで行われた撮影は、節子率いるバンド"怪しい彼女"が歌番組に生出演するシーン。リアルなセットと複数のカメラの前で、多部はザ・フォーク・クルセイダーズの名曲「悲しくてやりきれない」を悲しげで切ない表情を浮かべながら熱唱していた。自然に涙が頬を伝う多部の姿に、スタッフから感嘆の声もあがった。「撮影前は週2回ボイストレーニングをした」という多部が歌う楽曲は、全4曲。レミオロメンやエレファントカシマシなどの楽曲を手がけてきた元My Little Loverの小林武史がプロデュースを務めた。多部は、小林の指導について「だいぶかみ砕いてアドバイスをくださったんですが、よくわからなくて…」と吐露したが、苦労の成果もあり、その歌声には要も「失礼ですが、『本当に多部ちゃん歌ってるの?』と聞くぐらい普段と全然違って、多才だなと思いました。誰が聞いてもすごく上手」と大絶賛。水田伸生監督も「要さんが(多部の歌声を)初めて聞くシーンは1分ぐらい長回しで撮ったのですが、一回もまばたきしなかったんです。『潤さんすごいな』って思っていたら、『ただ、見とれていた』ようです(笑)」と口をそろえる。さらに、多部は役作りについて「とても難しかった」とも話し、「倍賞さんにお話をさせていただきアドバイスを取り入れたりしました。カツさんの人生経験、見てきた風景などを大事に想像して演じています」と告白。要はそんな多部を「普段はかわいらしい女の子らしい方」とした上で、「実際に中身が入れ替わった、ドスの利いた芯の強い女性を演じているギャップが不思議でしたが、すごく魅力的」と歌唱に続いて称賛した。北村も「パワフルに演じられていて、すごく刺激になります」と、"大先輩"の演技から多くを学んでいる様子だった。そんな怪しい彼女のギタリスト役の北村は、現場でも実際にギターを披露。全6曲、練習を重ね、ライブハウスのシーンでも生演奏する。水田監督は、その腕前を「本物です。一切ごまかして撮る必要性がないのがリアルでありがたい」と認めた。収録は緊張感も漂ったが、撮影の合間はとても和やかなムード。多部が、「普段『多部ちゃん』と言われることが多いので、水田監督やスタッフから『未華子ちゃん』と呼ばれると、いまだに慣れなくてドキドキしています」と照れ笑いすると、要と北村は「ずっと撮影していたい」と語り、水田組の居心地の良さを伝え、撮影が再開した。(C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION
2015年12月02日14日(現地時間)、アカデミー賞名誉賞の授賞式がロサンゼルスのドルビー・ボールルームで行われ、ハリウッド・セレブたちが勢ぞろいした。この日はスパイク・リー(Spike Lee)監督と女優のジーナ・ローランズ(Gena Rowlands)が名誉賞を、女優のデビー・レイノルズ(Debbie Reynolds)がジーン・ハーショルト友愛賞を受賞、表彰された3人の功績を称えるために豪華な顔ぶれがそろった。出席者で注目の的だったのはアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)のドレスを着たルーニー・マーラ(Rooney Mara)。赤とゴールドのテーラード・スタイルのトップにスカート部分は透ける素材のティアードというユニークなデザインでひと際目立った。ジーナ・ローランズの賞のプレゼンターを務めたケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)はジョルジオ アルマーニ プリヴェ(Giorgio Armani Prive)の黒のトップスとパンツ。衿の部分のドレープがアクセントになっている。今年ママになったばかりのズーイー・デシャネル(Zooey Deschanel)やキャリー・マリガン(Carey Mulligan)もドレスアップして出席。ズーイーはカラーブロックのミニドレス、キャリーはスコットランド発ジョナサン サンダーズ(JONATHAN SAUNDERS)のペール・イエローのドレス。くるぶしの見える丈で、アクアズーラ(Aquazurra)のパンプスが映えた。
2015年11月16日『舞妓Haaaan!!!』『謝罪の王様』など数々のヒットを飛ばし、日本が誇るコメディ映画のトップランナーである水田伸生監督が、多部未華子と倍賞美津子を迎え、韓国や中国でも大ヒットとなったプロットを映画化する『あやしい彼女』。このほど、本作の追加キャストとして、小林聡美、要潤、北村匠海、志賀廣太郎、金井克子、温水洋一という個性豊かな面々が決定した。本作は、毒舌・皮肉屋・頑固と三拍子の揃った73歳おばあちゃん(倍賞美津子)が、ある日突然、20歳の姿(多部未華子)に若返ってしまったことから巻き起こる爆笑と感動の物語。キュートな容貌とは裏腹に、相手構わず罵声を浴びせ、時には説教をする怖いもの知らずのヒロインに周囲は巻き込まれつつも、いつの間にか彼女の“あやしい”魅力のとりこになっていく。そんな多部さん演じるキュートな“あやしい彼女”を取り巻く人々には、多彩なキャスト陣がそろった。倍賞さん演じる毒舌おばあちゃん・瀬山カツの娘・瀬山幸恵役には小林聡美。どんな役も自然体で演じ切る小林さんは、今回も娘、母、ファッション誌編集長と色々な顔を持つ、現代の働く女性を好演する。また、若返った20歳のカツ・大鳥節子の歌声に魅了され、ついには個性的な彼女に惹かれていく音楽プロデューサー・小林拓人役には、様々な役を演じ分ける要潤。今回の要さんは、イケメンではあるものの、どこか抜けているところもある敏腕プロデューサーを演じている。一方、バンド青年のカツの孫・瀬山翼役には北村匠海。ダンスロックバンド「DISH//」のギター兼ボーカルとしても活躍し、俳優としても『信長協奏曲』『セ―ラー服と機関銃-卒業-』と話題作への出演を控える北村さんは、自身の経歴を生かしてギターの腕前も披露!フレッシュな演技でハートフルなコメディを盛り上げてくれる。さらに、カツと旧知の中で腐れ縁の銭湯店主・中田次郎役には志賀廣太郎。テレビ、映画、CMなどで欠かすことのできない名バイプレイヤーの志賀さんが、今回も愛すべきおじさんキャラとコミカルな演技で観るものを笑いの渦に引き込む。そして、カツと犬猿の仲のおばあちゃん・相原みどり役の金井克子や、カツの運命を変える写真を撮る写真館の店主役の温水洋一など、個性派キャストたちの快演は、必見だ。<以下、キャストコメント>◆小林聡美(瀬山幸恵役)水田監督の撮られる娯楽映画は、華やかでエネルギッシュで元気をもらえます。監督のジェントルマンな佇まいの、どこからこんな愉快なアイデアがうまれてくるのか謎ですが、今回そんな世界に私も参加できること、大変光栄に思います。私の役は、「おばさん」です。息子とおばあちゃんの中間の立ち位置にいて、人生の時間をしみじみ噛みしめるお年頃。どんな人にも青春のきらめきがあって、挫折があって、もちろんもうおばあちゃんの母親にもそれがあった、そんなことに気付くお年頃です。とにかく、私も大いに楽しみながら、面白い作品になるよう頑張りたいと思います。◆要潤(小林拓人役)かねてよりお逢いしたかった水田監督との時間は、全てが貴重でした。現場では世間話や雑談をし、大きな声で笑う水田監督ですが、カメラの前に立った役者は皆、心地よく役を生きることができます。言葉では表せない「包容感」に満たされた現場を、この小林という男と共に生きられたことは幸せでした。リメイク作品ですが、ぜひ我々のオリジナル作品として楽しんでください。◆北村匠海(瀬山翼役)『怪しい彼女』の日本版リメイクで水田監督からオファーをいただき、本当に光栄です。水田監督の父のようなあたたかさに助けられながら日々撮影しています。僕なりの準備として、水田監督が過去に手がけられた作品から役作りに関してたくさんのヒントをいただきました。そのヒントと自分らしさを掛け合わせて、今回”翼”という役を精一杯演じさせていただいてます。僕自身コメディ映画というジャンルが初挑戦なので、すごく”翼”という役が新鮮で楽しいです。主演の多部未華子さんを始めとする役者の大先輩の皆様と共に、映画を見る方々の心に届く、あたたかい作品を作れればと思っています。ぜひ映画館でご覧ください。◆志賀廣太郎(中田次郎役)最初にお話いただいたとき“怪しい彼女”だと思っていました。ホラー映画か? 台本いただき“怪しい”が“あやしい”だったので、字面から何となく柔らかさを感じ、読んで気持ちが和みました。水田監督、撮影の中山さんの小道具の置き位置や光と影などに対する細かな気配り、それに応えるスタッフの方々。良い時間を過ごさせていただいています。いまから上映が楽しみです。『あやしい彼女』は2016年4月1日(金)エイプリルフールより全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月06日俳優の要潤、女優の小林聡美らが、多部未華子と倍賞美津子が初共演で"二人一役"を演じる映画『あやしい彼女』(2016年4月1日公開)に出演していることが6日、発表された。本作の主人公は、周囲から煙たがられている73歳の老婦人・瀬山カツ(倍賞)。シングルマザーとして娘を育て、望むような人生を送れなかったある日、娘とケンカし、家出した先で目にした写真館に引き寄せられる。店を出ると、そこには20歳に戻った美しい自分(多部)の姿が。若者に戻り、名前を節子と変えたカツが歌手になるという夢を取り戻し、人生をやり直す様を描く。『謝罪の王様』(2013年)や『舞妓Haaaan!!!』(2007年)を手がけてきた水田伸生監督がメガホンを取る。このたび発表された追加キャストは、要や小林に加え、北村匠海、志賀廣太郎、金井克子、温水洋一の6人。「私の役は、『おばさん』です」と話す小林は、カツの娘・瀬山幸恵を演じる。"おばさん"の幸恵について、「息子とおばあちゃんの中間の立ち位置にいて、人生の時間をしみじみかみしめるお年頃」「どんな人にも青春のきらめきがあって、挫折があって、もちろんもうおばあちゃんの母親にもそれがあった、そんなことに気付くお年頃」の女性と表現している。要は、若返った20歳のカツ・大鳥節子の歌声に魅了され、惹かれていく音楽プロデューサーの小林拓人役。「かねてよりお会いしたかった水田監督との時間は、全てが貴重でした」と振り返る。「言葉では表せない『包容力』に満たされた現場を、この小林という男と共に生きられた事は幸せでした」と続け、「(韓国の)リメイク作品ですが、ぜひわれわれのオリジナル作品として楽しんでください」とアピールした。バンド青年のカツの孫・瀬山翼を演じる北村は、「僕自身コメディ映画というジャンルが初挑戦」と明かしながら、「すごく"翼"という役が新鮮で楽しい」と手応えも感じている様子。「主演の多部未華子さんを始めとする役者の大先輩の皆さまと共に、映画を見る方々の心に届く温かい作品を作れれば」と意気込む。このほか、志賀はカツと旧知の仲で腐れ縁の銭湯店主・中田次郎を、金井はカツと犬猿の仲の老婦人・相原みどりを、温水はカツの運命を変える写真を撮る写真館店主をそれぞれ担当する。本作の原作は、韓国で2014年1月に公開(日本での公開は同年7月)され、約865万人を動員し、興行収入約627億ウォン(約62億7,000万円)を記録した映画『怪しい彼女』。2015年1月には中国で、『20歳よ、もう一度』のタイトルでリメイク版が上映(日本での公開は同年6月)され、こちらも約1,160万人を動員、興収は約3億6,500万人民元(約70億円)を突破した。(C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION
2015年11月06日ミニストップは16日から22日までの1週間、「X(エックス)フライドポテト1.5倍増量セール」を「ミニストップ」店舗で実施している。○価格はそのままで、1.5倍に増量したセールを実施独特の形や食感が特徴の「Xフライドポテト」は、2004年に発売開始。店内に設置した厨房で最終加工を行うことにより、揚げたてのフライドポテトを提供している。じゃがいもは日本では珍しいヨーロッパ・ドイツ産のものを使用。芋の色が黄色く風味があり、クリーミーな甘みのある味わいが特徴だという。また、表面積の大きいX(エックス)状にカットすることで、よりサクサクした食感を実現した。今回は秋の行楽時期に合わせ、多くのユーザーに味わってもらうことを目的に、価格(198円・税込)はそのままで1.5倍に増量したセールを実施する。セール期間は、10月16日~22日となる。
2015年10月16日女優の多部未華子(26)が韓国映画のリメイクとなる『あやしい彼女』(2016年4月1日公開)で主演を務め、初共演の女優・倍賞美津子(68)と"二人一役"を演じることが6日、発表された。主人公は、周囲から煙たがられている73歳の老婦人・瀬山カツ(倍賞)。シングルマザーとして娘を育て、望むような人生を送れなかったある日、娘とケンカし、家出した先で目にした写真館に引き寄せられる。店を出ると、そこには20歳に戻った美しい自分(多部)の姿が。若者に戻り、名前を節子と変えたカツが「歌手になる」という夢を取り戻し、人生をやり直す様を描く。若返ったカツあらため節子を演じる多部は、「おばあちゃん…バンド…ボーカル…初めてのことがたくさんあります」としながらも、「コメディなのでとにかく楽しく、愉快に面白く演じられればいいなと思います」と意欲的。「水田(伸生)監督は、たくさんのスタッフキャストに愛されている監督だと聞いていますので、はじめから安心感でいっぱい」と数々の初となる演技を前にも落ち着きを見せ、「話し合いながら一緒に、いけずで愛らしい節子(カツ)を作り上げていけたら…と思っています」と意気込んでいる。一方の倍賞は、「多部さんとは顔形は違うけれど、演技の中でふとした時のしぐさや動きの癖を合わせるだけでなく、私たちが演じる主人公の気持ちやバックグラウンドを共有できれば、繋がって、同一人物だということが伝わると思います」とアピール。「カツのように、この年になったら『ああ、やり直せればよかったのに』と思う失敗はたくさんあるものです」と自身を重ね合わせ、「年配の方々にとっても『私たちにもこういう経験があったなぁ』と共感してもらえると同時に、昔の思い出に浸りつつ一時のいい夢をみんな持てるんだよ、という明るいメッセージが込められていると思います」と感慨深げに語った。『謝罪の王様』(2013年)や『舞妓Haaaan!!!』(2007年)を手がけてきた水田監督は本作でメガホンを取りながら、「憧れの大女優、倍賞美津子さんの愛情キラキラあふれる芝居に、そして多部未華子さんのかわいくも切れ味抜群の芝居に、毎日しびれまくっています」と興奮気味。9月末にクランクインしており、11月初頭にクランクアップを予定している。本作は、韓国で2014年1月に公開(日本での公開は同年7月)され、約865万人を動員し、興行収入約627億ウォン(約62億7,000万円)を記録した映画『怪しい彼女』が原作。2015年1月には中国で、『20歳よ、もう一度』のタイトルでリメイク版が上映(日本での公開は同年6月)され、こちらも約1,160万人を動員、興収は約3億6,500万人民元(約70億円)を突破した。(C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION
2015年10月06日綾野剛と共演した『ピース オブ ケイク』で新境地を開拓した多部未華子が、韓国、中国で記録的大ヒットとなったコメディの映画化『あやしい彼女』で主演を務めることが決定。名女優・倍賞美津子と共演し、見た目は20歳(ハタチ)でも、中身は毒舌おばあちゃんを演じることが明らかとなった。主人公は、毒舌、頑固でおせっかい。トラブルばかり引き起こす73歳のおばあちゃん、瀬山カツ(倍賞美津子)。周囲から煙たがられるカツは、女手ひとつで娘を育て、望むような人生を生きることはできなかった。そんな彼女はある日、娘と喧嘩をし、家を飛び出した先で、ふと目にした写真館に吸い寄せられる。「私がこのカメラで、お姫様にしてあげますよ」店主の言葉ににカツは喜び、写真を撮って店を出てみると、そこにはなんと、20歳の姿に戻った自分がいた!20歳の麗しい容姿を取り戻した彼女(多部未華子)は、“神様がくれたチャンス”とばかりに、髪型を変え、洋服を変え、名前を変え、失われた青春を取り戻す。天性の才能を活かして歌手になる夢を叶え、淡い恋に胸をときめかせる彼女は、初めて思い通りの人生を歩み始め、関わる人たちに勇気や夢を与えていくのだが…。オリジナルの韓国映画『怪しい彼女』といえば、『サニー 永遠の仲間たち』『王になった男』で、わずか20歳にして韓国を代表する女優となったシム・ウンギョンが、“70歳の女の子”という難役を演じ、観客動員865万人を記録した大ヒット作。日本でも絶大な人気を誇るアイドルグループ「B1A4」ジニョンのほか、人気者や名優が集結。また、中国版もヤン・ズーシャン、チェン・ボーリン、ルハンなどが出演し、1,160万人を動員する大ヒットに、『20歳よ、もう一度』として日本公開もされた。そして今回、同じプロットをから生まれた本作で主演を務めるのが、若手実力派女優の多部さんで、若返った主人公・大鳥節子(カツ)を演じる。見た目は20歳、中味は毒舌キャラの73歳というかつてない強烈なキャラクター像をどう演じるのか。さらに今回は、60年代の数々のヒットメロディの歌唱にも挑戦!多部さんが見せる新たな一面に、期待が高まる。一方、元の姿(!?)である73歳の毒舌おばあちゃん・カツを演じるのは、倍賞美津子。その演技力の高さで数々の映画賞を受賞する、最高にかっこいい女優のひとりだが、本作でも、1本筋の通った痛快な啖呵が次々と飛び出し、観る者を魅了する。韓国、中国で大記録を打ち出したアジア最強のコメディに挑戦するのは、『謝罪の王様』『舞妓Haaaan!!!』などで知られる日本が誇るコメディ映画のトップランナー、水田伸生監督。現在、2人は水田監督のもと、20歳の節子と73歳のカツという“同一人物”を演じるべく、倍賞さんの演技シーンを多部さんが一緒に体験し、動きのエッセンスを参考にするほか、主人公の内面を共有しながら、日々役作りを行っているという。<以下、コメント>■多部未華子おばあちゃん…バンド…ボーカル…初めてのことがたくさんありますが、コメディなのでとにかく楽しく、愉快に、面白く演じられればいいなと思います。水田監督は、たくさんのスタッフキャストに愛されている監督だと聞いていますので、初めから安心感でいっぱいですが、話し合いながら一緒に、いけずで愛らしい節子(カツ)を作り上げていけたら…と思っています。■倍賞美津子昔からずっと自分が面白いと思う仕事をしてきたので、この作品のお話しをいただいたときも面白いと思い、お受けしました。水田監督とも多部さんともご一緒するのは初めてですが、多部さんとは顔形は違うけれど、演技の中でふとした時のしぐさや動きの癖を合わせるだけでなく、私たちが演じる主人公の気持ちやバックグラウンドを共有できれば、繋がって、同一人物だということが伝わると思います。73歳のカツのように、この年になったら「ああ、やり直せればよかったのに」と思う失敗はたくさんあるものです。年配の方々にとっても「私たちにもこういう経験があったなあ」と共感してもらえると同時に、昔の思い出に浸りつつ一時のいい夢をみんな持てるんだよ、という明るいメッセージが込められていると思います。■水田伸生監督憧れの大女優、倍賞美津子さんの愛情キラキラ溢れる芝居に、そして多部未華子さんの可愛いくも切れ味抜群の芝居に、毎日痺れまくっています。身も心もビリビリ痺れる映画に…します、なります、きっと!アジアを魅了した名作コメディが、2人の演技派でどう生まれ変わるのか注目していて。『あやしい彼女』は2016年4月1日より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月06日韓国で大ヒットを記録した『怪しい彼女』が多部未華子主演でリメイクされることが発表された。ベテラン女優・倍賞美津子が共演し、『謝罪の王様』『舞妓Haaaan!!!』の水田伸生が監督を務める。その他の写真本作は、73歳のおばあちゃん・カツが突然、若返り、失われた青春を取り戻す様を描くコメディ。麗しい容姿を取り戻したカツが名前を大鳥節子と変えて、歌手になる夢を叶えたり、淡い恋に胸をときめかせたりと、初めて思い通りの人生を歩み始める。多部が主演を務め、見た目は20歳だが中身は毒舌キャラの73歳という強烈なヒロインを演じる。懐かしのヒットメロディにも挑戦するなど、本作で新たな一面を見せている多部は「おばあちゃん、バンド、ボーカル……初めてのことがたくさんありますが、コメディなのでとにかく楽しく、愉快に、面白く演じられればいいなと思います。水田監督は、たくさんのスタッフキャストに愛されている監督だと聞いていますので、初めから安心感でいっぱいですが、話し合いながら一緒に、いけずで愛らしい節子(カツ)を作り上げていけたら……と思っています」と意気込みを語った。また73歳のカツを演じる倍賞は、初共演となる多部と同一人物を演じることについて、「多部さんとは顔形は違うけれど、演技の中でふとした時のしぐさや動きの癖を合わせるだけでなく、主人公の気持ちやバックグラウンドを共有できれば、繋がって、同一人物だということが伝わると思います」とコメント。さらに「年配の方々にとっても“私たちにもこういう経験があったなあ”と共感してもらえると同時に、昔の思い出に浸りつつ一時のいい夢をみんな持てるんだよ、という明るいメッセージが込められていると思います」と作品の魅力を語った。撮影現場では、同一人物を違う俳優が演じるにあたり、倍賞の演技シーンを多部が一緒に体験し、動きのエッセンスを参考にするほか、主人公の内面を共有するなどの役作りが日々行われているという。11月初めにクランクアップ予定の本作は、松竹配給で2016年4月1日(金)に公開される。『あやしい彼女』2016年4月1日(金)全国ロードショー
2015年10月06日テレビ界のアカデミー賞とも言われ、全世界の放送業界において最も権威と歴史あるアワードであるエミー賞。9月20日(現地時間)、アメリカ ロサンゼルスにて「第67回エミー賞」受賞結果が発表された。1948年に設立され、1949年の第1回授賞式以来、世界の放送業界において顕著な実績のあった番組や俳優、プロデューサー、制作技術者に贈られているエミー賞。67回目を迎える今年は、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」が最多24ノミネートされ注目を集めていた。今回、ドラマシリーズ部門作品賞を受賞したのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」。本作はほかにも脚本賞、監督賞、助演男優賞と、合計4部門を獲得。また、「Veep」(原題)がコメディシリーズ部門作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞を受賞。「Olive Kitteridge」(原題)がリミテッドシリーズ作品賞ほか、計6部門を受賞し、結果、ケーブル局HBOの作品が最多14部門を受賞し主要部門を総なめにした。そして、「MAD MEN マッドメン」のジョン・ハムが、8度目のノミネートにして、初のドラマシリーズ部門主演男優賞を受賞。授賞式では、念願の受賞を果たしたジョン・ハムが、会場中が彼を祝福しスタンディングオベーションが起きる中、階段を使わずにステージによじ登り、受賞の喜びをスピーチで語る一幕も。ドラマシリーズ部門の主演女優賞は、「殺人を無罪にする方法」のヴィオラ・デイヴィスが獲得し、エミー賞史上初めてアフリカ系アメリカ人女優の受賞者となった。同じくアフリカ系アメリカ人女優で、「Empire 成功の代償」のタラジ・P・ヘンソンもノミネートされていたが、ヴィオラ・デイヴィスが賞を勝ち取る形となった。「第67回エミー賞 授賞式」の模様は海外ドラマ専門チャンネル AXNにて9月27日(日)18時より字幕版が放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年09月22日第145回直木三十五賞を受賞した池井戸潤の小説を、主演・阿部寛、ヒロインに最旬女優・土屋太鳳を迎えてドラマ化する「下町ロケット」。この度、吉川晃司、立川談春、真矢ミキらベテラン俳優陣が出演することが明らかになった。佃が父の跡を継いで二代目社長となり経営を進める中、景気に影響を受け業績は下降していく。なによりその原因となっていたのが、佃がいまでも諦めきれないロケットエンジンの研究開発であった。さらに、主要取引先からの取引中止、大手機械メーカーのナカシマ工業から特許侵害で90億もの損害賠償請求が来てしまい、あっという間に社員たちは生きるか死ぬかの窮地に追い込まれていくことに…。そんな中、日本を代表する大企業「帝国重工」から佃製作所が持つバルブシステムの特許を20億円で買い取りたいとの打診が。資金繰りが厳しい状況の中で20億という金額を前に息をのむ佃製作所の面々であったが、その特許には佃の夢が詰まっていた。「新参者」以来、5年ぶりにTBS連続ドラマに出演することになった阿部寛が佃航平を演じ、その娘・佃利菜を、NHK連続テレビ小説「まれ」や、「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」、『orange』など話題作の出演が続く若手女優・土屋太鳳。また帝国重工社長・藤間秀樹を、TBSの連続ドラマに44年ぶりの出演となる杉良太郎が好演する。今回発表されたのは彼らを取り巻くキャスト陣。ロケット打ち上げプロジェクト「スターダスト計画」の舵取りを任され、佃の良きライバルともいえる存在である帝国重工部長・財前道生を演じるのは、NHK大河ドラマ「八重の桜」や『るろうに剣心』で怪演をみせた吉川晃司。銀行より出向してきた佃製作所の経理部長・殿村直弘役には、日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」以来のドラマ出演となる立川談春。学生時代の佃の後輩で、佃製作所の技術部長・山崎光彦役に、演劇ユニット「TEAM NACS」所属し数々のドラマや映画に出演する安田顕。かつて佃が在籍していた宇宙科学開発機構の研究員であり、佃の元妻・和泉沙耶役は、朝の情報番組「白熱ライブビビット」で司会も務めている真矢ミキ。ナカシマ工業との訴訟で佃製作所の命運を一身に背負って闘う敏腕弁護士・神谷修一役を、昼の情報番組「ひるおび!」でメインMCを務める恵俊彰。そのほか、いまは息子である佃と孫娘・利菜の3人で暮らしている佃和枝役に倍賞美津子をはじめ和田聰宏、今野浩喜、山崎育三郎、中本賢、谷田歩、中村倫也、阿部進之介、竹内涼真、佐野岳、阿藤快、新井浩文、木下ほうか、橋本さとし、春風亭昇太、東国原英夫、池畑慎之介らが集結している。<以下、キャストコメント>■吉川晃司(財前道生役)今までは時代ものやSFなどの出演が多く、なおかつ現実世界にはなかなか存在しないような“かぶいた役”が多かったので、今回のお話をいただいたときは新鮮でした。僕が演じる財前という役は、大企業・帝国重工の部長として、本当なら是が非でも佃製作所の申し出を却下しなくてはならない。でも財前は、佃製作所の品質レベルの高さや、佃の仕事への姿勢に共感し、会社に逆らって佃を受け入れていく。「良識と非常識を持って、常識は持たなくていい」というスタンスで今まで生きてきたので、そういう部分が僕と財前の共通点なのかもしれません。大企業の中にあっては“異端児”とも言える財前ですが、その姿が現代社会で戦う視聴者の方々の励みになればうれしいですね。■立川談春(殿村直弘役)まさかこんな短い期間でまたこういったご縁を頂けると思っていなかったので、正直驚きましたし、殿村という大役を頂いて、普通は頑張りますとか言うんでしょうけど、心が重いです(笑)。おそらくこの原作は読者一人ひとりの方に自分の中の「下町ロケット」があるでしょうし、一度映像にもなってる作品なので、なんとかみなさんの期待を裏切らないだけでなく、ちょっぴりこんな殿村もありかなと思っていただければ幸いです。■安田顕(山崎光彦役)山崎という人間を演じさせていただくことになりました。このドラマに参加させていただき、大変光栄です。佃社長の下、技術者の一員として、熱い想いを持って、精一杯取り組ませていただきます。■真矢ミキ(和泉沙耶役)「下町ロケット」を読んでいると、ロケットがいかに一つの小さな部品のミスでも打ち上がらないことを知りました。だから、私も部品の一つとして丁寧に存在したいです。■恵俊彰(神谷修一役)原作から大ファンでした。それに、今回は書き下ろしもあると聞いています。どんなストーリーになるのか、いちファンとして単純に楽しみです。役柄は「神谷修一」という弁護士なのですが、弁護士役で良かった!何故なら、毎日『ひるおび!』で八代弁護士とご一緒しているから。今、八代さんから弁護士のしゃべり方や立ち居振舞いを盗めるだけ盗んでおります!どのような「神谷」になるのか自分でも楽しみです。「下町ロケット」は10月18日より毎週日曜21時~TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年09月17日向井理が、人の“相性”を見抜く天才にして超変人な主人公を演じたスペシャルドラマ「磁石男」。昨年6月に放送され、好評を博した同作の続編「磁石男2015」が、この秋、放送されることが決定!前作に続いて出演する相武紗季に加え、りょう、松岡茉優、桐山漣、倍賞美津子らの出演が明らかとなり、見どころなどを語るコメントが到着した。野菜オタクで毒舌という超変人な主人公・大庭壮介(主人公)。一目見ただけで、相手の生活習慣や性格、育ちや仕事まで見抜き、その人にピッタリの相手を見つけるという超人的な才能を持つ彼は「人間はすべてNとSに分類され、磁石のようにS同士、N同士、同じタイプは反発し、NとSは相性が良い」という持論を持ち、人と人をくっつけることから“磁石男”と呼ばれている。そんな壮介とぶつかりながらも彼の言葉によって、条件優先の結婚を思いとどまった三十路OLの小日向しおん(相武紗季)。“婚活イベント”のビジネスパートナーにも関わらず、農業優先の壮介のせいで業績はうまくいかず、経理部の若い社員・北島あゆみ(松岡茉優)にまでも嫌味を言われ、針のむしろの日々。そんな中、婚活イベントの客に、“超ややこしい女”大島マリ子(りょう)が登場。業界では有名なクレーマーで横柄な態度の彼女を、壮介は「あんた、残念だな」と一刀両断して…。甘いマスクと様々なキャラクターに自由自在に変化する演技力で、女性を中心に人気を集める向井さん。向井さんは本作を、“ちゃんとしたテーマやメッセージのあるラブコメディ”とし、「僕が演じる壮介は、言い方は少しきついですけど、恋や結婚に悩む女性たちの背中を押していて、男女問わず、恋愛に対して前向きになれるドラマだと思います」と語る。「また、あのメンバーとご一緒できるのはすごく楽しみです。特に今回は、パワフルなキャラクターが増えているので、負けないように頑張らないとなって思っています」と、新しいメンバーを迎えるにあたっての抱負を述べた。また、今回の続編での楽しみなシーンは、青柳翔演じる幼馴染の新藤とのお風呂シーンをチョイス。「前回より増えています(笑)。男二人でお風呂に入ってふざけたりするのは、少年っぽいといいますか、壮介の可愛い部分が観れるシーンだと思うので楽しみです」と明かした。新キャラクターのマリ子について、「セリフも多いし、突飛な行動を連発するので、けっこう大変な役」「重さの裏には過去の恋愛の失敗があったりして、ドラマの中で壮介はそれを“錆”と呼んでいるのですが、そういう錆が取れればもっと気楽になれるんじゃないかな。(錆をつけたままでは)もったいないなって思います」と分析。初共演であり、“クールな大人の女性というイメージ”のりょうが、どのようにマリ子を演じるのか、楽しみにしているとのこと。さらに、今回は、ぶっきらぼうな壮介とは正反対の帰国子女エリート・佐伯渉(桐山漣)が、しおんに急接近したり、しおんに敵意むきだしの後輩・北島あゆみ(松岡茉優)や、結婚しない孫娘の心配をするしおんの祖母・ユリ(倍賞美津子)など、豪華キャストによる新キャラクターが続々と登場。向井さんが演じる婚活の神・磁石男と、20代~60代の4人の美女たち(松岡さん、相武さん、りょうさん、倍賞さん)は、それぞれの恋愛観、結婚観を披露しながら、幸せへの近道を模索する。<相武紗季コメント>――見どころについてしおんと壮介がちょっと前に進み始めるところです。前回想いが通じ合った後、いまは恋人になっているつもりなんですが、壮介としおんの温度差やキャラの違いで、ぶつかったり、すれちがったり。とにかくもどかしい恋愛模様が楽しめて、共感していただける部分も多いと思います。――注目のキャラクターマリ子と渉くんです! こんなに個性的なキャラクター、演じたらどうなっちゃうんだろうなって。特にマリ子は同性としては面白くて、わかりやすい人。自分を全面に出している清々しさがあるので、すごく好きなキャラクターです。<りょうコメント>――マリ子というキャラクターについて面白い人ですね。台本を読んでこの役をやらせていただきたいと、直ぐに思いました。マリ子は、強烈だけど凄くピュアな心を持った女性。とても魅力のあるキャラクターなので、余計なことを考えずに自然体で演じていきたいです。<松岡茉優コメント>コミカルでキャッチーでグサグサと突き刺さる言葉がこれでもかと詰め込まれた「磁石男」。前回を凌ぐ個性的なキャラクターたちが暴れ回ります。私が配役された北島あゆみもなかなか曲がった人で、演じるのがとても楽しみです。若さを武器にお姉様方に挑みます。ぜひお楽しみに。秋の夜中をより満喫できる、思いっきり笑えて、心温まるラブコメディの放送を楽しみにしていて。「磁石男2015」は今秋、日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月20日東京都・新橋のアド・ミュージアム東京は、日本最高峰の広告コピー賞「TCC賞」の2015年度受賞作品を紹介する広告賞展「おいしいコピーが焼けました。TCC 広告賞展 2015」を開催している。会期は8月2日まで(日・月曜休館、ただし月曜日が祝日・振替休日の場合は翌平日休館、8月2日は開館)。開館時間は平日11:00~18:30、土・祝日11:00~16:30。入場無料。同展は、コピーで選ぶ広告賞、「TCC賞」の2015年度受賞作の中から、一般部門はTCCグランプリ1点・TCC賞11点・審査委員長賞2点、新人部門は最高新人 賞1名・新人賞21名の受賞作を紹介するもの。2015年度のTCCグランプリに選ばれたコピーは、サントリーホールディングス「ペプシネックス ゼロ」のTVCMから「自分より強いヤツを倒せ。」(多田琢氏/TUGBOAT)。また、TCC最高新人賞はダイハツ「WAKE」のTVCM「あんちゃん!WAKE だよ!ドデカクつかおう。WAKE だよ!」などで山本友和氏(電通)が受賞した。また、関連企画として、同ミュージアム内に併設の広告図書館(日・月・祝日・振替休日は休館)で、一倉宏(2015年度TCC賞審査委員長)をはじめ、多田琢(グランプリ受賞)、山本友和(最高新人賞)、仲畑貴志(2015年度HALL OF FAME - コピーの殿堂)ら4人のコピーライターが日頃読んでいる本、若い世代にすすめたい本を、メッセージとともに紹介する展示「コピーライターの本棚」が開催されている。また、展示会場には生のコピーライターが登場し、コピーはどんな人から生まれたのか、普段どんな発想で仕事をしているのかを、本人の生の声で届ける「コピーライター行動展示」が行われる。なお、コピーライター登場スケジュールや、会期中のTCC賞受賞者によるトークイベントの詳細などが同ミュージアムWebページに掲載されている。そのほか、広告コピーに焦点をあてた資料をピックアップし、江戸時代から現代に至る日本の広告歴史の紹介も、同ミュージアムの常設展示として行われているということだ。
2015年07月01日コンビニやレストランなどで「辛さ10倍カレー」をよく見かけまずが、そもそもなにを基準に10倍といっているのでしょうか?きょうは、私たち日本人の生活に溶け込んでいる“辛さ〇〇倍”の秘密に迫ってみました。■1:調味料ベースで決まるグリコの人気「〇〇倍カレー」シリ-ズ『Lee』。こちらは基準が、唐辛子や胡椒の量とハッキリしています。もともと出していた辛口カレーの辛味調味料を“1”として、その10倍の調味料を加えたら“辛さX10倍”、20倍なら“辛さX20倍”としているのです。ここで気をつけたいのは、調味料を10倍入れたとしても、10倍の辛さだと感じるかどうかは人それぞれだということ。甘味で考えてみましょう。たとえばケーキに使う砂糖の量を20倍にしたからといって、20倍も甘くなるとは限りません。同様に20倍の辛味調味料を入れても、20倍の辛さになるわけではないということ。それでも、基準がハッキリしているという点においては科学的です。■2:味覚のベースで決まる人気カレーチェーン店『CoCo壱番』の辛口メニューは、1辛(一般的な辛口)から始まって2辛、3辛、4辛、5辛、7辛、8辛、9辛、そして10辛まであります。こちらは調味料の量ベースではなく、「個人差はある」としながらも“食べたときの辛さの度合い”が基準になっています。ただ、パッと見の数字に惑わされないようにする必要はあるでしょう。2辛は通常1辛の2倍ですが、3辛(4倍)、4辛(6倍)、5辛(12倍)で、10辛は(24倍)となっています。メニューで公表されているので大丈夫だと思いますが、パッと見て5辛を頼むと12倍辛いカレーが来るということなので、ご注意を。先の『Lee』は調味料ベースなら、『CoCo壱番』は味覚ベースといえるでしょう。他のお店について調べても、だいたい基準はこの2つのどちらかでした。なお、私たちがイメージする「〇〇倍カレー」については、人によってかなり差があるので、調味料ベースと味覚ベースのどちらがより正しいというものではありません。もし、こうしたカレーを食べるときは、調味料ベースなのか味覚ベースなのかを確認してみるといいかもしれません。ちなみに苦味・酸味・甘味・塩味・旨味の“五基本味”は、味蕾細胞で感知する味覚です。でも、辛さだけは、生理学的には味覚ではなく痛覚だということがわかっています。いわば辛さは、痛さ(刺激)を味と勘違いした人間の脳が生み出した感覚なのです。(文/シール坊)
2015年06月29日イギリスに「結婚は悲しみを半分に、喜びを2倍に、そして生活費を4倍にしてくれる」ということわざがあります。日本では前半部分だけ、つまり「結婚は悲しみを半分に、喜びを2倍にしてくれる」がよく紹介されますが、なぜか後半部分はカットされています。あまり見たくない結婚の真実なのでしょうか?前半は心理的主観なので置いておいて、後半の「結婚すると生活費は4倍」は本当なのか、日本の統計で調べてみました。■結婚しても生活費4倍はありえない総務省統計局、34歳までの勤労世帯比較によると、ザックリ書くと日本で働いている単身者は、男女ともに月21万円くらい使っています。「そんな使ってないよ!」と思うのは、税金を忘れているからです。月21万円のうち約5万円は、最初から天引きされる税金や社会保険料などです。なので、それらを無視したら月16万円ほど消費している形となり、これなら生活実感と合うのでないでしょうか。そんな二人が結婚したら、いくらくらい生活費がかかるようになるのでしょうか。単純に計算したら月21万円×2人で月42万円になります。ずばりその金額ですが、2人以上になった場合は月33万円です。つまり4倍どころか、2倍以下の約1.6倍がその答え。要するに、イギリスのことわざは嘘、というわけです。■結婚すると増えるのは保険・医療代では、何が減ったのか、項目で見てみましょう。大きく減るのが“衣料費”です。つまり、あまり服は買わなくなります。もう異性は捕まえたから、以前よりオシャレに気をつかわなくなることが数字から伺えます。逆に増えるのが、“保険医療代”です。それぞれ独身だった時の合計金額より増えています。世帯を持つことによって責任感などが生じ、保険に入ったりする姿が見てとれます。このような数字から、夫婦生活が見えてくるのは面白いですよね。表などで数字を見た時、こうして想像力を働かせてあれこれ考えるのも楽しいものです。みなさんも「難しい統計や数字のデータは嫌」と思わないで、想像力を膨らませて推測(妄想)してみませんか?(文/シール坊)
2015年06月02日俳優の渡辺謙が、アメリカの演劇・ミュージカルにおける最高峰の権威である第69回トニー賞のミュージカル主演男優賞にノミネートされたことが29日、明らかになった。『王様と私』でミュージカル主演男優賞にノミネートされた渡辺は、ノミネートの知らせを受け「アメリカでの初舞台でノミネートして頂いたことを誇りに思っています。The King and I の カンパニー、バートレット・シャー、ケリー・オハラが大きな力をくれました」とコメント。ブロードウェイ初挑戦にして受賞の快挙に期待がかかる。ほかにもミュージカル『ザ・ラスト・シップ』でスティングがオリジナル楽曲賞に、『エレファント・マン』でブラッドリー・クーパーが演劇主演男優賞に、『オーディエンス』でヘレン・ミレンが主演女優賞と、気になるノミネーションが目白押し。番組では案内役に宮本亜門、八嶋智人、スペシャルサポーターに井上芳雄を迎え、授賞式の興奮の模様を余すところなく伝えていく。なお、WOWOWでは「第69回トニー賞」の授賞式を独占生中継。『生中継!第69回トニー賞授賞式』はWOWOWプライムにて6月8日(月曜 8:00~)に同時通訳で生放送。字幕版はWOWOWライブにて6月13日(土曜 20:00~)放送。
2015年04月29日先日行われた第87回アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」「撮影賞」「脚本賞」の最多4部門を席巻した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。4月10日(金)からの日本公開を控え、日本版最新ポスターがお披露目された。かつてスーパーヒーロー映画『バードマン』で大スターになった俳優リーガン(マイケル・キートン)は、いまでは“過去の人”となり、泣かず飛ばずの日々を送っていた。ブロードウェイの舞台で再起をかけるが、出演者がケガで降板。代役に迎えた人気俳優マイク(エドワード・ノートン)は、しだいにリーガンの脅威となる。疎遠だった娘(エマ・ストーン)にも彼の愛情は伝わらず、無意識に舞台の役柄に自分自身を重ねるように。そして、公私にわたり精神的に追い込まれるリーガンを、“バードマン”までが扇情。果てして、舞台と娘との絆の行方は…?『バットマン』シリーズのマイケル・キートン、『インクレディブル・ハルク』のエドワード・ノートン、『アメイジング・スパイダーマン』のエマ・ストーンと、アメコミキャストが顔をそろえた本作は、元スーパーヒーローを演じた俳優が再起をかけて奮闘するダークファンタジー。本作で初めてコメディに挑戦した監督アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥは、本年度アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」「脚本賞」を受賞。そして撮影監督のエマニュエル・ルベツキは、“全編ワンカット”に見える革新的な撮影スタイルを成功させ、昨年の『ゼロ・グラビティ』に続き、2年連続「撮影賞」受賞という快挙を成し遂げた。今回お披露目された最新日本版ポスターでは、オリジナル版では見られなかった“バードマン”がその姿を見せる。キートン演じる主人公・リーガンの背後にぴったりと寄り添い、耳元で何かをささやくバードマン。そして「もういちど輝くために、もういちど愛されるために、すべてを手放し、羽ばたこう。」という文字。実はこのビジュアルは、撮影監督エマニュエル・ルベツキが、iPhoneで撮影した画像が元になっているそう。また、エマやノートンら豪華共演者とともに、よく見ると、ブロードウェイを歩く人々の中にはこちらを向いているイニャリテゥ監督の姿も。まさに本作を象徴するウィットに富んだ1枚だ。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は4月10日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 2015年4月10日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
2015年02月25日第87回アカデミー賞授賞式が23日、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『アリスのままで』のジュリアン・ムーアが主演女優賞を獲得した。『アリスのままで』は、50歳にして若年性アルツハイマーと診断されたアリスを主人公とする物語。彼女の苦悩や葛藤や、家族との絆を描いている。主人公アリスを熱演したジュリアン・ムーアは、授賞式の檀上で「ありがとうございます!」と涙。「先日、オスカーに輝くと5年間寿命が延びると読みました。そうであればアカデミーに感謝します。夫は年下だからです」を笑いを交えて感謝の気持ちを伝えた。そして、家族やマネージャー、作品に関わった人たちにも感謝し、「本当に幸せです」と喜びを爆発させた。また、「これでアルツハイマーについてもっと知っていただければと思います。多くの人たちが孤立感を感じていますが、映画によってあり方を示すことができました。1人ではないということを伝えることができました」と熱く語り、「早く治療できるように、治癒できるように」と願った。今回、主演女優賞にノミネートされていた候補者は、ほかに、『サンドラの週末』のマリオン・コティヤール、『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズ、『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイク、『ワイルド(原題)』のリース・ウィザースプーンの4人。なお、WOWOWでは23日21:00から同授賞式の様子を再放送する。(C)2014 BSM Studio. All Rights Reserved.
2015年02月23日毎年アカデミー賞授賞式前日に発表される、最低映画を表彰するラジー賞こと第35回ゴールデンラズベリー賞が21日(現地時間)に決定。最多7部門ノミネート作『トランスフォーマー/ロストエイジ』のマイケル・ベイ監督が最低監督賞、先月結婚したばかりのキャメロン・ディアスが最低女優賞に輝いた。先月5日にロックバンド「グッド・シャーロット」のベンジー・マッデンと挙式したキャメロンは『The Other Woman』(原題)、『Sex Tape』(原題)の主演作2本が対象。実は『ANNIE/アニー』でも助演女優賞候補になっていたが、こちらの受賞は逃した。最低作品賞は、80年代の人気TVシリーズ『愉快なシーバー家』で知られるカーク・キャメロン主演の『Kirk Cameron’s Saving Crhistmas』(原題)が受賞。カークは最低男優賞を受賞、作品はほかに最低脚本賞、最低スクリーンコンボ賞もゲット、最多4部門で受賞した。最低助演男優賞は『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』や『トランスフォーマー/ロストエイジ』などに出演したケルシー・グラマー、最低助演女優賞は『ミュータント・タートルズ』のミーガン・フォックス。『ミュータント・タートルズ』のプロデューサーでもあるマイケル・ベイは、2009年の『トランスフォーマー/リベンジ』に続く2度目の最低監督賞受賞となり、すっかりラジー賞に欠かせない存在となった。受賞結果は以下の通り。最低映画賞:『Kirk Cameron’s Saving Christmas』(原題)最低男優賞:カーク・キャメロン(『Kirk Cameron’s Saving Christmas』原題)最低女優賞キャメロン・ディアス(『The Other Woman』『Sex Tape』ともに原題)最低助演男優賞:ケルシー・グラマー(『エクスペンダブルズ3ワールドミッション』『トランスフォーマー/ロストエイジ』)最低助演女優賞:ミーガン・フォックス(『ミュータント・タートルズ』)最低スクリーンコンボ賞:カーク・キャメロンと彼のエゴ(『Kirk Cameron’s Saving Christmas』原題)最低前日譚、リメイク、パクリ、続編映画賞:『ANNIE/アニー』最低監督賞:マイケル・ベイ(『トランスフォーマー/ロストエイジ』)最低脚本賞:『Kirk Cameron’s Saving Christmas』(原題)ラジー名誉挽回賞:ベン・アフレック(ラジー受賞作の『ジーリ』からオスカー候補作の『アルゴ』『ゴーン・ガール』へ)(text:Yuki Tominaga)
2015年02月23日脚本家組合賞(WGA)が発表された。長編映画の脚本賞に輝いたのは『グランド・ブダペスト・ホテル』。脚色賞には、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』が選ばれた。その他の写真脚本部門には、ほかに『6才のボクが、大人になるまで。』『フォックスキャッチャー』『セッション』『ナイトクローラー(原題)』が候補に挙がっていた。脚色部門のほかの候補は、『アメリカン・スナイパー』『ゴーン・ガール』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ワイルド(原題)』だった。オスカー最有力候補のひとつである『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は、組合賞のルールにはずれるため、候補入りしていない。同じように昨年は、オスカー作品賞に輝いた『それでも夜は明ける』が、WGA資格外としてノミネートされず、『キャプテン・フィリップス』が受賞している。文:猿渡由紀
2015年02月16日英国アカデミー賞が8日(現地時間)に発表になり、『6才のボクが、大人になるまで。』が作品賞や監督賞など主要部門で受賞した。最多受賞作は5部門を制した『グランド・ブダペスト・ホテル』。オリジナル脚本賞、作曲賞、美術賞、衣裳デザイン賞、メイクアップ&ヘア賞と主に技術部門で表彰された。英国作品を対象とした英国映画作品賞に輝いた『博士と彼女のセオリー』は、主演男優賞(エディ・レッドメイン)、脚色賞を受賞。主演女優賞はジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)、助演男優賞はJ・K・シモンズ(『セッション』)、助演男優賞はパトリシア・アークエット(『6才のボクが、大人になるまで。』)、とこれまで各映画賞で勝ち進んできた本命たちが順当に受賞を果たした。アメリカでは『6才のボクが、大人になるまで。』の対抗作として健闘している『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』はエマニュエル・ルベツキが撮影賞を受賞した。主な授賞結果は以下の通り作品賞:『6才のボクが、大人になるまで。』英国映画作品賞:『博士と彼女のセオリー』監督賞:リチャード・リンクレーター(『6才のボクが、大人になるまで。』)オリジナル脚本賞:ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)脚色賞:アンソニー・マッカーテン(『博士と彼女のセオリー』)主演男優賞:エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)主演女優賞:ジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)助演男優賞:J・K・シモンズ(『セッション』助演女優賞:パトリシア・アークエット英国脚本家、監督、プロデューサーによるデビュー作賞:『Pride』(原題)外国語映画賞:『イーダ』アニメ映画賞:『LEGOムービー』(text:Yuki Tominaga)
2015年02月10日