「BS10スターチャンネル リニューアルキャンペーン2024」が、本日4月26日(金) より展開される。このたび、そのイメージキャラクターとして声優・大塚明夫の就任が発表された。1998年よりプレミアム映画専門チャンネルとして放送サービスを提供してきたスターチャンネルは、6月より新たに「スターチャンネル」の1チャンネルに集約・統合した形でリニューアル。今後は「さらに映画ファンに楽しんでいただける、満足していただけるサービス」を目指し、これまでと変わらずハリウッドの大作や世界中から厳選・濃縮した良質な映画・ドラマなど、質も作品本数もさらに充実させ、映画ファンが日々映画の素晴らしさや楽しさを改めて感じることができる作品群を提供していくという。イメージキャラクターを務める大塚の起用理由は、スティーヴン・セガール、デンゼル・ワシントン、アントニオ・バンデラスなどの数々の日本語吹替版での声の印象は言わずもがな、NHK大河ドラマへの出演などで知名度の高さは声優界屈指であることが挙げられる。また、父は声優の大塚周夫であり、さらに『ルパン三世』次元大介役を小林清志から引き継ぐなど、今回のスターチャンネルのリニューアルのコンセプト“歴史を引き継ぎ、新しいものを創り出す”にも重なる点が多いため、熱いラブコールに応える形で実現の運びとなった。本キャンペーンは「今日も濃いめの映画体験を。」をキャッチコピーに、今回公開されたブランディングムービーとキービジュアルなどを、スターチャンネルでの放送やYouTubeでの動画展開、特設ページの開設や公式SNSでの投稿などを通じて、“生まれ変わった”新スターチャンネルを映画ファンに向けてアピールしていくという。■大塚明夫 コメント此の度チャンネルのイメージキャラクターを仰せつかり、そのあまりの大役に慄えております大塚明夫です。子どものころからTVの洋画劇場に親しみ、長じてはその洋画の吹き替えを生業としてまいりました。映画を観る楽しみはもう言葉にできないと思っています。私ども声優もハイクォリティな吹き替え版をお送りできますよう精一杯励んでまいります。リニューアルされたスターチャンネル、話題作、問題作から日本語吹き替え版まで幅広いラインナップが楽しめるはず!映画を観る楽しみを忘れていた方、ちょっと思い出してみませんか?もちろん、映画がなければ生きて行かれない方も、さぁ、ご一緒に!新スターチャンネル ブランディングムービーキャンペーン特設サイト:
2024年04月26日俳優の石田ひかり(51)が8日、自身のYouTubeチャンネルを更新。「突然ですが、私は寺の嫁でもありまして」と自己紹介し、年末年始に夫の実家に帰省したときの様子を公開した。三重にある夫の実家には、車で帰省。お鍋やザルなど、あるもの「すべてが大きい」という台所で“年越しうどん”を作ったり、除夜の鐘をついたり、元旦に訪れた参拝者に豚汁を配ったりと、寺の嫁としてイキイキと行動する姿が映し出されている。概要欄では、動画について「クリスチャンの家庭で育ったわたしですが、縁あって寺の嫁になりました。とは言え次男の嫁ですし、大した戦力になれないまま四半世紀が過ぎようとしております。時々お手伝いに帰るくらいしか出来ない嫁ですが、そんな我が家の年末年始、楽しんでくださいね」と紹介した。レアなプライベート披露に、ファンからは「お寺のお嫁さんだったんですね」「知らなかった」「すごーい!!ドラマみたい」「お寺のお嫁さんとして立派に務めてますね」「お寺様の年末年始の過ごされ方はとても興味深く、何回も拝見させて頂きました」「どんな事でも楽しもうとする考え方素敵。これからの人生の参考にします」など、驚きや称賛などさまざまな反応が寄せられている。
2024年04月09日仕事や恋愛や人間関係など、人生は悩みの連続。だからこそ工夫して、日々を少しでも軽やかに過ごしていきたいものですよね。この連載では、寄せられたお悩みに対して2人組の歯がゆるっとアドバイスします。今回は最終回です!今回のお悩み満足することがありません何かを手にしても、また別の何かを欲してしまいます。自分が持っているものより、他の人が持っていて自分にはまだないものに気を取られてしまう……。足るを知るにはどうしたらいいでしょうか?歯のアドバイス他人と比べるのではなく、「過去の自分」と「今の自分」を比べてみる。そうすると、“今あるもの”が改めて見えてくるのかもしれませんね。歯のマンガの「人生つらいけどサンバ」連載は今回で最終回です。またお会いしましょう!感想はコメント欄へ!(文・編集:マイナビウーマン編集部、イラスト:歯のマンガ)
2024年04月04日文:八木 奈々写真:後藤 祐樹古い時代に著された古代日本の様子が分かる“古典”や、誰もが知る“名作文学”や“世界文学”……みなさんは読んだことはありますか? 長い歴史をもち、今もなお全世界で愛読されているこれらの作品達には何か特別な魅力があるはずです。ただ、難しい言い回しが多く使われていたり、どこか堅苦しいイメージもありますよね。実際、昔に書かれた本は原文のままではなかなか読み進めることが難しいものです。写真はイメージです。でもその言葉の問題ひとつで、読まないまま人生を終えるのはあまりにもったいないほど、面白い物語がたくさんあるのです。そこで今回は、“現代訳”や“超訳”“新訳”といった、現代を生きる私達にもわかりやすい現代の言葉を用いて訳された古典・名文学の本をご紹介させていただきます。1.角田光代『源氏物語』(上・中・下)これまでにも名だたる文豪が現代語訳に挑んだといわれる「源氏物語」。その中でも恋愛小説の名手と謳われる人気小説家・角田光代さんが訳を手掛けた本作では、原文への忠実さよりも疾走感のあるストーリー展開が印象的です。一冊がかなり分厚く読み始めるのには少し勇気がいりますが、作者や第三者の声が魅力的に訳されていて、当時の人が興奮とともに読み進めたように現代の私達でも物語に没入できる工夫がたくさん凝らされていて、個人的には一番読みやすい現代語訳でした。登場人物は多く名前も立場も変わっていくので、文化の違いに戸惑ったり呆れたり感心したり……と感情は大忙し。今思い出しても幸せな読書体験でした。歴史の苦手な私が教養や常識としてでなく、純粋に物語として源氏物語を楽しむことができる日が来るなんて……。あとがきや解説でも40ページ超あり、さらに内容の理解を助けてくれます。こんなに複雑かつ洗練された物語が千年も前に書かれていた事に改めて驚かされました。下巻まで辿り着かせてくれた角田光代さんの訳文力に感謝。みなさんも瑞々しく表現された源氏物語の世界観に引き込まれてみませんか?2.林真理子『私はスカーレット』美しいスカーレットの波乱万丈の半生を描く、マーガレット・ミッチェルの名作“風と共に去りぬ”をスカーレットの一人称小説にアレンジした、この作品。風と共に去りぬはご存じの方も多いかと思いますが小説の他、映画や舞台などで多くの人に愛されてきた名作です。南北戦争時代がテーマの今作は胸が苦しくなる描写も多々ありますが、今作は原作よりもエンタメ感が強く今こそ読んでほしい大河ロマンのような一冊となっています。物語の冒頭ではまだ16歳の主人公。自分の欲に忠実に、感情が先走ったような行動をとってしまうのも、林真理子さんの訳では妙に納得してしまいます。絶対に嫌な女のはずなのにだんだん惹かれていくのは、欲しいものを全力で勝ち取りにいく正直さと、自分の価値に対して絶対的な自信をもっている部分に私自身が憧れを重ねているからかもしれません。読後は自分でも引くほどに彼女の虜になってしまいました。原作よりも遥かに自意識過剰な可愛いスカーレットを身近に感じられる今作は私の中でかなりお気に入りの一冊になりました。原作や映画版を御覧になった方もそうでない方も、間違いなく楽しめる最高のエンターテインメント小説です。いやあ……私もスカーレットのように生きてみたい。3.清川あさみ / 最果タヒ『千年後の百人一首』清川あさみさんが糸と布とビーズで紡ぎ出した百の情景に、最果タヒさんが添えた情感豊かな言葉の世界。詩集×刺繍。ため息が出るほど美しいという表現はこの作品のためにあるのかもしれません。言葉が絵となり、詩となり、そしてまた言葉で書き表された“うた”がこんなにも心にスッと入ってくるとは……。悠久の時を越えて、三一音の感情が私達読者のあらゆるところを刺激してきます。私の中にある百人一首の記憶は、子供の頃、意味を考えるよりも暗記することに必死になっていたことくらい。もし、あのとき、こんな素敵な百人一首の本と出会えていたら……なんて考えてしまう方も多いかもしれません。分かるようで分からないようで……でもきっとまた捲りたくなる日が訪れる気がする本作品。読後は百人一首の新訳というよりも、千年前の歌に閉じ込められた想いが、“新作詩”として眼の前に蘇る感覚に包まれました。百人一首に興味のある方はもちろん、そうでない方もぜひ一度だけ、一頁だけ……でいいので触れてみてください。固まった心を解してくれる心の柔軟剤のような一冊です。私のお守り。■「古事記」に隠されたエピソードと不朽の魅力辞書を引かずとも現代を生きる私達がすらすらと読める古典・名文学は他にもたくさんあります。実は、あの“古事記”ですら、くすっと笑えてしまうエピソードがたくさん詰まっているのです。読んだ人のみぞ知る不朽の名作の魅力に心ゆくまで親しんでみてください。ゆっくりと、古(いにしえ)の時代に想いを馳せながら……。■「TheBookNook」についてこの連載は、書評でもあり、“作者”とその周辺についてお話をする隔週の連載となります。書店とも図書館とも違う、ただの本好きの素人目線でお届けする今連載。「あまり本は買わない」「最近本はご無沙汰だなあ」という人にこそぜひ覗いていただきたいと私は考えています。一冊の本から始まる「新しい物語」。「TheBookNook」は“本と人との出会いの場”であり、そんな空間と時間を提供する連載でありたいと思っています。次回からはさらに多くの本を深く紹介していきますのでお楽しみに。
2024年03月22日妻夫木聡と渡辺謙が共演、北川悦吏子・作による“医者×患者”の友情と人生最後の旅物語「生きとし生けるもの」に、原田知世、杉野遥亮、大政絢、田中哲司、満島ひかりが出演する。本作は、人生に悩む医者と余命宣告された患者の2人が、人は何のために生き、何を残すのかという永遠の問いの答えを求めながら各地を巡るヒューマンドラマ。人生に悩む内科医・佐倉陸を妻夫木さん、陸と旅をする余命宣告を受けている男・成瀬翔を渡辺さんが演じているが、この度、2人の旅に関わる豪華共演者が解禁。成瀬の初恋の人・中野百合を演じるのは、「あなたの番です」「スナック キズツキ」などの話題作で主演を務め、俳優・歌手として活躍し続ける原田知世。陸が務める病院の研修医・吉岡薫を演じるのは、映画『東京リベンジャーズ』シリーズやドラマ「ばらかもん」などに次々と出演し、その高い演技力が評価される杉野遥亮。陸の良き理解者である看護師・菅田陽子を演じるのは、「正義の天秤」シリーズや「理想ノカレシ」など俳優のほか、モデルとしても活躍する大政絢。陸の上司で外科部長・小宮滝人を演じるのは、Netflixで配信中『パレード』、「らんまん」「ゆりあ先生の赤い糸」など、数多くの映画、ドラマ、舞台に出演し存在感を発揮する田中哲司。そして、成瀬が離婚した際に妻に引き取られ、長い間ずっと顔を合わせていない娘・幸田ちひろを、アジアで人気を博したNetflixシリーズ「First Love 初恋」など、俳優業を中心に唯一無二で多彩な表現を続ける満島ひかりが演じる。≪あらすじ≫佐倉陸(妻夫木聡)はたぐいまれなる才能を持った外科医だった。しかし、あることがきっかけでメスを握れなくなり、精神的にも追い詰められた結果、外科を追われ内科医となった。入院患者と向き合う日々が続く中で、余命宣告されたがん患者である成瀬翔(渡辺謙)の担当医に。繰り返される手術と抗がん剤治療にうんざりし、自暴自棄になる成瀬に、陸は「でもその前に、やりたいことはありませんか」と言う。そして2人は病院を抜け出し、バイクで旅に出た。キャンプをしたり、生まれた街へ行ったり、初恋の人に会ったり。成瀬はたびたび体調を崩すが、主治医である陸がついている。2人の失踪は上司の小宮滝人(田中哲司)や看護師・菅田陽子(大政絢)らの知るところに。しかも研修医・吉岡薫(杉野遥亮)は陸がある薬を薬品棚から持ち出すのを目撃していた…。<出演者コメント>■原田知世(中野百合 役)命の時間の有限性に気づいた時、心に湧いてくる「生」のエネルギー。これまで見えてなかった、目の前にある景色の美しさや、人の温もり、ありがたみ。自分のためだけでなく、大切なだれかのために生きてみようと思う心。脚本を読みながら涙が止まりませんでした。陸と成瀬の旅。人生の中で、こんなに温かくて濃くて忘れられない時を過ごせたら本当に幸せだと思います。撮影現場には、いつも自然で穏やかな妻夫木聡さんと渡辺謙さんがいて、廣木(隆一)監督やスタッフのみなさんと過ごした時間はとても柔らかくて心地のよいものでした。談笑しながら、すっとそのままお芝居に入っていかれるお二人の姿が心に残っています。陸と成瀬と同じように信頼と絆で繋がっていらしたのですね。素敵なお2人とご一緒できて幸せでした。作品の完成が待ち遠しいです。■杉野遥亮(吉岡薫 役)尊敬する先輩方と一緒に作品をつくる一員になれる事、とても光栄で嬉しいことだと思いました。美しくて芸術的な脚本に、「よっしゃ、気を引き締めなくては」と思いました。終わった今でも、贅沢な時間で素敵な組だったなと思います。妻夫木さんは、今回お会いするのが初めてだったので、コミュニケーションを取りたくて、いきなりホテルの部屋に伺ったのですが優しく受け止めて下さいました。すごく嬉しかったです。あと、会話をしていて楽しかったです!渡辺謙さんは、大きく包み込んでくれるようなあたたかさで、自信をくれました。現場で監督やスタッフの皆さんとディスカッションしている姿や佇まいがかっこよかったです!この作品の現場を体感した自分と、作品の中で研修医の立場から沢山の大事な事を見てきた吉岡がリンクしたのではないかと思っています。「生きとし生けるもの」誰かに深く届いて誰かの希望になりますように。■大政絢(菅田陽子 役)脚本を読み終わった後涙が流れました。緩和ケアについて、私自身、詳しく知らなかったんですが、このドラマを通して、言葉だけじゃない心の通じ合い方、向き合い方を知りました。そして、優しさだけではないそれぞれの登場人物の人間性にとても心惹かれました。妻夫木聡さん、渡辺謙さん、お二人ともとても優しく、柔らかく穏やかな雰囲気で撮影が進んでいました。お芝居の面でも「こうした方がリアルかもね」と声を掛けてくださったりと、感謝しています。私も視聴者の皆さんと同じ目線で、お二人が病院から出た後の旅のシーンが台本を読んだ時から楽しみで仕方がありません。■田中哲司(小宮滝人 役)この題材は丁寧に扱うべき内容であり、それを廣木監督が撮るという安心感と信頼感があったので参加しました。廣木監督は以前の現場でものすごく粘っていて「映画の人だな」と感じていたので、その感触をもう一度味わいたかったこともあります。今回の現場でわかったことは、監督は決め込まずにその場の役者の良いところを引き出してくださるということです。妻夫木君とは20代の時に共演した以来だったので再会が楽しみでした。何十年ぶりに会っても気さくさ何一つ変わってない。違和感なくその場で向き合えることがすごく嬉しかったです。撮影の初めの頃に、妻夫木君が台詞をイン前に全部覚えると聞いて、これは見習わなきゃな!と焦りました。次の作品からはそうしようと思っていますが、、、、なかなか出来ないですね...(笑)。難しいテーマなので、明確に届いて欲しい言葉は見つからないです。視聴者の方がどう感じてもらえるのか委ねたいと思います。きっと何かを感じずには、考えずにはいられないと思います。テレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル「生きとし生けるもの」は5月6日(月・休)20時~テレビ東京ほかにて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年03月21日仕事や恋愛や人間関係など、人生は悩みの連続。だからこそ工夫して、日々を少しでも軽やかに過ごしていきたいものですよね。この連載では、寄せられたお悩みに対して2人組の歯がゆるっとアドバイスします。隔週の木曜日更新です!今回のお悩み幼少期から歯磨きが嫌いです。どうすれば好きになれますか?歯のアドバイス歯は生涯を共にする仲間!失ってから後悔しないよう、大切にしましょう。次回は4/4(木)は最終回です。お楽しみに。感想はコメント欄へ!(文・編集:マイナビウーマン編集部、イラスト:歯のマンガ)
2024年03月21日仕事や恋愛や人間関係など、人生は悩みの連続。だからこそ工夫して、日々を少しでも軽やかに過ごしていきたいものですよね。この連載では、寄せられたお悩みに対して2人組の歯がゆるっとアドバイスします。隔週の木曜日更新です!≫コメント欄にてお悩み募集中!今回のお悩み歯のマンガさん。ダラダラとXとヤフコメを見て時間を無駄にしてしまいます。どうしたら見るのをやめられるでしょうか。歯のアドバイス今日から!今この瞬間から!ぜひ実践してみましょう。次回は3/21(木)に更新予定です。お楽しみに。コメント欄にてお悩み募集中!(文・編集:マイナビウーマン編集部、イラスト:歯のマンガ)
2024年03月07日仕事や恋愛や人間関係など、人生は悩みの連続。だからこそ工夫して、日々を少しでも軽やかに過ごしていきたいものですよね。この連載では、寄せられたお悩みに対して2人組の歯がゆるっとアドバイスします。隔週の木曜日更新です!≫コメント欄にてお悩み募集中!今回のお悩み結婚してから、独身の友達と距離ができてしまった気がします独身の友達同士だけで遊んでいる様子を後からSNSで知ることが多くて、ちょっと凹みます。結婚後に独身の友達と距離ができてしまうのは仕方がないことなのでしょうか?また、どうすればこれまで通り誘ってもらえるでしょうか?(30歳/女性)歯のアドバイス「距離ができてしまった」と感じているのは、相手も同じかも。会いたい人には、自分から「会いたい」って言ってみましょう!次回は3/7(木)に更新予定です。お楽しみに。コメント欄にてお悩み募集中!(文・編集:マイナビウーマン編集部、イラスト:歯のマンガ)
2024年02月22日東京都企業立地相談センターは、人生最後の下着を開発した「株式会社 ETOE」代表取締役の渡邊 絵美氏と専務取締役の永本 英奈氏へ取材を行い、その内容を東京都企業立地相談センターホームページにて2024年2月13日(火)に公開しました。社名のETOEは、渡邊氏が企画デザインを考え、永本氏がパターンに起こす共同作業を、二人のイニシャル“E”で表現したもの■プロフェッショナルとして死者と向き合い、人生最後の下着を開発北千住駅より徒歩5分にオフィスを構える株式会社 ETOEは、下着の企画デザインから製造までを手がけるスタートアップです。下着のプロフェッショナルとして、今まで誰も目を向けなかった分野にも挑戦。それが人生最後につける下着「Last Lingerie」です。開発中からその注目度は高く、完成を待ち望む声が多かったとか。今回は代表取締役の渡邊 絵美氏と専務取締役の永本 英奈氏に、起業のきっかけ、Last Lingerie開発の経緯、今後の展望などを伺いました。■年初に思い立った独立起業を最良のパートナーと実現創業は2020年4月。渡邊氏が起業を思い立ったのは、その年の元旦でした。「ふと今年は独立しようかなと思い立ち、休み明けに会社の同僚だった永本に『一緒にどう?』と話すと二つ返事で賛同してくれて、やってみようと決意。私は下着デザイナー、永本はパタンナーとして、この業界で15年以上経験を積んできたので、独立することに不安はありませんでした。何より、自分たちのやりたいことに挑戦できる。それと個人的には、子どもと過ごす時間がほしかったというのも動機でした」(渡邊氏)「私としては、大好きなものづくりができればどこに所属していても構わない。ずっと一緒に仕事をしてきたパートナーとの独立に迷いはありませんでした。また、時間的に自由度の高いフレキシブルな働き方ができるという期待もありました」(永本氏)渡邊氏の自宅に近い北千住に事務所を構え事業をスタート。主にメーカーと契約し、女性用の下着を中心とする企画デザインから、パターン制作、製造まで、ニーズに合わせてプロデュースしています。「当初は企画デザインからパターンまでと考えていましたが、2年目から少しずつ事業内容を変更しメンバーを増やしてきました。現在のメンバーは役員を含め5名。下着であればどんなものでも企画できる。それが私たちの強みです」(渡邊氏)■葬儀業界に飛び込み、今までになかった下着づくりに挑戦通常業務と並行して新しい分野の下着にも挑戦し、初めて手がけたオリジナル商品が「ラストランジェリー」です。開発の経緯を伺いました。「私は幼少期に祖父の葬儀で見たオムツ姿がずっと忘れられず、調べてみると今もそれは変わっていませんでした。ということは、この先もずっと日本人はオムツをつけて旅立つのだろうか?私だったら絶対に嫌だ。ここで私が作らなければ、と思ったんです。調査のため有楽町の施設でサンプルを展示したところ、かなり反応がよく、必要としてくれる人がいるんだと励みになりました。ただ、私たちは女性の体の情報はたくさん持っているけれど、亡くなった人の体のデータは一つもない。そこで、納棺師の方について葬儀に行き、亡くなった方の体を間近で見て情報を収集。サンプルを何度も何度も修正し、完成まで2年ぐらいかかりました」(渡邊氏)「正直に言うと、最初はあまり乗り気ではありませんでした。死に馴染みがなく、怖かったんです。でも、葬儀の場で感謝してくれる遺族の方と接するうちに、『きれいに見えて、納棺師さんが着せやすい下着を、私たちが作ってやるぞ』と気持ちが変わっていきました」(永本氏)「受賞をきっかけに一般の方から問い合わせを多数いただきました。あるとき、電話をいただいた方に発売予定時期を伝えたところ、『それでは間に合わない……』とガッカリされたのが忘れられず、一日でも早くと実用化を急ぎました」(渡邊氏)ETOEのLast Lingerieは、令和4年度の足立区創業プランコンテストで優秀賞を受賞。獲得した補助金で開発を加速し、2023年5月、ついに商品化が実現しました。■東京立地のメリット~スタートアップに支援が手厚くチャンスが多い現在、足立区が運営する創業支援施設にオフィスを置くETOE(2024年1月末まで)。東京立地のメリットは、創業支援が手厚く、活用できるネットワークやチャンスが多いことだといいます。「創業時の事務所探しは、事業用として安く借りられるところがなかなか見つからず苦労しましたが、幸い1年後にこの創業支援施設に空きが出て移転することができました。北千住駅から徒歩5分と立地も環境も申し分なく、前事務所より広くなり家賃は半分以下。11階で眺めがよく、商談用に使える共用スペースもあります。さらに、月に1回、インキュベーションマネージャーが面談で状況確認とアドバイスをしてくださる。私たちは元々専門職で経営に関しては素人ですから、相談相手がいるのはとてもありがたいです」(永本氏)「ほかにも様々な支援を積極的に活用しています。Last Lingerieを開発する際は、新しいものづくりをサポートしてくれる足立区のカリキュラムを利用。また、葬儀業界に足を踏み入れるにあたり、足立区のマッチング制度を利用し協力してくれる葬儀屋さんを紹介してもらいました。そこからネットワークがどんどん広がり、いろんな方が力を貸してくれたのは、下町らしく人情に厚い足立区という土地柄かもしれませんね。これからの課題は、Last Lingerieをどう売っていくか。今までにない商品なので戦略が難しいと思います。そこでスタートアップの事業成長を伴走支援してくれるA-MAPというプログラムに応募し、8カ月にわたるサポートを受ける予定です」(渡邊氏)もうひとつ東京立地のメリットとして挙がったのは、交通アクセスの良さです。「弊社の取引先の多くは都内ですが、商品は海外で作ることがほとんど。これからはコロナ禍でストップしていた海外出張も増えるでしょう。都内での商談はもちろん、成田や羽田から海外の生産拠点へ出やすいのも東京ならではの利点ですね」(永本氏)最後に今後の課題と展望を伺いました。「Last Lingerieという商品の認知を進め、10年後、20年後にはオムツではなく下着をつけて旅立つ人が増えていってほしいです。また、今回の開発をきっかけにさまざまな出会いがありました。今後は介護を受けている方や障害を持っている方などの悩みに寄り添う下着を作っていきたい。小さい会社だからこそできることだと思うので」(渡邊氏)■会社概要会社名 : 株式会社 ETOE所在地 : 東京都足立区千住1-4-1 東京芸術センター16階1612号室代表者 : 代表取締役 渡邊 絵美設立 : 2020年(令和2年)4月事業内容 : 各種衣料繊維繊維製品(主に下着)の企画デザイン、生産ホームページ: ECサイト : ■東京都企業立地相談センターとは企業や個人事業者様を対象に創業や事業拡大する「場所」探しのご相談を不動産専門アドバイザーが無料で承っております。ご希望条件をお伺いし、事務所、店舗、工場、事業用地などを取り扱う民間不動産事業者に一斉照会いたします。その他、都や都内区市町村の公的物件情報や支援制度もご案内しております。(東京都企業立地相談センターは東京都産業労働局が運営しております。)■記事掲載東京都内に立地し活躍されている企業様や区市町村の企業支援担当者へインタビュー記事を東京都企業立地相談センターホームページに掲載しております。ページURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月13日仕事や恋愛や人間関係など、人生は悩みの連続。だからこそ工夫して、日々を少しでも軽やかに過ごしていきたいものですよね。この連載では、寄せられたお悩みに対して2人組の歯がゆるっとアドバイスします。隔週の木曜日更新です!≫コメント欄にてお悩み募集中!今回のお悩み最近自分を見失いがちな気がします……。どうしたらいいでしょうか( т т )歯のアドバイス「できなかったこと」を数えるよりも、「できたこと」と数えてみるって大事なことなのかもしれませんね。今日はどんないいことがありましたか?上出来だったことを思い出してみましょう!次回は2/22(木)に更新予定です。お楽しみに。コメント欄にてお悩み募集中!(文・編集:マイナビウーマン編集部、イラスト:歯のマンガ)
2024年02月08日仕事や恋愛や人間関係など、人生は悩みの連続。だからこそ工夫して、日々を少しでも軽やかに過ごしていきたいものですよね。この連載では、寄せられたお悩みに対して2人組の歯がゆるっとアドバイスします。隔週の木曜日更新です!≫コメント欄にてお悩み募集中!今回のお悩み帰宅してから一息ついていると、あっという間に時間が過ぎます。どうしたら有意義な平日の夜を過ごせるでしょうか?(25歳/女性)歯のアドバイス家に帰ったら、一息つく前にまずお風呂!平日の夜をこっちのもんにしちゃいましょう!次回は2/8(木)に更新予定です。お楽しみに。コメント欄にてお悩み募集中!(文・編集:マイナビウーマン編集部、イラスト:歯のマンガ)
2024年01月25日仕事や恋愛や人間関係など、人生は悩みの連続。だからこそ工夫して、日々を少しでも軽やかに過ごしていきたいものですよね。この連載では、寄せられたお悩みに対して2人組の歯がゆるっとアドバイスします。隔週の木曜日更新です!今回のお悩み彼氏が極度の倹約家です具体的には「ネギも玉ねぎも『ネギ』ってつくから両方買うのはぜいたく」とか言ってくるレベル。この先ずっと、ネギと玉ねぎを一緒に食べられないのか……と不安で仕方ないです。どうすれば倹約家の彼氏と上手に付き合っていけますか?(31歳/女性)歯のアドバイス捉え方を変えて楽しもうとする気持ちは、どんなことにおいても大切ですよね。……てか彼氏、お肉持ってませんか?ワンチャン買ってくれるのかも。次回は1/25(木)に更新予定です。お楽しみに!コメント欄にてお悩み募集中!(文・編集:マイナビウーマン編集部、イラスト:歯のマンガ)
2024年01月11日仕事や恋愛や人間関係など、人生は悩みの連続。だからこそ工夫して、日々を少しでも軽やかに過ごしていきたいものですよね。この連載では、寄せられたお悩みに対して2人組の歯がゆるっとアドバイスします。隔週の木曜日更新です!今回のお悩み連休明けの仕事がいつもつらいです年末休みはうれしいけど、年が明けたらまた仕事か……と考えただけで気が重くなります。どうしたら連休明けの仕事を乗り切れますか?歯も働きたくないと思うことはあるのでしょうか?(34歳/女性)歯のアドバイス餅つきに必要なものは「臼(うす)」「杵(きね)」「蒸し器」の3つだけ。とても手軽に充実した休みを過ごせそうですね。……ところで、歯も働きなくないと思うことはあるのでしょうか?次回は1/11(木)に更新予定。みなさま、良いお年をお迎えください!コメント欄にてお悩み募集中!(文・編集:マイナビウーマン編集部、イラスト:歯のマンガ)
2023年12月28日女優の満島ひかりが、映画『ラストマイル』(2024年夏公開)で主演を務めることが、明らかになった。塚原あゆ子監督と脚本家・野木亜紀子がタッグを組んだ同作は、2人が手掛けたドラマ『アンナチュラル』『MIU404』の世界線と交差する完全オリジナル映画。満島ひかりが主演を務め、物語の舞台となるショッピングサイトの関東センター長・舟渡エレナを演じる。さらに、エレナに振り回されながらも事件解決に奔走するセンターのチームマネージャー・梨本孔役で岡田将生も出演。満島と映画『悪人』以来14年ぶりの共演を果たす。流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界的なショッピングサイト最大手から配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。次第に日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく。関東の4分の3を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりのエレナ(満島)は、チームマネージャーの梨本(岡田)と共に、未曾有の事態の収拾にあたる。そして、今回ティザービジュアルとティザー映像も同時に公開。ビジュアルは強い眼差しでこちらを見つめる満島と岡田の表情が印象的な1枚に。ティザー映像では、満島が震えて涙ぐむ姿、荷物を運ぶベルトコンベアーを見つめながら「止めませんよ、絶対」と言い切る姿など、様々な表情を見せており、ショッピングモール内での爆発と「届いた荷物は、爆弾だった」というひと言で、一気に息つく暇もない展開へと動き出す。連続爆破事件の発生により、本来止まることの許されない流通システムが止まることで、世界が止まるほどの一大事件となることを予感させる。コメントは以下の通り。○■満島ひかり『ラストマイル』の主演が私で良かったのか、今もまだ自信を持てないでいますが、塚原あゆ子組に参加してみたいという前のめりな気持ちが勝り参加しました。塚原さんの人気は見て聞いていましたが、撮影が終わった今も、また共に現場を過ごしたいと感じる、魅力的な監督さんです。野木さんの脚本マジックには、今作でもほぅと唸らされるところがあります。感情をあまり描いていないのに、登場人物たちが状況に没頭することで、隙間からその人だけの気持ちを感じられる。難解な本でしたが、監督や岡田さんと謎を解いてゆく撮影現場は面白いものでした。共演は14年ぶりでしょうか? やっぱり岡田将生さんは不思議な佇まいを持つ俳優さんで、彼にしか出せない品性とおかしみをとても素敵に感じます。柔らかいのに男性らしい、岡田さんの背中に何度か助けて貰いました。静かなるサポートに、感謝しています。撮影中も、終えたあとも、完成作を一足先に観た今も、映画『ラストマイル』は物語が決まりきらずに動いている感じがします。あまり持ったことのない感想です。主人公・舟渡エレナの選択したことの続きはまだ、私の毎日の中にもあります。私たちの日常で、身の回りで起こっている止められない現実。一人の力では動かせない苦しさの連鎖。観る方がどんな気持ちになって、どんな余韻で日々をすごしてゆくのか、そんなことを想う映画でした。○■岡田将生念願のチームに参加させて頂きました。どんな役でも参加したいと熱望していたのがようやく叶い、そしてとても難しい役を頂き、現場では常に頭を抱えながら監督と満島さんと、この難しい脚本に臨ませてもらいました。脚本の野木さんとは以前お仕事させてもらってからだいぶ時間が空いたのですが、この脚本の密度が濃すぎて重たい何かを渡された感じでした。満島さんも10年以上ぶりでして、この方の前で嘘がつけない。見透かされる。こんなにも自由に、嘘がなく、カメラの前に立つ姿は見惚れてしまうほど素敵でした。この映画から皆さんが受け取る、感じ取るものは様々だと思いますが、こんなにもワクワクする映画もないかと思われます。期待して待っていただけたら嬉しいです。○■塚原あゆ子監督この度、素晴らしいキャスト・スタッフに集まっていただき、野木さんとの映画が実現しました。連ドラと同じ世界線での3作目ですが、今回は「夜にポチッと注文した荷物が、貴方に届くまで」のお話です。ビールとポップコーンにあう映画にしようと始まった作品です。ワクワクドキドキしながら楽しんで貰えたら嬉しいです。○■脚本家・野木亜紀子お待たせしました、三作目です。法医学者、機捜刑事ときて、今回は会社員。21年のはじめ、どんな映画がいいか塚原監督に訊ねたら「宅配荷物が爆発する話は? 物流が止まると大変」とのこと。そのワンアイデアで1本書きました。憧れの満島ひかりさんを召喚することに成功、久方ぶりの岡田将生さんも来てくれて、幸せな座組が実現しました。無謀な台本を見事に顕現させる剛腕、それでいて情感豊かに紡ぎだす塚原監督の新たな世界を、スクリーンで堪能してください!【編集部MEMO】ドラマ『アンナチュラル』(18)は、石原さとみが主演を務めたドラマ。不自然死究明研究所(UDIラボ)を舞台に、法医解剖医・三澄ミコトの活躍を描いている。『MIU404』(20)は、綾野剛と星野源がW主演を務めたドラマ。警視庁・機動捜査隊(通称:機捜)の志摩一未(星野)が、伊吹藍(綾野)とバディを組み、様々な事件に挑んで犯人を追う。両作品ともに塚原あゆ子氏が監督、野木亜紀子氏が脚本を務めている。放送が進むごとに話題を呼ぶストーリー展開で、『アンナチュラル』最終回は13.3%、『MIU404』最終回は14.5%と高視聴率をマークした。(C)2024「ラストマイル」製作委員会
2023年12月11日満島ひかりと劇団ひとりが初共演するオリジナルコント番組「ひかりとひとり」が、「U-NEXT」にて配信決定。また、TBSでは10月30日(月)深夜にコント丸ごと1話を放送することも分かった(※一部地域を除く)。本番組は、満島さんと劇団ひとりさんが、“2人きりで”、“観客を前に”、“一発本番”で繰り広げるコント番組。満島さんは、コント作品への参加は初めて。加えて脚本は、「バナナマン」や「東京03」をはじめとした多くの芸人と共にコントを作り世に送り出してきた構成作家のオークラが手掛ける。兄妹、上司と部下…コント毎にいそうでいない緻密な人物設定がなされる中、演じる2人の関係も縦横無尽に変化。演劇とお笑いを行ったり来たりする独特の世界観と、満島さんと劇団ひとりさんの才能が融合した、ここでしか見ることのできないコントになっている。そしてコント3作に加え、本番までの過程を追ったドキュメントも収録した全4話で構成。第1話「最後のタイムリープ」は、ビルから飛び降りようとする女とそれを止めようとする男のストーリー。満島さん演じる千尋の前に現れた恋人・時沢の「のっぴきならない事情」とは…?2人の間でどのような掛け合いが繰り広げられるのか、必見だ。満島ひかりコメント不思議な企画で、不思議な空気をまとったコントが生まれました。あまり期待をしすぎず、ぼんやり見るのがオススメです。何とも言えぬ癒やし効果のあるコントができたように思います。劇団ひとりさんも脚本のオークラさんも、物語をつくる職人さんのようでいて、ニヤニヤといたずらっ子のような部分も垣間見えて、とても良い時間を過ごしました。初めて出会った私たちの、緩やかな化学反応をお楽しみください。劇団ひとりコメント楽しかったです! 満島さんとは初めてでしたが、テンポとかボリュームが妙にしっくりきて、心地よかったです。オークラさんの台本も馬鹿馬鹿しいのに、どこか悲哀があって最高です。とても、やりがいのある作品でした。皆様、ぜひ!オークラコメント今回、20年来の付き合いで、ずっと天才だと思っている川島君(劇団ひとり)、昔から面白い活動(&芝居)をする女優さんだなと思っていた満島ひかりさん、この2人にコントを書くことができてとても楽しかったです。「このコンビのコントライブを年1くらいでやり続けたい!」収録終わりの率直な感想です。「ひかりとひとり」は10月27日(金)12時~U-NEXT Paravi コーナーにて全話独占配信。「ひかりとひとり」ナビは10月30日(月)25時50分~TBSにて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年10月26日多くの作品が親しみのある現代語に訳され、初心者でも読みやすくなっている古典文学。その魅力や楽しみ方について、古典文学愛好家である、書評家・三宅香帆さんと翻訳家・イザベラ・ディオニシオさんが語ります。最初にハマる古典はやっぱり『源氏物語』。三宅香帆(以下、三宅):私が古典に興味を持つきっかけとなったのは、実は氷室冴子先生の『なんて素敵にジャパネスク』という少女小説なんです。イザベラ・ディオニシオ(以下、イザベラ):ライトノベルズや漫画は入り口にぴったりですよね!三宅:平安時代が舞台の話ですごく面白かったんですが、未完で終わってしまって。その続きが読みたすぎて、あとがきに元ネタになっていると書かれていた『大鏡』や『源氏物語』に手を出して。大学では国文学を勉強して、がっつりと読むようになりました。イザベラ:私は子供の頃からギリシャ神話に興味があって、それをテーマにした児童書を読んでいたんです。でも、だんだん原文で読みたくなって。高校はクラシック系の学校に入り、ラテン語や古代ギリシャ語を中心に勉強しました。三宅:え~、すごい!イザベラ:イタリアの高校は、日本の専門学校に近い感じなんです。それで古典作品をいろいろ読み漁って、古代ギリシャやローマの日常生活とか恋愛事情を知りました。三宅:それで、なぜ日本の古典に興味を持ったんですか?イザベラ:大学に入る時に、軽い気持ちで日本文学の講義をとったんですよね(笑)。でも、歴史から学んでいくうちに、どんどん古典文学にハマっていって。最初に読んだのは『源氏物語』でした。『源氏物語』は女性キャラが魅力的。三宅:やっぱり、日本最古の恋愛ロマンスですもんね!イザベラ:のめり込みましたね。登場人物を知り合いに例えたりして、友達と楽しんでいました。三宅:『源氏物語』は盛り上がりますよね!私も大学生の時に、ドラマ化するならこの役はあの俳優さんがいいとか、勝手に配役を妄想してました(笑)。イザベラ:主人公の光源氏よりも、女性キャラクターの方が個性的だし、断然、色鮮やか。だから、想像力を掻き立てられるんですよね。三宅:『源氏物語』って読む時の年齢によって感情移入するキャラが替わりませんか?最初は自分がまだ子供だったということもあって、雲居の雁がかわいくて好きだったんですが、大人になった今は朧月夜のような主体的な女性に惹かれる。嫉妬深くて、生き霊を飛ばす六条御息所も、最初はただただ怖い!って思ったけれど、嫉妬しちゃいけないと思うからこそ、生き霊になってしまった気持ちも今なら少しはわかる。イザベラ:確かに。「自分は身分も教養も容姿も申し分ないはずなのに、なぜ私じゃなくてあの子を選ぶわけ?なんで振り向いてくれないの?」って思ってしまうとか…ね。怨念で死に追いやってしまうのはどうかと思いますが(笑)。三宅:そんな簡単なものじゃないんですよね、恋愛は(笑)。イザベラ:恋愛はケミストリーだから、いくら高スペックな女性でも、必ずしも恋が上手くいくとは限らない。作者の紫式部は当時からそういうことをわかったうえで、確信的に書いていたんですよね。三宅:最愛の妻とは子供ができず、若い愛人にサクッとできてしまう話もすごいなぁと思いました。現代の話だと言ってもまったく違和感ないし、なかなか深いですよね。読み比べも楽しい。人気作家が手がける『源氏物語』『源氏物語』1角田光代 訳2017年に満を持して出版された、最も新しい角田訳。原文に忠実ながらも非常に読みやすく、昔も今もつながる感情を重視し、小説としての面白さが存分に堪能できる。この秋、待望の文庫化。10/6発売。¥880/河出文庫『全訳 源氏物語 新装版』1与謝野晶子 訳少女の頃から『源氏物語』を愛読してきた与謝野晶子が晩年に書いた54帖全訳の決定版。与謝野版の出版により、一般にも広く普及されるようになった。その現代語訳は格調高い筆致が特徴。¥836/角川文庫『潤一郎訳 源氏物語』1谷崎潤一郎 訳文豪・谷崎潤一郎による現代語訳は、京都の女語りを意識した流麗な雅文体。原文の雰囲気を生かして、継ぎ目のない長文で主語も入らないため、初めて『源氏物語』を読んでみようと思う読者にはやや難しい。¥1,100/中公文庫『新源氏物語』上田辺聖子 著もともと『週刊朝日』に連載されていたもので、男性にもわかりやすい物語を目指して、原書を大幅にリライト。田辺の創作が少し加えられているうえ、会話を多用しているので現代小説のように読める。¥990/新潮文庫(写真・左)三宅香帆さん書評家。1994年生まれ、高知県出身。京都大学大学院修士課程修了。著書に『人生を狂わす名著50』『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』ほか多数。いつか『更科日記』を現代語訳することが夢。(写真・右)イザベラ・ディオニシオさん翻訳者、エッセイスト。イタリア出身。大学時代より日本文学に親しみ、2005年に来日。著書に『平安女子は、みんな必死で恋してた』『女を書けない文豪(オトコ)たち』『悩んでもがいて、作家になった彼女たち』。趣味はごろごろしながら本を読むこと。※『anan』2023年10月11日号より。写真・福森クニヒロ黒川ひろみ取材、文・野尻和代(by anan編集部)
2023年10月09日歌舞伎を観るならまずはコレ。尾上右近さんおすすめの古典歌舞伎10演目をご紹介します。【連獅子(れんじし)】歌舞伎といえば毛振り!勇壮な姿に釘付け。文殊菩薩の霊山。獅子頭を手にした狂言師の右近と左近が現れ、親獅子が我が子を谷底に突き落として這い上がってきた子だけを育てるという、獅子の子落とし伝説を厳かに舞い始める。舞い終えたふたりが胡蝶に誘われ場を去ると、現れたのは法華宗の僧と浄土宗の僧。旅の道連れとなるが、互いの宗派を知った途端、言い争いに。そのとき一陣の風が吹き、親子の獅子の精が現れる。毛振りを見ると清々しい気持ちになります。歌舞伎のジャンルのひとつとして、踊りで物語を表現してゆくのが舞踊。「基本的に舞踊は、始まって終わるまでに物語が完結するうえ音楽劇的な要素もあり、誰にでも観やすいジャンルだと思います。その中でも『連獅子』は、多くの人が歌舞伎と聞いてイメージする“毛振り”があり、華やかさや迫力も含め、観て面白い演目だと思います。獅子はもともと能に端を発していますが、それが毛を振るというのは歌舞伎にしかない演出。あの毛を振る間の歌舞伎俳優の心境というのは、ど派手なパフォーマンスを見せてやろうというのではなく、心静かに経を唱えているような感覚。僕は、あれこそ歌舞伎の自己犠牲の美学が一番凝縮した姿だと感じます。そこに子に試練を与える親獅子の厳しさが重なりますし、親獅子に食らいついていく子獅子の姿には、生や芸を受け継ぐことの重みを感じる。でも、そこに不思議な命の高揚感があり、だからこそご覧になる方々は清々しい気持ちになるのではと思っています。また同じ『連獅子』でも演じる方によって全然違うので、見比べるのも面白いと思います」(尾上右近さん)【春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)】踊るうち徐々に興に乗ってゆく娘の変化に注目。江戸城の大広間。正月の祝いの余興にと奥づとめの弥生が殿様に舞を所望された。最初は恥ずかしがって逃げるが、お局らに引き戻されてしまう。ようやく観念すると、さまざまな舞を次々と披露する。徐々に舞が興に乗るなか、弥生が手にしたのは獅子頭。いつしか獅子頭が弥生を翻弄し始め、姿を消した彼女に代わり、獅子の精が姿を現す。僕にとって絶対外せない特別な演目です!右近さんが幼いときに観て、歌舞伎に魅了されるきっかけとなったのがこの演目。「これがあるから自分は歌舞伎をやっていると言っても過言ではないので、これを挙げないと自分としては納得できない」と言うほど特別なもの。「弥生は、最初はお殿様に所望されて仕方なく踊り始めますが、殿様に見られているという高揚感も手伝って、徐々に興に乗って踊りに気持ちが集中していきます。この弥生の見られている高揚感と緊張というのは、演じている役者の心境とぴったりリンクしますし、ひとりで30分の大曲を踊り切るわけで、役者にとって孤独な闘いでもあり、それだけ覚悟のいる演目でもあります。歌舞伎の舞踊の中ではストーリー性が薄いこともありエンターテインメント性より芸術性が強いかもしれませんが、歌舞伎の芸術としての側面を味わうには最適なはず。初めてご覧になるなら、ぜひ僕が挑戦するときに観てほしいです。絶対後悔させませんので」【京鹿子娘道成寺(きょうがのこむすめどうじょうじ)】美しい女性が釣り鐘を前に大蛇に豹変。恋に狂った清姫が大蛇となり僧を鐘ごと焼き殺した伝説が残る道成寺で、鐘供養が行われることに。そこに鐘を供養させてほしいと訪ねてきたのは美しい白拍子(男装の舞妓)。女人禁制ながら、修行僧たちは舞の披露を条件に寺へ招き入れる。さまざまな舞を披露するが、次第に白拍子の様子が変わり鐘に登ったかと思うと蛇の正体を見せるのだった。細部にまで日本の美が詰まっている総合芸術です。「1時間近くをひとりで踊り通すわけで、役者にとっては『鏡獅子』同様、心境的には自分との闘いのような演目ではあるんです。ただ、華やかで美しい衣装に鬘があって、大道具があって、役者がいて、音楽があって、小道具もすべてキラキラしていて、細部まですべてに日本の美が詰まっていて、それらが互いに引き立て合って、観る者を作品の世界に引き込んでくれる。役者ひとりの力で魅せる芸術ではなく、歌舞伎が総合芸術であることを実感してもらえる演目だと思います」赤の振り袖に烏帽子をかぶっての、能を取り入れた静かで厳かな舞から始まり、引き抜きという手法で一瞬にして浅葱色の衣装に替わったり、小道具も次々と持ち替えて、さまざまな踊りを見せていく。「視覚的にも聴覚的にも起伏がたくさんあって、観る人を飽きさせないようにと考えて作られていますし、この作品の時代背景や設定などを知らなくても楽しめる演目だと思います」【弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ) 白浪五人男(しらなみごにんおとこ)】美しい娘だと油断するなかれ。その正体に驚き。呉服問屋・浜松屋を、従者を連れた美しい娘が訪れる。品物を選ぶ最中に娘が万引。それを番頭が見咎めるが、その品は他で買ったものと判明。無実の罪を着せられたと従者の男が店に法外な金を要求。仕方なく金を渡すが、じつは娘は男で、すべてがゆすりの芝居だった。娘は開き直ると着物を脱ぎ刺青を見せ、盗賊の弁天小僧菊之助と名乗るのだった。女形の楽屋裏での姿を想像してもらえれば(笑)。「ヤンチャ小僧って、周りは手を焼きながらも、かわいいなって思ったりしますよね。弁天小僧は、まさにそのかわいさとかっこよさが共存した存在。しかも女性の格好をしているときは本当に綺麗だから、その後の展開を知らずに観た人は、男がやっているのに女形って本当に綺麗だなと感じると思うんです。それが後で服を脱ぎだし裸になっちゃうのだから、驚きますよね(笑)。弁天小僧が男に戻る場面は、女形の役者が楽屋に戻った状態と同じなわけで、女形の裏で見せる素の顔というかバックステージを見ているような感覚も楽しんでいただけるはず。男が女性を演じる女形という存在をうまく利用した話だと思います」正体がバレた弁天小僧菊之助が、開き直って自分の素性を明かす場面での「知らざぁ言って聞かせやしょう」は、歌舞伎屈指の名ゼリフ。「難しい知識は必要なく、これが名ゼリフといわれているんだ、と思って楽しんでいただければと思います」【夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)】蒸し暑い夏の夜、はずみで起きた哀しい惨劇。武士の玉島兵太夫に大恩のある魚売りの団七は、兵太夫の息子・磯之丞の恋人で遊女の琴浦が男たちに絡まれているのを助ける。老侠客の三婦の家に匿われた琴浦だったが、団七の使いを騙る団七の義父・義平次が彼女を連れ去ってしまう。それを知り義平次を追いかけ琴浦を取り返した団七だったが、揉み合ううちに義平次を斬ってしまう。芝居の随所から夏の暑さを感じる作品です。劇中の主人公・団七のセリフに、「悪い人でも舅は親」というものがあるが、どんなにはずみで犯した過失であっても親殺しは世の大罪。「あってはいけないことではあるけれど、団七の、一度走り出したら止まれない男の性みたいな部分は多くの方に共感していただけるのではないかと思います。義理と忠義を立てようと奔走する団七を邪魔する舅がいなくなり、ほっとする気持ちと同時に、本人が望まない結果となった団七をかわいそうにも思う。いろんな感情が湧き上がる作品です。団七は多少無理でも男を立てることを優先しようとするけれど、義父の義平次は、泥水をすすってでも必死に生きるのが男だという、ふたりの価値観の違いも面白いですよね。また、夏の暑さだとか、遠くから聞こえてくる祭り囃子だとか、季節を感じる描写が芝居の随所にあり、湿度と汗でベタベタするような夏の夜の空気感を体感してもらえるところも面白い作品だと思います」【東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)】みるみるうちに面相が醜く変わり恐ろしい姿に。色男の民谷伊右衛門は、産後の肥立ちが悪く、ことあるごとに主君の仇討ちを迫る妻の岩を疎ましく感じていた。その矢先、隣家の金持ちの伊藤家から孫娘との縁談を持ちかけられ、承諾した伊右衛門の元に伊藤家から毒薬が届く。血の巡りの薬と騙され飲んだ岩の顔はたちまち醜く変わり、非業の死を遂げる。その後、伊右衛門は岩の亡霊に悩まされ…。江戸時代生まれのホラーは怖いけどすごく哀れ。「江戸時代にもホラーというジャンルは存在して、当時から少しでも涼しく感じたいということで、夏に上演され喜ばれてきたジャンル。ゾクッとする怖さを楽しむ人がいるのは、今とまったく同じです。この物語の中心人物であるお岩様は、信じていた夫に騙されて殺されて、本当にかわいそうな女性です。夫の伊右衛門に薬と偽られ毒薬を飲んでしまい、髪をすく間にどんどん髪が抜けていく描写などは、怖いけどすごく哀れ。そのぶん恨みも深いのか、お化けになって登場するお岩様は本当に怖いので、ホラー好きな人なら喜んでいただけるのではないでしょうか」また、伊右衛門はお岩を死に至らせたばかりでなく、内職の手伝いに雇った小仏小平も殺害。そのふたりの幽霊が同時に現れる場面では、一人の役者が二役を一瞬で演じ分ける早替わりの演出も。「舞台の上に幽霊を登場させる演出の面白さもあれば、仇討ちのエピソードなどもあり、見どころの多い作品です」【め組の喧嘩(めぐみのけんか)】火消しと力士の意地の張り合い。喧嘩は迫力満点!品川宿、隣り合わせた座敷で飲んでいた力士たちと鳶の面々が、ひょんなことから小競り合いに。そこに割って入ったのは町火消しの「め組」の鳶頭・辰五郎。場は収まるが、鳶は武士に召し抱えられた力士より格下だと言い放たれる。面子を汚された辰五郎は仕返しを決意。妻と子に別れを告げ、彼を慕う鳶たちを率い、真剣勝負の場に乗り込んでいく。江戸の華といわれる“喧嘩”を堪能できます。「火消しと力士それぞれが自分たちの主張を曲げず、意地の張り合いから、それぞれのプライドをかけての命懸けの喧嘩に発展していきます。火事と喧嘩は江戸の華といいますが、それを嫌というほど堪能できる演目。これぞまさに“江戸っ子”というものが随所に描かれているので、そこを楽しんでもらえると思います」描かれるのは、ひたすら喧嘩の場面だが、「大人が本気で喧嘩している姿って、はたから見ていると面白いんですよね」とも。「力士たちへの意趣返しをしようと決意した鳶たちが勢揃いする場面がありますが、その迫力は本当に圧巻のひと言。鳶頭の辰五郎を筆頭に、手桶の柄杓でおのおの水盃をして威勢よく駆け出していく姿は無条件にかっこよく、観ていて気分が高揚すること間違いなし。出てきすぎじゃないの?と思うくらいたくさんの鳶がそこに登場するのも面白く、お祭り騒ぎ感も満載。わかりやすく見応えのある作品です」【義経千本桜(よしつねせんぼんざくら) 川連法眼館(かわつらほうげんやかた)】親への恋しさゆえ武将に化けた子狐の情愛に涙。兄・源頼朝に謀反を疑われた源義経は川連法眼の屋敷に匿われていた。そこに家来・佐藤忠信が訪ねてくるが、そのすぐ後、静御前を伴い忠信が来たとの知らせが入る。義経の命により忠信の真偽を確かめようとした静の前に正体を現したのは狐。鼓にされた父狐と母狐への恋しさゆえ、鼓を持つ静の供をしていたという。憐れんだ義経は狐に鼓を与える。あっと驚くようなアクロバット的演出も。『義経千本桜』は、兄・源頼朝から謀反を疑われ追われる身となった源義経の物語を背景に、戦によって思わぬ境遇となった人々を主人公にした、複数の物語で構成される壮大な作品。「タイトルロールでありながら、どのお話も主人公は義経ではなくその周りに生きる人々。なかでもこの場面は、狐が主人公で、その狐が人間の姿に化けて言葉をしゃべるというところが面白いです。しかも描かれているのは狐ではあれど親子愛で、どの時代もどの人にも伝わるテーマ。また義太夫という、ナレーションを兼ねた音楽に乗った音楽劇的な要素もあれば、“ケレン”と呼ばれるあっと驚くようなアクロバット的な演出もあり、見どころが多い演目。物語のラストは、狐の視点で大団円を迎えるので観ていて爽快感がありますしね。また、物語の時代背景や前後のエピソードを知らずとも、このお話単体で楽しめるので、初めて歌舞伎をご覧になる方にはぴったりだと思います」【俊寛(しゅんかん)】孤島に残された俊寛の深い悲しみが胸に迫る。平清盛打倒の謀略で孤島に流された俊寛僧都、藤原成経、平康頼。侘しい島暮らしの中、成経は海女・千鳥を妻に迎えた。そんなおり島に赦免船が。喜ぶ彼らだったが、使者の瀬尾は千鳥の乗船を拒む。当惑する中、瀬尾から妻が清盛に殺されたと聞いた俊寛は絶望。瀬尾を討ち、その罪で島に残る代わりに千鳥を船に乗せるよう懇願。俊寛は、ひとり島から涙で船を見送る。徐々に遠ざかっていく船を見送る俊寛に注目です。「舞台の真ん中に大きな岩があって、浜辺があって、海が見えて、そこに突然大きな船がやってくる…。あえてリアルを追求せず、デフォルメされた大胆な構図のセットで歌舞伎をやるということに、驚く人もいるのではないでしょうか。終盤、どんどん潮が満ちていく中、ひとり岩の上に取り残された俊寛が、仲間が乗る船を見送るシーンがあります。このとき船は舞台上に出すことなく、俊寛を演じる役者の目線を通して、徐々に遠ざかっていく船の姿を想像させる演出になっています。セットと役者、そしてそれを観る観客の想像力を借りることで、孤島にひとり残された老人がこれから直面する現実の悲しさを強烈に印象づける、極めて演劇的な作品だと思います」それゆえ、俊寛を演じる俳優によって、作品の印象がガラッと変わってくるのも面白いところ。「この作品に限ったことではないですが、さまざまな俳優で比べて観られるのも歌舞伎の面白さです」【実盛物語(さねもりものがたり)】どんでん返しに次ぐどんでん返しで飽きさせない。平家全盛の世。平家の武将・実盛と瀬尾は源氏方の木曽義賢の妻が産む子の詮議に訪れる。そこに運ばれてきたのは源氏のシンボル・白旗を握る女の片腕。それは源氏方の娘・小万の腕で、元源氏方の実盛が平家に白旗が渡るのを恐れ切り落としたもの。小万の子・太郎吉が母に悪態をつく瀬尾に刃を向けると瀬尾は自らを討たせ、小万はかつて己が捨てた娘だと告白する。「そんなわけあるか!」と心の中でツッコんで(笑)。「物語の舞台が源平合戦の時代であったりするので、フォーマルな堅い演目のように感じるかもしれませんが、描かれているのは登場人物たちの心の話。ここに登場する武士たちは、みんなが庶民と何ら変わらないことを思っていて、我々と何ら変わらない行動を取るので、親近感を持ってカジュアルな気持ちで楽しんでいただける演目だと思います。また、切り落とした片腕を死体に繋いだら、死んだ人が息を吹き返すという馬鹿馬鹿しい展開もあるので、『そんなわけあるか!』と心の中でツッコみながら楽しんでいただければと思います(笑)。そしてもうひとつの見どころは、最後に出てくる馬。中に人が入っているんですが、結構大きく迫力があるので本物かと驚く方もいるはず。しかもちゃんと芝居をする馬で、尻尾を揺らしたりブルッと震えたりする仕草は結構リアル。その馬に実盛が乗りますが、高さも乗り心地もまるで本物みたいなので注目していただければ」おのえ・うこん1992年5月28日生まれ、東京都出身。清元節宗家の家に生まれながら、7歳から歌舞伎の舞台に立ち、名子役として評判に。2005年に二代目尾上右近を襲名。現在は、歌舞伎の舞台のほか、ドラマや映画、バラエティ、現代劇やミュージカルなど幅広く活躍。’15年からは自主公演『研の會』を主催し、数々の大役に挑戦。11月には歌舞伎座への出演も決まっている。※『anan』2023年10月4日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・三島和也(Tatanca)ヘア&メイク・西岡達也イラスト・momo構成、取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年10月01日2003年12月に発売された大塚愛さんの代表曲『さくらんぼ』。曲中に登場する「もう1回!」という合いの手が印象的で、平成を代表する楽曲の1つともいえるでしょう。大塚さんは、2023年7月23日に自身のInstagramを更新し、同楽曲のMVで着用したジャージについて投稿。「懐かしい」との声が多数寄せられています。大塚愛、『さくらんぼ』のMV撮影時に使用したジャージを公開大塚さんによると、MVで着用していたジャージは、約20年ほど実家で眠っていたとのこと。「この度、伝説のジャージが帰ってきました、から、もう1回着てみた」と大塚さんはつづり、着用姿をInstagramで公開しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る AIO 大塚 愛(@aiotsuka_official)がシェアした投稿 約20年前のジャージを今でも着られることに、多くのファンからは「びっくりして声が出ました!こんな風に歳を重ねたいなぁ」「伝説のジャージだ!『平成感』がたまらないです」「今でも似合ってます!」などのコメントが。さらには今後、ライブなどでも着てほしいという意見も多く寄せられていました。懐かしのジャージを着て『さくらんぼ』を歌う大塚さんの姿を、多くのファンが待ち望んでいるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年07月24日米国の月刊誌『The Atlantic』には、読者からの相談に専門家が答える「Dear Therapist(セラピストさんへ)」というコーナーがある。こちらに寄せられた、ある母親からの質問が話題となっている。「今30歳の娘に、実の父親は兄で、父は祖父だったと伝えるにはどうしたらよいでしょうか」相談者は2人の子を持つ男性と結婚。彼女自身も”子どもが欲しい”と望んでいたが、すでに夫はパイプカット手術を受けており、元に戻すことはできなかった。そこで、夫の連れ子である義理の息子に精子ドナーになってもらったという。「それが最善の策だと思ったんです。私たちの子どもは夫の遺伝子を受け継ぐことになりますし、義理の息子の健康状態や性格、知能もわかっています。彼も協力すると言ってくれました」という相談者。そんな経緯で授かった娘ももう30歳となり、打ち明けなければと思いつつも、「私も夫も戸惑っていますし、不安です」と悩みを綴っていた。これに対し、心理療法士の資格を持つコラムニスト、ロリ・ゴットリーブ氏が回答。「あなたの娘さんには、向き合わなければならない真実が2つあります。1つはもちろん、兄が父親だったということ。そして自分の親だと思っていた人たちが、30年間も自分を騙していたということです」と鋭く指摘した。そして「まず、謝る前に、できるだけ単純明快に事実を述べることが肝要です。その際、言い訳をしてはいけません。最初から真実を話さなかったことについての全責任を取る、という姿勢を見せましょう。その後の会話では、できるだけあなたは話さず、娘さんの思いを優先させることが大切です」とアドバイスした。この『The Atlantic』の話題を取り上げたMail Onlineのコメント欄には、「打ち明けるべきではない」という意見が多く寄せられていた。《話してしまったら、娘の人生は破壊される。残りの人生は欺瞞によって歪んだ日々を過ごすことになってしまうだろう》《なぜ30歳まで隠していた?信じられないくらい愚かな母親だ》《そんな事実は墓場まで持って行くべきでは》
2023年06月30日2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(75)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える好評コラム。9年に渡って続いた名物連載の最終回はーー。【Q】「実は……、蛭子さんに伝えなければいけない大切なことがあるのに、どうにも言い出しにくくて、なかなか言えませんでした。……でも、言います。この連載、今回が最終回になります!これまで本当にありがとうございました」(吉田健一さん・48歳・東京都・編集者)蛭子:あ〜、そうですか……(と語ったきり、無言のまま時間が過ぎる)マネージャー:蛭子さん、人生相談が終わって寂しいですか?蛭子:えっ、なんでしたっけ?最終回?いや、まったくオレはいいですけどね。それよりも人生相談が続いていたことに驚きました。マネージャー:2014年6月に始まって毎週、9年間も続きました。蛭子:で、これが最後の相談ですか……。オレは、相手がどう思うか、あまり考えないほうがいいと思いますけど。考えすぎるとうまくいかないことが多い気がします。マネージャー:空気をあまり読み過ぎるな、ということですか?蛭子:まあ、そうかもしれない。空気なんか読まないほうが楽でいいですよ。マネージャー:でも認知症になったのに連載を続けてくれたことには、蛭子さんからも御礼を言いましょうよ。蛭子:あ……(頭をポリポリかきながら)そうですね、なんか病気(認知症のこと)になってからもいろいろ目をかけてくれて、ありがとうございました。テレビでは有吉(弘行)さんにお世話になっていますね。それに……この連載はどこの雑誌に載っているんですか?マネージャー:『女性自身』さんです!最後なんだから空気を読んでください……。蛭子 :あ、どうもすみません。吉田(担当編集):『女性自身』が「(前妻を亡くされた)蛭子さんが再婚相手を探している」と聞いて、集団お見合いを企画したのが2003年4月。それから20年のお付き合いです。蛭子:あ、そうやったっけ?すみません、覚えてませんでしたけど、ありがとうございます。吉田:400回以上やった人生相談ですが、なにか印象に残っているお悩みはありますか?蛭子:……いや、まったく……、すみません。マネージャー:僕が印象に残っているのは、働く意欲が湧かないという22歳の男性の相談者に対して蛭子さんが『仕事でやりがいや生きがいを見つけるのが間違い。働くことに意欲を求めるのがおかしいんです。仕事で輝くという人生は変。人は競艇場で輝くために働くんです』と回答した回です。蛭子さんに相談するなんて、という人もいましたが、意外と悩みを打ち明けるとスッキリしたと言われるようになりました。蛭子:そんなこと言っていたんですか……。吉田:編集部で話題になったのは、18歳の猫を飼っている女性から「ペットロス症候群を防ぐ方法はありますか?」という相談に、蛭子さんは「猫や犬などの動物と人は気持ちが通じ合わないもの。オレは動物と一緒にいて癒されたこともありません」と書いて、最後には「だから競馬ものめり込まない。やっぱり競艇ですよ!」と締めた。相談者としては、ペットを失ったときの悲しみことを聞いているのに、なぜか競艇を勧められていた……という、まさに蛭子さんらしい回答がさえていました。蛭子:すみません。吉田:同じ相談に「チャットGPT」を使って回答を求めてみたら、ペットロス症候群は「悲しみを共有する、時間をかけて悲嘆する、支えを求める、新しいルーティンを作る……」など具体的な解決方法が出てきました。でも、蛭子さんに相談すると、不思議と気持ちが軽くなるというか、悩んでいることがバカバカしくなるというか……。蛭子:あまりしっかり答えていなかったかもしれません。今でもオレは、悩みのすべてはお金が解決すると思っています。でも、それを言ってしまうと終わってしまいますから……。マネージャー:認知症になってからも、仕事を続けられたのはありがたいこと。どちらかというと、認知症になってからのほうが『感謝の気持ちを伝えよう』とか『人付き合いを大切にしよう』など毒気がない、蛭子さんらしくない回答が増えた気がします。蛭子:あ、そうですか。でも、連載が終わってしまうということは、お金(ギャラ)が入らなくなるんですよね……。それはちょっと困りますが。吉田:いや、今、蛭子さんに絵を描いてもらって「最後の絵画展を開く」というプロジェクトが進んでいます。蛭子さんが描いた絵は、すごく高く売れますから、頑張りましょう。蛭子:えっ、そうですか。オレの絵が売れるんですか?あ……、この前も有吉さんと絵を描きましたが……。マネージャー先日、テレビ『有吉クイズ』で有吉さんと共作した絵は、150万円の値がつきました。びっくりしました。蛭子うへ〜、それはいいですね。吉田そういえば人生相談でも、蛭子さんはよく有吉さんのことをよく口にしていましたね。蛭子:そうですね、有吉さんには「ありがとう」と言いたいです。吉田:これから「絵画展プロジェクト」を本格的に進めていきますが、人生相談は一応これで一区切り。これからも悩みをもっている人がいるかなと思いますが、蛭子さん、なにか伝えたいことがあれば。蛭子:いや〜、ちょっと……面倒くさいですね。適当にまとめてください。マネージャー:蛭子さん、しっかり答えてください!蛭子:あ……はい、すみません。オレは(死ぬまで)なんとなく楽しく生きればいいと思っています。たぶん、これからもそうだと思います。とにかく死ぬのだけは嫌だし、生きていればなんとかなる。これからもそんなオレをみて楽しんでくれて……、できればお金をくれたら嬉しいですね。【A】9年間続いた蛭子さんの人生相談がついに最終回。長い間、ありがとうございました!
2023年06月05日2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(75)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!【Q】「中学時代からの40年来の友達のA子に、認知症の親を施設に入れようかと悩みを打ち明けたら『親の面倒は娘が見るのが当然でしょ』と。そのひと言以来、ギクシャクしてしまい、友達関係も解消しようと思っています……」(シャニースイスイさん・55歳・山形県・パート)【A】認知症になった蛭子さんの結論「ひとりぼっちは寂しいから嫌」オレは病気(認知症のこと)になってから、いろんな人に助けてもらっています。今、通っているところ(ショートステイ)でもカラオケをしたりお茶を飲んだりしているんですが、友達はいたほうがいいと思いますけどね。(マネージャー「えっ、蛭子さんが前に出した本『ひとりぼっちを笑うな』では“友達なんかいらない”と書いていましたよ」)えっ?友達は大切だし、ひとりぼっちは寂しいから嫌ですね。(マネージャー「蛭子さんは認知症になってから変わりましたね。この人生相談の1回目は姑との関係に悩むお嫁さんからの相談でしたが、蛭子さんは『早く死んでくれ、と祈ればいい』と答えていました」)あ〜そうですか、覚えていませんね。だからA子さんも相談されたことを覚えていないと思いますよ。長い付き合いならいろいろあったはず。いいところだけ見て付き合っていけばいいですよ。(マネージャー「まともに答えるなんて蛭子さんらしくないですよ!」)
2023年05月29日2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(75)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!【Q】「会社のある人が、私のデスクの引出しを開けて私物のボールペンやハサミ、ホチキスを勝手に持ち出します。名前を書いても使いっぱなし。自分で買った高級ティッシュも好き勝手に使われています!どうすればいい?」(エマー49さん・31歳・愛知県・会社員)【A】「『高級ティッシュを使っている』というプライドを捨てよう」(蛭子能収)えーっと、この人が自分で高級って言っていますが、そんなティッシュがあるんですか?(マネージャー「保湿性が高くて肌触りがいいティッシュがあるんですよ。通常の2〜3倍の値段がします」)なんか自分で高級と言っているのがおかしいですね。私は人とは違うのよ、と思っているはずですよ。(マネージャー「今日の蛭子さんは調子がいいと思っていたら……。相談者をイジるのはやめましょう」)オレは鼻をかむんだったら新聞紙でもいいと思っています。高級ティッシュは、なんか自分を上に見せたい人が買っている気がします、たぶんですけど。高級といわれているものは、ぜんぶそんな気がするんですよね。(マネージャー「蛭子さんは腕時計も『時間がわかればいい』と高級なものを持っていませんね。それよりも相談の回答をしてください」)これは「私のものは持っていかないでください」と言えばいいだけですが、高級なものを使っている思い上がりがあって言えないんですよ。うへへ。
2023年05月22日2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(75)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!【Q】「仕事一途に生きてきましたが、ようやく2人目の子供がひとり立ちしたとたん、やる気を失ってしまいました。何をするにも面倒になってしまい途方に暮れています。どうすればいいですか?」(芯ズーム夫さん・56歳・千葉県・会社員)【A】「一生懸命ボーっとすればいい」(蛭子能収)……うーん(と、あたりをキョロキョロ見回し、蛭子さんは相談者からの手紙をいじりはじめる)。はあ、オレは病気(認知症のこと)になってから何もやる気がおきません。でも面倒くさいと思うことは悪いことなんですかね。(マネージャー「もともと蛭子さんは何ごとにも意欲がありませんからね。認知症になってもあまり変わりませんよ」)あ〜そうですか。でも、オレにやる気が出る方法を聞かれてもわかるはずありませんけど、やる気がないから、オレに聞こうと思ってしまったんですかね、うふ!(マネージャー「この人も子育てが終わったことだし、頑張って働かなくてもいいと思いますけどね」)あ〜そうですね。それにやる気が出ない悩みを人に打ち明けても解決しないように思いますけどね。(マネージャー「蛭子さんは、仕事は“頑張ってダラダラやる”と前に話していました」)あ〜そうですね、ボーっとすることを一生懸命やればいつかいいことがありますよ。
2023年05月15日2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(75)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!【Q】「18歳のフリーターの息子がいます。大リーグで活躍している大谷翔平君を『あ〜、息子だったら』と思ってしまいます。さわやかでスポーツ万能でお金を稼げる子が欲しかった……なんて、高望みすぎますかね?」(エンゼルス翔♡17さん・52歳・静岡県・パート)【A】「オレは子供に『こうなってほしい』と思ったことはない」(蛭子能収)この大谷……翔平という人は、野球の人なんですか?オレはどっかの大きい場所(東京ドームのこと)で野球を見たことがありますが、野球の人が小さくて米粒みたいでした。でも大谷という人は知りませんね。(マネージャー「大谷選手は二刀流で大活躍しています。蛭子さんは野球賭博が合法になればもっと興味が出るのに、と以前話していました」)あっ、そうですね、ちょっとのお金を賭けられたら野球の人も見る人も、みんなやる気が出ると思うし、大谷という人ももっと人気が出ると思いますよ。それにしても、さわやかでスポーツ万能で金が稼げるなんて、なんだか怪しい人のような感じがしますね。(マネージャー「国民的なヒーローを悪く言うと、いくら蛭子さんでも炎上しますよ」)それは困りますね……、オレは子供に「こうなってほしい」と思ったことはないし、本人がよければなんでもいいですよ。それより、この息子はお母さんのことをどう思ってるんですかね……。
2023年05月08日インテリアの総合プロデュース企業 匠大塚株式会社(本社:埼玉県春日部市、代表取締役会長:大塚 勝久、以下:匠大塚)は、匠大塚が取り扱うクールな印象がありながら上質な高級感が漂う上質な家具から厳選したアイテムで、2023年4月28日(金)午後8時から放送されるテレビ東京系ドラマ8『弁護士ソドム』の主人公 小田切 渉が在籍するSOGA法律事務所のシーンにて、美術協力・インテリアコーディネートに全面協力いたしました。美術協力 一覧画像(一部抜粋)【ドラマ概要】放送局 : テレビ東京系 新ドラマ枠ドラマ8番組名 : 『弁護士ソドム』放送日 : 初回放送2023年4月28日(金)午後8時(初回2時間スペシャル)毎週金曜日 午後8時放送エリア : テレビ東京系全国ネット(TVerでリアルタイム配信&最新話を見逃し配信!またParaviでは1話から最新話までを独占見放題配信)番組ホームページ: 【匠大塚 美術協力商品(一部抜粋)】匠大塚が取り扱う国内外の上質な家具から厳選したアイテムで、美術協力・インテリアコーディネートに全面協力いたしました。シーン1・ソファ匠大塚オリジナルソファ『デスモ』サイズ:W2,100×D800×H700(mm)素材 :本革/ウォールナット価格 :638,000円(税込)(Made in Italy)イタリア人デザイナー ジョルジオ・ソレッシ氏がデザインした匠大塚オリジナルソファ。上質な本革と深く美しい木目が際立つウォールナットを使った高級感があるソファです。・サイドボード匠大塚オリジナルサイドボード『TERRACE』サイズ:W1,810×D470×H718(mm)素材 :ウォールナット価格 :990,000円(税込)(Made in Italy)匠大塚オリジナルサイドボード。シンプルでありながら、ウォールナットの無垢材が存在感を引き立たたせたタイムレスなデザイン。・シェルフ匠大塚オリジナルモデル『TERRACE シェルフ』サイズ:W960×D475×H1,600(mm)素材 :ウォールナット/本革価格 :748,000円(税込)(Made in Italy)匠大塚オリジナルモデル。棚板には上質な本革を張り、ウォールナットの無垢材との組み合わせで、唯一無二のデザインに。シーン2・ソファ匠大塚オリジナルソファ『art 910/2』(リプロダクション)サイズ:W1,680×D730×H660(mm)素材 :本革/スチール価格 :726,000円(税込)(Made in Italy)ル・コルビュジェ、シャルロット・ぺリアン、ピエール・ジャンヌレの共同デザインによる作品グランコンフォールと呼ばれる900ソファから派生し、シングルクッションで構成されたシリーズ。 900シリーズと比べてクッションは大きく、サイズ的にもゆったりと余裕のあるソフトな座り心地を実現。・センターテーブル匠大塚オリジナルセンターテーブル『art 830』(リプロダクション)サイズ:W1,000×D1,000×H460(mm)素材 :ガラス/スチール価格 :198,000円(税込)(Made in Italy)古代の力の象徴とされていた“ハサミ”の形をモチーフにした脚部の偉大な美しさはバルセロナチェア同様に単純な形で最大の美しさを表現している。ミースのデザイン哲学を象徴するような、圧迫感のないシンプルで洗練されたデザイン。シーン3・テーブル匠大塚オリジナル セラミックテーブル『ICON』サイズ:W2,000×D1,000×H745(mm)素材 :セラミック/ウォールナット価格 :484,000円(税込)(Made in Italy)熱や傷に耐性が高いセラミックを使った天板と、無垢のウォールナットの脚部とのコンビネーションが美しいダイニングテーブル。・チェアイタリア MOROSO社『impossible wood』サイズ:W650×D530×H750(mm)素材 :ポリプロピレン/クロームベース価格 :(一脚)60,500円(税込)(Made in Italy)イタリア ハイブランドMOROSO社製。デザインはニパドシ&ジョナサン。シーン4・テーブル匠大塚オリジナルテーブル『KOD Lint H Walnut』サイズ:W2,000×D1,000×H720(mm)素材 :ウォールナット スチール価格 :880,000円(税込)(Made in Italy)ウォールナットが美しい重厚感あるテーブル。・チェア匠大塚オリジナルチェア『L3 アームチェア』サイズ:W580×D590×H890(mm)素材 :本革価格 :(一脚)253,000円(税込)(Made in Italy)上質な本革を使い、身体をしっかりと包み込む匠大塚オリジナルチェア。シーン5・デスク(テーブル)『Art 816』(リプロダクション)サイズ:W2,250×D850×H720(mm)素材 :ガラス/スチール価格 :330,000円(税込)(Made in Italy)シャープで洗練されたデザインが特徴的なダイニングテーブル。コルビュジェらしい革新的なアイデアとデザインの調和がとれた至高のテーブル。・デスクチェア『Xairシリーズ』サイズ:W656×D600×H967-1,087(mm)価格 :254,100円(税込)座り心地を追求した高機能・多機能なデスクチェア。このほかにも多数のインテリアアイテムを美術協力しています。【会社概要】匠大塚株式会社代表 :代表取締役会長 大塚 勝久所在地:〒344-0064 埼玉県春日部市粕壁東2-5-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月28日2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(75)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!【Q】「小さなことにこだわる夫。過去の細かい失敗をグチグチ言い続けたり、ちょっとした言い間違いをネチネチ指摘してきたり。年をとってからは、そんな些細なことが気になる性格がより極端になっています。この先やっていけるのか心配です」(パフェット魔女さん・63歳・岩手県・主婦)【A】「物事にこだわりがなくなれば仏様になれる。でも、オレは病気になるまで無理だった」(蛭子能収)え〜と、この人は、小さいことにこだわる夫がすごく気になっているんですか?そんなことにこだわらなくてもいいと思いますが、まっいっか。オレはあまりこだわらないほうだと思いますけど……。(マネージャー「蛭子さんと初めて会ったとき、競艇で負けて悔しかったのか、ずっとグチグチ文句を言っていて、なんて執念深い人だと思いました」)そうでしたっけ、すっかり忘れてしまいました。(マネージャー「あと競艇場の食堂で550円のカツ丼をおごってくれたあと、恩着せがましく『ごちそうしたよね』と蛭子さんは言い続けていました」)すみません、まったく記憶にないですけど。今はそういう元気もありませんね。(マネージャー「たしかに蛭子さんは認知症になってから邪悪な心やこだわりが消えて、仏様に近づいているようですよ」)病気(認知症のこと)になればそうなるかもしれませんね。人がすることにこだわらなければ、仏さんになれると思いますけど、難しいんですかね……。
2023年04月24日2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(75)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!【Q】「『蛭子さんの人生相談』の担当をしています。会話するように回答が返ってくる人工知能による『Chat(チャット)GPT』が登場し、人生相談の回答も人工知能が的確に答えてくれる時代。もう蛭子さんに聞くこともないと思いますが……」(山内 太さん・53歳・東京都・ライター)【A】「人生相談は、真面目に答えたら相談者に失礼になる!」(蛭子能収)人生相談ですか?そもそもオレは人の悩みに答えたことなどありませんけど……。(マネージャー「もう10年以上続いている蛭子さんの人生相談は評判で、芸能人にもファンがいるんですよ」)エッ、本当ですか?知りませんでした。でも、この人の悩み(の内容)がサッパリわかりません。(マネージャー「今はコンピューターが人の悩みにも答えてくれます。しかもすごく適切だという噂です」)あーそうですか……コンピューターはとても親切なんですね。オレは人生相談でも真面目に答えたことないと思いますけどね……というか、他人から悩みを打ち明けられて真剣に考える人なんかいないと思いますけどね。(マネージャー「蛭子さんの回答で、少し楽になった人がいると思いますよ。認知症になってからもできる仕事なんですから頑張ってくださいよ」)なんかよくわかりませんが、相談する人もそんなに悩んでないから、真面目に答えたらその人が困ると思いますよ。
2023年04月17日“ミキティ”こと藤本美貴(38)の勢いが止まらない。YouTubeチャンネルで視聴者から寄せられた悩みに答える「ミキティ人生相談」が話題を呼んでおり、幅広い層から支持を得ている。4月12日に公開された動画では、第1子が生まれたばかりの男性視聴者から「収入が少ないせいで家族に迷惑をかけるか心配」「“低収入でも家事・育児する夫”か、“家事・育児をしなくとも高収入の夫”のどちらがよいと思うか」との悩みを取り上げた。藤本は「極論すぎない?」とツッコミつつも、「スッゲー稼いでたら、『俺、何にもしなくていい』みたいな考え方がそもそもおかしくない?」と問題提起。続けて、「『俺は全然収入少ないから他で頑張ります』じゃないのよ!『僕のできることやります』じゃないのよ!そうでしょ!」と一喝。「家族もあなたの収入を理解した上で結婚して、一緒に前に進んでいきたいと思っているからこその妊娠・出産だと思う」と妻側に寄り添った上で、次のように結論付けた。「収入が高いから家事・育児をしなくていいという考え方をまず捨てましょう。収入が低い時も収入が上がっても家事や育児を、できることをやるっていうのが1番のベストです」また「育児に関しては対等」とし、「一緒に助け合って2人の子供を育てる。目的は2人の子供を無事、安全に安心に育てるっていうことが目的」と主張。「他の家と比べるんじゃなくて、自分たちの家庭のベストを見つけて協力し合ってほしい」とアドバイスした。コメント欄には、《男性、女性それぞれの立場に立って考えられていてほんとに腑に落ちる回答が多くて思わず唸ります!》《いつも気持ちの良いぐらいスパーン♡って言ってくれるのが凄く好きです》と共感の声が上がっている。2009年7月に品川庄司・庄司智春(47)と結婚し、現在は3児のママの藤本。竹を割ったような性格で知られるが、本格的にYouTubeで悩み相談を始めたのはここ数年のこと。「きっかけは悩み相談サイトに寄せられた投稿に、勝手に答え始めたことだとか。YouTubeチャンネルの登録者数は現在46万2000人ですが、悩み相談企画を投稿するようになってから2倍近く増加したようです。時には厳しい意見を述べることもありますが、藤本さんは“嫌われてもいい”というスタンス。臆することなく恋愛や夫婦関係の悩みにズバッと答えるため『代弁してくれた』との声も多く、いまやママタレ界の“ご意見番”です。マツコ・デラックスさん(50)も『腹が据わってる女』と絶賛していました」(芸能関係者)そんな頼もしい妻に、夫・庄司も全幅の信頼を寄せているようだ。4月5日に夫婦で登壇した住宅設備機器メーカーのイベントでは、「めちゃめちゃ稼いでくれます!」と妻を大絶賛。この発言はジョークとしつつも、「家庭と子育てを最優先にして、生活の中心となって色々やってくれているので、僕からしたら本当に100点」と感謝の気持ちを伝えていた。ママタレとして無双状態の藤本。庄司の「ミキティーーー!!」と叫ぶ声が聞こえてきそうだ。
2023年04月13日「ビキニは着ないグラドル」として活動している平瀬ひかりさんが、とある日の撮影会で披露した衣装スタイルがセクシーすぎると話題に!「お尻から長い脚へのラインは世界一」というコメントもつくほどセクシーな美脚&お尻 この投稿をInstagramで見る 平瀬ひかり❤️(@hikari0421)がシェアした投稿 ブルーのエナメル系生地のニーハイブーツにハイレグを着用し、横から撮影した姿をアップした平瀬さん。真横から撮ったその姿は、まるでなにも履いていないように見えるほどセクシー!「広背筋から大臀筋のラインが美しい」「エナメル系を着ることで、綺麗なボディラインが強調されてますね」「やっぱり平瀬のお尻から長い脚へのラインは世界一」などと、コメント欄も大絶賛の嵐です。ラウンドガールや東京ゲームショウに出演し、撮影会モデルもこなす平瀬さんから、今後も目が離せません!あわせて読みたい🌈「エロい」「美しい〜」露出度高すぎ!セクシーショットの天木じゅんさんにファン悶絶
2023年04月10日2人の娘さんを育てている、俳優の石田ひかりさんが、2023年3月6日にInstagramを更新。同月に次女が高校を卒業するといいます。それにともない、16年間続けてきた、次女のためのお弁当作りを卒業したことを報告しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 石田ひかり(@hikaringo0525)がシェアした投稿 石田さんがお弁当作りを始めたのは、娘さんが幼稚園の年少だった頃。当時を振り返り「初めは小さすぎて何も入らない、かわいいかわいいお弁当箱に、戸惑いながらの日々でした」と書き記しています。石田さんは、お弁当作りのために午前3時に起きることもあったそうで、「ほとんど意地で、今朝まで来ました」と、仕事と両立させる大変さを、つづっていました。最後のお弁当を作り終えた石田さんは、16年間を振り返り「人生を間違いなく豊かにしてくれた」と表現。さらに「毎朝、本当に大変ではありましたが、娘たちの身体を作る責任を持てたことは、親として大きな喜びでありました」と、やり遂げた達成感を明かしています。最後に石田さんは、お弁当作りをしている人に向けて、応援のメッセージを投稿しました。お料理がそんなに得意じゃないわたしですが、まいにちコツコツ続けてきて、本当にいい思い出になりました全国のお弁当ママさんパパさん!絶対にいい思い出になります!寒い朝は特につらいですが、ぜひ楽しんで、ぜひ頑張ってくださいね!わたしからのバトンをお送りしますよ!受け取ってくださいね!hikaringo0525ーより引用石田さんの投稿には、たくさんのコメントが寄せられています。・涙で最後まで読めない…。お疲れ様でした。・やっぱり母親の手作り弁当が、一番おいしいですよね!・バトンを受け取りました!立派なものは作れませんが、もう少し頑張ります。石田さんが記した率直な思いは、これまで誰かのためにお弁当を作った経験を持つ人の心に届いたようです。中には、大変だった日々を肯定されたように感じ、勇気をもらった人もいることでしょう。また、石田さんの投稿で、学生時代に食べた手作りのお弁当を思い出した人は、あの頃に伝えられなかった感謝の気持ちを、改めて伝えるのもいいかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年03月06日