2010年のデビュー以来、作品制作と並行して、数々のクライアントワークに携わってきた写真家・映像監督の奥山由之さんが、12年間の仕事をまとめた『BEST BEFORE』を刊行。ポカリスエットをはじめとする広告写真、米津玄師や星野源などのアーティスト写真、エディトリアルワークなど、見た人の記憶に残る一枚が詰まっている。出来上がったばかりの写真集を手にした奥山さんは、「12年間のいろんな思い出が蘇ってきて…。まずはクライアントの方や媒体の方、スタッフの方、被写体の方、一緒に物作りをしてくださったみなさんに、感謝の気持ちでいっぱいです」と、感慨深げな表情を浮かべた。「ポスターや雑誌など、世の中に初めて出た時とは違った見え方にならないと本にする意味がないと思い、一度、一点ずつの写真に解体し、再構築しました。基本的には感覚で、時に言語的に組んだレイアウトもあるのですが、クライアントワークとして撮影した写真の、明確にある個性や目的を取り払う作業が難しかったです。でも、企画も撮影時期も被写体も異なるのに意味がリンクしている写真もあり、奇跡的に感じました。今、出来上がった一冊を見て、自分で言うのは恥ずかしいですが、素晴らしい仕上がりです。アートディレクターの平林(奈緒美)さんには、挑戦しているエッジーな様相はありつつも、アーカイブとして機能している整頓されたものにしたいと依頼しました。サイズ等含めて、重厚感とユーモアが共存したベストなものになりました」『BEST BEFORE』とは、「賞味期限」の意味。「クライアントワークは作品制作とは違い、広告なら商品、雑誌なら服やタレントさんと伝えるべきものが起点になり、それを伝えるための機能として写真が存在します。写真は見る時どきによって見え方が変わるものなので、そういう意味でクライアントワークには、最大限に機能を発揮するタイミングがあると思ってつけました。ただ、賞味期限は決して消費期限ではない。そうした意図の違いを伝えたかったんです」クライアントワークに取り組むうえで大切にしているのは、真摯に向き合い、期待に応えること。「“奥山に頼んでよかった”と思ってもらいたいんです。なぜ僕なのかということを理解したうえで、全力を尽くす。この一冊を見ていただくと、写真の手法やアプローチ、スタイルがバラバラなことがわかると思います。その理由は、オーダーメイドのような感覚で、一つ一つの仕事における最適な答えを導き出そうと、新しいトライをしているから。同じクライアントさんでも打ち出したい企画意図は毎回違うので。独りよがりに撮っているから作家性があり、それを一冊にまとめたと思う人がいるかもしれませんが、僕の場合は逆です。一人から出てくるものやアイデアは、そんなに種類がないと思っているし、自分が得意ではないことをやるべき時もあります。僕が撮った写真は、クライアント、スタッフ、被写体の方々と物作りを突き詰めていく過程で生まれた、コミュニケーションの痕跡だと思っています。真剣に考えているからこそ、『こうしたほうがいい』と議論もするけれど、コミュニケーションを交わしたことにより、たとえ結論が最初と変わらなかったとしても、出来上がったものの質量は違いますから」被写体となる人やモノとのコミュニケーションも大事だと奥山さん。「クライアントワークで撮られた写真は、見る人に伝える目的が明確であるがゆえに情報的になりすぎて、被写体が一面的に見える場合が多い印象があります。でも、世の中に存在している人やモノは、もっと多面的で表裏一体だったりする。僕は、そのことを写したい思いがあるんです。そのためには、まず、撮影前に被写体のインタビューを読んだり、作品を見聞きして相手のことを掘り下げる。そして、コミュニケーションや会話を交わし、信頼してもらい、相互理解を深めるようにしています。作家性があるといわれている方々は、実は、他者を理解する力に優れていると思うんです。これは写真や映像に限らず、例えば陶芸をやっている人であれば、土の気持ちを感じ取っているでしょうし。すごく大事なことだと思っています」POCARI SWEAT「踊る修学旅行」篇(2017)米津玄師 アーティスト写真(2020)『BEST BEFORE』クライアントワークに焦点を絞った今作の作品総数は400点以上、500ページを超える。アートディレクションは平林奈緒美さん。「寄稿文やクレジットも、見たことのないレイアウトに」(奥山さん)。青幻舎8800円おくやま・よしゆき写真家、映像監督。1991年1月23日生まれ、東京都出身。第34回写真新世紀優秀賞受賞。主な写真集に『BACON ICE CREAM』(PARCO出版)など。※『anan』2022年2月23日号より。写真・土佐麻理子(奥山さん)インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2022年02月19日2018年放送の『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(テレビ朝日系)で女優デビュー以降、コンスタントに連続ドラマへの出演が続く奥山かずさ。グラビア活動でも高い注目を集め、昨年9月には自身3作目となる写真集『月刊 奧山かずさ・想』(小学館 2,750円)をリリースした。昨年12月9日に東京・明治記念館で行われた、オスカープロモーション所属のタレントが集う毎年恒例マスコミ向けイベント「晴れ着撮影会」終了後、同イベント初参加となった奥山に、穏やかに過ごし充電期間になったという2021年と、新たな挑戦に意欲を見せる2022年について話を聞いた。――晴れ着撮影会には今回が初参加となりましたね。めっちゃ緊張しました(笑)。「ミス・美しい20代コンテスト」以来の大きな催し事への参加だったので、本当に嬉しかったです。――奥山さんは一際声が出ているなと思いました(笑)。(取材陣との距離もあり)聞こえないだろうなと思って! 届いてましたか?――すごくよく聞こえました!良かったです(笑)!――緊張されていたとのことですが、イベントを終えてみていかがですか?髪をバッサリと60センチ切って、今までの奥山かずさよりももっと進化していきたいという意志を、言葉とビジュアルで表明する良い機会になりました。――2021年は「のんびり、ゆったりと過ごせた」と話されていましたが、特に印象的だった仕事を教えてください。3作目の写真集を出せたことが一番大きかったですね。東京の空気とはまた違う、奄美大島ののんびりとした空気の中で、女優でもグラビアアイドルでもない奥山かずさを自分でも知ることができました。ゆったりと余裕のある時間があったからこそ、自分と向き合うことができたので、今年のスケジュール感と撮影のタイミングが噛み合い、充電できた良い年だったと思います。――2022年の抱負を教えてください。2021年をやり切って脱皮することができたので、新しい自分をどこまで出せるか、色んなことに挑戦したいです。舞台にもチャレンジしたいし、プライベートでも趣味だったり、自分のやりたいことを見つけて、たくさんのことに興味を持って、1年を過ごしたいです。――ちなみに、新しい趣味の候補は何かあるんですか?毎年やりたいと言っているのですが、サーフィンですね。海が好きということもありますし、体も鍛えられるのかなと。深田恭子さんのようなサーフィングラビアにも挑戦できたら嬉しいです。■プロフィール奥山かずさ1994年3月10日生まれ、青森県三沢市出身。2016年にオスカープロモーション主催の「第1回ミス・美しい20代コンテスト」で準グランプリを受賞。2018年に『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(テレビ朝日系)にて女戦士・明神つかさ / パトレン3号役で出演し、女優デビューを果たす。同年、『週刊ヤングマガジン』(講談社)35号の表紙・巻頭でグラビアに初挑戦。以降数々の雑誌グラビア表紙を飾り、2019年に1st写真集『かずさ』(講談社)を発売した。
2022年01月02日写真家・映像監督の奥山由之がデビューから12年間に渡り手掛けてきた数々のクライアントワークを1冊にまとめた写真集『BEST BEFORE』が2022年2月上旬に刊行されることが決定した。2010年のデビュー以来、数々の写真集や展覧会で精力的に作品を発表し続け、写真新世紀優秀賞や、講談社出版文化賞を受賞。近年では、話題のMVやTVCMを数多く監督し、まさに現在のクリエイティブシーンを牽引している奥山由之。本書は、奥山が作品制作と並行してこれまでに撮影してきた“クライアントワーク”に焦点を絞り、デビューから現在に至るまでの12年分の仕事を1冊にまとめた、自身初のクライアントワーク集だ。米津玄師、星野源、Mr.Children、RADWIMPS、あいみょん、福山雅治、サカナクションといったアーティストとのコラボレーション、ポカリスエット、JR SKISKI、NTTドコモなどの広告写真、大河ドラマ『麒麟がくる』のメインビジュアル、『VOGUE US』など世界的な雑誌をはじめ『GINZA』『SWITCH』『花椿』といったエディトリアルワークに加え、広瀬すず、菅田将暉、平手友梨奈、小松菜奈、本田翼といった時代を象徴するアイコンたちのポートレートなど、その仕事の質と量には圧倒される。収録作品は奥山自らがセレクトし、作品総数400点以上、500ページを超える大作。奥山がデビュー以降、クリエイティブシーンに刻んできた影響の大きさと、唯一無二の存在感を物語る1冊となっている。クライアントや被写体と真摯に向き合い、じっくりと丁寧に関係性を築き上げ、極限までアイデアを考え抜き、試行錯誤の検証を繰り返した先に辿り着いた、まさに結晶のような写真群は、クライアントワークではありながら「広告的なもの」「商業的なもの」とは明らかに一線を画し、“写真表現”として語りかけてくる強さや個性がある。また奥山の表現は、色味や質感といった表面的な統一感がなく、まるで子どもが遊び散らかした部屋さながらの混沌、パワフルさ、無邪気な情熱に満ち溢れている。多重露光、エマルジョン・リフト、スローシンクロ、コラージュ、複写、感光……などといった緻密に計算された実験的な手法によって生み出された作品から、瞬発力を活かして決定的瞬間を切り取ったドキュメント写真まで、ジャンルを超えて作品ごとに更新されるそのスタイルは、一回一回の撮影を徹底的に突き詰める奥山だからこそ成せる業といえる。多岐に渡りインパクトを残し続ける奥山の仕事。そこに太く貫かれた「奥山らしさ」とは一体なんなのか。読者は、ページを捲るごとに、個性的でユーモア溢れる奥山の世界観に惹き込まれ、圧倒的な視覚体験をすることになるだろう。本書のタイトル「BEST BEFORE」は“賞味期限”を意味する言葉。この一見アイロニカルなタイトルは、本書に収録された作品の輝きが永遠に色褪せないことを証明するため、逆説的に名付けられた。2010年代以降のビジュアル表現における金字塔となり得る本作を、是非お楽しみに。刊行は2022年2月上旬。その一般発売に先駆けて2022年1月23日(日)から代官山 蔦屋書店店頭にて先行発売を行われる。【書誌情報】『BEST BEFORE』(著者:奥山由之)一般発売:2022年2月上旬先行発売:2022年1月23日(日)アートディレクション:平林奈緒美寄稿:伊藤貴弘(東京都写真美術館学芸員)/河尻亨一(編集者)判型:B5変形/上製本ページ数:512頁定価:本体8,000円+税ISBN:978-4-86152-881-1 C0072<先行発売について>・2022年1月23日(日)から代官山 蔦屋書店店頭にて、先行販売を行います。・2021年12月9日(木)21:00から下記オンラインストアで著者サイン本の予約受付を開始します。対象店舗:代官山 蔦屋書店オンライン/紀伊國屋書店ウェブストア/honto/青幻舎ECサイト《受付期間:2022年1月31日(月)24:00まで》★『BEST BEFORE』500部限定スペシャルエディションタイムレスで重厚な存在感を感じさせる黒の表紙(通常版)に対して、エッジのたった強いインパクトを放つシルバーの表紙が、500部限定のスペシャルエディションとして販売されます。『BEST BEFORE』=賞味期限 という意味のタイトルともリンクするようなプロダクト感がありながら、シルバーに光るその佇まいは、まるで”ナマモノ”のようで、通常版とはまた異なるユニークな表情があります。全冊サイン入、著者による手書きのエディションナンバー入です。『BEST BEFORE 限定版スペシャルエディション』(著者:奥山由之)アートディレクション:平林奈緒美判型:B5変形/上製本ページ数:512頁定価:本体15,000円+税仕様:・500部限定・サイン入・著者による手書きのエディションナンバー入2021年12月9日(木)21:00より、青幻舎WEBサイトにて先行予約を開始します。URL:
2021年12月10日女優の奥山かずさの3冊目となる写真集『月刊 奧山かずさ・想』が9月30日に発売される。同写真集は、写真家・桑島智輝氏が撮影を担当し、奄美大島で撮影。被写体と写真家の向き合う時間をしっかりと作るため、2人きりで撮影したり、衣装チェンジを極力減らすなど2人の距離感に重点を置いて撮影が行われた。そんな中、奥山が感情をあらわにする場面も出てくるなど、これまでの写真集、グラビアとは一味違った、奥山の内面に迫った作品に。ランジェリー姿などで美ボディも披露している。奥山は「写真集が3冊目ということで、求められることに応えられるかプレッシャーがありました。でも撮影が始まってから、どんどん力が抜けていったんです。奄美大島のゆったりとした雰囲気と、カメラマンの桑島さんのパワーと、スタッフの皆さんの気遣いのおかげだと思います。写真集を作るから格好付けようとか、写り良く見せようとか、撮影中そんなことは一切考えませんでした。考える隙が無く、ただありのままの私が、あなたと一緒にいる、そんな写真集です」と見どころを紹介。『月刊 奧山かずさ・想』というタイトルについて、「一冊の中で、二人だけの時間を一緒に過ごして、あなたへの想いをたくさん感じて欲しいです。そして、私のことも想ってくれたら嬉しいです」と説明した。また、「今回、湿度の高い森林で撮りたいという私のワガママを叶えていただきました。天気も良く、ロケーションも理想通りで大満足だったのですが、危険な足場だったり虫が多かったり…スタッフの皆さんにとってはかなり過酷だったと思います。本当に感謝です!」と撮影を振り返り、お気に入りのカットについては「最初から最後までほんとにお気に入りで、選ぶのが大変で…強いて言えば、薄紫の服を着て畳の上で横向きに座っている写真です」と話している。(C)桑島智耀・小学館
2021年08月24日白濱亜嵐主演「泣くな研修医」の9話が6月19日オンエア。「GENERATIONS」数原龍友のゲスト出演に喜びの声が上がるなか、白濱さん演じる隆治と恒松祐里演じるくるみの突然のキスに驚きと動揺が広がっている。地方の大学医学部を卒業後、上京して牛ノ町総合病院の外科で研修医をしている雨野隆治を白濱さんが演じ、東京生まれ東京育ち、八王子にある総合病院の次男で“将来は医師になるように“と育てられた川村蒼に野村周平。医学部を出たあと一般企業に就職、サラリーマンになるが決して優秀ではなかったため、エリートじゃない人間の悩みが分かる滝谷すばるに柄本時生。幼いころに両親が離婚、貧困を経験してきて、現在は子宮内膜症で入院している中園くるみに恒松さん。研修医たちを指導する佐藤玲に木南晴夏、佐藤と対立しがちな鴨下修一に吉田ウーロン太、消化器外科副部長の岩井智也に高橋和也、息子が入院中の山下武に木村昴、その息子・拓磨に潤浩、また西尾まり、奥山かずさ、大平修蔵、長見玲亜といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。研修医たちが進路希望を出す時期が迫る。そんななか第二外科の超過勤務が問題になっているため、強制的に土曜日にリフレッシュ休暇を取るように言われ、その休暇を利用して第二外科主宰のバーベキュー&キャンプ大会が開催されることになり、くるみ以外の研修医たちや佐藤、看護師たちも参加することに。キャンプ場でバーベキューにフリスビー、ギターと、思い思いに楽しむ第二外科一同だが、隆治は川に浮かぶ川村の姿を見つける。佐藤の指示のもと、心配停止状態の川村に心臓マッサージや人工呼吸などの処置を施すが、全員がテキパキ動くなか、滝谷は呆然として何もできずにいた。入院中のくるみは、病気をしたことでこの先仕事をすることに不安を抱き始める。そんなくるみの悩みを聞いていた北村(トリンドル玲奈)は突然くるみに「恋してる?」と聞く…というのが今回のストーリー。病室でリハビリする拓磨。そこには汚れたユニフォームにバットとグローブを持った青年もいて、隆治が入ってくると帽子を取り大きな声で挨拶をして、部屋を出て行く…。青年役でゲスト出演した数原さんの姿に「泣くな研修医今日は数原龍友か」「泣くな研修医、数原選手現る。笑」などの反応が。くるみは佐藤の妹がダウン症であることを聞かされる。その言葉がきっかけで先天性心疾患について調べるのだが、ふと目線をずらすと第一志望が外科医と書かれた隆治の進路希望調査書が目に入る。「それでいいんだ」とつぶやいたくるみは、ちょうど部屋に現れた隆治にキスする…。隆治も驚いた表情を見せた突然のキスに視聴者の間にも「キスシーンで腰抜かした」「あの突然のキスはなんなんだ」など驚きと動揺が広がっている模様。来週の最終回では研修医たちの進路とともに隆治とくるみの“恋”の行方も注目ポイントになりそうだ。(笠緒)
2021年06月20日白濱亜嵐主演「泣くな研修医」の7話が6月5日オンエア。石井に訪れる最期の時に「号泣」の声が続出する一方、病院内に貼られた「GENERATIONS」ポスターに描かれた「メンディくさがらず」のコピーに爆笑する視聴者が続出している模様だ。現役外科医・中山祐次郎のデビュー作でもある同名小説を原作にオリジナル要素を加え、白濱さん演じる研修医・雨野隆治と、同僚の研修医たちを描いていく本作。研修医の川村蒼には野村周平、同じく滝谷すばるには柄本時生、中園くるみには恒松祐里。この3人が隆治の同期として登場するほか、研修医たちを指導する佐藤玲には木南晴夏、消化器外科副部長の岩井智也には高橋和也、コテコテ関西弁の放射線医・藤堂浩司に山口智充。25歳の末期ガン患者、石井直太朗には須賀健太。石井を気に掛けるがん患者の徳田直美に清水ミチコ。息子が交通事故で入院中の山下武に木村昴。その息子・拓磨には潤浩。看護師役で西尾まり、奥山かずさ。インターン役で大平修蔵、長見玲亜といったキャストも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。佐藤から病院に泊まるよう頼まれ、何かあればすぐに連絡してと言われた隆治は、石井がいよいよ危ないと認識。病室を訪れた隆治に石井は引き出しを開けるよう伝える。そこには白い紙袋が。紙袋に入ったいたのは隆治宛ての手紙で、それを読み終えた頃、石井の容態が悪化。「僕、そろそろいきますね」という言葉を残し石井は旅立つ。佐藤から促され、隆治は涙を流しながら死亡を確認する…というのが7話の展開。SNSには「私がお看取りした患者さんの顔や思い出が重なって、たくさんの患者さんに育てて頂いたこと、改めて感じました。お手紙わたしも頂いたな」といった隆治に共感する声をはじめ「家族の前で泣きたくないのに泣いちゃう」「登場人物みんなの気持ちが痛いほど分かって、今日も号泣」など、今回も“号泣”したという反応が溢れる。ありがとうございました。隆治の心に石井さんが残るように演じさせて頂きました。届いたかなぁ。#泣くな研修医 pic.twitter.com/KoQt0fvzkZ— 須賀健太 (@suga_kenta1019) June 5, 2021石井役の須賀さんによる投稿にも「健太くんの表情や話し方で石井さんの想いや言葉がすごく伝わってきてずっと号泣でした」「石井さんを知れて、生きるを見届けられて、めちゃくちゃ大事な気持ちを心に刻まれた気がします」といった返信が多数投稿されている。後半では隆治が回復した拓磨を車いすで運ぶシーンで、病院の壁に貼られた「GENERATIONS」が定期健診を呼びかけるポスターが。「メンディくさがらず」というコピーに「メンディくさがらずwwwwww」「チームGENE笑いのセンスありすぎ」「GENEポスターのインパクトの強さは半端ない」など悲しみから一転、TLに爆笑の渦が巻き起こっていた。(笠緒)
2021年06月06日白濱亜嵐主演、野村周平、柄本時生が研修医を演じる「泣くな研修医」の6話が5月29日放送。木南晴夏演じる佐藤の言葉に「愛ある指導をしてる」「佐藤先生と隆二の関係が羨ましく思えました」といった反応が寄せられている。現役外科医・中山祐次郎のデビュー作となる同名小説を原作に、オリジナル要素を加え“医師なのにまだ何も分からない研修医のリアル”を描いていく本作。地方の大学医学部を卒業後上京し、都内総合病院の外科で研修することになった白濱さん演じる研修医・雨野隆治を白濱さんが演じるほか。総合病院の次男で“将来は医師になるように“育てられた川村蒼に野村さん。医学部出身だが一般企業に就職、企業に馴染めず再び医学の道を歩み出した滝谷すばるに柄本さん。幼いころに両親が離婚、貧困を経験している中園くるみに恒松祐里。彼らを厳しく指導する医師の佐藤玲に木南晴夏。その他吉田ウーロン太、高橋和也、西尾まり、奥山かずさ、山口智充といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。連日病院に泊まり疲れがたまっている様子の隆治は、末期がん患者の石井(須賀健太)から心配されてしまう。着々とエンディングの準備を進める石井と話した隆治は、佐藤が最近、週1くらいのペースで病院の前にどこかへ寄っているようだと聞かされる。一方、隆治に息抜きさせようと考えた川村と滝谷は、無理やり隆治を連れ出し合コンへ。隆治は合コン相手の1人のはるか(芋生悠)から母がガンで亡くなったことと、母が入院していた際の研修医の先生がすごく良い先生だったいう話を聞く。さらに話が進むとその研修医が佐藤だったことが判明。一方、その頃病院では拓磨が嘔吐、隆治は急遽病院に戻るが佐藤からは“医者はミスすると患者を殺す仕事。医者が命がけじゃなきゃ患者は助からない。生活に句読点撃たないでいつでも対応できるように”しっ責を受ける。さらに「今晩病院に泊まってくれるかな」と依頼され、石井の最期が近いことを感じ…というのが今回のストーリー。研修医時代の意外な姿が明らかになった佐藤。それから10年を経て立派な医師に成長した彼女に「すごく厳しいし口も悪いけど厳しい中に一人前の立派なお医者さんに育てるために愛ある指導をしてるのがよくわかる」「佐藤先生と隆二の関係が羨ましく思えました」といった声が。また山口さん演じる放射線科の藤堂から、患者のカツラに気づかずMRIを受けさせようとしたことで叱られ、その後インターンの学生から、その患者がカツラなのでは?と疑念を抱いていたことを告白される場面があったのだが、このシーンにも「カツラの患者に取ってくれって言えなかったですごく共感してしまった。上手くカツラ取ってもらう言葉見つからないよね…」「「カツラ外してくださいが言いづらい」って言ってたのクソほどわかる」といった反応も寄せられている。(笠緒)
2021年05月30日白濱亜嵐、野村周平、柄本時生、恒松祐里らが研修医に扮する「泣くな研修医」の4話が5月15日放送。今回は隆治がついた“嘘”に対する色々なコメントとともに、末期ガンの患者役で出演した須賀健太の演技に対する感想のコメントが多数集まっている。現役外科医・中山祐次郎のデビュー作でもある同名小説を原作に、アレンジを加え“医師なのにまだ何も分からない研修医のリアル”を描いていく本作。地方の大学医学部を卒業して上京、熱い情熱を持って都内総合病院の外科で研修することになった研修医・雨野隆治に白濱さん。総合病院の次男で両親から“将来は医師になるように“と育てられた川村蒼に野村さん。医学部出身だが一般企業に就職、社会人経験を経てから再び医学の道を歩み出した滝谷すばるに柄本さん。幼いころに両親が離婚、貧困を経験した中園くるみに恒松さん。研修医たちを一人前の医師に成長させるべく、厳しい口調で指導をおこなう佐藤玲に木南晴夏。“手術の鬼”という異名を持つ消化器外科の副部長、岩井智也に高橋和也。ベテラン看護師の吉川文枝に西尾まり。看護師の相沢千夏に奥山かずさ。クリクラで牛ノ町総合病院に来ている現役医大生の関和樹に大平修蔵。同じく石川綾に長見玲亜。また医療機器メーカー勤務で25歳の末期ガン患者、石井直太朗に須賀健太。息子が交通事故で重症になってしまった山下武に木村昴といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。大腸がんで抗がん剤治療中の石井だが肝臓や肺、リンパ節などに転移しこれ以上抗がん剤治療は継続できないと判断され、積極的治療を終了し痛みや苦痛などをとっていく治療に切り替えることになる。その方針を隆治は頭では理解しつつも、心が追い付いていかない隆治。佐藤による石井と石井の父への説明に、もう少しオブラートに包んで話した方が良かったのではと意見する。すると佐藤は「真実をオブラートに包んで嘘で期待させて、それ誰のため?自分が背負いたくないだけじゃないの」と指摘。その後石井が嘔吐し胃管を挿入することに。石井から胃管をいつまで入れるのかと問われ、もう外すことはできないと知りつつ「数日」と嘘をつく隆治。自分が安心するため嘘をついたことを後悔するが、同期たちから「それは必要な嘘」「人を助けるための嘘」「それは希望の嘘」と励まされる…というのが4話のストーリー。4話の展開に「ついていい嘘と悪い嘘がある気がするんだけどな…………つらい」「改めて考えさせられることもあるドラマだな。患者さんの気持ちとか、ご家族の思いとか、スタッフの気持ちとか」などの声が寄せられる。また患者役で出演した須賀さんには、役作りに対する感想や、「吸い込まれるような演技大好き」「目と呼吸のお芝居が好きなんだなぁ」とその演技を讃える数多くの声がSNSに投稿されている。(笠緒)
2021年05月16日白濱亜嵐主演、野村周平、柄本時生らが共演する「泣くな研修医」の2話が5月1日放送。医師たちの“パワハラ”ぶりに「可哀想すぎ」「キツい」など怒りの声が上がるなか、木村昴の出演にタイムラインが沸いている。現役外科医・中山祐次郎のデビュー作となる同名小説を原作に、ドラマ版では原作にはない主人公の同期たちも登場、“医師なのにまだ何も分からない研修医のリアル”を描いていく。地方の大学医学部を卒業して上京し、熱い情熱を持って一人前の医師になることを目指し、都内総合病院の外科で研修することになった白濱さん演じる研修医・雨野隆治に白濱さん。総合病院の次男で過保護な両親に“将来は医師になるように“と育てられたお坊ちゃんの川村蒼に野村周平。医学部出身だが一般企業に就職、企業に馴染めず再び医学の道を歩み出した滝谷すばるに柄本時生。幼いころに両親が離婚、貧困を経験した中園くるみに恒松祐里。強い口調で指導を行う医師の佐藤玲に木南晴夏。佐藤にコンプレックスを抱きライバル視している鴨下修一に吉田ウーロン太。消化器外科の副部長・岩井智也に高橋和也。もう少しで看護師長になるベテラン看護師の吉川文枝に西尾まり。若手ながらもしっかりとしている看護師の相沢千夏に奥山かずさ。コテコテの関西弁を使う放射線科医師の藤堂浩司に山口智充といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。親子3人が乗っていた車が高速道路で事故に遭い、10歳の男の子、山下拓磨(潤浩)が腹壁破裂の重症で牛ノ町総合病院に搬送されてくる。呼ばれた隆治は緊張しながらも気合いが入るが、佐藤や吉川たちはいつも通り。搬送された拓磨を前にすると周りの先輩医師や看護師がきびきび動くなか何もできず、挙句の果てには手術直後には傷跡を見て気絶してしまう。そんななか、腕を骨折した拓磨の父・武(木村昴)が現れ、隆治を質問攻めに。焦った隆治は「ここ数日が山場」と伝えてしまい、武をどんどん不安にさせてしまう…というのが今回のストーリー。木村さんの登場に「木村昴さん出てきてびっくりした」「お父さん役なんか新鮮」「息子のことが心配で追いかける姿が胸に迫るものもありつつ、少しコミカルな掛け合いもあって(ウォォ木村昴さん凄い…!)と惚れ直しました」などの声が上がる。一方、前回に引き続き、常に怒鳴ったり、人格否定に近い言葉で罵るなど、雨野たちに対する指導医たちのふるまいに「研修医の時に嫌だったことたくさん思い出した」「医療現場ってリアルあんな感じよね」などのコメントも続々と投稿されている。(笠緒)
2021年05月02日●初グラビアが過酷すぎて「恥ずかしさがなくなった」女優業を中心にモデルやグラビアなどマルチに活動している劇団4ドル50セントの安倍乙(21)。東映が手掛けるドラマ『麻雀宝湯記 石和の亀篇・伊東の黒豹篇』(各種動画配信サービスにて配信中)で初主演を果たした。2017年8月に劇団員として活動をスタートさせてから約3年半。安倍にインタビューし、女優業のやりがいやグラビアとの両立について語ってもらった。また、「石原さとみ似」と言われていることへの本音も聞いた。女優を目指したきっかけは、大阪芸術大学の舞台芸術学科に通っていた姉の出演舞台を見たこと。「普段の姉とは違う表情が見られたりしてすごく魅了され、女優のお仕事に憧れるようになりました」と振り返り、「その後、いろんなオーディションを受けたのですが、なかなか受からなくて、これに落ちたらあきらめようと思って受けたのが劇団4ドル50セントのオーディションでした。それに受かり、興味があったことを仕事にできているので誇らしいです」とうれしそうに話した。劇団4ドル50セントの公演のほか、ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日)や映画『転がるビー玉』などにも出演。さまざまな作品に出演する中で女優の面白さを感じているそうで、「普段できないことができる。『劇団4ドル50セントとろりえの年末』という舞台でパンクロッカーに恋する女性を演じたのですが、破天荒な役でメイクもすごくて、役によって違う人になれるのがお芝居の魅力だし楽しいなと思いました」と醍醐味を語った。美ボディを武器にグラビアでも活躍している安倍だが、最初は「とても抵抗がありました」と告白。だが、グラビアデビューとなった『週刊プレイボーイ』2018年2月26日号の台湾ロケで、一気に抵抗がなくなったという。「初めてのグラビア撮影が過酷で(笑)。台湾は暖かいイメージでしたが撮影した12月は寒くて、外での水着撮影は極寒なわけです。しかも、人通りの多い場所でいきなり水着になって撮影を始めたので、『なんだあれは!』という感じで見られて、写真も撮られて(笑)。でも、初めてのグラビアが過酷すぎたので、それで逆に殻を破れた感じがあり、それ以降の撮影は恥ずかしいという感情がなくなり、最初の『週プレ』の経験が生きているなと思います」そして、今ではグラビアも面白さを感じているそうで、「いろんな表情を引き出してくださるし、カメラマンさんによって、艶っぽく撮る方もいるし、“南国でイエーイ!”みたいな元気な感じで撮る方もいるし、全然違った印象になるので、そこがすごく面白いです」とやりがいを明かす。また、グラビアの活動が女優業にも生かされていると実感しているという。「台湾での経験によって人目を気にしなくなり、演技においても恥ずかしさがなくなりました」と、思い切り演じることができるようになったそうで、「殻を破るのって大事なんだなと思います」と笑った。美ボディの秘訣も聞いたが、普段は何もしておらず、撮影の直前に食事制限をする程度とのこと。「昔からテスト勉強も1週間前からガッとやるタイプで(笑)。撮影前の1週間くらい頑張って、撮影が終わるとまた食べてしまうので、常に撮影OKでいられるように日々努力できる人になりたいと思っています」と打ち明けた。●石原さとみ似と話題「美しい方に似ていると言われるのは…」安倍といえば、女優の石原さとみ似と話題だ。SNS上で「石原さとみに似てる」という声がたびたび上がり、昨年11月に配信されたABEMAのバラエティ番組に出演した際には、登場するやいなや指原莉乃が「石原さとみちゃんに雰囲気が似てる!」と発言していた。「石原さとみ似」の声をどう思っているのか尋ねると、安倍は「ハッピーですよ! 美しい方に似ていると言われるのは、美しいってことなのかなと思って、うれしいです」とにっこり。「石原さとみさんと比較して厳しいコメントをする方もいますが、『似てる』と言われることは純粋にうれしいです」と喜んでいる。石原本人との対面はまだない。「対面したいですか?」と聞くと、「向こうがOKでしたらぜひという感じでございます」と恐縮気味に答えた。また、今後どのように活躍していきたいか尋ねると、「映像のお芝居にすごく興味があり、もちろん舞台もやりたいですけど、映像でも演技をしたい」と映像作品に意欲。3人の映画監督によるワークショップに参加した際に映像への興味が増したそうで、「映像に対する見方が変わり、演じ方も変わりました」と振り返った。そんな安倍が、奥山かずさとともにW主演を務めた『麻雀宝湯記 石和の亀篇・伊東の黒豹篇』は、難波真白(安倍)とチー子(奥山)の女雀士2人が、温泉地を舞台に極悪雀士と奇想天外な麻雀バトルを繰り広げる物語で、闘牌の合間には2人の温泉入浴シーンも堪能できる。劇中では勝負服として、安倍が浴衣を、奥山がチャイナドレスを身にまとい、変態極悪雀士たちに立ち向かう。安倍は「私が演じる真白は、見た感じは天然な子なんだろうなと思われるかもしれないですが、お風呂に入ると豹変して、目力も強くなるし、声も太くなるし、そのギャップがすごく魅力的です。真白とチー子の距離が近づいていき、2人の関係性も素敵になっていくので、そこにも注目していただきたいです」と魅力を語った。■安倍乙(あべ・おと)2000年1月18日生まれ、大阪府出身。2017年より秋元康プロデュース「劇団4ドル50セント」の劇団員として活動。主な出演作はテレビ朝日『おっさんずラブ』、映画『アンダードッグ』、ABEMA『オオカミくんには騙されないシーズン3』など。また、テレビ朝日『ロンドンハーツ』“ロンハーに時々呼ぶかもしれない女性タレントオーディション”が話題となったほか、雑誌『with』のレギュラーモデルを務めるなど、女優業を中心にモデル、グラビア、バラエティとマルチに活躍している。(C)東映
2021年02月18日●初主演にプレッシャー…麻雀の猛特訓で乗り越える劇団4ドル50セントの安倍乙(21)が、東映が手掛けるドラマ『麻雀宝湯記 石和の亀篇・伊東の黒豹篇』(各種動画サービスにて配信中)で、女優の奥山かずさとともにW主演。温泉に浸かると麻雀が強くなる女雀士役を熱演した。安倍にインタビューし、本作における役作りや撮影裏話を聞いた。このドラマは、安倍と奥山演じる女雀士2人が、温泉地を舞台に極悪雀士と奇想天外な麻雀バトルを繰り広げる物語で、闘牌の合間には2人の温泉入浴シーンも堪能できる完全オリジナルの“お色気旅情闘牌コメディドラマ”。劇中では勝負服として、安倍が浴衣を、奥山がチャイナドレスを身にまとい、変態極悪雀士たちに立ち向かう。――本作で初主演、そして麻雀デビューも果たされましたが、出演が決定したときの心境を教えてください。映像で初主演というのはうれしかったですが、麻雀の知識がゼロだったので、うれしさよりも不安や緊張、プレッシャーが勝っていました。――不安や緊張はどうやって乗り越えたのでしょうか。夢の中でもずっと麻雀のことを考えているし、主演というのが自分にとっては重大なことすぎて寝られなくなったときもありましたが、知識がつくとセリフやストーリーがすんなり入ってくると思ったので麻雀の練習を頑張りました。実際に自分があがれたときに自信がつき、本番もいけるなという感じで乗り越えました。――かなり練習されましたか?とっても練習しました! お父さんが麻雀できるので聞いたり、マネージャーさんも麻雀をする人なので事務所に行って教えてもらったり、ドラマのスタッフさんと一緒に麻雀を打ったりしました。練習するしかないと思ったので、たくさん数をこなしました。――麻雀に挑戦してみて、面白さは感じましたか?『闘牌伝説アカギ ~闇に舞い降りた天才~』という麻雀アニメを見ましたが、麻雀を知ってから見ると面白いなと。「Mリーグ」もYouTubeで見て、すごいなと思います。●豹変前後のギャップに自信「かなり変わっている」――安倍さんが演じる真白は温泉に浸かると麻雀が強くなる特殊能力の持ち主ですが、演じる上で意識したことを教えてください。真白は天然でおっとりしていますが、温泉に入ったら強くなるので、そのギャップをうまく出すために、目力や口調などを意識して強く見えるように頑張りました。温泉に入る前後で、かなり変わっていると思います。――真白とご自身の共通点はありますか?普段の真白とは似ている部分があるのかなと思います。突拍子もないことを無自覚でしてしまうことがあったり、天然っぽいところが少し似ているのかなと。奥山さんからも「ちょっと要素あるよね」と言われました(笑)。でも、豹変するところは自分とは全然違うので、鏡の前でずっとにらみ合いっこして、どうやったら強そうに見えるか研究しました。――豹変時の表情で一番意識されたのはやはり目力でしょうか。そうですね。目で演じるのはすごく大事だなと。映像は舞台よりも目の演技が大事だと感じました。――「火照ってきたぁああああああ!!!」と決め台詞を放つ場面がすごくかっこよかったです。どのような意識で演じましたか?のほほんとしていた子が急に豹変する場面なので、目力と芯がある太い声でパワーを出してみました。普段の自分の声よりも低い声になっています。――決め台詞のシーンは、動き全体が美しく迫力もあって魅了されましたが、見せ方はどんなことを意識したのでしょうか。監督から猫背を指摘され、「胸を張って自信満々に演じないと強く見えない」と言われたので、姿勢をよくしようと頑張りました。――温泉でのグラビア撮影の経験が、本作の温泉シーンに生かされたと感じている部分はありますか?グラビアはセクシーさを提供するという感じですが、今回はお色気シーンといってもセクシーさを前面に出していないので、そこはグラビアとは違います。ただ、温泉で撮影した経験があったので、あまり恥ずかしさを感じることなく演じることができました。●奥山かずさのストイックさに刺激「見習わないと」――真白の相棒・チー子役を演じた奥山さんとの共演の感想をお聞かせください。最高でした! サバサバしていてすごく接しやすいですし、いい意味で気を使わなくていい方で、奥山さんがペアで本当によかったです。チー子役にぴったりだなと思いました。――銭湯での真白とチー子の出会いのシーンでは、お湯をかけあう場面がありましたが、あのシーンはいかがでしたか?奥山さんとガッツリ話したのがそのシーンが初めてで、それまでほぼ話していなかったので、すごくドキドキして緊張しました。お湯をかけるのも申し訳ないなと思いました。――ご本人同士もほぼ初対面ということで、リアルなシーンになったんですね。確かにそうですね! ぴったりのシーンになったと思います。――ほかにも撮影で印象に残っているシーンがありましたら教えてください。敵である出歯亀が2人の入浴をのぞき見し、チー子さんが桶を投げるシーンがあるのですが、奥山さんは運動神経がよくて、センスもありありで、大変なシーンだったと思いますがすぐに成功させて「奥山さんさすが!」って思いました。かっこよかったです!――奥山さんから刺激受けたことは?ストイックな方だなと思いました。ボディメイクや普段の食事など気を遣っていて、役に合わせて(体などを)作れるタイプだとスタッフさんから聞き、すごいなと。自分も見習わないといけないなと思いました。――安倍さんご自身は、今回の撮影に向けて体作りはしましたか?そういうのはまったくしていなくて。奥山さんに刺激をもらったので、これからは自分も頑張ろうと思います!■安倍乙(あべ・おと)2000年1月18日生まれ、大阪府出身。2017年より秋元康プロデュース「劇団4ドル50セント」の劇団員として活動。主な出演作はテレビ朝日『おっさんずラブ』、映画『アンダードッグ』、ABEMA『オオカミくんには騙されないシーズン3』など。また、テレビ朝日『ロンドンハーツ』“ロンハーに時々呼ぶかもしれない女性タレントオーディション”が話題となったほか、雑誌『with』のレギュラーモデルを務めるなど、女優業を中心にモデル、グラビア、バラエティとマルチに活躍している。(C)東映
2021年02月17日女優の安倍乙、奥山かずさが東映が2月14日より配信開始となる『麻雀宝湯記(まーじゃんほうとうき) 石和の亀篇・伊東の黒豹篇』でダブル主演を務めることが28日、わかった。温泉地を舞台に極悪雀士に立ち向かう物語で、闘牌の合間には2人の温泉入浴シーンも堪能できる完全オリジナルの“お色気旅情闘牌コメディドラマ”にとなっている。2017年に秋元康プロデュース「劇団4ドル50セント」に入団し、女優のほか『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)などバラエティータレントとしても開花した安倍と、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』でヒロインを演じ注目され、昨年4本の連続ドラマに出演する活躍をみせた奥山。2人は本作で初主演を飾り、麻雀デビューも果たす。安倍が演じるのは、実家の銭湯を守るため全国の温泉宿を根城にする極悪雀士集団「如月会」に戦いを挑む、女子高生の真白(ましろ)。真白は温泉に浸かると麻雀が強くなる特殊能力があり、決め台詞は「火照ってきたぁああああああ!!!」。勝負服は浴衣となる。安倍は「私が演じる真白は抜けている部分が多く天然な子ですが、温泉に入ると性格が男前になって麻雀も上手くなります。対局シーンの迫力がすごいので、奥山さん演じるチー子さんとのチームプレイをぜひお楽しみください!」とアピールする。奥山は真白の父である難波飛龍のお引き(アシスト役)だったチー子に扮する。勝負服はチャイナドレスだ。真白との出会いは最悪だったが、「如月会」との戦いを重ねる内にバディとして絆を育んでいく。奥山は「私は麻雀をやったことがなかったので、このドラマのお話を頂いた時、正直不安もありました」としつつ、「新しいことにチャレンジするのは大好きだし、何よりチー子は私にとても似ているので、楽しみながら撮影に臨むことができました。麻雀シーンはもちろん、真白とチー子の掛け合いも面白いし、温泉シーンも…とにかく見どころがたくさんあります!」とコメントを寄せた。そのほか、真白の父親でチー子の師匠でもあり、「如月会」に囚われている難波飛龍役の高橋和也、手牌を“覗き見る能力”で真白たちを苦しめる出歯亀役を不破万作、妖艶な敵・黒豹役で自身もプロ並みの雀力を持つ及川奈央が出演することも明らかに。監督は深夜ドラマ『100万円の女たち』などの原廣利、脚本はドラマ『日本ボロ宿紀行』『純喫茶に恋して』のたかせしゅうほう。麻雀監修はマンガ『ぎゅわんぶらあ自己中心派』『打姫オバカミーコ』の片山まさゆき氏が担当する。本作は、東映による配信向け新ブランド「Xstream46」作品。バイオレンス・ギャンブル・エロ・ホラーなど刺激的なジャンルの配信番組を届けるブランドで、『麻雀宝湯記』は坂口拓主演の『暴力無双 -サブリミナル・ウォー-』に続く第2弾作品となる。なお、配信サイト一覧は下記のとおり(配信時期は各種配信事業社にて異なる)。MIRAIL(ミレール)、iTunes Store、Google Play、YouTube(有料)、Amazonプライム・ビデオ、RakutenTV、ビデオマーケット、GYAO!ストア、DMM.com、J:COMオンデマンド、TELASA、ひかりTV、クランクイン!ビデオ、TSUTAYA TV、ニコニコチャンネル、dTV、東映特撮ファンクラブ(月額会員のみ)、Paravi、milplus、music.jp(C)東映
2021年01月29日「Hey! Say! JUMP」山田涼介と田中圭が刑事役で共演した「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」の最終話が10月16日オンエア。放送後のSNSには続編希望の声が続々と投稿されるとともに「心温まる物語をありがとう」と感謝の声も多数寄せられている。第56回江戸川乱歩賞を受賞した横関大の刑事小説「K2 池袋署刑事課 神崎・黒木」を映像化。山田さん演じる人情派、生真面目キャリア刑事の神崎隆一と、田中さん演じる超破天荒なキレ者刑事の黒木賢司を中心に物語が展開。正反対な2人がバディを組むことに。しかも2人は“異母兄弟”だった。徐々にお互いを理解していく神崎と黒木だったが、2人は“異母兄弟”ではなく神崎は立てこもり犯の息子だったことが判る…というストーリー。共演には1話で2人が担当した事件関係者として登場、その後2人に協力するようになった氏原彩乃役で関水渚、池袋署刑事課・強行犯の同僚、諸星一朗役でジェシー(SixTONES)、統括係長・末長光一役で八嶋智人、木村ともこ役で江口のりこ、石館美空役で奥山かずさ。池袋署副署長・澤登哲也役で六角精児、神崎の育ての父で黒木の実の父でもある神崎賢造役で椎名桔平といった顔ぶれが集結した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回では22年前の「ファミレス立てこもり事件」の真相を迫ろうとする賢造が捜査員たちに撃たれてしまう。黒木に怒りをぶつける神崎だが、改めて“兄弟”の絆を取り戻した2人は22年前の事件の真相を暴いていく。そして澤登が事件の黒幕である可能性にたどり着く…という展開だった。放送後のSNSには「神崎さん、黒木さんのコンビが今後も捜査してる姿まだまだ、沢山みたいです」「もっともっと続きが観たかったな」「またスペシャルドラマとかで見られたらいいな」「いつの日か続編で神崎さん黒木さんに会えるのを楽しみにしてます」などSPドラマ、続編を希望する声が多数寄せられているほか、「今まで楽しみをつくってくれてありがとう!!」「コロナ禍の中撮影も大変だったと思います。いい作品をありがとう」「心温まる物語をありがとうございました。金曜が楽しみでした」など感謝のコメントも続々投稿。多くの視聴者が山田さんと田中さんの“兄弟”ぶりを名残惜しみつつ、その復活を願っている模様だ。(笠緒)
2020年10月16日女優の上戸彩が10代の頃に発売した写真集2冊が電子化されることが13日、明らかになった。ワニブックスでは、創業40周年を記念して、これまでに発売した写真集を電子化した「電子版写真集」を配信している。10月は上戸彩の写真集が登場。2001年に発売されたファースト写真集『晴れのち雨、のち晴れ。』と、2004年に発売された『natural』が電子化される。10代ならではの初々しい表情は必見だ。また、今年7月に発売し即重版となった話題作、奥山かずさのセカンド写真集『AIKAGI』の電子版も配信開始される。■10月6日配信開始酒井法子 写真集『ORANGE HOTEL - PLEASE DO NOT DISTURB -』■10月13日配信開始酒井法子 写真集『Blue Pearl』矢作穂香 ファースト写真集『矢作穂香 I’m just me』奥山かずさ 写真集『AIKAGI』■10月20日配信開始酒井法子 写真集『Naturelle』上戸彩 ファースト写真集『晴れのち雨、のち晴れ。』■10月23日配信開始酒井法子 写真集『緑色の扉』■10月27日配信開始酒井法子 写真集『fizz』上戸彩 写真集『natural』
2020年10月13日「Hey! Say! JUMP」山田涼介、田中圭の共演による金曜ドラマ「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」の5話が10月9日放送。異母兄弟だったはずの神崎と黒木だが…明かされた真実に怒りを爆発させる神崎。山田さんの演技に絶賛の声が相次いでいる。人情派で生真面目なキャリア刑事・神崎隆一と超破天荒なキレ者刑事・黒木賢司。正反対な性格の2人が実は異母兄弟だった…ところから始まる痛快刑事ドラマとなっている本作。神崎を山田さんが、黒木を田中さんがそれぞれ演じ、2人に協力するようになる氏原彩乃に関水渚、2人が勤務する池袋署刑事課・強行犯係の若手刑事・諸星一朗にジェシー(SixTONES)、統括係長・末長光一に八嶋智人、木村ともこに江口のりこ、石館美空に奥山かずさ。池袋署副署長・澤登哲也に六角精児、神崎と黒木の父親・神崎賢造に椎名桔平といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。22年前、幼い神崎と若き黒木が現場にいたファミレス立てこもり事件。その真実を知ろうと末長は警察学校の教官・植田太一(中村育二)と待ち合わせるが、植田は銃殺される。さらにもう1名、元警察官が銃殺。撃たれた箇所が22年前、ファミレス立てこもり事件で銃殺された井原と同じ場所であることや、被害者2人の電話の発着信履歴から賢造が容疑者に浮上し、神崎は捜査から外されてしまう…。一方、賢造から神崎の母親から彼に宛てられた手紙を託された黒木だが、手紙を発見した彩乃はそれを神崎に渡す…というのが今回のストーリー。それは神崎の実の父は井原で、遺された神崎を賢造が養子として引き取って育てた…と衝撃の真実が判明。自宅に戻った黒木に神崎は「ずっとだましてたのか」と胸倉を掴んで「はじめから家族でもなんでもなかった。あんたも、お父さんも…」と激昂する…。SNSには「一緒に暮らしてて、楽しかったんだろうな。お兄ちゃんができて」「神崎さんの涙…切なすぎるよ。黒木さんと過ごした日々を思い出すと…」など神崎に感情移入した視聴者からの悲しみの声が。また「山田涼介くんになぜ演技のお仕事が途切れないのか、今日思い知った…すばらしい俳優」「感情が無になってる時とか闇堕ちした系の演技めちゃくちゃ上手いなあ…」「怒る演技が迫力あったな~これまでとのギャップが凄い」と、神崎を演じた山田さんの“怒りの演技”に絶賛の声も相次いでいる。(笠緒)
2020年10月10日「Hey! Say! JUMP」山田涼介と田中圭がバディを組むTBS新金曜ドラマ「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」の3話が9月25日放送。山田さんと田中さん演じる“兄弟”の真実に多くの視聴者が注目している。第56回江戸川乱歩賞を受賞した横関大の刑事小説「K2 池袋署刑事課 神崎・黒木」をドラマ化、人情派の生真面目キャリア刑事・神崎隆一を山田さんが、超破天荒なキレ者刑事・黒木賢司を田中さんがそれぞれ演じ、異母兄弟である2人がバディを組んで池袋の街で巻き起こる凶悪事件に挑む痛快刑事ドラマとなる。2人が勤務する池袋署刑事課・強行犯係のメンバーとして、交番勤務から即刑事課に配属された優秀な若手刑事・諸星一朗にジェシーさん(SixTONES)。強行犯係の統括係長・末長光一に八嶋智人。強行犯係の頼れる姉貴的な存在の女刑事・木村ともこに江口のりこ。石館美空に奥山かずさ。また氏原彩乃に関水渚。池袋署の副署長・澤登哲也に六角精児。神崎と黒木の父親・神崎賢造には椎名桔平といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回はアポ電強盗が発生、犯行現場で犯人グループたちが揉め、近いうちに再び犯行が行われると予想した強行犯の面々は犯人摘発のため捜査を開始する。すると被害者全員が同じ社交ダンスクラブに通っていたことが判明。神崎らは犯人の手がかりを探るべく、社交ダンスクラブに潜入する…というのが今回のストーリー。社交ダンスの衣装に身を包み、慣れないステップに苦しむ神崎に対し、息の合ったダンスをみせる諸星と木村ペア…その華麗な姿に「江口さんとジェシーの社交ダンスが最高ペアすぎ」「手足長いからめちゃくちゃ格好がつくし、お顔も衣裳によく似合ってた~」といった声が。その後、犯人グループを確保する際、突きつけられた刃物を蹴り飛ばす諸星…「ジェシーの脚の長さを社交ダンスと蹴りで2度確認した今日」といった投稿も寄せられる。一方、前回のラストで神崎と黒木が兄弟だと知った末長は、独自に2人の過去を調べ始めるのだが、当時の報道を見た末長は「2人は兄弟じゃないのか!?」と口にする…。これには視聴者からも「あの2人兄弟じゃないのー?」「神崎もしかして、犯人の息子なのか…?」「犯人の息子が神埼で黒木は本当の息子で二人は兄弟ではない?!」など驚きの反応が。今後明かされていくであろう神崎と黒木の“真実”に大きな注目が集まっている。(笠緒)
2020年09月25日山田涼介と田中圭演じる異母兄弟バディが活躍する新金曜ドラマ「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」が9月11日放送開始。山田さんと田中さんのバディぶりと、若手刑事役のジェシーに多くの視聴者が注目した様子だ。第56回江戸川乱歩賞を受賞した横関大の刑事小説「K2 池袋署刑事課 神崎・黒木」を映像化する本作。人情派の生真面目キャリア刑事・神崎隆一を山田さんが、超破天荒なキレ者刑事・黒木賢司を田中さんがそれぞれ演じ、実は異母兄弟である2人が池袋の街で巻き起こる凶悪事件に挑む痛快刑事ドラマとなる。2人が勤務する池袋署刑事課強行犯係のメンバーとしてジェシーさん(SixTONES)、八嶋智人、江口のりこ、奥山かずさらも共演。神崎と黒木の父・神崎賢造には椎名桔平といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。池袋署の刑事課強行犯係に配属されたキャリアの神崎は、初出勤早々、無断欠勤中の相棒となる先輩刑事・黒木を探すよう、強行犯係の係長・末長から命じられる。黒木の前夜の動向を調べるとガールズバーを訪れており、そこの女子大学生・萱島麻衣と店を出たその後の足取りがつかめなかった。神崎は麻衣の自宅の前で急ブレーキ跡と血の付いた黒木の警察手帳を見つける。その頃、強行犯係に黒木から「誘拐事件に巻き込まれた」と電話が入る。神崎が救出に向かうと監禁現場には火が放たれていた。パニックになる神崎だが黒木の機転が利いた行動で2人は助かる。しかし麻衣は犯人に連れ去られてしまう。実はこの麻衣は本人ではなく“成りすまし”で、本物の麻衣の身分証を盗んで偽装した氏原彩乃(関水渚)が、父をクビにした復讐のために仕組んだ誘拐だった…というのが今回のおはなし。事件解決後には神崎と黒木が異母兄弟であることが判明。黒木が神崎の家に引っ越してくる…というラストだった。放送後には「田中圭の大人で男らしいかっこよさと山田くんの若くて愛らしいかわいさがマッチして2人ともが引き立ってた」「本人が持ってる部分を誇張したキャラクターでそれぞれが引き立つのがまた良かった」「山田涼介×田中圭をキャスティングした人天才」など、山田さんと田中さんの“バディ”を絶賛する声がSNSに殺到。また優秀な若手刑事、諸星一朗役で出演したジェシーさんにも「すごく男前でかっこよくて押忍って返事がまた良き拍手」などの声が。特に水族館で犯人を確保するシーンには「水も滴るいい男」「この表情すっごく好き」といった反応が数多く寄せられている。(笠緒)
2020年09月12日女優・タレント奥山佳恵さん撮影/矢島泰輔ブログで公表し、大きな反響を呼んだダウン症の次男・美良生君は、障がい者と健常者がともに学べる小学校に通う。同級生よりもゆっくりと成長する息子は、計算は苦手だが、ひらがなとカタカナが読めるようになった。わが子の将来を案じつつ、今を大事にする“奥山流”子育て。■とんでもないモンスターがやってきたその明るい笑顔と飾らない人柄で、バラエティー番組などでも活躍している女優の奥山佳恵さん(46)。新型コロナ感染拡大による自粛期間中は、神奈川県藤沢市の自宅からテレビにリモート出演するほかは、家族で過ごした。2人の息子は学校が休校になり、高校3年生の長男、空良〔そら〕君(18)はスマホを片時も離さず、朝から晩までソファの上でゲームざんまい。「いいかげんにしろー!」イライラがつのった佳恵さんが思い切り怒鳴ると、別の部屋にいた小学3年生の次男、美良生〔みらい〕君(8)がスッと入ってきて、母の目を見据えて穏やかに言った。「ママ」佳恵さんはそのひと言でハッとして、われに返ることができたという。「大人みたいな目で、やさしくママって。もう、後光が差していましたね(笑)。美良生には、できないことはいっぱいあるけど、できることもあるんです。誰でも得意不得意があるようにね」美良生君はダウン症だ。染色体の突然変異による先天性疾患で、発達の遅延、知的障がい、独特な顔立ちなどの特徴がある。2011年9月に自宅出産で生まれた美良生君は身体が小さく、母乳を飲む力が弱かった。黄疸が出て生後2日目に入院し、心臓に穴が3つもあいていることがわかった。ダウン症は心疾患を伴うことが多く、美良生君は生後半年間で4度入院し、2度の手術を乗り越えた。今は笑顔で話す佳恵さんだが、わが子の障がいを受け入れるまでは1年以上の長い時間がかかった。「この先、何が起こるかわからないから不安で、とんでもないモンスターがやってきたと思って。どこに落とし穴があるかわからない真っ暗闇の山の中に入って行くような恐怖を感じましたね。きっと家の中はめちゃくちゃにされて私は仕事もできなくなるだろうと……」美良生君を寝かしつけ、ひとりで洗い物など家事をしていると、不安が襲ってくる。そして、マイナス思考が止まらなくなる──。「健常児に産んであげられなくて、ごめんね」「私のせいだ。もっと早くに産んでいれば……」自分を責めて、泣いた。■同じダウン症の子を育てる親からのコメント佳恵さんが美良生君を産んだのは37歳のときだ。統計上、母親の出産年齢が高齢になるほどダウン症の発生頻度は高くなる。長男を28歳で産んだ後、次の出産まで10年近くあいたのには理由がある。空良君はよく泣き、なかなか寝ない子で、佳恵さんは育児ノイローゼになりかけた。また同じことが起きたらと危惧する夫を説得するのに時間がかかったと説明する。今度こそ、笑って育てようと、待ちに待った赤ちゃん。おっぱいの匂いがする美良生君を抱いていると幸せな気持ちになった。「生まれてきてくれて、ありがとう!」だが、すぐに気持ちは振り子のように揺れ動く。心の隙間に不安が入り込みそうになると、こうつぶやいた。「美良生くんは美良生くん」ありのままを受け入れるための呪文のようなものだ。医師や理学療法士など専門家の手助けや、ダウン症の親子との交流もあり、先の見えない不安は時間の経過とともに薄れていった。美良生君がダウン症であることをブログで公表したのは出産から1年半後だ。告知を受けたときは目の前が真っ暗になったけど、生活が始まったら思っていたよりずーっとフツーでかわいいと、心の内を率直につづった。それに対する反響は、予想を上回るものだった。「全部読ませていただきましたが、いちばん多かったのは“うちも案外、普通だと思っていた”“普通と言ってくれてありがとう”という、同じダウン症の子を育てているお父さん、お母さんからのコメントでした。美良生のことを黙っているのも、この子を否定しているようでツラいし、かといって1度公表したら引っ込められないので勇気がいりましたけど、伝えてよかったなと」後押ししてくれたのは当時、小学4年生だった長男の空良君だ。美良生君はダウン症特有の顔立ちをあまりしておらず、親族や友人以外は知らなかった。公表したら、からかわれるかもしれないと何度も確かめたが、空良君はこんなふうに言ってくれた。「大丈夫!僕の弟はゆっくり大きくなるから、かわいい時期が長いんだ、いいでしょうと、逆に自慢してやるんだ」佳恵さんが公表した翌月の’13年4月、日本でも新型出生前診断が始まった。妊婦の血液で胎児の染色体異常がわかる。約8割の夫婦は異常があると中絶を選ぶという報告もあり、「命の選別ではないか」との議論もある。もし、佳恵さんならどうするかと聞くと、出生前診断は受けないと即答した。「健常の長男で育児ノイローゼになった私のような者が乗り越えられるわけがないと、いろいろな理由をつけて確実にさよならしたと思うので、知らなくてよかったなーと。事前に知ることより、どんな子が生まれてきても受け入れる態勢が充実しているほうが幸せになれると思います」■私自身、生きるのが楽になった今は家族でテレビに出演したり、積極的に取材を受けている。ダウン症児が生まれても不幸ではないと知ってもらいたいからだ。誹謗中傷する声はないのかと聞くと、あっさり認めた。「あなたの仕事の仕方はどうなの?と、私への批判はありましたよ。子どもを使ってテレビに出ているとか。でも、いいんです。何と言われても。私がこの子の個性を世の中にどんどんお知らせすることで、この子が少しでも生きやすくなれば、御の字なので」「強いですね」筆者が思わず口にすると、笑ったまま否定した。「全然、強くないですよ。大した人間じゃないと、心から思っていて。料理もいまだに下手で、ワンプレートでドーンだし。こんなんで、よく子どもが高3まで育ったなと思う(笑)。でも、そんな自分も好きなんです。美良生のおかげで、自分のダメなところも受け入れられたんです」そう思えた裏には、美良生君のゆっくりした成長スピードがある。子どもを育てていると、ついほかの子と比べて「うちの子は何でできないのか」と悩んだりするが、美良生君の場合、違いがありすぎて比べようがなかったと佳恵さんは言う。「比較しても誰も幸せにならないと、この子がわが家にやってきたことでわかりました。あなたはあなたのままでいい。そう思えたら、私自身、生きるのが楽になったんです。私も自分らしく、私のできることをやればいいんだと」今の快活さからは意外だが、幼いころの佳恵さんはおとなしかったと、母親の奥山悦美さん(68)は振り返る。「本当にどんくさくて、何でもとろくて遅いの(笑)。幼稚園で滑り台に並んでいて“どいて”と言われれば、どいちゃうし。おとなしくて目立たない子だったんですよ」佳恵さんは’74年3月に東京都目黒区で生まれた。4人きょうだいの長女で、年子の妹、8歳下と16歳下の弟がいる。両親は父方の祖父母と一緒に近くで中国料理店を経営しており、同居する悦美さんの母が孫の面倒を見ていた。子どもたちが寝るとき両親は店にいて、朝、登校するときはまだ寝ている。店は盆と正月以外休まなかったので、普段は顔も合わせない。夏休みの家族旅行が年に1度の大イベントだった。悦美さんは1か月前から旅の準備を開始。行程、車の席順、近況報告入りのメンバー紹介を載せたしおりを用意し、DJ風に各自のリクエスト曲を紹介するオリジナルテープを作り車内で流す。父は旅行の間ずっとビデオを回し、帰宅後に1本に編集した。いつも一緒にいられない分、できることは何でもやろうとしていた親の気持ちを、佳恵さんも理解していた。「極端ですけど、ちゃんと親とつながっていると感じたので、寂しいと思ったことがないんですよ。私は長女なので奥山家を盛り上げる役を率先してやっていました。遊園地に行けば、わざとウケそうな乗り物に乗ったりして。おかげで、ほかの人の様子を見ながら発言するとか、タレント活動にもちょっとは役に立っている気がするので、長女でよかったかなーと」ちなみに、自分が親になった後は母をまねて、家族旅行の前にしおりを作っている。■殻がバリーンと割れる音が聞こえた小・中学校は地元の公立校に通った。小学4年に進級してすぐのこと。それまで普通に友達と遊んでいたのに、急に誰にも話しかけられなくなってしまった。「人見知りでも、根暗でもないのに、なんででしょうね。自分でも不思議なんですけど、“入れて”と声をかけるタイミングがつかめなくて。誰とも遊んでいないことをいじられるのも心外だったので、昼休みは女子トイレにずっといたんです(笑)」クラスでほとんど発言もできないまま3年間が経過。卒業前の謝恩会で佳恵さんは思い切った行動に出る。シンデレラの劇をやることになり、主役に立候補したのだ。「やらなければいけない状況に自分から追い込んだんですけど、演技うんぬんの前に、大きい声が出せなくて……」途中で辞退したいと泣いて訴えたが許してもらえず、毎日、体育館のステージの上で声を出す練習をした。反対側にいる人には1度も声が届かず、クラス全員が不安なまま迎えた本番当日──。「ものすごく大きな声が出せたんですね。自分で勝手に作った殻がバリーンと割れる音が私にも聞こえました。もう、次の日から“シンデレラとお呼び”というキャラに激変ですよ。アハハハハ。荒療治だと自分でも思います。でも、それがきっかけで、自信がついたんでしょうね。やればできるという人間になれた気がします」それまでの不本意な時間を取り戻すかのように、中学以降は活発になった。妹の実穂さん(45)は、当時の佳恵さんの口癖を覚えている。「本当に直感でパッと動いて、“あとは何とかなる”と、よく言ってました(笑)。それに昔から度胸があるんですよ。8階建てマンションの屋上でボール遊びをしていて、ボールを取りにお姉ちゃんが1・5メートルくらいある柵を乗り越えてしまったことがあって。柵の向こうには溝しかなくて足を踏みはずしたら真っ逆さまです……。おばあちゃんに見つかって、こっぴどく叱られましたけど(笑)」芸能界への扉が開いたのは’90年。高校2年の夏だ。渋谷に水着を買いに行き、セールの知らせと勘違いして、映画のオーディションのチラシを受け取った。読んでみるとグランプリ受賞者にはフロリダのディズニーワールドにペアで招待と書いてある。「映画に出たいとはチラとも思わず、フロリダ目当てで応募したんです。それで、グランプリをいただいて、チケットはもらえたけど、時間はもらえなくて。金券ショップで売りました(笑)」簡単にグランプリと口にするが、ちょうどバブル景気まっただ中で、応募総数は全国から3万1009人!佳恵さんはセールで買った水着を着て、ふざけたポーズの写真を送った。書類審査で落とされかけたが、「こんな子がいたら面白いかも」とギリギリで合格したことを、受賞後に教えてもらったそうだ。■元気で健康的なキャラで人気を得た次はステージで歌ったり自己PRしたりする実技。1次審査で隣に座った女の子が奇抜な服を着ていた。「服につけた豆電球がチカチカ光っているんですよ。バカみたいでしょう(笑)。ほかの子はみんなきれいにお化粧もしているのに、私はTシャツ、短パンでスッピンですよ。どうしようと思ったけど、その子と仲よくなったおかげで、リラックスできたんです。どうせ落ちるし、楽しもうと思えたら肩に力も入らなくて」ふたりとも最終審査まで残り、佳恵さんがグランプリ。準グランプリはその女の子、山本未來さんが受賞。後から世界的ファッションデザイナー山本寛斎さんの娘だと知った。オーディションを勝ち抜いて主演した映画『喜多郎の十五少女漂流記』が’92年に公開されると、宣伝を兼ねてバラエティー番組やテレビドラマに次々と出演。元気で健康的なキャラで人気を得た。ショートヘアがよく似合っていたが、実は高校に入ってしばらくはロングヘアだった。ショートをすすめたのは同級生で、今はハワイ在住のバリー敦子さん(46)だ。「あの時代は長い髪をクルクル巻くのが流行っていたけど、よっちゃんはいつもゲラゲラ笑っていて、とにかく明るかったので“絶対、短い髪が似合うよ”と。オーディションのときはショートで、いつもカラオケで歌っていた『おどるポンポコリン』を元気いっぱい歌ったのがよかったんだと信じています(笑)」放課後は仲よし4人組で毎日遊んでいた。リーダーは敦子さん。佳恵さんのことを「ダメな末っ子みたいだった」と表現する。「いっつも遅刻してきたり、お金もないのに後先考えずにカラオケに行って、帰りの電車賃がなくなって私たちに借りたり。それが芸能人になったら、いいほうに変わりました。遅刻しなくなったし“やればできるじゃん”と(笑)」■いまだにマネージャーに怒られる夢を見る友人たちよりひと足先に社会に出た佳恵さん。『笑っていいとも!』などバラエティー番組は持ち前の瞬発力で乗り切れたが、慣れない演技は苦労した。特に大変だったのは初めての連続ドラマ『東京エレベーターガール』。収録を終えて帰る車の中でマネージャーにダメ出しを延々とされ、悔し涙を流した。「現場で演出家に指示されたことができない。理解はしても表現する技術が伴ってないので、もどかしくて泣きました。私を早く形にしたいという叱咤激励なのはわかっていたけど、毎日ですからね。もう恐怖しかない。いまだにマネージャーに怒られる夢を見るくらい(笑)。それでもやめたいとは考えなかったですね。ひと晩寝たら忘れるんですよ、ハハハハハ。リセットする力は持っていると思います」息抜きは高校からずっと仲よしの4人組で遊ぶこと。高校卒業後は温泉など旅行にもよく行った。敦子さんによると、佳恵さんがサプライズで旅行前におそろいのTシャツを、帰宅後には全員分のアルバムを作ってプレゼントしてくれたことがあるそうだ。結婚したのは27歳のときだ。相手は6歳上のヘアメイクアップアーティストの稲葉功次郎さん(52)。佳恵さんの担当になって意気投合し、一緒に海に遊びに行くなど仲はよかったが、恋愛対象ではなかった。当時、稲葉さんはアメリカ在住で、日本に一時帰国していたからだ。関係が変わったのは、稲葉さんの唐突な告白だった。「変な言い方ですけど、彼女は普通の人がたまたまポンとこの業界に入った感じで。すごくナチュラルだから一緒にいて楽だし、楽しかったんですよ。アメリカに帰るか、彼女とお付き合いをするか。すごく悩んだんです」横で聞いていた佳恵さんが突っ込みを入れる。「まだ付き合ってもいないのに、ひとりで勝手に悩んで胃に穴をあけたんですよ(笑)。突然“君のことが好きだ!”と言われて、まさに青天の霹靂でした。でも、パズルの最後のピースがピタッとはまった感じで、あ、この人かと。お互いに自分らしくいれたのがよかったのかもね」事務所には「前例がない」と反対されたが押し通し、交際を始めて1年後の2001年秋に結婚。翌年6月に長男の空良君が生まれた。実家のある目黒区に新居を構え、ひとりで育児に奮闘する日々が始まった。■家も心もいい風が吹き始める育児書が頼りだが、例えば「15分間授乳」と書いてあれば、デジタル時計とにらめっこ。15分が過ぎておっぱいから離したら大泣き!本に書いてあるとおり一生懸命やるほど、うまくいかない……。空良君は音に敏感で、ベッドに寝かすと泣くので、ずっと抱っこしたまま。ピリピリする佳恵さんの感情が伝わって、よけい寝ない悪循環に陥る……。心配した母の悦美さんが店の休憩時間に食事を持ってきてくれた。母がいる間、佳恵さんもウトウトはするが、空良君が泣くと起きてしまう。ある夜のこと。仕事を終えて帰宅した夫の顔を見て、佳恵さんは財布と携帯を手に家を飛び出してしまった。「“ただいまー”のまの字の後に、音符が見えたんですね。それで腹が立って“あなたはいいよね。外で好きなことして。もうイヤだ!何もかも捨ててやる!”と(笑)。全然、彼は悪くないんです。私がノイローゼになりかけていておかしかったのに、おかしいと否定せず受けとめてくれた。それが何より助かりましたね」よどんだ空気を吹き飛ばしてくれたのは湘南の風だ。空良君が9か月のとき藤沢市に引っ越した。サーフィンが趣味で藤沢に住んだことのある夫の提案だったが、おかげで佳恵さんは本来の自分を取り戻すことができた。「マンション2階の部屋にベッドを運び入れるのに苦労していたら、住人の方が何人も出てきて手伝ってくれて。その夜はうちで宴会です(笑)。東京では知らない人に指をさされるのがイヤで帽子をかぶらないと外出できなかったのに、こちらの人は垣根がなくて、帽子をかぶる隙を与えてくれなかったんですよ(笑)」空良君を保育園に入れるとママ友ができて、気持ちに余裕が生まれた。会社員の伊藤さつきさん(50)はママ友1号。息子のお迎えがいつもギリギリで、同じ時間に来る佳恵さんと自然に話をするようになった。伊藤さんには2歳上の子もおり、先輩ママとして育児の悩みも聞いたという。「空良君が泣きやまないと気にしてたから“そんなものよ。うちも泣きやまないからベッドに放っておいたよ”と(笑)。佳恵ちゃんはご飯作りも苦手で、レシピどおり作れないと悩んでいたので“適当でいいのよー”と。根がまじめなんじゃないですかね」保育園帰りには、もう1組仲のいい親子を加えた3組でスーパー銭湯に行ったり、佳恵さんの家に集まったり。伊藤さんたちが手早く夕飯を作る間に、佳恵さんが子ども4人を風呂に入れてくれたそうだ。「遊び疲れて子どもが寝ちゃったらそのまま預かってもらったり、佳恵ちゃんがドラマの収録で泊まりのときは空良君を預かったり。長屋の大家族みたいな感じで過ごしました。彼女もここでは心を開いていて自然体なので、誰も芸能人扱いはしないですね」■家族をひとつにするために生まれてきたのかも本格的に仕事復帰してからの佳恵さんは“仕事ファースト”だ。保育園に入れた当初、空良君に泣かれて「仕事がそれほど大事か」と自問自答したこともあるが、仕事はやめられないと覚悟を決めた。「お母さんの好きな仕事をさせてくれて、ありがとう!」こう言って出かけ、笑顔で帰るよう心がけた。佳恵さんが留守のときは夫が子どもの面倒をみている。稲葉さんは藤沢で美容室を経営しているが、佳恵さんが海外ロケでパプアニューギニアに行ったときは、店を2週間閉めてもらったという。「初め、主人はヒモだと思われていました。アハハハハ。“いいねー、芸能人のダンナは仕事しないで”って」(佳恵さん)「こっちは波がよかったら、仕事しないでサーフィンするような人がいっぱいいるし、何の仕事をしているとか誰も気にしないからね」(功次郎さん)夫婦のやりとりを聞いているだけで、いい風が吹いているのがわかる。’11年9月に次男の美良生君が誕生。遺伝子検査を受けてダウン症だと告知されたのは11月初めだ。親族や友人など親しい人にはすぐ伝えたが、母の悦美さんには1か月近く言えなかったという。「母はいつも笑っていて奥山家の太陽なんですよ。そんな母に、この子のことを否定されたら、産んだことを責められたら……。それが怖くて言えなかったんです。私自身、何があっても平気だと受け止めきれていなかったんでしょうね」夫に急かされて母に電話で伝えると、返ってきたのは予想外な反応だった。「そんなことより、あなたは食べているの?」娘を気遣う言葉に、佳恵さんは電話口で大泣きした。悦美さんに聞くと、出産後まもなく美良生君に会いに行ったとき「ダウン症ではないか」と感じたそうだ。「ニコニコっと笑った顔がダウンちゃんの顔だったんです。ビックリしてね。“なんで?”と帰りの電車の中でずーっと考えたんです。ちょうど佳恵も功ちゃんも仕事が波に乗ってきて、空良にも手がかからなくなった時期で、バラバラになりかけている家族をギューッと、ひとつにするために、この子は生まれてきたんじゃないか。そう考えたら美良生が愛おしくなって。私の中では受け入れる準備はできていたけど、佳恵が言うまで待とうと思っていたんですよ」美良生君はよく寝る育てやすい子どもだった。ダウン症の特性でゆっくり成長し、ハイハイをしたのは1歳半、歩きだしたのは3歳を過ぎてからだ。支援型の幼稚園を卒園し、小学校は特別支援学級に進む予定だったが、あえて違う道を選んだ。きっかけになったのは、入学前年の’16年7月に起きた相模原障がい者施設殺傷事件だ。世間に衝撃を与えた事件後、佳恵さんも障がい者の親として関連の仕事に呼ばれる機会が増えた。ある催しで、酸素吸入器や胃ろうをつけて車いすで生活する女性と知り合った。自宅に招かれ、胃からお酒を飲む姿に衝撃を受けた。重度障がいがあるのに、女性はずっと普通学級に通ったと聞いて、さらに驚いた。「人は地域の中で育っていくから。その人を知ることで障がいが見えなくなる」そう話す女性に深く共感し、障がい者と健常者がともに学ぶインクルーシブ教育に興味を持った。だが、夫の意見は違った。「本人に合ったクラスで、美良生専用のプログラムで育ったほうが、能力を伸ばせるんじゃないか」夫婦で何度も話し合った末に、普通学級を選んだ。藤沢市でもインクルーシブ教育を推進する動きが始まり、タイミングもよかった。■美良生の成長スピードは想定外現在、美良生君は小学3年生。ひらがなとカタカナは読めるが、計算は苦手だ。佳恵さんは「たぶん授業はチンプンカンプンだと思う」とマイナス面も認める。「でも、街でお友達に会うと“あ、美良生君だ”と声をかけてくれます。ケンカもするし、からかわれて、もめたりもする。そういう関わりは普通学級に在籍しているからこそのことだし、みんなの中で生きているなと実感しますね」これから小学校高学年になると勉強は難しくなる。支援学級のほうがいいのではと迷うこともある。「美良生が生きやすくなるための環境作りは延々と続くだろうなと思います。ただ、彼の成長スピードは想定外なので、未来を見据えようとしても、あまりにも見えなさすぎる。だったら、今、目の前にあるものを大事にしようと。今日を充実させて、みんなで笑うことができたら、よりよい明日が作れると思うんですよね」熱のこもった佳恵さんの言葉をじっと聞いていた夫が遠慮がちに口にした。「僕はどうやって美良生より長生きしようか。どうしたら美良生とずっと生きていけるかと考えていますよ」「それは美良生をダメにします!」佳恵さんは強い口調で否定して、こう続けた。「いずれ私たちはいなくなるので自立してもらわないと。グループホームとか、いろいろな人と支え合いながら生きてほしいと思います」佳恵さんの芸能生活は、高校2年生で映画オーディションに合格してから、ちょうど30年になる。女優、タレントとして活躍を続け、出産後には子育て番組のMCを務めたり、障がい者関連の番組に出演したり。子育てエッセイ『生きてるだけで100点満点!』など著書も2冊出版した。仕事の幅は広がっても、貫いているモットーはひとつだ。「自分の心に嘘はつかない」それはどんな仕事でも、同じだという。「お芝居をしているときに自分と役が重なって、嘘がなくセリフが言えたときはすごく心地いいです。もちろん、できなくて嘘をついたこともありますよ。悲しくないのに泣いているフリをしたりとか。そんなときは気持ち悪さと申し訳なさで、すっごく後悔が残るんですよね。バラエティー番組などに出るときは私ができる限りのことを、その場に応じてやっています。でも面白くなかったら笑いません。楽しいから笑っているので、ストレスがない。だから続けていられる気がします」嘘のない生き方は仕事だけではない。プライベートでも同じだ。失敗も自分の弱さも隠さずに、周りの人の力を借りながら、すべてを受け入れて、前を向いてきた。そんな奥山佳恵さんの心からの笑顔は最強だ。そこにいるだけで、みんなを元気にしてくれる。取材・文/萩原絹代(はぎわら・きぬよ)大学卒業後、週刊誌の記者を経て、フリーのライターになる。’90 年に渡米してニューヨークのビジュアルアート大学を卒業。’95 年に帰国後は社会問題、教育、育児などをテーマに、週刊誌や月刊誌に寄稿。著書に『死ぬまで一人』がある。
2020年09月05日新金曜ドラマ「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」のParaviオリジナルストーリー「キワドくなりたい男」が独占配信決定。本作は、横関大の刑事小説「K2 池袋署刑事課 神崎・黒木」のドラマ化作品。山田涼介がキャリア刑事・神崎隆一を、田中圭が超破天荒なキレ者刑事・黒木賢司を演じ、2人がバディを組み、池袋の街で巻き起こる凶悪事件に挑む痛快刑事ドラマだ。今回配信が決定したParaviオリジナルストーリーでは、ジェシー(SixTONES)演じる諸星一朗が主人公。池袋署刑事課・強行犯係の真面目すぎる若手刑事・諸星。優秀な若手として池袋署にやってきたものの、「真面目だなあ」と言われるだけで、事件捜査のたびに衝突を繰り返し、自分より危なっかしく見える神崎・黒木よりちっとも目立てない自分。そんな自分の殻を打ち破るため、彼が“キワドい男”を目指す。“キワドい2人”神崎・黒木バディの背中を追いかけながら、一人の男としての自信、一人の人間としての自信を取り戻していく物語が描かれる。本編の刑事ミステリーとは違った、ラブストーリーとしての要素もふんだんに詰め込まれている。本作にはほかにも、諸星のバディで強行犯係の頼れる姉貴的な存在の木村ともこ(江口のりこ)、諸星の同僚で池袋署一女子力が高い石館美空(奥山かずさ)も登場。今作が連続配信ドラマ初主演となるジェシーさんは「Paraviで、しかも主演としてやらせてもらえるとは思っていなかったので、とてもうれしいです!」と出演を喜び、「本編とは一味違った諸星を演じているのでぜひ注目していただきたいのと、木村役を演じる江口のりこさんとたくさんの掛け合いをしているので、そちらも楽しんでもらえたらなと思います。ぜひ見てください!」とメッセージ。配信決定発表と同時に、ジェシーさんが気合いを入れて臨んだビジュアルも公開。撮影時はスーツをビシッとキメ、カメラマンの指示のもと次々にポーズを決めていったという。「キワドくなりたい男」あらすじ池袋署刑事課・強行犯係の真面目すぎる若手刑事・諸星一朗(ジェシー)。諸星が黒木(田中圭)の調査報告書を代わりに作成していると、バディの木村(江口のりこ)に「いつまでもそんなんしてたら、今に神崎くんにも追い越されるんじゃないの」と言われてしまう。新人の神崎(山田涼介)に負けたと思い悔しがっていると、諸星の携帯にマッチングアプリの通知が鳴る。メッセージの相手はマッチングアプリで最近知り合ったパプリカちゃん。ここ数日やりとりをしているのだが、勇気がなく本当の連絡先を聞けずにいた。メッセージを読んでにやけていると、木村に「仕事が終わったんなら、ちょっと付き合わない?」と誘われ…。Paraviオリジナルストーリー「キワドくなりたい男」は9月11日(金)「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」放送後に配信予定。金曜ドラマ「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」は9月11日より毎週金曜日22時~TBSにて放送(初回15分拡大)。(cinemacafe.net)
2020年08月26日TBS系新金曜ドラマ「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」が9月11日(金)より放送スタート。本作でバディを組む山田涼介と田中圭を写したポスタービジュアルが公開された。本作は、江戸川乱歩賞を受賞した横関大による刑事小説「K2 池袋署刑事課 神崎・黒木」のドラマ化。人情派の生真面目キャリア刑事・神崎隆一と超破天荒なキレ者刑事・黒木賢司がバディを組み、池袋の街で巻き起こる凶悪事件に挑む痛快刑事ドラマ。性格も価値観も捜査方針も正反対の超凸凹バディで、実は異母兄弟の神崎と黒木を演じるのは、山田さんと田中さん。今回到着したビジュアルは、時にぶつかりながらも、正義のために奔走する2人の力強さを感じるデザインとなっている。なお、このポスターは駅や街中に登場する予定だ。ドラマにはほかにも、2人が勤務する池袋署刑事課強行犯係のメンバーとして、ジェシー(SixTONES)、八嶋智人、江口のりこ、奥山かずさらが出演する。「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」は9月11日より毎週金曜日22時~TBSにて放送(初回は15分拡大)。(cinemacafe.net)
2020年08月17日“きものリトリートホテル”をテーマとする宿泊施設「NIPPONIA 白鷹 旧奥山邸(仮称)」が、⼭形県⽩鷹町の旧奥山邸に、2021年春に開業予定。施設を構える旧奥山邸とは、ジョン・F・ケネディ大統領が“最も尊敬する政治家”としても名高い、江戸時代の米沢藩藩主“上杉鷹山”所縁の歴史深い建造物。当時“日本一貧乏”と呼ばれた米沢藩の再興をかけた上杉の政策もあり、同地域同様に養蚕を営んでいたことでも知られている。そして現在は400年以上の歴史を持つ老舗着物屋「とみひろ」によって継承されている旧奥山邸だが、「NIPPONIA 白鷹 旧奥山邸(仮称)」開業に向けて、宿泊施設としてのリノベーションを実施。養蚕や着物と深い縁のあるこの地にちなんで、“着物の世界”を起点に地域の魅力を発信しながら、心も身体もリラックスできるリトリート施設を目指している。具体的には、宿泊体験のみならず、着物文化・白鷹町の文化・当地の生活文化など、この地域ならではの体験プログラムを展開予定。地域の農家や商店、事業者等と連携を図りながら、伝統工芸の体験から、田植えや稲刈り、雪かきといった、貴重な“暮らし”体験を楽しむことができる。【詳細】「NIPPONIA 白鷹 旧奥山邸(仮称)」開業時期:2021年春予定所在地:山形県白鷹町浅立183番地1敷地:総面積 約8,000㎡ 計8室(5棟)アクセス:・山形駅より:車約50分 ※山形新幹線停車駅・赤湯駅より:車約30分 ※山形新幹線停車駅・山形空港より:車約1時間
2020年08月16日元AKB48の永尾まりやと大和田南那が、11日発売の雑誌『UTB:G Vol.3』で表紙初共演を果たした。『UTB:G』初の撮り下ろし表紙を飾った、永尾と大和田の仲良しコンビ“まりやぎ×なーにゃ”。ともにAKB48出身ながらテレビ番組以外での共演は今回が初めて。前半は梅雨の中休みの快晴の中で、2人が“ロコガール”に扮した無邪気なビーチグラビア、後半はモノトーンな背景と衣装でのオトナっぽい2人の絡みが楽しめる、巻頭20ページに渡る撮り下ろしのロンググラビアとなっている。また付録のメイキングDVDでは、今回の撮影の様子を収めたメイキング映像とともに、ともにワニブックスから写真集を刊行している2人が、それぞれの写真集を見ながらお互いについて語る対談なども収録している。永尾は「AKB48の15期生が入ってきたとき、『可愛い!!』と思ったのがなーにゃで、それからチームが一緒になることもなく、一緒のお仕事もほとんどなかったのですが不思議と仲良しでした。今回、2人ともワニブックスさんから写真集を出しているという“初めての共通点”が生まれてコラボできたのですが、本当に嬉しかったです。撮影では2人の仲の良さが出て、私には珍しく(笑)、無邪気にはしゃいでいるカットもたくさんあるので是非チェックして頂けたら嬉しいです」とメッセージ。大和田は「私自身、グループを卒業してからは誰かと一緒にグラビア撮影をしたことがなく、初めてのコラボ撮影が大好きなまりやぎさんで本当に良かったです。AKB48にいた時、全体でのお仕事があるとまりやぎさんの姿を探して一緒にいることが多かったです。私とタイプは全然違うのですが、一緒にいると不思議と落ち着くんですよね。まりやぎさんは超が付くぐらいの“晴れ女”ということで、撮影日は梅雨の真っ只中だったにも関わらず雲一つない快晴でした! 2人でわちゃわちゃ遊んでいる前半と、しっとりな雰囲気で絡んでいる後半と、見どころがいっぱいのグラビアになっているので、たくさんの方に見てもらいたいです」とコメントしている。また、巻中グラビアではワニブックスから写真集、カレンダーを刊行しているアイドルたちの貴重な未公開カットによるロンググラビアを掲載。併せて、表紙の2人同様、AKB48出身で、注目のグラビアン・高橋希来の最新水着ショット8Pも収録している。 さらに、裏表紙には異例の発売前重版が決まった注目の最新写真集『AIKAGI』が発売中の女優・奥山かずさが登場。大久保桜子、新條由芽と、戦隊ヒロインファンにはなじみ深い女優たちのグラビアも要チェックだ。
2020年08月11日女優の奥山かずさが、11日発売の雑誌『UTB:G Vol.3』の裏表紙を飾った。テレビ朝日系『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の明神つかさ・パトレン3号役で人気を博した奥山。『UTB:G Vol.3』では、発売前重版が決まった2nd写真集『AIKAGI』(7月10日発売)には惜しくも収録されなかったアザーカットグラビア10ページが巻末グラビアとして収録されている。大久保桜子、新條由芽と、戦隊ヒロインファンにはなじみ深い女優たちのグラビアも掲載されている。なお、表紙を飾ったのは元AKB48の永尾まりやと大和田南那の仲良しコンビ“まりやぎ×なーにゃ”。ともにAKB48出身ながらテレビ番組以外での共演は今回が初めて。前半は梅雨の中休みの快晴の中で、2人が“ロコガール”に扮した無邪気なビーチグラビア、後半はモノトーンな背景と衣装でのオトナっぽい2人の絡みが楽しめる、巻頭20ページに渡る撮り下ろしのロンググラビアとなっている。
2020年08月11日「Hey! Say! JUMP」山田涼介主演のTBS新金曜ドラマ「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」に、椎名桔平が出演することが決定。山田さんと田中圭が演じる凸凹異母兄弟の父親を演じる。本作は、第56回江戸川乱歩賞を受賞した横関大の刑事小説「K2 池袋署刑事課 神崎・黒木」のドラマ化。人情派の生真面目キャリア刑事・神崎隆一と超破天荒なキレ者刑事・黒木賢司がバディを組み、池袋の街で巻き起こる凶悪事件に挑む痛快刑事ドラマだ。神崎役を山田さん、黒木役を田中さんが演じるほか、2人が勤務する池袋署刑事課・強行犯係のメンバーとして、ジェシー(SixTONES)、八嶋智人、江口のりこ、奥山かずさら個性豊かな面々が参加する。今回新たに出演が発表された椎名さんが演じる父・神崎賢造は、元警察官。退職した現在は、長野で蕎麦屋を営んでいる。心優しき父親だが、実はある事件によって人生を大きく変えられていた…。椎名さんは「神崎と黒木という正反対の性格の2人の息子への接し方には、とくに意識しながら演じています。賢造は2人の息子には特別な感情があるので、その部分を見せていけたらなと思っています」と意気込む。また、息子役の2人については「山田くんとは映画で共演したことがありますが、とても自然体で好感度満点! 田中くんとは今作が初共演ですが、どこかチャーミングな感じがして撮影が楽しみです。2人と良い親子関係を築いていけたらと思っています」とコメントしている。「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」は9月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年07月30日山田涼介と田中圭が最強凸凹バディを組む、9月スタートの新金曜ドラマ「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」。この度、彼らが勤務する池袋署刑事課・強行犯係の個性派刑事たちを演じるキャストが明らかになった。本作は、第56回江戸川乱歩賞を受賞した横関大による刑事小説「K2 池袋署刑事課 神崎・黒木」のドラマ化。人情派の生真面目キャリア刑事・神崎隆一と超破天荒なキレ者刑事・黒木賢司がバディを組み、池袋の街で巻き起こる凶悪事件に挑む痛快刑事ドラマ。山田さんが主人公の神崎隆一を、田中さんが黒木賢司を演じる。今回新たに出演が発表されたのは、今年1月に「SixTONES」としてCDデビューしたジェシー、コミカルからシリアスまで幅広い演技力に定評のある八嶋智人、数々の作品で存在感を示す実力派女優・江口のりこ、「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」で本格女優デビューを果たした奥山かずさの4名。ジェシーさんが演じるのは、真面目で仕事への真摯な姿勢と対応能力の高さが認められ、交番勤務から即刑事課に配属された優秀な若手刑事・諸星一朗。刑事役初挑戦となるジェシーさんは「山田君とお仕事するのは僕がJr.の時にHey! Say! JUMPさんのバックについていたぶりなので、今回ガッツリお仕事を一緒にできるということがとてもうれしく、沢山勉強させていただきたいと思います」と先輩との共演を喜ぶ。八嶋さんが演じるのは、強行犯係の統括係長・末長光一。神崎と黒木に振り回されながらも、2人をフォローする頼れる上司だ。「山田君との共演は『スクラップ・ティーチャー 教師再生』(2008年・NTV)以来。当時から演技に対して真摯でとてもしっかりしていましたが、さらに度量が増し、僕の無茶ぶりも慌てることなく受け止めてくれるので、一緒に演じていて楽しいです。田中君演じる黒木は、物語を動かしていくプレーヤー的な要素もあるので、それを背負いながら演じる姿がとても頼もしいですね」と山田さん、田中さんの印象を明かした八嶋さん。「刑事ドラマなので事件解決の痛快さも見どころですが、異母兄弟である神崎と黒木がこれまでどういう風に生きてきたのか、そしてどうなるのか・・・。性格も考え方も正反対の2人の共通点みたいなものを、周りからサポートできれば」とコメントした。江口さんが演じるのは、強行犯係の頼れる姉貴的な存在の女刑事・木村ともこ。「このドラマの見どころが、池袋署・強行犯係のシーンになればいいなぁ」と話す江口さんは、「チーム一丸となって、楽しんで撮影していきたいです」と意気込んでいる。そして奥山さんは、同じく強行犯係のメンバー・石館美空を演じる。TBS連続ドラマ初出演となる奥山さんは「石館美空は刑事ですが、玉の輿を狙い、寿退社を目指しているなんとも明るい人です。なので演じていてとても楽しいです! 強行犯係・末長班はお一人お一人個性が強いので、そこにうまく馴染めるよう頑張ります」と役どころを明かしている。この強行犯係のメンバー6名が初めて勢揃いする池袋署刑事課・強行犯係のセット収録初日には、事件を解決すべく捜査を進める場という緊張感のある雰囲気の中でも、自然と笑いがあふれたそう。本作は、仲間たちのチームワークと力強い結束力にも注目だ。「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」は9月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年07月08日女優・奥山かずさの2nd写真集『AIKAGI』(7月10日発売)の発売前重版が決定し、写真集カットと本人コメントが寄せられた。テレビ朝日系『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の明神つかさ・パトレン3号役で人気を博した奥山。2nd写真集『AIKAGI』では、今回のテーマである「女性美×エロス」を余すことなく披露し、美しくセクシーな姿を見せている。奥山は、テーマの「女性美×エロス」について、「生活の中での、リアルなエロティックな表情ということを表現しました。女優として大成していきたい中で、『生な表情』というところを一番こだわりました。男性、女性ともに楽しんでもらえることを理想に、女性らしい曲線美を最大限表現できるようにジムにも通って体を仕上げました!」とコメント。また、タイトルの由来について「『生な表情」へのこだわりという私として新たな挑戦をした中で、新しい私というものを見てほしい、という意味合いから始まってます。新たな私を愛の鍵を使って開けてみてほしいという意味です」と明かした。なお、撮影は、今年2月に高知県と千葉県で行われた。撮影:中村昇発売元:ワニブックス
2020年07月01日女優の奥山かずさが、6月1日発売の『週刊ビッグコミックスピリッツ』27号の表紙と巻頭グラビアに登場した。奥山かずさが『週刊ビッグコミックスピリッツ』の表紙と巻頭グラビアに登場テレビ朝日系『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の明神つかさ・パトレン3号役で人気を博した奥山。「圧倒的リクエストで再降臨!!」と、大好評につき今年2度目の同誌登場となった。撮影は昨年11月に沖縄で行われ、美谷間あらわなビキニ姿を披露。そして、奥山の代名詞であるS字ラインが楽しめる珠玉のカットを掲載している。なお、奥山のグラビアメイキングムービーがスピリッツ公式サイトで6月1日~7日まで期間限定で配信。スピリッツグラビアサイト「スピリッツアイランド」では、奥山のアザーカットを公開。無料会員登録するだけで見られる。(C)小学館・週刊ビッグコミックスピリッツ
2020年06月01日俳優の桐谷健太(39)が1月29日に『キリン のどごし〈生〉うまさをお届け!のどごし〈生〉新春まつり』のイベントに登場した。桐谷といえば、不倫騒動の渦中にある東出昌大(31)とW主演で『ケイジとケンジ所轄と地検の24時』(テレビ朝日系)に出演中だ。桐谷はイベント内で、同ドラマについて言及したという。スポーツ報知によると、桐谷は「嫌悪感を抱いている人もいると思うけど、面白い作品ができていると思う。僕の連ドラ初主演作なので、ぜひ見て頂けたら嬉しいです」と呼びかけたという。桐谷は、27日にブログでもこう意気込みを見せていた。《本当にスタッフのみなさん、キャストのみなさんと、ひとつになって、全身全霊全力で最高の作品にするべく、毎日一生懸命やっています!!!》1月16日からスタートした本ドラマ。第2話放送の直前に、東出が唐田えりか(22)との不倫を原因に妻・杏(33)と別居中ということが判明した。初回放送は平均視聴率12.0%と好発進だったが、騒動発覚後は平均視聴率9.7%まで失速した。「視聴率低下の原因は東出さんの不倫とは断言できませんが、視聴者からは『東出さん降板して』『もう観ません』といった厳しい声が上がっていました。撮影現場でも、東出さんの出演シーンを減らすことも検討されているようです。桐谷さんにとって災難でした」(テレビ誌ライター)だが、桐谷にとって本ドラマを成功させたい理由があるという。「まもなく40歳を迎える桐谷さんにとって、本ドラマは初主演作です。桐谷さんは、『40歳を目前に進化している実感がある』とも語っていました。いっぽう昨年に桐谷さんも出演したNHK大河ドラマ『いだてん』では、出演者のピエール瀧(52)や徳井義実(44)に不祥事が発覚。ドラマは窮地に追いやられました。共演者に不祥事が続いている桐谷さんにとって、初主演ドラマは何としても成功させたいと願っているでしょう」(テレビ局関係者)そんななか、視聴者からは桐谷や本ドラマを応援する声が広がっている。《ケイジとケンジ について語った桐谷健太のことばが切なすぎる… 頑張れ、桐谷!!》《桐谷くんの初めての主演ドラマだったとは… 桐谷くんのために見よう!》《ドラマ1、2話観ました!桐谷健太さんを応援しています!作品はとても面白かったです。このまま最後まで応援したいです。キャストさんも大好きな方がたくさんでてる!比嘉さん!奥山かずささん!可愛かったー!ドラマは悪くない!最後まで観たい!》
2020年01月29日奥山由之と、エデンワークス(edenworks)の篠崎恵美による企画展『flowers』が、渋谷パルコ4階の「パルコミュージアムトーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)」にて、1月31日より開催される。自身の作家活動をはじめ、広告、CDジャケット、雑誌から、近年ではTVCMやミュージックビデオなど、映像作品の演出まで幅広く手掛けている写真家の奥山由之。彼が現在アトリエとしているのは、生前に花を愛した祖母が暮らした家。そこで、エデンワークス(edenworks)のフラワークリエイター・篠崎恵美が提供する棄てられてしまう花や植物を、自身のプライベートワークとして、亡き祖母と対話をするように撮影し続けているそうだ。本展では、この貴重なプライベートワークをそのまま展示するのではなく、篠崎によって、花と植物を使って空間構成された会場に落とし込み、インスタレーションとして展開する。また、会場では、奥山が撮影したedenworksの花の写真がプリントされた展覧会限定グッズや、奥山由之×エデンワークスのドライフラワー入りポストカード「POST FLOWER」の販売も。※画像はイメージです※画像はイメージですドライフラワー入りポストカード「POST FLOWER」加えて、会期途中からは、インスタレーションされたエデンワークスの花々をドライフラワーに加工し、パッキングされたオリジナルアイテムも登場する。ぜひ、展覧会と合わせてチェックしてみて。【イベント情報】奥山由之×edenworks exhibition “flowers”会期:1月31日~2月16日会場:PARCO MUSEUM TOKYO住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ 4階時間:10:00~21:00 ※入場は閉場の30分前まで、最終日は18時閉場。入場料:一般500円 / 学生400円 / 小学生以下無料TEL:03-6455-2697URL:art.parco.jp(展覧会公式サイト)
2020年01月28日桐谷健太が刑事に、東出昌大が検事に扮しW主演する「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」が1月16日からスタート。視聴者からは桐谷さんの関西弁と東出さんのコミカルな演技、また磯村勇斗演じる刑事の“モノマネ”にも多くの注目が集まっている。数々の人気作を手がけてきた福田靖が連続ドラマ小説「まんぷく」執筆後に初めて手掛ける連続ドラマである本作。桐谷さんが“元体育教師の異色な刑事”仲井戸豪太を、東出さんが“東大卒の頭でっかちな超エリート検事”真島修平をそれぞれ演じ、比嘉愛未が豪太の妹で修平のサポートをする立会事務官の仲井戸みなみ役で出演。この3人を中心に物語が進む。3人のほか豪太とバディを組む刑事の目黒元気に磯村さん。“枯れ専”刑事の毛利ひかるに今田美桜。修平に対抗心を持っている検事の日下直樹に渋谷謙人。日下直樹検事の立会事務官・森岡奈緒子に奥山かずさ。豪太の上司となる課長の多胡永吉に矢柴俊博。元裁判官で修平やみなみがよく通う「OKAZU-YA」の女将・宮沢かほりに奥貫薫。修平の上司で横浜地方検察庁みなと支部の部長検事・樫村武男に柳葉敏郎。豪太らの勤務する神奈川県警横浜桜木警察署の署長・大貫誠一郎に風間杜夫といった俳優陣が出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話では、刑事となった豪太が世間を騒がせている連続空き巣犯を捕まえてみると、それが教師時代の教え子・滑川秀幸(馬場徹)で、送検されてきた秀幸を担当することになった修平が余罪を追及すると、秀幸が1年前に空き巣目的で入った家で老人を突き飛ばして逃げていたことが判明。しかもその老人は直後に亡くなった状態で発見されており、強盗致死、あるいは強盗殺人として立件できる可能性もあると考えた修平は功名心をみせるが…というストーリーが展開。1話を見た視聴者からは桐谷さん演じる豪太の“熱血刑事”ぶりに「予想以上に桐谷健太のキャラが強烈だった(笑) 」という声とともに「桐谷さんの関西弁完璧やから、めちゃくちゃ気持ちええねん」「桐谷さんの関西弁は聞いてて気持ちいい。(自分も関西人)」などその関西弁に賞賛の声が寄せられるほか、また修平を演じた東出さんにも「女性にアタックしまくる東出くんも何か新鮮」「東出さんはイケメン過ぎて眩しい」といった声が集まる。また磯村さん演じる元気が豪太のモノマネをするシーンにも「目黒くんのモノマネ微妙に似てるからじわる」「モノマネまあまあ似てるの笑う」など多くの反応が寄せられており、「脇役めっちゃ豪華」とキャスティングの豪華さに注目する反応も投稿されている。(笠緒)
2020年01月17日