アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人でした。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じるように。とくに産後は、育児の悩みを相談しても一緒に悩んでくれる様子が見られず、アコさんの心はどんどん離れていきました。そんな矢先に、事件が起こります。ユーマさんが、1歳の息子を真っ暗な1階の部屋に置き去りにしたまま、2階で寝ていたのです! アコさんが怒っても話がかみ合わず、アコさんはわかってもらうことを断念してしまいました。 周囲に相談しても「頼めばやってくれるのにぜいたく」などと言われてしまい、相談しては否定され、次第にアコさんは「自分が悪い」と自分を否定していくことも増えていきました。 ある日、アコさんは黙っているユーマさんにイライラが爆発してしまいました。するとユーマさんは……!?え?生理前だから? アコさんは、ユーマさんとわかり合えないことにイライラし、相談ごとをすることも少なくなっていきました。けれど日常の中で怒ることは多々ありました。 しかし、アコさんが怒ってもユーマさんは黙って聞いているだけ……。 何も言わないユーマさんに、アコさんは泣きながら意見を言ってと訴えましたが、ユーマさんは無言のまま。 しばらくして、アコさんは落ち着きを取り戻すと、「言い過ぎた」と言いました。するとユーマさんは、「大丈夫、わかってるし」と言いました。 そして、 「アコちゃん生理前ってよくこうなるからもう慣れた」 と言ったのです! アコさんは自分の気持ちをまったく理解してもらえず、イライラを生理前の症状ととらえられてしまい、絶句してしまいます……。体を震わすアコさんの横で、事態をわかっていないユーマさん。 アコさんはそれでも、まだユーマさんとわかり合いたい気持ちが残っていたため、割り切ることはできませんでした。そして、期待しては落ち込むを繰り返してしまうのでした。 アコさんは、自分の不満を女性ホルモンのせいにされることは悲しかったと言います。そして「俺は理解があるから」という態度に見えて腹が立ったのだとか。ユーマさんと「きっとわかりあえる」という期待があるからこそ、アコさんにとっては伝わらないときの打撃が大きかったのではないでしょうか。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年02月07日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人でした。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じるように。育児の悩みを相談しても一緒に悩んでくれる様子が見られないのです。アコさんの心はどんどん離れていきました。ある日、事件が起こります。ユーマさんは1歳の息子を真っ暗な1階の部屋に置き去りにしたまま、2階で寝ていたのです! アコさんが怒っても話がかみ合わず、アコさんはわかってもらうことを断念してしまいました。 息子放置事件後、ユーマさんに子どもを任せることが怖くなってしまったアコさん。自分で子どもたちを守らねばと、ますます育児の負担が増えてしまいます。ほかにもたくさんの負担がのしかかりますが、アコさんが周囲に相談しても誰にも理解してもらえません。するとアコさんは……。 主張がないということは…※誤)ユーマと子どもだけ過ごすことが→正)ユーマと子どもだけで過ごすことが ※誤)抱擁力→正)包容力 息子を放置されたことから、アコさんはユーマさんと子どもだけで過ごさせることを怖いと思うようになりました。 「私の子どもは私が守らないと」と、今まで以上に育児の負担が重くのしかかります。 ほかにもユーマさんはスマホでラインやネット注文などの利用を拒むため、注文などのお願いもできず、お出かけや買い物など、アコさんが考えて決めていました。 やがてアコさんは脳に疲れが出始めます……。 結婚前、アコさんはユーマさんのことを、自分の話に口を挟まずに何でも聞いてくれて、おおらかで包容力がある人だと思っていました。しかし今では自分の主張がない人だと感じるように。そしてそれは、アコさんの負担や不安が増えることだと気付いたのです。 たとえば、アコさんが風を引いたときのこと。ご飯を買ってきて欲しいと頼むと、なんとユーマさんは自分の分だけを買ってきました。また、妊娠したとき、子どもが初めてハイハイしたとき、アコさんが大喜びで伝えても、ユーマさんは表情を変えずに「そっか」と言うだけでした。 「何か言ってよ!」とアコさんが懇願するように伝えても、ユーマさんは石のように固まってますます黙ってしまいます。 これらのことを周囲に相談しても、「あなたが選んだ相手」「真面目できちんと働いているし、頼めばやってくれるのにぜいたく」「男なんて無口が普通」などと言われ、誰にもつらさを理解してもらえません。 相談するたびに、アコさんは「自分が悪いのだ」と、自分を否定していくのでした。 夫婦ともなれば将来の話、子育ての方針、日常の悩みごとなど、2人で話し合って意見を出し合って乗り越えていくものがたくさんありますよね。夫にもし意見がなかったら……。日々の小さなことだけでなく、将来像も見えなくて、不安になってしまうような気がします。アコさんの精神的負担が心配ですね。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年02月06日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人でした。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じるように。とくに娘が生まれてから、より顕著になっていきました。育児の悩みを相談しても一緒に悩んでくれる様子が見られないのです。アコさんの心はどんどん離れていきました。友人に相談しても「やさしい夫なのに」と悩みを理解してもらえず、アコさんは落ち込みます。そして、ユーマさんは頼めば子どものお世話もよくしてくれるから十分なのだと、思おうとしていました。そんな矢先に、ユーマさんが、息子を真っ暗な1階の部屋に置き去りにしたまま、2階で寝ているという事件が! アコさんは惨事を目の当たりにして「ぽったん!」と叫びました。 次の日、アコさんはユーマさんとじっくり話をしました。はたしてユーマさんの言い分は……!? そういうことじゃない! ※誤)貯まりすぎて→正)溜まりすぎて 翌日、ユーマさんとアコさんはじっくり話しましたが、ユーマさんは、なぜ2階で寝ていたか自分でもわからないと言います。 そして、「ゴメン、ほんと疲れて……」という言葉を聞いたとき、アコさんの溜まっていたものが湧き出しました。 育児を毎日しているアコさんだって寝不足で肉体が限界であること、アコさんこそ疲れていると訴えたのです。 するとユーマさんは「アコちゃんみたいにできる人間じゃなくてほんとごめん。もう一緒に寝ないから安心して」と言いました。 きちんと育児をしてほしいという話をしていたのに、もうやらないから安心してと、間違った解釈をしているユーマさん。この話さえも通じないのかと、アコさんは、打ちひしがれ、そして伝えることを諦めることにしました。この日を境に、子どもをユーマさんに任せることはほぼ、なくなってしまったのでした……。 アコさんは自分も疲れているから、「疲れていることを言い訳にせず責任感をもって育児をしてほしい」「アコさんは寝不足だから、せめて夜は分担させてほしい」こういうことをユーマさんに伝えたかったのだと思います。それなのにもうやらないから安心してと言われてしまっては、ショックですよね。再度説明して、わかってもらおうとする気力が起こらなくなってしまうのも、無理はないのかもしれません。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年02月05日40代後半に突入し、体の疲れは感じるものの、心は30代のころより元気になってきたかな?と感じる今日このごろ。それは、生理前のPMS(月経前症候群)の症状が軽くなってきたからだ!と気が付きました。30代後半から、生理前の精神的なモヤモヤを感じ始めると憂うつでしたが、今は「あれ、そういえば生理前だった、今月はPMSないな」と感じることが増えてきました。PMSが改善するまでをお伝えします。★関連記事:仕事中に気絶!? 生理前のPMSと便秘が重なり体調は絶不調に #体調不良から脱却したい 6モヤモヤ、イライラ、クヨクヨに悩まされる日々30代後半のころの私は高齢の義父母との同居と2人の未就園児の子育てで、日々の生活に疲れを感じながらも、義父母からの小言なども気にせずにさらりと対応できていました。しかし、あるときから生理前になると、精神的なモヤモヤを感じるように。義父母からの小言にいちいち反応してしまい、口答えをしてはクヨクヨ落ち込んで、自分の精神状態が落ち着かないことに参ってしまいました。また生理前に子どもへのイライラした怒り方が尋常ではなかったことから、PMSを疑うようになりました。低用量ピルから市販薬へ切り替えてPMSかどうかを確かめたくて、ホルモン値を計ってほしいと婦人科を受診しました。現状を説明すると、ホルモン検査はしてもらえなかったのですがPMSの症状だと言われ、低用量ピルを処方されました。漢方も説明されすすめられましたが、即効性が欲しかったのでピルを選択。だんだん調子も回復していき、飲んでよかったなと心から思いました。でも、一つ気がかりなのは、血栓ができる可能性があるというピルの副作用でした。数カ月ごとに血液検査を受けなければならないのも面倒になってきて、飲み始めて1年後ピルをやめ、PMS治療の市販薬「プレフェミン」と「命の母」を飲み始めることにしました。ピルは毎日飲みますが、市販薬は自分がモヤモヤを感じ始めたときから、生理が始まるまでの間だけ飲みました。飲むことで、今の時期はPMSだからしょうがないねと自分を客観視できて、心を落ち着かせてくれるお守りのようでした。漢方薬でストレスが軽減!食事も見直し44歳になっても、毎月の症状に合わせ薬の量を調節しつつも、市販薬「プレフェミン」や「命の母」を毎月の生理前に飲んでいました。穏やかな性格の自分が、怒りの感情でいっぱいになるのに耐えられなかったからです。しかし、これらの薬を飲むようになってすでに7年が経過。このまま飲み続けて良いのだろうかと悩むようになりました。以前ほど子どもに手がかからなくなり余裕ができたため、もう一度自分の体に向き合おうと、45歳でPMS治療に特化した婦人科を受診。ホルモン値(プロゲステロン8ng/mL)から、PMSと診断され、漢方薬の「柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)」を処方されました。漢方薬は、最初は1日に3回飲みましたが、調子が良ければ1回に減らすことができるので薬を飲むストレスが減りました。実際に、今日は飲まなくても大丈夫だなと実感できたのには、びっくりしました。そのころ、書店で目にした『マンガでわかるココロの不調回復食べてうつぬけ』(主婦の友社/奥平智之著)を読んでからは、貧血がメンタルヘルスに関わっているということを知りました。そこで、若いころからの貧血を改善しようと鉄剤も処方してもらい、甘い物を減らして、マグネシウムや野菜スープ、たんぱく質などを増やすように自分の食事を整えていきました。まとめPMSと付き合い始めて約8年、漢方薬の服用と自分が満足できる栄養を体に与えることで、ようやくしんどい思いから卒業できそうな気がしています。家族を優先にして生活していた中で不快な症状の改善を諦めず、自分の心や感覚を無視せずに向き合い、つらければつらいなりに病院に相談し薬を飲んだことで、最終的には自分に合う解決策が見つかったと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。【駒形先生からのアドバイス】柴胡加竜骨牡蛎湯は胃もたれをする人がいますので、内服の際はきちんと診察を受けてください。イラスト/村澤綾香著者/ゆみか(45歳)小学生2人の母。高齢の義両親を介護する日々、自分の時間も充実させたい。隙間時間に、カフェや本屋さんへ行くのが好き。
2023年02月05日30年ほど前、まだ成長中の体だったのか、生理痛やPMS(月経前症候群)の症状などはなく、経血量も少なかった私。「生理=秘めごと、恥ずかしいこと」のように感じ、生理について家族や友だちと話したり相談したりすることができずにいました。そんなときにしてしまった生理の失敗が、私の中で生理に対する考え方を変えたと言っても過言ではありません。 生理は慣れたもん?中学2年生のある日、生理経験も4年目のことです。良くも悪くも生理の過ごし方に慣れ、初潮を迎えたころのような緊張感や不安がなくなっていました。生理用のショーツをはくことはダサいし、ナプキン交換のためにトイレに何度も行くことがおっくうで仕方がない。そう感じていて、持ち歩くナプキンは1日に2、3枚でポケットに入る分だけ。こまめに交換しなきゃいけないなんてこれっぽちも思ってもいなかったのです。 そして、この日は昼前に交換したのが最後。「あとは午後の授業と掃除、帰りの会だけだし」と、高を括っていました……。 それは突然やってきた午後の授業のあと、ドロリとした塊が自分の体から溢れ出てくるような、今まで経験したことのない感覚が。 慌ててトイレに行ってみると、普通の日用のナプキンがすでに満タン状態! 「うわ……」と、初めて見る経血の量に驚きつつも、このときはすでに予備のナプキンはなし。友だちや先生に相談することもできず、このまま下校まで乗り切る決意をするしかありませんでした。 バレた! まさかの対応に涙 その後も何度となくドロリとした感覚があって……。帰りの会のときには、なんとなく太ももの内側やおしりのあたりに濡れていている感じまでしてきて、「もしかしてモレてるかも……」と思っていました。 見ると……案の定、椅子には赤い経血の染みがくっきり。幸い席は一番後ろで壁際でしたが、隣の席にはいつもからかってくるAくんが……。気づかれたら笑われるかもしれないと挙動不審な動きになったせいで、号令で立ち上がったとき、椅子についた経血汚れをAくんに見られてしまいました。 「バレた!」 恥ずかしいけれど、私は何も言えなくて……。からかわれてしまう、と思いましたが、Aくんは何を言うわけでもなく、さっと体ごと横を向き、私に背を向けたのです。 そして、教室にいたみんなに「さっさと部活行けよ」「早くしろよ!」と、いつもなら絶対言わないであろうを言葉をかけ始めました。 Aくんの声かけもあり、しばらくすると教室には誰もいなくなりました。そして、Aくんも何も言わずに去っていって……。おかげで、私はスムーズに椅子の掃除と、トイレットペーパーでの緊急手当てをして下校することができたのです。 Aくんも私も何も言えず、実際のところAくんが経血汚れに気づいていたかどうかはわかりません。それでも、彼なりのさり気ないやさしさだったと信じていますし、そのやさしさが今でも忘れられません。 生理の失敗はいくつになっても恥ずかしいですし自己嫌悪に苦しみますが、私がこれまで生きてきた中で、失敗を責めたり馬鹿にしたり、笑ったりする人は、Aくんを始め1人もいませんでした。この経験から、もし私の周りで生理で困っている女性たちがいて、自分にできることがあるならば、サポートを惜しまずおこなおうと思えるようになったのです。 著者/天木 みみ作画/Michika監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター Michika横浜に暮らす中2、小4、小3の三姉妹の母。ブログやInstagramで、漫画やイラストを描いてます。
2023年02月02日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人でした。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じていくように。それはとくに娘が生まれて顕著になっていきました。娘に「自閉症スペクトラムのグレーゾーン」という診断が出たとき、前に進めると感じたアコさん。けれども医師の診断を疑うユーマさんの姿に、アコさんの心はどんどん離れていきました。友人に相談しても「やさしい夫なのに」となかなかアコさんの孤独な気持ちを理解してもらえず、アコさんはますます落ち込んでしまいます。ユーマさんとわかり合えないことに悩むアコさんでしたが、ユーマさんは、アコさんが上の娘と過ごす時間をとれるようにと、下の息子の面倒をよくみてくれていました。そんな姿を見て、アコさんは「これで十分ではないか」と、自分に言い聞かせようとしていました。 しかし、そんな矢先に、ユーマさんのことを信用できなくなる事件が起こってしまいます……!下の子を夫に任せたところ… 1歳の息子、ぽったんはパパ見知りをしませんでした。そこでアコさんが娘のしずくちゃんと一緒に過ごす時間を確保するために、今日はユーマさんがぽったんと下の部屋で寝ることに。 2階でアコさんとしずくちゃんが寝ていると、ぽったんの泣き声が聞こえてきました。 ユーマさんが一緒にいるので、きっと泣き止ませてくれるだろうと、アコさんは再度眠りにつこうとしました。しかし、泣き声は止むどころか、どんどん大きくなっていきます。 さすがに気になったアコさんは、ぽったんの様子を見に行こうとしました。 すると、1階でぽったんと一緒にいるはずのユーマさんが、アコさんの隣で寝ているではありませんか! 「何やってんの……!?」と言って、アコさんはあわててぽったんのところに駆けつけました。 そこには真っ暗な部屋で、布団の上でひとりお座りして泣いているぽったんの姿が! 「あああああああ! ぽったん! ぽったんー!」 ぽったんの泣き声と一緒に、アコさんの悲痛な叫び声が響き渡ったのでした。 自発的ではなかったけれど息子さんのお世話を引き受けてくれたので、アコさんはこのときユーマさんのやさしさを感じていたのだそう。それだけに、そして子どもの安全に関わる出来事だからこそ、衝撃が大きかったのではないでしょうか。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山
2023年02月01日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人でした。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じていくように――。アコさんが娘の発達のことを相談すると「大丈夫だよ」と言うユーマさん。悩みに真剣に向き合ってもらえないと、アコさんは心のすれ違いを感じるように。その後、病院で娘は「自閉症スペクトラムのグレーゾーン」という診断を受けました。診断結果を聞いて前へ進もうとするアコさんと、医師の診断を疑うユーマさん。ますますアコさんの心は離れていきました。悩んだアコさんは……。アコさんは、友だちにユーマさんのことを相談しますが、「いい人なのに贅沢な悩み」と誰にも理解してもらえません。 ユーマさんとの関係に悩み、落ち込むアコさん。どんどん深みにはまっていってしまって――!? じわじわ時間をかけて鬱っぽくなっていった私 ※誤)新婚の頃はも→正)新婚の頃は アコさんは、ユーマさんと性格が正反対だからこそ合う夫婦だと思っていました。しかし、子どものことを相談すると、固まって返事が来なかったり、思うような答えが返ってこなかったりして、最近は「合わないのかな」と思うように。 そんな風に思ってしまう自分を、アコさんは、ユーマさんの意見を尊重できない自分がいけないのかもしれないと、思い悩むようになりました。 「うちはもう期待しない」「夫なんて共同の経営者って考えればいい。割り切って考えたらすごいラク」 友だちのこういったアドバイスは正しいと思えたアコさん。ユーマさんが子どものお世話をしているのを見ては、割り切れない自分がいけないように感じてどんどん落ち込んでしまいます。 娘に嫌われても落ち込まず、娘との時間を作るために下の子の面倒を見てくれているユーマさんは、いわゆるイクメンだなと思いました。しかし、ユーマさんを認めようとしていたところに、事件が起こってしまうのでした。 アゴ山さんのSNSでこのマンガを読んだ、アコさんと同じ境遇のママたちからは、「エピソードに共感しかない」「周りの言葉に傷つくのわかります」「うちと同じすぎて読んでて苦しくなります」と、共感の声が届いていました。毎日一緒に過ごす、そして子育てを共にするパートナーである旦那さんと心が通い合えていないつらさは、当事者しかわからないものなのかもしれません。相談されるとつい助言しなくてはと思ってしまいがちですが、悩みにじっくり耳を傾けて、悩みを理解し、寄り添うことを心がけたいですね。 監修/助産師 松田玲子 作画:鳥頭ゆば 著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年01月30日30代になったころの話です。私には生理不順やPMS(月経前症候群)など、生理で気になる症状はありませんでした。しかし、結婚に向けて始めたダイエットをきっかけに、数年にわたり生理に悩まされることになったのです。 きれいになりたい! ダイエットで体脂肪率が激減30代になった私は長年付き合った彼氏と結婚することになり、ウェディングドレスをきれいに着られるようダイエットを始めました。あまり時間的な余裕がなかったので、食事制限でも運動でもかなり負荷の大きいメニューにしていた自覚はあります。働きながら結婚式の準備を進めてダイエットもするのはきつかったですが、その努力が功を奏し、結婚式を迎えるころには10kg以上体重を落とし、体脂肪率も元々の20%から10%に近い状態になりました。 絶食などの極端な制限はしなかったため、体調不良どころか体が軽くなり、やる気が出て体調は良くなったと感じたほどです。しかし、結婚式を終えて2カ月が経過したころ、それまでは1~2日程度しか誤差がなかった生理周期が1週間以上遅れたのです。おめでたかと思って妊娠検査薬を購入し、すぐに検査しましたが、結果は陰性。それからも生理がこなかったため何度か妊娠検査薬を試したものの、結果はすべて陰性でした。 体調には何も変化がありません。結婚して環境が変化したストレスで生理が遅れているのかな?と思ってそのまま放置していたところ、気が付けば生理予定日から3カ月以上も経過していました。 妊娠ではない…? 婦人科に相談することを決意3カ月以上生理が遅れているのに、妊娠検査薬ではいまだに陰性が出ているため、なんとなく産婦人科にも行きづらい状態です。でも、さすがに気になってきたので病院勤めの友人に頼み、同僚の看護師さんにそれとなく相談してもらいました。 その結果、今の私の状態は妊娠でも単純な生理不順でもない可能性があるので、早めに婦人科で診察を受けたほうがいいと言われたのです。併せて、自分の基礎体温を毎朝チェックするようにアドバイスがありました。そこで、基礎体温を毎朝記録してみたのですが、ほとんど体温の変化がありません。心配になった私は、アドバイスを受けてから2週間後に近くの産婦人科に予約を入れました。 産婦人科でこれまでの経緯を医師に説明したところ、超音波検査とホルモンのチェックを受けることになりました。そして検査後、医師から「無月経の症状になっていますね。女性ホルモン値が男性ホルモン値よりも低くなっていて、このままでは妊娠に支障をきたしかねません」との診断を受けたのです! 一時期はおめでたかと浮かれていた私は、医師の言葉を聞いて顔面蒼白に。軽い気持ちで始めたダイエットによって、自分でも気づかないうちに体を壊してしまっていたのです。 数年の治療を経て…それからの数年はつらい日々でした。低用量ピルを服用して強制的に生理がくるように促しますが、自然にくる生理とは違い、吐き気やむくみなどの負担が大きかったです。毎月検査をしてもホルモン量があまり変わらず、再び低用量ピルを処方されるという流れに毎回落ち込んでいました。 夫と両親には相談しましたが、孫を一番楽しみにしてくれていた義両親にはどうしても伝えられませんでした。結婚して3年が経っても一向に私が妊娠しないので、義両親も気にはなっていたと思います。すでに私は30代後半に差し掛かっていたので、義両親は年齢的な問題で私が妊娠しづらいと思っていたようでした。 治療を始めてから体重や体脂肪率は徐々に戻っていきましたが、それでもなかなか生理は戻りませんでした。治療を受けてから約5年後、ようやくホルモン量が正常値になり、低用量ピルを使わなくても生理がくるようになりました。あのときの喜びは言葉で言い表せません。 そして、精神的なストレスがなくなったためか、生理が正常に戻ってから1年も経たないうちに子どもにも恵まれました! あのとき、早めに治療を受けていなければどうなっていたかと思うと、今でもぞっとします。 スポーツ選手が生理不順になりやすいという話は聞いたことがありましたが、まさか自分が同じような経験をするとは思いませんでした。低用量ピルでの治療を始めて生理が安定するまでに数年を要したのはまったくの想定外で、孫の顔を見るのを楽しみにしてくれていたお互いの両親には申し訳ないことをしたと思っています。無事に生理も戻り、妊娠することができて本当によかったです。 著者/匿名希望作画/おみき監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年01月30日私はPMS(月経前症候群)や生理症状を改善するため低用量ピルを服用しています。ある日、私用で義実家に5日ほど帰省することになり、もちろん低用量ピルを持っていこうとしていました。しかし、予想外の事態に……!? 生活に欠かせないものに大学生のころから徐々に生理痛やPMSの症状が悪化した私。最近では、仕事や日常生活にも支障をきたし始め、婦人科を受診しました。診察の結果、低用量ピルを毎日服用することで、生理症状の軽減を図ることに! 低用量ピルを飲み始めてしばらくの間は生理痛が多少軽減されるだけで、あまり効果が感じられず……。しかし、低用量ピルの種類を変えたことで効果が感じられるようになり、低用量ピルは私の生活に欠かせないものとなっていました。 服用後、初の長期外泊!そんなある日、私用で5日間ほど夫と一緒に義実家へ帰省することに。低用量ピルを服用し始めてから初めての帰省と初めての長期宿泊だったため「低用量ピルを持っていくのを忘れないようにしよう」と気をつけて準備を始めました。 しかし、荷物をトランクに詰めるうちに、低用量ピルの存在をすっかり忘れてしまっていたのです。荷物の最終確認でも低用量ピルの存在を思い出すことができず、私は結局低用量ピルを荷物に入れないまま出発してしまいました。 忘れてしまった…その日の夜、夕食後いつものように低用量ピルを服用しようとして、家に低用量ピルを忘れてきたことにようやく気づいたのです。しかし、病院で処方される低用量ピルが薬局に売っているわけもなく、どうしても低用量ピルを手に入れることができませんでした。 低用量ピルは、飲む時間が数時間ズレる程度では問題ありませんが、飲まない期間が長くなると不正出血を起こす可能性が高くなります。それを理解していたものの、どうすることもできず、残りの期間を不安な気持ちで過ごす羽目になってしまいました。 今回の経験で、長期で外出する際に薬を忘れてしまうと「どうしようもなくなってしまうな」と実感し、その後は低用量ピルを荷物に入れたか、よく確認するようになりました。また、飲み忘れを防ぐためにも、低用量ピルを飲む時間にアラームをかけておくなど、低用量ピルで失敗しないよう気をつけています。 ※低用量ピルの飲み忘れによって、不正出血以外にも避妊効果が低くなってしまう可能性があります。飲み忘れの期間によって対処法が変わりますので、医師に確認しましょう。 著者/百田イラスト/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年01月29日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんの夫、ユーマさんは、やさしくて真面目な人。しかし、なぜか結婚生活に息苦しさと孤独を感じていたアコさん。あるとき、ユーマさんが自分に向けて心から笑っているところを見たことがないことに気が付きます――。娘を出産し、育児に追われる中で、アコさんは娘の発達が遅いのではないかと心配していました。相談しても「大丈夫」としか言わないユーマさんに、心のすれ違いを感じるように。その後、1年かけて病院に通って出た娘の診断は「自閉症スペクトラムのグレーゾーン」でした。しかしユーマさんは医師の診断を受け入れていない様子。そんなユーマさんを見て、ますますアコさんの心は離れていきました。友だちにユーマさんの愚痴をこぼしても、よくできた夫なのにと、アコさんの気持ちを理解してくれる友だちはいませんでした。アコさんは自分の心が狭いのかと、罪悪感に苦しむように……。 育児や療育に追われ忙しい毎日を過ごしていたアコさん。娘にチックを疑う症状が現れ始めたのに気が付きます。 娘が夫を嫌がる理由 娘のチックのような症状が出てきたので、眼科などを受診しますが、目には異常がなくやはりストレスかもしれないと言われ、落ち込むアコさん。 「上の子を優先してね」と言われて、自分の子育てを責められているような気持ちに。 そしてある土曜日。アコさんは生理だったため、娘に「パパとお風呂に入って」と伝えました。けれども娘は「やだ、やだ」と言って聞きません。 思わずパパの何がそんなに嫌なのかと聞くと、「パパの顔!」というまさかの答えが……! ユーマさんの目の前だったので、アコさんはあわててそんなことを言う娘を注意しました。そしてアコさんは、きっとまだパパの嫌なところをうまく表現できないのだろうと考えたのでした。 アコさんは、当時を振り返り、「今ではチックのような症状は自閉症スペクトラムゆえかなと思うけれど、このときは自分の子育てのせいだと自分を責めてしまった」と言います。娘さんのために定期的に療育に通うほか、家でもできることを取り入れて、忙しい毎日を送っていたアコさん。もっとやらないといけないのか、これでは足りないのか、という気持ちになってしまったことに、胸が痛んでしまいますね。 監修/助産師 松田玲子 作画:鳥頭ゆば 著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年01月28日18トリソミー(エドワーズ症候群)とは――どのような特徴・症状がある?18トリソミーとは、18番染色体が3本あるために、成長・発達の遅れやさまざまな疾患・合併症を持つ体質です。1960年代にイギリスのジョン・H・エドワーズらによって報告されたことにちなみ「エドワーズ症候群」とも呼ばれています。約3,500~8,500人に1人の割合で誕生する、比較的頻度の高い染色体異常症です。男:女=1:3で、女児に多く見られます。半数以上は生後1週間以内に亡くなり、生後1年まで生存する割合は約10%とされてきました。父親・母親それぞれから受け継いだ染色体は23対(1~22番の常染色体と1対の性染色体)あり、それぞれ2本で1対となり、合計46本あります。トリソミーとは、何らかの原因によってある染色体が1本多く存在し、2本ではなく3本になった状態のことをいい、染色体が合計47本となります。染色体がトリソミーとなって染色体異常症になることを、「トリソミー症候群」と呼びます。何番染色体が3本かによってあらわれる症状などが異なります。具体的に18トリソミーにはどのような特徴や症状があるのでしょうか。18トリソミーの主な特徴や症状として、胎児期からの成長障害が見られ、出生時も低身長であることなどが挙げられます。また、重い知的障害を伴います。特徴として、下記のものが挙げられます。頭部:重度の小頭症、後頭部突出など先天性心疾患:大部分のお子さんに心室中隔欠損があります。また、その3分の2では心房中隔欠損や動脈管開存も合併しています。呼吸器:横隔膜弛緩症、上気道閉塞、無呼吸発作など消化器:食道閉鎖、鎖肛、胃食道逆流など泌尿器:馬蹄腎、水腎症、そけいヘルニアなど筋骨格系:多指症、合指症、 内反足と揺り椅子状足底、橈側欠損(親指側の形成に特徴がある状態)、関節拘縮、側弯症など耳:変形を伴う耳介低位、難聴などそのほか、腎芽腫(ウィルムス腫瘍)や肝芽腫などの悪性腫瘍が見られることもあります。Upload By 発達障害のキホン先天性心疾患に基づく左右シャント(欠損孔の存在によって本来はない左心室から右心室への血流)によりうっ血性心不全や肺高血圧が進展しやすくなります。また、消化器や呼吸器に病変が起こることが多く、無呼吸発作による呼吸不全をきたしやすく、これが心疾患とともに生命予後に大きく影響すると言われています。参考:18トリソミー|MSDマニュアル参考:18トリソミーの子どもと家族地域で暮らすこと|東京薬科大学18トリソミー(エドワーズ症候群)の原因は?遺伝との関係はあるの?トリソミーとは何番目かの染色体が1本多い状態です。すなわち、18トリソミーは、18番目の染色体が本来2本のところ3本の状態で生まれてくる先天異常症候群で、遺伝子の量的不均衡が生じることにより症状があらわれるとされています。受精卵は「減数分裂」という仕組みにより、父親の精子と母親の卵子から各染色体をそれぞれ1本ずつ受け継ぐことができます。しかしこの過程で、何らかの原因で18番染色体がうまく分裂せず2本とも精子もしくは卵子に入ってしまう場合があります(染色体不分離)。2本の18番染色体を持った精子もしくは卵子が、正常な精子や卵子(1本の18番染色体を持つ)と受精すると、結果的に受精卵には18番染色体が3本存在してしまいます。また18トリソミーは染色体(遺伝子の担体)の異常によって起こる疾患ですが、両親の染色体にもともとなんらかの原因があってそれが子どもに遺伝するというわけではなく「あくまでも″突然変異″によって起こりうること」と考えられています。通常、常染色体のトリソミー(1本全体が増えている場合)がある場合は胎内で死亡することがほとんどと言われています。染色体異常があっても出生の可能性が比較的高いほかの代表的な例として、13トリソミー、21トリソミーが挙げられます。13トリソミーとはどのような違いがあるのでしょうか。13トリソミー(パトウ症候群)パドウ症候群とも言われ、13番染色体が3本存在するトリソミーの染色体異常です。5,000~12,000人に1人の確率で生まれ、寿命は生後~数ヶ月と言われていますが、医学の発達に伴い、近年は数年を超えて長期の生存者もいます。21トリソミー(ダウン症候群)ダウン症候群とも言われ、21番染色体が3本存在するトリソミーの染色体異常です。600〜800人に1人という比較的高い確率で生まれます。合併症などの治療により、この20~30年で飛躍的に平均寿命が延び、寿命は約60年です。13トリソミー、21トリソミーともに、18トリソミーと同様さまざまな身体的症状や特徴、合併症などを持って生まれてきます。先天性心疾患や成長障害など重複する症状も多く見られますが、疾患ごとに症状の違いもあります。参考:18トリソミーとは?身体的特徴や原因について |NIPTJAPAN参考:染色体又は遺伝子に変化を伴う症候群の疾患一覧の疾患一覧|小児慢性特定疾病情報センター18トリソミー(エドワーズ症候群)は出生前や出生後に調べられるの?18トリソミーであるのか診断を確定するためには、染色体検査を受ける必要があり、出生前、出生後どちらでも受けられます。どのタイミングで、どのような検査を受けることができるのか解説します。出生前に行うことができる検査は、「非確定的検査」と「確定検査」の二つに分けられます。非確定的検査を実施した後に染色体異常の可能性があった場合は、確定的検査を実施します。非確定検査1.超音波(エコー)検査(胎児精密超音波検査)…妊娠11~13週ごろに赤ちゃんの首の後ろのむくみ(胎児後頚部浮腫)をみる検査です。トリソミーの胎児は、このむくみの増加が認められます。2.母体血清マーカー検査…妊婦の血中の成分を調べ、染色体異常の確率を予測するスクリーニング検査です。少量の血液を採取し、10日ほどで結果が出ます。3.コンバインド検査…コンバインドは「組み合わせ」という意味で、超音波検査と母体血清マーカー検査を組み合わせて行う検査です。単体の検査よりも高い精度が期待できます。妊娠11週から13週6日までに行うことができます。4.新型出生前診断(NIPT)…妊婦の血液中にある胎児の細胞のDNA断片を調べ、そこから染色体異常の可能性を判断します。妊娠9~10週目以降から受けることができます。確定検査上記の非確定診断で染色体異常の可能性が高いと診断された場合、確定診断を受けることになります。1.羊水穿刺…細い穿刺針を用いて羊水を吸引し、検体(羊水中の胎児細胞)を採取します。妊娠15週以降で実施可能な検査(羊水検査)です。2.絨毛採取…絨毛は妊娠早期の胎盤の一部で、それを採取して行う検査(絨毛検査)です。羊水検査に比べてより早く、妊娠11~14週で実施可能です。3.採取した検体で染色体検査を行い、18番染色体が3本あることが確かめられれば、「18トリソミー症候群」と確定診断されます。赤ちゃんの身体的外見や特徴から18トリソミー症候群が疑われた場合、血液を用いた染色体検査を行って診断を確定させます。18トリソミーの診断確定後には病状や合併症の可能性を考慮し、MR・CT検査、X線検査、眼科・耳鼻科(聴覚)評価など、必要な検査を行います。厚生労働省ホームページ「NIPT等の出生前検査に関する専門委員会報告書」慶應義塾大学病院ホームページ「出生前診断」18トリソミー(エドワーズ症候群)と診断されたら…治療法や予後は?18トリソミーは自然流産になるケースが多く、生まれても重篤な合併疾患や呼吸循環機能の未熟性などが原因で、ほとんどの赤ちゃんが数週間~数ヶ月で亡くなります。発見から現在に至るまで、18トリソミーそのものへの有効な治療法は確立されていません。しかし近年の医療の発達により、出生後の生存率が少しずつですが伸びてきています。外科手術を含めた新生児集中治療を行った場合で1ヶ月生存率が83%、1年以上の生存率25%と少しずつ生存率が伸びてきています。特に、先天性心疾患に対する積極的治療による心臓手術施行群(30例)では、1年以上の生存率84%、3年以上の生存率53%の報告もあります。手術をしなかった例との比率において、抜管率(チューブなどがなくても安定した呼吸が可能)、生存退院率、生存率が有意に向上しています。しかし生存率が伸びているものの、生まれ持ったさまざまな疾患や合併症は刻々と変化するため、症状が出たらすぐに対症療法を行う必要があります。また18トリソミーは悪性腫瘍のリスクもあるため、腹部エコーによる半年ごとの腫瘍チェックを含めた「定期的健康管理」が非常に重要になってきます。トリソミーの子どもと家族地域で暮らすこと身体障害者手帳や療育手帳を取得し、ショートステイやデイサービス、訪問看護などの福祉サービスを利用している方もいます。しかし、医療と福祉の連携はまだまだ十分ではないため、福祉サービスをうまく利用できないというケースも少なくありません。在宅治療が可能でも、保護者が行う医療的ケアには子どもの命に係わる行為も含まれるため、長時間介護への疲労や慢性的睡眠不足、きょうだい児への影響、通院など移動の負担など、保護者の身体的・心理的・精神的疲弊は相当なものと言えます。保護者に対する継続的な観察や支援が必要なのは言うまでもありません。「18トリソミーのお子さんとご家族のあたたかな生活の支援」を目的とした「18トリソミーの会」があります。18トリソミーに関するさまざまな事柄や医療情報提供、近くに住んでいる会員とのマッチングなどのピアカウンセリングも行なっているので、このような会に参加することは本人と家族にとって有意義なことです。最適なタイミングの外科的介入などにより、長期生存や在宅治療、そして子どもへの苦痛軽減を両立させることが可能になってきています。自宅では在宅酸素(酸素を吸入しながらの生活)、痰の吸引、人工呼吸器を使った呼吸管理など、器具を使った医療ケアを行います。また、子どもの発達段階に合わせた座位練習や体幹の保持、立位練習などの理学療法を加えることで、子どもや保護者の希望を叶え、生活のQOLを向上できた例も挙げられています。遺伝カウンセリングとは、臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーなどが行うカウンセリングです。遺伝カウンセリングでは、医学的な情報を伝えるだけでなく、「社会的にどのような支援体制があるのか」「生む、生まないの選択肢をする際、どのような倫理的問題があるのか」など、保護者自らが意思決定できる援助も行ないます。「検査を受けるべきか悩んでいる」あるいは「出生後もさまざまな不安や悩みがある」という場合でも相談をすることができます。担当医やこのようなカウンセリングの意見を参考に、子どもの病状について家族できちんと理解することが大切です。トリソミーのお子さんを生み育てること医療・福祉・社会への要望東京薬科大学〔18トリソミーの子どもと家族地域で暮らすこと〕治療方針の選択に困難が指摘されてきていた18トリソミー。近年は…以前は緩和ケアか、積極的治療か…その治療方針の選択にさまざまな困難が指摘されてきていた18トリソミー。しかし近年、新生児の集中治療や外科的手術などの積極的治療が行われ、これまでより長く生きられるようになったというエビデンスが蓄積してきています。とてもゆっくりではありますが、あやすと笑う、経口で食事ができるようになるなど、着実に成長していく姿も報告されています。18トリソミーがどのような疾患なのかを知ってほしいのはもちろん、このような染色体異常がある子どもたちが1日1日をどう生きているのか、そして子ども本人や家族、それを支える人たちにどのような医療的、療育的、心理的支援が必要なのかを知ってほしいと思います。
2023年01月28日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんの夫、ユーマさんは、やさしくて真面目な人。しかし、なぜか結婚生活に息苦しさと孤独を感じていたアコさん。あるとき、ユーマさんが自分に向けて心から笑っているところを見たことがないことに気が付きます――。娘を出産し、育児に追われる中で、アコさんは娘の発達が遅いのではないかと心配していました。相談しても「大丈夫」としか言わないユーマさんに、心のすれ違いを感じるように。その後、1年かけて病院に通って出た娘の診断は「自閉症スペクトラムのグレーゾーン」でした。診断を受け入れてどこかスッキリしたアコさんと、黙ってうつむいたままのユーマさん。診断を受けた病院からの帰り道、ユーマさんは、医師の診断を信じていないということを言ってきました。これから娘のことを夫婦で考えて協力していきたいと思っていたアコさんは、そんなユーマさんにショックを受けます。そしてますます心が離れていってしまうのでした。 ある日、友だちと子連れでカフェにきたとき、アコさんはユーマさんについて愚痴をこぼしました。すると、友だちから思わぬ意見が返ってきて――!? 友だちの意見 ※誤)お金使い→正)お金遣い アコさんは、ユーマさんについて、悩みごとを相談しても固まって黙ってしまうこと、たまに返ってくる返事もかみ合わなくて疲れてきてしまったことを友だちに話しました。 すると友だちは口々に言いました。 「アコが怖くて何も言えないだけじゃない?」「ユーマくん、温厚だし我慢してるんだよ!」「文句言ってこないだけまし! うちはお金遣いは適当だし文句ばっか!」「最近ちょっとモラ入ってきてさー」 思わず、そういうことじゃないと言いかけるアコさんですが、友だちは止まりません。さらに、浮気も暴言もなく、頼んだことはなんでもやってくれるのはできた夫だから、文句言うのはかわいそうだと言うのです。 そして「はっきり言って恵まれている」とまで……。 カフェの帰り道、アコさんは自分の愚痴は自分のわがままと受け止められることにモヤモヤします。 そして、ユーマさんが協力的でよくできた夫であると思えずに不満を持ってしまうことについて、自分は最悪だと思ってしまいます。やがて、ユーマさんにモヤモヤするたびに罪悪感で自分を責めるようになっていくアコさんでした。 アコさんは友だちから「いい夫じゃん」と言われると確かにそうだと納得し、また、友だちのもっと酷い夫の愚痴を聞くと、何も言えなくなったそうです。そうして自分は不満ばかり言って贅沢だと、自己嫌悪に陥ってしまったと言います。誰にもつらい気持ちを理解してもらえないまま罪悪感に苛まされたアコさん。孤独を感じるのも無理はないですよね。せめて周囲の人に寄り添ってもらえていたら……と思わざるをえません。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年01月27日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんの夫、ユーマさんは、やさしくて真面目な人。しかし、なぜか結婚生活に息苦しさと孤独を感じていたアコさん。あるとき、ユーマさんが自分に向けて心から笑っているところを見たことがないことに気が付きます――。娘を出産し、育児に追われる中で、アコさんは娘の発達が遅いのではないかと心配していました。相談しても「大丈夫」としか言わないユーマさんに、心のすれ違いを感じるように。やがて娘は4歳になりましたが、ずっと気になっていたアコさんは、病院で診てもらうことに。1年通った結果、診断結果は「自閉症スペクトラムのグレーゾーン」でした。 グレーゾーンと言われてモヤモヤしたものの、アコさんは医師の診断が出たことにホッとする気持ちもありました。しかし、ユーマさんは納得がいかないのか、うつむいて黙っていました。 病院からの帰り道、アコさんはユーマさんに「ほらね」と言いたい気持ちをおさえながら、「わかって良かったよ」と言いました。するとユーマさんは……!? 夫のリアクションにまた心は離れて… *誤)診断しだけだし→正)診断しただけだし 娘が自閉症スペクトラムのグレーゾーンという診断を受けた病院の帰り道。 アコさんが、「ほらね」と言いたい気持ちと葛藤していると、ユーマさんがずっと閉ざしていた口を開きました。 「先生が『今は』って言ってたよね。また成長したら治っていくかもしれないよ」 アコさんは驚いてしまいますが、ユーマさんは、手はかかるけれどこのくらいの子はたくさんいるだろうと、医師の診断を信じていない様子。 アコさんは、ユーマさんが自分のみしか信じないんだと感じ、ショックを受けます。アコさんの心はまた、ユーマさんから離れてしまうのでした。 「自分の子どもが発達障害であるわけがない」と、1年通って出た診断結果を信用しないユーマさん。このことでアコさんの心はまた離れてしまいました。アコさんとしては、医師の診断を聞いて、目の前の娘さんが困っていることを少しでも取り除きたい、そしてそれを夫であるユーマさんと協力してやっていきたいという思いだったのではないでしょうか。 監修/助産師 松田玲子 作画:鳥頭ゆば 著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年01月26日女性は40代になると高血圧に注意が必要だという健康雑誌の記事を見て、久しぶりに血圧を測ってみたところ、想像以上に数値が高かったので早速病院に行きました。もともと私は血圧が低めだったので、まさかこんな数値になっているとは思ってもいませんでした。医師から「食生活を今のうちに見直さないと薬を飲むようになりますよ」と注意を受けたことをきっかけに、今までの食生活を思い切って見直し、血圧を下げることに成功した体験談を紹介します。★関連記事:うそ!今まで低かったのに血圧が高くなった!更年期になって突然「高血圧」になる理由とは【医師解説】気付いたら血圧高めになっていた!私は20代のころから普段の血圧は、だいたい最高血圧が90、最低血圧が60ぐらい。献血でも血圧が低めのため断られてばかりという状態だったので、40代になったら高血圧に注意が必要だという記事を読んでも、自分は高くなってちょうど良いぐらいだろうと思っていました。ところが、久々に自宅で血圧を計ったところ最高血圧が135、最低血圧が90と、私にとっては目を疑うような数値が出てしまったのです。驚いて早速行った病院では注意が必要だと言われました。そこで今まで自分には無縁だと思っていた「高血圧」というキーワードが急に重くのしかかってきたのです。私の場合、飲酒も喫煙もしないので、意識して食生活を見直せば、もう少し数値を下げることができるだろうと医師に言われたこともあり、本気で食生活の見直しを考えました。塩分摂取量を減らすため濃い味から薄味へ私は高血圧予防のため、塩分のとり過ぎを意識しましたが、食品それぞれの塩分量を計るほどストイックなことはせず、普段から慣れてしまった濃い味付けを薄味にするようにしました。食事は毎日のことなので、薄味にすることで塩分のとり過ぎがだいぶ抑えられると考えたのです。煮物などもできるだけ薄味にし、豆腐などに掛ける醤油は減塩タイプのポン酢に替え、専用スプレーで少量吹きかけるようにするなど工夫をしました。そしてもう1つ、塩分を1/2 にしても2倍の量を食べてしまえば摂取塩分量は同じことだと気付き、食べ過ぎにも注意しました。このようなことをしっかりと意識し続けた結果、約1年後には血圧の数値は最高血圧が120、最低血圧が80になりました。あれから2年近くたっていますが、今でも下がった数値はそのまま変わっていません。そして、濃い味が大好きだった私ですが、今では薄味でないと口に合わなくなってしまいました。健康を意識した食事の工夫も血圧を下げるために食生活を見直したことをきっかけに、健康のためにも食生活を見直そうと考えました。私は身長155㎝、体重50kgと中肉中背、おなかが少し出てきたことも気になっていたので食べ過ぎに注意しました。また、肉好きな私は肉を使ったメニューが多かったので、バランスを取るために魚介類を多めに摂取。鶏肉は胸肉にし、豚肉や牛肉は赤身にし、魚介類はDHAを豊富に含んでいるといわれている青魚を中心に食べるようにしました。そして、できるだけたくさんの野菜を食べようと考えましたが、生野菜サラダはドレッシングなどを使い過ぎる傾向があるため、温野菜サラダを多くメニューに取り入れました。温野菜は、看護師さんからドレッシングの掛け過ぎよりおすすめと教えていただいた少量のマヨネーズをポン酢と混ぜ、それを少し付けて食べることに。このような食生活を続けたかいがあってか、現在は体重を2kgほど減らすことができました。まとめ私の場合、高血圧と診断される前から食生活を見直すことで予防ができたこともあり、無事薬を飲まずに血圧を下げることができました。血圧高めの人対象のサプリもたくさんありますが、サプリに頼ってしまうと基本である食生活の見直しが甘くなりそうだったので、あえて食生活だけで頑張ってみたのです。食生活の他に運動も心がけることが大切だと考えましたが、あまり運動が好きでなかった私は、3階にある自宅にはエレベーターを使わず階段を使うようにし、近くのスーパーなどには車や自転車を使わず、できるだけ歩いて行くように心がけ、それは現在も続けています。50代になる前にこのようにしっかり食生活を見直すことができたことは本当によかったと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/Sakura(49歳)子どもは独立し今は夫と2人暮らし。大好きなアクセサリー作りを仕事に。収入は少ないけど好きなことなので意外と気に入っている。
2023年01月25日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんの夫、ユーマさんは、やさしくて真面目な人。しかし、なぜか結婚生活に息苦しさと孤独を感じていたアコさん。あるとき、ユーマさんが自分に向けて心から笑っているところを見たことがないことに気が付きます――。出産後、赤ちゃんとの暮らしを楽しんでいたアコさんですが、おむつ替えやお風呂などのお世話を何度やっても失敗してしまうユーマさんにイライラ。自分でやったほうが早いと思ってしまうように……。やがて娘の発達の遅れが気になり始めたアコさん。ユーマさんに相談しますが、ユーマさんは「大丈夫だよ」と言うばかり。無責任な返事に、アコさんは心のすれ違いを感じるようになっていきました。 娘は4歳になりましたが、発達がずっと気になっていたアコさん。病院で診断を受けることに。予約が取りづらかったけれど、必要と言われ数回通いました。 そして出た診断結果は「自閉症スペクトラム」のグレーゾーンでした。 娘の診断結果 しずくちゃんの発達の遅れが気になるアコさん。ユーマさんにどこかで相談したいと言っても「考える」と言ってユーマさんはなかなか返事をくれません。……と思ったら1週間後に手紙で返事が来ました。手紙で返事をくれるのはいつものことでした。長文ですが、わかりづらく、また検査をしたくないという内容のものでした。 アコさんはお母さんの後押しもあり、自分で相談センターへ行って相談することに……。 4歳のしずくちゃんは、市の発達センターでテストや療育を受けることになりましたが、診断を出すのは医師。子どもの発達専門の病院へ行くことになりました。 ユーマさんにもついてきてもらい、診断結果を一緒に聞くことに。すると、「自閉症スペクトラムのグレーゾーンです」と医師。 モヤモヤするアコさんでしたが、「自閉症スペクトラム」という診断を受け入れました。一方ユーマさんは、無表情。そしてひたすらうつむいて黙っていたのでした……。 アコさんは診断結果を聞いてショックを受けたけれどホッとしたところもあったと言います。これまでしずくちゃんの育児で疑問や不安に感じていたアコさん。診断結果が出たことで、これからは適切な対応をしていけること、また専門家とつながっていけることに安心したのではないでしょうか。ユーマさんの表情は気になるところではありますが、相談に行ってよかったですね。 監修/助産師 松田玲子 作画:鳥頭ゆば 著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年01月25日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんの夫、ユーマさんは、やさしくて真面目な人。しかし、なぜか結婚生活に息苦しさと孤独を感じていたアコさん。あるとき、ユーマさんが自分に向けて心から笑っているところを見たことがないことに気が付きます――。出産後、赤ちゃんとの暮らしを楽しんでいたアコさんですが、ユーマさんがいつまでたってもお世話ができないことが引っ掛かっていました。月齢が進むにつれて、だんだんと娘のしずくちゃんは手がかかるようになっていきました。そしてアコさんは発達が気になり、ユーマさんに相談しますが「大丈夫だよ」と、そっけない返答。 もっと真剣に考えてほしいのになと、相談するたびにアコさんはユーマさんと心のすれ違いを感じてしまうのでした。そしてアコさんの心配はしずくちゃんが3歳になっても続いていて――? 「子どもだから」で終わらせていいの? 誤)お父さんに大しての→正)お父さんに対しての 4カ月ころから始まったしずくちゃんの人見知り。そういうものかと思っていたけれど3歳になってもユーマさんに懐きません。 ユーマさんは「本当にママが大好きなんだな」と言いますが、アコさんは本当に大丈夫なのかと不安が沸いてきます。 その後もパパに慣れない様子を見てはアコさんは心配しますが、ユーマさんは「女の子のお父さんイヤイヤ期」だと思い込みました。育児の負担はアコさんにのしかかりました。 子どもの前で父親の悪口を言っているんじゃないかお父さんに対しての扱いが酷かったりしませんか?お父さんを信じて2人きりにしてあげて こんな風に周囲から言われてしまい、アコさんは自分を責めることもありました。 特に気になっていたのはしずくちゃんの癇癪の多さでした。アコさんは大変さを感じていましたが、子どもだからなのか、しずくちゃん特有のことなのか区別がつかず、悩んでいたのです。 癇癪が多くアコさんはしずくちゃんの育児に大変さを感じていたようです。アコさんはそのたびにユーマさんに相談していましたが、真面目に考えてくれないと嘆いていたそう。「子どもってほんと大変なんだね」とユーマさんはため息をついていますが、なんだか他人事のように感じてしまったかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 作画:鳥頭ゆば 著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年01月24日20代半ばのころ、私は生理が嫌で嫌でたまりませんでした。特にPMS(月経前症候群)によって心や体に不調が出ると、いつもの私ではいられなくなってしまうのです。ですが30代となった今は、夫の支えによってじょうずに生理と付き合うことができています。私が生理とじょうずに向き合えるようになるまで長い月日がかかりましたが、私はひとりで闘っていたのではありません。 生理前の私は大嫌い 私は20代半ばのころから、特に仕事が忙しくなり、私生活がとても不規則になりました。すると今まで順調だった生理周期が不安定に。さらにPMSの症状に悩まされるようになったのです。生理の数日前から憂うつな気持ちになり、職場の人や夫のささいな言動で涙し、寝込んでしまうことが増えました。私はそんな自分が嫌いでしかたがありませんでしたが、どうしたらいいかわからずで……。 そして私がそんな状態のときは、夫が家のことをすべてひとりでしてくれていました。さらに、泣いている私の精神面もフォローし、一生懸命支えようとしてくれたのです。 しかし、毎月生理前にそのような日々を送っていると、夫はだんだんと疲れを見せるようになり、次第に夫婦の関係も悪くなっていって……。 すれ違いが多くなったときに、夫から「僕も限界だよ。どうしたらいいか一緒に考えよう」 と言われたのです。 敵を攻略するならまず敵を知ること 生理不順や生理前の症状についてどうしたらいいのか。まずは夫と一緒に、改めて生理の仕組みについて勉強をすることに。そして、夫は私より詳しくなるほど生理への理解を深めてくれました。そんな夫の姿を見て、私自身も自分の体を今一度向き合い、生理周期に合った過ごし方や体の労り方についてよく考えるようになったのです。 自分の体に起こっている仕組みを理解することで、うまく生理と付き合えそうだと前向きになれるように。そして、つらい生理を乗り越えるための方法を夫と一緒にいろいろと試していったのです。 生理のときいつもの私でいられる喜び 夫とは生理日を共有し、生理周期に合った過ごし方を実践しました。生理前には睡眠時間を多めにとって、ゆっくり湯船に浸かり体を労ること。生理中にはストレッチで体を温め、とにかく体を冷やさないように気をつけました。夫は率先して、鉄分やタンパク質が豊富な料理を作ってくれるなど、私の体を気づかってくれました。 また、私も生理の仕組みを深く理解できたことで、自分の体とどのように向き合えばいいか道筋を立てることができるように。そして夫の支えの中、自分の体を労ることで精神的にも身体的にも生理期をラクに過ごせるようになり、再び明るい家庭が戻ってきたのです。 夫は「笑っている君が戻ってきてうれしい。だがら僕も笑顔でいられるよ」と言ってくれ、夫と私は生理のときにも笑えるようになりました。 私がこうして今、生理前や生理中のときに笑っていられるのは、一緒に生理について理解を深め、支えてくれた夫のおかげです。生理によって苦しんでいたのは私ひとりだけではなかったことや、生理を男性に理解してもらう大切さ、女性側も詳しく生理について知識を深め、お互いが歩み寄ることの大切さを知りました。 著者/はるた のん作画/ののぱ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ2014年8月生まれの息子は発達凸凹さん。(自閉症スペクトラム及びADHD) 大変なことも沢山あるけれど、ピースフルでとびきりキュートな息子にいつも笑顔をもらっているシングルマザーです!南九州に生息しています。
2023年01月24日13トリソミー(パトウ症候群)とは――どのような特徴・症状がある?13トリソミー症候群(本症候群を報告した人物の名にちなみ、パトウ症候群とも呼ばれる)は染色体異常症のひとつです。13トリソミーの赤ちゃんは体格が小さく生まれる傾向にあり、さまざまな症状や合併症をもって生まれてきます。5,000~12,000人に1人の割合で出生するといわれています。トリソミー症候群(トリソミーと呼称されることも多い)とは染色体異常の一種であり、23対46本ある染色体のどれか1本が多く、47本になったものをいいます。またトリソミーはいくつかの種類があり、それぞれに異なる症状や合併症があらわれます。13トリソミーの主な特徴、症状として頭部…頭が小さく脳形成異常(脳の発達の遅れ)がある小頭症、皮膚の一部が限局的に欠損する頭皮欠損など眼…形成異常(眼球が小さい)、虹彩コロボーマ(部分欠損)、網膜異形成など顔面…口唇口蓋裂・高口蓋など耳…耳介形態異常、難聴など生殖器…そけいヘルニア、小陰茎、停留精巣など手・指…単一手掌横線、手指の屈曲拘縮・重なり、軸後性多指趾症、踵の突出、幅の狭い凸型の爪など身体および顔面などに、上記のような多くの特徴があらわれます。Upload By 発達障害のキホン・成長障害や重度の発達の遅れ、けいれん・無呼吸発作や喉頭・気管軟化症などの呼吸器合併症・心室中隔欠損症、心房中隔欠損症などの先天性心疾患・胃食道逆流症、臍帯ヘルニア、腸回転異常などの消化器合併症・水腎症や腎嚢胞などの腎疾患などの合併症がある場合もあります。参考:13トリソミー|MSDマニュアル小児慢性特定疾病情報センター13トリソミー(パトウ症候群)の原因とはトリソミーとは何番目かの染色体が1本多い状態です。すなわち、13トリソミーは、13番目の染色体が本来2本のところ3本の状態で生まれてくる先天異常症候群で、遺伝子の量的不均衡が生じることにより症状があらわれるとされています。親の細胞から精子や卵子の細胞がつくられるときに、46本の染色体が23本ずつに分かれます。その過程で、13番染色体が2本一緒に卵子もしくは精子に入ってしまう場合(染色体不分離)があり、このような卵子もしくは精子が受精すると、13トリソミーとなります。この1本多い染色体は、通常母親から受け継がれると考えられています。特に35歳以上の女性では、13トリソミーの子どもができるリスクが高くなることが分かっています。13トリソミーの中には、13番染色体の一部だけがトリソミーになっている「部分トリソミー」や、トリソミーの細胞と正常な細胞が混在している「モザイク型」もあります。通常、常染色体のトリソミー(1本全体が増えてるいる場合)がある場合は胎内で亡くなることがほとんどといわれています。生まれてこれる可能性を持つほかのトリソミーの代表的な例としては、18、21トリソミーが挙げられます。13トミソリーとはどのような違いがあるのでしょうか。18トリソミー(エドワーズ症候群)エドワーズ症候群ともいわれ、18番染色体が3本存在するトリソミーという染色体異常です。3,500人~8,500人に1人の確率で生まれ、性別比は女児の方が多く、男:女=1:3であることが分かっています。寿命は一般的に数ヶ月とされますが、数年を超えて長期の生存者もいます。21トリソミー(ダウン症候群)ダウン症候群(ダウン症)ともいわれ、21番染色体が3本存在するトリソミーという染色体異常です。600〜800人に1人という確率で生まれます。平均寿命は約60年です。合併症などの治療によりこの20~30年で飛躍的に平均寿命が延びました。18、21トリソミーともに、13トリソミーと同様さまざまな身体的症状や特徴、合併症などがあります。先天性心疾患や成長障害など重複する症状も多くみられますが、疾患ごとに症状の違いもあります。参考:染色体又は遺伝子に変化を伴う症候群の疾患一覧| 小児慢性特定疾病情報センター参考:MSDマニュアル家庭版|13トリソミー13トリソミー(パトウ症候群)は出生前、出生後に調べられるの?タイミングは?子どもが13トリソミーであるのか診断を確定するための検査は、出生前・出生後共に可能です。どのタイミングで、どのような検査を受けることができるのか解説します。妊娠中の超音波検査で胎児の発育不全が見られた、あるいはNIPT(母親の血液で行う新型出生前診断)の結果などで13トリソミーが疑われた場合、羊水穿刺もしくは絨毛採取を行い、より精密な検査を行います(両方行う場合もある)。・羊水穿刺…細い穿刺針を用いて羊水を吸引し、検体(羊水中の胎児細胞)を採取。妊娠15週以降で実施可能な検査(羊水検査)。・絨毛採取…絨毛は妊娠早期の胎盤の一部で、それを採取して行う検査(絨毛検査)。羊水検査に比べてより早く、妊娠11から14週で実施可能。採取した検体で、「蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)」による迅速診断や「G分染法」と呼ばれる標準的(正式)な染色体検査で確定診断されます。赤ちゃんの身体的外見や特徴から13トリソミー症候群が疑われた場合、血液を用いた染色体検査を行なって診断を確定させます。13トリソミーの診断確定後には病状や合併症の可能性を考慮し、心臓・腹部超音波検査、頭部超音波・MRI・CT検査、X線検査、眼科・耳鼻科(聴覚)評価など、必要な検査を行います。慶応義塾大学病院医療・健康情報サイト参考:出生前診断|MSD家庭版13トリソミー(パトウ症候群)と診断されたら?治療法はあるの?現在でも13トリソミーそのものに対する治療法は確立されていません。重篤な合併疾患や基礎的な呼吸循環機能の未熟性などが原因で、約8割の子どもが生後1ヶ月で亡くなります。一方、生後1年以上の生存例も1割未満くらいあります。治療としては、まず呼吸循環の安定と栄養の確保を進め、さまざまな疾患や合併症の評価と対応を行っていきます。合併症を引き起こしやすく症状も刻々と変わっていくため、継続的な健康管理と症状への適切な対処を続けます。医学的治療に加え、徐々にリハビリテーションの開始を検討し、福祉資源の活用などを含めての包括的な患児・家族支援の環境を整えていくことが大切です。医学の発達に伴い、新生児集中治療を行った場合の1ヶ月および1年後の生存率も少しずつ上がっています。その中で、2004年ごろから各学会が「″13トリソミーだから積極的な治療は控える″から、″一人ひとりの子どもの状態に応じて治療・療育をしていこう″」という方針に移行してきています。個人の病状や発達状況にもよりますが、地域の療育園や医療的ケア児を受け入れる保育園などで他児と過ごしたり、訪問看護や訪問ヘルパーを利用する中で療育的支援を受けることも可能です。また、13トリソミーの子どもとその家族を支援することを目的とした「13トミソリーの子を支援する親の会」もあります。同じ悩みや不安を話し合う、あるいは情報を共有することは、本人と家族にとってとても有意義なことです。息止め発作が頻繁にある、気管切開しているなどの場合は、人工呼吸器で気道や呼吸ケアを行います。てんかん発作がある子どもも多いため、抗てんかん薬の投与などでコントロールします。また経口食による誤嚥がひどい場合は、「胃ろう造設手術」を行い、胃からチューブで栄養を注ぐなどのケアを行います。いずれも自宅で療養する場合、病院のように設備が充実していないため、訪問医の存在が大切になってきます。長時間にわたる介護や介助が必要なため、保護者の身体的・心理的・精神的負担はかなり大きくなります。医者やヘルパーなど、第三者による継続的な観察や支援が課題となっています。トリソミーの子供を支援する親の会ホームページ子どもが13トリソミーと診断された場合、病状について家族できちんと理解することが重要です13トリソミーと診断された場合、担当医から説明をしっかりと聞きながら子どもの病状について家族できちんと理解することが重要です。出生前でも出生後でも、臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーによるカウンセリングを受けることもできます。保護者もしっかり担当医と知識を共有し、さらにわが子がどのような状況にあるのかを踏まえた継続的な話し合いの中で、子どもにとって最善を追求することがもっとも大切といえます。
2023年01月24日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんの夫、ユーマさんは、やさしくて真面目な人。しかし、なぜか結婚生活に息苦しさと孤独を感じていたアコさん。あるとき、ユーマさんが自分に向けて心から笑っているところを見たことがないことに気が付きます――。出産後、退院して娘と自宅に帰ると、自宅は汚部屋と化していました……。アコさんは掃除をしておいてほしかったとがっかり。そんなこんなで始まった赤ちゃんとの暮らしですが、アコさんは育児を楽しんでいました。しかし……。ただひとつ引っ掛かったのが、ユーマさんがいつまでたってもお世話ができないこと。おむつ替えもお風呂もアコさんは任せられません。 月齢が進むにつれて、だんだんとしずくちゃんは手がかかるようになっていきました。そしてアコさんは発達が気になるように。ユーマさんに相談しますが――!? すれ違っていく夫婦の心 ※誤)1~2時間感覚→正)1~2時間間隔 ※誤)ぶつけらることで→正)ぶつけられることで 娘のしずくちゃんが生後3カ月になると、新生児期のころと比べものにならないくらい手がかかるようになりました。寝不足になりつらかったけれど、赤ちゃんはこういうものだとアコさんは考えました。 のちにしずくちゃんは「自閉症スペクトラム」の診断を受けますが、このころは初めての育児に必死で、アコさんはそのようなことは考えもしませんでした。 アコさんはやがてしずくちゃんの成長や発達について遅いのではないかと気になるように。そのたびにユーマさんに相談しますが、ユーマさんは、「大丈夫だよ、もう少し待てば?」と答えるばかり。さらに「医者じゃないからわからない」と言われてしまい、アコさんは見捨てられているような気持ちに。 真剣に子どもの発達について考えてほしいのに考えてもらえていない感じがして、アコさんは心がすれ違っていくのを感じていました。 このころアコさんは、ユーマさんが「まだ小さいしわからない」「医者じゃないからわからない」「大丈夫だよ」というばかりで、寂しかったそうです。けれど、男女の考えのすれ違いなのかなと諦めていたのだとか。アコさんはユーマさんに安心する言葉を求めていたわけではなく、一緒にしずくちゃんの発達について調べたり悩んだりしてほしかったのでしょうね。 監修/助産師 松田玲子 作画:鳥頭ゆば 著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年01月23日妊婦健診を受けていた20代前半、私の血圧は上が80台後半から90台前半でした。低めではありましたが、安定していたため問題ないと言われていた記憶があります。それが年齢を重ねるにつれて、だんだん上昇して来たな……とは自覚していました。そして1年前、通い始めた病院で、急に高血圧が判明。自覚症状もなく信じがたかったのですが、何度測っても数字はさほど変わりませんでした。これは私が、ある日突然「高血圧の危機」に直面したときのお話です。★関連記事:うそ!今まで低かったのに血圧が高くなった!更年期になって突然「高血圧」になる理由とは【医師解説】あれ?もしかして私も高血圧の仲間入り!?健康診断で貧血に引っかかった45歳の冬から、経過観察のために婦人科へ通院しています。病院へ到着するとまず自分で血圧を測るのですが、その血圧に異変が起きました。40代の私の血圧は、上が100を超えることが多々ありました。でもそれは正常値だと聞いていたので、あまり気にはしていませんでした。ところがある日、いつものように計測すると145という数字が目に飛び込んできたのです。最高血圧が140以上は高血圧ラインの数値です。びっくりしてもう一度測り直しましたが、やっぱり上が143とあまり変化はなく、そのまま医師に提出しました。「いつもより高いね」と言われましたが、さほど気に留める様子もなく、診察後にもう一度計るよう指示されました。計り直してはみたものの、やはり上は143。再度提出したところ「継続してこの数値なら心配だけど、たまたまってこともあるから」と言われ、そのまま帰宅しました。衝撃の血圧…いつの間に?大丈夫とは言われたものの、衝撃的な数字だったことと両親共に高血圧だったことが重なり、急に降って湧いた「自分も高血圧」という事態に大きな心配が押し寄せてきました。そして何がいけなかったのか?を考え、まずは食生活を変えてみました。水分不足からではないかと、どこへ行くにも水筒を持参して水分補給に努めました。また、食事でも思い切って塩分を控え、ソースや醤油もなるべく使わないよう心掛けました。そんな生活を続けて1カ月、通院の日がやってきました。「これだけやったし、改善されてるだろう」と思って疑わなかったのですが……血圧は上が143を示していました。今回は改善を試みての結果だったこともあり、本当にこのままで大丈夫なのか?と医師に相談しましたが、「そんなにすぐに結果が表れるものでもないし、もう少し様子見で」と言われ、なんだかモヤモヤしながら帰宅しました。高血圧は自覚症状がない!?自身の健康について介護施設で働く友だちに相談したところ、「高血圧は自覚症状がないから無理してしまうことが多く、突然倒れることもあるから気を付けて」と言われました。その言葉が心に引っかかり、「なんとかしなくては」という思いがどんどん大きくなります。自身の健康を考え、水分補給と塩分の調整はそのまま継続し、運動を取り入れるため30分程度の散歩も始めました。ただこのころ、少しだけ疑問に感じることがありました。それは「あの病院の血圧計は正しく計測できているのか……」ということ。同じ血圧計でしか測ったことがなかったのです。気にして周りを見渡すと岩盤浴施設や公共施設にも無料の血圧計が置いてありました。そこで他の機器でも測ってみようと思ったのです。するとその血圧計では上が100しかありません! いつもの見慣れた数字に戻ったことで、ホッとするやら驚くやら。でも、この機器がおかしいのかもしれないとも思い、しばらくはいろいろなところで測ってみましたが、どこで測っても140になることはなく、100前後をキープしていました。血圧を測るときの服装が原因?その後、何度か病院に通いましたが、いつ測っても血圧は上が140前後でした。先生に伝えても「ストレスが原因」というだけで取り合ってはもらえません。でも今思えば、病院の血圧計は少し低めの台に置いてあり、私が計測するとき変な体勢になっていた気も……。また、仕事終わりに通うため、制服のベストの締め付けがきつかったことも原因ではないかと思っています。それが証拠に、夏に衣替えをしてポロシャツになってから測ったときには正常値に戻っていました。血圧を測るときは、ゆったりと着られる洋服を選ぶことが大切だと思いました。まとめ勘違いだったとはいえ、自分の健康に真剣に向き合い、改善策を講じるきっかけになったことは私にとって大きなプラスになりました。水分補給を意識し、塩分を調整しながら、これからもできるだけ散歩も続けていこうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。イラスト/サトウユカ著者/くらげ(46歳)23歳社会人、専門2年、高2の娘を持つシングルマザー。本業の他に収入を増やそうと始めたWEBライターだが、時間の使い方がつかめず悪戦苦闘している。【自由と安定】を求めて絶賛精進中。
2023年01月22日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんの夫、ユーマさんは、やさしくて真面目な人。しかし、なぜか結婚生活に息苦しさと孤独を感じていたアコさん。あるとき、ユーマさんが自分に向けて心から笑っているところを見たことがないことに気が付きます――。出産後、退院して娘と自宅に帰ると、自宅は汚部屋と化していました……。アコさんは掃除をしておいてほしかったとがっかり。そんなこんなで始まった赤ちゃんとの暮らしですが、アコさんは育児を楽しんでいました。しかし、ユーマさんの育児にはイライラすることも……。陣痛がきたとき、アコさんはユーマさんに腰をさすってほしいとお願いしますが、ユーマさんはオロオロするばかり。そしてとうとう赤ちゃんが誕生しますが、赤ちゃんと対面したユーマさんは表情ひとつ変えませんでした。 赤ちゃんとの3人の生活が始まり、育児を楽しんでいたアコさんですが、ユーマさんの育児には不満がありました。なぜなら……。夫の育児は… 当時、「イクメン」という言葉が流行していましたが、アコさんはユーマさんに仕事に集中してもらい、子育てはアコさんがすればいいと考えていました。 とはいえ、ユーマさんに育児をお願いすることもありました。しかし、何度教えてもおむつ替えはテープをきちんと止められず、漏れてしまいます。またお風呂もたどたどしくて任せられません。 親になったスタートラインは同じなのに……とアコさんはモヤモヤしてしまいます。そして自分がする方が早くてイライラしなくてすむので、あまり頼まないようにしようと思ってしまうのでした。 パパの経験不足をママが理解して、ハードルを下げて教えてあげることが大切だと、父親の育児参加に詳しい専門家の先生は言います。しかし、アコさんは何度も繰り返し教えていたので、それでも失敗してしまうユーマさんにイライラし、そしてどうしていいかわからなくなってしまったのかもしれませんね。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年01月22日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんの夫、ユーマさんは、やさしくて真面目な人。しかし、なぜか結婚生活に息苦しさと孤独を感じていたアコさん。あるとき、ユーマさんが自分に向けて心から笑っているところを見たことがないことに気が付きます――。結婚後は同居を前提としている義父母でしたが、アコさんは義妹が苦手。また同居にはもともと抵抗がありました。一方、ユーマさんは転職して同居するつもりでしたが、なかなか転職できず、同居はあきらめることに。義父は怒り、義母は泣いたと聞いて複雑な気持ちもありましたが、アコさんはスッキリ。しばらくして妊娠が判明しました。アコさんはうれしくてすぐにユーマさんに報告。しかし、ユーマさんはそっけない反応で、アコさんはがっかりしてしまいました。それからいよいよ出産のときがやってきて――!?早く子どもが欲しいと思っていたアコさん。妊娠がわかって大喜び。ユーマさんにもウキウキしながら報告しました。すると、「あ、うん」とそっけない返事。アコさんはさすがにユーマさんも喜ぶだろうと思っていたので、がっかりしてしまいます。 いよいよ出産のとき。陣痛の痛みに耐えながら、アコさんはユーマさんに「腰さすって!」「おしり押して!」と訴えますが――? 娘と初対面したときの夫の反応は… アコさんは陣痛の痛みに耐える際、ユーマさんにやってほしいことをリクエストしますが、ユーマさんはオロオロしてしまいます。すると助産師さんが代わりに対応してくれて、アコさんの痛みは和らぎました。 出産時、もうすぐ生まれるというときに、分娩室の外で待つユーマさんを助産師さんが分娩室に呼びました。 赤ちゃんが誕生し、「おめでとうございます! 元気な女の子ですよ!」と助産師さんに言われましたが、ユーマさんは表情ひとつ変えません。そしてビデオカメラを手にしていたのですが、撮影していたのは動画ではなく静止画でした。 そして退院後、娘を連れて自宅へ帰ると、なんと、自宅は汚部屋と化しているではありませんか! これから赤ちゃんと暮らすからと、ユーマさんに掃除をお願いしていたアコさん。入院中、何をしていたのかと、怒りに震えるのでした……。 出産の立ち会いをどうするかユーマさんに任せた結果、生まれる直前に立ち会うことにしたのだそうです。アコさんはあまりの痛みに、はじめからいてもらえばよかった、そうお願いすればよかったと、判断を任せたことを後悔しているのだとか。妊娠・出産は女性にとって一大イベント。初めてのことで正解がわからないからこそ、夫婦で話し合って結論を出すことが大切なのかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 作画:鳥頭ゆば 著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年01月19日PMS(月経前症候群)で理由もなくイライラ……。生理前になると夫と喧嘩してしまうこともあり、喧嘩のあとは罪悪感が残るという経験が多々ありました。しかし、私はPMSによるあることがきっかけで夫婦仲が改善されたのです! どうせ夫に言ってもわからない結婚生活が始まって1年。私は毎月PMSに悩まされており、これが苦しくて苦しくてしかたがありませんでした。私は生活リズムが違う夫に合わせて食事・睡眠をし、休みの日も夫に合わせて起床。一方で夫は家事をせず、朝も起きません。普段ならばそんな夫にそこまでイライラすることはなかったのですが、生理前になると強く怒りの感情が湧くようになったのです。 「なんでこんな簡単なこともしてくれないの? なんで私の気持ちをわかってくれないの?」。だんだんと私の怒りのボルテージはMAXに。 ただいつも思っていたのは「どうせPMSを夫に言ってもわからない。わかってくれない。だから仕方ない。PMSは私の問題だ」ということ。怒りのボルテージがMAXになっては、いつの間にか怒りと寂しい感情が入り混じるようになりました。そして次第に夫との間に溝ができ、日々の会話も減り、セックスレスはもちろん、PMSの時期には喧嘩が増えるようになりました。 そして、事件は起きるある生理期間の朝、私は体が重く絶不調でした。そんな中、夫の目覚ましが鳴り始めましたが夫は起きず……。何度鳴っても一向に夫は起きません。そのうちに、目覚ましの音で息子が泣き出してしまいました。 鳴り響く目覚ましの音、子どもの泣く声、起きない夫……。その状況に私の中でプツンと糸が切れ……大爆発。私は「いい加減にして! 耐えられない!」と泣き叫んで、夫に強く当たってしまったのです。 これまで夫の前で感情を露わにすることはなかった私。夫は初めて見る私の様子に驚いたようでしたが「ごめん」と謝ってくれました。そして、私は泣き崩れ、毎月のPMSが自分でもしんどいこと、コントロールできないこと、PMSの時期に育児も家事もひとりでこなし休む暇がないのがつらいこと、この状態をどうしたらいいのかわからないことなど、不安な気持ちを夫に打ち明けました。 夫からまさかの言葉すると、「ごめん。何もわかってあげられていなかった。女性にそんな時期があるなんて知らなかったよ。PMSについて勉強するし、生理周期を毎月教えてもらうことで一緒に乗り越えられないかな?」と夫からまさかの言葉が出てきたのです。 この言葉を聞いたとき、再び大泣きしてしまいました。すごく心が救われた気持ちになったのです。 その後、夫は本当にPMSについて調べてくれ、毎月、私がその時期に差しかかるころになると、「気持ちはしんどくない?」「何かできることある?」と、いつも以上に私の体調を気づかう言葉をかけてくれるようになりました。 ずっとPMSは女性の問題、自分だけの問題と決めつけていた私。 しかし、パートナーに正直に話すことで理解を得られることもあるのだということを実感しました。「どうせ言ってもわかってもらえない」と思っていた夫が、今は一番の理解者です。 著者/なかまる あゆみ作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ漫画のお仕事をしています。インスタグラムでグルメ備忘録を更新中。
2023年01月18日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんの夫、ユーマさんは、やさしくて真面目な人。しかし、なぜか結婚生活に息苦しさと孤独を感じていたアコさん。あるとき、ユーマさんが自分に向けて心から笑っているところを見たことがないことに気が付きます――。同居を前提としている義父母でしたが、アコさんは義妹が苦手。また同居にはもともと抵抗がありました。一方、ユーマさんは転職して同居するつもりでしたが、なかなか転職できず、同居は諦めることに。義父は怒り、義母は泣いたと聞いて複雑ではありましたが、アコさんはホッとしました。独身のころから不思議なところのあったユーマさん。ある日、アコさんとユーマさんが観光地へお出かけしました。すると、事件が起こったのです――。 両親と同居するため、地元への転職をすべく、ユーマさんは就活をしたものの、1年たっても成果は出ず……。ユーマさんは転職を諦めることに。そして、両親に同居しないことを報告しました。いろいろ言われてしまったものの、アコさんは同居問題が解決してスッキリ。 ある日、2人は観光地へ出かけました。ユーマさんが先に駐車場へ戻りました。あとからアコさんが戻るとそこには……!? 夫が起こした事件と対応 いつもやさしいユーマさんですが、観光地に車に出かけたとき、アコさんが不安になる事件が起こりました。 アコさんがお土産を買いに行き、ユーマさんが先に駐車場に戻りました。アコさんがお土産を買って駐車場にあとから戻ると、ユーマさんが呆然として立っています。 アコさんが尋ねると、車のドアを開けたときに、隣の車にこすってしまったと言いました。 慌ててアコさんは保険会社と警察に連絡するよう言いました。そうこうしているうちに車の持ち主が現われてとりあえず解決することができました。 けれどもアコさんは、今回の件で見ているだけでアコさんが戻るのを待っていたユーマさんに、一抹の不安を覚えます。今後、何か大きなトラブルが起きたときに頼りにならないのではと、ガッカリしてしまうのでした。 アコさんや保険会社に連絡をせず、車をこすったあと、何もせずにアコさんを待っていたユーマさん。アコさんは一連のユーマさんの行動を見て不安になり、「万が一災害にあったときは、私を置いて逃げたりぼーっと立ってたりするのかな」と妄想までしてしまったのだとか。ユーマさんは思わぬハプニングに、動揺してしまったのかもしれませんね。けれどもアコさんが戻っても傍観者でいられては、アコさんが不安に思う気持ちはわかる気がします。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年01月17日おいしいココアで健康に 活用レシピも1月5日、体型が気になる人や、血圧、血糖値が気になる人におすすめのココアを解説している新刊『ココアでやせる! 血圧、血糖値が下がる!』がマキノ出版から発売された。同書ではココアの健康効果を解説し、ココアの効果をさらに高める組み合わせなどを紹介。A4変判、56ページ、定価は935円(税込)である。なお、この新刊は同社発行の月刊誌『壮快』『安心』『ゆほびか』に掲載された記事に加筆修正したものとなっている。カカオ=神の食べ物 その健康効果カカオの学名は「Theobroma cacao」であり、「Theo」は「神」を意味し、「broma」は「食べ物」を意味する。「神の食べ物」と名付けられたカカオは、古代マヤ・アステカ文明で滋養強壮や不老長寿に効果があるとして、王族に珍重されてきたという。現在、カカオに含まれるポリフェノールの抗酸化作用や抗菌作用が研究され、食物繊維やミネラルも含まれていることから、健康食材として注目されている。また、カカオはチョコレートの原料でもあるが、純ココアはチョコレートよりもポリフェノールと食物繊維が豊富で、低糖質、低脂質という点で優れる。新刊では料理にもスイーツにも使えるココア活用レシピや、血流と代謝をアップさせるショウガココア、便秘解消に役立つオリーブココア、ミントココアのほか、高血圧、糖尿病、認知症、更年期対策で医師がすすめるココアの摂り方などが紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※ココアでやせる! 血圧、血糖値が下がる! - マキノ出版 くらしと健康に役立つ実用情報を提供する出版社
2023年01月17日呼吸が浅く息き苦しい。ストレスを感じると呼吸が早くなり動悸を感じる方へ世界保健機構の健康の定義に基づく「体も気持ちも楽になる」整体院。堺市いたわり健康院 さかい快福整体堂(大阪府堺市西区、院長:市川 猛)では、2023年1月16日(月)から当院公式ホームページにおいて、過換気症候群のページを公開いたしました。◇過換気症候群◇ 過換気症候群とは、緊張や焦り不安や予期せぬ緊迫感など何らかの精神的ストレスによって呼吸が浅く早くなる。あるいは、めまいや手足のしびれを伴う呼吸困難の総称です。息をうまく吸えないがゆえにパニック発作でお悩みの方も少なくありません。自律神経と呼吸について過換気症候群で悩まない日常生活、その鍵を握るのが自律神経です。自律神経は体の機能を24時間体制でコントロールをしてくれる神経のことで、普段私たちが無意識で心臓や肺を動かして呼吸を行ってくれているのは自律神経のおかげです。次に呼吸について。緊張や焦り、不安や予期せぬ緊迫感など精神的に不安定な時の呼吸は浅いです。逆にリラックスしている時、精神的に安定している時の呼吸は深い(ゆっくり)呼吸です。このように呼吸が深い(ゆっくり)と過換気症候群は起きません。過換気症候群を引き起こす原因:自律神経機能の低下自律神経機能とは、交感神経と副交感神経の働き度合いのこと。交感神経(がんばる神経)から副交感神経(休む神経)への切り替え。副交感神経(休む神経)から交感神経(がんばる神経)への切り替え。これらの作用がスムーズかそうでないか、レスポンスのことをいいます。たとえば100メートルを全速力で走ったり、出会いがしらで人とぶつかりそうになった時は誰でも呼吸が早くなります。この体の作用は自律神経を構成する交感神経(がんばる神経)が優位になることで呼吸が早くなる。いってみれば、ごく普通の体の作用です。ところが自律神経機能が低下をすると、全速力で走らなくても人とぶつかりそうにならない時でも何らかの影響によって緊急性を感じ、交感神経(がんばる神経)が過剰に働いてしまいます。この作用を自動車で例えるとアクセルペダルを踏みこんでいないのに勝手にスピードがあがる誤作動。過換気症候群で一例をあげると、静かな環境でリラックスしているのにも関わらず、突然呼吸が早くなる。このように自律神経の誤作動(自律神経機能の低下)によって、過換気症候群特有の呼吸が乱れる状態が起こるようになります。呼吸の発作が気になってしまい仕事に集中できない、あるいはお薬や漢方薬を服用しても改善しない過換気症候群でお悩みなら、自律神経専門の整体院さかい快福整体堂までお気軽にご相談ください。◇過換気症候群◇ 動画でご紹介|さかい快福整体堂の自律神経整体店舗情報商号: 堺市いたわり健康院 さかい快福整体堂代表者: 市川猛所在地: 〒593-8322大阪府堺市西区津久野町1丁14−12 ナカノハウジングビル202設立: 2013年4月事業内容: 整体・カウンセリング資本金: 500万円URL : GoogleMapはこちら : 本サービスに関するお客様からのお問い合わせ先堺市いたわり健康院 さかい快福整体堂℡072-289-5992取材のご依頼についてメディア掲載履歴 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月16日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんの夫、ユーマさんは、やさしくて真面目な人。しかし、なぜか結婚生活に息苦しさと孤独を感じていたアコさん。あるとき、ユーマさんが自分に向けて心から笑っているところを見たことがないことに気が付きます――。アコさんは、ユーマさんの実家が、同居を前提にしていること、義妹が口うるさく合わないこと、地域の人たちに責められてもユーマさんが助けてくれないことなど、気になるところはありましたが、やがてユーマさんと無事入籍。いつか義両親と同居するためにと、ユーマさんは転職活動をしましたが、1年たっても面接には至りません。そこでユーマさんはとうとう義実家へ帰ることを諦めることに。そのことを伝えるためにユーマさんは義実家へ向かいました……。いつか同居するために転職しなくてはと、ユーマさんは地元でできる仕事を探し始めました。しかし、なかなかエントリーせず、面接を受けることもないまま1年が経ちました。これ以上アコさんを振り回せないと、ユーマさんは転職、つまり同居を諦めることに。帰省したら自分からそのことを両親に伝えると言いました。 義実家からユーマさんが帰ってきました。義両親の反応はいったい――!?同居しないことへの義父母の反応 ※誤)実家に帰って帰ることが→正)実家に帰ることが ユーマさんが義実家から帰宅しました。「もう義実家には帰れない」ということを伝えるための帰省だったので、アコさんはどうなったのかとそわそわ……。しかしユーマさんはなかなか口を開きません。 もどかしい時間が流れたのち、ようやくユーマさんは話し始めました。 「母親はめちゃくちゃ泣いてた……」 ユーマさんが仕事を理由に実家に帰れないことを両親に伝えると、お義父さんは激怒し、お義母さんはひたすら泣いていたとのこと。義両親との同居の心配がなくなり喜んでいたアコさんでしたが、複雑な気持ちに……。 そして、同居問題をこれまで曖昧にしていたユーマさんにも非があるような気がして、モヤモヤしてきました。どうして最初から地元で就職しなかったのかなど、疑問や怒り、いろいろな感情が沸いてきたアコさんなのでした。 アコさんは複雑な思いではあったものの、ユーマさんが義両親への報告の際にアコさんの名前を出さなかったことには、ユーマさんの気遣い、やさしさを感じたのだそうです。ユーマさんは今後、アコさんが気まずい思いをすることのないように、できる限りの配慮をしたのでしょうね。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年01月14日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんの夫、ユーマさんは、やさしくて真面目な人。しかし、なぜか結婚生活に息苦しさと孤独を感じていたアコさん。あるとき、ユーマさんが自分に向けて心から笑っているところを見たことがないことに気が付きます――。アコさんは、ユーマさんの実家が、同居を前提にしていること、義妹が口うるさく合わないこと、地域の人たちに責められてもユーマさんが助けてくれないことなど、気になるところはありましたが、やがてユーマさんと無事入籍。結婚後、しばらく幸せに過ごしていましたが、ある日、義実家へ向かう途中、突然アコさんの足が動かなくなります。義実家へ行くのをやめて帰宅すると、ユーマさんが「俺の実家が苦手なの?」と聞いてきました。無事、結婚式や新婚旅行を終えて幸せに暮らしていたアコさんでしたが、義実家へ行くことが増えていきました。義妹は相変わらずで、アコさんはつらく感じていました。 ある日、義実家へ行く途中、最寄りの駅に到着すると、アコさんの体に異変が起こります。足が突然動かなくなったのです。義実家へはユーマさん1人で行ってもらい、アコさんは自宅へ帰りました。そしてユーマさんが帰ってくると、アコさんに義実家が苦手なのか聞いてきました。アコさんはすべてを話すことにしました――。夫に義妹のストレスを打ち明けると… アコさんはユーマさんに義妹に会うたびにチクンとすることを言われてストレスを抱えていることを伝えました。ユーマさんは「なるべく義妹を近寄らせないようにする」と言いました。 そして同居問題について、ユーマさんは将来的行けたらいいと思っていることを話してくれました。しかし、アコさんははっきりしない考えが落ち着きません。 「それっていつなの?」「歳とったら厳しいよ」「遅いとローンも通りにくいし」 と、ユーマさんに迫ります。 そして、 「ウダウダするぐらいならいっそ今すぐ移住した方がよくない?」 と葉っぱをかけます。もちろんこれは本心ではありません。しかし、納得したユーマさんは転職先探しを始めることに。 それからどんどん月日は流れ……、半年経っても転職情報を調べるのみでユーマさんはエントリーしません。とうとう、1年経っても1度も面接することはありませんでした。 ついにユーマさんは転職を諦めることに。実家には自分で伝えると言ってくれました。 転職活動を開始後、1年が経っても、ユーマさんは求人を見ているだけの状況だったようです。結果、ユーマさんが転職を諦め、同居も断ることに。1年間見ているだけで応募しなかったことは少々驚きましたが、ユーマさんの行動や決断には、アコさんに対する誠実さがあわられている気がしますね。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年01月13日生後間もない娘が肺高血圧になり緊急入院することに。高度治療室に運ばれたさくちゃん。付き添い入院ができないので、さくちゃんと離れて、自宅へ帰り、面会時間に通う生活が始まりました。 娘に面会へ行くと、そこには大きい人が……! 突然病院から電話がきて 夕方、自宅で夕食を作っていると、突然病院から電話が! 「まさか、さくちゃんに何かあった……?!」 緊張しながら電話に出ると、 「炎症の値が下がりました! 明日手術をします」 急きょ手術が決まった、さくちゃん。どうなる……?! 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター こやま家2018年4月生まれの女の子さくちゃんと、2020年5月生まれの男の子あおくんを育てるワーキングママ。奇想天外な家族の様子を絵日記で描いている。
2023年01月13日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんの夫、ユーマさんは、やさしくて真面目な人。しかし、なぜか結婚生活に息苦しさと孤独を感じていたアコさん。あるとき、ユーマさんが自分に向けて心から笑っているところを見たことがないことに気が付きます――。結婚する前のこと、アコさんはユーマさんからいずれは両親と敷地内同居を考えていることを聞かされます。同居には抵抗があるアコさん。お義母さんに会うとやさしく感じの良い方でホッとするものの、「同居する」と決定しているかのような空気に戸惑ってしまいます。さらに口うるさい義妹の存在が、アコさんを義実家へ行くのを憂うつにさせていました。結婚式には「組合」の人を招待してほしいとお義母さんに言われ、何のことかわからずにいると、すかさず義妹が「しっかりしてよ!」と言って組合の説明をしてきました。周りから責められても助けてくれないユーマさんにアコさんはがっかりします。いろいろなことが起こりつつも、アコさんとユーマさんは無事に入籍を済ませて夫婦となりました。そしていよいよ結婚式当日です。組合の人も招待し、無事、結婚式を終えたアコさんでしたが……!? ユーマさんのおばあちゃんのお葬式に参列したときのこと、義妹がつわりで大変と聞いて、体調は大丈夫ですかと声をかけると、「ほっといて、アコちゃんつわりの経験ないんだから」と言って、去ってしまいました。お葬式のあとの会食は義妹がいないおかげで、楽しく過ごせました。 その後、入籍をして夫婦となったアコさんとユーマさん。結婚後、しばらくは幸せに過ごしていたアコさんでしたが、ある日、異変が起こります――。私に起きた異変 無事結婚式を終えて、しばらく幸せに過ごしていたアコさん。結婚後、ユーマさんの義実家へ行く機会が増えました。義妹は相変わらずで、アコさんは義実家へ行くのをつらく感じてしまいます。 するとある日、義実家へ向かっていたときのこと、最寄り駅まで着いたらアコさんの足が突然動かなくなってしまいました。 アコさんは自分でもどうしてそうなったのかわかりません。ただ、義実家に行きたくない気持ちが影響している、そんな気がしてしまいました。 ベンチに座ると、「早く実家行って休もう」と、ユーマさん。 アコさんの気持ちに気付いていない様子。アコさんは休んで自宅へ帰り、義実家へはユーマさん1人で行くことに。 アコさんが自宅に戻ると、ユーマさんは義実家から電話をかけてきて、ユーマさんの両親が、アコさんが実家の近くで休んでいることにショックを受けていたと言いました。アコさんはその言葉に落ち込んでしまったのでした。 ユーマさんからの電話で落ち込んでしまったアコさん。義両親を傷つけてしまったような気持ちや、ユーマさんに義実家へ行きたくない思いを悟ってほしかったという気持ちなど、いろいろな気持ちが入り混じっていたのかもしれませんね。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年01月12日