国内最高レベルの紫外線防止効果キューサイ株式会社は、「コラリッチ UV モイスト バリア」を2020年3月1日(日)に発売する。同製品は、国内最高レベルの紫外線防止効果「SPF50+/PA++++」の機能を備えた日焼け止めだ。既に発売している「コラリッチ UV モイスト 85」の紫外線防止効果「SPF30/PA+++」に加え、目的や好みに合わせて選べるようになった。紫外線吸収剤は、肌に直接触れないようにカプセル化しているため、紫外線を強力にカットしながら、肌へのダメージが少なく安心して使用できる。長時間の外出やアウトドアやレジャーにもおすすめだ。また、大気汚染物質から肌を守る「モリンガエキス」を配合。スキンプロテクター機能により、紫外線だけではなく花粉やPM2.5なども防ぎ、肌をすこやかに保つ。肌への負担が少ないさらに、「ガードコラーゲン」「マカデミアナッツ油」「植物性セラミド」などの美容液成分を82%配合。肌への負担が少なく、首、腕、足はもちろん、顔にも使用できる。販売価格は、50g入りで2852円(税込み)。同社公式通販サイトにて購入できる。(画像はプレスリリースより)【参考】※キューサイニュースリリース
2020年03月09日産後の回復が早いなどのメリットから利用者が増えている無痛分娩で、重大事故が相次いでいる。無痛分娩は局所麻酔で陣痛に伴う痛みを和らげ、出産時の疲労を軽くする出産方法だ。出産後、比較的早期に仕事に復帰できることもあり、欧米を中心に働く女性に人気で、フランスでは妊婦の6割以上、アメリカでも4割以上が無痛分娩を選択。日本の無痛分娩の実施率も’07年の2.6%から’16年の6.1%に急増している。ところが新聞で報道されているだけでも’11年以降、無痛分娩による死亡事故が5件、重い障害が残った事故が2件発生しており、その中には3度も重大事故を起こしたクリニックもある。埼玉医科大学総合医療センター産科麻酔科診療部長の照井克生教授は、日本の無痛分娩事情を危惧して、次のように語る。「米国では無痛分娩の麻酔の95%を麻酔科医が担当し、出産が終わるまで分娩室で立ち会います。残りの5%も、特別な資格を持つ麻酔看護師が麻酔科医の監督の下で麻酔を担当しています。硬膜外無痛分娩では全脊髄麻酔などの発生も想定されるので、産科医1人では不測の事態への対応は難しいのではないでしょうか。日本でも麻酔科医が麻酔をし、産科医ともども最後まで出産に立ち会うべきですが、そもそも日本には麻酔科医の絶対数が不足しているうえ、診療所や病院の経営面からも、実現は容易ではありません」では無痛分娩を受けたい妊婦は、どんな医療施設を選べばいいのだろう。照井教授は「無痛分娩関係学会・団体連絡協議会」(JALA)のホームページにある「無痛分娩施設検索」を閲覧し、参考にしてほしいと話す。「確認のポイントは、日本麻酔科学会認定麻酔科専門医がいるかどうか。これが最も安心できる資格です。施設に麻酔科専門医がいない場合は、麻酔科標榜医の資格を持つ医師がいるかどうかを確認してください。標榜医は麻酔科医の下で2年間の研修を積んでいるので、呼吸管理を含むトラブルに対応する基本的な技能を持っています」妊婦と家族が、医師との面談時に、事故が発生したときの対処法や安全対策を詳しく質問すべきだと照井教授は話す。「“私はベテランだから大丈夫”と安請け合いしたり、質問されて怒る医師は要注意です」だが同ホームページに掲載されている施設はごく少数。安全対策は緒についたばかりだ。「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月06日交通事故で受けた怪我を治療する場合は、風邪や病気になって病院にかかるのとは事情が変わってきます。交通事故による治療費や入院費は交通事故を起こした相手が負担することになるため、実際に治療に入る前に守るべき流れや注意点について知っておくことが大切です。交通事故の怪我はどこに通院すればいいのか交通事故で怪我を負った場合は、適切な治療を受ける必要があります。目に見える外傷がある場合は、事故現場での状況次第で救急車で病院へ送られることになるので、通院先に悩むなんて必要はないでしょう。問題はむち打ち症など外見を見ただけではわからない外傷が無いような症状の場合や、自覚症状が全くない場合で、念のため検査をしてほしいような場合にどこを受診すべきかが問題となります。むち打ちや腰痛の正しい受診先むち打ちや腰痛の症状が出た場合は整形外科を受診して下さい。それが一番確実です。また、総合病院が近くにある人は、受付で交通事故である旨申し出れば適切な診療科を案内してくれます。インターネットで「交通事故治療」と検索すると、病院よりも接骨院や整骨院が沢山出てきますが、できる限り医師による診察を優先すべきなので病院やクリニックを受診して下さい。通院期間の治療費を負担してもらうために交通事故の治療で医師による診察を優先させるべきなのは、次のような理由があるからです。接骨院や整骨院、鍼灸院、整体などは病院ではないため、治療内容によっては保険会社に治療と認められず、治療費や慰謝料、休業補償が支払われない場合がある。3ヶ月以上など治療が長引く場合に症状固定までの治療過程を、できる限り同じ医師に継続的に診断してもらうことが、後遺障害認定に対して有効である。誤解されている方も多いのですが、接骨院や整骨院は医師ではなく柔道整復師です。国家資格ではありますが、後遺障害診断書は医師にしか作成できませんので、その点も踏まえて注意しましょう。転院したい場合の流れと必要な説明病院での入通院治療が開始した後、症状が一向に回復に向かわなかったり、医師の診察や治療に不安を感じたりする場合もあります。そんな時、病院を転院する事は可能なのでしょうか。交通事故ではなく、通常の病気などであれば本人の意思によって病院を変える事になんら問題はありません。最近では、セカンドオピニオンが一般的になりつつあるので、カルテなども他の病院の医師に見せることも可能です。ただ交通事故の場合は、治療費について事故を引き起こした相手の保険会社に出させることになるため、転院する場合は事前に注意が必要です。[adsense_middle]保険会社に説明して同意してもらう治療費を支払う保険会社の了承を得ることができれば、転院先の治療費についても問題なく負担してもらえます。ただし、医師の対応に対するクレームや病院のランクに関する希望など、私的な事情による場合についてはそう簡単に認められません。保険会社に転院を認めてもらうには、以下のような点が重要になります。現在の医師の転院に対する見解転院先の病院の見解これまでの治療経緯と将来的な治療方針これらの要素を総合して、客観的に見て妥当だと保険会社が判断すれば認められます。例えば、通院中の病院の設備では今後適切な治療を施す事が困難な場合など、医師の指示により転院するような場合は認められる可能性が高いです。なお、交通事故による転院は、受け入れ先の病院によっては事前に保険会社から転院の了承が取れていないと受け入れ自体を拒否される場合があります。引継ぎが上手くできていないと治療自体に影響を及ぼす恐れがありますので、受け入れ先病院とのすり合わせは慎重に行いましょう。転院を認めてもらえない場合転院は必ずしも保険会社が了承しなければできない、ということではありません。忘れてはならないのは、治療において最優先すべきは少しでも早く良くなる事であり、保険会社を説得する事ではありません。保険会社の説得に時間がかかると、怪我が今よりも悪化する可能性もあります。ですから、本当に必要性があるのであれば、保険会社の説得は後回しにしてでも転院させるという判断も必要になる場合があるでしょう。万が一後から保険会社が治療費を負担しないという事になるとまずいので、この場合は必ず事前に弁護士に相談することをおすすめします。状況次第では、弁護士が間に入る事であっさり転院を了承する場合もあります。保険会社が了承を渋っている場合は、速やかに弁護士に相談しましょう。適正な通院の頻度とは?交通事故で適正な賠償を受けたいと思った場合、重要になってくるのが通院の頻度です。重傷で入院している場合であれば考える必要もありませんが、むち打ちや骨折、腰痛、打撲など症状が比較的軽い場合については通院頻度を考えることがあります。素人的に考えると、より多く通院した方が慰謝料も多くもらえそうなイメージがあるかもしれませんが、実際のところはどうなのでしょうか。むち打ち・骨折・腰痛等における通院日数と通院期間の関係性結論からいうとたくさん通院したからといって、それに比例して慰謝料額がどんどん増えていくわけではありません。そもそも、慰謝料計算のポイントとなるのは何回病院に行ったかではなく、どのくらいの期間治療をしていたのかです。このことを通院期間といい、通院期間が長い方が慰謝料額が高額になります。ただ、月に1回ずつ12回通院したとして通院期間が1年になるとすると、あまりにも極端です。そのため、あまりにも1月あたりの通院日数が少ない場合は、実際の通院日数の3倍程度を通院期間の目安に考えることもあります。適切な通院頻度適切な通院頻度は怪我の種類にもよりますが、基本的には週2回から3回程度、月にすると10回程度通っていれば通院期間としてカウントしてもらえる可能性が高いでしょう。ただし、慰謝料請求のために通院頻度を調整するのは本末転倒です。基本的に交通事故で怪我をしたのであれば、怪我を治すのが最優先なので、必要がないのに病院に行っても意味がありません。例えばむち打ちの方の中には、通院期間をできるだけ伸ばして慰謝料を高くしようと非常に短い頻度で通院し、その都度湿布だけ処方してもらっていたというようなケースが時々あります。いくら病院に通院していたとしても、単に湿布を処方してもらうだけでは通院として認めてもらえない可能性が高いでしょう。基本的に表面上だけ通院を装っていても最終的にはバレてしまうので、慰謝料目当てで通院期間を引き延ばそうと考えることはやめた方がいいです。治療費はいつまで負担してもらえる?交通事故の被害を受けた際、治療にかかる費用については交通事故を起こした側が任意保険に加入していれば、その保険会社が補償してくれます。ただ治療費については、いつまでも際限なく補償してもらえるというわけではありません。例えば、交通事故でむち打ち症の後遺症が残ってしまうと、最悪の場合その治療は一生続く可能性があります。このような場合、加害者にいつまで治療費を請求することができるのでしょうか。また、加害者側の保険会社から治療費の支払いを打ち切られた場合、どのように対処すればよいのでしょうか。[adsense_middle]治療費は症状固定までが原則交通事故による怪我の治療費を、事故を起こした側が負担するのは当然ですが、いつ完治するかわからないような怪我の治療費をこの先一生負担し続けるのはあまりにも大変です。そこで、交通事故で負傷した怪我の治療にかかる費用の支払いについては、怪我が治るか、回復の見込みがないと判断されるタイミングである症状固定までという1つの基準が設けられています。症状固定とは、これ以上治療を継続しても回復の見込みがない状態のことで、この状態に達した場合は、そこで治療費の支払いは打ち切られます。症状固定以降も病院で治療したいという被害者の方は、治療費はすべて実費で自己負担になってしまうのです。交通事故関連の情報サイトで、次のような記載をよく目にします。「相手の加入していた損害保険の会社の担当者から、もうこれ以上の治療費は賠償できないといわれた」これは保険会社側が一方的に症状固定と決めつけて、治療費の支払いを拒否している状態なのです。では、そもそも症状固定は誰が決めることなのでしょうか。症状固定は誰が決めるの?症状固定が、これ以上治療を継続しても回復の見込みがない状態である以上、その判断ができるのは医学的知識のある医師(主治医)と考えるのが当然です。ですから、通常は交通事故における症状固定の判断をするのは主治医ということになります。けれども、保険会社からすると1日も早く治療費の支払いを終わらせたいため、症状固定にするタイミングを一方的に決めつけてくるのです。保険会社にはそれぞれ独自の症状固定時期の目安的基準があるといわれていて、それに達しても被害者から症状固定の連絡がないと、保険会社側から「もう治療は終わっているのでは」と一方的に決めつけて治療費打ち切りの連絡をしてくるのです。例えば、むち打ちや骨折など、比較的交通事故の中でも軽傷な怪我の場合は、3〜6ヶ月程度で形式的に治療費の打ち切りを連絡してきます。治療費が打ち切られたら被害者の負担は重くなる万が一保険会社からの治療費の支給が打ち切られると、以降の治療費は全て実費になってしまいます。本当に治療が終わっていればいいのですが、まだ回復に向けて治療を行っている場合には、その治療費は大きな出費となってのしかかります。そのため、万が一治療費の打ち切りの連絡が保険会社から入った場合は、その場ですぐに応じず、本当に治療の必要性があれば弁護士を通して話し合いをする必要があります。治療費の打ち切りを一方的に伝えられた場合、その後の流れは次の2つのパターンが想定されます。弁護士に治療費の打ち切りを阻止してもらう早い段階で弁護士に相談をすれば、弁護士が代理人となって保険会社と交渉してくれるため、適切な主張によって治療中であることを保険会社に理解させ、そのまま治療費の支払いを継続してもらうことも可能です。示談や訴訟で後から請求する弁護士への相談が遅れたり、保険会社が一切譲らなかったりするような場合は、一方的に治療費を打ち切られることもあります。ただ、このような場合でも諦める必要はありません。本当に治療中なのであれば、それを示談や訴訟で相手方に主張して証明すれば、後から被害者が立て替えた分の治療費を請求できる場合もあります。保険会社は治療費の支払いをできる限り低く抑えようとなんとか説得しようとしてくるのです。そのため実際の治療状況を無視して、3〜6ヶ月程度で一方的な打ち切りの連絡が入ることがよくありますので、十分注意しましょう。症状固定にされる期間の目安加害者側の保険会社は、常に被害者が過剰に治療費を請求してこないかを警戒しています。そのため、通院頻度が1ヶ月に1度も通院していないような場合や、通院していても湿布をもらいに行ったのみのようなことが続くと、保険会社側から治療費の支払い打ち切りを宣告されやすくなります。また、むち打ちや打撲といった怪我については概ね3ヶ月程度、骨折でも長くて6ヶ月程度で保険会社から機械的に症状固定で打ち切りの連絡が入る可能性が高いです。もしも、本当に治療が継続しているようであれば、それが客観的に見ても納得できるような形で通院と治療を行うことがとても大切です。治療と通院のポイント保険会社と治療費や慰謝料の請求について争いになった場合に、もっとも重要になってくるのが主治医の見解です。保険会社がどんなに症状固定だといったとしても、主治医がまだ治療する必要があるとはっきりとした見解を示してくれれば、治療費の打ち切りは回避できます。さすがに医師の見解に反する判断は、いくら保険会社でもできないということです。交通事故後の治療に関するまとめ交通事故後の治療については、適切な場所で適切な通院、治療を受けることが損害賠償請求の上でもとても大切です。治療費の打ち切りは、交通事故後のトラブルとして比較的よく発生します。万が一保険会社から治療費の打ち切りを宣告されても決して慌てず、まずは弁護士に相談をして今後の対策を考えることをおすすめします。適切に対処すれば、本来もらえるべきものは交通事故を起こした相手側に請求することが可能です。
2020年02月19日交通事故で体にケガをした場合は、病院で支払った治療にかかった費用について事故を起こした加害者に対して請求することができます。ただ、現実に相手と話し合うとなると、どこからどこまでが治療なのかについて意見が分かれてしまい争いになることがあるため注意が必要です。そこで本記事では、交通事故のケガの治療を受ける際に利用する人が多い接骨院を例に、治療費が認められる範囲について解説したいと思います。どこまでが治療なの?治療費について事故を起こした加害者の人(基本的には加害者が契約している損保会社)に請求できるというのはイメージできると思いますが、じゃあどこまでが治療費になるのかはイメージできますか?事故によって体から出血しているようなケガについては、有無を言わさず病院に搬送されるでしょうから普通に考えて治療費となるでしょう。ところが、中には事故にあっても目に見えて出血することなく、ただ首や腰が痛い気がするといったケースはとてもよくあります。このような場合では病院に搬送されずに自力で診てくれるところを探す場合もあります。接骨院に通院するケース交通事故で首や腰に痛みを感じた場合、人によっては接骨院や整骨院、もしくはマッサージなどに通院しようと考える人がいます。普通は治療というと病院やクリニック、町医者などを思い浮かべるかと思いますが、目に見えるほどの外傷がないケガの場合、医者の世話になることを面倒くさがってあえて気楽に通える接骨院などを選択するのです。では、接骨院で支払った費用についても交通事故を起こした張本人である加害者に請求できるのでしょうか。保険会社の見解は医師に相談すること賠償金の交渉をする相手になる損保会社の考え方としては、医師による治療イコール治療費という傾向があります。要するに、医学的に根拠を持って説明ができる治療については治療として認めますが、そうではないものについては認めませんというスタンスです。接骨院や整骨院については医師がやっているのではなく、柔道整復師という資格者がやっているところで医学的な根拠を持ってやっている場合もありますが、やっていることは治療ではなくて施術なので損保会社はあまり治療として認めたがりません。実際、治療でもないのに体の中で痛い場所をでっち上げて書類を書いて、不当に健康保険を使って接骨院でマッサージ的なことをやってもらおうとする人がいるため、損保会社としてもあまり接骨院での施術まで保証したくないのです。接骨院の看板には保険対応可能などと書いてあることがよくありますが、実際に保険が適用できるかどうかは損保会社に申請しなければわからないはずなので、そう言った看板の表記を鵜呑みにして施術を受けない方がよいでしょう。弁護士に相談すれば認められる場合も接骨院で受けた施術費用が一切請求できないかというとそうではありません。接骨院の中には交通事故を専門として扱っているところもあり、実際にむちうちなどに一定の効果があるところもあるようです。ただ、損保会社は被害を受けた人が直接交渉してもなかなか首を縦に振りません。専門家である弁護士を通して接骨院での治療が必要だったと主張することで、場合によっては治療費として支払ってくれる場合があります。例えば、医師が接骨院に通うよう指示を出したような場合については、損保会社が治療費として認める傾向があります。基本は医師に診てもらうべきこのように接骨院で施術を受けた場合についても、弁護士を交えて損保会社と交渉すれば治療費として認められる可能性が残されています。ただし、あくまで可能性があるというだけで、病院で治療を受ける場合に比べればはるかにハードルは高いです。言い換えれば、わざわざそこまでして接骨院で施術を受ける意味はほとんどありません。むちうちや腰痛などが交通事故によって発生したとして、あえて接骨院に行くよりも整形外科の専門医の先生にちゃんと診察してもらった方が、治りも早いはずですし何より治療費として認められます。医師ではないところに行ってしまうとそれだけでハードルが高くなってしまうので、よほどの事情がなければ接骨院や整骨院、マッサージなどはおすすめしません。接骨院が治療費に認められないと大変昔にあった事例で、接骨院での施術は治療費として認められにくいということを知らずに数ヶ月通いつめていた人が、いざ損保会社に請求したところ反対されて全て自腹になってしまったことがあります。通常、損保会社が治療費として認めたものについては、被害を受けた人がその都度窓口で高額な治療費を支払わなくてもいいように、損保会社が直接病院に支払ってくれることもあります。ですが、接骨院を使った場合は被害を受けた人自身で一度立替え払いをした上で後から請求することになるため、立て替えた後に損保会社が請求を認めないと大変なことになるのです。交通事故で被害を受けた人の多くは、事故を引き起こした加害者とされる人に対して強い怒りを感じていることから、かなり広い範囲まで治療費として請求できる、または請求してやると意気込んでいるケースが多いように感じます。ただ実際に治療費として法的に認められる範囲は、医学的な根拠に基づくものにある程度限定されてきています。ちなみに、鍼灸院でのいわゆる針治療について質問を受けることがよくありますが、法的に認められやすいのはいわゆる西洋医学に基づく治療であって、東洋医学に基づくものについてはものによっては否定されやすい傾向があるため注意が必要です。こういった原理原則を頭に入れた上で、どこで治療を受けるのかについて冷静に考えることが大切です。接骨院に通院したくなるケガ交通事故で受けるケガの中で接骨院を使おうとする人が多いのがむちうちです。むちうちは正確にいうと医師の使う用語ではなく、正しくは頚椎の捻挫(けいついねんざ)といいます。例えば、車に乗って停車している時に前方不注意の車にもろにぶつけられたような場合、被害を受けた側の人は体をシートベルトに固定していることから、首よりも上の部分が激しくしなります。このしなりがムチのようなことからむちうちというのですが、むちうちになると次のようにいろんな症状が現れるのです。頭痛めまい吐き気首の近辺に痛みを感じる首が完全に回りきらない、横を向きにくい握力が下がる体がだるく感じるこのように症状が人それぞれのため、人によっては頚椎が捻挫しているとは気が付きにくいです。実際、交通事故が起きたすぐ後に頚椎が捻挫していると自覚していない人も多く、事故が起きて一週間以上経ってから上記のような症状を感じて病院に行ったところ、頚椎が捻挫しているとわかるというケースがよくあります。頚椎の捻挫はレントゲンを撮ってもはっきりわからないことがあるため、被害者の方がしっかりと医師に自分の症状を伝えないと医師も気が付かないので注意が必要です。[adsense_middle]治療方針が慰謝料に与える仕組みとは被害を受けた人が請求できる慰謝料は、同じケガの程度だとしても治療の方向性などによって金額が変わってきます。先ほどの頚椎の捻挫のケースで考えてみましょう。頚椎の捻挫は病院で入院したり通ったりすることに対する慰謝料の他に、事故が起きる前の状態に治癒されず後遺症が残った場合の後遺障害による慰謝料を交通事故の相手に対して請求することができます。後遺障害に対する慰謝料は等級によって金額が違い、頚椎の捻挫の場合は14級か12級に割り振られることがあるのですが、弁護士に交渉をお願いした場合で考えて14級なら110万円、12級なら290万円が慰謝料の相場となり、どちらに認定されるのかによって慰謝料が大きく違ってくるのです。もっといえば、頚椎の捻挫の多くは後遺障害に認定されないケースもあるため、認定を取れるかどうかは慰謝料の金額に大きな影響を与えます。14級と12級の違い14級と12級の差は一言で言うと客観的な証拠があるかどうかです。頚椎の捻挫は「首がいつもと違って横を向いたり、下を向いたりすると痛い」と被害を受けた人が口で言うだけでも、医者が「頚椎の捻挫の可能性がありますね」とすることもあるようですが、いわゆる自覚症状しかない場合12級は認定されません。12級の基本的なポイントとしては、被害を受けた人自身の申告にプラスして客観的な裏付けとなるレントゲンやCT、MRIなどの画像によって頚椎の捻挫であることが証明できる必要があります。接骨院では証明できない接骨院や整骨院、整体、マッサージなどに通っている場合については、たとえ頚椎の捻挫という症状があったとしても医師による診察、診断がされていないことから後遺障害として認定されないことが多いです。そもそも、柔道整復師については医師ではないので診断書を書くことができません。このような事実を後で知って慌てて整形外科を受診しても、事故からの経緯がはっきり証明できないため証拠として認めてもらえない可能性もあります。頚椎の捻挫など交通事故が発生してから時間的間隔を置いてから発症する症状については、事故との因果関係(事故があったから症状が出た)について争いとなるため、症状が出たらできるだけ早く整形外科で診察を受けて、カルテに記録をつけてもらうことが重要です。接骨院では健康保険は使えても、保険会社から治療費として認めてもらえず実費を支払わされる結果となる可能性が高いので気をつけたほうがいいでしょう。保険会社との交渉のポイントすでに接骨院でマッサージや電気療法などの施術を受けている人については、できるだけ早く整形外科を受診するとともに保険会社との示談に向けて対策を考える必要があります。[adsense_middle]治療する期間、日数についてむちうちなど接骨院に通うような痛みがある場合、保険会社からは大体3ヶ月くらいで治療費の支払いを止められることが多い傾向があります。それ以上の日数で治療を続けたい場合については、まだ治療中だという医師の見解が必ず必要になるため、整形外科を受診しなければなりません。保険会社は基本的に医師の見解しかあてにしておらず、柔道整復師や整体師、鍼灸師の見解についてははねのけてしまうことが多いので注意しましょう。画像を撮る検査をする接骨院・整骨院・鍼灸院・整体などに通っていると、施術は受けられてもレントゲン・CT・MRIなどの画像検査を受けていないため頚椎の捻挫を客観的に証明することが難しくなります。そのため、まだ整形外科を受診していない場合はすぐに受診して画像検査を受けてください。客観的な証拠がないと本人の自己申告だけになってしまい、慰謝料がとっても少なくなるかもしれないので必ず整形外科に行ってカルテに記録してもらいましょう。また、その際に交通事故との関連性について触れてもらうことも忘れないようにしましょう。医師の指示は非常に有効治療費として認めてもらうためのキーワードは医師の指示です。どこに通うにしても、医師が医学的な理由をもとに指示したことであれば大体治療費として認められますので、医師が腕のいい接骨院を教授していくのであればその流れを診断書などに記録しておくことで治療の一環として認められます。過去にも交通事故の治療として温泉治療をした人がいるようですが、この際も医師の指示があったということで治療費として認められたことがあるくらいです。繰り返しますが、接骨院は医師ではなく柔道整復師なので医師の診察、診断を受けなければ示談において不利になることは頭に入れておきましょう。交通事故における整骨院・接骨院の扱いに関するまとめ今回は交通事故における整骨院・接骨院の扱いについて解説してきました。接骨院、整骨院、整体、鍼灸院、マッサージなどは看板などに交通事故対応などの看板を掲げているケースはありますが、示談において必ずしも治療費として保証されることを意味しているわけではありません。柔道整復師、整体師、鍼灸師などについては医師の資格はないので、医学的な根拠で頚椎の捻挫などの症状を証明することができません。また画像検査についても整形外科で受診する必要がありますので、事故後は料金などは気にせずできるだけ早めに病院で精密検査をしてその上で医師の指示があった場合に接骨院に通うという流れをとるようにしましょう。
2020年01月10日浮気はされる前に予防することが大切。彼の浮気を予防するための効果的な手段を紹介します。デート回数は多めに男性は少し放っておかれると彼女からの愛情不足を感じて、他の女性に愛情を求めがちです。浮気防止のためにもデート回数は多めに設けましょう。仕事や私生活で忙しくても、ディナーだけ、数時間だけなどなるべく隙間時間も有効活用して彼と直接顔を合わせる機会を作ってください。あなたと会うことで他の女性と合う機会を減らせるので、効果的な浮気防止が可能です。また、顔を合わせて交流することで彼の愛情は満たされ、浮気の可能性は低くなるでしょう。彼の友達と仲良くする彼の友達と積極的に会って仲良くするのも効果的です。友達の目があるので彼は浮気しづらくなり、もし何かが起こった際には友達から情報提供をしてもらえます。浮気の予兆があれば、彼の友達からの情報提供をうまく使って本格的な浮気に発展する前に防ぐことも可能です。彼の友達に女性がいればなお良しです。女友達が居れば積極的に交流を深めましょう。女友達から浮気に発展するケースもあるので、先に友達になっておくことで牽制も兼ねて浮気の可能性を抑えられます。また彼の友達と仲良くして浮気を阻止するのであれば、顔なじみ程度といった中途半端なものではなくしっかりと仲良くしておきましょう。もし何か起こったとき、中途半端な仲では彼に味方されてしまいます。自分の気持ちをしっかり言葉にする男性は言葉にしないと女性の気持ちが分かりません。女性が察して欲しいことを察することができず、すれ違いが起こるケースも珍しくはありませんよね。あなたと付き合っているのにすれ違いから男性が寂しさを感じてしまったら、浮気の危険性が出てきます。言葉にしなくても分かるだろうと思う気持ちはいったん捨てて、自分の素直な気持ちを彼に伝えましょう。好きだという単純な言葉だけでも男性は喜びます。恥ずかしいからと普段あまり言葉にしないのであれば、勇気をもって彼に気持ちを伝えてみてください。
2020年01月08日家の中でも外でも、どんな場所にいても、子どもたちが予想もできないような危険な行動をとることってありますよね。子どもたちが無事であればいいですが、時には命の危険を伴うような場合もあるため、親としては心配が尽きません。ウーマンエキサイトでも思いがけないヒヤリハットなトラブルに直面して救急対応を迫られた経験を、コミックライターのみなさんに教えてもらいました。》 トラブル発生! ケガ、病気、誤飲、転落…みんなのヒヤリハット体験 今回は、パパやママたちから寄せられた子どもたちの危ない行動についての体験談をもとに考えてみたいと思います。■95%が子どもの行動に肝を冷やした経験ありアンケートでは、子どもの行動に「危ない!」と肝を冷やした経験があるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が95%となり、ほとんどの親は子どもの行動にヒヤッとしたことがあるとわかりました。Q.お子さまの行動、危ない!と肝を冷やした経験は?ある 95.0%ない 5.0%子どもの危ない行動は、時と場合によっては命の危険までもたらしてしまいます。2016年に消費者庁が行った人口動態調査によると、14歳以下の年齢別死亡原因で「不慮の事故」がいずれの年齢層でも4位以内に入っていました(※1)。9割以上の親が、子どもの危険な行動を経験しているという結果にもうなずけます。■危険1、つないだ手を振りほどき突然車道へまずは交通事故について見てみましょう。「保育園のお迎えに行った時、たまたま正門近くにいた子どもが道路の反対側にいた私を見つけて飛び出してしまい、他の子のお迎えに来た車にはねられそうになった。いまでも思い出すたびに胃の辺りが痛みます」(福島県 40代女性)「2歳ごろでした。手をつないで歩道を歩いていたところ、その手を振りほどき突然車道に飛び出しました。タクシーがちょうど走ってきていて、大声をあげて子どもを捕まえ、タクシーは急ブレーキ。まるでドラマのような緊迫シーンで、生きた心地がしませんでした」(神奈川県 40代女性)「幼稚園年長の時です。ペダルなしの子ども自転車で外出した帰り道、傾斜のある下り坂を思いっきりガーッと降りて行ってしまいました。『危ない!』と思った瞬間に、目の前でゴロンゴロンと転がる娘。転がり方が良かったのか、さいわい重傷にはならずにすみました」(埼玉県 30代女性)「自転車で遊びに行けるようになった頃、お友だちといるときに事故と隣り合わせのような乗り方をしていたのは本当に怖かったです」(埼玉県 30代女性)厚生労働省の調査によると、子どもの不慮の事故での死亡原因は、1歳児以上では交通事故が1位となっています(※1)。それを裏付けるような、ハラハラした子どもたちの行動を垣間見たようなエピソードばかりです。寄せられたエピソードでは、幼児では急な道路への飛び出し、小学生では自転車の乗り方などについてのコメントが多く見られました。飛び出しは、親が車の鍵を開けたり、買い物の会計を済ませようと、つないだ手を離した一瞬のすきに、発生してしまうことが多いようです。■危険2、トマトがのどに詰まった!乳幼児を中心にコメントが多く集まったのは、食べ物が気管に入ってしまう誤嚥、体に害のあるものを飲み込んでしまう誤飲に関する事例です。「4歳を過ぎていたからと油断して、通常の食事中にミニトマトや豚肉の炒め物を喉に詰まらせて焦った」(神奈川県 40代女性)「娘が、適応年齢の赤ちゃんウエハースを喉に引っ掛け、顔が真っ黒になって呼吸が止まる寸前に! 慌てて取り出し事なきを得たけど、私のトラウマになりそれからウエハースは、かなり大きくなるまで食べさせませんでした」(北海道 40代女性)「ハイハイができるようになった頃、食器棚の裏に置いていたゴキブリ退治用のホウ酸団子をいつのまにか舐めていた。救急病院で、『ホウ酸は毒性の強いものなので24時間点滴で体内から排出させましょう』と、一晩入院となりました」(千葉県 40代女性)「2歳ごろ、洗面所に置いた指輪を自分の指にはめたまま、布団に寝転んだ拍子に飲み込んでしまい、窒息しそうになってました。病院でレントゲンをとってお腹に指輪があることが確認され、5日後うんちに紛れて出てきました」(埼玉県 30代女性)そのほか、「子どもが頭痛薬をラムネだと思ってかじってしまった」という声もありました。乳幼児については、食事の際に注意していても、突然ものをのどに詰まらせてしまうこともありますよね。また、食べ物以外のものをのどに詰まらせて、窒息してしまうという悲しい事故が起きているのも事実です。筆者自身も、子どもが0歳のころに、うっかり落としたままになっていたパッケージのフィルムを子どもが口に入れてしまい、とても焦ったことがあります。フィルムがのどに張り付いて苦しそうに咳をする子どもの口に指を入れて、必死に取り出したことを思い出すと、今でも背中を汗が伝います。ちょっとした不注意から起こりがちなのが、誤嚥や誤飲なのかもしれません。また、乳児の窒息や喉突き事故についてのコメントも寄せられていました。「長男が生後1か月の時、頭の下に敷いていた小さい枕を自分で自分の顔に乗せていたことがあって、かなり焦りました。もう少し発見が遅かったら間違いなく息を引き取っていた…と考えただけで、本当に怖かったです」(東京都 40代女性)「歯ブラシを口に入れたまま転んだ。今思い出しても心臓ドキドキします」(千葉県 50代女性)東京消防庁によると、平成19年から5年間に5歳以下の乳幼児が歯みがき中に歯ブラシで受傷した事故により、229人もの子どもが救急搬送されているといます(※2)。子どもたちの身の回りの危機は本当にたくさんあるのだと、実感させられます。■危険3、覗き込んだ池に頭からポチャ!?さらに、海や川やプール、そして身近な自宅の風呂などで発生しがちな水の事故に関するヒヤリ体験も寄せられていました。「下の子が2歳くらいのときに、夫や兄とおたまじゃくしを見たくて池を覗き込んでて危ないなあと思った直後、頭から池ポチャした時は一瞬時が止まった」(宮崎県 40代女性)「3歳くらいの夏、足を入れるタイプの浮き輪でぷかぷか浮かせて、親は潜って遊んでいたとき、少し目を離した隙にいつの間にか逆さまになってしまっていて、慌てて海岸で足首を持って逆さにして水を吐き出させなんとか助かりました。本当に怖い思いをしました」(神奈川県 50代女性)「潮干狩りで目を逸らしたすきに、川の流れの強いところで溺れていたときですかね。 水の中でバタバタもせず目が見開いていた顔を見たときは…。抱きかかえたらすぐに泣いたので、人生で一番安堵しましたね」(三重県 40代男性)「お風呂入っているときに自分のシャンプー流してる最中つるっと滑って沈んでた。声が突然しなくなったからまさかと思ったけど、ほんのちょっと目が離れた隙が一番危ない。焦った」(山梨県 30代男性)夏を中心に、小さな子どもが命を落とす水の事故が毎年起きていて、ご紹介したコメントからも、その恐ろしさが伝わってきます。1歳児では、浴槽内での溺死が事故死の2位となっています(厚生労働省調べ)。海や川だけでなく、油断しがちな自宅のお風呂でも、子どもの事故は発生しうるのだと、あらためて気が引き締まります。■危険4、ベランダの柵によじ登っていた!建物や階段からの転落の危機にヒヤリとした体験談も集まっていました。「当時3歳と5歳ではロックされている鍵は開けられないだろうと思っていたら、2階のベッド脇にある窓が全開だったとき、心臓が一瞬止まりました」(神奈川県 40代女性)「マンションの4階、目を離したすきに2歳の娘がベランダの柵によじ登って布団干しのようにぶら下がっていた。今でもぞっとします」(神奈川県 40代女性)「子どもが2歳くらいの頃、家の2階から鉛筆と鉛筆削りを持ったまま転げ落ちきたことがあります。擦り傷で済みましたが、とにかく鉛筆が刺さらなくて良かったと今でも思い出すと恐ろしいです」(千葉県 40代女性)「近所の公園にある5段のジャングルジムで遊んでいた2歳の息子。私がちょっと目を離したら3段目のところで宙ぶらりんになっていて、冷や汗かきました」(千葉県 30代女性)そのほか、「『ママどこ?』と3歳の息子が2階のベランダの室外機に登り、下を覗いていた」という背筋の凍るような体験談も寄せられていました。3歳~4歳の子どもについては、活発に動き始める幼児期の子どもはとくに注意が必要そうです。■危険5、一瞬のスキをついていなくなる子どもたちまた、迷子についての体験談も、多く寄せられていました。「長女が2歳のとき、2人で公園に遊びに行ったのですが、私が1人でトイレに行って、戻ったら娘がいませんでした。 あわてて探しまくって、警察に電話するのを迷っていたら、駐車場の車の横からひょっこり出てきました。 『よかった~!』と、その場にへたり込んだのを覚えてます」(栃木県 50代男性)「遊園地のプールに行ったとき、3歳の三男が好き勝手にどんどん進んでいって、人混みで一瞬にして見えなくなり、家族みんなで探しました。ずいぶん離れたわが家のシートの所に1人でちょこんと座っていて、『なんて子だ!』と拍子抜けしたことが忘れられません!」(島根県 40代女性)「長男が2歳のとき、いつもよく行くスーパーでママ友と少し話をしていたらその隙に勝手におやつコーナーへ行っていました。私は血の気が引き必死に探していると、おやつを持ってギャンギャン泣きながら歩いてきました」(北海道 40代女性)「幼稚園の頃、電車の乗り換え駅で行方不明に。ケンカの最中だったのでふざけているのかと思っていたのですが、何分待っても出てこない! 1時間後、終点の駅で保護されていると連絡がありました。迎えに行くと休憩中の駅員さんたちと談笑。喜怒哀楽を濃厚に経験しました」(千葉県 50代女性)近所の公園やスーパー、レジャー施設や電車など、さまざまな場所で迷子は発生しているようです。子どもを見失って、ドキドキする気持ちは何とも言えないものがありますよね。筆者自身も、ショッピングモールで3歳の次男を一瞬の間に見失ったことがあります。いなくなったのは数分間のことでしたが、次男を見つけるまでの時間は長く永遠のように感じたことを覚えています。時に子どもの誘拐事件なども発生している現状を思うと、迷子といえどパパやママたちの心配は尽きません。■危険6、自宅で外出先で潜むさまざまな危険最後に、さまざまな子どもの危険な行動にまつわる体験談をご紹介します。<自宅に潜む危険>●ブロックが眉間にあたり傷に。目だったら失明したかも●鼻の中に子ども用の指輪が入っていて、耳鼻科で取ってもらった●ベランダで洗濯物を干していたら、子どもに内側から鍵をかけられた●包丁を握って笑って立っていた●カーテンタッセルに首をかけて遊んでいた●かき氷の機械に指を突っ込んでケガをした<外出先に潜む危険>●冬の下校時に深い用水路に落ちて、たまたま通りかかった人に助けてもらった●鉄板でヤケドした●エレベーターの戸袋に巻き込まれた●コンクリートの柵に頭を入れて抜けなくなった●車の窓を閉めようとしたら、子どもが窓から手を出していた生活のさまざまな場面において、子どもたちの行動に驚かされ、冷や冷やさせられているパパやママたちは多いようです。家の中でも、外でも、まさに親が油断するひまはなさそうですね。■子どもの危ない行動、親はどうすれば?それでは、親としては、子どもたちの危険な行動とどのように向きあえばいいのでしょうか。「突発的に走り出したときに対応するために、リードを使っていました。周りにどう思われようが何かあってからじゃ遅いし、誰も責任なんてとってくれるわけでもない。リード使うことにためらいはなかったです」(神奈川県 40代女性)「小さい頃からずっとハラハラしどおしで、休まる時がありません。『振り返れば奴はいない』の毎日。いまは中学生になりましたが、いまだに事故らないかとハラハラしています。息子のおかげで、多少のことでは動揺しなくなりました」(愛媛県 40代女性)「命に関わるようなことでないならば、少しくらいは痛い目をみることも必要かな、なんて思います。これ以上やったらケガをする…など、そのラインを知っておくことも大事なのかなと。それを学習する機会を奪っているような気がするので、過保護す過ぎるのも考えものですね」(佐賀県 40代女性)命の危険から子どもたちを守るために、ある程度干渉や対策が必要だという声が寄せられる一方、子どもがこの先危険から自分で身を守るためにはある程度経験も必要という意見も。子どもの年齢や性格によっても、親の助けが必要かどうか、答えは異なってくるとは思います。まずは子どもたちに命の危険がないことが最重要。そのうえで、「どういったことが危険なのか」「どこまですると危ないのか」をどう教えていくかも課題となってきそうです。このようなコメントも寄せられていました。「生まれた頃は、寝ていても息をしてるか気になり、寝返りをうつようになれば、何か口に入れないか、ハイハイをするようになれば、玄関や吐き出し窓からおちないかなど、成長に伴い肝を冷やすことはあると思います。自分が死ぬまで肝を冷やしっぱなしかも知れませんね」(埼玉県 50代女性)ここまで、子どもの危険な行動について、親から寄せられた体験談をもとに考えてきました。何よりも大切なのは、子どものたったひとつの命、それはどの親にも共通する思いでしょう。どんなに親が気を付けていても、一瞬の隙をついて起こってしまう事故。それを防ぐためには、今回の体験談などを踏まえて、日々の生活を振り返ってみることも大切なことのひとつではないかと思います。たしかに、命の危険にまでも及ぶような事故になってしまった場合、親の感じる後悔は想像もできません。「無事五体満足で生きてるのって奇跡」というコメントもありましたが、日々のあたり前の日常のなかで子どもを観察することも、事故予防にはつながりそうな気がします。子どもの特性、住んでいる環境などによってもヒヤッとすることは違ってくるでしょう。小さなヒヤリが起きてしまったとしても、原因と対策を考えていかれれば、少しでも悲しい事故は減らせると思いたいです。そしていつか子どもが身を守る術を自分で覚えて、考えて行動できる日が迎えられればうれしいですね。<子どもを事故から守るための参考サイト>●消費者庁: 子どもを事故から守る!!事故防止ハンドブック [PDF:8.4MB]●消費者庁: 子どもの窒息事故に注意! [PDF:501KB]●消費者庁: 子どもを自転車の事故から守ろう [PDF:599KB]●東京くらしWEB: 乳幼児の身の回りの製品事故防止ガイド (PDF:2,510KB) ●東京くらしWEB: 小学生の身の回りの事故防止ガイド (PDF:4,319KB)<参考サイト>※1、消費者庁: 子どもの事故の現状について ※2、消費者庁: 乳幼児の歯ブラシによる事故に注意! Q.お子さまの行動、危ない!と肝を冷やした経験は?アンケート回答数:7191件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年09月08日夏休みの時期、プールや海にお出かけする機会も増えます。その前に、水の事故への予防策や知識が必要になってきます。子どもは溺れると騒ぐ、暴れる、バシャバシャと大きな音を出す… といったイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。実は子どもは騒ぐことも、バシャバシャと音を出すこともなく「静かに」溺れます。今回は水辺の事故を防ぐために、溺れた瞬間の「子どもの反応」と対策について考えてみましょう。■乳幼児の不慮の事故、第2位「溺水」 乳幼児の不慮の事故として2番目に多いとされるのが「溺水」です。溺水がこんなにも多いのはなぜなのでしょうか?テレビや映画には、人が溺れるシーンがあったりしますよね。そこでは水の中からさかんに手を動かしたり、バシャバシャと水音を出したりしています。だから人は溺れると同じように騒いだり、大きな音を出す… と考える人が多いのではないでしょうか。でも実際はそうではありません。子どもは溺れたその瞬間、自分の身に何が起きているかを理解することはできません。急に呼吸がしづらくなり、それでも精いっぱい息をすることに必死になり、声を出す余裕がない状態に陥ります。この状態を水の外から見ると、静かに水中に沈んでいくように見えます。溺れても声や音を出さないということは、溺れていることに気付けない可能性があるということなんです。これはプールや海だけに限らず、お風呂も同様です。「何かあったら大きな音がするはずだから、隣の部屋にいれば大丈夫」こんなふうに安易に考えるのは「子どもは静かに溺れる」という事実を踏まえると、実はとても危険なことなんですね。■「溺水」を防ぐためにできること気が付いたら、子どもが溺れていた…。こうした不慮の事故を防ぐために、どんなことができるのでしょうか。まずは「子どもは静かに溺れる」という事実を知ることです。そうすれば、おのずと予防策が見えてきます。例えば、子どもと一緒にお風呂に入っているときや、家庭用のビニールプールで遊んでいるときなども注意が必要です。お風呂では子どもが浴槽につかっているときに洗髪をする人も多いですよね。すると、どうしても目をつむらなければいけない時間があります。そんなときは「〇〇く~ん(ちゃ~ん)?」などと名前を呼んだり「お風呂のお湯はどうですか~?」と呼びかけたりして、声を発してもらいましょう。そうすれば溺れていないことが確認できます。プールや海にいき、浮き輪で遊ばせているときも「浮き輪があるから大丈夫だろう」と過信しすぎないことが大切です。浮き輪をひっぱりながら前を進んでいたら、浮き輪の中にいるはずの子どもがいない… という事態に陥らないよう、中にきちんとわが子がおさまっているかを確認し続ける必要があります。不慮の事故を防ぐためには「大丈夫なはず」という思い込みを取り払うことが大前提になります。しっかりわが子に注意を向け、楽しい思い出をたくさんつくっていきましょう!(出典:佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクト)
2019年08月10日医学的に正しい美肌術で若い肌に8月2日、糖化対策をして肌老化を防止、美しい肌になろうという新刊『医者が教える美肌術』が主婦の友社から発売された。四六判で144ページ、価格は1,300円(税別)である。著者はAGE牧田クリニック院長である牧田善二(まきたぜんじ)氏であり、同氏はテレビ番組「金曜日のスマイルたちへ」などの出演でも話題である。コラーゲン入りのシートマスクはNG?1979年、北海道大学医学部を卒業した牧田善二氏は、国内の医療機関に勤めた後、米・ロックフェラー大学研究員、米・ピコワー医学研究所主任研究員として、糖尿病の原因として注目されている「AGE」の研究を行っている。コスメストアやドラッグストアにはたくさんの美肌アイテムが並び、雑誌、ウエブサイトには無数の美肌術が紹介されている。中にはコラーゲン入りのシートマスク、半身浴で汗をかくなどの方法が紹介されているものもあるが、牧田氏はいずれもNGだとしている。シワ、シミ、たるみ、くすみ、乾燥などの原因はAGE牧田氏は真に注意すべきは「糖化」だとしており、糖化とは摂取したブドウ糖がコラーゲンなどのたんぱく質と結合して、終末糖化産物である「AGE」を作り出す作用のことである。AGEこそが肌老化の最大の原因だとしている。この新刊では肌のシワ、シミ、たるみ、くすみ、乾燥などの原因となるAGEに対し、「抗AGE生活」で美肌になる方法を解説。健康面でも肌が老化していなければ、ほかの臓器も老化していない証拠なのだという。同書では美肌のための「食べ方」や「お手入れ」、「生活習慣」が掲載され、医学的に正しい美肌レシピも紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※医者が教える美肌術 - 株式会社 主婦の友社 主婦の友社の本
2019年08月09日昨今の公園や広場では、ケガや事故の予防のために、さまざまな禁止事項が設けられています。もちろんケガや事故を避けることは大切ですが、子どもには思う存分身体を動かして遊んでほしいものですよね。そんな元気なお子さんにおすすめなのが「プレーパーク」です。今回は、プレーパークの概要や、おすすめのプレーパークをご紹介しましょう。プレーパークってどんな場所?プレーパークとは、子どもが自由に遊べる野外広場のことで、冒険遊び場とも呼ばれています。1943年にヨーロッパで生まれたプレーパークは、近年日本各地に広まっており、現在全国400カ所以上設置されているのだそう。乳幼児、小学生、中高生、その親や祖父母、地域の人々など、さまざまな年代の人々が訪れる場所で、場合によっては保険料がかかることもあるようですが、入園料はかからないことが多いようです。最近は、多くの公園でボール遊びや木登りなどが禁止されているもの。しかし、プレーパークでは禁止事項をなるべく設けず、子ども自身が責任を持ちながら何かに挑戦したり、冒険したりして自由に遊ぶことがコンセプトになっています。そのため、ボール遊びや木登りはもちろん、たき火や泥んこ遊び、手作りの遊具などで思いっきり遊ぶことができるのが特徴です。NPO法人 日本冒険遊び場づくり協会の代表・関戸博樹氏は、「遊ぶ」という自発的で主体性をもつ行為こそ、子どもが社会に出てどう生きるかの土台となっており、人の心身の育ちに直結しているといいます。関戸氏いわく、地域の中に「子どもの都合」を守れるプレーパークを創り出すことによって、子どもたちがそこで仲間を探して遊びを生み出し、さらには自らと自らの持つ力に向き合いながら育っていくことができるそうです。プレーリーダーって?プレーパークには、プレーリーダーというスタッフがいます。プレーリーダーの役割は、プレーパークに危険物がないかチェックしたり、一緒に遊具を作ったりして子どもたちの遊びをサポートすること。遊び方がわからない子どもや、慣れない場所に緊張しているような子どもがいた場合には、声がけし、プレーパークを楽しめるようにリードしてあげることもあるのだそう。また、遊びを通して子どもたちとプレーリーダーの間に信頼関係が生まれ、親や先生にはなかなか話せないような悩みを相談するケースもあると言います。愛知県にある「てんぱくプレーパーク」のプレーリーダーで、保育士の経験もある雪岡抄代子さんいわく、プレーリーダーの役割は「子どもたちが思いついたこと、やりたいことを試行錯誤しながら実現できる環境を考えていくこと、手出し口出しをせず見守ること」だそうです。本当に危ない局面では大人がすぐにストップをかけますが、プレーパークでは、「危ない」「汚い」「やってはダメ」「早くしなさい」と言った口出しはNGなのだとか。小さな危険やケガから学べることあまり禁止事項を設けておらず、子どもが自由に遊べるプレーパークですが、「ケガをしないか心配」という保護者の方もいるかもしれません。しかし、「てんぱくプレーパーク」代表の沢井史恵さんは、次のように述べています。「危険を測るのは経験値、感覚。たとえば小さいときに転んだ経験がないと、大きくなって転んだとき、受け身がとれなくて大ケガをしてしまうかもしれないですよね。火を使った遊びにしてもそう。慣れている子は火の怖さも知っています。火に慣れていない子は、上手な子の手元をしっかり見て、扱い方を学んでいくんです」(引用元:COE LOG中部電力|心と体を解き放つ、子どもの「やりたい!」をかなえるプレーパーク)全国のプレーパークづくりを支援している特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会によると、人間は危険から自分の身を守る本能を持っており、特に子ども時代には小さなケガをしながら、大きな事故を避けられるような勘や、身のこなしを覚えていくのだそう。そのため、プレーパークは、実体験を通して「こうすると危ないから、もうやらないようにしよう」という危機管理能力を自然と身につけていく場ともいえます。イギリスで冒険遊び場作りに尽力したアレン・オブ・ハートウッド卿夫人は“Better a broken bone than a broken spirit”(心が折れるより骨が折れる方がマシ)というモットーを掲げていたそう。骨が折れるのも良くないですが、身体面のケガにばかり注意を払っていては、「やってみたい」「遊んでみたい」という気持ちがポッキリと折れてしまうかもしれません。もちろん、本当に危険なことをしようとしていたり、ケガをしたりした場合にはプレーリーダーがすぐに対応してくれるので、さほど心配はいらないと言えるでしょう。関東のおすすめプレーパーク3つ最後に、関東のおすすめプレーパークをご紹介します。●渋谷はるのおがわプレーパーク東京・渋谷区の代々木公園のすぐ近くにあるプレーパークです。タープを張ってくれるため、雨の日でも遊ぶことができます。ベーゴマ&くぎさし大会や、季節の遊びなどを行なうおしゃべりカフェといった、定例イベントも開催されています。●プレーパークせたがや東京・世田谷区の世田谷公園の一角にあるプレーパークです。乳幼児向けのイベントもあり、夏には手作りのウォータースライダーも楽しめるそう。同系列のプレーパークに「羽根木プレーパーク」「駒沢はらっぱプレーパーク」「烏山プレーパーク」もあります。●川崎市子ども夢パーク神奈川県・川崎市高津区にあるプレーパークです。水遊びやたき火ができる野外広場のほか、楽器の練習ができるスタジオ、屋上や屋根裏、ログハウスなどさまざまなスペースがあります。また、乳幼児向けの絵本の読み聞かせも行なっているそう。最寄りのプレーパークはこちらから検索してみてくださいね。→全国冒険遊び場検索マップ***子どもに遊ぶことの楽しさを実感してもらえるだけでなく、自主性や危機管理能力が育つことにもつながるプレーパーク。休みの日に、ぜひ親子で訪れてみませんか。文/田口 るい(参考)学研キッズネット|思いきり自由に遊べる「冒険遊び場(プレーパーク)」を知っていますか?学研キッズネット|自分の責任で自由に遊ぶ、冒険遊び場「プレーパーク」~‟こがねい子ども遊パーク“インタビュー~特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会|冒険遊び場とはCOE LOG中部電力|心と体を解き放つ、子どもの「やりたい!」をかなえるプレーパークプレーパークせたがや|イベント(TOP)渋谷はるのおがわプレーパーク川崎市子ども夢パーク特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会|全国冒険遊び場検索マップConobie|「心が折れるより、骨が折れたほうがマシ」子どもの育ちを促す“危険”と向きあおう
2019年08月09日子どもが巻き込まれる事件や事故のニュースを目にするたびに、親御さんたちの不安は募るばかりなのではないでしょうか。子どもたちを取り巻く環境は、昔に比べてずいぶんと変わりました。さらにいうと、2、3年前の「安全の常識」が、今では「危険で警戒すべきもの」になってしまうほど、世の中はものすごいスピードで変化しています。では今、私たちは親として、責任ある大人として子どもたちをどう守ってあげればいいのでしょうか。成長するにつれて、子どもはひとりで行動することが増えていきます。そしていずれは、親の目の届かないところで自分の世界を築いていくのです。だからこそ、小さいうちから、「自分の身を守る術」や「危険を察知して回避する能力」をしっかりと身につけられるように導いてあげる必要があるのです。「自分は大切な存在」と認識することが第一歩幼いうちはどこへ行くにも手をつなぎ、目を離さずに見守っていたわが子も、小学生になったらひとり行動がぐんと増えます。頼もしい反面、危険な目に遭わないか心配でたまりませんよね。身近な危険から子どもを守るための活動に尽力している危機管理教育研究所代表の国崎信江さんは、「のびのび育てる(安全な環境で安心して過ごす)ことと、自由にさせる(危険に対して無防備である)ことは別のこと」といいます。安全な環境でのびのび育てるために大切なのは、子どもに過剰な恐怖心を植えつけないことと、子どもに身を守ることの意味を理解させる、ということ。よく「最近物騒な事件ばかりで心配。怖いから気をつけてね」と何気なく言っていませんか?しかし、それでは子どもの不安を煽るだけだといいます。大事なのは、子どもに「自分の存在がどれほど親にとって大切で、自分が危険な目に遭うことは親にとっても悲しいこと」と気づかせることです。たとえば、「あなたが誰かに傷つけられたり、すぐに探せないような場所に連れて行かれたりしたら、お父さんとお母さんは悲しくてたまらない」と、親の気持ちを伝えて抱きしめてあげるといいでしょう。すると子どもは、自分を守る意識が芽生えて、自分の身体を大切にするようになります。そのうえで、犯罪が起きやすい場所や人との接し方、また子ども同士で遊ぶときとひとりになるときにはどんなことに注意すればいいのか教えてあげましょう。親の見守りに加えて、具体的な対処法を教えることが大切です。具体的な声かけと確認すべきこと防犯の意識は、親子ともに常にもっておくべきです。神奈川県警察ホームページ内では「声をかけられる場所ごとの対応策」が、セコム株式会社が運営する『子どもの安全ブログ』では、「声をかけられる状況ごとの対応策」が数多く紹介されています。どうやら、昔と違い、不審者の手口はかなり変化しているようです。日頃から「こんなときはどうする?」と想定した会話をすることで、親も子どもも安心して過ごすことができるはず。いくつか会話例を挙げてみましょう。「学校からの帰り道、車に乗った知らない人が『お母さんが事故に遭った。一緒についてきて』って言ってきたらどうする?」「知らない人から『○○ちゃんだよね?』と自分の名前を呼ばれたらどうする?」「突然知らない大人から道を聞かれたらどうする?」このように、いつ遭遇してもおかしくない危険な出来事をシミュレーションしてみます。とっさのとき、子どもはつい大人の言うままに流されてしまいがちですが、それが危険であることを認識させなければなりません。「車から声をかけられたらすぐに逃げて。コンビニとかに入ってお店の人に助けを求めるようにしてね」「自分の名前が書かれているものを持ち歩くときは名前を隠すようにしようね。傘や水筒、カバンも見えないところに名前を書くようにしよう」「大人が子どもに道を尋ねることはないよ。本当に困っていそうだったら、近くにいる別の大人に聞いてもらってね」ほとんどのご家庭では、「困っている人には手を差し伸べよう」「誰にでもきちんと挨拶をしよう」と言い聞かせているかと思います。しかし、世の中には子どもを狙った犯罪が多いことも事実です。だからこそ、とっさのときに子ども自身が危険を察知して、自分の身を守れるように教えてあげなければならないのです。親子で確認!子どもがひとりで外出するときの注意点まず子どもに自覚させなければならないのは、「ひとりでいる子どもが狙われる」ということ。通学路や習い事の行き帰りの道は慣れているから安全だと思いがちですが、その油断が気の緩みにつながるので注意が必要です。セキュリティーサービスを提供するALSOKは、そのホームページの中で、「町に潜む危険な場所を、親子で確認し、話し合うことが大切」だと呼びかけています。見通しが悪い、人通りが少ない、密室になる、助けを呼んでも声が聞こえない、などの危険な場所を実際に確認しましょう。また、『犯罪から子どもを守る』の著者である国崎信江氏は、仕方なく危険な場所を通らなければならないときの行動についても、親子で話し合っておくべき、と話しています。そこをどうしてもひとりで歩かなければならないときは、警戒して足早に一気に通り過ぎること、そしてあらかじめ子ども110番の家のような駆け込み場所を決めておくことも忘れないようにしましょう。友だち同士で遊ぶときは、帰る時間、遊ぶ場所、友だちの名前を伝えるのはもちろん、遊ぶ場所を移動するときにも親に連絡することを徹底しましょう。子どもが面倒がったとしても、「お母さんはあなたと離れているときも常に心配しているよ」というメッセージを伝え続けることが大事です。また、持っていることで安心しきってしまうのが「防犯ブザー」。自治体によっては小学校入学時に全児童に配布することもあるようです。使う機会が訪れないのが一番いいことですが、いざというときに最大限に効果を発揮できる使い方をしっかりと確認してから持たせるようにしましょう。まずチェックしたいのが、ちゃんと音が鳴るかどうか。気づいたら電池が切れていた!ということもあるので注意が必要です。国民生活センターによると、「最低でも1ヶ月に一度は家庭で保護者が作動確認を行ない、電池の点検と交換も定期的に行ないましょう」とのこと。子どもには、乱暴な扱いをして強い衝撃を与えてしまうと壊れてしまうことを言い聞かせましょう。また、万が一防犯ブザーを使う状況になったとき、鳴らしてから遠いところへポイっと投げるといいそうです。相手は音を止めようとしてブザーのところへ行くので、その間に逃げることができます。このように、「いざというときどうするか」を親子間でしっかりと話し合うことが、お互いの安心感や信頼感にもつながるのです。お留守番は短時間から慣らしていこう親の留守中に子どもが家の中で危険な目に遭うという事件もよく報道されています。そのため、「うちはまだまだお留守番はさせられないわ」と神経質になっている親御さんも多いのではないでしょうか。しかし、ある程度の年齢になったら、短い時間でもお留守番ができるように練習しておきたいもの。そのためには、「絶対に約束を守ること」を徹底させなければなりません。株式会社CHINTAIホームページには、いつもの留守番ルールにくわえて、「イレギュラーな事態を想定した特別ルールを決めておくべき」とあります。親子で決めたルールは、何度もシミュレーションをして安全確認を徹底しましょう。■ピンポンや電話には出ない「近所の人だったら?」「宅急便だったら?」「緊急の電話だったら?」という例外を設けたい気持ちにもなりますが、昨今の物騒な社会状況を鑑みて、基本的には対応しないように言い聞かせるべきです。外出先から子どもに連絡を取りたい場合や、子どもからどうしても親に連絡したい場合は、固定電話のナンバーディスプレイで親の携帯番号を確認できるようにしたり、子ども用の携帯電話を持たせたりして対応するようにしましょう。■家の中の危険を一緒に確認するつい見過ごしがちですが、家の中にも危険な箇所はあります。普段は親が注意して遠ざけているものや、子どもの目に入らないように気をつけているものなどはありませんか?包丁やカッターナイフ、ライターなど、絶対に触らないように言い聞かせましょう。また、念のためガスコンロのロックをかけておくと安心です。***いくら子どもの安全を守るためでも、親が四六時中ぴったりとくっついているわけにはいきません。子ども自身が自分の身を守るには、防犯の知識をつけること、そして『自分を大切に思うこと』が何よりも重要です。自分がどれほどかけがえのない存在か、また、自分に何かあったら大切な人たちが悲しんでしまう、と認識させましょう。(参考)危機管理教育研究所|家庭での指導|狙われにくい子どもにするためにウーマンエキサイト|小学1年生初めてのひとり行動…子どもの危機管理は大丈夫?独立行政法人 国民生活センター|防犯ブザーの電池切れや故障に注意!ーいざという時のために家庭で点検をーAll About|一人でお留守番は何歳から?安全対策やお留守番ルール子どもの安全ブログ|子どもを誘う悪質な「声かけ」にだまされないで!子どもの安全ブログ|もしかして不審者!?悪質な「声かけ」をどう見わけるか子どもの安全ブログ|再確認!「子供が出かけるときの約束」について神奈川県警察|子どもを犯罪から守るために危機管理教育研究所|家庭での指導CHINTAI情報局|子供だけで初めてのお留守番! 事前に考えておきたい留守番対策まとめ
2019年08月02日ベルーナから汗染み防止に特化した商品を発売「汗ジミ防止機能付 ノースリーブ」「汗ジミ防止機能付 ワイドパンツ」が、株式会社ベルーナが展開するブランド「Ranan(ラナン)」から発売された。「汗ジミ防止機能付 ノースリーブ」は税抜き1290円、カラーはブラック、オフホワイト、カーキ、グリーン、ネイビーの5色展開。「汗ジミ防止機能付 ワイドパンツ」は税抜き2990円、カラーはブラック、カーキ、ネイビーの3色展開。ノースリーブ、ワイドパンツ共にサイズはM、L、LL、3Lとなっている。夏のお出かけ必須アイテム夏の汗ジミが気になる消費者に向けた「汗ジミ防止機能付ノースリーブ・ワイドパンツ」。背中や脇の汗がにじみやすい部分はもちろん、首回りやお尻周りなども汗による生地の変色が抑えられ、汗を気にせず着用することが可能だ。また、伸縮性のある素材を使用しており、ゆったりとした着心地により、外出時の着用だけでなく、自宅でも活躍することが期待される。セットアップとしても使用することができ、体型をカバーしてくれるデザインであるため、幅広い用途で活躍すること間違いないだろう。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ベルーナのニュースリリース
2019年07月28日新しい食習慣、ヘルシースナッキングを知っていますか?近年、適度な間食は、次の食事の食べ過ぎを防止するとして、とても注目されています。その方法や、ヘルシースナッキング食材についてご紹介しています!ヘルシースナッキングとは?出典:byBirth「間食=太る」というイメージを持っていませんか?ヘルシースナッキングとは、間食のメリットをいかした、アメリカで注目されている新しい食習慣です。間食をはさむことで空腹状態を少なくし、その後の食事の食べ過ぎを防ぐという発想です。近年、適度な間食は、夕食までの空腹感を減らすという肯定的な捉え方がされています。では、ヘルシースナッキングには、どのようなメリットがあるのでしょうか?なぜ間食をとると良いの?出典:byBirth食事は通常1日に3回ですが、6~7回に分けて食事をするほうが太りにくいという報告があります。人は、さまざまな活動でエネルギーを消費し、血糖値が下がると空腹であると感じます。すると、体内にある脂肪を分解してエネルギーを作り出します。その際にできるのが、遊離脂肪酸。遊離脂肪酸が血液中に増えると、その情報が脳に伝わり、空腹であると認識します。そして、「何か食べないといけない!」という状態になるのです。間食をすることで、遊離脂肪酸が増えにくくなります。その結果、「食べないといけない!」と思う頻度が減り、食べ過ぎ防止になります。ヘルシースナッキングは、ダイエット効果のある食習慣なのですね。ただ、後述しますが、間食に何でも食べても良いわけではないので要注意!ヘルシースナッキングのメリットとは?出典:byBirth食事制限のストレスが少ないダイエットをしていると、どうしても食事に気を使いますよね。知らぬうちにストレスに感じていることも。ヘルシースナッキングは、空腹によるストレスがないことが大きなメリットです。血糖値のコントロールができるため、太りにくい体に血糖値が上がると、インスリンというホルモンが分泌され、血糖値を下げます。インスリンは、過剰な糖を脂肪として体にためるので、過剰に出るのは避けたいところ。血糖値が急に上がると、インスリンも急に沢山分泌されることになります。血糖値をコントロールすることは、太りにくい体作りにもつながるわけです。集中力を高める出典:byBirth食事をした後、眠気を感じること、ありませんか?食後はインスリンが分泌され、血糖値を下げようとしますが、それによって眠気が生じます。ヘルシースナッキングは、空腹感が減るため、その結果インスリンの節約にもなります。眠気を感じにくく、集中力を高めるというわけです。ヘルシースナッキング、どうやるの?方法は?間食を食べる時間午後2~3時に食べるようにしましょう!近年、食べる時間も重要視されていて、BMAL1(ビーマルワン)というたんぱく質が関係しています。BMAL1とは、体内時計を調節したり、体内に脂肪を溜め込むはたらきがあります。BMAL1が増えると、脂肪を溜め込みやすくなるのですが、最も少なくなる時間帯が午後2~3時なのです。要するに、この時間帯に間食を食べても、体脂肪になりにくい、というわけですね!昔から、「3時のおやつ」とよく言いますが、理にかなっているともいえますね。1日の間食のエネルギーは200kcal未満に間食がOKとなると、ドカドカ食べてしまいがち。1日に200kcal未満になるようにしましょう!200kcalほど間食で食べておくと、夕食まで空腹を感じることなく過ごせます。どんな間食を選んだら良い?出典:byBirth間食には、腹持ちが良い(=満腹感が持続する)もの食物繊維が多いものを選びましょう。夕食までの空腹感を減らすために、腹持ちが良いものがベストです。たんぱく質は腹持ちを良くすると科学的に証明されているため、おすすめです。食物繊維は、血糖値の上昇を抑えるため、その結果、遊離脂肪酸が増えるのを抑えます。具体的に、どんなものが間食に適しているか、解説していきます!ナッツ類出典:byBirthアーモンドやカシューナッツなどのナッツ類は、食物繊維が豊富です。また、ビタミンEをはじめとし、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルも豊富。ダイエットには嬉しい栄養素が盛りだくさんです。また、適度に脂肪が多いので、空腹感を満たすにも良いです。エネルギーが高いので、1日に25g程度(手のひらの軽く1杯)にしましょう。(アーモンドの場合、約150gに相当)さまざまなナッツ類が入っている、ミックスナッツがおすすめです。豆類植物性たんぱく質が豊富で腹持ちも良く、食物繊維も豊富です。枝豆など、コンビニでも購入できる手軽さも◎。大豆スナックなども良いでしょう。ヘルシースナッキング用に売られている商品最近では、「ヘルシースナッキング用」の商品も売られています。そのような商品を購入するのも、手軽で良いかもしれません。ヨーグルト出典:byBirthヨーグルトは整腸作用があり、便秘改善にも嬉しいヘルシースナッキング!注意点は、なるべく無糖のものを選ぶこと。食べづらい場合は、はちみつやオリゴ糖をかけて食べてみましょう。オリゴ糖は、腸内で善玉菌のエサになるので、一石二鳥です。まとめ出典:byBirth「間食=太る」というイメージを払拭する新しい食習慣、ヘルシースナッキング。食事制限によるストレスも少なく、始めやすいのも嬉しいですね!これからの時代は、間食をうまく利用してボディメイクしていくのが主流です。気になる人は、ぜひ試してみてくださいね。
2019年07月23日「最近は老化の防止に筋力を鍛える人も多いですが、体を効率よく働かせるにはまず“骨の動きを柔らかくする”ことが大切です」そう話すのは、スポーツケア整体研究所代表の松村卓さんだ。松村さんは、骨を柔らかく動かすための「骨ストレッチ」を考案。これは体を動かす基本となるため、サッカー日本代表の中島翔哉選手をはじめ、トップアスリートも導入しているメソッドだ。松村さん自身、かつては陸上短距離で五輪出場を目指したアスリートだった。その経験から、骨の動きの重要性に行きついたという。「現役時代は筋トレに励みましたが、故障に悩まされ続けました。引退後も体の研究を続けるなか、硬化した筋肉を緩めて骨格を滑らかに動かすことで、体の可動域を広げられることに気づきました。これを維持できれば、高齢になっても自由に体を動かすことができるのです」(松村さん・以下同)私たちの体は、鎖骨や肩甲骨、背骨、骨盤など、骨の連動によって動いている。この連動を滑らかにし、同時に体を動かすために必要な深層筋肉(インナーマッスル)をつけてくれるのが「骨ストレッチ」だ。今回、松村さんに骨ストレッチの基本のポーズを教わった。【骨ストレッチの基本ポーズ】1)片手の親指と小指をつないで輪を作る。小指と連動して薬指が曲がる人は無理に伸ばそうとせずそのままでOK。2)もう片方の手の親指と小指で手首を押さえる。手首の両側にある、骨の出っ張りの部分を押さえる。「親指には力を制御する働きがあり、小指には力を出す働きがあります。試しに、親指を握って腕を回してみると、少し詰まったような感じがすると思います。反対に小指を折って腕を回すと、肩の可動域が広がることに気づくはず。車にたとえると、親指はブレーキで、小指はアクセル。この2つの指をくっつけると、体をニュートラルの状態にすることができます」
2019年06月05日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは。ぎゅうにゅうです。今回は ヒヤッとしたケガや事故 についてのエピソードです。まだ下の子がまだお腹にいた頃のこと、長女と公園に行きました。何か棒を持ってきて見せてくれました。変なもの拾っちゃダメだよ!って軽く注意したんですがしばらくすると…突然手を痛がってる…!あの棒でケガをしたの?!と思って見てみると…ひぇえ…手のひらに細かいガラスの破片がびっしり!なんと娘が持っていた棒は壊れた傘の骨だったみたいで…コーティングされていたグラスファイバーが手に刺さりまくっていたのです…!急いで病院に連れていきました。ガラスが入り込んでしまうのではないか? と焦りまくってたんですが、ガムテープで軽く取って手を洗って、大丈夫だと思いますよ~とあっさり言われました。結果、何事も無く…ほんとに安心しました。まさか落ちてた棒を触ってこんなことになるなんて…子どもの行動は予想外ですよね、変なゴミを拾わないように…皆さんもお気をつけください!
2019年04月21日キスミー フェルム(KISSME FERME)は「くずれ防止化粧下地」を2019年4月15日(月)より発売する。キスミー フェルムから、ファンデーションの仕上がりを長持ちさせる化粧下地が新登場。ベタつかず、サラサラとしたつけ心地で、くすみ・色ムラ・毛穴をカバーしてくれる。明るくなめらかな美肌に整えてくれるだけでなく、ヨレにくく、くずれにくく肌を均一に整えてくれるので、ファンデーションの持ちをアップしてくれる効果も。カラーは、白浮きせずにくすみをカバーしてくれるピンクベージュ。SPF28・PA++で紫外線から肌を守り、日やけによるシミ・ソバカスを防いでくれる。【詳細】キスミー フェルム くずれ防止化粧下地 全1色 SPF28・PA++ 900円+税発売日:2019年4月15日(月)【問い合わせ先】TEL:03-3262-3123受付時間 : 9:00~17:00※土・日・祝日・年末年始・夏季休暇等を除く
2019年03月31日ウーマンエキサイト読者のみなさま、こんにちは、もづこです。子どもって危険な遊びが好きですよね。注意してるつもりでもその一瞬で…とヒヤリとした経験、育児をされてる方は少なからずあるのではないでしょうか。私も娘が2歳11ヶ月頃に、ヒヤリどころか今思い出してもゾッとするような出来事がありました…。当時娘は一人歩きにも慣れ、走ったりジャンプすることが楽しくてしょうがない時期でした。階段も自分で昇り降りをしたがり、手を出すと「じぶんでやるの!」と怒るので、そばで声をかけつつも内心はヒヤヒヤしていました。ただ、階段の一番上にはベビーゲートを設置していたので、大人が開けない限り階段には行けない仕組みになっていたので勝手に行くことはないだろうと安心していました。ところがある日…完璧な「安全」なんてないのだ…と気づかされる出来事が起こりました…。いつものように階段を降りようとベビーゲートのドアを開け私が先に出ようとした瞬間娘が私の横をすり抜け階段に立ちこう言いました。娘がジャンプしようとしたその時一瞬の出来事でした。咄嗟に手を出しましたがもう間に合いません。娘の小さな体は途中階段にぶつかりバウンドしながら、なすすべもなく転がり落ちていきました。きっと漫画やドラマなんかだとこういう時子どもを追いかけ自分が身を挺して助ける…という展開になるのかもしれません。自分も「もしもの時は自分がどうなっても娘を助けに行く!」とか考えていました。でも現実は違いました。パニックのあまり体が動かないのです。そして、頭の中では絶叫し続けてるのに焦りすぎているのか…実際は声が全然出ないのです。娘の体は一番下まで転げ落ち、そのまま壁にぶつかって止まりました。うずくまって動かない娘を見てようやく我に返り叫びました。部屋の奥からすぐに夫とお義母さんが飛び出し倒れている娘に駆け寄りました。最初は目を見開いて茫然としていた娘でしたが、家族の顔を見て大泣きし始めました。娘はあれだけ派手に転落したにもかかわらず奇跡的にかすり傷程度でした。(念のため病院に連れて行きました)子どもの身体の柔らかさと階段に付けていたすべり止めマットが衝撃を和らげていたのが幸いしたようです。でも、もし打ち所が悪かったら…と考えると本当に怖ろしいです。私も気が緩んでいたとを反省。そして事故が起こってからじゃ遅いんだと痛感させられました。 ↑ウーマンエキサイトベストコミック大賞はこちらから!
2019年03月14日頑張って素敵な彼をゲットした後から心配になってくるのが「浮気」。万が一他の女にフラフラと行ってしまわないように、彼を正気に戻す浮気防止アイテムを用意しましょう!そもそも彼が浮気するのはどんな時?せっかくお互いの気持が通じ合って付き合ったのになぜ男性は浮気をするのでしょう?コレに関しては諸説ありますが、そもそも男性は本能的に「たくさんの女性と付き合うべき」という種の保存本能があり、どんなに誠実な人でもまったく他の女の人に魅力を感じないということはありません。浮気をしない人というのはその原始的な本能を否定し、浮気しない自分に価値を見出すことで浮気を回避しているんですね。逆に浮気をする男性は「浮気をしない格好いい自分」をイメージした事がなく、他の女性とのチャンスが生まれると本能に流されてしまいやすいのです。また多くの場合は恋人仲がうまくいってない時にも起きやすいというのは想像に難くないですね。なので浮気を防止するアイテムは「彼氏の自覚をもたせる」物、かつ「恋人仲を改善する物」が最適です。どんなアイテムが最適か?気をつけなければいけない事として、彼氏を責める意図の物は絶対に避けましょう。彼氏を責める・浮気しないでねと疑うのはストレスから余計に浮気しやすい状態にしてしまい逆効果。なのでポイントは「良心に訴える」ことです。古典的ですがお手紙を書くのはおすすめの方法の一つ。彼氏のしてくれた事で嬉しかったことと、それへの感謝を書いて送りましょう。また頻繁すぎると特別感がなくなりますし「重い」と思われてしまうので2週間に1通くらいが良いでしょう。彼氏はあなたからの好意を感じて彼氏としての自覚を強めますし、あなたも彼の良い所を再確認することで好きな気持ちがぐっと強まります。日用雑貨を彼氏の家に置くのも単純ですが効果的です。重く思われないためには、よほど付き合いが長くない限りまずは2~3個が良いでしょう。歯ブラシは定番過ぎて既に男性は悪い意味でのイメージをもっている可能性が高いので避けた方が無難です。お皿など部屋に行った時使うキッチン用品や彼氏のもってるゲーム機の追加分のコントローラーなどなら嫌味がなく良いでしょうし、ちょっとした置物なども良いでしょう。これらのアイテムで働きかけるのはあくまで浮気してしまう前の彼氏に対する予防策としてなので、彼氏のお客さんが絶対に目にする所のアイテムである必要はありません。防止しつつラブラブ度アップ!紹介した物は基本的に「彼氏に見てもらって愛を再確認してもらう」物ばかりになります。これはとっても大事なことで「彼氏の自覚」や「あなたからの好意に答えたい気持ち」を強めて自発的に浮気を避けるようになってもらい、あなた自身の彼氏への思いも強めることで恋人仲を良くし、浮気の心配などほとんどなくなるラブラブな状態にしてくれるので、是非楽しみながら贈ってみてください!
2019年03月02日韓国でヒット!という謳い文句の「水はね防止スクリーン」をご存知ですか?ひとことで言えば、シンクで洗い物なんかをしているとき、洋服やエプロンが濡れるのを水はねからガードしてくれるものです。「水はね防止スクリーン」または「水はね防止スタンド」は、値段が高いものだと5,000円近くします。安くても1,000円台。100均のセリアさん(など)がそのうち作っちゃうでしょうが、108円で発売される前に、216円で作ってしまおう!ということで、材料を買いにセリアに行ってきました。■ 自分で作れば超安い!洗い物をすると毎回、必ず水浸しになるシンクの縁。濡れたら拭けばいいんですけどね。材料は、PPシート(横50cm 縦35cm)と、Q-banという吸盤付きのフックの2点のみ我が家では、実は2015年頃から水はね防止スクリーンもどきを作って、キッチンのシンクに設置しておりました。スポンジなどを置くカゴを外し、PPシートをネジで留めただけの簡単なモノです。しかしこれ、ほったらかしにしておくと(ネジを外すのが面倒なので……)、PPシートの裏側に水垢が溜まって、カビが生えてしまうのです。ダメじゃん!!自作の水はね防止シート(旧型)今回は、本家・水はね防止スクリーンをパクって 参考にして、吸盤で取り外せる仕様に。そこで、「Q-ban」という吸盤付きのフックを購入したわけですが、吸盤が手に入ればなんでもOKです。吸盤だけ使おうと思って買ったら、フックがフタの抜け防止の栓がわりになっていました。なので、丸ごと使いますこちらは吸盤が他のものより大きく、しかも2個入りなため、ベストチョイスだったりします。PPシートは半透明や黒なんていうものもありますけど、色が強いと悪目立ちしてしまうと思い、淡い色のものをチョイスしました。■ 3ステップでできる水はね防止スクリーンPPシートは横の長さが50cm、 縦の長さが35cmあります。横の長さは十分ですが、縦の長さはこのままだとシンクには高すぎるため、カッターナイフで適当にカットしました。次に、切ったPPシートに吸盤を取り付ける穴を開けます。計測すると、大きさ12mmの穴が必要。ノギスで吸盤の軸の太さを測ると、12mmほどPPシートはしなる程度の固さなため、キリで難なく下穴が開けられました。ハサミでその穴を広げてもよし。筆者は電動ドリルを使ったため、すぐにちょうどよい大きさの穴が開いてしまいました。(PPシートに開ける穴の位置は適当だけど、左右の高さだけは揃えた方がいいですよ)穴開けは、ドリルがあれば一瞬。穴にハサミの片刃を突っ込んで、グリグリと360度回してもうまくいきます最後に、吸盤をPPシートの穴に差し込んでおしまい!穴が小さい場合は調節して広げた方が、吸盤を取り付けやすい吸盤を左右に取り付けて完成!最初から付いていたフックも、何かの役に立ちそうあっという間にできた。筆者のDIY史上、最短かも。それでは、シンクの内側に取り付けてみます。……ステンレスの平らな面に、吸盤はぴったりくっつきました。蛇口下の水はねも……ご覧の通り、しっかりガード。旧型よりすっきりシンク手前に取り付ければ、本家にも劣らぬ効果を発揮!筆者の場合、シンク手前と奥用の2つを作ったので、材料費は216円ではなく324円でした。PPシート改め、この水はね防止シートは吸盤で留めているだけなので、簡単に取り外しできるし、使ったら外して乾かすこともできます。見栄えは本家の製品に劣りますが……お財布にはたいへんやさしい、格安で便利なアイテムなのでした。
2019年02月11日資生堂「マキアージュ(MAQuillAGE)」は“マキアージュ史上最高の化粧もち”を叶える、くずれ防止下地「マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベース EX」を2019年2月21日(木)より発売する。「マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベース EX」には、うるさらセンサーパウダーを新たに配合。そのため、化粧崩れの原因となる過剰な皮脂や汗を吸収して、テカりを防いでくれる。また、肌の乾燥を感知すると、水分を放出。スキンケアのように、肌にうるおいを与えてくれるので“うるさら美肌”を長く続く。テクスチャーはさらりとした感触。肌になじませれば、みずみずしく透明感のある肌へと導いてくれる。【詳細】マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベース EX発売日:2019年2月21日(木)【問い合わせ先】資生堂TEL:0120-81-4710
2019年01月07日子どもの送り迎えや、スーパーへのお買い物などのちょっとしたお出かけ…親にも子どもにも自転車は手軽で便利な移動手段ですよね。私もほぼ毎日乗っています!しかし、一歩間違えれば大きな事故に発展しかねないのも事実。世のママパパたちは自転車に正しく乗れているのでしょうか? 今回はウーマンエキサイトのホリカンさんの記事 「自転車で子どもが交通違反をしないために! 親子で話したい罰則のこと」 内で実施した、自転車に関するママパパたちの意識調査アンケートの結果をご紹介します。■知らずに自転車の危険運転をしている!?アンケート調査によると、「危険運転をしたことがない」と答えたママパパはたった6%! ついやってしまった交通違反について聞いてみると、最多が「右側通行」、次いで「歩道走行」 「並走」なども。Q.自転車でついやってしまった、危ない運転は?(複数回答可)1位 右側通行 62%2位 歩道走行 58%3位 並走 45%4位 傘を持ったままの運転 41%5位 スピードの出しすぎ 30%6位 イヤホンをしたままの運転 20%7位 携帯電話を使いながらの運転 19%8位 信号無視 19%9位 夜の無灯火 13%10位 危険運転をしたことはない 6%子どもが真似をしないよう、まずは私たち親世代が安全な乗り方を知り、正しく自転車を運転しなければ~!■自転車の交通事故を身近に経験したことのある人はどのくらい?また、「自身や家族が自転車で事故を起こしたこと、または相手から起こされた経験は?」という問いに対し、21%のママパパが「経験あり」と答えました。そんなにいるなんて驚き!ママパパやその家族が経験した交通事故。その内容をみてみましょう。・CASE1「一時停止を完全停止せず徐行で信号のない交差点に進入したところ、右側から同じく自転車が徐行なしで進入してきたため、こちらの自転車側面に相手が突っ込んできた事故。相手がひっくり返ってしまった」(30代女性・神奈川県)・CASE2「石の上に自転車で乗ってしまいずるっと滑り、横に停車中の車に擦れ、傷をつけてしまった」(30代女性・千葉県)・CASE3「息子が自転車の練習をしていて運転を誤り、マンションの隔壁板を破損した」(30代女性・福岡県)あらためて、自転車の交通事故は日常のふとした不注意で起きてしまうものなのだと感じました…。こ、怖い! 自分や家族がいつ加害者・被害者になってもおかしくないですよね。過去には小学生が自転車事故を起こし、1億円近い損害賠償の支払いを命じられたこともあったとか…! ひえ~!!自分や子どもたちの自転車事故に備えるためのファーストステップとして、やはり自転車保険に入っていると安心ですよね。■自転車保険に入ってる割合は?世の中のママパパたちのどのくらいが自転車保険に加入しているのでしょうか? 調査によると、現在自転車保険に加入しているのは36%でした。最近では、自転車の重大事故によって高額な賠償金を請求されることが増えているため、自治体によって自転車保険の加入の義務化が進んでいるそうです。それがこの数字に表れているのかもしれません! 実際に「小学校から保険の斡旋があった」(30代女性・兵庫県)と答えていた人も。なお、自転車保険の義務化地域があることを知っていると答えたママパパは37%でした。義務化地域は、私の住んでいる京都府をはじめ、兵庫県、埼玉県、大阪府、滋賀県、鹿児島県などがあります。お住まいの方はぜひチェックしてみてくださいね。※2018年10月現在■保険会社が示談交渉もしてくれる!?さらに「保険会社が示談交渉をやってくれることを知っていますか?」という質問に対して、53%が「知らなかった」と回答。事故が起こったとき、動揺しているなか自分自身で交渉するのは大変。育児や家事で忙しいママにとっては、心身ともに大きな負担となってしまいそう。想像しただけでぐったり…。そうしたときはプロに交渉を任せるのがベスト! 保険に入っているとこうしたサービスを受けられるのもメリットですね。■ファミリーマートで自転車保険に加入できる!保険の加入というと、担当者と対面で話すための時間を作ったり、担当者のペースで契約が進んでしまうイメージを持つママもいるのではないでしょうか? そうしたことが手間に感じるママにおすすめなのが、ファミリーマートで加入できる自転車保険です!ファミリーマートの 「自転車向け傷害保険(傷害総合保険)」 のおもな特徴は5つ。1. 賠償事故は示談代行サービス付!自転車以外の日常生活に起因する賠償責任も補償1つの契約で、ご本人以外のご家族も補償対象2. ご本人は、交通事故における入院、死亡・後遺障害などの補償もカバー3. 2018年10月1日より、3,080円だった保険料が2,980円/年 に値下げ! 賠償責任は3億円まで補償!(※)4.申込みの翌日から保険に入れる!5. Famiポートで24時間OK※「自転車向け傷害保険(傷害総合保険)」の契約内容 死亡・後遺障害:100万円 入院保険金日額:4,000円 個人賠償責任:3億円事前予約なしで思い立ったらすぐに加入できるのは、毎日忙しいママにとってはありがたいですよね!アンケートの感想でも、「私も自転車事故にあって保険の大切さを実感しました。大人でも気をつけていても事故にあってしまったのに、子どもならなおさら。小学生になると親の目が届かなくなってくるので保険は大事だと思い家族皆入っています。自転車保険、大事です!」(30代女性・大阪府)といった、子どものために保険に加入したい、または加入しているという声が多数寄せられました。自分や家族を事故から守る自転車保険。家族みんなで安心な自転車ライフを送るために、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?▼ファミリーマートでの加入方法!1. トップメニュー「申込・請求・募金」をタッチ2. 「自転車向け傷害保険加入」をタッチ3. 補償内容・保険料などの確認、契約者情報の入力4. Famiポート申込券(レシート)発行、申込券をレジへ。保険料を支払って完了!※申込券(レシート)は30分以内にレジまでお持ちください。 ファミリーマートの自転車保険 詳細はこちら>> 調査概要調査方法:インターネット調査調査地域:全国調査期間:2018/10/01〜2018/10/14調査対象者:20~70代の子どもを持つ男女サンプル数:382サンプルPR:損害保険ジャパン日本興亜株式会社
2018年10月29日子どもが大きくなり行動範囲が広がると、事故などの心配も出てきますよね。交通ルールをきちんと教えてあげるのはもちろん、事故から身を守るグッズなども積極的に活用したいところです。代表的なのが、反射材を使用したアイテム。ウエアやステッカー、ストラップなど、様々な商品が販売されていますが、「昼間から目立ってしまうのがちょっと…」と感じているのは筆者だけではないハズです(笑)。そんなママたちに朗報! 夜はしっかり光るのに昼間は目立たないという、理想の交通安全グッズが新発売しました。黒いテープタイプで昼間は目立たない反射材と聞いて思い浮かぶのは、ちょっぴりどぎつい黄色や白! 昼間でも目立ってしまうイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか? しかし、2018年夏に新発売した「Kuropika」(1,200円【税抜き】)はちょっと違います。黒いテープタイプだから、黒い部分に貼ると昼間は反射材ということを忘れてしまうほど目立ちません。ところが周囲が暗くなると、車のライトなどの方向にピカッ! 白く、強い光をしっかりと返すんです。その秘密は、“再帰性反射”を採用していること。光の方向と反対側に反射する一般の反射材と違って、「Kuropika」は光が来た方向に反射するため、車の運転手もより気付きやすく、交通安全対策にとても効果的なのです。パパママと企画して商品化を目指す育児グッズブランド『chibito』より生まれました。曲面にも貼り付けられて、長持ち!柔らかく、ストレッチ性に優れた「Kuropika」は、曲面にも貼り付けられるのが◎。多少の凹凸や丸みのある場所にもピタリと接着するから、上でお見せしたヘルメットの外周や自転車のフレーム、ベビーカーなどにも貼り付けることができます。また、仮留めも可能。軽く留めてちょうどいい位置に合わせたら、上から強くプッシュ。不器用なママでもキレイに仕上げられますよ♪さらに、屋外耐候性に優れた素材を採用しているため、3年後でも約80%の反射性を維持できるそう! 外置きの自転車やキックバイクなどにも気兼ねなく使えて、長持ちしてくれます。これから秋、冬へと季節が変わるにつれ、日が暮れるのも早くなります。目立たないのに、夜道ではしっかり光る「Kuropika」。子どもの交通安全に一役買ってくれそうなアイテムです!【参考】『chibito』
2018年10月02日その日、運転席に私が、後部座席の2つのジュニアシートに娘と息子が座っていました。いつものスーパーから車で帰っているときのこと。カーブを曲がったときに、ゴロンという鈍い音とともに、バックミラーの中にうつっていた息子の姿がなくなりました。一瞬の出来事に何が起こったかわからず、しかし運転中でもあったので、すぐに確かめることができませんでした。息子の頭を見ると、頭のてっぺんより少し後ろ側が負傷しているのがわかりました。当の本人はひとしきり泣きつくして少し落ち着いていたのがせめてもの救いでしたが、それでも頭からの出血ということで、震えが止まらなくなりました。急いで近くの総合病院に電話して、救急で診察してもらえることになりました。あの一瞬で何が起こったのかは、息子の証言があやふやだったため、息子と周りの状況から推測するしかなかったのですが、おそらく遊んでいたかでシートベルトを外してしまったらしく…。カーブの勢いで前にゴロリと転がって、シートバックポケットの中の地図本の角に頭をぶつけたようでした(ほかに固いものが近くになかったので)。それを医者に伝え、見てもらうと、頭を打っている場合は、数日以内で体調が急変することもあるとのことで「しばらくはしっかり様子を見て、いつもと違うかんじがしたらすぐに連れてきてください」と言われました。<いつもと違う感じとは>次のようなことがあるということでした。・ぼーっとしている・ずっと寝ている・嘔吐する子どもの体調を心配するとともに、運転時の子どもの安全を親がどう保たなければいけないのかを考えさせられました。子どもには、「シートベルトをどうしてしなければいけないのか」、「外してはいけないもの」であることをもっと伝えていかなければいけないと痛感しました。そして親としてもシートベルトの大切さをあらためて認識しました。頭のけがのことにプラスして、シートベルトについての注意を充分にケアできればと思います。次回に続きます。
2018年09月21日多発する、高齢ドライバーの事故。それを受けて、見守り用の専用車載器付き保険や、後付けできる急発進防止装置など、事故を防ぐ見守りサービスが増えているという。それはどんなものなのか?経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた――。最近、高齢ドライバーが起こす事故のニュースをよく目にします。5月には、90歳の女性ドライバーが4人をはね、うち1人が亡くなる痛ましい事故が起きました。交通事故自体は減っています。昨年の死者数も3,694人と過去最少でした(’18年・警視庁)。しかし、75歳以上のドライバーに限ると、死亡事故は横ばいです。人口10万人当たりに換算した死亡事故の件数は、75歳未満が3.8件に対して、75歳以上は8.9件と、2倍以上も起こっているのです(’17年・内閣府)。いっぽう、免許証を自主返納する人も増えました。昨年は約42万人。’16年より約8万人増えて、過去最多になりました(警察庁)。ですが、外出の足として車が欠かせない地域もあります。高齢者の外出が減ると、認知症が進むのではないかなど、家族は心配なことが多いでしょう。そこで、運転を見守る方法を見ていきましょう。まずは、見守りのついた自動車保険があります。三井住友海上の「GK見守るクルマの保険」です。無料レンタルの専用車載器を取り付けて、利用します。運転中に5回以上の急ブレーキやふらつきなどがあると、アラートで運転者に知らせます。高速道路の逆走などは、アラートとともに、あらかじめ指定した家族などに、メールで報告します。また、走行データから月間運転レポートを作成し、本人と家族などに届けます。保険料は、「GKクルマの保険」に、見守りのための特約料として年3,480円が加わります。あいおいニッセイ同和損保の「タフ・見守るクルマの保険」などにも、見守りが付いています。次に、見守り用の車載器をレンタルする方法があります。オリックス自動車の「エバードライブ」は、後付けできる車載器です。速度超過や急ブレーキ、急発進などを記録し、指定された連絡先にリアルタイムで知らせます。「今どこサーチ」では、車が今どこにいるかを、家族はスマホなどで確認できます。月額は2,980円(税別・以下同)です。また、シガーソケットに差し込むだけのレンタル車載器も開発されました。スマートドライブの「SmartDrive Families」です。9月末からサービス開始予定で、月2,480円。事前申し込みで2カ月無料になる特典もあるようです。国は、高齢ドライバーの事故防止のため、自動ブレーキの付いた「セーフティ・サポートカー(サポカー)」の利用を呼び掛けています。とはいえ、新車への買い換えは厳しい家庭が多いと思います。オートバックスセブンの急発進防止装置「ペダルの見張り番」は、取付け工賃込みで3万9,999円。ブレーキを踏む勢いでアクセルを踏んでも発進しませんし、アクセルとブレーキの両方を踏むとブレーキがかかりますので、アクセルとブレーキの踏み間違い事故を防止できます。敬老の日に、親と運転について話してみてはいかがでしょうか。
2018年09月14日こんにちは、まりげです。毎年、この時期になると水辺の事故が増えますね。海や河川、用水路などの事故が起こりやすい場所が身近にあるので他人ごとには思えません。実際、目の前で子どもが堤防から海に落ちたときのことを叔父に聞きました。「泳ぎが苦手な人のことを“かなづち”というけれど、海に落ちたことに驚いて口から息をはいてしまい、あっという間に沈んでいく様子はまさにかなづちが沈んでいくようだった」と、そのときのことを振り返っていました。幸いこのときは、水難救助の知識のある叔父がすぐに救出し無事だったそうです。わが家の長男も一度海に落ちたことがあります。日ごろから、海辺で遊ぶときはライフジャケットを着させていたこと、スイミングを習っていることもあり、パニックにならずに自力で海から上がってこられましたが、落ちたという話を聞いて肝を冷やしました。先日、海水浴に行ったときにはこんなことが。去年購入してまだ数回しか使用していない浮き輪でしたが、気がつくとやぶれていました。隣で泳いでいた人の浮き輪も同じようにやぶれていたので「過信したら危ないんだな」と感じました。これが事故を防ぐための鉄則だと思っています。それから意外と事故が発生するシチュエーションとして多いのが、大人が複数いる場合に「他の誰かが見てくれていると思っていた」というものではないでしょうか。「自分以外の誰かが見ていてくれていると思った」とならないように、誰が誰を見るのか役割をはっきりさせるようにしています。 こんなふうに書くと水辺に出かけるのをためらってしまいそうですが、海や川での体験というのは、子どもにとって忘れられない体験になると思います。わたし自身、幼いころ夏になると海に出かけて、水中の魚を観察することにワクワクして夢中になった記憶があります。安全面に注意して、たのしい夏休みにしましょうね!水の事故については、専門家の記事もぜひ併せてお読みください。【水の事故から子どもを守る!】 第1回 水の事故の危険は通学路にも? どこで、なぜ起きるのか 第2回 水の事故から命を守るためにライフジャケット以外に必要なモノとは 第3回 もし溺れたら「浮いて待て」。次に親がすることは?
2018年08月17日夏に毎年発生する水辺で子どもたちが亡くなる事故。万が一溺れたり、沈んだりしてしまっても、対処法を知っていればその生還率は大きく上がると言われています。もしも溺れてしまったら、何をすれば命が守れるのでしょうか。水の事故から子どもたちを守る予防策について伺った前回に引き続き、今回は水の事故に遭ったときの対処法について、水難学会会長で長岡技術科学大学・大学院の斎藤秀俊教授に話を聞きました。【水の事故から子どもを守る!】 第1回 水の事故の危険は通学路にも? どこで、なぜ起きるのか 第2回 水の事故から命を守るためにライフジャケット以外に必要なモノとは ■「浮いて待て」で生還率が高まる――もしも溺れてしまったときは、どうすればいいのでしょうか。何よりも「浮いて待て」というキーワードが重要です。「浮いて待て」とは、背浮きになってプカプカ浮いて、救助が来るまでの間、呼吸を確保するための方法のことです。流されてしまったら、一度落ち着いて体の力を抜き、息を吐くのを我慢して背浮きになると、プカプカと浮き上がるのです。慌てて手をバタバタして息を吐いてしまうと、どんどん沈んでしまいますが、体の浮力を使えば、簡単に浮くことができます。――背浮きとはだれでも自然にできる姿勢なのですか。そうですね、背浮きをするときに体に息をためて、じっとしていれば自然とそのような姿勢になります。もし沈んだり、深みにはまったりしても、息を吐かないようにして、10秒くらい待っていれば、自然と浮いてくるんです。注意するのは、呼吸をしばらく吐かないように我慢することですね。浮いてから姿勢を安定させるためには、「あごを上げる」、「手足をバタバタさせずに大の字にする」も効果的ですが、基本的には自分が楽な体位でいいと思います。――口と鼻が水面に出るようにするのですね。息を体にためているとき、人の体はだれでもその2%が水に浮きます。その2%の部分として、口と鼻だけを水面から出しておくことが大切です。ですから、「浮いて待て」のポーズをしている間は、基本的には息をためておいて、苦しくなったら素早く吐いて吸うのを繰り返します。呼吸法のコツも大切なので、その点も覚えておいてください。――靴は履いておいた方がいいのですか?靴を履いてれば、その浮力を利用して、足を浮かすことができます。人間は足から沈むため、背浮きになっていても、足が浮いてくれれば、岸面に浮いていられるのです。こうすれば、水のベッドに寝転がるような感じで、体力を消耗せずに水面にずっと浮いていられるので、救急隊が来るまでの間、ゆったりとした気持ちで待てばいいだけです。夏は水も冷たくないので、呼吸さえ確保できれば生還率は高まります。――背浮きの姿勢は、どんな水辺でもできるのでしょうか。どこでもできるのですが、海は塩分濃度が高いので、ほかの場所よりも浮きやすいという特徴があります。「浮いて待て」で重要な息をためておく呼吸法も、じつは海では必要ないくらい、浮く力が大きいのです。 ■もしも子どもが溺れたら、親がすべき行動とは――もし子どもが溺れてしまったら、親はどのような手順で対処すればいいですか。1.まずは子どもに「浮いて待て」と声を掛ける2.素早く119番に通報する子どもがきちんと「浮いて待て」の姿勢を取れて、安定して呼吸を確保できていれば、これだけで十分です。――浮く物を投げるといいという話も聞きますが…私は背浮きの姿勢がきちんと取れていれば、何が何でも物を投げる必要はないと考えています。投げた物を取ろうとしたりして、せっかく安定して浮いている子どもがバランスを崩したら却って危険だからです。また、投げた物が当たって衝撃を受けて姿勢を崩してしまう可能性もあります。しかしその場にランドセルやペットボトルがあれば抱きかかけることで、浮力体として利用でき、より楽に「浮いて待て」が行えます。一番重要なのは、子どもに「浮いて待て」と声を掛け続けること。子どもが不安にならないよう、救助が来るまで「がんばれ」などはげましの声を掛け続けてあげましょう。■大人の方が子どもより生還率が低い!――子どもが溺れたときに周りの大人が助けに行ってはいけないのですか。飛び込んで助けに行くことは絶対にしてはいけません。素人には水辺に落ちた人を救うことは非常に難しく、あとから飛び込んだ人が亡くなってしまうこともよくあるのです。2017年の警察庁のデータでは、水の事故に遭った中学生以下の子どもの生還率は87.3%でした。一方で大人は53.5%で、子どもよりもかなり低い数字なんです。じつを言うと、50%を超えたのは初めてで、これでも徐々に上がってはきています。私たちは、全国の小学校で「ういてまて教室」を開いていて、服を着たままどのようにすれば水に浮かぶことができるか子どもたちに教えています。こうした教室の効果もあって、溺れたら浮いて待つことの重要性を認識している子どもたちが増えているように感じています。今後は、親子向けの「ういてまて教室」を開催し、大人にも教えていくことが大きな課題ですね。――子どもが危険なとき、どうしても助けに行きたい場合はどうすればいいですか。親としては、助けに行きたいと思うのはあたり前ですよね。子どもの近くまで行ったら、そこで親子一緒に浮いていてください。助けようという考えは捨てて、近くで一緒にプロの救助を待つのが賢明です。子どものところに行く前に、119番に電話をするのを忘れないようにしてくださいね。――子どもを持つパパやママに伝えたいことはありますか。とにかく、「水辺で親子の時間を楽しんでください」と伝えたいですね。水の事故があるからといって水を避けるのではなく、ぜひ予防策や対処法を頭に入れた上で充実した水遊びの時間を過ごしてほしいと考えています。人間は呼吸さえ確保できていれば、そうそう亡くなることはありません。「浮いて待て」を知っているということを強みに、みんなで海や川、プールを楽しんでくださいね!斎藤秀俊さんプロフィール米国ペンシルベニア州立大学材料研究所博士研究員や茨城大学工学部助手を務めたのち、2003年から長岡技術科学大学教授。2009年から2015年まで同大学の副学長を務め2016年から現職。2011年から同時に水難学会会長として多角的に活動している。
2018年07月25日夏になると川や海など水辺での遊びが増えるため、水の事故への予防策が必要になってきます。しかし、何から始めればいいのかわからないという人も多いかもしれません。子どもが遭いやすい水の事故について伺った前回に引き続き、今回は、子どもたちを水の事故に遭わせないための予防策について、水難学会会長で長岡技術科学大学・大学院の斎藤秀俊教授に話を聞きました。【水の事故から子どもを守る!】 第1回 水の事故の危険は通学路にも? どこで、なぜ起きるのか 第3回 もし溺れたら「浮いて待て」。次に親がすることは? -->■水遊びで必要なものとは――水の事故の予防のためにはどんな服装をすればいいのですか。砂浜でも川でも、水辺に行くときはライフジャケットを着るのが一番です。溺れたときには体を浮かせて呼吸を確保することが重要となりますが、ライフジャケットであれば、着ているだけでそれができるので、ぜひ着せるようにしてください。また、大切なのは靴を履いておくことです。溺れてしまったときに、靴やサンダルの浮力が体を浮かす助けになります。普通のサンダル、ビーチサンダルでもそうした効果が期待できるので、もし溺れてしまっても靴は絶対に脱がないよう子どもに伝えてください。――ライフジャケットを着る目安はありますか。できればどんなに浅い水辺でも、ライフジャケットを着てもらいたいです。スポーツ用品店に行くと、いろいろな種類のものがあり、安く買えるものあります。とくに、浮くことが難しい小さな子どもたちには、できるだけ着せてもらいたいですね。■海と川で異なる予防法――海では危険な波以外にも、注意すべきこととは何でしょうか。子どもを浮き具に乗らせてそのままにしていたら、あっという間に沖に流されてしまうことがあります。大人が浮き具の紐を持っておく、側に付き添うなどしてしっかりと見ているようにしましょう。地面が冷えてきて海水の温度が高くなる夕方の時間帯は、陸から海に向かって風が流れ始めます。夕方になって肌寒くなってきたら、できるだけ早く上がりましょう。また、波が荒いかなと思ったら、波打ち際でも近づかないことが大切です。――川では、どのようなことに気を付ければいいですか。そこまで大きくない川でも、大きな岩の下流や橋脚の周辺などは、浅いところから急に深くなることがよくあります。そうした川の構造について、しっかりと親子で認識して、足元に注意することが大切です。また、水かさや水の流れの速さが普段と違わないかきちんと確認して、天候の悪いときは川に近づかないことが重要ですね。■親も子どもと同じくらい危険――子どもたちへの声掛けはどのようにすればいいですか。子どもたちには、「危険なところには近づかない」ということを徹底して教えましょう。前回、雨で水かさが増した用水路が危険だと話しましたが、大人も子どもも普段の状態しか知らなかったら、そこが危険な場所だとなかなか気がつかないですよね。親子でいっしょに雨の日の通学路を歩いてみて、危険なところがないか調べてみるといいかもしれません。また、雨の日は遊ばないでまっすぐ家に帰ってくるよう伝えることも大切です。さらに、子どもだけで水辺に行かないように声掛けしましょう。自分の家の近くでは、「どういったとき」に「どういったところ」で水の事故の危険性があるのか、親子で認識をひとつにすることが重要ですね。――子どもだけではなく、親も一緒に注意することが大切なのですね。そうです、そこが重要です。水の事故では、親も子どもも同じくらい危険なので、予防についても親子でいっしょに行う必要があります。たとえば、子どもが溺れてしまって、親が助けに行って亡くなってしまった場合、残された子どものつらさは測り知れません。一生「自分のせいだ」という十字架を背負い、たとえ命が助かっても心は深く傷つきます。大人は子どもたちの危険を予防するばかりでなく、自分の危険にも注意を払ってもらいたいですね。――危険だと思っていなかった場所でも、水の事故は発生してしまいます。予防するとともに、対処法をしっかり知っておくことが重要そうですね。そうですね、「危険なところには行かない」ということを伝えても、じつは大人も危険なところがどこかわかっていないことが問題なんです。大切なのは、万が一流されてもきちんと呼吸が確保できる準備をしておくことです。水の事故については予防も重要ですが、危機管理をしておくことが非常に重要です。――怖がることによって、水辺に遊びに行くこと自体をやめてしまう人もいるそうですが…それは私が一番懸念していることです。せっかく水遊びできる場所がたくさんあるのだから、「怖がらずにぜひ遊びに行きましょう!」と言いたいですね。水辺での遊びは、人間の本能に基づいてすごく満足度の高いものになると言われています。やみくもにただ怯えて、水辺に近づかないのはもったいない話ですよね。ライフジャケットを持ち、携帯電話で119番かけられるようにしていれば、不幸な事故が起きることはめったにありません。ぜひ、できる予防策を取って、水辺での遊びを楽しんでもらいたいですね。次回は、水の事故に遭ったときの対処法について引き続き斎藤教授にお話をお伺いします。もし溺れてしまったらどのような体勢をとればいいのか、親がすべきことについても、ご紹介します。斎藤秀俊さんプロフィール米国ペンシルベニア州立大学材料研究所博士研究員や茨城大学工学部助手を務めたのち、2003年から長岡技術科学大学教授。2009年から2015年まで同大学の副学長を務め2016年から現職。2011年から同時に水難学会会長として多角的に活動している。
2018年07月24日全国的に暑い日々が続く中、川遊びや海水浴、など水に触れ合う遊びがめじろ押しの夏休みが始まりました。しかし、毎年水の事故で死亡したり、行方不明になったりする子どもは後を絶ちません。また西日本豪雨など、大雨によって起こされる災害では、普段安全な場所も危険なエリアとなってしまう可能性があります。なぜこのような重大な事故が起きてしまうのでしょうか。水の事故でこれ以上悲しいニュースが起きないようにするために、今回は、水の事故が起きる理由やどういった場所で事故が多いのかなど、水難学会会長で長岡技術科学大学・大学院の斎藤秀俊教授に話を聞きました。水難学会とは「ういてまて」を中心とする水難救助を推進し、また「誰もが水難から生還するにはどうしたらよいか」の答えを出すために学問として普及することで、水に親しむ社会の発展に寄与することを目的として設立。■水の事故は、「通学路」でも起きている――とくに子どもが遭いやすい水の事故はどのようなものですか。まず、子どもだけで行動して水の事故に遭う場合と、大人がいる場合と、2パターンあります。そして、それぞれに遭いやすい事故というのは変わってきます。・子どもだけなら、近くの川や側溝で起きる事故が多い・大人がいると行動範囲が広がり、海で起きる事故が多いという傾向にありますね。じつはプールでは、近頃事故はめっきり少なくなりました。――子どもだけで事故に遭ってしまう理由について聞かせてください。最近よく起きているのは、用水路や側溝で流されてしまうという事故です。その多くが通学路で発生しています。普段は水が流れていない用水路や側溝が、雨水がたくさんたまっていると、その中に子どもが足を入れて遊んでしまうんですよね。それが平らなところであれば、水の流れも強くないので、とくに何も起きません。しかし、坂道にある場合には流れが強くなり、足をとられてしまいます。こうしたところでは、秒速1メートル程度の速さとなることが多くあります。これはウォータースライダーよりも速いのですから、予想以上に流れは速いと思っていただきたいです。――子どもたちだけで川に行って起きる事故はどのようなものが多いですか。川の構造として、浅いところが続いていても、急に深くなることがあります。プールに慣れている子どもたちは、一般的に徐々に深くなっていくと思っているので、そういった川の構造が理解できにくく、また上から見てもわかりにくいんです。そうするといきなり深みにはまってドボンと沈んでしまいます。そのとき沈みやすい垂直の姿勢だと、そのまま上がってくるのは至難の業です。さらに、「助けて!」と叫んで手を挙げてしまうと、ますます深く沈んでしまうのです。その後1人目が沈むと、2人目が「どうしたの」と言って近づいてきて沈み、3人目も同様に沈んでしまうことがあります。川で子どもたちだけで事故に遭ってしまうと、3人くらいが同時に亡くなってしまうことが多いのです。■大人が溺れると、子どもも一緒に溺れてしまう――大人が一緒にいても、被害に遭うのはやはり子どもが多いのでしょうか?けっして子どもの方が水の事故に遭いやすいというわけではありません。大人がいると行動範囲が広がるので、川やため池、海など、いろいろな場所で事故が起きますが、大人が流されてしまう危険性もじつは高いのです。もしも親が溺れてしまって姿が見えなくなったら、子どもも後を追って一緒に溺れてしまうことがあります。親は、自分が溺れる危険性をしっかりと認識する必要があります。――大人と子どもが一緒の場合、どういった事故が起きやすいのでしょうか。川や海では水に沈んでしまう事故が多く、海では転落事故もよく起きます。防波堤から転落してしまうと、護岸は多くがコンクリートで固められているので、上がる場所がないんですね。そして助けを呼ぶうちに、力尽きてしまうのです。また、最近クローズアップされている、「ため池」での事故もあります。ため池は護岸が斜めに切ってあって、水の中に入ってしまうと、なかなか上がってこられないのです。見た目ではそれほどきつい傾斜に見えないのですが、水中では陸上よりも摩擦力が小さくなってしまうため、非常に上がりにくい。慌ててパニック状態になって一生懸命上がろうとすると、反動でもっと深いところに落ちて行ってしまうということがあります。■安全と思える場所にも危険がある!――海の事故で「離岸流(りがんりゅう)」という言葉をよく聞きますが、実際に離岸流による事故は多いのですか。離岸流とは、海岸の近くで岸から沖に向かって一方的な速い流れのことですが、じつは水難事故を直接引き起こしたと科学的に証明された例はあまりないんです。怖いのは、子どもが浮き輪やボートに乗っているときに流されて、親がそれを追いかけて沈んでしまうことです。それは、風によって海が流れる「吹送流(すいそうりゅう)」が影響していることもあります。この「吹送流」は、「離岸流」よりもよほどスピードが速くて危険です。――砂浜で遊んでいても、波にさらわれることがあるそうですね。2014年に新潟県上越市の波打ち際で遊んでいた子どもを含む5人が亡くなる事故が起きました。その調査をした結果、「戻り流れ」が発生したということがわかりました。戻り流れは、汀線(ていせん)(海面と陸地が接する線)に対して、砂浜が垂直に波打っているような海岸で発生します。波が戻ってくるときに、低いところに全部集まってしまうので、水の勢いがとても速くなってしまうんですね。その流れに巻き込まれると、波打ち際にいてもあっという間に波に飲み込まれてしまうのです。――事故に遭うはずがないと思っていても、水辺ではどんな状況でも油断はできませんね。そうですね、まず事故が起きるはずはないと軽く見ている、怖さがわかっていないという前提が大きいですね。そして、実際に溺れたり転落したりしてしまうと、焦ってパニック状態になり、大きな事故になってしまうことが多いのです。急流や高波がある場所ではみんな怖がって近づきませんから、水の事故はほとんど起きませんが、安全そうに見える場所に落とし穴があるのです。危険だということに気づいた瞬間にはもう遅いということもありますから、けっして軽く見ないということが重要です。次回は、水の事故から子どもたちを守る予防策について引き続き斎藤教授にお話をお伺いします。あらかじめどのような準備をして行けばいいのか、声掛けの方法についても、ご紹介します。斎藤秀俊さんプロフィール米国ペンシルベニア州立大学材料研究所博士研究員や茨城大学工学部助手を務めたのち、2003年から長岡技術科学大学教授。2009年から2015年まで同大学の副学長を務め2016年から現職。2011年から同時に水難学会会長として多角的に活動している。
2018年07月23日ジョージ・クルーニーが運転していた「ヤマハ」の「TMAX」(スクーターの一種)が、「メルセデス・ベンツ」の車にはねられるという事故がイタリア・サルディーニャ島で起きた。ジョージは自身が製作総指揮、監督、主演を務めるHuluのオリジナルドラマ「Catch-22」(原題)の撮影で、同島に滞在していたという。地元紙「Corriere dello Sport」によれば、事故後、ジョージは病院に救急搬送された。骨盤付近に外傷、膝と腕に打撲が見られたが、幸い大事に至らず数時間後に病院を後にしたとのこと。地元警察も「シリアスなケガは負っていない。骨折を含めてだ」と語っているが、念のため、MRI検査が行われ、今後20日間ほど経過観察が続けられるもようだ。事故当時、ジョージはヘルメットを着用していた。ジョージが事故に巻き込まれたことを知った妻のアマルは、すぐさま病院に駆け付けた。病院から治療と検査を終えたジョージに帰宅の許可が出ると、ジョージに付き添って帰っていったそうだ。ジョージの代理人は「People」誌に「ジョージはオルビア病院で手当てを受け、退院しました。自宅で療養中で、元気になるでしょう」とコメントしている。(Hiromi Kaku)
2018年07月11日普段、何気なく使っているものがときに大きな事故を生み出すことがある。私にとって “自転車” がまさにそれでした。普段から気をつけていても、ふとしたタイミングで事故は起こるもの。今日、自分が加害者・被害者になってしまう恐怖を目の当たりにして、今回学んだこと・実は知らなかった事故に関する知識をご紹介します。前を見てたのに事故って起こるんだ…。事故が起こったその日、私は早めに家を出てゆっくりカフェでくつろいでから用事へ向かう予定でいました。そのため、特段急いでいたワケではなく普通のスピードでいつも通り、駅までの道を自転車でせっせと漕いでいたところ…。突然目の前から、同じように自転車に乗っている女性が私の方に向かって現れました。お互いスピードを出していなかったものの、ちょうど曲がり角で死角になっていたのか、至近距離で相手の存在に気づいたので、避けきれず自転車もろとも転倒。曲がり角で死角になっていたといえど、そこまで道が狭い場所でもないし、何より前をまっすぐ見て走っていたのに、相手を気づかなかったうえに避けられなかったという事実に自分でもびっくりしました。気をつけているようで気をつけていないのか、気をつけていてもそうなってしまうのか……。こんなふうに事故って簡単に起こるものなんですね。「あ、ヤバい。やっちゃった。」うぅ…めちゃくちゃ痛い。と、重くなる体をムクリと起こして「大丈夫ですか?」と相手に声をかけると…、相手の女性はうなだれるように倒れながら顔をおさえていました。しかも女性の手もとは血だらけで、ポタポタと大きな血の塊がコンクリートに凄まじい勢いで落ちているではありませんか…!「あっ。ヤバいやつだコレ。どうしよ、ヤバいよヤバいよ、マジで」と、私の脳内はもはや出川哲郎状態に。トラブルが起こると人は、思考がシャットダウンされ「ヤバいよ」という単語しか出てこない状況になるようです。怪我をした女性も錯乱状態になっていて、話しかけても「…はい」という反応だけ。正直、「一応意識はあるようだし、このまま去ってしまおうか……」なんていう悪い考えもよぎりました。余裕を持って出かけていたとはいえこの後の用事のことを考えると早く脱出したいという気持ちが先行していました……。でも、血を流している人をこのままにしておくのはさすがにダメだわ。とりあえず消毒と絆創膏を……と近くのコンビニに駆け寄って何もできないなりの手当をして、相手の回復を待ってみました。血が止まる頃にはお相手の方の意識もはっきりしてきたので、連絡先を交換して一度その場を去ることになりました。一連の出来事が落ち着いて自分の状態を見返すと、スカートがビリビリに破れまくりの、服が乱れまくりで、当然髪の毛も乱れ髪。もはや全く別の事件が起こってしまったのではないかという状態で、とても電車には乗れないため一時帰宅をしました。保険に入っていないと、訴訟問題に発展する?家について、着替えると冷静になってきたせいか、怪我をした部分の痛みを強く感じるように。ここで今日の予定を断念し、病院へ行くことを決意。その間、自転車事故について調べるとこんな事案が出るわ、出るわ…。「自転車保険に入っていなかったので相手と訴訟問題でもめた」「事故現場で警察を呼ばないとひき逃げ扱いにされる」「慰謝料問題で示談が成立しない」今、まさに自分が起こした事故が後々に、民事裁判レベルのトラブルに発展している事実を、このとき初めて知りました。自転車事故は軽く見られがちですが自動車事故と同じ扱いになるとのことで、本来はその場で110番か最寄りの交番に行って現場確認を取らなくてはいけないそうです。さらに、自分もしくは相手の自転車が破損していた場合、修理代の負担はどちらがするのか、怪我をしていた場合の治療費はどこまで出すのか、事故の大きさによっては数百万以上の損害がかかってくる可能性があるので、保険に入っていないとその示談交渉は全て自分で執り行う必要があります。また、自分が入っていても相手が自転車保険に入っていない可能性もあります。そうなると慰謝料を請求しても払ってもらえない可能性があるので、自転車を使う方は必ず自転車保険に入っておくことをオススメします。私は当時、自転車保険はおろか、自転車保険の代わりになる保険(火災保険・個人賠償責任保険)も何ひとつ入っていませんでした。状況と相手が悪ければ、かなりの大事になったはずなので、もうしばらくは恐くて自転車に乗れません……。もし自分が加害者になったら?・相手も自転車を乗っていたこと。・お互い結果的に軽い怪我で済んだ。・自転車の破損もなかった。・お互いに大事にしたくない意志があった。幸いにもこの4点がお互いに合致していたため、今回の事故は警察に事故証明届を提出するだけで済みました。例えば、これが自転車と歩行者だった場合、過失割合は自転車側のほうが圧倒的に不利です。もちろん、事故の状況にもよって過失割合に変動はありますが、事故当時を検証する証拠もなければお互いの記憶に頼ることが多いので、どちらに非があるかということで揉めるケースがほとんどなのだとか。どんなに気をつけていても、自分に非がないと思っていても事故が起こって、相手に怪我をさせてしまった以上、自分が加害者になることがあります。そうなってしまった場合、絶対にやってはいけないのが「自分は悪くない」と横柄な態度をとったり、責任を負いたくないあまり逃げようとする行為。逃げずに真摯的な対応で被害にあった人の気持ちのケアを忘れないことが大切です。そのうえで自分の身を守るためにも、しっかり主張するべきところはする。全ての非が自分にあるわけではない場合は、それを裏づける材料をしっかり残しておくと良いでしょう。事故が起こった時の現場を写真に撮っておくなどできるだけ当時の状況が詳しく残る材料があるほうが後々揉めごとに繋がりません。事故は意外と身近に潜んでる私の場合、今回は本当にお相手の方が良い人で、軽い事故で話が済みました。でもそのほうが実は稀だという事実を知って、改めて自分の身の回りに起こる出来事の怖さに、そして自分の危機管理能力の低さに情けなさを感じています。もちろん、保険も加入しましたよ!最近では、出会う人、出会う人に「保険、入ったほうが良いよ…!」など、どこの保険会社の回し者かと思われるくらいのうっとうしさが板についてきました。ぜひ、みなさんも身近なトラブル・事故には気をつけてくださいね!
2018年07月08日新年度が始まって、早いもので3ヶ月が過ぎてしまいましたね。お子さんたちは通園・通学にもすっかり慣れてきたことでしょう。そして気づけば、夏休みももう目前。子どもの行動範囲の広がりとともに、気になってくるのが「子どもの安全」のこと。子どもが犠牲になる痛ましい事件のニュースなどは、子どもを持つ親として他人事として見ることはできません。「マチコミ」ユーザーを対象に行った「子どもの安全に関するアンケート調査結果」(※)によると、「実際に子どもが不審者に遭遇したことがある」と回答したのは10人に1人、「子どもの居場所を把握したいと思う」と回答したのは、「常に思う」(43%)「たまに思う」(44%)を合わせて全体の87%という結果が出ています。まずは防犯ブザーを持たせるという保護者の方は多いと思いますが、いざというときに本当に鳴らせるのか、鳴らせたとしても誰かに気づいてもらえるのか…など不安は残りますよね。また、転落や水難事故といった防犯ブザーでは防げない災難も考えられます。かといって、行動範囲を制限しすぎるのも考えもの。そこで、こんなサービスをご存知でしょうか?■子どもと共に成長する、児童見守りサービス「みもり」ドリームエリア株式会社が提供する不審者情報配信ツール「マチコミ」の12年間にわたる膨大なデータと、利用者の声を分析して独自開発された児童見守り専用サービスです。子どもに持たせるのは、一見すると普通の防犯ブザーのような形状の「みもりGPS」。保護者がスマホにインストールする「みまもりアプリ」との連動によって、いろいろな機能で子どもを見守ることができます。なかでも、危険な場所に近づいた時に、代わりに注意してくれる音声機能は優れもの。保護者は「みもり」のスマホアプリで「危険な場所」を設定することができ、その場所に子どもが近づいてしまったら「みもり」が音声で警告を発してくれます。また、地域の方々が作成する独自の「危険データベース」も活用してくれるため、親が気づかない危険も「みもり」なら、地域の目をもって教えてくれるのです。お母さんが見守りたい行動範囲も設定できるので、そこから子どもが出てしまった時にも一声かけてくれます。旺盛な好奇心を満たすことと、危険から遠ざけること。どちらも両立できるのは嬉しいですね。しかし行動範囲内だからといって油断は禁物。子どもが普段と違う行動パターンを取った時にも「みもり」の出番。子どもに注意を促してくれます。なぜこんなことができるのでしょう? その仕組みは、AIとGPS。人工知能(AI)が子どもの行動を学習し、GPSからの位置情報をもとに、危険を判断してくれます。とはいえ、何か難しい設定をする必要はありません。ほかにも、・みまもりアプリからすぐ確認できる避難所マップ・通知エリアの設定による居場所通知・現在地や行動履歴の確認・ワンタッチで親への通知など、全部で9つもの機能を備えています。アプリとの連動によってわが子に特化した見守りをできる点が、今までの防犯アイテムとは一味違います。「あれ?いつもと違う」そんな親の勘の代わりをしてくれる、専属のボディガードのようですね。子どもの自立と安全のために、行動を制限せずに見守る親になる。そのために、最新テクノロジーの力を借りてみてはいかがでしょうか。 見守りサービス「みもり」 不審者情報配信ツール「マチコミ」の12年間のデータベースと、全国の施設や保護者の要望・意見を集約し開発された、児童見守りサービス「みもり」。AIが子どもの行動を学習し、危険を未然に防ぎます。(※)参考/子どもの安全に関するアンケート
2018年07月04日