私が中学生のころ、脚に骨の出っ張りができる病気になり、手術をしました。そのときの体験談を紹介します。中学生のときの入院・手術私は多発性骨軟骨腫(たはつせいこつなんこつしゅ)という病気になりました。多発性骨軟骨腫は、骨が成長とともに角のように大きくなる成長期の疾患で、本来できるはずのない骨が神経などに触れることで痛みを伴う病気です。手術では大きくなった骨を削るため、そのときは整形外科の病棟での入院になりました。目覚めたら終わっていた手術入院してから手術の内容について医師からの説明があり、全身麻酔の手術になるため入院の翌日24時から絶飲食。9時ごろから手術着に着替え、点滴を打ってもらうなどの準備をしました。そして親や看護師さんの付き添いで手術室に行き、ベットに寝かされました。その後、麻酔投与により意識が遠のいていき、目が覚めたら自分の病室で寝ていました。3週間で無事に退院数日後には歩行器や松葉杖でリハビリをして、3週間ほどで退院することができました。手術後3週間で退院する人はあまりいないようで、リハビリをすごく頑張っていたからだと周りの人たちに言ってもらいました。入院生活はあまり苦ではなく、共に入院している患者さんたちとも仲良くしてもらい、切磋琢磨しながらリハビリをすることができました。とても良い経験だったと思います。まとめ生まれて初めての全身麻酔による手術を経験し、麻酔で意識が遠のいていく瞬間の雰囲気を味わったり、同じ病棟の患者さんとの出会いがあったりと、ストレスにならずに入院生活を送ることができた経験はアラフィフになっても忘れられません。(50代女性)※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。イラスト/きょこ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年10月24日妊活中に子宮筋腫と診断され、腹腔鏡手術を受けることになったもちなべさん。迎えた手術当日、全身麻酔で意識を失っている間に手術が終了。その後、手術翌日からさっそくリハビリを始め、トイレと病室の往復に成功したことで、看護師さんから「もう自由行動できますよ」と言われたのですが……。本作は著者であるもちなべさんの実体験を描いた作品です。 なぜ肋骨が…?手術の翌日、看護師さんから「もう自由行動できますよ。今日からはシャワーも解禁です」と言われたもちなべさん。しかしトイレに行くだけでヘトヘトに疲れてしまう上、患部を濡らすのも怖く、シャワーはやめておくことに。看護師さんから持ってきてもらった蒸しタオルで体を拭き、その日は就寝しました。そして迎えた術後2日目、もちなべさんはある症状に襲われます。 術後2日目のもちなべさんの様子はというと……昼食前に歯磨きをしてベッドでひと休みしようとしたところ、肋骨あたりにズキズキとした痛みが走ったそう。おなかではなくなぜ肋骨のあたりが痛むのか、疑問に思ったそうです。 今回の術式は腹腔鏡手術と呼ばれるもので、おなかに小さな穴を3〜4箇所開けてそこからカメラ(腹腔鏡)やメスなどを入れて子宮筋腫を摘出する方法。腹腔鏡手術は比較的、術後の痛みは少なく済むと言われています。肋骨の痛みは手術の影響によるものなのか判断できませんし、気になる場合は医師に相談したほうがよさそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年10月23日子宮頸がん検診で引っかかって精密検査を受けた結果、医師から「高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」と宣告されてしまった生野さん。子宮頸部異形成と診断され、「子宮頸部円錐切除術」と呼ばれる手術を受けることに。その後、手術は無事に成功し、生野さんは予定通りに退院したのですが……。 炎症の原因は…退院直前の診察で、生野さんが「1週間後には仕事をしたいのですが問題ないでしょうか?」と尋ねると、医師からは「デスクワークならいいですけど、術後1か月くらいは出血と生理痛のような痛みが出るかもしれないので、何かあったら病院にきてくださいね」との返答が。 転職したばかりということもあり、これ以上休んで職場に迷惑をかけたくなかった生野さんは、術後1週間ほどで仕事を始めます。しかし、術後2週間が経ったころ、下腹部に猛烈な痛みが走り……。 仕事中に今まで感じたことのない痛みに襲われた生野さんは、病院を受診。医師によると、患部が炎症を起こしているせいで痛みが生じているよう。免疫力があれば炎症が起こるリスクは下がるものの、精神的に不安定な状態だと免疫力が低下し、まれに今回のように患部の炎症が起こってしまうこともあるのだとか。この日、生野さんは抗菌薬を処方してもらい帰宅します。 医師の言葉をきっかけに、改めて日々のストレスについて考える生野さん。 生活する上で働いてお金を稼ぐことは必要だし、職場復帰が早かったとしても私が悪いわけじゃない。それなのに、なぜこんなに自分だけがつらい思いをしなければならないんだろう……と、どんどん考えが暗い方向にいってしまいます。ただ、最終的には「今はただ耐えて傷が治るのを待とう」と心の整理ができたようです。 「がんのリスクがあります」と突然の宣告を受けてからあっという間に手術が決まり、当たり前の日常が突如崩れてしまったことが、生野さんにとってはストレスの引き金になってしまったのかもしれませんね。体の不調が続けば続くほど心が弱っていくこともありますし、今はできるだけストレスフリーな生活を心がけ、1日でも早く傷を治したいところです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 生野甲さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 生野甲
2023年10月20日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活中にMRI検査を受けたもちなべさんは「子宮筋腫のせいで妊娠しづらくなっているかも」と診断され、腹腔鏡手術を受けることになりました。そして迎えた手術当日、全身麻酔で意識を失っている間に手術が終了。その後、手術翌日からさっそく歩行練習を始めたのですが、まだヨロヨロと歩くのがやっとで……。 まさか、これしきのことで…手術から一夜が明けた翌日、看護師さんに支えられながら歩行練習を始めたもちなべさん。病室とトイレの往復になんとか成功したものの、歩くときには患部のおなかが痛み、一往復しただけで息があがるほど疲弊してしまい、病室のベッドに倒れ込みます。その後、看護師さんから「もう点滴も外れたのでこれからは自由行動です。シャワーも可能ですがどうしますか?」と聞かれ……。 病室とトイレを往復しただけでへろへろに疲れてしまったもちなべさん。看護師さんからは「もうシャワーを浴びてもいいですよ」と言われたのですが、そんな体力もないし、万が一傷口が開いたらどうしようとの不安もあり、今日はやめておくことに。 すると、看護師さんが体を拭くための蒸しタオルを持ってきてくれました。ほかほかのタオルで体を拭くのはとても気持ちよく、久々に体がきれいになったことでもちなべさんは大満足。しかし実は、体を拭いて病衣を着替えただけでかなり疲れてしまい、普段との体力の違いを改めて実感したそうです。 ちなみに、もちなべさんは自宅から市販の体拭きシートを持参していたらしいのですが、今回の入院では蒸しタオルをもらえたので、使う機会はなかったとのこと。このように、入院中の患者さんの体を清潔に保ったり血行を促進したりするなどの目的で、ほとんどの病院では蒸しタオルが用意されているそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年10月18日子宮頸がん検診で引っかかって精密検査を受けた結果、医師から「高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」と宣告されてしまった生野さん。子宮頸部異形成と診断され、「子宮頸部円錐切除術」と呼ばれている手術を受けることになって……。 手術から2週間後、体に異変が!いよいよ手術当日を迎えた生野さん。今回、生野さんが受けるのは「子宮頸部円錐切除術」と呼ばれる手術で、レーザーや高周波メスなどを用いて、子宮頸部の一部を円錐状に切り取るもの。緊張で胸がバクバクする生野さんでしたが、手術は予定通り15分ほどで終了し、どうやら無事に成功したよう。そしてそのまま何事もなく退院日を迎えます。 退院時、医師から「仕事には復帰してもいいけど、術後1カ月くらいは出血と生理痛のような痛みが出ることもあるからね」と告げられた生野さん。しかし、転職したばかりの生野さんはこれ以上休んで会社に迷惑をかけたくない気持ちもあり、まぁ大丈夫だろうと高を括って、術後1週間で仕事を開始しました。 すると、手術からおよそ2週間が過ぎたころ。仕事中、下腹部が猛烈な痛みに襲われたのです! 病気や手術のことは職場の人たちには隠していた生野さんでしたが、あまりの痛みにこれ以上は仕事を続けられないと判断。上司に相談すると「つらいのなら早退していいわよ」と気づかってくれ、帰りは交際中の彼・T氏が迎えにきてくれました。 こうやって読んでいると、生野さんは「周囲に迷惑をかけたくない」という気持ちが強すぎるように感じます。もちろん仕事をする上で責任感は大切ですが、「つらいときにはもう少し周りの人たちに甘えてもいいんだよ」と、当時の生野さんに声をかけてあげたいです。とにかく、早く心身ともに元気になってほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 生野甲さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 生野甲
2023年10月17日雑貨店の店長を務めるオムニウッチーさんがつづる、自身が経験した恋愛マンガ。子宮内膜症の手術を受けたオムニウッチーさん。入院中に開催される花火大会は、10歳下の彼氏・高倉健とリモートで楽しむ予定でしたが、輸血の診断が! 間に合うのかハラハラしつつもなんとか花火の直前に輸血が終わり、高倉と電話越しに一緒に花火を楽しむことに。その後、順調に回復し……。彼氏の頭の中はHのことばっかり?入院中の花火大会は、高倉とリモートで楽しむ予定のオムニウッチーさん。しかし、急きょ輸血をすることに! 1時間後に輸血が終わると、やっとの思いで窓辺に行き高倉へ電話をかけます。オムニウッチーさんと高倉は、別々の場所で同じ花火を見ながら「来年は一緒に見に行こう」と約束を交わします。退院日が決まり、先生からある提案をされたオムニウッチーさん。高倉に報告すると……。術後は順調に回復し、退院する日も無事に決まったのだが、先生からある提案が……。それは今後、病気が再発しないための予防策。ミレーナという避妊具を子宮に入れておくと、ミレーナに付着している黄体ホルモンが子宮内膜を薄くして過多月経を改善する効果が期待できるとのこと。一度装着すると5年は効果が持続されるみたいだし、何より手術前に飲んでいた高い薬代がかからないのが、私にとっては魅力的でした。1カ月後の検診の際に処置してもらうことにして、10日間の入院生活が無事に終了しました。退院後、高倉くんにミレーナの話をしてみると、避妊具と知った彼が放った言葉は「え? じゃあゴムなしでエッチできるってこと!?」……はぁ???退院後、何かとやさしく気をつかってくれて感謝していたのに……。お前の頭の中はそのことしか考えていないのかーーー!!!!私の怒りを察して慌てて「冗談!」って言っているけど、絶対本気で考えていたでしょう?本当、あきれるわ……。-----------------高倉よ……。この件に関しては、絶対本気だったでしょうというオムニウッチーさんに賛同です(汗)。コンドームは、性感染症予防としても大切なもの。お互いの体や心を思い合うことを、まずは第一に考えて欲しいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/オムニウッチー(42歳)アラフォー。北海道在住。普段は、キッチン雑貨店で店長をしている。Instagramでは、店で遭遇するお客さんとのエピソードや自分の体験などを漫画にしている。Instagram:@omni_uttii821
2023年10月14日雑貨店の店長を務めるオムニウッチーさんがつづる、自身が経験した恋愛マンガ。子宮内膜症の手術を受けたオムニウッチーさん。術後は安静に過ごしつつ、ひそかに花火大会を楽しみにしていました。10歳下の彼氏・高倉健と、それぞれの場所で一緒に同じ花火を見ようと約束していたのです。ところが、医師から「輸血」の診断が下され……。そばにいられなくても見ている景色は一緒!「術後、体調がよければ電話しながらそれぞれの場所で花火を見よう」と、高倉と約束していたオムニウッチーさん。ですが、医師から顔色がよくないからと輸血の指示が。輸血は1時間ほどかかるらしく、花火大会に間に合うか微妙なラインでドキドキハラハラ!輸血中は身動きが取れず、オムニウッチーさんはひたすら待つことしかできなかったのですが……。花火大会開始までに輸血が終わるかソワソワしながら待っていたけれど、ギリギリ間に合い急いで窓際へ! 立ち上がるのもしんどい状況の中、やっとの思いで窓辺に近付きました。入院した部屋は4人部屋だったけど、ラッキーなことに私以外誰もいない状況。通話禁止とは言われていなかったので、「少しだけ……」という気持ちで高倉くんに電話を。「もしもし? ウッチー? 大丈夫?」不安そうな高倉くんの声。きっと、電話が来るのをずっと待っていたんだろうな。電話越しからも伝わる花火の打ち上げ音、今、彼もこの花火を見ているんだろう。そばにいられなくても、見ている景色は同じ……。窓越しに輝く大輪の花を見ながら、「来年は一緒に見に行こうね」そう約束した夏の夜でした。-----------------立ち上がるのもしんどい中、やっとの思いで窓辺に行って、高倉との約束を果たしたオムニウッチーさん。そばにいられなくても、一緒に同じ花火を見たいという思いが一緒なんて、愛ですね、愛! 約束どおり、来年は一緒に見に行けるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/オムニウッチー(42歳)アラフォー。北海道在住。普段は、キッチン雑貨店で店長をしている。Instagramでは、店で遭遇するお客さんとのエピソードや自分の体験などを漫画にしている。Instagram:@omni_uttii821
2023年10月13日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活中にMRI検査を受けたもちなべさんは「子宮筋腫のせいで妊娠しづらくなっているかも」と診断され、腹腔鏡手術を受けることになりました。そして迎えた手術当日、医師によると手術は無事に成功したよう。次は退院に向けてリハビリに取り組むことになったのですが……。 え…もう自由行動していいの?手術翌日、看護師さんに「ベッドから起き上がって歩行練習をしましょう」と言われ、リハビリを開始したもちなべさん。ずっと寝ていたためか足にはうまく力が入らず、おなかがズキズキと痛む中、看護師さんに補助されながら、やっとの思いで病室からトイレまでの道のりを往復します。その後、ベッドに倒れ込んだもちなべさんは、休憩がてらスマホをチェック。すると、いろいろな人からメッセージが届いていて……。 想像以上にリハビリが大変で、ぐったりと疲れてしまったもちなべさん。休憩がてらベッドに寝そべってスマホを確認していると、家族や友人からたくさんの激励メッセージが届いていました。みんなの気づかいに感謝しながら、1つひとつに丁寧に返信文を打ちます。 このとき、点滴用のチューブ内で血液が逆流していることに気づいたもちなべさんは、ナースコールで看護師さんを呼んで処置してもらうことに。看護師さんによると、これで点滴は終了となり、今後は自由に行動していいとのこと。もうシャワーも浴びられると言われ、もちなべさんはびっくりしたそうです。 ちなみにこのとき、もちなべさんはまだ体を満足に動かせる状態ではなかったので、自由行動と言われても「自由だー!」と素直には喜べなかったそう。とはいえ、点滴が外れたことで身体的な解放感はとてもあったと語っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年10月13日現在、2児のお子さんを育てるすぶたろうさん。独身だった24歳のころ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかり手術を受けました。その後、結婚、転職を経て手術から3年が経ったころ、検診のため婦人科へ。そこで再び4cmほどの卵巣嚢腫が見つかりました。詳しい検査を受けたすぶたろうさんは……。 経過観察で過ごしていると… MRI検査の結果、やはり4cmほどの卵巣嚢腫が見つかったすぶたろうさん。医師から手術を受けるかどうか問われ、以前の手術のつらい経験もあったことから一旦手術はしないことを希望しました。引き続き経過観察をすることとなり、卵巣嚢腫があることが告げられてから約2カ月経ったころ……すぶたろうさんは第一子を妊娠! その後、大きな問題に直面することもなく無事に第一子を出産されました。 4cmほどであれば、妊娠中でも急ぎ手術をおこなう場合は少ないとされていますが、マンガ中の医師も語っているように、子宮が大きくなるにつれて茎捻転が起こる可能性が大きくなります。また、卵巣嚢腫はほとんどが良性とされていますが、万が一悪性だった場合は別途治療をおこなう必要も。しっかり検査をして、良性でも悪性でも担当の医師と十分に話し合うことが必要ですね。 ※茎捻転とは、卵巣嚢腫が大きくなり、重くなった影響で卵巣を支えてる靭帯ごとねじれてしまうこと。強い下腹部痛を感じることが多く、緊急手術となる場合が多いです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 すぶたろうさんは自身のイラストをX(旧Twitter)などにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター すぶたろう2児(3歳と0歳兄弟)の母。 いぬとろというキャラクターの絵日記と、日々の育児絵日記を描いています。
2023年10月13日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。数年前、妊活中に子宮筋腫があるとわかったもちなべさんは腹腔鏡手術を受けることに。迎えた手術当日、全身麻酔をかけられた瞬間にもちなべさんの意識は遠のき、気づいたら手術は終わっていました。そして翌日、看護師さんの指示で歩行練習を始めることになったのですが……。 こんなにもつらいなんて…手術の翌日、看護師さんに「ベッドから起き上がって歩行練習をしましょう」と声をかけられ、リハビリを始めることになったもちなべさん。しかし、床に足をつこうとした瞬間に強烈なめまいに襲われ、歩行練習は一旦中断。様子を見ながら少しずつリハビリを続けていくことになり……。 手術後の歩行練習では病室からトイレまでの道のりを往復するのが一般的らしく、もちなべさんの場合も看護師さんに支えられながらトイレまで歩いてみることになりました。しかし、体勢によっては患部にズキズキとした痛みが走り、足にもうまく力が入りません。その後、腰を曲げてフラフラになりながらも、時間をかけてなんとかリハビリをこなすことに成功しました。 ちょっと歩いただけでもぐったりして、ベッドに倒れ込んでしまったもちなべさん。このとき、術後のリハビリの大変さを実感して、「健康が1番だな」としみじみ感じたそうです。 今回、もちなべさんは開腹手術ではなく腹腔鏡手術で子宮筋腫を切除しました。腹腔鏡手術は開腹手術と比べて体の負担が少なく済むとは言われていますが、それでも術後はいわば「体が大怪我している状態」と言えるでしょう。そう考えるとこの状態で歩くのは、私たちが想像している以上につらく大変なのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年10月12日45歳のときに子宮筋腫で子宮と卵巣を全摘出した私。このことにより、生理がなくなったことへの喜びも一転、その後に待ち受けていたのは過酷な更年期症状でした。更年期症状について周りから理解してもらえず苦しむこともありました。子宮と卵巣を全摘出してから始まった、私の更年期症状体験記を紹介します。40歳過ぎから出血と生理痛に悩まされる私は40歳を過ぎたころから、生理のたびに出血量が徐々に増えていくようになりました。大きなナプキンを使用しても漏れ出るほどの量だったのです。そのうちめまいがひどくなり、病院に行って診察を受けると、最高血圧が80mmHg、最低血圧が40mmHgで重度の貧血だと診断されてしまいました。増血剤を処方してもらい、しばらくそれで対処しながら生活していました。 それから3年ほどが経過して生理痛もひどくなってきたので、病院に行って診てもらうことに。内診をしてもらうと小さな筋腫があると言われました。しかし、年齢から考えると筋腫が大きくなる可能性は低いと言われ、そのまま様子を見ることにしました。その間にも生理でもないのに下腹部が痛くなったり、めまいの頻度も多くなったりと、立っていられないほどのだるさを感じるようになりました。その症状は、普通に生活できないほどのレベルでした。 大学病院で子宮と卵巣を全摘出思い切ってかかりつけではない、産婦人科クリニックに行って診察をしてもらうことに。私が住んでいる地域では評判の良いクリニックだったので、何か手立てを考えてくれると期待していきました。内診をしてすぐに子宮摘出をしたほうが良いと診断されました。筋腫はすでにリンゴ大くらいに大きくなっていて、筋腫が変性している可能性があるとのことでした。急いで対処しなければならない状態だそうで、近くの大学病院を紹介されて診察を受けました。幸いにも子宮肉腫(しきゅうにくしゅ:子宮の筋肉や間質などの組織から発生する悪性腫瘍)にはなっていませんでした。ですが、空き状況を見てなるべく早く子宮と卵巣の全摘をしなければならないと言われ、それから2週間後に入院。次の日に開腹手術がおこなわれました。主治医からは、卵巣を摘出すると女性ホルモンが生成されなくなり、更年期症状が出るかもしれないが、もし残しても卵巣がんなどを発症する可能性もあります、と言われ思い切って摘出することに同意。更年期症状よりも卵巣がんのほうが心配で摘出したのですが、事態はそううまくいきませんでした。以前主治医からも「更年期症状を甘く見ないでくださいね」と言われていましたが、私は「ただホットフラッシュで暑くなるだけでしょ」と高をくくっていたのです。更年期の症状は悪化していく一方最初は生理から解放されたことがうれしかったように思い出されます。手術後しばらくは、ホルモン剤を処方されて飲んでいたため、目立つ症状も表れませんでした。しかし、ホルモン剤を飲まなくなってしばらくしてから、徐々にホットフラッシュが始まり、イライラも始まってきたのです。ホットフラッシュはそれまで1日に数回程度だったのが、1時間に1回になり、さらに症状が表れる前兆として動悸が激しくなり、気持ちが悪くなって過呼吸に似たような気の遠くなる感じがありました。最悪の状態では動けなくなってしまい、1日中寝ているといった日が続くようになってしまいます。家事もろくにできなくなり、罪悪感が増し、症状はひどくなって行く一方。友人が心配して、心療内科への受診を勧めるほどでした。自助グループへの参加が回復につながった抵抗はありましたが、しかたなく友人に紹介してもらった心療内科に通い、抗うつ薬を処方されて、ある程度症状が改善したので、3年ほど続けた薬をやめました。それでもまだ精神的につらい日々が続いていたのです。そんな中、何よりも改善につながったと思ったのは、同じような悩みを持つ人たちの通う自助グループへの参加です。「自分だけではない」と実感し、気持ちがラクになったことが何よりの薬だったようです。家族に訴えても、中々わかってもらえなかったストレスも積み重なっていたようです。自助グループで悩みを打ち明けることを繰り返していくうちに、症状が徐々に軽くなっていきました。完全に回復したわけではないのですが、生活に支障を来たさない程度にまで回復したことはたしかです。まとめ卵巣を摘出したことで起こったひどいホットフラッシュやだるさなどが、抗うつ薬で改善されましたが、それでも精神的に落ち込みました。その後、自助グループに参加して話をしたことで、精神的な落ち込みも回復し、普通の生活に戻れたと思います。これからもこのような症状は続くかもしれませんが、気持ちに張りを持って1日1日を気分良く過ごせるように、自助グループへの参加は続けていきたいです。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/Mrsjunko(55歳)結婚した当初から建築関係の会社を営み、2人の男の子と1人の女の子を授かる。45歳で子宮筋腫から子宮と卵巣を全摘、その後更年期が始まることに。体調の変化に四苦八苦しながらも、夫との2人暮らしを満喫している。趣味はおいしいものを食べて海外ドラマを見ること。
2023年10月11日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活中にMRI検査を受けたもちなべさんは、医師から「子宮筋腫ができているせいで妊娠しづらくなっているかも」と言われ、腹腔鏡手術を受けることになりました。そして迎えた手術当日、全身麻酔をかけられた瞬間にもちなべさんの意識は遠のき、気づいたら手術は終わっていて……。 立ちあがろうとすると…気づいたら病室のベッドで寝ていたもちなべさん。術後しばらくは意識がぼーっとしていて、喉もカスカスで思うように声が出せません。切られたおなかのあたりには痛みも感じます。しかしその後、時間の経過とともに意識がはっきりしてきて、少しずつ声も出せるように。そして、手術の翌日にはリハビリがスタート。看護師さんに尿道カテーテルを抜いてもらい、ベッドから起き上がって歩行練習をすることになったのですが……。 手術の翌日、看護師さんから「起き上がって歩行練習してみましょうか」と言われ、もちなべさんはリハビリを始めることに。看護師さんに支えてもらいながら体を起こし、そのまま床に足をついて歩こうとしたのですが……その瞬間に強烈なめまいに襲われ、視界がぐにゃあと歪みます。少しパニックになって息切れするもちなべさんを見て、看護師さんは「休みながらゆっくりやっていきましょう」と指示を出します。 もちなべさん曰く、こんなにも強いめまいを感じたのは初めてで驚きと不安を感じたのと同時に、手術後の体は自分が思っている以上に疲弊してダメージを受けているのだと実感したそうです。 手術後の歩行練習はかなりキツいとの声も聞きますし、もちなべさんの場合もまだ満足に体を動かせる状態ではないのかもしれませんね。しばらくは様子を見ながら少しずつリハビリをしていくことになりそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年10月10日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活中にMRI検査を受けたもちなべさんは「子宮筋腫のせいで妊娠しづらくなっているかも」と診断され、腹腔鏡手術を受けることになりました。そして迎えた手術当日、全身麻酔をかけられた瞬間にもちなべさんの意識は遠のき、気づいたら病室のベッドに寝かされていて……。 手術の結果は?病室のベッドで目覚めたもちなべさん。術後しばらくは意識がぼーっとしていて、喉もカスカスで思うように声が出せません。切られたおなかのあたりには痛みも感じます。その後、時間の経過とともに意識がはっきりしてきて少しだけ会話ができるように。そして手術から一夜が明けた翌日、医師が手術の結果報告に現れて……。 手術の翌日、もちなべさんの病室には看護師さんや医師が順番に訪れます。医師によると、今回の手術で膀胱を圧迫するほどの大きさだった子宮筋腫はきれいに取ることに成功し、子宮外に1〜2mmの腫瘍が残っているものの、現状こちらは問題ないとのこと。医師の報告を聞いてもちなべさんもホッとしたようです。今後もしばらくは定期検診が必要になるとは思いますが、ひとまず手術が成功してよかったですね……! その後、心電図モニターや尿管が外され、体には点滴だけが繋がっている状態に。点滴から痛み止めを流してもらっているおかげで、このときは患部の痛みがほとんどなかったそうです。 「このときは痛みがなかった」と語っているもちなべさん。つまり、このあとは痛みが増してきてしまったのでしょうか。やはり体の中を切られている以上、体にある程度の負担がかかるのは仕方がないのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年10月04日子宮筋腫の原因と症状子宮筋腫は、子宮を形成する筋肉の細胞が異常に増殖してできる腫瘍です。女性にとっては身近な病気で、成人女性の4~5人に1人がかかっているとされています。筋腫は発生する場所によって3つの種類にわけられます。「筋層内筋腫」は子宮の筋肉の中にできる筋腫で、大きくなると子宮内膜に影響して子宮の収縮をさまたげます。「漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)」は子宮の表面をおおう漿膜(しょうまく)の下にできて、子宮の外側に飛び出すように成長します。「粘膜下筋腫」は子宮内膜のすぐ下に発生し、子宮の内側に向かって発育します。筋腫は複数の種類が同時にいくつもできることが多く、大きさも米粒ほどのものからメロン大のものまでさまざまです。子宮筋腫の原因子宮筋腫ができる原因は判明していませんが、女性ホルモンのエストロゲンが子宮筋腫の発生や成長に影響しているといわれています。そのため、エストロゲンの分泌がさかんな30代以上に多くみられ、閉経後は腫瘍が小さくなります。子宮筋腫の症状症状は筋腫の種類や大きさによってさまざまですが、主なものは、生理の量が多くなる過多月経や、生理の期間が長引く過長月経、不正出血、生理痛、貧血です。また、筋腫が卵管を圧迫したり、子宮を変形させたりすることで、不妊の原因になることもあります。粘膜下筋腫は筋腫が小さくても症状が強くでやすい一方、筋層内筋腫と漿膜下筋腫は大きくなっても自覚症状がまったくないことも珍しくありません。子宮筋腫の治療法子宮筋腫は良性の腫瘍で、命を脅かすものではないため、基本的には治療を行わないで「経過観察」とします。しかし、症状が強くでている場合や筋腫が急速に大きくなっている場合には「手術療法」や「ホルモン療法」を検討します。手術療法手術療法には、子宮を全部取り除く「単純子宮全摘術」と、筋腫部分だけを取り除く「筋腫核出術(きんしゅかくしゅつじゅつ)」があります。子宮筋腫を完全に治し、再発を防ぐには単純子宮全摘術を選びますが、子宮を残さないため妊娠が望めなくなります。一方、将来妊娠を望んでいて、子宮筋腫が不妊の原因になっていると考えられる場合には、筋腫核出術を選択します。しかし、筋腫核出術での治療は将来再発するリスクがあります。ホルモン療法ホルモン療法は、Gn-RHアゴニストというホルモン剤を使ってエストロゲンの分泌を抑える療法です。ホルモン剤により閉経の状態になり、それに伴い筋腫が小さくなります。更年期障害のような副作用と骨粗しょう症になりやすくなるリスクがあるため、6ヶ月以上は治療できません。また、ホルモン剤の投与をやめると筋腫の大きさが元に戻ってしまいます。そのため、ホルモン療法は手術前の準備として筋腫を少しでも小さくしたいときに行うことが多いです。対症療法筋腫そのものを治療する手術療法やホルモン療法とは別に、子宮筋腫によって起こる症状を薬で改善する対症療法を行うことがあります。対症療法で使われるのは、鎮痛剤や増血剤のほか、漢方薬や経口避妊薬のピルです。手術が必要なほど症状が強くない場合や、筋腫が小さい場合に、対症療法で様子をみることが多いようです。ピルの子宮筋腫への効果は?ピルは一般的には避妊薬として知られていますが、女性ホルモンのバランスを整え、生理周期を安定させる働きがあることから、子宮筋腫の症状の改善に使われることがあります。ピルで改善が期待できる症状は、過多月経や過長月経のほか、生理痛、貧血といった月経困難症の症状です。子宮筋腫に効く仕組みは?ピルはエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンに似た成分が含まれています。ピルを服用すると血中のホルモン濃度が上がり、その情報が脳の視床下部に伝えられます。視床下部は排卵後のホルモン状態だと勘違いを起こし、本来卵巣から分泌されているエストロゲンとプロゲステロンの分泌を抑制します。すると、子宮内膜が厚くならないため、生理として剥がれ落ちる子宮内膜が減り、経血の量や生理痛が軽減されます。ピル服用中も定期的な検査をピルは対症療法のため、痛みや経血が減ったからといって、子宮筋腫がなくなったり小さくなったりするわけではありません。ピルを服用しているあいだも定期的に検査を受け、子宮筋腫の状態をチェックする必要があります。根本的に解決したい場合は手術を検討します。子宮筋腫の治療に使うピルの種類は?子宮筋腫の治療には低用量ピルピルは女性ホルモンの含有量によって「中用量ピル」と「低用量ピル」にわかれますが、子宮筋腫の症状の改善には一般的に低用量ピルが使われます。低用量ピルはエストロゲンの含有量が50μg未満で、中用量ピルと比較すると5分の1から10分の1の量と極めて少ないため、副作用も軽いです。低用量ピルはさまざまな種類がありますが、子宮筋腫の治療には、保険が適用される「ルナベル」「フリウェル」「ヤーズ」を使うのが一般的です。ルナベルルナベルは日本新薬株式会社が販売している低用量ピルで、月経困難症の治療に使われます。ホルモン含有量が異なる「ルナベル配合錠LD」と「ルナベル配合錠ULD」の2種類があります。「ルナベル配合錠ULD」は「ルナベル配合錠LD」よりエストロゲン含有量が6割少ない超低用量タイプで、副作用がより軽くなっています。フリウェル「フリウェル配合錠LD」は「ルナベル配合錠LD」の後発薬品(ジェネリック)として持田薬品株式会社から発売されました。成分は「ルナベル配合錠LD」と同じです。ヤーズ「ヤーズ」は、バイエル薬品株式会社が月経困難症の軽減を目的に発売した、超低用量タイプのピルです。従来の低用量ピルよりもエストロゲンの量がさらに少ないほか、体内で自然に生成されるプロゲステロンの働きにかなり近い、合成プロゲステロンが含まれています。そのため、副作用がでにくいとされています。2017年4月には「ヤーズフレックス」が発売されました。成分はヤーズとまったく同じですが、定期的な休薬期間が必要なく、国内で初めて連続投与が可能となりました。ピルの服用方法ピルの服用を始めるタイミングは?ピルの服用開始時期は、避妊が目的ならば生理1日目が一般的ですが、子宮筋腫の症状の緩和を目的とする場合は、生理開始日に関係なく服用を始めることができます。ルナベルの服用方法ルナベルは1シートが21日分です。1日1錠を毎日一定の時刻に21日間服用し、その後7日間服用をやめます。この28日間を1周期として、次の周期の分は29日目から服用し、以後同様に繰り返します。ヤーズの服用方法ヤーズは1シート28錠で、4錠は成分が入っていない偽薬(プラセボ)です。従来の低用量ピルでは休薬期間が7日間ですが、ヤーズは4日間と短くなっています。ヤーズは1日1錠を毎日一定の時刻に28日間服用します。この28日間を1周期として、29日目から次の周期の服用を始め、以後同様に繰り返します。ヤーズフレックス配合錠は最長120日間連続で服用でき、その後4日間服用を中止します。ただし、服用25日目以降に連続3日間の出血があった場合は、その翌日から4日間休薬します。ピル治療の副作用軽度な副作用低用量ピルを飲み始めてしばらくのあいだは軽い副作用がでることがあります。ホルモンバランスの急激な変化によるもので、代表的な症状は「吐き気」「胸が張る」「不正出血」「頭痛」「むくみ」です。2~3ヶ月間服用を継続すれば、こうした症状は次第に治まるため、過度に心配する必要はありません。血栓症ピルには血液を固めやすくする働きがあるため、まれに「血栓症」を引き起こす場合があります。血栓症は血管内にできた血の塊が血管に突然詰まる病気で、脳梗塞や心筋梗塞の原因となることがあります。アナフィラキシー低用量ピルの種類によってはアナフィラキシーがあらわれることがあります。ピルを飲んだ直後に呼吸困難やじんましん、くちびるの腫れといった症状がでた場合は、アナフィラキシーの疑いがあるため、ただちに服用を中止し、病院で適切な処置を受けてください。ピル治療ができない人は?人によっては、副作用のリスクがあるため、低用量ピルが服用できません。低用量ピルが絶対に飲めない「禁忌(きんき)」となるのは、主に以下のケースになります。35歳以上でタバコを1日15本以上吸っている人血栓症のリスクが高まり、心筋梗塞などの心血管系の障害が発生しやすくなります。乳がんや子宮体がん、子宮頸がんがある人腫瘍が悪化することがあります。コレステロールや中性脂肪の値が高い人血栓症のリスクが高まります。また、ピルが脂質代謝に影響を与える可能性があり、症状が悪化することがあります。前兆のある片頭痛がある人片頭痛の人の中で、目の前に閃光が走ったようになる「閃輝暗点(せんきあんてん)」といった前兆がある人は、前兆がない人に比べて脳卒中が発生するリスクが高いとされています。ピル治療で子宮筋腫が大きくなる?子宮筋腫は、エストロゲンが筋腫の発生や成長に関わっているとされています。そのため、エストロゲンを含むピルを飲むと、筋腫が大きくなるのではないかと不安になるかもしれません。子宮筋腫の治療に使われる低用量ピルは、エストロゲンの含有量が少ないため、筋腫が大きくなることはないとされています。ただし、いつまでピルの服用を続けるかは医師とよく相談する必要があります。ピルの費用は?保険適用できる?本来、低用量ピルは保険適用外ですが、子宮筋腫に伴う月経困難症の治療薬として使う「ルナベル」「フリウェル」「ヤーズ」は保険が適用されます。ルナベルやヤーズの1シート当たりの処方の費用は、自己負担3割の場合、約2千~3千円です。後発薬品(ジェネリック)のフリウェル配合錠LDの場合は約1千~2千円となっています。子宮筋腫の治療法は慎重に検討して低用量ピルは、子宮筋腫に伴うつらい症状を和らげるのに効果的です。しかし、子宮筋腫自体を治療するものではないため、服用をやめると再び症状があらわれる可能性が高いでしょう。また、ピルの服用が子宮筋腫にどんな影響を与えるか、はっきりわかっているわけではありません。ピルはあくまでも子宮筋腫の症状を一時的に抑えるものです。子宮筋腫は閉経になるまで長期的に付き合っていく病気のため、治療法は慎重に検討しましょう。
2023年10月04日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めたものの半年経っても子どもを授かれず、婦人科でMRI検査を受けた結果、子宮筋腫と診断されてしまいました。医師に「このまま筋腫を放置すると不妊につながるかもしれない」と言われたもちなべさんは、手術を受けることに。迎えた手術開始時刻、全身麻酔が入ると一瞬にして意識が遠のき……。 とても長く感じた夜手術後、病室のベッドで目覚めたもちなべさん。視界はぼやけていて、おなかや喉にはズキズキとした痛みが。さらに尿道カテーテルが入っている状態で、なぜか尿意のようなものを感じます。どうやら痛みの影響で膀胱のあたりが圧迫されているように感じているらしく、看護師さんに相談したところ、坐薬を入れてもらえることに。坐薬のおかげで痛みが和らいで安心したもちなべさんは、再びウトウトしはじめて……。 寝たり起きたりを繰り返すうちに、次第に意識がはっきりしてきたもちなべさん。まだ体を動かすことはできませんが、体にたくさんのチューブが繋がれていることや、なぜか手術をした腹部よりも左腕のほうが痛いことに気づき、だんだんと自分の状況がわかってきました。 しかし、意識がはっきりしてきたとはいえ、長い時間起きていることは難しく、その後も細切れの睡眠を繰り返します。自分がどれくらい眠っているのか、今が何時なのかもまったくわからず、「かなり長い時間をウトウトしていた感覚があった」と語るもちなべさん。ところが、実際ウトウトしていた時間は手術当日の13時から翌朝までの半日ほどだったそうです。 全身麻酔の投与を中止したあとは、患者がきちんと呼吸できているか、血液の状態が正常になっているか、そして意識や精神状態に問題がないかを、医療スタッフが注意深く観察する必要があるそうです。もちなべさんの場合も、看護師さんが何度も様子を見にきたということは、術後の状態を確認されていたのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年09月28日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めたものの半年経っても子どもを授かれず、婦人科でMRI検査を受けた結果、子宮筋腫と診断されてしまいました。医師に「このまま筋腫を放置すると不妊につながるかもしれない」と言われたもちなべさんは、手術を受けることに。迎えた手術当日、オペ看護師の「麻酔が入りますよー」という合図で全身麻酔をかけられて……。 再び目覚めるとなぜか尿意が…全身麻酔が入ると、もちなべさんの意識は一瞬にして遠のきました。次に看護師さんの呼びかけで目覚めたときは、オペ室ではなく病室のベッドに寝ている状態。一度目覚めたとき、もちなべさんは看護師さんが自分に向かって何か言っていることはわかったものの、内容を理解することはできず、意識がもうろうとしてそのまま眠ってしまい……。 看護師さんの呼びかけで再び目覚めたとき、もちなべさんの視界はぼや〜っとしていて、喉やおなかに痛みがあったそう。しかし、前回目覚めたときよりも意識がはっきりしていて、看護師さんに痛みと尿意を伝えることができました。 ただ、このとき、もちなべさんの体には尿道カテーテルが挿入されています。尿道カテーテルは、管を膀胱内に挿入し、膀胱内に溜まった尿が管を通ってバックに溜まる仕組みです。それなのになぜか尿意を感じるもちなべさんに、看護師さんは「もしかしたら、痛みがあるせいで膀胱のあたりが圧迫されているように感じて、尿意のようなものを錯覚として捉えているのかもしれませんね」と、坐薬を入れてくれました。その後、坐薬のおかげで痛みと尿意が落ち着いたもちなべさんは、再び眠りにつきます。 麻酔の効果が切れてきたのか痛みはあるものの、少しずつ意識がはっきりしてきたもちなべさん。このあとは歩くリハビリも控えていますし、今は回復のためにゆっくり休んでほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年09月26日どうして私はこんなに痛い目に遭わなきゃいけないの…!?ひどい生理痛を患っていたえんさんはピル治療で痛みから解放されるが、今度は卵巣嚢腫破裂を起こしてしまう。救急車で運ばれた病院では、すぐ治療をしてもらえるのかと思いきや医師は朝まで来ず、痛みで一睡もできないまま朝を迎えることに。そして、わけもわからないほどの激痛を感じながらやっと診察してもらい、緊急手術を受けるのだった…。重い生理痛に長年悩まされ、さらに卵巣嚢腫破裂という痛い経験をする女性が、その後結婚。生理と子宮内膜症に不安を抱えながら妊活の末に妊娠、出産をするまでの実体験を綴ります。■前回のあらすじ痛すぎて一睡もできず迎えた朝、痛みはワケがわからないほどひどくなっていて、まともに受け答えすることも動くこともできなくなっていた。そして診察の末、卵巣の破裂が確認され、緊急手術を受けるのだった。■再発の可能性があるの…!?腹腔鏡手術は仕事への復帰も早い(らしい)。私の場合は術後4日目に退院、退院後から4日間の自宅療養でした。しかし実際はヘソは痛いし、体力も落ちて食事もおかゆなど柔らかいものしか受け付けず、気持ち的には1ヶ月くらい休みたかったです…。■結婚を意識する相手ができて…術後の痛みがおさまり、元の日常生活に戻って来た頃、現在の夫・ハト氏と良い関係になり、結婚を意識するように。ハト氏に子宮内膜症であること、手術を受けたこと、薬を飲んでいることなどを話した上で同棲することになり、彼の住む地に引っ越しました。しかしその後、ストレスのせいか不正出血が増え始めました。そこで医師と相談し、少しの間薬をやめて血を出してしまおうということに。その頃は、終わりの見えない通院や薬の服用に不安になることも多かったです…。次回に続く「生理痛・卵巣嚢腫破裂がしんどすぎて出産が〇〇だった話」(全15話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年09月23日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めたものの半年経っても子どもを授かれず、婦人科でMRI検査を受けた結果、子宮筋腫と診断されてしまいました。医師に「このまま筋腫を放置すると不妊につながるかもしれない」と言われたもちなべさんは、手術を受けることに。いよいよ迎えた手術当日、オペ室へ入って手術台に横になると……!? 目覚めると、そこは…以前から全身麻酔に対して「本当に一瞬で意識がなくなるのかな?」と興味を抱いていたもちなべさん。手術台に上がると呼吸器を付けられ、着々と手術の準備が進められていきます。そしてついに、オペ看護師から「麻酔が入りますよー」との合図が。次の瞬間、もちなべさんの意識は一瞬にして遠のいていき……。 看護師さんの呼びかけでハッと目覚めたとき、もちなべさんはすでに病室のベッドに寝ていたそう。目の前の視界がぼやけていて、看護師さんが何か言っているのはわかるものの、内容を理解することはできません。声を出して反応しようとしても意識がもうろうとして、もちなべさんはそのまま再び眠ってしまいました。 全身麻酔をかけられた次の瞬間には手術が終わっていて病室で寝ている……改めて麻酔の効き目のすごさを感じますね。ちなみに、手術終了と同時に麻酔薬の投与は中止されるのですが、個人差はあるものの、麻酔薬の投与を止めてからおよそ数分から20分ほどの間に、患者さんは意識を取り戻すことが多いそう。ただし、はっきりと意識が戻るまでにはしばらく時間がかかるそうです。 今はまだ意識もはっきりとせず、呼吸器を外されたばかりで喉にも違和感があって声が出しにくい状態かと思います。このあとのもちなべさんには、ゆっくり休んで回復に専念してほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年09月22日どうして私はこんなに痛い目に遭わなきゃいけないの...!?年齢を重ねるにつれひどくなっていく生理痛に苦しんでいたえんさん。ついに生理痛のせいで生活や仕事に支障が出るようになったため、ピルを服用することに。すると毎月の激痛から解放されて、気分は最高! しかしそんな幸せを噛みしめていたある日、右側の卵巣がパンパンに腫れていることが発覚し...!?重い生理痛に長年悩まされ、さらに卵巣嚢腫破裂という痛い経験をする女性が、その後結婚。生理と子宮内膜症に不安を抱えながら妊活の末に妊娠、出産をするまでの実体験を綴ります。■前回のあらすじ会社の定期健診で行った婦人科でピルの服用を勧められ治療を開始すると、生理痛から解放される。しかし数ヶ月後内診を受けると、医師から右側の卵巣が腫れていて、いつ破裂してもおかしくない状態だと言われ…。■手術することにしたけれど…この時点では「子宮内膜症」とは言われていませんでした。 生理痛で婦人科に行っていたときに「右側の卵巣がちょっと腫れている」と言われたこともありましたが、「ストレスなどで腫れることもあるから休憩してください」で終わっていたので、この破裂するほどの腫れもその延長かな~と、深く考えていませんでした。■お腹の爆弾が…!?この頃は、パニクって119という番号をうっかり忘れないように「119」という画像をスマホの待ち受け画面にしていました。次回、救急車で運ばれます…!次回に続く「生理痛・卵巣嚢腫破裂がしんどすぎて出産が〇〇だった話」(全15話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年09月20日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めたものの半年経っても子どもを授かれず、婦人科でMRI検査を受けた結果、子宮筋腫と診断されてしまいました。医師に「このまま筋腫を放置すると不妊につながるかもしれない」と言われたもちなべさんは、手術を受けることに。そしていよいよ手術の時間を迎え、オペ室へ向かうと……? 気になる全身麻酔の効きは…!?当時の心情を振り返り、「手術に対する不安や緊張よりも人生初の体験へのワクワク感のほうが強かった」と語るもちなべさん。オペ室に入ると「テレビドラマで観たままの空間」が目の前に広がっていて、思わず感動したそうです。さらに、全身麻酔をしたら本当に一瞬で意識がなくなるのか興味津々。呼吸器を付けてもらい、いざ麻酔のときを迎えると……? 呼吸器を付けられた途端に息苦しくなってきたもちなべさんは「うわっ……!!」と驚きながらも、スーハーと必死に呼吸をします。その間、体にはさまざまな器具が装着され、着々と手術の準備が進んでいきました。そしてついに……「麻酔入りますよー」と看護師さんから声がけが。その後、もちなべさんの意識は一瞬にして遠のき、手術中の記憶はまったくないそうです。 「全身麻酔をかけられて一瞬で記憶がなくなった」と書いてあるネットの体験談を読んで、実際のところはどうなのかずーっと気になっていたもちなべさん。自分自身もその効き目を体感して「本当に即落ちするんだ」と感動したそう。 とにもかくにもこれにて手術は終了。今回は腹腔鏡での子宮筋腫の切除手術をおこなったわけですが、医師からも説明があったように子宮筋腫は不妊の原因にもなるため、うまく筋腫部分が取りきれているといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年09月18日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「乳房手術後の下着選び」です。乳房を手術した人に寄り添う下着ブランド『ワコール リマンマ』。こだわりをananフェムケア委員会のそわんわんさんが聞きました。術後の経過に合わせて多彩なラインナップが。左から、そわんわんさん、ワコール 販売本部 通信販売事業部 リマンマ課 課長 松本静香さん。――そわんわんさんは、下着選びの際、何を重視していますか?そわ:着け心地です。下着=“自分のため”に着けるものだと思うので、快適さにはこだわっています。それに、下着って可愛いものを着けているだけで、テンション上がるじゃないですか?だから今回、乳房を手術した人のための下着があると知って、すごくいいなぁって。松本:『ワコール リマンマ』が生まれたのは1974年。「乳がん手術後の悩みに応えるブラジャーが欲しい」というお客様のお声を受けて設立したブランドです。そわ:想像以上に、たくさんのデザインがあって驚きました。松本:たとえば、術後間もない時期には、ゆったりとラクな着け心地のもの、腫れや痛みが落ち着いたら安定感のあるワイヤー入りのブラジャーといったように、術後の経過やご要望に合わせて様々なラインナップがあるんですよ。全摘出なのか乳房温存手術なのか、あるいは乳房再建手術など、手術の方法によってもそれぞれ適したブラジャーは異なるので、各種ご用意しています。そわ:デザインもオシャレで、選ぶ楽しみがあるのもいいですね。でも、パッと見、普通のブラと変わらないように思えるんですが…。松本:いろいろな工夫があるんですよ。一番の違いは、パッドを入れる大きなポケットがあること。胸元の開き具合も市販のブラよりも小さく設計して、術部をカバーできるようにしています。術部に当たらないよう、ストラップ調節金具を背中側にしたり、ワイヤーも外側につけるなどの配慮を。また肩紐の幅を広くし、バストやパッドをしっかり支え、肩に食い込みにくくしています。そわ:どれを選んだらいいのか、悩んでしまう人も多そうですね。松本:全国6か所にある直営の「リマンマルーム」ではご相談、採寸、試着をしてお選びいただけます。またお電話での相談のほか、全国各地に専任のアドバイザーが出向いて無料相談会も開催。「リマンマに出合って、またオシャレを楽しみたいと思えるようになった」とおっしゃっていただけるのが本当に嬉しいです。そわ:寄り添って一緒に考えてくれるっていうのは、安心ですね。――乳がんは、早期に発見すれば治るがんだといわれています。そわんわんさんは、乳がん検診を受けたことはありますか?そわ:先日人間ドックで、乳がん検診を受けてきました。胸を診てもらうのは抵抗があるという人もいるかもしれないけど、検診を受けることで得られる安心感って絶対あるから。松本:そうですね。私たちの究極の理想は医療が進歩して、『ワコール リマンマ』を必要とする方がいなくなること…ですが、すぐには難しいのが現実。必要とされる方がいる限り、続けていきたいと思っています。そわ:“自分には関係ないこと”と思わずに、いつかのために“こういう下着がある”ということを知っておくだけでも心強い気がしました。普通のブラジャーと何が違うの?カップの裏側にはパッドが入る大きなポケットが。ポケットにはパッドをズレにくくする工夫を施し、肌触りのよいシルクプロテイン加工の綿混素材を使用。パッドも様々なラインナップを用意。術後間もないデリケートな肌には、肌当たりのやさしい軽量で柔らかいパッドがおすすめ。術部が落ち着いたら、きれいなバストラインを作る「シリコンパッド」や、通気性が高い新素材を使用した「ぷるるんメッシュパッド」なども。術後用パッドパッド用ポケット付きそわんわんさん1999年2月19日生まれ、和歌山県出身。モデル、YouTuberとして活躍し、SNSの総フォロワー数は100万人を超える。ananフェムケア委員会のメンバーとして誌面にも参加。※『anan』2023年9月20日号より。写真・水野昭子ヘア&メイク・大山恵奈取材、文・音部美穂(by anan編集部)
2023年09月17日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、無事に退院した菜留子さん。経過も順調で、病院での診察は終了に。手術について友人に報告すると、落ち込んでいないか心配されることもありましたが、生理のない快適な暮らしは菜留子さんにとってはメリットだらけでした。婦人科ってできれば行きたくないけど…手術をしてよかったと感じたことは、貧血や動悸の改善はもちろん、生理に関するあれこれからの解放。生理痛は個人差がありますが、菜留子さんははかなり重いほうだったようで、毎月の憂うつな気分からも解放されたと言います。そして、温泉や旅行の計画も立てやすくなった! と振り返ります。手術を受けたことで、激痛との闘いになる子宮がん検診を受けなくてよくなったのも、私にとっては大きなメリットでした。でも、やはり自分の体の状態を知るために、しっかりと検査は受けておいてほしいと思っています。とは言っても、他の診療科と違って婦人科はちょっと行くのに勇気が必要だという声も多いですよね。そんな人に、以前ネットで見たこの言葉を伝えたいです。「先生は何千何万とアソコを診ているんだから、あなたのアソコはそのうちの1つだから大丈夫だよ」ズルズル引き延ばしていて病気になってしまったら、結局病院に行くことになります。それなら、早めに受診して体の変化をいち早くキャッチしておくのがおすすめです。-----------------------婦人科に初めて行くとなると、どんなことをされるのか不安という方もいると思います。でも、菜留子さんの言うように、先生や病院のスタッフたちはそういう患者さんに慣れているもの。不安な気持ちを伝えればきっとわかってもらえるので、早期発見のためにもぜひ定期的に検査するようにしてくださいね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年09月17日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、無事に退院した菜留子さん。経過も順調で、病院での診察は終了に。入院する際は、限度額適用認定証をもらっておくなど、病気をきっかけに得た知識もたくさんあり、金銭的に大きな負担を抱えずに治療を進められました。生理に関するあれこれから解放!手術をすることを友人に報告すると「ショックじゃない?」なんて声をかけられたりもしましたが、なによりも体調不良が改善するほうがメリットだと感じていたため、そこまで落ち込むことはなかった菜留子さん。実際によかったと思うことも多いようで……!?手術をしてよかったと感じたことは、貧血や動悸の改善はもちろん、生理に関するあれこれからの解放です。生理痛は個人差がありますが、私はかなり重いほうだったので、毎月憂うつでした。あと、これも個人差があるかもしれませんが、私の場合は子宮摘出から頻尿がなくなりました。何より、温泉や旅行の計画も立てやすくなったのもラクになった点です。そして当たり前ですが、子宮を失った代わりに子宮がんや子宮脱(子宮を支えている筋肉などが緩んで子宮が下がってくる病気)といった子宮の病気にかかるリスクもなくなります。そこも、メリットかなと思っています。-----------------------温泉や旅行の予定を立てるとき、やっぱり気になってしまうのが生理周期ですよね。そろそろかな? と思うと、どこに行くにも生理用品が必須で気分も憂うつになりがち。菜留子さんの観点からすると、たしかにそれらから解放されるのはメリットと言えそうですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年09月16日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めたものの半年経っても子どもを授かれず、婦人科でMRI検査を受けた結果、子宮筋腫と診断されてしまいました。医師に「このまま筋腫を放置すると不妊につながるかもしれない」と言われたもちなべさんは、手術を受けることに。そして迎えた手術当日、看護師さんから「そろそろオペ室に向かいます」と声をかけられ……。 人生初のオペ室は…予定時刻よりも1時間早く手術を受けることになったもちなべさん。病室で待機していると看護師さんから「そろそろ時間です」と声をかけられ、看護師さんと一緒にオペ室へ移動することに。実はこのとき、もちなべさんは手術に対する不安や緊張よりも「全身麻酔ってどうなんだろう」と、人生初の体験へのワクワク感のほうが強かったそうで……。 看護師さんの案内でオペ室へと向かったもちなべさん。オペ室に入る前に渡されたヘアーキャップを被り、いよいよオペ室に足を踏み入れると……もちなべさん曰く、そこは「テレビドラマで観たままの空間」で、思わず感動してしまったそうです。 そのあとは、オペ室の看護師さんから「こちらのベッドに仰向けで寝てください」との指示が。手術台に寝かされたもちなべさんは、オペ室の天井を見上げながら「麻酔を入れられたら一瞬で意識がなくなるって聞くけど本当かなぁ」とドキドキしていたそうです。 人生で初めてのオペ室と全身麻酔に、もちなべさんはワクワクが止まりません。変に不安になって「手術が失敗したらどうしよう」と考えるよりも、もちなべさんのように「あとは執刀医に任せよう」と割り切ってしまい、目の前の『初体験』を楽しもうとするほうが、気がラクになるかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年09月15日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、無事に退院した菜留子さん。経過も順調で、病院での診察は終了に。退院後は様々な体の変化に戸惑いつつも、ネットで見付けた情報などをうまく活用しながら、自分らしい生活を送っています。特に落ち込んだりすることはなかった同じ病気・症状でも、入退院の日程によって自己負担額が変わるなど、手術をきっかけに知ることもたくさんありました。手術のことを友人に報告すると、心配されることもありましたが、特に落ち込んだりすることもなく、いたって平常心で……!?子宮を摘出するのは、女性じゃなくなるような気がしてショックだという声も耳にしますが、私の場合は特にそういった思いはありませんでした。結婚前だったり、今よりもずっと若いとかなら、また違ったのかもしれませんが、とにかく当時は体調が悪すぎて、私にとってメリットのほうが大きく感じました。ただ、出産を経験していないため、今までのつらい生理は何のためだったんだろう? とぼんやり考えたことはあります。それでも、手術は体から臓器がなくなる、くらいのイメージです。生物学上は死ぬまで女性ですし、結果的に自分の選択でよかったと思っています。-----------------------子宮は女性にしかないものなので、摘出するとなると抵抗を感じる人も多いでしょう。菜留子さんのエピソードを通して、「もし自分だったら……?」と、自分事に考えるきっかけになりますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年09月15日■「口ゴボ」を治したい一心で手術を決めた両顎手術とは、上顎と下顎の噛み合わせが悪かったり、しゃくれ顎、顎変形症など日常生活に支障が出るような両顎の噛み合わせの問題を解決する手術だ。上顎と下顎の骨を切って位置を変えるというとても大がかりな手術ゆえに、リスクは決して低くない。最近では両顎手術をおこなったと公表する人も増え、何かと耳にする機会が多いので「こんなに変われるなら私もやりたい!」と思う人が多くなったように感じる。私が両顎手術のことを調べていた5年ほど前は情報があまりなく、Twitterなどで情報集めに必死になっていた。私はなぜそのようなリスクの高い手術を受けようと思ったのか。ひと言で言うと、「ブスのままでいたくない」と思ったからである。当時、二重整形手術だけを先に済ませていた私は、二重にしたのにあまり顔の印象が変わってないことにモヤモヤを感じていた。そんなとき、友達とコスプレイベントで撮った横からのアングルの写真を見て、頭に雷が落ちたような衝撃を受けた。綺麗な横顔の友達に比べて、私はカワハギか? と見間違うような横顔と口元をしていたのだ。その日以来、暇さえあれば「口元・ゴリラ・治す」などのワードでネットを探し回り、やがて口元が前方に突き出していることを意味する「口ゴボ」という単語の存在を知り、両顎手術なるものがある、というところまで辿りついた。初めて見たのは韓国の病院の症例写真で、衝撃的なビフォーアフターだった。その写真をひと目見て、「これさえやればかわいくなれる」と確信した。しかし両顎手術について調べれば調べるほど、そんな気軽な気持ちで受けられる手術ではないということがわかってくる。■不安だった費用の高さと、海外での手術ネックに感じたことは主にふたつあった。まず、費用面。日本の病院から調べてみたが、費用は大体500〜600万くらい。当時、ただの会社員だった私には到底手が出ない金額だ。対して韓国の病院を調べてみると、平均して200〜300万程度。値段に釣られて韓国での両顎手術について調べていくと、日本よりも圧倒的に情報や症例数が多い。それを知り、症例数の少ない日本で手術を受けるよりも、数をこなしていて入院設備もしっかり整っている韓国の方が安全なのではないか? と思い始めた。しかし、海外での初めての手術に対する不安がふたつめの大きな障壁だった。私がそれまでにしたことのある整形は、二重の埋没法の手術のみ。いきなり全身麻酔で骨を切る、しかも海外で?あまりにもハードルが高すぎる……と思った。前述したように、その頃は両顎手術に関する情報がほとんどなく、数少ない両顎手術経験者のフォロワーさんのTwitterを毎日のように見ては「やろうかな……やっぱり怖いからやめよ……」と悩む日々が続いていた。けれど、そんなとき友達に言われた「そんなに悩んでるならやった方がいいよ、やらない方が後悔すると思うよ」という言葉に背中を押され、とりあえずカウンセリングの予約をしてみたのだった。■手術までの流れ手術までの流れは、大まかに書くと1.日本でのカウンセリング2.渡韓して、採血やCTなどの精密検査3.最終カウンセリング4.手術という感じ。私の場合、大阪に第一希望の韓国の病院の先生が来てカウンセリング会をやっていたため、それに申し込んだ。韓国の病院の医師によるカウンセリングはもちろん初めてだったが、日本のカウンセリングとは違い、顔の直すべきところをズバズバ言ってくることに驚いた。私はそれだけハッキリと言ってくれた医師に好感を持ったし、他の病院のカウンセリングをするのもちょっと面倒だな……と感じていた。そこで、勢いで予約金の2万円を払い、手術予定日も決めてしまった。さらに、二重埋没手術は前述したように日本の病院で一度おこなっていたのだが、3年ほど経って糸が緩みかけていたのが気になっていた。二重埋没と、ついでに目尻切開手術の韓国の病院での料金を見てみると、驚くほど安い。両顎手術と合わせて施術を受けることもできると聞き、同時にそれらの手術も受けてしまうことにした。両顎手術の費用は200万円弱、二重埋没と目尻切開手術の費用はそれぞれ20万円ほど。手術のためのお金は少し足りなかったが、会社を辞めて他の仕事で稼ぎまくれば間に合うだろうと考えた。そして、その勢いのまま本当に会社を辞めてしまった。その後は初めてひとりで渡韓し、再度カウンセリングと精密検査を受けた。韓国語はわからないし英語も拙いので不安ではあったが、病院には日本語が堪能なスタッフや日本人の方も沢山いて、言語の壁はまったく気にならなかった。本当はそのまますぐ入院準備をして、さあ手術、となるはずだったのだが、ここで問題が発生。なんと、私はRhマイナスのO型という珍しい血液型のため、輸血の用意がないというのだ。加えて、多少貧血気味だったこともあり、すぐに手術することは難しいと言われた。「血液の調達をおこなうので、その間に鉄剤を飲んで血を増やしてください」と伝えられ、手術日は1週間延期となった。一度帰国し、1週間後にふたたび渡韓。最後のカウンセリングをおこない、いざ手術となった。■実際の手術の記憶全身麻酔をするため、手術の12時間前からは絶食しなければならない。当時大好物だったフルーツグラノーラと、次にいつ食べられるかわからないと思ったグミを爆食いし、絶食に備えた。手術当日。泊まっていたゲストハウスから病院に移動し、手術着に着替え手術室へ。初めての大手術はとにかく心細く、骨を切られるのも全身麻酔も怖くて、口から心臓が飛び出そうだった。通訳のお姉さんが、大丈夫ですよーとずっと手を握っていてくれたので少し安心した。手術室に入る前は、テレビで見るようなミストの消毒室を通った。手術台に寝かされ、めちゃくちゃ重いビニールの布団のようなものをかけられてから、しばらく待たされる。手術室は寒く、緊張しすぎて死にそうだったので、どうか早く始まってくれ……と思いながら20分くらいは経っただろうか?看護師さんが私の腕に点滴を刺し、「だんだん眠くなってきます」と言った。同時に、全身に冷たい液体がスーッと入っていくのがわかって、ウワ怖っ、と思った瞬間に意識がなくなった。おそらく最初に、二重埋没や目尻切開の手術からおこなっていたのだろう。覚えているのは、ゲームのグルーヴコースターのような映像とともにディズニーの音楽がずっと流れていた……という記憶。最後に目の上の方で糸を結んでいるのが見え、意識が急に戻ったと思ったら、背中をバンバン叩かれた。「起きてください! 起きてくださいー!」と言われながら車椅子に乗せられ、気づけば自分の病室に運ばれていた。■手術後の経過手術直後はひと言でいうと、何がなんだかわからない状態。麻酔のガスが残っているため、たしか8時間は寝ないようにと言われたが、ひたすら眠い。何度も寝落ちしてしまいそうになったが、通訳さんがずっと見張っていてくれて、「起きてください!」と声をかけ続けてくれた。眠気が落ち着くと、今度は猛烈な喉の渇きがやってくる。ほぼ1日水を飲んでいないので当然だ。そこで、「水をください」と言おうとして違和感があった。声が出ないどころか、口自体がまったく動かないのだ。そこで初めて、目の前にホワイトボードが置いてある理由がわかった。水をくださいと伝えると、あと6時間しないと飲めないと言われ絶望した。喉が乾いて死にそうと思ったのは生まれて初めてのことだった。餓死するときってこんな感じかも……と思いながら、全然進まない時計を見つつひたすら耐える。6時間後、やっと水の時間! と思ったものの、小さいスプーンですくって2口飲むのが限界だった。その日は口からひたすら垂れてくるよだれや血痰、息苦しさと顎の痛みでまったく眠れず、数分寝ては起きての繰り返しで地獄だった。翌朝になると、顔は殴られた人のようにパンパンに腫れていた。栄養剤の点滴をされているからかお腹はまったく空かない。入院は3泊4日で、痰を出やすくするためひたすらウォーターサーバーにお湯を飲みにいったり、じっとしていると腫れが引かないので、点滴をつけながら廊下をグルグル歩いたりの繰り返しだった。4日目に退院して、病院と提携しているゲストハウスに移った。ようやく口が若干動くようになったので、ゼリー飲料やお粥などが少しずつ食べられるようになる。5〜6日目くらいからはちょっとずつ外を散歩して、圧迫バンドをつけてよだれを垂れ流しながら(もちろんマスクで隠してます)明洞や弘大(ホンデ)あたりまで買い物に行ったり、ゲストハウスの周りを毎日10キロくらい歩いていた。食事に関してはゼリー類しか食べられないので、栄養不足のためか舌がずっと痺れていたり乾いたり、頭はフラフラで立ち上がれない状態が続いた。前の住人が部屋に置いていった病院の栄養ドリンクのようなものを飲むと少しよくなったので、手術をする人は病院で購入するのがいいかもしれない。ゲストハウスにいる間は数日置きに通院して消毒をしてもらうと同時に、腫れをとるためのレーザーとエステのような施術が受けられた。腫れケアの施術はとても気持ちよかったので、今でも受けたいくらい。14日後に抜糸をするまで、約1カ月間韓国に滞在した。日本に戻ってからは、少し滑舌は悪くなるものの普通に喋れるようになり、固形物も食べられるようになってきた。とはいえ、噛むことはまだまだ難しいので、ハンバーグなどをすごく小さく切って、上顎と舌ですり潰すようにして食べていた。私の場合は、ふつうに物が噛んで食べられるようになるまで2〜3カ月、腫れが引くまでに半年、完璧に仕上がるまで1年……といったところだった。ダウンタイムが非常に長いため心が折れそうになったが、1年前と1年後の写真を見比べると、本当に手術を受けてよかったなと心から思う。■手術を受けて、行動力と自信が生まれたとにかく大変な手術ではあったが、両顎手術を受けて、大嫌いだった自分の横顔が自信のあるパーツに変わった。なるべく撮られないようにしていた横顔の写真ばかり、自分から撮ってしまうくらいだ。出っ歯に圧迫されて大きく見えていた唇も小さくなり、何より顔がひと回り小さくなって、鏡を見るのが楽しみになった。会社を辞め、死にもの狂いでお金を稼いで、ひとりで海外へ行って大きな手術をする……。これだけの行動力が生まれたのは、手術をしてかわいくなりたい! という熱意の賜物であったと思う。今までは着られなかった服を買ったり、憧れの女の子のメイクを真似してみたり、両顎手術をしたことで、今まで自信がなくてできなかったことにチャレンジしてみたいという意欲が湧いてきた。ただの会社員で終わるはずだったかもしれない私の人生が、手術で一変したと感じている。■両顎手術の注意点(専門医のコメント)1.手術を受けるにあたり気をつけること安全で満足度の高い両顎手術を受けるためには、医師の症例や実績、経験と安全を確保するためのシステム構築の有無を確認することが大切です。また、できれば複数のカウンセリングをクリニックで受けた上で、自分に一番合う治療方法を探すことです。その方の顎の骨と歯並びの特徴を分析し、念入りに治療計画を立てずに矯正や手術をおこなうことは、今後の再手術さえ難しい副作用を引き起こす場合があるので特に注意しなければいけません。両顎手術は整形手術の中でも高難度の手術であるため、手術前の精密検査が必須です。 骨の構造(大きさ、広さ、厚さ、長さ)と神経の位置を正確に把握するための3D-CT検査は基本で、仮想シミュレーションによって術後のおおよその結果を予測することができる「モルフェウス3D」などで術前、術後を分析してみることが重要です。また、麻酔科専門医がいるかどうかや、体系的な事後管理進行ができる病院またはクリニックであるかどうかを事前にチェックする必要もあります。インターネット上の医療情報を無条件に盲信するのは、絶対に禁物です。 検証されていない無分別な情報に出会ってしまう可能性もあるため、専門医に正確な診断を受けたあと、治療を受けた方がよいと考えます。手術時の注意事項としては、1.両顎手術前の8時間は必ず絶食する2.手術当日はマニキュアを必ず落とす3.イヤリングやネックレスは絶対につけない4.お酒とタバコは約10日前から飲まない・吸わない5.薬物を服用している場合、医師にあらかじめ知らせることが重要です。2.手術後の適切な手入れ両顎手術の直後は、麻酔ガスを体外に出す過程があるため、3時間は寝ないで起きていてください。手術後2~3日間は腫れが厳しくなるので、その期間は手術部位を冷やし、徐々に腫れがやわらいできたら温めるといいでしょう。食事は、手術直後は具のない重湯やスープなどの流動食をとり、しだいにお粥や柔らかい食べものに変えていくといいです。 一般食は医療陣の指針下で始まりますが、通常は手術後4週間以降に可能となります。硬すぎる食事は顎に無理を与えることがあるため控えながら、負担のないように心がけて摂取することをおすすめします。また、術後は口の中を清潔に保つことも重要です。手術から約2週間は歯磨きができないので、うがい薬を使用しましょう。歯磨きは、抜糸をしたあとに可能となります。サウナ、湿布、運動、お酒、タバコは術後4週間は禁物です。病院で処方された薬は時間を守って服用するようにし、アスピリンやホルモン製剤の薬は服用しないでください。3.手術中の痛みと術後の経過両顎手術後は通常2〜3日間入院をすることが多く、退院のタイミングは担当執刀医の診断に従って決まります。 回復時期は個人によって差がありますが、退院後1~2週になると日常生活をするのにさほど問題を感じなくなる方が多いようです。大部分の腫れは1~2カ月以内には引け、3~6カ月間で残りの腫れもとれ、おおよそ1年以内に全体的に自然な姿を取り戻します。手術は全身麻酔でおこなうため痛みはありません。 手術後に全身麻酔から覚めると痛みを感じることがありますが、無痛注射が注入されます。個人によって差はありますが、手術後1週間程度は痛みが出やすいものの、注射と薬によって調節が可能です。腫れが引くにつれしだいに痛みはおさまり、通常1週間ほどで不便は感じなくなります。監修医師プロフィール林 鍾学LIM JONGHAK M.D.,Ph.D.院長・医師・医学博士カイロスクリニック(美容外科、美容皮膚科、幹細胞センター)院長美の名医図鑑所属■経歴大阪大学皮膚科・形成外科大阪警察病院形成外科勤務愛媛大学医学部非常勤講師■所属学会韓国美容外科医学会(KAAS) 理事長アジア国際美容医療学術大会(AFAS) 会長日本皮膚科学会 専門医日本形成外科学会 認定医国際血液成長因子再生医療学会 認定医韓国美容外科学会 専門医インディアナ大学医学部解剖学講座講師アジアアンチエイジング美容協会 代表顧問医師※ こちらは2020年8月20日に公開した記事内のリンク切れなどを修正した上で再掲載したものです。
2023年09月14日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、無事に退院した菜留子さん。経過も順調で、病院での診察は終了に。退院後、傷のくっ付き方の違い、体毛の変化、尿漏れなど、戸惑うことは多々ありましたが、元気に過ごしています。調べないと損をするかも!?最近増えてきた尿漏れも、ネットで見つけた運動によって改善し、お出かけも安心です。そして今回は、入院生活を振り返ってみて、広く知られてほしいと思った制度についてお届けします。緊急入院など、日が選べない場合はどうしようもないですが、もし入院の日が選べるのなら、限度額適用認定証について調べておくといいと思います。この制度は、所得によって決められた額以上の支払いはしなくていいという、とてもありがたい制度です。清算は月ごとになるため、同じ月で入退院をするのと、月をまたいで入退院するのでは、同じ条件で入院しても倍近くの費用がかかってしまうこともあるんです。マイナンバーカードを保険証として使用している場合は、もっとスムーズにこの制度が利用できるようなので、入院が決まったら調べてみるのがおすすめです。-----------------------入院時、いろいろと病院側から説明を受けると思いますが、情報量が多くて聞き逃していることもありますよね。費用負担に直結する制度なので、入院する予定がある人はぜひ知っておきたい内容ではないでしょうか。厚生労働省や区市町村のホームページなどで確認できるようです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年09月14日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、無事に退院した菜留子さん。経過も順調で、病院での診察は終了に。退院から3週間ほどたつと、傷の痛みはだいぶ引いていましたが、赤みが残っているところもあり、くっ付き方のムラや体毛の変化などが少し気になっていました。最近尿漏れが増えているような…?ムラがある傷のくっ付き方を気にしていると、今度は傷周りの毛が濃くなっていることに気付きます。よくよく観察すると、鏡越しでもわかるくらい腰周りの毛もフサフサに……。いろいろな考えが頭をよぎりますが、結局原因はよくわからないまま、しばらくすると元に戻っていてひと安心。しかし、気になる症状は次から次に現れ……!?退院後、いつのころからか尿漏れするようになりました。くしゃみや歩いているときなど、シチュエーションはさまざま。術後はもうナプキンとおさらばできると思っていたのに、尿漏れパッドのお世話になるかもしれないなんて……。でも、ネットで検索してみると、同じ症状に悩む人が他にもいて、簡単な運動で改善したという情報も見つかりました。運動で改善するなら、私もやってみよう! と早速チャレンジしてみたのでした。運動は、主に肛門様を締めたり緩めたりするだけで、大がかりなものではありません。しばらく続けてみたら、私にも効果抜群。尿漏れに悩んでいる人は、試してみるといいかもしれません。-----------------------尿漏れは、インナーマッスル(骨盤底筋)を鍛えるといいみたいですね。尿漏れが改善されれば外出時の心配も減り、心も軽やかになりますよね。ぜひアクティブな日々を楽しんでほしいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年09月13日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めたものの半年経っても子どもを授かれず、婦人科でMRI検査を受けた結果、子宮筋腫と診断されてしまいました。医師に「このまま筋腫を放置すると不妊につながるかもしれない」と言われたもちなべさんは、手術を受けることに。そして迎えた手術当日、手術に備えて看護師さんに点滴の準備をしてもらい……。 いよいよオペ室に移動!看護師さんに点滴の準備をしてもらったもちなべさんは、荷物をまとめて4人部屋に移動します。そして手術2時間前になったころ、またしても看護師さんがやってきて、今度は「手術の開始時刻が早まりました」と告げられ……。 「そろそろ移動しましょう」と看護師さんから声をかけられ、オペ室へ向かうもちなべさん。その道中、看護師さんから「手術は初めてですか? 緊張しますよね」と励ましの言葉をかけてもらったらしいのですが、実はもちなべさん、人生初の手術にワクワクしていたそう。 もちろん不安や緊張もあったものの、初めての全身麻酔に対する好奇心のほうが大きかったそうです。本人曰く、「全身麻酔はすぐに意識がなくなると聞くので本当にそうなのかな?とワクワクしていました」とのこと。 漫画作品を生み出すためには、自分自身の過去の経験から得た知見や、何かで学んで得た情報が必要になりますよね。いろいろな作品を描き続けるためには、新しい世界を知るための好奇心も大切かもしれません。もちなべさんが人生初の全身麻酔にとてもワクワクしたのは、漫画家をされているからというのも大きいのかも? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年09月12日持病を抱える人の中には、いつかは手術を受けるかもと覚悟している人もいるでしょう。しかし、もしもある日突然の痛みに襲われ、そのまま手術することになってしまったら……。今回は、漫画家にちゃん(@nichan_comi)さんの、友人の実話をもとにした『私は子どもを産みたくない』の中から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!持病の悪化で……子どもを持たない前提で結婚したにもかかわらず、夫や母親から子どもを望まれ悩んでいたリノさん。そんなある朝、いつもの持病の痛みとは違う激痛で目が覚め病院へ行くと、手術が必要と言われ……。ここでクイズです!手術をするにあたり、入院することになったリノさん。一体どのくらいの期間入院するのでしょうか?ヒントは、心配する夫にとってはとても長く感じそうです……。入院期間は……正解は、1週間!このあと、無事に手術は成功し退院できたリノさん。いつもと変わらない日々を過ごすも、手術してから子どもの話をしなくなった夫のことが気になるのでした。この状況で、夫は?妻の体調が悪化してから、「子どもが欲しい」と一切口にせず、ひたすら夫はフォローにまわってくれることに。いきなり入院と手術が必要と言われると、周りの人も怖いですよね。今回のリノさんは、本格的な手術が初めてで不安を抱えながらも、なんとか乗り越えました。パートナーの体に突然の異変……、あなたならこんなときどんな対処をしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@nichan_comi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年09月10日