定期的に子宮頸がんの検診を受けている方も少なくないでしょう。子宮頸がん検診では、がんの早期発見はもちろんですが、中には他の婦人科系の疾患が見つかる方もいるようです。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Kさんの場合……子宮筋腫で手術を受けました。子宮頸がんの検診に行った際に子宮筋腫が見つかり、そこから大きな病院へ行くことになりました。検診に行った日も不正出血がありましたが、生理が終わってすぐだったので不正出血かどうかもよくわからないままの検診でした。そのため、子宮筋腫があると聞いたときは驚きました。どんな治療を受けましたか?職場の近くに比較的新しい病院があったので、そこで受診しました。1週間程度の入院になるということだったので、新しい病院であれば設備がしっかりしているだろうと思い、その病院を選択しました。治療に関しては、筋腫を小さくする薬を半年間服用。その薬は6ヶ月間しか飲めないという決まりがあったため、半年間の服用後に手術となりました。世の女性陣へ伝えたいことは?振り返ると「あれ?いつもと違う」と思うような症状がありました。しかし、ネットで同じような症状を検索した結果、自分が安心する情報だけを鵜呑みにし病院を遠ざけていました。今回も子宮頸がん検診のお知らせと不正出血のタイミングが合わなければ行かなかったかもしれません。少しでも「何かおかしい」と思う点があったら婦人科で受診してください。婦人科受診というのは抵抗があるのはわかりますが、それ以上に得られる安心感は大きいです。今ではSNSなどで実際に婦人科で受診した動画をあげている方もいて、不安を拭える情報があるので、それを参考にしてみてください。(40歳/主婦)この記事に読者は『初期の自覚症状で気づきやすい病気と、無症状のままひそかに進行していく病気があると思いました。いずれにしても定期健診や異変を感じたら早めに受診に行く事だ大事だなと改めて感じました。』『私も子宮頸がん検診で筋腫が見つかりました。振り返れば自覚症状を見逃していると感じ、日常生活に支障がないと婦人系の病気に繋がらない怖さを感じました。気づくきっかけを逃してはいけないと感じました。』『ネットで検索しても自分が思うような結果しかピックアップしないので、本当に安心したいなら受診するべきだと思った。』など、さまざまな声が寄せられました。違和感があったら……子宮頸がんの検診に行ったら子宮筋腫が見つかりました。皆さんも定期的な婦人科検診を心がけて、早期発見につなげてください。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年09月09日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、無事に退院した菜留子さん。経過も順調で、病院での診察は終了に。ところが、退院から2カ月くらいたったころに毛が濃くなっていることに気付きます。★前の話なんか毛深くなった…?退院から3週間後、このころになると痛みはだいぶ引いていましたが、傷を留めていたテープが剥がれていた箇所を見てみると、まだ赤みがあるところがあって……。「傷のくっ付き方にムラがある?」と気になっていました。数年後、傷痕は目立たなくなりましたが、今度は毛深さが気になり始めます。退院から2カ月がたったころ、今度は傷周りの毛が濃くなっていることに気付いた私。最初は気のせいかと思っていましたが、やっぱり毛深くなっている! しかも、それからしばらくして今度は腰周りの毛もフサフサに……。手術をする前は、おなかにこんなに毛は生えていなかったはず。腰周りの産毛は当初から結構生えていたとは思うのですが、これほどではなかった……。手術で卵巣の片方を摘出したことで、ホルモンバランスが崩れたのかなとか、弱い部位を本能的に守るために毛深くなったのかなとか、いろんな思いが頭をよぎりました。以前、医師から卵巣を摘出した後の影響を聞いたときに、「ホルモンの量は個人差があるから、すぐ影響が出るかわからない」と言われてましたが、自分では判断できず……。結局、しばらくすると濃い毛がなくなった感じがありました。原因はわからないけど、元に戻ってよかったです!-----------------------女性ホルモンバランスの変化と言えば、妊娠した際に体毛や産毛が濃くなる妊婦さんもいるようですね。これは一時的なもので、ホルモンバランスが元に戻ると体毛も目立たなくなることが多いようです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。★関連記事:「私のせいで無理しているんでしょ」やさしいめいっ子にかける言葉は #40代独身で突然母になる 17★関連記事:「自分の時代は終わった…?」わが子を品定めする視線に嫌悪感を抱き #おばさんってダメですか? 8★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年08月31日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、無事に退院した菜留子さん。経過も順調で病院での診察は終了となりました。開腹手術後の傷の痛みもだいぶ軽減してきて……!?★前の話痛みはだいぶ軽減したけれど退院2週間後くらいのとき、お風呂に入って体を洗っていると背中に違和感を抱いた菜留子さん。鏡越しに確認すると、腰あたりに硬膜外麻酔の際に貼ったと思われるテープが付いているのが見えました。これは床擦れ防止テープだったようで、硬膜外麻酔をする際に貼ってもらっていたものでした。退院から3週間後、傷の具合はと言うと……。退院から3週間後、傷を留めていたテープが剥がれてきました。つい傷口を観察してしまう私。このころになると痛みはだいぶ引いていましたが、まだ赤みがあるところがあって「傷のくっ付き方にムラがある?」と気になっていました。どのくらいで赤みが消えたか、もう覚えていないのですが、数年たった現在では赤みはすっかり消えました。ただ、入院時より4kgほど太ったのもあり、おなかを上から見ると傷の部分が食い込んだ感じに見えます……。でもまぁ、ビキニになるわけでもないし、最近は温泉にも行かないし、「別にいっか!」ぐらいで考えていました。あとで知ったんですが、術後に傷に塗るクリームがあるようで、できることなら傷口もきれいに治したいと思っていたので、傷痕が目立たなくなるなら使ってみたかったなぁというのが本音。病院で取り扱っていないとか、私には適用しないとかなら仕方ないと思うんですけどね……!-----------------------開腹手術後の傷に赤みが出ていると、元に戻るのか不安になってしまいますよね。ただ、菜留子さんは「早く手術がしたかった」とのことで、後悔はしていない様子。今では傷痕は目立たなくなり経過も順調のようで、本当によかったですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。★関連記事:最後のメッセージになるなんて!採用先に連絡したらまさかの展開! #50歳からのアルバイト大作戦 16★関連記事:「頭に何かついてる?」疎開の子どもたちの食事の会で見たものは #親に捨てられたおばあちゃんの話 50★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年08月30日グラフィックデザイナーであるやまざきももこさんが子宮筋腫の手術をしたのは2021年のこと。婦人科へ行くと子宮筋腫が子宮から飛び出してしまった状態であると告げられ、その場で切除することに。その後、大きな病院で改めて検査をしたところ「筋腫の残骸がある」とのことで手術することとなりました。緊張の入院当日…※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。 ※点滴の際、輸液容器から滴下筒、クレンメと繋がっていますが、イラストでは省略されています。 子宮筋腫の残骸があるとのことで、手術を受けることとなったやまざきさん。子宮の入り口から器具を挿入して切除する子宮鏡下手術でおこなわれることとなりました。子宮鏡下手術の場合、子宮の入り口から器具を挿入するため、子宮頸管拡張器(やまざきさんの場合は、ラミナリア桿を用いたとのこと)と呼ばれる細い棒状の医療器具を用いて子宮口を広げていきます。子宮頸管拡張術は出産の際に用いられることもあり、実際やまざきさんの母も経験したことがあったそう。母から「痛かった」という感想を聞き、手術のことよりも「子宮の入り口を広げる痛さ」のほうに恐怖や不安を抱いていたそうです。 この子宮頸管拡張術の痛みも人それぞれで、何かが挟まっている違和感程度の方もいれば、チクリとしたりズーンとしたりといった痛みを感じる方もいるそう。やまざきさんの場合は、「何をされているかわからなかった」とのことでしたが「何かが入っている異物感はすごかった」とのことで強い痛みはあまり感じなかったようですね。 その後、全身麻酔で眠っている間に手術は終わり、経過も良好で無事に退院。手術の際、子宮内にポリープの見つかり併せて切除されたとのことでした。そして、子宮筋腫がもう2つあることもわかったそうですが、手術が必要な大きさではなかったことから現在も経過観察中とのことです。 子宮筋腫の場合、小さく無症状の場合は手術などの必要はないとされています。ただ、だからこそ自分の体の状態を把握しておくためにも早期発見は大切なこと。やまざきさんもこの経験を通して、改めて早期発見や検診の大切さを実感されたそうです。自分の体とは長く付き合っていくからこそ、健康の「ありがたみ」もいっそう強く感じられたのではないでしょうか。 監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 やまざきももこさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター やまざきももこグラフィックデザイナー/イラストレーター。創作マンガや心に残しておきたいことをエッセイマンガにしてSNSに投稿しています。ラジオとアイスとかわいいものが好き。
2023年08月29日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、無事に退院した菜留子さん。2週間後の診察日では、経過も順調で診察終了となりました。★前の話お風呂で気付く違和感退院後は、体を動かせる範囲の制限はあったものの、高齢の母を協力して家事をこなしていました。そこから2週間後、婦人科外来を受診。内診の結果、「診察はこれで終わりです。お風呂もOK」と言われ、ついでに「性交渉もOK」と医者から言われました。退院2週間後くらいのとき、お風呂に入って体を洗っていると背中に違和感がありました。鏡越しに確認すると、腰あたりに硬膜外麻酔の際に貼ったと思われるテープが付いているのが見えました。2週間以上も貼ったままとは……。それは薄い透明のシートで、5cm×10cmほど。まったく気付かなかったことに少し驚きました。かぶれたりかゆくなったりしなかったので、「まぁいいか」ぐらいの感覚でした。医療用だからか、毎日シャワーを浴びていても剥がれないのがすごいなぁと思いつつ、シートの存在くらい教えといてよ!と思ってしまいました。ただ、後日メモを見付けたのですが、これは床擦れ防止テープだったようで、硬膜外麻酔をする際に貼ってもらっていたものでした。そのときに「あとで剥がしてね~」と言われていたようでしたが、私はまったく覚えておらず……(笑)。-----------------------床擦れの防止や外部の汚染物質から皮膚を保護する目的で、床擦れ防止シートを使用することがあるようですね。その他、体を丁寧に拭き取ったり、冬場は乾燥によって床擦れが生じやすくなるため、クリームなどで保湿したりするのも有効のようです。必要に応じて医師に確認するようにしましょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。★関連記事:「なんで休めないの…?」体調不良でも仕事に行く大人が不思議で #40代独身で突然母になる 15★関連記事:「モテママ!?誰からモテる想定…?」現役ママがモヤッとするワケは #おばさんってダメですか? 7★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年08月29日グラフィックデザイナーであるやまざきももこさんが子宮筋腫の手術をしたのは2021年のこと。トイレでお股に違和感を覚えたことがきっかけでした。婦人科へ行くと子宮筋腫が子宮から飛び出してしまった状態であると告げられ、その場で切除することとなりました。大きい病院へ促され…※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。 ※検診→健診/言われたなかった?→言われなかった? やまざきさんがお股に感じていた違和感の正体である、子宮から飛び出した筋腫をその場で切除。ゴルフボールほどの大きさがあったとのことですが、産婦人科医の天神尚子先生によると「ゴルフボールくらいの大きさならば麻酔なしで切除してしまいますよ」とのこと。そして、まだ子宮筋腫があるとのことで、やまざきさんは改めて大きい病院を受診することとなりました。 その後、大きな病院でMRI検査を受け、このときは「筋腫の残骸がある」とのことでやまざきさんは手術を受けることになりました。 日本産婦人科学会のホームページには、子宮筋腫の主な症状として過多月経と生理痛、貧血などが挙げられており、やまざきさんも自身の経血量の多さや、めまいなどを感じていたようです。 特に経血量に関しては、他人と比べるということはなかなかないこともあり、自身の経血量が多いのか少ないのか判断は難しいところですよね。ただ、生理用ナプキンが1時間も持たない場合や、経血にレバーのような塊が混じる場合は、一度婦人科を受診し相談してみるとよいかもしれません。また、会社での健康診断や、住んでいる地域の婦人科検診などで筋腫を早期発見できる場合もあります。ぜひ、定期的な婦人科検診も大事にしてくださいね。 監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 やまざきももこさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター やまざきももこグラフィックデザイナー/イラストレーター。創作マンガや心に残しておきたいことをエッセイマンガにしてSNSに投稿しています。ラジオとアイスとかわいいものが好き。
2023年08月28日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めて半年後、婦人科でMRI検査を受けたもちなべさんは、子宮筋腫と診断されてしまいました。医師に「筋腫を放置しておくと不妊につながる」と言われ、もちなべさんは手術を受けることを決意。そしていよいよ手術当日を迎えます。 人生初の点滴にドキドキ!手術予定時刻のおよそ3時間前。病院側の都合で、これまでは無料で個室を使わせてもらっていたもちなべさんでしたが、看護師さんから「満室だった4人部屋に空きが出たので」と声をかけられ、4人部屋に移動することに。次の指示があるまで個室で待機していると、再び看護師さんがやってきて、今度は点滴の準備をすることになり……。 人生初の点滴に緊張するもちなべさん。針を刺すときはやはり痛く、歯を食いしばって我慢したそうです。もちなべさんの緊張を感じ取ったのか、看護師さんは「手術前の1番痛いのはこれで終わりですよ」と笑顔で声をかけてくれ、もちなべさんはホッと胸をなで下ろします。 その後、もちなべさんは点滴スタンドを携えて4人部屋に移動。点滴があると動きにくく、荷解きもひと苦労だったそうです。手術後に備えてベッド周りも整え、「ふぅ……」とひと息ついたときには手術まであと2時間。今度こそ準備万全ですね。 もちなべさんのように、いくつになっても注射が苦手という方は多いのではないでしょうか? さらに人生初の点滴となると、緊張してしまうのも無理もありません。看護師さんのやさしい笑顔と声かけで安心できてよかったです。こういう気づかいは、不安だらけの患者からするととてもありがたいですよね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年08月28日グラフィックデザイナーであるやまざきももこさんが子宮筋腫の手術をしたのは2021年のこと。トイレである違和感を覚えたことがきっかけでした。 「健康第一」と噛み締めていたときに※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。 母と父の入院を目にし、改めて「健康第一」を噛み締めていたやまざきさん。そんなとき、トイレに行くと股の間に「何かがある」と違和感が。婦人科へ行き診てもらうと、子宮筋腫であることが告げられました。このとき、やまざきさんは子宮の内側にできる粘膜下筋腫(ねんまくかきんしゅ)が子宮口から飛び出していた「筋腫分娩」の状態。その場で切除がおこなわれましたが、心の準備が整っていなかったやまざきさんにとっては、突然のことで驚いてしまいますよね。 産婦人科医の天神尚子先生によると、「筋腫分娩はその場で取れるようであれば切除してしまう」のだそう。もちろん、痛みの度合いは人それぞれですが、麻酔などは用いないことがほとんどで、「大きく騒ぐような痛みではないので安心してくださいね」とのことでした。そして、切除は筋腫の根本を糸で縛って切除することが多いそうですが、マンガで描かれている輪のような器具で切除する場合もあると教えてくれましたよ。 子宮筋腫の症状としては経血量が多いと感じたり、生理痛がつらかったりということが挙げられます。また、天神先生曰く、「出血が止まらない」と受診された方はたいてい筋腫分娩の状態になっているとのこと。もし体に異常を感じた場合は、無理をせず婦人科を受診することが第一ですね。 監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 やまざきももこさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター やまざきももこグラフィックデザイナー/イラストレーター。創作マンガや心に残しておきたいことをエッセイマンガにしてSNSに投稿しています。ラジオとアイスとかわいいものが好き。
2023年08月27日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、おなかの針を抜く処置を受けて無事に退院した菜留子さん。多少の痛みはあるものの何とか家事をこなし、2週間後の診察を受ける日がやって来ました。★前の話無事に迎えた最後の診察日痛む傷口をかばいながら、退院当日から料理や皿洗いをしていた菜留子さん。病院から退院後の過ごし方についてきちんと説明がなかったことを気にしつつ、無理をしない範囲で車の運転もしていました。退院後は、体を動かせる範囲の制限はあったものの、高齢の母を協力して家事をこなしていました。10kgのお米を買ったのは、退院から3週間後くらい。肩で担ぐと、おなかに負荷がかからず、痛みを感じずに済みました。インターネットで「退院後は眠ってばかりいました」という人が結構いましたが、私の場合はまったく眠気はなく……。更年期の影響とかもあるのかな?と思っていました。そこから2週間後、婦人科外来を受診。内診の結果、「診察はこれで終わりです。お風呂もOK」と言われ、ついでに「性交渉もOK」と医者から言われました。もちろん「私の場合は」ですが……。そもそも彼氏ナシ独身アラフィフには関係ないですけどね(笑)!-----------------------最後の診察まで大きな問題もなく過ごせたようで、ひと安心ですね。ただ、術後の経過は人それぞれなので、体調に不安がある方は無理をしないようにしましょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。★関連記事:「正社員は無理…?」めいっ子のために転職を考えるも出鼻をくじかれ #40代独身で突然母になる 13★関連記事:ママに見えないって褒め言葉!?今の自分を否定する言葉なのになぜ? #おばさんってダメですか? 6★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年08月27日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、おなかの針を抜いた菜留子さんは、無事に退院日を迎えます。退院時、退院後の注意書きなどが書かれた用紙をもらうも、簡易的な内容だったため不安を感じていました。★前の話退院後の生活に不安…手術から9日目、退院時間に合わせて母が迎えに来てくれましたが、前日に看護師さんが言っていた通り、会計まで少し時間がかかる様子。じっと待つこと40分、ようやく順番が回ってきました。さらに、あんなに退院後は家事など何もできないと言っていたのに、期待していた昼食の用意はなし……。「高齢の母に期待した自分が甘かった……」と思うのでした。退院した日、家に着いて少し横になって休んでいました。痛む傷口をかばいながら起き上がって冷蔵庫を開くと、冷やし中華があることに気付きます。退院日から料理をして皿洗いをして……。まさかこんなにすぐ家事をするとは思っていませんでした。なんとか家事もこなせたし、私は車で5分ほどのお店へ買い物に出かけることに。もちろん、傷口に響くのでゆっくり運転。そんなとき、同じような手術をした人のブログやインターネットから「退院して3週間は、運転やスポーツを控えて」といった情報を見たことを思い出します。私の場合、退院時に退院指導の用紙をもらったけれど、「下腹部の痛みや高熱が出たら受診を」くらいしか書いていなかったのです。ちなみに、先生から退院後についてお話があったのは、おなかの針を抜く処置をしていたとき。・おなかのテープは自然と剥がれるので、剥がれるまで貼っておく・腹帯は、最低3カ月は、締めておく・熱が出たら、連絡して受診する・痛いときは、市販の痛み止め飲んで・何もなければ、2週間後に受診しかもカーテン越しだったので、それ以上質問できずにいました。病院の方針なのか先生によるのかは正直わからないですが、いろいろモヤッとする入院生活でした。思ったことをガンガン言えるタイプになりたい……と、切実に思います。-----------------------手術の内容はもちろん、退院後にどんなことに気を付けたらいいのか、受診のサインなど気になることは尽きないもの。不安な方は改めて説明の場を設けてもらうなど、少しでも不安要素を取り除いておきたいですね。とにもかくにも、退院後は無理をせずにしっかりと体を休めるようにしましょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。★関連記事:「もう少し肩の力を抜こう…」めいっ子からの手紙で前を向く決意を #40代独身で突然母になる 12★関連記事:「もう学校へは行くなよ」養母と教師の板挟みで両方から叱られ #親に捨てられたおばあちゃんの話 46★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年08月26日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わり、7日目におなかの針を抜いた菜留子さん。そして9日目、ついに退院できることが決まりました。★前の話待ち時間が…長い!おなかの針を抜いた前日、診察室で看護師さんたちのヒソヒソ声が聞こえてきて、「感じの悪さ」を感じていた菜留子さん。ちょっと不快な気持ちになるも、退院の日に向けて気持ちを切り替えました。退院当日、高齢の母が迎えに来てくれたのですが……!?手術から9日目、退院の日がやって来ました。退院時間に合わせて母が迎えに来てくれましたが、前日に看護師さんが言っていた通り、会計まで少し時間がかかるようでした。「待つかも……」とは聞いていたものの、なかなか呼ばれない! じっと待つこと40分、ようやく順番が回ってきました。「疲れた……こんなに待つなんて!」というのが正直な気持ちでした。母も10時に合わせてバスではなくタクシーで駆けつけてくれたのに……。事前に現金を用意する必要がないカード払いは、とても便利でした。スムーズに会計を済ませ、お世話になった看護師さんたちに挨拶し、母とタクシーで家路に着いたのでした。しかし、あんなに退院後は家事など何もできないと言っていたのに、期待していた昼食の用意はなし……。「どこかで食べる?」と聞かれるも、「疲れたから早く帰りたい」という本音が漏れてしまいました。高齢の母に期待した自分が甘かった……。そう思わずにはいられません。-----------------------迎えに来てくれるだけでうれしいものですが、退院後は「早く帰ってゆっくりしたい」と思うもの。家族だからこそ甘えて頼りたくなる分、ついイライラしてしまうこともありますよね。ともあれ、無事に退院を迎えられて本当によかったですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。★関連記事:「私たちは普通の家とは違うでしょ?」不満爆発のめいっ子の選択は #40代独身で突然母になる 10★関連記事:「それでも日本国民か」幸せな思い出の作文を皆の前で罵倒され #親に捨てられたおばあちゃんの話 44★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年08月24日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めたものの半年経っても子どもを授かれず、婦人科でMRI検査を受けた結果、子宮筋腫と診断されてしまいました。医師に「このまま筋腫を放置しておくと不妊につながるかもしれない」と言われたもちなべさんは、手術を受けることを決意。そして迎えた入院初日の夜。夕方に飲んだ下剤が効いてきたようで、深夜に激しい腹痛に襲われ……。 手術を3時間後に控えて…おなかの中をすっきりさせ、トイレから病室のベッドに戻ったもちなべさん。いろいろと考えごとをしているうちにいつの間にか眠りについていたようで、翌朝は元気に目覚めることができました。入院2日目はいよいよ手術です。検温や血圧測定を終えて手術着に着替えると、「いよいよ手術だ……! 」と身が引き締まります。手術後に起き上がれなくても困らないよう、必要な物は手の届くところに置いてベッド回りを整え、いざ準備万全! そのとき、看護師さんが扉をノックして病室にやってきて……? 看護師さんが部屋を訪れたのは手術予定時刻の3時間前。「そろそろ点滴かな?」と考えたもちなべさんですが、なんと看護師さんから「4人部屋が空いたので荷物をまとめてください。30分後に移動します」と言われてしまったのです! 手術後に備えてちょうどベッド回りを整え終わったところだったので、もちなべさんは「ええぇ、このタイミングで?!」とショックを隠せませんでした。 うなだれながらも「1日個室を使えて良かった」と前向きに捉え、もちなべさんが荷物をまとめていると……「コンコン」と扉がノックされ、先ほどとは別の看護師さんがやってきました。どうやら、今度こそ本当に点滴のようです。 なんとなく「4人部屋に移るとしても手術後かな?」と思っていたもちなべさん。このタイミングで移動することになるとは、予想外だったようです。しかし、もちなべさんによると「術後は痛みのせいでほとんど動けなかった」とのことで、手術前の動けるうちに部屋を移動しておいてよかったかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年08月23日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めたものの半年経っても子どもを授かれず、婦人科でMRI検査を受けた結果、子宮筋腫であることが判明しました。医師に「このまま筋腫を放置しておくと不妊につながるかもしれない」と言われたもちなべさんは手術を受けることを決意。そして迎えた入院初日、手術に向けた準備が進んでいき……。 人生初の手術着を着て、準備万全!入院初日の夜、目が冴えてしまってなかなか寝付けなかったもちなべさん。しかし、取り留めのないことをいろいろ考えたり、下剤が効き始めてトイレに行ったりしているうちに夜も更けてきて、ようやくウトウトしてきました。トイレからベッドに戻ったもちなべさんは、気づいたら眠りに落ちていて……。 看護師さんの「コンコン」とドアをノックする音で目覚めたもちなべさん。前夜は「目が冴えて眠れないなあ」と思っていたのですが、いつの間にかぐっすり眠れていたようです。看護師さんが朝の検温と血圧測定をしてくれ、手術着と弾性ストッキングを手渡されました。 弾性ストッキングとは、特殊な編み方により足を圧迫する目的で作られた医療用ストッキングです。手術中や手術後の安静にしている間は足の血流が滞りやすくなるため、血栓症を予防するために弾性ストッキングを着用します。手術着と弾性ストッキングを着用すると「いよいよだ……!」と実感が湧いてきたもちなべさん。手術後、体が思うように動かせなくても必要な物に手が届くようベッド周辺を整え、準備万全で手術に臨みます。 ちなみにこのときの弾性ストッキングですが、もちなべさん曰くかなり履きにくかったそうです。医療用の弾性ストッキングは市販の着圧ソックスよりも締め付けが強力なので、履くときに工夫が必要なようです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年08月18日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めたものの半年経っても子どもを授かれず、婦人科でMRI検査を受けた結果、子宮筋腫であることが判明しました。医師に「このまま筋腫を放置しておくと不妊につながるかもしれない」と言われたもちなべさんは手術を受けることを決意。ついに入院生活が始まったのですが……。 深夜に聞こえてくる音の正体は?入院初日にはいくつか検査を受けたあと、下剤を飲んだりおへそ周りを掃除したりして、翌日の手術に向け準備を進めたもちなべさん。夕食を済ませたあとは、21時の消灯時刻に合わせてベッドに潜り込みました。しかし、寝ようと思ってもなかなか寝付けません。「明日は手術だし緊張もあるからな〜」などと考えていると、どこかから「ピコンピコン」という謎の音が聞こえてきて……。 ナースステーションから聞こえてくる「ピコンピコン」という音は、おそらくモニターから発せられる音と思われます。モニターには手術直後の患者さんなどの心拍や呼吸状態を測定する役割があり、患者さんの枕元やナースステーションに設置され、異常の際には「ピコンピコン」というアラーム音が出るそうです。 「この音の正体はなんだろう?」などと考えているうちに、ウトウトしてきて浅い眠りについたもちなべさんでしたが、深夜3時ごろに急な腹痛に襲われて飛び起きます。どうやら、前日の夕方に飲んだ下剤が効いてきたようです。下剤の作用がしっかり出たことを確認してベッドに戻ったもちなべさんですが、そのあとは再び目が冴えてしまい寝付けなかったそうです。 下剤が効いてくるタイミングが悪くてやや睡眠の妨げになってしまったものの、腹腔鏡手術をおこなう前の排泄はとても重要なので、しっかり効き目があったようでよかったです。再び目が冴えてしまったようですが、手術に備えてこのあとも少しだけでも眠れるといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年08月14日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めたものの半年経っても子どもを授かれず、婦人科でMRI検査を受けた結果、子宮筋腫であることが判明しました。医師に「この大きさの子宮筋腫を放置し続ければ不妊につながるかもしれない」と言われたもちなべさんは、手術を受けることを決意し……。 消灯時刻を迎えたものの…ついに迎えた入院初日。もちなべさんは手術前に必要な検査をいくつか済ませ、夕方には下剤を使用したりへそまわりを掃除したりするなど、明日の手術に備えます。 看護師さんに「実は今ちょうど4人部屋が空いていなくて。空席が出るまでは個室に入院していただきます」と言われ、幸運にも無料で個室を使えることになったもちなべさん。荷解きを済ませたあと、誰もいない空間で外を眺めながら「ひとりきりでこんなにゆっくり過ごすのは久しぶりだなぁ」と、しみじみ感じたのでした。 手術前日の夜、もちなべさんは「これが最後の晩餐か」と食事を噛み締めます。でも、病院食はどうやらもちなべさんには物足りなかったようで、「手術後の空腹に耐えられるのだろうか」と不安になったそうです。 そして21時に消灯時間となりもちなべさんは床に就いたのですが、なかなか眠れません。現代人は毎日スマホを触るのが当たり前になっていて夜更かしをしがちですし、急に21時に寝ろと言われても難しいのかもしれませんね。加えて「明日は手術か」と思うと、少なからず緊張や不安も出てくるはずです。 ちなみに手術は次の日のお昼ごろから始まる予定とのこと。睡眠時間を考慮すると、せめて日を跨ぐ0時までには休んでおきたいところですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年08月11日閉経して2年を過ぎたころから、腟口に圧迫感を感じることが増えました。閉経以降の体の変化として受け止めていましたが、「子宮脱」と呼ばれる病気の前兆である可能性が高いと知り予防策を講じることにしたのです。ここでは私が子宮脱にならないために始めた予防策についてお話しします。★関連記事:2人目妊娠中に腟から子宮が脱出する「子宮脱」に! 再発を予防するため、骨盤底筋体操をスタート性器を拭くと丸い何かが…52歳でで完全に閉経し、デリケートゾーンの渇きをケアするために専用のボディソープやローションを用いるようにするなど、自分なりにケアを心がけていました。そのためデリケートゾーンの保湿には問題がなかったものの、トイレで用を足した後に性器を拭くと腟口のあたりに丸く硬いものが触れるようになったのです。以前から腟が膨らむような感覚もあり、看護師の友人に相談したところ、「子宮下垂の可能性がある」と言われました。子宮下垂と子宮脱の違いとは?婦人科の取材経験がある私は、更年期の「子宮脱」に関する記事を書いたことがありました。子宮脱は多産や3,500g以上の赤ちゃんを出産した経験のある女性が、更年期以降に発症することの多い疾患で、子宮が腟から脱出するものだそうです。一方で子宮下垂は腟から子宮は脱出していないものの、下がってきている感覚がわかるというものでした。子宮下垂を放置すると子宮脱に移行することが多く、症状が悪化すると治療や手術を余儀なくされるため、すぐに予防策を講じることにしたのです。骨盤底筋体操の習慣化することにして3年前に月曜日だけごはんを食べないという月曜断食を始めて9㎏の減量に成功し、そのときは平日は一切炭水化物を食べていませんでした。現在も月曜断食を続けているものの、平日でも炭水化物を食べるようになってから、体重は微増していました。しかし肥満が子宮脱の原因になると知り、体重を少し減らして体形を維持するために食べるものを変えるとともに、運動量を増やすことに決めたのです。そこで軽いヨガと筋トレ、ウォーキングの他、骨盤底筋体操も始めました。肛門と腟に力を入れて締めたり力を抜いたりを繰り返す骨盤底筋体操は、寝ていても座っていても立っていてもおこなうことができます。骨盤底筋体操を朝晩10回ずつ繰り返すことが、子宮脱の予防につながると信じて実践しています。まとめ加齢とともに体が変化するのは、避けがたい現実です。しかし体の変調にいち早く気付いて対処すれば、大きな病気を予防することにつながります。私も子宮脱にならないよう体重の維持と骨盤底筋体操を続けていきたいと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。【駒形先生からのアドバイス】すでに子宮下垂の症状がある人は、骨盤底筋体操を1セット10回、1日最低3セットおこなうことをお勧めします。また、骨盤底筋体操は3カ月以上毎日続けなければ、治療としての効果は出にくいと言われています。著者/サトウ ユカコ(54歳)広告制作プロダクションで、プランナーやディレクター、ライターを兼務。双子を含めた4人の子どもがいる。小学校教諭、幼稚園教諭の資格を持っている。
2023年08月07日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めたものの半年経っても子どもを授かれず、婦人科でMRI検査を受けた結果、子宮筋腫であると判明しました。医師によると筋腫はかなりの大きさになっていて、このままでは不妊の原因にもなりえるとのこと。妊活を成功させるためにも、もちなべさんは早期に手術を受ける決意をします。 入院とはいえ久しぶりの長期休みに…いよいよ迎えた入院生活1日目。これからもちなべさんは5日間ほど入院し、腹腔鏡手術で子宮筋腫を切除することになります。入院前の手続きでは、費用が高額になる個室(1日1万円)を断念し、仕方なく4人部屋(無料)を希望したもちなべさん。しかし幸いなことに入院初日、看護師さんから「大部屋が埋まっているので、空きが出るまでは個室を使っていただきます。もちろん無料ですよ」との案内が! 看護師さんに先導されて個室に向かうと……? 入院1日目はまず新型コロナの抗原検査やCT、採血などがおこなわれ、夕方に下剤を飲んでおへそを掃除し、夕食を済ませて就寝という流れでした。 ちなみに手術前に下剤を飲む目的は、腸内の便を少なくしておくことで手術中に感染症が起こるリスクを減らしたり、医師が執刀しやすくしたりするところにあります。また、手術後の患者さんは絶対安静となるのですが、腸内に便が溜まっていて術後に排便したくなったときには、おなかに力を込めなければなりません。つまり、術後の体の負担を軽くするためにも術前に下剤が使用されるわけです。 入院初日はやらなければならないことがいくつかあったものの、個室の窓から外を眺めると青い空にふわふわの雲が浮かんでいて、風で木の葉が揺れてザワザワとした音が聞こえてきて……。日々仕事に追われ、慌ただしい生活を送っているもちなべさんは「入院とはいえ、長期休みを取ってこんなにゆっくり過ごすのは久しぶりだなぁ」としみじみ。このとき病室から見えた風景は、今でもはっきりと頭に残っているそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年08月07日一家の主婦として家事を一手に担っていた私が、入院・手術を余儀なくされて1週間家を空けることに。家事はおろか自分の食事を用意することすらしたことのなかった、面倒くさがりで家事が苦手な夫。子宮体がんの告知を受けた私が、入院までの2週間で夫に家事をたたき込んで手術に臨んだ奮闘記をご紹介します。果たして夫は、私の入院中に自分と猫3匹の世話をできたのか!?★関連記事:「生きていけるのだろうか」亭主関白で何もしない夫。私がいなくなったときのことを考えた結果子宮体がんで入院中、夫はどうなった?定期検査で異常を指摘され大きな病院へ更年期障害で40代後半から婦人科に通っていた私。子宮がんになる人が多いとされている50代に入っていたこともあり、半年に一度、子宮のエコー検査と細胞診をしてもらっていました。あるとき、いつもの定期検査で「子宮壁が少し厚いですね」と指摘を受け、それから3カ月たっても「子宮壁の厚み」は本来の薄さに戻らず、医師からは「念のため大きい病院に行ってみて」と紹介状を渡されたのでした。紹介状を持って市内の大学病院の婦人科に行き、改めて子宮の細胞診を受けました。それまで不正出血なども特になかったので、「きっと異常なしだ」と根拠のない自信に満ちて、後日ひとりで結果を聞きに行った私に医師は「ちょっと良くない結果で……9割方がんだと思われます」とあっさり本人に告知。「えーっ! そういうのってご家族を連れてきてくださいとかって言うんじゃないの!?」と心の中で思いながら、頭をよぎったのは「この先生で大丈夫だろうか……」という不安でした。それは、最初の診察のときから先生と相性が悪い感じがしていて、しかも若くて経験が浅そうに見え、「誤診という可能性もあるんじゃないだろうか?」と思えたからでした。不安を払拭できず、がん専門病院へ転院医師への不信は私のただの素人考えで、誤診なんてことはなかったのでしょうが、初めてのがんの不安と医師への不信感は払拭できず、「がん相談支援センター」へ相談に行ったりもして悩みに悩んだ末に、「がん専門病院へ行って、そこでがんだと言われたら納得できる!」と、がん専門病院に転院することを決意しました。再び紹介状を持ってがん専門病院へ転院。しかし、そこでもやはり「子宮体がんである」という診断は覆らず、がん専門病院でがんだと言われたらもう疑う余地はありません。それに担当の女医さんは印象も良く、手術の経験も豊富であろう立場の方だったので、「この先生に命を預けよう!」と、全摘出手術を受ける決心をしたのでした。ただ、ここで問題になったのが入院中の家事と猫3匹の世話のことです。そのとき夫ができたのは食器洗いとごみ出しくらいで、少なくとも私が入院する1週間、夫がほとんどしたことのない自分の食事の手配と猫の世話をしなければなりません。普段している人にとってはそれほど難しいことでなくても、面倒くさがりで家事が苦手な夫にとっては結構な難題と思われたのです。夫に家事と猫の世話を引き継ぎそのときちょうど緊急事態宣言中で夫は在宅勤務、3食を自分でどうにかしなければなりません。加えて老猫3匹のうち1匹が病気で通院が必要な状況でもありました。さらには家の契約・銀行・保険・年金・税金などのいっさいの事務管理を私がしていたので、全身麻酔で内臓を一つ取るという大きな手術の万が一に備えて、それらを夫がわかるように引き継いでおく必要もあるだろうと思ったのです。迫りくる2週間後の入院に向けて私は、夫にご飯の炊き方や味噌汁の作り方、ネットスーパーの注文の仕方、洗濯の仕方、猫3匹のごはんのあげ方、猫トイレの掃除の仕方、キャットフードや猫砂の注文の仕方、猫の病院への連れて行き方などなどを、レクチャーしながら実践訓練もさせて、さらには重要書類や印鑑を、のほほ~んとした夫でもすぐにわかるようにまとめ、会社を辞めるときのようにすべての引き継ぎ作業をしたのでした。これだけの業務ともいえることを2週間で教え込み、夫がひとりで回せるように仕込まなければならなかった私は、自分の手術の不安に浸る余裕もないほどに必死でしたが、苦手な家事や事務管理を覚えてできるようにならなければいけなかった夫も大変だったことでしょう。無事に手術を終え、経過も良好こうして私はどうにか家のこと全般を夫に引き継ぎ、入院し手術を受けたのでした。私のがんはステージ1aという本当に初期の初期で、すでに閉経状態であったことと卵巣への転移のリスクをなくすためか、子宮だけでなく両卵巣も摘出する「準広汎子宮全摘出術(じゅんこうはんしきゅうぜんてきしゅつじゅつ)」を腹腔鏡下でおこなう手術でした。内臓を一つ取るのですから手術直後の痛みは半端なかったですが、術後1カ月、3カ月、半年と徐々に患部の痛みは和らいでいき、1年が過ぎるころには手術をしたことも忘れていられるほど、痛みを感じることはほとんどなくなりました。がんが初期の初期であったことと転移の可能性が低いことから抗がん剤治療の必要もなく、術後1年半たった今は半年に1回の血液検査と細胞診のみで、5年間の経過観察が続く予定です。さて、家事苦手夫はどうだったのかというと、自分の食事はご飯を炊いて味噌汁を作れるようになっていましたが、お総菜はスーパーで買ったり、私が教えていない「Uber Eatsで注文する」という技を身に付けていました。まとめそしてその後、夫は術後の私を気づかってくれてはいましたが、私が徐々に回復してくるとまた家事全般と事務管理は当たり前のように私の担当に戻り、人任せでのほほ~んとしたその性格は相変わらずです。ただ、夫が猫たちの世話をひと通りできるようになり、猫関連のことをほとんどしてくれるようにはなりました。おかげで私の負担が減り、時間に少し余裕が生まれたことで念願のライター業を始めることにもつながりました。そう思うとこのできごとは、本当に大変だったけど、夫と私に変化と成長を促すための神様からの貴重な「ギフト」だったのでは?と思え、そしてこの変化は小さく思えるけれど、未来への大きな変化への一歩となったのかもしれません。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。マンガ/しおみなおこ著者/おざさお(55歳)年下外国人夫と結婚して21年。40代からは体の不調に振り回されながら猫3匹の下僕として生活を送る。念願のライター業に一歩を踏み出すも、高齢の両親のお世話も加わり、どうなる私の人生後半戦。
2023年08月05日2人目を妊娠中に子宮脱(子宮が腟から脱出してしまう病気)を経験したのですが、出産後は何かと忙しく自分の体を気にかける余裕がありませんでした。しかし、子宮脱の経験を忘れていたころに周りで子宮脱の手術をする人がいて、子宮脱予防の必要性を実感。そこで子宮脱の予防として、骨盤底筋を鍛えようとある体操を始めた体験談を紹介します。★関連記事:「おまたから内臓が出る!?」骨盤臓器脱の原因となる、やりがちNG習慣【専門医監修】妊娠中に子宮脱を経験し長期入院第二子を妊娠中に子宮脱になり長期の入院をしました。当時は26歳、まさかこの年齢で子宮脱になるとは思っていなかったので、とても驚きました。妊娠中の子宮脱は、体に対して赤ちゃんの大きさが大きくて、靱帯が伸びてしまったことが原因と産婦人科医に言われました。妊娠中はペッサリー(子宮が下がらないようにするリング)を腟内に装着して過ごし、無事予定日までおなかに留めることができました。しかし、一度伸びた靱帯は元には戻らないそうなので再発しやすく、妊娠中や出産後はなるべく重い物を持たないようにと、医師からも言われました。実際に重い物を持つと、下腹部に違和感を感じることもありました。 身内が子宮脱で手術をしたと聞き…子宮脱となった後は、重い物をなるべく持たないようにし、重い物を持たなければいけないときは膝を曲げるなどして、おなかに力が入らないように気を付けました。子宮脱を経験した20代当時、ネットで調べてみると子宮脱には、骨盤底筋を鍛えるのが有効と書いてあり、今後の予防のために骨盤底筋を鍛えなければいけないなと思っていました。しかし、子育てで忙しくなかなか自分の体を気にかけている余裕もなく、いつの間にか子宮脱のことも忘れて過ごしていました。40代となり、子宮脱を経験したことを忘れていたころ、身内が子宮脱で手術を受けたと知りました。その話を聞き、20代で子宮脱をしたときに担当してもらった医師から、年齢と骨盤底筋との関係の話を伺ったことを思い出しました。女性ホルモンが少なくなる40歳以降は、骨盤底筋の筋力が衰えて、尿漏れしやすくなるということです。子宮脱だけではなく、尿漏れも関係すると聞き、アラフォーになり骨盤底筋を鍛えようと思うようになりました。骨盤底筋を鍛えるために始めた体操骨盤底筋を鍛えなければいけないなと思っていたところ、ふと目にした産婦人科のポスターで、骨盤底筋を鍛える体操について紹介されており、この体操をおこなってみることにしました。体操は両太ももの間にクッションを入れて、クッションを強く締めたり緩めたりといった簡単なものでした。私はこの体操を、1セット10回、朝晩にするようにしています。まだ、始めて3カ月ほどなのでその成果かどうかはまだわかりませんが、少し重い物を持っても以前のように下腹部の違和感が起きにくくなったように感じています。まとめ40歳を過ぎた今、無理せず継続的におこなえる体操は、健康的な生活を送るために必要だと考えています。医師から子宮脱を経験した人は、靭帯や膜など傷が付いている場合が多いと聞いたので、いくら体調が良くても自分なりの予防策として、骨盤底筋体操を日課として続けていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/村澤綾香著者/Y.N.(44歳)大学生の子どもが2人。自宅で過ごすことが多くなり、パン作りやお菓子作りに励む。季節感を取り入れた生活が好きで、フルーツシロップ作りもしている。
2023年08月04日【傍卵巣嚢腫で腹腔鏡手術をした話 第27話】レイラさんに卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかったのは、2021年のこと。会社の健康診断で婦人科検診を受けた際でした。その後、摘出手術を終え、無事に退院。普段の生活に体を慣らしていました。 我慢が爆発?退院して数日が経ち、おなかの傷に貼られた保護テープも外れたころ。レイラさんの中では「ある欲求」が爆発しそうになっていました。 レイラさんは万が一のことを考え、入院1カ月前から退院したこのときまで外出を控えていました。しかし体調も戻ってきた今、「出かけたい欲」が爆発。無理をしない程度で近場ならと友人に連絡をし、友人とのお茶を楽しんだそうです。久しぶりの友人との時間は、レイラさんにとってとてもいい気分転換になったことと思います。 その後、退院2週間が過ぎたころには、排卵期に出るおりものを確認。手術を経たからこそ、しっかり自分の体が働いていることを実感すると、ちょっとジーンとしてしまう場面でもありますよね。退院3週間が過ぎたころにはおなかの痛みはだいぶ和らいでいたとのことですが、うつ伏せだけはまだちょっとつらかったよう。おなかの傷が痛んでしまい、ちょっぴり後悔されたレイラさんなのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 レイラさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター レイラ
2023年08月01日婦人科の検診を定期的に受けていますか?中には、子宮頸がん検診を受けた結果、疾患が判明し手術をすることになった方もいるようです。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Sさんの場合……10代から20代の頃に酷い生理痛があったのですが、当時の私はそれが当たり前だと思っていました。さらに、30代になって生理痛が軽減したことで、婦人系の病気に対してより無関心に。しかし、そんなときに不正出血が!年齢的にも受けておいた方が良いと思い、子宮頸がん検診を受けることにしました。その検診で医師から「大きな子宮筋腫が見つかった」と言われ、すぐに大きな病院を紹介してもらって手術。今思えば気づくチャンスはたくさんあったのですが「自分は大丈夫!」と過信して病院から遠退いていました。「もっと早く行けば良かった……」と後悔しています。どんな治療を受けましたか?半年間、筋腫を小さくするための薬を服用。半年しか継続できない薬だったため、ギリギリまで服用してから手術を受けました。女性の医師だったので、寄り添ってくれてとても安心感がありました。口コミが良い病院を選びましたが、改めて他の方の声は大事だと実感しました。少しでも気になる症状があれば婦人科を受診してください。何かあっても早い方が良いですし、何もなければ安心を得られます。受診に対して抵抗感の強い人が多いかと思いますが、経験者としては不安を抱えたまま生活するよりも、安心を得られる方が良いと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。読者の感想は……『当たり前になってしまうと見逃しがちになってしまうと感じます。私も不正出血があり受診し筋腫がみつかりました。もし不正出血がなければ婦人科への抵抗感もあり未だに受診していなかったかもしれないと思うとゾッとします。』(40歳/主婦)『「まぁ大丈夫だろう」と思って様子を見てしまうので怖いなと思った』(24歳/会社員)『これは怖いですね。手術するとなると大変なので、定期検診を受けたりすることは大切だなと思いました。』(39歳/会社員)と、さまざまなコメントが寄せられました。気になる症状を放置せずに病院へ10代の頃から気になる症状があったものの、放置してしまったというSさん。気になる症状がある方は早めに受診すると安心かもしれませんね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月31日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めたものの半年経っても子どもを授かれず、婦人科でMRI検査を受けた結果、子宮筋腫であることが判明しました。その後、紹介状を手に向かった総合病院での再検査を経て、子宮筋腫を切除する手術を1カ月後に受けることに。入院や手術に向けた準備を進めていきます。 入院1日目にして予想外の展開に!入院前、夫と共に総合病院に足を運び、主治医から改めて手術内容の説明を聞かされたもちなべさん。入院前の検査も済ませ、個室は料金が高いので遠慮して4人部屋を希望し、ひと通りの入院準備は完了。入院までの期間は、「子宮筋腫がこれ以上大きくなるのを防ぐため」と医師から処方された薬を飲みながら過ごします。そしていよいよ入院当日を迎えたのですが……。 ※コロナ渦→コロナ禍 ついに迎えた入院当日。もちなべさんは夫に付き添われ、病院へとやってきました。コロナ禍だったため夫は入院患者用の病棟まで入ることはできず、病院内にあるエレベーター前でお別れとなります。ナースステーションを訪れると、看護師さんが病室へ案内してくれることになったのですが、その際に看護師さんから驚きの言葉が……。 「実は現在4人部屋が満室なので、空きが出るまでは個室で過ごしていただきます 」 看護師さんから「4人部屋が満室」と言われ、最初は「じゃあどうなるの?」と驚いたもちなべさん。しかし、代わりに個室で過ごせるとわかり、予想外の展開に大喜び! 看護師さんによると病院側の都合のため追加料金は不要で、運が良ければ退院まで個室で過ごせる可能性もあるとのこと。 夫と別れてひとりきりになり心細い中での入院生活スタートとなりましたが、予期せずうれしい出来事があってよかったです。もちなべさんには個室でゆったりと過ごし、心身ともに万全の状態で手術に挑んでほしいですね! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年07月30日寒いねさんの生後3週間の息子が肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)になって手術したときのお話です。姉妹で同日に出産して、里帰り先で楽しく育児ができると思っていた寒いねさんでしたが、息子のなつくんの吐き戻しが多く心配していました。ある日、いつもと違った茶色い吐き戻しをしたことがきっかけで、救急センターに駆け込み検査をした結果、その原因が判明します。いつもと違った茶色い吐き戻しをしたため、救急センターに駆け込んだ寒いねさんと息子のなつくん。原因は「肥厚性幽門狭窄症」と判明しました。医師からの話を聞き、今が一番成長してほしい時期であることも考慮して、大学病院へ転院して手術を受けることに。そして、ゆっくりする時間もなく急きょ手術が決まり……。 転院後、瞬く間に手術が決定…! ※2021年当時のお話です。 ※誤)沐溶室⇒正)沐浴室 大学病院への転院が決まったものの、里帰り中で車がない寒いねさんにとって、距離がネックになっていました。その話を医師にすると、まさかのドクターカーへの同乗を提案され、寒いねさんは人生で初めてドクターカーに乗ることに! 周りの車が道を譲ってくれる様子を助手席で眺めながら大学病院へと向かったのでした。病院に着いてからは、またひと通りの検査をして手術に伴うリスクの説明を受けます。ちょっと怖くなったりもしましたが、手術実績もあると言われ、同意書にサインをしました。夫も有給休暇を取って駆け付けてくれ、バタバタとしながら転院初日が終了。 そして翌日、担当の看護師さんが手術前に沐浴をしておこうと言ってくれたので、お願いして服を脱ごうとしたところ……「手術室へ向かうので、用意してください」との連絡が。慌てて準備をしてなつくんを送り出した寒いねさん夫婦。手術終了までの2時間が、やけに長く感じました。手術は無事に終了し、ミルクを飲ませる許可も下りました! 急な手術ということもあって、心の準備ができていない状態でなつくんを送りだしたと思いますが、無事に終了してよかったですね。小さな体で2時間も頑張ってくれたなつくん。今後、このまま回復していくとよいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 寒いね
2023年07月29日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。30代前半で妊活を始めますが、なかなか子どもを授かれず、婦人科を受診すると子宮筋腫と診断されてしまいました。紹介された総合病院で再度検査を受けた結果、手術をすることが決まり……。 個室がいいけれど…妊活をできるだけ早く再開したい気持ちもあり、医師に「手術時期は早ければ早いほどうれしいです」と伝えたもちなべさん。病院側と日程を調整し、1カ月後に手術を受けることが決まりました。その後は医師から手術方法(腹腔鏡手術)について説明され、入院前に必要な検査も受けるなど、手術に向けた準備が着々と進んでいきます。 入院までの期間中に飲む薬として、経血量が多いときに服用する「トラネキサム酸」と、子宮筋腫の増大を防ぐ効果が期待できる「レルミナ」を処方されたもちなべさん。手術当日まではこれらの薬を服用して子宮筋腫の症状を抑えておくようです。 手術の約2週間前、家族同席で受ける手術説明と入院手続きのために、もちなべさんは夫と共に病院へ足を運びます。もちなべさん曰く病室はできれば個室がよかったそうですが、1日1万円という金額を見て断念……。仕方なく4人部屋を選択し、入院前の手続きを終えました。 確かに個室のほうが周りに気兼ねなく過ごせてラクですが、その分費用がかかるのも事実です。ちなみに、今回もちなべさんは個室をあきらめたのですが、あとになってから「申請すれば保険金を受け取れたから個室を選んでもよかったかも」と思ったそう。医療保険に加入している場合は、保険が適用されるかどうか、いくらくらい受け取れるのかを事前に確認しておいたほうがいいかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年07月29日このお話は作者おたんこ助産師さんのご友人のエピソードです。登場人物の名前など、一部脚色を加え漫画化しています。■前回のあらすじ専門医から、妊娠初期はみな口唇口蓋裂の状態であること、週数が進むとつながっていくと知らされる。そしてそれがつながり忘れた状態が口唇口蓋裂で500人にひとりの割合で起こると聞き驚くのだった。■原因は不明だった…■手術すれば治るの?医師から口唇口蓋裂は原因不明だと聞き、夫婦はさらに気になっていた「手術で治るのか」と質問。すると医師は「はい」と即答。術後の写真を見せてくれて、夫婦は希望を見いだすのでした。次回に続く「どうして私のおくちは割れてるの?」(全31話)は12時更新!この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者に寄せられた体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年07月27日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めたものの半年が経過してもなかなか子どもを授かれず、もちなべさんは婦人科を受診します。すると、MRI検査を受けた結果、子宮筋腫があるることが判明。医師によると「この大きさだと手術を受けたほうがいい。腕の良い先生を紹介するから転院してください」とのことで、もちなべさんは紹介状を片手に総合病院を訪れます。そして、新しく主治医となった医師に超音波検査で改めて子宮の状態を診てもらうと……? 1カ月後に手術を受けることに紹介された総合病院で超音波検査(膣経エコー)を受けた結果、医師から「やはり子宮筋腫ですね。手術をしたほうがよさそうです」と言われ、手術を受けることが確定したもちなべさん。医師に「手術はいつごろがいいですか?」と問われ、できるだけ早く妊活を再開したいもちなべさんは「早ければ早いほうがいいです!」と希望を告げます。その後、医師から手術方法や入院スケジュールについての説明があり……。 医師から「子宮筋腫は腹腔鏡手術で取り除きます」との説明を受けたもちなべさん。腹腔鏡手術とは小さな穴から器具を入れて筋腫を摘出する方法で、開腹手術に比べて手術痕が小さくなり、術後の回復も早くなるメリットがあります。 「できるだけ早く手術を受けたい」というもちなべさんの意向もあり、手術日は1カ月後に決定。入院期間は5日間で、退院翌日から仕事復帰できると医師から説明がありました。ただ、退院後にしばらく仕事を休めるよう診断書を書くこともできるとのことで、「手術後はできるだけ休みたい」と考えたもちなべさんは、医師に診断書を依頼します。その後のもちなべさんは入院前に必要な検査をいくつか受け、入院や手術に向けた準備を着々と進めていったそうです。 もちなべさんの場合は子宮筋腫のサイズもかなり大きくなっているようですが、小さな穴を4カ所開けるだけで筋腫を切除できるとは……医学の進歩は素晴らしいですね。腹腔鏡手術は術後の回復が早いため、入院期間が短く早期の社会復帰が可能です。できるだけ早めに妊活が再開できるよう、もちなべさんも術後の回復が早く進むといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年07月26日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。妊活を始めたものの半年が経過してもなかなか子どもを授かれず、もちなべさんは婦人科で相談します。すると、医師に促されるままにMRI検査を受けたところ、子宮筋腫があることが判明。医師から「このまま放置すると不妊の原因にもなるので手術を受けましょう。腕の良い先生を紹介しますから」と言われ、もちなべさんは紹介状を片手に総合病院へ向かいます。 経腟エコーを受けた結果…とある病院でMRI検査を受けて子宮筋腫だと診断され、「別の病院で手術を受けたほうがいい」と言われてしまったもちなべさん。「腕の良い先生がいるから」と紹介状を書いてもらい、総合病院に足を運びます。新しく主治医となった総合病院の医師に、以前MRIで撮影した画像を見せたところ、「やはり子宮筋腫のようですね」「大きくなった筋腫が膀胱を圧迫しているためトイレが近いはずです」と言われ……。 医師から「子宮筋腫のせいで膀胱が圧迫されているので、普段からトイレに行く頻度が高いと思います」と言われ、以前、夫から「トイレが近いよね」と指摘されたことを思い出したもちなべさん。子宮筋腫による他の臓器への影響に驚きつつも、トイレに行く回数が多い理由を理解して納得したそうです。 この日は初診だったため、まずは問診が実施され、そのあとに超音波検査(経腟エコー)を受ける流れに。経腟エコーで子宮筋腫の大きさを確認した医師によると「あ〜これは手術で取ったほうがよさそうです」とのことで、手術を受けることが改めて確定。なるべく早く妊活を再開したいもちなべさんは「手術は早いほうがいいです」と、最短の日程を希望しました。 どうやらもちなべさんの夫は、妻がトイレに行く回数が多いことに気づいていたようですね。もし体に異常があったとしても、その状態に慣れてしまうと自分自身ではなかなか気づけません。まわりからの指摘は、体の異常に気づく1つのきっかけになるのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年07月24日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。30代前半で妊活を始めたもちなべさんですが、半年が経過してもなかなか子どもを授かれません。そこで婦人科を受診してMRI検査を受けたところ、子宮筋腫との診断を下されてしまって……。 トイレが近い原因は?MRI検査で子宮筋腫であることが判明し、医師から「このままだと妊娠は難しい。手術をして筋腫を取ったほうがいい」と言われたもちなべさん。手術を受けることを決断し、紹介状を手に総合病院へ向かいます。 ※MIR→MRI 「あの先生は腕が良いですよ」と紹介された、総合病院の医師の問診を受けるもちなべさん。エコー画像を見た医師から「普段の生活で苦労していることはありませんか?」と尋ねられますが、ピンとくる心当たりはありません。 しかし、医師から「子宮筋腫が膀胱を圧迫しているためトイレが近いはずです」という説明を聞いて納得。言われてみれば確かにトイレに行く頻度は高く、もちなべさんは「筋腫のせいだったのか」と腑に落ちたそうです。 頻尿の原因がまさか筋腫だったとは驚きですね。頻尿は他にもさまざまな原因が考えられますが、婦人科疾患の中で最も発症しやすいと言われている子宮筋腫が頻尿の原因になり得ることは、知っておいたほうがいいかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年07月22日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。30代前半で妊活を始めたもちなべさんですが、半年たってもなかなか子どもを授かれず、近くの婦人科を受診します。すると、医師から「子宮腺筋症かもしれない」と言われ、今度はMRI検査を受けられる婦人科へ。検査の結果、子宮筋腫であることが判明して……。 手術を受ける? 受けない?MRI検査により、子宮筋腫になっていると判明したもちなべさん。エコー画像を見ると筋腫は子宮の5倍ほどの大きさになっていて、医師からは「このままだと妊娠は難しいので手術で筋腫を取ったほうがいい」と言われてしまいます。ショックを受けながらも、もちなべさんが選んだ道は……? 医師から「このままだと妊娠は難しいので手術を受けたほうがいい」と言われ、もちなべさんは手術を受けることを決断。まさか手術が必要なほど大きな病気になっているとは思わず、もちなべさんはとても驚いたそうですが、しっかりと病気と向き合い、治療を受けることに決めました。 その場で医師が総合病院への紹介状を書いてくれ、看護師さんが総合病院の予約方法について説明してくれます。「とても腕の良い先生だから大丈夫」という医師の言葉は心強く、看護師さんも親身になって応援してくれ、もちなべさんは2人のおかげで少し安心できたようです。 想定外の事態に大きな不安を抱いたもちなべさんですが、病院スタッフはみなやさしく対応してくれ、もちなべさん曰く「この病院の評判がいい理由がわかった」そうです。患者側としては病気と宣告されて「この先どうなってしまうんだろう」と不安ばかりのとき、気持ちに寄り添ってもらえると安心できますよね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年07月20日Instagramでさまざまなジャンルのマンガを投稿されている、もちなべさん。30代前半で妊活を始めたもちなべさんですが、半年経ってもなかなか子どもを授かれず、近くの婦人科を受診します。すると、医師から「子宮腺筋症かもしれない」と言われ、今度はMRI検査を受けられる婦人科へ。内診を受けた結果、「早めにMRIを受けてください」と言われてしまい……。 MRI検査の結果は?夫が調べてくれた、MRI検査を実施していて不妊治療の実績のある婦人科に足を運んだもちなべさん。内診を受けると、今度は「早めにMRI検査を受けてください」と言われてしまいます。「そんなに悪いの?」と不安を抱えながら受けたMRI検査の結果は……? MRI検査を受けてから1週間、ついに結果が判明する日がやってきました。もちなべさんが医師から告げられた病名は、子宮腺筋症ではなく「子宮筋腫」。MRI画像によると筋腫は子宮の5倍ほどの大きさがあり、あまりの大きさにもちなべさんは驚きを隠せません。さらに、医師の口から「このままだと妊娠は難しく、手術をして筋腫を取ったほうがいい」とショックな言葉が続きます。 子宮筋腫の主な症状に、経血量の多さと月経痛が挙げられます。もちなべさんもこれらの症状に自覚はあったものの、自分より重い症状の友人を見て「これくらいは普通」と思っていたそうです。 このときのもちなべさんは「まさか手術をすすめられるなんて」とかなり驚いたらしく、医師から正式な診断を下されるまでは「何らかの病気であっても薬でどうにかできるだろう」と楽観的に考えていたそう。確かに、楽観的に考えていないと、不安に押しつぶされてしまうときもありますよね。しかし、病名や進行度がはっきりした今、しっかりと治療に向き合うときがきたのかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年07月17日