「まだ夢を見ているようだ。主人のおかげで経験できない色々なことを経験できた。すごく感謝している」こう語ったのは、安倍昭恵さん(60)。7月12日、奈良市で演説中に銃撃を受けて死亡した安倍晋三元首相(享年67)の告別式が東京・港区の増上寺で行われた。各メディアによると、近親者のみで行う家族葬の形だったが、麻生太郎副総裁(81)や岸田文雄首相(64)といった安倍元首相ら約1000人が参列。また昭恵さんは冒頭のように挨拶したという。告別式後、安倍元首相は都内の斎場で荼毘に付された。全世界に衝撃を与えた銃撃事件から5日。事件の全容解明に向けて捜査が進むなか、連日、議論を呼んでいるのが当日の警備体制だ。「事件当日、7メートルの距離から撃たれた1発目は命中しなかったものの、5メートルの距離に近づいて発射した2発目が安倍元首相に命中し、結果的に命を奪いました。事件の前日に急遽演説が決まったことで、普段より警備計画の構築に時間がなかったとはいえ、1発目と2発目の間に約3秒の時間があいていたことや容疑者の接近を阻止できていないことなどから、警備体制の不備を指摘する声が相次いでいます」(全国紙・政治部記者)各メディアによると、事件当日、警視庁警護課からのSPを含めた奈良県警や奈良西署で構成された7名のSPと15名の県連スタッフが警備や警護にあたっていた。7月9日、奈良県警察本部の鬼塚友章本部長は会見を開き、「警護、警備に関する問題があったことは否定できない」と説明し、警備に問題があったことを認めたという。この問題は連日、ワイドショーでも取り上げられ、専門家たちは警備体制の問題点を指摘。さらに、鈴木俊一財務大臣(69)も12日の閣議後の会見で、「「悲惨な結末になってしまったことは、警備に不備があったと言わざるを得ない。しっかりと検証し、改めてもらいたい」と注文していた。さらに、インターネット上でも《奈良県警とSPが無能すぎる。SPは2発目の時安倍さんに覆い被さったりして身を守れよ、それが仕事だろ》などと指摘する声が噴出。さらに、事件後、県警には11日午前7時までに電話やメールなど約1300件が寄せられていることも各メディアで報じられている。大半が警備に関する批判で、電話がつながりにくくなっている時間帯もあるという。安倍元首相の警備体制への批判が高まるなか、いっぽうでネット上では警備にあたっていた人たちを慮る声も少なくない。《現場にいたSPさんのメンタルが心配きっと守れなかった自分を責めてると思うんだ結果は受け止めるとして過度に自分を責めないで欲しいなぁ…》《安倍氏死去でSPのメンタルも気になるなあ。守れなかった罪悪感は絶対ある》《奈良県警察やSPも心配だよ。仕事の責任はあるけど、それをいつまでも責められたり、気に病むと本当にメンタルやられるからね。彼らも人間なんだから。彼らのケアもしてあげないと連鎖するよ》「鬼塚本部長が会見で『警護実施上の問題点を洗い出す』と話していたように、今後原因の解明が進んでいくことでしょう。県警も問題はあったと認めていますし、今後、こうしたことが二度と起こらないよう徹底的に検証していくことが求められると思います。同時に、当日警備や警護にあたっていた人のメンタルケアも必要ではないでしょうか」(前出・政治部記者)
2022年07月13日7月10日に投開票が行われた参院選。その二日前に自民党の安倍晋三元首相(享年67)が銃撃事件によって死去するという事件が発生した。そんな異例の選挙戦だったため、SNSでは「“弔い選挙”になるのでは」といった声が多数上がっていた。「安倍元首相が亡くなったため、香典のように自民党へ投票する人たちが増えると考えられていました。それに合わせて、『投票率も上がるのでは』という声も。いっぽう『#投票は香典じゃない』というハッシュタグが生まれるなど、『雰囲気に流されないように』と危惧する人たちもいました」(政治部記者)しかし、蓋を開けてみれば投票率は52.05%。’19年に行われた前回の48.80%を3.25ポイント上回ったとはいえ、これは過去4番目の低さとなる。また、自民党の議席数は63だった。「参院選の前に議席獲得数を各週刊誌が予測し、自民党は62~63だろうというのが大方の見解でした。つまり、ほぼ予想通りなんです。安倍元首相が亡くなったことは、投票率にも議席数にもそれほど影響を及ぼしていないといえます。また自民党に入れるつもりだった人も、そうじゃなかった人も、事件がキッカケで投票先を変えることはあまりなかったのかもしれません」(前出・政治部記者)今回の参院選では“風が吹かなかった”といえそうだ。
2022年07月12日7月11日、安倍晋三元首相(享年67)の通夜が営まれ、岸田文雄首相(64)や菅義偉前首相(73)、麻生太郎・自民党副総裁(81)らゆかりのある人々が焼香に訪れた。12日に家族葬が執り行われ、後日には東京と地元・山口でもお別れの会が行われる予定だという。「8日に岸田首相は、国葬の実施も今後検討すると取材に明かしていました。‘06年に52歳という戦後最年少の若さで総理大臣に就任し、第二次安倍内閣もあわせた8年8カ月という通算在任期間は歴代最長です。さらに東京五輪の招致などに尽力した功績なども考慮した結果、国葬を行うに値するということのようです」(政治部記者)実業家のひろゆきこと西村博之氏(45)も11日にTwitterで、岸田首相と同様の考えを示した。《持病を抱えながらの政治活動の最中に不慮の死を遂げた安倍元首相。政治信条はどうあれ日本国民として国葬にした方がいいと思うおいらです。岸田首相には「前例が無い」とかを理由にして欲しく無いです》インターネット上では安倍元首相の国葬に賛同する声が多数あがっている。《私も国葬に近い形で見送るべきだと思います。国のために長年、身を粉にして働いた事実は誰にも否定できないこと。間接的にでも私達が選んで託した首相です。だからこそ国民として主体的な意思を示すことが必要。日本という国のためでもあり、個人個人の気持ちの区切りのためにもなると思う》《在任期間や外交安全保障、国際的プレゼンス向上などの功績も大きいが、こういう形での暴力は絶対に許さない、と言う国民の断固とした意志表明と言う意味で、国葬、大賛成です》《安倍総理の最大の功績は国際的な日本のプレゼンス向上と思ってる。おそらく世界から要人が来ると思うから国葬が自分も妥当と思う》いっぽうで、Twitter上では《#安倍晋三の国葬に反対します》というハッシュタグで国葬に反対を表明する人も。一時はトレンド入りするほどの勢いを見せていた。《どうして国会で118回も虚偽の答弁をして、その責任さえ取らなかった人間を国葬にするなんて話が出てくるのですか? #安倍晋三の国葬に反対します》《公文書や統計の改竄を横行させた安倍元首相なんて、国葬に全く相応しくない。 #安倍晋三の国葬に反対します》《どんなに悲劇的な最期だったとしても、それはその人のやってきた事を肯定する理由にはなりません国葬には断固反対します》前出の政治部記者は言う。「安倍元首相は、森友学園や加計学園の問題や『桜を見る会』の前夜祭を巡って刑事告発されるなど、数々の疑惑もありました。こうした疑惑の真相が解明されないまま安倍元首相が亡くなったことで、真相が明らかになっていない状態で国葬を行うことには疑問を持つ人も多くいるようです」このハッシュタグに対して賛同する声があるいっぽう、《恥を知れ》《恥ずかしくないの?》と異議を唱える人も現れるなど物議を醸す事態となっていた。
2022年07月12日《回復を心から祈っていましたが、その願い叶わず、誠に痛恨の極みです》7月8日に安倍晋三元首相(享年67)が奈良市内で銃撃されて亡くなったことを受け、菅義偉前首相(73)はTwitterでこう追悼の意を表した。安倍元首相の在任時、官房長官として長く支えた菅前首相。追悼の声は広がり続け、芸能界やスポーツ界からもコメントが寄せられている。「和田アキ子さん(72)は10日の『アッコにおまかせ!』(TBS系)で『ショックですね』とコメント。X JAPANのYOSHIKIさんもInstagramに安倍元首相と昭恵夫人(60)とのスリーショットを投稿し、『とても親切でやさしい方でした』と綴りました。巨人の原辰徳監督(63)も8日の試合後に『非常に尊敬できるリーダーでした』と追悼しました」(全国紙記者)各界から広がり続ける悲しみの声。それは著名人にとどまらず、安倍元首相が生前更新していた公式YouTubeチャンネルにも寄せられている。「安倍元首相は昨年10月にYouTubeチャンネルを開設し、政治に関する考えを述べた動画はもちろん、コンサートでピアノを演奏する姿も投稿していました」(スポーツ紙記者)36万人ほどだったチャンネル登録者数は、銃撃事件後に激増。11日現在、109万人を超えている。「最後の投稿となったのは7月6日。《福島県小野町でソウルフードをいただきました》と題された動画で、小野町での演説の様子とともに、小野町の名物・アイスバーガーを食べるという内容のものでした。再生回数は300万を突破しています」(前出・スポーツ紙記者)突然の出来事だっただけに、コメント欄には事件の衝撃とともに喪失感が多く寄せられていた。《当たり前にいた人が急に亡くなる辛さ。改めて両親を大事にしようと思いました。安倍さんは日本にとっても世界にとっても影響力のある偉大な人でした。ご冥福をお祈りします》《この動画以降はもう一生更新されることがないと考えると物凄く悲しくなります。今まで日本のためにそして世界のために様々な面で一生懸命に努力をしていただき本当にありがとうございました。今まで本当にお疲れ様でした》《未だに自分の中で総理大臣って言ったらこの人だった….生きてほしかった…》
2022年07月11日7月8日、戦後類を見ない痛ましい事件が起こった。10日に投開票を控える参院選の応援演説で訪れていた奈良市内で安倍晋三元首相が男に銃撃され、命を奪われたのだ。67歳だった。午前11時30分ごろ、街頭演説中に背後から奈良県在住の山上徹也容疑者に2発銃撃された安倍元首相。首の右側を撃たれており、心肺停止状態で救急搬送。必死の治療が続けられるも、午後5時3分に息を引き取ったという。治療を行った病院は会見で、死因について失血死と説明していた。襲撃を受け、岸田文雄首相(64)は山形県での演説を切り上げて首相官邸へ。自民党幹部も急いで党本部に集結するなど、事件の対応に追われていた。そんななか、すぐさま安倍元首相のもとへ駆けつけたのが、妻の昭恵さん(60)だ。昭恵さんは事件発生から約1時間後に都内の自宅を出発し、電車を乗り継ぎ奈良へ。午後4時55分に治療が続けられていた奈良県立医科大学附属病院に到着するも、その8分後に安倍元首相は息を引き取った。昭恵さんのコメントは発表されていないが、その心中は察するにあまりある。‘87年に結婚して以来、昭恵さんはそばでずっと安倍元首相を支えてきた。「昭恵さんは職場の上司の紹介をきっかけ安倍さんと出会い、約2年間の交際を経て結婚。‘93年に安倍さんがお父さんの地盤を引き継いで衆院選に初めて出馬した際は、右も左もわからない状態のなかで選挙活動を献身的にサポートしていました。その後、安倍さんが2度にわたって内閣総理大臣を務めた際もファーストレディとして奔走。諸外国の要人夫人と積極的に交流するなどして、安倍さんを支え続けてきました」(全国紙政治部記者)“家庭内野党”を自負し、家庭内で安倍元首相が進める政策に異議を唱えることもあったという昭恵さん。しかし、夫婦が直面した苦悩には2人で手を取り合い、向き合っていた。「安倍さんと昭恵さんは子供を持つことを望んでいましたが、なかなか子宝に恵まれませんでした。昭恵さんは三箇所ほど不妊治療に通ったこともあったものの、妊娠には至りませんでした。しかし代々続く安倍家の妻ということで周囲からプレッシャーをかけられることも少なくなく、インタビューで泣きながら『つらかった』と語ったこともあります」(前出・政治部記者)昭恵さんはかつてエッセイスト・酒井順子さんとの対談の中で、“子供への重圧”についてこう語っている。《普段の生活の中では、「まだですか?」くらいの感じなんですが、酔っぱらったりすると「安倍家の嫁として失格だ」とか、「非国民!」などと言われることもあって……。「それはちょっと、どうなのだろう」と思うこともありましたね》(『本の旅人』‘16年3月号)心ない声に悩まされる昭恵さんを救ったのは安倍元首相だった。「傷つく昭恵さんに対して、安倍さんは優しい言葉をかけてフォローしたといいます。また『絶対に産んでくれ』など、プレッシャーをかけることもいっさいありませんでした。昭恵さんはそんな安倍さんの姿勢に救われたそうです。養子縁組を検討したこともあったそうですが、選択しなかった。昭恵さんは06年にBBCのインタビューで“子供を持たない人生”について『すべて運命。目の前の事実を受け入れる』と語っており、安倍さんもそんな昭恵さんの決断を尊重していたのです」(前出・政治部記者)35年にわたって、夫婦二人三脚で数々の辛苦を乗り越えてきた安倍元首相と昭恵さん。昭恵さんから“大切な伴侶”を奪った犯人の罪はあまりにも重い――。
2022年07月09日7月8日、安倍晋三元首相(67)が亡くなった。同日午前11時半ごろ、奈良県の近鉄・大和西大寺駅付近の路上で街頭演説をしていたところ、突如として背後から銃撃され救急搬送された。国内外の多くの人々が意識の回復を願ったが、午後5時3分に死亡が確認された。安倍元首相が銃撃を受け、搬送先の奈良県立医科大学附属病院に真っ先に駆けつけたのは妻の昭恵さん(60)。報道によると、昭恵さんは事件発生から約1時間後に東京都内の自宅を出発。病院に到着したのは、安倍元首相が息を引き取る直前の午後4時55分ごろだったという。昭恵さんが安倍元首相と結婚したのは‘87年6月。つい先月には、「珊瑚婚式」となる35周年目の夫婦生活を迎えたばかりだった。「知人の紹介を通じて出会った2人は、約2年の交際を経てゴールイン。当時から昭恵さんは明るく天真爛漫な性格で、お酒の席にも好んで出かけていました。彼女の性格とは正反対な晋三さんでしたが、むしろそこに惚れたようです。晋三さんが政治家となってからは、支援者の集会に夫婦で挨拶に出向くことも。持病のためにお酒が飲めない晋三さんを庇って、昭恵さんがお酌を受けることもありました」(安倍夫妻の知人)そんな夫妻に転機が訪れたのは‘06年9月。安倍元首相が総理大臣に初就任し、昭恵さんはファーストレディとなった。しかし、総理大臣の妻として夫を支える暮らしは波瀾万丈だった。「第一次安倍政権は‘07年9月に突如として幕を下ろしました。安倍さんは会見で触れませんでしたが、大きな理由は体調の悪化でした。食事会で出された料理もほとんど手がつけられず、おかゆを食べていたといいます。そんな安倍さんを昭恵夫人はとても心配し、『もう政治家なんて辞めてください』と涙ながらに訴えるほどだったそうです」(社会部記者)それから5年後の‘12年12月、安倍元首相は総理大臣として返り咲いた。昭恵さんは再びファーストレディとして注目を集めた一方で、同時期に居酒屋経営を始めている。「この居酒屋は国産と無添加にこだわったお店です。ただ、昭恵さんは夫が再び総理大臣になるとは思っておらず、居酒屋をオープンさせた矢先の出来事でした。彼女が『お店をやる』と打ち明けた時、晋三さんは驚いたものの反対はしなかったそうです。晋三さんの健康を気遣う昭恵さんは、無農薬野菜で特製ジュースや料理を作るなど陰ながらサポートしていました」(前出・安倍夫妻の知人)そんな昭恵さんは‘14年5月に、Facebookでこう綴っている。《私はたまたま縁あって安倍晋三という男と結婚した。結婚した当初は、政治家になるだろうとは思っていたものの、総理大臣になるなど思ってもいなかった。女は誰と結婚するかで人生が大きく変わる。私は自分の努力ではなく、夫の立場によって今の自分の立場があることを胸に刻み、今私ができる限りのことをしたいと思う・・・》できる限りのことをしたいーー。そう夫を大切に思う昭恵さんに、再び試練が襲いかかった。’20年8月、安倍元首相が持病の潰瘍性大腸炎が再発したことを理由に総理大臣の辞任を表明したのだった。「実はこの辞任表明の2カ月くらい前から、晋三さんは動けなくなるほど体調が悪化していたのです。昭恵さんはつきっきりで介抱し、万が一のことを考えると夜も眠れなかったといいます。昭恵さんは“家庭内野党”といわれるほど、晋三さんとは異なる考えの持ち主です。しかし、昭恵さんはかつて雑誌の対談で『来世でもまた夫と結婚したいと思った』という過去の発言に触れていました。それほど、晋三さんを慕っていたのです。それだけに、いまの昭恵さんの胸中は察するに余り有ります……」(前出・安倍夫妻の知人)安倍元首相が亡くなって以降、コメントを発表していない昭恵さん。その心中は察するにあまりあるーー。
2022年07月09日7月8日午前に奈良市での街頭演説中に男からの銃撃を受け、その後、搬送された病院で息を引き取った安倍晋三元首相(67)。与野党問わず、凶弾でこの世を去った安倍元首相への哀悼の声が寄せられるなか、立憲民主党の小沢一郎衆院議員(80)の発言に批判が集まっている。10日に投開票を控える参院選に向けた選挙活動真っ只中に起きた今回の事件。凶行を起こした犯人の具体的な理由について捜査が進められているが、民主主義の根底を揺るがしかねない事件に対して、これまで国会などで厳しく安倍元首相を追及してきた立憲民主党の蓮舫議員(54)は、訃報を受けてTwitterにこう綴っている。《政治的思想や目指す社会像などの違いはありましたが、予算委員会で最も多く質疑をした総理で、思い入れがあります。言葉が出ません。暴力で訴える正しさは間違いだ。毅然と跳ね返す社会にしないといけません。どうか安らかにお眠りください。》そんななか、波紋を呼ぶ発言をしたのが同党の小沢氏。銃撃事件が報じられた直後、Twitterに《安倍元総理が倒れられたとの報道。さまざまな情報が錯綜しておりますが、今はとにかく安倍元総理の無事を祈ります》と投稿していた。しかし、各メディアによると、その後行われた岩手県一関市での街頭演説で「安倍氏のこの災難は、むしろ自民党に有利に作用するかもしれない」と主張したという。さらに安倍元首相の訃報が流れた後に行われた同県奥州市での応援演説では、安倍元首相の父とも親交があったことを語り、「大変残念で心からお悔やみ申し上げます」と述べた小沢氏。そのうえで、「端的に言えば、自民党の長期政権が招いた事件と言わざるを得ない」とも持論を展開。その後、報道陣にこの発言の真意について問われた小沢氏は「社会が安定して良い政治が行われていれば、こんな過激な事件は起きない。自民党がおごり高ぶり、勝手なことをやった結果だ」と説明したという。真相が解明されていないなか、凶行の原因を自民党によるものとした小沢氏の考えに、インターネット上では批判が集まっている。《普通に人間としてどうかと思うような発言。偉大な政治家の1人が亡くなったのだから普通に、追悼の意を述べるだけでいいのに、なぜ自民党に有利とか言うのかね。自民党に有利に働くのは同感だが、わざわざ言うことではないと思う。こういう発言の積み重ねが今の野党の信頼のなさを作っている》《与野党問わずデリカシーの無い人は沢山いるけど、ここまで人の道を外れた暴言は聞いた事が無い》《信じられない発言。生命をなんだと思っているのか。国会で問題にすべき》《なんなのこの人。ほんとにこのセリフだけを言ったのであれば、人間としてどうなのかと思います》
2022年07月08日安倍晋三元首相が銃撃され、死亡するという事件が7月8日に発生した。67歳だった。各メディアによると、逮捕された山上徹也容疑者(41)は手製の銃を用いて、狙撃したという。岸田文雄首相(64)は、犯行に怒りを表明した。銃撃事件の直後に開いた会見で「民主主義の根幹である選挙が行われている中で起きた卑劣な蛮行であり、決して許すことはできない」と強い言葉で非難した。日本では銃砲刀剣類所持等取締法によって、銃の所持などが厳しく規制されている。そんなわが国で起こった悲劇は、世界中に衝撃を与えている。「G20外相会合では『日本は銃規制が厳しい国なのに、銃撃事件が起きたことに驚いている』との声が上がり、アメリカの『ワシントンポスト』は『世界で最も銃規制の厳しい国で極めて稀な事件が起こった』とオンライン版で報道。さらにドイツの公共テレビ放送ARDは『日本は武器を持つことについて世界でも最も厳しい法律があり、世界で最も安全な国だ』と伝えています」(全国紙記者)またTwitterでも、英語圏の人々から「銃に厳しい日本でなぜ?」という“悲鳴”が上がっている。《安部晋三元首相が撃たれた。日本で銃は厳しく規制されているのに》《どうして?日本は安全で、銃が許される余地はほぼゼロのはずなのに》《銃による暴力は、日本では珍しいよね?》恐ろしい事件で命を落とした安倍元首相。いまは、冥福を祈るばかりだ。
2022年07月08日7月8日午後5時過ぎ、安倍晋三元首相(享年67歳)の死亡が報じられた。安倍元首相は、同日午前11時半ごろ奈良市で街頭演説中に男に銃撃をうけ、病院に搬送されていた。各メディアによると、安倍元総理大臣は首の右側に傷や出血があったほか左胸に皮下出血があり、傷は「心臓にまで達する深さだった」という。自身が主催する「桜を見る会」には多くの芸能人を招待するなど、芸能界とも縁の深かった安倍元首相。突然の訃報を受け、芸能界からもSNSなどで死を悼む声が相次いだ。歌舞伎役者の市川海老蔵(44)は、8日18時過ぎに自身のブログを更新。《言葉がでない、舞台終わりニュース速報を見ました、あってはならないこと、日本は安全な社会である民主主義でありながらも、起こってしまった。色々な事を見直して行かなくてはならないと強く感じます。安倍元総理のご冥福を心からお祈り申し上げます。》と弔意を表した。海老蔵は’14年に歌舞伎公演の鑑賞に来た安倍氏とのツーショットをブログに投稿。さらに、‘19年に安倍氏が「即位礼正殿の儀」参列のため来日した外国賓客らとの晩さん会を主催した際には、狂言師の野村萬斎さん(56)らとともに舞を披露している。銃撃が報じられた昼過ぎにも《何が起こっているのかよくわかりません。とにかくご回復を心から願います。》と安倍氏の容態を案じていた海老蔵。安倍氏との縁が深かっただけに、憤りは大きいようだ。また、過去に産経新聞のインタビューで安倍元首相と対談をしたことのある音楽プロデューサーのつんく♂さん(53)も、自身のツイッターで悲しみをにじませた。《・・・残念無念すぎます。こんな事があっていいのか。悔しすぎます。心の奥底よりご冥福をお祈りいたします。安倍元総理、本当にありがとうございました。》さらに、かねて政治・経済問題に関して多くの意見を発してきたミュージシャンの世良公則(66)も、訃報が報じられるとすぐに自身のツイッターを更新。《安倍晋三元総理死亡との報無念ご冥福を心よりお祈り致します世良公則》と哀悼の意を示した。日本中が、不条理な安倍氏の死を嘆いている。
2022年07月08日7月8日の午前11時25分ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅付近の街頭演説中に銃撃された安倍晋三元首相。日本のみならず世界各国から回復を祈る声が寄せられていたが、搬送先の奈良県立医科大学付属病院で死亡が確認された。67歳だった。各メディアによると、安倍元首相は背後約3メートルの至近距離から銃撃されたという。「安倍氏は街頭演説中、背後約3メートルという至近距離から2発銃撃されました。1発目は『ズドーン』という大砲のような音が響き、一瞬音がした方向を振り向くような素振りを見せましたが、2発目が発砲されたあと地面に倒れたそうです。右首に撃たれた傷があり出血。左胸の皮下出血も確認されていました」(全国紙記者)そんな一瞬の隙をついて銃撃された安倍元首相だが、今回は警視庁警護課のSPが東京から随行し、奈良県警の警備担当者とともに警戒にあたっていた。そんななか、この警護体制に疑問を呈する人が。お笑い芸人のほんこん(59)は、事件を受けて自身のYouTubeチャンネル『ほんこんのちょっと待て』を更新。「痛ましい事件。安倍元首相が銃撃されるというニュースが目に入ってきて、まさかと」とした上で、安倍元首相の警護体制についてこう苦言を呈した。「ある程度、近付けられるような要因があった。警備に不備はなかったのか」「後ろから近付いて撃ったというなら、後ろから近付いてくるときになぜ気が付かなかったのか。本来なら後ろで見張っているSPもおられる。演説のスタッフもおられるのではないか」また、日本のテロに対する危機感についても「日本では銃でのテロはないだろうという考え方があったのかというところも危惧される」とし、「日本の平和ボケが出できているのではないか」とコメントしていた。前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(73)も今回の事件についてTwitterに《私も自分の選挙、仲間の選挙応援で全国を走り回ったが、有権者と接近しようとするために、警備の要請と矛盾する行動となる。しかし、銃のない日本ということで、SPもナイフなど刃物に対する防御が主となる」と自身の経験を踏まえて投稿。そして《奈良の現場の写真を見ても、銃対応警護のシフトにはなっていない》と続けていた。警視庁はメディアの取材に対して、警備体制が十分だったか確認すると説明しているという。今後、二度とこうした凶行が引き起こされぬことを祈るばかりだ。
2022年07月08日安倍晋三元首相(67)が奈良市内での街頭演説中に、背後から拳銃で射撃されるという事件が7月8日に発生した。日本中に衝撃が走るなか、国会で論戦を交わしてきた野党党首らからも「生きてほしい」と祈りの声が上がっている。『ANNニュース』によると午前11時半頃、奈良消防局のもとに「安倍元首相が演説中に撃たれた」という通報が。安倍元首相は胸のあたりから出血しており、心肺停止のおそれがあるという。折しも10日には、参院選の投開票を控えている。銃撃事件の直後、官邸で会見を開いた岸田文雄首相(64)は「民主主義の根幹である選挙が行われている中で起きた卑劣な蛮行であり、決して許すことはできない」と語気を強めた。そんななか、普段は主張や思想を違えていた“政敵”たちからも祈りの声が上がっている。立憲民主党の泉健太党首(47)は《まだ情報が錯綜していますが、安倍元総理の容態が心配です。とにかく無事であってほしい。こんなことは絶対に許されない》《この卑劣で許されない凶行を断固非難し、安倍元総理のご無事をお祈り申し上げます》とTwitterに投稿している。同党の元党首である枝野幸男議員(58)も《このような暴挙は絶対に許されません。安倍元総理のご無事を心からお祈りします》とツイート。さらに参院選で同党から出馬している辻元清美氏(62)は、Twitterにこうつづっている。《報道を聞いて驚き、激しい怒りがこみあげています。私と安倍元総理は、おそらく誰よりも激しく論戦を交わしてきました。何度も何度も、互いの信念をぶつけ合ってきました。だからこそ、言論を封じるこの凶行は絶対に許せない。安倍元総理、ふんばってください。一刻も早い回復を心より祈ります》また社民党・福島みずほ党首(66)は、自身の思いをこうツイートしている。《安倍元総理が銃弾で倒れたというニュースを聞き大変驚き大変ショックを受けていますとにかくご無事で 心からお祈りをいたします 社民党はそして福島みずほはあらゆる暴力すべての暴力に断固反対です まさに暴力で問題を解決してはいけません この蛮行に強い抗議を表したいと思います》そんな祈りの声もむなしく、先ほど安倍元首相の訃報が報じられた。犯人が起こした凶行の罪はあまりにも重い。
2022年07月08日2022年7月8日、安倍晋三元首相が亡くなりました。安倍元首相は同日午前11時半頃、奈良県奈良市内で街頭演説をしていたところ、男性に背後から襲われ負傷。その後、男性は奈良県警によって取り押さえられました。安倍元首相はドクターヘリで搬送され心肺停止の重体でしたが、同日17時46分に死亡が報じられました。事件について、引き続き警察は調査を進めるとのことです。安倍元首相のご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2022年07月08日7月8日午前11時25分ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅周辺で街頭演説をしていた安倍晋三元首相(67)が銃撃された。安倍元首相は首の右側を撃たれ、心肺停止の状態だという。参議院選挙の投開票を目前に控えた中での衝撃的な事件に、政界をはじめとした各界に動揺が走っている。岸田文雄首相(64)は緊急会見を開き「まずは安倍元総理がなんとか一命をとりとめていただくよう心から祈りたいと思っております」と安倍元首相の容態を案じた。フェンシング協会会長でタレントの武井壮(49)は自身のツイッターで《美しい国・日本の姿はどこへ残念だ》と事件への衝撃をつづっている。殺人未遂の疑いで逮捕された奈良市在住の容疑者は、元海上自衛隊員だったということが報じられている。また、「安倍元総理大臣に対して不満があり、殺そうと思って狙った」という趣旨の供述をしているという。しかし、詳細な犯行の理由については明らかになっていない。そんななか、犯人を凶行に走らせた理由について持論を展開したのが、実業家の堀江貴文氏(49)だ。事件直後、自身のツイッター上で《安倍さん撃たれたの??え?》《首相経験者が銃撃されるって、高橋是清さん以来じゃないか??》など発言し、驚きをあらわにしていた堀江氏。その後、今回の事件の原因についてこのように綴っている。《反省すべきはネット上に無数にいたアベカー達だよな。そいつらに犯人は洗脳されてたようなもんだ。》(原文ママ引用)一刻も早い真相解明が待たれる。
2022年07月08日7月8日午前11時半ごろ、奈良県の近鉄・大和西大寺駅付近の路上で街頭演説をしていた自民党の安倍晋三元首相(67)が凶弾に襲われた。10日に控える参院選を目前に起こった悲惨な事件に、国内外で動揺が広がっている。報道によると、安倍氏は背後から拳銃で2発銃撃され、その場に倒れ込んだとのこと。奈良県警は同県在住の山上徹也容疑者を殺人未遂の容疑で現行犯逮捕。安倍氏は救急搬送されたが、心肺停止状態で生命の危険にさらされているという。各メディアで速報が一斉に流れると、ネット上では他政党からも安倍氏の容態を懸念する声が相次いだ。また、暴力によって言論を弾圧しようという行為に対しても、怒りの声が上がっている。松野博一官房長官(59)は事件を受け、目に涙を浮かべながら「いかなる理由であれ、今回のような蛮行は許されるものではなく、断固非難する。政府としては各種の対応に万全を期していく」と主張。そのようななか、安倍氏のもとへ真っ先に向かったのは昭恵夫人(60)だ。朝日新聞によると事件発生から約1時間が経った12時25分ごろ、昭恵夫人を乗せた車が東京都内の自宅を出発したという。’06年9月から’07年8月、’12年12月から‘20年9月と2度にわたって内閣総理大臣を務めた安倍氏。昭恵夫人は、’87年に結婚してから今日にいたるまでそばで安倍氏を支え続けてきた。ネット上では、安倍氏の元へ駆けつけた昭恵夫人の胸中を慮る声が広がっている。《何だか涙が出てしまう。いつも明るい昭恵夫人もどんなに心を痛めているか…一緒に祈っています。数え切れない国民が祈っています》《安倍さん無事でいてください。どんなに不満があってもこれは許されることじゃない。昭恵夫人を思うと涙出る》《人によっては思うことあるかもしれないけど日本のために頑張ってくれた人なのに、、、昭恵夫人大丈夫かな?》《参院選前にとんでもない。安倍元総理さんの回復を祈ります。昭恵夫人も心配です》今はただ、安倍氏の意識が回復することを祈るばかりだ。
2022年07月08日2022年7月8日午前11時半頃、奈良県奈良市内で街頭演説をしていた安倍晋三元首相が、不審な男に背後から襲われ負傷しました。産経ニュースによると、安倍元首相を襲った不審な男は、奈良県警によって取り押さえられたとのことです。安倍元首相は血を流して倒れたと報じられています。また、銃で撃たれたという情報もあり、奈良県警察本部が確認を進めています。[文・構成/grape編集部]
2022年07月08日「自衛隊違憲論争に終止符を打つ」4月17日、福島県内の講演で、安倍晋三元首相(67)は自衛隊の憲法明記を訴えた。かねてから憲法改正を訴えてきた安倍元首相。所属する自民党も、憲法改正を訴えるホームページ「4つの『変えたい』こと 自民党の提案」で、「『自衛隊』の明記と『自衛の措置』の言及」を挙げている。「(憲法9条に自衛隊を明記して)バージョンアップする必要があるのかなぁとは思っています」3月2日、日本維新の会の松井一郎大阪市長は会見でこう語った。ウクライナ戦争を受けて、改憲派は自衛隊の憲法明記を求める声を大きくしているのだ。しかし、慶應義塾大学名誉教授で憲法学者の小林節さんはこう疑問を呈す。「憲法には、日本の財政をつかさどる財務省も、高等裁判所や地方裁判所なども記載されていません。書かれているのは国会、内閣、最高裁という三権分立の“骨格”と、例外的に会計検査院の存在だけです。各省庁や高裁・地裁、自治体などに関しては法律に記載されている。防衛省や自衛隊も同様で、おかしなことではありません」憲法には各省庁の存在も、それに関連するほとんどの団体の存在についても憲法には記載されておらず、法律で定められている。防衛省と自衛隊については「防衛省設置法」「自衛隊法」などがそれにあたり、ほかの省庁同様に不合理や不公平はない。また、自衛権についても、小林さんはこう指摘する。「『国連憲章』の第51条にもあるとおり、国家は自衛権を有しています。憲法9条は自衛権を制限するものではないため、日本も自衛権を持っていると考えるのが通常の憲法解釈です」現行憲法でも認められていることを改憲してまで、ことさら記載しようとするのは、もはや「改憲」自体が目的化しているといえるのではないだろうか。■ナチスの全権委任法に等しい自民党の緊急事態条項「特別な事態のときに、(国会議員の)任期を延長していなかったら、意思を決定する人間がいなくなってしまう。その穴を埋めなきゃならないというのが緊急事態(条項)で憲法改正で入れるべきだと」4月10日、『日曜報道THE PRIME』で、自民党の新藤義孝政調会長代理はこう主張した。「4つの『変えたい』こと 自民党の提案」にも挙げられている「緊急事態条項」の創設もまた、改憲派が根拠のひとつとしていることだ。「たとえば、自民党の改憲草案に書かれている緊急事態条項は、内閣が宣言すれば、国会から立法権や財産処分権などを取り上げることができてしまう。ナチスが独裁のために作った全権委任法に等しい恐ろしいものです」(小林さん)そもそも、現行の憲法には「公共の福祉」を定めた12条などがあるので、法整備で十分に緊急時の備えは可能だ。実際に、憲法は国民に財産権を保障しているが、災害時は「災害対策基本法」を根拠に、倒壊した建物や壊れた車などの私有財産を、本人の許諾なしに処分することができる。「衆議院解散中に緊急事態が起こった場合に備え、憲法で『参議院の緊急集会』が定められているので、国会議員の任期の延長も不要です」(小林さん)「いつ終わるかわからない長期的な緊急事態には対応できない」(新藤氏)という主張もあるが、長期間にわたって選挙ができなくなるような事態が具体的にどのようなのか示されることはなく、「壊れた議論」(小林さん)だという。こうした具体的に想定もされていない“架空の危機”よりも、歴史上にも多数存在する、緊急事態に政府に権限を集中させる法令の悪用によって独裁制が始まるという“現実的な危機”こそ警戒すべきだろう。ウクライナの戦争に便乗した、乱暴な改憲論に騙されてはいけない。
2022年04月22日「(攻撃を)基地に限定する必要はないわけでありまして、向こうの中枢を攻撃するということも含むべきなんだろうと」安倍晋三元首相(67)のこんな発言が波紋を呼んでいる。自民党の安全保障調査会は、ミサイル発射など日本に対する攻撃の兆候が見られた場合、敵基地を攻撃する「敵基地攻撃能力」の必要性を、今月中にも岸田文雄首相(64)に提言する予定だ。しかし、安倍氏は「敵基地」では生ぬるいとばかりに、4月3日の講演で「敵の中枢」も攻撃の対象に含むべきだと主張したのだ。「敵国の『中枢』とは、政府機関がある首都になるでしょう。しかし、日本国憲法は、戦争のための戦力と、交戦権の不保持を明記しています。専守防衛だけ認められるため、『中枢への攻撃』はもちろん『敵基地攻撃』でさえ憲法違反にあたります」そう語るのは、慶應義塾大学名誉教授で憲法学者の小林節さんだ。また、武蔵野美術大学造形学部教授で憲法学者の志田陽子さんもこう指摘する。「相手が大国で、国内外に多数の基地がある場合はどうするのでしょうか。また、潜水艦などからの攻撃は?それらすべてに対処しようとすれば、際限のない“軍拡”が待っています。そうなれば、私たち国民の生活を脅かすほどの税金が必要になることでしょう。また、相手が攻撃しようとしているという情報が誤っている可能性もある。実際に、米国がイラクに侵攻したきっかけは誤った情報によるものでした。その場合、日本から侵略行為をすることになってしまいます」敵の“中枢”を攻撃した場合、当然敵も躊躇なく日本の“中枢”に反撃してくることになる。安倍氏の構想は非現実的なばかりか、いたずらに国民を戦禍に巻き込むリスクを高めるものだという。■ウクライナ戦争に便乗する「核共有」論2月24日のロシアの侵攻によって始まったウクライナ戦争は、いまだに終戦の兆しが見えない。侵攻に前後して、冒頭の安倍氏の発言のように、政治家や一部の識者が、“軍備”増強の必要性を喧伝する声が大きくなっている。【自民党安倍晋三元首相】〈核シェアリング(核共有)を含め、様々な選択肢を議論すべき時に来ています〉(『文藝春秋』2022年5月号にて)【橋下徹元大阪府知事】「核シェアリングもやっぱりこれからの日本で議論していくべき。NATOは現実、核シェアリングをしているからロシアも簡単には手を出せない」(2月27日『日曜報道THE PRIME』[フジテレビ系]安倍元首相との対談で)安倍元首相や橋下徹氏(52)などは、「核共有」にも言及。米国の核兵器を国内に配備し、共同で運用するという構想のことだ。「日本国憲法には《核保有の禁止》という記述はありませんが、核兵器は自衛の範囲を上回るので、保有や配備することは違憲です。’71年には、核兵器を『持たず、つくらず、持ち込まさず』という非核三原則が国会で決議されています」(志田さん)しかし、安倍氏は非核三原則についても議論をする必要があると主張。そして、日本は長年、米国の“核の傘”の下にあるが、〈この「核の傘」がどこまでの抑止力を持っているのか、改めて精査する必要がある〉。抑止力は、日本が核攻撃を受けた場合、米国が反撃してくれると相手国がどの程度信じるかにかかっているので、報復の可能性に現実味を持たせるために、〈日本は核を巡る意思決定に、深く関与すべき〉だという(〈 〉内は『文藝春秋』2022年5月号より)。“他国が日米の関係について疑念を持って攻撃してくるかもしれない”というお考えの安倍氏。長年、いたるところで日米同盟の強固さをアピールしてきたのはいったい何だったのか気になるところではあるが、小林さんはこう指摘する。「日本列島は米国にとって重要で失ってはいけない土地です。そのためにも、在日米軍基地を130カ所以上も置いている。日本が攻撃されても、米国が反撃しないなどと思う国はない。核共有はまったく必要のない議論でしょう」仮に核共有が実現した場合について、志田さんは懸念する。「日米の力関係を見ると、結局米国の都合で運用されることになる。日本が敵基地や中枢の攻撃ができるように法整備もされ、米国に『日米の自衛のために核攻撃をせよ』と言われたら、集団的自衛権行使の延長線上において、行われてしまうのではないでしょうか」日本が核武装することは、憲法以前に倫理的にも許されないことだと小林さんは考えている。「日本は唯一の被爆国です。あの悲劇で、核兵器は作れるけれど、使ってはいけないものだと人類は学んだはず。日本の核保有は、人類の“退化”であり、政治倫理的に許されないことです」■先制攻撃の口実を与えることになるそれそも、敵基地や中枢への攻撃能力、核共有の整備は、むしろ戦争のリスクを高めることになるという。「第二次世界大戦で敗北した日本は国連憲章では『敵国』にあたります。敵国が侵略行為を再現しようとした場合、国連加盟国は安保理の許可なく軍事制裁してもいいという『敵国条項』は、いまだ国連憲章に残っています(第53条)。日本が攻撃能力や核整備を進めることは、侵略行為を再現しようとしていると、他国に日本を先制攻撃する口実を与えてしまうことになるのです」志田さんは、「声の大きい権力者の考えを、日本人の総意と混同してはいけない」という。「安倍さんや松井さんたちは、国内の自分の支持者に向けて言っているところがあります。しかし、こうした発信を続ければ、国際世論に『日本は軍拡の方向に舵を切るんだ』と誤解されかねない。そうならないために、私たちが『なってほしくない』方向の考えにはハッキリ『NO』を表明していくべき。政治家は結局、民意には勝てないのです」他国の悲劇に便乗して、恐怖と猜疑心を煽ってくる権力者たちの声を、冷静に検証しよう。
2022年04月22日2021年1月13日、お笑いコンビ『よゐこ』の濱口優さんと、妻でタレントの南明奈さんが新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)に感染したことを、所属事務所が発表しました。弊社所属のよゐこ 濱口優が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されましたので、ご報告申し上げます。1月12(水)に発熱の症状が出たため、PCR検査を受けたところ、本日陽性の検査結果が出ました。現在は保健所の指示に従って療養しております。妻の南明奈さんも合わせてPCR検査を受けたところ、陽性の検査結果が出ましたので同じく保健所の指示に従って療養しております。松竹芸能株式会社ーより引用所属事務所によると、濱口さんとコンビを組む有野晋哉さんは濃厚接触者に該当せず、PCR検査の結果も陰性だったとのこと。発表後、SNSには濱口さん夫婦を心配する声があふれました。ファンの声を受けて、同月14日に、有野さんは濱口さんと2人で出演しているYouTubeチャンネル『よゐこチャンネル』を更新。濱口さんからファンに寄せられたメッセージを代読しました。完全復帰にはまだ数週間かかるかもしれませんが、『一福神』が一周短くしてくれるので、2人そろっての『よゐこチャンネル』はしばらくお待ちください。ご心配をおかけします。かならず戻るので、待っててください。みなさま、感染にはくれぐれもご注意ください。よゐこチャンネルーより引用有野さんによると、『一福神』とは濱口さんが創作した、すべてのものを1に戻してくれる神様。スタンプを自作するほどお気に入りで、ご利益で早く治ると思っているようです。動画のラストで、有野さんは次のように視聴者に呼びかけました。みなさんは手洗い、換気、消毒をしっかりして、医療従事者の方にご迷惑をおかけしないように日々の生活を送ってください。よゐこチャンネルーより引用『よゐこ』の2人からのメッセージは、多くの視聴者に届いたようです。投稿には、温かなコメントが殺到しました。・ご夫婦が元気になるよう、祈っています。・容体がひどかったらどうしようと思っていました。安心しました。・どうか、経過に関わらずお大事になさってください。・お二人での配信が再びできる日を心待ちにしています。病からの回復には、体力を使うもの。あせらずゆっくりと治し、全快の知らせを届けてほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年01月14日クリスマスイブの12月24日、安倍晋三元首相(67)が公式YouTubeチャンネル(あべ晋三チャンネル)に「ピアノを弾いてみました」と題して7分ほどの動画を投稿し、話題を呼んでいる。投稿した動画は、10月に開催されたジャパン・スピリットコンサート2021のために撮影したピアノ演奏ビデオを、自身のYouTubeチャンネルで公開したもの。NHKの東日本大震災復興支援ソング「花が咲く」を、やや緊張した面持ちながらも、なめらかに弾いているのだ。この動画にネットでは、シンパもアンチもザワついた。《健康を取り戻しピアノに向かう余裕に拍手》《上手くて草》《安倍晋三×ピアノなんて組み合わせ、まったく予想してなかった》動画の中で安倍氏は、「実は私はピアノを小学校1年生時ぐらいまでやっていて、せいぜいバイエルを終える程度」と、恥ずかしそうに60年ぶりに練習したことを明かしている。首相を辞任する理由の一つとなった持病の悪化から1年以上たち、すっかり体調も良くなっているようだ。安倍氏は2021年11月、自民党最大派閥・清和研の会長を衆院議長になった細田博之(77)の後を受けて就任。“安倍派”の領袖となり、岸田文雄首相(64)も常に顔色をうかがわなければならない存在となっている。「総裁選で岸田首相が勝利したのも、安倍氏の支援あってのことでした。先日岸田政権が打ち出した“アベノマスク”廃棄の方針を打ち出すのにも、首相が直接安倍氏に何度か電話するくらい気を遣っています」(官邸担当記者)だが、“キングメーカー”として振る舞い出している安倍氏が「ピアノを弾いてみた」動画を投稿した背景を、ある自民党幹部はこう皮肉る。「わざわざピアノを弾いた動画をYouTubeに投稿したのは、単なるイメージアップということ以上に、林さんを意識しているからなんじゃないかと思いましたよ」■安倍氏が警戒するのは、政界屈指の“バンドマン”“林さん”とは、林芳正外相(60)のことだ。林氏といえば、前回の衆院選で参院議員から衆院議員に転じるために、党本部の方針に反旗を翻す形で、山口3区から出馬。当時現職の河村建夫元官房長官を破って当選を果たした。「林さんは以前から、『首相を目指す』と公言し、2012年の自民党総裁選に出馬したこともあります。所属する岸田派のなかでもキャリアは十分で、早くも“ポスト岸田”の有力候補とされています。林さんは、12月上旬にイギリス・リバプールで行われたG7外相会合の夕食会が開催されたビートルズ・ストーリー博物館で、ジョン・レノンの代表曲『イマジン』をピアノで弾いていたことが話題になりました。じつは彼は、永田町でも有数のバンドマンなんですよ」(同前・自民党幹部)じつは林外相は、Gi!nz(ギインズ)という自民党所属議員で構成される音楽ユニットに所属し、ピアノを担当しているのだ。「ギインズはアルバムを2枚出していて、林さんのピアノの腕前はプロ級ですよ。小さいころからのビートルズファンで、ベースやギターも非常に上手いし、バイオリンも弾ける。昔っからバンドをやっていることは有名で、政界であれだけ楽器を弾きこなせる人はそうそういませんよ」(自民党中堅議員)そんな林氏と安倍氏には浅からぬ因縁がある。「安倍家と林家はともに下関市が地元で、中選挙区制時代の父親の代は激しい選挙戦を繰り広げていました。安倍さんの父・晋太郎さんは福田赳夫元総理の側近で、林さんの父・義郎さんは田中角栄元総理の側近だったことから、“下関の角福戦争”とまで言われたほど。小選挙区制の時代に入ると、下関市の山口4区は晋太郎さんに、義郎さんは比例中国ブロックに回って決着しました」(前出・自民党幹部)だが、再び不穏な空気が流れているのだという。「一票の格差是正のために、現在4つある山口県の小選挙区が、2022年以降の衆院選から3つに減る見通しです。しかし下関市を含む新しい選挙区をめぐっては、安倍氏と林氏双方の支持者の間で、どちらを公認候補とするか、早くも緊張感が漂っています。安倍氏は選挙がめっぽう強いので山口県連は総出で支持していると思われがちですが、じつは県連のなかには林氏のシンパが多く、だからこそ山口3区で河村氏を破ることができたといわれています」(与党担当記者)歴代最長の在任期間記録を樹立した安倍元首相といえど、選挙の強さにも陰りが見えてきた。「2017年の総選挙では、安倍さんは10万票以上集めていましたが、前回は地元に入って選挙戦を戦ったのにも関わらず、得票数は約8万票と、約2万票も減らしています。下関市には今でも林さんを支持する人も多いし、“再び山口県から首相を”という期待を林さんに寄せる声は根強いものがあります。ゆえに今度の区割り変更には、安倍さんもあぐらをかいたままではいられないという状況があるのです」(前出・自民党幹部)“下関のピアノ戦争”が泥仕合とならなければいいが――。
2021年12月28日11月10日に召集された特別国会で、岸田文雄首相(64)が第101代首相に選出され、第2次岸田内閣が発足した。10月末に行われた衆議院選挙では、立憲民主党の辻元清美氏(61)など意外な大物議員が落選。硬直化が進む日本の政治にも変化の風が吹くかと思いきや、依然、強い勢力を誇っているのが世襲議員だ。河野洋平氏(84)を親に持つ河野太郎氏(58)や、かつての総理大臣である小泉純一郎氏(79)の次男・小泉進次郎氏(40)といった有名二世議員が続々と当選。親の地盤を引き継いだ議員らの底力を見せつける結果となった。そこで、本誌はWEB上で「落選してほしかった世襲議員」についてのアンケートを実施し、ランキングを作成した。約200人から回答を得た結果は、以下の通りだった。【今回の衆院選で落選してほしかった世襲の衆議院議員は誰ですか?】(回答:2021年11月2日〜11月7日)1位:麻生太郎氏(40.4%)2位:安倍晋三氏(25.5%)3位:甘利明氏(7.5%)3位:小泉進次郎氏(7.5%)5位:小沢一郎氏(5%)6位:鳩山二郎氏(3.1%)7位:河野太郎氏(2.5%)8位:小渕優子氏(1.9%)40%と圧倒的1位だったのは麻生太郎氏。“九州の帝王”とも呼ばれる麻生家出身で、父親は衆議院議員を3期務めた麻生太賀吉さん(享年69)。昨年10月に菅内閣の閣僚の家族分を含めた資産が公開された際、麻生氏は6億4,845万円とトップだった。そんな庶民離れした感覚が、「(カップ麺について)1個400円くらい?」「温暖化で北海道の米がうまくなった」といった、これまでの失言を招いていると批判を受けたようだ。以下のようなコメントが寄せられた。「数々の失言から見える本音が受け入れがたい。国民を馬鹿にしている。」(60代女性・専業主婦)「金銭感覚が金持ちのものさしなので。考え方や発言に同意できない。」(50代女性・専業主婦)「裕福なご家庭に育ち、国民に対して『下々の皆さん』などと口を滑らすような国民に寄り添えない人に国政は無理」(50代女性・専業主婦)■2位は“説明責任を果たしていない”あの人25.5%の得票率で2位に選ばれたのは安倍晋三氏(67)。父親は衆議院議員を11期務め、自由民主党幹事長や内閣官房長官などを歴任した安倍晋太郎さん(享年67)だ。総理大臣在職中に発覚した森友・加計問題や、桜を見る会をめぐる問題にたいして、説明が不十分であると厳しい指摘が相次いだ。「森友学園問題・桜を見る会など、不透明なお金の流れが多すぎる。」(40代女性・会社員)「モリカケ問題を筆頭に不透明過ぎることが多いから」(50代女性・専業主婦)「説明責任を果たしていないから。」(30代女性・会社員)同率3位となったのは、小泉進次郎氏と甘利明氏(72)。元総理大臣の純一郎氏を親に持つ進次郎氏だが、実力不足と指摘する声が。「親の七光りだと思うから。中身のない発言ばかりで信用できない。」(20代その他・学生)「国会議員、大臣の器とは到底思えない」(30代女性・会社員)2期衆議院議員を務めた甘利正さん(享年72)を父にもつ甘利氏。やはり、報じられている金銭問題についての不十分な説明で信頼を大きく損なっているようだ。「金銭問題についてしっかり説明されてないから。」(20代女性・会社員)「有耶無耶な問題を説明せずに当選すると思っていたのか疑問。」(30代女性・会社員)果たして、彼らは任期中に親譲りではない政治家としての”底力”を見せることができるのかーー。
2021年11月13日ラサール石井(66)のTwitterでの発言が波紋を呼んでいる。ラサールは10月21日、自身のTwitterで朝日新聞の記事を引用。内容は、安倍晋三元首相(67)が「立憲民主党が政権を握れば、日米同盟の信頼関係は失われてしまうのは間違いない」と街頭演説で訴えたというもの。そして「どうなるかいっぺん試してみたら?/そちらも『コロナ禍に自民政権だったせいで死ななくていい人まで死んだ』人体実験を試したんだから」とツイートしたのだ。自民党政権によるコロナ対策を「人体実験」と表現し、政権批判を繰り広げたラサール。だがこの「人体実験」という言い回しを巡って、Twitter上では非難の声が続出している。《言っていいことと悪いことがあるでしょうが。そんなことも分からんのですか。情けない……》《コロナ禍でずっと感じてはいましたが、こういうツイートを見てしまうと、ますます本当に怖いのはウイルスではなく人だと感じますよ。自らの主張のために人体実験なんて単語を使い、亡くなられた方までも利用するんですね》《これはアウトですね。『政府が人体実験をした』という明確な根拠を示さないと単なる誹謗中傷。こんな発言をすると、貴方の全ての発言に信憑性が無くなりますよ》さらに《志村けんさんも人体実験の材料だったのですか?言葉を選ぶべきですよ》など、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなったコメディアン・志村けんさん(享年70)の名前を挙げたコメントもあった。志村さんの主演舞台「志村魂」で脚本・総合演出をラサールが務めるなど、親交の深かった2人。志村さんが亡くなった際、ラサールは本誌に「もっともっと笑わせて欲しかったけど、ゆっくり酒を飲んで休んでください」と追悼文を寄せていた。たとえ盟友の死を受けてヒートアップしていたとしても、あまりにも不適切すぎると批判が殺到したラサールの発言。投稿は22日時点で削除されておらず、波紋は広がっている。
2021年10月23日「ポスト管」を決める9月29日投開票の自民党総裁選に向け、候補者同士のつば競り合いが連日盛り上がりをみせている。そんななか本誌は2000年代に在任した歴代首相のなかで「再び首相になってほしい人」についてのアンケートを実施し、それをもとにランキングを作成。回答したのは男女150人。結果は、以下の通りだった。【2000年代の歴代首相のなかで「再び首相になってほしい人」は?】(回答:2021年9月9日~9月12日)1位:小泉純一郎(30%)2位:安倍晋三(11.3%)3位:菅直人(9.3%)4位:鳩山由紀夫(6.7%)5位:菅義偉(4.7%)6位:麻生太郎(1.3%)6位:福田康夫(1.3%)8位:森喜朗(0.7%)9位:野田佳彦(0%)見事1位となったのは、小泉純一郎氏(79)だ。在任中に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との首脳会談を2回行い、日本人拉致被害者を5人帰還させた手腕や郵政民営化を推し進めるなどリーダーシップを評価する声が多く寄せられた。「何でもすぐ本気で取り組んでくれたし、国民の事、拉致被害者にしても何でも尽力を尽くしてやってくれた首相なので」(40代男性・会社員)「カリスマ性がある」(50代女性・専業主婦)「拉致問題を解決助けるのに力強いを注いだのに他の総理覇何もしないかったから」(70代以上女性・無職)「型破りな小泉さんが、ぐいぐいと政治を推し進めて行く感じをまた感じたい」(50代女性・専業主婦)■2位は安倍晋三前首相「外交も経済も安定していた」続いて2位にランクインしたのが、安倍晋三前首相(66)。第二次安倍内閣では憲政史上最長となる7年8カ月在任し、ドナルド・トランプ前大統領(75)との友好的な外交関係や”アベノミクス”といった経済政策を評価する声が多く寄せられた。「外交も経済も安定してた」(30代女性・会社員)「10万配ってくれたから」(30代男性・公務員)「長期政権で日米安保、TPPなど日本にとって重要な課題に取り組んできたこと」(40代男性・会社員)在任中に“森友学園問題”や“桜を見る会”など数々の疑惑も報じられた安倍前首相だったが、次のような声も。「1番日本が平和だったから」(30代女性・専業主婦)「国民最優先」(30代女性・会社員)そして3位にランクインしたのが、菅直人氏(74)。2位の安倍前首相との差は、わずか2%。2位の安倍前首相に“悪夢の民主党政権”と非難されたこともあるものの、東日本大震災時の対応を支持する声があがっていた。「原発事故の時に真摯に対応していたから」(50代女性・会社員)「3.11の際に体育館で避難している方に非難されて、その場で謝罪して対応したのは誠実だと思う」(30代男性・会社員)「一番庶民の暮らしをわかっている」(50代女性・会社員)「メディアの自由度が現在とは比べ物にならない位、高かったから。大震災が発生していなければ、もっと長く首相を務めることができたと思います」(50代女性・会社員)何を期待するかによって、回答が分かれることとなった今回のアンケート。しかし、36%と最も多くの回答を獲得したのが、なんと「再任してほしい人はいない」だったのだ。国民がこぞって再任を希望するような首相は今度の総裁選から果たして誕生するのか――。
2021年09月24日元モーニング娘。の安倍なつみが11日、東京・千代田区で催された劇場アニメ『パウ・パトロール ザ・ムービー』(8月20日公開)の公開直前トークイベントに、声優の潘めぐみとともに出席。40歳の誕生日をサプライズでお祝いされて「自分が40歳って全然実感がない」と本音を吐露した。安倍は今回、3年ぶりのメディア露出。イベント前日の10日に40歳の誕生日を迎えたことを受けて、潘から花束でお祝いされた。安倍は誕生日当日にも家族からお祝いされたと明かして「自分が40歳って全然実感がない。でもどうやら現実のよう(笑)。なんか、40年も生きてこられたってすごい感謝だと思います。昨日は感謝の気持ちであふれる一日でした」と話した。現在は、男の子2人の育児に奮闘中。「毎日予想もしないことが次々起きる。兄弟喧嘩はするしケガはするし。今はステイホームの時間も長いので、頭が真っ白になる出来事もある。寝かしつけがゴールだと思っていて、何とかたどり着いたときに、達成感と言いますか、『自分がんばったな!』と思う瞬間でもある」と日々の苦労を語った。また「男の子のママになるってスゴい」と漏らし、「うちの子が昆虫にハマっていて、カブトムシを取りに行ったんです。私は虫が苦手だけど、今、カブトムシ触れるんですよ! 私にとってスゴいことで、まさか自分がカブトムシをポッと持って、手足がワチャワチャ動くのを眺めながら虫の生態を調べたり、子どもたちと一緒に学んだりする日が来るとは思いもしなかったです」と自身の変化に驚きを示した。同映画は、放送3年目を迎えるTVアニメ『パウ・パトロール』シリーズの劇場版。巻き起こる様々なトラブルを、正義の味方でキュートな子犬たちが解決する様を描く。元々親子でファンだったという安倍は、新キャラクター・リバティの声を担当した。
2021年08月11日安倍晋三前首相(66)が辞任してから約9カ月。6月22日に、財務省の公文書改ざん問題の経緯を記録した”赤木ファイル”が、自殺した赤木俊夫さんの妻・雅子さんに開示された。首相の職も離れてもなお、森友学園問題や桜を見る会問題などで、いまだに疑惑を指摘され続ける安倍氏。だが、あるベテラン政治部記者によれば、「永田町には、いまだに“安倍再々登板説”が流れています」と話し、こう続ける。「自民党内の当選3回以下の議員、いわゆる“安倍チルドレン”たちなどが、再び首相に担ごうと、安倍氏に働きかけているんです。強硬な保守派や自民党が優勢な地方を中心に、安倍氏や妻・昭恵さんの人気は、現在でも根強いものがあります。昭恵さんにも、『ご主人に再々登板をぜひすすめてください』というメッセージが届いているそうなんです」そうした“安倍チルドレン”たちの動きを知ってか知らずか、安倍夫妻への警護は、菅義偉首相(72)と同じレベルの体制が続いている。6月24日、東京・渋谷区にある安倍夫妻の自宅マンション周辺は、首相だったころと同じ物々しい警備がいまだに敷かれていた。大通りには機動隊車両が待機し、自宅に続く道路はバリケードで封鎖され、数メートルおきに警官が立っている。政治評論家の有馬晴海氏は、こう解説する。■「俺ならもっと厳しめにやるのにな」「安倍氏は、菅政権の“生みの親”と言っていいほど、現政権への影響力が強い。警護レベルの高さは、警視庁が重要人物と判断しているということにほかなりません。永田町に“安倍再々登板説”が流れている以上、警視庁も配慮しているのでしょう」持病の潰瘍性大腸炎が悪化して辞任した安倍氏だが、「新薬の免疫抑制剤が効き、かなり回復したそうです」(政治部記者)という。再び、政治家としての血が騒ぎはじめているのか――。「ゴルフに出かけられるほど体調を戻し、講演や会合にも積極的に出るようになった安倍さんを、菅総理も警戒しています。5月に緊急事態宣言が延長されることが決まったとき、安倍さんは、『俺ならもっと厳しめにやるのにな』と漏らしていました」(自民党幹部)安倍首相は、『月刊Hanada』7月号のインタビューで、“ポスト菅”に言及したことも波紋を呼んでいる。インタビューでは、《自民党は人材の宝庫ですから》と、茂木敏充外相(65)、加藤勝信官房長官(65)、下村博文政調会長(67)、岸田文雄元外相(63)の名前を挙げていたが、「安倍さんの底意地の悪さを感じます」と、前出・自民党幹部は苦笑する。「メディア各社の世論調査で、“次の総理”の1位に挙がる河野太郎行革担当相(58)の名前を挙げなかったんです。安倍氏が挙げた4人は、どの社の調査でも河野氏と順位に開きがある。永田町には、『安倍さんはまだやる気だ』と皮肉る人もいますよ」総選挙がある今年。永田町では“在職歴代最長首相”の存在感が再び増している――。
2021年06月29日この夏、日米同時公開される映画『パウ・パトロール ザ・ムービー』にて、新キャラクターのダックスフンド、リバティの吹き替えを映画声優初となる安倍なつみが担当することが決定した。2019年4月よりテレビ東京系で放送中、現在、放送3年目を迎え、主要配信プラットフォームでも配信中のアニメシリーズ「パウ・パトロール」。巻き起こる様々なトラブルを、正義の味方でキュートな子犬たちがパウっと解決する物語となっている。2018年のベストマザー賞以来、約3年ぶりのメディア露出となり、本作が映画吹き替え初挑戦の安倍さんが担当するのは、キュートなビジュアルが印象的なダックスフンドのリバティ。親子揃って本作のファンだったことから、今回の起用に繋がったそう。大都会のアドベンチャーシティで生活をしていたリバティは、ひょんなことからパウ・パトロールへ任務を依頼し、自らも手伝うことに。安倍さんは「3年振りということもあり緊張もしましたが、ワクワクとした気持ちのほうが勝っています。アフレコをやっていてもそうですが、この映画の中でリバティがどんなふうに活躍するんだろうと演じながらワクワク楽しんで演じました」と参加した感想を明かし、「お子さんはもちろん、親も夢中になれるような作品になっていて、映像も音楽も全てにおいてパウジョンアップしています。みんなで観に行って楽しんで、家族で盛り上がってもらえればなと思うので、楽しみに待っていて欲しいです」とコメントしている。さらに今回、リバティの姿も描かれたポスタービジュアルも到着。パウ・パトロールの仲間たちが住むアドベンチャー・ベイから、新たに本作でアドベンチャーシティへ飛び出すリーダーのケント、警察犬のシェパード・チェイスや、消防犬のダルメシアン・マーシャル、工場作業が得意なブルドッグ・ラブルなどお馴染みのキャラクターが登場している。『パウ・パトロール ザ・ムービー』は8月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:パウ・パトロールザ・ムービー 2021年8月20日より全国にて公開©2021 Paramount Pictures. All rights reserved. ■
2021年06月17日元モーニング娘。の安倍なつみが、8月20日に日米同時公開される映画『パウ・パトロール ザ・ムービー』で、映画声優に初挑戦することが17日、発表された。2019年4月よりテレビ東京系6局ネットで放送中の人気テレビシリーズ『パウ・パトロール』は、巻き起こる様々なトラブルを、正義の味方でキュートな子犬たちがパウっと解決する物語。「パウフェクト!」を合い言葉に、元気と笑顔を届けている。現在放送3年目を迎え、NetflixやAmazon primeなど各種主要配信プラットフォームでも配信。さらに海外では、計160カ国以上で放送、3億5000万世帯が視聴、公式YouTubeの再生回数は50億回以上を超える。そして今夏、映画『パウ・パトロール ザ・ムービー』が、“みんなが知らないお話”を引っさげてスクリーンへ。そしてこのたび、キュートなビジュアルが印象的なダックスフンドの新キャラクター、リバティの吹き替えに安倍なつみが決定。大都会のアドベンチャーシティで暮らしつつも、下町育ちで元気いっぱい好奇心旺盛な女の子を演じる。アドベンチャーシティで生活をしていたリバティは、ひょんなことからパウ・パトロールへ任務を依頼し、自らも手伝うことに。悪いことがあれば恐れず、すぐに立ち上がるリバティの誠実さややる気は、パウ・パトロールの仲間たちとも相性抜群。パウフェクトなチームワークで大活躍していく。安倍は2018年5月のベストマザー賞以来、約3年ぶりのメディア露出となり、更に本作が映画吹替え初挑戦。2歳と4歳の息子のママである安倍だが、親子揃って『パウ・パトロール』のファンだったことから今回の起用につながった。母になってから子どもとアニメを観る機会が増え、吹替えにも興味があったという安倍は「3年ぶりということもあり緊張もしましたが、ワクワクとした気持ちのほうが勝っています。アフレコをやっていてもそうですが、この映画の中でリバティがどんなふうに活躍するんだろうとワクワク楽しんで演じました。この作品は、お子さんはもちろん、親も夢中になれるような作品になっていて、映像も音楽も全てにおいてパウジョンアップしています。みんなで観に行って楽しんで、家族で盛り上がってもらえればなと思うので、楽しみに待っていて欲しいです。私自身も8月の公開が待ち遠しくて仕方ないです!」と喜びをあらわにしている。また、ポスタービジュアルも併せて公開。新キャラクター・リバティの姿はもちろん、パウ・パトロールの仲間たちが住むアドベンチャー・ベイから、新たに本作でアドベンチャーシティへ飛び出すリーダーのケント、警察犬のシェパード”チェイス”や、消防犬のダルメシアン”マーシャル”、工場作業が得意なブルドッグの”ラブル”など、お馴染みのパウ・パトロールたちが集結。困った人々を助けるため、ポリスカーやファイヤートラック、フライングヘリなどを大都会で乗りこなし、パウッと出動する彼らの活躍に期待が膨らむビジュアルとなっている。(C) 2021 Paramount Pictures. All rights reserved.
2021年06月17日5月7日、政府は東京など4都府県に出している緊急事態宣言の期限を5月末までに延長することを決定した。これ以上の新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、多くの人々が“我慢”を強いられるなか、自民党の重鎮たちが発起人に名前を連ねる大型パーティの計画が進行しているという。催しの名称は《池口恵観大僧正宿老就任祝賀会(※恵観は旧字)》。すでに発送されている招待状には、6月4日18時半から東京・千代田区内にある超一流ホテル、7月29日の18時半から京都市内の超一流ホテルで開催予定となっている。ちなみに千代田区内のホテルのHPによれば会場は、正餐なら1,000名以上、立食なら2,000名以上の収容が可能だという。招待状のあいさつによれば、池内氏が就任した“宿老”とは、高野山真言宗では最高位の役職だという。《宿老とは高野山真言宗を大所高所から見守り時には進言・建言する最高位の役職であり誠に光栄なことと感激すると同時にその重責に改めて威儀を正しているところでございます》多くの政治家との交流があることから“永田町の怪僧”というあだ名もある池口氏。招待状に記載されている発起人たちはそうそうたるメンバーだ。その一部を紹介すると……元内閣総理大臣小泉純一郎前内閣総理大臣安倍晋三自由民主党幹事長二階俊博自由民主党国会対策委員長森山裕慶應義塾大学名誉教授・元国務大臣竹中平蔵ジャーナリスト櫻井よしこ政治評論家の有馬晴海さんはこう語る。「池口恵観氏は鹿児島県出身の僧侶です。もともと鹿児島県の議員からの紹介で、中央政界への人脈を広げていきました。例年、6月は政治家たちのパーティも多い時期ですが、さすがに今年は自粛ムードにあります」■祝賀会では疫病退散の祈祷も!?招待状の発送日は“4月吉日”となっているが、東京では4月25日からは緊急事態宣言が発令されている。順調にいけば6月上旬は緊急事態宣言期間外ということにはなるが、招待状を受け取った人間たちのなかでも、「コロナ禍の終息が見えないなか、本当にパーティを開催するのか?」「国民たちが多くの不便に耐えているのに、政治家たちは何を考えているのか!」と、疑問や怒りの声も上がっているのだ。そこで、5月7日に祝賀会事務局に問い合わせてみた。――池口先生の祝賀会ですが、日程の変更などは検討していないのでしょうか?「予定通りに開催します」――緊急事態宣言も5月末まで延長されますが?「会場では間隔を空けて着席するようにしています」――どのぐらいの方が出席するのでしょうか?「まだ余裕はありますが、(席は)埋まってきています」――参加を取りやめる発起人はいないのでしょうか?「いえ、変更はありません。多くの方たちに恵観の祝賀に賛同いただければ幸いです」もちろん、池口氏もコロナ禍を意に介していないわけではないようだ。招待状にはこんな文面も書かれていた。《この祝賀会の席では私が皆さま方に真言密教の秘法と言われる疫病退散の祈りをさせていただきますこの祈りが日本が新型コロナ禍の苦界から解放されるきっかけになればと願っています》自民党の重鎮たちには“疫病退散の祈り”に頼るばかりではなく、コロナから日本を救うための舵取りをもっとしっかりとお願いしたいものだ――。
2021年05月08日「菅義偉首相や東京都の小池百合子知事を含め、オールジャパンで対応すれば何とか開催できると思う」「日本だけではなく、世界が夢や希望が持てる、そういう大会にしていきたい」5月3日放送の『BSフジLIVE プライムニュース』で、こう発言したのは安倍晋三前首相(66)。番組冒頭では第2次安倍政権を振り返って、「自分がやりたいことをどんどん展開していくことではなくて、国民が何をまず望んでいるのかを考えながら戦略的に優先順位を決めた」と“強み”を自ら分析していた。残すところ80日と迫ってきた東京五輪。13年9月のIOC総会で演説をするなど、安倍前首相は積極的に五輪招致に携わってきた。招致に成功するも、昨年3月に安倍氏がIOCのバッハ会長と合意したことで五輪は1年延期。各紙によると、安倍氏が電話会談で1年延期の提案を伝え、「遅くても21年の夏までに」と強調したという。昨年11月には五輪の普及や発展に貢献したとして、IOCから功労章「オリンピック・オーダー」が贈られた安倍氏。その際に、「東京大会はどんなに打ちひしがれても何度でもまた立ち上がる、人間の気高さをたたえる大会になる」とコメントしていた。しかし、その約2カ月後の今年1月には、2度目となる緊急事態宣言が発出される事態に。さらに現在は3度目となる宣言が発出され、複数の変異株による感染拡大や医療逼迫が深刻化している。国内では「五輪は延期・中止すべき」といった声が広がっており、海外からも警鐘が鳴らされている。イギリスのタイムズ紙は3月に、「中止する時が来た」「開催は世界へのリスクだ」と主張。アメリカのサンフランシスコ・クロニクル紙も5月3日に、「五輪は開催されるべきではない」と訴えている。■思い返される「布マスク2枚」や「うちで踊ろう」このような状況で国民が“オールジャパン”になれるほど、首相時代の安倍氏はコロナ対策を実施してきただろうか。「安倍氏は大規模イベントの自粛を真っ先に要請しながらも、水際対策の強化には慎重でした。昨年4月に中国の習近平国家主席の国賓来日を控えていたことから、入国制限の判断を躊躇していたといいます。実際に習氏の来日延期が発表された直後に、ようやく方策を打ち出しました。また安倍氏は“肝煎り政策”として、全戸向けで260億円、介護施設などに向けたもので247億円もの税金を使った布マスクを配布。不織布マスクに比べてフィルター効果が薄いと指摘され、さらには検品のため配布が遅延するなど混乱を招きました。他にも、星野源さん(40)の『うちで踊ろう』の動画に合わせてくつろぐ姿を公開。補償もなく自粛を求められる国民から非難が殺到し、逆効果の結果となりました」(全国紙記者)昨年4月、国会で五輪開催を「人類がコロナに打ち勝った証」と熱弁していた安倍氏。収束しないまま退陣したにも関わらず、意欲を示す姿勢に批判が殺到している。《すげえな。これだけ感染が拡大してるのに、一時の当事者だったこいつがこの発言。レベル高すぎて絶句やわ》《よくもまぁ、他人事みたいにおっしゃいますなぁ》《日本だけでなく世界が失望し、多くの国民が開催に反対する中でオールジャパンなど不可能。根性論で「何とか開催できる」状況ではない》
2021年05月04日菅義偉首相(72)が4月30日、「5連休は不要不急の外出や帰省など控えて」と呼びかけた。しかし、「支離滅裂だ」などと厳しい声が上がっている。菅首相は同日、「東京や大阪では人出が減少し始めているが、感染者数は高止まりが続いている。引き続き酒の提供の停止、人流を抑える対策が必要だ」とコメント。そして「あすから5連休に入る。不要不急の外出、行楽、帰省を控えていただきたい。国民に心からお願いを申し上げたい」と総理大臣官邸で話した。しかし遡ること、昨年4月。当時の安倍晋三首相(66)のもと、政府は「Go To キャンペーン」を決定。特に波紋を呼んだのは、観光業などへの需要を喚起するという名目の「Go To トラベル」。そして1度目の緊急事態宣言が終了した直後に、税金を使ってまで“旅行せよ”と政府は唱えていたのだ。また菅首相も同年12月、「いつの間にかGo Toが悪いことになってきちゃったんですけど、移動では感染しないという提言もいただいていた」とニコニコ生放送で発言していた。しかし、その3日後に突然「Go To キャンペーン」を停止すると発表した。そして現在、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなか、多くの国民が東京五輪に不信感を募らせている。しかし菅首相は先月30日、東京五輪・パラリンピック組織委員会が日本看護協会に“大会の医療スタッフとして看護師約500人の確保を要請したこと”について「休んでいる方もたくさんいると聞いている。可能だと考えている」と発言。7月開催への意欲を示している。「旅行に行け」と言ったかと思えば、「5連休は外出を控えて」と発言。しかし多くの人の行き来が予想される東京五輪については、何としても開催しようとしているーー。そうした軸のブレた菅首相の言動に、ネットではこんな声が上がっている。《菅首相が連休に「行楽や帰省は控えて」だと!よく言うわ!昨年夏休みの始まる前にはGoToトラベルやGoToイートを盛んに宣伝しまくっていたのだ!》《「あすから5連休、不要不急の行楽や帰省を控えて」いや、不要不急の五輪を押し通そうとしている人に言われても…》《不要不急の行楽?ん?五輪のことだよね??》《施策、発言が支離滅裂だ》
2021年05月02日「なかなか、捏造体質は変わらないようだ」朝日新聞をこう糾弾したのは安倍晋三前首相(66)。これは4月22日に行われた講演で、安倍氏が語ったもの。毎日新聞によると、講演で安倍氏は朝日新聞から批判を受けてきたことを語ったうえで、若手議員へ「ずっと批判され続けても首相になったので君らもしっかり批判されろと言っている」と檄を飛ばした。また“捏造”の具体例については明示しなかったという。安倍首相といえば、これまでたびたび朝日新聞へ“反撃”してきたことで知られている。同紙の韓国の従軍慰安婦を巡る一連の報道について、14年10月に国会で「この誤報によって多くの人々が傷つき、悲しみ、苦しみ、そして怒りを覚えたのは事実であります。日本のイメージは大きく傷ついたわけであります」と批判。また17年、同紙は森友学園側が「安倍晋三記念小学校」という校名を記した設立趣意書を提出したと報道するも、実際の表記は「開成小学校」で“誤報”と問題に。18年2月に自民党の若手議員がその問題をフェイスブック上で取り上げた際は「哀れですね。朝日らしい惨めな言い訳。予想通りでした」と安倍氏自らコメントをしていた。ふたたび舌鋒鋭く“宿敵”を批判した安倍氏だが、果たして自身は“清廉潔白”といえるのだろうか。19年5月に表面化した“桜を見る会問題”では、様々な疑惑が噴出。「桜を見る会」の趣旨が各界の功労者などを慰労することでありながら、安倍氏や自民党議員の支援者を多数招待していた疑いがもたれている。また会前夜に行われた安倍氏の後援会が主催する夕食会では、安倍氏側は5年間で総額約2300万円をホテル側に支払っていた。しかし、参加者からの会費総額は1400万円で、不足分の約800万円を安倍氏側が負担したとみられている。この補填額の大半は政治資金収支報告書に記載されておらず、政治資金規正法違反を指摘する声が相次いだ。疑惑に対し当初、国会などで「事務所が補填した事実は全くない」と真っ向から否定していた安倍氏。しかし、昨年12月に立憲民主党は安倍氏が首相在任中に国会で行った同疑惑への答弁のうち118回が虚偽答弁に上るとする調査結果を発表。安倍氏もその後、「全ての国会議員に深く心よりおわびする。国会に対する国民の信頼を傷つけることになった」と謝罪に追い込まれる事態となっていた。そんな安倍氏だけに、今回の朝日新聞への“捏造批判”には冷ややかな反応も散見された。《これぞブーメラン》《自分のことかな?》《おもいっきり捏造体質の人に、捏造体質だ、と言われても…》
2021年04月24日