カラリと揚げた鶏肉を甘酢ダレに漬け、タルタルソースをたっぷりかけて食す。チキン南蛮は今や全国の食卓でもおなじみの料理だ。その発祥の地がは宮崎県であることは知られているが、当然ながらある時を境に県下全域で一斉に食べられ始めたのではない。そのふるさとを探っていく内に分かったのは、意外にも日本有数の企業城下町の生まれということだった。チキン南蛮といえばココ!といわれるほど、よく知られているレストラン「おぐら」。その本店が宮崎市にあるため、チキン南蛮のルーツはてっきり宮崎市だと思っていた。ところが、「チキン南蛮発祥のまち」としてPR活動をしている街が他にあるという。宮崎市から北に向かって車で走ること2時間余りのところに位置する、宮崎県北部の中心的な街・延岡市である。早速まちおこしグループ「延岡発祥チキン南蛮党」を訪ねてみた。このグループは2009年に発足。「延岡を元気にしたい」とチキン南蛮を愛する市民が市や観光協会の支援のもと、チキン南蛮を出すお店のマップ作成やキャラクター作り、チキン南蛮食べ歩きとまち歩きをセットにした「チキなんウォーク」の開催などを行っているという。また、「B-1グランプリ」を主催する愛Bリーグにも加盟するなど、活発に活動をしている。話を聞いてみると、チキン南蛮は昭和30年代にこの街で人気を誇っていた「洋食屋ロンドン」のまかないが原型だと分かった。さらに面白いことに、これをもとに甘酢ダレで食べるタイプと、おなじみのタルタルソースで食べるタイプとの2系統の味が生まれたという。甘酢ダレは今も延岡市内で看板をあげる「お食事の店直ちゃん」がルーツ。先代の故・後藤直さんが試行錯誤の末に作り上げ、2代目がその味をかたくなに守っている。かたやタルタルソースで食べるのは「おぐら」の創始者である故・甲斐義光さんによるアイデアだ。マヨネーズ作りから始まるタルタルソースはオリジナルの味で、おぐらではサラダなどを盛り合わせた典型的な洋食スタイルで提供していた。では、なぜチキン南蛮が全国区になったのか。その鍵はおそらくおぐらが握っているようだ。おぐらは昭和40年代の宮崎観光ブームもあって店をチェーン展開した。支店が増えるとともに、タルタルソース味は宮崎県民に支持されて県下に浸透。それがいつしか観光客の口コミにのって全国に広まったと考えられる。2大ルーツの味とはどんなものか。まずは直ちゃんを訪ねてみた。店内に入ると、カウンターが目に飛び込んできた。その前に並ぶ緑色の丸イスがレトロな雰囲気を醸している。オーダーして待つことしばし。出てきたチキン南蛮はお皿にデンとのり、かなりの迫力。タルタルソースがかかっていない分、とてもシンプルな印象だ。揚げものでありながらさっぱりした味わいで、ギトギトした油っぽさは感じられない。お店の方によると、宮崎県産の鶏のムネ肉をサックリ揚げ、秘伝のタレにくぐらせているという。かんきつ系の香り漂うタレが食欲をそそる。あと口もさわやかなだけに酒の肴にもぴったりで、左党に好まれているそうだ。一方、おぐらはどうだろうか。昭和46年開店の大瀬店にうかがう。こちらは明るい雰囲気のファミリーレストランといった造りだ。こちらのチキン南蛮も洋食スタイルで提供。キャベツに寄り添うようにチキンが盛りつけられ、その前面にタルタルソースが広がる。背筋を伸ばしていただきたくなるような、洗練された装いだ。ムネ肉は食べやすいように数ピースに分けて揚げてある。彩りを添えるタルタルソースはやや甘めでまろやかな味。ピクルスを使わないのが特徴で、子どもにも好評だという。延岡発祥チキン南蛮党によると、市内ではこの2店を筆頭に50店ほどがチキン南蛮を提供しているとか。どの店も高いレベルで味を競っており、南蛮にする際のタレとタルタルソースに店の個性が表れるという。これは泊まりがけで店巡りをしてみる価値がありそうだ。●informationお食事の店直ちゃん住所:宮崎県延岡市栄町7-12交通:JR延岡駅前を左折、徒歩約3分営業時間:11:00~14:00、17:00~20:00定休日:火曜日(月曜日は昼のみ)席数:16席駐車場:2台【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日カラリと揚げた鶏肉を甘酢ダレに漬け、タルタルソースをたっぷりかけて食す。チキン南蛮は今や全国の食卓でもおなじみの料理だ。その発祥の地がは宮崎県であることは知られているが、当然ながらある時を境に県下全域で一斉に食べられ始めたのではない。そのふるさとを探っていく内に分かったのは、意外にも日本有数の企業城下町の生まれということだった。チキン南蛮といえばココ!といわれるほど、よく知られているレストラン「おぐら」。その本店が宮崎市にあるため、チキン南蛮のルーツはてっきり宮崎市だと思っていた。ところが、「チキン南蛮発祥のまち」としてPR活動をしている街が他にあるという。宮崎市から北に向かって車で走ること2時間余りのところに位置する、宮崎県北部の中心的な街・延岡市である。早速まちおこしグループ「延岡発祥チキン南蛮党」を訪ねてみた。このグループは2009年に発足。「延岡を元気にしたい」とチキン南蛮を愛する市民が市や観光協会の支援のもと、チキン南蛮を出すお店のマップ作成やキャラクター作り、チキン南蛮食べ歩きとまち歩きをセットにした「チキなんウォーク」の開催などを行っているという。また、「B-1グランプリ」を主催する愛Bリーグにも加盟するなど、活発に活動をしている。話を聞いてみると、チキン南蛮は昭和30年代にこの街で人気を誇っていた「洋食屋ロンドン」のまかないが原型だと分かった。さらに面白いことに、これをもとに甘酢ダレで食べるタイプと、おなじみのタルタルソースで食べるタイプとの2系統の味が生まれたという。甘酢ダレは今も延岡市内で看板をあげる「お食事の店直ちゃん」がルーツ。先代の故・後藤直さんが試行錯誤の末に作り上げ、2代目がその味をかたくなに守っている。かたやタルタルソースで食べるのは「おぐら」の創始者である故・甲斐義光さんによるアイデアだ。マヨネーズ作りから始まるタルタルソースはオリジナルの味で、おぐらではサラダなどを盛り合わせた典型的な洋食スタイルで提供していた。では、なぜチキン南蛮が全国区になったのか。その鍵はおそらくおぐらが握っているようだ。おぐらは昭和40年代の宮崎観光ブームもあって店をチェーン展開した。支店が増えるとともに、タルタルソース味は宮崎県民に支持されて県下に浸透。それがいつしか観光客の口コミにのって全国に広まったと考えられる。2大ルーツの味とはどんなものか。まずは直ちゃんを訪ねてみた。店内に入ると、カウンターが目に飛び込んできた。その前に並ぶ緑色の丸イスがレトロな雰囲気を醸している。オーダーして待つことしばし。出てきたチキン南蛮はお皿にデンとのり、かなりの迫力。タルタルソースがかかっていない分、とてもシンプルな印象だ。揚げものでありながらさっぱりした味わいで、ギトギトした油っぽさは感じられない。お店の方によると、宮崎県産の鶏のムネ肉をサックリ揚げ、秘伝のタレにくぐらせているという。かんきつ系の香り漂うタレが食欲をそそる。あと口もさわやかなだけに酒の肴にもぴったりで、左党に好まれているそうだ。一方、おぐらはどうだろうか。昭和46年開店の大瀬店にうかがう。こちらは明るい雰囲気のファミリーレストランといった造りだ。こちらのチキン南蛮も洋食スタイルで提供。キャベツに寄り添うようにチキンが盛りつけられ、その前面にタルタルソースが広がる。背筋を伸ばしていただきたくなるような、洗練された装いだ。ムネ肉は食べやすいように数ピースに分けて揚げてある。彩りを添えるタルタルソースはやや甘めでまろやかな味。ピクルスを使わないのが特徴で、子どもにも好評だという。延岡発祥チキン南蛮党によると、市内ではこの2店を筆頭に50店ほどがチキン南蛮を提供しているとか。どの店も高いレベルで味を競っており、南蛮にする際のタレとタルタルソースに店の個性が表れるという。これは泊まりがけで店巡りをしてみる価値がありそうだ。●informationお食事の店直ちゃん住所:宮崎県延岡市栄町7-12交通:JR延岡駅前を左折、徒歩約3分営業時間:11:00~14:00、17:00~20:00定休日:火曜日(月曜日は昼のみ)席数:16席駐車場:2台【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月15日カレー倶楽部ルウは、エブリワン・ココストア・RICマートとコラボレートし、宮崎で話題のチキン南蛮カレーとばくだんおにぎりを組み合わせた「チキン南蛮カレーばくだんおにぎり」を、8月8日~28日までの期間限定で、エブリワン・ココストア・RICマートで販売する。「チキン南蛮カレー」は、宮崎で大ブレイク中の新ご当地グルメ。宮崎で創業35年の老舗のカレー店・カレー倶楽部ルウのカレーと、宮崎の代表的な食べ物のチキン南蛮とを組み合わせ人気を博している。「タルタル」+「甘酢たれ」+「カレー」の味が組み合わさった、今までにない新しい味わいとなっている。「チキン南蛮カレー」とコラボレートしたばくだんおにぎりは、宮崎のご当地グルメヒーロー「チキン南蛮カレー王子」が監修。特製カレー、チキン南蛮、甘酢とタルタルソースが奏でる絶妙なハーモニーが絶品のおにぎりとなっている。内容量約240gで、販売価格は230円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日「なりきる」というのとは違う。「魂をすくい取る」とでも表現すべきだろうか?井浦新は自らが演じる人物に真摯に向き合い、映画の中を生きる。「政治や思想ではなく、そうやって生きるに至った人物そのものに興味がある」という本人の言葉通り、革命を信じ内ゲバを繰り広げた極左の活動家から自衛隊の決起を呼びかけ割腹自殺を遂げた三島由紀夫、旧日本軍の軍人に怨霊伝説で後世にその名を記憶される悲劇の帝まで、イデオロギーや時代を超えて様々な人物を演じてきた。そんな彼が最新作『かぞくのくに』で演じるのは、70年代に家族と別れ北朝鮮に移住し、25年を経て病気療養のために日本に一時帰国をすることになったひとりの“異邦人”。在日コリアン2世であるヤン・ヨンヒ監督自身の体験を基にした本作で井浦さんは何を感じ、伝えようとしたのか?「答えを提示するのではなく、もっと生々しく感じてもらえるような芝居をしたい」いま現在も解決されることなく日本と北朝鮮の間にある種々の問題や現実が、前提として本作に横たわっていることは間違いないが、映画の中心を貫いているのはタイトルにもあるように、ある在日コリアンの“家族”の物語である。井浦さんは意外性を感じながら脚本を読み進めたという。「最初に監督自身と(北朝鮮に渡った)お兄さんの体験を基にしたお話と聞いていたのですが、正直、もっと政治に寄った物語なのかなと思っていましたが、読んでみたら、そうした政治的な部分は、見事に“背景”としてキッチリ収まっていて、ある家族の苦悩や在り方がしっかりと描かれていた。とは言ってもこの家族の姿を通じて、様々な問題がものすごい力を持ってあふれ出てくるのを感じました。やはり実話だからこその力を感じたし、そこに自分が参加したいという気持ちが湧いてきました」。25年ぶりに生まれ育った日本の地を踏み、家族や友人、かつての恋人と再会を果たすソンホ。井浦さんは淡々と静かな佇まいで彼を演じるが、その静けさが彼の存在感を際立たせ、声なき彼の心の叫びを見る者の胸に響かせる。「まさにその点は最も意識してやった部分です。物語自体に力があるからこそ、大げさに何かを表現するような演技は絶対にしないと決めていました。悲しい出来事を悲しく表現するのではなく、見る人に答えを提示するのでもなく、もっと生々しく感じてもらえるような芝居がしたかったんです」。安藤サクラとしか築き得なかった兄妹の関係特に感じてほしいのはソンホと家族との心の距離。映画で描かれるのはほんの数日の物語だが、そのわずかな時間の流れの中で決して劇的にではなく、少しずつその距離は変化していく。「共演者のみなさん(父:津嘉山正種、母:宮崎美子、妹:安藤サクラ)とは、事前の打ち合わせは全くないままにテストに臨んで、そこでそれぞれが考えてきたことを積み重ねて“家族”を作っていきました。やはりこれは個人ではなく家族で紡いでいく物語。みんなで距離感を探りながら自然に生まれてきたお芝居だと思います」。映画は幼い頃に別れた兄・ソンホを見つめる妹のリエの目線で描かれる。国家の命令でリエに日本での諜報部員になることを持ちかけるソンホ。彼女に自由に生きることを託すソンホ。2人の関係性を表現する上でのヤン監督との会話とリエ役の安藤サクラの存在の大きさについてこう語る。「何より考えたのは、ソンホにとってリエはどういう存在なのか?ということ。その答えは監督との話の中にありました。こちらから『お兄さんのことをどう思ってたんですか?』とは尋ねませんでしたが、監督がお兄さんについて語るときの顔が本当に嬉しそうだったんです。そんな妹をどんな思いでお兄さんは見ていたんだろうと考えながら作り上げていきました。妹に諜報員になるようにと言うなんて、ソンホのような男ならそこには苦しみしかなかっただろうし、言った後で悔いる気持ちも湧いてきたと思う。キッパリと彼女が断ってくれたことに救われもしただろうし、それを経て彼女への心の開き方もまた変わっていったと思う。そうやってワンシーンごとに積み重ね、築き上げていきましたが、それはサクラさんとでなければできなかったでしょうね。決してやりやすいだけじゃないんです。むしろやりづらかったりもするんだけど(笑)、その先に独自のソンホとリエの関係性を作れると確信しながら探っていきました」。宿題は増えていく。「ツライ」と思えるようになって楽しくなってきた冒頭でも触れたが、政治的な右左やフィクション、実話を問わずここ数年、多様な役柄を演じてきた。巡り合せもあるが役の振れ幅という点で、これほど両極端な立場の役柄をこの短い期間に演じられる俳優はそうはいないだろう。「芝居を通じて歴史上の事件を追体験することはできても、その人物そのものになることなんてできないし、ましてやその人の気持ちを僕が分かることなんて絶対にできないと思ってます。それでもその人が感じたものと近い何かを感じることはできるのでは?という思いもあって、人間そのものへの興味が尽きないです」。「ここ数年でやっと、自分がやってみたいと思っていた表現方法や求めていた役柄と出会えるようになった」とも。その過程で自身が変わっていっていることも感じており、変化それ自体を楽しんでいるようにも見える。「こうやって自分の言葉で語るようになったのも本当に最近のことです。これまでは役柄や作品どころか自分の仕事についてさえも自分の考えを語ってきてなかったですから。何で俳優をやってるのかと尋ねられたら『何となく』でしかなかったです。もちろん、そのときにできる最高の状態で仕事に向き合ってきていたと思います。でも本当に役者が楽しいと感じられるようになったのはこの数年で、きっかけを与えてくれたのは若松(孝二/『実録・連合赤軍−あさま山荘への道程』)監督で、課題を生み出してくれたのが是枝(裕和/『ワンダフルライフ』)監督です。決して何かが分かったというわけではないし、楽しいと言っても血ヘドを吐きそうなくらいツラいのが楽しいって意味ですよ(笑)。どんどん迷宮入りするし、やればやるほど分からなくなるし、宿題は増えていく。それをちゃんと『ツラい』って思えるようになって、やっと楽しくなってきました」。今回の役柄さながら、静謐さの中に確かな熱を感じさせてくれる口調だった。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:かぞくのくに 2012年8月4日より東京・テアトル新宿、大阪・テアトル梅田ほか全国にて公開© 2011 Star Sands, Inc.11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち 2012年6月2日より全国にて公開
2012年08月02日WILLER TRAVEL株式会社は、宮崎県内のさまざまな事業者(計45)と協働して交流型の観光事業を盛り上げる「観光ドキドキ交流県」構想をを企画している。このほど第一弾の取り組みとして「ドキドキ宮崎」を企画。特集サイトをウィラーサイトにて6月13日より開始している。「観光ドキドキ交流県」構想は、宮崎県の魅力である地元の人々と観光客が交流することにより、交流型の観光事業を盛り上げていくというもの。「宮崎県で旅行すると女性がドキドキする観光ブームを起こし、宮崎県が日本一の観光ドキドキ交流県になることを目指す」という。同構想には宮崎県の観光協会やカーフェリー、ホテル、飲食店など計45の企業が参画。第一弾となる「ドキドキ宮崎」は、大阪南港から宮崎県宮崎港までの往復フェリーチケット、宮崎市内のホテル1泊、宮崎県内の路線バスが乗り放題になる宮崎交通1日乗り放題乗車券のセットに、各地で40個の特典が利用できる「ドキドキパス」が付いている。また、同プランには若い女性同士の旅行や女性の一人旅でも参加しやすい特典として、海でのマリン体験メニューが付いた『海でもっとドキドキ』や、恋に効くメニューが豊富な『恋でもっとドキドキ』をプラス500円で追加することができる。「ドキドキ宮崎」は7月12日~9月28日(名古屋出発のみ7月12日~7月29日)に催行。移動手段は往復フェリー(宮崎カーフェリー2等室)で宮崎交通1日乗り放題乗車券付。対象ホテル1泊付(スタンダードシングル2名1室利用・素泊)。対象施設に泊まると、「宮崎恋旅」とのタイアップによる「恋旅キャンペーンブック」「恋旅ステッカー」「恋のオマモリ」をプレゼント。料金は1万3,800円から。詳細はドキドキ宮崎特集サイトで案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日宮崎あおい・高岡蒼佑・岡田准一の三角関係女優の宮崎あおいと俳優の高岡蒼佑が離婚を発表したのは、昨年12月の28日。離婚の原因は、宮崎とジャニーズの「V6」岡田准一との不倫だと報道された。(画像:高岡蒼佑Twitterアカウントより)この発表の翌日、元夫の高岡はTwitterで、「test2011test/空大地いつまで待っても来ないわけだ もう吹っ切れた君らにはいつか天罰が下るさ俺は人に罰は与えられない それでいいし それがいい自分はもう振り返らない 新しい一歩を踏み出す幸せになって長いことありがとう新しい朝だよ」とつぶやいている。おさまらぬ高岡の怒り月日も流れ、ほとぼりも過ぎたように思われていたが、ここ最近高岡がこの件についてツイートを再開し、話題をよんでいる。以下が、一連のつぶやきだ。「Sousuke Takaoka/truedoor2012舞台を必ず成功させたかいがために、我慢してきた。自分も彼も毎日毎日、無意味な気まずさを感じさせられて、意識して、我慢して。だけど、問題児扱いされるのは自分で。 本当は誰が社会的に問題がある人間なのか、問題ある事務所なのか。ここまでされて何であんな阿呆共を庇わなきゃいけない?」「Sousuke Takaoka/truedoor2012平気な顔して使われる側も使われる側。 都合よく見ないふりをして使う側も使う側。何処の事務所だとか遠慮しないで公平にやってみればいい。手を引っ張っただけで不倫男と何年も言われ続けてた男もいる。かたや旦那が海外に行ってる最中に人妻に手を出す不倫男もいる。 闇。これが芸能界。」「truedoor2012/Sousuke Takaoka2012/03/25(日) 21:23:20 via ついっぷる Pro for iPhone芸能界の人間は鼻くそみたいな連中ばかり。暴排条例でもわかるように。自分達は関係ありませんとばかりに一斉にサーッと逃げていく。散々利用するだけ利用しといて、立場がヤバくなったら自分達は知りません。いざとなったら簡単に裏切る情けなさ。 愛など存在しないのが芸能界。 昭和を見習え。」「truedoor2012/Sousuke Takaoka2012/03/25(日) 23:01:48 via ついっぷる Pro for iPhone今自分は幸せでも、あるフレーズを言われたりしたら思い出したくなくても、一生忘れないと思う。筋を通したり、決着してたら別。 悪者になる覚悟もあったけど、その後の対応がお粗末過ぎた。芸能界の汚さと、取り巻きの汚さのど真ん中だった。 自分はこのまま終わらすつもりもない。だから戦う。」「このまま終わらすつもりもない」としめくくられているように、今後もまだまだ高岡の「つぶやき」は続きそうである。編集部 鈴木真美元の記事を読む
2012年03月27日オリエントコーポレーションは宮崎大学と提携し、同大学に在学する保護者を対象にした、授業料の分割払いサービス「学費サポートプラン」の取り扱いを開始した。「学費サポートプラン」とは、入学金や授業料などの学納金をオリコが保護者にかわり学校に立て替え、保護者よりオリコに毎月分割で返済するというもので、宮崎大学独自の奨学生制度として導入された。リボルビング方式を採用しているため、必要な際の追加借入も一つの契約の中で簡単に行える仕組みとなっていて、負担感を軽減した無理のない返済計画での契約を可能にしている。契約者は学費を負担している保護者。対象となる費用は入学金や授業料などの学納金。利用可能金額は10万円以上500万円以内(利用累計額)。返済方法は(1)通常返済、(2)ステップ返済、(3)親子リレー返済。「利用申込書」「合格通知書の写し」「納付額記載書類写し」を添えて申し込む。申し込みを受け付けてから、半日程度で採否結果がわかる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月12日スタジオジブリの『コクリコ坂から』のDVD&ブルーレイが6月20日(水)に発売されることが発表され、これを記念して3月7日(水)に都内で宮崎吾朗監督とボイスキャストを務めた長澤まさみがトークショーを行なった。同名少女漫画を原作に、東京オリンピック開催を控えた1963年の横浜を舞台に、一人で下宿を切り盛りする女子高生・海の初恋を描き出す。昨年7月に劇場公開され、興行収入44億円超で昨年度の邦画No.1ヒット作となり、先日発表された日本アカデミー賞で最優秀長編アニメーション賞にも輝いた。この日本アカデミー賞の発表では前年度の受賞者、つまり吾朗監督と同じスタジオジブリの“麻呂”こと米林宏昌監督(『借りぐらしのアリエッティ』)がプレゼンターを務めたが、吾朗監督は「麻呂に(発表の紙に)『コクリコ坂から』って書いてなくてもそう言えって言っときました(笑)。麻呂は、もし『コクリコ坂から』じゃなかったらどうしよう?って困ってたそうです」と明かし、会場の笑いを誘った。本作の監督就任については「鈴木(敏夫プロデューサー)さんから『やらないとクビだ』って言われまして。子供もいるので」とその理由を説明。父親の宮崎駿監督が脚本を担当したが「プレッシャーはありましたね。奥歯をいつも食いしばってて、寝るときもいつも歯ぎしりしてたみたいで割れちゃいました。髪もだいぶ薄くなっちゃって…(苦笑)」と苦労をふり返った。なお、本作の製作現場における宮崎親子の“戦い”を追いかけたドキュメンタリー「NHK ふたり/コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎駿×宮崎吾朗~」のDVD&ブルーレイも5月16日(水)に発売となる。吾朗監督は「これは売らなくていいと思うんですが…」とちょっぴり渋い表情。激しい言葉で父と口論する様子なども収められているが「労わろうとは思ってるんですけどね…もう71歳ですから」とばつが悪そうに語り、隣りの長澤さんを爆笑させていた。長澤さんは自身が生まれる20年以上前の1963年という時代背景、自身が演じた主人公の海を始めこの時代を生きる人々について「毎日、同じことを繰り返すことで新たに芽生える感情や成長ってあるんだなと思いますし、お手本にしたい人たちでした」と語る。海の甘酸っぱい初恋が描かれるが、長澤さんは「私自身は自分の気持ちを言えないタイプなので、ああやって(海のように)勇気出して告白するのはカッコいいなと思いました。私は言えずに終わる方なので」と苦笑い。自身の初恋について突っ込まれると「中学のとき。静岡出身なのでやはりサッカー部の人でした」と恥ずかしそうに明かした。吾朗監督は本作が2本目の監督作となったが「映画ってこうやって作るのかとやっと分かりました。1本目は素人で何も知らず、その分、怖いもの知らずでやれて、どこか分かったような気になってたけど、そうじゃないって気づきました」と述懐。今回のDVD&ブルーレイ発売決定については「ジブリも実はそんなに余裕がなくて、経理担当の役員に引っ張られて『次はどうするの?』って言われるんです。だから1枚でも多く…」と弱気なアピールで会場は笑いに包まれた。『コクリコ坂から』DVD&ブルーレイは3月16日(金)より予約開始。6月20日(水)より発売。■関連作品:コクリコ坂から 2011年7月16日より全国東宝系にて公開© 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT■関連記事:『八日目の蝉』、日本アカデミー賞10部門獲得!主演男優賞は故・原田芳雄にヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!『ハリポタ』V2でシリーズ1,000億超えか?全米ではあのアメコミ映画が1位にレトロ調からポップカラーまで!日本女優陣を彩るサマーワンピースに注目ジブリの胸キュンキャラクター1位はトトロ!ナウシカ、キキ、パズーなどが続く
2012年03月07日岡田将生&榮倉奈々主演で話題の映画『アントキノイノチ』。公開を前にシネマカフェ読者を対象に行った試写会では、6割以上の観客が「泣けた」と回答し、さらに「絆について考えるきっかけになったか?」という質問には、実に9割の人が「はい」と答えるという結果が得られた。アンケートから明らかになった「泣ける」ポイントも様々で、映画に対する評価も多くの人が100点満点中、80点から90点の高評価を与えている。この映画の何がそこまで人の心を打つのか?アンケートの結果を発表!歌手のさだまさしの同名小説を映画化した本作。高校時代のある出来事をきっかけに心が壊れてしまった青年・杏平(岡田さん)。遺品整理という仕事を始め、仕事先で生や死と向き合い、同僚のユキ(榮倉さん)らと触れ合う中で少しずつ再生していく姿が描き出される。軒並み80点から90点という高い評価が与えられたが、そうした人々の感想の中でも多かったのはやはり「命の大切さ」についての言及。「“命”について、これほどというぐらい、真正面から向き合わせられた。死ぬことへの恐怖や悲しみが強かったけれど、途中から誰かが亡くなったことが、自分が生きていることに繋がっていて、杏平とユキのように人と出会える、と前向きに考えられるようになった」(20代・会社員)、「生きていてこそ、人は生きていることの大切さが分かるのだと改めて素晴らしいことを感じさせられました」(60代・会社員)。ほかに多かったのは、亡くなった人の部屋、荷物を整理する「遺品整理業」という仕事を初めて知ったという声。映画の中で原田泰造演じる杏平の上司・佐相は「天国への引っ越し屋」とこの仕事を表現しているが、「亡くなった人に対する“想い”が伝わってきた。大切な職業だと思う」といった感想が多く寄せられた。また、6割以上が「泣いた」という本作。具体的なシーンに関しては杏平やユキが遺品整理を行うシーンはもちろん、2人が背負っている過去を告白するシーンなどを挙げる声が多かったが、2人以外の人々に対しても熱い感想が寄せられた。「原田泰造さんが部屋を片付けているときの表情にグッと来た」(20代・主婦)、「柄本明さんの一連のシーン」(30代・会社員)。ほかにも檀れい、堀部圭亮、宮崎美子ら亡くなった家族の遺品整理を依頼する遺族や、遺品整理業の社長役の鶴見辰吾など、脇を固める実力派俳優陣の言動には思わず心揺さぶられること必至!9割の人が“絆”について考えさせられたと答えたが、「大切な人に伝えたい言葉は?」という質問に対しては、劇中で登場する「元気ですか?」という言葉に触れ「好きじゃない人や嫌いな人にも『元気ですか?』と言えるようになったら、人生が素敵になりそうです」(30代・会社員)という声や「生きていてくれてありがとう。そして、自分を生かしてくれてありがとう」(20代・会社員)と命への感謝を伝える答えが多く集まった。命について考え、その命を活かすために必要な“絆”の重要性を改めて教えてくれる映画と言えそう。東日本大震災もあり、今年ほど人との繋がりの大切さを認識させられることはなかったという人も多いはず。ぜひ、あなたも大切な人と映画館に足を運んでみては?『アントキノイノチ』は11月19日(土)より公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:“命”の繋がりを考える『アントキノイノチ』特製メモを5名様にプレゼント岡田将生のサプライズプレゼントに榮倉奈々、思わずウルリ岡田将生インタビュー自らの「生きる意味」と向き合った『アントキノイノチ』シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】岡田将生&原田泰造通訳付き映画祭公式上映にハイテンション!
2011年11月17日歌手のさだまさしによる同名小説を映画化した『アントキノイノチ』の撮影現場の写真が到着!また、主演の岡田将生、榮倉奈々に加え、共演陣として原田泰造、松坂桃李、檀れい、柄本明らが出演することも明らかになった。映画化もされた「解夏」、「眉山」(いずれも幻冬舎刊)など感動的な小説を世に送り出してきたさださんの原作を、『ヘヴンズ ストーリー』で第61回ベルリン国際映画祭の国際批評家連盟賞とNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)をダブル受賞した瀬々敬久監督の手で映画化した本作。高校時代のある事件がきっかけで、心を閉ざしてしまった青年・杏平(岡田さん)が、遺品整理業という仕事を通じて、ゆき(榮倉さん)、佐相(原田さん)と出会い、少しずつ心を開いていくが、ある日、杏平はゆきの衝撃的な過去を知ってしまい…。今回、解禁となったのは遺品作業員としてユニフォームに身を包んだ岡田さん、榮倉さん、原田さんの写真。お揃いの青いジャンパーにキャップという「遺品整理業クーパーズ」のユニフォームで微笑む3人が写っている。また、役柄に関しては不明だが、そのほかの共演陣には岡田さんと同世代で、人気急上昇中の松坂さんをはじめ、檀さん、柄本さん。さらには染谷将太、鶴見辰吾、堀部圭亮、吹越満、津田寛治、宮崎美子といった演技派が脇を彩る。『余命1ヶ月の花嫁』、『Life 天国で君に逢えたら』など“命”と向き合う作品を送り出してきた製作チームによる本作。“天国の引越し屋さん”とも言うべき遺品整理業の青年たちを通じて何を問いかけるのか?『アントキノイノチ』は今秋、全国にて公開。■関連作品:ヘヴンズ ストーリー 2010年10月2日よりユーロスペース、10月9日より銀座シネパトスほか全国順次公開© 2010 ヘヴンズ プロジェクトアントキノイノチ 2011年秋、全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会余命1ヶ月の花嫁 2009年5月9日より全国東宝系にて公開©“April Bride”ProjectLife 天国で君に逢えたら 2007年8月25日より全国東宝系にて公開©2007「天国で君に逢えたら」製作委員会■関連記事:「女神のイタズラ」松坂桃李動画インタビュー!共演の杏を大絶賛の理由とは…?“ブラック・ジャック”岡田将生、脚フェチ告白の仲里依紗に振り回されっぱなし?岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗岡田将生×榮倉奈々×ベルリン2冠の瀬々監督で『アントキノイノチ』映画化第61回ベルリン国際映画祭、金熊賞はイラン作品に。日本映画も健闘
2011年04月28日スタジオジブリの最新作『コクリコ坂から』の主題歌発表会見が3月28日(月)、東京・小金井にある同社で行われ、宮崎吾朗監督に、2006年公開の『ゲド戦記』に続いてジブリ作品で主題歌を担当することになった手嶌葵、企画・脚本を務めた宮崎駿らが出席した。宮崎駿さんは、東日本大震災に触れ「国土の一部を失っている国で、敢えてアニメーションを作っている。この時期だからこそ、自分たちができることはアニメーションを作ってゆくことだ。歴史的な事件や、時代の変化の中で、この企画(ファンタジーではない物語)は間違いなかったと、思っている」と時折、涙をこらえるような表情を見せながら語った。宮崎吾朗監督も「自分たちが映画を作っているということが、自分たちを支えてくれている。震災の前日に、まさにこの主題歌のレコーディングをしていたが、この曲は単に若い男女が恋する歌ではなく、鎮魂歌に感じていた。そして震災が起こり、この歌の意味が非常に重く、自分にのしかかった」と明かした。手嶌さんは「主題歌に選ばれたことを嬉しく思っている」と喜びを語ったが、震災については、「震災に遭った方に、どのように声をかけていいか分かりません。しかし、一緒に手をつないで行けたらと思っています」と声を詰まらせ、悲痛な表情を見せる一幕も。また、宮崎駿監督は、予断の許さない状況が続く原発の問題を念頭に「これからの時代、自分たちが何を作ってゆくのか問われていると思う。今後の文明を模索していかなければならない」と語り、「放射能の前線に立っているレスキューや自衛隊や職員のことを考えると感謝と、誇らしく思う」と続けた。震災やその後の計画停電の影響を受けての製作の状況や、スタジオジブリとしての被災者支援について、鈴木敏夫プロデューサーは「進行に遅れがあった上の災害。だが、必ず公開日に間に合わせます。それが、我々の責務。支援については、水面下で、精神面、物理的にも既に行っていますが、あえてそれを公表はしない方針を取った」と説明。また、映画の内容に関して「地震の影響で内容が変更したことは一切なく、今後もありません」とキッパリと断言した。『コクリコ坂から』は7月16日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:コクリコ坂から 2011年7月16日より全国東宝系にて公開© 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT
2011年03月29日高良健吾と谷村美月、藤井フミヤらが9月25日(土)、東京・千代田区の有楽町スバル座で行われた映画『おにいちゃんのハナビ』(国本雅広監督)の初日舞台挨拶に出席した。ギネスにも認定された世界一の大きさを誇る四尺玉花火を打ち上げる新潟・片貝まつりにまつわる実話を基に、白血病を患った妹・華(谷村さん)と妹を励ますために引きこもりから立ち直り、片貝まつりの花火の打ち上げに参加する兄・太郎(高良さん)の絆を描く物語。本作で映画初主演を飾った高良さんは「難病ものと思われがちですが、泣かせよう、泣いてくれと思ってやってはいません、そんなお客さんをバカにするようなことは…」と真摯に呼びかけ。谷村さんも「華ちゃんから得ることがすごく多かった。自分がどんな状況であれ、ひとのことを思って笑顔でいる、とか。日々考えたことがなかったけど、こういう仕事に就いているし、もうちょっと心がけようと思いました」としみじみ。2人の母親を演じた宮崎美子は「本当に真面目でいい子たちでしょ?」と目を細めた。一方、挨拶の後半、主題歌「今、君に言っておこう」を書き下ろした藤井さんが登場。司会者から同曲の感想を求められた高良さんは「ありがとうございます。さっきも楽屋でお話したんで…」と答え、すかさず藤井さんが「今度メシ食いに行こう、な感じになっています。九州人は距離が縮まりやすいんで」と自身が福岡県、高良さんが熊本県と九州出身同士で打ち解けた間柄であることを説明。高良さんは「(藤井さんと)メル友なので改めていろんな人の前でお礼を言うのは…」とナイーブな素顔をのぞかせていた。『おにいちゃんのハナビ』は有楽町スバル座ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)シネマカフェSweet「飾らない格好良さ」■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:『おにいちゃんのハナビ』高良健吾の動画コメントが到着!「精一杯の姿を見て!」藤井フミヤ「こんなに泣いた邦画は『火垂るの墓』以来」高良健吾インタビュー「格好つけた台詞も、普通に向き合いたい」フミヤの主題歌ナマ披露に高良健吾、谷村美月らウットリ「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節
2010年09月25日今年だけでも出演作が6本。いま最も活躍する実力派俳優の一人、高良健吾。高良さんの言葉からは“演技しない演技派”とも言える、自然体で役へ真っ直ぐ向きあう姿勢が浮かび上がります。――ストーリーに関して、どのような印象を持たれましたか?「最初、本当に大まかな物語の流れだけを聞いたときは『何だかケータイ小説みたいだなあ…』と思いました。でも、その後台本を読んだら僕の印象とは全然違い、『とてもいい話だな』と思えましたね」。――太郎は共感する役でしたか?「共感できる部分は多かったですね。育ってきた環境が僕自身と似ていましたから。僕も転勤族の家庭だったので、転校だらけで引きこもりになる気持ちがよく理解できたんです。引きこもる時間の長さは太郎と違いますが、引きこもりになりそうなこともありましたし、気持ちは分かります」。――演じやすい役ではありましたか?「そこが複雑なところで、共感できるからと言って演じやすいわけではないんです。今回の場合は、現場に入る前にいろいろと難しく考えてしまうことがありました。それは主演という立場に向き合ったり、台本を字だけで捉えた段階での問題なんですけど。台本の台詞を追ったとき、『ん?この台詞はちゃんと言えるかな?』って。でも、いったん現場に入ってしまえばやることはいつもと変わらなかったですし、自分の前に(妹役の)谷村美月ちゃんや(両親役の)宮崎美子さんや大杉漣さんがいれば役者さんの反応等で、違和感なく言えてしまう台詞もたくさんありました。『やっぱり現場だよなあ』と思いましたね」。――「ん?」と思った台詞とは?「(太郎が)格好つけて言っている台詞が結構あるので。でも、『ここはいいシーンになりそうだな』とか、『ここはポイントだな』と思うところに僕は感情を乗せたくないというか、『このシーン、いいでしょ?ここはポイントだよ』という気持ちで台詞を言いたくないんですよね」。――それは他の作品においても?「ええ、常に。普通に台詞と向き合って言うようにしています」。――谷村美月さんとは本当の兄妹のようでした。「観客の目にどう映るのかって、僕は意識したことが全くないんです。僕の役目は、例えば美月ちゃんに向けて何かを100%伝えること。それがカメラを通って監督のOKに至ったら、僕が何か伝えようと意識しなくても、お客さんには十分伝わると信じていたいし、そう考えています。『お客さんに何かを伝えなきゃ!』と思うのは撮影中ではなく、こういった宣伝活動からでいいかなって」。――結果は考えない?「いや、考えてしまう時もありますし、自分の中でおかしいバランスになる瞬間もあるんですけど、意識として大切に持っていたい部分なんですよね」。――太郎は妹からネガティブ思考を指摘されますが、高良さん自身は?「僕もネガティブな方かもしれないですけど、最近はネガティブ発言を控えるようにしています。嘘でも明るくしていたいし、どこか冷めた人間なのかもしれないけど、心配されるのが嫌なんですよね。例えばブログでそういう発言をして、『大丈夫ですか!?』と言われるのが苦手。ありがたいんですけど、僕は心配してほしいわけじゃないから、『ああ、発言すること自体がよくないんだな』って。きっとブログを見た人もネガティブな気分になってしまうだろうから、それは自分の中でどうにかしようと思うようになりました」。――それは人生哲学から?発信者としての意識から?「うーん…、発信者だからですかね。目の前にいて思いを伝えられるならいいんですけど、ブログ限定で言うなら、気持ちを全て文字にしているわけでもない。伝えるか伝えないか、伝わるか伝わらないかという問題はやっぱりよく考えます」。※高良健吾ロングインタビューをシネマカフェにて掲載中シネマカフェSweet「飾らない格好良さ」(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe/stylist:Kazuhiro Sawataishi)■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:フミヤの主題歌ナマ披露に高良健吾、谷村美月らウットリ「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節高良健吾、藤井フミヤによる主演映画の主題歌ビデオで映画の1年後の物語に出演想いを空へ!高良健吾×谷村美月『おにいちゃんのハナビ』試写会に50組100名様ご招待高良健吾、フォトブック発売でファンとふれあい「最初は、誰が買うんだ?って…」
2010年09月16日映画『おにいちゃんのハナビ』のプレミア試写会が9月2日(木)、都内で開催され、主演の高良健吾に谷村美月、宮崎美子、大杉漣、国本雅広監督による舞台挨拶に加え、主題歌を歌う藤井フミヤがスペシャルゲストとして来場。主題歌「今、君に言っておこう」を生で披露し、会場をわかせた。新潟県小千谷市片貝町で開催される花火大会を通して、病を抱えた妹と、ひきこもりがちの兄の絆を感動的に描き出す。歓声に迎えられて登壇した高良さんは「(主演として)自分の名前が一番上に来るのは初めてで、撮影が始まる前は緊張していましたが、やってみたらいつもと同じようにできました」と語り、妹役の谷村さんについて尋ねられると「僕は、現場で堂々としている俳優さんが好きなんです。僕はフラフラしてますが(苦笑)。美月ちゃんは何を言われても『ハイ!』って感じでいつも本当に堂々としてました」と絶賛。一方の谷村さんは照れながら高良さんとの共演を「芝居じゃない、リアルな感じですごく楽しかったです」とふり返った。谷村さんは本作のために、実際に頭を剃っているが「この華(はな)という女の子は本当にかわいいんです。何で私に話が来たの?と思うくらい。こんな役をやらせていただけるなら坊主にくらいしなきゃ!と思いました」とはにかみながら語った。そんな2人について両親役の宮崎さん、大杉さんは「2人とも本当にしっかりしてるんです」と口を揃える。ちなみに大杉さんは、本作のためにわざわざ免許を取得したとか。「クランクインの4日前に(免許が)発給されまして」と照れくさそうに明かした。そして、サプライズゲストとして主題歌「今、君に言っておこう」を本作のために書き下ろしたフミヤさんが登場!フミヤさんと高良さんは共に九州出身ということで意気投合したようで、「一緒に飲みに行って、九州の話で盛り上がりました」と高良さんが言えば、フミヤさんは「(高良さんは)いつも『熊本に帰りたい』ってしか言わない(笑)」と暴露。会場は温かい笑いに包まれた。そしてフミヤさんはアコースティックバージョンで「今、君に言っておこう」を満員の観客の前で熱唱!「こういう場で歌うのは緊張する」と笑いつつ、感情を込めて歌い上げ、観客はもちろん、高良さんらもその歌声に酔いしれた。『おにいちゃんのハナビ』は9月11日(土)より新潟にて先行上映、9月25日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開。■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節高良健吾、藤井フミヤによる主演映画の主題歌ビデオで映画の1年後の物語に出演想いを空へ!高良健吾×谷村美月『おにいちゃんのハナビ』試写会に50組100名様ご招待高良健吾、フォトブック発売でファンとふれあい「最初は、誰が買うんだ?って…」高良健吾初のフォトブックが発売撮影現場&箱根プライベート旅行の様子も!
2010年09月02日