ジャンルにとらわれずに多方面で活躍するゲストたちが自由気ままに語り合うトークドキュメンタリー「ボクらの時代」。1月19日(日)放送回は、俳優の成田凌、宮沢氷魚、清原翔、柳俊太郎の4人が登場。モデル仲間である彼らのプライベートや目標とは!?昨年は『カツベン!』で映画初主演を果たし「磯野家の人々」では国民的キャラに、「さんまが泣いた日」では明石家さんまを演じるなど怒涛の快進撃を繰り広げた成田さん。同じく昨年「僕の初恋をキミに捧ぐ」やドラマと映画で展開された『賭ケグルイ』シリーズに出演。夏クールの「偽装不倫」では脳腫瘍に侵されたカメラマンの青年・伴野丈を演じ多くの視聴者を虜にした宮沢さん。連続テレビ小説「なつぞら」や映画『PRINCE OF LEGEND』『うちの執事が言うことには』といった作品で昨年注目され、放送中の「アライブ がん専門医のカルテ」も話題の清原さん。『東京喰種トーキョーグール』シリーズに『ジョジョの奇妙な冒険』『勝手にふるえてろ』などの映画から「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」といったドラマまで多数の作品に出演する柳さん。「メンズノンノ」モデル仲間という共通項を持つ4人が今回集い、メンズノンノのモデルオーディションを受けたきっかけやモデルならではの悩み、憧れの存在に関するエピソードをはじめ、付き合いが長いながらもお互い知らないプライベートや幼少期の話からモデル、俳優としての今後の目標などを語り合う。成田さんが連続殺人鬼役で出演する『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』は2月21日(金)より全国東宝系にて公開。宮沢さんが藤原季節と同性カップルを演じる『his』は1月24日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。清原さんが薬でガン治療を行う腫瘍内科の研修医役で出演する「アライブがん専門医のカルテ」は毎週木曜22時~フジテレビ系で放送中。「ボクらの時代」は1月19日(日)7時~フジテレビで放送。(笠緒)
2020年01月18日『愛がなんだ』に続き、2020年は『mellow』『街の上で』が公開される今泉力哉監督が、二人の青年の恋愛をテーマに“好きだけではどうしようもない”恋愛の“その先”の物語に挑んだ意欲作『his』。本日1月18日、宮沢氷魚演じる主人公の元恋人を演じた藤原季節の27歳の誕生日に合わせ、初挑戦となる父親の顔が垣間見える新たな場面写真が解禁された。『アイネクライネナハトムジーク』に続いて、今泉作品への出演となった藤原さん。今回、誕生日を祝して解禁となるのは、6歳の娘・空(そら)と自転車の練習をするシーン、寝かしつけのために絵本の読み聞かせするシーンと優しいパパの表情が垣間見えるもの。そして、休憩時間に娘役の外村紗玖良(さくら)と仲良く遊ぶメイキング写真の3点。初主演の連続ドラマ「すじぼり」での刺青姿のハードな役から、ナイーブな青年役まで幅広く演じてきた藤原さんだが、父親役は今回が初挑戦。子役との演技には苦労したのかと思いきや、持ち前の人懐こっさから初対面でも打ち解けた模様で、「僕、子どもが好きというか、好かれるんですよ」と自身でも語る。撮影中は宮沢さんと外村さんと3人で、こたつで並んで寝たこともあったようで、3人のリラックスした空気感が自然な演技へと繋がっている。「でも、さくらちゃんとはケンカもしました。2~3日、もう口をきかない!みたいな。僕が子どもですよね(笑)。それで3日後くらいの学校でのロケの途中に、鉄琴を叩きながら仲直りしたんです」と打ち明け、外村さんの心をすっかりつかんだ様子だ。先日行われた完成披露では、サプライズで外村さんの誕生日を祝う歌を披露するなど、役を離れても父親の愛情はそのまま持ち続けている人間味あふれる役者・藤原季節。その確かな演技力と、役作りに対する熱さ、一本芯の通った男気は、多くの映画人からも高い評価を受け、映画、舞台、テレビと活躍の場を広げる2020年注目俳優のひとりとなっている。『his』は1月24日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:his 2020年1月24日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2020映画「his」製作委員会
2020年01月18日俳優の大泉洋が15日、東京・渋谷のPARCO劇場で行われた「PARCO劇場お披露目&オープニング・シリーズ記者会見」に出席。6月20日~8月8日に上演される三谷幸喜作品『大地』のキャストとして登壇したが、三谷氏が「(出演は)まだ決まってない」と冗談交じりに告げ、2人で爆笑やりとりを繰り広げた。大泉は「PARCO劇場に出させていただくのは初めて。20歳の頃に演劇を北海道でやっていた頃、憧れて見ていたPARCO劇場についに出るのかと、感慨深いものがあります」としみじみ。「私はこの舞台に立っても、昔と何が違うのかまったくわからない。そういった意味ではあんまり感慨はない」と加えて笑いを誘った。舞台への抱負を聞かれると、「抱負と言われましても、どんな話かも何にも知らない。脚本家の頭の中にはあるらしいですけど、それも教えられてないですし」と返答。また、「先ほど脚本家にお会いしたところ、僕の顔を見てびっくりされまして。『なんでいるんだ!』という顔をされ、『まだ決めてないのに』と言われて」と三谷氏とのやりとりを明かし、「今日が私の最終審査だと。今日の会見で私は出られるか決まる。なんとか出たい」と笑わせた。報道陣から「大泉さんは出演が決定ということで大丈夫ですか?」という質問が飛ぶと、三谷氏は「まだ決まってないです。どういう気持ちで今、彼がここにいるのか僕はよくわからない」と冗談を続け、大泉が「私はあなたの舞台に出るって決まっているから!」と主張するも、「まだ決まってない」と三谷氏。さらに三谷氏は、自身の舞台に出演したいと話していた市川猿之助に「猿之助さん、空いてます?」と声をかけ、大泉は「むちゃくちゃじゃない」とぼやいていた。会見にはそのほか、渡辺謙、宮沢氷魚、森新太郎、石田明、吉田一輔、山本耕史、竜星涼、長田育恵、宮藤官九郎、河原雅彦、生瀬勝久、池田成志、古田新太、前川知大、杉原邦生、天海祐希、G2も出席。司会は藤井隆が務めた。
2020年01月15日脚本家の三谷幸喜氏が15日、東京・渋谷のPARCO劇場で行われた「PARCO劇場お披露目&オープニング・シリーズ記者会見」に出席。生まれ変わったPARCO劇場を饒舌トークでPRした。渋谷PARCO建て替えのため、2016年夏より休館していたPARCO劇場が、1月24日にオープンする。1月24日からのこけら落とし公演『志の輔らくご ~PARCO劇場こけら落とし~』、2月12日からの『ラヴ・レターズ ~こけら落としスペシャル~』に続き、3月13日より2021年5月上旬まで、オープニング・シリーズとして全14作品を上演。この日の会見には、オープニング・シリーズ作品のクリエイターとキャストが集結した。6月中旬から8月下旬にかけては、三谷作品『大地』、『三谷幸喜のショーガール』、三谷文楽『其礼成心中』を3作品連続上演。三谷氏はステージに登壇すると「新しくできたPARCO劇場のシステムについてお伝えしたいと思います」と切り出し、「みなさんが座っている椅子は、本番中に携帯を鳴らした瞬間、8万ボルトが流れます。それから、後方に3つレーザー銃が用意されていて、寝てしまったマスコミ関係者を狙い撃ちするように。そして、緞帳は、必要のないカーテンコールが3回以上続いたときは自動的に降りてくる」と冗談を連発して笑いを誘った。また、1作目の『大地』について、「関係者のみなさんにうれしいニュースがあります。もう本はできています」と発表。会場から拍手が起こる中、三谷氏は「頭の中に。あとは書くだけです」と続け、再び会場から笑いが。さらに、3作品の上演期間が東京オリンピック・パラリンピックとかぶっていることに言及し、「東京オリンピックと丸かぶりですけども、ぜひみなさん、スポーツに興味のない方はこちらに」と呼びかけた。オリンピックに負けないような秘策を聞かれると、「ないですね。相当敵は強大なので」と回答。続けて、「そんなときに上演しようと思ったPARCOさんには信頼を感じたので恩義に応えたい。ただ、出演者の中に、オリンピックの聖火ランナーをやるヤツもいて、そいつはちょっと許せないなと。でも頑張ります」と冗談交じりに意気込みを語った。会見には、渡辺謙、宮沢氷魚、森新太郎、石田明、吉田一輔、大泉洋、山本耕史、竜星涼、長田育恵、宮藤官九郎、河原雅彦、生瀬勝久、池田成志、古田新太、前川知大、杉原邦生、市川猿之助、天海祐希、G2も出席。司会は藤井隆が務めた。
2020年01月15日「罪の声」の塩田武士が、大泉洋を主人公にあてがきし、表紙モデルにも起用した小説を、大泉さん主演で映画化する『騙し絵の牙』。松岡茉優、佐藤浩市に続き、新たに12人の追加キャストが発表された。本作は、雑誌が次々と廃刊のピンチに立たされる大手出版社「薫風社」を舞台に、大泉さんが会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水を演じ、生き残りを賭けた仁義なき騙し合いバトルが繰り広げられる。そして今回、“クセモノ揃い”の豪華追加キャストが発表。ミステリアスでカリスマ性のある新人デビュー作家・矢代聖役には、「偽装不倫」で注目を集め、『his』がもうすぐ公開を迎える宮沢氷魚。そんな矢代と共に速水率いる「トリニティ」を盛り上げる超人気ファッションモデル・城島咲役には、自身もモデルで「ホクサイと飯さえあれば」『一礼して、キス』など女優としても活躍中の池田エライザ。亡くなった「薫風社」社長の息子・伊庭惟高役には、朝ドラ「半分、青い。」や「凪のお暇」が大きな話題に、1人7役を演じる『水曜日が消えた』も注目を集める中村倫也。その惟高の後見人で保守派の常務・宮藤和生役に、怪演が度々話題となる佐野史郎。伝統ある薫風社の文芸誌「小説薫風」編集長で速水と敵対する江波百合子役に木村佳乃。江波の部下・三村洋一役に和田聰宏。速水を疎ましく思う「トリニティ」副編集長・柴崎真一役に坪倉由幸。専務・東松(佐藤さん)と手を取る大手外資ファンド代表の郡司一役に斎藤工が決定。ほかにも、新人編集者・高野の父を塚本晋也、高野が接触する謎の男をリリー・フランキー、速水の良き相談相手で文芸評論家・久谷ありさを小林聡美、速水の前に立ちふさがる文学界の大御所作家を國村隼が演じる。『騙し絵の牙』は6月19日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年01月15日今泉力哉監督が、最新映画『his』でテーマにしたのは同性愛。田舎町に住む迅(宮沢氷魚)のもとへ子連れで現れたのは、8年前に別れた恋人・渚(藤原季節)。二人は再び愛し合う関係になるが、渚とその妻(松本若菜)は親権を争い裁判へ発展してゆく…。宮沢さんと藤原さんにお話を伺いました。宮沢:LTBTQをテーマにした作品だけに、今回は相手役が重要だと思った。それが(藤原)季節くんだと知り、これまで季節くんが演じた役柄とか写真を改めて見たときに、ちょっと怖いかも…って、それが第一印象(笑)。藤原:(笑)宮沢:でも実際に季節くんに会うとすごく正直でいい人で。僕が演じる迅が、季節くん演じる渚を愛せると思ったし、宮沢氷魚として藤原季節を好きになれると思った。藤原:ありがとう。僕は、まず、宮沢氷魚×今泉力哉監督という組み合わせが想像つかなかった。だって、今泉さんがこれまで描いてきたのは、ありふれた日常の恋愛模様であり、群像劇だったから。そこに氷魚くんみたいなスターが入ってくるんだ、って。宮沢:いやいや…。藤原:今泉さんが氷魚くんの相手役になぜ僕を選んだのかに、必ず意味があると思ったんだよね。だから、迅と渚はお互いにないものをきっと持っていて、それを与え合える関係が作れればな、って。宮沢:(岐阜県加茂郡)白川町の現場に入ってすぐに、同じ部屋に住み始めたのはよかったと思う。毎晩夜中まで、鍋をつつきながら、熱く語り合ったよね。藤原:僕がその前の作品で訪れていた、熊本の天草で手に入れた焼酎を飲みながらね。宮沢:あれ、うまかった!そういえば撮影初日に、天草の教会で買った貝殻ももらったね。藤原:いつもはいきなりそんなものあげたりしないんだけど、きっとスタートの時点から自分が氷魚くんにとって異物でありたかったのかな。ただの映画の相手役じゃないという、枠組みを超えた間柄になろうとしていたのかも。宮沢:お互いに知らない世界に飛び込んでいくことに不安しかなかったし、撮影中も苦しいことのほうがはるかに多くて…。センシティブな部分と向き合っていくうちに、どんどんしんどくなったよ。藤原:渚が子供を連れて迅の前に8年ぶりに突然現れて、しばらく3人で暮らすシーンはただただ幸せだった。でもそのあとに、陰で傷ついている人がいると気づいてからが、僕は辛くて。宮沢:親権争いの裁判シーンは、季節くんはとくに辛かったと思う。藤原:辛かったね…。ちなみに僕が印象的なシーンは、迅が自給自足の田舎生活をしている中で頼りにしている、(鈴木)慶一さん演じる緒方と、山に鹿を狩りに行くところ。鹿を撃ったあとの迅の表情が、すごいんだよね。僕はいつも映画を観るときに、一見すると“ちょっとしてる”ふうに見えるけどじつは“ちょっとしていない”、ふとした瞬間を見たいんだけど、一つの命を奪ったときのあの言葉にならない興奮や激情が込み上げる表情は感動的だった。迅という人間の価値観が崩れ落ち、そして立ち上がるのを感じて。あの芝居はすごかった。宮沢:う~ん、今考えると自然とああなってたかも。慶一さんのオーラと緊張に引き込まれたのもあって、独特な空気が流れていた。藤原:あの瞬間だけが、社会や日常と関係のない、裸の迅だなって。迅と慶一さん二人のシーンは、僕の知らないところで、迅の核が見えるから、気がついたらすっかり一人の人間として氷魚くんを好きになってた。これって僕にとってすごく大事なことだったかもしれない。だって、僕とか氷魚くん、監督たちが唯一忘れちゃいけないのは、「この映画はただ2人の同性愛者の恋愛を描いたもの」なんだってこと。観てくれた人たちにも、「2人の人間がただお互いに好きだってことを描いた映画」だと思ってもらいたくて。特別なことじゃないんだよ、当たり前に存在している人たちなんだよって。宮沢:そうそう。でも、それを作り上げるのは本当に難しかった。藤原:そこにたどり着くために僕ら二人も、そして監督も相当悩んでいたもんね。宮沢:監督に相談すると、監督が一番悩んじゃうからね(笑)。藤原:そうなの(笑)。撮影が終わったからといって、僕らの仕事はまだ終わらない。ここからだと思うんだよね。こんなふうにインタビューを受けることで、自分の認識をどんどん更新していかなければならないって思う。宮沢:話せば話すほど、僕らの認識も変わるから、毎回言ってることが違ってしまうのは本当に申し訳ない気持ちがある。でも、僕らも日に日に新しい発見があって認識を更新していくし、取材で問われる度に考え直してしまう。でもそれでいいんだよね。藤原:考えないこととか、捉え方を更新しないほうが危ないと思う。とはいえ、古かったものが猛烈に新しくなっていくわけじゃないけど、でも10年後には、今はまだ当たり前じゃないことがごく当たり前になっていると思うし、同性愛者のカップルが手を繋いで街を歩いているなんて普通だと思うの。だからこの作品が、その“当たり前”を作るきっかけになればいいなって。10年後にこの映画を観返したとき、本当にこんな裁判があったのかよ、ってなったら楽しいよね。きっとそうなっているよ。宮沢:アンアンが60周年のときにはね!そうそう今年、アンアンは創刊50周年らしいよ。藤原:そうなんだ、すごい!宮沢:100周年になるまで出たいね。でも、僕は75歳か…。藤原:僕らが頑張らないと…(笑)。宮沢:めっちゃ頑固な役者になってたりして!藤原:(笑)。また『his』の続きを作りたいよね。子供の空ちゃんも大きくなって、やべ、反抗期だ、ってなったり!宮沢:あははは(笑)、作りたい!“複雑な感情こそが人間らしい”ということ。物語で描かれる幸せは、迅と渚、その子供・空(外村紗玖良)との日常のシーン。主演の二人も、撮影期間中は役に入り込むのが辛かったが、この場面は幸せに感じたと語る。空を連れ戻しにきた渚の妻。ともすれば悪人になりがちだが、そうはさせないのが監督の手法。それぞれの弱さや言葉足らずな部分から生まれる衝突を、低い温度で描いている。頭を寄せることで相手を求め合う感情を表現。「一人の人間にいくつもの感情がある。派手にしないほど繊細になり、また好きを伝えるパターンは無数にある」と監督。©2020映画「his」製作委員会みやざわ・ひお1994年4月24日生まれ、アメリカ出身。MEN’S NON-NO専属モデル。‘19年はドラマ『偽装不倫』(日テレ系)に出演し、大きな話題に。‘20年は舞台『ピサロ』が上演。ニット¥30,000(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760)カットソー¥14,000(カイコー/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)パンツ¥39,000(ワコ マリア/パラダイストウキョウ TEL:03・5708・5277)靴¥42,000(リーガル シュー&カンパニー TEL:03・5459・3135)ふじわら・きせつ1993年1月18日生まれ、北海道出身。‘19年はU-NEXT『すじぼり』で連続ドラマ初主演を務めた他、『監察医 朝顔』(CX系)に出演。‘20年は映画『のさりの島』で主演。ジャージートップス¥29,000中に着たカットソー¥22,000靴¥58,000(以上トーガ ビリリース/TOGA原宿店 TEL:03・6419・8136)パンツ¥35,638(オフィシン ジェネラル/マッチズファッション TEL:0800・919・1268)※『anan』2020年1月15日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE) スタイリスト・秋山貴紀(宮沢さん)八木啓紀(藤原さん)ヘア&メイク・スガ タクマ(宮沢さん)中村兼也(藤原さん)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2020年01月12日映画『愛がなんだ』などで、カップルの恋愛比重や、恋する人間のかっこわるさなどを魅力的に描いてきた今泉力哉監督が、『his』でテーマにしたのは同性愛。田舎町に住む迅(宮沢氷魚)のもとへ子連れで現れたのは、8年前に別れた恋人・渚(藤原季節)。二人は再び愛し合う関係になるが、渚とその妻(松本若菜)は親権を争い裁判へ発展してゆく…。同性愛者は日常に存在して、わざわざ取り上げるほうが差別的になるのではないかと「あえて避けてきた題材」と言う監督が、これまでの手法をもって、このテーマをどう描くのか、公開前から早くも注目を集めている。映画が終わっても人生は続く。そんな恋愛映画を作り続けたい。恋愛映画を作る時はいつも、明確な悪人を作らずに衝突や葛藤を描きたいという意識があり、なおかつ全体的に“温度”が上がらないように気をつけています。たとえば感情的に泣くような温度の高い芝居って、一歩間違えると役者だけが気持ちいい感じに見えて、お客さんがのれない。だから撮影中に少しでも温度の高さを感じると、その度に脚本に立ち返って確認します。それってドラマティックになりにくいからみんなやりたがらないけど、僕の興味はそこにあるんです。ただ今回は自分の脚本じゃない、同性愛を描いた難しいテーマの中で、主演の二人に任せた部分も多くて。たとえば、台所で歯を磨きながらキスするシーンもそう。僕自身はそういう日常を送っていないし、僕の恋愛映画では日常の何気ないキスや接触を描いたことがないから。でも二人のバランスがいいというのもあって、結果、すごく自然な流れになった。『愛がなんだ』ぐらいから、そんなふうに役者にどんどんゆだねるようにはなっています。役者に任せて僕が持つアイデアよりももっと面白いものが出てきたらそれが正解だから、自分の中の考え含め、どっちだろう…と限られた時間の中でギリギリまで迷いたいし、わからないことは「わからない」ってみんなに頼る。あとは、完成作で全員を納得させるのが監督の仕事だと思っているんで。だから「いつも悩んでる人」って言われちゃうんですよね(笑)。近年の恋愛の傾向としては、極端な話、恋愛はしたくないけど結婚はしたい、結婚はしたくないけど子供は欲しいなど、恋愛に対して損得や効率を考える人が増えている気がします。それって僕は悲しいことだと思います。“温度の低い恋愛”を描いてきましたが、恋愛の醍醐味は面倒くささにあるので。さらに僕は映画の登場人物がまるで隣に住んでいそうな“地続きの恋愛”が好きで。何かを解決してハッピーエンドという映画もあるけれど、それで終わりにするとそのまま登場人物たちも終了しちゃう。映画が終わったあとも登場人物たちの人生は続くという方向にしたほうが、人物は生きると思っているんです。『his』も、ラストシーンは観る人によって登場人物たちのその後の人生について、いろんな解釈ができるはず。やるからには、これまでの同性愛作品と違うものにしたかったし、今後も恋愛映画を通して、これまで描いたのとは違う恋の形を探りたいです。“複雑な感情こそが人間らしい”ということ。物語で描かれる幸せは、迅と渚、その子供・空(外村紗玖良)との日常のシーン。主演の二人も、撮影期間中は役に入り込むのが辛かったが、この場面は幸せに感じたと語る。空を連れ戻しにきた渚の妻。ともすれば悪人になりがちだが、そうはさせないのが監督の手法。それぞれの弱さや言葉足らずな部分から生まれる衝突を、低い温度で描いている。頭を寄せることで相手を求め合う感情を表現。「一人の人間にいくつもの感情がある。派手にしないほど繊細になり、また好きを伝えるパターンは無数にある」と監督。©2020映画「his」製作委員会今泉力哉監督1981年2月1日生まれ、福島県出身。自主制作映画を作っていた頃から、恋愛映画にこだわり続けてきた。監督、脚本、演出まで手がけ、短編を含む映画、ドラマ『時効警察はじめました』、乃木坂46のPVまで幅広く手がける。オリジナル脚本に受賞作が多く『こっぴどい猫』『サッドティー』『パンとバスと2度目のハツコイ』など多数。‘19年公開の映画『愛がなんだ』がヒットし代表作に。今作『his』は1月24日より全国公開。※『anan』2020年1月15日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2020年01月11日宮沢氷魚と藤原季節が初共演となった映画『his』完成披露試写イベントが、1月8日(水)、都内にて行われ、袴姿の宮沢さん&藤原さんが餅つきに興じた。その後はお餅を試食し、ふたりはともに登壇した外村紗玖良、今泉力哉監督と「おいしい~~」と目じりを下げていた。『his』は、『愛がなんだ』、『アイネクライネナハトムジーク』などを手掛けた今泉監督の最新作。周囲にゲイと知られることを恐れ、東京からひとり田舎にやってきた井川迅(宮沢さん)のもとに、初恋の彼・日比野渚(藤原さん)が6歳の娘を連れてやってくる。実は離婚調停中という渚に戸惑う迅だったが、ふたりを受け入れ始め、3人の同居生活がスタートする。しかし、彼らは世間の理解の壁にぶつかることになる。ふたりの共同生活は「超濃密」人目を避けて田舎暮らしを送る主人公を演じ、映画としては初主演を飾った宮沢さん。演じての感想を聞かれると、「男子校で、周りに同性愛者やバイセクシャルがいたので、もともとLGBTQを題材の作品に出たかったんです。当たり前だと思っていたけど、いざ社会に出たらそんなに甘くなくて、差別・偏見の毎日だったので何らかの形で、救いになりたいとずっと思っていました」と強い決意を明かす。「迅を演じることをとても光栄に思っていたし、周りにそういう人間がいる僕だからこそできることがあるかな、と前向きに演じました」と充実の表情をのぞかせた。そんな宮沢さんと劇中パートナーとなった藤原さんだが、本作の撮影中は本当に田舎で10日間、ふたりで共同生活をしていたという。藤原さんが「超濃密な10日間!」と言うと、宮沢さんは「誤解を招くからさ(笑)」と笑顔。さらに、宮沢さんは「最初は嫌でした。朝から晩まで一緒にいたので、寝るときくらい自分の時間がほしいと思った。けど、ひとりになったら不安になるくらい大変だったので…ありがとね」と隣の藤原さんに向きなおり、お礼を伝える。「キス何人目?宮沢さん、藤原さんにジェラシー?宮沢さんが本作での初体験として、「役者としてのファーストキスが藤原季節なんです!」と告げ、2019年に放送されたドラマ「偽装不倫」より前に行われた本作での撮影が、ファーストキスだったと明かす。藤原さんは「まったく知らなかったんです」と言えば、宮沢さんは「(撮影でのキスは)ちなみに何人目?」と食い込む場面も。藤原さんは「結構(笑)」と経験豊富な様子を見せ、宮沢さんは「ちょっとショックですね…」と苦笑いを浮かべていた。『his』は1月24日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:his 2020年1月24日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2020映画「his」製作委員会
2020年01月08日昨年『愛がなんだ』や『アイネクライネナハトムジーク』で注目を集めた今泉力哉監督最新作『his』。この度、本作で映画初主演を務めた宮沢氷魚と、主人公の忘れられない恋人を演じた藤原季節との撮影現場の様子を今泉監督が語った。群像劇に「当たり前に登場させてきた」同性カップルを“いま”描く今泉監督が、今夏放送された前日譚のドラマと映画をあわせて企画し、全ての脚本を手掛けたアサダアツシ氏からの依頼を受けて、実現に向けて動き出したのが2017年の秋のこと。その後「おっさんずラブ」が大ブームとなり、“まるで後ノリになってしまった”と苦笑まじりに語る今泉監督が、初めての題材として選んだ男性同士の恋愛について「今まで、あえて扱うのを避けていた」と語る。その理由として、「同性愛は主題として扱わなくても、群像劇の登場人物の中に当たり前に登場させてきた。その方が差別的にはならないのでは?という考えがあった」と明かした。しかし、本作はいままで撮らないと公言してきた監督が撮ろうと思うだけのオリジナリティがあったという。恋人同士を演じた2人のキャスティングに関し、初めて仕事をした宮沢さんについて監督は、「実年齢が若いので、ちゃんと迅に見えるのかなという不安が実はあった」と話す。しかし、宮沢さん自身が真摯に演じる姿とその大人びた声の魅力を目の当たりにして安心したという。逆に藤原さんとは『アイネクライネナハトムジーク』でも一緒に作品をつくりあげており、「氷魚と季節、この組み合わせでないと成立しなかったと思っています」と、2人の相性の良さに全幅の信頼を寄せていた。これまでの今泉作品とは異なる「温度の高い芝居」また、今回は監督に専念し、脚本家が別にいたためオリジナル脚本の時と比べて、撮影現場で驚くことが多かったと今泉監督は語る。「自分で脚本を書くときは、こんなに登場人物の感情の揺れ幅を大きくできない」と語る通り、本作の中盤には藤原さん演じる渚が感情を高ぶらせ、抑えきれない気持ちを表現するシーンが登場する。そのシーンの撮影中、監督が予期せぬ演技を藤原さんが披露し、それを目の当たりにした監督は驚愕したそう。「もう少し低い温度や異なるバリエーションも撮影したのですが、結果的に採用したのは、季節が最初に演じた温度の高い芝居でした」。ほかにも、父と娘が再会のうれしさから強く抱きしめ合う、といった感情的なシーンも、監督としては「こんなに簡単に人に触れてもいいのだろうか?」と現場で迷っていたらしく、いままでの今泉作品の中では珍しく高いテンションで、感情の高ぶりが表現されているシーンが数多く見られるのが本作の見どころのひとつ。「二人だけの空間で、ふらっとキスをする」といったシーンも自分ではまず書かないが、この映画の温度の高さゆえに生まれたと熱っぽく語る。「映画の脚本を書き、撮影現場に赴き、編集作業をして仕上げる、という“苦痛”と言ってはなんだがそういった膨大な時間を経て、映画が上映されてお客さんに届いた時にようやく映画が完成した実感を得れて“幸福”を感じる」と語る今泉監督。その最新作にある熱量を、劇場で体感してみてほしい。『his』は1月24日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:his 2020年1月24日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2020映画「his」製作委員会
2020年01月07日長谷川京子、新垣結衣らが所属する芸能事務所・レプロエンタテインメントが24日、「映画をつくりたい人」を募集するプロジェクト「感動シネマアワード」を発表した。同プロジェクトでは「画一的な感動」ではなく、さまざまなニュアンスを含むような「観客の心を揺さぶる映画」を目的として、2パターンの企画を募集。1つはレプロエンタテインメント所属の新進気鋭の俳優6名(宮沢氷魚・福地桃子・堀家一希・うらじぬの・山崎果倫・植田雅)から1名を主演に想定した企画。立案者は、企画概要と脚本を応募し、審査を経て決定したグランプリ作品には、製作費が出資される(最大500万円・以下同)。もう1つは応募者自ら主演・プロデュースする企画。企画概要と脚本のほか、作品プロデュースまでを総合的に行う必要がある。こちらもグランプリ作品には製作費が用意される。締切は、2020年2月29日23時59分まで。55分以上の長編作品が条件で、ジャンルなど内容に制限はない。2020年3月下旬頃までを選考期間とし、7月から9月までの2週間程度で撮影、10月から11月頃の完成を予定している。
2019年12月25日『愛がなんだ』『mellow』の今泉力哉監督の最新作『his』から、主演の宮沢氷魚が“初恋の彼”藤原季節とクリスマスを過ごす、最高潮に幸せな瞬間を捉えた場面写真が到着した。同性の2人が子どもを持ち、家族として世間とどう向き合い、生きていくのか。彼らを待ち受ける社会との関わり方や偏見、差別、そして優しい眼差しを捉えたLGBTQをテーマにした作品に仕上がった本作。そんな本作からクリスマスイブに解禁となったのは、宮沢さん演じる迅と藤原さんが演じる渚、渚の娘・空(外村紗玖良)の3人によるクリスマスの日を捉えた場面写真。迅が渚と一緒にクリスマスツリーを飾りつけしている姿や、渚の娘・空と3人一緒にツリーをバックに自撮りしたもの。楽しげな笑顔を見せる2人と、可愛い少女の天真爛漫な微笑み。全員の笑顔から、このひと時に3人の幸せがたくさん詰まっていることが伝わってくる場面写真。ささやかながらも、和気あいあいとしたクリスマスの一幕が切り取られている。しかし、この後、迅と渚たちの前に大きな試練が立ちはだかることに…。自分たちを取り巻く環境に改めて向き合うことになる迅たちの物語に目が離せない。『his』は2020年1月24日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:his 2020年1月24日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2020映画「his」製作委員会
2019年12月24日宮沢氷魚と藤原季節が出演する男性ふたりの恋愛を描いた今泉力哉監督最新作『his』。この度、本作の主題歌を今後の活躍が期待される新星シンガーソングライター・Sano ibukiが担当することが決定、楽曲入りの予告編も到着した。今年11月にデビューアルバム「STORY TELLER」をリリースしたばかりのSanoさん。2017年にタワーレコード新宿店バイヤーの耳に留まり、同店限定シングルとして急遽CD化された自主制作音源「魔法」がきっかけで今回主題歌に大抜擢。本作の主題歌に決定したのは、「STORY TELLER」に収録されている「マリアロード」だ。この楽曲は、今泉監督の依頼でSanoさんが本作のために書き下ろしたもので、制作では監督と数時間にわたって話し合いながら世界観を作り上げていったという。到着した予告編では、この「マリアロード」の一部を聞くことができる。迅(宮沢さん)が渚(藤原さん)に伝えた“ある決意”をきっかけに楽曲がスタートし、彼らを包む切なさをさらに盛り上げ、優しく寄り添う。映画の主題歌を手掛けるのは、現在公開中の『ぼくらの7日間戦争』に続いて2作目となるSanoさんは、楽曲について「主人公達含め、登場人物それぞれが普通という表層的な言葉の中で、本物を探す姿を音楽で表現するために模索していった末に完成した楽曲です」とふり返る。今泉監督は「主題歌をつくってもらうにあたり、Sanoさんとお話しする時間をいただいた。どんな曲にするかという話より、世の中と自分たちの音楽や映画との距離の話や、主張があるとしてもそれを強い言葉やわかりやすい言葉で届けないことの温度などについてたくさん話した」と様々なことを話し合ったと明かし、「『マリアロード』は、さまざまな視点と色を持った暖かくも孤独を纏った曲でとても美しかった」と完成した主題歌を絶賛。また主演の宮沢さんも「初めて聴いた時、とても感動したのを覚えています。優しいメロディ。そして、それに乗った暖かい歌詞。『his』のストーリーに寄り添うような内容にグッと来ました。迅と渚が共に想い合う絵が浮かんできます」とコメントしている。『his』は2020年1月24日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:his 2020年1月24日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2020映画「his」製作委員会
2019年12月17日年末年始に観たいムービーリストをご紹介!人気急上昇中の若手俳優からベテラン俳優まで、魅力的な役柄を演じる役者にフォーカスをあてて、個性溢れる新作の数々をご紹介します。選んでくれたのは、映画に詳しい杉谷伸子さんです。宮沢氷魚静かな佇まいが映し出す想いや温かさ。「『偽装不倫』で女心を鷲づかみにした注目株が、『愛がなんだ』の気鋭監督とのタッグで演じるのは、周囲にゲイであると知られることを恐れていた青年の、愛と成長。宮沢氷魚は寡黙な青年の佇まいのなかに、元恋人との再会に揺れる想いや、その幼い娘と地域の人たちとの間に築かれる絆の温かさをも映し出して秀逸。彼自身の透明感が、この物語の空気感をより優しいものにしている」『his』周囲にゲイだと知られることを恐れ、ひっそりと田舎暮らしを送る井川迅のもとに、元恋人・日比野渚が6歳の娘を連れて現れる。戸惑いながらも3人での生活が始まるが、渚は妻との間で離婚と親権をめぐり協議中だった。2020年1月24日公開出演:宮沢氷魚、藤原季節、松本若菜、松本穂香ほか監督:今泉力哉©2020映画「his」製作委員会成田凌流暢な語りにも聞き入らせる映画初主演作。「若手人気俳優の成田凌が、ヒットメーカー周防正行監督最新作で映画初主演。オーディションを経て勝ち取ったのは、無声映画を自分の語りで楽しませる活動弁士“カツベン”に憧れる青年・染谷俊太郎。バスター・キートンなど無声映画へのリスペクトが溢れるアクションも楽しませてくれるけれど、延べ半年間の特訓を受けた成田さんの変幻自在な活弁には、思わず聞き惚れずにいられない」『カツベン!』活動写真を語りで彩る活動弁士(カツベン)に、子どもの頃から憧れていた染谷俊太郎。ニセ弁士として泥棒一味の片棒を担がされていた彼は、流れついた小さな町の映画館で夢を叶えるチャンスを掴めるのか?12月13日公開出演:成田凌、黒島結菜ほか監督:周防正行©2019「カツベン!」製作委員会松たか子オールラウンドな魅力を再認識。「『四月物語』以来の岩井俊二監督作で、シリアスからコメディまでイケる実力を発揮。再会した初恋相手と亡き姉のふりをしたまま手紙をやり取りする主婦という、一歩間違うと反感を買いかねないヒロインを温かなユーモアを交えて演じつつ、笑顔の奥に秘められた痛みを繊細に浮かびあがらせて、物語の陰影を深くする。妻のときめきに嫉妬する夫(庵野秀明)とのやり取りもサイコー」『ラストレター』姉・未咲の死を知らせるために出席したものの、姉と勘違いされてしまった同窓会で、初恋の相手・鏡史郎と再会した裕里。姉のふりをしたまま始まった鏡史郎との手紙のやり取りが、2つの世代の恋を浮かびあがらせていく。2020年1月17日公開出演:松たか子、広瀬すず、神木隆之介、福山雅治ほか監督・原作・脚本・編集:岩井俊二©2020「ラストレター」製作委員会中井貴一、佐々木蔵之介大人の男がふと見せる色気がたまらない。「うだつはあがらないけれど、目利きの古美術商と腕利きの陶芸家。前作で初の本格タッグを果たした大物俳優コンビが再集結。それぞれの目と腕を駆使するコンゲームとして楽しませてくれるのはもちろんだけれど、美人にデレデレしてしまう大人の男のかわいらしさや、普段の駄目っぷりとは一変、ここ一番で見せる男気がたまらない。そのギャップも、ふたりのリアルな魅力があればこそ」『嘘八百 京町ロワイヤル』前作『嘘八百』で「幻の利休の茶器」をめぐり、コンゲームを仕掛けた古美術商の小池則夫と陶芸家の野田佐輔の“骨董コンビ”。今度は、陰のある京美人のために、「古田織部の幻の茶器」を仕立てて、大勝負に出る。2020年1月31日公開出演:中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子、友近、加藤雅也ほか監督:武正晴©2020「嘘八百 京町ロワイヤル」製作委員会すぎたに・のぶこ映画コラムとインタビューを中心に、弊誌をはじめ、女性誌やエンタメ情報誌に執筆。映画誌『SCREEN』にて、俳優コラム「美男ですよね?」連載中。※『anan』2019年12月18日号より。(by anan編集部)
2019年12月14日宮沢氷魚と藤原季節が、恋愛映画の旗手・今泉力哉監督のもとで共演する『his』。予告編やポスタービジュアルでも象徴的に使用され、話題を呼んでいる“おでこコツン”シーンの撮影秘話を、今泉監督が明かした。「この<おでこをくっつける>という動きは、もともと脚本にはありませんでした。私が撮影現場で思いつき、氷魚さんにはあえて何も伝えず、季節さんにだけ”静かに近づいていっておでこをくっつけてほしい”と伝えました」と今泉監督。「つまり、本番撮影時、氷魚さんは相手がどう動くか一切知らないまま演じていたので、季節さんが近づいてきたとき、もしかしたらキスされるのでは?と考えて演じることになる。そうした緊張感と心のざわめきを狙ったシーンになります。実際、カットをかけた後、氷魚さんに聞いたらキスされると思った、と話していました。狙い通りです(笑)」と明かす。宮沢氷魚「自由に演技させてもらった」もちろん、この演出方法なので何度も撮り直すことはなく、少ないテイクでOKが出たというシーン。今泉監督の演出について宮沢さんは「自由に演技させてもらった」とふり返っている。「だから僕らも悩みましたが、監督が一番悩んでいたと思います」と言う。宮沢さんがそう語るには理由があり、今泉監督は明確なビジョンやゴールを指し示して導いていくという演出方法ではなく、「役者には常に現場でも不安でいてほしい」と語り、一緒にできる限り悩み、共に生み出していくスタイルを採用しているため。今泉監督は役者が演じることに慣れてしまうこと、役を掴んで理解し過ぎてしまうことを怖れていたと言う。藤原季節「答えのないものを撮ろうとするのが“今泉映画”の真髄」だからこそ、恋愛や本作でいう親子、家族といった人間関係の感情の機微をリアルに切り取れると、藤原さんも賛同する。「人を好きになるっていう気持ちに答えはないんだなって、今泉さんと一緒に作品を作って思いました。答えがないところに向かうときは、めちゃくちゃ苦しいですが、そういう答えのないものを撮ろうとするのが“今泉映画”の真髄なんだなと思いました」。「好き」のその先の物語を描く本作には、そんな今泉演出がたっぷりと詰まっているといえそうだ。『his』は2020年1月24日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:his 2020年1月24日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2020映画「his」製作委員会
2019年12月11日宮沢氷魚と藤原季節が、『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』『mellow』の今泉力哉監督とタッグを組む映画『his』。本作で映画初主演をつとめる宮沢さんが、岐阜県白川町での撮影中、初恋の彼役の藤原さんと10日間にわたるロッジでの同棲生活のエピソードを披露した。同性の2人が子どもを持ち、家族として世間とどう向き合い、生きていくのか。彼らを待ち受ける社会との関わり方や偏見、差別、そして優しい眼差しも描かれていく本作。撮影中、宿泊施設の少ないエリアで、“相部屋にするにはこの二人の組み合わせだ!”と思った製作サイドの采配で始まったという同棲生活。後に柴原プロデューサーは「役をつかむうえで、二人だけの濃密な時間を過ごしたことは結果的に演技に役に立ったのでは」と語っている。とはいえ撮影当初、宮沢さんは相当戸惑ったそう。「最初は嫌だなと思いました(笑)。撮影後くらいは自分ひとりの時間が欲しいですし、割とひとりになりたいタイプなので」。しかし、毎晩お酒を藤原さんと2人で飲み交わし、翌日のシーンの相談、自分の演技プランの提案などをしていくうちに、徐々に、迅と渚の関係のように打ち解けていったと語る。藤原さんが「宿に帰ったら氷魚くんがいることが支えだったので、今となっては、氷魚くんの“季節くんお風呂沸かしたよー”みたいなのがないから寂しくなっちゃって…」と語るなど、2人の絆を感じさせるエピソードも。また、藤原さんが得意な卵料理をつくったり、宮沢さんがきのこやたけのこがたっぷり入った鍋をつくったりと仲睦まじく生活していたことも明かす。寸銅の鍋にいっぱいに作りすぎてしまった2人は、スタッフの部屋を回り、おすそわけをしていたという。ただ、唯一宮沢さんが解せなかったことが藤原さんの“軽装備”だったようで、「白川町で10日間ほどのロケだったのに、季節くんはほとんど荷物を持ってきていなかったんです。季節くんからバスタオルを貸してほしいと言われて、さすがにそれは断りました! かわりに自分の持ってきたハンドタオルを貸しました。バスタオルは共用できないです…」と、微笑ましくも譲れないポイントもあったよう。こうして2人の心を許しあった時間が、本編では見事に演技に反映されていることだろう。『his』は2020年1月24日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:his 2020年1月24日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2020映画「his」製作委員会
2019年12月05日『愛がなんだ』の今泉力哉監督最新作『his』にて映画初主演を務めた宮沢氷魚が、本作の主人公を演じるにあたり、男性同士の恋愛を描いた傑作『ブエノスアイレス』(’97)と『ブロークバック・マウンテン』(’05)を役作りの参考にしたと明かした。宮沢さんは、海外と日本におけるLGBTQをとりまく環境の違いを目の当たりにしたことが、出演のきっかけになったという。「幼稚園から高校までインターナショナル・スクールに行って通っていて、男子校で先輩にも後輩にもゲイやバイセクシャルの人が当たり前にいましたし、アメリカにいたときもみんなオープンに公表していました。でもいざ日本の社会に出てみたらその認識というか受け入れ方がまるで違ってショックでした」と宮沢さん。「だからこそ、何らかの形でLGBTQの認知度を上げたいと思っていたので、この企画のお話をいただいた段階ですぐにやらせてくださいと言いました」。周囲にゲイと知られることを恐れ、東京を離れて田舎暮らしを選ぶ主人公・井川迅を演じるにあたり、宮沢さんが参考にしたのが『ブエノスアイレス』と『ブローバック・マウンテン』。アルゼンチンの雄大な自然のもと、トニー・レオンとレスリー・チャンが離れては寄り添い、また離れるカップルを演じ、監督ウォン・カーウァイが第50回カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞した『ブエノスアイレス』。第89回アカデミー賞作品賞『ムーンライト』にも大きな影響を与えた1作だ。また、1960年代の保守的なアメリカ西部を舞台に、惹かれあう2人のカウボーイの20年間を描いた『ブロークバック・マウンテン』は、アカデミー賞でヒース・レジャーの主演男優賞、ジェイク・ギレンホールの助演男優賞ノミネートを含む最多8部門にノミネート、監督賞、脚色賞、作曲賞の3部門を受賞した。この2本を、クランクイン前に製作陣から観ておくべき作品といわれた宮沢さん。恋愛のみならず、2人の男性の生き方を情感たっぷりに描いている作品から恋愛の本質を学んだという。「キラキラした男性同士の恋愛というより、もっと自然体に演じるにはどうしたらいいのか考えながら映画を観ました。人を深く愛してしまったときの、危うさや醜さといった、人間味のある部分が描かれていたので、芝居の参考にしました」と語り、「もどかしさと、真逆の勢い。両方を大事にした」とキスシーンに臨んだ際の心境も明かした。「これで誰かを救うなんて言ったらバチが当たるぐらい大袈裟ですが、一人でも多くの人に興味を持っていただければ、ぼくたちがこの作品を作った意味があると思う」と語る宮沢さん。今回は、そんな役作りの成果が伝わる切ない新場面写真もお披露目されている。『his』は2020年1月24日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:his 2020年1月24日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2020映画「his」製作委員会
2019年11月27日新生PARCO劇場のオープニング作品第1弾となる『ピサロ』。このスペインのインカ帝国征服の物語で、宮沢氷魚がインカの王アタワルパとして、スペイン将軍ピサロを演じる主演・渡辺謙と対峙することとなった。アタワルパは、渡辺が1985年の初演で演じて名を上げた役でもある。大きな役割を任せられた注目株の俳優に迫る。【チケット情報はこちら】今年秋、俳優デビューから2年が経ったばかり。しかし、この短い間に3本の舞台に立ち、ドラマでも主要な役に抜擢されている。そのうち、三島由紀夫の4部作を舞台化した『豊饒の海』では東出昌大と共演。ドラマ『偽装不倫』では杏の相手役を担った。「だから、今回初めて渡辺謙さんとお会いしたときには、遠い親戚の方と会ったような不思議な気分でした(笑)」と微笑む。その渡辺がかつて演じたアタワルパに挑むことについても、「謙さんがピサロを演じられると発表されてから、じゃあアタワルパは誰がやるんだろうとみんなが思っていたと思うので、そこに挑戦できるうれしさをすごく感じています」と素直に喜びを見せる。インカで神とも崇められていたアタワルパを演じるにあたっては、「まず王の貫禄が出るようにちょっと身体を大きくして」臨むつもりだ。「ただ、内から出てくるものが大きいから絶対的存在に見えるのだと思うので、自信とか包容力とか、気持ちも作っていかないとアタワルパにはなれないだろうなと思っています」。作っていくうえでは、英国演出家ウィル・タケットとの作業も楽しみのひとつ。「先日ウィルのワークショップがあったんですけど、まずは役者にやらせてくれて、そこからアイデアを広げていくというスタイルだったんです。『豊饒の海』のマックス(・ウェブスター)もそうでしたが、お芝居のなかでいろいろ挑戦できるチャンスをくれるのはやっぱりうれしいことですし。そこで、普段の自分だったらできないようなことを、間違ってもいいという覚悟で思い切ってできるのが、舞台の面白いところだなと思います」「今はまだ目の前の作品に一生懸命立ち向かうことしかできない」とは言うが、その一歩一歩が自信になっていることもうかがえる。ことに今回は「早く初日を迎えたいという気持ちが強い」そうだ。「文化の違う人間が出会ってどう歩み寄りどう反発するのかという、今の時代にも意味のある人間の物語が描かれているすばらしい脚本なので、これが早く世に出てほしいと思うんです」。「最初から最後までどのシーンも好き!」と熱弁する宮沢氷魚の何とも楽しげな表情。期待が募る。チケットは明日11月23日(土)10:00よりチケットぴあにて一般発売開始。取材・文:大内弓子
2019年11月22日メンズファッション誌『メンズノンノ』(集英社)の読者参加型イベント「メンズノンノカフェ」のお披露目会が18日、東京・Royal Garden Cafe AOYAMAにて開催され、清原翔、宮沢氷魚、鈴木仁がギャルソン姿を披露した。18日~24日に同所で開催される「メンズノンノカフェ」は、日替わりでメンズノンノモデルたちが来店し、トークショーも開催。また、モデルたちが考案したオリジナルメニューやフォトスポットも用意される。ギャルソン姿で登場した清原は「背筋が伸びますね」と照れ笑い。宮沢は「学生のときにウェイター をやったことがあって、その頃のことを思い出します」と懐かしそうに話し、鈴木は「こういうのを着るの初めてなので新鮮な感じです」と語った。店内には、メンズノンノモデルの等身大パネルや表紙風のポスターなどが飾られ、宮沢は「こんなパネルがあると緊張しません!? 見つめられている感じがして」と自分たちの等身大パネルにやや緊張。鈴木は、表紙風のポスターを見て「表紙っぽくてうれしい」と喜び、「メンズノンノを好きでいてくださる方にとって素敵な場所なんじゃないかなと思います」と話した。そして、清原は「僕たちが考えたコラボメニューもたくさんありますし、1日店長として現役モデルが立つので注目していただきたい。メンズノンノ一色になっているので、写真を撮って拡散していただけたらと思います」とアピールした。カフェのお披露目会の前に「第34回新メンズノンノモデル発表式」も行われ、「第34回新メンズノンノモデルオーディション」で2,300通以上の応募の中からグランプリ、準グランプリ、ラボ シリーズ賞に選出された野村大貴、水沢林太郎、豊田裕大が登場。先輩モデルとして、清原、宮沢、鈴木に加え、成田凌も駆けつけた。
2019年11月18日メンズノンノモデルで俳優の清原翔が18日、都内で行われた「第34回新メンズノンノモデル発表式」と「メンズノンノカフェ」お披露目会に出席し、今年を振り返った。広瀬すず主演のNHK連続テレビ小説『なつぞら』で柴田照男役を演じ、注目を集めた清原。今年一年を振り返って「朝ドラも出させていただいて、多くの方に知ってもらえるきっかけがすごいたくさんあった年。これからがスタートだなと思う一年でした」と語った。『メンズノンノ』は、1986年の創刊以来、田辺誠一、谷原章介、東出昌大、坂口健太郎などを輩出し、人気俳優への登竜門として注目を集める集英社のメンズファッション誌。このたび、「第34回新メンズノンノモデルオーディション」で2,300通以上の応募の中からグランプリ、準グランプリ、ラボ シリーズ賞に選出された野村大貴、水沢林太郎、豊田裕大がお披露目された。発表会には、清原のほか、成田凌、宮沢氷魚、鈴木仁も登場。さらに、同所にて11月18日~24日に開催される読者参加型イベント「メンズノンノ カフェ」のお披露目会では、清原、宮沢、鈴木がカフェ店員姿でイベントの魅力をPR。清原は「僕たちが考えたコラボメニューもたくさんありますし、1日店長として現役モデルが立つので注目していただきたい。メンズノンノ一色になっているので、写真を撮って拡散していただけたらと思います」と語った。
2019年11月18日俳優・沢村一樹の息子・野村大貴が、「第34回新メンズノンノモデルオーディション」のグランプリに輝き18日、東京・Royal Garden Cafe AOYAMAで行われた新メンズノンノモデル発表式に出席した。1986年の創刊以来、田辺誠一、谷原章介、東出昌大、坂口健太郎などを輩出し、人気俳優への登竜門として注目を集める集英社のメンズファッション誌『メンズノンノ』。このたび、「第34回新メンズノンノモデルオーディション」で2,300通以上の応募の中からグランプリ、準グランプリ、ラボ シリーズ賞に選出された3人がお披露目された。グランプリに輝いた野村大貴(のむらたいき)は、2000年10月4日生まれの19歳で、東京在住、身長187cm。「『僕かぁ』とは思ったんですけど、『なぜ僕なんだろう』という感じではありません。このために頑張りました。グランプリに恥じない活躍を見せたいです」と意気込みを語った。発表会には、メンズノンノモデルで俳優としても活躍している成田凌、清原翔、宮沢氷魚、鈴木仁も登場。野村は「本当にいらっしゃるのかという感じです」と憧れのまなざしを向け、「触れてみたいです」と希望すると、成田が近寄りハイタッチ。野村は「夢が叶いました」と笑顔を見せた。また、父である沢村から何か言葉をもらったか聞かれると、「父は芸能界を勧めるわけでもなかったんですけど、やりたいことをやりなさいと応援はしてくれています」と答えた。なお、準グランプリは、埼玉在住の16歳・水沢林太郎(みずさわりんたろう/2003年2月5日生まれ/181cm)、ラボ シリーズ賞は、東京在住の20歳・豊田裕大(とよだゆうだい/1999年4月10日生まれ/179cm)に決定した。
2019年11月18日「第34回新メンズノンノモデル発表式」が18日、東京・Royal Garden Cafe AOYAMAで行われ、新専属モデル3人がお披露目された。また、俳優としても活躍中のメンズノンノモデル、成田凌、清原翔、宮沢氷魚、鈴木仁も登場した。1986年の創刊以来、田辺誠一、谷原章介、東出昌大、坂口健太郎などを輩出し、人気俳優への登竜門として注目を集める集英社のメンズファッション誌『メンズノンノ』。このたび、「第34回新メンズノンノモデルオーディション」で2,300通以上の応募の中からグランプリ、準グランプリ、ラボ シリーズ賞に選出された3人が発表された。グランプリは、東京在住の19歳・野村大貴(のむらたいき/2000年10月4日生まれ/187cm)、準グランプリは、埼玉在住の16歳・水沢林太郎(みずさわりんたろう/2003年2月5日生まれ/181cm)、ラボ シリーズ賞は、東京在住の20歳・豊田裕大(とよだゆうだい/1999年4月10日生まれ/179cm)。野村は「『僕かぁ』とは思ったんですけど、『なぜ僕なんだろう』という感じではありません。このために頑張りました。グランプリに恥じない活躍を見せたいです」と力強くあいさつ。水沢は「16歳でまさかメンズノンノモデルになれると思っていなかった。頑張って吸収して有名になります!」と笑顔で宣言し、豊田は「いつも自分が読んでいた雑誌に選んでいただいて光栄です。これからどんどん頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。成田は「本当にみんなかっこいい。即戦力だと思った。速攻で仕事があると思うので、未来は明るいなと思います」と太鼓判。「僕らは友達というわけでもなく、家族でもなく、本当に特別な一生つながっていく関係性になると思う。今メンズノンノはちょっとずつ新しく変わろうとしているときでもあって、そんなときにこんなかっこいい3人が入ってくれて、未来は明るい」と喜び、「僕らはみんな好きに生きているから、それぞれの良さを伸ばしていって、楽しく頑張っていきましょう」とメッセージを送った。同所にて11月18日~24日に開催される読者参加型イベント「メンズノンノ カフェ」のお披露目会も行われ、清原、宮沢、鈴木がカフェ店員姿でイベントの魅力をPRした。
2019年11月18日『愛がなんだ』の今泉力哉監督が、恋愛のその先のゲイカップルを描く映画『his』。この度、宮沢氷魚が“初恋の彼”藤原季節を抱きしめ、「お前と生きていきたい」と告白する愛と決意溢れる予告編が解禁となった。解禁となった映像では、迅(宮沢さん)が、恋人・渚(藤原さん)から突然、別れを告げられるシーンから始まる。時は流れ、ゲイであることを隠して一人田舎で生活をする迅の元に、ある日、娘を連れた渚が目の前に現れる。戸惑いつつも、忘れられずにいた初恋の彼との再会を機に、渚への想いを募らせていく迅。3人での平穏な日々が過ぎていく中で、一緒に過ごせる幸せを噛みしめていた迅だったが、そんな日々は突如終わりを迎えることに。渚の妻である玲奈(松本若菜)が娘を強引に連れて帰ってしまう。悲しみに暮れる渚を見た迅は「3人で生きていきたい」と告げ、渚の娘の親権を獲得しようと決意する。しかし、裁判に臨む迅と渚は法廷で、「ゲイのカップルに育てられると、この先どんな苦労が待ち受けているか」と相手の弁護士から厳しく尋問され、社会の偏見を目の当たりにする。「好きだけではどうしようもない」現実を突き付けられた2人が選ぶ生き方とは…。恋愛の行く末だけではなく、同性の2人が子どもを持ち、家族として世間とどう向き合い、生きていくのか。“恋愛のその先”までを描いた今泉監督の新境地を垣間見ることができる予告編となっている。『his』は2020年1月24日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:his 2020年1月24日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2020映画「his」製作委員会
2019年11月14日新生PARCO劇場のオープニング作品第一弾として上演される『ピサロ』に、渡辺謙が主演する。スペインのインカ帝国征服を描いたこの物語で演じるのは、スペイン将軍ピサロだ。35年前、同じくPARCO劇場で山崎努主演で上演されたとき、渡辺はインカの王アタワルパを演じてその名を世に知らしめている。いわばエポックメイキングとなった作品に、今度は主演としてどう挑むのか。渡辺謙がどう渡辺謙となり渡辺謙であり続けているのかを、ぜひ目の当たりにしたいものである。【チケット情報はこちら】かつて山崎努が演じた役を演じることになった渡辺。「山崎さんのピサロは体感として僕のなかにも鮮明に残っているので怖さはあります。でも、それを超えようとか、違うことをやってやろうというのではなく、今の年齢になった僕が感じるものを、今のお客様に伝えるということを探っていきたい」と真摯に語る。実際、当時の山崎の年齢を超えて今年60歳を迎える今、「ピサロがなぜインカへの過酷な旅を目指したのか、山さんとはまた違う何かが探せるのではないか」という自負もある。アタワルパを演じて1度この作品に携わったことをアドバンテージとは捉えていないところも、誠実に芝居に向かう渡辺らしい。「今度はピサロとして、アタワルパとはまったく違う価値観のなかでつくっていかないと成立しないし、前のことを思い出しながら演じてしまうと、予定調和になって面白くなくなりますから」。今回アタワルパを演じる宮沢氷魚に対して胸を貸すというようなつもりもない。「キャリアの差はありますけど、それはただ長さが違うだけ。大事になのは、ピサロとアタワルパとして向き合ったときにどっちのエネルギーが強いかということですから。勝ち負けではないですけど、やっぱり横綱相撲は取りたくない。エネルギーの量として負けないように頑張りたいと思います」渡辺といえば、『王様と私』で、ブロードウェイ、ウエストエンドの舞台にも立ってきた。「ここ5年、大きな舞台をやらせていただいて思うのは、やはり人間ひとりが発するエネルギーのすごさです。ひとりひとりのエネルギーが集結してそのバイブレーションが伝わると、こんなにも人の心を動かすんだということが、すごく信じられたんですよね。だから、そういう喜びを俳優としてもっと感じたいと思っているんです」。役者にも観客にも、舞台という場所でしか味わえない喜びがある。渡辺謙という役者のエネルギーを存分に浴びることで、その喜びに浴したい。チケットぴあでは11月18日(月)23時59分まで、先着先行受付中。取材・文:大内弓子
2019年11月12日ドラマ『偽装不倫』で見せた大胆な愛情表現、切ない表情、甘い笑顔。世の中の女性たちの心をわしづかみにした宮沢氷魚さん、25歳。彼が、その深く澄んだ瞳で見つめる色気のかたちとは。クールな佇まいや憂いを帯びた眼差しから醸し出される宮沢氷魚さんの色気。「自分の中にあるとはまったく思ってこなかった」と言いつつも、年上女性との恋愛を描いたドラマ『偽装不倫』出演を経て「色気というものがぼんやりと見えてきた気もします」と話す。「モテるキャラクターである伴野丈に説得力を出すには色っぽさが大切だと思い、大人っぽい色気を持っている、モデル仲間の成田(凌)くんや柳(俊太郎)くんと、撮影前、ごはんを食べに行ったんです。直接的な質問をしたわけではないので、二人は色気を研究したかった僕の意図には気づいていないはずですが(笑)。会話しながら思ったのは、二人は自分の行動や考えに確固たる自信と責任を持っているということ。そこから生まれる余裕が、色気に繋がっているのだとヒントをもらえました。あのドラマでは、人気原作のイケメンキャラクターを演じる責任をいい意味でのプレッシャーに変えることができ、それを色気に繋げられたかなと感じます」実際、ドラマの放送中、たびたび「伴野丈の色気がすごい」という嬉しい感想を耳にしたそう。「もちろん、キャラクターを褒めてくれた言葉なんだってわかってます。でも、僕自身にまったく色気がなかったら画面には映らないと思うし、伴野丈への褒め言葉のうち、3割くらいは僕に向けられているはず…と捉えています(笑)。それに、ドラマの撮影が終わって久しぶりに雑誌の撮影をしたら、デビュー時から撮ってもらっている男性カメラマンに『惚れちゃいそう』って言われたんです。男性からもカッコいいと思ってもらえる空気が僕から出てきているんだとしたら、すごく嬉しいですね」落ち着いた声、長い指先。宮沢さんには色気に繋がる要素が溢れている。自覚があるものは?と尋ねると、答えは「清潔感かな」。「小さなことですが、爪を切るとか、身だしなみは意識してます。部屋もきれいにしていたくて、2日に一回は掃除機をかけます。ゴミが溜まる透明な部分に埃や髪の毛が吸い込まれていくのを見るのが好き。そして、そこをいっぱいにして捨てるのが気持ちいい!」逆に、自分にはまだ足りないと思う、色気の必要条件は「経験」。「たくさんの経験を積み、自分の弱さやカッコ悪い部分もすべてさらけ出せる人に、不思議と吸い込まれそうになるんです。自分を知るって一番難しいこと。知れたとしても、自分のすべてを表現することに、僕はまだ怖さがあります。もっと経験を積まないと」俳優として、経験を積み上げている真っ最中。そのスタートとなったドラマ『コウノドリ』で主演を務めた綾野剛さんは、宮沢さん曰く、「色気の塊」。「“綾野剛”という生き方に対する自信と潔さを行動から感じます。買い物ひとつとっても、男気がすごいんですよ。ドラマ初出演のお祝いに、表参道に連れていってくれて『好きなサングラスを選んでいいよ』と。僕が、一緒に買い物できるだけで十分ですと言っても、『選ぶまで帰らないよ』とさらっと仰る。その潔さに惚れました」幼稚園から高校までインターナショナルスクールに通い、大学2年間はアメリカへ。アメリカと日本で、色気に違いはある?「あちらの男性は、肉体によって色気を表す人が多いように感じました。シックスパックの筋肉質な体がひとつのステイタスになっていて、ファッションにしても、タイトな白Tシャツにピチピチのデニムで、ボディを強調するスタイル。僕は見ての通り細いので、『中学生か』とか『男じゃない』とか、めっちゃイジられましたよ。まったく気にしませんでしたけどね。筋トレが大嫌いで、ジムに行くというオプションすら僕の中にはなかったので(笑)。女性にしても、アメリカではスタイルがいいことが、色気があってセクシーと捉えられていたような気がする。僕自身は、女性の透明感やピュアさに色気や美しさを感じます」女性に対して惹かれるそうした気持ちを、初主演映画『his』でゲイ役を演じたときには、恋人役の男性俳優・藤原季節さんにも向けることができたそう。「僕自身の恋愛対象は女性だけれど、ちゃんと季節くんを恋愛対象として見られなければ演じられない役で、すごく悩みました。でも結局、LGBTQについて知ろうと熱心に研究し、真っすぐ向き合う季節くんの姿が人として美しくて、好きだなって思えたんです」育ってきた環境の中で、さまざまな国籍、人種、バックグラウンドを持つ人たちと出会ってきた。「そのおかげで、人それぞれ違うことを自然と受け入れられるようになりました。もちろん、人間なので先入観で判断しそうになることもあります。でも、僕と違うからと突き放さず、その人を理解する努力はしているつもりです」宮沢さんの透明感のある色気は、こうした柔軟な心の在りようから生まれているのかもしれない。みやざわ・ひお1994年4月24日生まれ、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ出身。2015年、『MEN’S NON-NO』専属モデルとしてデビュー。’17年、連続ドラマ『コウノドリ』で俳優デビュー。初主演映画『his』は’20年1月24日公開ジャケット¥319,000パンツ¥144,000レザーベルト¥60,000シューズ¥101,000*すべて予定価格(以上プラダ/プラダ クライアントサービス TEL:0120・45・1913)※『anan』2019年10月23日号より。写真・畑中孝弘(UM)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・スガ タクマ取材、文・小泉咲子撮影協力・AWABEES(by anan編集部)
2019年10月19日2人の青年の恋愛を題材に、「好きだけではどうしようもない」恋愛の“その先”の物語を描く、宮沢氷魚映画初主演作『his』から、切なくも美しいポスタービジュアルと新たな場面写真が到着した。「偽装不倫」で多くの視聴者の心を掴んだ宮沢さんが、周囲にゲイだと知られることを恐れ田舎にやってきた主人公・井川迅を、そんな迅の忘れられない恋人・日比野渚を藤原季節が演じ、迅と渚、同性カップルの親権獲得や周りの人々への理解を求めて奮闘する姿を描く本作。今回到着したポスタービジュアルでは、忘れられない初恋の渚と再会し、再び気持ちを通じ合わせた2人が、目を閉じ、お互いの額をそっと合わせる“おでこコツン”の場面が切り取られ、「好きだけではどうしようもない」というコピーも添えられている。2人で一緒に生きていこう――そんな強い決意を感じさせるかのようだ。さらに新場面写真では、渚と彼の娘との生活が始まることに戸惑いと嬉しさを垣間見せる迅を写す3ショットや、渚父娘の姿が捉えられている。『his』は2020年1月24日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年10月11日テレビドラマ「偽装不倫」で杏の相手役をつとめて話題を呼んだ宮沢氷魚が、渡辺謙主演の新生PARCO劇場オープニング作品第1弾「ピサロ」に出演することが分かった。英国の劇作家ピーター・シェーファーの傑作戯曲「ピサロ(原題:ザ・ロイヤル・ハント・オブ・ザ・サン)」は、太陽を父とする帝国2400万人を従えるインカの王を、粗野な成り上がりのスペイン将軍ピサロとならずもの167人で生け捕りにしてしまうという、インカ帝国征服を主軸にした物語。1985年にPARCO劇場でテレンス・ナップ演出、山崎努主演により上演され、PARCO劇場の功績が語られる際には必ず取り上げられる伝説的作品となっている。今回は、本年トム・ストッパードの異色作「良い子はみんなご褒美がもらえる」(堤真一主演)をそのバレエ、オペラ、ミュージカル、演劇といった舞台芸術全てを内包した演出で好評を得たウィル・タケットが演出を担当。また、主人公ピサロを演じる渡辺さんは、1985年、PARCO劇場での上演当時は無名だったものの、太陽を父とする帝国2400万人を従えるインカの王アタワルパを、ピサロを演じた山崎さんに引けを取らない演技で見事に演じ切り、その名を世に知らせるきっかけにもなった。そして今回、かつては渡辺さんが演じた“太陽の子”アタワルパ役に宮沢氷魚が決定!ドラマ「偽装不倫」では、ある事情を抱えながらもヒロイン(杏さん)と恋に落ちる役を熱演したばかり。舞台では、2018年に上演された三島由紀夫最後の長編小説を原作にした「豊饒の海」で主人公・松枝清顕の生まれ変わりとして登場する飯沼勲(第二部「奔馬」)を“品格”と“純粋さ”と“熱”をもって演じ切った。本年は、現代都市を舞台にしたヒーローの物語の舞台「CITY」で主人公を支える協力者であり物語の要となる役どころを演じている。宮沢さんは、「1985年に渡辺謙さんが演じたアタワルパ役をいただけることは夢のような気がしますし、今から緊張しています」と言いながらも、「全ての台詞に意味があって、言葉に重みがあるので挑戦しがいのある舞台だと思っています」とコメント。「自分を“太陽の子”だと信じ、彼を信奉するインカ帝国の民がいるカリスマ性のある役どころの印象があり、どんな王になるのか自分自身ワクワクしています」と楽しみにしている様子。「演出のウィルさんは、チームづくりを優先して演じやすい空気をつくってくれる。僕もそういったスタイルが好きなので、みんなが自由に参加できる風通しのいいカンパニーにしてくださると思います。これから始まる稽古や本番を心待ちにしています」と意気込みを明かしている。なお、全キャスト発表は10月上旬を予定しているという。PARCO劇場オープニング・シリーズPARCOプロデュース「ピサロ」は2020年3月13日(金)~4月20日(月)、PARCO劇場にて上演。(text:cinemacafe.net)
2019年09月26日既婚者と嘘をついた鐘子と、重い病を隠していた年下カメラマンの丈。二人の純愛を描いたドラマ『偽装不倫』で人気急上昇の宮沢氷魚さん。丈とは同じ25歳で外国育ちなど共通点も多く、愛着のある役になった。「もともと丈には、雰囲気も含めて素の自分に近いものを感じていたんですが、演じれば演じるほど丈と僕との距離が縮まる感覚がありました。今では、本番直前にスイッチを入れずとも、自然に丈になれます。役者を始めて2年足らずで、民放の連続ドラマでこんな大役をいただけて、最初はドッキリを疑ったくらい驚いたんですが(笑)」現場では、鐘子役の杏さんと料理の話題で盛り上がることも。「杏さんは、美味しいそうめんの食べ方をLINEで送ってくれたり、使ってよかった調味料を持ってきてくれたり。僕も自炊するんで、料理に集中することがストレス発散になってますね。得意料理はパスタです」でも実は、病を患った役を演じるため、炭水化物を制限して減量中なんだそう。「なので今は“鶏のささみをいかにパサつかせず料理するか”がテーマ。これも杏さんに習ったんですが、塩水に30分くらい浸けておくとぷりぷりになるんです。…さっきから僕、食事の話ばかりですね(笑)」そう優しく微笑む好青年のイメージや柔らかな口調は、常に穏やかな丈を思わせる。イライラしてしまうことはないのかと尋ねると…、「あります、あります。でも、できるだけイライラを表に出したくないので、気がつく人は少ないですね。だからといって溜め込んでいるわけではなくて、知らないうちに消えています」184cmの身長に、透明感のある肌。ドラマのヒットも相まって、その完璧なビジュアルに惹かれる女性が続出中。「この見た目をいいと言ってくださる方もいますが、役者としてはネックになることもあります。たとえば戦中を生きる役などは、僕の顔立ちや目の色だと難しかったりするのかなと…」それでもどんな役がいつ来ても対応できるようにと、あることに取り組み始めた。「僕、異常に股関節が硬いんです。舞台でしっかり動くには、股関節の柔軟性が大事だと実感して、1週間前に開脚マシンを買いました。すぐには効果が出ないので、普段からちゃんとやっておこうと思って」みやざわ・ひお1994年4月24日、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。東京都出身。『MEN’S NON‐NO』専属モデル。ドラマ『コウノドリ』で俳優デビュー。『偽装不倫』(日テレ系)は9月11日に最終回。初主演映画『his』が来年1月24日公開。ジャケット¥296,000パンツ¥110,000ベスト、シャツ、ネックレス すべて参考商品(以上アレキサンダー・マックイーン TEL:03・5778・0786)※『anan』2019年9月18日号より。写真・嶌原佑矢スタイリスト・吉田ケイスケヘア&メイク・亀田 雅(The VOICE)取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年09月14日杏主演、宮沢氷魚、仲間由紀恵、谷原章介、瀬戸利樹らが出演する“ウソから始まるラブストーリー”「偽装不倫」が9月11日の放送で最終回を迎えた。鐘子と丈、葉子と風太、賢治、それぞれの“不倫”の決着に視聴者の反応が寄せられている。独身なのに人妻とウソをついてしまったことで不倫を持ちかけられ、後に引けなくなり“偽装不倫”を続ける濱鐘子を杏さんが演じる。脳腫瘍に冒されていたが鐘子に恋したことで手術を決意、2か月後に帰国した伴野丈に宮沢さん。夫・賢治がいながら年下のボクサー青年と恋に落ちる鐘子の姉・吉沢葉子に仲間さん。葉子から別れを切り出されてしまった夫・賢治に谷原さん。葉子を純粋に想い続けるピンクヘアのボクサー・八神風太に瀬戸さんといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。脳腫瘍の手術から帰ってきた丈から記憶を失っていると言われ鐘子は大きなショックを受けるが、今度こそウソのない関係を築き直すチャンスだと前向きに考える。だが丈は記憶を失ってはいなかった。手術の後遺症は丈の右目の視力を奪い、カメラマンを続けることが難しいと考えた丈は、鐘子が新しい恋に歩み出したことを知り、記憶を失ったとウソをつくことで鐘子をあきらめようとしていた。一方、葉子から離婚を切り出された賢治は風太とボクシングで決着をつけようとする。勝ち目のない試合に挑むことで自分の気持ちにけりをつけた賢治は葉子と別れ、2人は新たな道を歩み出す…というのが最終回の物語。鐘子と丈は空港で再会、素直にお互いの気持ちを伝え合ってキス…というハッピーエンドとなったが、視聴者からは「最後良かったあ幸せになれて」「鐘子のラストシーン、台詞めちゃくちゃ良かった!私の幸せは私が決める!」「丈くんのこんな幸せそうな顔見たことないよ…最高に可愛い」などの声が。また葉子の不倫に気付き途中、ストーカーと化して視聴者を恐怖に陥れた賢治が最後に見せた優しげな表情にも「賢治さんめっちゃ怖かったけど試合の最後の優しい顔がほんとによかった」「最後の最後で男気見せてくれてありがとう!」といった反応が続々。また「鐘子と丈の未来が見たい」「ハッピーエンドのその後がみたい」「その後も見たいので続編作って欲しい」など続編を希望する声も殺到中だ。(笠緒)
2019年09月11日上田晋也、藤木直人、森泉の3人がMCを務める日本テレビ系「おしゃれイズム」。9月8日(日)今夜の放送回に、現在好評放送中の水曜ドラマ「偽装不倫」に出演している女優の仲間由紀恵がゲスト出演。常盤貴子、生瀬勝久ら芸能界の友人たちが語る仲間さんの素顔に注目。90年代半ばに芸能界入り、1996年『友子の場合』で映画デビュー、「神様、もう少しだけ」をはじめ数々のドラマ出演を経て2000年放送のドラマ「TRICK」が大ヒット。同作はその後映画化されるなど人気シリーズとなる。続いて主演した「ごくせん」も同じく人気シリーズへと成長し、一躍人気女優の仲間入りを果たす。2006年には大河ドラマ「功名が辻」で主人公・山内千代(見性院)を演じ、国民的女優としての地位を確立。2014年からは「相棒」シリーズに出演、映画『天空の蜂』も大きな反響を呼んだ仲間さん。今回は仲間さんが芸能界の友達を一挙紹介。女優・常盤貴子との旅行での秘話や、出世作となった「TRICK」シリーズに「ごくせん」シリーズのほか大河ドラマ「功名が辻」など数々の作品で共演経験がある生瀬勝久とのミステリー事件など、芸能界の友人たちとの話題のほか、MCも驚くかわいい後輩エピソードにも注目。また仲間さんがいま一番欲しいという出産祝いとは!?30分にわたりたっぷりと仲間さんの魅力を伝える。仲間さんは現在放送中のドラマ「偽装不倫」に出演中。主人公の32歳独身、恋愛に不器用な派遣社員・濱鐘子を杏が演じ、仲間さんはキャリアウーマンでエリート商社マンと結婚、周囲から羨まれる鐘子の姉、葉子を演じている。物語はおひとり様旅行で出会ったフリーカメラマン・伴野丈(宮沢氷魚)に既婚者だとうそをついてしまい、そこから人妻と偽り不倫を始める鐘子と、夫がいながら独身だとうそをついて純粋なピンクヘアの年下ボクサー・八神風太(瀬戸利樹)と不倫をする葉子。姉妹の“偽装不倫”を描いていく。物語は第2部に突入、脳腫瘍の手術から帰国した丈は記憶を失っており、鐘子は悲しみにくれる。葉子も一旦は別れた風太と再会、自分の心に素直になろうと夫・賢治(谷原章介)との離婚を決意する…果たして2人の恋はどんな決着を迎えるのか?「偽装不倫」最終回は9月11日(水)22時~日本テレビ系でオンエア。「おしゃれイズム」は9月8日(日)今夜22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年09月08日杏主演の「偽装不倫」第9話が9月4日放送。鐘子と丈の別れから2か月、鐘子の前に現れた“新たな恋”の相手、葉子も風太と再会したのをきっかけに“重大な決意”をする…第2部に突入した本作に、視聴者たちはどんな反応をみせたのか!?32歳、独身、恋愛に不器用な濱 鐘子(杏さん)は、おひとり様旅行で出会ったフリーカメラマン・伴野丈(宮沢氷魚)に既婚者だとうそをついてしまい、丈から不倫を持ちかけられる。最初は遊びのつもりだったが次第に2人は本気の恋に落ちる…だが、丈は脳腫瘍を患っていた。鐘子の姉でキャリアウーマンの葉子(仲間由紀恵)も“理想の夫”賢治(谷原章介)がいながら、純粋なピンクヘアの年下ボクサー・八神風太(瀬戸利樹)に独身だと嘘をついて不倫していたが、風太とは別れ賢治との仮面夫婦生活を続けることを決める。丈が手術のためスペインに発つことになり、鐘子は自らが独身であることを告白する。すると丈は鐘子を悲しませないために“不倫だったからよかった”と冷たい言葉を投げつけ鐘子の元を去る…というのが前回までの物語。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。それから2か月、丈を忘れられない鐘子の前に、ワイナリー会社の藤堂(桐山漣)が現れる。藤堂は鐘子をデートに誘い告白。翌日の肉フェスで答えを聞かせて欲しいと言う。そんな鐘子の元に丈が帰国したと連絡が。丈と再会する鐘子だが丈は記憶を失っていた。一方、葉子も美容院で風太と再会、風太の純粋な愛に心が動いた葉子は、賢治に離婚届を突きつける…というのが今回のストーリー。今回から登場した桐山さん演じる藤堂。告白した翌日にその相手の鐘子から丈への想いを聞かされ、それでも優しく鐘子を励ます…そんな藤堂には「振られた人から昔の男の話聞かされる桐山漣さん」「ドン引きして去って行ってもおかしくないのに、藤堂さん滅茶苦茶良い人じゃね…?」などの反応が。終盤、丈が記憶を失ったことにショックを受け号泣する鐘子に、葉子が「記憶がないなら、もう一度初めからやり直して見たらいいじゃない」と改めて“嘘のない恋”を勧める。この葉子の言葉に「葉子さん良いこと言うね!」「葉子みたいな,お姉さん欲しい」などの声多数。葉子と賢治、風太との関係はどうなるのか?また丈の記憶は本当に失われたのか?鐘子、葉子、2人の恋の結末にも注目が集まる。(笠緒)
2019年09月05日