■前回のあらすじ夫は「中学受験は親のエゴだ」というけれど…。友だち付き合いが苦手で本が好きな娘に親としてできることを考え始めて…。夫の健太の言葉に「何も調べたりしないで反対するのもエゴなのでは?」と思ってみたものの私自身も知らない世界。そう思った私は出社前に本屋に寄ったのですが…。中学受験の本を読んでいたら先輩の紘子さんから声をかけられました。そして私は、自分の考えがとても浅いことを痛感することに…!中学受験についてはまだ考え始めたばかりの私。受からなければ「公立中学」でいいじゃんと思っていました。落ちたらどこにも行くところがない高校や大学と違って、公立に進むという手がある中学受験はそこまで覚悟をする必要があるという印象がなかったのです。しかし紘子さんのツラい過去の話を聞いて…。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ ミカヅキユミ
2021年03月08日■前回のあらすじ中学受験の状況を夢中で調べていると、夫から「小学生に受験はかわいそう」と言われて…。中学受験について調べ始めたばかりの私。思っていたよりも多くの私立中高が存在し、さらに今の中学受験を取り囲む厳しい状況も少しずつ理解してきたところに夫から言われた「中学受験はかわいそう」という言葉に違和感を持ち…。娘の放課後の過ごし方を理解していなかった夫。共働きの子どもの放課後の過ごし方は…。私は体育や音楽が苦手で、算数や国語などの授業は楽しかったのです。葵と同じように休み時間も本ばかり読んでいた私は、友だちと呼べる人もほとんどいませんでした。だから、夫の「勉強漬けにするのはかわいそう」という考え方にも違和感がありました。そして当時、私は友だちがいなかったことをとても気にしていたのですが、娘の葵は結構あっけらかんとしていて、「ひとりでいる方が空想できて楽しいよ」と笑っています。そんな葵に親として何ができるんだろう…。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ ミカヅキユミ
2021年03月07日■前回のあらすじ子どもの中学受験に興味をもった恵。夫に話すと、「小学校から塾なんて必要ない。ママ友に振り回されるな」と言われてしまい…。周りに塾に通う子が増え始め、中学受験を意識し始めた私。夫の「うちは中学受験は必要ない」という発言に納得できなかった私は、私と夫の共通の知り合いで、会社の先輩でもある紘子さんに話をしてみると…。中学高校時代の6年間…その響きがどうしてだかすごく気になってしまい…。そこで私は自宅から通えそうな中学や高校の状況を調べてみることに…。中学受験について調べていると、校風、学費、制服、大学進学実績…見始めると、あまりにたくさんの項目や要素があって、検索魔の私は夢中になっていました。まさか夫が帰ってきて、それを見ているとは気づかずに…。そして夫が私に吐いて捨てるように言ったのは「受験はかわいそう」と思っても見なかった言葉でした。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ ミカヅキユミ
2021年03月06日私は恵。小学3年生になる娘・葵と夫・健太の3人暮らしです。地方出身で私立中学というものがほとんど存在しない地域で育った私と夫。二人とも同じ東京の大学を卒業しそのまま就職、結婚しました。子どもを授かり保育園に通うようになって初めて「私立中高一貫校」「中学受験」という話題に触れるようになりました。そして小学生になると…。中学受験については、これまでも度々ママ友の会話のなかで出てきていました。ただ我が家は関係ないと、あまり深く考えたことはなかったのです。美佳さんはすでに上の子で中学受験を経験済みとのことで話を聞いていましたが、麻美さんのところも受験するのか…私は驚きと共に、焦りにもにた感覚に襲われました。そして夏休みが過ぎると、美佳さんも塾を決め、さらにほかの仲良しママ友たちの子どもも一斉に塾へと入り、中学受験の話題が一気に増えていきました。こうして次第に私も中学受験に興味を持ち始めていったのですが、夫は…。私自身、「中学受験をしよう」とまでは言い切れない状態。それに健太の言うとおり、ママ友の情報を聞いたからと言って我が家が受験をしようと決めたり、焦ったりする必要がないことはわかっています。私は大学に通わせてくれた両親に本当に感謝しています。だから私も娘の教育環境はできるだけ良いと思えるものを用意してあげたいと思っていたのです。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ ミカヅキユミ
2021年03月05日幼稚園の4年間をインターナショナルスクールで過ごした息子。小学校に上がってから、英検に挑戦しています。5級、4級と合格をいただき、3級を受験することになりましたが、3級からは面接や作文も試験範囲です。ライティングや文法を中心に四苦八苦している息子を見ているうちに、自分も何かに挑戦して一緒に頑張りたいと思うようになりました。そこで思い付いたのが、漢字検定です。ライターという仕事柄興味はあったのですが、なくてはならない資格ではないため、つい後回しになっていました。やろうと思ったときが最善のときと思い、子どもと一緒に検定試験に挑戦することにしました。初めての漢字検定は何級からスタート?学生時代も挑戦したことがなかった漢字検定。何級を受験するべきか、受験の目安問題を解くサイトを見つけて挑戦することにしました。なんとなく気になっていた2級の目安問題を解いてみたところ、10問中9問正解したので、正直なんだこのレベルかと思い、もう1つ上の準一級を受験することにしました。準一級のレベルは、大卒程度。過去に挑戦した人の口コミを読むと、かなり難しそうです。合格率も6.3~22.6%ですし、平均勉強時間は100時間、類似問題や過去問などを3冊はしておいたほうが良いとのこと。それでも2級の問題は余裕があったので、まあ大丈夫だろうと思っていました。息子と一緒に毎晩検定合格に向け勉強を開始ところが実際に過去問を解いてみたところ、ほとんどの漢字が初見のものばかり。「虚仮」「恢」「憾む」など、まったくお手上げの字がごろごろあって、とてもではないけれど受かる気がしません。息子からも「ママ、全然わからないの? そっかあ。でも、大丈夫だよ。ちょっとずつやればいいんだよ」と逆に励まされてしまい、親としてはふがいない気持ちになりましたが、子どもの手前絶対にやめるわけにはいきません。小学校低学年で3級に挑戦しようとしている息子の頑張りに恥じぬ母の健闘ぶりをぜひ見せたい。まずはわからないながらも、全ページ2回はおこなってみることにしました。実行したページには日にちと正答数を明記して、2回目にどれだけ正答数が増えるかをチェックします。こういう試験勉強は大学受験以来なのでおよそ30年ぶり。そう考えたら、できなくても当たり前だと気持ちがラクになりました。2回目もわからなかった問題を繰り返しおこなえば、覚えられるはず。電車での移動時間や就寝前のテレビの時間は、漢字検定の勉強時間に切り替えるように。私が勉強を始めたことで子どもたちもテレビを消して勉強をするようになりました。覚えられない!記憶力の低下と戦う日々最大の問題は記憶力。問題集を進めていくと、前に出題されていた漢字が度々登場するのですが、何度おこなってもわからないのです。前におこなったことは思い出せても、正解はまったく浮かんできません。回答を見てピンとくるということもあまりなく、常に初見のような状態。もとから忘れっぽい性格ではありますが、ここまでひどくはなかったはず。もしかして老化? このペースではとても受からない。勉強するという作業自体は嫌いではないのですが、できない自分を直視することによる不安との戦いがしんどいのです。結婚をして子どもができ生活するなかで、諦めること、我慢することが癖になってしまったのかもしれません。現実的に考えて無理なのかもしれない。そんな考えが脳裏をよぎると、隣でウンウン言いながら問題を解いている息子の姿が励みになりました。励ますつもりが、励まされて。折れそうになっている場合じゃないと、記憶力に良いと言われているアーモンド、コーヒー、ココア、アボカド、バナナ、さば、チョコレート、しじみなどを積極的にとりつつ、トイレやお風呂の中まで問題集を持って入るようにして、勉強時間を捻出しています。まとめ試験まであと2カ月。相変わらず正答率は低空飛行を続けていますが、1冊目の問題集がもうすぐ解き終わるので、次の問題集をAmazonで購入し、到着を待っているところです。解いた日にちの入ったページをぱらぱらとめくると、なんとか1冊、諦めないで続けられたという達成感を感じます。もしダメだったとしても頑張ったことには変わりない。そうか。まだちゃんとできるんだ。そう自分のことを思えるようになったことが、一番の収穫なのかもしれません。老化のせいにしてラクな道に逃げそうになる自分と戦いながら、試験日まで走り抜けようと強く思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2021年02月04日小学校教諭のぽんた(@Pontamama12345)さんは、ある日学校で起きたエピソードをTwitterに投稿。対応に反響が上がっています。職員室で仕事をしていた、ぽんたさん。すると、事務職の人から声をかけられました。「ぽんた先生…どこの子か分からない子が校庭にいます。対応できる人がほかに誰もいないので、お願いします」校庭にいたのは、変形した学ランを着て眉毛のない大柄な中学生でした。ぽんたさんは、「男性の先生が戻ってきたら、ヘルプをよろしく」と頼んで中学生に声をかけることに。「おーい、まだ在校生がいる時間だから校庭に入ってきてはダメだよー!で、きみ、誰?」すると、男子中学生は「なんだよ、教え子の顔を忘れたのかよ」と返してきました。男子中学生は、ぽんたさんの教え子ではないものの、この小学校の卒業生だったのです。ぽんたさんは、「直接は教えてないでしょ、同じ学年だったけど。3年前は声変わりしてなくて小柄で眉毛もあった○○くんだなんて、担任の△△先生でも分からないよ」と告げます。風貌は変わってしまったものの、男子中学生が小学校に通っていた時のことはしっかりと覚えていたのです。小学校を訪れた理由をいわない男子中学生。「特に用がある訳じゃない」とはぐらかしていましたが、ぽんたさんは男子中学生に質問をしていきます。「中学校、行ってる?その格好で校舎に入れてもらえてる?」「給食は食べたの?」「遅刻して給食に間に合わなくて食べ損ねた?」どの質問にも回答しない男子中学生。ぽんたさんは、その様子を見てこのように続けました。「先生が残業用に買ってあるおにぎりがあるから、あげるよ。在校生に見られないように、こっちに来て食べなさい」実は、ぽんたさんは「困った時は街をうろつくんじゃなくて小学校に来なさい」という言葉を、卒業生に贈っていたのです。男子中学生は何もいいませんでしたが、困ったことがあったのでしょう。とりとめない話をしたあと、男子中学生は中学校へ戻っていたといいます。ぽんたさんは、「またおいでね。困った時じゃなくてもいいからさ」と声をかけて送りました。空き(事務)時間「…ぽんた先生…どこの子か分からない子が校庭に」管理職ほか誰も居ないので対応して下さい、と事務職。変形の学ラン。眉毛無し。大柄。男の先生が戻ってきたら、ヘルプよろしく。「おーい、まだ在校生が居る時間だから校庭に入ってきてはダメだよー!で?きみ、誰?」— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 投稿を読んだ人たちからは、たくさんのコメントが寄せられていました。・男の子は、心が軽くなっただろうな。先生にしかできないことですね。・読んで涙が出てきました。心のよりどころがあってよかった。・心が温かくなった。こんな素敵な先生に出会いたかったです。・めちゃくちゃいい話。当事者じゃないけど感謝したい。ぽんたさんが「その格好はダサすぎるよ」と男子中学生にいうと、初めて笑顔を見せたといいます。男子中学生は、小学校を卒業したあと家庭の事情に悩んでいたものの、弱みを見せたくなく、虚勢を張っていたのだとか。しかし、それは本当の自分ではないことに、苦しんでいたようです。「小学校で自分に戻れるなら、傷を癒せるなら、遠慮しないで。パックご飯と梅干しとインスタント味噌汁は常にストックがあるからね」と優しい言葉を送ったぽんたさん。今回の対応について、「子供の居場所を作るのは市と、市の教育委員会の方針なので、私が特別なことをしたつもりはありません。ほかの教諭も同様のことをしたはずです」とコメントしています。「居場所がある」ということだけでも、子供にとっては安心の材料となるでしょう。困った時に、手を差し伸べられるような環境を作りたいですね。投稿全文はこちら空き(事務)時間「…ぽんた先生…どこの子か分からない子が校庭に」管理職ほか誰も居ないので対応して下さい、と事務職。変形の学ラン。眉毛無し。大柄。男の先生が戻ってきたら、ヘルプよろしく。「おーい、まだ在校生が居る時間だから校庭に入ってきてはダメだよー!で?きみ、誰?」— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 「なんだよ、教え子の顔を忘れたのかよ」「直接は教えてないでしょ、同じ学年だったけど。3年前は声変わりしてなくて小柄で眉毛もあった○○くんだなんて担任の△△先生でも分からないよ」「なんだよ、分かってるんじゃねえか」「そうかなと思ったけど、あまりに変わってて自信なかったんだよ」— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 「卒業以来じゃないの。どうしたの△△先生を訪ねてきたの?」「別に。特に用がある訳じゃない」3年ぶりに小学校に来てるのに?「…中学校、行ってる?その格好で校舎に入れてもらえてる?」「…」「給食は食べたの?」「…」「遅刻し過ぎて給食に間に合わなくて食べ損ねた?」「…」— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 「先生が残業用に買ってあるおにぎりがあるから、あげるよ。在校生に見られないように、こっちに来て食べなさい」いいんだよ、正解だよ。「困った時は街をうろつくんじゃなくて小学校に来なさい」卒業生に贈った言葉。覚えていてくれて思い出してくれて、ありがとう。— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 「またおいでね。困った時じゃなくてもいいからさ」「先生、変わってるよな」「そう?きみほどじゃないと思うけど?言わせてもらうけどその格好はダサ過ぎるよ」やっと笑顔を見せた彼。街中の「先輩」を頼らず小学校を頼ってくれてありがと。精一杯の虚勢を張っている彼。何があったんだろう— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 好きなアイドルとかYouTubeの話とか、とりとめない話をしてこのあとどうする?と尋ねたら「中学校に顔出す」と。「じゃ、本当に顔出したか、中学校の先生に確認の電話入れるからね」「いいよ」本当に彼は中学校へ戻っていた。小学校を卒業したあと家庭的に色々あって悩んでいたけど弱みを— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 見せたくなくて虚勢を張って。でもそれは本当の自分じゃなくて、苦しんで。またおいで。小学校で自分に戻れるなら傷を癒せるなら遠慮しないで。街をうろつくんじゃなくて小学校においで。パックご飯と梅干しとインスタント味噌汁は常にストックがあるからね。— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 [文・構成/grape編集部]
2020年11月29日私は2回経血漏れで失敗があります。 それは24歳のときと26歳のとき。その時々で経血量が多いときもあれば少ないときもある私は、油断しているときに失敗が起こっていたように思います。それ以降、経血量が多い日はタンポンとナプキンのダブル使いをしていたため、失敗することはなかったのですが、 26歳のとき、友人と旅行へ行っていたときに、2回目の失敗が起こりました。その後は、生理中はこまめタンポンとナプキンを替えること、黒いスカートをはくこと、多い日は日中も夜用ナプキンをつけることを心がけるようにしています。 今まで私は、タンポンとナプキンどちらもつけているから大丈夫だろうと過信していたところがありましたが、2回目の経血漏れをしてしまってからは、経血量が多い日には本当にこまめにトイレに行くようになりました。また生理のときは、個人的に裏地のある黒いスカートが経血漏れ対策には一番良いと思い、選んではいています。 監修:助産師/REIKO---------------原案/木村桃香さん作画/まっふ
2020年11月26日アメリカの歴代大統領であるバラク・オバマさんのモノマネで大ブレイクした、お笑いコンビ『デンジャラス』のノッチさんが、2020年11月11日にブログを更新しました。タレントとしてだけでなく、2児の父親としても日々奮闘しているノッチさん。12歳になる長女は、中学受験に向けて勉強中だといいます。ノッチが受験生の娘からもらった手紙高校受験を経験したノッチさんは、陸上部推薦として特待生で入学をしたため、従来の受験を経験したことがないのだとか。受験に関する具体的なサポートはできないと思い、ひたすら娘さんにエールを送っているそうです。そんなある日、ノッチさんは娘さんから手紙をもらいました。それでも、じゅくに通わせてくれて本当にありがとう。感謝でいっぱいです。私が、お父さんに出来る事は、来年の春、受験に合格して、お父さんに喜んでもらう事!!そして、私の夢である化粧品開発の研究員になって、新商品を作り、いっぱいかせげるようになったら、お父さんと、たくさん外国へ旅行へ行きたいです。その夢を叶えるために、勉強がんばります。「何かつらい事はないか?大丈夫か?いつでも聞くからな。」デンジャラス ノッチオフィシャルブログーより引用最後のセリフは、きっと普段からノッチさんが娘さんにかけていた言葉なのでしょう。我が子を想う、ノッチさんの父親としての温かさが伝わってきます。娘さんからの熱意と愛の手紙を受け取り、ノッチさんはこのように想いをつづりました。お受験は、お父さんの為ではなく自分の為にチャレンジするんだよ。そう言ってアドバイスしました。正解か?不正解か?まだ良くわからないですねお父さんになったのは初めてだから。一緒に頑張ります。感謝します。デンジャラス ノッチオフィシャルブログーより引用子供を育てる誰もが『親初心者』であり、子育てに正解はありません。愛する我が子に寄り添い、試行錯誤をしながらともに歩んで行くノッチさんは立派な父親といえるでしょう。親子の二人三脚によって、娘さんが夢をかなえられるといいですね![文・構成/grape編集部]
2020年11月12日私が小学校で1年生の担任をしているときに、保護者からよく相談されていたのが「宿題」に関してです。小学校に入ったばかりのころや新学年になった初めのころは張り切って取り組んでいても、だんだんとやるのを嫌がったり、忘れてしまったり、後回しにしてしまったり…ということが出てくるものです。今回は、宿題の対策と取り組みについてお話しします。低学年の宿題は家庭学習の定着が目的1年生の宿題は、ひらがなの練習、運筆、音読、数字の書き取り、簡単な計算練習といった内容が多いと思います。高学年や中学生のようにやっておかないと授業についていけない…なんてことはなく、やってもやらなくても授業内で十分理解できる子がほとんどです。では、「なぜ宿題が出されるのか」というと、家で勉強をする習慣をつけることが目的です。学年が上がるにつれて、勉強の内容が難しくなり、予習や復習が必要になっていきます。そのときに家庭で学習することが当然になっていると、自分でどんどん勉強を進めていけるようになります。この習慣は、一朝一夕には身につきません。そのため、低学年のうちに短時間から練習しておくのがいいとされています。なので、1年生の宿題の内容自体はそんなに難しいものではなく、自分の力でできるものが中心です。宿題についてのルールは自分で決めさせる宿題は先生との「約束」「やりなさいと言わないと、一向にやらないんです」「毎日、宿題をやるやらないでケンカになってしまいます」そんな相談をよく受けました。毎日そんなやり取りをしていると、子どもも大人もストレスになってしまいますね。まず、「宿題は先生との約束である」ということを説明しましょう。1年生は1週間先、1か月先…という見通しは立てるのが難しいですよね。とはいえ、社会に出れば書類やレポートなど定められた期限までに提出を求められます。その練習として、「次の日までにこの宿題をやってくる」と先生と約束をし、それを守り、期限内に提出することを繰り返していくのです。子どもの考えを尊重しましょう次に、宿題についてのルールを一緒に決めます。一方的に親が「ゲームは宿題が終わってから!」「宿題が終わるまでは遊びに行くの禁止!」などと決めてしまうと、子どもは納得していないので、そのルールを守ることを渋ります。そして親は守らせるために必死になり…ということになりかねません。ルールは子ども主体で決めるのがいいと思います。「宿題はいつやるの?」と聞いて、子どもの考えを尊重します。「おなかがすくとできないから、おやつを食べたらやる」「すぐ終わる宿題だから、夜寝る前にする」「今日は友達と遊びたいから、帰ってからやる」など、子どもなりに考えられると思います。寝る前なんかにしたら、眠くなってできないじゃないか、遊びに行ってからだと忘れてしまうのではないかなど、大人は先を見通してやきもきしてしまうものですが、失敗も含めて、どんどん経験させましょう。サポートは子どもから求められたことだけをやる時間を決めるには、「〇時からやると時間を決める方法」と「〇〇が終わったら(帰ってきたら、夕飯が終わったらなど)とタイミングを決める方法」があります。どう手伝ったらいいかを確認し、言われたことだけ手伝いましょう。タイマーをセットしておいてあげる、忘れていたら1回だけ声をかける…といったように。宿題の時間になったら、親も近くに座って、一緒に過ごしましょう。子どもの勉強を見張るのではなく、自分も本を読んだり、家計簿をつけたり、これを機に資格の勉強をするのもいいですね。もしやらなかったらどうなるかも経験させるそれでもやらなかったら、しつこく声をかけるのではなく、忘れたらどうなるかを経験させましょう。先生に怒られてしまうかもしれません。休み時間にやるように言われるかもしれません。放課後に残ってやることになるかもしれません。次の日の宿題に前日の分のものがプラスされるかもしれません。宿題を忘れたことでどうしようとドキドキするかもしれません。一方でちゃんとやってきたクラスメイトは、先生に褒めてもらえるかもしれません。そして、休み時間は最初からお友達と遊べることでしょう。そういったことを経験したり、先生と忘れないためにどうしたらいいかを話し合ったり、自分でも考えたりしながら工夫して、家庭学習の習慣がついていけばいいと思います。できたときはそれを認める声かけを「今日は自分から宿題をやることができたね」「ひらがなが丁寧に書けたね」「毎日やっているから、音読が上手になったね」など、できたことを認める声かけをしていくと、子どものやる気が引き出されると思います。量が多いときは相談してみるのも一生懸命やっているのに、宿題に時間がかかってほかのことをする時間がないというときは、その子にとって宿題が多すぎるのかもしれません。家庭学習の目安は「学年×10分+10分程度」と言われていますので、1年生は20分ほどです。遊びながらダラダラやっているわけではなく、頑張ってやっているのに、1時間も2時間もかかるようであれば担任の先生に相談してみてもいいと思います。ただ、そのときに「先生の出す宿題の量が多すぎます!」と批判的に言ってしまうと、よかれと思って出している先生はショックを受けてしまいます。そこで、「宿題を一生懸命やっているのに2時間もかかり、寝るのが遅くなってしまいます。どうしたらいいでしょうか」というように、困っていることを具体的に伝えてみてください。当然ながら、宿題は子どもを苦しめるために出しているのではなく、学力をつけてほしいと願って出しているものです。上手につきあって、家庭学習の習慣を身につけ、将来につなげていけるといいなと思います。<文・写真:ライターHIDE>
2020年09月24日まだ中学生で、生理周期も定まっていなかったころ、友だちの家で突然生理になってしまいました。当時はとにかく恥ずかしい気持ちでしたが、今となっては、後悔もしている出来事です。 次の生理がいつなのか、まだわからない中学2年生くらいのときのことです。まだ、生理周期が定まっておらず、生理不順のような状態だった私は、次の生理がいつくるか、なかなかわかりませんでした。 しかし、ある日、よりによって、友だちの家に遊びに行っていたときに、生理になっていることに気づいたのです。 とりあえずの応急処置で使ったのは…生理になったことに気づいた私は、トイレで大慌て。でも、「来たばっかりの生理なら、そんなに量は多くないだろう」と思い、私はとりあえずの応急処置として、トイレットペーパーをたくさんショーツの上に敷いておくことに。 そして、トイレを出て、何事もなかったように、友人と一緒に、部屋でずっと漫画を読んで過ごしました。 「どうしよう…」動揺した私がとった行動は…しばらくして、帰る時間になりました。立ち上がり、ふと自分が座っていた所を見ると、フローリングに血が…! 先に部屋を出ていた友人は気づかなかったようで、玄関から「お母さが迎えに来てくれるよ~」と呼んでいました。 私は、恥ずかしい気持ちと、汚れてしまってどうしよう…という気持ちとで動揺しました。そして結局、フローリングが経血で汚れてしまったことを、友人に言い出せないまま、友人の家を後にしてしまいました。 自宅に帰ってからも、私は気になって気になって……。結局、帰ってから生理に気づいたことにして、翌日、友人に必死で謝りました。 このエピソードは今でも生理がくるとときどき思い出す出来事です。そして、「あのとき、その場で誤ればよかった」と、今で後悔しています。ただ、その友人は、私の結婚式にも来てくれ、今でも仲良くしてもらっている友人です。 監修/助産師REIKO-----文/ちょこさん
2020年09月12日「この人なら幸せになれそう」。そんな気持ちで恋愛を始めたら全然合わなかった…なんて失敗経験はありませんか?実は頭で相手を選んだ結果、失敗してすぐ別れたという経験はよく聞きますよね。でもそれは、心の仕組みから考えると、当然の部分もあります。本来恋愛をするときは心の満足度を満たした相手でなくては、幸せ感は味わえません。では、その心の満足度とはどこにあるのか。それはその人ごとの「優位な感覚」にヒントがあるかもしれません。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 85「この人なら幸せになれそう」頭で相手を選ぶと恋愛に失敗する女性の特徴「恋愛と結婚は別物」って、よく聞く言葉ですよね。女性の多くは恋をする時、恋もしたいけど、将来も考えたら条件のいい人と恋愛ができればいいなと考えるものです。でも、恋は心でするものなので、いつでもうまく条件の揃った人に恋できるわけではありません。また「この人なら大丈夫だ!」という頭での判断だけで恋愛すると、その後うまくいく人とうまくいかない人に分かれます。ではその違いとはどこにあるのか。実はそれは、人の「優位感覚」の違いにあるんです。恋に“落ちる”人ってどんな人?そもそも人は恋に落ちるとき、その人の見た目、声、雰囲気、匂いなどを総合して恋に落ちていますよね。でも「恋に落ちた」と無意識に判断した理由が何か、考えたことはあるでしょうか。ちょっと専門的な話ですが、人にはその人ごとに「優位感覚」が存在します。いわゆる五感「視・聴・臭・味・触」の中で、どこを判断材料として優先して生活しているかという話です。そして日本人の多くは視覚が優位な人が多いといわれています。この目からの情報を中心に生きている人の多くが、恋に落ちやすい人なんです。目からの情報を中心に判断しているから、パッと見えたものに対して「私この人が好き!」と思えるんですね。一方で、聴くことや匂い、触った感じが優位感覚の人は、相手と一緒にいることで、じわじわとわかってくるため、一目惚れは多くないと言われています。例えば自分は声フェチや臭いフェチだという女性は、実は一目惚れがしにくかったり、好きになるまでに時間がかかったりするのかもしれません。頭で相手を選ぶと失敗する人の特徴恋に落ちやすい人とそうでない人がいるのがわかったところで、今回のテーマ「頭で相手を選ぶと失敗する人」とは、どんな人なのでしょう。それはつまり、先ほどご紹介した「自分の優位な感覚を満たしてないのに頭で相手を選んだ人」です。そもそも優位な感覚の心地よさとは、つまり心の心地よさです。心の心地よさが手に入っていない相手と恋愛をすることは、自分の心に嘘をついて恋愛するのと同じこと。そんな相手に、あなたは自分の素や裸をみせられますか?また「この人が好きかわからない」と迷いがある場合は、自分の優位な感覚に意識をゆっくりと向け、そこを中心に相手を感じてみると良いでしょう。この時いろいろな条件が頭をよぎるかもしれませんが、それは一旦手放します。感覚や心がただその人をどう思うかが、あなたの中の本当の答えなのです。好きじゃないけど逃したらもったいない人はどうしたら良い?心の感覚に頼って相手を選んだとき、「条件はいいけど心が動かない」と悲しい答えが出つつも「でも、どうしよう……もったいないし……」と抵抗感を抱いたりしませんか。筆者は何回も経験があります(笑)。このもったいないという感覚の裏側には、自分の心に3つのネガティブな感情が混ざっています。つまりこの3つの感情を自覚し許してあげることで、無理な判断を避けることができるのです。今後いい人と出会えないかもしれない恐怖恋愛だけでなく、人生はご縁で回っています。このご縁が自分にもう巡ってこないかもと思えてくると、その恐怖から、人は目の前の人に執着します。あんまり好きじゃないけど、彼と縁を切るのがもったいないと感じる人は、今後これ以上の男性との縁が自分に巡って来ないかも……という恐怖が強くでているかもしれません。自分なんかが選んでいいのかという罪悪感いわゆる自己肯定感が低いと、「自分なんて〜」という気持ちから、判断基準を自分の感情ではなく、相手の感情を中心にしてしまいます。そして「自分なんかが好かれるわけないのに」という漠然とした感覚があるから、相手を拒むことに罪悪感が生まれてしまいます。自分の判断が間違っているかもという疑い人は誰しも、判断を間違えたくないものです。でも恋人を選ぶって大きな決断ですから、よりこの「間違えたくない! 間違えたらどうしよう」という気持ちが強まるものです。この間違ったらどうしようという迷いや疑いが強いと、人は逆に判断を謝ります(笑)。残念な仕組みですが、余計な気持ちが無いほうが、結局正しい判断ができるのです。頭で恋愛しようとしたときにネックとなる、3つのネガティブな感情をご紹介しました。ちなみにこの3つの感情が強く発動されるシーンがあります。それはズバリ、失恋後! 失恋後はどうしても傷ついた心をこれ以上傷つけないため、心を頭が守ろうとします。その結果、不安や罪悪感を頭で守ろうとして、誤った相手を選んで恋愛してしまうというわけです。恋愛相手選びはすごく大切ですし、失敗したくない気持ちはとっても分かります。でも、失敗したくない時ほど、心を整え、心の気持ちよさに従うことが重要です。さあ、あなたはそれでも、今迷っている彼を選びますか?おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©PhotoAlto/Frederic Cirou/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©Oliver Rossi/Gettyimages
2020年09月03日誰だって愛される恋愛をしたいもの。でも、必ずしもうまくいくとは限りませんし、失敗してしまうこともあります。大切なのは、失敗の原因を見つめ直し、次に活かすことです!そこで今回は、彼にフラれてしまった理由を調査。その理由から愛され女子になる秘訣を考えていきたいと思います。■ 理想の付き合い方を押しつけた「まわりに自慢できるようなデートや記念日など、いろいろと理想を押しつけてしまった結果、『疲れてしまった』とフラれてしまいました」(22歳・大学生)恋人ができたら“やりたいこと”や、“叶えたいこと”などは、誰だって少なからずあるものです。でも、その理想ばかり追い求めてしまうと“愛情を深める”ことよりも“自分の理想を叶える”ための恋愛となるため、相手は疲れてしまいます。理想を叶えることは悪いことではありませんが、せっかくなら2人とも満足な関係を目指したいところですよね。日頃から、彼の意見や気持ちに寄りそうように意識するのも大切です。■ 信頼&安心させる努力を怠った「『浮気じゃないから』と言い逃れしては、彼氏ができてからも飲み会に行ったり男友だちと遊んだりしていた結果、彼から「信用できない」と別れを告げられました」(26歳・アパレル販売)彼氏がいるからほかの男性と関わってはいけないというわけではありません。でも、交際相手の異性関係はどうしても気になってしまうものです。それに、ほかの男性に対して彼氏が嫉妬するのは、あなたを大切に思っている証拠でもあります。自分の行動によって相手の気持ちを乱さないかどうか、一度立ち止まって考えることも大切。とくに異性関係は、恋人との信頼関係を大きく左右させます。お互いの恋愛観や価値観を理解し歩み寄ることで、別れの原因を1つ解消できるはずです。■ 仕事に夢中で放置してしまった「仕事が忙しく、ずっと彼氏をほったらかし……。だいぶ経って彼の寂しさに気づいたときには、彼は心変わりしていました」(27歳・ウェディングプランナー)仕事を頑張るのはとても素敵なこと。でも、連絡すらなおざりにしてしまっては男性も寂しさを感じますし、相手にされていないと思うと心変わりしやすいようです。残業や出張などで直接会って話すのが難しいときは、LINEの通話やメッセージで気持ちを伝えて。会えなくても気持ちがつながっていると感じられれば、不思議と待っていられるものです。仕事が忙しいときこそ、コミュニケーションや思いやりを忘れないでいたいですね。■ 甘えてワガママを言いすぎた「リッチな彼に甘えて、あれこれおねだり。優しい彼に調子に乗ってワガママばかり言っていた結果、『お金がかかりすぎて将来を考えられない』とフラれてしまいました」(24歳・受付)甘えることは悪いことではありませんが、遠慮や謙虚さを忘れてしまうと、“お金目当て” “ワガママ”と思われやすくなります。優しい彼氏だとつい甘えたくなるのは自然ですし、甘やかすのが好きな男性も多いですが、バランスを考えてふるまうのが賢明です。たまにはしっかりした大人な一面を見せることで、かえって一目置かれるようになることも。男性は結婚を考えられる相手かどうかをいろいろな場面で見ているもの。安心して家庭を築けるような堅実さをアピールすることも大切ですね。■ おわりにどの失敗も1回の過ちで別れにつながるというわけではありませんし、早めに気付いて改善していくことで別れの回避につながります。どれも小さなことの積み重ねですから、負の連鎖を断ち切って良い循環に変えられるよう意識してみて。ついやってしまいがちな失敗を忘れずに、愛され続ける恋愛をつかんでくださいね!(白藤 やよ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年08月13日なにかに失敗して、落ち込んでいる子どもの姿を見るのはつらいものです。「こんな思いをさせるくらいなら、失敗しないように導いてあげなければ」と考える親御さんの気持ちもよくわかります。一方で、「これからの人生において、つらいことや苦しいことはたくさんある。いまのうちに失敗を経験させるべき?」と悩むこともあるでしょう。今回は、「失敗したことがない子」にはどのような将来が待っているのか、また失敗することの大切さについて解説していきます。子どもは「失敗する機会」を奪われている!?現代では、「ちょっと壁にぶつかるとすぐに諦める」「打たれ弱い」「失敗を恐れて新しいことに挑戦しない」若者が多い傾向が見られるといいます。その原因として最も大きいのは「幼い頃からの環境」であり、日本の学校特有の教育方針にも問題があるようです。「日本の教育は、子どもたちから失敗の機会を奪っている」と指摘するのは、花まる学習会グループ「西郡学習道場」代表の西郡文啓先生。日本の教育では、失敗を避けて効率的に生きることを子どもたちに教える傾向が強く、社会に出てからもそれを求められるため、子どもたちは自然と「失敗したらいけないんだ」と思い込んでしまうのです。西郡先生は「日本の教育は、自分のやり方ではなく『正しいとされている』やり方を教えられる」と言い、「学校では、成功の方法は教えてもらえるが、失敗したあとの方法は教えてもらえない」と苦言を呈しています。そして、「失敗を奪っているのは教育現場だけではなく、親も知らず知らずのうちに子どもを失敗から遠ざけようとしている」とも話します。子どもから「失敗する機会」を奪い、それが正しいと信じているのが、「ヘリコプターペアレント」と呼ばれる親たちです。ヘリコプターペアレント過保護かつ過干渉な親の総称。わが子が失敗しないように見張り続け、困難に遭遇しようものならすぐさま飛んでいって助ける親を指す。すべての失敗や困難から子どもを遠ざけて、傷つかないように守るヘリコプターペアレント。その過剰な愛情は、子どもの内面的な成長や将来の成功の機会を奪います。「子どものために」失敗から遠ざけた結果、子ども自身の自立を阻んでしまっているのです。失敗しなかった子は「他人の判断に依存する」失敗を避け続けて成長した先に、いったい何が待ち受けているのでしょうか。『メンタルが強い子どもに育てる13の習慣』(講談社+α新書)の著者で、サイコセラピストのエイミー・モーリン氏は、「些細なことまですべて親が決めてしまう “ヘリコプターペアレント” に育てられた子どもは、基本的な意思決定能力すら備わらずに大人になってしまう」と述べています。ヘリコプターペアレントの子どもは、ほかの子どもたちに比べて圧倒的に「決断する機会」が減ります。そのため、ちょっとしたことでも自分では決められず、「ママ、どうしたらいい?」「パパはどう思う?」と、親や他人の判断に強く依存するようになるのです。また、幼少期に失敗を重ねなかったことから、「完璧な自分」しか認められない、自分を好きになれないなどのネガティブな価値観形成が見られるケースも多いそう。実際に、親がヘリコプターペアレントである人はうつ病になりやすく、人生への満足度も低い傾向が見られます。子育ち研究家の長岡真意子さんは、「失敗を恐れる完璧主義の人は、周囲に対しても完璧さを求める傾向が強くなり、相手に対して否定的・批判的になってしまう」と述べています。ゆえに人間関係がうまく築けずに、孤立してしまうのです。さらには、失敗したくないがために挑戦することを避け、自分が確実にできることにしか手を出さなくなることも。これではせっかく成長の機会が訪れても無駄になってしまいます。失敗をしたことがない子や失敗を恐れる子は、一見「おとなしい優等生」のように見えますが、自らの成長の機会を避け続けているため、どんどん周囲との差が開いてしまうのです。失敗は脳にとって最高のエクササイズ!前出の西郡先生は、「これからの時代を生き抜くための力を育てるには、『失敗』が不可欠」と断言しています。そして、「失敗をしたうえでの成功体験をもっている子どもは、わからないことそのものを楽しく感じる。その差が、将来の学力の差になる」とも述べています。できなかったことができたとき、前に失敗したことを克服できたとき、子どもは大きな快感を味わいます。その快感が、学習意欲や、もっと学びたいという向上心にもつながっていくのです。「失敗は脳にとって最高のエクササイズ」と話すのは、性別や年齢別の脳の違いを分析し、独自のマーケティング論を展開している(株)感性リサーチ代表取締役の黒川伊保子さん。黒川さんによると、失敗は脳の “直感力” を高めるそうです。「勘が働き、パッとひらめく脳」は、失敗がつくるものと言っても過言ではありません。また、『東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?』(文響社)の著者で、進学塾VAMOSの代表である富永雄輔先生は、「親はつい成功体験を重視しがちだが、成功体験と同様に失敗体験も子どもの挑戦力を育てるためには欠かせない」と述べています。富永先生いわく「理想は、成功が51・失敗が49」。49の失敗体験があってこそ、51の成功がより生きるのだと考えましょう。私たち親は、つい「失敗しないように手助けしなきゃ」と考えてしまいますが、「その失敗が子どもの挑戦力につながる」と意識を変えなければならないのかもしれませんね。「あなたなら失敗しても大丈夫!」と励ましてわざと子どもが失敗するように仕向ける親はいませんが、「失敗しそうだな」と察知して事前に止めることを我慢するだけで、子どもにとっては成長のチャンスになることも。前出のエイミー・モーリン氏は、「手を出すことをやめ、『あなたなら失敗に耐えられる』と子どもを励ますことに心を注ぎましょう」とアドバイスしています。大事なのは、子ども自身が「自分で決められる」「失敗しても立ち直れる」という自信を身につけることです。自分で麦茶を入れようとしてこぼしてしまった、ふざけて走っていたら転んでしまった……。そんな子どもの様子を目にすると、とっさに「なにやってるの!」「まったくもう!」「危ないって言ったでしょ!」と強い言葉が出てきがちです。しかし、このような場合に必要以上に叱ってしまうと、子どもは「失敗は恥」だと感じてしまいます。子どもが失敗を恐れなくなるためにも、「次はどうしたらいいかな?」「今度はうまくいくように自分で考えてごらん」と、次のチャレンジにつなげられるような声かけを心がけましょう。また、失敗して落ち込んでいるようなら、親御さん自身の失敗談を話してあげるのも効果的です。失敗からどう立ち直ったのか、失敗しても結果的にはいい方向に物事が進んだ、など子どもの気持ちが前向きになるエピソードを話してあげるといいでしょう。大事なのは成功したかどうかではありません。一生懸命取り組むことや、楽しみながらやり遂げることのすばらしさを、自分の体験を通して学ぶことが、子どもの自信につながるのです。***親御さん自身も、「あのときの失敗があったからこそ、結果的に成功することができた」といった経験はありませんか?失敗を恐れずに、積極的にチャレンジする力を育むことは、お子さんの将来に必ずプラスになるでしょう。(参考)ウーマンエキサイト|なぜ親は子どもが失敗することを恐れるのか?【「ちゃんと失敗する子」の育て方 Vol.2】STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|過保護に育った子どもの恐ろしい将来。我が子の成長を奪う「ヘリコプターペアレント」現代ビジネス|メンタルが強い子の親が、子育て中絶対に「しないこと」があった!STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|失敗を恐れる「完璧主義」の子ども、なぜそうなった?4つの予防・改善方法All About|完璧主義の子供は成長に悪影響を及ぼす?子育てでの対処法PHPのびのび子育て 2020年8月特別増刊号, PHP研究所.STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|“49”の失敗体験が子どもの挑戦力につながる!過干渉にならない会話のコツ『これからの未来を生き抜くできる子の育て方』(2018年), 洋泉社MOOK.
2020年08月11日発達障害長男の中学受験わが家の発達凸凹の長男は、4月から大学附属の私立中学校に通っています。中学受験に向けてスタートしたのは小学6年から!初めての経験でまさにドタバタな1年間でした。そもそもなぜわが家が長男の私立進学を考えるようになったのか、受験勉強にはどのように取り組んだのかを連載シリーズでご紹介します。今回は第4話です!長男の集中力とモチベーション、どうあげる?Upload By スガカズ受験勉強に重要なこと――それは、本人に合った環境と、モチベーションが重要ということです。それはみんな同じだと思います。ただ、発達凸凹な長男にはその状態を維持するのが難しい…。平日は私が仕事をしているので、日中はもちろん、帰宅後もごはん、小学校の宿題、お風呂…と、慌ただしく、長男中心に支援することは難しい。その上、きょうだいが話しかけたりTVを見てしまったりもします。夏休みなど、長期休暇の時期は特に大事な時期と言われていたので、どうすれば私の目の届かないところで長男が勉強に集中できるのかを必死で考えました。Upload By スガカズ夏休みのある日、長男を連れて会社に向かうことにしました。片道1時間で、大人でも大変な中がんばってくれました。会社といってもオフィスの中に入れるわけではなく、会社のすぐ近くの休憩スペースに長男を連れて行きました。そこでは沢山の人が休憩・飲食・デスクワークをしています。「お母さんがランチで迎えに行くまでの3時間と、ランチが終わってから1時間勉強しようね」というルールにしました。この体験は長男にとって楽しいものになりました。とはいえ、すぐにやる気スイッチオン!となったわけではないのですけどね…。Upload By スガカズ大人に近づいた気分になって、さらに中学校に通うイメージがついた様で、本人が「明日もついて行く」と言いました。それ以降長期休暇時の日課になりました。本人の型にはまった環境を見つけてからは、塾、外(図書館など)、家庭の3つの環境で勉強する内容など、ルールを設けることにしました。Upload By スガカズUpload By スガカズ塾以外の勉強はマンツーマンです。もともと小さいころから運筆が苦手だったり処理速度が低いことから算数で途中式が抜ける傾向がありそうだったり、「旅人算」「食塩水」の問題など、図にすると解きやすい問題を敬遠しがちだったので、本人のレベルに合わせて問題を図を交えて解いてもらいました。直前までなかなか定着しなかったのですが、年末年始になってようやくやる気になり、解けるようになりました。苦手なことに取り組む姿勢が変わったのは、前回のコラムで紹介した言語聴覚士さんのお陰でもあります。この時期は年末年始。いよいよ本番目前になりました。これまで色々と右往左往しながらも勉強をがんばってくれている長男でしたが、家族はそれなりにストレスも抱えていました。次回は家族間で起こった受験ならではのトラブルについてお話したいと思います。
2020年05月28日前回 からのあらすじ(全3回)憧れのタワマンに夫とかわいい息子と暮らす私、「人生バラ色」と思っていたけれど、料理のことで私の育ちを見下される発言をされ…、だんだんと夫の本性が見えてきたのです。このことがきっかけで、夫が人のことを見下す人間なのだとようやく気付きました。私だけでなく、私の家族まで見下す夫を見て、私はある覚悟を決めたのです。\「モラハラ夫図鑑」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪▼「夫はモラハラかも?」と思ったら… 「離婚できない妻のモラハラ対処法」 連載Vol.1 【専門家監修】あなたの夫はモラハラ体質?その特徴や原因とは ▼ 「モラハラ夫図鑑」 過去連載記事優しかった夫…怒りスイッチは突然に/まさしの場合①人前で私にダメ出しする夫…横暴な態度に呆然/けいすけの場合①※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ 久野砂糖
2020年05月01日幼稚園や保育園では毎日の送り迎えのときに先生と顔を合わせますが、小学校は基本的に一人で通学。学校の先生と顔を合わせる機会はあまり多くありません。私は元小学校教諭のため、まわりのママから「小学校に入学したら、担任の先生への連絡や相談はどうすればいい?」とよく聞かれます。そこで今回は、私の経験からこうしてもらうとスムーズだったなという事例をお伝えします。なお、学校によっては連絡の仕方が決まっている(電話は〇時~〇時の間でなど)こともありますので、学校のルールをまずは確認してみてくださいね。緊急の連絡以外は連絡帳が基本ですお休みの連絡、体調のこと、服薬のこと、先生へお願いしたいことは基本的には連絡帳に記入しておきます。「お腹の調子が良くないので、給食の牛乳はやめておいてください」「昨夜から咳が出ているので、体育や休み時間の外遊びは様子を見てください」「花粉症のため、ゴーグルを着用しています。」などの健康面での相談や、「学校からのお便りを持ち帰ってきません」「国語の教科書を失くしてしまったようです」という、ちょっと見てほしいこと、「夏場の水分補給のため、水筒を持たせても大丈夫でしょうか」といった確認事項など、なんでも書いて大丈夫です。ですが、授業をし、生活指導をし、休み時間に一緒に遊び…なんてやっていると下校までの時間はあっという間。返事がそっけないものでも、押印だけでも、しっかり見ていますので、気にしないでほしいと思います。お友達とのトラブルのときは少し様子をみてほしい程度のトラブルのときは、手紙に書くのをオススメします。連絡帳は不特定多数の人の目に触れることがあるので、読まれても問題ない内容のみにした方が無難です。こみいった話で電話で話をしたいときは連絡帳で一言断っておくとスムーズです。その際、「お話があるので、今日の放課後、電話いたします」と書いてあると、その日一日先生は「何の話だろう?」とそわそわして過ごすことになりますので、「休み時間の過ごし方についてご相談があるので、放課後電話いたします」「〇〇くんとケンカをしたようで、学校での様子を教えていただきたいです」「給食がイヤだと泣いています。相談したいので、〇時ごろ連絡します」などと、簡単に相談内容を書いておくと、事前に話を聞いたり、その日一日の様子を見たりできて、話がスムーズに進みます。面談をお願いすることもできます電話ではなく、直接先生とお話しした方が話しやすいこともありますね。しかし事前連絡せずに行くと、せっかく行ったのに会議をしていたり、出張に行ってしまったりして対応してもらえないこともあります。連絡帳や電話で来校することを伝えてから行きましょう。面談は学年主任の先生や、副校長先生などが同席する場合があります。ベテランの先生方が経験や知識からアドバイスをしてくれますので、気構えず、相談してみてくださいね。「子どもたちに学校生活を楽しんでほしい!」という思いは、親も先生も同じです。気になったことは遠慮せず先生に相談して、一緒に解決しながら、充実した学校生活を過ごせるといいなと思います。<文・写真:ライターHIDE>
2020年04月11日デート中に何か失敗をしてしまうととても恥ずかしいもの。しかし、その“失敗”男性の胸に刺さっているときがあります。「すきを作ることが恋愛の秘訣」とはよく言いますが、実際どのようにそのすきを作ればいいかわからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は男子に刺さった失敗をご紹介します。■ 「OKグーグル」を「OKぐるぐる」と言い間違い「知り合いの女性が近くの居酒屋を検索するためにスマホの地図アプリを開いたんです。そのときに『OKぐるぐる』って言っていて思わず笑っちゃいましたね。めちゃめちゃ萌えました」(Wさん・26歳男性/会社員)言葉を言い間違えてしまうのも可愛い女性と思われる一つのテクニックです。他にも「資料に書かれていた『云々』を『でんでん』と読んでいて可愛かった」など、ちょっとした間違いを犯すことですきを演出できます。舌足らずな感じで発音すると可愛さアップ。■ 「そんなこと言ってにゃい!」と噛んでしまう「知り合いの女性が『いっぱい』って言ったのをふざけて『おっぱい?』って聞き返したら……『そんなこと言ってにゃい!』ってムキになりながら噛んだのが悶えるほど可愛かった」(Aさん・28歳男性/会社員)ちょっとしたセリフを噛んでしまうのも男性にとっては萌えポイント。他にも「お疲れさま」を「おちゅかれさま」と噛んでしまったり、「これ食べますか?」を「これ食べまちゅか?」と噛んでしまうなど、バリエーションは豊富。噛んだあとに恥ずかしそうに「今のナシ!」と慌てるとさらに好感度アップ。■ 車のライトをつけようとしてワイパー起動「彼女が運転する車の助手席に乗っていたときに、ライトをつけようとしてワイパーを起動させてしまったのは笑いました。ちょっと恥ずかしそうに『今の見てないよね?』と確認してきたのも笑った」(Aさん・27歳男性/会社員)車の運転をするときのちょっとした間違いも萌えポイントになります。しかし、思いっきり間違えてしまうと「運転させて大丈夫か?」と心配されてしまうので、ちょっとした間違いに留めておきましょう。間違ったあとは恥ずかしそうに彼の表情を確認するのも忘れずに。■ LINEで「わたし」と「たわし」の打ち間違い「LINEをしているときに『わたし』を『たわし』と打ち間違いをしてきた子がいて可愛かったですね。『アンパンマン』を『アンマンパン』とか。それはもう普通のパンだって突っ込みました」(Tさん・25歳男性/会社員)LINEでの打ち間違いも男性にはおもしろく映るようです。彼と面と向かって話をしているときにすきを作るのは難しいですが、LINEならちょっとふざけた感じですきを作れます。「予測変換が邪魔をして上手く打てない」とフォローしておくといいかもしれません。■ わざと間違えるのではなく、頭の片隅に入れておくくらいがベストわざと失敗しようと意識しているとあざとさが出てしまうことも。間違えたときの対処法として、頭の片隅に入れておくくらいがいいかもしれません。間違ったあとはフォローを入れるのも忘れずに。(草薙つむぐ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年04月09日編集部:学研キッズネット編集部株式会社受験ドクターは小学5・6年生向けの無料学習動画「無料でオンライン」を2020年4月3日に公開しました。公立小学校の生徒から中学受験生まで、単元の基礎学習に役立つ内容となっており、新型コロナウイルスの影響による休校が長引く中、子どもの自宅学習に悩むご家庭に向けての提供となっている。「無料でオンライン」とは中学受験専門の個別指導塾・家庭教師である受験ドクターが、小学5・6年生向けの無料学習動画「無料でオンライン」を4月3日に公開しました。新型コロナウイルスの影響で小学校の臨時休校が長期化する中、受験ドクターは全国の小学生の【学びを止めない】ために、各教科の単元の基礎を学べる「根本原理学習動画」を提供。動画は5分~15分程度のコンパクトな長さなので、まとまった時間がなくても空いた時間にパッと見て学習することが可能となっている。公立小学校の生徒から中学受験生まで、これからの学習の土台作りや過去に習った単元の基礎の確認などに役立てほしいと考えている。現在公開している動画・6年生 国語「あっという間!? 小学校6年間の漢字1026字が覚えられる!」・6年生 算数「つりあいのとれた図形~線対称と点対称~」・5年生 算数「少数のかけ算 ~小数点の動きに注目~」・6年生 理科「ものが燃えるしくみを理解しよう!」・5年生 理科「覚えておこう!植物の発芽と成長」・5年生 社会「地図で世界のすがたを知ろう!」今後も随時、各教科の動画を追加・公開予定。■受験ドクターについて「受験ドクター」は【目の前の1人を勝たせる!】をモットーに、お子さん一人ひとりの性格や学習状況に合わせたオーダーメイド授業の「個別指導塾」「プロ家庭教師の派遣」のサービスを提供しています。開成合格者数は2018年度~2020年度の3年連続で10名以上となり、個別指導No.1の高い合格実績を達成しています。【「無料でオンライン」公式サイト】【中学受験公式サイト】■「学研キッズネット」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月07日幼稚園や保育園には保護者が送り迎えをしますが、小学校からは基本的に子どもひとりで登下校。わが家でも第一子である娘が小学校に入学するまでは、常に親子一緒に行動していたので、「ひとりで学校に行けるのだろうか」と不安で仕方ありませんでした。今回の記事では、そんな不安を解消するために入学前の2月頃から娘と開始した登下校の練習方法について紹介します。小学生はひとりで通学!?わが子にできるのだろうか?わが家が住んでいるのは、首都圏の田舎地域。娘が通う予定の小学校で2月に行われた入学説明会で、集団登校は年度初めの数週間と始業式の日のみ実施という話を聞きました。「学校まで子どもの足で10分かからない距離とはいえ、娘ひとりで歩いて行けるのだろうか?」と私は不安を覚えました。それまでは親が保育園に送り迎えしていましたし、友達と遊ぶときも親が常に付き添っていたので、ひとりでいる姿を想像できなかったのです。入学まで残り1か月ちょっと。娘自身は「小学校に通えるうれしさ」が先行して、登下校は不安ではなかったようでした。しかし、念のため一緒に登下校の練習を開始することに。娘は放課後に学童にも通う予定だったので、自宅と学校の往復、自宅⇒学校⇒学童のルートを確認しました。目印や危険な個所を確認しながら通学路をまわる娘の通学路は住宅街を横切るため、ほとんど歩道がありません。また、碁盤の目のように住宅が並んでいるため、視覚の悪い脇からの車の飛び出しも心配でした。娘には、・歩道があれば、歩道を歩く。歩道のないところでは、道路の真ん中を歩かずに端を歩く・車が飛び出してくることがあるので、「止まれ」の標識がなくても、左右の安全確認をしてから道路を横切る・車から子どもは見えづらいので、道路を渡るときは手を上げる・知らない人から声をかけられて「怖い」と感じたら、防犯ブザーを鳴らして、交番、自宅、学校、学童、こども110番の家やお店などに助けを求めるというルールをしっかり守るように伝えました。平日は保育園に通っていたので、練習は週末に行いました。1回目は、実際に歩く中で、「ここのカーブは車が見づらいね」「車が多そうだね」「この公園が見えたら、もうすぐ学童だね」など、1つ1つ時間をかけて確認。2回目は、1回目に歩いた道を思い出しながら娘に簡単な地図を書いてもらい、それを元に一緒に歩きました。足りない情報なども追加しながら、再チェック。3回目以降は、娘に私の少し前を歩いてもらうことで、最終確認を兼ねました。トータルで約1か月程度ののんびりペースで、道のりや交通ルールを覚えてもらいました。その他に登下校で親ができること登下校の確認を終えたとはいえ、ひとりで登下校させるのはやっぱり不安…。そんな場合は、親の時間が許すのであれば、朝だけつき添ってみたり、近所に同じ小学校に通うお兄さん・お姉さんがいれば、しばらくの間だけ一緒に登校してもらえるか相談する方法も。わが家の場合、同じ町内会で集団登校も同じグループだった3つ年上のお姉さんがいたので、親御さんに事情を話し、最初の2週間だけ一緒に登校してもらいました。娘の保育園から同じ小学校に通う予定の友達も少なかったからです。とはいえ、こういうことで、ご近所さんに頼っていいものなのかも悩みましたが、相談を持ちかけたところ、「不安な気持ち、わかるよ!」と快く受け入れてくれてありがたかったです。入学前に通学路を見慣れたものにしておこう小学校への登下校は、親からの自立の大きな一歩でもあるため、親もドキドキ。私も最初はとても不安でした。しかし、娘と登下校の練習をすることで、通学路上に何があるか、どんな危険が起こりうるのかを事前に共有できましたし、ご近所さんの助けも得ることができたので、入学時には安心して娘を見送れました。娘自身も、「これからは1人で学校に行くんだ!」と身が引き締まったようで、登下校の練習中、「この場合はどうするの?」など、気になったことを自ら質問してくれるようになりました。子どもの小学校入学前、私と同じように不安を抱えているママがいたら、子どもとの散歩がてら登下校の練習をしてみるこををおすすめします。集団登校がある場合は、そのルートに沿った道で覚えるのもよいですね。1か月程度かけて、ルートや交通ルールをゆっくりと覚えられるようにすると、子どもにも負担が少ないでしょう。登下校の道が入学前には見慣れたものになっているよう、親子で楽しみながら練習してみてください。<文・写真:ライターnanahi>
2020年02月11日こんにちわ、エェコです。今回は息子の小学校行事についてビックリしたお話です。■「発表系」は運動会と授業参観だけビックリしました!当然のようにあると思ってたので、最初は「学校行事のプリント間違っているんじゃないかな?」って思いました。だけど、息子の1つ年上のお子さんを持つママさんに聞いたら「この小学校はないんだよ~」と教えてくれました。隣町の小学校では音楽会があるんですが…こういうこともあるんだな~。息子的にはどう思ってるんだろ?■息子は行事がなくても気にしないみたい母もマラソンは嫌いだったよ…。血は争えない…!学校行事を見ると、当たり前かもしれませんが勉強が中心の日程。自分が小学生だったころと比べると、息子の学校では勉強以外の「遊び」というか「体験」が少ない気がします。うちの息子の場合、舞台で発表するのがそんなにきらいな風ではなかった…むしろ楽しんでたようにみえたので、「小学校でまた見られる」と勝手に期待していたという側面もあります。もちろん、校外学習なんかはありますが、ドキドキやワクワクなど何でも吸収する小学生だからこその体験もいっぱいできたらいいのにな〜って思いました。■先生のことを考えると難しいただ発表会などは、子どもも大変だけど、それを指導する先生はもっと大変ですよね…!その準備などが、普通の授業にプラスされちゃうと、先生の仕事量がさらに激務になってしまうというのも分かります。親の気持ちとしてはもっと子どもの活躍を見たい気持ちはあるけれど、先生や学校の取り巻く状況も理解していこうと思います。もうホント、親のワガママです…! 発表会がない代わりに授業参観で息子の勇姿を楽しみます!※記事の一部を修正して2020年1月15日に再度公開しました。
2020年01月12日人生と同じように、恋愛も失敗を積み重ねて、自分なりのやりかたを身につけていくもの……。しかし、恋愛においての失敗は“二度と思い出したくない”と思うようなことも多いです。今回は、世の女性たちに“思い出したくない恋愛の失敗談”を聞いてみました。ご愁傷様なものから、思わず吹き出してしまうようなものまで、さまざまな失敗談が登場します。■ 付き合ったばかりの彼氏の誕生日に手作りのアルバムを渡した付き合いたての彼氏へ、手作りのものをプレゼントしてしまうのは、少し重すぎるのではないでしょうか。「付き合って2週間ほどの彼へ、手作りのアルバムを渡したことがあります。まだ恋人になって間もないので、アルバムの内容は2人で映っている写真よりも私の写真が多め……。自分の顔を切り取って吹き出しをつけたりして……。今考えても、ありえないほどサムい行動だなと思います」(28歳女性/レセプション)相手を好きなあまり取ってしまった行動でも、自分アピールが度を過ぎると相手に引かれてしまうことも……。後々思い返しても恥ずかしすぎる思い出になってしまうので、特にまだお互いに深く知り合えていない付き合いたての時期は、プレゼント選びを慎重に行いましょう。■ お金目当てで付き合った男性に何股もかけられたお金目当てで恋人を選んでしまうと、思わぬ失敗をしてしまう可能性もあります。「結婚相手にも収入の高い人を選びたい私は、恋人選びの段階でお金持ちの人を、選ぶようにしていました。当時付き合っていたのも、開業医の先生。お金持ちで顔も良くて、最高な彼だと思っていたんです。でもそんなおいしい話があるわけもなく、4股をかけられていたことが明らかに……。当然私は捨てられ、今となっては良い経験になったと思っています」(29歳女性/アイリスト)愛だけじゃ、生活できないのは事実。しかし、お金をパートナー選びの第一優先項目にしてしまうと、痛い目にあう可能性もアップしてしまいます。自分だけを見てくれる人と出会うためにも、身の丈にあった男性を選ぶようにしましょう。■ 付き合いたての彼に、部屋にあった「結婚系の雑誌」を見られた女性から結婚の言葉を出すのは、彼にとってプレッシャーとなってしまうことも……。でも、バレてしまえばしょうがない……ということもあるようです。「過去に結婚をチラつかせてフラれた経験がある私は、当時付き合いたてだった彼には、結婚の二文字を絶対言わないようにしていました。とは言え、いつかはお嫁さんになりたいという強い憧れがあった私は、密かに結婚情報誌を買って予習をしていたんです。ある日彼が私の家に遊びにきたのですが、私がトイレへ行っているすきに隠し持っていた結婚情報誌を見つけてしまいました。トイレから出て、まず私の視界に入ってきたのが結婚情報誌を眺めている彼の姿。“終わった”と今にも崩れそうになっている私を見て、彼に大笑いされたのを昨日のことのように覚えています」(30歳女性/歯科衛生士)結婚情報誌を密かに買っているという女性は、意外といるもの。でも、予定もないのに買っているなら、彼にバレてしまうのは完全アウトです。こちらの彼のように笑い飛ばしてくれたらいいのですが……。彼が自分の部屋へ来るときは、絶対にバレない場所へ隠しておきましょう。■ 失敗を繰り返して女性は美しくなる恋愛においての失敗は、女性を成長させ美しくするためのエッセンスとも言えます。できれば失敗を避けて通りたいものですが、あまり用心しすぎるのもNG。少し思い切りを持って恋愛にトライするくらいが、ベストだとも言えます。素敵な恋愛に、繋げていってくださいね。(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年11月12日学校選びで後悔しないために…出典 : こんにちは。『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』著者・楽々かあさんこと、大場美鈴です。今回は、発達障害&グレーゾーンの子が中学受験を考え始めた時のご参考に、うちの経験を元にした、「発達障害目線」からの志望校選びのポイントを2回に渡ってお伝えするコラムの<後編>です。<前編>では、「その子に合った環境なら、多少の個性の違いは気にならない」ことだってあるので、その子の個性を活かしやすい、前向きな環境選びのポイント4つをお伝えしました。ただし、どんなに素晴らしい学校に出会ったとしても、受験期も入学後も「現実の壁」に突き当たることもあります。特に、人一倍感受性の強い子や、真面目で思いつめやすい子なら尚更影響が大きいでしょう。万が一、入学した後で「学校に行くのがつらい」「やめたい」となった場合、そこからリカバリーし軌道修正していくのは、親子共に多大なエネルギーと時間が必要になってしまう可能性も(でも、もし、そうなったらなったで「なんとかなる」と親子で思えることも大事です!)。今回の<後編>では、入学後に「こんなハズではなかった」「知らなかった、聞いてなかった」と親子で後悔するリスクを減らすために、事前によく調べた上で、親子でじっくり話し合い検討しておいたほうがいいと思う、現実的なポイント3つを中心にお伝えします。出典 : もし、お子さんが希望の学校に合格しても、満員電車や遠距離通学の負担等が大きくて学校に通えなかったら、つらい想いを経験してしまいます。どんなに素晴らしい学校でも「現実的に我が子が自分で通えるか」は、よく検討したほうがいいでしょう。うちでは早い段階から、「ドア・ツー・ドアで片道1時間以内、電車の乗り換えは1回まで」の学校にまず絞ってから、志望校選びをしました(また、現在長男は「通勤通学の混雑時間帯を避けて、早めに登校する」などの工夫もしています)。感覚過敏があり身体接触が苦手な子や、自律神経や思春期のホルモンバランスの乱れから、起立性調節障害、自律神経失調症、過敏性腸症候群などの傾向がある子は特に、毎日の通学負担は無視できないポイントです。また、発達障害のある・なしに関わらず、特に思春期の女の子は、混雑路線の電車通学や、部活動等で帰宅時間が遅くなるのも心配でしょう。・自転車通学やスクールバスなど、電車以外の通学手段もあるか・電車通学でも「乗り換えが少ない」「混雑路線や混雑駅を避けられる」等のルートがあるか・体調に不安のある子は、途中駅に寄りやすいトイレがあるか・学校・駅周辺の夜間の街灯の設置や治安はどうか・万が一の災害やトラブルなどの時に、親が迎えに行くまでどのくらいかかるか(自宅・職場からの距離など)…などをチェックし、できるだけ負担の少ない通学手段・時間を選べるといいでしょう。併発している疾患がある場合には、主治医ともよく相談し「どの程度の負担までなら大丈夫そうか」意見を聞いてみるのも大事です。また、通学の負担の「体感での」確認は、見学会・文化祭等で学校に足を運ぶ度に、「実際に使用する通学手段・ルートで(できれば、同じ通学時間帯で)」親子で何度も体験・確認するのがいいでしょう(この過程で、子どももある程度慣れることもあります)。出典 : 発達障害のある子の中には、IQ(知能指数)の非常に高い子や、寝食を忘れて勉強に没頭できる子、人並み外れたガッツがある子などもいて、いわゆる「超難関校・超進学校」の中にも「入学してみたら、類友ばかり」なんて話も…。でも、そういったタイプ以外の子には、ただでさえ中学受験勉強は、まだまだ幼い小学生には負担が大きなもの。ましてや、過度なストレスやプレッシャーに弱い子は特に、精神的に不安定になったり、余計に集中力や注意力が落ちてしまう可能性も(特に、現在二次障害があるお子さんは、受験勉強を始める以前に、まずはそのケアと解決が最優先でしょう)。子どもの健全で健康な発達には、十分な睡眠やあそびの時間も大切な栄養なんです。そして、発達障害に限らず、過剰な受験勉強を強いられて、心身の健康のバランスを崩し、その後の学校生活や思春期の人格形成に影響したり、燃え尽きて生きる意欲を失ってしまう…などの教育虐待や、過剰な受験競争・学歴偏重社会の影響も、昨今、国内外問わず問題視されてもいます。偏差値や知名度だけを見ていたら、「その子にとって」本当にいい学校・合っている環境が見えにくくなるかもしれません。それに、少し先の大学受験を視野に入れる場合も、近年の大学入試での推薦・AO型入試の増加傾向等から、「より偏差値の高い学校が、より偏差値の高い有名大学に入りやすい」とも限りません。世の中の価値観が多様化していく中で、学校・大学の偏差値順のランキングも存在意義が薄れつつあるようにも思えます。また、正直な話、進学校で学力的にギリギリ合格ラインだと、入学後に中高一貫校の進度の早い授業スピードについていけなかったり、大量の宿題がこなせなくて、不登校になるお子さんも少なからずいるようです。ですから、あくまで1つの考え方ではありますが、その子のペースで無理のない受験勉強をし、入学後も余裕を持って勉強に励むことができる、「背伸びし過ぎない」難易度の学校を選ぶのも、私には賢い選択のように思えます。苦手なことや失敗が多くて自信をなくしがちな子でも、比較的上位合格できる学校や、得意分野の強みを活かせる学校で、「できる子」として扱われて自信をつけるのもアリでしょう。こういった受験生の過剰な勉強の負担を考慮し、1科目・2科目入試、選択科目入試、推薦・AO型入試等、多様な入試方式を採用する学校も増えていますので是非、早めのチェックを。そして実は、「中高一貫」だからと言って、無条件に全員が高等部に進学できるとは限らない場合もあるのは、注意したい点です。高等部進学に際して、「成績評価に1がないこと」「進学試験にパスすること」などの一定の条件が課せられる学校もあるからです。また、学校によっては、成績不振の生徒にはさりげなく転校や、他校の高校受験を勧められる…なんて話も時々あるようです。その子の進路に関わる大事なことなのに、入学後に「聞いてなかった」「知らなかった」というリスクは大き過ぎます。こういった情報は説明会ではどの学校でもあまり触れられませんでしたが、もし、学習面で不安がある場合、在校生や保護者の方に実情を訊ねてみるといいでしょう(高等部進学に関する規定は、生徒手帳の校則等に書いてある場合もあります)。記事 「教育虐待をしないために親に心がけてほしいこと」おおたとしまさ出典 : そして最後に、いじめの予防と対応です。特に、発達障害のある子は「みんなと違う」ことで、いじめの対象になりやすく、また、親や先生に上手に相談できるスキルが弱くて深刻化しやすい傾向があると私は思っています。特に思春期は、その子の人格形成においてとても大事な時期なので、「いじめのない学校を」と希望されるご家庭も多いでしょう。でも、残念ながら、「家庭環境に恵まれた子が多いから」「この学校は優秀なお子さんが多いから」…等の理由で、私立中学にいじめがないとは言い切れません。また、学校の口コミサイトなどに「いじめはありません」等と書かれていても、鵜呑みにしないのが賢明です(状況は日々変化する上、書き込んでいる人の立場によって「いじめの事実」が見えないこともありますから…)。つまり、どんな学校でも「いじめは起こるもの」を前提に、事前にできる予防の対策をし、発生後に迅速に対応できる体制があるか、を見るといいでしょう(特に私立は、教育委員会などの上位組織もなく、何かあった時に学校内で収めてしまいがちです)。・校舎の造りや雰囲気(照明や採光の明るさ、防犯設備の有無、掃除や掲示物の状態など)・スクールカウンセラーの配置や外部機関との連携体制があるか・先生と生徒、先生同士のコミュニケーションが取れているか(職員室の配置や様子、先生の親しみやすさなど)・情報の公開性(学校に不利・不都合な情報でも公式HP等で公開し掲載されているか、など)…などの「風通しの良さ」が、いじめ対応のポイントだと、私は思います。こういった雰囲気は、なかなか外からはハッキリと見えにくいものですが、全体的に明るくオープンで「空気が軽い」印象がする学校は、ある程度いじめに対して、心理的な予防効果があるように思います。また、先生方のコミュニケーション力は、いじめ対応においても、とても大事な要素でしょう(特に管理職)。見学会や説明会の際、挨拶程度でもいいので、校長先生や教職員を見かけたら話しかけてみるといいでしょう。また、文化祭や最寄駅などでの、在校生同士の様子や表情の豊かさなども参考になると思います。子ども自身の意思がなければ、どんな環境でも適応が難しいから…出典 : 最後に…もっとも大切なのは、やはりお子さん自身の意思です。そしてご承知の通り、現実的には受験は合格・不合格があり、必ずしも希望が叶うとは限りません。それでも、第一志望以外の学校でも気持ちを切り替えて前向きになれる子はいいのですが、それがなかなかできなかったり(親のほうが結果を受け容れられない場合も)、親や塾から無理矢理勧められた学校に不本意ながら通うお子さんは、その後の学校生活への適応が難しくなる傾向があると聞きます。実際、長男の中学でも、入学直後から情緒が不安定だったり、数ヶ月で不登校になるお子さんも何人かいました。どんな学校でも、どんな環境でも、本人の意思を伴わなければ不満やストレス、環境への違和感を、より強く感じやすくなるのだと思います。ですから、元々気持ちの切り替えが苦手な子や、真面目で思いつめやすい子は特に、お子さんが本心から「行きたい学校」「行ってもいい学校」しか基本的に受験しないことを、私はオススメしたいです。うちの長男の場合、中学受験以外の選択肢も含めて、小学校卒業以降のあらゆる進路の可能性を親子で検討しましたが、結局、本人が気に入った第1志望1校だけを一般入試とAO型入試の複数回受験し、他校は受験しませんでした(もし、不合格だった場合は、「公立中学に在籍しつつ、自治体の教育支援センターとホームスクールの併用で前向きな不登校」という選択が、うちの「滑り止め」でした)。ここまで2回に渡って、うちの経験から私立中学の志望校選びのポイントを「発達障害目線」でお伝えしましたが、なかなか、ご家庭の全ての希望を満たし、尚且つ、現実的に合格可能な学校と出会うのは難しいかもしれません(特に、うちのような地方在住の場合、私立学校の選択肢も少ないでしょう)。その子にとって「絶対に外せないこと」「ある程度妥協できること」「そんなに気にならないこと」などの優先順位をつけながら、親子でよく話し合って志望校を比較検討されるのがいいでしょう(一覧表にして点数などをつけるのもいいですよ)。でも、中学受験に限らず、「どんな環境でなら、その子らしく生きていけるのか」その子の個性と相談しながら、親子で一緒に探っていくこと自体が、自立に向かうための大事なプロセスだと私は思っています。大場美鈴/著『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』2017年/刊/ポプラ社
2019年10月02日自分に合った環境なら、「みんなと違う」は気にならないUpload By 楽々かあさんこんにちは。「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」著者・楽々かあさんこと、大場美鈴です。私は、発達障害の「障害」とは、その子の「個性」と「環境」の間にある…と考えています。ですから、本人側から環境に合わせる努力や工夫も大事ですが、自分が適応しやすい環境を選ぶことでも、「みんなと違う」が気にならなくなる場合もあると思います。現在中学2年生の長男は、私立中高一貫校を受験し、第一志望校に無事合格。自分の個性に合った環境で充実して過ごせるようになり、私はそこに「障害」を感じなくなりました。中学受験は、あくまで「環境選び」の1つの選択肢に過ぎませんが、独自の校風や教育方針などの「環境」が、その子の「個性」とぴったり合っていれば、少々個性的でも学校生活を楽しく過ごせるお子さんは結構いるように思います。ただし、私立中学の場合、特別支援学級設置校は現在全国で1校のみ(文部科学省H29年度資料より)ですし、障害者差別解消法による「合理的配慮」も「努力義務」の範囲になるため、基本的に「特別支援教育」や「特別な配慮」は、現状あまり期待できないと思っていた方がいいでしょう(※ただし、発達障害・不登校対応ができる学校や、公言せずとも一定の理解や配慮がある学校もあります)。そのため、まずは、入学の前提条件として、お子さんがある程度、特別な配慮がなくても教室で落ち着いて過ごせ、通常学級での授業や学級活動への参加に大きな支障がないことが必要な場合が多いと思います。また、将来の自立に向けて必要な、ソーシャルスキルや生活スキルを身につけるための発達支援(療育)・トレーニングは、必要に応じて医療・支援機関の手も借りながら、家庭が主体となって学業と並行して継続的に取り組んでゆく必要もあるでしょう(これは、公立中学の通常学級、フリースクール・ホームスクール等で学ぶ場合や、高校進学〜それ以降の進路を選択した場合も同じです)。その上で、もし、中学受験をお子さん自身が強く希望したり、ご家庭の教育方針と合うのであれば、様々な学校を実際に見学し、比較検討してみるといいでしょう。その際、うちの経験上、発達障害傾向のある子の場合、志望校選びの段階で偏差値や知名度などよりも、ずっと優先して考えた方がいいことがあります。環境の影響を受けやすい発達障害傾向のある子は、毎日の小さな負担の積み重ねが、いつの間にか、「適応できない」「努力では乗り越えられない」大きな障害物となってしまうこともあるからです。発達障害&グレーゾーンの子が中学受験を考え始めた時に、志望校選びのポイントを7つ、ご参考までに独自の「発達障害目線」で、2回に渡ってお伝えします。今回の<前編>では、その子の個性を活かしやすい、前向きな志望校選びのポイント4つです。文部科学省「特別支援教育資料(平成29年度)」より出典 : まずは校風です。校風とは「学校の雰囲気」という漠然としたものですが、校訓や募集要項やアドミッション・ポリシーなどで、「こういう子に来て欲しい」と学校側は意思表示していますから、学校の公式HP・資料請求などで、すぐに確認できます。そして、教育方針。私立学校は特色ある独自の教育を打ち出していることが多く、「サイエンス教育に重点を置いている」「国際教育に力を入れている」「スポーツの強豪校である」「情操教育を大事にしている」…などなど、学校自体も個性的です。つまり、「学校の個性」と「その子の個性」がピッタリ合っていれば、同じ子の同じ部分が短所から長所に変わることも。例えば、うちの長男の「空気が読めない」という部分を、現在の中学では「積極的に自分の意見が言える」と肯定的に高く評価してくれます(こういった学校の考え方は、建学の精神、校訓や募集要項、過去問等にもハッキリ表れていました)。そして、凸凹差が大きくても、特定の分野に興味関心が高い子、一芸に秀でた子、一つのことに集中できる子等を歓迎し、得意分野を伸ばしてくれる教育方針とマッチすれば、「できる子」として扱ってもらえる可能性も高いでしょう。また、留学生や帰国子女を積極的に受け入れるなど、多様な個性や文化背景のある生徒が集まる学校や、博愛精神を大事にする学校などでは、多様性を認める教育がなされ、多少の個性やものの感じ方・考え方の違いは、大らかに受け容れてもらえることも。こういった、個性的な生徒を求めている学校は、「推薦・AO型入試」などを実施している場合も多いので、入試方式も早めにチェックしておきたいところ(推薦・AO型入試は、説明会への参加、事前の資料準備や面談、面接練習などが必要なことが多いです)。出典 : 学校の規模も、発達障害傾向のある子にとっては、大事な要素だと思います。感覚過敏があると、教室でのザワザワ音や他の人の動きなどが気になってしまい、負担が大きくなります。うちの長男は「人が多ければ多いほど、集中できない」とのこと。また、グレーゾーンの次男も人の顔と名前が覚えにくく、学級数が多い小学校ではクラス替えによる負担が大きく、対人関係でなかなか自信が持てませんでした。こういった子は、小規模校や少人数クラス編成の学校のほうが負担が少なく、落ち着いて過ごせる可能性が高いでしょう(ただし、クラス数が少ないと、いじめやトラブル等の際にクラス替えによる解決が難しくなることも。また、少人数でも静かとは限りません)。そして、中学では小学校と違い、担任の先生がずっと同じ教室にはいないので、大人の目が届きにくくもなります。また、集団の規模が大きくなればなるほど、「個別に、柔軟に」は、物理的に難しくなるでしょう(ただし、「干渉されない大規模校のが気が楽」「ビシッと管理されるほうが落ち着く」という子もいると思うので、一概に大規模校が合わないとは言えません)。そのため、小規模校や少人数クラス編成の学校は、アットホームな雰囲気で先生方も生徒一人ひとりの顔を覚えやすく、目も届きやすいでしょう。また、大規模校でも、副担任制の採用や少人数授業や補習制度など、教員の配置が手厚く面倒見の良い学校も。生徒数・クラス数・教員数も、学校の公式HPや学校案内・募集要項等に大抵記載されています(ただし、入試の際の募集定員数と実際の在籍生徒数がかなり違う学校もあるため、「実際のところ」も、よくご確認を)。出典 : 思春期は、いわゆる「フツーの子」でさえ、身体面・精神面で不安定になりがちです。ましてや発達障害傾向のある子は、環境の変化に敏感なことも多く、心身に大きな負担のかからない、安定した生活環境が大事だと思います。ただし、設備の「体感」は公式HPや学校案内だけでは掴めないので、実際にお子さん自身が見学会や文化祭・体験授業等に足を運んで確認してくるのがいいでしょう。学校の設備面のチェック・ポイントは…・エアコンの設置・稼働状況(各教室の他、体育館や部活動の施設なども)・教室環境(教室の広さ、机と机のパーソナルスペース、教室前方のモノや掲示物の配置など)・教室の照明、黒板・ホワイトボードの色(視覚過敏やLDのある子に見やすい色・明るさか)・個人ロッカーの有無(忘れ物の多い子、体力に不安のある子等は、「置き勉」の可否)・保健室や図書室、自習室やオープンスペースの有無(静かに休息できる場所はあるか)…など、「その子にとって特に負担がかかりやすい部分」を重点的に、よく見ておくべし!また、味覚や触覚過敏で偏食傾向のある子は、食の選択肢がある、弁当持参や学食・購買が充実している学校などが、負担が少ないでしょう。その中学のランチはどうなっているか、学園祭などで在校生に「お昼、どうしてますか?」って聞いてみるのもテ。それから、一般的には楽しいハズの行事・イベントも、「いつもと違うこと」が多いと負担になる子もいるでしょう(ただし、私立は運動会や各種セレモニーなどの事前練習等はほとんど行わないか、あっても効率的な場合が多いと思います)。年間行事予定も、学校HPや学校案内に大抵写真付きで載っていますから、一緒に眺めて「こんな行事があるんだね」「修学旅行はここに行くんだね。大丈夫そう?」等、親子で話し合いながら、お子さんの反応を見ておくといいでしょう。出典 : 傾向のある子は特に、ICTの導入状況はよく確認しておきたいポイントです。ICTが全校で導入され、iPadやPCが一人一台使える環境なら学習への負担が減りますし、特別な許可も必要ないので「〇〇くんだけズルイ」だなんて思われることもありません。また、ICTが普及していれば、校内の無線LANや電子黒板等も整備され、先生方もデジタルツールに慣れているので、デジタル教科書や電子辞書の使用、作文・課題のワープロ提出、ノート代わりの黒板の撮影なども、柔軟に理解されやすいと思います。長男の学校の場合、全校生徒1人1台iPadを所有し、授業中の電子辞書アプリの使用や、課題のワープロ打ち提出などは、特に先生の許可も必要なく、発達障害のある・なしに関係なく「みんなフツーにそうしてる」とのこと。そして、学習面では、授業内容やレベルなど「何を学ぶか」も大事ですが、「どう学ぶか」の学習手段・方法のほうが、より重要なポイントだと私は考えます。先生が一方的に話して、ひたすら黒板を写す…という伝統的な講義型の一斉授業だけでは、負担が大きかったり集中できなかった子も、「その子に合った学び方」なら、学習意欲と学力を大きく伸ばしてもらえる可能性も。多様な学習手段・方法の例は、ICTの活用の他にも…・実験やフィールドワークなどの体験型・探求型の学習・教科を越えた問題解決型の統合的な学習・言葉で学びをアウトプットするプレゼンテーションや、ディベート形式の学習・少人数授業、習熟度別クラス編成、個別課題や補習など、それぞれのペースや到達度に合わせた学習…など、近年様々に試みられていますが、その学校で取り入れている中で「その子に合った学び方」があるか、じっくりチェック。学校側が柔軟に新しい方法を取り入れてアップデートし、「学び方」の選択肢が多ければ、その子の凸の強みが活かせるチャンスも増えます(「その子に合った学び方」は何かが分からなければ、事前に専門家に相談し把握しておくといいでしょう)。また、柔軟性・合理性の高い学校なら、個別の事情に合わせて、ちょっとした私物の持ち込みや学用品のカスタマイズ程度なら、気軽に理解が得られることも。学習環境の確認は、小学生向けに体験授業などを行う学校も増えているので、気になる学校があれば参加してみるといいでしょう。その子の個性を活かしやすい環境を…出典 : 今回の<前編>では、「発達障害目線」から「こんな環境なら、その子の個性を活かしやすい」という、私立中学の志望校選びの前向きなオススメポイントを中心にお伝えしました。次回<後編>では、入学の学校生活を考えると「ちょっと不安な点・心配な点」に対して、押さえておきたい現実的なポイントを中心にお伝えします。大場美鈴/著『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法』2016年/刊/ポプラ社
2019年09月20日「これからの時代を生き抜くための力を育てるには、『失敗』が不可欠なんです」と言うのは、花まるグループ「西郡学習道場」代表の西郡文啓(にしごおり ふみひろ)さん。そう言われても、そもそも論として、「失敗が怖い」筆者は、わが子に失敗をさせてあげる胆力(心の余裕)がありません。どうしたら良いのでしょうか? 「Vol.1 “良い大学”では生き抜けない時代。子育ての新しい道筋は?」 の続きです。「いまの学校教育が育てているのは、“受験に合格する力”です」と語る「花まる学習会」グループの西郡さん。AIが進化して答えのない時代に、いま、子どもに、本当に必要な力を、どう育てていけば良いのでしょうか?■“成長”の前には、必ず失敗や困難がある「みなさんも、自分の人生を振り返ってみれば、『自分が成長したな』『壁を乗り越えたな』と感じたときには、その前に必ず失敗があったのではないでしょうか?」と西郡さんは言います。たとえば、部活動で試合に負けて、その悔しさをバネに練習をがんばったとき、大人になってからは、お客様に叱られる、大きなミスをする。そうしたことを乗り越えて、何かを成し遂げたとき。「そんなとき、自分の成長を感じた方も多いのではないでしょうか?」(西郡さん) 成長は、失敗や困難の先にある。失敗ではなく、その先にある成長の方に意識を向けられるようになってくると、いま、目の前にある「失敗」は、成長のためのジャンプ台に見えてくるのかもしれませんね。…と、そんなことを書いてみてはいる筆者ですが、じつは最近、仕事で大失敗をして、ただいま激しく落ち込んでいます。そんななか、「失敗は、ジャンプ台」なんていう気分には、じつは、まったくなれません(涙)。■「失敗」を避ける日本の教育失敗恐怖症ともいえる筆者。「なぜ、自分はこれほどまでに失敗が怖いのか?」ということを理論的に知ることも、失敗恐怖症を和らげるのに役立つかもしれません。従来の日本の教育では、なるべく「失敗」を避けて効率的に生きることが良しとされています。良い大学に入れるように、テストで良い点を取るための勉強をする。「成功の方法は教えてもらえますが、失敗したあとの方法は教えてもらえないのです」(西郡さん)そこには、「失敗」をして遠回りする時間の余裕がないという、致し方ない側面もあります。試験で点数を取るためには、知識を効率よく詰め込む必要があります。「そのため、自分のやり方ではなく、『正しいとされている』やり方を教えられるのが日本の教育なのです」(西郡さん)現在の教育のあり方そのものが、「失敗」を排除する方向にいきがちである。そういった認識を持っておくことが、子どもの失敗を許容できる母への第一歩なのかもしれませんね。■なぜ、うちの子は「失敗」を嫌がるのか?しかし、西郡さんは「『失敗』を奪っているのは教育現場だけではありません。親も、知らず知らずのうちに、子どもを失敗から遠ざけようとしています」とも、言います「親の接し方で、子どもは違ってきます。たとえば、子どもに対して『これはこうでしょ!』と上から目線で伝えるのではなく、『もっとよく見て、これはどうなると思う?』と、示唆的に考えさせるような会話をすることが大切です」(西郡さん)問題を解けなければ、叱る。正解すれば、褒めるという教え方では、子どもはできないことに焦りや不安を感じてしまいます。「失敗をした上での成功体験を持っている子どもは、わからないことそのものを楽しく感じます。その差が、将来の学力の差になるのだと思います。『わからないからおもしろいんだよ』と、繰り返し伝えてあげてください」(西郡さん)。■「できちゃった」が「またやりたい」を生む西郡さんがおっしゃる、「わからないからおもしろいんだよ」と子どもに言える母である、という境地。母であるなら、ぜひとも辿り着いてみたいものです。けれども、現在の筆者は辿り着けていません(涙)。どうしたら良いのでしょうか? 「そもそも、学習とは、ひと言で表せば、『できなかったことをできるようにすること』なんです。『できなかったこと』が、『できちゃった』とき、子どもは大きな快感を味わいます。そして、より勉強をおもしろいと感じるようになり、明日もやりたいという『学習意欲』が生まれます」(西郡さん)やはり、その根底には、『失敗』があります。たとえば、問題が解けなかった。その後、どうすれば解けるようになるか考えて試行錯誤し、最終的に正解を導き出すことで、「やった!」「解けた!」という大きな達成感が生まれるのですから。「その感覚が楽しいから、また勉強をがんばります。そして、もっともっと学びたい、いろいろなことを知りたいという『向上心』が生まれるのです」(西郡さん)■子どもが「明日またがんばろう」と思えるためには「『学習意欲』と『向上心』。この2つを得ることができれば、どんな子も伸びていきます」(西郡さん)。「学習意欲」と「向上心」と書くと難しく感じるかもしれませんが、要するに「明日またやろう」「より良くしよう」という気にさせることだそうです。そのために大切なことは、大人が「できなかったことができるようになっているか」という部分に着目してあげること。「つまり、他人ではなく、以前のその子自身と比べて伸びているかどうかが重要なのです」(西郡さん)昨日の自分にはできなかったことができちゃった。それが楽しいから明日もまたやりたい。「この連鎖が、何よりも子どもを成長させていくのです」(西郡さん)<「失敗する子」の育て方>1)これからの時代を生き抜く子を育てるためには、「失敗」が不可欠2)「できちゃった」が「またやりたい」を生む3)その子自身の成長に注目してあげると、学習意欲と向上心が育つ■花まる学習会/西郡学習道場代表 西郡文啓さんの新著 『ちゃんと失敗する子の育て方』 高濱 正伸、西郡 文啓 (著)/総合法令出版 1,300円(税抜き)●高濱 正伸さん花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長・算数オリンピック委員会理事。1959年熊本県生まれ。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺー』など、著書多数。花まる学習会公式サイト: ●西郡文啓(にしごおり ふみひろ)さん1958年生まれ。熊本大学教育学部卒業。花まるグループ内に「子ども自身が自分の学習に正面から向き合う場」として「西郡学習道場」を設立。現在「官民一体型学校」として指定を受けた小学校「武雄花まる学園」にて、学校の先生とともに、小学校の中で花まるメソッドを浸透させていくことに尽力中。高濱さん曰く、「私が経営者という立場で運営部分に頭を働かせているときも、彼はただただ、子どものことだけを考えてきた人間です。頭のてっぺんから足のつま先まで、根っからの教育者で、どんな子でも一度も見放したことはありません」。
2019年08月19日好きな人と結婚をしたはずなのに、日々ストレスだらけ。「こんなつもりじゃなかったんだけどな……」「幸せそうな友人夫婦が羨ましい」と、後悔が生まれるでしょう。場合によっては離婚まで発展するケースも……。そこで今回は、「『この人と結婚したのは失敗だったな』と思った瞬間」について、女性陣にリサーチしてみました。趣味に没頭しすぎる・「旦那は結婚前から多趣味な人でした。それは個人の自由だし、否定するつもりもなかった。でも結婚してからも、休日は趣味のために出掛けてばかり。しかも出費が結構かかって、やりくりが大変なんです。その上最近では『子どもがいると時間もお金も取られるから、当分はいらないかな~』と言い出した。『え?私の気持ちや年齢は考えてくれないの?』と怒りを通り越して呆れました」(31歳/通信)趣味があるのは悪いことではないですが、独身気分が抜けずに没頭している旦那は厄介なもの。ハマり具合によっては、金銭面や夫婦の時間に支障が出てきます。しかも「趣味が一番だから子どもはいらない」なんて、まるで奥さんの体を全然考えられていないですよね。こういう男に限って、40代以降になって急に「子どもが欲しい」なんて言い出すもの。もし旦那との価値観が合わないのなら、いますぐにでも手を打つべきかもしれません。せっかちすぎる・「旦那は自他ともに認めるせっかちタイプ。私はテキパキしているほう好きなので、交際中はあまり気にしていなかったのですが、最近度が越えてきて。私が出掛ける支度をしていても『遅いよ!早くしろよ!』とイライラしています。もちろん食事やお風呂も、彼の行動に合わせて準備していないと不機嫌に。毎日追い立てられている気がして、疲れてしまいました」(29歳/IT)せっかちでも自分のことは自分でしてくれればいいのですが、奥さんに押し付けるタイプだと困りますよね。「女は家事をするのが当たり前だろ!」なんて言い出しかねません。またせっかちは、子どもへの扱いにも影響が及ぶことも。子どもがなんて泣いているのか、何を訴えているのかを読み取る前にイライラ。「いちいち泣くんじゃねぇよ!」と自分の言いなりにさせようとする旦那もいます。そうすると父と子どもの関係も、うまくいきませんよね……。やたら体調不良をアピールする・「毎日のように『頭痛い』『肩が痛い』『仕事行きたくない~』と言ってくる旦那。最初は甘えているのかと思い、肩を揉んであげたりしていましたが、さすがにウンザリ。私だってあちこち痛くても頑張っているんだから、お前も黙って働けよ!」(35歳/パート)これはもう「頭痛い」などのグチがクセになっているんでしょうね。でもどうせ仕事に行くのであれば、余計なことは言わなくていいのに……と思ってしまいます。それに本当に体調が悪いときの、判断も付きにくいですよね。毎日ネガティブなセリフを聞かされていると、こっちまで気持ちが沈んでいきます。「もっと明るい人と結婚したかったな」と思うのも無理はないかも。夫婦生活、常に順風満帆とはいきません。そのためお互いさまだしと、うまく付き合っていけるなら問題はないでしょう。しかし子どもなど第三者に被害が及ぶようであれば、離婚もひとつの選択肢なのかもしれません。
2019年08月08日映画『ヒンディー・ミディアム』が、2019年9月6日(金)より全国で公開される。インドの受験事情がテーマ超学歴社会と言われるインド。そんな国の“お受験"が『ヒンディー・ミディアム』のテーマ。主人公は下町で洋品店を営むラージと妻のミータ。ラージは、家族想いだがどこか抜けたところがあるキャラ、ミータは学歴コンプレックスゆえ思い込みが激しい。学歴は無いが、可愛い娘ピアの将来のために進学校に入れることを決心。そんな夫婦の姿を笑いあり感動ありで描く。英語が何より重要学歴社会のインドでは英語が超重要。映画のタイトルともなるヒンディー・ミディアムとは、ヒンディー語で授業を行う公立学校のこと。そして、英語で授業を行う私立の名門校のことをイングリッシュ・ミディアム(English Medium)という。ラージとミータは娘をイングリッシュ・ミディアムに入学させようと奮闘する。受験には住居も重要面接では居住地ももちろん評価される。その情報を得たラージとミータは高級住宅街にお引越しを決意する。受験には親の教育水準も重要引っ越したものの、英語で話せないと全く相手にされないという厳しい現実に直面。ラージとピアのふたりは“お受験"のためお受験クラスにも入学。面接のノウハウや試験のコツを学ぶ。神頼みまで駆使しながら娘のために全力を尽くすものの、結果は全滅…。受験には低所得者層のための優先枠も?進学校にも低所得者層のための優先枠があるという。そんな“禁断の手口"があることを教わり、夫婦は藁をもつかむ思いでスラム街にお引っ越し。ラージは慣れない工場仕事に失敗ばかりで、ミータはスラムの暮らしに大混乱。だが、ふたりは次第に周囲の人たちと打ち解け始めていく。そんな二人が“お受験"の行方と、夫婦がドタバタのすえに出す答えとは…?イルファーン・カーン主演主演はイルファーン・カーン。アーミル・カーン、シャー・ルク・カーン、サルマン・カーンについで第4のカーンと言われる。国際的にも知名度が高く『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』では主人公のパイの成人役、『ジュラシック・ワールド』ではパークの所有者を演じてヘリを操縦した。なお、『ヒンディー・ミディアム』の続編となる「Angrezi Medium」(=授業を行う学校"の意味)が2020年春インド公開に向けて進行しているという。イルファーンが引き続き主演を務めるが、どうやら別の家庭のお話しとなる模様。『ヒンディー・ミディアム』あらすじ&作品詳細受験のために高級住宅地に引っ越し&面接の猛勉強…なのに全滅?そんなとき、低所得者層のための優先枠があると…デリーの下町で洋品店を営んでいるラージ・バトラは、妻のミータと娘のピアの3人暮らしている。可愛い娘の将来のため、ラージとミータは進学校に入れることを決意。面接では親の教育水準や居住地までも評価されることを知る。学歴は高くないラージとミータ。2人は娘のために高級住宅地にお引っ越し。本格的に面接に臨むものの、結果は全滅してしまう。落胆する2人だが、進学校が低所得者層のために入学に優先枠を設けているという情報を得る。追いつめられたラージたちはスラム街に引っ越して優先枠での入学を狙う作戦にでるが…映画『ヒンディー・ミディアム』原題:Hindi Medium監督:サケート・チョードリー脚本:ジーナト・ラカーニー、サケート・チョードリー出演:イルファーン・カーン、サバー・カマル上映時間:132分配給:フィルムランド、カラーバード
2019年07月26日好きな相手でも、気持ちが冷めてしまえば一緒にいる理由は無くなりますよね。別れ話はきちんと会って話したいと考える人もいますが、対面だと案外失敗するリスクもあるのです。相手の気持ちに流されてしまう一般的に女性は情が深い分、気持ちが冷めてしまうと切替も早く未練も断ち切りやすい傾向があります。とはいえ、一度好きになった相手に別れ話を切り出すときには、情に流され簡単に別れられない場合もあります。対面で直接別れ話をすると、彼氏に泣かれたり感情的な姿を見てしまうことになり、なかなかはっきりと自分の気持ちを伝えられなくなるのです。好きという気持ちは無くても、相手の気持ちに流されることできちんと別れられなくなるリスクがあります。男性に強引に引きとめられてしまう別れ話を切り出すときにお互がどのような感情であるかによって、その反応にも違いがあります。お互いに冷めていればあっさりと別れられるケースがほとんどですが、男性に大きな未練がある場合は注意が必要です。対面で話をして誠実に別れようと考えていたとしても、男性が恋人関係を続けたいと考えていれば、男性の元を去ろうとする女性を無理矢理引き留める場合もあります。力では女性はかなわないために、男性の状況によっては電話で会わずにきっぱりと別れる方がよいケースもあるのです。感情的になって余計に傷つけ合ってしまう電話などで別れ話をする事は簡単ではありませんが、言葉でしっかりと伝えないといけない分、自分の気持ちを冷静に端的に整理して話す事ができます。対面で顔を突き合わせて話をしていると、つい気持ちが高ぶって感情的になってしまうケースもあるのです。お互いの表情や仕草が分かるからこそ、お互いに自分の感情がコントロールできなくなり酷い言葉を発して余計に傷つけてしまうリスクがあります。できるだけ綺麗に別れたいのならば、感情的になりにくい電話などでさっぱりと話す方がよいのです。未練が断ち切れずになかなか踏ん切れない一度は好きになった人と別れるときには、自分が思っている以上に情が移っている場合もあります。顔を合わせて話をしていると、楽しかったことの思い出や記憶がリアルに蘇ってくることも少なくありません。彼氏に情がある部分に自分の心が引きずられてしまうのです。別れようと決心していたはずなのに、自分自身の気持ちが分からなくなってしまうなど迷いが生じてしまいます。自分自身の気持ちにきちんと区切りを付けて別れを決意したときには、情に流されないような方法を選んできっぱりと別れることも大切になります。
2019年06月22日結婚式を成功させるためには、まず式場選びから気を使うことが大切です。しかし、式場といっても様々な式場があるため会場選びのポイントを踏まえて選んでいくことが重要となります。結婚式場を選ぶ前に行うこと失敗しない結婚式をあげるためには、結婚式場選びを慎重に行うことが必要です。そのためには、まず自分たちの理想の結婚式とはどんなものかを話し合うことが大事です。話し合いがきちんとできなければ「こんなはずじゃなかった」なんて後悔してしまう可能性もあります。そんな状態を避けるためにも、二人で「理想の結婚式」をイメージして話し合うことから始めていきます。結婚式の主役は女性だからといって、男性と話し合いをしないということは絶対に避けるようにします。話し合いをせずに準備を進めてしまうと、いざ式の準備を始めてみると男性が意見を出してきて、考えのズレが喧嘩につながってしまうこともよくあります。喧嘩を避けるためには喧嘩を避けるためには、式場準備が本格化する前に二人でこだわりたいポイントやどんな式場で行いたいかを事前に共有しておきます。お互いに譲れないポイントを聞いておけば意見も譲歩しやすく、結婚式場選びもこだわりにあった式場を選べるようになります。結婚式は二人で行うものだ、ということをお互いに認識し合います。式場準備も手伝ってあげているという意識ではなく、二人で行うものだということを認識して、役割分担と期限を決めて共同作業で行なっていきます。式場選びのポイント意識を共有したら、こだわるポイントの優先順位をつけていきます。ガーデニングで挙式をしたいホテルで挙式をしたいなどの場所、着てみたいドレスの種類はどんなものか、どんな雰囲気の式場が良いのかなどを書き出します。そうすることで、式場が比較しやすいため自然に条件にあった式場を見つけやすくなります。マストなチェックポイント必ずチェックしておきたいマストなポイントとしては、まず挙式スタイルが挙げられます。自分はどんな挙式をしたいのかを考えていきます。教会式や神前式などスタイルは様々なものがあります。ゲストが全員入れるキャパシティがあるかも重要です。招待したい人数に見合った式場があるかもチェックします。また、料理の内容もチェックします。和食洋食、和洋折衷などメニュー構成や味付け、盛り合わせなども結婚式を成功させるポイントになります。そのほか、駐車場など設備が充実しているか、交通アクセスは良いか、スタッフは丁寧な対応をしてくれるかなどをチェックすることが結婚式場選びの決め手の一つです。実際に見に行きましょう結婚式で叶えたいことがある程度決まったら、理想に近い式場に実際に足を運んで見ましょう。 最近は、フルコースで実際の料理を食べられたり、チャペルを歩かせてくれる式場も増えていますので、雑誌で見ているよりもイメージが格段に上がります。また、式場紹介サイトを上手に活用すると、式場を訪れるとポイントや金券がもらえるなどもサービスが受けられる場合もあるので、上手に活用してみるのもおすすめです。
2019年05月26日春休み、皆さんいかがお過ごしですか? 中には入学準備に追われている方も多いのではないのでしょうか。今日は私が長男の小学校入学式の話を書きたいと思います。 ■下の子2人を連れて長男の入学式に行った時の話第一子って親も初めての経験ばかりなので要領が分かってなくて毎回驚きと反省ばかりなのですが、自分が出席する入学式と親として出席する入学式ではこんなにも違うんですね。今になって親のありがたみがよくわかります。 はっきりいって入学式、なめてました!入園式に出席していたので入学式も同じようなものかと思っていたら、緊張感とスピード感が全く違いました。 校長先生のお話や、歌、祝電、PTAの挨拶等はいわゆる形式的なものなので入園式と何が違うかって言ったら「静けさ」ぐらいなんですが、何が一番違ったかというと「やらなくてはいけない作業の量」です。 まず明日から1人で教室まで行けるように下足箱から教室までの手順を教えていきます。そして教室に入ったら机の上にはドドーーーーン!! と書類や用品などが置かれていて、黒板には式が始まるまでやっておくことがいろいろと書いてあったんです。 しかしそんなことが書いてあると知らなかった私は完全にお客様気分で、周囲のお母さん達、みんな何をそんなに用品をガサゴソしてんのかな?とのんびり眺めていたんです(おいおい)。 それがふと黒板を振り返ってみると…書類が13枚入ってるか確認しろとか名札とワッペンと連絡ファイルに名前と組を書けとか後ろに掲示してある地図にシールを貼れとかそのシールをワッペンに貼れとか名前が間違ってないか確認しろとかなんかいろいろとやらないといけないことがたくさんあって…わーーー!! 私1人ならすぐに済むことなのですが、次男がギャーギャー騒ぐし、夫は三男を連れて外にいってるし、狭い教室に人がいっぱい入ってるし気づくのが遅かったしで混乱してるうちに先生が教室に入ってこられて、「あと5分で体育館のほうに移動してください」と告げてきました。 えーーー!!!私、いま、どれをやって、どれをやってないの? あと何をやればいいの? 明らかに出遅れている事にプチパニックです。 そもそも何が間違ってたのかって、教室に入ってくるのが遅かったんですよね(致命的) ■入学式当日の大失敗いえ、学校自体には早くついてたんです。でも、教室に入ってからこんなにやらなくちゃいけないことがあるって知らず、写真撮影しちゃってたんです!!! 正門のところに置いてある看板と一緒に撮る写真撮影!!何で先に撮ることしか頭になかったんでしょうか。 正門にズラーーっと写真撮影の列が出来ていたので、流れに乗って並んじゃったんですよね。 この列に並んだせいで受付時間に遅れはしないものの、教室に入るのが遅くなってしまって出だしから遅れてしまいました。 式が終わってからだと下の子がグズグズになったり、着崩れていたりしてちゃんと撮れないかな? と予想して最初に撮影することにしたのですが、これが裏目に出てしまいました。まずは教室に入ればよかったです。 結局、ハッ!! と気がついた時には「体育館に行け」と言われていた時刻を3分過ぎていて教室には私1人!!先生に声かけられてようやく気がついて、そそくさと体育館へ向かいました。 式典が終わり、また教室に帰ったら担任の先生のお話があるのですが、これもまたいろいろと覚えないといけないことがたくさんあって…。幼稚園ではご丁寧に逐一イラスト入りのおたよりで教えてくれてたけれど、小学校では先生が口頭でやつきばやに諸々を説明していくもんだから頭に入れるのに必死です。説明のスピード感に驚きました。入学式は木曜日だったのですが、月曜にはこの袋に何を入れて持ってきてその袋をどのようにしまうだとか引き出しの左には何を入れて、右には何を入れるだとか連絡帳の扱い方からおたよりはどうするのかだとか名札を失くした場合、名札の扱い方、カッパのかけかた、おうちとの連絡手段、等々口頭でバァァァァーーーーーっと伝達されるのでまったく何も分からない私は覚えるのに必死です。ましてや下の子2人を見ながらなので集中して聞けず1人で来るより3倍あたふたしてました。 書類もたくさん配られるのですが、これがまた小学校は提出期限は早い!! 幼稚園なら来週までに~~って配布されてから提出まで猶予があったりしたのですが、小学校では今日配って明日提出なんてものもたくさんあるんです!早いーーーー!!! そんなこんなで要領分からない私はつくづく思いました。 「小学生をすでにお持ちの同じ小学校に通うお母さんがお友達にいればーーっ!!」と。 当時、ママ友がいなかったわけではないですが、みんな違う小学校に行ってしまったし、先輩ママが1人もいなかったんです。先輩ママがいればよかったなぁぁぁぁと心から思いました。■入学前日からすでにてんやわんやだった子ども達が寝てから明日さっそく持っていくものを準備しようとしたんですよ。 そしたら持ち物のところにさらっと体操服・給食着って書いてあるんです。 今日、入学式でもらったばかりの体操服と給食着なのですが、それをさっそく次の日持っていかなくてはいけないそうです。 そしてその体操服の間からハラリと舞い落ちたゼッケン…。 え。 ゼッケン…!? これは一体どこに付けたらいいんでしょうか??? 真ん中? 右胸左胸? 書類を見てみてもどこにもそんな説明書いていません。時間は夜中だし、聞く相手もいないし、どこに貼ったらいいのかわかりません。給食帽もどこに名前書くものなのか、自由にどこでも書いていいものなのか?マスクってこれどうしたらいいの?普段なら気にしないような細かい所が気になってしまって、右往左往!結局、体操服はわかんないから左胸に貼り付けて袋に忍ばせました。違かったらはがそう。 翌日の準備もせめて日が昇っているうちに準備していれば学校に電話して聞けたんですけどね…。結果的に子ども達が寝てからゆっくりやろうと思ったのが間違いだったようです。 もちろん学校によっても違うでしょうが、提出期限が早いというのはどこも同じではないでしょうか。はじめての入学式を控えているママさん。 私のような失敗をしないように、教室には早めに入り、持ち帰った書類や用品は家に帰ったら明るいうちに一度全部確認しておいたほうがよいと思います~~。 って当たり前か!!!(笑)
2019年03月29日堀江貴文(46)が3月10日、AbemaTVの企画で挑んだ東京大学受験に失敗したことを発表した。『堀江メソッド』と名付けた勉強法を実行して一次試験の足切りは免れたが、二次試験の結果が振るわなかった。番組では、堀江と一緒に若手タレントが半年間の勉強で東大を目指した。明治大学卒のグラビアタレント・わちみなみ(24)は合格したら「東大の赤門の前でグラビア撮影がしたい」と語っていたが、センター試験のボーダーラインに届かず二次試験を断念。わちは「もう一度受けたい」と再挑戦の意思を見せている。近年、有名人がこうした大学受験に挑戦するケースは多い。ロンドンブーツ1号2号の田村淳(45)も2018年、AbemaTVの企画で青山学院大学を受験している。大学受験の理由について、田村は「中学校から全く勉強してこなかったため、知識や学力にコンプレックスを持っている。44歳になる今、勉強したいという意欲が湧いてきた」と語っていた。またオードリーの春日俊彰(40)は、2017年にテレビ番組の企画で東大を受験。あえなく不合格となったが、のちに「このままじゃ終われない」と負けん気を見せ、自費で予備校教師を雇い受験勉強を続けているという。2015年に73歳で駒澤大学に入学した萩本欽一(77)の目標は「ボケ防止」だ。「勉強には目的があったほうが楽しい」と、大学合格を目標にしていた。もちろんその背景には、挑戦が話題作りになるという考えもあるのだろう。だが前述の通り、先にあげた全員が受験勉強を楽しんでいるようなコメントをしているのだ。こうした風潮は、一般人の中にも増え始めているという。「ネットでも趣味でセンター試験に挑戦した人の声が上がっていますが、私の知り合いも社会人になってから高校時代の友だちと受けていました。すると昔はあれだけ嫌だった試験が、楽しいらしいんです。『もし落ちたら…』というプレッシャーがないこともあるのでしょうが、それ以上に義務ではなくイベントとしてとらえられることが楽しさにつながっているようです」(30代男性)有名人のこうした挑戦は、学ぶことの本当の楽しさを教えてくれているのかもしれない。
2019年03月11日