小栗旬が主演を務める11月公開の映画『ミュージアム』の新映像とポスターが公開になった。史上最悪の殺人アーティスト“カエル男”が刑を宣告し、次々に犯行を重ねていく過程を描いた緊迫感のある映像だ。公開された新映像本作は、巴亮介の人気コミックが原作で、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村(小栗)の姿を描くスリラー作品。『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務め、尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋が出演する。このほど公開になった映像は、カエル男に捕らえられ、拘束された男の苦痛に満ちた声と、あまりにも不気味な“処刑場”の場面からはじまる。カエルのマスクをした男は、刑を執行する相手によって殺人方法を変え、それを誰かに“見せる”ことにこだわる恐ろしい人物。映像はカエル男がカン高い声で刑を宣告する場面や、それを追う主人公の刑事・沢村の姿、そしてカエル男に沢村が追いつめられるカットまで登場。錯乱し、絶叫する沢村は一体、何を見たのか? 観客の予想を上回る展開、恐ろしいけど目が離せなくなるビジュアルが待つ映画になりそうだ。『ミュージアム』11月12日(土) 全国ロードショー
2016年06月28日俳優・小栗旬と『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督のタッグで贈る映画『ミュージアム』。この度、映画に登場する殺人アーティスト・カエル男をフィーチャーしたスマホジャックムービーと前売り特典の詳細が明らかになった。雨の日に起きる連続猟奇殺人事件。犯行現場に残された謎のメモ、そして見つけられることを前提としたかのような死体。犯人はカエルのマスクを被った通称・カエル男。事件の関連性に気付いた沢村刑事(小栗旬)が捜査を進めると、驚愕の次のターゲットが浮かび上がる。カエル男の次のターゲットとは。そして、犯人を追うはずの沢村が、逆に絶望的な状況に追い詰められていく。果たしてカエル男の目的とは――。原作は漫画大国日本を震撼させた巴亮介の同名コミック。「ヤングマガジン」(講談社)で連載されるや否や、その想像を絶する過激描写と、読めば読むほどハマってしまう緻密に練られたストーリー構成、裁判員制度の問題という奥深いテーマも盛り込み、連載終了後も“ヤバすぎる!”とSNS上で拡散。いまもなお、熱狂的ファンを増やし続けている超問題作だ。主演の小栗さんをはじめ、妻・遥役に尾野真千子、沢村のと共に事件を追う相棒・西野純一役に野村周平。そのほか丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋、松重豊らが出演する。このほど到着したのは、スマートフォンの画面サイズに合わせて制作されたスマホジャックムービー。動画を再生すると天気予報の映像が流れるが、突如画面にノイズが入ると、晴れ予報の表示が雨に!「雨が降ると、奴が来る…」スマホが壊れてしまったかのように様々なアプリが起動し、暴走してしまう。そして、映画に登場する殺人アーティスト、“カエル男”から恐怖の着信がくるという、リアルな恐怖感を煽るムービーとなっている。そして併せて7月1日(金)より発売される前売り特典の内容も明らかに!劇中で殺人アーティスト“カエル男”は、犯行現場に必ず「ドッグフードの刑」や「母の痛みを知りましょうの刑」などと書かれた謎のメモを残していくのだが、そのメモにならった“お仕置き付箋”を本作の前売り特典にするという。デザインは、CGクリエイター、声優、監督として大活躍中の「秘密結社 鷹の爪」のFROGMANが担当。可愛いけどちょっと不気味な“カエル男くん”のキャラクターイラストを書き下ろし、元祖“カエル男”ことFROGMANと「ミュージアム」のスペシャルコラボがここに実現した。デザインを担当したFROGMANは、「僕のFROGMANという名で、まさかこんな形で関わる機会を頂けるとは思いもよらず、しかも僕の作風とは真逆なシリアルキラーとは!どこかユーモラスなカエル男。きっと日本映画史に残る愛すべきキャラとなるでしょう!」と喜びを語った。『ミュージアム』は11月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月24日小栗旬が主演を務める『ミュージアム』の公開日が11月12日(土)に決定し、新たな場面写真が公開になった。『ミュージアム』/新画像解禁本作は、巴亮介の人気コミックが原作で、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村(小栗)の姿を描くスリラー作品。『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務め、尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋が出演する。このほど公開になった画像は、雨の日に沢村と、新人刑事の西野(野村周平)が犯人を追う場面と、西野が捜査会議に出ている場面。本作では必ず雨の日に事件が起こるため、雨のシーンが印象的に描かれることになりそうだ。『ミュージアム』11月12日(土) 全国ロードショー
2016年06月21日興行収入45億円を突破した大ヒット映画『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』のブルーレイ&DVDが7月20日(水)に発売されることが決定し、主演の小栗旬がコメントを寄せた。その他の画像石井あゆみの人気コミックを原作に、2014年にドラマ化された『信長協奏曲』は、戦国時代にタイムスリップした歴史音痴の高校生・サブローが、戦乱の世を生き抜いていく姿を描いた時代劇。自分と顔がそっくりな信長と出会い、史実を知らないまま“織田信長”として桶狭間、上洛、金ヶ崎、浅井朝倉との戦い…と歴史通りのことを成し、ついに安土城を完成させたサブロー(小栗)。映画は、池田恒興(向井理)をはじめとする家臣や、妻・帰蝶(柴咲コウ)からの信頼を勝ち得たサブローと、彼を怨んで暗殺の機を窺う秀吉(山田孝之)や、彼に嫉妬する本物の信長・明智光秀(小栗)らの思惑が交錯した末に起こる事件“本能寺の変”をメインに、サブローの行末が描かれる。小栗は「一家に1枚。その時代に思いを馳せる。それこそ、タイムスリップするしか本当を知ることが出来ない時を想像し、家族皆で日本人の歴史を語らってみる。そんなことが起きてくれる入口になってくれるかも?なファンタジー。是非。」とコメントを寄せている。『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』ブルーレイ&DVD 7月20日(水)発売<ブルーレイ>スペシャル・エディショ:7600円+税スタンダード・エディション:4700円+税<DVD>スペシャル・エディション:5700円+税スタンダード・エディション:3800円+税発売元:フジテレビジョン販売元:ポニーキャニオン
2016年05月19日俳優の小栗旬が、映画『テラフォーマーズ』(4月29日公開)で演じる本多晃博士を捉えた本編映像が28日、公開された。本作は、累計発行部数1,600万部を突破している同名コミックを原作とするSFアクション。2599年の人口激増により貧富の差が激しくなった日本を舞台に、火星で人型に進化したゴキブリ「テラフォーマー」とそれらを駆除するために特殊能力の手術を受けた人々との戦いを描く。メガホンを取るのは、三池崇史監督。小栗のほか、主人公・小町小吉役の伊藤英明、武井咲、加藤雅也、山田孝之らが出演する。小栗が演じる本多博士は、天才的頭脳と奇抜なファッションセンスを誇る、尊大で無慈悲な科学者。原作での同じ人物とは異なるキャラクター設定となっており、これは三池監督が小栗を想定し、当て書き(役者に合わせてキャラクターを描いていく手法)したものであるという。映像では、そんな本多博士が「やあ、堂島くん」と火星にいる堂島啓介艦長(加藤)と通信する姿が映される。続けて、お気に入りのファッションを自画自賛する奇妙な決めポーズを披露。「い~ねっ、良いね」と喜びもだえつつも、ふっと真面目な表情に戻り、「このミッションが成功すれば、日本は他の国を圧する技術を確立する」と確信を込めて口にする。さらに、「素晴らしいね。堂島くん。君の肩に日本国の浮沈がかかっているというわけだ。じゃあ、よろしく」とプレッシャーを与えるような言葉も。そこで通信は遮断され、やや不気味な静寂だけが残る。その身のこなしや巧みな話術から、本多博士の奇怪な人物像の一端が垣間見える映像となっている。(C)貴家悠・橘賢一/集英社(C)2016 映画「テラフォーマーズ」製作委員会
2016年04月28日旅とグルメをテーマに毎回様々な場所をロケするバラエティ番組「火曜サプライズ」の26日(火)放送回にゲストとして伊藤英明と小栗旬が出演する。今回、同番組初登場となる伊藤さんと小栗さんは池袋で「アポなしグルメ旅」に出る。池袋の街中で美味しい店を聞き込みすると「ミルキーウェイ」という星座の名前がついたパフェが人気の乙女チックなカフェを勧められる。そして恒例のお店へアポなし交渉!その結果は……!?さらにスペインバルの店にもアポなし突撃。伊藤さんと小栗さんはともにガソリンスタンドで働いていた経験があるということで、そんな2人の無名時代の秘話や意外な私生活の話でも盛り上がるほか、お酒を飲みながらウエンツ瑛士を含めた3人でディープな男の本音トークも展開される。今回ゲスト出演した伊藤さんと小栗さんが共演する映画『テラフォーマーズ』は、累計発行部数1,500万部突破の同名コミックを原作に、『クローズZERO II』シリーズや『クローズZERO II』『悪の教典』などを手がけた三池崇史監督がメガホンをとって実写化。21世紀、人口爆発を迎えた人類が選択した火星移住計画。人類はコケと<ある生物>を送ることで、火星を地球化させようとした。それから500年。計画の仕上げのために火星へ送り込まれた隊員15人のミッションは、その生物の駆除。簡単な仕事、高額なギャラに参加を決めたメンバーたちだが、小町小吉(伊藤英明)だけは勝手に志願した幼馴染みの奈々緒(武井咲)に付き合い、火星行きを決意していた。ところが火星に着いたら、話が全然違う!<ある生物>は人型に異常進化した驚愕生物=テラフォーマーへと姿を変え、その凶暴性で隊員たちに次々と襲いかかる。絶体絶命な状況。しかし彼らの身体には、彼らも知らされていないある秘策が仕込まれていた。果たして人間たちは自ら生み出してしまった想定外のヤツらに打ち勝ち、生きて地球へ帰ることができるのか――。伊藤さん、小栗さんのほか、武井咲、山下智久、山田孝之、ケイン・コスギ、菊地凛子、加藤雅也、小池栄子、篠田麻里子ら豪華俳優陣が集結。さらに主題歌を「三代目 J soul Brothers from EXILE TRIBE」が歌うなどその豪華な布陣が世界的に注目を浴びている。「火曜サプライズ」は26日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年04月26日小栗旬が主演を務める『ミュージアム』の新ビジュアルと特報映像が公開になった。雨の日にだけ現れて次々に殺人を重ねていく“カエル男”の不気味な姿を捉えたビジュアルで、特報にもカエル男が登場する。『ミュージアム』特報映像本作は、巴亮介の人気コミックが原作で、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村の姿を描くスリラー作品。『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務め、尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋が出演する。カエル男は、その名の通り、カエルのマスクをかぶった謎の男で、徹底的に対象を調査した上で執拗なまでにこだわり抜いた“殺人計画”を遂行する恐ろしい人物だ。その行動は大胆不敵で、猟奇的、さらに頭脳も冴えており、彼の正体を突き止めようとする沢村刑事は、逆に追いつめられていく。このほど公開になった映像では、追いつめられた沢村の前に突然、カエル男が出現する瞬間を描いた衝撃的な内容。当然のように辺りには雨が降っており、沢村が見つめる窓ガラスを路面を、周囲一体を、そしてマスク姿のカエル男も濡らし、不気味な質感が観る者に強い印象を残す。このほど公開になった特報映像は、この他に“劇場用”があり、全国の映画館で順次披露される予定。『ミュージアム』2016年秋ロードショー
2016年03月18日小栗旬と大友啓史監督が仕掛ける衝撃のスリラーエンターテイメント『ミュージアム』。主演の小栗さん以外のキャストについては未発表だった本作だが、この度、尾野真千子、野村周平、丸山智己、大森南朋ら実力派俳優陣の出演が明らかとなった。雨の日に起きる連続猟奇殺人事件。犯行現場に残された謎のメモ、そして見つけられることを前提としたかのような死体。犯人はカエルのマスクを被った通称・カエル男。事件の関連性に気付いた沢村刑事(小栗旬)が捜査を進めると、驚愕の次のターゲットが浮かび上がる。カエル男の次のターゲットとは。そして、犯人を追うはずの沢村が、逆に絶望的な状況に追い詰められて行く。果たしてカエル男の目的とは――。映画、ドラマ、CMと幅広いジャンルで活躍する小栗さんが主演を務め、『るろうに剣心』シリーズや今年公開予定の『秘密 -トップ・シークレット-』など、日本映画に新風を巻き起こす大友監督がメガホンを握る本作。「ヤングマガジン」(講談社)で連載されていた原作は、その想像を絶する過激描写と読めば読むほどハマってしまう緻密に練られたストーリー構成、裁判員制度の問題という奥深いテーマが盛り込まれ、連載直後から連載終了後のいまも話題を集め、熱狂的ファンを増やし続けている。映画化が発表されるや、その衝撃的なストーリーと、小栗さんと大友監督の最強タッグで、ネット上で騒然となった本作の新たなキャストがついに解禁。小栗さん演じる沢村の妻・遥役に連続テレビ小説「カーネーション」や『そして父になる』に出演し、『エヴェレスト 神々の山嶺』の公開も控える尾野さん、沢村と共に事件を追う相棒・西野純一役に『ライチ☆光クラブ』『ちはやふる』など話題作への出演が続く野村さん、そして警視庁捜査一課のメンバー・菅原剛役に丸山智己、岡部利夫役に伊武雅刀が扮する。さらに遥の親友・秋山佳代を田畑智子、沢村の父を大森南朋、医師・橘幹絵を市川実日子が演じる。小栗さんをはじめとする日本映画界を代表する俳優たちが仕掛ける謎と罠の数々を、公開まで楽しみに待ちたい。以下、キャスト&監督コメント■尾野真千子(沢村遥役)精神的に辛い物語でした。でも家族という温かいものを見直す深い映画でもありました。母という目線から愛と恐怖が伝わればいいなと思います。■野村周平(西野純一役)初めての大友組でしたが、撮影方法など初めての事が多くて大変勉強になりました。そしてワンシーンワンシーンの熱量が素晴らしいので手応えはバッチリです。小栗さんとも初共演させていただきましたが、すごくストイックで勉強させられる事が沢山ありました。■丸山智己(菅原剛役)『ミュージアム』という映像化にあたり衝撃の問題作に挑んだ大友組の現場は、常にヒリヒリするほどのエネルギーに満ちていて、俳優として最高に幸せな現場でした。スタッフ、キャストが身を切りながら向き合った作品だからこそ、その分、底知れぬエネルギーと痛みに満ちた映画になっていると思います。完成が今から楽しみです!■伊武雅刀(岡部利夫役)今回の作品で、今まで見たことのない私をお見せできると思います。ヒントは 『かみ』■田畑智子(秋山佳代役)大友監督とは10年以上前に1度お仕事をさせて頂きました。ミュージアムの撮影は1日だけでしたが、とても緊張感があり、熱のこもった演出は変わらず、そこに その世界に自分が居れる事の幸せと監督の思いに応えようと必死でした!監督が作り出してくださる世界観に馴染めるように一生懸命演じようと思いました。本当に心から大好きな監督とステキな現場でした。■大友啓史監督噛めば噛むほど味が出る、そんな個性的で味のある、僕の大好きな俳優たちを揃えることができました。この映画はカエル男が引き起こす猟奇的殺人事件の単なる顛末を描くのではなく、究極の状況下で人間がどのように振る舞うのかという生理的な反応をモチーフにしています。妻役の尾野真千子さんはじめ、今回発表した俳優たちによる鬼気迫る迫真の演技は、小栗旬君演じる沢村刑事を心身共にギリギリまで追い詰め、観てくださる方々を非日常的な恐怖体験へと誘ってくれると思います。どうぞご期待ください。『ミュージアム』は2016年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年03月11日小栗旬が主演を、『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務める『ミュージアム』に尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋が出演することが発表になった。その他の画像本作は、巴亮介の人気コミックが原作で、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村の姿を描くスリラー作品。事件を捜査し、犯人を追いつめていく沢村と、罠を仕掛けて沢村を絶望的な状況へと追いつめていくカエル男の攻防を圧倒的な緊張感で描き出していく。沢村の妻・遥を演じる尾野は「精神的に辛い物語でした。でも家族という温かいものを見直す深い映画でもありました。母という目線から愛と恐怖が伝わればいいなと思います」と語り、沢村を慕う新米刑事・西野純一を演じた野村は「小栗さんとも初共演させていただきましたが、すごくストイックで勉強させられる事が沢山ありました」と撮影を振り返った。警視庁捜査一課の菅原剛を丸山が、警視正の岡部利夫を伊武が、遥の親友・秋山佳代を田畑が、捜査協力者の医師・橘幹絵を市川が、沢村の父を大森が演じる。なお、物語の最重要人物“カエル男”を誰が演じるのかは、いまだに明らかになっていない。「噛めば噛むほど味が出る、そんな個性的で味のある、僕の大好きな俳優たちを揃えることができました」という大友監督は「この映画はカエル男が引き起こす猟奇的殺人事件の単なる顛末を描くのではなく、究極の状況下で人間がどのように振る舞うのかという生理的な反応をモチーフにしています」と説明。細部まで徹底的にこだわった劇空間と、重厚なドラマ作りが魅力の大友監督が、本作のキャスト陣をどこまで追いつめ、スクリーンに“恐怖”を描き出すのか気になるところだ。『ミュージアム』2016年秋ロードショー
2016年03月11日主演に俳優・小栗旬と『るろうに剣心』の大友啓史監督という期待高まるタッグに、話題騒然となった超戦慄サイコスリラー映画『ミュージアム』。 この度今秋に公開されることが決定し、併せて本編シーンから切り取った場面写真が初解禁された。次々に発生する猟奇殺人事件。それは雨の日だけ発生していた。そして、まるで見つけられる事を前提にしたかのように演出された殺し方。“ドッグフードの刑”“母の痛みを知りましょうの刑”など、残された謎のメモ。これはただの殺人事件ではないと気付いた警視庁捜査一課の沢村久志刑事は、連続殺人の関連性に気づく。すると次のターゲットに沢村の妻と子どもがリストアップされていた。次第にあぶり出されて行く犯人像、犯人は必ずカエルのマスクを被り事件を実行していた。殺すターゲットを絞り、情報を集め、殺し方を演出する。沢村の情報も徹底的に調べ上げられ、準備が着々と進められて行く。そして、残された手がかりから犯人を追い詰める沢村だったが、それは全てカエル男によって仕組まれた罠であった――。原作は、日本を震撼させた巴亮介の同名コミック。2013年より「ヤングマガジン」(講談社)で連載されるや否や、その想像を絶する過激描写と、読めば読むほどハマってしまう緻密に練られたストーリー構成、裁判員制度の問題という奥深いテーマも盛り込み、連載終了後も“ヤバすぎる!”とSNS上話題沸騰、いまもなお、熱狂的ファンを増やし続けている。熾烈な映画化権争奪戦を経て実写化へと挑んだのは、シリーズ累計興行収入125億円超の大ヒット作となった『るろうに剣心』で社会現象を作り上げた大友監督。そして主人公・沢村久志役には、主演作『信長協奏曲』が大ヒットを記録し、また『宇宙兄弟』『ルパン三世』など、数々の国民的キャラクターを演じ日本映画界を牽引し続ける俳優・小栗さんが出演。数々の謎と罠、手に汗握る迫力のアクションと全く先読みが出来ない重厚なドラマ、全編クライマックス級の怒涛の展開に、いつしか観客はスクリーン引きずり込まれ、1秒1秒追いつめられていくストーリーになっている。今回解禁されたのは、小栗さん演じる沢村の写る場面写真。いままで見たことがない恐怖と決意が入り混じった鋭い眼差しの表情は、小栗さんの新境地とも言えるほど、画面から溢れる緊迫感を放っている。見つめる窓の外は、“嵐の前のような静けさ”を印象づける雨が降っており、沢村に起こる想像を絶する展開を予感させる…そんな一枚となっている。『ミュージアム』は2016年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年03月10日小栗旬が主演を、『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務める『ミュージアム』が秋に公開されることが決定し、場面写真が公開になった。その他の画像本作は、巴亮介の人気コミックが原作で、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村の姿を描くスリラー作品。事件を捜査し、犯人を追いつめていく沢村と、罠を仕掛けて沢村を絶望的な状況へと追いつめていくカエル男の攻防を圧倒的な緊張感で描き出していく。映像ユニット“群青いろ”のメンバーで『凶悪』や『秘密…』の脚本も手がけた高橋泉、『るろうに剣心』の脚本も担当した藤井清美と大友監督が共同で脚本を担当。小栗が主人公の沢村を演じることが明らかになっているが、カエル男を含め、その他のキャストはいまだに発表になっていない。撮影は昨年末に終了しており、現在、ポストプロダクション中。今秋に全国で公開になる。『ミュージアム』2016年秋ロードショー
2016年03月09日俳優の小栗旬が1月23日に、都内で行われた主演作『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』の初日舞台あいさつに出席。ドラマ、映画と約2年間にわたり、心血を注いだプロジェクトの“完結”に「ホッとしました」と安どの表情を浮かべ、「(演じた)サブローの長い旅が終わった」と感慨しきりだった。初日舞台あいさつ/その他の写真石井あゆみの大ヒットコミックを原作に、2014年に放送され人気を博したテレビドラマの劇場版。戦国時代にタイムスリップし、織田信長として生きることになった主人公・サブロー(小栗)と、かつて信長だった男・明智光秀(小栗二役)との最後の戦いを描く。本能寺の変を描くクライマックスでは、自身が演じるサブローと光秀が対峙するシーンがあり、「自分で見ても、『何だろう、これ』って(笑)。撮影中もどんな映像になるか、想像できなかったですし・・・」と本作ならではの苦労を振り返り、「映画として純粋に面白いものが仕上がった」と自信を示した。舞台あいさつには小栗をはじめ、共演する柴咲コウ、向井理、藤ヶ谷太輔、高嶋政宏、山田孝之、松山博昭監督が出席。信長の妻・帰蝶を演じた柴咲は、「サブローから『結婚式をあげよう』と言われるシーンは、自分でも『いいなあ』って。でも、帰蝶はツンデレなので、素直に喜べなくて歯がゆかった」と本音をコメント。一方、山田は光秀に復しゅうを誓う羽柴秀吉を演じ、「人の怨みって、怖いですよね・・・」と役柄を語った。壇上では、映画の封切りを祝し、“天下統一”の鏡開きが行われ、小栗は巨大金杯に並々と注がれた日本酒をゴクリ。「これは・・・、ヤバイですね。2度目の舞台あいさつ、大丈夫かな」と頬を赤らめていた。『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年01月23日俳優の小栗旬が21日、都内で行われた映画『信長協奏曲』カップル限定試写会に柴咲コウと共に出席した。小栗は、モデルで妻の山田優へのプロポーズは"危機感"がきっかけだったことを打ち明けた。小栗と柴咲が夫婦役を演じることから、この日は80組のカップルが招待され、小栗らに直接恋の悩みなどを相談。その中で交際9年というカップルの彼女は、「恋愛から結婚に変わるきっかけは何だと思いますか?」と、彼氏に訴えかけるような切実な質問で、柴咲らの笑いを誘い、小栗は「やっぱり男性が決断しなければいけないこと」と言い切ると、「うちの場合は、これ以上引き延ばしたらいなくなっちゃうかもしれないと思った」と危機感がきっかけになったという意外なエピソードを告白した。その後、小栗は「(プロポーズする日は)今日なんじゃないですか?」と彼氏を後押し。無事に公開プロポーズを成功させると、「よし! と思わないと結婚はなかなか厳しい」と世の男性の本音を代弁し、プロポーズに踏み切った彼氏の男気を笑顔で称えた。小栗は、気になる結婚生活にも言及。自身の夫としての点数を尋ねられると「28点くらい。結構できていないことが多いです」と吐露した。しかし、「低く見積もることが夫婦円満の秘けつ」という計算もあるようで、「70点と言って、家に帰って(山田から)70点じゃないと言われても、それはそれでちょっと…。(逆に)もうちょっと高くつけても良かったんじゃない? と言われたら、あぁ良かったなんて思いますし」と笑顔を見せた。本作は、戦国時代にタイムスリップした高校生・サブロー(小栗)が、織田信長として天下統一を目指すさまを描いた、フジテレビ系ドラマ(2014年)の映画版。やがて信長に死が訪れる"本能寺の変"が迫る中、運命に抗って生きようとするサブローの姿が、笑いと涙、豪華キャスト演じる歴史上の人物との青春物語を交えて活写する。映画『信長協奏曲』は1月23日より全国公開。
2016年01月22日激動の20世紀初頭、フランスを拠点に活動した日本人画家・藤田嗣治の人生を描き出す『FOUJITA』の初日舞台あいさつが11月14日に、都内で行われ、主演を務めるオダギリジョー、妻役で共演する中谷美紀、10年ぶりに長編映画のメガホンをとった小栗康平監督が登壇した。『FOUJITA』舞台あいさつ/その他の写真オダギリ演じる藤田嗣治は“エコール・ド・パリの寵児”と高い評価を獲得しながら、帰国後は戦争協力画を描くことになった、葛藤に満ちた天才画家。「小栗監督は表情を作ったり、セリフに感情をこめたりする演技を嫌っていた」と振り返るオダギリは、「そのおかげで自分の演技もどんどん研ぎ澄まされ、セリフの重みも増した。とても新鮮な体験で、演技の新しい意味を見つけた気がする」と強い手応えを示した。その上で「自分が演じる姿が、今までのどの作品より美しく見えた」と断言し、「今までは『東京タワー』のオダギリジョーと言われていましたが、これからは『FOUJITA』を代表作にしてもらえれば。自画自賛ではないですよ」と誇らしげ。劇中にも登場する等身大マネキンとのツーショットには照れ笑いだった。そんなオダギリに対し、共演した中谷は「オダギリさん、とても素敵でしたよ。自画自賛なさるのも無理はない。私もつい見とれてしまった」と茶目っ気たっぷりに称賛。自身が演じるのは、藤田の5番目の妻という役どころで「他の奥さんに嫉妬しながら演じていました」と役作りを明かすと、オダギリは「ずっと素敵な女優さんだと思っていたので、共演できてうれしかった」と喜んでいた。同日(現地時間13日)、パリでは痛ましい同時多発テロが発生し、小栗監督も「とても不幸なことがありました」と沈痛な面持ち。映画は約100年前のパリを描くが「今に結びつく問題が、この映画にはあるんだろうと思う」と静かな口調で語った。『FOUJITA』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年11月14日映画『FOUJITA』が11月14日(土)に公開を迎え、主演のオダギリジョー、中谷美紀、小栗康平監督が舞台挨拶に登壇した。1920年代のパリ、1940年代の日本とそれぞれの年代と場所で、時に時代の寵児となり、時に戦争協力者とののしられるなど、波乱の人生を歩んだ不世出の画家・藤田嗣治の姿を描き出す。撮影は1年前にパリでも行われたが、ちょうど現地時間の13日夜、パリでは多数の死者を出した凄惨なテロ事件が起きたばかり。小栗監督は「パリでとても不幸なことが起きました。この映画は1920年代のパリと、1940年代の日本を藤田の目を通して描いてます。(映画の中のパりの時代から)100年近くが経っていますが、ヨーロッパ社会とはどういうものなのか?それと比べてのアジア社会とは?映画で描いた世界が遠い昔のことではなく、いまと結びつく世界であるとしみじみと感じております」と静かに語った。オダギリさんは「完成した映画を見て、いままでの自分のどの演じている姿よりも美しく見えて、監督の指導の下で、良さを引き出していただきました」と語る。これまで、何かと発言が一部を切り取られ、ニュースなどで取り上げられることが多いオダギリさんとあって、自分を指しての「美しい」という言葉や「“良さ”を引き出してもらった」という発言について、その真意を注釈!「監督の指導で、一番衝撃を受けたのが『感情をセリフに入れるな』という言葉です。セリフには既に感情が書かれているから役者の演技でさらに感情を入れて、意味を役者が限定させてしまうことを嫌っての言葉なんです。その思いでやっていいて、研ぎ澄まされていくのを感じました。でも、それを別の現場でやると『もっと感情を』と言われてしまう(苦笑)。新鮮で、演技することの新しい意味を見た気がして、小栗監督に引き出されて、新しい自分を見ることができたという意味です」と語り「勘違いしないでくださいね(笑)。いい気になってるわけじゃないので!」と強調。中谷さんは「自画自賛してるわけじゃないですよ」と語るオダギリさんに「してましたよ(笑)」とツッコみつつ「自画自賛も、ごもっとも!私も見とれました!」とその演技を称賛。また、秋田で行われた撮影の合間にはオダギリさんと2人で藤田の絵画を見に行き「束の間のデートを楽しみました」と明かし、さらにその時、オダギリさんが「鳶(とび)」と漢字の入ったニッカボッカをはいていたことを暴露し、それがものすごく似合っていたと感嘆!オダギリさんは「中学の時、母親が『あなたに似合うと思う』と買ってきて(笑)、気に入って20年くらいはいてるんです」と照れくさそうに明かした。『FOUJITA』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:FOUJITA 2015年11月14日より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイド
2015年11月14日女優の中谷美紀が26日、東京・六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品『FOUJITA』(11月14日公開)の記者会見に、オダギリジョー、小栗康平監督、クローディー・オサールプロデューサーと共に出席した。本作は、フランスを中心に活躍した日本人画家・藤田嗣治藤田嗣治の半生を、『泥の河』『死の棘』『眠る男』の小栗康平監督が描いた作品。フジタの5人目の妻・君代を演じる中谷は「映画史上に忘れがたき功績を残された監督が久々に映画を撮られるということで、喜んで参加させていただきました」と小栗監督の10年ぶりの新作となる本作に出演する喜びを語った。そして、フジタを演じたオダギリを「まるでフジタそのもののような、生き写しのようなたたずまいで映画の主軸としていてくださった」と絶賛し、「私は5番目の妻で最後の妻。ただただ映画にいさせていただけるだけで幸せでした」と振り返った。中谷はフランスでの撮影はなかったものの、その撮影現場を訪れたそうで、「スタッフのみなさんが『小栗! 小栗!』と小栗教の信者のように監督を慕ってましたし、ジョーのフランス語がすばらしいと口々にほめてらっしゃって、同じ日本人として誇りに思いました」と報告。フランスにあるフジタのアトリエや彼が手掛けた教会の絵も見て、「日本にこれだけすばらしい画家がいたことを誇りに思いました」と続けた。また、役作りについて「君代さんの資料はそんなになかったので、小栗監督が書かれた脚本の行間を吸い取るように、あとは、稀代の天才であるフジタのそばにいて、自分は何も持っていないけど、せめてこの画家の美意識にそぐう人間でありたいと務めている姿…そう思いながらもフジタの自由さに踏み込めない壁のようなものを感じながら演じました」と明かした。
2015年10月26日オダギリジョーを主演に迎え、日本からフランスに渡った画家・藤田嗣治の姿を描いた『FOUJITA』が10月26日(月)開催中の「第28回東京国際映画祭」にてワールドプレミアとして上映され、オダギリさんに加え、共演の中谷美紀、小栗康平監督らが舞台挨拶に登壇した。1920年代、“エコール・ド・パリ”の寵児となり、パリで時代を彩る画家たちと共に狂乱の時代を生きたフジタ。1940年代の日本で戦争協力画を手掛け、疎開先の村で敗戦を迎えたフジタ。二つの時代を生きた天才画家の姿を描き出す。ワールド・プレミアを日本で迎え、オダギリさんは「初めて見ていただく機会ですが、大きなスクリーンのいい環境で見ていただくのに適した、美しい作品になっています」と胸を張る。藤田の妻を演じた中谷さんは昨年、映画祭のミューズを務め、その際にコンペティション部門に出品される作品に出演し、再び映画祭に戻ってくることを夢だと語っていたが、本作のコンペティション部門ノミネートで「早々にその夢が叶って嬉しいです」と満面の笑み。さらに「美しい絵画の連続のような映画ができました。オダギリさんも美しい佇まいで藤田そのものですし、流暢なフランス語を話されています。セクシーな一面をご覧いただけると思います」と語った。10年ぶりの新作となった小栗監督は「この企画がスタートして約3年になります。藤田は歴史的な人物ですが、映画の中でも彼が遺した優れた絵画を使用しています。いわゆる伝記映画ではなく。1920年代のエコール・ド・パリと呼ばれた時代のパリ、1940年代の日本という全く違う時代、文化をまたぐ藤田の姿を描いています」と語った。また、4日後の10月29日は小栗監督の70回目の誕生日ということで花束がオダギリさんと中谷さんから贈られた。中谷さんは小栗監督の頬にキスもプレゼント!コメントを求められたオダギリさんは「中谷さんが『チューしてあげてください』って言うんですけど、無理でしょ(苦笑)!オッサンがオッサンにチューって…」と困惑しつつ「おめでとうございます」と祝福。中谷さんは「70年という記念の年にこうしてお目にかかれたことを幸せに思っております」と語った。小栗監督は「戦後70年という意識はあるんですが、自分が70歳という意識が全然なくて…」と苦笑を浮かべるも「思わぬプレゼントをいただきました。ありがとうございます」と相好を崩していた。『FOUJITA』は11月14日(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:FOUJITA 2015年11月14日より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイド
2015年10月26日俳優のオダギリジョーが26日、東京・六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品『FOUJITA』(11月14日公開)の記者会見に、中谷美紀、小栗康平監督、クローディー・オサールプロデューサーと共に出席した。本作は、フランス・パリで活躍した日本人画家・藤田嗣治の半生を描いた作品。『泥の河』『死の棘』『眠る男』の小栗康平監督が10年ぶりにメガホンをとった。フジタを演じるオダギリは、小栗監督に声をかけてもらったことを「本当に光栄」と感激し、「フジタはあまり知らなかったですし、いまだにそんなに興味があるわけではないんですけど、小栗監督の作品に関わりたいなっていう気持ちだけで参加したのが正直なところ」と本音を暴露。小栗監督は小突きながらも「うれしいです」と喜んだ。そしてオダギリは「久しぶりにいい映画を見た」と完成した映画の感想をコメント。「今まで見た自分の映画の中のオダギリジョーという役者の幅をいくつもいくつも超えてそこに存在していて、監督のおかげでいい俳優になれたなみたいな…言い方難しいですけど」と監督に感謝し、「うれしく思っています」と続けた。また、フランス語は「セリフを丸覚えした」と言い、フランス語の先生による棒読みのCDを聞いて丸暗記した後、フランス人俳優に芝居してもらったものを録音して聞き、「感情を持ったフランス語に仕上げていった」と過程を説明。「文法も、下手したら単語の意味すらわかっていないところもあって、響きから身に入れていったという感じ」と明かした。さらに、前半と後半で大きなギャップがあるフジタの役作りについて「監督に丸投げしました」と明かすオダギリ。「自分の我を出して見せていくよりも、監督の手のひらの中に転がっていく方が、僕にとっても作品にとってもいいと思ったので、8割9割監督の言うことを素直に聞いていた」と語った。オダギリの発言について、小栗監督は「『丸暗記』『丸投げ』というのはマイナスではない」と補足。「俳優さんが何かを預けるということはとても勇気がいること。感覚的にゆだねることができる役者はとても少ない」と言い、「オダギリ君が自分の身体の全体から芝居をつかむ、最も難しいことをやっている一人の俳優」と評価した。
2015年10月26日現在、竹橋の東京国立近代美術館で開かれている『MOMAT コレクション』展では、藤田嗣治の全所蔵作品を公開中です。美術館の4階と3階の2フロアを使って展示されているのは、藤田の初期から晩年までの作品、計26点。さらに、藤田が装丁を手がけた豪華なアーティストブックや執筆した書籍も紹介されています。藤田嗣治(1886~1968)は東京で生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)で絵を学んだあと渡仏、「乳白色の肌」をもつ裸婦の絵画で人気を博します。パリの画壇で大成功をおさめ、1933年に帰国。戦時中は積極的に戦争画を制作します。しかし、そのことが原因で戦後は戦争協力者として批判を浴び、やがて日本を去ることに……。その後、藤田はフランス国籍を取得してレオナール・フジタと改名し、そのまま日本に戻ることはありませんでした。本展では、「乳白色の肌」をもつ裸婦像や猫を描いた作品など、藤田の代表的な作品とあわせて、戦争画も公開しています。これまでにも常設展示で藤田の作品を見ることはできましたが、同館が所蔵する戦争画全14点を一挙に公開するのは今回がはじめて。戦後70年にあたる2015年の特別展示となります。なかでも見逃せないのは、日米の兵士たちによる凄絶な激戦シーンを描いた作品《アッツ島玉砕》。軍刀を振りかざす者、すでに息絶えている者、差し違える兵士たちの姿などがドラマチックに表現されています。勝ち戦だけでなく、戦況悪化後の負け戦も描いた藤田の作品は、むごたらしくて直視できないものもあるかもしれません。ですが、やはり美術館で実物を見ることをおすすめします。11月には、藤田の半生を描いた映画『FOUJITA』(監督:小栗康平、主演:オダギリジョー)が公開されることもあり、フジタ・ブームが到来中です。この機会に、美術館を訪れてみてはいかが?イベントデータ:『MOMAT コレクション特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示』会期:2015年9月19日(土)~ 12月13日(日)※休館日は月曜日(ただし11月23日(月・祝)は開館)、11月24日(火)時間:10:00 ~ 17:00(金曜日 10:00~20:00)※入館は閉館の30分前まで会場:東京国立近代美術館料金:一般 430円/大学生 130円/高校生以下無料
2015年10月21日東京都・銀座の資生堂ギャラリーは、日本人アーティスト・小沢剛氏の個展「小沢剛展 帰って来たペインターF」を開催する。会期は10月23日~12月27日(月曜休館)。開場時間は11:00~19:00(日曜・祝日は11:00~18:00)。入場無料。同展は2013年、「第5回アフリカ開発会議」の際に横浜創造都市センターで開催された展覧会において、福島出身の野口英世の生涯をもとにした小沢氏が生み出した架空の人物の物語をインスタレーションとして展示した作品「帰って来たDr. N」のシリーズ第2弾。戦争中にインドネシアで従軍した架空の日本人画家「ペインターF」の戦前~戦後の生きざまを物語にして、絵画と映像作品に仕上げているという。今回の物語制作は、実在した従軍画家たちをリサーチすることからスタートし、残されている記録や研究をもと、インドネシアの美術史家、ペインター、ミュージシャンらと対話を重ね、彼らと共同で制作しているということだ。また、関連イベントとして、11月3日 18:00~20:00には、資生堂銀座ビル3階の花椿ホールにおいて、映画「FOUJITA」の監督・製作・脚本を手がけた小栗康平氏とのトークセッションが開催される(参加費無料、定員200名)ほか、12月6日 14:00~16:00には資生堂銀座ビル9階のワードホールにおいて、インディペンデント・キュレーターで同展のインドネシアコーディネーター・Leonhard Bartolomeus氏とのトークセッションも実施される予定となっている(参加費無料、定員60名、英逐次通訳付)。参加希望者は、資生堂ギャラリーウェブサイトにて申し込む。なお、小沢剛氏は1965年、東京生まれ。1991年、東京藝術大学大学院美術研究科壁画専攻修了。代表作は、世界各地に自作の地蔵を置き写真に収めた作品「地蔵建立」、牛乳箱を用いてアートを展示する超小型移動式ギャラリー「なすび画廊」、 美術史の名画を醤油で模写する「醤油画資料館」、野菜で作られた武器を持つ女性のポートレイトのシリーズ「ベジタブル・ウェポン」など。2007年には中国人アーティストのチェン・シャオション、韓国人アーティストのギム・ホンソックとアーティスト集団「西京人」を結成し、さまざまな境界を越えたコミュニケーションをテーマにした活動も展開している。 第25回タカシマヤ文化基金美術賞受賞。
2015年10月07日女優の竹内結子が29日、都内で行われた第28回東京国際映画祭のラインナップ発表会に登壇し、コンペティション部門に出品される主演作『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』の撮影裏話や映画祭への意気込みを語った。ラインナップ発表会には、コンペティション部門に出品される日本映画3作品の監督とキャストが出席。『FOUJITA』の小栗康平監督、『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』の中村義洋監督、主演の竹内結子、『さようなら』の深田晃司監督、主演のブライアリー・ロングがステージに並んだ。小野不由美の傑作小説を『予告犯』『白ゆき姫殺人事件』の中村義洋監督が映画化した『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』で主演を務めた竹内は、演じる"私"というキャラクターを意識した眼鏡姿で登場。コンペティション部門に選出されたことを「大変うれしく思います」と喜び、「より多くの方に興味を持っていただけるきっかけになれば」と期待を寄せた。中村監督が「ホラー映画を撮っていたら(ホラーを)克服できたんですけど、それでも怖かった。読むのをやめたくらい」と原作の怖さを語るも、「(撮影していくと)怖がりは克服できます」と言うと、竹内は首を振って否定。怖くて脚本がなかなか読めなかったそうで、「撮影がいよいよ始まるぞってなった時に、事務所の人が大勢いる中で読んだ」と振り返った。そして、撮影中は「一刻も早く家に帰りたかった」と言い、「倉庫だったり、不穏な空気を醸し出すようなセットやロケ先だったので、なるべく家に早く帰って鍵を閉めて、なんだったら塩でもまいてっていう気分でした」とコメント。「撮影現場では恐怖心は克服できません!」と断言した。中村監督も「人は怖いと瞳孔が開くんですよね」「肩甲骨が翼が生えるみたいにギューッと上がって、人ってこんなになるんだって思いました」と、撮影時の竹内の様子を明かした。また、主演女優賞への思いを聞かれると、竹内は「せっかく"映画祭"って、"祭"って書いてあるので、いろんな方に楽しんでいただけるのがいいことなんじゃないのかな」と答え、「私は何よりドレスを着て転ばないようにするっていう、そっちの緊張の方が強い」と語った。第28回東京国際映画祭は、昨年より期間を1日長くし、10月22日~31日の10日間にわたって開催。会場も拡大し、従来の六本木ヒルズに加え、新たに新宿の映画館も利用する。上映本数は205本(昨年:200本)、ワールドプレミア数31本(昨年:32本)、インターナショナルプレミア数10本(昨年:3本)。出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。
2015年09月29日第28回東京国際映画祭のラインナップ発表会見が9月29日(火)に開催され、『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』の竹内結子に中村義洋監督をはじめ、コンペティション部門に選出されている日本映画3作品の監督やキャストらが出席した。コンペティション部門には86の国と地域から計1,904本の応募があり、その中から選りすぐりの16本がラインナップされた。そのうち、邦画では『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』、『FOUJITA』、『さようなら』という3本が選出されているが、同映画祭のコンペティション部門に萌芽が3本入るには実に11年ぶりとなる。この日は『残穢』から中村監督と竹内さん、『FOUJITA』の小栗康平監督、『さようなら』の深田晃司監督と主演のブライアリー・ロングが出席。映画祭プログラミングディレクターの矢田部吉彦氏からは小栗監督、中村監督、深田監督という3氏のノミネートに「日本映画の巨匠、ヒットメーカー、若手のホープの3作品が揃った」との評も飛び出した。『残穢』は小野不由美の小説の初実写化作品であり、その内容の“怖さ”が大いに話題となっているが、中村監督は「読んでいても本当に怖い小説で読むのをやめたくなるくらいだった」と語る。とはいえ自身が撮影するとなると怖さは「克服できる」と語るが、隣の竹内さんは首を振ってこれを即座に否定!中村監督曰く「全然、(克服)しなくて、脚本を読んでくれなかった(苦笑)」とのこと。竹内さんは原作の帯にあった「手元に置いておきたくない」という言葉に触れ「ヤバいとアラームが鳴った。明るい時間を待って、監督に弱音を吐きつつ、撮影がいよいよ始まる時に事務所で読みました」と苦笑交じりにふり返った。この日、竹内さんは劇中と同じメガネルックで出席となったが、撮影時もやはり、恐怖をぬぐうことはできなかったようで「一刻も早くうちに帰りたかった」と述懐。まだ竹内さん自身も完成した映画をけな賞で来ていないそうで「心して掛からないと…」と語っていた。小栗監督は10年ぶりの新作の題材に数奇な運命を歩んだ画家・藤田嗣治を選びオダギリジョーに主演を託したが、オダギリさんのフジタについて「とてもよかったです。猫か犬かで例えると猫で、ナヨッとした新体制はオダギリさんにも藤田にもあり、独特の身体感覚見られます」と語る。さらに「俳優は『おれがおれが』となりがちだけど、オダギリさんは『監督が良ければ結構です』と任せてくれる人。それはすごく大事なことで、天候、自然にも任せていく人」と独特の表現でオダギリさんのスタンスを称えた。矢田部ディレクターから「日本映画にはなかなかない作品」と評された『さようなら』は平田オリザの20分ほどの戯曲を元にした作品。深田監督は「余白を埋めていくのが楽しかった」と手応えを口にする。ブライアリーは「撮影前に監督と福島の南相馬や浪江町を訪れて、原発事故で避難を余儀なくされた人々に会ったのが印象的で心を動かされました」と語る。原発という社会性の高いテーマを題材にした映画とあって「大きな責任を感じています」とも。一方で、アンドロイドを相手とする珍しいシチュエーションについては「2010年に芝居を初演していて、ロボットと共演する機会が多くて慣れてます」と語り笑いを誘っていた。日本映画のコンペ部門でのグランプリ受賞は過去に『台風クラブ』(相米慎二監督/第1回)と『雪に願うこと』(根岸吉太郎監督/第18回)の2回のみ。邦画3作がノミネートとあって期待が高まる。コンペ以外では、昨年新設された、新時代を切り開いた映画人に贈られる「サムライ賞」が山田洋二監督とジョン・ウー監督に送られることが発表された。授賞式は10月26日、映画祭にプログラムである「歌舞伎座スペシャルナイト」内で歌舞伎座にて開催される。また映画祭のdフェスティバルナビゲーターを「午後の紅茶」のCMなどで話題の季葉(きわ)と野村雅夫が務めることも明らかになった。第28回東京国際映画祭は10月22日(木)より31日(土)まで六本木ヒルズ、新宿の劇場ほかで開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:FOUJITA 2015年11月14日より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイド残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋― 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会
2015年09月29日10月22日(木)~10月31日(土)に開催される第28回東京国際映画祭「コンペティション部門」にて、『FOUJITA』『さようなら』『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』の3作品が選出されたことがこのほど決定した。今年は新たに「パノラマ」「Japan Now」「日本映画クラシックス」の3部門が新設される第28回東京国際映画祭。映画祭の顔とも言える「コンペティション部門」に日本映画が3作品も選出されたのは、2004年の第17回開催以来11年ぶりとなる。プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦氏は、選定理由について「巨匠、ヒットメーカー、若手のホープ。3名の異なるタイプの監督をお迎えすることで、日本映画の実力と多様性を世界に発信したいと思いました。充実していると感じており、世界にひけを取りません。この勢いが今年の映画祭で反映される形となりました」とコメントし、それぞれの作品への賛辞を送っている。このほど選出が決定した作品のうち1作品目は、日本人画家・藤田嗣治の半生を『泥の河』『死の棘』『眠る男』の小栗康平監督が日仏合作で描く『FOUJITA』。主演の藤田嗣治役をオダギリジョーが務め、妻の君代役には中谷美紀が配役。今回の選出は、昨年フェスティバル・ミューズを務めた中谷さんが語った「いつか女優としてコンペティション部門で映画祭に戻って来たい」という願いが一年で叶ったかたちとなる。2作品目には、「ももいろクローバーZ」が主演し話題を呼んだ『幕が上がる』の原作者として知られる平田オリザのアンドロイド演劇を映画化した『さようなら』が選出。二階堂ふみ主演の『ほとりの朔子』で2013年にも東京国際映画祭コンペティション部門出品された深田晃司監督の最新作である本作に、矢田部氏は「いままで見たことのない日本映画を完成させ、次代のトップランナーに躍り出ると確信しています」と絶賛を寄せている。さらに3品目として、竹内結子と橋本愛が共演を果たす『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』が選出。本作と阿部サダヲ、瑛太妻夫木聡が共演を果たす『殿、利息でござる!』の公開が来年既に決定している中村義洋が監督を務め、小野不由美の映画化挑む。矢田部氏は本作を「恐怖演出の歴史に新たな金字塔を打ち立て、日本の伝統的な怪談映画を深化させました」と評している。なお、ほかのコンペティション部門選出作品は、9月29日(火)に開催される「ラインナップ発表会」にて公表される予定。日本代表する3作品が、アジア最大級の映画祭である東京国際映画祭でどのように評価されるのか、大きな注目が集まりそうだ。第28回東京国際映画祭は10月22日(木)~10月31日(土)開催。(text:cinemacafe.net)
2015年09月16日舞台『RED』が8月21日(金)より東京・新国立劇場小劇場で開幕。上演に先がけて、出演する小栗旬、田中哲司がコメントを寄せた。【チケット情報はこちら】同作は、映画『ラスト・サムライ』や『007:スカイフォール』などの脚本で知られるジョン・ローガンが2009年に書きおろした戯曲。20世紀を代表する実在の抽象画家マーク・ロスコの創作エピソードを軸に描かれるふたり芝居。2009年にイギリス・ロンドンで初演、好評を得た後、ブロードウェイなど世界中で上演。今回が日本初上演となり、演出・翻訳を小川絵梨子が務める。マーク・ロスコのもとを訪ねてくる画家志望の青年、ケン役を務める小栗は「久々に小さな空間で芝居がしたいとずっと願っていて、それが今回、初めてのふたり芝居で実現しました。「RED」は、どの場面も気が抜けない、非常に集中力を要する戯曲ですが、役者ふたりと演出家だけで向き合った稽古は、とても楽しくて確かな手応えがありました。皆でディスカッションを繰り返し、試行錯誤を重ねながら、充実した環境で役を深めてきました。開幕後も発見はあるはずですが、今回は、きっと初日から、今まで以上に自信をもって舞台に立てる気がしています」とコメント。マーク・ロスコ役を務める田中は「初めて戯曲を読んだとき、その面白さに興奮しました。ただ ふたり芝居なので経験上、面白いとはいえ覚悟はしていました。膨大な台詞量に加え、やらなければならない事の連続で予想以上に大変でした。反面、徹底して演技に集中できて、芝居を楽しめるのがふたり芝居の醍醐味です。そのような充実感の中で、演出の小川さんと小栗君と一緒に濃密な稽古時間を共有できました。あとは本番で、小栗君と息を合わせ、観客を魅了する舞台をお見せしたいと思っています」と意気込んだ。舞台『RED』は10月4日(日)まで東京・新国立劇場小劇場で上演。なお、前売りチケット完売につき、チケットぴあで当日券前日予約受付が決定。受付は希望観劇日の前日昼12時から午後2時まで、チケットぴあ当日券専用ダイヤル0570-02-9998で実施。■舞台『RED』8月21日(金)~10月4日(日) 新国立劇場小劇場(東京都)【当日券情報】全ステージ希望観劇日の前日に、当日券購入のための整理番号を電話にて予約※チケットぴあ当日券専用ダイヤル :0570-02-9998※受付日時:ご希望観劇日の前日昼12:00~14:00(予定枚数終了次第、受付終了)※整理番号をご予約いただいた方は、開演1時間前までに小劇場入口にご集合※整理番号順に販売、集合時間に遅れた場合、整理番号は無効となります※S席:8,000円/バルコニーS席:7,000円/バルコニーA席:5,000円/バルコニーB席:4,000円※昼夜2回公演の場合も、前日昼12時より同時に電話受付
2015年08月21日オダギリジョーを主演に迎え、日本人画家・藤田嗣治の半生を描いた映画『FOUJITA』。このたび、本作の予告編映像が公開された。1920年代よりフランスを中心に活躍した日本人画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)。1913年、27歳で単身フランスへ渡り、1920年代に、“乳白色の肌”と称された裸婦像が絶賛を浴び、「エコール・ド・パリ」の寵児となった画家である。その画家を、『死の棘』(第43回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ・国際批評家連盟賞ダブル受賞)、『泥の河』『伽椰子のために』『眠る男』など、高い芸術性で評価されている小栗康平が10年ぶりの新作として監督する。今回届いた予告編では、パリで画家仲間やフランス人の妻との生活を謳歌するフジタと、1940年、第二次大世界大戦でパリがドイツ軍の手に落ちる寸前に帰国し、戦時の日本で数多くの“戦争協力画”を田舎で描くことになったフジタが対比され、彼の持つ二面性、そして絵に向き合う真摯な姿勢が表現されている。パリで「フーフー」(お調子者)の愛称で呼ばれたフジタは、パーティは出るのもオーガナイズするのも好きだった。後年、ロサンゼルスを旅した際には、当時のハリウッドスター、メアリー・ピックフォード、メイ・ウエストらのパーティにも招待された、とエッセイ集に記している。予告編でも使用されている、フジタが女装して招待客を出迎えたパーティ「フジタナイト」のシーンは、歴史ある貴族の館が多く残るパリのマレ地区にあり、16世紀に建てられたルネサンス様式の「パリ歴史図書館」を借り切っての撮影がおこなわれた。主演のフジタを演じるオダギリさんは、本作が初めての欧州進出となり、半分はフランス語のセリフで猛特訓して撮影に挑んだ。フジタの5番目の妻を演じるのは中谷美紀、ほかに『それでもボクはやってない』の加瀬亮、岸部一徳、フランスで人気の若手俳優アナ・ジラルドなど実力派俳優が顔をそろえている。プロデューサーは『アメリ』なども手掛けるクローディー・オサールだ。オダギリさんの真摯な演技と、小栗監督の静謐・繊細な演出で描く『FOUJITA』。本予告編映像で披露されているオダギリさんのフランス語にもぜひ注目をしてみて。『FOUJITA』は11月14日(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月26日オダギリジョーが主演する、1920年代よりフランスを中心に活躍した日本人画家・藤田嗣治の半生を描いた『FOUJITA』が、11月14日(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開することがこのほど決定した。1920年代、「乳白色の肌」で裸婦を描き、エコール・ド・パリの寵児となっていたフジタ。戦争を機に日本に戻り、数多くの「戦争協力画」を描いて日本美術界の重鎮に上りつめていく。5番目の妻である君代と疎開先の村で敗戦を迎えることになるが――。『死の棘』で第43回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリと国際批評家連盟賞をダブル受賞し、『泥の河』『伽椰子のために』『眠る男』など、海外で高い評価を得ている小栗康平監督が10年にメガホンをとる本作。主人公である画家・藤田嗣治役を、演技派俳優・オダギリジョーが演じる。韓国の鬼才キム・ギドク監督の『悲夢』など、海外作品への出演も目覚ましいオダギリさんだが、本作で初めての欧州進出。共演は、『嫌われ松子の一生』『縫い裁つ人』の中谷美紀や、『永遠の僕たち』『自由が丘で』の加瀬亮、小栗監督作『死の棘』に出演した岸部一徳ほか、フランスの人気の俳優らも顔を揃えている。フランス側のプロデューサーは、『アメリ』や『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』を手掛けるクローディー・オサールが務める。タイトルの『FOUJITA』は、本作の主人公である藤田嗣治の“フジタ”のフランス語表記。1913年、フジタは27歳で単身フランスへ渡り、1920年代前半に発表した「ジュイ布のある裸婦」(寝室の裸婦キキ)を始めとして、“乳白色の肌”と称された裸婦像が絶賛を浴び、エコール・ド・パリの寵児となり、社交界の人気者となった。1940年、第二次大世界大戦でパリがドイツ軍の手に落ちる寸前に、帰国。戦時の日本では「アッツ島玉砕」ほか数多くの“戦争協力画”を描いたことで、戦後に戦争責任を問われ日本を去る。その後、フランスに帰化し、カソリックになって洗礼名としてレオナール・フジタを名乗る。フジタは戦後、二度と日本には戻らなかった。小栗監督は、「パリの裸婦は日本画的といってもよく、日本での“戦争協力画”は西洋の歴史画に近い。『大東亜の理想』が叫ばれていたときである。これをフジタの"ねじれ"ととるか、したたかさ、ととるか、掘り下げるべきテーマは深い。」と語り、フジタが生きた二つの時代、二つの文化の差異に注目したという。小栗監督の静謐な映像美と共に描かれるフジタの半生。猛特訓して撮影に挑んだというオダギリさんのフランス語にも注目してみて。『FOUJITA』は、11月14日(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月10日俳優の小栗旬が6月10日(火)、東京・原宿に期間限定でオープンする「PEPSI STRONG BAR」のオープニングセレモニーに出席した。“ペプシ最強の刺激”「ペプシストロング ゼロ」の発売を記念。小栗さんはペプシTVCM「桃太郎」シリーズに出演している。店内には最先端のオキュラスリフト(両目に装着し、映像を360度楽しめる映像機器)を用いて、TVCMの世界観を再現する球体の体感型アトラクション「PEPSI STRONG BALL」が設置され、来場者がリアルな“鬼ごっこ”を楽しむことが可能。この日は小栗さんが、ひと足先にゲームを体感し、球体内で走ったり、ジャンプしたりと大はしゃぎ。さらに「お~」「うわ~」と声をあげ、すっかりエンジョイしている様子だった。“最強の刺激”に小栗さんは「面白かったですね。汗、かいちゃった」とペプシストロング ゼロでのどを潤した。気になるお味は「夏にぴったりな、新しい刺激ですね」とご満悦の小栗さん。ハリウッドばりの迫力が話題のペプシTVCM「桃太郎」シリーズについては、「海外に連れて行ってもらったり、いつも刺激を受けている」と言い、今後のさらなる展開に期待感を示した。また、「作品ごとに出会う人や環境が変わるので、いろんな刺激をもらっていますね」と俳優業ならではの“刺激”を語っていた。「PEPSI STRONG BAR」は6月11日(木)から6月23日(火)まで期間限定オープン。(text:cinemacafe.net)
2015年06月10日俳優の小栗旬がニコンの新製品「D5500」のCMキャラクターに起用され、1月14日(水)に都内での会見に出席。昨年、生まれた愛娘の“手”を自ら撮影した写真をお披露目し、「今後もなるべく子どもの写真を撮ってあげたい」と良きパパの顔を見せていた。また、愛娘の“お食い初め”のために、妻でモデル・女優の山田優が作ったと言う料理の写真も披露。「いつかカメラのCMに出たかったので、嬉しいし光栄」と話す小栗さんは、「昔はカッコつけて、風景を撮っていたが、いまは人物が多い。周りにフォトジェニックが多いので…」と話していた。小栗さんが出演するのは、デジタル一眼レフカメラ「ニコン D5500」テレビCM『これがウチの一眼レフ』編。小栗さんがCMでは初の父親役に挑戦し、自由気ままに動き回る子どもたちの生き生きした瞬間を“パパ目線”で撮影するという内容で、 2月5日(木)から全国でオンエアされる。共演した男の子について「とにかく自由!気分で仕事する姿が、うらやましかった」のだとか。「自分も父親になったので、しっかり叱れる父親になれたら」と目指す父親像にも言及していた。「D5500」はWi-Fi機能や直感的な操作が可能なタッチパネルを採用したバリアングル液晶モニターを搭載。バリアングル液晶モニター搭載のデジタル一眼レフカメラとしては、世界最小・最軽量(2015年1月6日現在)を実現した。有効画素数は2416万画素。画像処理エンジン「EXPEED 4」とニコンDXフォーマットCMOSセンサーを搭載している。2月5日から発売予定(オープンプライス)。(text:cinemacafe.net)
2015年01月14日生田斗真と小栗旬が8年ぶりに共演するドラマ「ウロボロス この愛こそ、正義。」の特別試写会が1月11日(日)に開催。第1話上映後の舞台挨拶で、生田さんと小栗さんは久々の共演や互いの出演シーンの見どころについて語った。2人が演じるのは同じ児童養護施設で育ったイクオ(生田さん)と竜哉(小栗さん)。子どもの頃に恩人である施設の結子先生(広末涼子)が殺されるのを目撃したが、金時計をした警察関係者に事件自体をもみ消されてしまう。大人になってイクオは刑事、竜哉はヤクザとなり、協力してかつての事件の真相を追う。公私で仲の良い2人だが、共演は「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」(フジテレビ)以来、実に8年ぶり。生田さんは5年ほど前に原作漫画と出会い、小栗さんとの共演によるドラマ化を熱望してきたという。生田さんは、8年前を「2人とも20代前半で『これから行ってやる!』という勢いだけで乗り切っていましたね」と述懐。小栗さんについて「この8年でいろんな修羅場をくぐり抜けて、つらい思いや楽しい思いもして、背負っている男の背中になっている。小栗くんといると、現場が引き締まるし、小栗旬とやれてよかったなと思います」としみじみと語る。一方、小栗さんも「8年前は斗真は22歳で若くて勢いでやってましたが、どんどんいろんなところで主役をやって、逞しくちゃんと真ん中にいてくれるので、無責任に暴れられます」と生田さんの変化、頼もしさを口にした。互いの出演シーンにも言及。生田さんが見どころとして「小栗旬のベロ!エロいなぁと思った」と言うと、小栗さんは「エロ全開でこの先も頑張りたい!」とニッコリ。さらに小栗さんは「第2話では生田くんのカッコいい肉体が出てきます。すごく締まったいいカラダがが(笑)」と予告。生田さんは「2人で銭湯に入ってます。小栗くんの背中もヤバいです」と明かした。また、かねてから本作の主題歌に関し「Sakura」というタイトルだけが発表されていたが、同楽曲を歌うのが「嵐」であることが発表された。「嵐」がメンバーの出演しないドラマに主題歌だけを提供するのは初めてのこと。生田さんは「よく引き受けてくれました。『ウロボロス』のテーマは人を思う気持ちや友情、絆。古くからの友人である嵐が参加してくれて嬉しい。心強い後押しになりました」と喜びを口にする。小栗さんは嵐が主題歌を歌う作品に出演する機会が多いそうで「オレも嵐だったかな?と思った(笑)」ととおどけ、会場は笑いに包まれた。「ウロボロス この愛こそ、正義。」は1月16日(金)より22:00~TBSにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年01月13日生田斗真と小栗旬が8年ぶりに“バディ”としてタッグを組むことで話題のTBSドラマ「ウロボロス」(2015年1月16日スタート)。このほど、生田さんと小栗さん扮するメインキャラクターの“先生”役として、広末涼子が出演することが明らかとなった。児童養護施設・まほろばの家で育った、孤児の龍崎イクオと段野竜哉。2人が目撃したある事件を目撃するーーそれから15年後、イクオ(生田斗真)は新宿第二署刑事課の刑事となっていた。ドジで明るいお人好し、冴えない男だが、検挙率は署内No,1のイクオと“バディ”を組むこととなったのは、東大出のエリートキャリア・日比野美月警部補(上野樹里)。一方、竜哉(小栗旬)は抜群のルックスと頭脳を生かし、暴力団幹部にまでのし上がっていた。2人は誰にも知られてはならない“相棒”となり、最強の権力組織である警察の闇を暴こうとするのだが…。そんな本作で広末さんが演じるのは原作コミックでも人気のキャラクターで、イクオと竜哉の育ての親とも言える児童養護施設「まほろばの家」の先生・柏葉結子。2人の母親的な存在であると同時に、2人が“目撃してしまった”事件で殺されてしまう人物だ。その事件は「金時計を身につけた警察関係者」に握りつぶされてしまい、イクオと竜哉は警察内部の闇を暴こうとそれぞれの道を歩き出していくことからも、広末さんが演じる結子先生は物語の鍵を握る重要人物と言える。今回の抜擢に、広末さんは「主人公2人の心に残る…母性を感じさせる明るく優しい人であり、記憶に残る…強く眩しい存在であることができるよう、全身全霊頑張ります」と、その意気込みをコメントで寄せている。実生活でも母の顔を持つ広末さんが、どんな女性像を見せてくれるのか。ドラマ「ウロボロス」は2015年1月16日(金)スタート/毎週金曜22時~TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年12月24日