俳優の松山ケンイチと女優の川栄李奈が出演する、ローソン・まちかど厨房の新CM「ラブ米店炊きごはん」編が、24日より放送される。新CMには、同社CMキャラクターを務める松山と川栄が登場。店長・松山が、イートインスペースでお弁当をおいしそうに食べる川栄をのぞき見していると、川栄から「(お弁当が)好き」と言われ、「僕!?」と告白されたと勘違いしてしまう。CM楽曲には、広瀬香美の90年代ヒット曲「ロマンスの神様」が採用された。また、TVCM放送に先立ち、18日からWEB動画「まちかどラブ⽶ストーリー」編を公開。店長・松山と川栄の恋模様が、広瀬が歌うオリジナルソング「まちかどOH米LOVE」でトレンディに表現されている。■広瀬香美「まちかどOH米LOVE」、ノリノリで歌ってしまいましたが、それにしてもバズる匂いがプンプンしますね。歌詞もメロディーもキャッチーで楽しくて、非常に耳に残りますし、ついつい口ずさみたくなっちゃいます。また、CMで描かれていた松山さんと川栄さんの恋模様もすごくおもしろくて、なんとなく「トレンディ」だなぁと懐かしくなりながら、当時の楽曲制作やレコーディングを思い出し、気持ちを込めて歌わせていただきました。
2023年01月19日1978年に結成され、『テクノポリス』と『ライディーン』といった数々の名曲を生み出してきた、音楽グループ『イエロー・マジック・オーケストラ(通称:Y.M.O.)』。2023年1月15日、『Y.M.O.』でドラムとボーカルを担当していた、ミュージシャンの高橋幸宏さんが70歳で亡くなったことが分かりました。同じく著名なアーティストである細野晴臣さんや坂本龍一さんとともに『Y.M.O.』として活動するほか、さまざまなアーティストのプロデュースも手掛けた高橋さん。亡くなるおよそ半年前の、2022年6月の誕生日には、「みんな、本当にありがとう」というメッセージとともに写真を投稿していました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 高橋 幸宏(@room66_yukihiro)がシェアした投稿 あまりにも急すぎる旅立ちに、ネットからは多くの著名人やファンから悲しむ声が上がっています。大槻ケンヂ、高橋幸弘との『思い出』を明かす高橋さんの旅立ちが報じられた2023年1月15日、アーティストの大槻ケンヂさんがTwitterを更新。大槻さんといえばロックバンド『筋肉少女帯』が代表的ですが、『大槻モヨコ』の名義で『空手バカボン』という音楽ユニットにも参加しています。ひと昔前に大槻さんは、『ライディーン』に歌詞を付けた楽曲を作成。アレンジ曲『来たるべき世界(通称:テクノ・ライディーン)』はネットで拡散されました。それから数年が経ったある日、高橋さんのイベントに招待された大槻さんは、大胆にもある行動をとったのだそうです。昔「ライディーン」に勝手に歌詞つけ歌って音源作ったらその後ネットで拡散。数年前ユキヒロさんのフェスに招かれ「これそれやれって事?」おっかなびっくり歌付きライディーンやって大受け。楽屋に戻ると「しょうがないな」という表情のユキヒロさんが微笑んでくださいました。— 大槻ケンヂ・オーケン (@OfficialOken) January 15, 2023 『ライディーン』のアレンジは無許可で行ったもの。人によっては、自身の楽曲を勝手にアレンジされることに対して、よく思わないかもしれません。きっと、当時の大槻さんにも「もしかしたら、この楽曲を披露することで怒られるかもしれない」という一抹の不安があったことでしょう。しかし、高橋さんはイベントで『テクノ・ライディーン』を披露した大槻さんに対し、「まったく、しょうがないな」というかのように笑顔で受け入れてくれたのだとか!高橋さんが亡くなった後に明かされた、大槻さんとご本人しか知らない思い出のエピソード。温かい内容に、多くの人が心打たれました。・『テクノ・ライディーン』は今でも大好き!そんなエピソードがあっただなんて…。・温かさが伝わるエピソードで、読んでいたら泣けてきた。・ええ話や…。高橋さんは本当に優しくて懐の広い人だったんだなあ。大槻さんのアレンジによって、「原曲の『ライディーン』を聴くたびに、アレンジ版の歌詞が頭の中で流れ出す」という人は少なくない様子。エピソードを知った多くの人が、高橋さんの優れた音楽センスや人柄を再認識したようです。[文・構成/grape編集部]
2023年01月15日井上真央、佐藤健、松山ケンイチが共演する、切なくて温かいファンタジーラブストーリー「100万回 言えばよかった」より、不思議な世界観を具現化したポスタービジュアルが公開された。井上さん演じる愛する人を突然失ってしまった主人公・相馬悠依、佐藤さん演じる魂だけになっても悠依をそばで見守る鳥野直木、松山さん演じる直木の唯一の媒介者として悠依に関わっていく刑事・魚住譲が写し出された今回のビジュアル。この撮影時に初顔合わせとなった3人は、軽く挨拶を交わしてからすぐに撮影が始まり、「互いを知るための時間が必要だ」と、笑いながら口を揃えて話す。だが、初対面という雰囲気を感じさせることなくカメラを見据え、出来上がった渾身の一枚が、今回のポスタービジュアルとなった。注目はなんといっても、表情や視線の力強さ。それは愛情か、悲しみか、それとも決意なのか、様々な心情が読み取れるようだ。さらに、ファンタジー作品ならではのこだわりも。3人はどこか透けている雰囲気で、淡い光を配置することで幻想的に演出。これまでの作品にはない唯一無二の関係性の3人。その切なくも温かい表情は、新たな物語の幕開けを予感させる。そんなポスター撮影の様子は、TBS公式YouTubeチャンネルやドラマ公式SNSにて公開される。なお、本作が「Paravi」と「Netflix」で国内配信、さらに「Netflix」では世界配信することも決定した。TBSのドラマがNetflixで配信されるのは、「日本沈没ー希望のひとー」「君の花になる」に続く3作品目となる。「100万回 言えばよかった」第1話あらすじ幼なじみでお互いを運命の相手だと確信していた相馬悠依(井上真央)と鳥野直木(佐藤健)。悠依にプロポーズしようと決めた矢先、直木は不可解な事件に巻き込まれてしまう。最愛の人が突然姿を消した悲しみに暮れながらも直木を懸命に探す中、悠依は刑事・魚住譲(松山ケンイチ)と出会う。後日、譲は街中で直木の姿を見つけて話しかけるが、なんと直木は幽霊の姿となっていたのだった。直木は、自身の存在を唯一認識できる譲に、自分の言葉を悠依に伝えてほしいと頼むが…。「100万回 言えばよかった」は2023年1月13日より毎週金曜日22時~TBSにて放送(※初回15分拡大)。各話の初回放送直後Paraviにて配信。1月14日(土)よりNetflixにて配信開始、その後海外にて順次配信予定。(cinemacafe.net)
2022年12月24日諸説はありますが、3組に1組は離婚するともいわれている今の時代。身近な彼がバツイチだった……なんてことも少なくないかもしれません。「離婚は悪いもの」というイメージではなくなっても、やその話題の触れ方は気を付けたほうがよさそうです。今回は、バツイチの男性に「言ってはいけないこと」をご紹介します。■ 「離婚くらいどうってことない」「元気づけるつもりだったのかもしれないけれど、『離婚くらいどうってことないですよ!』と言われたときは、正直イラっとしました。こっちは親権も取られているし、人生を左右する大きな問題なんですよ、経験者じゃないとわからないかもしれないですけど」(35歳男性/メーカー)離婚に至る理由や起こったことは人それぞれで、人によっては離婚で失うものがあった人も。事情を知らない人からの安易なフォローは、相手をいらだたせる可能性があります。そんなつもりがなくても、無理に前向きな発言をしたり、からかったりするのは避けたほうがいいでしょう。■ 「意外ですね!」「新入社員の子に『○○さんって結婚しているんですか?』と聞かれたので、素直に『独身だけどバツイチなんだ』と答えたんです。そしたら間が空いたあと、『へぇ。なんか意外ですね!』と返されました。意外ってなに?」(32歳男性/金融)反応に困ったがゆえの「意外!」かもしれませんが、結果として「誠実じゃないって言いたいのかな?」「軽蔑した?」と不安にさせることも。その言葉の意味を考えてしまってモヤモヤする人もいます。相手のバツイチがわかったときは、「そうだったんですね」の一言に留めるくらいがよさそうですね。■ 「○○さんが悪い」「『なんで奥さんと別れたんですか?』と聞かれたので、『俺も仕事が忙しくて、お互いすれ違っちゃったんだよね』と軽い感じで伝えました。そしたら『それは○○さんが女心わかってないですよ~!』と説教が始まって。もう十分反省しているから、それ以上傷をえぐらないで欲しかったです」(36歳男性/不動産)男性が離婚の話をするときは、前妻の愚痴っぽくならないよう配慮して発言している場合もあります。それなのに軽々しく「それは○○さんが悪い」なんて言ってしまうと、彼を傷付けてしまうかも。興味本位で離婚理由を聞いたり、それに対してなにかを言ったりするのは避けましょう。「大変だったんですね」と言って、サクッと終わらせるくらいがいいかもしれません。■ 発言には気を付けて!どれだけ深い仲だとしても、触れられたくないことの一つや二つはあるのではないでしょうか。とくに結婚や離婚など、デリケートな問題はていねいに扱いましょう。余計な一言を言わないよう、注意してみてくださいね。(和/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2022年12月09日俳優の松山ケンイチと小雪が手掛ける、獣皮の利活用を目的としたライフスタイルブランド「momiji」(モミジ)が、和光本店で初のポップアップコレクションを開催中。一般客に向けた「momiji」コレクションは、和光が初めてとなる。松山さんは、畑の作物に被害を与える猪・鹿・熊などの害獣駆除に従事する中、獣肉は食肉として活用されていても、副産物ともいえる獣皮はほとんど活用されていない現状を目の当たりに。廃棄する際には費用がかかり、焼却すると環境にも影響を与えているのだ。そんな獣皮を、地球環境にやさしい鞣しで皮革にし、アップサイクルブランドとして商品化。コレクションでは、レザージャケットのセミオーダーを承るほか、活動に賛同するブランドとのコラボ帽子、システム手帳カバー、スリッパ、オーダーのブーツ、グリーティングカードなど、日々手にする身近なアイテムまで幅広く取り揃える。捨てられていくモノをアップサイクルし、製品化することで付加価値が生まれたアイテムの数々。手に取って見られる貴重な機会となっている。「モミジ レザーアイテムコレクション」は12月21日(水)まで和光 本店4階にて開催中。(cinemacafe.net)
2022年12月08日大河ドラマ「どうする家康」より、また新たに7名の扮装ビジュアルが公開された。松本潤主演×脚本・古沢良太タッグで贈る本作は、徳川家康の生涯を新たな視点で描く、夢と希望にあふれたハラハラドキドキ、スピード感あふれる波乱万丈のエンターテインメント。本多忠真/波岡一喜先日の徳川家康(松本潤)、瀬名(有村架純)らに引き続き、今回新たに公開されたのは、松山ケンイチ演じる、家康の小さな野心を刺激する家臣団の嫌われ者・本多正信、甲本雄裕演じる家康を実務面で支える夏目広次、波岡一喜演じる“酔いどれサムライ”本多忠真。夏目広次/甲本雄裕木村昴演じるおしゃべり好きで、三河一向一揆では一揆側につき、家康に槍を向ける渡辺守綱、猫背椿演じる酒井忠次の妻・登与、千葉哲也演じる服部半蔵につかえる忍者集団の長・大鼠、松本まりか演じる大鼠の娘・女大鼠といった“徳川家臣団”の扮装ビジュアルとなっている。女大鼠/松本まりか大河ドラマ「どうする家康」は2023年1月8日(日)より放送開始(初回15分拡大)。※NHK総合テレビ日曜日20時/BSプレミアム・BS4K日曜日18時(cinemacafe.net)
2022年12月06日松山ケンイチと長澤まさみが初共演する社会派エンターテインメント映画『ロストケア』より、本予告映像と本ポスタービジュアルが公開された。連続殺人犯と検事が対峙し、なぜ彼が殺人を犯したのかに迫る本作。今回公開された映像では、松山さん演じる介護士・斯波宗典は、42人もの命を奪ったにもかかわらず、それを“救い”であり、“介護”であると主張。それに対し、長澤さん演じる検事・大友秀美は「正義などない」と強く非難する。そして、斯波の“救い”によって家族を失ったものたちの様子が映し出される。「私、救われたんです」と幸せそうな人生を送っている羽村洋子(坂井真紀)の一方、「人殺し!お父さんを返せ!」と法廷で泣き叫ぶ遺族の姿も。ラストは、何者かを抱きしめるように倒れこみ涙をする斯波と、誰かに頭を撫でられ泣く大友のシーンで締めくくられている。なお、本作のムビチケカードが12月9日(金)より全国の上映劇場にて発売(一部劇場を除く)。数量限定の前売り特典として、ポスタービジュアルを使用したオリジナルクリアファイルがプレゼントされる。『ロストケア』は2023年3月24日より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ロストケア 2023年3月24日より全国にて公開©2023「ロストケア」製作委員会
2022年12月01日俳優の松山ケンイチが主演を務める、映画『ロストケア』(2023年3月24日公開)の本予告映像が1日に公開された。同作は葉真中顕による同名小説の実写化作。未曽有の連続殺人事件を起こした心優しい介護士・斯波宗典(松山ケンイチ)と検事の大友秀美(長澤まさみ)が対峙し、自分がしたことは「殺人」ではなく「救い」だと主張する彼がなぜ殺人を犯したのかに迫るヒューマンサスペンスとなる。今回公開されたのは60秒の本予告映像。自分の行いを「救い」だと主張する介護士の斯波宗典に対し、検事の大友秀美は「あなたがやったことに正義などない」と強く非難し、事件の真相に迫る。「大切な家族の絆を、断ち切って良いわけがない」と斯波の犯した罪を強く非難する大友に、その絆こそが家族を苦しめていると反論する斯波。さらに「僕はかつての自分が誰かにしてほしかったことをしただけです」と、連続殺人の動機ともとれる言葉を語り始め、同時に斯波の“救い”によって、家族を失ったものたちの様子が映し出される。「私、救われたんです」と語り、幸せそうな人生を送っている羽村洋子(坂井真紀)、それとは正反対に、「人殺し! お父さんを返せ!」と法廷で泣き叫ぶ遺族。映像のラストでは、何者かを抱きしめるように倒れこみ一粒の涙を零す斯波と、誰かに頭を撫でられむせび泣く大友が映される。また12月9日より同作のムビチケカード(一般1,500円)が全国の上映劇場にて発売されることが決定(一部劇場を除く)。数量限定の前売り特典として、ポスタービジュアルを使用したオリジナルクリアファイルをプレゼントされる。
2022年12月01日松山ケンイチと長澤まさみが初共演する映画『ロストケア』の公開日が、2023年3月24日(金) に決定。併せて本予告映像とポスタービジュアルが公開された。本作は、連続殺人犯と検事が対峙し、なぜ殺人を犯したのかに迫る社会派エンタテインメント。主人公の介護士・斯波宗典は松山、また斯波と対峙する検事・大友秀美は長澤が演じる。このたび公開されたのは、60秒の本予告映像。42人もの老人の命を奪った斯波は、その殺人を“救い”であり、“介護”であると主張する。それに対し、大友は「あなたがやったことに正義などない」と強く非難し、その事件の真相に迫る。「大切な家族の絆を、断ち切って良いわけがない。」と斯波の犯した罪を強く非難する大友に対し、その絆こそが家族を苦しめていると反論する斯波。さらに「僕はかつての自分が誰かにしてほしかったことをしただけです。」と、連続殺人の動機ともとれる言葉を語り始めると同時に映し出されるのは、斯波の“救い”によって、家族を失ったものたちの様子。「私、救われたんです」と語り、幸せそうな人生を送っている羽村洋子(坂井真紀)、それとは正反対に「人殺し!お父さんを返せ!」と法廷で泣き叫ぶ遺族。映像のラストでは、何者かを抱きしめるように倒れこみ一粒の涙を零す斯波と、誰かに頭を撫でられ、むせび泣く大友が映される。ふたりの涙に込められた思いと、ふたりが主張するそれぞれの正義とは……。救うために殺すことは正義なのか、罪なのか、60秒という短い映像からだけでも、ひとりひとりの心の中にある“正義感”が大きく揺さぶられる内容となっている。また本作のムビチケカードが、12月9日(金) より全国の上映劇場で発売されることが決定。数量限定の前売特典として、ポスタービジュアルを使用したオリジナルクリアファイルがプレゼントされる。映画『ロストケア』ムビチケ前売特典:オリジナルクリアファイル (C)2023「ロストケア」製作委員会映画『ロストケア』本予告映像<作品情報>映画『ロストケア』2023年3月24日(金) 全国公開原作:『ロスト・ケア』葉真中顕 著/光文社文庫刊監督:前田哲脚本:龍居由佳里前田哲主題歌:森山直太朗「さもありなん」(ユニバーサル ミュージック)音楽:原摩利彦出演:松山ケンイチ長澤まさみ鈴鹿央士坂井真紀戸田菜穂峯村リエ加藤菜津やす(ずん)岩谷健司井上肇綾戸智恵梶原善藤田弓子/柄本明公式サイト:
2022年12月01日井上真央が主演を務める新ドラマ「100万回 言えばよかった」が来年1月期に放送決定。佐藤健と松山ケンイチが共演し、実力派俳優3人が連続ドラマ初共演で切なくて温かいファンタジーラブストーリーに挑む。大人になってから偶然再会し、改めてお互いを運命の相手だと確信した幼なじみの悠依と直木。しかし、プロポーズの直前、不可解な事件に巻き込まれ突然、直木は姿を消し、自分が死んだとわからないまま魂となって現世をさまよい続けていた。そこへ、唯一直木の存在を認識できる刑事の魚住譲が現れる…。愛する人を突然失ってしまった悠依、魂だけになってもそんな悠依をそばで見守る直木、そして死の真相を追う刑事でありながら、直木の唯一の媒介者として悠依に関わっていく譲が、“当たり前のことは、決して当たり前ではない”というメッセージを伝えると共に、“その当たり前がどんなに愛おしくかけがえのないものか”を改めて訴えかける、脚本家・安達奈緒子が描くオリジナルストーリー。そんな数奇な運命に翻弄されながらも、奇跡を起こそうとする3人を演じるのは、意外にも今回がそれぞれ連続ドラマ初共演となる井上さん、佐藤さん、松山さん。「花より男子2(リターンズ)」以来、TBS連続ドラマで主演を務めるのは実に16年ぶりとなる井上さん演じる主人公・相馬悠依は、有名美容室の系列店で店長を任されている。直木とは別々の道を歩み音信不通だったが、直木が営む料理店で偶然再会することに。そして、“思い残し”があるために現世をさまよう幽霊となった鳥野直木を演じるのは、「恋はつづくよどこまでも」以来3年ぶりの出演となる佐藤さん。憎まれ口をききながらも、悠依を真摯に想い続ける恋人の直木は、料理人の道を目指し、小さな店をオープンさせ、そこで悠依と偶然の再会を果たす。しかし事件に巻き込まれ、死んだときの記憶が無いまま魂となって現世をさまようことに。さらに、唯一直木と意思の疎通ができる刑事・魚住譲役は、主演映画『ロストケア』が来年に公開を控える松山さん。警視庁捜査一課への配属を夢見る譲の実家は、千年続く寺であり、霊媒体質の家系に生まれた。しかし、幼少期からその才能は一切なかったが、直木の姿が見えるという役柄だ。以下、キャストコメント。井上真央生きること、死ぬこと、愛することや人を想うこと…いろいろなテーマが詰まったドラマだと思います。佐藤さん、松山さんとの3人での共演は初めてですが、掛け合いのシーンもおもしろく大切な人を想えるような作品です。オリジナルドラマなので、どのような展開になっていくのか、私自身も楽しみながら演じたいと思います。悠依にとって、大切な存在である直木が突然目の前から姿を消してしまいますが、直木を一途に思う姿や信じようとする姿はとてもピュアです。素敵な作品にしますので、ぜひご覧ください。佐藤健大切な人に想いを伝えられないもどかしさや切なさ、それでも懸命に想いを伝えようとする登場人物たちに胸を打たれました。人から見えない、触れない、人に声を届けられないという特殊な役柄ですが、皆様とこの世界観を形にしていくことが今からとても楽しみですし、やりがいのある役を演じさせていただけることを大変光栄に思います。よろしくお願いします。松山ケンイチこのドラマは、突然姿を消してしまった人と残された人のそれぞれの想いが描かれています。僕は台本を読んだときにどっちの立場もいやだと感じたので、やはり今一緒にここにいる瞬間をもう少し大事にしなければいけないなと改めて思いました。僕は悠依と直木の2人を繋ぐという少し特殊な役ですが、楽しんで演じられたらと思います。共演者のみなさんのことを知ることはすごく楽しみなので3人で親睦を深めていき、いい現場にできればいいなと思っています。いろいろな登場人物が出てきて、いろいろな部分で感情移入ができると思います。みなさんの背中を押せるような作品にしたいと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください。金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」は2023年1月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年11月17日俳優の松山ケンイチが主演を務める映画『BLUE/ブルー』(21)が、映像配信サービス・dTVで配信開始した。『愛しのアイリーン』、『空白』などの話題作を手掛けた吉田恵輔監督が、自らが青春を捧げたボクシングを題材にオリジナル脚本で作り上げた同作。誰よりもボクシングを愛する瓜田は、どれだけ努力しても試合では負け続き。一方、ライバルで、後輩の小川(東出昌大)は、自身の初恋相手で幼馴染の千佳(木村文乃)との結婚を控え、日本チャンピオン目前に迫っていた。それでもひたむきに努力を重ね、夢へ挑戦していた瓜田だったが、あることをきっかけに抱え続けてきた思いを小川と千佳に吐き出してしまう。同作は、約30年間ボクシングジムに通い、ボクシング映画を撮るのが夢だったという吉田監督が、殺陣指導も担当。キャスト陣もボクサー体型を作り上げて挑み、リアルさを追求した生々しいボクシングシーンは必見だ。
2022年10月09日森山直太朗の新曲「さもありなん」が、松山ケンイチと長澤まさみが初共演する映画『ロストケア』の主題歌となることが発表された。「さもありなん」は同映画のために書き下ろされた楽曲で、アコースティックギターのやさしく繊細な音色が印象的なバラード。脚本を読み、映画の1シーンを見て楽曲制作に臨んだ森山は「普遍の優しさから生まれた一曲」と語っている。来年3月に劇場公開される『ロストケア』は、訪問介護センターに勤める連続殺人犯と検事が対峙し、なぜ彼が殺人を犯したのかに迫る社会派エンターテインメント作品。自身がした行為は「殺人」ではなく「救い」だと言う犯人の真意とは? 現在の日本が抱える社会と家族の問題に正面から切り込む映画となっている。『ロストケア』(C)2023「ロストケア」製作委員会併せて、『ロストケア』の特報映像が公開。映像では、松山演じる犯人の斯波が自分のしたことは「殺人」ではなく「救い」だと主張し、長澤演じる検事の大友が正義を貫き通すため反発する証人尋問シーンが映し出されている。■森山直太朗 コメント前⽥監督からお話をいただき「さもありなん」という曲ができました。介護という⼀つのテーマでも⽣きている⼈の数だけ無数の問題と途⽅もない答えがあって、何が善で悪なのかはそれぞれ倫理観、置かれている⽴場によって異なります。⼤切なのはその「異なり」を寄り添い⾒守ること。是か⾮か、ありか無しかを問い合うより無意識の視点で相⼿の想いを感じること。「さもありなん」はそんな普遍の優しさから⽣まれた⼀曲です。泡と化す宇宙の⾔葉。境のない世界になることを願いながら。■前田哲監督 コメント森山直太朗さんに、映画のイメージを掴んでもらうため編集前の一部の映像をご覧いただきました。森山さんは映画のテーマを深いところで感じとられ、私が思い描いていたものからさらに飛躍させた素晴らしいアイデアを提案してくれました。森山さんが映画と真摯に向き合ってくださった結果。映画を大きく包み込んでくれた、真の意味での映画主題歌を作ってくれました。私は初めて聴いた時の、心にゆっくりと沁みていき魂が解き放たれる感覚を一生忘れません。森山さんに出会えたことは、映画にとっては必然であり、私にとっては感謝とともに貴重な同志を得た気持ちです。ありがとうございました。■プロデューサー 有重陽一 コメント2025年、団塊の世代と言われる800万人が75歳以上となり、国民の4人に1人が後期高齢者となる日本は超高齢化社会を迎えます。そんな時代だからこそ介護、親子という題材を真正面に見据えた映画を製作したいと思いました。映画では答えの見えない問題を描きつつ、それでも生きてゆくという希望を感じてもらいたい。そんな話を監督とする中で主題歌は森山直太朗さんに是非お願いしたいと思いました。森山さんに書き下ろしていただいた楽曲「さもありなん」は我々の理想の楽曲であり、ラストに流れるこの曲が必ずや観客の心を癒してくれるだろうと思っています。『ロストケア』特報<作品情報>『ロストケア』来年3月 劇場公開予定『ロストケア』ビジュアル(C)2023「ロストケア」製作委員会原作:『ロスト・ケア』葉真中顕 著 / 光文社文庫刊監督:前田哲脚本:龍居由佳里 / 前田哲主題歌:森山直太朗「さもありなん」(ユニバーサル ミュージック)【出演】松山ケンイチ / 長澤まさみ / 鈴鹿央士 / 坂井真紀 / 戸田菜穂 / 峯村リエ / 加藤菜津 / やす(ずん)/ 岩谷健司 / 井上肇 / 綾戸智恵 / 梶原善 / 藤田弓子 / 柄本 明公式サイト:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 TikTok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:森山直太朗 YouTube:森山直太朗のにっぽん百歌:
2022年10月03日松山ケンイチと長澤まさみが、連続殺人犯役と検事役で初共演する、社会派エンターテインメント映画『ロストケア』より、本作初の映像が公開された。今回到着した特報映像では、松山さん演じる心優しい介護士・斯波宗典が、42人を殺害したにも関わらず、「僕は42人を“救いました”...」と語る。それに相対するは、長澤さん演じる検事・大友秀美。自分のしたことを“殺人”ではなく“救い”だと主張する斯波は、白髪でただならぬ過去をもつような佇まいとその信念をもった真っ直ぐな目つきで大友に言葉を浴びせる。大友は斯波の言葉に押されながらも、正義を貫き通すため反発する証人尋問シーンだ。なお、本作の主題歌は、森山直太朗の書き下ろし新曲「さもありなん」に決定。アコースティックギターのやさしく、繊細な音色が印象的なバラードとなっており、森山さんは「介護という一つのテーマでも生きている人の数だけ無数の問題と途方もない答えがあって、何が善で悪なのかはそれぞれ倫理観、置かれている立場によって異なります。大切なのはその『異なり』を寄り添い見守ること。是か非か、ありか無しかを問い合うより無意識の視点で相手の想いを感じること。『さもありなん』はそんな普遍の優しさから生まれた一曲です」とコメントしている。『ロストケア』は2023年3月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ロストケア 2023年3月、全国にて公開予定©2023「ロストケア」製作委員会
2022年10月03日『かもめ食堂』 『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子監督による最新映画『川っぺりムコリッタ』が16日より全国で公開されている。同作では「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で川べりの古いアパート“ハイツムコリッタ”に引っ越してきた孤独な男・山田(松山ケンイチ)が、図々しいほど距離感が近い隣の部屋の島田(ムロツヨシ)、夫に先立たれた大家の南(満島ひかり)、墓石の販売員の溝口(吉岡秀隆)といった様々な事情を抱えた住人たちと出会っていき、友達でも家族でもない、でも孤独ではない、新しい「つながり」を見つけていく。今回は、主役の山田を演じた松山ケンイチと、山田に近づく隣人・島田を演じたムロツヨシにインタビュー。共演経験はあるものの、意外にもがっつりタッグを組むのは初めてだという2人に、互いの演技について、また同作での変化についても話を聞いた。※編集部注:本記事はストーリー終盤の描写に触れる内容も一部含んでいます。知らない状態で映画をご覧になりたい方はご注意下さい。○■今まで自分になかったものを気付かせてくれる作品――松山さんは今回台本を読んで、作品に惚れ込んでオファーを受けたとのことですが。松山:監督の前作『彼らが本気で編むときは、』を観て衝撃を受けたんです。決して派手な内容ではないし静かな映画なんですけど、表現もすごくて。あの作品を観たことでトランスジェンダーの方たちの存在を身近に感じることができたし、今回も台本を読んだ時にこれまで自分の世界の中になかった人たちの物語だなと思ったので、実際に役柄を演じてみて自分は何を感じるんだろうとすごく興味がありました。衝撃を僕に与えてくれた監督と一緒に何かを作ってみたいということで、ぜひやらせていただきますとお返事しました。――「自分の中になかった」というのは、どういう要素だったんですか?松山:人って、基本的にはみんな苦しみを感じて生きていて、反対側にある喜びや小さな幸せは見逃しがちだったりするんじゃないかと思うんです。でも今回演じた山田は、同じハイツに住んでいる人たちにかき回されていく中で、間違いなく、小さな幸せや生きる喜びを実感していく。でもみんなが幸せだから感化されたということではなくて、それぞれ苦しみながらも生きている中で互いに感じ合っていく話だと思ったんです。自分が生きている中で見つけられていない幸せがあったんだろうなとか、ずっと違和感があったけど実は自分は傷ついていたんだな、とか、今まで自分になかったものを気付かせてくれる作品でした。そういうことって普段の会話ではなく、映画やアニメを観ている時に感じることが多いのかな。登場人物のセリフなどを聞いて「もしかしたら自分もそうだったのかも」と、もう1回ちゃんと自分のことを観察してみようと思うことがあって、作品が教えてくれているような気がしています。――今作は家族でも友達でもない共同体が描かれますが、お二人だったらそういった関係を築けそうですか?ムロ:僕は、松山くんが相手だったら本当にやるかもしれないですね。もし松山くんが知らない人だったとしても、隣に住んだら、絶対に声かけるだろうな。松山:今の俳優同士の僕らが近所に住んでたら、全然肉とか持っていくと思う。「一緒にごはん、作りませんか?」とか。ムロ:やる(笑)。「多めに作っちゃった」とか「いいもの届いた」とか。松山:絶対ある! それはムロさんだと思ってるからできるけど、この作品のような状況でまだ何も知らない相手と仲良くできるかというと、すごく難しいと思う。そこまでいくためのコミュニケーションや相手を観察する時間は絶対必要なんだけど、今の時代って、自分の理想に突き進んでる人たちが多いから、そんなエネルギーがないんじゃないかなあ。でも僕の田舎とかだと、そういう風に人が集まってくる家があるんですよ。1人のじいさんのところにみんなが集まってきて、「腹減った、なんか作って」とか言って、作らせてる(笑)。その人もエネルギーがあふれてるから「しょうがねえな」と作ってくれて。ムロ:いいね。松山:その人がいろんな人のことを知ってるから、僕に紹介してくれたりもするし、そういう信頼できる人がいるからこそのご近所付き合いができるんだけど、ゼロから関係を築くのはすごく勇気いると思う。強さも必要だろうし。――松山さんは、そういう共同体があるという実感もありながら演じてたんですね。松山:素晴らしさもわかりました。東京にもそういう関係を持ち込もうと努力してますけど、その土地でしかできないコミュニティや考え方があるから、東京は東京でまた違うのかもしれない。例えば俳優同士だったら同じ職業だから理解しやすくて、コミュニティもできるかもしれないけど、僕の田舎だと異業種だからこそのコミュニティでできることがあって、その違いはあるのかな。ムロ:私、東京に住んでますけど、思いがけなく隣人の方と近づいたことがあります。トイレットペーパーを切らした時に思いがけなくもよおしてしまって、気持ちを紛らわせるために、1回Twitterで「どうしたらいいだろうか、今から買いに行くにはもたない」といったことをつぶやいたんですよ。ちょっと落ち着いたから買いに行こうと玄関を開けたら、ノブにトイレットペーパーが1個だけ入った紙袋がかかってたんです。松山:すごいですね!ムロ:あいさつはするので、同じマンションのどなたかがTwitterを見てくれたんだろうなと思っていたら、後日お隣のご夫婦の娘さんとマンション内で目が合って「すいません、トイレットペーパー気持ち悪かったですよね! 私なんです!」「いや嬉しかったですよ、ありがとうございます!」と(笑)。その辺から隣のご夫婦とも話すようになって、娘さんももうご結婚されてるんですけど、実家に戻ってきた時にはお子さんとも写真を撮ったりするようになりました。松山:素敵なエピソードだなあ。ムロ:あまりひんぱんにやりとりしているわけじゃないんですけど、みかんなんかをおすそわけすることもあります。――途中でTwitterを介しているところに現代感ありますね。ムロ:そうなんです(笑)。もちろん、職業柄ご迷惑をかけるかもしれないから、距離を取ることもありますけどね。松山:そっとしておく優しさもあるからね。そこが難しい。○■「今までのムロツヨシはいらない」という言葉――今回お二人は「がっつりタッグが実現」と話題にもなりまして、改めてお互いに役者としてすごいなと思ったところ、いいなと思ったところはありましたか?ムロ:僕はタッグを組めて嬉しかったです。大河ドラマ(『平清盛』)で殿(清盛役:松山)と下の者(忠度役:ムロ)から始まって、今こうやって肩を並べて、松山ケンイチという男と向き合ってお芝居できる喜びは大きかったです。当時から芯を持ってる方だなと思ってましたけど、改めて頼れる方だと思ったし、僕もしっかり刺激できる何かを返さないといけないなと。特に今回の役は事前に打ち合わせとかするわけではなく、受け止めてくれるだろうという信頼もあり、刺激をもらうことが多い役者さんだなと思いました。松山:ムロさんはすごく面白いし楽しませてくれる(笑)。自分の知らないこともたくさん経験してるし話もすごく面白いので、今回また現場でお会いできて嬉しかったですし、何より演技の部分で強烈だったのが「ずけずけと入ってくるのにも関わらず、どうしてこんなにも脆そうなんだ」ということでした。触ったら壊れそう、というか。瞳の表情などから出てるんですよね。ムロさんが役のことを荻上監督と話し合って深めてる様子を見ながら、実際に出来上がったらすごいことになるなと楽しみにしていて、出来上がりを見たらやっぱりすごいことになっていました。ムロさんは「“荻上前”と“荻上後”で役者人生が違う」と言ってたけど、本当にそうなんだろうな。僕自身にも“〇〇後”と思うターニングポイントになるような作品はあるから、そういうことが普段の生活の中でも繰り返されればもっと豊かになっていくと思うし、認識の幅も広がって楽しんでいけるんだろうなと思いました。もしまた機会があるときには、違った自分を表現できて楽しめたら嬉しいです。――“荻上前”と“荻上後”はどういう変化だったんですか?ムロ:40歳を過ぎて20年以上お芝居の世界にいると、自分なりの理論は持ってしまっていたのですが、荻上監督から「自分がいかに現場にいるかという考え方を、1度全て捨ててください」と言われたんです。そんなことを言ってくれる人はこれまでいなかった。「今までのムロツヨシはいらない。サービス精神がある、主役に気を遣える、スケジュールのことを考える、スタッフの空気を考えるムロツヨシは、一切いらない。島田の役のことを考えるだけのムロツヨシでいてください」と。それで、そういうことを言ってくださる人の生み出す作品にどっぷり浸かってみるのはどうだろうと実践してみたら、これまで芝居に向き合ってたつもりだったのが、まだ足りなかったのかと自覚しました。考える時間はとても苦しいけども、新しく思いつくこともあれば反省することもあり、貴重な時間でした。そうやって向き合った相手役が松山ケンイチだったことも本当に幸せで、現場では荻上さんに言われたことなど説明したこともなかったけど、すべて汲み取ってくれたんだとわかりました。――『神は見返りを求める』の現場でも役に入り込んでいたと話題になっていましたが、今作があったからこそなんですか?ムロ:この後に撮った『マイダディ』『神は見返りを求める』は“荻上後”の変化があったので、現場での居方も少し変わりました。――皆さんが楽器を演奏しながら葬列のように進むシーンも静かな迫力を感じて印象的でした。あのシーンはどのような気持ちで臨まれていましたか?松山:一応葬式みたいな感じですけど、僕はこれ、エンタメをやっているんじゃないかなと思うんですよね。一つのエンターテインメントとして楽しんでいるシーンだと思っています。ムロ:エンディングらしいエンディングというか、みんながハイツムコリッタに住むことを受け入れたということですよね。これから何かをしようというわけでもないですけど、いろんな意味が含まれているんだろうなと思いました。松山:多分、この時の溝口さん(吉岡)は、まだすき焼き食われたこと怒ってる。ムロ:まだ怒ってるの!?(笑) まだ怒ってたかあ。松山:根に持ってる(笑)。でもそういうこともありつつ一緒にやっていける関係というのは、やっぱりすごくいいなと思うんですよ。多分、この人(ムロ演じる島田)はすき焼き食べたこと、まったく忘れてますよね。ムロ:全然忘れてます。感謝の気持ちすらもうなくなってます。――実際お二人は、「こういう風な最期を迎えたい」などご自身の死生観について考えたりしますか?ムロ:ここですぐに「舞台上で死にたい」と言えたらかっこいいですよね……。まあその時に僕にも家族がいたら家族と一緒に、と思ったりもしますね。どうです? あります?松山:ありますよ。僕はもう完全に老衰です。老衰になるために、今、健康な状態で生きていかなきゃいけない。ムロ:それ、1番いいなあ。松山:今すぐには絶対死ねないですけど、どういう死に方をしたいかっていうのは、やっぱりいつも考えています。ムロ:僕、考えたことない。40過ぎていくと、まあいつか死ぬんだろうなと思うことも少しずつ増えていくし、自分がいつそっち側に行くのかわからない時代だとも思うんです。絶対そうはならないとも言い切れないというか。でもまあ、そうですね。やっぱりどうでしょう、ここは舞台上で死にたいですね。2人:(笑)■松山ケンイチ1985年3月5日生まれ、青森県出身。2005年に『男たちの大和/YAMATO』で一躍注目を集め、続く『デスノート』『デスノート the Last name』(ともに06年)で大ブレイク。2016年には『聖の青春』で第40回日本アカデミー賞優秀主演男優賞、第59回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。近年の主な映画出演作に『怒り』(16年)、『ブレイブ‐群青戦記‐』『BLUE/ブルー』(21年)、『ノイズ』『大河への道』(22)などがある。公開待機作に主演映画『ロストケア』(23年)がある。がある。ヘアメイク:勇見勝彦(THYMON Inc.)、スタイリスト:五十嵐堂寿(シャツ:J.PRESS/オンワード樫山、靴:パラブーツ/パラブーツ 青山店、他スタイリスト私物)■ムロツヨシ1976年1月23日生まれ、神奈川県出身。ドラマ、映画など幅広く活躍。主な映画出演 作に、『50回目のファーストキス』『銀魂2 掟は破るためにこそある』(18年)、『ボス・ベイビー』(18年 ※声の出演)、『ダンスウィズミー』『最高の人生の見つけ方』(19年)、『今日から俺は!!劇場版』『新 解釈・三國志』(20年)、初主演映画『マイ・ダディ』(21年)などがある。ヘアメイク:池田真希、スタイリスト:森川雅代
2022年09月19日他人との接し方や距離感について悩まされる時代を生きるなか、家族でも友達でもない人たちによる新しいつながり方を描いた話題作『川っぺりムコリッタ』が公開を迎えます。そこで、こちらの方々にお話をうかがってきました。松山ケンイチさん & ムロツヨシさん【映画、ときどき私】 vol. 520ある理由から誰とも関わらずに生きようと決めた主人公の山田たけしを演じているのは、唯一無二の存在感で観客を魅了する松山ケンイチさん。そして、山田が引っ越したボロアパート「ハイツムコリッタ」の住人で、山田の日常に踏み込んでくる隣人の島田幸三を、どんな役でもこなしてしまうムロツヨシさんが演じています。今回は、現場での忘れられないエピソードやおふたりが1日のなかで大切にしている幸せな時間、そして本作を通じて感じた死に対する考えなどについて語っていただきました。―今回、松山さんは台本に惚れ込んで出演を決めたそうですが、どういったところに惹かれましたか?松山さん荻上直子監督の前作『彼らが本気で編むときは、』を観たときに、すごい映画だなと驚かされたので、そんな衝撃を与えてくれた監督と一緒に作ってみたいという思いがまずはありました。あとは、これまで自分の世界にはいなかったような人たちの物語から、何を感じることができるのか。そういったことに興味があって、出たいと思いました。苦しみの反対側には、喜びや幸せがあると気がついた―実際に演じてみて、感じたこともあったのでしょうか。松山さん人は苦しい状況にいるとき、その反対側には喜びや小さな幸せもあるのに、どうしても苦しみのほうが目立つので見逃しがちではないかなと。でも、山田は隣人たちにかき回されていくことで、それを実感していく。それぞれの苦しみを抱えながら生きている人たちが、そういったことに気がついていく話だと感じました。「生きていて意味あるのかな」と考えることって誰にでもあると思いますが、それとは逆に「生きよう」とする気持ちが遺伝子のなかにあるから、その矛盾に苦しくなるんですよね。そんなときに、この映画はこれからどう生き延びていくのかのヒントにもなっていると思います。僕も自分のことをもう一度ちゃんと観察しようと思えましたし、自分のなかに足りなかった部分を改めて教えてもらったような気がしています。―ムロさんは、ご自身の役どころに関してはどういったイメージで演じられましたか?ムロさん僕が演じた島田は、一見すると愉快で人懐っこくて、他人を巻き込む人物のように思われますが、傷や後悔を背負って生きている男です。本編では過去についてはあまり描かれていないものの、僕は個人的に監督から説明を受けました。ただ、作品で描かれていないことなので、あえて触れませんが、過去との向き合い方は人それぞれですよね。監督からは「寅さんみたいに」というアドバイスをいただいたので、それを織り交ぜながら演じました。楽しかったのは、2人でご飯を食べるシーン―印象に残っているシーンや現場の様子についても、教えてください。ムロさん基本的にアドリブとかはしていなかったと思いますが、楽しかったのは、2人でご飯を食べるシーン。友情なのか何なのかわからないなか、島田が隣人であることの縁を認め、運命を受け入れざるを得ない山田とのやりとりは面白かったです。松山さん静かなのに、印象に残る演技をみなさんがされていたので、撮影していたときのことはいまでもよく覚えています。そのなかでも、今回のムロさんは、いままでとはまた全然違ったムロさんですごく好きでした。あと、(柄本)佑くんも真面目にやってるんだろうけど面白いし、(満島)ひかりちゃんも華奢なのに「どこからそのパワー出てくるの?」みたいな感じでしたから。ムロさん本当に、すごい力ですよ。松山さんあと、吉岡(秀隆)さんは、「この人に近づいたら本当に危なそうだな」という雰囲気がありましたよね(笑)。ムロさんもちろん、役としてですけどね!松山さんこの作品の登場人物のように、家族でも友達でもないけれど、チームとして撮影に挑めたので、お互いに支え合っていた部分はすごくあったと思います。特に、撮影をしていた2年前は、コロナ禍が始まったばかりで死を意識するような時期でもあったので、待ち時間のときにムロさんと吉岡さんとひかりちゃんと僕の4人で、普段だったら絶対にしないような話もしました。「死にたいと思ったことありますか?」とか。これは死に関することを描いた映画でもあるこの作品で、あの瞬間でしか聞けないことだったと思います。こういう話は、家族でもなかなか共有できるものではないので、本当に貴重な時間でした。どういう死に方をしたいかは、いつも考えている―確かに、本作では死について思いを巡らせる瞬間が多いですが、おふたりはどういう“人生の最期”を迎えたいと思っていますか?ムロさん考えたことないですね。でも、ここですぐに「舞台上で死にたいです」と言えたらかっこよかったんでしょうけど……。そのときにもし僕にも家族ができていたら、家族と一緒がいいのかな。何か希望はありますか?松山さん僕は、老衰がいいです。そのためにも、いまから健康な状態で生きていかないといけないなと思っています。ムロさん確かに、それが一番いいですね。松山さんいますぐには絶対に死ねないですけど、どういう死に方をしたいかというのは、いつも考えています。ムロさん40歳を過ぎると、いつか死ぬんだろうなと思うことは少しずつ増えますし、いまは自分がいつあちら側にいくかわからない時代ですからね。でも、やっぱりここは「舞台上で死にたいです」にしておきましょうか(笑)。―また、劇中ではさまざまな形の弔い方が描かれており、そのあたりも非常に興味深く、観客も「もし自分だったら……」と考えるのではないかなと。おふたりにも理想があればお聞かせください。ムロさん骨を海にまいたり、話のなかで出てきたような花火のなかに入れたりとかいろいろありますが、僕は夫を亡くした「ハイツムコリッタ」の大家の南さんみたいに、手元にひとつだけ骨を置いて相手を想う姿が素敵だなと。僕にもそんな人がいてくれたらいいなと思いました。松山さん僕は養分になりたいので、樹木葬がいいなと考えています。ムロさん「養分になりたい」ってすごいね。松山さんというのも、僕らは自然からいろんなものを与えてもらっているのに、何も返せていませんから。せめて自分の体を土にして返していきたいというか、それしかできないんじゃないかなと思うんですよ。あと、気になっているのは、僕は死ぬ間際に自分の子どもたちに何を言うんだろうかというのは考えます。「死にたくない」とか言うのか、それともがんばってかっこいいこと言って死ぬのか。ムロさんきっと、ジタバタするんだろうな。幸せをかみしめる瞬間は、子どもたちが寝静まったあと―これを最後に言えたらいいな、と思う言葉はありますか?ムロさんいまは独り身なので、「ありがとう」と言える相手がいたらいいなと思います。「ここまで一緒にいていてくれて、ありがとうございました」と誰かには言いたいですね。松山さん僕はそれまで言えなかったことが出てきそうだなとは思っています。いまは自分でも何に蓋をしているのか気がついていない可能性もあるので、本当にそのときまで誰に何を言うかわからないですよね。「実はお前のこと大嫌いだった」とか誰かに言っちゃったりするかもしれないし(笑)。ムロさんいやいや、それを言われた人は、そのあとどうやって生きていこうかと悩みますよ!―確かに、それはトラウマになりそうです。本作のタイトルにもある「ムコリッタ」とは、仏教の時間の単位のひとつで1/30日=48分を指していますが、おふたりが1日のうちに大事にしている“ムコリッタな時間”といえば?ムロさん僕は朝と夜の1日2回お風呂に入るので、その時間です。タブレットを持って入るので、漫画を読んだり、リラックスできる音楽を聴いたりしています。朝は目を覚ますためでもありますが、夜はビールをおいしく飲むため。どこに行っても、必ず湯船にお湯をためて入るようにしています。松山さん僕は子どもたちが寝静まったあとの48分間がすごく好きです。「あー、今日もやっと終わった!」と感じられるので。そのときに、妻と1日を振り返って「今日もうるさかったな」とか話したりしますが、きっと幸せをかみしめている瞬間でもあるんだと思います。失敗はデータ化して、同じことが起きないようにする―素敵ですね。また、劇中で山田が怖いことがあるたびに、九九の7の段を逆から言って気を紛らわせているシーンも印象的でした。何か怖いことや嫌なことがあったときに、おふたりが実践していることがあれば、教えてください。ムロさん嫌なことがあったとき、もう一度その記憶をすべて思い出して、あえて真正面から向き合います。そうしないと、僕はずっと引きずってしまうので。そのときに、失敗をデータ化して、次に同じことが起きないように自分に言い聞かせて終わりにするので、確実に記憶に残すという作業をしています。松山さん僕はすぐに切り替えちゃうので、ムロさんとは逆で逃げているのかもしれないです。ただ、そうするとふとしたときに浮かんできてしまって、自分のなかで終わらせられてないんだなと感じることもあります。そのときは大したことないと思っていても実はすごく傷ついているときもありますし、逃げているつもりじゃなくても逃げていたのかなと思うときもあるので、結局はいまでもうまく対処できていないですね。まだまだいろんなことが怖いので、いつも迷っています。自分の体の声を聞く時間は、忘れずに持ってほしい―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。ムロさんいまは人と人とのつながりも多様化してきましたが、大切なのは自分なりにいい距離感を見つけること。そして人と向き合う時間を1分でも増やしてみると、新しい発見があるのではないかなと思っています。いい感じにがんばって、いい感じにさぼって、一緒になんだかんだやっていきましょう!僕もみなさんのことを応援しています。松山さん20代も30代も、働き盛りの年代なので、僕もみなさんと同じように突き進んできました。ただ、突き進みたい気持ちと自分の体の声を聞く時間はセットとして持っておかないと、体を壊したり、精神的に落ち込んだりしてしまうので、自分で自分のことを大事にしてほしいなと思っています。僕自身もそれですごく悩みましたし、みなさんが潰れてしまうと日本の損失にもなってしまいますから。なので、“自分の声を聞く”ということを忘れないでください。インタビューを終えてみて……。劇中と同じく、息の合った絶妙なやりとりを見せていた松山さんとムロさん。いつまでもお話を聞いていたくなるくらい、とても心地よい取材となりました。興味深いおふたりの人生観や死生観を踏まえると、作品もより楽しめるので、そのあたりにもぜひ注目してみてください。ユーモアたっぷりの味付けに心が温まる!人生に欠かせないのは、おいしいご飯と大切な人と過ごすムコリッタな時間。誰もが孤独に陥りやすい日々を送るなか、人と生きることの楽しさやささやかな幸せに気づかせてくれる優しい物語は、きっと心もお腹も満たしてくれるはずです。写真・北尾渉(松山ケンイチ、ムロツヨシ)取材、文・志村昌美松山ケンイチ ヘアメイク・勇見勝彦(THYMON Inc.)スタイリスト・五十嵐堂寿シャツ¥12,100(J.PRESS/オンワード樫山お客様相談室03-5476-5811)、他スタイリスト私物ムロツヨシ ヘアメイク・池田真希スタイリスト・森川雅代ストーリー山田は、北陸の小さな街にある塩辛工場で働き口を見つけ、社長から紹介された「ハイツムコリッタ」という古い安アパートで暮らし始める。風呂上がりの冷えた牛乳と炊き立ての白いごはんだけをささやかな楽しみにしていた山田は、できるだけ人と関わらず、ひっそりと生きていこうと決めていた。ところが、隣の部屋の住人・島田が風呂を貸してほしいと上がり込んできた日から、山田の静かな日々は一変。夫を亡くした大家の南、息子と二人暮らしで墓石を販売する溝口といった、訳アリの住人たちと関わりを持ってしまう。そんなある日、子どもの頃に自分を捨てた父親が孤独死したという知らせが入る……。心がほぐれる予告編はこちら!作品情報『川っぺりムコリッタ』9月16日(金)全国ロードショー配給:KADOKAWA©2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会写真・北尾渉(松山ケンイチ、ムロツヨシ)
2022年09月15日J.S. バーガーズ カフェと、マネケンがコラボレーションしたワッフルスイーツが、2022年11月中旬までJ.S. バーガーズ カフェ全店にて販売。マネケンとのコラボによる限定ワッフルスイーツJ.S. バーガーズ カフェで展開するスイーツの中で人気の“ワッフル”が、パワーアップ。コラボレーションでは、「マネケン」のワッフルを使用し、個性的に仕上げた2種類のワッフルデザートを展開する。「アメリカンモンブラン」は、“ストロベリーチーズケーキ”をイメージし、モンブランをアメリカンバーガーカフェ風にした1品。マネケンのパールシュガー入りワッフルの上に、マスカルポーネチーズのさっぱりクリーム&ストロベリーアイスをのせ、カラフルマーブルチョコレートとクッキーでデコレーションした。一方「クラシックモンブラン」は、マネケンの季節限定・栗ワッフルをメインに使用。 ゴロゴロとした栗入りの贅沢なワッフルに、渋皮栗の甘露煮、渋皮栗アイスを飾り、オリジナルのマロンクリームで包み込んだ。栗の美味しさを存分に楽しめる、リッチな1品となっている。詳細J.S. バーガーズ カフェ×マネケン販売期間:2022年9月1日(木)~11月中旬展開店舗:J.S. バーガーズ カフェ全店展開商品:・クラシックモンブランワッフル 1,408円・アメリカンモンブランワッフル 1,188円
2022年09月08日いよいよ来週に公開を迎える、松山ケンイチ主演の『川っぺりムコリッタ』より、松山さん、ムロツヨシ、吉岡秀隆らが“すき焼き“を囲む食事シーンが到着した。新たに解禁された本編映像は、墓石販売員・溝口(吉岡さん)と息子・溝口洋一(北村光授)のご馳走“すき焼き“を嗅ぎ付け、それに群がる山田(松山さん)、島田(ムロさん)、南親子(満島ひかり・松島羽那)らの食事シーン。すき焼きを前ににやける溝口家に、匂いを嗅ぎつけハイツムコリッタの住人山田、島田が押しかける。「すき焼き?すき焼きだよね」と勢いよく障子を開ける島田。矢継ぎ早に「みんな、助けあわないと生きていけないよね。僕、金持っていません!」と宣言。山田にも一緒に食べるよう促すが「いや、僕は」と遠慮気味に答える。だが、目の前の“すき焼き“を見た山田は家に戻り箸と茶碗を両手にダッシュで駆け戻り「僕、金持ってませ~ん!」と宣言。山田と島田に圧倒される溝口は大きく落胆する。家賃を半年滞納している溝口は半年ぶりに高級な墓石が売れたと語り、新たに匂いを嗅ぎつけてやってきた大家の南親子らも参戦し、アパートの住人皆で豪華な“すき焼き“をがむしゃらに食べる姿が食欲そそるシーンとなっている。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年09月08日「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で、川べりの古いアパート“ハイツムコリッタ”に引っ越してきた孤独な男を松山ケンイチが演じる荻上直子監督最新作『川っぺりムコリッタ』。9月6日(火)、松山さんと荻上監督がオールロケが行われた富山県の県知事を表敬訪問、さらに凱旋の舞台挨拶も行った。クランクアップから2年、いよいよ公開を迎える本作。新田八朗知事への表敬訪問では富山県を舞台にした理由について、荻上監督は「主人公の青年が、イカの塩辛工場で働いているという設定。『塩辛を作っているところはどこだろう』と調べたら、函館が一番で、その次の次くらいが富山県だった。富山にロケハンに来たら、大自然の山も川も海もあって、人々は優しくてあたたかい。これはもう、富山にしようと思いました」と惚れ込んだことを告白。松山さんは、富山の名産でイカの塩辛にイカ墨を入れて黒くした、“イカの黒作り”を大いに気に入ったそうで、「富山に来て、初めて、黒作りに出会って。富山の幸や文化にも触れることができました。来てみないとわからないことってたくさんあるなと思いました」とコメント。映画の大ヒットを祈願して、富山県産の新米を進呈されると、荻上監督は「富山という土地が助けてくれて、この映画の底力を上げてくださった。自分が脚本を書いて想像していた以上に、この風景が助けてくれた」と、富山の空気もささやかな幸せを見つめる本作の力になったことを明かしていた。また、その後は富山市の映画館「JMAX THEATERとやま」にて富山凱旋舞台挨拶が開催。撮影は2020年9月上旬から10月上旬にかけて行われたが、コロナ禍で公開延期となっていた本作がようやくお披露目の日を間近に迎えることに、松山さんは「台本を読んだのは5、6年前。ずっとその間、自分の中で(演じる)山田が熟成されていった。今でも熟成され続けているような感じがする」と役柄への愛情を吐露しつつ、「お客さんの手に渡った時になにを感じていただけるのか、すごく楽しみにしています」と晴れやかな表情で語った。2年前に富山で行われた撮影をふり返った松山さんは、「富山の美しい風景の中、人工的な音が限りなく少ない自然の中で撮影をすることができて、僕たち俳優の背中を押してくれた。そういった空気感を受け止めながら、みんなで作品をつくり上げた」と富山の空気を吸い込んで映画づくりに臨んだといい、「そういった意味でも、すごく印象に残っている作品です」と特別な作品になったという。「『光授いいよ!』って言ってくれたのでだんだん楽しくなりました」さらにこの日は、富山でのオーディションで選ばれた子役2人が会場に駆けつけ、松山さんと荻上監督に花束を贈呈した。登場したのは、主人公が住む“ハイツムコリッタ”の住人、溝口(吉岡秀隆)の息子・洋一役を演じた北村光授と、“ハイツムコリッタ”の大家、南(満島ひかり)の娘・カヨ子役を演じた松島羽那。2人とも撮影をとても楽しんだ様子で、北村さんは「松山さんはたくさん遊んでくれました。“しゃべったらダメゲーム”が一番おもしろかったです。撮影が終わってしまう日、すごくさみしくなりました。荻上監督はよく僕の頭を触っていました。演技が初めてでよくわからなかったけど、『光授いいよ!』って言ってくれたのでだんだん楽しくなりました」とふり返る。松島さんは「松山さんとムロさんは、飛行機を飛ばして遊んだり、どんな時でも遊んでくれてうれしかったです。監督の双子のお子さんと同じ歳と聞いて、うれしくなったし一生懸命頑張ろうと思いました」と背筋をピンと伸ばして語り、2人のかわいらしいコメントに会場も思わず笑顔に。松山さんは撮影中には、彼らの一挙手一投足が笑いや癒しと、新鮮な驚きをくれたとも話し、「すばらしい子どもたち」と称えていた。荻上監督は2人を起用したことについて、「富山で撮影することを決めた時に、富山の子でオーディションをしたいと思った。そんな中でこの丸坊主がすごく印象に残って。目力もある」とにっこり。さらに「羽那ちゃんは、存在から明るさを出していて、こんなに小さいのにオーラがあった」と説明し、「映画の空気にも作用している」と伸び伸びと演技をした2人に感謝していた。最後、「富山の雄大さに圧倒されて、撮影をしていた」と語った松山さんは、「富山在住ではない僕たちが見た富山の風景は、皆さんにとっては地元の美しさを再認識するものになるのではないかと思う。ぜひ楽しんでいただきたい」とメッセージ。荻上監督は、コロナ禍の撮影も「富山の方が温かく迎えてくださった」と改めてお礼を述べ、「この大自然と同じような心の大きさを持った、富山の方たちの優しさも、映画の空気感として込められていると思います」としみじみ語った心のこもった挨拶に、会場からは大きな拍手が上がっていた。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年09月07日映画『川っぺりムコリッタ』プレミア上映イベントが、8月30日(火)に都内劇場で行われ、主演の松山ケンイチ、共演のムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆、荻上直子監督が舞台挨拶に登壇した。松山さんはじめとしたキャスト全員が荻上監督とのエピソードを披露し、終始、笑顔&にぎやかなイベントとなった。『川っぺりムコリッタ』は、築50年のハイツムコリッタで暮らし始めた孤独な山田(松山さん)の物語。山田は、図々しいほど距離感が近い隣の部屋の島田(ムロさん)、夫に先立たれた大家の南(満島さん)、墓石の販売員の溝口(吉岡秀隆)といった様々な事情を抱えた住人たちと出会い、少しずつ心がほぐれていく。荻上監督は、松山さんのキャスティングについて「2017年に脚本を書き終えたばかりのときにイタリアの映画祭に行ったら、その日の夜に松山さんが前に座っていたんです。絶対運命だと思い、帰ってから脚本を読んでいただきオファーしようと心に決めていました。脚本を体で深いところまで理解してくださっていたと思っています」と明かした。松山さんは「イタリアで初めてお会いしたとき、監督がめちゃくちゃお酒を飲んでいたんです(笑)。作品でもビールを飲むシーンがあって“ああ、うまいなあ”とやっていたら監督が『ビール、もっとうまくないですか!?』って。もう1回のくだり、結構ありましたよね」と隣のムロさんとも意気投合。『かもめ食堂』などでも食のシーンを撮っていた荻上監督だけに、「口の中に入るものに関しては、ものすごくこだわりのある監督だなと思いました」と松山さんは振り返っていた。満島さんも荻上監督とふたりでお酒を飲みに行ったと言い、「ふたりでごはんを食べたとき“本当に変わった女だな!”と思っていたら『お前のほうが変わった女だよ!』と言われて(笑)。ふたりで”変わった女“と言い合って終わっていった感じです(笑)」と笑顔でエピソードトーク。そんな満島さんについて、荻上監督は「怖いんですよね」と一言。「タクシーの後ろで(満島さんの役が)娘と並んでいるシーンをモニターで見ていて。終わった後に満島さんが『監督、子供さんが恋しいんでしょ?』と言われて。そのシーンを見て子供を思い出して寂しくなってしまっていたので、察知して人の心を読んで怖い!って思った」と裏話を披露、満島さんも笑顔でうなずき大盛り上がりだった。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年08月30日松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆らが出演する荻上直子監督作『川っぺりムコリッタ』。友達でも家族でもない、でも孤独ではない、新しいつながりの物語を描く本作より、生=「食べる」、死=「葬る」2つの観点を切り取った特別映像が公開された。“食べる”編の映像では、孤独な男・山田(松山さん)がご飯や野菜を頬張るシーンからスタート。そして、1人で食べていた山田が、最後にはハイツムコリッタの住人と「みんなで食べる。」。住人と食を通して心通わしていく姿に和む映像だ。一方、“葬る”編の映像では「どんな人だったのかね」と問う島田(ムロさん)に、「どうせろくでもない人生ですよ」と吐露する山田。父の遺骨を市役所職員から受け取り、虚ろな表情を浮かべる。さらに、「死んだ後の魂は何処へ行くんですか?」という山田の問いに、「死に寄り添う。なんとか生きていく。」の文字が印象的に映し出されている。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年08月25日松山ケンイチが主演を務め、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆ら実力派豪華キャストが集結する『川っぺりムコリッタ』。この度、食事シーンを映し出した本編映像が解禁となった。公開された映像ではお茶碗と自家製の漬物を両手に島田(ムロさん)が、「あ~お米のいい匂い」と微笑み、山田(松山さん)の家に押し掛けるシーンから始まる。「なんですか」と山田(松山さん)が無愛想に答えるも「ご飯ってさ一人で食べるより誰かと食べた方が美味しいのよ」とずかずか上がり込み山田が炊いた炊き立ての白米を持参したお茶碗によそう。そして、島田が部屋の一画にある遺骨に気づき、「お父さん、山ちゃんの事ちゃんと見守ってあげて下さい」と手を合わせると、山田は「僕の事なんか忘れていましたよ、きっと」と言い放つ。2人の間で交わされる会話から、淡々とした日々に漂う抗いようのない悲哀や心の乾きが滲みだすシーンになっている。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年08月17日2009年9月に劇場公開された松山ケンイチ主演、小雪、伊藤英明、佐藤浩市らが出演した映画『カムイ外伝』がデジタル配信されることが決定した。手塚治虫と並び称される伝説の漫画家・白土三平の傑作忍者活劇漫画を実写化した本作は、脚本を宮藤官九郎、監督と共同脚本を崔洋一が務め、卓抜した視覚効果で魅せる忍法の数々やド迫力の戦闘で、見る者を引き込んでやまない物語世界を改めてつくりあげた。強靭な意志と剣の腕前を持つ忍者カムイは、真の自由を求め、掟に縛られた忍(しのび)の世界を抜け出した“抜け忍”。しかしそれは、裏切り者として追っ手の“追忍”と闘う運命を背負い続けることであった。ある日カムイは、時の藩主・水谷軍兵衛の愛馬をある理由から殺した半兵衛という漁師を助け、それを機に半兵衛の家族に迎え入れられる。しかし、半兵衛の妻はカムイと同じく抜け忍であり、かつてカムイがその命を狙った "くの一"スガルであった。彼女はカムイを追っ手と信じて心を許さない。一方、スガルの娘・サヤカはカムイに恋心を募らせていく。そんな彼女の想いをよそに、スガルはカムイに戦いを挑む。密告により捕縛された半兵衛の救出、頭の不動率いる謎の鮫退治集団“渡り衆”の出現、そしてサヤカとの淡い恋…。さまざまな出来事の中で、次第に人と触れ合う温かさを知り、穏やかな日々に幸せを感じるカムイ。しかし、追っ手の忍群はすぐそこに迫ってきていた。主人公カムイを演じるために、1年以上におよぶアクション特訓に挑んだ松山ほか、個性豊かなキャラクターたちを極限まで肉体を駆使したアクションで演じる俳優陣が過酷な撮影をまさに“生き抜いた”といえる本作。その熱量を家庭で、手元の端末で堪能して欲しい。■配信情報『カムイ外伝』デジタル配信中URL:
2022年08月01日1959年の誕生から長きにわたって、世界中で愛されている着せ替え人形『バービー』。肌の色やファッション、メイクなど、その時代を反映しながら、バービー人形は、常に成長してきました。そんなバービー人形が、2023年に実写映画化!2022年4月には、実写版『バービー』で主演を務めるマーゴット・ロビーが写った同作のビジュアルが、さらに6月には、バービーの恋人であるケンに扮した、ライアン・ゴズリングの新ビジュアルも解禁されました。 この投稿をInstagramで見る Warner Bros. Pictures(@wbpictures)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る Warner Bros. Pictures(@wbpictures)がシェアした投稿 1990年代~2000年頃に流行したファッションを意味する『Y2K』スタイルに身を包んだ、マーゴット扮するバービーと、きれいな腹筋がまぶしい、ライアン扮するケン。どこか懐かしさを感じるファッションと、バービーとケンを見事に再現した2人の姿に、ネット上では「完璧なキャスティング」と早くも反響を呼んでいます。・ケン役はライアンじゃないだろうと思ったけど、意外とあり。・2人のもともとのよさがいかされていて、最高。・一体どんな話になるのか、予測不可能。実写版『バービー』でメガホンをとるのは、映画『レディ・バード』や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などで知られるグレタ・ガーウィグ監督。脚本は、グレタのパートナーである、ノア・バームバックが務めることが発表されています。なお、実写版『バービー』のストーリーは現時点では明かされておらず、一体どんな話になるのかはまだ不明。ただ、グレタとノアという今人気の2人がタッグを組むため、ありがちなストーリーでは終わらないという期待も十分にあります!世界中で愛されているバービー人形の実写版なだけに、今後もさらに注目度が増していきそうです。[文・構成/grape編集部]
2022年06月16日ローソン新プロジェクト『ハピろー!』発表会が13日、都内で開催され、新CMで店長役を務める松山ケンイチと、お客さん役の川栄李奈、ローソンの竹増貞信社長が出席。松山は今月19日の父の日について「子供は日々ありがとうって言ってくれるので、毎日が父の日みたいですね」と笑顔で語っていた。ハピろー!(ハッピー・ローソン・プロジェクト!)は、2025年の創立50周年に向けたローソンが目指すビジョン「新・マチの“ほっと”ステーション」を実現するためのプロジェクト。6月14日から放映される新CMで、新店長役を務める松山は「ローソンには10代のころからお客さんとして通い続けていて、牛丼が好きで毎日食べていました」とプライベートでも縁があったことを明かすと「いまこうしてローソンの制服を着ていることがとても不思議な気分です」と笑顔を見せる。松山の制服姿に川栄は「本当に爽やかでお似合い。自然に着こなしている松山さんは素敵です」と絶賛すると、自身も以前コンビニエンスストアーでアルバイトをしていた経験があることを明かし「こんな店長さんがいたらすべて頼ってしまいそう」と温かいまなざしを向けていた。そんな川栄は「からあげクンが大好き。先日発売されたタルタルソース味が美味しかった」と目を輝かせると「撮影では新商品をいち早く食べられるのが、とても楽しみ」と嬉しそうに語る。松山も「撮影のときは毎日出掛ける前にダブルエスプレッソラテを毎日飲んでいます」とローソンファンであることを明かしていた。「周囲をハッピーに」という「ハピろー!」プロジェクト。「感謝を伝えたい人」というお題でトークが展開すると、松山は「祖母」、川栄は「両親」と回答。共に家族へ感謝の気持ちを明かすと、今月19日に父の日について松山は「ありがとうございます」と伝えたいと述べる。続けて松山は「自分の子供からは特別何かをしてもらうということはないと思いますが、子供からは日々ありがとうと言ってくれるので、毎日が父の日になっているなと思います」と笑顔を見せていた。
2022年06月13日映画『大河への道』(5月20日公開)の公開初日舞台挨拶が20日に都内で行われ、中井貴一、松山ケンイチ、北川景子、岸井ゆきの、和田正人、田中美央、中西健二監督が登場した。同作は立川志の輔の新作落語『伊能忠敬物語―大河への道―』の映画化作。観光促進として伊能忠敬を主人公とした大河ドラマの開発プロジェクトを立ち上げた千葉県香取市役所のメンバーが、1821年に史上初の日本地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかったという驚くべき新事実を発見してしまう。一方200年前の江戸時代では、忠敬の志を継いで地図を完成させるために、涙なしには語れない弟子たちによる一世一代の隠密作戦が動き出していた。プロデューサーとしても同作に関わっている中井は「昨日はちょっと緊張もしました。今日こうやって皆さんのお顔をここで拝見することができて、今はホッとしております」としみじみ。松山も「今回貴一さんが企画された作品ですけれども、貴一さんの人柄がよく出ているような、優しい映画になってます」と太鼓判を押す。中井はさらに観客に「僕たちにとってこうやってお客様がこの映画館に足を運んでくださることが何よりの喜びであり、この仕事をやっててよかったなあと思える瞬間でもあります。いろんな状況がありましたけれど、本当にすべての映画館の皆さんや劇場の皆さんは、皆様がこちらにお越しいただいても絶対に安全にお帰りいただけるような工夫をし、苦労しておりますので、どうぞこの先も……いや、この映画を何回も見ろって言ってるわけじゃないんですけど、この先もいろんな映画をご覧になることを怖がらずに、映画館や劇場に足を運んでいただけたら嬉しいなあという風に思います」と語りかけた。最後にはヒットを願って鏡開きを行ったが、写真を撮っている途中で誰かが蓋を叩いてしまい、割れてしまうというハプニングも。スタッフがやってきて直す姿について、和田が「撮らないで!」と叫び、会場の笑いを誘っていた。
2022年05月20日映画『大河への道』(5月20日公開)の先行プレミア上映イベントが9日に行われ、中井貴一、松山ケンイチ、北川景子、岸井ゆきの、和田正人、溝口琢矢、平田満、橋爪功が登場した。同作は立川志の輔の新作落語『伊能忠敬物語―大河への道―』の映画化作。観光促進として伊能忠敬を主人公とした大河ドラマの開発プロジェクトを立ち上げた千葉県香取市役所のメンバーが、1821年に史上初の日本地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかったという驚くべき新事実を発見してしまう。一方200年前の江戸時代では、忠敬の志を継いで地図を完成させるために、涙なしには語れない弟子たちによる一世一代の隠密作戦が動き出していた。登壇者全員が実際に大河ドラマの出演経験者だったが、キャスティングについて聞かれると松山は「特に大河ドラマ出てたからといって関係ないですね」と苦笑。中井は同作のことを聞いた時に「中国の壮大な話かと思った」と勘違いしていたエピソードを披露したが、松山も「もっと壮大な日本人だけじゃない何か、人ってどう生きていくべきなのかみたいな、人生を教えてくれそうなタイトルに見えたんですけど、DVDを見たら『そっちね』という感じでした」と驚いた様子だった。また、伊能忠敬が55歳から日本地図のプロジェクトを始めたことにちなみ、「55歳から始めたいこと」を聞かれると、溝口が「意外と日本全国津々浦々って行かないんじゃないかなと思ってて、行ったことのないところに行っておきたいなと思いますね。最初は世界旅行だと思ったんですけど、55歳からだと飛行機のも結構大変だし……」と発言し、現在60歳の中井は「大変じゃねえよ! 飛行機くらい乗りますよ! ねえ、橋爪さん!」と抗議。溝口は焦りながら「55歳は行けるんですよ。世界回るとしたら20年くらい見るじゃないですか。80とかになって飛行機に十数時間も乗ってられないなと言うのを端折っちゃいました! これフォローできてます?」と尋ねる。最終的には「失礼しました!」と潔く謝っていた。
2022年05月09日松山ケンイチが主演を務め、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆らが共演する『川っぺりムコリッタ』の新公開日が9月16日(金)に決定し、新たにポスタービジュアルが解禁された。『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子監督オリジナル脚本で贈る本作は、新しい「つながり」を描く物語。昨年からの公開延期を経て、この度、新たな公開日が9月16日(金)に決定。併せて到着した新ポスタービジュアルは、「心をほぐす 幸せがある」のコピーとともに夏の青空の下でメインキャストの松山さん、ムロさん、満島さん、吉岡さんの4人が微笑み佇んでいる姿が写し出される。キャストの右側に牛柄のヤギと共に添えられた「友達でも家族でもない。でも、孤独ではない。」のコピーから、彼らのつながりが伝わる明るくて温かいポップなビジュアルになっている。人と人の繋がりが希薄になったいまの社会でモノや境遇、場所にとらわれない形で生きることの楽しさや心をほぐす幸せを実感できる物語に期待が高まる。なお、本作は『かもめ食堂』の舞台となったフィンランドの第10回ヘルシンキ シネアジア映画祭(10th Helsinki Cine Asia)への出品も決定している。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年、全国にて公開予定© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年04月28日映画『ロストケア』が2023年3月24日(金)に公開される。主演は松山ケンイチ、共演は長澤まさみ、監督は前田哲。ヒューマンサスペンス小説「ロストケア」を映画化映画『ロストケア』の原作となるのは、第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した、葉真中顕のデビュー小説『ロスト・ケア』。42人をも殺めた未曽有の連続殺人事件を担当する検事・大友秀美と殺人犯・斯波宗典が対峙し、なぜ彼が殺人を犯したのか?に迫るヒューマンサスペンスだ。事件の真相に迫るため、斯波の揺るぎない信念に向き合うなかで、大友の心は激しく揺さぶられる。「救いとは?」「正義とは?」「家族の幸せとは?」といった、現在の日本が抱える社会と家族の問題に正面から切り込む社会派エンターテイメント作品となっている。連続殺人犯役・松山ケンイチ×検事役・長澤まさみ主人公・斯波宗典…松山ケンイチ訪問介護センターに勤める献身的な介護士。周りからは心の優しい青年として慕われていた。ある日、老人と介護センター所⻑が死体として発見。捜査線上に浮かんだのは斯波宗典だった。そして、彼は自分がしたことは「殺人」ではなく「救い」だと主張する。主人公は、大河ドラマ「平清盛」の主演をはじめ、映画、ドラマと数々の話題作に出演している演技派俳優・松山ケンイチが務める。大友秀美…長澤まさみ斯波が勤務する訪問介護センターで老人の死亡率が異常に高いことを突き止め、斯波と対峙する検事。斯波の揺るぎない信念に向き合い、正しいとはなにかを、悩み、心が揺れ動く。映画『MOTHER マザー』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど、たしかな実力を持つ俳優・長澤まさみが担当する。なお、松山ケンイチと長澤まさみが共演するのは、映画『ロストケア』が初となる。椎名幸太...鈴鹿央士大友検事をサポートする検察事務官。数学的な知識を駆使して事件を解決に導く。斯波正作...柄本明連続殺人犯・斯波宗典の父。斯波宗典が連続殺人事件を起こした理由やきっかけを、父は知っていたのか?もポイントの一つ。その他のキャスト介護老人の娘...坂井真紀介護老人の娘...戸田菜穂ヘルパー...峯村リエ新人ヘルパー...加藤菜津、介護老人の娘の仕事先の友人...やす(ずん)検事正...岩谷健司ケアセンター長...井上肇取り調べを受ける女性...綾戸智恵警部補...梶原善検事の母...藤田弓子森山直太朗の新曲「さもありなん」が主題歌に『ロストケア』の主題歌は、森山直太朗が書き下ろした新曲「さもありなん」。映画の1シーンを見た森山自身が「普遍の優しさから⽣まれた⼀曲」と語る楽曲で、アコースティックギターの優しく繊細な音色が紡ぐバラードだ。監督は『そして、バトンは渡された』の前田哲『ロストケア』の監督・脚本は、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『老後の資金がありません!』『そして、バトンは渡された』など、話題作を手掛けてきた前田哲が担当。独自の視点で社会派題材を入れ込みながら、登場人物たちを魅力的に見せる特異な演出力に定評がある前田哲が、本格派ヒューマンサスペンスに挑む。また、ドラマ「砂の器」や映画『ストロベリーナイト』『四月は君の噓』を手掛けてきた龍居由佳里も前田と共に脚本を務めた。なお、映画『ロストケア』は、前田哲、松山ケンイチ、プロデューサーの有重陽一が長年温めてきた思い入れのある作品でもあり、幾度も話し合いを重ねて脚本を完成させたという。映画『ロストケア』あらすじ早朝の⺠家で⽼⼈と介護センター所⻑の死体が発⾒された。犯⼈として捜査線上に浮かんだのは死んだ所⻑が務める訪問介護センターに勤める斯波宗典。検事の⼤友秀美は斯波が務める訪問介護センターで⽼⼈の死亡率が異常に⾼いことを突き⽌める。この介護センターでいったい何が起きているのか?⼤友は真実を明らかにするべく取り調べ室で斯波と対峙する。斯波は犯⾏を認めたものの、⾃分がした⾏為は「殺⼈」ではなく「救い」だと主張する。斯波の⾔う「救い」とは⼀体何を意味するのか。なぜ、⼼優しい⻘年が未曽有の連続殺⼈犯となったのか。作品詳細映画『ロストケア』公開日:2023年3月24日(金) 全国ロードショー出演:松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、峯村リエ、加藤菜津、やす、岩谷健司、井上肇、綾戸智恵、梶原善、藤田弓子、柄本明原作:『ロスト・ケア』葉真中顕 著/光文社文庫 刊監督:前田哲脚本:龍居由佳里、前田哲制作プロダクション:ドラゴンフライエンタテインメント配給:日活 東京テアトル
2022年04月01日俳優の松山ケンイチが、映画『ロストケア』(2023年公開)の主演を務めることが29日、明らかになった。長澤まさみがヒロインを務める。同作は葉真中顕による同名小説の実写化作。未曽有の連続殺人事件を起こした心優しい介護士・斯波宗典(松山ケンイチ)と検事の大友秀美(長澤まさみ)が対峙し、自分がしたことは「殺人」ではなく「救い」だと主張する彼がなぜ殺人を犯したのかに迫るヒューマンサスペンスとなる。主人公の心優しい介護士・斯波を松山、検事・大友を長澤まさみが演じ、2人は本作で初共演を果たす。監督・脚本を務めたのは『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(18年)、『老後の資金がありません!』『そして、バトンは渡された』(21年)が、3作品続けて話題作となり、興収10億越えの大ヒットを記録した前田哲。前田監督と共に龍居由佳里が脚本を務めた。本作は前田監督と松山、そしてプロデューサーが長年温めてきた思い入れのある作品で、脚本開発時から監督と松山が幾度も話し合いを重ね、脚本が完成したという。劇中の舞台である長野県にて2022年3月より約1カ月間の撮影が敢行された。○松山ケンイチ コメントこの映画は、これから生きていくうえで大事にしなければならないものや、若い人たちに伝えるべきことが沢山詰まっている作品だと思います。他人事ではなく、自分の事として考え悩みながら演じました。自分が出せる答えを見つけ、監督、長澤さん、スタッフさんと一緒に納得がいく作品が作り上げられたのではないかと思っております。○長澤まさみ コメント私が演じた「検事」は最初から最後まで正しいとはなにかを、悩み、心が揺れ動く役でした。私自身の迷いや心の揺れと、秀美の感情が良い方向にリンクし、良い演技ができました。この映画の「伝えたいこと」を、多くの皆さんに受け取って頂きたいと思います。○前田哲監督 コメント映画は日々変化し一瞬にして天国と地獄をも生み出す「生き物」であることを思い知らされた撮影現場でした。松山ケンイチさんと長澤まさみさんの「魂のバトル」に、ご期待ください。二人の表情と言葉に、映画のテーマ全てが込められています。○有重陽一プロデューサー コメント監督から原作「ロスト・ケア」を映像化したいという提案を持ち掛けられたことがこの作品の始まりです。最初はテーマも重く、ハードルが高いと思ったのですが、監督と話し合いを重ねるなかでエンターテインメント作品に昇華できる可能性を感じ、脚本に龍居由佳里さんを起用し映画化に動きました。それから本作りに数年かけましたが、その苦労が実り撮影を敢行することができました。脚本開発から撮影現場でも監督、松山さん、長澤さんの三人で何度も意見を出しあい、非常にクリエイティブな作品作りができたと思います。そうした過程で斯波と大友という人物が確立し、人間としての斯波や大友を描けたのではないかと思っています。公開を楽しみにお待ちください。○原作:葉真中顕 コメント私自身、この作品の映画化は難しいのではないかと思っていましたが、原作に惚れ込んでくださった前田哲監督と松山ケンイチさんが努力に努力を重ね、実現の運びとなりました。原作者冥利に尽きます。高齢化が進みケアの問題がより切実になる今、映画『ロストケア』の公開が価値あるものになることを期待します。(C)2023「ロストケア」製作委員会
2022年03月29日主演・松山ケンイチ、ヒロイン・長澤まさみが初共演する映画『ロストケア』の公開が決定。連続殺人犯と検事が対峙し、なぜ彼が殺人を犯したのかに迫る、真の正義とは、本当の幸せとは、を深く考えさせられる慟哭のヒューマンサスペンスとなっている。早朝の民家で老人と介護士の死体が発見された。捜査線上に浮かんだのは、死んだ介護士と同じ訪問介護センターに勤める斯波宗典。彼は、献身的な介護士として介護家族に慕われる心優しい青年だった。検事の大友秀美は、斯波が務める訪問介護センターで老人の死亡率が異常に高いことを突き止める。この介護センターでいったい何が起きているのか?大友は真実を明らかにするべく、斯波と対峙。「私は救いました」。斯波は、自分がしたことは「殺人」ではなく「救い」だと主張する――。本作は、葉真中顕の同名デビュー小説の映像化。第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、審査員・綾辻行人に「掛け値なしの傑作である。」と言わしめた。松山ケンイチが演じるのは、主人公の心優しい介護士・斯波宗典。長澤まさみが、彼と対峙する検事・大友秀美を演じ、初共演を果たす。撮影を終え、松山さんは「これから生きていくうえで大事にしなければならないものや、若い人たちに伝えるべきことが沢山詰まっている作品」と本作について語り、自分のこととして考え悩みながら演じたとふり返り「自分が出せる答えを見つけ、監督、スタッフさん、長澤さんと一緒に納得がいく作品が作り上げられたのではないかと思っております」と自信を見せている。長澤さんも「私が演じた『検事』は最初から最後まで正しいとはなにかを、悩み、心が揺れ動く役でした。私自身の迷いや心の揺れと、秀美の感情が良い方向にリンクし、良い演技ができました」と話し、「この映画の『伝えたいこと』を、多くの皆さんに受け取って頂きたい」とコメントしている。監督・脚本は、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『老後の資金がありません!』『そして、バトンは渡された』などを手掛け、独自の視点で社会派題材を入れ込みつつ、登場人物たちを魅力的に輝かせることでエンターテインメント作品に仕上げる、特異な演出力に定評がある前田哲。監督と共に、「砂の器」『四月は君の嘘』などを担当したヒューマンドラマの名手・龍居由佳里も脚本を務めた。また本作は、監督と松山さん、プロデューサーが長年温めてきた思い入れのある作品。脚本開発時から監督と松山さんは幾度も話し合いを重ね、脚本が完成したという。『ロストケア』は2023年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2022年03月29日